新日本プロレス
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「WRESTLE KINGDOM 10」第2弾カード、「WORLD TAG LEAGUE 2015」出場チーム発表!
<新日本プロレス公式HPより>
11月9日(月)、新日本プロレス事務所にて記者会見が開かれ、1月4日(月)東京ドーム大会『WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム』の追加対戦カードを発表。☆1/4(月)東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム』15:30開場、17:00開始
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合4WAYマッチ/60分1本
[第43代王者組]カイル・オライリー ボビー・フィッシュvs[挑戦者組/Super Jr.Tag Tournament 2015優勝チーム]リコシェ マット・サイダルvs[挑戦者組]ロッキー・ロメロ バレッタvs[挑戦者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソン
※オライリー&フィッシュ3度目の防衛戦
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第72代王者]ケニー・オメガvs[挑戦者]KUSHIDA
※オメガ2度目の防衛戦
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第12代王者]中邑真輔vs[挑戦者]AJスタイルズ
※中邑2度目の防衛戦
[既報カード]
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第63代王者]オカダ・カズチカvs[挑戦権利証保持者/G1 CLIMAX 2015優勝者]棚橋弘至
※オカダ2度目の防衛戦
11.7大阪大会・IWGPインターコンチネンタル選手権試合で、カール・アンダーソンを相手に、見事防衛を果たした、第12代IWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔選手と、1.4東京ドーム大会で対戦が決定したAJスタイルズ選手が出席した。
■AJスタイルズ選手のコメント
AJ「IWGPインターコンチネンタルのベルトと言うのは、IWGPヘビーとはちょっと違った意味がある。中邑選手がそれを獲って、それを高めているというベルトだと思ってる。アンダーソン選手は先日残念ながら負けてしまった。でも自分にそういう失敗はない」
■中邑真輔選手のコメント
中邑「ついにAJスタイルズとの試合が決まりました。お互いに自分を高めてきた中で、この今の中邑真輔とAJスタイルズが闘うっていうことに関しては、高めていたこのベルトの価値も、もはやおまけに過ぎないというか。このAJスタイルズと中邑真輔が闘うという現実が迫ってくるというか、そのことに物凄く興奮をしております」
■質疑応答
――新日本プロレスで大活躍のAJ選手の印象は?
中邑「そうっすね。AJスタイルズと言う名前は、彼が日本で他の団体に出ている頃から知って、常に自分や棚橋同様、世界のレスリングシーンで常に名前を聞く人間として意識してきて。でまぁBULLET CLUBに加入して、新日本に来てからは誰も疑うことなく、すぐにその実力を見せつけられた。でかつ同時に自分も世界のレスリングの団体から呼ばれることがあっても、常にAJも一緒にいるんすよね、その会場に。そういう意味では、タッグですら触れることのない相手だったんですが、自分としては非常に意識できる選手でしたね」
――中邑選手の印象は?
AJ「新日本プロレスが生んだ“ベストなレスラー”だと思っている。彼が私のことを昔からよく知ってると言うように、私もよく知っている。過去タッグマッチで1度絡んだことはあるが、それから日が経ち、お互いよく試合を見て来たと思う。それぞれがそれぞれの道で自分自身を高めてきた。そういう2人が闘うんだという意識です」
――AJ選手は過去に棚橋選手、オカダ選手と何度も闘ってきましたが、その2人と中邑選手が違っている点は?
AJ「棚橋選手とオカダ選手と違う点は、一言でいうと中邑選手は秘めたモノを持っている。そういう感じがする。なぜなら棚橋選手にしてもオカダ選手にしても闘い方は非常に基本的で、オーソドックスなモノでした。それと比べて中邑選手はちょっと違うモノを持っていると思います。したがって、このAJスタイルズとの試合、これは非常に面白いものになる。この試合だけでなく、1.4東京ドームでは、棚橋vsオカダと闘いもある。このダブルのタイトルマッチが世界中で非常に良いモノに映ると思う」
――お互いに警戒する点は?
中邑「不安要素を含めて、楽しみで仕方がないんですが、唯一言えば、まぁ彼はプロとして“個”で闘っている。それが自分に無いモノかなと思える部分があるので。不安要素よりも、彼との闘いで自分は何を得ることが出来るんだろうというところに、楽しみがあるというか、それしか思ってないですね」
AJ「すべてです。だからこそ彼は王者として君臨してるんです。キックにしてもパンチにしても、すべてにおいて優れていると思います。非常に危険な選手です。そういうことは自分もよく知ってるし、すべて警戒していきたいと思います」
――お互いの必殺技についていかがですか?
中邑「正真正銘、彼のオリジナルとして、やっぱ強いですよね。自分が創り上げたモノで、自分がクリエイトしたモノで、世界の頂点のなのか、トップにきてるっていう部分では、絶対の自信もあるでしょうし。もちろんそれに敬意を表しますし。なんだろうなぁ、言葉にすると安っぽくなり過ぎるので、非常にリスペクトしてるぐらいで許してください」
AJ「ボマイェ、これはできたら受けたくない、避けたいと思っています。自分は中邑選手の動きについて非常に研究してるので、そういう動きが出来る。あるいはかわす、あるいは受け止める、そういうことをして、必ず受けないようにしたいと思います」
――IWGPインターコンチネンタルという名前からすると、AJ選手はこれ以上ない相手だと思いますが?
中邑「最大でしょうね。まぁこのベルトを手にしてから、何度も外国人、日本人以外と闘ってきましたけど、その中で群を抜いて世界で闘っているレスラーとしては、最大でしょうね」
――これを防衛すると、また新しいモノが見えてくる感じですか?
中邑「まぁクリアしようがしまいが、もうそういうベルトになってしまったんだなということは思いますね。ここでボクが万一負けようが勝とうが、その事実、AJスタイルズが挑戦した、闘った、中邑真輔と、世界中が注目する中でっていう、そこに賭けられたベルトっていう事実はもう既に確定済ですね」新日本プロレスが会見を開き1月4日の東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドームの第二弾カードが発表され、IWGPインターコンチネンタル選手権、IWGPジュニアヘビー級選手権、IWGPジュニアタッグ選手権のカードが発表された。
ジュニアヘビー級選手権に関しては大阪大会での第4試合後にKUSHIDAが前王者の権利を行使して決定したもの、また再戦がらみでもあるがジュニア戦線も外国人選手が独占状態なだけに日本人であるKUSHIDAが割ってはりたいところだろう、また次期シリーズからBUSHIも復帰、BUSHIも8月から復帰予定だったが復帰直前で眼底骨折のため復帰は延期に、満を持して11ヶ月ぶりにやっと復帰となった。
また「WORLD TAG LEAGUE 2015」の出場チームが発表された。
Aブロック
棚橋弘至&マイケル・エルガン
真壁刀義&本間朋晃
永田裕志&中西学
オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI
矢野通&桜庭和志
バットラック・ファレ&タマ・トンガ
バッド・インフルエンス(クリストファー・ダニエルズ&フランキー・カザリアン)
Bブロック
後藤洋央紀&柴田勝頼<前年度覇者>
天山広吉&小島聡
内藤哲也&EVIL
中邑真輔&石井智宏
AJスタイルズ&高橋裕二郎
カール・アンダーソン&ルーク・ギャローズ<IWGPタッグ王者>
キングダム(マット・ターバン&マイケル・ベネットwithマリア・ケネリス)
今年も2ブロックに分けられが、タッグリーグではパートナーに泣かされてきた棚橋は今回はROHのエルガンと組み、ROHからバッド・インフルエンスがエントリーした。ダニエルズは久々の新日本参戦だがバッド・インフルエンスとしては初参戦、バッド・インフルエンスは2014年3月にWRESTLE-1にTNA代表として参戦しジュニスタ(田中稔&金本浩二)したが、その後二人まとめて解雇となりROHに参戦している。またRIZINに参戦が決定している桜庭も矢野とのタッグで今年もエントリーとなった。
Bブロックは大阪大会でタッグリーグ参戦していた内藤&EIVILがエントリーし、前年度覇者である後藤&柴田、IWGPタッグ王者のアンダーソン&ギャローズ、首の負傷で欠場していた裕二郎も復帰しAJとのタッグ、ROHからキングダムがエントリーしたが、後藤組と内藤組、アンダーソン組とキングダムと遺恨絡みが多いことから混戦は必至か?
優勝予想はタッグ王座挑戦という観点でバッド・インフルエンス、理由は後藤組、アンダーソン組、キングダム、天コジを中心とまわっていたタッグ王座戦線にそろそろ新顔が欲しい。
例年通りだとタッグリーグが終わってから東京ドーム大会の第3弾カードが発表され、全カードが出揃う。果たしてドーム大会はどんなカードが組まれるのか?PR -
8ヶ月ぶりの新日本プロレス観戦も活気力は健在!中邑真輔への次期挑戦者は潮﨑豪・・・ではなくAJスタイルズ!
11月7日 新日本プロレス「POWER STRUGGLE」エディオンアリーナ大阪 5128人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー ○タイガーマスク 田口隆祐 マスカラ・ドラダ(7分46秒 エビ固め)小松洋平 田中翔 Xデビッド・フィンレー ジェイ・ホワイト
※雪崩式ダブルアームスープレックス
(試合終了後)
ライガー「タイガー、おまえのベルト、まだチャレンジャーがいないんだろ? 俺が挑戦してやるよ! 俺は明日からタイトルが終わるまで、オマエとは組まねえ。今日から俺が虎ハンター」
タイガー「ライガーさん、俺はベルトを獲ったときから、次の挑戦者はあなた、獣神サンダー・ライガーだと思ってるんだ! ぜひベルトを賭けてタイトルマッチ、お願いします!」
【ライガーの話】「今言ったように、俺が次のタイトル挑戦者。明日から俺はもう虎とはタッグを組まねぇ。俺は挑戦するんだ。そしてチャンピオンになるんだ。アイツと組んでる場合じゃない。俺が今日から“虎ハンター”だ。以上」
【タイガーの話】「まぁ今日リング上でね、ライガーさんがあのような発言をして、もう俺はリングでも言ったけど、この(NWA世界ジュニアヘビー級の)ベルトを獲った時から、俺は『次の挑戦者はライガーさんだ』とずっと思ってる。あとは会社がいつ決めてくれるか、そう思ってるし。まだ発表もされてないけども、いつ誰とやるかもわからない。だけど、このベルトの防衛期限もあるし、ライガーさんがあれだけ言ってんだ。俺はもう臨むところだ。あれだけ強い前チャンピオンのライガーさん、是非胸を貸してもらいたいし。大きく言えば、俺はチャンピオンであって、『胸を貸す』それぐらいの気持ちを持ってやってますんで。まぁライガーさんがリング上で言ったように、次のシリーズからは組まない。虎ハンターだと。俺とライガーさんには因縁なんかなにもないです。あるのはこのベルトだけ。このベルトを巡っての争いだけだ。別になんの遺恨もない。ただ、このベルトは絶対ライガーさんには渡さない。以上です」
◇第2試合◇
▼20分1本
ドク・ギャローズ ○タマ・トンガ コーディ・ホール(7分53秒 体固め)真壁刀義 Xキャプテン・ニュージャパン ジュース・ロビンソン
※ベレノ
◇第3試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○後藤洋央紀(8分53秒 反則勝ち)X“キング・オブ・ダークネス"EVIL
※内藤哲也乱入
【内藤、EVILの話】
内藤「レグレスト・ア・ハボーン!日本に帰ってきたぜ!俺の“パレハ”EVILの試合ちゃんと見た?ちゃんと見た?ペルフェクトだろって。パーフェクトだろ?戦前、後藤が言ってたな。『中途半端なレスラーが、中途半端に帰って来て、中途半端なことをしても、なにも変わらないってことを、俺が教えてやる』って、後藤言ってたよな。いやいやいや、やけにさ、説得力があるよね。いや、俺ビックリしちゃったよ。別に俺は後藤が中途半端だなんて言ってないよ。でもさ、やけに説得力抜群な言葉を言ったなと。まぁ柴田も俺に対して、中途半端なんだって言ってたけどさ。もしかして、三重県で、いや桑名市で、“中途半端”って言葉、流行ってんの?オイオイ、笑っちまうぜ。まぁ今日はわざわざ大阪まで来たんでね、一つ宣言しよっかなぁって思ってんだけど。次のシリーズ、『WORLD TAG LEAGUE』、俺出場すっから。そして俺のパートナーは……ラ……ソ……ン……ブ……ラ……じゃなくて……ここにいるEVILが俺の“パレハ”だ。ありがたいことにさ、俺の耳たぶもキッチリ完治したんでね。メキシコの耳たぶの名医に感謝だな。なんか俺に聞きたいことありますか?」
――EVIL選手のコメントを伺うわけにはいかないですか?
内藤「え?いや、だから言ったじゃん。俺に対して質問あるって」
――EVIL選手は今、どう思ってるんですか?
内藤「EVILはどう思ってるか?EVILの言葉聞きたいの?しょうがねぇなぁ、EVILの言葉をしっかり聞いといてくれよ」
EVIL「……This is EVIL.Everything EVIL.すべては……EVILだ」
内藤「はい。以上。あとなんかある?なんか質問ある?いや、あったとしても、答えはトランキーロだぜ」
◇第4試合◇
▼Super Jr. Tag Tournament 2015」スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
カイル・オライリー ボビー・フィッシュ ○KUSHIDA アレックス・シェリー (10分19秒 ホバーボードロック)ケニー・オメガ Xチェーズ・オーエンズ マット・ジャクソン ニック・ジャクソン
◇第5試合◇
▼「Super Jr. Tag Tournament 2015」決勝戦/無制限1本
リコシェ ○マット・サイダル(16分06秒 片エビ固め)ロッキー・ロメロXバレッタ
※エア・サイダル
☆リコシェ&サイダルが「Super Jr. Tag Tournament 2015」優勝
(試合終了後)
試合後、サイダルは「ヤッター! オーサカ、コンバンハ!」と日本語で雄叫びをあげ、「サイダル&リコシェ、もっとも危険なチームだ!」と英語でアピール。そして、リコシェがreDRagonへのタイトル挑戦を宣言した。すると、ロメロが「挑戦権利するのは後楽園でreDRagonに勝ってるオレたちだ!」と割って入り、ヤングバックスも「前王者の俺たちにも挑戦権利がある!」とアピール。当然、オライリー&フィッシュも黙っておらず、一気にジュニアタッグ戦線が混沌の様相を呈してきた。
【リコシェ、サイダルの話】
リコシェ「(※トロフィーに手を置いて)何回やっても結果は同じだ。俺たちは階級なんて関係なくベストな、世界全体を見渡してもベストなタッグチームなんだ。今日、それを証明した。ここにトロフィーがあることが、それを物語っている。誰も異論はないだろ?さあ、次は何をしようか……」
サイダル「リコシェと俺は、このトーナメントで1度も負けてない。俺はようやくベストパートナーを見つけた。俺たちは今夜ですべてのトップチームを打ち破った。そのためにずっと努力を続けてきたんだ。なかなか結果が出なくとも、決して心が折れることはなかった。そして、いつも最高の結果を求めてきた。それを満たす結果が出なくとも、決してあきらめることはなかった。そして、ようやく今夜、満足できる結果が得られた。この新しくデンジャラスなタッグチームで。さぁ次はタイトルマッチだ」
リコシェ「そうだ。だから俺はボビー・フィッシュとカイル・オライリー、reDRAGONを呼び込んだんだ。まぁロッキー・ロメロとバレッタのロッポンギ・ヴァイス、ヤングバックスも出て来たけどな。だけど、俺たちが挑戦するのに文句はないだろ?どういうことになろうとも、あのタイトルを狙っていく。このトロフィーとともに、あの輝かしいベルトは、この腰に巻かれるんだ」
サイダル「俺たちはこれで満足してるわけじゃない。まだまだ上を見ている。ファンのみんなも、それを望んでるだろ?俺たちはもっと高く飛ぶ。そしてそれが、もっと上へ行くことにつながるんだ。見ていてくれ。アリガトウゴザイマシタ」
――チーム名はあるんですか?
リコシェ「いや、特に名前は付けてない」
サイダル「サイダル&リコシェでいいよ。名前をつけることが目的じゃないから。ハイフライヤーズとか言われてるけど、その程度じゃ満足しないし。みんながもっといかした名前をつけてくれればいい。俺たちのハイフライテクニックに似つかわしい名前をね。素晴らしい名前をつけてくれ。今の俺たちにとって、名前をつけることより、IWGPジュニアヘビー級タッグチャンピオンになることが最優先なんだ」
リコシェ「そうそう、チャンピオンになることが先だ」
【ロッポンギバイスの話】
ロメロ「サイダル、リコシェ、おめでとう。今夜は……」
※ヤングバックスが乱入
マット「Su●k it!」
ロメロ「うるせぇぞ、お前ら」
※マットがバレッタにペットボトルを投げつけると、逃げるように控室に去った
ロメロ「なんだ、アイツらは!俺たちはロッポンギヴァイスだぞ!俺たちは、コウラクエンでレッドラゴンに勝ってるんだぞ!」
バレッタ「そうだ。簡単なことだ。6日前、俺たちはチャンピオンに勝ってるんだ。たくさんのチームがトーナメントに出場したが、俺たちがチャンピオンに勝ってるんだ!」
ロメロ「ノリノリダゼ!ロッポンギヴァイス!サイコー!」
バレッタ「フォーエバー、フォーエバー、フォーエバー、フォーエバー」
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○AJスタイルズ バッドラック・ファレ(9分02秒 エビ固め)矢野通 XYOSHI-HASHI
※スタイルズクラッシュ
◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第9代王者]○石井智宏(17分26秒 片エビ固め)[挑戦者]X本間朋晃
※垂直落下式ブレーンバスター
☆石井が初防衛に成功
【石井の話】
石井「本間の一勝、言った通りだろ。まぁアイツが自分自身でよ、『奇跡、奇跡』って言ってる時点で勝てねぇんだよ。自分に自信がねぇんだろ。そうじゃない?ハァハァ、また一つ、道を塞ぐものを蹴散らしただけ。それだけのことだろ。誰も来なかったな、今回は。ビビってんのか、俺の試合に。まぁ俺はそんなもんだな。別に今日の試合はそんなもんだ」
――これでチャンピオンとして東京ドーム大会に出ることがほぼ確定かと思いますが、ご希望の挑戦者はいますか?
石井「いないね、まだ。俺は一戦一戦しか見てないから。次、どうのこうのはまだ。ほんとは来てほしかったけどな。まぁあぁいう試合が出来ねぇんだろ」
【本間の話】「(※コメントスペースにたどり着くなり倒れ込んで)『よく頑張った』『お疲れさん』は、タイトルマッチになんねぇんだよ。石井、石井はやっぱり強いよ。でも俺は、また挑戦したい。期待してくれてる人が1人でもいる限り、俺はまた挑戦したい。そして、獲る。みんなのこけしで獲ってみせる。石井は強い。今回負けたけど、次、行きゃいいんだ。次、いつあるかわからないけど、それまで力蓄えて、力蓄えて、また挑戦する。今日、大阪、幸せにすることはできなかったですけど、また次回、また次回、みんなのこけしで、今度こそ幸せにしてみせます。ありがとうございました(※と言うと、ゆっくり立ち上がって控室に続く通路に消えていった)」
◇第8試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 ○柴田勝頼(15分33秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ X桜庭和志
※go 2 sleep
(試合終了後)
棚橋「チャンピオン!! 待てよ。チャンピオン! リングに上がって来いよ。いいこと教えてやるから、リングに上がって来いよ」
(これを受けてオカダがリングへ戻り、ようやく真正面から棚橋と向き合う。)
棚橋、「俺が、チャンピオンになる日はもうすぐだ。改めて言っといてやる。IWGPは、近いぞー!!」
(ところが、ここでオカダがIWGP挑戦権利証の入ったアタッシュケースを蹴り飛ばし、棚橋が大激怒! そのままオカダと大乱闘となる。ヤングライオンたちが総出で2人を引き離すも、棚橋はなおもオカダに襲い掛かる。するとオカダは、アタッシュケースで棚橋を殴打)
オカダ「棚橋!!!! テメーかかって来いよ、オラ!!!!」
(棚橋がオカダにジャンピングキックを見舞うと、オカダはカウンターフロントハイキックで報復。だが、次のツームストンパイルドライバーは不発となり、ようやくオカダは退場。棚橋はしばらく場外に座り込んでいたが、ようやく立ち上がると、走ってオカダを追いかける)
【オカダの話】「(※怒り口調で)G1チャンピオンだ、何年連続でメインだとか、そんなの関係ねぇんだよ!誰が一番強いか、誰が一番凄ぇレスラーか……」
(※ここまで口にしたところで、棚橋が殴りこんできて乱闘に。若手が両者を分けるが、棚橋は「来いよ!透かしてんじぇねぇよ!」と叫びながら突っかかっていこうとする。外道が「何だ、テメェ、ふざけんな、この野郎!」と叫びながら、オカダを控室に連れて行こうとする。棚橋は「ベルトは俺がもらった!」と叫び、オカダと外道が扉の向こうに姿を消すと、若手に対し「わかった、わかった」と言って、自信の興奮を鎮める)
【棚橋の話】「(権利書の入ったケースを抱き、床に倒れ込む)ハァハァ、熱いなぁ。俺、熱いなぁ。いつ以来だ?こんな気持ち。熱いよね。あんなの熱いよなぁ。そうだ、俺は挑戦者じゃん。挑戦者。チャンピオンと対等じゃねぇんだ。だから、向かってくんすよ!」
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第12代王者]○中邑真輔(21分37秒 片エビ固め)[挑戦者]Xカール・アンダーソン
※ボマイェ
☆中邑が初防衛に成功
(試合終了後、AJが中邑の前に仁王立ち。両者は至近距離でにらみ合いを展開し、AJは指で銃のポーズを取り、中邑に向ける。すると、中邑は弾丸を掴み取るポーズで対抗。、AJは海野レフェリーからベルトを取り上げ、中邑に挑戦をアピールしながら手渡し、AJはBULLET CLUBらと共に退場する)
中邑、「待ってたぜ! AJスタイルズ! ホント、初めて触れるも当然。刺激的ですね~。東京ド~ム~、イヤァオ!」
【中邑の話】
※石井、矢野、外道、ロメロ、バレッタが拍手で中邑を出迎え、全員ビールを片手に
ロメロ「シンスケ、from LA道場to ケイオス。 防衛おめでとう。カンパーイ!」
中邑「ありがとうございます」
外道「おめでとう、真ちゃん」
※石井、矢野、外道、ロッキー、バレッタがコメントブースを去る
――今日の試合を振り返って、アンダーソン選手はいかがでしたか?
