IGF
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IGFが旗揚げ10年目にして猪木と決別…NEWは開き直ることが出来るのか?
25日、アントニオ猪木が会見を開き、カール・ゴッチ没後10周年とモハメド・アリ没後1周年を題したコーラルZの新イベント「ISM」を7月24日(月)東京・後楽園ホールで開催すると発表した。同大会のプロデューサーに就任した猪木を中心に、大会発起人として藤原喜明、木戸修、西村修、カール・ゴッチさんと縁の深いゲストとして鈴木みのるが出席した。
そして猪木が会見で「(ISMはIGFとは別のもの?)あんまり今コメントをしたくないんですが、会社の整理という形で今考えていて。多分(IGFとは)違った形でスタートしていくのではと」とコメントし、東京スポーツ誌上では「猪木がIGFと決別宣言」と見出しが出た。整理とはリストラも意味していることから、猪木の中ではIGFはリストラしているということなのだ。
猪木とIGFの関係は猪木が権利関係全てを持ち出して「コーラルZ」を設立してからIGFからの経営から手を引き、猪木のスポンサーだった湯川剛氏が新オーナーとなっていたが表立って発表はされていなかった。そして今年4月からはIGFの新ブランド「NEW」が旗揚げしていたが、最近になってIGFとコーラルZが険悪となっているという噂が流れていた。今回の猪木の「整理」発言によって事実と認められた。
なぜ猪木が旗揚げ10年目にしてIGFと決別したのか、様々な話が出ているが、わかるのは猪木はIGFではなくコーラルZを取ったこと、そしてIGFに戻る可能性はゼロに近いぐらい低くなったことだ。
ゴッチが死去して10年と経過し、IGFも今年で旗揚げして10年となるが、その10年目で神様である猪木が権利関係という錦の御旗を持ち出して新イベントとは…猪木も新日本プロレスを手放してからIGFを旗揚げしたように、今度はIGFを手放してISMの旗揚げ、同じことの繰り返しとしか言いようがなく、呆れかえるのも通り越してしまった。
猪木から見放される形となったIGFは今後どうすべきか…IGFは湯川氏のものとなっているから、猪木がいくらリストラとしても潰すことは出来ない。ただNEWが利益が出ず、赤字続きとなればいくら湯川氏でも撤退を考えざる得ない。猪木は「オレ抜きではIGFはやっていけるわけがない」と見越してリストラ発言をしたのかもしれない。
猪木がいなくなったことがNEWにとってプラスと考えるのかマイナスと考えるのかは、選手やスタッフ次第、新日本プロレスも猪木がいなくなったが、それをプラスと考えて様々な挑戦をして、試行錯誤の末、新しい新日本プロレスへと生まれ変わることが出来た。それを考えると出来ないことはない、後は猪木に見捨てられたサイモン氏が開き直ることが出来るか・・・NEWの全てがそこにかかっている。
猪木に言いたいのは今更怒る気もない、好きなようにやりなさいということだけだ。
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鈴川がSタイガーと30分フルタイムドローも、"狂犬テロリスト”村上和成乱入!
5月12日 IGF「NEWオープニングシリーズ」栃木県総合文化センター・サブホール
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼GENOMEルール/10分1本
○織部克巳(5分35秒 逆エビ固め)×林棟軒◇第2試合◇
▼GENOMEルール/10分1本
○谷嵜なおき(6分34秒 腕巻き卍固め)×常剣鋒◇第3試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○アレクサンダー大塚 土方隆司(11分42秒 体固め)KENSO ×林棟軒◇第4試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○進祐哉(7分42秒 トルネードクラッチ)×中井光義◇第5試合◇
▼GENOMEルール/30分1本
○船木誠勝(7分47秒 ハイブリットブラスター)×奥田啓介◇第6試合◇
▼GENOMEルール/30分1本
△鈴川真一(30分時間切れ引き分け)△スーパー・タイガー(試合終了後)
鈴川「宇都宮、ありがとう!(と挨拶。その後、四方にむけて記念撮影タイムを設けたのち、再び挨拶。すると、ここでグレーのスーツ姿に身を包んだ村上和成が乱入! 無言で鈴川を襲撃し、さっそうとリングをあとにした。)【村上の話】「(追いかける報道陣に対して)わかってんだろ!? 祭りだ、祭り!(と吐き捨て車で会場を後にした。)」
【鈴川の話】「誰だ、アイツ? 村上? 知らねェよ。ふざけやがって…。殺してやるよ。祭り? いいよ、やってやるよ。殺しの祭りだ。ボンバイエだ。いつでもいいよ。シングルでもタッグでも。一発で終わらしてやる」
NEWの宇都宮大会のメインで鈴川がリアルジャパンのSタイガーと対戦、序盤は鈴川の裏拳が炸裂すると、目に直撃したSタイガーが怒りローキックで応戦すれば、鈴川も張り手で返し、腕十字から逆片エビを決めるもロープに逃げられてしまう。
Sタイガーはドラゴンスクリュー、低空ドロップキックと鈴川の足攻めを展開、動きが止まったところでフロントネックチャンスリーからソバットを打ち込むも、鈴川はマーダー・ビンタで反撃しチョークスラムからサイドスープレックス、マーダービンタから浴びせ蹴りを炸裂させSタイガーをダウンさせれば、起き上がったSタイガーもハイキックとソバットを浴びせ両者ダウンとなる。
両者は打撃戦となるが、残り時間が少なくなると鈴川は肩固めで捕獲するが決めきれず、Sタイガーもスクリューキックからキック、鈴川もマーダービンタ、Sタイガーもキックからエルボーと打撃戦、最後は鈴川のマーダービンタに対しSタイガーもナックルで返すが、タイムアップとなり引き分けとなった。
熱戦に観客も惜しみない拍手を贈り、鈴川も観客に挨拶すると、そこで村上が乱入して鈴川を襲撃、村上は追いかける報道陣にNEWに対して宣戦布告を宣言した。鈴川はデビューしてから長時間での試合をやったことがなかっただけに、初の20分越えどころか30分フルタイムの試合を展開したのは大成長でもあった。また相手も佐山聡門下のSタイガーだったこともあって手が合ったのかもしれない。
しかしその余韻をかき消すかのごとく村上が乱入しNEWに宣戦布告を果たした、村上は師匠であるアントニオ猪木のオファーがあれば、いつでもIGFに参戦する姿勢を見せていたが、かつての兄貴分である暴走王(小川直也)が村上とのかかわりを避けていたこともあって、IGFはオファーをかけなかった。
NEWは青木真也が有料サイト「熱血道」でのインタビューで「NEWにおいては、序列とか秩序というのは崩壊していると思う」「IGFっていう世界観はもうないんですよ」と答えていたとおり、今まで猪木、藤田、暴走王(小川)という序列と秩序が消えたことで、IGFという世界観は消えてしまったが、その代わり自由というものを手にした。だがプロレスを勉強中である青木だけでなく鈴川、奥田も見よう見真似でプロレスをしていることで、得た自由を表現仕切れていない。これは自分の見方でもあるが、自分は猪木という縛りがなくなったことでIGFのスタイルがどういう方向性を示すのか、見定めていきたいと思う。セミの船木vs奥田はハイキックをブロックした奥田だったが、船木がグラウンドで引きずり込むと奥田はペースをつかめず、打撃を繰り出す船木に奥田はハイキック、バックドロップ、ミドルキックの連打、PKと繰り出していくが、ジャーマン狙いは阻止されると、船木は膝蹴りからハイブリットブラスターで3カウントを奪い完勝となった。
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IGFがNEWで新装オープンも旗揚げ戦で鈴川がジョシュに惜敗!
ただいま!3月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行の投票受付中です!投票はこちら→:https://t.co/iKBbkQGu3W 投票よろしくお願いします! #プロレス月間MVP #prowrestling
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2017年4月2日4月5日 NEW旗揚げ戦 後楽園ホール 1435人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼昭和の関節技vs平成の関節技~GENOMEルール/15分1本
△藤原喜明(15分時間切れ引き分け)△青木真也◇第2試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
○綾部克巳(5分39秒 逆エビ固め)×常剣鋒◇第3試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○アレクサンダー大塚(5分58秒 体固め)×林棟軒
※ブレーンバスター◇第4試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○船木誠勝(5分57秒 体固め)×中井光義
※ハイブリットブラスター◇第5試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
△ミノワマン(20分時間切れ引き分け)△田中稔◇第6試合◇
▼Best of Strong Style~GENOMEルール/30分1本
○ジョシュ・バーネット(11分59秒 バックドロップホールド)×鈴川真一(試合終了後、鈴川はマットを叩いて悔しがり四方に礼。鈴川は退場、)
サイモン氏「きょうは本当にどうもありがとうございました。スポンサーのみなさん、マスコミのみなさん、藤原組長、そして会場ここにいる一人ひとり、ファンのみなさん本当に感謝してます、ありがとうございます。本来ですと最後にはもちろん猪木さんがここに来て、ダーをして締めてもらうのですが、最初に言った通り、猪木さんには頼りたくないです。ですので、すいません。ダーはありません。そのかわりですが、必ずNEWの選手が這い上がって、オリジナルの締めで必ずできる日がくると信じています。その日までどうぞご期待ください。4月20日新宿FACE大会もありますし、上海のほうでも4月10日、旗揚げ戦もあっちのほうでもありますので、遠慮なく今後もよろしくお願いします」【ジョシュの話】「(今後、鈴川がもう一回と言ってきたら?)もちろん受ける。かなりレベルも上がってきたし、俺にチャレンジするような選手のことはあると思うので、やりたいと思う。(NEW旗揚げ戦のメインを締めたが)その通りですね。(鈴川にアドバイスは?)トロントの石川サンのほうでも練習していると聞いているので、ガンガンとトレーニングを諦めずにやってください。コンディションを作ることがすべての部分で一番大事なことでもある。ぜひトレーニングを頑張ってもらいたい」
【サイモン氏の総括】「(全体的に振り返って)正直なところ、いろんな部分で猪木さんがいたからあったような…感じてしまっていますので、まだまだ自分のなかで、本当にいろんなところで甘かったなというのが出てきました。でも選手のみなさんは旗揚げ興行として、すごい頑張って、会場のお客さんは盛り上がっていましたので。(メインでは鈴川が負けたが)自分は思ったんですが、新日本だってじっさいに猪木さんが旗揚げ興行でゴッチさんに負けてますし、そういう部分ではNEWが今回、大会が増えていくじゃないですか。鈴川もレベルを上げていって、いつの日か(リベンジを)。逆によかったんじゃないかなと思います、今後の鈴川に注目してもらえればと。(コメントを出せないぐらい悔しさを?)悔しがっていましたので。
(気になった試合は?)全試合アレでしたけど、自分が中国にいまいるので、どうしても心配というか、そういう目で見てしまいます。(盛り上げていたが)頑張ったと思います。(第1試合は?)そこからきょうお客さんの波が来たというか、盛り上がって全体的につながっていったと思いますので。(客入りは?)1回目だからアレですけど、ここからが勝負だと思いますので。もちろんありがたく感謝してますけど、ここからが注目というか、オープニングシリーズからがもっと大変だと思います。
(新宿から何を見せていきたい?)NEWらしさという部分で、どんどんオリジナル…ウチだけしかできないようなプロレスを見せていきたいと思ってます」
IGFの新ブランド・NEWの旗揚げ戦が行われ、メインではNEWのエースとなった鈴川がジョシュに挑んだ。序盤はコーナー際でジョシュがフロントネックチャンスリーからグラウンドをしけるが、鈴川もアームロックを狙う。だがジョシュは膝十字固めからアキレス腱固めと足の取り合い、鈴川がアキレス腱固めを狙うも、上を奪ったジョシュは足を固めると鈴川はロープに逃れる。
鈴川が差し合いから投げると右の拳で顔をグリグリ、ジョシュはヘッドシザースで返せば鈴川も返してジョシュの脇腹に膝を打ち込んでいく、ジョシュは払い腰からフェースロックも鈴川がロープに逃れ、鈴川は浴びせ蹴り、フロントスープレックス、マーダービンタと攻め込むでカバーもカウント2でキックアウトされる。
ジョシュはフロントネックロックからグラウンドで翻弄すると、スタンディングでローキックからマウントを奪えば、鈴川はヘッドロック、ストンピング、マーダービンタ、フロントネックチャンスリーからヘッドロック、アームロックを狙うが、ジョシュもヘッドロックで返し、キックを放つがキャッチした鈴川はドラゴンスクリューから膝十字固めで捕獲し、ジョシュが逃れてもストンピング、踏みつけ、膝蹴りからフロントネックチャンスリー、ネックロック、上四方固め、スタンディングでミドルキック、トーキック、マーダービンタと攻め込む。
しかしジョシュが膝、エルボーと猛反撃すると、胴絞めスリーパーで捕獲するが、鈴川も肩固めで返し、投げ合いからジョシュがサイドスープレックス、バスソーキックと畳み掛けると
、パワーボムからのバックドロップホールドで3カウントを奪い、鈴川は旗揚げ初戦を勝利で飾れなかった。昨年までのIGFは一発ホームラン主義のメガイベント方式を取ってきたが、NEWへ生まれ変わり巡業方式に転換。新日本プロレスを去るときにサイモン氏は「今は新日本はフォアボールとかバントで点を取りにいく。 苦しいのでそっちが合ってるかもしれないが、 ボクは社長なのでホームランを狙っていきたかった。」と言い放ったが、猪木という後ろ盾を失った現在フォアボールとかバントで点を取りにいくを余儀なくされた。
今までのIGFは一部のファンにしか伝わらないプロレスを続けてきたが、一部のファンというパイを広げることが出来なかった。サイモン氏がメガイベント方式に戻したいのであれば、一部のファンというパイをじっくり広げていくこと、それが現在のIGFにとって必要なことなのかもしれない。
また第1試合では藤原が青木と対戦、互いに関節技の奪い合いに終始して15分フルタイムとなったが、昔だったらヴォルク・ハンvsアンドレイ・コピロフの試合でも関節技の奪い合いだけで試合が沸いたのだが、時代が変わったということなのだろうか・・・
今日n.e.wに来てもらいましたみなさん本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
— Simon (@IGFSimon) 2017年4月5日ジョシュ勝ったみたいだ。おめでとうー! pic.twitter.com/iYwvpmBLvq
— hideki-suzuki (@hidekisuzuki55) 2017年4月5日 -
散々延期となっていたIGFマカオ大会が正式に中止…IGFは猪木vsアリ40周年に泥を塗った
<スポーツ報知より>
アントニオ猪木参院議員(73)が主宰するプロレス団体IGFは15日、東京都内の事務所で記者会見を開き、12月3日に参加予定だった「猪木vsアリ40周年マカオ世界大会」の中止を発表した。
1976年6月26日の猪木氏とムハマド・アリの格闘技世界一決定戦(日本武道館)から40周年を記念した「マカオ返還17周年記事業」だったが、IGF青木弘充社長(41)によると現地主催社のマカオTV(MASTV)と連絡が取れなくなり「選手派遣を中止することを決断した」という。
