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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

竹下幸之介・21歳、デビュー3年目でKO-D王座を奪取!

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竹下幸之介・21歳、デビュー3年目でKO-D王座を奪取!

5月29日 DDT「Audience2016」後楽園ホール 1633人 超満員


<アピール、コメントなどはDDT公式より>
◇アンダーマッチ◇

▼15分1本
松永智充 ○岩崎孝樹(5分50秒 体固め)エディ・フレンチ Xレッカ
※キャプチュード


◇オープニング◇
(亜門GMがグッズ紹介、路上プロレスまたビヤガーデンプロレスの開催などを告知すると、KAIと大家健が登場)
亜門「ちょっと待ってください。KAI選手ですよね」


KAI「初めまして、今林さん!」


亜門「今林じゃないです! 鶴見亜門です!」


KAI「WRESTLE-1のKAIでございます!」


亜門「あの…どうしたんですか」


大家「ガンバレ☆プロレスでタッグで勝ったんですよ! 意気投合したんですよ!」


2人「タッグと言えば! KO-D!」


KAI「KO-D無差別に!」


亜門「無差別じゃないですよ、タッグですよね?」


KAI「タッグだ! KO-Dタッグに挑戦させてください!」


2人「させろ! させろ! させろ!」


亜門「うるさいよ! 黙れ! KAIさん、WRESTLE-1のチャンピオンですよね。会社と会社の関係とかいろいろあるんで」


KAI「GMと大社長、同じでしょ!」


亜門「GMと大社長は違いますよ!」


KAI「CEOと大社長か! んなことはどうでもいいんだよ! させろ!」


2人「させろ! させろ! させろ!」


亜門「黙れって言ってんの! とりあえず会社と話し合わなきゃいけないので、今日のところはOKできないので、とりあえず待っててください。(場内『え~』)え~じゃねえだろ! 考えたらわかることだろうが!(場内ブーイング)とりあえず前向きに検討させていただきます」


KAI「やったー! 前向きってことはもうやるってことだな!」


亜門「決定じゃないから考えますよ。とりあえず今日はお引き取り願えますか?」


KAI「帰らない! 帰らない! 帰らない!」


亜門「時間もあれですし、KAIさん、試合じゃないですか?」


KAI「そうだやべえ! 今日神戸だ!」


亜門「じゃあ早く帰って! 大鷲さん、早く出てきて! 走って! 時間押してますから! スタートだけ言ってください!」


KAI「(大鷲を見て)伊藤先輩! ご無沙汰してます! 悪冠一色で職務怠慢・素行不良で解雇されたの見てますから! ウチにもいますよ、同じのが」


亜門「とにかく時間ないので、スタート言ってください」


KAI「じゃあ俺が自由に! 自由に! 自由に!スタートします! それではDDT後楽園大会、スタート!」


◇第1試合◇
▼KENSOが「KING OF DDT 2016」トーナメントにエントリーできるかどうかを再査定する試合/30分1本
○KENSO with チェリー(5分59秒 片エビ固め)X高木三四郎
※葉隠れ


(試合終了後)
亜門「KENSOさん、手段はどうあれ高木さんに勝ったことは間違いないのでKING OF DDT2016へのエントリーを認めます」


KENSO「まずこのKING OF DDTトーナメントにこのKENSO、出場します! ありがとうございます! そしてもう一つ。おチェリーちゃん。ウルトラセブンより着物のほうがいいね。脱ぎなさい」


(KENSOはロビンの衣装を脱がす。チェリーが水着姿になると場内から謎の拍手。)
KENSO「42歳! 独身! ビチーッと!」


◇第2試合◇
▼エニウェア・スタート4WAY6人タッグマッチ/30分1本
男色ディーノ ○ジョーイ・ライアン アントーニオ本多(8分1秒 エビ固め)大石真翔 X勝俣瞬馬 井上麻生
※スーパーキック 残り2チームはマサ高梨&梅田公太&赤井沙希、大鷲透&平田一喜&ワンチューロ


 
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▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
[第1073代王者]○ジョーイ・ライアン(12時38分 横入り式エビ固めを返す)[挑戦者]X平田一喜
☆ライアンが王座防衛に成功


