IGF
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バンナとのタッグマッチ決定でお茶を濁された暴走王
(プロレス格闘技DXより)
IGFは11日、12・31両国大会でタッグマッチ「小川直也&鈴川真一vsジェロム・レ・バンナ&レイ・セフォー」を行うと発表した。ピーター・アーツと一騎打ちで“合意"していた小川は「話が違う!」と激怒し、鈴川と早くも仲間割れ。アーツ出頭を厳命したうえで“1対4"すら辞さない構えをみせた。
10・26東京ドームシティホール大会でアーツとタッグマッチで初対決した小川は、試合後にアーツと一騎打ちで合意。2001年の大みそ日・猪木祭で一度は浮上していた「小川vsアーツ」戦の12年越し実現を見据えていた。この日、「K-1軍とのカード発表」の名目でIGF事務所に呼び出された小川は、アーツと一騎打ちする気満々で事務所の門をくぐった。だが、提示されたカードは、かつて仲間割れした鈴川とのタッグで、バンナ&セフォーと対決するタッグマッチ。小川は怒りに満ちた表情で会見場に現れた。
鈴川との共同会見だったが、目も合わせずに“距離"をとったまま。開口一番「バンナ? セフォー? アーツじゃねえのか!? 話が違うじゃねえかよ!」と声を荒げてIGF広報を恫喝した小川は、「アーツとやれねえばかりか、こんなクソみたいな“お荷物"と組ませやがって! てめーできんのか!?」と鈴川に食ってかかった。
鈴川も「できんに決まってんだろ! 足引っ張るなよ!?」と応戦したが、小川は「それはこっちのセリフだよ。この4人の中で足引っ張るのは、どうみてもテメーなんだよ」とせせら笑う。鈴川は「もうここにはいられねえ。テメー当日逃げんなよ!」と会見を切り上げ、怒りの途中退席となった。
一人残った小川は“怒りの独演会"を開始。「あんなヤツと組みたくねえよ。やることなすこと分かんねえ。アーツはなんで来ない知らねえけど、必ず当日は何らかの意志表示をしに来い。このままじゃ前回やった意味がまったく無くなる。バンナもセフォーもK-1で確かに優れたファイターだったよ。でも俺はアーツと年末シングルやる気でここまで来たんだよ!」とぶちまけた。
周知の通り、アーツはGLORY12・21有明コロシアム大会での立ち技引退試合を控えているが、小川には通用しない。「引退? 引退なんて聞いてねえよ。それがあいつの“都合"か? 引退したら終わっちまうじゃねえかよ!」とむしろ火に油。ますますおさまらない小川は「IGFはそもそも何してたんだ!? 俺を騙したのか? 引退なんてたわけたこと言わせねえで、当日両国まで必ず引っ張って来い!」と広報に八つ当たりしながら厳命した。
完全に暴走モードの小川は、「アーツを両国のリングに引っ張り上げる? 当たり前だろ! くだらねえ質問してんじゃねえ」「もう3人まとめてかかって来いってこった! 1対4になるかも? それでいいんだよ! もともとチームワークなんてねえんだから」「当日MMAの試合もある? 黙ってたけど、MMAの試合なんて邪魔。トイレ休憩だよ」と怒りの矛先を報道陣やIGF MMAルールマッチにも向けながら毒を吐きまくり、“1対4"すら辞さない構えをみせた。
最後は「怒りの矛先を記者さんにも向けちゃったけど、ちょっと作戦を練り直さないと…」とつぶやいて会見場を後に。ともあれ“アーツ引退"が思わぬところで炎上事態を招いた格好で、小川の大みそ日は大荒れ必至となった。
決定カード
▼タッグマッチ
小川直也 鈴川真一vsジェロム・レ・バンナ レイ・セフォー
ピーター・アーツ戦が白紙となった暴走王(小川直也)のカードが発表され、鈴川と組んでバンナ、セフォーとのタッグマッチとなった。バンナの参戦は昨年の6月以来だったが以降はGLORYと契約していた関係もあって参戦が途絶え、昨年の「INOKI BOM-BA-YE 2012」も参戦が内定しながらも、GLORYが同日に大会をスライドさせたことで参戦は取りやめとなっていた。
タッグマッチながらも暴走王vsバンナが実現となるが、アーツ戦が実現しなかったことで暴走王は大いに不満を露にし、アーツの来場とアーツ次第では1日2試合も辞さない構えを見せているが、アーツの参戦が白紙に時点でIGFはほとんど諦めている、IGFの態度からしてもアーツが来場はしても暴走王との試合の可能性は低いのではと思う。
IGFにしてみれば藤田和之vs石井慧がメインで青木真也と北岡悟も参戦することから、このカードが気に食わなければキャンセルしても結構という構えでもある。何だかんだで暴走王は従うしかないのだろうが、IGFの中で暴走王は微妙な立場に立たされているような感じがする・・・PR -
北岡悟もIGF参戦・・・MMA色が強くなるIGF
(プロレス格闘技DXより)
IGFは10日、12・31両国大会にDEEPライト級王者の北岡悟が参戦し、ラマザン・エセンバエフ(ロシア)とIGF MMAルールで対戦すると発表した。青木真也に続いて日本総合格闘技界におけるライト級の大物が大みそ日に登場する。元戦極ライト級王者で現DEEPライト級王者でもある北岡は、3年連続の大みそ日参戦。相手のエセンバエフはロシアの24歳。キャリアは2年半と短いが、ロシア・アマレス界の大物を父に持ち、兄弟7人全員がフリースタイル・レスリングをたしなむレスリング一家に生まれた“レスリングエリート"だという。
【会見の模様】
――大みそ日参戦が決まったが?▼北岡「大みそ日に出るのはこれで3度目ですが、おととしも去年も負けているので、またこうして出られてうれしいです。軽量級がなかなか評価されない中で、出る人(青木真也)がいましたけど、日本のこの階級で僕より上は彼しかいないと思ってるんで、選ばれるべくして選ばれたと思ってます。彼だけじゃなく、色々なものとの戦いになると思うんで、プロとしてまた一つ良い経験をさせてもらえるな、と思っています」
――相手の印象は?▼北岡「ネットで検索して映像を見ましたが、レスリングが強い印象ですね。あとパンチも強烈。今のMMAはバリバリの“レスラー"が順応しやすい環境だと思うんで、シビアな戦いになると思います。(情報は少なくとも)今は世界中に強い選手がいますから。気は抜けない。むしろこういう舞台だから強い選手じゃないと意味がないと思いますし。“ヒリリ感"というか、やるか、やられるかの試合になると思います」
――プロレスファンの前でどんな試合を見せたい?▼北岡「僕は変わらないし、見せたい…というよりは勝手に見てくれればいい。そこでどう解釈するか。分かりやすい試合を…とか、分かりやすいもクソも無いと思うんで。媚びるつもりはないですね。無理やりそこへフィッティングするものじゃない。自分の中に自然と“合うもの"があるはず。だからこそ導かれた部分もあると思うんで。さじ加減は僕が決める」
――IGFの印象は?▼北岡「映像は色々と見てました。青木も言ってましたけど、鈴川選手とバンナの試合は面白くて何回もリピートして見たほど。あとは石井選手の試合も追っかけてましたし、ミノワマンさんの試合もチェックしてました」
――青木は『IGFに出ることで“競技"としてMMAをやっている人間への投げかけにしたい』とも語っていたが?