同席した浅田泰裕弁護士(45)は「損害賠償も含めて法的対処の方法を話し合っている」とした。現地でのチケットの一般発売は行われていないといい、日本からの観戦ツアーは旅行会社に申込中止を要請しているという。当初、マカオ大会は記念日の今年6月26日に開催予定だったが、当日は日本での船上パーティーになり、延期されていた。青木社長によると、猪木氏は「日程がずれ込めば調整できないぞ」とあきれているという。
IGFでは、このイベントに集中するため、2012年から恒例だった12月31日・両国国技館での「INOKI BOM−BA−YE」を組んでいなかったが、準備期間的に年内の代替興行も断念することになった。
<週プロモバイルより>
青木「本日はマカオTV主催の12月3日に予定しておりましたマカオ大会への弊社IGFからの選手派遣を中止すると、そういう判断をさせていただきました。ご存じの通り、弊社は12月3日のマカオ大会に向けてさまざまな準備をしてきたところではありました。先月10月12日になりますが、マカオTVのメンバーと弊社の担当とでミーティングをさせていただいて、いろいろ話をしておりました。その後もやり取りは続いていたところではあるんですけども、10月末になってその進捗についてのやり取りであるとか、弊社に割り当てられておりました大会チケットを準備してほしいと伝えていたわけなんですが、そうしたチケットの準備なども滞ってきた。そういう状況のなかで、弊社の担当のほうからどのような状況になっているのか、返答が欲しいと連絡をしたんですが、返答が戻ってこない。そこで私の名前で、相手方の董事長(責任者)に確認を求めたんですが、それに対しても返答がこないと。
最終的に、そうした状況を見て、弊社の顧問弁士である浅田先生の名前でマカオTVに期限を設けて、それまでに返答してほしい、どのような状況になっているのかと、確認を取ったんですが、期限内に浅田先生に対しての返答もないという状況がございました。こうした状況を踏まえて、我々としては開催実施できるという判断がしかねるというような状況で、今回、選手を派遣することを中止するという判断に至っております。
大会そのものに関しましては、猪木・アリ40周年というタイトルも付いておりますし、このタイトルに傷がつくということ。また選手のスケジュールも押さえさせていただいておりますので、その選手の皆さまに対して、また一年に渡って内容をつめてまいりましたスタッフの気持ちも考えて、選手派遣を中止するのかどうかというところに関して、非常に判断迷うところもあったんですけど、相手方がこのような状況ですので、いつまでもやるかやらないかわからない大会に注力するわけにはいかない、どこかで決断しなければいけないということで、今回の判断にいたったということになります。非常に相手方の、連絡が取れないという非常識な対応であると思っておりますし、強い怒りを覚えるところではあるわけなんですが、今後の対応に関しましては浅田先生にアドバイスをいただきながら、どのようにしていくのかと相談して、対応していきたいというふうに考えております」浅田弁護士「今回は大会開催予定の1カ月前の段階におきましても、詳細が決まらず、なおかつ連絡もいただけない、試合チケットの手配もまったくなされていないという状況下におきまして、12月3日に滞りなく、安全に大会が開催することは難しいというIGFの判断は、法的に見てもしごく合理的なものであると考えます。今後の対応につきましては、これまでのマカオサイドとのやり取りのいろいろな書面もありますので、それを精査したうえで法的対応も含めて、IGFと検討してまいりたいと思います。
(損害賠償を請求するなど具体的には?)マカオサイドをふくめてやり取りしている内容もありますので、詳細はここでは控えさせていただきますけども、損害賠償等も含めて法的対処の方法を検討しているところです。現地の関係者にもいろいろ情報を入手してもらってるところです。詳細につきましては、今後、相手方(の事情)もありますので、ここでは控えさせていただきたいと思います」青木「(なぜこういう事態になったのか?)そこを我々も知りたいと思って、連絡をとっていたところではあるんですけども、結局、その内容について期限内に返答がきていないということで。現地での状況なども含めて、情報を集めて、理由であるとか責任であるとか、明らかにしていきたいと思っています。(マカオTVとは誰が交渉役だったのか?)私自身は、具体的な運営であるとかチケットのやり取りに携わっていたわけではないんですけども、弊社の宇田川(強イベントディレクター)であるとか中国語のできる人間を介して連絡を取っていたという状況でした。(連絡が途絶えがちになった等の異変が起き始めたのは、いつ頃からなのか?)10月の中旬以降ですかね」
宇田川「私自身の現場レベルの話をさせていただくと、現場レベルでは何か滞ったとかそういう事態はさほどありませんでした。ただ、我々はファンツアーを募集していたりとかしていたんですが、そういうツアーに必要な情報ですとか、そういったものが滞ってきた、返答がないということはありました。それで相談をして、会社として確認すると。それで青木社長、浅田先生の段階での確認と、そういう流れになっています。10月下旬だったと思います。それまでは、基本的に(大会を)実施するという方向で動いていましたので、開催が中止になるとか選手派遣が中止になるとかそういったことは夢にも思わず。普通に準備をしておりました。我々も期日内に選手の情報、データ、プロフィールなどにつきましても、先方に渡しておりましたし」
青木「(この大会の主催はマカオTVになるのか? IGFとの共催だったのか?)基本的には現地で会場を押さえたり、運営をおこなったりというところについてはマカオTV側での準備事項ですので、そういう意味では主催はマカオTVだと。我々としては、そこにどのような選手をどのようなカードでぶつけるのかというような内容を任されていたという状況ではあります。(現地ではチケットは発売済みなのか?)これもマカオTVのほうに確認をしている項目に入るんですが、返答はありません。ただ、我々が知ってる限りでは販売されてないと思われます。一般の方に向けて売られていなくても、どこにどういう形で出ていたのかということも把握はできておりませんので。向こうは向こうで何がしかの損害が発生している可能性はあるかとは思うのですが。
(会場はちゃんと押さえられていたのか?)そこも確認事項には入っています。もちろんスタジオシティという会場名で来ておりましたし、なんらかのアクションはとっていたとは思います。現時点では明らかではないですね。会場図面とかは来ておりました。チケットの割振りなども含まれて、きてはおりましたので、準備はされていたのではないかなとは思います。(猪木vsアリ40周年のフィナーレとして位置づけられていたが、代替大会等の開催は考えているのか?)実際問題として、マカオのほうで、マカオTVではない会社さんから我々のほうでも何か大会ができないかという声をかけていただいたりするのは事実としてあるんですが、それが具体化できるのかどうか。少なくとも年内での開催に関してはもう難しいだろうとは思っております。猪木vsアリ40周年というのも、今年が40周年ではありました。なので、タイミングが、来年とかにズレ込むようであればそれはそれでまた別のタイトルをつけた大会として、おこなう形になるかと思って入ります。
(マカオにこだわらずに開催すると?)そうですね…。現時点では、マカオのほかの会社さんから声をかけていただいてるというだけであって、現実的に代わりとなる大会を海外でやるという予定が具体的に組まれているわけではまったくないという状況です。我々としては、現状、NEWという4月5日に(旗揚げ戦が)おこなわれていくシリーズのほうに注力をしていきたいというというところです。(今回の派遣中止に関して、猪木さんは何か反応を見せていたのか?)実際、私が話をしたわけではないんですが、以前、お話のなかでは「この日程がズレるようであれば、俺はもう調整できないぞ」という話がありましたので。もちろん猪木・アリという大会名称が付いてるイベントですので、残念に思われてると思いますし、海外大会の難しさというのもわかってはいただいていると思いますけど、このタイミングになっての(選手派遣中止)というのもありますので、なかばあきれられてるのかなとも思いますけど。(年内のイベント開催はもうないということか?)そうですね。現時点で、年内におこなえる予定はありません。(この会見の模様をニュースなどで知ったマカオTVが今後、協力を要請してきた場合はどう対応する?)まぁ、正直な話、ここまで連絡が取れないという相手方を信用して、何かをやることはできないと。我々としては、マカオTVとタッグを組んでの何がしかというのは、できないと判断してします」IGFが会見を開き、12月3日マカオで開催される予定だった「猪木vsアリ40周年マカオ世界大会」の中止を発表、現地サイドである主催者マカオTV側に対して損害賠償を含めた法的対処を辞さない姿勢を見せた。
実は数週間前からIGFマカオ大会のチケットが発売されていないという話が浮上し、マスクマンとして出場予定だった田中稔も「ここに至ってマカオ大会の開催が不透明になった!」ということでマカオ大会の出場をキャンセルし上井文彦氏のプロデュース興行「STRONG STYLE HISTORY」に出場を決めるなど、IGFマカオ大会の中止が濃厚視されていた。
マカオ大会は6月26日に開催する予定だったが、、延期となって9月にズレ込むも、9月はTDC大会へと変更となって、12月に延期になっていた。
IGF側は全てはマカオTVが悪いとしているが、相手側がどう反論するか、ただIGFは今年に入ってからサイモン・ケリー氏が社長を勤める上海道場が人材を育成するなど活発に活動するしているのに対し、日本国内では経費削減や総帥であるアントニオ猪木が自身の権利関係を持って独立するなど、景気の悪い話が続いている。そこで散々延期となっていたマカオ大会が正式に中止、最初からやる気があったのかと思いたくなる。
猪木は「イノキの看板を使うなら、恥ずかしくない試合をしてほしい。」と常々言っているが、今年は猪木vsアリ40周年という記念イアー、猪木の看板を使いながら失態を続け、記念イヤーに泥を塗ってしまったIGF、今後は大丈夫か?来年からスタートする「NEW」にも大きな影響が出なければいいが・・・マカオTV(MASTV)主催「猪木vsアリ40周年記念マカオ世界大会」選手派遣中止における会見を行いました https://t.co/3Nw9IwES7S #igf pic.twitter.com/zAkpjhOylO
— イノキ・ゲノム・フェデレーション (@IGF_OFFICIAL) 2016年11月15日 -
IGFの新ブランド「NEW」の掲げたマニュフェストは“脱・猪木”
<プロレス格闘技DXより>
IGFは28日、東京・銀座のIGF事務所で会見し、新ブランド「NEW」の旗揚げを発表した。「ストロングスタイル、勝負にこだわる、痛みの感じるプロレス」をコンセプトに2017年4月5日、後楽園ホールでの旗揚げ戦が決定。2年間で50大会を予定し、5万人の動員を目指すことになった。
◇
来年2017年に旗揚げ10周年を迎えるIGF。その節目に際し、新ブランドを立ち上げることになった。その名も「NEW」。「NEXT EXCITING WRESTLING」の略称だ。これまでIGFは大都市・大会場を中心に興行を行ってきたが、NEWは地方大会も含む新たな興行形態に取り組んでいく。旗揚げ戦は2017年4・5後楽園大会に決定。2年間で50大会の開催と5万人の動員を目標に設定した。サイモン・ケリー・猪木取締役が「IGFは猪木さんのネームバリューに頼りすぎた部分があります。今後、猪木さんに頼らず、選手、スタッフで自分たちの力で試す、そういうコンセプトもあります」と話したように、アントニオ猪木の知名度抜きに、その中身で勝負していくつもりだ。
ただし、リング上は猪木イズムに沿った戦いを目指す。サイモン取締役は「新ブランドに関しては猪木さんの理念をそのままやっていきます。ストロングスタイル、勝負にこだわる、痛みの感じる。そのまま猪木さんのDNAを引き継いでやっていきます」と言い切った。
それを具現化していくべく、猪木の愛弟子・藤原喜明が相談役に就任した。「昔の藤原組のプロレスが一番、猪木さんの目指してるプロレスだったんじゃないか」と確信する藤原は、「猪木ゲノム=藤原組です。自信を持って言えます」と断言。「やっぱりプロレスラーは怖くなきゃいけないんだよ。昔のプロレスラーはお客さん脅かせてナンボだった。こいつと喧嘩したら3秒で殺されるなって」と自身が描く理想のプロレスラー像を語り、NEWの戦いにそぐわない選手は「ぶん殴って首」とするつもりで、厳しく目を光らせる構えをみせた。
IGFの常連となった船木誠勝は選手としてNEWに参戦する。「武道とか格闘技とかがベースになった戦いのあるプロレス」というのが船木が描く、力道山から猪木へ、猪木から藤原へと受け継がれてきたストロングスタイル像。「ストロングスタイルのプロレスを未来につなげる」との役割を自らに課し、来年4月からはNEWのリングを最優先するつもり。「月に何回かある試合で戦ったり、組んだりして伝えていきたい」と戦いを通じてストロングスタイルの遺伝子を次世代の選手たちにバトンタッチしていく考えだ。
NEWには澤田敦士、鈴川真一、奥田慶介の参戦が決定。会見に出席した鈴川と奥田は新たな戦いの場が生まれることになり、興奮を隠せない。「NEWを背負っていくのは今後、俺の役目だと思ってます。NEWを押し上げていくのも俺の役目だと思ってるので、しっかりとNEWを来年しっかり皆さんの前でいい試合できるように頑張ります」と鈴川が言い切れば、奥田も「より激しく勝負にこだわったプロレスをスタートさせるということで、その中でトップを目指したい」と気合十分。前日27日のラウェイ後楽園大会を観戦したといい、「外国の奴がこっちに入ってきて、日本人が結構舐められてると思ってたけど、来年2月にラウェイの大会があるなら、俺がNEW代表として、日本人プロレスラー代表として出ていってもいい」とNEWの看板を背負って外のリングに乗り込むことも辞さない構えをみせた。二人は今月31日、カナダに渡り、石川雄規がコーチを務めるバトル・アーツアカデミーで1ヶ月間の特訓を積む予定だ。
IGFが会見を開き、来年4月に新ブランド「NEW」の旗揚げを発表。これまでの猪木依存から脱却しIGFの名前だけで勝負することを宣言した。
新ブランドには選手として船木誠勝も参戦し、藤原喜明が相談役として携わり、現在カナダに在住の石川雄規もコーチとして協力、これまでIGFに参戦してきた澤田敦士、鈴川真一、奥田慶介も新ブランドに参戦することになった。新ブランドは聞こえはいいが実質上の規模縮小、猪木抜きとしたのは総帥であるアントニオ猪木が自身の権利関係を持ち出して独立した影響もあるのだろうが、今まで他団体をインディーと見下していたIGFが実質上のゼロからの再出発を余儀なくされたようだ。
確かにIGFは猪木の名前を使っていたせいもあって、恥をかかせないように採算を度外視して大物格闘家を参戦させ、また俗にいう招待券までバラ撒いて観客を集めてきたが、結果的にいうと今までのやり方に限界が来て、新オーナーによって経営体質にメスを入れられた。IGFにとっては猪木の存在は絶大なれど、その分IGFにとって大きなプレッシャーとなっていたが、猪木という存在に甘えきっていたのも事実だった。
NEWと名乗っている以上、今までのIGFの体質を改められることが出来るのか?猪木という存在を封印する以上、それなりのリスクを伴う、しかし今のIGFに求めているものは引退をして試合をしなくなり年老いた猪木ではない、だがIGFのプロレスで観客を集められるのか?サイモン氏は2年間で50大会の開催と5万人の動員を目標をしているものの、新日本プロレスでさえ時間がかかったものをIGFはすぐ出来るのだろうか…
IGFの新ブランド「NEW」で脱・猪木を図ることが出来るか?
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2016年10月28日 -
やはり周囲は藤田を放っておかなかった…IGF、大仁田、RIZINで争奪戦!
