格闘技
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UFC日本大会開催の裏でヴァンダレイ・シウバが引退を表明・・・・
PRIDEで一時代を築いた格闘家ヴァンダレイ・シウバが引退を発表した。
ヴァンダレイは昨年3月にさいたまスーパーアリーナで開催された「UFC on Fuel TV 8」でブライアン・スタンにKO勝ちを収めたが、それ以降試合をしておらず、今年ネバダ州アスレティックコミッションが実施した抜き打ちの薬物検査を拒否しブラジルに逃亡。ネバダ州では検査の拒否は陽性結果と同等の扱いとなるため、これによりヴァンダレイはライセンス剥奪されUFCからの離脱が確定的となったことから去就が注目されていた。
なおヴァンダレイは引退に際し
「俺はリングから降りる。今後ヴァンダレイ・シウバは2度と闘わない。俺のキャリアは終わった。アスリートとして適切なリスペクトを得るステージを持たないからだ。これらの理由からもう十分やった。彼ら(UFC)はファンが俺に対して敵意を抱くように仕向けた。俺のファンは20年以上前から俺のことを応援してくれてるし、この団体が存在する前から俺はブラジルで闘っていた。俺は素手で闘ったこともあるしこのスポーツの構築に貢献している。今の状況があるのも俺の血と汗が貢献している」とコメントしUFCを批判した。
ヴァンダレイは2001年3月に開催された「PRIDE13」で“グレイシーハンター”として絶頂期だった桜庭和志からTKO勝ちを収め、2度目の対戦でも返り討ちにしたことで日本で一気にスターダムにのしあがり、PRID崩壊後はUFCに移籍していた。
ヴァンダレイの引退は残念と言いたいが、UFCから切れたとなればIGFを含めて獲得を狙う団体がほっておくわけがない、今日はたまアリで「UFC FIGHT NIGHT」が開催されているが、その裏で昨年の主役だったヴァンダレイが去っていく、複雑な感じだ。PR -
さいたまスーパーアリーナから格闘技が消える?大晦日興行の開催の可能性が消えた・・・
(Dropkickジャン斎藤氏ブログより=大晦日さいたまスーパーアリーナで格闘技がない日)
大晦日毎年恒例となっていた、さいたまスーパーアリーナ(以下、たまアリ)の格闘技イベントが行なわれないらしい。なぜ「らしい」と書いたかといえば、正式に「やらない」とはアナウンスはされていないからだが、そもそも「やります」とも発表していない。
そのため取り扱いが厄介なのだが、今年そうそうにたまアリ大晦日を予約している、DREAMプロデューサーにして旧PRIDEの重要人物であった加藤浩之氏が沈黙を保ったままなのである。加藤氏のイベント会社は2001年の大晦日から12年間の長きにわたって、大晦日の同会場を使用し続けてきた。
かつて日本に総合格闘技ブームを巻き起こしたPRIDEは、反社会勢力との関与を疑われて、試合中継をしていたフジテレビから契約を解除されたことで消滅の道をたどることになる。その後、加藤氏ら旧PRIDEスタッフたちは、K-1などを運営していたFEG(谷川貞治代表)と協力してDREAMをスタート。しかし、そのFEGもK-1脱税事件の追徴金やアメリカMMAイベントUFCの台頭によるファイトマネーの高騰により経営が悪化。多額の負債を背負い活動停止に陥って、それに伴ないFEGの格闘技コンテンツを中継していたTBSが必然的に放送を取りやめた。
加藤氏はFEGからDREAMの運営制作を発注されていたが、イベント発足当初から制作費は滞っていた。制作費が支払わなければイベントを運営する義務はない。しかし加藤氏はDREAM存続のため、選手のファイトマネーや会場費等を自らが肩代わりした結果、その額は7億円にも及んでしまったという。現在の谷川氏には支払い能力がないことから「夢の代償」は加藤氏がひとり背負うことになっているのだ。
後ろ盾を失なった加藤氏ら旧PRIDEスタッフはそれ以降もなんとか大晦日開催へとこぎつけてきた。一昨年は大手パチンコメーカーをスポンサーに持つアントニオ猪木のIGFと合体して、昨年は欧州ヘッジファンドのGSIがDREAMのオーナーに名乗り上げバックアップ。GSIは大晦日以降のイベント開催も明言していたが、その約束は一度も果たされることなく、DREAMは事実上の活動休止に追い込まれて現在に至っている。なお今年の大晦日は新日本プロレスにプロレスイベント開催案が持ちかけたが、新日本は年明け1月4日に東京ドーム大会を控えていることもあり見送られた。
たまアリの会場使用権は、前年同日の使用者が最優先されると言われている。つまり大晦日の予約権はこの12年間、加藤氏が優先して抑えてきたわけだが、今年開催できないことでその行方が俄然注目されている。都心からの交通の便も良く、大会規模に合わせて客席数を4段階に変更できる同会場。大晦日となればアーティストやアイドルの年越しライブ開催使用で手を挙げるイベンターは多いことだろう。「やらない」のであれば明け渡すしかない。そして、現在の日本格闘技イベントは、大晦日にかぎらずたまアリは見合わない規模になってしまっている。このまま「たまアリと格闘技」の灯は消えてしまうのだろうか――。(以降略)ジャン斎藤氏が今年はたまアリで格闘技イベントは開催されないらしいことを更新した。らしいは旧リアル側である加藤氏は正式な見解を出してないが、準備期間だけでなく、青木真也と北岡悟がDREAMを見限るかのようにIGFに出場を決め、川尻達也がUFCに流出、そして新日本プロレスに会場を貸し出し、その中でMMAが行われる話もなくなったことを考えると開催の可能性はゼロに等しかった。
