IGF
-
[PR]×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
-
ミルコ・クロコップがUFC復帰、IGF王座は返上へ・・・勝ち逃げされたIGF
昨年大晦日で開催されたIGF「INOKI BOM-BA-YE 2014」で石井慧を破りIGF王座を防衛したミルコ・クロコップがUFCと再契約し復帰することを発表した、IGF王座はどうなるのかというと返上となるという。
Cro Cop is back! The Ultimate Cro Cop collection available now on #UFCFIGHTPASS! http://t.co/0S0sKCAZi1
— UFC Fight Pass (@UFCFightPass) 2015, 1月 21
ミルコは2006年12月にPRIDEから引き抜かれる形でUFCと契約、PRIDEのトップファイターとして鳴り物入りで参戦したが、2戦目のガブリエル・ゴンザーガ戦で失神KOという惨敗を喫してから低迷、2011年にロイ・ネルソン戦を最後に契約が切れ引退を表明した。
しかしミルコはキックボクシングで復帰を果たしK-1へ参戦、GLORYを経てIGFに参戦しMMA復帰を果たし石井を破りIGF王座となった、大晦日に開催された再戦でも石井をKOで降し、次期挑戦者には藤田和之が挑戦に名乗りを挙げた。
ミルコがUFCへ復帰する理由はUFC側の事情もあるそうだが、ミルコ自身も石井戦を通じてMMAでやる自信を取り戻したということなのか、しかしIGFだけでなく藤田にしてみれば勝ち逃げされた気分なのではと思う。
それにIGFのMMA路線も今後どうなるか、王者であるミルコも王座を捨ててUFCへ移籍してしまい、日本人エースと期待された石井も結果を出せず、青木真也はIGFは所属のように扱っているが定期的に参戦しているわけでない。
早くもMMA路線に行き詰まりを見せたIGF、格闘プロレス路線をまた主体にしていくのか・・・ミルコUFCなんだ。マジかよ。ベルト返上。澤田が盗りに行くんじゃねーか??
— 青木真也 | Shinya Aoki (@a_ok_i) 2015, 1月 21PR -
大晦日という長い1日2014 IGF編 PRIDEという時間の止まった空間
新年あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いします。
本題の前に新春早々おめでたくないニュースが昨年末入った。
<垣原賢人のFaceBookより>
https://www.facebook.com/masahito.kakihara?fref=nf
「悪性リンパ腫。
つまり、がんの告知を受けました。
まさか自分がなるなんて…頭の中が真っ白です。
入院しての本格治療は、年末年始を挟んでいるため、1月中旬からの予定になります。それまでの間、食事療法や湯治など良いと言われることを何でも試します。
果たして長く苦しい闘病生活に耐えられるのか、正直不安です。」
悪性リンパ腫とは=悪性リンパ腫は、血液のがんで、リンパ系組織から発生する悪性腫瘍である。
第二次UWF、UWFインターナショナル、全日本プロレス、NOAH、新日本プロレスで活躍した垣原賢人が悪性リンパ腫の告知を受けたことをFacebookで更新した。
これを聴いたときはショックを受けたが、癌は決して不治の病ではなく小橋建太や西村修、また小林邦昭と克服したレスラーもいる、現在はゆっくり養生して欲しい、今はそれしか言えない。12月31日 IGF「HEIWA FieLDS presents INOKI BOM-BA-YE 2014」 両国国技館
◇オープニングファイト◇
▼「Road to INOKI BOM-BA-YE2014 チャレンジトーナメント」リザーブマッチ IGF MMAルール/5分1R
○森川修次(1R判定3-0)X佐々木克義
☆森川がリザーブ権を獲得
▼オープニングファイト「ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014 チャレンジトーナメント」1回戦 IGF MMAルール/5分1R
○増田裕介(1R判定2-1)X゜C-BOY
▼オープニングファイト「ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014 チャレンジトーナメント準決勝」 IGF MMAルール/5分1R
○酒井リョウ(1R判定3-0)X栗原強
◇第1試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
○将軍岡本(1分33秒 腕ひしぎ逆十字固め)X奥田啓介
◇第2試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
○スーパー・タイガー(4分18秒 TKO)X橋本大地
※左ハイキック
【大地の話】「今年最後の両国を勝って終わりたかったけど。でも、悔いは残ってないかもしれないな。今までやってきた全てを出せたかといったら、もしかしたら出せてないかもしれないけどね。でも悔いはない。気持ちよかった。スーパー・タイガーとやって楽しかったよ。たぶんタイガー系とシングルで当たるのは初めてなんじゃないかな。願わくばもう1回やりたいね。できるチャンスはあると思う。IGFにずっといれば、また回ってくると思う。その時に今日みたいな勝ち負けじゃない気持ちいい試合をしたい。最後は真っ白になったけど、ああいう試合を僕もできるようになりたい。できるようにこれから頑張っていきます。何回も何回もいうようだけど、ラッキーだよね。IGFに入ってから両国もやってさ。IGF初の巡業もやってさ。平壌も行ってさ。いろんな人とやらせてもらって。練習も義生さんに見てもらって、凄くいい環境だと思うよ。こういう環境でもっと上を目指して行けたらいいなと思います」
◇第3試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
○王彬 (1分46秒 片エビ固め)Xクラシック・キッド
※フィッシャーマンバスター
◇第4試合◇
▼GENOMEルール/30分1本
○澤田敦士(6分09秒 袖車)Xモンターニャ・シウバ
◇第5試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ GENOMEルール/30分1本
○小川直也 ジョシュ・バーネット(15分27秒 片エビ固め)藤田和之 Xミノワマン
※STO【試合後の小川&バーネット】
▼小川「本当にジョシュという頼もしいパートナーに来てもらって。バンナとも組んだけど、最近はパートナーに恵まれているというのかな。ナイスファイターだし、いいチームワークでできた。もともとジョシュとはやりあってきた仲だけど、IGFの方向性をわかった上で参戦してくれるので。今日は本当にナイスファイト。よかったです。お客さんも『プロレスは面白い』と言ってくれてたし、そういう中でやれたのは最高だった」
――バーネット選手は久々の参戦となったが?
▼バーネット「久々のIGFでしたが、IGFはあまり代わってないような気がします。でも、私は代わりました。以前とは違ってドンドン攻めて、とにかく目の前のヤツらを叩き潰したい。1試合1試合に全てを懸けて、目の前のものを破壊していくだけです。相手がボコボコにされるのを見たいのだから、それをただ見せるだけです」
――試合前はタッグマッチに否定的な意見を示していたが?
▼バーネット「シングルでもタッグでもとにかく勝ちを狙いたい。それだけです。弱点はバカでもわかる。ミノワマンの足なんで、とにかく勝ちを狙ってやっただけです」
――小川選手は今後も組んでいきたい?
▼小川「こういういい選手がドンドン参戦して、タッグマッチを理解してもらって、プロレスを理解してもらってやるのは、今後に繋がることだし。こういう選手がドンドン来て、いい戦いを皆さんに提供できればと思うし。ジョシュもジョシュで凄い研究しているし、日本のプロレスのことを理解した試合をしてたから。前回よりもさらに進化して帰ってきたなと。ウカウカしてられないなと思ったよ」
――対藤田というテーマも続いていくが?
▼小川「もうやらなくていいかなという気分もあったけど、ミノワマンも入ったことで、いい流れが、いい渦ができてきたんじゃないの。美濃輪が入ったことでいい渦になるっていうのかな。そういう意味では、いい形で締めくくれたし、来年はもっといい感じで組み合わせていければ面白いなって。そう思わせるようなプロレスがドンドンできると思うし。ジョシュにはこれからもIGFに参戦してほしいし、また違ったプロレスができるからね。俺も見て研究したいし。お互い切磋琢磨してやっていきたいなと。年末に相応しい試合内容で締めくくれたんで、最高です」―
―マスクを被ったセコンドについては?
▼小川「要は俺たちの戦いに参戦したいというヤツなんだろうな。中身はわからないけど、若手で美濃輪が一歩踏み出したことで、こういう試合を見て何かを感じるために、いてもたってもいられなくて、リングサイドに現れたんじゃないの? 白覆面が誰であろうが、輪に入るヤツはウェルカムだし。もちろんああいう形じゃなくて、この前のファンフェスタみたいにみんなの前で堂々と俺も入れてくれって言えば。もちろんジョシュやバンナに挑戦したっていいし、ドンドン若手にアタックしていってほしいなと思いますね」
――バーネット選手は今後もIGFに参戦したい?
▼バーネット「もちろんです。どこでも戦いたい思っているので、IGFにも出場したいです」
◇休憩明け◇
▼スペシャルエキシビションマッチ/5分
○アステカイザー(4分15秒 回転エビ固め)Xボブ・サップ
◇第6試合◇
▼「ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014 チャレンジトーナメント」決勝戦 IGF MMAルール/5分2R
○増田裕介(2R判定)X酒井リョウ
※判定(2-1)
◇第7試合◇
▼IGF MMAルール/5分2R
○ラマザン・エセンバエフ(2R判定2-0)X國奥麒樹真
※判定(2-0
◇第8試合◇
▼IGF MMAルール/5分2R
○ジャスティン・ウィリス(1R0分43秒 レフェリーストップ)Xクラッシャー川口
◇第9試合◇
▼IGF MMAルール/5分3R
○青木真也(1R1分21秒 ネックロック)X山本勇気
(試合後に青木が離れ際に『バカ』と言い放ったため山本が激怒、山本が詰め寄るが青木は視線を合わさず。余裕の表情で子供たちを抱きかかえてカメラマンのフラッシュを浴びる。)
青木「本日はご来場頂きまして誠にありがとうございます。参ったして負けてないというのは止めてください」
(それでも怒りが収まらない山本が詰め寄ろうとするが、高橋義生コーチが宥め山本を下げようとする)
山本「お前、最後バカと言ったのは忘れないぞ」
(山本退場)
青木「すいません。猪木会長の技を借りました。猪木会長の技を使えたんで、僕は満足しています。良いお年をお迎えください。ありがとうございました」
【青木の話】「俺が一番最高のプロレスでしょ。最高でした。いろいろあったんですけど、気持ちよく終われました。僕レベルの力では彼を更生させることは無理でした。最後まで千葉の不良でした。(最後の技は?)グラウンドコブラでしょ。あの形に入った時に、神様が降りてきたんです。完全でしたよ。(狙っていた?)本当は去年やろうと思ってたんですけど。最高に楽しかったですね。(山本選手がヒートアップしていたが?)熱くなったら勝負は負けですよ。今日は気持ちよく帰れそうです。(シウバ氏からエールが送られていたが?)嬉しかったですよ。僕もずっと憧れていたので。(IGFでこういう試合ができたことに意味がある?)IGFでやるコブラツイストに意味はあったんじゃないですか。(来年に向けては?)来年は…ちょっと休んでから考えます。でも、IGFの奥田君、澤田さん、鈴川さん、橋本さんと絡ませてもらって、価値観が変わったんでよかったなって。自分にとってIGFと出会えたことは素晴らしい財産だなと思います。(山本選手の凄いところは?)凄くないと思います。彼が凄いんじゃなくて、俺が凄いんだろうみたいなところはありますよね。青木晋也がやれば、さいたまより両国なんですよ、格闘技として。もちろんプロレスとしてはこっちですけど、格闘技としても、さいたまでやっているあれだけのスター選手全員と僕の価値って同じなんです。そういうことなんだなって。僕はMMAというジャンルの人なんですけど、MMAというジャンルと並んだなって今回の大みそかで凄く感じています」
◇第10試合◇
▼IGF MMAルール/5分2R
○クリス・バーネット(1R1分57秒 TKO)X鈴川真一
※TKO
◇第11試合◇
▼IGFチャンピオンシップ IGF MMAルール/5分3R
[第4代王者]○ミルコ・クロコップ(2R5分00秒 TKO)[挑戦者]X石井慧
☆ミルコが初防衛に成功
(試合後に藤田が登場)
藤田「おい、ミルコ。わかってるよな。次は俺だからな」
(見ることにらみ合う。藤田はTシャツを脱ぎ捨て臨戦態勢を取り、一触即発の状態となる。サップやセコンドが割って入り、事なきを得た。混乱が収まると、ミルコはヴァンダレイ・シウバ氏からベルトを受け取る。2人はガッチリと握手を交わした。【ミルコの話】「(試合を振り返ると?)私は1年中ずっとトレーニングをしていますが、特に試合前最後の6週間は特別なトレーニングをしてました。この試合は前よりもダイナミックで激しい試合だったのではないかと思います。前の試合よりもハードでした。試合は私が想像した通りに終わり、私が勝ちました。(前戦と比べて石井選手に成長を感じた?)前と比べてアグレッシブだったと思います。試合では2回グラウンドに持ち込まれましたが、これはしょうがないんじゃないかなと。彼は柔道のオリンピックゴールドメダリストですから、仕方ないと思います。2回目にグラウンドになった時は、自分に自信がありましたし、怖いことはないから、急に彼を蹴って立ち上がりました。チームの仲間も付いているし、これまでずっと練習してきたものを今から見せてやろうと最後に向かって加速していくことしか考えてませんでした。(左ハイキック以外の蹴りが少なかったが、それは作戦だった?)それは作戦では無くて、キックをするためにはタイミングを狙わなくてはいけません。相手は石井ですので、足を上げた瞬間にグラウンドに持ち込まれるのはよくわかっていましたから。その可能性がまったくない時しかキックはしませんでした。それでちょっと数が少なくなったんだと思います。(藤田選手が挑戦表明をしたが?)日本は大好きですが、日本語は喋れないので、なにを言っているかわかりませんでした。何か怒っているように見えましたが。藤田のためには戦わない方がいいと思います。藤田との試合を今から思い出すと、木は堅いものですが、彼ほど柔らかい木は殴ったことがないので、私とは試合をしない方がいいと思います。冗談ですけど(笑) (藤田選手以外に対戦したい相手は?)藤田選手と試合をしたくありません。戦いたい選手を私の方から選ぶんじゃなくて、IGFさんが代わりに戦う選手を選んでもらいたいです。私は誰になっても構いません。今は左手の親指が腫れてきています。いつも試合の時はつらい状況なので、これから4週間は軽いトレーニングをして、コンディションを戻してから、次の試合に向けて考えていきたいと思います。いろんなところからオファーが来ていますが、来年どこでどういう風に戦うのかは来年になってからゆっくり決めたいと思います。(ヴァンダレイ・シウバ選手やジョシュ・バーネット選手とまた戦いたいという気持ちはある?)今日会場に来ていた人たちとは前に戦ったことがあります。これからは戦う相手ではなく、兄たち、弟たち、仲間として考えています」
