2ヶ月ぶりに観戦復帰は大日本プロレスから、激戦!伊東vs宮本の足場マッチ!
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2ヶ月ぶりに観戦復帰は大日本プロレスから、激戦!伊東vs宮本の足場マッチ!
8月30日 大日本プロレス「DEATH MANIA III」愛知・名古屋国際会議場イベントホール 807人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○丸山敦 佐久田俊行(10分18秒 体固め)谷口裕一 X菊田一美
※TAJIRI公認バズソーキック
◇第2試合◇
▼有刺鉄線ボードタッグデスマッチ/30分1本
○木高イサミ 塚本拓海(10分50秒 体固め)アブドーラ・小林 X植木嵩行
※ダイビング・ダブルニードロップwith有刺鉄線ボード
【アブ小、植木の話】
アブ小「夏も一通り終えて秋だな。まあね、最近思うことがあるんですよ。全団体ね、横一線で見られても困るんだよね! ウチとしてはね。全団体、横一線と思われても。たとえば技がうまくできる、ルックスがいい、筋肉すごいねって。そんなんとね、ウチらは違う次元で勝負してるから! それは大日本を見てるファンは一番よくわかってると思う。そんなんと違うんだから、うちらは。とくにウチの逸材、プロレス界一の最大瞬間瞬発力を持ってる。たとえばいま世界陸上とかやってるでしょ。そういうのを見てもまったくヒケを取らないから。世界に誇れる逸材だよ。これから秋から冬、うちは日本縦断ツアー、最侠タッグとか組まれるんでしょ。去年は伊東と組んで大日本の現在を見せた。けど20周年、大日本の未来を…僕からラブコールを送っておきます、大日本の未来に。いまの横一線のプロレス界と違う次元で勝負している大日本の未来に、このタッグリーグに向けて、逸材にラブコールを送っておきます」
植木「小林さんの言葉を鵜呑みにするわけじゃないですけど、ボディも違う、マスクも違う、そんで技や技術も否定されてる。そしたら私しかいないじゃないですか。全部当てはまってないですよ! クソ。きょうの試合で私も小林さんに触発されてか、愛を叫んでしまいましたが、今度の最侠タッグ、プロレス愛、プロレス愛、プロレス愛で勝負してやりますよ。小林さんの口車に乗るわけじゃないですけど、私が最高最大の最大瞬間風速? そんなんじゃないです。ビッグバンを起こしてみせます! 植木嵩行のビッグバンアタック!(とアブ小のラブコールを受けるかは言わずに去る)」
◇第3試合◇
▼GTCタッグデスマッチ/30分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ○竹田誠志(10分17秒 ジャーマンスープレックスホールド)星野勘九郎 X稲葉雅人
◇第4試合◇
▼2015名古屋サマースペシャル6人タッグマッチ/30分1本
ヘラクレス千賀 ツトムオースギ ○KENSO (14分08秒 体固め)バラモンシュウ Xバラモンケイ 男色ディーノ
※葉隠れ
【KENSOの話】「ひじょうにいろんなプロレスの種類があって、真面目な全日本プロレスみたいのもあるし、きょうみたいのもあって。基本的には僕はいろんな種類のプロレスにすごいリスペクトがあって。僕は生まれ育ったのは愛知県で、ここからちょっと行った碧南市というところが生まれ故郷。KENSOマニアもきょうたくさん来てて、KENSOマニアの前で、故郷に錦を飾れたというところではひじょうに、フリーになって感謝をしている。素晴らしい。故郷に帰ってきたかのような…僕が生まれて本当に愛している愛知県で、できたというのは素晴らしい感動する、一生忘れないような一日になりました。本当にありがとうございました。(ディ
ーノは?※SOSが恐怖のあまりケツをヒクヒクさせる)まず一番大事なのってこの600~700人ぐらいいう会場を一つに入場だけでしちゃうっていうのは、それだけで脅威ですよね。それはディーノにしてもバラモン兄弟にしても、すごいですよ。
入場しただけでもってっちゃう。プロレスラーって、入場したところでどれだけつかむかって、一番大事なんで、そういうところでは素晴らしいなって思います。ひじょうにリスペクトします」
