全日本プロレス
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大森隆男がグランドスラム達成!最強タッグを制したのはワイルドバーニング!
12月6日 全日本プロレス「2014世界最強タッグ決定リーグ戦〜大阪!明るく、楽しく、激しく!!其の二〜」大阪ボディメーカーコロシアム 1688人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○南野タケシ(7分44秒 片エビ固め)X野村直矢
※デスバレーボム
◇第2試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[2勝4敗1分=5点]○青木篤志 佐藤光留(10分44秒 ジャックナイフ式エビ固め) [2勝5敗=4点]KENSO X長井満也
◇第3試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○ゼウス The Bodyguard(12分06秒 片エビ固め )[2勝5敗=4点]真霜拳號 Xタンク永井
※ジャックハマー
【試合後のゼウス&Bodyguard】
▼ゼウス「これで4勝3敗。相撲で言うたら勝ち越しになるけど、俺は昔から思ってるのは1位以外は全て負け。2位は俺の中で負けや。俺らボディビル、空手でチャンピオンになってきた男やから。この天職の舞台で一番にならんと気に入らん。今日は一番になるために他の奴らの負けを願うとかない。来年や。次は一番を狙う」
▼Bodyguard「初出場で勝ち越し。まだ優勝の可能性もある。他の試合をみさせてもらう」
◇第4試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[4勝1敗2分=10点]○潮崎豪 宮原健斗(17分12秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]Xジョー・ドーリング 諏訪魔
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「(脇腹を押さえながら)苦しいね。でもこのリーグ戦はもう一つだ。もう一つで頂点が獲れる。あとは今日、俺はジョーに勝ってるからな。誰もケチつけられない勝利だ。わかってるだろ。さっさと逃げやがって。このタッグリーグ優勝して世界タッグを巻いて、ジョー、次はお前だ!」
【諏訪魔の話】「俺としてはジョーが獲られたことにびっくりしてる。確実にジョー一人で仕留められると思ってたからな。計算が狂ったよ。まぁ、人間ポカすることはある。俺なんかしょっちゅうだよ(苦笑) 2連覇できなかったのは悔しい。来年、時代を作り直しにいくよ。あと京平さんが言ってたよね。トップになれない? ジャンボ鶴田になれないって? 何か京平さんから謎かけをされた感じだな。トップになれないよという言葉が凄く俺の中で引っかかるものがあるよ。それはリングに上がってみなきゃ今の俺にはわからないだろうからね。横に立つ奴はむかつく奴だけど、そういうものを度外視したものをみつけにいくよ。そういう部分でやってやろうという気持ちに切り替わった。空中分解するかもしれないし、リングに上がったらノーってなるかもしれない。自分なりに答えをみつけにいこうかなと。ただ、試合はうまくいかねぇだろうな
◇第5試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[4勝2敗1分=9点]秋山準 ○大森隆男(16分46秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]曙 X吉江豊
※スライディングアックスボンバー
◇第6試合◇
▼30分1本
○鈴木鼓太郎 中島洋平 ビリーケン・キッド(9分48秒 エビ固め)XSUSHI 入江茂弘 内田祥一
※三沢魂タイガードライバー
◇第7試合◇
▼渕正信デビュー40周年記念試合FINAL/30分1本
○渕正信 大仁田厚(12分13秒 首固め)X金丸義信 ウルティモ・ドラゴン
(試合後)
大仁田「渕さん、30年ぶりのタッグ、ありがとうございました。そして40周年おめでとうございます。これがなかったら僕は全日本に上がれなかった。アメリカでも一緒に暮らしてきました。合宿所でも一緒でした。一番偉そうだったのが渕さんです。一言言います。一つ頼みがあります。僕も来年40周年。今年9試合電流爆破をやりました。1月23日、大阪府立、電流爆破、受けてもらえませんか!?」
渕「(アバラが痛くて)今それどころじゃない。頑張ってくれ」
(と退場)
大仁田「全日本プロレスありがとうございました! 大仁田! 厚! でした!!」
【試合後の渕&大仁田】
▼渕「最後の(金丸の)ムーンサルトがアバラ入っちゃったよ。ジュニアは危険だよな。でも40年やってきて、ファイナルでいい思い出になったし、変な意味じゃなくやろうかどうかというのがあったけど、やってよかった」
▼大仁田「プロレスって歴史を語ることもある。渕さんと僕の歴史は物凄く長い。リングだけじゃなく、アメリカでロードしながら二人で買った車とか、いっぱい思い出があるんですよ。この人は信頼という言葉を絶対裏切らない人です。僕がジュニアの挑戦権を獲った時も、手を握って『頑張ってこいよ』って言ってくれた。いろんな葛藤があったと思うけど、全日本しか上がらないというのは凄いことだよ。これ以上、頼むつもりはありません。1月23日、電流爆破、考えといてください!」」
▼渕「馬場さんの誕生日だな。(大仁田は)俺より動きいいわ。彼の一言一言にどれだけ力づけられたか。要所要所で俺が元気になるような掛け声をかけてきたよ。お互いに我が道をいってプライドがある。変わらなかったところに二人の生き方があるよね。組んで今日の試合を大事にしたいし、終わってしまったけど、やっててずっとこの時間が…まだまだ長く試合できたらと思ったぐらいだよ。不思議とツーと言えばカーというぐらい、30年ぶりとか消え去ったな」
▼大仁田「凄く感じたのが渕さんはマイペースと言われるかもしれないけど、信用できる人を確立したかったんじゃないかな。昔は全日本と新日本の間で過激な引き抜き合い、過激な戦いをやってたけど、信頼できる男を平成の世にも引き継いでる男だと感じましたね」
▼渕「トップロープ上がらせただろ」
▼大仁田「ドロップキックがみたかった」
▼渕「もう飛べないよ」
▼大仁田「電流爆破、最後の花で考えといてください」
◇第8試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦優勝決定戦/無制限1本
[リーグ戦2位]○秋山準 大森隆男(27分47秒 体固め)[リーグ戦1位]潮崎豪 X宮原健斗
※リストクラッチ式エクスプロイダー
☆秋山&大森が優勝。第68代世界タッグ王者組となる
【試合後の秋山&大森】
※渕、金丸、SUSHIと乾杯後
――4月のチャンピオン・カーニバルに続き、同じ大阪で過酷な連戦となったが?
▼秋山「前回は大森に負けて準優勝という結果だったけど、今回は力合わせて最後の意地を見せられてよかったなと思いますよ」
▼大森「4月のことなのに物凄く昔のような気がする」
――返上した世界タッグも取り戻したが?
▼秋山「ベルトがあったらまた少しの余裕が持てると思って返上したけど、返上しようが俺らにまったっく余裕がないのわかったし、今日の潮崎&宮原にも意地だけで勝ったようなもの。俺らは意地を張れば負けないだけ」
――経験の差をみせつけた優勝戦だったが?
▼秋山「みせられたと思ってもらえるならうれしいけどね。スキのないようにたたみかける時はたたみかけて。緩急を使い分けてというか、使い分けるしかない。今の俺らはね。それがあるうちはこうやってベルト巻いて最強タッグ優勝できる。何よりパートナーがグランドスラム達成できて、それにホッとしてます」
▼大森「4月のチャンピオン・カーニバルが昔の遠い過去のようだ。その言葉が自分から出ないぐらい苦しい」
▼秋山「ワイルドにいかないと」
▼大森「今まで平坦な舗装されたアスファルトみたいなとこを歩いてきたわけじゃなく、ぬかるんで足を取られて、それでもはいつくばって歩いてきた。それが今までの道筋だと思ってるし、これからもまだまだ先の道は全くわからないけど、今日、秋山さんとこうやって優勝してベルトを持って、これが全日本の新しい王道になるように引っ張るつもりです。まだまだ力強く質実剛健でいきたい。こうやって優勝して世界タッグのベルトも取り返して黙ってない奴はいないのか。名乗り上げる奴はいないのか。今日の試合を見て悔しくないのか」
――2015年も二人が高い壁となりそうだが?
▼秋山「ベルト持ってるしね。今日も撮影の時、誰か言ってくるかと思ったらおとなしくみんな写真に納まってた。(挑戦者チームを)自分らで探してもいいし、名乗り上げてきてもいいし、自分らは世界タッグチャンピオンとして待ってますよ」
――激動の一年を締めたが?
▼秋山「本当に激動といえば激動。でもこうやって横に大森がいて、彼が必死になって動いてる姿を見て、俺もいかなきゃいけないと思ってやってきた。隣にいてくれてよかったと思いますよ」
▼大森「俺は足を引っ張らないようにするだけです」
今日は全日本プロレス「2014世界最強タッグ決定リーグ戦・最終戦」を観戦するために大阪ボディーメーカーコロシアムへ、昨年は第二競技場で最終戦だったが今年は大ホールで最終戦、大ホールで最強タッグ最終戦を開催したのは7年ぶりで(2007年度の優勝は武藤敬司&ジョー・ドーリング)、秋山体制になってからは初開催で秋山にとっても地元でもある。
開場となるが館内は先月の新日本プロレス同様、館内はチャンピオン・カーニバルのような中央での入場ゲートはなくフルバージョン、しかし南側の二階席は閉鎖され、ひな壇もなし、大阪は新日本プロレスが強くで全日本プロレスは馬場体制から最も苦戦している地域だけに、今回はよく入った方なのかもしれない。
最強タッグ決定リーグ公式戦はトップグループはXceed、Evolution、曙&吉江組の3チーム、1点差でワイルド・バーニング、2点差でビッグガンズがおかけ、自力での優勝戦進出が厳しいビッグガンズは凶月と対戦しチームワークの差を見せつけ、最後はタンクをダブルインパクトからゼウスがジャックハマーを決め3カウントを奪い可能性を残す。
8点同士のEvolutionvsXceedは、Evolutionは序盤から潮﨑に集中砲火を浴びせて先手を奪い、潮﨑がどうにか流れを変えようとするがEvolutionのパワーとタッチワークの前に寸断されてしまう。
劣勢のExccedha宮原がニーやバイシクルキックで盛り返す、昨年の最強タッグ最終戦では自身のプロレス作りが出来ていなかった宮原だったが、Evolution相手にヒケを取らないなど頼れる存在になりつつある。
しかし潮﨑が登場すると再びEvolutionの連係に捕まるが、潮﨑がドーリングのレポリューションボムをフランケンシュタイナー、DDTで切り返すなど懸命に粘り、ドーリングにラリアットを乱打、最後は潮﨑がラリアットからのゴーフラッシャーで3カウントを奪い、Xceedが2年連続優勝戦へ進出、Evolutionは3連覇の夢は消えてしまった。
ワイルドバーニングvs曙、吉江組は大森が吉江の左膝に足狩り式アックスボンバーを浴びせると、秋山と共に吉江の左膝に集中攻撃、しかしカットに入った曙が大森にエルボードロップを投下すると、体格を生かして大森を捉える。
交代した秋山も曙のスクラップバスターを喰らうと曙組の巨体を生かした攻撃に苦しみ、大森が吉江を攻め込んでアックスボンバーを狙うが、吉江はフライングボディーシザースで返して主導権を渡さない。
大森を捕らえた曙組はボディープレスを連発、吉江は超肉弾プレスを狙いにコーナーへ昇ると秋山が雪崩式エクスプロイダーで阻止し、ここで勝負と見たのか大森は後頭部へのアックスボンバーから正面のアックスボンバーを炸裂、吉江も裏拳で応戦するが大森はアックスボンバーからのスライディング式アックスボンバーを決め3カウント、ワイルドバーニングが優勝決定戦に進出する。
優勝決定戦のXceedvsワイルドバーニングは、Xceedが大森のボディー中心に攻めスタミナを奪いにかかるが、宮原がコーナーに控える秋山にちょっかいをかけると、秋山が怒って宮原を観客席へ連行して花道上でのDDTで突き刺し大森も潮﨑に逆襲して流れを変える、秋山は怒っている風に見えるが試合の流れはしっかりして把握している。
流れを変えたワイルドバーニングは宮原に集中砲火、秋山もコーナーに倒れこむ宮原に「ここまでか!オイ!」など激を飛ばす、新体制となってからは秋山も宮原のフォール負けを喫するようになったが、久しぶりに強い秋山が戻っていた。
交代した潮﨑が秋山の顔面にトラースキックで打ち抜いてからフィッシャーマンズバスターで盛り返すも、秋山もニーやフロントネックロックで応戦、宮原も大森にブレイブハートを狙うが、大森はアックスギロチンドライバーで返すと、ここでワイルドバーニングが勝負に出て交代した秋山がジャンピングニー、ランニングニーからフロントネックロックで捕獲し、エクスプロイダーを狙うも宮原はスネークリミットで切り返し、カットに入った大森には潮﨑が変型フェースロックで捕獲する。
勝負を宮原に託した潮﨑は秋山にSHIN-SEKAIを狙ったが、ラリアットを狙う潮﨑を大森はアックスボンバーを炸裂させると、宮原は単独で二段式ジャーマンを敢行、ブレイブハートを狙う。
しかし着地した秋山がニーリフトを浴びせると大森がアックスボンバーで続き、大森のスライディングアックスボンバーと秋山のランニングニーの合体攻撃を決めると、秋山はダブルアームDDT、後頭部へのランニングニー、エクスプロイダーからキラー秋山が降臨したのか何度も宮原の顔面をニーリフトで乱打し秋山は生膝ニーでダメ押しするとリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウント、ワイルドバーニングが世界最強タッグを制覇し世界タッグ王座も奪還、大森もグランドスラム(三冠&世界タッグ王座奪取、チャンカン&世界最強タッグ制覇)の偉業を達成、Xceedは2年連続で涙を飲んだ。
終わってみれば世界タッグ王座奪還となった秋山、あと1大会を残しているものの、今年は秋山にとっては社長就任するなど激動の年だったが、大森はグランドスラム達成という最高の年でもあった。
2014年度の全日本のことは後日更新するが、来年は全日本にとっていい年になって欲しい。
最後にセミでは渕が若手時代の同僚だった大仁田と組み、金丸&ウルティモ組と対戦、渕とのタッグだけでなでなく、ジュニアの金丸&ウルティモとどう対峙するのか、場違いな感じもしたが、大仁田の出番は場外戦だけで渕は大仁田にしっかりコキ使われるように前面に出され、また京平レフェリーをイジるなど、今回の大仁田は脇に徹していた。
渕が金丸にバックドロップ、大仁田がサンダーファイヤーパワーボムの競演を見せるが、金丸が反撃を狙ったところで大仁田が毒霧噴射してから渕が丸め込んで3カウント、試合後は大仁田が来月ボディーメーカーコロシアム第二競技場で行われる電流爆破マッチに渕に参戦要請したが、渕はヤンワリと断った・・・大仁田も渕の状態を見て無理強いは出来ない、最後も聖水パフォーマンスも少し控えめで、今回はあくまで脇に徹していたのが印象的だった。
(秋山準のFacebookより)全日本プロレス世界最強タッグリーグ戦最終戦 大阪大会にご来場、ご観戦頂きましたファンのみなさん、ありがとうございました!
なんとか優勝する事が出来ました!応援の声がよく聞こえました。助けてもらえました。ありがとうございました。最後の全日本コールも最高に嬉しかったです。本当にありがとうございました!
パートナーの大森選手のグランドスラムも達成出来て良かったです。僕の力でなんとかしたかったですから!
秋山準としての試合は今日の大阪大会が最後です。今年もご声援ありがとうございました。また来年も全日本プロレスを宜しくお願い致します。14日はMr.に頑張ってもらいます^_^
本日大阪大会にて世界最強タッグ決定リーグ戦を無事終えることができました。たくさんのご声援ありがとうございました。優勝は秋山.大森組となりましたが、皆様の予想はいかがでしたか?年内残すは12.14後楽園ホール大会のみとなりました。こちらもどうぞご期待ください! #ajpw
— alljapan (@alljapan_pw) 2014, 12月 6大阪大会での応援ありがとうございました!全日本コール最高でしたm(._.)m
— 秋山準 (@jun0917start) 2014, 12月 6そんなこんなで最強タッグ終了。青木隊長とお世話になっている方とで宴会して、今しがたホテル着。飲んで歌って政治の話しをして。変態自衛隊の夜は過ぎていくのでありました。
— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) 2014, 12月 630年たってもかわらない渕さんがいた(^-^) 全日本プロレスで俺のワイルドシングの曲が鳴り響く日が訪れるなんて♪ 渕さんとリングに並んだら瞬間♪俺の中で30年前にタイムスリップしたのだ... http://t.co/xC0vH8LBFD
— 大仁田厚 (@onitaatsushi) 2014, 12月 6PR -
いよいよ終盤!世界最強タッグ決定リーグ戦
12月5日 全日本プロレス「2014世界最強タッグ決定リーグ戦」名古屋国際会議場 467人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○渕正信(9分33秒 片エビ固め)X野村直矢
※バックドロップ
◇第2試合◇
▼30分1本
○金丸義信 青柳政司(11分10秒 片エビ固め)宮原健斗 X中島洋平
※タッチアウト
◇第3試合◇
▼30分1本
○潮崎豪 鈴木鼓太郎(11分40秒 体固め)KENSO X南野タケシ
※ゴーフラッシャー
◇第4試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝4敗1分=3点]○青木篤志 佐藤光留(14分58秒 飛びつき回転十字固め )[3勝3敗=6点]ゼウス XThe Bodyguard
【試合後の青木&佐藤】
▼佐藤「間違いないですね。獲った!」
▼青木「勝ったのは勝った。俺の曲流れてるし。でもまだまだ終わったわけじゃないし、終わったつもりもないから。やっと一つ勝ち星。勝ててよかった」
▼佐藤「俺ら何で最強タッグ出てるかといったら、人数合わせじゃないよ。ジュニア最強タッグだから。俺らがヘビーに勝てないと思ってる他のジュニアの奴ら、みてろ。意地みせたとかで終わらない。明日もある。まだまだですよ。まだゴールしてない」
▼青木「脱落がゴールじゃないからね。最強タッグは終わりじゃないし、やりたいこともやらなきゃいけないこともたくさんあるから。それが今一番大事なこと。頭に入れて明日も全力でいくだけ」
▼佐藤「そうですね。全力でいきましょう!」
◇第5試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[4勝2敗=8点]ジョー・ドーリング ○諏訪魔(14分26秒 体固め)[2勝4敗=4点]真霜拳號 Xタンク永井
※ラストライド
【諏訪魔の話】「首位か。あとは明日。勘違いした救いようのないXceedのリーダー・潮崎だろ。あいつ一本だな、狙いは。2連覇かかってるからな。最高のシチュエーションだよ。むかつく潮崎を倒して決勝にいく。偉業だ、偉業。ジョーに最高の年越しをさせたいし、何より俺自身のためだな。このまま突っ走ってやる」
【ドーリングの話】「明日は去年と同じ結果だ。俺が3度目の優勝を成し遂げてやる」
◇第6試合◇
▼60分1本
○曙 吉江豊 入江茂弘(16分59秒 体固め)秋山準 大森隆男 XSUSHI
※ヨコヅナインパクト
最侠タッグもいよいよ終盤、4日の時点ではトップの8点でトップのXceedを1点差でワイルドバーニング、2点差で曙組、Evolution、4点差でビッグガンズと凶月が追いかける展開となったが、4日の豊岡大会ではXceedがビッグガンズに敗れ、曙組が凶月を破りトップに並んだ。
そして名古屋大会を迎えたが、敗れれば自力での優勝決定戦進出がなくなる3勝2敗のビッグガンズは青木&佐藤組と対戦、ビッグガンズはパワーと連係で押しまくるが、ボディガーがラリアットを狙うと、かわした青木が回転十字固めで丸め込み3カウント、ビッグガンズは3敗目となり優勝決定戦進出から大きく交代してしまう。
こちらも3勝2敗のEvolutionは凶月と対戦し、Evolutionがチーム歴の長さを見せつけて圧倒するが、勝負を狙ったEvolutionのラストライド、レボリューションボムの同時攻撃をスルーした凶月が反撃、しかしタンクが逆に捕まり、最後は諏訪魔がラリアットからのラストライドで3カウントを奪い、Evolutionが8点目でXceed、曙&吉江組と共に首位となり、ワイルドバーニングが7点で追いかける展開となった。
最終戦ではXceedがEvolution、ワイルドバーニングが曙組と直接対決し勝ったチームが優勝決定戦に駒を進める。
果たして2014年度の最強タッグはどのチームとなるのか? -
世界最強タッグ開幕!Xceedは青木組と負けに等しいドロー、連覇を狙うEvolutionはワイルドバーニングから速攻勝利・・・そして最終戦に大仁田厚が参戦!
