NOAH
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新日本プロレスという嵐が箱舟に吹き荒れる・・・グローバルリーグが問題点を抱えたまま開幕!
11月3日NOAH後楽園大会「グローバルりーぐ2012」開幕戦をSAMURAIで視聴、メインは新日本プロレスからリーグ戦にエントリーした永田裕志を潮崎豪が迎え撃った。
序盤は潮崎がチョップ中心の攻めで試合を組み立てていたが、場外戦で右腕を痛めてから状況が一変、永田が徹底した右腕殺しで試合の流れを掴む、潮崎も再び痛めている右腕でのチョップで反撃するが、永田は潮崎の右腕を攻めて流れを渡さず、ゴーフラッシャーを着地したところで浴びせ蹴り、バックドロップ、タイナー、バックドロップホールドと必勝コースで完勝、試合後はナガダンスを披露し、最後は「1・2・3ゼア!」で締めくくるなど館内は永田ワールドとなってしまった。
明日(正式には今日だが)発売の週刊プロレスの表紙も永田となっていることから、後楽園の主役はNOAHのリングながらも永田に奪われてしまった、試合後のインタビューで永田は「オレがあんなところでダンスをやっているのを壊しにくるヤツはいないのか!?オレで一色になっているんだ、もっとアウウェイ感を感じるかと思ったけど、微塵にも感じなかったよ」とコメントしていたが、確かに全日本プロレス参戦時にはナガダンスを披露した際には河野真幸が阻止して噛み付き抗争に発展したが、NOAHにはそういったものがなかった。永田にしてみれば自分にもっと噛み付くことによってファンだけでなくリーグ戦ももっと盛り上がると考えているだけに、誰も噛み付かなかったのは拍子抜けしてしまったのかもしれない。
天山広吉、小島聡に杉浦貴、モハメドヨネが迎え撃ったが、小島がラリアットで完勝し、試合後は「やる気、元気、サトシ」でGHCヘビー級王者である森嶋猛に挑戦を表明し12月9日の両国大会で決定となったが、テンコジに関してもアウウェイ感がなく、小島の挑戦が以前から内定していたのもあったのだろうが、森嶋と小島が握手で終わるなど団体同士の対抗という意識がない感じがしてならなかった。
またリーグ戦に関してもセミで中嶋勝彦を下し白星発進した秋山準が「優勝しか考えていないし、もう一度GHCに近づくためにと思ったら、何かワープして、やっちゃうの?あれ。やっちゃうのかな。まぁ、両国でやるのなら、このリーグ戦はどうなるのかな。また去年みたいに“その次”って言うのなら“このリーグ戦の勝者は次の1月のチャンピオンシップの権利を与えられる”とかやっておかないと、“はい?”ってなるからね。同じ新日本の永田裕志がこのリーグ戦で小島だけがマイク持って挑戦できるんだって。 もしかそうなんだったら来年の挑戦者決定で、これで優勝できたら1月の大舞台で挑戦できるとか言っておかないと、俺も分からないし、お客さんも分からない。お客さんも“何で?”ってなる。何で?ってことをやっちゃダメだよ。以上です。」とリーグ戦のあり方に疑問符を投げかけた。
確かに昨年も森嶋が優勝しながらも、先に杉浦との挑戦者決定戦を制したKENTAの挑戦が優先され、森嶋の挑戦は年を越してからの大阪大会となり、今回も小島の挑戦が優先されてしまった、おそらく来年予定されている1月27日の大阪大会での挑戦が予定されているのだろうが、秋山にしてもその辺のところはハッキリさせて欲しいし、リーグ戦のあり方も考えて欲しいという提言なのだと思う。
様々な問題点を抱えたグローバルリーグ、果たして誰が優勝するのか・・・PR -
前門の虎、佐藤耕平を降した森嶋猛!いよいよグローバルリーグへ!
NOAH10月27日後楽園大会をG+で視聴、メインのGHCヘビー級選手権(王者)森嶋猛にZERO1の佐藤耕平が挑戦、試合の先手を奪ったのは森嶋、場外戦を仕掛け通路やロビー、売店まで雪崩れ込み、また南側の客席でラリアット、最前列に耕平を連行してイスを投げつけるなどハードコア戦を仕掛けて先手を奪う。
耕平もローキックで森嶋の動きを止め、鉄柱に森嶋の足を固定してからイス攻撃と足殺しを展開していくが、森嶋が体格を生かした重い攻めの前に耕平の攻めが寸断されてしまう。
終盤には耕平がパイルドライバーから、ぶっこ抜きジャーマン、ポールシフトで勝負に出るが、森嶋はバックドロップで応戦し、終盤では打撃戦になるも森嶋がホームラン級の一発であるラリアットで黙らせると、バックドロップの連発で3カウントで王座防衛、最後のバックドロップは故・スティーブ・ウイリアムスの殺人バックドロップを彷彿させる一発だった。
試合全体の感想といえば自分の体格を生かしきった森嶋の完勝であり、耕平は確かに体格があるしブリッジもいいが、まだ自分の体格が生かしきれてないのが率直な感想だった。
セミのSATvsNO MERCYの6人タッグ戦、秋山準 潮崎豪 斎藤彰俊vsKENTA、マイバッハ谷口、金丸義信は、前夜の新潟大会でKENTAからの直接フォールでGHCタッグ王座を奪った潮崎が奪われたKENTAと熱い攻防を展開、KENTAがガンガン攻めれば潮崎もやり返すも、やり返す潮崎もダークな一面も見せるなどKENTAを痛めつける。最後の潮崎にGAME OVERを狙うKENTAに彰俊が不意打ちでのスイクルデスでカットに入ると潮崎が畳み掛けてからのラリアットで3カウントを奪いKENTAから連勝、潮崎vsKENTAの絡みも今後は注目でもある。
今週土曜日の11月3日からグローバルリーグが開幕する、自分的に優勝の本命は杉浦貴を押しているが、潮崎もここにきて調子が上がってきている、果たして誰が優勝するのか・・・、そして両国(G+で生放送が決定)では何が待っているのか? -
森嶋猛が秋山準を降すも前門に佐藤耕平、間にグローバルリーグ、そして後門に小島聡?