<東京スポーツより>
野獣は本当にこのまま表舞台から姿を消すのか。藤田和之(45)は9月25日のRIZIN・さいたまスーパーアリーナ大会で元大関のバルト(31)に敗れた直後、引退の意向を表明した。成り行きが注目される中、藤田の古巣にあたるIGFのサイモン猪木取締役(42)が本紙で緊急声明を発表した。
「藤田選手は引退させない!!」
サイモン氏は、野獣の引退表明を受けてこう始まる声明を出した。藤田はRIZINで体重約70キロ差の巨漢バルトを崩せず大差の判定負けを喫した後「“もう、いいんじゃないか”という気持ち」「引退式とかいらない。やりきった感がある」と大粒の涙をこぼした。それを翻意させるつもりだという。
しかし藤田の決意も固い。実は、藤田はこの一戦の前から引退を覚悟していたとみられるのだ。関係者によれば「“いつ何時、誰の挑戦でも受ける”という言葉は簡単だが、そのスタンスを続けるのは本当にきつい」と、師匠のIGF総帥アントニオ猪木氏(73)からの教えに弱気な発言をこぼしていたという。
さらに試合直前には「今回は自分の中で“けじめ”を持って戦う」との発言も。そんな中で大差の敗北とあって、一気に引退に気持ちが傾くのも無理はない。
事実、藤田は試合翌日から関係者に引退のあいさつ回りを行っている。また、IGFの12月3日マカオ大会への参戦についてもサイモン氏に対して敗戦後「オファーは大変ありがたいが、今回は出場できない」と断ったという。
だが、それでもサイモン氏は藤田の現役続行を熱望。その上で「引退ではなく(バルトと)あんな感じでの試合のために“いったん区切り”という意味の発言と解釈しています。藤田選手にとってはプロレスも格闘技も大事なフィールドなので、私はまだまだ引退するとは思っていません。IGFで戦った選手も同じ思いです」とコメントした。
盟友のケンドー・カシン(48)や全日本プロレスの諏訪魔(39)ら各方面から引退撤回を求める声は上がっている。IGFサイドは今後も現役続行に向け説得を続ける意向だが、果たして野獣の決意を覆すことはできるのだろうか。
IGFのサイモン・ケリー氏がRIZINでバルトに敗れ引退を表明した藤田和之を引き止める意向を明らかにした。
藤田の去就をめぐってはRIZINの榊原信行氏が「何とか現役を続行できるように、説得を試みたい。そして、もし意思が固かったとしても、引退試合はするべき。たとえ本人が『いらない』と言っても、ファンはそう思わないでしょう。RIZINのコンセプトの一つとして『完結』がある。名選手にふさわしい引退の場を用意するという…。藤田こそその1号にふさわしい」と引退の花道はRIZINでとコメントすれば、大仁田厚も「引き留めはしない。けど藤田さんよ、引退するなら俺が舞台を用意する。格闘技は終わりかもしれないけど、最後のプロレスをやってみないか!?」と引退の花道は電流爆破デスマッチでと名乗りを挙げている。
しかし藤田本人は引退式をやるつもりはないし、リングに立つつもりはない、だが藤田自身が知らないところでIGF、RIZIN、大仁田が勝手に争奪戦を始めてしまっている。
藤田は新日本時代から政治的な部分で振り回されてきたことが多かったことから、引退してからも政治的部分で振り回されてしまう、それだけ現在の藤田はプロレスまた格闘技で旬の存在になったということなのだろうが…
藤田は近日中にIGFの総帥であるアントニオ猪木と対面し引退の挨拶をするが、藤田の引退を止められるのは師匠である猪木だけなのかもしれない。しかし現在の猪木は自身の権利関係を持ち出して新会社に拠点を移してしまい、IGFとは一線を画してしまっている。もし猪木が藤田を引き止めるとなれば、猪木の思惑にまた藤田が振り回されることになる、引退は藤田の出した選択でもあり意志でもあることから、今度は周囲に振り回されて欲しくはないが・・・
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船木から激励を受けた鈴川がIGFを一人で背負って立つ決意を固めた
9月3日 IGF「INOKI ALI 40周年記念東京大会」2957人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○田中稔(5分06秒 タナカレッグバー)X奥田啓介◇第2試合◇
▼クラッシャー川口引退七番勝負第5戦/20分1本
○クラッシャー川口(3分52秒 ケサ固め)Xビート・レーア◇第3試合◇
▼20分1本
○タイラス(5分12秒 体固め)Xマグナス
※ジャンピングボディプレス◇第4試合◇
▼30分1本
○ボブ・サップ(6分20秒 片エビ固め)Xヌックス
※エルボードロップ◇第5試合◇
▼30分1本
○KENSO(12分14秒 片エビ固め)Xラジャ・シン
※ダイビングエルボードロップ◇第6試合◇
▼澤田敦士復帰戦/30分1本
○澤田敦士(7分08秒 裏十字固め)Xモンターニャ・シウバ【澤田の話】「完全に昔の貯金でやってるようなもんでしょ。積み重ねてきたもんがないから。貯金だけ。いやぁ、悔しいね。こんなの負けより悔しいことだよ。今日、応援しに来てくれた方々にもホント申し訳ない。(医務室に入ったが?)大丈夫、大丈夫。考えなきゃいかんね、これからのオレのプロレス人生を、GENOME人生を。9カ月も空けて、こんなの勝ちでも何でもない。ただ今までの貯金だけでやった。この後は通用しない。どうしようかって。(進退も考える?)来てるね。言い訳じゃないけどさ、いろいろと政務活動を我孫子の方々に信任を受けてやらせてもらってるけど、ちょっとこれは…。これからの自分を考えなきゃいけないな」
◇第7試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/45分1本
○鈴川真一 船木誠勝(11分20秒 体固め)X青木真也 アレクサンダー大塚
※バックドロップ【鈴川、船木の話】
鈴川「(青木から3カウントを取ってメインを締めたが)残ってるのオレだけだし、ここ2016年オレがしっかりIGF守って、もっとすごい団体にしていかないとと思ってます。(今日はいつも以上に?)取らないと、IGFの強い選手が取らないと締まらないので。(青木もアレクもかなり厳しい攻めをしてきたが)まあ、やることやってるんで、大丈夫でしたけど。決して弱い相手じゃないですよね。またやることもあるだろうし、もっとすごい試合しないと、お客さん納得しないだろうし。(やりがいのある相手)ああ、そうだね」船木「(鈴川と組んでみて)鈴川選手の最初からデビュー戦のころから、気になって見てはいましたので。ちょっと最初のデビューの仕方が普通のレスラーとは違う方法で。でもそこで踏まれてるから、いまどんなに強いヤツとやっても耐え抜く力があると思うんですよね。あとはもう自分の技、気迫は満々なので、その気迫と技を合体させて、一致して思う通りに体が動くようになれば、どんどん力つけていくと思いますよ。経験が一番重要だと思います。ひとりいればいいんですよ、ひとり。ひとりいれば団体は続けていけますから。前回から体制が変わるって、そういう話を聞いて。ただ、ひとりいれば団体って生きるんですよ。彼を真ん中にして、徐々に周りから集まってきて、また新しい形ができるはずなんで。やっていれば。1年か2年かわかんないですけどね、必ず、やっていれば、続けて行けば必ずそういう形になっていくはずです。今までの歴史がそう出てますからね。それをまたそのまま、力の続く限り、まだまだやる気満々なので。やればいいと思いますね。必ず大きくまたなっていくはずですよね。(鈴川が握手を求め、船木が応じる)まだこんな力(握力)残ってますからね。やり足りない。10発ぐらいバックドロップやればよかったんだよ。まだまだ」
鈴川「相手がよろけちゃって、くたっちゃったんで」
船木「まだできるんですよ。まだまだ。この体力があれば、体力と気力があれば、なんでもできる。猪木さんも言うじゃないですか。この若さが武器です」
鈴川「(闘魂を背負っている以上は自分が?)デビューしてからその気持ちは変わんないですよ。今もこれからもずっとやっていくつもりなんでね」
船木「話聞いたら15から相撲でやってるって聞いて、自分と境遇似てるなと思って。こういう人がやっぱり続けていかないと、プロレス界はなくなっていくと思います。ひとりいればいいです。ひとりいれば必ず形になりますから。そういうことです。彼が今日リングで勝ち残って立ってた、最後ひとり立ってたってことが今日のすべてですね。これからのIGFのすべてです。オレも応援していきますので」
【青木の話】「(鈴川選手から3カウントを取られる形となったが?)いいんじゃないですか。アイツがやっぱりここでやっていくっていう覚悟があるんですから。いいんじゃないの。(今日の試合からそれが見えた?)うん。よかったと思います。(前回は不本意な内容となったが、今回はどうだった?)よかったと思いますよ。(黒星という結果は?)結果は結果だから。明日からやるだけで。そこよりも、何か凄くいい時間を過ごせたから、よかったと思っています。楽しい時間でした。(今後についてはオファーがあれば?)そうですね。(帽子を置いていった意味は?)みんな仲良くしようぜって」
IGF・TDC大会が開催されメインは鈴川が船木と組んで青木&アレク組みと対戦、船木は8月8日に神戸でパーティーに出席した際に、アクシデントで堤防の3メートル下に転落し脇腹を負傷、11日に出場する予定だった超花火・博多大会を欠場した。負傷も癒えた船木は今回のIGFから復帰となったが、その船木を青木が「中途半端な格闘技選手」と一刀両断していたが、青木も5月の大阪大会でIGFから離脱を示唆したが、アプローチをかけていた新日本プロレスからは黙殺されてしまい、今回はIGFに出場となった。
試合は船木と青木で先発し互いに打撃を繰り出して出方を伺うと、船木のキックをキャッチした青木は足関節で捕らえにかかるが、船木も奪い返し、青木が奪い返したところで船木はロープへと逃れる。
鈴川に交代となると張り手を繰り出してくるが、かいくぐった青木はタックルで倒してから蹴り、鈴川は船木に交代するが、青木は牽制するかのようにアレクに交代、船木も再び鈴川に交代で引き下がる。中盤からは青木組が鈴川を捕らえて主導権を握るが、鈴川はチョップの連打で反撃し、場外に逃れたアレクを追撃してリングへ戻しチョークスラムを決める。
交代を受けた船木はキックの連打からランニングローキック、ソバット、チキンウイングフェースロックで攻め込むが、ロープに逃れたアレクは頭突きから渦潮スイングで大回転し、交代を受けた青木はパスガードから攻め込もうとするが、凌いだ船木はスタンディングでの攻防を要求し、青木は素早いタックルから仕掛けるが船木が腕を奪って腕十字で切り返す。
青木は交代を受けた鈴川を三角絞めで捕らえたが、逃れた鈴川がバックドロップ4連発を決めて3カウントを奪い勝利を収めた。8ヶ月ぶりの実戦となった澤田はモンターニャと対戦し、モンターニャのキックはキャッチしたものの強烈な張り手を喰らってしまい、その後でハイキックを喰らうなど2度にわたってダウンしてしまう。
場外戦でも圧倒したモンターニャだったが澤田は頭突きで反撃し、グーパンチから逆水平の連打からグラウンドへ持ち込むも、モンターニャはパワーで振りほどき澤田の頭部を蹴りつけて逆襲する。
モンターニャは背中へのアームパンチの連打で澤田から再びダウンを奪うが、澤田は足を取って倒し、マウントエルボーを連打するも袖車狙いは逃れられてしまう。
モンターニャはブレーンバスターからボディープレスも、モンターニャがレフェリーに確認した隙を突いた澤田が一本背負いから裏十字固めでギブアップを奪い逆転勝利を収める。
しかしダメージの大きい澤田は立ち上がれず担架で運ばれると、バックステージインタビューでは今後の進退に対してコメントを残した。今年に入ってから選手が次々と去っていくIGF、所属は鈴川だけとなり、今大会では澤田が進退を考えるようになってしまった。そんな鈴川を船木が「ひとりいれば団体は続けられますから、ひとりいれば団体は生きているんですよ」と激励した、それは団体を背負っていくことでもある。現在のIGFは引退して試合をしない猪木が一番人気なのかもしれないが、これからは残った鈴川が団体を守りつつ、育てていかなければならない、鈴川にそれが出来るのか?今後を見てみたい。
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ワンビンがWWE入りでIGFを離脱・・・
IGFの所属だったワンビンがWWE入りしたことをサイモン・ケリー氏がツイッターで報告した。
会見にはWWEの最高執行役員であるHHHも出席したが、IGFの選手がWWE入りしたのだからサイモン氏にしてみれば得意満面だったと思う。
だがIGF的に言うと、これで所属は鈴川真一一人だけとなってしまうわけだが、サイモン氏からしてみれば、お金を出さない日本側の事情などどうでもいいのかもしれない。
これでIGFとWWEが急接近なのではという声も出てくるだろうが、その可能性はゼロに近いぐらい低い、理由はワンビンがWWEと契約した以上WWEの人間であり、IGFの選手ではないし、たくさんの選手の中で一人に過ぎない。
また殿堂入りしているアントニオ猪木も藤波辰爾のようなレジェンド契約を結んでおらず、WWEに貢献しているとは言いがたいからだ。(猪木もIGFのことなどどうでもいいのかもしれないが・・・)
ワンビンのWWE入りがIGFにとってプラスなのかマイナスなのかどうなのか、ワンビンには頑張りなさいとしか言いようがないが・・・
Yes our IGF Bin Wang has officially become WWE Bin Wang. I wish him the very best. I am sure he will do great. pic.twitter.com/sH0q4dLoKl
— SimonInoki (@IGFSimonInoki) 2016年6月16日 -
主役強奪!飯伏幸太がIGFを喰ったという現実
5月29日 IGF「アントニオ猪木vsモハメド・アリ 格闘技世界一決定戦40周年記念プレ大会 GENOME36」 エディオンアリーナ大阪 6325人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼地元ナニワの大阪ヤングパワーバトル/15分1本
○TORU (6分37秒 逆エビ固め)X菊池悠斗◇第2試合◇
▼九州被災地復興支援エキシビジョンマッチ/10分1本
△桜島なおき(10分時間切れ引き分け)△佐々木日田丸◇第3試合◇
▼「大阪軍vs東京軍」/20分1本
空牙 ○マグニチュード岸和田(13分35秒 ジャーマンスープレックスホールド)長井満也 Xベアー福田
◇第4試合◇
▼クラッシャー川口引退七番勝負第3戦/30分1本
○クラッシャー川口(3分25秒 レフェリーストップ)X吉田貴広◇第5試合◇
▼飯伏幸太スペシャルマッチ/30分1本
○飯伏幸太(8分08秒 エビ固め)Xタノムサク鳥羽
※シットダウン式ラストライド【試合後の飯伏】
――初めてのIGFでの試合を終えた今の気持ちは?▼飯伏「自分は常に研究していきたいということを言ってきたんですけど、今日の段階ではこれが成功なのか、失敗なのか、それはわからないです。ただ、鳥羽選手はいつもにもまして気合いが入っていて、パンチが結構ヤバかったです。でも、いいものは提供できたんじゃないかな。初めてのIGFですけど、出せるものは出せたと思うんで」
――2人とも尋常じゃないほど殴り合ったが?
▼飯伏「昔、DDTの頃は毎日殴り合っていたんで。いや、今日も気持ち良かったですね」
――グローブを付けて戦った理由は?
