FMW
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Evolutionが邪道軍に完敗…諏訪魔に迫る大仁田厚という呪縛
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— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2017年6月3日6月8日 超戦闘プロレスFMW「非情の街に危険な香り」新宿FACE 600人満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○佐野直(6分50秒 片エビ固め)×ショッカー
※フロッグスプラッシュ◇第2試合◇
▼30分1本
美月凜音 友龍 ○長瀬館長(11分0秒 スリーパーホールド)ワイルドベアー ×大野ワイルド翔士 ワイルドセブン◇第3試合◇
▼30分1本
○佐藤恵一 雷電(12分13秒 エビ固め)×HASEGAWA 鈴木鼓太郎◇第4試合◇
▼30分1本
中野たむ ○勝愛実(13分44秒 片エビ固め)×ミス・コハル ミス・モンゴル
※ダイビングエルボードロップ◇第5試合◇
▼45分1本
雷神矢口 黒田哲広 リッキー・フジ()チェーンソー・トニー 橋本友彦 ブラックタイガーⅦ◇第6試合◇
▼はぐれ邪道軍vs全日本プロレスEvolution~ストリートファイト・トルネードバンクハウス・絵にウェアホール6人タッグデスマッチ/60分1本
○大仁田厚 ケンドー・カシン 保坂秀樹(10分16秒 体固め)諏訪魔 ×青木篤志 スーパー・タイガー
※バックドロップ【大仁田の話】「やっぱり最後まで負けて生きるわけにいかないし。ハードコアの世界で生きてきて、28年前にハードコアを考え出して電流爆破を考え出して生きてきて、ある種、それしかない。別に才能があるわけじゃねえし。才能なんてありゃしねえ。だけど、新日本プロレスで電流爆破やり、最後の望みであった全日本プロレスの選手も、全日本プロレスのリングじゃないけど、選手が電流爆破に上がるってことは一緒のようなもんだから。ちょっと形を変えただけじゃん。引きずり込むことはできそうだし。7月中に考えております。ホントにご迷惑な男で。だけど、こんな迷惑な男も一人ぐらいいないとプロレス界もおもしろくねえし。ただ一つ、リングを降りる時寂しいだろうなって。なんで戻ってきたかって、本音を言うとやっぱりさびしかったのかもしれないし。すごい寂しい思いで。俺は諏訪魔、青木、いい度胸していると思うよ。アイツらだって全日本プロレスのファンからブーイングを浴びるわけだから。それでも、電流爆破に上がってこようとする姿勢に敬意を表す。申し訳ないけど、自前のリングで最終的に勝てたのは、たぶんハードコアの神様が俺にチャンスをまだまだ与えてくれたのかなと。全プロレスファンの皆様、申し訳ないですけど、10月31日まで、あなた方があっと驚くような男たちをリングに上げますので。最後の大仁田厚を、最後の最後まであがいてあがいてあがきまくって、去ろうと思います」
【諏訪魔の話】「いやあ、なんだこりゃっていう。ちょっと体を使ったプロレスというかな、使ってねえじゃん、体を。いやあ、微妙だね(苦笑)。上がってみて。(後味がよくない?)ちょっとありえないな。だいたい、いつも勝っても負けても汗かいてさ、ちょっとした充実感というのがあるよ。ただ(きょうは)充実感、まったくないし。これどうなのかなっていう。これは間違いなく、いま全日本プロレスには必要ないし。ホントに青木にも申し訳ないし。アイツだって体を張ったプロレスやりてえんだよ。それをこういう形でね、にぎやかすプロレスというか。
(ボードを破壊したが)当然、ああいう武器を壊すためにアレを持ってきているわけで。人を傷つけるために持ってきているわけじゃないんで。だからさ、一つ一つ壊していくしかない。バットもそうだし。それに喜んでる大仁田信者もどうかと思うよ。時代は違うだろう。そういうふうに思うし。
ただ、じゃあこれで終わりだよって、そういうわけじゃない。プロレスというのはこういうもんだというのをね、ぶつけていきたいと思うし。体を張ったプロレスをこのリングでやっていくしかねえよな。と、思うんだ。まだまだきょうは第一歩ということなんで。全日本には絶対に上がらないでほしい。今度のアジアで最後にしてほしいよな。俺の願いですよ」
諏訪魔自らFMWに参戦し、カシンと合体した大仁田率いる邪道軍と対戦するが、Evolution側は佐藤光留が負傷欠場したため、EvolutionのメンバーであるSタイガーが起用された。
諏訪魔は巨大斧を持参、大仁田が水で奇襲をかけるが、諏訪魔はイスの上に設置されたボードを斧で真っ二つ、そして場外戦へと突入となるが、大仁田は諏訪魔に鉄柱攻撃、イス攻撃で脳天を痛打してからのDDOで痛めつけ、更に急遽欠場となったNOSAWA論外に代わって出場したブラックⅦも介入するが、青木がドロップキックからのミサイルキックで返り討ちにすると、Sタイガーも保坂をニールキックからジャーマンで投げる。
大仁田とカシンは場外でSタイガーを捕らえにかかるが、諏訪魔が大仁田に襲い掛かりテーブル貫通パワーボムを狙うもカットされ、逆に青木が大仁田のテーブル貫通パイルドライバーで突き刺す。
青木も大仁田に水噴射で逆襲しギターショットで一撃してから、介入するブラックⅦもトラッシュ缶で排除、そしてカシンは有刺鉄線バットを持ち出すと、大仁田を確認してから一撃し、青木と握手で裏切りかと思いきやカシンは青木にもキック、大仁田は青木に有刺鉄線バット攻撃からバックドロップ、机の破片で青木だけでなく諏訪魔にメッタ打ちにしてから、青木にDDOを決める。
諏訪魔がカットに入り、大仁田にバックドロップを決めるが、ブラックⅦが再び介入、諏訪魔は大仁田とブラックⅦに両腕ラリアットを浴びせ、青木がイスで一撃を狙うが大仁田が毒霧噴射で迎撃し、カシンも大仁田に加勢して青木に合体ブレーンバスターから大仁田がギターショット、バックドロップ、イスでの一撃からのバックドロップ、机からのバックドロップで青木から3カウントを奪い邪道軍が勝利、試合後の大仁田劇場でも大仁田は「全日本との電流爆破、決定じゃ!」と叫んだが、諏訪魔はあくまで拒絶の姿勢を崩さなかった。諏訪魔にしてみれば、大仁田とはこれきりという形で重い腰を挙げてFMWに乗り込んだはずだが、敗れたことで大仁田に強く出られる結果となり、諏訪魔がいくら拒絶しても逃げ切れない状況になりつつある。
勝っても負けても大仁田厚という存在は打ち消すことが出来ないという現実、果たして諏訪魔はその呪縛から逃れられることが出来るのだろうか・・・HAGURE JADO GUN pic.twitter.com/3N55lmL7xR
— BLACK TIGER Ⅶ (@vii_blacktiger) 2017年6月8日FMW大仁田厚を味わってきた。
試合スタートで水を撒かれ、
機動力を全て奪われたのが
敗因かな。
だが
大仁田厚を『倒す意義』だけは
ハッキリ見えた。
— 諏訪魔 (@suwama_H2) 2017年6月8日今日の試合1番気になったのは
試合後
青木の凹み方が尋常じゃないことだよ。マジで大丈夫か?