▼北岡「投げかけたって、気づかないヤツは気づかないんじゃないですか? それが今の人たちの気質なのかもしれない。自分にリスクが無い場所から人を叩く感じの…。だから自分は“来られるモンなら来いよ"って感じですね。何を思っていたとしても、こうして選ばれて(大舞台に)たどり着けないわけだし。青木はおろか、僕にすら噛み付いてくるヤツがいないですからね。このままだと『青木とやってくれ』という役目が僕に来そうですから。僕は来年以降も出たいですし、そうなるように試合をしたい」
――青木は『UFCに右へ倣(なら)えの日本MMA界への現状に対するアンチテーゼに』とも語っていたが?▼北岡「僕的はUFCを引き合いに出すのは違うかな…と思いますね。僕は以前試合をする時に『真剣勝負のプロレスがしたい』と言ったんですけど、今回も“真剣勝負のプロレス"をやるってことです。表現が違うだけで、石井(慧)さんも青木も一緒だと思う。それを見せられると思うし、その舞台を与えてくれたIGFさんに感謝ですね。まぁ『ありがとう、ありがとう』だけじゃダメだと思うんで、ヒリリとした緊張感ある試合をしたい。そういうものを作りたいというイベント側の気持ちも感じ取ってるし、だからこそ選ばれるべくして選んでもらえたと思ってるので」
青木真也に続いて北岡悟もIGF12月31日両国で開催される「INOKI BOM-BA-YE2013」に参戦を表明した。青木は参戦会見で「IGFは“国内メジャー"として最後の希望、最後の砦だと思ってます」と発言んしたが、北岡もDREAMがダメになった以上IGFが総合格闘技の最後の砦だと考えて参戦する気になったのか?、IGFも藤田和之vs石井慧や澤田敦士vsミノワマンなどMMAルールでの試合が組まれていることから、青木や北岡の参戦は今後のIGFの方向性にも影響するものなのではと思う。
IGFはDREAMに取って代わって日本での総合格闘技の盟主を目指すのか・・・プロレスより総合格闘技色がますます強くなっていく・・・ -
青木真也が参戦・・・DREAMからIGFへ大晦日の格闘技は引き継がれた
12月31日、両国国技館で開催されるIGF「INOKI BOM-BA-YE2013」に青木真也の参戦が決定となった、青木はプロレスではなくMMAでの試合になることから、今年のIGFの大晦日はMMA色が強い大会になりそうだ。
一方の旧リアルエンターテイメントの「DREAM」は大晦日でのさいたまスーパーアリーナの開催の権利を保有しているが開催のメドは立っておらず、川尻達也もDREAMを離脱してUFCと契約し、また選手を含めた準備期間のことを考えると、開催の可能性がゼロに近いぐらい厳しい状況となっている。
川尻が『MMA PLANET』で
「例え大晦日があったとしても、その先は大会が開催されるか分からなない。ここ2、3年の状況と変わらない。同じことの繰り返しでしかないことも分かっていました。この状況が続くと、練習にも身が入らない。強くなり続けることは、難しいって思うようになりました」
――その大晦日、とあるプロレス団体(新日本プロレス)と接触を取り、そのイベントのなかでMMAを組むという話が進み、結局、決裂したようです。そこでもう、完全に頭がシフトされたことはないですか。
「そういう噂もありましたよね。その話を聞いた時に、僕のせいじゃないかって思ったんです」
――……。
「なんとか川尻に試合をさせようと苦労している彼らの重荷になっている。逆に僕がいない方が、彼らもスッキリしてリセットできるんじゃないかって。僕は本当に彼らにお世話になりすぎていた。自分でも分かっていて、甘えていたんです。僕がいない方が、大晦日どうこうもなく、日本のMMA、DREAMのスタッフも一からやり直せるんじゃないかって思ったんです」
――リアルエンターテイメントの加藤(浩之)さんは、UFC出場を快く認めてくれましたか。
「それは快く送り出してくれましたよ。やっぱり、加藤さんだって負い目はあるだろうし。僕が悪いなって思うように、加藤さんも思っていてくれたはずだし。本当に『行って来い』と言ってくれました」
UFCと契約した経緯を語ったが、川尻自身の責任としながらも旧リアル側への苦言も込められていたのではと思う、昨年のDREAMはGLORYの傘下となって大晦日興行を開催したが、DREAMのMMAが前座でGLORYの立ち技がメインとして扱われたことでDREAMの苦しい立場が大会に出てしまった感じもした。そして今年はDREAMは5回開催されるとアナウンスされたが、結局開催されずGLORYの傘下からも外れるなど、結果的にGLORYに利用されたではと考えざる得なかった。そういった目先のことしか考えない現状に川尻はともかくとして他の選手からも“いい加減にしてくれ”というのが本音だったのではないだろうか。新日本も合同興行を破談にしたのは1月4日東京ドームもあるが、今後のことを考えると発展性がないのではと考えた上で破談にしたのではと思う。大晦日の格闘技はDREAMではなくIGFに引き継がれる形で開催されることになった、だがIGFに引き継がれたとしても日本のMMAはトンネルが抜けられるのか・・・まだ先が見えてこない。
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vsピーター・アーツ戦消滅・・・一人バカを見た暴走王
デイリースポーツより
「INOKI BOM‐BA‐YE2013」(12月31日、両国国技館)アーツのGLORY13出場が決定し、浮上していた大みそかでの小川直也戦が消滅したことが31日、分かった。
01年に続いて大みそか対決が流れたが、IGFはプロレス継続を示唆したアーツに今後もオファー予定で、来年にも実現する可能性がある。
サイモン・ケリー猪木取締役は「2人の対戦の価値が高まったと思えばいい。小川さんもやりたがってると思う」と話した。小川の相手は再考される。
IGF大晦日大会で対戦が浮上していた暴走王(小川直也)vsピーター・アーツ戦が消滅したことが明らかになった。
10月26日のIGF・TDCホール大会で暴走王はアーツに対戦をアピール、アーツも返答したことで対戦が浮上していたが、正式決定には至っていなかった。暴走王にしてみれば“あの返答はなんだったんだ”だろうし、バカにされた気分だと思う。
しかしIGFのサイモン氏は怒りもせず消極的な態度を取っていたことを見ると、最初から実現しないとわかっていたのか・・・、藤田と暴走王は二枚看板だが、暴走王の立場が微妙な感じもする。 -
IGFの大晦日の目玉カードは藤田和之vs石井慧!今年の大晦日も長い一日に・・・・
<プロレス格闘技DXより>
IGFは29日、都内・ホテルオークラ別館で会見し、12・31両国国技館大会『INOKI BOM-BA-YE 2013』の第1弾カードとしてIGFチャンピオンシップ「藤田和之vs石井慧」を両者同席のもと発表。しかも試合形式は同王座戦史上初となるIGF MMAルールマッチに決まった。
◇
大みそ日・両国大会の開催が決まり、藤田vs石井が急浮上した。大みそ日参戦が決まった石井が10・26東京ドームシティホール大会に来場し、「一番強い奴とやりたい」と発言。藤田も「それは俺もやり甲斐があるし、みんなに夢を与えられるんじゃないか」と前向きな姿勢をみせ、この日、日本人大物対決が正式決定をみた。しかも試合形式は同王座史上初となるIGF MMAルールで行われる
【会見の模様】
▼猪木「今年はちょうど師匠の力道山の没50周年、そういう中で戦後の日本を復興させてくれた大きな力になりました。政治も経済も含めて、来年は新しいスタートになるかなと。そういうものの先駆けとしてリングから凄いメッセージを送れればと。最近、私の場合は闘魂という師匠が書いた字をいただいて、闘魂・アントニオ猪木…最近は燃える闘魂という本が出て、経済界の重鎮が書かれていますが、闘魂という言葉がそれだけ世の中に浸透してる。その中で魂という部分をリングからファンに見せたい。ファンだけでなく、その輪をもっと大きくするぐらいの凄い試合をしてもらいたい」
▼石井「次の試合は自分の力を全て藤田さんにぶつけたいと思います。自分の場合は常に劣等感を持って戦いたい」
▼藤田「大みそ日決まりました。戦う者の試合を持って、ベルトを持った者の宿命として大みそ日戦います」
※3者が調印書にサイン――このカードを通してどんなメッセージを送ってほしい?
▼猪木「今、世の中が本当に混迷しているというか青少年の問題、教育の問題も含めて、戦後、元気と勇気を沸き立たせてくれたプロレスの歴史があります。そういう中で魂の叫び、そういうようなものをね。勝負はこれはどちらが勝ってもお互い悔いのない試合をやってもらいたい。先日パキスタンに行って、28年ぶりに訪問して、
い心が残っていましたね。なぜこれだけ感銘を受けるのか、藤田、選手たちも継承してもらえれば。次の世代へのメッセージとしてね」
――この一戦を提示された時の気持ちは?▼石井「藤田選手と戦うことは自分の中で特別な思い入れがありますので、うれしく思いました。藤田選手との試合は自分の持ってるもの全てを出したいと思います」
――劣等感とは?▼石井「常に劣等感を持って練習し、そして戦っていこうと思っていたので。そういうことです」
▼藤田「彼自身のことは、これまで彼のたどってきた戦いの中で僕なりに気にしてみてた。今年になってどんどん調子を上げて、どれだけ成長したのかなというのもあるし、その矢先に自分が戦うことになった。彼の成長を俺が体で味わって、皆さんが確認してもらえれば。ベルトかかった以上、ベルトを持つ者の宿命として、勝つのは当たり前として、凄い試合を見せたい」
▼猪木「1年の締めくくりということで、これがいろんな形になりましたけど、最初が大阪でしたかね。大阪ドームが超満員になって、そこから始まった。今年はまた両国ということで、何回か師匠の名前を出しますけど、そういう思い出というか因縁があるのかなという気持ちも含めまして、それをあんまり全面に出したくないんですが、師匠に対していつもいつも夢の中で、こんなプロレスでいいのかという姿が出てくることがありましたからね。その思いを藤田、石井、他の選手に汲み取ってもらって、今こそ新しい格闘プロレス界の幕開けになるような試合を。パキスタンしかり中国も動き出します。いろんなところからイベントのオファーが来てる中、世界に通用するプロレス、格闘技と言ってきました。そこを二人に凄い試合をしてもらって、それを他の選手たちにも願って頑張ってもらいたいと思います」
【囲みにおける石井】
――藤田とにらみ合って気合が入った?
▼石井「やっぱり藤田選手と戦うんだなと実感が出てきました」
――特別な思いとは?
▼石井「今年入ってずっと賛否両論ある中でIGF出てて、それをずっと藤田選手に励ましてもらってたんで、いろいろ思い入れはあります」
――昨年の大みそ日からIGF参戦が始まって1年後に藤田戦は想像できた?
▼石井「想像はしてなかったです」
――IGF王座については?
▼石井「僕ベルトかけてやるの初めてなんで、獲ってみたいですね。一回獲ったら質屋にもっていって、本当に2億するのか鑑定だけします。嘘だったら皆さんにお伝えします」
――試合のイメージは?
▼石井「まだ先日のロシアの試合が終わって休んでる状態なので、もうちょっと経ってから試合のことは考えます」
――大みそ日へ向けての練習は?
▼石井「毎年、この時期はゲガール・ムサシ選手とオランダで練習してますので、そこで合流して一緒に練習したい。ムサシ選手がいつもゲームプランとか考えてくれたりしてるんで、向こうに行って考える感じで」
――藤田が43歳で、キャリアも上だが、その差については?
▼石井「今年1年通じて僕も結構強い選手と戦ってきたんで全く問題ない」
――ファイター・藤田の印象は?
▼石井「凄く強い選手とやってますし、日本人で最も強い選手なのかなと」
――日本人最強決定戦とポスターにうたわれているが、その意識はある?
▼石井「はい、もちろん」
――劣等感から遠いイメージだが?
▼石井「小さい頃、僕、友達がいなくて、ずっと一人で遊んでたことがあって、その頃からずっと劣等感を持って努力しようと思ってたんで、その気持ちを忘れず今後もやっていきます」
――プロレスのベルトについては?
▼石井「IGFなんで、日本ではいろいろ賛否両論あるんですけど、海外では結構いいマッチメークさせてもらってるだとか、10月20日、ジェフ・モンソンに勝ちましたので、このベルトは総合格闘技のベルトと言っても大丈夫じゃないかなと思いますけどね。格闘技全体のベルト。たまにプロレスにも使われると。ケース・バイ・ケースで」
――ベルトを獲ったら戦いたい相手は?