◇第3試合◇
▼Road to KING OF DDT 2016/30分1本
石川修司 ○マッド・ポーリー(8分02秒 片エビ固め)X遠藤哲哉 樋口和貞
※リバーススプラッシュ


◇第4試合◇
▼DDT EXTREME級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○LiLiCo (7分05秒 タイタニック式エビ固め)[第35代王者]Xスーパー・ササダンゴ・マシン
☆ササダンゴが3度目の防衛に失敗、LiLiCoが第36代王者となる


(試合前、まず、セコンドの大石を連れてササダンゴが本部席へ移動し「王様のブランチのレギュラーになる方法」の煽りパワポを開始せんとするが、ここでLiLiCoが渡瀬とともに登場してササダンゴをリングへ下げさせると煽りパワポ「DDT EXTREME選手権のマネジメントについて」をスタートさせる。LiLiCoは自身の自己紹介から続いてササダンゴについて「体だけは大きいので試合になると垂直落下式リーマンショックにだけは気を付けなければならない」とする。職業柄、ムダに体の大きいだけが取り柄のササダンゴを映画に例えるなら大きさだけが取り柄の映画『タイタニック』だとし、贅の限りを尽くしたタイタニック号は氷山にぶつかって沈没したわけで、これを置き換えると贅肉の限りを尽くしたササダニック号も絶対に氷山にぶつかって沈没するという。映画コメンテーターとして分析した、この試合のポイントは以下の通り。
①上流階級の娘、リリコ・ウィンスレットと貧しい青年、ワタセプリオの悲しい恋の行方。
②パニック映画さながらの緊迫感あふれる展開から、ササダニック号と氷山(セコンドの大石=氷のように冷たいハートを持っている)がぶつかる。
③悲劇の別れを予感される2人の熱いキスからのタイタニック式クロスボディーで完全勝利。


(試合終了後)
亜門「ベルト奪取おめでとうございます。めちゃめちゃ感動しました! 次のタイトルマッチなんですが、できれば7月3日の博多でやりたいんですけど…」


LiLiCo「いいよ! こっちのほうが大事」


亜門「ありがとうございます!」


LiLiCo「やるから誰でもこーい!」


【LiLiCo&渡瀬の話】
LiLiCo 「はい、勝ちましたよ。」


――見事、EXTREME級王座一発挑戦で王座奪取しましたが。
LiLiCo もちろん、もちろん。何?


――アイアンマンのベルトとはまた違う感触だと思うのですが。
LiLiCo 「重い! 重いね。やっぱ重いね。奴も重かった。相手が。でも獲って当然。」 


――渡瀬選手から見てLiLiCo選手の王座奪取はいかがでした?
渡瀬 「最高でしたね。映画『タイタニック』って言っていたんですけど、ひとつだけ違うところがありました。映画のタイタニックは最後ジャックが死んでしまうんですけど、僕は死ななかったです。LiLiCoさんを愛しているからです。」


LiLiCo 「私も愛してるよ。フフ…。」


――後楽園ホールがまるでタイタニックが沈む海のように見えましたが、この先EXTREME王者としてどのような防衛戦をイメージしていますか?
LiLiCo 「イケメンとしかやらない! 相手イケメン。イケメンを蹴りたい!」


――イケメンを蹴りたい?
LiLiCo 「うん。なぜならば一番のイケメンはここにいるからね!(渡瀬と見つめ合う)」


――早速、博多での防衛戦をGMからオファーされましたが、EXTREME王座はチャンピオンがルールを決めることが出来ます。何か考えているルールとかはありますか?
LiLiCo 「もちろん、イケメンじゃないとダメ! 一番はここにいるからね。そこからはこれからすっげー厳しいやつを考えたいなって思って。まだ1ヵ月くらいあるんで。私、すっごい一日一日、めっちゃ成長しているんで。いろいろ(渡瀬から)教えてもらって。深いところを。ウフフフフ……だから待っていてください。」