「たまアリと格闘技」は消えてしまうのかというと、大晦日という日にたまアリのような大会場が使われないのはもったいない話、今まで格闘技が大晦日のたまアリを独占してきたが使われないとなると翌年から当然他のイベントが名乗りを挙げ、IGFも今年の両国大会の成功次第では来年はたまアリ進出に名乗りを挙げる可能性も否定できない。
加藤氏はDREAMを一旦店じまいして新しい格闘技イベントを設立し大晦日の「たまアリと格闘技」の死守を狙っているが、一旦手放したものをそう簡単に戻ってくるのか?自分はかなり厳しいのではと思っている。
2003年に「PRIDE 男祭り 2003(たまアリ)」「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」「INOKI BOM-BA-YE 2003(神戸ウイングスタジアム)」が大晦日に同日開催されてからちょうど10年、あの頃は格闘技バブルでテレビでさえも視聴率が稼げるとして飛びついた時代、だがその2003年がバブル崩壊のきっかけになった、ここまで崩壊するとは誰が思っただろうか・・・ -
ピーター・アーツがキックボクシングを引退・・・K-1が過去のものになりつつある
(YAHOO!、またスポーツナビより)
元K‐1王者のピーター・アーツ(43)が31日、都内で会見し、12月21日に有明コロシアムで行われる「GLORY13」でキックボクシングを引退することを発表した。最後の相手は同じオランダ出身で「GLORY11」ヘビー級トーナメント覇者のリコ・ベホーベン(24)が務める。
アーツは「来年引退する予定だったが、ラストファイトを応援していただけるということでいい機会だと思った。最後の試合はK‐1に捧げたい。今後はプロレスをするかもしれないし、分からない」と話した。アーツは94、95、98年のK‐1 GPを制覇し、人気を集めるとともに最強の称号を得た。
また、03、04、08年のK‐1 WORLD GPで優勝したレミー・ボンヤスキー(37)も同大会で引退試合を行い、心臓病で引退と報じられた05、06、07、09の同大会覇者のセミー・シュルト(40)も医師の許可があれば、ラストファイトを行う予定という。
K-1創生紀の立役者でK-1 GPを制覇3度制覇したピーター・アーツが12月21日に有明コロシアムで行われる「GLORY13」でキックボクシングを引退することになった。しかしIGFでのプロレス活動に関しては継続するという。
1993年にK-1が誕生、当時リングスだけでなく少年チャンピオン誌で連載していた「となりの格闘王」という漫画の影響もあってアーツの存在の知り、3度優勝するだけでなく、K-1も一般メディアにも取り上げられるようになると同時にアーツも大スターと成り上がっていった。
2000年に入ってからはピークが過ぎたこともあって優勝から遠ざかるも、2010年FEG体制で最後に行われたK-1 WORLD GP 2010 FINALでは下馬評を覆して決勝へ進出、決勝ではアリスター・オーフレイムにKO負けを喫したが、K-1レジェンドの意地を見せた試合でもあった。
また心臓病で引退と報じられたセーム・シュルト、アーツと同じく3度K-1を制覇したレミー・ボンヤスキーも引退、一時代を築いたK-1は少しずつだが過去のものになりつつある・・・
(追記)
<プロレス格闘技DXより>
3人の引退に際し、GLORYでは元K-1イベントプロデューサーである谷川氏に協力を要請。大会ゲストプロデューサーに就任した。久々に公の場に現れた谷川GPはK-1消滅を改めて謝罪したうえで、「まずテレビで放送するように最大限の努力をすること。地上波、その他ですね。そして自分としてはできればK-1をみに来たファンの人たちにピーターたちの引退試合を見てもらいたい気持ちがありますので、PRはできる限りのことをやらせていただきたい」と宣言。かつてK-1を放映した地上波3局を候補に同大会の放映を交渉中。「裏方としてできるだけのことはやりたい。ピーターさん、レミーさん、セーム・シュルト3人の引退試合をできるだけ協力して盛り上げたい」と誓った。
【会見の模様】
▼菊田GM「テーマは大引退。格闘技を支えた3人がケジメと覚悟の大引退を行います。彼らが育った日本で魂の伝承式を行うと。それを我々は大引退と呼んでおります。谷川さんは元K-1プロデューサーですが、弊社ではマッチメーク、PRなど様々なお力添えをいただいております」
