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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

宝城カイリが白を通り越して赤いベルトを奪取!スターダム再出発の第1歩

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宝城カイリが白を通り越して赤いベルトを奪取!スターダム再出発の第1歩

3月29日 スターダム 「STARDOM THE HIGHEST2015」後楽園ホール 965人


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇試合前◇
風香「みなさん、こんにちは! 本日はご来場いただき本当にありがとうございます。この1カ月、当たり前のことが当たり前ではなくなって、また今日このリングに上がる大きな幸せを感じていますし、こんなにもたくさんの期待と応援、このリングに上がることが当たり前に思えていたのはみなさんのおかげだなと思いました。まだまだスターダムは元気です! 大きくなるときは、またみなさんと一緒に大きくなって、盛りあげていってください。それではここで安川惡斗選手から挨拶させていただきます」


惡斗「ありがとうございます。このたびはご心配、お騒がせして大変申し訳ありませんでした。もう少し回復し次第、スターダムのセコンドや雑務、売店を手伝いたいと思いますのでよろしくお願いします。最後に惡斗さんは旅に出ますので、一言だけお願いしたいと思います。イヤーーーーーォ、安川惡斗だーーーー! 私が見えないところで弱い、弱い、うるさいよ! 弱い? 悪かったな! 10月にムキムキにして帰ってくるから、よーく目に焼き付けておけ(と叫んで白いブラウスを脱ぎ捨てタンクトップ姿に)! マイナスはプラスに! 以上!!」


【惡斗の話】「勢い余って脱いじゃいましたけど、この通り、病院で体重が5~6kg落ちました。10月復帰とずっと言ってますけど、鼻がくっつくのに1カ月、強化に3カ月。肉体改造の時間も含めて余裕をもっての10月復帰なので、それまでにいまの肉体を変えてくるので、ちゃんと復帰しますので、お楽しみにといのをきょう見せられてよかったです。以上!


(1カ月ぶりのリングの感触はどうだった?)お客さんがやっぱりあったかいですね。惡斗コールになっちゃったから、思わず、Yシャツひきちぎっちゃった(笑)。代えどうしよう(笑)。惡T着ないと。持ってきてないや。帰りはTシャツで帰ります。でも、スターダムの大会ですから。謝らせていただきましたけど、やっぱり楽しく第1試合から見てもらいたいから。楽しんでもらえたかな。脱いじゃったけど(笑)。あのテンションのように、スターダムはもっともっとでっかくなっていくぜという意味で、弾けました。Yシャツと私が。マイナスはプラスにしていきます! 以上です」


◇第1試合◇
▼スターダム3WAY 15分1本
○渡辺桃(7分43秒 片エビ固め)×初日の出仮面
※蒼魔刀 もう一人は加藤悠


◇第2試合◇
○米山香織(5分28秒 回転足折り固め)×クリス・ウルフ


◇第3試合◇
▼ハイスピード選手権試合 30分1本
<第9代王者>○コグマ(14分44秒 エビ固め)×はづき蓮王
※飛びつきコグマ式ヨシタニック 第9代目王者のコグマが初防衛に成功


◇第4試合◇
▼第5代ワールド・オブ・スターダム王座争奪決定トーナメント 30分1本勝負
○宝城カイリ(12分24秒 横入り式エビ固め)×木村響子


◇第5試合◇
▼第5代ワールド・オブ・スターダム王座争奪決定トーナメント 30分1本勝
○紫雷イオ(17分43秒 片エビ固め)×彩羽匠
※ムーンサルトプレス


◇第6試合◇
▼6人タッグイリミネーションマッチ 30分
○岩谷麻優 DADH・チサコ 仙台幸子(3-2)×ヘイディ・インディー ハドソン・ラプラス ドラゴニータ

【失格順】
[1]ドラゴニータ(7分16秒 幸子のダイビング・ボディープレス→片エビ固め)
[2]幸子(8分45秒 OTR)
[3]ハドソン(10分38秒 OTR)
[4]チサコ(10分54秒 OTR)
[5]ヘイディ(13分58秒 岩谷のフブキラナ)


◇第6試合◇
▼第5代ワールド・オブ・スターダム王座争奪決定トーナメント決勝戦
○宝城カイリ(18分46秒 片エビ固め)×紫雷イオ
※ダイビングエルボードロップ


(試合後)
宝城「私が第5代ワールド・オブチャンピオンの宝城カイリです。夢を叶える一つの魔法……それは諦めないことです。私はまだまだ未熟なチャンピオンです。イオさんが両国でベルトを取ってこんなに強く成長された姿を見ているので私も逸女のように……Yes,We Can。みなさんの応援が心に響きました。ありがとうございました。4月の後楽園は平日ですがスターダム、シンデレラトーナメントがおこなわれます。選手一同やる気になっています。平日ですが見に来てくれるとうれしいです」


