新日本プロレス
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NJC開幕!柴田が封印技を解禁、そして崖っぷちの中邑が1回戦を突破!3月15日 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2014」後楽園ホール 2015人超満員札止め
〈試合後のアピールやコメントなどは新日本プロレス公式HPより〉
◇第1試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○シェルトン・X・ベンジャミン(6分21秒 片エビ固め)X高橋裕二郎
※ペイダート
◇第2試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○鈴木みのる(8分01秒 ヨーロピアンクラッチ)X矢野通
◇第3試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○柴田勝頼(9分14秒 八方塞り)Xカール・アンダーソン
◇第4試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○後藤洋央紀(6分59秒 後藤式)Xドク・ギャローズ
◇第5試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 飯伏幸太 ○エル・デスペラード(11分38秒 体固め)オカダ・カズチカ 邪道 X外道
※ギターラ・デ・アンヘル
◇第6試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○プリンス・デヴィット(7分57秒 片エビ固め)Xランス・アーチャー
※ブラディサンデー
◇第7試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○バッドラック・ファレ(9分36秒 片エビ固め)X真壁刀義
※バッドラックフォール
◇第8試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○内藤哲也(12分55秒 片エビ固め)X石井智宏
※スターダストプレス
内藤「石井に勝った!! もうこのトーナメント関係ないんだ。石井に勝った! うれしい!! ……なんてことは、いえねーんだ。べつに俺は石井に勝ちたくて、プロレスやってるわけじゃないんでね。何度も言ってるでしょ。俺は、新日本プロレスの主役になるために、ケガから復帰して、帰ってきたんだ。険しい道のりなのは、わかっているよ。でも、一歩一歩クリアしてやるぜ。この俺の上昇が、新日本の上昇に、つながると思ってるんでね。このNEW JAPAN CUP制して、いまから指名してやる。いまから指名してやる。オカダだ! 俺はこのトーナメント優勝して、オカダのIWGPに、挑戦したいと思います」
――次はバッドラック・ファレですが?
内藤「俺も帰ってきてから一回もやってないぶん、ファレも俺とやってないわけで。状況は同じですから。どっちが追いつめられているかの差じゃないですか? 俺はね、こんなこと言ったら、カッコ悪いかもしれないけど、誰よりもこの上昇気流の新日本に危機感を持っているのは、俺なんでね。現状で満足してたら、いつ落ちるかわかんねぇ。俺の出番しょ? 俺がもっともっと新日本を上昇させますよ!」
◇第9試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント1回戦/時間無制限1本
○中邑真輔(14分59秒 片エビ固め)Xデイビーボーイ・スミスJr.
※ボマイェ
(試合後)
中邑「超・紙一重。もう、『イヤァオ』しか言えねぇ(口に指をあてて「シ〜〜!」と言いながらその場で1回転したのち)イヤァオ!!」
(バックステージ)
中邑「ハァハァ……! 気持ちは、首の皮一枚、残ったみたいなもの!! そんな、そんな心境です。なんだろなぁ……。やっぱりねぇ、トーナメント、NEW JAPAN CUP。負けたら終わり。コレ、ホント大きいんだよ。負けたら終わり! どんだけ、待たなきゃいけない? 今日、負けたヤツさぁ。次の出番までいつだ? トーナメントは勝たなきゃ意味ねぇ。とくに俺様はなぁ。今日も首の皮。次は、デヴィット? おもしれーじゃねーの? もっともっと開放してくれよ。いま以上に、これまで以上に、知りたいんだよねぇ(頭を指さして)」