▼谷川GP「K-1の時は多大なるご迷惑をおかけしました。カルロス菊田さんは昔、K-1の時代に一緒に仕事した仲間。今回日本の代表になられたということで、菊田さんの方からアーツ、シュルト、ボンヤスキーが引退するので、ぜひ何か一緒にやっていただけないかというお話をいただき、こんな立場の私に声をかけていただき、私自身、これからGLORYの仕事をしていくのではなく、3人は僕にとって思い入れのある、20年間一緒にやってきた選手なので、自分でできることはやってみたいと。それも一つのケジメ、K-1の卒業じゃないですけど、突然、皆様の前からK-1が姿を消したこともありました。私自身のケジメもあって参加させていただきました。社長のウィテカーさんにもお会いして、ぜひ参加してほしいといっていただき、心から感謝しております。こういう機会を与えてもらって本当にうれしく思ってます。私がやることは本来なら最後までピーターさんの引退試合ができたんですが、GLORYという新しい素晴らしい舞台ができたので、まずテレビで放送するように最大限の努力をすること。地上波、その他ですね。そして自分としてはできればK-1をみに来たファンの人たちにピーターたちの引退試合を見てもらいたい気持ちがありますので、PRはできる限りのことをやらせていただきたいと思います。マッチメークという話もありましたが、GLORYの中で担当がおります。アドバイスする程度ですが、できることはやっていきたい。自分自身のケジメでもありますし、久しぶりにピーターさんと会って、笑顔で会ってくれるような立場でもないのに、笑顔で頼むよと言われたので、最大限のことをやってみたい。今後に関しては今回限り。裏方としてできるだけのことはやりたい。ピーターさん、レミーさん、セーム・シュルト3人の引退試合をできるだけ協力して盛り上げたいと思っています」
▼アーツ「20年前の93年からK-1に入りました。ほとんどキャリアの多くを日本で費やしてきたので、いつも日本に帰って来たいと思っていました。やはり日本だからこそラストファイトをやりたいと思ったし、K-1で私を応援してくれたファンにもみてもらいたいと思いました。本来なら来年、引退を考えてたんですが、GLORYがラストファイトを応援してくださるということで、いいチャンスだと思いました。今回の相手をとにかくノックアウトしたい。リコはこれまでサキ、ギタをノックアウトしてきた強い選手だが、逆にノックアウトしたい。日本の皆さん、本当にありがとうございます。応援よろしくお願いします」
▼菊田GM「もう一つの大きな目玉がGLORYのウェルター級の世界一を決めるトーナメント。1位のニキー・ホルツケン、対戦するのが3位のマーク・デ・ボンテ。2位のジョセフ・バルテリーニと4位のカラペット・カラペティアンが戦います。77キロは日本でなじみのないウェートですが、素晴らしい選手が揃っています。リザーブファイトとしてロシアのアレキサンダー・ステツレンコとフランスのカリム・ガジが戦います。今大会も6つの大陸、170以上の国にて放送される予定です。日本におきましても現在、国内のテレビ局との放送に関する交渉、調整を行っております。決まり次第、いち早くご報告させていただきます」
▼谷川GP「ピーターさんの相手がリコ。K-1の時代にみてるけど、若手の有望格という印象でしたが、リコがサキ、ギタをKOしてチャンピオンになっている。一番強い男と思います。レミーの相手もほぼ決定していると聞いています。その他、大引退を盛り上げるために、バンナ、ジマーマン、ギタ、そういうトップファイターが一堂に揃ってスーパーファイトを組むみたいですので、期待してください。シュルトに関してはドクターの診断次第と聞いています。大引退ということで、セレモニーも含めて感動的なものにしたい。我々も応援したい。できれば20年、ピーターを応援してくれたファンは会場に来てほしい。今、GLORYは若くて強い選手もいる。彼らが新しい時代を作っていくと思いますので、GLORYの新しい選手も見てもらいたい。そして格闘技の灯が日本でつけばと思います」
3人の引退試合には元K-1のプロデューサーで元FEGの代表だった谷川貞治氏が大会ゲストプロデューサーに就任、かつてK-1を放映した地上波3局(フジ、TBS、日テレ)を候補に同大会の放映を交渉中していることを明かしたが、格闘技中継に関しては各局とも引け腰だけに、谷川氏にどこまで力が残っているのか、自分はあまり期待していないが・・・ -
前田が主催イベントで暴行受け、警察沙汰に・・・
(産経新聞より)
人気格闘家の前田日明(あきら)さん(54)が今月8日、大阪市内で開催されたアマチュア格闘技大会「THE OUTSIDER(アウトサイダー)」の会場で数人の男から暴行を受けていたことが25日、大阪府警への取材で分かった。府警が暴行などの容疑で捜査している。アウトサイダーは前田さんらが主催する人気の格闘イベントで、第27戦が8日午後、大阪市港区田中の市中央体育館で開かれた。
府警によると、イベントの最中、客席にいた数人の男が突然騒ぎ出してスタッフ側ともみ合いになり、リングサイド付近にいた前田さんに因縁をつけて暴行するなど、トラブル(館内で消火器を噴射)に発展したという。
複数の客からの110番を受けて府警港署員が駆けつけたが、現場に到着したときにはすでに騒動は収まっていた。その場で主催者側からは被害届は出されなかったが、騒動を起こした男らが大阪に拠点を置く元アマチュア格闘団体メンバーで、「半グレ」と呼ばれる不良集団の関係者との情報もあり、府警は暴行に関与した人物の割り出しを進める。
