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藤田和之との遭遇…大仁田厚7度目の引退!
10月31日 「大仁田厚ファイナル 後楽園ホール大会・引退式」後楽園ホール 2000人超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼後楽園ホールで電流爆破(風)!?/20分1本
○パンディータ(8分53秒 体固め)×太仁田ブ厚
※爆破風バット攻撃◇第2試合◇
▼インディペンデントワールドバトルロイヤル100万円争奪マッチ
○バトレンジャー(10分20秒 エビ固め)×フライングキッド市原
※ファルコンアロー
☆退場順=ワイルド・コモン、寺尾利明、木更津ピエロ、守屋博昭、佐瀬昌宏、櫻井匠、亀田勝、藤井健一、友龍、雷神矢口、ウルトラつぅー、雷電、リッキー・フジ、佐野直、ワイルド・ベアー、ワイルド・セブン、◇第3試合◇
▼FMW女子一夜限りの復活!!ミックスドマッチ!/30分1本
ダンプ松本 マンモス佐々木 ○ZAP 怨霊(8分36秒 体固め)×クラッシャー前泊 保坂秀樹 バッドナース中村 寧々∞D.a.i
※ラリアット◇第4試合◇
▼プロレスリングZERO1提供試合/30分1本
田中将斗 ○TARU 菅原拓也(15分21秒 片エビ固め)大谷晋二郎 小幡優作 ×ショーン・ギネス
※TARUドリラー◇第5試合◇
▼大仁田厚思い出の聖地・後楽園ホール最期のデスマッチ!! ストリートファイト トルネードバンクハウスデスマッチ/時間無制限1本
○大仁田厚 鷹木信悟 KAI(16分48秒 エビ固め)藤田和之 ケンドー・カシン ×NOSAWA論外
※サンダーファイヤーパワーボム(試合終了後の大仁田劇場)
大仁田「オイオイオイ……論外×4 俺、オマエが大好きだよ。(涙声で)論外、本当にありがとよ! オイオイオイ……こんなウソツキと…そしてまたこんな弱い男にたくさんの応援ありがとうございます。だけど、すいません、ひとつだけ大仁田にいいところあります、ひとつだけ。絶対あきらめないこと。絶対夢をあきらめない! 絶対自分の夢をもて。絶対あきらめるな、俺たちは×2 今日×5 ありがとよ!(子供をリングに上げて)スイマセン×3、このコはチケットまだ買えません。ということは親が連れてきました。親はプロレスファンです。だからその次の世代が×3プロレスを愛してくれればいいと思います。名前なんて言う?」子供「たいちです」
(子供に夢を聞いて『プロレス』と答えさせ、しばしやりとりののち『頑張れ、たいち、プロレスラーになれよ1、2、3、ファイアー』。場内には赤い紙テープが噴射される演出)
大仁田「オイオイオイ…オマエら×8、俺を泣かしてくれるぜ! 40数年間×6 ありがとうございました!
本当に×4(観客から『泣くな!』の声に)バカヤロー、うちのおふくろが来てんだよ、バカヤロー! おふくろ、おふくろ(涙)、ありがとう。そしてオマエら、俺みたいな男に40何年間、ありがとよ!」
【試合後の大仁田】
※控え室に向かう階段で立ち止まると大仁田「16歳の時に初めてこの階段を上がって、階段を下がりました。いろんな思い出が詰まってて…。みんなと別れるのはスゲエつらいけど、スゲエつらいけどさ。前を向いて、人生前を向いて歩こうよ。またいつか形を変えても会えるから。最初、全日本プロレスの引退の時、馬場さんの奥さんが俺のことを抱きしめてくれて、泣いてくれた。駐車場から帰る時、体の…体の…(涙を流しながら)体の中に穴が開いたような。そこをすきま風が通るような。それから30何年経って。俺はこの場所が一番。最後の一言。お前たちと別れるのが一番つらい」
※コメントブースに移動すると
――今はどんな気持ち?
大仁田「あいつらと別れるのは寂しいね。けど、またどこかでいつか会えるかなって。またこれでやろうとか、また帰ってくるんじゃないかって言われるけど。最後の一言を言うなら、最後の一言を言うなら、最後の一言を言うなら…俺はプロレスが、俺がプロレスが、俺はプロレスが大好きなんですよ。すいません。母さんが俺がプロレスを辞めるまで、大好きな日本茶を飲まないで。ずっと俺がリングを降りるまで、お茶を飲まないでいてくれた。今日はたぶん家に帰ったら、俺がお茶を入れてやろうかなって。俺みたいなバカ息子が…。皆さんに多くのものをいただきました。そして、いろんなことを感じさせてくれた。月並みな言葉だけど、プロレスで胸いっぱいになれたことを俺は幸せに思います。たぶん、もう戻り道はないと思います。ただ1つだけ。ただ1つだけ。40何年間の中に、まだ馬場さんがそこにいて、俺が付き人で上がって行く姿。リング上の中でずっと…なんだろうなあ。俺はプロレスで胸いっぱいになれて、40何年間できたことを本当に幸せだと思います。最後の一言を言うとしたら、俺は、俺は、俺は、俺は死ぬまでプロレスラーです。また誤解されるかな、こんなこと(笑)。3日後は絶対にありませんので。全額返さないといけなくなりますんで(笑)。そして、完全にチケットがなくなったのは本当に皆さんのおかげです。お客さんは入った? 1枚1枚のチケットがこんなに嬉しく、重く、素敵に感じたことは40数年間の歴史の中で初めてですね。皆さん、どうもありがとうございました」
――初めて母親を会場に呼んだ?
大仁田「いや、俺が読んだんじゃなくて、弟が『母ちゃん、1回ぐらい見とけ』って。明日からお茶が飲めるぞってね」
大仁田の7度目の引退試合が行われ、DRAGON GATEの鷹木、全日本新木場大会を終え駆けつけたKAIと組んで藤田&カシン&NOSAWAと対戦。大仁田vs藤田、きっかけは2016年7月8日に行われたパンディータ興行で、パンディータに扮した大仁田がカシンを降すも、試合後に藤田が現れて睨み合いとなったが、藤田は引退と称しマットから休養してしまったことで、一時は二人の対戦は夢で終わるかと思われた。しかし藤田が活動を再開したことで遺恨が再燃、10月9日のお台場大会に藤田が現れ、カシンとの電流爆破バットでのサンドウィッチ攻撃で大仁田をKO、この一撃で大仁田の引退試合の相手を務めることになり、藤田はTシャツ着用し有刺鉄線バット持参で登場した。
試合は大仁田組の奇襲で試合がスタート、場外戦へと突入し藤田は大仁田を客席へと何度も叩きつけ、大仁田がリングに戻るとNOSAWAがイスで殴打するも、大仁田が取り上げて一撃しスタナーを決めるが、藤田がカットに入り、大仁田がイスで殴打も藤田には通用せず、再度の場外戦でKAIが救出に入るが返り討ちにされる。その間にNOSAWAがリング内でテーブルをセットするも、鷹木が入ってNOSAWAを襲撃、大仁田がNOSAWAにテーブル貫通パイルドライバーで突き刺す。
ここでカシンが大仁田にレッドミストを噴射して怯ませると、藤田が大仁田にストンピングている間に、リング内に有刺鉄線ボードが持ち込まれ NOSAWAがイスに有刺鉄線ボードをセットしてから藤田がその上にボディースラム敢行、大仁田はたまらずエプロンに逃れるが、NOSAWAが有刺鉄線バットで殴打し追撃する。藤田とカシンはNOSAWAのリードで三人がかりのストンピングで大仁田を痛めつけ、KAIや鷹木がカットもNOSAWAの有刺鉄線バット攻撃で排除され、藤田は大仁田にスリーパーで捕獲し、やっとセーブを振り切った鷹木がカットも藤田がまた排除し、NOSAWAが大仁田にギターショットを浴びせる。
カシンが羽交い絞めにしてNOSAWAが有刺鉄線バットで一撃狙いは大仁田がレッドミストで迎撃、ここで鷹木がNOSAWAにバンピングボンバーを連発し、大仁田がテーブルの破片で殴打からサンダーファイヤーパワーボムを決めるが、藤田がカットし、鷹木が排除を狙ってバンピングボンバーを炸裂させるも、藤田にはまったく効かず、KAI共々逆に排除されてしまう。
藤田は大仁田に有刺鉄線バットでの一撃を狙うが、大仁田がレッドミストで阻止してからイスで一撃し、鷹木がNOSAWAにデスバレーボムからKAIがスプラッシュプランチャ投下、大仁田が破片やイスでメッタ撃ちするとサンダーファイヤーパワーボムを決めるがNOSAWAはカウント2でキックアウトする。
大仁田は何度もイスや破片で叩いてからサンダーファイヤーパワーボムを決めるが、NOSAWAはこれで終わらせたくないと言わんばかりに何度もキックアウト、次第にNOSAWAの目から涙が出ていた。しかし大仁田はこれで何度目なのだろうか、サンダーファイヤーパワーボムを決めNOSAWAは力尽きるかのようにカウント3となり、試合後は大仁田が最後の最後まで粘ったNOSAWAの手を握るも、藤田が襲撃し何度もストンピングを落として退場、最後は大仁田劇場で締めくくった。試合は大仁田vs藤田に注目が集まったが、試合途中で大仁田の相手がNOSAWA、藤田の相手が鷹木に変わってしまい、試合後の藤田の怒りのストンピングにも現れていたとおり、藤田は暴れるだけ暴れたが充分にやりきれないまま不完全燃焼に終わった印象を受けた。しかし鷹木とも乱闘を繰り広げ、TV解説を務めていた田中も藤田との対戦に興味を示すなど、藤田にとって様々な可能性が出てきた。藤田は基本的に強さはあってもプロレス下手で、なかなかプロレスに馴染めなかったが、今回のデスマッチ挑戦も決してマイナスではなく、これをきっかけに遅咲きでもあるがプロレスに開眼するきっかけになればいいのだが・・・
一方の大仁田はFMWや大仁田興行での好敵手であるNOSAWA相手に完全燃焼、大仁田のサンダーファイヤーパワーボムを何度もキックアウトするNOSAWA、まさしく二人だけの世界になっており、NOSAWAも自分の役目を立派に全うした。自分はアントニオ猪木と大仁田が何故相容れないかを自分なりに考えてみた。猪木と大仁田の共通点は24時間プロレスラーであること、猪木は引退した現在でもその意識は変わらず、現役でないジレンマというものを抱えている。しかし肉体の衰えでプロレスで自身を表現することが出来ない、それを様々な形で表そうとしたが、結局プロレスではなく様々なパフォーマンスでしか自身を表現することが出来なかった。
一方の大仁田はジレンマがあってもすぐカンバックしてプロレスで表現してしまう。猪木が大仁田を「大仁田は殺しても、殺せないんだ。あいつをなぜ新日本のリングに上げちゃいけないか、わかるか?あいつは負けても消えない。負けても勝った人間の上を行っちゃう毒を持っている。だからあいつには触っちゃいけない。」と評していたが、もう一つの理由は引退してもカンバックしてプロレスで表現する大仁田への嫉妬で、猪木が24時間プロレスラーであり、現役でないというジレンマを抱えているうちは、絶対大仁田とは相容れないし絶対認めたくない。これは自分の考えでもあるが、それが猪木の本音なのではないだろうか…
大仁田はこのまま引退するのか、大仁田の中から24時間プロレスラーという意識から抜け切れない限りは、大仁田は身体が続く限りはまた戻ってくるような気がしてならない。大仁田厚ファイナル後楽園大会終了!
