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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

27年目に実現したFMWvsUWFも、“はぐれIGF”をめぐってFMWと大仁田とで足並みが乱れた?

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27年目に実現したFMWvsUWFも、“はぐれIGF”をめぐってFMWと大仁田とで足並みが乱れた?

4月27日 FMW「FMW復活1周年記念シリーズ 傷だらけの堕天使〜選手会興行・ハヤブサを送る会」1800人 満員


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
27日午後6時より東京・後楽園ホール5階展示場にて「ハヤブサを偲ぶ会」が開催された。偲ぶ会には熊本よりハヤブサさんの御霊もやってきて、祭壇に置かれた。式では新崎人生、雷神矢口、ミスター雁之助が挨拶。またマンモス佐々木、神威、丸藤正道、モハメドヨネ、コマンド・ボリショイらJWP勢、Ray、松永光弘さんらの姿もあり、ほかHBCラジオ「ラジプロ!」パーソナリティーのあらいけいさんも札幌から駆けつけるなど、全国からハヤブサさんを偲ぶために参列。弟さんやハヤブサさんの娘さんも涙声ながらも気丈に挨拶した。以下は人生、矢口、雁之助のメッセージ。


人生「江崎君、楽しくやってますか。きょうはみちのくプロレスの会場や事務所に届いた手紙を持ってきました。またゆっくり読んでください。俺がアメリカから帰ってきて一番最初に対戦したのが江崎君でした。その後は闘うことよりも、組むことを選んで、FMWや全日本プロレスに上がりました。


FMに上がった時に全国を巡業しているなかで、初めて北海道の連戦がありました。当時、人前であまりしゃべることをしていない、そういうスタイルでやっていた自分が、いつも一人で飯を食っていたら、北海道ツアーの札幌での試合のあとに江崎君から『兄さん、そういうの気を遣わなくてもいいところがあるんで、一緒に飲みに行きましょう』と言われて、試合後に行きました。その日は朝の8時までいろんなことを語って、次の日は今度は朝の10時まで語り合いました。そして3日目は眠い目をこすりながらお昼の12時まで飲み明かしました。あの北海道で、リング上だけじゃなくて、リング外でも江崎君と距離がぐっと縮まった、そう思っています。


江崎君とはいろんなことがありました。リング上、試合中のことや、全日本プロレスを2人で電車で移動したこと、そして控室では人が笑うまで、しつこくしつこくギャグをやっていたこと。そういう…寂しくなったらそんなことを思い出そうと思っています。俺もいつかそっちに行ったときにはまたタッグを組みたいと思っています。江崎君、本当にいままでありがとう」


雷神矢口「超戦闘プロレスFMWを代表して、謹んでお別れの言葉を申し上げます。ハヤブサ選手、私たちはあなたの訃報に接し、等しく深い悲しみに包まれております。エグゼクティブ・プロデューサーとして、この第3次FMWに参加し、私たちもハヤブサ選手が上がるリングをと、みんな同じ気持ちで頑張って参りました。それだけに、悲しみは抑えようがありません。ご冥福を心から祈っています。ここからは私、矢口壹琅からの言葉にさせてください。


君が試合中の事故で倒れて3日目だったと思います。高橋(英樹)部長とお見舞いに行きました。その時はまだ目しか動かせない状態でしたね。それから懸命なリハビリによって、自分の力で、車イスから立ち上がり、杖をついて歩くところまで回復していました。約10年、一緒に音楽をやりましたね。ほかにギターのフミ田口、それから矢束君、俺と音楽仲間もどんどん増え、これからって時でした。君の歌声は誰よりも力強く、勇気をみんなに与える人生の応援歌でしたよね。全国いろんなところへ行きました。そこはもちろん君の故郷・熊本も何回も行きましたよね。いま熊本が震災に遭って、まず第一にハヤブサだったらどうするだろうって、俺は俺なりに考えて、これからも熊本のためにいろいろ考えてやっていこうと思っています。


