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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

前体制の“負の財産”愛知県体育館大会も無事終了、全日本プロレスはいたって前向き!

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前体制の“負の財産”愛知県体育館大会も無事終了、全日本プロレスはいたって前向き!

8月30日 全日本プロレス「サマー・インパクト2014最終戦~もっと名古屋を!!~」


<アピール・コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼王道トーナメント出場権争奪戦/無制限1本
○SUSHI (8分27秒 エビ固め)X中島洋平
※カツオの一本釣り


◇第2試合◇
▼KO-D6人タッグ選手権試合/60分1本
[第13代王者組]○入江茂弘  石井慧介 高尾蒼馬(11分58秒 片エビ固め)[挑戦者組]XKENSO 長井満也 真霜拳號
※フライングソーセージ
☆チームドリフが初防衛戦に成功


【試合後のチームドリフ】
▼石井「せっかく全日本プロレスの愛知県体育館という素晴らしい舞台で防衛できたんですけど、正直、不完全燃焼です」

▼入江「名古屋のプロレスで育ってるので、愛知県体育館は夢の舞台。外でずっとビラ配りしてたんで。その会場でできるんで気合入れてきたんですけど、何があったか分からないけど、試合を壊されるのは納得いかない。勝つにしろ負けるにしろ燃え尽きたかった」

▼高尾「結果は勝ったことになったけど、相手はキャリアが上の人。正々堂々と試合して勝ちたかった。残念です。次は白黒つけたいです」

――DKが再戦を要求してくるかもしれないが?

▼入江「その時点でチーム力では僕らに負けてる。僕らは誰も裏切ったりしない。チーム力は一番なんで」

▼石井「思い切りやり合いたい。ファンの人に申し訳なかった。次はキッチリ防衛したい」


◇第4試合◇
▼30分1本
○ゼウス “brother"YASSHI(13分14秒 片エビ固め)諏訪魔 X佐藤光留
※ジャックハマー


<試合後>
YASSHI「今シリーズ、みせてもらったけどな、この全日本のリング、カス野郎ばっかりや。挙句の果てにクソみたいなチームばかり乱立してる。俺はこの試合で決断した。この全日本のリングにブードゥー・マーダーズを解禁したる。次のシリーズからこのリングにブードゥーを呼び戻したるからな」


【YASSHIの話】「テイスティングシリーズ終わって、さっき聞いたやろ? そういう答えや。客の反応聞いたけ? あれがすべてや。全日本プロレス、日本の2大メジャー団体や。でもな、今のリング上、客席もみてみろ。今メジャーなんていうのは新日本の次に来るのは全日本やないよな。DDTやろ。その全日本をもう一回メジャーに。天下布武とかいってるやろ。この面子で天下布武狙えるのか? この俺が劇薬投下してやる。勘違いするなよ。俺たちは全日本を潰しに行くんやない。活かしにいくんや。このリングは俺らのホームリングや。この焼け野原のリングを見てると空しくなってくるよな。今はヒールチームどこや? KENSO率いるDKか。何やりたいのかわからんね。俺らのパクリやろ。本家のヒールチームが戻ってくるぞ。お前らカス野郎はしっかり書いて宣伝しとけ。これから全日本が来るぞ。俺らブードゥーが率いるぞ。よくみとけ、オメメとオマタ開いてな」


◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第37代王者]○青木篤志(21分15秒 トラップオーバー)[挑戦者]X鈴木鼓太郎
☆青木が3度目の防衛に成功