新日本プロレスの春の本場所であるNEW JAPAN CUPが開幕、今年のNJCの注目は柴田の優勝してIWGPヘビー級王者のオカダに挑戦するのか?そして棚橋に敗れてIWGPインターコンチネンタル王座から転落し再戦でも敗れ迷走状態となった中邑の行方、特に中邑は東京スポーツでスミスに敗れNJCを1回戦で脱落したらCHAOS離脱と報じられたことから、まさしく崖っぷちの状態でNJCに臨んだが、いざ蓋を開けてみるとCHAOS勢が次々と敗れ、中邑が敗れればCHAOS1回戦でエントリーした選手が全て脱落という追い詰められた状況となった。
試合もスミスが場外戦から先手を奪うが、中邑はエプロンダッシュ、ランニング式のニーで流れを変える。スミスは先日亡くなったビル・ロビンソンを彷彿させるようなワンハンドバックブリーカーやダブルアームスープレックスを繰り出し、雪崩式ブレーンバスター、シャープシューター、タイガースープレックスと中邑を追い詰めるが、スミスのブルドッグボムをナックルで阻止した中邑は飛びつき腕十字、後頭部へのボマイェ、スライディング式ボマイェと畳み掛けてからボマイェで3カウントを奪い、CHAOSだけでなけ中邑自身も首の皮一枚残ったが、中邑は追い詰められた状況を敢えて楽しんでいるような感じもした。
セミの内藤vs石井は大阪大会と違ったのは内藤がファンの声援を浴びるようになっていったこと、後楽園といえば石井なのだが今回は内藤にファンに支持が集まっていた、試合も序盤は石井のど真ん中プロレスだったが、内藤が動きで石井を翻弄し、たとえ自爆しても内藤が主導権を握り続け石井に焦りが見れる展開となっていった。終盤もエルボー合戦を制した内藤にラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを狙うも、内藤は阻止して浴びせ蹴りで返すと石井も延髄斬りで逆襲するが、内藤が掟破りの垂直落下式ブレーンバスターからドラゴンスープレックス、スターダストプレスで3カウント、石井との戦いで全てを失った内藤が新たに生まれ変わってという印象を受けた試合だった。
柴田はアンダーソンと対戦し、試合途中でタマ・トンガの介入で柴田が苦しい状況となるも、ガンスタン狙いをスリーパーで阻止した柴田がPKからNOAHのKENTAから伝授され、ビッグマウスラウド時代に使用した腕決め卍固めこと八方塞りを解禁しギブアップを奪い1回戦を突破した。
来週名古屋大会で2回戦となり、中邑vsデヴィット、柴田vsベンジャミン、後藤vs鈴木、内藤vsファレとなったが、優勝予想ではなく見たいカードとして中邑vs柴田を見てみたい。それが一番の希望である。PR -
旗揚げ記念日にオカダ・カズチカがレインメーカーの仮面を外した!
3月6日 新日本プロレス「旗揚げ記念日」大田区総合体育館 4200人 超満員札止め
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼旗揚げ記念日オープニングマッチ/20分1本
○鈴木みのる タイチ(7分23秒)X小松洋平 田中翔
※チキンウイングアームロック
◇第2試合◇
▼20分1本
中西学 ○KUSHIDA (11分02秒 片エビ固め)邪道 X外道
※ミッドナイトエクスプレス
◇第3試合◇
▼旗揚げ記念日スペシャル6人タッグマッチ/20分1本
スーパー・ストロング・マシン ○獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(8分32秒 体固め )キャプテン・ニュージャパン XBUSHI エル・デスペラード
※垂直落下式ブレーンバスター
<試合後>
ライガー「俺とやりてぇのか!? シングルマッチだよ。ただのシングルマッチじゃつまんねぇ。マスク懸けてもいいぞ!」
<バックステージ>
ライガー「いや、デスペラードは最初から最後まで、俺につっかかってくるし。俺を目の仇みたいに。やるなら、やりゃあいいじゃないか? 俺は逃げはしない。逃げることもないし。わけわかんない。でも、飯伏に負けてどうすんだよ? もうベルトはあきらめたのか? 標的は俺になったのか? やってることがわけわかんない。だから、彼に問うてみた。じゃあ、マスクを賭けるか? やるならどうぞ。マスカラ・コントラ・マスカラ。俺はいいよ! このカードが組まれないなら、彼が逃げたと思っていい。俺はオッケー。カメラの前、マスコミの皆さんの前で言ってるんだ。これが組まれないなら、彼は拒否したと。そう思ってもらっていいよ。ヤツの目的がわからない。しかも、今日は、タッグマッチだろ? 向こうもコッチも3人。タッグ組まれた以上、ちゃんとやれや? じゃあ、オマエは会社に申請して、『俺はシングルだけでいい』とかそういうことも言えないんだろ? 会社の言われたことを飲んでる割にはああいうことをやる。プロとして失格だよ。ま、リングではタイガーマスクが言ったことと同じ気持ちだし、進む方向も一緒。このあと、アメリカ遠征や台湾遠征もある。イギリス遠征もある。今年も老体にムチ打って、がんばりますよ!」