中邑「そうっすねぇ。まぁホントのこと言うと、ここ2週間ずっと緊張して。今まで緊張というモノを克服したと自分ではそう思っていましたが、まだまだちっちゃいっすね。なんだろうなぁ、何度もアンダーソンと闘ってきた中で、今日の感情に悔いはなかったかもですね。まぁロッキーがfrom LA道場、アンダーソンもそう。やっぱり(胸を叩き)自分の気持ちの中では、アイツは特別だから。試合に賭ける思いも、重たかったですよ」
――その特別な相手に勝利して、今年のインターコンチネンタル戦線は終わり、そして1.4東京ドーム大会もいよいよというところにもなってきましたが、とんでもない挑戦者が現れたんじゃないですか?
中邑「そうっすね。まぁ待ちに待ったというか、このインターコンチの闘いの中で、一度も、タッグですら触れてない、10年以上前に両国で触ったくらいですからね。まぁ自分の中でただ一つ触れてない刺激で言うなら、AJスタイルズでしょう」
――ファンもどんな闘いになるんだろうと楽しみに待ってると思いますが、AJ戦に向けて意気込みをお願いします。
中邑「さっきの今ですぐ意気込みもなにも、AJ、棚橋、オカダ、試合見てる。世界の試合に出かけた時に、必ずAJがいる。その凄さも間近で見て来た。アイツは自分に足りない、自分の持ってない何かを持ってるんでしょう。獲りに行きます、マジで」
――次期シリーズのことを考えると、下手すると、AJスタイルズにまったく触れずにドームを迎えることが考えられますが?
中邑「どうせなら、そっちの方が。東京ドームなら刺激的じゃないですか。(※記者からの質問が終わると)なければ以上。ありがとうございました。最後にチャド、I love you」
【アンダーソンの話】「(※コメントスペースにたどり着くなり座り込み、頭を抱え込む。そしてコメント)いつになく強く(打撃を)叩き込んできた。俺もいつも以上に強く返していった。だからこそ、あそこまでハードな闘いになった。そして俺は負けた。俺たちのこのプロフェッショナル・レスリングの闘いに、世界中の誰も文句は言わせない!シンスケ・ナカムラはベストなプロフェッショナルレスラーだ。だけどそんなこと関係ない。彼はベストフレンドだった。だけど今はそんなこと関係ない。今の俺たちはプロフェッショナル・レスリングにおける関係だけだ。今日は負けてしまった。完敗だ。しかし俺はまた、あのリングに戻る。彼とまた向かい合う。2012年のG1決勝のように、また大舞台で向かい合った。そして、この2015年、大舞台のメインイベントで闘えたこと。(※ここまで言ったところでAJスタイルズが歩み寄り、慰めるようにアンダーソンの頭を胸の中に抱き締める)次はここにいるAJスタイルズが、誰もが認めるベストレスラーである彼が、IWGPインターコンチネンタルのベルトを奪う。サンキュー、BULLET CLUBの兄弟たち」
【AJの話】「こういう結果になった限り、次は俺が行かなければならない」今回は新日本プロレス「POWER STRUGGLE」大阪大会を観戦するためにエディオンアリーナ大阪を訪れた、新日本観戦は3月の尼崎以来で8ヶ月ぶり、本来なら7月の大阪城を観戦する予定が観戦直前で胆嚢炎で倒れ緊急入院・・・(トラウマが甦ってしまいブルーな気分に)、今回は体調を万全に整えて観戦に臨んだ。
開場となるが南北側にひな段が設けられ、中央に入場ゲートが設置されながらも二階席も全部開放で5,128人で超満員、さすがに新日本の活気力はまだまだ健在と感じさせた。
第1試合ではライガー率いる新日本ジュニア軍vsヤングライオン軍の8人タッグ戦が行われ、試合はタイガーが雪崩式ダブルアームスープレックスでフィンレーから勝利も、試合後はライガーがタイガーの保持するNWA世界ジュニアに挑戦を表明、3月の尼崎ではライガーが王者でタイガーが挑戦者となったが、今回は立場が入れ替わっての再戦となる。
第3試合では凱旋帰国した渡辺高章ことEVILが後藤と対戦、EVILは黒装束姿で巨大なカマを持ち入場するなど、怪奇派というかモンスターと化した印象を受けた。試合もEVILから奇襲をかけて開始となり、後藤が反撃してもすばやく場外へ逃れ、リング下に潜るなど、体に似合わぬ動きで後藤を翻弄。EVILは変形ネックブリーカー、セントーン、チョーク攻撃、そして吸血鬼のように首筋に噛み付くなどして怪奇派ぶりを存分にアピールする。
EIVILはニーを放つがあたりが中途半端に終わったのか、ここからEVILが失速して後藤が反撃すると、EIVILも両国大会で決めた変形大外刈りことEIVILを狙うが、さすがの後藤もしっかりマークしていたのか阻止してから、ローリングラリアット、牛殺し、昇天・改にはいかず昇龍結界でギブアップを狙う、そこで入場ゲートからシリーズを欠場しCMLLへ遠征に出ていた内藤が出現しタイガー服部レフェリーの眼前で堂々とデスティーノで後藤をKOしてEIVILの反則負け、試合後は激怒した柴田が駆けつけ内藤らを蹴散らしていった。
EIVILの感想は怪奇派ぶりは存分に発揮し成長は感じさせたが、まだ全てを出していない、もう少し見たかったというのが感想だった、次期シリーズの「WORLD TAG LEAGE」では内藤とのコンビで出場し、タッグリーグを通じて後藤&柴田との抗争になりそうだが内藤がどこまでEIVILの成長ぶりを引き出せるか?
「Super Jr. Tag Tournament 2015」決勝戦のリコシェ組vsロッポンギヴァイスは、バレッタが準決勝でのreDragon戦で痛めた膝がまだ癒えていないのか、脚を引きずっていると、これを逃さなかったのかリコシェ組はバレッタの脚攻めを展開するが、先手を奪われたロッポンギヴァイスはロメロが孤軍奮闘して試合を盛り返す。
しかしロメロを失速させたリコシェ組はしてその場飛びのムーンサルトプレスとシューティングスタープレスの共演からリコシェがコーナーに昇るも、ロメロがかわすとようやく脚が回復したバレッタが入って連係でリコシェを捕らえにかかる、リコシェ組もサイダルが入ってアクロバティックな動きで応戦。
ロッポンギヴァイスはサイダルを捕らえてストロングゼロを狙うが、飛んだロメロをリコシェがスワンダイブ式スピアーでカット、バレッタのディードバスターもリコシェが阻止し、ここからリコシェ組の流れになり、最後はサイダルがやや崩れたがバレッタにリバースフランケンを決めると、リコシェもロメロにペナドリラー2pointを決め、最後はリコシェのシューティングスタープレス、サイダルのエアーサイダルの同時空中弾が決まり3カウント、リコシェ組が優勝となり試合後にはreDragonの保持するIWGPジュニアタッグ王座に挑戦を表明すると、ヤングバックスが前王者としての再戦の権利、ロッポンギヴァイスがreDragonとの決着戦の要求でタイトル挑戦を表明、おそらく東京ドーム大会でのタイトル戦=4WAY戦という流れになりそうだが、4WAYによるジュニアタッグ選手権もドーム大会の名物になりそうだ。
石井vs本間のNEVER選手権はロープブレイクは石井が本間に決めた逆片エビ固めだけで、あとはロープブレイクなしのど真ん中プロレスを展開、しかし試合全体のリードを奪ったのは本間で3度目の正直で小こけしが決まるとエプロンに立った石井にこけしロケットを炸裂させてから場外への大こけし、リングに戻ってもこけしロケットを乱打、本間は更に後頭部へのスライディング式やダイビング式のこけしロケットも披露して石井を追い詰める。
しかし本間のこけし落としことファイヤーサンダーが不発、こけしが自爆となってしまうと、石井はスライディングラリアットから反撃し、本間も久しぶりにターメリッククラッチを披露して粘るが、石井のラリアットの連打を浴びせてから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し3カウント、石井が辛くも王座を防衛したが本間の健闘も光留というか、あと一歩というところ、しかしあと一歩が突き破れない、それが本間の抱えているジレンマなのかもしれない。
セミの棚橋&柴田vsオカダ&桜庭は、オカダがロープへ押し込み、いつもの通りレインメーカーポーズを決めようとするが、棚橋はさせないといわんばかりにオカダの顔面に張り手、そのあとも棚橋はオカダの顔面に張り手をかますなどケンカ腰で挑み、オカダもカチンとなってのか感情的になるも、脱線する一歩手前で軌道修正するかのように桜庭に交代、冷静さを崩さない。
試合は桜庭が柴田にフットチョークを決めてから柴田が一気に失速しオカダ組のペース、MMAの技をプロレスにアレンジするなどさすがと思わせる。
棚橋とオカダが再び対峙し、ここでは互いの読み合いに終始するが、交代を受けた桜庭が棚橋のジャーマンを喰らってしまい、また柴田へのフロントネックロックもパワーボムで叩きつけられてしまい失速、桜庭は受身が得意でないのか首が悪いせいもあって一気に失速、最後は桜庭を捕らえた棚橋組が棚橋のハイフライフローから柴田がgo2Sleepを決め3カウントを奪い勝利となった。
試合後に柴田、桜庭が引き揚げると棚橋が下がろうとするオカダを呼び込み「IWGPは近いぞ!」とアピールすると、オカダは今まで押さえ込んでいた感情を一気に爆発させたのか、権利書の入ったケースを蹴飛ばし場外へ放り投げる暴挙に出る、これには棚橋も怒り襲い掛かるが、オカダはケースで殴るなどして返り討ちに、慌てて外道やレフェリー、若手などらが二人を分けたが、オカダが下がっても棚橋はバックステージへ殴りこみをかけるかのように突撃をかける、試合後の行為はオカダらしくもなかったが、棚橋も今回は顔面に何度も張り手を浴びせるなどケンカ腰に攻めていたことから、オカダも今まで押さえ込んでいた感情が一気に爆発したということか。
メインの中邑vsアンダーソンはアンダーソンはAJを含めたBULLET CLUBの面々を従えて入場、館内はまた介入があるのではと嫌な雰囲気となる。
試合はアンダーソンがクリーンファイトに徹し、中邑もBULLET CLUBの介入を警戒してか戸惑いを隠せなかったが、試合途中で案の定BULLET CLUBが介入して館内はブーイングとなるも、介入は1度だけでアンダーソンも反則なしのクリーンファイトに徹し、BULLET CLUBも空気を察してかそれ以降は介入はなかった。
アンダーソンペースで試合が進むも、中邑はジャンピングボマイェから一気に流れを変えるが、エルボー合戦を競り勝ったアンダーソンもリバースガンスタンからジャンピングパワーボムで応戦、中邑は胴絞めスリーパー、リバースパワースラムからボマイェを狙うが、アンダーソンは読んでスパインバスターで迎撃する。
アンダーソンはダイビングボマイエを狙う中邑に飛びつき式ガンスタンを決めると、更に雪崩式スピニングガンスタンを決め、ガンスタンを狙うが、中邑はランドスライドで応戦。
アンダーソンはラリアットを浴びせるとバーナードドライバーからガンスタンを狙うが、中邑は腕十字で切り返し、またガンスタンを狙うアンダーソンの後頭部にボマイェを炸裂させると、最後はカウンターでのボマイェを炸裂させて3カウント、中邑が王座防衛もアンダーソン自身はクリーンに徹するなど、改めてシングルプレーヤーとしてのレベルの高さを感じさせた。
試合後は中邑の次期挑戦者にAJが名乗りを挙げた、中邑の次期挑戦者には全日本プロレスを退団した潮﨑豪が濃厚視され、AJは東京ドームでROH選手権へ挑戦といわれていたが、これもまた大きく予想を外す結果に、しかし意外にも中邑とAJはシングルでは初顔合わせ、そういった意味では新鮮なカードでドーム向きなのかもしれない。
大会は中邑の「イヤォ!」で締めくくられたが、館内は熱気で暑いは全試合とも面白かったせいもあって体は疲れ気味、心地よい疲れなのかもしれないが、館内から退場時は混雑に耐える力もなく、ある程度空いてから会場を後にした。
8ヶ月ぶりの新日本はやっぱり凄いし活気があると改めて実感させたが、自宅に帰っても疲れが取れない、バタンキューだ。
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DRAGON GATE対決を制したのはリコシェ組!ロッポンギヴァイスはreDragonにリベンジを果たし決勝に進出!
11月1日 新日本プロレス「Road to POWER STRUGGLE」東京・後楽園ホール 1739人 超満員札止め
<アピール、コメントは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー ○小松洋平 田中翔(7分16秒 逆エビ固め)タイガーマスク ジェイ・ホワイト Xデビッド・フィンレー
◇第2試合◇
▼20分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼 マスカラ・ドラダ(8分33秒) 真壁刀義 キャプテン・ニュージャパン Xジュース・ロビンソン
※昇竜結界
◇第3試合◇
▼20分1本
KUSHIDA ○アレックス・シェリー(11分06秒 片エビ固め)ケニー・オメガ Xチェーズ・オーエンズ
※オートマティックミッドナイト
◇第4試合◇
▼20分1本
○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ バッドラック・ファレ タマ・トンガ(12分10秒 片エビ固め)中邑真輔 矢野通 桜庭和志 XYOSHI-HASHI
※ガンスタン
【アンダーソン、ギャローズの話】
ギャローズ「レディースアンドジェントルマン!彼こそ二冠王となる男、カール・アンダーソンだ!」
アンダーソン「シンチャ~ン、シンチャ~ン、シンチャン……シンチャ~ン!オーサカで必ずシンスケを破って、オレがIWGPの歴史で初めて、インターコンチとタッグの二冠王になる!そして、ドームでふたつのタイトルマッチをやってやる!ひとつがIWGPタッグ、そしてメインでインターコンチのタイトルマッチだ!そのためにもオーサカでシンスケ・ナカムラを必ず倒してやる!シンスケはオレにとって“シンチャン”、ヤングボーイみたいなもんだ!BULLET CLUBこそがイヤァオ!そして、リアルなんだ!!」
【中邑、矢野の話】
矢野「ハァ、ビックリした」
中邑「ハァハァ、今の一撃、忘れねぇぞ。後半戦、大阪まで、フルスロットル」
◇第5試合◇
▼20分1本
○オカダ・カズチカ 石井智宏 外道(13分51秒 片エビ固め)棚橋弘至 本間朋晃 X田口隆祐
※レインメーカー
◇第6試合◇
▼「Super Jr. Tag Tournament 2015」準決勝/無制限1本
リコシェ ○マット・サイダル(12分05秒 片エビ固め)Xマット・ジャクソン ニック・ジャクソン
※エアサイダル
☆リコシェ&サイダル組が決勝進出
【リコシェ、サイダルの話】
リコシェ「今日の相手、ヤングバックスは非常にグレートなタッグチームであった。しかし俺たちが“ベター”なチームであることを証明した。他のどんな相手が来ようと、俺たちが“ベター”であることを証明してやる」
サイダル「この強くて危険な2人。これが合体して最高のタッグチームが出来たんだ」
リコシェ「その通りだ。最高のタッグチームだ」
サイダル「我々1人1人は最高にスペシャルな存在。その2人が合体したんだ。強いチームであって間違いないんだ」
リコシェ「このタッグトーナメントのファイナルも必ず勝つ。ベストなパートナーを自分は迎えることができて、非常に嬉しい」
サイダル「そうだ。誰が相手でも、我々が負けることはない」
――このタッグでは、ヤングバックスと初めての対戦になりますか?
リコシェ「初めてではあったが、見ての通り我々が勝ち、強いことを証明できた」
【ヤングバックスの話】
ニック「あ~、なんてこった!」
マット「今日はクソだ!クソみたいな日だ!!」
ニック「ヤツらは急造チームにすぎない!ひとりひとりはそこそこの力はあるかもしれないが、タッグとしてはオレたちのほうが実績も実力も上なんだ!」
マット「こんなもんじゃ、オレたちは終わらない……必ずリベンジしてやる!そして、次に勝つのはオレたちだ!」
ニック&マット「S○CK IT!!」
◇第7試合◇
▼「Super Jr. Tag Tournament 2015」準決勝/無制限1本
○ロッキー・ロメロ バレッタ(20分06秒 片エビ固め)カイル・オライリー Xボビー・フィッシュ
※ストロングゼロ
☆六本木バイスが決勝進出
(試合終了後)
ロメロ「コウラクエン、コンバンハー!! シンニチJr.サイコウネ~! シンニチファンズ! サイコーネ!今夜、バレッタとロメロはチャンピオンを倒した。このあと、大阪でJr.タッグトーナメントを制し、新たなIWGP Jr.タッグチームチャンピオンになる!!(続いて、何かを言いたそうにしているバレッタを『チョットマッテ』と制止し、優勝決定戦の相手であるリコシェ&サイダルに対して)「イチ、ニィ、サン、ナカスゾ!!」イチ、ニィ、サン、シバクゾ!!ロッポンギヴァイス! サイコ~~!! ・・・サイコ~!! サイコ~!!・」
【ロッポンギヴァイスの話】
バレッタ「ロッキーが喋り過ぎて、俺は喋る気がなかなかなかった」
ロメロ「面白いことになっただろ?俺たちがリコシェ&サイダル組と闘うことになる」
バレッタ「今日、IWGPジュニアタッグ王者組を破った。これは素晴らしいことだ」
ロメロ「そうだ。その通りだ。IWGPジュニアタッグ王者組を破ったんだ。だから次にIWGPジュニアタッグに挑戦するのは、俺たちだ。俺たちこそがチャレンジャーになるべき存在だ。そしてそれだけではない。オーサカではこのタッグトーナメントを優勝し、IWGPジュニアタッグのベルトを獲り、2冠の王者になる。ドラゴンゲート、WWE、ルチャなどいろんなプロレス団体があるが、新日本こそが最高なんだ。ロッポンギヴァイス、フォーエバー」
バレッタ「フォーエバー、フォーエバー、フォーエバー」
【reDragonの話】
オライリー「今日はニュージャパンで闘うようになってから、最悪の日だ!この14カ月、オレたちはタッグとして負けることがなかった!六本木ヴァイス、今日に限っては、オマエたちがベターな結果になった。でも、次はそうはいかない!」
フィッシュ「六本木ヴァイス、オーサカはオマエたちが勝って、このトーナメントで優勝するんだ!そして、オレたちのタッグベルトに挑戦してこい!」
オライリー「そのときは今日とは違う結果が待ってるだろう。次は必ずオレたちが勝つ!」
「Super Jr. Tag Tournament 2015」は準決勝、ベスト4にはreDragon、ロッポンギヴァイス、ヤングバックス、リコシェ組の4チームが残った。トーナメントとはいえセミとメインは外国人選手が独占、ジュニアとはいえ新日本に参戦している外国人選手のレベルが上がっているということなのかもしれない。
準決勝第1試合ではまずリコシェ&サイダル組がヤングバックスと対戦、DRAGON GATE出身者同士の対決はヤングバックスのセコンドのゴーディ・ホールがリコシェ組に襲い掛かって試合開始となり、ヤングバックスは連係やゴーディの介入を駆使してリコシェ組を分断、試合を有利に進める。
ヤングバックスは合体攻撃の連打でリコシェを追い詰めるが、パワーボムホイップ&延髄斬りのサンドイッチ攻撃は同士討ちになると、リコシェはマットにノーザンライトスープレックスからブレーンバスターの連続技で反撃し、スワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュを投下してカバーに入るが、ニックがレッドシューズ海野レフェリーの足を引っ張ためカウントが入らない。
そこでゴーディがリングに上がりリコシェにローリングラリアットを浴びせると、ヤングバックスは合体攻撃の 連打を浴びせ、ゴーディが羽交い絞めにしてからダブルトラースキックを狙うが、ゴーディに誤爆してしまう。
リコシェ組はマットへトレイン攻撃で反撃し、リコシェはマットにニュートラルコーナー越えのトペコン、サイダルがニックにトペを浴びせると、リングに戻ったサイダルが変型パッケージドライバーで突き刺すが、マットがカットに入り変型のインディーテーカーを狙うも、サイダルがヘッドシザースホイップでマットを投げ飛ばし、頭部をニックの急所へ直撃させる。
サイダルはマットをリバースフランケンで叩きつかると、リコシェはニックをペナドリラーでKOし、最後はサイダルがマットへエアーサイダル、リコシェがニックへシューティングスタープレスと同時空中弾で3カウントを奪 い、リコシェ組が決勝に駒を進める。
メインの準決勝第2試合、reDragonvsロッポンギヴァイスはロッポンギヴァイスがオライリーを捕えようとするが、フィッシュがバレッタのリングインをカットし、動けないバレッタにオライリーがアキレス腱固めで捕獲、reDragonは足を痛めたバレッタに集中攻撃を浴びせ主導権を握る。
劣勢のロッポンギヴァイスだったが交代を受けたロメロが奮起しその場飛びスライスブレッドなどで盛り返すと、蘇生したバレッタも入って連係攻撃でオライリーを捕えるも、ロメロがコーナーに昇ったところでフィッシュが妨害すると、オライリーがバレッタにバックドロップホールドを決め、フィッシュが入って両国大会でフィニッシュになったダブルドラゴンからオライリ ーがシャープシューターを決めバレッタを追い詰める。
そしてreDragonはチェイジングドラゴンを狙うがロッキーが間一髪カットすると、バレッタはロープ際でオライリーにブレーンバスターを敢行し、そこからオライリーにプランチャ、フィッシュがコーナー越えのトペコンヒーロ、オライリーがエプロンから飛んでダイビングフットスタンプを敢行すると空中弾を連発する。
リングに戻ったフィッシュは雪崩式ブレーンバスターを狙うが、バレッタが阻止してフィッシュの背中にダイビングフットスタンプを投下すると、ロメロが入ってストロングゼロを狙うがオライリーがカットしフィッシュがアキレス腱固めで捕獲するもバレッタは切り返して押さえ込む。
ロメロに交代してオライリーが水面蹴 りを狙うが、ジャンプして逃れたロメロがジャンピングニーアタック、フェイント式ニールキックを浴びせると、バレッタが入ってダブルのジャンピングニーからストロングゼロが決まり3カウントを奪い、ロッポンギヴァイスが決勝に進出した。
11月7日大阪で行われる決勝はロッポンギヴァイスvsリコシェ組となったが、チームワークやキャリアの差を考えると若干ながらロッポンギヴァイスが有利か・・・・
第3試合で行われたIWGPインターコンチネンタル選手権の前哨戦はアンダーソンが中邑を挑発するように「イヤォ!」と叫ぶと桜庭にバイブレーションを決めると、中邑も負けじとアンダーソンにバイブレーションをやり返す。
しかしBULLET CLUBはYOSHI-HASHIを捕らえて試合を有利に進め、中邑がカットに入りアンダーソンにダイビングボマイェを狙うが、アンダーソンはカウンターでのガンスタンでKOし、最後もYOSHI-HASHIにガンスタンを決め3カウントを奪い前哨戦を収めた。
G1から首の負傷は引きずっている中邑にしてみれば、首にダメージがかかるアンダーソンのガンスタンは脅威、果たして打開策はあるのか・・・【後楽園ホール大会終了】本日も沢山のお客様にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。明後日11月3日(火)は岐阜産業会館にて16:00試合開始!皆様のご来場をお待ち申し上げております。 #njpst pic.twitter.com/UWKue1qltS
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 11月 1 -
Super Jr.Tag Tournament 2015が開幕!ドラゲーから来たハイフライタッグがタイムスプリッターズを粉砕!
