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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

主役強奪!飯伏幸太がIGFを喰ったという現実

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主役強奪!飯伏幸太がIGFを喰ったという現実

5月29日 IGF「アントニオ猪木vsモハメド・アリ 格闘技世界一決定戦40周年記念プレ大会 GENOME36」 エディオンアリーナ大阪 6325人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼地元ナニワの大阪ヤングパワーバトル/15分1本
○TORU (6分37秒 逆エビ固め)X菊池悠斗


◇第2試合◇
▼九州被災地復興支援エキシビジョンマッチ/10分1本
△桜島なおき(10分時間切れ引き分け)△佐々木日田丸


◇第3試合◇
▼「大阪軍vs東京軍」/20分1本
空牙 ○マグニチュード岸和田(13分35秒 ジャーマンスープレックスホールド)長井満也 Xベアー福田

◇第4試合◇  

▼クラッシャー川口引退七番勝負第3戦/30分1本
○クラッシャー川口(3分25秒 レフェリーストップ)X吉田貴広


◇第5試合◇
▼飯伏幸太スペシャルマッチ/30分1本
○飯伏幸太(8分08秒 エビ固め)Xタノムサク鳥羽
※シットダウン式ラストライド


【試合後の飯伏】
――初めてのIGFでの試合を終えた今の気持ちは?


▼飯伏「自分は常に研究していきたいということを言ってきたんですけど、今日の段階ではこれが成功なのか、失敗なのか、それはわからないです。ただ、鳥羽選手はいつもにもまして気合いが入っていて、パンチが結構ヤバかったです。でも、いいものは提供できたんじゃないかな。初めてのIGFですけど、出せるものは出せたと思うんで」


――2人とも尋常じゃないほど殴り合ったが?


▼飯伏「昔、DDTの頃は毎日殴り合っていたんで。いや、今日も気持ち良かったですね」


――グローブを付けて戦った理由は?


▼飯伏「これは単純に対戦相手がグローブを付けているんで。それはちょっと自分の中で不利じゃないかなと思って。同じグローブを付けて戦いました」


――今日は気持ち良くやりあえた?


▼飯伏「そうですね。飯伏プロレス研究所を立ち上げて、これが本当に初めての経験だったんで。非常にいい結果だったと思います」


――IGFのリングでなぜ鳥羽選手を相手に選んだ?


▼飯伏「いろいろあったんですけど、自分の中で今までやっていたプロレスというものが、初めて出るIGFのリングでも通用するかどうか、自分の中で研究したというか、実験したというか」


――その中で、お客さんの反応やリアクションはどう感じた?


▼飯伏「自分が試合をやっている中では、凄くいい反応には感じました。でもそれは、例えば猪木さんがどう思ってくれたとか、そういうのはちょっと自分の中ではわからないですけど」


――リング上で「次に上がる時は最強の人と戦いたい」と言っていたが?


▼飯伏「最強の人っていうのはみんなが想像してくれればいいかなと。ここではあえて言う必要はないというか。別にIGFのリングじゃなくても、その人と戦えればいいなと」


――今後の参戦については?


▼飯伏「それはまったくわからないですね。それはオファーしてくれたら、何も被ってなければ出させていただきたいですし。それはわからないです」


――実験が成功したか失敗したかわからないと言っていたが、その答えはいつ出る?


▼飯伏「皆さんの反応だったり。試合をやっている時の自分の中では、成功したとは思っています。でも、それは僕が決めることじゃないんで。皆さんがどう思ったか。それが僕の中で一番重要というか」


――IGFで試合をして、少なからず闘魂が宿った部分はある?


▼飯伏「まあ、あるでしょうね」


――それがあの殴り合い?


▼飯伏「そうですね。普段はあそこまでグローブマッチでも殴り合わないですけど。久々に思いっきり感情を出して行きたかったと」


――猪木さんとは言葉を交わした?


▼飯伏「僕は一度も…」


※ここで急きょ、猪木が待つ控え室を訪問することに。飯伏は緊張した面持ちで控え室に入る


▼飯伏「失礼します。今日はありがとうございました。はじめまして。飯伏です」


▼猪木「なんだ、気合いを入れて欲しそうな顔をしているじゃん」


▼飯伏「お願いします!」


▼猪木「みんな出世するんだよ、気合いが入ると」


▼飯伏「本気でお願いします!」


※猪木は腹部に拳を付けて気合いを入れると、「ダッ!」っと雄叫びもろとも闘魂ビンタを叩き込む。飯伏は頬を押さえると、感慨深げな表情を見せた。その後、猪木とともに「ダー!」と拳を突き上げた


▼飯伏「ありがとうございました!」


※再びコメントブースに戻ってくると


――アントニオ猪木さんとの初対面が実現し、闘魂を注入されたが?