デスペラード「マスク賭けたい? ああ、おもしろいね。やっぱり、メキシコのことを知ってる人間だ。マスクマン同士がシングルマッチして、負けて何も失わない、そんなことはないんだ。プライドを賭けてやる!」
キャプテン「彼はなんなんだ? 彼は何を考えてるんだ? 今日という記念すべき日に、彼は何がしたいんだ!?」
◇第4試合◇
▼20分1本
プリンス・デヴィット ○バッドラック・ファレ タマ・トンガ(9分28秒 体固め)真壁刀義 X本間朋晃 田口隆祐
※バッドラックフォール
◇第5試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
天山広吉 ○小島聡 永田裕志 桜庭和志(10分16秒 体固め)矢野通 飯塚高史 高橋裕二郎 XYOSHI-HASHI
※ラリアット
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(8分58秒 片エビ固め)Xカール・アンダーソン ドク・ギャローズ
※昇天・改
<バックステージ>
後藤「あんなもんか? あんなもんか。タッグチャンピオン。次のNEW JAPAN CUP、1回戦。ドク・ギャローズ、問題ないね! 問題ない。もう一度、4度目の優勝!」
柴田「あのスイカ頭を割ってやれ! 以上ォ!」
後藤「優勝は見えた。そう言ってしまっていいと思います。決勝は柴田と! もう見えました!」
アンダーソン「なんてこった!」
ギャローズ「今日の負けはなぜだ!? でも、こんな負けは関係ない! 俺たちが最強なことに変わりはない、俺たちがIWGPタッグチャンピオンであることに変わりはないんだ! マシンガンとギャローズ、俺たちが日本で最強だ!」
アンダーソン「いま、ギャローズが言ったことを理解したか? ゴトウとシバタめ、今日の負けは関係ない! IWGPタッグチャンピオンは俺たちだからだ! 今日の負けなど何も関係ない! いつでもどこでもやってやる、覚悟しておけ!!」◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
中邑真輔 ○石井智宏(16分20秒 片エビ固め) 棚橋弘至 X内藤哲也
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第8試合◇
▼旗揚げ記念日スペシャルシングルマッチ/30分1本
[第59代IWGPヘビー級王者]○オカダ・カズチカ(18分41秒 片エビ固め)[第67代IWGPジュニアヘビー級王者]X飯伏幸太
※レインメーカー
<試合後>
オカダ「飯伏さんにひとことだけ言わせて下さい!・・・いや、特にありません!『旗揚げ記念日』、もうそれは今日で終わり。次、『NEW JAPAN CUP』。先輩方、死ぬ気で頑張って下さい!(※大拍手) 決して、俺に勝てないからって、インターコンチに逃げないで下さいよ(※場内笑&『オカダ』コール)。・・・・・・“オカダさん”な(※場内笑&大拍手)。そして!『NEW JAPAN CUP』で誰が優勝しても、絶対、俺には勝てねぇ! 何でかわかるか!?(※大『外道』コール) 何でかわかるか? それはな! う・・・・・・(※と言葉に詰まり)ダメだ! 俺には言えないんで、外道さんにお願いします!」
外道「42回目の『旗揚げ記念日』! 最後にこのリングに立っているのは誰だ、オイ? もちろん! 完全無欠のIWGPチャンピオン“レインメーカー”オカダ・カズチカだよ(※大拍手)。『NEW JAPAN CUP』の優勝者はおろか、世界中の誰が来ようがよ、レインメーカーにはぜってぇ勝てねぇ! 何でかわかるか、オイ!? レ~~ベェルが違うんだよ、コノヤロー!(※大拍手) 43年目以降もよ、レインメーカーがプロレス界の頂点にいる限り、新日本プロレスによ、さらに! カネの雨が降るぞ!」
<バックステージ>
――まさに時代の中心であることを証明するような試合でした。
オカダ「そうすね。ま、普通の、タイトルマッチじゃなく、普通のシングルマッチですから。ま、試合内容うんぬんというよりも、この本物の俺がここに42周年の新日本プロレスに帰ってきた。そこに意味があると思います」
――最後、メインのリングに立っていた。そこに歴史も感じた?
