格闘技
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榊原代表と猪木が再合体・・・猪木と高田という二つの神輿を担ぐRIZIN
<東京スポーツより>
2017年の格闘界はどうなるのか。カギを握る格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長(53)を緊急直撃した。すると飛び出したのは「あの人」へまさかの“再合体”ラブコールだ。さらに、1997年10月の高田延彦VSヒクソン・グレイシーから20年目となる今年をメモリアルイヤーと位置付けたイベント開催や、男女プロレス界への“挑戦状”まで、「馬鹿になる」プランの数々を語った。――今年は高田VSヒクソンからちょうど20年の節目だ
榊原委員長:それに昨年はアントニオ猪木VSモハメド・アリ(1976年6月)からちょうど40周年でした。だから猪木さんも含め、今年は「温故知新」というものをテーマの1つにしていきたい。その2つの試合があって、現在の総合格闘技があるわけですから。
――これまで猪木氏がRIZINのリングに上がったことはない
榊原:ええ。ですが、今年はお願いしたいと思っています。猪木さんの言葉に「馬鹿になれ」というものがあります。今、私たちに必要なのは「馬鹿になる」ことなのかもしれない…。小さくまとまってしまっては面白くないですから。そういう意味でリングで「猪木劇場」をやってもらうだけでなく、どうしたら成長していけるのか意見やアイデアをうかがえればと。
――いろいろな意見を取り入れたいと
榊原:そう。猪木さんだけでなく(大手芸能事務所の)ケイダッシュの川村龍夫会長(76)のご意見やアドバイスも猪木さんと並行してうかがったりしたいですね。昨年9月までが「ホップ」。昨年末が「ステップ」。そしていろいろな方の意見を取り入れながら今年大ジャンプしたい。
――高田VSヒクソンについては
榊原:今年はまず4月(16日)に横浜アリーナで大会を開催した後、7、10、12月と開催する予定です。そのなかでまさに20周年となる10月の大会を「メモリアル大会」にするつもりです。加えて大会前1週間をメモリアルウイークのような形に位置付け、様々なイベントやトークショー、出版などをできれば。
――RIZINの高田延彦統括本部長(54)はともかく、ヒクソン・グレイシー(58)は息子クロン(28)のセコンドとして会場に姿を現す程度
榊原:今年はそれだけでなく、いろいろ協力してもらうつもりです。近々、ヒクソンとそうした相談をしてきます。あの時、2人はどんな気持ちでリングに向かったのか、相対したのか…、20年たった今だからこそ話せることもある。そういうものを2人の口から皆さんにお伝えできる場所をつくりたい。
――まさに「温故知新」。注目のトーナメント開催はどうなるか
榊原:もちろん考えています。10、12月で。今年は男女同時開催するつもりです。階級などは細かく詰めて近々発表できると思います。年末も女子の試合は視聴率が上がった。今、女子格闘技には追い風が吹いていますから。そうだ、東スポで書いておいてよ。
――というと
榊原:「我こそは」と思う女子プロレスラーがいましたら、うちの広報や東スポを通じて連絡してくださいって。というのも先日、ある女子プロレス関係者に「格闘技戦をやりたい選手はいるけど、どこに連絡したらいいかわからない」と相談されたんです。そういう選手がいたら自薦、他薦問わず思い切って連絡してほしい。すぐにRIZINとならなくても、しかるべきジムやイベントを紹介したりもできます。追い風が吹いている今こそ、挑戦を後押ししたい。男子も名乗りを上げてほしいですよね。全日本プロレスとかノアとか、新日本プロレスの選手に上がってほしい。今年は何とか大物プロレスラーをリングに上げたい!!
――現有戦力だけでなく、新たな参戦選手も発掘していくと
榊原:そうですね。メダリストやアスリートとの交渉も継続してやっていきます。とにかく、格闘技を盛り上げるために今年も頑張りますよ!!
東京スポーツがRIZINの榊原信行代表がアントニオ猪木と電撃再合体したことを報じた。猪木はかつてPRIDEのエグゼクティブ・プロデューサーに就任し猪木事務所に属していた藤田和之や新日本プロレス勢のPRIDE参戦を橋渡ししていたが、PRIDEを離脱した一派が「INOKI BOM―BA―YE」を日本テレビの後押しで開催することになり、猪木も加わることになったため、PRIDEは猪木を追放、「INOKI BOM―BA―YE」「Dynamite!!」「PRIDE男祭り」のTV局を巻き込んだ興行戦争に発展したが、「INOKI BOM―BA―YE」は惨敗に終わった。
2015年の大晦日にRIZINが旗揚げした際は榊原代表は猪木に来場を求めていたが、同日にIGFが両国で開催したことで来場しなかったが、今回は猪木の後援者の一人である川村氏の橋渡しもあり、また猪木もIGFから独立し話しやすい状況となったことでRIZINとの合体が実現したと見ていいだろう。
昨年度このブログで「周囲は猪木にプロレス・格闘技で威厳を示し、まだまだマット界の中心的存在になって欲しいという期待をかけている人間はまだいる」と更新したが、その猪木を担ごうとする人間に榊原代表が名乗りを挙げた、猪木を担ごうとしたのはIGFで扱いきれなかった猪木をRIZINなら上手く扱えると考えて合体を考えたのか?
ただプロレス界だけでなく格闘技もPRIDE時代からは大きく変わっている。榊原代表は大物レスラーをRIZINに参戦させることでプロレスファン層の取り込みをまだ狙っているが、榊原氏が出した新日本を始めとする各団体が体制が変わり、猪木の影響を受けないDDTや大日本など主流となるなど、猪木の存在をもってしても時代の流れは変えることが出来ない状況になってしまっている。
RIZINや榊原代表は猪木という存在をどう扱うのか、また猪木をPRIDEから追放を言い渡してPRIDE、RIZINで統括部長となっている高田延彦はこの状況をどう思うか、榊原代表は猪木と高田という二つの神輿を担いで双方を取りまとめることに自信があるのだろうが・・・・
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坂田は桜井に玉砕で引退表明!堀田も敗れるもフィメールがキャビ戦に名乗りを上げ神取と一触即発!
12月31日 RIZIN「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUND」さいたまスーパーアリーナ 19357人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼RIZIN MMA特別ルール 56.7kg契約/3分3R
○那須川天心(2R0分37秒 アームトライアングルチョーク)Xカウイカ・オリージョ◇第2試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND PRIX 2016 無差別級トーナメント」準決勝 RIZINトーナメントルール無差別級/5分2R延長5分1R
○ミルコ・クロコップ(1R0分49秒 KO)Xバルト◇第3試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND PRIX 2016 無差別級トーナメント」準決勝 RIZINトーナメントルール無差別級/5分2R延長5分1R
○アミール・アリアックバリ(2R判定2-1)Xワレンティン・モルダフスキー◇第4試合◇
▼RIZIN MMAルール 82.0kg契約/1R10分、2R5分
○桜井“マッハ"速人(2R2分37秒 TKO)X坂田亘【坂田の話】「単純にボコボコにされたなって。気持ちの話は当人同士の話であって、見てる人がどう思うかって話だけど、最後に彼とやれてよかったなって。(この試合が最後ですか?)ハイ。やれることはもちろんありましたけど、そうさせないマッハさんの強さに負けたので。僕が他に何を言っても始まらないので、言い訳無用です。(小池さんと話は?)よかったよって言われたけど、こっちは全然いいと思ってないんで。格闘家、レスラーとしては今日で死にましたけど、命があってよかったなと。大げさかもしれないけど、それを妻の顔を見たときに思いました」
◇第5試合◇
▼RIZIN 女子MMAルール 無差別級/5分3R
○ギャビ・ガルシア(1R0分41秒 TKO)X堀田祐美子(試合終了後)
ギャビ「アリガトウ、ジャポン! 1周年おめでとう。ハッピーバースデー! 今日は対戦を受けてくれた堀田選手に敬意を表したいと思います。私と対戦してくれてありがとうございます。そして、私のハートは日本の女の子なんですよ。日本で戦うことが出来てとても嬉しいです。アイラブジャパン、ディスイズマイホーム!」堀田「すいません、代わりがこんな結果で。(場内拍手)次はぜひ、神取さんにこの敵を取ってもらいたいと思います。おねがいします!」
神取「みなさん、ホントに今日はごめんなさい。でも、堀田祐美子の熱い戦う姿勢は伝わったと思います。必ずこの敵は私が取ります。榊原社長お願いします」
(そこにアルファ・フィーメルが登場。)
アルファ「私はスターダムのチャンピオンです。ギャビ選手、今日の勝利おめでとう。私はあなたにチャレンジしたい。キックユアアス!」
ギャビ「レッツゴーファイトナウ! 榊原社長、今やろうじゃないか!」
(ギャビとアルファが口論となる中、ギャビは今この場での対戦を要求。そこに神取が「なんだオマエ! オマエ違うだろ! 誰だよオマエ!?」と割って入り、リング上は入り乱れて混乱状態に)
【堀田、神取の話】
堀田「やっぱりギャビ選手のパンチは、総合とプロレスを含めて今まで受けた中で一番でした。一番得意な蹴りが打てなかったことが悔しいですね。圧力や威圧というものも感じましたが、そこで怖いとか痛いとかそういうことはまったくなかったです。このチャンスというものを神取選手にいただき、今後も総合格闘技というプロレスとは違った鳥肌が立つようなリングに立てて、もう一回トレーニングを再開しようかという気持ちになっています。(入場とロープワークについては?)チェーンは私のアイテムであって、お守りでもある。プロレスラーというものをアピールしたかったので、そこはチェーンは絶対に持っていって堂々としてやろうと思いました。プロレスというものをリングに立って背負ったからには、ロープワークもやってやろうと。(今後の展開は?)女子プロレスというものがもう一度脚光を浴びてもらえるというか、浴びれるチャンスだと思うし、やっぱり私が出たことで神取さんもケガを直して仇を取るという気持ちが強くなったと思うので、私の敵をケガが治ったときに敵を取ってもらえると信じてるし。プロレスラーというものは気持ちは誰にも負けない。たとえ私が50才であろうと、たとえ準備期間が短かろうと、リングに上ったらやるというプロレス魂というものを今後もアピールできるように頑張っていきたいと思います」神取「今回はホントに準備期間が短い中で、引き受けてくれた堀田選手に感謝したいです。結果はどうあれ、前に向かっていくというのがプロレスラーなので。ただ、あのわけわかんないヤツ(アルファ)は誰だよって! パンチも出てたし、チャンスさえあれば勝てる。私たちはパイオニアとしてやって来たけど、やったことない人にはとやかく言われたくないよね。人々は向かっていく姿にロマンを感じて感動するんだから。今女子格闘技がブームになりつつあるというのは、自分たちがやって来たことは間違ってなかったなって。それをどうこう言われるのは悔しいし、腹立たしい。カンタンなことじゃないよって。ギャビに一言言うなら『逃げんなよ』って」
堀田「ケガをした状態で戦うというのは相手に対して失礼なことだからね。畑が違うことにチャレンジしようとするその神取さんの気持ちに同調したから、今回も名乗りを上げさせてもらったし。(唇が切れているが?)こんなもん、ケガのうちに入らないよ。逆にもっとボコボコになりたかったな。止めるのが少し早いよって(笑)」
◇第6試合◇
▼RIZIN MMAルール 58.0kg契約/1R10分、2R5分
○才賀紀左衛門(1R2分03秒 TKO)Xディラン・ウエスト◇ジェロム・レ・バンナ登場◇
バンナ「ホント去年はごめんなさい! 日本の皆さんにこの場を借りて約束させてください。来年、またRIZINの舞台に戻ってきて、150%の闘いをみなさんに見ていただきたいです。よろしくお願いします」◇第7試合◇
▼RIZIN 女子MMAルール 49.0kg契約/5分3R
○アンディ・ウィン(1R4分42秒 腕ひしぎ十字固め)X山本美憂◇第8試合◇
▼RIZIN 女子MMAルール 49.0kg契約/5分3R
○RENA (3R2分47秒 KO)Xハンナ・タイソン◇第9試合◇
▼RIZIN MMAルール 62.0kg契約/1R10分、2R5分
○所英男(1R1分19秒 腕ひしぎ十字固め)X山本アーセン◇第10試合◇
▼RIZIN MMA特別ルール 65.8kg契約/1R10分、2R・3R5分
○クロン・グレイシー(2R2分04秒 リアネイキッドチョーク)X川尻達也◇第11試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND PRIX 2016 無差別級トーナメント」決勝戦 RIZINトーナメントルール無差別級/5分3R延長5分1R
○ミルコ・クロコップ(1R2分02秒 KO)Xアミール・アリアックバリ(試合終了後、第3位となったワレンティン・モルダフスキーとバルトには賞金500万円、準優勝のアミール・アリアックバリには賞金1000万円、優勝したミルコには賞金3500万円と副賞、チャンピオンベルトが手渡された。)
ミルコ「コンバンワ! とても厳しくハードな闘いをすべて終えました。途中で相手が変わったり、ケガをしたり、キャンプも長く過酷なものでしたが、今日この場に立ってすべてが報われたと思っています。今から10年前、本当に過酷なグランプリを闘い抜きました。その思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡ってます。ここまで来れたのは日本のファンのみなさまのおかげです。どうもありがとうございました」
榊原代表「こんばんわ。2年目のRIZINということで無差別級グランプリを開催させていただきました。2日間に渡って多くのファンが足を運んでくれたということを心から感謝します。まだRIZINは出来たばかりでPRIDEの熱に届くまではまだまだだと思いますが、熱い思いを持った選手たちとファンがいれば、かならずPRIDEの熱を超えられると思います。またみなさんと未来に向けて2017年度も頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
【ミルコの話】「対戦した選手たちはみんなそれぞれ強かったけど、とにかくハッピーという言葉しかない。結果的にすべてフィニッシュに持っていけた、いい流れのトーナメントだった。(闘いたい相手は?)先のことは考えてないし、今はひたすら休んで早く家族に会いたい」
【榊原代表の統括】「2年目のRIZINとして、本当に続けていけるなっていう手応えと勇気をもらえた大会でした。トーナメントに関してはいろんな見方ができるだろうけど、日本人にとってドラマチックな選手がドラマチックな勝ち方で優勝した。しかもミルコが前チャンピオンのキング・モーと新進気鋭のアミール・アリアックバリに勝利したということは価値を上げたと思うし、トーナメントに向けての気持ちが勝っていたのかなと思います。