前田が主催する「THE OUTSIDER(アウトサイダー)」で数人の男が騒ぎ出し、前田に因縁をつけ暴行を受けたことで警察が捜査していることが明らかになった。
(日刊サイゾーより)
主催者席にいた前田日明の元に突然ペットボトルが飛んで来て、それを合図に5~6人のいかつい男たちが「前田、コラ!」などと叫びながらリングサイドになだれこんで来たのだ。そのうちの1人が前田につかみかかろうとしたところでセキュリティーが割って入り、前田はいったんバックスステージへ避難。それを追う者、群がる野次馬、逃げ惑う観客らで、会場はしばし騒然となった。
乱入してきたのは、大阪の地下格闘技団体「強者」(昨年末に解散表明)の関係者たち。「大阪で興行をするのに、挨拶がなかった」ことに腹を立て、乱入を企てたようだ。ほぼ同時に、ロビーで消火器が撒かれる事件も起き、警察と消防が出動する騒ぎとなった。
やがて会場内の会議室にて前田と「強者」関係者の話し合いが持たれたが、その間、大会は中断。これが1時間以上に及んだため、痺れを切らした翔の後援者が「いつまで待たすんや! ワシらもう、選手も客も全員連れて帰るで!」と怒鳴り込んで来る一幕もあった。
騒ぎを聞きつけた翔もロビーに現れたが、後援者から「帰るで!」と言われると顔を曇らせ、「(試合を)やるんか?」と聞かれたら、「やります!」と即答。後援者はこれを聞き入れ、客席へと引き下がった。
結局、1時間半ほどの中断ののち、大会は再開・・・
警察の狙いは大阪の地下格闘技団体の関係者なのか?ただ演出だったという話もあることから不明の部分がある、残念なのは前田日明と「THE OUTSIDER」がこういった警察沙汰で名前が出てしまったことと騒ぎが大きくなってしまったこと、前田がせっかく築き上げてきただけに、今後に影響が出なければいいが・・・ -
ロシアの狼、ヴォルグ・ハン引退・・・
今日リングス横浜大会でリングス・ロシアのヴォルグ・ハンが引退をする。1991年12月に初来日し前田日明が緒戦の相手を務め、前田が足固めで降したがこのときはハンの本領を発揮できないまま終わってしまった。しかし翌年から本領を発揮し始め3戦目で前田を破り、前田が膝の十字靭帯断裂で長期欠場している間は外国人エースとしてリングスを牽引してきた。
ハンのベストバウトとすればディック・フライ戦、アンドレイ・コピロフ戦、そして当時リングスのNo2的存在だった長井満也との試合、印象に残っている技だが長井戦で見せた相手の両腕をロックした状態で首を締め上げる変形のフロントスリーパーである首極め腕卍、ハンは主にクロスヒールホールドをフィニッシュにしていたが、相手の腕を利用して首を絞めあげる、本当に拷問技だと印象を受けた技だった。前田との試合では勝敗的には前田が勝ち越しているものの、膝を痛めていた前田にしてみればハンは苦手とする部類の選手だったと思う。
リングスも総合格闘技ブームの影響で初期のリングスルールかKOKルール(グラウンドでの顔面パンチ『パウンド』を禁止)が主流となり、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとの試合を最後にハンは日本から姿を消してしまったが、初期のリングスは前田だけでなくハンがいたからこそだった。ハンはそういった意味ではフライと共にリングスを盛り上げた立役者だった。
ヴォルグ・ハン選手ご苦労さまでした! -
リアルエンターテイメントが正式に破産、そしてDREAMは残った
DREAMを主催していたリアルエンターテイメントが東京地裁に破産を申請し10月24日に破産開始決定を受けたことを東京商工リサーチが報じた。負債総額は債権者約40名に対し約8億4000万円。その中にラプター7が閉鎖となった桜庭和志も含まれていると思われる。
東京商工リサーチより
「格闘技イベント「K-1」の元運営会社(株)FEG(TSR企業コード:295780371、渋谷区)より業務を請け、同社とともに総合格闘技イベント「DREAM」を運営していた。「DREAM」は平成20年2月に発足し、格闘技界で広報などに携わってきた笹原社長は、DREAMのイベントプロデューサーとして就任していた。
しかし、運営母体だったFEGが出場者へのギャラ未払いなどで財政難を表面化し24年3月、債権者から破産を申し立てられ5月に東京地裁より破産開始決定を受ける事態となった。この影響により業務継続が困難となり、事業を停止していた。」
谷川貞治氏の「平謝り」によるとFEGの破産が決定したと共に子会社であり、大口の債権者であるリアル・エンターテイメントも連鎖を受けて活動停止となったいう。
リアル・エンターテイメントは崩壊となったが、GLORYの傘下として残った。ファンからしてみればイベントが継続しただけでもヨシとしなければならないが、泣きを見た人達のことを考えると素直には喜べない。
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桜庭和志が「ラプター7」閉鎖を認める・・・城はなくなるけど看板が残るし人がいる
桜庭和志の運営・指導していたジムである「ラプター7」が今月いっぱいで閉鎖することを発売された「KAMINOGE」で桜庭本人が認めたことによって明らかになった。