▼飯伏「これは単純に対戦相手がグローブを付けているんで。それはちょっと自分の中で不利じゃないかなと思って。同じグローブを付けて戦いました」
――今日は気持ち良くやりあえた?
▼飯伏「そうですね。飯伏プロレス研究所を立ち上げて、これが本当に初めての経験だったんで。非常にいい結果だったと思います」
――IGFのリングでなぜ鳥羽選手を相手に選んだ?
▼飯伏「いろいろあったんですけど、自分の中で今までやっていたプロレスというものが、初めて出るIGFのリングでも通用するかどうか、自分の中で研究したというか、実験したというか」
――その中で、お客さんの反応やリアクションはどう感じた?
▼飯伏「自分が試合をやっている中では、凄くいい反応には感じました。でもそれは、例えば猪木さんがどう思ってくれたとか、そういうのはちょっと自分の中ではわからないですけど」
――リング上で「次に上がる時は最強の人と戦いたい」と言っていたが?
▼飯伏「最強の人っていうのはみんなが想像してくれればいいかなと。ここではあえて言う必要はないというか。別にIGFのリングじゃなくても、その人と戦えればいいなと」
――今後の参戦については?
▼飯伏「それはまったくわからないですね。それはオファーしてくれたら、何も被ってなければ出させていただきたいですし。それはわからないです」
――実験が成功したか失敗したかわからないと言っていたが、その答えはいつ出る?
▼飯伏「皆さんの反応だったり。試合をやっている時の自分の中では、成功したとは思っています。でも、それは僕が決めることじゃないんで。皆さんがどう思ったか。それが僕の中で一番重要というか」
――IGFで試合をして、少なからず闘魂が宿った部分はある?
▼飯伏「まあ、あるでしょうね」
――それがあの殴り合い?
▼飯伏「そうですね。普段はあそこまでグローブマッチでも殴り合わないですけど。久々に思いっきり感情を出して行きたかったと」
――猪木さんとは言葉を交わした?
▼飯伏「僕は一度も…」
※ここで急きょ、猪木が待つ控え室を訪問することに。飯伏は緊張した面持ちで控え室に入る
▼飯伏「失礼します。今日はありがとうございました。はじめまして。飯伏です」
▼猪木「なんだ、気合いを入れて欲しそうな顔をしているじゃん」
▼飯伏「お願いします!」
▼猪木「みんな出世するんだよ、気合いが入ると」
▼飯伏「本気でお願いします!」
※猪木は腹部に拳を付けて気合いを入れると、「ダッ!」っと雄叫びもろとも闘魂ビンタを叩き込む。飯伏は頬を押さえると、感慨深げな表情を見せた。その後、猪木とともに「ダー!」と拳を突き上げた
▼飯伏「ありがとうございました!」
※再びコメントブースに戻ってくると
――アントニオ猪木さんとの初対面が実現し、闘魂を注入されたが?
▼飯伏「自分の中では闘魂を注入してもらったことが、まず第一のIGFに出たことの目標というか、出たことの達成というか。これで自分がどうなるか。ちょっと楽しみですね」
――闘魂研究をしたいと言っていたが、その一端には触れた?
▼飯伏「それだけに関しては完全に成功というか。闘魂に一発目で触れることができたんで、非常に良かったと思います」
――初めて触れたアントニオ猪木はどうだった?
▼飯伏「今でも圧倒されてるというか。まだ、現実感がないというか」
――強烈なビンタだったが?
▼飯伏「あれに関しては気持ち良かったです。ああ、痺れましたね」
――今後の研究に向けてのいいエネルギーになった?
▼飯伏「そうですね。今までなかった部分を新たに注入されたんで。それが凄く良かったなと。これによって自分がどうなるか。今後、プロレスラーとしてどれだけ上がっていけるか。楽しみですね」
◇第6試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/45分1本
○王彬(ワン・ビン) アレクサンダー大塚(14分35秒 エビ固め)船木誠勝 X冨宅飛駈
※パワーボム◇第7試合◇
▼IGF新時代タッグマッチ/45分1本
○鈴川真一 青木真也(12分55秒 レフェリーストップ)崔領二 X不動力也【試合後の鈴川&青木】
――メインイベントを終えた率直な気持ちは?▼青木「うーん、お粗末。以上です」
――それ以上の言葉はない?
▼青木「お粗末。今まで生きてきた中で一番苦痛な時間だったと思います」
――鈴川選手は?
▼鈴川「崔が早い段階から俺に噛みついてきたけど、あんなもんだったっていう。崔にしろ、不動にしろ、あの辺のレベルがIGFに上がると、こういう感じになっちゃうから。ベルトを1個や2個取ってからIGFに上がった方がいいんじゃないかっていう。ここと組むのもビックリだったけど。ミスターXが青木っていうね。対戦相手がちょっと不満があるな。まあ、勝ちは勝ちだけど。次はマカオも控えているし、次に行くよ。以上」
※鈴川が先に立ち去る
――青木選手としては対戦相手とすれ違う部分が合った?
▼青木「そうですね。まあまあ、僕のやりたいことじゃないんだよね。試合が決まってから試合が済むまで、非常に苦痛な時間でした。でもまあ、僕が楽しくないことは見ても楽しくないんだなってのも非常によくわかるし。現状はここ。現状はここだから。涙も出ないよね。こういうことを言うのもあれだけど、金が欲しくて試合をしているわけじゃないからさ。別に金だったら、試合をしなくても食っていけるぐらいあるよって。やりたいことをやりたくて、好きなことをやりたくてやってるから。やっぱりこういうことになったのは非常に寂しいですよね」
――その寂しさというのは相手に対してもそうなのか、それともこういうシチュエーションもそうなのか…
▼青木「相手…まあ、全てに対して。舞台に対して。好きだったんだけど、ちょっと難しいかなって。いろいろ考えないと。本当に寂しいですね」
――IGFは今回から新しい形になると打ち出したが、ここでこういう結果になるとは思わなかった?
▼青木「そうですね。もう何にも言えないよ。今までのものがよかったとも思わないけど、独自性もあったし、やりたいこともあったし、自分たちがやりたかったこともあったし。これになるともう、小遣いもらいに来ているみたいな話になっちゃうからさ。MMAファイターがアルバイトしに来ているみたいな見られ方をこれだとするから。こんなことしてたら、そう思われてしかるべきだと思うし。だからこそ、非常に無力感というか、どうしようもない気持ちがありますね。MMAで負けるより悔しいんじゃないの?」
――前回に小川選手とやった時は得るものが大きかった?
▼青木「自分の中では凄く大きな試合で、それとの差がありますね」
――今後に向けては?
▼青木「今後はIGFに限らず、自分が情熱を燃やせる舞台に立っていたいなという気持ちはあります」
【サイモン猪木取締役の総括】「どうなんだろう。頑張ってる選手は頑張ってたなと思いました。会場のファンたちの反応を見ると、沸いてたところは沸いてたと思うんですけど、これが全部IGFかといったらIGFらしさでもないところもあったので。難しいなと。(ヤジも飛んでたが?)ヤジに関しては全然OKというか。もっともっと言ってほしいかなって。(IGFらしい、らしくないという意味で、今後はどうしていきたい?)イノキ・ゲノムなんで。猪木さんの団体だから、やっぱり猪木さんのカラーを出していきたいなというのが本音のところですね。闘いとホントのストロングスタイルはこっちだと思ってますから。闘いのあるプロレスっていう部分ではもっとIGFらしさを出したかったなって。IGFらしさをもっとっていう。猪木さんと直接触れ合ってない選手が多かったので、それはわからないだろうとは思います。でも、すごくいい選手はいっぱいいたなと思います。
(飯伏は?)すごいなっていうのはありましたね。会場人気はすごかったですね。また、うちの旧IGFの人たちと試合してもらいたいなって気持ちはあります。(メインは?)グチャグチャでしたね。おかしいなって。まだ選手と話してないからあれですけど。(青木は「せつない」と話していたが?)マッチメークに関しては難しいですよね。選手全員の意向は聞けないですけど、闘い含めて、そういうのを求めてるのはわかってるつもりです。実際に小川さん含めてほかの試合のときは頑張って、試合やってましたしね。(マカオ選考は?)バタバタしながら見てたので、ゆっくり全試合をちゃんとチェックして、スタッフで話し合ってきめたいと思います。世界大会もありますから。IGFらしさで世界に通用する選手たちを集めて、大会をやりたいと思います。(今後は?)海外と国内、両方考えてます。マカオ以外で? はい。場所はまぁIGFなんで言えないですけど、ちゃんと考えてます。国内も夏、秋ぐらいにやれたらなとは思ってます」
IGF大阪大会に飯伏が参戦、対戦相手はXとされたが、相手に登場したのは元DDTでキックボクシング出身の鳥羽、相手が鳥羽ということで飯伏もグローブ着用で試合に臨んだ。
試合は飯伏がハイ、ジャブ、ミドルと攻め込むも、蹴り脚を掴んだ鳥羽は右ストレートを炸裂させ飯伏はダウンし、鳥羽はハイキックで追撃して再度ダウンを奪う。
2度もダウンを奪われた飯伏はソバットからオーバーヘッドキックで反撃し、場外に追いやったところでバミューダ・トライアングルを発射、だが鳥羽はかわしセコンドに着いていたDDTの伊橋に直撃してしまう。
だが飯伏は構わず場外戦でもストレートで殴りあいを展開、花道にも雪崩れ込んでからも殴り合い、伊橋もなぜかグローブを着用して介入するが、飯伏は返り討ちにする。
リングに戻った飯伏はボディーアッパーで鳥羽をダウンさせ、その場飛びムーンサルトプレスを投下、更にジャーマンを狙うが鳥羽もバックブローで阻止し、クロスカウンターからハイキック、更に大振りのフックを狙うも、かわした飯伏はドラゴンスープレックスを決め、起きた鳥羽もストレートで応戦する。
再び殴り合いとなるが、飯伏がラリアットを浴びせると、最後はシットダウン式ラストライドで3カウントを奪い、勝利を収めた。
飯伏は試合後もIGF参戦を希望し、コメントブースでも総帥であるアントニオ猪木と対面して闘魂ビンタを求めると、猪木は期待通りビンタを浴びせ飯伏を激励した。メイン鈴川がXと組んでプロレスリングLAND'S ENDの崔、不動と対戦、鈴川のパートナーXには対戦相手が決まっていなかった青木が起用された。だが試合はなかなか噛み合わない攻防が続き、最後は不動のパワーボム狙いをリバースした鈴川がマウントからのマーダービンタの連打でレフェリーストップ勝ちとなるも、最後まで盛り上がりにかけたままで終わってしまい、公務で欠場となった澤田敦士が駆けつけて「1.2.3ダー」で締めくくった。
飯伏参戦が決まったときはカード次第では期待が持てるのではと思っていたが、カードが発表されると、経費削減を物語ったカード編成となり、飯伏の相手は期待できないと思っていた。
飯伏の試合は特別なのかというと相手となった鳥羽や、セコンドに駆けつけた伊橋との絡みも含めて飯伏はDDTでやってきたことをIGFでやったに過ぎない、今まではIGFにとってDDTは見下していた存在に過ぎなかったが、見下していた飯伏の試合が一番盛り上がってしまったという現実、ある意味痛快でもあった。肝心のIGFの試合が盛り上がりに欠けたというか、飯伏が高めたテンションを生かしきれなかった、本来なら飯伏や青木ではなく鈴川が主役を張り、メインではこれからのIGFを試合を通じて示さなければならないのに、大きなインパクトを残せないままで終わった、だが肝心の選手たちが何故なのかというものに理解がないししようともしない。
IGF大阪大会は飯伏が主役を奪ったことでIGFを喰ってしまった、しかし飯伏に食われても響こうともしない、飯伏の起用は本当に成功だったのかどうか・・・・
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IGFが“第二創業期”で変化をアピールも前途多難・・・
<プロレス格闘技DXより>
IGFは9日、5・29大阪大会『GENOME36』の追加参戦選手を発表。澤田敦士、青木真也、鈴川真一、クラッシャー川口、王彬(ワン・ビン)、TORU5選手の参戦が新たに決まった。小川直也、藤田和之らの名は依然としてなく、IGFでは同大会からの歩みを“第二創業期"と位置付けた。旗揚げから約9年。IGFが過渡期を迎えた。2月の東京ドームシティーホール大会で、レギュラー参戦していた藤田和之、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、将軍岡本が“はぐれIGF軍団"としての離脱を示唆。大阪大会への参戦選手には名を連ねておらず、小川直也の名前もないまま。代わりに飯伏幸太や船木誠勝が初参戦し、崔領二、マグニチュード岸和田、空牙といった幅広い選手も登場、明らかに選手層が一新されている。
この日都内IGF事務所で会見した宇田川強エグゼクティブディレクターは、5月大阪大会からの歩みを“第二創業期"と位置付けたうえで、「変えないところは変え、変えるところは変える。新生IGFとして歩んでいく時期だと思っています」と話した。