NOAH10月8日横浜大会をG+で視聴、メインではGHCヘビー級王者の森嶋猛に20周年を迎えた秋山準が挑戦、放送席では11年前同じ横浜で秋山と森嶋が対戦と述べていたが、あのときの秋山は絶頂期で森嶋は力皇猛とのWILDⅡは結成しても、これからの段階の選手で差が歴然としていたが、ここ数年の秋山は森嶋とのシングルは連敗、今回は11年前の秋山ではなく、本当の意味での挑戦者として森嶋に挑んでいった。
序盤は秋山が森嶋が腰を痛めているせいか踏ん張りのきかない下半身から切り崩しにかかり、森嶋の体格を生かした攻めに対しても頭脳を生かして空振りさせ、腰を攻めてプレッシャーをかけるも、森嶋の重爆トペが決まってからは空振り気味だった技がようやく決まりだして流れが変わる。
そして秋山が逆エビ固めをガッチリ決め再び腰を攻めると、再び秋山の流れとなり一気に畳み掛けるが、秋山のダイビングニーを森嶋がスクラップバスターで迎撃すると森嶋が一気に畳み掛け、最後はハイキックからバックドロップの連発で王座を防衛、秋山はキラーとなって徹底的に腰を攻めたが充分に攻め切れなかった、森嶋もいつものホームラン級の一発が出ることがなかったが、ホームランが打てなくてもヒットやツーベースを打って勝てたという試合だった。
試合後にはNOAHとの対抗戦で丸藤正道を降したZERO1の佐藤耕平が森嶋をジャーマンで投げて挑戦表明を果たし、10月27日の後楽園大会での防衛戦が決定、また12月の両国大会では新日本プロレスの小島聡の挑戦が内定しているなど、森嶋も他団体の選手との防衛戦が課せられるようになった。前門の耕平、後門の小島といったところだろうが、その間にグローバルリーグがある。森嶋の苦しい戦いはまだ続く・・・
他の試合を振り返るとNOAHvsZERO1の対抗戦は戦力で若干優るNOAH勢が3勝2敗で勝利、気になる試合は7月の火祭りで対戦した潮崎豪vs崔領二、前回の試合のときはアウウェイを意識して潮崎がダークモードで望んだが、今回も勝つには勝ったけど、大会前に対戦カードに不満を訴えるなどホームの戦いになると吹っ切れない現状というのが試合に出ていた感じがした。それで斎藤彰俊と組んでサモア・ジョー、マグナス組を破り新GHCタッグ王者となったKENTA、マイバッハ谷口組に挑戦となったのだろうが、今のマイバッハは吹っ切れているし迷いがなくなりつつあるだけに、吹っ切れない潮崎で勝てるかどうか・・・
また杉浦貴vs橋本大地は、杉浦が大地を寄せ付けず一方的に叩き潰した試合でオリンピック予選スラムや鬼エルボーで決めずフロントネックロックで決めたのは、まだ杉浦からしてみればそこまでの選手というアピールだったと思う。 -
グローバルリーグ2012のブロック分け発表!イチ押しカードはKENTAvs永田裕志!
11月3日の後楽園ホール大会から開幕するグローバルリーグ2012のブロック分けが発表された。
Aブロック 森嶋猛 モハメドヨネ 潮崎豪 KENTA 宮原健斗 マイキー・ニコルス 永田裕志Bブロック 丸藤正道 杉浦貴 秋山準 斎藤彰俊 マイバッハ谷口 中嶋勝彦 シェイン・ヘイスト
ブロック分けを見て、一番見たいカードとすればKENTAvs永田裕志、2010年7月24日の大阪ボディーメーカーコロシアム大会でKENTAは秋山準と組み永田裕志、田口隆祐組と対戦。当時のNOAHは新日本プロレスとの対抗戦を軸にしていたが、内部の活性化を訴えてきたKENTAはなかなか対抗戦には乗り出そうとせず、カードが決定しても醒めた態度を取っていた。
試合となるがKENTAとの対戦を狙う田口が積極的に絡もうとするが、KENTAは醒めた態度を崩さず、そして永田がKENTAと対峙したが永田の頭突きがKENTAの頭部に炸裂するとKENTAは流血し失速してしまう。試合は終盤に蘇生したKENTAが秋山を攻める永田にカットに入るが永田の顔面を蹴り上げる、その後もカットに入る度に永田の顔面を蹴り上げ、永田が白眼式腕固めが秋山に決まるとKENTAはノーガードとなった永田の顔面を思い切り蹴り、これにはさすがの永田もエキサイトし試合を無視してKENTAに襲い掛かる。試合は秋山が田口を仕留めたが、KENTAと永田は場外で乱闘、またバックステージでもインタビュー中の永田にKENTAがイスを投げつけて襲い掛かるなど大荒れとなったが、醒めていたKENTAを永田が熱くした試合だった。
その後永田は金沢克彦氏のインタビューに答え「Uインターとやっていた頃を思い出したよ、懐かしくもあり、エキサイトしてね、KENTAって面白いね、あれ浮いているのかな?でも柴田勝頼と仲いいんでしょ、新日本も柴田が辞めてから、ああいう跳ねっ返りがいなくなったからね、カットするたびに顔面蹴りやがって・・・、KENTAが望むのであればトコトンやりましょう」と満足気だったという、KENTAも熱くなれば、永田も熱くなった試合から2年・・・KENTAと永田はどういう戦いを見せてくれるのか、楽しみである。 -
前哨戦でキラー秋山降臨し森嶋猛の腰を破壊!20周年目で再びNOAHの舵を握るか!?
NOAH「日テレG+杯争奪ジュニアタッグリーグ戦」の最終戦をG+で視聴、昨日で最終戦だったが、久しぶりにニアライブでの放送だった。
試合は9月17日大阪大会でのKENTAとの防衛戦で痛めていた腰が悪化したのか森嶋の腰には厚めのバンテージが巻かれていたが、場外戦での攻防で秋山が場外でブレーンバスターを敢行したところで森嶋は失速というか、普段体重を生かして投げさせない森嶋が簡単に投げられたところを見るとかなり悪い見ていいと思う。リングに戻っても秋山と潮崎に腰に集中砲火を浴びせられ、森嶋が体格を生かして反撃してもいつものようなホームラン級の威力がない・・・
森嶋も秋山にようやく反撃したが焦ってバックドロップを狙ったところで秋山はフロントネックロックで絞めあげ、ランニングニーを浴びせる、森嶋もラリアットで返すもホームラン級の威力がなく秋山の反撃を許し、最後はエクスプロイダーからの逆エビ固めで森嶋はギブアップ、久しぶりにキラー秋山が降臨し好調ぶりをアピールしたが、対する森嶋は王者でありながら逆エビ固めでギブアップという屈辱の敗戦、現時点では防衛に赤信号が灯ってしまったようだ。
そしてシリーズの主役であるジュニアタッグリーグ戦は現ジュニアタッグ王者組であるスペル・クレイジー、リッキー・マルビン組を降したZERO1の日高郁人、橋本大地組と前王者である鈴木鼓太郎、青木篤志組を破った石森太二、小峠篤司組が優勝決定戦に進出、試合は鼓太郎組との公式戦でダメージが残る石森組が劣勢に立たされる展開が続く、試合順はZERO1組が先で石森組が後だったこともあって石森組がダメージが回復しきれてないのもあるが、鼓太郎組と比べると石森組はチームとしては未完成なだけに大阪大会を見るだけでも優勝決定戦に残れるかどうか不安要素が多かった、しかし粘り強さで勝ち抜いて優勝決定戦にやっと漕ぎ着けた感じだった。
石森組もZERO1組に攻め込まれるが、石森組は懸命に粘る。そして小峠が大地をマグザム、日高にキルスイッチを浴びせて流れを変え、最後は日高の野良犬ハイキックをかわした石森が久しぶりにレポルシオンを解禁して3カウントで優勝、小峠のアシストもあったが、最後は不調だった石森が今までの汚名を晴らすことが出来た、また小峠もNOAHに移籍してからの初タイトルだけにこれは大きいと思う。
これで石森、小峠が10月8日横浜でクレイジー、マルビンの保持するGHCジュニアタッグ王座に挑戦が決定したが、ZERO1組である日高、大地組も公式戦で王者組を降していることから挑戦の権利はある、また第1試合で丸藤正道、モハメドヨネを襲撃した佐藤耕平の存在もあることからNOAHvsZERO1の戦いもまだ続くといったところだ。
そして森嶋vs秋山は森嶋が腰を悪化し不調であることを露呈したところから、現時点では秋山がリード、今の秋山は旗揚げ時の気持ちに戻って再びNOAHの舵を取る気でいる・・・・ -
秋山準デビュー20周年大会観戦記・・・秋山の挑戦はまだ続く!
