IGF
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IGF大晦日興行の全カード発表・・・迷走した1年、73歳を迎える猪木とどう向き合うのか・・・
☆12/31(木)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE 2015』15:00開場、16:00開始
◇第1試合◇
▼INOKI BOM-BA-YE OPENING FIGHT(GENOMEルール)
柴田正人(1/20)那須晃太郎
◇第2試合◇
▼GENOMEルール
将軍岡本 (1/20)王彬(ワン・ビン)
◇第3試合◇
▼IGFチャレンジ NEXT2016(IGFルール:ライト級70.3Kg)
奥田啓介(5分2R)山本勇気
◇第4試合◇
▼IGFリベンジ Remember 2014(IGFルール:オープンウェイト)
鈴川真一(5分2R)クリス・バーネット
---休憩---
◇第5試合◇
▼BOM-BA-YEスペシャルマッチ(GENOMEルール)
青木真也(1/30)モンターニャ・シウバ
◇第6試合◇
▼暴走王vs破壊王 破壊王没後10周年特別試合(GENOMEルール)
小川直也(1/60)橋本大地
◇第7試合◇
▼GENOMEニューイヤーズイブ スーパーマッチ(GENOMEルール)
藤田和之(1/60)澤田敦士
◇第8試合◇
▼IGF WORLD GP 2015決勝戦(IGFルール:オープンウェイト)
オリィ・トンプソン(5分3R)フェルナンド・ロドリゲスJrIGF12月31日両国大会の全カードが発表され、藤田の相手は8月の両国と同じく澤田となる。メインはIGF(MMA)なれど藤田vs澤田が実質上のメインとなる。
カードを見た感想は出場メンバーがミルコ・クロコップは仕方ないとはいえ、ジョシュ・バーネットの参戦もない、そして鈴木秀樹もZERO1元旦興行を優先したのか、またDoropkickでのインタビューでIGF批判をした影響なのかカードからも外れ、IGFの現状を物語っているような編成となった。
藤田vs澤田に関しても8月に激闘を繰り広げてから4ヶ月が経っているとはいえ、もう少し間隔を開けて欲しかった、組まれた以上やるしかないのだろうが、前回以上の試合を求められる。
IGFのこの1年は「迷走」の1年、アントニオ猪木は国政に専念しながらも藤田vs諏訪魔の一件では介入して影響力を誇示し、MMA路線もミルコ・クロコップに勝ち逃げされ、また石井慧には振り回されるなど、いくら猪木を前面に立てているとはいえ、今年の迷走ぶりはいただけないことが多かった。
その中で行われた8月の藤田vs澤田戦は試合は今までのIGFの中ではベストバウトでもあり、一筋の光明を見た思いだった。
アントニオ猪木も来年は73歳、猪木自身が「背が縮んだ」と自虐するも年齢というものを否定できなくなった、それでもIGFは齢を取った猪木を売りにしなければいけないのか、猪木抜きでIGFは成り立たないのか?来年は厳しい状況になるような気がしてならない。PR -
橋本大地vs暴走王が決定も、気持ちが噛み合わないまま・・・
(プロレス格闘技DXより)
IGFは17日、大みそ日の“猪木祭"で「小川直也vs橋本大地」のシングル初対決を行うと発表した。“破壊王没後10周年特別試合"として組まれたが、小川は会見に私服で現れた大地を「根本的に何かが間違ってる」と糾弾し、鉄拳制裁を予告。一方の大地は「今の小川に興味はない。ハッスルの時よりひどい」と吐き捨てた。大地の父である“破壊王"故・橋本真也さんと小川は、かつて世間を巻き込んだ殺伐戦を繰り広げ、ZERO-ONE旗揚げ当時にはタッグチーム“OH砲"を組んだ切っても切れない仲。破壊王没後10年にあたる今年の最後に“暴走王vs破壊王子"の一騎打ちが初めて行われることになった。
だが、会見では“親子喧嘩"さながらの事態に。スーツを着込んで正装で現れた小川は、キャップにピアスの私服姿で現れた大地に両国国技館前で“公開説教"を始めた。
会見前の写真撮影が済んだところでたまらず口を開いた小川は「正直に言うとね、この格好はなんなんだろうね。レスラーとして恥ずかしいよ。オヤジが見たら泣くぞ?」と糾弾。大地もひかずに「これは俺のスタイル。オヤジの10周年の試合(※8月後楽園の橋本真也復活祭)した時、何かしてくれたのかよ? だったらオヤジのこと語れねえだろ?」と言い返し、ぶ然とした小川は「良く分かんねえわコイツ。ちょっと外してくんねえ?」と大地を一度“強制退席"させた。
小川は5月のミノワマン戦でヒザを負傷。完全に癒えてはいないが、それでも大地戦を受諾した理由を「体調的な不安は正直あるけど、年齢的なものも含めて今しかやれないのかな、と思った。破壊王の(没後)10周年のタイミングは今しかないからね」と説明し、「だから、『あんなこともあったな、こんなこともあったな』って、いろいろな思いを抱いて今日も来たんだよ。でも、ヤツを見てたらその気が失せそうだよ」とため息をついた。
さらには「俺はレスラーとして、対世間の服装とか猪木さんに習ったことはたくさんあった。破壊王だってそうだったよ。何度目かに俺とやる時は頭を丸めてきたし、レスラーらしい格好はしてたよ。それを俺のスタイルだ…とか、オヤジを否定してんのか? あの髪形で帽子かぶって…ナメてんのか? 正直蹴っ飛ばしてやろうかと思ったよ。オヤジの名前でやってるだけじゃねえか。それほど情けねえものはない。確かに二世は大変だと思うよ。オヤジを超えなきゃいけないんだから。それを承知でやってんだから。やる以上は言い訳にはなんねえよ。それを甘えでやってるならバカ」とまくし立ててヒートアップ。
そのうえで「俺の考え方が古いとか、あいつが若いとかじゃない。あいつは根本的に何かが間違ってる」と断じ、「この闘いを通じて、レスラーとは何たるものかあいつに分からせてやればいいと改めて思ったよ。熱い気持ちを31日、あいつにぶつけなきゃいかんなと。鉄拳制裁ですよ、いわゆる」と“鉄拳制裁"を予告した。
一方の大地も“うんざり"といった表情。小川が去った後、改めて取材に応じ「正直、突っ込まれるところが低レベル。なんだその格好は…って、俺のオヤジでもオカンでもないだろ」と吐き捨てたうえで、「もともとやりたくないんだよね。嫌いだし。カードに至るまでも遅いし。このカードに関して正直、何の面白味も感じない」と言い切った。
小川の“鉄拳制裁予告”についても「何に対して制裁するの? 試合として潰してやる!っていうなら分かるけど…」と冷笑した大地は「今の小川直也はハッスルのイメージですよ。ハッスルよりひどいな。ZERO-ONE立ちあげてやってた時は、本当に暴走したら危ねえなっていう殺気もあったけど。ハッスルの時のクセがついたまんまIGFに上がってて、今はもっとひどくなってる」とバッサリ。「ZERO-ONEの時の小川直也が出るなら別だけど、今のままならまったく興味ないですね。(暴走王で来るなら)やっとそこに価値が生まれるよ」と暴走王・小川の“復活"を逆に要求した。
とにもかくにも互いを“根本”から否定。破壊王の急逝から10年、物議をかもした3度目の“小川vs橋本"からは17年。改めて“実現"する“いわくつきの対決"は2015年の大みそ日に何を産み落とすか――。
☆12/31(木)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE 2015』15:00開場、16:00開始▼IGFルールマッチ IGFチャレンジ NEXT2016
山本勇気(5分2R)奥田啓介
▼IGFルールマッチ IGFリベンジ Remember 2014
鈴川真一(5分2R)クリス・バーネット
▼IGF WORLD GP 2015 決勝戦
オリィ・トンプソンvsフェルナンド・ロドリゲスJr.▼ルール未定
モンターニャ・シウバvs青木真也
▼暴走王vs破壊王 破壊王没後10周年特別試合
橋本大地vs小川直也
IGFが会見を開き、31日の両国大会で暴走王(小川直也)と橋本大地がシングルで発表した。
暴走王と大地は2014年7月27日IGF「東日本大震災復興チャリティーイベント元気祭り2014」の青森大会でタッグで対戦したが、暴走王は「大地、オマエとはヤンネーよ!」と大地のパートナーだった将軍岡本との対戦に終始し、大地が暴走王に絡もうとしても暴走王はパートナーだった高岩に大地の相手に任せっぱなしでほとんど絡ないままで試合が進み、最後は暴走王が将軍岡本をSTOで降したものの内容的には不発だった。
(2014年7月27日 青森大会での両者のコメント 週プロモバイルより)
小川「まだ俺とやるにはふさわしくないから。こないだの藤田戦見て、あの福岡から短い期間で変わるとは思えないし。ちょっとでもとびかかってやろうというモーションもしなかったし。勝手に組まれたカードだけど、組んだからってやれると思ったら大間違いだよ。みんなお膳立てしてもらえると思ってるだろうけど。バカヤローって。自分でね、つかむモンなんだよ。お膳立てされて、できるとかそうじゃねぇだろうって。今日見てもわかるとおり、絡むチャンスはいつだってあったんじゃねぇか。それが絡めないっていうのが、まだお膳立てがないとダメってことだろう。俺が出だしのころだって、“場外での活動”あって、やっとたどり着けたから。そういうのは、彼は彼でやってほしいし。彼のお父さんの時、逆に俺はそうだったから。そういうのをやってほしかったね。(もっと突っかかってこいよと?)そりゃ、もう。俺は橋本真也が振り向くまではどんな汚い手でも、いろんなことしたよ。お膳立てじゃなく、切羽詰まらせて、土俵際まで追い込んで、追い込みまくって、対戦に結びつけたわけだから。本気にさせない限りはやる価値ないし。今日は高岩君が処理してくれたから。やっぱりとびかかってでも、タックルでも、ちょっとでも。そういう部分でも残念だね。(大地選手は逃げてるとしか思えないと言っていたが?)逃げてないよ。それがわからないようじゃ、ダメだ。だいたいなんで俺が逃げなきゃいけないんだ。逃げてるとしか思えないとか、甘いよ。
(高いハードルの裏には期待がある?)藤田は藤田なりの直接っていうやり方で、俺は俺で、それは違うと思うし、同じやり方してもしょうがない。プロレスっていうのはいろんな角度があるから。彼はそれを理解して、これからやっていかないと。みんなが真正面からぶつかるわけじゃないんだぞと。それは世間も同じ。俺も橋本真也との対戦をこぎつけるのに、どれだけやったことか。彼なんか一番わかることだろう。自分のお父さんの背中を見てるんだから。良くも悪くもそうったメッセージだよ。普通、付き合いぐらいやってやろうかなっていうのが普通かもしれないけど、そこは橋本真也の息子ってことでしっかりと態度で。実際にそうならなきゃわからないってことをしたまで。そういう点でありがたい
と思ってほしいな」大地「何もやってないですよ。何もやってない。なんだあれ? どういう意味で相手にしてないのか、わかんないし。多分、相手もわかってんだよ。俺がどんな気持ちでいるか、とかさ。わかんないわけがない。でもね、俺はわかってると思ってる。一回は親父と組んでOH砲なんかやってたけどさ、やっぱりライバルだったわけじゃん。親父のライバルだった人といま同じリングに立ってるわけで。同じ団体に入ってさ、いまここで当たる機会があったわけじゃん。それなのに、どういう考えで一度も俺と絡まなかったのか。理解に苦しむっていうか。こんな弱いヤツとやってらんないと思ったのか知らないけどさ。そんなレベルなのか、めんどくせーからやらないと思ったのか。それすら読めない。悪く言うつもりはないけど、俺からしたら逃げてるようにしか見えなかった。俺だって、力の差はあるかもしれないし、まだ俺が勝てる実力があるのかわからないけど、でもやることから逃げたじゃん。あれは逃げにしか見えない。プロレスやって、一度も絡まなかった人なんていなかったし。ロックアップなり、なんなり、絶対一度は絡んだよ。絡まなかったの、初めてだよ。接触すらない。1ミリもない。初めてだよ。ホントに初めて。(今後は?)もちろんやりたい気持ちはあるし。ちょっと前だったら、本当にどうでもいいと思ってたよ。会見で聞かれても何とも思ってなかったから答えなかったし。ただ、今日こういう風にカードを組まれて、何かしらの縁というのがあってのことだと思ったから。どうせやるんだったら、接触したいと思ったし。それでも相手が接触を拒んでるんだったら、次やる時までに俺が強くなってればいいだけの話でしょ。そんなの体の大きさとか関係ないからさ。ここはIGFでしょ。いままでだって無差別でやってきたんだから。大丈夫だよ。俺を見くびってる。たぶん俺がやってきた3年、4年を知らないんでしょ。俺が強くなればいいだけの話だから。もっと上に上がっていくから。いつでもやりたいと思ってるし。次やるときまでにはもっとレベルアップして、相手が手を出さないといけないなと思うぐらいまでプレッシャーかけていくから」
コメントを見ても暴走王は格の差と大地が逃げていたを理由にしていたのに対し、大地は暴走王の見下された腹正しさと、父親である橋本真也のライバルとの対戦に期待をかけていたのにも関わらず裏切られたという気持ちが出ていた。
IGFも大晦日大会にも関わらず目玉カードがないということで大地vs暴走王を組んだのだろうが、大地は橋本真也ではないし、暴走王も橋本真也と戦っていた頃の暴走王とは違う、あの頃の暴走王が甦るのかというと藤田和之でも無理だったのに、まだキャリアの浅い大地にとってはハードルが高く過ぎるし、大地としてもメリットがない。
IGF大晦日大会のカードもこれで全てではないが、大地vs暴走王をメインにするならかなり厳しいと思わざる得ない。 -
金沢GKが明かす「藤田vs諏訪魔」の消滅・・・IGFではなくRIZINで行おうとしていた!