▼石井「ヒース・ヒーリング選手とか、今後いろんな強い選手とやっていきたいですね。まずは質屋ですよね。本当に2億円あるのか」
――防衛戦はMMAルールでやっていくつもり?
▼石井「もちろんMMAルールで。ガイジンに渡るのだけは避けたいとIGF側も思うかもしれないですね」
――IGFの選手でやりたい相手は?
▼石井「誰でも大丈夫です。じゃあミルコ・クロコップかな。去年上がったから」
IGFの大晦日興行である『INOKI BOM-BA-YE 2013』のメインカードとして藤田vs石井のIGF選手権が発表され、ルールはMMAルールで行われることになった。
今年の大晦日は藤田vs暴走王の再戦になるのではと思われていたが、暴走王が再戦をアピールしても藤田を避け続け、ピーター・アーツとの対戦をアピール結局なし、IGFとしてもアントニオ猪木が議員活動専念でIGFの中心から一歩引いたことから、藤田と暴走王の二枚看板で売りたいという意図もあって二人の潰しあい?は避けたいというのもあったのではと思う。
藤田の相手は石井となったが、3Sの三人(澤田敦士、鈴川真一、鈴木秀樹)も藤田の前に敗れ、暴走王が再戦を避けている以上石井しかいなかったというのもあったと思う、プロレスではなくMMAとは・・・石井がプロレスが出来ないというのもある、IGFとしても格闘技ファン層を取り込みたいという意図もあるのだろが、プロレスルールに拘ってほしかった。
今年の大晦日はIGFもある、年越しプロレスもある、旧リアルエンターテイメントもさいたまスーパーアリーナでプロレスか格闘技なのかわからいがイベントを計画している、やっぱり今年の大晦日も長い一日になりそうだ。 -
IGFが今年も大晦日興行開催へ、ひと思いに鈴木を潰した藤田に猪木が握手!
10月26日 IGF「『GENOME29 Road to INOKI BOM-BA-YE 2013」東京ドームシティホール 3098人(超満員札止め)
<試合後の詳細、コメントはプロレス・格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼IGF MMAルールマッチ オープンウェイト級/5分3R
○森川修次(1R、3分38秒 レフェリーストップ )X安藤純
◇第2試合◇
▼IGF MMAルールマッチ ヘビー級/5分3R
○アレックス・ハドルストン(3R終了 判定3-0)Xクラッシャー川口
◇第3試合◇
▼20分1本
○ケンドー・カシン(5分56秒 雪崩式飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)XMr.450
◇第4試合◇
▼30分1本
○ボブ・サップ(3分31秒 アルゼンチンバックブリーカー)X5代目ブラック・タイガー
<試合後>
サップは試合後、リングサイドで観戦していた把瑠都さんの眼前に歩み寄り、フェンス越しに挑発。周囲に制止されて事なきを得たものの、つかみかからんばかりの勢いだった。「試合前に見えたんで、チャレンジしたかった」と理由を説明したサップは、「それ(挑発)に乗るかどうかは彼次第」としたうえで、「もちろん。いつでもいいよ」と対決を辞さない構えをみせた。
【サップの話】「ビーストは戻ってきた! もうそろそろIGFのチャンピオンと戦って、それは俺のベルトだと言いたい。キックボクシングでも、プロレスでも、相撲でもなんでもいい。俺が絶対に勝つから。(リングサイドにいた把瑠都さんについては?)試合前に見えたんで、チャレンジしたかった。とりあえずそれに乗るかどうかは彼次第だね。(挑戦したいと言ってきたらいつでも受ける覚悟はある?)もちろん。いつでもいいよ」
◇休憩前◇
休憩前、特設ビジョンで12・31両国国技館大会『INOKI BOM-BA-YE 2013』の開催が正式発表された。
映像が終わると、同大会への参戦が決まった石井慧がリングに登場。「ロシアで試合がありまして、無事に勝って帰ってきました」と報告した石井は、「年末はこのリングで一番強い奴と戦いたいと思います。応援よろしくお願いします」と呼びかけてリングを降りた。
【石井の話】「(“一番強いヤツ"とは藤田? 外国人選手も含めて?)外国人も含めてみんなの中で強い相手とやりたいなと。(モンソン戦での勝利は自信になった?)一戦一戦、どの試合も一試合だと思っているので。まず一つ一つ試合をこなすことかなと。そして勝ち星を重ねていくことだと思っています。そういうふうに以前、藤田選手からも言われたので。(モンソン戦のダメージは?)まったくないです。(今後の調整は?)来週からオランダで合宿をしようかなと思っています。10月28日に林明日香さん(夫人)のコンサートのお手伝いをしに行きまして。なんばHatchでワンマンライブがあります。ゲストの引率とか、水の準備とかをして…。(オランダはひとりで行く?)奥さんと行きます。年末までずっと行く予定ですね。毎年、この時期はオランダで合宿に行くというスタンスを取っているので。(クリスマスもオランダで?)僕は仏教徒なので、クリスマスはないです。(前回はゲガール・ムサシのジムに行ったが?)今回もゲガール・ムサシ選手のところに行きます。(対戦相手はいつ頃までに決めたい?)早ければ早いほうがいいですね。(IGFのリングで戦いたいと思う選手は?)誰でも…誰でも、何でも、どこでも。(藤田と総合ルールで対戦するとしたらどんなイメージを持っている?)去年、本当に何もなくてつらい時があって、やっとIGFで試合をしたら賛否両論があって、いろんな色眼鏡で見てくる人もいた時に、藤田選手が言ってくれた“いろいろ言う人がいるけれど、気にせず勝ち星を重ねていけ"という言葉が残っていて、その言葉があったから頑張れた部分もあったので。もしやることになったら、勝ち負けにこだわる試合じゃなく、僕の持っている全てのものを出す試合にしたいなと思っている次第です」
◇第5試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/45分1本
○ボビー・ラシュリー ケンドー・カシン(10分45秒 片エビ固め)鈴川真一 X将軍岡本
※スピアー
◇第6試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/45分1本
○小川直也 澤田敦士(7分53秒 片エビ固め)ピーター・アーツ X天田ヒロミ
※STO
【小川の話】「(アーツと一騎打ちが浮上したが?)アイツも急に決めたことだから、まだまだだと思うので。今日は若い澤田が張り切ってくれたから、それを利用してやってもらったけど、そんなにネクストって言うんだったらいいよ。1対1を組んだらいいよ。いつでもやってやる。(大みそ日の大会が決まっているが?)本当はここで決着をつければいいと思ってたんだけど、急ぐなってことだろ。とにかく今日は澤田がひとりで出しゃばって頑張っちまったから、ちょっとしか出番はもらえなかったけど。今日は若いのにやられたな。でもアイツの成長もあったし、俺も俺で年末にこれでピーター・アーツとやれるっていう気持ちが乗ってきたよ。正直、この12年間がどうなるのかっていうのは不安もあったけど、自分の中で“よし。アイツもやるし、俺もやる"って。それしかないです。まあ、面白くなってきたよ」【澤田の話】「アイツの手柄にするように、おいしいところを持っていくのは何にも変わってねぇな。3年半ぶりに組んだけど、俺の成長はあったと思うよ」
【天田の話】「また記憶がないんですよね。だから何とも言えないですけど、今この状態ならまたやられたのかなと。試合の内容は定かではないんですけど、もっと肉体改造をして、次もまた頑張りたいと思います。(小川とアーツの一騎打ちが浮上したが、そこに割って入る気持ちは?)覚えてないんであれですけど、割って入れるのなら(小川と)もう一度やりたいです。今度は勝って覚えている形で、このインタビューを受けたいなと思っているんですけど、今はちょっともうろうとしちゃってサッパリ…。今度はピーターさんと小川さんがやる感じなんですか? タッグマッチでやってもらえたら…。とにかく今は気持ちの整理がついてないので何とも言えないですけど、もっと強くなって、もっと強い天田ヒロミを次は見せたいと思います」
◇第7試合◇
▼IGFチャンピオンシップ/60分1本
[第2代王者]○藤田和之(1分58秒 体固め)[挑戦者]X鈴木秀樹
※キック
☆藤田が4度目の防衛に成功
<大会前の調印式より>
鈴木「せっかくやってきたチャンスなので、自分の力を120%出して必ず勝ちたいと思います」
藤田「意気込みって必要かなと思うんだけど、越えられない壁の現実。これを体感してもらおうかなと思っている。それだけ」