オカダ「いえ、歴史なんて知らないっす。いま、俺が歴史を作っているところなんで、いま俺が帰ってきてから2年か。そこまでの歴史しか俺は知らないっす」
外道「いままでのよ、42年間はよ。俺に言わせりゃ、前座だ。これからだ! レインメーカーがチャンピオンなんだ。新日本の本番はこれからだ!」
――最後は、ジャーマンという新たな一面も見せましたが?
オカダ「そうすね。レインメーカーいこうとしたら、たまたま投げれちゃっただけじゃないすかね? ま、べつに意識してやったわけじゃないっす」
――底知れない潜在能力を見せつけました。
オカダ「ま、まだまだ隠し持っているモノはあるんで。本当に、ボクが……、外道クラッチを出したときがヤバいときなんじゃないかなと、思います」
――その日はいつ来るんでしょうか?
オカダ「2度と来ない!! そんな技に頼る日は」
外道「そんな日が来るわけねーだろ? ヤバい時なんかねーよ、一生な」
――そして、NEW JAPAN CUPを制した選手に「逃げるな」と。
オカダ「ウン。ホント、誰でもいいすよ、優勝してくれば。一度、倒された相手でも、新しい顔でもシッカリかかってきなさい。どんなに誰が挑戦者でも、これからのボクが作る歴史の1ページになるだけです」
――この4200人、札止めのお客さんは?
オカダ「まぁ、4000人といっても、なんか小さく感じてきましたね。もっともっと、大きなところ目指して。そしてシッカリ、カネの雨を降らせるだけです」
外道「レベルが違うからな!」
オカダ「レベルが違います!」
飯伏「ああ、悔しいですね。ああ……いやあ、悔しいですね。ほんっとうに悔しいですね。ああ! ふう……全力で、全力を出したんですけど。ダメでしたね。 いや、けっこう追い詰めたと思ったんですけどね、自分では。(報道陣に)どうでしたか? まあ、『G1』でヘビーに通用するかなと勝手に思ってましたけ ど、直後にDDTでオカダ選手とシングルマッチをやって、結果惨敗だったという。内容としても。まあ、今回は新日本のリングで。この半年、自分なりにいろ いろトレーニングして、いろいろ研究して……勝てると思ったんですけど、また負けました。でも、前回より自分のなかで、差は縮まったかな、と。少しは縮 まったかなと思うので。ちょっと期間を置いて、またやりたいですね。やっぱ、結果がほしいです。いやあ……痛い、痛い。痛すぎますね、全身が。楽しかった です」
──旗揚げ記念日のメインを務めたことについては?
飯伏「まあ、それでオカダ選手とできたのは最高でしたね。結果、負けましたけど。まだでも、自分の野望はジュニアとヘビー、両方巻くことなので。いまからです」
新日本プロレス「旗揚げ記念日」大田区総合体育館大会をテレ朝チャンネル2「ワールドプロレスリングLIVE」にて視聴、新日本が大田区総合体育館を初使用、いや正式に言えば“帰還”という表現が正しいのかもしれない、新日本プロレスは同会場の前身である大田区体育館にて旗揚げ、大田区体育館は2008年に老朽化のため閉鎖したが、2008年に大田区総合体育館として生まれ変わった、いわば新日本は聖地に帰ってきたということなのかもしれない。だが旗揚げメンバーはアントニオ猪木、藤波辰爾を含めて時代の流れと共に全ていなくなってしまった。
旗揚げ記念日のメインを任せられたのはIWGPヘビー級王者のオカダとIWGPジュニアヘビー級王者である飯伏、オカダはかつて闘龍門に属し、飯伏は新日本とDDTの二団体に属している生え抜きでない選手、生え抜きでない二人が旗揚げ記念日という大舞台の重責を任せられるか、またカードは昨年8月にDDTで実現しているが今回は新日本で実現、DDTの時とは違うのは飯伏がジュニア王者となり新日本所属にもなったこと、DDTのときよりもレベルアップした試合を見せられるかどうかがこの試合の一番のテーマだった。
試合の先手を奪ったのはオカダ、飯伏はスピードでオカダの動きを読みきってペースを狂わせようとするが、オカダは三角飛びのドロップキックを繰り出して場外戦を仕掛け、首攻めを展開して余裕の試合運びを展開しつつジョン・ウーまで公開するなど新しい引き出しまで見せる。オカダは飯伏の技を読みきりツームストーンパイルドライバーから勝負に出るが、レインメーカー狙いを飯伏が逆にレインメーカーを浴びせてから試合の流れが変わり、投げ放しドラゴンスープレックス、その場飛びフェニックススプラッシュ、側転式オーバーヘッドキック、スワンダイブ雪崩式フランケンシュタイナー、シットダウン式ラストライドと猛ラッシュをかける、しかし飯伏のフェニックススプラッシュは自爆し飯伏は顔面をマットに直撃させてしまうが、オカダにいつものような余裕の表情はない、飯伏はハイキックから3月2日DDT梅田大会で初披露した雪崩式パイルドライバーを狙うがオカダはヘビーレインで返すと、ジャーマンスープレックスホールドを披露し最後はレインメーカーで3カウントを奪い勝利。