<THE BIG FIGHT GK金沢コラム連載第74回!! 「検証・藤田vs諏訪魔」より>
(一部抜粋)そのなかで、メインイベントの天龍源一郎vsオカダ・カズチカ戦以外で最大の注目を集めていたのは、セミファイナルに組まれた藤田和之vs諏訪魔の因縁の初対決だった。しかも、タッグパートナーを務めるのが、大日本プロレス、ストロングBJの2枚看板である関本大介と岡林裕二。近年まれに見る予測不能の好カードである。
ところが、このタッグマッチは内容的に問題を残した。主役であるはずの藤田と諏訪魔が試合後にブーイングを浴び、さらに『ダイニッポン・コール』が沸き起こるという珍事。まあ珍事というより、民衆の声というか、結果論として現代プロレスファンならそうするのが当たり前なのかもしれないし、実際に関本と岡林は相変わらず素晴らしかった。そこで、よくよく考えてみると、最初から予想できた事態なのかもしれない。
関本と岡林は、4カ月前の大日本7・20両国大会で、今年のベストバウト候補に挙げられるような規格外の肉弾戦を展開しており、プロレスファンから完全に認知されている。
その2人と比較すると、退団者が続出する政情不安定な全日本プロレスの暴走専務こと諏訪魔と、既存のプロレス団体にあってジャンルの鬼っ子のような存在であるIGFを主戦場とする藤田には、いまいちファンからの信頼度が足りない。
この2人が過去どんなに輝かしい実績を誇っていようとも、天龍引退興行という特別にして特殊な舞台では、2人の遺恨とか、今後の展望などは、おろらく「どうでもいいこと」となってしまうのだろう。その場で観たもの、起こったことがすべてである。それがファンの素直な気持ちということになるのだ。
では、このタッグマッチがなぜそういう結果を招いたのか、もう少し突っ込んで検証してみたい。まず、いまとなっては遅いのだが、私自身、藤田に「岡林vs関本戦(7・20両国)を観ておいたほうがいいよ」と薦めたことをいまは後悔している。動画でその試合を観た藤田は、「素晴らしいですね。あれは、長州さんが大喜びしそうなプロレスです。夜中にプロレス中継を観ていて、たまに眠くなってしまうこともある自分が釘付けになって最後まで観戦しましたからねえ」と驚嘆するほどに感心していた。
ここで藤田に、関本と岡林に対する印象が植え付けられてしまった。大胆不敵でありながら、実際には人のいい藤田。年齢的にも、プロレスキャリアでも自分が上まわっていながら、戦前からこの2人へのリスペクトが生まれたのだ。
藤田に先入観を持たせてしまったことが失敗だった。藤田は大日本の2人に合わせようとしてしまったのだ。本来、藤田のプロレスはほとんどアドリブである。本能と感情の赴くままに相手に対していく。それなのに、ふだんは無縁なスピーディーでスイングしたプロレスに自分から踏み込んでいった。
その結果、攻め込まれたり、受け身をとりまくったり……藤田らしくないスタイルで闘ってしまった。もともと持ち技は少ないし、少ない持ち技で自分を表現するのが藤田である。それなのに、流れに合わせようとしたから、受け身もとるし、手詰まりになったのかコブラツイストを二度も仕掛けるなど、同じシーンまで作ってしまった。
諏訪魔に対しても同じで、諏訪魔のバックドロップをおもいきり食らった。藤田はタフだし、スタミナもあるし、ちょっとやそっとでは動じない、仁王立ちで相手の攻撃を受け止めるから、ものが違うと感じさせる。
その藤田がポンポンと相手の技を受けてしまう。つまり、押されているように見える。もっと言うなら、弱く見えてしまう。最近、身体を絞り込んでいるから、諏訪魔や岡林と比較すると細く見えてしまう。藤田和之が藤田和之ではないのだ。もともとプロレスセンス抜群の男だから、受け身も巧いし、頑丈だから受けには自信がある。
それが、すべて裏目に出てしまった格好である。だから、試合のなかで唯一、藤田らしさが見えたのは、試合開始から数十秒間の諏訪魔との睨み合い。まったく動くことなく諏訪魔を睨みつける藤田の目は尋常ではなかった。あの大晦日の小川直也戦のあと、リングに上がったアントニオ猪木を「テメェ―」呼ばわりして突っかかっていったときよりも怖い目をしていた。
そのときは、ゾッとした。藤田が本気で諏訪魔に仕掛けるつもりではないか、と思ったほどだった。しかし、実際に組み合ってみると、感情剥き出しのプロレスだった。プロレスの範疇を超えることは決してなかった。
そして試合後のマイクアピール。リング上の藤田と観客の温度差は明らかだった。これほど顕著な温度差が表面化するのもまた珍しい。アピールの内容に対するブーイングではなく、藤田がマイクを持ったことへのブーイングなのだ。
「諏訪魔、わかってるよな。俺は年末が楽しみでしょうがねえんだよ」
もはや観客にとって、年末決戦も藤田vs諏訪魔もどうでもよいこと。大日本の2人を称える気持ちしかない。今度は諏訪魔。
「今日は天龍さんの引退試合のリングなんだよ。おまえが考える総合のリングに上がる気はない。俺は天龍さんみたいな熱いプロレスがしたいんですよ!」
天龍の引退興行に私怨を持ちこむな。正論である。正論なのだが、天龍の名前を出すことは逃げにも聞こえる。おまえが考える総合のリング――いままで藤田自身は“総合”とは口にしていない。ここで、諏訪魔は藤田が総合のリング、つまりIGFの大晦日・両国大会ではなく、年末のRIZIN(12月29~31日、さいたまスーパーアリーナ)でのシングル決着を提案・要求していることを示唆したのだ。藤田のぼかした口ぶりから、諏訪魔はそう予測したのだろうか。
RIZINの榊原信行実行委員長が、あれほどプロレスラーたちのRIZIN参戦を熱望しているわけだから、藤田にオファーがいっていると考えるのは当然かもしれない。
バックステージでも藤田が爆発した。
「当たりはでかかったよ。当たりはでかかったけど、丘に上げたらとんだしろもんだ! 煮ても焼いても食えねえ、カマボコだよ。目が泳いでいるじゃねえか! 人の目もまともに見れないヤツが俺に勝負挑むなんてとんでもない。100万年早いよ。レスラーでもなんでもねえよ。(胸をたたいて)ここが弱いヤツはリングに上がるな!」
リング外のコメントはガチガチ。やはり、この口ぶりからいくと、藤田は総合マット、つまりRIZINでの一騎打ちを要求していたようだ。一方の諏訪魔。
「話にならない。やっぱりプロレスですよ。いかに純粋にこのリングを熱くできるか、俺はそこを求めてる。それ(年末対決)は向こうの考えであって、俺は俺のプロレスを追求したい」
ここでも、プロレスラー同士による総合マッチ(?)を完全拒否。
これにて、藤田vs諏訪魔のからみはジ・エンドという空気が漂ってきた。大山鳴動して鼠一匹どころか、観客からの大ブーイングを浴びた。
当日の夜中、藤田からメールがあった。
「大日本の2人は素晴らしいです。感謝してます。諏訪魔戦は終わりました。いま、もう彼のことは頭にまったくないです。今日は反省ばかり。ケンド―・カシンにもさんざんダメ出しされました。この反省を糧に一生懸命トレーニングします」
藤田らしさが垣間見えたのは、開始早々の睨み合いと、ガチな怒りのコメントだけ。肝心の試合では、我を通すことなくほかの3選手に合わせるようなプロレスを展開してしまった。藤田自身も、自分の大きなミスに気づいたのだろう。
一生懸命トレーニングするとは、年末の総合マット出陣を意味するものと解釈できる。もし、諏訪魔戦がふたたび浮上するとすれば、来年以降だろうし、全日本マットしかないような気もするのだが……。ただし、全日本そのものが揺れ動いているため、来年に大きな不安がある。無論、一方のIGFに関しても最近いい話は聞かない。
金沢GK克彦氏が11月15日、天龍源一郎引退興行で行われた藤田和之vs諏訪魔のタッグマッチに関して検証コラムを更新した。
藤田が大日本を意識したという部分は自分も試合中に気になっていた部分でもあった、理由は藤田と岡林がスイングしたこと、藤田も岡林に面食らったのもあったのだろうが、藤田の魅力は写真からでも漂う殺気、序盤で諏訪魔と視殺戦を展開した緊張感がいつのまにか薄らいでしまい、藤田も諏訪魔も岡林と関本の二人に主役を奪われる結果となった。
藤田のRIZIN参戦に関しては、信じられないというか藤田がIGF大晦日には出ないという意味なのだろうか、IGFの大晦日大会は現時点ではカードが2つ発表されたのみで、RIZINだけでなく後楽園で行われる『年越しプロレス』に対しても完全に出遅れている。
RIZINは29、31日と開催されるため藤田は青木真也同様二つ出ることは可能だが、ただなぜ諏訪魔をMMAに引き込もうとしたのか、諏訪魔にしても全日本プロレスの日程が最優先、いくら専属フリーとなったとしても副社長の立場上全日本を優先させざる得ない。
全日本とIGF大晦日大会の行方もどうなるかわからない、わかるのは藤田vs諏訪魔は完全に消滅したこと、そして藤田もIGFに出るかどうかもわからないことだ・・・ -
IGFが選んだのは“中止”ではなく「RIZIN」を吹っ飛ばせ!
(プロレス格闘技DXより)
宇田川強エグゼクティブディレクター(ED)が29日、東京・新橋のIGF事務所で会見し、12・31両国国技館大会『INOKI BOM-BA-YE 2015』の開催を正式発表。青木真也が参戦し、モンターニャ・シウバと対決することになった。RIZIN12・29さいたまスーパーアリーナ大会で桜庭和志戦も決定済みで、中一日の連戦となる青木は「どっちともおいしいところをもっていく」と暮れの主役獲りを見据えた。
◇
IGFの大晦日・両国大会が今年も開催される。4年連続となる今年もIGF(MMA)ルール、GENOME(プロレス)ルールの試合が混在する形で、宇田川EDによると全7〜10試合が行われる予定。IGF WORLD GP 2015 決勝戦「フェルナンド・ロドリゲスJr.vsオリィ・トンプソン」の舞台ともなる。同日には新格闘技イベントRIZINがさいたまスーパーアリーナ大会を開催し、興行戦争の様相も呈する。宇田川EDは「ゼロといったら嘘になりますけど、限りなくあるかというと100パーセントあります」と対抗意識をむき出しにした。そこで決まったのが青木の参戦だ。青木の大晦日・両国大会出場は2013年から数えて3年連続。しかもRIZINの12・29さいたまSA大会で桜庭戦も決まっており、中一日での連戦となる。「両方のイベントをまたいで試合できることをうれしく思います。僕は戦うことが仕事なんで、29日にやって31日ということに違和感は感じないですね」と問題なしを強調した青木は、「29日あって31日にまたぐ人はいないと思うんで、人のキャリアにないことができていい」と過酷な状況を歓迎した。
対戦相手はブラジルの大巨人モンターニャに決まった。227センチのモンターニャに対し、青木は180センチで身長差は実に47センチ。青木の格闘技人生においてこれほどの体格差のある戦いは初めてとなる。「絵がいいんじゃないですか。29日との振り幅も凄くいいと思うんで、話題になると思います」とこれも歓迎した青木は、未決定のルールについても「求められる通りやりたい」と何でも受ける構えをみせた。
暮れの2連戦へ向けて青木はシンガポールに渡ってトレーニングを積むつもり。強行日程も何のその、青木は「何事も日本一、一番がいいと思っていて、どうせやるなら日本一のコウモリ男になろうかなと。どっちにもいい顔をして、どっちともおいしいところをもっていこうかなと思います」と年末の主役獲りを描いている。
☆12/31(木)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE 2015』15:00開場、16:00開始▼IGF WORLD GP 2015 決勝戦
オリィ・トンプソンvsフェルナンド・ロドリゲスJr.
▼ルール未定
モンターニャ・シウバvs青木真也IGFが会見を開き、12月31日両国大会にて「INOKI BOM-BA-YE 2015」の開催、カードとして青木真也vsモンターニャ・シウバを発表した、青木は29日のRIZINにも出場(桜庭和志戦)が決まっていることから1日挟んでの連戦となる。
実はIGF大晦日大会は榊原信行氏の「RIZIN」がさいたまスーパーアリーナ大会を開催することで中止になるのではという憶測が飛び交っていたがIGFが選んだのは開催、そして興行戦争だった。
青木とIGFが「RIZINを吹っ飛ばせ」とテーマに掲げたが、これもまたIGFらしいテーマでもある、2011年8月27日に新日本プロレス、全日本プロレス、NOAHの三団体が合同となって東日本大震災のチャリティー興行「ALL TOGETHER」を日本武道館で開催されるも、IGFも同日に両国国技館で「INOKI GENOME ~Super Stars Festival 2011~」を開催し三団体に挑み、猪木と三団体のプロレスに対する考え方も明確になり、現代のプロレスと猪木またIGFは相容れない関係となるという結果となったが、IGFのプロレスは現代のプロレスの対極な格闘プロレスで存在を示している。
昭和プロレスでは新日本vs全日本、格闘技でもK-1vsPRIDEがライバルであったとおり、競争相手がいるほうが見ている側は面白い。
ただ問題なのはRIZINは榊原氏が先陣にたってかなり話題を振りまいて先手、先手と打っていることから、かなりリードを奪われた後発のIGFはどう出るか?