【藤田の話】「(調印式の言葉の通り、厳しい現実を見せつけた?)そうですね。乗り越えられない壁、現実を見せただけですね。どこまでできるのかを体で受け止めたんだけど、勢いは凄くあっていいと思います。澤田しかり、鈴川しかり、鈴木しかり、将軍も含めてね。みんな凄く伸びてきているのはわかります。俺はいつでも正面から受け止める。今日は勢いがあったんだけど、勢いだけじゃダメ。これから乗り越えなくちゃいけないことはたくさんあると思うから、それを超えていけば、あいつらは真のチャンピオンロードを進めるんじゃないかと思うけどね。(くぐってきた修羅場が違うと?)これからあいつらがくぐらなきゃいけないものがいっぱいあるぞと。その先に俺が待っているということですね。(石井が“一番強い男とやりたい"と藤田戦を示唆したが?)IGFにはいろいろと強いのがいるでしょう。まあ、チャンピオンである以上、いつ何時誰の挑戦でも受けるというのは変わらないんで。時と状況、全てが揃えば、俺はいつでも両国のリングで待っているから。大みそ日までまだあるんで、どんな相手とやるかはわからないけど、他にも俺とやりたいヤツはいるだろうし、決着がついてないヤツもいるし、決着はついたけど、まだついてないと言っているヤツもいるし。(小川はアーツ戦が浮上したが?)まあ、それはそれでいいけど、楽なところに行きたくなければ、俺はいつでもいるから。(石井の印象は?)柔道で金メダルを取って、それは素晴らしいことだと思う。それ以外はあんまり会ったこともないのでわからないですけど。(石井は藤田選手の言葉に救われたと話していたが?)俺は普通にみんなにあいさつするから。みんなと話す時、選手それぞれにパッと思い浮かんだことを話してるんですよ。“コイツにはこれが必要かな?"とか思ったことを。俺はあんまり頭が良くないから、理論立てて言えないけど、ネガティブなことは一切言わないし、俺は生き方もポジティブなんで。石井選手は(モンソンに)勝ったでしょ? 立派なことだと思いますよ。過去、俺に勝ったヤツに勝ったと。そこまで伸びてきたんだって。業界としても喜ばしいことだし、もし俺の対角線上に立つことになるなら、それは俺もやり甲斐があるし、みんなに夢を与えられるんじゃないかと思いますよ。(脅威を感じる?)今までやってきた選手に脅威を感じたことはないですね。やるとなったらやるだけの話なんで。やる前からそういう気持ちで負けちゃいけないから。やるとなれば、いろいろと研究して準備して。大きなイベントでドーンと当たるわけですから、それはやる方も見る方もワクワクするんじゃないかと思います。楽しみですね。誰になるのかわからないですけど、大みそ日は待っているんで、誰の挑戦でも受けます。俺がチャンピオンである以上、俺がリングに1人で上がる時は、ベルトを狙っていつでもかかってきてほしいと思ってますんで。(MMAルールでもベルトをかけてやりたい?)戦いだから。ルールが違えど、俺がOKと言ったらOKになるんで。会社が何と言おうと、俺のベルトだから。負けは負けだし、勝ちは勝ち。勝ったら俺が持っていく。シンプルにやり続けるのが俺の信念なんで。(石井はオランダで合宿に入るが、今後の練習の予定は?)俺は海外に行くこともないし、今までやってきたことの集大成を大みそ日で…というか、毎回の試合で集大成を見せるわけですから。特に海外へ行く予定は今のところないですね。(鈴木に一言アドバイスを送るなら?)俺もやってて楽しかったし、俺を怒らせたんだから。怒る時って凄い楽しいからね。エネルギーが出るし、年末になるといろんなことでイライラするでしょ。そういう時に思いっきり来られたら、思いっきり返せるし。勝ち負けという部分では課題もあるし、それは本人が一番よくわかっていると思う。みんな頭いいから、ドンドン上がってきて、俺を早く踏み台にしてほしいですね。(IGFらしい試合になったが?)ありがとうございます。IGF自体のスタイルはできてないので、自分としてはもう一回イチから作り直したいなと。俺が先頭に立って作り上げられればなと思います。彼らの時代になったら、彼らが進化させると思うので、そういう意味では、将来性がいっぱい転がっている団体だと思います」
【猪木の話】「なかなか試合の数は少ないですけど、これから中国のマーケットもありますし、パキスタンも近いうちにと思っているので。ロシアとか、かつていろいろなことを言ってずっと眠っていた部分が、最近ドンドンと蘇ってきているので。今後はスタッフたちにもっともっと頑張ってもらってね。俺は半分以上、足が国会の方に向いているので。アドバイスはしますけどね。(大みそ日に向けては?)1年の締めですからね。長年、形は変わりましたけど続いてきたので。オリンピックもありますけど、スポーツ交流というか、アマチュアのオリンピックとは違った意味で、メッセージの送り方という部分で、暮れは思いっきりやりたいなと。ちょうど師匠の没50年でもありますし。皆さんご存じのことだからあんまり触りたくないなと思いますけど、一つの区切りをさせてもらおうかと思います。(石井については?)自分が燃えている時、いい時に、自分の花を開かせるのが大事なんで。俺の経験ですけどね。俺の場合はわりとその間が長かったんで。もっともっといろんな選手が参戦してくれればいいと思います。(リングサイドで把瑠都さんが観戦していたが?)彼は飲み友達だったので。物凄い飲むんですよ。この前飲んで、それからちょっと調子悪くなったんじゃないかなと。(将来的な参戦は?)それはないと思いますけど、キャラクターとしては面白いですけどね。(大みそ日は藤田が中心となる?)そうだと思いますけど、俺はほとんど触ってないんでね。今度の興行もできるだけ触らないようにというか、自立してってくれれば。それで俺が今やっている世界外交という部分に、彼らがまた乗っかってくれればね。本当に前から言っているように、その当時、新日本が国内線なら、UFOは世界戦略と言っていて、いったん途切れてますけど、またそれが復活していくので。(パキスタンからの留学生アビットについては?)国をあげてお願いされちゃったんでね。こんなことって他にあるのかなって。国が預けますという。ダメにした張本人が俺で、それが回り回ってこうなって、俺にもう1回元気にさせる役割が回ってくるのは不思議だなと思ってます。まあ、まだ15歳だと言ったら、14歳なんですね。180センチぐらいですから、これから背も伸びると思うし、目方も96、7キロと言ってたので、太った体じゃないですから。成長期ですからどんどん変わっていくだろうし。まずはアマレス、あるいは柔道とか、いろんなものをドンドン身につけさせて、その合間にプロレスの関節技や何かも教えていければね」
IGF・TDCホール大会では休憩前には正式に両国にて大晦日興行の開催と石井の参戦が発表された。メインでは藤田がIGF王座をかけて鈴木の挑戦を受け、鈴木が張り手からジャーマン、ドラゴンスープレックス、そして藤田の顔面を蹴り上げると、藤田がパンチで反撃。鈴木の意識が飛んだところで蹴りの連打で3カウントを奪い秒殺防衛となり、3S(鈴木、鈴川、澤田は総なめにされてしまった。)。
セミでは暴走王が久々に澤田と組んでアーツ、天田を迎え撃ったが。暴走王は澤田を前面に出て美味しいところだけはもっていくという試合展開となり、最後は暴走王がSTOで天田を下して勝利、試合後は暴走王がアーツとの一騎打ちをアピールしてアーツも受諾、大晦日での対戦が濃厚となった。
藤田の次期挑戦者は未定、暴走王との再戦も暴走王がアーツとの対戦を選んだためなくなってしまった。周囲は石井が浮上となっている。石井には川口が名乗りを挙げていたが、川口は今回の試合に敗れ一歩後退、藤田vs石井も大晦日に相応しいカードでもあるが・・・
また元幕内力士である把瑠都はサップの挑発によりIGFでのデビューが濃厚となった、把瑠都に関しては全日本プロレスの白石伸生オーナーが獲得を表明していたが、その後は言っているだけだったのか進展はなかった。白石オーナーの場合は「ウチも狙っていた」と後になって文句を言うだけに、本気で獲得を狙っていたのかわからない。
メイン終了後に猪木が藤田と久々に握手をかわした、昨年の大晦日以降は藤田も猪木に不信感を抱いて避けていたが、メインは以前に猪木が「やるんだったら、ひと思いに殺せ」と言っていただけに、藤田が鈴木をひと思いに潰したことで久々に猪木自身が満足した試合だったということだろうか・・・ -
IGFのリングで暴走王vsアーツが11年越しに実現も・・・・
<デイリースポーツより>
暴走王・小川直也が22日、都内で緊急会見。IGFの26日・TDCホール大会で天田ヒロミ、ピーター・アーツ組との対戦が決まり、「願ってもないチャンス。久々に気持ちよくIGFに参戦できる」と並々ならぬ闘志を見せた。また、自身のタッグパートナーのXについては、「若いヤツがいいな。この波に乗れる自信のあるヤツは手を上げてこい」と新しい力の出現を期待した。
9・28名古屋大会で小川に完敗を喫した天田が、大物パートナーを連れて来るという条件でTDCホール大会でのタッグ戦を要求。その大物がアーツだと判明したことで、小川もカードを受諾した。「天田とやるには時期尚早だと断ったんだが、昨日(21日)の夜にアーツを用意すると言われた。こういうチャンスを逃したらもうないと思ったし、そこまで言うならやってやろうかな」と心境の変化を説明。アーツとは初めてリングで対峙(たいじ)することになるが、01年には対戦する寸前までいった経緯があるだけに、「もうあれから12年にもなるのか」と感慨深い様子。天田を返り討ちにして、アーツをたたきのめせば、「いろんな方向性が見えてくると思う」と先々のビッグマッチを見据えた。
26日、IGF・TDCホール大会で暴走王(小川直也)、Xvsピーター・アーツ、天田ヒロミが決定した。9月28日の愛知大会で暴走王とのシングルに敗れた天田がタッグでの再戦を要求しアーツを担ぎ出したが、暴走王vsアーツは2001年大晦日に開催された「INOKI BOM-BA-YE 2001」で実現しかけたカードだった。
2001年の大晦日にTBSとDSE、K-1、猪木事務所が協力して「INOKI BOM-BA-YE 2001」が開催され、猪木軍vsK-1という図式でMMAでの対抗戦となり(猪木軍には高田延彦、佐竹雅昭も参戦)メインカードには藤田和之vsミルコ・クロコップが組まれていたが、暴走王vsアーツも組まれる予定だった。しかし暴走王は不参戦を決めてしまい交渉は決裂、理由は暴走王が「出るつもりだったがK−1側に断られた」とK-1側から断ったとしたが、石井和義館長は「(小川が)1億円のギャラを要求してきた(のが原因)」、「最初、ギャラは3000万円でどうかと交渉したが、要求は1億円。私のポケットマネーを加えて5000万円、最後は8000万円まで譲歩したがだめだった」「こちらから出て欲しくないと言った覚えはない。考えられない」と反論し後味の悪さを遺したが、この頃から猪木と暴走王の関係は良好ではなかったのも背景にあったという。
藤田はアキレス腱を断裂してしまい出場できず、代わりに新日本プロレスの永田裕志がミルコと対戦して敗れ、メインでは安田忠夫がジェロム・レ・バンナを破ったことで大晦日の主役となり、暴走王は新日本プロレスの東京ドーム大会に出場して佐々木健介と対戦したが双方のセコンドが乱入して無効試合、暴走王は感慨深げだったが、思い出したくない部分もあったのでは・・・
しかし先々のビッグマッチを見据えているということは大晦日で暴走王vsアーツのシングル戦があるということなのか?藤田vs暴走王の再戦は頓挫状態なだけに、可能性は否定できない・・・ -
IGFが今年も大晦日興行開催へ、DREAMはどうなる!?
