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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

橋本真也10回忌興行で、永田が父に成り代わり大地を千尋の谷から叩き落とす!

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橋本真也10回忌興行で、永田が父に成り代わり大地を千尋の谷から叩き落とす!

7月13日 「破壊王10回忌イベント 橋本真也復活祭」 後楽園ホール 1000人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇オープニング◇
(「爆勝宣言」オーケストラ演奏/名勝負上映後、田中秀和リングアナがリングに上がり大地の挨拶)
大地「破壊なくして創造なし。この言葉に負けぬような試合をきょう僕が見せたいと思います! きょうたくさんのご来場ありがとうございます。みなさんの協力がなければこんなイベント開けなかったと思います。きょう橋本真也復活祭、親父・橋本真也が復活できるよう精いっぱいやっていきたいと思います」


◇第1試合◇
▼20分1本
○獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(11分21秒 体固め )×小松洋平 田中翔
※垂直落下式ブレーンバスター


◇第2試合◇
▼30分1本
○天山広吉 小島聡(9分39秒 アナコンダバイス)中西学 ×キャプテン・ニュージャパン


◇第3試合◇
▼30分1本
○永田裕志(16分16秒 バックドロップホールド)×橋本大地


(試合後、永田が大地に握手を求めると大地は張り手、その後、2人は握手。永田が退場しかけるも、大地がマイクで語り出す。)
大地「話そうと思っていたことが飛んじゃって…。オヤジ、やっぱあんたすごい人だよ。俺、まだまだ全然上にいける気がするよ。永田選手、もう一度試合やっていただけますか?(永田は敬礼で返答)こういう形でオヤジを教えてもらって、10年前に死んだオヤジを、オヤジ自身を超えることはもうできないけど、永田さんなら、まだ超えられますよね? まだ、超えられますよね? 俺は絶対、ここにいる永田裕志を超えるぞ。超えてみせるぞ、俺は! またここに戻ってきてやる! 待っててください。(『ちゃんと挨拶せえや!』など厳しい声が飛ぶ)ごめんちょっと、頭がクラクラです。とりあえずきょう、ホントにありがとうございました。もっともっと強くなって帰ってきます」


(坂口会長ほか出場選手たちがリングに上がり記念撮影後、選手たちが退場すると場内は暗転。橋本さんが入場する演出が施され、会場にその姿が浮かび上がり、最後はリングで「押忍!」とおなじみのポーズを取りエンディングとなった。)