(バンナについては?)こちらも『裁判で訴えますよ』というアクションをしていたのですが、バンナの方からお詫びをしたいという手紙とグランプリに出たいという言葉を貰って。自分のカネで飛んできてお詫びをするのがまずはスジでしょって。彼が起こしたミステイクに対してまずはケジメをつけてくれということで、自費で飛んできてもらってお詫びもし、ホントに真摯な思いでRIZINに出たいという思いも伝えてもらったので。まだ何も決まってませんが、今後の参戦ということは十分考えられると思います。
(名須川天心については?)有言実行は本当に大変だと思います。右肘にテーピングをしていたし、本人以外の中では当然ゆっくり休むべきという意見もあったでしょうけど、本人の気持ちが止まらないですから。本当に去年のRENAの再来という感じのフィニッシュでしたし、ホントにあっぱれな結果だったと思います。日本の総合格闘技界のニュースターとしてまだまだ学ばなきゃいけないことも多いと思いますが、本人が二刀流を目指すというのであれば才賀も元谷もいるフライ級を磨いて、その中に天心も入ってきてもいいんじゃないかなと。」
RIZINに関してはプロレスラーが出場した試合を中心に触れると、5年ぶりの試合となる坂田は桜井と対戦、桜井にテイクダウンを奪われると身動きが取れない状態が続き、上から攻める桜井に対し坂田はTKシザースなど防戦する。
しかし2Rになると低空タックルを狙う坂田に対し桜井は上から潰し、マウントからパンウンドの連打を浴びせレフェリーがストップ、桜井が勝利となり、試合後に坂田はバックステージにて引退を表明した。キャビvs堀田はセコンドには神取だけでなく井上貴子、豊田真奈美など元全女、LLPW勢がセコンドに着いたが、試合は堀田がロープワークで翻弄するもキャビが捕らえて左右のパンチを浴びせ、最後は上からのパウンドでTKO勝利となり、試合後は神取が榊原代表にアピールしたところで、アルファ・フィメールが乱入しキャビに挑戦を表明して臨戦態勢を取ると、横から入ってきたフィメールに神取が怒りリング上は混乱状態となる。
フィメールはスターダムを主戦場にし元ワールド・オブ・スターダム王者でもあり、昨年10月にはMMAにも挑戦して勝利を収めている。
気になるのはスターダムとの関係はどうなっているのか?ロッシー小川代表はTwitter上で地上波のTVには映らなかったがライジンで堀田祐美子に勝利したギャビ・ガルシアになんとアルファ・フィーメルが乱入し対戦を要求したとか。「スターダムのチャンピオンだ!」と。この件でマスコミや関係者から連絡があった。アルファがMMAデビューしたことは聞いていたが、これはどうなるのか!? pic.twitter.com/ZqGQhkxQDj
— ロッシー小川 (@rossystardom) 2016年12月31日というコメントを出しているが…
また無差別級トーナメントに関してはミルコがバルト、アミールを1Rで連続KOし堂々の優勝を果たした。
トーナメントは29日から開催されたがヴァンダレイ・シウバ、シェーン・カーウィンが欠場し、大会全体でも神取が練習中に負傷、 チャールズ・"クレイジー・ホース"・ベネットがビザのトラブルで欠場となるなどドタバタ続き、ミルコに救われた大会でもあった。そして昨年のRIZINを契約トラブルでドタキャンしたバンナが登場、改めてRIZINに参戦を表明した。
バンナに関しては昨年同じ大晦日に開催されていたIGF両国大会に登場して、RIZIN側を非難したが、このときはアントニオ猪木の誘いもあってIGF参戦をあてにしていたと思う、だが肝心のIGFが経費削減、開店休業状態に陥ったことでバンナもあてが外れたか、だがここにきて頭を下げる形でのRIZIN参戦表明とは節操がないというかバツが悪いとしか言いようがない。
またバンナに対しても榊原代表はキツイコメントを出したが、なぜバンナやカーウィンにはキツイコメントを出してもヴァンダレイに対して出せないのか・・・表向きはスッキリ見えてもスッキリできない感じが残った。 -
神取が負傷欠場、堀田が代役出陣!欠場選手続出でドタバタのRIZIN
(東スポWebより)
大みそかの「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX 2016」(さいたまスーパーアリーナ)でギャビ・ガルシア(31=ブラジル)と対戦予定だった神取忍(52=LLPW―X)が22日に会見を行い、無念の欠場を発表した。大みそか決戦目玉の一つだった「ミスター女子プロレスVS猛女」が消滅した。発表によると神取は16日の練習中に胸を強打。2本の肋骨骨折が判明し、最低でも1か月の安静が必要と診断された。神取は強行出場を訴えたが、無念のドクターストップがかかり欠場という苦渋の選択を受け入れた。代役には神取の練習パートナーを務めていた女子プロレスラーの堀田祐美子(49)が名乗りを上げ、ギャビとの対戦が決定した。
注目を集めたギャビとの異色対決が直前でかなわなかった神取は「悔しいです。今回こういう形になってしまったんですけど、本気で向かっていく以上、このような状況では失礼にあたる。関係者の方々に本当に申し訳なく思ってます」と涙ながらに謝罪。「今回で終わるわけにはいかないです。必ず直して、万全の状態で必ず挑戦したい。気持ちは決して負けてはいません。体を治して、必ず挑戦したいと思います」と、来年のRIZIN参戦を誓った。
一方でRIZINにとっては29、31日で行われる無差別級トーナメント参戦予定だったヴァンダレイ・シウバ(40=ブラジル)、シェイン・カーウィン(41=米国)に続いて神取までもが欠場という緊急事態に見舞われた。榊原信行実行委員長(53)は「この先、年末まで選手、スタッフ、関係各位の変更がないよう最善の対応をしたい」と危機感を強めていた。
RIZINが会見を開き、31日にギャビ・ガルシアと対戦する予定だった神取忍が練習中に肋骨を骨折、ドクターストップがかかって欠場することになり、代役として練習パートナーを務めていた堀田祐美子がガルシアと対戦することになった。
堀田は2012年にDEEPでアマンダ・ルーカスと対戦するなどMMA経験も神取よりは豊富でブランク的にも短い、ただ不安点があるとすれば年齢と準備期間が少ないこと、神取とスパーリングはやっていたとはいえどこまで準備期間不足を補えるか・・・
またRIZINも29日にミルコ・クロコップと対戦予定だったヴァンアレイ・シウバが交通事故の後遺症、シェイン・カーウィンも私生活の問題で出場をキャンセルするなどドタバタ続きのところで、今度は視聴率の目玉の一つである神取の欠場は手痛すぎる。
果たして去年より視聴率を上回ることが出来るか・・・?
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坂田亘がRIZIN参戦へ…RIZINは坂田に何を求めるのか?
<日刊スポーツより>
総合格闘技のRIZINは28日、都内で会見を開き、12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催するRIZIN無差別級トーナメント大会で、桜井“マッハ”速人(41)と坂田亘(43)が対戦すると発表した。
かつてPRIDE、DREAMなどで活躍した桜井は、13年9月以来の総合格闘技戦以来の試合。坂田は、94年11月に総合格闘家としてデビューし、リングス、DEEPなどで活躍した。タレント小池栄子の夫でもある。坂田の総合格闘技戦は、03年12月のダニエル・グレーシー戦以来。
夫のRIZINへの出場を高田延彦統括部長に直訴した小池は「妻でもあり格闘技ファンでもある立場から、最後の舞台は最高の舞台で思い切り戦ってほしいという思いでお願いした。当日は解説席に座るので、夫婦としての勝負になる」と話した。坂田は「自分の中でリングにけじめをつけようと思って、この戦いに挑みます」と決意を話した。対戦相手に指名された桜井は「今日は、坂田選手は1人で来てほしかった。何で小池さんが一緒に来ているのか。(出場へいたった経緯など)話を聞いていたら、これはタレントプロレス。やることはガチンコ。当日は、心を折りにいく戦いをしたい」と不快感をにじませながら話していた。
RIZINが会見を開き、12月31日にさいたまスーパーアリーナで坂田亘が桜井“マッハ”速人と対戦することを発表した。
坂田はリングスでデビューし(同期は高阪剛)退団後はPRIDEなど様々な格闘技イベントに参戦と同時にZERO1でもプロレスラーとして活躍、そしてハッスルに参戦後は実質上のエースとして活躍したが、ハッスルが崩壊し分裂後は坂田だけはハッスル再興を表明してハッスルMAN'Sワールドを旗揚げするも投げ出す形で離脱、その後事業問題も絡んで表舞台からは消えていた。
坂田のMMA挑戦は2003年ぶり、またプロレスからも5年間遠ざかっていた。その坂田をなぜ担ぎ出したのかというと、プロレスファン層を取り込むことと、視聴率狙いもある。
ただ坂田がRIZINに参戦してプロレスファンが興味を持つかというと、坂田が表舞台から消えてから時が経ちすぎるためどうかなとも思う、夫人である小池栄子が絡んでいることから一般層は取り込めるかもしれないが…
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神取忍、52歳の挑戦…RIZINに参戦!ガルシアと対戦へ
<スポーツナビ>
年末の格闘技ビッグイベント「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND / FINAL ROUND」(12月29日、31日/埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表され、“霊長類ヒト科最強女子”ギャビ・ガルシアの相手が、“ミスター女子プロレス”神取忍に決まった。26日に行われた記者会見で榊原信行実行委員長は「今年の夏頃、年末のギャビの対戦相手を考える中で、神取さんから興味あることを伺った。まずは9月の大会を観に来てもらい、ギャビの試合を間近で観てもらいました。試合後、神取さんが『全然勝てる』と話されて、ギャビとやらせて下さいと対戦要求がありました。神取さんのチャレンジャー精神、何にでも立ち向かっていく姿に敬意を表し、この大みそかに驚天動地のカードを決めました」と経緯を説明した。
このカードに対しギャビは、やや不満顔で「そもそも何故、神取さんが私の対戦相手になるのかはよく理解できない」と心情を吐露。それでも「リングの中では対戦相手が誰であろうと、男であろうが女であろうが、私の母親であろうが、これが私の仕事なので、リングで戦う以上は殴ります」と手加減なしだと話した。
一方、すでにガウンを身にまとい臨戦態勢である神取は「とにかく目の前に強いものがいたら、とにかく倒す。そういう気持ちは忘れていません」とチャレンジスピリットが点火済み。「私は“心を折る”という言葉を使っていますが、ギャビの心を折ってやりたい」と、余裕の表情を見せるギャビに対し、“ミスター女子プロレス”の怖さを示すと意気込んだ。
2人の試合は31日に組まれることになり、体重契約なしのRIZIN女子MMAルール5分3ラウンドの形式で行われることになる。
以下、会見でのコメント。
榊原実行委員長
「今年の7月、8月といった夏頃、年末に向けてギャビ・ガルシアを誰とやらせるべきかを考える中で、関係者の方から、神取さんが興味あるそうですと伺いました。私的には体格的にどうかなと思ったのですが、まずは9月の大会を観に来てもらおうと招待させて頂きました。そしてギャビの試合を神取さんに間近で観てもらいました。
試合後、神取さんが控え室に来られて、非常に明るく、さわやかに、『やります』と。全然勝てると話されて、『ギャビとやらせて下さい』と9月のさいたまスーパーアリーナのタイミングで神取さんの方から対戦要求、出場へのGOサインを頂きました。
そこからギャビにも話しました。神取さんは1995年の女子総合格闘技の「L−1」、PRIDEが始まるより先にMMAに挑戦し、グンダレンコ(・スベトラーナ)には負けましたが準優勝でした。女子格闘技のパイオニアとして、神取さんの名前が刻まれています。ですので、もっとも近代のMMAの草分けは神取忍にあるのではと思いますし、それが女子プロレス界の中にいるということに驚いた次第です。
神取さんのチャレンジャー精神、何にでも立ち向かっていく姿に敬意を表して、この大みそかに、驚天動地のカードを決めさせてもらいました。
ギャビ・ガルシア
「私は今まで、年末の対戦相手が誰になるのか待っていましたが、こういう発表になりました。そもそも何故、神取さんが私の対戦相手になるのかはよく理解できないです。ほかに私と戦う資格がある選手はいるのではと思うのですが、まあ試合は決まったことなのでやります。
リングの中では対戦相手が誰であろうと、男であろうが女であろうが、私の母親であろうが、これが私の仕事なので、リングで戦う以上は殴ります。私は日本が大好きですし、日本の文化もすべてリスペクトしています。もちろん彼女のこともリスペクトしていますが、私は人の顔を殴るために生まれてきたと最近思っているので、彼女は私を倒す自信があるとおっしゃっていますが、それがどこから来るのかまったく分かりません。冗談なのかと思っています。ただし、社長から試合が組まれたと言われたので、私は社長のことを尊敬していますし、言われたことはやります。
そして試合当日、彼女はギャビ・ガルシアがどんな人間なのかを思い知ることになるでしょう」
神取忍
「このカードを組んでいただきありがとうございます。自分も柔道を背負って戦ってきて、プロレスを背負って戦ってきて、とにかく目の前に強いものがいたら、とにかく倒す。そういう気持ちを忘れていません。
その中で、女子最強と言われているこの選手。当然、手を挙げる人間がいないのなら、私が手を挙げます。ギャビが強いと言われていますが、私にとってはこの選手よりも大きい選手と戦ってきて、男子とも戦ってきて、規格外の選手と散々戦っています。それと比べると、何の恐れることもありません。負ける気持ちもありません。
私は“心を折る”という言葉を使っています。ギャビの心を折ってやりたいと思います」
RIZINが会見を行いギャビ・ガルシアvs神取忍が組まれたことを発表した。
昨日ブログで『今年のRIZINはプロレスファンの興味をそそるようなカードがない』と更新したばかりなのに、ここでガルシアの相手に神取を引っ張り出してくるかと思ってしまう。
神取はMMAの経験もあり、ジャッキー佐藤相手にセメントマッチをやったが、L-1を開催されたのは24年前の話、ジャッキーとのセメントマッチ伝説も一昔、年齢も(失礼でもあるが)今年で52歳、プロレスラーとしては現役でもあるが、MMAに関しては相当ブランクがある。なぜ神取なのか?同じ女子レスラーなら今年からMMAへと参戦した朱里という選択肢もあったはず。おそらくだがRIZIN側がTV局サイドに朱里の名前を出したとしても「それで視聴率を取れるの」という疑問符があった、だったら知名度とMMAの経験のある神取の方が視聴率が取れるという判断があったのではと思う。
やるからには神取を応援したいけど、プロレスを踏み台にしたいというRIZIN側の意図も見え隠れする、自分的にはやっぱり乗り気になれないな…
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バルトに敗れた藤田和之がMMA引退へ…けどプロレスのリングは藤田を引退させない!?
