大日本プロレス
-
[PR]×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
-
両国のメインはデスマッチも星野が伊東に前哨戦で敗れただけでなく、ダメ出しも受ける
6月29日 大日本プロレス「Road to 両極譚~RYOGOKUTAN~」後楽園ホール 1155人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○鈴木秀樹(6分41秒 片エビ固め)×野村卓也
※ワンハンドバックブリーカー◇第2試合◇
▼30分1本
○丸山敦 菊田一美(8分48秒 片エビ固め)吉野達彦 ×佐久田俊行
※垂直落下式ブレーンバスター◇第3試合◇
▼30分1本
○バラモンシュウ バラモンケイ 忍(8分53秒 体固め)ツトム・オースギ ヘラクレス千賀 ×谷口裕一
※メシア降臨(試合終了後)
バラモン兄弟「おい、お前ら。本物のメシア降臨を見てみたくねえか? あいにく俺たちの両国のカードが決まってねえんだよ。だったらよ、そこにメシアを呼んで、ムーの太陽で出てやるよ。おい、お前ら。両国に奇跡が起こるぞ! お前ら、もし両国にマスターが来てほしければ、この場で大『マスター』コールを起こせ!(場内は「マスター」コール)」◇第4試合◇
▼30分1本
鈴木秀樹 ○橋本大地(10分22秒 片エビ固め)中之上靖文 ×宇藤純久
※シャイニングウィザード【鈴木の話】「(また中之上と乱闘になったが?)よくみてください。僕からはいってない。僕はちゃんとルールに則ってやりました。(中之上は決着戦をアピールしていたが?)何を持って決着なんですかね? シングルですか? 別にいいんじゃないですか。どっちでもいいと思うんですよ。そういうのじゃないと思うんですよ、僕は。喧嘩なんて目が合ったら喧嘩するわけですから。それと一緒ですよ。理由はいらない。僕、毎回決着戦ですからね。これに限らず。そのへんがまだ足りないかなと思いますけどね。どうなんですか? ダメなんですか? また2試合させるんですか? しかもギャラは一緒って、こんなモチベーション下がること言われて。どうせなら終わった後に言ってくれればいいのに。(当日まで知らされていなかった?)普通2試合分ですからね。1.5ぐらいいただけるかなと思ったら厳しいですね。まぁ経営者も大変ですから。(中之上と)どうすれば終わるんですか? どうやったら決着つくんですか? 僕の中では決着ついてますから。もう組まないでほしいですね。普通にさせてほしい。丸山さんと。丸山さん、組みましょう。(中之上はやり足りないようだが?)結構やってましたよ。結構やられたと思うんですけどね。僕の中では決着ついてますね。本人はわかってないかもしれないけど、この勝負自体ある程度終わってますよ。彼が納得しないというなら別にやってもいいけど、自分自身、結果出してないのに気づけよって。決着つけてるわけですから。気づかないからダメなんですよ。これで3回、4回ぐらいかわからないけど、やりたいんだったらいいですよ。僕の中ではある程度、決着ついてる。お前は気づかないから俺に殴られるんだって」
【大地の話】「何も言うことないよ。知らないよ、鈴木秀樹と中之上の間に何があったか。何だよ、負けてかかってくるんだ? おかしいだろ。喧嘩でもやるの? 付き合おうか? 喧嘩だったらね。理不尽なことでつっかっかって来るならそれはおかしいよ。鈴木さんに潰されて終わればいいんじゃないの。でも喧嘩なら付き合うよ。鈴木秀樹に喧嘩売ってんのか知らないけどさ、そんなの知ったこっちゃねぇよ。こっちは巻き添え食らってんだから。こっちを巻き込むなよ」
【中之上の話】「絶対決着つけるからな、俺は。絶対あいつ倒す! それしかないよ、ホンマ。あそこまでやられて。それしかない。絶対潰す」
◇第5試合◇
▼30分1本
△岡林裕二 佐藤耕平 石川修司(30分時間切れ引き分け)関本大介 浜亮太 △神谷英慶(試合終了後)
関本「いよいよ両国国技館大会です。俺は河上隆一復帰戦をやります。みなさんに観に来てください。応援よろしくお願いします」浜「関本! 2人のタイトルマッチにまったく関係ないじゃないか!(場内笑)じゃあ僕も、ツインタワーズの2人に一言お願い申し上げます。あなたたちはたしかにデカくて強い。ですが、一人だけあなたたちよりも身長がでかくて、体重もでかくて、態度もでかい人を一人だけ知っている! ある世界で頂点を極めた人だ。その人と組んで、今度の両国で僕らの挑戦を受けてください!」
石川「俺らより縦にも横にもでかい…一人しか思いつかないけど、ツインタワーズの決定権は全部耕平さんにあるんで」
耕平「いつの間に…。ただ、俺たちより体のでかいヤツ、俺も一人しか知らない。そしてそれは合ってるはずだから。挑戦、受けましょう」
神谷「ちょっと待ってください! きょうは、僕と岡林選手の前哨戦じゃないですか。僕は、7月24日、いままでの人生、すべてを懸けて、岡林裕二、あなたに挑戦します! この勝負、真正面から受けてください」
岡林「神谷、オマエの生き様はようわかった。7月24日両国大会、2人ですごい試合しようじゃないか! 覚悟決めてこいよ、わかったか!」
神谷「俺のいままでの人生、すべてアンタに、懸けてやる!」
岡林「7月24日、両国国技館大会、全試合熱い試合しますんで、ぜひみなさん、来てください! それではピッサリ休憩です」
【岡林の話】「7月24日、両国大会。まだセミかメインかわからないですけど、凄い試合をしますよ。今日の神谷の生き様、アイツの気合い、意気込みっていうのは十分わかりました。もう去年12月のタイトルマッチの時の神谷じゃないです。正直、実際取られそうになりましたけど、7月24日はそうはいきません。神谷の全てを受けきって、俺が頂点に立ちます。7月24日はやります」
【試合後の石川&耕平】
耕平「浜ちゃんとは全日本やW-1でいろいろ試合をしてますけど、なかなか自分から言ってくるスタイルじゃないから、逆にちょっとビックリした感はあったんですけど。ただ、連れてくるのが俺たちよりデカいっていうね。まあ、あの人でしょうね。あの人だっていうのはわかるんで。そこに関しては何の異論もないです」石川「たぶん僕が推定する人だったら、全日本のリングで負けた借りがあるんで。ちょうどいいタイミングだなと。それを含めて、勝って防衛してやろうという気持ちです」
耕平「『俺たちはデカい』っていうツインタワーズに対して、『俺たちは重い』っていうことかもしれないですけど、逆に面白いですね。なかなかないし」
石川「そうですね。せっかく大きい国技館でやるんで、大きい箱に相応しい、大きい体で」
耕平「両国だから余計にもう1人の人も意気込んでくるんじゃないですかね?」
石川「そうですね。ホームタウンみたいなところもたぶんあると思うんで。でも、僕らは負けられないですから。勝って、これからタッグ戦線を盛り上げるという目標があるんで、勝って防衛したいと思います」
耕平「両国が終わってからもそうなんですけど、大介と岡林が世界タッグを取ってるから。そういう他団体のベルトを取るのもいいですけど、とりあえずお前ら、自分の団体のベルトだろっていう。俺からするとね。自分ところの団体のタッグのベルトを取らないで、人様のベルトを取ってどうするんだっていうのがあるんで。落ち着いたら、逆にあっちのベルトとこっちのベルトを懸けて、Wタイトルというのは面白いかもしれないし。そういうのも引っくるめながら、ツインタワーズとして両国に挑みたいなと思います」
【試合後の神谷&関本&浜】
神谷「クソ! 7月24日の両国では絶対負けでも引き分けでもないですから。僕が勝って、両国で今までの人生の逆転ホームランを打ってやりますから。バックドロップで勝って、大きい逆転ホームランを見せてやりますから。絶対やってやりますよ。僕にはそれしかないです。浜さんも関本さんも見ててください。僕が今までの人生全てを懸けた場外逆転ホームランを絶対に打ってやりますから」関本「今の言葉を自分も胸に戦います。ありがとう。頑張って」
浜「僕も故郷の両国でSMOPとしてベルトに挑戦できそうなんですけど、僕にしても、パートナーの方にしても、今まで角界で『できる我慢は我慢じゃない。できないことを我慢するのが本当の我慢だ』と教えられてきて。今まで人のできない我慢をたくさんしてきたんでね。故郷の両国で大爆発して、ベルトを取りたいと思います。それしかないですね。神谷は全然後輩なんですけど、僕らが学ぶことはたくさんあるんで。神谷の真っ直ぐさとか、ひたむきさとか、調子に乗らないところとかね。俺も見習わなきゃいけないなと思います。ありがとうな、神谷。真のプロレスラーですよ。こうやって同業者の人にも勇気を与えるんだから。大日本プロレスの新時代の幕開けを神谷に託します」
神谷「はい! 両国では今までの人生全て懸けてやるんで。絶対7月24日の両国大会は期待しててください。僕の全てを懸けます」
◇第6試合◇
▼有刺鉄線ボードタッグデスマッチ/30分1本
○竹田誠志 塚本拓海(12分8秒 片エビ固め)×植木嵩行 高橋匡哉
※有刺鉄線ボード上でのリバースUクラッシュ◇第7試合◇
▼デスマッチヘビー級王座前哨戦 両国禁止アイテム 蛍光灯&画鋲&ガラスボード6人タッグデスマッチ/30分1本
○伊東竜二 アブドーラ・小林 “黒天使"沼澤邪鬼(16分45秒 体固め)X星野勘九郎 宮本裕向 木高イサミ
※ドラゴンスプラッシュ(試合終了後)
伊東「大日本プロレスにご来場のみなさん! 両国国技館、チャンピオン・伊東竜二VS挑戦者・星野勘九郎、デスマッチがメインになりました! これは、素直にデスマッチが見たいというより『デスマッチ頑張れ、ストロングに押されてるぞ!』そういう気持ちがあると思います。その、メインを務めるんだぞ、星野。オマエに、その覚悟があんのか!」星野「クッソ…クソ~、何が足りねえんだ、クソッ! 何が足りねえんだ、クソー!!」
伊東「何が足りないか教えてやろう。…全部だよ!! プロレスに対する気持ち、デスマッチに対する気持ち、このベルトに対する気持ち、全部が足んねえんだよ。俺より、その強い気持ちをもてよ。四六時中、一日24時間、プロレス…いや、デスマッチのことを考えろ。あと1カ月だぞ、オマエ!? オマエが上がってくんの待ってるぞ。全部受け止めて、叩き潰してやる。
(星野は退場)ということで、もう時間も迫ってきたので、さっさと締めたいと思います。大日本プロレス、今年2回目の両国大会を迎えます。去年は初めてということで、ご祝儀的な感じでいろんな人が来てくれたと思います。しかし! 2回目満員にしないと大成功とはいえないと思います。その両国大会を大成功させるために、自分たちは北は北海道、南は九州、両国まで、いや両国以降もすべての試合、全力で頑張っていきます! みなさん、これからも大日本プロレスをよろしくお願いします。きょうはどうもありがとうございました!」
【伊東の話】「リング上で言ったことが全てです。今の状態の星野じゃまだまだ負ける気がしないです。24時間、残り1ヵ月、ずっとデスマッチのことだけを考えて向かってきてもらいたい。それを全力で受け止めて、跳ね返してみせます。(全部足りないという厳しい言葉があったが、まだまだ変化は必要?)今日の結果がそのままじゃないですか。確かに攻め込まれる部分はありましたけど、それでも俺から3つは取れないですよ。で、本人が何が足りないかわかってない。その時点でどうにもならない。だからこそ、24時間デスマッチのことだけを考えて、もっともっと成長してもらいたいですね。(メインイベントに決まったことについては?)リング上で言ったみたいに、ただ『デスマッチを応援したい』というよりも、デスマッチに対して『何をやってるんだ? 関本&岡林や神谷に押されているんじゃないか?』という票も少なからずあったと思うんで。『デスマッチがセミでも安心して見てられる』というよりも、『お前らにメインを任せるんだから、ちゃんとした試合をしろよ』という気持ちが込められていると思うんで。その思いに負けないように、凄い試合をやりたいと思います。(両国の形式は?)もう早急に決めないといけないですからね。去年使ったアイテム以外でも、まだまだデスマッチのアイテムはありますからね。そういったものをいろいろ組み合わせて近日中には。自分よりも星野が『これなら伊東竜二に勝てる』という提案をしてもらいたいです」
【試合後の星野&稲葉】
※コメントブースでうつ伏せになり、床を叩いて悔しがる星野「クソ! 何が足りないんだよ、クソ! チクショウ…。極道クラッチも、セントーンも返されたぞ」
稲葉「まだ1ヵ月あります。こんな時に自分がそばにいれないのが申し訳ないです。すいません。でも、自分は兄貴にベルトを取ってもらうために、精一杯応援しますから。気持ちで折れないでください」
星野「当たり前だろ。1つだけ…1つだけ言えるぞ。絶対諦めねえ。絶対諦めねえぞ。両国国技館だぞ。こんなチャンス…こんなチャンス、2度と来ねえかもしれねえぞ。このチャンス、死に物狂いでいくよ。絶対諦めねえ」
まず休憩明けに7月24日、大日本両国大会の全カードが発表された。
☆7/24(日)東京・両国国技館『両極譚〜RYOGOKUTAN〜』13:30開場、15:00開始
◇第1試合◇
丸山敦、忍、佐久田俊行(1/20)ザ・グレート・サスケ、バラモンケイ、バラモンシュウ◇第2試合◇
ツトムオースギ、ヘラクレス千賀(1/30)ビリーケン・キッド、ツバサ◇第3試合◇
吉野達彦、菊田一美(1/30)橋本大地、未定◇第4試合◇
鈴木秀樹、野村卓矢(1/30)中之上靖文、宇藤純久◇第5試合◇
▼第8代・横浜ショッピングストリート6人タッグ王座決定戦 デスマッチアイアンメイデン〜run to the hell〜
アブドーラ・小林 植木嵩行 高橋匡哉(1/30)“黒天使"沼澤邪鬼 竹田誠志 塚本拓海◇第6試合◇
▼河上隆一復帰戦
関本大介(1/30)河上隆一◇第7試合◇
▼アジアタッグ選手権試合
[第98代王者組]木高イサミ 宮本裕向(1/30)[挑戦者組]青木篤志 佐藤光留
※木高&宮本7度目の防衛戦◇第8試合◇
▼BJWタッグ選手権試合
[第42代王者組]佐藤耕平 石川修司(1/30)[挑戦者組]曙 浜亮太
※耕平&石川初防衛戦◇第9試合◇
▼BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合
[第7代王者]岡林裕二(1/30)[挑戦者]神谷英慶
※岡林4度目の防衛戦◇第10試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 デスマッチ形式未定
[第32代王者]伊東竜二(1/30)[挑戦者]星野勘九郎
※伊東6度目の防衛戦両国大会のメインはストロング選手権かデスマッチ選手権かファン投票に委ねたが、投票の結果、デスマッチが6485票、ストロングが得票数3264票と圧倒的票数でデスマッチ選手権が両国大会のメインを飾ることになった。デスマッチが票数を稼いだ要因は王座的にも歴史の長さ、また昨年は両国はストロングがメインだったのに対し、今年はデスマッチでというのもあったのかもしれない。
その伊東vs星野は後楽園大会ではタッグで対戦し、両国では使用禁止にされている蛍光灯、画鋲、ガラスボードが使用されたが、星野が伊東をロープの蛍光灯に投げつけて先手を奪ったかに見えたが、伊東はロープの蛍光灯に星野を叩きつけて流血に追い込み、、星野の背中に蛍光灯を添えての踵落としを決めるなど形成を逆転、更に失速した星野にアブ小が頭突きwith蛍光灯束、沼澤も頭突きwith画鋲だけでなく、画鋲を星野の口に放り込んでチンクラッシャーを決めるなど、容赦なく痛めつける。それでも星野はアブ小をガラスボードへのブレーンバスターでクラッシュさせると、伊東に頭突きを浴びせてやっと交代。
交代を受けた宮本はイサミとの連係で盛り返し、伊東と星野が再び対峙すると伊東のニールキックをかわした星野はラリアットを浴びせるが、セントーンが自爆に終わると、アブ小と沼澤が入ってトレイン攻撃から、伊東がドラゴンキッカーも、ブロックした星野はラリアットを浴びせる。
星野は自らバケツ盛りの画鋲をかぶってリング上に撒き散らし、その上に伊東をチョークスラムを決めると、他の4選手も自爆を連発して画鋲まみれになる。
星野は自ら画鋲まみれのリングに頭突きを入れて気合を入れ突進するが、伊東はみちのくドライバーで突き刺すと、星野の口に再び画鋲を放り込んでから張り手、そして星野の額を画鋲で突き刺してからエルボーでダメ押しする。
伊東はロープは走るが、場外の宮本が足をすくって転倒させると、星野は極道クラッチ、ハーフラッチ、そして雪崩式ブレーンバスターを狙う伊東を叩き落してからのダイビングセントーンで追い詰めるが、蛍光灯束の上へのパワーボム狙いを踏ん張った伊東が蛍光灯束で一撃し、最後はムーンサルトプレス、ドラゴンスプラッシュで3カウントを奪い、伊東が前哨戦を制し、星野が「何が足りねえんだ? クソ…」と悔し泣きすると、伊東は何が足りないか教えてやろう? 全部だよ!」とダメ出しして大会の幕を閉じた。せっかく両国のメインに抜擢された星野だったが、前哨戦で完敗を喫し、王者の伊東からはダメ出しを受けるなど厳しい結果となった。両国まであと1ヶ月、星野に打開策はあるのか・・・
また第5試合のストロング選手権前哨戦は先発で出た岡林と神谷が激しい肉弾戦を展開し、ショルダータックル合戦では神谷が競り勝つが、岡林組に捕まってしまい集中攻撃を受ける。
神谷はやっと交代し浜と関本が盛り返し、再び交代を受けた神谷は岡林にショルダータックルからダイビングエルボーを投下するも、パワースラムで反撃した岡林にツインタワーズが加勢して合体攻撃で援護すると、岡林はパワーボムを狙うが、神谷はリバースし関本と浜が入ってトレイン攻撃を決める。
残り時間が少なくなり岡林と神谷は肉弾戦を展開、岡林がラリアットを決めれば、神谷もバックドロップで応戦も、両軍が入って大技が乱舞、そして岡林が神谷にラリアットからゴーレムスプラッシュを投下も、かわした神谷がラリアットから延髄斬り、バックドロップを狙ったところでタイムアップとなり引き分け。
試合後は浜が曙とのSMOPでツインタワーズの保持するBJWタッグ王座に挑戦を表明、神谷も岡林とエールを交し合って試合を締めくくったが、ストロングは五分とデスマッチと比べて好対照、また浜は曙とのSMOPでBJWタッグ王座への挑戦を表明しいたが、浜は先日WRESTE-1を退団したばかりも、大日本への参戦と曙とのタッグを再結成で先へ向けて歩み始めている。また5月の後楽園大会でノーコンテスト裁定の後で決着がついたものの不完全燃焼試合となったことで登坂社長が「鈴木秀樹選手の真意を知りたい」という要望で鈴木は1日2試合が課せられ、まず鈴木は第1試合で野村と対戦し、打撃で積極的に攻める野村を鈴木はエルボースマッシュやグラウンドで圧倒、野村の腕十字も冷静に裁いてショルダースルーから逆エビ固めで追い詰めた後、すぐさまワンハンドバックブリーカーで3カウントを奪い完勝、試合後は本部席の登坂社長に何事かアピールした後で引き上げる。
鈴木は第4試合で不完全燃焼試合の要因となり、昨日WRESTE-1を退団したばかりの中之上とタッグで対戦するが、後入場の中之上はすぐさま鈴木に奇襲をかけて試合開始となり、宇藤と共に鈴木を攻め立てるが、大地が割って入り中之上とエルボー合戦を展開する。
鈴木も宇藤にハンマーロックやアームバーで攻め立てるが、中之上に交代すると先ほどとは一転して慎重に組みあい、鈴木がフロントスリーパーを仕掛ければ、逃れた中之上は張り手の連打、鈴木もエルボースマッシュで応戦してエクスプロイダーで投げる。
だが中之上はエルボーを打ち込むとローリングエルボーから掟破りのダブルアームスープレックスで投げ、宇藤もコブラツイストで続くが、鈴木が逆にコブラツイストで切り返し、交代した大地もミドルキックやローリングソバットで続く。
宇藤はジャンピングニーで反撃し中之上と共にトレイン攻撃を決めるが、鈴木がカットに入ると中之上がセーブに入り、エルボー合戦を展開して宇藤の援護を受けて鈴木を場外に追いやる、しかし宇藤のラリアット狙いを大地がニールキックで迎撃すると、シャイニングウィザードで3カウントを奪い勝利も、鈴木と中之上は試合後も大乱闘を展開、セコンド陣が分けるも、激昂した鈴木が中之上を追いかけエルボーを打ち合うなど双方の興奮は収まらず、セコンド陣が強引に引き離した。
鈴木vs中之上は両国ではタッグでの対戦となったが、この二人の抗争はまだ続きそうだ。第3試合では忍とのメシア降臨で勝利を収めたバラモン兄弟が“マスター”サスケの投入を宣言、ムーの太陽として参戦を表明、ヤンキー二丁拳銃もアジアタッグ王座奪還を狙う全日本プロレスからEvolution(佐藤光留&青木篤志)を両国で迎え撃つことになった。
【試合結果詳報】壮絶デスマッチ&ストロング前哨戦、伊東が星野全否定/7・24両国で超ド級BJWタッグ戦、耕平&石川vs曙&浜/鈴木2試合、大地と中之上も炎上…大日本後楽園詳報 https://t.co/rDtxt2NbBC pic.twitter.com/2pgC8P1WBc
— 週プロmobile (@shupromobile) 2016年6月29日大日本後楽園大会でした!30分ドローでしたが、疲れてない!
両国の全カードが決まり、ツインタワーズ対SMOPが決定!
やってやるって!!
画像は両国大会のメインを張る長男と三男。共に頑張ろう! pic.twitter.com/BNnOZtFx6w
— 石川修司 (@g0925union) 2016年6月29日アメブロを更新しました。 『後楽園ホール大会報告谷』 #神谷英慶 #前歯https://t.co/pCncRGz93r
— 神谷英慶 (@kamitanibjw) 2016年6月29日大日本プロレス後楽園大会に多数御来場いただき誠にありがとうございました! 7月24日両国大会でツインタワーズ VS SMOP決まりました!! 日本マット界唯一無二の巨漢対決に必ず勝利してみせます!! 応援よろしくお願い致します! pic.twitter.com/sTCnp9gQN6
— 浜 亮太 (@hamachanko) 2016年6月29日殺人鬼・・・・ https://t.co/TvI1D12iKQ
— hideki-suzuki (@hidekisuzuki55) 2016年6月29日本日(29日)ほ後楽園大会でした
明日で上半期もおしまい
私の贅沢のひとつ
入浴剤
アラカルトから
ひとつ選んでお風呂には入ります
その後は‥おやすみなさい#bjw pic.twitter.com/ELmlKG2Dc2
— 登坂栄児 (@tosakaeiji) 2016年6月29日PR -
大地を豪快なバックドロップで粉砕!神谷が両国の大舞台でストロング王座に挑戦へ6月9日 大日本プロレス 東京・新木場1stRING 249人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
丸山敦 ○吉野達彦(8分51秒 逆エビ固め)関根龍一 ×野村卓矢
◇第2試合◇
▼6人タッグマッチ/30分1本
○ツトムオースギ ヘラクレス千賀 忍(9分37秒 逆さ押さえ込み)バラモンシュウ バラモンケイ ×佐久田俊行
◇第3試合◇
▼蛍光灯6人タッグデスマッチ/30分1本
○黒天使”沼澤邪鬼 竹田誠志 塚本拓海(11分27秒 エビ固め)宮本裕向 木髙イサミ ×アブドーラ・小林
※飛びつきフランケンシュタイナー
◇第4試合◇
▼デスマッチヘビー級王座前哨戦 Gショックタッグデスマッチ/30分1本
○伊東竜二 高橋匡哉(15分12秒 片エビ固め)星野勘九郎 ×植木嵩行
※ドラゴンスプラッシュ
◇第5試合◇
▼30分1本
○岡林裕二 関本大介(12分48秒 エビ固め)宇藤純久 ×菊田一美
※パワーボム
◇第6試合◇
▼BJW認定世界ストロングヘビー級王座 次期挑戦者決定戦/30分1本
○神谷英慶(20分35秒 エビ固め)×橋本大地
※バックドロップ
(試合終了後)
神谷「勝ったぞー! 岡林!! これで、俺がストロングBJの代表だ! 7月24日、両国大会で、俺は、代表として、岡林選手に…岡林に勝って! 両国で、俺はベルトを巻くぞー!! だから証人として、みなさん絶対両国来てください! 本日はありがとうございました!」
【神谷の話】「勝ったぞー! これで7月24日、ストロングBJの代表としての挑戦権、獲得しました。勝手にストロングBJのみんなの思いを背負って、僕はあの岡林裕二に挑戦して、勝って、両国で僕がストロングBJ代表として、新しい世代の代表として僕が、両国でベルト巻きます!」
【岡林の話】「いやあ、でもホントに…まあ、すごい試合でした。言葉がでんぐらいすごい試合でした。これで神谷の覚悟は十分わかりました。7月24日までどれぐらい神谷と当たるかわかりませんけど、全力で潰しにいきます。それでダメだなと思った時点で、俺は潰しにかかりますから。ガンガン行きますから。それで向かってこなかったら…きょうの気迫だったらいいと思いますけど、それで向かってこなかったら、潰しにいきます。7月24日は絶対防衛して。そうやすやすと渡すわけにいきませんから。絶対防衛して次につなげたいと思います。
(メインかどうかは投票で決まるが)投票に関しては信じて、俺らがメインでやりたいですね」
大日本プロレス新木場大会のメインは岡林の保持するストロング王座への挑戦権をかけて大地と神谷が対戦、序盤はロックアップからバック、またリストの奪い合いを展開となるが、神谷がコーナーに押し込んだ際に張り手を浴びせると大地もエルボーで返し、膝まつかせたところでミドルキックの連打を浴びせてダウンを奪う。
大地は倒れている神谷に容赦なくキックやストンピングを浴びせ、踏みつけると、しがみつこうとする神谷に膝蹴りを浴びせが、神谷はエルボードロップからショルダータックルと反撃、大地はたまらず場外に逃れたところで、神谷が追撃し客席まで雪崩れ込んで大地に殴りかかる。
大地をリングに戻した神谷はエルボーで抵抗する大地に袈裟斬りを浴びせ、大地はたまらずダウンすると神谷はエルボードロップを連発、フルネルソンで絞り上げてからWARスペシャルと大地のスタミナを奪いにかかる。
劣勢となった大地は神谷のブレーンバスター狙いを背後に着地すると、ふらつきながらもドロップキックを発射、側頭部へのドロップキックで追撃した後でミドルキックの連打から串刺しニー、ランニングエルボー、ミサイルキックと猛反撃する。
大地はライジングDDTを狙うが、堪えた神谷はフライングショルダーを発射、ロープに磔にしてのショルダータックルからブレーンバスター、ダイビングエルボードロップと大地を追い詰める。
神谷はラリアットを狙うが、かわした大地は延髄斬りを浴びせ、ファルコンアローからランニングニーと畳み掛け、シャイニングウィザードを炸裂させる。
勝負と見た大地は三角絞めを狙うが、神谷は上に覆い被さって逃れるも、大地は膝蹴りの連打で逃さず、神谷はバックドロップを狙うが、踏ん張れたところでコーナーに大地を叩きつけ、串刺しラリアット、串刺しショルダータックル、アバランシュホールドと畳み掛ける。
神谷は再度バックドロップを狙うが、大地が逃れて水面蹴り、ミドルキックの連打からジャンピングDDT、そして三角絞めで捕獲し神谷を追い詰める。
神谷はロープに逃れると、突進する大地にショルダータックルを浴びせ、大地もニールキックで応戦しシャイニングウィザードを決めるが、起き上がった神谷はショルダータックルを浴びせ、両者は膝立ちのままでエルボー合戦も、神谷はグーパンチ、張り手と浴びせてからラリアット、延髄斬り、そしてスティーブ・ウイリアムスを彷彿させるようなバックドロップで3カウントを奪い、ストロング王座への挑戦権を手にした。
自分は神谷が病み上がりな分、大地が有利かと思ったが、一撃必殺の技と厳しさを持っているのと、勝利への執念の差で神谷が優った、バックドロップ前で放ったグーパンチに勝利への執念が感じられた、自分的には大地に勝って欲しかったが、ベルトへ挑戦するにはまだ何かが足りないということなのかもしれない。
そして7月24日の両国では岡林の保持するストロング王座に再び挑戦する、昨年12月の横浜文体大会では予想以上の健闘を見せ岡林を追い詰めたが、両国ではそれ以上を見せつけて岡林を越えることが出来るか?
またデスマッチ選手権も王者・伊東の指名で星野の挑戦が決定し、これでデスマッチ、ストロング双方のメインカードが決定した、果たしてどちらが両国のメインを飾るのか… -
横浜文体でストロングvsデスマッチで火花!両国のメインはどっちだ!?