今日はNOAH「GREAT VOYAGE 2012 in OSAKA vol.2~Jun Akiyama,Special Anniversary 20th~」を観戦するために大阪ボディメーカーコロシアムへ、第1競技場での観戦は2010年7月のNOAH以来の2年以上ぶり、第1競技場での観戦もそれだけ遠ざかっていたのか・・・
今回NOAHのビッグマッチを観戦する理由は秋山のデビュー20周年を祝いたいから、第4試合後に秋山のデビュー20周年記念セレモニーは行われ、まずスクリーンでは秋山のデビューからの足跡を振り返り、VTR終了後は秋山が登場して記念セレモニーがスタート、田上明社長や試合が組まれなかった斎藤彰俊を含むSATの面々、マスコミ、スポンサーや親族らが記念品を贈呈する。そして最後に入場テーマ曲「獣道」に乗って今年5月をもって引退を表明した橋誠が登場、実は一部スタッフにしか知らされてないサプライズでの登場で秋山本人も知らなかったという。自分も橋の姿が見えなかったことで“第2の人生が忙しいんだな”と思っていたが、橋が登場して思わず叫んでしまった、そして橋は秋山に「秋山さんは僕にとって、強さと怖さを兼ね揃えた理想のプロレスラーです、秋山さんの付き人を務めさせていただいて、いろんなことを教わって新しい道に進んでも役立っています、僕にとっても秋山さんは永遠の師匠です、これからも強さと怖さを兼ね揃えた秋山さんでいてください。本日は20周年、おめでとうございます」と語り、秋山と写真に収まった、秋山にとって橋は最も可愛がっていた存在だっただけに駆けつけてくれただけでも秋山は喜んでいたと思う。
そしてダブルメインイベントで秋山は潮崎豪、新日本プロレスの永田裕志と組みマイバッハ谷口、前日の博多大会から復帰した高山善廣、久しぶりに参戦した鈴木みのると対戦。試合は秋山とマイバッハでスタートしたが、マイバッハが志願したわけでなく高山と鈴木が『オマエが先に行け』とばかりに背中を叩いての先発で、これが面白くなかったのかマイバッハは自軍のコーナーに引き上げた際に鈴木と小競り合いとなり、秋山との場外戦や、潮崎や永田とも客席で乱闘、コーナー最上段からプランチャを発射するなど大暴れ、そういった意味ではこの試合のもう一人の主役はマイバッハだった。マイバッハが場外で暴れている間に鈴木と高山は秋山を捕らえるも、交代を受けた潮崎が手刀を連発して試合を盛り返す。そして鈴木から強引に交代したマイバッハが永田にチョークスラムを狙うが、永田は延髄斬りで脱出し、ならばマイバッハは秋山にマイバッハボムを狙うも秋山はフロントネックロックで返し、永田は鈴木を腕固め、潮崎は高山をスリーパーで捕獲すると、秋山と永田、潮崎が白眼となり館内は大いに盛り上がる。これで一気に流れを掴んだ秋山組はマイバッハに集中砲火を浴びせ、秋山がエクスプロイダーからのスターネスダストで3カウントを奪い、試合後は新日本の流れで永田と鈴木が乱闘となるが、最後は秋山を中心となって永田、潮崎が敬礼ポーズ、デビュー20周年を締めくくった。
ダブルメインイベント第2試合はGHCヘビー級王者の森嶋猛にKENTAが挑戦、よく考えれば生でGHCヘビー級選手権を見るのは2004年10月24日の小橋建太vs斎藤彰俊戦以来だった、KENTAは昨年のグローバルリーグ決勝、2007年3月の武道館のメインで行われたROH選手権で森嶋に敗れているだけにKENTAにとっても負けられない一戦、両者が入場してもKENTAに声援が集中していたことからKENTAにかかる期待が大きかった。
序盤からKENTAのエルボーに対し、森嶋はモリシハンマーを乱打するも体格のある森嶋に打ち負けてしまうが、KENTAはローキックで森嶋の動きを止めミドルキックで蹴り倒すと、森嶋の痛めている腰を攻め、ダイビングラリアットからSTF、ロープを使った蹴りなどで流れを掴む、森嶋はドロップキックでKENTAを場外へ出し花道へ連行して、ステージからのラリアットを狙うがKENTAはカウンターのパワースラムで応戦し森嶋は腰に大ダメージを負ってしまう。
KENTAは場外の鉄柵に森嶋をうつ伏せにして固定するとコーナー最上段からのダイビングフットスタンプを投下、ロケットキックからダイビングフットスタンプと畳み掛ける。
勝負と見たKENTAはgo2sleepを狙うが、森嶋は空中胴絞め落としで応戦しスカットミサイルを狙うもKENTAはロケットキックから雪崩式ブレーンバスターで落とすと、森嶋のモリシハンマーの勢いを利用してgo2sleepを炸裂させるも、森嶋はすぐバックドロップで返す。
KENTAは再びgo2sleepを決めるが、森嶋は椰子の実割りからボディープレスで返す、だがKENTAはGAMEOVERで切り返し、森嶋のバックドロップもGAMEOVERで切り返して絞めあげるがロープに逃げられてしまう。
これで打つ手がなくなったKENTAはランニングニーを狙うも、森嶋のホームラン級の一発であるラリアットが炸裂し、最後はモリシハンマーの乱打からバックドロップが決まり、森嶋が王座防衛。KENTAは追い詰めていたが最後の詰めが甘かった・・・
試合後には秋山が登場し森嶋に挑戦表明し森嶋も受諾、10月8日横浜での選手権が濃厚となった。秋山は森嶋に連敗しているが今日の試合を見る限りではかなり気持ち的にも調子がいい、果たして秋山が久しぶり王座を奪還し再びNOAHの舵取りをするか?森嶋もNOAHの一時代を築いた選手の挑戦だけに、NOAHを背負って立つ意味では負けられない一戦でもある。 大会全体の感想はセレモニーから終わりまで秋山準が主役、森嶋やKENTAが秋山という存在を超えるのは容易ではないということと、秋山がいる限りNOAHは大丈夫であり、秋山のあくなき挑戦はまだまだ続く・・・
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箱舟から必要とされた男・・・秋山準デビュー20周年!