【ササダンゴの話】
――試合前の煽りパワポも取られた上に、試合でも敗れてベルトまで獲られてしまいましたが。


ササダンゴ 「何かあの…人として、プロレスラーとして、まぁプレゼンとするということ……LiLiCoさんの一番強みがやっぱり映画の見どころをプレゼンするということ。だからそれを取って、これだったら勝てるなって思われていたんでしょうね。で、あくまで自分が作ったフォーマットというかテンプレートのようなのを使って、上手にコメントして、まるで『王様のブランチ』を見てるようでしたよ! 本当に。で、一番悔しいのは俺が大事に囲っているイラストレーターの澁谷玲子さんに勝手に発注して! 言わないですからね、イラストレーターは。LiLiCoさんから発注が来てるってことを俺に! そういうところが本当にいろんな力を使っているなっていうか、敵はLiLiCoだけじゃなくてこのDDTにも(いる)。
何か安心出来ないっていうか……もうプロレスで負けて、歌もあれLiLiCoさんが歌っているんでしょ? リリーヌ・ディオンが歌っているわけですよ! ちょうどいい英語の歌詞と日本語の歌詞のバランスとか。何かもう……EXTREMEでああいう試合して勝ち続けたかったなっていうことを、全部LiLiCoさんにやられるっていう。化け物ですよアレ! 化け物、45歳の化け物ですよ! 控室では何か「ちょっと体調悪いわ」とか、女性特有の体調の悪さみたいなものをアピールしてて。「鉄分が足りないわ」「鉄分が足りないわ」みたいなことをずっと言ってたくせに、何か全部騙されましたね! 全部騙された! ……まあイチから出直しますよ。イチから出直します。


◇第5試合◇
▼KO-D6人タッグ選手権試合〜チームドリフさよならシリーズ・ファイナル〜チームドリフ解散マッチ/60分1本
[第25代王者組]石井慧介 入江茂弘 ○高尾蒼馬(9分57秒 エビ固め)[挑戦者組]HARASHIMA Xヤス・ウラノ 彰人
※ジントニック
☆石井&入江&高尾が初防衛戦に成功。試合後、王座返上


(試合終了後)
高尾「今日は皆さんの応援のおかげでこのベルトを最後に防衛することができました。本当に今日は100試合目ということであっという間に終わってしまいましたけど、本当に2人ともありがとう(入江、石井と抱擁を交わす。)


入江「この3人で巻くこのベルト。高尾クン、石井さんと最後に巻けて本当にうれしい。2人と応援してくれた皆さんに感謝を伝えたい。何があってもまた2人で一緒にやりたいし、生まれ変わっても2人と一緒にいよう」


石井「入江クン、高尾クン、ありがとう。今日、チームドリフとしての100試合目、勝利で飾れて嬉しいです。スマイルスカッシュとの対戦成績も5勝4敗で終えたことも嬉しいです。そして、GM。KO-D6人タッグのベルト、返上させていただきます(入江は泣き顔でベルトを渡し、亜門GMに抱きついた。)3年9カ月の長い間、本当に皆さん、応援ありがとうございました。チームは解散しますが各選手トップを目指してそれぞれの道で頑張っていきますので応援よろしくお願いします。本当に…長い間、ご声援ありがとうございました!」


【石井&入江&高尾の話】
――最後の試合で勝って王座防衛しましたが、ベルトを返上して解散となりました。いまの心境はいかがですか。
石井「解散はすごい寂しいことなんですけど、最後の100試合目を勝って、ベルトを持ったまま終われてすごいいい終わり方が出来たので。そこはホッとしているというか、嬉しいですね。」 


入江 「自分はもう試合前からこの石井さんのテーマで入場するのも最後だろうとか、試合中にタッチするときとか「このタッチがもう最後なんだ」とか、そんなことばっかり考え過ぎて。それでちょっと感極まってしまったところもあったんですけど。本当に改めて思ったのは、僕はもうこのチームが大好きなんだなってこと。まあこの大好きなチームで(KO-D6人タッグの)ベルトを持って、返上して、最後勝てたことは嬉しいんで。これから一人ずつ頑張っていきたいなと、いま思っています。」