5月5日 大日本プロレス「Endless Survivor」2050人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○忍 谷口裕一 星野勘九郎(7分48秒 片エビ固め)吉野達彦 佐久田俊行 X菊田一美
※ミサイルキック
◇第2試合◇
▼30分1本
○浜亮太 中之上靖文(9分27秒 体固め)鈴木秀樹 X宇藤純久
※オオキドプレス
【中之上の話】「クッソ、鈴木にね、一回ウチの団体でやられてるんで、きょう絶対にリベンジしようと思ったけど、やっぱり強いですね。いやあ、次絶対倒すからアイツ。それしかないわ、いま」
【浜の話】「きょう勝てたしね、結果的にはよかったけど。でもやっぱり…(中之上も)確実に強くなってるんだけど、鈴木秀樹は3倍ぐらい強いね。でも、あれがプロレスなんだよな。ああいう打撃を一個一個受けて中之上も、いますごいレスラーとして成長期だと思うんで。人生何事も経験だけど、こういうことも経験してどんどんレスラーとしても人としても大きくなってもらいたいですね。いきなり勝ったらつまらないしね。悔しい気持ちはわかるけど、俺ら負けたみてえだな(苦笑)」
【鈴木、宇藤の話】
鈴木「(宇藤に)ごめんね、(中之上に対し)久しぶりに頭来たな。試合そっちのけ? あれも試合でしょ! コンニャロ。張られて頭来てさ。ダメだね、(タッグは)ヘタクソだから(と宇藤に謝る)。(W-1に)僕が勝手に因縁つけて武藤さんとやらせろって言ってやらせてくれないままリリースされて。負けたのもありますけどね。きょうは(中之上を)ブン殴ってやろうかなと思いましたね、アレは。きょうはこんな形で終わったけど、(BJW)タッグのベルトってやったことないんで。自分のなかで、すごく僕らも成長してるから、力を借りてタッグやりたいですけどね」
宇藤「面喰っちゃいました」
鈴木「タッグはもしかしたら彼のほうが巧い。取りに行く上では。(今後、中之上とは?)WRESTLE-1の時はつまらないじゃないですか、彼は。僕にケンカ売ってくるぐらいやれるんだったら、どこでもやれって言うんですよ、自分の団体でも。他の団体から来てるヤツらにいいようにされてるんでしょ? チャンピオンベルトも、文体に上がるのかなんか知らないけど。僕なら速攻でブン殴ってますね。握手もさせないし、リングにも上がらせない。引きずり回して終わりですよ。僕はずっとこれで教わってるから、今後もやりますよ。あとはタッグは彼(宇藤)に教えてもらいます」
◇第3試合◇
▼テーブルクラッシュマッチ/30分1本
○植木嵩行 塚本拓海(10分44秒 テーブルへの確保)宮本裕向 X木高イサミ
【植木、塚本の話】
植木「よーし、よーし、割ったぞ、割った!」
塚本「勝った」
植木「割って勝った! どうだ、割ったぞ。割りましたよね? 割りました! これが俺の瞬間最大風速です。ヤンキー二丁拳銃をものともしない、吹き飛ばしてやった! 割って勝ってやった。この瞬間最大風速で、植木嵩行の爆発力をアジアタッグのヤンキー二丁拳銃に見せつけてやりました。嬉しいです、ひじょうに嬉しいです。塚本さん、私は嬉しいです」
塚本「よかったと思う。きょうメインで高橋匡哉がデスマッチ第五世代と言われてる。自分もその括りに入れられちゃってるんですけど、僕は正直言って4・5世代ぐらいの位置にいる。若いモンが試合でどうせアイツら負けんだろみたいな空気になってましたし、入場した時。勝つかなってちょっとした望みがあるんであれば、僕らもこうやって勝つことができるし。前に宮本裕向とこういう形式で試合したことあるんで、リベンジの意味もあったんですけど、それを越してコイツがいいとこを持ってったんで。俺らとか若い人間が、ちょっと上の世代を崩していかないと、自分らの土台が作れないと思うんでね。(上が)でっかいいまこそ切り崩していかないと自分らの新しい家はできないと思うんで。こうやっていい風を送り込んで、大日本だけじゃなくプロレス界とかで、大きくいけたらいいかなと思ってますね」
植木「いい風を送り込んでやります」
塚本「オマエも台風の目になるんだ」
植木「ひっかいてやります」
塚本「引っ掻き回す、だ」
植木「…台風なんで、いつまでもそびえ立ってる腰の重い連中を吹き飛ばしてやります! 高橋さん、絶対ベルト取れよ!」
塚本「高橋さんじゃない、高橋だ」
植木「ムサカ! ベルト取れよ!! 応援じゃない、背中を暴風で押してやるから。押し倒されないように気を付けろよ、ムサカさん!」
【宮本、イサミの話】
宮本「ルールは確認してたんで、もちろん。知らなかったわけじゃないんで。いやあ、やられましたね」
イサミ「ちょっと予想の上をいかれた感じです。植木に。言い方おかしいかもしれないけど、思ったより強かったです」
宮本「しょうがないな、いろんな試合あるんでね」
イサミ「これはもう敗戦だから。負けは負けなんで、どんなルールであろうと。植木には借りは返しますよ」
宮本「また変則的なルールでやりたいですね。ちょっと頭を使った…」
イサミ「今度は植木と塚本の上をいってやりますよ。勝ちましょう、次は」
◇第4試合◇
▼ダブルクロス・墓場デスマッチ/30分1本
○“黒天使"沼澤邪鬼 竹田誠志(17分31秒 エビ固め)アブドーラ・小林 X藤田ミノル
※フランケンシュタイナー
◇第5試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○関本大介 ジェームス・ライディーン(15分41秒 ジャーマンスープレックスホールド)秋山準 X橋本大地【秋山、大地の話】
秋山「(大地に)終わってからアドバイスでも言おうかなと思って手を伸ばしたら、いらないみたいだから。まぁ、らしくていいんじゃない。(前回のタッグと比べて)お互いに勝つってものがあるから、タッグマッチとしては機能したんじゃないかなと。これからああだろこうだろうってのを言おうかなと思ったけど、手を払われたから。若気の至りで先輩から差し出した手を払うこともあるかもしれないし、それは彼が考えればいいだけであって、俺はとやかく言わないから。他団体に来ると自分のことだけでいいんで、気が楽。プロレスラーに戻れる。だから他の試合も上から見てましたよ。すごいな、俺にはできないなと思って。(カーニバル覇者の関本とぶつかって)彼は調子悪いってのが見えないくらいいつもきてるんで、昔は俺もあんな感じだったけど(苦笑)。でも俺もそうだけど、やっぱりチャンピオン・カーニバルのトロフィー持っていかれてるんで、当たることがあたればお返ししたい」
(大地がやって来て)
大地「秋山さん、シングルマッチやっていただけないでしょうか。昨日もそうでした。武藤さんがやる前に秋山さんとやりたいです」
秋山「それはウチか大日本かわからないけど考えとくよ(立ち去る)」
大地「俺は前々から言ってるよ、秋山準を打ち倒したいってな。べつに憎いからとかじゃねぇよ。尊敬してるからこそ。俺の親父がゼロワン立ち上げたときに、あの人もリングに上がってた。いまこの時代で数少ないレジェンドレスラーのなかの一人。武藤さんがやるの面白いかもしれないけど、いまこの時代にできるのは俺しかいないと思ってるから。他のレスラーにもできるかもしれない。でも、俺が一番最初に成し遂げてやるよ」
【関本の話】「きょうは大地の気迫がけっこうすごかったんで、ちょっと押されたとこもあった。ボクが秋山準のオーラというものを、たぶんきょう一番感じたんじゃないですかね。あのオーラはちょっとやそっとじゃ放てないですよ。(カーニバルのトロフィーが飾ってあったが)うれしいですね、こうやってビッグマッチで飾ってもらえるのは。でももう次も決まってますから。5月25日、宮原選手の持つ三冠に挑戦しますから、それに向けて突っ走ります」
◇第6試合◇
▼BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合/30分1本
[第7代王者]○岡林裕二(20分59秒 片エビ固め)[挑戦者/一騎当千優勝者]X石川修司
※ゴーレムスプラッシュ
☆岡林が3度目の防衛に成功
【岡林の話】「ホントに、殺されるかと思いましたね。でも、そういうわけにはいかないんですよ! 石川修司選手が一騎当千優勝して、このタイトルマッチ組まれて、本当に石川修司選手には感謝してます。俺がここまで上がってこれたのも、あの人がいたからなんで。もっともっと…きょう1勝しましたけど、まだまだお互い切磋琢磨して、まだまだ上がっていきます。防衛できてよかったです。次の防衛戦、まあ次の防衛戦はたぶん両国国技館だと思います。いまメインでデスマッチヘビー級選手権ありますけど、必ず、ストロングBJ、ストロングヘビーのこのベルトを懸けてメインで闘いたいと思います。神谷の追い上げ、若手の追い上げもあるし、そのなかで絶対負けるかという気持ちできょう臨んだんでね。その気持ちがあれば必ず、なんでも成し遂げれます! 心が折れたら、ソイツの負けです。心が折れなければ絶対前に進めますから。きょうは気持ちで勝ちました」
【石川の話】「去年3月にベルト失って、1年ぶりにやっともらったチャンスだったのに…。生かせなくて、すごい悔しい。でもまだ、悔しいって気持ちがあるんで、俺はもっと強くなりますよ。でかいおじさんだけど、俺はもっともっと強くなります」
◇第7試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 蛍光灯4面+有刺鉄線&蛍光灯&ガラス&剣山ボードデスマッチ/30分1本
[第32代王者]○伊東竜二(15分31秒 片エビ固め)[挑戦者]X高橋匡哉
※ドラゴンスプラッシュ
☆伊東が5度目の防衛に成功
(試合終了後)
伊東「たくさんのご来場、みなさんありがとうございました! 高橋、さっき試合前のVTR見たけど、世代交代をしなきゃいけない…そう言ってたな。たしかにいい言葉だ。俺も世代交代は、しなきゃいけないと思っている。しかーし! いまから1週間前、新木場でメインで蛍光灯デスマッチをやって、試合後『小林、次は一騎打ちだ』と言って、次の日、アジアタッグに挑戦して、敗れたものの『まだまだチャンスはある』…そう言った男・グレート小鹿は、74歳だ。それに比べたら、40歳なんて、若手の若手なんだよ! 自分こそ、グレート小鹿と世代交代をしなきゃいけないと思ってます。高橋、ということで、オマエの順番はその後だ。それでも、俺を飛び越してグレート小鹿を倒したいというのだったら、いつでもかかってこい! 初挑戦、文体でメイン、なんか言うことあるんだろ?」
高橋「一言だけ言わせてもらいます。高橋匡哉、今年30歳、イチから出直してきます!(と歓声と拍手のなか去る)」
伊東「高橋、またタイトルマッチやろうな。大日本プロレス横浜文化体育館大会、たくさんのご来場ありがとうございました! 今年21年目に入った大日本プロレス、まだまだ先へ進んでいきます。今年40歳になった自分は、グレート小鹿74歳のように、デスマッチを続けていこうと思います。ということで、あと34年ぐらいはお付き合いよろしくお願いします。これからも大日本プロレス頑張っていくんで、みなさん応援よろしくお願いします! きょうはありがとうございました!」
【伊東の話】「(第五世代からの挑戦だったが)そうですね。ただ試合後に言ったように、ウチの団体にはグレート小鹿という重鎮がいますからね。あれがメインでデスマッチやって、アジアタッグ挑戦やって、まだまだだと言ってる状態ですからね。40歳の自分が後輩に後を譲ろうなんて思わないですよ。それこそグレート小鹿を引きずりおろして上に立つぐらいの気持ちでまだまだやっていきたいですね。(高橋は力の差を感じていたようだが)おそらく見ていた人も(王者の)危機的展開は感じなかったと思う。たしかにやる気と勢いはありましたけど、こっちはそれ以上の場数を踏んでますからね。そう簡単にはひっくり返せないですよ。
(文体で第五世代にチャンスというのは期待が?)今回初挑戦ですし、それがいきなり横浜文体という大きな舞台。じっさい自分も初挑戦が横浜文体でしたし、そういった点でも(会社は)期待する部分があるのかもしれないですけど、そこですんなり渡すようじゃ自分はもう引退したほうがいいと思うんで。まだまだ、やっていきたいです。
(セミとの勝負もあった?)じっさいセミの試合も少し見させてもらいましたけど、すごい試合。奇しくも最後は同じようにスプラッシュといったなかで、おそらく次は両方ともタイトルマッチは両国大会だと思いますので。どっちがメインにふさわしいのか、自分はそれをお客さんが決めるのはどうかなと。それぞれ今月末とかには次の挑戦者が決まるかもしれませんけど、そういったなかでお互いのカードを出して、お客さんにどちらが、これをメインで見たいか? それを問いたいですね。去年は初開催ということでデスマッチがどこまでできるのかわからないなかでの、ストロングがメイン。それでストロング勢の勢いが一気に上がった部分もあって、じっさいここ最近ストロングがメインでも誰も異論はない状態ですからね。
ただ前回デスマッチが普通にできるのがわかったから、次はデスマッチがメイン…というのではなく、みんなに決めてもらったうえでそれぞれの闘いができれば面白いんじゃないかなと思います。(このカードが、というのは?)どうでしょうね、まだ探ってる状態ではありますけど。ただ、こういうヤツが一気に来たら…あとは2カ月という期間があれば、面白いことにはなるんじゃないかな、というような相手はいます。
(今年はメインで?)2年連続両国でタイトルマッチをできるという幸せもあるんで、それこそ次はメインで。その気持ちです。
(具体的には投票?)ただ、どういったのが一番公平が整えられるのかがわからないんですけども、それは1カ月の間に考えてみようと思います。言いだしっぺの自分が、じゃああと会社お願いねってわけにもいかないので、何かしら面白いのができればいいのかなと思います。
(両国の挑戦者はアピールを待つ?)どうでしょうね。自分がけしかければ、乗ってくると思うんですけど。本人にどれほどの気持ちがいまあるのか、というところでしょうね」
【高橋の話】「伊東竜二の壁はまだまだ高い。でも、高いからこそ超えがいがある。グレート小鹿、74歳がって言われたら、まだまだ。あのオッサン、しぶといよ。でも、高橋匡哉、30歳、ピチピチなんでね、これからどんどん大日本プロレス面白くしていきます。きょうは世代交代お見せできなくてすいませんでした。これからも見捨てないで応援してください。ありがとうございました!」
大日本プロレス横浜大会はダブルメインとしてストロング、デスマッチの両選手権が組まれたがトリははデスマッチとなった、組み合わせ的にもストロングの岡林vs石川がトリになってもおかしくないだけに、トリとなったデスマッチは伊東だけでなく王座初挑戦となる高橋にも大きなプレッシャーがかかる。
ストロング選手権は一騎当千では負け越しと不本意な結果に終わった岡林が覇者である石川相手に巻き返しが図れるか、だが岡林は対石川は4連敗と分が悪く、そういった意味では最強の挑戦者でもある。
序盤は岡林がパワーで先手を奪ったかに見えたが、石川は膝蹴りを駆使して流れを変えていく、ミサイルキックを阻止した岡林は場外戦へと持ち込み、場外でのパワースラムからリングに戻って逆水平の連打で流れを変えるも、アルゼンチンバックブリーカーは岡林がスリーパーで返し、かんぬきからの頭突き、クロスフェース、ラリアット、ジャーマン、ダイビングフットスタンプと畳み掛けるが、技の豊富さでは石川が有利といったところか。
二人は打撃戦も石川が頭突きから投げ放しドラゴンスープレックス、ランニングニー、ファイヤーサンダー、スプラッシュマウンテンと畳み掛けて勝負に出るが、ジャイアントスラム狙いは岡林が必死で阻止、そして岡林は初披露の浴びせ蹴りから垂直落下式ブレーンバスターもゴーレムスプラッシュの連発は2発目は自爆、石川はキチンシンクから地獄固めで捕らえ岡林は窮地に立たされる。
必死でロープに逃れた岡林は石川と打撃戦も、岡林は石川の小股をすくってパワーボムで叩きつけると、頭突きで抵抗する石川に強烈なラリアットを浴びせ、最後はゴーレムスプラッシュで3カウント、岡林が最強の挑戦者を下して王座を死守し王者の面目を保った。
メインのデスマッチ選手権は伊東が四面に仕掛けられた蛍光灯に高橋を叩きつけるなど開始早々から動き、高橋が持ち込んだ蛍光灯束を奪って蛍光灯束ごと踵落とし、四つんばいの高橋をイスで何度も殴打して、曲がったイスの上にボディースラムで叩きつけて戻し、剣山ボードに高橋の額をこすりつけ、剣山を何個も頭に刺すなどかわいがりを展開する。
伊東は勝負に出たのかムーンサルトプレスを投下も、伊東の突進を迎撃した高橋は伊東を担いで蛍光灯ボードへと突進、そして有刺鉄線ボードを被せて大暴走を連発し、伊東の上に剣山ボードを寝かせてローリングセントーンを投下して自らダメージを負うなど、捨て身で猛反撃する。
しかしガラスボードを使った攻防で伊東が雪崩式フランケンシュタイナーで高橋をガラスボードごと叩きつけると、粉々になったガラスの上でのみちのくドライバーから蛍光灯束を置いてのドラゴンスプラッシュで勝負に出るも、高橋は膝を立てての剣山で迎撃、高橋が蛍光灯束での一撃からジャーマン、剣山ボード上でのジャックハマーから剣山を自ら頭に刺し雪崩式ジャックハマー狙うが、阻止した伊東が注射器を持ち出し高橋の頬を貫通させる、そして30本の蛍光灯束ドラゴンキッカーを投入すると、高橋の口に注射器が刺さったままにも関わらずドラゴンキッカーを浴びせ、最後はドラゴンスプラッシュwith蛍光灯束で3カウントを奪い王座を防衛した。
高橋は捨て身で伊東に望んでいったが、高橋の捨て身を上回ったのは伊東の容赦ないえげつなさ、高橋はデスマッチの世代交代を掲げたが伊東のえげつなさを上回るものが出ない限りは伊東時代は続くと思わざる得なかった。
バックステージでは岡林が7・24両国のメインをストロング選手権で行うとアピールするに対して伊東は両国のメインをファンに問う形にしたいと提案したが、新日本プロレスが2014年の東京ドーム大会のメインをIWGPヘビー級(オカダ・カズチカvs内藤哲也)かIWGPインターコンチネンタル選手権(棚橋弘至vs中邑真輔)にするかでファン投票にゆだねられた例があるが、大日本も同じ形式を取るというのか?大日本も最初はデスマッチが上と扱われてきたが後発となったストロングもデスマッチを凌ぐようになってからは甲乙つけがたくなってきている。
ただ双方とも挑戦者が決まってないだけに、挑戦者しだいではどっちがメインになるかは左右されるかもしれないが、ストロングに関しては第5試合に出場した全日本プロレスの秋山も候補に入っており、秋山がストロングに挑戦となればメインの有力候補となるが、秋山はタッグを組んだ大地から対戦要求もあり、また秋山自身がストロング王座に興味があるかどうかもわからないことから、一騎当千で岡林を破っている鈴木が本命になる可能性があるのではと思う。
その鈴木だが第2試合で宇藤と組んで浜、中之上のWRESTE-1チームと対戦するが、中之上が積極的に挑み、鈴木もエキサイトしてか中之上を徹底的に痛めつけるも、中之上も懸命に食い下り、鈴木相手に掟破りのダブルアームスープレックスを決める。試合は浜がオオキドプレスで宇藤を降すも、完全に試合を無視した中之上は鈴木と大乱闘となった。
鈴木がWRESTE-1に参戦した際に最初に中之上が対戦したが、鈴木のダブルアームスープレックスの前に秒殺負けを喫しているだけに、中之上は秒殺された屈辱は忘れていなかったということなのだろうか。
第3試合のヤンキー二丁拳銃vs植木、塚本の相手をテーブルに貫通させたら勝利のテーブルマッチは植木がテーブル貫通スピアーで勝利を収める大金星を挙げた、ルール上勝ちは勝ちであり植木にアジアタッグ王座への挑戦の道も開けてきたが、植木はアジアタッグよりもデスマッチ戦線の上位に食い込むことが最優先のようだ。【試合結果詳報】高橋、大奮闘!血と汗の2大王座戦死闘/大地が秋山に一騎打ち志願/藤田ミノル“デスマッチ第六世代”宣言/鈴木秀樹と中之上が大炎上/植木が瞬間最大風速…大日本横浜文体詳報 https://t.co/rDtxt2NbBC pic.twitter.com/myilQcJ9Ea
— 週プロmobile (@shupromobile) 2016年5月5日あの中身は何なのか?
よく聞かれる質問です。
なのでお答えします。
象が即死するほどの猛毒です。
じゃあ、なぜ対戦相手は死なないのか?
針が貫通して体外に出てるからです。
場外のお客さんはご注意下さい。 pic.twitter.com/1q0dJ7cOlA
— 伊東 竜二 (@deathmatch_ito) 2016年5月5日大日本横浜文体終わりました。
私は無事です。
高橋匡哉今年30歳。
一から出直します。
今日はありがとうございました。
— 高橋匡哉 (@masabobu) 2016年5月5日大日本横浜文体大会でした。
岡林に負けてストロングのベルト奪取ならず。。
悔しいという気持ちがまた自分を強くしてくれると思います!
応援ありがとうございましたm(_ _)m#bjw pic.twitter.com/9T01jAv4Ar
— 石川修司 (@g0925union) 2016年5月5日 -
流血の小鹿がヤンキー二丁拳銃に示した意地!試合の主役を奪った秋山に対し岡林が火花!
4月29日 大日本プロレス 後楽園ホール 1094人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
佐久田俊行 ○吉野達彦(10分19秒 逆エビ固め)菊田一美 X野村卓矢◇第2試合◇
▼30分1本
○星野勘九郎 稲松三郎 関根龍一(11分12秒 極道クラッチ)バラモンシュウ バラモンケイ X植木嵩行
◇第3試合◇
▼デスマッチヘビー級王座前哨戦 有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチ/30分1本
○高橋匡哉 竹田誠志 塚本拓海(14分55秒 片エビ固め)X伊東竜二 アブドーラ・小林 “黒天使"沼澤邪鬼
※有刺鉄線ボード&イスへのジャックハマー【高橋の話】「しんどかった…しんどかった…。でも、勝ったのは俺だ。5月5日、文体の舞台は整ったでしょう。スゲエよ。やっぱり伊東竜二っていう人間はスゲエよ。俺がファンとして見てた頃からトップを走ってやっているし、こうやって俺がレスラーになった今でもやっぱりベルトを巻いてトップ立っているって普通の人じゃできないから。スゲエっす。尊敬します。でも、どんなスポーツでも、格闘技でも、世代交代っていうのはありますから。5月5日にその世代交代を文体に来ているお客さんの目の前で見せてやります。そして、俺たちの世代が大日本のデスマッチをもっともっと盛り上げて面白くします。期待しててください」
【伊東の話】「いや、ちょっと気を許しちゃいましたね。でも、5月5日は必ずアイツから3カウントを取ってやります。(高橋選手の変化を感じた?)そうですね、だいぶ変わってきたところもあります。小林から獲ったり、沼澤から獲ったり、ちょっと調子が上がってきてますからね。でも、このままトップは獲らせないです。自分が食い止めて、チャンピオンとして防衛します」
◇第4試合◇
▼30分1本
○浜亮太 中之上靖文 丸山敦(13分45秒 体固め)石川修司 鈴木秀樹 X忍
※オオキドプレス◇第5試合◇
▼30分1本
○秋山準 橋本大地(14分44秒 片エビ固め)岡林裕二 X宇藤純久
※エクスプロイダー【秋山の話】「(大日本初参戦となったが?)まあ、別にどこに上がっても俺がやることは変わらないんで。秋山準が何を求められているかをやるだけで、どこに行っても変わらないと思うし、何かこの場だから違うことをやるってことは。まあ、できないしね。(ストロング王者の岡林選手と絡む時間が多かったが?)そうですね。前に1回タッグでやった時はほとんど絡んでなかったんで。力強いね。お互いの若手主体興行ではよく見てるんで、いい選手だなと思うし。(試合後、岡林選手が再戦をアピールしていたが?)ベルトはいいけど(苦笑) もう1回やるのはいつでもいい。今はね、狙うべきベルトはうちの三冠のベルトなんで。他のところがどうのこうのじゃないんで。彼はあれで『俺がチャンピオンだ』というのを見せたつもりだろうけど、勝ったのは俺だから。(パートナーの大地選手は?)言えばきりはないけど、言わないし。別に自分が感じ取ればいいことだし。どういう風にどうなるのか。それは別に俺だけじゃなくて、岡林選手とか、ああいう選手を見て勉強すれば。ただひとつ、やっぱり大物とやってるから、大物感が漂ってくる。悪い意味でね。大物感の空気を、間合いを出している。若いんだから、もっと動かないと。たぶん俺の方が動いていると思う。走っているのも俺の方が多いだろうし。やっぱりその間合いというのが、オッサンの間合いだから、あれは。それこそ俺とか、30後半から40ぐらいの間合いなわけ。もっと動かないといけないし、若い選手とやる時に上からじゃなくて。その上からっていうのも、もっともっとバンバンやってやれって。動いて動いてね。間合いを作ってやるんじゃなくて、相手が困るぐらいに間合いなしでバンバン打ち込めばいいし、バンバン攻め込めばいいし。(5・5文体もあるが?)やるやらないは俺じゃないから。それは彼がやることだから。1回2回俺と組んだって、何を覚えるとかないだろうから。少しずつ大きくなればいいんじゃないですか。(宇藤選手がジャンピングニーをやってきたが?)考えてやることだからいいんじゃないですか。それでやってどうなるのかわかるだろうし。たぶん俺みたいな先輩はいないだろうし。上と言ったら小鹿さんでしょ(笑) まあでも、あのユルい感じのジャンピングニーじゃ。フワーッとしたようなのじゃダメだから。あんなぐらいでやってたら、絶対に俺は渡さないから。バコーンと当たらないといけないよ。フワーッと受けるの。あれじゃダメだから。『オー!』をするのは早いよ」
【大地の話】「(秋山選手と今日は組んだが?)常にタッグで同じコーナーにいたとしても、相手の弱点を探しているし、ここに隙ができるからっていつでも探ってるよ。次にシングルでもタッグでも、何かしらの時にその隙を突いてやるから。まだまだ出てくると思うよ。今日だって見つけられなかったわけじゃないんだ。まだ文体だって残っているし。ただ、タッグを組むんだったらあんな頼もしい選手はいないよ。だからこそ討ち取りたいし、だからこそ相手のウィークポイントを探したりするんでしょ。俺はそうだと思っているから。プロレスって飽きないね、やっぱり。(あくまでも倒すべき存在?)もちろん。それは相手になっても同じことだから。それは岡林も変わらないし。(秋山選手と組んで感じたことは?)別に全部任せきっているわけじゃないけど、プロレスって信頼関係ができてなきゃできないから。信頼してるよ。あれだけの選手で、プロレス的なものにおいては信頼しているけど、でも敵だからね、俺の中では。いくら同じコーナーに立ってても、敵だから。そっちに関しても、気は抜いてなかったね。俺が相手の弱点を探しているってことは、相手もそういう風に思っているかもしれないってことだから。それにしても、全部持って行かれた。飲み込んでやろうと思ったのに。まだまだだね。(悔しい気持ちもある?)そんなの当たり前だよ。ただ、あっちには歴史もあって、キャリアもあるから、しょうがないことなのかもしれないけど、それを飲み込むぐらいに行かないと、シングルやっても勝てないよな。次は飲み込むぞ。次は出ているんだから、いろいろ頭の中を整理して考えて、準備しておくよ」
【試合後の岡林&宇藤】
▼岡林「大丈夫か? 最後すまんかったな」▼宇藤「何があったか覚えてない。クソ!」
▼岡林「今日、メインで会長がアジアタッグ挑戦するんで、その前のセミで全日本プロレスの秋山社長と戦えて、何か今日はいろいろつかめました。次もまた機会があれば戦いたいですね。何回でも」
▼宇藤「今日チャンスだったんで、昔の凄かった全日本の中で上の方にいた秋山さんと当たれて、チャンスだと思ったけど、めちゃくちゃ壁は厚かったです。でも一回だけじゃないと思うんで、これからも機会あれば、全日本、若手興行だけじゃなくて本体にも呼んでもらって、宇藤純久という人間を認知してもらいたいです。今日は完敗でした」
▼岡林「これから上目指してやっていきましょう」
▼宇藤「ありがとうございます。今日はすいませんでした。次はもっと行きます」
▼岡林「もっといこう、どんどん」
◇第6試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第98代王者組]宮本裕向 ○木高イサミ(21分25秒 首固め)[挑戦者組]関本大介 Xグレート小鹿
☆宮本&木高が5度目の防衛に成功(試合終了後)
小鹿「たしかにオマエらはベルトを持ってる価値があるチームだよ。だけどここまでやったってことは、俺はワンモアチャンスがあるな! 俺はこのリングを去るまでに、再度、挑戦したい!(場内どよめき)ここまでやれるんだったら!」宮本「小鹿さん、このベルト、アジアタッグのベルト、冥土の土産にはならなかったようだな。どういうことかわかるか? まだ、あんたは生きなきゃいけないんだよ。まだ現役でいなきゃいけない。そう、俺たちにもっとオールド・プロレスリングを教えてくれよ」
小鹿「それはわかった。ただ、俺が上がっているこのリングは現代的なプロレス。これも大日本プロレスのリングだ。俺はその昔、全日本プロレスにおったよ。その時は小鹿&大熊の代名詞のタッグべルトだった。まだまだ俺はくたばらない。先ほど言ったように再度、何回でもチャレンジする! いいか、オマエらそれまでもっとけ、わかったか!(場内は大「コジカ」コール。小鹿はおもむろにベルトを二丁拳銃から奪うと)みなさん! 僕が最初に持った40何年前、その時の40何年前のベルトと変わってない! あくまでもこのベルトを追求し、このベルトが変わったらチャンスを求めない。とにかくこのベルトがある以上はチャンスを狙う。応援よろしくお願いします!」
(ベルトを戻し去ろうとする小鹿)
イサミ「小鹿さん、どうせ持っていくなら最後まで持っていってください。俺たちは強いを一緒にやりましょう」
(小鹿が戻ってくる。)
イサミ「僕らアジアタッグやってて、最強のチャレンジャーでしたよ。その後マイクを持たせても怖いと、ベルトも取られそうになると。最後ぐらい自分たちの言葉で締めましょう。なぜなら、俺たちは強い!」
【宮本&イサミの話】
宮本「すごいですね、昔のプロレスっていうのは」イサミ「ねちっこいレスリングだなあ! しつこいなあ!」
宮本「あれだけルールに厳格なアジアタッグでも…」
イサミ「向こうが厳守するから、こっちは破れなくなっちゃうよね。普段は通常ルールで我々はルールを守るレスリングをどちらかと言うと心がけてるじゃない?」
宮本「きょうはヒールファイトしちゃったね」
イサミ「向こうがルールに厳格すぎるんだよ。徹底して、やっぱアジアタッグのPWFルールにのっとって向こうがしっかりやってくるから、じゃあ俺たちはその裏いってやろうかって思っちゃうよね」
宮本「昨日も小鹿さんはデスマッチで大流血して、それでのきょうだったんで。それは流血するでしょうね」
イサミ「すげえよ」
宮本「弱みを狙うのがプロレスなんで」
イサミ「逆に言うと、僕らはそれを教わってた気がするし。大日本でも小鹿さんにレスリングを教わってる時にも弱いところは狙えと言われてた」
宮本「きょうも狙われたじゃん」
イサミ「しょうがない。一点集中のスポーツだから」
宮本「プロレスにのっとったルールでやったと思いますよ」
イサミ「小鹿さんから学ぶことは山ほどあるし」
宮本「もっとオールド・プロレスリングを俺らに教えてほしい」
イサミ「宮本さんの言う通りだよ。オールド・プロレスリング…昔ながらも、いいんですよ。いまのスタイルに無理やり合わせる小鹿さんは見たくないし。そんな小鹿さんとやりたくないし。ただ俺たちはグレート小鹿とやりたいという、ただそれだけですね。興味はきょうでどんどん沸いてきた。ホントそれだけです」
宮本「古きを知り、新しきを知る。これだね。きょうは古きのものを教えてもらった気がしますね」
イサミ「もっと対抗しなきゃいけないから。今度は同じようなレスリングでも対等に渡り合っていく。きょうはそれで一歩上を行かれたけど、なんとか無理やり元気のよさ、イキの良さみたいので返しただけであって。今度はレスリングで上回って完勝してやりますよ。それまで、小鹿さんが挑戦する時まで持ってなきゃいけないから」
宮本「もちろん。でも、きょうグレート小鹿と関本大介、素晴らしいものを教えてもらった気がします」
イサミ「きょうを踏まえて、もっと強くなれた気がします」
宮本「一つこのベルトの価値も上がったと思いますよ」
イサミ「まだまだ防衛して、もう一度小鹿さんが関本さんと組むのか、別な人とのタッグなのか、わからないけど、また小鹿さんとやるまで防衛しましょう!」
イサミ&宮本「なぜなら、俺たちは強い!」
【小鹿&関本の話】
小鹿「いやあ、タフでした。チャンスはあると思ったけどね。関本選手に70、80%の負担をかけたけど、これだけやれるというか、作戦を立て直していけば、まだ再度チャンスがあるんじゃないかなって俺なりに試合終わってから考えている。もうちょっと、関本選手とのコンビネーション、それと関本選手の力、技、そういうものを積み重ねていく。再度チャレンジしたい。そういう気持ちです。負けた悔しさもありますけど、ここまで彼らに向かっていったという部分で、負けましたけども、清々しい気分です。昨日のデスマッチときょうのアジアタッグは、今年21年なもんで。20年一区切りにしたら、今年は新しい年。だからこそ僕はチャレンジした。この新しい2期目に入った時に、これだけやれるってことは俺も自信持ったし、これからまだまだ動いて、我が家に隠れるようなことはせず。言いたいことを言わしてもらいます。チャンスあらば、つかみます」関本「会長、やりましょう!」
小鹿「な。ありがとう。(この2日間を終えて)前も言ったけど、いままで20年間、僕はファンの方に恩返しもしてないし、選手がやるのを見てきただけ。これじゃいけないと奮起して、新年からこういうのにチャレンジした。
そういうことで、僕らのやってきたことが、いいとか悪いとかじゃなく、みんな一生懸命やってたから、俺も加勢したい。いち兵隊として。僕は肩書は会長だけども、いち選手として、いち兵隊、裏方として大日本の将来、新日本を追い抜け、追い越せの合言葉があるから、そこまでできたらリングに上がれたらいい。だけど、それは無理かもわからない。いまは新日本プロレスが一番強い。強いけども2番、3番、4番いないんだから。どこの団体がいくかわからん。そこまで影、もしくは表に出て大日本プロレスを応援してやっていきたい。その一員でありたい。僕はそういう気持ちがあります」関本「会長、その通りです」
小鹿「幸いにしてな、2016年名誉ある全日本のチャンピオン・カーニバルの王者になったんだし、まだまだこれから積み重ねていけば、まだまだいろいろな経験ができる。それが彼の貯金になる。その貯金を溜めて、プロレス界一番の団体にしていきたい」
大日本後楽園大会のメインで小鹿が関本と組んでヤンキー二丁拳銃の保持するアジアタッグ王座に挑戦した、小鹿がアジアタッグ王座に挑戦するのは33年ぶりとなるが、この日の小鹿は前日に行われた大日本新木場大会で有刺鉄線デスマッチに挑んだ際に流血し額には絆創膏が張られるも、対する王者の二丁拳銃もイサミが結膜炎で左目に眼帯をしており、両チームともハンデを背負っての戦いとなった。
試合は小鹿が先発を買って出て宮本と対峙するも、宮本のスピードに翻弄されるが、イサミが登場すると小鹿がイサミの右膝にニーを落としてからレッグロックと右膝攻めを展開し、関本がタッチを要求するが小鹿は無視し徹底的にイサミの右膝をレッグロックで苦しめる。
やっと交代した関本もドラゴンスクリューで続くが、再び交代した小鹿も執拗にレッグロックで捕らえるも、イサミは苦し紛れに小鹿の額にナックルを浴びせると小鹿は流血し、動きが止まったところで宮本と共に小鹿の額に集中攻撃を浴びせ、館内は二丁拳銃にブーイングを浴びせる。
劣勢となった小鹿はイサミにニークラッシャーを決めてから関本に交代し、関本はイサミにボディースラム、宮本にショルダースルーと盛り返すが、宮本も豹魔殺しを連発してからコブラツイストで応戦、そしてイサミが入って連係で関本を攻めるが、ラリアットで反撃した関本は小鹿に交代する。
小鹿はイサミの足を攻めてからSTFで捕獲、脱出したイサミは容赦なくバスソーキックを連発しダイビングダブルニーから絶槍で小鹿を追い詰めるも、関本がジャーマンでカットに入り、蘇生した小鹿は足四の字固めで捕らえ、スピニングトーホールドを狙うが、イサミが首固めで丸め込んで3カウントを奪い王座を防衛した。試合後は再度の挑戦をアピールした小鹿に二丁拳銃が敬意を表し大会を締めくくったが、流血しながらも執拗なレッグロックでイサミを苦しめたのは、かつて極道コンビとしてアジアタッグ王者に君臨した小鹿の意地だったのかもしれない。
セミでは全日本プロレスから秋山が参戦して大地と組み、岡林&宇藤組と対戦、試合は秋山が岡林相手に肉弾戦を展開すれば、宇藤が大地にジャンピングニーを浴びせた際にジャンボ鶴田ばりの「オー!」と秋山を挑発すると、秋山は場外戦で宇藤にDDTで突き刺し、エプロンに固定してのギロチンニー、リングに戻っては何度もカバーに入ってスタミナを奪いにかかるなどかわいがりを展開する。
秋山に試合全体を支配された岡林は大地に逆エビ固めを決め、秋山がカットに入っても意地で放さず、さらに秋山がエルボーを放てば岡林も逆水平で応戦するなど火花を散らす。
秋山は交代した宇藤に低空ニーからフロントネックロックで捕らえ、ロープに逃れたところで膝を突き上げるが、食い下がる宇藤はコブラツイストで返し、岡林が入ってトレイン攻撃、宇藤が再び「オー!」からジャンピングニー、ランニングニーと放っていく。
しかしこれに火がついた秋山は宇藤に膝を何度も浴びせ、ランニングニー、生膝ニーと浴びせていくと、最後はエクスプロイダーで3カウントを奪い勝利を収め、試合後は岡林が秋山の前でストロングヘビー級ベルトを誇示して秋山を挑発した。また第3試合のデスマッチヘビー級選手権の前哨戦は伊東のドラゴンスプラッシュwithイスを剣山で迎撃した高橋が有刺鉄線ボードとイスの上でのジャックハマーで3カウントを奪い、伊東から直接勝利を収めた。
アジアタッグ防衛!!からのニコプロバサラ新木場大会ありがとうございました!!