【シュウ、ケイ、ディーノの話】
シュウとケイ「よくわからないうちに組まれてよくわからないうちに終わっちまったじゃねえかよ!」
ディーノ「ごめん、いま聞くのもアレなんだけど、なんで私、きょう…」
シュウかケイ「知らないんだよ! 口から出ちゃったんだよ!」
シュウかケイ「べつに俺たちが…来てって言ったわけじゃねえもんな。大日本の陰謀じゃないか!?」
シュウかケイ「なんか上からの圧力で」
ディーノ「最終決着戦で総力を挙げて、みたいなイメージだったんだけど?」
シュウかケイ「そんなこと一回もしてないんだよ!」
ディーノ「え!? SOSとバラモン兄弟の血を血で洗う抗争のすえのきょうなんじゃないの?」
シュウかケイ「アイツらなんか血を血で洗う抗争なんかしてやしない! 血も出ないよ! なんなら試合中、汗もかかないわ!」
ディーノ「もう入場の時で汗だくなんだけど」
シュウかケイ「きょうは汗だくになった」」
シュウかケイ「いろんな汗が出たぜ」シュウかケイ「おしょろしい男だった」
シュウかケイ「世の中にはいろんな汗があるな」シュウかケイ「世の中には科学で解明できないことがたくさんあるってことを思い知らされた」
ディーノ「ただ、一つだけ私の収穫があって、アイツ…(とKENSOがゲイだというポーズ)」
シュウかケイ「最後、自分から進んでしてたぞ」
ディーノ「メヒコの時から怪しいと思ってたのよね。WWEの時は大丈夫だと思ってたんだけど」(以下、ア●ルトークが延々と続く。)
シュウかケイ「この状態で呼ばれることはもうないな」
ディーノ「残念ながらないでしょうね。それは自覚してる。試合の途中でわかった。3人の思い出と思って頑張った」
シュウかケイ「我々のお父さんは宮下あきらだし」
ディーノ「異母兄弟なのよね」
シュウかケイ「きょうはファミリーが集まったってことでいいんじゃねえのか」
◇第5試合◇
▼チャレンジマッチ/30分1本
○岡林裕二(9分28秒 アルゼンチンバックブリーカー)X宇藤純久
(試合後)
岡林「本来ならきょう河上隆一とこのベルトを懸けてタイトルマッチをやる予定でしたが、河上がケガをしてしまい、流れてしまいました。でも、きょう宇藤とシングルをやって、河上だけじゃない。若手の追い上げを肌で感じました。でも、まだまだ俺は負けるわけにいきません! まだまだ負けないぞ! そして、次も必ずチャンピオンとしてこの名古屋に帰ってきます。その時は応援よろしくお願いします。そして最後に言いたいことはただ一つです。岡林の夜明けは近いぜよ!」
【宇藤の話】「こうやってアクシデントでチャンスいただいたんですけど、自分の出せる力は全部出したつもりなんですけど、上の人たちの壁が厚すぎて、全然太刀打ちできなかったと、そんな感じですね。(岡林のすごさは?)いまの上の人たちはみんな紙一重だと思うので、チャンピオンになったから強くなるとかではなく…上野だったり、何度かシングルでもやらせていただいてるんですけど、変わらず強いので。自分が伸びていくしかないと思います。こうやってチャンスも与えていただいてるんで、与えられたチャンスをすべてモノにしていきたいですし、チャンスをモノにできたかわからないですけど、また与えてもらったらどんどんやっていきたいと思います。これから最侠タッグとかもありますし、もしどこかで食い込めるんでしたら、記念で出るのではなく、出て結果を残してこれからも大日本の中心になっていきたいと思います」
◇第6試合◇
▼天龍源一郎引退ロード名古屋ファイナル/30分1本
○関本大介 橋本和樹(12分16秒 ジャーマンスープレックスホールド)天龍源一郎 X神谷ヒデヨシ
【天龍、神谷の話】