10月24日 新日本プロレス「Road to POWER STRUGGLE」東京・後楽園ホール 1738人超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
真壁刀義 後藤洋央紀 ○柴田勝頼(9分31秒 逆エビ固め)小松洋平 田中翔 ×ジェイ・ホワイト
◇第2試合◇
▼20分1本
○中邑真輔 矢野通 桜庭和志 YOSHI-HASHI(10分47秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ バットラック・ファレ ×タマ・トンガ
※ボマイェ
◇第3試合◇
▼20分1本
○オカダ・カズチカ 石井智宏 外道(15分36秒 片エビ固め)棚橋弘至 本間朋晃 ×ジェームス・ロビンソン
※レインメーカー
◇第4試合◇
▼「Super Jr.Tag Tournament 2015」1回戦/時間無制限1本
○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(10分24秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー ×タイガーマスク
※チェイジング・ザ・ドラゴン
【reDRAGONの話】
オライリー「前にも言ったとおりだ!今日も同じことを言う!reDRagonが今回、なんのために来たのか?勝つために来たんだ!このトーナメントも必ず勝つ!そしてIWGPジュニアタッグのベルトは誰にも渡さない!何十回でもオレたちが守ってみせる!」
フィッシュ「そのとおりだ!必ず日本で勝って、必ずアメリカに持って帰る!ニュージャパンよ、いつでもいい、どんなヤツでもいい、相手を用意しろ!」
【ライガー、タイガーの話】
タイガー「すいませんでした」
ライガー「いや、関係ないよ(タイガーとガッチリ握手)。俺もちょっと腕をやられ過ぎた。チャラチャラしてるのかなと思ったら、しっかりサブミッションもできるし。薄々はわかってたけど、キッチリ彼らも勝負してきたし。俺の腕狙ってきやがったし。そういう意味ではやっぱりチャンピオンだけあるよ。すげぇチャンピオンだよ。ほんとに強いチャンピオンだと思う。今の新日本のジュニアのタッグのチャンピオンは彼らだ。だからといって、俺たちは『はい、負けました。終わりです』じゃいけないんだよ。俺は前にも言ったように、タイガーのタイトルに挑戦したいと思ってるし。俺とタイガーが組んで、ヘビーのベルト、ジュニアのベルト、すべてのベルトに挑戦したいと思ってる。このまま『はい、負けました。終わりです』じゃない、それは絶対。タイガーもそれは一緒。今日は俺のミス。ごめん、俺のミスだ(タイガーと握手)」
タイガー「ある意味、この開幕の後楽園でね、IWGPのタッグのチャンピオンと、俺とライガーさんをぶつけるっていう会社の意図がよくわかった。俺らを試しているか、どうなのか。そしてあの2人は、ライガーさんじゃなくて、俺を狙ってきた。これは喧嘩を売られてたと一緒だからね。キッチリ返してやる、これを。オライリー、KUSHIDAと『SUPER Jr.』で確かに素晴らしい試合したかもしれない。でも俺はあんな長くかけなくても試合をして、勝つ。そういう自信がある。あの2人は素晴らしい。素晴らしかった。俺も見てて、『凄いなぁ』と思ったし。ただ、俺は違う闘い方をいつもしたいって言ってるから。今、ライガーさんも言ってた通り、あの2人関節技が凄い長けてるし。素晴らしい選手。ほんとに今のIWGPのジュニアタッグを象徴するチャンピオンだと思ってます。ただ俺はシングルを持って、チャンピオンであって。これがシングルでやったらわかんない。俺はボビーに1回勝ってるからね、『SUPER Jr.』で。シングルでやればわかんない。今日はタッグ。アイツらの方が俺たちよりも、2歩、3歩、10歩先、それは認めざるを得ない。素晴らしい選手です。ただ、俺を狙ってきたってことは、俺は絶対アイツらにリベンジをする。そして、会社が今日IWGPのタッグチャンピオン、そして俺とライガーさんの最年長コンビをここで組んだという意味を、もう一度俺は会社にもしらしめたいし。そして自分たちがまだまだ勝てるというのを見せてみたい。だから今日は会社にお礼を言いたいです。こういうチャンスをくれて、ありがとうございました。また沸々とやる気が湧いてきました」
◇第5試合◇
▼「Super Jr.Tag Tournament 2015」1回戦/時間無制限1本
ロッキー・ロメロ ○バレッタ(13分11秒 エビ固め)ケニー・オメガ ×チェーン・オーエンズ
※ストロングゼロ
(試合終了後)
ロメロ「コウラクエン、コンバンハー!Super Jr. Tag Tournament!イチ、ニ、サン、シバクゾ!!」
【ロッポンギヴァイスの話】
ロメロ「見ただろ。俺は非常に良い気分だ。なんでかわかるか?」
――ロッキーが勝ったからです。
ロメロ「そうだ。見ての通り、ここにいる人たちはみんな見ただろ。俺たちが勝ったんだ。IWGPジュニア王者のオメガ&エーエンズ組に勝って、俺たちが強いと証明したんだ」
バレッタ「俺にも言わせてくれ。勝利をみんなに見せた」
ロメロ「今日はロッポンギで祝杯をあげるんだ。そしてオーサカでこのタッグトーナメントを勝ち抜いて、ドウトンボリで祝杯をあげる。その時はロッポンギヴァイスでなく、ドウトンボリヴァイスになるんだ。俺たちがチャンピンになる。フォーエバー」
◇第6試合◇
▼「Super Jr.Tag Tournament 2015」1回戦/時間無制限1本
○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(11分8秒 片エビ固め)田口隆祐 ×マスカラ・ドラダ
※変型インディーテーカー
【ヤングバックスの話】
マット「いい結末だったろ!オレたちは何をやってもベストなんだ!」
ニック「そうだ、何をやってもうまくいく!今日勝っただけじゃなく、いつだってオレたちは勝者なんだ!オレたちの活躍は世界規模なんだ!」
マット「Tシャツの売り上げだって、オレたちが一番なんだ!このトーナメントだって、必ずオレたちが勝ってみせる!」
二人「SU○K IT!!」
【田口、ドラダの話】
ドラダ「モウイッカイ、モウイッカーイ、オネガイシマス。マスカラ・ドラダ、イチバン」
田口「ヤングバックス相手に一歩も引けをとらなかった。結果はね、運のところまで来てるから。あとはね、最後のとこでどうひっくり返せるか。プリメーロね、パレハ。もう1回」
ドラダ「モウイッカイ、オネガイシマス」
◇第7試合◇
▼「Super Jr.Tag Tournament 2015」1回戦/時間無制限1本
リコシェ ○マット・サイダル(18分48秒 片エビ固め)KUSHIDA ×アレックス・シェリー
※エアー・サイダル
【リコシェ、サイダルの話】
リコシェ「今日はなんて夜なんだ!」
サイダル「身体中が痛いけどな!痛みでちょっと動きは鈍ったが、勝ててよかった」
リコシェ「オレはジュニアの世界でナンバーワンのレスラーだ!ニュージャパンも世界でナンバーワンのカンパニーだ!そして、サイダルというベストな選手もやってきて、オレとのベストなタッグチームが結成された!」
サイダル「そうだ!いまリコシェが言ったとおり、オレたちは危険な存在だ!」
リコシェ「ヤングバックスは昔からタッグを組んでいたという意味では、いいチームなんだろうが、オレたちもタッグとして日に日に進化している!」
サイダル「オレたちはすべての敵を倒していく!そしてこのトーナメントで必ず優勝する!世界中にオレたちの名を馳せるんだ!」
リコシェ「しかもオレたちはハンサムな存在だぜ!」
サイダル「そうだ、二人ともハンサムだ!」
【KUSHIDAの話】
KUSHIDA「ハァハァ、コントロールしきれなかったです。ハァハァ、試合中コントロール、支配、試合を全然掌握できなかった。完敗。ハァハァ、彼らにベルトを獲ってもらって、もう1回。それはシェリーも同じ気持ちだから」
今回の新日本後楽園大会では「Super Jr.Tag Tournament 2015」の1回戦が行われ、1回戦第1試合では現IWGPジュニアタッグ王者であるrefDRAGONがライガー、タイガー組と対戦。ライガーはフィッシュに風車式バッグブリーカーから場外に逃れたフィッシュにスライディングキックを狙うと、背後からオライリーが強襲しロープ越しの腕十字でライガーを捕らえ、左腕を痛めた失速したライガーにフィッシュと共に集中攻撃を浴びせ先手を奪う。
タイガーに交代してもreDRAGONペースで試合が進み、やっとライガーの援護を受けたタイガーがオライリーをリバースダブルアームバーで追い詰めるが、フィッシュがカットに入るとタイガーを逆に捕らえたreDRAGONがチェイジング・ザ・ドラゴンを決め3カウント、reDRAGONが完勝で準決勝に進出する。
1回戦第2試合のロッポンギヴァイスとケニー、そしてBULLET CLUB入りを果たしたオーエンズ組の対戦はBULLET CLUBがゴミバケツ攻撃、ゴーティ・ホールの介入で先手を奪い、またオーエンズもエプロン上でのパッケージドライバーでバレッタに大ダメージを与える。
完全に失速したバレッタにBULLET CLUBは集中攻撃を与え、交代したロメロに対しても徹底的に痛めつけるがロメロが懸命に粘るとバレッタが蘇生し、逆にBULLET CLUBを分断して形成を逆転させ、最後はパッケージドライバーを狙うオーエンズをバレッタが切り返すとロメロが飛んでストロングゼロが決まり3カウント、ロッポンギヴァイスも準決勝に進出する。
1回戦第3試合のヤングバックスvs田口、ドラダ組は田口とドラダが見事な連系でヤングバックスを分断するが、田口がマットに放ったジャンピングヒップアタックがキャッチしヤングバックスが連系で捕らえた後、ニックがカンチョー攻撃を加え、田口を失速させる。
田口が捕まる展開となるが、ようやく交代を受けたドラダが得意の空中戦で流れを、ニックを捕らえて田口との合体技ミサイルヒップ式ダブルインパクトを決め追い詰めにかかる。
しかしドラダのムーンサルトプレスはニックが剣山で迎撃すると、ヤングバックスはドラダを捕らえ、ドラダもカナディアンデストロイなどで懸命に粘るが田口のスライディングヒップアタックがドラダに誤爆すると、最後はヤングバックスがドラダにインディーテーカーを決め3カウントを奪い、ヤングバックスも準決勝に進出する。
1回戦第4試合で今回のメイン、タイムスプリッターズがリコシェ、サイダル組と対戦、序盤はタイムスプリッターズがじっくりとしたグラウンドに持ち込んで先手を奪い、KUSHIDAがシェリーと共にリコシェの左腕に集中攻撃を加えるが、サイダルが登場するとリコシェ組は得意の空中戦を展開して猛反撃する。
サイダルはKUSHIDAにエアーサイダルを投下するが、剣山で迎撃したKUSHIDAがホバーボードロックで捕獲しサイダルを追い詰め、タイムスプリッターズの連系攻撃も決まってリコシェ組のチームを分断にかかる。
タイムスプリッターズはサイダルにOUTATIMEから、シェリーがオートマティクミッドナイトで猛ラッシュをかけるが、I-94はサイダルが間抵抗すると、リコシェがハイキックでカットに入ってからリコシェ組は逆に猛ラッシュをかけ、最後はリコシェがKUSHIDAにシューティングスタープレス、サイダルがシェリーにエアーサイダルを同時に投下して3カウント、リコシェ組が元IWGPジュニアタッグ王者のタイムスプリッターズを破る殊勲を挙げた。
リコシェとサイダルのコンビはDRAGON GATEでは組んでいるもののチーム歴はあまりなかったか、チーム歴が長く、またIWGPジュニアタッグ王者にもなったタイムスプリッターズを破ったのは大きいし今後にも繋がる。
11月1日に行われる準決勝はreDRAGONvsロッポンギヴァイス、ヤングバックスvsリコシェ、サイダルとなったが、reDRAGONvsロッポンギヴァイス10月12日の両国大会の再戦、両国大会ではロッポンギヴァイスは不本意な形で敗れていることから当然リベンジ狙い、ヤングバックスvsリコシェ組はヤングバックスもDRAGON GATE出身であることからDRAGON GATE対決となる。
果たして決勝に進むのはどのチームか?好勝負続出!『Super Jr. Tag』2回戦はリコシェ&サイダルvsヤングバックス! reDRAGONvs六本木ヴァイス!10.24後楽園をスマホサイト(https://t.co/7xh3nqaLQZ )で詳報中! #njpst pic.twitter.com/LhK6XdTK8U
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2015, 10月 24新日本プロレス生放送終了しました。 ご視聴頂いた方々ありがとうございましたm(_ _)m このトーナメントの続き11/1(日)後楽園ホール、サムライTV生放送解説またやりますんで宜しくお願いしまーす pic.twitter.com/9SmAJncRwt
— ミラノコレクションA.T. (@milano_c_at) 2015, 10月 24 -
今年こそ東京ドームに金の雨を降らせるか?「WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム」第1弾カード決定!
<新日本プロレス公式HPより>
■菅林直樹会長のコメント
菅林「本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。おかげさまで1月4日東京ドーム大会は、今回で25回目となりまして、大会タイトルが『WRESTLE KINGDOM』と変更になってからは、10回目を迎えることができました。皆様に改めてお礼を申し上げます。私から『WRESTLE KINGUDOM 10 in 東京ドーム』に関しまして、大会コンセプトなどを発表させていただきます。まず1つ目は、本大会のキャッチフレーズは『プロレスいこうぜ!』に決定しました。1月4日には全国のプロレスファンの皆さんに、東京ドームに集結して、大いに盛り上がって、年に1度のプロレスの祭典をご堪能いただきたいと思っております。ファンの方も日常の様々なシーンで、家族、友人、同僚、今回は月曜で平日ということもありますが、是非ご来場をお待ちしております。2つ目ですが、10回を記念して、スペシャル企画を2つ用意しました。学生の方、シニアの方にも足を運んで楽しんでいただくために、小中高生シニア席をご用意いたしました。こちらは当日のみの発売となっております。そしてさらに、来場者全員に会場が一体となるような応援グッズをプレゼントいたします。応援グッズのデザインなどの詳細は決定次第、ご連絡いたしますのでご期待ください。3つ目に、10回目にふさわしい例年以上のプロモーションを行います。山手線のラッピング広告をはじめ、都心のど真ん中に特大看板を掲示や、テレビネットにも積極的にCM展開をしていく予定です。各企業様とのタイアップもさらにバージョンアップして、様々な形で皆様に新日本プロレスをお届けいたします。新日本プロレスが自信を持ってお送りする、『WRESTLE KINGUDOM 10 in 東京ドーム』に是非ご期待ください。ありがとうございました」
続いて、『WRESTLE KINGDOM 10』東京ドーム大会・IWGPヘビー級選手権試合で対戦する、(チャンピオン)オカダ・カズチカ選手と、(チャレンジャー)棚橋弘至選手が登場し、それぞれ以下のコメントを残した。
■挑戦者・棚橋弘至選手のコメント
棚橋「挑戦者の棚橋です。今年の1月4日東京ドームで、オカダを倒してチャンピンとなったわけですけども、そのあとがあまりよろしくなくて。ベルトを失って、なかなか浮上のきっかけを掴めずにいたんですけども、『G1 CLIMAX』で優勝して、そして権利証を守り通して、ようやくここまで這い上がってきました。そして東京ドーム大会、6年連続メインイベント、1.4東京ドーム大会の歴史は俺の歴史になりつつあります。この記録を伸ばしていくためにも、この東京ドーム大会は非常の重要な大会なんですけども、冷静に考えると、2011年チャンピオンとチャレンジャーという立場が逆転している。IWGPを巻けない期間が長くなって、なんとかメインイベントには辿り着きましたけど、追い詰められてるのは、俺の方だなと。普通タイトルマッチというのは、挑戦者がジワリジワリとチャンピオンを包囲していくっていうのが、当たり前のなんですけども、挑戦者でありながら、追い詰められている感覚はあります。ただ、俺もまだ進化は続けるんで、オカダに起こされたレインメーカーショック、それに匹敵するぐらいの逆レインメーカーショック、ちょっとイメージしにくいですけど、ハイフライショックでもいいですけども、ファンの皆さんに衝撃を与えるような試合をします。それが40を目前にした、俺のダンディズムです」
■IWGPヘビー級王者・オカダ・カズチカ選手のコメント
オカダ「7月にIWGPを巻いて、そのあとすぐに『G1』が始まって、後藤さんに負けて、中邑さんに負けて、そしてその2人も優勝できず。最終日にはAJにも3カウント獲られて、もしかたらこのベルト、くすんでたかもしれないですね。でも昨日AJに勝って、輝きを増しましたから、しっかり次は『G1』チャンピオンと闘って勝って、もっと輝きを増したいなと思います。そして東京ドームにはいい思い出がないですからね。2013年棚橋さんに負けて、2014年ファン投票で、棚橋vs中邑というカードに負けて、そして今年もまた棚橋さんに負けてますから。来年は別に棚橋さんじゃなくても良かったんですけども、ただ勝ちたいというだけです」
■質疑応答
――この1年、お互いの闘いをご覧になってきていかがですか?
棚橋「体力的にも充実してるなと。でどの選手が来ても、自分のスタイルに引き込むうまさ。海外遠征とか見てても、ちょっと手に負えなくなってきてるという感じですが、それでも諦めないのがボクと言う人間なので。ちょっと褒め過ぎましたけど、そんな感じです」
オカダ「今年の1.4では『くすんだ太陽だ』と、ボクは棚橋さんのこと言ってたんですけど、まぁまだくすんでなかったかなと。そのあと『G1』も優勝してますし。まぁでもそれだけじゃないかなと思いますね」
――今回で『WRESTLE KINGUDOM』は今回で10回目を迎えますが、『WRESTLE KINGUDOM』に思い入れはありますか?
棚橋「先ほども言いましたけど、ほんとにメインイベントに出る機会を掴んできて、2010年はセミだったんですけど、この前に2009年も、2008年もメインイベントと考えると、『WRESTLE KINGDOM』9回中、7回イベント、『おっ、凄いな』と自分でも思いますけど。やっぱりファンの皆さんのことをいつも考えてるんですけども、今年月曜日開催なんですね。土曜日開催と、日曜日開催と順番に来て、月曜日開催と。三が日で4日仕事始めの方も多いんじゃないかと。そこでいろいろと考えた結果、いいキャッチコピーを考えました。“プロレスファンは四が日”、これで仕事、もちろん休みの方もいらっしゃると思うんですけど、仕事があるという方は、試合開始時間が17時なので、少し早めにあがるとか、『すいません。今日、四が日でプロレスファンは休みなんです』とかね、言い訳をちゃんと用意しましたんで、皆さんプロレスファンになれば、『4日休めるらしいよ』っていうようなね、とにかく盛り上げたいという『WRESTLE KINGUDOM』10回目の記念大会、そう思ってます」
オカダ「思い入れでしたっけ? そうですね。思い入れは特にありません。さっきから言ってるように、良い思い出がないですから。負けたりだとか、セミだったりとか。それこそ、最初の方はあんまり知らないですからね。まぁそんな感じです」
――1.4東京ドーム大会で2年連続同一カードは初めてことですが、これに関していかがですか?
棚橋「昨日リング上ですね、オカダと向かい合った時に、とっても懐かしい感覚に『あっ、そうか1年振りか』と。ここ何年かで見ると、かなりの頻度で闘ってきたんですけども、『そうか、1年振りか』と。『じゃあお互いの一年間をぶつけ合おうじゃないか』と。そんな感じです。懐かしい感じがしました」
オカダ「まぁボクは正直、『またか』と『また棚橋さんか』と思いますけども、やっぱり強い者同士が闘う場所ではありますから、やっぱり強い2人が、ボクと棚橋さんだったというだけじゃないですかね」
棚橋「すいません。俺、質問に答えてなかったですね(笑)。自分のコメントに酔ってしまってすいません。この東京ドームのメインイベントに出るということに、いい文句があるんだったら、『力で勝ち取ってみろよ』ってそういうことなんですよ」
――棚橋選手は今回で6年連続のメインで、今まで5年連続で勝利を収めてますが、その連勝記録を止めたいという思いはありますか?
オカダ「別にその連勝記録を止めたいとか、そういうのはまったくないですけどね。まぁ別に何年連続メインだとか、ボクはそんなしったこっちゃないですし。言いたいだけ言って下さいと思いますし。まぁ連勝のことよりも、ほんとにボクはただドームのメインで勝ちたいというだけです」
――東京ドームだけカネの雨が降ったことのないですが、それに対して悔しさやもどかしさはありますか?
