女子プロレス
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世IV虎が復帰表明もスターダムと里村明衣子が反発
<1月13日付けの東京スポーツより>
プロレス界に衝撃が走った! 女子プロレス「シードリング」が開催した11日の東京・後楽園ホール大会に、昨年5月に現役を引退した世IV虎(よしこ=22)が電撃登場。公の場に姿を現すのは約7か月ぶりだったが、無言のまま会場を後にした。本紙は、試合後に都内ホテルで高橋奈七永(37)と面会した直後の世IV虎を緊急直撃。会場を訪れた真意、さらには昨年2月のあの“凄惨マッチ”について――沈黙を守ってきた“渦中の女”がついに口を開いた。――突然で驚いた
世IV虎:普通に(観客として)見に来ただけですよ。試合中に高橋奈七永がやられそうになっているなって思っていたら、どうにかしなきゃって体が勝手に動いていました。観衆のどよめき? 全然聞こえなかったですね。リングの中しか見ていなかったので。
――現役復帰への意思表示もあるのか
世IV虎:今だから言いますけど、実は昨年の11月(25日後楽園)のシードリングの試合を、たまたま仕事が休みになったので見ました。変装していたので誰にも気づかれませんでしたけど。あの騒動以来、プロレスを見るのは初めてだったんですけど、超感動して興奮してマジすげえって。アドレナリンが出まくっていた。何で自分があそこにいないんだろう?って思ったし、また気持ちがよみがえりました。
――ただ、昨年6月14日のスターダム後楽園大会で引退セレモニーを行っている
世IV虎:あの時は、自分はもうやらないと思っていました。実際に社会人として仕事もしていますし。シードリングじゃなかったら、こういう気持ちにならなかったと思う。11月の試合からモヤモヤした気持ちがあって、自分がもしやるんだったらここしかないなって思い始めた。最後が後悔だらけだったので…。
――後悔とは
世IV虎:6月の引き際(引退セレモニー)のことです。まだやりたいことがあったし、本当にプロレスが好きだった。自分でも、こんな終わり方になるとは思ってなかった。そういう部分です。
――実際のところ現役を続けたい気持ちはあったのか
世IV虎:(昨年2月22日の)試合が終わった時点でいろいろ覚悟していたし、自分で(引退という)結論も出していた。周りとかいろいろ動いてくれたりしましたけど、自分で決めたからって(決意は変わらなかった)。自分ができないと思ったらできないし、中途半端に上がりたくない。やるか辞めるかしかなくて、結果的にああいう形になりました。
――“凄惨マッチ”となった昨年2月22日の安川惡斗(29)との試合について聞きたい
世IV虎:(しばし沈黙の後)まだ、普通の仕事をしているので…。その時が来たら。
――安川は昨年12月23日に現役を引退した
世IV虎:……。すみません。知りませんでした。普通に暮らしていたら(プロレス界の)情報が入ってこない環境にいたので。自分から知ろうとも思わなかったし、距離を置いていたんで。
――最後に
世IV虎:まさか自分がまたこういう気持ちになるとは思わなかった。ホント、それだけです。マジ、プロレスってすげーって思いますね。
<1月14日付けの東京スポーツより>
昨年5月に引退した世Ⅳ虎(よしこ=22)が女子プロレス団体「シードリング」に登場し、現役復帰を表明したことが12日、プロレス界に大きな波紋を広げた。昨年6月14日に引退セレモニー(東京・後楽園ホール)の場を用意した古巣の「スターダム」からは「仁義に反する」とその姿勢を問う声が上がると、女子プロレス界の“横綱”こと里村明衣子(36=センダイガールズ)は大激怒。シードリングとの“絶縁”も示唆した。
世Ⅳ虎は11日に後楽園で行われた女子プロレス「シードリング」の高橋奈七永(37)対田中将斗(42)の試合中に電撃登場。大会後は本紙の直撃に「また気持ちがよみがえりました」と現役復帰への思いを激白した。とはいえ、誰もが寝耳に水の事態。一番衝撃を受けたのは約4年4か月の間在籍したスターダムだ。
ロッシー小川社長(58)は「私が知る由もない。このタイミングで現れるのかっていう感じです。ただ、うちは5年の歴史の中で選手がそれぞれ行動しているので、これについて何も言う筋合いはない」と語った。ただ昨年5月31日付でスターダムから引退を発表していることから「今度やるリングでどう釈明するかじゃないか」と付け加えた。
一方でプロレス界に導いた恩人で、誰よりも復帰を臨んでいた風香GM(31)は「輝いてもらいたいし、やりがいがある道を歩んでほしい気持ちはありますが…スターダムに連絡もなく話が進んでいたことにショックです」と肩を落とした。さらに「仁義を大切にしていた子なので、そこは通してほしい。まだ若い子なので、周囲に言ってあげる人がいなかったのかと残念な気持ちがあります」と、義理を欠いたと映る行動には不快感を示した。
また、昨年2月22日の後楽園大会で世Ⅳ虎との試合が“凄惨マッチ”になり、昨年12月23日に現役引退した安川惡斗(29=顔写真)は「プロレスが好きなのは知っていたし、戻ってくることはいいことだと思います」と歓迎しながらも「世Ⅳ虎さんも奈七永さんも、復帰する時は筋を通した大人の対応をされると信じています」と慎重に言葉を選んだ。
他団体の選手にも波紋は広がっている。11日の後楽園大会に出場した里村は「私は本当に怒っています。あの登場の仕方はないんじゃないですか? 人として筋違いのことをやってしまいましたよ」と珍しく声を荒らげた。スターダムとも交流があることから、昨年8月に旗揚げしたシードリングに参戦する際に「世Ⅳ虎が上がることはない」という確約をもらい、協力してきた経緯がある。
だからこそ「これがまかり通って誰もが黙っていたら、プロレス界の全員が人間性を疑われる。もし復帰するなら、私はもう(シードリングと)かかわることはないと思う。団体がやっていくのも難しいのでは。高橋選手の責任もあると思いますよ」と“絶縁”をチラつかせながら詳しい事情説明を求めた。
世Ⅳ虎の復帰は、まだまだ波乱含みだ。
1月12日のSEAdLINNG後楽園大会に姿を現した世IV虎が東京スポーツのインタビューに答え、現役復帰に前向きな姿勢を示した、世IV虎は引退後は一般の会社に勤めておりプロレスとは一切係わり合いのない生活を送ってきたが、やっぱり世IV虎の中でモヤモヤしたものが残っていたのか、現役復帰に前向きなったのではと思う。
だが世IV虎の復帰に関してスターダムを始めセンダイガールズの里村などが反発の姿勢を示した、里村に関してはSEAdLINNG側と世IV虎とは関わらないという約束をしていたのなら、完全にSEAdLINNG側の落ち度であり、世IV虎が観客として来場していたとしてもリングサイドに姿を現してしまった以上、SEAdLINNGと世IV虎の関係も疑われても仕方がない。
スターダムに関しては世IV虎が引退をするきっかけになった一つが団体側への不信というものがあり、スターダム側はケアしてきたつもりだったのだろうが、世IV虎からしてみればケアしきれてなかったというのがあり、また団体側も事の決着をつけないままで終わらせようという意図もあった。前にも書いたが世IV虎にしてみれば信じていたものに裏切られた気分だったのではと思う。
SEAdLINNGにしても世IV虎は引退はしたけど引退の10ゴングは鳴らされていないことから引退に近い退団という扱いで実質上フリー、フリー選手の獲得するにあたって前にいた団体に筋を通す必要があるのかという理屈もある。だがこのことに関してもスターダムと高橋奈七永の見えない確執というものも根本にあることから、スターダムにしても本当に文句を言いたいのはSEAdLINNGであり、SEAdLINNGもスターダムに対して言いたいことがある、世IV虎の復帰に関して賛否が出るのも仕方ないことでもある。
ただ世IV虎に関してはまだ将来のあるレスラーだけに周囲によって可能性を潰して欲しくない。
何これ?条件も何もないよ、本人は何も言ってないし、戻りたきゃ戻れば良い。ただその周りに筋通せば良いし。私はもうレスラーじゃない、勝手にしてくれ、疲れるわ。 凄惨マッチの安川悪斗 世IV虎の現役復帰に条件付きで理解示 #ldnews https://t.co/M9bf0qmF1W
— 安川惡斗&結花 (@yasukawaactyuka) 2016, 1月 12今日のシードリングのヨシコのセコンドに今後何かしらの意味があるのなら、怒りでしかない。 挨拶も、終えた後にも一言もない。姿もあらわさない。 私だったらそんな筋違いのことをしてる人間がリングに近づくのも許さない。
— 里村明衣子 meiko satomura (@satomurameiko) 2016, 1月 11他団体の中で起こった内情にとやかく言うつもりはないけれど、私の目線から良い事は良い、ダメな事はダメとはっきり言わせてもらいます。 仲良しこよしで当たり障りない付き合いは1番嫌いです。
— 里村明衣子 meiko satomura (@satomurameiko) 2016, 1月 13PR -
田中将斗に敗れた高橋奈七永のセコンドに世IV虎出現!
1月11日 SEAdLINNG「~Let's make MIRACLE YEAR2016!」東京・後楽園ホール 811人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼ORENING POP UP/15分1本
○ビッグバン・ニコル(8分2秒 エビ固め)×田中盟子
※ビッグバン◇第2試合◇
▼INEFFEBLE EMOTIONS/20分1本
伊藤薫 ○井上貴子(14分14秒 片エビ固め)宮崎有妃 ×希月あおい
※美拳◇第3試合◇
▼MIRACLE HISPEED/20分1本
○Sareee 小波(11分49秒 オーバー・ザ・トップ・ロープ)×水波綾 朱里◇第4試合◇
▼SPARKLE FIGHT/30分1本
里村明衣子 ○さくらえみ(14分27秒 ラ・マヒストラル)浜田文子 ×「ことり」◇第5試合◇
▼FIGHT OF FIGHT/30分1本
○田中将斗(19分46秒 片エビ固め)×高橋奈七永
※スライディングD(試合終了後)
田中「きょうは僕のことを知らない人も多いと思いますけど、僕はいつもの男子と同じように、同じ強さでエルボーを叩き込みました。見てもらった人はわかると思いますけど、僕は一切手を抜いてません。全力で叩きのめしに行きました。女子プロレスのトップというのは、どういうものか自分でも肌に感じてみたかったし、高橋奈七永、よかったと思います。きょうリングに上がってくれて、ありがとう。きょうはホントに女子プロレスのリングで、僕の試合も楽しんでくれたみたいなんで、本当にありがとうございました!」(田中のマイクを聞いた奈七永は場外に降り、世Ⅳ虎と抱き合うとそのまま南月とともに退場、バックステージでは世Ⅳ虎はノーコメント。奈七永も試合のダメージで記憶を飛ばし、しばし回復を待ったもののコメントできる状況にはないとのこと。代わって南月がコメントした。
【南月たいようの話】「試合後、記憶も飛んでしまっているので(コメントできず)申し訳ないです。(世Ⅳ虎はなぜ?)自分もまったく知らないことだったので、ビックリしたんですけど…。あとは、これから本人と話をしないと。自分自身もきょう突然のことで、驚いているので、いまは何とも言えないんですけど。(引退してからここまで連絡は?)自分は連絡とかはしてたんですけど、きょう来てるのは知らなかったです。(世Ⅳ虎に現役復帰の意思はある?)これもちょっと、ハイ、これから。(希望としては世Ⅳ虎に戻ってきてほしい?)そうですね、それはハイ、きょうエプロンについてる世Ⅳ虎の目を見た時に、自分も思うことはいろいろあったんですけど、それはちょっと…自分もいま動転しているので、あらためて。(世Ⅳ虎は話せない?)もう帰ってしまいましたし、奈七永さんもわけわかんない状態なので、完全撤収を(お願いしたい)。本日はありがとうございました」3度目の後楽園大会となったSEAdLINNG、メインは奈七永がZERO1の田中に挑み、序盤は田中がグラウンドでリードを奪い、奈七永はショルダータックルで倒すが、スタンディングになると奈七永のエルボーに対して田中はチョップ一発で返し、奈七永はやっと田中を場外へ追いやってトペを放つも、田中はイス攻撃や場外でのボディースラムで容赦なく痛めつける。
リングに戻っても田中はエルボーやグラウンドなどで主導権を握り続け、ダイヤモンドカッターやラリアットで奈七永を場外へ追いやるとテーブルの上に寝かせてのテーブル貫通スーパーフライを投下、奈七永は大ダメージを負ってしまう。
リングに戻った田中はエルボーなどで攻勢を続けて奈七永からダウンを奪うと、セコンドに引退した世IV虎が出現、奈七永に声をかける。
田中はスーパーフライ、奈七永の冷蔵庫爆弾も剣山で迎撃し、左右エルボーを放っていくが、奈七永はグーパンチからラリアットで反撃してアックスギロチンドライバーで突き刺し冷蔵庫爆弾を投下する。
田中は垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してからスライディングDを狙うが、かわした奈七永はたいようちゃんボム、掟破りのスライディングDを決めてからワンセコンドEXを決めるが、クリアした田中はラリアットからスーパーフライと畳み掛けてから本家スライディングDを浴びせ3カウントを奪い勝利を収めた。試合後は田中のアピールの後で奈七永は世IV虎と抱き合うも、コメントに関しては奈七永がダメージが大きいため社長である南月たいようが代わりに答えたものの、世IV虎に関しては明言を避けた。
世IV虎は昨年2月の安川惡斗とのケンカマッチの後で退団に近い形で引退、以降プロレス界とは関係を絶つかのように表舞台には出ようとしなかった。同じくスターダムを退団した奈七永も新団体旗揚げにあたって世IV虎の勧誘に関しては否定していたが、南月によると連絡は取り合っていたという。
世IV虎が復帰するのかどうかは現時点ではわからないが、可能性が出てきたことには間違いない、後は団体と世IV虎本人の気持ち次第か・・・
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12月20日に安川惡斗が引退・・・ケンカマッチの結末の行方
<東京スポーツより>
人気女子プロレス団体「スターダム」の安川惡斗(あくと=29)が23日の東京・後楽園ホール大会で現役を引退することが30日、本紙の取材で明らかになった。“凄惨マッチ”として世間を騒がせた世IV虎(よしこ=22)との一戦(2月22日、後楽園)で負った目の負傷が原因で、1日に会見を行い正式に引退を発表する。これで6月に引退した世IV虎に続き“凄惨マッチ”の当事者2人がリングを去ることになった。
――ここ数か月で引退を示唆する発言があった安川:12月23日の後楽園大会で正式に引退します。私は引退するためにリングに戻ってきたようなもの。(9月23日の後楽園大会で)復帰する前にドクターストップがかかっていて、復帰もできないままフェードアウトかな?と思ったこともあった。網膜しんとう症の方は回復しましたが、眼窩底を骨折した左目の視力が落ちてしまったんです。
――左目の窩底骨折と両目の網膜しんとう症は世IV虎戦で負った安川:もともと右目は白内障で見えず、昨年夏に人工レンズを入れた。少しだけ立体的に見えるようになったけど弱視なのは変わらなかった。ずっと左目に頼っていたんですが、その左目が折れてしまい、視力と距離感が残念ながらうまく戻りませんでした。
――試合に影響も安川:相手の技を受けることができない。もうバチバチとした対抗戦をしたり、シングルのベルトが取れるレベルの視力は持ち合わせていない。相手をケガさせてしまってから「目が見えませんでした」ってなったら大問題じゃないですか。引退することがスターダムへの一番の恩返しかなって思った。
――結果的にあの試合が引退につながった安川:結論からそうなってしまったのは仕方ない。本当に偶然と偶然が重なったので…。骨が折れてしまったこと自体は事故に等しいものでもありますし。ならば次はどうしたらいいかって気持ちを切り替えることができる人間なので、今は次のことを考えています。
――6月14日に世IV虎が引退。これで当事者2人がリングを去る安川:本音を言えば彼女にはリングに戻ってきてほしい。他人の人生に口は出さないつもりでいたいけど、プロレスを大好きだってことを知ってるし(22歳と)まだ若いから。私がいると帰ってきにくいのかなって思う部分もある。いつか「和解」とかあればいいんだろうなと思います。
――約4年の現役生活を振り返って安川:感無量ですよ。「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」の時代劇を見て思った幼いころの夢「サムライになりたい!」をかなえられましたからね。あこがれの(愛川)ゆず季さんも倒したし、白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)も取った。自分のしたかった2つの目標も達成できた。応援してくれたファンにも「ありがとうございました」って伝えるのが、12月23日の大会だと思う。
――引退後は安川:何かしらの形でスターダムを支えていきたい気持ちはあります!
10月11日のスターダム後楽園大会で引退を示唆していた安川惡斗が東京スポーツ誌上で12月23日の後楽園大会で引退することを報じた。
引退の理由は左眼の網膜振盪症、
網膜振盪症とは=打撲などにより眼底にショックが加わり,網膜の黄斑部にむくみ(浮腫)を起こす状態。つまり,皮ふに物が当たると出血しないで腫れることがありますが,それが目の底(眼底)の一部に起こってきたものです。眼の奥をのぞくと,黄斑部が乳白色に混濁して小出血を伴っていることもあります。数日から2~3週間で治り,後遺障害は残らないといわれています。視力は一時的にダブって見えたり,ボヤけたりすることがありますが,2~3日で治ります。眼の奥で起こるため,湿布も何もできないので,少し安静にしておいてください。なお,外傷の程度が強いときは,黄斑円孔や脈絡膜出血等が生じていることもあり,必ず経過観察が必要。
惡斗は元々右目は白内障の影響で視力が落ちており、左眼を頼っていたが世IV虎とのケンカマッチで左眼にもダメージを負ってしまい、試合にも支障をきたすようになっていたという。
結果的に世IV虎が惡斗を潰して引退に追いやったという見方も出てくるが、プロレスは常にケガと背中合わせ、いつ何時ケガをしてそのまま引退に直結する可能性もあるし、最悪の場合に繋がる可能性だってあり、世IV虎も惡斗もそれを覚悟してリングに上がっている、ただ世IV虎自身もまさか引退に繋がるとは思っていたかどうか・・・
惡斗は世IV虎に復帰して欲しいとしているが、結果的にこうなったことでますます戻りづらい状況になってしまったのではと思うし、惡斗がリングに上がり続けていたことで世IV虎にとってある意味救いになっていたんじゃないかと思う。
わかるのは20日の後楽園大会で惡斗が引退することでケンカマッチ事件は結末を見ないまま終結するという形で終わるということ、世IV虎が姿を現すなら惡斗も心置きなく引退できるし、ファンにとってもモヤモヤも少しは晴れるかと思うが・・・ -
センダイガールズとの全面対抗戦をアピールも、安川惡斗が引退示唆でスターダムに激震!