やっぱり大仁田さんは凄いよ。
誰にも真似出来ないかもしれないが、レスラーとして近くで沢山学ぶ事が出来た。
初絡みで刺激的な闘いも出来たし。
残った俺たちでプロレスをもっと盛り上げたいね。#prowrestling #大仁田厚 pic.twitter.com/BElcq8iMrN
— 鷹木 信悟(SHINGO) (@Takagi__Shingo) 2017年10月31日大仁田さんの引退試合のセミを勤めさせてもらい、メインでは解説をさせてもらった。
正直な気持ちを言うと、ブードゥーとは言え、何故大仁田厚の横に自分がいないんだろ?と言う気持ちが凄かった。
でも怪我なく終え、無事に引退なされてよかった。
試合後はリベラで横綱ステーキ+肉+肉だった。 pic.twitter.com/MlRLrIvXUN
— 田中将斗(Masato Tanaka) (@masato_dangan) 2017年10月31日唯一無二のプロレスラー大仁田厚!引退が7回目だとしても、大仁田さんの熱さや、大仁田さんから発せられるパワーに嘘はない!大仁田さんと共にリングに立たせていただいた数年間でたくさん大切なものを学ばせていただきました!本当に心からありがとうございました!そして本当にお疲れ様でした。 pic.twitter.com/oAZwGnXGdd
— 大谷 晋二郎 (@otani_shinjiro) 2017年10月31日リング上は空っぽ。誰もいない。場外乱闘。大仁田組と対戦した藤田和之とケンドー・カシンは楽だ。プロレスをしなくてもいいのだ。プロレスの技は一切、必要ない。意味ない。そういうプロレスなのだ。 pic.twitter.com/jYtCAsMsHC
— ターザン山本! (@tarzany) 2017年10月31日カシンは今日の大仁田引退試合しかも7回目の引退試合に何を感じるのだろう。猪木が最後まで絡まなかった大仁田にカシンと藤田が楽しそうに絡んでる姿が結局 大仁田のひとり勝ち。大仁田劇場になる。飛びつき逆十字すらしないカシン。だけどイイんだよにぁ〜カシンって。#ZERO1#三又ノ番組 pic.twitter.com/xLaib1uE0c
— 三又又三 (@mimatadance) 2017年10月31日PR -
"野獣"藤田がサプライズ復帰で大仁田を爆破バットでKO!そして10・31で対戦へ
10月9日 大仁田興行「さよなら大仁田、さよなら電流爆破 大仁田厚ファイナル"ノーロープ有刺鉄線電流爆破inお台場」東京・お台場野外特設 2700人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼15分1本
蛾野正洋 ○ドラゴン・ソルジャーLAW(9分15秒 片エビ固め)見た目が邦彦 川田由美子
※ダイビングイナバウアー◇第2試合◇
▼20分1本
○KENSO 千葉智昭 定アキラ(11分57秒 片エビ固め)藤井健一 ×寺尾利明 櫻井匠
※ラリアット◇第3試合◇
▼30分1本
パンディータ ワイルドセブン ○木更津ピエロ(9分12秒 片エビ固め)×タコ乳頭 壇純一 蟹☆KING
※ネックブリーカードロップ◇第4試合◇
▼沖縄プロレス提供3WAYマッチ/30分1本
○スペル・デルフィン(9分27秒 デルフィンクラッチ)×ゴールデン・パイン
※もう一人はエイサー8◇第5試合◇
▼30分1本
○ダンプ松本 ZAP(5分55秒 体固め)沙紀 ×雷電
※ラリアット◇第6試合◇
▼45分1本
○ミスター雁之助 怨霊(9分36秒 雁之助クラッチ)超電戦士バトレンジャー ×五所川原吾作◇第7試合◇
▼邪道軍vsはぐれIGFハンディキャップマッチ/60分1本
ケンドー・カシン ○澤田敦士(3分2秒 片エビ固め)×佐野直
※STO◇第8試合◇
▼ダブルメインイベント1~日米決戦"ノーロープ有刺鉄線電流爆破10人タッグデスマッチ/時間無制限1本
大仁田厚 雷神矢口 保坂秀樹 ○佐瀬昌宏 HASEGAWA(10分5秒 体固め)マット・トレモント DJハイド NOSAWA論外 FUJITA チェーンソー・トニー
※爆破バット攻撃◇第9試合◇
▼ダブルメインイベント2~史上初!ノーロープ有刺鉄線電流爆破ダブルメインイベント!邪道軍vsはぐれIGFノーロープ有刺鉄線デスマッチ/時間無制限1本
ケンドー・カシン 藤田和之 ○NOSAWA論外(4分35秒 体固め)×大仁田厚 雷神矢口 保坂秀樹
※サンドウィッチ電流爆破攻撃【カシンの話】「今日で大仁田の引退試合は終わった! 10・31(後楽園)は必要ない。払い戻しだ」
【大仁田の話】「熱かった。なんでこんなことやってんのかなと思う。だけど、お前たちがいるからオレは頑張れるんじゃ。ありがとう! こんな弱いオレのためにいつもありがとう! そして10月31日、オレは!(×3) 藤田と(×3)闘う! オレに皆さんの勇気と力を与えてください。1、2、3、ファイヤー!」
大仁田興行で大仁田はCZW、はぐれIGFとのダブルヘッダーを敢行、CZW勢との試合は大仁田が1度被弾、電流爆破バットにも被弾するなどダメージを負うが、邪道軍が総攻撃をかけてトニーを捕らえ、最後は佐瀬が爆破バットで一撃して3カウントを奪い、邪道軍が勝利となる。
ダブルヘッダー第2試合では大仁田、矢口、保坂、東京愚連隊の二人が残ってカシンが登場、カシンは邪道軍を襲撃し大仁田を踏みつけながら携帯電話で連絡すると『炎のファイター~オーケストラバージョン~」が流れて藤田が登場、大仁田は藤田に襲い掛かって試合開始となるが、3人がかりで痛めつけられ、事実上のサプライズでの復帰戦となった藤田は一旦リング下に降り、カシン組はCZWとの試合でダメージの残る大仁田を徹底的に痛めつけ、藤田もリングインして大仁田を電流爆破に叩きつけ被弾させる。大仁田はカウント2でキックアウトするが、最後は藤田とカシンが電流爆破バットを持ってサンドウィッチ攻撃を敢行、衝撃と火花で藤田とカシンも吹き飛ばされるが、大ダメージを負った大仁田をNOSAWAがカバーして3カウントとなり、はぐれIGFが勝利となった。試合後は藤田はノーコメントで退場、カシンは「今日で大仁田の引退試合は終わった! 10・31(後楽園)は必要ない。払い戻しだ」と藤田は大仁田の引退試合には出場しないことを強調した。
しかし今日大仁田が会見を開き、10・31後楽園で行われる引退試合のカードを発表、ストリート・トルネード・バンクハウスデスマッチ 大仁田 矢口 保坂vs藤田 カシン NOSAWAとなった。大仁田vs藤田の一騎打ちにならなかったのは、藤田が強さはあるがプロレス下手なだけにカシンとNOSAWAをサポートにつけたということか、爆破バットマッチにならなかったのも会場が後楽園というのもあったからかもしれない。
当初藤田はISMでの復帰を予定しており、ISMの会見で藤田が現れてサプライズでの復帰戦を計画していたが、会見前に藤田のサプライズ復帰がマスコミに漏れ、また藤田もISMに出場することを秘密にしたかったのかISMに出場することを明言せず、大仁田が藤田の引退試合の相手に指名しポスターも刷り上っていることを暴露、藤田のサプライズ復帰は台無しになり、猪木側は藤田のISM出場を白紙にしていた。猪木の論理とすれば「興行を盛り上げるにはハプニングしかない」だろうが、用意されたサプライズは藤田、カシンのミスもあったが、大仁田に横取りされる結果となった。
思い起こせば1994年の正月特番にヤングライオンだった小島聡らと共にジョギングをしていた猪木に大仁田が対面、違う企画のはずが、猪木に対して電流爆破マッチでの対戦を要求。だが新日本側と大仁田が交渉した結果折り合いがつかなかったが、大仁田が新日本マットに参戦すると、「お前らはあいつの毒を知らない。大仁田は殺しても、殺せないんだ。あいつをなぜ新日本のリングに上げちゃいけないか、わかるか?あいつは負けても消えない。負けても勝った人間の上を行っちゃう毒を持っている。だからあいつには触っちゃいけない。」と嫌悪感を示していた。おそらくだが猪木が大仁田と対戦して勝ったとしても、大仁田を否定され猪木のカラーに染まるどころか、ますます負けた大仁田のカラーに染められていく…だから猪木は大仁田を避けたのか?そう考えると猪木と大仁田は相容れない関係でもあり、これからも続いていくだろう。
しかし大仁田は引退した猪木の代わりに「猪木イズム最後の闘魂継承者」である藤田の担ぎ出しに成功、藤田もISMからのオファーが消えたことで、大仁田のリングに上がらざる得なくなった。果たして猪木に成り代わり大仁田を介錯するか、それとも介錯されても大仁田は消えることはないのか…昨夜は久々にプロレスのリングに上がりました!
柔道教室があるからお台場まで来なさいと言われていたのですが話しが違い一年振りの試合となりました。
何はともあれありがとうございました。 pic.twitter.com/WKPVbu0zEw
— 澤田敦士 さわだあつし (@baimeiou) 2017年10月10日 -
三冠挑戦前日で諏訪魔が電流爆破バットで邪道軍を退治も、大仁田との因縁はまだ続く
7月16日 「電流爆破夏祭りin横浜~邪道軍vs全日本プロレス」神奈川・横浜協会横特設会場 898人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○守部宣孝(5分13秒 フェースロック)×藤井健一◇第2試合◇
▼20分1本
○佐野直 佐野昌宏 ショッカー(8分4秒 体固め)×雷電 友龍 長瀬館長
※垂直落下式ブレーンバスター◇第3試合◇
▼30分1本
○ウルトラセブン ワイルドセブン 高杉祐希(11分50秒 卍固め)ワイルド・ベアー ワイルド・シューター2号 ×大野ワイルド翔士◇第4試合◇
▼45分1本
ミスター・ポーゴ2世 ○橋本友彦(9分47秒 体固め)松崎和彦 ×下田大作
※チョークスラム◇第5試合◇
▼60分1本
○ミス・モンゴル ミス・コハル(13分4秒 逆エビ固め)×中野たむ 唯我◇第6試合◇
▼邪道軍vs全日本プロレス~全日本プロレス初の電流爆破バットデスマッチ/時間無制限1本
○諏訪魔 青木篤志 KIYOSHI(15分48秒 体固め)大仁田厚 雷神矢口 ×リッキー・フジ
※電流爆破バット攻撃(試合終了後、レフェリーのカシンは大仁田組の手を上げる)
諏訪魔「おい、おい、いまのはオレの勝ちじゃないのかレフェリー! おかしいじゃねえかオマエ! いつかケリつけてやるよ! 楽しみにしてるよ(大仁田と諏訪魔がにらみ合い)
カシン「おい、おい、文句があるなら8月27、両国でやってやろうじゃないか! 両国だ! やってやるよ! 両国だ!」
(カシンはパンディータを場外で痛めつけ海に落とす。リングでは大仁田が諏訪魔につかみかかり乱闘。)
大仁田「おい(×16)おーい。全日本プロレスをちゃーんと電流爆破に上げました。おい! 諏訪魔君よ。そんなに悔しけりゃ、両国で最終決着を、つけようじゃないか! リョーゴク! リョーゴク!」
諏訪魔「全日本プロレスにアンタたちのプロレスは必要ない」
大仁田「おお、諏訪魔君面白いこと言うな。全日本プロレスに大仁田厚は必要ない。じゃあアジアタッグやらせんなって(笑)。それによ、それに諏訪魔! オマエが勇気を出してここに上がってきたんじゃ! それを、認めろー!」
【諏訪魔の話】「あー、ちきしょう。目がやられたな。あんだけね、爆破ってものがダメージがあるというのは想定外だった。ものすごい…破壊力があった。それは正直、驚いたけど。ただこれがプロレスかって言ったらオマエ、オレ認められないよ。明日は三冠戦があるんだし、それぞ、三冠こそプロレスだとオレはそれを証明したいし、全日本プロレスに大仁田厚は絶対オレは必要ないと思うしね。ただこんなんじゃ終われない。終われるわけないよ。(まだ大仁田との闘いは続く?)こんなんで終わりましたって言えるかよ。意味わかんねえよ。まあでも、まず明日の三冠、それに向けてベストを尽くしたいなと。言い訳一切したくないし。あくまでもこれでベストだし、いま勝てたわけだからさ。そこは追い風は無理やりでも、吹いてるんじゃないかなとプラスにとらえて、また明日ベストを尽くしたいです。(大仁田は両国でもう一度と)勝手なこと言うなよ! いつも勝手なことばっか言ってるよ。オレは両国でやりたい相手いるんだよ。全日本プロレスに大仁田厚、必要ないよ。ただケリはつける。こうやってオレ来てるんだからさ。意味わかんねえよ。(今日やってあらためて全日本に大仁田厚は必要ないと確認した?)このスタイルはオレ必要ないと思うよ。邪道と言われるスタイルは。どんだけ自分をどんどんどんどんこうやって押し込んできて、なあ、今日はいいよ、大仁田厚のフィールドだから。ただこんなの全日本プロレスでやられたら、それはもうレスラーも関係者もお客さんもみんな納得しないよ、こんなの。納得するようなアジアの試合、すりゃあよかったじゃねえか! みんな納得してないよ。意味わかんねえ。チッ。もう明日に集中します。切り替えます。
(自分から爆破バットを使ったが?)それはもう、当然、載り込んできてるし当然相手の土俵に上がるよね。そのつもりでオレはやってるんだから。明日はそんなことしないよ。(目のダメージは爆破バットの火花か、毒霧か?)いや毒霧だけじゃないんだよね。火花と熱と勢いと、なんかチカチカするんだよ。でも見えてるしね、しっかり。これは明日に向かっては全然影響ないと思います。(今日はあえて大仁田のフィールドに入ったが、明日はしっかり三冠のプロレスを見せる?)そりゃそうだよ。たしかにバットも危険で危ないよ。ただ、三冠の体張ったプロレスは、最も危険なんだって。そこをなんか、わからせてえなって。明日だ明日。気持ち切り替えて頑張ります。(前回のストリートファイトではまったく充実感がないと言っていたが、爆破でも一緒?)…いやなんかね、またこないだとは違ってホント大仁田厚の土俵に来たという感じはするんだよね。当然、その熱狂的な大仁田信者がいて、そこに対してコノヤローと思ったし。やってやるかなって思っちゃうよ、あんなのも、火花も。燃えてきたね。ちょっと違うね。ただ全日本には必要ない。その考えは変わらないです」【大仁田の話】「(会場内の客席に座りファンが取り囲む中コメント)まあ正統派正統派と言いますが、毒霧を2回かけたのは全日本プロレスです。ボクは1回しかかけてません。そういった部分で全日本には大仁田厚はいらないと、オマエらだってやってんじゃねえかって。まあ、両国8・27はどんなことがあってもカシン、大仁田、ブラック・タイガーで乗り込みますんで。はっきり言って両国の爆破は一回、立証済みですから。可能ですから。一つのコンテンツとしては、全日本プロレスは絶対に両国を成功させなければいけないわけだから。今日は不覚にも、認めるところは認めますけど。全日本プロレスにオマエはいらないって、バカヤロー。なに言ってんだ。だったらアジアタッグにオレを呼ぶな。防衛させんな。言ってしまえば防衛戦が半年もなにも伸びたのは渕の体調が悪かったんだろ。なあ。まあ、今後全日本プロレスとは8月27日まで…。(ファンに向けて)世の中しつこいと言えば嫌な男です。だけどあきらめない男と言えばいい男です。ボクはあきらめません。最後まで。次は8・5フィラデルフィアで全米初の電流爆破をおこないます。この夏、大仁田厚が胸いっぱい電流爆破で走りまくって、まあ賛否両論あると思う。だけどな、人間は自分が持ったものを最大限に活用して駆け上がっていくのがボクは人間の生きる道だと信じてるから。大仁田厚、10月31日まで真っ直ぐ走っていきます。今日はどうもありがとうございました」
いよいよ大仁田の念願だった諏訪魔との電流爆破マッチが行われ、諏訪魔は「魔界の住人」としてTNAで活躍していたKIYOSHIを召還、そのままXに据えた。また特別レフェリーとしてケンドー・カシンが裁くことになり、3コーナーに電流爆破バットがそれぞれ設置された。
試合開始となると大仁田と諏訪魔がそのまま場外へ雪崩れ込んで客席で大乱闘となると、各選手も場外戦を展開。諏訪魔は大仁田をリングに戻すとイスで大仁田のボディーを突き刺すが、脳天への一撃は大仁田がかわして逆に一撃し、他の4選手も入り乱れると再び場外戦となる。
先にリングに戻った青木はリング中央にテーブルを設置し、諏訪魔が大仁田にテーブル貫通ラストライドを狙うが、矢口とリッキーが間一髪カットすると、今度は青木が捕まって大仁田のテーブル貫通パイルドライバーの餌食にされるも、KIYOSHIが大仁田に毒霧を噴射でカット、諏訪魔が大仁田をイスに座らせて電流爆破バットのスイッチを入れて一撃を狙うが、諏訪魔は実力での勝負にこだわったのか、一旦はスイッチを解除して捨てようとするも、思い直した諏訪魔は再びスイッチを入れて大仁田に一撃、だが諏訪魔は爆破の衝撃で眼にダメージを負ってしまう。
そこで青木とKIYHOSHIが大仁田を捕らると、諏訪魔が有刺鉄線バットでの一撃を狙うが、大仁田は毒霧噴射で阻止し、邪道軍が猛反撃し、大仁田は全日本軍相手に机の破片で一撃を浴びせ、諏訪魔にはDDOで突き刺す。
ここでリッキーが青木にカミカゼを決め、矢口がバックドロップで続き、カットに入った諏訪魔にラリアットを浴びせると、電流爆破バットにスイッチを入れた大仁田が諏訪魔の背中に一撃を加えて爆破、そしてもう1本を持ち出して諏訪魔にトドメを狙うも、KIYOSHIがスイッチオフにして救出する。
これで流れを変えた全日本軍は青木がリッキーを捕らえると、諏訪魔が電流爆破バットで一撃して3カウントを奪い、全日本軍が勝利となった。だが試合後にレフェリーのカシンが勝者は大仁田組と腕を上げると、諏訪魔が怒り大仁田と乱闘となり、カシンもパンディータを海へと投げ落とす。大仁田は全日本8・27両国での決着戦を要求したが、諏訪魔は「全日本プロレスにアンタたちのプロレスは必要ない」と言い放って退場、大仁田劇場で大会は幕となった。
これで諏訪魔vs大仁田の因縁は「全日本プロレスにアンタたちのプロレスは必要ない」としたことで幕と思ったら、「ケリをつける」と発言、大仁田も継続の構えを見せた、確かに諏訪魔組が勝ったものの大仁田をしとめることが出来なっただけに、、この因縁は大仁田の引退までに続くことになりそうだ。とりあえず明日の三冠選手権に諏訪魔は集中できるようになったが、心配材料は電流爆破バットの影響で眼を傷めたこと、これが選手権に響かなければいいのだが・・
電流爆破も乗り越えた。
今だからこそ三冠を手に入れたいと強く思う。
正面衝突あるのみ。
— 諏訪魔 (@suwama_H2) 2017年7月16日とても濃密で両極端な2時間でした。
ハードヒットの異種格闘技戦ルールからの電流爆破。
いろいろと考えるのは後回し。
明日は12時から後楽園ホールで全日本プロレスです。
皆様のご来場をお待ちしております!