【猪木の話】「(メインイベントについては?)勝負だからしょうがないですよね。ミルコも下りに入るのかなと言われてるけど、そうとう絞ってきてたんで。ひとつは体力も大事なんだけど、格闘技は頭脳が大事。相手が強かった場合、自分のコンディションが良くないと。2倍、3倍のスタミナを持ってないと戦術は使えないんで。まあ、いいんじゃないですか。来年に向けてみんなそれぞれ動いていけば。来年は大きなイベントが海外でもいっぱい出てくると思うので。前から言っているように、世界に向けても恥ずかしくない選手。それは日本人に限ったことじゃなくてね。IGFの理念をこれから世界に伝えていけばいいと思っています。(試合後に藤田が挑戦者として名乗りを挙げたが?)いいんじゃないですか。みんなある時期を迎えると、『もういいか』となるけど、そこにもう1回火を点ける。今日は『熱』と書いたんですけど、いろんな想いがあるんで。そういう意味ではいつも燃やし続けておかないと。フッと油断をすると、若い人は別にしても、経験を積んできた選手の火が消えてしまうような。もう1回消えかかった火を起こすのは大変なんで。赤々と燃え続けさせておかなきゃいけないと。(火を燃やす舞台を用意してあげたいと?)俺にそこまで注文しないでよ(笑) みんなIGFも育ってくるでしょうしね。前から言っているように、北朝鮮のイベントもしっかりと。一番危ない国境のパキスタンとインド。俺が言っていることは10年、20年早すぎるけど、時間が経ってその時代が来たら。今回、天皇皇后両陛下がパラオに向かいます。この間、大統領とも食事をしながら、猪木島をもう1回整備をしてね。立ち寄られるかどうかはわからないですけど、60年の区切りではそういう計画があると。そのようなことを含めて、格闘技・プロレスを通じて、社会情勢や環境問題に耳を傾けてもらえたらいいなとさて本題に入るとして昨日また当たり前のようだが大晦日を迎えた、昨年は格闘技イベントがさいたまスーパーアリーナで開催されず、IGFと年越しプロレスが開催されたが、今年はDEEPがたまアリで開催することになり、IGFもMMAをメインに扱っていることから奇しくも興行戦争に発展した。
開始時間もDEEPが15時スタートに対し、IGFは17時、年越しプロレスは20時スタート、特にIGFはDEEPや年越しプロレスとも被る。自分はプロレス優先でIGFと年越しプロレスを優先することにした。
16時スタートのIGFは17時からニコ生で視聴、前半のプロレスは第1試合から速攻勝負の試合が多かった。
第二試合では橋本大地がリアルジャパンのスーパー・タイガーと対戦するも、打撃に関してはSタイガーが上で早くもハイキックが炸裂し大地はダウン、大地はSタイガーのマスクに揺さぶりをかけ、STFからバックドロップと反撃していくが、再び打撃戦になるとSタイガーのハイキックが再び炸裂して大地が失神し試合はストップ、大地の敗戦となったが、今年から下っ端扱いをされたくなくてZERO1からIGFに移籍したものの、なかなか結果を出せず厳しい状況が続いている。
澤田vsモンターニャ戦は、モンターニャのハンマーパンチ、前蹴り、ストンピングに苦しめられるも、澤田はダウンカウントや場外カウントを生かして間を取るなど、不恰好ながらもプロレスらしい試合をしていた、最後は足を取った澤田が袖車で捕獲してモンターニャからタップを奪うも、モンターニャは澤田だけでなくレフェリーにも暴行を加えて大暴れとなった。
プロレスマッチのメインである藤田、ミノワマンvs暴走王(小川直也)、ジョシュ・バーネットは藤田組が奇襲を仕掛けて開始となり、場外で藤田は暴走王を羽交い絞めにして観戦していたヴァンダレイ・シウバに殴るように指示しようとするが暴走王は逃げてしまう(ヴァンダレイも応じなかったが)。ここで殴られておけばある意味美味しい場面だったのに暴走王は情けない姿を晒したくないと思っているのか余計なプライドが邪魔をしてしまうし、応じようとしなかったヴァンダレイもプロレスに理解がない。
リングに戻ると暴走王はヘッドロックを仕掛けるが、藤田が何度も暴走王をショルダータックルでなぎ倒すと、“これが本当のヘッドロックだ”といわんばかりに暴走王を強烈に絞め、またミノワマンと共にローキックの連打や股裂きを決めるなど暴走王の弱点である下半身を切り崩しにかかる。
劣勢の暴走王組の流れを変えたのはジョシュ、ミノワマンの右足が完治してないのかアルゼンチンバックブリーカーの体勢からのニークラッシャーで痛めつければ、お膳立てをもらった暴走王はミノワマンの右足に徹底的にストンピングを落とす。
劣勢のミノワマンに藤田が激を飛ばすために張り手をかますと、ミノワマンは反撃するが、藤田と対戦するのを嫌がったのかミノワマンのタッチを暴走王が阻止し足四の字固めを決める。
藤田がカットしてロープへ走ろうとするが、暴走王のセコンドについていた白覆面が藤田の足をすくって場外へ引きずり出すと暴走王は抵抗するミノワマンにてこずりながらもSTOで勝利となったが、内容的には藤田を避けまくって周りに勝たせてもらったような試合でいつものワンパターン。
試合後も大ブーイングが飛び交っているのに観客が求めているからハッスルポーズ、2015年も思いやられると感じさせた試合だった。
MMAマッチに関しては興味ある試合しか見ていなかったが青木vs山本戦は青木が猪木を意識したということでグラウンドコブラで捕獲してからフェースロックで絞めあげて勝利もなるも、試合後に青木が『バカ』と挑発したことから山本が激怒、退場の際には中指を立てるなど悪態を突きまくった。
試合後のコメントを聴く限りでも青木という選手は他の選手と一緒にされたくないという考えを持っているのかなと思う、また一つの個性でもあるが、やっぱり今ひとつ好感の持てると感じがしてこない。
メインのミルコvs石井戦は第1Rこそは石井がミルコのハイキックをしっかりマークし得意のグラウンドに引きずり込んでペースを握ったかに見えたが、2R目でミルコのハイキックが炸裂するも石井はしっかりブロック、しかしこれで石井が調子に乗りすぎたのか打撃戦に挑んでしまうと、ミルコのハイキックが炸裂したところで第2Rが終了も石井はダウンしてしまい立ち上がれない、おまけに頭部から激しい出血・・・結局そのまま試合が終了しミルコが勝利となった。
試合後には藤田がミルコに挑戦を表明、IGF側とミルコ側と小競り合いとなって一触即発の雰囲気となってしまった、ミルコがプロレスハンターになるきっかけになったのは藤田だけに藤田としても3度目の正直でミルコを破りたいところだが、IGFがスンナリと認めるかどうかわからない、ただIGFが推していた石井が敗れた以上藤田しかいないのではと思うし、一昔前のMMA(PRIDE)路線を推進したいのであればミルコvs藤田しかないんじゃないかと思う。
大会の感想はIGFの狙いだったんだろうが、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ヴァンダレイ・シウバ、ミルコ・クロコップ、ジョシュ・バーネット、藤田和之がリングに一同に揃ったときは一昔となってしまったPRIDEのリングを思い出させてしまった、ただその反面時間が止まっているという印象も受けてしまった、MMAのファンは過去と未来どっちを見たいのであろうか・・・ -
暴走王の相手はミノワマンに・・・IGFの中心は猪木から暴走王に!?
12月2日 IGF「Road to INOKI BOM-BA-YE 2014 ファンフェスタ」後楽園ホール 888人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇オープニング◇
<アントニオ猪木登場>
猪木「元気ですか! 元気があればなんでもできる。俺の元気も擦り切れそうだよ。俺の名前を勝手に使うんじゃねえよ。大体こんな時期に選挙やるバカがいるかよ。まあいろいろ国民の声が聞こえてきますけどね。普段なにもない人たちから電話かかってきて『来てください』と。自民党に民主党に。今日はなんの話したらいいんだ? 聞いてねえんだよ。ひどいと思わない? いつ何時、誰の挑戦でも受けると売り物にしてますから何が起こっても平気ですけどね。とにかく暮れに向けてのプロモーションだと思います。暮れは何があります? ああ、ボンバイエ。ボンバイエも勝手に使うんじゃねえって(笑)。いろんなことやらせてもらいました。国立競技場で飛び降りたの知ってる人? アマゾンでピラニアのいるとこで泳いだの知ってる人は?(笑)。これから政治はどうするかって話をたぶん聞きたい人もいると思うけど、でもそれはほかの政治家に任せておけばいいしね。あいつらほんとウソばっかり言ってるよね。昨日言ったことを今日覆してね、平気で。誰とは言いませんよ。降ろうが風が吹こうが、そういう思いで今日も頑張っておりますが。正直言うと、やめたいんですよ、俺は。こんなくだらない世界に入っちゃって。これが赤いマフラーかストールかどっちだって、いいんだよどっちでも。ちなみにアメリカとかインドとかみんな大統領はストールをしてますよね。それからこの前、委員会で安倍総理に質問で『元気ですか!』と言ったら『心臓に悪いからやめてくれ』と。安倍さんが心臓が悪いの知らなかったんでね。もっとほかに悪いところがあると思うけど、フフ(笑)。何はともあれ、暮れを盛り上げて来年はまたいい年にしましょうという思いを込めましてイベントを続けてきて。もうすぐ55年になるんですかね、来年が。よくやってきましたね。ヒザもガタガタですし、腰も。最近、若い子が妊娠したといって、これは猪木さんの子どもです、そうか、この子も猪木さんの子どもです、そうかってみんな認知してるっていう(笑)。少子化対策委員じゃなく、少子化対策実行委員長ということで、頑張っていきたいんですけどねえ、なんせこいつが言うこと聞きません。(中略)そんなわけで一番の日本の元気を発信しなければいけない国会が、バカヤロー!ということで、この前これも言いました。それと来年は天皇陛下がパラオに行かれます。
ちょうど60周年のときに話があって、猪木島ももしかしたらいかれるということで、トイレを作って。ところが警備上の問題があるということで。けど来年はもう発表してます。その話を宮内庁の方に来てもらって質問したら『そんな計画は一切ありません』と。さすがに宮内庁にバカヤロー!って言うわけにはいかないんでね。このやろー、メディアの連中いい加減なこと言うんじぇねえ、バカヤロー!と、フフ(笑)。ということでね、国民の怒りを代弁して頑張っていこうと思ってます。われわれももうちょっと健康に気を付けて、昨日も酒をだいぶ飲みました。今日は菅原文太さんがなくなられたということでインタビューがありましたけどね、まあいずれ旅立ちます。『どうしても夫人が猪木さんのファンで、そのときは1、2、3、ダーをやってくれ』と。『この席でそんなことをやるんですか』と。そうがない、夫人のたっての願いだと。それではやりましょう!ということで『1、2、3、4(死)!』と間違えてしまったということで(笑)。いくぞ! 1、2、3、ダー!」
【猪木の話】
猪木「(後楽園での無料イベントだったが?)どうでしょう。ぜんぜん触ってないんでね、このところ。もっともっと時間があれば指導したいことが山ほどあるんだけど。興行とはどうであるかとかね。選手は選手でリングで闘わなきゃいけないし。この状況なもんで。時間があれば。明日も各党の党首が最初の挨拶をすると思うんだけど、この政治の世界に、むかしはそうでもなかったのかもしれないけど、若い人が出てきたり、政党自体が新しいんでイベント学っていうのがわかってないんですね。人をどうやって寄せるかっていうのが。そういうことが、今日の会場も含めてつながることで。これは猪木の発想というか。政治の社会でいえば非常識というひともいるかもしれないけど、それはそれぞれの参議院議員の張り方も含めて、いま一番これからもっと前向きでいかなきゃいけない時期で。日本全体含めて元気でありますようにと。今日も貧乏暇なし女なしで頑張っております。(暮れの両国、石井VSミルコ戦も決まったが?)起きちゃったことを全部プラス思考で考えようと。前回、ああいうアクシデントが起きちゃった。逆に言えば、再戦ですけど、それをどういうふうに期待を投げていくか、プロモーションをかけていくか。なかなか暮れのカードですから、石を投げたらどこまで波紋が広がるか、みんなわからない。感情の理論って本にも書いたことありますけど、そういう意味では1年の締めくくりですから、びっちり客が入って、その中で締めの試合が。どういう結果かは別として、いまそれだけの選手たちにギャラ払える興行団体もないわけですから。お金が無駄にならないようにしっかり会社も選手も理解してもらいたいなと思います」
◇エキシビションマッチ1◇
▼各5分1R
○鈴川真一(2分06秒)X奥田啓介
※レフェリーストップ
△スーパータイガー(5分00秒 時間切れ引き分け)△國奥麒樹真
△クラッシャー川口(5分00秒 時間切れ引き分け)△王彬(ワン・ビン)
△澤田敦士(5分00秒 時間切れ引き分け)△将軍岡本
◇エキシビションマッチ2◇
▼5分1R
△橋本大地(5分00秒 時間切れ引き分け)△青木真也
【青木の話】「自分の人生にとって、いい経験、財産になったと思います。(大地の印象は?)華のある選手だなと思いますよ。彼は生まれた時から橋本大地として生きてきて、僕が経験したことのないプレッシャーを感じて生きてきたと思うんですよ。(蹴りの感触は?)重いですよ。(ガードした)手がパンパンですよ。(グラウンドでも対応してきたが?)これから時間かけて育っていけば、IGFを背負っていく、ファイトスポーツを背負っていく選手になるんじゃないですか。まだ21歳と若いから、焦らせず、大人がみんなでやさしく育てましょう。(山本の挑発を受けたが?)こいつ、くるんだろうなと思ってたけど、思ってた通りの突っかかり方だったので下手に出ました。(山本の実力については?)それは本人が一番よくわかってると思います。(短時間で終わらせる?)フルタイムでやらせてくれるのか、彼次第。(山本は失神KOを宣言していたが?)そんなこと言われても、子供二人いるオッサンなんで困っちゃいますね(苦笑) 一生懸命、背伸びしてるのを感じるし、もっと頑張ってくれたら大みそ日もっとお客さんを呼んでくれると思いますよ」【大地の話】「オープンフィンガーグローブつけて出るの初めて。超緊張しました。(青木の圧力を感じた?)身長も体重も僕よりないはず。でも身構え方がフワフワしてるようにみえるけど大きく大きくみせますね。(打撃の手応えは?)青木選手うまいから、やってても合わせてくれてるんだろうなというのはあったけど、蹴りでもいいし何かしらオッというような一発が入ってちょっとやばいと思わせられたなら収穫といえば収穫ですね。僕は転がされて寝技っていうより打撃にこだわって、なるべく立って。ロープエスケープありと聞いてたんで、そこだけは有利だなと。(IGFルールに挑戦するつもりは?)MMAはないです。入った時は両方極めたいと思ってたけど。(観客からの声に応えて水面蹴りも繰り出したが?)聞こえてきて、凄ぇいい案だなと思って。足のバネを使われてかわされちゃったけど、これは使えるなと」
◇「INOKI BOM-BA-YE 2014大予想トークイベント」と「IGFプレゼント抽選会◇
(田中秀明リングアナの司会で小川直也と週刊プロレスの佐藤正行編集長がトークイベント、ミルコ・クロコップvs石井慧戦の予想した後、小川のカードが決まっていないことに触れた後でミノワマンが登場)
ミノワ「今、若いヤツが挑戦しないとか言ってましたよね。その挑戦、俺がします」
小川「オマエ、ミノワだよね? 足…」
ミノワ「足、大丈夫です。治りました」
小川「治ってねえじゃん」
ミノワ「俺、超人だから」
小川「やるんだったら完璧にしろよ」
ミノワ「片足でもできますよ。俺がやります」
(一触即発になると澤田と将軍が止める。)
ミノワ「できるよ! 誰もやらないなら俺がやるよ! もう足治ったんだよ!」
ミノワ「みなさん、31日、よろしく。必ず来るから」(退場)
小川「引きずってんじゃん、足、アイツ。治ってねえじゃん」