10月11日 スターダム「STARDOM Appeal The Heart2015~心の叫び~」東京・後楽園ホール 950人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼美邑弘海デビュー戦 15分1本
○クリス・ウルフ(6分59秒 体固め)美邑弘海
※ダイビングダブルニードロップ
◇第2試合◇
▼安納サオリ本格プロレス参戦マッチ 20分1本
○加藤悠(5分26秒 腕ひしぎ逆十字固め)×安納サオリ
◇第3試合◇
▼スターライト・キッドデビュー3WAYマッチ 15分1本
○米山香織(6分43秒 片エビ固め)×渡辺桃
※ダイビング千豚♪ もう一人はスターライト・キッド
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ 30分1本
○宝城カイリ(16分13秒 片エビ固め)×安川惡斗
※ダイビング・エルボードロップ
(試合後)
宝城「まずはファンのみなさん、そして安川惡斗のファンのみなさん、たくさんのご声援ありがとうございました。何年ぶりだっけ? 2年? いまでも惡斗は脅威だし、嫌いだけど、わけわからないけど、憎めないのが正直なところ。同期として4年やってきた気持ちだけどどうかな?」
惡斗「丸投げかよ。負けた……。カイリ、お前は強くなった。これで約束果たせたな。ここに7カ月前に絶対リングに戻ってくるって言ったカイリとの約束も果たした。あとは私にケジメをつけさせてください。今日はそれだけ。To be Continued。テメーらにはまだ言わない。だがそのうち私は、最後のテメーらとしてた約束、それをそのうちさせていただきます。今日はこれまで以上!」
宝城「何を言ってるかわからなかったんですけど、後半あと2試合あるので皆さん元気出していきましょう。準備はいいか×4!」
【惡斗の話】「確かめさせたいこと、カイリはこの2年でよくなった。技も重くなってたし、アイツが強くなったってことが、よくわかる試合だったな。自分はいままで有言実行して生きてました。いろんな持病とかも含めてデビューできないだろうと言われて、でもデビューすると言ってデビューした。愛川ゆず季倒すって言って、愛川ゆず季を倒した。白いベルトを取るって言って白いベルトを取った。いろいろあって、7(8)カ月前、必ずリングに戻ってくると言ってお客との約束を守った。カイリともう一回やるという約束守った。これでいま自分が持ってる約束、今日すべて果たしました。あとは、客と約束したのは、必ず10カウントを聞いてスターダムの生え抜きとしてリングを降りるって約束だけです。けじめを、取らせてください。いま言えることはそれだけです。ありがとうございました。以上。いま言えるのはこれだけなんで。これだけです。失礼しました」
【宝城の話】「(惡斗との一戦を終えて)そうですねえ、まあまず闘いに関しては1年9ヵ月ぶり、あのときのトラウマが自分は3本の指に入るくらいのトラウマに残ってて、試合の内容でもファンのみなさんの声援でも、そして強さにおいても、すべてにおいて負けたという最高の屈辱を味わって、その日から絶対にこの悔しさを忘れないと思って、一日も本当に忘れたことがなくて、夢にも出てくるくらい、本当にあのときの映像見てもらったらわかるんですけど、悔しい試合だった。それもあって今回滅多に回ってこないシングルがやっと実現できたということで、楽しみな気持ちと、正直むかしのトラウマがどうしても消えてなくて、正直不安だったんですけど、自分はいつも通りこれまでの実績を残してきた自分に自信はあったので、いつも通りやるだけだと思って挑みました。(トラウマがあったとしても今年に入ってからの立場は完全に逆転したと思うが)そうですね。ずっと余裕はちょっと足を痛めてしまったけど冷静に試合を進められたと思うし、5大会連続後楽園のメインをつとめたと気づいて、今回は休憩前だったんですけど、メインを乗り越えてきた自信は確実に自分についてるので。(惡斗と闘って確かめたいこととはなんだった? それを確かめることはできた?)みなさんは実力がどうなったか確かめたいと思ってる方が大半だと思うんですけど、私は本当にいろんな意味を含めています。まあ、あのときの、なんだろう、信頼関係とはなんなのかとか、いろいろもうこの日まで、昨日の夜も思い出してあのときのこととか、ここからいろいろ内部でも変化があって惡斗に対する見方も、う~ん、なんか頭がゴッチャゴチャになっていろんな人からくる情報とか自分が直接惡斗と接して得る情報とか、もうね、頭がこんがらがっていったいなんなのか、同期として、いろんな意味で言葉では難しいんだけど確かめられた部分は大きいかな、それに関して。(最後に惡斗がマイクで言っていたことはよくわからなかった。けじめをつけるとか言っていたがどうとらえる?)あの子はねえ、自分の思いを先走って発信しちゃうことが多いと私は分析していて。まあ、たぶん自分の中で思ってることがあって言ったと思うんですけど、正直いまの段階では本当になにを言ってるのかわからなかったので、ちょっと後で(惡斗と)話します」
◇第5試合◇
▼ハイスピード選手権試合/30分1本
[挑戦者]○岩谷麻優(15分14秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド)×[第11代王者]×ロサ・ネグラ
☆ロサが初防衛に失敗、岩谷が第12代目王者となる。
【岩谷の話】「(ベルトを取って)取りました。取った! 3度目の正直です。うれしい。(ほかのベルトを取ったときとは違う?)ハイ。たぶん、いまあるべるとの中で本当に自分が一番欲しいと思ってきてずっと狙ってきたベルトなので、ベルト自体は軽いですけども、いままでの歴史の重みとか積み重ねってるものがホントにすごいヤバいです。(初めてベルトに挑戦したのもハイスピード。初挑戦では大泣きしたが)そうです、メッチャ泣きましたね。やっぱあの試合は自分が情けないのと悔しい気持ちしかなかったのでダメでしたけど。(夏樹引退前に挑戦し、3度目の挑戦で取った)時間かかりましたねえ。自分ホントに落ちこぼれで、みんなより遅いですけど少しずつ成長できているのでうれしいですね。(6人タッグ、白いベルト、タッグのベルトを取り、すべてはここまで来るための準備段階だった?)そうですね、いま思えばね(笑)。そうですね。でもベルトを取るよりこれからずっと防衛していく方が大変なので、取ったことはうれしいし、たぶん1週間くらいはすごいニヤニヤすると思いますけど、次が大事だと思うのでこれからちゃんと守っていけるように頑張っていきたいと思います。(リング上でも言っていたがグランドスラム一歩手前)そうですよ。自分がですよ! ハイ。
やっぱハイスピードと言うのはみんながそう簡単に負けるベルトじゃないと思っているので、分類的に。だから、なんといっていいのかわからないですけど、イオさんに続いてのグランドスラムを狙っていきたいと思います。(サンダーロックとしてやってきたことがハイスピードダッシュに役立った?)ハイ、それはたぶん、すごい大きいと思います。(イオに負けたくない気持ちがある?)タッグパートナーで仲がいいと言えども、やっぱりその人を越えていきたい、超えなきゃいけない気持ちがあるので、それは意識しますね。(特殊なカテゴリーだが、どんなハイスピードチャンピオンをめざす?)予定ないです。もうベルトを巻くってことしか意識してなかったので、だから今後の目標とかはこれから考えていくつもりというか自然に出てくると思っているので。ベルトの防衛回数を増やしてずっと守っていくのが目標だと思っているので、その先はこれから考えていきます。(今日の試合からハイスピードとはなにか見えてきたものは?)わかんない、もう。必死にやっとったけん。必死にやってたから。わかんないですね、もう。後で映像見て勉強します」
◇第6試合◇
▼ダーク・エンジェル日本ラストマッチ~ワンダー・オブ・スターダム選手権//30分1本
[第6代王者]○紫雷イオ(17分13秒 エビ固め)[挑戦者]×ダーク・エンジェル
※ムーンサルトプレス イオが5度目の防衛に成功。
(試合後、日本ラストマッチとなるダーク・エンジェルに、宝城カイリ選手会長、1期生・岩谷麻優、ラストマッチの相手となった紫雷イオが花束贈呈。最後はロッシ-小川社長が記念品を贈った。)
エンジェル「ニホンアイシテマス、Thank you so much」
イオ「いままでたくさんスターダムに出てくれて女子プロレスを盛りあげてくれて本当にありがとう。これからダーク・エンジェルとは世界最高峰の地に足を踏み出します。幸多かれと心から祈っています。5度の防衛成功しましたけど、次回11月15日の後楽園大会は長らく仙女との全面対抗戦いよいよはじめたいと思ってます。なんでかというと…」
宝城「待ってました。仙女との対抗戦。里村と対戦して赤いベルト取り戻したいです」
岩谷「宝ちゃん、赤いベルト狙ってるのは宝ちゃんだけじゃないよ。自分もグランドスラムまであともう一歩。自分も挑戦したいです」
イオ「なんか麻優、変わったね。ベルトが伊達じゃないってこと証明したいんだ。その気持ち、わかります。だけど私も赤いベルト欲しいんだよ。誰が挑戦できるかわからないけど、みんなやりたいのは変わらないから、11月15日仙女とやってやろう! その前に11月12日、仙台乗り込んでやろう。ウチらはいつでもやる気満々。楽しみにしとけ。ということで、今日は私が勝ったから私がしめよう!と言いたいけど、ダーク・エンジェル、最後はスターダムの締め。やってください」
エンジェル「イマヲシンジテ、アスニカガヤケ、We Are STARDOM」
【イオの話】「(まずは5度目の防衛ですね)はい。防衛に成功しました。ありがとうございます。5回、5回ってなかなか多いんじゃないですか?(愛川ゆず希さんが8回なので2番目)このハイペースでいけば今年中には抜かせるんじゃないでしょうか。(赤いベルトの10回防衛にも近づいている)いま折り返しましたね。すごいと思いますよ。(目標は赤いベルトの10回を越えること?)そうですね。自分自身との闘いだと思っていますね。(ダーク・エンジェルとの試合は?)途中から淋しい思いみたいなものが珍しく試合中からちょっと沸き上がってきましたね。あんまり、めったにないんです。試合の最中に、なんかこういうのってある種の邪念だと自分では思っているので、そういうのってなかったんですけど、今日はなんかいろいろ思いだしましたね。自分がうまくいかない時期もダーク・エンジェルとタッグ組んで励ましてもらったり、ルチャの動きとかを教えてもらってアドバイスしてもらったりパートナーでタッグマッチでお互いが助け合ったりが、本当に長かったし、ある種、言葉が通じないからこその特別な絆があって、言葉が通じると、ウソもつける。
言葉が通じないからウソが通用しないんですよ。ダーク・エンジェルとは心の底から本当に親友って言い合えて、ふざけて悪口とかも言い合ったりとか思い出がいっぱいですね。どこでも。メキシコでも思い出あるし、日本でも思い出あるし。私が3年、4年……(そこにダーク・エンジェルが「イオ、おめでとう」と登場。)ありがとう。凄いですよ、ダーク・エンジェルは世界で活躍してたっていう選手は、私もメキシコ行ってたから一番よくわかる。本当にメキシコのスター。スペル・エストレージャで、だけど日本も大好きな心とか優しい心があって。次のステップの、現役でなくなった次のライフが決まっているので、ネクストステージに進んで、心の底から幸せになってくださいと祈っていますね。祈ることしかできないけど、サラならなんでもできるってそれくらい信用してるし、尊敬もしてるので。サラの最後の相手になれて感無量です。(ベルトを懸けた意味は)第2代チャンピオンなんですよね。ワンダー・オブ・スターダムの第2代チャンピオンで、やっぱりこの白いベルトをダーク・エンジェル色に染めた時期があるからこそ、その時代の白いベルトのダーク・エンジェルとは私ちゃんとは闘ってないんですよ。だから最後は闘えないとなったら、やりたいし、自分のすべてをかけたいと思ったので。やっぱり成長した姿を見せたかったです。ダーク・エンジェルと組んでたころとか、私ぜんぜんダメで自信もなくて、でもいまはサラとこのベルトをかけて、防衛することによってもうスターダムは大丈夫、イオがいるから大丈夫と、サラに思ってもらえるように、そういう気持ちも込めてベルトをかけさせてもらいたました。(試合後、仙女との対抗戦の話が出たが)仙女、こっちに来ないのか、仙台来ないのかって、そんなへりくつばかり言って、わけわからないのでそろそろ白黒ハッキリつけようかと。ちょうど11月12日仙女後楽園、15日スターダム後楽園、そこで蹴りつければいいじゃんと。蹴りがつくかわからないけど、なかなか日取りが悪くてできなかったので、そこならいいのかなって。(ちょうど仙女も仙台で試合してるが)そうそう。(それで赤いベルトの防衛戦もできなかった)そうなんですよ、早く赤いベルト返せ。(そのベルトをかけて11月におこなわれるんですかね?)それは社長次第です。(挑戦したい?)したいですよ。いつでもしたいですよ。早くしたいです。だって、いつまででも里村明衣子が巻いててヘラヘラしてられないです。もちろん白いベルトも守りたい気持ちもあります。でも、取り返さないといけないものがあるのはわかっていますから。(岩谷、宝城、イオの3人が候補?)そうでしょ。それ以外ないでしょ。まあ麻優がね主張してきたのは珍しなと思いますね。セミファイナルでハイスピードをとったのは知ってて、『あー、変わったんだな』って、『変わった、変わった』とは私も言い続けてきてるし、変わったなとは思ってたんだけど、今日、ベルトという形にして明らかに変わったということを今日のお客さんに証明したので……。あの伸びしろ、凄いよね、岩谷麻優って。伸びたらガーっていくから天才肌だから。ベルト取ったら次のステップを見てるんだなって思ったらコイツ凄いなって思いました。宝城カイリもそうだし、紫雷イオも赤いベルトを取り返したい気持ちは一緒で、誰が取り返してもおかしくないというか、スターダムにはそれだけ取り返せる選手が揃ってるっていうことだと思います。(イオとしては十文字より里村?)いやー、向かう先には……トップは里村明衣子でしょ。上から潰す方が楽でしょ。でも、むかつくのであの2人ともやりたいです。みんな片っ端からやりたいですね」
【小川社長の話】「今日はですね今年10回目の後楽園大会ということで最後、ダーク・エンジェルが(日本で)最後ということで。5月くらいから日本で最後の試合をしたいと話がありまして、本人は8月って言っていたんですけど、こっちのタイミング的に10月になった。彼女はこれからプロレスラーを育成する側として世界に羽ばたいていくので、応援してあげてください。あとですね、来週からアメリカ遠征に行ってきますんで。そこで一応、サンタナ・ギャレット、ミヤ・イムがフロリダから参戦します。一応、決まっているのが16日の大会で、紫雷イオvsミア・イムの試合を。もしかしたらベルトかかるかもしれないです。で、次の11月15日は、後楽園は仙女とのからみをやらなきゃいけないので、なんかね、里村明衣子はいろいろ考えているみたいなので、合同合宿もやろうかと言ったりしてるので。(仙女とですか?)うん、そういう話もあるんですよ。まあどういう風にやるかわからないですけど、まあなんでもやってスターダムのほうができるっていうことを見せるしかないんじゃないですか。来月はその対抗戦が中心。もしかしたらもう1人デビューできるかなという感じですけど、ちょっとまだ調整中なので。(惡斗がケジメを付けるという発言してるが)そうですね。ケジメ……。うん、惡斗もアメリカ行くんですよ、一緒に。だからちょっとゆっくり話しますよ、それに関しては。あんまり動くとよくないからね。ちょっとどうなってるんだっていう話をしようかなという感じはしますけど、そんな感じです」
スターダム後楽園大会の第4試合で9月23日の後楽園大会で復帰していた惡斗と宝城が対戦、23日の後楽園大会で「5☆STAR GP2015」を制覇した宝城に惡斗が「確かめたいことがある」と対戦を要求し今回のシングル戦が実現した。
試合は惡斗が串刺しスピアーを狙う宝城をかわしてサミング攻撃を決めると、アキレス腱固め、リバーススリーパーと攻め立てるが、宝城もスピアーで反撃しダイビングエルボーアタックからバットボーイと猛反撃する。
惡斗はミサイルキックで反撃するとスクールボーイからストレッチマフラーで捕獲、コーナーへ昇るが宝城は投げ落とすとイカリで捕獲しスライディングDは迎撃されるも、エルボーの打ち合いから惡斗がアバランシュホールド、そして悪トーンで勝負に出るがかわされてしまう。
宝城はイカリで絞り上げ、惡斗はチョーク攻撃で反撃し、宝城のバックブローをかわした惡斗は丸め込むも、宝城もスクールボーイからストレッチマフラーで反撃しイカリで絞り上げ、ダイビングエルボーを投下するが1度は脚へのダメージが響き転落するも、再度トライして連発し3カウントを奪い勝利、試合後には互いにマイクでエールを交し合うも、バックステージでは惡斗が引退を示唆する発言をした。
世IV虎vs惡斗の一件で惡斗が欠場して7ヶ月間、高橋奈七永が去り、事件の当事者の一人である世IV虎が引退するなどスターダムは大きく変わっていったが、そこで惡斗が突然の引退発言、リングの上で引退を口にしなかったのはメインを張るイオやセミの岩谷への配慮なのだろうが、惡斗はやりきったことを理由にしているものの見ている側とすれば釈然としないものが残ってしまう。
小川社長も惡斗の発言が唐突だったのか話し合いをするとしながらも戸惑いを隠せず、マスコミから惡斗のコメントを聞いた選手会長として宝城も話し合うとした、宝城は楽観的に捕らえているものの、小川社長に関しては業界歴が長いだけに基本的に「去るものが追わず」の立場、一応は慰留するが意志が固いとなれば引き止めないと思う。だが世IV虎vs惡斗は両方とも引退という形で喧嘩両成敗で終わってしまうのか?団体側はそれで全て治めたいのだろうが、見ている側は釈然としないものが残り続けるのではないだろうか・・・
またセミのハイスピード選手権は王者のロサに岩谷が挑戦し、腕攻めで先手を奪うロサに、岩谷はソバットから619式ボーでょ―アタックで反撃するも、エルボーをかいくぐったロサはスイング式ネックブリーカーから、旋回式デスバレーボムを決めマッドスプラッシュを投下するも、岩谷がかわして自爆となる。
岩谷はドロップキックからフットスタンプ、フロッグスプラッシュを投下しドラゴンスープレックスを狙うが、切り返したロサはドドンパを決め、岩谷もエビ固めの応酬からマヒカ・デ・マユを決めるもカウント2でクリアされる。
ロサはパワースラムから再びマッドスプラッシュを狙うも、追いついた岩谷が雪崩式の技で振り落とすとダイビングフットスタンプからドラゴンスープレックスを決め3カウントを奪い王座を奪取。
メインのイオvsエンジェルのワンダー選手権は、イオがドロップキックでエンジェルを場外へ追いやると場外へのムーンサルトアタックを狙うが、追いついたエンジェルがエプロンへのパワーボムで叩きつけ大ダメージを負わせ、ングに戻ったエンジェルはイオの腰に集中攻撃を浴びせ主導権を奪い、イオも反撃するが腰へのダメージが大きく主導権を奪うまでには至らない。
イオは串刺し攻撃を狙うエンジェルのミサイルキックを放つと、場外へ出たエンジェルにトペ・スイシーダを発射、リングに戻ったイオはスワンダイブキックや619で攻勢に出るも、もう一発をかわしたエンジェルはテキサスクローバーホールドで捕獲する。
なんとか脱出したイオは串刺しダブルニーからハーフダウンになったエンジェルの顔面をドロップキックで捕らえるが、ロープに走ったところでエンジェルもブーメラン式ドロップキックを放ち、場外へ落ちたイオにプランチャを放つ。
リングに戻ったエンジェルはダイビングクロスボディーからレイネーラを狙うが、耐えたイオはダブルアーム式フェースバスター、パッケージジャーマンを決め、ツームストーンパイルドライバーからムーンサルトプレスを投下するもエンジェルは剣山で迎撃する。
両者はエルボーのラリーからエンジェルがタイガードライバーを決め、レイネーラで絞り上げるが、耐えたイオはシュバインを決めるとムーンサルトプレスで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後は今回で日本での試合が最後になるエンジェルに選手らや小川代表から花束記念品が贈呈されると、選手らは11月15日の後楽園大会でセンダイガールズ女子との全面対抗戦を行い、宝城は流出しているワールド王座を里村から奪還することを約束、最後はエンジェルが「We are STARDM」とアピールして大会を締めくくった。本日のスターダム後楽園ホール大会、たくさんのご来場ご声援どうもありがとうございました!お陰様でV5達成しましたっ☆何よりも今日の相手のダーク・エンジェルに感謝!今までありがとうー!! pic.twitter.com/P3HLQQ3dmw
— 紫雷イオ、Io Shirai (@shirai_io) 2015, 10月 11後楽園大会ありがとうございました! ハイスピードチャンピオンなりました! 本当応援ありがとうございました! 帰りにエレベーターで南月さんにお会いしました!ハイスピード奪還の報告ができました!良かった(^^)☆! 親孝行!! pic.twitter.com/Pu7gTiPdyi
— 岩谷麻優*スターダム (@blue02sky19) 2015, 10月 11今日は試合に勝って、ベルト取れたけど、いろいろ課題が見つかった! ハイスピードな動き出来んかったし、満足なんてしてない! これから!これからこのハイスピードのベルトを自分色に染めていきます。 試合前のVTRのブルーバード聞いていろいろ思い出して泣きそうなった!
— 岩谷麻優*スターダム (@blue02sky19) 2015, 10月 11 -
姉御・紫雷美央引退・・・最後のサプライズは結婚発表!
