忍者ブログ

伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

藤田vs暴走王は鈴川が割って入ったことで始末の悪い結末に・・・

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

藤田vs暴走王は鈴川が割って入ったことで始末の悪い結末に・・・

5月26日 IGF 東京ドームシティ「GENOME26」 3095人 超満員札止め


◇第1試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント1回戦/30分1本
○鈴木秀樹 (10分4秒 ドラゴンスープレックス) X定アキラ
 ☆鈴木が準決勝に進出


◇第2試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント1回戦/30分1本
○澤田敦士 (7分4秒アームアタック) X将軍岡本
☆澤田が準決勝に進出


◇第3試合◇
○ケンドー・カシン(6分0秒 雪崩式飛びつき逆十字固め)Xブラック・ゲノム


◇第4試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント準決勝/30分1本
○鈴木秀樹 (6分31秒 エビ固め) Xクラッシャー川口
※ドラゴンスープレックス


 
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント準決勝/30分1本
△澤田敦士 (1分14秒 両者リングアウト) △鈴川真一
☆規定により澤田が決勝進出


◇第6試合◇
▼IGF MMAルールマッチ/5分3R
○石井慧(3R終了 判定3-0)Xペドロ・ヒーゾ


◇第7試合◇
▼第2回INOKI GENOMEトーナメント決勝戦/60分1本
○鈴木秀樹 (1分31秒 変形弓矢固め)X澤田敦士
*鈴木が優勝


◇第8試合◇
▼IGFスペシャルタッグマッチ/60分1本
○藤田和之 ボビー・ラシュリー (15分56秒 レフェリーストップ) 小川直也 X鈴川真一


(プロレス格闘技DXより)
 昨年の大みそ日以来の対戦を果たした藤田と小川だったが、“闘魂3S"の鈴川や鈴木が出場をアピールしたため、リング上は大混乱。圧倒的なパワーで鈴川を制裁した藤田は「プロレスを舐めるなよ」と絶叫したが、小川との決着戦は持ち越しとなった。
 
 因縁の残る藤田と小川が“危険な再会"を果たすタッグマッチが今宵のメインイベント。ともにパートナーは当日発表となる。緊急来日したラシェリーを始めとする外国人選手、さらには藤田や小川と対決姿勢を強めている“闘魂3S"などがパートナーに浮上しており、波乱含みのメインイベントとなった。
 
 藤田と小川は昨年大みそ日の『INOKI BOM-BA-YE 2012』で対戦したが、レフェリーストップ勝ちを手にした藤田が消化不良の内容に激怒。その後、IGF撤退を宣言したが、同団体の王者としての責任を感じ、一転して復活している。両者は2・23TDCホール、3・20福岡と2大会連続で大乱闘を繰り広げており、さらに因縁が深まっていた。2人がリング上で相対するのは昨年の大みそ日以来となる。
 
 セミファイナルで勝利した鈴木がそのままリングに居残る中、まずは小川が入場。鈴川もリングに入り、俺が小川のパートナーだと言わんばかりに鈴木とにらみ合う。続いて、藤田がラシェリーを引き連れて登場。この隙に鈴川が鈴木を場外でいたぶり、自らの出場をアピール。サイモン猪木代表が鈴木を抑え、「藤田&ラシェリーvs小川&鈴川」で試合が行われることになった。
 
 小川が先発すると、藤田も呼応。因縁の対決で試合はスタートした。手を前にかざして探り合うと、藤田のタックルからグラウンド戦へ。首を取りにいったが、小川はロープに押し込むと、両手を広げてクリーンブレークと思いきや、張り手を一閃。場内を煽ったが、藤田はまったく動じない。反対に小川をロープに押し込むと、張り手を打ち返した。だが小川も涼しい表情を見せる。続いてバックの取り合いとなったが、ここで鈴川が強引にタッチした。
 
 暴走気味の鈴川だったが、藤田は的確にパンチを打ち抜いてダウンを奪うと、豪快な踏みつけへ。たまらずリング下に落ちた鈴川の顔面を蹴り上げた。小川とラシェリーも加わり、場外戦は大混乱。小川は鈴川に張り手を見舞い、気合いを入れてリングに戻した。
 
 鈴川は「来いよ」と顔を突き出したが、藤田は豪快なパンチでなぎ倒すと、タッチしたラシェリーも追随。2人は抜群のコンビネーションを披露し、圧倒的なパワーで鈴川をいたぶる。素早いタッチワークに翻ろうされ、鈴川は防戦一方。小川がカットに入る場面もあったが、タッグチームとして機能せず。藤田たちのチームワークの良さばかりが目立つ展開となった。
 
 それでも何とか鈴川とタッチした小川はバックドロップを連発してラシェリーを追い込み、腕ひしぎ逆十字や足4の字でギブアップを迫る。だが、藤田がカットに成功。鈴川が藤田を阻もうとしたが、逆にパンチを食らってダウンしてしまった。
 