オカダ「そうですね。やっぱりあれだけ大きな会場で、注目される大会でやっぱ勝ってないですからね。イコール、やっぱカネの雨も降ってないと思いますし。どんだけお客さんが入ろうが、やっぱりボクが勝たないことには、カネの雨は降りませんから。やっぱり今まで悔しかったですし、その分来年こそはしっかりやりたいと思いますね」
10月12日両国大会を終えた新日本プロレスの一夜明け会見を開き、2016年1月4日東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム」のメインカードとしてIWGPヘビー級選手権(王者)オカダ・カズチカvs(挑戦者)棚橋弘至を発表、両選手が会見に応じた。
オカダvs棚橋は何度も行ってきたが1年ぶり、今年のIWGPヘビー級戦線は4月に飯伏幸太が挑戦したもののオカダ、棚橋、AJスタイルズ中心で回ってきた結果、またこの二人の戦いとなった。
特にオカダは棚橋とはドームで2度対戦し敗れ、今年のドームでの対戦で棚橋に敗れたオカダはレインメーカーの仮面を剥がされたのか、涙を流した。
昨日も触れたが今回の対戦はオカダはチャンピオンなれど、エースは棚橋という図式を今度こそ変えれるかどうか、ドームに金の雨を降らせるのも最大の課題だが、オカダが棚橋にとって代わることが出来 るかがテーマになってくる。
11月7日にエディオンアリーナ大阪で行われる「POWER STRUGGLE」のカードも決定した
▼IWGPインターコンチネンタル選手権
[第12代王者]中邑真輔(1/60)[挑戦者]カール・アンダーソン
▼スペシャルタッグマッチ
棚橋弘至 飯伏幸太(1/30)オカダ・カズチカ 桜庭和志
▼NEVER選手権
[第9代王者]石井智宏(1/60)[挑戦者]本間朋晃
▼スペシャルタッグマッチ
矢野通 YOSHI-HASHI(1/30)AJスタイルズ バットラック・ファレ
▼スペシャルシングルマッチ
後藤洋央紀(1/30)EVIL
▼「Super Jr. Tag Tournament 2015」決勝戦「Super Jr. Tag Tournament 2015」全試合時間無制限1本勝負
10月24日 後楽園ホール
▼1回戦
①獣神サンダー・ライガー タイガーマスクvsカイル・オライリー ボビー・フィッシュ
②ロッキーロメロ バレッタvsケニー・オメガ チェーン・オーエンズ
③田口隆祐 マスカラ・ドラダvsマット・ジャクソン ニック・ジャクソン
④KUSHIDA アレックス・シェリーvsリコシェ マット・サイダル
11月1日 後楽園ホール
▼準決勝
①の勝者vs②の勝者
③の勝者vs④の勝者
次期シリーズには「Super Jr. Tag Tournament 2015」が開催され、10月24日後楽園では1回戦、11月1日の後楽園では準決勝、11月7日の大阪では決勝が行われる。
注目はリコシェとサイダルが新日本のシリーズにフル参戦しトーナメントにエントリー、二人は7月21日DRAGON GATE神戸ワールド大会で土井成樹、YAMATOの保持するツインゲート王座に挑戦したが惜しくも敗れた、二人のタッグはそれ以来だがドラゲーから来たハイフラヤータッグがジュニアタッグ戦線に食い込めるか、またケニーはNWAのオーエンズ、田口はドラダとのタッグでのエントリーとなった。
大阪大会に話を戻すと内藤哲也のパレハとなって凱旋した渡辺高章は内藤のコメント通りリングネームをEVILと改め、後藤との一騎打ちが決まったが、気になるのは次期シリーズにはEVILだけでなく内藤もカードから外れているおり、また内藤の大阪でのカードが決まっていない。EVILに関しては大阪まで謎のベールに包まれているということなのだろうが、今後の内藤の動向にも注目だと思う。
おそらく 大阪大会が終わると第2弾カード、タッグリーグが終わる頃には全カードが決まる。果たしてどんなカードがドーム大会にラインナップされるのか?【1.4東京ドーム第1弾カードが決定!】 オカダ「ボクは、ただドームのメインで勝ちたいだけ」 棚橋「ファンに衝撃を与えるような試合をします!」【10.13会見】 http://t.co/RWXyT7nd1P #njwk10 pic.twitter.com/HUYdcmMjmB
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2015, 10月 13来年1月4日(月)東京ドームのコピーは「プロレスいこうぜ!」に決定! 「仕事始めのプロレスファン」に向け、棚橋弘至は「プロレスファンは四が日」を提唱! http://t.co/RWXyT7nd1P #njwk10 #四が日 pic.twitter.com/bGusZRqkXl
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2015, 10月 13 -
内藤のパレハは変貌を遂げた渡辺も棚橋が勝利!オカダがAJを降し東京ドームのメインへ
10月12日 新日本プロレス「KING OF PRO-WRESTLING」東京・両国国技館 8302人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー タイガーマスク 田口隆祐 KUSHIDA ○マスカラ・ドラダ (8分47秒 片エビ固め)Xデビッド・フィンレー ジェイ・ホワイト 小松洋平 田中翔 ジュース・ロビンソン
※ドラダスクリュードライバー
◇第2試合◇
▼20分1本
○本間朋晃(8分55秒 片エビ固め)XYOSHI-HASHI
※こけし
◇第3試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡 永田裕志 中西学(12分12秒 体固め)後藤洋央紀 柴田勝頼 飯伏幸太 Xキャプテン・ニュージャパン
※ラリアット
◇第4試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第43代王者]○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(15分21秒 片エビ固め)[挑戦者]ロッキー・ロメロ Xバレッタ
※ダブルドラゴン
☆オライリー&フィッシュ組が2度目の防衛に成功
【reDRagonの話】
フィッシュ「IWGPジュニアのタッグベルト、ここに日本で今回も守った。これを獲りたいヤツは誰でもかかってきなさい」
オライリー「我々は何回でもこのベルトを守る。誰の挑戦でも受ける。次はヤングバックスでもいいし、誰でもいい。ヘビー級の選手が挑戦者になってきてもいい」
フィッシュ「常に我々がこのベルトをキープしていくんだ」
――最後3カウントを聞きましたか?
フィッシュ「そんなことは決まってるだろ。このベルトがあるところが示してる通り、我々なんだ。タイガー服部はレジェンドの素晴らしいレフェリーだ。その人が3カウントを言ったんだから確かだ」
【ロッポンギヴァイスの話】
ロメロ「この結果はなんなんだ。明らかに2カウントだっただろ。誰が見て3カウントに見える? ミステイクだ。これはおかしい。新日本のレフェリーがミスを犯したんだ」
バレッタ「今日はレフェリーの判定がおかしかったんだ。すぐにリマッチを要求する。ワケら分からない」
ロメロ「試合のテープを見直してビデオ判定してみろ。全てお見通しだろう。カイチョー!! スガバヤシハ!! ここに来て謝れ!! 我々六本木ヴァイスに謝れ!! そして、すぐにリマッチを組め!! ジュニアタッグトーナメントを開くのも一案だ。そこで、新日本の中で、世界中でNo.1であることをも証明してやる。(※ロッキーはreDRagonを見つけると、2人に向かって) reDRagon FU●K YOU!!!」
フィッシュ「見ての通り、俺たちがチャンピオンだ。ベルトはここにある。自分たちは誰の挑戦でもうけるぞ。六本木ヴァイスのリマッチでもいいし、ヤングバックスでも、タイムスプリッターズでもだれでもいい!! 俺たちがチャンピオンなんだ!!」
◇第5試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第72代王者]ケニー・オメガ(15分26秒 エビ固め)[挑戦者]マット・サイダル
※片翼の天使
☆オメガが初防衛に成功
【ケニーの話】
ケニー「見ての通りの結果だ。イージー、簡単だったな。“マット・サイダル”は良いレスラーだったな。だがな、ハートが足りない。オレはトレーニングで体だけを鍛えているだけじゃない。精神をも鍛えているのだ。そして、全てを兼ね備えられているのだ」
――挑戦者はもう居ないのでは?
ケニー「確かに新日本のレスラーの中には居ないかもしれないな。だから今日“マット・サイダル”という新たなチャレンジャーが現れたんだ。新日本のレスラーは弱いヤツばかりだからな。新しいチャレンジャーを探して来いよ。新日本がダメなら他団体からでも、世界の団体でも挑戦してくるといい。オレが挑戦を受けてやるよ」
――挑戦者が居ないとなると、ヘビー転向も視野にいれているのでは?
ケニー「そうだな。将来、そのようになる時が来るかもしれないな。自分自身は、体も大きくて、強すぎる存在になりつつある。だから選択肢としては2つある。ジュニアヘビーの新たなチャレンジャーを探してくること、それが無理ならヘビーでも誰でもかかってこい」
――ジュニア界で何か新たな目標は?
ケニー「タッグトーナメントをやるのであれば、そこに出るのは目標になるだろう。しかし、パートナーが居ない。BULLET CLUBのジュニア選手のヤングバックスはもう兄弟だ。タッグを組むだろう。だから良いパートナーなら誰でもいい。BULLET CLUBの新しいジュニア選手でも良いパートナーでも誰でもいい。それが目標だ」
【サイダル話】「今日の結果は、自分が思っていたような結果ではまったくない。日本に来て数日、あっという間にこの数日が終わってしまった。でもこれが自分自身のすべてだとは思ってほしくない。皆さん、そう思わないでくれ。自分は必ずもう一度“リボーン”する。もう一度生まれ変わる。そして“インプルーブ”してまた帰ってくる。そして再びケニー・オメガに挑戦したい。そしてIWGPジュニアヘビーのタイトルを必ず獲ってやる。“リボーン”する。それが自分の合言葉だ。オツカレサマデス」
◇第6試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
中邑真輔 ○矢野通 桜庭和志(7分03秒 横入り式エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xバッドラック・ファレ
※634からの丸め込み
◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○石井智宏(17分54秒 片エビ固め)[第8代王者]X真壁刀義
※垂直落下式ブレーンバスター
☆真壁が3度目の防衛に失敗。石井が第9代王者となる
【石井の話】
石井「やっと前が見えてきたよ。アイツを倒さないと前が真っ黒で何にも見えない状態だから。これでちょっと光が見えた。それだけのことだよ。4回目に挑戦が何だ。言っとけよ。俺は4回でも5回でも、必ず落とし前はつけるんだよ。それが今回4回目だったってだけだよ。それだけのことだよ。まだよ、真壁、いいぞ? 挑戦受けてやるよ。本間が来たな。8月によ、不名誉な記録に俺の名前が入ってるよな? 丁度良かったよ。それを俺が思い出に変えさせてやるよ。アイツに2度はねぇ」
――前回チャンピオンだった時に、このベルトでIWGPと闘うっておっしゃってましたが
石井「言ったっけ? 分かんねぇ。俺、コロコロ変わるから。俺、マスコミの前から逃げたいだけだから。その場しのぎのコメントかもしれないし。それは分からない。でも、今は本間が決まったからよ、本間をぶっ潰してやるよ。あの8月以来俺はよ、悔しくて情けなくてしょうがなかったからよ。丁度いい」
◇第8試合◇
▼東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦/60分1本
[権利証保持者/G1 CLIMAX 2015優勝者]○棚橋弘至(19分55秒 片エビ固め)[挑戦者]X内藤哲也
※ハイフライフロー
【棚橋の話】
――まずは東京ドームメイン連続出場おめでとうございます。
棚橋「内藤に言っといて。もう1回やってもいいよ。納得いかないんだったらな」
――棚橋選手しか見えていなかった内藤選手と、ドームの先まで見えていた棚橋選手の差が出てましたが?
棚橋「そうなんだよね。ただこれはね、もう想像力の世界で、これ(権利証)を持ってる、ドームに上がれる、メインに上がれる、ベルトが巻けるってとこまでイメージできるかどうか。そこまでイメージできたら、この挑戦権利証をいらないなんて絶対言えないから。まぁそれが内藤流なのかもしれない」
――棚橋選手は常々「新日本プロレスの中心」という言葉をおっしゃってますが、東京ドームに向けての覚悟は?
棚橋「新日本プロレス、今中心が多いでしょ。中心は1個だから中心なんです。俺が全部まとめてみせますよ」
――次の試合のメインの試合で対戦相手が決まりますが、お気持ちとしてはオカダ選手ですか?
棚橋「(天を見上げて)……こればっかりはわかんない。なんとなくイメージはしてるけど。そもそもエースとチャンピオンは違うっていうことが、違和感を生んでるんですよ。それをなんとかできれば、もうひと波きますよ」
【後藤の話】「クソッ。組めよ、アイツ(渡辺高章)と。いつでもいい。アイツと組めコノヤロー。オイ、中途半端なレスラーが、アメリカから中途半端に帰ってきて、中途半端なことしたって、なにも変わらないってことを俺が教えてやるよ。よく覚えとけよコノヤロー。渡辺!覚えとけよ、ただじゃすまさねぇぞ」
【内藤の話】
内藤「痛てぇ~。痛ぇよ。どこが痛いかって? 耳たぶかな? うわっ、スッゲェ痛ぇわ! これじゃあさ、次のシリーズ試合できねぇや!! 耳たぶが痛ぇよ!! そういう訳でさ、俺次のシリーズ出ないから。もちろんパレハも出ないから。よろしく。まぁ今日は、挑戦権利証なんて俺はどうでもいいんだよ。俺にとって一番大事なのは、パレハを皆様にお披露目することだから。ちゃんと、連れてきたでしょ? パレハ。スペイン語も喋れるパレハだよ。『Hola! (やぁ)』って話しかけたら『Hola!』ってちゃんと返してくれるからね。挨拶だけできれば、問題ないよ。9月シリーズ組まされてたさ、ジュース・ロビンソンは挨拶すらできなかったからね。彼は挨拶できるんだ。何も問題ないよ。でだ。で、彼の名前、知ってる? 知ってる? あれ? 知らないの?」
――渡辺(高章)選手……
内藤「彼の名前は『“キング・オブ・ダークネス”イーブル』だよ。イーブル。イーブルに、何か質問ある? イーブルの声を聞きたい? いつ聞きたいんだよ。今日聞きたいのか。今すぐ聞きたいのか。トランキーロ!! 焦んなよ!! イーブルだよ!!!」
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第63代王者]○オカダ・カズチカ(30分15秒 片エビ固め)[挑戦者]XAJスタイルズ
※レインメーカー
☆オカダが初防衛に成功
(試合後)
オカダ「みっつ、言わして下さい!ひとつ! AJ、このベルト、おまえがしっかり輝きを増してくれたよ。またやろうぜ!ふたつ! このベルトと一緒に、東京ドームのメインイベントが・・・(その途中で棚橋が現われて背後に立つ。その気配に気づいたオカダだったが、棚橋を無視してアピールを続行。)みっつ! ・・・特にあるぞ!次は! 棚橋さん、あんただ」
棚橋「オカダ!! ・・・懐かしいな、この感じ、チャンピオン・・・エース・・・チャンピオン・・・エース・・・これがな、分かれてるからめんどくせぇんだよ、いいか? ・・・もうベルトは目の前にある。最後に言っといてやる。オカダ、IWGPは近いぞ!!」
(ここでオカダと棚橋が至近距離で睨み合い、それぞれベルトと挑戦権利証入りのアタッシュケースを高く掲げる。その後、棚橋が退場する)
外道「。「棚橋! 言い忘れたことがあるんだけどよ。IWGPが近いって!? だけどよ、おまえは絶対レインメーカーには勝てねぇ! なんでかわかるかオイ!? レェェベェルが違うんだよ、コノヤロー!!オイ、いいか! レインメーカーがチャンピオンである限り、2016年1月4日『WRESTLE KINGDOM 10』に! ・・・カネの雨が降るぞ!」
【オカダ、外道の話】
――初防衛、おめでとうございます。かなり疲労の色が見えますが?
オカダ「やっぱり、AJですからね。そんな、楽な相手じゃないですし。そんな楽な相手だったら、このベルトも輝きませんから。まだ初防衛か、というような感じですけどね。このベルト、東京ドームまでにしっかり輝かせないといけないですからね。ま、相応しい相手だったんじゃないかと思います」
――そしてベルトがより輝いて、東京ドームを迎えますが、棚橋選手にはどんな思いをお持ちでしょうか?
オカダ「試合終わったばかりですから、正直まだピンとこないですけど。ホント、東京ドームで3回……嫌というほど試合してますし、東京ドームだけは、良い思い出ないんで、しっかり良い思い出作らせて頂きます」
――東京ドームのメインで、最後にベルトを腰に巻いて入場することになります。その点についていかがでしょうか?
オカダ「まぁ、しっかりとプロレス界の顔として、プロレス界のチャンピオンとして、しっかり、カッコいい入場をしたいなと思います」
――ベルトに対して棚橋選手が『IWGPは近いぞ』という言葉をかけていましたが?
オカダ「イコール、『G1』も近かったという事なんじゃないですかね。まぁ別に、近かろうが、遠かろうが、関係ないですよ。今年東京ドームで、遠いと言われたものが、僕が近づいたのか、向こうが近づいてきたのか、そんな事知らないですけど。近いということですからね。まぁイッテンヨンが終われば分かりますからね、それは。しっかりやりたいなと思いますね」
――『チャンピオンとエースが分かれているからめんどくさい』と棚橋選手はコメントされていましたが、オカダ選手が防衛した場合、もう“エース”は名乗らせないのでしょうか?
オカダ「別に要らないですよ“エース”なんて。勝手に言っておけばいいです。“エース”だろうが、何だろうが。言ってください。僕は“チャンピオン”ですし、“レインメーカー”ですから」
――東京ドームではどんなレインメーカーの姿を魅せてくれますか?
オカダ「棚橋さんとも、1年ぶりのシングルマッチになりますし、『レヴェルの違う』僕の強さだけはしっかり見せて、レヴェルの違うかっこよさ、レヴェルの違う華やかさ、全てを出して防衛したいと思います」
――凱旋帰国してから、初めてトップロープからのドロップキックを見せてくれたのではないかと思いますが?
オカダ「えー、大阪でやりましたね……」
――失礼しました。レインメーカーを3連発は中邑選手との『G1(24)決勝戦』以来かと思うのですが?
オカダ「あの時は中邑さんにあれだけやらないと勝てないと思いましたし、AJも最初(1発レインメーカーが)決まりましたけど、BULLET CLUBを使ったりとかして。それでもその後動いてましたからね。3発いかなきゃ勝てないと思いましたから、しっかり3発いかせてもらいました」
――東京ドームのIWGPのメインで試合後に涙を見せたことがありましたが、その涙の意味とは?
オカダ「涙の……?」
外道「くだらない質問だな。何言ってるか分からない」
オカダ「くだらない質問ですね。乾杯しましょう!」
※オカダ、外道がビールを手に取るも。
外道「乾杯はどうだ?」
オカダ「とっときますか」
外道「東京ドームまで取っておくか。なんか気分が……AJ退けたってのはあるけど、邪魔なヤツが最後に出てきたからな。新たな闘いが始まった気がするし」
オカダ「東京ドームのあとにしますか?」
外道「東京ドームのあとにとっておこうか」
オカダ「そうしましょう」
【棚橋の話】
――あえてリング上で、「IWGPは近いぞ」という言葉を送りましたが、その真意は?
棚橋「ここまで這い上がってきたんすよ、遠かったけど。もう今、権利証を持ってて、ベルトが目の前にある。近いでしょ?這い上がってきたっす」
――「チャンピオンとエースがわかれているから、めんどくさい」という言葉も出ましたが?
棚橋「エースでチャンピオンじゃないからオカシイ。それに俺とオカダの物語も、そろそろ終わりにしますよ」
――となると棚橋選手としても、もう不退転の決意?
棚橋「そうっすね。まぁいろいろ『お疲れ様でした』、『疲れてない』とか、『時代を動かす』とか、いろいろあったけど、ここまで這い上がってきたから。疲れてないし。まだまだ俺は走れますよ」
――今日のAJ選手との防衛戦を見ると、手強さというのも十分見えてるかと思いますが?
棚橋「認めてますよ。ただ、この権利証を獲った時にドームが見えて、ベルトを巻く姿もしっかりイメージできてるから。イメージができたら、次やるべきことができるから。必ずもう一度、チャンピオンになります」
両国大会のセミはIWGPヘビー級王座挑戦の権利書をかけて棚橋と内藤が対戦するが、注目は内藤が連れてくるパレハ(仲間)、メキシコのロス・インゴベルナブレスのメンバーであるラ・ソンブラまたルーシェ、メキシコ遠征時に内藤が高く評価していたカマイタチこと高橋広夢、全日本プロレスを退団した潮﨑豪、欠場中の高橋裕二郎など候補が上がる中、先に黒スーツの銀マスクと内藤とは違う横幅の広い同じ姿の男が登場、そして後になって内藤も登場した。
試合は内藤は自身のペースで試合を進め、制御不能ぶりで棚橋のペースを狂わせ、そして棚橋の下半身をエプロンにかけてからリバースDDTで後頭部を場外マットへ叩きつける荒技を敢行してから、棚橋の首攻めを展開する。
劣勢の棚橋だったが低空ドロップキックからテキサスクローバーホールド、ロープ越しのドラゴンスクリューから流れを変え、場外戦でパレハを牽制しながらもリングに戻ってからハイフライアタックを発射するが内藤は膝で迎撃、エルボーのラリーは棚橋が競り勝つが、内藤は掟破りのスリングブレイド、グロリアから勝負に出ると、そして棚橋をレフェリーにぶつけて無法地帯を作り上げてからパレハがリングイン、そして正体はTNAなどアメリカマットに遠征中だった渡辺高章、渡辺はジャーマンから内藤と共に棚橋を袋叩きにするが、ここで後藤、柴田が駆けつけ渡辺を蹴散らす、内藤は急所攻撃からジャックナイフ式固め、そしてデスティーノを狙うが、しっかりマークしていた棚橋はスリングブレイドで切り返すとハイフライアタック、ハイフライフローで3カウントを奪い勝利、試合後は後藤が渡辺に襲い掛かるが、渡辺は変型のSTOでKOし変貌ぶりをしっかりアピールした。
自分はメキシコ絡みでソンブラか広夢と思っていたが、アメリカに旅立っていた渡辺はノーマークというか、制御不能の内藤にしてみればファンを振り回す意味では妥当な人選だった。IWGPヘビー級王座からは遠ざかったが内藤のキャラは完成しつつある、後はどう結果を残すか、また渡辺も風貌はしっかり変わり後藤をKOすることで変貌ぶりを大きくアピールすることができた。
メインのIWGPヘビー級選手権は序盤は互角、試合途中でオカダはBULLET CLUBの介入に遭って大ダメージを負うも、AJの動きを読みきってすぐ自身のペースを取り戻す、今まではオカダにとってAJは壁として立ちはだかっていたが、完全に壁ではなくなっていた。
終盤にオカダは前回のフィニッシュであるジャーマンからのレインメーカーを狙うが、またしてもBULLET CLUBの介入に遭うも、スタイルズクラッシュは阻止したが、もう一つのフィニッシュであるカーフキラーに捕まり、脱出したオカダはレインメーカーを繰り出すも、かわしたAJはカーフキラーとオカダを追い詰める。
AJはスタイルズクラッシュを狙うが、オカダが踏ん張るとコーナーの攻防となり、オカダはデットリードライブと思いきや手を離さないままレインメーカーを決め、最後は連発で3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後はオカダのアピール中に棚橋が登場、「IWGPは近いぞ!」と宣戦布告を果たした。オカダvs棚橋はこれで何度目なのか、マンネリと言われつつも、今まで以上の試合をする、今回は立場が入れ替わってオカダが王者、棚橋が挑戦者となるが、オカダはチャンピオンなれど、これまで新日本を背負ってきた棚橋を越えない限りは真のエースにはなれない、ドームの主役もあるが本当の意味で棚橋を越えなければいけない、それがオカダvs棚橋戦の重要なテーマになってくると思う、そしてオカダは棚橋戦の前に王者として天龍源一郎の引退試合の相手を務める、果たして棚橋戦に向けて天龍から何を得るのか・・・
NEVER選手権はまさしくど真ん中プロレスの試合、場外戦やコーナーでの攻防もあったが二人にしてみればどこで試合をしようが“ど真ん中”なのかもしれない、石井は掟破りのキングコングニーを真壁の後頭部に投下するが、キングコングハンマー、スパイダージャーマンからキングコングニーを投下も自爆、石井はこれも真壁が得意としているドラゴンスープレックスからスライディングラリアット、そして垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪う王座奪還、キングコングニーの攻防が勝敗を分けたのか、試合後は第2試合で腰痛と最悪なコンディションながらもYOSHI-HASHIを降した本間が挑戦を表明、また2月の王座決定戦では真壁の代役ということで石井と対戦したが、G1で石井に勝ったこともあって、今回は正式な挑戦者として石井に挑む。
IWGPジュニアヘビー級選手権はサイダルがケニーの脚攻めや空中戦で攻め込んだが、パワーではケニーが優り、最後はエアーサイダルを剣山で迎撃したケニーがジャンピングンニーから片翼の天使で王座防衛、今回のケニーは介入はほとんどなく実力で堂々の防衛だった。
IWGPジュニアタッグ選手権は一進一退の攻防となるが、reDRagon合体式ジャーマンことダブルドラゴンをバレッタに決め、フィッシュがカバーに入るもロメロのカットが遅れて3カウントが入ってしまい王座防衛、まだこれからというときに唐突に終わったことでファンも戸惑い、ロメロもレフェリーの裁定に納得できずジュニアタッグトーナメント開催を訴えた。【昨日の結果はコチラ!】レインメーカー3連発、オカダがAJとの激闘に勝利! 「IWGPは近いぞ!」1.4東京ドームの“挑戦者”棚橋が宣戦布告! http://t.co/mXSqUMYbJI #njkopw pic.twitter.com/Vyy6DzkLh4
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2015, 10月 13両国国技館 pic.twitter.com/x1OcGdQIXV
— 『KAMINOGE』編集部 (@kaminoge_1) 2015, 10月 12新日本プロレス両国、ケニーが試合後に「俺の相手を誰でもいいから連れてきてくれ。新日本だろうが全日本だろうがDDTだろうがK-DOJOだろうがHEAT UPだろうがどこでも構わない」って英語で言ってて、お、ここでヒートアップ⁈ってちょっとびっくりして嬉しくなりました
— sayoko mita (@345m) 2015, 10月 12両国大会、終了しました! pic.twitter.com/sThz4VBFfZ
— Sakuraba39 Staff (@KS_SAKU39) 2015, 10月 12 -
中邑真輔が“強い”後藤洋央紀を降しインターコンチネンタル王座を奪還!内藤は制御不能の流儀で柴田を降す!