ライブが終わったあと、いつも飲み明かしましたよね。といっても俺はノンアルコールビールでしたけど。今年の1月に札幌で一緒にライブやったあと、語り合ったこと忘れません。『矢口さん、引退して一番最初に飲むときは俺とですよ、約束ですよ』。ハヤブサ選手、俺はリングであんたと向かい合いたいんだ。だからそれまでプロレスやめられないから、そっちが先だよ…って、ついこないだ交わした約束でした。でも、君はリングに上がらなくても、ずっとずっとプロレスラーでした。君の唄う歌は夢を絶対にあきらめない、挫折してもまた立ち上がっていく。負けても負けてもしっかりと未来を見つめて、またチャレンジしていく姿勢。それこそプロレスラーの姿です。


まさしく歌でプロレスをして、お客さんの心を勇気づけてきたと私は思っていました。ハヤブサ選手は音楽でずっとプロレスをしていた。それはプロレスラーであり、音楽を一緒にやってきた私がハッキリと知っています。リングで再びその足で立つという願いは、悔しいけど、叶わなかったけど、けして諦めない君のその姿は、歌とともに永遠に俺たちの心に生き続けるでしょう。素晴らしいプロレスラー・ハヤブサとともに音楽を一緒にタッグパートナーとしてやれたことが私の誇りです。これからもその思いを大切に、胸いっぱいのプロレスを闘っていこうと思います。そしてこれからも音楽で表現していきます。ハヤブサ、そっち行ったらさ、ぜひ約束…飲もうよね。そしてまた音楽もプロレスも一緒にやろう。いままでホントにありがとう。心からご冥福をお祈りします」


雁之助「英治、熊本が大変な時に、きょうはわざわざ来てくれてありがとう。英治と初めて会ったのは大学1年生の時、お互い18で知り合って今年でもう30年か。大学の時4年半、何する時もほとんど一緒に遊び、飲み、トレーニング…思い出は尽きないよ。そして一緒にFMWのテスト受けて、50人の中からなぜか俺とオマエしか選ばれなくて、道場の寮に入ったらまた四畳半の部屋に俺とオマエと2人で住んでな。ずっと一緒だったけど、オマエがメキシコに行って帰ってきたら、俺が(FMWを)出ていって、また戻ってきて、敵対して組んで、また離れて、WMF作って、また離れて、またくっついて…なあ? オマエとは親友であり盟友でありライバルであり、なんにも言葉はかわさなくても、お互いにね、何考えてるかわかるぐらいの夫婦みたいな関係だったのかもしれない。腐れ縁というのかね。そしてオマエはプロレス界で大スターになって、みんなに愛と勇気と感動を与えて、俺は友達として、ものすごく誇りに思ってました。


俺が辞めて、また復帰するって決めた時にオマエに電話して報告した時、オマエは『おっさんが決めたことだから、俺は何も言わんよ』って言ってくれたよな。あと5年待ってくれって。そしたら俺もリング上がるから、その時リングで向き合おうねって言ってたけど、実現することはもう…なくなって…一番辛かったのはオマエだと思うし、悔しかっただろうし、きつかっただろうし、よう頑張ったよ。俺はね、オマエと知り合えて友達になれて、本当によかったと思ってる。英治ありがとう! 会いたいんだよ、オマエと!(号泣)熊本で送ってさ、オマエの骨拾って、もう1カ月以上たつけど、俺の中で受け入れられないんだよ! 事実を…受け入れたくないよ…。


受け入れたくないけど、オマエは本当の不死鳥ハヤブサとなって、みんなの心のなかでずっと生きてるよ。47年間全力で走った人生、お疲れ様でした! 英治、またいつか会いましょう。ありがとう」


◇第1試合◇
▼13人参加バトルロイヤル
○パンディータ(9分46秒 エビ固め)X新井健一郎 X那須晃太郎


【退場順】[1]KENSO[2]レザーフェイス[3]ワイルドセブン[4]松崎和彦[5]戸井克成[6]雷電[7]伊藤崇文[8]佐野直[9]KAI1[10]木更津ピエロ