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2017年7月16日明日、三冠戦を争う王者、挑戦者共に今日は試合だった。お互い怪我もない様で安心しました。疲れはあるだろうがそれはお互い様。全日本プロレスのファンのみなさんに最高の三冠戦を!
期待しています!#ajpw
— 秋山準 (@jun0917start) 2017年7月16日 -
12月27日、金村キンタローはプロレスのリングから去っていった…
12月27日 金村キンタロー引退興行「THE FINAL DIEHARD~最後のブリフラダンス~」 後楽園ホール 1350人満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼佐野直、翔太よ!男になれ!チャレンジマッチ/15分1本
大谷晋二郎 ○宮本和志(9分24秒 エビ固め)×佐野直 翔太
※ライガーボム◇第2試合◇
▼ハイフライスタイル/15分1本
○Hi69 大石真翔 旭志織(7分51秒 片エビ固め)×円華 小幡優作 稲松三郎
※ストゥーカ・スプラッシュ◇第3試合◇
▼FREEDOMS提供試合/15分1本
佐々木貴 マンモス佐々木 ○杉浦透(12分19秒 エビ固め)葛西純 ×GENTARO 吹本賢児
※スウィフトドライバー◇第4試合◇
▼ストリートファイト8人タッグデスマッチ/30分1本
○高山善廣 雷電 保坂秀樹 奥田啓介(11分56秒 エビ固め)マグニチュード岸和田 空牙 ×バッファロー ザ・ボディガー◇第5試合◇
▼バトルロイヤル/19選手参加
○新宿鮫(13分12秒 オーバー・ザ・トップロープ)×RG
※退場順=はやて、ハチミツ二郎、木村響子、吉田和則&柴田正人&寺尾利明&キッド、雷神矢口、ミス・モンゴル、佐藤恵一、那須晃太郎、守部宣孝、唯我、DJニラ、櫻井匠&榎本陽介、RG◇第6試合◇
▼FMW10人タッグマッチ/30分1本
○ミスター雁之助 NOSAWA論外 怨霊 五所川原吾作 宮崎有妃(11分21秒 エビ固め)TAKAみちのく リッキー・フジ ×GOEMON 田中稔 TAJIRI◇第7試合◇
▼金村キンタロー引退試合ハードコア6人タッグマッチ/60分1本
○関本大介 佐藤耕平 火野裕士(15分41秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)×金村キンタロー 田中将斗 黒田哲広(試合終了後、金村と関本が抱き合う。そして引退セレモニーへ。各種記念品が贈呈されていき、選手代表で日高郁人、さらに山川竜司さんが登場。事前に金村が「花束がいらない」と言っており、山川さんは手ぶら。しかし、金村は顔をクシャクシャにして泣きださんばかりの表情に。山川さんも何やら封筒を渡し、金村とハグをかわした。
続いて“ミスター・デンジャー”松永光弘さんも登場して金村と握手。さらに「パワーホール」がかかると出てきたのは長州ではなくRGで場内大ブーイング。そのままテーマ曲が変わり、安生洋二さんが来場。花束を渡した。
記念撮影になると無念の欠場となった大仁田も松葉杖でリングインし参加。撮影後、去り際に大仁田と金村がロープを挟んで向き合う。)
大仁田「金村、きょうは休んですいませんでした。それと、すいません。金村選手よ。金村選手よ、いままで、いままで、いろんなことあったよな。だけど、ホントにホントに、ご苦労様でした」(去っていく大仁田に)
金村「大仁田さん×2、ありがとうございました!(大仁田はノーマイクで「こんど焼肉おごるよ」と去った。)」(次に味方リングアナによる経歴紹介。)
味方リングアナ「1990年12月20日、パイオニア戦志、愛知・半田市民ホール大会にて斎藤彰俊戦にて金村ゆきひろのリングネームでデビュー。同団体解散後、1991年に旗揚げされたW★INGに参加。ここからデスマッチ路線で頭角を現す。なかでも邪道、外道とのファイアーデスマッチでは、全身に大やけどを負い、6カ月の欠場に追い込まれるも、不屈の闘志で復帰。その後、大仁田率いるFMWに活動の場を移し盟友・松永光弘らとW★ING同盟を結成し、大仁田と抗争を展開。大仁田引退後はW★ING金村と改名。新生FMWにて冬木弘道や、ミスター雁之助らとチーム・ノーリスペクトを結成しハヤブサら正規軍と抗争。その後、リングネームを現在の金村キンタローと改名。
この時、ミスター雁之助、邪道、外道、BADBOY非道とのユニット、ブリーフ・ブラザーズが誕生。以降、金村の代名詞となるブリブラダンスが登場する。FMW倒産後は冬木弘道とともに冬木軍、WEWに参加。2003年には大日本プロレスの至宝・BJW認定デスマッチヘビー級王者となり、現在につながる次世代への橋渡しを務めた。金村の人生でこの時期がもっとも試合をしたと本人が振り返るように、新日本プロレス、ゼロワン、ハッスルなどインディーの枠を飛び出し、メジャー団体にも参戦。長州力、橋本真也、大谷晋二郎、獣神サンダー・ライガーら大物選手との対戦を実現させる。この時期、年間200試合。年間後楽園ホール出場回数、35回、年収1500万円以上。またこの時期には自身初となる東スポでの一面を飾ります。ちなみに記念すべき一面を飾った記事は、大谷晋二郎選手に3秒で負けた試合でした。WEW解散後はアパッチプロレス軍を旗揚げ。盟友・黒田哲広をはじめ佐々木貴、葛西純、マンモス佐々木らと時には闘い、時には組みながら切磋琢磨するかたわら、打倒メジャーを掲げ新日本プロレス・真壁刀義との激闘を繰り広げました。昨年2015年11月、引退を発表。1年間の引退ロードを走り抜け、今月25日アパッチプロレス軍解散興行では金本浩二を破り、WEWヘビー級王座最後のチャンピオンとなりました。(涙ながらに)爆弾男、理不尽小僧、数あるニックネームのなかで、あなたに一番似合うニックネームはただ一つだと思います! アイ・アム・プロレスラー、金村キンタロー選手! 27年間、お疲れ様でした!!(場内は大きな拍手)」金村「自分はあんまり苦労したことないレスラーだったと思うんですよ。茨城社長のおかげでビクター・キニョネスと、20代前半でメインイベンターにさせてもらって、それで大仁田さんのFMWに移って、田中将斗、黒田哲広、ミスター雁之助らと闘えて、それが一番嬉しかったです。本当にいま、茨城さん、ビクター・キニョネス、大仁田さん、そして冬木さん、破壊王がいなかったらいまの僕はいません。とにかく僕の財産は田中将斗、黒田、こいつらと付き合いながら電流爆破やって、組んだりもしてますけど最高の親友です。26年間と1週間はあっという間でした。ただ、残る人間に一言言いたいのは、ボロボロになるから、つぶしの利くうちにやめとけよ(場内笑)。とくに若いやつら。わかった? 耕平も? いまのうちやぞ。ボロボロなるって。えーとにかくプロレスラーの仲間、裏方のスタッフ、マスコミの方々、いろいろ教えてくれた人たち、何よりも26年間と1週間応援してくれたファンの方々、本当にありがとうございました!(場内拍手)はい次!」
(ここで引退の10カウントゴング。なり終えると、味方アナが「五尺八寸五十八貫、伊勢湾の暴れん坊、アイ・アム・プロレスラー! 金村キンタロー!」とコールし、オフスプリング。田中、黒田がリングに上がり3人でブリブラダンス。その後、曲は冬木さんのテーマに変わり、金村は四方に礼して去っていった。)
【金村の話】「(花束を見て)いらんわ! トランスフォーマーもってこいってよ!…っていまのも入れといて。まあ、きつかったですわ、26年と1週間。いい形で終われましたね。悔いはないです、一切。(火野とは初対決だったが)アイツすごいね! チョップ! よかった、いい時期に引退できて。アイツのは食らいたくない。(これだけのメンバーが集まったが)嬉しいですね、正直。最後の最後で貴たちFREEDOMS、大日本、DDTが快く選手を貸してくれたんで、本当にもう大日本さまさま、DDTさまさま、FREEDOMSさまさまです。(このあとはどうやって生きていく?)知り合いがいるんで、ちょっと紹介してもらって。管理職になるんですけど、チンピラにはならないですよ。いま生活が充実してるんで。(27年間の思い出は)本当は、もうちょっと引退がずれるんやったらRIZINにミルコくるでしょ。そこで決着つけようかなと思った。いや、ホントに。一番思い出に残ってる試合は聞かないんですか?(なんですか?)橋本真也戦って言いたいんですけど、シングル2試合やって2回とも記憶がないんで(苦笑)。まあやっぱり(札幌の)炎武連夢戦ですね。常に田中将斗が僕の節目20周年、25周年、ずっとアイツ一緒なんですよね。いまでも月一回、数回会いますし、会う時はしょっちゅう会ってますから。(大きいけがや無茶も多かった)おそらく一番救急車で運ばれたレスラーだと思いますよ。(27年できたことについては?)産んでくれたお母さんに感謝ですね。(最初関本と対峙した気持ちは?)ぶっちゃけた話、途中で何年か離れたことあるんですけど、アイツとシングル一回しかやったことないんですよ。アイツが19歳ぐらいの時に。そこからは一回も負けてなかったんですよ。きょうやられましたけど。どうせ来年の頭復活するんで、その時復讐しましょう…わけない(笑)。(セレモニーに山川さんが)ああ、山川来た時はちょっと涙腺がゆるんだね。アイツの復帰のこととか、いろいろ思い出して。でもTAJIRIがいなくなるのがメチャメチャ寂しいですよね。このリングブーツは吾作にいきます。ニーパットも吾作、ジーパンも吾作。カバン空っぽにして帰りますよ。26年と1週間、マスコミの方々本当にありがとうございました。帰らせてもらっていいですか? ありがとうございました。歩いてリングを降りるという夢を実現できました(と去っていく)」
金村の引退興行が開催されたが、当初参戦予定だった大仁田厚が23日のFMW高松大会で右腸骨骨折で全治2ヶ月の重傷を負い、それでも25日新木場で開催されたアパッチプロレス軍解散興行には強行出場するも、ダメージが大きいため欠場となった。
大仁田は31日新木場で行われる翔太AID、1月2日の全日本プロレス後楽園大会には出場するそうだが、今までどんな負傷をしてきても大仁田は強行出場してきたが、さすがに年齢というものを痛感しているのかもしれない。
引退試合を向かえた金村は腐れ縁の相棒である黒田、FMW時代の好敵手である田中と組み、大日本の関本、ZERO1の耕平、フリーの火野と対戦。金村組は南側通路に登場しブリフラダンスを披露して入場した。
先発を買って出た金村は関本と対戦、関本とは正面から肉弾戦を展開すれば、交代した火野には黒田との合体ショルダー、合体エルボードロップと合体技で攻め込み、場外戦でも耕平を客席に叩きつけるなどしてエンジン全開で暴れまわる。
しかし火野と逆水平の打ち合いとなるとパワーの差で金村は失速、関本もハンマーを浴びせ、場外戦でも耕平がローキックやスリーパーで絞めあげるなど金村を痛めつけるも、黒田が耕平に哲ちゃんカッター、田中が関本にラリアットを決めるなどして試合を盛り返す。
金村はイス攻撃で火野の動きを止めにかかるが、逆に捕まって関本組のトレイン攻撃の餌食に遭うと、必死で粘る金村に関本がラリアット、耕平がパイルドライバー、火野が筋肉スプラッシュと畳み掛け、それでも必死でキックアウトする金村に関本がラリアットからぶっこ抜きジャーマンを決め3カウントを奪い、金村を介錯した。試合後はW☆ING時代からの兄貴分である松永光弘、大日本では好敵手であり相棒だった山川、ハッスルでは様々なやりとりをした安生、今大会は無念の欠場となった大仁田も駆けつけ金村の労をねぎらい、味方リングアナが金村の経歴を紹介した後で金村が挨拶、引退の10カウントで参加選手全員がブリフラダンスを踊った後で故・冬木弘道のテーマ曲である「SHOOT IT!」で金村はリングを去っていった。
自分が始めて見たインディー団体はW☆INGだった、1992年12月の津市体育館、先々週はUインター、先週は全日本と立て続けに観戦して、その次がW☆ING、Uインターと全日本は満員だったがW☆INGは空席だらけ、たくさんの観衆の中で見るのは当たり前だと思っていた自分は恵まれていたのかなと思ってしまった、その中でメインを張っていたのは金村でポーゴと組んでキム・ドク、フレディ・クルーガー組と有刺鉄線デスマッチで対戦、有刺鉄線で額を切り刻まれた金村は場外へと放り込まれたが、最前列で見ていた自分は目の前に倒れている金村を写真でパチリと撮ってから腰を抜かすように驚いてしまった、当時は大仁田厚のFMWが全盛の時代だったがデスマッチの凄さを大仁田ではなく金村から知ることになった。
その後金村の試合をIWA JAPAN、FMW、、全日本、ZERO1、大日本、先述のWNCなどで見てきたが、FMWからブリフラダンスを踊りだして定番となり、1999年5月2日の全日本プロレス東京ドーム大会でもブリフラダンスを踊って大観衆を沸かせた、また新日本プロレス参戦時では金村らの存在が新日本では否定されていた影響なのか新日本ファンからはブーイングを浴びせられるも、金村のアピールぶりは真壁刀義などが大きな影響を受け、金村らアパッチプロレス軍と抗争していくことで現在の真壁を作り上げていった。
だがその金村も大日本プロレスでのセクハラ事件で大日本だけでなく金村自身もレスラーとしての信用を大きく落としてしまった、自分もいろんなバッシングを受けブログのあり方を見直すきっかけとなったが、金村自身も大舞台に立つ機会が減り、自分も金村の試合を見る機会もなくなった。またプロレス界全体もコンプライアンスというものを考えさせられるきっかけになった事件でもあった。
そして2013年12月にWNC津大会で金村の試合を生で見ることになったが、いつ以来だったのかわからない、久しぶりに見た金村の姿は齢をとったかなという印象だった、それでもメインやボーナストラックでのバトルロイヤルはブリフラダンスを含めて大いに盛り上げていったが、インディーも金村の時代ではなくなっていくんだなと感じさせた。
いろんな意味でお騒がせのレスラーだった金村だったが、最後にこれだけの選手達が集まり、わだかまりがあったFREEDOMS、自らの不祥事で締め出された大日本プロレスからも選手が参戦して金村の引退を見送った、今頃天国で冬木弘道は「生きているうちに、これだけの引退興行をしてもらって、オマエは幸せなヤツだ!」と眺めているのかもしれない。最後に金村キンタロー選手、ご苦労さまでした!