【永田の話】「(大地と肌を合わせた感触は?)いろんな意味での若さが見えた試合だったね。ガンガンくるとこもそうだし、組み合った時、凄く気持ちが入ってるから余計に力が入って、それによってスタミナをロスするところとかいろんなところで若さがみえて、そういう部分がうらやましくもあり。そういうのが青いとか若手っぽいとそういうふうに思わず、逆にうらやましさを感じたというかね(苦笑)
エルボーと蹴りが強烈でした。本人プロデュースという大会でメインを取るというのは相当な重圧があったと思うし、1個1個強烈でしたし、それを受け止めてこそナンボと思ってたけど、やっぱり強烈でしたね。よかったんじゃないですか。いい人材がプロレス界にいて。(大地の気持ちはどう感じた?)気持ちはこれでもかってぐらい強烈なものを入れてくれたし、あの至近距離からのスピンキックはやばかった。飛びそうになった。あんなの久しぶりに食いましたね。そういえば橋本さんのフライングニールキックで意識が飛んだのを思い出しましたね。親子2代に渡って永田裕志にとどめを刺すのはニールキック(苦笑)
今でこそそういうこと言えるけど、試合中はそう思わなかった。(大地は再戦を希望していたが?)いいですよ全然。早く強くなれ。俺だって47だからそんな時間ないからな。今日この日の強さをいつまで維持できるかわからないからな。一日も早く強くなってくれと。大地とやることに関して俺は全然問題ないですね。強くなる素質とかそういう人材ではありますね。経験と練習、こういう大きい舞台なり、同じ世代の人間と意地の張り合いをやるとかね。そういう中でどんどん大きくなってほしいですね。蹴りはシャープで見かけ以上に強いですね。一発アゴにスポーンと入った。確か俺が初めて橋本さんに挑んだ時も散々、張り手だエルボーだって挑発したはいいけど、一発スポーンってアゴに入れられて足がピー
ンとしびれたのを思い出しましたね。この素材を生かすも殺すも大地次第だよ。やってみて、あれはホントいい人材だよ。ちゃんと磨けばね。(橋本真也を感じる部分もあった?)終わってみればね。感じるのは終わってみて、いろいろ考えて、あの時、蹴り食らったとか思い出せるけど、試合中はそう思わない。周りが煽るから。最初の橋本さんの前奏付きの曲、あれは反則ですよね。あれを聴いたら昔を思い出しちゃうから。気持ちをできるだけ落ち着かせて集中して、周りのお膳立てに乗ったらまずいなと思ったんで。(大地に伝えられたものは?)新日本の戦い方というか、大きな壁に挑む時は弾き返されて弾き返されて、それでもあきらめずに立ち上がるというのがね。橋元さんの戦いぶりをリングサイドで見て、
先輩たちが挑んでいく姿をみて、これが新日本なんだなっていつもリングサイドでセコンドについていて思い知らされてた。そういうのがいつの間にか自分の身に染みて、下の世代が出てきた時、そういう戦い方を10年ぐらいやってきたなと振り返れば思いますね。(当時の橋元さんの厳しさを伝えられた)それは周りの人が見てもらって。あいつの場合、実力差を思い知らされるような試合ばかりだと思うんですよ。だけど力の差があるならあるで、その中でどう歯を食いしばって立ち上がるか。そういう部分で大地はどうなのかなと思ってみてたけど、そんな余裕が壊れるような一発一発をもらったし。あえて時間を引っ張ったわけじゃないけど、大地の立ち上がる姿というか、やられてる時の目線をみたいがために
いろいろ様子見ながらやってたら、いつの間にか15分以上やってた。たぶん今日、彼にとって今はただ悔しいだけの試合かもしれないけど、これからプロレスラー続けていく中であとで振り返って、いろんなことを思いつくような試合であってくれたらなと。僕自身が過去そうだったんで。橋本さんと戦った試合とか。グラウンドの最初の攻防なんかも力入ってて、倒してどう取りにいくか。これじゃすぐに息が上がるなと思って。足を取りにいったり、足を潰しにいったりする。そういう部分で自分のいやらしさが久しぶりに出た試合でしたね(笑)自分にとってもいろんな意味で足元を見つめ直すいい試合になったなと。こういう機会を与えてもらって大地にも感謝しないといけないかなと思います。今日のコンディションがあればG1でも強行スケジュールでも戦っていけるんじゃないかなと」


【大地の話】「悔しいよ。これまでZERO1、IGF、大日本とやってきて、培ってきたものを全部当てたつもり。もっとできると思ってた。全然遠かったよ。自分が甘かった。もっと練習しなきゃいけないと思ったし、もっと食って体をデカくしなきゃいけないと思った。当たりを強くいったつもりでいたけど、倍以上の力で返されたよ。今の俺がどれだけ通じたのかわからない。ただ、やってよかったと思っている。自分の限界をしれたし、もっと変わらなきゃいけないと思った。最近の俺はおかしかったよ。ありのままの自分を当てていけば、なんとかなると思ってたよ。それ以上の力でやらなきゃいけない相手だったんだ。次のチャンスがいつ来るかわからない。もう来ないかもしれない。でも、俺はリング上で約束したから。必ずまたやってもらいますよ。これがスタートだと思って、また自分自身をデカくしていこうと思ってます。(プロデューサーとしてはどうだった?)今は自分のことで手一杯だ。お客さんがいいと思っていたかはわからない。ハッピーな気持ちで帰ってもらえてるかわからない。でも、本当に幸せでハッピーな気持ちで帰ってもらえたらなって強く思っているから。ただ、それを思うにしては、俺の力不足だったな。(少なからず橋本コールの中に大地コールも聞こえたが?)それは嬉しいよ。でも、違う気がする。(永田を通じて橋本さんのプロレスを感じた?)やっぱりミスターIWGPだよ。まだまだ全然叶わなかった。自分が思っていたより上にいるよ。でも俺は負けねえぞ。どんな大会でもいいよ。もう一度やりたい。本当にそれだけ。強くなる以外にない。今回は親父の名前を借りてやったけど、次は必ず何かしらの形で俺が『もう1回やってくれ』と言える立場になった時にお願いしにいくよ。それに2年も3年もかけてられねえから。明日でも明後日でもなんでもいい。タイトル戦でも、タイトル戦じゃなくてもいい。誰かの首を取って、俺が追いかける立場になってやる。まずはそこから。すぐにやってやるぞ。俺はまだまだ上に行くんだ。俺の回りにいるヤツらからドンドン潰していってやる。待ってろよ。気が遠くなるほど遠いけど、俺はやってやるんだ。決めたよ。でも、今日の試合もそうですけど、僕のためじゃなく、父・橋本真也のために集まってくれて、本当にありがとうございました。もうメインではやらないと思うけど、デビュー戦の時にも言ったけども、これからも忘れないでやってください」