— 木高イサミ (@isami_777) 2016年4月29日昨日-今日と二晩試合をしました、昨夜はデスマッチで血だるまに成りながら勝利して今夜はアジアタックベルトに挑戦したが負けました、昨夜流した血が目に入り前が見えにくく成りましたが頑張ったのですが、まだまだリングから降りる積もりはありません、
— 小鹿 信也 (@bjwkojika) 2016年4月29日大日本後楽園大会、メインのアジアタッグで予想をはるかに上回る熱戦虚しく敗れた小鹿会長だったが、「ワンモアチャンス、何度でも挑戦する」と宣言。何度挑戦するのかよくわからないが、その気迫に会場からは割れんばかり小鹿コールが起きたであります。
— 須山浩継 (@suyamahakusyak) 2016年4月29日前夜の蛍光灯デスマッチの傷口が開き血染めのアジアタッグ戦となったグレート小鹿。74歳で20分を超える熱闘の8割出ずっぱりという勝利への執念。35年ぶりの奪還ならずも徹底した昭和の脚殺しが染みて染みて… #bjw pic.twitter.com/tJ6EClZW1B
— 鈴木健.txt (@yaroutxt) 2016年4月29日 -
和樹に代わり岡林からギブアップを奪った忍が一騎当千に参戦!平成極道を返り討ちにしたヤンキー二丁拳銃がアジアタッグ長期政権をアピール!2月18日 大日本プロレス「ファン感謝デー」東京・後楽園ホール 1260人満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
稲松三郎 関根龍一(9分56 コンバイン)×佐久田俊行 菊田一美
◇第2試合◇
▼30分1本
○忍 橋本大地(16分0秒 腕ひしぎ逆十字固め)×岡林裕二 丸山敦
【試合後の忍&大地】
▼忍「いやあ、弱かったっすね。岡林、弱かったっすね。大日本のチャンピオン? 今度の『一騎当千』に私が出場する。で、そのブロックに岡林が入っている。まず一勝は確実ですね。蹴りも凄かったですよ」
▼大地「僕も和樹が怪我しているから、アイツが帰ってくる場所を作るだけなんで。それだけです」
▼忍「彼がチャンピオンだと思えないファイトだったんじゃないですか? 岡林のファイトじゃなかったんですか? 本気なんですかね? 本気ですか? 今はベルトを巻いているようですけど、僕が認めている大日本のチャンピオンって初代チャンピオン(佐々木義人)しかいないんで。僕は全然。今日はパワーボムを食らいましたけど…強烈なパワーボムを食らいました。ただ、あれ以上に凄いのは彼になかったんで、余裕ですね。まあ、大地選手とは決勝で当たるかもしれないんで、仲良し子良しはやらずに私は帰ります」
▼大地「忍さんが言ったことはよくわかりますよ。和樹と言ってたでしょ。俺らはタッグチャンピオンも狙っていくし、お互いシングルだって貪欲に狙っていくって。アイツが帰ってくる環境を俺がチーム大和として作ってやる。そういう風に思って今日は臨んだよ。でも、アイツが帰ってくる前に、もしかしたら俺がシングル(のベルト)をもらっているかもしれねえな。『一騎当千』だってやるよ。アイツと約束したんだよ。決勝で俺らで当たろうぜって。アイツはいなくなったけど、アイツが帰ってくる環境を作るのに、俺が優勝しなくてどうするんだ? 完璧に優勝するぞ」
◇第3試合◇
▼有刺鉄線ボードタッグデスマッチ/30分1本
アブドーラ・小林 ○竹田誠志(13分7秒 片エビ固め)塚本拓海 ×高橋匡哉
※ リバースUクラッシュ
◇第4試合◇
▼30分1本
○伊東竜二 “黒天使"沼澤邪鬼 ツトム・オースギ ヘラクレス千賀(10分22秒 体固め)バラモンシュウ バラモンケイ 谷口裕一 ×植木嵩行
※ドラゴンキッカー
◇第5試合◇
▼30分1本
○佐藤耕平 石川修司(13分17秒 片エビ固め)浜亮太 ×神谷英慶
※パイルドライバー
【試合後の耕平&石川】
▼耕平「今日、試合前にみんなで集まって一騎当千に向けて会議的なことがありましたけど、意識しているのはわかります。でも、もうちょっと意識するんであれば攻め方があったかなって。そういうものを考えないと。向こうがタッグのベルトを巻いて出てきたから、こっちはツインタワーズとしてタッグの試合をしたまでで。まあ、今日の結果で悔しいんであれば、近いところで一騎当千といういい舞台があるから。そこで悔しさをぶつけてくればいいと思う。だけど、こっちもリーグ戦というのものは散々いろんなところで経験してきたし。確かに神谷っていうのは若手としての括りで俺は見てないんでね。そういう意味での戦い方を今日はしたんで。シングルになれば、もっとこれ以上の攻めをするし、悔しいんであればもっと考えて、練習して、しっかりとリーグ戦という舞台でぶつかってこいと思います」
▼石川「自分は浜亮太と一騎当千で当たるのは決まっているんで。前の岡林と浜亮太の試合はスゲエ試合だったんで、自分は自分なりの戦いで、浜亮太を倒したいなと思います。あと、うちらツインタワーズの力を今日は後楽園ホールのお客さんに見せたと思うんで。僕らはいつでもベルトに挑戦できる力があると思うんで、あとは会社の方が判断してほしいなと思います」
【試合後の浜&神谷】
▼浜「大丈夫か、神谷?」
▼神谷「はい…。クソ! 正直、今日絶対…どんな敵が対戦相手でも、今日は絶対負けちゃいけないって思ってたんですけど。クソ!」
▼浜「やっぱりチャンピオンになって、自分らでは気づいてなかったんですけど、いつも負けを恐れないで突っ込んで行ってたところを、ベルトを獲ったということで『絶対に負けれない』という…これがプレッシャーなのかわからないですけど、それでいつもよりダイナミックじゃない、小さいプロレスになっちゃったですね。それが負けに繋がったと思います。3月に入ったら僕が初出場になります『一騎当千』も始まります。今日、石川修司選手とやってて楽しかったですね。負けてこんなことを言うのも何ですけど、試合は見ての通りにどっちがチャンピオンかわからないような試合になっちゃって悔しい気持ちはいっぱいありますけど、今日の負けで吹っ切れましたね。これで僕は…神谷はどう思っているかわからないけど、僕は吹っ切れて、いい形で『一騎当千』に臨めます」
▼神谷「僕は今日負けた悔しさをバネにして。大日本プロレス所属の中じゃ、今は河上選手が怪我して、橋本選手が怪我して。僕がドンドン上に上がっていかないと大日本プロレスの未来が見えないと思うんで。この悔しさをバネに、『一騎当千』では勝って勝って勝ちまくりたいと思います。そして、もう一度岡林選手の持つベルトに挑戦して、次は獲ります。クソ!」
◇第6試合◇
▼30分1本
関本大介 ○真田聖也(12分14秒 THIS IS IT)鈴木秀樹 ×宇藤純久
◇第7試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第98代王者組]木高イサミ ○宮本裕向(17分40秒 片エビ固め)[挑戦者組]星野勘九郎 ×稲葉雅人
※ムーンサルトプレス
☆イサミ&宮本2度目に成功。
(試合終了後)
イサミ「悪くないっすね。大日本でのデスマッチファイター同士のストロングのアジアタッグも、別に悪くないっしょ。まあ、これは完全な僕の個人的意見ですけどね、デスマッチファイターはデスマッチもできる、何でもできるトータルファイターだからデスマッチファイターなんだよ!」
宮本「2度目の防衛ですか。なんとか防衛できました。まあでも、この大日本プロレス、後楽園ホールでこんな機会をいただいて感謝してます。ありがとうございました。BJWタッグは俺たち10何回防衛した? 17回ね、防衛しましたんで、アジアタッグもね」
イサミ「あと98回!」宮本「なかなか長いですけど、頑張って防衛していきたいと思います! やっていきましょう」イサミ&宮本「なぜなら、俺たちは強い!」
【試合後の木高&宮本】
▼イサミ「大日本プロレスファン感謝デー。これが僕らなりのファンへの感謝の表し方ですよ。試合するのも、あと98回って言った約束もね」
▼宮本「夢があるね」
▼イサミ「言わなきゃ始まらないから。それは無理かもしれないよ。BJWタッグだって十何回かで防衛は止まったけど、口にしたことで自分たちに覇気がともったから」
▼宮本「それで応援してくれた人もいるし。ビッグマウスで行きましょう」
▼イサミ「あとたった98回だよ。目標は40歳までに行きたいところだね」
▼宮本「このベルトはあるかな? 40年後もあるかな?」
▼イサミ「40年後も絶対あるでしょ。60年近くあるんだから、我々が40年守れば、100年になるんだから」
▼宮本「まあね、言うのはタダですから。何とか2回目の防衛を果たしましたけど」
▼イサミ「いや、極道は強いよ。しつこいな。やっぱり気持ちだろうなあ」
▼宮本「今までずっと戦って。最近はこっちが負けてたけど、ずっと勝ってきた相手だから。やっぱり相手も考えているしね」
▼イサミ「極道コンビっていう名前だからね。アジアタッグはどうしても巻きたいという気持ちは絶対あると思うし」
▼宮本「小鹿さんも巻いてたんでしょ?」
▼イサミ「そうだよ。どっちかが小鹿さんのベルトで、どっちかが大熊さんのベルトだよ」
▼宮本「臭い方が小鹿さんか(笑)」
▼イサミ「その歴史は今、ちゃんと僕らに受け継がれているんで。何も極道だけじゃないっていうね。獲りたくて獲ったベルトなんだから。欲しくて狙って。やっぱり口に出したら、結果になったじゃないですか。全日本のジュニアタッグリーグが始まった時に、アジアタッグを獲りたいなと言ったら、獲れたじゃないですか。口にしましょうよ。僕らはあと40年防衛する」
▼宮本「まず言ってみよう」
▼イサミ「あと最低98回」
▼宮本「言ったらできるかもしれないからね。でも、このベルトをもっといろんな団体で見せて価値を高めていきたいですね。やっぱ至宝のアジアタッグなんで」
▼イサミ「もう全日本だけのベルトじゃないですよ」
▼宮本「DDTと大日本で防衛戦をしましたから、次はどこかな。まだ全日本でしてないですね」
――今後の展望は?
▼イサミ「だってあと100回ですよ。そのために、月に1回やったとしても、あと今年は10回。それでも88回残っているんですから。もうちょっとペースを上げないと間に合わない」
▼宮本「そうですね。月1は確定だね」
▼イサミ「いや、しんどいなあ。でも、それがチャンピオンだからね。チャンピオンというのを楽しめるのもチャンピオンだし。宮本裕向となら全然やっていけますよ」
▼宮本「ベルトを懸けると、また気持ちが入るね。違うよね」
▼イサミ「勝った時の感覚も違うし」
▼宮本「これからドンドン発展していく気持ちもあるし、楽しいですね」
――アジアタッグを防衛した気持ちもちょっと違う?
▼イサミ「また小鹿さんというのも含めて、今までこんなに出てきた大日本プロレスなのに、ちょっと違った空気に感じました」
▼宮本「小鹿さんもベルトを渡す時に『懐かしいなあ』って言ってましたよ」
▼イサミ「自分が巻いた時のことを思い出して」
▼宮本「それを見て思ったんだろうけど、あの人も歳を取り過ぎたよ」
▼イサミ「今のは宮本裕向個人の言葉なんで(笑) まあ、防衛していきましょう。98回、40年…」
▼2人「なぜなら、俺たちは強い!」
【試合後の星野&稲葉】
▼稲葉「何度目だ…。何度目ですか…」
▼星野「何が足りないんだ?」
▼稲葉「アジア、巻きたかったですね」
▼星野「オジキとオジキが巻いたベルト。時代を跨いで、今日絶対手に入れたかったな。でもな、これが現実だ。まだ気持ちも足りねえし、修行も足りねえってことだ。でもな、マサ。お前も言っただろ。俺たちは雑草だ、雑草。また這い上がればいいよ。何度やられたって這い上がるだけだろ?」
▼稲葉「そうです。今日で終わりじゃないですよ。本当に悔しいし、会長と大熊さんが巻いていたベルトは正直欲しかった。でも、まだまだ僕らの修行が足りないってことですね」
▼星野「クソッタレ! 何百連敗したって最後に勝てばいいんだよ。関係ねえ。またやるだけだ、クソッタレ。メソメソするな!」
※星野が稲葉の胸板に張り手を叩き込む
▼稲葉「メソメソしている場合じゃねえ。首が痛いんですよ、首が。やられた首が」
大会前に橋本和樹が全日本プロレス狭山大会で左腕を負傷、左腕尺骨骨折のためエントリーが決まっていた「一騎当千〜storong climb〜」の出場を辞退することになった。和樹は全日本の「Jr.BATTLE OF GLORY」で優勝決定戦に駒を進めていただけに、ここに来ての負傷欠場は残念としか言いようがない。
第2試合では岡林が丸山と組んで忍、大地組と対戦するが、岡林は大地に逆水平を打ち込むも、大地のキックを浴びてダウンしてしまい、意識が朦朧とするなかで丸山に代わるも、蘇生した岡林は怒涛の猛ラッシュで反撃、終盤では岡林が忍を捕らえるがパワーボムを決めたところで忍が下からの腕十字で捕獲、岡林は力づくで脱出を図り強引に持ち上げて叩きつけるが、忍が離さず逆に岡林の腕が伸びきりギブアップ、ストロング王者の岡林が一騎当千を前にしてまさかの敗戦を喫し、岡林を破った実績が認められ忍が和樹の代わりに「一騎当千〜」にエントリーすることになった。
メインはヤンキー二丁拳銃の保持するアジアタッグ王座に平成極道コンビが挑戦、序盤から一進一退の攻防となるも稲葉がイサミに急所蹴りを放って先制するも、星野が宮本とのサッカーボールキック合戦に競り負けてしまうと二丁拳銃は星野を捕らえて主導権を握る。
劣勢の平成極道は稲葉が奮起して二丁拳銃の二人をまとめてフェースクラッシャーで叩きつけ、宮本には俵返しやフロントスープレックス、イサミにはコンプリートショット、交代を受けた星野もラリアットやセントーンで続き、クロスフェースでイサミを追い詰める。
勢いに乗った星野は頭突きの連打から勘九郎カッターで勝負に出るが、クリアしたイサミは宮本に交代し、イサミとの合体技を連発して星野を追い詰める。
星野は稲葉のアシストを受けて宮本を極道クラッチで丸め込むが、イサミがコーナーからのダブルニーでカットに入るも、星野はラリアットでイサミを蹴ちらすと稲葉との合体攻撃の連発で宮本を捕らえ、稲葉がエクスプロイダーを決めるも、カットに入ったイサミが稲葉の顔面を蹴り、カットに入ろうとする星野をトペで蹴ちらす。
稲葉を捕らえた宮本はハンドスプリング式オーバーヘッドキックからファイヤーサンダーを狙うが、稲葉は墨落としで粘るもイサミがカット、稲葉のラリアットをキャッチした宮本はファイヤーサンダーで突き刺し、最後はヴァルキリースプラッシュからムーンサルトプレスと畳み掛けて3カウントを奪い王座を防衛した。
試合終了後は二丁拳銃が100回防衛を公言し長期政権をアピールしたが、全日本プロレスから誰も名乗りを挙げない以上、当面の間はアジアタッグ戦線は二丁拳銃の天下が続き、全日本にはベルトが戻ってこない、しかし二丁拳銃が全日本以外のリングで防衛戦をこなすことで、全日本でのベルトのあり方というものが変わっていくのかもしれない。
また第5試合ではツインタワーズが現BJWタッグ王者である浜、神谷組と対戦し、ツインタワーズのサンドバックタイムに捕まった神谷が耕平のパイルドライバーを喰らい3カウントを奪われ完敗、王者組を破ったことでツインタワーズに返り咲きのチャンスがめぐってきたが、挑戦には言及せず、一騎当千に集中する姿勢を見せた -
岡林が浜の巨体を投げきりストロング王座防衛も、ストロング版「一騎当千」開催で敷かれた包囲網
1月24日 大日本プロレス 後楽園ホール 1135人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第0試合◇
▼15分1本
○丸山敦 佐久田俊行(7分58秒 片エビ固め)忍 X菊田一美
※TAJIRI公認バスソーキック◇第1試合◇
▼20分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ○ツトムオースギ ヘラクレス千賀(8分58秒 片エビ固め)バラモンシュウ バラモンケイ X植木嵩行
※ダイビングボディプレス◇第2試合◇
▼Gショック6人タッグデスマッチ/30分1本
○星野勘九郎 稲葉雅人 高橋匡哉(12分14秒 極道クラッチ)X木高イサミ 宮本裕向 塚本拓海【試合後の星野&稲葉】
▼稲葉「勝ったですね」▼星野「勝ったぞ。俺の信頼するマサの足引きから俺の極道クラッチで。これがアジアを代表する極道コンビの力だよな?」
▼稲葉「そうですね」
▼星野「特訓の時に言ったよな。これでアジアタッグに挑戦させろよ。文句ねえだろ? 二丁拳銃から取ったぞ」
▼稲葉「タッグリーグに続き、2連勝だ、2連勝。たかだか2連勝かもしれないけど、タッグで結果を残してんだ。挑戦する権利はあるでしょ?」
▼星野「過去に遡れば、俺たちの大先輩のオジキと大熊さんがアジアタッグを持ってたよな。俺たちもそれに続こうぜ」
▼稲葉「俺たちが意志を継ぎましょう。とりあえず直訴しに行きましょう。社長に」
▼星野「直訴しに行こう」
▼稲葉「もう文句ないでしょ?」
【試合後のイサミ&宮本】
▼イサミ「ミスジャッジだろ?」▼宮本「あんなんじゃ動けないだろ。だからカウントも入れちゃうんだよ。返したって。ふざけんなよ」
▼イサミ「あいつらこそ今度はやってやるよ」
◇第3試合◇
有刺鉄線ボードタッグデスマッチ/30分1本
○アブドーラ・小林 竹田誠志(11分32秒 体固め)伊東竜二 X関根龍一
※ダイビングバカチンガーエルボードロップ◇第4試合◇
▼30分1本
○橋本和樹 橋本大地(12分38秒 片エビ固め)関本大介 X青木篤志
※デスバレーボム【試合後の和樹&大地】
▼和樹「これまでいろんな人と戦って、いろんな負けを越えて、いろんな勝ちを取ってきたけど、なんか今日は吠えるとかそういうんじゃない感じがするんだ。なんか吠えるとかじゃないんだよ。青木から取った。本当に嬉しいよ。本当だったら、この裏で全裸になりながら喜び狂いたいぐらいだけど、一個青木から取ったことによって、俺には明確な先が見えた。次のジュニアリーグ、青木に勝ったんだ。俺は是が非でも優勝しなきゃならねえ」▼大地「いや、勝てるよ。勝てる、勝てる」
▼和樹「大ちゃんがそう言ってくれるなら、俺は絶対勝てる。大ちゃんが1年間タッグを続けると言ったら続いた。そうしたら、大ちゃんがもう1回そう言ってくれるんだったら、俺も優勝できる」
▼大地「今日なんで大喜びしたいところのなのに、喜びがないのか教えてやろうか。全日本のヤツらはさ、青木に気を遣ってるんだよ、たぶん絶対。BJWのヤツらはみんな気を遣わないぞ。みんなガンガン入れてくるぞ。そんな中で、こんな対抗戦をやっていいのか? BJWだって強いぞ。舐めてかかるなよ。絶対にコイツが優勝するから。絶対するから」
▼和樹「大ちゃんが言うなら、俺は優勝できる。やってくるよ。なんか決意がみなぎっている。あと、今日1つ吠えるとするなら、気になったことがある。おい、客。『大地はいい』だ? 『大地は関係ねえ』だ? バカか。ふざけんじゃねえ。コイツは大日本プロレスの橋本大地だ。そして、チーム大和としてリングの上にあがってるんだ。大地の戦いは俺の戦いであり、和樹の戦いは大地の戦いなんだ。俺らに関係ない勝敗や試合はない! それだけだ」
▼大地「言った通りだよ。今のまんまだ。一個、青木に言っておくよ。みんなに気を遣われてるんだ。そろそろ気づけって」
【試合後の関本&青木】
▼関本「青木選手、すいません。ごめんなさい」▼青木「すいません…」
▼関本「助けに行けなくて。ごめんなさい。大丈夫ですか? 喋れますか?」
▼青木「今は大丈夫です。クソ。取られちゃった…。クソ! ダメだ…」
◇第5試合◇
▼30分1本
佐藤耕平 石川修司 ○神谷英慶(14分40秒 体固め)鈴木秀樹 真田聖也 X宇藤純久
※バックドロップ【試合後の耕平&石川&神谷】
▼神谷「どんな相手でも一緒なんで、何ともないです」▼耕平「神ちゃんがチャンピオンになったから言うわけじゃないですけど、試合の中で真田選手をちょっと意識している感じがあったんで。そこはチャンピオンの邪魔をしないで任せようかなという感じでしたね」
▼石川「ずっと鈴木秀樹と当たってたんで、今日はあえてあまり触れなくてもいいかなと思ってたんですけど、今度3月から一騎当千が始まるみたいなんで。会社が見たいと思えば、組まれると思うんで。そこでやりたいなと思います。あとは神ちゃんが」
▼神谷「そうですね。特にありませんけど、これからもストロングBJでガンガン試合をして、ベルトの価値を高めていきたいと思います」
――神谷選手は真田選手を意識していた?
▼神谷「僕は初めて当たったんで、どんな選手か触れてみたい部分がありました」
――チャンピオンとしてその先を見越して?
▼神谷「そういうことではなく、一選手として当たってみたいなと」
――ツインタワーズも初対決だったが?