ほぼ満員の後楽園ホールでのメインは最初のブリブラダンスから大盛り上がり‼試合は大ちゃんに金キンが負けたけど、今日の金キンは動きもよく、意地も感じ、インディー魂を見せてもらった。
これでハッスルから生まれたハードコアブラザーズは金キンの引退により幕を閉じた。 pic.twitter.com/C5C2HAlfBv
— 田中将斗(Masato Tanaka) (@masato_dangan) 2016年12月27日金村キンタロー引退興行終了。ご来場ありがとうございました。実は金ちゃんとはお互いデビューする前から知ってる仲。彼とはいい事も悪い事もあったけどスーパーインディと言われたFMWで組んだり戦ったり切磋琢磨してきた大切な戦友です。今日出し切ったと思う。ゆっくり休んで。金ちゃんお疲れさん
— ミスター雁之助 (@MrGannosukeFMW) 2016年12月27日プロレス界から
また問題児の見本のレスラーが
引退した…なんか切ない気持ちです…金村さんお疲れ様でした
— NOSAWA論外 (@NOSAWARONGAI187) 2016年12月27日バイバイキンタロー pic.twitter.com/axkSe7w3W2
— TAKAみちのく (@takam777) 2016年12月27日金村さん引退興行終了☆今日組ませていただいた4人と記念撮影リッキーさんも中川さんもFMW参戦してた頃まだ俺がワイル…………イヤこの話はやめておこう。。とにかく金村さん、引退興行に出してくださってありがとうこざいました!そして26年間本当にお疲れさまでした!!#オレ見切れてね? pic.twitter.com/5tlYUno7wb
— 田中 稔 (@minoru_official) 2016年12月27日金村キンタロー選手引退興行にてバトルロイヤルの最中に「金村キンタローあるある」歌わせてもらいまして、あるあるは元FMW保坂選手に頂いた「他人の頭を灰皿にしがち」にしましたが、もう1個は「スーツケースの中身をヘッドハンターAにめちゃくちゃにされがち」(笑)本当にお疲れ様でした!
— レイザーラモンRG (@rgizubuchi) 2016年12月27日年末年始 特番劇場芸人忙しい中オレとRGは後楽園ホールでプロレスに出ました。金村キンタロー引退興行。金村さん26年間お疲れ様でした。 pic.twitter.com/cTxTvdr8mJ
— ハチミツ二郎 (@tokyodynamite) 2016年12月27日素晴らしい引退試合でした。まさに有終の美を飾りました。とてもあたたかい興行でした。写真撮ると淋しくなっちゃうから あえて一緒に撮らなかった。代わりにRGさんに撮って頂いちゃいました!生あるある最高! #金村キンタロー引退興行 #prowrestling オッパ!お疲れ様でした! pic.twitter.com/8Q2JJ945vd
— ミス・モンゴル上林愛貴ラ・マルクリアーダ (@MALCRIAKYMON) 2016年12月27日金村さん!お疲れ様でした!引退興行に参戦出来て本当に光栄です!
— 翔太 (@shota0810) 2016年12月27日引退試合直前の金村さんから現役最後のお願いは「黒田をビックリさせたいから一番最後にアイツをコールして(笑)」でしたw自分の引退試合でドッキリやるなんて金村さんだけですよ。
伊勢湾の暴れん坊
アイアムプロレスラー
金村キンタロー選手
本当にお疲れ様でした。大好きです! pic.twitter.com/3kc5IjSIeB
— 味方冬樹/モモタロウ (@mikata_fuyuki) 2016年12月27日金村キンタローさん引退試合。最後の方はキツそうで見てられなかったけど、いつもと変わらない笑顔見て安心しました。兄じゃ、26年間お疲れ様でした!養生して下さい。
リング上ではああ言ってたけど、トラ… https://t.co/B3a0cBiYCx
— Ikuto Hidaka (@hidakaikuto) 2016年12月27日私はディック東郷さんにプロレスの凄さを、金村キンタローさんからはプロレスラーの凄さを教わりました。色々とデタラメだったけど引退となると寂しいものがあります。最後を見届ける事はできませんでしたが、また会う事もあるでしょう。お疲れ様でした!
— 高木三四郎 (@t346fire) 2016年12月27日金村さんの引退試合観に行った。
子どもの頃、よくテレビでFMWの試合を見た。試合の内容あまり覚えていないけど。金村さんのダンスはしっかり覚えた。まさかの何年後は最後の試合見てる。いつまでプロレス続けるわからないけど、みんなが知ってる、覚えるの選手なりたい!金村さんお疲れ様でした! pic.twitter.com/J3qkTjRhmz
— レッカ (@rekkatw) 2016年12月27日金村さんお疲れ様でした! pic.twitter.com/TaglLdajS8
— 石川修司 (@g0925union) 2016年12月27日試合はできませんでしたが会場で会うといつも声かけて頂きました。
金村さんお疲れ様でした! pic.twitter.com/ZjIUYiN73v
— 竹田 誠志 (@crazykid0813) 2016年12月27日金村さんの引退興行でした。
10数年前に某団体に出た時はあれこれ面倒を見ていただき、ゼロワンの巡業が終わったけど、ケガで欠場者が出た時にはパートナーとして連戦で声をかけてくださったりと感謝の気持ちでいっぱいです。
試合後や夜にホテルでアドバイスしていただいた事は今でも忘れません。
— PSYCHO DEATH (@hello_p_san) 2016年12月27日ファンの頃、画面の中の方
WNCでまさか話をさせて頂けるとは思いませんでした。
何かあるたびに【篠瀬がんばれよ!】と励ましてくださいました。
三十七興行でも有難うございましたm(_ _)m
金村さん本当に有難うございましたm(_ _)m pic.twitter.com/2jji2J4RzG
— 篠瀬三十七【ASUKA PROJECT】 (@shino_age37) 2016年12月27日金村さんがDDTに参戦されていたのは、DDTがまだ吹けば飛ぶよな零細インディだった15年ほど前の事。自分がリングアナになる前後くらいの事で、外敵だったにも拘わらずとても良くして頂きました。携帯メアドの一部に入っていた一部を取って、金村さんにはずっとジョニーと呼ばれていましたw
— 新藤力也/BASARAリングアナウンサー (@super_ninki) 2016年12月27日客席にいてもロビーにいても喫煙所にいても挨拶する方ばかりで、こりゃ控室はエラい事になってそうだと思ったので、失礼ながらそのまま帰る事に。たくさん色んな事を思い出しました。
— 新藤力也/BASARAリングアナウンサー (@super_ninki) 2016年12月27日金村キンタロー引退興行でした。僕がファン時代に好きだった、胡乱で、胡散臭くて、熱に溢れた、インディのプロレスでした。
金村さんお疲れ様です、たくさんお世話になりました。 @ Korakuen… https://t.co/gL6fMfyeEp
— 新藤力也/BASARAリングアナウンサー (@super_ninki) 2016年12月27日金村キンタロー引退試合最後のコールは田中将斗→金村→黒田哲広の順。なぜ主役がラストでなかったのか?「直前に金村さんから『黒田にドッキリ仕掛けるからあいつを最後にコールしてくれ』と言われまして…」(味方アナ) 最後まで理不尽小僧はいたずら小僧
— 鈴木健.txt (@yaroutxt) 2016年12月27日 -
金村キンタローが引退試合の相手に鷹木、関本を熱望もクリアすべき問題あり
<プロレス格闘技DXより>
12・27後楽園ホールで引退する“理不尽小僧"金村キンタローが、引退試合のカードとして、「金村&田中将斗&黒田哲広vs佐藤耕平&関本大介&鷹木信悟」の実現を改めて熱望した。この日、金村は自身の引退興行を主催する株式会社KAJIの梶村俊明社長とともに、東京・水道橋の「闘道館」で記者会見を開いた。冒頭、金村はパイオニア戦志、W★ING、IWAジャパン、FMW、ZERO-ONE、ZERO1、WJプロレス、全日本プロレス、新日本プロレス、WEW、アパッチ、米ECWなど、26年間で上がったことがある内外46団体の名を挙げた。
続いて、今大会の趣旨として、金村は「各プロレス団体に協力を求めるものではなく、プロレス人生で携わった人、仲良かった選手とか、かわいがってきた選手に個人的に協力を求めて行いたい」と説明。さらに、「現役選手には、試合に出て協力してほしいのであって、現役レスラーからの花束贈呈はいらないです。協力してくれる選手にはどんどん名乗りを挙げてほしい」と話した。
そして、金村は引退試合の希望カードとして、「田中、黒田と組んで、耕平、関本、鷹木とやりたい」と以前から口にしていた一戦を熱望した。すでに田中、黒田、耕平の3選手からは了解を得ており、関本、鷹木の両選手とは交渉中だという。試合形式はデスマッチではなく、“ハードコアマッチ"となる予定だ。
会見では、出場予定選手が発表され、田中、黒田、耕平の他、大仁田厚、大谷晋二郎(交渉中)、崔領二、ザ・ボディガー、TAKAみちのくら、そうそうたるメンバーが名を連ねた。また、金村は「団体とかではなく、個人的に本当に上がってほしいのは、いろいろあるんですけど…謝りたい気持ちもありますし…」として、過去にわだかまりがあるFREEDOMS所属の葛西純、ジ・ウインガー、マンモス佐々木、佐々木貴、GENTAROの名を挙げた。すでに同団体の選手とは交渉中で、「ほぼOK」(金村)との回答をもらっており、出場がかなえば、引退興行で晴れて“雪解け"となりそうだ。
さらに、金村は「試合はしなくてもいいから」として、新日本の邪道、外道、真壁刀義、石井智宏、飲み仲間だという丸藤正道の来場を希望した。続けて、「FMWが倒産して、冬木(弘道)さんががんになって、WEWになったときに、いちばん協力してくれたのがK-DOJOとDDT。だから、本音で高木三四郎には上がってほしい」とラブコールを送った。
現段階で7試合を予定しているが、出場選手が今後増えれば試合数も増える可能性があるという。引退試合後のセレモニーでは「びっくりするような人に声をかけています」と豪華ゲストの登場も予告された。梶村社長は「団体として協力を求めると、いろいろな兼ね合いがあって無理だということもあると思うんですけど、今回は団体は関係なしに、個人として、金ちゃんの歴史として、プロレス人生で携わった人で、金ちゃんが出てほしい人の名前を挙げさせていただいた。出場希望と言ったところは、金ちゃんの気持ちなので。それに応えるか応えないかは仕方のないところかなと思います」とコメントした。
最後に金村は「去年の7月に、『佐野魂』の両国で、田中とシングルやって、正直燃え尽きたところがあった。でも、引退が決まって、食生活や生活サイクルも改めて、練習量も増やしました」と引退試合に懸ける意気込みを示した。
☆12/27(火)東京・後楽園ホール『金村キンタロー引退興行』17:45開場、18:30開始
[出場予定選手]
金村キンタロー 田中将斗 黒田哲広 関本大介 佐藤耕平 鷹木信悟 Hi69 旭志織 小幡優作 円華 大仁田厚 雷神矢口 保坂秀樹 バッファロー 雷電 NOSAWA論外 五所川原吾作 田中稔 ミスター雁之助 中川浩二 リッキー・フジ 怨霊 BADBOY非道 TAJIRI マグニチュード岸和田 橋本友彦 崔領二 不動力也 ザ・ボディガー 宮本和志 火野裕士 大谷晋二郎(交渉中) 空牙 折原昌夫 浜亮太 はやて 守部宣孝 TAKAみちのく 新宿鮫 吉田和則 レイザーラモンRG ハチミツ二郎 佐野直 翔太 バンビ 宮崎有妃[出場希望選手]
葛西純 ジ・ウインガー マンモス佐々木 佐々木貴 GENTARO 高木三四郎 邪道 外道 真壁刀義 石井智宏 丸藤正道[試合概要]
▼第1試合
金ちゃん最後の猛烈シゴキ教室(ドインディーの選手がランクを上げるため、恐ろしい選手と対戦する)▼第2試合
ハイフライ&スピード(ルチャではないが、飛べる選手たちによるダイナミックな試合)▼第3試合
テクニック&パワー(怪力の選手ばかりの試合)▼第4試合
冬木FMW(冬木さんがFMWにブッキングした選手によるFMW同窓会的な試合)▼第5試合
大仁田出場のストリートファイトマッチ(大仁田を含む選手によるストリートファイトマッチ)▼第6試合
豪華バトルロイヤル▼第7試合
金村引退試合
※メイン終了後にセレモニーあり。豪華ゲスト来場予定12月27日に引退試合を行う金村キンタローが会見を開き、引退試合のカードとして金村、田中将斗、黒田哲広vs佐藤耕平、関本大介、鷹木信悟を熱望していることを明かした。
金村は1990年にデビューしたが、90年代は大仁田厚のFMWの成功によるインディーバブルの時代で、剛竜馬のパイオニア戦志からデビューした金村はW★INGなど様々な団体を渡り歩き、また参戦し剛だけでなく大仁田、冬木弘道、橋本真也など様々なカリスマと邂逅してきた。
トラブルメーカーとしての一面もあるが、金村のためにこれだけのレスラーが集まる、それだけ金村というレスラーが認められていた証なのかもしれない。
引退試合の出場希望選手に鷹木や関本に名前が入っていたが、まだ交渉中だという。鷹木に関しては当日に神戸サンボーホール大会があるのもあるが、問題は関本が出場できるかどうか、大日本とは金村の過去の不始末で原因で絶縁状態が続いている、またFREEDOMSに関しても話し合える状態になってほぼOKとされているが、“ほぼ”という表現に弱冠の不安があり、金村がいくら実現したくてもクリアすべき問題があることから最後まで予断は許されない状況のようだ。
12月25日に金村が属していたアパッチプロレス軍が解散し、27日には金村自身も引退する。90年代インディーバブルの時代が一昔のようになりつつある。
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「愛は地球を救う」で引退とされながらも・・・・ハヤブサは現役続行を宣言!