ミノワ「(花道から)できるよ!」小川「すごい展開だね。IGFだね。俺ミノワとタッグチームのはずじゃないの? やるって言ったじゃん、こないだ。ほんとIGFってこういうパターンが多いな。しょうがないよな、いいよいいよ。なるようにしかならないのがIGFなんですよ。ほんと大変なとこですよ、ここは。でも引きずってんじゃん、足。あれに勝っても意味ねえじゃん。条件つけるよ。完全に治ってからじゃないと俺は嫌だな。アイツは治ったとか言ってるけど引きずってんじゃん。でも、若手で、アイツ若手なのかわかんねえけど、なんか昔からアイツ出てるような気がするけど、でもこう名乗りこられちゃさ、ねえ、考えときます。ちょっと収集つかなくなっちゃった。(観客から『大地』『ジョシュ』と名前が上がる)いろんな名前あげてくれて俺も幸せだね。わかりました、頑張ります。とにかくIGFはね、盛り上げなきゃいけないと言うのはわかってます。師匠は今、国のことで忙しいからそういう時こそ弟子が頑張らないといけないといけないのはわかってますから。皆さん両国、応援きてください」
(最後にIGFプレゼント抽選会がおこなわれ、小川がファンの要望に応えて「IGF、大みそかに向けてハッスルするぞー! いくぞー、3、2、1、ハッスルハッスル!」で大会を締めた。)
【小川の話】「澤田が出てきたらどうしようかと思ったけど、まさかミノワが出てくるとはね。いい意味で裏切られてよかったよ。(ミノワマンは右足負傷が回復していないようだが?)治して当日どうのこうのって具合じゃないだろうし、神経までいってると聞いてるよ。1対1じゃ厳しいな。あいつは助っ人を呼ぶことだな。1対1、俺は嫌と言わない。あいつはあいつで崖っぷちなのかもしれないけど、ケガの状態をみてだな。あくまで正々堂々やりたいのが前提。命かけてくれるのはうれしいよ。前向きなことを進められてよかったし、俺も若い時、乱入とか繰り返してたけど、あの年齢でもそういうのを起こすのはリアルプロレスラーとして生きてる? その通りだよ。でも足の具合をみて、俺はシングルは無理だと思う。確かにミノワは強いよ。嫌な相手の一人だと思ってる。でも(右脚を)引きずってるじゃない。リング上で久々にハプニング、楽しかったよ。(大みそ日へ向けてスイッチが入った?)今日はリング上で話して終わりたくないというのがあったからね。リングはプロレスをみせるもの。それを差し引いてもおつりが来るぐらい興奮させてもらった。一寸先はハプニング。まさにIGFですよ。(最後にハッスルポーズで締めたが?)IGFは何でもあり。こだわらなくていいんじゃない。予定調和のないリングだと思ってるんで。応えてナンボのIGFでしょ。石井vsミルコの話もあれだけ聞いてくれたし、その試合が注目されてるってことは俺らも負けられない。それ以上の戦いをみせないと。(シングル拒否は)その意味も含めてだよ。違った形で見せられるならやぶさかではないよ」
IGFの大晦日興行「INOKI BOM-BA-YE 2014」へ向けてのファンフェスタが後楽園で開催されたが、イベントとはいえIGFが後楽園で開催するのは初めて、
猪木の挨拶の後で4試合エキシビジョンマッチが行われ、最後に山本勇気との対戦が決まった青木と大地のエキシビジョンマッチが実現、オープンフィンガーグローブを初めて着用した大地は水面蹴りからバウンドを仕掛けるも、青木はグラウンドで大地を翻弄し腕十字を仕掛け、大地が切り返そうとしたところでタイムアップ。試合後は山本が現れて「何で俺を相手に選んだ? なめてんだろ」と青木を挑発して一触即発の雰囲気となった。
最後は暴走王(小川)と週プロの佐藤編集長とのトークショーが行われ、暴走王が自身のカードが決まっていないことに触れるとミノワマンが登場して対戦を要求、暴走王の発言を見るとシングルではなくタッグでの対戦が組まれることが濃厚となった。
暴走王はミノワマンをパートナーと見ているがミノワマン自身はどう思っているか・・・唐突な流れでもあるがそれほど暴走王の相手にしてくれる選手がいないということなのか・・・
大会は暴走王がハッスルポーズで締めくくったが、おそらくだが猪木は会場を後にしたから出来たこと、猪木が国政に関わっている間はIGFは猪木から暴走王に中心が移りつつあるようだ。
最後に気になったのは藤田和之が最後まで顔を出さなかったこと、藤田にはオファーがかからなかっただろうが、暴走王が中心となったIGFに藤田は必要とされているのか・・・ -
ミルコvs石井決定!青木も参戦へ・・・プロレスよりMMAに軸をおき始めるIGF
<プロレス格闘技DXより>
IGFは25日、大みそ日の“猪木祭"両国大会でIGF王座戦「(王者)ミルコ・クロコップvs石井慧(挑戦者)」を行うと発表した。約4ヶ月ぶりの再戦は石井にとっては雪辱戦。8・23両国大会ではミルコのヒジ打ちを浴びて大流血し、TKO負けを喫してIGF王座を奪われた。
この日、ネット通話ソフトのSkypeを使って滞在先のオランダから会見に臨んだ石井は「リベンジの機会を与えてくださって嬉しく思います。当日はベストを尽くして勝ちます」と意気込んだ。現在は元DREAMライトヘビー級王者ゲガール・ムサシらとともに調整中。前回の敗因となったヒジ打ちの対策についても「逆にヒジで勝てるように練習しております。おもにグラウンドのヒジを練習してます。グラウンドのほうが得意なので」と言ってのけ、“ヒジの仇はヒジで返す"ことすら視野に入れてみせた。
石井は11月のM-1グローバル北京大会でセルゲイ・ハリトーノフと対決予定だったが、調整中の10月初旬に右ろっ骨を骨折。ハリトーノフ戦は中止となっていた。「ジェロム・レ・バンナのはからいでボクシングのウラジミール・クリチコ選手(現WBA・IBF・WBO世界ヘビー級スーパー王者)のスパーリングパートナーとの練習機会をもらったんですが、ボディブローで骨折してしまって、1週間寝たきりの状態。しゃべるのも痛いくらいでした」と明かしたが、現在は完治しているという。
再戦に向けてはミルコもコメントを寄せ「彼がリベンジのチャンスを得ることは妥当。私が勝つが、とてつもなく凄い試合になる」と予告したが、石井も「こっちも向こうも手の内も分かってきたと思うし、凄い戦いになると思います」と呼応。そのうえで「「勝つのは一人なんで僕が勝つつもり」と返答してみせた。
ベルト奪回でIGFを再び王者としてけん引する構え。「一番じゃないと気がすまないところがあるんで、IGFの中で、ベルトを持って、幅を利かしたいなと思います」と石井。大みそ日にはエメリヤーエンコ・ヒョードルやヴァンダレイ・シウバの来場も決定し、シウバは現役復帰の可能性も示唆。シウバとの対決希望については「特にないです」とした石井だが、「それだったらジョシュ・バーネットのほうがいい。どんな形か分からないですけど、チャンスがあれば是非試合をしたい」と将来的なジョシュ戦を熱望。描く未来を実現させるためにも、ミルコへの雪辱と王座奪回は避けては通れない関門となる。
ミルコが寄せたコメントと、12・31両国大会の決定分カードは以下の通り。
【ミルコのコメント】「私は石井選手をファイターとして認めているし、とても尊敬しています。そしてもちろん、彼の要望であるリマッチを受け入れたいと思います。スポーツマンである以上(一度負けたとしても)リベンジマッチのチャンスを得ることは妥当だと思っています。そして彼への尊敬を込めて言わなければならないことがあります。それは試合は再び私の勝利になります。トレーニングはとてもハードに行っていますし、モチベーションもかなり高くキープしています。そして皆様にも約束します。この試合はとてつもなく凄い試合になるということを」
IGFは26日、大みそ日の“猪木祭"両国大会に青木真也が参戦すると発表した。対戦カードは未定だが、山本勇気の対戦要求は「もうひと頑張り」と却下した。また、猪木祭に向けた“ファンフェスタ"12・1後楽園大会では、橋本大地とのエキシビジョンマッチに臨むことも決まった。青木の大みそ日参戦は9年連続。今年は8月にドバイで開かれた『ONE FC 19』に参戦。カマル・シャロルスに一本勝ちし、ONE FCライト級王座初防衛に成功した。日本マットでの正式な試合は、昨年のIGF大みそ日両国大会以来、ちょうど1年ぶりとなる。
今年は古巣DEEPもさいたまスーパーアリーナで大みそ日興行を開催するが、青木が選んだのは昨年に続いてIGFマットだった。この日、東京・高円寺のIGF道場で会見した青木は「単純にあの(DEEP大みそ日の)メンバーの中に並べられたくない気持ちが強かった。良いメンバーの中にいる自分を客観的に見たい気持ちが強かった。さいたまの選択肢もあったと思うんですけど、自分が出ると“気を悪くする"人たちもいると思いました」と説明。
これまでも辛口発言で日本格闘技界の“競技傾倒"に危機感を訴え続けてきたが「彼らは“競技"がしたいわけじゃないですか? 僕は競技はしたくない。言っても伝わらないし、彼らの気を害するだけ。だからある意味彼らを見限っているし、このまま先細っていけばいいと思う」と穏やかな口調で突き放した。
相手は現在のところ未定だが、「メジャーだと言われる試合を見せたい。IGFはメジャーだと思ってますんで。先細りにならないような試合にしたいと思います」とテーマを掲げた青木。IGFマットでは山本勇気が青木との対戦を訴え続けているものの、「もうひと頑張りですね。条件? そんなに無い。せっかく大みそ日に試合をするなら、できる限り価値のある試合をしたいので」とやんわりと却下した。
12月1日に後楽園ホールで開かれる入場無料のファンフェスタへの登場も決定。ルール未定ながら橋本大地とのエキシビジョンマッチ(5分1R)に臨む。「(大地は)ひとりのファイターとして凄く価値のあるファイターだと思います。実力どうこうは別として“場数"なら日本トップクラス。僕なんかよりも、ずっと人に見られながら生きてきたと思う。それこそ生を受けたその時から。そういう選手に触れられること自体が、自分の財産になると思います。あと4?5日、どうなるのかと楽しみにしながら過ごしたい」と話した。物議を醸せど日本格闘議界では“異色"を貫き続けるバカサバイバーは、今年の師走も我が道を行く。
☆12/31(水)東京・両国国技館『HEIWA FieLDS presents INOKI BOM-BA-YE 2014』16:00開場、17:00開始
▼ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014 チャレンジトーナメント準決勝
増田裕介vs ℃-BOY
▼ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014 チャレンジトーナメント準決勝
酒井リョウvs栗原強
▼IGFルール
クラッシャー川口vsジャスティン・ウィリス▼IGFルール
クリス・バーネットvs鈴川真一
▼IGFチャンピオンシップ
[第4代王者]ミルコ・クロコップvs[挑戦者]石井慧
※ミルコ初防衛戦
[参戦決定選手]
青木真也
ジョシュ・バーネット
ラマザン・エセンバエフ
山本勇気
國奥麒樹真
IGFの大晦日興行「INOKI BOM-BA-YE 2014」のメインカードが発表され、IGF王者のミルコの相手は正式に石井に決定、青木の参戦も決定した。
ミルコの相手は石井が練習中に肋骨を折ったことで出場が微妙視され、相手は藤田和之、青木も候補に入っていたが、石井が回復したことにより正式にミルコvs石井の再戦となった。
また青木も同日にさいたま・スーパーアリーナにてDEEPが開催され、佐伯繁代表との仲もあって態度が決まっていなかったが、最終的にIGFを選択した
ものの青木の発言は周囲から反発を買いそうだ。
あとは参戦予定選手には入っていないが藤田と暴走王(小川直也)のカードがどうなるか、ただ今年からMMA、プロレスと分けたIGF、次第にプロレスよりMMAの方に軸をおき始めるのようでならない・・・ -
日本人中心のMMAのDEEPに対し、IGFはPRIDEで勝負
(Yahoo!またデイリースポーツより)
9月に引退表明した元PRIDEミドル級王者ヴァンダレイ・シウバが18日、現役復帰の意向があることを明らかにした。この日、IGFが大みそか「INOKI BOM-BA-YE 2014」の立会人として、シウバが来日することを発表。シウバはIGFを通じて「私は大みそかのINOKI BOM-BA-YE2014に出席いたします。今回は選手としてではありませんが、近い将来、リングに再び上がることも考えています」と復帰への意思を表明した。IGFはシウバに対し、大みそかへの出場オファーをしていた。
なお、大会にはシウバの弟子ジャスティン・ウィリスが参戦し、クラッシャー川口と対戦する。
(スポーツナビより)
大みそかに両国国技館で開催されるIGF「ⅠNOKI BOM-BA-YE2014」に、元PRIDEミドル級絶対王者ヴァンダレイ・シウバの来場が決定した。IGFは、ことし9月にUFCで現役引退を発表したシウバに出場をオファー。今回は立会人としての来場で選手としてではないが、シウバは「近い将来、リングに再び上がることも考えています」と今後の参戦も示唆。PRIDEで死闘を繰り広げた現IGF王者ミルコ・クロコップ、藤田和之との再戦、石井慧との初対決など夢は広がる。なお、同じく立会人としてヒョードルの来場も決定しており、IGFチャンピオンシップに出場するミルコとともに、大みそか格闘技の顔が両国国技館に集結する。<ヴァンダレイ・シウバのコメント>
「こんにちは、日本のファンの皆様、私はあなた方を愛しています。今日はお伝えしたいことがあります。私は大晦日の「INOKI BOM-BA-YE2014」に出席いたします。
今回は選手としてではありませんが、近い将来、リングに再び上がることも考えています。
また、猪木さんにはご招待をいただき感謝しています。大晦日はビッグな大会です。そんな大会に参加できることは私にとって名誉なことであります。それでは日本で会いましょう」
9月にネバタ州コミッションが実施した抜き打ち薬物検査を拒否したことでUFCから離脱、引退を表明したヴァンダレイ・シウバが今年の大晦日に開催される「ⅠNOKI BOM-BA-YE2014」に特別立会人として来日することが発表され、現役続行の意志を示した。
ヴァンダレイはUFCからは離脱しているものの契約そのものは継続中だが、ジョシュ・バーネット同様UFC側がIGFは敵対団体ではなく、MMAの試合も行わないことから参戦に関してはOKが出たという。
引退発言をしたヴァンダレイだったが、アメリカマット界から追われたことで一時的な感情での引退発言だったということなのか、離脱後は去就が注目され、IGFだけでなく新日本プロレスも候補に入り1月4日の東京ドーム大会の参戦も取り沙汰されていた。
新日本東京ドーム大会は現在の流れを見るとヴァンダレイを必要としていない、それを考えるとIGFへの来日は必然的な流れだったのかもしれない。
同日にさいたまスーパーアリーナで開催されるDEEPは修斗やパンクラスとも組み、現在日本人中心でカードを組んだが、IGFはシウバやバーネットだけでなくエメリヤーエンコ・ヒョードル、ミルコ・クロコップとPRIDEで活躍したファイターをメインとして、DEEPに対してスケールの違いを見せつけるようだ。 -
大地惨敗、暴走王は不甲斐ない試合で藤田が怒る、厳しさを感じるIGF
10月13日 IGF「GENOME31」 愛知県体育館 3888人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
○奥田啓介(2分29秒 レフェリーストップ)X橋本大地
◇第2試合◇
○ウルティモ・ドラゴン(8分06秒 片エビ固め)Xダーク・ドラゴン
※ASAI DDT
◇第3試合◇
○鈴川真一(2分59秒 ヒールホールド)Xワン・ビン
◇第4試合◇
○澤田敦士(3分41秒 レフェリーストップ)Xクラシック・キッド
◇第5試合◇
○ジョン・アンダーセン(6分14秒 エビ固め)X将軍岡本
※バックフリップ
◇第6試合◇
○モンターニャ・シウバ(4分29秒 TKO)Xクラッシャー川口
◇第7試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ
○小川直也 ジェロム・レ・バンナ(9分08秒 片エビ固め)藤田和之 Xエリック・ハマー