理由はFEG崩壊の煽り、桜庭は高田道場から独立しラプター7を設立したが、、物件を借りていた大本となるファイトマネーがなくなり継続不可能にという、明言はしなかったが桜庭にもギャラの未払いがあったらしく、FEGが崩壊し「DREAM」が活動停止となったことで未払いが債権として残ってしまった、日刊スポーツでコラムを連載しているブッカーKこと川崎浩市氏も債権者であることを明かしたが、桜庭も債権者の一人でリアル・エンターテイメントに次ぎ連鎖を受けた形となった。
「ラプター7」は今月日本テレビ系列で放送された深夜のバラエティー番組「浜ちゃんが!」(司会・浜田雅功)で桜庭と柴田勝頼がゲスト出演した際に紹介されたが、内情が苦しいとは思ってもみなかった。
先月に谷川貞治氏が告白本である「平謝り」を出版したが、川崎氏はツイッターで「だいたいが 平謝りって たいして誠意が無いでしょう。 土下座でしょう! 普通」とまくしたてていた。破産してしまった谷川氏からしてみれば“平謝り”しかないのだろうが、煽りを食らってしまった人達からしてみれば“平謝りで済むか!”というのが本音だと思う。
「DREAM」はGLORYの傘下となり、桜庭と柴田はレスラーとして新日本プロレスに専念となったが、桜庭には城はなくなったけど看板は残るし人がいる、ゼロからの再出発の気持ちでリングの上で戦ってほしい。 -
DREAMがグローリーの傘下に・・・大晦日でゼロからの再スタートへ
DREAMが会見を行い、立ち技最強団体「グローリー」の親会社であるGSIの資本を受けて再スタート、大晦日に「DREAM18」をさいたまスーパーアリーナで開催する発表した。
会見には笹原圭一氏とグローリーの代表であるバス・ブーン氏も出席、これまでDREAMを主催していたリアル・エンターテイメントは業務委託を受けてきたFEGが崩壊、FEGもリアル側に未払いがあったことでリアル・エンターテイメントも連鎖する形で閉鎖に追い込まれた。(現在は清算中という)
それでも笹原氏は大晦日の格闘技イベントの存続のために奔走し、やっと漕ぎ着けることが出来た、リアルエンターテイメントもグローリーもFEGの債権者という利害の一致もあったのだろうが、外資の資本を受けるということは傘下に入る意味でもある、元々リアルエンターテイメントもFEGの傘下みたいなもの、FEGからグローリーに鞍替えしたと受けていいと思う。
笹原氏は今後イベントプロデューサーという形でDREAMに携わり、新会社も立ち上げるそうだが、ゼロからの再スタートする気でないとファンの信頼も取り戻せない。 -
三崎和雄が引退を表明・・・自分から見た三崎和雄vs秋山成勲
総合格闘家の三崎和雄が「肉体的な限界」を理由に引退を表明し、DEEP12月22日後楽園大会で引退興行が行われることになった。
三崎といえば2007年の大晦日「やれんのか!」で行われた秋山成勲戦、元DSEスタッフが一夜限りの格闘イベントとして「やれんのか!」を開催することになったが、ライバルで同じ日に「K-1 Dynamaite!」を開催するFEGが協力を申し入れFEGからはチェ・ホンマンと秋山が出場することになり、FEGとRRIDEによる『大連立』と謳われたが、自分はFEGが乗り出した時点で裏に何か意図があるのではと思い乗り気になれなかった。
エメリヤーエンコ・ヒョードルvsチェ・ホンマン、三崎vs秋山が組まれ、TBS系列で「やれんのか!」が放送されることになった、三崎vs秋山戦は打撃戦となったところで秋山がダウンし立ち上がろうとしたところで三崎のキックが秋山の顔面に炸裂しKO勝利、秋山は前年の桜庭和志戦での「ヌルヌル事件」で観客からヒールとして扱われたが、ファンからしてみれば爽快でもあり、三崎もこの試合で大晦日の主役の一人になるはずだった。
しかし元日から秋山陣営から『三崎が放った蹴りは4点ポジション(両手両足がついている状態)での蹴りではないのか?』と抗議していることが明らかになった、自分も改めてHDDで録画したものを再生して検証したが、秋山の両手が離れていたことからルール的には有効で問題はないのではと思っていたし、ルールディレクターだった島田裕二氏も「抗議文をまだ見ていないが、個人的には三崎の蹴りは問題ないと確信している」とコメントしていたことから、覆ることはないのではと思っていた。ところが裁定が覆って三崎の蹴りは4点ポジションからの蹴りとされてノーコンテストとなり、「問題はない」としていた島田氏も「非常に判断が難しいが試合前のルール会議で『疑わしきは罰します』と通達していたことを考慮してノーコンテストにするべき」と一転、谷川貞治氏も「三崎の蹴りは悪質だ」と非難するなど、自分的には何かに裏切られたような気分となった。
それからしばらくしてFGEの要する『HERO’S』とDSE残党が合併し「DREAM」が誕生し、秋山も「DREAM」、三崎は「戦極」へと別れ、再戦は組まれることはなかったが、DREAMも戦極も今となってはもうない、三崎vs秋山戦は政治的な背景が大きく見えてしまった試合だったのではと思う・・・ -
ヴォルグ・ハンの引退試合の相手は三冠統一王者・船木誠勝に!