▼耕平「今日は一回も絡んでないんで。試合の流れを見てて、石川選手と普通にエルボーをガッチリ受けていて。イメージとしてはW-1からTNAに行ってね、もっと軽やかというか、そういう感じの選手かなと思ったんですけど、ああいう口も全然いけるんだなという。今日はたまたまタイミングが合わなかっただけなんで、次は当たってみたいですね。それもそうですし、それ以上に神ちゃんがこうやってベルトを取って、岡林ともシングルをやったりとか、着実に経験を重ねていくように、宇藤も上の選手たちとも揉まれて、鈴木と組んでタッグリーグに出て。宇藤も宇藤でそれなりに力をつけてきているなという感じがありました。それは神ちゃんに『下の人間にはまだまだ負けない』という気持ちとチャンピオンとしての自覚があったからこその今日の勝利だと思うんで。面白くなってきますね。真田選手もそうですし、たまたま諏訪魔選手も出られなくなって、怪我でしょうがないですけど、そういった他団体の選手と当たれるリングがここだと思うので。そういう意味では、NEXTということだと思ってます」
【真田の話】「今日の対戦相手は全員初めてでしたね。もう一発一発が重いですね。日本人でも、浜ちゃんや横綱(曙)とは戦ったことがあるんですけど、また違うジャンルの大きさというか。あのぐらい大きい人と久しぶりに戦ったんで。一発一発が凄いですね。そういう勝負をしても勝てないです。今後も当たるのかなという。そう思うと楽しみですね。いろいろとイメージが湧くんで。(タッグ王者の神谷選手にはどういう印象が?)まだキャリアは凄い浅いんですよね。あのキャリアの中であそこまで来るというのは…。自分より後輩なのに、勢い的には凄かったですね。でも、3対3だとなかなか絡まないんで。本当にさわりだけですよね、まさしく。だから、わからないですよ。鈴木選手もWRESTLE-1のチャンピオンになってましたけど、俺はその時にもういなかったんで、わからなかったんですよ。今度、2月に戦う予定なんで、楽しみですね。キャリア的には同世代じゃないですか」
◇第6試合◇
▼BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合/30分1本
[第7代王者]○岡林裕二(15分35秒 片エビ固め)[挑戦者]X浜亮太
※ゴーレムスプラッシュ
☆岡林2度目の防衛に成功【岡林の話】「何とか勝ちました。ああ、苦しい…。あのコーナーからのパワーボムが決まらなかったら、やばかったですね。気持ちじゃ絶対に負けてないんで。今日の勝利は本当に嬉しいです。12月30日の後楽園ホールの最後に、浜選手が挑戦の名乗りを挙げてくれて嬉しかったし、今日タイトルマッチで浜選手と戦えたのは光栄というか、本当によかったです。浜選手が最初に『大日本の横綱・岡林選手』と言ってましたけど、本当に自分も大日本プロレスの横綱として、誰が来ても真正面から受けて立ちます。今日の試合をやって、自信が付きました。(『一騎当千』の開幕戦が3・6後楽園に決まったが、今後の防衛ロードについては?)僕の中で今年はドンドン防衛していきたいと考えてますけど。極端に言えば、1ヵ月に1回でもやってやるという気持ちで、いつでも来いと。そのためにも毎日トレーニングしているので、その準備はできてます。一騎当千も始まりますけど、その前でもタイトルマッチをいける準備はできているし、何回も言いますけど、いつでも戦える準備はしてます。(これまで伊東選手が言ってきた『世界一の団体にする』という発言もあったが?)伊東選手も言ってましたけど、自分ももっともっと上を目指すという意味で。要は世界一ですよね。そうやって言ってきているんで。何でもそうですけど、現状に満足しててもダメだと思うんで。何でも上を目指さないといけないと思うんで。だから、ああいう言葉がでてきたんですけど」
【浜の話】「負けたんで、あまり多くは語れないですけど、どうでしたか? 惜しかったですよね。でもやっぱり、相撲取りの時と一緒で、相手を一気に土俵際まで押してね、よし勝ったと思う時は負けるんですよね。別に油断していたわけでも、勝ち急いだわけでもないんですけど、やっぱりチャンピオンになる人って底力がありますよ。アッパレでした。でも負けたけど、力と力の、細かいこと抜きのぶつかり合いができたんで。本当に元力士としても、プロレスラーとしても本望でした。よくを言えば勝ちたかったですけど。僕らにしかできない戦いができたと思うんです。(オオキドプレスがいい形で決まったものの、返されてしまったが?)やっぱり底力がありますよ。普段だったら、絶対に3カウント入っている技を返されたんで。今のプロレス界を見ても、225kgある人を持ち上げたりするなんて。僕は自分で食らったことがないからわからないけど、凄いですよね。(ブレーンバスターで完璧に投げられたが?)力士の頃でも、僕って吊られたことって1回もないんですよ。今日はなんか変な気分でした。悔しい反面、僕は遊園地に行っても体が大きすぎて絶叫マシンに乗れないんで、だから気持ちよかったです。(パワーボムでも叩きつけられたが?)全部未経験のことをされたのが敗因じゃないですかね。まだまだケツが青いってことですよ。これからもただ前だけを見て頑張ります。またやりたいですね。関本大介と岡林裕二はプロレス界で最強だと思うので、その2人をシングルで倒すまでは諦めないですよ」
大日本後楽園大会のメインは岡林の保持するストロング王座にBJWタッグ王者でWRESTLE-1の浜が挑戦、岡林は浜に逆水平を打ち込み、ショルダータックルを浴びせていくが浜は揺るがず、逆に浜のぶちかましで吹き飛ばされてしまう。
先手を奪った浜はコーナーでのヒッププッシュ、スチームローラーと圧し潰しにかかり、スタンディングでもハマハンマー、岡林の回転エビ固め狙いもハマケツで潰すなど巨体を生かして試合を有利に進める。
勝負に出た浜はオオキドプレスを狙うが、かわした岡林は串刺しラリアットを連発するも、アルゼンチンバックブリーカー狙いは上がらず、ボディースラム狙いも逆に浴びせ倒されてしまう。
浜はボディースプラッシュ、串刺しヒップアタック、DDTと猛攻をかけ、ミートボムからオオキドプレスを連発して岡林を追い詰めるも、岡林はカウント2でクリアする。
浜はラリアットからスーパーオオキドプレスを狙うが、起き上がった岡林は浜の尻にラリアットを炸裂させてから、コーナーの浜をパワーボムで叩きつける。
そして岡林は浜の巨体をブレーンバスターで投げるとラリアットを連発、浜もミートボムで応戦するが岡林は倒れずラリアットを浴びせ、最後はゴーレムスプラッシュで3カウントを奪い王座を防衛した。
今回の選手権は岡林が自身より体重のある浜をどう迎え撃つかがテーマだったが、岡林は浜をブレーンバスターで投げ切って堂々の防衛を果たした。そして3月にはストロング版の「一騎当千」が開催され、石川や鈴木のエントリーが内定しセミの6人タッグ戦では両者が火花を散らしたが、特に鈴木は昨年から王座を狙っているものの挑戦者決定戦の相手だった河上隆一が負傷欠場するなど“お預け”を喰らっているだけに、今回の「一騎当千」のエントリーは最大のチャンスのはず、また真田も鈴木狙いでエントリーを狙っていることから、今回のストロング版の「一騎当千」は鈴木が台風の目になりそうだ。第4試合では和樹、大地のチーム大和が関本、負傷欠場の諏訪魔に代わり出場した青木組と対戦、青木はミサイルキックから高角度のバックドロップで和樹を追い詰めるが、アサルトポイントを防いだ和樹がハイキック、バスソーキックからデスバレーボムで3カウントを奪った。
和樹は全日本プロレス「2016エキサイトシリーズ」で開催される「Jr.BATTLE OF GLORY」にエントリーが決まっている、優勝は青木が本命視されているが、青木から直接3カウントを奪った和樹も見逃せない存在になる。第2試合では前日のDDT所沢大会で石井慧介、入江茂弘のチーム・ドリフを破りアジアタッグ王座を防衛したヤンキー二丁拳銃が6人タッグで平成極道コンビと対戦するが、宮本が星野にムーンサルトプレスを投下するも、星野がかわして着地したところで稲葉が脚をすくって、星野が極道クラッチで丸め込んで3カウントを奪い勝利を収め、試合後に平成極道がアジアタッグ挑戦を迫り、2月18日の後楽園大会での選手権が決定した。
平成極道は昨年の「最侠タッグリーグ」では二丁拳銃を破り、二丁拳銃の決勝トーナメント進出を阻んでいるだけに挑戦者の資格としては充分、先日はDDTで選手権を開催したが、今回は大日本での開催、あくまでベルトの管理はPWF(全日本プロレス)だが全日本の現状かもしれないが、ベルトがだんだん全日本から離れていくような感じがしてならない。【試合結果詳報】岡林vs浜、圧巻ストロングヘビー大肉弾戦/真田がツインタワーズ&神谷と初遭遇/和樹、青木撃破で全日本ジュニアリーグに弾み/平成極道アジアタッグ挑戦決定…大日本後楽園詳報 https://t.co/rDtxt2NbBC pic.twitter.com/IGAG4uHeM0
— 週プロmobile (@shupromobile) 2016, 1月 24 -
橋本大地が大日本に電撃入団!伊東が稲葉を降しデスマッチ王座を防衛!
1月2日 大日本プロレス 後楽園ホール 1352人 超満員
<アピール、コメントは週プロモバイルより>
◇試合開始前◇
<登坂社長あいさつ&選手入場式>
登坂社長「新しい仲間が増えました。みなさまそれぞれの人生があると思います。僕自身も登坂栄児という人生を歩んでいますが、時として人として、場合によっては違うものを背負わなければいけないことがあったかと思います。彼自身は偉大な父親の存在があり、その存在がひじょうに大きなものであると感じております。ただ、私どもは、2016年、大日本プロレスに迎え入れるにあたって、彼自身、彼個人の人間性そして人間力を尊重したいと思います。名前は言わなくてもおわかりになる方がたくさんいらっしゃるようです。橋本大地選手が、入団することになりました。みんなも、お父さんはすごかったとかお母さんはいい人なのにって言われたら嫌でしょ? 俺はね、これは個人の話だけど彼自身の目を見て、彼自身が闘う姿をこのリングで表現してもらいたいと思います。いろんな生き様があります。大日本ではそういった生き様を見せてくれたらなというふうに思います」(さらにグレート小鹿会長がリングに上がり挨拶。)
小鹿会長「昨年はお世話になりました。20周年を無事過ごしながら、2回目の両国国技館が7月におこなわれることになっています。また本年もよろしくお願いします。おめでとうの言葉を使うのを慎みました。去年の7月30日に僕のおふくろが亡くなりましたんで、ごめんなさい。おめでとうの言葉を慎みました。レスラーだけじゃない、大日本プロレスだけじゃない、みなさんとともに21年目の年を迎えたことを本当にうれしくありがたく思っております。これからもよろしくお願いします」(そして所属選手による入場式。大地が入ってくると大歓声。代表して年男となる神谷が挨拶)
。神谷「あけましておめでとうございます。神谷ヒデヨシ、今年からまずは私事ですが、今年から名前の表記を漢字に戻します。本日はたくさんのご来場まことにありがとうございます。2016年、選手、スタッフ一同精一杯頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします」◇第1試合◇
▼20分1本
○忍 佐久田俊行(8分34秒 片エビ固め)吉野達彦 Xエディ・フレンチ
※S.E.X.◇第2試合◇
▼30分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ツトムオースギ ○ヘラクレス千賀(11分42秒 首固め)バラモンシュウ バラモンケイ X植木嵩行
◇第3試合◇
▼30分1本
○真田聖也 丸山敦(10分34秒 回転足折り固め)X橋本和樹 橋本大地【試合後の真田&丸山】
▼真田「初タッグ。なんか変な感じですね。今日初めてタッグを組んだりとか、対戦相手も初めてだし。今までなかったことを経験しているという意味で、なんか変な感じです」▼丸山「真田選手には3つの大切なものがある! そのうち、ひとつだけ今日言ってやろう。お願いします」
▼真田「俺がですか? いや、あの…大日本プロレスのストロングBJは凄くなってきたんじゃないですか。まあ…」
▼丸山「それがひとつ! 真田さんもう大丈夫です。俺たちを構うな!」
※丸山が強引に真田を控え室に連れ込む
▼丸山「次は2つ目を言うぞ。1つ目はストロングが凄くなってきた。以上!」【試合後の和樹&大地】
▼和樹「いいか。今日の試合は負けたかもしれないけど、今日は言わせてくれ。今日からコイツは大日本プロレスの橋本大地だ。そうだろ? ぶっちゃけ、去年の暮れから正直、いろいろとコイツと今後のことで相談していく中で、何回も社長通れとコイツで話し合いを設けて。ぶっちゃけ、せっかちな性格の俺だから、早く早くっていう」▼大地「早く答えを出してくれってうるせえんだよ」
▼和樹「新年一発目からガンガンやって。発表したからね。俺は前に言った。もしもヤツにプロレス界の帰る家がないんだったら、俺がその家になってやる。大地が帰ってくる家になって、俺が受け止めてやるって言った」
▼大地「キザなことを言うなよ」
▼和樹「俺はもうコイツを引き込んで、俺は家族にしちまったからよ。もう止まらねえぞ。これからだ。去年から復活したチーム大和。いろんなことがあったけど、俺たちはある意味、今日勝ったんだ。全てのものに。わかるか? 全てのものに勝ったんだよ。チーム大和は勝ったんだよ。勝ったから手に入れたもの。大地の大日本所属。これからだ、俺たちがスタートするのは。本当に進撃が始まる。進撃が始まるぞ。今まで甘く見ていた…特に客だよ。甘く見てんじゃないぞ。そして、会社! 全方位に広がっていくぞ。俺たちは逃げも隠れもしねえぞ。他団体にも堂々とケンカを売ってやるよ。そして、今年はチーム大和の年だったんだって、今年の年末は言わしてやるよ。あとは大地に聞いてくれ」
(和樹は去っていく)
▼大地「マジかよ! まあ、今、言った通りだし。ただ、ファンの人も本音を聞きたいだろうから言うけど、いろんな団体を転々としてさ、もうこれで3団体目だよ。でも、ちょっといろんなことがあってこういう形になったけど。俺はZERO1を辞めてから、海外修行に行っていたようなつもりであそこの団体にいたんだよ、IGFに。俺も実際にこんな風に転がると思ってなかったからさ。今後言えるようだったら言うけど、IGFに行ってさ、猪木会長に戦いとは、レスラーでるあるということはを教わってきたから…」※和樹が戻って来る
▼和樹「まだ離してたの? 話が長いんだよ」▼大地「俺はだから、IGFに海外修行に行ったつもりだと思っているから。俺は帰ってきて、これからポーンと上に行くから」
▼和樹「じゃあ、今日は帰国一戦目か。メモリアルだな。そういうことで、頑張れよ、大地」
▼大地「また明日はIGFだから。IGFじゃないや。ZERO1でもない…」
▼和樹「大日本だよ。しっかりしろ、お前」
▼大地「完全に英語しか出てこなかったんだよ」
▼和樹「今のは完全に田舎のばあちゃんと一緒だよ。最後に俺の名前が出てくるんだから。しっかりしろよ? あと話を終わらせろよ」
※再び和樹が去っていく
――真田選手と初対決になったが?▼大地「なんか凄いやりづらかったですよ。今までIGFにいたせいか、全然スタイルが違ったしね。そこはちょっと噛み合わなかったかなって。だから、大日本に出る以上はドンドンこっちの世界に引きずり込んでやるよ。今日はこっちとしてもどういう選手だかわからなかったし、今日は様子見だよ。それだからチーム大和が選ばれたんだよ。チーム大和がこっちの世界に引きずり込んでやるよ」
――今後はIGFには上がらない?
▼大地「そんなことはないんだけど」――大日本中心にやっていく?
▼大地「大日本中心になるのかなという感じ」◇第4試合◇
▼世界ストロングヘビー級王座前哨戦/30分1本
○浜亮太 神谷英慶(10分46秒 体固め)岡林裕二 X宇藤純久
※リョウタハマー◇第5試合◇
▼30分1本
○関本大介 諏訪魔 鈴木秀樹(12分14秒 ジャーマンスープレックスホールド)佐藤耕平 石川修司 X菊田一美【試合後の関本&諏訪魔&鈴木】
▼諏訪魔「なんだ、お前。佐藤とやりに来てんだぞ! 絡んで来いよ、コノヤロー!」▼関本「(諏訪魔を押さえて)落ち着けよ! チームだよ、チーム」
▼諏訪魔「じゃかわしいよ!(突き飛ばす)」
▼鈴木「じゃあ、お前がひとりでやればいいじゃん?」
▼諏訪魔「なんだ、お前は?」
▼鈴木「初めからやれよ。みんな期待してるぞ」
※関本が諏訪魔を控え室に押し込む
▼関本「今日はね、本当にビックリしたよ。あんなデカいのを止められねえよ。鈴木も止めてよ」
▼鈴木「俺に言わないでよ」
▼関本「チームなんだから止めてよ」
▼鈴木「いいんじゃないですか? to be continuedでいいんじゃないですか? ずっと次回に続くですよ。永久に前哨戦」
▼関本「まあまあまあ。決着は付くよ。どこかで」
▼鈴木「付かないよ。振りだもん」
▼関本「今日は菊田が来て。向こうっ気強いじゃねえか。いいエルボーを食らいましたよ」
▼鈴木「エルボーは凄かった。痛くて殺してやろうと思ったよ」
▼関本「あんだけ来ても俺の体は死なないよ。俺の体は大丈夫。鈴木さんだって大丈夫でしょ? またやろうぜ」
――鈴木選手は諏訪魔選手と戦いたい?
▼鈴木「いや、別にいいです。毎回前哨戦になるのは一緒だから。船木さんの時から一緒です。僕はずっと一発勝負でやってきているんで。耕平さんも田中さんもライディーンも。たぶん関本さんとも一発勝負でやっているはずなんですよ。もちろん勝ち負けもあるけど。僕は関本さんと一回しか勝ってないかな。でも、そういう勝負を僕はしていきたいと思うんで。振りだけの前哨戦はいらないですね。どうせやらないんですよ。やる予定もないんでしょ? あってから初めて前哨戦をするんでしょ? 僕はそういう輪には入らなくて結構です。やってほしかったら、勝負したらいいんですよ。また同じようなことをやるんでしょ。耕平さんとワーって、次へ続くって。いつまで続くんですか。またあの時みたいに1年半ぐらい延ばして、やった頃にはもう腐ってたって。そういうことにならないように。いいんじゃないですか。お互いの気持ちがあるうちにやればいいと思います」【試合後の耕平&石川&菊田】
▼耕平「今日は文体であまり絡めなかったから、諏訪魔を狙っていこうと思っていたら、狙ってたのは俺だけじゃなかったですね。ここにいました。でも、こういう若さで気持ちが出てくるのはいいですね」▼石川「僕も今日やってみて、昼の話になっちゃいますけど、諏訪魔選手と三冠を懸けて戦うのが楽しみになりました。今日、大日本を観たお客さんもそのパーセンテージが上がったんじゃないかと思います。でも、今日一番頑張ったのは菊田だと思います」
▼菊田「ヘビー級は重いです。重いですけど、やり甲斐ありますね。今年はヘビー級とガンガンやっていきますよ。諏訪魔さんも今日は6人タッグだったけど、シングルでもタッグでも、もっとガンガンやりたいですね。全日本の他の選手でもいいですよ。もうデカいのがいいっぱいいるから、ガンガンやって。僕が真正面から蹴っ飛ばして、エルボーでぶっ飛ばして勝ちますよ。で、大日本をもっともっと大きくして、僕がトップに立ちます」
▼耕平「頼もしいね。文体で絡めなかったから、今日は何とかしてやろうと思ったら、向こうから突っかかってきたから、やってやろうかと思いますね。それこそ俺の師匠も3本のベルトが1本に統一される前の時に三冠を巻いてたから。師匠に習って乗り込んで行って、狙っちゃおうかななんてちょっと思っちゃいますよね。まあでも、またたぶんどこかで絡みはあるから、その時はもっと。それこそ今日の菊田を見習って、ガッチガチに行ってやろうかなと思います」
◇第6試合◇
▼有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチ/30分1本
木高イサミ 宮本裕向 ○アブドーラ・小林(13分15秒 逆エビ固め)竹田誠志 星野勘九郎 X高橋匡哉◇第7試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 蛍光灯&ガラスボードデスマッチ/30分1本
[第32代王者]○伊東竜二(17分55秒 体固め)[挑戦者]X稲葉雅人
※ドラゴンスプラッシュ
☆伊東が3度目の防衛に成功(試合終了後)
伊東「稲葉、まだまだだよ! まだまだだ。すべての感情をぶつけてこいと言ったよな? 怒り、悲しみ、悔しさ…全部ぶつけてこい! オマエまえに一回、タイトルマッチ挑戦して、その時も会社決定、今回も会社決定…3度目はないぞ(キッパリ)。いまのままで、またベルトのチャンスが戻ってくると思うな。しかーし! チャンスってえもんは、自分でつかみ取るものなんだよ。自分でチャンスをつかんで、上がってこい。また、タイトルマッチやろう」稲葉「(倒れたままで泣きださんばかりの声で)次は絶対…自分の力で、イチから這い上がって、そのタイトルに挑戦したいと思います!」(稲葉は退場。)
伊東「稲葉! 次また上がってくるのを楽しみにしてる。それまで、このベルトを守っててやるよ。みなさん、2016年一発目の大日本プロレス、楽しんでいただけましたでしょうか! 去年、20周年を終えて今年21周年、これは我々の努力ではなく、ここにいるみなさんの支えがあったからだと思います。大日本プロレス、今年も突っ走りますので、みなさん応援よろしくお願いします。きょうはどうもありがとうございました!」
【伊東の話】「リング上ではあんなことを言いましたけど、結構しんどかったですね。でも、ここでアイツの頑張りを認めちゃったら、アイツは成長しないですから。もっともっと上にあがってもらわないと。大日本プロレスのデスマッチを盛り上げるために、もっともっと。明後日、植木とシングルがありますけど、たぶんアイツは今の時点で何も考えてないと思います。アイツの時計は1年前に止まったままですから。もう1回、チャンスをアイツが掴むのか。また元に戻るのか。アイツ次第だと思うんで。そういった点でも明後日の試合も楽しみにして。もっともっとこのベルトの価値を高めたいと思います。(今日は塩や注射器などの凶器も投入したが?)まあ、おそらく稲葉は何も考えてないだろうと思いまして。12月に関根とやった時は、関根は無策と言いながらも、猪突猛進で突っ込んできましたからね。稲葉はおそらく何も考えてない。ただただこなしているレスラーだと思ったんで。それを30日に突っ込んで、アイツが少し怒りを出しましたけど、まだまだだなと。今日の言葉でアイツが何を思うのか。それに期待したいです。(今日の時点では感情がそれほど伝わってこなかった?)まあでも、ある程度お客さんの声援もありましたし、少しは出たのかなと思いますけど、それでデスマッチのトップ選手の牙城を崩すほどではないと思うんですよね。言われて2日、3日でどうなるもんじゃないですから。(ガラスボードに顔面から叩きつけられたが?)こればっかりは自分はやられた側ですからね。でも、あのぐらいじゃやられませんよ。大丈夫です。デスマッチファイターですから」
【試合後の稲葉&星野】
▼稲葉「すいません…」▼星野「いや、俺の応援も足りなかったかな」
▼稲葉「伊東竜二が言った通りかもしれないです。僕に決定的に足りないものがあるのかもしれないです。だから、兄貴の足も引っ張ってるんだと思います」
▼星野「バカ! テメエのことをそんな風に思ったことねえよ。おい、お前よ。言われて悔しいだろ? 俺だって散々言われてきたんだ。初めてのタイトルマッチの時よ。悔しいけど、歯を食いしばって頑張ってきたんだ。テメエは俺よりちょっとキャリアはないけど、その分、頑張れよ。やり直せよ。お前は俺より7年も若いんだろ? ナンボでもやれるじゃねえか。這い上がれよ。俺たちはいつだってそうだろ? どれだけ踏みつけられても、メチャクチャに言われても、這い上がってきただろ? お前、もう1回這い上がれるんだろ?」
▼稲葉「いい意味で、今日は伊東竜二と戦えたのかもしれないです。キッカケをくれたのかもしれないです。でも、このままじゃ終わらないですよ。去年から…もっともっと前からずっと悔しい思いをしてきて、このままレスラー生命を終わるわけにはいかないですよ。僕には夢があるんです。兄貴とベルトを取って、大日本のファンのみんなを、プロレス界のファンの人を喜ばせたり、子供たちの笑顔を見たいんですよ。そのために、こんなところでくじけている場合じゃないですよ」
▼星野「そうだよ、お前。タッグのベルトを巻くんだろ? こんなところでへこたれてられるか。やれるか? 今日の負けは俺の負け、お前の負け、俺らの負け。俺たちは這い上がるからな。平成極道コンビはこんなもんじゃ終わらないからな」
まず新年の挨拶で橋本大地の大日本プロレス入団を発表した、今まで所属していたIGFは退団となっているという。理由はおそらく試合数の少なさと扱い、IGFは基本的に数ヶ月に1度のペースで開催しているものの、大地に関しては試合数をこなすべきという周囲からのアドバイスもあり、昨年から再び大日本に参戦しているのだが、参戦にあたってはIGFは良い顔をしていなかったという、またIGF側も橋本大地を橋本真也の息子として見ていなかったのもある、大地は橋本真也の息子としてデビューからトップ扱いを受けていたが結果を出せず、ZERO1からIGFへ移籍したものの現状は変わらなかった。
大日本移籍は橋本和樹というライバルに巡り合ったのもあり、また橋本真也の息子ではなく一レスラー橋本大地として扱ってくれるのもある、大地自身が橋本真也という呪縛を脱するという意味では大日本プロレスへの移籍は正解なのかもしれない。IGFに関してはオファーがあれば参戦するという。
所属初戦となった大地は和樹と組んで真田、丸山組と対戦。大地は丸山と腕十字の攻防を展開すれば、真田とはコブラツイストからローリングクレイドルを決められるも、真田の突進はニールキックで迎撃し、和樹とのサンドウィッチミドルキックを浴びせていくが、試合は真田が和樹を左右のエルボーで動きを止めてからジャパニーズ・レッグロールクラッチで3カウントを奪い、移籍初戦を勝利で飾れなかった。また大会終了後にはメインレフェリーの李日韓レフェリーが今年はレフェリーだけでなく、海外とのパイプ役と活動の場を広げるためにフリーになることが発表され、大日本との関わりはこれからも変わらないという。大日本2016年度最初のメインは伊東の保持するデスマッチ王座に稲葉が挑戦、今回はロープ2面に蛍光灯だけでなく2コーナーにガラスボードが設置され、伊東は巨大な蛍光灯束を持参して登場した。
序盤は稲葉が伊東を蛍光灯にクラッシュさせてからショルダータックルで場外へ出すと、稲葉は南側通路に連行して突進するが、伊東がかわして稲葉を壁に激突させ、鉄柱攻撃からリングに戻しイスで殴打、イスがひん曲がるとイスの上へのボディースラムで元に戻し、更にガラスボードをセットしてイスで叩き割るり、稲葉の口にガラスの破片を入れ殴る。
伊東は稲葉を蛍光灯にクラッシュさせると、蛍光灯サッカーボールキックから蛍光灯の上へのボディースラム、エルボーからムーンサルトプレスと畳み掛けて追い詰めにかかるが、クリアした稲葉はフロントスープレックスで反撃、そしてガラスの破片を集めてその上に大外刈りを決めると、サードロープに蛍光灯をセットしてから伊東の上にも置いてからのダイビングフットスタンプ、伊東はたまらず場外へ逃れるも稲葉はプランチャで追撃し場外水車落としで投げる。
リングに戻った稲葉は伊東の上にイス盛りを作り、ダイビングフットスタンプを狙うが、蘇生した伊東がイスで一撃しイスでオプジェを作ってその上に雪崩式ブレーンバスターで投げ、更に塩を持ち込み、傷だらけの稲葉に塩をかけるも、稲葉はパンチで殴ってからイスの上にガラスボードを設置し、伊東をロープに振って抱えると顔面からガラスボードに直撃させる。
勝負に出た稲葉は墨落としから垂直落下式墨落としを決め、パンチを狙う伊東をかわしてエクスプロイダーを決めるが、すぐ起き上がった伊東はジャーマンで応戦し、稲葉の鳴門海峡もかわしてパンチを浴びせる。
伊東は注射器を持ち込み稲葉の頬を貫通させると、エルボー合戦に持ち込むが稲葉がパンチで殴り返すも、突進したところで伊東は塩を投げつけてからドラゴンキッカーを連発、最後は蛍光灯櫓をセットしてからのドラゴンスプラッシュで3カウントを奪い王座を防衛した。また第5試合では昼間の全日本プロレス後楽園大会で秋山準を降し三冠王座を奪取したばかりの諏訪魔が参戦し関本、鈴木と組んで耕平、石川、菊田組と対戦し諏訪魔は三冠王座持参で入場するも、耕平が奇襲をかけて試合開始となり、菊田が何度も諏訪魔の前に立ちはだかるが諏訪魔は何度も蹴散らして耕平に突進して乱闘を展開する。
試合は菊田を捕らえた関本組のペースで進み、諏訪魔も耕平に見せ付けるかのように菊田を痛めつける。しかし同じく三冠王座を狙う石川がランニングニーで諏訪魔の動きを止めるとスプラッシュマウンテンを狙うが諏訪魔はリバースする。
鈴木も石川相手にコブラツイストで捕獲し、ドラゴンスープレックスで投げるも、起き上がった石川はラリアットで応戦する。
終盤には関本のフロッグスプラッシュを剣山で迎撃した耕平が石川と共に合体攻撃の連打で追い詰めにかかり、交代を受けた菊田がフィッシャーマンズスープレックスを狙うが、阻止した関本がラリアットの連打を浴びせるとぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪ったが、試合後には諏訪魔と耕平、鈴木と石川が乱闘を展開した。
三冠王座挑戦に関しては石川、宮原健斗、ゼウスが名乗りを挙げているが、諏訪魔は耕平しか視界に入っていないようだ・・・
新春から大日本後楽園大会は様々な団体の選手が参戦したが、選手らを引きつける魅力ある団体となった。21年目を迎えた大日本は更なる飛躍が期待できそうだ。【大日本】橋本大地が大日本に入団 神谷の名前が漢字表記の「神谷英慶」に再変更…後楽園大会速報中 https://t.co/vuGwN7jyL4 #bjw pic.twitter.com/u806rYYMON
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2016, 1月 2チーム大和が一つ上のステージに上がったぞ❗いや、やっとみんなと並んだのか… とにかく花火は打ち上がった❗ どう花を咲かせるかは俺たち次第❗❗ チーム大和の年にしてみせるぜ❗❗❗
— 橋本和樹(チーム大和・大黒柱) (@kaz_hashimo_bjw) 2016, 1月 2全日本&大日本後楽園でした!つ、疲れた(;_;) でも巨人おじさんがんばります\(^o^)/
— 石川修司 (@g0925union) 2016, 1月 2 -
今年最後のビッグマッチのメインを飾ったのは岡林vs神谷!古巣参戦の藤田はデスマッチ戦線に参入!12月20日 大日本プロレス「BIG JAPAN DEATH VEGAS」神奈川・横浜文化体育館 2030人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20周年記念大会オープニング6人タッグマッチ/20分1本
○橋本和樹 橋本大地 吉野達彦(11分34秒 アンクルホールド)高岩竜一 野村直矢 ×菊田一美
◇第2試合◇
▼女子プロレス6人タッグマッチ/30分1本
中島安里紗 ○藤本つかさ 花月(10分21秒 ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールド)桜花由美 大畠美咲 X優華
◇第3試合◇
▼大日本プロレス20周年企画グレート小鹿・20カウントダウン第19戦 ミクスド8人タッグマッチ/30分1本
グレート小鹿 星野勘九郎 ○稲葉雅人 世羅りさ(8分40秒 エビ固め)尾崎魔弓 谷口裕一 忍 ×高橋匡哉
※墨落とし
◇第4試合◇
▼30分1本
○ツトムオースギ ヘラクレス千賀 佐久田俊行(12分3秒 片エビ固め)バラモンシュウ バラモンケイ ×植木嵩行
※ツキノイシ
◇第5試合◇
▼蛍光灯デスマッチ/30分1本
○アブドーラ・小林(18分18秒 逆エビ固め)×藤田ミノル
(試合終了後)
藤田「興行の途中で悪いけど、ちょっとしゃべらせてくれや! おい小林さん、俺はこの日のためにいっぱいデスマッチ研究してきたよ。そしてよくみんな言うよな。試合終わって、ありがとうございましたって。その気持ち、わかったような気がするよ。それをわかったうえで一言いわせてくれ。小林先輩、いや初めてこの言葉を言うよ。アブドーラ・小林、きょうは試合やってオマエに負けて、ムチャクチャ悔しいよ! オイ、オマエに対する感謝の言葉なんかねえからな。てめえに負けたという屈辱以外、俺の心に残ってねえんだよ! 登坂さん、いますね? 山川さんもいるのかな? わかんねえな。ちょっと聞いてくれ。みんなが、きょう試合を見たみなさんが、きょうの試合を見てどう思ったかは、それはわかんねえよ。でもな、俺だけは信じてるんだ。大日本プロレス、20年でいろんな選手、生み出してきたよな? オマエを筆頭に、俺、そして本間朋晃、越後雪之丞、葛西純、次誰だ? 伊東竜二か!? 伊東竜二、関本大介、関本大ちゃんの同期の名前忘れちゃったけど面白い顔のヤツいたな。あとはそこから先はうろ覚えだ。申し訳ないな、きょうセコンドにいるみんな、そしていまのチャンピオン、デッドリフト、お巡りさん、いっぱいいるよな。なんとかヒデヨシとか、いっぱいいる。みんな素晴らしいよ! 残って守っててくれるみんな、出ていったみんな、志半ばに辞めていったレスラー、佐々木義人もいたな! 佐々木義人も入れてやってくれ。いいだろう! いっぱいいた。でもな、大日本プロレスが生んだ一番の最高傑作レスラーは、この俺なんだよ! オイ小林! てめえに負けた恨みは、絶対忘れねえからな! おい伊東竜二、聞いてんだろ! オマエの前にも絶対、現れてやるからな」
アブ小「おい! 藤田ミノル! たまにはかまってちゃんの話を聞いてくれ! 19年前のかまってちゃんはいまやけっこういいレスラーになってんだ、話を聞いてくれ! かまってちゃんから一言いう。大日本のデスマッチ、オマエを大歓迎してやるよ! 吐いたツバは飲み込むなよ。また大日本に戻ってこい! 伊東でも誰でも相手してやるから。以上、かまってちゃんの一言でした」
【アブ小の話】「藤田ミノルは話が長いな。アイツこそ構ってちゃんじゃないのか。まあ、来る者は拒まずですから。渡り鳥が来たいって言うなら。アイツの歴史から見ると、負けてからがアイツの歴史だから。とりあえず今度やる時は、俺が体重計を持ってくるから。アイツはたぶん130kgあるよ。俺をボディスラムで投げてからな。アイツは130kgぐらいありそうだろ。そんなことを思い出した、久々にやったら。アイツこそ構ってちゃんでしょ? 休憩前ですよ。休憩前で、もう興行開始から2時間経ってる。延長料がかかっちゃうよ、今日は。俺のマイクより長いよ。俺以上の構ってちゃんに久々に会いました。けど、来る者は拒まずですから」
【藤田の話】「(小林に対し)お前にまたプロレスを教えてやるからな。また胸を貸してやる、バカヤロー。(初の蛍光灯デスマッチの感想は?)痛いです。9月ににぎわい座に出て、予想を上回る浦島太郎感というか。お客さんも『このベテランは誰なんでしょう?』みたいな感じだったから。それならそれで、本当に今日はひとりで、その昔、新日本に殴り込んだ時のように、そんな気持ちで来ましたよ。大日本プロレスに胸を張ってケンカを売りに来たような。結果はこんな感じになって。(研究してきた成果が試合に出ていたが?)出てましたか? 俺は余裕無かったですね。全てのことが全部想定外のことというか、イレギュラーなことしか試合中に起こらないんで。凄かったですね。ケンカを売ったけど、僕は2年間しかいなかったし、こうやって17、18年も体を張って守ってくれた人にも感謝の気持ちを述べなきゃいけないですね。あとは、この場所で言うのはいろんな人に角が立つかもしれないですけど、普段僕が福岡に引っ込んでも、東京に引き戻してくれたFREEDOMSのみんな。ちょっと大日本とは何とも言えない関係なんでしょ? でも、FREEDOMSのみんな、アンチェインのみんなにはね。あそこがデスマッチを経験させてくれたところだから。この場を借りてみんなに感謝したいと思います。僕が大日本にいる時には、道場のビデオデッキは0時0分でずっとチッカチッカしてたんですよ。あれを唯一直したのがこの男(伊東)だったんですけどね。あとは体が柔らかいという印象しかなかったんですけど、この男がずっと守ってきてくれて今があるんだろうから。ぜひあの男の前に立ちたいですね。本当に俺だけはそう思っているんですよ。今のBJWじゃなく、大日本プロレス。武闘派宣言と言っていた。有刺鉄線マッチじゃなくて、バラ線マッチをしてた頃の最後の大日本プロレスが俺ぐらいだから。大日本プロレスが生んだ最高傑作レスラーは誰でもない。この俺ですよ。絶対証明してみせる。絶対ひっくり返します。(入場時に山川選手のコスチュームを着ていたが?)僕も離れて忘れられている。山川さんもずっと守ってきたけど、ちょっとドジでのろまな、火事場のクソ力も出ないキン肉マンみたいな、派手なコスチュームを着ている山川さんの印象が強いと思うんですよ。ファンも入れ代わっていると思うし。こんなに大人数いても、この中から化石を見つけるぐらいの、2〜3人ぐらいしか、あのコスチュームを着てカッコよかった頃の山川さんって知らないと思うんですよ。あれを着て、カッコいいレスラーを演じられるのは、今は僕しかいないんじゃないかと思って。バツイチですし、嫁を逃がしてるし。妻逃しですよ。これからずっと着るかわからないですけど、大日本プロレスに出る時はあれを着て出ますよ。カッコよくね」
◇第6試合◇
▼This is Deathmatch〜デスマッチの覚醒〜/30分1本
○伊東竜二 木高イサミ 宮本裕向(17分4秒)竹田誠志 “黒天使"沼澤邪鬼 ×塚本拓海
※ドラゴンスプラッシュ
◇第7試合◇
▼30分1本
○浜亮太 丸山敦(11分44秒 体固め)鈴木秀樹 ×宇藤純久
※スーパーオオキドプレス
◇第8試合◇
▼30分1本
○関本大介 諏訪魔(16分55秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)佐藤耕平 ×石川修司
【試合後の関本&諏訪魔】
▼関本「オラ! 諏訪魔が来たぞ。大日本プロレスに諏訪魔が来た。諏訪魔選手が参戦してくれました。これからもよろしくです」
▼諏訪魔「関本選手は今までぶつかってて頑丈だなと思ってたんだけど、横に立ってみたら、スゲエ安心感があるなと。心強いね。こういう感覚っていうのは今までなかったんでね。こうやって組んでみるとわかることってあるなと思って。大日本に来てよかったなと、収穫ありと思ったわけで。また向こうに立っていたツインタワーズ。石川修司は前から全日本でも当たってたんだけど、佐藤耕平…あのデカいレスラーというのをもっと体感してみたいね。結構ボコボコ来るタイプなんでね。あれは受け甲斐があるなと思ったし。今日はまだまださわりなんで。全然これだってものをまだまだ出してないんだけどさ。面白いな。気になるわ。こうやって関本選手だって団体を盛り上げているんだから。俺だって全日本を盛り上げて。三冠戦も控えているし、そこに向けて今日はいいパワーをもらった」
▼関本「何回も戦ったことがあるから、俺は諏訪魔選手の強さっていうのをわかっているから。今日、大日本プロレスのみんなもわかったんじゃないですか? もう言葉はいらないですよ。見たままです。強い。それだけ」
▼諏訪魔「またこれから大日本で」
▼関本「よろしくお願いします」
▼諏訪魔「面白いよね。面白いヤツがたくさんいるなと。俺がやりたいヤツもいっぱいいるし、今日の野村だって若いのがいっぱいいるじゃん。いいね。やっぱり外っていいね。面白いわ。よし! まずは帰って全日本をやります」
▼関本「また戦うかもしれないんで、よろしくお願いします(握手を交わす)」
【試合後の耕平&石川】
▼耕平「ちょっと向こうのチーム力を侮っちゃいましたね。もともと強くてくっついたチームなんで、力があるのはわかっているし、大介も諏訪魔選手も強いのはわかってたんですけど、あくまでたまたまくっついたチームだと思って甘く見てたのが敗因ですかね。ちょっとチームとして相手を侮りすぎてたなと」
▼石川「2015年は最初にベルトを持ってコンビとして始まったんですけど、年末の最侠タッグでベルトを取られて、最後もこういう形でポッと組んだ2人に負けちゃって。ツインタワーズとして最後をよく終われなかったんで、来年は巻き返したいなと。俺らは体がこんだけデカいんだから、諏訪魔選手にはもっと暴走してもらって。俺らは受けれる体があるから、もっと暴走してもらって。そしたら、俺らがまたその上を行って、やり返したいなと思います」
▼耕平「リング上で諏訪魔選手と『もう1回やろう』と。今日はそんなにガッチリとお互いのやりとりでは力を出し切れなかったから。たぶん諏訪魔選手もわかってくれていると思うんで。もっと次は、修司が言ったように暴走を。暴走専務? そこをもっと引きだした上で、ああいうデカいサイズの人間とやりたいなと思います。そこを来年の目標にしたいなと思います」
――やり足りない感覚がある?