11月16日 全日本プロレス「2014世界最強タッグ決定リーグ戦」後楽園ホール 1409人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○金丸義信(7分35秒 逆エビ固め)X野村直矢
◇第2試合◇
▼30分1本
ドリー・ファンク・ジュニア ○渕正信(9分06秒 首固め)XSUSHI 西村修
【渕の話】「サンキュー・ベリー・マッチ、どうもありがとう。いやいや、1995年の最強タッグで組んだんだよ。もう19年前か。今年それで参戦できなかったことを本当に残念に思ってる。ドリーが言ってるんじゃなくて、俺が言ってるんだけどね。2人合わせて、134歳だよ。今日は俺の倍は働いたね。リーグ戦にまた…本当は出たくないけど。とんでもないよ、もう(苦笑) 『出たいかな?』ってクエスチョンマークを付けておいてよ」
【ドリーの話】「(2人の年齢を足すと134歳になるが?)素晴らしい人生です。(最強タッグ決定リーグ戦がまだ続いていることについては?)3回優勝してますからね。続いていることは素晴らしいことだと思います。1回目に優勝した時のことは一番よく覚えてますね。(ブッチャー&シークとの戦いは?)人々が好きだから名前が出ますけど、自分の好みではないです。ブッチャーやシークに会ったら、殴っちゃうでしょうね。またに日本に来られる機会が与えられてとても幸せです。PWFの“シャチョー"ですしね。渕、どうもありがとう」
◇第3試合◇
▼30分1本
鈴木鼓太郎 ○中島洋平(12分59秒 片エビ固め)土方隆司 X三富政行
※顔面蹴り
◇第4試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝=2点]○真霜拳號 タンク永井(14分46秒 体固め)[1敗=0点]XKENSO 長井満也
※垂直落下式ブレーンバスター
【試合後の真霜&永井】
▼真霜「苦しいね。だけどこれぞまさしく、じゃないの。これぞギリギリの勝利。他のチームはキャリア何年ある? そんなの知らねぇよ。俺らの絆の方が強いんだ。
▼永井「いくらギリギリまで追い込まれても勝てるんだ」
▼真霜「今日はタンク永井のおかげで勝利だ。何か吠えてやれ!」
▼永井「この大会が終わったら全日本は総崩れだ。紙面はタンク永井、タンク永井、タンク永井。タンク永井はイケメンって載せとけよ」
【試合後のKENSO&長井】
▼KENSO「兄さん、俺はまだDKを信じてもいいのか? 俺はまだDKを信じていいのか?」
▼長井「俺がいるじゃねえかよ!」
▼KENSO「俺はDKを信じる! 俺はDKを信じる!」
▼長井「リーグ戦を面白くするために、今日は俺たちが負けてやったんだ!」
◇第5試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ゼウス The Bodyguard(10分40秒 片エビ固め)[1敗=0点]曙 X吉江豊
※ジャックハマー【ゼウスの話】「見ての通りやな。俺ら大阪から来たゼウス&Bodyguard、ビッグガンズはこの最強タッグ決定リーグ戦で日本一強いチームやということを証明するために出ている。俺からは以上や。次の試合も、その次の試合も勝つ。ただ勝つだけやない。それが俺らのプロレスや。いつも真っ向勝負。いつも全力。よろしくな」
【Bodyguardの話】「昨日、記者会見でゼウスが『全員ぶん投げる』って言っとったやろ? 今日は俺がゼウスの代わりに曙をぶん投げたった。見たか? 俺ら調子に乗らしたら止まらんぞ。俺らが調子に乗らしたら、このまま優勝や。見とけよ」
◇第6試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1分=1点]△潮崎豪 宮原健斗(30分時間切れ引き分け)[1分=1点]△青木篤志 佐藤光留
【試合後の潮崎&宮原】
▼宮原「絶対優勝しなきゃいけない責任感、使命感がある。でも負けに等しい引き分け」
▼潮崎「この最強タッグ、あいつらが強いのか、俺らが弱いのかわからないけど、今日は仕留めきれなかった。今日は引き分けだけど、負けと一緒。情けない」
▼宮原「とにかく大阪、決勝出るのは確定。優勝してベルトも獲って全日本を高いステージに上に持ち上げる。次は絶対落とさない」
――SHIN-SEKAIは不発だったが?
▼潮崎「簡単に決まるとは思ってないから。積み重ね。必ずリーグ戦中に決める。青木と佐藤、俺が考えた通り一番の曲者だった。気を抜いてたわけじゃないけど、俺らが獲れなかったじゃない、引き分けに持っていかれた」
【試合後の青木&佐藤】
▼青木「決められなかった。勝てなかった。引き分けを狙いに行ったわけじゃないから。あいつらを倒さないと気が済まないんで。ただ、やっぱり一発一発が重いよ。さすがヘビーだね。それは舐めてたわけじゃないけど、気を付けないといけないって思う」
▼佐藤「去年の準優勝チームがよく頑張りましたよ。ジュニアの最強タッグにあれだけ食らいついたなら大したもんだ」
▼青木「うちらは優勝チームだから。ジュニアとはいえ」
▼佐藤「この1年間何をしてきたんだ? おめえらが1年間残してきたことは、ジュニアのチームに引き分けるってことだ」
▼青木「その通りだと思うよ。」
▼佐藤「進化が足りないんだよ、進化が。Evolutionがよ」
▼青木「うちらはちゃんと進化している。彼らはXceedという名前がどういう意味なのか、もう一回考え直してやるべきだな。うちらはEvolution、進化をするという意味で、みんな4人とも進化している。必ず去年よりはよくするし、実際に俺がチームに入ってからも全然違うはずだ」
――最強タッグ初戦で、改めてジュニア代表としてやっていく手応えは感じた?
▼青木「代表じゃねえよ。他のヤツら、負けたもんを背負っているわけじゃないよ。そこは一緒にしないでくれ。俺らは俺らで戦いたいし、強くなりたいし、舐められたくないからやっているだけであって。他のヤツらは、最強タッグに出られなくて、じゃあ、何を残してるか? 他のジュニアのヤツらの試合を見てみろよ。俺らは最強タッグに出てるぞ。負けたヤツが何もしないで追いつけるわけねえだろ」
▼佐藤「やっているだけだったらな、現状維持だったらな、負けなんだよ。広くは全日本プロレス、Evolutionだけじゃないよ。俺たちはプロレスを守ってんだ。文句あるやつは来いよ。全員ぶっ潰してやるからな」
▼青木「まだまだリーグ戦始まったばっかりだから。俺らはまだまだドンドンやるから」
◇第7試合◇
▼2014世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ジョー・ドーリング 諏訪魔(6分38秒 エビ固め)[1敗=0点]秋山準 X大森隆男
※レボリューションボム
【試合後のドーリング&諏訪魔】
▼諏訪魔「ああいう形で奇襲仕掛けてくる。ああいうガサツなプロレスと俺らの暴力的プロレスは違うよ。力で跳ね返す。当然の結果であり、積み上げていく。ジョーも凄かった。(秋山&大森を)跳ね返したからね」
▼ドーリング「俺たちこそがプロレス界でナンバー1タッグチームだ。誰も俺たちを止められないし、俺のレボリューションボムは誰も返せない」
▼諏訪魔「よし、2連覇! 名を残す。それだけ。強ぇな、ジョーは(笑)」
2014年度の世界最強タッグが開幕、休憩前には恒例となっている参加8チームが揃っての入場式が行われたが、ドリーPWF会長が開会宣言のあとで、秋山組とビッグガンズ、ドーリング組とXceedが乱闘をはじめ、ドーリングはSUSHIや野村に暴行を働くなど大荒れの開会式となった。
公式戦初戦はDKvsK-DOJOから参戦した真霜、タンクの凶月が激突、奇襲攻撃を仕掛けたDK軍は裏切り者である真霜を徹底的に痛めつけた後で、全日本発参戦となるタンクに集中砲火を浴びせて先手を奪う。
しかし真霜が盛り返し長井にジャーマン、KENSOもろともアンクルホールドを決め、KENSOにもレッグラリアットを浴びせる。
KENSOは地獄の首絞めで真霜を捕らえると垂直落下式ブレーンバスター、長井の魔界ドライバー、KENSOがダイビングエルボーから垂直落下式ブレーンバスターと畳みかけ、再びダイビングエルボーを狙うが、タンクが雪崩式ブレーンバスターでカットに入ると流れが凶月へと傾き、最後もタンクのスピアーの援護を受けた真霜が垂直落下式ブレーンバスターで3カウント、凶月がタンクの好フォローが光って白星発進に成功したが、DK軍はまたしてもリーダーであるKENSOがフォール負け、長井が励ましているものの、結果を出せないKENSO自身がDK軍のあり方に迷いが生じ始めているようだ。
曙組はビッグガンズと対戦、曙組は巨体を生かした攻撃でゼウスに集中砲火を浴びせ、ボディガーが挽回するがダメージの大きいゼウスが再び攻め込まれてしまう。
しかしボディガーが懸命にカットに入ると曙をブレーンバスターで投げ、ゼウスも吉江を雪崩式ブレーンバスターで投げ、最後はゼウスが吉江にジャックハマーを決めて3カウントを奪い白星発進に成功した。
セミはXceedとJr.TAG BATTLE OF GLORYの青木組が対戦、試合の先手を奪ったのはXceed、佐藤を捕らえて集中砲火を浴びせるが、青木との連係で反撃、逆に宮原を捕らえて試合の主導権を握る。
やっと交代した潮﨑が二人まとめてフライングショルダーを浴びせて試合を盛り返すが、青木にフィッシャーマンズバスターからの豪腕ラリアットを狙うと、青木はかわしてから佐藤に交代し佐藤は腕ひしぎ逆十字を仕掛けるが、潮﨑が阻止してローリング袈裟斬りを浴びせると、交代した宮原がドロップキック、串刺し串刺しジャンピングエルボー、ノーザンライトスープレックスと畳みかけ、バックドロップを決める佐藤にスネークリミットで捕獲、そしてライガーボムから潮﨑との二段式ジャーマンと豪腕ラリアットの合体技SHIN-SEKAIを狙う。
しかし潮﨑がラリアットを狙ったところで、場外の青木が足をすくって阻止すると、佐藤はジャーマンを狙った宮原を膝十字で捕獲しクロスヒールホールドで追い詰めるが、潮﨑が間一髪カットに入る。
ここから青木組は大攻勢をかけ潮﨑に集中砲火、潮﨑も逆水平や袈裟斬りで応戦し豪腕ラリアットを狙うが青木はガード、しかし右腕攻めを狙う青木に潮﨑は豪腕ラリアットを浴びせるとゴーフラッシャーを狙うが青木は首固めで切り返すも、潮﨑は変型フェースロックで捕獲したが佐藤がカット。
青木はラリアットを放つが、潮﨑も豪腕ラリアットで応戦しゴーフラッシャーを決めると、青木は腕十字で切り返しトラップオーバーを狙ったところでタイムアップとなり引き分け、試合後はリングを降りようとする潮﨑を青木が突き飛ばしたことで、潮﨑が怒り乱闘寸前となったが、今年こそ優勝を狙うXceedは思わぬ失点となった。
メインは連覇を狙うEvolutionが世界タッグ王座を返上して最強タッグに臨んだ秋山、大森のワイルドバーニングと対戦。先に入場したワイルドバーニングが後入場のEvolutionに奇襲をかけ、速攻勝負を狙って諏訪魔に集中砲火を浴びせるが、ランニングニー&スライディングアックスボンバーの合体攻撃はドーリングにカットされてしまう。
速攻勝負にこだわる大森がドーリングのレボリューションボム狙いをアックスギロチンドライバーで返すとアックスボンバーを狙うが、かわしたドーリングがクロスボディー、諏訪魔との合体ダブルフォールアウェイスラムで投げ捨て、最後はドーリングが大森にレポリューションボム、諏訪魔が秋山にラストライドと同時に炸裂して、試合権利のあるドーリングが大森から3カウントを奪い、理想的な勝利でEvolutionが二連覇に向けて好発進に成功、ワイルドバーニングが速攻勝負が裏目に出た形となった。
最後に12月6日の大阪大会には『渕正信デビュー40周年記念試合FINAL」ということで渕とは同期だった大仁田厚の参戦が決定した、大仁田の参戦は2001年1月28日の東京ドーム大会以来で、昨年8月は前オーナーだった白石伸生氏に物申すために会場へ押しかけようとしたが、和田京平レフェリーによって追い払われた。
参戦の名目は同期だった渕の40周年を祝いたいということだが、大仁田はそれだけで全日本参戦を終わらせるだろうか・・・ -
潮﨑、三度目の正直ならず・・・ドーリングが三冠王者のままで年越しへ、青木と佐藤が絆を確かめ合いジュニア活性化へ
10月29日 全日本プロレス「全日本プロレス旗揚げ記念シリーズ」山形市総合スポーツセンター 1535人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇試合前◇
吉村和文会長「馬場さんが亡くなって15年が経ちました。日本のプロレスの王道は馬場さんが作られたと確信しています。それを秋山社長が引き継いでみんなが同じ船に乗っています。山形の皆様にはこれからも全日本プロレスを応援していただきたいですし、全国の皆さんに本物のプロレスが全日本プロレスに宿っていると理解して頂きたいです」◇第1試合◇
▼20分1本
○SUSHI (6分27秒 逆エビ固め)X野村直矢
◇第2試合◇
▼30分1本
○石井慧介 高尾蒼馬(10分50秒 片エビ固め)鈴木鼓太郎 X中島洋平
※ニールキック
【鼓太郎の話】「(青木が世界ジュニア戦線からの追放を宣言していたが?)挑戦させないんだったら、挑戦を受けざるを得ないようにもっていくだけですね。チャンピオンだからいいんじゃないですか。そう言う権利はある。でも俺が受けざるを得ない状況に持っていけば、お前とはやらないとは言えないでしょう。前回負けた時から再挑戦は言ってきたわけで、途中、土方選手のGAORAの挑戦はもちろんチャンピオンとして、あんなまっすぐな気持ちを言われたら逃げたくないし、受け止めたい。かといって世界ジュニアの戦いを抜けるわけじゃない。男としてあの気持ちはすかすわけにはいかないし、それ以上の気持ちで受け止めたいしね。やるのはおそらく次のシリーズ。最強タッグ出るつもりでいたけど、全敗という結果になってしまった。かといって普通に組まれたカードをこなすのはテーマがない。動かせるものがないか考えた時、俺が持ってるGAORA。健斗は最強タッグ出るからアジアは動かせないし、青木も出るから世界ジュニアを動かせない。(土方との戦いで内容を残して認めさせる?)あいつを納得させるにはGAORAの試合の内容ではなくて、もっと何か大きなものだと思う。直接獲るのもそうだし、もっと違う大きな何かをみせれば。挑戦受けないとは言っていられないと思うんですよね。ジュニアタッグリーグ中に直接獲って再挑戦認めさせようと思ったけど、さすがチャンピオン。なかなか俺の思ったように獲らせてくれない。俺と洋平が何も結果を残せなかったから。今回のEvolution同士の世界ジュニアは物凄く悔しい気持ちでいっぱいですよ。(最強タッグ中に青木と当たる可能性もあるが?)まだ発表されてないけど、当たるとなれば確実に狙っていきたい。青木は佐藤選手と取り合ってもいいと言ってたけど、お客さんが見たいのは間違いなく青木vs佐藤じゃない。あいつの中でも分かってるんじゃないか。でも俺はGAORAやるって言ってるから気に食わないんでしょ。だったら受けざるを得ない状況にもっていくし、GAORA持ってたって世界ジュニアはできるわけだから。(青木がXceed中心で引っ張るという意味の説明を求めていたが?)引っ張るというのは全日本にあるベルトをXceed中心で回していく。全部のタイトルマッチにXceedが絡んでいく。今はそうしていかないといけない。だからEvolution同士の選手権は、お前らが全敗だったからいけないんじゃないかといわれたらそれまでだけど、俺が食い止めなきゃいけなかった結果ですよね。受けないって言葉をひっくり返すものを突きつけますよ」
◇第3試合◇
▼30分1本
○金丸義信 ウルティモ・ドラゴン(16分50秒 首固め)渕正信 X西村修
◇第4試合◇
▼30分1本
○真霜拳號 タンク永井(11分42秒 体固め)ゼウス XThe Bodyguard
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第37代王者]○青木篤志(19分21秒 アサルトポイント)[挑戦者]X佐藤光留
☆青木が4度目の防衛に成功
【試合後の青木、佐藤】
▼青木「トペいこうと思った時、何か食らって、そこから覚えてるのは半分ぐらい。気づいたら絞められたり、絞られたりしたのはわかるけど…。ここにベルトがあるから勝ったということだとわかるけど」
――佐藤と戦って印象は?