オカダのジャーマンは2011年1月4日東京ドーム大会で岡田かずちか時代に高山善廣相手に披露していたが、レインメーカーの仮面を被りオカダとなってからは封印していた。飯伏にジャーマンを見せたのは自らレインメーカーの仮面を外し一瞬だけ“岡田かずちか”を見せたということなのだろうか・・・。また試合内容的にも昨年のDDTの試合よりもレベルアップしており、IWGPヘビー級王座をかけられてもおかしくない内容だった。
後藤、柴田の友情タッグはIWGPタッグ王者であるアンダーソン、ギャローズ組と対戦し序盤はギャローズのパワーに苦しめられるもアンダーソンを捕らえて快勝、これでIWGPタッグがかけられるかというと後藤、柴田の眼はNEW JAPAN CUPに向けられていることから、まだ挑戦というわけにはいかないようだ。
セミの棚橋、内藤組vs中邑、石井組は内藤が石井の垂直落下式ブレーンバスターでまたしても苦渋を味合わされた、第3試合の6人タッグ戦では試合後に挑発するデスペラードに対してライガーが怒りマスカラ(マスク剥ぎ)での対戦をアピールした。
今年で42周年を迎えた新日本、旗揚げメンバーはいなくても現在の選手達で歴史はしっかる受け継がれ、また新しい歴史が刻まれていく。 -
今年初観戦は新日本プロレス!大阪でも金の雨が降るも主役は石井智宏だった!
2月11日 新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」大阪府立体育会館〜BODY MAKER コロシアム〜 6400人超満員札止め
(試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより)
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第37代王者組]○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(13分5秒 片エビ固め) [挑戦者]KUSHIDA Xアレックス・シェリー
※モアバング4ユアバック
☆ヤングバックスが2度目防衛に成功
◇第2試合◇
▼30分1本
○柴田勝頼(5分21秒 エビ固め)XYOSHI-HASHI
※PK
◇第3試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
鈴木みのる ランス・アーチャー ○デイビーボーイ・スミスJr. (7分53秒 エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xタマ・トンガ
※キラーボム
◇第4試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
真壁刀義 ○田口隆祐(9分53秒 エビ固め)Xプリンス・デヴィット バッドラック・ファレ
◇第5試合◇
▼NWA世界タッグ王座ナンバーワン・コンテンダーマッチ/60分1本
○天山広吉 小島聡(12分54秒 アナコンダバイス)ビッグダディ・ヤムヤム Xマイケル・ターヴァー
☆天山&小島がNWAタッグ王座挑戦権を獲得
◇第6試合◇
▼プロレスvs柔術 異種格闘技戦/30分1本
○ホーレス・グレイシー ダニエル・グレイシー(9分28秒 道着によるチョーク攻撃)永田裕志 X桜庭和志
(試合後に矢野、飯塚が登場)
矢野「あれあれあれあれ!これってもしかして、俺たちの出番じゃない!? オイ! よく聞けグレイシー! 我々クレイジー一族が、君たちグレイシーに、本当の“なんでもあり”をな、教えてやるよ、オイ!! 何言ってるかわかんないの!? そんなことね、知らねぇよ、バ~カ!!」
(バックステージにて)
ホーレス「今日はキッチリと我々が勝った。しかし、まず言いたいことは、グレイシーファミリーはカズシ・サクラバを心からリスペクトしているということだ。彼は素晴らしいファイターでありレジェンド・プロレスラー。いつか彼とは同じチームで闘ってみたいね」
ダニエル「自分もホーレスと同じ気持ちだよ。サクラバ、ナガタは、ともに我々ファミリーがリスペクトするに値するウォリアーだと思う。もちろん自分もリスペクトしてる。そして、再び我々はこのリングに戻ってくるつもりだ。相手は、誰でも構わない」
――矢野、飯塚、クレイジーファミリーの挑戦はどう思いました?