◇第2試合◇
▼FMW軍vsW★INGモンスター軍タッグマッチ/30分1本
W★ING金村 橋本友彦 ○バッファロー 怨霊(10分07秒 片エビ固め)中川浩二 フライングキッド市原 X五所川原吾作 菊タロー
※ラリアット


◇第3試合◇
▼FMW女子プロレス モンゴル軍vs極悪同盟/30分1本
○ミスモンゴル ミスコハルwith花月(7分21秒 反則勝ち)ダンプ松本 XZAP・T


◇休憩前◇
山田敏広リングアナの司会でFMW女子OGによるハヤブサさんとの思い出。工藤めぐみ、コンバット豊田、クラッシャー前泊、里美和、鍋野ゆき江。キラー岩見、バッドナース中村が登場。代表してくどめが挨拶。「ハヤブサ選手へ。ハヤブサ選手、あなたが突然の旅立ちをして、もうすぐ2カ月になろうとしています。あまりに突然のお別れ過ぎて、私はいまだにあなたのいない現実を実感することができません。かつてあなたとFMWの巡業で一緒に過ごした日々は、私たちにとってかけがえのない大切な思い出です。


デスマッチ色の強いFMWマットのなかで、独自のスタイルを築き上げ、プロレス界をけん引するあなたの姿に私たちは憧れ、夢を馳せていました。どんな状況でも夢を追い続ける大切さ、そして真の強さと優しさを私たちに教えてくれたあなたは最後の最後まで、不死鳥ハヤブサでした。あなたは間違いなくプロレス界のスーパースターです。復帰の夢、叶わずに旅立ったことはさぞ無念でしょう。でも大仁田さんをはじめとするかつてのあなたの仲間たちが、今後のプロレス界をますます繁栄させていくことでしょう。


また、先だってあなたの故郷である熊本県が不幸な大震災に見舞われました。いまこそわれわれプロレスの出番だと思います。あなたの熱烈なプロレス愛の意思を受け継ぎ、日本全国に笑顔を届けながら、プロレスをさらに根付かせていけたらうれしいです。ハヤブサ選手、長い間本当にお疲れ様でした。ゆっくり羽を休めてください。そしてプロレスを見守っていてください。ありがとう、さようなら」


その後、ハヤブサさん引退の10カウントゴングが鳴らされ平岩リングアナの「赤コーナー、240ポンド、不死鳥・ハヤブサ!」のコールでテーマ曲が流れた。 


◇第4試合◇
▼FMW連合軍vsUWF連合軍 全面対抗戦/45分1本
[UWF連合軍]○藤原喜明 長井満也 佐野巧真(12分18秒 アキレス腱固め)[FMW連合軍]田中将斗 リッキー・フジ X上田勝次


◇第5試合◇
▼FMW連合軍vsUWF連合軍 全面対抗戦 ストリートファイト有刺鉄線&バリケードマット8人タッグデスマッチ/60分1本
[FMW&W★ING連合軍]○大仁田厚 雷神矢口 NOSAWA論外 保坂秀樹(13分35秒 エビ固め)[UWF連合軍]船木誠勝 高山善廣 ×冨宅飛駈 アレクサンダー大塚
※サンダーファイヤーパワーボム


(試合終了後、両軍は大乱闘。船木は大仁田を絞め落としにかかるなど大荒れ。)
大仁田「おい船木! 船木! そんなに悔しかったら、電流爆破に出てこい!」


高山「大仁田! おっさん、電流爆破なんてすぐ言ってんじゃねえよ。次はどこだ? 用意しとけ!」


UWF軍は退場、大仁田劇場に突入。


大仁田「オイ!(の連呼から)願った夢は…必ず、叶う!!(少年をリングに上げ)自分の好きなことを、一生、胸いっぱい、やれー!! 俺たちは何をやらなきゃいけないか。この子たちに夢をつなぐことじゃありませんか? 俺たちは胸いっぱい、この子たちに夢をつなぎたい! そうじゃありませんかー!(大歓声)オイ、俺についてこい。俺についてこいよ。多少、悪いことをする。それは認める。だけど、そんなに曲がってない! 俺の生き方はちょっとは修正がきく! この子たちのために夢を与えてやってください。ガキのためにもご起立よろしくお願いします。(少年たちと一緒にオイを連呼して)俺たちに夢を、1、2、3、ファイアー!(の大合唱でエンディング)」