リングスが会見を行い、12月16日横浜文化体育館で行われる「RINGS/OUTSIDER合同大会」でリングス・ロシアのトップ格でリングス初期の外国人エース格だったヴォルク・ハンの引退試合を行い、対戦相手は元パンクラスのエースで現在全日本プロレスの三冠統一ヘビー級王者である船木誠勝に決定、ルールは15分1Rによるエスケープありの旧リングスルールを採用、会見には前田、船木、内田雅之・全日本プロレス社長が同席した。
前田は会見で「1つの夢のプレゼントとしてそういう試合が見たかった」 、船木「もしもUWFが解散してなかったら、この試合があったと思う」とコメントしていたが、前田は第2次UWFを解散宣言した後で新団体設立へ動き、真っ先に誘おうとしたのが船木だったが、船木は一足先に藤原喜明の「プロフェッショナルレスリング藤原組」から勧誘を受け鈴木みのると一緒に藤原組へ、前田がもし一足早かったら船木はリングスに入りハン戦が実現していたのかもしれない。
またヴォルグ・ハンのことに関しては後日書きたいと思うが、ハンだけでなくクリス・ドールマン、ディック・フライなどが活躍した初期のリングスが昔になるのかと思うと、懐かしさと寂しさを感じてしまう・・・ -
「DREAM」を主催していたリアルエンターテイメントが廃業・・・DREAMとは何だったのか?
格闘技イベント「DREAM」を主催していた『リアルエンターテイメント』が完全廃業したことが海外のMMAサイトに報じられた。リアル側は公式見解を出していないが、DREAMが昨年大晦日の「元気ですか!」以降興行を開催しておらず開店休業状態が続き、親会社であるFEGの崩壊の影響、青木真也や川尻達也が海外のONE FC、桜庭和志が柴田勝頼と共に新日本プロレスへ流出し、宇野薫も修斗に復帰するなど選手の拘束力がなく、DREAMの商標も日東建装社へ移管されるなど、廃業と受け止められてもしょうがないと思う。
また今後に関しては「元PRIDE幹部と2014年に再編成することについても話し合われた」とされDSE社長だった榊原信行氏が再編へ乗り出すのではと言われているが、現在の日本の格闘技は旨みのある業界ではない、PRIDEが誕生する前はUWFやリングス、パンクラス、K-1、UFCと煽りがあって格闘技ブームが起きPRIDEが誕生し、格闘技は旨みのあるビジネスとなってバブルとなったが、バブルが崩壊して一気に転がるように下り坂となり、今では焼野原に近い状態となった。
DREAMとは何だったのか?結局バブルの名残りだったとではと思う、夢と謳っているがバブルの夢から覚めることがないままだったということだろうか、それに榊原氏が再編に乗り出したとしてもゼロからやり直す気でないとDREAMの二の舞になるだろうし、ゼロから始めるとなると信用を得るために時間や労力もかかることから、パンクラスの酒井正和代表のように私財をなげうつ覚悟でやれるかどうか・・・現在の格闘技だとそれなりに覚悟がいると思う。 -
バダ・ハリが最悪刑務所行きで来日不能に・・・
10月14日に両国で開催される新K-1に参戦予定だったバダ・ハリが来日不能の状態であることが明らかになった。
(スポーツナビより)「つい先ごろ10月に日本で開催される新K-1(10月14日、東京・両国国技館)への参戦が発表されたばかりのバダ・ハリだが、オランダの大手新聞『デ・テレグラフ』の本日午前9時の報道によると、なんとハリは10年の実刑判決が下される可能性が極めて高いという状況になっていることが判明した。5月の新K-1旗揚げスペイン大会後、バケーションを取ったハリは暴行事件に関しての取調べ要請に応じ7月中旬に自らアムステルダム警察署へ出頭。そのまま署内拘置された。
取調べに対しハリは、7月上旬にアムステルダムで開催されたフェスティバル中の暴行事件について自らの関与を全面自供している。被害者は一生涯障害を持つ状態になっている。この事件以外に、ここ数年ハリが関与したと思われる暴行傷害事件が5件判明しており、その余罪も現在追及中だ。2週間の拘置を経た現在は3カ月延長の拘置期間に入っている。拘置が終わるのは11月初旬だが取り調べの進捗次第で拘置再延長の可能性もある。
バダ・ハリの弁護を務めるピーター・プラスマン弁護士によると、
「現段階では最低数年の刑務所生活になることは間違いありません。余罪次第では10年の実刑判決が下される見込みです。ですが実際には刑期は幾分短縮されるだろうとは思います」と語った。つまり10月の新K-1への参戦は極めて絶望的となった。年間3試合の契約を新K-1と交わしたハリだが、結果的に自身の私生活の乱れが多くの関係者に迷惑をかけることとなった。」