デイリースポーツより
「IGF」(12月31日、両国国技館)
IGFが昨年に続き12月31日に東京・両国国技館大会を行うことが4日、分かった。成田空港で会長のアントニオ猪木参議院議員(70)が発表した。関係者は全試合が総合ルールになる可能性を示唆。他の格闘技団体との連携可能性も浮上する。猪木議員の師である故力道山の没後50年セレモニーも行われる見込みだ。
猪木議員はこの日、9月24日に大地震が発生したパキスタン視察へ出発した。昨年、同国でプロレスイベントを行った猪木議員は、支援物資を確保したと明かし、「選挙公約としても話したが、世界で何か起こったら、人ができないことをやる」とアピールした。
<プロレス格闘技DXより>
【猪木の話】「今回(パキスタンに渡るのは)一つは震災。物資は用意してくれてるんで、(被災地のアワラン地区に)入れればね。俺は危険とか関係ないんだけど、向こうが心配してくれてる。今回は(議員)バッジつけてないから、大使館とか関係ないんだけどね。(東日本)大震災の時、パキスタンもいち早く(支援を)やってくれたと聞いてるからね。出馬した時に公約したけど、人がやらないことをやる。国会も来週(15日)から始まるけど、本当はパラオに行く予定だったけど、震災があったから。あとはパキスタンの選手。言った以上は引き受けて、向こうの格闘界が盛り上がるようにしないとね。(いずれは被災地でイベント開催もある?)今回はわからない。そこまで入れるかどうか。強引に入っても構いませんけどね。テレビみてたら入ってる人もいるみたいだし。決めてからじゃなく、行って行動起こすのがいつもの俺のスタイルだから。(大みそ日イベントについては?)いろいろ報告は受けてるけど、いい形で師匠の50周年ができればね。私は弟子なんで。場所はたぶん両国。押さえてはあるんでね。ヨソはいろいろなことがゴタゴタしてるでしょ。資金難であったり。ウチはしっかりスポンサーもついてますから。まぁ現地からfacebookなんかでいろいろ発信します。(帰国予定は?)10日に戻る予定です。現地のちゃんとした情報が入ってない。何が必要なのか。水とか食料、まだ暖かいと思うけど、冬に向けて毛布とか。実際にどんな状況か話を聞いてこれればね。(ジュペール・ペールワンの親族と会う予定とのことだが?)ラホールまで行く時間がないから、イスラマバードまで来てくれと連絡してます。(入門見込みは?)どこで練習するか。ワンピンもそうだけど、そこの国のスターが出れば、興行のアレも変わってくる。(日本で練習することもある?)それもあるし、せっかく上海にいい道場を作ったから、そこに行かせないと意味がないと思います」
愛知大会で藤田和之がIGFが大晦日大会の開催を示唆していたが、総帥であるアントニオ猪木が開催する意向を正式に認めた。
昨年は開催されないと思われていたDREAMがGLORYの傘下に入ったことで共催という形で大晦日興行を開催、そのためIGFに参戦しGLORYとも契約していたジェロム・レ・バンナやピーター・アーツはGLORY側からIGF参戦にストップがかかる事態が発生し、IGFとDREAMの間に興行戦争が勃発した。
今年はDREAMがまだ大晦日興行を開催するかどうかわかっておらず、猪木も「ヨソ(DREAM?)はいろいろなことがゴタゴタしてるでしょ。資金難であったり」とコメントしていることから、おそらくだが今度こそDREAMは大晦日興行を開催しないだろうと考えて、今年も両国大会開催へと踏み切ったのではと思う。
DREAMが今後どうなるかも不明なだけに、IGFは今年こそ大晦日の格闘技を独占し、IGFの大晦日興行を定着させたいどころだろうが・・・ -
澤田のキックで藤田の記憶が飛ぶも苦戦の末防衛!そして初めて猪木抜きでのエンディング・・・
9月28日 IGF 愛知県体育館 「GENOME28」 5005人
<試合後のコメントは全てプロレス・格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼10分1本
○森川修次(0分58秒 レフェリーストップ )X吉田貴広
※吉田の左肩脱臼により
◇第2試合◇
▼20分1本
○長島☆自演乙☆雄一郎(6分28秒 腕ひしぎ逆十字固め)Xブラック・タイガー
◇第3試合◇
▼20分1本
○クラッシャー川口(7分44秒 腕ひしぎ逆十字固め)X将軍岡本
◇第4試合◇
▼30分1本
○ボブ・サップ(4分08秒 逆エビ固め)Xケンドー・カシン
◇第5試合◇
▼30分1本
鈴木秀樹(0分52秒 ノーコンテスト)鈴川真一
---再試合---
○鈴木秀樹(7分01秒 レフェリーストップ)X鈴川真一
※チキンウイングアームロック
◇第6試合◇
▼45分1本
○小川直也(5分57秒 片エビ固め)X天田ヒロミ
※STO
【小川の話】「IGFでハッスルポーズやってしまった。まぁしょうがない。お客さんがあそこまで要望するならやるしかないよ。でもK-1の選手もどんどんくるから、ああいうパンチとかキックを入れられるのはきついけど、やっていくしかないね。(天田は)初めてやったけど、なかなかやる相手じゃねぇか。たぶん天田がプロレスを続ける限り、いい選手になると思う。グローブ外してほしいね。ありがとう。(大みそ日開催が濃厚だが?)藤田戦、忘れてねぇよ」
◇第7試合◇
▼IGFチャンピオンシップ/60分1本
[第2代王者]
○藤田和之(13分30秒 片エビ固め)[挑戦者]X澤田敦士
※パイルドライバー
藤田3度目の防衛
【藤田の話】「(顔面蹴りを食らって足がふらついていたが?)やっぱ俺、人間だね。覚えてないよ。何も覚えてない。いいのもらっちゃったの? わかんない。(過去の防衛戦にない苦戦だったのでは?)やっぱ俺も試合数こなして経験積むけど、みられるからね。狙われる立場を改めて気づかされたよ。(ベルトを肩に)このベルト重いね。そこらじゅうのベルトとわけが違う。何倍あるかわかんない。ギリギリだよね。(猪木は『決めがまだ甘い』と苦言を呈していたが?)ホント(ベルトが)重いね。(澤田の評価は変わった?)数防衛してたら研究されるからね。その上をいかないといけないんだけど、それを怠ったのが自分の中で反省。(フィニッシュはパワーボムを狙ったのがパイルドライバーになったのか、最初からパイルドライバーを狙っていたのか?)全然覚えてない。そこに澤田がいたから担いで落としただけ。まぁ、くよくよしてもしょうがないね。(10・26TDCでも防衛戦の可能性があるが?)防衛戦もそうだけど、大みそ日もある。止まっていられない。相当効いた。蹴りの防御しないとね。とりあえず星は拾った。前向きに考えて研究しないと」
藤田vs澤田のIGF選手権に関してはここまでの流れを見ると、7月20日の大阪大会で行われた藤田軍vs小川軍のイリミネーション戦で藤田vs暴走王だけとなって大晦日以来の一騎打ちかと思われたときに、藤田軍に属していたはずの澤田が藤田を襲撃、澤田が藤田との対戦をアピールしたが、藤田は14日ブラジルで開催される「ジャングルファイト」でのMMAでの査定マッチを要求、ところがサイモン・ケリー取締役と現地のエージェントであるヴァリッジ・イズマイウの間でトラブルが発生し澤田のジャングルファイト参戦がなくなり、査定マッチなしで藤田と対戦となった。
試合は藤田が低空ドロップキックからの足殺しで先手を奪うも、澤田がキックの連打で形勢を変え顔面キックが炸裂すると藤田の記憶が飛んだということで動きが鈍り、澤田はキックや暴走王譲りのSTOで藤田を追い詰めにかかる。思わぬ苦戦となった藤田だったが2度目のバックドロップで形勢逆転させると顔面キック、ラリアットの連打からパイルドライバーで3カウントを奪い王座防衛も、藤田はベルトは受け取った後で控室へ引き揚げてしまい反省のコメントを出したが思わぬ苦戦ということで歯切れの悪いコメントとらなった。
藤田のコメントから今年もIGFが大晦日興行を計画していることが明らかになったが、目玉カードはどうなるのか?藤田vs暴走王の再戦になるのかいうと暴走王は天田を降した後で再戦はアピールしたが、今までの態度を見るとどこまで本気なのかは見えてこない。だが現在のIGFを考えると藤田vs暴走王に代わるカードは見当たらない。
猪木のスケジュールの都合なのか、猪木は休憩明けの猪木劇場には登場したが大会のエンディングには初めて登場せずサップが「1・2・3ダー」で締めくくったが、猪木がIGFと距離をとり始めたことで、猪木抜きのエンディングが当たり前のようになってくるのか、猪木は常々“IGFは自分抜きでやっていけるのか”を考えていた、今大会も猪木が議員専念の影響があったのか話題性も乏しく、観客動員も2階席に空席が目立つ厳しいものになった。これからのIGFは猪木抜きでやっていけるのかが大きな課題になっていくだろう。 -
暴走王はプロレスよりヌルヌル相撲
<プロレス格闘技DXより>
9/25【IGF】サップの相手がカシンに 9・28名古屋大会の全カード決定
☆9/28(土)愛知県体育館(名古屋)『GENOME28』16:00開場、17:00開始
◇第1試合◇
森川修次(1/10)吉田貴広
◇第2試合◇
ブラック・タイガー(1/20)長島☆自演乙☆雄一郎
◇第3試合◇
クラッシャー川口(1/20)将軍岡本
◇第4試合◇
ボブ・サップ(1/30)ケンドー・カシン
◇第5試合◇
鈴川真一(1/30)鈴木秀樹
◇第6試合◇
天田ヒロミ(1/45)小川直也
◇第7試合◇
▼IGFチャンピオンシップ
[第2代王者]藤田和之(1/60)[挑戦者]澤田敦士
※藤田3度目の防衛戦
<スポーツナビより>
「IGF」(28日、愛知県体育館)小川直也(45)が天田ヒロミ(40)と対戦することが24日、決まった。
当日の試合後、帰京してTBS「オールスター感謝祭」に生出演する小川はこの日、神奈川・湘南海岸で澤田敦士(30)と、同番組の“ヌルヌル相撲”を意識した公開練習を行った。海パン一丁で体にローションを塗って“乱取り”した小川は「何であいつ(天田)とやらなきゃいけないの」と不満そうだったが、「同じ日にTBSの感謝祭がある。比重はヌルヌル…、両方だな。天田を軽くひねって、気持ちよくヌルヌル相撲に行く」と“連勝”を誓った。
9月28日のIGF愛知大会の全カードが決定、対戦カードが決まっていなかった暴走王(小川)は元K-1ファイターの天田とのシングルがセミで組まれたが、試合後は東京へ移動しTBS「オールスター感謝祭」に生出演、“ヌルヌル相撲”に出場するという。
これを聴いたときは暴走王が愛知大会に出る必要があったのかということ、暴走王はプロレスよりヌルヌル相撲と公言していることから、そんなにヌルヌル相撲が大事なら今回はカードから外しても良かったのではと思う。
IGFもなぜ暴走王を甘やかすのかわからないし、暴走王がこの姿勢だったら天田にも失礼であり、藤田からも“バイト感覚”で言われるのではと思う。 -
アントニオ猪木が当選で国政復帰も素直に喜べない
e-fightより
7月22日(月)都内の後援会事務所にて、昨日の参院選比例代表で当選したアントニオ猪木(日本維新の会)参議院議員が一夜明け会見を行った。猪木は18年ぶりの国政復帰。「皆さんがびっくりしている以上に、私自身がびっくりしている」と当選した心境を語った。「これからやらなければいけないことは、すでに頭の中で具体化している」と言い、次のように今後の活動について述べた。
・政治家として何をするべきか
「皆さんが知らない、あるいは世の中の陰湿な部分を今回は国会に出て正していきたい。2年前にユッケという生肉を食べてはいけませんよとなって、焼き肉屋さんがどれだけ潰れたか。私は焼き肉屋の代弁をしているんじゃありませんよ。焼き肉が好きなだけです。ユッケも好きなだけです。でも最近になって何も言わずに一部解除されている。こいつらは自分たちで決めて責任も取らず、その後のことは知らん顔で。そういうことになぜみんな怒らないんですかね?