大晦日はたまアリでRIZIN、両国でIGF、そして後楽園ホールで年越しプロレスと三つのプロレス、また格闘技のイベントが開催されことになり、今年の大晦日も長い一日になりそうだ。 -
藤田が暴走王にメッセージも、将軍岡本が他団体進出を示唆…変革が求められるIGF
8月29日 IGF「INOKI GENOME FIGHT 4」 両国国技館 5250人
<コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼GENOMEルールマッチ 15分1本
○将軍岡本(5分27秒 片エビ固め)×奥田啓介
※ブレーンバスター
◇第2試合◇
▼GENOMEルールマッチ 20分1本
ケンドー・カシン ○ワン・ビン(9分41秒 横入り式エビ固め)ヌックス タイタラス
◇第3試合◇
▼GENOMEルールマッチ 30分1本
○鈴木秀樹(4分47秒 ヨーロピアンクラッチ)×鈴川真一
【鈴木、岡本の話】
鈴木「しょっぱかったですね、鈴川は。それだけじゃないですか。(弱いから練習してこいと言っていたが?)弱いし、あんまりしょっぱい、しょっぱいって言いすぎても、上がいますからね、小川さんっていうのが。同じぐらい。何もないですよ。別にいま彼とやっても何もないわけだし、こうなるわけですから。(試合前に言っていた通りの形になってしまった?)いいんじゃないですか。あれで負けてないっていう。負けてないでいいですよ、もう。無効試合でいいですよ。無効試合にしてください。鈴川は負けてないってことで。3カウント入ったけど、レフェリーが早く叩きすぎただけだって。彼が納得するならば、それで。将軍のほうが怒ってたもんね。僕の試合だったんですけど。(試合後、大荒れの展開となったが?)やりゃあいいんだけどね。次はどこですか? キューバですか? 福岡でもいいと思いますよ。(キューバは延期になり、福岡大会は中止になるそうたが?)それはいま初めて聞きました」
将軍「大晦日しかない」
鈴木「じゃあ真冬ってことですね、次は。その時まで鈴川がいれば、また何かで囲われたなかに入るかもしれないし。(2年ぶりの一騎打ちだったが?)別にないですね。僕は1年半ぐらいフリーでやってきたのに比べると、彼はぬるかったってことですね。僕は自分で自分をいろんな意味で厳しい環境においてきたので。ぬるかったんでしょ?」
将軍「それが結果に出たってことでしょう」
鈴木「いいと思いますよ。この先ずっと差が出るわけですから。誰も鈴川のことなんて知らないですよ。鈴木vs鈴川ですから。鈴川vs鈴木じゃない。若いヤツもかかってこないし、あいかわらず。ま、いいんじゃないですか。(自身のセコンドに将軍がついたが?)うん。将軍も外でやったほうがいいんだよ。できるから。外出て行ったほうがいいよ」
将軍「もうそろそろ外に出てもいいのかなと」
鈴木「一緒にいたらああいうふうになっちゃうから。これ(練マザポーズ)も忘れてるぐらいですからね、彼は。僕はちゃんとやりましたよ、オープニングで」
将軍「(奥田は?)やってきたことが出るってことじゃないですか、リングで」
鈴木「(今後は2人でIGFを変えていくと?)前も言ったように、変わらなければ別にいいですよ。僕はここの選手じゃないから、知ったこっちゃない。でも将軍は強くなりたいっていうので一緒に練習してくださいって言われたんで、練習しただけで。そうやって僕と将軍は指導委託者のもとで練習してきましたから。それをやったヤツらとやらなかったヤツの差ですよ。ただそれだけ。僕は自分に才能があるなんて思ってないですから。いいんじゃないですか、もう」
◇第4試合◇
▼GENOMEルールマッチ 20分1本
○青木真也(6分9秒 腕ひしぎ逆十字固め)×橋本大地
【青木の話】「(試合後にコーナーを蹴っていたが?)アイツが流行りのプロレス、最先端のプロレスやろうとして結局、乗っちゃったからね。ずっとシバき倒したかったよね。昔の道場マッチみたいのがしたかったんだけど。このままじゃ全部、鈴木みたいなプロレスになって食われちゃう。鈴木は世界観の小さい棚橋みたいになってるよ。自分たちのルール押しつけて。オレはこのリングで自分たちのルールを絶対、押しつけれないから。オレの考える闘いを繰り返していきます」
【大地の話】「プロレスルールでね、負けちまったことはもちろん悔しいしね。最後の一瞬のさ、気を抜いちゃった自分が許せないしね。試合中だって、もっともっと感情出してこいって、俺はそれ、作戦だと思ったからさ。なるべく乗らないように、乗らないようにしてただけさ。最後、ちょっとイライラしちゃったかもしれないけど。やっぱあっちに乗られちゃったりとか、動かされたらこっちは不利だけど、プロレスのことしかしらねぇんだから。そこで攻めて、最後返してきたけど、あっちは投げ技もないしさ。絶対、俺はあれやって正解だったと思うよ。投げも、シャイニングも。ただ次はもっとDDT返されないようにさ、もっともっと追い込んで、最後の技までもっていって料理するだけだよ、次はね。わから
ない。その頃にまだ青木真也ってのがプロレスやってるかどうかわからないよ。この腕がもうちょっともってくれれば、ロープに届いたんだよ。もしからしら、俺のあがきも足りなかったのかもしれないけど。そんだけ。またいつかやり返してやるよ。リング上のアイツは違ったね。あのヤロー、最後、俺にバカって言いやがった。バカっていうヤツがバカなんだよ。次、またカード組んでくれよ。シングルやってさ、次は俺がとって、バカって言ってやるよ。今日でだいたいわかったよ
◇第5試合◇
▼GENOMEルールマッチ 30分1本
○藤田和之(9分37秒 エビ固め)×澤田敦士
【藤田の話】「(壮絶な試合になったが?)アイツだから、ああなったんだよ。ウン。アイツは男だ、本物だよ。打てば必ず返ってくる。アイツはどんな世界いったって、通用するよ。腹座ってるから。(澤田を称える場面も見られたが?)いろんなヤツとやってきたけどね、こんなこと言っちゃ怒られちゃうけど、みんなが嫌がる相手ともやってきたからさ、ハハ、たまには波長合うんだね。男だ、アイツは。男だ、本物だよ。あとひとつ。アイツ頑張ってんだよ。小川、わかってるよな。小川、わかってるよな。待ってるぞ、俺は。待ってるぞ。どういう意味かわかるよな。散々やったんだからな。どういう意味か分かるよな。待ってるぞ」
◇第6試合◇
▼IGFルールマッチ 5分2R
○國奥麒樹真(1R0分16秒 TKO)×エドモンド金子
◇第7試合◇
▼IGFルールマッチ 5分2R
○ジャスティン・ウィリス(2R判定2-0)×リズヴァン・クニエフ
◇第8試合◇
▼IGFルールマッチ 5分2R
○石井慧(1R3分7秒 チョークスリーパー)×ウィリアム・ペン
◇第9試合◇
▼「IGF WORLD GP 2015」準決勝/IGFルールマッチ 5分2R
フェルナンド・ロドリゲスJr.(1R1分39秒 TKO)ヨセフ・アリ・ムハマド
◇第10試合◇
▼「IGF WORLD GP 2015」準決勝/IGFルールマッチ 5分2R
○オリィ・トンプソン(2R判定3-0)×クリス・バーネット
【猪木総括】
猪木「(印象に残っている試合は?)メインの前のね、ブラジルのアレがなかなか印象にありますけどね。まあちょっと、IGFも、予測のできない形に動くなというのはありますね。(前半のGENOMEの試合では藤田と澤田が激しい試合をしていたが?)お互い手の内知ってるなかで、これはやっぱり、どんな場合もやっぱりね、お客さんに見せるというね、そうのは一生懸命やったと思います。(澤田もひと皮むけるような試合だったと?)まあね、彼は自分の持ってるものを、なんでしょうね、キャラクターとしてね、ファンの中にある意味浸透してきてるんで。ひとつプロとして大事なのは、勝ち負けも当然なんだけど、それと同時に人気商売、キャラクターが印象づけられれば。(石井も一つ勝ちを重
ねて階段を登ってきてる?)そうですね、さっきもちょっと、リングの上では言いませんでしたけど、まあ、種をまいてやってきたのが、マカオテレビとか、今日は社長もわざわざ来られたので、とにかくすごくどんどん。そうすると選手たちもやっぱり、今一試合一試合の間があくんですけど、かつて我々がやってた時代、毎日、1日おいて3日とか、そんな展開になっていけば。同時に中国も何人か新しい選手が出てきますんで。そのへんと、あとキューバの件に関しては前から言ってる通り、今回の国会が伸びて日程が組めないという感じですけど。最初組んだ日にちがちょうどキューバにローマ法王が同じ日に入って、それで日にちをずらしてくれと。そんなことでですね、こっちの都合通りにいかないというね、あれがありますけど。とにかく相当浸透はしてきたんで、日本のことも大事ですけど、同時に海外戦略というものを、これからもっともっと踏み出していければと。その時には国会辞めないとしょうがないね(笑)。こんな窮屈な世界にいたら、何もできないよ。(キューバは実現するとしたら来年ぐらい?)できればね。そんなに焦っても。ホントは今年ね、90年代に言ったことがそのまま20何年ぶりに実現してきてね。俺が言うことっていうのは結構、20年、30年早い場合があるんですけど。そういうことが、俺が言ったからどうこうじゃなくてね、世界平和というのがテーマですから。今回の南北の問題もね、ちょうど委員会で質問した後に、これで戦争になるかもしれませんよって質問を受けたんだけど、そんなことねーよと。そしたらやっぱり、まあその通りの話し合いの中で。そのへんの俺の直感なんですけどね。そういう意味では、もっともっと今、紛争地帯がいっぱいありますから。できればね、もうちょっと自由にしてもらうと、猪木らしさがでるのかもしれない。それと同時に俺も歳だしね、だんだん横着になってきて、立ち上がるのもやっとこだから(笑)。いや大事なとこだ、フフフ(笑)。(次は大晦日? それとも大晦日までに何かやれたらと?)みんなに聞いてよ、スタッフに。ざまあみろー!って驚かせるようなね、イベントにしてくれれば」
IGFのMMAイベント「IGF4」が開催され、MMAがメインの大会となったが、プロレスでは藤田vs澤田、大地vs青木、鈴木vs鈴川と好カードが組まれた、しかし今大会はあくまで主役はMMA、好カードが組まれたプロレスが下と扱われるのはジレンマを感じてしまう。
2年ぶりの対戦となる鈴木vs鈴川は鈴川が繰り出す掌打を鈴木はガードし、鈴川はグラウンドを仕掛けも逆に鈴木に上を奪われるなどペースが掴めない。
タックルから再度グラウンドを仕掛けた鈴川は上から掌打を落とすも、鈴木は腕十字で切り返しエルボースマッシュを連発、鈴川もニールキックで応戦してからブルドッキングヘッドロック、チョークスラムと繰り出すが、クリアした鈴木はジャーマンスープレックスホールドを決める。
クリアした鈴川は浴びせ蹴りを放つが、かわした鈴木がバックの奪い合いを制してからのヨーロピアンクラッチで3カウントを奪い完勝、思わぬ変化球技に敗れた鈴川は納得せず鈴木に詰め寄るが、鈴木は「鈴川クン、しっかり練習しておいで」と高笑いとなった。
バックステージでは岡本が鈴木からアドバイスを受け他団体進出を示唆した。岡本が他団体進出を示唆したのは鈴木の活躍ぶりもあるが、もう一つの理由はIGFが10月21日に福岡国際センター大会を予定していたが、猪木が10月にキューバ大会を計画したことから猪木に合わせて福岡大会を中止、しかしキューバ大会も無期延期になったことから12月31日までIGFも興行予定が間隔が空くことになったからだと思う。
猪木の都合でIGFだけでなく選手たちも振り回されることになったが、選手たちにとって4か月も試合が組まれないのは一番の問題、コンディション調整だけでなく実戦のブランクも空いてしまう。岡本の他団体進出はIGFがどう判断するのかわからない、IGFは“IGFと他団体を一緒にしないでほしい”選手らの商品価値が下がる意味で他団体への参戦はなるべく避けてきたが、4か月も試合が組まれない以上外へ出て試合がしたいという選手が出たとしても止めようがない。
鈴木秀樹の活躍で岡本も外へ打って出たいという意識が出てきた、今まで他団体には閉鎖的だったIGFも変革が迫られてきているのかもしれない。
6月27日の愛知大会で藤田のパイルドライバーを喰らい病院送りとなった澤田は藤田とシングルで対戦したが、藤田がグラウンドだけでなく打撃でも澤田を圧倒、澤田も得意の頭突きで食い下がろうとするが、藤田はエルボーで打ち勝ってしまう。
それでも前を向かう姿勢を崩さない澤田は頭突きからSTOで反撃するも、藤田はバックドロップで返し澤田に膝蹴り、顔面蹴りを浴びせ、頭突きの連打からパワーボムを狙うが、澤田はリバースし藤田は頭突き、延髄斬りと攻勢をかけるが、鼻血を出しながら心を折れない姿勢を崩さない澤田はSTOを決め、頭突きを乱打する。
しかし藤田はパワーボムを決めるとスリーパーで絞めあげてから再度パワーボムを決め3カウントを奪い勝利を収める、試合後は藤田が澤田の健闘を称えて手を差し出すと、澤田も潔く敗戦を認めて握手を交わし、バックステージでも藤田は欠場中?暴走王にメッセージを送りつつ、澤田を大いに称えた。
藤田も昨年は散々暴走王に付き合わされ呆れられたりもしたが、全盛期の頃の暴走王を知っており、ある程度リスペクトしているからこそ、暴走王にメッセージを贈ったと思う。これに暴走王がどう反応するか、ただ暴走王も今まで通りの態度だとIGFの流れに取り残される、いや充分流れに取り残され居場所すらない、藤田からのメッセージに暴走王がどう答えるかどうかわからないがあまり期待しないほうがいいのではと思う。
また大地vs青木はグラウンドで青木が圧倒、大地もニールキックを繰り出すが、かわした青木はマウントを奪って肘を落とすなと、試合を優位に進める
青木のキックをキャッチした大地は水面蹴りからPK、シャイニングウィザードと繰り出すが、青木はグランドコブラからスリーパーで捕獲し、腕十字を決めると腕が伸びきった大地はギブアップし青木が完勝となった。最後に少し触れたがIGFの次回大会は12月まで予定はなし、12月は30、31日と両国二連戦を計画しているという。当初は10月24日に福岡国際センター大会を予定していたが、猪木が10月中にキューバ大会を計画しているため福岡大会はそれに合わせて中止となるも、今度はキューバ大会そのものが無期延期と事実上の中止となってしまった
年末の国技館2連戦に関してはIGF側である宇田川広報は「よその団体が大みそかにやるといううわさもあるし、大みそかに2大会分の力を注ぐのもいい。30日と2夜連続もいい」としているが、確かにDEEPも今年もさいたまスーパーアリーナで格闘技イベントを計画していることを明かし、元DSEの榊原信行氏も復帰を宣言した エメリヤーエンコ・ヒョードルを獲得して格闘技イベントを計画しているという噂も出ているだけに、大晦日に向けてそろそろ仕込みをしなければいけない段階に来ている。
だが福岡大会に関しては完全に猪木の都合による中止、キューバ大会の計画がなければ確実に開催されていたはず、猪木の手前IGFは何も言えないのかもしれないが、いくらドタバタが日常茶飯事であるIGFでも“こういったドタバタはちょと”というのは本音なのかもしれない。
諏訪魔vs藤田和之騒動を含めて猪木の思惑や都合に振り回されるIGF、創始者である猪木とIGFの間で足並みが揃っていないような感じがしてならない。俺に闘いはあったのだろうか。
— 青木真也 | Shinya Aoki (@a_ok_i) 2015, 8月 29今日の相手は正直しんどかった… でも自分の中でまた新たな目標が出来たからいいとするか
— 天元突破 橋本大地 (@hashimotodaichi) 2015, 8月 29 -
IGFに売り込み!?“借金王”安田忠夫が現役復帰へ
<東京スポーツより>
借金王・安田忠夫(51)が18日、突然に4年半ぶりのマット界復帰に意欲を示し“ゲタ”をIGF総帥・アントニオ猪木氏(72)に預けた。
ずうずうしい男だ。2011年2・4後楽園ホール大会で引退した安田は7月13日の「橋本真也復活祭」(後楽園)で久しぶりに公の場に姿を見せ、武藤敬司(52)や蝶野正洋(51)ら新日本プロレス時代の旧友と再会した。しばらく行方をくらましていた借金王は「6月まで13か月、タイのバンコクにいた。仕事は空手の道場の管理人。マージャン屋の店長もやってた。実はコレができたから残りたかったんだよ」と小指を立てながら近況を報告。なんと現地で“恋人”と出会い、今でもLINEでやりとりする毎日だという。
相撲、プロレス、養豚場、ソーラー販売、カジノディーラー、手コキ風俗、ロシアンパブ、弁当屋、そしてタイ…。行く先々でトラブルを起こすも、無職になるたびに不思議と“拾う神”が現れる安田だが「働かざるもの食うべからず」のポリシーは一徹。6月に帰国してからはとび職の仕事に従事しているという。
東京五輪効果で業界は潤っているが、安田の表情は冴えない。「トップロープから飛び降りたことない人が無理なコトやってます。結構キツいものがある」。さすがの安田も高所作業は苦手だった。そこで、国内での“職探し”も並行して開始したのだが…。
頼れるところは1つしかない。「いまさら頭を下げてインディに出ようとは思わない。猪木さんにでも『戻って来い』と言われれば戻ってもいいかな。体調? もともと悪いのは頭と顔だけだから問題ないよ」とニヤリ。IGFは29日に東京・両国国技館大会を控えており、猪木氏にとっては迷惑千万のラブコールだが、安田はやけに自信ありげだった
借金王の異名を持つ安田忠夫が現役復帰を宣言した、安田は新日本プロレスに入門し総合格闘家としても「INOKI BOM-BA-YE 2001」ではジェロム・レ・バンナを破るという金星を挙げ、IWGPヘビー級王座をも獲得したがギャンブル依存症が原因での素行不良で新日本から解雇され、その後は団体を転々とするもトラブルで長続きせず、エア焼肉での自殺未遂騒動からIGFに参戦するも長続きせず、2011年2月に引退するも引退後のブラジル行きを巡って引退興行の主催者とトラブルとなり、国際的カジノ企業「ゴールデン・パームグループ」へ就職するためにカンボジアへ行くも、そこでもトラブルとなり帰国、今年7月に開催された「橋本真也復活祭」に久々に公の場に姿を見せた。
安田はIGFに売り込みをかけているようだが、安田も今までのトラブルでマット界での信用はほとんどゼロ、おそらくだがどこもオファーをかける気はないだろう。
安田を当てにしているのは総帥であるアントニオ猪木、猪木の“鶴の一声”で参戦に漕ぎ着けようとしているが、しかし猪木は議員活動が中心でIGFにはほとんどタッチしていない、仮に猪木が“ダメな子ほど可愛い”と鶴の一声を出したとしても、今までのことを考えるとIGF側はいい顔はしないだろう。
それに安田も51歳で現役から4年も離れているし、レスラーとしてもピークは過ぎている、多分金目的だろうが、今回の復帰は無謀というか厳しいのではと思う -
橋本真也10回忌興行で、永田が父に成り代わり大地を千尋の谷から叩き落とす!