▼耕平「そうですね。やっぱり表情とか言葉に出してないですけど、今日の4人の中では大介が所属の人間だから。やっぱり大介はどこかで負けられないという気持ちで、そこからの大介が『俺だ』って試合で力を出してたから。そう言った意味ではまだ諏訪魔選手とは絡まなかったし。でも、今日をキッカケに。石川選手は全日本でもやっていると思うけど、俺は今日が初めてで。これからまたどこでも当たると思うんで。面白いものが入ってきたかなと思います」
◇第9試合◇
▼BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合/30分1本
[第7代王者]○岡林裕二(26分25秒 エビ固め)[挑戦者]×神谷ヒデヨシ
※パワーボム
☆岡林が初防衛に成功。
(試合終了後)
岡林「神谷、まだまだやぞ。まだまだ甘いんじゃ、ボケ! 全力でこいもっと! 次のタッグ、もっと全力で来いよ。浜も一緒だ。次のタッグ覚えとけよ(神谷が大きな拍手のなか退場する。)きょうはありがとうございました! 大日本プロレスは、この20周年。20周年のメインでこうやって締められるのも本当に光栄に思います。本当にこの大日本プロレスが20年続けられたのも、みなさまのおかげです! ありがとうございます! これからの21周年、22周年は若い力でやっていきます。俺が、大日本プロレスを引っ張っていきます! これからもっともっと大日本プロレス、上を目指して…(歓声に)やってやるよ! 上を目指して頑張っていきます! やってやるぞ!!(岡林コール)本当にこれからもっともっと、上目指していきますんで、これからも応援よろしくお願いします! 本日はありがとうございました!!」
【岡林の話】「本当に神谷の成長を凄く感じました。1年前だったら、ひとつの技でもすぐに根を上げてやられていたのに、本当に一発打ち込んでも向かってくる。もう一発撃ち込んでも、もっと向かってくる。この1年で本当に急成長したと思います。そんな神谷とタイトルマッチがやれて、本当によかったです。でも、俺もこんなんでまだまだ負けるわけにはいきません。まだまだ防衛し続けなければならない。やることもいっぱいあります。戦いたい相手、戦わなければいけない相手、たくさんいます。今日の神谷もやられて絶対に物凄く悔しいと思います。その悔しさを全力で次に…今月の30日にタッグ選手権がありますけど、今日以上の力でぶつけてきてほしいですね。今日以上の力でもし来なければ、今日と一緒ぐらいだったらダメですよ。今日以上の力でぶつけてこなければ、一瞬で神谷を叩き潰します。思いっきり来い。それだけです。あと浜も。でも、今日は頭をぶつけてちょっとクラッと来たんですけど、何とか勝つことができました。この大日本プロレスの20周年大会で、最後はストロングがメインで締めれた。最後はマイクで締めましたけど、これから俺が背負っていかなければならないという気持ちになりました。本当にこれからです、大日本プロレスは。もっともっと上を目指していきます。トコトンいきますよ」
大日本今年最後のビッグマッチである横浜文体大会のメインはストロング選手権、岡林が神谷の挑戦を受けたが、今年最後のビッグマッチにストロングをメインに持ってきたということは今年はストロングの年という現れなのかみしれない
序盤は神谷が執拗にヘッドロックやスリーパーで絞め岡林のスタミナを奪いにかかるも、岡林が逆水平一発やハンマーパンチなどで流れを変え、神谷が何度も張るも岡林は一発で返してしまう。
神谷はフライングショルダーでやっと流れを変えると、ブレーンバスターから胴絞めスリーパーで絞めあげにかかるが、岡林はそのまま立ち上がってしまってバックプレスで潰しにかかるも神谷は離さない。
神谷はコーナーからのダイビングエル ボーからバックドロップを狙うが、岡林が阻止するも執拗なスリーパーのせいか岡林の表情が苦しい、それでもバックハンドエルボーから逆水平の連打、パワースラム、逆エビ固めで攻め込み神谷を追い詰めていく。
岡林は神谷の顔面に張り手を浴びせると、意識が飛びかけた神谷はショルダータックルを浴びせるが、正面の打撃戦でラリアットを喰らってしまうも、神谷は高角度の櫓投げで叩きつける。
神谷は肉弾戦をショルダータックルで制するとストレッチプラムで捕獲、捻り方は川田利明を彷彿させる、そしてダイビングショルダーを発射するも岡林は後頭部ラリアットで迎撃してアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。
担ぎ上げられた神谷もスリーパーで抵抗して脱出すると、そのま ま絞めあげるがショルダータックル狙いは岡林がスピアーで迎撃する。
岡林はパワーボムを狙うが神谷は必死でリバースすると、袈裟斬りチョップからスライディング式タックルを連発してから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、バックドロップを決めるもカウント2でクリアされてしまう。
神谷は再度ショルダータックルを狙うが、岡林はラリアットで迎撃すると垂直落下式ブレーンバスターからゴーレムスプラッシュを投下も、かわした神谷は逆さ押さえ込みから丸め込み技を連発してから延髄斬りを連発、しかしバックドロップは浴びせた押されてしまうと、再度のバックドロップ狙いを必死で防がれるも神谷は張り手を連発、しかしロープワークからの岡林がラリアットを連発すると豪快なパ ワーボムで3カウントを奪い岡林が王座を防衛したが神谷の健闘も光った試合だった。
岡林vs神谷で今年最後のビッグマッチのメインの重責を果たせるかと思ったが、敗れはしたものの神谷の大健闘で今年最後のビッグマッチのメインという重責も果たし、神谷も将来が楽しみというものを感じさせた。
セミでは全日本の諏訪魔が関本と組んでツインタワーズと対戦、特に諏訪魔と耕平は初遭遇ということで注目となった。石川とのマッチアップで弾かれた諏訪魔は交代を受けた耕平と遭遇、序盤は諏訪魔が腕の取り合いを制するだけで終わり、関本が前面に出るもツインタワーズに捕まる展開となる。
反撃した関本から交代を受けた諏訪魔は耕平にフライングショルダーを発射し、ツイ ンタワーズの二人がかりの攻撃もダブルチョップやラリアットで蹴散らし、諏訪魔の勢いの前に耕平もキチンシンクで返していくのがやっと、諏訪魔は石川相手にも勢いは止まらず、かんぬき狙いをフロントスープレックスで投げる。
石川は関本をツームストーンパイルドライバーで突き刺した後で耕平との連係攻撃の連打で追い詰め、石川がファイヤーサンダーからランニングニーを決めるが、耕平との合体攻撃は諏訪魔がカットに入って二人にバックドロップを決め、関本は諏訪魔とのサンドウィッチラリアットを決めると、最後は関本がフロッグスプラッシュから垂直落下式ブレーンバスター、ラリアット、ぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪い勝利、内容的には諏訪魔が自分の強さをアピールはした ものの、控え目で関本に任せていたというか3人の世界に割って入れず疎外感というものを感じてしまい、全日本をアピールするという点ではもう少しガンガンやって欲しかった。
デスマッチの注目の試合であるアブ小vs藤田、互いに大日本の草創期メンバーで藤田はアブ小の後輩にあたるが、藤田はデスマッチ路線に反発するかのように大日本を去りみちのくプロレスやZERO1など様々な団体を渡り歩き、現在は東京愚連隊に籍を置きながらもガンプロ参戦時にはどん底の状態であることを告白、その藤田は原点である大日本に参戦し否定したはずのデスマッチに挑んだ。
藤田は山川竜司ばりに純白のコスチュームで登場、試合開始早々蛍光灯の洗礼を浴びるも、アブ小が仕掛けた蛍光灯櫓を藤田がカ ニバサミで倒して逆に直撃させると、自身の手首だけでなくアブ小の手首にもチェーンを装着してチェーンデスマッチへと持ち込み、場外戦でアブ小をチェーンを使って磔状態にしてから蛍光灯で一撃するなど、自身のフィールドへと持ち込んで試合を有利に進める。
しかし山川を意識してかリバースタイガードライバー狙いはアブ小が頭突きで阻止してヘビーローテーションを決めるが、ヒムロック狙いは藤田が蛍光灯で阻止した後でドラゴンスクリュー、グラウンド式ドラゴンスクリューからBONEYARDを決め、予想に反して藤田がアブ小を追い詰めていく。
藤田は本間朋晃を意識してこけしを投下、自身が在籍した頃の大日本プロレスをぶつつけていくが、雪崩式狙いはアブ小が雪崩式ネックハンキングボ ムで藤田が仕掛けた蛍光灯櫓に叩きつけると、バカチンガーエルボーを連発してから蛍光灯を投げつけるも、藤田もラリアットで応戦、しかし再度のラリアット狙いをアブ小がショルダースルーで返すと逆エビ固めで捕らえ藤田は無念のギブアップとなった。
試合後は藤田が大日本のデスマッチ戦線に参戦を宣言、アブ小も大日本を代表して受けて経つ構えを見せた、藤田も大日本を飛び出した後は様々な団体を渡り歩いて、結局原点、そして否定したはずのデスマッチに辿り着いた、またこれも藤田の宿命でもあったのかもしれない。
デビュー20周年を迎えた大日本だったが両国に進出するなど大躍進の年で、大日本の選手だけでなく他団体の選手にとっても魅力ある団体となった。そして神谷 だけでなく宇藤や菊田など若手の台頭もあり、大日本はますます面白くなってくる。
21年目を迎える大日本は果たしてどんな年になっていくのか、今後が楽しみだ。【大日本】20周年興行メインで神谷粉砕 岡林がストロングV1▼4年ぶり参戦・諏訪魔大暴れ 関本との初越境タッグでツインタワーズ撃破▼藤田が蛍光灯初挑戦…横浜大会 https://t.co/vuGwN7jyL4 #bjw #ajpw pic.twitter.com/4YjTbq2P60
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 12月 20 -
伊東が関根を破りデスマッチ王座を防衛もストロング部門の躍進に危機感
12月13日 大日本プロレス「BIG JAPAN FULL METAL」福岡・博多スターレーン 621人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
橋本和樹 ○橋本大地(10分54秒 STF)佐久田俊行 X菊田一美
◇第2試合◇
▼大日本プロレス20周年企画 グレート小鹿・20カウントダウン第18弾/30分1本
○グレート小鹿 谷口裕一(10分30秒 グラウンドコブラツイスト)バラモンシュウ Xバラモンケイ
◇第3試合◇
▼30分1本
○MENS'テイオー 丸山敦 高橋匡哉(11分19秒 エビ固め)ツトムオースギ Xヘラクレス千賀 エディ・フレンチ
※ミラクルエクスタシー
◇第4試合◇
▼世界ストロングヘビー級王座前哨戦/30分1本
○岡林裕二 入江茂弘(12分40秒 エビ固め)神谷ヒデヨシ X宇藤純久
※パワーボム
◇第5試合◇
▼TLC&Gショックタッグデスマッチ/30分1本
星野勘九郎 ○稲葉雅人(15分35秒 エビ固め)アブドーラ・小林 X植木嵩行
※墨落とし
◇第6試合◇
▼メガアイテムタッグデスマッチ/30分1本
○木高イサミ 宮本裕向(9分51秒 片エビ固め)“黒天使"沼澤邪鬼 X塚本拓海
※勇脚・斬
◇第7試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 蛍光灯300本デスマッチ/30分1本
[第32代王者]○伊東竜二(14分27秒 体固め)[挑戦者]X関根龍一
※ドラゴンスプラッシュ
☆伊東が2度目の防衛に成功
(試合終了後)
伊東「関根、どうだ、デスマッチのベルトに初めて挑戦した気分は!?」
関根「(ノーマイクで)負けたっすけど、悔しいすけど、もっともっとチャレンジしたいです!」伊東「関根だったらそう言うと思ってたよ。これからまだまだデスマッチやるぞ。そして、また強くなって挑戦してこい。大日本プロレス、博多大会ご来場のみなさんありがとうございました! 博多の地でタイトルマッチができて、そして防衛することができて、何よりも幸せです。次は3月ですね。またここに来ます。大日本はいま、みなさんが知ってる通り、ストロングが盛り上がってます。しかし! デスマッチもまだまだ頑張ります!」
【伊東の話】「関根は初挑戦とは思えない強さを見せてくれて、なんとか防衛することができました。(蹴りに対して最後は左右のフックで)かなり追い込まれていまして(苦笑)。1週間『ロッキー』を見ていたので、それが役に立ったかなと思います。(殴り倒してやろうと?)そうですね。アイツがバックボーンに空手があるように、自分も高校時代、アマチュアボクシングをやってたので。アイツが打撃で来るなら、打撃で返してやるという気持ちはありました。(久々の蛍光灯300本は)しんどいですね。
しんどいですけども、蛍光灯がなくなるかもしれないという噂のなか最後の最後まで使い切ってやろうと思ってますので。300本だろうが400本だろうが、何でも来いという感じですね。(次の挑戦者は?)アイツが初めての挑戦であそこまでの頑張りを見せてくれたというなかで、自分が新しい人間が…といったところで関根がまだまだ中のほうでももっともっとやるヤツはいるんだと言ってますからね。いままで、まだ大日本のデスマッチのベルトを巻いたことのない、そういうヤツらを引き上げてレベルアップさせて、倒していきたい気持ちはありますね。今回、自分がコメントを出して誰かが来るのか、上が“じゃあ次コイツ”と決めるのか。まだまったくわからないですけど、自分は自分の闘いでベストを尽くして大日本のデスマッチをもっともっと盛り上げていこうと思います。(試合後にストロングのことも触れたが、きょうはデスマッチがメインの大会だった)でも、今年1年を通してみると、ストロングがほぼ…とくに下半期は両国のメインも取って文体のメインも取ってという感じですからね。それに対してデスマッチ側が何言ってんだ、コノヤローというのを出さないと大日本の盛り上がりはなくなっちゃいますからね。たしかにストロングはすごいですよ、アイツら。他団体でやっても十分誇れるものは持ってると思いますけど、大日本のデスマッチ…中だけでも、もっともっとすごいんだというのを見せていきたいですね」
【関根の話】「チキショー、ストレート、伊東さんは何でも考えてきてますよ。蹴りでストレートでいったらパンチもストレートできました。悔しい、だけどあの人は超えたい。だからまた挑戦しますよ、きょうはありがとうございました。絶対見返してあれ以上のストレートを投げられるようにしますよ」大日本博多大会で伊東の保持するデスマッチ王座に関根が挑戦、関根は「最侠タッグ」では伊東とタッグを組んでエントリーでは決勝トーナメンには進出したもののツインタワーズ(石川修司、佐藤耕平)と対戦するが敗れた際に伊東はタッグ解消を示唆したものの、関根が猛反発する形で挑戦を表明、関根は今年の「一騎当千」では伊東を破っているが、伊東の中ではまだ関根を認めていないというものがあるのかもしれない、関根は星野との挑戦者決定戦を制して挑戦権を獲得し伊東に挑んだ。
リングには四面とも蛍光灯が設置されただけでなく、マットにも蛍光灯が敷き詰められ、関根は蛍光灯束を持参すれば、伊東は巨大な蛍光灯束を持参、試合は伊東が四面全ての蛍光灯束を関根にぶつげるが、関根は蛍光灯サッカーボールキックで応戦、しかし伊東も関根の背中に蛍光灯を置いての踵落としから蛍光灯サッカーボールキックで返すなど譲らず、蛍光灯の上へのボディースラムやイス盛りを背中に、そこへイスを投げつけ、更に蛍光灯束で攻撃を加える。
先手を奪われた関根はソバットからニーで反撃すると、場外の伊東に蛍光灯を破壊しながらのトペを敢行、リングに戻ってもカミカゼを狙うが、着地した伊東はノーザンライトスープレックス、ミサイルキックとすぐ主導権を奪い返し、大量の蛍光灯束で殴ってからムーンサルトプレスを投下するも、関根がかわして自爆となると伊東に蛍光灯束を設置してからスライディングキックを浴びせる。
関根は龍蹴斗を狙うが、かわした伊東がエルボーで怒涛の反撃を展開し、イスでオプジェを作り上げるとその上に雪崩式ブレーンバスターを敢行、伊東はイスを投げつけるが、関根もソバット、ハイキックと繰り出すと蛍光灯へのカミカゼからドラゴンシュートを決める。
しかし関根の龍切をかわした伊東はジャーマンからドラゴンキッカーを決め、特大の蛍光灯束を関根の上にセットしてからドラゴンスプラッシュで3カウントを奪い王座を防衛した。
大日本は来週の20日に今年最後のビッグマッチである横浜文体大会を控えているが、ビッグマッチのメインは岡林vs神谷のストロング選手権、今年の大日本はストロング部門の躍進が目立った年だった、伊東のコメントでもあったとおりデスマッチ部門も負けてられない、両方の部門が盛り上がってこそ大日本は更なる発展を続けていくと思う。本日試合終わったリング上でふと 「デスマッチドラゴンの称号をやる!」 と言おうと思ったがあれこれ言ってるうちに言うのを忘れたのでデスマッチドラゴンの称号はあげない。
— 伊東 竜二 (@deathmatch_ito) 2015, 12月 13 -
岡林&関本がツインタワーズとの激戦を制し最狭タッグ制覇、タッグ王座をも奪取
10月29日 大日本プロレス「最侠タッグリーグ2015優勝決定戦」東京・後楽園ホール 1401人 超満員
<アピール、コメントなどは週刊プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼「最侠タッグリーグ」決勝トーナメント第1試合ハードコアタッグマッチ/30分1本
[ストロングブロック1位]岡林裕二 ○関本大介(17分32秒 ジャーマンスープレックスホールド)[デスマッチブロック2位]星野勘九郎 ×稲葉雅人
◇第2試合◇
▼「最侠タッグリーグ」決勝トーナメント第2試合ハードコアタッグマッチ/30分1本
[ストロングブロック2位]佐藤耕平 ○石川修司(17分00秒 体固め)[デスマッチブロック1位]伊東竜二 ×関根龍一
※スプラッシュマウンテン
【伊東、関根組の話】
伊東「いやあもう、強いですね、ツインタワーズ。さすが現タッグチャンピオン。やっぱ納得の強さ。自分は毎年パートナーを替えて最侠タッグに挑んでますけど、残念ながら今年も優勝はできませんでした。関根も本パートナーの稲松が年末くらいには帰ってくるでしょう。来年はまた新しいパートナーを横にして…」
関根「ちょっと待ってください。違いますよ。このタッグは来年も継続でいきましょうよ。リーグ戦だけの点で終わらせたくないですよ。線で今後もやりましょうよ。なんなら博多でタイトルマッチやるじゃないですか。誰もいま挑戦に名乗りを上げてないでしょ」
伊東「誰も名乗りを上げてくるヤツいないね」
関根「伊東さん、シングルに自分を挑戦させてください。お願いします、挑戦させて
ください!」
星野「オイ、ちょっと待てよ。テメエよ、タイトルマッチに挑戦する!? ふざけんな! テメエは巡業にも出てねぇでなんだコノヤロー! 俺は長い巡業中ずっとベルトに挑戦してぇって言ってるんだよ。ポッと出がなに言ってんだ!」
関根「関係ねぇ、俺は一戦一戦大事に闘ってんだよ! 巡業出たからっていいわけじゃねぇんだ!」
星野「おお、上等だよ。決めようぜ」関根「挑戦者決定戦やってやるよ!」
星野「オイ、11月11日よ、新木場大会あるだろ? そこでやろうじゃねぇかよ」関根「おおいいぞ、やってやる!」星野「テメエ、逃げんなよ!」
関根「うるせー、テメエこそ逃げるなよ!」
星野「ポッと出のヤツが取れるほど甘いベルトじゃねぇんだよ!」
関根「うるせー!」
星野「なんだこのヤロー!」
関根「伊東さん、挑戦者決定戦やらせてください! どうですか!?」
伊東「オマエら勝手に決めてなぁ(苦笑)」
星野「お願いしますよ!」
伊東「時期は11月11日、新木場大会、星野勘九郎対関根龍一、勝ったほうが博多で俺に挑戦する」
関根「オッシャー!」
星野「うるせーこのヤロー!」(もみ合いながら控室へ)
伊東「勢いに押されてしまった感じですけど、最後の最後にこうやって挑戦した人間が名乗り出たのは大事なことだと思いますし、実際、どっちが強いってのはやってみないとわからないと思いますし、2人のうちで気持ちが強いほうが勝ち上がってくると思うんで、その強いほうと12月13日、博多スターレーンでデスマッチヘビー級のタイトルマッチやります。(心情的には関根選手に勝ち上がってほしい?)リーグ戦以外の参戦はなかったですけど、大きく成長してる人間だと思いますし、初戦で宮本裕向に勝ったっていうのはかなりでかい一勝だと思います。その自信がきょうの頑張りにつながったと思うんですよ。たぶんリーグ戦が始まる前の関根だったらあそこまでの頑張りは見せられなかったですね。そういった点では関根に勝ち上がってきてもらいたいところはありますけど、気持ちだけで対戦相手を決めるわけにもいかないので、そのなかでそこに噛みついてきた星野勘九郎。彼も数年前に2度タイトルマッチをやって、宮本、イサミとかとも何回かやってますけど、また場を踏んで、長い巡業もバスを運転して試合してまたバスを運転してってやってますからね。そのなかでケガをせずコツコツやってるのを見てますし、その2人で運良く勝ったとかじゃなくて、お客さんも納得するような強さを見せたほうとタイトルマッチをやりたいですね」
◇第3試合◇
▼30分1本
○橋本和樹 金本浩二 橋本大地(14分54秒 片エビ固め)高岩竜一 丸山敦 ×菊田一美
※デスバレーボム
◇第4試合◇
▼30分1本
アブドーラ・小林 バラモンシュウ バラモンケイ 植木嵩行(3分31秒 両軍リングアウト)“黒天使"沼澤邪鬼 塚本拓海 ツトムオースギ ヘラクレス千賀
--再試合--
○“黒天使"沼澤邪鬼 塚本拓海 ツトムオースギ ヘラクレス千賀(3分19秒 エビ固め)アブドーラ・小林 バラモンシュウ バラモンケイ ×植木嵩行
※ラストライドボム
◇第5試合◇
▼30分1本
○鈴木秀樹(7分23秒 ヨーロピアンクラッチ)×宇藤純久
◇第6試合◇
▼30分1本
○神谷ヒデヨシ 浜亮太 佐久田俊行(10分50秒 エビ固め)木高イサミ 宮本裕向 ×忍
※バックドロップ
◇第7試合◇
▼「最侠タッグリーグ」優勝決定戦 BJW認定タッグ選手権試合/30分1本
[挑戦者組]○岡林裕二 関本大介(18分30秒 片エビ固め)[第39代王者組]佐藤耕平 ×石川修司
※ゴーレムスプラッシュ
☆耕平&石川組が10度目の防衛に失敗、岡林&関本が第40代目王者となると同時に最侠タッグ優勝
(試合終了後)
岡林「関本さん、ありがとうございました。そしてツインタワーズ(4者は握手をかわし、リーグ戦の出場選手たちをリングに上げる)大日本プロレス、今年20周年になります。その20周年の年におこなわれたこの最侠タッグリーグ、過去最高に過酷でした。その過酷な最侠タッグで関本さんと組んで優勝できたのは、ホントに光栄に思います。ありがとうございます!大日本プロレスの夜明けは、近いぜよ! ピッサリ!!」
【岡林、関本組の話】
岡林「前回の最侠タッグより1カ月短く、9月のホールで開幕して1カ月ちょっとでまた10月のホールに帰ってきて、ホントに辛く険しい道のりでしたけど、始まる前から関本さんと組む以上は、優勝しかないと思ってたので。気持ちが折れなければ絶対に優勝できると信じてました。それで今回、絶対気持ちが…最終決戦ツインタワーズでしたけど、気持ちが折れずに3カウント奪うことができました」
関本「強かったですね。ツインタワーズ、強かったね。極道も一瞬ヒヤッとしたけど、最後、ごめんな岡ちゃん」
岡林「初戦は神谷にバックドロップでやられて、黒星スタートで。あの時は気合入ってたんですけど、黒星スタートであの時は下がり目だったんですけど、2戦目から気を引き締めて連勝でこれたんで。もう気持ちが途中で折れそうになったですけどね、連戦がずっと続いて。折れそうになりましたけど、ずっと引き締めてこれたので、それが勝因につながったと思います」
関本「岡林選手に最後、なんとか、なんとかつなげたからね。なんとかつなげばいけると思ったから。ツインタワーズの猛攻をね…」
岡林「やっと叩きのめしたと言ったらアレですけど、やっと倒したという感じがしました、きょ
うは。何回もツインタワーズとやったんですけど。戦績はよくわからないですけど、きょうやっと叩き潰したという感じがしました。(ツインタワーズにはきょうで3勝1分と負けていないが、イメージ的には負けてたようなイメージ?)火野選手と組んで負けてるというのもあるんで。やっぱりベルトを取り返したというのが一番です」
関本「20周年でね」
岡林「けっきょく外に流出させたというのは自分の負けで、外に流出させてしまったんで。
2012年の最侠タッグで二丁拳銃とやって。パートナーは忍さんだったんですけど、その時はチャンピオンだったんですけど流出させて、そこからずっと外に出っぱなしだったんで。そのベルトを自分が取り戻せたというのがホントに…なんていうんですかね」
関本「嬉しいよな」
岡林「すいません、言葉でなかったですけど、嬉しいホントに」
関本「(二丁拳銃が3連覇して価値も高まってきているリーグ戦で優勝したが)そうですね。優勝したからには、タッグチャンピオンになった。やっぱりこれを守り続けないといけないと思うので。ねえ岡ちゃん。岡林選手、俺と一緒に守り続けましょう」岡林「組んだ以上は…僕もやっぱり関本さんと対角で闘いたいということも言いましたけど、組んだからにはベルトを取ったからには、これは防衛し続けないといけないです」
関本「(アジアやKO-Dタッグなど巻いてきたが、再びBJWタッグを巻いて今後の展望は)取り戻したんでね。大日本のBJWタッグのベルトを取り戻したんで、やっぱり気持ちを入れてこれを守り続けたいなと思います。防衛し続けましょう」
岡林「最近タッグチームが増えてきたんで、どんどんやってベルトの価値をもっと高めて守り続けます」
関本「(また新しい2人のタッグを作っていく?)そうですね」
岡林「ベルトを取ったからにはやるしかないです。守るのが義務ですもんね」
【ツインタワーズの話】
修司「自分でタイトルマッチ提案して負けるというのはちょっと…申し訳ないです。あと一歩でね、やっと最侠タッグ取れると思ったんですけど、悔しいですね」
耕平「優勝まで上がってアイツらにリベンジを果たせなかったのが一番悔しいですけど、逆に考えれば石川選手がベルトを懸けると言った時に、それだけこのチームで勝つ自信があったし。ホントに紙一重の勝負だったんじゃないかなと思うし。ああやってこっちでベルトを懸けて取られたことで、ツインタワーズとしてもう一回、アレを取り返すという目標ができたんで。そう考えます。悪い方に考えてもしょうがないんで。またツインタワーズを継続したうえで、関本&岡林のもってるタッグを視野に入れて闘っていきたい」