— 諏訪魔 (@suwama_H2) 2017年6月8日FMW終了。
いろいろ凹むわ。
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2017年6月8日PR -
大仁田の仕掛けた罠にカシンが敗れる・・・そして、藤田和之が現れた!7月8日 「パンディータvsケンドー・カシン ワンマッチ興行」東京・新木場1stRING
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
▼ルールはなし、勝つか負けるか!?てめえらで考える!異種格闘技試合/時間無制限1本
○パンディータ(10分46秒 体固め)×ケンドー・カシン
※テーブル貫通パイルドライバー
(試合終了後本当のパンディータが登場)
パンディータ「カシンさん、きっちり3カウント取りましたよ!」
NOSAWA「本物のパンダさん、きょうは一言お願いしますよ」
大仁田「(あらためてパンダのマスクを被る)カシン、カシン、カシン! 俺がホントのパンディータだ。わかったか。オイ、カシン、カシン、カシン! 10万円のチケット、ぼったくるなバカヤロー!(10万円のチケット購入者に)オマエもバカだな~。10万円ホントに出したのか?(うなづくとコツンとマイクで叩いて場内笑)オマエさ、最低で最高だな。最低で最高なヤツです! カシン、もう一回いっとく、頭がアレだろうから。俺がホントの×3、パンディータだ!」
(斎藤和義の「やさしくなりたい」が流れて大仁田劇場が始まると思いきや、カシンが退場しようとする大仁田パンダの足を取ってはいつくばる。すると、やがて「ブルー・アイド・ソウル」がヒットし、鈴木秀樹が登場。さらに藤田和之のテーマ曲までヒットし本人がまさかの登場。大仁田と対峙し花道でにらみ合いとなる。やがて藤田が襲うとNOSAWAがガード、大仁田は退場した。
最後は平井代表が花道をおもむろに入場。「壊れかけのRADIO」を熱唱してエンディングとなった。)
【大仁田の話】「いやあ、カシンはおもしろ200倍だよ。ハッキリ言って俺の愛弟子であるパンダをいじめられるわけにいかないんで、急きょさっき俺がパンダに変身しました。僕の名前はすいません、大仁田改めパンダです。これで3つのキャラクターが出来上がりました。グレート・ニタ、パンディータ、大仁田厚という、いつでも出撃の準備ができています。藤田選手が出てきたんで、もっともっと面白くなるかもしれませんけど。まあ11日の記者会見でこのはぐれIGFをどう料理するかいま考えてますんで。11日の記者会見で発表します」
【カシン、鈴木の話】
カシン「(こういう結末に終わったが)選挙期間中だけど、参議員までやった人間が、パンダやるというのもいかがなものですと。こないだ永田裕志の講演会で…授業じゃないな、あれは。馳浩に会ったのがケチの尽きだな。鈴木さあ、やろうよ、大仁田厚と」
(鈴木が来る。)
鈴木「やるんですか? 2人でやるんですか?」
カシン「しょっぱいけど、将軍も入れて」
鈴木「将軍入れたらまたしょっぱくなっちゃいませんか?」
カシン「さすがに藤田は使えないですね。俺たちでなんとかしよう。(最後、藤田が登場したが)やっぱ永田裕志と違うね。なんで今回こんなことになったのか…東金の少年がきっかけだったんだよね。あの男はそんな気持ちもわからず、たぶん飲みに行ってるんじゃないのか、きょうも? なんか用事あると言ってたけど。大仁田厚はなんと言ってた?
(11日に会見をやってはぐれIGFをどうするかと)また新団体作るんだろ、金でもめて。山近、ZERO1、次は…またもめるんだから。金でもめるんだから、絶対。でも、FMW以外だったらやっていいかなと思ってる。
(このままでは終われない?)終われないね。
(平井代表はリクエストした?)いやいや、自分で勝手に来たんだよ。歌いたかったんだろ」
鈴木「きょうも曲流れましたね」
カシン「歌いたかったんだよ。リアルジャパンも9月、これで平井代表が来てくれたからもう一回リアルジャパン上がって…アレクサンダー大塚はいらねえな。長井とかアレクサンダー大塚はUWF軍だからいらねえよな。リアルジャパンの人間がいるな」
鈴木「リアルジャパンはそんなに多くないですよ。間下、スーパー・タイガー、佐山さん、あとスーパー・ライダーか」
カシン「それでいいよ、それで」
鈴木「間下、スーパー・ライダー、スーパー・タイガーで」
カシン「あと、次は王道か…」
鈴木「自分のスケジュールですか(苦笑)。まあ発信しとかないと誰も知らないですからね」
カシン「そう。王道、そしてファイティングエイド、10月イギリス。以上です。(藤田にはカシンから声をかけた?)いや、自分で来てくれたんだろうね。優しいヤツですよ。(最後、大仁田に“そういうことだ”と謎かけしていたが)そういうことですよ。藤田も次の試合が決まったのかもしれないな。燃えてたね。(対大仁田に藤田投入は?)いや、いらねえな(と即答)」
鈴木「将軍でいいんですか?」
カシン「将軍でいいな。パンダにショッカーにワイルドセブンだろ。(将軍にはしょっぱいと怒っていたが)うん、将軍も試合をしてどこまで変わるかだね」
鈴木「…(コメントが)普通じゃないですか! 普通に言ってる…」
カシン「(構わず)そうね、どこまで変わるのか、これで廃業になるのか、というところじゃないですか」
大仁田興行6・10三川大会に来場したカシンがパンディータを襲撃してから遺恨が勃発、8日の新木場大会でワンマッチ興行で対戦することになり、立会人として大仁田厚、NOSAWA論外、KIKUZAWA、リアルジャパンの平井丈雅代表が来場し試合を見届るはずが、肝心の大仁田が姿を見せず、パンディータのセコンドのNOSAWA、KIKUZAWAの東京愚連隊がカシンを襲撃して試合開始となり、パンディータは愚連隊、ワイルドセブンまで加わり、場外でカシンを痛めつけ、カシンもイス攻撃で反撃するが、多勢に無勢で流れを変えるまでには至らない。
そしてリング内にテーブルが持ち込まれ、パンディータはマスクを脱いで正体は大仁田であることを明かすと、大仁田はカシンに毒霧を噴射してテーブル貫通パイルドライバー2連発で3カウントを奪い、パンディータが勝利を収めた。