(週プロモバイルより)
藤田「(試合を終えた感想は?)いやもう結果は結果なんで。なんだろうな。体は大きいけど、彼は試合前から言った通り、スキルが高いから。あのデカい体で、ほとんど動いてないけど、俺がピッと動くとピッて反応するのね。ただね、ちょっと余分に肉が付きすぎる。練習してないね。お前、稽古してるかってさっきすれ違いざまに言ったけど。それは終わったからノーサイドだから言えたんだけど。頑張れよって言ったら、わかりましたって言ってたから。いや、もう…。終わって、もうスッキリした感じですね。(バルトの打撃は?)体もあるし、もっと覚えたらすごい可能性あるし。もっともっと稽古つんだら化け物になる。今日はホントスッキリしました。ジャブとか顔面にきたときは重さあるんで。あれ、キチッと打てるようになったら化け物になるよ。密着してても反応あるし。負けたのに、彼へのアドバイスになるけど、これからの彼の可能性のために、もし聞いてくれるなら。打撃の稽古もいいけど、あと反応とか。彼はちゃんと反応するからそれをしっかり動きに出せれば、ものすごい化け物になると思うから。天才ってだいたい稽古嫌いだから。そこをしっかりやらせてね。もっと伸びますよ。終わって悔しいってのはなくて、ホントにスッキリしましたよ。
(今後に関しては?)次? 誰とですか? いやもうスッキリしました。(MMA引退ということ?)MMAはとかわからないけど、もういいんじゃないですか。(もうやらないと?)やらないというか。なんだろうな。世代というか時代というか、その瞬間は来たかなと。(バルト戦を終えて、そう感じたと?)バルトもそうだし、今日出てる選手もそうだし、ものすごいアツい闘いしてるし。映像でも見てたんだけど、1人ひとりのスキルとかみんなあれだけ熱持ってやってるから。また来るんじゃないですか。俺はもうスッキリした。やることやったなって。
(MMA引退という意味なのか、プロレスも含めてリングを降りるということなのか?)よくね、俺から言わせれば、濁していつまでもダラダラやってるバカいるけど…(涙で声がつまる)。いやぁ…悔しいとかじゃなくてね、全然悔しいんじゃないよ。なんかね、この世界で猪木会長に拾ってもらってね、20年間、ちょうど20年なんですよ、今年で。入ったときは、デビューしてすぐ終わり、2、3年で干されるんだろうなって思ったけど、こんなしょうもない、いまだにしょっぱいレスラー。でも、こうやってチャンスをもらえたこと、すごい感謝してるし。いま思い出しちゃってさ。今日の試合は悔しくないよ。次の若い世代にぶつかってもらえるような立場としてやってこれたことが、うれしかったですよ。やってよかった。まだミルコもやってますけど…。いや、俺、こんな涙出るなんてないんだけど…。引退式なんてそんなの要らないけどさ、なんかやりきった感がある。あらためてホントに、このイベント、最後、RIZINだったけど、最初PRIDEで命もらったし。最後、またRIZIN出してもらって。俺はプロレスがどうのとか、格闘技引退ですとか、そんなことはしませんよ。ホントに、ホント感謝してます。そのぐらいの覚悟できたんで。いちいち言ってさ、商売するヤツするけど、それはそれでいいよ。でも、俺はそうじゃないから。自分のなかで、区切りつきました。皆さん、どうもありがとうございました。礼儀知らずで、ホントバカなヤツで、ホントすいませんでした。
(その気持ちは試合をする前から決めていたのか?)覚悟って言葉で全部…。ホント人前でこんな泣いて、ヤバいね(苦笑)。でも、ホントそのぐらいの気持ちで臨んできたんで。スッキリしたし。やることやったら涙でないって言うけど、やったことに対して涙はないし。逆に笑顔でバルトに頑張れよ!って言ってさ。ボン!ってド突いたけど、それに対して、涙はなくて、うれしさしかなくて。だけど、思い出すとね。最初のホントグリーンボーイの時から、なんの取りえもないけど、猪木さんが拾ってくれて。皆さんにご迷惑をおかけしながらもさ、いろんなことを経験させてもらって感謝しています。本来だったら舞台作って、引退しました! リングの上で涙ボロボロ、ごっちゃんですじゃないですけど、俺はいいからさ、俺らしく最後は、引き際はスッキリしたいと思います。ただ皆さんにご挨拶だけしたくて、今日はここに来ました。ホントにありがとうございました(拍手が起こる)。
(引退後はどうするつもりなのか?)これから? とりあえずね、家のまわり草だらけだから、草むしりでもします、ワハハ! ホントにありがとうございました!」
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016無差別級トーナメント 開幕戦」に出場した藤田和之はバルトと対戦したが判定0-3で敗れ、試合後のバックステージインタビューで引退を表明した。プロレスのリングにも上がらないという。
RIZINでのバルト戦を見たが、体格のあるバルトに押し込まれ、なすすべもないまま敗れたという印象を受けた試合だった。
引退を表明した瞬間思ったことはPRIDE全盛期、同じく旬の存在だった桜庭和志とは正反対の生き方をしたということ、藤田も桜庭同様、現在MMAではピークを過ぎた存在、しかし桜庭の場合はMMAと平行してプロレスもやることで現役を続けてきたが、藤田の場合はそれが出来なかった。
藤田はプロレスを見るが見るとやるとでは勝手が違った、それが天龍源一郎引退興行での諏訪魔、岡林裕二戦に出てしまっていた(藤田のパートナーは関本大介)、プロレスは考える部分も求められるが藤田は大日本や諏訪魔を意識しすぎ、自身でも認められるぐらい失敗してしまった。
桜庭は現在のプロレススタイルに合わせられる器量を持ち合わせているが、藤田には合わせることができない、藤田がプロレスのリングに立ち、試合が出来たのは暗黒時代の新日本やIGFのスタイルのおかげだったのかもしれないが、藤田の中では格闘スタイルにどっぷりつかり過ぎてしまったことで井の中の蛙になってしまったのかもしれない。藤田はMMAから引退してもプロレスのリングに立つかどうかわからない、現に“はぐれ”IGFと抗争を続けている大仁田厚はアントニオ猪木に直談判を示唆して担ぎ出しを狙っている、本人が仙人のように引っ込みたくても周りがそうさせてくれるだろうか・・・
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大晦日という長い1日 RIZIN編 サップvs曙は出血で不完全燃焼、バルトは代役アーツに判定勝ち
12月31日 RIZIN「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015さいたま3DAYS〜IZAの舞〜」さいたまスーパーアリーナ 18365人
<アピール、コメントRIZIN公式より>
◇第1試合◇
▼RIZIN 女子MMAルール/5分3R/-51kg
○RENA (1R3分31秒 アームバー)Xイリアーナ・ヴァレンティーノ◇第2試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」準決勝/1R10分、2R5分/-100kg
○キング・モー(2R判定5-0)Xテオドラス・オークストリス◇第3試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」準決勝/1R10分、2R5分/-100kg
○イリー・プロハースカ(1R終了 TKO)Xワジム・ネムコフ
※戦意喪失◇第4試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-83.0kg
○ブレナン・ワード(2R1分54秒 リアネイキッドチョーク)X長谷川賢◇第5試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-61.3kg
○キム・スーチョル(3R判定3-0)Xマイケ・リニャーレス
◇第6試合◇
▼K-1ルール/3分3R/-57kg
○武尊(2R3分00秒 KO)Xヤン・ミン◇第7試合◇
▼RIZIN 女子MMAルール/5分3R/オープンウエイト
○ギャビ・ガルシア(1R2分39秒 TKO)Xレイディー・タパ
※レフェリーストップ◇第8試合◇
▼シュートボクシングルール/3分3R/オープンウエイト
○ボブ・サップ(2R0分47秒 判定3-0)X曙太郎【サップの話】
―試合を振り返っていかがですか?
非常にいい気持ちです。血があふれるような戦いだったと思います。―アクシデントで試合が中断したような格好になりましたが?
もちろん、違うかたちで決めたかったですが、双方とも若くない中で戦い続けていて、ケガというものが起こる可能性を持っています。しかし、あれはTKOでした。―12年前と印象はどう違いましたか?
前よりもガンガン前にきましたし、身体も絞れていましたし、パンチも強くなっていました。ほかの選手ならKOできても、今回はそういかなかったということだと思います。―イエローカードを出されたことについては?
実際になんで出されたかわからないくらいビックリしました。曙選手はコーナーで頭を抱えていたので、レフェリーが止めに入るべきだったのに、自分がイエローカードをもらったのは不思議です。―SBルールの感想と、シーザー会長のレフェリングについては?
SBルールはもっと時間をかけて練習して、また慣れたらやってみたいです。アンディ・サワーみたいになれると思っています。シーザー会長のレフェリングは私が観た中でもセクシーでかっこよかったと思います。―3度目の試合のオファーがあったら受けますか?
そうですね、また戦いたいと思います。日本での開催で、ワンマッチのようなかたちで行なえればと思います。【曙の話】
―試合を振り返っての感想は?
自分は練習したとおり、攻めていたと思うし、前に押して潰して、相手がバテたら出るという作戦だったんですけどね。ほとんど、血が出るまでは練習したとおりだと思ってます。―12年ぶりのサップ選手は?
相変わらず強かったですよ。でも、今日は悔しいですね。KOされてないし。「これで判定されるのかな?」という気持ちはありますね。―再戦したいですか?
できれば、したいです。―ネックロックはシーザジムで身につけたんですか?
教わったというか、「これもできるよ」って。あれを知ってだいぶ、攻め方が変わりましたね。―サップ選手が後頭部を殴ってきて反則だと思いましたか?