※STO
(試合後、マイクを持った藤田は怒り心頭。)
藤田「なんだ、お前、あれ! どうなってんだよ、テメーがいつまでも目覚まさねぇから、こうなってんだろ! わかんねぇのか、コノヤロー! 情けなくて涙もでねぇよ。オメーが気持ちでいかねぇんだったら、もういいよ。金輪際さわらねぇ。勝手にやれ!」
(猪木登場)
猪木「どうも、今日はありがとうございます。先ほど映像にあった通り、北朝鮮のイベントも終わりました。世界からびっくりするようなイベントをということで、中東、中南米といろいろきてます。猪木のわがままに選手たちも付き合うのが大変だと思いますけどね。スポーツ交流を通じて世界平和! それがテーマですから。これからも人ができない、やれないことをひとつ遺伝子をみんなについでもらって、頑張っていこうと思います」
(「1、2。3、ダァー!」を決め、名古屋大会はフィナーレ)
【猪木総括】
猪木「台風? いいんじゃないですか。いろんなハプニングが起きて、IGFは、ダハハ! (北朝鮮後ということで注目されたが?)外国でプロレスというのは非常に幅が広いというか。勝ち負けプラスお客さん、いろんな要素を含めて体験に勝るものなしということで。これからスポーツ交流という部分でオファーが入ってますから。それにしても時間と、俺の代わりを誰かがやってくれないと。(中東や中南米?)今回の北朝鮮のイベントは世界中に流れましたから。そういう意味ではブラジルは前にやってますけど、キューバとか。あまりしゃべると全部が決まってるわけじゃないからあれだけど、そういう話が。まず言い出して、そして石を投げて、波紋を広げて。簡単に『そうですか。どこそこでできるんですね』っていうわけにいかないから。裏の根回しもそうだけど、スポーツ外交をやって展開していくと。まぁ苦労の部分を話してもしょうがないんだけど。とにかくプロレス界がこれだけ低迷しているなかで、なんとか違う角度からIGFが仕掛けていけるでしょうね。(メインは?)彼らも何か必死になってつかんだ部分と、これからつかまなきゃいけない部分というね。自分なりに生かしたり。ファンがどうとらえるかは別として、遺伝子を次に残していくような。ワン・ビンなんかも谷底に落として、これから這い上がっていくという強さが大事なんでね。これからオファーがいっぱい入ってますよ。また別の中国の選手からも来てるから。みんないま大事に育てようというのはわかるけど、大事に育てすぎて。やっぱり厳しさというもの、ファンは自分ができないものを望みますから。そこをしっかり演じながらも、表現できればと思います」
【小川、バンナの話】小川「(両国に続いての勝利となったが?)そうだね、当然、確実にタッグ組んでる期間は短いから。いまやれる現状がここなんだけど、やり続けるしかないよね。もっと合体技とかコンビネーションを身に着けていけば、もっとよくなるんじゃねぇかなと。誤爆もあったし、もう少し呼吸をあわせなきゃいけないところもあったし。いくつか問題点も出てきたから。それはそれでいいほうに考えて。やり続けることが一番だと思うし。明確な合体技というのも作っていかなきゃいけないだろうし。ジェロムとは合体技の練習とかしなきゃいけねぇよな。(それぐらい大事なタッグだと?)もちろんそうだし、チームも俺のもとに何人かくるというのもあるし。ミノワもこっちに引き込もうと思ってるし。さっきチンケな澤田が俺のとこに来たけど、アイツは拒否したけどさ。
そんな感じで。とにかく集めて。ヤツもあんなにポラポラ言うんだったら、自分でちゃんとしたそれなりの選手を集めてもってこいよと。即席で連れてきたようなヤツばっかりじゃねぇかよ。しっかりした選手連れてきて、そこでガッチリやればいいし。対抗戦でもいくらでも、やってやるよ」
バンナ「とてもいいタッグだ。いいコンビネーションもできた。これからも組んでいきたい。まだまだやっていく。(小川は)ハンサムボーイだ」
小川「(苦笑)。藤田はもともと自分が独立してやりたいっていうタイプだし。力をあわせてやっていこうというのは去年初めてみたものの、彼とは一回タッグ組んだけど、やっぱりしっくり(こなかった)。彼のなかではどっちが上だ、下だになっちゃうんで。対等が嫌なのか。それはそれでいいんだよ。だったら自分らで団結してやりゃいいのに。ああいうこと言われても俺としても困るんだよな。(小川の気持ちが伝わってこないともいっていたが?)伝わってこないも、何も、アイツがわけのわからねぇやつばっかりで。俺がよくわからねぇよ。俺はジェロムと組んでるだから、どういう選手がふさわしいのか。あの選手、エリック・ハマーだったけ? あいつを連れ来たけど、ちょっと違うんじゃねぇの。だったらジェロムと対等なピーター・アーツとか連れてくればいいんだよ。
アイツ、そういうこともできないんでしょ。何であんなこと言うのか。お前も連れてこいや。もたもたしてると、俺が吸収するよ。ほかにも続々といろんな選手がきてるから。それなりの思想を持ったやつがくればいい。いまひとつの軸を作ろうとしてる団体だから、大きな軸を。それで軸さえ作っちゃえばいろんな選手が集まってくるから。(IGFに新展開が生まれそうな感じ?)もちろん。新しい展開。アイツは俺が留守してたときに展開を作れなかっただろ。それを、グダグダグダグダ俺が来てから、居場所が悪くなったんじゃねぇのか。そういったジェラシーか。師匠もジェラシーがあって、一番いい輝きができるっていうからな。十分だよ。こっちはこっちで万全の体制で走り出したから。いまからドンドン行くから」
【藤田の話】「こんなんじゃダメだよ。こんなんじゃダメだ!」
台風が迫ってくるなかIGFが愛知大会を開催、メインは暴走王とバンナが2度目のタッグを結成し藤田、ハマー組と対戦。
藤田組が奇襲を仕掛け場外戦に持ち込む、藤田は暴走王のバックを奪ってヘッドロックで絞めあげ、暴走王がバックドロップを決めても執拗に離さず2度目でやっと解けるが、先に立ち上がった藤田はすぐ殴り蹴飛ばし挑発的な態度を取る。
暴走王はバックドロップで反撃してすぐバンナに交代、バンナはハマーをパンチで攻め込んでから暴走王組はハマーに集中砲火を浴びせる。
勝負と見た暴走王組はバンナがパンチを狙うも暴走王に誤爆、逆に暴走王が藤田組の集中砲火を浴びるも、バンナがカットに入ってから、暴走王がSTOでハマーから3カウント勝ちを収めるも、相変わらずのしょっぱい試合内容に藤田が怒りを爆発するが、暴走王は聞く耳を持たず、猪木の「1・2・3ダー!」で大会をどうにか締めくくった。
内容を見ても暴走王のバックドロップは藤田に通じず、チームワークでもプロレスキャリアの浅いバンナがリードし、最後は暴走王が美味しいところだけを持っていく相変わらずの展開、藤田が怒るのも無理はない。
正直言って現在のIGFに暴走王は必要なのか、猪木や藤田が不要と思っても、なぜかIGFは必要としている。しかし暴走王はIGFの期待に応えようとしない・・・・
第1試合では海外遠征権をかけて大地が奥田と対戦するも、奥田の突進ぶりに大地が防戦一方、大地はDDTを狙うが奥田が切り返して攻撃し、払い腰から腕を決めて試合はストップし大地は惨敗を喫する。
鳴り物入りでIGFに移籍した大地だったが、上ばかり見ていると下からの突き上げがあるということなのか、しかしIGFが期待している暴走王と大地がこれでは厳しい。もう少し鈴川や澤田を推してもいいと思うが・・・ -
ミノワマン自爆も鈴川がMMAルールで勝利!石井は流血でミルコに敗戦…8月23日 IGF 「INOKI GENOME FIGHT2」両国国技館 7035人
<試合後のコメント、アピールなとはプロレス格闘技DXより>
◇第0試合◇
▼ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014チャレンジトーナメント1回戦/5分1R
○℃-BOY(1R1分37秒 レフェリーストップ)X森川修次
▼ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014チャレンジトーナメント1回戦/5分1R
○酒井リョウ(1R2分17秒 レフェリーストップ)X安藤純
◇第1試合◇
▼GENOMEルールマッチ/20分1本
○スーパー・タイガー(3分25秒 レフェリーストップ)X奥田啓介
※PK
◇第2試合◇
▼GENOMEルールマッチ/20分1本
○橋本大地(5分21秒 回転十字固め)X将軍岡本
【大地の話】「何ていうか、3年ぶりの両国で、そして初のIGFの両国で勝つことができてうれしいです。今回の両国は僕の思い自体が凄く、3年ぶりだったり、IGF初の両国だったりという思いで凄くいっぱいだったんで、今も勝ててうれしいですし。ただ自分自身もああいう勝ち方というのは納得いくもんじゃないし、やっぱりIGFにはIGFスタイルがあるって自分自身分かってるから。今日はそういうのを抜きにして勝ちにいきたい気持ちが上だったから、これからもっと高みを目指してIGFのスタイルに合った勝ち方を次はできたらと思います。(やってみたい相手は?)今のところ自分自身IGFのスタイルにガッチリはまってきてないのがあるから何ともいえないけど、今すぐにやれるというんであったら、誰だろうね。結局みんなやりたいかな。こっちにきたばっかりで当たったことない人もいっぱいいるし、僕が将軍岡本選手に勝てたのは一つ大きなものがあると思うし、今度、岡本選手とやる時はもっともっとバチバチと真っ向から向かっていって殴り合えたら。(デビュー戦の舞台で初勝利となったが?)思い入れが凄くある場所なんで、蝶野さんとやったこの会場で相手は誰にしろ念願の初勝利ができたことに心からうれしく思いますよ。(デビュー戦を思い出した?)若干、違うとこはありましたけどね。この空気感とか、控室にいる感覚とか、全部が全部、凄く新鮮というか、あの時の自分とは違うんだよって僕がこの両国に対して気持ちを発してるような、そういう気持ちもあって勝利できたから胸がいっぱいというか、本当にうれしいし、このサプライズ(勝利者賞)もあったし。もらえるんですか? IGFに入ってから一つの勲章みたいなものができてうれしいです。(3年間で一番成長したところは?)どこだろう。わかんないな。でも一つの成果っていうか、そういうのが今日、両国で勝てたのが一つの成果というか、あの時とは変わったんだなと。あの頃は負けっぱなしだったし、デビュー何戦目でいっぱいいっぱいだったし、あの時とはコスチュームも髪の色も違うし、全部が全部違う大会だったかな。(IGFに来て変わったところは?)気持ちも少し変わったかな。IGFに来てから団体も違えば練習内容も違うし、日々刺激を受けるばかりで楽しいですね。次両国でやる時はDDTで獲りたい。いや獲るよ。丸め込みとかジュニアの技とか使わないで、キッチリとした技で。DDTを決めて獲りたい。それまでにもっと力つけるし、体重も増やすし、その時はまた変わったIGFの橋本大地をみせます」
◇第3試合◇
▼GENOMEルールマッチ/30分1本
○澤田敦士
(5分50秒)
Xワン・ビン
※レフェリーストップ(スリーパーホールド)
(試合後)
澤田「俺は澤田だ! 今後の私に注目して下さい」
【澤田の話】「(ワン・ビンの印象は?)物凄い、あれ本当に4千1年の逸材だよ。凄いよ。東北の時にタッグでやったけど、シングルになると全然違うね。あれは中国のスターになるな。俺もうかうかしていられない。確かに俺は前回、4月の両国でやった時、いろんな思いがあっていろいろ言ったと思う。でも小さいこと考えててもしょうがないと思ってここに立ってるんでね。再スタートして一歩も二歩も前進できてると自分で思ってる。あのルールで負けてるんだから、あのルールで取り返さないといけないから。やってやりますわ。あのルールでいったりますよ。考えても仕方ない。俺にはIGFしかない。俺はゲノムファイターだし、俺からIGFを取ったら何も残らない。(舞台は大みそ日?)いつでもいいよ。俺はやらせてもらってるんだから。相手? 誰でも。小川直也じゃないかな」
◇第4試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ/45分1本
○小川直也 ジェロム・レ・バンナ (8分32秒 片エビ固め)藤田和之 Xクラッシャー川口
※STO
【小川の話】「いやいやいや、凄いよ。凄い凄い。ジェロム凄いよ。コンビネーションがこんなにできると思わなかったよ。震災の元気祭りの時にだいぶジェロムが適応してると聞いたけど、ここまで適応してるとは。藤田なんかよりも全然だな。藤田はわかんないけど、ジェロムは肌で分かったね。完璧だよ。言葉になんねぇよ。やっぱりこれだけ強力だと、このままいっちゃおうかなってぐらいだよ。(今後もバンナと組みたい?)もちろんだよ。このコンビネーションみて、今まで(藤田とは)歯車合わなかったけど、最高最高。ジェロムの都合もあると思うけどさ。プロレスを盛り上げるという意味で、ぜひともやってほしいな。本当に凄いよ。なかなかみんな適合できないというけど、一番適合できてるんじゃないかな。(ハイキック誤爆もあったが?)それはミスぐらいあるよ。まだフラフラしてるけど、しょうがないよ誤爆ぐらいは。やばいけど、それは反面、有効打ってことでもあるから。あんなのもらったらやばいよ。若い川口もよくジェロムとあそこまでやり合えたよね。川口の頑張りで藤田がくすんじゃったんじゃないの。気分いいわ。今日はありがとう。(藤田ともやっていく?)あるね。大いにあるよ」
◇第5試合◇
▼IGFルールマッチ/5分3R
○ラマザン・エセンバエフ(3R0分58秒 スリーパーホールド)X山本勇気
◇第6試合◇
▼IGFルールマッチ/5分2R
○クリス・バーネット(2R0分27秒 TKO)Xトラビス・ビュー
※パンチ
◇第7試合◇
▼IGFルールマッチ/5分2R
○鈴川真一(2R0分59秒 TKO)Xミノワマン
※セコンドのタオル投入
【鈴川の話】「(今の気分は?)気分はいいね。ミノワ対策はずっとやってたし、相撲でも勝ってるし、俺もリアルプロレスラー。あいつの攻撃も全然効いてない。あいつ足折れてるらしいね。リスペクトはしてるし、また戦いたいね。(ローを食らった時の感触は?)カットするだけで問題ないでしょ。ミノワはずっと足くるって頭入ってたし、バランス崩して不利な態勢にはならなかった。予測通り。これだけ蹴られるのはわかってるし、想定内だよ。グタっと倒れてどうしたのかなと。誘ってるのかな、それぐらいに思えたし、わざと倒れて俺にタックル入ってくるとか。でもグタっと倒れたから、そこでラッシュかけて倒した。両国で初のMMA勝って、北朝鮮も行くし楽しみですね」
◇第8試合◇
▼IGFチャンピオンシップ/5分3R
[挑戦者]○ミルコ・クロコップ(2R2分37秒 ドクターストップ)[第3代王者X石井慧
☆石井が初防衛に失敗。ミルコが第4代王者となる
(試合後)
ミルコ「日本の皆さん、ずっと僕のことを支えてくれて、応援してくれて感謝しています。私は日本人が大好きです。日本が第二の母国だと思っています。盟友といえる選手たちと戦ってきましたが、そのチャンスをくれたのは皆さんです。ありがとうございました」
猪木「1、2、3、ダァー!」
【試合後のミルコ】
――試合を振り返って?
▼ミルコ「イシイのことはとても尊敬していたけど、練習も試合もやったことが無かったから、いかんせんどう出てくるか分からない部分があった。グラウンドに引き込もうとすることは分かっていたんだけどね。ただ、自分はトシ食ってはいますけど、これほどトレーニングを積んで試合に臨んだことは無かった。寝技でもスタンドでも勝てるように最大限の準備をしてきた」
――ベルトを獲った感想は?
▼ミルコ「言葉にならないくらい嬉しい。感動してます。日本でもう一度戦うことができるチャンスがあるかどうかも分からなかったのに、そのチャンスをもらえて、なおかつベルトまで獲ることができた。感動してます」
――試合を止めたジャッジは正しかった?
▼ミルコ「あそこまでの出血なら、彼の身のためにも止めるべきだったと思う。今後の選手生命のこともあるし、適切な判断だったと思う」
――猪木はリマッチも視野に入れていたが?