名前をあげてもいいんですが、原発の件もあれだけテレビでウソを並べて。無知だからということは理由にならない。ひとつひとつに対してしっかり検証して、もっと国民が目を開いてそういうものに対して立ち向かっていかなければいけない。ゆとり教育の問題にしても、皆さんがよく聞きに来ました。手をつないでゴールする、これをどう思いますかと。“バカヤローッ!”と私がぶち切れるくらいの感情が出てきました。
そういうことを決めた人たちはいつの間にか責任も取らずに、この教育は間違いだったから変えますと。私は政治から離れてずっと見ていて、誰かが立ち上がらないとダメだと思いました」
・オリンピック東京招致への想い
「スポーツ界はもっときれいであれ、と思っています。柔道界もそうですけれど、野球界も。もう少し男を見せて欲しいなと。昨日の話しですが、私が言った言葉(一部の元メダリストの指導者らから起こった全柔連解体→新柔道連盟設立についてサポートする意思を示した)に柔道界の皆さんが“よく言ってくれました”と一票を投じてくれたとの報告を受けました。スポーツ界はもっと皆さんが思うようなドロドロした世界ではなく、青少年に夢を与えるというしっかりした理念をわきまえた上で、きれいな運営をしてもらいたい。東京招致に関してましては、私が出来る範囲内ですが協力をして、表は表でしっかりとプロモーションをしてもらいたい」
・北朝鮮とのスポーツ外交について
「猪木の行動は一寸先は闇ではなく、一寸先はハプニングなので何かが起きるかもしれません。去年、日体大の松浪(健四郎=元衆議院議員、元文部科学副大臣)さんと一緒に柔道、レスリング、サッカーの交流試合をやりに行きましたが、学生さんの対抗試合で4万人も5万人も入るのかと。近いうちに私がまた訪問する予定をしています。中国にも明後日に上海で道場開きが行われます。前から言い続けてきた中国への進出がスタートします。スポーツ外交と言い続けて来ましたが、これからも変わらず推し進めていこうと思っています」
・議員として格闘技、プロレス界に何をしていきたいか
「ひとつはコミッショナーという立場のもの。馳(浩)君も頑張っているし、コミッショナーというものが早く実現したらいいのかなと。選手たちの保障の問題も含めて。そんなことも考えております」
21日に日本維新の会から比例で出馬したアントニオ猪木が当選、今日一夜明け会見が開かれたが、猪木は政治家モードでプロレスのことは少しだけ、聴かれなかっただけかもしれないがIGFの今後には触れなかった。
当選したことに関しては喜ばしいことなのかもしれないが、自分的には嬉しさ半分、複雑が半分、1989年に当選した際には猪木がまだ現役だったこともあってプロレス界から近い存在でいられたが、現在の猪木は現役を退いた身・・・プロレスから遠い存在になってしまった感じがしてならない。
猪木の古巣である新日本プロレスを含めた各団体は猪木の影響力もないし、新日本にいたっては脱・猪木に成功した、だがIGFはどうなるのか、IGFにしてみれば当選したことで猪木の名前をフルに利用しつつ独自路線に進んでいくのだろうが、猪木の名前を思い切り使っているだけに猪木の存在の消しきれるものではない、猪木の国政復帰はIGFにどう影響を及ぼしていくのか・・・ -
藤田vs暴走王路線からいきなり世代闘争・・・プロレスに対する考えが下手すぎる
7月20日 IGF大阪ボディーメーカーコロシアム「GENOME27」5478人
◇第1試合◇
▼定アキラ闘魂十番勝負・ラストマッチ/15分1本
○鈴川真一(5分18秒 肩固め)X定アキラ
◇第2試合◇
▼30分1本
○ケンドー・カシン(7分01秒 雪崩式飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)Xマスクド・ゲノムJr.
◇第3試合◇
▼IGF MMAルールマッチ/5分3R
○クラッシャー川口(1R、0分43秒 腕ひしぎ逆十字固め)X吉田貴広
◇第4試合◇
▼IGF MMAルールマッチ/5分3R
○石井慧(1R、0分35秒 レフェリーストップ)Xクレートン・エリオット・ジョーンズ
◇第5試合◇
▼IGFスペシャルマッチ 藤田軍vs小川軍5対5イリミネーションマッチ/時間無制限
[小川軍]小川直也 ピーター・アーツ 鈴木秀樹 将軍岡本 天田ヒロミ(30分23秒 無効試合)[藤田軍]藤田和之 ボビー・ラシュリー 澤田敦士 鈴川真一 ボブ・サップ
※澤田乱入☆退場順=[1]Xサップ(7分57秒、小川のSTO→片エビ固め)[2]X天田(14分48秒、ラシュリーのアルゼンチンバックブリーカー)[3]X岡本(15分55秒、ラシュリーのクロスフェースロック)[4]Xラシュリー(16分28秒、鈴木によるオーバー・ザ・トップロープ)[5]X澤田(19分08秒、アーツによるオーバー・ザ・トップロープ)[6]Xアーツ(19分21秒、藤田によるオーバー・ザ・トップロープ)[7]X鈴木(25分59秒、藤田のパワーボム→エビ固め)[8]X鈴川(29分31秒、小川のスリーパーホールド)
【藤田の話】「(澤田に蹴撃されたが?)やっぱりあいつは小川の腰ぎんちゃく、スパイだ。(澤田は世代闘争を見据えているようだが?)お客さん引いてたでしょ。要は澤田の気持ちが出たんでしょ。あれが本心なんでしょ。澤田の本心であり、今、若い選手たちが心の底から俺と小川がいると上にいけないっていうジレンマが出たんでしょ。(小川とひとくくりにされたが?)俺はなんかわかんない。スタッフから状況を聞いたけど、俺にはわからない。彼らが何を考えてるのか、俺は知らないし。あいつらが何を思ってるか、それがやっと出たんじゃないかなと思う。意味わかんないけどさ。じゃあ今日のは何だったのかわかんない。大阪までわざわざ来たのに。(顔じゃない?)顔じゃないも何もドサンピン。使えない奴の集まりじゃない。(合宿で澤田を認めていたが?)ああやってやってきたけど、全然嘘じゃない。やっぱりあいつはそういうこと考えてたんでしょ。俺も小川もいなくなればいいんじゃない。あいつらだけでやればいい。俺はここの選手じゃないから。あいつらの本心がああいうことなんだから。(世代闘争については?)できるわけじゃないじゃない。クズばっかりなんだから。世代以前の問題じゃない。クズで使いもんにならないのばっかり。粗大ゴミばっかりで面白くない。最後やったの澤田でしょ。後ろから来るっていつかあったけど、後ろから来るのはプロレス道にもとるでしょ。(何発も蹴られたが?)一発で倒せないからダメなんだよ。後ろから来るんなら一発で即死させなきゃ。殺さなきゃ。こうやってしゃべってるってことは仕返しがあるぞってこと。自分がやられる覚悟もなきゃいけない。何発やったかわからないけど、あとでビデオで確認してやる。プロレス道にもとる。何倍にしてしっかりとお返ししてやる。俺もどっかで言ったけど、やるってことはやられる覚悟しとけよってこと。残念でしたね。一発で仕留められなくてって感じ。(小川と組むこともある?)小川と何で組まきゃいけないの。あいつらにとっちゃ俺と小川が気に入らないかもしれないけど、こっちから言わせたらでくの坊のクソガキどもが何もできねぇよ。いなくなったらいいじゃない。やりゃあいいんだよ。一発で仕留められないんだから。しょっぱいし中途半端だよ。形だけ真似してるだけじゃないの。試合の形だけ真似してさ。何もわかってない。みての通り。あれがあいつらの気持ちでしょ」
IGFのメインで行われた小川軍vs藤田軍の5vs5はイリミネーション戦で行われ、鈴川が退場でリング上では藤田と暴走王だけとなると大晦日以来の一騎打ちかと思われたが、藤田が鈴川を介抱しているところで藤田軍の澤田が背後から藤田の顔面を蹴り上げ、澤田は「藤田! 小川! てめぇらの好きにさせねぇぞ!!」と藤田、暴走王双方に宣戦布告、イリミネーション戦は無効試合となった。
澤田はIGF総選挙では藤田軍となったが藤田は「小川の腰ぎんちゃく」と認めようとしなかった、しかし藤田軍の合宿に澤田が参加したことで藤田もようやく認めていた。
結局藤田vs暴走王路線はどうなったのかというと、強引に世代闘争へと切り替えられてしまい、ウヤムヤになりつつあるということだ。暴走王は藤田との再戦をアピールしても本気でやりたいのかどうかも見えないどころか、見えないままこのまま終結ということなのか・・・
世代闘争路線となっても澤田や鈴川は実力はつけているが藤田との差はまだありすぎる、猪木は以前IGFの「脱プロレス宣言」をしたが、猪木が脱プロレスを考えた理由がわかるような気がする、IGF全体がプロレスに対する考え方が下手すぎる・・・・ -
藤田vs暴走王の不穏試合から半年・・・・
スポーツナビより
IGFは20日の「GENOME27」(ボディメーカーコロシアム)にて行われる藤田軍vs小川軍に出場予定だったジェロム・レ・バンナとエリック・ハマーが、スケジュールの都合で欠場することを発表した。代わって小川軍に天田ヒロミ、藤田軍には「鈴川真一vs.定アキラ」の勝者が出場する。またクラッシャー川口の参戦も決定した。■IGF「GENOME27」