僕はやっていて気にしなかったですね。ただ、血が出ていて、セコンドが吠えているのはわかりましたけど、何が起きてるのかはわからなかったです。横田一則 (曙のセコンド)あきらかに後頭部を殴って、イエローが出ても続けている。こちらからはもう一度VTRを見ていただくよう、レフェリー・ジャッジ陣に深刻しようと思っています。あきらかにミスジャッジだと思っています。―出血した部分は?
後頭部です。―それは古傷ですか?
前に何回か血が出たことはありますが、こんなにひどいのは初めてですね。ドクターに聞いたら三カ所くらいから出ているので。―SBルールの感想は?
思ったよりも違っていましたね。一発目のボディを打ったら効いたのがわかったので、体勢を作ろうと思ったらブレイクされまして、ちょっと聞いてるのと違うんじゃないかなって。でも、自分には一番合ってるルールだと思います。今日はけっこう、押し込んでいたと思うので。―レフェリーのシーザー会長については?
いや、光栄ですよ。まあ、大一番でこういう終わりかたしてもお客さん、納得しないだろうし。帰るときに自分は何が起こってるのかわからなかったんですよ。控室でもほかの選手が「あれは当たっているから」って言ってきて。あの止めかたは悔しいですね。―「王道」のリングで再戦は?
まだ、「王道」は作るかどうかわからないので(苦笑)。また、そこはべつの話になります。
◇第9試合◇
▼RIZIN MMA特別ルール/3分3R/オープンウエイト
○バルト(把瑠都) (3R判定3-0)Xピーター・アーツ◇第10試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-71kg
○アンディ・サワー(1R5分29秒 KO)X長島☆自演乙☆雄一郎◇第11試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-66kg
○クロン・グレイシー(1R4分57秒 三角絞め)X山本アーセン◇第12試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/オープンウエイト
○エメリヤーエンコ・ヒョードル(1R3分03秒 TKO)Xシング・心・ジャディブ
※レフェリーストップ◇第13試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」決勝戦/1R10分、2R5分、延長1R5分/-100kg
○キング・モー(1R5分09秒 KO)Xイリー・プロハースカ
☆モーが「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」優勝<榊原信行RIZIN実行委員長総括、RIZIN公式より>
―本日の観衆は。
18,365人です。―まずは全体的な感想から。
2日間で27試合。試合数も多かったですが、とにかくこうして3日間格闘技のイベントをぶっ続けでやったのは初だったので、いい経験ができたと思います。小さな問題はありましたが、大きなトラブルなくイベントを終えられたことを嬉しく思っています。試合内容以外にも満足のいく大会でした。格闘技EXPOも、定着させていけたらファンやアマチュアの競技者など、格闘技というコンテンツをキーにしていろんなつながりが示せるのではないかと思いました。―31日の演出については。
PRIDEでやっていたような、ステージがあって、後ろにLEDを出して音楽にあわせて名前が出たりというのは、いろんな団体が後から取り入れて格闘技のスタンダードになっていました。今回はステージを捨てることによって、選手たちが戦う場所、つまりリングによりスポットライトがあたる演出にしました。ライトも動くし、ライトを吊っているトラスも動くようにしたんです。あとは音響が圧倒的によくなっています。クラブシーンでよく使われている、テンポのいい曲を採用して方向性を変えてみたりとか。みなさんを非日常にいざなうという意味で、今回は照明と音響にこだわりました。あと、ロープの中にLEDが入っていました。曙やサップがロープにぶつかっても耐えられるかどうか実験もしました。世界初の試みです。―ピーターの参戦とジェロムの欠場については。
ピーターは、あれだけ思いのある試合を観せてくれた。タップせず我慢して耐え抜いて3ラウンドまで。ショートノーティスで出てきてくれて、あれだけの試合を見せてくれることには本当に頭が下がります。ジェロムはプロとしていかがなものかな、と。約束を守らなかったことに対しては、法的な手段をとります。―ロッカールームボーナスをあげるなら。
1アーセンに出したいですね。彼は日本の総合格闘技の宝になる。まだ19歳。オリンピックも行ってほしいし、総合も続けてほしい。KIDという最高の練習相手、指導者がいて、最高の遺伝子、スピリットを持っているので、短期間で強くなれる可能性があると思います。総合の美しさを兼ね備えた試合でした。―女子の試合については。
新時代を感じてもらうために、RENAの試合を第一試合に組みました。紅白のトップバッターの意味合いも含め、新しい舞台の第一歩を託すという思いで。アンダーカードで組んだのではないと本人にも伝えました。それに結果で応えてくれるプロフェッショナルでしたね。素晴らしかったです。ギャビは予想通りの試合。彼女はむちゃくちゃ練習するけど、自分を追い込みすぎてつぶれていっちゃう。もっと柔術をベースにすればよかった。ギャビもタパも、大舞台とMMAという新たなチャレンジの重圧で相手の顔しか見ていなかった。それでも、二人の必死さが伝わるいい試合でした。―サップ、曙の試合についてはどう見たか。
完全決着をつけさせてあげたかった。レフェリングについてはシュートボクシングに任せたのですが、イエローカードの後も後頭部にあたったという主張があるので、シュートボクシングの競技本部とビデオを見て競技部門として正式になんらかの発表をします。曙もできれば再戦したいという思いを持っていたし、それもないことではない。彼がしっかり準備して、覚悟を決めてきた様子は見られたと思います。常に前に出る気持ちでいたし、彼の中ではシュートボクシングのルールであれば自分の戦術にはまりそうだと思っていたことが見受けられました。―今後のイベント、マッチメイクの方向性などは。
マッチメイクとしては、今後もいろんな団体のトップを招聘したいと思っています。ワンマッチ形式の大会は4月17日、名古屋ガイシホールを予定しています。グランプリは確実には決めていなくて、夏にやるか、来年の大晦日にやるのか、別の階級でやるのか、その辺を今後考えていきたいと思います。―トーナメントの総括を。
93年頃に見たK-1グランプリのにおいを感じましたね。ニューカマーが出てきて、それでも実績を積んだ選手がきっちり最後をしめる、理想的な結末だと思います。プロハースカもまた見てみたい。そういう選手たちには、年間を通して何度か開催する大会でチャンスをあげたいと思いますし、ほかにも見ごたえのある試合が多かったので、競技性、ゲーム性を保障してくれる選手を集めることができれば、トーナメントには面白さがあると思いました。RIZINに関しては自分の興味のある試合でしか視聴せず、曙vsサップは打撃だけでなくスタンディングでの関節技や投げ技が認められるシュートボクシングルールで行われ、序盤のスタンディングでの攻防は曙が体格を生かして有利になるも、サップのフックが曙の左後頭部に当たると出血、曙の左後頭部は割れ癖があるらしく、プロレスの試合では時折りあったが髪があったせいもあって目立つほどではなかった、しかしサップは右のパンチで曙の出血している後頭部を集中的に攻め、出血も激しくなってきたため試合は度々中断、1R終了もレフェリーのシーザー武志氏はサップの後頭部へのパンチにイエローカードを出すも、2R目もサップは後頭部へのパンチ攻撃を続ける、試合はストップとなりその時点での判定となったが、サップが勝利。期待された試合は消化不良となる。試合後も曙はレフェリーのジャッジに不満を露わにしていたが、サップの後頭部への攻撃は明らかに意図的でだった、しかしレフェリーがSB創始者であるシーザー武志だけに、RIZIN側がどこまで曙の主張を聞くのか・・・
その後で行われたバルトvsアーツは序盤からバルトがテークダウンを奪いパウンドを
落としアーツにダメージは与えたものの、ロープ際だったこともあってドントムーブとなって中断、中央に戻って再開となるも、あれがリングではなくゲージだったら間違いなくバルトが勝っていたと思うし持ったいなかった、2Rはアーツが反撃してグラウンドからのスリーパーや下からの腕十字を狙うなど幅の広さを見せるも、体格差でバルトが形勢を逆転させるが、疲れ気味だったのか攻めきれない。判定に持ち込んでバルトが勝つも自分的には上に乗っていた時間が長かった分文句はないものの、評判はまちまち、ただサップvs曙が消化不良な分ある程度は盛り上がったかと思う。ヒョードルvsシングはグラウンドに持ち込んだ時点でヒョードルの完勝、キャリアが優った試合だった。
観客動員に関しては昨日よりは増えるも、後は視聴率がどれだけ稼げたか、フジテレビ次第で今後を左右するだけに、RIZINや榊原氏にしても一番気になるところだろう。
最後にIGFに来場したジェロム・レ・バンナに対して榊原氏はバンナに対して「プロ失格」の烙印を押し法的処置の構えを見せた、榊原氏は契約書の存在もあってこちらが正しいと主張したとしても、ただバンナ側も夫人であるメリッサ夫人にマネージメントを任せていることから、RIZIN側とメリッサ夫人の間でどういう話し合いをされていたことが明かされない以上はどっちが正しいかはわからない、IGFに関してはコメントはなかったがあくまでIGFは関係なくRIZINとバンナによるトラブルととどめたいようだ。
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青木真也が桜庭和志に完勝も、レフェリーストップを巡って物議を呼ぶ!
12月29日 RIZIN「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS〜SARABAの宴〜」さいたま・スーパーアリーナ 12214人
<アピール、コメントなどは週プロモバイル、またプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/オープンウエイト
○高阪剛(2R、1分58秒 TKO)Xジェームス・トンプソン
※レフェリーストップ◇第2試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/オープンウエイト
○キリル・シデルニコフ(1R、2分23秒 TKO)Xカルロス・トヨタ
※レフェリーストップ◇第3試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-56.7kg
フェリペ・エフライン(1R、5分46秒 ノーコンテス)元谷友貴
※エフラインが計量オーバーのため◇第4試合◇
▼K-1ルール/3分3R/-65kg
○HIROYA (3R、1分20秒 KO)X西浦“ウィッキー"聡生◇第5試合◇
▼RIZIN MIXルール/3分2R/-70kg
○日菜太(1R、2分14秒 TKO)X宮田和幸
※3ダウン◇第5試合後◇
(ここで高田統括本部長がリングに上がり、報告。)高田氏「すいません。試合の途中なんですけど、一つ皆さんに残念なお知らせをお伝えしなければいけません。まずはたくさんのご来場ありがとうございます。ありがとうございます×4。えーとですね、バルト選手との対戦が決定していたジェロム・レ・バンナ選手が正式に欠場することになりました。つきましては注目の一戦で非常に期待感のあり、ファンの方々からもこのカードに対する注目度は非常に高かったんですね。われわれも一緒です。今月の20日過ぎになってバンナ選手から突然の出場辞退の申し出がありました。ギリギリまで交渉を続けましたが、結局彼をとどめることはできませんでした。一旦はバルト選手のデビュー戦が流れてしまうんではないかと、われわれ緊張感と焦りで毎日、チーム一丸となって試行錯誤し走り回りました。そんなわれわれの大ピンチを聞き、試合まで1週間を切ったこのタイミングで、バルト戦に名前を挙げてくれた男がいます。したがって、大晦日、バルト選手のデビュー戦を、このさいたまスーパーアリーナで見ることができます。ピーター! ピーター! ピーター・アーツ! どうぞ、ピーター・アーツ。(テーマ曲がようやくヒットし)お、来た」
(アーツがリングへ。高田氏と握手)
アーツ「ミナサン、コンニチハ。じつはしばらく日本に住んでいたんですけど、クリスマスに榊原さんが私のホテルにやってきて、本当に困った顔をしてました。『バンナが試合をしないんだ、助けてくれ』と言われました。私は日本の格闘技を助けたい。そしてバルトをノックアウトします」高田氏「このタイミングで、このたいやきを…大役を受けてくれたピーター・アーツ選手にもう一回、大きな拍手をお願いできますか。(会場拍手)アーツ選手、ずっと沖縄でヒョードル選手とやるシング選手のスパーリングパートナーとしてガチガチやってたので、コンディション的には問題ないです。ただ一言だけ聞いておきたい。アーツ、こんな急なオファーで、大晦日、やれんのか!?」
アーツ「ヤル!」
高田氏「やるそうです。さあ、デビュー戦を迎えるバルト選手、こんなタイミングで急に対戦相手が変わってしまった。それも、K-1の伝説のファイター、ピーター・アーツ。バルト、大晦日、やれんのか!?」
バルト「間違いない。やれます!」
高田氏「明後日、大晦日、ピーター・アーツVSバルト選手、決定です」
◇第6試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-84kg
○アナトリー・トコフ(1R、0分55秒 KO)XAJ.マシューズ◇第7試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-61.3kg
○所英男(1R、5分16秒 アームバー)X才賀紀左衛門◇第8試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2R・3R5分/-65kg
○高谷裕之(3R 判定3-0)XDJ.taiki◇第9試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメントリザーブファイト/1R10分、2R5分/-100kg
○ワレンティン・モルダフスキー(1R、2分20秒 リアネイキッドチョーク)X内田雄大◇第10試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦/1R10分、2R5分/-100kg
○キング・モー(1R、9分09秒 KO)Xブレット・マクダーミット◇第11試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦/1R10分、2R5分/-100kg