一方でこの日は、青木、鈴川、川口、王彬(ワン・ビン)といった“継続参戦組"の出場も決まった。鈴川と川口がIGFへのこだわりを示すかのようにIGF・Tシャツを着込んで会見。鈴川は「色々あったみたいですけど、残るヤツは残ってIGFのリングはブレずにある。ヨソに行ったヤツらもいるけど、なに迷ってんだと。なにはぐれてるんだと。俺はIGFで育ったし、IGFは終わってないし、IGFでこれからも変わらず、戦いは戦いとしてしっかりやっていきたい。他団体からの参戦もあるようだけど、どんなヤツが相手でもIGFの厳しさを叩きこむ」と強調した。鈴川には崔が「しょっぱいヤツ」と噛みついてきており、鈴川自身も「(崔は)過去にIGFで澤田ともやってるらしい。やる気あるなら相手になりますよ。シングルでもタッグでも。それはお前が決めろ」と受けて立つ構えを示した。
引退7番勝負の第3戦を大阪で迎えることになりそうな川口も会見。3月下旬から糖尿病で入院していたが、「4月に退院して、入院していた分、体調も良くなった」と強調した。「入院中は悶々としていたけど、体を動かせることがありがたいことだと改めて気づいた。そういった入院中のうっぷんを爆発させられる相手はIGFにしかいないと思う。IGFが色々と変わっているなかで、引退ロード3戦目を迎える。変わっていくなかでもIGFらしさはあると思うし、それを見せられる相手をお願いしたところ。IGFでしのぎを削ってきた選手?そうですね。7番勝負始まって一度も勝ってないので、大阪でも勝ちを目指してやっていく」と話した。
なお、この日の会見には青木も出席予定だったものの、午前中の練習中に負傷。診察のため急きょ欠席となったが、会見にコメントを寄せた。「やりたい選手に関してはIGFに伝えましたので、あとはIGFのほうで判断して欲しい。皆さんの期待するカード、思い描くカードになることを期待しています」としたうえで、IGFの“現状"にも触れ「IGFはプロレス界一のカオスだと思ってるので、もっと混沌としたカオス状態になってもらいたい」と独特の希望を抱いていた。
各選手の意向を受けてカードは後日発表される。5・29大阪大会『GENOME36』の決定分参戦選手は以下の通り。
☆5/29(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館 第1競技場)『アントニオ猪木vsモハメド・アリ 格闘技世界一決定戦40周年記念プレ大会 GENOME36』15:00開場、16:00開始
[参戦決定選手]
澤田敦士
鈴川真一
王彬(ワン・ビン)
青木真也
クラッシャー川口
飯伏幸太
船木誠勝
崔領二
長井満也
アレクサンダー大塚
マグニチュード岸和田
ベアー福田
冨宅飛駈
空牙
TORU
菊地悠斗IGFが会見を開き。5月29日大阪大会の追加参戦選手が発表され、青木や澤田、川口、また道頓堀プロレスからTORUの追加参戦が発表されたが、暴走王(小川直也)の名前はなかった。
IGFの宇田川強エグゼクティブディレクターは“第二創業期"と位置づけて再スタートをアピールしたものの、アントニオ猪木だけでなくサイモン・ケリー取締役も出席せず、青木も会見には出席せずメッセージのみで澤田に至ってはツイッター上で
勝手に私を参戦決定とするんじゃない。
どういう事なんだ?まともな話しすら来ていない。
もちろん契約書も届いてない。
選手をナメるな。
IGFフロントには憤りを感じる。
5月29日は我孫子市民柔道大会が開催される大切な日です。 https://t.co/pPk7nIJ0uJ
— 澤田敦士 さわだあつし (@baimeiou) 2016年5月9日IGFフロントには憤りを感じる。
私にはまともな話しすらきていない。
バカにするのもいい加減にしてほしい。 https://t.co/vU9WRDyw1E
— 澤田敦士 さわだあつし (@baimeiou) 2016年5月9日IGF側を非難するなど足並みの悪さを露呈、前途多難さを感じさせた。
IGFの現状を改めて振り返ると日本のIGF道場を閉鎖、上海へ道場を移転、5月29日に大阪大会、6月26日にマカオ、恒例の大晦日大会の開催、そしてマカオの新道場を通じてアジアから人材を発掘しWWEになどに売り込むプランを発表したが、昨年いっぱいで橋本大地がIGFを離脱(実質上はリストラだったことが明らかになった)将軍岡本も3月いっぱいでIGFを退団、岡本を含めたはぐれIGF(藤田和之、鈴木秀樹、ケンドー・カシン)もIGFから離脱してしまった。
これは表立っての発表はされていないがIGFは昨年からアントニオ猪木がオーナーではなくOSGコーポレーションという会社のオーナーに経営権が渡っており、今のIGFは総帥として猪木を崇めてはいるが既に猪木の団体ではない、また猪木の腹心であり娘婿であるサイモン・ケリー氏も選手起用には一切タッチしていないというから発言力が低下し、また選手の契約変更やリストラのことを考えると新オーナーがこれまでのIGFの経営にメスを入れていると見ていいと思う。宇田川氏が変化と新しいIGFをアピールしているが、IGFが自ら猪木という古い価値観を壊そうとしているのか?自分か見ても今回の選手起用はIGF勢や飯伏、長井、福田を除くとほとんどが大阪にちなんだ選手ばかり(船木は現在大阪に在住)、選手起用に関しても一部からは“猪木の理念を忘れている”と非難の声が出ている。
今回カードがまだ発表されてないが、カード次第では今後のIGFの方向性が見えてくる、このまま猪木の名前だけを使って何を見せようとするのか?周囲からの非難の声を聞くだけでも前途多難な感じがしてならない。
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研究対象は“アントニオ猪木”・・・飯伏幸太がIGF参戦へ
<プロレス格闘技DXより>
IGFは11日、5・29大阪大会に飯伏幸太(飯伏プロレス研究所)が初参戦すると発表。飯伏は“猪木イズム"の研究に意欲を示した。飯伏は今年2月に新日本、DDT両団体を同時退団。新たに飯伏プロレス研究所を立ち上げて、独自の“求道"を開始した。3月のDDT両国大会で復帰後は、中邑真輔のWWEデビュー戦が行われたNXT米ダラス大会を観戦していた。
そして飯伏の“研究領域"は意外な場所にもおよんだ。この日銀座に移転したIGF事務所を訪れて参戦が決定。参戦を決めた最大の理由はやはり“猪木"だ。
会見した飯伏は「プロレスをいろいろと研究するなかで、猪木さんと絡んだことほぼ無いので、その点が気になった」と説明。同大阪大会は“猪木vsアリ40周年記念プレ大会"として開かれるとあって、「猪木さんをいろいろ調べたんですが、まさに今の僕の年齢…33歳の時にアリと戦ってる。猪木さんはプロレスを広めるために仕掛けてきた方。自分はまだまだ全然アレですけど、その部分で気になるところはありますね。何かを吸収したい」とシンパシーを感じつつ“猪木イズム"の研究に意欲を示した。
対戦相手はIGF側が提示し、飯伏が選ぶ流れになる見込み。飯伏は「せっかくIGFに出るからにはIGFの選手と絡みたい…っていうのもありますが、何より今まで12年やってきた自分のプロレスがIGFファンに通用するのか。そこを研究してみたい」と話した。
とはいえ「自分のやってきたプロレスとは真逆に近いプロレスだと思っているので、すべてにおいて新鮮というか。今まで所属していたDDT、新日本プロレスにいたら出られない団体だったので、凄い楽しみです。絶対、面白くなりますよ」とも予感。宇田川強エグゼクティブディレクターからは「ハレーションを起こして欲しい」と期待され、飯伏も「どっちかだと思いますよ。爆発するか、ダメなほうに爆発するか。でもそれが結果なので。観る側がどう思うか。それを実験…研究してみたいです」と話した。ともあれ飯伏独立の決断がもたらした意外な新風景。ゴールデンスターは闘魂マットに何を産み落とすか。
☆5/29(日)『アントニオ猪木vsモハメド・アリ 格闘技世界一決定戦40周年記念プレ大会 GENOME36』16:00開場、17:00開始
[参戦決定選手]
飯伏幸太
【会見の模様】
▼宇田川強エグゼクティブディレクター(以下ED)「5月29日・大阪大会に飯伏幸太選手の参戦が決定しましたのでご報告させていただきます」▼飯伏「飯伏幸太です。今回はよろしくお願いします」
――参戦に至った経緯は?
▼飯伏「今、プロレスをいろいろと研究してまして、その中で自分にはまだ“足りない部分"がありまして。その中でやはり猪木さんと絡んだことが、ほぼ無いのでその点が気になったかな…というのはあります」
――IGFは研究材料として面白そう?
▼飯伏「そうですね。僕の感覚にひっかかった…と言いますか。たくさんの団体からオファーをいただいたんですが、まだ何となく返事をしていなくて…。でも今日は何となく…来てみました(笑)」
――来てみてどんな印象を?
▼飯伏「刺激がありますね。早速」
――猪木vsアリ40周年メモリアルのプレ大会でもあるが、そういう部分でも刺激を?
▼飯伏「それもありますね。猪木さんをいろいろ調べたんですが、まさに今の僕の年齢…33歳の時にアリと戦ってるんで」
――対戦相手は?
▼宇田川ED「今後すぐにでも対戦相手候補をこちらから提示して、飯伏選手に決定してもらう流れになるかなと。近日中には決定したい。どんな相手がいいですか?」
▼飯伏「そうですねえ…いろいろありますね。せっかくIGFに出るからにはIGFの選手と絡みたい…っていうのもありますが、何より今まで12年やってきた自分のプロレスがIGFファンに通用するのか。そこを研究してみたい。いろいろやりたいことがありますね」
――ルールは?
▼飯伏「僕が選べるんですか?」
▼宇田川「IGFルール、GENOMEルール、IGFキックルール…何でもお好きなのを選んでいただいて」
▼飯伏「自分に合った、IGFにも合った“ベストなルール"を選んで、一番良いものを出したいですね」
――改めて猪木にはどんなイメージがある?
▼飯伏「“日本プロレスの神"みたいなイメージがありますね」
――これまで猪木と接点は?
▼飯伏「ほぼ無いです」
▼宇田川「イニシャルが一緒…。猪木寛至、飯伏幸太…」
▼飯伏「接点ありました(笑)」
――ほぼ初対面になる?
▼飯伏「そうですね。楽しみです。でも今思うと、猪木さんはプロレスを広めるために仕掛けてきた方。自分はまだまだ全然アレですけど、その部分で気になるところはありますね。何かを吸収したいですね」
――噛みあわない試合をしたら、猪木が殴り込んでいって止めさせた…という過去もあるが?
▼飯伏「いや、もうダメだったら全然殴られたいですね。ボッコボコにしてもらって」
▼宇田川「我々はどんなハレーションが起こるのか。融合してケミストリーで爆発することも期待する一方で、ハレーションも期待したい」
――IGFのリングで戦う自分をイメージできる?
▼飯伏「まったくイメージできないんですよ。自分のやってきたプロレスとは真逆に近いプロレスだと思っているので。すべてにおいて新鮮というか。今まで所属していたDDT、新日本プロレスにいたら出られない団体だったので。凄い楽しみです。絶対、面白くなりますよ」
――融合するかハレーションを起こすか、との話もあったが?
▼飯伏「どっちかだと思いますよ。爆発するか、ダメなほうに爆発するか。でもそれが結果なので。観る側がどう思うか。それを実験…研究してみたいです」
――大阪後の継続参戦に興味は?
▼飯伏「まずは5月に出てみて、自分のスタイルとハマれば。あとは出てみて、さらに研究することがあると思えば出たいと思いますし。今の段階では全然まだ分からないです」
IGFが会見を開き飯伏幸太の出場が発表された、飯伏とIGFと意外な取り合わせでもある。
まずIGFの現状を言うと2月のTDCホール大会を最後という声があるなかで、日本のIGF道場を閉鎖して、中国のマカオに道場を移転、5月29日に大阪大会、6月26日にマカオ、恒例の大晦日大会の開催、そしてマカオの新道場を通じてアジアから人材を発掘しWWEになどに売り込むプランを発表したばかりだったが。その反面“はぐれIGF”といわれた4人(藤田和之、鈴木秀樹、ケンドー・カシン、将軍岡本)はIGFから一線を画し、岡本も3月いっぱいでIGFを退団、要するに2月までのIGFは一旦リセットされた形となっている。
飯伏のコメントでもあったとおり新日本プロレスやDDTと契約している間はIGFとは交わることはなかった、特に新日本とIGFは険悪の関係は続き、またIGFも新日本だけでなくDDTのスタイルも批判的な態度をとっている。
飯伏がIGFに興味を抱いた理由は、現役だったアントニオ猪木を知らない世代からで、日本プロレスのルーツの一人であるアントニオ猪木を研究対象にしたということだろう。
飯伏は「いや、もうダメだったら全然殴られたいですね。ボッコボコにしてもらって」とコメントしたが、飯伏のあの性格を考えると殴られたら殴り返しかねないし、IGF全体を敵に回しかねない。
飯伏がアントニオ猪木に興味を持ったのは面白いが、現在のIGFは藤田の言うとおり、猪木イズムとは名ばかりで猪木の考える方向性と別の方向性へと進み始めている、果たしてその中で飯伏は猪木イズムをどう研究していくのか・・・
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藤田和之がRIZIN参戦へ…“はぐれIGF軍”は旬の存在となるか?