コグマ「カイリさん、新チャンピオンおめでとうございます。私ももっと強くなってこのベルト取りに行くんで、それまで磨き上げてください。そして、おい、逸女! 後楽園、2連敗何やってるんだよ!」


イオ「今日も負けたー! なんで勝てないんだよ、後楽園ホールで!! チキショー、悔しいよ! 逸女でもな、負けるときはあるんだよ。だけど今日の負けは本当に悔しい。おい宝城カイリ、お前もコグマにつづいて私のライバル入りだ。わかったか! いまは赤いベルト巻いて喜んでろ。けどその赤いベルト、とてつもなく重たいぞ。わかってるのか、それとお前、高橋奈苗とタッグのベルト巻いてるな。そのタッグのベルト、この紫雷イオ様が狙いにいってやるからな。楽しみにしてろ」


(解説席の奈苗が立ち上がると……。)
イオ「いいんだよ、ババアは黙ってろ。次のシンデレラトーナメントもエントリーするんだろうな。お前もお前もお前も倒すから楽しみにしておけ」


宝城「そうですね。それでは宴もたけなわではございますが、締めに入らせてもらいます(会場大爆笑)。いまはユニット関係なく、リングに上がってもらえますか? 奈苗さんもお願いします。風香さん、そして惡斗も……(惡斗はいったんはリングに上がるも、宝城を突き飛ばしリングを降りる)。この通り、スターダムは元気です。それでは最後に……今を信じて、明日に輝け、We Are STARDOM!」


【イオの話】「あと一歩が一番悔しいですね。ぜんぜん届かないより100万倍、悔しいです。


(腰のダメージはどのくらい)いやー、認めたくないけど。攻められましたよね。私も向こうがトーナメント1回戦で腕を痛めているのを見つけて腕を攻めたつもりですけど、自分の腰が……腰は要ですからね。なかなか踏ん張りが最後効きづらかったりします。いけたと思う場面は何個かあったんですけど……痛み止めも飲みましたし、マッサージもテーピングもやりましたし。


(中盤から効いているようだったが)雪崩のパワーボムとかは首もそうですけど、腰にも来るので、ダメージが蓄積されて、思うようにいかなかったです。ただこんなところで負けてられないので、気合で返したんですけど、ダイビング・エルボーは効きましたね。


(条件は同じだが宝城の何を一番、感じた)顔は死ななかったですね。諦めない顔。明らかにボロボロで腕も身体も全身、ボロボロなくせに顔だけは私をにらんでいたんですよ。コイツすげーなって。負けてないない×3。私も気合でいきましたけど、あの馬鹿正直だからこそのパワーは凄いなって思いました。
(リング上で声をかけていたように見えたが)大変だぞって。ベルト巻いたら……しかもそれが赤いベルトで、正直悲しい試合が起きたあと宙ぶらりん、空位になってしまった(あとの)第5代のチャンピオンってもの凄い責任がのしかかってくる。ただ強さだけじゃなくて、スターダムの今後の未来とか方針とか、チャンピオンはこうあるべきっていうものを第5代チャンピオンは作らないといけないと思っていて、だからこそ自分が巻きたかったんですけど、まあ今日こうして宝城カイリが巻きましたので、それを示していくのは並大抵なことじゃないので。そこを含めて大変だぞって、でも今日、取ったからにはできるはず。まあ同じ団体の人間なので、私に聞いてくれって言いました」


【宝城の話】「(赤いベルトを巻いた今の気持ち)今回、赤いベルトは私がはじめての挑戦で、赤いベルトについて口にしたのも挑戦したいと思ったのもこれがはじめてでした。その理由は、赤いベルトはスターダムの最高峰のベルトだし、そう簡単に誰もが挑戦できるものじゃないと自分のなかで承知していたし、中途半端な気持ちでは挑みたくないと思っていました。私がなぜ挑戦したいと思ったかは1カ月前の2・22後楽園ホール大会のメインの一件があって、あのことがあって、プロレスについて、スターダムについて、ベルトについて、仲間について、自分自身について、深く毎日、毎日眠れないくらいに考え続けました。そうしたら赤いベルトトーナメントがおこなわれると聞いて、いまどうしても赤いベルトに
挑戦したいという思いが自分の心のなかに抑えられないくらいわきあがって、気がついたら決意していました。今回、私は、一番プロレス界のなかで弱いチャンピオンかもしれません。そう思う人がいるかもしれません。だけど、私は、スターダムを誰よりも好き、プロレスが一番好き。この気持ちは絶対負けないので、その気持ちで今日は勝てたと思います。この決意をこれから先、ベルトを防衛していくうえで存分に発揮していきたいと思うので誰でも挑戦受けます。そしてスターダムを守ります。惡斗のためにも世Ⅳ虎さんのためにも守ります。
(本来奈苗がいくところを自分がいったというコメントあったが)でも、その迷い、気持ちはどんどん消えたというか……。自分が行くと決意しました。