 藤田が挑発する形で、小川と花道で乱闘を繰り広げると、この隙にリング上では鈴川がラシェリーに襲いかかった。が、凄まじいパワーで反撃に出たラシェリーは袈裟固めで捕獲。花道では小川がニーリフトをぶち込んだが、藤田も小川のDDTで頭から突き刺し、リングに戻った。
 
 ラシュリーと交代し、試合の権利を得た藤田は鈴川に凄まじい打撃戦を仕掛ける。ちゅうちょなく右フックで鈴川のアゴを打ち抜くと、中腰になっても気にせず左右のフックを連打。さらには顔面を蹴り上げると、倒れた鈴川の顔面にストンピングを連発した。ここでレフェリーが試合をストップ。藤田&ラシェリーのパワフルな攻撃ばかりが印象に残る結果となった。
 
 藤田はラシェリーと抱擁を交わすと、マイクを持ち「長居はしねぇよ。少しだけな。プロレスを舐めるなよ。これがプロレスなんだよ。わかってるのか? それだけだ」と言い残し、リングを後に。場内からは大歓声が起こった。対する小川も「借りは絶対に返してもらうからな」と呼応したが、収まらない鈴川が小川に詰め寄り、リングサイドで大乱闘。再び場内は喧騒に包まれた。
 
 小川たちが去った後、リングに上がった猪木はいきなり「一寸先は闇!」と叫んで混乱を収める。そして、「という言葉がありますが、IGFは“一寸先はハプニング"ということで、いろんなことがありますけど、俺も毎回出てくるのもしんどいんです(笑)」と続けて場内を盛り上げ、「みんなが元気でありますように、もう1回行きましょうか」と呼びかけと、この日2度目となる「1、2、3、ダー!」で興行を締めた。


【藤田の話】「(ラシェリーと握手を交わし)最高のパートナー。ありがとうございました。プロレスを舐めるなって言ってるんだ。プロレスを舐めるなって。小川もそう。小川にくっついてヤツもそうだろ? プロレスを舐めてるんだよ。プロレスってのはこういうもんだよ。このリングではさ、身をもって教えないとわからないから。みんな優しくないよ。明日は我が身だから。それがIGFのリング。何が起こるかわからねぇし。成り行き? 成り行きだよ、ホント。舐めているヤツがいたら、本当にみんな潰していくから。IGFはそういうリングだ」

【小川の話】「(鈴川とのタッグはいつ決断した?)当日だよ。最初は“鈴木かな?"とか、“お前らで決めろよ"というニュアンスでいたんだけど、最後まで話がまとまらなかったんだよな。だいたい試合前にゴチャゴチャするんじゃねぇよ。どっちって選ばない俺も悪かったのかもしれないけど、どっちでもいいんだよ。俺のところへ来る前に話を決めてこいやって。まあ、トーナメントで勝ったから鈴木は俺だって言いたいのかもしれないけど。ハチャメチャなのもいいんだけど、もうちょっとプロならプロなりにハチャメチャになってくれよ。俺もやってたから嫌いじゃねぇんだよ。でも、もうちょっとそれなりにしろよ。(試合ではいいところを見せられず、藤田組に持っていかれた印象があるが?)しょうがないだろ? こっちはタッグのチームになってないんだから。アイツが全部壊してくれたよ。藤田どころじゃなかった。ふざけんなよ。試合間隔が空いている興行なんだから、もうちょっと詰めたかったけど、勝手にタッチしやがるし。(鈴川へ指示を出す場面もあったが?)指示じゃねえ。“お前がしっかりしろ"って言ってたんだよ。どんだけ俺が助けたんだよ。(正パートナーがいないだけに、常にこういう展開となりそうだが?)まあ、昔からそんなもんだから慣れたもんだよ。悪くはないんだよ、鈴川は。嫌いなタイプじゃねぇから、今後もアイツにやる気があるなら組んでも悪くはないと思う。若いからチャンスをやらないと。1回で切るわけにはいかないから。(対藤田という部分では完全燃焼できなかった?)できるわけねぇだろ、今の試合で。試合は成立しないし。アイツもせこいヤツだな。あれはいいガイジンじゃねぇか。こっちは1対2で戦っている気分だったよ。まあ、そうは言っても、終わったことにクヨクヨしててもしょうがないから次を見て。とにかく藤田とは決着をつけないといけないと本当に思っているから。それだけだよ。(石井の試合については?)いいんだけど、あの試合は何とかしろよ。人の試合はいいんだけど、もっとIGFを盛り上げていこうよ。そりゃ負けたくない気持ちもわかるけど、後ろで待っている身にもなってくれ。メインイベントの前にもうちょっと盛り上げてくれよ。まあ、いいや。人のことを言ってもしょうがない。とにかく藤田とやるだけだ。アイツもいい歳だろうし、俺もいい歳だし、それでもいい試合を、いい抗争をしたい。狙った獲物は離さないよ」