9月20日 4団体(アイスリボン、WAVE、OZアカデミー、ユニオン)合同興行 第5回「M.I.O」~さようならみんなのお姉ちゃん~紫雷美央引退」1724人 超満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇ダークマッチ◇
▼YMZから助け舟〜 10分1本勝負
○米山香織 円華(8分22秒 米‐ZOU)木高イサミ ×竜剛馬
◇第1試合◇
▼最後のタッグマッチ 30分1本
○紫雷美央 希月あおい(11分22秒 土蜘蛛)×尾崎魔弓 桜花由美◇第2試合◇
▼4団体代表8人タッグマッチ 30分1本
ダイナマイト関西 石川修司 ○フェアリー日本橋 新田猫子(11分22秒 首固め)アジャ・コング 浜田文子 ×福田洋 宮城もち
◇第3試合◇
最後のシングルマッチ 30分1本
○木高イサミ(11分11秒 片エビ固め)×紫雷美央
※勇脚・斬
◇第4試合◇
▼4団体バトルロイヤル 時間無制限
○加藤園子(18分27秒 エビ固め)×チェリー
【入場順(退場順)】久保佑允(1)加藤園子 弓李(2)飯田美花(4)SAGAT(3)小林香萌(10)チェリー(19)長崎まる子(5)下野佐知子(6)FUMA(7)藤田あかね(アイスリボン)春日萌花(9)三富政行(8)235(アイスリボン)水波綾(16)諸橋晴也(13)星ハム子(18)宮崎有妃(11)優華(15)山下りん(大女)山縣優(12)→松本都(14)
◇第5試合◇
▼〜紫雷美央プロレスをクローズマッチ〜 時間無制限1本
○つくし 世羅りさ 長浜浩江(14分9秒 タイガースープレックス・ホールド)×紫雷美央 大畠美咲 藤本つかさ
(引退セレモニー)
まずはご親族から花束が贈られ、DDT高木三四郎社長、本誌・佐藤編集長が次々とリングへ。続いて選手からの花束贈呈に移る。なかには引退した植松寿絵、渋谷シュウらの姿も。WAVEの選手たちからは金一封プラス宮崎有妃の恥ずかし固めのプレゼント。アイスリボン勢もリングに上がる(引退した内藤メアリの姿も見られた)。
OZアカデミー正規軍は、アジャ&関西の計らいにより現OZアカデミーチャンピオンの加藤から美央がフォールを奪った。続いて、OZアカデミー正危軍もリングへ。尾崎魔弓からは退職金が贈られた。
ユニオンプロレス勢もリングへ。花束が贈られるなか、SAGATからは葉っぱが贈呈された。友人一同もリングに上がったあと、紫雷イオが現れると、会場からひときわ大きな声。美央はヘッドバットでお礼すると、仲良く紫雷姉妹が一枚の絵に収まった。そして最後は、紫雷姉妹の実母が花束を贈った。
美央「はい。こんなにたくさんの人たちに送り出してもらえるような選手になれるとは、8年半前はまったく思っておりませんでした。今日の試合を見て、何か感じとってくれた若い子はいますかね? お客さんのなかでも、もし若い女の子、若い男の人、『私も出来るんじゃないかな』って『私もやってみたらこうなれるんじゃないかな』って思ってくれる人が一人でもいたなら、本当に今日の引退興行は成功だったかなって思います。何を言ったらいいのかな、これ……。(「お疲れさま」の声)ありがとう。疲れた。紫雷美央、8年半走りきりました。もう疲れた! カラダもボロボロだ! やりきった、悔いはねえ! みなさんありがとうございました」美央「紫雷美央、このリングを降りたら一般人です。最後にみなさんにお知らせがあります。紫雷美央、今月の魔界に出演します。役者として、もうプロレスはできない紫雷美央だったとしても、ぜひ見に来てくれる方がいるんであれば足を運んでいただければと思います。そしてもう一つ。(指輪をはめて)結婚します。ウェーイ×3! 8年半、いいレスラーになるように頑張ってきました。これからはいい嫁さんになるよう頑張ります(笑)。私の将来のことはみなさん心配しないでください、ありがとうございましたー!」
美央の経歴が紹介されたあと、10カウントゴングへ。最後の選手コールがおこなわれると、いっせいに黄色&紫の紙テープが投げ込まれた。
【美央の話】「ありがとうございました。うわー、すごい。記者さんがいっぱい。こんなにいっぱいいるの久しぶり。(引退試合を終えて)スッキリしました。もう、やりきった。ちゃんと先輩に潰してもらって、尾崎さんと試合できて、後輩達にパスができて……と思います。長浜なんて試合前からウロウロ×2、泣きそうで。こういう経験したほうがあの子たち育ってくれると思うんで。私は悔いないです。見ていたお客さんはどうだったのかわからないですが、そうですね……。紫雷美央だからこういう終わり方だろうと思います。
(3試合ハードな一日)でも、それ以外にも1日5試合とかあったからなんともいえないけど、ただいつも以上に1試合1試合に、思いがあったから変に緊張したところがありましたね。変に緊張したけど、楽しめた部分もありましたし、先輩との試合は引っ張ってもらえた部分もあったので、わからない。いまさら感想聞かれてもわからない。やりきっちゃった。
(いままでで一番印象に残ったこと)ありすぎる。鼻の骨折とかインパクトあります。それまで1回も欠場したことなかったんで。こんなことで欠場させられるんだっていうのはありましたけど。そうですね、インパクトがあった……関わる人が多すぎるんです。
フリーから4団体所属からなんだろうっていうので、あーでも、志田ちゃんと大阪でやったタイトルとかスゲー楽しかったし、アジャ・コングと大阪でやった試合も楽しかったし、クローズ3人で最初にやった興行もわーっとなったし。一番ってムリです。全部です、ハイ。あと竜剛馬のヤツも意外とインパクトがありましたね。クイズでボロクソやられて。(イオが来ていたが)いいんじゃないですか。ぜんぜん家族として見に来てくれて。普通にやってくれて。ありがとうってお花をもらったら『頭突きちょうだい』っていうからどうぞってあげたら文句言われたんで。
(引退後の活動は?)役者というか……私、別に方向性が仕事に関しては決まってなかったので、魔界1回だけってなったので、よかったらというふうになったので、ぜひ自分も出たいですってなって、出させていただくことになりました。
(それ以外に決まっていること。もう入籍も?)10月にします。
(相手は?)言わない。聞かれても言わない。けど、結婚はします。
(体調はボロボロだといっていたが、いまは?)引退ハイなんで、いま。あまり自覚ないんですけど、いまスゲー熱あがってるんですよ、体温が。この体温が冷めたとたんに筋肉バキバキになっていく。それがイヤだな。誰か氷のう持ってきてくれないかなって思いつつ、まあいいやってなっていますけど。どうせ売店行かないといけないし。
(やり残したことは?)ない。なぜならば自分の首が悪いから。これ以上、迷惑かけたくない。私のようなただでさえデビューのときから足を引っ張ってきた選手がむしろ8年半もったことが奇跡です。そんな自分がここまでの選手になれたのは、まわりの環境なり、助けなり、皆さんの応援だったりとかで、このときまで首を悪くしても保っていただけだったので、これ以上、続けて、リング上での事故なんか起こしちゃいけないし、他のことなんて迷惑はもうこれ以上かけたなくないということで、淋しいということよりもいまむしろ安心しています。なんの事故もなく、ちゃんと私がケガなく、五体満足でリングを降りる。安心の方がデカいです。(後輩達へのメッセージ)後輩たちへは言った通り、いま自分が新人で周りの人にマイナスなことを言われてたとしても、それはそれ。自分のいいところもあるっていうのも探してほしいですね。新人なんて悪い所があって当たり前なんだから、その悪いところをいかにカバーするかとか。そういう別の視点から自分を見られるようなった子が出世できるかなって思うので、悪いところも長所に変えれるような子が出てきてくれたらいいなと思います。
そしてファンの皆様には本当にさっきの『結婚します』って言ったことによって、なんだよ、ここまでメッチャ応援してたのに、なんだよってイヤな気持ちになっちゃった人もいるかもしれないですね。イヤな気持ちになるってことは、そこまで親身になって私のことを応援しててくれて、凄く近くにいてくれたからこそ、そういう風に思ってくれるんだと思いますし、私のことをすんなりと幸せになってねって思ってくれる人も、みんなみんな平等にいままでの時間、私のことを好いてくれたってことで、言わないという手段もあったけど、ここまで長い時間を過ごしたファンの方達は私にとって親戚みたいなもんです。普通に私の幸せ、私の将来、方向性を報告しないで、2ちゃんねるとかで『アイツいま何して
るんだろうね』って書かれるくらいなら、こうなっていますと自分から言いたいな、と。もう心配しないで欲しいなと思います。ただでさえ首が悪いとかでファンの人達に私のカラダのことで心配させているので、一応、嫁のもらい手がいたということで安心していただけたらなと思います。カラダの治療はこれからしっかり頑張っていきたいと思います。(8年半でライバルと意識した人いた?)いないです。だって、私が実力ないんですから。私に対してライバルだって、むしろお前、ライバルと思えるほど実力あるのかって感じです、私自身。(美央選手がライバルとして思った人も)ない×3。だって私、みんなの格下ですもん。すぐ新人より、つっかとかのほうがぜんぜんプロレスできるし、下の子のほうが身体能力あるなって自覚してるし、私はライバルといえるような……。相手のことをライバルなんて言えないです。ただ、『この子のように動けたらいいな』『この子くらいパワーがあったらいいな』とか、それぞれの選手に対してリスペクトを持っていました。納得した?
(自分にしかできないレスラー人生を築いたことへの誇りは?)それはね、自分のことだからかもしれないけど、自覚がないです。紫雷美央だから、紫雷美央だったからっていう自覚がないんですよね。最後のセレモニーでも言ってたけど、しゃべりが達者だったっていうのが、足がかりになったのは珍しいことなのかなとは思います。別に私が特別な人だったとか私はいっさい思ってないです。私が特別だったんじゃなくて、まわりの人たちが私を特別になるようにしてくれたんだと思います。
(お客さんにこのリングを目指してほしいといったが、プロレスにしかない充実感あった?)楽しいですね。楽しいですよ。お客さんの前で人のこと殴り合いなんてできないですし、こんなたくさんの人達に応援されることなんて、普通の人生でないですよ。それを受け入れる。どんだけカラダがしんどくても声援があるから動けるっていう。ハイなテンションを楽しめるのはプロレスラーになったからですよ。このテンション、私の見た景色、見てみたいなって思った子が何人かいてくれたらいいなと思います。(プロレスラーになってよかった?)よかったです。本当に。とても、いい8年半の生活させていただきました。みなさんには感謝の一言です」
紫雷美央の引退興行が行われ美央が所属した4団体からオールスターキャストが揃った。
主役である美央は1日3試合を敢行し、いきなり第1試合に出場してアイスリボンの希月と組み尾崎軍の尾崎、桜花と対戦。試合は尾崎軍のセコンドであるポリスが襲撃をかけ試合開始となり、桜花がムチ、尾崎がチェーンでの絞首刑と尾崎軍流のやり方で美央を攻め立てる、終盤も尾崎が三角コーン攻撃やバックブローで美央を追い詰め、美央は頭突きで反撃してポリスも急所攻撃で排除するも、桜花のネックハンキングボムを決めると尾崎は逆さ押さえ込みで丸め込むが美央は土蜘蛛で切り返して逆転3カウント、、第1試合を勝利で収める。
美央は第3試合にも登場してイサミとのシングルに挑み、イサミがいきなりリストクラッチで先制するが、美央も掟破りのベースランニング式キックで応戦、しかしイサミもやり返すとレッグロックを決め足攻めを展開。
凌いだ美央は女郎蜘蛛からミサイルキックを狙うも、619はイサミがキャッチして足四の字固めを決める、美央もイサミの雪崩式ブレーンバスターを切り返してクモノスで捕獲するが、脱出したイサミは攻勢をかけ顔面蹴りからダブルニーを投下する。
クリアした美央はダブルアーム式フェースバスター、顔面蹴りから土蜘蛛、延髄斬りで反撃するが、凌いだイサミは掟破りの土蜘蛛から勇脚・斬を決め3カウントを奪う。
そしてメイン、美央は大畠、藤本とのクローズで、つくし、世羅、長浜の次世代軍との引退試合に挑み、先発を買って出るも三試合目ということでダメージが残ったのか次世代軍の集中砲火を浴びてしまう。
しかし美央は誘導灯での殴打で反撃すると長浜を捕らえ、クローズのトレイン攻撃、三丁拳銃と猛反撃するが、次世代軍も世羅が入り連係攻撃で応戦する。
クローズも連係攻撃で世羅を捕らえ、長浜にも大畠の援護を受けてジェットブーツを発射、そして藤本とのファンタスティックフリップを狙うが世羅がカットに入り、つくしがコーナーに上がるが美央は雪崩式パワースラムで叩きつける。
美央はダブルアーム式フェースバスターを狙うが、つくしが丸め込み技で切り返し、大畠と藤本が入って狂気攻撃を狙うも美央に誤爆、ここから次世代軍がトレイン攻撃もアイスリボン勢やWAVE勢もとレイン攻撃で続き、そして妹の紫雷イオもリングに上がってスペース・ローリング・エルボーでアシストする。
姉妹が抱き合った後でつくしは丸め込むが、クリアした美央はダブルアーム式フェースバスターから「いままでありがとう!」とバズソーキックを放つも、世羅がエアースロックで叩きつけるとつくしがタイガースープレックスを狙い、美央が踏ん張ると大畠と藤本、長浜と世羅が加勢してからつくしが「今までありがとう!」と叫んでからのタイガースープレックスをきめ3カウントを奪い美央に引導を渡した。
試合後には保持していたWAVEタッグ王座は返上し引退セレモニーがへ、そして引退の挨拶の後で結婚を発表、最後はサプライズで引退興行を締めくくった。
首の古傷の悪化で引退を発表した美央だったが、最後は結婚発表というサプライズで寿引退、ハッピーエンドにしてしまうとはさすがとしかいいようがない。(相手は大家健か木藤裕次でないことだけは確かのようだ)
現役を引退し結婚しても魔界練闘会に参加が決まるなどプロレスとはまだ少し関わることになるが、ご苦労さま、そして結婚おめでとうと言いたい。
しかし華名のWWE転出に続いて美央の引退は日本の女子プロレスにしてみれば損失なのかもしれないが、その分他の選手にチャンスが広がってくる、新しい選手が出てくることに大きな期待をかけたい。 -
華名からASUKAへ・・・日本マットにしばしの別れ
9月16日 カナプロ「カナプロマニア:パルス」後楽園ホール 1105人 超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○藤本つかさ 優華(11分00秒 極楽固め)飯田美花 X小波
◇第2試合◇
▼30分1本
○拳王(6分52秒 片エビ固め)X趙雲子龍
※蹴暴
◇第3試合◇
▼30分1本
○金原弘光 石川雄規(10分29秒 腕ひしぎ逆十字固め)池田大輔 X那須晃太郎
◇第4試合◇
▼ハンディキャップマッチ/30分1本
大鷲透 ○藤ヶ崎矢子(10分52秒 横入り式エビ固め)ヘラクレス千賀 中森華子 XKID
◇第5試合◇
▼3WAYタッグマッチ/45分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! 宮本裕向vs葛西純 ヨースケ・サンタマリアvs Mr. キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン 竹田誠志
※13分17秒、ノーコンテスト
◇第6試合◇
○華名 朱里 志田光(30分12秒 レフェリーストップ)中島安里紗 水波綾 山下リナ
※締めチキンウイングフェースロック
(試合後、華名は各選手と抱擁。中島にも自ら歩み寄る)
華名「今日はご来場、最後までのご観戦、どうもありがとうございました。いろいろ一人ひとり話しかけたいところなんですけれども……。えーっと、今日でカナプロマニア1から6までやってきたんですけれども、こうやって最後、たくさんの方に平日に来ていただけるなんて、本当に嬉しく思います。私がなぜこの5人を選んだかと言うと、オファーしたそのままの通りのカードなったんですけど、一人ひとり今後の未来、日本の女子のプロレスの未来を背負っていける人たちはこの5人だと思って、このカードにしました。最後、こうやってこの6人で試合できて本当に嬉しいと思っています。私は日本からいなくなりますけど、まだまだこの5人の以外にもたくさんいい選手がいてますんで、応援よろしくお願いします。それでは本当にありがとう。それではWWEに行ってきまーす! ありがとうございました!」
【華名の話】「『カナプロマニア:パルス』で最後にして、日本での活動も最後ということになりました。今日、来てくださったお客さん、関係者の皆さん、華名ファンの皆さんに本当に感謝しています。(試合の感想は?)試合はきつかったですね。なんでこの5人にしたかといったら、今後、日本の女子を背負う、未来のある選手だと思ったんで。他にもたくさんいるかもしれないですけど、私が見た中ではこの選手と最後は戦いたいな、組みたいなと思った選手をメインに集めて試合をすることができて、本当に嬉しいです。(中盤は控えに回る時間が長かったが?)やっぱり前へ前へ出てくるヤツらばっかりなので、それはしゃあないなと思いますし、自分の興行ですけど、こういう選手もおんねんぞっていうのを見せるための興行でもあったので。それは譲るしかないぐらいの勢いでしたね。(試合後に中島に近寄っていたが?)中島は絶対にあいつから来ないだろうなと思ったんで、自分から行きましたけど。最初はちょっと突っ張られましたけど、何とか最後やねんぞってことで何とか話をしました。本当はひとりひとり言いたいことはたくさんあったんですけど、それはみんなの前で言うことでもないのかなと思って、控え室で一言一言伝えようかなと思っています。(途中いろんな選手が乱入してトレイン攻撃を食らったが?)マウスピースが壊れましたよ。誰かのニーかなんかで。ひどいなと思いましたけど、最初ちょっとやってほしいなと思っていて。志田や朱里に『やるようにしてや』って言おうかなと思ってたんですけど、すっかりそのことも忘れてて。ちょっと嬉しかったですね。みんなと当たることはないんやろうなと思っていて、バトルとかそういう機会しかないなと思っていたんですけど。本当に『初めまして』と言いましたけど、初めての選手もたくさんいて、当たる機会が持てて本当に嬉しかったです。(日本での活動に悔いはない?)やりきったなという感じはありますね。たくさんの選手もいてのことだと思いますけど、なんとかひとりで突っ走ってきて。いろんな選手を敵に回したり、味方に付けたりとかいろいろやってきたなと思って。フリーになってから休む暇もなく戦ってきたなと思いますんで、もう悔いはないです。あとは日本を超えて世界に向けて、いろんな人を敵にして、味方にして戦っていきますし、特に寂しいという気持ちはなくて。ただ日本から拠点を世界に変えただけなので。世界に行ってしまったから応援を辞めようかなとかそういうのじゃなく、いつでも見れる機会がありますし、ツイッターなり、フェイスブックなり、いろんなところで目に入ることにもなりますので、応援してほしいなと思います。(今後はプロデュースする側から世界最大の組織に入るという真逆の活動になるが?)私もどんどんアイディアを言っていこうと思っています。却下されたら、『じゃあ、これはどうですか?』って。今まで常にプロデュースしてきましたし、そういう部分を求めているというのもわかっていますんで。どんどん自分からアイディアを伝えていこうと思っていますし、これは華名のやりたいことなんやなというのがわかるような形になるんじゃないかと思います。(これからWWEでどんな存在になっていきたい?)今まで日本でもやってきた通りに女子のDIVAの中心になっていくんじゃないでしょうか。WWEに行ってきます!」
WWEと契約した華名の主催興行「カナプロマニア」の最終興行が行われ、メインは華名が志田、REINAの朱里と組みJWPの中島、WAVEの水波、OASAK女子の山下と相手に壮行試合を行った。
試合は中島組が華名を捕らえ三人がかりの攻撃を展開すれば、トレイン攻撃では朱里や志田だけでなく、今大会に出場した男性レスラーも加わり、谷嵜は膝蹴りを加えるだけでなく金原は抱擁、葛西はスリッパで頭を叩くなどオマケがつき、それぞれが別れを惜しむかのように攻撃を加える。
やられ放題の華名だったが水波にハイキックで反撃すると卍固めで捕獲、朱里と志田も加わりコブラツイストなどで中島組を捕らえて競演を披露する。
朱里と志田が中島を捕らえると華名に交代、華名は志田のアシストを受けて串刺しドロップキック、合体ジャンピングヒップアタックを浴びせ、最後は山下を捕らえて腕十字、バスソーキック、スピンキックと猛ラッシュをかけるが、中島のジャーマンを喰らうと一気に失速する。
そして山下はラリアットの連打で勝負に出るが、華名は飛びつき逆十字で捕獲してからハイキック、バスソーキック、ローキック、バスソーキックと畳みかけてから胴締め式チキンウィングフェースロックで捕獲して絞めあげレフェリーが試合をストップ、華名が壮行試合を勝利で飾り、試合後は中島らと握手をかわして日本マットを託して日本にしばしの別れを告げた。
華名のリングネームもASUKAに決定、後はWWEのリングに立つだけとなった、華名が世界相手にどこまで通用するか、本当の意味での勝負はこれからである。
本日は『カナプロマニア:パルス』ご来場誠にありがとうございました(≧▽≦)とっても素敵な興行になりました☆ 皆さん、今まで応援ありがとうございました!そして、これからも宜しくでっす!!!!! http://t.co/iw3rNsgJZl
— 華名 Kana (@k_a_n_a_) 2015, 9月 15最後のカナプロさん、ありがとうございました! 華名さんには活躍してもらわんと!! 日本は任せとけ!!!!