24時間テレビ「愛は地球を救う」にハヤブサが漫才師でプロレスファンの博多大吉の親友として登場、ハヤブサは2001年10月22日に起きた事故、そして「必ず戻ってくるから」と約束したことでケジメをつけるために10カウントゴングを鳴らした。
2001年10月22日、FMW後楽園大会でマンモス佐々木と対戦したハヤブサはラ・ファドーラを狙ったところでロープに脚を滑らせて失敗、その際にハヤブサは脳天から落ちてしまい首に大ダメージを負ってしまった・・・当時のFMWは経営難で崩壊まで瀬戸際に立たされており、事故が起きる後楽園大会まで鹿児島、熊本、後楽園、和歌山、愛知、大阪、千葉、愛知、新潟、京都と移動の手間と経費を考えない日程を組んでしまい、経営危機だったFMWは経費節減のため、移動は全部バス移動、宿泊代も出せないため日帰りも多く、選手らも疲れがピークに達していた矢先での事故だった。
8月5日後楽園ホールで収録が行われ、ハヤブサのケジメの10カウントゴングのために藤波辰爾、天龍源一郎、小橋建太、武藤敬司、ミスター雁之助、ドラゴン・キッド、そして22日の対戦相手だったマンモスや一部プロレスファンも駆けつけ、自分の足でリングに上がったハヤブサに10カウントゴングが鳴らされた。
この時にハヤブサ引退という表現がテロップで流されたが、ハヤブサ本人は「引退じゃなくリスタートなんで」と2001年10月22日にケジメをつけるための10カウントゴングであり、現役復帰を諦めてないことをアピールした。
実は昨日からTwiiterでこの情報が流れ、自分も「ハヤブサも年齢的なことを考えると現役復帰は難しいと考えたのでは」と思い覚悟を決めていたが、情報が流れたTwiiterが削除されるなど、後になって信憑性が問われていたが引退はTV局側の演出だった。
ハヤブサは大吉さんや全日本プロレスに出場した際に自分の試合を放送してくれた日本テレビの顔を立てたのかもしれない、しかし本人の意図とは違うところで引退とされたことでどうなのかと思うし、冬木弘道とのエピソードなど見た目は感動物だけど「愛は地球を救う」なのに、中身は本人の希望を奪うようなものになるなど何か違うんじゃないという印象を受けた、 昨年もピーター・アーツが10月にフジテレビや外部のプロデューサーである(谷川貞治)が大会を成功するために引退とされ引退試合が行われたが、改めてTVのイヤな部分を見てしまった感じだった -
10年目の決断・・・ユニオンプロレス解散へ
(週プロモバイルより)
17日午後2時から都内・テック事務所にてユニオンプロレスの会見がおこなわれた。出席したのは、ナオミ・スーザン代表、木高イサミ、石川修司の3名。まずはスーザン代表から「ユニオンプロレスは10月4日、後楽園大会の10周年記念興行をもちまして解散いたします」と衝撃的な発表があった。現在、予定されているユニオンの大会は、8・30新宿、9・15新木場、10・4後楽園の3大会となる。以下、解散に関するコメント。
イサミ「スーザンさんが代表をやめると言ったときに、選手みんなで新しい代表を立てるのか、今後ユニオンプロレスをどうしていくのか、みんなで話し合った結果なんですけど。いま現在のユニオンプロレスというのは、やっぱりスーザン代表が。初めは代表が代わることもよくあったんですけど、スーザンさんが代表になってからは、ホントにひとつになってここまで来たっていう部分が大きかったので。スーザンさんが引退されるということもあって、みんなで話して、今回の解散ということになりました」
スーザン代表「10月4日の大会以降のユニオン所属選手たちがどうするかは、いまの段階ではまだ未定の部分が多いんですけども、実はDDTプロレスの方で、新しくプロダクションを設立する話が持ち上がっていまして、そちらに所属する選手も出てくると思われます。まだだれがどこに所属するというのは決まっていないので、基本的にはみんな、選手の意思を尊重していきたいなと思っています。そちらも決まり次第、ご報告させていただきたいと思っています」
石川「みんなで話し合って、10月4日で解散ということで、自分のなかでユニオンプロレスのお陰で成長できた、ユニオンプロレスとともにやってきた。そのユニオンプロレスが解散ということで、10月4日以降はフリーとしてやっていこうと思ってます。自分の中では強いと言われている選手たちと闘っていきたいということで。自分は年齢も今年で40なので、残った現役生活はそういった人たちと、自分の力を試してみたいなと思い、決意いたしました」
イサミ「僕個人なんですけど、自分が行くべき道といいますか。ユニオンプロレスがなくなって、そのあとどうするのか。僕の中で決まってはいるんですけど、まだ現段階ではすべてが確定して、すべてがゴーサインが出ているわけではないので、この段階ではまだ言いづらいなというのがあります。ユニオンプロレスというのは、僕にとってもそうだし、石川修司にとってもそうだし。やっぱり、僕らの家だったので、それが一回、閉めるっていうことに関して、マイナスな意見というか、マイナスな、悲しい気分というか、なりますけど、せっかくだったら、10月4日に最高のものを見せられるっていうのが、いま僕が一番望んでるのは、自分の進退もそうですけど、それよりもまずは10月4日までに、残されたあ
と、8月30日、9月15日、10月4日の3大会。たったあと3大会なんですけど、どこまで面白いというか、すごいものをみせられるかなというのが、僕らに与えられた使命じゃないですけど、そういうものだと僕は思っているので。いまは10・4に向けて全力で走ろうと思っています」
以下、質疑応答。
イサミ「(話し合いのなかで反対意見もあったのでは?)僕が若干抵抗したんですけど、僕らはユニオンプロレスの一番最初から再旗揚げしたときからいるメンバーたちは悩んだんですよ。そこが一番つらくて。反対というよりも、さっきも言いましたけど家なんで。家がなくなるって、つらいじゃないですか。だから、どうしようというのは、そのメンバーたちが考えました」
石川「やっぱり最初からいたんで。ユニオンプロレスを大きくしていくことが、自分のやってきたなかで大きなものを占めていたので。こういう話になって、もちろん、そうじゃない道を探したつもりなんですけど、話しているうちに、やっぱり一回終わらせた方が、ホントに応援してくれているファンの方たちにはホントに申し訳ないんですが、いまの体制で一回閉じた方がいいんじゃないかという結論になりました」
イサミ「(新たな体制でユニオンを始めるという考えは?)もちろん、そういう話も出たんですけど、新しい代表を立てるとか。もしくは、代表という役職を立てずに、選手だけでやっていくという方法も考えたんですけど、でも、やっぱり、いまのユニオンプロレスは、僕らの中では、イコール、ナオミ・スーザンという部分が大きかったので。そこが一番ですね。そういう意味じゃ、われわれ選手、スーザン代表、ある種わがままで団体を閉じてしまうことに関しては、ファンの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです」
石川「(DDT総選挙に出馬していないが、今回の話が関係している?)そうですね。解散という話が決まってきたなかで、自分がどうするかとなったときに、さっきも言った通り、年齢的なことも含めて闘ったことのない選手と闘いたいというのがあったので。ユニオン所属として入っている時期もあるんですけど、総選挙が開票されたときには、僕はフリーの立場なので、それはちょっと違うかなと。ユニオンの石川修司として投票してもらって、結果はどうなるかわからないですけど、フリーとして出るのも、また違うかなと。自分のなかでは葛藤もあったんですけど、総選挙の管理委員会には気持ちを伝えました」
スーザン代表「(いまユニオンが管理しているベルトがあるが、それは10・4以降はどうなる?)まだいまの段階で、次の防衛戦は決まっているんですけど、それ以降のことはなにも決まっていない状態です。ですので、そのときのチャンピオンとの話も、チャンピオンの意向も尊重して話す必要があるので。例えば、いま封印するつもりとか、団体側では言えない部分があります。もう少しちょっと、ギリギリにはなると思いますが、チャンピオンと話しつつ、決めたいと思います」
イサミ「(残り3大会、区切りが見えた中でどういう闘いを見せていく?)これが…なんて言うんですかね。ユニオンプロレスの最後が決まっているわけじゃないですか。じゃ、そこに向けてなにができるのか。ほかの選手たちとも話しましたけど、たぶん、だれかひとりでも、“どうせ終わるから”とか、“もういいや”とか、投げやりになる人がひとりでもいたら、一気に崩れるという気がします。まあ、それは話し合いの中で、そういう人はひとりもいなかったし。せっかくなんだから、最後にドデカい花火打ち上げましょうみたいな気分です」
石川「今回、こういうことになったので、ユニオンというか、プロレスファンの人に、ユニオンプロレスを、一丸となって3大会を記憶に残るような大会にしていきたいです」
スーザン代表「いま初めて発表して、解散って、さっきイサミが言ったようにさみしかったりとか、もちろん、応援して下さったファンの皆さん、悲しんだり、惜しんだりしてくださることに関しては、ひじょうに申し訳ないなと思っているんですけど。ホントにいろんなことを話したんです。そのなかで、ユニオンプロレスという団体自体は終わるけども、そこに所属しているみんなというのは、まだまだプロレスを続けていくと思う。そういう意味では、ひとつの区切りをつけることが、今後のみんなにとって、いいものにしていきたいと思っているんです。10月4日は10周年なんですけど、ユニオンとしては最後のそこまで、全力でできることをやって、なにかみんなで得ていくものがあって、その過程でいまま
で応援して下さった方々に、見せられるものがまだまだたくさんあると思うんですね。そこを考えて完全燃焼したいなと思ってます」
イサミ「完全燃焼しましょう! マイナスのことですけど、プラスに変えられるように。楽しく笑って最後までやりましょう!」
ユニオンプロレスが会見を開き10月4日の後楽園大会をもって解散することが発表された。
ユニオンは1994年から活動していたプロレス団体だったが1年後に活動停止、2005年にDDTがDDT内のブランドとして復活、2007年からナオミ・スーザン代表体制となってからは石川、イサミが中心となり、DDTの姉妹団体として扱われてきたが、2013年からはDDTから独立、独立してからもDDTとの関係は継続しつつも団体活動してきたが、先日にスーザン代表が勇退を発表、後継代表をめぐって話し合われていた矢先だった。
いろいろ言われるだろうが、解散のきっかけはスーザン代表の勇退、イサミのコメント通りユニオンはスーザン代表あってのユニオンだったということ、それだけ選手らにしてもスーザン代表には勇退を留まって欲しかったが、スーザン代表の決意は固く、解散に至ってしまったと思う。
今後に関しては石川はフリーとして活動、イサミは明言はせず、他の選手らもDDT内のプロダクションで面倒を見るという、自分も2度観戦したが復活して10年目の解散は残念としかいいようがない。 -
大晦日という長い1日 2014~2015 年越しプロレス編 ヤンキー二丁拳銃で終わり、始まった
12月31日 年越しプロレス2014「天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント」後楽園ホール 1403人(超満員)
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦/10分1本
宮本裕向 ○木高イサミ(7分02秒 ヨーロピアンクラッチ)KUDO X坂口征夫
◇第2試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦/10分1本
○大石真翔 旭志織(6分48秒 エビ固め)入江茂弘 X高尾蒼馬
※サボテンの花
◇第3試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦/10分1本
○火野裕士 岡林裕二(7分43秒 体固め)河上隆一 X橋本和樹
※Fucking BOMB
◇第4試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦/10分1本
○関本大介 アントーニオ本多(6分07秒 ジャーマンスープレックスホールド)稲松三郎 X関根龍一
◇第5試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦/10分1本
△真霜拳號 タンク永井(10分時間切れ引き分け)星野勘九郎 △稲葉雅人
---1カウントルール延長戦---
○真霜拳號 タンク永井(0分04秒 体固め)星野勘九郎 X稲葉雅人
※ジャンピングハイキック
◇第6試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦 ハードコアタッグマッチ/10分1本
△伊東竜二“黒天使"沼澤邪鬼(10分時間切れ引き分け)△竹下幸之介 遠藤哲哉
---1カウントルール延長戦---
○伊東竜二“黒天使"沼澤邪鬼(2分51秒 体固め)竹下幸之介 X遠藤哲哉
※ドラゴンキッカー
◇第7試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦/10分1本
○HARASHIMA ヤス・ウラノ (7分16秒 踏みつけ式体固め)バラモンシュウ Xバラモンケイ
※蒼魔刀
