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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

NOAH7・22両国はどん底からの這い上がるためのスタート地点

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NOAH7・22両国はどん底からの這い上がるためのスタート地点

 NOAH両国大会をG+にで視聴(録画だけど)、まず驚かされたのは第1試合から第4試合まで試合時間が短かったこと、カード的にも石森やヨネ、小峠にもテーマがあることから最初から飛ばすとなると観客も疲れてくるんじゃないかなという懸念もあったが、試合時間は短くても中身は濃かったことでいい意味で裏切られた、特に第4試合の小峠篤司vs飯伏幸太は小峠がトリッキーぶりを披露し飯伏と互角に渡り合う好勝負、観客の沸きも良かった。またTAJIRIvsマイバッハ谷口はTAJIRIがいつもと違ってダークモードでの試合でマイバッハを翻弄、正直言ってマイバッハの方が仕掛けなければいけないのではというシーンが多く、TAJIRIがマイバッハに何が足りないのかをアピールしているような試合だった、終盤ではマスク剥ぎでマイバッハを揺さぶりにかける、しかしマイバッハは赤い毒霧からイスをフルスイングで反則負けとなったが、TAJIRIはマイバッハを怒らせることでまた違った一面を引き出そうとしている感じだった。


 第5試合の丸藤正道vsKENTAは驚いたのはKENTAの膝の具合が良かったこと、解説の小橋建太の話だと手術して3ヶ月目で既に復帰できる状態にまで回復しており万全の状態で望むために復帰の時期をずらしていたというのだ、丸藤がセオリー通りに足殺しを展開しても動きは落ちないしキックの威力も落ちない、しかしGAMEOVERの仕掛け方などでまだ若干ブランクがあるかなというのが感じられた、試合は丸藤がタイガーフロウジョンで勝利となったが、今までよりは試合時間が短かったものの、二人のレベルは落ちてないし、また進化しているといった印象であり、両者が万全な形で良い舞台での再戦を願いたいと思った試合だった。


 メインのGHCヘビー級選手権(王者)森嶋猛vs(挑戦者)潮崎豪は自分の不安が的中したという感じの試合だった、潮崎が対他団体で出せていたダークな部分が出し切れていないし、また現在の森嶋にムカついているという感情的な美部分も出し切れていない、潮崎の現状がそのまま出てしまっている感じだった。潮崎が足殺しを展開しても森嶋はホームラン級の一発ですぐ流れを変えてしまう、内容的にも森嶋の完勝といった試合だった。


 他のGHC選手権で驚いたのはタッグ選手権の(王者)秋山準、斎藤彰俊vs(挑戦者)サモア・ジョー、マグナスで、アメリカンプロレスというものをあまり経験していない秋山組が苦しい展開になるのではと考えていたが、案の定一番アメリカンプロレスを経験していない彰俊が狙い打ちされ、自分らの流れに持って来れないまま敗れてしまったといった感じだった。またジョーは元々日本慣れしている選手だけに試合運びも上手い、マグナスは本領発揮といかなかったようだがGHCタッグ王座を奪取したことにより、これからもジョーは参戦するだろうしマグナスも良さが出てくるのではと思う。
 ジュニアタッグ選手権の(王者)鈴木鼓太郎 青木篤志vs(挑戦者)スペル・クレイジー、リッキー・マルビンは、クレイジー一人が試合の流れを作って、マルビンが続くといった感じで試合の主導権を握り、鼓太郎組もクレイジー一人に翻弄されすぎたという印象を受けた。また青木が小橋から伝授されたムーンサルトプレスを披露したが、跳躍力に関しては青木の方が上なれど、フィニッシュに至る技ではないなというのが感想だった。
 ジュニアヘビー級選手権の(王者)金丸義信vs(挑戦者)クリストファー・ダニエルズは、共にズルさと上手さを持っている同士の試合だったが、攻めているのはダニエルズで金丸は出方を伺う意味で受けて待ち、チャンスとなれば抜き去っていくプロレスを展開、金丸の受けが優った試合でもあった。

 

 メイン終了後には力皇猛の引退セレモニーが行われた、前のブログでも書いたとおり力皇は森嶋とのWILDⅡから一気に前へ進み始め、小橋建太の絶対王座政権に終止符を打ってGHC王者となり、棚橋弘至相手に王座を防衛し三沢光晴をも破った、しかし残念なことは時代は力皇に傾かなかった・・・首の負傷がなければGHC王者に返り咲く可能性もあったし、また違った力皇が見れたのではと思うと残念である、力皇に言いたいのは「ご苦労様でしたありがとうございます」としか言いようがない。


 最後にこういったことは書きたくなかったけど、観客動員は8000人。現在のNOAHの現状で言えば上出来だったと思う、現状に危機を抱いているのであれば、これで満足するのではなく、ここから這い上がっていくぞという気持ちでやってほしいということ、新日本プロレスも2007年11月11日に同じ両国で6000人を記録しながらも棚橋弘至と後藤洋央紀がIWGPをかけて対戦し、30分を超える大死闘を展開し新しい新日本の方向性を示すことが出来た、NOAHもKENTAが復帰し、杉浦貴も来月から復帰、丸藤もジュニアから脱却しヘビー級一本でいくというから起爆剤の材料はいくらでもある、あとは生かすかどうか、今後にかかっている

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