— 志田 光 (@shidahikaru) 2015, 9月 15 -
9月のカナプロマニアで華名が活動休止へ・・・
(東京スポーツより)
女子プロレスラーの華名(33)が無期限で活動を休止することが8日、分かった。関係者によると、9月15日に東京・後楽園ホールで開催する自主興行「カナプロマニア:パルス」をもってプロレス活動を停止し、それ以降の自主興行のほか、他団体参戦も含めた試合出場をすべて白紙にするという。本紙の取材に華名は「(9月16日以降に)参戦予定だった大会および大会関係者の皆さん、ファンの皆さまには深くおわびします」と話した。
理由については「すみません。今はまだ話せません…」と明かさなかったが、あくまで活動休止であり現役引退は否定した。ビジュアル系レスラーとして各団体から引く手あまたの華名は、REINA女子やWAVEといった女子団体を主戦場としているほか、今年はノアのリングにも上がったことがある。
一方、昨年2月から後楽園ホールで定期開催する「カナプロマニア」はこれまで5大会を成功に導くなど、プロデューサーとしての手腕にも定評があった。
なお、10日のREINA女子後楽園ホール大会をはじめ、9月15日まで参戦が決まっている大会には予定通り出場する。人気選手の離脱は、女子プロレス界に大きな影響を与えそうだ。
(プロレス格闘技DXより)女子プロレスラーの華名が9日、都内・闘道館で会見し、「次なるステップ」に進むため、9・15後楽園大会『カナプロマニア』後の活動を白紙にすると発表した。昨年から続けてきた『カナプロマニア』興行は9・15後楽園大会がラストとなる。
会見で華名は「理由を明かすことはできないんですが、9月15日の『カナプロマニア:パルス』後の9月16日以降の興行、試合をすべて“白紙"とさせていただくことになりました」と表明したうえで「9月16日以降に参戦予定だった大会の関係者の皆様、参戦を楽しみにしていただいていたプロレスファンの皆さんには深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
華名は2004年に女子プロレスラーとしてデビュー。SMASHやWNCなどを通じて“女子プロ"の枠を飛び越える様々な挑戦にチャレンジしてきた。一方で美容室の経営やデザイナー、落語家挑戦とマルチな才能も発揮。2014年2月からは後楽園での定期自主興行『カナプロマニア』を開催してきた。
「思い出せば若手の頃から業界に喧嘩を買ったり売ったりしてきました。その活動が一定の成果を上げたことで、昨年より自主興行のカナプロマニアを開催してきました。1000人規模の会場で個人でも定期的に興行が開催ができると証明するのが目的で、後楽園で年4回定期開催できました。このプランも一定の成果を上げまして、私自身もキャリア10年を過ぎたことで、“次のステップ"に行動を移すタイミングと考えました」(華名)
やはり気になるのは“次のステップ"の内容だが、現段階で公表できる状況にない。約2か月前の5月に決断したというが、「いずれお話しできる時が来ると思いますので、それまで待ってもらえたらと思います」と話すにとどめた。海外マット挑戦の可能性についても「とりあえず自分の次へのプランを考えているところ」と否定も肯定もせず、「今はこれ以上話せないんです。申し訳ありません…」と頭を下げた。
一方で「今回の件で内容を詳しく知る人間はこの業界にはいません。何件か私の耳に入ってるんですが、知ったふりをして原因や理由を語っている関係者もおられますが、それらの方々が発する言葉にはまったく信ぴょう性がありません。私自身が誰にも語っていないので、分かり得るわけがありません」と強調。妊娠の可能性についても「9月15日までしっかり試合をしてますので、もし妊娠だった場合は(お腹の)子供が死んでしまいますので…」と否定した。
弟子の小波については、10月からREINA女子の所属となる。華名自身も9・15後楽園『カナプロマニア:パルス』で“区切りの一戦"を迎えることになるが、「私の中では最後はこの方と戦いたいなというのはあります」と“意中の相手"の存在を明かした。また同大会に石川雄規、葛西純、竹田誠志3選手の参戦も決定。『カナプロマニア』もひとまずラストとなるだけに「何か記念になるようなことができれば」とも話していた。
華名が9月15日の自主興行をもってプロレス活動を休止することが明らかになった。
華名はフリーランスとしてWAVEやREINA女子などを主戦場にし、REINAではヒールとして活躍してREINA女子王座も保持していた。また男子レスラーとの対戦し鈴木みのるや5月27日の自主興行ではグレート小鹿、百田光雄と組んで藤原喜明やグラン浜田、越中詩郎のレジェントとも対戦していた。
華名の無期限休養にどんな理由があるのかわからない(妊娠は否定)、プロレス休止を決断するまで何かがあったということなのか、しかし週刊プロレスでマニュフェストを掲げファンからも反発を受けたが、存在感はしっかり発揮し様々な団体を渡り歩いてきたのも事実、9月のカナプロマニアで理由は明かされるが、ここにきての活動休止は惜しすぎる。
最後の相手に関しても未定だが、気になるのは高橋奈七永の存在、華名は高橋奈七永のユニットであるパッションレッドに属していたが方向性の違いで華名が離脱、以降は交わることもなかったが、最近になって華名がスターダムを退団したばかりの高橋に東京スポーツで対戦を呼びかけていた。休業前の遺恨清算の意味で高橋との対戦もありかもしれないが・・・9月15日の『カナプロマニア:パルス』をもって以降の全試合は白紙となります。 理由はまだ話せませんが、お話できる時がきたら改めて。。。 最後の『カナプロマニア』是非ご来場ください。参戦選手:竹田選手、葛西選手、石川雄規選手ほか
— 華名 Kana (@k_a_n_a_) 2015, 7月 9 -
高橋奈七永が世IV虎移籍説に猛反論…決着の行方
<高橋奈七永=NANARACKA PASSION DIARYより>
先ほどのツイキャスにて世IV虎の引退の件について少し話ししたのですが、こちらに記しておきます。現在発売されている週刊プロレス誌上にて世IV虎の引退に関する編集長の記事が掲載されていました。
その内容について、、私が思うことと、自分自身が動きこの目で見た事と聞いたことで
認識している部分を全てではありませんがここでお伝え述べさせてもらいます。
私自身はスターダムを5月半ばで退団し夏樹とふたりで「SEAdLINNNG」という会社を立ち上げてまた新たな道が始まりましたが世IV虎との関係性が退団したことだけで消えるわけはありません。報道などでも度々出ていましたが、2/22以降本当に世IV虎はしゃべらなくなった。
私の知る限り2/22の次の日から必要な連絡事項、謝罪の言葉、これ以外は誰にも何もしゃべらなかったのです。
電話やメールには応えるように伝えました。だけど、それが返ってこなくなっていった、、心配でした。ご飯は食べているのか、つらい気持ちを誰かに言えているのか。つらい、そう言えるだけで救われることもあります。
でも連絡がつかない。
幸い実家に帰っていたのでひとりではないことはわかってはいたけど、顔が見たかったので実家には何度も足を運びました。
それでも、会話は全くできなかったです。ここまで何を背負い込んでいるのか、ここまであきらめさせてしまったのか。
日が経つにつれ、一言、二言、と少しずつ話してくれるようにもなりました。それでもプロレスの事は一切しゃべらない。
そんな姿を見ていることしかできないのは嫌なので、〝無期限出場停止処分〟撤回のために署名を集めていただきました。(協力してくださったファンの皆様ありがとうございました!!)
リングで起きたことなのだから、そのリングをいつも見て支えてくださるファンの方々の声でこそ会社の決断も世IV虎本人の頑なな気持ちも動かせるのではないかと思ったからです。
その思いは会社に通じませんでしたが1ヶ月ほど経ったころでしょうか。世IV虎とは波はあれどやっと普通に話せるようにもなりました。
世IV虎の言葉を聞けるようになりました。それと同時にまたプロレスをやって欲しい気持ちやみんなが待っていることも伝えました。何度も何度も伝えに足を運びました。だけど、1度〝できない〟って思ってしまった世IV虎の気持ちはかわりませんでした。プロレスのリングは中途半端な気持ちの人間が上がっていい場所じゃないしプロレスをやっていたからこそ、その大変さをわかっているからこんな気持ちではリングに上がれないから。スターダムでプロレスをやりたくないけど、スターダムでしかプロレスをやりたくないから。
そう言っていました。その気持ちをを引き戻す事はできなかったです。
ならば。
ならばですよ。
世IV虎が笑顔で毎日を過ごせる事のほうが本人のためには絶対的にいいことなのです。
できればプロレス界にいて欲しい人材です。
でもそのプロレスが彼女から笑顔を奪っていたこともまた事実。
「辞めないで」と引き止めたり、無責任な言葉を並べるなんてしてはいけないことだと思いました。
仁義を重んじる姿勢はリング上のみならず彼女自身の姿勢そのものです。〝引退〟してプロレス界にけじめをつけたい、そして応援してくれたファンの方には自分でしっかり挨拶をしたい、そんな彼女のまっすぐな気落ちを傷つける事なく送り出したい、その一心で引退の挨拶の日も見守ることにしていました。そのために世IV虎と〝川崎葛飾最強伝説〟というユニットを組んでいた夏樹は6月14日当日も会場入りからずっとそばにいました
4ヶ月ぶりにみなさんの前に現れるのは相当の緊張もあったし覚悟が見てとれました。テーマ曲がなり、夏樹とハグをし、さらにひとりで手を合わせ祈ってから皆さんの前に出たそうです。
ファンの方々の熱い気持ちも感じたからでしょう。笑顔もありました。そして涙もありました。
とにかく一生懸命伝えようとしていました。なのに。
引退の挨拶中に選手がリングに上がってしまった。
前日に聞いていた進行以外の事が起きない事を社長に約束してもらっていたと後で聞いて驚きましたが、、こういう事が起きてしまった。
世IV虎の挨拶中の言葉で「スターダムを引退します」という言葉のせいでプロレスを辞めるんじゃないんだ、ともとれるような言葉になってしまったわけですが、前述したようにプロレス=スターダムとしっかり考えていた彼女のことです。心中察することができるのではないでしょうか。
ファンのみなさんはレスラーの決断を見守ってくれているわけで、最後の言葉を最後まで聞きたかったはずだし、もっと笑顔を見たかったはずだと思います。
それが事実です。ですが、、夏樹がそばにいたからということでなのか〝世IV虎が今後「SEAdLINNG」に合流することは考えられる〟と週刊プロレス編集長に書かれてしまいました。。〝引退とは軽々しく使う言葉ではない〟とも、、。軽々しく使ったように見えたのでしょうか。事実と明らかに違う言葉の数々。。
軽々しく使っているわけはありませんし10カウントをできれば聞きたかったと後日口にしています。
でも社長と約束したわけなので選手たちを責めることも一切しませんでした。そういう子です、、。
いろんな意見はあるでしょう。
しかし覚悟をもって決断をし、最後のリングに上がった彼女の純粋な気持ちはどこで報われるのでしょうか?
プロレスと真摯に向き合ってきた彼女の誠意、彼女の最後の10カウントを見にきたファンの皆さん、お母さんや支援者の方々の気持ちを安易な憶測で逆なでした言葉。
プロレスとは何でもありではないんです。プロレスが人を悲しませるものになってしまってはいけないです。
極端にいえばまた彼女が業界に戻りたくなるようなものにしてみせたい。
業界唯一の週刊誌のこの一連の対応が本当に残念でならず、、
またファンの方はどれを何を信じればいいか分からない状況になってしまっている事を懸念しまして世IV虎本人に了承を得たうえで私の言葉でお伝えさせていただきました。
表現の自由があるとしても全く根拠のないあの言葉で最後の最後まで悲しんでいたのはよしこ本人だということも。
高橋奈七永(奈苗改め)がオフィシャルブログにて世IV虎問題のことに触れ、世IV虎の心情を語り、『スターダム退団=「SEAdLINNNG」入り』とコラムで書いた週刊プロレスの佐藤正行編集長を批判した。
自分も高橋のスターダム退団してからすぐ世IV虎の引退は一つの線で繋がっているし世IV虎が続けたいのであれば、スターダム退団=「SEAdLINNNG」入りになるのではと思っていた。結果的に否定したわけだが世IV虎が挨拶だったとはいえリングに立った以上、いろいろ書かれるのは仕方がないことであり、例え専門誌の週刊プロレスが書かなくても騒ぎになった以上他の雑誌が違う憶測記事を書いていたと思う。
世IV虎に関しては高橋の見解を見る限りでは、そんな簡単な問題ではない、世IV虎自身がスターダムだけでなくプロレス全体に対しての不信を抱いている感じだった。これも自分勝手な想いだが世IV虎は「何かに裏切られた」気分じゃないかなと思う、自分も長年プロレスを見ているがプロレスは綺麗事ばかりじゃない、イヤな部分も何度も見てきたが結局プロレスというものを長年見てきてしまっている。
事件に関しては世IV虎がどう傷ついたのかわからない、キツイことを言うけど世IV虎の気持ちはわかるけど、見ている側としてはこれでいいのか?という疑問が出てしまう。世IV虎の心情を考えるとすぐに解決できない問題なのかもしれない。言えることは避けていてもいずれは向かい合わなければいけないし決着をつけなければいけない。
高橋が「プロレスが人を悲しませるものになってしまってはいけないです」と述べているが、悲しませるものになってはいけないというものを世IV虎自身が考えるべきだったし、リングを去るのはその答えを出してからの方が良かったのではないだろうか・・・プロレスは選手だけでなくファンを最終的にハッピーにさせるものでなくてはいけない、プロレスは人間達の喜怒哀楽がこもっているものなのだ。
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10カウントなき引退セレモニー…世IV虎が退団に近い引退でスターダムを去った
6月14日 スターダム「Galaxy Stars2015」後楽園ホール 1150人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○加藤悠(7分43秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)×初日の出仮面
◇第2試合◇
▼スターダム3WAYバトル 15分1本
○クリス・ウルフ(6分8秒 体固め)×渡辺桃
※押さえ込み もう一人は米山香織
◇第3試合◇
▼15分1本
○はづき蓮王(10分13秒 横入り式エビ固め)×サンダー・ロサ
◇第4試合◇
▼スペシャル・シングルマッチ 30分1本
○メリッサ(14分53秒 片エビ固め)×チェルシー
※エアレイドクラッシュ
◇第5試合◇
▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本
[第8代選手権者]紫雷イオ ○岩谷麻優(23分3秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド)[挑戦者]スター・ファイヤー ×ニッキー・ストーム
☆イオ&岩谷組が初防衛に成功。
◇世IV虎引退セレモニー◇
セミファイナル終了後、世Ⅳ虎のテーマ曲が鳴り響く。世Ⅳ虎は長かった髪の毛をバッサリカット。黒いスーツ姿でリングに上がる。ファンはさまざまな思いを胸に「世Ⅳ虎」コールを送る。
世Ⅳ虎「このたびはご迷惑ご心配をおかけし誠に申し訳ありませんでした。スターダムを引退させていただくことになりました。自分自身プロレスを嫌いになったとかそういうことではありません。やっぱり自分はプロレスに救ってもらっていまの自分があると思っていますし、いまここにいるのもみなさんとプロレスがあったからだと思っています。プロレスには感謝してもしきれないです。ですが、自分のいまのこの中途半端な気持ちで大好きなリングに上がることができません。このプロレスのリングがどれだけ凄いところか上がった自分が一番わかっているつもりです。たくさんの方にいままで応援していていただいて、自分って本当に幸せ者だと感じました。今回、自分は引退セレモニーのために来たわけではなく、お客さん、応援してくれたみなさんにしっかり自分の言葉で挨拶したくてここに来ました」
そこにファンの一人が「スターダムの世Ⅳ虎さんがずっとずっと見たい」と叫ぶと、後楽園にいたファンが拍手で賛同。イオ&岩谷がリングへ。はづき、渡辺、松本も駆け上がる。予定にない選手たちの行動に小川社長がリングから降りるように命じるが、イオは拒否。すると世Ⅳ虎は……。
世Ⅳ虎「本当にいままで応援してくれてありがとうございました。こんな形ですみません」
イオや岩谷が止めに入るが、それを振りきるように世Ⅳ虎がリングを降り会場をあとにした。騒然となるファンを収めるようにイオがマイクを握る。
イオ「勝手なことしてすみませんでした。本当にいまのプロレスではなんでもなく、登った私たちは友達、仲間として言いたいことがあるから上がりました。すみません。いまのみなさんの声が届いたかどうかは私にもわからないですけど、私たちがリングに上がったように諦めませんから。最終的に決めるのは世Ⅳ虎ですけど、仲間である私たちは絶対に諦めません。このあと10カウントゴングの予定でしたが、10カウントゴングを鳴らしていません。まだまだ諦めません。勝手なことしてすみません。これからメインでは宝城カイリvs里村明衣子のこれからのスターダムを担う試合があります、スターダムの応援よろしくお願いします」
【イオ、岩谷の話】
イオ「(――タッグ王座を防衛していまの心境は?)うれしいです!」
岩谷「うれしいです!」
イオ「麻優がドラゴンでおもいっきり3カウント取ってくれたんで、誇らしいです」
岩谷「任せてください」
イオ「(相手チームは?)おもしろかったですね。変則的な動きとか。私はスター・ファイヤーと(白いベルトの)前哨戦にもなってたんですけど、正直言ってちょっと苦しめられたかなって。だけど今日はタッグのベルトの防衛戦だったのでパートナーと力を合わせて、麻優との連係力で上回りました。(イオは何度か足を滑らせていたが)スターダムの場合、リングが固定じゃないんですよ。その日の団体だったり、会社によってリングの種類が変わるので、みちのくプロレスのリングだったんですけど、今日は。それがちょっとね、コンディションを左右してしまいました。(リングサイズに微妙な違いがある)全然違いますね。あのお、でもプロなので道具のせいにはしたくないので、自分のミスだと思います(苦笑)、ハイ」
岩谷「(イオは赤いベルトの王者時代から外国人を相手にしているが、岩谷は外国人を相手にするイメージがあまりない)そうですね、あまり。自分は苦手ですね。苦手です。(これからいろいろな選手を相手にしていかないといけないが、外国人のライバルはどう?)外国人のライバル? いまいる外国人だったらスター・ファイヤーかなと思います、ハイスピードをいま巻いてるので」
イオ「外国人のライバル。ウエルカムですよ、ウエルカム。いま白いベルトを巻いてまして、赤いベルトでV10の記録をつくったので、白いベルトで自分自身の記録を塗り立てたい。タッグのベルトも最多防衛記録をつくりたいと2人で立てた目標があるので、そのためには挑戦者が必要なので誰でもいつでもかかってこいって感じですね」
イオ「(世Ⅳ虎のあいさつでリングに上がったが)とっさに行ってしまいましたね。う~ん、まあ、もう、なんで、なんでとか理由…なんにも言わずに見ていられないですね。なんにも言わずにありがとうございました、じゃあねって済む話ではないでしょ。いままでやってきたことなんだったのか。これまでにも何度か話す機会はあって、話してたつもりだけど、あらためてお客さんの前に立ってお客さんの声を世Ⅳ虎が聞いて、今日で2度とリングに上がってる世Ⅳ虎は見られないのかと思ったら、そんなのは信じられない。だから…思わず行ってしまいました」
岩谷「(岩谷はともにオリジナルメンバーである世Ⅳ虎に特別な思いがあると思うが)でも…ただ単にやめてほしくなかったからリングに上がった感じです。理由とか、どうのこうのとかじゃなくていなくなるのが寂しくて、ハイ」
イオ「(なにをしたかった? 10カウントゴングを阻止したかった?)阻止したかった? 阻止というか、引退させたくなかったというのはあります、ハイ。納得いかないというか…納得いかないというか、プロなので最終的には本人が決めるんですけれども、本人が決めるように私たちの行動は私たち自身で決めるので、私は私自身が世Ⅳ虎だけをリングに上げてさよならって帰したくなかったので、リングの上に、世Ⅳ虎に会いにいきました。べつになにがしたいとか結果を求めてたわけじゃなくて、カラダが動いてしまったというか…。ともだちとして…声をかけにいきました。(どんな結論にせよともだちとしての関係はつづいていく?)そういうふうに思っています。そういうふうな話をできたとは思っているんですけど…それは、私は友達だと思ってるので。私はずっとずっと世Ⅳ虎と作ってきた思い出は消えないですし、これからも思いで作っていきたいと思ってます。
(リングではやめるなという話をした?)……。思ったことを伝えました。ただ具体的な話はできないですよ、あの場では。(衝動的に)行っちゃったんで、なにも用意してなかったですね、言葉を…。もういいですか?」
◇第6試合◇
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本
[第8代選手権者]△宝城カイリ(30分時間切れ引き分け)[挑戦者]△里村明衣子
☆宝城が初防衛に成功。
(試合後)
里村「こんなんじゃ納得いかないですよ。絶対、もう1回挑戦させてください。来月はどうですか来月! 来月の後楽園もう1回ここに来ますから! こんなんで諦める私じゃないんだよ。来月の後楽園もう1回挑戦しにきますから」
宝城「宝城カイリ、2度目の防衛戦で女子プロ界の最高峰と闘った。気がついたら絶対に何があってもギブアップするかと思って、今日はお客さんの声援を風にして闘いました。今日、30分闘い抜けたのは、アナタ×3、来てくださったみなさんのおかげです。ありがとう! でもこれまでの自分だったら30分のドローは喜ばしいかもしれない。だけど、アタシがスターダムの赤いベルトのチャンピオン! この結果に自分でも納得いっていません。里村選手が言ったとおりもう一度闘いたい。いいですか?(ファンの声援を聞き)ありがとう。じゃあ、今日の締めの作業に入らせていただいていいですか? 頼もしいスターダムの仲間たちのおかげ。ありがとう!いまを信じて、明日に輝け、We Are STARDOM!」」
【里村の話】「最初から最後まで、負けていたところはないじゃないですか。ただ向こうが粘り強かっただけ。それ以上のものが何も見えなかったですよ。30分以内に決められなかった自分の責任があるんで、来月もう一回取りにきますから。(半年前と比べて宝城はどうだった?)別人でしたね。だからきょうはすごくやりがいがあったけれども、負けるところはなかった。ただきょうは中途半端に終わってしまったので。いまは何事も中途半端に投げ出す選手が多いんですよ。私はきょう、そんなんじゃいけないんだってところを自分で証明したかったんですけど、それができなかったんで。投げ出さずに次は見せてやりますよ」
【宝城の話】「ダー! ダー×3、ダーしか出ない。ダーしか言えない。なんだこれ。30分、30分経ったんですかね。(30分闘いました。いまの気持ちを)実感ないです。(ベルトは守りました)いやー、場外でデスバレーボムだと思うんですけど、執念だけで、執念だけで、本当に執念だけで残りの時間を……たぶん頭はまったくまわってなかったんですけど、心の奥にある絶対負けてたまるかっていう。スターダムのこのベルトを絶対に、絶対に放さないって。いまこんなときだからこそ絶対に放さないっていうそういう執念だけで闘い抜きました。(里村を目の前にして)里村選手とはシングル対峙するのは2回目で、1回目のFD2では正直、対角で目が合った瞬間にどこかで『あぁ、敵わない……』って闘う前から一瞬、そういう気持ちに、目が合った瞬間になったのを覚えています。でも今回は、目をそらしてたまるかって。私は誰よりもこの闘いに向けて自分のなかで自信が持てるくらいにトレーニングをやったことが自信となって、目が合っても負けないって思えたし、最初から裏チョップかましてやろうとナメているというか、対戦前から余裕のコメントしてたので、きっと隙がうまれると思って、隙を狙って一発打ちました。