◇第8試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント1回戦/10分1本
TAKAみちのく ○グレート小鹿(5分04秒 体固め)X高木三四郎 アブドーラ小林
※アイアンクローwith餅
◇第9試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント2回戦/10分1本
宮本裕向 ○木高イサミ(1分33秒 エビ固め)X大石真翔 旭志織
※勇脚
◇第10試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント2回戦/10分1本
火野裕士 ○岡林裕二(8分53秒 片エビ固め)関本大介 Xアントーニオ本多
※ゴーレムスプラッシュ
◇第11試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント2回戦 ハードコアマッチ/10分1本
伊東竜二 ○“黒天使"沼澤邪鬼(6分30秒 横入り式エビ固め)真霜拳號 Xタンク永井
◇第12試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント2回戦/10分1本
HARASHIMA △ヤス・ウラノ(10分時間切れ引き分け)TAKAみちのく △グレート小鹿
---1カウントルール延長戦---
HARASHIMA ○ヤス・ウラノ(0分38秒 横入り式エビ固め)TAKAみちのく Xグレート小鹿
◇第13試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント準決勝第1試合/15分1本
火野裕士 ○岡林裕二(13分46秒 片エビ固め)HARASHIMA Xヤス・ウラノ
※ゴーレムスプラッシュ
◇第14試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント準決勝第2試合 蛍光灯タッグデスマッチ/15分1本
○宮本裕向 木高イサミ(10分11秒 片エビ固め)伊東竜二 X“黒天使"沼澤邪鬼
※ファイヤーサンダー
◇第15試合◇
▼天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント優勝決定戦/無制限1本
○宮本裕向 木高イサミ(13分30秒 片エビ固め)火野裕士 X岡林裕二
※ムーンサルトプレス
☆ヤンキー二丁拳銃が優勝
【試合後の宮本&イサミ】
▼宮本「やりました!」
▼イサミ「やった! 蛍光灯マッチ込みの!」
▼宮本「しんどかったね」
▼イサミ「今年は各賞全部逃してる。各賞を2位で総なめするという」
▼宮本「2番目に好きな人の方がうまくいくんだよ」
▼イサミ「まずこれ獲ったんで。全部の団体で僕らタッグとして出たことある。その中でもダブルユージ凄かった」
▼宮本「凄い人いっぱいいるよ。凄かったね。3団体凄い選手いっぱいいるってことですよ。プロレスサミットですからプロレス界を代表する人が揃った中での優勝っていうのは本当にうれしいですね」
▼イサミ「しんどいしんどいって言うけど、勝った後の喜びは何物にも変えがたい。超満員のお客さんがいる中でこういう優勝できたのは何物にも変えがたいですね」
――年越しの瞬間、二人でコーナーからダイブしたが?
▼宮本「半ば無理やりやりました。30秒ぐらいあったよね。皆さんと一緒にハッピーニューイヤー言えたんでよかった」
▼イサミ「そうないでしょ。プロレスやってて自分の試合中に年を越すのは」
――2位続きの2014年をこの優勝で払拭できた?
▼イサミ「2位って誇れる順位ですからね。1位を目指すから。2位はやっぱり悔しい。1位に負けるんで。最後に勝って最初に勝った。気持ちいいですね」
▼宮本「最後はこれで締めましょうか」
▼宮本&イサミ「なぜなら俺たちは強い!」
【試合後の火野&岡林】
▼火野「すまなかったね」
▼岡林「あけましておめでとうございます」
▼火野「負けてもうたけど、凄く楽しかったし、ウチら今日やっててめちゃくちゃ強かったかもしれんけど、それだけじゃ勝てん。だからプロレスは面白い。このチームは強い、おもろいのがお客さんに伝わったと思う。これで終わるのもったいないね」
▼岡林「復帰してまだ7戦目ぐらいでトーナメントに出て、本当にまさかこれだけ勝ち進むと思ってなかったし、本当に今日はパートナーのおかげです」
▼火野「いやいや、そっちも凄い。お互い凄かったということで」
▼岡林「今日はさっき火野選手も言ったけど試合が楽しかった。負けて最後悔しかったけど気持ちよかったですね」
▼火野「プロレスの難しさ。強いだけじゃ勝てん。でもウチらこのスタイルでいかんと面白くない。このスタイルを貫き通して勝てれば。まだまだチャンスあってもいいと思うし」
▼岡林「ホントそうですね」
▼火野「負けたけど、絶対ウチらの方が強いと思ってるんで」
▼岡林「機会があったら組みたい。社長が何いうかわからないけど、それを押しのけてでも組みましょう。ぜひお願いします(と握手)」
SAMURAIでは年越しプロレスを視聴、実はIGFが思ったより長引きPCではIGF、TVの画面では年越しプロレスとドタバタしていた状態だったが、昔はPRIDEとK-1、また年越しプロレスをTVのリモコン片手にチャンネルを変えまくって視聴していただけに、20時~21時の間だけ少しだけ懐かしさを感じていた。
今年は「天下統一!三団体最強タッグ決定トーナメント」を開催したが、開催前からハプニングが続出、腰のヘルニアで欠場していた男色ディーノは年越しプロレスから復帰を予定していたものの結局間に合わず欠場が決まり代役にはアントン、入江と組んで参戦予定だった当日となって石井慧介が体調不良で欠場となり、代役にはチーム・ドリフの盟友である高尾がエントリー、またTAKAの用意していたXは結局断られてしまい、代役にはグレート小鹿が名乗りを上げエントリーとした。
Xはおそらく鈴木みのるかタイチを予定していたのであろうが、鈴木はディファで前田日明とのトークイベントに参加していたのもあり、またフジテレビでワンピースを視聴するとツイッターで更新していたのもあって参戦は難しかったのかもしれない。
今年も10分1本勝負で決着がつかなかった場合は1フォールルールでの延長戦となった。
1回戦を振り返ると驚いたのは初結成となった火野、岡林のWユージ組、即席タッグとは思えないほど息の合った連係振りで1回戦では河上&橋本のストロングBJW、2回戦では関本&アントン、準決勝ではDDTのスマイルスカッシュを連破し圧倒的な強さで決勝に進出する、岡林といえば関本とのコンビが定番なのだが、火野ともコンビネーションも良い、火野も関本とは同タイプの選手からなのだろうが、火野も真霜同様もっと上の団体に出ても充分通用する。
KO-Dタッグ王者である竹下、遠藤は伊東、沼澤相手にハードコアマッチに挑むも、遠藤が沼澤にスパナで額をえぐられレスラー初の流血となってからは完全に伊東組のペース、伊東組はイスや竹刀などで若いタッグ王者コンビにハードコアの洗礼を浴びせていくが、じっくり痛ぶってやろうと思ったのか時間が経過し竹下、遠藤の粘りもあって10分フルタイムドローで延長戦へ突入するが、竹下が奮闘するも遠藤が横に設置されたイスの上への雪崩式ブレーンバスターを食らってしまうと伊東のドラゴンキッカーの前に力尽きてしまう、竹下と遠藤にしてみれば苦い経験だったと思うが、苦い経験もまた今後に生かされる。
TAKAと小鹿社長の異色コンビは高木、アブ小のGET MILDと対戦し小鹿社長はコーナー最上段から落ちるようにダイブするなど奮戦、最後はGET MILDが持ち込んだ餅を高木の口に突っ込んでからのブレーンクローで3カウントを奪い勝利、TAKA&小鹿社長は2回戦ではHARASHIMA、ウラノのスマイルスカッシュと対戦するがHARASHIMAがブーイング覚悟で容赦なく小鹿社長を痛めつけ、延長戦には持ち込むもののウラノの丸め込みの前に敗れ、惜しくも2回戦で脱落となってしまった。
優勝候補の一角であるヤンキー二丁拳銃は1回戦ではKUDO、坂口の酒呑童子と対戦、打撃で圧倒されるもイサミが坂口をヨーロピアンクラッチで丸め込み、2回戦の大石&旭組との対戦では互いに速攻勝負に出るも、大石&旭のサボテンの花がイサミに決まったところで、イサミがすぐさま勇脚を放って逆転勝利、準決勝での伊東、沼澤組との対戦は両チームの要望で蛍光灯マッチとなるも、試合開始時点で2014年は残り3分、ヤンキー二丁拳銃の二人がコーナー最上段に上がったところでカウントダウンとなり、宮本が新年にあわせて「後楽園にお集まりのみなさーん、愛してまーす!」とダイブするも自爆となってしまう。
試合は二丁拳銃が連係で沼澤を追い詰めようとするが、読まれて不発となると逆に宮本が捕まってしまい窮地に立つ。
しかしイサミが懸命にカットに入ると逆に伊東組を分断、沼澤を捕らえてイサミのトラースキックの援護を受けてから宮本がファイヤーサンダーで突き刺し3カウント、決勝へ進出するが宮本は足を痛め、イサミは流血とまさしく手負いの状態で臨むことになった。
決勝戦の二丁拳銃vsWユージはWユージがパワーで圧倒、サンドウィッチラリアットも何度も浴びせ、二丁拳銃は窮地に立つがフィニッシュに狙った火野の火野Fucking BOMBからの岡林のゴーレムスプラッシュの連続攻撃は二丁拳銃は懸命に阻止する。
Wユージは再びFucking BOMBからのゴーレムスプラッシュを狙うが、イサミが勇脚を火野に浴びせてカットすると、宮本はコーナーの岡林をファイヤーサンダーで突き刺してからバルキリースプラッシュ、ムーンサルトプレスと畳み掛けて逆転3カウント、トーナメントはヤンキー二丁拳銃が制した。
総括とすれば2014年はヤンキー二丁拳銃が締めくくり、2015年はヤンキー二丁拳銃で始まったというのが感想、二丁拳銃は今年はNOAHへと打って出る、どんな活躍を見せてくれるか楽しみである。
最後に日本インディー大賞が発表された
MVP
HARASHIMA(DDT)
ベストバウト
飯伏幸太、ケニー・オメガvs竹下幸之助 遠藤哲哉(DDT 9月28日 後楽園ホール)
ベストユニット
ムーの太陽
ベスト興行
DDT 8月18日 両国国技館
ニューカマー賞
植木崇行(大日本プロレス)
MVPに関しては関本が受賞するのではと思っていたが、DDTを内から守ってきたHARASHIMAも本来ならもっと評価を受けてもいいだけに、MVPはやっと認められた証なのかもしれない。
ベスト興行で必見だったのは2位にガッツワールド10月12日 後楽園がランクインしていたこと、ガッツワールド後楽園大会は、週刊プロレスが取材に来なかったことで論争になったことも2位になった要因になったのかもしれない。
ニューカマーの植木はバラモン兄弟と組んだことで一気にはじけたのが選ばれた要因になったのか、タッグトーナメントでもHARASHIMA、ウラノ相手に拳銃を持ってホールドアップさせるなど弾け放題、ある意味カラテバラモンは不要なのではと思わせてしまった(植木vsカラテも見て見たいが)
2015年もスタート、今年はどういう一年になるのやら・・・ -
無謀への挑戦・・・佐野魂が両国へ進出
<バトルニュースより>
11月13日、プロレス佐野魂の記者会見があり、驚きとしか表現のしようがない2015年7月17日(金)、両国国技館への進出が発表された。会見に出席したのは佐野直のみ。参戦選手はプロレス佐野魂所属選手を除き未定とのことで、「まっさらの状態です」と言う。開催日の7月17日は三連休が始まる前日の金曜夜であり、タイミングの良さもあって、飲食業や学習塾を展開、6月18日には冬木弘道さんの13回忌、金村キンタローの25周年興行を支援した株式会社KAJIの力も借りて、空いているなら取ってしまえとなったとのことだ。
佐野直の決断には、反発心もあるという。専門誌から「団体として認められるにはそれなりの実績を残してから」と告げられ、その基準として「定期的に興行を持っているか否か、後楽園ホールで大会開催したか」を挙げられ、2012年4月19日に佐野直自主興行『スタンリーKH』後楽園ホール大会を成功させたにもかかわらず、注目度が変わっていない。
また、同キャリアの選手と比べ試合数も多く、ファイトマネーもいただいているのに、ステイタスが上がっていないことへのいら立ちがある。もがき続けた結果が両国に辿りついたのだという。前出の自主興行名義はともかく、プロレス佐野魂は昨年の大晦日、新木場1stリング大会で旗揚げ。4月23日には新宿FACE大会、8月27日には新木場1stRINGも成功させており、今年も大晦日に新木場1stRING大会を開催する。
DDTが10年かかって両国国技館に進出したことを思えば、開催時点で旗揚げから1年7ヶ月での超スピード到達となるが、果たしてこれが快挙なのか、はたまた無謀なのかは佐野本人も自覚するところ。大会まであと8か月しかないが「まっさらの状態です」「どこでやれば無謀にならないのか、後楽園でやればいいのかとなってしまう」と、「勝ち目はある」とニヤリ。インディペンデント団体を経営し両国大会も成功させたことがある某社長に「絶対に辞めとけ、儲からない」と諭されたそうだが、逆に「これはやってやろう」という気になったという。
「万博という名の通り、みんなで楽しいことをやろう、好きなことをやるというだけで、プランは白紙」だそうだ。「ついてきてくれる若い子たちに美味しい思いをさせる目論見もあるが、甘えのある選手の甘えの部分を取っ払う大会にしたい」という。本日の発表をマスコミ経由で知ることになる選手たちには「マジかよと驚いて欲しいが、あと8ヶ月しかない」と、「お客が入らなければ大変な借金を背負うことになる」と気を引き締める。「どうせ失敗するだろうと、興味本位で来てくれても構わないから、北海道から沖縄まで、全国の皆さん、この日だけは佐野魂に空けておいて欲しい」と、最後は懇願口調になった。
