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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

藤田が暴走王にメッセージも、将軍岡本が他団体進出を示唆…変革が求められるIGF

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藤田が暴走王にメッセージも、将軍岡本が他団体進出を示唆…変革が求められるIGF

8月29日 IGF「INOKI GENOME FIGHT 4」 両国国技館 5250人


<コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼GENOMEルールマッチ 15分1本
○将軍岡本(5分27秒 片エビ固め)×奥田啓介
※ブレーンバスター


◇第2試合◇
▼GENOMEルールマッチ 20分1本
ケンドー・カシン ○ワン・ビン(9分41秒 横入り式エビ固め)ヌックス タイタラス


◇第3試合◇
▼GENOMEルールマッチ 30分1本
○鈴木秀樹(4分47秒 ヨーロピアンクラッチ)×鈴川真一


【鈴木、岡本の話】
鈴木「しょっぱかったですね、鈴川は。それだけじゃないですか。(弱いから練習してこいと言っていたが?)弱いし、あんまりしょっぱい、しょっぱいって言いすぎても、上がいますからね、小川さんっていうのが。同じぐらい。何もないですよ。別にいま彼とやっても何もないわけだし、こうなるわけですから。(試合前に言っていた通りの形になってしまった?)いいんじゃないですか。あれで負けてないっていう。負けてないでいいですよ、もう。無効試合でいいですよ。無効試合にしてください。鈴川は負けてないってことで。3カウント入ったけど、レフェリーが早く叩きすぎただけだって。彼が納得するならば、それで。将軍のほうが怒ってたもんね。僕の試合だったんですけど。(試合後、大荒れの展開となったが?)やりゃあいいんだけどね。次はどこですか? キューバですか? 福岡でもいいと思いますよ。(キューバは延期になり、福岡大会は中止になるそうたが?)それはいま初めて聞きました」


将軍「大晦日しかない」


鈴木「じゃあ真冬ってことですね、次は。その時まで鈴川がいれば、また何かで囲われたなかに入るかもしれないし。(2年ぶりの一騎打ちだったが?)別にないですね。僕は1年半ぐらいフリーでやってきたのに比べると、彼はぬるかったってことですね。僕は自分で自分をいろんな意味で厳しい環境においてきたので。ぬるかったんでしょ?」


将軍「それが結果に出たってことでしょう」


鈴木「いいと思いますよ。この先ずっと差が出るわけですから。誰も鈴川のことなんて知らないですよ。鈴木vs鈴川ですから。鈴川vs鈴木じゃない。若いヤツもかかってこないし、あいかわらず。ま、いいんじゃないですか。(自身のセコンドに将軍がついたが?)うん。将軍も外でやったほうがいいんだよ。できるから。外出て行ったほうがいいよ」


将軍「もうそろそろ外に出てもいいのかなと」


鈴木「一緒にいたらああいうふうになっちゃうから。これ(練マザポーズ)も忘れてるぐらいですからね、彼は。僕はちゃんとやりましたよ、オープニングで」


将軍「(奥田は?)やってきたことが出るってことじゃないですか、リングで」


鈴木「(今後は2人でIGFを変えていくと?)前も言ったように、変わらなければ別にいいですよ。僕はここの選手じゃないから、知ったこっちゃない。でも将軍は強くなりたいっていうので一緒に練習してくださいって言われたんで、練習しただけで。そうやって僕と将軍は指導委託者のもとで練習してきましたから。それをやったヤツらとやらなかったヤツの差ですよ。ただそれだけ。僕は自分に才能があるなんて思ってないですから。いいんじゃないですか、もう」


◇第4試合◇
▼GENOMEルールマッチ 20分1本
○青木真也(6分9秒 腕ひしぎ逆十字固め)×橋本大地


【青木の話】「(試合後にコーナーを蹴っていたが?)アイツが流行りのプロレス、最先端のプロレスやろうとして結局、乗っちゃったからね。ずっとシバき倒したかったよね。昔の道場マッチみたいのがしたかったんだけど。このままじゃ全部、鈴木みたいなプロレスになって食われちゃう。鈴木は世界観の小さい棚橋みたいになってるよ。自分たちのルール押しつけて。オレはこのリングで自分たちのルールを絶対、押しつけれないから。オレの考える闘いを繰り返していきます」