高尾 「長い間組んできたんですけど、それは本当あっという間に時間が過ぎて終わったんだなって思えます。何か本当に濃い時間をみんなで過ごしてきたので、解散というのは寂しいですけど、また別々の道に行ってスキルアップして、またここに帰ってこられたらいいなとは思います。あとはベルトも防衛出来たので、本当にそういう意味では最高の日だったかもしれないです。」


――今後はそれぞれ別の道を歩んでいくことになると思いますが、早速KING OF DDTトーナメント一回戦で石井選手と高尾選手が当たることになりました。
石井 「お互いずっと組んできて、ドリフになってからはシングルで当たってないんで。すごい……まあ正直指名されて、少しはビックリしたかもしれないですけど……まあすごい燃えています。」


高尾 「ドリフになってからは一度もシングルで当たったことがないけど、ドリフになる前は何回も当たっていた選手でもあるので。で、ドリフを解散して一本目が石井君と当たる。自分の中ではそれがいいかなと思いました。」


――入江選手としてもKO-D無差別級のベルトは思い入れがあるでしょうし、トーナメントで再出発というのはいかがですか?
入江 「正直、坂口選手を怖くないと言ったら嘘になります。怖いからこそぶつかっていこう、全力で立ち向かっていこうって決めた相手です。このシングルとしての闘い、僕は無鉄砲という武器を持って、この闘いに挑んでいきます。」


――解散後のことで考えていることや決めていることはありますか?
石井 「いまはKODトーナメント、そこに集中したいと思います。」


高尾 「まず第一歩目の石井戦に集中したいですね。」


入江 「自分も見えているのはKO-D無差別だけですね、まだ。」


◇第6試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○竹下幸之介(24分42秒 クロスアーム式ジャーマン・スープレックス・ホールド)[第57代王者]X佐々木大輔


(試合終了後、亜門GMからベルトを受け取った竹下はそれを受け取り、リング下の佐々木に誇示してみせた。佐々木はエプロンに上がると竹下の握手に張り手で返して引き揚げた。)
竹下「ベルト、獲りました! KO-Dの無差別のベルト、やっと自分の元にやってきました。このベルト、獲れたことはもちろん嬉しいんですけど、僕は佐々木大輔に勝てたことがもっともっと嬉しいです。カリスマは自分の憧れの選手であり、お世話になっている先輩です。今日こうやって勝てたことはお世話になっている先輩に恩を返せたと思っています。まだまだ、いやここから竹下幸之介のプロレスで盛り上げていきますんで、皆さんよろしくお願いします」


亜門「竹下、おめでとう。すごい試合だった。次のタイトルマッチは7月3日博多大会。現時点では挑戦者は決定していません。いつでもどこでも挑戦権の保持者がそこで行使を宣言しない場合は私のほうで指名します…次の話を今してもな。ごめん、俺はそれが仕事だからさ。お誕生日おめでとう。21歳の若いチャンピオンがこれから俺たちをどこに連れていってくれるのか、どんな景色を見せてくれるのか楽しみにしているので頑張ってください」


竹下「僕がチャンピオンになって今言えることは一つだけです。僕がプロレス界の中心に、DDTの選手として立って盛り上げていくんで皆さん応援よろしくお願いします! ありがとうございました!」


【竹下の話】
竹下 「そうですね……なんでしょうね。えー……う〜ん。いままでこのコメントブースの横に僕、いつもいるんですけど、チャンピオンになった人のコメントとか、いつも横から聞いていたんですよね。自分がチャンピオンになったらどんな言葉が出て来るのかなって。いつもそれを聞きながら、自分ならどんな言葉が出るんだろうって、いっつも思っていたんですよね。でも言葉出て来ないです。それは佐々木選手が相手だからとか、感情がこみ上げてってわけじゃなくて、タイトルマッチでDDTの一番頂点のベルトがかかってる試合で、僕はすべてプロレスで出し切りたかったんで。僕の佐々木選手、カリスマに対する思いとか、KO-Dのベルトを巻きたい気持ちとか、先週の対ZEROで自分なりに成長したところとか、すべてプロレスで出したつもりなので僕は。とくにコメントはないです。」