(白いベルトのチャンピオンを通り越して赤になったが)さきほども言った通り、赤いベルトのことを口に出したことはなく、私は白いベルトを目指していたんですけど、いまこの事態があり、人数が半分以下に減ってしまった状況でスターダムを引っ張りたいという決意ができて、選手会長にもなって、その決意がもっともっと大きくなって、引っ張っていくために心技体、すべて強くなりたいと思って、そのためには赤いベルトに挑戦するべきだし、赤いベルトが欲しいと強く思いました。


(強豪を前にしての気持ちは)そうですね無茶苦茶、強かったですね。お二人とも。思いも強いし。だけど今日はなんで勝てたのかっていうと、スターダムを守りたいっていう気持ち、スターダムが好きだって気持ちが自分が一番強かったからこそ最後まで諦めずに闘えたと思います。
(最後ベルトを掲げたら、ファンがリングを取り囲んだが)やっぱり、やっぱりプロレスが私は何があっても大好きだなって思いました。プロレスが好きで好きでたまらないなって思いました。こうやってお客さんと一つになれる瞬間が一番幸せです。夢のような瞬間でした。

(これから王者の責任をより一層問われるチャンピオンとなるが)いまの宝城カイリは、大丈夫です。乗り越えていきます、何があろうと。スターダムは宝城カイリがいれば、大丈夫って。もっともっと強くなってたくさんの人にスターダムを知ってもらって、もっともっと女子プロレスを、プロレスを広めていく一人になれたらといいなって思います」


【小川宏代表の話】「例の一件以来初めての後楽園ホールで、ここを通らないとスターダムは次のステップにいかないという、重要な大会だったと思います。赤いベルトを生かしていかないとスターダムにとって意味のないものになってしまう。新チャンピオンが誕生して新チャンピオンをほかの選手が追いかけていく図式になっていきますので。やっぱりベルトはそう簡単にはモノにできないな。勝ったけどボロボロの状態で勝って。そうじゃないとベルトの重いというか、価値があるからこそ、そこまでして勝ってようやく取れる、そういうベルトだと思います。(宝城は)足首も途中でやったみたいだし。彼女は選手会長になってから責任感が出てきて、イオと2人がスターダムを背負っていく2人じゃないですかね。それに
岩谷とかコグマが続いていかないといけないし。そういう意味で団体プロレスは誰が欠場してもそこをほかの誰かが埋める。それが団体プロレスだと思うので、そういう意味できょうは力が発揮できたのかなと思います。来月はシンデレラトーナメント。これはスターダム初めて。春の祭典として毎年やっていきたいトーナメントですので、平日なんですけど、そこでまたスターダムらしさが出ればいいかなという感じはします。とりあえず無事に終わったのでほっとしてます。試合とケガは紙一重のところに常にあるので。きょうもそういう場面がいくつもあったので。とりあえずいまはほっとしてます。
(惡斗も元気な姿を見せたが?)そうですね。きょうの歓声を見ると惡斗がいきなりスーパースターになったような雰囲気がいないでもないような、すごい歓声で迎えられて。彼女が復帰したらまたスターダムがより面白くなるだろうし。それには時間をかけて、体を作り直してもらいたいなというところですね。


(本日の観客動員については)最近、女子プロレスの後楽園がかなり苦戦しているようで、うちも苦戦はしてますけど、そのなかでどうやっていくか。カード的にはいまできるものを出したと思います。誰がいないからカードが組めないとかじゃなくて、いる選手でどう観客が見てくれるカードを作っていくかが我々の指名というか、仕事なので。
(2月22日のことをいまの時点で振り返って)5年目に入ってずっと突き進むには、そう簡単には進ませてくれないなというところですね。そこにはいろいろな障害があったりして、それを乗り越えていく力が団体にあるかないか。それは今後にもかかってるし。でも、ああいうことがあってピンチはチャンスとか雨降って地固まるとかいろんな言葉があると思うンですけど、一皮むけたスターダムができればいいかなと思っています。