今年でNOAHの秋山準がデビュー20周年を迎える、ちょうど今月G+の『プロレスクラシック』で秋山の特集が放送されたが、秋山が入門しデビューの相手が小橋建太と聞いたときは、“破格な扱いだな”というのが率直な感想、永田裕志がヤングライオンの一人として扱われたのに対し、秋山はデビューしてからトップ扱いと正反対、二人の育成に関しても新日本と全日本の違いが現れていた。それを考えると秋山は野球でいえば1位でドラフト指名を受けた即戦力ルーキー、改めて秋山のデビュー戦を見てみた、序盤こそ秋山がレスリングでの勝負に挑んで必死で食い下がっていったが、小橋も敢えて付き合ったという感じで、打撃や不意打ち的ものを食らうと失速してしまう、秋山の良さを引き出しつつも小橋が厳しさを叩き込んでいった試合だった。
自分が秋山を生で見たのは1992年の世界最強タッグ決定リーグ戦の12月2日愛知県露橋スポーツセンター大会、秋山はリーグ戦にエントリーする予定ではなかったのだが、田上明と組んで参戦予定だったジャンボ鶴田が内臓疾患で欠場となり代役に秋山が抜擢され、露橋大会ではアブドーラ・ザ・ブッチャー、ジャイアント・キマラ組と対戦、田上が秋山をリードして動かしていたが、ブッチャーのラフに苦しめられたというのが第一印象だった。
秋山は海外武者修行には出されず全日本のリングでトップ勢と対戦して経験を積んでいった、新日本だったら海外武者修行へと出されていただろうが、当時のジャイアント馬場さんは“アメリカのレスリングの質が落ちた”と考えていたことから海外武者修行というものをなくしており、馬場さんは秋山を側に置いて『リングの真ん中に立て、お前の周りを対戦相手が周ったら、お前の方が強く見えるだろ』『相手の顔を蹴るなよ、品が良くないから、品のないトップはダメなんだ』と王道哲学を叩き込んでいったが、守るものがあれば守らないものもあった。
馬場さんの教えを守らなかった部分があるとすれば、川田利明の影響だと思う。川田はデビューから破格な扱いを受けていた秋山に嫉妬して徹底的に痛めつけたが秋山もやり返した。川田との戦いから秋山は“素の感情をぶつけ合ってこそプロレスだ”というものを学び、現在の秋山のスタイルの根本を築いていった。
そして三沢とのタッグで世界タッグ王座を奪取、このときもまだ三沢のリードを受けていたという感じで四天王に並び立つまでには至らないなかったが、秋山が自分を出し始めたのは四天王の一角である田上明を破ってから、1997年1月20日の大阪府立体育会館大会で自分も生で見た試合だったがスロースターターの田上相手に速攻勝負を仕掛け、ウラカンラナで勝利を収めた試合、このときは“今年の秋山は違うぞ”と思わせたが、秋山自身は大森隆男とアジアタッグを保持してから自分で試合を動かせるようになり、メインクラスの30~40分がざらだった全日本の試合の中で、新しいことをやってみてもいいのではと考えたことで速攻勝負を狙ってもいいのではと考えた末仕掛けたものだったという、だが最近では速攻勝負を狙っても裏目に出るケースが増えてきている。
田上を破りやっと三冠王座への挑戦に漕ぎ着けるも王座奪取までには至らなかったが、小橋とバーニングを結成してから本格的にトップ取りへと動き出すが、三沢らが全日本を退団しNOAHを旗揚げ、移籍した秋山のトップ取りはNOAHへとシフトチャンジし、ディファ有明での旗揚げ2連戦では三沢、田上、小橋と連破して「NOAHの舵取りをする」とアピールしたことでNOAHの中心へと立った。
NOAHの中心に立った秋山は新日本プロレスとの戦いや、GHCヘビー級、タッグ王座を奪取し防衛することでNOAHという団体を外へアピールしてきた、旗揚げ当時のNOAHはTV中継などなくSAMURAI TVでの中継のみだった、秋山は自分が外へ話題を振りまくことでNOAHのプロレスを一人でも見て欲しいという思いから歯に着せぬ発言をするなどしてきた。NOAHも念願だった地上波によるTV中継がスタート、2004年7月10日に東京ドームに進出し秋山はメインで小橋の保持するGHCヘビー級王座へ挑戦、自分も東京まで乗り込んで観戦し、試合は35分の大死闘の末に小橋がバーニングハンマーで秋山を破り王座を防衛、この頃の小橋は絶対王者と言われるぐらいに長期政権を築き、ストップをかけるのは秋山なのではと思われていたが敗れてしまった、秋山は1度小橋を破っているものの、小橋という存在は今でも超えられない大きな壁となっている。
しかし三沢、小橋と秋山の時代はいつまでも続くわけではなかった、小橋が病気で倒れ、復帰しても四天王プロレス時代のツケが来て負傷欠場が続くことが多くなり、三沢も四天王プロレス時代のツケだけでなくNOAHがTV中継が打ち切られたことで心労が重なり社長業の激務がたたってが体形が崩れるほど体調が悪くなった、丸藤正道らへの世代交代も上手くいかず、佐々木健介を破りGHC王座に返り咲いた秋山にNOAHの舵取りを託されたが、今度は秋山が今までの激闘のツケが来て腰や肩を痛め欠場しGHC王座を返上、このときは秋山にも引退という二文字がチラついてきた。
だが秋山は三冠王座奪取とチャンピオンカーニバル制覇という目標を掲げてNOAHの選手として古巣・全日本に逆上陸を果たし、在籍時に果たせなかった三冠ヘビー級王座を奪取、三冠奪取は秋山にとってもやり残した宿題であり目標でもあったが目標を達成したからといってプロレス界から身を引くわけではない、秋山はGHC王座を奪還するだけでなく、低迷しているNOAHを復興させるという目標を掲げた。本当に復興できるのかという声もあるだろうが、一人でも目標に進んでいる限りは信じたいし、秋山準という存在がNOAHに必要とされているうちは大丈夫だと信じている。
最後に秋山準選手へ、デビュー20周年おめでとうございます! -
杉浦貴も復帰!這い上がる気運が高まった!