修司「負けましたけど、関本と岡林との闘いは勝てば最高だったんですけど、闘いとしてはやりがいのあるこれ以上ない相手なので。場所はべつに。本当はタッグベルトを懸けてもう一回やり合いたいですけど、彼らとの闘いは耕平さんにとっても自分にとってもツインタワーズにとっても、またどこでもいいんでリベンジマッチの機会をほしいですね」耕平「何回やってもね。手の内がわかってるとはいえ、飽きないし、気持ちいい試合。タッグの勝敗としては負けてるんで、石川選手が言ったように場所は関係なく何度でも闘いたいと思います」
9月21日から開幕した「最侠タッグリーグ2015」はストロングブロックからは岡林&関本とツインタワーズ、デスマッチブロックから伊東&関根、そして4連覇を狙ったヤンキー二丁拳銃は26日の高松大会で平成極道コンビに敗れ、二丁拳銃と平成極道は同点ながらも直接対決に勝った平成極道が決勝トーナメントに進出、二丁拳銃はまさかの脱落で4連覇の夢は敗れてしまった。二丁拳銃も全日本プロレスの「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」にもエントリーして二つのリーグ戦に掛け持ちだったことを考えると、さすがに疲れが出ていたのかもしれない。決勝トーナメント第1試合は岡林&関本が平成極道コンビと対戦、平成極道は岡林を捕らえにかかるが、星野がイス盛りへのボディースラムを狙うと逆に岡林に投げらてしまい一気に失速、更に関本にイスで背中を痛打されてしまい、岡林組に入れ代わり立ち代わりボディースラムを喰らうなど集中攻撃を浴びてしまう。
窮地を凌いだ星野はやっと稲葉に交代、稲葉は岡林にジャンピングヒップアタック、関本に裏投げと猛反撃するが、エクスプロイダー狙いは逆に関本がエクスプロイダーで投げ、稲葉はイスに直撃するも、交代した岡林にはエクスプロイダーを決め、稲葉から交代した星野も岡林にイスの上へのチョークスラム、鉄階段を岡林に乗せてのセントーンと攻め込む。
しかしダイビングセントーン狙いは関本にカットされると、関本は雪崩式ブレーンバスター、串刺しラリアットと畳み掛けるが、2発目をかわした星野はレインメーカー式勘九郎カッター、稲葉とのダブルブレーンバスター、セントーン、さらに、星野がリング上に設置したパイプイスに顔から関本を叩きつけてから稲葉がそこをパイプイスで一撃、しかしローリングラリアット狙いは関本がかわすとアトミックドロップから一気にアルゼンチンバックブリーカーへ移行。岡林も星野を担ぎ上げ、アルゼンチンの共演を果たす。
関本は頭突き、袈裟斬りチョップ、延髄斬りと畳み掛け、稲葉は丸め込み技で粘るも、関本は反撃を垂直落下式ブレーンバスターで断ち切り、最後はラリアットからぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪い優勝戦に進出する。
決勝トーナメント第2試合のツインタワーズvsダブルドラゴンはダブルドラゴンが奇襲を仕掛けて開始となり、場外戦ではツインタワーズの反撃に遭うも、ダブルドラゴンはデスマッチに慣れていない耕平を捕らえ、イス盛りの上でのダブルブレーンバスターで大ダメージを与える。
だが耕平も関根にイスを手渡すとイスごとミドルキックで射抜き、交代した石川も関根をイスでメッタ打ちにするなど集中攻撃を浴びせる。
窮地の関根だったが、勝負を狙った耕平のパイルドライバーを必死でリバースすると、交代した伊東はミサイルキック、踵落とし、ムーンサルトプレスと猛反撃をかけ、関根もイスを挟み込んでのダブルニーで続き、イス盛りの上でのカミカゼを敢行する。
ランニングローキックは石川がキャッチするとツームストーンパイルドライバーで突き刺し、ドラゴンスープレックスで投げ捨て、イスを重ねてからのボディースラムからコーナーへ昇るが、伊東がイスを投げつけてカット、そして関根が雪崩式ブレーンバスターから、石川にイスを投げつけてから伊東がドラゴンスプラッシュ、関根がドラゴンシュートと畳み掛ける。
しかし、石川は関根をバックドロップで黙らせると、ツインタワーズが交互にニーリフト、ダブルニーリフト、サンドイッチエルボーと猛ラッシュをかけ、最後は石川がファイヤーサンダー、ランニングニー、スプラッシュマウンテンと畳み掛けて3カウント、ツインタワーズが優勝戦に進出する、そしてツインタワーズ10月10日、札幌大会の公式戦で岡林組に敗れていることを受けて保持しているBJWタッグ王座をかけることをアピールし、急遽優勝戦にタッグ王座がかけられることになった。
優勝戦は先手を奪ったのはツインタワーズ、岡林にダブルニーリフトを浴びせて動きを止めると、長時間にわたって捕らえ、交代した関本が耕平にフロッグスプラッシュ、サソリ固めと猛反撃するが、耕平はミドファルコンアローからミドルキックと攻め立て主導権を渡さない。
だが関本が耕平にミサイルキックを放つと、交代した岡林が串刺しラリアットからブレーンバスター、アルゼンチンバックブリーカーで担ぐと、関本も石川に同じ技で担いで共演を披露、しかしツインタワーズも譲らず石川がラリアットから耕平とのサンドバッグタイムで岡林を捕らえ、耕平のジャーマンから石川のランニングニーを決めると、岡林組も石川に関本とのサンドイッチラリアット、ダブルバックドロップと応戦する。
石川は岡林をツームストーンパイルドライバーで突き刺すと耕平との連続ランニングニー、サンドイッチエルボーと追い詰めにかかるが、関本が両腕ラリアットでカットに入ると、岡林も同じ技で続き、ツインタワーズに交互の串刺しラリアットから石川に眉山、関本がフロッグスプラッシュ、岡林がラリアットと畳み掛ける。
そして岡林は石川と張り手合戦となり、石川が左右の張り手を浴びせたところでラリアットを浴びせると、最後はラリアットからゴーレムスプラッシュで3カウントを奪い、岡林組がタッグリーグを制覇と同時にタッグ王座をも奪取し、最後は岡林がファンに礼を述べると「ビッサリ!」で締めくくった。
タッグ王座も奪取したことにより、ストロング王座も含めて岡林は二冠なったことでストロング部門の顔となった、また関本とのタッグも今までは関本がリーダーとなっていたが、現在では五分の関係となり引けもとらなくなり、双璧といっても過言ではなくなった。
そのストロング部門にフリーで参戦している鈴木秀樹の影がせまってきた、今大会では河上隆一と挑戦者決定戦を行う予定だったものの河上は膝の負傷で欠場、挑戦者決定戦は白紙となったが、いずれ岡林にせまってくる可能性も否定できない。
マッチ王座に関しては伊東がダブルドラゴンを解散を示唆した際に関根が反発し、王座挑戦をアピールしたところで星野が割って入り、11月11日新木場で挑戦者決定戦が行われることになった。関根もK-DOJOのS-K王座(王者はタンク永井)に挑戦するなどワンランク上を目指し始めている。
ストロングは鈴木、デスマッチは関根とタイトル戦線に新顔が名乗りを挙げてきたことで大日本マットもますます活気づくと思う。負けた!そして無冠になってしまった。。。カルピス飲んで明日からまた強くなります。応援ありがとうございましたm(_ _)m
— 石川修司 (@g0925union) 2015, 10月 29今日は完敗です! へこたれてません! 上を向いて歩いて行きたいと思います!
— 稲葉雅人(バ~イナ) (@nabagoku) 2015, 10月 29本日の発表の通り、来月の天龍プロジェクト最終興行後に膝の手術のため、長くここを離れます。 絶対戻ってきます! 壁はドン!と打ち破る!(#`皿´) また応援宜しくお願い致します。 河上隆一 pic.twitter.com/nYvXLM6Cql
— 河上隆一 (@wild_kawakami) 2015, 10月 29それから今日は取材で大日本の若手の皆さんにご一緒ささせて頂き、朝の道場の荷物の積み込みから設営、試合、試合後の撤収まで見せて頂いたのですが、その皆さんの手際の良さと明るさに心底感動したのでした。いやもう本当に見事でした。
— sayoko mita (@345m) 2015, 10月 29 -
2ヶ月ぶりに観戦復帰は大日本プロレスから、激戦!伊東vs宮本の足場マッチ!
8月30日 大日本プロレス「DEATH MANIA III」愛知・名古屋国際会議場イベントホール 807人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○丸山敦 佐久田俊行(10分18秒 体固め)谷口裕一 X菊田一美
※TAJIRI公認バズソーキック
◇第2試合◇
▼有刺鉄線ボードタッグデスマッチ/30分1本
○木高イサミ 塚本拓海(10分50秒 体固め)アブドーラ・小林 X植木嵩行
※ダイビング・ダブルニードロップwith有刺鉄線ボード【アブ小、植木の話】
アブ小「夏も一通り終えて秋だな。まあね、最近思うことがあるんですよ。全団体ね、横一線で見られても困るんだよね! ウチとしてはね。全団体、横一線と思われても。たとえば技がうまくできる、ルックスがいい、筋肉すごいねって。そんなんとね、ウチらは違う次元で勝負してるから! それは大日本を見てるファンは一番よくわかってると思う。そんなんと違うんだから、うちらは。とくにウチの逸材、プロレス界一の最大瞬間瞬発力を持ってる。たとえばいま世界陸上とかやってるでしょ。そういうのを見てもまったくヒケを取らないから。世界に誇れる逸材だよ。これから秋から冬、うちは日本縦断ツアー、最侠タッグとか組まれるんでしょ。去年は伊東と組んで大日本の現在を見せた。けど20周年、大日本の未来を…僕からラブコールを送っておきます、大日本の未来に。いまの横一線のプロレス界と違う次元で勝負している大日本の未来に、このタッグリーグに向けて、逸材にラブコールを送っておきます」
植木「小林さんの言葉を鵜呑みにするわけじゃないですけど、ボディも違う、マスクも違う、そんで技や技術も否定されてる。そしたら私しかいないじゃないですか。全部当てはまってないですよ! クソ。きょうの試合で私も小林さんに触発されてか、愛を叫んでしまいましたが、今度の最侠タッグ、プロレス愛、プロレス愛、プロレス愛で勝負してやりますよ。小林さんの口車に乗るわけじゃないですけど、私が最高最大の最大瞬間風速? そんなんじゃないです。ビッグバンを起こしてみせます! 植木嵩行のビッグバンアタック!(とアブ小のラブコールを受けるかは言わずに去る)」
◇第3試合◇
▼GTCタッグデスマッチ/30分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ○竹田誠志(10分17秒 ジャーマンスープレックスホールド)星野勘九郎 X稲葉雅人
◇第4試合◇
▼2015名古屋サマースペシャル6人タッグマッチ/30分1本
ヘラクレス千賀 ツトムオースギ ○KENSO (14分08秒 体固め)バラモンシュウ Xバラモンケイ 男色ディーノ
※葉隠れ
【KENSOの話】「ひじょうにいろんなプロレスの種類があって、真面目な全日本プロレスみたいのもあるし、きょうみたいのもあって。基本的には僕はいろんな種類のプロレスにすごいリスペクトがあって。僕は生まれ育ったのは愛知県で、ここからちょっと行った碧南市というところが生まれ故郷。KENSOマニアもきょうたくさん来てて、KENSOマニアの前で、故郷に錦を飾れたというところではひじょうに、フリーになって感謝をしている。素晴らしい。故郷に帰ってきたかのような…僕が生まれて本当に愛している愛知県で、できたというのは素晴らしい感動する、一生忘れないような一日になりました。本当にありがとうございました。(ディ
ーノは?※SOSが恐怖のあまりケツをヒクヒクさせる)まず一番大事なのってこの600~700人ぐらいいう会場を一つに入場だけでしちゃうっていうのは、それだけで脅威ですよね。それはディーノにしてもバラモン兄弟にしても、すごいですよ。
入場しただけでもってっちゃう。プロレスラーって、入場したところでどれだけつかむかって、一番大事なんで、そういうところでは素晴らしいなって思います。ひじょうにリスペクトします」
【シュウ、ケイ、ディーノの話】
シュウとケイ「よくわからないうちに組まれてよくわからないうちに終わっちまったじゃねえかよ!」
ディーノ「ごめん、いま聞くのもアレなんだけど、なんで私、きょう…」
シュウかケイ「知らないんだよ! 口から出ちゃったんだよ!」
シュウかケイ「べつに俺たちが…来てって言ったわけじゃねえもんな。大日本の陰謀じゃないか!?」
シュウかケイ「なんか上からの圧力で」
ディーノ「最終決着戦で総力を挙げて、みたいなイメージだったんだけど?」
シュウかケイ「そんなこと一回もしてないんだよ!」
ディーノ「え!? SOSとバラモン兄弟の血を血で洗う抗争のすえのきょうなんじゃないの?」
シュウかケイ「アイツらなんか血を血で洗う抗争なんかしてやしない! 血も出ないよ! なんなら試合中、汗もかかないわ!」
ディーノ「もう入場の時で汗だくなんだけど」
シュウかケイ「きょうは汗だくになった」」
シュウかケイ「いろんな汗が出たぜ」シュウかケイ「おしょろしい男だった」
シュウかケイ「世の中にはいろんな汗があるな」シュウかケイ「世の中には科学で解明できないことがたくさんあるってことを思い知らされた」
ディーノ「ただ、一つだけ私の収穫があって、アイツ…(とKENSOがゲイだというポーズ)」
シュウかケイ「最後、自分から進んでしてたぞ」
ディーノ「メヒコの時から怪しいと思ってたのよね。WWEの時は大丈夫だと思ってたんだけど」(以下、ア●ルトークが延々と続く。)
シュウかケイ「この状態で呼ばれることはもうないな」
ディーノ「残念ながらないでしょうね。それは自覚してる。試合の途中でわかった。3人の思い出と思って頑張った」
シュウかケイ「我々のお父さんは宮下あきらだし」
ディーノ「異母兄弟なのよね」
シュウかケイ「きょうはファミリーが集まったってことでいいんじゃねえのか」
◇第5試合◇
▼チャレンジマッチ/30分1本
○岡林裕二(9分28秒 アルゼンチンバックブリーカー)X宇藤純久
(試合後)
岡林「本来ならきょう河上隆一とこのベルトを懸けてタイトルマッチをやる予定でしたが、河上がケガをしてしまい、流れてしまいました。でも、きょう宇藤とシングルをやって、河上だけじゃない。若手の追い上げを肌で感じました。でも、まだまだ俺は負けるわけにいきません! まだまだ負けないぞ! そして、次も必ずチャンピオンとしてこの名古屋に帰ってきます。その時は応援よろしくお願いします。そして最後に言いたいことはただ一つです。岡林の夜明けは近いぜよ!」
【宇藤の話】「こうやってアクシデントでチャンスいただいたんですけど、自分の出せる力は全部出したつもりなんですけど、上の人たちの壁が厚すぎて、全然太刀打ちできなかったと、そんな感じですね。(岡林のすごさは?)いまの上の人たちはみんな紙一重だと思うので、チャンピオンになったから強くなるとかではなく…上野だったり、何度かシングルでもやらせていただいてるんですけど、変わらず強いので。自分が伸びていくしかないと思います。こうやってチャンスも与えていただいてるんで、与えられたチャンスをすべてモノにしていきたいですし、チャンスをモノにできたかわからないですけど、また与えてもらったらどんどんやっていきたいと思います。これから最侠タッグとかもありますし、もしどこかで食い込めるんでしたら、記念で出るのではなく、出て結果を残してこれからも大日本の中心になっていきたいと思います」
◇第6試合◇
▼天龍源一郎引退ロード名古屋ファイナル/30分1本
○関本大介 橋本和樹(12分16秒 ジャーマンスープレックスホールド)天龍源一郎 X神谷ヒデヨシ
【天龍、神谷の話】
天龍「何か、文句あるんだったらいま言ってください(ニヤリ)。(神谷と握手)もうホントに天龍源一郎の終盤戦に入ってるけど、こういう若い選手と闘って新たなエネルギーを植え付けられてるって感じですね。逆に会釈なしにチョップ合戦を仕掛けられて火がついたという感じですかね。まあ楽しかったですよ。もうちょっと、イヤな技を考えてるんだけどね。同じ技ばかりやってると、俺がシングルマッチやろうとしてるヤツが嫌がるから。(イヤな技とは?)それは言えないでしょう。そんなこと言ったら、カワウソの外道がチョロチョロするから(ニヤリ)。教えられないですよ。(神谷とは札幌では対戦してきょうはタッグを組んだが、パートナーは?)そうだね。いや、彼のいいところはレスラーで一番大事な思いっきりの良さがある。きょうたぶんみんな先輩だと思うんだけど、向かっていく気持ちがお客さんに伝わったと思うから。それが一番大事ですよ。な?」
神谷「はい、ありがとうございます!」
天龍「向かっていったらお客さんが声援してくれて、何かを感じたよな」
神谷「背中を押してもらう一心で…」
天龍「関本を捕まえてちょっとやっつけたんだから、俺たちのチームも大したもんだよ。あんだけインディーのエースである関本を俺たちが捕まえてやりくり回したんだから、評価するものがあるよ。(試合後には関本が逆水平チョップを打ってきたが)あの野郎…ああいうところがグレート小鹿に似てるっつうんだよ(ニヤリ)。団体はあんなところばっかしマネしてどうすんだと言いたいよ。ま、グーパンチやって(手の)当たり所が悪かったからちょっと痛かったけどね。楽しませてもらいましたよ。なんか大日本も札幌とかあちこち声をかけてくれて、こうやってくといろいろもうそろそろホントに終焉に向ってるんだなという俺自身の感じが強くなりますね。だから、一番最初に言ったように一つ一つの使ってる技が、愛おしく感じるね。闘っている人たちもね、頑張ってくれよっていう気持ちですよ。関本の引っこ抜きのジャーマンはすごいね。思わず助けにいこうと思わなかったよ、オマエには悪いけど、ハハハ! グワーッといった時に、おお、と目の当たりにしてすごいなと思って。入る余地がないなという感じですよ。それぐらいきれいにガーッと…なんと言うのかな、圧倒されるものを見せられた。(思わず見とれるような?)いや、なんか余計なことはするまいって感じだったね。その前にチョップ食らったのもあったけどね。いいチョップのやるんだよね、またあの野郎ね。まあ、なかなか。大日本、俺、ちょこちょこっと出てるけどね、誰が教えたかは知らないけど埋もれたキラリと光るレスラーが多いですよ、ここは。なんか知らないけどね、
いまのプロレス界になくなった“プロレスの団体”という感じがあって。なんかそんな感じですね、俺にとっちゃ。(最後の名古屋の試合が終わったが)いまは橋本と関本がガンガン向かってきてくれて、本当に気持ちいい疲れですよ。これがプロレスをやってて良かったなということですよね。パートナーも力以上のものを発揮してくれて、関本を追い詰めて、ねえ? ああいうの見てると『いいねえ!』って思わせるよね。プロレスは楽しいですよ、ホント。(神谷に)頑張れよ、オマエ!」
神谷「はい、ありがとうございます! 頑張ります!」
天龍「(敗戦したがすがすがしい?)負けたっていうより、やっぱり関本だろうね。インディーのトップを走ってるんだから、彼が本当にさっき言ったようにラリア
ットからぶっこ抜きのジャーマンに行った時は横目で見たけど、おおという感じで。余計なことできないという関本ワールドがありましたよ。余談だけど、うちの二所ノ関部屋がなくなって。二所ノ関部屋が一番光った時は、幕内で金剛が優勝して、三賞を青葉城が取って、十両で僕が優勝してっていう、あの時が最高だった。名古屋ってのはそんな感じで。ただ、興行的には全日本は名古屋は昔から厳しかったですよ。新日本さんが強すぎたからね…ってヨイショしとかないとね(笑)、新日本を。いろんな交渉事があるから(ニヤリ)。(神谷に)頑張って!」
神谷「ありがとうございました!」
【関本、和樹の話】
和樹「関本さん、どうでした?」
関本「(天龍のパンチで)鼻が痛い」
和樹「あそこでグーパンやりにくるところが天龍源一郎ですよ」
関本「いやあ、ビックリした。鼻が折れるかと思った」
和樹「試合中、チョップもグーパンも雨あられのように食らったけど、メチャメチャ痛い」
関本「熱くて痛い、わけわかんねえ」
和樹「でも、僕の親父とかが現役時代をバリバリ見てる天龍さんと小さい団体のいち若手の俺とかがこうやってやれる、それ自体が幸せだし、天龍さんの名古屋ファイナルにも僕が関われたってことは、僕もちょっと爪の先一粒分ぐらいは関われたのかなと思ったら、それだけで光栄です。最後はちゃんと握手して…関本さんは無礼にもチョップをするという非道を犯しましたが、僕はクリーンに別れたつもりなんで。最後は非道の関本さんに締めてもらいます」
関本「チョップしたからグーパンチを食らっちゃいましたね。でももっと闘いたいなって思いました。またぜひよろしくお願いします。(最後は言葉も交わした?)いや、言葉というか視線を。目と目で通じ合うみたいな感じですかね。思いっきりチョップいったら倍以上返しできました。ホント、折れたんじゃないかと思うほど痛い。ビックリしました。レジェンドはレジェンドです。きょう闘えて光栄でした。またリング上で会えれば幸いですけど、これからも天龍さんの歴史にかすかでも触れたんで、それで十分光栄です」
◇第7試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 スキャフォールドデスマッチ/30分1本
[第32代王者]○伊東竜二(15分02秒 体固め)[挑戦者]X宮本裕向
※スキャフォールド上からのダイビングボディプレス
☆伊東が初防衛に成功
(試合後)
伊東「去年、このベルトを取った時は、初防衛戦で宮本裕向と当たり、あっという間に取られてしまいました。しかーし! きょうは守り抜くことができました。宮本、またいつでもこのベルトを懸けてやろう」
宮本「あの時が懐かしいね。でもね、きょう俺はあんたに負けた。また俺はイチから這い上がって、そのベルトにたどり着いてやるよ」(宮本は退場。)
伊東「いま大日本ではデスマッチをやる人間はそう多くはありません。いつも同じような人間がベルトを巡って争ってます。しかし! 宮本のように毎回毎回強くなってきます。このベルトを巡って、これからもレベルの高い闘いをやりたいと思います! きょうはありがとうございました!」
【伊東の話】「去年ベルト取って初防衛に失敗しましたけど、今回はなんとか初防衛することができました。やっぱり宮本、やり慣れてる相手ですけど、強いですね。ほぼいまのデスマッチファイターはだいたいの選手とこのベルトを懸けて闘っているので。じゃあ果たしてそいつら(まだ闘っていない選手たち)がいま自分の前に立ってきて、どうなのか。今度関根とシングルやりますけど、みんながこのベルトを狙ってどんどんどんどん上にあがっていくような闘いを続けていきたいです。(宮本も倒し、次期挑戦者は難航?)ただ、今月からタッグリーグも始まりますし、タッグリーグが終わったら年末の文体が近づいてくるので、タッグリーグをしながら…もちろんタッグリーグ優勝を狙いますけど、そのなかでこのベルトを狙える人間が現れてくれたらいいなと思います。(誰が飛び出してくるかわからない?)そうですね。オマエ出てこい、よりも俺に挑戦させろっていう人間が出てきたほうが面白いと思うので、そういうふうに促しつつ、出てくることを祈ってやっていきたいと思います。(スキャフォールドは?)これは自分だとアブドーラ・小林とタイトルマッチをして、やられてますからね。あんまり得意なルールではないんですけど、高さを使う宮本。あの上からのムーンサルトとか恐ろしいですからね(苦笑)。でもチャンピオンの意地でなんとか返して、なんとかベルトを守ることができて、またもう一つ上にあがれたとみんなが見てくれたらいいなと思います。(名古屋のビッグマッチも3年目だが)国際会議場は石川修司VS沼澤、竹田と宮本なので、初めてここでタイトルマッチができたのは嬉しいですし、こうやって全国いろんなところでタイトルマッチをやっていきたいなと思います」
【宮本の話】「なんかね、ちょっとばかし気の迷いがありましたね。ベルトを失ってまたすぐ挑戦、俺がしていいのかなみたいのもあったし。やるって言ったならやっぱやらなきゃいけないし…という気の迷いが試合に出たのかなって思いますね。
何も考えずに突っ走らないとチャンピオンというのは防衛できないと思う。それを挑戦者になって、忘れていたような気がします。余裕が自分もあったのかもしれないし、少し気の迷いがあったのかなと思いますね。(敗因はそこ?)いま自分が思うにはそこが一番大きいかなと思います。ホントはそんなのお客さんの前で言ったりなんかしちゃいけないんですけど、正直、そういう気持ちがありました。(最後はまたイチからと)一度全部捨てて、何も考えずに立ち向かっていく気持ちがないとベルト取れないし、それがイチからというところです。(王者の伊東は)やっぱり全然自分とは違う気持ちを持ってて、その気持ちの問題で…もう何度も手を合わせてるし、相手が何をやってくるかとか全部わかってるし。あとは気持ちの問題なんで。一度や二度肌を合わせたような相手じゃないんで。何年も何十年もやってる相手なので、気持ちのところで僕が負けてましたね。負けて気づきました。わりと焦らないタイプなんですけど、ちょっとぐらい焦ったほうがいいのかなと反省してます」
今回は大日本プロレス名古屋大会を観戦するため名古屋国際会議場を訪れたが、観戦は2ヶ月ぶり、本来なら7月5日の新日本プロレス大阪城ホールを観戦する予定だったが、ご存知の通り胆嚢炎で緊急入院したため観戦は断念、観戦も大日本名古屋大会から復帰となる。
しかし当日は雲行きも良くなく小雨となるも、用意されたイスはほとんど埋まり満員となったが、超満員とマークされてもおかしくない入りだった。
今回はデスマッチ選手権とストロング選手権のダブルメインを予定されていたものの、岡林の保持するストロング王座に挑戦する予定だった河上隆一が左膝前十字靭帯断裂で欠場しストロング選手権は中止、それに伴って試合順も変わり岡林は第5試合で若手の宇藤との対戦が組まれ、試合はパワーで圧倒するも勝負を狙ったアルゼンチンバックブリーカーも背後に着地した宇藤がグラウンドコブラで丸め込むなど懸命に粘る、しかし宇藤のラリアットを受け流した岡林がラリアットからアルゼンチンバックブリーカーを決め、宇藤もスリーパーを仕掛けて脱出を試みたがガッチリ決まってしまい無念のギブアップ、試合後も岡林は王者として名古屋に戻ってくることを約束した。
メインのデスマッチ選手権はスキャフォールドデスマッチということで対角線には建築現場用の足場が組まれるだけでなく、南北のロープには蛍光灯が吊るされ、伊東も宮本も蛍光灯束持参で入場した。