――タッグのベルトを失って以降、ドン底というかスランプな時期があって、先日ZERO選手との試合で何か目覚めたというか、新しいものを見付けて今回のタイトル奪取につながったと思うんですけど、ZERO選手との試合と今日の佐々木選手との試合が続いたことが、竹下選手にとってはいい方向に作用した感じですか?
竹下 「そうですね。そういう意味では確実も運も味方していると思いますし、自分一人の力で勝ったのではなくて、もちろん先週闘って得たものが大きくて。HUBさんにも本当に……あの試合も大きかったと思いますし、最後勝ってハッピーモーテルのメンバーにもリングに上がってもらったんですけど、ハッピーモーテルの力っていうのも大きかったと思いますし、いろんな人の支えがあってこのベルトを巻けているので。ひとつ、頑張って試合に勝つ、勝ってこのベルトを巻く、そして巻き続けることが恩返しになると思っているので。一生懸命闘ってずっと防衛してやろうと思っています。」


――奇しくも今日が21歳の誕生日でしたが、デビュー直後から「DDTの未来」と言われてきた竹下選手が、こうして頂点のベルトを巻いたわけですから現在のDDTというか、竹下幸之介のDDTを作っていくことになると思いますが。
竹下 「そうですね。やっぱり先週の大阪での試合で、一番自分なりに思ったことっていうのは「ああ俺、遠慮してたんだな」っていう……力を出し切ってないなっていう。一生懸命闘ってきたつもりなんですけど、どっかで遠慮している部分っていうのがあって。それが先週で解放されました! 全部! 爆発しましたね! で、僕の中で最強のプロレスラーっていうのがZERO。ZEROに勝って……僕、結構プレッシャーに弱いタイプで実は。いつもタイトルマッチとか緊張して寝られないこともあったんですけどね。昨晩は夜の9時に寝ましたから! やっぱそういう人間的にもちょっと大きくなってんのかなって。ハートが強くなると、(今日の試合の)途中で佐々木選手にボコボコにされましたけど、全然気持ちは折れなかったし、もっといけると思ったし、絶対負けてたまるかって思いましたね。そこで一発張り手返したんですけど、これからも……いまはこうやってチャンピオンになっているんで、どんどんDDTの中心に立ってやろうと思っています。」


――KING OF DDTトーナメントも組み合わせが決定しましたが、王者として何か思うことはありましたか?
竹下 「あー、本当にチャンピオンなんで。僕がチャンピオンとして、このトーナメントに出ていないわけなので。もう誰が来てもいいですし別に。その前に7月に博多でタイトルマッチがあるってGMから言われましたけど、それも誰が来てもいいですし。もう僕は両国のメインを狙って、その後もベルトを巻いた自分しか想像出来ないんで。一生懸命頑張るだけっす。」


【佐々木の話】
――竹下選手に敗れてKO-D無差別級王座のベルトは獲られてしまいました。
佐々木 「まあ……認めたくないけど、完敗ですね。今日の竹下は何かいつもと違って。最近、挑戦者もそうだし、対戦相手全員に思っていたことなんですけど、こいつら勝とうとしてねぇだろって、リング上がる覚悟がなぇんじゃないかって、ずっと思いながら(試合をしていた)。俺はああなりたくなくて闘ってきたんですけど、今日の竹下はすごい……もう何か勝つしかないって言うのかな。覚悟……悔しいけど伝わってきて……完敗ですね。」


――王座からは陥落し、KODトーナメントの組み合わせも決まってしまいました。今後の佐々木選手はどのような方向に進もうと考えていますか?
佐々木 「そうっすね……今後……今後のことなんですけど、これまだ誰にも、会社にも相談してないんですけど、もう……佐々木大輔はリング上で残せるものっていうのはないのかなって思って。…………もう、やり残したこともないし……引退しようと思っています。」


――引退というのは、ちょっと唐突過ぎると思うのですが……。やり残したことがないというのは、今日竹下選手に敗れたことで感じたんですか?
佐々木 「そうですね。今日負けて……後楽園ホールの天井眺めながら、天井たけぇなって思って……また全部失って(涙声で)何かもう燃え尽きたというか。もう何か……これ以上、闘えないなって思って。」