ダニエル「来いよ!! 俺たちは構わない。挑戦したいんだろ?やってやる。いつでも来い!!」
ホーレス「僕らはドンドンステップしていくため、チャレンジしていく。彼が何を言ってるか? 自分は日本語がわからないから、意味はわからなかった。でも、彼が僕らと闘いたい、それはわかったよ。問題ない」
ダニエル「クレイジーファミリー! カカッテコイヨ!(日本語で)」
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○棚橋弘至 獣神サンダー・ライガー(12分43秒 片エビ固め)中邑真輔 X高橋裕二郎
※ハイフライフロー
◇第8試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第67代王者]○飯伏幸太(13分34秒 片エビ固め)[挑戦者]Xエル・デスペラード
※フェニックススプラッシュ
☆飯伏が初防衛に成功
◇第9試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○石井智宏(23分41秒 片エビ固め)[第2代王者]X内藤哲也
※垂直落下式ブレーンバスター
☆内藤が3度目の防衛に失敗、石井が第3代王者となる
※花道から帰ってくる石井を出迎える中邑。肩を貸しながらコメントルームへ。
石井「フゥ…! べつにないから。ないよ? もういい?」
――今日の大声援は?
石井「なんとも思わない。言ってるだろ。応援されようがされまいが、俺には関係ねぇ。いつからか、俺は信用できるのは、テメーしかいないと思ってるから。周りにどうこう言われようが関係ねぇ。相変わらずな質問しないでくれ」
――この新日本で獲ったNEVERというベルトは?
石井「新日本でベルト……ハッキリ言って長かったよな? 新日本に来て8年……、対新日本を掲げて16年だよ。長い! 長かった、正直。……だけどよ、テメーの信じる道を突き進んだら、たどり着いたっていう、それだけだよ。なんら、驚くことはない。何年時間がかかろうが、俺はその都度、目標にしてきたことは必ずたどり着いてるから。テメー自身が、テメー自身を信じてるから」
――次はどこへ向かっていく?
石井「いや、これ(ベルト)を高めるだけだよ。あんな口だけのヤツと一緒にしないでくれよ。俺は身体で示すから。1年前、田中(将斗)さんが、俺との試合のあとで言ったこと。俺はそのまま使わせてもらう。『また、このNEVER、敷居が高くなったな?』。それだけだ! ……あと、内藤に言っておいてやる。これでよ、本命のIWGPに集中できて、よかったんじゃねーか?」
※立ち上がって
石井「真ちゃん、ありがとう」
※中邑がベルトを受け取って、腰にベルトを巻く。
石井「ま、真ちゃんのおかげもあるな」
中邑「いや、なんにもないっす」
石井「ありがとう、真ちゃん。……あ~、しょっぺぇ試合だったよ!」
◇第10試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第59代王者]○オカダ・カズチカ(22分51秒 片エビ固め)[挑戦者]X後藤洋央紀
※レインメーカー
☆オカダが8度目の防衛に成功
(試合後にオカダと柴田が刺殺戦を展開)
オカダ「え~~・・・。後藤さんのセコンドについてた・・・何だっけな!? ・・・何だっけな!? ・・・何だっけな・・・!? 外道さん、何でしたっけ!?(※と確認し)柴田さん! あなた、このベルトに興味あるんスか? う~ん!?(※場内どよめき) ・・・・・・もし、このベルトに挑戦したいんだったらな、3月・・・(※場内どよめき)。3月から始まる『NEW JAPAN CUP』に優勝してから来い(※大拍手)。ただし! 順序どおりにな。挑戦して来い。俺と向き合えば挑戦できる!? そんな甘くねぇんだ、バカヤロー!(※大拍手)そして! 俺は、柴田さんには・・・興味は・・・特にありません(※大拍手)。・・・あとは、外道さんにしゃべってもらいます(※大歓声)」
外道「大阪~~!! 本物、理解したか、オイ? 完全復活しそこなった後藤君にはよ、連なるチャレンジャーの列の一番後ろに回ってもらおうか?(※大拍手)さて次は、『NEW JAPAN CUP』の優勝者かな!? ・・・誰が来ようがよ! 誰が優勝しようが! 全部一緒だよ、オイ! 誰が来ようが一緒だよ! なんでかわかるか、オイ?(※大歓声)・・・・・・レベェ~~ルが違うんだよ、コノヤロー!(※大拍手)レインメーカーはこのベルトを、半永久的に保持し続ける。レインメーカーがプロレス界の頂点にいる限りよ、新日本プロレスによ、カ~ネの雨が降るぞ」
(バックステージ)
――8度目の防衛おめでとうございます。いまのお気持ちは?