7月13日 「破壊王10回忌イベント 橋本真也復活祭」 後楽園ホール 1000人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇オープニング◇
(「爆勝宣言」オーケストラ演奏/名勝負上映後、田中秀和リングアナがリングに上がり大地の挨拶)
大地「破壊なくして創造なし。この言葉に負けぬような試合をきょう僕が見せたいと思います! きょうたくさんのご来場ありがとうございます。みなさんの協力がなければこんなイベント開けなかったと思います。きょう橋本真也復活祭、親父・橋本真也が復活できるよう精いっぱいやっていきたいと思います」
◇第1試合◇
▼20分1本
○獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(11分21秒 体固め )×小松洋平 田中翔
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第2試合◇
▼30分1本
○天山広吉 小島聡(9分39秒 アナコンダバイス)中西学 ×キャプテン・ニュージャパン
◇第3試合◇
▼30分1本
○永田裕志(16分16秒 バックドロップホールド)×橋本大地
(試合後、永田が大地に握手を求めると大地は張り手、その後、2人は握手。永田が退場しかけるも、大地がマイクで語り出す。)
大地「話そうと思っていたことが飛んじゃって…。オヤジ、やっぱあんたすごい人だよ。俺、まだまだ全然上にいける気がするよ。永田選手、もう一度試合やっていただけますか?(永田は敬礼で返答)こういう形でオヤジを教えてもらって、10年前に死んだオヤジを、オヤジ自身を超えることはもうできないけど、永田さんなら、まだ超えられますよね? まだ、超えられますよね? 俺は絶対、ここにいる永田裕志を超えるぞ。超えてみせるぞ、俺は! またここに戻ってきてやる! 待っててください。(『ちゃんと挨拶せえや!』など厳しい声が飛ぶ)ごめんちょっと、頭がクラクラです。とりあえずきょう、ホントにありがとうございました。もっともっと強くなって帰ってきます」
(坂口会長ほか出場選手たちがリングに上がり記念撮影後、選手たちが退場すると場内は暗転。橋本さんが入場する演出が施され、会場にその姿が浮かび上がり、最後はリングで「押忍!」とおなじみのポーズを取りエンディングとなった。)【永田の話】「(大地と肌を合わせた感触は?)いろんな意味での若さが見えた試合だったね。ガンガンくるとこもそうだし、組み合った時、凄く気持ちが入ってるから余計に力が入って、それによってスタミナをロスするところとかいろんなところで若さがみえて、そういう部分がうらやましくもあり。そういうのが青いとか若手っぽいとそういうふうに思わず、逆にうらやましさを感じたというかね(苦笑)
エルボーと蹴りが強烈でした。本人プロデュースという大会でメインを取るというのは相当な重圧があったと思うし、1個1個強烈でしたし、それを受け止めてこそナンボと思ってたけど、やっぱり強烈でしたね。よかったんじゃないですか。いい人材がプロレス界にいて。(大地の気持ちはどう感じた?)気持ちはこれでもかってぐらい強烈なものを入れてくれたし、あの至近距離からのスピンキックはやばかった。飛びそうになった。あんなの久しぶりに食いましたね。そういえば橋本さんのフライングニールキックで意識が飛んだのを思い出しましたね。親子2代に渡って永田裕志にとどめを刺すのはニールキック(苦笑)
今でこそそういうこと言えるけど、試合中はそう思わなかった。(大地は再戦を希望していたが?)いいですよ全然。早く強くなれ。俺だって47だからそんな時間ないからな。今日この日の強さをいつまで維持できるかわからないからな。一日も早く強くなってくれと。大地とやることに関して俺は全然問題ないですね。強くなる素質とかそういう人材ではありますね。経験と練習、こういう大きい舞台なり、同じ世代の人間と意地の張り合いをやるとかね。そういう中でどんどん大きくなってほしいですね。蹴りはシャープで見かけ以上に強いですね。一発アゴにスポーンと入った。確か俺が初めて橋本さんに挑んだ時も散々、張り手だエルボーだって挑発したはいいけど、一発スポーンってアゴに入れられて足がピー
ンとしびれたのを思い出しましたね。この素材を生かすも殺すも大地次第だよ。やってみて、あれはホントいい人材だよ。ちゃんと磨けばね。(橋本真也を感じる部分もあった?)終わってみればね。感じるのは終わってみて、いろいろ考えて、あの時、蹴り食らったとか思い出せるけど、試合中はそう思わない。周りが煽るから。最初の橋本さんの前奏付きの曲、あれは反則ですよね。あれを聴いたら昔を思い出しちゃうから。気持ちをできるだけ落ち着かせて集中して、周りのお膳立てに乗ったらまずいなと思ったんで。(大地に伝えられたものは?)新日本の戦い方というか、大きな壁に挑む時は弾き返されて弾き返されて、それでもあきらめずに立ち上がるというのがね。橋元さんの戦いぶりをリングサイドで見て、
先輩たちが挑んでいく姿をみて、これが新日本なんだなっていつもリングサイドでセコンドについていて思い知らされてた。そういうのがいつの間にか自分の身に染みて、下の世代が出てきた時、そういう戦い方を10年ぐらいやってきたなと振り返れば思いますね。(当時の橋元さんの厳しさを伝えられた)それは周りの人が見てもらって。あいつの場合、実力差を思い知らされるような試合ばかりだと思うんですよ。だけど力の差があるならあるで、その中でどう歯を食いしばって立ち上がるか。そういう部分で大地はどうなのかなと思ってみてたけど、そんな余裕が壊れるような一発一発をもらったし。あえて時間を引っ張ったわけじゃないけど、大地の立ち上がる姿というか、やられてる時の目線をみたいがために
いろいろ様子見ながらやってたら、いつの間にか15分以上やってた。たぶん今日、彼にとって今はただ悔しいだけの試合かもしれないけど、これからプロレスラー続けていく中であとで振り返って、いろんなことを思いつくような試合であってくれたらなと。僕自身が過去そうだったんで。橋本さんと戦った試合とか。グラウンドの最初の攻防なんかも力入ってて、倒してどう取りにいくか。これじゃすぐに息が上がるなと思って。足を取りにいったり、足を潰しにいったりする。そういう部分で自分のいやらしさが久しぶりに出た試合でしたね(笑)自分にとってもいろんな意味で足元を見つめ直すいい試合になったなと。こういう機会を与えてもらって大地にも感謝しないといけないかなと思います。今日のコンディションがあればG1でも強行スケジュールでも戦っていけるんじゃないかなと」
【大地の話】「悔しいよ。これまでZERO1、IGF、大日本とやってきて、培ってきたものを全部当てたつもり。もっとできると思ってた。全然遠かったよ。自分が甘かった。もっと練習しなきゃいけないと思ったし、もっと食って体をデカくしなきゃいけないと思った。当たりを強くいったつもりでいたけど、倍以上の力で返されたよ。今の俺がどれだけ通じたのかわからない。ただ、やってよかったと思っている。自分の限界をしれたし、もっと変わらなきゃいけないと思った。最近の俺はおかしかったよ。ありのままの自分を当てていけば、なんとかなると思ってたよ。それ以上の力でやらなきゃいけない相手だったんだ。次のチャンスがいつ来るかわからない。もう来ないかもしれない。でも、俺はリング上で約束したから。必ずまたやってもらいますよ。これがスタートだと思って、また自分自身をデカくしていこうと思ってます。(プロデューサーとしてはどうだった?)今は自分のことで手一杯だ。お客さんがいいと思っていたかはわからない。ハッピーな気持ちで帰ってもらえてるかわからない。でも、本当に幸せでハッピーな気持ちで帰ってもらえたらなって強く思っているから。ただ、それを思うにしては、俺の力不足だったな。(少なからず橋本コールの中に大地コールも聞こえたが?)それは嬉しいよ。でも、違う気がする。(永田を通じて橋本さんのプロレスを感じた?)やっぱりミスターIWGPだよ。まだまだ全然叶わなかった。自分が思っていたより上にいるよ。でも俺は負けねえぞ。どんな大会でもいいよ。もう一度やりたい。本当にそれだけ。強くなる以外にない。今回は親父の名前を借りてやったけど、次は必ず何かしらの形で俺が『もう1回やってくれ』と言える立場になった時にお願いしにいくよ。それに2年も3年もかけてられねえから。明日でも明後日でもなんでもいい。タイトル戦でも、タイトル戦じゃなくてもいい。誰かの首を取って、俺が追いかける立場になってやる。まずはそこから。すぐにやってやるぞ。俺はまだまだ上に行くんだ。俺の回りにいるヤツらからドンドン潰していってやる。待ってろよ。気が遠くなるほど遠いけど、俺はやってやるんだ。決めたよ。でも、今日の試合もそうですけど、僕のためじゃなく、父・橋本真也のために集まってくれて、本当にありがとうございました。もうメインではやらないと思うけど、デビュー戦の時にも言ったけども、これからも忘れないでやってください」
「破壊王10回忌イベント 橋本真也復活祭」が新日本プロレスの協力の下で開催され、今回プロデューサーを務めた大地が挨拶を務め、新日本からは天山、小島、永田、中西、ライガーなど橋本のゆかりのある選手が中心となって参戦し、来場できなかった藤田和之や暴走王(小川直也)からもビデオメッセージが披露された。
第1試合後には橋本と親交の深かったタレントの勝俣洲和さんが橋本の数々の名勝負をピックアップして語れば、休憩後には武藤敬司、蝶野正洋、田中秀和リングアナ、田山正雄レフェリー、吉江豊、そして安田忠夫も登場して橋本の数々のエピソードを語り亡き故人を偲んだ。
メインは大地が永田に挑み、序盤のグラウンドでの攻防では永田が有利に立つも、大地が張り手からミドルキックを連打しダウンを奪いサッカーボールキックを浴びせると、永田は鋭いエルボーで反撃、逆にサッカーボールキックを浴びせ制裁、その後もニーリフトを浴びせミドル、ローキックなどで大地を圧倒する。
大地もエルボーで反撃するが、受け流した永田はミドルキックを浴びせるが、大地はドロップキックで反撃するとミドルの8連打からニールキック、水面蹴り、DDT、三角絞め、飛びつきDDTなど橋本真也譲りの技でラッシュをかける。
大地はニールキックから再びDDTを狙うが、永田は白眼式腕固めで切り返し腕十字へと移行すると、タイナーから垂直落下式ブレーンバスター、バックドロップを連発、大地も永田のハイキックをかわしてバックドロップで返すが、DDT狙いをショルダーアームブリーカーで防いだ永田がニールキックからのバックドロップホールドで3カウントを奪い、橋本真也に成り代わり大地を千尋の谷へと叩き落とした。
試合後は大地が永田に対し再戦、リベンジをアピールして大会を締めくくった。ZERO1からIGFへ移籍した大地は練習不足なのではと叩かれるも、橋本を知っている藤田の下でじっくりトレーニングし、また藤田が「大地はもっと試合数をこなすべき」と提言を送ったのもあり、経験を積むためにIGFだけでなく大日本にも参戦して試合数をこなすようになった。
天山との戦いを経験している大地だが、今回は永田を通じて橋本真也のルーツである新日本を体感した、永田との戦いを今後に生かせるか、大地しだいといったところ、藤田といい永田といい大地を何度も千尋の谷へと落とす先輩たちがいるだけでも大地は幸せものなのかもしれない。
大会全体を見ると橋本ゆかりの選手が登場するも、ZERO1勢の姿がなかったのは残念、橋本をめぐる人間関係の複雑さを感じた、ただ今回は大地がIGF所属ということで、IGFも営業の面で協力しのもあって新日本との摩擦も懸念されたが、そういった摩擦も見られなかったのが救いだったのかもしれない。今日は本当にありがとうございました! 悔しいな、もっとキバらなな 橋本真也やなくて橋本大地をもっと知ってもらえるように、父にもっと近ずけるようにこれから身体作りもやってこうと思う。 反省点いっぱいやけどまた明日からキバってく! 親父は喜んでくれたかな?怒られそう…
— 天元突破 橋本大地 (@hashimotodaichi) 2015, 7月 13橋本真也復活祭終了したゼァ。大地との試合では色々なメッセージを込めて戦った。それとともに自分自身も自分の引き出しの中身を確認出来た戦いだった。試合は何故か懐かしい感じがする試合だったか?久しぶりに気持ちの良い試合が出来たゼァ!