試合後は本物のパンディータが現れて勝利宣言をすると大仁田がマイクで締めくくったが、カシンの敗戦に納得できないとして鈴木秀樹、そして藤田和之まで現れ、一触即発の状況から藤田が大仁田に襲いかかるも、NOSAWAが大仁田をガードし大仁田は退場、混沌とするなかで平井代表がなぜか「壊れかけのRadio」を熱唱して大会を締めくくった。
カシンvsパンディータは騙し討ちで大仁田の勝利となったが、なんでもありルールということでパンディータは本物でなくてもいいわけで、カシンにしてみればしてやられた気分だったのではと思う。
そし鈴木だけでなく、藤田までリングに引っ張り上げ、大仁田と小競り合いとなったが、大仁田にしてみれば藤田を同じリングに立たせただけでも充分収穫はあった。
大仁田迎撃には鈴木、カシン、ZERO1名古屋大会出場で不在だった将軍岡本が前面に立つが、大仁田は必ず藤田にも仕掛けてくる、藤田は大仁田の仕掛けに乗るのか?【カシンvsパンディータ ワンマッチ興行】パンダ変身・大仁田がカシンをテーブル葬、電撃登場・藤田とまさかの対峙▼カシンは鈴木、岡本と対大仁田出撃宣言…新木場大会https://t.co/vuGwN7jyL4 pic.twitter.com/0vStgWZEyy
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2016年7月8日 -
有刺鉄線マッチでFMW軍がUWF軍に負け越しも、大仁田が邪道流Uスタイルで一矢!そしてカシン出現!6月21日 FMW「ジューン・ブラッド」東京・後楽園ホール 1600人満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○W★ING金村 戸井克成 ワイルドセブン 雷電(12分52秒 体固め)五所川原吾作 パンディータ 佐野直 ザ・ショッカー1号
※デスバレーボム
◇第2試合◇
▼ノーロープ有刺鉄線デスマッチ/30分1本
○ミス・モンゴルwithミス・コハル(6分12秒 首固め)×ダンプ松本
◇第3試合◇
▼FMWvsUWF全面対抗戦 ノーロープ有刺鉄線6人タッグデスマッチ/45分1本
[UWF連合軍]○藤原喜明 冨宅飛駈 池田大輔(7分3秒 脇固め)[FMW&W★INGモンスター連合軍]上田勝次 ×松崎和彦 橋本友彦
◇第4試合◇
▼FMWvsUWF全面対抗戦 ノーロープ有刺鉄線タッグデスマッチ/60分1本
[UWF連合軍]○中野巽耀 アレクサンダー大塚(7分26秒 逆片エビ固め)[FMW軍]田中将斗 ×バッファロー
【試合後の中野、アレク】
中野「(有刺鉄線のリングに入ったが、どうだった?)なんだかわからんよ。わからん、なんだかよく。気のせいだと思ってたし。あんまりわからんかった。アレクに孤軍奮闘させちまったんで、それはちょっと反省だな。どこでケガしたかわからないけど」
アレク「こんな痛みはね、僕が組長から、先輩方から教わってきたプロレスじゃないですよ。本当のプロレスの痛みは、こんな痛みじゃない。こんなしょうもない…。やられてる間に取ってくれたんでね、中野さんが。ありがとうございます。この借りは返しますよ。こんな痛みはプロレスじゃない」
中野「(結果は勝ったが)なんか物足りないけどさ。あれに引っかからないようにしようと、あれに神経がいってて。もっと試合に集中できる試合をしたいな、俺は。そういうルールじゃないと相手はできないんだろうからしょうがないけど。きょうはコスチュームも新調したんで、ボロボロにならなくてよかった(笑)。あとはファンがどう思うかわからないけど、俺は俺のやれるような試合をやるだけで精いっぱい。ちょっと実感が沸かないんだけど、勝った。ま、こんなもんかな。
(田中との闘いはどうだった?)前からやってみたい選手の一人だったし、どうせやるんだったらちゃんとした正真正銘のルールで、1VS1でもタッグでもいいし、ちゃんとした試合でやりたい、ああいう選手は。実力もあるし、デスマッチよりもちゃんとしたルールでやりたい。俺の個人的な感想はそう」
◇第5試合◇
▼FMWvsUWF全面対抗戦 ノーロープ有刺鉄線8人タッグデスマッチ/時間無制限1本
[FMW&W★INGモンスター連合軍]○大仁田厚 雷神矢口 NOSAWA論外 リッキー・フジ(14分48秒 チキンウイング・フェースロック)[UWF連合軍]船木誠勝 高山善廣 長井満也 ×佐野巧真
(試合後も乱闘。中野も入ってきて大仁田をボコボコにしてUWF連合軍は退場。)
大仁田「オイオイオイ…。船木さん、よく聞け。これで電流爆破に出てこい! 高山さんよ、俺はな、ええオッサンや。だけどな、俺はこのプロレスに関しては真剣にやってる。高山さん、ロケットに出てこい! オイオイオイ! 上がりたい子供、全員集まれ!(子供リングにあげて水をかけ、いつものやりとり)オイオイ…。子供たちに夢を1、2、3、ファイアー! ありがとよ。本当にサヨナラします。あと1年3カ月、オマエらがなんと言おうと俺は×3 自分の道をいきます! 大仁田頑張った、1、2、3、ファイアー!」
(その後、大仁田が売店にいくと前回と同じく向かいのブースでカシンと大きな黒覆面が7・8新木場のチケットなどを販売している。やがて、大仁田がカシンのもとへ。)
大仁田「おい!」
カシン「いやいや、お願いがあって来たんです。ぜひとも7月8日、パンダとの試合、見届けてやってほしい。男と男の闘い、一対一で正々堂々と闘う。どうですか?」
大仁田「見届け人で行っていいか?(カシン)本人か?」
カシン「じゃあ、脱ぎますよ(カシン、白覆面とってカシンマスクになる)。是非とも正々堂々と」
大仁田とパンダをうながして3人で記念撮影。撮り終わるとパンダを襲ってカシンは帰る。パンダは倒れる。
大仁田「パンダ、立て、自分で」
カシンが再びパンダを襲いにきて襲って、また帰る。
大仁田「カシン、いい加減にしろよ…。(カシン売店に一人残ったスタッフに向かって)オイ、オマエ、なんでカシンが来てんだよ? オマエが呼んでるから来てんだろ!」
スタッフ「パンダと男と男の一騎打ちをしたいらしいです」
大仁田「オマエが呼んでるから来てんだろ!」
スタッフ「オーナーの許可とってます」
大仁田「オマエの売店だから許可してんだろ、FMWは。おかしいだろ」
スタッフ「オーナーから許諾とってます」
大仁田「それはオマエがとったんだろ」
スタッフ「本人から要望があったんで、それを伝えただけです」
大仁田「パンダ、パンダ!」