▼青木「似てるよ。やったらやり返されるし、やられたらやり返す。いらないとこだけ似てるよ。今ここ、このタイミングで二人でタイトルマッチできるというのは全日本ジュニアの状況を表してると思うけどね」
(佐藤がやってきて)
▼佐藤「忘れないでくださいよ。握手する前もした後も気持ちは変わらないから」
▼青木「わかってるよ。俺らは仲良しこよしじゃない。さらに高めていくから」
▼佐藤「お互い考え方一緒ですね」
(二人が握手)
▼青木「この状況を他のジュニアは真剣に考えた方がいいよ。特にまだ挑戦したことない奴らは。俺じゃなく、一番はお客さんに認めさせろ。俺だってこのベルトに最初挑戦した時、『お前はまだ早い』って言われたんだ。それが悔しくて必死にやってきたんだ。言われないと言うことはそのときの俺以下。何か言って来い。言ってこないとこの二人でまたタイトルマッチやるぞ。それでいいのか!?」
――最強タッグへの意気込みは?▼青木「ない。俺は俺の戦いをするだけ。エントリーされたから1試合1試合、勝つためにやる。Evolutionの強さみせるためにね。他の出場チームは前のシリーズ、何やってた? タイトルマッチやっただけだろ!? 俺たちはタッグリーグやって、ここでタイトルマッチやったんだ。どっちが倒されるか、どっちが意識飛ぶかって戦いやったんだ。試合やってる意気込みが違うよ。一緒にすんな!」
――4度目の世界ジュニア挑戦だったが?▼佐藤「敗者は多くを語っちゃいけない。この試合の敗者だけど、お前ら何度、佐藤光留に挑戦されてるんだって話。全日本は好きだけど、俺、会社違うよ。パンクラスMISSIONだぜ。俺に好き勝手やられて何も思わない奴は(全日本の看板を)名札程度にしか思ってないってことだ。気持ちだよ! 魂だよ! 王者の魂だよ! 俺たちが苦労してタッグリーグ優勝して最強タッグ出場ってなったと思ったら、タンク永井って何だよ? 生きて帰さないよ。全部が悔しい。全部が腹立つ!」
▼青木「俺ら、そういう怒りを種にしてどんどん強くなるよ」
◇第6試合◇
▼旗揚げ記念試合/60分1本
○曙 秋山準 KENSO(17分33秒 体固め)諏訪魔 大森隆男 X宮原健斗
※ヨコヅナインパクト
◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第50代王者]○ジョー・ドーリング(20分37秒 エビ固め)[挑戦者]X潮崎豪
※レボリューションボム
☆ドーリングが3度目の防衛に成功
【ドーリングの話】「今日のレボリューションボムは特別に強烈なやつをやってやった。(潮崎がやってきて『立て直してもう一回やるからな』と宣言して去ると)いつでもかかってこい。潮崎はグレートチャレンジャーだった。三冠がかかると俺もプレッシャーを感じるが、常に自分のベストを尽くしている。パワー、スピード、凶暴さ、その全てで俺にかなう奴はいない。誰も俺を止められないということだ」
【潮崎の話】「何度でもやるぞ。必ずまたこの高い三冠ベルト、この位置にいけるように立て直す。みとけ、あいつからベルトを獲るのは俺しかいない。このあと誰にも挑戦させない。実力でベルトを獲ってやる」
旗揚げ記念シリーズ最終戦の山形大会では馬場元子相談役だけでなく、吉村和文会長も来場、これからも全日本プロレスをバックアップすることを約束した。
メインは三冠王者のドーリングに王道トーナメントを制した潮﨑が挑戦、序盤からドーリングはパワーで圧倒し、潮﨑が逆水平で応戦するがドーリングも打ち返して、ジャーマンで投げ飛ばす。
先手を奪われた潮﨑は逆水平で反撃しフィッシャーマンズバスター、フライングショルダーはドーリングに叩き落されるも、後頭部へのローリング逆水平から、トラースキック、フライングショルダー、DDTと猛ラッシュをかけるが、ドーリングはショルダータックルで返しラリアットを連発し潮﨑を場外へと追いやる。
ドーリングの場外でのラリアットをかわした潮﨑はエプロンからダイブするも、キャッチしたドーリングは場外でのデスバレーボムを敢行、リングに戻ってもデスバレーボムからレボリューションボムを狙うが、潮﨑はフランケンシュタイナーで切り返す。
潮﨑は豪腕ラリアットを炸裂させるとトラースキックからゴーフラッシャーを決め、リミットブレイクを狙うが阻止したドーリングがスパインバスターを決め、潮﨑のエルボーや逆水平もエルボーやラリアットで返したドーリングはフライングボディーアタックで浴びせ倒し、最後はレボリューションボムを決め3カウントを奪いドーリングが防衛した。
潮﨑の三冠挑戦も三度目だが三度目の正直もならず、潮﨑が三冠王者になるのに何が足りないのか・・・
第5試合のEvolutuion同士の世界ジュニア選手権はグラウンドや打撃の攻防も互角の展開スタートも先手を奪ったのは佐藤、片足タックルから腰攻めを展開、青木も佐藤を場外へ出して起死回生のトペを狙ったが佐藤はハイキックで迎撃する。
ここから佐藤がキックで猛ラッシュをかけハイキックや顎へのエルボーでダウンを奪い、脇固めやグラウンド卍で青木を追い詰める。
劣勢の青木はセカンドロープからのダイビングエルボースマッシュで反撃し、ドロップキック、ミサイルキック、串刺しジャンピングエルボー、高速ブレーンバスター、低空ドロップキックと畳み掛けるが、ロープへ飛ばそうとした際に佐藤がロープを掴んで踏ん張るとアンクルホールドで捕獲、バックドロップやPKからチキンウイングアームロックで捕獲する。
青木は串刺し攻撃を狙う佐藤をカニ挟みで迎撃してから、後頭部への串刺しニーを炸裂させると、フロッグスプラッシュを狙うが佐藤が追いかけるも、青木は頭突きで返り討ちにしてから回転エビ固めの要領でパワーボムで叩きつけ、逆エビ固めで絞り上げる。
凌いだ佐藤はハイキックからジャンピングハイキック、ジャーマンから飛びつきフロントネックロックで捕獲するが、青木はノーザンライトボムで返すとラリアットからフロッグスプラッシュ、アサルトポイントと畳みかけ3カウントを奪い王座を奪取、試合後はバックステージで二人が握手をかわし、ジュニア活性化をアピールした。
三冠戦線はドーリングが独走状態、おそらくだが次期シリーズは最強タッグのため王者のままで年越しとなる。潮﨑も敗れた以上、社長である秋山自ら出陣するしかないか・・・
世界ジュニアも青木のままで年越しが濃厚、ただ気になるのは鼓太郎の存在、25日の三条大会で青木は鼓太郎に対して「鼓太郎には。世界ジュニア再挑戦とか自分で言ってたくせに、また違うベルト(GAORA王座)でどうのってやってるから、もう世界ジュニアの挑戦はなし。俺が持ってる限りはなしにした方がいいでしょ。」とジュニア追放を宣言したのに対し、鼓太郎も「挑戦を受けざるを得ないようにもっていく」としたことから再挑戦を狙うようだ。 -
ジャイアント馬場さんの故郷で全日本一筋・渕正信が大奮戦!10月25日 全日本プロレス「旗揚げ記念シリーズ」新潟・三条市栄体育館 538人 満員
<コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○中島洋平(10分12秒 逆片エビ固め)X野村直矢
◇第2試合◇
▼30分1本
○西村修(13分41秒 回転エビ固め)X井上雅央
◇第3試合◇
▼Jr.スクランブルプレミアムタッグマッチ/30分1本
ウルティモ・ドラゴン ○佐藤光留(14分31秒 ジャーマンスープレックスホールド)金丸義信 XSUSHI
◇第4試合◇
▼30分1本
○KENSO(10分41秒 片エビ固め)Xゼウス
※葉隠れ
◇第5試合◇
▼30分1本
○諏訪魔 青木篤志(13分34秒 体固め)吉江豊 X土方隆司
※ラストライド
◇第6試合◇
▼旗揚げ記念試合/60分1本
○潮崎豪 大森隆男(17分41秒 体固め)Xジョー・ドーリング 曙
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「これでこの間やられた分と五分。次、山形三冠戦。俺もここで五分には戻したけど、このあとはわからない。それだけあいつとはギリギリの戦いになる。俺自身もどこまであいつとやれるのか楽しみでもある反面、怖さもある。会見で俺が『今のプロレス界を見渡してもあいつが群を抜いて最強外国人だ』と言った時、あいつは『オフコース』と言ったからね。それだけプライドがあるんだろうし、山形ではそれを全て受け止めて勝つ道を見出す。それしかない。あとはやるだけ」
◇第7試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第95代王者組]宮原健斗 ○鈴木鼓太郎(29分57秒 エンドレスワルツ)[挑戦者組]秋山準 X渕正信
☆宮原&鼓太郎が初防衛に成功
【試合後の宮原&鼓太郎】
▼宮原「僕の今日の課題は、どう渕さんと戦うか、どう自分の流れにもっていくかだった。結果的に渕さんにもっていかれたかな。でもそれは想定内。防衛できてよかった」
▼鼓太郎「渕さんの目をみたら、俺の知ってる渕さんの目じゃなかった。今日は威圧感が凄かった。赤鬼・渕正信を想定してきたけど、それ以上でした。それを乗りきって俺たちの自信になる。渕さんのいいとこを吸収してステップアップしたい」
▼宮原「防衛して相手のいいところを吸収するって言い方は好きじゃないけど、渕さんから学んだのは、顔でプロレスすること。それを吸収して、次の防衛戦、最強タッグに向けて収穫になった。次の挑戦者は誰でもいいので名乗り挙げてくれ。もちろん2014年、このベルトをもったまま年を越す。最強タッグは違うスイッチ入るけど、気持ちを切り替えて頑張ります」
【試合後の秋山&渕】
▼渕「粘ったけどな。全て出し尽くしたよ。あれが俺の今現在の100パーセントの力というか、秋山選手の言う引き出しを開けたけど、スタミナ切れちゃったよ。でもさわやかというか、あいつらも全力できたよな。チャンスあったらもう一回いくか?」
▼秋山「そうですね」
▼渕「でも本当にきつかった」
▼秋山「久しぶりに渕さんの怖い顔が出て、最後の最後、スタミナが切れたかなと。腰もかばうことなくガンガン投げてたんで、もう少しエネルギーが残ってたら勝ってたんじゃないかなと思いますよ。同じチームでいい試合を近くで見せてもらいました」
▼渕「秋山が発破かけてくれて、声はよく聞こえてたよ。作戦としてはあそこでタッチすべきだと思ったけど、秋山の気持ちが分かった。俺に獲らせたいというのがね。よーしってなったよ。あっちもダメージがあったけど、最後の回転はまいったな。昔の赤鬼はもう少しスタミナあったな(苦笑) 秋山が俺のいい場面を提供してくれたというか、お膳立てしてくれた。期待に応えようと思ったけど、スタミナ不足。バックドロップもいい角度で決まってたんだけどな。まぁ、還暦で今年は記念試合もあったし、今日の試合も思い出に残る試合でした。秋山準がパートナーでよかった。ただ、結果を残せない悔しい思いはあるからね。本気で獲ろうと思ったから」
▼秋山「次は107歳で早めにいきますか?」
▼渕「そうだな」
――馬場さんの故郷である三条というのは意識した?
▼渕「意識したよ。こういう場所、会社が提供してくれて、メインで今日のお客さんの声援がうれしかったね」
――もし馬場さんが存命なら何と言われたと思う?
▼渕「『何だ、お前、獲れなくて。しっかりしろ』って言われただろうな」
全日本プロレスの創始者であるジャイアント馬場さんの故郷である新潟県三条でアジアタッグ選手権が行われ、王者の宮原、鼓太郎に秋山、60歳の生え抜きである渕が挑戦。
試合は開始早々に渕が鼓太郎に首固めを仕掛け、コーナーに逆さ吊りにしての踏みつけ攻撃やロープ越しの絞首刑など拷問技を展開して赤鬼ぶりを発揮、だが王者組も反撃して鼓太郎のフロントネックロック、宮原がスリーパーで渕のスタミナを奪いにかかる。
交代した秋山がエクスプロイダー、ランニング二ーで盛り返すと、渕もバックドロップの連発で続き、鼓太郎をフェースロックで追い詰めたが、鼓太郎がエンドレスワルツで3カウントを奪い王座防衛、渕は奮戦するも力尽きるも29分間を戦い抜いたことで健在ぶりをアピールした。
またセミでは潮崎がドーリングとタッグで対戦、開幕戦では敗れた潮崎だったが、ドーリングのレボリューションボムをフランケンシュタイナーで切り返し、ラリアット合戦も競り勝つと、最後は曙との同士討ちを誘発してからゴーフラッシャーで3カウントを奪い、開幕戦の借りを返した。 -
世界最強タッグ出場8チームが決定!旗揚げ記念日で秋山、大森が世界タッグ王座を防衛!
10月22日 全日本プロレス「全日本プロレス 復活!2014ジャイアント・シリーズ Jr.TAG BATTLE OF GLORY最終戦〜全日本プロレス旗揚げ記念シリーズ〜」後楽園ホール 1181人
<アピール・コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○三富政行(4分34秒 キャメルクラッチ)X野村直矢
◇第2試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY優勝決定戦進出チーム決定戦/無制限1本
[リーグ戦2位]○青木篤志 佐藤光留(7分08秒 トラップオーバー)[リーグ戦2位]石井慧介 X高尾蒼馬
☆青木&佐藤組が決勝戦に進出
◇第3試合◇
▼30分1本
○渕正信 力(12分55秒 首固め)西村修 X井上雅央
◇第4試合◇
▼Jr.スクランブルプレミアム6人タッグマッチ/30分1本
中島洋平 ○土方隆司 高尾蒼馬(13分56秒 体固め)鈴木鼓太郎 石井慧介 XSUSHI
※スーパーフィッシャーマンバスター
◇休憩前◇
<全日本創設者・ジャイアント馬場さん夫人の馬場元子さんの挨拶>
馬場元子相談役「本日は雨の中、後楽園ホールにお出かけいただき、ありがとうございます。今日は全日本プロレス旗揚げ42周年記念興行になっておりますが、一言だけごあいさつしたいと思って来ました。秋山社長がデビューした92年、当時、全日本プロレスは明るく楽しく激しいプロレスをキャッチフレーズにやってきました。その言葉には、会場に足を運んで下さったファンの皆様が全日本プロレスをみにきてよかったと思って家路についてほしい。それが馬場さんの思いでした。秋山社長が当時の思いを引き継いでいってくれると思います。」【馬場元子さんの話】「(前半戦を見た感想は?)感想と言ってもみんな一生懸命だから、試合とかは全然なんですけど。ただこの日が旗揚げ日だったんですけど、水曜日が雨にぶつかって、ちょっと…。私は後楽園というと満員しか知りませんので。今のこの状態は全然わからないので、ちょっと寂しいですけど、よく雨の中でいらしていただいたとお思います。(秋山全日本の雰囲気はどう感じた?)随分変わっちゃって。リングアナも上にあがらないで座ったままコールしたりして、それでいいのかなと思いますけど、今風に変わっちゃうというのも仕方ないと思います。いいものはやっぱりこれから残していってほしいと思います。新しいことばかりがいいことではないと思いますし。だけども新しいことを入れていかないと今はやっていけないと思いますし。それは今が一番難しい社長だと思いますよ。私は馬場さんのいい時代しか知りませんので。もう少し皆さんに会場に足を運んでいただけるような何かをやっていかなきゃいけないんじゃないかと思います。(今は馬場さん時代と同じくヘビー級中心の試合をやろうとしているが?)それはそうだと思います。でもそれがすぐに育つわけではないですし、馬場さんだって長年かけて育ててきたのがあの全日本プロレスですし。種を蒔いたら芽が出て、それをどうやって育てていくのかが、秋山社長の手腕にかかっているんじゃないかと思います。ただ、明るく楽しく激しいプロレスで、ファンの皆さんが会場に来てよかったと思えるように、一試合一試合大事にしていってほしいと思います。(後楽園ホールに来たのは30周年以来?)それが最後で一度も来たことないです。(久々に客席に座ってどんな気持ち?)変わりすぎてて、最初は何が始まるのかな、みたいな感じだったんですけど、それぞれにみんな頑張って試合をやってるというのはいつの時代も同じじゃないですかね。(知っている選手は?)今見た中では、渕選手と井上選手と土方君ぐらいしかわからないです。(渕選手の印象は?)印象と言ったって昔からああいう試合だったから、印象深いあれではなかったですけど(笑) あのままです。(42周年の旗揚げ記念日を迎えてどんな思い?)間の12年は抜けてますから。私にとってはやっぱり設立した頃の印象が強いので。もう42年間かという感じで。プロレスが変わるんじゃなくて、雰囲気が変わったなと思います。(後半戦も観戦する?)だって最後の試合を見ないと面白くないでしょ。もう少し音響を下げてほしいなと思ったんですけど、そんな勝手なことは言えませんし。今の方はこの音なんでしょうね。私たちはもう少し静かな音でやってたので。(今日は赤いお召し物だが?)今でも着ています、懲りずに。馬場さんは私が赤をチョイスするのがとっても好きだったの。だから自然に赤色があると買っちゃう。赤ばっかりがいっぱいあります。今からが大変だと思います。どうぞ皆さん、全日本をよろしくお願いします。何かとお騒がせな部分が私はあるので、これでちゃんと大人しくしていますから。あと2日間。その後は元の生活に戻ります。でも、何かご用があればいつでも言ってください」
◇第5試合◇
▼30分1本
○KENSO(12分36秒 片エビ固め)X真霜拳號