 「破壊王10回忌イベント 橋本真也復活祭」が新日本プロレスの協力の下で開催され、今回プロデューサーを務めた大地が挨拶を務め、新日本からは天山、小島、永田、中西、ライガーなど橋本のゆかりのある選手が中心となって参戦し、来場できなかった藤田和之や暴走王(小川直也)からもビデオメッセージが披露された。
 第1試合後には橋本と親交の深かったタレントの勝俣洲和さんが橋本の数々の名勝負をピックアップして語れば、休憩後には武藤敬司、蝶野正洋、田中秀和リングアナ、田山正雄レフェリー、吉江豊、そして安田忠夫も登場して橋本の数々のエピソードを語り亡き故人を偲んだ。


 メインは大地が永田に挑み、序盤のグラウンドでの攻防では永田が有利に立つも、大地が張り手からミドルキックを連打しダウンを奪いサッカーボールキックを浴びせると、永田は鋭いエルボーで反撃、逆にサッカーボールキックを浴びせ制裁、その後もニーリフトを浴びせミドル、ローキックなどで大地を圧倒する。
 大地もエルボーで反撃するが、受け流した永田はミドルキックを浴びせるが、大地はドロップキックで反撃するとミドルの8連打からニールキック、水面蹴り、DDT、三角絞め、飛びつきDDTなど橋本真也譲りの技でラッシュをかける。
 大地はニールキックから再びDDTを狙うが、永田は白眼式腕固めで切り返し腕十字へと移行すると、タイナーから垂直落下式ブレーンバスター、バックドロップを連発、大地も永田のハイキックをかわしてバックドロップで返すが、DDT狙いをショルダーアームブリーカーで防いだ永田がニールキックからのバックドロップホールドで3カウントを奪い、橋本真也に成り代わり大地を千尋の谷へと叩き落とした。
 

 試合後は大地が永田に対し再戦、リベンジをアピールして大会を締めくくった。ZERO1からIGFへ移籍した大地は練習不足なのではと叩かれるも、橋本を知っている藤田の下でじっくりトレーニングし、また藤田が「大地はもっと試合数をこなすべき」と提言を送ったのもあり、経験を積むためにIGFだけでなく大日本にも参戦して試合数をこなすようになった。
 天山との戦いを経験している大地だが、今回は永田を通じて橋本真也のルーツである新日本を体感した、永田との戦いを今後に生かせるか、大地しだいといったところ、藤田といい永田といい大地を何度も千尋の谷へと落とす先輩たちがいるだけでも大地は幸せものなのかもしれない。


 大会全体を見ると橋本ゆかりの選手が登場するも、ZERO1勢の姿がなかったのは残念、橋本をめぐる人間関係の複雑さを感じた、ただ今回は大地がIGF所属ということで、IGFも営業の面で協力しのもあって新日本との摩擦も懸念されたが、そういった摩擦も見られなかったのが救いだったのかもしれない。

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