RIZINは16日、東京・白金台の八芳園で会見し、4・17名古屋大会『RIZIN.1』の追加カードを発表。「イリー・プロハースカvs藤田和之」など2試合が決まった。2年4ヶ月ぶりのMMA戦となる藤田は「やはり藤田は戦を選び、ここに戻ってきました。あとはその覚悟をリングでお見せするだけ」と意気込んだ。
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RIZINの2016年第1弾興行となる4・17名古屋大会に野獣・藤田が参戦する。2000年1月にPRIDEで総合格闘技デビューを果たし、マーク・ケアー、ケン・シャムロックら強豪を撃破。敗れはしたもののミルコ・クロコップ、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ヴァンダレイ・シウバらと激闘を繰り広げた。IGF2013年12・31両国大会における石井慧とのIGF王座戦に敗れて以来、MMAから離れていたものの、「あれからいろんなことがありましたが、行き場所を求めて、ずっと戦い続けました。ですが、やはり藤田は戦を選び、ここに戻ってきました」とRIZINを新天地に定め、2年4ヶ月ぶりとなるMMA戦出陣を決めた。
相手のプロハースカはチェコ共和国出身の23歳で、193cmの長身。昨年末のトーナメントでは1回戦で石井をKO。決勝戦でキング・モーに敗れはしたものの、飛びヒザ蹴りを代表とする打撃の切れ味には定評がある。テオドラス・オークストリス、ワジム・ネムコフとともに“RIZIN三銃士"と称される次世代ファイターだ。
会見に同席した高田延彦統括本部長は藤田との再会を喜び、「PRIDEで初めて会った時の藤田選手と全く変わってない。衰えたというネガティブな空気は全く感じませんでした」と印象を話した。「イキのいいファイターとレジェンドでありながら衰えを感じさせない藤田和之の一戦は、RIZINの今、これからに強烈なスパイスを落としてくれる戦いになるのではないか」と期待し、「今まで培ってきたものを強烈に、未来をこれから背負っていく、作っていく選手を完膚なきまでに叩き潰してくれる姿も見てみたい」とこの一戦のテーマを世代闘争に定めた。
当の藤田も「今のMMAの三銃士といわれているぐらい期待されている選手、登り始めている選手と対戦できることが俺にとって一つ興奮しています」と高ぶるばかりだ。RIZINへの継続参戦も期待されるところで、榊原信行実行委員長は「イリーとの試合の結果いかんで後先の相手とか変わってくる」との見解を示したが、藤田は「行き場所っていうのは皆さん考えて下さい。どこに行くか」と思わせぶりな発言で締めていた。
「元谷友貴vsアラン・ナシメント」も決定。昨年12・29さいたまSA大会でフェリペ・エフラインにKOされている(裁定はノーコンテスト)元谷にとっては再起戦となる。詳細は以下の通り。
☆4/17(日)愛知・日本ガイシホール(名古屋)『RIZIN.1』14:00開場、15:00開始
▼スペシャルワンマッチ 56.7kg契約
元谷友貴vsアラン・ナシメント▼スペシャルワンマッチ 110kg契約
藤田和之vsイリー・プロハースカ[既報カード]
▼スペシャルワンマッチ 81.7kg契約
加藤久輝vs悠太▼RIZINグラップリングダブルバウト
ヴァンダレイ・シウバ Xvs桜庭和志 所英男
※全12〜13試合予定
[参戦決定選手]
RENA
村田夏南子[参戦予定選手]
ギャビ・ガルシア
テオドラス・オークストリス
アンディ・サワー【藤田の話】「これまでいろいろとありました。あれからいろんなことがありましたが、行き場所を求めて、ずっと戦い続けました。ですが、やはり藤田は戦を選び、ここに戻ってきました。あとはその覚悟をリングでお見せするだけです。よろしくお願いします。(プロハースカは石井を秒殺しているが?)それはそれで自分としては受けて立つ。というよりは今のMMAの三銃士といわれているぐらい期待されている選手、登り始めている選手と対戦できることが俺にとって一つ興奮しています。(RIZINのリングにどんなイメージがある? また、年末の初イベントの印象は?)RIZINのイメージ? 黒ですね。まだ暗い。これから日が昇っていく、これからのリング。新しいスターもこれから生まれると思いますし。で、年末ですけど自分も他のイベントに出てたので、ちゃんと見てないですけど、石井の試合は映像で見ました。結果は残念ですけど、彼には伸びしろがあるんで、まだまだだと思います。彼には期待しています。(行き場所を求めてと発言していたが?)行き場所っていうのは皆さん考えて下さい。どこに行くか」
【プロハースカのコメント】「自分よりも遥かに知名度のある選手と日本で試合できることをとても楽しみにしています。とても厳しい試合になりますが、私はどんな試練にも立ち向かいます。これから試合に向けた最終調整をしにポーランドに行きます。みなさんの応援に感謝しつつ、万全の状態で試合に臨めるように努めます」
RIZINが会見を開き、4月17日名古屋ガイシホールのカードを発表、藤田和之の参戦を発表した。
藤田のRIZIN参戦は昨年12月29、31日に参戦が取り沙汰され把瑠都戦が浮上していたが実現せず、RIZIN参戦は見送りとなった。
2月26日のIGFTDCホール大会で鈴木秀樹、ケンドー・カシン、将軍岡本と共に“はぐれIGF軍”を結成し、IGF内ではなと外へ戦いを求めたが、鈴木らはプロレスを軸にしたように、藤田はMMAに軸を求めたということか、確かに藤田は強いがプロレスに対しては不器用なだけに、起用する団体側も扱いにくいというものもあると思う。
ただ“はぐれIGF軍”も大仁田厚を始め、他団体から興味をもたれていることから、場合によっては旬の存在になりうる可能性も秘めている、IGFは6月のマカオ大会を予定しているそうだが、現時点では具体的な話はな
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川口を叩き潰した藤田がカシンらとユニット結成もIGFはこれで最後?!暴走王は青木をKOで担架送りに2月26日 IGF「GENOME35」東京ドームシティホール 2875人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
○将軍岡本(5分4秒 片エビ固め)柴田正人
※ バックドロップ
◇第2試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
ケンドー・カシン(5分44秒 首固め)ボブ・サップ
◇第3試合◇
▼GENOMEルール/15分1本
△王彬(ワン・ビン)(15分時間切れ引き分け)△スーパー・タイガー
◇第4試合◇
▼IGF異種格闘技戦「イランの空手王vsグレイシーバッハの新鋭」/IGFルール72kg契約 5分2R
○ホドリゴ(1R3分42秒 腕ひしぎ逆十字固め)×モハメッド・バハラミ
◇休憩明け◇
<アントニオ猪木登場>
コールで迎えられる。
猪木「元気ですか! 元気があればなんでもできる。元気があれば! 歳も勝手に追っかけてくるということで。今日は、何の日です? あ、誕生日のイベントですね。多数のご来場、ありがとうございます。還暦のときには20何回誕生日をやらされて殺されるんじゃないかと思って。今回も何回かね、祝っていただきました。このようにね、多くのみなさに祝ってもらうことは大変うれしいんですが、本当はカワイイ彼女とホテルの一番上から、ワインかシャンペンかグラスを重ねて、そのグラスの向こうに映った彼女を食べて、飲んでしまいたいという、そんな誕生パーティーがいいかなと思ってますが(笑)。
ところでまたなんか(テーブルに)乗っかってますけど、オレも毎回バカやってるんですけど、だんだん疲れてきて(苦笑)。猪木劇場なんて勝手に名前がついてね。オレ、ギャラもらってないんだよねホントに。まあそういうことで、ちょっと開けてみましょうか。なにやれっていうのかな。(バスケットに入った大量のアメと、東京スポーツが出てくる)アメがいっぱいあるねえ。なんか、東京スポーツとかあるぞ。え? 清原を救う? 勝手に好きなこと言うんじゃねえよ。ねえ。アメはナメてもしゃぶってもいいけど、シャブはダメだよ。昔、LOVE注入っていうのがあったんだけど、シャブ注入はやめましょう。
なんか考えるの大変なんだよね。とにかく、いろんな人生、いろんな事件が起きます。毎日毎日。それこそ政治家もバカなヤツがいてね。まずは政治にとって、カネと女の話はダメですね。みんなでこれから政治家を集めて相撲部屋に入門しようと。なんだろうな。おカネをもうらうときは手形を切ってる。まあ、せこい時代になったんで、こういうこと言えるのはオレしかいない。政治家が言ったら大変ですね。ま、とにかく日本の政治を頑張って頑張っていこうと思いますが。
ところでなんだ、アメをナメるのかよ、オレ。なんか、このアメ代も高いらしいよ。受け取って(と客席にアメを投げる)。このデカイアメ、気を付けてね。頭ぶつかると痛いよ。あとでまたあれしますけどね。今日はね、私が元気ですか! 元気があればなんでもできるって、そう言ってたら、たまたま昔、1936年ですかね、大蔵大臣を経験し総理になった高橋是清というね、今日は2・26事件というのが起きて、その日に暗殺された人ですが、その方が昔、そういうこと(元気があればなんでもできる)を言ったと一族の人が来てねいろんな資料をもらったことがあるんです。たまたま偶然なんですが、そういうことでね、元気があればなんでもできる。元気があれば! そう、子どももできるってね。オレもダメだな(苦笑)。大丈夫ですかね? あんまり話を落とすわけにはいかないんでね。すごくノリがいいもんですからね。ホント、バカヤローですよ。
(ジャケットを脱ぐ)で、このデカイ箱はなんだい、また? なんか、ビックリするの? カワイイ子が出て来るの?(箱を取ると似顔絵入りの誕生日ケーキ。バースデーソングが流れる中、和田レフェリーがろうそくに火をつける)ありがとうございます。ちょっと皆さんにね、(似顔絵の)顔は見せられないんですが、アゴはちょっと短いかな。いきます!(ろうそくを吹き消す)とにかく今は世の中が不景気でいろんな問題がありますが、とにかく何が起ころうとも元気で頑張っていこうと、そんな思いを込めて、例のヤツでいいでしょうか? いいですか! いくぞ! 1、2、3、ダー! どもありがとう!」
◇第5試合◇
▼IGF異種格闘技戦 GENOMEルール/20分1本
○天田ヒロミ(14分52秒 反則勝ち)×鈴川真一
※ 急所への膝蹴りによるレッドカード
◇第6試合◇
▼クラッシャー川口引退7番勝負第1弾 GENOMEルール/30分1本
○藤田和之(4分7秒 片エビ固め)×クラッシャー川口
※ バックドロップ
(勝ち名乗りを受けた藤田が吠える。そこへカシンと鈴木、将軍が入ってきて「はぐれIGF軍団」のTシャツを持ってくる。カシンが藤田にマイクを渡す。)
藤田「おい、おい! 観客のみんなよ、聞いてくれよ。しょっぱかったらしょっぱいって野次れよ! なんだオマエ、今日の興行! 野次りたかったら野次ってくれ! IGFはな、野次る場所だ。わかったか。覚えて帰ってくれ。ありがとー!」
藤田コール。藤田はTシャツを受け取り4人で手を挙げると、リング上でTシャツを着用。4人で引き揚げた。
【藤田、カシンの話】
カシン「はぐれIGFとしてどこでも行くよ、団体。はぐれIGFね。IGFももう終わりだから」
藤田「カウントダウン始まってるよ、カウントダウン。今日聞いたろ、カウントダウン」
カシン「YGFだ、YGF」
藤田「そうなんだよ。YGFだよ。IGF終わったんだよ。カウントダウンは始まってるんだよ。どこだっていくよ、はぐれ軍団。はぐれだよ、はぐれ。正規軍はわかってんだろ。やるか、よしよし。せーの(といって4人で手をあわせる)。よーし! 笑われていいんだよ。笑われていいんだよ。ドンドン行くよ。話がありゃいくらでもいくよ。オレたちを呼ぶ勇気があるんだったらいくらでも呼んでくれよ。やってやるよ。(川口戦は?)それはそれで。彼の道だから。言うことはない。本人が一番よくわかってるよ。何も言うことない。オレに言わせるな。関係ねぇよ。はぐれだよ、はぐれ。IGFで歓声なんかいらねェよ。IGFにはヤジ飛ばしに来いよ、みんなで。ストレス発散しに組んだよ。しょうもない試合しやがって。じゃあな」
◇第7試合◇
▼アントニオ猪木誕生日記念スペシャルマッチ GENOMEルール/30分1本
○小川直也(11分7秒 TKO)×青木真也
※レフェリーストップ
(試合終了後 青木は担架で退場)
小川「ありがとう! まずはありがとう。青木、ちっちゃいわりにはやるじゃねえかよ。(「たまたま」と言う観客に)うるせえ。勝負にたまたまもクソもねえんだバカヤロー! その前に一つ、今日は師匠の誕生日にここに来ていただいて、どうもありがとうございました。すごい、熱気ある誕生会にしていただいて、本当にありがとうございました。これからもね、IGF引き続きよろしくお願いします!(「ハッスルハッスル」と言う観客に)ハッスルはちょっと待ってくれ」
(小川が一旦退場。出場選手とともにリングに戻ってくる。そして猪木が登場。)
猪木「バカヤロー! フフ。えー、バカヤローと言って何年でしょうかね。でもオレのバカヤローは受けですからね。もう一回、元気ですか! ホントに、今日は誕生日ということで、ホントは迷惑なんですけど、ホントは歳取りたくないですからね。でも、みなさんにこうやって祝っていただき、ありがとうございます。これからも、人生は楽しく、オナラは臭く、猪木は猪木らしく、IGFはIGエフラフ…らしくということで。もう口がもつれてきてて。ねえ、いろいろ世界の平和のためにということで、選手の皆さんも頑張ってくれました。去年は北朝鮮から生中継ですとか、いろんなとこからオファーが来てますけど、オレも国会で縛られてるんでね、なかなか出る時間がないということで。頑張りましょう。みなさんもしっかり子どもをつくれよ!とね。女性に頭を下げて頑張りましょう。ということで、いいですか。今日もホントにありがとうございます。いくぞ! 1、2、3、ダー! ども!」
【試合後の小川】
――ある意味で難敵が相手だったが?
▼小川「まあね、それよりも師匠の誕生日のイベントで、大事なメインを任されて、心臓が本当にドキドキしたよ。珍しいよ、こんなの。やっぱりあんまりメインをやらないから。いきなりメインが回ってくると、ドキッとするんだよ。青木真也というファイターとやって、彼のプロレスでのいい引き出しを出すのがこっちの役目だとは思っていたんだけど。場外であそこまでやりあったことはねえだろうと思うし、プロレスの古典的な技だけど、こういうのもあるぞって。いい具合に若い世代に伝えていければいいかなって。そういうテーマでやっていたから。逆にファンはどう思うかわからないけど、彼は感じるところがあったんじゃないの? 一生懸命やろうとしてたし」
――足4の字固めなどにはそういうメッセージが込められていた?
▼小川「やるヤツ、いないんじゃない? 最近は。でも、そういうのってやるヤツは限られているから。彼にはそういうメッセージをね。彼は足技が得意だろうけど、やっぱり突き詰めればあそこに辿り着くんだよ、絶対に。いろんな関節技があるけど、トコトン突きつめれば4の字に辿り着くから。そういう日が来るのを楽しみにしてるよ」
――最後のSTOの連発は非情だったが?
▼小川「やっぱり関節を取ってナンボの、パウンドをして勝ってナンボの世界から、投げられても投げられても終わらせないという世界に。そういうのはプロレスじゃないとできない世界だから。俺の時はわけないというセオリーでやってたんだけど、こういう時代になってそんなことを言っているのも古いだろうから。分けられている時代で、彼は彼で、昔の俺みたいに両方渡り歩いて。最近そういうのはいないから。そういう面白いヤツは。そう考えればね。もちろんアイツも2つに別れた世界で、向こうではチャンピオンで来ているわけだから。チャンピオンだったらチャンピオンらしく、こっちの世界でもしっかりやるという姿勢があれば、プロレスファンがまた増えるんじゃないか。逆にプロレスを大事に彼は戦おうとしているし、そういう姿勢をファンには見てほしいなって」
――今大会が2016年最初の大会だった。その行く末が見せられた?
▼小川「そういうことを考えると本当にドキドキしちゃうよ。俺みたいなロートルに任せるとね。まあ、やれる限りは、プロである以上、頼まれれば受けるし、やる以上はやるし。そういうことでしっかりと絶やさないように。本来、IGFは創設から加わっているんだけど、絶やさずに今まで流れてきているけれど、外野がとにかく言うかもしれないけど、猪木さんのことだからね。猪木イズムで。さっきフラフラしてたけど、フラフラとずっと飛んでいるんじゃないのかなと思ってね」
――試合前に藤田選手、カシン選手、鈴木選手たちがはぐれIGF軍団を作ったが?