(宝城にベルトもたせていいのかというコメントについて)無理ないなって思いました。1回闘って私、完敗してましたから、嘗められたのは前回の自分を見てだったと思うし。いまに見ておけよって言う気持ちであえて私からは挑発もせずに自分のことに集中して挑みました。(毎回きびしい状況で試合を迎えているが)そうですね。きびしかったですかね。見ててどうでした?(異様な雰囲気で迎えたメインでもあったが)モニター越しには見てて、みんなの気持ちも凄くわかるし、世Ⅳ虎さんの気持ちも……。世Ⅳ虎さんの気持ちは世Ⅳ虎さんにしかわからないけど、きっとここに来るまで、とてもとても勇気が、リングに上がる決断をしたことが本当に悩んで勇気のいる決断だったと思います。でも、こうしてゴングはできなかったですけど、リングに立って姿をみせてファンの方に挨拶をされたことが本当に凄いっていうか。自分からはもう何もコメントは出せないですけど……。
(里村がもう1回と言ってきたが来月もう1回?)正直言ってイヤだって。言っちゃダメ。苦しいですよ、でもさっき自分もマイクで言った通り、納得はいってないので、また1カ月後、すぐにやってくるでしょうけど、それまでに私はもう一度、追い込んでいまよりももっと強くなって帰ってきます。でも一ついいですか? 自分は前回の新木場大会で彩羽匠からギブアップ負けをしています。それで彩羽匠に今回の勝者に赤いベルトに挑戦したいと匠のほうから言ってきたんですけど、まずは私は匠を倒してから里村選手に挑みたいと思っています。後楽園ホールの前に匠とやれるかどうかまだわからないけど、その旨をここで。自分は匠に勝ってから里村選手に挑みたいので、本当に勝ってから、里村選手にさらに自信をつけてやりたいと思っています。匠ももちろん手強いし、自分より何倍も大きいしパワーがあって強い……。後輩だし、絶対に負けたくないので、そこは匠とやってから里村戦を迎えたいです。小川さんいいですか? 匠とやりたいです」
小川社長「次、後楽園でやるっていま言ったばかりなので、場所を探して。ベルトを失っちゃうとまたできなくなっちゃうから、背水の陣でいかないといけないと思うし、約束したんだから防衛しないと、そこはできるかどうか……。それは追ってね、発表します」
宝城「お願いします。小川さんが言った通り、これで匠に負けてしまったら女の約束が守れないので、きっちり勝てるように頑張ります。今日はね、たくさんお客さんが入ってくださって、(所属選手の)人数が減っている状況でいろいろファンのみなさまにはご心配をおかけしていますが、今日の試合を見て少しでもスターダムに試合を見に来たいなと思って下さるお客さんがいたら、私たち選手はそれが一番の目標だし、嬉しいことです。だから選手一同、努力、練習をよりいっそうみんなで協力して、一致団結してスターダムを守っていきますのでよろしくお願いします」
【小川宏代表の話】
「今日はですね、実は当日に170人も当日券で来たというね。ビックリしましたね、正直言って。でも、メインはね、あっという間に時間がすぎて30分が短かった。次やるときは時間無制限でやったほうがいい。で、その前にタッグ、外国人を相手にああいった闘いをするイオ&麻優はやっぱりタッグ屋になってきた感じはしますね。スターダムはいまね、いろいろ出来事があって、今日も引退セレモニーがあって、たぶん世Ⅳ虎は10カウント聞いて、ケジメをつけようと思ったと思うんですが、なかなか選手の思いが強くて、自分としてもちょっと複雑な感じですね。だから、その思いっていうのはどこまで伝わったのかな、伝わってないのかなっていう部分があって……うーん、ちょっとモヤモヤが残ったかなって、世Ⅳ虎に関しては。ただ本人が引退ってこうやって覚悟をもってリングに現れたので、4カ月経っているとはいえ、なかなかその間、1回もマスコミさんも含めてファンの前に出てきてないわけだから、それなりの覚悟持って出てきた。そういう覚悟は感じられましたね。自分としては10カウントで送り出してあげたい思いです。だから宝城カイリ、紫雷イオ、岩谷麻優、この3人が柱で頑張ってくれたので、また次回、1カ月早いですから、7月26日の後楽園、どんどん攻めていかないと。
(世Ⅳ虎に関して、10カウント鳴らせなかったが団体としてこれは区切り?)引退は引退ですからね。改めて何かやることはできないです。(世Ⅳ虎が『約束が違うんですけど』って言っていたが、どういう約束)約束っていうのはこういう流れで引退セレモニーやりますよって、昨日確認しあったところ、この決まっていること以外は一切やらないでくださいという話が彼女からあって、わかったということで、そういうことです。それを指しています。(決まっていること以外っていうのは?)イオたちが出てきたこと。だから逆に言えばイオたちの思いが(世Ⅳ虎に)伝わらなかったのかなってことです。(イオさんたちに世Ⅳ虎さんの気持ちが伝わらなかった?)じゃなくて、ただそういう言葉がでたから、どこまで伝わったのかなってちょっとわからないです。だからって、引退は引退なので。一連の騒動は、こういう言い方をしたら変ですけど、これで終止符を打ちたいですね。これからはつねに前を向いていくスターダムでいたい。でも、お客さんがメインの試合を見てあれだけ熱狂してくれて、拍手が飛んで、それが答えだと思います。それ以上の答えはないです。やっぱり我々の仕事はお客さんを満足させるのが仕事なので、使命なので、また来月やるってことで、どちらかが勝って結果が出れば面白いし、まあスターダムから目が離せないんじゃないかなと思いますね。あと半年過ぎて今年の2月からいろんなことが毎回毎回あって、複雑な思いなんですけど、いま残っている選手は一生懸命やってるし、スターダムはチームだから、団体だしチームなので、それをみんなが守ってそのなかでやっていきたいと思います」
先に引退表明した世IV虎の引退セレモニーが行われ、久々に公の場に登場した世IV虎は長かった髪をバッサリカットし黒スーツ姿で登場したが、世IV虎本人は引退セレモニーではなく挨拶のためにリングに登場したと強調したところで、セミでゴッデス王座を防衛したイオ、岩谷、はづき、渡辺、復帰間近の松本浩代までがリングに登場し世IV虎の引退を引き留め、小川代表もイオらにリングから降りるように指示するもイオらは拒否する事態が発生する。結局世IV虎はイオらの引き留めを振り切る形でリングから降り、引退の10カウントも行われず、引退なのかはっきりしないままセレモニーは終了となった。
小川代表はあくまで“引退”を強調したが、見ている側とすれば退団にも見えてしまう、仮に世IV虎が復帰を考えているのであれえば、上がるリングはスターダムになるのか、それとも違うリングになるのか…、またイオらの行動でスターダムの問題点も浮き彫りになった、イザとなれば団結力があるのがスターダムの強みでもあるが、選手らの団結力の固さが却って団体にとっても弱点になりつつある、今回のイオらの行動がスターダムの今後を左右しなければいいのだが・・・
メインはワールド王者の宝城が仙台女子の里村の挑戦を受け、序盤は里村が逆エビや脇固めを中心としたグラウンド、スピアーを狙う宝城をハイキックなど圧倒する展開となり、里村のフロッグスプラッシュを自爆させてからエプロンからのエルボーアタックでやっと宝城がペースを掴んだかに見えたが。マリンスパイクからスライディングDを狙ったところで里村がキックで迎撃し腕十字固め、デスバレーボムで再び流れを変え、スリーパーホールドで絞めあげて宝城を追い詰める。
宝城も懸命に反撃してダイビングエルボーを投下したが、里村が剣山で迎撃してから再び腕十字、宝城が再度ダイビングエルボーを投下してもかわされてから里村がデスバレーボム、腕十字と追い詰めにかかり、残り時間僅かとなったところで里村がデスバレーボムを決めたがタイムアップの引き分け、宝城が薄氷の防衛となったが、宝城にしても最強の挑戦者を迎え撃っただけでなく、騒然とした館内の空気を変えるのに懸命だったと思う。
小川代表は世IV虎騒動をこれで終止符にしたいという見解を出したが、これで終わるのだろうか、またそれがどう形になって現れるのであろうか・・・
<追記>
スターダム側が世IV虎の引退セレモニーに関してSAMURAIでは中継しないことを発表した、世IV虎は引退セレモニーの際でのイオ達の行為に「約束が違う」と困惑しているという、多分だが世IV虎と小川代表の間で「黙って贈り出して欲しい」みたいな約束をしていたのではと思うが、イオ達がフライングをしてしまったことで世IV虎がスターダム側に不信感を抱いてしまったということなのか、小川代表は引退セレモニーについて選手達にどう説明していたのかわからないが、選手達を止められなかったというのは不手際だと思うし、結果的に後味の悪さを残して引退セレモニーにケチをつけてしまった。
選手と小川代表とのコミュニケーション不足もスターダムの問題点なのか・・・本日の後楽園ホールで行われました世Ⅳ虎引退セレモニーは、本人の意向により一切の映像は流さないことになりました。収録しましたサムライTV様に対しては中継及びニュース等でご迷惑をお掛けします。視聴者の皆様に対しはお詫び申し上げます。 pic.twitter.com/pMw5mf1T1R
— スターダム (@wwr_stardom) 2015, 6月 146月14日(日)後楽園ホール ◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 〈王者〉宝城カイリ(30分時間切れ引き分け)〈挑戦者〉里村明衣子 ※宝城カイリ、2度目の防衛 pic.twitter.com/Z9LivzgAC7
— スターダム (@wwr_stardom) 2015, 6月 14スターダム後楽園ホール大会、多数のご来場ありがとうございました!ゴッデス・オブ・スターダム防衛成功☆皆さんの応援のお陰です!
— 紫雷イオ、Io Shirai (@shirai_io) 2015, 6月 14現場にいた身じゃないから、なんとも言えないけど、でもお客さんのTwitterとメディアの言い回しなんか違くない? しかも、サムライで放送なし?情報操作と思われるてもしょうがない?本当に彼女の意向かね?真実、誠実、未来ってなんだろね?
— 紫雷美央 (@mioshirai0214) 2015, 6月 14一番を名乗るなら、それに恥ずかしくないシッカリとした対応をするべきでは? 1から100まで完璧なんて誰も求めてないし、無理だと分かってるけど、だからこそ何かあった時の対応が大事なんじゃない?この対応で、お客様は納得出来るのでしょうか?
— 紫雷美央 (@mioshirai0214) 2015, 6月 14現場にいた人達は、是非ともブログやTwitterなどで、現場ではこうでした。彼女はこう言ってました。ってのを教えて欲しいですね。 こんなに業界を巻き込んだ事の最後をシッカリと皆様に伝えないなんて事は、あってはならない事だと思うので。
— 紫雷美央 (@mioshirai0214) 2015, 6月 14やり切れないですね。現場がそうなってしまったなら、その後で何かしら出来なかったんですかね?これから引退を控える身として、彼女の最後も気になってたのですが、こんな風になるなんて………モヤモヤします!!!(´Д` ) https://t.co/V9cBNWOK0S
— 紫雷美央 (@mioshirai0214) 2015, 6月 14 -
後味の悪さだけが残った…世Ⅳ虎が引退という形でスターダムを去る!
(週プロモバイルより)
31日、スターダム新木場大会終了後、ロッシー小川社長が会見。無期限出場停止中の世Ⅳ虎の5月31日付での引退を発表した。
小川社長「2月22日の試合以降、無期限出場停止になっていた世Ⅳ虎選手なんですけど、昨日話し合いをもちまして、彼女の意向で引退したいと。きょう付、5月31日付で引退ということになりました。6月14日、後楽園ホールで本人が会場に来て挨拶をしたいということで、どういう形になるかわからないですけど、引退セレモニーを。試合をやるわけじゃないので、とりあえず挨拶をする形で見送るという形になります。(世Ⅳ虎が)昨日事務所に来まして、辞めたいという意向があって、辞めるということは引退なのか退団なのかと聞いたときにまあ引退だと。スターダムで試合をしたくない、でも、スターダムでしか試合をしたくないと。2つのことが。まあ、元気そうでね、いまは何もしていないと。彼女と
すればちゃんと話し合いをして区切りをつけていかないと次に動けない。次に何をするにしてもしっかり区切りをつけたかったということがあったので。とりあえずきょう、こういう発表になりました。あとは6月14日に本人が姿を現しますので、会見をするかはわからないですけど、本人の意向はファンの皆さんの前で挨拶がしたいということです。(引退の意向は初めて口にしたこと?)前に何回か話し合いをするなかで、もうプロレスはできないということがあって。そのなかでこちらもゴールデンウイークに試合が立て込んだり、メキシコに行ったりしてなかなか話が聞かれなかったので。昨日そのタイミングがきて。本人も節目というのが昨日、きょう、5月の終わりということでハッキリしたかったと。
ただ、彼女はまだ21歳、今年22歳なので。一応、引退という形はとるんですけど、人の人生だから気持ちがどう変わるかわからないし、決して体を痛めてるとかできない状態ではないので。先のことはわからないですけど。彼女が素質のあるいい選手だったので、わからないですけど、またそういう巡り合わせがあればと思いますね。後は世Ⅳ虎自身、私が一番恵まれてたんじゃないかということを言ってました。スターダムに入った所属選手のなかで。後はファンの皆さんの前でどういう形で挨拶をするのか。それは本人が今回の騒動にケジメをつけたということです。ただ、まだ若いから可能性があるんだったらまたやればいいと思うし。こちらからは本人が引退という形で区切りをつけたいと。じゃあ、送り出すことしかできないです」
スターダムが会見を開き2月11日の安川悪斗との凄惨マッチで無期限謹慎となっていた世Ⅳ虎の引退を発表した。会見には世Ⅳ虎本人は出席しながったが、理由は本人の意志というもの、しかし小川代表は。「まだ21歳で、素質のある選手だった。まだ若いから可能性があればまた(プロレスを)やればいい。こっちは送り出すことしかできない」と“他団体でカムバックしてもいい”という発言もしていることから、世Ⅳ虎の引退は実質上の退団また解雇に近いもので、14日に行われる引退セレモニーは世Ⅳ虎とスターダムとの決別の儀式になりそうだ。
世Ⅳ虎の“引退”を受けて、コーチ役で先にスターダムを退団した高橋奈苗がTwiiterを更新し引退やスターダムを去ることは世Ⅳ虎の本意ではないことを明かし、凄惨マッチの現場にいた木村響子もスターダム側を非難した。
見ている側の意見とすれば世Ⅳ虎と悪斗の決着は両者共スターダムのリングで復帰したうえでリングの上での決着を望んでいたし、それが筋というものだと思う。しかしスターダム側は世Ⅳ虎の引退という後味の悪い形での決着を望んだようだ。世Ⅳ虎の今後はどうなるのか高橋奈苗が「これからのプロレス道に繋げようと決めた」と本人に伝えたことから、高橋奈苗が世Ⅳ虎の復帰の道筋を決めると思われる。(一部では某団体に移籍の噂もあるという)
2月の凄惨マッチ事件は世Ⅳ虎がスターダムを去るということで決着となるが、ただそれが本当に正しい判断だったのかどうかわからない…私が生きてきたプロレス界がこんなんだなんて思ってほしくなくて、本人にもここで終わってほしくなくて、ずっとずっと伝えていました。 でもね。あの試合後からしばらーく喋れないほどの事を起こされて。 それを考えると笑顔を見られる今の方がずっといいんです。
— 高橋奈苗 Nanae Takahashi (@nanaracka) 2015, 5月 31私はあいつの先輩として責任をずっと感じています。 でも、本人と話してそれが本人の望むことではないとわかったので、 これからのプロレス道に必ず繋げようと決めた。 それも伝えました。 責任感じる、っていい人ぶったってなにもはじまらないし。 それよりも目を見開けばいいと思う。
— 高橋奈苗 Nanae Takahashi (@nanaracka) 2015, 5月 31好きに書き散らかすマスコミ、心無い対応ととられても仕方のない上の対応、会場に人が埋まればなんでもいいのか? 私は嫌です。
— 高橋奈苗 Nanae Takahashi (@nanaracka) 2015, 5月 31結局みんな他人事なんだよ。勝手だよ。ふざけんな。 世Ⅳ虎と惡斗の試合後、みんな好き放題、言ったよね。批判したよね。 あの試合をお題に自分のプロレス論を振りかざすひともいた。 会社が悪い、ロッシーが悪い、 正論だよ。 ただ、あなたたちひとりひとりには責任ないのかよ?
— 木村響子 (@kimurarock) 2015, 5月 31世Ⅳ虎の言葉を聞けよ スターダムで試合したくない。 でも、スターダムでしか試合したくない。 スターダムに対する愛情、失われたもの、いろんなものがあふれてるよ。。。 世Ⅳ虎が決めたこと。 あたしだって、あいつと試合したいよ。でもそれは、わたしのエゴだからね。しまっておく。
— 木村響子 (@kimurarock) 2015, 5月 31本日スターダム新木場大会、どうもありがとうございました!世IV虎の件で発表があり、私もすごくやるせない気持ちです。6月14日の後楽園ホール大会での本人からの挨拶をお待ちください。
— 紫雷イオ、Io Shirai (@shirai_io) 2015, 5月 31本日新木場大会ありがとうございました! サンダーロック勝利! 世IV虎ちゃんの件、今日発表がありましたが、後楽園大会に来て挨拶をします。昨日会ったのですが、元気です。本人の言葉を待ってください。
— 岩谷麻優*スターダム (@blue02sky19) 2015, 5月 31夜中に世Ⅳ虎引退のニュースを見た。う〜ん…でもな…う〜ん…これでイイのか?女子の業界のコトはよくわからないが…アイツとはまた一緒になにかやりたいと思っていたからさ…う〜ん…コレで本当にイイのか?…この答でイイのか?…う〜ん…
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2015, 5月 31あくまで私の持論ですが。プロレスはね、幸せになるためのツールなんです。時には辛く悲しい事もあるけど、それをひっくるめて最高にくだらなくて最高に楽しい。夢を見るのは自分。叶えるのも自分。そして、断つのも自分。辞める時には思い出で笑顔でいられる、プロレスはそういう場所であって欲しい。
— 男色ディーノ (@dandieno) 2015, 5月 31ピンチはチャンスとよく言います。でも私、騙されません。ピンチはやっぱりピンチだと思います。ただ、チャンスはどこにでも転がってるんですね。それがたとえピンチの時にでも。気づいてないだけで。さーて、トイレに紙見当たらないけど、どこにチャンスありますかね?事は終わってます。#男色説法
— 男色ディーノ (@dandieno) 2015, 5月 30 -
世IV虎vs惡斗、ケンカマッチの余波・・・高橋奈苗がスターダム電撃退団へ!
<東京スポーツより>
女子プロレス「スターダム」のベテラン・高橋奈苗(36)が退団することが11日、本紙の取材で明らかになった。旗揚げから団体を支えてきた功労者が電撃離脱を決めた背景には、2月22日の東京・後楽園ホール大会で起きた、あの凄惨マッチがあった。
再びスターダムに激震が走った。団体関係者によると、3月17日に左足首の軟骨除去手術を受けて欠場を続けている高橋が、団体を離れる決意を固めたという。2011年1月23日の旗揚げから参戦し、至宝であるワールド・オブ・スターダム王座の初代王者として団体をけん引してきたベテランは、昨年暮れから「退団か、あるいは引退か」と自らの去就について悩んでいたもようだ。
スターダムは月1回のペースで後楽園大会を開催するなど、女子プロ界一の人気団体に成長。現ワールド王者の宝城カイリ(26)や岩谷麻優(22)ら若手選手も台頭したため、高橋は育成係としての役割を終えたことを実感していたという。そんなさなかに見舞われたのが、2月22日の後楽園で起こった“事件”だった。世Ⅳ虎(21)対安川惡斗(28)の試合は凄惨マッチになり、安川の顔面を破壊した世Ⅳ虎に無期限出場停止処分が下された。
別の団体関係者によると、世Ⅳ虎だけに厳罰を科す団体側に疑問を持ち、ただ一人かばい続けたのが高橋だった。世Ⅳ虎の処分解除に向けてファンから署名を集めて団体側に提出したものの、受け入れられることはなかった。
同時に現場責任者として「高橋の指導が悪かったから」と落ち度を問う声も出ていたため、高橋は約4か月間悩み続けた結果、退団を決断。既に団体側には4月下旬に意思を伝え、了承された。早ければ今週中にも正式発表される見込みだ。
退団後の去就は未定だが、まずはリハビリに専念。夏ごろの復帰を目指し、フリーとして現役生活を続行するものとみられる。1996年7月14日に全日本女子プロレス(対中西百重)でデビューした高橋は、女子最高峰のWWWA世界シングル王座を最後に巻いた選手。実力と人気を兼ね備えており、各女子団体からオファーが届くのは確実だ。
高橋はこの日、本紙の取材に対し「今は何も話せません…」とのみ口にして、退団については肯定も否定もしなかった。世Ⅳ虎と安川が不在の上、大黒柱まで失うことになったスターダム。凄惨マッチの代償は、あまりに大きかった。最大の後ろ盾を失う世Ⅳ虎にも影響を与えそうだ。
スターダムのエースだった高橋奈苗が退団することが明らかになった、高橋は昨年から自ら育てた選手が成長したことで今後の去就に悩むようになり、その中で世IV虎vs安川惡斗によるケンカマッチ事件が発生、スターダム側は世IV虎に無期限謹慎処分を科したが、世IV虎だけ厳罰に処すのはおかしいと処分解除に向けて署名を集め団体側に提出するも受け入れられず、逆に育成係としての責任を問われていたという。
高橋奈苗はスターダムの旗揚げメンバーで初代ワールド・オブ・スターダム王者を奪取するなど団体を牽引してきたエース、王座から転落後も宝城カイリとのタッグ“七海里”でタッグ戦線で存在感を発揮していたが、3月から足首の軟骨除去手術のため欠場、早期復帰とされていたが団体側は復帰が長引いているとし、保持していたゴッデス・オブ・スターダム王座も返上となっていた。
高橋奈苗は以前から去就のことを考えていたということから、世IV虎事件が退団のきっかけになってしまったということだと思うし、自ら育てた選手も成長しメインを張れるまでになったことから、いつしかスターダム側も高橋奈苗というレスラーを必ずとして必要としなくなったのかもしれないが、ケンカマッチ事件は世IV虎と安川惡斗による私闘だったはず、それが思わぬところでフロントと高橋奈苗の対立が表立ってしまい退団となってしまった。
事件の当事者である世IV虎と惡斗はこの事態をどう思うのか・・・ -
宝城カイリが白を通り越して赤いベルトを奪取!スターダム再出発の第1歩
3月29日 スターダム 「STARDOM THE HIGHEST2015」後楽園ホール 965人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇試合前◇
風香「みなさん、こんにちは! 本日はご来場いただき本当にありがとうございます。この1カ月、当たり前のことが当たり前ではなくなって、また今日このリングに上がる大きな幸せを感じていますし、こんなにもたくさんの期待と応援、このリングに上がることが当たり前に思えていたのはみなさんのおかげだなと思いました。まだまだスターダムは元気です! 大きくなるときは、またみなさんと一緒に大きくなって、盛りあげていってください。それではここで安川惡斗選手から挨拶させていただきます」
惡斗「ありがとうございます。このたびはご心配、お騒がせして大変申し訳ありませんでした。もう少し回復し次第、スターダムのセコンドや雑務、売店を手伝いたいと思いますのでよろしくお願いします。最後に惡斗さんは旅に出ますので、一言だけお願いしたいと思います。イヤーーーーーォ、安川惡斗だーーーー! 私が見えないところで弱い、弱い、うるさいよ! 弱い? 悪かったな! 10月にムキムキにして帰ってくるから、よーく目に焼き付けておけ(と叫んで白いブラウスを脱ぎ捨てタンクトップ姿に)! マイナスはプラスに! 以上!!」
【惡斗の話】「勢い余って脱いじゃいましたけど、この通り、病院で体重が5~6kg落ちました。10月復帰とずっと言ってますけど、鼻がくっつくのに1カ月、強化に3カ月。肉体改造の時間も含めて余裕をもっての10月復帰なので、それまでにいまの肉体を変えてくるので、ちゃんと復帰しますので、お楽しみにといのをきょう見せられてよかったです。以上!