9月27日 新日本プロレス「DESTRUCTION in KOBE」兵庫・神戸ワールド記念ホール 6120人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
小松洋平 ○田中翔(5分0秒 逆エビ固め)デビッド・フィンレー Xジェイ・ホワイト
◇第2試合◇
▼20分1本
○永田裕志 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(8分44秒 バックドロップホールド)中西学 キャプテン・ニュージャパン Xジュース・ロビンソン
◇第3試合◇
▼30分1本
石井智宏 YOSHI-HASHI ○ロッキー・ロメロ バレッタ(7分48秒 片エビ固め)真壁刀義 本間朋晃 田口隆祐 Xマスカラ・ドラダ
※ストロングゼロ
◇第4試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
天山広吉 小島聡 ○マット・サイダル(10分52秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ ×ケニー・オメガ
※エア・ヴォーン
◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○内藤哲也(11分49秒 片エビ固め)×柴田勝頼
※デスティーノ
【内藤の話】
内藤「(※乱闘を繰り広げていた部屋から先に出てきて)ちゃんと押さえとけ。(※改めてコメントルームに入って)制御不能、柴田の方じゃねえか? ケンカ 売りに来ました? ギラギラした柴田が見れて、少しは感謝しろよ。そんな柴田が見たかったんだろ? まあ、ケンカの売り方、ケンカの買い方、少しは教えて もらったかな? 『G1』が終わって、一番面倒なヤツを片付けて。次は何?」
--棚橋選手が挑戦権利証を懸けて内藤選手と闘うって言ってますが…。
内藤「それ、俺に挑戦してくんの? 俺が挑戦? おい、『G1』で勝ったの俺だぞ。お前が挑戦して来いよ。その挑戦、俺が受けるか、受けないか…答えは、トランキーロだ」
◇第6試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
オカダ・カズチカ 矢野通 ○桜庭和志(12分18秒 サクラバロック)AJスタイルズ タマ・トンガ ×ゴーディ・ホール
◇第7試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第43代王者組]カイル・オライリー ○ボビー・フィッシュ(16分17秒 片エビ固め)[挑戦者組]KUSHIDA ×アレックス・シェリー
※チェイシング・ザ・ドラゴン
☆オライリー&フィッシュ組が初防衛に成功
(試合後にロッポンギヴァイスが登場、2チームに対して拍手を送る。そして握手すると見せかけ、2チームを蹴散らす。さらにマットにベルトを置くと、そこ目掛けてフィッシュにストロング・ゼロを敢行する)
ロメロ「俺たちが次のチャンピオンだ。ロッポンギヴァイス、サイコウヤ。ノリノリヤデ~!ハハハ」
【オライリーの話】「ロッポンギヴァイス、何をしやがるんだ。お前らが握手を求めたから、礼儀正しく次の挑戦者に名乗りを上げてきたから、それを受けようと握り返してやったのに…。タイムスプリッターズをやっつけて、俺たちこそが今までにない永遠のチャンピオンになろうと証明するために受けてやろうと思ったのに…。タイムスプッリターズのKUSHIDAとアレックス・シェリーは素晴らしいアスリートだ。だから彼らとはいつでも何度でも闘いたい。そのために俺たちはコンディションを作ってるようなものだ。だけどそれは後回しだ。それより先に、ロッポンギヴァイスに痛みを味わわせてやろう。骨の髄までな。俺たちから指名する。トーキョーで、『KING OF PRO-WRESTLING』で、ロッポンギヴァイスとreDRAGONで、IWGPジュニアヘビー級タッグタイトルマッチだ。ストロングゼロとチェイシング・ザ・ドラゴン、どっちが上か勝負だ。それでいいだろ? 何も文句はないだろ?」
【KUSHIDAの話】「ああ、ああ、また、また団子状態になっちまったよ。群雄割拠。春から夏につけた差を、一気に縮められてしまいました。こんなんじゃダメだ。こんなんじゃ、誰の時代も作れない。シングルだけじゃない。タッグでも、跳び抜けなきゃ…」
【ロッポンギヴァイスの話】
ロメロ「これでいいだろ? ロッポンギヴァイスをのけ者にすると、こうなるんだ」
バレッタ「簡単なことだ。俺たちはバッドガイなんだからな。これでタイトルマッチが組まれるはずだ。まあ、さっきはその試合後と同じことを見せつけてやっただけさ」
ロメロ「その通りだ。reDRAGONよ、俺たちが次の挑戦者だ。何があっても、その試合を組まないわけにはいかないだろ? そして俺たちがチャンピオンになるんだ。それも永遠のな。わかるか? reDRAGONはロッポンギヴァイスの前に倒れるんだ。そして泣きわめくだけさ。ナカスゾ、コノヤロー。イチ、ニー、サン、シバクゾ。わかったか?」
バレッタ「ノー」
ロメロ「イチ、ニー、サン、シバクゾだぞ?」
バレッタ「何だ、それは?」
ロメロ「まあ、いい。イチ、ニー、サン、シバクゾ。ノリノリ・ヤデ~。ハハハハハ」
◇第8試合◇
▼東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦/60分1本
[権利証保持者/G1 CLIMAX 25優勝者] ○棚橋弘至(16分37秒 片エビ固め)[挑戦者]×バッドラック・ファレ
※ハイフライフロー
(試合後)
棚橋「闘いたい相手がいます。内藤!聞こえてっか、内藤!(内藤を呼び込むと、棚橋はコーナートップに腰掛け、内藤の登場を待つ。そして、内藤はパイプ椅子を片手に登場すると、花道でパイプ椅子に腰かける。)内藤、お前が聞きやすいように、焦らずに喋ってやる。東京ドームのメインイベントのチャンスは、今ここにあるぞ(権利書の入ったアタッシュケースを掲げる)。どうだ、チャンスは目の前だ。俺とやるのか、やらないのか、お前に決定権はねぇ。そう、俺と闘え!(これに対し、内藤はリングに向かうが、途中で棚橋に背中を向けると、そのまま花道を下がっていく。)内藤、俺から言ってやる。お前もな、そろそろ焦んないと、まずいぞ。必ずこの権利書を東京ドームまで守って、6年連続東京ドームメインイベント出ます。(マイクを捨て肉声で)会場の皆さん、愛してま~す!」」
【棚橋の話】「権利証を持って、『G1』から(東京)ドームへの道のりは、すごく短い。そのせいもあって、この権利証の交代劇は1度も起きてない。そして俺も、起こすわけにはいかない。ただ、このままドームに持っててもいいんだけど、『G1』で悔しい負けを経験してるんでね。かつてない…。内藤だけじゃない、AJ、飯伏。俺は広島ってとこに借りがあるし。その相手は内藤だったってこと。俺と内藤をさかのぼれば、両国でもやったことあるけど、今は全然、シチュエーションが違うから。正直なとこ言おうか。棚橋の次は、内藤だと思ってたんだけどな…。なぜかこんなシチュエーションで当たるとはな、思ってなかった」
【内藤の話】「いやあ、『棚橋』コールがいっぱい聞こえたね。その棚橋に『出て来い』って言われたからさ、出て行ったらさ、『帰れ、帰れ』ってうるせえな、神戸の客は。『出て来い』って言われたから、出てっただけでしょ、って? まあ、いいや。何だ、ここに東京ドームのメインイベントに出れる権利があるって? いやいやいや、待てよ、俺は知ってるぜ、その権利証を取っても東京ドームのメインイベントに出れるかわかんないんでしょ? 知ってるよ、なんせ経験者ですから。まあ、結局、この会社は、棚橋が言ったことがすべてだからね。棚橋の言うこと、正しいんだろ、結局? だったら、棚橋が俺とやるって言ったってことは、やらないといけないんでしょ? 俺が何て言ったって、結局、棚橋の言ったことがすべてだから。ってことは、俺、(棚橋と)やればいいの? たださ、どうしても東京ドームのメインに立ちたいんでしょ、棚橋は? ってことは、もし俺が勝ったとしても、もう1回だとか、リマッチだとか、わけわかんないこと言ってくるんでしょ? ならさ、棚橋、一つ俺と約束してくれよ。仮に俺がその権利証を懸けて棚橋とやった場合、これが最後だ。リマッチ、もう1回はなしだ。これで勝った方が、権利証を持ったまま東京ドームに進むっていうのはどうだよ? あと一つ、これは棚橋にじゃなくて、新日本プロレスに。ぜひぜひお願いしたい。俺が権利証を取ったら、またやろうよ、ファン投票をやろうよ。誰がメインイベントがいいか、ファン投票やろうよ。それぐらい、俺、大きいこと言ってもいいでしょ? わざわざ、棚橋の挑戦を俺、受けてあげるんだから、それぐらい言わせてくれよ。あと、一番大事なこと、あと一つ。いつまでたってもスペイン語をしゃべれるパートナーを用意してくれないんでね。そろそろジュース・ロビンソンはもういいだろ。もう待っても待っても準備しないんだったら、そろそろ俺からパレハ(仲間)を用意しようかなと。舞台は、次の両国。対戦カード、知らないよ。権利証マッチ、やるの? 知らないよ。両国に、俺のパレハを連れて行くから、楽しみに待っててよ。そのパレハが誰か? 誰か? 名前言って下さいって? 誰かって? トランキーロ、焦んなよ」
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[挑戦者]○中邑真輔(22分56秒 エビ固め)[第11代王者]×後藤洋央紀
※ボマイェ
☆後藤2度目の防衛に失敗 中邑が第12代目王者となる
(試合後にアンダーソンがギャローズを伴って登場)
アンダーソン「コーベー、コーベー。おめでとう、IWGPインターコンチネンタル新チャンピオン、ナカムラーシンスケー!コーベー、コーベー、カール・アンダーソンデス。俺は『G1』で中邑と後藤に勝った。そして俺は4度IWGPタッグチャンピオンになった。コーベー、俺はIWGPインターコンチネンタルチャンピオンになりたい。そして俺は2冠王者になる。シンスケ、俺の挑戦を受けるか?コーベー、イチ、ニー、サン、バレットクラブ、イヤァオ!」
中邑「ちょっと待って。まだ、息ができない……ウッソ~!どいつもこいつも、パクりやがって。リッスン!ディス、イズ、リアル……イヤァオ!」
【中邑の話】「いやぁ、前チャンピオン、あっぱれでした。それ以上、称えたいのはやまやまだけど、まぁこんな状態じゃ、また落ち着いたら言ってやるよ。そして、3度(たび)、4度、5度、またこのインターコンチネンタル(のベルト)、自分の手に戻って来た。まだまだやることあんのかな?あるからこそ、このベルト、俺の命、吸い尽くしに戻って来たんでしょう。まぁ、ある意味、この1年、後藤洋央紀相手に闘ったと言っても過言じゃないよね。俺からすれば、やり方、違うけど、偉大なチャンピオンの1人だったぜ。インターコンチネンタルチャンピオンとして、IWGPチャンピオンにサシで勝ってんだから、それ以上の色ってありますか?まぁあっぱれって言ってるよ。もう早々に、インターコンチンネンタルの次の相手が決まったみたいだね。もうサイコロは投げられたも同然。さぁこの最高のベルトで闘っていこうか…」
【アンダーソンの話】「ナカムラ、シンスケ、みんなCHAOSのことが好きだな。シンスケの格好を真似たヤツもたくさんいる。だけどイチバンはBULLET CLUBの方なんだ。次、俺がそのベルトに挑戦する。俺は『G1』でお前を倒した。ガンスタンでワン、ツー、スリー。そして(前王者の)ゴトーも倒した。ここにタッグのベルトがある。俺がダブルチャンピオンになる。2本のベルトを持ってトーキョードームへ行くぞ。イヤァオ!」
メインの後藤vs中邑によるインターコンチネンタル選手権は4月の両国で後藤に敗れ王座から転落、5月の福岡、7月の大阪城と3連敗を喫しインターコンチネンタル王座戦線から一歩後退したと見られていた中邑だったが、8月のG1の公式戦で後藤を破ったことで再浮上し今回の挑戦にこぎ着けた。
入場した中邑は必勝を期してか赤いハチマキを巻いて登場し、そのままで試合に臨む、3月までは後藤に対して見下した態度を取っていたが、さすがに今回ばかりはそんな態度は取らない。
試合は先手を奪ったのは後藤、手四つの力比べからリストを奪い合うなど互いに慎重な立ち上がりも、後藤がヘッドロックで捕らえると、首を痛めている中邑は苦悶の表情を浮かべ、中邑の首筋にエルボーやラリアットを打ち込み、場外戦でも鉄柵を使って首を絞めあげるなど首攻めを展開、中邑も後藤をエプロンに固定してのギロチンニーからお返しとばかりに首攻めでやり返すが、後藤は村正からブルドッキングヘッドロックと再び中邑の首にダメージを与える。
エルボー合戦は後藤が制するも、スピンキックを放った中邑はうつ伏せの後藤に膝を打ち込み、トップロープに固定してから膝と打ち込んでいくが、バッククラッカーからのボマイェはかわされてしまうと、後藤は中邑のもう一つのウイークポイントである左肘を捕らえて腕十字、そして昇龍結界へと移行し中邑を追い詰める。
後藤はアームブリーカー、腕を決めたままのバックドロップ、半立ちの中邑にミドルキックと攻め込んでから昇天を狙うが、背後に着地した中邑は後藤の後頭部にボマイェを炸裂させ、エルボー合戦も競り勝った後で踵落としからスライディングボマイェを炸裂させる。
中邑は雪崩式ランドスライドを狙うが、後藤は雪崩式回天で逆襲し中邑の首に再びダメージを与えると、串刺し攻撃をかわしジャンピングボマイェをキャッチした後藤は牛殺し、そして再度昇天を狙うと中邑はナックルで阻止、だが後藤も中邑の顎に頭突きを放って応戦する。
後藤は特攻ラリアットを狙うが中邑は巻き込み式腕十字で切り返す、しかし後藤が逆に腕十字で切り返し昇龍結界へと移行しようとすると、中邑は前方回転で脱出してから至近距離からのボマイェを炸裂させ、スライディングボマイェからのボマイェは後藤はキャッチするが、中邑は右膝を後藤の顔面に浴びせるとボマイェを炸裂させ3カウント、王座奪還に成功した。
今回の中邑は眠れる後藤を呼び覚ますのではなく"強い"後藤への挑戦だったが、首や左肘の状態は万全ではなかったものの、追い詰められた時の強さを発揮した中邑が強い後藤を破って見事に王座を奪還した。
次の挑戦者にはG1で敗れたアンダーソンが名乗りを挙げたが、再びゼロからインターコンチネンタル王座を染め上げることになった中邑、果たしてどんなカラーに王座を染め上げていくのか?
G1から遺恨がエスカレートしている内藤vs柴田は内藤はジャケット姿とドクロのマスクではなく笑顔を描いたマスクでゆったりと入場、試合開始後にやっと内藤をマスクを取ったところで柴田がフロントハイで強襲するが、岡山大会の仕返しなのか内藤は鉄柵攻撃で連発、そして客席に設置してあるフェンスに叩きつけ、リングに戻っても柴田のお株を奪うようにコーナーに倒れこむ柴田にエルボー、低空ドロップキックを決めていくが、顔面を踏みつけてカバーする内藤に怒った柴田はノド輪でコーナーで押し込んでからエルボー、内藤もやり返すが3D式ドロップキックを阻止した柴田はタランチュラ式首四の字、串刺しビッグブーツ、顔面ウォッシュ、場外戦で鉄柵攻撃の連打からビックブー ツと喧嘩スタイルで試合の流れを変える。
リングに戻った柴田はコブラツイストで捕獲、顔面への低空ドロップキックと攻勢に出るが、内藤は柴田の顔面に唾、フライングフォアアーム式エルボーアタックから延髄斬りジャーマンと攻め込むも、柴田は突進する内藤にラリアットを放つ。
両者はエルボーのラリーは柴田が制すると延髄斬りをかわしてSTFからナガタロックⅡへと移行、スリーパーからミドルキックの連打、顔面蹴り、そして再度スリーパーで捕獲するが内藤は急所攻撃の連打で脱出してからデスティーノで逆転3カウントで勝利!柴田の喧嘩に対し内藤は自身の流儀で勝利を収め、試合後は勝ち誇るように内藤はTVカメラクルーや若手達を襲撃すると怒りの収まらない柴田が襲い掛かり大乱闘 となった。
棚橋vsファレはファレからグラウンドを仕掛けて機先を制し、棚橋が場外に転落したところでトンガが強襲、エプロンに仰向けになった棚橋にファレがボディープレスで圧殺、鉄柵攻撃の連打でファレは自分の流れに戻す。
ファレはショルダークローからボディープレスを投下するも自爆となると、棚橋はフライングフォアアーム連打、エルボードロップ、サマーソルトドロップと流れを変え、トンガの介入も振り切って逆上がりからのヘッドシザースホイップでファレを場外へ追いやるとコーナー最上段からのプランチャを発射、そしてロープ越しのドラゴンスクリューでファレの動きを止める。
棚橋はテキサスクローバーホールドを狙うが、脚力で脱出したファレはボデ ィープレス、回転エビ固めを狙う棚橋を雷電ドロップで圧殺するとバットラックフォールを狙う、しかし着地した棚橋は張り手を一閃、棚橋のエルボーに対しファレはハンマーで応戦する。
棚橋はスリングブレイドを狙うもキャッチしたファレはバックフリップ、突進する棚橋にスピアーを浴びせてから再度バットラックフォールを狙うが棚橋はスリングブレイドで切り返し、スリングブレイドからハイフライアタックで勝負に出るがキャッチしたファレはグラネードを決め、フォーリン・ココナッツを狙う。
起き上がった棚橋は雪崩式ブレーンバスターからトウェルブシックスを決めると最後はハイフライフローで3カウントを奪い権利書を死守、試合後は対戦相手にG1で敗れた内藤を指名、花道でイスに 座った内藤は棚橋の指名を受け襲い掛かるフリをして去っていくも、バックステージではメンバーを呼び寄せることをほのめかしたIWGPジュニアタッグ選手権はreDRagonがタイムスプリッターズを分断、病み上がりのシェリーが捕まり、交代したKUSHIDAが奮戦するも主導権を握れない展開が続く、reDRagonのチェイシング・ザ・ドラゴンを防いだスプリッターズはシェリーのオートマティック・ミッドナイト、KUSHIDAの延髄斬りとチェイシング・ザ・ドラゴンをモデルにした合体技を披露するが決め手にならず、その後も大混戦からスプリッターズはI-94を狙うがフィッシュがカットに入られてしまい、最後はKUSHIDAを蹴散らしてから最後はオライリーがスイングDDTからチェイシング・ザ・ドラゴンをシェリーに決め3カウントを奪い、reDRagonが完勝防衛、試合後にはロッポンギバイスがreDRagonを襲撃しフィッシュをストロングゼロを決めKOするという暴挙を働いて挑戦を表明したが、タイムスプリッターズではreDRagonにもう勝てないのか、それともスプリッターズはもう限界なのか…
次のビッグマッチは10月12日の両国、メインはIWGPヘビー級王座をかけてオカダvsAJの再戦が組まれたが、新日本全体はインターコンチネンタル王座は中邑vsアンダーソン、IWGPヘビー級王座挑戦の権利書をかけては棚橋vs内藤、NEVER王座をかけて真壁vs石井の再戦を軸にして動き出す。
ジュニアにはケニーの挑戦者に新顔サイダルが名乗りを挙げたが、三大王座にもそろそろ新顔が名乗りを挙げて欲しいところ、そういった意味では制御不能の内藤に期待をかけたいが…【神戸大会終了】本日も沢山のお客様にお越し頂き、誠にありがとうございました。次回大会は「KING OF PRO-WRESTLING」10月12日(月)両国国技館にて16:00試合開始!皆様のご来場をお待ちしております! #njdest pic.twitter.com/8anpuQG919
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 9月 27ありがとう棚橋弘至‼︎ pic.twitter.com/prKns6jHnY
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) 2015, 9月 27素晴らしいタイトルマッチありがとう後藤洋央紀‼︎ pic.twitter.com/gXArXPX4RY
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) 2015, 9月 27今日は負けてしまったけど、この9月シリーズ盛り上げてくれてありがとう柴田勝頼‼︎ pic.twitter.com/US9zVA8LqV
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) 2015, 9月 27@Machinegunka did you eat rice ball or something before this?
— Shinsuke Nakamura (@ShinsukeN) 2015, 9月 27 -
真壁が奥の手解禁!“ど真ん中”で飯伏を降してNEVER王座防衛!