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 7月 13橋本真也復活祭で試合をしてきました。 月日が経つのは早いもので亡くなられて10年。 試合前に精神統一している時に、橋本さんとの思い出が走馬灯のように駆け巡りました。どこかで…いや確かに後楽園ホールで、橋本さんはみんなを見守っていたと思います‼ 橋本さん、ありがとうございました‼
— 天山 広吉 (@TENZAN323) 2015, 7月 13【橋本真也復活祭】終了。 橋本さんへの思いを込めて使った袈裟斬りチョップ。 手が痛い。 “見よう見まね”でできる技じゃないと痛感。 やはり橋本さんは偉大な人だったんだ。 でも、縁があって参戦できて良かった。 橋本さんに会いに来て下さった皆様、ありがとうございました。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2015, 7月 13今日は少しでもキョーダイの力になりたくてホールへ… セコンドについて観ていたら頼もしいやら、悔しいやら、複雑な気持ちになりました(笑) 今日の興業を観て改めて偉大な方なのだと思いました。 俺たちを出会わせてくれた<橋本>という名前に感謝します。 キョーダイお疲れ様!早く闘いたい‼
— 橋本和樹(大日本プロレス) (@kaz_hashimo_bjw) 2015, 7月 13橋本の10回忌興行。メインの大地と永田の試合に刺激を受けたよ。橋本の分までもう少し頑張ろうと思う。さしあたって、もう少しな。 pic.twitter.com/KMJH3xG114
— 武藤 敬司 (@muto_keiji) 2015, 7月 13メインで橋本大地選手のセコンドについていた橋本和樹選手の激励ぶりが素晴らしかったです!「大地!逃がすなー!」「大地!起きろー!」「大地ーーー!」と100回くらい名前を呼びかけていたのではと思うほど。チーム大和の結びつきの強さを、改めて実感しました。
— 元井美貴 Miki Motoi (@motoimiki) 2015, 7月 13 -
圧倒的な強さを見せつけた鈴木秀樹が藤田和之を挑発!
6月27日 IGF「アントニオ猪木デビュー55周年ツアー GENOME34」 愛知県体育館 4235人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇オープニングファイト第1試合◇
▼「IGFチャレンジ」IGFルールマッチ オープンウェイト 5分2R
△ソン・ギュホ(5分2R引き分け)△ソルジャーボーイ一樹
◇オープニングファイト第2試合◇
▼「IGFチャレンジ」IGFルールマッチ オープンウェイト5分2R
○パーキー(5分2R3-0)×アニマル・幸治
◇第1試合◇
▼「GENOME-1 2015」名古屋1回戦 時間無制限1本
○鈴木秀樹(3分45秒 片エビ固め) ×王彬(ワン・ビン)
※スリーパーホールド
◇第2試合◇
▼「GENOME-1 2015」名古屋1回戦 時間無制限1本
○橋本大地(13分0秒 片エビ固め)×ラジャ・シン
※DDT
【大地の話】「やってやるよ俺は。(決勝で鈴木選手を倒して)優勝してやるよ!」
◇第3試合◇
▼15分1本
○ウルティモ・ドラゴン(6分22秒 ラ・マヒストラル)×5代目ブラックタイガー
◇第4試合◇
▼20分1本
○クラッシャー川口(3分13秒 体固め)×奥田啓介
※膝蹴り
◇第5試合◇
▼20分1本
鈴川真一 ○将軍岡本(9分0秒 片エビ固め)エリック・ハマー ×ケビン・クロス
※パイルドライバー
◇第6試合◇
▼30分1本
▲メイソン・ウイリアムズ(10分0秒 両者リングアウト)▲ヌックス
◇第7試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ 30分1本
○藤田和之 ケンドー・カシン(11分28秒 エビ固め)×澤田敦士 青木真也
※パワーボム
【藤田の話】「何もねえだろ。言うことねえよ、こんなの。何かあるの? こんなことで。聞くことあるの?(澤田&青木組はこんなんじゃまだまだ上は崩せないと、お2人の壁の厚さというものを感じたと)笑えるよ。話にならないよ。爪跡は残したけどね、オレの体にね。それだけだよ。青木も十分、関節? やっぱりアイツはそれだけやってるだけあるよね。ただ打撃に対するアレがね、受けはね。やっぱり芯が弱いところがあるけど、まあでも技術は持ってる。傷痕は残したんじゃねえか、2人。しっかりオレの額に傷痕残ったからね。それだけだよ。いくらでもかかってこい。いくらでも這い上がってこい。オレが相手してやるよ。澤田も青木も関係ねえ。誰でも一緒だよ。超えなきゃオマエ、ここいつまで経っても墓場だぞ。墓場なんだからよ。死ぬ気でやってるんだから早く生まれ変わらねえとこのまま死んじまうよ。IGFなんか順番待ちだろ、業界の中じゃ。死にたくねえんだったら生まれ変われ。それだけだ」
【青木の話】「難しい。澤田もオレも上の世代崩せないですね。全然上が崩れてくれないよ。ここから。今年なんとかして崩さないと。なんとかして崩します。(プロレスならではの難しさ?)いい試合だったんじゃないですか? 最高に楽しい時間でした」
◇第8試合◇
▼「GENOME-1 2015」名古屋王者決定戦 時間無制限1本
○鈴木秀樹(3分20秒 片エビ固め)×橋本大地
※ダブルアームスープレックス
(試合後、鈴木は立会人の藤原組長からトロフィーを手渡される。)
鈴木「このくだらないトーナメントを勝ち上がりました。なんでここに僕がいるか、それは俺の前座を務めたヤツら全員がダメだから俺が呼ばれたんです。IGFが困ってるから、僕は助けに来ました。選手がしょっぱいから俺は助けに来ました。最も、しょっぱい藤田! 藤田、どこいった! 後ろで休んでるのか? その中でもしょっぱい男、藤田、小川のせいで僕が呼ばれました。あの2人がダメだからです。出てこないならいいぞ。出てこないでしょ。最後、僕が締めますんで皆さんいきましょう。やりたくなかったらけっこう。でも、最後に立ってるのは俺です!いくぞ! 1、2、3、ダァー!」で名古屋大会を締めくくった。
【鈴木の話】「(挑発的な言葉が飛び出したが?)どうですか、逆に聞いて。どうだった? ダメにしたんですよ、全員で。つまらないから僕を呼んだんでしょう。面白くしたいから。IGFが困って、小川・藤田じゃしょっぱいからなんとかしてくれってきたわけですから。(そこを変えるのが使命だと?)育ててもらった恩がありますから、IGFには。猪木さんはもちろんスタッフにも、僕は育ててもらったんで。それは頼まれればやりますよ。小川・藤田がダメだからこうなった。ダメだったんでしょ? しょっぱいモンね。面白くないモン。(小川・藤田の二大巨頭を崩すと?)いや1人でしょうね。藤田和之1人でしょう。小川直也はケガしたことになってるんでしょ? 誰からもブーイングでないじゃないない
ですか。なんで小川がいないんだ!?とか。ないから、まったく。ないでしょ? まぁいいんじゃないですか。(トーナメントは圧勝だったが?)まぁね、アレとソレですから。決勝の相手は差が出たんじゃないですかね。1年半ぐらいの。いいんじゃないですか、それで。(藤田の首を狙っていくと?)でも出てこなかったじゃないですか。危機感がないんですよ。猪木さんとIGFにお客さん入れてもらって、ただ試合やって。毎回、小川対藤田の茶番を見せられて、お客さんはついてこない。かわいそうですよ、フロントが頑張って、猪木さんがお客さん入れてくれてるのに。(IGFに対しては藤田とのカードを組めと?)で、いいんじゃないですか。だって小川直也は何してるかわからないし。今日も裏で見てたけど、う~んって感じでしたよね。(1年半ぶりのIGFの空気感はどう感じた?)変わらないですよね、猪木さんがそこにいて、その他って感じで。(今後も1人で闘っていくのか? 隣に将軍選手が立っているが?)だって、彼は練習してますから。強くなる練習してるヤツは一緒にいてもいいんじゃないですか。少なくともまわりにいるヤツよりは(意識が)高いでしょう、彼のほうが」
将軍「そうですね。練習をしっかりして、強くなろうという気持ちは」
鈴木「藤田、小川に気を使った結果がこれですよ、1年半。いいんじゃないですか。(ダァー!は?)藤田出てこいって言っても出てこないし、外国人しかいないし。恥ずかしいですよ、分不相応ですよ。あれは猪木さんがやるからいいんであって。僕じゃちょっと分不相応です。(大みそかへのキップをつかんだが?)このトーナメントに藤田和之が出てないんですよね。出てたら、そのまま勝ち残っていけば藤田和之とやれるのに。藤田とやるんだったら、その前のどっかでやればいい。やらないんだったらいいですよ、別に。気を使ったカード組んで面白くないですから。やっぱり出てこないんですよね、これ(プロレスLOVEのポーズ)とか。ねぇ。嫌なんでしょうね。(鈴木は)気を使わないから」
【大地の話】「クソーッ!(鈴木の『このくだらないトーナメントを勝ち上がりました…』のマイクアピールを聞いてリングに戻ろうとするが、セコンドが制止)あのヤロー。チクショー。鈴木覚えとけよ。勝手に出て行って戻ってきやがって。もう一回やらせろ。トーナメントでもなんでもいい。推薦しろ、オレのこと。やってやるよ!」
IGF「GENOME-1 2015」名古屋王者トーナメントにIGFには1年2か月ぶりににIGF参戦となった鈴木と大地がエントリー、1回戦は鈴木がワン・ビンと対戦し序盤から鈴木が圧倒しロープ際での張り手でダウンを奪うと、トラースキックやブレーンバスターで反撃するワンをバックドロップからのスリーパーで絞め落としカバーして3カウントで完勝で1回戦を突破。
大地はシンと対戦しシンはタイガージェット・シンを意識してかイス攻撃やクローなどのラフで大地を苦しめるも、大地は前蹴りからのスイングDDT、場外へ逃れたシンにスワンダイブ式プランチャで反撃、シンも急所攻撃で反撃するが、キックで流れを変えた大地はミサイルキックを放つキックの乱打を浴びせ、シンも飛び膝蹴りからフルネルソンボムを決めるも、イスをリングに持ち込んだ隙を突いた大地がキックからDDTで3カウントを奪い勝利も、試合後にはシンの襲撃に遭い大ダメージを負ってしまう。
メインの決勝戦、鈴木vs大地はエルボー合戦を制した鈴木が急角度のスープレックスを決め、大地も鈴木の後頭部にキックを炸裂させるも、膝蹴りをキャッチした鈴木は水車落としを決める。大地はドロップキック、ミサイルキックを決めた後でバックを奪いスリーパーで捕獲するも、鈴木が逆にバックにまわってスリーパーで捕獲し、最後はワンハンドバックブリーカーからのダブルアームスープレックスで3カウントを奪い完勝、名古屋王者トーナメントを制し、試合後には藤田や今回欠場となった暴走王(小川直也)を挑発し大会を締めくくり、バックステージでも暴走王は眼中になし、相手を藤田に絞りコキ降ろした。
鈴木がIGFから距離を置いてからの1年間、ZERO1やWRESTLE-1などに参戦して様々な相手と対戦し、WRESTLE-1王者にもなるなど充分な実績を作って古巣IGFへの参戦、圧倒的な強さを見せつけ最後も締めくくるなど愛知大会の主役を見事に奪った。藤田への挑発もその自信の現れでもある。
藤田は鈴木のことをどう思ったのか、IGFでは対戦相手が不在の状況だけに鈴木の成長を感じて久しぶりに面白い相手が出てきたと思っているのではないだろうか・・・
藤田はセミでカシンと組んで澤田、青木組と対戦。タッグマッチ初体験となる青木に藤田とカシンは息の合ったタッグワークで翻弄、青木と対峙した藤田はパワーボムを狙うも青木は回転エビ固めで切り返す。澤田は藤田に頭突きを何度も浴びせ青木と共に「オレごと刈れ」を決めるが、カシンが青木を場外へ追いやると藤田は澤田に顔面パンチから垂直落下式ブレーンバスター、パワーボムを決め3カウント、澤田は顔面パンチが効いたのか立ち上がれず救急車で病院送りとなった。
久々にセミとメインが激しい試合となったなったIGF、暴走王がいない方がIGFは面白いのかもしれない・・・【IGF】1年半ぶり里帰り・鈴木がトーナメント制覇で大みそ日参戦決定、藤田に照準▼初のタッグマッチ敗戦も青木が藤田&カシン超え誓う▼史上初キューバでのプロレスイベント今秋開催へ…名古屋大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 pic.twitter.com/5WuhD9WyDG
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 6月 27 -
諏訪魔のアピールに藤田和之から返答!一騎打ちへ僅かながら進展も、最大のハードルはアントニオ猪木!