▼飯伏「自分の中では闘魂を注入してもらったことが、まず第一のIGFに出たことの目標というか、出たことの達成というか。これで自分がどうなるか。ちょっと楽しみですね」


――闘魂研究をしたいと言っていたが、その一端には触れた?


▼飯伏「それだけに関しては完全に成功というか。闘魂に一発目で触れることができたんで、非常に良かったと思います」


――初めて触れたアントニオ猪木はどうだった?


▼飯伏「今でも圧倒されてるというか。まだ、現実感がないというか」


――強烈なビンタだったが?


▼飯伏「あれに関しては気持ち良かったです。ああ、痺れましたね」


――今後の研究に向けてのいいエネルギーになった?


▼飯伏「そうですね。今までなかった部分を新たに注入されたんで。それが凄く良かったなと。これによって自分がどうなるか。今後、プロレスラーとしてどれだけ上がっていけるか。楽しみですね」


◇第6試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/45分1本
○王彬(ワン・ビン) アレクサンダー大塚(14分35秒 エビ固め)船木誠勝 X冨宅飛駈
※パワーボム


◇第7試合◇
▼IGF新時代タッグマッチ/45分1本
○鈴川真一 青木真也(12分55秒 レフェリーストップ)崔領二 X不動力也


 【試合後の鈴川&青木】
――メインイベントを終えた率直な気持ちは?


▼青木「うーん、お粗末。以上です」


――それ以上の言葉はない?


▼青木「お粗末。今まで生きてきた中で一番苦痛な時間だったと思います」


――鈴川選手は?


▼鈴川「崔が早い段階から俺に噛みついてきたけど、あんなもんだったっていう。崔にしろ、不動にしろ、あの辺のレベルがIGFに上がると、こういう感じになっちゃうから。ベルトを1個や2個取ってからIGFに上がった方がいいんじゃないかっていう。ここと組むのもビックリだったけど。ミスターXが青木っていうね。対戦相手がちょっと不満があるな。まあ、勝ちは勝ちだけど。次はマカオも控えているし、次に行くよ。以上」


※鈴川が先に立ち去る


――青木選手としては対戦相手とすれ違う部分が合った?


▼青木「そうですね。まあまあ、僕のやりたいことじゃないんだよね。試合が決まってから試合が済むまで、非常に苦痛な時間でした。でもまあ、僕が楽しくないことは見ても楽しくないんだなってのも非常によくわかるし。現状はここ。現状はここだから。涙も出ないよね。こういうことを言うのもあれだけど、金が欲しくて試合をしているわけじゃないからさ。別に金だったら、試合をしなくても食っていけるぐらいあるよって。やりたいことをやりたくて、好きなことをやりたくてやってるから。やっぱりこういうことになったのは非常に寂しいですよね」


――その寂しさというのは相手に対してもそうなのか、それともこういうシチュエーションもそうなのか…


▼青木「相手…まあ、全てに対して。舞台に対して。好きだったんだけど、ちょっと難しいかなって。いろいろ考えないと。本当に寂しいですね」


――IGFは今回から新しい形になると打ち出したが、ここでこういう結果になるとは思わなかった?


▼青木「そうですね。もう何にも言えないよ。今までのものがよかったとも思わないけど、独自性もあったし、やりたいこともあったし、自分たちがやりたかったこともあったし。これになるともう、小遣いもらいに来ているみたいな話になっちゃうからさ。MMAファイターがアルバイトしに来ているみたいな見られ方をこれだとするから。こんなことしてたら、そう思われてしかるべきだと思うし。だからこそ、非常に無力感というか、どうしようもない気持ちがありますね。MMAで負けるより悔しいんじゃないの?」


――前回に小川選手とやった時は得るものが大きかった?


▼青木「自分の中では凄く大きな試合で、それとの差がありますね」


――今後に向けては?


▼青木「今後はIGFに限らず、自分が情熱を燃やせる舞台に立っていたいなという気持ちはあります」

【サイモン猪木取締役の総括】「どうなんだろう。頑張ってる選手は頑張ってたなと思いました。会場のファンたちの反応を見ると、沸いてたところは沸いてたと思うんですけど、これが全部IGFかといったらIGFらしさでもないところもあったので。難しいなと。(ヤジも飛んでたが?)ヤジに関しては全然OKというか。もっともっと言ってほしいかなって。(IGFらしい、らしくないという意味で、今後はどうしていきたい?)イノキ・ゲノムなんで。猪木さんの団体だから、やっぱり猪木さんのカラーを出していきたいなというのが本音のところですね。闘いとホントのストロングスタイルはこっちだと思ってますから。闘いのあるプロレスっていう部分ではもっとIGFらしさを出したかったなって。IGFらしさをもっとっていう。猪木さんと直接触れ合ってない選手が多かったので、それはわからないだろうとは思います。でも、すごくいい選手はいっぱいいたなと思います。