【青木の話】「(鼓太郎がコメント中に青木が諏訪魔とともに戻ってきて、鼓太郎が『次やらせろ』と再戦要求するも、諏訪魔が『負けたんだからさっさと帰れ』と追い払う)やるわけねぇだろ。せっかくよ、やっぱいい選手だなと褒めようと思ったけど、褒める気なくなった。鼓太郎が帰ってきて全日ジュニアが面白くなったと言おうと思ったけど、アホだろ。結局あいつは乗せられないとできねぇ奴、自分で発信できねぇ奴だ。そこが潮崎と鼓太郎のダメなところだ。いつまで経ってもあいつらは小橋建太、秋山準、あのチームの名残りが抜けてねぇんだ。バーニング抜けてチーム作ったんなら、もっと自分たちの色を打ち出せよ。何がいい試合やるだ? いい試合やるだけじゃお客さんはついてこない。いい試合は当たり前なんだよ。それ以上がないと、このベルト獲れないよ。何で俺が獲れたか。今までのもの捨ててやり直したからだ。何が3冠だ。このベルトを簡単に3冠にしてほしくないよ。全日ジュニア一番のベルトだぞ。全日本のジュニアで強いと言われてる人間全員倒したんで、次は誰でもいい」


◇第6試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[第67代王者組]○秋山準 大森隆男(24分45秒 片エビ固め)[挑戦者組]潮崎豪 X宮原健斗
※リストクラッチ式エクスプロイダー
☆秋山&大森が2度目の防衛に成功


【試合後の秋山&大森】
▼大森「99年のチャンピオン・カーニバル、俺はここで高山善廣と30分時間切れ引き分け。そして2000年のチャンピオン・カーニバル公式戦、今横にいる秋山選手、初めて壁を破ったとこがこの愛知県体育館だ。そして2001年の愛知県体育館、今日ゲスト解説に来てる小橋さんに血だるまにされた。俺にとって思いである会場なんだ。ここで秋山選手と防衛できたことに、これ以上ない喜びを感じてる。潮崎、宮原、俺はまだまだ引き下がらないぞ」

▼秋山「まだまだタッグでも、世代的にも全く試合やってても負けると思ってなかったし、まだまだ」

――宮原の突き上げを感じたのでは?

▼秋山「全然感じなかった。緊張してるんじゃないの。普通の試合とタイトルマッチは違うからね。三冠はもっと違う。あいつはまだベルトに飲み込まれてるって感じかな。実力は上がってるんだろうけど、この世界タッグのベルトに飲まれてる。経験が足りてないのは当たり前。それをも超えてくるかと思ったけど、壁はやっぱりあって、あいつの足は止まってたね。俺らはこのベルトで止まることないから。逆にもっと動けて、世界タッグも三冠もそう、今の俺にいけっていってるようなものだよ」

――次は9月の王道トーナメントだが?

▼秋山「そこはシングルで優勝したら三冠にいけるだろうから。優勝するには大森ともやらないとね。これからライバルとして当たった時は思い切りやりたいと思ってます」

▼大森「4月チャンピオン・カーニバルで優勝して、初めて三冠を巻いた。チャンピオン・カーニバル、そして秋の王道トーナメント、目標はそれしかない。そして三冠に近いところまで俺はたどり着く」

――ともに勝ち上がれば決勝で対決することになるが?

▼秋山「もちろんそのつもりで俺らいくから。チャンピオン・カーニバルと同じ状況かもしれないけど、次はリベンジというのがあるから。そこは思い切り優勝をかけて戦いたいと思ってますよ」

▼大森「王道トーナメント優勝しなければ。俺は三冠のベルト(と世界タッグを)同時制覇したのはわずか一日だからな」


◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第50代王者]○ジョー・ドーリング(11分49秒 片エビ固め)[挑戦者]X曙
※ドリルアホールパイルドライバー
☆ドーリングが初防衛に成功


【ドーリングの話】「みたか。曙を倒してやったぞ。(ヨコヅナインパクトを)何回もやられているから、今日はお返ししてやった。誰もこの俺を止めることはできない。(三冠王者として王道トーナメントに出場するが?)誰が相手だろうが勝つ。(1回戦の相手が昨年の準決勝で敗れている潮崎だが?)潮崎だろうが同じこと。俺が勝つ。そして俺が今年の王道トーナメントチャンピオンになる」

 今日は全日本プロレス「サマーインパクト2014」最終戦の愛知県体育館大会を観戦するために訪れた、愛知県体育館は2011年12月8日の新日本プロレス以来、また全日本が使用するのも3年ぶりである。