パンディータ「はい!」
大仁田「行ってこい、名を売るチャンスだ」
パンディータ「はい」
大仁田「ボコボコにやられてこい。オマエとカシン、オマエが負けるの目に見えてんじゃねえか。行って来い、行って来い。見届け人として俺はおれは7月8日、行く。パンダのセコンドにつく。(カシンのスタッフへ)オイ! カシンに言っとけ。パンダのセコンドには俺がつくって」
【大仁田の話】「まあこれで、船木も問答無用で電流爆破に入ってくると思うし。高山さんも邪魔な存在だから、ロケットで木端微塵にしてやるから。申し訳ない、イデオロギーとか言うけど、俺は歴史の闘いだと思ってるから。悪いけど、申し訳ないけど、プロレスに思想がなければ何もない。ただ、その人の生きてきた歴史の闘いだと俺は思ってる。まあ船木! あえて船木選手、ぜひ正々堂々と電流爆破のリングに7月24日、上がってきてください。そのまえに高山さんを料理します。
(カシンは)俺も変なヤツだけど、アイツぐらい変なヤツはいねえなと思う。一泡吹かせるというか。俺もたぶん一般の人から見れば変人だろうけど、申し訳ないけど、200倍カシンのほうが変だと思う。変人同士、これがきっかけでどういうふうに広がるか俺にはわからないけど、はぐれとは一回やらなきゃなと思ってるし。アイツらはぐれたけど、申し訳ないけど同じ穴のムジナだと思ってるから。アイツらはぐれてるけど、俺もはぐれてるから。はぐれ同士、いつか決着つけようじゃないか。まあその開戦の火ぶたがパンダってのは笑える。なんで、なんで、なんで保坂とか矢口とかいろんなのがいるのに、パンダを選ぶのか。俺はアイツのよくわかんないところは、よくわかんない。」
FMW後楽園大会でUWFとの全面対抗戦が行われ、大仁田側が「6・21後楽園でのFMW対UWFの全面対抗戦は、全試合ノーロープ有刺鉄線デスマッチ」を要求していたのに対し、UWF側が飲んで対抗戦は全試合有刺鉄線デスマッチで行われることになった。
有刺鉄線デスマッチに関しては経験しているのは高山と藤原のみでUWF側はまったくのアウウェイの状態で挑むことになったが、大仁田自身も有刺鉄線デスマッチに挑むのは2005年3月の「卒業式プロレス」以来で、11年ぶりに有刺鉄線が囲むリングに上がることになる。
まず対抗戦第1Rの上田組vs藤原組は上田組が奇襲を仕掛けたのに対し、藤原組は70歳になる上田を捕らえにかかる。しかし上田が藤原にパンチに対し、藤原も張り手で応戦 、二人は場外まで雪崩れ込んで打撃戦を展開するが、橋本が池田に狙ったラリアットが松崎に誤爆すると、藤原が一本足頭突きの連打から脇固めでギブアップを奪いUWFが先勝する。
対抗戦第2Rは当初、田中のパートナーにはフジが予定していたが、保坂の欠場に伴いフジはメインにスライドされ、急遽バッファローが起用された。
田中は中野とグラウンドで渡り合うも、田中組の狙う有刺鉄線攻撃は阻止し、逆にバッファローを叩きつけてから中野が蹴りまくり、アレクも有刺鉄線を利用した腕攻めで田中を捕らえるなどして試合の主導権を握る。
UWF軍は中野がバッファローに腕十字、アレクが田中にジャーマンと猛ラッシュをかけると、アレクは田中に渦潮スイングで大回転するが、バッファローが渦に巻いた有刺鉄線で一撃しカット、だがバッファローは中野のハイキックを喰らって失速すると、有刺鉄線上での逆片エビで捕らえてバッファローはギブアップ、この時点でFMW軍の負け越しが決まってしまう。
メインの大仁田組vs船木組は大仁田が革ジャンを船木に投げつけて奇襲をかけ、船木からマウントを奪って殴りかかる、場外戦の後で大仁田が長井にDDOを決めるも、佐野に有刺鉄線攻撃を狙ったフジが高山に阻止されて逆に叩きつけられ、船木はバットを持ち出すが捨て、大仁田をミドルキックで蹴りまくり、再び場外戦へと持ち込む。
リングに戻った大仁田は佐野を捕らえ、テーブル貫通パイルドライバーを狙うが、パイルドライバーは決めてもテーブルは貫通せず、大仁田は船木相手に格闘スタイルで挑むが、有刺鉄線攻撃を狙ったところで逆に船木に叩きつけられる。
大仁田が船木と高山に捕まり、交互にキックを浴びせてから関節技で数珠つなぎにし、NOSAWAの持ち出したギターを奪い大仁田にギターショットで一撃を浴びせ、船木が大仁田にハイブリッドブラスターで勝負に出るが、大仁田は毒霧を船木の顔面に噴射して阻止する。
大仁田は机の破片で高山と長井、イスで船木を殴打し、NOSAWAが有刺鉄ボードをコーナーに設置して、大仁田が船木に突進して自身ごと船木を有刺鉄線ボードへの直撃を狙うが、船木はかわして大仁田だけが直撃し、船木はスリーパーで捕らえる。
NOSAWAが間一髪カットの後で、イスの上に有刺鉄線ボードを設置し、大仁田との合体ブレーンバスターで高山を叩きつけ、矢口のバット攻撃の援護を受けた大仁田が佐野にサンダーファイヤーパワーボムを狙うが、高山がカット、そこで佐野がチキンウイングフェースロックで捕らえようとするが、大仁田はイス、毒霧で阻止すると、逆にチキンウイングフェースロックで捕らえ佐野はギブアップ、大仁田組が勝利しFMW&W★ING連合軍が一矢報いた。
試合終了後には大仁田は船木に電流爆破、高山には爆破ロケットマッチでの対戦を要求して大会を締めくくったが、売店でのサイン会にケンドー・カシンが現れ、7月5日新木場でのワンマッチ興行で行われるパンディータvsケンドー・カシンの立会い人になるように要求すると、大仁田は快諾しパンディータのセコンドに着くことになった。
FMW側はカシンらはぐれIGFに対して絶縁を通告し法的措置も辞さない姿勢を示したが、結局大仁田の流れに引きずり込まれる形ではぐれIGFをも巻き込んでしまった。大仁田vsはぐれIGFは基本的に超花火シリーズでの流れなのだが、現在大仁田は超花火を主催するFOS(ファースト・オン・ステージ)とは絶縁中、だからFMWの流れにはぐれIGFも巻き込んだのかもしれない。
UWF軍にはメインでは勝ったものの結果的にはFMW&W★ING連合軍は負け越しで抗争は継続、またUWF軍との抗争が終わらないうちに、はぐれIGFとの抗争と周囲が騒がしくなったが、今回のFMWには田中が参戦したものの超花火との問題は解決しないまま、果たしてこのままで終わるのだろうか… -
27年目に実現したFMWvsUWFも、“はぐれIGF”をめぐってFMWと大仁田とで足並みが乱れた?