▼ミルコ「問題ない。いつでも、どこでも、もう一度戦う」
――次の試合は?
▼ミルコ「IGFで大みそ日に試合をすることは確定してる。他にも色々とオファーをもらってるけど、それを受けるかどうかはまだ決めてない」
――大みそ日で当たりたい相手は?
▼ミルコ「それはIGFが決めること。ただ、今日ウォーミングアップ中にスズカワがやってきてリベンジマッチを直訴された。それでもいいし、自分にとっては嬉しいこと(笑) 次は別の腕にアームバーを決めてやるよ」
――まだまだトップの実力を証明したと思うが?
▼ミルコ「そういう優しい言葉をかけてもらえて感謝します(笑) 間もなく自分は40歳。40は大きい区切り。本当は引退しても良いくらいの年齢だと思うけど、まだ自分はコーラもジュースもめったに飲まないし、食事制限も厳しくやってる。トレーニングは1年365日一日も欠かすことはない。年齢というのは、ただの数字であり、それが体の状態とイコールであるとは限らない。まだまだできるし、体が弱くなってきたなと感じた時が引退をする時だと思います。とにかく僕をサポートしてくれる今のチームがあるからこそ、僕は今、存在できてる。日本に住んでるクロアチア人サポーターも含めて、すべてに感謝したい」
【猪木の総括】「(メインの感想は?)ちょっと後味が悪いかな。プロレスだったら流血関係ねえけど、もう少しやらせてみたかった気持ちもあるね。その辺の今の判断というのは分からないんだけど。まぁしょうがないですよね。ただ、もう一回再戦させてみたい。アクシデントはしょうがない。運も実力のうちとも言いますけど。(ミルコの今後に期待することは?)まぁ自分も現場から離れちゃってますけど、あいつは強運だよね。かつての藤田も出血がなけりゃ楽勝で勝ててたと思うし。今日も出血でしょ? ただ、これからできれば日本の選手の中から、彼に勝てる相手が出てきてくれれば。それがIGFの大きなテーマになってくると思います。(次はいよいよ北朝鮮イベントだが?)衛星中継があるんですけど、ちゃんと回線が繋がるかどうか、通信環境が心配ですね。あと、やっと中国経由で現地にリングが無事着いたそうです」
IGFのMMAイベント、GENOMEファイトをニコ生にて視聴。セミはMMAマッチでは勝ち星がない鈴川がミノワマンにMMAマッチで挑んだ。試合は鈴川がミノワマンにプレッシャーをかけるように前へ出る姿勢を崩さず、ミノワマンがローキックで鈴川の下半身を切り崩しにかかるが、鈴川は前へ出る姿勢を崩さない。今まではガムシャラに突っ込むというイメージが強い鈴川だったが今回はペースを保ち崩れない。2Rでミノワマンはローキックを仕掛けるが、その際に足を痛めたのか倒れ込むと鈴川がパウンドを浴びせ、ミノワマン側のセコンドが試合続行不可能と判断してタオルを投入し試合はストップ、鈴川が勝利を収めた。最近は敗戦続きで結果を出せていなかった鈴川だったが相手の土俵であるMMAマッチでミノワマンに勝ったのは大きい。
メインの石井vsミルコのIGFチャンピオンシップは、石井がテイクダウンを奪うことには成功するが充分に攻めきれず、ミルコの下からのエルボーを浴びると石井は流血、1Rは2度にわたってドクターチェックが入り続行となるが、2R目でスタンディングでの攻防となるも石井の出血が止まらず試合はストップ、ドクターストップでミルコが勝ち新王者となるが、石井の不運もあって不完全燃焼だった。
プロレスマッチは大地が岡本のパワーに苦しむも回転十字固めで逆転勝利。澤田はワン・ビンに頭突きを浴びせてからのスリーパーで勝利を収める。そして唯一のタッグマッチである暴走王(小川)、バンナvs藤田、川口は、暴走王は藤田とのスタンディングでの攻防からは逃げ、グラウンドの攻防は互角に見えて藤田がリードし、連係でもバンナにリードされ、川口に足四の字を仕掛けても川口は簡単に動き、藤田のアドバイスで川口にも攻め込まれるなど相変わらずの不甲斐なさ、最後も藤田組の連係に暴走王が追い詰められるも、バンナのカットで九死に一生を得た暴走王が藤田をSTOで蹴散らしてから川口にも浴びせ勝利を収めるも、周りのおかげで勝たせてもらったような試合だった。試合後はバンナのプロレスでの成長を讃えるが、暴走王の時間が止まったまま、周りから取り残される暴走王にIGFを含めて周囲はどこまで付き合うのか・・・?
総括での猪木はミルコvs石井に関しては再戦を視野に入れる発言をしたが、前回のGENOMEファイトは大会全体の内容が気に食わず怒って帰ってしまったが、今回は総括をしたというのは、まあまあだったということか、そして猪木の心は31日の北朝鮮に向いている。 -
大地がIGF所属として登場も藤田が千尋の谷底以下に叩き落す!
7月13日 IGF「GENOME 30」福岡国際センター 4889人
(コメントなどは週刊プロレスモバイルより)
◇第0試合◇
▼IGF MMAオープニングファイトルールマッチ オープンウェイト級/5分1R
○SHUNYA (1R4分07秒 レフェリーストップ)×アイアンホース田中
▼IGF MMAオープニングファイトルールマッチ オープンウェイト級/5分1R
○上田将竜(1R3分44秒 逆十字固め)×拓也
◇第1試合◇
▼15分1本
○澤田敦士(2分10秒 袖車)×奥田啓介
◇第2試合◇
▼15分1本
○原学(11分29秒 片エビ固め)×岩本煌史
※右ハイキック
◇第3試合◇
▼将軍岡本九州凱旋マッチ/20分1本
○将軍岡本(0分59秒 STF)×ワン・ビン
◇第5試合◇
▼30分1本
○クラッシャー川口(5分21秒 レフェリーストップ)×鈴川真一
※アームロック
◇第6試合◇
▼30分1本
○藤田和之(2分22秒 エビ固め)×橋本大地
※パワーボム
<バックステージ>
藤田「何もないよ。見たまんま。まだまだだよ、あれじゃダメだろ。遠慮するなって言ったじゃないか。入場だけだよ。入場曲だけだよ。(袈裟斬りチョップも出ていたが?)袈裟斬りか、あれ!? どこが袈裟斬りだよ。(破壊王の遺伝子は感じた?)いまの俺見ればわかるじゃん。感じないから怒ってるんだよ」
大地「(藤田戦を終えて?)すごかったですね。もともとのパワーもすごかったですし、力を感じたというか。もっともっと練習して藤田さんに挑みたかったですけど、IGFの道場で練習してる身ですから。恥かかせられないなと思って。(打撃に気迫がこもって見えたが?)こもってたのかなぁ。今日は、信じてくれるかわからないんですけど、親父がいたような気がするんです。いろんな人に、プロレスも練習もそうですけど、相手あってのことなんで。練習付き合ってくれた人だったりだとか、親父にも高橋さん、猪木さん、もいろんな人に恥じないように、そういう思いがあったのかもしれないですね。自分じゃあんまりわからなかったですけど、いま振り返るとそうだったのかもしれない。思い切りやれたんで。楽しかったです。(潰されたが?)面白かったです。(藤田は厳しい言葉を言っていたが?)でも、今日負けたことによって、まだまだストーリーがあると思うし。次は俺が、試合ある時はもっともっとレベルアップして、次が俺が同じ言葉言ってやりますよ。もっとガンガンこいよって。(IGFのリングは?)なんか言葉じゃあんまり説明しにくいですけど、前に2回出たときとは違う感覚があったかな。(パワーボムは?)強かったですね。でも、これは返せない自分が悪いです。衝撃度? ライディーンのヤツもすごかったですから。(勝つまでやる?)もちろんです。強くなるしかないです。ちょっとずつレベルあげていきます。(声援?)聞こえなかったな。デビューした時以来かな。やるしかないと思ってたんで。ゴング鳴ったら恐怖心もどっかいったし。親父があこがれたアントニオ猪木さんのとこに入って、親父がやろうとしていた真撃というスタイルに一番近いのがIGFだったんで」
◇第7試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/45分1本
○小川直也 ミノワマン(7分54秒 片エビ固め) ジェロム・レ・バンナ ×天田ヒロミ
※俺ごと刈れ
(試合後)
小川、「初めてだったから、なかなか難しい。試合内容を上げていって、良いものにしていきたい」
(ミノワマンがスタンディング・リアル・フィスト"の後で)
小川が「鬼(猪木)のいぬ間に3、2、1ハッスル、ハッスル」
(衛星中継で猪木が登場)
猪木「1、2、3ダー!」
<バックステージ>
小川「試運転なんでちょっとギクシャクするところは反省するって感じなんですけど。もう少し回を重ねて、行く行くはOH砲みたいな感じでやれたらなって感じで。(猪木不在のなかでの締めだったが)うすうすは感じてたけど、最後、衛星入るなら言ってくれりゃいいのに。さすがにミノワマンのこれ(スタンディング・リアル・フィスト)は難しいね。でもそういうふうに盛り上げることが第一なんで、あとは試合内容を伴っていいものにしていきたい。(対K-1のテーマは続ける?)K-1もだんだんこういうスタイルに慣れてきたっていうのかな、ルールをだんだん把握してきたからこれからやりづらくなるんじゃねえかな」
ミノワマン「(小川との初タッグは)パートナーとしてはとても安心できるパートナーで、きょうの試合じたいは一発ももらわないっていうテーマでいったんですけど、最後、バンナにもらってしまって、後半ちょっと動きがにぶってしまった。やっぱり自分のパフォーマンスもまだまだ浸透してないというか難しいなっていうのがあって、そっちのパフォーマンスはメジャーで勉強になりました」
小川「けっこうあれ(ハッスルポーズ)やるの勇気いるんだよ。名古屋で一回、ここで一回やったんだけど、師匠がいると難しいんだよ。鬼のいぬ間にというか、でも最後映像があったから助かりましたけど。映像前の盛り上げ役ってことでいいんじゃないの。(大地の試合は)もちろん親父が偉大なレスラーってのがあるし、一昨日が(橋本真也の)命日だったんでそれで思い出していたんだけど。ジュニアもこういうところに来たのかなと思いながら見てたけど、それと実際のレスラーとしては別物だから。親父が偉大なレスラーで二代目が大変だってわかってる。ファンも温かい目で見てくれると思うんだけど、それ以上に裏切らないように成長してほしいし、線が細いからどうしても破壊王のイメージとつながらないけど、破壊王の息子って名乗るんだったら早く破壊王のような体型に、あの体型がいいとは師匠も認めなかったけど、親父を超えるくらいのことをやってくれねえと。藤田とはまだちょっと厳しいし、俺らとやるのはまだ厳しいけど、若いしこれから伸び率が相当あるだろうから長い目ではファンのみなさん見て欲しいし、ライバルとしてはまだ厳しい。安易に対戦相手にならないのも成長過程だと思うし。破壊王の息子だからこそ、俺は破壊王に対して裏切りたくないし。破壊王はきっとすぐやってくれとは言わないと思う。もっともっと大きくなったときに胸でも貸してやってくれよくらいの、そういう性格だから。俺らとやるんだったらそれくらいの体格にしてこないと。ハッキリ言って見てくれは大事だから。見てくれの部分ではぜんぜん劣ってるから。そういった意味で、早くみんな対戦してほしいんだろうけど、まだまだ。逆によく藤田が受けたかなと。どういう気持ちで受けたのかわからないけど、アイツのことだからいろいろ考えてはいるんだと思うけど。こういうとこに大地がバーッと襲ってくればいいんだけど、それもないし。そういうとこでプロとしてはまだ甘い! イスでも持ってくるくらいの勢いでもあれば、それがプロレスだから。自分で気付いて行動できるようになったら、(対戦するのは)そんときじゃねえかな。破壊王で言う時は来たってやつだよ」
IGF福岡大会のセミはIGFに移籍した大地に藤田が胸を貸し、試合開始から藤田は動せず、大地はミドルキックや袈裟斬りチョップを繰り出すも藤田のプレッシャーの前に大地はたじろいでしまう。大地はハイキックでやっと藤田をぐらつかせるが、藤田は大地に付き合うのもこれまでとばかりにエルボーやサッカーボールキックの嵐で大地をグロッキー寸前に追い詰め、最後はダメ押しのパワーボムで3カウント、大地が立ち上がれなかったことからほとんどKO勝利といったところだろう。
藤田は怒りのコメントでもあったとおり、大地に橋本真也を感じられないから叩き潰した、それだけのことであり、大地にしてみれば千尋の谷から落とされて、さらに谷底以下にへと落とされた気分だったのではないだろうか・・・、IGFはプロレス部門の看板として大地を売り出したいのだろうが、藤田はそれを許すつもりはない。
メインは暴走王がミノワマンと組んでバンナ、天田組と対戦。ミノワマンのリードで暴走王と連係を繰り出すも、中盤はやっぱり練習不足の暴走王が捕まる展開に、しかしバンナ組の同士討ちから流れを変えると、ミノワマンの援護からオレごと刈れで勝利を収めた。暴走王はミノワマンとのコンビ継続をアピールしたが、文句を言う藤田よりも文句を言わずしっかり自分をアシストし立ててくれるミノワマンの方が組みやすいということか・・・
また澤田は奥田に勝利で復活ののろしを上げれば、岡本は快進撃を続けるワン・ビンに秒殺勝利、しかし鈴川は川口に完敗を喫し鈴川も肘を手術した影響もあるのだろうが結果を出せずスランプ気味のようだ。
そしてアントニオ猪木は来場せず北朝鮮からの生中継で猪木劇場に登場、金日成広場でダーを唱和したが、メインの締めくくりの際に暴走王が猪木がいないことをいいことにハッスルポーズで締めようとするも、猪木が突然衛星生中継で登場して「1・2・3・ダー」で締めくくり、コメントでもあったとおり締めを邪魔されたということで暴走王が不快感を示した。猪木が来場すればハッスルポーズなど許されなかったのだろうが、猪木と暴走王の微妙な関係もまた伺わせさせてしまった。 -
橋本大地がIGFに入団・・・OH砲復活濃厚!?