要するにバダは他の暴行事件に関与しているのではとされ、余罪を追及されており、最悪でも刑務所に放り込まれ、余罪次第では10年の実刑が言い渡される可能性もあるというのだ。
ただでさえ看板選手の少ない新K-1側にとってバダが来日不能の状態であることは手痛いが、だが一番の問題は新K-1側が8月24日の時点でなぜバダの参戦を発表したのかということ、バダの現状を把握していたのかどうか?バダ側とどういう話し合いをしていたのか、疑問でもある。
新K-1に関してはギャラ未払いの疑惑が拭えず、開催スケジュールが変更になるなど、新体制になっても信用回復には至っていない。信用回復には時間がかかるとはいえ、ややこしい状況が続きすぎている・・・ -
FEG破産、新K-1をめぐるややこしい話は根深い
(帝国データバンクより)(株)ライツコム(旧・(株)K-1、TDB企業コード987530862、資本金3000万円、東京都渋谷区恵比寿2-28-10、代表石井俊治氏)は、7月30日に東京地裁へ自己破産を申請していたが、8月8日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は窪田英一郎弁護士(東京都千代田区霞が関1-4-2、電話03-5157-8200)。債権届け出期間は9月12日までで、財産状況報告集会期日は10月30日午後1時30分。
当社は、1996年(平成8年)2月に設立。「空手」「キックボクシング」などを合わせた総合格闘技として93年からイベントが開始された「K-1」の運営を手がけ、数多くの人気格闘家を生み出した。
そうしたなか、創始者である代表の石井和義氏(当時)が2003年2月に法人税法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕される事態が発生。取引先との関係を継続するため、当社などが保有していた「K-1」に関するイベント興行権を2003年9月に設立した新会社(株)FEG(同所、代表谷川貞治氏)に引き継ぎ、以後は「K-1」の商標権管理など一部業務を手がけていた。
しかし、(株)FEGは、スポンサー収入が減少するなか、ファン離れも進み資金繰りが悪化。今年3月14日に第三者から東京地裁へ破産を申し立てられ、5月7日に破産手続き開始決定を受けていた。
負債は現在調査中。
なお、現在「K-1」の企画・主催・制作運営は香港のK-1グローバルホールディングスが行っている。
(ミルホンネットより) (株)ライツコム(旧商号:(株)K-1ケイワン、資本金3000万円、渋谷区恵比寿2-28-10、代表石井俊治氏)は、FEGの債権者会議が始まったのと同じ7月30日、対抗措置として東京地裁へ自己破産を申請していたが、8月8日に同地裁より破産手続き開始決定を受けたことが本日15日に確認された。7月30日、FEG債権者会議の最大サプライズは、FEGがライツコムに金を貸していたことであった。(略)
会社としてのケイワンは1996年2月の発足。石井和義館長が2003年2月に法人税法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕、2003年9月設立の新会社(株)FEG(登記住所同一、代表・谷川貞治)に引き継がれた経緯がある。そしてそのFEGは、バス・ブーン率いるKOインベストメント(ゴールデン・グローリー運営会社)から破産を申し立てられ東京地裁が受理、債権者会議が始まるのを受けて、石井兄弟(和義、俊治)が保全策に打って出た格好だ。
石井和義、弟の俊治氏が運営していたライツコムが自己破産の申請が通り、破産手続きを開始したことを報じた、ミルホンの情報だとFEGが石井館長側に金を貸付たことを債権者側が嗅ぎつけ、ライツコム側が債権者会議が始まる前に先手を打って会社を自己破産させて、保有する資産の保全を図ったという。
債権者の一人であるバス・ブーン氏(ゴールデン・グローリー代表)の狙いはあくまでK-1グローバルの黒幕とされる石井館長、FEG破産、新K-1を巡るややこしい話は根深さを感じ、まだまだ続く・・・・ -
新K-1がギャラ未払いを全面否定も、仁義なき戦いはまだ続く
グローリーに買収されたイッツショウタイム側のサイモン・ルッソ氏によってギャラの未払いを告発された新K-1ことK-1グローバル側が見解を発表。
(K-1オフィシャルより)1. スペイン大会出場選手へのファイトマネーの支払いについて