天龍「何か、文句あるんだったらいま言ってください(ニヤリ)。(神谷と握手)もうホントに天龍源一郎の終盤戦に入ってるけど、こういう若い選手と闘って新たなエネルギーを植え付けられてるって感じですね。逆に会釈なしにチョップ合戦を仕掛けられて火がついたという感じですかね。まあ楽しかったですよ。もうちょっと、イヤな技を考えてるんだけどね。同じ技ばかりやってると、俺がシングルマッチやろうとしてるヤツが嫌がるから。(イヤな技とは?)それは言えないでしょう。そんなこと言ったら、カワウソの外道がチョロチョロするから(ニヤリ)。教えられないですよ。(神谷とは札幌では対戦してきょうはタッグを組んだが、パートナーは?)そうだね。いや、彼のいいところはレスラーで一番大事な思いっきりの良さがある。きょうたぶんみんな先輩だと思うんだけど、向かっていく気持ちがお客さんに伝わったと思うから。それが一番大事ですよ。な?」
神谷「はい、ありがとうございます!」
天龍「向かっていったらお客さんが声援してくれて、何かを感じたよな」
神谷「背中を押してもらう一心で…」
天龍「関本を捕まえてちょっとやっつけたんだから、俺たちのチームも大したもんだよ。あんだけインディーのエースである関本を俺たちが捕まえてやりくり回したんだから、評価するものがあるよ。(試合後には関本が逆水平チョップを打ってきたが)あの野郎…ああいうところがグレート小鹿に似てるっつうんだよ(ニヤリ)。団体はあんなところばっかしマネしてどうすんだと言いたいよ。ま、グーパンチやって(手の)当たり所が悪かったからちょっと痛かったけどね。楽しませてもらいましたよ。なんか大日本も札幌とかあちこち声をかけてくれて、こうやってくといろいろもうそろそろホントに終焉に向ってるんだなという俺自身の感じが強くなりますね。だから、一番最初に言ったように一つ一つの使ってる技が、愛おしく感じるね。闘っている人たちもね、頑張ってくれよっていう気持ちですよ。関本の引っこ抜きのジャーマンはすごいね。思わず助けにいこうと思わなかったよ、オマエには悪いけど、ハハハ! グワーッといった時に、おお、と目の当たりにしてすごいなと思って。入る余地がないなという感じですよ。それぐらいきれいにガーッと…なんと言うのかな、圧倒されるものを見せられた。(思わず見とれるような?)いや、なんか余計なことはするまいって感じだったね。その前にチョップ食らったのもあったけどね。いいチョップのやるんだよね、またあの野郎ね。まあ、なかなか。大日本、俺、ちょこちょこっと出てるけどね、誰が教えたかは知らないけど埋もれたキラリと光るレスラーが多いですよ、ここは。なんか知らないけどね、
いまのプロレス界になくなった“プロレスの団体”という感じがあって。なんかそんな感じですね、俺にとっちゃ。(最後の名古屋の試合が終わったが)いまは橋本と関本がガンガン向かってきてくれて、本当に気持ちいい疲れですよ。これがプロレスをやってて良かったなということですよね。パートナーも力以上のものを発揮してくれて、関本を追い詰めて、ねえ? ああいうの見てると『いいねえ!』って思わせるよね。プロレスは楽しいですよ、ホント。(神谷に)頑張れよ、オマエ!」
神谷「はい、ありがとうございます! 頑張ります!」
天龍「(敗戦したがすがすがしい?)負けたっていうより、やっぱり関本だろうね。インディーのトップを走ってるんだから、彼が本当にさっき言ったようにラリア
ットからぶっこ抜きのジャーマンに行った時は横目で見たけど、おおという感じで。余計なことできないという関本ワールドがありましたよ。余談だけど、うちの二所ノ関部屋がなくなって。二所ノ関部屋が一番光った時は、幕内で金剛が優勝して、三賞を青葉城が取って、十両で僕が優勝してっていう、あの時が最高だった。名古屋ってのはそんな感じで。ただ、興行的には全日本は名古屋は昔から厳しかったですよ。新日本さんが強すぎたからね…ってヨイショしとかないとね(笑)、新日本を。いろんな交渉事があるから(ニヤリ)。(神谷に)頑張って!」
神谷「ありがとうございました!」
【関本、和樹の話】
和樹「関本さん、どうでした?」
関本「(天龍のパンチで)鼻が痛い」
和樹「あそこでグーパンやりにくるところが天龍源一郎ですよ」
関本「いやあ、ビックリした。鼻が折れるかと思った」
和樹「試合中、チョップもグーパンも雨あられのように食らったけど、メチャメチャ痛い」
関本「熱くて痛い、わけわかんねえ」