【大地の話】「プロレスルールでね、負けちまったことはもちろん悔しいしね。最後の一瞬のさ、気を抜いちゃった自分が許せないしね。試合中だって、もっともっと感情出してこいって、俺はそれ、作戦だと思ったからさ。なるべく乗らないように、乗らないようにしてただけさ。最後、ちょっとイライラしちゃったかもしれないけど。やっぱあっちに乗られちゃったりとか、動かされたらこっちは不利だけど、プロレスのことしかしらねぇんだから。そこで攻めて、最後返してきたけど、あっちは投げ技もないしさ。絶対、俺はあれやって正解だったと思うよ。投げも、シャイニングも。ただ次はもっとDDT返されないようにさ、もっともっと追い込んで、最後の技までもっていって料理するだけだよ、次はね。わから
ない。その頃にまだ青木真也ってのがプロレスやってるかどうかわからないよ。この腕がもうちょっともってくれれば、ロープに届いたんだよ。もしからしら、俺のあがきも足りなかったのかもしれないけど。そんだけ。またいつかやり返してやるよ。リング上のアイツは違ったね。あのヤロー、最後、俺にバカって言いやがった。バカっていうヤツがバカなんだよ。次、またカード組んでくれよ。シングルやってさ、次は俺がとって、バカって言ってやるよ。今日でだいたいわかったよ


◇第5試合◇
▼GENOMEルールマッチ 30分1本
○藤田和之(9分37秒 エビ固め)×澤田敦士


【藤田の話】「(壮絶な試合になったが?)アイツだから、ああなったんだよ。ウン。アイツは男だ、本物だよ。打てば必ず返ってくる。アイツはどんな世界いったって、通用するよ。腹座ってるから。(澤田を称える場面も見られたが?)いろんなヤツとやってきたけどね、こんなこと言っちゃ怒られちゃうけど、みんなが嫌がる相手ともやってきたからさ、ハハ、たまには波長合うんだね。男だ、アイツは。男だ、本物だよ。あとひとつ。アイツ頑張ってんだよ。小川、わかってるよな。小川、わかってるよな。待ってるぞ、俺は。待ってるぞ。どういう意味かわかるよな。散々やったんだからな。どういう意味か分かるよな。待ってるぞ」


◇第6試合◇
▼IGFルールマッチ 5分2R
○國奥麒樹真(1R0分16秒 TKO)×エドモンド金子


◇第7試合◇
▼IGFルールマッチ 5分2R
○ジャスティン・ウィリス(2R判定2-0)×リズヴァン・クニエフ


◇第8試合◇
▼IGFルールマッチ 5分2R
○石井慧(1R3分7秒 チョークスリーパー)×ウィリアム・ペン


◇第9試合◇
 ▼「IGF WORLD GP 2015」準決勝/IGFルールマッチ 5分2R
フェルナンド・ロドリゲスJr.(1R1分39秒 TKO)ヨセフ・アリ・ムハマド