※葉隠れ【KENSOの話】「何でもあり。あいつとは視野が違う。俺は視野が違う。360度みてる。以上」
【真霜の話】「(KENSOを控室に追いかけてきて張り手を見舞い)なめんなよ。あれがDKか!? お前の力で勝ったんじゃねぇ。お前とはまだあるからな」
◇第6試合◇
▼旗揚げ記念試合/30分1本
○ジョー・ドーリング 諏訪魔 ゼウス(14分45秒 エビ固め)X潮崎豪 宮原健斗 入江茂弘
※レボリューションボム
【ドーリングの話】「しばらく日本を離れていたが、来日早々、勝利をつかんだ。俺のレボリューションボムは誰にも返せない。潮崎、お前もキックアウトすることはできない。絶対にだ」
◇第7試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY優勝決定戦/無制限1本
[リーグ戦2位]青木篤志 ○佐藤光留(22分07秒 足取り腕ひしぎ逆十字固め)
[リーグ戦1位]X金丸義信 ウルティモ・ドラゴン
☆青木&佐藤が優勝
(試合後)
佐藤「勝ちました!これで文句ねぇだろ。このJr.TAG BATTLE OF GLORY、Evolutionの栄光は俺たちが作るぜ。ジュニアタッグ最強の俺たちが最強タッグも優勝する。俺たちがてめぇらの首かっきるまで寝て待ってろ!。一番強いジュニアタッグ、ジュニアの一番、二番が決まった。青木篤志、いやチャンピオン、挑戦受けてください!」
青木「このタッグリーグは最強タッグの予選じゃない。それを最強タッグでヘビー級とやるって言ってるアホもいる。おめぇらジュニアを盛り上げる気持ちはないのか!?ヘビーはジュニアになれない。俺らが作らないでどうするんだ!?佐藤、タイトルマッチやろうぜ」
【青木の話】「(大本命と目されての優勝となったが?)でも全勝優勝できなかったから。負けた責任はまだしも、引き分けたのは俺の責任だし。俺がちょっと不甲斐なかったかなと思います。(最強タッグ出場の副賞以前に強さを見せつけた?)今の言葉の通りで、最強タッグ出場が副賞なんだよ。そこじゃないだろ? でも今、そういうのが現状であるというのは今回のリーグ戦で凄く感じた。まだまだ俺らの力も足りないなと思う。だから優勝しなきゃいけないという部分もあったし、負けられねえというのもあったし。俺は最強タッグに出たかったわけじゃないんだよ。ジュニアヘビー級をもっと全日本プロレスの中でひとつの大きなカテゴリーにしたいんだよ。ヘビーが凄いのはみんな見たらわかるでしょ? でも、そこにおんぶに抱っこじゃいけないんだよ。ジュニアヘビーにしかできない戦いがあるんだから、胸を張ってそこをやらなきゃ。何なんだよ、あいつらは。俺や佐藤光留が必死になってやったって、あいつらがそんなんだったら何も上がらないんだよ。せっかく勝ってこんなことを言いたくないけど、あいつらはアホだぜ。だから、これからは俺と佐藤でジュニアを盛り上げていく。せっかく最高にいいヤツがいるんだから、それでいいじゃん。他のヤツらはもういいだろ。(この発言をするためにも優勝することが必要だった?)それを言いたくても、負けちゃったら終わりだからね。(リーグ戦全体を振り返ると、他の選手の気持ちは感じた?)もちろんリーグ戦を勝ちたいという気持ちはあるよ。あるけど、その先に何があるんだって。何が目標だったのか。もう1回、最初の記者会見のコメントを読み直したらわかるでしょ。ほとんどがみんな最強タッグが目標だって。ジュニアの最強を目指すのが一番じゃないのか? なんだったら、ジュニアの一番と最強タッグの一番で、決定戦をやらせてくれよ。それぐらいまで持っていきたいんだよ。でも、今まではできてないのが現状。まだまだ足りないところがあるから、これからやらなきゃいけない時に、みんなアホみたいに。だから優勝したかったんだよ」
【佐藤の話】「(青木選手とは同じ気持ち?)青木さんは僕と違う形で全日本ジュニアが好きなんだなと思いました。『なんでそんなにあいつらのことを気にするの?』と思ったんですけど。見たらわかるじゃないですか? 佐藤光留と青木篤志。これ以上のタッグはジュニアにいないって。だから言ったんだ。俺たちだけでいいんだよ。でも青木さんは、『なんでなんだ、なんでなんだ』って。やっぱ青木さんはジュニアが好きなんだなと思いました。俺は違うもん。青木篤志と組んでいる。次は世界ジュニアをやる。全日ジュニアに立っている自分が好きなだけですから。でも、いいんじゃないですか。今回で火が点いたヤツもいるでしょう。ただそれが、どこの団体のヤツだったのかなっていう話。もしかしたら、全日本のヤツじゃなかったんじゃないかなという話。青木さんが言いたいのはそれじゃない? 関係ねえよ。勝って終わったこと。このリーグ戦を勝ったら、もっと嬉しいかと思ったんです。でも、勝った瞬間、嬉しかったですけど、想像以上じゃなかった。なんでか? 勝たなきゃいけないものに勝っただけだから。俺たちはジュニアのことが好きなんだ。だから、ジュニアが一番凄い、一番強い、一番面白いって証明したかった。そのためにはまだ途中ですよ。ゴールがあるかどうかわからない。まだまだここで喜んでいる場合じゃないです。そうでしょ、青木さん。(青木から『もちろん』と返事があると)初めて意見も一致したので。チャンピオンもいいと言ったので、世界ジュニアを獲って、佐藤光留が全日本のジュニアを引っ張っていきますよ。持ち上げますよ。ふんぞり返って、俺のワガママで行きますよ。エボリューションを起こすよ。本当のグローリーはそこからです」
【金丸の話】「悔しいね。向こうは2試合目だから、こっちが気を抜いていたわけじゃないけど、最後は向こうが一枚上手だったかなと。でも、こっちも全然負けてないんでね。8割方ペースを握ってたし。気持ちを切り換えて次に行きます」
【ウルティモの話】「正直言うと、金丸と組んで最強タッグに出たかった。その権利がかかってたけど、今日負けたことで…。そのチャンスは来ないけど、金丸という男がパートナーで、このジュニアタッグリーグ戦を有意義に戦えましたね。本当にこれがSUSHIとかだったらヤバかったですよ。金丸だったから楽しくできたし、安心したし。最後は負けたけど、しょうがない。金丸、ありがとう」
◇第8試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[第67代王者組]秋山準 ○大森隆男(19分40秒 片エビ固め)[挑戦者組]X曙 吉江豊
※スライディングアックスボンバー
☆秋山&大森が3度目の防衛に成功
【試合後の秋山&大森】
▼秋山「体重に苦しめられたし、前哨戦でも完全に分が悪かった。どっかで返されるんじゃないかという不安はあった」
――最近は負ける機会も多かったが?
▼秋山「自分でももうちょっと三条と山形、最強タッグがあるんで、自分自身、立て直していきたいですね」
▼大森「最後、秋山さんのアシストがあったけど、途中、完全に足を引っ張ったのは俺。何とかつないで秋山選手が暴れてる姿をまざまざみて、俺も負けるかと。秋山さんに対する気持ちはそういうのが原点。それ以上いくぞという気持ちになる。相手は吉江&曙だけど、秋山さんだと改めて思った」
――最強タッグに世界タッグ王者として出場するが?
▼秋山「守るものもあって、一回裸になって最強タッグに乗り込むのも一つの手かなと。さっき言われたように俺も負けが続いてたし、前哨戦で大森も負けた。潮崎にそれでもチャンピオンかと言われたしね。もう一回、気持ちをフルにいけるように二人で話して考えたい。旗揚げ記念シリーズはあと二つあるけど、最強タッグに気持ちを乗せていけるようにね」
――元子さんが来場されたが?
▼秋山「たぶん元子さんにしたら俺らは若い姿のままで時間が止まってるかもしれない。あの子たち細くなったねって思われてるかもしれない。俺も大森に負けないように、そういうチームの気持ちでいきたい」
――10・25三条大会では渕と組んでのアジアタッグ挑戦を控え、タッグ2冠もかかるが?
▼秋山「それは俺が前面に出て戦わないといけないね。フルにいきますよ」
――旗揚げ記念日を社長として迎えた心境は?
▼秋山「始まる前からたくさん気になることもあったけど、リングに上がってしまえば対戦相手、パートナー…ライバルのことしかみえない。そっち(社長)のウェートが重いんで、最強タッグに向けて気持ちを高めていけるように、みんなに協力してもらいます」
【曙の話】「正直言うと、今日はどっちが勝ってもおかしくないですよ。皆さんが見た通りだと思うんですけど、勝負には負けてるけど、試合には負けてないです。このチームは一回きりのチームではないんですよ。これからもっと組んで、どれだけ強くなれるか。今日はどっちに転んでもおかしくなかった。自分で言うのはおかしいかもしれないですけど、横綱同士ががっぷり四つに組んで、相撲を取ったようなもんです。やっぱりチャンピオンチームもそれだけ勝ちたいし、それだけ経験もあるし。力だけではチャンピオンになれないです。体だけではなれない。またやりましょうよ」
【吉江の話】「自分の力不足です。まだまだタッグとしては俺の力不足で、横綱のサポートが上手くできなかったのが敗因でしょう。さすがチャンピオン、最後は凄い畳みかけだったじゃないですか。確かにうちらは一発一発はデカいけど、今回に関してはその次が出てこなかった。それはさすがチャンピオンだと言いたいですよ。でもさ、次にすぐあるでしょ、最強タッグが。俺は早く片付けていきたいんで、そこでリベンジですよ。俺たちがそこで優勝して、チャンピオンを迎え撃つのか、向こうが迎え入れるのかはわからないですけど、それが一番でしょ。横綱とのタッグをさらにデカくしていくには」
今回の全日本後楽園大会は旗揚げ記念日ということで馬場元子相談役が来場、リングに上がり挨拶した。
セミはジュニアタッグリーグ戦の優勝決定戦が行われ、1位でリーグ戦を終えた金丸、ウルティモ組と、第2試合で同じ2位のチーム・ドリフを降して優勝決定戦に進出した青木、佐藤のEvolutionが対戦。
試合は開始早々いきなり金丸が青木に垂直落下式ブレーンバスターを決め大ダメージを与えると、ウルティモと共に集中砲火を浴びせて先手を奪う。
やっと佐藤に交代するが、金丸組は佐藤にも集中砲火を浴びせ主導権を渡さず、金丸は勝負と見てタッチアウトを狙う。
しかし青木が間一髪カットに入ると、金丸にスパイラルポセイドンを決め、最後は佐藤が飛びつき腕十字で捕獲して金丸はギブアップ、Evolutionが逆転優勝を収め、試合後は最強タッグ優勝、佐藤は青木の保持する世界ジュニアヘビー級王座へ挑戦を表明し青木も受諾した。
メインの世界タッグ選手権は秋山組がセオリーどおりに吉江の左攻めを展開して先手を奪うが、大森が足四の字固めを決めたところで曙がランニングボディープレスでカット、ここから挑戦者組は巨体を生かして大森を何度もプレスし、秋山も超肉弾プレスを狙う吉江に雪崩式エクスプロイダーを狙うが押しつぶされてしまう。
挑戦者組は大ダメージを負った大森に集中砲火を浴びせ、連続ボディープレスで圧殺するが、曙の突進を自爆させたところで秋山が入りダブルブレーンバスターを決め、最後は大森のアックスボンバー、秋山のランニングニー、秋山のランニングニー&大森のトラースキックと畳み掛けてから、大森がスライディングアックスボンバーを決め3カウントを奪い王座を死守した。
馬場元子さんの挨拶後に世界最強タッグ決定リーグ戦の出場メンバーが発表された。
☆『2014世界最強タッグ決定リーグ戦』出場チーム
▼ジョー・ドーリング&諏訪魔(前年度優勝チーム)
▼秋山準&大森隆男(現世界タッグ王者)
▼潮崎豪&宮原健斗
▼曙&吉江豊
▼KENSO&長井満也
▼ザ・ビックガンズ(ゼウス&The Bodyguard)
▼真霜拳號&タンク永井
▼青木篤志&佐藤光留(Jr.TAG BATTLE OF GLORY優勝チーム)
今年は全8チームによる総当りリーグ戦、外国人選手の参加はドーリングのみと現状の全日本では仕方ないが寂しく感じるが、昨年度覇者のドーリング、諏訪魔組、準優勝のExceed、世界タッグ王者の秋山、大森組がエントリー。元大阪プロレスタッグ王者のビッグガンズ、K-DOJOでユニット凶月を結成している真霜、タンクと新鮮な顔ぶれが参戦。
挽回を図るDK軍はKENSOが長井と組んでエントリー、KENSOは後楽園大会ではDK軍を裏切った真霜と対戦、真霜は徹底した足攻めでKENSOを追い込んだが、南野の乱入で流れが変わると、最後はKENSOがパウダー攻撃から垂直落下式ブレーンバスター、葉隠れで逆転勝利、試合後も真霜がバックステージでインタビューを受けるKENSOを襲撃するなど怒りを露にしたが、KENSOも今シリーズでは諏訪魔、潮﨑とシングルで対戦して敗れ、真霜に落とし前をつけないとDK軍の立場もなくなることから手段を選ばなかったということか、しかし真霜との抗争が続くうちはDK軍だけでなくKENSOの厳しい状況は続く。
また10月20日、カナダで元TNAのライノを破り三冠王座を防衛したドーリングは6人タッグで潮﨑と対戦しレボリューションボムで3カウントを奪って前哨戦を制した。
最後に元子さんの挨拶でリングアナの選手紹介や満員にならなかった後楽園のことでコメントを出したが、観客動員はともかくとして、さすがに元子さんも現場から遠ざかっていたこともあって時代の移り変わりに戸惑いを隠せなかった。最後は秋山に全日本を委ね全面支持することを約束した。
最強タッグの出場チームが発表されると、もう今年も最後が近いことを感じさせる、また今年は特に激動だった全日本の2014年も終わろうとしている・・・・ -
王道トーナメントを制した潮崎が三冠挑戦へ・・・なるか三度目の正直!9月28日 全日本プロレス「第2回王道トーナメント」大阪ボディーメーカーコロシアム 第2競技場 859人超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○ウルティモ・ドラゴン ビリーケン・キッド(8分54秒 エビ固め)Xエイサー8 内田祥一
※アサイDDT
◇第2試合◇
▼30分1本
○青木篤志 佐藤光留(10分07秒 テキサスクローバーホールド)鈴木鼓太郎 X中島洋平
◇第3試合◇
▼30分1本
○KENSO 南野タケシ(8分56秒 片エビ固め)金丸義信 XSUSHI
※葉隠れ
◇第4試合◇
▼王道トーナメントスペシャルシングルマッチ/60分1本
○ジョー・ドーリング(9分00秒 エビ固め)X宮原健斗
※レボリューションボム
◇第5試合◇
▼王道トーナメントスペシャル6人タッグマッチ/60分1本
○曙 吉江豊 The Bodyguard(14分17秒 体固め)秋山準 X大森隆男 ゼウス
※ヨコヅナインパクト
◇第6試合◇
▼第2回王道トーナメント決勝戦/無制限1本
○潮崎豪(29分55秒 片エビ固め)X諏訪魔
※リミットブレイク
☆潮崎が初優勝
(試合後、諏訪魔は青木と佐藤の肩を借りて退場。入れ替わるようにドーリングがエプロンに上がってきた。)潮崎「ナウ、ユー・ハブ・ノー・リーズン・トゥ・ターン・イット・ダウン。レット・ミー・ハブ・ア・タイトルショット?(俺のタイトル挑戦に断る理由はないだろう?)」
ドーリング「OK!」
潮崎「次あの三冠ベルトは俺が巻きます。温かい声援があったから、この素晴らしい空間が作れたと思ってます。ありがとうございました。この全日本プロレスのリング、高みを目指して、もっともっと高い場所にもっていきます」
【試合後の潮崎】
――諏訪魔との激闘を制し、優勝を決めた原動力は何だった?
▼潮崎「この熱い空間、熱いステージが俺には凄く支えになったし、各地での熱い声、熱い応援、それがこの王道トーナメントというものを作り出したんだと思う。レスラーはリングの上で戦いをみせるだけかもしれないけど、お客さんがみにきてくれて、ファンの皆さんの声というのがあってこそのリング上の戦いだと思うから。その場所がなかったら俺は戦えない」
――復帰1ヵ月でシングルの栄冠を勝ち取ったが?
▼潮崎「それは復帰戦で相手してくれた諏訪魔とのあの試合があったからこそ、これだけこれたんだと思うし、あの試合がなければ、優勝までこれなかったと思う。1回戦のジョーもそう。みんなそうだよ。2回戦のゼウス選手、準決勝の健斗、その他の全部の人の王道トーナメントの試合が俺の優勝を作り出してくれたんだと思うし、それは全日本プロレスに感謝ですね」
――三冠挑戦を表明し、王者・ドーリングに認めさせたが?
▼潮崎「慣れない英語で訴えちゃったけどね。あいつの今の勢い、あいつの強さ、三冠チャンピオンとしてのジョー・ドーリングを倒せるのは俺しかいないと思う。ほかの誰でもない、俺だよ。これは俺が獲りにいく。それが俺の仕事。他の誰にもさせない。全日本プロレスをこのプロレス界のトップにもっていくためにも俺がチャンピオンになって、俺が先頭に立たなきゃ先はない」
――三冠挑戦の舞台に希望するのは?
▼潮崎「それは近いうちに、この熱が冷めないうちに挑戦してベルトを獲りたいし、全日本プロレスの創立記念日、そういう大きな大会もある。やるからには大きな舞台でやりたいですね」
――過去の諏訪魔戦と比較して?
▼潮崎「いつ負けてもおかしくない展開が続いたんで。どうにも諏訪魔の試合での勢いっていうのはなかなか止められないけど、そこは針に糸を通す、それぐらいの仕事だったと思うしね。それぐらい俺にとって難しい仕事でした」
――スリーパーで意識が遠のいたが?