NOAH8月25日後楽園大会をG+にて視聴、今大会から杉浦貴が復帰し丸藤正道と組んでKENTA、マイバッハ谷口組と対戦。
試合は序盤こそKENTAとは打撃戦で激しい攻防を繰り広げていたものの、中盤からはKENTA組が礼儀として痛めていた杉浦の腰に集中砲火を浴びせて杉浦も失速、終盤でもKENTAのダイビングフットスタンプを腰に受けてしまうも、その後動いていたことから腰の具合はほとんど大丈夫といったところ、KENTAもそういった意味ではどれだけ回復しているか試しているといった攻めだった。その中で一番動きが良かったのはマイバッハ、ズルがしこさをみせつつパワーを前面に出すなど誕生時の戸惑いというものがなくなり、吹っ切れつつある感じを見せていた。
終盤は杉浦が膝蹴り、鬼エルボーでKENTAを追い詰めたところでKENTAのgo2sleepが炸裂するが杉浦がクリア、そしてKENTAが即頭部へのキックの連打から再びgo2sleepが炸裂して3カウントとなり、杉浦は復帰戦は勝利で飾れなかったが、KENTAがあえて頚椎に対する衝撃が強い即頭部へのハイキックの連打を浴びせたのは“杉浦は大丈夫”というKENTAなりの太鼓判でもあるのだ。
あと気になった試合とすればSAT(秋山準、潮崎豪 鈴木鼓太郎 青木篤志)vsBREVE(森嶋猛 モハメドヨネ 石森太二 小峠篤司)の3本勝負。
小峠は青木相手にヘッドバット合戦を繰り広げれば、秋山相手にはヘッドバット合戦で打ち勝ち、その後秋山にガンガン攻めていくなど積極的な部分をアピール、、そうなってくるとSATも小峠を徹底的にかわいがっていくが小峠は怯まず向かっていく、、ただその反面ジュニアタッグリーグで小峠と組む石森は腰を痛めているせいもあって動きがもう一つ、小峠の存在もプレッシャーになったのか空回りしている感じに受けてしまった。3本勝負ということで1本目は小峠がブルーディスティニーを狙った鼓太郎を丸め込んで3カウントを奪い先制、2本目は共にZERO1の「火祭り2012」に出場した潮崎とヨネが火花を散らしあう、潮崎もだがヨネも火祭りに出場して何か吹っ切れたのかもしれない、潮崎も潮崎がゴーフラッシャーでヨネから3カウントを奪いタイに持ち込むが、3本目は石森が小峠との連係で青木を捕らえるも、サイファーウタキからのスーパースターエルボーは鼓太郎のカットにあって不発、最後は青木のアサルトポイントで石森が3カウントとなったが、試合後は小峠が秋山に食って掛かるなど小峠が評価を受ける分、石森が負傷のせいもあるのかスランプ気味、今のままでは小峠に抜かれるかな・・・と思わざる得なかった。
NOAHも杉浦が復帰し9月16日の博多からはフリーの高山善廣も復帰することから社長業に専念の田上明、欠場中の小橋建太、小川良成を除くとほぼフルメンバーがそろいつつある、NOAHもどん底かもしれないが這い上がっていく気運が高まっていることだけは確かのようだ。 -
KENTAが森嶋をKOでGHC王座挑戦を表明・・・KENTA革命第二章の始まり
13日NOAHラゾーナ川崎大会でKENTAがマイバッハ谷口と組み森嶋猛、リッキー・マルビン組と対戦し、試合はKENTAがマルビンをgo 2 sleepで降したが、試合後に森嶋もgo2sleepでKOし、GHCヘビー級王座を奪った後で「このベルト、持ってみて思ったけど、オレが持っていた方が似合っているんじゃない?オレの方が相応しいんじゃないの?」「いつやろうかね、近い将来、あのベルトはオレの腰に巻いている、楽しみにしてて」ろGHCヘビー級王座への挑戦をアピールした
森嶋は東京スポーツ誌上で「このままずっと誰も出てこない覇気のないヘビー級だったら、俺は返上してもいいと思ってる」と挑戦者がいないなら返上も辞さずの構えを見せていたが、かねてから王座挑戦をアピールしていたKENTAが実力行使に打って出た。森嶋vsKENTAは昨年のグローバルリーグ優勝決定戦で対戦しているが、KENTAの膝が最悪な状態だったこともあって森嶋に完敗し準優勝となった。KENTAにしてみれば昨年のリベンジと現在の状態だった勝てるということでの挑戦表明なのではと思う。
KENTAは昨年11月に王者だった潮崎豪に敗れ、膝の手術のため長期欠場を余儀なくされたことでKENTA革命第1章の幕を降ろしてしまったが、現王者の森嶋に挑戦表明をしたことで第2章の幕を開けた・・・ -
NOAH7・22両国はどん底からの這い上がるためのスタート地点
NOAH両国大会をG+にで視聴(録画だけど)、まず驚かされたのは第1試合から第4試合まで試合時間が短かったこと、カード的にも石森やヨネ、小峠にもテーマがあることから最初から飛ばすとなると観客も疲れてくるんじゃないかなという懸念もあったが、試合時間は短くても中身は濃かったことでいい意味で裏切られた、特に第4試合の小峠篤司vs飯伏幸太は小峠がトリッキーぶりを披露し飯伏と互角に渡り合う好勝負、観客の沸きも良かった。またTAJIRIvsマイバッハ谷口はTAJIRIがいつもと違ってダークモードでの試合でマイバッハを翻弄、正直言ってマイバッハの方が仕掛けなければいけないのではというシーンが多く、TAJIRIがマイバッハに何が足りないのかをアピールしているような試合だった、終盤ではマスク剥ぎでマイバッハを揺さぶりにかける、しかしマイバッハは赤い毒霧からイスをフルスイングで反則負けとなったが、TAJIRIはマイバッハを怒らせることでまた違った一面を引き出そうとしている感じだった。
第5試合の丸藤正道vsKENTAは驚いたのはKENTAの膝の具合が良かったこと、解説の小橋建太の話だと手術して3ヶ月目で既に復帰できる状態にまで回復しており万全の状態で望むために復帰の時期をずらしていたというのだ、丸藤がセオリー通りに足殺しを展開しても動きは落ちないしキックの威力も落ちない、しかしGAMEOVERの仕掛け方などでまだ若干ブランクがあるかなというのが感じられた、試合は丸藤がタイガーフロウジョンで勝利となったが、今までよりは試合時間が短かったものの、二人のレベルは落ちてないし、また進化しているといった印象であり、両者が万全な形で良い舞台での再戦を願いたいと思った試合だった。
メインのGHCヘビー級選手権(王者)森嶋猛vs(挑戦者)潮崎豪は自分の不安が的中したという感じの試合だった、潮崎が対他団体で出せていたダークな部分が出し切れていないし、また現在の森嶋にムカついているという感情的な美部分も出し切れていない、潮崎の現状がそのまま出てしまっている感じだった。潮崎が足殺しを展開しても森嶋はホームラン級の一発ですぐ流れを変えてしまう、内容的にも森嶋の完勝といった試合だった。
他のGHC選手権で驚いたのはタッグ選手権の(王者)秋山準、斎藤彰俊vs(挑戦者)サモア・ジョー、マグナスで、アメリカンプロレスというものをあまり経験していない秋山組が苦しい展開になるのではと考えていたが、案の定一番アメリカンプロレスを経験していない彰俊が狙い打ちされ、自分らの流れに持って来れないまま敗れてしまったといった感じだった。またジョーは元々日本慣れしている選手だけに試合運びも上手い、マグナスは本領発揮といかなかったようだがGHCタッグ王座を奪取したことにより、これからもジョーは参戦するだろうしマグナスも良さが出てくるのではと思う。
ジュニアタッグ選手権の(王者)鈴木鼓太郎 青木篤志vs(挑戦者)スペル・クレイジー、リッキー・マルビンは、クレイジー一人が試合の流れを作って、マルビンが続くといった感じで試合の主導権を握り、鼓太郎組もクレイジー一人に翻弄されすぎたという印象を受けた。また青木が小橋から伝授されたムーンサルトプレスを披露したが、跳躍力に関しては青木の方が上なれど、フィニッシュに至る技ではないなというのが感想だった。