◇第10試合◇ 
▼「IGF WORLD GP 2015」準決勝/IGFルールマッチ 5分2R
○オリィ・トンプソン(2R判定3-0)×クリス・バーネット


【猪木総括】
猪木「(印象に残っている試合は?)メインの前のね、ブラジルのアレがなかなか印象にありますけどね。まあちょっと、IGFも、予測のできない形に動くなというのはありますね。(前半のGENOMEの試合では藤田と澤田が激しい試合をしていたが?)お互い手の内知ってるなかで、これはやっぱり、どんな場合もやっぱりね、お客さんに見せるというね、そうのは一生懸命やったと思います。(澤田もひと皮むけるような試合だったと?)まあね、彼は自分の持ってるものを、なんでしょうね、キャラクターとしてね、ファンの中にある意味浸透してきてるんで。ひとつプロとして大事なのは、勝ち負けも当然なんだけど、それと同時に人気商売、キャラクターが印象づけられれば。(石井も一つ勝ちを重
ねて階段を登ってきてる?)そうですね、さっきもちょっと、リングの上では言いませんでしたけど、まあ、種をまいてやってきたのが、マカオテレビとか、今日は社長もわざわざ来られたので、とにかくすごくどんどん。そうすると選手たちもやっぱり、今一試合一試合の間があくんですけど、かつて我々がやってた時代、毎日、1日おいて3日とか、そんな展開になっていけば。同時に中国も何人か新しい選手が出てきますんで。そのへんと、あとキューバの件に関しては前から言ってる通り、今回の国会が伸びて日程が組めないという感じですけど。最初組んだ日にちがちょうどキューバにローマ法王が同じ日に入って、それで日にちをずらしてくれと。そんなことでですね、こっちの都合通りにいかないというね、あれがありますけど。とにかく相当浸透はしてきたんで、日本のことも大事ですけど、同時に海外戦略というものを、これからもっともっと踏み出していければと。その時には国会辞めないとしょうがないね(笑)。こんな窮屈な世界にいたら、何もできないよ。(キューバは実現するとしたら来年ぐらい?)できればね。そんなに焦っても。ホントは今年ね、90年代に言ったことがそのまま20何年ぶりに実現してきてね。俺が言うことっていうのは結構、20年、30年早い場合があるんですけど。そういうことが、俺が言ったからどうこうじゃなくてね、世界平和というのがテーマですから。今回の南北の問題もね、ちょうど委員会で質問した後に、これで戦争になるかもしれませんよって質問を受けたんだけど、そんなことねーよと。そしたらやっぱり、まあその通りの話し合いの中で。そのへんの俺の直感なんですけどね。そういう意味では、もっともっと今、紛争地帯がいっぱいありますから。できればね、もうちょっと自由にしてもらうと、猪木らしさがでるのかもしれない。それと同時に俺も歳だしね、だんだん横着になってきて、立ち上がるのもやっとこだから(笑)。いや大事なとこだ、フフフ(笑)。(次は大晦日? それとも大晦日までに何かやれたらと?)みんなに聞いてよ、スタッフに。ざまあみろー!って驚かせるようなね、イベントにしてくれれば」

 IGFのMMAイベント「IGF4」が開催され、MMAがメインの大会となったが、プロレスでは藤田vs澤田、大地vs青木、鈴木vs鈴川と好カードが組まれた、しかし今大会はあくまで主役はMMA、好カードが組まれたプロレスが下と扱われるのはジレンマを感じてしまう。


 2年ぶりの対戦となる鈴木vs鈴川は鈴川が繰り出す掌打を鈴木はガードし、鈴川はグラウンドを仕掛けも逆に鈴木に上を奪われるなどペースが掴めない。
 タックルから再度グラウンドを仕掛けた鈴川は上から掌打を落とすも、鈴木は腕十字で切り返しエルボースマッシュを連発、鈴川もニールキックで応戦してからブルドッキングヘッドロック、チョークスラムと繰り出すが、クリアした鈴木はジャーマンスープレックスホールドを決める。
 クリアした鈴川は浴びせ蹴りを放つが、かわした鈴木がバックの奪い合いを制してからのヨーロピアンクラッチで3カウントを奪い完勝、思わぬ変化球技に敗れた鈴川は納得せず鈴木に詰め寄るが、鈴木は「鈴川クン、しっかり練習しておいで」と高笑いとなった。
 バックステージでは岡本が鈴木からアドバイスを受け他団体進出を示唆した。岡本が他団体進出を示唆したのは鈴木の活躍ぶりもあるが、もう一つの理由はIGFが10月21日に福岡国際センター大会を予定していたが、猪木が10月にキューバ大会を計画したことから猪木に合わせて福岡大会を中止、しかしキューバ大会も無期延期になったことから12月31日までIGFも興行予定が間隔が空くことになったからだと思う。
 猪木の都合でIGFだけでなく選手たちも振り回されることになったが、選手たちにとって4か月も試合が組まれないのは一番の問題、コンディション調整だけでなく実戦のブランクも空いてしまう。岡本の他団体進出はIGFがどう判断するのかわからない、IGFは“IGFと他団体を一緒にしないでほしい”選手らの商品価値が下がる意味で他団体への参戦はなるべく避けてきたが、4か月も試合が組まれない以上外へ出て試合がしたいという選手が出たとしても止めようがない。
 鈴木秀樹の活躍で岡本も外へ打って出たいという意識が出てきた、今まで他団体には閉鎖的だったIGFも変革が迫られてきているのかもしれない。