<プロレス格闘技DXより>
IGFは5日、都内・IGF道場で会見し、橋本大地の入団を発表した。3月31日付でZERO1を退団し、去就が注目されていた大地はIGFを新天地に選び、7・13福岡国際センター大会での復帰が決定的に。「こっちのスタイルを新たに覚えて最強になれれば」とIGFマットでの頂点を見据えた。
◇
今年3月31日、ZERO1との契約を満了し、退団した大地は、フリー転身を表明。「もっともっと違う場でやってみたい気持ちもありますし、僕は僕の道を、親父とは違う道を作りたい」と誓っていた。あれから2ヶ月が経過し、大地が新天地に選んだのは意外にもIGFマットだった。6月1日付で所属契約を結び、この日、入団発表会見に臨んだ。父・橋本真也さんが師と仰いだアントニオ猪木率いる団体に身を投じることになったが、「その猪木さんのところに身を置いてみるのも自分の中ではありだと思ってます」とした大地は、「親父が真撃というのをやっていて、真撃のスタイルが凄くIGFのスタイルによく似ているなと思ったんで、親父が憧れたアントニオ猪木さんのところで、親父がやろうとしていたことを僕自身もやってみたい」と入団の理由を説明した。
<プロレス格闘技DXより>
3・30靖国大会で右顎下骨骨折を負い、戦列を離れていたが、「だいぶ順調というか、完治までいってますね」と完全復調を強調。会見に同席したサイモン猪木取締役は復帰戦にしてIGF所属第1戦の舞台を7・13福岡国際センター大会『GENOME30』に指定。対戦相手については「大地君が来たとなれば、お父さんを知ってる方たちはみんな手を挙げてくるでしょうね。選手からのリクエスト、そこから決めたい」との考えを示した。これには大地も「みんなやってみたいですね。当たったことのない選手ばかりなので」と新天地での戦いに気合十分だ。「こんなこと僕も初めてのことですからね。今までやってたスタイルと違うところに入るのは。どこまで僕が今までやってきたことが通じるか、今全くわからない」と未知の世界に飛び込む不安もあるにはあるが、「今までの僕がやってきたスタイルというかを含め、このIGFスタイルを、別のプロレスをどんどん取り入れていって、最終的にはこっちのスタイルを新たに覚えて最強になれれば」と向上心も旺盛にIGFマットでの頂点を見据えた。
IGFは興行数が少ないため、試合数もZERO1時代より激減することになるが、すでに大地も考慮済み。「契約する前に僕は一回フリーとしてやっていこうと思っていたので、他の団体にも出て行くことを僕自身も決めていたので、他の団体も出させて頂ければ」とIGF所属としての他団体出撃を視野に入れている。「他団体に出つつIGFで試合やりつつ、今までやってきたプロレスに、新しいプロレスを覚えて僕自身、高みを目指していければ」と進化を誓う大地に、サイモン取締役も「変なオファーとかならNGですけど、大地選手にとっていい経験とか、いい部分だったらいい」と了承した。
まずは7・13福岡大会での復帰戦。破壊王が憧れた燃える闘魂・猪木が率いるリングで大地の新たなプロレス人生が始まる。
【会見における大地、サイモン取締役】
▼大地「契約をさせて頂いたんですけど、親父がプロレスに入ったきっかけがアントニオ猪木さんだったので、その猪木さんのところに身を置いてみるのも自分の中ではありだと思ってますし、親父が知ってる、そんなに有名じゃなかったんですけど、真撃というのをやっていて、真撃のスタイルが凄くIGFのスタイルによく似ているなと思ったんで、親父が憧れたアントニオ猪木さんのところ、親父がやろうとしていたことを僕自身もやってみたいと思い、決めさせていただきました」――アゴの具合は?
▼大地「だいぶ順調というか、完治までいってますね。先生にもOKもらえたんで大丈夫です」
――入団にあたって猪木と会って話した?
▼大地「それは追い追い説明しますけど、面白い方で、実際には何回かお会いしたことあるんですけど、そんなお話できてないんですけど、不思議な方で。今度お話します」
――契約日時は?
▼大地「6月1日です」
――大地を獲得した理由は?
▼サイモン「若い選手ですし、お父さんも魅力のある素晴らしい選手だったので、ウチの団体は小川さんとか付き人だった藤田さん含め、ガイジンもいろんなのがいますし、お父さんもガイジン含め、いろんな選手と戦ってきたので、いろいろ面白いマッチメークできると思います」
――初戦は7・13福岡になる?
▼サイモン「もちろんです。相手? みんな手を挙げるでしょうね。大地君が来たとなれば、お父さんを知ってる方たちはみんな手を挙げてくるでしょうね。選手からのリクエスト、そこから決めたい」
――IGFで誰とやってみたい?
▼大地「うーん……みんなやってみたいですね。当たったことのない選手ばかりなので」
――MMAにも興味がある?
▼大地「どうなんでしょう。もともと僕自身がキックボクシングを習ってた蒼天塾はキックも総合も教えていたんで……どうなんだろう。試合になると違うのかな。気になっていないことはないです」
――小川と絡んでみたい?
▼大地「特には(苦笑)」
――猪木の反応は?
▼サイモン「昨日ちょっと話した時にはいつもの感じの、OKという感じのニュアンスでした。ダメに関してはダメと出しますけど、面白いと言ってたんで」
――7・13福岡でどんな橋本大地を見せたい?
▼大地「今のところだと今までとちょっと違った橋本大地をみせたいですけど、まだちょっと、こんなこと僕も初めてのことですからね。今までやってたスタイルと違うところに入るのは。どこまで僕が今までやってきたことが通じるか、今全くわからない状況なので、どういうものを見せたいというのは正直ないです。ただ、全力でやります」
――新しい挑戦になる?
▼大地「自分をまた一つ変えるきっかけというか、もともとそういうものがほしかったんで」
――このIGF道場に練習に通う?
▼大地「そうですね。(猪木の)パネルがあったらやりづらいですよね。みられてる感があって。めっちゃみてるじゃないですか。気が抜けないですし」
――IGFでの目標は?
▼大地「それは僕自身、今までの僕がやってきたスタイルというかを含め、このIGFスタイルを、別のプロレスをどんどん取り入れていって、最終的には今こっちのスタイルを新たに覚えて最強になれればなと思ってますけどね」
――IGFは大会数が少ないので試合数が減ることになるが?
▼大地「そのへんは僕自身が考えてることもあるんですけど、言っちゃえば契約する前に僕は一回フリーとしてやっていこうと思っていたので、他の団体にも出て行くことを僕自身も決めていたので、他の団体も出させて頂ければなと思って。他団体に出つつIGFで試合やりつつ、今までやってきたプロレスに、新しいプロレスを覚えて僕自身、高みを目指していければ。たぶん両方できる人はそんないないと思うんで」
――大地の他団体出場は了承済み?
▼サイモン「変なオファーとかならNGですけど、大地選手にとっていい経験とか、いい部分だったらいいと思います」
――上がってみたい団体は?
▼大地「いろいろですね。僕にプラスになるようなところにいろいろ行ってみたいですね」
3月でZERO1を退団し去就が注目された橋本大地がIGFと契約を結び入団したことが発表された。
大地の去就に関しては父・橋本真也のルーツである新日本プロレスか、それとも橋本の盟友・武藤敬司のWRESTLE-1に移籍また参戦かと取り沙汰され、新日本は選手層の厚さから大地の入り込める余地もないことからWRESTLE-1が有力ではいわれてきたが、橋本真也の師匠であるアントニオ猪木のIGFを選択するとは思っても見なかった。しかしIGFもカシンと鈴木秀樹が離れてしまったことからプロレス部門は選手層は薄い、下っ端扱いされず背伸びをしたい大地にとっては条件的に良かったのかもしれない。
またこれを聴いたとき思ったことは、一番はしゃぐのは暴走王(小川直也)、大地は興味なさそうな感じだったが、現在のIGFにとっては暴走王の顔を立てなければならないことからOH砲復活を言い出すのでは・・・・しかし現在の暴走王を橋本真也が見てどう思うのだろうかと思いたくなる。 -
石井慧vsミルコ・クロコップが決定も・・・藤田和之の激怒は必至!
北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの総合格闘家・石井慧(27)が、元PRIDE無差別GP王者ミルコ・クロコップ(39=クロアチア)と対戦することが20日、分かった。8月23日の総合格闘技大会IGF2(両国国技館)でのビッグマッチとなる。クロコップはPRIDE時代、エメリヤーエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとともに「ヘビー級の3強」と言われた超大物。石井にとって格闘家としての将来を占う重要な一戦になる。
石井にとっては待ちに待った相手との対戦が実現した。クロコップは、PRIDE時代にヒョードル、ノゲイラらと激闘を演じ、敗れはしたが「無冠の最強戦士」と異名を取った実力者。石井をデビュー戦で破った吉田秀彦や、桜庭らを破り、日本でも人気の格闘家だ。
39歳となったが、その強烈な左ハイキックは健在。昨年3月には母国で行われたK-1ワールドGP優勝を果たし、同年11月にも試合をしている。
石井は11年12月31日にPRIDE王者エメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦し、1回KO負け。今回「3強」の2人目と対戦することになる。「目標はUFCでチャンピオンになること」という石井にとって、クロコップはUFCでも戦っているだけに、自分の実力を測る上で格好の相手となる。
石井は現在、米ロサンゼルスに拠点を移しトレーニング中。1回2時間ほどの練習を1日2~3回こなし、次の戦いに備えている。同時に、米国籍を取って16年リオデジャネイロ五輪(ブラジル)での柔道競技に米国代表での出場を目指している。石井は4日に全米柔道体重別選手権に出場した際に「8月にIGFの試合が入るかもしれない」と話していた。
IGF2は、アントニオ猪木が総合格闘技を前面に打ち出した大会の第2弾。そのメーンで石井が、クロコップとどのような戦いを演じるか。石井の真価が問われる一戦になる。
8月25日に開催されるIGF両国大会のカードとして石井vsミルコが決定したと報じられた。現時点ではIGF王座がかけられるのかは不明、しかし相手がミルコとなれば王座は掛けられる可能性は高い。
ただ気になるのは藤田和之の存在、藤田は4月のIGF両国大会で石井との再戦を条件に暴走王(小川直也)とタッグを組まされ、石井に対しても再戦をアピールしていた。ここでまた藤田の要望が無視されるとIGFにとって藤田は必要とされているのかと思いたくなる。
藤田がどう反応するか、激怒は必至でその怒りの矛先は石井や暴走王だけでなく二人の要望を簡単に通してしまうIGFに向けられるだろう、現在のIGFは藤田と石井また暴走王のどちらが必要なのか・・・・
-
アントニオ猪木の懸案だった北朝鮮でのプロレスイベント開催へも・・・・
(スポーツナビより)
日本、北朝鮮のスポーツ文化交流の一環として、プロレス団体IGFの会長で、参議院議員を務めるアントニオ猪木氏が大会の共同実行委員長の1人に名を連 ねる「インターナショナル・プロレスリング・フェステバルin平壌」が北朝鮮の首都・平壌で8月30、31日の2日間開催されることが決定した。19日にアントニオ猪木氏が理事長を務め、 同イベントを後援する特定非営利活動法人スポーツ平和交流協会から各マスコミにリリースが流された。日本からはアントニオ猪木氏、北朝鮮からは国際武道競技委員会委員長の張雄氏が同イベントの共同実行委員長を務める。開催場所は平壌にある2万人の動員 が可能な柳京・鄭周永体育館。プロレス、格闘技の試合、テコンドーの演武が予定され、選手は世界各国から20名程度の選手が参加する。
アントニオ猪木の懸案だった北朝鮮でのプロレスイベントの開催が発表された、1995年4月28、29日に当時スポーツ平和党の議員だった猪木は「平和のための平壌国際体育・文化祝典」を北朝鮮で開催、新日本プロレスだけでなくWCW、全日本女子プロレスの選手が出場し現役だった猪木もリック・フレアーと対戦した。
今回はおそらくだが参加するレスラーはIGFに参戦しているレスラーや格闘家が中心、他団体に協力はしないだろう。ただ開催までにあと3ヶ月、猪木の周辺(政治的な圧力)だけでなく北朝鮮の事情もある。無事開催されるかどうか・・・ -
藤田和之の全日本登場の真相はIGFに対する牽制だった・・・
東京スポWebより
「パキスタン・ジャパンフレンドシップフェスティバル」(27日、東京・上野公園)で行われたIGF提供試合に、野獣・藤田和之(43)が電撃登場。IGF王者の石井慧(27)を痛烈批判した上、IGF離脱も示唆するなど爆弾を投下した。
パキスタン政府とのスポーツ交流として行われた屋外マッチ。将軍岡本の対戦相手「X」として登場したのは、何と藤田だった。岡本の猛攻をしのいでリバースDDTでマットに突き刺すと、延髄斬りを発射。最後はパワーボムで貫禄の3カウントを奪った。
ゴールデンウイークののどかな公園に集まった1000人の観衆を沸かせた藤田だったが、試合後は不機嫌極まりなかった。4月5日両国大会で石井に再戦要求し、合意に至ったかと思われたものの、7月13日福岡大会での再戦はまだ発表されていない。
この状況から交渉難航を察知した藤田は怒り心頭だ。「やりたくないんでしょ?(大みそかの試合で石井が)キンタマ蹴ったのガマンしてやったのに、俺のリマッチは受けねえのか? あんな汚いの、日本人か本当に? リング上でやるって言って結局やらないんだったら勝手にしろ」とバッサリ。石井との再戦が実現しない場合はIGF離脱も辞さない覚悟を明かし「全日本でも新日本でも呼んでくれるなら行くしね。俺フリーだからさ」と言い切った。
藤田は23日の全日本後楽園大会で、ケンドー・カシンのセコンドに就いて会場を驚かせたばかり。「(カシンに)『助けてやってくれ』と言われたから行っただけ。参戦も何もない。助けに行っただけ。何を助けに行ったのかは分からないけど…」と語るにとどまったが、行動が波紋を広げているのは事実だ。
「俺には戦う場所が、いっぱいあるから。地味でブサイクな石井を相手してやってるんだからさ。リマッチがなければ、IGFに用はない」との姿勢を打ち出した藤田。にわかに騒がしくなってきた野獣の今後から目が離せない。
パキスタン政府とのスポーツ交流イベント「パキスタン・ジャパンフレンドシップフェスティバル」のIGF提供マッチに出場した藤田がIGF王者・石井との再戦が実現しない場合はIGF離脱を辞さない構えを見せた。
23日の全日本プロレス後楽園大会に現れた藤田、全日本側の誘いではなくあくまでケンドー・カシンの要請でセコンドに着いただけに過ぎないと明かしていたが、カシンの要請だけでなく石井との交渉が難航?しているIGFに対する牽制の意味で全日本マットに現れたというのが真相のようだ。
石井との再戦に関してはIGF側が4月5日の両国大会で暴走王(小川直也)とのタッグ結成を条件にして藤田は渋々暴走王とタッグを組んだが、メイン終了後に藤田が再戦をアピールしても石井の反応が鈍かった。
ただ藤田にしても暴走王や石井のワガママはIGFが聴いても、なぜオレのワガママは通らないのという不満もあるのも事実だと思う、IGFが暴走王と石井のワガママを通さなければいけない“何か”があるんだろうが、今年からプロレスとMMAの2ブランド制にしたIGFだったが、MMAブランドで早くもプロレスを入れてしまい、週刊プロレスで総帥であるアントニオ猪木の怒りも報じられた、一部では“観客動員が振るわなかったから”と報じているが、本当に猪木はそれだけのことで怒っているのだろうか・・・ -
藤田とのタッグ結成も練習不足を露呈した暴走王、またしても敗れた澤田が引退を示唆…4月5日 IGF IGF「INOKI GENOME FIGHT1」両国国技館 6899人
<試合後のコメント、アピールなとはプロレス・格闘技DXより>
◇第0試合◇
▼IGFルールマッチ/オープンウェイト級/5分1R
○増田裕介(1R判定3-0)X野尻和樹
▼IGFルールマッチ/オープンウェイト級/5分1R
○栗原強(1R、3分38秒 腕ひしぎ十字固め)X怒火鞭
▼GENOMEルール/10分1本
○高岩竜一(4分50秒 片エビ固め)X奥田啓介
※デスバレーボム
◇第1試合◇
▼IGFルールマッチ/オープンウェイト級/5分2R
○ボブ・アームストロング(1R、2分00秒 KO)X鈴川真一
◇第2試合◇
▼IGFルールマッチ/オープンウェイト級/5分2R
○星風(2R 判定3-0)X澤田敦士