和樹「でも、僕の親父とかが現役時代をバリバリ見てる天龍さんと小さい団体のいち若手の俺とかがこうやってやれる、それ自体が幸せだし、天龍さんの名古屋ファイナルにも僕が関われたってことは、僕もちょっと爪の先一粒分ぐらいは関われたのかなと思ったら、それだけで光栄です。最後はちゃんと握手して…関本さんは無礼にもチョップをするという非道を犯しましたが、僕はクリーンに別れたつもりなんで。最後は非道の関本さんに締めてもらいます」
関本「チョップしたからグーパンチを食らっちゃいましたね。でももっと闘いたいなって思いました。またぜひよろしくお願いします。(最後は言葉も交わした?)いや、言葉というか視線を。目と目で通じ合うみたいな感じですかね。思いっきりチョップいったら倍以上返しできました。ホント、折れたんじゃないかと思うほど痛い。ビックリしました。レジェンドはレジェンドです。きょう闘えて光栄でした。またリング上で会えれば幸いですけど、これからも天龍さんの歴史にかすかでも触れたんで、それで十分光栄です」
◇第7試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 スキャフォールドデスマッチ/30分1本
[第32代王者]○伊東竜二(15分02秒 体固め)[挑戦者]X宮本裕向
※スキャフォールド上からのダイビングボディプレス
☆伊東が初防衛に成功
(試合後)
伊東「去年、このベルトを取った時は、初防衛戦で宮本裕向と当たり、あっという間に取られてしまいました。しかーし! きょうは守り抜くことができました。宮本、またいつでもこのベルトを懸けてやろう」
宮本「あの時が懐かしいね。でもね、きょう俺はあんたに負けた。また俺はイチから這い上がって、そのベルトにたどり着いてやるよ」(宮本は退場。)
伊東「いま大日本ではデスマッチをやる人間はそう多くはありません。いつも同じような人間がベルトを巡って争ってます。しかし! 宮本のように毎回毎回強くなってきます。このベルトを巡って、これからもレベルの高い闘いをやりたいと思います! きょうはありがとうございました!」
【伊東の話】「去年ベルト取って初防衛に失敗しましたけど、今回はなんとか初防衛することができました。やっぱり宮本、やり慣れてる相手ですけど、強いですね。ほぼいまのデスマッチファイターはだいたいの選手とこのベルトを懸けて闘っているので。じゃあ果たしてそいつら(まだ闘っていない選手たち)がいま自分の前に立ってきて、どうなのか。今度関根とシングルやりますけど、みんながこのベルトを狙ってどんどんどんどん上にあがっていくような闘いを続けていきたいです。(宮本も倒し、次期挑戦者は難航?)ただ、今月からタッグリーグも始まりますし、タッグリーグが終わったら年末の文体が近づいてくるので、タッグリーグをしながら…もちろんタッグリーグ優勝を狙いますけど、そのなかでこのベルトを狙える人間が現れてくれたらいいなと思います。(誰が飛び出してくるかわからない?)そうですね。オマエ出てこい、よりも俺に挑戦させろっていう人間が出てきたほうが面白いと思うので、そういうふうに促しつつ、出てくることを祈ってやっていきたいと思います。(スキャフォールドは?)これは自分だとアブドーラ・小林とタイトルマッチをして、やられてますからね。あんまり得意なルールではないんですけど、高さを使う宮本。あの上からのムーンサルトとか恐ろしいですからね(苦笑)。でもチャンピオンの意地でなんとか返して、なんとかベルトを守ることができて、またもう一つ上にあがれたとみんなが見てくれたらいいなと思います。(名古屋のビッグマッチも3年目だが)国際会議場は石川修司VS沼澤、竹田と宮本なので、初めてここでタイトルマッチができたのは嬉しいですし、こうやって全国いろんなところでタイトルマッチをやっていきたいなと思います」
【宮本の話】「なんかね、ちょっとばかし気の迷いがありましたね。ベルトを失ってまたすぐ挑戦、俺がしていいのかなみたいのもあったし。やるって言ったならやっぱやらなきゃいけないし…という気の迷いが試合に出たのかなって思いますね。