 

 愛知県体育館大会は前オーナーである白石伸生氏が選手らの反対を無視して組んだ大会だった。愛知県体育館も馬場体制から最も苦戦していた会場で、ここ1~2年は愛知県体育館を避け名古屋国際会議場を使用していた。白石氏が撤退し秋山体制となったが愛知県体育館大会はチケットも売ってしまったことで中止にもすることが出来ず、秋山体制は“負の財産”を受け継ぎ開催することになった。


 愛知県体育館大会の開催が白石氏が自身のブログで正式発表を待たずしてフライング気味で発表されたが。自分は正直言って全日本愛知大会は観戦するつもりはなかった。理由は白石体制が継続するのなら8月まで辿り着くことが出来ないだろうと考え31日の大日本プロレス名古屋国際会議場大会を観戦するつもりでいたからだ。チャンピオン・カーニバル最終戦が組まれた大阪ボディーメーカーコロシアム大会は観客動員の面で惨敗、それ以降も全日本にはリングの中では活性化してもリング外では白石氏のブログの影響でネガティブな話題ばかり、3月に津大会を観戦したが自分の中では“全日本を見るのはこれが最後かもしれない”という気持ちで観戦していた、ところが全日本が8月シリーズの開催が正式に発表されると、“全日本を見るのがこれが最後かもしれない”“新日本、全日本からプロレスファンを始めたのだから最後まで看取ろう”という気持ちになって観戦を決意、ところが白石氏が撤退して秋山体制となり全日本プロレスが継続されることになった。無事開催を安心しつつ大日本のカードを見るとまた豪華なカード、大日本にしてやられたという気分になった。


 午後4時ごろには開場となったが観客動員は2352人、数字的に満員とはいかなかったが全日本としては想定の範囲内だったと思う、それに1階席がよく埋まっていたことを考えると健闘したほうだった。


 メインの三冠統一ヘビー級選手権は正面からの肉弾戦では体格のある曙が圧倒、ドーリングが何発放っても曙が重い一発を浴びせて試合の主導権を握る。勝利を確信したのか曙がヨコヅナインパクトを狙うとドーリングはスルーして返しレポリューションボムはリバースされるもエルボーの連打からデスバレーボムで叩きつけ、最後は掟破りのヨコヅナインパクトで突き刺し曙も全体重が首にかかったのか大ダメージを負って3カウントとなりドーリングが王座を防衛、曙も逆にパイルドライバーを食らったのが初めてだったのかなかなか立ち上がることが出来ず、首を押さえて退場となった。

 
 セミの世界タッグ選手権は潮﨑が本調子でないのか速攻勝負を狙って王者組を分断にかかるも、宮原が大森のエプロンからのパイルドライバーを食らって失速してしまい、作戦が失敗したのか潮﨑に焦りが目立って試合中にドタバタして集中砲火を浴びる宮原のカットに何度も入るが返り討ちにされてしまう。ようやく交代を受けた潮﨑は序盤からなかなか出さなかった逆水平を秋山に放つも、やはり腕が本調子でないのか数発に留まり、逆に王者組の集中砲火を浴びるが大森のアックスボンバー狙いは潮﨑がラリアットで返しゴーフラッシャーで返す。交代を受けた宮原は秋山をスネークリミットから二段式ジャーマンで追い詰め、ブレイクハートを狙ったが大森がアックスボンバーでカットに入ると王者組が勝負と見て集中砲火を浴びせ、宮原も懸命に粘ったが秋山のリストクラッチ式エクスプロイダーの前に力尽きた、宮原も前シリーズでは秋山に勝てるようになってからか懸命の粘りを見せたが、肝心の潮﨑が本調子でなく焦りばかりが目立って宮原の足を引っ張る結果となった。