【船木、高山の話】
高山「先走ってもう電流爆破とか言ってるな。その前にやることは色々あるんじゃないか? 前戯を楽しめよって」


船木「前戯もなしでそのまま本番ですか? まずはコンドームを付けさせてもらわないと。病気になったらどうするんだよ。あんなバイキンみたいなヤツら」


高山「こっちが感染しちゃいますね」


船木「コンドーム、コンドーム。俺は1対1でもいいですよ。みんな5対5でいいじゃないですか、お互いに集めて勝ち抜き戦でも総当りでもいいし、いくところまでいきましょうよ。最後に電流爆破が待ってるのならいいですけど、そんな今日のアレで電流爆破とかありえないですよね」


高山「もっと前戯を楽しめって」


船木「そんな焦らなくてもまだまだ引退しないし」


高山「意外とアッチが引退したいのかもね」


船木「引退したくてしょうがないから焦ってんのかな。向こうの道連れにはならないですね、絶対。こっちだって人生あるんだから。向こうの人生に俺は付いていかない。そんなバカな話はないです」


高山「100万歩譲って、俺らUWFがあの邪道のリングに上ってやってるんだぞ? それだけでもありがたく思えって」


船木「次はどういうルールになるのか。いきなり電流爆破はないですね。その前になんかあるでしょ、なんか。頭使って考えろって」


高山「そんなんだったらすぐにフラれちゃいますね」


船木「フリますよ。だいたい、試合の後のマイクが長すぎ。もっと試合でやらないと。そういうのも含めて全部逆なんですよね。中身がない。全部ギミック、全部ギミック」


高山「ああやってごまかしてるだけだから」


船木「全部ギミック、中身がない。俺らはどんだけ年をとろうがなにしようが中身で勝負してるから。それしかないし。電流なんていらないですよ」


高山「まあ、向こうはオモチャを使わないとってことでしょ」


船木「ああ、なるほど、もう勃たないってことですね。コンドームとバイアグラ、コンドームとバイアグラ、コンドームとバイアグラ…」


高山「船木さん、言い過ぎです(苦笑)」


(大会後、大仁田が売店でサイン会をしていると、その目の前でなぜかケンドー・カシンのサイン会もおこなわれている。どうやら本人っぽく、そのとなりにはデカい黒覆面も。


きりのいいところで、はぐれIGF軍団は大仁田を握手をして去っていった。それを報道陣が追って直撃。)


【カシンの話】「第0試合でパンダと組むっていうから来たのに、組んでないじゃないか。どういうことだ、代表!? 代表いないの?(いないようです)ダメな会社だな。とりあえず、サイン会をしに来たんだ。(5・14新木場は?)いやいや、それは商談中だから。代表が煮え切らないから。(狙いはパンダ?)パンダ、さっきいたけど、あの野郎、逃げやがったな。もしあるなら、新木場…まあ、俺たち黒覆面が出ていくよ」


【大仁田の話】「何がUWFだ、紳士的だ、プライドだ、よく言うよ。高山が言ってたけど、誰か連れてくると言ってたけど誰でも連れてこい。連れてくるなら(5・14)新木場に連れてこい。俺たちはいつでも…バカヤロー、第0試合、カシンの野郎、出てこなかったくせに。なんだ、パンダいじめに来たのか? IGFってのはいじめ軍団か? 違うだろ。よし、決めた。絶対に船木を電流爆破のリングに上げる。引きずっても上げる。IGFよ、どうせ来るならパンダいじめに来ず、大仁田いじめに来い。それからお互い、UWF、IGF、小細工やめようよ。俺たちには意地があり、オマエらにはプライドがある。最終決着までやろうじゃねえか! 俺はいつでも、あと1年5カ月まで」