何も考えずに突っ走らないとチャンピオンというのは防衛できないと思う。それを挑戦者になって、忘れていたような気がします。余裕が自分もあったのかもしれないし、少し気の迷いがあったのかなと思いますね。(敗因はそこ?)いま自分が思うにはそこが一番大きいかなと思います。ホントはそんなのお客さんの前で言ったりなんかしちゃいけないんですけど、正直、そういう気持ちがありました。(最後はまたイチからと)一度全部捨てて、何も考えずに立ち向かっていく気持ちがないとベルト取れないし、それがイチからというところです。(王者の伊東は)やっぱり全然自分とは違う気持ちを持ってて、その気持ちの問題で…もう何度も手を合わせてるし、相手が何をやってくるかとか全部わかってるし。あとは気持ちの問題なんで。一度や二度肌を合わせたような相手じゃないんで。何年も何十年もやってる相手なので、気持ちのところで僕が負けてましたね。負けて気づきました。わりと焦らないタイプなんですけど、ちょっとぐらい焦ったほうがいいのかなと反省してます」
今回は大日本プロレス名古屋大会を観戦するため名古屋国際会議場を訪れたが、観戦は2ヶ月ぶり、本来なら7月5日の新日本プロレス大阪城ホールを観戦する予定だったが、ご存知の通り胆嚢炎で緊急入院したため観戦は断念、観戦も大日本名古屋大会から復帰となる。
しかし当日は雲行きも良くなく小雨となるも、用意されたイスはほとんど埋まり満員となったが、超満員とマークされてもおかしくない入りだった。
今回はデスマッチ選手権とストロング選手権のダブルメインを予定されていたものの、岡林の保持するストロング王座に挑戦する予定だった河上隆一が左膝前十字靭帯断裂で欠場しストロング選手権は中止、それに伴って試合順も変わり岡林は第5試合で若手の宇藤との対戦が組まれ、試合はパワーで圧倒するも勝負を狙ったアルゼンチンバックブリーカーも背後に着地した宇藤がグラウンドコブラで丸め込むなど懸命に粘る、しかし宇藤のラリアットを受け流した岡林がラリアットからアルゼンチンバックブリーカーを決め、宇藤もスリーパーを仕掛けて脱出を試みたがガッチリ決まってしまい無念のギブアップ、試合後も岡林は王者として名古屋に戻ってくることを約束した。
メインのデスマッチ選手権はスキャフォールドデスマッチということで対角線には建築現場用の足場が組まれるだけでなく、南北のロープには蛍光灯が吊るされ、伊東も宮本も蛍光灯束持参で入場した。
開始から二人は足場の上に乗って攻防を繰り広げるも、足場が揺れるせいか両者は足元がおぼつかなく、二人共同体でマット上に転落、先手を奪ったのは伊東でロープに吊るされた蛍光灯に宮本を叩きつけるも、四つんばいとなった宮本をイスでひん曲がるぐらい殴打するお馴染みの展開は上に足場があったため、伊東が気にしてしまうと、宮本が逆襲してイスの上でのボディースラムを逆に敢行しひん曲がったイスを元に戻してしまう。
蛍光灯頭突きや伊東の脳天を蛍光灯でフルスイング、また切っ先で切り刻むなどして宮本が主導権を奪うも、伊東もミドルキックwith蛍光灯、またタランチュラwith蛍光灯で反撃しミサイルキックから踵落としwith蛍光灯と攻勢をかける。
しかし宮本もハンドスプリングエルボー、串刺しニーwith蛍光灯と猛反撃すると、伊東を足場へ連行し足場からの雪崩式ファイヤーサンダーを狙うが、伊東もノーザンライトスープレックスを決め、李日韓レフェリーも足場に上ってカウントをたたくも宮本はカウント2でクリアする。
宮本は足場でのフェイスマザーからロメロスペシャルwith足場を敢行すると、足場からのミサイルキックからムーンサルトプレス蛍光灯束を決めるも、伊東はカウント2でクリア、宮本はファイヤーサンダーを狙うが着地した伊東はジャーマンからドラゴンキッカー、そしてドラゴンスプラッシュwith蛍光灯束を決めるが、宮本もクリアする。
互いに必殺技を出し尽くしたかに見えたが、宮本はラ・マヒストラル、雁之助クラッチと丸め込み技を連発しファイヤーサンダーを決めるが、両者ダウンで宮本は勝機を逃してしまう。
伊東のハイキックに対し宮本は伊東の顔面にニールキックからジャーマン、足場からのムーンサルトを投下するも伊東はクリアし、グーパンチを浴びせ、また宮本にイスを投げつけてからグーパンチを浴びせると最後は足場からのダイビングボディープレスで3カウントを奪い王座を防衛した。