(1カ月ぶりのリングの感触はどうだった?)お客さんがやっぱりあったかいですね。惡斗コールになっちゃったから、思わず、Yシャツひきちぎっちゃった(笑)。代えどうしよう(笑)。惡T着ないと。持ってきてないや。帰りはTシャツで帰ります。でも、スターダムの大会ですから。謝らせていただきましたけど、やっぱり楽しく第1試合から見てもらいたいから。楽しんでもらえたかな。脱いじゃったけど(笑)。あのテンションのように、スターダムはもっともっとでっかくなっていくぜという意味で、弾けました。Yシャツと私が。マイナスはプラスにしていきます! 以上です」
◇第1試合◇
▼スターダム3WAY 15分1本
○渡辺桃(7分43秒 片エビ固め)×初日の出仮面
※蒼魔刀 もう一人は加藤悠
◇第2試合◇
○米山香織(5分28秒 回転足折り固め)×クリス・ウルフ
◇第3試合◇
▼ハイスピード選手権試合 30分1本
<第9代王者>○コグマ(14分44秒 エビ固め)×はづき蓮王
※飛びつきコグマ式ヨシタニック 第9代目王者のコグマが初防衛に成功
◇第4試合◇
▼第5代ワールド・オブ・スターダム王座争奪決定トーナメント 30分1本勝負
○宝城カイリ(12分24秒 横入り式エビ固め)×木村響子
◇第5試合◇
▼第5代ワールド・オブ・スターダム王座争奪決定トーナメント 30分1本勝
○紫雷イオ(17分43秒 片エビ固め)×彩羽匠
※ムーンサルトプレス
◇第6試合◇
▼6人タッグイリミネーションマッチ 30分
○岩谷麻優 DADH・チサコ 仙台幸子(3-2)×ヘイディ・インディー ハドソン・ラプラス ドラゴニータ【失格順】
[1]ドラゴニータ(7分16秒 幸子のダイビング・ボディープレス→片エビ固め)
[2]幸子(8分45秒 OTR)
[3]ハドソン(10分38秒 OTR)
[4]チサコ(10分54秒 OTR)
[5]ヘイディ(13分58秒 岩谷のフブキラナ)
◇第6試合◇
▼第5代ワールド・オブ・スターダム王座争奪決定トーナメント決勝戦
○宝城カイリ(18分46秒 片エビ固め)×紫雷イオ
※ダイビングエルボードロップ
(試合後)
宝城「私が第5代ワールド・オブチャンピオンの宝城カイリです。夢を叶える一つの魔法……それは諦めないことです。私はまだまだ未熟なチャンピオンです。イオさんが両国でベルトを取ってこんなに強く成長された姿を見ているので私も逸女のように……Yes,We Can。みなさんの応援が心に響きました。ありがとうございました。4月の後楽園は平日ですがスターダム、シンデレラトーナメントがおこなわれます。選手一同やる気になっています。平日ですが見に来てくれるとうれしいです」
コグマ「カイリさん、新チャンピオンおめでとうございます。私ももっと強くなってこのベルト取りに行くんで、それまで磨き上げてください。そして、おい、逸女! 後楽園、2連敗何やってるんだよ!」
イオ「今日も負けたー! なんで勝てないんだよ、後楽園ホールで!! チキショー、悔しいよ! 逸女でもな、負けるときはあるんだよ。だけど今日の負けは本当に悔しい。おい宝城カイリ、お前もコグマにつづいて私のライバル入りだ。わかったか! いまは赤いベルト巻いて喜んでろ。けどその赤いベルト、とてつもなく重たいぞ。わかってるのか、それとお前、高橋奈苗とタッグのベルト巻いてるな。そのタッグのベルト、この紫雷イオ様が狙いにいってやるからな。楽しみにしてろ」
(解説席の奈苗が立ち上がると……。)
イオ「いいんだよ、ババアは黙ってろ。次のシンデレラトーナメントもエントリーするんだろうな。お前もお前もお前も倒すから楽しみにしておけ」
宝城「そうですね。それでは宴もたけなわではございますが、締めに入らせてもらいます(会場大爆笑)。いまはユニット関係なく、リングに上がってもらえますか? 奈苗さんもお願いします。風香さん、そして惡斗も……(惡斗はいったんはリングに上がるも、宝城を突き飛ばしリングを降りる)。この通り、スターダムは元気です。それでは最後に……今を信じて、明日に輝け、We Are STARDOM!」
【イオの話】「あと一歩が一番悔しいですね。ぜんぜん届かないより100万倍、悔しいです。
(腰のダメージはどのくらい)いやー、認めたくないけど。攻められましたよね。私も向こうがトーナメント1回戦で腕を痛めているのを見つけて腕を攻めたつもりですけど、自分の腰が……腰は要ですからね。なかなか踏ん張りが最後効きづらかったりします。いけたと思う場面は何個かあったんですけど……痛み止めも飲みましたし、マッサージもテーピングもやりましたし。
(中盤から効いているようだったが)雪崩のパワーボムとかは首もそうですけど、腰にも来るので、ダメージが蓄積されて、思うようにいかなかったです。ただこんなところで負けてられないので、気合で返したんですけど、ダイビング・エルボーは効きましたね。
(条件は同じだが宝城の何を一番、感じた)顔は死ななかったですね。諦めない顔。明らかにボロボロで腕も身体も全身、ボロボロなくせに顔だけは私をにらんでいたんですよ。コイツすげーなって。負けてないない×3。私も気合でいきましたけど、あの馬鹿正直だからこそのパワーは凄いなって思いました。
(リング上で声をかけていたように見えたが)大変だぞって。ベルト巻いたら……しかもそれが赤いベルトで、正直悲しい試合が起きたあと宙ぶらりん、空位になってしまった(あとの)第5代のチャンピオンってもの凄い責任がのしかかってくる。ただ強さだけじゃなくて、スターダムの今後の未来とか方針とか、チャンピオンはこうあるべきっていうものを第5代チャンピオンは作らないといけないと思っていて、だからこそ自分が巻きたかったんですけど、まあ今日こうして宝城カイリが巻きましたので、それを示していくのは並大抵なことじゃないので。そこを含めて大変だぞって、でも今日、取ったからにはできるはず。まあ同じ団体の人間なので、私に聞いてくれって言いました」
【宝城の話】「(赤いベルトを巻いた今の気持ち)今回、赤いベルトは私がはじめての挑戦で、赤いベルトについて口にしたのも挑戦したいと思ったのもこれがはじめてでした。その理由は、赤いベルトはスターダムの最高峰のベルトだし、そう簡単に誰もが挑戦できるものじゃないと自分のなかで承知していたし、中途半端な気持ちでは挑みたくないと思っていました。私がなぜ挑戦したいと思ったかは1カ月前の2・22後楽園ホール大会のメインの一件があって、あのことがあって、プロレスについて、スターダムについて、ベルトについて、仲間について、自分自身について、深く毎日、毎日眠れないくらいに考え続けました。そうしたら赤いベルトトーナメントがおこなわれると聞いて、いまどうしても赤いベルトに
挑戦したいという思いが自分の心のなかに抑えられないくらいわきあがって、気がついたら決意していました。今回、私は、一番プロレス界のなかで弱いチャンピオンかもしれません。そう思う人がいるかもしれません。だけど、私は、スターダムを誰よりも好き、プロレスが一番好き。この気持ちは絶対負けないので、その気持ちで今日は勝てたと思います。この決意をこれから先、ベルトを防衛していくうえで存分に発揮していきたいと思うので誰でも挑戦受けます。そしてスターダムを守ります。惡斗のためにも世Ⅳ虎さんのためにも守ります。
(本来奈苗がいくところを自分がいったというコメントあったが)でも、その迷い、気持ちはどんどん消えたというか……。自分が行くと決意しました。
(白いベルトのチャンピオンを通り越して赤になったが)さきほども言った通り、赤いベルトのことを口に出したことはなく、私は白いベルトを目指していたんですけど、いまこの事態があり、人数が半分以下に減ってしまった状況でスターダムを引っ張りたいという決意ができて、選手会長にもなって、その決意がもっともっと大きくなって、引っ張っていくために心技体、すべて強くなりたいと思って、そのためには赤いベルトに挑戦するべきだし、赤いベルトが欲しいと強く思いました。
(強豪を前にしての気持ちは)そうですね無茶苦茶、強かったですね。お二人とも。思いも強いし。だけど今日はなんで勝てたのかっていうと、スターダムを守りたいっていう気持ち、スターダムが好きだって気持ちが自分が一番強かったからこそ最後まで諦めずに闘えたと思います。
(最後ベルトを掲げたら、ファンがリングを取り囲んだが)やっぱり、やっぱりプロレスが私は何があっても大好きだなって思いました。プロレスが好きで好きでたまらないなって思いました。こうやってお客さんと一つになれる瞬間が一番幸せです。夢のような瞬間でした。(これから王者の責任をより一層問われるチャンピオンとなるが)いまの宝城カイリは、大丈夫です。乗り越えていきます、何があろうと。スターダムは宝城カイリがいれば、大丈夫って。もっともっと強くなってたくさんの人にスターダムを知ってもらって、もっともっと女子プロレスを、プロレスを広めていく一人になれたらといいなって思います」
【小川宏代表の話】「例の一件以来初めての後楽園ホールで、ここを通らないとスターダムは次のステップにいかないという、重要な大会だったと思います。赤いベルトを生かしていかないとスターダムにとって意味のないものになってしまう。新チャンピオンが誕生して新チャンピオンをほかの選手が追いかけていく図式になっていきますので。やっぱりベルトはそう簡単にはモノにできないな。勝ったけどボロボロの状態で勝って。そうじゃないとベルトの重いというか、価値があるからこそ、そこまでして勝ってようやく取れる、そういうベルトだと思います。(宝城は)足首も途中でやったみたいだし。彼女は選手会長になってから責任感が出てきて、イオと2人がスターダムを背負っていく2人じゃないですかね。それに
岩谷とかコグマが続いていかないといけないし。そういう意味で団体プロレスは誰が欠場してもそこをほかの誰かが埋める。それが団体プロレスだと思うので、そういう意味できょうは力が発揮できたのかなと思います。来月はシンデレラトーナメント。これはスターダム初めて。春の祭典として毎年やっていきたいトーナメントですので、平日なんですけど、そこでまたスターダムらしさが出ればいいかなという感じはします。とりあえず無事に終わったのでほっとしてます。試合とケガは紙一重のところに常にあるので。きょうもそういう場面がいくつもあったので。とりあえずいまはほっとしてます。
(惡斗も元気な姿を見せたが?)そうですね。きょうの歓声を見ると惡斗がいきなりスーパースターになったような雰囲気がいないでもないような、すごい歓声で迎えられて。彼女が復帰したらまたスターダムがより面白くなるだろうし。それには時間をかけて、体を作り直してもらいたいなというところですね。
(本日の観客動員については)最近、女子プロレスの後楽園がかなり苦戦しているようで、うちも苦戦はしてますけど、そのなかでどうやっていくか。カード的にはいまできるものを出したと思います。誰がいないからカードが組めないとかじゃなくて、いる選手でどう観客が見てくれるカードを作っていくかが我々の指名というか、仕事なので。
(2月22日のことをいまの時点で振り返って)5年目に入ってずっと突き進むには、そう簡単には進ませてくれないなというところですね。そこにはいろいろな障害があったりして、それを乗り越えていく力が団体にあるかないか。それは今後にもかかってるし。でも、ああいうことがあってピンチはチャンスとか雨降って地固まるとかいろんな言葉があると思うンですけど、一皮むけたスターダムができればいいかなと思っています。
(お客さんは去っていなかった?)それはわからないです。ここに集まってくれてる人はスターダムが好きで来てくれてる人たち。そういうファンが集まってるんじゃないですか。そうじゃない人は来ないし。スターダムが見たい人がきょう集まった。それが事実として残ったと思います。
(世Ⅳ虎選手については?)うちの選手と会ったりはしてますけど、これから先の状況ですね。それ以上は答えようがないです。ただ、みんなが元に戻った、同じメンバーが戻ってきたときに本当の意味でスターダムが再開するというか。その間、みんなでつなげていかなきゃいけないし。いまが一丸となるいい機会を与えてくれたのかなと。バラバラにやっていては団体はできないし、みんなが同じ方向を向いて進んでいかないとできない。今回はそれがいい教訓になったと思います」
2日遅れの更新となったが、世Ⅳ虎、悪斗のケンカマッチ騒動後初の後楽園大会が開催され、オープニングでは風香GMのダンスの後で、顔面骨折で入院し退院したばかりの悪斗が登場、主演映画の舞台挨拶では顔面にまだ包帯があったが、包帯を取って元気な姿を見せ、回復次第セコンドなど雑務をしつつ再起へ向けてトレーニングに励み、10月に復帰することを約束、最初の部分ではしおらしくしていたが、最後ではいつもの惡斗らしくハイテンションぶりを披露、10月まで再び欠場することになったが、いろんなことを経験してきた分、逞しさを感じさせてくれた。世Ⅳ虎の剥奪によって空位となったワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメントが行われ元王者のイオ、宝城、彩羽、木村の4選手がエントリーし、まず宝城vs木村は宝城が場外の木村にトペを決めるも、セコンドの大江戸隊が介入して宝城を襲撃、宝城もランニングエルボーを狙うが鉄柱に誤爆してしまう。
木村は執拗に右腕攻めを展開、宝城もスライディングDを狙うが、木村は腕十字で切り返し追い詰める、木村は勝負と見てビックブーツを決めるが宝城が強引に丸め込んで逆転3カウントを奪い決勝に進出する。イオvs彩羽は彩羽が腰攻めで先手を奪うも、イオはドロップキックで反撃して場外の彩羽にプランチャを決める。
リングに戻ってもイオの攻勢は止まらず、クリップラー・フェースロックで絞めあげ、アッパーを炸裂させるも、彩羽もスピンキックで応戦してジャーマンを決める。
イオはパッケージジャーマンを決めるが、クリアした彩羽はサソリ固めで捕獲、そしてフロッグスプラッシュを狙うと、イオも追いかけ雪崩式フランケンシュタイナーを狙うも、彩羽は雪崩式ライガーボムで返し、イオは大ダメージを負う。
彩羽はライガーボムで勝負に出るが、クリアしたイオはスパニッシュフライからムーンサルトプレスを決め3カウント、イオが大逆転で決勝に進出する。決勝のイオvs宝城はイオがいきなりアッパーからジャーマンで強襲をかけ、場外に逃れた宝城を客席へ連行し入場口を使ったムーンサルトアタックを決め先手を奪う。
宝城はスピアーで反撃するが、イオも腕十字から右腕攻めを展開し、雪崩式フランケンシュタイナー、串刺しダブルニーと攻勢をかける。
イオはコーナーに昇るが、追いかけた宝城はマリンスパイクで突き刺し、ハーフダウンでのエルボー合戦からイオはダブルアームフェースバスターを決め、ムーンサルトプレスを投下するが、宝城がかわすとバックブローの連発からスライディングDを決める。
イオもアッパーで返すが、宝城はスパインバスターからイオの背中にダイビングエルボーを決めると、仰向けにしてのダイビングエルボーを決め3カウントを奪い、念願の王座奪取となった。
今回の後楽園は騒動後ということで新王者となった宝城だけでなく、選手や団体側も大きなプレッシャーだったと思う、今大会は宝城のイオ越えというハッピーエンドで終わることが出来たが、今回はまだ再建への一歩を示したに過ぎない、しかし新日本プロレスも長い歴史のなかで悪いときも経験してからこそ今日がある、それは全日本プロレスやNOAH、DRAGON GATEなど他団体も同じである、スターダムも現在は事件の余波もあって悪い時期にさしかかっているのかもしれない、それを乗り越えてこそ本当の未来というものを掴めるものである。
事件のことに関してはファンにしてみれば忘れたいかもしれないが、本当の意味で決着がつくまでは解決したとはいえない、決着のつけ方・・・世IV虎と惡斗の二人がリングに立ち、プロレスの試合として成立させ白黒つけること、これが本当の意味での解決だと思っている。 -
スターダムで不穏試合・・・世IV虎が惡斗に仕掛け潰す!