――それは今日の試合が事実上の引退試合になるということですか?
佐々木 「うん、そうですね。もうちょっと、今日より先のことは考えられないですね。」


――タッグのベルトがそこにありますが、もう返上とかを考えるということですか?
佐々木 「そうですね。先のことはまだ…プロレス辞めて何をすればいいかまだ分からないけど、タッグのベルトは返上させてもらって。まあ今後のことは今日なのか、明日なのか、会社と相談して……そうですね。」


――恐らくファンは誰も納得しないんじゃないですか?
佐々木 「でも俺はもう納得したんで、これ以上もう残せるものはないです。10年……10年ちょっとやってきて、何とか頂点立てて本当によかったなって。(涙声で)自分自身、充実したプロレス人生送れたなって思います。ありがとうございました!」


――佐々木選手、最後にひとついいですか。もうすでに6月1日のBOYZにもカードに名前が入っているのですが……
佐々木 「BOYZ……じゃあ、そこで復帰します。」


――復帰?
佐々木 「はい。(タッグの)ベルトも返上はなしで。」


<6月5日春日部大会>
【KING OF DDT2016組み合わせ】
(A)トーナメント1回戦
○マッド・ポーリー vs 遠藤哲哉
(B)トーナメント1回戦
平田一喜 vs 彰人
(C)トーナメント1回戦
高尾蒼馬 vs 石井慧介
(D)トーナメント1回戦
石川修司 vs 梅田公太
(E)トーナメント1回戦
アントーニオ本多 vs KENSO
(F)トーナメント1回戦
マサ高梨 vs HARASHIMA
(G)トーナメント1回戦
ヤス・ウラノ vs 樋口和貞
(H)トーナメント1回戦
入江茂弘 vs 坂口征夫


<6月12日大阪大会>
○トーナメント2回戦
(A)の勝者 vs (B)の勝者
○トーナメント2回戦
(C)の勝者 vs (D)の勝者
○トーナメント2回戦
(E)の勝者 vs (F)の勝者
○トーナメント2回戦
(G)の勝者 vs (H)の勝者


 DDT後楽園大会のメインでKO-D王者の佐々木に竹下が挑戦、序盤は竹下がタックルからマウントエルボーで先手を奪うも、場外に逃れた佐々木を竹下が追いかけるが、素早くリングに戻った佐々木がエプロンに戻った竹下をスライディングキックで強襲し、客席へと雪崩れ込んでイスの上での河津落としを敢行し、ここから佐々木が竹下の首や後頭部に集中攻撃を加えて主導権を奪う。
 主導権を奪われた竹下はロープ際の佐々木を場外に落としてから、ノータッチプランチャを発射し、リングに戻ってからフラップジャックからゼロ戦キック、やまも泣かしⅡと反撃するが、佐々木もDDTで返し、トップロープに引っ掛けてからのスライディングキックと譲らない。
 しかし佐々木のダイビングエルボーが自爆となると、竹下はブルーサンダーを仕掛けるが佐々木は着地してドラゴンスープレックスで投げれば、竹下も起き上がって同じ技で応戦、佐々木のドロップキックも竹下はラリアットで応戦して両者ダウンとなる。
 先に起き上がった佐々木はクロスフェースで捕獲し、竹下が逃れようとしても佐々木は反転して逃さない、だが竹下も反転して丸め込むと、佐々木は竹下と松井レフェリーを交錯させてから二人まとめて急所蹴りを決め、松井レフェリーが動けなくなったため、代わりに木曽レフェリーが登場するも、佐々木はみちのくドライバーⅡでKOして無法地帯を作り上げる。
 ここで佐々木がダイビングエルボードロップで勝負に出るが、松井レフェリーが倒れたままでカウントが入らず、無法地帯が裏目に出てしまうと、それを尻目に竹下が中指を立ててから張り手をかまし、コーナーで踏みつけてからエルボーの連打を放つも、佐々木も急所打ちで応戦して場外へと連行、竹下をイスに座らせてからスーパーダイビングエルボーを投下、リングに戻ってからセカンドロープへ引っ掛けてのペティグリーで竹下を追い詰める。
 佐々木は佐々木式ウラカンラナを狙うが、竹下はスーパーキックで迎撃すると、串刺しビッグブーツからジャーマン、しかし佐々木も竹下のブレーンバスター狙いをラ・ミスティカで切り返し、ガルガノエスケープを狙うも竹下は間一髪ロープへ逃れる、
 佐々木は雪崩式ペティグリーを狙うが、竹下がラリアットで阻止してエプロンへと出すと、コーナー二段目から佐々木を持ち上げて雪崩式ブレーンバスターを敢行、竹下はジャーマンを決めるが、佐々木も佐々木式ウラカンラナで応戦、だがラ・ミスティカ狙いを竹下がマスキュラーボムで脳天から突き刺すとジャーマンからラリアット、そして奥の手であるクロスアーム式ジャーマンで3カウントを奪い、デビューして3年目、21歳の若者がKO-D王座を奪取した。