オカダ「どんだけ、仲のいい人が、セコンドに付こうが、勝てないものは勝てない。そんな病み上がりで、“どんだけ仲がいい人”がセコンドに付こうが、このベルトにはそんな簡単には、手すら届かないですよ!」
――相当に激しい攻防もありましたが?
オカダ「まだまだですね」
外道「完全復活には、ほど遠いんじゃねーか? 完全復活したところでよ、勝てねーけどな!」
オカダ「結局、完全復活できないままでしたね。いつ完全復活するんでしょうかね」
外道「レインメーカーがチャンピオンのうちは無理だな!」
――このIWGPヘビーの重さを見せつけた?
オカダ「いや、それは…もっともっと。後藤さんだけじゃなく、選手、会社にもシッカリな、ヘビーの重さ、まだわかんないんだったらな、俺がもっと教えてやる」
――これで8連続防衛。棚橋弘至選手のV11も徐々に見えてきましたが?
オカダ「ま、べつに……。記録がどうのこうのとかじゃないっすからね。記録以上の存在が、ボクです」
外道「その小さい記録にレインメーカーあてはめんじゃねーよ!当然のことだろう。そんな小さくねーんだ。レインメーカーは」
――その強さをどう示していく?
オカダ「ま、強さ。もうプロレスのすべて。プロレスの強さ、華やかさ、カッコよさ、すべてボクが見せてあげますんで。みなさんボクを見ていれば伝わると思いますんで」
――広島のインターコンチ戦はどう見た?
オカダ「それは今日見てもらえればわかるとおり、レベルが違いますわ。やっぱ、インターコンチとIWGPヘビー、レベルが違います」
――来場者、ファンへのメッセージは?
オカダ「ま、次はNEW JAPAN CUP、素晴らしいチャレンジャーがまた出てきてくれれば、いいんじゃないかなと思います」
外道「……乾杯しようか?」
オカダ「ハイ」
外道「何すっか? 後藤が完全復活してくれるように……」
オカダ「けど 。けど、このベルトを獲らない限り、完全復活しないって言ってますよ」
外道「ああ、じゃあ無理だな……。後藤が完全復活、無理に乾杯」
オカダ「後藤さんの完全復活できないことにカンパイですか?」
オカダ&外道「カンパイ!」
――去年はオカダ選手が優勝したNEW JAPAN CUP、今年は高みの見物?
オカダ「ま、正直、去年もそんなに、苦しかったわけじゃないんで。ま、何やろうかな? NEW JAPAN CUP中は、何したらいいすかね? ま、もしCHAOSの人が優勝したら、普段はなかなか闘うことはないんで。それはそれで楽しみになるんで。という気がします」
――一部のメディアで、「棚橋選手がNEW JAPAN CUPに出場しない」という報道もありましたが?
外道「なんだ、そりゃあ? レインメーカー、関係ねーだろ!」
オカダ「じゃあ、ボクが出ましょうか? 賞金が出ますから!」
外道「あ? 賞金なんて、微々たるもんだろ!」
オカダ「もう一回、言います。NEW JAPAN CUP、出ません!!」
外道「もういいか?」
オカダ「大丈夫すか? 目指すチャンピオン像とか大丈夫すか?」
――目指すチャンピオン像は?