ジュニアヘビー級選手権の(王者)金丸義信vs(挑戦者)クリストファー・ダニエルズは、共にズルさと上手さを持っている同士の試合だったが、攻めているのはダニエルズで金丸は出方を伺う意味で受けて待ち、チャンスとなれば抜き去っていくプロレスを展開、金丸の受けが優った試合でもあった。メイン終了後には力皇猛の引退セレモニーが行われた、前のブログでも書いたとおり力皇は森嶋とのWILDⅡから一気に前へ進み始め、小橋建太の絶対王座政権に終止符を打ってGHC王者となり、棚橋弘至相手に王座を防衛し三沢光晴をも破った、しかし残念なことは時代は力皇に傾かなかった・・・首の負傷がなければGHC王者に返り咲く可能性もあったし、また違った力皇が見れたのではと思うと残念である、力皇に言いたいのは「ご苦労様でしたありがとうございます」としか言いようがない。
最後にこういったことは書きたくなかったけど、観客動員は8000人。現在のNOAHの現状で言えば上出来だったと思う、現状に危機を抱いているのであれば、これで満足するのではなく、ここから這い上がっていくぞという気持ちでやってほしいということ、新日本プロレスも2007年11月11日に同じ両国で6000人を記録しながらも棚橋弘至と後藤洋央紀がIWGPをかけて対戦し、30分を超える大死闘を展開し新しい新日本の方向性を示すことが出来た、NOAHもKENTAが復帰し、杉浦貴も来月から復帰、丸藤もジュニアから脱却しヘビー級一本でいくというから起爆剤の材料はいくらでもある、あとは生かすかどうか、今後にかかっている -
格闘技に2つ大きな話題!KENTAの相手が丸藤に決定も・・・
NOAHのことをかくまえに格闘技に2つビッグニュースが入った、まずグローリーが新K-1と提携しているイッツショウタイムを買収したことを発表した。グローリーは新K-1潰しを明言しているだけに、本丸である新K-1を攻めずにまず外堀のイッツショウタイムを埋めにかかったということなのだろか・・・・
次はDREAMのエース格である青木真也が自身のツイッターで離脱を表明した、理由は格闘技を取り巻く環境、DREAMは昨年の「元気ですか!」以降興行を開催できず、海外のメディアからは親会社のFEG破産の影響をモロに受けたことで崩壊説が飛び交っていた、主催するリアルエンターテイメント側は全面否定していたが、ここにきてDREAMを支えてきた青木の離脱は大きな痛手だと思う。
本題に入るが7月22日両国で復帰が決まっているKENTAの復帰戦の相手は丸藤正道に決定、石森太二が自己主張していたDDTのマサ高梨戦は高梨が受諾し内定、そしてNOAH6月30日後楽園大会にWNCのTAJIRIが乱入しマイバッハ谷口と乱闘になったことで、これによりTAJIRIの出場が決定、ロスとマーシャルのエリック兄弟の国内デビュー戦も含め、これでNOAH両国大会のカードはほぼ出揃ったことになる。
カード編成を見るとWNC、TNA勢を除くとほぼ純血、本来なら他団体(新日本、全日本、ZERO1)の助力を得たいところだったのだろが、当日は他団体とも大会があるため無理、これも仕方がないかもしれない。
丸藤vsKENTAにしてもNOAHの切り札的カードなのだが、ここ数年は互いにの復帰戦で対戦する機会が多いだけに、自分とすれば万全に近い状態でやって欲しかったというのが本音でもある。
両国大会は成功するのかというと、前向きな意見とすれば満員はさておき、今後につなげる大会にして欲しいと思う。 -
天国の三沢光晴に新しいNOAHを伝えたい!
NOAH6月13日後楽園大会「三沢光晴メモリアルナイト」を視聴、昨年は大阪での開催ということで他団体の選手は健介Office(ダイヤモンドリング)と高山善廣、吉江豊は参戦しても三沢にちなんだ選手が参戦しなかったが、今年は全日本プロレスからの先輩後輩の仲だった越中詩郎、アンタッチャブルとWAVEの同士で三沢が可愛がっていたフーテンの池田大輔(高山の代役)本田多聞、井上雅央、佐野巧真、一度だけ三沢と対戦した菊タローが参戦、メモリアルナイトに華を添えた。また7月22日両国では膝の負傷で長期欠場していたKENTAの復帰も発表された、昨年のメモリアルナイトでも小橋建太の復帰が発表されたが、三沢のメモリアルナイトは奇跡を起こしてくれる場でもあるのかもしれない。
GHCジュニアタッグ選手権(王者)鈴木鼓太郎 青木篤志vs(挑戦者)丸藤正道 石森太二は、先手を奪ったのは王者組のSAT、長期政権を築いているだけに長けた連係で主導権を奪い、挑戦者組のBRAVEを分断するに対しBRAVEは丸藤が前面的に出て試合の流れを作り、石森がその後に続くという感じで応戦していく、その中で三沢の付き人を務めた丸藤と鼓太郎の攻防は見ごたえあった、丸藤もジュニア戦線に参戦は久しぶりなのだが流れにしっかり対応できるところはさすが天才だが、鼓太郎も丸藤と互角に渡り合うなどジュニアとなれば二人は対等になったということなのかもしれない。
終盤にはやっぱりチーム力が優る王者組のSATが攻勢に出て、丸藤も閃きを駆使して応戦し、石森が背中から前への450°スプラッシュ、ミステリオラナ、リバースフランケン、丸め込み技で追い詰めて行ったが、スーパースターエルボーをキャッチした鼓太郎がマスドライバーで突き刺し、最後は鼓太郎が三沢から指導を受けたローリングエルボーの連打からの三沢さえも三沢魂タイガードライバーで3カウントを奪う王座を防衛、鼓太郎は試合中に三沢がジャンボ鶴田を絞め落としたフェースロックを披露するなど、鼓太郎の三沢魂を充分にアピールできた試合だった。
メインの三沢メモリアルマッチ、森嶋猛、佐々木健介、越中詩郎vs秋山準、斎藤彰俊、潮崎豪、前半の主役を奪ったのは越中、得意のヒップバットを潮崎に浴びせれば、秋山も掟破りとばかりにヒップバットを越中に浴びせ、しかし越中も本家を見せつけるがごとく秋山に浴びせるなど健在ぶりをアピールする。試合は森嶋組がGHCヘビー級王座奪還を狙う潮崎を捕らえにかかり主導権を奪っていくも、要所で越中がヒップアタックなどでファンにも大きくアピールしていく、しかし試合途中で越中は脚を痛めて戦線を離脱してしまう、おそらく彰俊のスイクルデスを浴びた際に膝から倒れたことから、この時点で越中は足を負傷していたん(左脚緋骨骨折の疑いがあり)だと思う、ことで試合の流れが変わってしまい、SATが森嶋を捕らえ、最後は潮崎がリミットブレイクで森嶋から3カウントを奪い、GHC奪還に王手をかけた。
後日7月22日両国大会のメインに森嶋vs潮崎のGHCヘビー級選手権が決定した、メモリアルナイトでの試合での森嶋と潮崎の絡みは森嶋に攻め込まれる方が多く、越中の負傷ハプニングと秋山と彰俊の援護があって勝てたような感じがしてどうかなというのが感想だった。潮崎にしても秋山の傘下に入ったことでこのままでいいのかという考えもあっての挑戦だと思う、後は両国までに森嶋対策を含めてどれだけ仕上げてくるかに注目である。
最後に三沢の追悼セレモニーとなったが、タイガーマスク、超世代軍、四天王、NOAHと一気に駆け抜けていった感じがした、三沢も残った選手らにNOAHを託すことが出来るのか不安だったと思う、確かにNOAHに以前の勢いは落ちているかもしれないが、残った選手たちなりに必死になって新しいNOAHを作り上げて引っ張っていってこうとして頑張っている、だからあの世で気楽に見守って欲しいと願っている。 -
NOAH大阪大会観戦記 孤軍奮闘、金丸義信!