開始から二人は足場の上に乗って攻防を繰り広げるも、足場が揺れるせいか両者は足元がおぼつかなく、二人共同体でマット上に転落、先手を奪ったのは伊東でロープに吊るされた蛍光灯に宮本を叩きつけるも、四つんばいとなった宮本をイスでひん曲がるぐらい殴打するお馴染みの展開は上に足場があったため、伊東が気にしてしまうと、宮本が逆襲してイスの上でのボディースラムを逆に敢行しひん曲がったイスを元に戻してしまう。
蛍光灯頭突きや伊東の脳天を蛍光灯でフルスイング、また切っ先で切り刻むなどして宮本が主導権を奪うも、伊東もミドルキックwith蛍光灯、またタランチュラwith蛍光灯で反撃しミサイルキックから踵落としwith蛍光灯と攻勢をかける。
しかし宮本もハンドスプリングエルボー、串刺しニーwith蛍光灯と猛反撃すると、伊東を足場へ連行し足場からの雪崩式ファイヤーサンダーを狙うが、伊東もノーザンライトスープレックスを決め、李日韓レフェリーも足場に上ってカウントをたたくも宮本はカウント2でクリアする。
宮本は足場でのフェイスマザーからロメロスペシャルwith足場を敢行すると、足場からのミサイルキックからムーンサルトプレス蛍光灯束を決めるも、伊東はカウント2でクリア、宮本はファイヤーサンダーを狙うが着地した伊東はジャーマンからドラゴンキッカー、そしてドラゴンスプラッシュwith蛍光灯束を決めるが、宮本もクリアする。
互いに必殺技を出し尽くしたかに見えたが、宮本はラ・マヒストラル、雁之助クラッチと丸め込み技を連発しファイヤーサンダーを決めるが、両者ダウンで宮本は勝機を逃してしまう。
伊東のハイキックに対し宮本は伊東の顔面にニールキックからジャーマン、足場からのムーンサルトを投下するも伊東はクリアし、グーパンチを浴びせ、また宮本にイスを投げつけてからグーパンチを浴びせると最後は足場からのダイビングボディープレスで3カウントを奪い王座を防衛した。
セミには天龍組vs関本組のタッグマッチが昇格、自分も天龍は5月の大阪大会で見納めかと思っていたが、思わぬ形で天龍の試合が見れることになった。
天龍と関本で試合がスタートし手四つからの力比べとなるが、パワーに優る関本が押し出すと天龍は強引な形でカニバサミで倒しSTFを決める、天龍と関本のチョップ合戦は天龍のチョップが館内に響き渡るぐらい“バシッ”という音が鳴るが、天龍はすぐ神谷に交代、天龍の出番は少なく神谷が前面に出る展開となった。
しかし場外戦では天龍は関本に本部席の机や客席を投げつけるなどして大暴れし、顔面へのキック、グーパンチとしっかり見せ場を作る。神谷も序盤から関本や和樹をショルダータックルなどで攻め込んでいったが、関本が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してから、カットを狙う天龍を蹴散らすとラリアットからぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪い勝利、試合後は関本が逆水平でエールを交し合おうとするが、天龍はグーパンチで返してエールに応えるなど天龍らしさを貫いた。
第4試合ではバラモン兄弟、ディーノvsSOS、KENSOの異色トリオ同士の対決は、バラモン兄弟が例のごとく水を噴射しながら入場すれば、DDT新宿大会を終え駆けつけたばかりのディーノもイケメンばかりを襲撃するなど館内は騒乱状態、またSOSの後で入場したKENSOもSOSやバラモン兄弟、ディーノのコントロールを受け付けないほどのシャウトぶりを見せつけ、試合前からカオス状態となった。
試合はKENSOとディーノでスタートし、ディーノが股間を触りながら寝転がり猪木、アリ状態となるも、笑いのツボにハマったのかKENSOは思わず笑みがこぼれ、ディーノもSOS相手に男色殺法を繰り出せば、コーナーに控えるKENSOは笑いをかくしきれず、完全に笑いのツボにはまってしまう。
場外戦ではKENSOはディーノに容赦なく張り手を浴びせるが、リング内では千賀が例の如くケイの水噴射を客のカバンを使ってブロックしファンから「千賀死ね!」とヒンシュクを買い、挙句の果てにはKENSOをも盾にしてしまう。
千賀の暴挙?にバラモン兄弟はボウリング攻撃でストライク、徐行ボードでの一撃で痛めつけ、場外戦でもKENSOはバラモン兄弟にトペを狙うがSOSに誤爆してしまう。
リングに戻ったディーノはKENSOをリップロックで捕獲すると、コーナーでのケツ出しでKENSOを吸い込ませようとするが、SOSの二人が吸い込まれケツ出しのままでコーナーに設置されてしまう。
KENSOは遂にディーノのケツに吸い込まれるとバラモン兄弟の合体技に捕まるが、徐行攻撃はやっぱり誤爆するとKENSOはケイに垂直落下式ブレーンバスターから葉隠れで3カウントを奪うも、コーナーに設置された3人はケツ出しのまま放置状態、KENSOはディーノとキスをかわすなど最後も騒乱の中で試合は終わった。
第2試合ではアブ小が植木と組みイサミ、塚本組と有刺鉄線ボードマッチで対戦するが、今までバラモン兄弟と組んでいるせいか、ある意味濃いキャラとなっていた植木がデスマッチファイターとしての成長した一面を見せ、試合はアブ小組の奇襲で始まるも、イサミのベースランニングもかわし、アブ小のお株を奪って“愛してま~す”チョップを決めるなど見せ場を作り、更に有刺鉄線ボードの上でのボディースラムを逆に投げるなど活躍ぶりを見せる。
後半も植木はブロックバスターを決め、有刺鉄線ボードを持って突進するなどして塚本を攻め込んだが、イサミの膝をカウンターで喰らってしまうと、塚本のオキャノンボムの援護を受けたイサミが植木にボードを乗せてからのダブルニーで勝利もデスマッチファイターとしての成長を見せただけでなく、違った一面も充分に見せた試合だった。
大会の感想はやっぱり現場はいいということ、健康にはなるべく気をつけないとと考えさせられた、健康でないと観戦できないしね! -
両国で迎えた20年目の大日本プロレス、鍛え抜かれた肉体こそ凶器!岡林が関本越えを達成しストロング王座を奪取
7月20日 大日本プロレス「両極譚〜RYOUGOKUTAN〜」両国国技館 3985人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
佐久田俊行 ○宇藤純久(11分02秒 逆片エビ固め)谷口裕一 X菊田一美
◇第2試合◇
▼30分1本
○MEN'Sテイオー ツトムオースギ ヘラクレス千賀(12分04秒 エビ固め)ツバサ 丸山敦 X忍
※トリプルエクスタシー
◇第3試合◇
▼30分1本
○橋本和樹 橋本大地 (13分51秒 エビ固め)金本浩二 X高岩竜一
※ノーザンライトボム
◇第4試合◇
▼両国Death祭り〜狂気でわっしょい〜/30分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ○竹田誠志 塚本拓海(10分22秒 片エビ固め)関根龍一 高橋匡哉 XSAGAT
※リバースUクラッシュ
◇第5試合◇
▼横浜ショッピングストリート6人タッグ選手権試合/30分1本
[挑戦者組]○グレート小鹿 星野勘九郎 稲葉雅人(10分58秒 テキサスクローバーホールド)[第6代王者]バラモンシュウ バラモンケイ X植木嵩行
☆シュウ&ケイ&植木組が初防衛に失敗、小鹿&星野&稲葉組が第7代王者となる
◇第6試合◇
▼30分1本
○河上隆一 征矢学(12分13秒 片エビ固め)X神谷ヒデヨシ 浜亮太
※ハリケーンドライバー
◇第7試合◇
▼BJW認定タッグ選手権試合/30分1本
[第39代王者]佐藤耕平 ○石川修司(18分41秒 体固め)[挑戦者組]木高イサミ X宮本裕向
※スプラッシュマウンテン
☆耕平&石川組が7度目の防衛に成功
(試合後)
石川「おい二丁拳銃。お前ら、やっぱり最高のチームだよ。でも、そんな最高のチームに勝った俺らがこのベルト、どんどん強いやつと闘って防衛していきますので、応援よろしくお願いします!」
【耕平、石川の話】
石川「結果として最高の舞台で最高の相手とベルトを防衛戦できて、やっぱりプロレス冥利に尽きるというか、ホントに大日本で耕平さんと出会ったのが岡林の欠場から生まれたきっかけが運命なのかわからないですけど、そこからここまで来たんでね、せっかく生まれたタッグなのでこれからも、どんどん強い相手とやりたいなって。どんなチームでもいいんでね、自分たちに勝てる自信があって、それを応援するお客さんがいるんだったら誰でも相手しますよ。逃げも隠れもしません」
耕平「防衛したんでね。あとは関本、岡林ともう一回。しっかり勝って」
石川「(二丁拳銃とは決着がついた?)3回やってボクら2勝1引き分けで負けてないんで。まあでももう一回二丁拳銃が勝てると思ってくるんだったら、何回でもいきます。この勝ちで終わりとは思ってないんで」
耕平「勝ち逃げします、ハイ」
石川「(前回との違いはなにか感じた?)そうですね。二丁拳銃がパワーアップしたよりもツインタワーズのほうが前回の対戦よりもパワーアップした、その違いだと思いますんで。ボクら(前回の対戦から)その間も防衛戦重ねてますんで、その違いかなと思います」
耕平「チームとしての力がまた一つ上がったと思います」
【ヤンキー二丁拳銃の話】
宮本「しょうがないっすね」
イサミ「相手が強かったんだもん、それだけです」
宮本「いやあこの負けはもう絶対忘れない。絶対にこの負けは忘れるわけにはいかないです」
イサミ「相手が強いんだったらね、もっと強くなればいいだけの話だから」
宮本「強くなるしかないね」
イサミ「強くなるしかない。これを糧にするしかない。この悔しさも糧にするしかない」
宮本「次につなげよう」
イサミ「勝ちたかったなあ、ホント、勝ちたかった」
宮本「この大舞台でね、ベルト取りたかったですけどね。でも負けたんでね、くよくよ言ってられないし、つなげるしかない」
イサミ「このぶんね、また強くなればいいだけの話だから。今回はもうツインタワーズのほうがヤンキー二丁拳銃よりも強かったっていう、それだけですね」
宮本「最高で最強になるべく」
イサミ「最高で最強にならないとダメだよもう」
宮本「なるべく、練習しましょう」
イサミ「言うか、珍しくオレも、練習するか」
宮本「練習してがんばって」
イサミ「もっと強くなろう。なぜなら」
宮本&イサミ「オレたちは、強い!」◇第8試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 20周年記念20アイテムデスマッチ/30分1本
[挑戦者]○伊東竜二(20分53秒 体固め)[第31代王者]Xアブドーラ・小林
※ドラゴンスプラッシュ
☆小林が初防衛に失敗、伊東が第32代王者となる
(試合後)
伊東「目も開けれないし鼻水は流してみっともない姿ですが、デスマッチのベルトを巻くことができました。セミファイナルだというのにこんなめちゃくちゃな形式を許してくれた大日本プロレス、そしてファンの皆様、感謝しております。こうやって選手みんなで片づけているということで、ちょと間をつかながきゃいけないと思うんですけど。何度目でしょう、何回もベルトを取っています。それは何回もベルトを落としているということです。もう落とすことがないように頑張っていきたいと思います。大日本プロレス、初の両国大会、あと1試合あります! みなさん、まだまだ元気ですか!(歓声)最後の最後まで盛り上がっていきましょう。ありがとうございました」
【試合後の伊東】
――試合を振り返って?
伊東「あ〜疲れました。塩で途中目が開かなくなって、呼吸するたびに鼻水が出て。みっともない姿でしたけども、何とか小林に勝つことができました。ベルトを獲ったからには、面白い相手とやっていきたいです。かつてデスマッチやってたけど、今はやらなくなった人間…そいつのポリシーを壊せるかは分からないですけど、それも含めてやってみたいと思います」
――塩がキツそうだったが?
伊東「凄いですね。調子に乗って100キロでやったんですけど、やるもんじゃないです。前回25キロの塩でやって、それを口にした小林が一晩眠れなかった。だから今度は僕が今晩、もしかしたら眠れないのかな…って。ちょっと高血圧なんで…要注意です(笑)」
――20アイテムの中で一番効いたのは?
伊東「やっぱり塩ですかね。最初まいたので足が滑って、目に入ったら目が開かなくなるし、傷口に入ったら全身が痛いし…とんでもないアイテムだったと思います。早く顔を洗いたいです」
【試合後のアブ小】
アブ小「あー…。勝てなかったですね。今日はいろんなものをひっくり返したいと思いましたけどね。例えば、メインに対するセミファイナルとかね。棚橋さんに対する私とかね。伊東に対する私とかね。これに勝てばいろんなものがひっくり返ったと思うんですけど…チキショー…。でもまぁ負けましたけど、いろいろと感謝の気持ちはありますね。やっぱり両国国技館に大日本が進出で来た。これはファンの皆さんのおかげ。色々問題あったかもしれないけど、貸してくれた両国国技館にも感謝。そして伊東に感謝。ストロングBJにも戦ってみて感謝の気持ちがありましたね。だから試合後(メインに備えて)撤収しなきゃなって思いました。こういう試合だからこそ勝ちたかったけど…。いろんなことに対する私と言いましたけど、まだ20年しかやってませんから。今日、グレート小鹿もあんなに頑張ってたんで、まだまだ頑張って今に見てろの精神でどんどん上を目指したいと思います。20年で両国なら40年で東京ドーム行けるんじゃねえか!? 東京ドームできるように今から色々と根回ししておきたいと思います」
――20アイテムで何が一番効いた?
アブ小「思い出せません(笑) とりあえず色んな痛みがありますけど、そこに塩レモン唐辛子が加わると3倍の痛みになる。調味料系が意外と効きましたね。血圧が一気に上がった感じがしますね」
◇第9試合◇
▼BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合/30分1本
[挑戦者]○岡林裕二(21分24秒 エビ固め)[第6代王者]X関本大介
※パワーボム
☆関本が2度目の防衛に失敗、岡林が第7代王者となる
(試合後)
岡林「勝ったぞー!(声が裏返る)やっと、やっと、勝つことができました! 関本さん! 関本さん!(関本コール。岡林が握手して引き起こす)関本さん、今日は本当にありがとうございました!(岡林が手を放さない。関本が振りほどく)でもこの1勝はただの1勝です。本当の意味での関本越えをまだしてません! 関本大介を超えるためにこれからも精進して頑張っていきます! そして関本さん、これからも一緒に大日本プロレスを引っ張っていきましょう! お願いします!(大日本コール)この20周年の両国大会、一人の力じゃ絶対できません! みんなの力でこの大会を成功させました! 今日、試合してくれた選手、上がってきてください!(出場選手がリングと花道へ)この20周年大会、開催できたのもここにいる皆さんといつも地方で大日本プロレスを応援してくれている皆さんのおかげだと思っています! 最後に、岡林の夜明けを叫んで、締めようと思ったんですが! まだまだこれから大日本プロレス、もっともっと上に行かなければいけません! もっともっと上目指して選手一同、一丸となって頑張っていきます! なので、最後は、大日本プロレスの夜明けは近いぜよ、で締めたいと思います!いいですか! すいません、スタンダップ・プリーズ! すいません。じゃあいきますよ! いいですかー!×2 大日本プロレスの夜明けは、近いぜよ!」
【岡林の話】「やっと勝ちました。本当にこの勝利は、一生忘れません。絶対忘れません。でも、ただの1勝です。ここからがスタートです、ここからが。いまちょうど同じ高さにきたぐらいで、ここからがスタートです。どんどん闘っていって、絶対に関本大介を越してみせます。こんなにたくさんのお客さんに声援していただいて、そのなかで勝利できて、一生忘れないです。(関本は)本当に強い、本当に強かった。途中で気持ちが折れそうになったけど、なんとか食らいついて、食らいついて、最後は気力で勝ちました。これからどんどん防衛していって、河上、橋本、神谷、どんどん闘っていきたいです。そして大日本プロレスをもっともっと上にあげていきたいと思います。ありがとうございました」
20周年を迎えた大日本プロレスが両国に進出、メインは関本vs岡林によるストロング選手権、試合開始早々から両者が突進してからロックアップ、その際に岡林が鼻血を出すも、両者共激しいタックルでの肉弾戦を展開する。
試合の先手を奪ったのは岡林、場外に転落した際に関本がトペを狙うが、岡林はチョップで迎撃し逆にプランチャを浴びせるも、関本は怯まずチョップ合戦に持ち込み流れを変える。
リングに戻っても二人の肉弾戦が続くがエルボー合戦で関本が競り勝つも、岡林はパワースラムやコブラツイストを決めるが、関本もミサイルキックでやり返す、
アルゼンチンバックブリーカー合戦から関本はスリーパーで捕獲も、岡林は起き上がってコーナーにぶつけ、ターンバックルへのパワーボムなどで試合を主導権を握っていくというか、完全にパワーやスタミナで岡林が上まわって関本が押され出す。
終盤は関本が延髄斬りからぶっこ抜きジャーマンを狙うも、岡林はKUBINAGEで阻止し、再度の延髄斬りからやっとぶっこ抜きジャーマンを決めるも岡林はクリア、張り手合戦を制した岡林はラリアットからゴーレムスプラッシュ、関本は意地でクリアも岡林は豪快なパワーボムを決め3カウントを奪い王座奪取、デスマッチは凶器を使うも、ストロングは鍛え抜かれた肉体こそ凶器、まさにその言葉に相応しい試合だった。
セミのデスマッチヘビー級選手権は20種のデスマッチアイテムが使われ、、18番の蛍光灯が使えないということでどんな試合になるかと思いきや、アブ小が五寸釘ボードに伊東を叩きつけてからフォークやノコギリで額を切り刻めば、伊東もノコギリでアブ小の頭を真っ二つにするかのようの切り刻み、傷口にレモン汁をすり込み、電撃殺虫機やコンクリートブロックも使用するなど凄惨な試合となっていく。
両者共塩を使いマット全体が塩まみれになるも、その分足場が悪くなり、体格的にアブ小が不利となって技が思うように決まらない。
終盤には伊東が五寸釘ボードの上へのノーザンライトスープレックスからアブ小に唐辛子をかけまくり、イスやラダーをアブ小の上へ乗せてのゴーレムスプラッシュ風のドラゴンスプラッシュを決め、更に注射器でアブ小の頬を貫通させてからグーパンチで殴りつけ、ドラゴンキッカーからドラゴンスプラッシュで3カウントを奪いデスマッチ王座を奪取、塩やレモン汁、唐辛子など傷口に染みるアイテムを有効に使った伊東の勝利となった。
タッグ選手権は石川が開始早々から花道上でのファイヤーサンダーで宮本をKOすると、孤立したイサミに集中攻撃を浴びせて先手を奪い、イサミが懸命に耐える展開となる。
劣勢となったヤンキー二丁拳銃だったが、宮本が戦列復帰してから得意の連係で流れを変え、宮本がイサミのフォローを得てから石川にファイヤーサンダーで突き刺しムーンサルトプレスを投下も、耕平がぶっこ抜きジャーマンでカットに入り決め手にならない。
これで流れを変えたツインタワーズはイサミを蹴散らした後で、石川がニーリフト、耕平がパイルドライバーと畳み掛けると、最後は石川がクロスアーム式スプラッシュマウンテンで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合は岡林の号令で全選手が揃い大会を締めくくったが、館内は大日本コールとなったが、観客動員は1面ステージを設けたため超満員とはいかなかったが、館内が大日本コールになった時点で大成功だったと思う。
20年目を迎えた大日本プロレス、これからどう発展していくのか楽しみである。 -
7月20日、大日本両国大会のテーマは「競争」!ストロングvsデスマッチにタッグが参戦!
5月28日 大日本プロレス 後楽園ホール 1014人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第0試合◇
▼15分1本
○菊田一美(5分00秒 逆片エビ固め)X大森達男
◇第1試合◇
▼20分1本
○河上隆一 神谷ヒデヨシ 佐久田俊行(11分26秒 エビ固め)橋本和樹 丸山敦 X宇藤純久
※ハリケーンドライバー
◇第2試合◇
▼ブリング・ザ・ウエポン・ドレスコード・パーティー/30分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ○塚本拓海(11分18秒 レフェリーストップ)星野勘九郎 X稲葉雅人
※変型スリーパーホールド
◇第3試合◇
▼30分1本
△バラモンシュウ バラモンケイ 谷口裕一(3分29秒 両軍リングアウト)ツトムオースギ ヘラクレス千賀 △忍
---延長戦---
ツトムオースギ ヘラクレス千賀 ○忍(3分52秒 片エビ固め)バラモンシュウ Xバラモンケイ 谷口裕一
※S.E.X.
◇第4試合◇
▼デスマッチヘビー級王座前哨戦 蛍光灯6人タッグデスマッチ/30分1本
○アブドーラ・小林 宮本裕向 木高イサミ(9分20秒 逆エビ固め)伊東竜二 稲松三郎 X関根龍一
【小林の話】「例によって両国までに前哨戦が何回も組まれると思いますけど、伊東相手に逆エビ固めは出しませんから。この痛みを前哨戦で伊東に教えるわけにはいかないから。伊東以外に逆エビ固めを出して、両国の地を俺は踏もうと思います。今日はかなり当たりが強かったけど、それぐらい跳ね返して、今の俺の技があると思うから。あえての予告です。伊東には7月20日の両国まで逆エビは出しません。勝負論にこだわったら、これぐらいやらなきゃダメだからね。伊東はそれぐらいの相手だと思っています。あえて手の内を全部見せてるけど、その痛みまでは見せないから。それはセミファイナリストの意地ですよ。二番手じゃねえからな。上から2番目に美味しいところをもらえる役だと思えばね。いくらでもメインは食えるから。逆エビ固めはあいつらストロングBJを超えるためのメッセージでもありますからね。プロレスリングの温故知新ですから。(両国では伊東を逆エビで仕留めると?)仕留めます。(手の内を明らかにしているが?)その通りやるわけないじゃないですか。種まきはもう始まっているんですよ。種をまいて、苗が出て、葉っぱが出てきて、花が咲くのが両国ですから。皆まで聞くなって感じですよ。言っちゃ悪いけど、復帰してからずっと種まきはしてますから。その種からやっと苗が出たくらいだから。両国で花が咲きますから」
【伊東の話】「両国まで2ヵ月切ってますからね。ドンドン調子を上げていきたいと思います。実は今日、およそ2年ぶりぐらいにミサイルキックを出したんですよ。2年前にイサミと一騎打ちをやった時に背中を圧迫骨折して、そこから控えてたんですけど。そうやって過去に使っていた技をドンドンと出して、昔の自分に戻りながら、新しい伊東竜二対小林を見せたいと思います。(それは小林の温故知新に感化されて?)ショルダースルーや逆エビ固めがプロレスの基本であるように、ミサイルキックも若手時代の基本ですからね。そういったものを出して、ちょっとは若くなりたいなと思います。あと、小林が塩一俵を使って両国でデスマッチをやりたいと言ってましたね。塩一俵どころから、100kgぐらい使ったらいいんじゃない? どうやら塩は両国国技館はOKなようですし。毎場所まいてますからね。ただ塩があっても目に染みる程度なんで、有刺鉄線のような体に傷が付く形式も含めて、ドンドン面白い形式を考えて、両国ならではの試合がしたいですね
◇第5試合◇
▼剣山&コンクリートブロックデスマッチ/30分1本
○竹田誠志(12分08秒 ジャーマンスープレックスホールド)X植木嵩行
◇第6試合◇
▼BJW認定タッグ選手権試合/30分1本
[第39代王者組]△佐藤耕平 石川修司(30分時間切れ引き分け)[挑戦者組]関本大介 △岡林裕二
☆耕平&石川組が6度目の防衛に成功
(試合後)
石川「勝ってないけど、一応、防衛だよな? もう一回、オマエらとやりたい。でも、オマエらは両国のメインですげえ試合するんだろ? だったら、俺らもすげえ試合するよ。セミファイナリストのアブドーラ・小林、伊東竜二、出てこいよ(
2人がリングにやってくる。)オマエらもセミでメイン食うようなすげえ試合するんだろ? きょう、関本岡林に引き分けだったけど、俺らにはちょっと前に引き分けたチームがいるよ。二丁拳銃出てこい!(宮本とイサミがやってくる。)年末の後楽園で引き分けた続き、両国でやろうぜ。最強と最高、どっちが上か決めようよ」
宮本「もともとそのベルトは俺らが持ってて、そしてこの後楽園であんたらに負けて、失ったものだ。両国で俺とイサミが、そのベルト取り返してやるよ。そして俺たちは両国でこう叫ぶ! なぜなら、俺たちは…」と言ったところでアブ小がマイクを奪う。
アブ小「ちょっと待て! これだけのメンツがいるんだ! 俺だってしゃべりてえよコノヤロー! 俺は両国の舞台、いろんなものに勝ちたい! 伊東にも勝ちたい、ストロングスタイルにも勝ちたい! 他団体にも、絶対に負けない! そのためには、みなさんの愛が必要です!!」
(ものすごいテンションで観客を立たせるアブ小。「愛してま~す」で締めようとするが、ここで関本がマイクを奪う。)
関本「オイ、両国のメインは俺と岡林だ! みなさん、今日は応援ありがとうございました。両国のメインは俺と岡林が闘います。このベルトを懸けて、コイツと闘います。オイ、両国まで待ったなしだぞコノヤロー! しっかり覚悟してかかってこいよ。みなさん、両国大会応援よろしくお願いします。きょうはありがとうございました!」
(BJWのテーマが鳴る中、関本と岡林、アブ小と伊東、ツインタワーズと二丁拳銃がそれぞれ向き合い、しばしにらみ合いと握手。一気に両国への機運が高まるエンディングとなった。)
【試合後の耕平&石川】
耕平「両国でメインを張る2人が組んだんで、強かったですね。でも、勝ちではないけど、引き分けで防衛したんで。とりあえずよしとします」
石川「大日本には強いチームが揃っていて、今回で引き分けになったのは2回目ですか。去年、二丁拳銃とはドローで終わった悔いがあるんで、両国で清算したいなと思いますね」
耕平「今日の引き分けもそうなんですけど、引き分けは引き分けであって、勝ちではないんでね。今日の関本&岡林というチームもベルトに対して必死だっただろうし。試合が終わった時点で両国に気持ちが行っていると思うので、先に引き分けている二丁拳銃にキッチリと勝って防衛して、その後にもう一度関本&岡林とやって、そこでもキッチリと勝って防衛したいなと思います」
石川「ストロングの最高峰・関本-岡林、デスマッチの最高峰・伊東-小林ですよ。タッグの最高峰の戦いで、最強と最高、どっちが上かを両国の大観衆の前で見せたいと思います」
耕平「何にしても引き分けは勝ちではないので。俺も石川選手も二丁拳銃にはそういうこだわりがあるので、引き分けたチームとはもう一度やって勝ちます。勝って防衛します」
――タッグチャンピオンとしてストロングヘビー級王座に負けない試合をする?