▼潮崎「足に力入らないし、途中途中で使ってくる。ああいうテクニックというのは俺は苦手だね。俺が突破口を開こうとする時に、あのスリーパーでどうしても止められてしまう。ただ、諏訪魔に対しても、突破口というものをもっともっと探していかないといけないし、こんなもんじゃないよ。もっともっとたくさんの人の前で俺らの試合をリング上で見せたいと思います」
※乾杯後、青木と佐藤がやってきて
▼青木「調子乗るなよ。ほかはみんなEvolutionが勝ってるんだ」
▼潮崎「分かってるよ。いつでもこい」
第2回を迎えた王道トーナメントの決勝には1回戦で青木、2回戦で大森、準決勝で曙を降した諏訪魔と、1回戦で三冠王者のドーリング、2回戦でゼウス、準決勝で宮原を降した潮崎が進出、8月16日後楽園大会の再戦となった。
試合の先手を奪ったのは諏訪魔、潮崎の袈裟斬りチョップをカウンターの万力スリーパーで捕獲、チョーク気味のフロントスリーパーへと移行して絞めあげ、逆水平で反撃する潮崎をラリアット、パワースラムとパワーで圧倒する。
劣勢の潮崎はブレーンバスターで反撃しフライングショルダー、DDT、バックドロップ、顔面へのトラースキック、フィッシャーマンズバスターと畳み掛ける。
諏訪魔は再び万力スリーパーで捕獲し、ラリアット、フロントスープレックスからラストライドを狙うが、潮崎は踏ん張るも、諏訪魔は再びフロントスープレックスで潮崎をエプロンに出すとドロップキックで追撃し、場外に落ちた潮崎にトペを発射する。
リングに戻った諏訪魔はラリアットを連発し、バックドロップから万力スリーパーで絞めあげ、ラストライドで勝負に出るが、潮崎はフランケンシュタイナーで切り返す、しかし諏訪魔はダブルチョップから再び万力スリーパーで絞めあげ、グロッキーの潮崎にエルボーやチョップを浴びせる。
諏訪魔は串刺し攻撃を狙うが、潮崎はカウンターの豪腕ラリアットを浴びせると、DDTから豪腕ラリアットと畳み掛け、場外へ逃れた諏訪魔にトペを浴びせる。
諏訪魔が首を押さえ出すと潮崎は雪崩式フランケンシュタイナーを決め、豪腕ラリアットを連発するが、諏訪魔もローリングラリアットで応戦、諏訪魔はバックドロップを決めダブルチョップからローリングラリアットを狙うが、潮崎はカウンターのトラースキックで迎撃すると、諏訪魔のジャーマンから起き上がったところで豪腕ラリアット、ゴーフラッシャーと畳み掛け、最後はリミットブレイクを決め3カウント、潮崎が諏訪魔にリベンジを果たし王道トーナメントを制した。
試合後は三冠王者のドーリングが 現れ潮崎が挑戦を表明、王座奪取をアピールして大会を締めくくった。
潮崎の三冠挑戦もこれで3度目、昨年8月に諏訪魔、今年2月に曙に挑戦したが敗れ王座奪取はならなかった、今回敗れればXceedどころが潮崎自身の立場もなくなる。
トーナメントを制した潮崎だったが同時に背水の陣となった。果たして三冠王座奪取なるか? -
王道トーナメント開幕!潮﨑が三冠王者ドーリングを破り1回戦突破、宮原も秋山からシングル初勝利!
9月15日 全日本プロレス「『第2回王道トーナメント〜2014オープン選手権〜」後楽園ホール 1012人
<コメント、アピールなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○渕正信(9分47秒 片エビ固め)X中島洋平
※バックドロップ
◇第2試合◇
▼Jrスクランブルプレミアム6人タッグマッチ/30分1本
ウルティモ・ドラゴン ○佐藤光留 石井慧介(13分06秒 腕ひしぎ逆十字固め)XSUSHI 土方隆司 梶トマト
◇第3試合◇
▼30分1本
○大森隆男 吉江豊(11分08秒 エビ固め)曙 X金丸義信
※アックスボンバー
◇第4試合◇
▼第2回王道トーナメント一回戦/無制限1本
○鈴木鼓太郎(9分24秒 エンドレスワルツ)XKENSO
【鼓太郎の話】「でかい奴でも小さい奴でも関係ない。勝った奴が強いんだ。丸め込みでも俺の勝ち。DK総帥から獲ったぞ。DKどう出るんだ? (2日前の千葉大会で青木が曙から獲ったが意識した?)俺だってジュニアだからね。ヘビーに負けるのが当たり前って目で見られたくないよ。(GAORA王者の意地もあった?)無差別のベルトもってるから、そこはしっかり自覚もってやらないとね。2回戦は横綱か吉江選手。次は対スーパーヘビーになるから、頭の中で(作戦を)作り直したい。簡単には攻略できないとは思うけど、どっちがきても何とかうまく巨体を転がさないと。一発で通じないなら3発でも5発でも10発でも入れていく。まずはスタミナ奪わないと」【KENSOの話】「全面対抗戦になるよ。DK、総動員をかける。新メンバーも考える。DKが動く。以上!」
◇第5試合◇
▼第2回王道トーナメント一回戦/無制限1本
○諏訪魔(15分57秒 レフェリーストップ)X青木篤志
※万力スリーパー
【諏訪魔の話】「アイツの殴ってくる、向かってくる姿勢を、アイツが全日本に来てから初めて見た。さすがだな。ジュニアのチャンピオンベルトを背負っている覚悟はスゲェ見えたし。もっともっとしばき合いでもね。しばき合いだって15分、20分いけるんじゃねえか。意識が持つまでやれるよ。今までは俺だけバチバチやるのが好きだと思ってたけど、アイツも好きじゃねえかよ。これはもう、アイツの分まで俺が気持ちを背負って、優勝しなきゃいけないよな。今日は順調なスタートを切れましたよ」
【青木の話】「せっかくヘビー、ジュニア関係ないトーナメントに出てるんだから、ジュニアの意地出さないと意味がない。本当は勝ちたかった。別に対ヘビーはリング上だけじゃない。全日本はヘビー級といわれるんで、負けないぐらいジュニアも面白くしたい。それは俺だけじゃダメ。他の奴らももっともっと頑張らないと。今日は俺の負け。ジュニアだって面白くできるんだってやりたいからこの挑戦はあきらめない」
◇第6試合◇
▼第2回王道トーナメント一回戦/無制限1本
○宮原健斗(15分39秒 片エビ固め)X秋山準
※ブレイクハート
【宮原の話】「僕が勝ったんですよね? 勝ったのに僕の方がダメージ大きかった。でも今、王道トーナメント1回戦、秋山さんを超えて、キッチリ3カウント取れたことが今の俺に絶対的な自信になる。俺はあの人に勝ったことないし、タッグマッチで勝ったと言っても、見る人には明らかに差があると思われる。それを縮める第一歩になったかもしれないですね。(これで優勝候補となったかもしれないが?)もちろん優勝するだけ。絶対絶対、優勝する」
◇第7試合◇
▼第2回王道トーナメント一回戦/無制限1本
○潮崎豪(19分48秒 片エビ固め)Xジョー・ドーリング
※豪腕ラリアット
【潮崎の話】「三冠チャンピオンに勝ったんだ。文句ねえだろ」【ドーリングの話】「(レボリューションボムを)奴に逃げられてしまったな。トーナメントのチャンピオンになるのは難しいな。だが、大事なことは俺が三冠チャンピオンだということだ。チャンピオンシップなら誰も俺を止められない。トーナメントはたぶん潮崎が優勝するだろう。俺を倒したんだからな。次はチャンピオンシップでリベンジしてやる」
全日本の秋の本場所である「王道トーナメント」が開幕、1回戦では鼓太郎がKENSOと対戦、KENSOは場外戦からエルアギラインペリアルで先手を奪い、張り手やダイビングエルボーと猛ラッシュをかけるも、雪崩式ブレーンバスターは鼓太郎がディフェンサーで返すとエルボーで形勢を逆転させ、三沢魂タイガードライバーはKENSOにリバースされるが鼓太郎は丸め込み技の連打からのエンドレスワルツで3カウントを奪い1回戦を突破、13日の千葉大会では青木がタッグながら曙を破ったが、鼓太郎もKENSOを破るなど全日本ジュニアは枠組にとらわれず無差別の戦いに取り組むことになりそうだ、一方のKENSOはDK軍の総帥でありながらも今度はジュニアに敗れるという失態、8月30日の愛知大会では真霜拳號にも裏切られ、そして肝心のKENSOが失態続きではDK軍の立場がない。
青木は諏訪魔とのEvolution対決に挑み、青木は下からの腕十字から腕攻めを狙うが諏訪魔はパワーで跳ね除けキチンシンクやナックルで青木を黙らせる。徹底的に腹部を狙い青木のスタミナを奪う諏訪魔に青木はレッグラリアットから反撃し、スライディングキックで場外へ出すとトペを発射、リングに戻ってミサイルキックで追撃するが、ジャーマン狙いは諏訪魔がパワースラムで叩きつける。諏訪魔はラリアットからバックドロップと勝負に出るがラストライド狙いは青木が回転エビ固めで切り返しラリアットを放ってフロッグスプラッシュを連発、しかしアサルトポイントを防がれると青木が突進したところで諏訪魔は万力スリーパーで捕獲、ラストライドは青木は腕十字で切り返しトラップオーバーへ移行するも、ロープに逃れた諏訪魔はジャーマンを連発し再び万力スリーパーで捕獲して青木は失神、レフェリーストップで諏訪魔が勝ち青木は曙に続いての金星はならなかった。
秋山は宮原と対戦、宮原の成長を認めつつある秋山はエルボー合戦を制した後で場外戦へと持ち込み、場外ボディースラムや腰への鉄柱攻撃、鉄柵へのカーフブランディングとかわいがりのプロレスを展開しリングに戻ってもランニングニーで突き刺す。しかし宮原も顔面へのドロップキックから反撃しエルボー合戦にも怯まずトラースキックを浴びせる。秋山は雪崩式ブレーンバスターからエクスプロイダー、宮原はエプロンへエスケープも秋山は断崖式エクスプロイダーでエプロンに叩きつけ、ランニングニーからフロントネックロックで勝負に出る。宮原もトラースキック、串刺しニー、ライガーボム、スネークリミットで応戦するが、秋山はランニングニーで黙らせるとリストクラッチ式エクスプロイダーを決めるが宮原はカウント2でクリアする。秋山は再度リストクラッチ式エクスプロイダーを狙う、宮原は顎へのニーで秋山を黙らせると二段式ジャーアンからのブレイクハートで3カウント、宮原は秋山からシングル初勝利を奪った。
メインは潮﨑が三冠王者のドーリングと対戦しハンマーを振り下ろすドーリングに対し潮﨑は序盤から逆水平を連発、だがドーリングはパワーで潮﨑を押し込み主導権を握る。逆水平を放っても起死回生にはいたらなかった潮﨑だったが、ブレーンバスターで怯ませてから逆水平で押し込み、場外戦へ持ち込むとエプロンダッシュのプランチャを放つ、しかしキャッチしたドーリングは場外デスバレーボムを敢行し潮﨑に大ダメージを与える。リングに戻ったドーリングはデスバレーボムからレポリューションボムを狙うが、潮﨑はフランケンシュタイナーで切り返すとドーリングはクロスボディーを浴びせるも、ブレーンバスターは潮﨑はDDTで切り返す。潮﨑はラリアットからゴーフラッシャーで勝負に出るも、クリアしたドーリングはラリアットを狙う潮﨑にスパインバスターで叩きつけ、ラリアットからレボリューションボムを狙うが、潮﨑は背後に着地してコブラクラッチ式フェースロックで捕獲すると豪腕ラリアットを連発して3カウントを奪い、三冠王者を破って1回戦を突破した。
開幕戦ではxceed勢が揃って勝利を収め1回戦を突破、特に潮﨑は遅れを取り戻したいだけに優勝は必須、果たして誰が王道トーナメントを制するか? -
全日本プロレスが改めてブードゥー・マーダーズ参戦にNO!YASSHIも全日本から締め出しに・・・・
<プロレス格闘技DXより>
【秋山社長のコメント】「今の全日本プロレスにはスキャンダルは必要ありません。今後“brother"YASSHI選手をはじめとするvoodoo-murdersの全日本プロレス参戦はご遠慮いただきました」
全日本プロレス社長である秋山準がブードゥー・マーダーズ参戦問題に関して見解を出し、改めてNOと返事を出し、YASSHIに関しても全日本マットからの締め出しを通告した。秋山が社長としての立場でNOと出したということは全日本プロレスの総意と見ていいと思う。
YASSHIは今日昼に「8月30日全日本プロレス名古屋大会で、俺が全日本マットにVMを解禁すると発言したことについて、秋山社長から“話し合い”をしてから考えるとコメントがあった訳やけど、昨日リングアナの木原から提案があって“話し合いをやったというていでこの話はなかったことで…”ということや。答えは“NO”や。かつては日本の2大メジャー、それが今の秋山全日本のやり方か? そもそもプロレスラーが話し合いでなにを解決するんか知らんが、100歩譲ってこの“おしゃべりマシーン”ブラザーヤッシが受けてたったるわ。そして、売られた喧嘩を買うのか逃げるのか。さあどうする秋山社長?」(週刊プロレスモバイルより)と声明を発表し秋山社長との話し合いを求めていたが、結局話し合いはされなかったようだ
NOの理由は全日本内部での事件に対するアレルギーが強く、またファンにもどういう影響を及ぼすか、現在の全日本ではまだ受け入れる余裕がない、またYASSHIが一方的に話を進めても肝心の事件の当事者であるTARUが何も言わない以上、筋を通したとも言いがたい。全てを考えると社長・秋山も反対の意見を無視することが出来なかったのかもしれない・・・・ -
秋山準社長が改めてブードゥー・マーダーズ復帰にNOと返答!YASSHI全日本マット追放をも示唆・・・
<プロレス格闘技DXより>
秋山準社長が1日、神奈川・横浜市内のガトーよこはま本店における会見でブードゥー・マーダーズ(VM)参戦に否定的な見解を述べた一方で、“brother"YASSHIと話し合いを持つ構えをみせた。8・30名古屋大会でYASSHIがVM軍の全日マット投入を宣言した。TARU率いるVM軍はかつて全日本で悪名をとどろかせたヒールユニットで、諏訪魔を筆頭に多くに人材を覚醒させた実績もある。が、リング外の不祥事によって解散、全日マット追放となった。その禁断の扉を開け、劇薬を投下することをYASSHIが決意したのも「全日本をもう一回メジャーに」との強い思いで今の全日本にVMが必要と考えているからだった。
だが、秋山社長は「彼は聞くところによると以前の清算をしっかりしたいと。それは僕には関係ないことなんで。それは自分たちでやればいい」と否定的だ。それどころか「ブードゥーを上げる以前に、それなら彼自身も上げる気はありません」とYASSHIの全日マット追放をも視野に入れた。
それでも社長としてYASSHIの主張を聞く耳は持つ。本人と話し合いの場を持つ意向を示した秋山社長は「どういう気持ちでそういうことを言ったのか。納得できるものであれば、そのままでいいですし、そうでなければ参戦は見送りという形になるかもしれない。それは話してみないと分からない」との見解を述べていた。
【秋山社長の話】「(YASSHIがブードゥー・マーダーズ投入を宣言していたが?)全くそういうことはありませんね。彼は聞くところによると以前の清算をしっかりしたいと。それは僕には関係ないことなんで。それは自分たちでやればいい。ブードゥーを上げる以前に、それなら彼自身も上げる気はありません。そのことに関して賛否両論あると思うけど、今はその賛否両論も必要ないと思います。(現時点でVMが上がることはない?)考えます。本人にも話を聞いてみて、どういう気持ちでそういうことを言ったのか。納得できるものであれば、そのままでいいですし、そうでなければ参戦は見送りという形になるかもしれない。それは話してみないと分からないです。勝手にやってもらうのは所属選手だけ、困らせてもらうのも所属選手の言葉だけ。彼らに困らされる筋合いはないということです」
秋山準社長が会見を開き、8月30日愛知大会でYASSHIのブードゥー・マーダーズの参戦アピール関して改めてNOの姿勢を見せた。YASSHIとは話し合いの場を持つが場合によってはYASSHIをも全日本マットから追放するという。
リング外の不祥事(平井伸和さんへの暴行事件)に関しては武藤敬司体制で起きたことなので関係ないとしながらも、VMを全日本に上げるととなれば内外からの批判も必至なことから慎重にならざる得ないというのが秋山、そして全日本側の考えのようだ。
ただ気になるのは総帥であるTARUがどう考えているのか?一度(白石伸生体制時)にTARUがアピールしたがこの時も現場サイドが拒絶したためVMの復帰は消え、TARUも全日本に関してはノーコメントを貫いている。しかしリング上でアピールしてしまった以上YASSHIもこのまま引き下がれるのか?追放となればそれだけ事件に対するアレルギーが強いということなのかもしれない・・・ -
前体制の“負の財産”愛知県体育館大会も無事終了、全日本プロレスはいたって前向き!
8月30日 全日本プロレス「サマー・インパクト2014最終戦~もっと名古屋を!!~」
<アピール・コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼王道トーナメント出場権争奪戦/無制限1本
○SUSHI (8分27秒 エビ固め)X中島洋平
※カツオの一本釣り
◇第2試合◇
▼KO-D6人タッグ選手権試合/60分1本
[第13代王者組]○入江茂弘 石井慧介 高尾蒼馬(11分58秒 片エビ固め)[挑戦者組]XKENSO 長井満也 真霜拳號
※フライングソーセージ
☆チームドリフが初防衛戦に成功
【試合後のチームドリフ】
▼石井「せっかく全日本プロレスの愛知県体育館という素晴らしい舞台で防衛できたんですけど、正直、不完全燃焼です」▼入江「名古屋のプロレスで育ってるので、愛知県体育館は夢の舞台。外でずっとビラ配りしてたんで。その会場でできるんで気合入れてきたんですけど、何があったか分からないけど、試合を壊されるのは納得いかない。勝つにしろ負けるにしろ燃え尽きたかった」
▼高尾「結果は勝ったことになったけど、相手はキャリアが上の人。正々堂々と試合して勝ちたかった。残念です。次は白黒つけたいです」
――DKが再戦を要求してくるかもしれないが?