今日は約2ヶ月ぶりの現場出動、NOAH大阪IMPホール大会を観戦した。IMPホールは3月のスターダム以来で3ヶ月ぶり、そういえば府立体育会館ことボディーメーカーコロシアムも最近はすっかりご無沙汰になってしまっている
開場となるが客席はほぼ埋まって満員、不祥事でGM職を解かれた仲田龍氏も移動バスの運転手兼雑用係としてツアーに帯同、マイバッハキャップにマイバッハTシャツを着込んでマイバッハグッズの宣伝に客席をまわっていた、職を解かれた悲壮感もまったくなく明るく振舞っていた。
メインのGHCタッグ選手権(王者=SAT)秋山準 斎藤彰俊vs(挑戦者=NO MERCY)金丸義信 マイバッハ谷口、注目は右肩脱臼で欠場となった高山善廣の代役である金丸、ヘビー級王座への挑戦だけでなく、かつてのスターネスのボスとNo2である秋山と彰俊との戦い、また発展途上で未完成のマイバッハを司令塔としてコントロールするかに注目していた。
入場時からマイバッハは秋山に絡むなどしていたが、リングアナのコール終了と共に挑戦者のNO MERCYが先手必勝とばかりに奇襲、場外戦へと突入するとSATも反撃するが、マイバッハがイス攻撃で秋山の首を痛めつけ、リングに戻ると金丸がDDTで突き刺し、秋山の首狙いで先手を奪う。
しかしSATも反撃し金丸を捕らえ、かつての弟分をかわいがるかのように徹底的に痛めつけ、たまりかねたマイバッハもカットに入るが蹴散らされてしまう。
苦境が続く金丸に秋山がランニングニーを狙うが、リング下のマイバッハが秋山の足をすくって好カット、ここからマイバッハが大暴れし秋山をチョークスラムで叩きつけ、本部席へ連行してテーブル貫通チョークスラムを敢行し秋山に大ダメージを与える。カウント19でやっと秋山が戻ると、勝負と見たNO MERCYが連係で攻め込み、マイバッハが秋山を西永レフェリーに叩きつけて無法地帯を作りイスで殴打し、イスの上でのマイバッハボムを狙うも秋山はスルー、交代した彰俊が袈裟斬りチョップを連発し裏落としで攻め込むも、マイバッハもジャーマンで応戦、交代した金丸はヤッホーボディーアタック、ダブルインパクト式ミサイルキックと攻め込み、交代した秋山にはディープインパクトで突き刺してから垂直落下式ブレーンバスターを決める、しかしクリアした秋山はランニングニーを連発、マイバッハがイスを持ってカットに入るが、イスを奪った秋山は逆にメッタ打ちにし、イスごとランニングニーでマイバッハを場外へと蹴散らす。秋山は金丸にエクスプロイダーを決め、彰俊はカットに入るマイバッハをスイクルデスで再び蹴散らし、秋山は金丸に垂直落下式エクスプロイダーを決めるも金丸はカウント2.9でクリアする、ならば秋山はスターネスダストを決め3カウントを奪い王座を防衛。秋山と彰俊相手にし、またマイバッハに指示を出してフォローするなど敗れはしたものの金丸の奮闘ぶりが光った試合だった。
セミのBRAVEvsSAT、森嶋猛、丸藤正道、石森太二vs潮崎豪 鈴木鼓太郎、青木篤志の6人タッグ戦は、森嶋のGHCヘビー級王座を狙う潮崎と13日のGHCジュニアタッグ戦の前哨戦もあって好試合、特に受けのプロレス主体の潮崎が森嶋相手にチョップを中心とした攻めのプロレスを展開、中盤には潮崎がラリアットから掟破りのモリシハンマーを乱打、ゴーフラッシャーを繰り出すが、森嶋もバックドロップで応戦、しかし潮崎もすぐ起き上がってラリアットで浴びせる。
終盤では丸藤、石森の合体剣山式フェイスバスターを誤爆させた鼓太郎が青木との連係で石森を追い詰めるも、丸藤がカットに入り鼓太郎に不知火、青木をその場飛び式不知火を決めると、石森が鼓太郎をうつ伏せにしての450°スプラッシュから、正面への450°スプラッシュで3カウントを奪い勝利、鼓太郎は首筋に大ダメージを負ったのか立ち上がれず、セコンドに担がれて退場。森嶋は「やる気、元気、モリシ!」と叫ぼうとしていたところで、潮崎が森嶋からフォールを奪いGHC王座挑戦をアピール、今日の展開だと潮崎の調子がいいことから現時点では有力候補といったところだ。
第4試合では森嶋を狙うルーク・ギャロウズがボビー・フィッシュと組んでモハメドヨネ、リッキー・マルビン組と対戦するも、ギャロウズは入場するなりセットを破壊するなど暴れ、それに対してマルビンはからかうように挑発、ギャロウズも凶暴化すると徹底的にマルビンを痛めつけ、カットに入るヨネもパンチで蹴散らしてしまう。マルビンも執拗にギャロウズを攻め込んだが受け流したギャロウズはシットダウン式パワーボムからのワンプレゼンターで勝利、試合後も出番が少なかったせいか襲い掛かってくるヨネを蹴散らし、制止するフィッシュをも睨みつけるなど暴れまわる、6・3名古屋ではNOAHに慣れていないせいか動きが固かったが、慣れてきたせいか本領を発揮し始めている、凶暴キャラを生かすことを考えるとNO MERCYに入れたほうが良いのではと思うが・・・
第3試合では小峠篤司が土方隆司と組んでロデリック・ストロング、ザック・セイバーJr組と対戦、序盤は場外のロデリック組にノータッチトペコンを披露したが、ストロング組はバックブリーカーから小峠を捕らえ集中砲火を浴びせていく、だが土方の援護を受けた小峠はキルスイッチで勝利、大阪凱旋を勝利で飾ったが、試合後はストロングとセイバーは仲間割れとなった。
全体的な感想を言うと、丸藤プロデュース体制となってからはNOAHはいい流れになりつつあると感じた大阪大会だった。いい流れに乗って両国大会成功に結びつけるか?