▼小川「アイツも一生懸命IGFのチャンピオンとしてやってたし、俺は俺でアイツとの戦いを通して藤田という人間を認めるしね。はぐれているわけじゃない。そういう方向に自分でなんでいっちゃうのかわからないけど、彼は彼で、彼の方向でね。試合前にいろいろ言ってたけど。俺も横でスタンバイしながら聞いてたけどさ。彼は彼のやり方ね。野次るなら野次れよ。そう思うよ。でも、アイツは野次られたことないんだろうね。俺なんか野次られたことなんていっぱいあるからさ。ヒールだったし。野次が声援だと思っているから。何ともない選手には野次りもしないしね。だから、野次るのも求めたくないのかな。そこの考え方はちょっと彼とは違うけど、それはそれで彼の考え方があるんだから、それでいいじゃない。俺は野次ありがとう。叱咤激励ありがとう。こうやってお客さんが来てくれることにありがとうって。プロレスっていうのはね、猪木さんの血を引くといういい方はあれだけど、遺伝子を引くプロレスラーは段々減ってきたから。また引き継いでくれる若いレスラーがいてくれたら。それはそれで早く。青木がそうなってくれたら嬉しいし、澤田は澤田で違う意味で、市議会議員として政治の世界に真似ちゃったしね。若いヤツには脈々と次に受け継いでほしいから。それまで俺も頑張るしかないし」
【猪木総括】
猪木「(今年最初の興行が終わったが)みんなそれぞれ頑張ってくれて、できるだけオレの負担が減るようにってね、方向としてはね、まあオレも頑張りますけど、それぞれがホントに成長していくっていうか。それぞれ、小川にしても藤田にしても、成長するより次の世代を育ててもらいたいところなんですけどね。
(メインでは小川が青木と試合したが、見ていてどうだった?)うん、まああの、プロレスの面白みっていうのは異色の対決というか、普通は体重が同じで、背丈の同じ選手が。そんへんはかつてはわれわれが、いろんな大きな人を、アンドレも含めて試合してきましたけど、そこが、逆に言えば今のプロレスの醍醐味というか面白みをまた強調するようなリング上だといいと思います。
(藤田がカシンや鈴木と新しい動きを見せたが)よくあまり知らないんだけど、フフ。まあホントに、オレ自身が振り返れば、自分で飛び出して行けよという。それぞれの選手が。まあそれが、IGF、まあ今の政党がまさに、自民党、民主党、維新という、あとは小さい政党が。そういう世界にちょっと似てる部分があったりね。かつてはジャイアント馬場さんと全日本、新日本ありましたけど。そのへんは面白いね、今。逆にホントに、何か政治の世界を見ていくと、そのへんでだからまあ、それぞれが個性をしっかり見せるというような。その個性を、なんていうんだろうな、ある政治家というのが少ないんで。オレたちも、どういう、まあオレもこの歳ですから親分というのはちょっとヘンですけど、そういうような、政治家というのは見当たらないんでそれは困ってますね。
(IGFはIGFらしくとメッセージを送ったが、2016年のIGFに何を期待する?)まあオレの方からは、わかってはいることはありますけど、まあちょっと会社の方から発表があると思います。ちょっといろいろ世界に向けての発信があると思いますんで。(世界に向けての?)うん。もう一つは日本の中で会場が少なくなってきてるということが一つ、オリンピックがあったりということで。プロレスだけじゃなくてほかのいろんな団体、興行も困ってると思います。そこはそこで逆に言えば、一歩踏み出す勇気というか、逆にとらえればそういう感じかな。だから世界に飛び出していくチャンスだなと思います。(海外市場の開拓?)うん。はい。(具体的にはどのへんを考えている?)それはわからないです。あとで聞いてください」
IGFの2016年度が開幕、セミでは年内の引退を表明した川口の引退7番勝負がスタートし、1番目の相手として藤田と対戦したが、藤田がフロントネックロックを狙うと川口が押し込み、ブレークしてから足払いで倒し、前蹴りからミドルキックを繰り出すが、藤田は胸を突き出して「もっと来いよ!」と受け流して、キックを弾き返す。川口はバックドロップを決め四つん這いの藤田を蹴り上げると、藤田はキック、張り手、膝蹴りと逆襲、サッカーボールキックで腹部を蹴り上げてから頭を蹴りつけると、最後はDDTからバックドロップで3カウントを奪い、藤田が完勝を収めた。
試合技にカシン、鈴木秀樹、第1試合で柴田を降した岡本が登場して”はくれIGF軍”のTシャツを着込んでユニット結成、RIZINを含めた他団体参戦をアピールした。
マスコミに向けてIGFの道場が閉鎖を暴露、週プロ誌上ではIGF批判を展開した藤田だったが、出した答えはカシン、鈴木らとユニット結成。特にカシン、鈴木、岡本はIGFだけでなく他団体に参戦していることから、外敵軍ということなのか、ただ藤田の「IGFは終わりだから」発言はファンの間では”今大会でIGFは最後”という憶測が流れ始めている。藤田の発言はIGFを盛り上げるための発言なら良いのだが…
メインは暴走王が青木と対戦し、青木は猪木アリ状態から暴走王の足関節狙うも、嫌った暴走王が;場外戦に持ち込み、鉄柱や鉄柵に青木を叩きつけ、青木のチョップを逆に打ち返して青木をダウンさせる。
リングの戻った暴走王は逆水平から両足ストンピングで踏みつけるも、青木も暴走王の逆水平をかわして腰をつかせて両足で踏み潰すと、暴走王は足四の字固めで捕らえ、さすがの青木も経験のない足四の字固めに苦悶の表情を浮かべる、青木はリバースするが暴走王は元の体勢に戻り、やっとブレークする。
青木は飛びつき腕十字を決めるも、暴走王はロープに逃れ、青木はバックドロップ、スクールボーイと攻め込むが、バックを奪ったところで暴走王が浴びせ倒しからSTOを決め、もう1発を狙うも青木は飛びつき腕十字からアームロックを決めるも、ロープへ逃げられる。
青木はエルボーやギロチンドロップ、飛びつき腕十字を狙うも、暴走王はSTOを決めると、もう一発決めてから腹を蹴り上げ、最後もSTOで青木は失神して試合はストップ、暴走王が勝利を収 めた。
プロレスラー相手だとしょっぱさが目立つ暴走王だったが、相手は格闘家の青木ということで手があったらということなのか、好勝負となり、最後はしっかり’暴走王’ぶりを見せつけ、青木を担架送りにした。
今回は猪木のバースデーを記念しての大会だったが、チケット完売寸前を謳いながらも最終的には満員マークがつかずと寂しい限り、またメイン以外の試合もしょっぱい試合が多く、天田vs鈴川戦では寝技10秒制限ルールの影響か、鈴川が何度も寝技に持ち込んで10秒制限でブレークする攻防が何度も続いたため客席から厳しい野次が飛んだ。
橋本大地のリストラに道場閉鎖など暗い話題が続くIGF、本当に大丈夫なのだろうか、そしてまだ続くのだろうか(次回大会は未定)ほとんどの試合が"死海アジアの塩湖"でした。本当にすみませんでした。
— SimonInoki (@IGFSimonInoki) 2016年2月26日今日のIGF大会見に来てもらいましたかたからのコメントお願いします。きついのもぜんぜんOKです。よろしくお願いします。
— SimonInoki (@IGFSimonInoki) 2016年2月26日@IGFSimonInoki はぐれIGFが見たいです!
— hideki-suzuki (@hidekisuzuki55) 2016年2月26日@IGFSimonInoki 言う程悪くない試合も、からかうだけの野次でより盛り下げてた感じを受けました。藤田選手が「しょっぱかったら野次れ」と言ってましたが、客側の姿勢がもっとしょっぱいので基準にならないよなあと。招待券を必要としない小さい会場からファンを育ててほしいです。
— ナントカ (@nantokaGM) 2016年2月26日@IGFSimonInoki 全体に良い興行でした。
但し、王彬選手対Sタイガー選手はレフェリーが積極的に出る様に注意すべきと思いましたし、鈴川選手対天田選手戦の関節技は「キャッチ」等をレフェリーが宣言の後、ブレークまでのカウントダウンを行い、ゲーム性を高めるべき、と思います。
— ペドロ遠藤 (@PedoroEndou) 2016年2月26日@IGFSimonInoki 対戦カード、少なくとも出場予定選手は一ヶ月以上前に発表してほしいです。遠方の方が観戦スケジュールを立てやすいように。
— Pなわ (@p_nawa) 2016年2月26日@IGFSimonInoki ワンビンは甘やかしすぎ.プロレスやる気ないでしょう。はぐれIGF軍団で新日乗り込みしたって。あのメンツで全日だのノアだのゼロワンだのつぶれかけの団体に行かれてはいままでIGF押ししてきた自分は泣いても泣ききれない。
— sousuke (@sousuqe) 2016年2月26日@IGFSimonInoki 客席の3階は受け狙いの酷いヤジが飛び交っていて酷かった。リングサイドのヤジの方がまし。総合ルールや異種格闘技でジャッジ3人揃えられなくて判定なしってのは酷い。スーパータイガーは勿体ない使い方したね。スーパータイガーvs青木がよかったな。
— sousuke (@sousuqe) 2016年2月26日@IGFSimonInoki 藤田のマイクまでは酷い興業だった。小川vs青木は総合ルールかタッグがよかったね、どっちもプロレス下手くそだからメインはきつかったんじゃない。鈴川は最後のダーをサボって自分のグッズ売り場にいた。百たたきしておいて。
— sousuke (@sousuqe) 2016年2月26日
— hideki-suzuki (@hidekisuzuki55) 2016年2月26日 -
“野獣”藤田が暴発した!道場閉鎖を暴露・・・IGFにいったい何が起きているのか?
<週プロモバイルより>
藤田「そういえば、IGF、道場なくなるんだって?(そんなウワサはチラっと聞いたが…)なくなるんだって。いいの、本当なんだから。隠したってどうせバレちゃうんだから。IGF、道場なくなるんだって。今度の2月(大会)が終わったら。本当みたい。それでさび付いた器具からリングから洗濯機から何から全部、中国持っていくんだって。それで中国で道場開くらしいんだけど。コーチの適任はやっぱりあれかな、澤田(敦士)、鈴川(真一)、奥田(啓介)かな。この3人が中国にコーチ置くなら適任だと思う。アイツらは3人ともGENOMEルールでもIGFルールでも両方やってるし。アイツらこそ、ホントのIGFのね、IGFの、IGFの最後の継承者だから。(IGFの? 闘魂とか猪木イズムではないと?)IGF、いま猪木さんいないから。アイツらはIGFの継承者。猪木さんの継承者じゃないよ。それは間違えないで。いいんじゃない。クチばっかで結果がコミットしないと。ライザップじゃないけど。アイツらが適任だと思うよ。それが一番いいんじゃないかな。アイツらがIGFの正規軍だから。あの3人が。3人だけが。ほかのヤツはみんなはぐれモンよ。俺も含めて、みんなはぐれモン。はぐれモンだから、次の試合から俺にいっぱいブーイングくれよ。頼むよ、ハハハ! そういうこと。もう一回言うよ、IGF正規軍は澤田、鈴川、奥田、この3人。ウン。アイツらがホントのIGFの最後の継承者。全部書いといてください。別に悪口言ってるんじゃないよ。たいしたモンだよ。すごいよ。IGFはすごいよ。また全部粗大ごみになるんじゃない。(藤田の情報収集能力はすごい)いやぁいろんなところから入ってくるから。道場閉めるんだって。リング送るんだって。リングどうやって管理するのかねって。こないだの(リングは)どうなったの。カビ生えて腐ったらしいよって。リングってのはちゃんと管理しないと腐っちゃうんだよね。知らないんだよ。まぁそのぐらいにしか考えてないよ、リングのこと。じきに俺も切られるんじゃないの。もう腹くくってるから。でも、いいんじゃないの、3人は正規軍だから。もう一回言うよ、澤田、鈴川、奥田。この3人はIGF正規軍だから。口ばっかりだと結果がコミットしない、ライザップ」藤田和之が会見を開き、26日IGF・TDCホール大会で対戦する川口戦へ向けての会見が行われたが、会見の最中に3月末にIGF道場が閉鎖されることを暴露、藤田の話だとリングや練習機具は中国に送られるという。
IGFは今年中国・マカオ市の澳門伝媒広告集団、中國跨界文化交流促進會との3社業務提携を結んだことが発表されたが、具体的に何をやるのかは明かされなかった。
藤田はマスコミに向けて「自分の発言は全部書いて欲しい」と通達したが、IGF公式HPでは(当たり前なのかもしれないが)カットされいていることから、言って欲しくないことを暴露してくれたと思うし、IGFも中国に道場が出来てから言いように解釈して隠すつもりだったのではと思う。
藤田がなぜこういったことを暴露したのかわからない、ただ鈴木秀樹も「DropKick」のインタビューで同様のことを答えており、IGFに対する不満が暴露に繋がったと見ていいだろう。
こういった発言がリング上で済まされるものならまだ良いかもしれないが、藤田の発言は内情やIGFにとって触れてはいけないタブー的なものもあり、IGFもその発言を止められなかったことも考えると、IGFに何が起きようとしていることだけは確か、それは「一寸先はハプニング」とポティシブに済まされる話ならよいのだが・・・
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大晦日という長い1日 IGF編 暴走王を覚醒させた大地を藤田が制裁、そして澤田を叩き潰す・・・バンナがRIZINへの報復としてIGFに登場!