7月20日(土)大阪・ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館) 開場16:00 開始17:00【変更カード】
<IGFスペシャルマッチ 藤田軍vs.小川軍>
藤田軍:藤田和之、ボビー・ラシュリー、「鈴川真一vs.定アキラ」の勝者、澤田敦士、ボブ・サップ
小川軍:小川直也、天田ヒロミ、鈴木秀樹、将軍岡本、ピーター・アーツ
【既報対戦カード】
<IGF MMAマッチ>
石井 慧
フレデリック・スローン
藤田軍vs暴走(小川直也)軍5v5の全面戦争に出場する総選挙で出場選手に選ばれたバンナとハマーがスケジュールの都合として欠場、バンナの場合はグローリーと契約しているのもあってIGF参戦にストップがかかったか?しかし大物格闘家の参戦もIGFの売りだったが、ジョシュ・バーネットがUFCと契約したためIGFを離脱、レギュラーで参戦しているのはラシュリーぐらいだけとなってしまった。藤田vs暴走王の大晦日での不穏試合から半年が経過したが、今ではIGFの戦いの軸になるも、双方に再戦をする意思があるかどうかわからないことから話題性が乏しくなりつつある。
藤田vs暴走王に関しては乗り気でなかったアントニオ猪木は不干渉の立場を崩さないまま参議院議員選挙へと出馬、藤田vs暴走王は双方の遺恨とは関係なくIGFためだけに続けられているような感じがしてならない。
正直言って今の暴走王では藤田に勝てるとは思えないし、今の藤田を脅かす存在がいない、鈴川と澤田、鈴木はまだまだ藤田を脅かすまでには至らない、アジアからの新しい外国人選手を発掘を狙っている猪木ももし当選となれば議員に専念せざる得ないため、IGFとの関わりも少なくなるのではと思う。
猪木抜きでIGFはやっていけるのかはIGFの最大の課題であり、猪木が最も懸念していること、その猪木がIGFと距離をとりつつある・・・ -
アントニオ猪木が参院選出馬へ・・・IGFとの関係はどうなる?
朝日新聞より
(日本維新の会は4日、参院選比例区に元参院議員のアントニオ猪木氏(70)を擁立する方針を固めた。猪木氏は18年ぶりの国政復帰を目指す。5日に石原慎太郎共同代表ら国会議員団幹部と東京都内で記者会見し、立候補を表明する。プロレスラーだった猪木氏は1989年にスポーツ平和党を結成し、参院選で初当選したが95年に落選。98年に政界引退を表明し、レスラーも引退した。その後も、相手に気合を入れる「闘魂注入ビンタ」や「1、2、3、ダー!」との雄たけびで人気を博した。
議員時代は、湾岸危機のイラクを訪問するなど独自の「外交」を展開。北朝鮮への訪問も重ね、プロレス公演や朝鮮労働党の行事に参加するなどした。)
IGFの総帥・また社長であるアントニオ猪木が参院議員に日本維新の会から立候補することが明らかになった。猪木は1989年にスポーツ平和党を結成して参院選に初当選、湾岸戦争で邦人人質解放など活躍するも、1994年に政治資金を巡ってのスキャンダルが原因で翌年の参院選挙には落選、それ以降は政治からは遠ざかっていた。
なぜここにきて猪木が政界に復帰することになったのかはわからない、ただ最近の猪木とIGFは関係は良好に見えるが方向性を巡っては微妙なズレが生じている。
猪木の政界復帰の意味は自分の思うとおりにならなくなったIGFを突き放したということなのか・・・・ -
藤田vs暴走王は鈴川が割って入ったことで始末の悪い結末に・・・
5月26日 IGF 東京ドームシティ「GENOME26」 3095人 超満員札止め
◇第1試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント1回戦/30分1本
○鈴木秀樹 (10分4秒 ドラゴンスープレックス) X定アキラ
☆鈴木が準決勝に進出
◇第2試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント1回戦/30分1本
○澤田敦士 (7分4秒アームアタック) X将軍岡本
☆澤田が準決勝に進出
◇第3試合◇
○ケンドー・カシン(6分0秒 雪崩式飛びつき逆十字固め)Xブラック・ゲノム
◇第4試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント準決勝/30分1本
○鈴木秀樹 (6分31秒 エビ固め) Xクラッシャー川口
※ドラゴンスープレックス
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント準決勝/30分1本
△澤田敦士 (1分14秒 両者リングアウト) △鈴川真一
☆規定により澤田が決勝進出
◇第6試合◇
▼IGF MMAルールマッチ/5分3R
○石井慧(3R終了 判定3-0)Xペドロ・ヒーゾ
◇第7試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント決勝戦/60分1本
○鈴木秀樹 (1分31秒 変形弓矢固め)X澤田敦士
*鈴木が優勝
◇第8試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/60分1本
○藤田和之 ボビー・ラシュリー (15分56秒 レフェリーストップ) 小川直也 X鈴川真一
(プロレス格闘技DXより)
昨年の大みそ日以来の対戦を果たした藤田と小川だったが、“闘魂3S"の鈴川や鈴木が出場をアピールしたため、リング上は大混乱。圧倒的なパワーで鈴川を制裁した藤田は「プロレスを舐めるなよ」と絶叫したが、小川との決着戦は持ち越しとなった。
因縁の残る藤田と小川が“危険な再会"を果たすタッグマッチが今宵のメインイベント。ともにパートナーは当日発表となる。緊急来日したラシェリーを始めとする外国人選手、さらには藤田や小川と対決姿勢を強めている“闘魂3S"などがパートナーに浮上しており、波乱含みのメインイベントとなった。
藤田と小川は昨年大みそ日の『INOKI BOM-BA-YE 2012』で対戦したが、レフェリーストップ勝ちを手にした藤田が消化不良の内容に激怒。その後、IGF撤退を宣言したが、同団体の王者としての責任を感じ、一転して復活している。両者は2・23TDCホール、3・20福岡と2大会連続で大乱闘を繰り広げており、さらに因縁が深まっていた。2人がリング上で相対するのは昨年の大みそ日以来となる。
セミファイナルで勝利した鈴木がそのままリングに居残る中、まずは小川が入場。鈴川もリングに入り、俺が小川のパートナーだと言わんばかりに鈴木とにらみ合う。続いて、藤田がラシェリーを引き連れて登場。この隙に鈴川が鈴木を場外でいたぶり、自らの出場をアピール。サイモン猪木代表が鈴木を抑え、「藤田&ラシェリーvs小川&鈴川」で試合が行われることになった。
小川が先発すると、藤田も呼応。因縁の対決で試合はスタートした。手を前にかざして探り合うと、藤田のタックルからグラウンド戦へ。首を取りにいったが、小川はロープに押し込むと、両手を広げてクリーンブレークと思いきや、張り手を一閃。場内を煽ったが、藤田はまったく動じない。反対に小川をロープに押し込むと、張り手を打ち返した。だが小川も涼しい表情を見せる。続いてバックの取り合いとなったが、ここで鈴川が強引にタッチした。
暴走気味の鈴川だったが、藤田は的確にパンチを打ち抜いてダウンを奪うと、豪快な踏みつけへ。たまらずリング下に落ちた鈴川の顔面を蹴り上げた。小川とラシェリーも加わり、場外戦は大混乱。小川は鈴川に張り手を見舞い、気合いを入れてリングに戻した。
鈴川は「来いよ」と顔を突き出したが、藤田は豪快なパンチでなぎ倒すと、タッチしたラシェリーも追随。2人は抜群のコンビネーションを披露し、圧倒的なパワーで鈴川をいたぶる。素早いタッチワークに翻ろうされ、鈴川は防戦一方。小川がカットに入る場面もあったが、タッグチームとして機能せず。藤田たちのチームワークの良さばかりが目立つ展開となった。
それでも何とか鈴川とタッチした小川はバックドロップを連発してラシェリーを追い込み、腕ひしぎ逆十字や足4の字でギブアップを迫る。だが、藤田がカットに成功。鈴川が藤田を阻もうとしたが、逆にパンチを食らってダウンしてしまった。
藤田が挑発する形で、小川と花道で乱闘を繰り広げると、この隙にリング上では鈴川がラシェリーに襲いかかった。が、凄まじいパワーで反撃に出たラシェリーは袈裟固めで捕獲。花道では小川がニーリフトをぶち込んだが、藤田も小川のDDTで頭から突き刺し、リングに戻った。
ラシュリーと交代し、試合の権利を得た藤田は鈴川に凄まじい打撃戦を仕掛ける。ちゅうちょなく右フックで鈴川のアゴを打ち抜くと、中腰になっても気にせず左右のフックを連打。さらには顔面を蹴り上げると、倒れた鈴川の顔面にストンピングを連発した。ここでレフェリーが試合をストップ。藤田&ラシェリーのパワフルな攻撃ばかりが印象に残る結果となった。