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永田裕志も諏訪魔もアウウェイが良く似合う
NOAH6月3日名古屋大会をG+にて視聴、注目は全日本プロレスからアウウェイのNOAHに乗り込んできた諏訪魔、諏訪魔はカズ・ハヤシ、近藤修司と組んでSATの秋山準、潮崎豪、青木篤志組と対戦した。
諏訪魔は序盤こそは潮崎との攻防が主だったが、場外戦でヒートアップし始めると、諏訪魔の怖さが前面に出始め鉄柵に柵に倒れ込んでいる潮崎に机を投げ、怒った秋山に対してもイスで蹴散らし、リングに戻っても青木を徹底的に痛めつけるなど暴れまくる、終盤には秋山と潮崎を蹴散らした諏訪魔が豪快なラストライドで3カウントを奪い全日本勢が文句なしの快勝、NOAHのファンに諏訪魔の凄さを改めて印象付けることに成功できた試合でもあり、フィニッシュ前に諏訪魔が腕を挙げる姿は「オー!」と三沢光晴率いる超世代軍を徹底的に痛めつけたジャンボ鶴田を彷彿させた。
BRAVEの丸藤正道 モハメドヨネvs新日本プロレス・青義軍の永田裕志 井上亘は永田の元気の良さが前面的に出た試合、BRAVE側も永田を体感したかったのかあえて受けに回っていたのかもしれないが、試合はBRAVEが井上を新生マッスルドッキングで仕留めたものの、永田一人にBRAVEが食われていた感じがした。
NOAHvs新日本、全日本の対抗戦の感想は1勝1敗なれど、インパクトの差では新日本&全日本の方が優り、強さの面では諏訪魔一人が際立ち、永田も自分自身を大きくアピールしてきた。永田も対全日本を契機にアウウェイ(敵地)に乗り込むことが多くなってきたが、永田も全日本ファンからは嫌われているというものを察知し、敢えてファンの感情を煽るようにして自分自身をアピールしている、天龍源一郎が「観客の空気を察知して、試合をいろんな方向へ持っていく、ヒールこそプロレスにおける指揮者ですよ」と答えていた通り、観客を自分の手のひらに乗せることで試合をコントロールする、それを考えると永田がアウウェイでヒールをやることににハマっている理由がよくわかる。諏訪魔も自分自身が大暴れすることでNOAHのファンに怒らせたら怖いというものを印象付けることに成功した、NOAH参戦を契機に諏訪魔もアウウェイというものを楽しむようになるのかもしれない。
GHCジュニアヘビー級選手権(王者)金丸義信vs(挑戦者)小峠篤司は金丸がタッチアウトで王座を防衛、試合は小峠が動きで金丸をかく乱していたが、遭えて受けに周ってチャンスを待つプロレスを展開、カーレースに例えると先手を奪われて前へ走られるが金丸はしっかり後ろからマークし抜き去っていくプロレスを展開していた、そういった意味では小峠は金丸の手のひらに踊らされていたのかもしれない。
メインのGHCヘビー級選手権(王者)森嶋猛vs(挑戦者)斎藤彰俊は、彰俊が鋭いローキックを中心とした足殺しで先手を狙うも、それを嫌がった森嶋が重爆攻撃で先手を奪う、だが彰俊が森嶋の体重を逆手にとって突進をカウンターで迎撃し、場外でのパイルドライバーで首に大ダメージを与え、リングに戻っても延髄を中心とした攻めで試合の主導権を握る、終盤には森嶋がバックドロップで反撃するもラリアットは彰俊がスイクルデスで迎撃、そしてスイクルデスの連打で勝負に出たが、森嶋がラリアットで迎撃した後で予測も出来なかったハイキックを浴びせる、ムーンサルトプレスは自爆したが最後はバックドロップの連発で王座を防衛、彰俊は予告していたデスブランドを防がれたのが痛かった。
試合後に潮崎豪が前王者の権利を行使して挑戦を表明したが、森嶋は返事を保留した。確かに潮崎には前王者という権利はあるものの、まだタイミング的にも早い感じもする。だが他に挑戦者が見当たらない現状を考えると・・・・ -
高山善廣欠場で金丸義信が代役に名乗りを挙げGHCタッグ王座挑戦へ!
10日大阪・IMPホール大会で行われる予定だったGHCタッグ選手権(王者)秋山準 斎藤彰俊vs(挑戦者)高山善廣 マイバッハ谷口が、高山が右肩鎖関節脱臼(右肩の腱が切れている状態)で欠場することになった、それに伴い秋山がブログで「高山が出ないなら」ということで選手権の白紙を匂わせていたが、5日の鹿児島大会でNO MARCYの一員でGHCジュニアヘビー級王者の金丸義信が代役を買って出て、秋山の了承を得てタッグ選手権は予定通りに開催されることになった。
金丸がヘビー級のタイトルに絡むのは2000年の井上雅央と組んでFMWのWEWタッグ王座を獲得して以来12年ぶりでGHCヘビー級戦線に絡むのは初めてでもある。ジュニアの金丸で大丈夫なのかというと、金丸は元々秋山、彰俊らとスターネスに属していたのもあって王者組の手の内を熟知しているし、また昨年のグローバルリーグではリングアウトながら秋山を破っている実績もあることから、可能性はゼロではないことだけは確かでもあり、ある意味秋山や彰俊にとってもイヤな相手なのかもしれない。
またマイバッハもパワーだけでなくずる賢さも出しているものの、まだスタイル的には完成しきれていないことから、マイバッハを上手くコントロールできるかを考えると現状では金丸が適任なのではないだろうか・・・。
大阪大会は自身も観戦するが、マイバッハだけでなくヘビー級タイトルに乗り出す金丸にも注目だと思う。