○テオドラス・オークストリス(1R、3分32秒 KO)Xブルーノ・カッペローザ◇第12試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦/1R10分、2R5分/-100kg
○ワジム・ネムコフ(1R、2分58秒 TKO)Xゴラン・レリッジ◇第13試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦/1R10分、2R5分/-100kg
○ジーリー・プロハースカ(1R、1分36秒 KO)X石井慧◇第14試合◇
▼RIZIN MMAルール/1R10分、2・3R5分/-78kg
○青木真也(1R、5分56秒 TKO)X桜庭和志
※タオル投入(試合終了後、青木は桜庭のセコンドに「早くタオルを投げろ」というジェスチャー。本部席にもなにやら叫ぶ。倒れる桜庭に握手を求めて引き起こすと、桜庭が青木を抱きしめる。桜庭が耳元で語りかけると青木は号泣。桜庭は青木の手を上げて称えた。泣き崩れるように正座して頭を下げた青木。退場する桜庭に向けて涙声でマイク。)
青木「桜庭さん本当にありがとうございました。あと、まだボク、桜庭さんの代わりになれないです。だから桜庭さんもうちょっと、桜庭さんの試合がボクは見たいので、引退しないでほしいです。桜庭さんの試合がまだまだ見たいので、また今度グラップリングお願いします!おっしゃテンション変えるぞオラ! オイ社長! 社長どこいるんだ、社長! 社長! このリングでやることわかってるよな? このリングで、青木五味やらないとダメだよな? 青木五味、来年、青木対五味、社長、お願いします」
【青木の話】「(試合をの感想を)試合をするまではすごく怖くて、きのう桜庭和志の映像を見てたんですけど、10年前、15年前のコンディションのいいときの、僕自身イメージしてきましたし。ボクが見てきた桜庭和志も動きがよかったですし、リング上で対面するまでは全盛期の桜庭和志だと思って対面しましたので。まあ試合になれば、まああの内容だったんですけど。まだやっぱ桜庭さんが楽しんでるなって。もう止めていいだろ、島田止めろよ、オマエが桜庭さん壊したんだよってずっと思ってたんだけど、やっぱりまだだよって言うし、気持ちが生きてるんですよね。だから…日本復活とか言ってるけど、また人潰して盛り上げんのかって。そういう気持ちですよね。
(「まだだよ」と桜庭が口頭で言った?)口頭でも言ってましたし、ボク自身、相手のコーナーにも止めろよ、タオル投げろよって、島田さんにも、これ動かないでしょ?って言ってるんだけど、でまた自分のコーナーにも、どうなってんだよって。北川も向こうのコーナーにオマエらタオル投げるんだろって言ってるわけですよ。もう、潰して盛り上げようとしてんだよ。これが仕事なんだけど、気持ちのいい仕事じゃないですよね。正直、うれしくないですよ。(きのう見た桜庭の試合はいつの試合?)美濃輪戦あったりとか、ほとんど見たですね。PRIDE、DREAMでコンディション悪くなってからも見たし。まあ、自分の体で格闘技に献身して盛り上げてきたんだろうなっていうのは感じるし。まあ、対峙しての今日の試合だったので。一番強い桜庭和志を意識してましたね。今日対峙した桜庭和志はやっぱり全盛期の桜庭和志じゃなかったし、すごく寂しさがありますね。
(現実を見せると言っていたが)これが現実なんですよ。これが現実なんですよ。でも、もうちょっと形あるだろって。あそこまでやらせる必要あんのかよって、つくづく思いますよね。だって、だれも気持ちよくないじゃん。コンテンツとしては素晴らしいかもしれないけど、まあ切なかったですよね、ホントに。
(関節技などで一本を取りにいこうという気持ちはなかった?)サブミッションもトライしてるんですけど、サブミッショントライすると、戻るんですよね、桜庭さんが。取らせないんですよ。だからフィニッシュするために殴るわけじゃないですか。でやっぱり消耗していくんですよ。じゃあ殴らずサブミッションすればいいだろって、でも格闘技ってそんな甘いもんじゃないし。まあ、生半可に中途半端に格闘技やってきた人とか選手には伝わらないかもしれないけど、試合終わって寂しさも感じますけど、試合終わって桜庭和志へのリスペクトの気持ちはボクは強まってますね。
(泣いたのはなぜ?)全然泣く気とかなかったんだけど、ボクも一つの仕事としてやるつもりだったんだけど、対峙したときに、『これが仕事だよ』って言われちゃったんだよね(苦笑)。もう無理じゃん、そんなの言われちゃったら。わかってやってるんだよね。もうそれ言われたら無理だよ、オレも。いいのかって、これで。みんなこれでいいのかって気持ちはボク、正直感じたんですよ。
(これで引退しないでほしいとメッセージを送ったが)だって、この負け方したらみんな引退しろって言うじゃないですか。やっぱり好きなんだと思うし、対峙してみてやっぱり格闘技好きだって気持ちがすごく伝わってきたので、やっぱりまだまだ、レベル落として愚ラップリングでも、動いてほしいなって気持ちはありますね。要は、なんていうのかな、人生の決断、やるやめるを人の声とかで決断してほしくないなって。自分で決めてほしいなって。だからボクも、これで最後だなとか、アオリみたいなのはやめてほしいなと思ってたし、そうなってほしくないなと思ってますね。
(五味戦をアピールしていたが)これ、テンション変えなきゃいけないでしょ、オレ。こんなしんみりした空気で。(大丈夫ですか?)オレは大丈夫だよ。五味戦。それしかないだろって。ノスタルジックなというか、10年前の格闘技みたいなことを考えたときに、こういうことやるしかないだろって気持ちもあるんで。だから、じゃあ青木五味なんじゃないのって。最初のプランニングなんかではそれが上がってたんだろうし、まあオレはやる覚悟はあるよってことですよね。見たいんだろうし、みんな。(RIZINのリングはやり残したことや夢のカードを実現してほしい?)そうですね。もうちょっとしっかりしたいところはしっかりしてねっていうのはありますけどね。(たとえば?)きなくさい話になるからやめましょう。言わなきゃいいんだよね、最初から、オレが。
(リング上で桜庭とどんな会話を?)さっきもしゃべったですけど、仕事だよってことを言われて。ああ、これ仕事だよって言われちゃったな~っつって。ボクも仕事としてのプロフェッショナルみたいなものは考えてやってたんですけど、それ以上に、働くとか一つの仕事として桜庭さんがやってたんだなってことをリング上で言われてしまったので。ああ、って思っちゃいましたね。まあ、だからこそ、ボクも仕事としてやってるんだったら、何年後になるかわからないけど、ボクも自分が落ちる試合もやらなきゃいけないんだろうし、逆に今の若い子たちがオレを落とさなきゃいけないんだろうし。ボクも若いと言われてるけど32のオッサンなので、どんどん若い子たちがオレを落とさなきゃいけないんですよね。そういうことを考えましたね
◇エンディング◇
高田「いや、今日はホントにたくさんのお客様、集まっていただきまして、ありがとうございました。今の青木選手と桜庭選手の試合を目の当たりにして、まだまだ気持ちの整理ができていないんですけど、スイッチを切り替えて。今日はSARABAの宴ということで、ある意味、伝説のPRIDE、あのイベントとは一旦おさらばしようと。PRIDEが死んだとかお別れとかそういうことじゃないです。今日、RIZINが誕生しました。SARABAの宴というテーマでした。あさって大晦日は新たにIZAの舞ということで、RIZINがスタートします。みなさんもわれわれもファイターもスタッフも、PRIDEという伝説の栄光のあの匂いをそれぞれが胸にしまいこんで、いつまでも頼ることなく、すがることなく、気持ちを新たにして世界最高峰の日本発の舞台をつくるために一丸となって頑張っていきます。皆さんの応援がすべてです。大晦日、この4人がヘビー級トーナメント勝ち残りました。明日の一日オフを置いて、優勝するには大晦日2試合やります。どうぞ注目してください。そして応援をお願いします。ありがとうございました!」【榊原実行委員長の総括】
「(トーナメントについて)予想以上にホントにアグレッシブなファイトでそれぞれの誇りと国、団体の誇りを懸けて闘う、そしてこのトーナメントという競技性の枠にうまくはまったなと。選手のモチベーションがですね。まあ、石井選手の相手も危険じゃないかと言われてたんですけど、どの選手も過去の試合の明確なキャリアをリサーチするというか、スカウティングするというか、そういうことができる資料がない選手でしたけど、強かったですね。驚きました。(桜庭対青木について、青木がストップが遅かったんじゃないかと。また五味戦を希望していたが)闘ってる選手の中でのストップが遅い、遅くないというのはレフェリーとかジャッジに任せるべきだと思いますね。過去にもそういうところでレフェリー、ジャッジ陣が惑わされたところがありますし、そこは客観的な目で見たレフェリー、ジャッジの判断がボクは正しかったと思ってます。結果、タオルが投入されてのTKOだと思うんですけど、ホントに青木の有言実行さにみんな言葉を失ったかもしれませんよね。でも、格闘技の魅力が凝縮された素晴らしい試合だったなと思います。青木君に言われるまでもなくですね、ボクらの仕事は選手が求めることもそうですけど、ファンが求める声にどれだけボクが応えていけるか。
そこを半歩でも一歩でもどうリードしていけるかというのがプロモーターとして、マッチメーカーとしての役割だと思ってますので、当然契約の問題とかいろんなことあるんですけど、みんなが見たいという強い思いを実現できるように。選手の思いだけでは実現には届かないと思いますが、当然、五味選手にもまた近い将来、RIZINの舞台に上がってもらいたいと思ってる選手の一人ですから。今日の解説に座ってた川尻にしてもそうだと思いますし。そういう意味では、どれだけこのRIZINという舞台が選手にとって魅力的であり続けられるか。上がりたいと思ってもらえる舞台に、だれだろうが、なんだろうがと思ってますので。まだまだ今日が最初の一歩ですから、これから皆さんとともにしっかりこの舞台を磨いていけたらなと思ってます。(石井とは試合後に言葉は交わした?)すいません。石井君とは残念ながら試合後、会えてなくて。すごいいいシェイプで来てたようには、映像で見るぶんにはいいシェイプだと思いましたし、打撃のスキルも上がってたのかなと。ただそれをはるかにしのぐぐらいのポテンシャルを、ジーリー・プロハースが持ち合わせていたという感じですね。
(バンナの欠場について)ジェロム選手との契約は完全に整ってたわけですね。一部フランスの報道であったようなエキシビションマッチなんてことはありえないので。ヒョードルで最初オファーされたと。ボクらは『ヒョードルとやるっていうのはどうだい?』っていうのは聞いたんです、実際。ヒョードルとエキシビションマッチで提案するわけないですから。ちょっと彼は、間違ったことをフランスとかで言ってるんだと思いますが、正式に契約書も最後まで押したものがあります。それを受けてフジテレビの取材にもジェロムも答えてるわけですね。ルールも発表させていただいた3分3ラウンド、それも彼は非常にありがたいと。最初に交渉したときに10分は長すぎるんだと彼の方からも言われてたんで。それが20日すぎぐらいのタイミングで、突然契約が終了しているものに関していろいろいちゃもんをつけ始めるんですね。で、まあ、それと並行して『もう出ない』と、突然新しくいろんな交渉人が登場してという。ボクは直接ジェロムと契約交渉してお互いにサインをし合ったことが今回が初めてなんですけど、非常に交渉がトリッキーだということと、契約を契約として考えてない。われわれは法的な処置も含めて考えるべきかなという風にも思ってます。ただ、もう少し彼らとも話をしていくつもりでいます」29日にMMA格闘イベント「RIZIN」が旗揚げ、初日のメインは桜庭和志vs青木真也が組まれ、オープニングでは演奏の後で「PRIDE」のテーマが流されるなど、大晦日の格闘技復活をアピールした。
そしてメインの青木vs桜庭は第1Rでハイキックを狙う桜庭に青木がテイクダウンを奪い、そのままグラウンド状態のままリードを奪う。マウントを奪った青木はパウンドを落とし桜庭は抵抗するも動けず防戦一方となる、顔面がボコボコに腫れ上がり出血が見られ、レフェリーの梅木良則が試合を止めないため青木が桜庭側のセコンドにタオルを投げるように指示しタオルを投入、青木の一方的な勝利となった。
試合後は青木も涙を桜庭と抱擁と感動的なラストと思いきや青木は榊原氏に対して五味隆典戦の実現を要求するだけでなく、バックステージでは試合を止めなかったことでルールディレクターである島田裕二氏を非難するなど、結局後味の悪さが出てしまった。試合全体を振り返ると桜庭の完敗で時代ではないということを感じさせた、コンディション面を考えると新日本プロレスに出場しつつコンディション調整というのはしてきたはず、だがコンディション調整やしばらくMMAからブランク云々の以前の問題ではなかった。
またレフェリーの止めるタイミングに関しては、桜庭本人の戦う意志が尊重されて続行とされ、榊原氏も梅木レフェリーのレフェリングは肯定したものの、桜庭は今までの試合でも止める止めないで物議を多かったこともあり、止めたら止めたで桜庭側の抗議もあり、止めなかったら見る側からのバッシングもあることから、見る側の反応を気にしてしまったからなのかとも思う。
ただ桜庭が続けたくてもリングの中で一番強いのは裁くレフェリーでなければならない、そのレフェリーが弱いというかスター選手の前に強く出れないというものを感じさせてしまい、RIZINになってもPRIDEからの体質は変わっていないことを思わざる得なかった。他の試合を振り返ると「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」に石井慧が出場しプロハースカと対戦するも、テイクダウンを奪うことに失敗した石井にブロハースカは打撃の嵐を浴びせ、最後は膝蹴りで石井がダウンし試合はストップ、内容的には石井の惨敗だった、IGFを蹴ってRIZINに鞍替えした石井だったが、感想はというとそれ以下はあってもそれ以上はない、これ以上の成長はないと思わざる得ず、IGFも黙って石井の出場を認めた理由というのもわかったような感じがした。
第1試合では9年ぶりに復活した高阪がトンプソンと対戦し、打撃でリードを奪った高阪は2Rでスタミナ切れが目立つトンプソンに猛ラッシュをかけ試合をストップ、完勝を収めた。
最後に大会途中で高田延彦統括部長がバルトの対戦相手だったジェロム・レ・バンナの欠場を発表し、対戦相手はバルトのコーチを務めていたアーツに変更となった。
ただバンナに関しては榊原氏が経緯を説明し、バンナに対して法的処置を取る構えを見せるも、バンナ側の主張しているギャラの減額に関しては触れなかった。榊原氏の主張に対しバンナ側はどう反論するかわからないが、おそらく食い違うものになると思うし、ただ泥仕合となれば旗揚げしたばかりのRIZINに傷がつきかねない可能性も否定できないため、このまま静かに収まればいいのだが・・・ -
大晦日直前でドタバタ?、ジェロム・レ・バンナがバルト戦を拒否してドタキャン!?