 世界ジュニアヘビー級選手権は序盤こそは互角だったものの青木が鉄柵上から場外マットへ鼓太郎をブレーンバスターで叩きつける荒技を敢行してからは青木が主導権を握り、鼓太郎の痛めた腰に集中砲火を浴びせ、鼓太郎もエルボーを駆使して反撃するが思うように力が入らないせいか効果が半減してしまい起死回生には至らない。鼓太郎はランニングエルボーからやっと流れを掴みエルボーのコンビネーションからエルボースイシーダなど三沢光晴殺法で反撃するもブルー・ディスティニーや三沢魂タイガードライバーは腰を痛めているせいか不発となると、青木はコーナー最上段からの雪崩式腕十字で追い詰めるにかかるが、トラップオーバーへ移行する際に鼓太郎が脱出してエンドレスワルツで丸め込みブルーディステニーを決め三沢魂タイガードライバーを狙う。しかし青木は腕十字で切り返し、鼓太郎は持ち上げて脱出を図るが青木はトラップオーバーへと移行し鼓太郎はタップ、青木が王座を防衛した。


 第3試合で行われたKO-D6人タッグ選手権はDK軍がピンク色のハマーを乗り付けて会場入りして入場するなどド派手な入場を行い、試合も奇襲からDK軍がドリフを分断し主導権を握り続ける。ところがKENSOが場外戦でエプロンに駆け上がってからのトペを狙ったところでパートナーである真霜がKENSOにラリアットを放ってから試合は大混乱となり、真霜はKENSOを垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してから退場となると、最後がドリフが長井を蹴散らした後でKENSOに集中砲火を浴びせ入江がフライングソーセージで3カウント、入江は地元凱旋を勝利で飾ったが内容的にも不完全燃焼、こちらも地元出身のKENSOも真霜の裏切劇のせいで赤っ恥をかく結果になった。大会前にはDK軍は会場入り前に3人で食事をする写真をツイッターで公開して結束ぶりをアピールしたが、真霜の裏切劇は何を意味するものなのか?DK軍のリーダーながらも結果を出せず負けることが多いKENSOに対する三行半なのか・・・


 第4試合ではYASSHIがかつてのブードゥー・マーダーズの盟友である諏訪魔とタッグで対戦し、YASSHIは諏訪魔と対峙するもパワーで圧倒されてしまうが、ラストライド狙いは玉砕で阻止してビックボーイで反撃する。終盤には諏訪魔と光留がゼウスを追い詰めるが、諏訪魔がロープへ飛んだ際に場外のYASSHIがイスで一撃を浴びせ動きを封じると、三角絞めを狙う光留をゼウスがパワーボムで叩きつけ、最後はジャックハマーで勝利となる。試合後にYASSHIがブードゥー・マーダーズの解禁を宣言したが諏訪魔は背を向け退場していった。ブードゥーマーダーズは3月にTARUが週刊プロレス誌上で全日本復帰を呼びかけたが、「理由は選手達は現在の全日本の流れにVMは必要ないし、入り込む余地がない、暴行事件、事件でのファンの反応。KENSO率いるDK軍の立場」を理由に現場の判断でNOと拒絶した。

ブードゥー・マーダーズが全日本プロレス再上陸を示唆・・・果たして受け入れられるのか?

全日本プロレスが出した答え・・・ブードゥーマーダーズの参戦はNO!


 この時点では全日本側も選手のギャラの未払いも発生してややこしい時期だったこともあり、ブードゥーマーダーズを受け入れる余裕がなかったがなかったのもあったのではと思う。秋山体制となり、またDK軍も真霜の裏切りでヒールユニットの立場も揺らぎ始めたこともあって大きく状況が変わった。しかし暴行事件での反発も根強く残っているため慎重にならざる得ないのも事実だが、ただ会場での反応はブーイングなどなく、受け入れられるのかというと。ブードゥー・マーダーズが全日本から消えてから3年も経過していることから、現在のファンもどう反応していいのかわからないのかもしれない。

 白石体制の“負の財産”である愛知県体育館大会も終わった、秋山らは前体制からいろんな“負の財産”を押し付けられたが、以前のような暗い雰囲気はなく前向きさを感じさせた大会だった。前向きな姿勢があれば全日本も必ず再生する・・・



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