【試合後の鈴木、サイモン取締役】
 ▼鈴木「(隣にいるサイモンに対して)なんで? なんでダメなんですか?」
 ▼サイモン「あっちはもうなっているから」
 ▼鈴木「なっているって俺残ったじゃん!」
 ▼サイモン「今度絶対どっかでやるから。(記者に対して)すいません質問をお願いします」
 ▼鈴木「質問もくそも、見たら分かるでしょ!」
 ▼サイモン「1日4試合はダメだって。今度体調がベストの時に…」
 ▼鈴木「ベスト、ベスト!」
 ▼サイモン「いいから。(再び記者に)お願いします」
 ▼鈴木「(沈黙する記者の様子を見て)なんもないでしょ。言った通りですよ。(インタビューなんて)やんなくていい。言ったとおりですよ。3つ(しかやらせないで)4つやらせないと」


【猪木の話】「(今日の総括は?)これからはいつも言っているように海外戦略ということで、選手も本当に意識を変えて。今、一番足らないのは夢というか。そういう意味では、もっともっとそれぞれの選手に大きな夢を描いてもらって。刺激をしなきゃいけないという役割が俺にあるのかなと思います。一生懸命選手は頑張っています。頑張ってるけど、さっきのように1ミリの非常識というか、そのはみ出した部分を皆さんがどういうふうに感じ取ったり、それを表現できるのか。テーマはいつも何か残りますけど、若手がもうちょっと頑張っていかないとダメですね。(メインでは小川と藤田が対戦したが?)これはこういう流れになっちゃってますからね。まあ、熱く。ファンというのはこういうものに期待、あるいは熱狂していくわけですから。ただ、何回も言うように、海外というのはまったくそれがないんで。これからまた、藤田か小川かわかりませんけど。そういう意味では最後の大きな世界戦略という部分で、今日はリングの上では言いませんでしたけど、上海の道場が正式に決まって、契約も終わりまして、改装工事に入ってます。非常に条件のいいところで。劇場の跡だったので、天井も高かったと。あとはブラジルのジャングルファイトも、明日か明後日にウチのスタッフが飛んで、最後の詰めに入ります。来年はサッカーがワールドカップで、今年は6月にコンフェデレーションズカップというのがあって。正式な向こう(ブラジル)の政府関係から招待状が来ているんですが、人と人が出会って、縁を作っていくことも大事なんで、そこら辺のスケジュール調整もやろうと思ってます。(藤田と小川から意識の変化は感じた?)ちょっと藤田の方に余裕が出て来ちゃったのかなという。小川にもうちょっと頑張ってもらいたいというね。(新しい刺激として鈴川が飛び込む形になったが?)鈴川もまだヒジがね。俺らもヒジは手術して、昔と比べるのは可哀想かもしれないけど、すぐ試合をしてましたから。ヒザを手術して、翌日から走ってたとかね。そんなこともありますけど、まだこれから時間があるので、しっかり治して。そういう意味では、もう1回海外遠征も必要でしょう。王彬(ワン・ピン)もそろそろ、そういうふうにさせていきたいと思っています。なかなか俺も自分で見るわけにはいかないんでね。今日は皆さんが来る前にちょっとだけ見たんですけど。体も大きくなって来ているんですけど、もうひとつ力も付けていかないと。まだ若いから、背が伸びてるんだね。(次の興行は7月ぐらいだと思われるが、そこでデビューする?)それはわからないけど。サイモンに任せてるんで」

 

 IGF TDCホール大会で行われた藤田、ラシュリーvs暴走王(小川)、鈴川は、藤田が突進してくる鈴川を徹底的に痛めつけて勝利を収めた。試合のテーマは藤田vs暴走王だったが、暴走王のパートナーがトーナメントを制した鈴木ではなく、準決勝で澤田と両リンで引き分けながらも試合数の多さという理由で脱落となった鈴川が抜擢、試合も鈴川が積極的に藤田に突進していったが、藤田はパンチやキックなどの打撃で容赦なく痛めつけた、肝心の暴走王は藤田とは2度ほど絡むものの大きなインパクトは残せず、結局藤田の強さだけが際立ち。鈴川と暴走王は案の定仲間割れと始末に悪い結果となったが、初代エースの暴走王が去った後のエースを引き受けたのは鈴川で自負もある、また暴走王も鈴川のコーチ役だった宮戸優光とは険悪で“宮戸クン”呼ばわりしていたことを考えると二人の仲間割れは必然的だったのかもしれない。


 大会全体を振り返るとトーナメントにしても澤田vs鈴川戦では両リンになったのにも関わらず試合数の多さで澤田の勝ちという曖昧な裁定で終わらせ、また決勝の鈴木vs澤田にしても澤田が大流血していたということで速攻で試合を終わらせ、鈴木が優勝しメインのタッグ戦に出場が決定しても1日4試合をこなしているからって強引に引き下がらせるなど不本意なシーンが続出、いくらドタバタが売りでも選手やファンを無視してのドタバタはどうかと思う。


 そして猪木総括も海外戦略のことは語っても大会全体のことはあまり振り返らず、大会の不出来に呆れたといったところか?メインの始末の悪い結果になったことで猪木が締めくくったが、結局IGFは藤田や暴走王ではなく猪木がいなければ締めくくることも出来ない、猪木が常々「いつまでオレに頼っているんだ」というジレンマを抱えているが、IGFが最終的に猪木を利用する限り猪木は悩み続ける・・・

PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。