【澤田の話】「完敗…。甘かったね。俺が甘かった。ただそれだけ。(思ったより圧力が強かった?)俺のスタミナがないだけだよ。言い訳じゃないけど、3週間前に左肩の骨が折れて。思うようにトレーニングができなかった。それは俺の言い訳だけど…。それでも勝たなきゃいけないですけどね、勝負の世界というのは。とにかく完敗。こっちの肩が全然動かなかった。(練習中に痛めた?)練習中に。骨が浮いてるでしょ。MMAを舐めてました。(もう1回ベストでやりたい?)そうだね。しっかり練習しなきゃダメだね。俺が舐めてました。以上。やり直します。引退…引退します。負けたら引退ってことは決めてたんで」
◇第3試合◇
▼IGFルールマッチ/ライト級/5分2R
△山本勇気(2R判定 山本1-0)△ラマザン・エセンバエフ
◇第4試合◇
▼GENOMEルールマッチ/30分1本
ボブ・サップ ○ワン・ビン(7分12秒 体固め)ケンドー・カシン X将軍岡本
※アバランシュホールド
◇第5試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ/45分1本
藤田和之 ○小川直也(5分20秒 体固め)ピーター・アーツ Xレイ・セフォー
※STO
<試合後は藤田一人退場>
小川「おい藤田! お前いい加減にしろよ、俺を置き去りにするんじゃねえ。しっかりやろうじゃねえかよ。正直今日はコンビネーションうまくいかなかったんだけど、もうちょっと次はうまくなる。期待してくれよ」
【藤田の話】「小川に聞け、小川に。俺は条件飲んだからな。サイモン、わかってるだろ? 条件飲んだからな。なんでやったかわかるだろ? そういうことだよ」
【小川の話】「なんで藤田はいねえんだよ? (『小川に聞け』と吐き捨てていたが?)いい加減にしろよ、あの野郎。なんだあの態度はよ。最初から…。話はうまくいってるのか? お客さんに対して失礼じゃないか。なんでタッグなのに、ここにいないんだよ。いや、本当に恥ずかしかった。チームワークが全然ダメだった。(勝つには勝ったが、今後に繋がらない形だったが?)お互い思うところがあるんだろうな。しっくりこないっていうのは。やっていくと決めた以上は、やっていくよ、とりあえずは。(今後も継続していくと?)もちろん。だって、最初からうまくいことなんてねえと思うし。とにかくもっといいコンビネーションができるように。タッグらしいことをもう少しやらないと。今日は本当に見切り発車な部分があったけど、何とか回数を重ねて、いいようにしてくしかないし、今はこれが一番いいと思うし。(橋本さんと初めてタッグを組んだ時と比べると?)あの時もひどかったけど…。まあ、しょうがないよ、今日は。試合を重ねるしかないよ。もう少しコンタクトを取りながらやるしかないし、お互いプロだから、現場に来てやればいいと思っているだけの話だからよ。(試合数を重ねるにしても、IGFのスケジュールだとかなり間が空いてしまうが?)これをキッカケに、また全国を回れるようになればいいね。それはプロレスファンが待っているところに行けばいいと思うし。まあ、OH砲みたいに、こだわらずに地方巡業とか、IGFがやってくれればいいんだけど。あとはIGFに任せるしかないし。でも、前向きに俺はやっていくよ。(はまった時の爆発力はOH砲に引けを取らないものがあったが?)まあ、お互いちゃんと自分自身に誇りを持ってやっているタッグだから。これ以上にないタッグだと思うしね、今は正直言うと。1人ところを2人でやるっていうのは、OH砲とどうしても比べられちゃうけど、OH砲よりは凄いものしていくから、期待してよ。今日は最初だからしょうがない。本当にごめん」
【アーツの話】「(負けたままでは終われない?)俺たちの方が絶対に強い。(対小川については?)問題ないよ。次回はノックアウトを狙っていく。(今回で完全復帰だと考えていい?)引退してないよ。GLORYが勝手にラストファイトだって言ったけれど、俺は知らなかったんだ。知らない間にそういう形になってしまったのが本当のことです。(これからもファイトを見ることができると?)引退する時は自分から言いますよ。あれはGLORYでの最後の試合です、俺はホントに知らなかったんだ。グローリーのあの試合だって、若いチャンピオンと闘って俺は負けてないと思ったよ。 あの判定はおかしい。もう一回アイツと闘えるなら、 俺が今度はノックアウトしてやるよ。 俺の半分ぐらいしか生きてないようなヤツにも負けないから。 もう一度言っておこう。 あれはグローリーとフジテレビがイベントを盛り上げるために言っ てただけで、俺が知らない間に引退となっていた。 俺は引退するつもりなかった。俺もダマされたんだ。 引退するときはちゃんと自分から言うよ。ただ、 あの時点ではギャラが振り込まれていなかったから、 言えなかったんだけど、いまは真実を話せるよ。 あれはグローリーでの最後の試合というだけだ。 ちょっと遅れたけど、 ギャラはもらえたから話せるようになったよ、ハハハ!」
【セフォーの話】「(悔しい結末に終わったが?)勝ちたかったけど、こういう時もあるよ。次回またやるんだったら、絶対に勝ちます。(負けたままでは終われない?)もちろん。再戦したいです。とにかく藤田選手は強いし、肌を合わせてどういう選手なのかはわかったので、次回は絶対違う形になると思います。時差ぼけがあったかもしれないからね」
◇第6試合◇
▼IGFルールマッチ/オープンウェイト級/5分2R
○ブレット・ロジャース(1R、0分28秒 KO)Xクラッシャー川口
◇第7試合◇
▼IGFルールマッチ/オープンウェイト級/5分2R
○グラム(1R、3分34秒 レフェリーストップ)Xトニー・ボレーノ
◇第8試合◇
▼IGFルールマッチ/5分2R
○ミノワマン(1R、2分26秒 裏アキレス腱固め)Xヨーラン・ウルフ
<試合後>
ミノワマン「澤田選手、今日は…負けなんですか? いつ乱入してくるのかなと思ってたんですけど。澤田、元気出せよ!」
◇第9試合◇
▼IGFルールマッチ/5分2R
○石井慧(2R判定3-0)Xフィリップ・デ・フライ
<試合後に藤田登場>
藤田「おいチャンピオン、俺のリマッチ受けてくれるよな? そのために来たんだよ。いつ何時誰の挑戦でも受けるって言ったよな? 異存はねえな?」
石井「いつ何時、どんなルールでも受けます」
藤田「次リマッチやるからよ。IGFの責任者誰だ。サイモン! いいな? やるぞ。ここで発表しろ」
<バックステージ>
サイモン猪木取締役「ファンが望む場所でやりたい」
【石井の話】「(試合を振り返ると?)今年初っぱなの試合で、ちょっと硬くなりすぎて…。自分が想い描いていた、練習してきた動きとは全然違って、ちょっと課題が残る試合になりました。(課題になるのはどこの部分?)ちょっと硬くなりすぎちゃいましたね。あとは空回りしてたいというか。勝ち始めてからスタイルが変わってないので、研究されたら使えなくなるし、形をチェンジする時かなと思いました。(打撃に苦しんだ?)ちょっと蹴りが使えなくて、プレッシャーが掛けられなくて。最初はちょっと見ていこうかなと思ったんですけど、それがよくなかったですね。次は頑張りたいと思います。(試合後に藤田から挑戦表明を受けたが?)それはIGF側に任せているんで。言われた選手なら誰でもやるし、IGFに任せます。(違う選手ではなく、前回と同じ藤田と対戦することについては?)IGFは2大会しかないけど、GENOMEは何大会か増えたし、どんなルールでも問わず、どんな相手でもやりたいですけど、それは全部IGFに任せます。(押さえ込んだ時はいかなかった? それともいけなかった?)両方ですかね。(個人の思いとしては藤田と再戦したい気持ちと新しい挑戦者と戦いたい気持ち、どちらが強い?)違った選手かな。まあでも、叩かれたしね。誰でも何でもいいです。IGFに任せますよ。(MMA主体の新ブランド立ち上げ戦の面イベントを託された形となったが?)もっと頑張らなくちゃいけないなと思いますね。外国人はみんなデカいから。今のスタイルでは頭打ちが来たのかなと思います。(ヘビー級のロジャースvs川口戦は見た?)ちょっと試合前だったから見れてないですね。(強い選手が集まってきているが?)そうですね。レベルが上がってきます。(首相撲のヒザでは苦しめられたが、大外刈りで何度かテイクダウンを取れたことは?)やっぱり柔道に助けられたかなと思います。(次回はベルトを懸けて試合をしたい?)今回も僕はベルトを懸けてたから。それは常にそうです」
【藤田の話】「リングで言った通りなんで。それだけ。もう何もないよ」
IGFのMMAブランド「INOKI GENOME FIGHT1」をニコ生で視聴、注目は藤田と暴走王(小川)が組みアーツ、セフォーのK-1勢とのタッグマッチ。暴走王はK-1勢とのタッグ対決に先駆けて藤田にタッグ結成を呼びかけ、藤田は乗り気でなかったが石井との再戦を条件に渋々暴走王とタッグを組むことになった。本来ならMMAのイベントだが、暴走王やカシンなどが「MMAとプロレスを分けるに意義がある」という声もあってプロレスの試合が組まれてしまった。
大会前に藤田が暴走王に「小川はオレとタッグを組むつもりなら、もっとちゃんとした体を作ってこい。あんなペロ~ンとした体で、オレとアーツとセフォーがいるリングの中に迷い込んできたら、大ケガするぞ」と忠告していたが、暴走王はペロ~ンとした体で登場、練習不足による体調不良が体に出てしまっていた。藤田も暴走王の体調不良もあって先発を買って出るも、暴走王が納得せず試合前から揉め始め、試合中でも場外で殴り合いの仲間割れとなるが、藤田が暴走王をエプロンサイドに叩きつけてリングに戻し、試合をどうにか成立させようとする。だがリングに戻った暴走王にK-1勢が集中砲火を浴びせ暴走王はグロッキーに、暴走王の不甲斐なさに呆れた藤田もK-1勢に加勢して蹴るなど、暴走王は孤立無援状態となってしまう。防戦一方の暴走王に藤田が焦れたのか、やっとカットに入り藤田のリードで連係が決まると、最後も藤田の援護からの暴走王がSTOでセフォーから3カウントも、リング上で勝ち誇る暴走王に藤田は一人退場、暴走王はマイクで藤田に「もっとしっかりやろうぜ」のアピール、試合全体の足を引っ張っていたのは暴走王だっただけに、こっちが”おまえこそしっかりやれよ!”と突っ込んでやりたかった、また藤田もカットに入らず見捨てて帰っても誰もが納得するのではと思った。
MMAマッチはIGF勢が次々と敗戦、MMAでのキャリアのなさが試合に出てしまっていた、澤田は元力士の星風と対戦し、澤田は寝技に持ち込むも極めきれず、2Rで星風の膝蹴りが澤田の急所に直撃し試合は一旦中断、再開されるも澤田は失速、防戦一方の澤田にセコンドが試合を止めようとしたが、澤田は懸命に耐えて判定に持ち込むが結果は判定負け、試合後は自信喪失になったのか引退を示唆したが、澤田はどうなるのだろうか…
メインの石井は払い腰など柔道技をみせるが、寝技を極めきれず判定勝ちとなるも、消化不良の内容に館内からブーイングがとびかった。石井は打撃より寝技中心なだけにDREAM時代から支持されることはなかった。また石井のマイペースさも支持されない一因にもなっている。試合後に藤田が再戦をアピールしたが観客は盛り上がらない、日本のMMA熱が冷めてしまったの・・・
IGFのMMAブランドは課題の多いスタートとなったが、石井をエースとして立てるのか、プロレスとどう向き合うのかが今後の課題になると思う。小川のマイクに腹出過ぎたー!の野次。 #igf pic.twitter.com/rKcEHoPi7e
— プロレスaID (@enudraaid) 2014, 4月 5駐日キューバ大使から勝利者賞をもらう小川直也。もうこれだけで面白い
— saitou (@majan_saitou) 2014, 4月 5小川直也は黙って柔道だけやってればいい。 #igf
— KENTA. (@gera_kenta) 2014, 4月 5メイン終了、藤田乱入。石井慧にリマッチ要求。盛り上がらない観客に焦って執拗にアピール続ける藤田。なんだこれw
— saitou (@majan_saitou) 2014, 4月 5IGF観戦終了。メインは石井がフライを判定で下す。しっかりと石井は相手の攻撃をガードしていたが、決定打は与えられず。綱渡りのチャンピオンという印象。そして藤田が王座挑戦表明。 #igf
— アベックピアノ (@ssaw4season) 2014, 4月 5澤田選手の引退って本当ならショックだ。寝れねえじゃねえか。
— 123da (@igf123da) 2014, 4月 5 -
今年のIGFはMMA、プロレスの二本立てて!今年も両国で大晦日興行開催!
(スポーツナビより)
IGFは6日、都内で年間大会日程を発表し、今年も大みそかに両国国技館で「INOKI BOM‐BA‐YE 2014」を開催すると明らかにした。全5大会を行うが、すべてに地上波テレビ放送が予定されているという。次回大会は4月5日の両国大会「INOKI GENOME FIGHT 1」で、MMA(総合格闘技)ルールの試合を主体にするとした。
4・5でフィリップ・デ・フライ(27)=英国=との対戦が決定したIGF王者・石井慧(27)は会見で「フィリップ選手に勝って、今年も全勝でいきたい。フィリップ選手は寝技に強い。リラックスして打撃も打てるし、全体的に強い。何でもそつなくやる印象」と警戒。25歳でUFCデビューしたフライは関節技を得意とし、昨年大みそかの「INOKI‐」ではブレット・ロジャース(32)=米国=に勝利を収めている。
今年初戦は現時点でノンタイトル戦だが、石井は「ベルトがかかってなくても、負けたら返上します」と宣言した。同席したアントニオ猪木会長(70)は石井に対し「予測のつかない勝負をファンは望んでいると思うので、そんな試合をして欲しい」と要望した。
また、7月13日の「GENOME30」(福岡国際センター)、10月13日の「GENOME31」(愛知県体育館)ではプロレスルールを主体にし、4・5両国、8月ごろの東京大会「INOKI GENOME FIGHT 2」はMMAルールが主体。大みそかはプロレスとMMAのオールスター大会になる予定とした。
【会見における猪木、サイモン氏】
▼サイモン氏「こういう形で新しいIGFが今年スタートできます。いろんなことにチャレンジしていく年になります。海外とかいろんなことがどんどん起きると思いますので、ご期待下さい」
▼猪木「元気ですか! 世の中が元気がなくなってしまったということで、ずっと元気ですかと言ってきました。いつも新しい議題をということで、この人生を振り返ると、そんな歴史の繰り返しだったかなと。そろそろ世界へと。ネットの時代に入って、このニュースが世界に流れる。その中で世界発信。今まで中国、パキスタン、今度は北朝鮮も含めまして、いろんなところから要請があり、選手も戦いの場が日本だけでなく世界にも。私の理念がスポーツ交流を通じて世界平和。選手、IGFもそのへんを視野に入れた上で。これは私も感性で生きてきたんで、パッと絵が見えるんです。その絵を皆さんに伝えるのは難しいですが、時間をかけてね。経験に勝るものなし。今年のテーマはたぶん世界に発信。それに応える選手がいれば。元気があれば何でもできるということで、元気をもって発信していきます」
――MMA中心のシリーズをやっていく理由は?
▼猪木「今、MMAと聞いてなんだろうと思いました。俺の時代は分けたことがないですから、いつの間にかそういう線引きができた。私は異種格闘技に挑戦された歴史ですから。私が政界に立った当時からそういう線引きができて、住み分けが決まってしまったために自分たちの市場が小さくなってしまった。そこを選手たちの凝り固まってしまったものを一回バラバラにして。戦いですから、それなりのルールはありますから。次の時代はたぶんUFCもある時、人気がガーっときますけど、それを持続していくのが難しい。その中で世界の格闘関係者も含めて、違うもの、新しいものを求める時に入ったんじゃないか。それに応えていけるように、IGFの今年の目標を置いていこうと思ってます。今回、中国の選手・ワンピンもそうですし、パキスタンの選手というか、15歳、そういう選手が3月、これからIGFに参戦します。逆にIGFがそういう選手とともに海外に出て行く機会が多くなると思います」
――石井への期待は?
▼猪木「今、国会の方で頭がいっぱいで、これから勉強して。正直選手の名前もなかなか覚えてない部分が出てきました。昨日は久しぶりにみんなと接した時間がありました。定期的にまた皆さんと食事を交わしながら聞かないと私もわからないところがありますからね。みんなから話を聞いたうえで。予測のつかない勝負をファンが求めてると思いますので、そういう試合をしてもらいたい」
――藤田、小川は出場する?