4月27日 FMW「FMW復活1周年記念シリーズ 傷だらけの堕天使〜選手会興行・ハヤブサを送る会」1800人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
27日午後6時より東京・後楽園ホール5階展示場にて「ハヤブサを偲ぶ会」が開催された。偲ぶ会には熊本よりハヤブサさんの御霊もやってきて、祭壇に置かれた。式では新崎人生、雷神矢口、ミスター雁之助が挨拶。またマンモス佐々木、神威、丸藤正道、モハメドヨネ、コマンド・ボリショイらJWP勢、Ray、松永光弘さんらの姿もあり、ほかHBCラジオ「ラジプロ!」パーソナリティーのあらいけいさんも札幌から駆けつけるなど、全国からハヤブサさんを偲ぶために参列。弟さんやハヤブサさんの娘さんも涙声ながらも気丈に挨拶した。以下は人生、矢口、雁之助のメッセージ。人生「江崎君、楽しくやってますか。きょうはみちのくプロレスの会場や事務所に届いた手紙を持ってきました。またゆっくり読んでください。俺がアメリカから帰ってきて一番最初に対戦したのが江崎君でした。その後は闘うことよりも、組むことを選んで、FMWや全日本プロレスに上がりました。
FMに上がった時に全国を巡業しているなかで、初めて北海道の連戦がありました。当時、人前であまりしゃべることをしていない、そういうスタイルでやっていた自分が、いつも一人で飯を食っていたら、北海道ツアーの札幌での試合のあとに江崎君から『兄さん、そういうの気を遣わなくてもいいところがあるんで、一緒に飲みに行きましょう』と言われて、試合後に行きました。その日は朝の8時までいろんなことを語って、次の日は今度は朝の10時まで語り合いました。そして3日目は眠い目をこすりながらお昼の12時まで飲み明かしました。あの北海道で、リング上だけじゃなくて、リング外でも江崎君と距離がぐっと縮まった、そう思っています。
江崎君とはいろんなことがありました。リング上、試合中のことや、全日本プロレスを2人で電車で移動したこと、そして控室では人が笑うまで、しつこくしつこくギャグをやっていたこと。そういう…寂しくなったらそんなことを思い出そうと思っています。俺もいつかそっちに行ったときにはまたタッグを組みたいと思っています。江崎君、本当にいままでありがとう」
雷神矢口「超戦闘プロレスFMWを代表して、謹んでお別れの言葉を申し上げます。ハヤブサ選手、私たちはあなたの訃報に接し、等しく深い悲しみに包まれております。エグゼクティブ・プロデューサーとして、この第3次FMWに参加し、私たちもハヤブサ選手が上がるリングをと、みんな同じ気持ちで頑張って参りました。それだけに、悲しみは抑えようがありません。ご冥福を心から祈っています。ここからは私、矢口壹琅からの言葉にさせてください。
君が試合中の事故で倒れて3日目だったと思います。高橋(英樹)部長とお見舞いに行きました。その時はまだ目しか動かせない状態でしたね。それから懸命なリハビリによって、自分の力で、車イスから立ち上がり、杖をついて歩くところまで回復していました。約10年、一緒に音楽をやりましたね。ほかにギターのフミ田口、それから矢束君、俺と音楽仲間もどんどん増え、これからって時でした。君の歌声は誰よりも力強く、勇気をみんなに与える人生の応援歌でしたよね。全国いろんなところへ行きました。そこはもちろん君の故郷・熊本も何回も行きましたよね。いま熊本が震災に遭って、まず第一にハヤブサだったらどうするだろうって、俺は俺なりに考えて、これからも熊本のためにいろいろ考えてやっていこうと思っています。
ライブが終わったあと、いつも飲み明かしましたよね。といっても俺はノンアルコールビールでしたけど。今年の1月に札幌で一緒にライブやったあと、語り合ったこと忘れません。『矢口さん、引退して一番最初に飲むときは俺とですよ、約束ですよ』。ハヤブサ選手、俺はリングであんたと向かい合いたいんだ。だからそれまでプロレスやめられないから、そっちが先だよ…って、ついこないだ交わした約束でした。でも、君はリングに上がらなくても、ずっとずっとプロレスラーでした。君の唄う歌は夢を絶対にあきらめない、挫折してもまた立ち上がっていく。負けても負けてもしっかりと未来を見つめて、またチャレンジしていく姿勢。それこそプロレスラーの姿です。
まさしく歌でプロレスをして、お客さんの心を勇気づけてきたと私は思っていました。ハヤブサ選手は音楽でずっとプロレスをしていた。それはプロレスラーであり、音楽を一緒にやってきた私がハッキリと知っています。リングで再びその足で立つという願いは、悔しいけど、叶わなかったけど、けして諦めない君のその姿は、歌とともに永遠に俺たちの心に生き続けるでしょう。素晴らしいプロレスラー・ハヤブサとともに音楽を一緒にタッグパートナーとしてやれたことが私の誇りです。これからもその思いを大切に、胸いっぱいのプロレスを闘っていこうと思います。そしてこれからも音楽で表現していきます。ハヤブサ、そっち行ったらさ、ぜひ約束…飲もうよね。そしてまた音楽もプロレスも一緒にやろう。いままでホントにありがとう。心からご冥福をお祈りします」