藤田はラシェリーと抱擁を交わすと、マイクを持ち「長居はしねぇよ。少しだけな。プロレスを舐めるなよ。これがプロレスなんだよ。わかってるのか? それだけだ」と言い残し、リングを後に。場内からは大歓声が起こった。対する小川も「借りは絶対に返してもらうからな」と呼応したが、収まらない鈴川が小川に詰め寄り、リングサイドで大乱闘。再び場内は喧騒に包まれた。
小川たちが去った後、リングに上がった猪木はいきなり「一寸先は闇!」と叫んで混乱を収める。そして、「という言葉がありますが、IGFは“一寸先はハプニング"ということで、いろんなことがありますけど、俺も毎回出てくるのもしんどいんです(笑)」と続けて場内を盛り上げ、「みんなが元気でありますように、もう1回行きましょうか」と呼びかけと、この日2度目となる「1、2、3、ダー!」で興行を締めた。
【藤田の話】「(ラシェリーと握手を交わし)最高のパートナー。ありがとうございました。プロレスを舐めるなって言ってるんだ。プロレスを舐めるなって。小川もそう。小川にくっついてヤツもそうだろ? プロレスを舐めてるんだよ。プロレスってのはこういうもんだよ。このリングではさ、身をもって教えないとわからないから。みんな優しくないよ。明日は我が身だから。それがIGFのリング。何が起こるかわからねぇし。成り行き? 成り行きだよ、ホント。舐めているヤツがいたら、本当にみんな潰していくから。IGFはそういうリングだ」【小川の話】「(鈴川とのタッグはいつ決断した?)当日だよ。最初は“鈴木かな?"とか、“お前らで決めろよ"というニュアンスでいたんだけど、最後まで話がまとまらなかったんだよな。だいたい試合前にゴチャゴチャするんじゃねぇよ。どっちって選ばない俺も悪かったのかもしれないけど、どっちでもいいんだよ。俺のところへ来る前に話を決めてこいやって。まあ、トーナメントで勝ったから鈴木は俺だって言いたいのかもしれないけど。ハチャメチャなのもいいんだけど、もうちょっとプロならプロなりにハチャメチャになってくれよ。俺もやってたから嫌いじゃねぇんだよ。でも、もうちょっとそれなりにしろよ。(試合ではいいところを見せられず、藤田組に持っていかれた印象があるが?)しょうがないだろ? こっちはタッグのチームになってないんだから。アイツが全部壊してくれたよ。藤田どころじゃなかった。ふざけんなよ。試合間隔が空いている興行なんだから、もうちょっと詰めたかったけど、勝手にタッチしやがるし。(鈴川へ指示を出す場面もあったが?)指示じゃねえ。“お前がしっかりしろ"って言ってたんだよ。どんだけ俺が助けたんだよ。(正パートナーがいないだけに、常にこういう展開となりそうだが?)まあ、昔からそんなもんだから慣れたもんだよ。悪くはないんだよ、鈴川は。嫌いなタイプじゃねぇから、今後もアイツにやる気があるなら組んでも悪くはないと思う。若いからチャンスをやらないと。1回で切るわけにはいかないから。(対藤田という部分では完全燃焼できなかった?)できるわけねぇだろ、今の試合で。試合は成立しないし。アイツもせこいヤツだな。あれはいいガイジンじゃねぇか。こっちは1対2で戦っている気分だったよ。まあ、そうは言っても、終わったことにクヨクヨしててもしょうがないから次を見て。とにかく藤田とは決着をつけないといけないと本当に思っているから。それだけだよ。(石井の試合については?)いいんだけど、あの試合は何とかしろよ。人の試合はいいんだけど、もっとIGFを盛り上げていこうよ。そりゃ負けたくない気持ちもわかるけど、後ろで待っている身にもなってくれ。メインイベントの前にもうちょっと盛り上げてくれよ。まあ、いいや。人のことを言ってもしょうがない。とにかく藤田とやるだけだ。アイツもいい歳だろうし、俺もいい歳だし、それでもいい試合を、いい抗争をしたい。狙った獲物は離さないよ」
【試合後の鈴木、サイモン取締役】
▼鈴木「(隣にいるサイモンに対して)なんで? なんでダメなんですか?」
▼サイモン「あっちはもうなっているから」
▼鈴木「なっているって俺残ったじゃん!」
▼サイモン「今度絶対どっかでやるから。(記者に対して)すいません質問をお願いします」
▼鈴木「質問もくそも、見たら分かるでしょ!」
▼サイモン「1日4試合はダメだって。今度体調がベストの時に…」
▼鈴木「ベスト、ベスト!」
▼サイモン「いいから。(再び記者に)お願いします」
▼鈴木「(沈黙する記者の様子を見て)なんもないでしょ。言った通りですよ。(インタビューなんて)やんなくていい。言ったとおりですよ。3つ(しかやらせないで)4つやらせないと」
【猪木の話】「(今日の総括は?)これからはいつも言っているように海外戦略ということで、選手も本当に意識を変えて。今、一番足らないのは夢というか。そういう意味では、もっともっとそれぞれの選手に大きな夢を描いてもらって。刺激をしなきゃいけないという役割が俺にあるのかなと思います。一生懸命選手は頑張っています。頑張ってるけど、さっきのように1ミリの非常識というか、そのはみ出した部分を皆さんがどういうふうに感じ取ったり、それを表現できるのか。テーマはいつも何か残りますけど、若手がもうちょっと頑張っていかないとダメですね。(メインでは小川と藤田が対戦したが?)これはこういう流れになっちゃってますからね。まあ、熱く。ファンというのはこういうものに期待、あるいは熱狂していくわけですから。ただ、何回も言うように、海外というのはまったくそれがないんで。これからまた、藤田か小川かわかりませんけど。そういう意味では最後の大きな世界戦略という部分で、今日はリングの上では言いませんでしたけど、上海の道場が正式に決まって、契約も終わりまして、改装工事に入ってます。非常に条件のいいところで。劇場の跡だったので、天井も高かったと。あとはブラジルのジャングルファイトも、明日か明後日にウチのスタッフが飛んで、最後の詰めに入ります。来年はサッカーがワールドカップで、今年は6月にコンフェデレーションズカップというのがあって。正式な向こう(ブラジル)の政府関係から招待状が来ているんですが、人と人が出会って、縁を作っていくことも大事なんで、そこら辺のスケジュール調整もやろうと思ってます。(藤田と小川から意識の変化は感じた?)ちょっと藤田の方に余裕が出て来ちゃったのかなという。小川にもうちょっと頑張ってもらいたいというね。(新しい刺激として鈴川が飛び込む形になったが?)鈴川もまだヒジがね。俺らもヒジは手術して、昔と比べるのは可哀想かもしれないけど、すぐ試合をしてましたから。ヒザを手術して、翌日から走ってたとかね。そんなこともありますけど、まだこれから時間があるので、しっかり治して。そういう意味では、もう1回海外遠征も必要でしょう。王彬(ワン・ピン)もそろそろ、そういうふうにさせていきたいと思っています。なかなか俺も自分で見るわけにはいかないんでね。今日は皆さんが来る前にちょっとだけ見たんですけど。体も大きくなって来ているんですけど、もうひとつ力も付けていかないと。まだ若いから、背が伸びてるんだね。(次の興行は7月ぐらいだと思われるが、そこでデビューする?)それはわからないけど。サイモンに任せてるんで」IGF TDCホール大会で行われた藤田、ラシュリーvs暴走王(小川)、鈴川は、藤田が突進してくる鈴川を徹底的に痛めつけて勝利を収めた。試合のテーマは藤田vs暴走王だったが、暴走王のパートナーがトーナメントを制した鈴木ではなく、準決勝で澤田と両リンで引き分けながらも試合数の多さという理由で脱落となった鈴川が抜擢、試合も鈴川が積極的に藤田に突進していったが、藤田はパンチやキックなどの打撃で容赦なく痛めつけた、肝心の暴走王は藤田とは2度ほど絡むものの大きなインパクトは残せず、結局藤田の強さだけが際立ち。鈴川と暴走王は案の定仲間割れと始末に悪い結果となったが、初代エースの暴走王が去った後のエースを引き受けたのは鈴川で自負もある、また暴走王も鈴川のコーチ役だった宮戸優光とは険悪で“宮戸クン”呼ばわりしていたことを考えると二人の仲間割れは必然的だったのかもしれない。
大会全体を振り返るとトーナメントにしても澤田vs鈴川戦では両リンになったのにも関わらず試合数の多さで澤田の勝ちという曖昧な裁定で終わらせ、また決勝の鈴木vs澤田にしても澤田が大流血していたということで速攻で試合を終わらせ、鈴木が優勝しメインのタッグ戦に出場が決定しても1日4試合をこなしているからって強引に引き下がらせるなど不本意なシーンが続出、いくらドタバタが売りでも選手やファンを無視してのドタバタはどうかと思う。
そして猪木総括も海外戦略のことは語っても大会全体のことはあまり振り返らず、大会の不出来に呆れたといったところか?メインの始末の悪い結果になったことで猪木が締めくくったが、結局IGFは藤田や暴走王ではなく猪木がいなければ締めくくることも出来ない、猪木が常々「いつまでオレに頼っているんだ」というジレンマを抱えているが、IGFが最終的に猪木を利用する限り猪木は悩み続ける・・・