批判はあるが、「じゃお前やってみろよ」と、佐野直は開き直っている。佐野魂が成功すれば、業界全体の底上げになるとの信念があり、「ああ、プロレスでしょ」と未だ偏見を持たれているインディープロレスの現状を変える野望があった。「たくさんのお客さんに来ていただけたら、レスラーも潤う、そこからもがいている自分を抜け出したい」とのこと。
オールドスクール出身の佐野は、先輩に教えられた「会場には電車で来るな」などを守っており、「夢を与える商売の歯車になれば」と、プロ意識をも語っていた。ともあれ、発表にはこぎつけた。あとは進展を見守るしかない。
プロレス佐野魂を主催している佐野直が会見を開き、7月17日に両国国技館進出することが発表された。
一部関係者からは無謀な挑戦とされ、両国に進出した某団体の社長(高木三四郎?)からも反対されたという。
それでも挑戦する理由は専門誌(週刊プロレス)から「団体として認められるにはそれなりの実績を残してから」と言われたことへの反発心から、先月の10月13日の後楽園ホールにガッツワールドが進出したが週刊プロレスには掲載されずファンだけでなく一部選手からも反発を受けた。(翌週には少しだけ掲載される)
その勢いで両国進出となったわけだが、両国となると団体としては相当なパワーを要するだけに、かなりハイリスクな戦いになるのではと思う。
自分も正直言って無謀としか言いようがない、だたその無謀を覆すのは佐野魂次第、じっくり見定めていこうと思う -
浅野社長の体調不安に20年目の節目・・・・IWA JAPANが活動休止へ
(東京スポーツより)
旗揚げ20年目のIWAジャパンが、10月13日の東京・新宿フェイス大会を最後に事実上、活動を休止する方針であることが29日に分かった。同大会では団体を率いる浅野起州社長(61)の引退記念試合が行われる予定。過激なデスマッチ路線で始まり、新宿2丁目劇場で人気を博した伝統のインディ団体が大きな岐路を迎える。IWAは5月18日の「旗揚げ20周年記念大会」(新宿)に続き、今年2回目の興行を10月13日に行う。大会タイトルは「不滅の飯屋魂」と銘打たれ、団体の顔であると同時に新宿2丁目で定食屋「花膳」を営む浅野社長が中心になっている。
だが、サブタイトルには「浅野起州引退記念興行」の文字が入り、メーンでは小峠篤司(28=ノア)with浅野社長対足立区の巨大モグラ(♂)withハル・ミヤコ戦が行われることが決定。同社長はいつになく神妙な表情で「老体にムチ打ってやってきましたが、一つの区切りをつけます」としみじみと語った。
2000年2月のフレディ・クルーガー1&2号戦を皮切りに、これまで8試合に出場してきた。だが10月1日に62歳の誕生日を迎えるのを機に、引退を決めたという。きっかけは今年2月。体に異変が起こった。突然、目の前が紫色になったのだ。言語障害も出たため病院に行ったところ、診断結果は脳梗塞。血圧は200を超えていた。
医師からは即入院を勧められたが「従業員の生活もあるから」と拒否。毎日店舗に足を運んだ。通院治療とリハビリにより3週間で言語障害は治ったが、体調面に不安を抱えている。浅野社長は10・13大会以降のスケジュールを「お天道様にも聞いてごらんなさい。『何も決まってない』って言うわよ」と強調した。
IWAは1994年5月に旗揚げ。“荒馬”テリー・ファンクやUFC草創期に活躍したダン・スバーン、後にWWE殿堂者となるカクタス・ジャックら多彩な顔触れで過激なデスマッチ路線をひた走った。その後は「新宿2丁目劇場」にシフトチェンジ。ターザン後藤が無銭飲食事件を起こしたり、数々の流血の惨事が起きたり…の大騒ぎで人気を博した。
ここ最近は規模を縮小し、年数回という興行数だった。それでも定期開催は継続してきたが、今後は白紙の状態。新宿2丁目劇場にも幕が下ろされようとしている
IWA JAPANが10月13日新宿FACE大会をもって活動休止することが明らかになった。理由は浅野起州の体調不安、今年脳梗塞と診断されたという。
IWA JAPANは崩壊したW☆INGの後続団体として1994年に旗揚げ、FMWから始まったインディーバブルの時代は続き、様々な団体が旗揚げされていった。最初のオーナーはビクター・キニョネスで荒谷望誉をエースにしテリー・ファンクやカクタス・ジャック(ミック・フォーリー)、ダン・スバーン、ディック・スレーター、テリー・ゴーディなど豪華な外国人選手を招聘、荒谷離脱後はFMWを離脱したターザン後藤、ミスター雁之助ら真FMWが参戦して団体の中心となり、川崎球場でビックマッチを開催したことがあったが大会終了後にはキニョネスは経営から撤退してしまった。
真FMWが離脱してしまうと山田圭介ことバファローが社長に就任し東京プロレスを離脱したザ・グレート・カブキを所属選手として招いたが、カブキもすぐ引退しバファローも退陣、その後を受けたのは浅野社長だった。
浅野社長はプロモーターだった頃の人脈をフルに生かしてNOAHと交流を行い、タイガー・ジェット・シン、テッド・デビアスやビック・ボスマン、武藤敬司体制の全日本プロレスからからリストラされたスティーブ・ウイリアムス、ジョニー・スミス、ジョージ・ハインズを招くなどしたが、近年は所属選手もなく、新宿FACEでの開催が主になり、UMA軍団としたコミカル路線を軸としてきた。
自分も後楽園や地元の伊賀での大会を観戦したことがあるが、後楽園大会頃は日本人が軸ではなく当時ECWを主戦場にしていたテリーとキャクタスが軸で、伊賀大会の頃には真FMWが軸となるなど変わってきていた、あの頃は荒谷が伸び悩んで外国人エース路線にせざる得なかったのだろが、外国人エースは受け入れがたかったのか日本人エースとして後藤を招くも、あくまで外様だったこともあって日本人エースにはなりえなかった。そういった意味では日本人エースの不在がIWA JAPANの大きな欠点でもあったが、浅野社長が中心となって体を張って懸命に頑張り20年まで持ちこたえた。20年目の節目というのも活動休止にする要因にもなったと思う。
浅野社長、そしてIWA JAPANにはご苦労様と言いたいし、浅野社長には無理せず養生して欲しいと思う。 -
道頓堀アリーナも閉鎖も勝利宣言・・・道頓堀プロレスは新常設会場に移転へ
昨日大阪プロレスがナスキーホール梅田から撤退、閉鎖を発表したが、今日は道頓堀プロレスも3月2日をもって道頓堀アリーナを閉鎖をすることを発表した。
(週刊プロレスモバイルより)
「もともと8月移転の方向で動いてましたが、契約の問題もあって3月2日をもって道頓堀アリーナをクローズします。既に候補地もあり決まり次第、新会場を発表します」
道頓堀側は次の常設会場も用意しているということか、あくまで経営危機が表面化し常設会場を手放すことを余儀なくされた大阪プロレスより、新しい常設会場を見つけた道頓堀プロレスの方が上だという姿勢を見せたいのか、双方共常設会場を手放すが、両団体による戦争はまだまだ続く・・・
(追記)
26日、道頓堀アリーナ大会のメイン終了後、メインに出場した選手の挨拶後に道頓堀アリーナの近藤哲夫代表、道頓堀プロレス代表である空牙がリングに登場した。
近藤代表「本日はご来場、本当にありがとうございます。一部報道でご存知の方もおられると思いますが、3月2日をもちまして、この道頓堀アリーナをクローズすることになります。理由はいろいろあるんですけども、後ろ向きではなく、当初より8月頃に移転の計画を立ててまして、それまではここでずっとやりたかったんですけど、契約のこともありまして、早めに出ることになりました。新しい会場は万全の状態で道頓堀プロレスができるように努力します。先ほど『夏頃』と言いましたけども、候補地ももう何点かありまして、もっと早く発表できればと思います。移って(アリーナの)名前は変わるかもしれませんけども、今後ともアリーナと道頓堀プロレス、よろしくお願いします」
空牙「まぁ、聞いての通り。でも、しんみりするんじゃねぇぞ。あれを見ろ」とスクリーンを指すと、そこに今後の日程(3月1日=道頓堀アリーナ、3月21日=平野区民ホール、3月30日=東成区民センター大ホール、4月13日=ボディメーカーコロシアム第2競技場)が映し出された。
空牙「3月、4月の日程はもう決定済みだ。4月はボディメーカーコロシアム第2競技場。道頓堀プロレスがビッグマッチだよ。ここの会場がなくなっても、これからも大きい会場で道頓堀プロレスをテメェらに見せてやるからな。なんで大阪プロレスを辞めてここに帰ってきたかというと、俺はキタよりミナミが大好きなんだよ。だから道頓堀プロレス、これからも走り続けるからよ、見に来いよ、お前ら」
マグナム北斗リングアナ「ボディメーカーコロシアムも決まっております。その後はしばらくジプシーになりますが、昔のロッテ(オリオンズ)みたいなもんですよ、皆さんの家の近くに行きますから、その時は必ず来てください。本日は本当にありがとうございました」(と締め、リングを下りる際に)
マグナム北斗「そんなわけで、南北統一成功!」
道頓堀アリーナの近藤代表と空牙の会見を読んだが、改めて道頓堀と大阪両団体の溝の深さをうかがわせるような会見だった。
だが自分はリングアナの「南北統一成功!」発言はいただけなかったと思う、空牙ら退団組は道頓堀アリーナを拠点に道頓堀プロレスを旗揚げし、大阪プロレスに大打撃を与えたが、大阪プロレスは常設会場を失っても団体は残っている、また空牙らも大阪プロレスとはいろいろあったかもしれないが、こういった発言は大阪プロレスファンの反発を招いてしまう。大阪プロレスに勝ったといって浮かれてしまうと足元を救われるのではと思う・・・ -
マスカラス兄弟の編隊飛行もラストフライトのはずが、ドスカラスが現役続行へ
12月4日 東京愚連隊自主興行「TOKYO DREAM」後楽園ホール 888人
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇ダークマッチ◇
▼30分1本
○エル・プルポ(4分51秒 メキシカンバックブリーカー)Xエル・マヒコ
◇第1試合◇
▼水道橋名勝負数え歌~UWFルール~/30分1本
○藤原喜明(5分56秒 足首固め)X望月成晃
◇第2試合◇
▼ワクチンファイト提供試合~THE BRAVE 聖地見参~/30分1本
高山善廣 ○THE BRAVE 甲斐拓也
(12分54秒 オリンピックジャーマンスープレックスホールド)嵐 ブラック・タイガー X那須晃太郎
◇第3試合◇
▼LUCHA DE FAMILIA~父対息子~/10分1本
○エル・イホ・デル・パンテーラ(5分49秒 エビ固め)Xエル・パンテーラ
※ラ・マヒストラルを潰す
◇第4試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○鈴木みのる CIMA 高木三四郎(15分1秒 片エビ固め)佐藤光留 中澤マイケル X“ハリウッド"ストーカー市川
※ゴッチ式パイルドライバー
◇第5試合◇
▼菊☆やります! 菊健復活!/45分1本
菊浩 ○佐々木健介(14分24秒 体固め)Xバラモンケイ バラモンシュウ
※ノーザンライトボム
◇第6試合◇
▼東京世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[第3代王者]○FUJITA(14分56秒 ドラゴンスープレックスホールド)[挑戦者]X日高郁人
☆FUJITAが3度目の防衛に成功
◇第7試合◇
▼東京世界タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○ミル・マスカラス ドスカラス(14分18秒 片エビ固め)[初代王者組]XNOSAWA論外 MAZADA
※ダイビングボディアタック
☆東京愚連隊が初防衛に失敗。マスカラス兄弟が第2代王者となる。
【マスカラスの話】「私にとっては5つ目のベルト。世界の冠の付くベルトがまた自分の腰に巻かれました。皆さん、このような機会を与えてくれてありがとうございます。自宅には170個以上トロフィーなどがありますが、また1つ勲章が増えました」
【ドスの話】「皆さん、本当にありがとうございました。多くの取材、多くの観客が来てくれて、変わらず今回も応援してくれました。その結果がこのベルトだと思います。(ベルトを取ったなら引退できないのでは?)そうですね(苦笑) メキシコでなら…。わかりません」還暦を迎え引退ツアーをスタートさせたドスカラスとミル・マスカラスのマスカラス兄弟の日本ラストフライトが後楽園ホールで行われ、東京愚連隊の保持する東京世界タッグ王座に挑戦した。
試合はマスカラス兄弟はグラウンド主体のオーソドックスな立ち上がりでスタートするが、愚連隊も不意打ちからのゲリラ戦法せ応戦、しかしマスカラス兄弟はダブルのフライングクロスチョップからの編隊飛行で勝負に出ると、マスカラスのフライングボディーアタックで3カウントを奪い王座を奪取、マスカラスのラストフライトは勝利と王座奪取で花を添えるはずだったが、ドスカラスも王座を奪取したことで現役続行に意欲を燃やしているということから、2000年2月でのマスカラス引退ツアーと同じパターンで今回のラストフライトもいったいなんだったのかと思いたくなるが、わかるのは兄弟の編隊飛行はまだ見る機会があるということだ・・・ -
今年の年越しプロレスは激しい年越し!三団体最強トーナメント開催!