雁之助「英治、熊本が大変な時に、きょうはわざわざ来てくれてありがとう。英治と初めて会ったのは大学1年生の時、お互い18で知り合って今年でもう30年か。大学の時4年半、何する時もほとんど一緒に遊び、飲み、トレーニング…思い出は尽きないよ。そして一緒にFMWのテスト受けて、50人の中からなぜか俺とオマエしか選ばれなくて、道場の寮に入ったらまた四畳半の部屋に俺とオマエと2人で住んでな。ずっと一緒だったけど、オマエがメキシコに行って帰ってきたら、俺が(FMWを)出ていって、また戻ってきて、敵対して組んで、また離れて、WMF作って、また離れて、またくっついて…なあ? オマエとは親友であり盟友でありライバルであり、なんにも言葉はかわさなくても、お互いにね、何考えてるかわかるぐらいの夫婦みたいな関係だったのかもしれない。腐れ縁というのかね。そしてオマエはプロレス界で大スターになって、みんなに愛と勇気と感動を与えて、俺は友達として、ものすごく誇りに思ってました。
俺が辞めて、また復帰するって決めた時にオマエに電話して報告した時、オマエは『おっさんが決めたことだから、俺は何も言わんよ』って言ってくれたよな。あと5年待ってくれって。そしたら俺もリング上がるから、その時リングで向き合おうねって言ってたけど、実現することはもう…なくなって…一番辛かったのはオマエだと思うし、悔しかっただろうし、きつかっただろうし、よう頑張ったよ。俺はね、オマエと知り合えて友達になれて、本当によかったと思ってる。英治ありがとう! 会いたいんだよ、オマエと!(号泣)熊本で送ってさ、オマエの骨拾って、もう1カ月以上たつけど、俺の中で受け入れられないんだよ! 事実を…受け入れたくないよ…。
受け入れたくないけど、オマエは本当の不死鳥ハヤブサとなって、みんなの心のなかでずっと生きてるよ。47年間全力で走った人生、お疲れ様でした! 英治、またいつか会いましょう。ありがとう」
◇第1試合◇
▼13人参加バトルロイヤル
○パンディータ(9分46秒 エビ固め)X新井健一郎 X那須晃太郎【退場順】[1]KENSO[2]レザーフェイス[3]ワイルドセブン[4]松崎和彦[5]戸井克成[6]雷電[7]伊藤崇文[8]佐野直[9]KAI1[10]木更津ピエロ
◇第2試合◇
▼FMW軍vsW★INGモンスター軍タッグマッチ/30分1本
W★ING金村 橋本友彦 ○バッファロー 怨霊(10分07秒 片エビ固め)中川浩二 フライングキッド市原 X五所川原吾作 菊タロー
※ラリアット◇第3試合◇
▼FMW女子プロレス モンゴル軍vs極悪同盟/30分1本
○ミスモンゴル ミスコハルwith花月(7分21秒 反則勝ち)ダンプ松本 XZAP・T◇休憩前◇
山田敏広リングアナの司会でFMW女子OGによるハヤブサさんとの思い出。工藤めぐみ、コンバット豊田、クラッシャー前泊、里美和、鍋野ゆき江。キラー岩見、バッドナース中村が登場。代表してくどめが挨拶。「ハヤブサ選手へ。ハヤブサ選手、あなたが突然の旅立ちをして、もうすぐ2カ月になろうとしています。あまりに突然のお別れ過ぎて、私はいまだにあなたのいない現実を実感することができません。かつてあなたとFMWの巡業で一緒に過ごした日々は、私たちにとってかけがえのない大切な思い出です。デスマッチ色の強いFMWマットのなかで、独自のスタイルを築き上げ、プロレス界をけん引するあなたの姿に私たちは憧れ、夢を馳せていました。どんな状況でも夢を追い続ける大切さ、そして真の強さと優しさを私たちに教えてくれたあなたは最後の最後まで、不死鳥ハヤブサでした。あなたは間違いなくプロレス界のスーパースターです。復帰の夢、叶わずに旅立ったことはさぞ無念でしょう。でも大仁田さんをはじめとするかつてのあなたの仲間たちが、今後のプロレス界をますます繁栄させていくことでしょう。
また、先だってあなたの故郷である熊本県が不幸な大震災に見舞われました。いまこそわれわれプロレスの出番だと思います。あなたの熱烈なプロレス愛の意思を受け継ぎ、日本全国に笑顔を届けながら、プロレスをさらに根付かせていけたらうれしいです。ハヤブサ選手、長い間本当にお疲れ様でした。ゆっくり羽を休めてください。そしてプロレスを見守っていてください。ありがとう、さようなら」
その後、ハヤブサさん引退の10カウントゴングが鳴らされ平岩リングアナの「赤コーナー、240ポンド、不死鳥・ハヤブサ!」のコールでテーマ曲が流れた。
◇第4試合◇
▼FMW連合軍vsUWF連合軍 全面対抗戦/45分1本
[UWF連合軍]○藤原喜明 長井満也 佐野巧真(12分18秒 アキレス腱固め)[FMW連合軍]田中将斗 リッキー・フジ X上田勝次◇第5試合◇
▼FMW連合軍vsUWF連合軍 全面対抗戦 ストリートファイト有刺鉄線&バリケードマット8人タッグデスマッチ/60分1本
[FMW&W★ING連合軍]○大仁田厚 雷神矢口 NOSAWA論外 保坂秀樹(13分35秒 エビ固め)[UWF連合軍]船木誠勝 高山善廣 ×冨宅飛駈 アレクサンダー大塚
※サンダーファイヤーパワーボム(試合終了後、両軍は大乱闘。船木は大仁田を絞め落としにかかるなど大荒れ。)
大仁田「おい船木! 船木! そんなに悔しかったら、電流爆破に出てこい!」高山「大仁田! おっさん、電流爆破なんてすぐ言ってんじゃねえよ。次はどこだ? 用意しとけ!」
UWF軍は退場、大仁田劇場に突入。
大仁田「オイ!(の連呼から)願った夢は…必ず、叶う!!(少年をリングに上げ)自分の好きなことを、一生、胸いっぱい、やれー!! 俺たちは何をやらなきゃいけないか。この子たちに夢をつなぐことじゃありませんか? 俺たちは胸いっぱい、この子たちに夢をつなぎたい! そうじゃありませんかー!(大歓声)オイ、俺についてこい。俺についてこいよ。多少、悪いことをする。それは認める。だけど、そんなに曲がってない! 俺の生き方はちょっとは修正がきく! この子たちのために夢を与えてやってください。ガキのためにもご起立よろしくお願いします。(少年たちと一緒にオイを連呼して)俺たちに夢を、1、2、3、ファイアー!(の大合唱でエンディング)」