<東京スポーツより>
野獣・藤田和之(44)が18日、本紙のインタビューに応じ、対戦が浮上している諏訪魔(38=全日本プロレス)への思いを激白した。藤田が主戦場とするIGFと全日本の国交断絶が懸念される中、藤田はなんと“第3のリング”での対戦を視野に。さらに師匠でもあるIGF総帥・アントニオ猪木氏(72)に立会人を要請する考えを明かした。二転三転する運命の一戦実現の見通しとは――。――5日のIGF大阪大会を、諏訪魔が電撃訪問。試合そっちのけで乱闘寸前になった
藤田:一人で来たので、その覚悟は大したものだと。自分が試合を投げ出したのは悪いことだけど…、相当、会長(猪木氏)は怒っていたみたい。ただ、ちょうど自分のテーマを探していたところで、王道なのに闘魂を持った面白いヤツがいるなと思った。それよりさあ…。
――なにかあるのか藤田:小川(直也)が(「GENOME―1」トーナメント決勝)負傷欠場のアナウンスがあったのに、会場が無関心だったのがビックリした。会長は、あそこを怒らないとダメだろって(笑い)。それに大阪で一番頑張ったのは(トーナメントVの)澤田(敦士)だよ。打ち上げ後も、5回くらい“試合”してんじゃない。
――……。諏訪魔はサイモン猪木IGF取締役に6日の全日本・後楽園大会のチケットを渡した。なぜ、会場に行かなかったのか藤田:試合後に新幹線に乗ったら、サイモンから「チケットもらいましたけど、どうします?」と連絡があった。だから「バカヤロー。目の前にいたのになんで俺に渡さないの?」って言った。俺に渡せば受け取るか、破り捨てるのか対応した。「ドタキャン」じゃないよ。
――猪木氏が全日本との交流に難色を示しているという話もある
藤田:会長がそう言ったらみんな尻込みしちゃうけど、そこで引いたら「お前ら分かってねえな」と言うのが手に取るように分かるし、覚悟を確かめているととらえている。会長は今年の漢字に「熱」って書いたのを忘れているけど、諏訪魔選手は熱があると思うし。
――ただ「逃げた」ととらえた全日側はIGFとの絶縁を宣言した
藤田:でも、絶望的じゃない。IGFとは選手契約じゃなく基本はフリーだから。熱があれば、会場はどこだっていい。全日本でもIGFでも、そのカード見たいという人がいるならそうじゃないところでも。最悪の最悪は、“そこ”にいくしかないのかなと。一番熱のあるところで試合をすることが大事だね。
――なるほど、“第3のリング”か
藤田:やるなら立会人にアントニオ猪木がいてほしい。そうすれば舞台は揃う。ルーツをたどれば一時代を2人(猪木氏と故ジャイアント馬場さん)でつくってきたしね。あとはどう説得するか、どう熱を伝えるか。選手同士がいくら言っても、いろいろ人を納得させないと。ボクは腹くくっていますから、楽しいと思えば何でもできますよ。全日本プロレスとIGFが絶縁、諏訪魔vs藤田和之の実現が微妙になる中で、諏訪魔が「藤田和之個人として、声を聞かせてほしい」に対し藤田が返答を出した。
なぜ諏訪魔vs藤田、全日本vsIGFにストップがかかったのか、藤田はIGFの総帥・アントニオ猪木の存在があったことを認めた。藤田も今後の展開次第では諏訪魔戦も乗り気だった、しかし金沢克彦氏や自分らの見えないところで猪木から“待った”がかかっていた。あれだけ対諏訪魔や対全日本を煽っていたサイモン・ケリー氏がトーンダウンした理由も猪木からの圧力が原因なら納得いく。
しかし藤田はIGF所属ではなくあくまでフリー、いくらIGFが猪木の圧力に屈してストップがかかったとしても従う義理はない。だが全日本とIGFが絶縁していることを考えると藤田vs諏訪魔は実現するのかというと、藤田に第3のリングを用意できるのか、また諏訪魔が社長である秋山準を説得できるかどうかにかかってくる、藤田は猪木を立会人にしたいのは猪木にはしっかり筋を通しておきたいという考えもあるのではと思うし、藤田がそこまでしてやりたいという意志を示せば猪木も止めやしないと思う。
藤田vs諏訪魔は大きく前進したわけでなく僅かながら進展した、可能性はゼロではないが少しだけ高くなった、あとは経過を見守るしかない。 -
藤田和之が諏訪魔と接近遭遇!澤田がトーナメント優勝も暴走王は対戦を避けた・・・
5月5日 IGF「アントニオ猪木デビュー55周年ツアー GENOME33」大阪府立体育会館・第一競技場 5356人
<コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼「GENOME-1 2015 大阪」一回戦/無制限1本
○小川直也(7分21秒 片エビ固め)Xミノワマン
※STO
☆小川が膝負傷によるドクターストップのため、ミノワマンが敗者復活
◇第2試合◇
▼「GENOME-1 2015 大阪」一回戦/無制限1本
○澤田敦士(6分14秒 スリーパーホールド)Xモンターニャ・シウバ
◇第3試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
▲中井光義(4分01秒 両者反則)▲奥田啓介
◇第4試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○エリック・ハマー(4分57秒 体固め)Xクラッシャー川口
※ハマースパイク
◇第5試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○ヌックス(7分28秒 片エビ固め)X橋本大地
※シスター・アビゲイル
◇第6試合◇
▼GENOMEルール/30分1本
○王彬(ワン・ビン) (6分44秒 反則勝ち)Xラジャ・シン
※レフェリー暴行
◇第7試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ/30分1本
○鈴川真一 将軍岡本(8分51秒 片エビ固め)藤田和之 Xケンドー・カシン
※ラフォール
【藤田の話】「ふざけんな! 追い返せ! 現役だったらリングシューズとタイツ履いてこい! 何をかっこつけてんだ!? バカじゃねぇのか! この、イモって言っとけ! このイモ!!」
【諏訪魔、上井文彦氏、サイモン・ケリー氏の話】諏訪魔「(歩きながら)上井さん、サイモン呼んできて! イチレスラーとして、イチレスラーとして藤田和之と対戦したい。その気持ちだけで今日、このIGFの会場に来た。それだけです。いまサイモンが来ればいい。直接言ってやるよ。(藤田は「現役ならシューズとタイツでこい」と言っていたが?)フフ、何言われようがね、まずはこの試合を見る。そっからだね。(目の当たりにして、気持ちは高ぶったか?)初めてね、見たんでね。すごいやりたいと。その気持ちは強まりましたよ。面白そうだ。(ここまできたら後にはさがれないと思うが?)まったく俺は下がる気ないし。全日本プロレス、Evolutionの諏訪魔が一番強いんだって。今年はドンドン攻めると。攻めて、攻めて、攻めまくる
んだ!(交渉が難航していたなかで、諏訪魔選手が動いたことで事態は一気に動くと思われるが?)いままですごい難航してたよ。もうダメだと、そこまできてた。そこを上井さんがいい交渉人でついてくれて。とにかく攻めるしかないと。いつまでたっても、前に進まない。俺だってやりてぇんだよ。藤田和之とやらせろよ!って。(早くシングルでやりたい?)そりゃシングルやりたいよね。(鈴川、将軍も突っかかってきたが?)当然、外敵がくればそりゃいきり立つのが当たり前でしょう。ただ俺は藤田和之しか見てないんで。寄り道してるひまはないんだよ。みんなが見たいと思うことをドンドンやっていきたいし。絶対、諏訪魔対藤田和之ってみんなが見たいわけで。そこに一直線でいってくれよって。それはみんなが思ってると思いますよ。あとはまたこっからウチの上井さんがいろいろ動いてくれると思うから。そのまえに! いまはサイモンだ。いろいろ言いたいことがあるからな(ここでサイモン取締役が姿を見せる)言いたいことがありますよ。早く藤田和之と対戦させてくれ! 俺はその気持ちを言いに来たわけで。その返
事をもらいたい」
サイモン「わかりました、伝えておきます」
諏訪魔「明日の全日本の後楽園のチケット、用意してあるんで。藤田和之と一緒に来て、返事を聞かせてくれ。以上」
サイモン「…わかりました。伝えておきます。ただ会場のなかで、答えは出てると思います」
諏訪魔「そう思うなら早く進めてくれ(といって会場を去る。報道陣から「これで明日、IGFの姿が見えなかったら?)そりゃ向こうが逃げたってことだろうな」
上井「とにかく今日、(諏訪魔に)来てもらってるわけだから。諏訪魔さんの男気にIGFが応えるしかないんじゃないの。やるべきだと思うよ。俺はニュートラルの立場で、プロレスファンの喜ぶような闘いができればっていうことで死んだ人間が出てきたわけやから。それぐらいのことはしてもらいたいよね。1人で乗り込んできたんだから。敵地よ。面白くなるんじゃないの? ものすごい意気込みで来たわけだから。ようは明日ですよ。来るか来ないか。IGFは井の中の蛙かって言われるかもしれないし」
サイモン「全日本のチケット? 渡しましたけど、本人に言ったら『だったらその場でくれよって。無言で立ってるぐらいなら、なんでその場でくれないんだ』って言ってましたね。(明日来なかったら向こうが逃げたということだと言っていたが?)逃げるも何も、いまGWですよ(苦笑)。最終日に予定入れられても、明日のスケジュールは決まってますよ。新幹線のチケットだって取れないし。どうするの?って。藤田さんはやる気満々でしたよね。試合の途中でいっちゃうぐらいですから。試合放り投げて、あそこに行くぐらいですから。藤田さんの答えは出てますよね。(マスコミもファンも期待してしまうが?)気持ちはあるけど…。新幹線、帰れないよって(笑)。でも、どこかで。やらないといけないなとは思います。(猪木会長は?)終わったばかりで何のあれもないですけど、見てたとは思います。今日、会ってないので。(全日本に対して拒否反応があるとは思うが?)ありますよね。あると思います。(それがあっても選手の気持ちに応えたい?)選手はもちろんですけど、一番はファンですよね。(実現の舞台は?)次の名古屋か、両国なのか。藤田さんのことなんで、いつでもどこでもやると思いますけどね。あと将軍とか鈴川も試合終わったのにいきましたからね。若い彼らもブチ切れてる状況ですから。それはそうですよね。自分たちの試合をブチ壊されてるわ
けですから。明日、会場どこでしたっけ?(後楽園です)えぇ!? 後楽園なの? 両国とか大きいところだと思ってた。後楽園かぁ。う~ん。新幹線のチケットも午後の指定席押さえちゃってるし。まぁちょっとみんなで話し合って決めます」
◇第8試合◇
▼「GENOME-1 2015 大阪」王者決定戦/無制限1本
○澤田敦士(7分11秒 袖車)Xミノワマン
☆澤田が優勝。12・31両国でのGP大会出場権を獲得
IGF大阪大会が行われ、セミは藤田がカシンと組んで鈴川、岡本組と対戦するが、試合中に藤田が客席にいた全日本プロレスの諏訪魔に向かっていき挑発するも、 諏訪魔は無言、その間にカシンが鈴川組の集中攻撃を浴びせ勝利を収めるが、藤田は何も言い返さない諏訪魔に怒りバックステージに引き上げ、代わって鈴川と岡本が諏訪魔を挑発するも、諏訪魔はメインを見届けることなくサイモン・ケリー取締役に「藤田とやらせろ」とコメントし全日本プロレス5.6後楽園大会のチケットを手渡して帯同した上井氏と共に会場を後にする。
IGF大阪大会参戦は間に合わなかったためか見送られ、来場だけに留めた諏訪魔だったが、藤田が噛み付いてきた、全日本5.6後楽園大会は藤田始めIGF勢来来場は必至と見ていいだろう。
そしてGENOME-1トーナメントは暴走王がミノワマンと対戦、ローキックの連打で暴走王はミノワマンを倒すも、ミドルキックをキャッチしたミノワマンはアキレス腱固めを仕掛け、暴走王がロープに逃れてもミノワマンは中央に戻して執拗に決める。
やっとロープに逃れた暴走王はSTOからのSTOボンバーで強引に勝利を収めるが、膝を負傷したのか立ち上がることが出来ない。澤田はモンターニャと対戦し、バワーと膝蹴りに苦しめられるが、澤田は頭突きの連打から活路を見出し、払い腰からの袖車でレフェリーが試合をストップ、決勝戦へと進出するが暴走王は膝の負傷でドクターストップがかかり決勝戦を放棄、代わりにミノワマンと対戦することになった。
決勝戦は澤田が払い腰から腕を極めにかかるも、ミノワマンはパイルドライバーからヒールホールド、アキレス腱固めと脚攻めを狙う。
しかし澤田が頭突きで活路を見出してからSTO、袖車でタップを奪い勝利を収め、試合後は暴走王に対し「眼を覚ましてください」とアピールした。
暴走王vs澤田は負傷が理由とはいえ、暴走王が避けたことで実現せず、おそらくだが暴走王が避け続けて実現する可能性もかなり低くなったと見ていいだろう。
理由は暴走王が澤田と対戦し組んできたのは、自分には逆らわないだろうと澤田を信頼してきたからだったが、澤田は暴走王に反発したことで暴走王は澤田を信頼しなくなった、以前暴走王と組んでいた村上和成も暴走王の横柄な態度に反発し対戦を迫ったが、結局暴走王は村上を現在でも村上を避け続けていることから澤田には残念だが暴走王をいくら挑発しても、暴走王は避け続けるだろう。
しかし澤田にとっては本当の意味で暴走王から離れるいい機会だと思うが、一方の暴走王は居場所を失いつつある・・・全日本プロレス? 諏訪魔?? 誰も気付いてないね。 奴らは空気か??? 寂しい現実だね!!! 小川直也も一緒!!! 何はともあれ、俺は勝ったどー!!! その辺のプロレスラーってクソみたいなもんだね。 バーカ! #igf #澤田敦士
— 澤田敦士 (@baimeiou) 2015, 5月 5 -
石井慧が引退を撤回、現役続行へ・・・
<東京スポーツより>
引退示唆発言”で揺れた元IGF王者の石井慧(28)が15日、現役続行を決断した。この日、石井は東京都内の所属事務所「ケイダッシュ」を訪れて進退について協議。川村龍夫会長から「世界を目指せ!」とゲキを飛ばされた。石井も「もっと頑張ります」と今後の飛躍を誓った。近日中にはオランダに出発し、次戦に向けて合宿に突入する。
石井は8日にオランダから帰国した際「勝っても負けてもこの試合で最後」と11日のIGF両国大会を最後に引退をほのめかした。やはり昨年ミルコ・クロコップ(40)に連敗、そのミルコがUFCに復帰したことで“再々戦”がかなわず、モチベーションが低下したことが引退示唆の原因だったという。だが、わずか1週間で翻意。IGF両国大会で温かい声援を受けたことも決断の要因になった。事務所関係者によれば「石井が(ミルコを追って)UFCに行くことはありませんが、海外からの参戦オファーはいくつか来ています」。今後は海外マットに積極的に進出する方針だ。
帰国会見で引退を表明しながらも、IGF4月11日両国大会では去就をはっきりしなかった石井慧が所属事務所である「ケイダッシュ」と話し合い、石井は引退を撤回、現役続行を宣言した。
石井の引退発言は事務所側には話を通していなかったフライングで、ケイダッシュ側は「選手を続けてほしい」と慰留していた。
石井が引退を示唆理由はミルコ・クロコップに連敗しただけでなくUFCと契約されたことで勝ち逃げされ、モチベーションが低下したからだった、しかし11日の両国ではニック・ロズボロウに一本勝ちしてことで改めて現役続行を決意したという。
石井とケイダッシュ側でどんなことが話し合われたのかわからない、わかるのはこれでIGFも再びMMA部門の日本人エースとして石井を起用できること、しかし気分屋の石井にIGFも振り回されるのもどうかと思うが・・・ -
石井慧がラストマッチを勝利で収めるも今後に関しては言及せず、澤田にも突き放された暴走王、そして全日本は…?