スペイン大会に出場されました選手の皆様へのファイトマネーの支払いは大部分完了しております。ただし、一部選手については、仲介者であるサイモン・ルッツ氏より選手の銀行口座情報が本日時点でも届いていないため、支払をすることができない状態にあります。すでに複数回にわたり、選手の口座情報をルッツ氏側に要請しており、必要な情報が届き次第、支払う体制は整えてあります。2. スペイン現地プロモーターへの支払いについて
スペイン大会開催の諸費用については、当方からの前払い金、大会後に発行された請求書、また額面の不整合とその照会・調整のため、支払金額の算出と確定に予想外の時間を要しました。これを相互に確認、調整し、6月28日までに支払金額につき、書面にて合意を得ました。3.サイモン・ルッツ氏はK-1 Global社とサービス契約を結び、本年2月には同氏に契約金も支払われました。それにもかかわらす、K-1 Global社に何の事前通告も無いまま同業他社との契約を締結しております。
とサイモン・ルッソ氏の発言を全面否定、今後に関してもタイロン・スポーンやマイティ・モーなどグローリーやショウタイムと契約していない選手を集めて大会を開くことを示唆した。
どっちが正しいのかはわからないが、わかるのはグローリー側が新K-1を本気で潰しにかかっているということ、ギャラ未払いは真実でなかったとしてもイメージ的に悪いということだ。
、K-1は新K-1とグローリーと分裂しショウタイムが新K-1に協力することで新K-1はグローリーと五分の立場となった、そして二つの世界競争し合うことで立ち技系の格闘技が再び活性化するのではと思っていたが、グローリーがショウタイムを取り込んだことで一気にパワーバランスが崩れてしまい、新K-1は不利な立場に立たされてしまった。
今後どうなるか、わかるのはグローリーが新K-1を潰すまで仁義なき戦いは続くということだ。 -
イッツショウタイム側がギャラ未払いで新生K-1を告発!
昨日も少しゴールデン・グローリーに買収されたイッツショウタイムが見解を発表し、K-1グローバルのスポンサーであるEMCOMホールディングスがショウタイム側にギャラが支払っていないことを告発した(バダ・ハリ、ミルコ・クロコップに関しては前払いを要求された)、更には次回開催される予定のアメリカ大会は開催のメドが立っておらず、ヘビー級トーナメントの賞金である100万ドルも持っていないことを明かした。
グローリーがイッツショウタイムを買収したニュースを聴いたときは、外国人選手のほとんどをショウタイム側に頼っていたことから、外堀から埋めにかかったという印象だったが、今度の告発によって新生K-1は外だけでなく内堀まで埋められてしまい、丸裸の状態になってしまったと思わざる得なかった。
K-1グローバル側はどう反論するかわからないが、今まで味方だったショウタイムがグローリーに取り込まれてしまった以上、形勢は不利、それどころか崩壊の可能性も否定できない。K-1はこのまま消えてしまうのか・・・?
追記=サイモン・ルッソ氏のコメント
2012年2月、イッツショータイムはK-1が再び、この世界のトップに返り咲くためにサポートすることで、マイケル・キム氏と合意した。そこでは対価が支払われることになっていた。そして、5月のK-1イベントのために選手のサインを手助けし、マドリッドのローカル・プロモーターを紹介した。
キム氏が語った全ての斬新なアイデアは、何も実現しなかった。5月に戦った選手たちは、まだファイトマネーを得ていない。重ねていうと、ファイターに支払いはまだされていないのだ。バダ・ハリとミルコ・クロコップのみ、予め支払われたのみだ。マドリッドのローカル・プロモーターの支出分も、100通に及ぶ請求をしてなお、まだK-1からの支払いはない。これらの件に関し、彼らは裁判所に訴えを起こすことになりそうだ。
K-1は再び、我々との金銭的合意をソデにした――つまり契約不履行となっている。
キム氏は日本人の従業員にも支払をしておらず、K-1から彼らは離れている。K-1 World GPは100万ドルの賞金が掛かっているとアナウンスされたが、それが可能になるだけの資金はないと我々は推測する。キム氏はK-1を再興するのに、大きなリスクがあると考慮し始めたのだろう。
彼は他の出資者が見つかるか、ブランドを売ることで利益をあげようとしていたが、長いビジョンは持っていなかった。このような事柄から、我々は新K-1への信頼をなくし、約束は果たされないものと判断した。米国でのイベント開催などもってのほかだ。