 6月27日の愛知大会で藤田のパイルドライバーを喰らい病院送りとなった澤田は藤田とシングルで対戦したが、藤田がグラウンドだけでなく打撃でも澤田を圧倒、澤田も得意の頭突きで食い下がろうとするが、藤田はエルボーで打ち勝ってしまう。
 それでも前を向かう姿勢を崩さない澤田は頭突きからSTOで反撃するも、藤田はバックドロップで返し澤田に膝蹴り、顔面蹴りを浴びせ、頭突きの連打からパワーボムを狙うが、澤田はリバースし藤田は頭突き、延髄斬りと攻勢をかけるが、鼻血を出しながら心を折れない姿勢を崩さない澤田はSTOを決め、頭突きを乱打する。
 しかし藤田はパワーボムを決めるとスリーパーで絞めあげてから再度パワーボムを決め3カウントを奪い勝利を収める、試合後は藤田が澤田の健闘を称えて手を差し出すと、澤田も潔く敗戦を認めて握手を交わし、バックステージでも藤田は欠場中?暴走王にメッセージを送りつつ、澤田を大いに称えた。
 藤田も昨年は散々暴走王に付き合わされ呆れられたりもしたが、全盛期の頃の暴走王を知っており、ある程度リスペクトしているからこそ、暴走王にメッセージを贈ったと思う。これに暴走王がどう反応するか、ただ暴走王も今まで通りの態度だとIGFの流れに取り残される、いや充分流れに取り残され居場所すらない、藤田からのメッセージに暴走王がどう答えるかどうかわからないがあまり期待しないほうがいいのではと思う。


また大地vs青木はグラウンドで青木が圧倒、大地もニールキックを繰り出すが、かわした青木はマウントを奪って肘を落とすなと、試合を優位に進める
青木のキックをキャッチした大地は水面蹴りからPK、シャイニングウィザードと繰り出すが、青木はグランドコブラからスリーパーで捕獲し、腕十字を決めると腕が伸びきった大地はギブアップし青木が完勝となった。

 最後に少し触れたがIGFの次回大会は12月まで予定はなし、12月は30、31日と両国二連戦を計画しているという。当初は10月24日に福岡国際センター大会を予定していたが、猪木が10月中にキューバ大会を計画しているため福岡大会はそれに合わせて中止となるも、今度はキューバ大会そのものが無期延期と事実上の中止となってしまった
 年末の国技館2連戦に関してはIGF側である宇田川広報は「よその団体が大みそかにやるといううわさもあるし、大みそかに2大会分の力を注ぐのもいい。30日と2夜連続もいい」としているが、確かにDEEPも今年もさいたまスーパーアリーナで格闘技イベントを計画していることを明かし、元DSEの榊原信行氏も復帰を宣言した エメリヤーエンコ・ヒョードルを獲得して格闘技イベントを計画しているという噂も出ているだけに、大晦日に向けてそろそろ仕込みをしなければいけない段階に来ている。
 だが福岡大会に関しては完全に猪木の都合による中止、キューバ大会の計画がなければ確実に開催されていたはず、猪木の手前IGFは何も言えないのかもしれないが、いくらドタバタが日常茶飯事であるIGFでも“こういったドタバタはちょと”というのは本音なのかもしれない。
 諏訪魔vs藤田和之騒動を含めて猪木の思惑や都合に振り回されるIGF、創始者である猪木とIGFの間で足並みが揃っていないような感じがしてならない。

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