4月12日 IGF「アントニオ猪木デビュー55周年ツアー INOKI GENOME FIGHT 3」両国国技館 6808人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
○スーパー・タイガー(3分21秒 変型ネルソンロック)X奥田啓介
◇第2試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
△橋本大地(9分38秒 両者リングアウト)△将軍岡本
◇第3試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○王彬(ワン・ビン) (9分12秒 卍固め)Xヌックス
◇第4試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ/30分1本
藤田和之 ○ケンドー・カシン(9分25秒 首固め)小川直也 X澤田敦士
【カシンの話】「(サイモン猪木取締役に向かって)澤田はしょっぱくなかった。これ、澤田にやってくれ(勝利者賞を手渡す)」
【藤田の話】「(澤田は)いいんじゃない、あれで。カシンがしょっぱくないって言ったの? 小川がリングに出なければしょっぱくない。そういうこと。(カシンとのタッグは?)100%最高のパートナー。俺が足引っ張らないようにしないと。(全日本については?)俺がカシンのセコンドで行ったきりだよね。向こうは何か言ってるの? 言ってないでしょ。このIGFのリングに足を一歩でも踏み入れたら、あいつらに選択肢はないよ。一歩足踏み入れたら、あいつらに選択肢はない。ケンドー・カシンのセコンドについた時、でかいのがいたけど、俺にはわからない。来るんならいつでも来ればいい。覚悟して来ればいい」
◇第5試合◇
▼IGFルールマッチ/5分2R
○石井慧(1R4分22秒 アームロック)Xニック・ロズボロウ
【石井の話】「(進退について今の気持ちは?)それは事務所にもお世話になっていますんで、事務所と明日以降に話して。ここで自分が勝手に言ったら筋が通ってないということになるんで。お前が通っているのは裏筋だけだとなりますんで、今は何とも言えないです。(試合の勝利はどう受け止めている?)今回はオランダで、適当と言ってましたけど、かなりハードな練習を積んできまして。ゲガール・ムサシ選手と話し合って、相手が柔道家だったので、そういう戦い方で今回はいこうと、そういう練習ばっかりしてきましたので。行けるところで確実に勝つ戦い方をしたので、それは良かったです。(進退の結論は明言できないとして、勝利したことで変化は?)僕もいつも以上に緊張しましたが、それはどの試合も勝てば気持ちいいし、それは関係ないですよね。この試合に勝ったからどうとか、そういうのはないです。(試合後に喜びを爆発させていたが?)ちょうど1年前から勝ってなくて、連敗もしたので。そういう部分では、自分なりにプレッシャーもありましたから。(お父様がセコンドについて、その前で勝利したが?)そんなにいつもと変わらないですね。(いつもと違った部分は?)やっぱり連敗とか…。3連敗はまずいんちゃうやろか、というのとか。あと、1年間勝ってなくて、気分良く馬にも投資できてなかったので。明日はしっかり馬に投資したいと思います。(咳をしているようだが、コンディションは?)試合後に大声を出しすぎて、喉をやられました。(明日以降はどんな風に過ごす?)事務所の方に行って話し合いをしなければいけませんし、考えることは山ほどありますんで。それが終わったら家族のところに帰って。(しばらくは日本にいる?)それもわからないですね。事務所と話し合ってのことなので。(練習再開時期は未定?)未定ですね。(自分でどんなところが進化したと思う?)そつがない戦い方、完封する戦い方ですね。3月中旬から末にかけて、北岡選手の試合もありまして。それを見て刺激になりました。その戦いを参考にしました。(4回ほどテイクダウンを奪ったが、そういう作戦だった?)あそこまで上手く投げられると思わなかったんですけど、自分の長所を活かして
◇第6試合◇
▼「IGF WORLD GPトーナメント2015」リザーブマッチ/IGFルールマッチ(オープンウェイト)/5分2R
○鈴川真一(1R0分18秒 TKO)Xジン・イックテ
◇第7試合◇
▼「IGF WORLD GPトーナメント2015」1回戦/IGFルールマッチ(オープンウェイト)/5分2R
○ヨセフ・アリ・ムハマド(1R、0分48秒 TKO)Xディオン・スターリング
◇第8試合◇
▼「IGF WORLD GPトーナメント2015」1回戦/IGFルールマッチ(オープンウェイト)/5分2R
○フェルナンド・ロドリゲスJr. (1R1分52秒 TKO)Xアントニー・リー
◇第9試合◇
▼「IGF WORLD GPトーナメント2015」1回戦/IGFルールマッチ(オープンウェイト)/5分2R
○クリス・バーネット(2R2分58秒 TKO)Xエミル・ザハリヴ
◇第10試合◇
▼「IGF WORLD GPトーナメント2015」1回戦/IGFルールマッチ(オープンウェイト)/5分2R
○オリィ・トンプソン(2R判定3-0)Xミノワマン
【サイモン猪木取締役の話】「(藤田が対全日本について発言したが?)今日、チャンピオン・カーニバル(の日程)は空いてたんですよね? 来てもよかったんじゃないですか。寂しいなって。(今年に入ってから全日本側からIGFの名前が出ていたが?)ケンカを売られたら、全然いいですよ。今日乱入されても全然大丈夫ですよ、っていう。してこない方が寂しいぐらいで。してくるんだと思っていたら、なんだ、しないんだって。今日はチャンピオン・カーニバルがお休みだって聞いてたから、来ると思っていたんですけどね。(藤田は『来るなら、選択肢はひとつしかない』と言っていたが?)同じじゃないですか、そういう部分では。向こうが来たら、藤田選手もそうですけど、みんなが『許せねえ』っていうのがIGFだと思うんで。みんなかかるんじゃないですか。そういう意味では、猪木イズムじゃないけど、そういう戦いの方が共通していると思うんです。お互いライバルでああいう形になったとしても、特に馬場イズムというか、あっちから来たら同じじゃないですか。あっちに猪木イズムの選手が行ったら、そういう風にリアクションされるのと同じだと思いますんで。まあ、どうなるかわからないですけど。(IGF全体で迎撃する?)するかもしれないですね。(向こう次第だと?)向こう次第です。こっちは全然いつでも。前から言っている通り、いつでもOKですんで。(次は5月の大阪大会となるが?)何も決まってないです。これからです。全然、全日が何か言ってくるなら、カードを変えてでもやりますよ。急遽前日に言ってきたら、変えてもいいかなぐらいに思ってますんで。その日でもいですよ。開始前でもいいぐらいだと思いますから。IGFですから、いつでも大丈夫です。(藤田は諏訪魔をほのめかしていたが?)全然こっちは全日本代表の方だったら誰でもいいと思ってますんで。(石井については向こう次第?)本人次第のことですけど、こっちとしてはああいう風に勝ったんだし、引退するのはもったいないんじゃないかなって思いますけどね。ミルコは契約されてますけど、いずれリリースされる日は来るんで。リベンジしたいんじゃないのっていう。日本人のファンはヘビー級のいい選手があまりないんで、活躍してもらいたいと思っていると思うんですけどね。(IGF側から続けることへのアプローチはする?)もちろん。本人が『それでも引退だ』って言うんだったらあれですけど。本人に戦う気がある状況だったら、もちろんオファーは出したいと思います。(猪木会長に石井の発言は伝わっている?)パラオにいるからたぶん伝わってないと思います。猪木さんの方がさっぱりしてますから、『辞めたいの? じゃあ、辞めれば』という感じだと思います。でも、いい選手にああやって勝ったんだから。しかもちゃんと一本で勝ったんですし。(空位となっているベルトについては?)まだ未定です。(日本代表のミノワマンが敗れてしまったが?)残念ですよね。日本代表として活躍してもらいたいと思っていたんですけど、トーナメントの厳しさですからしょうがないですよね」
IGFのMMAイベント「INOKI GENOME FIGHT」が総帥であるアントニオ猪木不在(パラオへ訪問中)の中開催され、帰国会見で格闘家として引退を表明した石井はロズボロウと対戦、テイクダウンを奪った石井は得意の寝技に持ち込み、最後はアームロックで1本勝ちを収め堂々の勝利となったが、今後に関しては明言は避けた。
石井の引退表明はコメントを聴く限りでは、事務所側とは話を通していないフライングだったらしく、話し合い次第では揉める可能性もあるという。IGF側はサイモン取締役は今後もオファーをかけるとしているが、どちらでもよいという立場をとって突き放した、IGFも石井側のゴタゴタには巻き込まれたくないというのが本音のようだ。
藤田はカシンと組んで暴走王、澤田組と対戦するが、試合は暴走王がヘッドロックを決める藤田にバックドロップを決めるも、藤田はすぐ起き上がり腕を広げて効いていないとアピール、だがその後は藤田とカシンは澤田を痛めつけにかかるが、澤田も藤田に頭突きを放ち、張り手合戦に挑むなど懸命な粘りを見せるも、暴走王は割って入れず蚊帳の外にされてしまう。
澤田は暴走王にSTOを決めるように指示を出すと、今まで格下と見ていた澤田から指示を受けた暴走王が怒ったのか、カシンの首を取った澤田ごとSTOを決めてしまう。
澤田が激怒して暴走王をエルボーで場外へ出してしまったところで、カシンがすかさず丸め込んで3カウントとなり、暴走王は澤田を置き去りにしてサッサと引き揚げてしまった。
暴走王と澤田に関してはコメントはなかったが、今まで暴走王の前では態度を見せなかった澤田がこうやって態度を示したのはよほどのこと、暴走王にしても澤田にも突き放されたことでIGF内で孤立化しつつあるようだ。
試合後には藤田が全日本プロレスの諏訪魔に関して言及しサイモン取締役も全日本側を非難したが、諏訪魔も出場する構えを見せ、社長である秋山準も贈り出す姿勢を見せていた。
だがサイモン取締役のコメントを聞いた限りでは、向こう(全日本)から話がないからということなのか、しかし諏訪魔に関してはIGF側が一方的に話を出したのはIGFの方、全日本としたら向こうから話を持ってくるのが筋なのではという返事を出すのではと思う。
全日本とIGFの関係は時が過ぎても相容れないまま、ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木の関係のように簡単には越えられないハードルがあり、そのハードルは何十年経ってもそびえ立っている… -
石井慧が引退・・・周囲の期待に押され、空回りし続けたMMA人生
(デイリースポーツより)
格闘家の石井慧(28)が8日、IGFの11日・両国国技館大会でのニック・ロズボロウ(米国)を最後に電撃引退すると宣言した。昨年大みそかに敗れたミルコ・クロコップ戦からの再起となる一戦を前に帰国した石井は成田空港で取材に応じ、「勝っても負けても最後にしようかなと思ってるので有終の美にしたい」と衝撃告白。「試合が終わってからしっかり考えたいけど、(所属)事務所にもあいさつしないといけない」と本気モードで口にした。今回、初めてセコンドを務める予定の父・義彦さんをはじめ、2月に長男・孟沙孔(むさし)君を出産した夫人で歌手の林明日香ら、家族の誰にも相談していないという。
09年大みそかの吉田秀彦戦で総合格闘技デビューした石井だが、ケガや蓄積ダメージもないという。3月に練習のためオランダへ渡った後、今後について考え、引退の選択肢が浮上したという。柔道復帰、政界進出などは否定し、「貯金もあるし、しばらくは何もしないで暮らせる」と将来は未定とした。
「自分には期待しない」と、ラストマッチの可能性があるロズボロウ戦への気負いはまったくない。自身を追い込んだミルコ戦のときとは違い、週3回程度の練習で調整。「勝敗は結果であって、神様が決めること。相手に感謝し、格闘技ができることに感謝し、その場を楽しんで力を出し切る。それだけ」と淡々とコメントした。引退かどうかは試合後の直感で決めるというが、現役続行の場合の決め手は「元気だったら」とした。IGFのサイモン・ケリー猪木取締役は「ミルコ戦の後、しばらくやりたくないという話はしていたけど…。引退したいというならしょうがない。でも、総合でヘビー級唯一といっていい日本人だから、ファンはまだ見たいと思う。ミルコがUFCから復帰したら、オファーしようと思ってるし」と話した。
大晦日のミルコ・クロコップ戦で敗れてから今後の去就が注目されていた石井慧が引退を表明した。
石井は柔道で2008年に開催された北京オリンピックに出場し金メダルを獲得という華々しい実績を引っさげてMMAへ転向、最初はUFCと契約したが1試合もしないままUFCとの契約が切れ、2009年に戦極と契約し大晦日に吉田秀彦戦が組まれたが、K-1とDREAMが主催するFEGと戦極が合同開催することになり、また1試合もしないまま戦極からFEG傘下のDREAMへ移り、その年のDynamite!で吉田戦が行われた。
だが当時のDREAMはTBSで放送していたものの単独では視聴率が稼げず、亀田三兄弟のボクシングと合同という形で放送され、亀田三兄弟では瞬間視聴率を稼いでいたが、DREAMとなると視聴率がガタ落ちとなった、その中で石井がDREAMに参戦したが今思えば話題性を重視しての視聴率要員としての起用だったと思う。
石井の話題性や知名度を利用してK-1 WORLD MAXにも視聴率要員として参戦しDREAM(MMAルール)で試合が行われたものの、石井の参戦にはK-1ファイターからも批判の声が飛び交い、また視聴率も稼げず、石井自身も周囲の期待に応えてか様々なパフォーマンスを行うも周囲は冷たい視線を贈るなど空回り、当時の日本MMAの現状もあったのだが、石井はMMAに転向したのは遅すぎたのかもしれない。
DREAMが活動停止後は海外を経てIGFへ移った、IGFもMMA部門を設けたこともありMMA部門の日本人エースとして石井を起用したと思う、しかし藤田和之を判定で破ったもののミルコに2連敗・・・・石井がMMAから引退したいという本当の理由は周囲の期待に応えるのに疲れたからなのだろうか・・・
しかし石井の引退はIGFのMMA部門からしてみれば痛い、サイモン・ケリー氏は仕方がないとしながらも、本音で言えば戻ってきて欲しいという感じのコメントを出していた。
石井は日本のMMAの現状もあるが、せっかくの実績は生かされないままで終わる、PRIDEやK-1などMMA全盛期にデビューしていればもっと違ったものになっていたかもしれない。 -
青木真也がプロレスデビューも、カシンがズルさで奥深さを叩き込む!そして対全日本はなかったことに・・・!?