2月22日 スターダム 「QUEEN’s SHOUT2015~女王たちの叫び~」後楽園ホール 1050人
◇第1試合◇
▼ティーンズバトル 15分1本
○つくし(7分20秒 トゥインクルスターロック)X渡辺桃
◇第2試合◇
▼15分1本
○はづき蓮王(9分20秒 グラウンド式裸締め)×愛星ゆうな
◇第3試合◇
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
○岩谷麻優 彩羽匠 世羅りさ(11分35秒 片エビ固め)ヘイディ・ラブラス ドラゴニータ ×クリス・ウルフ
※ダイビング・フットスタンプ
◇第4試合◇
▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本
<第7代王者組>高橋奈苗 ○宝城カイリ(17分2秒 反則勝ち)<挑戦者組>木村響子 ×ハドソン・インヴィー
☆第7代王者組の七海里が3度目の防衛に成功
◇第5試合◇
▼ハイスピード選手権試合 30分1本
<挑戦者>○コグマ(16分3秒 コグマ式ヨシタニック)<第8代王者>×紫雷イオ
☆第8代王者の紫雷イオが3度目の防衛に失敗。コグマが第9代王者となる
◇第6試合◇
▼ワールド・オブ・スターダム選手権 30分1本勝負
<第4代王者>○世IV虎(7分45秒 TKO)<挑戦者>×安川惡斗
※第4代王者の世Ⅳ虎が3度目の防衛に成功
小川社長「非常に感情的に、プロレスの範疇を越えたものになったので。お客さんはそういう試合を見に来ているわけじゃない。決められたなかで(やらなければ)。総合格闘技でもなければ果たし合いでもない。プロレスリングなんで。それを逸脱してしまったことは…。これでケガして復帰できないような状況になってしまったら大変なことになってしまうので。ちょっと困惑してますね。正直言って。
(ただ、こうなる必然はあった2人だったのでは?)あったのかもしれないけど、そこはお互いのプロとしてプライドがあるじゃないですか。どんな状況でもそれを越えちゃいけないと思うんですよ。勝敗を別としてプロレスとして決着をつけてほしかったけど。これはセコンドが見るに見かねてのTKOでしょ。こんなのあり得ないです。あっちゃいけないし。だってお客さんはメインを重要視して見に来てるんだから。そこはメインイベンターとしての責任じゃないですか。
(ここまでのことになるとは想像ができなかった?)想定外だし、どんな感情があろうが、プロのリングでやる以上はプロレスとして爆発させればいい問題なので。それを越えちゃいけないんですよ。何があろうとね。好きだろうと嫌いだろうと、憎しみがあろうがなかろうが、プロなんだから。お客さんに申し訳ないです。不完全燃焼の試合をしたってことは。
(世Ⅳ虎にペナルティーなどは課す?)わかりません。いま本人も冷静さを欠いている状態なので。どんな面白くないことがあろうと、プロだから。そこをちゃんとまとめるのがプロの務めなんですよ。それをできなかったってことじゃないですかね、結果的にね。それはプロとしては失格ですね。これはベルト自体がこのままいいものかというところまで来ちゃうわけですよ。それも含めて少し時間をください。これは緊急事態。こうなったばかりなので、ちょっとあまり言葉がないんで。何も決まっていることがない。惡斗のケガのこともあるし、状況を見ないと。プロのリングではあっちゃいけないことですよ。
(全女の時代はきょうの彼女たち以上に人間関係が壊れた者同士が試合をしてもプロレスとして成立していた)それはプライドがあるからですよ。
(きょうみたいになったこととかつて全女で成立していたものの差は選手としてのプライドの差?)プライドだし、プロレスは私情じゃないんですよ。向こうが先にやってきたからやったとか、そんなレベルのことを言ってるようじゃダメですよ。全女はそういうこともあったけど、試合はちゃんとやったから。それとは違う。これは試合という範疇を越えてる。前代未聞です。惡斗がケガして、復帰できればいいですけど、できなくなった場合。ベルトのこと、いろんなことを含めて、いろんな状況を見ながら練り直さないといけないです。
(この試合の結果は防衛?)レフェリーが防衛と判断しましたから。ただ、今後の状況によってはどうなるかわからないです。
(取り消す可能性もある?)ちょっとわからないです」
スターダム後楽園大会で行われた世Ⅳ虎vs悪斗のワールド・オブ・スターダム選手権で事件が起きた。
まず経過を書くと試合前に調印式が行われたが試合直前の調印式は異例、理由は7日に行われた調印式を悪斗がインフルエンザのため欠席し、世Ⅳ虎も「相手がいませんのでサインしません」と調印書にサインしなかったからだった。
悪斗は大会前日にSAMURAI TVの「バトル☆メン」にゲスト出演した際に調印書にサインし、後は世Ⅳ虎がサインするだけだったが、ところが世Ⅳ虎は悪斗が『土下座しなければサインをしない』と言い出し、悪斗が激怒するも木村がなだめて悪斗が土下座と見せかけて大江戸隊が総掛かりで世Ⅳ虎を襲撃、調印書には世IV虎の変わりに木村が代筆して選手権は成立となった。
しかし試合となると悪斗がエルボーの連打を放ったに対し、世Ⅳ虎は何度もグーパンチで殴りつけ、裁いていた和田京平レフェリーも世Ⅳ虎が完全にキレているのを察したのか「おまえは王者なんだぞ」と必死で宥める。
悪斗は流血となるが、世Ⅳ虎は構わず何度も殴りつけ悪斗は無抵抗となる、悪斗が場外に落ちた際にセコンドの木村がタオルを投入、京平レフェリーも認め世Ⅳ虎がTKOで王座防衛となったが、厳格なレフェリングをしつつも観客の視点で裁く京平レフェリーがこんな形で試合を止めるのはよほどのこと、多分だが木村響子も京平レフェリーも世IV虎が完全に冷静じゃないのと、このままお客さんに見せられない試合になると判断して止めたのではと思う。
悪斗は納得せず闘う姿勢を見せたが、大江戸隊が必死で制止して退場、世Ⅳ虎も無言のままリングを後にし、奈苗やコグマらがどうにか大会を締めくくるも館内から罵声が飛び交うなど後味の悪さだけは残ったまま、惡斗は病院に搬送されたという。
なぜスターダムでこういったセメントマッチが起きたのかわからない、確かに1月に惡斗が挑戦表明した際にも世IV虎は「オマエなんて秒殺だよ。」「眼中にないですけど自分の眼中に入ってくるならアイツを潰すだけなんで。」と発言はしていたが最終的に挑戦表明を受けたことで不穏な空気は感じさせなかった。
だが惡斗が調印式をインフルエンザで欠席した際に世IV虎は調印書にサインをしなかったことを考えると、調印式あたりから不穏な空気となっていたのではと思う
こういったセメントマッチは橋本真也vs暴走王(小川直也)の1・4事変を思い出させてしまうも、橋本vs暴走王戦は政治的背景が絡んで起きたが、スターダムの場合は個人的感情がエスカレートして起きてしまった、確かに世IV虎の中に惡斗に対して面白くない感情はあったと思う、しかしそれをリングに持ち込むべきかどうか、持ち込んだとしてもその感情をコントロールできるのか?世IV虎の場合はコントロール出来ずに暴走、まして団体の顔である王者の方から仕掛けてしまった、こうは言いたくないが周囲から王者またレスラー失格と言われても仕方がないと思う。
ただ世IV虎の今後もあるが、世IV虎vs惡斗戦の決着はどうつけるのか、惡斗にしろ仕掛けられてやられた以上黙っているわけにはいかず、ファンもモヤモヤを抱えたままを考えるといずれ決着戦は考えなければいけない。スターダム側がどう決着をつけるのか見定めていきたい
<スターダム公式HPより>
ファンの皆様へ
本日、後楽園ホール大会のメインで行われたワールド・オブ・スターダム選手権試合、王者・世Ⅳ虎vs挑戦者・安川惡斗の試合はセコンドのタオル投入という不完全な結果になりました。そして惡斗が負傷し病院に搬送されましたが、眼の腫れがひどく明日、再検査という事態です。こういった観客不在の闘いはスターダムの本質ではありません。この事態を団体として真摯に受け止め明日、風香GMを始め各ユニットの代表者(昭和軍=高橋奈苗、平成軍=紫雷イオ、大江戸隊=木村響子)を集め緊急ミーティングを行います。そして改善すべき点は修正して、より良い団体運営を遂行していく所存でございます。今後ともご支援の程をお願い申し上げます。このたびはファンの皆様に多大なるご心配をおかけし誠に申し訳ありませんでした。
株式会社スターダム
代表取締役 ロッシー小川私から診断結果のご報告はできませんが、同期の安川惡斗は無事に病院から帰宅致しました。 意識もあり、会話もできます。 ですが現在は目が開かないため、本人からの発信は後日になるかと思います。 #スターダム
— 宝城カイリ⚓︎@2.22ベルト防衛戦 (@kairi_hojo) 2015, 2月 22プロレスがすきで プロレスに食べさせてもらって プロレスになにかをもらった だから、リングに立っている プロレスの神様と目を合わせられないようなことは しちゃいけないんだよ。。。
— 木村響子 (@kimurarock) 2015, 2月 22プロは仕事に一切の私情を挟んではならない。喧嘩するならお客さんに見えない場所でやればいい。昔某選手と控室や飲み屋で殴り合いの喧嘩になった事あるけど俺はリング上に私情を持ち込んだ事は一度もない。プロならば絶対にお客さんの存在を忘れてはならんのよ。
— ミスター雁之助 (@MrGannosukeFMW) 2015, 2月 22いくらプロレスが何でもありでも、ありゃ駄目だろう。怒りを通り越して哀しい。
— 須山浩継 (@suyamahakusyak) 2015, 2月 22 -
妹・イオとの激闘を終えた紫雷美央が引退を発表!
<バトルニュースより>
2月16日、午後7時より都内のニコニコプロレスチャンネルスタジオにて、都内のニコニコプロレスチャンネルスタジオで紫雷美央が、生中継記者会見を行った。会見には美央のほか、美央が所属するユニオンプロレスからナオミ・スーザン代表、OZアカデミーから尾崎魔弓代表、アイスリボンから藤本つかさ、プロレスリングWAVEから桜花由美代表が出席。
まずは各団体の代表が2月14日に新宿FACEで行われた4団体合同興行『M.I.O』の第2回大会を振り返って感想を述べていった。(略)
2.14『M.I.O』のエンディングで発表されたが、今後の『M.I.O』について詳細が発表された。5月9日(日)には大阪・生野区民センターで第3回4団体合同興行『M.I.O』を開催(17時30分開場、18時30分開始。2月21日OZアカデミーのアゼリア大正大会でチケット先行発売)。
さらに6月19日(金)には東京・新宿FACEで第4回4団体合同興行『M.I.O』を開催(18時開場、19時開始。チケット発売日は未定)。そしてこの第4回大会で第5回大会のチケットが発売されることが決定。その第5回興行の会場が東京・後楽園ホールと発表された。
美央「これはもう順当に(後楽園に)行かないといけないと思います。なので3回目、大阪で見ていただいて、4回目、東京で見ていただいて、その流れでチケットを買って第5回の後楽園ホールに足を運んでいただけたらなと思います。そしてこの第5回の4団体合同『M.I.O』の後楽園ホール大会は、紫雷美央の引退となります……シレッと言っちゃった(苦笑)。紫雷美央、9月20日後楽園ホールにて行われる『M.I.O』大会で引退となります。これは何て言ったらいいのかな? (ニコ生のコメントを見ながら)みんなテンパッてる? あと約7か月くらいあるかな? それくらいで引退させていただきます」
4団体合同興行『M.I.O』が5回目にして後楽園ホールに進出することを発表すると同時に、その大会で引退することを電撃発表した美央。各団体の代表者も「ついに言ってしまったか」というような表情。そこで美央はマスコミとの質疑応答を行うことに。
ーーこのタイミングで引退を決めた理由は?
美央「首がヤバイです。でもこの首、やろうと思えばあと3年とか全然やろうと思えば出来ちゃうんですよ。で、やっていこうと思えばやっていけちゃうんですけど、そのやり方って首の様子を見ながら誤魔化し誤魔化しでやっていくっていう形になってしまうので。私いままでプロレスやってて、紫雷美央の『プロレスラーだな』ってお客さんに思ってもらえるのって、体でもなければ技術でもなくて、どんな攻撃を受けてもちゃんとしてる、男子と闘ってもちゃんとしてるってところが紫雷美央の良さだったと思うので、相手の攻撃をビビって受けられないとか、そういうふうになってしまうのであれば全力投球じゃないんじゃないかと思いまして、全力投球が出来るのはもうこの期間くらいだなと思い、9月20日で引退させていただくことにしました。なので、私、今年のWAVEの最初の大会で、爆発の“爆”っていう文字を今年の目標にしたんですけど、私の“爆”には爆走するっていう意味があったんですけど、華々しく散りたいという意味も込めてありましたので。綺麗に花火のように、ドッカーンつっていろんなところに火の粉バラ撒いて、盛大に盛り上げて引退出来たらなと思っています。なので私はこの4団体に誠心誠意尽くして、超盛り上がるように、あともう短い……短いって言っていいのかな?」
スーザン「短いね」
美央「短い期間に私はやれることをやっていきたいと思います」
ーー各団体の代表者にお伺いしたいのですが、美央選手から引退の話を事前に聞いていたとは思うのですが、その時にどう思ったのか。あと、今後引退までにやってあげたいこととかがあれば。
スーザン「最初に聞いたときは、正直えーって思ったね(苦笑)。いや、まだまだ本当にやってほしい、出来ることって美央ってまだ本当にたくさんあるんじゃないかなと、いまでも思っているんだけど。試合でも、試合以外でも。ただやっぱり、いま美央が言ったみたいに、体のことなので……そこで華々しくというか全力投球できるうちにっていうのもすごいよく分かるなと、話を聞いたときに思いました。う〜ん……あといま短いって言った7か月間で、一緒に何が出来るのかっていうのは分からないけども、この4団体興行っていうのも、もちろん一緒に出来ることだし、ほかにも試合はもちろん、試合以外でも何かしらでいろいろとやっていけたらと思っている。ちょっと考えて話してるけど、ちょっとここではまだ言わないって思ってて(笑)。うちでしか出来ないことっていうのを考えているので、やりたいなとは思ってます」
尾崎「初めて聞いたときは私も一緒でビックリはしたけども、何となく美央はやることやって、ダラダラやらずにパッと(辞めていく)タイプかなとは思っていたから、その点では驚きゃしなかったんだけど。う〜ん……とにかくこれ以上ケガもせず、無事に(リングを)降りていってほしいなっていうのは、ぶっちゃけた話だけど。やりたいことは全部OZでやってあげるんで(苦笑)」
美央「また人の話をかすめる!(笑)」
尾崎「ハハハハ。最後まで美央らしく好き勝手にいろんなことやってもらって、後悔しないで辞めていってもらいたいなとは思ってます」
藤本「初めて聞いたときの記憶があまりなくて、たぶん『引退する』っていう話じゃなくて、『(辞めようかと)考えているんだよね』『あぁ、そうなんだ』『どう?』みたいな、普段……」
美央「日常会話だよね」
藤本「日常会話というか、普段プライベートのときからの延長上でそういう話になっているから、改めて『引退します』って言われた記憶はないです。だからいよいよ発表の時が来たんだなって今日は思いましたし、発表するときにニコプロさんの配線を切ってやろうって思うぐらい本当に嫌だなって思ってました」
美央「LINEで言ってたもんね。『配線切ります』って」
尾崎「切りなよ!」
美央&藤本「いまさら!(苦笑)もう遅いでしょ!」
藤本「これからやってほしいことっていうのは、紫雷美央が辞めるって言うと、お客さんで『じゃあ、もうみんなやめようプロレス』って思う人もたぶんいるかもしれないじゃないですか。それを引き止めてほしい」
美央「言わせねぇよ、そんなん!」
藤本「その人たちにもっと女子プロレスはこんなすごい人たちがいるんだから見てねっていうのを、美央さんにやってほしいなって思っています」
美央「その通りだ!」
藤本「はい。寂しい……」
桜花「初めて聞いたときはやっぱりビックリしたし、寂しいなっていうのはあったけど、美央と2年前くらいに話したときに、『私はこれぐらいでプロレスは辞めようと思っている』っていうのは聞いたことがあって。大体いつまでやるって言ってキッパリ辞める人あまりいなかったんで、この子本当に数年後に辞めるんだっていうのをその時に感じましたね。言ったことはちゃんと有言実行みたいな感じでやるんだって。すごい美央って本当にいろいろな団体に出てて、本当にすごい人気レスラーなんだなって思ってて、今回辞めたときに抜けた穴っていうのが、本当に大きなものになってしまうんじゃないかって不安になるんですけど、本人が決めたことなのでちゃんと見送ってあげようかなって思っています。あと、うち今年8興行後楽園ホールやるって言ってて、そのうちの1つがこの美央の9月20日になりました」
美央「いまお話聞いていると、私の引退でそこまで言っていただけるって有り難いなと思い、でもそれだけの思いを私に抱いていただけるってことは全力投球できるうちに辞めて正解だなって思います。私はこの4団体が前回のM.I.Oのように、普段観に来ない人、普段気にしてなかった人が目を向けてくれるようにしたいというのが私の願いです。私が辞めることがキッカケで、この4団体M.I.O、すべてのものにもっといろんな人の目が向くようにして、私は辞めていきたいと思います。で、ちょっとでもその向いた目を引きつけてくれる子が絶対に出て来ると思うので。……私はそんなしんみりなっちゃう空気が嫌だったので、このノリで言ったんですけど、そんな意思で引退します!」
※尾崎だけ拍手
尾崎「拍手じゃねぇのかよ?(苦笑)」
美央「尾崎さんってちょいちょい空気おかしいから、本当にやめておいやほうがいい!」
尾崎「だって暗くなりたくないって言うから(苦笑)」
スーザン「いや絶妙なタイミングでしたよ、一人拍手が(苦笑)」ーー9月が引退となると、その直前の8月にOZは横浜文化体育館がありますけど。
尾崎「何かやろうぜ」
美央「私は私で一応4団体所属になって、ここで引退ですよってなって。でも所属になる前からずっと言ってたんです! 何が何でも4団体のベルト巻きたいっていうのが。OZで全然巻ける兆しがないんですよ私。どうにかこうにかして、何かしらの手を使ってまたタイトルマッチに…まずタイトルマッチにすら、現状つけてない、何なら尾崎さんの足引っ張ってる状態なので、そこをまず引退までに打破し、無理矢理にでもベルトに挑戦できるようにしたいと思います」
ーー首のケガというのは病状というか、症状の名前とかはあるんですか?
美央「病状というか、私、一昨年の冬に結構首にガーンっていうのを受けまして、病院に行ってレントゲン撮ってもらったら骨の変型がすごくって。痺れとかはないんですけど、お医者さんに聞いたところ『これ、昔1回折れてますね』って。たぶん思い当たる節が一番最初、デビューした頃に出ていたじゃじゃ馬トーナメントで、後頭部と背中がくっついたんですよね。たぶんそれが1回折れている状態……」
スーザン「いまアッサリ聞いたけど(苦笑)」
美央「そのあと練習中に倒立ブリッジみたいなものをやっているときに、首に力が入らなくてバンッて(倒れて)また後頭部と背中がくっつくっていうふうな現象が起きる首になっていたので。デビューからしばらくしてそんな状態になっても、意外と健康だったので。それがここ最近になってハードな試合が増えて。これ正式名称じゃないですけど、お医者さんが簡単に分かりやすいように言ってくれたのがギックリ首みたいになった、と。骨が滑りやすくなっていると。まあ誤魔化しながらなら全然やれる状態なんですよね。痺れもないですし、力も入りますし。ただこの首にビビって試合するようじゃよろしくないなと思ったので。全力投球でいける期間を相談しまして、そこで決めましたね。だから全然、私の試合見て心配にならないでくださいね! 別にいますぐにどうにかなる病状じゃないので」
スーザン「まだ全然石川(修司)とのシングルもいけるぞ、と」
美央「はい、いけますよ! やりますよ! 何遍でもスプラッシュ(マウンテン)食らったるわ! 22日のトーナメントで石川修司とぶつかっても私はビビらす臆せず突っ込んでいきますよ石川修司に!」
スーザン「でも別の(トーナメント)枠だから決勝まであがってくるんだったら修司と(対戦)なるかもしれないもんね」
美央「その覚悟があって挑みますんで負けませんよ!」
ーー辞められたあとに何をするか考えていますか?
美央「辞めたあとはせっかくこの業界に入ったので、女子プロレスラーの控室のくだらない話を四コマ(マンガ)にしたりしたいなぁって(笑)」
※一同笑い
藤本「それ面白い! 絶対売れる」
美央「でしょ? 私、せっかくプロレスラーになったんで。でも私がこの業界にそのまま残るっていうのは、また形が違うなって思うんですよ。何か辞めてもそれでも7年間、あ、辞めるときは合計8年間になるのか。合計8年間はすごい有り難くいろんなものを培ってこれた時間だったので、その時間を糧にまた新しいことをしていきたいなと。でも長女と違って、私そんなに絵を描くスピードとか早くないですし、まだ1回もマンガとか描いたことないので。イラストぐらいしか描いたことないので、なかなか難しいと思うんですけど、やれるならそういうのをチミチミ描いてみたいなっていうふうに思っています。まあ分からないですけどね。結局辞めたら何もしたくないって言ってニートになるかもしれないんで」
尾崎「いまからニート?(苦笑)」
美央「ボソッと言わないでくださいよ!(笑)」
ーー気が早いかもしれないですけど、引退試合の相手とか、やりたい相手とかいますか?
美央「まだ全然定まってないんですよ。なぜなら燃え尽き症候群じゃないですけど、ここから先いろいろチャレンジしていきたいと思っているので。で、私は紫雷美央の時間を今後は大事にしたいなと思っています。紫雷美央だからやれることとか、そういうことに専念していけたらと思っています。なので、その専念している最中に引退試合はこの子だっていう子が出てきてくれるかもしれないですし。でも引退も4団体の合同のものなので、4団体皆様ですごいものをつくりあげていけたらなと思っています」
ーー引退ロードの中で紫雷姉妹の再結成とかは考えていますか?
美央「申し訳ないんですけど、いまの私の心境、考えておりません。もう私の残りの時間も少ないですし、私がやりたいことは、あの試合で分かったことは紫雷姉妹は……っていうか、妹とのシングル、ぶっちゃけアレ、私の中で引退ロードのスタートです。なので、そこから先、いまの時点では彼女のことはもう見えていないです。どちらかと言ったら彼女は急に(苦笑)、試合が終わってみたらコロッと変わって『また試合してみたいね』みたいに言われたんですけど、申し訳ないけどもいままでそういうことを話してなくて、急にあの試合1回だけで私はこの引退までの短い時間を、彼女との試合に使おうというふうには思えなかったので。私のいまの心では彼女とまた試合をしようっていう気持ちはなく、4団体のために自分の体を使っていきたいなと思っています」
ーーいまの話を聞くと、イオ選手にはこの引退するという話はされていないのでしょうか?