<バトルニュースより>
19日、東京・後楽園ホールで12月31日(火)の大晦日に同所で開催されるDDTプロレス、大日本プロレス、KAIENTAI DOJOの三団体による『天下統一!大晦日年越しプロレス 2013』に関する記者会見が行われた。
同大会では三団体から代表5名ずつ+若手枠1名の合計16名でワンナイトトーナメント『天下統一!三団体最強決定トーナメント』を開催。この日はトーナメントの組み合わせと決定カードが発表された。
『天下統一!三団体最強決定トーナメント』は一回戦と二回戦が10分1本勝負。時間切れ引き分けの場合は、K-DOJOの『海王トーナメント』で採用されている"1カウントルール"で延長戦を行う。また、DDTの『KING OF DDT』と同じように一回戦、二回戦が終わった時点で、4選手による抽選で準決勝の組み合わせを決定する。
準決勝は15分1本勝負だが、こちらも時間切れの場合は1カウントルールで延長戦を行う。そして決勝戦は時間無制限1本勝負となる。
DDTプロレス、大日本プロレス、KAIENTAI DOJO
天下統一!大晦日年越しプロレス 2013
日時:12月31日(火)開始:19:00
会場:後楽園ホール▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Aブロック 10分1本勝負
関本大介(大日本プロレス)vs.アントニーオ本多(フリー)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Aブロック 10分1本勝負
入江茂弘(DDT)vs.梶トマト(K-DOJO)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Bブロック 10分1本勝負
石川晋也(大日本プロレス)vs.旭詩織(K-DOJO)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Bブロック 10分1本勝負
関根龍一(K-DOJO)vs.岡林裕二(大日本プロレス)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Cブロック 10分1本勝負
HARASHIMA(DDT)vs.KAZMA SAKAMOTO(フリー)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Cブロック 10分1本勝負
ヤス・ウラノ(DDT)vs.若手枠
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Dブロック 10分1本勝負
石井慧介(DDT)vs.竹田誠志(U-FILE CAMP)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント一回戦 Dブロック 10分1本勝負
河上隆一(大日本プロレス)vs.真霜拳號(K-DOJO)
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Aブロック 10分1本勝負
関本×アントンの勝者vs.入江×梶の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Bブロック 10分1本勝負
石川×旭の勝者vs.関根×岡林の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Cブロック 10分1本勝負
HARASHIMA×KAZMAの勝者vs.ヤス×若手枠の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント二回戦 Dブロック 10分1本勝負
石井×竹田の勝者vs.河上×真霜の勝者
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント準決勝 15分1本勝負
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント準決勝 15分1本勝負
▼天下統一!三団体最強決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
<決定カード>
▼蛍光灯4WAYタッグデスマッチ
木高イサミ(ユニオンプロレス)宮本裕向(666)vs.石川修司(ユニオンプロレス)稲松三郎(K-DOJO)vs.伊東竜二(大日本プロレス)高橋匡哉(WNC)
vs.塚本拓海(大日本プロレス)ダニー・ハボック
▼男色ディーノプロデュースマッチ
カード未定
毎年開催される大晦日恒例の年越しプロレスの内容が発表され、今年は『三団体最強決定トーナメント』として開催されることになり激しいプロレスでの年越しになりそうだ。
年越しプロレスは昨年初めて観戦したが、お祭りもあり激しさありで充分に楽しませてもらった。今年は上京予定はなくSAMURAIでの生放送されるということから視聴をする、どういう年越しになるか楽しみだ。 -
ファンクスに続いてマスカラスブラザーズも日本でラストマッチ!
【対戦カード】 12月4日 東京愚連隊興行 @後楽園ホール メインイベント「東京世界タッグ選手権」 (初代王者組) NOSAWA論外、MAZADA VS (挑戦者組) ミル・マスカラス、ドス・カラス ※ドス・カラス日本引退試合 pic.twitter.com/k2dlyZgLEy
— 東京愚連隊事務局 (@TOKYO_GURENTAI) October 18, 2013
(デイリースポーツ)
仮面貴族ミル・マスカラス(71)の実弟で飛鳥仮面ことドス・カラス(62)が日本引退試合を行うことが18日、分かった。マスカラスと最後のコンビを組み、NOSAWA論外(36)&MAZADA(38)の東京世界タッグ王座に挑戦する。すでにメキシコで引退ツアーをスタートさせており、同日が現役最終試合になる可能性もあるという。70年にデビューしたドスは78年にマスカラスとともに全日本に初来日。以後、兄にも負けない華麗なファイトで人気を博した。
10月に来日するザ・ファンクスに続いて12月にはミル・マスカラスとドスカラスのマスカラスブラザーズが東京愚連隊興行に参戦することが発表されたが、かねてから引退を表明していたドスカラスが日本引退試合も行われることになった。
ドスカラスを生で初めて見たのは1993年ユニバーサルプロレス連盟の大阪大会、確かグラン浜田、ソラールと組んでロス・プラソズと6人タッグ戦だったが、全日本プロレス時代はマスカラスに次ぐ大スターだったことからサインや記念撮影など気軽に応じてくれて感激したのを憶えている。
マスカラスブラザースとして試合を生で見たのは2000年2月のCMLL JAPANでのZEEP OSAKA大会。マスカラスが引退を表明したことで「マスカラス引退ツアー」と銘打たれ、久しぶりにドスカラスと共に来日した。相手はレイ・ブカネロとアポロ・ダンテスだったが、兄弟による同時のフライングクロスチョップによる編隊飛行を披露、試合はマスカラスがダイビングボディーアタックでブカネロを降した、編隊飛行を見られただけでも充分だった。
そしてメインではバトルロイヤルが行われたが、マスカラスは参戦せずドスカラスのみが参戦し優勝、後はサイン会や記念撮影会も行われ、マスカラスブラザーズと一枚の写真に納まったが、そのときの写真は今でもアルバムに残っている。しかしその後でマスカラスは引退を撤回して現役を続行、『引退ツアー』はなんだったんだと思ってしまったが、マスカラスはワガママな一面もあることから、それもマスカラスらしさかなと思ってしまった。
ファンクスに続いてマスカラスブラザーズも日本では見納めになる、全日本プロレスでは人気を博した両兄弟・・・時代の流れを感じる。 -
鶴見五郎引退・・・国際プロレスと独立愚連隊
22日での国際プロレス・プロモーション新宿FACE大会で鶴見五郎が引退することになった。
鶴見が引退することで国際プロレスからデビューし現役を続けているレスラーは高杉政彦だけとなった。(アポロ菅原は現役を続けているかどうか不明)
鶴見のルーツである国際プロレスは元レスラーで日本プロレスでフロントを務めていた吉原功氏故人が設立した団体、最初はヒロ・マツダをエースとした純アメリカンプロレス路線でスタートとしたが、やっと着いたTV局(TBS)やスポンサーの思惑に振り回されて頓挫、ヨーロッパ路線に転換するが、ビルロビンソンを発掘し外国人エースとしてスターへと押し上げた。鶴見が国際プロレスに入門したのは、NWAのライバル勢力だったAWAと交流を開始していた昭和46年、当時はロビンソンの兄貴分だったカールゴッチも参戦しており、二人から指導を受けるも二人はレスリング論を巡って口論となると、鶴見は二人から呼び出されては実験台となっていった。
だが外国人エースという発想は日本人エースという固定観念にとらわれた日本では受け入れられなかったのか、国際プロレスは絶大な力を持っていた日本プロレスを抜くまでには至らず、ロビンソンがAWAへ転出したことで国際プロレスも日本人エース路線に転換せざるを得ない状況となる、しかしエースに抜擢したストロング小林がジャイアント馬場やアントニオ猪木を超えるまでには至らず、その影響もあってか中継していたTBSからは放送を打ち切られ、小林も新日本プロレスに引き抜かれるなどして国際プロレスは窮地に立たされた。
その国際プロレスの窮地を救ったのは旗揚げしたばかりの全日本プロレスの馬場さんだった、吉原社長を嫌っていた猪木とは違って馬場さんは「吉原さんには裏切られたことはない」と絶大な信頼を寄せていた、馬場さんは日本人選手が手薄だったこともあって国際プロレスから選手を借り、そのお返しとして馬場さん自身も国際プロレスに助っ人参戦、鶴見は旗揚げ戦に助っ人参戦したことで全日本との縁が初めて出来た。
鶴見はすぐ海外修行に出発、ヨーロッパを転戦しイギリスでは『蛇の穴』と言われたビリー・ライレージムでレスリングを学んでいたが、国際プロレスは東京12チャンネル(テレビ東京)で放送が再開されるも、新日本や全日本と対抗戦路線では団体の力の差が出たのか後塵を拝し、新日本や全日本と比べてマイナー団体と位置づけられるようになった。それでも吉原社長は独自路線として金網デスマッチだけでなく、当時なかったキャプテンフォールマッチなど取り入れたが受け入れられなかった。
鶴見が帰国して4年後にヒールユニットである『独立愚連隊』が結成された、これも吉原社長が日本人自らがヒールとなり、外人側の役どころに付けば支払うギャラも外人に比べて安くなると考えたアイデアだったが、『独立愚連隊』は新日本プロレスから上田馬之介が助っ人して参戦するなどテコ入れするも、選手らの上下関係がうるさかったせいもあって団体の席巻するまでにはいたらなかった。鶴見は後年 Gスピリッツで「あの人(吉原功)が理想としたプロレスに、お客さんがついていかなかったんだよ、社長は全てが先に行って、何もかも早すぎたんだ」と語っていた。国際プロレスは放送していた東京12チャンネル(テレビ東京)が打ち切ったのをきっかけに昭和56年8月に崩壊、フリーとなった鶴見は海外を渡り歩いた後で全日本プロレスに参戦、自分が鶴見五郎というレスラーを知ったのは昭和57年1月頃で日本テレビで放送されていた「全日本プロレス中継」で、初戦では元国際プロレスだった阿修羅原と対戦、ミル・マスカラスともTVマッチで対戦した。
鶴見は国際プロレス時代にタッグを組んた上田との縁でタイガー・ジェット・シンらと結託、天龍源一郎vs上田とのランバージャックデスマッチではランバージャックルールを無視して試合に介入し上田にスパナを手渡したことで一気に悪名を轟かせ、鶴見は半年間全日本マットから追放(実際は全日本からプエルトリコに派遣だったという)、追放解除後は世界最強タッグにも参戦しシンや上田が参戦しないシリーズでも外国人側に立ち、またアジアタッグ戦線にも絡み同じ元国際プロレスだったマイティ井上や原とも対戦、シンや上田とのタッグが『独立愚連隊』の一番の理想系だったという。上田が全日本を去って新日本に移籍し代わって旧UWFからラッシャー木村、剛竜馬らが参戦、シンが木村らと結託し国際血盟軍に加わったが、ヒールスタイルに拘るシンや上田と違って国際血盟軍は木村を盛り立てるユニットだったことと、剛が木村と折り合いが悪いだけでなく、扱いを巡って馬場さんに反発していたことから、ユニットとしてはまとまりを欠き鶴見の理想とはかけ離れたものとなった、それでも鶴見は木村とのコンビで世界最強タッグではジャンボ鶴田、天龍源一郎の鶴龍コンビを2年連続で破るなど金星を挙げるなどして実績を挙げていたが、メンバーの剛やアポロ菅原、高杉政彦らがリストラされ国際血盟軍は消滅、木村もマイクパフォーマンスでコミカル路線に走り、馬場さんと義兄弟タッグを結成。鶴見は一匹狼となってしまったが仕事ぶりは馬場さんから高く評価されてフリーながらも中堅の一角として活躍した。
鶴見は長年戦った全日本を離れてSWSへ移籍、全日本とはフリー契約だったのもあり、ジャイアント馬場さんと話し合っての円満移籍だった、SWSでは元国際の縁があって若松市政の『道場・激』に属したもののSWSは崩壊し、NOWに参加しシンや上田と再び合体したが団体は長続きせず崩壊、その後はインディベンデント中心に活動しつつトレーニングジムを経営、国際プロレスプロモーションで怪奇派路線のプロレスを展開しつつDDTのカリスマとなった高木三四郎を輩出した。
鶴見はGスピリッツで鶴見がどインディー路線を推進したことでプロレス界をおかしくしたのではということを聴かれると「俺もそう思っているよ、悪いことしちゃったなって、悪知恵というか“誰でもイージーにレスラーになれる”“誰でもプロレス団体を作ってやっていける”って礎を俺が作っちゃったと自分が思ってるもん、(略)、俺なんか小っちゃな団体で変なことやっちゃったから。怪奇派とかさ。それをマネしたのは高木のDDT、でも彼らはひとつのスタイルを作り上げたよ」と語っていた。
吉原社長が作り上げたことも後年になって受け入れられ、鶴見が作り上げた怪奇派路線も高木三四郎によってひとつのスタイルとして発展させた、その元が国際プロレスだったのではと思う。その国際プロレスも現役で続けている選手は一人だけとなった、これも時代の流れなのか・・・
最後に鶴見五郎選手、お疲れ様でした!