▼サイモン氏「もちろんオファーの方はかけるつもりです」
――各シリーズのMMAとプロレスの割合は?
▼サイモン氏「あくまで組みたいのは7-3、8-2。その時のいい選手によって決めていきたいと思います」
――INOKI GENOME FIGHTINGの由来は?
▼サイモン氏「猪木の遺伝子という部分でそのままです。新しくいろんな部分で世界に向けての第一歩だと思いますので、そういう意味も含まれています」
――ロード・トゥINOKI BOM-BA-YEについては?
▼サイモン氏「できるだけ若い選手、無名の選手でも構いませんのでチャンスを与えたい。第1ラウンドが4月、第2ラウンドが7月、決勝が8月。無差別でやるつもりです」
▼猪木「私の信念、言ってきたことがブレないように、プロレスからメッセージをと、かつての師匠が残してくれたものを次の時代に引き継いでもらって。市場が小さくなって、プライド、誇りをもてないような時代になりましたけど、そういうプロレスというプライドを持ちながらもこれからの1年じゃなく、10年、20年。そういう意味ではプロレスをもうちょっと世界的な、また日本全体にファンが広がるような企画をIGFのスタッフに考えてもらって、石井選手も世界の強豪を迎え入れ、そういう年になるよう、これから走っていきたいと思います。私も政治の世界に行ってしまって、実際に事務所に行く時間もあまりないかもしれませんが、私の場合は世界の要人とも会えます。キューバなんかもぜひプロの興行をやりたいと企画が上がってます。世界が目を向けてくれるような、びっくりさせる。そういうことも含めて代理で交渉を進められるようにサイモンに頑張ってもらって、人がやれないことやらないことを頑張っていければ」
IGFの会見が行われ、まず今年も両国で大晦日興行の開催、そして新たなるイベントとしてMMAを主体とする「INOKI GENOME FIGHT 1」、通常のプロレスである「GENOME」シリーズであるプロレスも7月13日に福岡、10月13日に愛知で開催され、大晦日はMMAとプロレスによる合同イベントになることになった。以前にDSEが格闘技はPRIDE、プロレスはハッスルと二部門を設けたことがあったが、スタイルは違えどIGFも同じ形をとったようだ。
今年のIGFはプロレスとMMAと興行を分けることになったが、猪木が望んでいることなのかというと、猪木は「プロレスと格闘技を分けるな!」と考えていることから本音では望んでいない、だが暴走王(小川直也)はおそらくだがMMAから撤退していることでMMA路線には参戦せず、IGFの所属選手もクラッシャー川口以外は鈴川真一や澤田敦士を含めてMMAの経験が少ない選手がほとんど、IGF王者である石井慧、青木真也らはIGFルール(プロレス)でのOKといっても経験もないことから、現実問題として分けざる得なかったというのが本音だろう。
今年も大晦日は両国となったが、最も狙っているのは“たまアリ”ことさいたまスーパーアリーナへの進出、IGFがDREAMにとって代わるだけでなく新日本プロレスに並び超えるという野心が見え隠れしているような感じがする。 -
IGF12・31全カードが決定・・・格闘技大戦争から10年が経過した
<プロレス格闘技DXより>
12・31両国国技館大会『INOKI BOM-BA-YE 2013』の全カード発表会見が17日、東京ドームホテルで行われ、アントニオ猪木、大会に出場する14選手が出席。青木真也の相手がマッハ道場所属のTOSHIに決まったほか、中国人留学生ワン・ビンデビュー戦(vs鈴木秀樹)など新たに4試合が追加となり、第0試合を含む全10試合が出揃った。◇
大みそ日決戦が2週間後と迫ったこの日、12・31両国大会の全カードが出揃った。新たに追加となったのは4試合。中国人留学生ワン・ビン初陣の相手が鈴木に決まった。「自分より強いレベルの相手とやりたい」と希望していたワン・ビンだが、鈴木は今年、日本人トーナメントに優勝し、IGF王者・藤田和之に挑戦。藤田、小川のツートップに食い込みつつある存在。デビュー戦でいきなり強敵と対決することになった。
この日の会見にワン・ビンは少林寺拳法の衣装で登場。鈴木と対峙するや少林寺拳法の構えで威かくした。今は技術習得の鍛錬を重ねる日々で、勉強中という日本語で「こんにちは。ワン・ビンです。31日、頑張ります。日本語の勉強も頑張ります」と意気込みを話した。
IGFは昨年7月に初の中国・上海大会を開催し、今年7月には上海道場も完成させた。中国進出に拍車をかける意味でもワン・ビンにかける猪木の期待も大きく、「世界情勢が厳しい中、中国国民もストレスなりを感じてますからね。それを代弁できるような闘魂、ファイティングスピリットを見せてもらいたい」と中国版・力道山を目指すよう注文をつけた。
MMAマッチの目玉の一人、青木の対戦相手が福島県出身の日本人ファイター・TOSHIに決まった。空手、総合、キックボクシングと豊富な格闘技歴を持つTOSHIは、マッハ道場に所属。総合格闘技戦績は9戦7勝(5KO)2敗だ。「結果を求めて頑張っていきたい」と大物食いを狙うTOSHIはかつて青木を破ったことのある師匠・桜井“マッハ"速人に対策を授かるつもり。「批判は試合が終わってからにしてください」とけん制する強気なところもみせた。
迎え撃つ青木は余裕しゃくしゃく。「一生懸命頑張って、皆さんが元気になってもらえるような試合をします」とTOSHIの存在を無視し、「とにかくIGFで試合させていただくのが楽しみです。この会場に来て、その気持ちがより一層強くなりました」とIGFマット初登場へ向けて胸を躍らせた。
また、この日、IGF MMAルール、「クラッシャー川口vs天田ヒロミ」戦で採用されるIGF MMA・キックボクシングMIXルールが和田良覚レフェリーから発表された。MMAルールは5分3ラウンドでインターバルが90秒。通常のMMAではインターバル60秒がスタンダードだが、「体力回復を図っていただいて、その代わりアグレッシブでやってもらうため」の設定だ。ただし消極的な選手には容赦なく減点が課せられる。
顔面を除くヒジ攻撃ありで、グラウンドでも後頭部、脊髄への攻撃を除く打撃が有効。頭突きも頭部以外になら打つことができる。コスチュームも硬質のものでなければ任意で、オープンフィンガーグローブ、ボクシンググローブ、素手など自由に選択できる。素手の場合の顔面パンチは反則となる。MMA・キックボクシングMIXルールは1ラウンドと3ラウンドが3分のキックボクシングルール、2ラウンドが5分のMMAルールの3ラウンド制。ヒジ攻撃なしで、3ノックダウン制。クリンチや首相撲などのつかみは1ラウンドに一回のみ。“一本至上主義"で判定決着はなく、フルラウンド戦った場合は引き分けとなる。
大みそ日決戦へ向けて陣容が全て出揃い、猪木は「1、2、3、ダァー!」で大会成功を祈願。今年もIGFの戦いが2013年を締めくくる。
【会見の模様】
▼猪木「元気ですか! 今は登院停止となってますので、今日はこの場所に出ていいのかなと。冗談ですよ。そういう冗談が通らない世界に入ってしまいまして。何はともあれ元気をということで、日本経済も多少よくなってきたかなと思いますが、北朝鮮問題もあります。スポーツ交流を通じて世界平和。来年は各国からオファーがきてます。IGF恒例の大みそ日。年末を目いっぱい盛り上げて皆様の力を借りて素晴らしいイベントになればと思います」
▼奥田「今回IGFに参戦させていただいてありがとうございます。相手はマイク・ジョー。やってきたことが全部違うし、4年間、須藤元気監督の下でやってきてスキルも違う。試合みてもらったらわかります。ゴング鳴ったらわかります」
▼ジョー「31日、大暴れします。打撃で興行を盛り上げていくんであれば、ノーガードもありやし、パンチでも蹴りでもヒジでも、僕は打撃しかやらないつもりなんで、面白い試合をみせれるように頑張ります」
▼岡本「今年、新人賞を逃してしまい、気持ちがめげているので、黒い塊のボブ・サップを倒して来年に弾みをつけたい。デビュー戦でも勝ってるんで相手にもならない。そこをみてください」
▼サップ「確かに将軍はデビュー戦で勝ったが、31日はビーストが必ず勝つ。ビーストがリベンジする」
▼ワン・ビン「こんにちは。ワン・ビンです。31日、頑張ります。日本語の勉強も頑張ります」
▼鈴木「僕とワン・ビンの一戦が日中交流の第一歩。それを目指して頑張ります」
▼北岡「こういった大きな会見に来ると昨年の大みそ日を思い出します。今年こそ勝って年を越したいと思います」
▼天田「日本人の数少ない正面からの打ち合いを皆さんにみてもらいたい。必ず倒します」
▼川口「天田さんは打撃の師匠に当たります。師は超えるためにある。しっかり打ち合って勝ちます」
▼TOSI「自分は結果を求めて頑張っていきたい。マッハさんに対策を教わってます。批判は試合が終わってからにしてください」
▼青木「一生懸命頑張って、皆さんが元気になってもらえるような試合をします」
▼ミノワマン「今年の年末も出場することできて感謝してます。心身統一して勝利を目指して頑張ります」
▼澤田「ここで次元を低い話をしてもしょうがない。ボコボコにして、いい年を越せたらと思います」
▼鈴川「俺のタッグパートナーは小川になりましたけど、姿を現さず(会見を欠席)、どこで何をやってるんだと。バンナ、セフォー、俺の敵ですけど、バンナにこの前の借りをしっかり返して、これぞIGFという激しい試合をしたいと思います」
――相手が決まったが?
▼青木「大みそ日にいただいた仕事なので、一生懸命自分のベストを尽くしたいと思います」
――IGF MMAルールの印象は?
▼北岡「僕ら、いろんなルールを想定してずっと練習してきたので、問題なく対応できる。いいパフォーマンスが見せられると思います」
▼青木「MMAルールだとかIGFルールだとかが野暮だなと思いますけど、とにかくIGFで試合させていただくのが楽しみです。この会場に来て、その気持ちがより一層強くなりました」
▼TOSHI「自分は急に決まってビックリなんですけど、とにかく頑張るだけです」
【和田レフェリーの話】「まずMIXルールですが、1ラウンド目がキックボクシングルール。IGFでもキックやってますので、そのルールです。2ラウンド目が5分のMMAルールになります。3ラウンドがキック。インターバルが90秒。通常のキックは1分ですがMIXルールということで90秒。ヒジなしのキックボクシングルールで、3ノックダウン。つかみは一回まで。こう着がないようなルールになっています。ボクシンググローブは10オンス。1ラウンドがタイムアップした場合、2ラウンド目のMMAルールはほぼ異種格闘技に近いので、掌底でやってもいいですし、顔面のナックルはなしですが、頭突きはボディに対してもありです。またボクシンググローブをつけての総合ということも考えられます。そのへんはフリーで行います。完全な一本至上主義の判定なし。KO、ギブアップ、TKO。1ラウンドにダウンを奪ったとしても完全にKO、TKOしない場合、3ラウンドまで残ったとしてもドロー判定となります。完全に倒さないと勝てないルールになっております。MMAルールですが、5分3ラウンド、インターバル90秒で行います。通常、既存のルールですと、5分3ラウンドの場合、インターバル60秒になっておりますが、あえて90秒にしました。体力回復を図っていただいて、その代わりアグレッシブでやってもらうために90秒と設定しております。世界のスタンダードで階級は作ってありますが、極端に軽い階級の選手はおりません。オープンウェイトは無差別級というのもございます。コスチュームはほとんど何でもあり。ムエタイのタイツ、レスリング、また伝統的な格闘技の道着を使ってもOKです。相撲のまわしでもOKですし、冠がアントニオ猪木ですので、異種格闘技をコンセプトに考えたルール、現在できる最低限の安全性を重視したルールになっております。シューズの着用も認めています。ジッパーとか硬質のものはNGです。ワセリンはインスペクターが試合前にT時に軽く塗らせてもらいます。ヒジ打ちがありますので、カッティング予防。これはUFCさんと同じです。その代わりセコンドはワセリンに関しては触らせないようにします。グラップリングの選手の不利になりますので。ロープ際もストップドントムーブ。外に出たらブレークしますが、多少出たとしても技が決まってたらブレークはかけません。テイクダウンを取って関節を決めるのはかなり高等な技術で体力も使います。ブレークしたら選手の技術なりが無駄になってしまうので、続行させます。顔面を殴る時はオープンフィンガーグローブかボクシンググローブ。顔面以外なら頭突きはOKです。場外に逃げる行為は反則。後頭部、脊髄のバックラインは命をつかさどるところになりますので厳しく禁止します。グラウンドのフットスタンプ、蹴り上げ、ヒザはOKにしてるんですが、亀になった状態でタテのラインでヒザを頭に入れる行為は反則にします。30日のルールミーティングで選手に話しますが、ほとんどなんでもありのルールと思ってもらって結構です。判定も10点法で行います。ドロー判定ありです。ただしこれは引分けだなという試合に無理やり白黒つけません。アグレッシブじゃない選手にはカードをどんどん提示して減点をとっていこうと思ってます」
☆12/31(火)東京・両国国技館『HEIWA Fields presents INOKI BOM-BA-YE 2013』14:00開場、15:00開始◇第0試合◇
奥田啓介(1/10)マイク・ジョー
◇第1試合◇
将軍岡本(1/20)ボブ・サップ
◇第2試合◇
▼IGF中国人留学生ワン・ビン デビュー戦
鈴木秀樹(1/20)ワン・ビン
◇第3試合◇
▼IGF MMAルールマッチ
北岡悟(5分3R)ラマザン・エセンバエフ
◇第4試合◇
▼IGF MMA・キックボクシングMIXルールマッチ
クラッシャー川口vs天田ヒロミ
※第1ラウンド、第3ラウンドは3分のキックボクシングルール、第2ラウンドは5分のMMAルール
◇第5試合◇
▼IGF MMAルールマッチ/ヘビー級
ブレット・ロジャース(5分3R)フィリップ・デ・フライ
◇第6試合◇
▼IGF MMAルールマッチ
青木真也 (5分3R)TOSHI
◇第7試合◇
▼IGF MMAルールマッチ/オープンウェイト級
澤田敦士(5分3R)ミノワマン
◇第8試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ
小川直也 鈴川真一(1/45)ジェロム・レ・バンナ レイ・セフォー
◇第9試合◇
▼IGFチャンピオンシップ防衛戦/IGF MMAルールマッチ
[第2代王者]藤田和之(5分3R)[挑戦者]石井慧
※藤田5度目の防衛戦
☆立会人はエメリヤーエンコ・ヒョードル大晦日に開催される「INOKI BOM-BA-YE 2013」の全カードが発表され、対戦相手が決定していなかった青木はマッハ道場のTOSHIとの対戦、カード全体を見てもプロレス、MMA、キックと猪木から言わせれば“格闘の全て”が揃ったマッチメークとなったようだ。
10年前である2003年の大晦日は「PRIDE男祭り(たまアリ)」「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!(ナゴヤドーム)」「INOKI BOM-BA-YE 2003(神戸ビッグウイング)」と三つの格闘技イベントが開催されたが、「INOKI BOM-BA-YE」は不手際の連続もあって大惨敗を喫し、猪木は格闘技界から追われ「INOKI BOM-BA-YE」も消えていった、しかしK-1とPRIDEが消滅し猪木がIGFを設立して「INOKI BOM-BA-YE」のタイトルが復活し大晦日興行も復活させた。今年はK-1だけでなくPRIDEに出場していた選手まで集まるようになった、それを考えるとこの10年間の勝者は猪木だったということなのだろうか・