セミには天龍組vs関本組のタッグマッチが昇格、自分も天龍は5月の大阪大会で見納めかと思っていたが、思わぬ形で天龍の試合が見れることになった。
天龍と関本で試合がスタートし手四つからの力比べとなるが、パワーに優る関本が押し出すと天龍は強引な形でカニバサミで倒しSTFを決める、天龍と関本のチョップ合戦は天龍のチョップが館内に響き渡るぐらい“バシッ”という音が鳴るが、天龍はすぐ神谷に交代、天龍の出番は少なく神谷が前面に出る展開となった。
しかし場外戦では天龍は関本に本部席の机や客席を投げつけるなどして大暴れし、顔面へのキック、グーパンチとしっかり見せ場を作る。神谷も序盤から関本や和樹をショルダータックルなどで攻め込んでいったが、関本が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してから、カットを狙う天龍を蹴散らすとラリアットからぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪い勝利、試合後は関本が逆水平でエールを交し合おうとするが、天龍はグーパンチで返してエールに応えるなど天龍らしさを貫いた。
第4試合ではバラモン兄弟、ディーノvsSOS、KENSOの異色トリオ同士の対決は、バラモン兄弟が例のごとく水を噴射しながら入場すれば、DDT新宿大会を終え駆けつけたばかりのディーノもイケメンばかりを襲撃するなど館内は騒乱状態、またSOSの後で入場したKENSOもSOSやバラモン兄弟、ディーノのコントロールを受け付けないほどのシャウトぶりを見せつけ、試合前からカオス状態となった。
試合はKENSOとディーノでスタートし、ディーノが股間を触りながら寝転がり猪木、アリ状態となるも、笑いのツボにハマったのかKENSOは思わず笑みがこぼれ、ディーノもSOS相手に男色殺法を繰り出せば、コーナーに控えるKENSOは笑いをかくしきれず、完全に笑いのツボにはまってしまう。
場外戦ではKENSOはディーノに容赦なく張り手を浴びせるが、リング内では千賀が例の如くケイの水噴射を客のカバンを使ってブロックしファンから「千賀死ね!」とヒンシュクを買い、挙句の果てにはKENSOをも盾にしてしまう。
千賀の暴挙?にバラモン兄弟はボウリング攻撃でストライク、徐行ボードでの一撃で痛めつけ、場外戦でもKENSOはバラモン兄弟にトペを狙うがSOSに誤爆してしまう。
リングに戻ったディーノはKENSOをリップロックで捕獲すると、コーナーでのケツ出しでKENSOを吸い込ませようとするが、SOSの二人が吸い込まれケツ出しのままでコーナーに設置されてしまう。
KENSOは遂にディーノのケツに吸い込まれるとバラモン兄弟の合体技に捕まるが、徐行攻撃はやっぱり誤爆するとKENSOはケイに垂直落下式ブレーンバスターから葉隠れで3カウントを奪うも、コーナーに設置された3人はケツ出しのまま放置状態、KENSOはディーノとキスをかわすなど最後も騒乱の中で試合は終わった。
第2試合ではアブ小が植木と組みイサミ、塚本組と有刺鉄線ボードマッチで対戦するが、今までバラモン兄弟と組んでいるせいか、ある意味濃いキャラとなっていた植木がデスマッチファイターとしての成長した一面を見せ、試合はアブ小組の奇襲で始まるも、イサミのベースランニングもかわし、アブ小のお株を奪って“愛してま~す”チョップを決めるなど見せ場を作り、更に有刺鉄線ボードの上でのボディースラムを逆に投げるなど活躍ぶりを見せる。
後半も植木はブロックバスターを決め、有刺鉄線ボードを持って突進するなどして塚本を攻め込んだが、イサミの膝をカウンターで喰らってしまうと、塚本のオキャノンボムの援護を受けたイサミが植木にボードを乗せてからのダブルニーで勝利もデスマッチファイターとしての成長を見せただけでなく、違った一面も充分に見せた試合だった。
大会の感想はやっぱり現場はいいということ、健康にはなるべく気をつけないとと考えさせられた、健康でないと観戦できないしね!
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