石川「引き分けたという結果なんで、二丁拳銃にまず勝つというのが大前提。まずは勝って、その中でこの試合が一番すげえ試合だったと言われれば。それが結果と内容が伴えば最高だと思います。アブドーラ小林は何を言っているかわからないですけど。そういう人は僕の中で論外なんで、大丈夫です」
耕平「引き分けた連中、そこだけですよ。キッチリと防衛しないと」
【岡林の話】「((※関本とは別々にコメント)ツインタワーズは何回やっても凄いですね。マジで悔しいです。あそこで石川修司にパワーボムが決まってたら絶対に勝てたんですけど。まあ、本当にあの2人とは何度でもやりたいですね。やってて楽しいです。試合後、チャンピオンチームが両国で対戦する小林と伊東竜二を呼びましたけど、何か小林さんが『俺は絶対にストロングに負けない』って言ってましたけど、俺たちも絶対に負けないですよ。20周年の両国大会。メインで本当に凄い試合をして、小林と伊東に『本当に凄かった』って言わせます。あと、絶対に関本大介からストロングのベルトを獲って、俺がチャンピオンになります。そして、両国のメインで『ピッサリ』と叫びたいです。(最後、関本とにらみ合っていたが?)タッグを組んでも、戦っても、別にそういう憎しみや遺恨はないので。タッグを組む時は組む。戦う時は戦う。切り換えはしっかりできるんで。戦う時はガッチリと全身全霊の戦いをします」
【関本の話】「ツインタワーズからベルトを獲りたかったですね。ベルトを獲って両国を迎えたかったですけど、このベルト(ストロングヘビー級)がありますから。もう岡林が挑戦者に決まってますからね。修司と耕平、あの強大な壁をぶち破れなかったです。だけど、俺は諦めない。いつかあの巨人どもをなぎ倒します。リング上でも言ったんですけど、両国まで本当に待ったなし。今日は岡林と組みましたけど、両国では戦います。今まで自分が培ってきたものを岡林にぶつけます。(最後は小林からマイクを奪い取っていたが?)『愛してま〜す』をやらせなかっただけです。アイツが締めようとして。戦ったのは俺たちですよ。先輩の気持ちはわかりますけど、そうはいくかと。俺と岡林がメインを張るんだって。そして、俺が防衛をして、今日リングに上がったヤツらと1人ずつやってもいいよ。全員とやって全員に完全防衛してやる。それぐらいの気持ちでいます。両国は岡林選手に覚悟してかかってこいと言いたいですね。(引きずっている足の状態は?)ちょっと腰をぶつけただけなんで。よくあることです。こんなことは日常茶飯事なんで大丈夫です。ノー・プロブレムです、英語で言うと。中国なら無問題です」
【試合後の宮本&木高】
イサミ「呼ばれなくても行くつもりだったんで。時間切れ引き分けたコンビなんで」
宮本「お互いに求めていたんですね」
イサミ「相思相愛ですよ。もう行くしかないんで」
宮本「向こうの期待にも応えなきゃいけないと思うんで。両国では絶対に僕らが勝ちます」
イサミ「今日の試合も見ていたし、2回もやっているんで強いのは重々承知しているし。でも、そこに活路はあると思うんですよ」
宮本「それを見つけましょう。あの最強のチームに勝たなきゃいけないと思いますよ」
イサミ「柔よく剛を制す」
宮本「難しいことを言うね。どういう意味だっけ?」
イサミ「いや、わからないですよ(笑) まあ、わかります。わかるでしょ、さすがに。両国でやりましょうよ」
宮本「勝って必ず両国で叫びます」2人「なぜなら…俺たちは強い!」
大日本後楽園大会のメインは耕平、石川のツインタワーズの保持するBJWタッグ王座にストロングBJW最強コンビでKO-Dタッグ王座を保持している関本、岡林が挑戦した。試合は序盤から両軍共真っ向からぶつかり合う展開となるも、関本が場外戦に持ち込んで石川にトペを放って先手を奪ったかに見えたが、石川は場外マットのない床で関本をボディースラムで投げて反撃し、腰を強打した関本は一気に失速、ツインタワーズは関本を捕らえ主導権を奪う。
交代した岡林も孤軍奮闘するが耕平のニーリフトの前に鎮圧されてしまい、石川がターンバックルへの河津落としやハイアングルのバックドロップで岡林を追い詰める。
しかし交代した関本が石川にラリアットからアルゼンチンバックブリーカーで担ぐと、岡林も耕平を担いでアルゼンチンの競演を披露するが、石川が関本にミサイルキック、ニーリフト、耕平のジャーマン、石川にランニングニーからのツームストーンパイルドライダーで関本を追い詰めるも関本は必死でクリアし、交代した岡林が石川をKUBINAGE、スピアー、関本との時間差串刺しラリアット、雪崩式アバランシュホールド、パワーボムからゴーレムスプラッシュを狙うと、耕平が雪崩式ファルコンアローで阻止し、4選手が入り乱れて大乱戦となる。
石川は岡林に頭突きを浴びせると耕平もミドルキックで続き、時間差ニーリフトやサンドウィッチエルボーとツインタワーズの合体技が決まり、耕平がパイルドライバーで突き刺すが、関本がジャーマンでカット、残り1分となって岡林が耕平にラリアットを決めるがカウント2、再度カバーしたがカウント3は入らず時間切れ引き分けのゴング、ツインタワーズが辛くも防衛した。
試合後には王者の石川が7月20日両国でデスマッチ選手権を行うアブ小と伊東、そしてヤンキー二丁拳銃を呼び出し、次期挑戦者に指名。最後にアブ小が「愛してま~す」で締めくくろうとしたが、関本がマイクを奪って岡林に宣戦布告して大会の幕を閉じた。
5月5日にデスマッチ王座を奪還したアブ小が両国大会のメインをストロングBJWが飾ることにアブ小が異議を唱え、デスマッチ王座開催をアピールし伊東が呼応して両国でのデスマッチ選手権が決定したことで両国大会のテーマはデスマッチvsストロングの図式となった。当初は国技館は制約が厳しくデスマッチの開催は難しいのではとされてきたが、大日本でも何度か使用された塩はOKが出たため、塩を使ったデスマッチになりそうだ。
大日本はデスマッチとストロングの二部門に分かれているが、王座の歴史を考えるとデスマッチの方が長くアブ小にしても大日本を牽引してきた自負がある、だがストロングBJWも紆余曲折しながらも激しい試合をすることで権威を高めてきた。
そこでツインタワーズもタッグ王座をかけてヤンキー二丁拳銃を指名したことでデスマッチvsストロングに割って入った、ツインタワーズも前王者のヤンキー二丁拳銃から王座を奪い早一年、ヤンキー二丁拳銃との再戦や今回の関本、岡林組との防衛戦をこなすことで長期政権を築いてきた、今回は最強の挑戦者である関本、岡林組との自分らの試合も大激戦、だからこそデスマッチやストロングにも負けてはいないという自負もあるからストロングvsデスマッチに割って入ってきた、相手もヤンキー二丁拳銃だけに激戦は必至だ。
ストロングvsデスマッチvsタッグ、大日本両国大会の主役を奪うのはどの試合か? -
アブドーラ小林がデスマッチ王座を奪還・・・どん底から『愛』を取り戻した!
5月5日 大日本プロレス「Endless Survivor」 神奈川・横浜文化体育館 1649人
◇第1試合◇
▼20分1本
吉野達彦 佐久田俊行 ○宇藤純久(10分12秒 逆片エビ固め)大下敢 大森達男 ×菊田一美
◇第2試合◇
▼30分1本
金本浩二 ○高岩竜一(7分42秒 片エビ固め)忍 ×橋本和樹
※デスバレーボム
◇第3試合◇
▼TLC&有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチ/30分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ○竹田誠志 塚本拓海(14分13秒 エビ固め)伊東竜二 高橋匡哉 ×植木嵩行
※有刺鉄線ボードの上でのリバースUクラッシュ
◇第4試合◇
▼30分1本
グレート小鹿 ○星野勘九郎 稲葉雅人(11分18秒 片エビ固め)木高イサミ 稲松三郎 ×関根龍一
※ダイビング・セントーン
◇第5試合◇
▼世界ストロングヘビー級王座次期挑戦者決定戦/30分1本
○岡林裕二(16分8秒 アルゼンチンバックブリーカー)×河上隆一
◇第6試合◇
▼BJW認定タッグ選手権試合/30分1本
[第39代王者]石川修司 ○佐藤耕平(19分35秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)[挑戦者]関本大介 ×神谷ヒデヨシ
※
☆耕平&石川5度目の防衛戦
◇第7試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 愛してますチョップ完全決着戦〜バトルボジションデスマッチ・アゲイン〜/30分1本
[挑戦者/一騎当千優勝者]○アブドーラ・小林(20分56秒 逆エビ固め)[第30代王者]宮本裕向
☆宮本が6度目の防衛に失敗、アブ小が第31代目王者となる。
(試合後)
アブ小「(マイクを持つも沈黙)…言葉が出ません。去年12月宮本さんに負けて愛が叫べない、一騎当千中、イサミさんに負けてバカチンガーが使えない…笑い事じゃない、辛かったです。(『オマエのせいだろ!』の声に)そうだよ、俺のせいなんだよ。だから! きょうこれですべてを取り返したぞ!! この半年間、キャリア20年にしてプロレスについて真剣に考えました。こんな逆エビ固め、素晴らしいです。いままでパクリばっかやってたけどね、こんな基本技が素晴らしいと気づかせてくれた、宮本さん、イサミさん、ありがとう。そして、いつも厳しい練習をしているオマエら!(若手に)オマエらだよ。オマエらの練習を見て逆エビひらめいたんだよ。おう、キャリア1年生からパクっちゃったよ(ニヤリ)。まだまだ俺の進化は止まらねえぞ! 宮本さん、ホントいろいろ勉強させていただきました。感謝してます」
宮本「小林さん…またパクッたのか! あれだけ煽りVでもうパクるの辞めろって言っただろうが! でも、俺は半年前、アブドーラ・小林戦であんたに執念が足りねえって言ったよな? その執念は、きょう感じることができたよ!! また自分は一からやり直して、そのチャンピオン目指して頑張ります」
(宮本は退場。)
アブ小「これからも闘いは続くんだね。そうだ、プロレスはゴールのないマラソンです。まだまだこんなの中継点だよ、コノヤロー! そうだ、今年は20周年。中継点の一つに、両国国技館もあるぞ! 今日の一戦でメインイベントは決まったんか? 関本岡林? それが大日本の未来か、コノヤロー! 俺はもう38だ。未来は見せれないかもしれない。けどデスマッチの進化は、まだまだ見せてやるぞコノヤロー! 大日本プロレスのデスマッチは、まだまだ止まらない! そして、俺の愛もまだまだ止まらねえぞ。ここからが本番だ、みんなスタンドアッププリーズ。みなさん、右手を握ってみてください。何か叫びたい言葉があるはずです。テレビの前のみんなもわかってますよね? 全国のプロレスファンに告げます。大日本プロレスは最高に愛のある団体だと…いきます、大日本プロレスファンのみなさん、愛してま~す!!」
大日本プロレス横浜大会のメインは一騎当千の覇者であるアブ小が宮本の保持するデスマッチ王座に挑戦、また昨年12月に宮本に敗れた際に『愛してま~す』を封印されたことから『愛』を奪い返す戦いに挑み、コーナーには札幌大会同様コンクリートブロックと五寸釘ボードが設置された。
【アブ小の話】「ああ、ハア(と息を切らしながら)生中継の喜びを全国のプロレスファンのみなさんにつぶやきます。こないだもテイセンの時つぶやいて評判よかったから。(と、ツイッターでつぶやく)やっぱSNSを駆使しないとね。DDTに負けてらんないから。新日本の木谷オーナー、選手みんなにツイッターやるの推奨してるんでしょ? メジャーにもDDTにも負けねえからな。すごいね、ツイッターって(笑)。まあこのへんにして。最初声が出なかったですね。リング上で泣いちゃうところでしたよ。けど、プロレスについて考えさせられる、ひじょうにいろいろ考えた6カ月間でしたね。得意技2つ封じられたわけですからね。その上でリーグ戦も勝ちぬけて、エルボードロップも戻ってきて、リーグ戦中に逆エビ固めをひらめいて…長かったですね、長かった。過ぎてみたらあっという間と言うけどね、ホント長いですよ。だって一日24時間プロレスのことを考えているんだからね。24時間アブドーラ・小林でいたわけなんで、ホント長かったですね。緊張感のある6カ月でしたよ。(宮本は執念に負けたと)執念でしょう。プロレスのことしか考えてないですから。若手の練習もね。練習には参加したくないんで、リング下から見てて。若手がね、ショルダースルーって技にみんなけっこう苦戦するんですよ。
ショルダースルーって意外とリング上で見ないじゃないですか。なんでかっていうと、みんな頭下げたらね、食らいたくないから蹴り上げちゃう。けどショルダースルーは使い時だね。あそこまでいろんな技食らって油断してたら宮本もあそこでショルダースルーくると思わないでしょ。裏の裏の裏ですよ。けどつらかったですね。体がつらいわ。つらいしか出ないね(苦笑)。(逆エビでのフィニッシュは)僕の中ではこれがデスマッチの進化だと思ってます。よくプロレスだと頭から落とすのが進化だという時期もありましたけど、関本たちストロングBJの当たりの強いプロレスもプロレスのある部分、進化だと思いますけど、こういう一つ一つの技を大事にするというのもある意味プロレスの進化だと思いますよ。戻ってるようで新しいと思います。じっさい、誰もやってないでしょ? きょうで両国国技館のメインが決まったわけでしょ?
けどね、決まったんなら僕はデスマッチ代表として、デスマッチのチャンピオンとして、ストロングBJ勢をのさばらしておくわけにはいかない。それなりに引っ掻き回したいですね、ここまで来たら。(デスマッチがすごかったと言わせる?)僕の進化は止まりませんから。ホント疲れた(苦笑)。宮本もけっこう連戦だったんでしょ? そういう運もあるかもしれないですね。僕は2日間オフだったので、けっこうこの一戦に集中できたという。プロレス界全体の流れもあったと思いますね。けどきついね、きついしかでないわ。(愛してますチョップもバカチンガーも使えるようになったが、それでも逆エビは今後も?)いわゆるフィニッシュホールドが2つできたわけなんで。2つできたぶん、いろんな技を大事に使いたいなと思いますね。ファミコンプロレスはしたくない。Aボタンを押せばジャーマンが出るとか、Bボタンを押せばバックドロップが出るとか。プロレスはそんな簡単なものじゃないと思ってますので。きょう逆エビで勝てたのも、試合中にいろんな布石を打ってるわけだし。一騎当千中からいろいろ僕のなかで布石を打ってきたわけなんで、いままで勢いだけで突っ走ってきた部分もありますけど、より上のレベルを見せるために、頭脳派デスマッチファイターになろうかな。肉体あっての頭脳ですから。プロレスあってのデスマッチと一緒ですよ、肉体あっての頭脳。肉体は十分ありますから(と胸をピクピクさせる)。もうちょい分数の割り算とかできるようにね。計算ドリルからやり直そうと思いますよ。とりあえず奪取して、防衛戦の相手が誰も出てこなかったんでホッとしました(笑)。ちょっと周りの様子を見たいですね。デスマッチファイター勢とストロングBJ勢の。次の通過点ですね、両国国技館。それに向けていろいろ照準を絞っていきたい。(20周年イヤーで王者に返り咲き、リーダーシップも求められるのでは)リーダーシップ!? そんなのはないよ、俺に。よくプロレスラーは個人事業主って言うでしょ。リーダーシップ…まあ、ついて来れるなら付いて来い、ですね。この進化に。とりあえずインディーのトップのイサミ、宮本を撃破したわけだから。ぶっちゃけアイツらインディーのトップでしょ。飯伏、HARASHIMAは路線が違うからな。俺ら系(デスマッチ)ではトップでしょ? それを撃破したんだから。この頭脳と肉体についてこれるなら、いくらでも引っ張っていきますよ。俺に追いついてこいと」
試合は序盤からグラウンドの攻防を展開するも、アブ小はジョンウーで宮本をコンクリートブロックに直撃させるとコーナーの宮本に頭突きwith蛍光灯を浴びせ、自らも流血する。
アブ小は更にロープに張り巡らせた有刺鉄線に叩きつけるだけでなく、背中をこすりつけ、宮本の背中に蛍光灯を設置してから手刀を落とすなど宮本の背中に集中攻撃を浴びせる。
しかし宮本は首投げでアブ小自ら仕掛けた蛍光灯の上に投げると、ロープに張り巡らせた蛍光灯に叩きつけるだけでなく五寸釘ボードへと叩きつけ、アブ小の背中に五寸釘ボードを置き、フットスタンプを投下する。
宮本は蛍光灯をフルスイングした後で、割れた先でアブ小の額を切り刻み、コンクリートブロックで背中を殴打すると、再度蛍光灯でフルスイングを狙うがアブ小は袈裟蹴りで阻止し地獄突きからバカチンガーエルボーを背中に落とし、サイドバスターで叩きつける。
アブ小は逆エビ固めを狙うが、宮本は素早く返して五寸釘ボードへと直撃させると、愛してますチョップを狙うがアブ小が阻止してデットリードライブ、ヒムロックでたぎり「イヤオ!」と叫ぼうとするが宮本が阻止する。
アブ小のヘビーローテーションをかわした宮本は蛍光灯を持って串刺しダブルニーを決めると、串刺し低空ドロップキック、ラリアットからコンクリートブロックを並べてっからアブ小をその上にボディースラムで投げてからバルキリースプラッシュを投下するが、かわして自爆となり宮本の首がコンクリートブロックに直撃してしまう。
アブ小は再びヒムロックからたぎって右回し蹴りを決めるとヘビーローテーション、リバースレインメーカーからダイビングバカチンガーエルボーを宮本の背中に投下し逆エビ固めを決めるも、宮本はロープに逃れる。
宮本はロープワークの攻防から雁之助クラッチ、ラ・マヒストラルと丸め込み技を連発しヘッドバット合戦からファイヤーサンダーで突き刺すもカバーが遅れてカウントは2。
宮本はアブ小の上に五寸釘ボードを設置するとバルキリースプラッシュを投下し、更にボディースラムで投げようとするが、宮本はスルーしてアブ小は五寸釘ボードへと落とされてしまう。
宮本は突進するがアブ小はショルダースルーで投げると宮本は背中から五寸釘ボードへと直撃し、アブ小は五寸釘ボードの上で逆エビ固めを敢行し宮本はギブアップ、アブ小ガデスマッチ王座を奪還すると共に『愛』も奪還した。
アブ小の勝因はコメントでもあったとおりショルダースルー、最近は使われなくなったがプロレス技の中で基本中の基本でもあり、受身の基本でもあるが最近はショルダースルーの受身も下手な選手も増えてきているという。
試合後にアブ小が「愛してまーす」と叫んで大会の幕を閉じたが、C型肝炎の疑いで長期欠場し、復帰後は代名詞である「愛してますチョップ」まで封印され、一時は「バカチンガーエルボードロップ」まで封印されるなど、どん底にまで落ちたがデスマッチ王座だけでなく『愛』まで奪い返し全てを取り戻した。
『愛』を取り戻したアブ小はデスマッチのリングのど真ん中でまだまだ『愛』を叫び続ける。アブ小勝利。31代チャンピオンに!
— アブドーラ・小林 (@pinpinkoba) 2015, 5月 5 -
一騎当千制覇、バカチンガーエルボー奪還…アブドーラ小林よ“愛”を取り戻せ!
4月19日 大日本プロレス「一騎当千〜DEATHMATCH SURVIVOR〜」北海道・札幌テイセンホール 961人超満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
大下敢 ○大森達男(9分50秒 逆エビ固め)佐久田俊行 ×宇藤純久
◇第2試合◇
▼一騎当千〜DEATHMATCH SURVIVOR〜準決勝〜 釘板ボードデスマッチ 30分1本
[Bブロック2位]○アブドーラ・小林(13分3秒 源之助クラッチ)[Aブロック1位]× 竹田誠志
◇第3試合◇
▼一騎当千〜DEATHMATCH SURVIVOR〜準決勝〜 コンクリートブロック&ソルトデス
マッチ 30分1本
[Bブロック1位]○木高イサミ(15分10秒 片エビ固め)[Aブロック2位]×伊東竜二
※勇脚・斬
◇第4試合◇
▼30分1本
○MEN'Sテイオー 丸山敦 塚本拓海(8分28秒 エビ固め)星野勘九郎 ツトムオースギ ×ヘラクレス千賀
◇第5試合◇
▼30分1本
バラモンシュウ バラモンケイ ○植木嵩行(15分3秒 エビ固め)“黒天使"沼澤邪鬼 ×忍 高橋匡哉
◇第6試合◇
▼世界ストロングヘビー級王座前哨戦 30分1本
○関本大介 岡林裕二 宮本裕向(15分9秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)神谷ヒデヨシ 河上隆一 ×橋本和樹
◇第7試合◇
▼一騎当千〜DEATHMATCH SURVIVOR〜優勝決定戦〜 蛍光灯200本デスマッチ 30分1
本
[Bブロック2位]○アブドーラ・小林(20分38秒 逆エビ固め)[Bブロック1位]×木高イサミ
(試合後)
アブ小「やっと、やっと優勝できました。イサミ、そういえば新木場で得意技封印マッチ、そんなのやったからバカチンガー使えずこんな苦労したんだよ。リーグ戦、きょう終わった。明日は岩見沢大会だ! バカチンガーエルボー、使います!」
(すると、イサミはアブ小の前に倒れてバカチンガーエルボーを解禁させる構え。これにアブ小は「トップロープ!」とコーナー最上段からファンの「バカチンガー」の合唱とともにダイビング・バカチンガーエルボードロップを決めた。アブ小がカバーするとファンの合唱でカウントが数えられたが、イサミはカウント2で返してどよめき。)
イサミ「いや、効きましたよ…。一騎当千が終わったんですけど、俺は植木とやってない。稲葉にも負けてる。Aブロックは伊東さんとしかやってない。俺の一騎当千は終わらねえぞ」
アブ小「得意技封印されて、プロレスの原点に戻ることができました。プロレス界で20周年、まだまだ僕はこれからです。一から出直しはしません! 練習がきついから。これから21年目にかけて、より一層強くなってやる」
イサミ「裕向ごめん、約束は守れなかったけど…(と宮本を呼び込みタッチを交わす)」
宮本「小林さん、すごいデスマッチでした。もうホント自分でできないと思うぐらいすごいデスマッチでしたよ。きょうは自分はデスマッチはしてないけど、この一騎当千、本当につらい闘いだと自分も痛感しております。きょうは素直に小林さんを褒めたいと思います。優勝おめでとうございました。でも、優勝したからには5月5日横浜文体で、タイトルマッチやるんで。僕は小林さん防衛して、そして両極譚…両国に行きたいと思います。小林、挑戦受けてやるよ」
(両者は握手をかわした。)
アブ小「宮本さん、バカチンガーは俺に帰ってきた。あと残すは…あと残すは! その言葉は言えないけど。あんたと年末、男と男の約束をした。その言葉は言えない。けど、宮本さん、チャンピオン、あなたに勝って堂々と愛してますを叫んでやる!! 20周年、両国…まずは文体だ。文体でチャンピオン絶対に取ってやる。両国大会、おいしいとこでは絶対俺がやってやるからな。覚えとけよ! (宮本が去る)アみなさん知ってると思いますが、テイセンホールは6月いっぱいで取り壊されるそうです。大日本の本興行はきょうが最後です(そういうと、アブ小がリングに選手を呼び込み記念撮影へ。) 大日本プロレスは20周年やって来ました。こうやって見ると選手増えましたね。若い選手も増えてます。僕は20年前、小林洋輔っていうしがない若手でした。でもいまこうやってデスマッチのシングルリーグ届くようになってます。この中からも将来のメインイベンターが必ずいるはずです。札幌のプロレスはまだまだ続きます。大日本プロレスもまだまだ続きます! みなさん、大日本プロレスを応援してください!スタンドアッププリーズ!」(ファンのみ「愛してま~す」を叫ぶ“エア愛してま~す”でエンディングとなった。)
【アブ小の話】「(スマホを取り出し)SNSの時代だからな。うち、ツイッターのフォロワーとか少ないでしょ? だからツイッターつぶやいちゃうから。(と“アブ小勝利”を告げるツイッターをつぶやく)つぶやきました。DDTには負けてらんないからね! これはきっちりやっとかないと。イサミの挑発に乗ってフィニッシュホールドがない状態でのシリーズということでね。プロレス20年やって、あらためてプロレスを始めた頃の気持ち…18歳当時の気持ちをけっこうこの巡業中、九州から北海道を回ってきたわけですけど、いろいろ思い出しましたね。トラック運転したり、リング作りもやって。会場作りもやって、若手の頃の気持ち。素直にプロレスを楽しみたいということをね。技もなんもなくて、その日を過ごすのが精いっぱいだったけど、そんな時の気持ちがけっこう蘇ってきて。最後、ボストンクラブ。逆エビ固めという形になったけど、お客さんも俺の気持ちが伝わってくれたんかね? なんかエルボーで勝った時より嬉しいですね。素直に勝利が嬉しいというのは…なんというんだろう。素直に勝利が嬉しいという気持ちが蘇ってきたというか。プロレスって素晴らしいもんだなと改めて思いました。これでバカチンガー…イサミさんの粋な計らいできょうから使えたわけですけど、試合では明日の岩見沢から使える。けどこのシリーズの気持ちを忘れないで、心にちゃんと、心の真ん中にきっちりとプロレスとはこういうもんだというものを、おぼろげながらわかってきたんで、心の芯にはこういうものがあるってうえで、楽しいプロレスに精進していきたいと思います。あとは宮本さんが上がってきたけど、これ(愛してます)でしょ。男と男の約束をしたから軽々しくは言えないけど、これだよ。愛を取り戻します、文化体育館で。宮本さんとシングル、決定でいいんですよね? 輝ける20周年、大日本プロレスの20周年は私の20周年でもありますから、おいしいとこ取りのアブドーラ・小林としては文化体育館、絶対に1対1のデスマッチヘビー級選手権、負けは許されないと思ってますから。 両国のメインもストロングスタイルで決定事項のようになってますけど、そういうのをひっくり返すのがプロレスでしょ? 僕も20年間血を流してきた意地がありますから。せっかく両国という大舞台でできるんであるなら、一つでも上のほうで試合をやりたいというのがプロレスラーでしょう? デスマッチここにあり。その存在をこのシリーズで示せたと思いますんで、この気持ちを忘れずにね。まだまだ試合は続きますけど、文化体育館の宮本戦に行こうと思います。疲れたね。(一日2試合だったが)消耗戦でしたね。去年の秋の最侠タッグリーグ…あれはタッグでやったけど、やっぱ東京でやるコンディション作りと地方でのコンディション作りは違いますからね。そのコンディション作りは長くやってるとわかってくると思うので。その差も出たと思いますね。普段のコンディションの作り方ですね。それがキャリア20年の重みですよ。重いのは体重だけじゃありませんから」
いよいよクライマックスを迎えた「一騎当千〜DEATHMATCH SURVIVOR〜」、決勝トーナメントに進出したのはAブロックから竹田と伊東、Bブロックからイサミとアブ小の4選手。
決勝トーナメント第1試合の竹田vsアブ小は試合の先手を奪ったのはアブ小、互いにロープの蛍光灯に被弾しながらのショルダー合戦を制して竹田がダイレクトに 蛍光灯に被弾、だが場外戦で竹田がアブ小の額に噛みつき、破裂した蛍光灯に切っ 先で流血したアブ小の額をえぐる。
リングに戻っても竹田の攻勢が続くも、アブ小はコーナーに設置してある五寸釘 ボードに竹田を叩きつけて反撃、磔状態となった竹田に蛍光灯を添えてチョップを 放ち、傷だらけになった背中にも蛍光灯を添えてのチョップを放ち竹田の動きを止める、
アブ小はたぎ ってヒムロックを狙うが竹田は阻止し、ヘビーローテーションもかわされてしまう、竹田は蛍光灯を添えての串刺しランニングニー、蛍光灯の破片の上でアブ小をまわす炎のコマで一気に攻勢に出ると、五寸釘ボードの上での国体一回戦スラムを狙うが、アブ小は逆にボディースラムで叩きつけると、
ダイビングエルボーを狙うも、竹田は起き上がり五寸釘ボードの上での雪崩式河津落としを敢行、竹田も自らダメージを負ってしまう。
竹田はランニングニーを狙うがキャッチしたアブ小はサイドバスターで投げると逆に炎のコマを敢行し五寸釘ボードの上での逆エビ固めを狙うが、竹田が返すとアブ小が五寸釘ボードに直撃し、竹田は五寸釘ボードの上での国体一回戦スラム、ジャーマンと畳み掛けるがカウント2、大ダメージを負ったアブ小はリバースレインメーカーを狙うが不発に終わったところで竹田が打撃を狙うと、かわしたアブ小が源之助クラッチで3カウントを奪い、決勝に進出する。
決勝トーナメント第2試合のイサミvs伊東は互いにグラウンドで出方を伺うも、伊東がイサミをロープの蛍光灯に被弾させて先手を奪うとタランチュラで捕獲、リング上に設置されているコンクリートブロックへのボディースラムから背中にコンクリートブロックを置いてから更にもう一つのブロックで殴りつけ、コンクリートの破片でイサミの額を擦り付けて流血させてから塩を擦り付け、 イサミはのたうちまわる。
伊東はイサミの背中をイスで殴打しひん曲げると、例の如く元に戻そうとするがイサミはその上に河津落としを決めイスを元に戻し、伊東の顔面に塩を投げつけ視界を奪う。
イサミはリング上に塩と巻き蛍光灯を置いての河津掛けをきめると、今度はコンクリートブロックの上での河津掛けを決め、自ら蛍光灯で殴り気合を入れる。
イサミは「カキーン」と叫んで見えない角度からイスを伊東に投げつけると、クロスボディーを発射するもかわされ自爆、伊東はイサミの背中に蛍光灯を添えてから踵落とし、ノーザンライトスープレックスで攻勢をかけムーンサルトプレスを投下するが自爆する。
イサミは伊東の 巨体をブレーンバスターで投げると勇脚、ダブルニーは伊東がかわしニールキックを決めジャーマンで投げるもドラゴンキッカーはかわされイサミは丸め込む、しかしクリアした伊東は塩を投げつけてからドラゴンキッカー、蛍光灯束を添えてのドラゴンスプラッシュを投下するも、起き上がったイサミはバケツ盛りの塩を伊東に投げつけてから雪崩式フランケンシュタイナーを決めるも、起き上がった伊東もみちのくドライバーを決めてから蛍光灯を添えてのドラゴンスプラッシュを投下もイサミは剣山with蛍光灯束で迎撃する。打撃戦を制したイサミは伊東の上にブロックを置いてからのダブルニーを連発すると勇脚・斬で3カウントを奪い決勝に進出する。
決勝戦は互いに蛍光灯をフルスイングしかわしあった後、蛍光灯を踏みマット上を破片まみれにする、グラウンドの攻防の後でイサミがソバットからアブ小を場外へ追いやると、蛍光灯に被弾しながらトペを敢行、リングに戻って蛍光灯を設置してからの河津掛けを連発、更にコンクリートブロックの上でも敢行しアブ小にダメージを与える。
先手を奪われたアブ小は蛍光灯頭突きの連打で反撃、五寸釘ボードにイサミを押しつけ、地獄突きからドラゴンスクリューを決め、裏足四の字固めなどで脚攻めを展開、アブ小は釘板ボードをセットしその上に蛍光灯を添え、マッケンローから突進もイサミはカニバサミで逆にアブ小を直撃させる。
イサミはダイビングボディーアタックからスワンダイブ式低空ミサイルキック、ショーンキャプチャーはアブ小が阻止するとリバース・レインメーカー、ヘビーローテーション、ヒムロックと畳み掛け、再度リバース・レインメーカーを狙うが、イサミは勇脚で迎撃すると、伊東戦同様アブ小の上にコンクリートブロックをセットしてダイビングニーを連発、アブ小がクリアするとイサミは蛍光灯をセットしてのダイビングボディープレスを狙うがアブ小は剣山with蛍光灯で迎撃する。
アブ小は源之助クラッチ、ヒムロック、釘板の上でのパイルドライバーと畳み掛けると蛍光灯を投げつけ、打撃で粘るイサミを逆エビ固めで捕らえイサミは無念のタップ、アブ小が優勝を果たした。
昨年12月にアブ小は宮本のデスマッチ王座に挑戦したが敗れ「愛してま〜す」は封印され、またイサミとの公式戦では敗れただけでなく必殺技であるバカチンガーエルボーも封印されるなと、トレードマークの全てを失ったが、リーグ戦を勝ち残りイサミにリベンジを果たしてバカチンガーエルボーを奪還した。
リーグ戦は優勝となったがまだ完全復活ではない、宮本を破りデスマッチ王座だけでなく「愛してま〜す」を奪還した時が本当の完全復活だと思う。
5月5日横浜文体でデスマッチ選手権への挑戦も決定、横浜文体は昨年12月にアブ小が“愛”を失った会場、アブ小は”愛”を取り戻せるか?最大の正念場を迎える。一騎当千 竹田vsアブ小 アブ小の勝ちで決勝へ しばし寝る #デスマッチサバイバー
— アブドーラ・小林 (@pinpinkoba) 2015, 4月 19友の想いが与えてくれた、一騎当千超銀河。 多元地獄が縛ろうと、全ての道は漢に通ず!! 次回、一騎当千コダカイサミ。 行くぜ、ダチ公。
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 4月 19アブ小勝利
— アブドーラ・小林 (@pinpinkoba) 2015, 4月 19