<東スポWebより>
新格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX」(29、31日、さいたまスーパーアリーナ)で元大関把瑠都ことバルト(31)の総合デビュー戦の相手を務めるジェロム・レ・バンナ(43)が、欠場する可能性があることが28日、分かった。海外のネットメディアが「バンナ欠場」の噂を報道していたが、それを証明するようにこの日の個別会見に姿を現さなかった。
主催者側は「状況を確認中」と語り、「当然出場してくれると信じているが、期待のカードなのでファンを待たせるわけにはいかない。いろんな状況を想定して明日(29日)には何かしら発表する。デビュー戦なのでバルト選手のカードはなくさない」。代替選手も視野に入れながら慎重に見極める方針だ。
31日RIZINにてバルトのMMAデビューの相手であるジェロム・レ・バンナがドタキャンする可能性が出たことが明らかになった。
実はバンナの代理人がバンナはRIZINではバルトとは対戦しないとコメントし、当初はエメリヤーエンコ・ヒョードルとのエキシビジョンマッチに出場するとして契約したがバルトに変更になったことで不信感を抱いているという。
この情報がガセなのか、それともRIZIN側の話題作りなのかわからない、ただ事実だとしたらRIZIN側とバンナの間でどういう話し合いがされていたのか・・・
予定通り試合が行われるのであれば問題はないが、大晦日を前にしてドタバタの気配がしているようでならない。
【追記】マネージャーと記事の言ってる事はデタラメ、本当はギャラ減らされたから"@captude71: 【追記】ジェロム・レ・バンナのマネージャー「バンナはバルトとは対戦しない」|MMA IRONMAN|https://t.co/JO3wZ621jV #RizinFF #mmajp"
— Great Teacher Akira (@akirakappa) 2015, 12月 28このとおりRIZINの公開会見を欠席したジェロム・レ・バンナのドタキャンが確定的となった、理由はギャラの減額、RIZIN側はどう反応するかはわからないが、わかるのは後々尾が引くということだ。
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全カード発表・・・RIZINの限界と見せるTVの限界
☆12/29(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』13:30開場、15:00開始
◇第1試合◇
▼スペシャルワンマッチ
ジェームス・トンプソンvs高阪剛
◇第2試合◇
▼スペシャルワンマッチ
キリル・シデルニコフvsカルロス・トヨタ
◇第3試合◇
▼スペシャルワンマッチ
フェリペ・エフラインvs元谷友貴
◇第4試合◇
▼K-1ルール
西浦“ウィッキー"聡生vsHIROYA
◇第5試合◇
▼スペシャルワンマッチ/RIZIN MIXルール
日菜太(3分2R)宮田和幸
※1Rがキックボクシングルール、2RがMMAルール、そこで決着つかなければドロー
◇第6試合◇
▼スペシャルワンマッチ
アナトリー・トコフvs AJ.マシューズ
◇第7試合◇
▼スペシャルワンマッチ
才賀紀左衛門vs所英男
◇第8試合◇
▼スペシャルワンマッチ
高谷裕之vs DJ.taiki
◇第9試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメントリザーブファイト
内田雄大vsワレンティン・モルダフスキー
◇第10試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第1試合
ブレット・マクダーミットvsキング・モー
◇第11試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第2試合
ブルーノ・カッペローザvsテオドラス・オークストリス
◇第12試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第4試合
ゴラン・レリッジvsワジム・ネドコフ
◇第13試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第3試合
石井慧vsジーリー・プロハースカ
◇第14試合◇
▼スペシャルワンマッチ
桜庭和志vs青木真也☆12/31(木)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』13:30開場、15:00開始
◇第1試合◇
▼スペシャルワンマッチ
イリアーナ・ヴァレンティーノ(51kg契約) (5分3R) RENA
◇第2試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」準決勝
1回戦勝者vs1回戦勝者
◇第3試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」準決勝
1回戦勝者vs1回戦勝者
◇第4試合◇
▼スペシャルワンマッチ
長谷川賢vsブレナン・ワード
◇第5試合◇
▼K-1ルール
武尊vsヤン・ミン
◇第6試合◇
▼スペシャルワンマッチ
キム・スーチョルvsマイケ・リニャーレス
◇第7試合◇
▼スペシャルワンマッチ
レイディー・タパvsギャビ・ガルシア
◇第8試合◇
▼シュートボクシングルール
ボブ・サップvs曙太郎
◇第9試合◇
▼スペシャルワンマッチ
長島☆自演乙☆雄一郎vsアンディ・サワー
◇第10試合◇
▼スペシャルワンマッチ
ジェロム・レ・バンナvsバルト
◇第11試合◇
▼スペシャルワンマッチ
山本アーセンvsクロン・グレイシー
◇第12試合◇
▼スペシャルワンマッチ
エメリヤーエンコ・ヒョードルvsシング・心・ジャディブ
◇第13試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」決勝戦
準決勝の勝者vs準決勝の勝者
29、31日に開催されるRIZINの全カードが発表され、バルト(把瑠都)の相手はバンナ、ヒョードルの相手はシング、曙vsサップのシュートボクシングマッチ、そして所vs才賀が今日追加され全カードが揃った。
IGF同様RIZINもなかなかメインカードが決まらないままで進み、ヒョードルの相手は一時はUFC王者だったランディ・クートォアなどが候補に挙がっていたが、当初から候補に挙がっていたシングとなり、『DropKick』によるとバルトの相手は藤田和之にオファーがかかっていたものの条件面で折り合いがつかず知名度のあるバンナに落ち着いたという。
TVでメインに扱われるカードはヒョードル、バルト、曙vsサップ、桜庭vs青木、石井慧などなろうがフジテレビ的には物足りないカード、また格闘ファンからしてみても“なんだこれ”といったカードでもある。
フジテレビとしたら番組でカードを発表したバルトと曙vsサップをプッシュというかプッシュせざる得ない、RIZINが当初メインで扱っていたヒョードルはネットでの発表だったと考えるとシングの知名度がないことを理由にしてフジテレビ側があまり押していないのでは、それを考えるとフジテレビとRIZIN側の思惑の違いというのも見えてくるような感じもする。
多分だがフジテレビ側もヒョードルの相手も視聴率を稼げる選手をと求めていたはず、しかしヒョードルも今回は復帰戦ということで相手選びはかなり慎重だったのもあり、仮に相手が交渉していたとされていたランディ・クートゥア(『DropKick』によると実際は挨拶程度しかなったという)だったと、フジテレビがUFCをリサーチしているとは思えず、クートゥアでも“視聴率を稼げるのか”という理由でNOとダメだ出ししていたのではと思う。
後は視聴率がどれだけ稼げるかだが、自分はどう転んだとしても今後のRIZINは榊原氏ではなくフジテレビが主導権を握る形になってくる、かつてのプロレス界も新日本プロレスがテレビ朝日、全日本プロレスが日本テレビに主導権を握られたことがあったが、あの時代はまだテレビは見せる力があった、しかし見せる力のなくなりつつあるTVに格闘技はどう向かい合えばいいのか・・・
最後にRIZINに出場を示唆し、諏訪魔戦の実現やバルト戦のオファーを断った藤田は結局IGFに出場することになり、IGF両国も近日中に全カードが発表されそうだ。ピンチとカード面での評判の悪さが出ていたIGFだが、TVから注文されないぶんある意味マシなのかもしれない。 -
元大関・把瑠都がRIZIN参戦へ、話題先行のRIZINの前にIGFは後手にまわる・・・<バウトレビューより>
RIZIN 12月31日(木) さいたまスーパーアリーナ大会で大相撲元大関の把瑠都(ばると)がMMAデビューすることが決まった。把瑠都は2年前に左膝の状態が悪化し相撲を引退したが、1年前からMMAに誘われ、体重を減らし下半身を強化し、現在はピーター・アーツ、小路晃らとデビューに向け練習。22日の発表会見では高田延彦RIZIN統括本部長をお姫様抱っこしマスコミを驚かせた。把瑠都は旧ソ連のエストニア出身で、1984年11月5日生まれの30歳。四股名は把瑠都凱斗(ばるとかいと)で本名はホーヴェルソン・カイド(Höövelson Kaido)。2003年には出場選手4人ながらもエストニアのジュニア柔道選手権で優勝したことがある。相撲とは小学6年生の時に出会い、来日後2004年5月に初土俵を踏み、06年5月にスピード入幕し、12年1月場所で唯一の幕内優勝を果たし、2013年3月には大関に昇進した。身長198cm、体重189kgという恵まれた体形だったが、左膝靭帯損傷等の怪我に泣き、2013年1月場所から関脇に陥落し、2013年9月場所から十両となる直前に引退。その後はエストニアで実業家をしていたという。22日、東京・白金台の八芳園での会見で把瑠都は「怪我も良くなって(RIZINに協力しているリトアニアBUSHIDOの)ドナタス(・シマネイティス代表)さんから『(MMAを)やってみませんか』と声をかけてもらいました。ピーター・アーツさんとアキラ・ショウジ(小路晃)さんの助けを借りて(練習して)がんばります」「1年前から話が来て、練習をしていて、1か月前からこんな大きいチャンスができたと聞いて、やろうと思いました」とMMA挑戦の経緯を話した。今の体重は160~170kgぐらいで、左膝の古傷の状態については「筋肉をつけないと痛みが出るから、下半身たくさん疲れて(トレーニングを)やって来ました」と語った。会見にはホーヴェルソン・カイドの本名で登場し、リングネームは今後検討するといい、榊原信行RIZIN実行委員長は「四股名に変わる名前を考えたい」とコメント。囲み取材で榊原氏は「膝はしっかりリカバーしていて、120kgのヘビー級を超えたスーパーヘビー級があれば、世界一を狙えると思います。柔道では内股が得意だったそうです。11月中旬からピーターと打撃を徹底的に習い、その後も本格的にトレーニング計画があるみたいで、早くエストニアに戻ってトレーニングをしたいようです。どういう選手と向き合えば噛み合うのか頭を悩ますところですが(対戦相手は)10月中に決定できればと思っています」と話した。
大相撲の元大関・把瑠都が大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN」でMMAデビューすることが発表された。把瑠都は2004年に初土俵を踏み、2006年に新入幕、2010年に大関に昇進した。しかし昇進後はケガがに悩まされ、関脇に転落、そして2013年に十両陥落が決定したのを契機に引退、引退した際には全日本プロレスが獲得に名乗りを上げていたが、全日本は前オーナーの一方的な発言だったこともあって獲得には本腰を上げなかった。「RIZIN」が大晦日でフジテレビ系列で放送されることが決まっていることから、視聴率を獲得するには一般受けする素材が不可欠、それで把瑠都に目を付けたということだろう。同日大晦日ではIGFも両国国技館で「INOKI BOM-BA-YE 2015」を開催するが、おそらくMMAがメインとして扱われる。だが話題性で「RIZIN」に先行されてしまい、IGFは完全に後手に回ってしまった。IGFの総帥であるアントニオ猪木は業界が盛り上がるならと興行戦争を歓迎しているが、今のところ戦争すらならずワンサイド状態、後手に回ったIGFはどう反撃するのか… -
新格闘イベント「RAIZIN」旗揚げも、微妙に中途半端・・・
<バウトレビューより>
元PRIDE主催者の榊原信行氏が実行委員長を務める新大会「RIZIN(ライジン)」が12月29日と31日にさいたまスーパーアリーナで開催される。PRIDE同様に高田延彦氏が統括本部長となり、フジテレビが放送し、桜庭和志×青木真也が29日の第1弾カードとして決定。試合場はリングでルールはPRIDEと同じ。2日間に渡るヘビー級8人GPを軸に、ヒョードルの復帰戦、SBのRENAと柔術世界選手権優勝のギャビ・ガルシアのMMAデビュー戦が予定されている。
RIZIN初の大会の名称は「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」。会場はさいたまスーパーアリーナで、総額50万ドル(約6千万円)のヘビー級8人トーナメントの一回戦(1st round)4試合を29日に、準決勝・決勝(Final round)を31日実施。29日の桜庭×青木等、ワンマッチも両日に組まれる。30日も含め、隣接のコミュニティアリーナ、けやき広場で「格闘技EXPO」という、他競技を含めたファン交流イベントも同時開催される。
RIZIN開催を発表する公開記者会見が8日、六本木の東京ミッドタウンのキャノピー・スクエアで行われ、榊原氏、高田氏をはじめ、ヒョードルら出場決定選手も勢ぞろいした。司会進行は矢野武アナウンサーとPRIDE中継のゲストだったタレントの小池栄子さん。冒頭、榊原氏はヒョードルに「出てこいや」と呼ばれ登壇し、イベント概要を発表した。以下は登場順の各氏のコメントの概要。◆榊原信行実行委員長
2007年3月に同じ六本木で私は格闘技界からの引退を発表しました。永遠に続くと信じて(UFCと)結んだ契約の後、4月のPRIDE.34をもってみんなの前にPRIDEは出ませんでした。皆さんに嘘をつく結果になったことをお詫びします。
あれから格闘技の日々の成長を追いかけず、サッカーや他のエンターテイメントに自分をぶつけましたが、心から愛せる舞台は格闘技界にしかないと感じました。どこまでできるかわかりませんが、今、51(歳)です。ここから10年、命がけで、日本の格闘技、世界の格闘技のために捧げます。PRIDEって何?って聞かれると、みんなで作るあの熱だと思うんですね。もう一度あの熱を作るには、中途半端な気持ちではできないですし、途中で息絶えるかもしれないですけど、本気でやりたいと思う。
最初に発表するのはイベントのタイトル名です。RIZIN FIGHTING FEDERATIONです。ネットにも出ましたが、昨日の夕方6時ぐらいまでサムライというタイトルにしたほうがいいかと迷いました。ビジネスパートナーに「名前は後からついてくる」と言われ、PRIDEもそうでしたが、RIZINというタイトルを皆さんと磨き続け、10年経った時には世界中の人が知ってるブランドネームにしたいと思います。
そして長年一緒にいた同志に現れてもらいたいと思います。高田延彦、出てこいや!