(お客さんは去っていなかった?)それはわからないです。ここに集まってくれてる人はスターダムが好きで来てくれてる人たち。そういうファンが集まってるんじゃないですか。そうじゃない人は来ないし。スターダムが見たい人がきょう集まった。それが事実として残ったと思います。
(世Ⅳ虎選手については?)うちの選手と会ったりはしてますけど、これから先の状況ですね。それ以上は答えようがないです。ただ、みんなが元に戻った、同じメンバーが戻ってきたときに本当の意味でスターダムが再開するというか。その間、みんなでつなげていかなきゃいけないし。いまが一丸となるいい機会を与えてくれたのかなと。バラバラにやっていては団体はできないし、みんなが同じ方向を向いて進んでいかないとできない。今回はそれがいい教訓になったと思います」


 2日遅れの更新となったが、世Ⅳ虎、悪斗のケンカマッチ騒動後初の後楽園大会が開催され、オープニングでは風香GMのダンスの後で、顔面骨折で入院し退院したばかりの悪斗が登場、主演映画の舞台挨拶では顔面にまだ包帯があったが、包帯を取って元気な姿を見せ、回復次第セコンドなど雑務をしつつ再起へ向けてトレーニングに励み、10月に復帰することを約束、最初の部分ではしおらしくしていたが、最後ではいつもの惡斗らしくハイテンションぶりを披露、10月まで再び欠場することになったが、いろんなことを経験してきた分、逞しさを感じさせてくれた。

 世Ⅳ虎の剥奪によって空位となったワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメントが行われ元王者のイオ、宝城、彩羽、木村の4選手がエントリーし、まず宝城vs木村は宝城が場外の木村にトペを決めるも、セコンドの大江戸隊が介入して宝城を襲撃、宝城もランニングエルボーを狙うが鉄柱に誤爆してしまう。
木村は執拗に右腕攻めを展開、宝城もスライディングDを狙うが、木村は腕十字で切り返し追い詰める、木村は勝負と見てビックブーツを決めるが宝城が強引に丸め込んで逆転3カウントを奪い決勝に進出する。

イオvs彩羽は彩羽が腰攻めで先手を奪うも、イオはドロップキックで反撃して場外の彩羽にプランチャを決める。
リングに戻ってもイオの攻勢は止まらず、クリップラー・フェースロックで絞めあげ、アッパーを炸裂させるも、彩羽もスピンキックで応戦してジャーマンを決める。
イオはパッケージジャーマンを決めるが、クリアした彩羽はサソリ固めで捕獲、そしてフロッグスプラッシュを狙うと、イオも追いかけ雪崩式フランケンシュタイナーを狙うも、彩羽は雪崩式ライガーボムで返し、イオは大ダメージを負う。
彩羽はライガーボムで勝負に出るが、クリアしたイオはスパニッシュフライからムーンサルトプレスを決め3カウント、イオが大逆転で決勝に進出する。

決勝のイオvs宝城はイオがいきなりアッパーからジャーマンで強襲をかけ、場外に逃れた宝城を客席へ連行し入場口を使ったムーンサルトアタックを決め先手を奪う。
宝城はスピアーで反撃するが、イオも腕十字から右腕攻めを展開し、雪崩式フランケンシュタイナー、串刺しダブルニーと攻勢をかける。
イオはコーナーに昇るが、追いかけた宝城はマリンスパイクで突き刺し、ハーフダウンでのエルボー合戦からイオはダブルアームフェースバスターを決め、ムーンサルトプレスを投下するが、宝城がかわすとバックブローの連発からスライディングDを決める。
イオもアッパーで返すが、宝城はスパインバスターからイオの背中にダイビングエルボーを決めると、仰向けにしてのダイビングエルボーを決め3カウントを奪い、念願の王座奪取となった。


 今回の後楽園は騒動後ということで新王者となった宝城だけでなく、選手や団体側も大きなプレッシャーだったと思う、今大会は宝城のイオ越えというハッピーエンドで終わることが出来たが、今回はまだ再建への一歩を示したに過ぎない、しかし新日本プロレスも長い歴史のなかで悪いときも経験してからこそ今日がある、それは全日本プロレスやNOAH、DRAGON GATEなど他団体も同じである、スターダムも現在は事件の余波もあって悪い時期にさしかかっているのかもしれない、それを乗り越えてこそ本当の未来というものを掴めるものである。


 事件のことに関してはファンにしてみれば忘れたいかもしれないが、本当の意味で決着がつくまでは解決したとはいえない、決着のつけ方・・・世IV虎と惡斗の二人がリングに立ち、プロレスの試合として成立させ白黒つけること、これが本当の意味での解決だと思っている。

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