9月23日 新日本プロレス「DESTRUCTION in OKAYAMA」岡山・桃太郎アリーナ 3160人 満員
<アピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
柴田勝頼 ○永田裕志 小松洋平 田中翔(7分47秒 バックドロップホールド)内藤哲也 中西学 デビッド・フィンレー ジェイ・ホワイト
※
◇第2試合◇
▼20分1本
○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(8分31秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー ×マスカラ・ドラダ
※チェイジング・ドラゴン
◇第3試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権/60分1本
[挑戦者]○タイガーマスク(10分10秒 リバースダブルアームバー)[王者]×スティーブ・アンソニー
☆タイガーが新王者となる
(試合後)
タイガー「岡山のみなさん、応援ありがとうございました! 約束どおり、ベルトを獲りました! 今日の対戦相手のアンソニー、非常にすばらしい選手でした。ただ、このリングにはもう一人、倒さないといけない相手がいる。前回、王座戦で負けた獣神サンダー・ライガー! 次の挑戦者にはライガーさんに来てもらいたいです! そして必ず防衛して、この岡山にチャンピオンとして帰ってきます! 応援よろしくお願いします!」
【タイガーの話】
タイガー「ベルト、久々ですね。こんなに重たかったかなって思いますね。試合はほんとに、自分がずっと劣勢っていうかやられて 。相手がわからないっていうのも一番大きいんですけど。あとはサープ社長に全部、やられたっていうか。でも、素晴らしい選手です、アンソニーは。やはりハーリー・レイスさんの弟子だけあって基礎ができてるし。まだ若いんですよね? 肌見りゃわかるし、若いかどうかは。だからまだこれから伸びるだろうし、新日本にでて、磨けるんじゃないかて。あとはこのNWAのベルト、僕がもってたときの思い入れのある(革の部分が)白いベルトじゃないですけど、NWAはNWAだし、ほんとに今回、全国回って、ファンの待望論っていうか、『ベルトを獲ってくれ、挑戦してくれ』っていう声がほんとに多くて。どういうあれかわからないけど、それがなかなかチャンスが来なかったっていう部分では、今回はほんとに欠 場明けなのにありがたかった。会社も認めてくれたし、もちろんNWAの方も休んでた自分だったんでいけると思ったんでしょうけど。甘くみられたかなっていうのもありますけど。まあ、いろいろあったけどここにベルトがあるのが現実だしね。これをもとにアメリカ遠征もあればうれしいなと思いますし。あとはリング上で言った通り、僕の目の前にはもうひとり強い敵がいるわけで。もちろんシングルで勝ったこともあるし。だけどこの前のタイトルマッチ、尼崎でやってライガーさんの重みのある掌底で僕が負けてしまったっていうのは、ほんとにやりがいのある大先輩だし、非常に強いレスラーだと思ってます。それだけにライガーさんに勝って、そしてまた真のNWAチャンピオンとして全国を回りたいなと思い ます」
--NWA世界ジュニアのベルトは約8年ぶりになります。タイガー「そんなになりますか…。僕自身、IWGPジュニアタッグを獲ったのが最後でしょ? あれ、何年前だったかな? もう覚えてないし」
--このタイミングでシングルのベルトを獲ったことはどういう意味がありますか?タイガー「今年7月で20年たったんですよね。デビューして20年たってるわけで、自分へのご褒美じゃないけど、こうやってベルトを獲れたっていうことは。まだまだ若いヤツには負けないと思ってるし、やはり今日のように、関節技一発で決められるっていうのを僕は持ってるんで、それがある以上はまだまだ道は譲れない。それは誰でもいっしょだと思うんですね。ライガーさんもいっし ょだし。飯伏、KUSHIDA、ヤングバックス…あいつらの試合は全然、僕らとは違う。彼らのやってることは素晴らしいし、お客さんが見に来るプロレスだと思ってますけ、自分やライガーさんが持ってる泥臭い、昭和チックなプロレスもありだと思ってますんで。何でもありがプロレスだと思ってるんで、その上で違いを見せたチャンピオンになりたいと思います」
【アンソニーの話】「(※左肩を押さえながら)タイガーマスク、お前は小さな世界でやってきて、ようやくそのベルトを獲った。俺たちがお前を大きな世界に飛び出させてやったんだ。タイガーマスク、俺はこれであきらめたわけじゃない。俺、スティーブ・アンソニーはここで負けたからって、お前を恐れているわけではないし、 お前に劣ってるとは思っていない。俺は必ずここに戻って来る。タイガーマスク、そして俺のものであるNWA世界ジュニアのベルトを取り戻す。ここに戻って来るときはレジェンドであるお前を倒すときだ。覚えておけ、タイガーマスク」
【サープ社長の話】「タイガーマスク、お前は今日、どういうことをしたかわかってるか? 馬のような顔をしたテンザンも同じことをした。ベルトに関する優先権は俺たちにある。俺たちは必ず、そのベルトを取り戻しに戻って来る。オーサカでもヒロシマでも、ナガサキでも、そしてトーキョードームでも、どこまでもお前を付け狙っていく。そしてお前のベルトを取り戻し、お前のマスクを剥がしてやる。ワカリマスカ!」
◇第4試合◇
▼スペシャル タッグマッチ/30分1本
○棚橋弘至 マット・サイダル(10分0秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ ×タマ・トンガ
※ハイフライフロー
◇第5試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第68代王者組]○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(13分15秒 片エビ固め)[挑戦者組]天山広吉 ×小島聡
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズ初防衛に成功。
【ギャローズの話】「テンコジを、テンルージー(TEN LOSE-Y)にしてやったぜ。テンコジにどれだけ多くのファンがいようとも、これでBULLET CLUBの前にもう刃向かうことはないだろう。これでついに、俺たちギャローズと“マシンガン”カール・アンダーソンがグレーテストなタッグチームであることを証明したわけだ。さあ、ビールでも飲んで祝おうぜ」
【アンダーソンの話】「テンザン&コジマ、お前らは何度も俺たちグレーテストなタッグチームの前に立ってきた。だけど、カール・アンダーソンが2012年の『G1 CLIMAX』の決勝戦の舞台に立ったような実績をシングルでは最近残してないだろ。タッグチームとしても、ドク・ギャローズとカール・アンダーソンが何度もお前らをやっつけた。この岡山が終わったら、これからお前らはゴースト(幽霊)として人前に現れるんだ。これで俺たちも、お前ら相手には最後の勝利だ。これでテンザン&コジマを葬った。シバタ&ゴトーも葬った。タナハシ&マカベも葬った。ビアマネー(ロバート・ルード&ジェームス・ストーム)も葬った。いつでも、どこでも俺たちが勝ってきた。すべての日本人は俺たちにひれ伏してギブアップしろ。しないやつは叩きのめすだけだ。闘う前にギブアップした方が身のためだぞ。さて、ナマ(ビール)二つ追加だ。オネガイシマス」
【天コジの話】
(※インタビュースペースにたどり着くなり、その場に倒れこむ小島。一足遅れて天山がインタビュースペースにやって来る)天山「すまん、コジ。大丈夫か、コジ? こんなはずちゃうよ。こんなはずちゃうんや。なあ、コジ? 大丈夫か? なんかへんな夢見てるみたいや。これが正夢? ふざけんなって。なんやねんBULLET、追い込んで追い込んでここまで来て、俺らのベルト、俺たちが一番似合うベルト、あいつらがクソみたいな扱いしやがって。絶対、一発で獲ったろと思たけど、チキショー。コジ、大丈夫? コジを最後、ヘルプできひんかったんが俺の失敗でもあるし、タッグで組んでる以上、テンコジがもっとガッチリ、しっかり最後の最後まで、何があっても絶対 にあきらめへん、そういうつもりでやったけど。まあ、BULLET、あいつらからしたらまぐれや。テンコジ相手にちょっと1個、(勝利を)取れたぐらいや。次やったら、ボロカスにして(ベルト)獲ったるよ。俺たちテンコジでやってる以上、これからもやっていく以上、どんな敵でもグチャグチャにしてやる。今日はたまたま、あいつらに味方しただけ。もう1回、もう1回、コジと。ネクストタイムや」
小島「(※ゆっくりと立ち上がって)またゼロからやり直し? もしかしたら、マイナス10、マイナス100からのやり直しかもしれないけどさ、まだ体動いてっから、体動いてるし、呼吸してるから。まだ俺は生きてるから、何も心配いらないよ」◇第6試合◇
▼30分1本
中邑真輔 ○石井智宏 YOSHI-HASHI ロッキー・ロメロ バレッタ(13分24秒 片エビ固め)後藤洋央紀 本間朋晃 ×キャプテン・ニュージャパン 田口隆祐 アレックス・シェリー
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
オカダ・カズチカ ○矢野通(9分52秒 赤霧)AJスタイルズ ×コーディ・ホール
◇第8試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ケニー・オメガ(16分26秒 片エビ固め)[第71代王者]×KUSHIDA
※片翼の天使
☆KUSHIDA2度目の防衛に失敗、ケニーが第72代目王者となる
(試合後)
オメガ「「フフフ、ハハハ。(サイダルを指さし)俺はお前を知っている、マッド、サイダル。次のショーでは、俺がお前を(ホウキで掃き、ゴミを捨てるジェスチャーで)シュッシュッシュ、ティンティンティン。お前を掃除してやる!!」
【オメガの話】「誰がトップにふさわしいか見ただろ? 誰がプロフェッショナルか。俺が『音楽をかけろ』と言ったらかけるんだ。誰もが知ってる音楽をな。なぜなら俺がチャンピオンだからだ。チャンピオンにとって一番重要なことは、チャンピオンが言うままに、思うままに事が進むことなんだ。なぜなら神なんだからな。次の試合(タイトルマッチ)はリョーゴクだ。相手はマット・サイダル。ついにあいつをチャレンジャーに迎えると きが来た。ついに強いヤツを相手にする。これは俺にとってもチャレンジだ。幸運にもやっと俺のレベルに見合う相手が現れてくれた。あいつが60ポンド(約27キロ)しかないか、70ポンド(約32キロ)しかないかは知らないけどな。まあ、素晴らしい試合になることだろう。何か質問はあるか? ないのか? まあいい。KUSHIDA、次はもっといいチャンピオンになってくれ。そのチャンスがあるかどうかは知らないけどな」
【KUSHIDAの話】「(※シェリーに抱えられながらコメントスペースに入ってくるなり倒れ込む。シェリーが寄り添うようにする中、コメントする)情けねえと思わねえのかよ? こんな手(使って)、これでジュニアが上に上がっていけると思ってんのかよ? そんなわけねえよ。ク ソッ! これでいいのか? これでいいのかよ?(※うわごとのように繰り返しながら、シェリーに抱えながら控室へ)」
◇第9試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第8代王者]真壁刀義(18分41秒 片エビ固め)[挑戦者]飯伏幸太
※キングコングニードロップ
☆真壁2度目の防衛に成功
(試合後、石井が登場し、真壁と視殺戦を展開)
真壁「「オイ! テメーら、見たろ!? 石井が挑戦しにきやがった! のぞむところだぜ、オイ! 長々とは語らねえ。いいか、本物のプロレスを見せてやる! それだけだ! ありがとうよ!」
【真壁の話】
真壁「一つだけ言っとくよ。疲れたね。疲労度、やばいよ」
(※ここで本間がビールを手に祝福に駆けつける)
本間「おめでとうございます」
(※瓶ビールの栓を抜いて乾杯)
真壁「このビール、昔、カナダでよく飲んだよ。で? え? コメント待ってんの? 飯伏、なんべんも言ってるけど、(アイツの)腕、レベルだよな、言うことねぇよ。言うことねぇし、新日本プロレスの上のほうのレベルだな。最前線のヤツらとあんだけやってんだから。そりゃ、レベル上がるだろ。根本は素晴らしいもの持ってる。腕だけじゃない、あとは(※胸を指して)ここだ。今日はここの試合を見せたつもりだ。NEVERは手っ取り早い。一番それが伝わるだろ? だからなんべんも言ってるけど、この新日本プロレスにもまれてもまれてもまれて、テメェのレベルを上げれば上げるほど、カチがついてくる。カチって選手としての価値じゃねぇ。その価値もあるけど、勝利の勝ちもついてくるってことだ。もまれればもまれるほどだ。だから、今日は(相手が)素晴らしいチャンピオンでよかったんじゃないの? アイツも『やりたい』って言ってたろ? 俺もやりたかった。あぁいう、言ってみれば異分子だな。異分子でも新日本プロレスで名前をバンバン上げたヤツ、いっぱいいるだろ? まあ、出(出身)がどこかなんて関係ない。育ち(がどこか)の問題だ。生まれなんて関係ない。どこで何をやってるかがよ、一番物を言うだろ。新日本プロレスでの最前線、タイトルマッチの最前線でないと組まれねぇぞ。だからいいんじゃないの? アイツが夢にまで見てんのか、希望してんのか、それにしてもタイトルマッチだぞ。だってよ、俺考えてみろよ、IWGP? そんなの夢にも考えてなかったぜ。それが今、ベルト持ってんだ。IWGPの栄冠も手にしたんだ。あとシルバーのベルト、インターコンチのベルトを獲れば(ヘビー級シングル)すべてだろ? もまれてもまれれば、それだけレベルが上がるんだよ。本間だってそうだろ? 俺のそばに来て何があった? おこぼれちょうだいじゃねぇぞ。コイツは自分の力で上がってきたんだよ。それと同じだ。飯伏も自分の力で上がるかどうかだ。それはアイツ次第だ。だいたい俺と対戦したヤツはみんな上がるんだよ。まぁ正直言えば、俺も緊張、重圧あったよ。必ず(勝利を)獲らなきゃいけないっていう。飯伏なんかには負けてられないだろうっていう。(今日の結果は)下馬評通り」
--スパイダージャーマンを1度、着地されて、最後にもう1度(フルネルソンで)いったのは?
真壁「もう、奥の手だよな。スパイダージャーマンで身の軽いヤツは返すだろ? 何回かほかのヤツにも返されたよ。だったらもう返せない、最後までフックが決まってるドラゴンだったら終わりだろ? 最後の奥の手だよな、もうそれ出すしかねぇだろ」
--スパイダードラゴンというのは?
真壁「見たことねえだろ? 奥の手だよ。まぁ壮絶な試合になるだろ? 俺とやったら、そうなるに決まってんだろ? 散々アイツがケンカ売ってきたろ? ケンカの代償は払ってもらわないとな」
--飯伏選手はメディアへの露出もお互い多くて、それでもこれ(プロレス)が生業だというのを試合で見せるという気持ちがあったんですが?
真壁「もちろんだろ。俺たちの本業はプロレスだもんな。プロレスラーでありながら、メディアの最前線に行ってるわけだ。それがどうしてか? 何でかわかるだろ? 魅力的に決まってるからだ。ほかの三下どもに言っとけよ。『魅力ねえんだ、オメェらは』って。俺がプロレスの最前線に上がって、飯伏もそうだろ、プロレスの最前線に上がって、メディアの最前線にも上がってんだ。すげぇだろ? 俺はそれしか考えてないから、プロレスを以前のように誰しもが知ってるように、すげぇもんだとわからせてやる。まぁでも、飯伏のレベルは素晴らしいものがあるし、手を合わせてわかった。だからこそ、あの位置で止まってほしくないな。すぐそば(まで来てるん)だと思った。アイツの足りねえところは(※胸を指して)ここだ、ここ。アイツが覚醒した? 覚醒したなんて、俺から言わせれば『しゃらくせえ』だ。俺いつも覚醒してっからよ、最初からフルスロットルで来ねぇと勝負になんねぇ。だから、まずはもう1回やりてぇ。久しぶりだよな、もう1回やりてぇって思う相手は、男も女も。最後、うまく締めただろ?」
【飯伏の話】「(※コメントスペースにたどり着くなり、イスに座って、テーブルに顔を突っ伏したまま、しばらく無言。ようやく声を振り絞るように)まだ……まだあきらめたくないです」
【石井の話】「誰も挑戦、名乗りを上げねえんだろ? (真壁とのタイトルマッチ)3連敗? 4連敗? 真壁から未勝利? 関係ねぇよ。最後に勝ったもんが勝ち。最後に勝ったらいいんだ。俺が必ず(ベルトを)取り返す」
新日本の9月シリーズの第一弾、岡山大会のメインは真壁vs飯伏によるNEVER選手権、G1の公式戦では真壁が太腿を痛めていたせいもあって飯伏に完敗を喫し、今度はNEVER王座をかけての再戦となった。
試合の先手を奪ったのは真壁、序盤からNEVER王座らしく“ど真ん中”での打撃戦となるもパワーに優る真壁が有利に立つが、飯伏も怯まず懸命に喰らいつく 。
それでも真壁はボディーブローやスリーパー、逆片エビなどで飯伏のスタミナを奪いにかかり、また立ち上がって“かかって来いよ”と構える。飯伏はロープワークからのレッグラリアット、ミドルキック、その場飛びムーンサルトと繰り出していくが、真壁はパワースラムと応戦、飯伏は攻めるが正面から受けてすぐ返す真壁、ペースを握ることが出来ない。
真壁はコーナーナックルを繰り出すも、飯伏は下からかいくぐりオーバーヘッドキックから逆に掟破りのコーナーナックル、真壁が突進したところでカウンターのラリアットと意表をついた攻撃でペースを握り、真壁が場外戦で反撃しテーブル貫通パワーボムを狙うも、阻止した飯伏はテーブル貫通のダイビングフットスタンプを敢行で大ダメ ージを与える。
飯伏はシットダウン式ラストライドからフェニックススプラッシュを狙うも、真壁がラリアットで阻止、真壁はスパイダージャーマンを狙うが着地した飯伏が逆にジャーマンからフェニックススプラッシュを投下も自爆となる。
エルボー合戦も飯伏が競り勝ったに見えたが、真壁がラリアット、そしてスパイダー式ドラゴンスープレックスを披露してからのキングコングニーで3カウントを奪い王座防衛。内容的には飯伏が攻めていたが敢えて正面から受けて立つ真壁、そういった意味では真壁が“強さ”を示した試合だった。
次期挑戦者には前王者の石井が挑戦を表明、完全に“ど真ん中”プロレスの象徴となったNEVER王座、真壁と“ど真ん中”で渡り合えるのは石井しかいないということなのだろうか…
セミのIWGPジュニアヘビー級選手権は序盤からケニーが自分から握手を求め、序盤からクリーンファイトに徹し、また握手から唾攻撃とお馴染みのラフファイトと切り替えるどKUSHIDAが心理面から揺さぶられた印象が強かった。KUSHIDAも得意の腕攻めを繰り出すもBULLET CLUBの介入で主導権を奪うことが出来ない、そしてレフェリーが巻き込まれてからの無法地帯となってからは完全にケニーのペースになってしまい、最後はホバーボードロック狙いを介入したアンダーソンのガンスタンからケニーが片翼の天使で勝利、ケニーの術中にはまって抜け出せないままKUSHIDAは敗れてしまった、試合後にはケニーが第4試合で棚橋と組みファレ、トンガ組を破ったサイダルを挑戦者に指名、サイダルはDRAGON GATE、WWEと活躍したが新日本には初参戦、WWEタッグ王者にもなったことから実績も充分、両国での選手権が濃厚と見ていいだろう。
タッグ選手権はアンダーソン組のペースのまま試合が進み、天コジがリードを奪ってもすぐ奪い返される展開となる、最後は小島のラリアットをアンダーソンがガンスタンで切り返し、最後はマジックキラーで王者組が完勝防衛、アンダーソン組が天コジを凌いだ試合だった。
タイガーはブルース・サーブ会長の介入に苦しめられながらも、アンソニーを久々にリバースダブルアームバーで捕獲してギブアップを奪い王座を奪取、次期挑戦者にライガーを指名した。
新日本の次なるビッグマッチは27日の神戸、果たしてどんなドラマが待ち受けているのか?【岡山大会終了】本日も沢山のお客様にご来場いただき誠にありがとうございました。明日9月24日(木)は鳥取産業体育館にて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ち申し上げております! #njdest pic.twitter.com/y0Sbam7rcR
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 9月 23勝ったどぉーッ☆↑↑
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) 2015, 9月 23全てを吸収したい!深すぎる。 まだまだ諦めない!!
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2015, 9月 23So, I won the most prestigious Jr. heavyweight title in the world. Again.Tonight's victory is dedicated to the late, great, Raul Julia.
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2015, 9月 23岡山大会、IWGPタッグベルトを奪取出来ませんでした……負けてしまいましたが、現在進行中のテンコジがこれぐらいで終わる訳にはいきません‼二人がこれからも同じコーナーに立つ限りは、もっと強いテンコジをお見せ出来るよう頑張りたいと思います‼ 応援ありがとうございましたm(__)m
— 天山 広吉 (@TENZAN323) 2015, 9月 23岡山大会、終了。 IWGPタッグ選手権、敗戦。 ゼロから…いや、マイナスからの再出発。 次いつ浮上できるか分からないし、浮上できないかもしれないけど、今後、手を抜いた闘いだけは絶対にしない。 レスラーとして生きている以上、どんな逆境でも、全身全霊で闘い続ける事を誓います。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2015, 9月 23 -
新日本プロレスが宝島社に対して取材拒否・・・新日本は新日本である
<ターザンカフェより>
あきれた。ホントに新日本プロレスが宝島社を取材拒否したの? 例のムック本だな。OBが今の新日本をボロカスに言ったから?正式通知なの? それとも一方的なの? どっちでもいい。しかしよく取材拒否という言葉を使うよな。
なんなのそれって。何様なの? エンタメの世界はどんな批判も受けて立つ。何を言われても、何を書かれても関係ない。
そういうスタンスでやっていくしかないでしょ? 昔から新日本って何も変わっていないんだ。そこだけは伝統なんだ。
気が小さい。チープ。チキン。太っ腹精神ゼロ。話にならん。
ターザン山本氏のコラムにて新日本プロレスが宝島社に対して取材拒否していたことを明かした。
理由は先日出版された「新日本プロレス 黄金時代の真実」でターザン山本氏を含めたかつての新日本OB(新間寿、永島勝司、木村健悟など)らが新日本を観戦して斬るという内容だが、木谷高明オーナーがtwitterで別冊宝島新日本プロレス特集。人の会社の心配してる暇が有ったら、出版不況に喘ぐ自分の会社の心配でもして欲しい。こっちはレスラーもファンもスタッフも必死になって時代と闘っているんだ。
— 木谷高明 (@kidanit) 2015, 8月 28と見解を出していていた、宝島社の本に関しては団体側は相手にしないという態度を示していたが、取材拒否と態度を示したのは現体制の新日本が初めてだと思う
しかし取材拒否は新日本のことだけが理由ではないと思う。ブシロードが新日本を買収した際に宝島社が汚職疑惑のある議員と黒い疑惑があると書き立て、木谷オーナーが「事実無根」と見解を出すなど、新日本だけでなくブシロードも宝島社に対して以前から腹に据えかねるものがあって取材拒否に至ったのではと思う。
木谷オーナーの見解に対しては金沢“GK"克彦氏が見解を出し
<THE BIG FIGHT『GK金沢コラム』より>
「いまだにちょくちょく業界を騒がせている暴露系ムック本に登場する元関係者などには当てはまらない。この手の人たちは、浄化されているのではなく、過去の事実を自分に都合よくねじ曲げている場合が多い。しかも、事実がねじ曲がっているのに、それが事実だと言いきるから困ってしまう。
ブシロード木谷会長の言う、「他人の心配をしている暇があったら、自分たちの心配をしてほしい」というのが正論。これ以上の答えはないだろう。」
と斬ったが、団体側からしてみれば宝島社の暴露本には困ったものであり、特に標的にされている全日本、NOAHなどはないこともあることされて書かれたり、特にNOAHなどは「NOAHなんか見に行くな」と風評被害に近いことを書かれたり、書いている人間も現在のプロレスを知らないのではと思うようなことも書いていた。
自分の考えだが宝島社の本はプロレスに何したいのと言いたいし、あれこれ言ったとしてもプロレスを見に行くのは自分らの自由だと思うし、指図される筋合いもない。
最後に現在の新日本プロレスはどう思うのか、自分は新日本プロレスは新日本プロレスである。それ以上もないしそれ以下もない。 -
後藤が昇龍結界を解禁、中邑が首をも負傷で王座奪還に黄信号!キラー柴田が制御不能の内藤を絞め落とす!