◆高田延彦統括本部長
俺たちここに帰って来たぞ! 96年に実行委員長(榊原氏)に出会い、約11年PRIDEで一緒に走ってきました。苦楽を共にした仲間との仕事の場が唯一のホームグラウンドです。この場に8年ぶりに立つ自分をじっくり実感すると鳥肌が立ってきますね。この8年は我々にとっては溜めとなる、爆発力を凝縮するための最高の8年だったと思っています。
この8年間、榊原委員長と時々ご飯を食べながら、必ず彼はこう言うんです。「時が来たら、チャンスが来たら…」それを聞いた私は「OK」。その繰り返しの8年でした。去年11月終わりに委員長に呼び出され、「ノブさん、そろそろ準備段階に入らないといけない」と言われ、「OKもちろん、私で良ければなんなりと」。あれから10か月、これから夢の到達点に向かって歩けるのは、こんな幸せなことは無いです。間違いなく、仕事として格闘技に携わるのはRIZINが最後という覚悟です。
ちょっと私、硬いんで、雄叫びあげていいですか、ウォー!。これは私、スタッフへの鼓舞、世界中の人たちへのこれから始まるよという宣言です。最後に、このイベントがどこを到達点にするか、シンプルです。人類最強のファイターを決める場をファン、世界のプロモーションの皆さんと作り上げる。それに尽きます。メイドインジャパンです。テニスでいえばウィンブルドン、ゴルフで言えば全英オープン、サッカーでいえばワールドカップ、オリンピック。他の競技の最高峰の舞台に肩を並べるところまで、必ずやりとげます。みんなと一緒にRIZINを世界最高峰の舞台に育て上げようじゃありませんか。
RIZINにはPRIDE時代にも協力関係にあった日本レスリング協会も後援を表明。冒頭にも記した通り、PRIDE衰退の発端は、フジテレビとの契約が切られたことで、榊原氏は週刊現代の指摘した反社会勢力との交流を一貫して否定していたが、RIZINの実行委員会にはコンプライアンス担当として、サン綜合法律事務所所属で元検事の中村信雄弁護士と大鶴基成弁護士、元警視庁刑事部理事官の菅村明仁氏の3氏が就任し、コンプライアンスの強化をアピール。会見には中村氏が登場した。
◆JOC名誉会長 日本レスリング協会会長 福田富昭氏(右写真右端)
先日ラスベガスで世界選手権があり、男子は惨敗でした。闘争心が無いからであり、(MMAに)見習わないといけませんし、レスリング界からはたくさんの選手が総合格闘技が出ています。今後はしっかり支援したいと思います。この大会が世界一になることを祈念します。
◆コンプライアンス担当 中村信雄弁護士(右写真中央)
コンプライアンスが重要な時代だからこの場に呼んでもらえたと思います。昔から年末の格闘技イベントが楽しみで、こういう形で復活し、みなさんが喜ぶことが大事で、クリーンな大会が開催されることが大事と思っています。
◆榊原氏
この場でコンプライアンスのことは場違いかと思いますが、私自身もみなさんから非難を受け、脇が甘かった部分も反省し、企業としての防衛力を高め、自分たちを律します。お付き合いするみなさんも含め、クリーンにしたいと思い、中村先生にご同席いただきました。中村先生、これからもご指導よろしくお願いいたします。
続いて榊原氏はフジテレビとスカイパーフェクTVでの放送について発表。米国での放送局となるスパイクTVの幹部と、同局で放送されている米国2番手団体のベラトールのスコット・コーカー代表が登場した。なお、海外からのRIZINへの「参画団体」には米国のベラトール、英国のBAMMA、ポーランドのKSW、リトアニアのBUSHIDO、ブラジルのジャングルファイト、韓国のROAD FC、ヨルダンのDESERT FORCEの7団体が名を連ね、コーカー氏以外にもBAMMAのデビッド・グリーン代表、BUSHIDOのドナタス・シマネイティス代表、ジャングルファイトのヴァリッジ・イズマイウ代表が登場した。
◆榊原氏
テレビ放送は、日本国内ではフジテレビさんに地上波の放送が決定しました。放送時間帯等の環境整備は時間がかかりますが、この大英断をいただいたことに心から感謝しています。スカパーさんにもPPVでライブで流していただきます。インターネットでの配信も考えています。アメリカではバイアコムグループのスパイクTVで見ていただけます。世界中で見ていただける環境を整え、メイドインジャパンのコンテンツを育てたいです。
今、大半のトップ選手はUFCと契約しています。PRIDE時代は選手の引き抜きとか醜い出来事が多く起こりました。RIZINではトップのプロモーションとしのぎを削ることはしたくないと思い、各団体の選手の上がるコンペティション、競技会を築けばいいと思いました。競技会の主催者として、世界中のプロモーションと組み、選手が最高に輝く舞台を作ります。1回目の大会では8人のヘビー級トーナメントを開催します。各プロモーションから選手を集め、総額50万ドルをかけ、29日に一回戦、31日に準決勝と決勝、その週末で世界最強の男が決まる競技会を軸に、ワンマッチも組みたいと思います。
ここ数年間、RIZINでは過去と現在と未来がシンクロするイベント空間を作りたいです。格闘技界に放つ3本の矢、1本目が「完結」です。アメリカでマウリシオ・ショーグンやヴァンダレイ・シウバに会いましたが、もう1回日本の熱狂の中に立ち引退したいと言うのですね。2本目は「息吹」。新しい選手のデビュー、チャレンジの場を作りたい。3本目が「未来」。いつかRIZINの世界大会に出たいと、選手たちが思うようなイベントを発信します。
最後に満を持して出場決定選手が登場。桜庭と青木の一戦が榊原氏の口から発表され、各選手が意気込みを語り、質疑応答、囲み取材も行われた。◆青木真也
桜庭選手のやってきたことを最大限リスペクトしていますが、マットの上にあるのは現実です。
◆桜庭和志
どうも桜庭です。いい試合ができるよう頑張ります。◆RENA
シュートボクシングのRENAと申します。私は打撃の選手ですが、MMAという大きな舞台に呼んでもらい、時間もあまり無いですし、不安と怖さしか無いんですけど、SBの王者として打撃の怖さを出し、大晦日、世界中にRENAという名前を知らしめるために大暴れします。現代社会色々ありますけど、女性が立ち上がり、女子でもやれるんだぞと見てもらいたいです。◆ギャビ・ガルシア
武道の生まれた日本で女性の力を見せつけます。女性もKOシーンで魅了できると見せたいです。◆エメリヤーエンコ・ヒョードル
春にロシアに榊原さんがいらして、この大会を提案され、復帰を考えました。日本に戻れて、PRIDEの一員としてここに来れてうれしいです。ここでロシアのプーチン大統領の誕生日を祝います。皆さんにいい試合を見せます。◆榊原氏
(ルールについて)旧RIDEルールです。10分・5分・5分、女子は5分3Rです。フットスタンプもあります。選手同士同意すれば肘も認めます。フィールドはリングで行きます。みんなが見たことが無いリングを開発中です。スクエアなリングですけど、ニュータイプのリングで、5本のロープで行きます。時代に逆行していますかね?
(桜庭×青木の契約体重について)キャッチウェイトです。10kg差があって、落としどころを考えますが、歩み寄れるウェイトになると思います。◆榊原氏の囲み取材
(ヒョードルはヘビー級GP?)ワンマッチです。
(桜庭は引退試合?)引退試合ではないです。
(29日も放送?)そうです。29日も31日もフジテレビで放送するよう最終調整中です。
(ヘビー級GPは各プロモーター1人ずつ?)そうです。8団体選ぶのも大変で、このスタイルを今年から始め、ゆくゆく競技会としてのブラッシュアップをしたいです。この形式は世界では初だと思うんですね。アジアのプロモーションからなのにブラジルの選手が送られてもいいと思うんです。
(年に何回開催しますか?)世界中の各プロモーションの邪魔をしたくないんで、やっても年4回ぐらいじゃないですか。
(メインイベントはヒョードル戦?)まだわからないです。ヒョードルは誰とでもやると言ってるけど、選手を各プロモーションから借りるんでね。
(日本国内の団体との協力は?)DEEPさん、修斗さん、パンクラスさん、シュートボクシングさん、ZSTさんとは、協力してもらおうと話をしました。
(ドーピングの対応は?)世界のプロモーションでレベルが違いますが、あらゆる検査を全部します。今の世界標準に則ってしたいです。
(サプライズは?)芸能人は出ないですけど(笑)ニューカマーも見たいと思うんですよね。福田会長とも話しましたが、伊調馨とか吉田沙保里とか、女子もプロで活躍できる場があるといいとも思うんです。UFCの2階級だけじゃなく。ギャビを見ると男子が最強かはわからなくなるもんね(笑)。マスターズ構想もあって、夢も広がると思いますね。
(全試合MMA?)基本ルールはMMAですけど、他のルールも入れようと思います。あんまり総合格闘技に固執していなんですね。メタモリスのホリオン(・グレイシー)とかと話してもグラップリングも可能性があるし、大晦日はいろんなショーケースにして、そこから進化させたいです。大晦日の格闘技イベントの記者会見が開かれ、元PRIDEの代表だった榊原信行氏が新格闘イベント「RAIZIN」の旗揚げを発表した。
2006年6月にRIDEを放送してきたフジテレビが企業コンプライアンスに抵触したという理由で放送を打ち切り、2007年4月にUFCがPRIDEの全権利を買収して事実上PRIDEは消滅、榊原氏は売却した際に7年間の競業禁止の契約も結んでいたため、格闘技イベントから撤退していた。
そして今年の7月に元FEG代表だった谷川貞治氏が格闘イベント「巌流島」がCS「フジテレビNEXT」での放送が突然打ち切られた際に「12月31日、別の格闘技で地上波放送が決定しているという話をチラッと聞いた」と契約を明けた榊原氏が動き出していることを暴露、同時期に引退をしていたエメリヤーエンコ・ヒョードルが復帰を宣言、9月に榊原氏がアメリカで大晦日での格闘イベントの開催を発表しヒョードルと契約を結んだことを明かしていた。
会見はYouTubeで視聴したが、PRIDEの看板を付け替えただけなのか、新しいものを見せたいのか見えてこない、確かに肘打ちOKや女子格闘家の起用など新しさというものはアピールしてきたが、ただそれを加えただけのPRIDEのまんまで中途半端な感じだった。
わかるのは榊原氏が復帰のために資本も含めて準備してきたことと、PRIDE時代と違って弁護士を用意するなどコンプライアンスなども含めてクリーンさを強調していること、そしてUFC以外の団体と共に協会というものを作り、自ら中心に立ってUFCに対抗する組織を作るつもりだということだ。
正直言って榊原氏の作る組織はUFCに対抗出来うるものなのか、UFCから見てみれば寄せ集めの烏合の衆で、これらの団体を榊原氏がまとめることが出来るのかという疑問がある。
またファンもUFCによって世界最高峰の舞台だったPRIDEを否定されていく現実を散々見せつけられているだけに、UFCを超えられるものを見せることが出来るのか、また井の中の蛙になる可能性も否定出来ない。
そして大晦日同日に両国で開催されるIGFにとってはRAIZINは驚異的な存在、IGFはプロレスよりMMAに重点を置いているが、まだ充分に格闘技ファンを取り込めておらず、組織的にも未熟なため、RAIZINとの興行戦争となれば苦戦は免れない。
対戦カードに関しては桜庭vs青木は決定しているものの、ヒ ョードルのカードは発表されなかった。ただ桜庭vs青木に関しては、桜庭は新日本プロレスのリングに上がり、また青木もIGFのリングに上がっている。桜庭は新日本では大きなテーマが組まれていないことから1月4日東京ドームに上がらなくても新日本的には問題はない、ただ青木は12月31日にIGFの両国大会があることから、桜庭vs青木は29日に組まれているとしてもIGFに出場できるかどうかは微妙といったところだろう。
大晦日に新組織RAIZINはスタートするが、中身はPRIDEと同じではおそらくファンはついてこない、榊原氏や高田はそれを充分にわかっているのだろうか… -
またPRIDEの一つの歴史に幕が降りた・・・アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが引退!