▼入江「その時点でチーム力では僕らに負けてる。僕らは誰も裏切ったりしない。チーム力は一番なんで」
▼石井「思い切りやり合いたい。ファンの人に申し訳なかった。次はキッチリ防衛したい」
◇第4試合◇
▼30分1本
○ゼウス “brother"YASSHI(13分14秒 片エビ固め)諏訪魔 X佐藤光留
※ジャックハマー
<試合後>
YASSHI「今シリーズ、みせてもらったけどな、この全日本のリング、カス野郎ばっかりや。挙句の果てにクソみたいなチームばかり乱立してる。俺はこの試合で決断した。この全日本のリングにブードゥー・マーダーズを解禁したる。次のシリーズからこのリングにブードゥーを呼び戻したるからな」
【YASSHIの話】「テイスティングシリーズ終わって、さっき聞いたやろ? そういう答えや。客の反応聞いたけ? あれがすべてや。全日本プロレス、日本の2大メジャー団体や。でもな、今のリング上、客席もみてみろ。今メジャーなんていうのは新日本の次に来るのは全日本やないよな。DDTやろ。その全日本をもう一回メジャーに。天下布武とかいってるやろ。この面子で天下布武狙えるのか? この俺が劇薬投下してやる。勘違いするなよ。俺たちは全日本を潰しに行くんやない。活かしにいくんや。このリングは俺らのホームリングや。この焼け野原のリングを見てると空しくなってくるよな。今はヒールチームどこや? KENSO率いるDKか。何やりたいのかわからんね。俺らのパクリやろ。本家のヒールチームが戻ってくるぞ。お前らカス野郎はしっかり書いて宣伝しとけ。これから全日本が来るぞ。俺らブードゥーが率いるぞ。よくみとけ、オメメとオマタ開いてな」
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第37代王者]○青木篤志(21分15秒 トラップオーバー)[挑戦者]X鈴木鼓太郎
☆青木が3度目の防衛に成功
【青木の話】「(鼓太郎がコメント中に青木が諏訪魔とともに戻ってきて、鼓太郎が『次やらせろ』と再戦要求するも、諏訪魔が『負けたんだからさっさと帰れ』と追い払う)やるわけねぇだろ。せっかくよ、やっぱいい選手だなと褒めようと思ったけど、褒める気なくなった。鼓太郎が帰ってきて全日ジュニアが面白くなったと言おうと思ったけど、アホだろ。結局あいつは乗せられないとできねぇ奴、自分で発信できねぇ奴だ。そこが潮崎と鼓太郎のダメなところだ。いつまで経ってもあいつらは小橋建太、秋山準、あのチームの名残りが抜けてねぇんだ。バーニング抜けてチーム作ったんなら、もっと自分たちの色を打ち出せよ。何がいい試合やるだ? いい試合やるだけじゃお客さんはついてこない。いい試合は当たり前なんだよ。それ以上がないと、このベルト獲れないよ。何で俺が獲れたか。今までのもの捨ててやり直したからだ。何が3冠だ。このベルトを簡単に3冠にしてほしくないよ。全日ジュニア一番のベルトだぞ。全日本のジュニアで強いと言われてる人間全員倒したんで、次は誰でもいい」
◇第6試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[第67代王者組]○秋山準 大森隆男(24分45秒 片エビ固め)[挑戦者組]潮崎豪 X宮原健斗
※リストクラッチ式エクスプロイダー
☆秋山&大森が2度目の防衛に成功
【試合後の秋山&大森】
▼大森「99年のチャンピオン・カーニバル、俺はここで高山善廣と30分時間切れ引き分け。そして2000年のチャンピオン・カーニバル公式戦、今横にいる秋山選手、初めて壁を破ったとこがこの愛知県体育館だ。そして2001年の愛知県体育館、今日ゲスト解説に来てる小橋さんに血だるまにされた。俺にとって思いである会場なんだ。ここで秋山選手と防衛できたことに、これ以上ない喜びを感じてる。潮崎、宮原、俺はまだまだ引き下がらないぞ」▼秋山「まだまだタッグでも、世代的にも全く試合やってても負けると思ってなかったし、まだまだ」
――宮原の突き上げを感じたのでは?
▼秋山「全然感じなかった。緊張してるんじゃないの。普通の試合とタイトルマッチは違うからね。三冠はもっと違う。あいつはまだベルトに飲み込まれてるって感じかな。実力は上がってるんだろうけど、この世界タッグのベルトに飲まれてる。経験が足りてないのは当たり前。それをも超えてくるかと思ったけど、壁はやっぱりあって、あいつの足は止まってたね。俺らはこのベルトで止まることないから。逆にもっと動けて、世界タッグも三冠もそう、今の俺にいけっていってるようなものだよ」
――次は9月の王道トーナメントだが?
▼秋山「そこはシングルで優勝したら三冠にいけるだろうから。優勝するには大森ともやらないとね。これからライバルとして当たった時は思い切りやりたいと思ってます」
▼大森「4月チャンピオン・カーニバルで優勝して、初めて三冠を巻いた。チャンピオン・カーニバル、そして秋の王道トーナメント、目標はそれしかない。そして三冠に近いところまで俺はたどり着く」
――ともに勝ち上がれば決勝で対決することになるが?
▼秋山「もちろんそのつもりで俺らいくから。チャンピオン・カーニバルと同じ状況かもしれないけど、次はリベンジというのがあるから。そこは思い切り優勝をかけて戦いたいと思ってますよ」
▼大森「王道トーナメント優勝しなければ。俺は三冠のベルト(と世界タッグを)同時制覇したのはわずか一日だからな」
◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第50代王者]○ジョー・ドーリング(11分49秒 片エビ固め)[挑戦者]X曙
※ドリルアホールパイルドライバー
☆ドーリングが初防衛に成功
【ドーリングの話】「みたか。曙を倒してやったぞ。(ヨコヅナインパクトを)何回もやられているから、今日はお返ししてやった。誰もこの俺を止めることはできない。(三冠王者として王道トーナメントに出場するが?)誰が相手だろうが勝つ。(1回戦の相手が昨年の準決勝で敗れている潮崎だが?)潮崎だろうが同じこと。俺が勝つ。そして俺が今年の王道トーナメントチャンピオンになる」
今日は全日本プロレス「サマーインパクト2014」最終戦の愛知県体育館大会を観戦するために訪れた、愛知県体育館は2011年12月8日の新日本プロレス以来、また全日本が使用するのも3年ぶりである。
愛知県体育館大会は前オーナーである白石伸生氏が選手らの反対を無視して組んだ大会だった。愛知県体育館も馬場体制から最も苦戦していた会場で、ここ1~2年は愛知県体育館を避け名古屋国際会議場を使用していた。白石氏が撤退し秋山体制となったが愛知県体育館大会はチケットも売ってしまったことで中止にもすることが出来ず、秋山体制は“負の財産”を受け継ぎ開催することになった。
愛知県体育館大会の開催が白石氏が自身のブログで正式発表を待たずしてフライング気味で発表されたが。自分は正直言って全日本愛知大会は観戦するつもりはなかった。理由は白石体制が継続するのなら8月まで辿り着くことが出来ないだろうと考え31日の大日本プロレス名古屋国際会議場大会を観戦するつもりでいたからだ。チャンピオン・カーニバル最終戦が組まれた大阪ボディーメーカーコロシアム大会は観客動員の面で惨敗、それ以降も全日本にはリングの中では活性化してもリング外では白石氏のブログの影響でネガティブな話題ばかり、3月に津大会を観戦したが自分の中では“全日本を見るのはこれが最後かもしれない”という気持ちで観戦していた、ところが全日本が8月シリーズの開催が正式に発表されると、“全日本を見るのがこれが最後かもしれない”“新日本、全日本からプロレスファンを始めたのだから最後まで看取ろう”という気持ちになって観戦を決意、ところが白石氏が撤退して秋山体制となり全日本プロレスが継続されることになった。無事開催を安心しつつ大日本のカードを見るとまた豪華なカード、大日本にしてやられたという気分になった。
午後4時ごろには開場となったが観客動員は2352人、数字的に満員とはいかなかったが全日本としては想定の範囲内だったと思う、それに1階席がよく埋まっていたことを考えると健闘したほうだった。
メインの三冠統一ヘビー級選手権は正面からの肉弾戦では体格のある曙が圧倒、ドーリングが何発放っても曙が重い一発を浴びせて試合の主導権を握る。勝利を確信したのか曙がヨコヅナインパクトを狙うとドーリングはスルーして返しレポリューションボムはリバースされるもエルボーの連打からデスバレーボムで叩きつけ、最後は掟破りのヨコヅナインパクトで突き刺し曙も全体重が首にかかったのか大ダメージを負って3カウントとなりドーリングが王座を防衛、曙も逆にパイルドライバーを食らったのが初めてだったのかなかなか立ち上がることが出来ず、首を押さえて退場となった。
セミの世界タッグ選手権は潮﨑が本調子でないのか速攻勝負を狙って王者組を分断にかかるも、宮原が大森のエプロンからのパイルドライバーを食らって失速してしまい、作戦が失敗したのか潮﨑に焦りが目立って試合中にドタバタして集中砲火を浴びる宮原のカットに何度も入るが返り討ちにされてしまう。ようやく交代を受けた潮﨑は序盤からなかなか出さなかった逆水平を秋山に放つも、やはり腕が本調子でないのか数発に留まり、逆に王者組の集中砲火を浴びるが大森のアックスボンバー狙いは潮﨑がラリアットで返しゴーフラッシャーで返す。交代を受けた宮原は秋山をスネークリミットから二段式ジャーマンで追い詰め、ブレイクハートを狙ったが大森がアックスボンバーでカットに入ると王者組が勝負と見て集中砲火を浴びせ、宮原も懸命に粘ったが秋山のリストクラッチ式エクスプロイダーの前に力尽きた、宮原も前シリーズでは秋山に勝てるようになってからか懸命の粘りを見せたが、肝心の潮﨑が本調子でなく焦りばかりが目立って宮原の足を引っ張る結果となった。
世界ジュニアヘビー級選手権は序盤こそは互角だったものの青木が鉄柵上から場外マットへ鼓太郎をブレーンバスターで叩きつける荒技を敢行してからは青木が主導権を握り、鼓太郎の痛めた腰に集中砲火を浴びせ、鼓太郎もエルボーを駆使して反撃するが思うように力が入らないせいか効果が半減してしまい起死回生には至らない。鼓太郎はランニングエルボーからやっと流れを掴みエルボーのコンビネーションからエルボースイシーダなど三沢光晴殺法で反撃するもブルー・ディスティニーや三沢魂タイガードライバーは腰を痛めているせいか不発となると、青木はコーナー最上段からの雪崩式腕十字で追い詰めるにかかるが、トラップオーバーへ移行する際に鼓太郎が脱出してエンドレスワルツで丸め込みブルーディステニーを決め三沢魂タイガードライバーを狙う。しかし青木は腕十字で切り返し、鼓太郎は持ち上げて脱出を図るが青木はトラップオーバーへと移行し鼓太郎はタップ、青木が王座を防衛した。
第3試合で行われたKO-D6人タッグ選手権はDK軍がピンク色のハマーを乗り付けて会場入りして入場するなどド派手な入場を行い、試合も奇襲からDK軍がドリフを分断し主導権を握り続ける。ところがKENSOが場外戦でエプロンに駆け上がってからのトペを狙ったところでパートナーである真霜がKENSOにラリアットを放ってから試合は大混乱となり、真霜はKENSOを垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してから退場となると、最後がドリフが長井を蹴散らした後でKENSOに集中砲火を浴びせ入江がフライングソーセージで3カウント、入江は地元凱旋を勝利で飾ったが内容的にも不完全燃焼、こちらも地元出身のKENSOも真霜の裏切劇のせいで赤っ恥をかく結果になった。大会前にはDK軍は会場入り前に3人で食事をする写真をツイッターで公開して結束ぶりをアピールしたが、真霜の裏切劇は何を意味するものなのか?DK軍のリーダーながらも結果を出せず負けることが多いKENSOに対する三行半なのか・・・
第4試合ではYASSHIがかつてのブードゥー・マーダーズの盟友である諏訪魔とタッグで対戦し、YASSHIは諏訪魔と対峙するもパワーで圧倒されてしまうが、ラストライド狙いは玉砕で阻止してビックボーイで反撃する。終盤には諏訪魔と光留がゼウスを追い詰めるが、諏訪魔がロープへ飛んだ際に場外のYASSHIがイスで一撃を浴びせ動きを封じると、三角絞めを狙う光留をゼウスがパワーボムで叩きつけ、最後はジャックハマーで勝利となる。試合後にYASSHIがブードゥー・マーダーズの解禁を宣言したが諏訪魔は背を向け退場していった。ブードゥーマーダーズは3月にTARUが週刊プロレス誌上で全日本復帰を呼びかけたが、「理由は選手達は現在の全日本の流れにVMは必要ないし、入り込む余地がない、暴行事件、事件でのファンの反応。KENSO率いるDK軍の立場」を理由に現場の判断でNOと拒絶した。
ブードゥー・マーダーズが全日本プロレス再上陸を示唆・・・果たして受け入れられるのか?
全日本プロレスが出した答え・・・ブードゥーマーダーズの参戦はNO!
この時点では全日本側も選手のギャラの未払いも発生してややこしい時期だったこともあり、ブードゥーマーダーズを受け入れる余裕がなかったがなかったのもあったのではと思う。秋山体制となり、またDK軍も真霜の裏切りでヒールユニットの立場も揺らぎ始めたこともあって大きく状況が変わった。しかし暴行事件での反発も根強く残っているため慎重にならざる得ないのも事実だが、ただ会場での反応はブーイングなどなく、受け入れられるのかというと。ブードゥー・マーダーズが全日本から消えてから3年も経過していることから、現在のファンもどう反応していいのかわからないのかもしれない。
白石体制の“負の財産”である愛知県体育館大会も終わった、秋山らは前体制からいろんな“負の財産”を押し付けられたが、以前のような暗い雰囲気はなく前向きさを感じさせた大会だった。前向きな姿勢があれば全日本も必ず再生する・・・
【全日本】曙をパイルドライバー葬 ドーリングが三冠V1▼秋山&大森V2、王道T決勝対決誓い合う▼青木が鼓太郎返り討ちで世界ジュニアV3▼YASSHIがVM投入宣言…名古屋大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 #ajpw pic.twitter.com/FPdiRPiz0R
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2014, 8月 30@bichitto1 DK"味噌煮込みうどん祭り❗️ pic.twitter.com/pFdaK2CRzX
— 長井満也 (@Mitsuya1110Dk) 2014, 8月 30見ての通りだ。KENSO、DK、さようなら。
— 真霜拳號 (@mashimo_kengo) 2014, 8月 30全日本プロレス愛知県体育館大会。世界ジュニア、防衛。 やはり、鼓太郎の実力は本物。今日はいつもと違う一面も見れた。ただ、まだ世界ジュニアに対する気持ちは俺の方が上。俺よりも強い気持ちを持たない奴には負けないよ。
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2014, 8月 30今日、負けてしまいました 応援ありがとうございました も1回出直します! すみません
— Akebono Taro (@Ake64) 2014, 8月 30全日本プロレス生中継終了直後、ディレクターからOKが出て小橋さんが椅子から立ち上がった瞬間、会場に鳴り響く『GRAND SWORD』湧き上がる「コバシ」コール。木原さんの粋な計らいかな? #ajpw #samuraitv pic.twitter.com/eusbI5pvWy
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2014, 8月 30豪、今回世界タッグは残念な結果だったけども…………『いくぞー』!!! pic.twitter.com/tjk7TAT0rP
— 小橋建太 (@FortuneKK0327) 2014, 8月 30 -
ミスターパーフェクト・福田洋がレンタル移籍で全日本参戦へ
<プロレス格闘技DXより>
秋山準社長、DDT・高木三四郎社長が28日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見し、ユニオン・福田洋が10月22日の後楽園大会から半年間、全日本にレンタル移籍すると本人同席のもと発表した。来年4月までの半年間、全日マットに専念することになる福田は「海外遠征に行く心積もりで全国を行脚していきたい」と意気込み、秋山社長も「ウチの選手の中に入ってどういう化学反応が起きるのか楽しみ」と期待を込めた。
◇
選手派遣など協力関係にある全日本とDDTが選手のレンタル移籍という新たな試みに取り組むことになった。全日本内の若手の底上げを図りたい秋山社長が「誰かいい若い選手がいれば、こちらにお貸し願えないか」と打診し、高木社長も快諾して実現するもの。DDT、ユニオン内で希望選手を募ったところ、真っ先に名乗りを上げたのが福田だった。期間は10・22後楽園大会から来年4月のチャンピオン・カーニバル終了までの半年間。その間、福田はDDT、ユニオンなどには上がらず、全日マットのみに専念する。今月31日からDDTで実施される『DDTドラマティック総選挙2014』も辞退することが高木社長から発表された。
ミスター・パーフェクトの異名を持つ福田は1987年8月15日、東京都小平市出身の27歳。2011年5月4日、ユニオンでデビューし、日本人でありながら英語を駆使するなどアメリカンプロレスを前面に押し出したスタイルで活躍。現在はMEN'Sテイオーと組んでUWA世界タッグ王座を保持している。
この日、秋山、高木両社長同席のもと、全日本事務所で会見した福田は「星の数ほどあるレスリングカンパニーで最も古典的かつトラディショナルなレスリングを体現しているのがオールジャパンプロレス」と考えた上で、「オールジャパンの選手の方々、果てはキョーヘー・ワダさんなんかもアメリカンプロレス、非常に造詣が深いと思われますので、そういうところを吸収したい」とレンタル移籍に立候補した動機を説明。「海外遠征に行く心積もりで全国を行脚していきたい」と新天地での戦いへ向けて意気込んだ。
全日マットでは今までできなかった経験をたくさん積めるのは間違いない。「私のミスターイズムとオールジャパンさんの王道イズムをケミストリーさせて、ユニオンの最強外国人としてカム・バックしたい」と成長した姿で半年後、ユニオンに凱旋するつもりの福田は、「父がガチガチの四天王プロレスファンだったので、やっぱり秋山選手と戦ったら父が喜ぶかなと思います。父親とあまり仲良くないので、これを機に関係も修復できるかなと」と秋山との対戦に色気たっぷり。秋山社長の顔色をうかがいながら大胆にも三冠挑戦を視野に入れた。
全日マットにはいない特異な個性を持つ福田だが、秋山社長は「同化するような選手よりは逆に福田選手みたいな選手が来てもらって、融合するのかそれとも反発し合うのか、それも楽しみなんで、逆にこのスタイルのままいってもらいたい」と歓迎。「ウチの選手の中に入ってどういう化学反応が起きるのか楽しみ」と期待を込めた。送り出す高木社長も「半年間は全日本の選手として、彼が何を吸収するか楽しみにしてます」とエールを送った。
これを機に両団体間でレンタル移籍が活発化する可能性も出てきた。日本マット界におけるレンタル移籍は2012年4月に全日本から新日本に貸し出されたBUSHIが史上初。当時は新日本から全日本に選手がレンタルされることはなかった。もしお全日本からDDTに選手が送り込まれれば、史上初の相互レンタル移籍となる。「常にマンネリと戦ってるようなものなので、活性化していかないといけない」と新しい血の導入を見据える高木社長から打診され、秋山社長はSUSHIを候補に提示。思わず苦笑いした高木社長も「相互レンタルを前提に検討します。期間は短めでお願いします」と応じていた。
【会見の模様】
▼秋山社長「以前より全日本の若手の底上げをどうすればいいか、高木社長に相談させて頂き、誰かいい若い選手がいれば、こちらにお貸し願えないかということをご相談しました。そこでDDTさんから今回ここにいる福田選手ということでレンタル移籍させて頂くということになりました。聞くところによるとミスター・パーフェクトらしいので、ぜひ全日本でもそのどこまでパーフェクトなのかというのをみせてもらいたいと思いますし、何よりウチの選手の中に入ってどういう化学反応が起きるのか、それも楽しみにしております」▼高木社長「秋山社長からお話をいただきまして、DDT並びにユニオンで全日本さんにレンタル移籍を希望する人間を募ったところ、真っ先に福田洋が名乗りを上げました。本人の意向を尊重して、半年間ではありますが、送り出してあげたいと思っています。レンタル移籍という形を取るからには、その期間、ユニオンだったりDDTだったり、他の団体さんだったりに出るというのは、僕の中では勉強であったり修行であったりという意味もなくなるので、この半年間は全日本プロレスさんだけに出場する形になります。ということを受けまして、8月31日からスタートしますDDTドラマチック総選挙に関しては当初、福田もエントリーしていましたが、辞退という形にさせて頂きます。全日本さんの10月22日の後楽園ホール大会から出場するということで、元々、総選挙に選ばれた20人は10月26日の後楽園大会に出場することが条件でしたので、その条件がかなえられないということで辞退とさせていただきます。私としては福田洋がレンタル移籍の期間、さらに大きくなって頑張ってもらうことを期待したいと思います」
▼福田「レディース・アンド・ジェントルマン。ミスター・パーフェクト、福田洋です。今日はお集まり頂き、サンキュー・ソー・マッチ。星の数ほどあるレスリングカンパニーで最も古典的かつトラディショナルなレスリングを体現しているのがオールジャパンプロレスだと思うんですね。総選挙も辞退し、DDTにもユニオンにも上がらない状況を作り、海外遠征に行く心積もりで全国を行脚していきたいと思います。私のミスターイズムとオールジャパンさんの王道イズムをケミストリーさせて、ユニオンの最強外国人としてカム・バックしたいと思います」
――真っ先に名乗りを挙げた一番の動機は?