【船木、高山の話】
高山「先走ってもう電流爆破とか言ってるな。その前にやることは色々あるんじゃないか? 前戯を楽しめよって」船木「前戯もなしでそのまま本番ですか? まずはコンドームを付けさせてもらわないと。病気になったらどうするんだよ。あんなバイキンみたいなヤツら」
高山「こっちが感染しちゃいますね」
船木「コンドーム、コンドーム。俺は1対1でもいいですよ。みんな5対5でいいじゃないですか、お互いに集めて勝ち抜き戦でも総当りでもいいし、いくところまでいきましょうよ。最後に電流爆破が待ってるのならいいですけど、そんな今日のアレで電流爆破とかありえないですよね」
高山「もっと前戯を楽しめって」
船木「そんな焦らなくてもまだまだ引退しないし」
高山「意外とアッチが引退したいのかもね」
船木「引退したくてしょうがないから焦ってんのかな。向こうの道連れにはならないですね、絶対。こっちだって人生あるんだから。向こうの人生に俺は付いていかない。そんなバカな話はないです」
高山「100万歩譲って、俺らUWFがあの邪道のリングに上ってやってるんだぞ? それだけでもありがたく思えって」
船木「次はどういうルールになるのか。いきなり電流爆破はないですね。その前になんかあるでしょ、なんか。頭使って考えろって」
高山「そんなんだったらすぐにフラれちゃいますね」
船木「フリますよ。だいたい、試合の後のマイクが長すぎ。もっと試合でやらないと。そういうのも含めて全部逆なんですよね。中身がない。全部ギミック、全部ギミック」
高山「ああやってごまかしてるだけだから」
船木「全部ギミック、中身がない。俺らはどんだけ年をとろうがなにしようが中身で勝負してるから。それしかないし。電流なんていらないですよ」
高山「まあ、向こうはオモチャを使わないとってことでしょ」
船木「ああ、なるほど、もう勃たないってことですね。コンドームとバイアグラ、コンドームとバイアグラ、コンドームとバイアグラ…」
高山「船木さん、言い過ぎです(苦笑)」
(大会後、大仁田が売店でサイン会をしていると、その目の前でなぜかケンドー・カシンのサイン会もおこなわれている。どうやら本人っぽく、そのとなりにはデカい黒覆面も。
きりのいいところで、はぐれIGF軍団は大仁田を握手をして去っていった。それを報道陣が追って直撃。)
【カシンの話】「第0試合でパンダと組むっていうから来たのに、組んでないじゃないか。どういうことだ、代表!? 代表いないの?(いないようです)ダメな会社だな。とりあえず、サイン会をしに来たんだ。(5・14新木場は?)いやいや、それは商談中だから。代表が煮え切らないから。(狙いはパンダ?)パンダ、さっきいたけど、あの野郎、逃げやがったな。もしあるなら、新木場…まあ、俺たち黒覆面が出ていくよ」
【大仁田の話】「何がUWFだ、紳士的だ、プライドだ、よく言うよ。高山が言ってたけど、誰か連れてくると言ってたけど誰でも連れてこい。連れてくるなら(5・14)新木場に連れてこい。俺たちはいつでも…バカヤロー、第0試合、カシンの野郎、出てこなかったくせに。なんだ、パンダいじめに来たのか? IGFってのはいじめ軍団か? 違うだろ。よし、決めた。絶対に船木を電流爆破のリングに上げる。引きずっても上げる。IGFよ、どうせ来るならパンダいじめに来ず、大仁田いじめに来い。それからお互い、UWF、IGF、小細工やめようよ。俺たちには意地があり、オマエらにはプライドがある。最終決着までやろうじゃねえか! 俺はいつでも、あと1年5カ月まで」
FMWvsUWF連合軍の対抗戦が行われた、きっかけは2月26日の後楽園大会のメイン終了後に高山と長井が乱入して大仁田を襲撃、UWFの名を掲げてFMWに宣戦布告を果たした、大仁田は対UWF対策として今まで敵対していたW★ING連合軍と共闘、UWF側も大仁田と対戦経験のある藤原、船木や佐野、アレクなどを担ぎ出して対抗戦に臨み、メインも大仁田の土壌であるデスマッチでの対戦となった。
試合はFMW軍の奇襲から場外戦へと持ち込み大仁田ペースへと引きずり込もうとするが、リングに戻ると船木が大仁田の爆弾である膝にローキックを打ち込んでアキレス腱固めで捕獲、FMW軍が総出でカットに入る。
UWF軍は正攻法で矢口を捕らえにかかるも、FMW軍はテーブルや有刺鉄線バットを駆使して試合の主導権を握り、大仁田が冨宅をテーブル貫通パイルドライバーで大ダメージを与える。
そこでUWF軍も総出でカットに入りアレクが大仁田をジャイアントスイングで大回転すると追撃を狙ったが、大仁田が毒霧を噴射しテーブルの破片で殴打する。
大仁田は高山にも有刺鉄線ボードに投げつけようとしたが、高山が逆に投げつけるとNOSAWAを捕らえ、船木がハイブリットブラスターを狙うも、大仁田が毒霧でカットに入る。
冨宅を捕らえたFMW軍は矢口と保坂の合体チョークスラムから大仁田がサンダーファイヤーパワーボムで3カウントを奪い勝利を収めるも、試合後に激怒した船木が大仁田をスリーパーで絞めあげ、関節技で捕らえるなど大荒れとなり、大仁田も電流爆破マッチでの決着戦を要求した。FMWvsUWFのきっかけは、1988年12月に新間寿氏の「新格闘技連合」の一員だった大仁田は第2次UWFが行われた大阪大会に前田日明への挑戦状を持って訪れるも、UWFの神真慈社長から「チケットを持っていますか?」と門前払いを食らわされたことから始まった。
はっきり言ってそのころの大仁田は認められた存在ではなく、UWF側だけでなくファンも眼中にないといった感じで見ていた。