2月20日 IGF「アントニオ猪木72歳バースデーナイト GENOME32」東京ドームシティ
3099人超満員札止め
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼10分1本
○奥田啓介(3分30秒 片エビ固め)Xエディ・フレンチ
※PK
◇第2試合◇
▼15分1本
○橋本大地(4分42秒 片エビ固め)Xクラシック・キッド
※垂直落下式DDT
◇第3試合◇
▼20分1本
○将軍岡本(9分41秒 片エビ固め)Xメイソン・ウィリアムズ
※ドリルアホール・パイルドライバー
◇第4試合◇
▼20分1本
○クラッシャー川口(4分36秒 変型アームロック)Xモンターニャ・シウバ
◇スペシャルエキシビションマッチ◇
▼5分1本
○アステカイザー(4分46秒 ジャーマンスープレックスホールド)X5代目ブラック・タイガー
◇第5試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ/30分1本
○藤田和之 鈴川真一(7分52秒 グラウンドコブラツイスト)フィル・バローニ Xジャスティン・マッコリー
◇第6試合◇
▼30分1本
○ケンドー・カシン(5分38秒 体固め)X青木真也
※胴締めスリーパーをつぶして
【青木の話】「(初のGENOMEルールについて?)MMAより緊張するよ。(カシンについて?)一枚も二枚もうわてですよ。年の功ですね。ロープがね、やっかいですよ。あれが本当に年の功というか。澤田敦士が『GENOMEルールが一番危ない』って言ってましたけど、MMAの比じゃない。イスもあるし鉄柵もあるでしょ? あんな攻撃食らったことないんで…。だからもうちょっと勉強して、GENOMEルールでまた戦っていきたいと思います。あとはお客さんがどう思ったか。サプライズというか“初モノ"としてのご祝儀じゃなくて、本当の等身大の評価をされた時に自分がどうなんだ?っていうのに興味はありますし、やってみたいなと思います。(戦ってみたい選手は?)口に出して、横から出てきて殴られるんで(笑) 今年は…そうね、これから澤田敦士が試合しますけど、お前、IGFルールで負けたまんまだろ?って。それを伝えたいですよ」
◇第7試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ/45分1本)
○小川直也 王彬(ワン・ビン)(11分42秒 スリーパーホールド)X澤田敦士 ミノワマン
(試合後)
猪木「熱いなあ。暮れにリングの上で『熱い』という字を書きましたけどね、これにはちょっと意味があるんで、もうしばらくするとわかってくれるかもしれませんが。一回の人生ですから、熱く熱く燃えて燃えて生きようぜということで。だいぶ俺の体も燃え尽きてきましたけどね(笑)。なにはともあれ、いい試合を、夢を作ってください。それじゃあ、いきますよ。思い切り、ホントに元気になる、ね。いいですか? アーユーレディ!? いくぞ! 1、2、3、ダー!」
【小川の話】「72歳のバースデイイベント『GENOME32』、大盛況で。そのなかで追われたこと、弟子として幸せです。そして今日、IGFの若手で一人、ワンビン、中国の選手と初めてタッグ組んだんだけど、なかなかね、波長というのかな、合う域まで達してないというか。呼吸が合わないというか、チグハグしたし。向こうのほうが波長があってるチームだろうし。やりづらかったんじゃないかな、今日は。(澤田&ミノワマンの集中攻撃を浴びたが?)今日は、あいつらが来るやつは全部受けてやろうと思ってたし。それをワンビンが見て、どう感じてくれるか。それだけじゃないかな。まだやらなきゃいけないこと、覚えなきゃいけないことたくさんあるけど、早く中国のスターとして育って行ってほしいなと。
猪木さんの期待に応えるためにも組んで、多少なりともやっていくしかねぇなと。あとはワンビンがどこまで俺がトップになるんだ!という気持ちがある分だけ、早く実力開花していくと思うし。絶対にスターになれるという保証はないし。初日としては…もう一回だな。(対ミノワマンに関しては?)いいよ、いつでもやってやるよ。俺は常々言ってんだよ、あいつの足が万全ならいつでもいい。アイツの足が悪いから伸びてるんだよ。俺が逃げてるわけじゃねぇんだよ。
中途半端に治ったところで、また試合中に足痛めました? それで言い訳されてもごめんだよ。やるからには機が熟したときにやりてぇし。今日なんか、澤田のほうが全然上じゃないか。澤田の影に隠れてたような気がしたよ。(澤田は?)アイツがいま思うところ、全部出してきたんじゃない。自分なりに考えてきて、STO返したりとか。自分のなかで課題もってやってきたと思うし。ヤツはヤツなりに考えてるし、順調に育ってるんじゃない。ワンビン、これからどんどん強く育てていきますんで。長い目で見てやってください。ダメなところはダメと書いていただいて結構です。彼のためになるし。お願いします」
【王の話】「今日は猪木さんの誕生日。勝ててうれしい。日本語上手じゃないけど、初めて小川さんと組んで勝ててうれしかった。またよろしくお願いします!」
【澤田の話】「何? 俺が取られたの? 今日柔道着を着ていったからSTO食らって…柔道着だな、敗因は。今日は俺がミノワマンの足を引っ張っちゃったかな、と思います。でも、俺は落ちてもないしタップもしてない。いつもレフェリーの和田良覚は負けにしやがって…。賄賂でも渡されたんじゃねえのか?(この2人でもう一度?)俺はその気持ちあるよ。あれで勝ちだと思ってるなら、この業界で生きてく資格ないんじゃないの? 次こそ小川に“ヘブン"を教えないと」
【ミノワマンの話】「もっと小川を前に出させないといけなかった。やっぱり逃げてるとしか思えない。だから結局は『シングルでやればいい』ってところに行き着く。小川よ、正々堂々シングルでやれって。(澤田は)最後ギブアップしてないから。負けてない」
【猪木の総括】「注文つけるとすれば色々ありますけどね。まぁ私も毎日国会で勉強の日々ですから。色んな人がいますけど、出てきた“価値"というものをしっかり見つめてもらいたい。選手一人ひとり、ただ勝ち負けだけじゃないメッセージを送っていって欲しい。今年は色んな企画が入ってますから。中国やキューバでも大会を予定していますし、やりたいことも山ほどありますけど、若い人に世界に向けたチャンスを与えたいですね」
2月20日で72歳の誕生日を迎えたアントニオ猪木のバースデーナイトとして開催されたTDC大会は、プロレス初参戦となった青木がカシンと対戦、青木は再三飛びつき腕十字をきめるが、カシンはロープに逃れ逆に場外戦を仕掛けて鉄柵に叩きつけ、イスで一撃を加える。
その後もカシンが握手を求めるフリをして丸め込むなどして翻弄、焦れた青木はパンチを放つがレフェリーに誤爆してしまう。
青木はスリーパーで捕獲しカシンはタップするが、レフェリーは倒れたまま、青木がレフェリーを起こしに行くと、背後からカシンが強襲し青木はバックを奪って再度スリーパーで捕獲するが、後ろに倒れたカシンがそのまま押さえ込んで3カウントとなり、カシンがプロレスは特有のズルさもあるんだというものを青木に叩き込んだ試合だった。
またIGF王座奪還に動いた藤田は鈴川と組みバローニ、マッコリー組と対戦。試合は鈴川が捕まるも、交代を受けた藤田が鈴川と共にバローニを捕らえる。
バローニは窮地を脱し自軍のコーナーに戻るがマッコリーがタッチに応じないなどチグハグ振りを露呈、マッコリーが当時して鈴川を捕らえバローニが羽交い締めにするがマッコリーの攻撃はバローニに誤爆すると、最後は鈴川ば張り手からダブルアームスープレックスで攻め込んでから、交代した藤田が延髄斬りからグラウンドコブラを決め3カウント、試合後は鈴川とバローニ、マッコリーと小競り合いとなった。
そしてマスコミやIGF側が煽っていた対全日本プロレスは諏訪魔が来場しなかったことで完全になくなったというか、最初からボタンの掛け違い、IGFとマスコミが対抗戦を勝手に煽っていただけに過ぎなかった。
IGFに関しては全日本は秋山準社長が「言ったことはやらなきゃいけないからな。そういう気持ちがあるなら口にしてもいいけど、飛ばすなよ。話題優先ならやめろ。ファンを裏切ることになる」と諏訪魔に対して釘を刺した上で、「本気でやるなら協力はする。彼がやりたいなら、俺も動く」と社長としてバックアップする」と諏訪魔が本気でやりたいのであればバックアップするし、IGF側とも話し合うとしていたが、今思えば先走るIGFと対IGFを煽るマスコミに対しても釘を刺していたのではと思う。
しかしIGFは構わず「諏訪魔がIGFに参戦するのは喜ばしいこと」と諏訪魔参戦を前提に発言してしまい、澤田までが秋山をも挑発したことで全日本側も慎重にならざる得ず、IGFもトーンダウンしてしまった。
暴走王はワンの志願?でタッグを結成し澤田、ミノワマン組と対戦。澤田組の奇襲攻撃から例のごとく暴走王が集中砲火を浴びるも、暴走王が強引なバックドロップで澤田からダウンを奪う。
中盤にはミノワマンかワンを追い詰め、澤田と共に捕らえにかかるが、負けを嫌う暴走王が必死でカット、交代を受けた暴走王は澤田にSTOを連発するも、澤田が強引にスープレックスで投げて突進するが、暴走王がカウンターのSTOからスリーパーで捕獲し、レフェリーが澤田が落ちたと判断して試合を止め勝利となった。
試合内容は最初は暴走王自身が捕まり、後はパートナー任せで美味しいところだけは、しっかり暴走王がもっていくワンパターンで終わるも、試合後のコメントでは全日本への挑発はなしというか、最初からなかったことにされてしまったようだ。今年のIGFのテーマはミルコ・クロコップのUFC移籍で剥奪となったIGF王座の行方、今大会では具体的なことは発表されなった、王座の行方だけでなく、IGFの中心に居座り続ける暴走王の存在、IGFのことをあまり語らなくなった猪木・・・そろそろ澤田や鈴川などをトップに立てて欲しいが・・・
おはようございます。昨日は応援ありがとうございました。ここ何年かにはない緊張感でした。そしてカシンは強かった。とにかく強かった。あの強さを忘れないように日々精進して行きます。今後ともよろしくお願いします。
— 青木真也 | Shinya Aoki (@a_ok_i) 2015, 2月 21 -
ミルコに勝ち逃げ、ベルトも持ち逃げされたIGF・・・いろんなところで脆さを露呈
(東京スポーツより)
IGF王者のミルコ・クロコップ(40=クロアチア)が21日、世界最大の総合格闘技団体「UFC」に電撃復帰したことが分かった。現役チャンピオンの流出に、IGF側は大混乱。ミルコに連敗している石井慧(28)にとっても恩師の訃報に続くショックなニュースとなった。
UFCはこの日、公式ホームページで「CRO COP RETURNS TO THE OCTAGON(ミルコがオクタゴンに帰ってくる)」と大々的に正式発表した。ミルコ本人も自身のHPで「キャリアの終わりまでにいくつかやりたい戦いがある。最善を尽くす。UFCには感謝している」と記し、復帰を認めている。
現地での報道によると、ミルコはUFCと複数試合契約を結んだ。ライバル団体の「ベラトール」もミルコ獲得に動いていたが、資金力のあるUFCはそれをはるかに上回る好条件で“強奪”したという。
一方、現役王者の移籍にIGF関係者は大慌てとなった。総帥のアントニオ猪木氏(71)は、英国から帰国したばかりとあって「俺は分からない。もっと詳しい人に聞いてくれ」と言葉を濁したが、ベルトの処遇については「返上かな」と突き放したように示唆した。
ただ、宇田川強エグゼクティブ・ディレクター(ED)は「まだ連絡がついていないので、本人の意向が分からない」とした上で「ミルコが『返上しない』と言えば、こちらから無理に返上を求めることはしない。UFCで防衛戦をするかもしれない。こっちからUFCに挑戦者を送り込んだっていい」と強弁。言外に混乱ぶりを露呈させていた。
とはいえ、IGFにはかつて新日プロからIWGPベルトを“持ち逃げ”したブロック・レスナー(37)を旗揚げ戦に参戦させた前歴がある。宇田川EDの言い分も一理あるのかもしれない。
同ED以上に動揺していそうなのが、前IGF王者の石井だ。昨年8月大会で、流血によるドクターストップでミルコにベルトを明け渡すと、リベンジ戦となった昨年大みそか大会ではパンチのラッシュでTKO負け。連敗の屈辱を晴らすべく、3度目の対決に向け始動したばかりだった。
もちろん、UFCと契約しながらIGFに参戦しているジョシュ・バーネット(37)のような例もある。「プロレスルールによる第3戦」の可能性もゼロではないが、UFCは選手への“縛り”が厳しい。現状では、UFCとの契約終了まで総合格闘技ルールによる“再リベンジ戦”は困難とみられる。石井にとっては恩師の斉藤仁氏(享年54)の訃報に続くショックなニュースとなってしまった。
―諏訪魔IGFとの参戦交渉開始へ
全日本プロレスの“暴走専務”諏訪魔(38)が21日、IGFとの参戦交渉のテーブルにつく考えを表明した。諏訪魔は昨年末「蓄えてきたものがあるんで、清算させてもらう」と発言。その標的は過去に因縁があるIGFとみられていた。この言葉に対して「飛んで火にいる夏の虫」とばかりにIGFサイドが敏感に反応。宇田川EDが「ぜひ来てください」と「GENOME32」(2月20日、東京ドームシティホール)参戦を呼び掛けると同時に、具体的に澤田敦士や青木真也といった対戦候補まで提示した。
諏訪魔は「一つだけ言うと、俺は『IGF』とは口にしてなかったけどな」と人を食ったような笑みを浮かべながらも「ちゃんと大人の話し合いができる人間を用意しろ。こちらとしては話す用意はある。逃げも隠れもしない」とメッセージを投げ返した。
2月20日は全日本の後楽園ホール大会で世界タッグ王座挑戦が決まっている。IGF側が求める同王座戦の第1試合変更は無理な相談だが、参戦交渉に入る考えはある。相手の十八番である乱入といった形ではなく、あくまで“王道”の話し合いを求める。王道VS猪木イズム。いよいよ禁断の扉が開かれそうな雲行きになってきた。
前日に更新したミルコ・クロコップがUFCと契約したことに関してのIGF側の反応を東京スポーツが報じたが、感想はIGF側の困惑と認識の甘さ、そしてMMA業界ではまだまだ力がないことを露呈するような内容だった。
ミルコはUFCのライバル団体であるベラドールが獲得に動いており、IGFの大晦日興行にはCEOであるスコット・コーカー氏が来日し大会を視察していた(本人はプライベートであると強調)、しかしUFC側が先手をうってミルコと契約し獲得した、IGF側はこのことを掴んでいたのかはわからないが、両団体からしてみればIGFはまだまだMMAではスモールカンパニーであり競合できるような力がない、ミルコがどっちに移籍しようがIGFからの離脱は必至だったのだ。
IGFベルトに関しても返還はされずミルコが持ったまま『持ち逃げ』とされた、それで思い出すのはブロック・レスナーのIWGPベルト持ち逃げ事件、2006年7月に当時IWGPヘビー級王者だったブロック・レスナーが棚橋弘至との防衛戦を拒否し、レスナーの新日本のエースと売り出すために製作された3代目IWGPベルトを返還せずそのまま“持ち逃げ”してしまった。
3代目IWGPベルトはIGFが旗揚げ戦でレスナーを招聘、カート・アングルとベルトの所有権がある新日本が認めない非公式な防衛戦を行い、アングルへベルトが渡った。
その後3代目IWGPベルトは新日本がアングルを招聘、中邑真輔がアングルを破りベルトを回収したが、現在になって状況が違うがIGFに同じようなことが起こってしまった。
『IGF側はUFCで防衛戦』というコメントしているが、いくらベルトに2億円がかけられていおうが、UFCではUFCのベルトがあくまで最高権威、MMA業界ではまだ力がないIGFのベルトをかけて試合をするなど有り得ない。
IGFにしてみればミルコと交渉か、招聘してミルコを破り回収するしかないのだが、ミルコを招聘するとなるとUFCと契約し以上時間と手間(ギャラ)がかかるのは必至、UFCと契約しているジョシュ・バーネットの場合はプロレスであることとIGFがUFCと競合する団体ではないからということで来日が認められたが、ミルコが来日したとしてもプロレスをするとは思えない、ましてミルコへの刺客が藤田和之でなくまた石井慧をと考えているようでは、ベルト回収はかなり厳しい状況だと思う。
最後に諏訪魔に関しては諏訪魔側はIGF側との交渉を訴えているが、この時点ではまだ話し合いはなされてないようだ、しかし今のIGFはミルコへの対応策が優先で諏訪魔に構っている暇があるかどうか・・・
攻めの姿勢であるIGFだったが団体としての防御に関しての脆さと、MMA業界では大きく見せるだけで実際は力がないことを露呈してしまった。
ミルコに勝ち逃げされ、ベルトも持ち逃げされ二重の失態をやらかしたIGF、果たしてどう始末をつけるのか、始末をつけたとしてもこのツケは今後に大きく響く。