 FMWvsUWF連合軍の対抗戦が行われた、きっかけは2月26日の後楽園大会のメイン終了後に高山と長井が乱入して大仁田を襲撃、UWFの名を掲げてFMWに宣戦布告を果たした、大仁田は対UWF対策として今まで敵対していたW★ING連合軍と共闘、UWF側も大仁田と対戦経験のある藤原、船木や佐野、アレクなどを担ぎ出して対抗戦に臨み、メインも大仁田の土壌であるデスマッチでの対戦となった。


 試合はFMW軍の奇襲から場外戦へと持ち込み大仁田ペースへと引きずり込もうとするが、リングに戻ると船木が大仁田の爆弾である膝にローキックを打ち込んでアキレス腱固めで捕獲、FMW軍が総出でカットに入る。
 UWF軍は正攻法で矢口を捕らえにかかるも、FMW軍はテーブルや有刺鉄線バットを駆使して試合の主導権を握り、大仁田が冨宅をテーブル貫通パイルドライバーで大ダメージを与える。
 そこでUWF軍も総出でカットに入りアレクが大仁田をジャイアントスイングで大回転すると追撃を狙ったが、大仁田が毒霧を噴射しテーブルの破片で殴打する。
 大仁田は高山にも有刺鉄線ボードに投げつけようとしたが、高山が逆に投げつけるとNOSAWAを捕らえ、船木がハイブリットブラスターを狙うも、大仁田が毒霧でカットに入る。
 冨宅を捕らえたFMW軍は矢口と保坂の合体チョークスラムから大仁田がサンダーファイヤーパワーボムで3カウントを奪い勝利を収めるも、試合後に激怒した船木が大仁田をスリーパーで絞めあげ、関節技で捕らえるなど大荒れとなり、大仁田も電流爆破マッチでの決着戦を要求した。


 FMWvsUWFのきっかけは、1988年12月に新間寿氏の「新格闘技連合」の一員だった大仁田は第2次UWFが行われた大阪大会に前田日明への挑戦状を持って訪れるも、UWFの神真慈社長から「チケットを持っていますか?」と門前払いを食らわされたことから始まった。
 はっきり言ってそのころの大仁田は認められた存在ではなく、UWF側だけでなくファンも眼中にないといった感じで見ていた。
 27年目でやっとFMWvsUWFという形で実現したが、前田や高田延彦は既に引退し門前払い事件に関わっていないレスラー達が参戦した、藤原と高山は「超花火」シリーズで既に大仁田と対戦していることから新鮮味はなかったが、前田が認めた存在である船木が大仁田に関わるのは新鮮でもあり、ある意味興味深いものもある。


 28日に高山が会見を開いた。
高山「FMWVSUWFという看板を上げられちゃったんで。それで昨日たまたま最後冨宅さんが取られたわけですけど、全然負けた気はしてない。向こうのスタイル、オモチャをいっぱい持ってきてなんでもありだった。こっちはUWFという制限をして闘う闘いだったので。俺や藤原さんはけっこういろいろやってるからできるけど、ほかの人たちはまだまだそういうのに慣れてない。昨日の最後も船木なんかムッチャキレて、本当に食ってかかっていた。あの船木の姿を見たら、今後楽しみだなと思います。


もう一回言うけど、ルールで守られたからこそあの闘いであったんであって、俺らにルールなしって言ったら、アイツら殺すよ。俺らに凶器を持たせたら殺すよ? 俺らは凶器がなくても肉体が凶器だったから。そこがアイツらと全然違うところだ。覚悟しとけ。そういうわけで、引き続き大仁田厚を狙いにいくということです。


(凶器なしの闘いを要求する?)凶器なしじゃ、アイツら闘えねえじゃん! ふぬけだから。凶器あっても、いい勝負になっちゃってるわけよ。そこでもう俺らとアイツらの差が出てる。最終的に俺らが…それこそ船木なんかが有刺鉄線バットを持った時はホント殺し合いだよ。楽しみだね。ちゃんとレフェリー、できる人がいないと困るよね。殺人者になっちゃうからね。