27年目でやっとFMWvsUWFという形で実現したが、前田や高田延彦は既に引退し門前払い事件に関わっていないレスラー達が参戦した、藤原と高山は「超花火」シリーズで既に大仁田と対戦していることから新鮮味はなかったが、前田が認めた存在である船木が大仁田に関わるのは新鮮でもあり、ある意味興味深いものもある。28日に高山が会見を開いた。
高山「FMWVSUWFという看板を上げられちゃったんで。それで昨日たまたま最後冨宅さんが取られたわけですけど、全然負けた気はしてない。向こうのスタイル、オモチャをいっぱい持ってきてなんでもありだった。こっちはUWFという制限をして闘う闘いだったので。俺や藤原さんはけっこういろいろやってるからできるけど、ほかの人たちはまだまだそういうのに慣れてない。昨日の最後も船木なんかムッチャキレて、本当に食ってかかっていた。あの船木の姿を見たら、今後楽しみだなと思います。もう一回言うけど、ルールで守られたからこそあの闘いであったんであって、俺らにルールなしって言ったら、アイツら殺すよ。俺らに凶器を持たせたら殺すよ? 俺らは凶器がなくても肉体が凶器だったから。そこがアイツらと全然違うところだ。覚悟しとけ。そういうわけで、引き続き大仁田厚を狙いにいくということです。
(凶器なしの闘いを要求する?)凶器なしじゃ、アイツら闘えねえじゃん! ふぬけだから。凶器あっても、いい勝負になっちゃってるわけよ。そこでもう俺らとアイツらの差が出てる。最終的に俺らが…それこそ船木なんかが有刺鉄線バットを持った時はホント殺し合いだよ。楽しみだね。ちゃんとレフェリー、できる人がいないと困るよね。殺人者になっちゃうからね。
(当面は大仁田が狙い?)だって、大仁田しかいないじゃん! FMWなんか、イコール大仁田厚だから。ほかはどうでもいい。(ベルトなどは?)ベルトがいくらあったって、象徴は大仁田厚。そういう意味では日本のプロレス界の形がそういうふうに出来てるよね。日本プロレスだったら力道山、全日本プロレスだったらジャイアント馬場、新日本プロレスだったらアントニオ猪木、FMWだったら大仁田厚。それがいなかったら成り立たないんだから。新日本はそういうのを変えたけどね。団体はそういうトップがいないと成り立たない。日本のプロレスって面白いよね、そういうの。
(大仁田は船木に電流爆破を要求したが、それは早い?)早いというかさ、昔の裏ビデオだよね。すべて出しちゃったら面白くもなんともないじゃん。バイブがなかったらセックスできないようなもん。ダメだね、男として。肉体で勝負しなきゃね。
(船木は5VS5の勝ち抜き戦でもと)1VS1ったって、大仁田厚しかいないじゃん。あとまともに俺らと張り合えるヤツいないじゃん。昔、新日本VSUインターで『高田しかいねえだろ』と言われたのとかぶるよね(苦笑)。俺ら言われたからね、それと一緒。
(今後に向けてUWF軍として戦力の追加は?)ああ、ちょっと考えてるな。楽しみだよね、それはね。
(UWFとFMWが大熱狂したが、どうだった?)暑苦しいね。そういうさ、局地戦みたいなことどうでもよくなってるからさ、俺の立場としては。なんてったって、プロレス界の帝王だから。UだtかFとか関係ないんだよ、俺はもう。両極に行ってるんだもん、自分自身が。Uを越してPRIDEまで行ってるからね。そういう俺にとっては、あの世界は隅っこのイザコザでしかないんだよね。でも、ニーズがあるからやる意義はあるよね。
(5・14新木場で希望するカードは?)ないですよ、なんでもいいよ。だって、姑息な手を使わないと俺と闘えないでしょ。じゃあUWFルールでやるの? PRIDEみたいなルールでやるの? そういうことですよ。やるわけないじゃん。なんでもかんでもオモチャもってきていいよ、遊んでやるから。
(逆にFMWがUのルールでやってやると来たら?)そのかわり、死んでも構いませんと一筆書かせるよ。昔の新日本の道場破りたちみたいに、ホントに死んでも一切文句言いませんって親の承諾書みたいの書かせるよ」
とFWMvsUWFは28日だけでは終わらせないとアピールしたが、一部マスコミでは7月に開催される「なにわ超花火」で大仁田vs船木の電流爆破マッチが実現するということも報じられているものの、後楽園大会の時点では船木は電流爆破マッチに関しては全面否定した。しかし大仁田がこれしきのことであきらめるとも思えないが・・・
また大仁田が“はぐれIGF”に参戦要求をしたのをきっかけに、第0試合でケンドー・カシンvsパンディータを組んだがカシンが現れず、パンディータの不戦勝となるも、メイン終了後のサイン会でカシンが黒覆面(鈴木秀樹?)と共に現れて大仁田に握手するも、パンディータを襲撃して大仁田を激怒させた。
“はぐれIGF”の暴挙にFMW・山近義幸代表は「今後、はぐれIGF軍とは一切の関係を絶ちます」と見解を出し、パンディータのマスクを破ったことで「場合によっては、器物破損、損害賠償で告訴も検討します」と法的処置を辞さない構えを見せたが、大仁田は試合後のコメントでは“はぐれIGF”に対しては受けて立つ構えを見せている、現在のFMWは大仁田の団体ではなく山近代表の団体なだけに“はぐれIGF”をめぐってFMWと大仁田の間で足並みが乱れているのが気になるが・・・
最後にハヤブサの偲ぶ会が行われたが、自分は今でも「必ず復帰するって約束したじゃないか!」と悔しい想いでいる反面、一番悔しかったのはハヤブサ本人だったのではとも思っている。
ハヤブサに言いたいのは天国でしっかりハヤブサのプロレスを見せてほしい、自分もしっかり健康に気遣いつつ、いずれ役目を終えたらハヤブサのプロレスを見に行く、それまでお楽しみはとっておくから・・・