PRIDEヘビー級王者だったアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが引退を表明した。
ノゲイラは昨年4月にロイ・ネルソンに失神KO負けを喫し、社長であるダナ・ホワイトから引退勧告を受け、2日地元ブラジルで開催された「UFC190」でステファン ストルーブと対戦し再起をかけるも、2R目でテイクダウンを奪って関節技に持ち込もうとするが逃れられ、ストルーブが長身から繰り出すパンチやキックの前にノゲイラが劣勢に立たされる。3Rもノゲイラはタックルを仕掛けるが逃れられるも、前へ出る姿勢だけは崩さなかった、しかし最後まで自身のペースに持ち込めないまま試合終了となり判定3-0で敗戦、大会後に再度ダナ社長から引退勧告を受け、本人が受け入れる形で引退となった。
ノゲイラの初来日はリングス、KOKルールで行われた「KING OF KINGS 1999トーナメント」では決勝まで進出するも判定でダン・ヘンダーソンに敗れ準優勝になるも、PRIDEに参戦してからはトップファイターの一角となり、初代PRIDE王者となったが、2003年3月にエメリヤーエンコ・ヒョードルに判定で敗れ王座から転落、ヒョードルとは2004年の大晦日に再戦するも判定負けを喫し、ヒョードルには勝てなかった。
プロレスとの縁はなかったが、2003年大晦日に開催された「INOKI BOM-BA-YE 2003」では新日本プロレスの永田裕志との対戦が浮上したが、この年は「PRIDE男祭り」、「K-1 Dyamaite」、「INOKI BOM-BA-YE」と三つの格闘技イベントが同日開催され、PRIDEと「INOKI BOM-BA-YE」の間で選手の引き抜き合戦が激化、永田の相手もノゲイラからヒョードル、またノゲイラに変わるなど一転二転したが、結局永田の相手はヒョードルとなり、永田vsノゲイラは実現しなかった。
ヒョードルは今年復帰を示唆したが、ノゲイラは引退、またPRIDEの時代が過去のものになっていくものを感じさせてしまった。
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フジテレビによって一方的に消された「巌流島」…谷川貞治氏が会見で恨み言
(スポーツナビより)
格闘技イベント「巌流島 Staging tournament 公開検証2」(18日、東京・両国国技館)の大会前日記者会見が17日、都内・ホテルで行われた。本大会は当初、CS放送「フジテレビNEXT」で当日の中継がなされる予定であったが、フジテレビの都合により急きょ中止に。会見には出場選手のほか谷川貞治・巌流島事務局広報部長が出席し、この件についての説明を行った。谷川部長によれば、放送中止については16日の午後2時近くに巌流島実行委員会の人間がフジテレビ担当プロデューサーと部長に呼ばれ、突如「明後日の放送はできない」と通知を受け、理由に関しては何度も問いただしたものの、「言えない」とされ回答を得ることはできなかったという。
「非常に驚いているし、残念でたまらない。理由を説明してほしい」という谷川部長は、「コンプライアンス的に引っ掛かることは一切ないですし、本当に理由が分からない」と言い、また「12月31日に巌流島とは違う別の格闘技団体が地上波で放送することが決定しているという話も聞いたのですが、そういうものが理由であるならせめてそういう風に言っていただきたい」と推測も交え語ったが、フジテレビ側から一切説明を得られなかったため最後まで困惑気味だった。
「フジテレビNEXT」での放送こそなくなったが、「組織は解散しないしイベントはやっていこうと思っている」と谷川部長は語り、18日の大会も予定通り開催。今後は12月に大会を行いたいと言い、「僕も過去を含めていろいろご迷惑はあったが負けたくない」と気を張っていた。
(東京スポーツより)
新格闘技イベント「巌流島」(18日、両国国技館)のCS「フジテレビNEXT」での放送が突然打ち切られたことが17日、発覚した。開催日2日前に通告されたという谷川貞治広報部長(53)は激怒。「大みそかに別の格闘技の放送が決まったと聞いた」と爆弾発言するなど大荒れの展開となっている。「巌流島」は、CS「フジテレビONE」の「新格闘技『巌流島』を盛り上げるTV」でファンからルールなどを公募。その斬新さが話題を呼び、2月に「公開検証」として旗揚げ戦が行われた、いわば“テレビありき”のイベントだ。
今回も新日本プロレスでデビューを目指す岡倫之(24=ブシロードクラブ)や、田村潔司(45)の復帰戦などが揃い「フジテレビNEXT」での生放送が決定していた。
だが谷川広報によると16日午後2時ごろ、突然事務局員がフジテレビの担当部長とプロデューサーに呼び出され「18日の大会の放送はできない」と通達。まったく理由は教えられなかったという。
谷川広報は「例えばコンプライアンス的にひっかかるとか、そういうことは断じてない。CS放送の評判が悪いならば分かるがそういう説明もない」と戸惑いを隠さず。
さらに「個人的な推測だが」と前置きし「12月31日、別の格闘技で地上波放送が決定しているという話をチラッと聞いた。それが理由ならせめて言ってほしい」と爆弾を投下した。
一方、フジに“フラれた”谷川広報は「契約書は交わしているので放送する義務がある。僕は雇われ広報だが、契約している会社とは訴訟になると思う」と法廷闘争を予測。「巌流島」も「こんなことで負けたくない」と継続を宣言したが“テレビありき”からテレビ局が離れれば、今後については自明の理だ。
18日にCSフジテレビNEXTにて生放送を予定していた新格闘技イベント「巌流島」が突然放送中止することを発表、広報部長を務めていた谷川貞治氏が会見を開き、理由を明かさず一方的に放送中止を通達したフジテレビ側を非難した。
「巌流島」は昨年11月に旗揚げを発表、「選手もルールも未定」からスタートしまずは「土俵型の試合場」「打撃あり、関節技・絞め技NG」などの仮ルールに基づく「公開検証」を行い、その結果を元にルール改定を行っていく、今年の2月28日に第1回検証ではミノワマンが参加、今日両国で開催される第2回検証では田村潔司が参戦する。
打ち切りの理由は明かされず、谷川氏は「例えばコンプライアンス的にひっかかるとか、そういうことは断じてない。」としているが、一部の関係者からはコンプライアンスが原因なのではという声が出ているという、谷川氏の場合FEG時代にも体裁を整えるためウソをついたこともあることから、谷川氏の見解は鵜呑みにすることは出来ない。また谷川氏の爆弾発言である「大みそかに別の格闘技の放送が決まったと聞いた」にしても谷川氏が格闘技界に復帰するのではといわれている榊原信行氏が横取りしたと解釈しているようだが、格闘技は昔のように視聴率が確実に取れるコンテンツではなくなっただけに、今更地上波のTV局が手を出すとは思えない。
谷川氏にしてもK-1で長年パートナーシップを築いてきたフジテレビに裏切られた気持だと思うが、それが現実、谷川氏はすっかり過去の人になってしまったということなのかもしれない。 -
DEEPが“たまアリ”での大晦日興行開催も、IGFとの戦争も始まった
<東京スポーツより>
総合格闘技団体「DEEP」が大みそかにさいたまスーパーアリーナ大会を開催することが5日、本紙の取材で明らかになった。“格闘技の聖地”での大みそか決戦はPRIDE、K―1、DREAMが中心となり2001年以降12年連続で開催されてきたが、昨年は行われず日本格闘界の低迷を象徴していた。この現状を打破するためDEEPの佐伯繁代表(45)が立ち上がり、2年ぶりの大会開催を決意。大みそかに再び格闘技の「熱」を取り戻せるか。
「このままやらないと、大みそかから格闘技の火が消えてしまう。春くらいから『誰もやらないのなら俺がやる』と言ってきた。決めたのは9月末です」(佐伯代表)
大みそかイベントは、2000年代に巻き起こった格闘技の一大ブームの象徴そのものと言っていい。中でもさいたまスーパーアリーナ(SA)は格闘技ファンの聖地的存在だった。
2001年に格闘技イベント「猪木祭」が同会場へ進出。03年からは「PRIDE男祭り」が定期開催され、格闘技イベントを中継する地上波テレビ局とNHK「紅白歌合戦」との視聴率争いも話題となった。2005年の吉田秀彦VS小川直也の「平成の巌流島決戦」では同会場に4万9801人(主催者発表)の大観衆を集め、人気はピークに。PRIDE崩壊後の07年以降も「やれんのか!」「Dynamite!!」「元気ですか!!」「DREAM」と数々のイベントが継承した。
ところがついに昨年、さいたまSAで大みそかイベントを開催する団体が現れず、12年間続いた歴史が途絶えてしまった。IGFの両国大会は行われたものの、さいたまSA大会消滅は近年の格闘界低迷を象徴する出来事だった。現在では「大みそかの風物詩」もボクシング世界戦に取って代わられてしまっている。
ここに立ち上がったのが総合格闘技の老舗・DEEPの佐伯代表だ。危機的状況に瀕する業界の起爆剤となるため、さいたまSAでのビッグイベント開催を決意。「テレビ的な問題もスポンサーも全てこれから。見切り発車ですよ。でも、誰かがさいたまの大みそかをやらないと」と、看板を復活させるためには強行突破も辞さないという。
現段階でカードは未定だが、佐伯代表は「マジメにやっている日本の格闘技の現在進行形を見せたい。女子の試合、タイトルマッチや、他団体さんとの対抗戦も組めれば」と明かす。友好団体のパンクラスや修斗などにも強力を要請し、運営にあたっては実行委員会も設ける予定。会場も今年9月のUFCさいたま大会と同規模となる。
大会名は「DEEP DREAM IMPACT」となることが決定的。旧PRIDE・DREAMの系譜を意識したものであることは間違いない。“伝統行事”の復活が日本格闘界逆襲ののろしとなるか、注目だ。
東京スポーツが総合格闘技団体「DEEP」が大晦日にさいたま・スーパーアリーナでビッグイベントを開催することを報じた。
たまアリ(さいたま・スーパーアリーナ)での大晦日興行は昨年開催権利を保有していたリアル・エンターテイメント(DREAM)が開催せず宙に浮いたままとなり、また今年格闘技イベントを開催したのはUFCのみだったこともあって、たまアリから格闘技の灯が消えたかに見えたが、ここでDEEPが開催に名乗りを挙げたことでたまアリでの大晦日興行は継続となった。
ただ気になるのはIGFの存在、IGFも両国国技館で大晦日興行の開催を発表している。昨年はたまアリで格闘技イベントが開催されなかったのもあって青木真也や北岡悟などがIGFに参戦、それがきっかけとなってIGFにMMA部門が設立されたが、それ以降青木らの参戦がないことからDEEPに参戦する可能性が高いと見なければいけない。またIGFもMMAの試合を組むだけに選手の争奪戦が激しくなる可能性も否定できない。
格闘技ファンからしてみればたまアリでの大晦日興行の再開は喜ばしいが、それと同時にIGFとの興行戦争も始まったようだ・・・