▼福田「私、アメリカンプロレス好きじゃないですか。だから本当のアメリカンプロレスを極めたい。オールジャパンの選手の方々、果てはキョーヘー・ワダさんなんかもアメリカンプロレス、非常に造詣が深いと思われますので、そういうところを吸収したい。そんな所存です」
――福田選手の試合をみたことは?
▼秋山社長「ありません。そんなにないんですけど、YOUTUBEでチョロっと。完全にアメリカンプロレスだなと思いました。ただ同化するような選手よりは逆に福田選手みたいな選手が来てもらって、融合するのかそれとも反発し合うのか、それも楽しみなんで、逆にこのスタイルのままいってもらいたいし、ウチの選手がどういう反応を示すのかも楽しみです」
――全日本での当面の目標、対戦したい相手は?
▼福田「誰とも戦ったことないと思うので、全員と試合したいですね。父がガチガチの四天王プロレスファンだったので、やっぱり秋山選手と戦ったら父が喜ぶかなと思います。父親とあまり仲良くないので、これを機に関係も修復できるかなと」
▼秋山社長「アメリカンと言えど、日本人らしい、いい話だなと(笑) 半年間もあるんで、何回も対戦することがあるでしょうから、お父さんに喜んでもらえるように。その時は僕もスターネスに戻って四天王プロレスで。アメリカンじゃないけど大丈夫?」
▼福田「はい。僕はアメリカンで」
――希望者を募った時、他に名乗りを上げた選手は?
▼高木社長「グループでいっせいに送信したところ、福田からすぐ返信が来ました。福田のレスポンスが早すぎたので、他の選手は分からなかったんですが、これは経験だと思ってます。昔はよく海外遠征という話もあり、レスラーがスキルアップしていくための手法としてそういうことが取られてたと思うけど、これは一つのチャンス。そこで福田洋が何を得て帰ってくるのか。ユニオンではなく半年間は全日本の選手として、彼が何を吸収するか楽しみにしてます。一点だけ。今回レンタル移籍ということで、ユニオンから福田洋が行くわけなんですけど、もしもの話なんですけど、全日本さんの方からDDT並びにユニオンにレンタル移籍をしていただくということは…?」
▼秋山社長「それは福田選手がこちらに来ていただくんで、こちらも考えてます。ミスターSUSHIを。高木社長の方に直接言おうと思ってたんですよ。どうですか、ウチのミスターSUSHIを?」
▼高木社長「社内で検討材料にさせて頂きます」
▼秋山社長「半年でも1年でもどうぞ」
▼高木社長「期間はそんな長くなくても…」
▼秋山社長「ちなみにSUSHIは(レンタル移籍候補の件を)全く知らないです」
【会見の模様】
――UWA世界6人タッグを保持しているが?▼福田「私が持ち続けますよ。次の31日のタイトルマッチ、9月、10月とまだ大会がありますので、そこまで防衛して半年後、またMEN'Sテイオーと組んで防衛戦できればと思ってます」
――レンタル移籍後のユニオンも気がかりでは?
▼福田「私のミスターイズムというものを私がいなくなる前にみんなに注入したい。特にSAGATなんかに」
――自分の存在を知らないファンの前で試合する不安は?
▼福田「不安はないですね。楽しみの方が大きいですね。僕は常にアウェーだと思って試合してるんで。アウェーは得意なんで」
――全日本には歴史あるベルトがあるが興味はある?
▼福田「あります。それはプロレスラーだったら当然だと思いますよ」
――具体的には?
▼福田「言っていいのかな。3本あるじゃないですか。まとまってるベルト(三冠)が。(秋山社長の視線を感じて)今のは聞かなかったことに…」
▼秋山社長「ジョー・ドーリングに言っときます」
▼福田「1試合1試合頑張ります」
▼高木社長「僕が言うのも何ですけど、今までレンタル移籍ってあったんですか?」
▼秋山社長「相互レンタルはないですよね。ここはSUSHIに…」
▼高木社長「うわぁ。相互レンタルを前提に検討します。期間は短めでお願いします(苦笑)」
▼秋山社長「遠慮なく(笑)」
――第2弾、第3弾のレンタル移籍もある?
▼秋山社長「それはチャンスがあるんであれば。ウチは何分、選手の数が少ないのでレンタルできるのがSUSHIぐらいで限られてくる。DDTさんは選手が豊富なんで、こういう機会があればとは思いますね」
▼高木社長「今回のお話が初めてのケースになると思います。ウチは活性化していかないと意味がないと思ってるので、ユニオンにしてもDDTにしてもそうなんですけど、常にマンネリと戦ってるようなものなので、活性化していかないといけない。ウチの若い選手だったり。ウチも選手数が多いので、月の試合数が限られてくる人間も出てくる。ユニオンも月に1回、2回。これを機に試合数を増やしてキャリアを積んでいってもらえれば。全日本さんにとっても異分子だと思うので、それがどうなっていくのか僕自身、楽しみにしてます。お話があれば第2弾、第3弾はウチとしてもありますね」
【ナオミ・スーザン代表のコメント】「この度、高木社長経由で全日本プロレス様より半年間の選手のレンタル移籍のお話を頂きました。選手の自主性を尊重する意味で、ユニオン内で希望者を募ったところ真っ先に名乗りを上げたのが福田洋でした。キャリア3年にもかかわらず着々と特殊なポジションで頭角を現してきた福田に、半年間とはいえ抜けられるのはユニオンとしては正直痛手です。ただ福田本人には元々アメリカンプロレスをもっと深く体感してみたいという想いがあり、全米でも活躍されたジャイアント馬場さんの教えを受け継ぐ全日本プロレスさんのリングに所属させて頂くということは、彼の人生にとってかけがえのない経験になると思いお願いすることに致しました。何分、濃い目のキャラクターですので最初は全日本プロレスさんのリング上で浮いてしまうこともあるかと思いますが、彼の個性と思ってご容赦いただければと思います。秋山さん、全日本プロレスの皆様よりしっかりと王道プロレスを学んで一回りもふた回りも大きなレスラーになってユニオンに帰ってきてくれると期待しております。今からとても楽しみです。全日本プロレスの皆様よろしくご指導のほどお願い申し上げます」
全日本プロレス、DDT、ユニオンプロレスが会見を開き、ユニオン所属の福田洋がレンタル移籍という形で10月シリーズから全日本に参戦することが発表された。全日本とDDTまたユニオンは選手派遣など協力関係を強化するという。
レンタル移籍という形も新しい流れというか、以前に新日本プロレスとWARが対抗戦時代にWARにスーパー・ストロング・マシン、新日本にザ・グレート・カブキが参戦していたこともあったが、あれも一種のレンタル移籍なのかもしれない。福田はアメリカンスタイルキャラでユニオンでデビューしたが、最近は実力もつけユニオンでもトップクラスの選手に登りつめ佐藤光留の保持するユニオン王座にも挑戦した。ユニオンは石川修司、木高イサミがトップだが二人と福田との差を考えるとまだ開きがある、福田自身が自己主張したのは更なるステップアップのための全日本参戦であり、ユニオンも福田に期待して贈り出すのではと思う。
福田と現在タッグを結成している大日本プロレスのMEN'Sテイオーは学生プロレス時代にジャイアント馬場さんから指導を受けたことがあるが、テイオーの相棒である福田が全日本に参戦するのも何かの縁なのか、福田が参戦する半年間、王道マットで何を得るのか期待したいと思う。 -
曙、潮崎が復帰…潮崎が諏訪魔と復帰早々26分の熱闘も敗れる…
8月16日 全日本プロレス「サマー・インパクト2014」後楽園ホール 1219人
<アピール、コメントなどはプロレス・格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○金丸義信(9分15秒 片エビ固め)X中島洋平
※タッチアウト
◇第2試合◇
▼30分1本
○渕正信 高尾蒼馬(10分56秒 首固め)SUSHI X井上雅央
◇第3試合◇
▼30分1本
○“brother"YASSHI 鈴木秀樹(11分41秒 ラ・マヒストラル)青木篤志 X佐藤光留
【YASSHIの話】「カス野郎、5年半ぶりは気持ちいいね。今日組まれた対戦カード、相手はXceedの青木と佐藤。Xceed覚えたぞ。チャンピオン覚えとけよ。今日から始まるストーリー、末永く付き合ってもらうからな。逃がさんからな。全日本も同じじゃ! 今日はこのぐらいで勘弁しといたろ!」
◇第4試合◇
▼30分1本
○ゼウス(12分07秒 片エビ固め)XKENSO
※ジャックハマー
◇第5試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]宮原健斗 ○鈴木鼓太郎(15分45秒 エビ固め)[第94代王者組]石井慧介 X入江茂弘
※三沢魂タイガードライバー
☆入江&石井5度目の防衛に失敗。宮原&鼓太郎が第95代王者組となる
【試合後の宮原&鼓太郎】
――熱戦の末、アジアタッグを取り返したが?
▼鼓太郎「こういう試合してないと全日本最古のベルトも上がっていかない。それより向こうがいいチームだったと思う。一度負けてるし、入江選手に獲られてるから絶対負けられない」
▼宮原「僕がプロレスの世界に入って初めてベルトを負けてめちゃくちゃうれしい。第一歩がアジアというのも縁を感じます。欲を言えば僕がDDTから獲りたかったけど」
――GAORA王座も併せて2冠王となったが?
▼鼓太郎「全日本を引っ張っていくと言った以上、証明するものが腰にないと。次は世界ジュニア獲りにいきます」
――8・30名古屋で世界タッグ挑戦を控えるが?
▼宮原「もちろん世界タッグ決まってる。そこに向けてのというのがあるけど、今日はアジアタッグを獲った喜びをかみ締めたい」
――対ヘビーも増えそうだが?
▼鼓太郎「ヘビーとやるって分かった時点で狙われるし、ダメージも分かってる。でも歯を食いしばってれば大丈夫です。ヘビー級相手ですけど、あれ(タイガードライバー)を出せればヘビー級にも勝てると思う。問題は他団体のヘビー級じゃなく、全日本のスーパーヘビー級。力で対抗しなくても対抗できるものを持ってるんで打ち負かしていきますよ」
◇第6試合◇
▼曙復帰戦〜三冠王者スクランブルプレミアムタッグマッチ〜/45分1本
○[第47代王者]曙[第44代王者] 秋山準(9分52秒 体固め)[第50代王者]ジョー・ドーリング[第48代王者] X大森隆男
※ヨコヅナインパクト
【試合後の曙&秋山】
▼曙「必死でしたね。あんだけ強い選手が集まってる復帰戦にしてはとんでもないですね」
▼秋山「いやぁ、ようやく帰ってきてくれた。パートナーとして最高ですよ。タッチすればあとは全部仕上げてくれるんで。いいような形で回せばね。何より帰ってきてくれて、無事に試合終わってよかった」
――潮崎も同時に復帰したが?
▼秋山「選手の立場からすると強敵が二人戻ってきてきつい。でも強い相手がいると燃えられるんで、選手として頑張りますよ」
――8・30名古屋で三冠挑戦も控えるが?
▼曙「まだまだ。タイトルマッチまでベストの状態にもっていく。いいのか悪いのか今回のシリーズは試合短いんで、全部30日に合わせる練習のつもりでやっていきたいと思います」
――復帰戦でいきなり大森を破って自信になった?
▼曙「もちろんそうです。タッグはシングルと別物ですけどね」
――ブランクは感じた?
▼曙「ありますよ。緊張しまくってましたね。やっぱり温かいですね」
――いい動きをみせていたが?
▼曙「会見の時から言ってるけど、いくら練習しても試合してみないと本番ではわからないんで。あとは試合のスタミナですね。練習いくらしても戻ってこないんで。あのタックルとか、看護婦さんの注射より効きましたね(苦笑) やっぱり俺らはみるもんじゃない。やるもんですね。(ドーリングの)一発のタックルでうれしくなりましたね」
◇第7試合◇
▼潮崎豪復帰戦〜新王道伝説再燃〜/60分1本
○諏訪魔(26分23秒 体固め)X潮崎豪
※ラストライド
【潮崎の話】「(復帰戦から苦闘になったが?)このリングに復帰する、このリングに立った時から苦しいとか、きついとか、そんな言葉は捨てた。それは俺がプロレスラーになった時から、そんなもの捨ててたよ。(勝利はならなかったが?)そればっかりは俺の力じゃどうしようもなかったということなんでしょう。それは俺の力がまだまだ足りなかった。でもね、このまま終わらないよ。心は折れないよ。解散? 解体? 俺の心を折ってみろって。あいつと向き合った時、絶対俺の心は折れない。折るまで、折れるまでやり合うのが戦いだろうから、まだまだ。新体制の全日本プロレス、1シリーズ終わったけど、俺はここからスタートだから。折れてたまるか」
全日本の新シリーズが開幕し今大会から肺炎からくる体調不良で欠場していた曙と右手親指(右母指中手骨)骨折で欠場していた潮﨑が復帰。曙はセミで秋山と組みドーリング、大森組。潮﨑はメインで諏訪魔と対戦した。
セミは曙が8月30日に三冠王座をかけて対戦するドーリングとタックル合戦を展開、中盤では曙がボディースプラッシュ、エルボードロップと繰り出し、ドーリングのデスバレーボム狙いを潰すなど好調ぶりをアピール、最後は大森のスライディングアックスボンバー狙いをキャッチした曙はノド輪落としで叩きつけるとエルボードロップからのヨコヅナインパクトで3カウントを奪い復帰戦を勝利で飾り三冠王座奪還をアピールした。」
メインの潮﨑vs諏訪魔は、諏訪魔が容赦なく潮﨑の右手に集中砲火を浴びせチョップを打てない潮﨑に対し諏訪魔はダブルチョップを乱打、更にラリアットやアバランシュホールドなどパワー全開で潮﨑を攻め立てる。しばらくして潮﨑はやっと逆水平を放つとやっと反撃しジャーマン、諏訪魔のラストライド狙いをフランケンシュタイナー、豪腕ラリアット、ゴーフラッシャーと猛ラッシュをかける。終盤では諏訪魔がダブルチョップ、潮﨑が逆水平を打ち合うが諏訪魔が競り勝つとラリアットから万力スリーパーで絞めあげ、最後はラストライドで3カウントを奪い、潮﨑は復帰戦を勝利で飾れなった。
アジアタッグ選手権は序盤から攻守が入れ替わる激しい攻防となり、王者組のドリフは鼓太郎に集中砲火を浴びせるも、入江のビーストボンバーをかわした鼓太郎が入江を鼓太郎のエルボー、宮原の二段式ジャーマンの連続攻撃で捕らえると鼓太郎が三沢魂ローリングエルボーから三沢魂タイガードライバーで入江を降し全日本にアジアタッグ王座を取り戻した。
またブードゥー・マーダーズではなく一レスラーとして全日本に復帰したYASSHIは光留のチキンウイングフェースロックを急所蹴りで脱出した後でラ・マヒストラルで3カウントを奪い、今後も全日本に参戦することをアピールした。
休憩前には9月15日から開幕する王道トーナメントの組み合わせが発表された、社長・秋山はジャイアントシリーズの名称復活とチャンピオンカーニバル、世界最強タッグ決定リーグの継続をアピールしていたが、昨年からスタートした王道トーナメントはそのまま継続、新日本プロレスがNEW JAPAN CUPが春のG1として定着させたように、全日本も王道トーナメントを秋の本場所として定着させたいようだ。
1回戦の組み合わせ
諏訪魔vs青木篤志
KENSOvs鈴木鼓太郎
宮原健斗vs秋山準
潮﨑豪vsジョー・ドーリング
大森隆男vsThe Bodyguard
曙vs吉江豊
金丸義信vs佐藤光留
ゼウスvs「SUSHIvs中島洋平」の勝者
フリー勢からビッグガンズと吉江が参戦となったが、潮﨑は1回戦はドーリングが相手なだけに三冠狙いなら負けられない一戦になる。気になるのは暴力集団化をアピールしたEvolutionの行方、潮﨑戦でも諏訪魔は勝ったのにも関わらずノーコメントを貫いていたがEvolutuionの出方次第ではDK軍の立場がどうなるかわからない。その中でKENSOはゼウスに完敗を喫したが寄せ集めのDK軍はもう限界なのだろうか?、30日の愛知大会を契機に全日本に新しい流れが生まれてくるのか?