美央「ないです! なんで言わなかったかというと、『引退する』という言葉を使わないと出来ないような姉妹シングルだったらする必要はないなと思っていたので。で、お客さんにも引退だっていう目線でこの紫雷姉妹の試合を見てほしくなかったので、敢えて言わずにやりました。で、言わずにやった結果、ああいう試合前の発言なり、記者の人からの話なり、いろいろ聞きましたけど、彼女の思いはあの試合だけで解消できるような浅いものではなかったのに、あの興行のときにああいうふうな発言になったのはなぜなのかなと。逆にいまの私にはそれが理解できないくらいの気持ちなので…なしで!」
最後に美央は「私、引退にあたって、今回の姉妹対決とかで思ったことが、結局試合してみたら妹が『またやってみたい』とか言ってきました。お客さんも『今後この2人に未来がかかっているんじゃないか』って思ってくれました。でも、時間っていうのはそんなにないんですよね。永遠にありません。なんなら私たち女子レスラーは若い短い時間を体を酷使してやっています。いつ辞めるかなんて、ぶっちゃけ急に大きなケガしたら辞めてしまう子もいますし、気持ち的に続けられないって思っていなくなってしまう子もいます。そんな女子プロレスだからこそ、いまデビューしてプロレスをやっていて、自分の気持ちに正直に試合をしてほしいなって。私は妹と試合する、ここにこぎ着けるまですごい長い段階を踏まなきゃいけなかったので。私はもっと早くからやっておきたかった。そしたらこの紫雷姉妹というものが、もっともっとお客さんにすごい夢を見せられたんだろうなって。今回の一戦で皆さんにも伝わったと思いますし、とても勿体ないことをしたなと。これはこの業界にとって、こういうことが起きた……試合したり絡んでいるほうよかった子たちが絡めなかった、そういうのがいたなっていうのを心に残して、今後は若い子たちやいま続けている人たちが、『これがやりたい』って言ったときに出来るような……もうちょっと出来やすいっていうのもおかしいんですけどね。確かに何でもかんでも簡単に出来るとは思っていませんよ! これも仕事ですし、『それは無理だよ』っていう話もあると思います。でも結構大事なことだし、その選手が前向きにやれるかやれないかの気持ちのモチベーションにもなると思うので。私はお客さんに夢をちょこっとだけ見せて、その夢を実現させるってことが、結局引退っていう形で出来ないっていうふうになってしまった。今後はそういう子が出てこないで、悔いが残らずにプロレスが続けられるようになってくれたらいいなと思います」と、女子プロレス界全体に訴えかけた。
ニコニコプロレスチャンネルスタジオで14日に開催された「MIO」を終えた紫雷美央が会見、最初は尾崎、スーザン代表、桜花、藤本の4選手で「MIO」を振り返っていたが、途中で美央自身が引退を発表した。
理由は首の負傷、2008年センダイ女子プロレスで開催された「じゃじゃ馬トーナメント」に出場した際に首を負傷、その時に首が折れてしまい、変型したままくっついてしまったという。本人は首が折れていることを気づかないままだったそうだから、よくここまでプロレスを続けていたと思う。
紫雷美央だけでなく紫雷イオも苦労人で橋本友彦プロデュース興行「MAKEHEN」からデビューしたが、団体内のトラブルが原因となってフリーとなり、華名と組んでトリプルテイルズを結成したが、華名と違ってイオ共々芽が出ない日々が続いた。しかしユニオンやSMASHに参戦するようになってからやっと台頭し始め、ソロとして活動するようになってから女子プロレスを代表する選手となったが、これからというときに引退は残念としかいいようがない。
引退試合は9月、しっかり完全燃焼して欲しい。 -
美央vsイオの因縁の姉妹対決・・・言いたいことをリングでぶつけ合った二人
2月14日 M.I.O 2 新宿FACE 509人 超満員札止め
<アピール、コメントなどはバトルニュースより>
◇第1試合◇
▼タッグマッチ 20分1本
○加藤園子 水波綾(10分47秒 片エビ固め)藤本つかさ ×松本都
※ダイビング・ギロチンドロップ
◇第2試合◇
▼ミクストタッグマッチ 20分1本
△木髙イサミ 飯田美花(20分時間切れ引き分け)桜花由美 △風戸大智
◇第3試合◇
▼6人タッグマッチ 30分1本
フェアリー日本橋 ダイナマイト・関西 石川修司(11分12秒 横入り式エビ固め)
○諸橋晴也 宮城もち アジャ・コング
◇第4試合◇
▼4団体推薦者4WAYマッチ 20分1本
○尾崎魔弓(10分46秒 エビ固め)×渋谷シュウ
※つくしのミサイルキック、残り二人はつくし、チェリー
◇第5試合◇
▼シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○紫雷イオ(18分54秒 片エビ固め)×紫雷美央
*ムーンサルトプレス
(試合後)
イオ「「……3年間、短いようでやっぱり長かったと思います。そう……3年間、今日こうしてこのリングでぶつけたわけだけど、こんなにたくさんのお客さん、そしてたくさんのメディア、マスコミが注目して、まずそんな試合に出来たことがすごいことだと思っています。最初は紫雷姉妹、20人とか30人とか、そんな人数のお客さんの前でやっていた姉妹喧嘩がこんなに、こんなにすごい試合になって…しかも、こんな試合になって、それは全部この場を用意してくれた美央のお陰だと思っています。どうもありがとう!!
こんなに…こんなにすごい試合になって、見えない壁、壊れましたか? 見えない壁が壊れたんだったらまだまだ続きがあるはず! 私は今日はこれで美央とお別れだとは思ってない! まだまだ、まだまだ全然すごいことが出来るはず。今日はその記念日、そして美央の27歳のバースデー」
美央「トシ言わなくていいよ」
イオ「相変わらずだね。今日が終わりじゃなくてスタートだと思っているから。今日は美央が主役だから先に帰るけど、また会える日待ってます。ありがとうございました」(退場)
美央「自分の自宅で、自分で計画したバースデーパーティで、主役を取られた気分です。あー、やっぱり逸材は強かったね! あぁ、ただ私のやりたかったことは皆様に伝わったのでしょうか?(ファンは拍手)ありがとう! その拍手と声援がめっちゃ嬉しいプレゼントっす! 負けちゃったけど、今日は負けちゃったけど、いろいろ私のやるべき方向性も見えました。これから先、私のやるべきこと5月9日、大阪にてM.I.O興行第2弾! 間違えた3弾だ! これ2弾や。2弾ー! 違う3弾、3弾! ちょっと頭打ち過ぎやで私。はい、3回目です。3回目決定。さらにもう一度ここ新宿FACEで6月16日…あ、19日だ。6月19日! ちょ、本当に私ほよほよしてますね? 大丈夫ですかね? だいじょばない? だいじょばないな。6月19日にまた新宿FACEでやります。はぁ〜、なんだろう……燃え尽きちゃった感がある。若干いま(苦笑)。(※観客から「えー」の声)えーだよな? えーだよなぁ! もっとすっげーこと、この4団体でやらなきゃいけないっすよね、というわけで本日はたくさんの皆さんのご来場、まことにありがとうございました。次の興行は決定しております。なので、来週の月曜の16日にニコニコ生放送にて9時から(※実際は午後7時から)、記者会見をやります。そちらのほうでとてもとても重大な発表がありますので、紫雷姉妹の続き、もといM.I.Oのこれから、いろいろ気になる方はぜひとも見てください。楽しいことやっていきましょう! 本日は皆様ありがとうございました!」
【紫雷イオの話】
——試合を終えての率直な感想を。
「ほんと、試合が始まるまでどんな試合になるか分からないって、ずっとずっと言ってたんですけど、なんか……もっとね、全然…何にも…何にもできなくて、歯痒い思いをして終わるのかなと思ってたんですけど、思ったよりぶつかれて。それですごい反応も…反響もすごくて。あのお客さんたちの顔見て、本当に思ったのは私がやってきた3年間も、美央がやってきた3年間も間違いじゃなかったんだなっていう。最初は2人でデビューして、うまくいかなくて、喧嘩もして、でもお互いに頑張ってきて。お互いが自立して、お互いの道に分かれて、そこでまた歯痒い思いをしたんですけど、今日、この新宿FACEで試合してよかったと思います。そしてその場を用意してくれたのは美央のプロデュースのお陰だから。改めてそれは美央のやってきたことであって、彼女の頑張りっていうのがお客さんたちの顔見て分かりましたね。ほんとに私たち家族の、こんなちっちゃな姉妹喧嘩が、これだけのマスコミさん、パンパンのお客さんにまで伝わって、ほんとにすごい事だと思います。お互いがそれだけ成長したって事ですね。まあ、やっぱり色々すれ違いとかあって、難しい時期もあって、家族にしか分からない色んな思いがあって、埋まらないかなって思ったんですけど……。やっぱり、今まで色んな経験しましたけど、最後に救ってくれるのはプロレスだなって思いました(苦笑)。紫雷イオ・紫雷美央、そしてお姉ちゃん・妹、たぶん全部どれも本物ですね。何も間違いがないし、全部素直な思いでやれたと思うし、それが今日、シングルマッチやったからには、まだまだ…壁を壊すって美央が言ってたから。見えない壁? 見えてんだか見えてないんだか分からないんですけど、壊したなら続きがあるでしょう。まだ私はやりたいこと、今日この日のお陰で新しくテーマが出てきたなって思ってます。今日はこういう、アウエーというか美央の作り上げた場にこうやってきて、新しく自分の可能性というか振り幅というか、新しい試合ができてほんとによかったなって思うんですけど、来週私、ハイスピード…今日持ってきたベルトの防衛戦があって。それはスターダムの後輩とやるので、今日の紫雷イオ、そしてスターダムの紫雷イオってまったく違う、今度は団体プロレスっていうぶつかり合うものっていうよりは、作り上げるものを来週は見せれると思っているので。そっちの紫雷イオも今日来たお客さんには今後注目してほしいなって思いますね。でも今日の試合で、美央の良さも、私の良さも、お互いが見てなかった、お互いのファンの人に伝わったと思うので、良い物が生まれると期待してます。ありがとうございます」
——額がすごく腫れているが……
イオ「ねえ。すごいことになってますね(苦笑)。私もお返ししましたけど、美央のコメントが気になるより、いま美央の額がどうなってるかのほうが気になりますね(笑)。いやー、いいのもらいましたね。でもこれがやっぱ、姉妹だからこその姉妹喧嘩の証なんじゃないですか?(笑)痛い。でも気持ちいい」
——これからも続き、新しいものの具体的なイメージは浮かんでますか?
イオ「う〜ん、なんでもできると思いますよ、ほんとに。なんでもありでしょう。ね? ベルトの防衛戦もあるし、団体対抗戦とか? ね? せっかく4団体だったら、それの代表を名乗れるんだったら、スターダムは今日セコンドにいっぱい、スターダムの選手来てたんで、スターダムの選手はそれぐらいの覚悟ぐらいありますよ。なんでもできるんじゃないですか?」
——今日の時点まで姉妹のタッグはもう一回って言われてもNOだったと思いますが、今の気分だとどうですか?
イオ「今の気分は、私はあると思いますよ。なんでもありですから。面白いですねそれも」
——今日で見えない壁に穴を開けたぐらいの手応えは感じました?
イオ「それは美央に聞きたいね。元々見えない壁があるあるって言ってて、それのその、どの程度の壁かっていうのは、私にはわからなかったので、美央がそれをすごく主張してたので。美央が教えてくれると思います」
——イオ選手は開けるヒントを?
イオ「あったんじゃないですか? はい。もうね、やっぱお客さんの反応が一番すごいですよね。マスコミもそうですけど。それだけ引きがある。求められてる。じゃあ、確かに触らないのはもったいないのかなって、今日お客さんたちの顔見て納得させられました。美央に。はい」
——壁は崩れて広がっていくと思います?
イオ「面白いほうに壊していければいいですよね。あまりにもなんにも無くなってスターダムは団体プロレスを大事にしてるので、誰かれ構わずなあなあで慣れ合いでやっていくのは全然面白くないので。スターダムはやっぱり闘いというのを団体内で見せたうえで、こう団体内でいいものを作っているので。それが良いタイミング、良い条件、良い相手、良い運命めぐり合わせでできるんだったらいいですけど。まあ壁が全く無くなって、もう野放し状態は誰も面白くないので、そこはスターダムの団体プロレスっていうクオリティを保ちながら良い物が、良い交流? ぶつかり合いでもいいし、組み合いでもいいと思うし、それが今日この日をきっかけに始まれば、夢のある話だと思いますね」
——それが始まる手応えを。
イオ「感じてくれたと思いますね。夢のある空間だったと思います」
——3月に8周年大会ありますがそこでもなにか……
イオ「おっ! すっかり忘れてましたね。自分の…そうそう、自分が……周りのことばっかり見てて自分のこと忘れてました。8周年! そうですよ、お客さん50人いるかいないかで始まった紫雷姉妹も8周年を迎えるので。まあでもやっぱり団体を大事にしたいというのは私の中にあるので。スターダムって大会なので。私の自主興行とかそういうものではないので、それはタイミングとかもあるだろうし、でも面白くなっていくっていうものは今日からスタートできるんじゃないかなって予感はします」
【紫雷美央の話】
美央「すごい沢山のメディアの方ありがとうございます。あれですね、どうせだったらタイトルマッチの時もこんぐらいの人数来てほしいなぁ〜! 紫雷姉妹の喧嘩でこんだけ来てくれるんだったら、もっとタイトルマッチの時とかにいらしてくれると嬉しいので、私、次、WAVEさんで新木場大会とかでタイトルマッチあるんで、そちらのほうにも是非是非ね、足を運んでいただけたらと思います。あとは質疑応答かな? はい、どうぞ! ……ねーのかよ!?」
——姉妹対決は終わってみて考えていたものよりも良かった部分と悪かった部分は?
美央「う〜ん、良くもなく、悪くもなくて、なんだろうな……今回正統派としての紫雷美央としてやったら、負けたと。でも紫雷美央、ヒールとか反則、もっと実はできますっていうのは、今回なんだろうな? あまりにもハードな兄弟喧嘩になりすぎてもっていう心持ちがあって、今回はリングの上でレスラーとしてって思ったところがあって、やっぱり負けてしまいましたので、ほんとにもっと貪欲に勝ちにいった場合には、もっと凶器とかガッツリもってきて、やりたかったな〜っていうのも。でも今回は今回、これはこれで私はスッキリしたので、それに試合としてお客さんも感動して泣いたとか言ってくれる人いたんで、とてもものとしては良かったんじゃないかなと思います」
——試合後リング上で笑みを見せていたと思うが、終わった後姉妹でわかりあえた事とかそういうことがあったということなんでしょうか?
美央「ん〜? そうっすね、分かったっちゃ分かったぐらいですね。…分かったわけでもないな。なんとなく、『ふ〜ん、そう来ましたか』っていう笑いなんで、別に笑みではない。……笑みじゃないって日本語はおかしいですね。分かった笑いではないですね。あっ、そういう風になったんだな〜って理解したよ〜っていう笑いだったんで、だって私の気持ちが向こうに伝わったかどうかはちょっと分からないんで、はい。そこの気持ちは私、別に(イオには)伝えてはいないんで、はい。分かりあえてはいないんじゃないかなと思います」
——この試合を通じて紫雷姉妹での継続的なビジネスの可能性を見出すという部分はあったと思うが、その答えは出ましたか?
美央「微妙。私的には微妙です。選手としてはとてもいいんだと思います。……と、いうところで私は止めときます」
——それは先方の会社の問題?
美央 「(スターダム側が)どう出るかだよねっていう。だってさっきのリングで言ってたのは彼女一人の言葉であって、ここからどういう風に誘われるのか、どこでやるの? 何をするの?っていう具体的なものは一切なかったので。そこは何がどう出るかっていうのをやっぱり様子見で〜す。言ってたとおり私は一人で動ききったと思うので、ここまで来て彼女からあれだけの言葉を引き出して、それ以上は向こうからやるか、他の場所がやるか。私は待ちます。で、私は私のやるべきことをします」
——久しぶりに肌を合わせてみていかがでした?
美央 「太ったなって! 体重おもって思っちゃった。びっくりした、持った時。ちょっと重! ちょっと重って思いました。こんなんだったっけ?って、そんぐらいですか。あと元々身体能力高いんで。そうですね、そんなに変化はなかったですね。だって元から天才だから、それ以上に成長したっていうか、技が増えたかなっていうのは予想の範囲内なんで、びっくりしたなっていうのは重かっただけですかね」
——イオ選手が頭突きでものすごいたんこぶができていたが……
美央「まーじで! 私、余裕〜(笑)。これ余裕〜、なんでかっていうと私、元々なんでかしらないけどここ(=額)の頭蓋骨が分厚いみたいで、アロワナみたいに出っ張ってるんですよ。私GAMIさんの額を割った女なんで、頭突きは強いんですよね。なんでかしらないけど」
——(イオは)ポッコリ出てました。
美央「ポッコリ出てます? あ〜、ごめんね〜顔で売ってるのにごめんね〜。ごめんよ〜。そうなんだ? あいつそんなにダメージあるんだ? (売店で)ツーショットとかやってたのに」
——今日(M.I.Oの)第3回と第4回の発表がありましたが、このニ大会に関してはイオ選手との試合は組まれない?
美央「詳細は16日! でさっき時間間違えちゃったんですよ。20時でしたっけ? 8時でした。あれ8時? あれ19時から? 19時じゃね? 8時からM.I.Oが放送される? 8時半から放送か。19時からなんで、今後が気になる方はそちらの記者会見に来てください」
——リング上で言われていた今後のやるべき方向性というのも
美央「16日!」
——今日の誕生日はよかったでしょうか?
美央「う〜ん、さっきも言ったけど、自分の家で自分で開いたのに美味しいとこ持ってかれちゃったって感じ?もうお客さんにすごい応援されてて、すごい何? 頑張ってっていう期待感があったのをちょっと裏切ってしまったのがガッカリだなと思いつつも、その紫雷ってものにはとても将来性があるんだなと思いました。うん。その将来がどう運営されていくのかは、どうなのかなって感じですね。もう私は仕事したよ、やりきったよこれ以上私に何をしろというんだまったく。はい、そんな感じです。やりきったわ今日の誕生日」
——実現まで大変だったと思いますが。
「超大変だったわ! どんだけ大変だったと思ってんねん! まったく二転三転して、やるんだかやらないんだか、その割にはなんかやった後には『呼んでくれてありがとう』って、どっちやねんお前! みたいな感じでしたよ、さっきの。ありがとう言うんだったら最初っから素直に出てくれよ、コンチキショウって感じでしたよ。そんな感じです。それが私のひと苦労でした」
美央自身の誕生日に自身が所属する4団体合同興行が開催され、メインは美央が妹のイオと対戦した。
実現した経緯を説明すると昨年11月に美央が「紫雷イオとシングルマッチがしたいです!」とアピールしたのがきっかけ、しかしイオだけでなく所属しているスターダム側は「美央の話題作りにつき合う気はない」と乗り気でない態度を示していたが、多分この時点では事前交渉などなく美央のフライング、スターダム側にしてみればイオとやりたければ筋を通して欲しいということだったのかもしれない、
1月18日後楽園大会に美央が来場し改めて対戦をアピールしイオが受諾し実現となった。
美央とイオは姉妹なれど関係は険悪、詳しくはこの記事を見ていただければわかるが、姉妹は華名と組んでトリプルテイルズを結成していたが方向性の違いからイオが一番先に離脱しているしてから疎遠となったが、それを考えるとトリプルテイルズは仲良しという関係ではなく、3人とも険悪な関係だったということなのかもしれない。
また一部では「この試合は、業界内部でもヤバいんじゃないかと囁かれている。なぜかというと、2人の不仲がシュート(注:真剣勝負の意)だからですよ。つまり、リアルな骨肉の争いがリング上で行われることになります。背景には各団体の思惑も複雑に入り混じっており、なぜ揉めているのかは、とても一言では言い表せない状況。どういう結末になるのか、試合当日を迎えるまで誰もわからないんです」とセメントマッチになるのではとも囁かれた、険悪な関係なれど二人も団体は違えどトップを張っているだけに試合を無視することはないと思うが、美央は昨年トリプルテイルズ解散興行に際に華名とタッグマッチながら不穏試合をやってしまい、試合後にも口論になるなど後味の悪さを遺してしまっていることから、一抹の不安もあった。
試合は両者共なかなか組み合わないなどギグシャクしたままスタート、イオは一旦場外へエスケープするも、戻ってから額をくっつけて睨みあいになると、美央が仕掛け張り手からいきなり首固め、クリアしたイオは睨みつけるも、グラウンドの攻防を展開、そして手四つからロープワークの攻防となるが立体的な動きはイオが上で先手を奪い、場外に出た美央に対してトペを発射、リングに戻ってもイオの攻勢が続く。
イオはその場飛びムーンサルトから腕十字を狙った際に、クラッチした美央が上になるとイオは下から膝十字を狙うが、美央がイオの腰を叩いて脱出するとォは怒って張り手で返す。
美央がエルボー合戦の際にサミングを決めると、サッカーボールキック合戦からグラウンドの攻防へ、そしてスタンディングになると美央の619狙いをかわしたイオが後頭部めがけてバスソーキックを放てば、美央も後頭部にジャンピングフロントハイキックでやり返し、ブレーンバスターから得意の首四の字固めで絞めあげる。
しかしイオが反転して首を抜くとクロスフェースで切り返し、再びスタンディングとなってエルボー合戦となるが、美央が飛び膝蹴りを放つと女郎蜘蛛で捕獲、そしてミサイルキックを放つが自爆となると、エルボー合戦から打撃戦となり、イオが競り勝つも、美央はイオの串刺し攻撃を女郎蜘蛛で捕獲しようとするが、イオは横のトップロープに乗ってスワンダイブ式ドロップキックで美央を場外へ落とし、コーナーからのラ・ケブラータを放つ。
ここで勝負と見たイオは619を挟んでスワンダイブ式ミサイルキックを連発、美央もヘッドバットからリバースタイガードライバーで応戦するが、イオもヘッドバットでやり返しダブルアーム式フェースバスターを決める。
美央のレインメーカー式延髄斬りに対し、イオもバスソーキックで応戦してダウンとなるが、先に立ち上がったイオはコーナーへ昇ると、追いかけた美央は雪崩式パワースラム、そしてエグ蹴りを放つがカウント2で決め手にならない。
美央は再び首四の字を狙うが、またしても反転して首を抜いたイオはジャーマンからダルマ式ジャーマンを決めると、最後はムーンサルトプレスを決め3カウント、因縁の姉妹対決は妹のイオが制した。
試合後はイオが感謝の言葉を述べて美央に正座をして頭を下げ、二人の姉妹ケンカはリングの上で言いたいことをぶつけあった末に理解し合い、新しい関係を築くことで幕となった。
ただ今後姉妹タッグが復活するかどうかは未定、イオとは和解したもののスターダム側とのしこりは残したまま、スターダムのことといい、華名との関係も含めて時間と共に解決できるといいが・・・