 竹下は王座奪取をファンにアピールするも、次期挑戦者に関しては明言せず(初防衛戦は7月3日)試合を締めくくったが、遠藤とのコンビを解消してシングルプレーヤーとして本格的に活動を開始した竹下だったが、デビューして僅か3年目で頂点を取るとは驚いたとしか言いようがない、デビューからエル・ジェネリコ(ザミ・ゼイン)、棚橋弘至と大物と対戦してきたが、大物と当てた分、高木大社長の期待も大きかった、その期待にやっと応えた。


 次期挑戦者は明言されず、メイン終了後にはKING OF DDTの組み合わせも発表されて、パートナーだった遠藤や“ミスターKO-D”HARASHIMAもエントリーされた、王者になったものの竹下の越えるべき相手はまだまだ控えている。


 第1試合ではKING OF DDTにエントリーを目指すKENSOの再査定試合が行われ、KENSOのセコンドにはひろ子夫人ではなくチェリーがゲイシャガールとして登場、試合はダイビングエルボーを狙うKENSOに高木が雪崩式ブレーンバスターで阻止してから、デスバレーボム、シットダウンひまわりボムを決めるが、ここでウルトラマン・チェリーが登場して高木にフライングヘッドシザースを決めると、すかさずKENSOが葉隠れを決め3カウントを奪い。KENSOのKING OF DDT出場を許してしまう。


 DDT EXTREME選手権は王者のササダンゴにLiLicoが挑戦、試合前にはササダンゴが煽りパワポを敢行しようとするが、LiLiCo&渡瀬が掟破りの煽りパワポを敢行して勝利を予告する。
 試合もササダンゴが圧倒し、LiLicoの窮地に恋人である渡瀬も駆けつけるが、ササダンゴは垂直落下式リーマンショックで排除し、LiLicoにも垂直落下式リーマンショックを決める。
 だがここで映画「タイタニック」の主題歌、セリーヌ・ディオンの「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」が流れると、LiLicoが熱唱し始めコーナー上で渡瀬と熱いキスを敢行しタイタニックポーズまで決めるてから、呆然とするササダンゴにクロスボディーを浴びせ、タカタニックことタイタニック式エビ固めで3カウントを奪い、王座を強奪してしまった。


 セミの6人タッグ選手権は解散が決定しているドリフがスマイルスカッシュの挑戦を受け、試合は高尾がジントニックでウラノを降し王座防衛も、チームとして継続する意志はなく、試合後に王座を返上、ドリフは解散しそれぞれの道を歩んでいった。


 また大会前にはWRESTE-1王者のKAIが、大家を伴って登場しKO-Dタッグ王座への挑戦をアピール、鶴見亜門GMも最初は拒んだが、観客の声援に押されて「とりあえず前向きに検討させていただきます」と返答するも、4時からWRESTE-1神戸大会があるのにも関わらず、座り込みを始めたため亜門GMも困惑。挙句の果てには「DDT! 後楽園ホール! スタート!!」と勝手に開会宣言までしてしまった。

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