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ドーリングの三冠王座奪取、宮原が秋山を破り、青木のEvolution、マスクを脱いだ親父のXceed入り、YASSHI登場・・・新体制初の後楽園は新しい流れが続出!7月27日 全日本プロレス「2014サマーアクション・シリーズ」後楽園ホール 1378人
<コメント・アピールなどはプロレス格闘技DXより>
◇試合前◇
(大会開始に先立ち、所属選手入場式が行われた)
秋山「今日は新生になり初めての後楽園大会です。僕が若い頃にみた全日本の光景に戻せるよう、一歩一歩進んでいきます」
曙「長い間、休むことになり申し訳ありませんでした。おかげさまで8月16日、復帰します。復帰したら必ず三冠ベルトを真剣に狙いにいきます」
◇第1試合◇
▼20分1本
○SUSHI(4分46秒 エビ固め)Xめんそ〜れ親父
※カツオの一本釣り
【めんそ〜れ親父の話】「ここ何シリーズか、ずっと結果を出せなくて、自分の中でこのままではダメだと思ってた。地元で鼓太郎さんとタイトルマッチやって、いい試合とか言われたけど、手の平の上で転がされてチャンピオンの強さを味わわされた。マスクをずっとかぶってきて、コミカルさが残ってたから髪を出したりしたけど、めんそ〜れ親父でいる限り、自分の覚悟は変わらないと思った。Xceedに入って強くなれるわけじゃないけど、覚悟を見せたかった。見せる相手は鼓太郎さん。SUSHIさんには申し訳ないけど、Xceedで強くなります。(他のリングでもマスクを脱ぐ?)全日本ではこれでいきたいけど、前から話をいただいた団体もあるので、責任を持ってめんそ〜れ親父として出ます。全日本では中島洋平としてやっていきます。(今後は本名で?)今の今で分からないけど、めんそ〜れ親父じゃないです。ゼロからのスタートだと思ってる。マスクを脱いだから強くなれるわけじゃないし、自分次第。Xceedはいつも会場でみてたけど、諏訪魔選手、ジョー選手とか大きい選手とやってるのを間近で見てる。今でもしんどいし、痛いけど幸せなんで。自分が描くプロレスラー像をXceedで追いかけたい」
【鼓太郎の話】「マスクマンがマスクを脱ぐのは並大抵の覚悟じゃできないこと。中島洋平はXceedで預かります。それを生かすかは本人次第。イチからのスタート、いやゼロからのスタートという気持ちでやってもらいたい」
◇第2試合◇
▼30分1本
○ドリー・ファンク・ジュニア 西村修 吉江豊(12分12秒 スピニングトーホールド)大森隆男 X渕正信 ウルティモ・ドラゴン
(試合後)
ドリー「アキヤマ、ニュープレジデント。オメデトウゴザイマス」
◇第3試合前◇
(”brother”YASSHIが登場)
YASSHI「ちょっと時間くれへんかな。5年ぶりやね。帰って来たぞ、全日本プロレス! 初めましてのカスヤローも、ご無沙汰しとったご機嫌ちゃんも、この俺が“brother”YASSHI、a.k.aご機嫌ちゃんじゃ、カスヤロー! 俺がおらんかった、留守しとった間、このリング上ではいろんなことが起きたみたいやね。いろんなことあったけども、ヤバイヤバイ言われながらも、こうして新生全日本プロレスとして今日も大会はおこなわれてる。そしてオマエらはそれを全部踏まえたうえで、オマエらも色んな思いもあるだろう。こうやって見に来て今日もいてるわけや。
でもな、俺もいろんな色んな思いを胸にこうやってリング上に立ってる。まずは8月16日、いろんな思い、5年間の思いを見せてオマエらカスヤローどもにぶつまけてやる。そんでご機嫌ちゃんにさせてやるからよ! オマエら来月の後楽園ホールを楽しみにしとけ! 今日はこれくらいで勘弁しといるわ」
◇第3試合◇
▼30分1本
○ゼウス 鈴木秀樹(12分46秒 片エビ固め)XKENSO 真霜拳號
※ジャックハマー
◇第4試合◇
▼アジアタッグ王座次期挑戦者決定戦/60分1本
○宮原健斗 鈴木鼓太郎(9分07秒 レフェリーストップ)X秋山準 金丸義信
※スネークリミット
【試合後の宮原&鼓太郎】
▼宮原「今日はアジア決定戦だけど、個人的には昨日敗れた秋山さんに挑む、勝つ。その2点を頭に入れながら戦って、こうして勝てたことは今までプロレス界に入って一番うれしいです。タッグマッチだろうが何だろうが、俺はテッペンで戦ってる人たちからの勝ちがほしい。だからうれしい」
▼鼓太郎「勝ちを狙いに行くんだったら金丸義信を狙うのがいいけど、俺も先に仕掛けた部分もあったけど、向こうもうまいから流れを渡してくれない。健斗に託したけど、最高の結果を出してくれた。勢いだけでお客さんに伝わらない部分があるんで、目に見えるものが一本しかないから、アジアにいって、健斗にはその先目指すものがあるだろうし、Xceedでベルト総獲りが最高の結果ですね。どちらがくるにしてもXceedのもとにベルト集めないと」
▼宮原「期待にも応えないとレスラーじゃない。自分自身が周りの目がいろいろあるだろうけど、今日こういう形で残せて今は最高にうれしいです」
◇第5試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第94代王者組]○石井慧介 入江茂(16分35秒 片エビ固め)[挑戦者組]長井満也 X南野タケシ
※ニールキック
☆入江&石井が4度目の防衛に成功
(試合後)
(宮原&鼓太郎のXceedコンビが現れる)
宮原「そのアジアタッグのベルトは俺たちXceedが取り返す」と通告してきた。
石井「これは僕にとって宝物なので、絶対渡しません。でも挑戦は受けてまた倒してやる!」
【試合後の入江&石井】
▼石井「正直きつかったけど、また宝物を守りました。自分ははっきり言ってアジアタッグへの思いは全日本に負けない。守り続けます」
▼入江「石井さんがベルト獲りたいと言って、ずっとパートナーとしてやってきて、ベルトを獲って、僕も愛着があって、僕たちの宝物、絶対渡すわけにいかない」
▼石井「今持ってる幸せを渡したくないですね。持ち続けます」
――次はXceedの再挑戦を受けるが?
▼石井「前回もギリギリの勝利だったかもしれないけど、あれから防衛重ねて強くなってるんで、僕らが有利だと思います」
▼入江「一言言わせてもらうと、そんなん関係あるか!」
▼石井「僕の憧れである秋山さんを倒した(宮原の)力は認めてますよ。でも自分らの有利は動かないと思ってます」
▼入江「僕も目の前の敵に立ち向かうだけなんで、そんなん関係あるかって感じです」
◇第6試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第37代王者]○青木篤志(16分47秒 腕ひしぎ逆十字固め)[挑戦者]X佐藤光留
☆青木が2度目の防衛に成功
(試合後)
青木「Evolutionに入る、入らないという話があったけど、今日ここではっきり言う。俺はEvolutionに入る! 理由は諏訪魔からの言葉のみ。お前が必要、Xceedをぶっ潰す。もしEvolutionがそれ以外のことをするなら俺は即離脱する。今は暴走してるだけ。俺がコントロールしてやる」(光留に右手を差し出すと、迷った末に光留も応じ、握手を交わす)
青木「このベルトはジュニアで一番凄いベルトだと思ってる。だから今後どうなるかわからないけど、俺が一番強いってことに文句ある奴は、度胸があれば言ってこい」
【青木の話】
▼青木「お互いやられることはわかってるし、タイトルマッチで狙うところといったら今は腕しかないから。そのへんは変化球で違うところを攻めることもあるけど、お互いそうだからこういう形になったと思う」
――腕十字では負けられない?
▼青木「それもあるね。前哨戦で負けたのも腕だし」
――フィニッシュが見事に決まったが?
▼青木「前から使ってる技だけど、勝負かける時にやらないとと思ったし、うまく乗っかってきたからチャンスだなと」
――Evolution入りを宣言したが?
▼青木「もう終わり。Evolution入る。必要だと言われて誘われてる理由も分かったし、その理由は俺が思ってることと一緒だった。目的を成功する意味ではもちろん俺は協力する。路線が変わったり、違うことやるようになったら俺はすぐに離脱する。諏訪魔、ジョー、佐藤光留、うまいというより強い選手。今はどうやっても暴走が目立つんで、うまく機能してない部分が見受けられるから、どうなのかなと思った。必要だというのはそういうことだと思うから、コントロールして、ただの暴れん坊のチームじゃなく、全日本の中で強いチームにしていくから」
――次の挑戦者は?
▼青木「全日本の中で世界ジュニアに挑戦する人間やっつけたから、外に目を向けてもいいかなと」
――強さを追求していく?
▼青木「ジュニアだからって飛ばなきゃいけないわけじゃないし、俺はこれでいいんだよ。俺はそれがやりたくて、ずっとこのスタイルでやってきたんだから。文句あったらいくらでもいってきてほしい。これ(世界ジュニア)を強さの象徴にしたい」
◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ジョー・ドーリング(21分11秒 エビ固め)[第49代王者]X諏訪魔
※レボリューションボム
☆諏訪魔が初防衛に失敗。ドーリングが第50代王者となる
【試合後のドーリング、諏訪魔、青木】
▼諏訪魔「チクショー。強いな。あいつの今まで獲れなかった気持ち、それが一発一発、全て重かったよね。凄ぇ悔しい。あんなでかいの俺の体も慣れてないし、あそこまでパワーアップしてるとは思わなかった。強い。しかもファンが後押ししてた。仲間であり、うれしいけど、イチレスラーとしては悔しいね。ジョーに対するジェラシーというか、そういうのが生まれた、確実に。ただ、あいつ三冠戦、これが目標でゴールであるという位置づけだったけど、ここから何回もジョーと戦う。そうしていきたいな。また今日、ベルトは失ったけど、佐藤が頑張ってくれたおかげで青木がEvolutionに入った。これはまた大きな収穫であり、俺にとってはベルト以上の価値があると思いますよ。ベルトは失ったけど、それ以上の仲間が来た。明日から打倒Xceed、俺らが強さがある人間、そういう大義名分のもとにまた再開できるんじゃないかなと。今までの青木じゃない。今日からこの時点から生まれ変わってんだよ。どんどん我を出す、毒を吐く、思ってることをみんなぶちまける。そういうレスラーになってもらいてぇ。レスラーみんなわがままなんだ」
▼青木「俺がコントロールするだけ。じゃないと試合がグチャグチャになるから」
※ドーリングがやってきてEvolution4人で乾杯
▼ドーリング「感動的だ。歴史にジョー・ドーリングの名前が残った。永遠にだ。ジョー・ドーリング、サンカンチャンピオン! 一番大切なことは全日本にジョー・ドーリングがいることだ」
――全日本参戦から7年で三冠王座を初めて獲ったが長かった?
▼ドーリング「初めてここに入った日から、この日がゴールだと思っていた。小さい時からの夢だった。それが現実になった」
――史上6人目の外国人王者になったが?
▼ドーリング「スタン・ハンセン、テリー・ゴディ、スティーブ・ウイリアムス、太陽ケア…俺も歴史に名を刻んだ。それが永遠だ。誰が相手でも戦う。ルールを守らないかもしれないがな。最後には俺がベルトを巻いている」
――チャレンジャーは誰を希望する?
▼ドーリング「曙、潮崎、秋山、諏訪魔リマッチ、大森、ニュージャパン、WWE、TNA、誰でもやってやる。今日は俺がナンバーワンであることを証明したんだ」
秋山全日本となってから初の後楽園大会を開催、大阪大会と同じく全所属選手による入場式が行われ、その場で体調不良で欠場していた曙が8月16日後楽園大会からの復帰を発表、同日には潮崎豪も復帰することから、これで全所属選手が揃ったことになる。そして第2試合にはPWF会長のドリーが現役として参戦、渕を伝家の宝刀スピニングトーホルドでギブアップを奪い健在ぶりをアピール、秋山新体制を祝福した。
またSUSHIとのシングル戦に敗れた親父がマスクを脱ぎ、正体を元エルドラドの中島洋平であることを明かしてXceed入りを表明、また第3試合終了後にはブードゥーマーダーズのYASSHIが登場し全日本参戦をアピールした。親父は20日の千葉大会では秋山と対戦するも徹底的にかわいがられた挙句に敗れダメ出しをも食らった。マスクを取ったということは本格的に全日本に取り組むということか、YASSHIに関しては事件には当時休養しており関与していないということでOKが出たのか、しかしYASSHIはあくまでVMの一員だけにVMが全日本マットに復帰する可能性も否定出来ない。
そして第4試合のアジアタッグ挑戦者決定戦では宮原がスネークリミットを決めレフェリーストップながらも秋山を破る波乱が起き、DK軍を破り王座を防衛したドリフへの挑戦を決めた。前日の横浜大会でのシングル戦では秋山に大善戦して敗れたが、タッグとはいえ秋山からの勝利は大きい。
世界ジュニア選手権は互いに腕攻めを狙うも、青木が左腕へのオーバーヘッドキックで先手を奪う。光留はキックで反撃し脇固めや腕ひしぎ逆十字で青木を追い詰める。しかし青木も腕十字で返すと腕十字合戦となるが青木はテキサスクローバーを決めれば光留もアンクルホールドで返す。光留はバックドロップから腕十字を決めるが青木はラリアットで応戦、光留はランニングローキック、ジャーマンから腕十字も青木が阻止して何度もカバーして光留のスタミナを奪う、光留はチキンウイングアームロックから、そのままスープレックスで投げる荒技を敢行するが、青木は体を入れ替えるとチキンウイングアームロックから腕十字で捕獲し光留は無念のギブアップ、王座防衛した青木は諏訪魔の誘いを受けていたEvolution入りを決め光留と握手を交わす。
メインの三冠王座をかけたEvolution対決はラリアットで諏訪魔を場外に落としたドーリングがエプロンからのプランチャを敢行し場外パイルドライバーで諏訪魔の首に大ダメージを与える。リングに戻ってもドーリングペースで進むが、諏訪魔はフライングショルダーでやっと反撃、ラリアットの連打、フロントスープレックス、万力スリーパーと畳み掛けるもドーリングはパワースラムからフライングボディーアタック、ターボドロップ2と主導権を渡さない。諏訪魔はダブルチョップからジャーマンを決めるもドーリングはスパインボム、その後はマッチアップからドーリングのフライングボディーアタックを迎撃した諏訪魔がラリアット、ジャーマン、ドロップキックとラッシュをかけるが、エルボー合戦を制したドーリングがジャーマン、ラリアットからレボリューションボムを狙うも諏訪魔は回転エビ固めで返し、パワーボムからバックドロップ、ラストライドを狙う。しかしドーリングはTKO34thで返すとレボリューションボムで3カウントを奪い、スタン・ハンセン、テリー・ゴーディ、スティーブ・ウイリアムス、ベイダー、太陽ケアに次ぐ6人目の外国人三冠王者となった。
新体制となって初めての後楽園大会は1378人を動員、新体制への期待の現れなのかもしれないが、ドーリングの三冠王座奪取を含めて新しい流れが次々と生まれた。新しい流れの誕生を一番喜んでいるのは社長である秋山なのかもしれない。
本日はシリーズ最終戦、ご来場ご声援ご注目いただきありがとうございました!おかげさまで新会社設立しての最初のシリーズは大盛況の内に幕を閉じる事ができました。#ajpw
— alljapan (@alljapan_pw) 2014, 7月 27【全日本】ドーリングが三冠初戴冠、史上6人目の外国人王者に▼青木V2、Evolution入りを宣言▼ドリフがアジアV4、Xceed迎撃へ▼宮原が初の秋山超え…後楽園大会 http://t.co/vuGwN7BHZc #ajpw pic.twitter.com/2ZLMmYyyzr
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2014, 7月 27今日はビアガーデンからのアジアタッグ!両方勝利して防衛できました!そしてなんとドリーファンクJr選手と写真を撮ってもらいました!嬉しい! pic.twitter.com/VPcKp232Ov
— 入江茂弘 (@tachimukau_irie) 2014, 7月 27全日本後楽園。敗れた諏訪魔はジョーの勝利を認め、現れた青木も握手。光留と4人でエボリューションの旗を掲げ締め。マイクなしの締めもいいものだ。 #プロレス #ajpw
— 尾久三行 (@higasiogusangyo) 2014, 7月 27たくさんの応援、本当にありがとうございました。左肘を負傷し、これから検査と治療に行きます。終わるのが何時になるかわからないため、ヒロタヒは明日に延期します。申し訳ありません。ご了承ください。
— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) 2014, 7月 27本日はシリーズ最終戦、ご来場ご声援ご注目いただきありがとうございました!おかげさまで新会社設立しての最初のシリーズは大盛況の内に幕を閉じる事ができました。#ajpw
— alljapan (@alljapan_pw) 2014, 7月 27思い悩んでいた時の秋山の言葉。青木の叱咤。そして鼓太郎の勧誘。SUSHIに対する恩義もあっただろう。でも、彼はレスラーとしてマスクを脱ぎ、素顔で出直す事を決めたのだ。人生は自分が決めるのもの、頑張れ親父、いや中島洋平。#AJPW http://t.co/SmIOKubokl
— 宇宙狼 (@spacelonewolf) 2014, 7月 27 -
元横綱、元レスラーの輪島大士さんが咽頭ガンの手術を受け声を失っていた・・・
(デイリースポーツより)
元横綱の輪島大士さん(66)が昨年12月に咽頭がんの切除手術を受け、声を失っていた。夫人(43)が16日、フジテレビ系「ノンストップ!」の取材に応えて明らかにした。がんが見つかったのは昨年秋、下咽頭がんだった。「手術を受けなければダメでした」と夫人。12月に切除手術を受け、成功したものの、あの独特の声は失った。
4カ月に及ぶ入院生活のあと退院し、今は自宅療養を続けているが、経過は順調だという。
「食事も普通。食欲がないということもありません。20年は大丈夫だと医者も言ってます」と手術は大成功だったが、声のない生活は…。
「家族の間では口の動きで察しています」と、コミュニケーションは家族愛に支えられているようだ。
本人も活動的で、友人とはメールでやり取りし、約束して食事に出掛けることも。ほぼ毎日、ウオーキングし、買い物に行くこともあるという。
輪島さんが咽頭ガンの切除手術を受け、声を失っていたことが報じられた。輪島さんは元横綱だが、全日本プロレスで活躍していたプロレスラーだった時期があり、最近はGスピリッツでのインタビューに答えるようになってからレスラー時代のことを振り返るようになっていた。
咽頭ガンで思い出したのは2009年12月になくなり輪島と同じ全日本プロレスで活躍していた“ドクターデス”スティーブ・ウイリアムス、ウイリアムスもK-1の試合でアレクセイ・イグナショフとのMMAマッチに臨む当日直前にガンが発覚、声帯を全摘出する手術をした、声は発声用の機会を埋め込んでいたため音声による会話は可能だったものの咽頭ガンは再発してしまい、そのまま49歳の若さで亡くなった・・・
輪島さんも声を失ったが経過は良好ということで日常を暮らしている、輪島さんもいつまでも元気で暮らして欲しい。
話が遅くなったが「私の何がイケないの?SP」でスタン・ハンセン夫人であるユミ・ハンセンさんが特集されたが、ハンセンの左肩に埋めてある人工関節の手術痕を見てショックを受けた、ハンセンは口には出さなかったがおそらくだが必殺技であるウエスタンラリアットでの代償、腕だけでなく肩にも相当な衝撃があったのではと思う。それでもハンセンはユミ夫人と幸せそうに暮らしているのだから安心しているのだが、ハンセンの左肩の手術痕を思い出すと今でもショックを感じてしまう、技はいくら鍛えていても衝撃が体に残る諸刃の剣でもある・・・・