(当面は大仁田が狙い?)だって、大仁田しかいないじゃん! FMWなんか、イコール大仁田厚だから。ほかはどうでもいい。(ベルトなどは?)ベルトがいくらあったって、象徴は大仁田厚。そういう意味では日本のプロレス界の形がそういうふうに出来てるよね。日本プロレスだったら力道山、全日本プロレスだったらジャイアント馬場、新日本プロレスだったらアントニオ猪木、FMWだったら大仁田厚。それがいなかったら成り立たないんだから。新日本はそういうのを変えたけどね。団体はそういうトップがいないと成り立たない。日本のプロレスって面白いよね、そういうの。


(大仁田は船木に電流爆破を要求したが、それは早い?)早いというかさ、昔の裏ビデオだよね。すべて出しちゃったら面白くもなんともないじゃん。バイブがなかったらセックスできないようなもん。ダメだね、男として。肉体で勝負しなきゃね。


(船木は5VS5の勝ち抜き戦でもと)1VS1ったって、大仁田厚しかいないじゃん。あとまともに俺らと張り合えるヤツいないじゃん。昔、新日本VSUインターで『高田しかいねえだろ』と言われたのとかぶるよね(苦笑)。俺ら言われたからね、それと一緒。


(今後に向けてUWF軍として戦力の追加は?)ああ、ちょっと考えてるな。楽しみだよね、それはね。


(UWFとFMWが大熱狂したが、どうだった?)暑苦しいね。そういうさ、局地戦みたいなことどうでもよくなってるからさ、俺の立場としては。なんてったって、プロレス界の帝王だから。UだtかFとか関係ないんだよ、俺はもう。両極に行ってるんだもん、自分自身が。Uを越してPRIDEまで行ってるからね。そういう俺にとっては、あの世界は隅っこのイザコザでしかないんだよね。でも、ニーズがあるからやる意義はあるよね。


(5・14新木場で希望するカードは?)ないですよ、なんでもいいよ。だって、姑息な手を使わないと俺と闘えないでしょ。じゃあUWFルールでやるの? PRIDEみたいなルールでやるの? そういうことですよ。やるわけないじゃん。なんでもかんでもオモチャもってきていいよ、遊んでやるから。


(逆にFMWがUのルールでやってやると来たら?)そのかわり、死んでも構いませんと一筆書かせるよ。昔の新日本の道場破りたちみたいに、ホントに死んでも一切文句言いませんって親の承諾書みたいの書かせるよ」


 とFWMvsUWFは28日だけでは終わらせないとアピールしたが、一部マスコミでは7月に開催される「なにわ超花火」で大仁田vs船木の電流爆破マッチが実現するということも報じられているものの、後楽園大会の時点では船木は電流爆破マッチに関しては全面否定した。しかし大仁田がこれしきのことであきらめるとも思えないが・・・


 また大仁田が“はぐれIGF”に参戦要求をしたのをきっかけに、第0試合でケンドー・カシンvsパンディータを組んだがカシンが現れず、パンディータの不戦勝となるも、メイン終了後のサイン会でカシンが黒覆面(鈴木秀樹?)と共に現れて大仁田に握手するも、パンディータを襲撃して大仁田を激怒させた。


 “はぐれIGF”の暴挙にFMW・山近義幸代表は「今後、はぐれIGF軍とは一切の関係を絶ちます」と見解を出し、パンディータのマスクを破ったことで「場合によっては、器物破損、損害賠償で告訴も検討します」と法的処置を辞さない構えを見せたが、大仁田は試合後のコメントでは“はぐれIGF”に対しては受けて立つ構えを見せている、現在のFMWは大仁田の団体ではなく山近代表の団体なだけに“はぐれIGF”をめぐってFMWと大仁田の間で足並みが乱れているのが気になるが・・・


 最後にハヤブサの偲ぶ会が行われたが、自分は今でも「必ず復帰するって約束したじゃないか!」と悔しい想いでいる反面、一番悔しかったのはハヤブサ本人だったのではとも思っている。
 ハヤブサに言いたいのは天国でしっかりハヤブサのプロレスを見せてほしい、自分もしっかり健康に気遣いつつ、いずれ役目を終えたらハヤブサのプロレスを見に行く、それまでお楽しみはとっておくから・・・ 

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