12月31日 IGF「INOKI BOM-BA-YE 2015」両国国技館 6239人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼INOKI BOM-BA-YE OPENING FIGHT(GENOMEルール)/20分1本
○柴田正人(7分41秒 片エビ固め)X那須晃太郎
※リバーススプラッシュ◇第2試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
○王彬(ワン・ビン) (5分51秒 片エビ固め)X将軍岡本
※ライガーボム◇第3試合◇
▼IGFチャレンジ NEXT2016(IGFルール:ライト級70.3Kg)/5分2R
○山本勇気(1R、0分26秒 KO)X奥田啓介◇第4試合◇
▼IGFリベンジ Remember 2014(IGFルール:オープンウェイト)/5分2R
○クリス・バーネット(1R、1分44秒 KO)X鈴川真一◇第5試合◇
▼BOM-BA-YEスペシャルマッチ(GENOMEルール)/30分1本
○青木真也(3分07秒 スリーパーホールド)Xモンターニャ・シウバ◇第6試合◇
▼暴走王vs破壊王 破壊王没後10周年特別試合(GENOMEルール)/60分1本
○小川直也(3分14秒 レフェリーストップ)X橋本大地(試合終了後)
小川「大地、親父からのメッセージだよ、この蹴りは。覚えておけよ。心に刻んでおけ。あと…この髪型は何とかしろ!」(次の試合に出場する藤田が登場。不甲斐ない大地に怒り心頭の様子で、起き上がれずに担架で運ばれそうになっていた大地に「立てよ! 立てって言ってんだろ!」これでもかと張り手をぶち込んだ。
小川が止めに入る非常事態となるが、藤田は「下がれよ!」とセコンドを制し、「なんで向かってこねえんだ!」と大地に罵声を浴びせる。意識朦朧としながらも藤田に掴みかかった大地だが、藤田は張り手でなぎ倒すと、「もういいから下がれ!」と場外に大地を投げ捨てた。)
【小川の話】「もうアイツがどこまで本気なのか。戦いを通して聞くしかないでしょ? 口でああでもない、こうでもないって言ったって、リングで証明すればいいんですよ。思った以上に来たから。あれ以上来なかったら、本当にぶっ殺してやろうかなと思ったけど、破壊王の息子だけあってね。まあ、まだまだだよ。正直言うと、破壊王には全然辿り着いてないわ。(その片鱗は見えた?)若い中でも『やられるんだったらやってやる』というぐらいの気持ちをアイツは感じてくれたのかなと思うよ。(厳しい攻撃だったが、大地選手は『小川さんとやるのは楽しい』と言っていたが?)そう言ってもらえると嬉しいんだけど、俺の最後の蹴りがアイツにどう伝わるか。伝わってほしいなって。親父からのメッセージだと思って受けてほしいなと。俺も橋本とやった時に、大阪城ホールで、彼の蹴りでプロの厳しさを、プロはこういうもんなんだ、やらなければやられるというのを彼に教わったんで。唯一、彼に教えるのは俺しかいないのかなって。何にせよ、今日はああいう形で終わらせようと考えていたんで。それをアイツがどう受け取るかは別だけど、俺は彼にしてもらったことを彼の息子に伝えたつもりだよ。(橋本選手の影が見えるようだったが?)俺も久々にあの音楽を聴いていつも以上に興奮したし、いつも以上に彼のためにやってやらなきゃって。彼のやってきたことを生きていて見ていた俺はね、実際に彼に伝えなきゃという思いでやったから。あとは彼次第だよ。生前、彼が俺と一緒にやってた時は、『俺のお前との戦いは終わってない。今は手を合わせるけど、いずれは袂を分かって戦う時が来るから、その時は覚悟してくれよな』と言われてはいたんだけど、志半ばで。それは息子が受け継いで、いい形なんじゃないの。(今後、大地戦が組まれたら?)まあ、ヤツにやられるんだったら俺は本望だし、俺はやられないように頑張るよ。それしかないよ。やられてたまるかだよ。(橋本真也さんとの戦いの延長戦が行われると?)代理戦争になってくれればいいけど。まあ、なることを期待しているよ。(今日の一戦で大地選手が変わるかもしれない?)変わってほしいな。髪型だとか古いことを言っているけど、あそこが基本だから、俺にとっては。親父にとってもあれが基本だったから。親父も頭を丸めたし、あそこから這い上がってきてほしいと思うし。少々手荒い真似をしたけど、『目を覚ましてください』と、それが伝わればいいなと思ってるよ。(試合後に藤田選手も出てきたが?)あれはわからねえ。アイツの考えていることは読めないけど、アイツも親父の付き人をやってたから、歯がゆい思いで見てたんだろうね。それはわかる。ずっと付き人をして、橋本真也を見てたから。なおさら問題に感じたんじゃないかな。でもしょうがない。まだ彼にはやらなきゃいけないことがたくさんあるから。今日の戦いを見て、まだまだなんだなと思った人がいるんじゃないの? その分、彼にはジャンプアップしてほしいし、これからだよ。来年はもっと彼に頑張ってほしいなと思う。俺も正直言って、彼とやっていける年齢はほとんど残ってないから。長くは待てないから。早く上げってきてほしいね」
◇第7試合◇
▼GENOMEニューイヤーズイブ スーパーマッチ(GENOMEルール)/60分1本
○藤田和之(6分08秒 レフェリーストップ)X澤田敦士【藤田の話】「(試合を振り返ると?)振り返って? 振り返る必要ねえじゃん。あんな大地の試合を見せられたら、もう覚えてねえよ。なんだよ、大地は。話にならねえ。(どんな気持ちから大地選手を制裁した?)なんもねえよ。予定調和じゃねえよ。モニターを見て、クソみたいな試合だったからぶち壊した。話にならないね。ぬるい。このリングはぬるくなっちった。俺と小川にも責任があるよ。(どんな気持ちで湧き出た?)もうIGFをぶっ壊してやる。全部ぶっ壊してダメにした方がいいよ。もう一回作り上げてやる。話にならねえよ。(そのぐらいぬるいリングになった?)ぬるいよ。俺はいつだって業界に干されたって構わねえからさ。どうしようもねえよ。先月、天龍さんのところで両国に来たけど、変わらねえよ。付き合ってああいうことをやったけど、リングでああいう仕事をしたよ。ブーイングもいろいろあったよ。簡単だよ、そんなのを乗っけるの。話にならねえよ。あとはみんな覚えてねえだろ? そういうことだよ。今のプロレスはぬるいってことだよ。ストレスが溜まってんだよ。俺がバーンって取ったら大喜びしたよ。あんなもんだよ。(溜まっていたストレスが爆発した?)小川は小川で頑張ってるよ。アイツはアイツでいいよ。アイツには何にも言うことはない。話にならねえのは大地だよ。澤田も変わらねえよ。なに、外で選挙? 確かにアイツは心構えはできてるよ。覚悟もできてる。覚悟はできてるけど、心の準備はできても、体の準備はできてない。そんなのわかるじゃん。選挙に出て、練習もしてねえで、朝から晩まで飲み歩いているヤツがなんで勝てるんだよ。それをなんで俺を指名するんだよ。バカにされてんだろ? そう思わない? 腹が立ってしょうがねえよ。(大地選手はこれからどうしたらいい?)どうしようもねえよ。一回潰れて投げればいいんじゃないか。辞める気でいいんじゃない。どうでも。俺は知らない。話にならないよ。なんだよ、あれ。(橋本真也選手の戦いぶりを見ていたらからこそ?)見ているから言ってんだよ。見ているから。いやあ、参ったね。モニター見てて涙が出てきたよ。それだけ。終わりだ。みんな死んじゃってる。終わりだ、終わり。解散」
◇第8試合◇
▼IGF WORLD GP 2015決勝戦(IGFルール:オープンウェイト)/5分3R
○オリィ・トンプソン(1R、2分08秒 KO)Xフェルナンド・ロドリゲスJr.【来場したジェロム・レ・バンナ、マネージャーであるメリッサ夫人の話】
バンナ「(メインの試合を見た感想は?)新しい顔がIGFに出てきたのでいいことだと思います。(試合をしたかった?)オフコース(もちろん)、イヤー、オフコースオフコース。IGFは家族だから。(別のイベントに出場予定だったが?)イヤ、イヤ。長い話だから全部は話せないけど。イノキサンから空いているんだったらどうなんだと言われ、もちろん日本が大好きだから来ました。それだけです。(来年以降もIGFからオファーがあれば出る?)オフコース×5。言ってもらえればすぐ来ます。(バルトとの試合をキャンセルしたことで、RIZIN側は法的措置も辞さずと)いいですよ。そういうことになったら自分にも弁護士がいるので大丈夫です。日本の人が大好きだし、日本のために今まで闘ってきたし、日本が嫌いになったんじゃないかとネットで書かれていたかもしれないけど、そういうことはありません。日本が大好きだし、日本のためにいつも闘ってます。(今後も日本で試合をしたい?)イヤ、オフコース×2。2016年、どこでオファーがあれば闘います。(K-1ルールと総合ルールどちらで?)時と場合によるが、どちらでも。とにかくアクションをしたい。(対戦したい相手はいる?)ノーノーノー。(キャンセルした一番の理由は?)万が一裁判化されたら材料として使われるかもしれないので、それについてのコメントは控えたい」メリッサさん「まず2つ理由があります。一つは、契約の部分ではコロコロ内容が変わったので、それに対しては決定ではありませんでした。決定せず話がどんどん進んでいった。2つ目は、ジェロムがトレーニング中に左の足を痛めたので、試合はなくなりました。ジェロムはもちろん2016年は日本で闘いたいと言っていますので、本人が納得するようなオファーさえあれば、日本で試合をします(ここでバンナが「IGF!」と口をはさむ)。(バルト戦でオファーが来ていた?)交渉中でした。新団体というのもあるので、交渉が下手だったのかもしれません。ジェロムはサインはしてません。彼らは私たちがウソをついていると言っているかもしれませんが、真実はそういうことです。ジェロムはIGFで次の試合をしたいと言ってます。以前、東北のツアーにも参加し、大好きな日本を助けたIGFという理由で。ジェロムにとってはチャリティーなどが大事なので、そういう部分を含めて今後は交渉もしていきたい。
(足を痛めたのはいつ?)12月22日のトレーニング中に5月からの古傷が再発しました。来年1月あたりに手術をする予定です。MRIを含めちゃんとした証明は出せます。試合はどちらにしろ無理だということです。日本では彼らがなんと言っているかわかりませんが、本当の話はそういうことです。(契約はしていなかった?)最終的な契約は一回もサインしていません。(RIZINサイドはサインしたと言っているが?)彼らがウソをついているんだと思います。プレッシャーをかけて私たちを悪く見せようとしているのかもしれませんが、本当はそういうことです。最終的な契約はサインしていないので、問題ないはずです。(最初の時点ではどういうオファーだった?)スモー、バルト?とMMAファイトのオファーです。(ヒョードルと対戦する話は?)それはウソです。そんな話はありませんでした。バルト戦のオファーが来て、交渉はしたんでうけど、納得するような形ではなかった。そして、交渉している最中に足をケガしたので、こういう形になりました。ですので、サインはしていません。(折り合わなかった条件は、対戦相手、ギャラ?)バルトではないです。(ここで退室していたバンナが戻ってきて「まだか?」といった様子)とにかく契約上の内容です」
【猪木総括】「(大晦日恒例の両国大会が終わったが)オレもノータッチなんで、みんな頑張って。ご時世的にいろいろ大変な時代を迎えてますけど、いつも希望を持って一歩踏み出す勇気を。そういう意味では来年、いろんな計画が決まってます。選手たちも正直言って新しいスターがどんどん出て来てもらわないとね。そういう意味では、そういう年になってほしいと思ってます。
(メインでは格闘技のトーナメントでイングランド代表の選手が優勝したが)まあブラジルの方がアレかなと思ったけどね。さっき言った、まさかの話をしましたけど、やはりイベントというのはまさかがあった方が面白いので。その点では、アレっと思った一瞬でしたからね。横向いてたから見てなかったけど。
(新しいスターになってほしい?)まあ、来年もう何回かお話ししたとおり、マカオの興行という、年開けてすぐに、すぐじゃないけど、19日かな、記者会見を予定しています。そういうことで、日にちも年内の早い時期に興行をおこなえる。これはいまの中国政府の方針でもあるので、マカオが博打だけじゃなくてエンターテインメントのテーマパークであるとか、そのへんも政治の場にいますとそういう情報も入ってきたり。そういう意味ではまあ、こないだもスリランカ、あるいは各国いったときに外務大臣や大統領に、非常に議員外交というか、日本外交、そういうものを含めて私の立場でやってます。その中で、IGFが少なからず、自分たちが置かれているポジションというのを理解してくれれば。まあもうちょっと単なる試合をするだけじゃなく、そういう意義というのをわかってくれれば。まあ前から言ってるようにIGFの姿勢というものを、一体感ができると思います。
(藤田が澤田に勝ち、このリングはぬるくなってしまったと怒りを口にしていたが)怒りはそれぞれいろんな怒りがあるんでね。ただあの、要するにパフォーマンスなのか、心底…怒りを超えたとき、本当の闘いをやったときに友情が生まれるというね。そういう意味では、より熱い闘いをしながら、怒りというものが愛に変わるような、そういうものをリングの上からのメッセージじゃないですけど。(そのへんを2016年に見せてほしい)来年はもうちょっと私もプロレスを勉強して(笑)。不勉強で、フッフ(笑)。
(小川と大地の試合は見ていた?)はい、見てました。(思うところは?)そうですね。まあ複雑な、心理というか、逆に小川の方が複雑だろうと思うんですね、心理的には。大地の方はまだまだ、それがわからないというか。歴史というのはそういう意味では、その機微で起きたこと、ちょうど今年が70周年ということで、戦争の。今日も朝やってましたけど。その時間を過ごしてないと話だけではわからないと。そういう意味では、小川が、まあアナウンサーも言ってましたけど、自分を通じてのメッセージと。それがどう伝わったかわかりませんが。
(別の会場で格闘技のイベントもあり、業界が盛り上がりつつあるのかと)そうですね。みんなで渡れば怖くないと、日本人のいい点であり悪いというか、一方を向くと全部がテレビ局がそっちに、まあワイドショーを見てればそのとおりで。いま格闘技が、今日もTBSですか、あとフジか。うちのはBSなんですけど、いいことではあるんですけど、逆に、なんべんも言うように新しいスターというかね、それが、今回の、アレを見てれば、五郎丸じゃないけど、そういうのが出てくるとスポーツというのは一瞬にしてブームが起きたり変わったり。ゴルフを見ててもそうだし。そういう意味では新しい人が早く出てきてほしいところです。
(2016年のIGFに向けて一言抱負を)来年選挙なんでね(苦笑)。なかなかそっちに回らなきゃいけないし、オレは別に政党があろうとなかろうと、独自のアレで動いていけるんですけど、やっぱり政治というのは群がるというか、ある意味では数の世界ですから。そこは来年の選挙というものは。この人を政治の場に残してあげたい、出したいって人が、ホントの意味で付き合っていく中でいるんでね、選挙戦は大暴れできるように、リングに上がって特訓をしようかなと思って(笑)」
新年あけましておめでとうございます、本年も「伊賀プロレス通信24時」をよろしくお願いします。“RIZINをぶっ飛ばせ”をテーマに行われたIGF恒例の大晦日興行、メインはMMAなれど実質上のメインはGENOME(プロレス)ルールマッチの3試合、第6試合の橋本大地vs暴走王は大地がキックや袈裟斬りチョップで奇襲をかけ、暴走王はたまらず場外へ逃れるも大地はナックルや袈裟斬りで攻め込むが、暴走王が張り手を浴びせてから試合の流れは変わってしまう。
リングに戻っても張り手で返す大地に暴走王は張り手で応戦しダウンさせると、大地の顔面を踏みつける、立ちあがった大地はバックドロップで反撃しマウント掌打からDDTを決めるも、大地のキックをキャッチして払った暴走王は張り手でダウンを奪い、意識朦朧としたところで側頭部への蹴りを浴びせて試合はストップ、暴走王は久しぶりに暴走王ぶりを見せつけ大地を叩き潰した。試合後に暴走王がアピールし、大地が担架で運ばれる最中に澤田戦を控える藤田が現れ大地に張り手や膝蹴りを浴びせ場外へと放り投げる。起き上がった大地は藤田を睨みつけるが、藤田は頭をぽんぽんと叩いて場外へ放り投げる、澤田が入場するまで待機となる。
藤田は澤田と対戦し序盤は藤田がグラウンドで先手を奪うと、澤田の張り手から打撃戦を展開、澤田が頭突きで浴びせれば藤田はエルボーや張り手、膝蹴りを浴びせ、澤田もグーパンチ、逆水平から払い腰を決めるも、藤田はグラウンドで形勢逆転、しかし澤田もバックドロップから払い腰と譲らず、バックドロップを連敗、しかしすぐ立ち上がった藤田はナックルを一閃し澤田はダウンすると制止するレフェリーを振り切って頭部を蹴り倒し、試合はストップ。藤田が勝利を収めるも藤田はサッサと退場、澤田は担架送りとなった。
正直いって暴走王vs大地は期待していなかったが、それを裏切る内容、きっかけは大地の打撃だったのかもしれないが、大地によって暴走王が昔の暴走王に戻ってしまった、暴走王は橋本真也からのメッセージだと大地に対してコメントしていたが、自分は逆で大地が橋本真也になりかわって暴走王に激を飛ばしたのではと思ってしまう、じゃあ藤田の制裁の意味は何だったのか?藤田は不甲斐ないとしているが・・・
また藤田はIGFは生ぬるいとして全体をIGFを批判したが、藤田が今更どう変えてくれるのというものがある、藤田は石井慧との再戦などいろんなことをIGFにアピールしてきたが何も応えてくれなかった、藤田にしてみればIGFが変わらなければという最後通牒みたいなものだろうが、猪木イズムだけを標榜するIGFの体質が簡単に変わるとも思えない。
メインはIGF WORLD GP2015トーナメント決勝が行われるが、特別立会人としてRIZINでのバルト戦を拒否してドタキャンしたジェロム・レ・バンナが出現した。
バンナによると猪木からの直接オファーでIGFに来場したことを明かしたが、RIZINに関してはマネージメントを務めるメリッサ夫人が経緯を説明しRIZIN側がウソをついているとして非難した。
確かに榊原氏とメリッサ夫人との見解を見比べても食い違いが出ているものの、どっちがウソをついているかどうかに関しては泥仕合になった以上どっちが正しいかどうかはわからない。わかるのはバンナ側のIGF来場は完全にRIZINに対するあてつけ行為であり、話し合いとしているRIZIN側としても態度を硬化せざる得ないのではないだろうか・・・ただバンナとRIZINにトラブルに関しては決裂後に猪木がオファーをかけたことからIGFはタッチしていないことは確かだが、RIZIN側がどう判断するか・・・今日IGF Inoki Bom Ba Yeに来てくれたみなさん本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
— SimonInoki (@IGFSimonInoki) 2015, 12月 31【謹賀新年】 新年あけましておめでとうございます。 昨日のイノキボンバイエ2015にご来場頂いた皆様、有難うございました。 結果は御周知の通り。 私が一番プロレスを舐めていたという事です。 藤田和之選手ありがとうございました。 ともあれ、本年もよろしくお願い申し上げます。
— 澤田敦士 さわだあつし (@baimeiou) 2015, 12月 31