9月11日 新日本プロレス「Road to DESTRUCTION」後楽園ホール 1587人満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○小松洋平(6分18秒 逆片エビ固め)×デビット・フィンレー
◇第2試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー ○タイガーマスク(8分29秒 チキンウイング・フェースロック)×田中翔 ジェイ・ホワイト
◇第3試合◇
▼20分1本
矢野通 ○YOSHI-HASHI 外道 ロッキー・ロメロ バレッタ(12分31秒 片エビ固め)永田裕志 中西学 田口隆祐 マスカラ・ドラダ ×ジュース・ロビンソン
※スワントーンボム
◇第4試合◇
▼20分1本
○オカダ・カズチカ 桜庭和志(9分30秒 レッドインク)タマ・トンガ ×ゴーディ・ホール
◇第5試合◇
▼30分1本
バットラック・ファレ ○カール・アンダーソン ドグ・ギャローズ ケニー・オメガ(16分16秒 片エビ固め)棚橋弘至 天山広吉 ×小島聡 KUSHIDA
※マジックキラー
【BULLET CLUBの話】
ファレ「見ての通り、我々は絶好調だ」
ケニー「タナハシ、クシダ、テンコジ、新日本のメンバーがこんだけ揃っていた。それを叩きのめした。まさにBULLET CLUBの時代だ」
アンダーソン「AJスタイルズを含めて、BULLET CLUBこそが世界のナンバーワンなんだ。そしてこのファレを見ろ。ファレこそキングだ。東京ドームで挑戦する権利を得るのは、ファレなんだ」
アンダーソン「テンコジよ、お前たちを必ず叩きのめして、ゴーストにしてやる」
ギャローズ「テンコジ、オカヤマでお前たちの時代は終わりだ。そしてそれだけじゃない。BULLET CLUBがすべてを奪ってやる」
ケニー「クシダ、お前の動きは確かに良いかもしれない。だが、ただそれだけだ。俺こそがナンバーワンだ」
全員「Too sweet」
【棚橋、天山、KUSHIDAの話】
棚橋「シリーズ中の負けは、シリーズ中に取り戻すから。これ(挑戦者権利証が入ったアタッシュケース)がかかってるから!」
KUSHIDA「アバラ、いってるかもしれない。クソー!」
天山「毎日毎日ね、BULLETとやってるけど。アンダーソン、ギャローズ。最後……(小島が倒れ込む)オイ、コジ!大丈夫か?コジ、すまんな。最後、見殺しにして。クソッタレ……あんな完璧にやられるとは思わなかった。でも、いい教訓になったよ。この一日、忘れんと。最後に岡山でタイトルマッチあるからね。最後の最後、本番に強いオレらテンコジ、ガッチリ獲りますよ。今日は向こうに花持たせてやった。それだけですよ。なぁ、コジ?ここはもうとにかく、最後まで。まだ続くからね。岡山でガッチリ、テンコジがテンコジである意味を証明する。もう一回、タッグのベルト、巻きたいと思ってるので。最後までしっかりと、あきらめないでいきますよ!」◇第6試合◇
▼30分1本
真壁刀義 ○柴田勝頼(12分42秒 レフェリーストップ)飯伏幸太 ×内藤哲也
※スリーパーホールド
【柴田の話】「ケンカしたことねぇヤツが、ケンカの買い方も、やり方も知らねぇで、偉そうなこと言ってんじゃねぇぞ。軽々しく言ってんじゃねぇよ。ひとつ、教えてやるよ。なんで、俺がいま、3年かけてこのリングで自分の居場所を作ったか。一生懸命やったからだよ!まずそこ!以上!」
【真壁の話】
真壁「いっちょ上がりだろ。柴田がよ、もう一人の小僧しとめたろ?あれがすべてだバカヤロー。いいぜ、試合終わったあと、いくらでも来い、小僧!いくらでも胸貸してやるよ。ただ、そんときはよ、途中でセコンド、介入しねぇぞ、オマエら?オイ、わかってんのか?いいか、俺は命がけでこのベルト守ってんだ。テメーも命がけで来い!それだけだ!何かある?」
――最後の前哨戦でしたが?
真壁「まぁ飯伏に関してはよ、何も文句言う必要はねえ。ただよ!ひとつ、俺が提案してやるよ。おまえごときのレスラー像でな、首都圏の一試合二試合でよ、たけると思うなよ?全国レベルのこのオレ様が言ってるんだから、それは間違いねぇだろ!そっからが面白くなんだからよ。いまのままで面白いかって?どうだろうね、観客に聞いてみな!オイ!オマエが獲るか獲らねぇか、テメーの覚悟次第だ!いつでもいいぜ、かかってこい!道端でも構わねぇ。テメーのレスラー像、超ベビーフェイスを覆してよ、テメーの本性暴いてやるから覚悟しろよ、コノヤロー!リング上でテメーの狂気性を目覚めさせてよ、この俺様がマットに沈めてやるよ!覚悟しとけ、コノヤロー!それだけだ、俺が言いてぇのはよ」
――神戸のインターコンチタイトル戦がありますが、ベルトの価値を競うという部分で意識しますか?
真壁「ひとつ言っといてやる。俺みたいなレスラーはわかってんだよ。ベルトを持ったらどれだけ責任があるか。その日、ナンバーワンの試合を決めなきゃならねぇんだ、激しい試合をよ。だから、何遍も言ってるだろ?桃太郎アリーナを興奮の坩堝にしてやるよ!いいか、コノヤロー。それには小僧、テメーの狂気性を俺が目覚めさせてやるよ。テメーの狂気性がどこまで通用するか、人間凶器のこの俺様が暴いてやるよ。テメー身のレスラーとしての欲望、すべて出してこねぇと獲れねぇんだ、ベルトは。熊本で石井から俺が獲った試合、果たしあいだぜ?オメーにそれができるかどうかってことだよ。オメーの狂気性を出させて、俺が叩き潰してやる!人間凶器、真壁刀義の怖さを思い知らせてやる!」
【飯伏の話】「ハァハァ、楽しいっすね。楽しいっす。もっと爆発したいっすね。いやぁ、楽しいですよ。毎回、真壁さんと絡んでいくのが。次が決まってる中では、もうタイトルマッチですけど、まだ新日本プロレスはありますんで、いっぱい。いろいろまだまだやりたいし。今日も最高に楽しかったです」◇第7試合◇
▼30分1本
中邑真輔 ○石井智宏(17分51秒 片エビ固め)後藤洋央紀 ×本間朋晃
※垂直落下式ブレーンバスター
【中邑の話】「ハァハァ、おんぶに抱っこだよ。挑戦者だって言うのによ、オイ。先に指名したのは後藤か、オイ。変わったなぁ、オイ。今まで見て来た、どっかのお殿様とは違うよねぇ」
【本間の話】「石井!石井!俺は絶対、お前を逃がさない!絶対許さない!絶対追い詰めてやる!」
【後藤の話】「どうする、オイ?(腕)上がるか?タップしといたほうがいいんじゃねぇのか?俺がお前を指名した理由をよく考えろ。悪いけど、お前はこのベルトに、なんのためにもならない。俺が叩き潰してやるから。必ず、アイツからタップを奪う!」
今回の後楽園大会も23日岡山、27日神戸の前哨戦が組まれ、まずメインでは27日神戸でIWGPインターコンチネンタル選手権をかけて対戦する後藤が本間、中邑が石井と組んで対戦。
試合は本間の小こけしの自爆から中邑組が本間を捕えて主導権を握るも、本間が窮地を脱し後藤に交代すると中邑と対峙、村正などで攻め込む後藤に対し中邑もフェイント式ニールキックで応戦し、後藤をコーナー最上段へ乗せてジャンピングニーアタックリバースパワースラムからボマイェを放つも、後藤がかわして特攻ラリアットからバックドロップを決めると中邑は首を押さえてしまい一気に失速してしまう。
後藤は中邑の腕十字を逆に腕十字で切り返して久々に昇龍結界を披露し、中邑のジャンピングボマイェをもキャッチして牛殺しを決めると裏昇天も決め中邑を追い詰める。
窮地を脱した中邑は石井に交代も、後藤の援護を受けた本間がこけしロケットを乱打、石井にスライディング式こけしロケットから垂直落下式ブレーンバスター決め追い詰めにかかるも、こけしは自爆すると、すかさず中邑がスライディングボマイェで強襲し、石井もスライディングラリアットで続き、最後は粘る本間を石井が垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪ったが、勝者にも関わらず中邑はエプロンで首を押さえてうずくまり、後藤はリングの中央で堂々の挑発と、どっちが勝者なのかわからなかった。
また中邑も左肘以上に首がかなり悪いことを露呈してしまった、首に関しては8月15日のオカダとの試合で場外戦の際に背後からドロップキックを受けた際に負傷し、中邑は最悪のコンディションで優勝戦の棚橋戦に臨んでいた・・・後藤は中邑からギブアップを奪うために昇龍結界も解禁したことで、満身創痍の中邑は追い詰められた状況となった。
セミのNEVER選手権と柴田vs内藤の前哨戦は内藤が相変わらず我関せずの制御不能の態度を崩さず相手の真壁、柴田組だけでなくパートナーの飯伏をも振り回す。
真壁と飯伏が真壁がラリアット、飯伏がキックと激しい攻防を繰り広げるが、飯伏から面倒臭そうに交代を受けた内藤だったが、串刺し攻撃を狙う柴田をカウンターの低空ドロップキックで動きを止めるなどしたが、唾を吐き捨てるなど見下すような態度を取ると柴田の表情が一変、エルボーを乱打し顔面を蹴り上げるとスリーパーで捕獲、PKにはいかずそのまま一気に絞めあげ内藤が失神して試合はストップ、柴田が勝利となったが柴田は絞め続け、真壁や若手たちがやっと引き離したが、絞めあげている姿はまるでアントニオ猪木を彷彿させるようだった。
そして第5試合の棚橋vsファレ、IWGPタッグ、IWGPジュニアの前哨戦8人タッグはBULLET CLUBが棚橋を捕えて試合の主導権を握るも交代を受けた天山、KUSHIDAが反撃し試合を盛り返すが、KUSHIDAがケニーにホバーボードロックを狙うと、持ち上げたケニーが槍投げからのコタロークラッシャーを決めてからBULLET CLUBはKUSHIDAに集中攻撃を浴びせる。
劣勢の本隊は小島がマシンガンチョップ、コジコジカッター、ブレーンバスターとアンダーソンを攻め込むとラリアットを狙うが、アンダーソンはガンスタンで切り返し、ファレは棚橋をグラネードでKOしている間にアンダーソンはギャローズとのマジックキラーが小島に決まり3カウント、前哨戦はBULLET CLUBが制した。 -
新シリーズ開幕も主役を奪ったのは“ギタった”田口と再始動の天コジ!
9月4日 新日本プロレス「Road to DESTRUCTION」後楽園ホール 1577人満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○デビッド・フィンレー(9分46秒 マフラーホールド)Xジェイ・ホワイト
◇第2試合◇
▼20分1本
○永田裕志 田中翔(10分41秒 バックドロップホールド)中西学 ×小松洋平
◇第3試合◇
▼20分1本
○石井智宏 YOSHI-HASHI 桜庭和志(13分12秒 片エビ固め)本間朋晃 獣神サンダー・ライガー ×キャプテン・ニュージャパン
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第4試合◇
▼20分1本
真壁刀義 柴田勝頼 ○タイガーマスク(9分46秒 飛びつき回転十字架固め)内藤哲也 飯伏幸太 ×ジュース・ロビンソン
【真壁、タイガーの話】
真壁「コノヤロー、オラッ。オイ、いいぜ。上等じゃねぇか、喧嘩売って来るとはよ。オイ、いいぜ。楽しみだな、岡山がよ。オイ、テメェがよ、その気ならいいぜ。とうとう乗ってきやがったな、小僧。オイ、俺のほんとの恐いとこ、オメェにお見舞いしてやる。いいか、記者会見でも言った通り、この俺様、真壁刀義をよ、お前にお見舞いしてやる。それだけだ」
タイガー「『G1』でね、残り6試合という自分の出場試合を残して欠場してしまって、ほんとに『G1』を出てた選手、やっぱ他にも怪我してる選手いたのにね、休んでしまって自分自身が恥ずかしいというか、『怪我だから仕方ない』と言われればそれまでなんですけど。まぁどうしてもね、医者の方から『今は休んでほしい』ということを言われたんで、やはりボクも選手を続けるつもりでいますから、ここは先生の言うことを聞くしかなかったんで。ほんとに苦渋の決断で休ませてもらったんですけど。まぁ今日からこのような形で復帰する。そして欠場中にもね、岡山でNWAのタイトルマッチが決まったということで、これはもう怪我をしてる身にもありながら、会社が『お前がタイトルマッチやってみろ』という部分で、試されてる部分があるのか、それとも期待をしてもらってる部分があるのか、ほんとにこれはボクはありがたい。まさかボクは欠場で今回シリーズずっと言ってましたけど、まさかこれで決まるとは思わなかったし。逆にほんとに会社には感謝しますし。そしてNWAのサープ社長、ボクを選んだことに感謝します。その後、アナタ達はガッカリするはずです。なぜなら、ボクは絶対岡山でベルトを獲る。絶対にタイガーマスクとして、NWAのチャンピオンに復帰する。それしか今はないです。あとはこういう柴田、飯伏と、真壁もそうですけど、こういうタッグに入って、やはり自分もこういう試合が好きだし、今日は熱くなったなと、まぁ相手の新顔の外人選手ね、デカいなぁと思いますけど、デカい部分まだまだ穴だらけ。まだまだ俺には敵わない。やっぱりそういう気持ちでやっていきたいし。ただ持ってるモノは素晴らしいし。最初に来たデイビーボーイの息子、彼に似ているようなところもあるしね。ただ、こういう風にマッチメークをされたっていうことも、やはり会社から試されてるじゃないかと、ボク自身思ってますんで、それに期待に応えるように頑張ります
【飯伏、内藤の話】
飯伏「いやぁ、うん……まぁ、まだ始まったばっかりかもしれないですけど。何か、自分の中に秘めてるモノというか…… 本当の感情という部分が出てきてる気がしますね。そういう意味では、成長してるのではないかなと。楽しいですね。もっとやりたいですね。まぁこういうモノを求めていた所があるので。その点に関しては、凄い楽しみというか。やっぱ流石だなと思いました」
――真壁さんの何がそうさせたのでしょうか?
飯伏「あの、真壁さんにはちょっと悪いかもしれないですけど……“昭和” その部分ですね。真壁さんのその昔の部分に触れたいというか、僕は90年代のプロレスは見てましたけど、自分ではやってないので。経験はしてないので。その時のプロレスと、今のプロレスっていうのは違うと思うんで。その部分を吸収したいし。一試合、一試合楽しみですね」内藤「柴田、メキシコに行ったことあったっけ? スペイン語が通じないかな? 俺Tシャツさえ脱げなかったよ。柴田、トランキーロだって言ってんだろ。落ち着けよ。まずはさ、Tシャツぐらい脱がさせてくれよ。いやぁ、あれだけね、ムキになってくれて。いいじゃない。何年前だっけ? 言ってたよね、『喧嘩、売りに来ました』。柴田、やっといい相手見つけたじゃん!! 俺、どんどんお前の喧嘩買ってあげるよ。どんどん売って来いよ。ストレス溜まってんだろ? 吐き出して来いよ。俺が全部受け止めてやるよ。柴田……あとさ、何度言ったら分かるんだよ!! 頼むから、スペイン語喋れるパートナー準備してくれって!! 英語言われたって俺、解かんねぇよ。え? それとも俺には『試合をするな』ってこと? 逆に考えてみて? これだけ、組みたくないパートナーの人と試合組まされて、ちゃんとやる方が可笑しいでしょ。俺被害者だぜ? いいから、一刻も早くスペイン語を喋れるパートナー準備してくれ」
◇第5試合◇
▼30分1本
○オカダ・カズチカ 矢野通(8分17秒 片エビ固め)タマ・トンガ ×コーディ・ホール
※レインメーカー
◇第6試合◇
▼30分1本
中邑真輔 ロッキー・ロメロ ○バレッタ(9分7秒 エビ固め)後藤洋央紀 田口隆祐 ×マスカラ・ドラダ
※ストロング・ゼロ
中邑「よくも!! よくも指名してくれたな、チャンピオン!! 分かってるハズだ。テメェにとって一番しんどい選択をよ。まぁ、指名を頂いたお礼は……イヤァオ!!!」
後藤「ハァ、新たな刺激だな、田口隆祐。今までにない刺激を受けました。『G1』での借りはそれ以上に返したいと思いますんで、中邑からタップを奪ってやります。タップを奪ってみせますよ」
田口「本店の、本店の心はよくわかりました。本店の心が、私には向いていないことが、よくわかりました。だからこそ、振り向かせたいんです。興味がないなら、興味をもってもらうまで。本店、本店の尻をまだこれからも追い続けるか? 追い続けないか? 答えはこうでしょ、オヤァイ!!」◇第7試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 天山広吉 ○小島聡 KUSHIDA(16分33秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ カール・アンダーソン ×ドク・ギャローズ ケニー・オメガ
※ラリアット
(試合後)
小島「(※小島コール)オイ、ギャローズ・アーンド! アンダーソン! いまから言うことをよーくリッスンしろ! おまえらにわかるようにイングリッシュでトークしてやる!(※大歓声) ユーたちのそのタッグベルト、ミーたちに挑戦させろ(※大拍手)。なぜなら、ミーたちは世界で一番ストロングで、世界で一番カッコいいタッグチームだからだ(※大歓声)。そのベルト・・・獲っちゃうぞバカヤロー、オイ!!(※大歓声)」
【棚橋、天山、小島、KUSHIDAの話】
棚橋「『G1』を終えて、『G1』覇者として帰ってきた。なにをすべきか、しっかりとかわってるんで。これでしょ(権利書のケースをアピール)。ただ金色っていうのが、まぁそれだけね、金の価値があると。さぁ新しい相棒と一っ走りいきますよ」
KUSHIDA「ケニー・オメガともう1回、リターンマッチ。望むところですよ。このベルトが輝く最も上に、ボクが連れていきます」
天山「『G1』終わってね、アメリカ行って、NWAのベルトなくしました。負けました。向こうで獲られてしまいました。でもね、NWAのベルト持って帰って、今日皆さんに見せたかったですけど。まぁ自分の中では、気持ちの整理っていうか、また負けて、負けたけども、まだまだ天山広吉、死んじゃいない。まだまだチャンスあったら、もう一回取り戻すって、リマッチっていう気持ちですよ。帰って来て、ほんの数日しかないっすけど、こうやってシリーズ始まって、やっぱりこの後楽園シリーズスタート。横にはこうやってコジがいる。やっぱなんて言うのかな、アメリカで1人でいろいろ考えたけども、なんだかんだいって、やっぱ日本が最高。一番ですからね。帰ってきたら、隣にパートナーもいる。そして今日、サプライズでもなんでもない。現IWGPタッグのチャンピオンね、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ、アイツらから、ドク・ギャローズから一本獲ってる。コジが言うには、IWGPタッグ、もう一回いきたいね。なぁ、コジ」
小島「オッケー。いきましょう」
天山「まぁシングルも狙ってたけども、まぁ落ちましたけども、もう一回この新日本のリングで、もう一回タッグで、テンコジで、最後の花ちゃうけども、もう一花、頑張ろうぜ(小島とガッチリ握手)。ありがとう」小島「最近プロレスを見だした人、そして昔っからプロレスを見てくれてる人、俺たちテンコジをなんか勘違いしてねぇか。俺たちは昔の名前で出ているタッグチームじゃねぇんだ。俺たちは、リバイバルのために組んでるんじゃねぇんだ。思い出作りのために組んでるんじゃねぇんだ。今現在を生きてんだ。俺と天山は、今現在をこうやって元気よく生きてるぞ。生きてるんだ。それだけだよ。本当にたくさんの人たちに支えられて、今日までやってきた。でも俺たちは本当に昔を懐かしんで試合をしてるわけじゃねぇんだ。そんな仲の良いタッグチームじゃねぇんだ。ただのタッグチームじゃねぇんだ。それだけはずっと頭にずっと刻んで、これからもやっていきます」
【BULLET CLUBの話】
オメガ「今日はなぜか負けてしまった。でもな、BULLET CLUBこそがNo.1チームなんだよ!! KUSHIDA、オマエが持っているベルトはオレの物だ。時代は終わったんだよ。これで最期だ」
ファレ「タナ!! 俺はお前に2回も勝ってるんだ。もう1つ。もう1回勝ってやるよ。フ●ック ユー!!」
アンダーソン「テンザン!! コジマ!! アイツらはレジェンドタッグかもしれないが、もう時代は終わったんだよ。もうBULLET CLUBの時間だ!! BULLET CLUBの年で、BULLET CLUBの時代なんだよ!! オマエらは後楽園ホールに来なくてもいい。家でゆっくりしてろ!!」
ギャローズ「これは大事な話だ。いいか? テンコジ。オカヤマのデストラクションでオマエらを破壊してやるよ。(今日のフェイスペイントから)オレはジョーカーだぞ? オマエらを破壊してやる。オレたちにかてる訳がない。そう、これこそリアルなんだよ」
新日本の新シリーズが開幕、セミでは9・27神戸で行われるIWGPインターコンチネンタル選手権の前哨戦は試合の主役を奪ったのは中邑の“たぎる”に対抗して“ギタった”に覚醒した田口、試合前に後藤と中邑の睨み合いに割って入っては中邑に蹴散らされ、中邑と対峙しては串刺しヒップアタックは自爆、ロメロに狙ったヒップアタックをカンチョー攻撃で迎撃されるなど、やられつつも田口ワールドを繰り広げる。
当の主役であり後藤vs中邑の絡みは2度だけ、後半は後藤が村正からバックドロップで攻め込んでから昇天を狙う、しかし阻止した中邑がリバースパワースラムで反撃してボマイェを狙うが、田口がヒップアタックでカットを狙うも、キャッチした中邑がリバースパワー スラムで蹴散らす、だが後藤が牛殺しで中邑を攻めると田口がヒップアタックで援護、しかしラリアット狙いは中邑がフェイント式ニールキックで迎撃する。
試合は6人が入り乱れる中、ロッポンギヴァイスがドラダをストロングゼロで3カウントを奪い、試合後は後藤と中邑が睨み合いを展開したが、内容的には中邑も田口に振り回されたという印象を受けた。
田口のコメントからみて狙いは中邑か、現時点では中邑は田口を相手にするつもりはないようだが、田口がどこまで中邑を振り向かせることが出来るか?今後の展開次第だと思う。
メインの棚橋vsファレ、IWGPジュニア選手権の前哨戦は試合の主役を奪ったのは天コジとアンダーソン&ギャローズ、アンダーソンが小島相手に掟破りのモンゴリアンチョップやマシンガンチョップを放てば、これに怒 った天山もモンゴリアンチョップで報復、天コジ連係でアンダーソンを捕えにかかるが、ケニーがタッチロープを使ったチョーク攻撃で天山を捕えると、BALLET CLUBは天山に集中攻撃を浴びせる。
試合は棚橋とKUSHIDAが試合を盛り返すが、アンダーソンとギャローズは小島を捕え合体リバースガンスタンを決め、天山にも合体リバースガンスタン決めて小島にはマジックキラーを狙うが棚橋がカットに入ると、最後はギャローズを天コジが捕えて天コジカッターから小島がラリアットで3カウントを奪い勝利、 試合後は天コジがIWGPタッグ王座挑戦を表明した。
天コジは6月の鈴木軍興行でKES(ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.)の保持するNWA世界タッグ王座に挑戦し敗れているも、このときは天山がNWA世界ヘビー級王座を保持していたこともあって天コジとしての活動には本腰を入れていなかった。しかし天山がシリーズ直前でのアメリカ遠征でジャックス・ダンに敗れNWA王座から転落し丸腰になったことで、そろそろ天コジとしての活動に本腰を入れようということなのか、アンダーソン組もROHのキングダム(マット・ターバン&マイケル・ベネット)との抗争もひと段落つき、そろそろ違う挑戦者を迎えたいところだろう。
第4試合の柴田vs内藤とNEVER選手権の前哨戦は柴田と内藤、真壁と飯伏が激しくぶつかり合うも内藤の制御不能ぶりに内藤組のチームワークが乱れ、内藤がロビンソンと揉めている間に飯伏が真壁組につかまってしまう。試合はタイガーがロビンソンを仕留めたが、柴田に対してのイライラと真のパートナー不在の現状、パートナー問題に関してはシリーズ直前で首の負傷で欠場した高橋裕二郎との再合体という声が出ているが、内藤の引き立て役を嫌ってタッグを解消した裕二郎がまた内藤の引き立てるために組むかどうか・・・後楽園大会、終了。 試合に勝利し、IWGPタッグ挑戦をアピールできた。 「俺達は今を生きてる!」なんて控室前で偉そうに吠えたけど、本当は、ファンの皆様のお陰で生かさせてもらってると思っています。 今日もたくさんのご声援、届きました。 ありがとうございました。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2015, 9月 4後楽園ホール大会ありがとうございました ロメロに泣かされました お尻に穴があきました 恥ずかしくて穴があったら入れたいです
— 6田口隆祐9 (@taguchiryusuke) 2015, 9月 4支店、本店はよくわからんが、新たな刺激を受けた。
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2015, 9月 4控え室に遊びに来た『MVP』と(笑) pic.twitter.com/r7xs2anP0L
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) 2015, 9月 4 -
棚橋弘至がHARASHIMAに怒った理由・・・外の世界への誘い
<バトルニュースより>
HARASHIMA「試合を振り返るというか、とりあえず試合後の棚橋さんのコメントを見て、何かなにに怒っているのか意味が分からないですね。何かどうとでも取れる曖昧な発言に逃げてないで、何なら(自分に直接)言ってくれればいいのに。まぁでも自分はいつでも闘う準備は出来ているんで。昨日のヒザも寝て起きたら治ったんで、またDDTのリングでもいいですし、何ならあっちのリングに上がってもいいですし、いますぐにでもまた闘いたいですね。まぁ棚橋選手、素晴らしいでしたね」
ーーあの発言を後々知ったと思うんですけど、棚橋選手の印象は変わりましたか?