(飯伏は?)すごいなっていうのはありましたね。会場人気はすごかったですね。また、うちの旧IGFの人たちと試合してもらいたいなって気持ちはあります。(メインは?)グチャグチャでしたね。おかしいなって。まだ選手と話してないからあれですけど。(青木は「せつない」と話していたが?)マッチメークに関しては難しいですよね。選手全員の意向は聞けないですけど、闘い含めて、そういうのを求めてるのはわかってるつもりです。実際に小川さん含めてほかの試合のときは頑張って、試合やってましたしね。(マカオ選考は?)バタバタしながら見てたので、ゆっくり全試合をちゃんとチェックして、スタッフで話し合ってきめたいと思います。世界大会もありますから。IGFらしさで世界に通用する選手たちを集めて、大会をやりたいと思います。(今後は?)海外と国内、両方考えてます。マカオ以外で? はい。場所はまぁIGFなんで言えないですけど、ちゃんと考えてます。国内も夏、秋ぐらいにやれたらなとは思ってます」
 
 IGF大阪大会に飯伏が参戦、対戦相手はXとされたが、相手に登場したのは元DDTでキックボクシング出身の鳥羽、相手が鳥羽ということで飯伏もグローブ着用で試合に臨んだ。
 試合は飯伏がハイ、ジャブ、ミドルと攻め込むも、蹴り脚を掴んだ鳥羽は右ストレートを炸裂させ飯伏はダウンし、鳥羽はハイキックで追撃して再度ダウンを奪う。
 2度もダウンを奪われた飯伏はソバットからオーバーヘッドキックで反撃し、場外に追いやったところでバミューダ・トライアングルを発射、だが鳥羽はかわしセコンドに着いていたDDTの伊橋に直撃してしまう。
 だが飯伏は構わず場外戦でもストレートで殴りあいを展開、花道にも雪崩れ込んでからも殴り合い、伊橋もなぜかグローブを着用して介入するが、飯伏は返り討ちにする。
 リングに戻った飯伏はボディーアッパーで鳥羽をダウンさせ、その場飛びムーンサルトプレスを投下、更にジャーマンを狙うが鳥羽もバックブローで阻止し、クロスカウンターからハイキック、更に大振りのフックを狙うも、かわした飯伏はドラゴンスープレックスを決め、起きた鳥羽もストレートで応戦する。
 再び殴り合いとなるが、飯伏がラリアットを浴びせると、最後はシットダウン式ラストライドで3カウントを奪い、勝利を収めた。
 飯伏は試合後もIGF参戦を希望し、コメントブースでも総帥であるアントニオ猪木と対面して闘魂ビンタを求めると、猪木は期待通りビンタを浴びせ飯伏を激励した。


 メイン鈴川がXと組んでプロレスリングLAND'S ENDの崔、不動と対戦、鈴川のパートナーXには対戦相手が決まっていなかった青木が起用された。だが試合はなかなか噛み合わない攻防が続き、最後は不動のパワーボム狙いをリバースした鈴川がマウントからのマーダービンタの連打でレフェリーストップ勝ちとなるも、最後まで盛り上がりにかけたままで終わってしまい、公務で欠場となった澤田敦士が駆けつけて「1.2.3ダー」で締めくくった。


 飯伏参戦が決まったときはカード次第では期待が持てるのではと思っていたが、カードが発表されると、経費削減を物語ったカード編成となり、飯伏の相手は期待できないと思っていた。
 飯伏の試合は特別なのかというと相手となった鳥羽や、セコンドに駆けつけた伊橋との絡みも含めて飯伏はDDTでやってきたことをIGFでやったに過ぎない、今まではIGFにとってDDTは見下していた存在に過ぎなかったが、見下していた飯伏の試合が一番盛り上がってしまったという現実、ある意味痛快でもあった。


 肝心のIGFの試合が盛り上がりに欠けたというか、飯伏が高めたテンションを生かしきれなかった、本来なら飯伏や青木ではなく鈴川が主役を張り、メインではこれからのIGFを試合を通じて示さなければならないのに、大きなインパクトを残せないままで終わった、だが肝心の選手たちが何故なのかというものに理解がないししようともしない。


 IGF大阪大会は飯伏が主役を奪ったことでIGFを喰ってしまった、しかし飯伏に食われても響こうともしない、飯伏の起用は本当に成功だったのかどうか・・・・

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