「あんなに怒っているのが分からなかったので。(印象は)変わりましたね」
ーー腑に落ちない?
「スッキリしないですね。何か言っていいのか分からないけど、何かもうDDTの両国の印象がそれの印象みたくなっちゃってるじゃないですか。不愉快ですね。そこまでして注目を集めたいのかな、ぐらいに思いますよ」
ーー(棚橋の)発言としては「横一列に並べられても困る」ってことで、棚橋選手として新日本プロレスのエースとしてのプライドがあったし、試合に勝ったということもあって、俺のほうが上だっていうのを誇示したと思うんですけど、HARASHIMA選手としてはそこまでの差は感じなかった?
「そうですね。はい。例えばあの試合を見たときにみんながどういうふうに思ったかですね。それだと思いますね。あの試合を見て、棚橋さんの発言を聞いて、見方ってたぶん変わってきちゃうと思うので。そういうところも含めてスッキリしないですね」
<新日本プロレス公式サイト 棚橋弘至『棚橋のHIGH』より>
それは先日の23日、DDT両国大会、HARASHIMA選手との試合後のコメントが原因だ。「他団体にあまり興味がない」という彼の言葉がずっと引っ掛かっていて「そういう選手もいるんだ」と驚きすらあった。
「エース対エース」と位置づけられた試合だったので「比べんなよ!」という意味で「井の中のエース」と煽りVでも散々挑発した。しかし、なんつーか感覚的なものだけど闘いのシチュエーションが生まれなかったのにイラついてしまった。もちろん己の未熟さもあったが。
試合後のHARASHIMA選手のコメントを見た。「楽しかった」という言葉が繰り返されていた。やはり腑に落ちなかった。
翌日、会見で棚橋コメントに対してHARASHIMA選手からようやく怒りのコメントが出た。ここ数日、心のモヤモヤが晴れなかった。分かってはいたけど、人を怒らすという行為はパワーがいるし、敵意を向けられる覚悟がいるから。
いつも言っている「対戦した選手と因縁を作って中心へ」を実践してしまったわけです。
発言には説明責任があります。僕が怒っていたのは「試合中にHARASHIMA選手の感情を引き出して、もっと盛り上げたかったから」。それだけです。「なにかのせいにしないこと」。それが僕の生き方です。
しかし、結果としてHARASHIMA選手の意識が外に向いた。もう「他団体にあまり興味がない」とは言わないと思う。
棚橋弘至がDDTのHARASHIMAの会見を受けて新日本の公式サイトで見解を出し、なぜHARASHIMAとの試合後に怒ったのか、真相を明かした。
確かにHARASHIMAは二団体所属となって外からDDTを発信してきた飯伏幸太と違ってHARASHIMAは内から守りつつDDTを発信してきたが、棚橋にしてみればHARASHIMAは自己満足に浸っているに見えたのかもしれないし、もっと広い世界に出てみろと言いたいのかもしれない、その苛立ちが怒りとなって発言に出てしまった。だがHARASHIMAも反論することで外へ目を向け始めた、棚橋の怒りも無駄ではなかったようだ。
HARASHIMAはDDTでは充分なぐらい実績を積んだことから、そろそろ外の向け始めた方はいいのではないかと思う、内から見て見えないものがあっても、外から見て見えてくることがある。 棚橋vsHARASHIMAの再戦はいつ組まれるかわからないが、棚橋だけでなくHARASHIMAにも得るものがある試合になって欲しい。 -
猪木vs藤波 60分フルタイムドローから27年、世代交代の難しさという現実
<東京スポーツより>
新日本プロレス「G1クライマックス」2日の愛知県体育館大会でAブロック公式戦が行われ、柴田勝頼(35)がバッドラック・ファレ(33)との1敗対決を制し、4勝目を挙げた。これでAブロック単独首位に浮上した柴田は、8月8日横浜大会での棚橋弘至(38)戦を後半戦最大のヤマ場とニラんでいる。昨年は1勝1敗の棚橋と、新日プロの歴史において重要な意味を持つ「8・8横浜決戦」で完全決着をつけるつもりだ。
ともに1敗で迎えたファレとの公式戦。柴田は140キロ超の巨体を誇るファレの怪力に苦戦を強いられた。
それでもバッドラックフォールで投げられそうになった瞬間に空中で体を入れ替えると、そのまま首をキャッチしスリーパーホールドへ移行。すぐさまPKで蹴殺して「プロレスはハートのデカさで戦うものなんだよ」と勝ち誇った。この後の公式戦で内藤哲也(33)が2敗目を喫したことにより、Aブロックの単独首位に立った。
開幕前に右腕負傷が発覚し、7月シリーズを2大会欠場。その影響で開幕戦ではAJスタイルズに敗れ黒星発進となった。だが「マイナスからのスタートだったんで、どう盛り返していくか必死だった」と、がむしゃらなファイトが奏功し破竹の4連勝で巻き返した。
そんな柴田が後半戦に向け重視するのが棚橋との横浜決戦だ。「対戦相手、メーン。いろいろな意味で特に大事な試合」と闘志を燃やす。なぜなら「8・8横浜決戦」の符号は新日プロにとって特別な意味合いを持つからにほかならない。1988年にアントニオ猪木と藤波辰爾が60分フルタイムドローの死闘を繰り広げた“伝説の舞台”なのだ。
猪木とともに団体旗揚げに携わった勝久さん(故人)を父に持つ柴田と、藤波を師と仰ぐ棚橋の公式戦が横浜で組まれたのは、決して単なる偶然ではないだろう。柴田は「そうなの? 全く知らなかったけど、どっちがどっち?」とけむに巻きつつも「新日本が(日程を)組んだこと、そこに置かれた意味合いというのは、期待に応えたい。『やる前に引き分けを考えるバカはいない』し、決着をつけたいしね」と猪木の名言をアレンジして腕をぶした。
昨年の両者の戦績は1勝1敗。かつてイデオロギーを対立させたライバル同士の決着戦は、27年前の戦いの続きを見せるのか。因縁めいてきた一戦から目が離せない。
今日横浜で行われる棚橋弘至vs柴田勝頼のG1 公式戦は1988年8月8日の藤波辰己vsアントニオ猪木の再現になるのではと東スポで煽っていたが(この試合は新日本プロレスワールドでも視聴できます)、この試合は猪木と藤波にしか出来ない試合、変に煽る必要はないのではと思っている。
ただ当時を振り返ると「ワールドプロレスリング」はゴールデンタイムから外れ、土曜日夕方からの不定期放送に格下げされ、その中で藤波が飛龍革命を掲げて欠場の猪木に変わりビックバン・ベイダーを破ってIWGPヘビー級王座を奪取、長州を破り、ベイダーの再挑戦を退けていた。
その中で猪木が復帰、IWGPヘビー級王座挑戦者決定リーグ戦にエントリーし猪木がトップとなって藤波に挑んだ。
この試合は月曜日とはいえゴールデンタイムの生放送の特番として組まれ、サブタイトルには「猪木引退か!?、落日の闘魂は見たくない」と入ったことで、猪木引退、藤波へのバトンタッチを煽り、実況も古館伊一郎、解説は山本小鉄の金曜8時時代の黄金コンビが務めた。
試合もクラシカルなグラウンドの攻防が多かったせいもあって生中継の枠に入りきれず、続きは通常枠で放送となった。
結果は60分フルタイムドローで藤波が防衛長州が猪木を、越中が藤波を肩車するという感動的なラストとなったが、猪木から藤波へのバトンタッチは曖昧のまま、結局猪木が新日本の主役という現実は続き、猪木が一歩退いたのは翌年の参議院議員選挙への出馬、当選からだった。
今思えば猪木は周囲の引退という声を抵抗して裏切ったというのもあり、藤波の中でも自分の時代をという考えもありつつも、新日本には猪木が必要という考えもあった、たとえ藤波が猪木に勝ったとしても存在感だけは消すことは出来ない、世代交代が簡単そうで難しいことを感じさせた一戦だった。 -
獣神サンダー・ライガーがWWE参戦、最終章どころか高まる国際派スターとしてのステータス
<7月29日 第4試合を終えた獣神サンダー・ライガーのコメント=新日本プロレス公式HPより>
ライガー「僕は今日で『G1』は終わりでね、今度はWWE目指して自主トレというか、体調を整えて乗り込んでいきたいと思います。毎日、ヘビー(級)の『G1』のスゲエ闘いを見せられてるんで、俺もWWEで『ライガー、スゲエな』と言われるような闘いを見せたいと思います。会社もそのためにこれだけの準備期間を与えてくれたと思うんで、きっちりと、きっちりと、結果を出したいと思います」
--現在のビンス・マクマホン体制になってから、新日本プロレス所属としてWWEのリングに上がるのは初めてになります。そのあたりの気持ちは?
ライガー「だいたい所属団体を辞めてWWEのリングに上がるというのが通常らしいですけど、俺は新日本を辞めるつもりもないし、新日本に骨をうずめたいと思ってるし、『それでもいい』と向こう(WWE)が許可したんで、あがるだけであって、俺にとっちゃ、新日本のリングであろうがWWEのリングであろうが、リングはリングなんだ。目の前にいる相手と試合をするだけなんでね。彼らがどういう相手を用意して、どういう試合になるかわからないけど、きっちりと、『新日本のライガー、新日本のレスラーはスゲエな』と思わせたいね、全世界に。結果は後からついてくるし、結果をそんなに早く求めないし。ただ、この『G1』でみんな、ケガを抱えながらやってるよ。そういった選手のためにも、『新日本ってあんなものか…』って言われたら俺のせいだし、『G1』に出てる選手に、ほんとにすまないと思う。だから海外に出るときはいつもそうなんだ、新日本という看板を背負ってるだけの責任が俺にはある。まあ、結果を残せてると思うので、今回のWWEも、きっちり結果を残したいと思います」
福岡大会ではG1公式戦で触れられなかったが、ライガーは後藤洋央紀と組みオカダ・カズチカ、外道組と対戦。ライガーは掌底で外道を追い込んだが垂直落下式ブレーンバスター狙いはオカダにカットされるも、奥の手のヨーロピアンクラッチで丸め込んで勝利を収めた。
そして試合後にはライガーは8月からはWWEに出場するための調整で欠場することを発表したが、ライガーのWWE出場が発表されたときは誰もが驚いたと思う。
新日本とWWEの接点は1990年4月に開催された日米プロレスサミット以来だったが、ライガーはWWEの選手とは対戦せず、新日本は新日本同士のカードがマッチメークされ、ライガーは野上彰(AKIRA)との対戦でお茶を濁した。
またライガーがことYがデビューした1984年は、まだ新日本とWWEの業務提携関係は継続されていたものの、翌年には解消された以降はまったく接点がなかった。
ライガーはWWEの敵対団体であるWCWにも上がり高い評価を得て、後にWWEの過去の試合を放送する番組である「ヴィンテージコレクション」にもWWEがWCWの映像ソースの権利を取得していたことからライガーの試合が放送された、かといって新日本とWWEの関係はないままでライガーはWWEのリングに上がることはなかったが、ここにきてライガーがWWEに参戦することになった。
なぜWWEがライガーを欲したのか海外マット通でフリーライターの橋爪哲也氏によると(週プロモバイルより)
2014年2月、WWEネットワークをスタートさせたものの、当初の思惑ほど契約数は伸びていない。そのテコ入れとしてネットワークの看板番組でもあるNXTに力を注ぐのは当然のこと。ロウやスマックダウンと異なり、ストーリーよりも試合内容で魅せるスタンスを取っている。
評判は上々ながら、逆にマニア向けとも受け取られがち。NXT人気を上げるべく白羽の矢が立てられたのが、世界的知名度を誇るライガーだった。とはいうものの、最終的にトリプルH、ビンス・マクマホンのOKが出なければ実現には至らない。現場から強力なプッシュがあって、トリプルHの首を縦に振らせた。もちろんトリプルH自身がライガーの実力を高く評価していたからにほかならない。
実は先の日本ツアーで、ライガーのNXT参戦へ向けたアクションがおこなわれるとの動きがあった。しかし日本のファンの前で藤波辰爾の殿堂入りお披露目、しかも日本人スーパースターであるヒデオ・イタミの紹介によるセレモニーが決まったことで、「その話題をかき消すのは大先輩に失礼」との判断から先送りになっていた。
当初は「登場」とだけ発表されていたが、その後、タイラー・ブリーズとの対戦が決定した。当日はROHが同じブルックリン、車で30分ほどしか離れていないMCUパークでビッグショーを開催する。オカダ・カズチカ、中邑真輔、KUSHIDA、外道が参戦するとあって興行戦争の一面がクローズアップされているが、ライガー参戦が発表されて「TAKEOVER」の前売りチケットは大きく伸びて増席された。WWEにすればしてやったり。場合によっては新日本-ROHの提携ラインにヒビが入ることもあるだけに、獣神投入はすでに大きな効果を発揮している。
ライガーのNXT参戦は、これで終わりだとは到底思えない。新日本マットではタイトル戦線には絡んでいないものの、まだまだ“ライガー戦勝利”は大きな価値を持つ。WWE首脳は継続参戦だけでなく、最終的にフィン・ベイラーとのNXT王座戦まで描いており、当然、ベイラーが防衛を果たして勲章を手にしてステータスを大きく上げることをもくろんでいる。ベイラー売り出しに一役買う形になるが、逆に言えば、それだけライガーの存在が大きいことの表れでもある。
一つはWWEネットワークで放送されている「NXT」のテコ入れ、NXTは若手の登竜門的扱いとされていたが、最近はTNAから移籍したサモア・ジョーも参戦するなどRAWやSMACKDOWNに次ぐ第3のブランドとして扱われている。
もう一つはROHへの牽制、「NXT TAKE OVER」と同日にはROHもビッグマッチを開催しオカダら新日本勢が参戦するが、アメリカではライガーが一番人気だけに、一番人気をWWEが獲得したのだからROHに対して鼻を明かしたことになる。
またかつてライガーと対戦し現在WWEのスタッフとなっているディーン・マレンコや息子のデビットを新日本に預けているデイブ・フィンレー、テンサイことジャイアント・バーナードや全日本プロレスで常連だったジョン・ローリテイネスことジョニー・エースらのプッシュもあり、現在WWEを取り仕切っているHHHもライガーを高く評価しているからこそライガーの招聘を決めた、今後の次第ではライガーの継続参戦もありうるという。
ライガーは昨年から“最終章”とアピールしているが、最終章どころかWWEに上がることで国際派スターとしてのステータスを高めつつあり、完全にグレート・ムタを凌いでしまった、WWEのマットでライガーがどんな活躍を見せてくれるか、大いに楽しみである。 -
木谷オーナーの新戦略…企業プロレス化が進行する新日本プロレス
<プロレス格闘技DXより>
新日本の戦略発表会見が18日、都内の明治記念館で開かれ、オーナーの木谷高明ブシロード社長が新日本の株式市場への上場を目指していることを明らかにした。
『G1 CLIAMAX 開幕直前会見』に先立って開かれた戦略発表会見では、まず手塚要社長が登壇。メディア取材によるリングサイドカメラ減少などによる「見やすい環境づくり」や、現在も行っている案内啓示の拡充、マナーVTR作成による「よりよい会場づくり」の推進などを発表。さらなる企業タイアップの強化や、商品販路の拡大、コンテンツ戦略の拡充も見据えた。続いて木谷オーナーが登壇し、“世界進出"に向けた3つの新戦略を発表した。まずは「ライオンズゲート計画」。いわゆる“ファーム"と呼ばれるようなリングを作るイメージで、新人発掘や育成プロジェクト、海外、他団体選手の招へい、負傷欠場明けの再調整の場の提供など「色んなことを試してみる場」の設置を描いた。
さらにはIWGPの新理念構想も発表。名付けて「NEW IWGP CONCEPTION」。木谷オーナーは「もともとIWGPの理念は“世界のプロレスを統一する"というものでしたが、今の時代に合った21世紀のIWGP構想を改めて構築していきたい」と、リング上以外の部分も含めた包括的な世界戦略の総称としたい考えを示した。世界中の各団体、企業とのさらなる提携強化を通じて、『NJPW WORLD』などの映像配信、選手の露出、グッズ販売やライセンスアウトを積極的に推進していく。
そして、ついに「株式上場」を目指す構えも示した。木谷オーナーは「現在の状況だと、会社の10年後の目標を決めるのは難しい。特にエンターテイメント業界ではITの技術革新に左右されやすい部分もあるため、難しい。なので3〜5年くらいの目標を作るのが現実的」と持論を示したうえで、3〜5年以内の中期的目標として“上場"を掲げた。「上場するとプライベートカンパニーからパブリックカンパニーになる。“日本の国民の皆さんの新日本プロレス"に昇華させていきたい」と意気込み、「(ブシロード体制になってからの)これまでの3年半を区切りにして、成長の“セカンドステージ"が始まると、ここに宣言させていただきます」と会見を締めくくった。
G1直前会見前に新日本の戦略会議が行われ、木谷高明オーナーが世界進出へ向けて世界戦略を発表した。
気になったのは「ライオンズゲート計画」と「株式上場」、「ライオンズゲート計画」に関してはNOAHで言う「SEM」やDDTの「DNA」をスケールアップしたもので、WWEでいえば「NXT」みたいなもの(最近はNXTもWWEの第三のブランドとして扱われるが)、新日本本隊も選手が飽和状態だけに、特に若手選手にチャンスを与えたいということか、しかし新日本も過去に「NEVER」や「ライオンズロード」を開催して頓挫しているだけに、今度はしっかり練り直して継続して欲しい。
「株式上場」に関しては思い出すのは新日本もアントニオ猪木体制時に株式上場が一部フロントで計画されていたこと、しかし発言力の低下を怖れた猪木が話を潰してしまい、一部フロントは武藤敬司と共に全日本プロレスへ移籍、今度は全日本株の一部上場を目指したが、結局頓挫してしまった。
木谷オーナーからしてみれば個人商店からの企業プロレスへの脱却を目指したものだろうが、一般に上場してその一般の意見に新日本が対応できるのか、先に株式上場をしているWWEも一般株主にはかなり神経を尖らせていることから、今すぐではないものの、新日本も一般の声にいかに対応できるかが課題になってくる。
ブシロード体制となってますます企業プロレス化が進む新日本、プロレス界全体の新しい流れとなるか・・・