オカダ「…とくにありません!!」後藤「悔しい…」
――敗れはしましたが、2人で闘ったタイトルマッチだったんじゃないですか。
後藤「負けてたらダメだ。今回で7回目か…。7回負けたけど、七転び八起きだよ」
今年初のプロレス観戦は新日本プロレス、大阪ボディーメーカーコロシアムを訪れた。会場には2時に到着したが会場前には売店、ファンクラブの記念撮影などでファンの長蛇の列、自分はパンフレットを購入してから近くのコーヒーショップへ休憩にいくも、顔なじみのダブ屋と新年の挨拶、会話は「新日本は活気があるよ」が中心、現在の新日本はまさしく団体そのものが金の雨を降らせるレインメーカー化しつつある。開場となるが南側にステージが設けてあるも館内はビッシリ超満員札止め、新日本の活気力をまざまざと見せつけられてしまった。
試合全体を振り返ると今日のベストバウトはまちがいなくセミのNEVER選手権である石井vs内藤だった、館内の声援は石井が多く、内藤にはブーイングが多かった、しかし内藤はルード経験もあることからブーイングにも動じない、試合は内藤は石井の首攻めで先手を狙うが、石井はエルボーやチョップで前進する姿勢を崩さず、石井はヘッドバットを連発すれば、内藤もやり返すなど石井のフィールドであるど真ん中プロレスに敢えて踏み込んでいく。内藤は様々な技を繰り出すも石井はラリアットやパワーボム、チョップやエルボーだけで応戦、内藤のジャーマンが決まった際には右肩から転落して脱臼したのではと思われたが、石井はすぐ起き上がってエプロンの内藤にラリアット、また内藤のジャンピングエルボーもヘッドバットで迎撃するなど次第に石井の流れになっていく、内藤は裏投げ、グロリアからスターダストプレスを投下するが自爆、石井のコーナー最上段からのブレーンバスターを凌いだ内藤はドラゴンスープレックスを決めるもカウント2、完全に打つ手がなくなった内藤はヘッドバット合戦からグロリアを狙うも、石井が脱出して後頭部ヘッドバット、延髄斬り、垂直落下式ブレーンバスターで3カウント、石井が新日本に移籍してから初タイトルを奪取するもベルトを受け取るだけで何もアピールせず退場・・・またこれも石井らしさなのか。田中将斗とのNEVER王座をかけての激闘から一年が経過したが、内藤より石井の方がNEVER王座への思い入れが強かったということか、またNEVER王座を失ったことで内藤も全てを失ってしまったが、石井のコメント通りNEVER王座を失ったことは却って内藤にとっても良かったのかもしれない。
メインのオカダvs後藤のIWGPヘビー級選手権は序盤からオカダが首攻めでリード、後藤は重い一撃で反撃するが単発、ペースを崩さず、崩しかけてもすぐ軌道修正してしまうオカダがリードしたままで試合が進んでいく、後藤はリバース牛殺しから牛殺し、雪崩式牛殺し、裏昇天と勝負に出るが昇天・改は決まらず、オカダがツームストーンパイルドライバーからレインメーカー、後藤はラリアットとの相打ちを狙ったのだろうがレインメーカーが打ち勝って勝利、内容的にもオカダの完勝、後藤に勝てる要素は全くなかった。
試合後に柴田がオカダを挑発し、オカダは柴田にNJC制覇を挑戦の条件に課した、果たして柴田が優勝してオカダに迫ることが出来るか?
気になった試合とすれば永田、桜庭vsグレイシー一族、試合はホーレスが胴着を使ったスリーパーで桜庭を絞め落として勝利、PRIDE時代グレイシーハンターと言われた桜庭だったがこの試合では過去のものになりつつあると感じざる得なかった。試合後にはなんと今日の試合に外れていた矢野、飯塚が対グレイシーに名乗りを挙げた。矢野はヒール転向前はパンクラスでMMA、飯塚も異種格闘技戦の経験はあるが、二人は完全に過去を捨て去っている。それに現在の矢野、飯塚のプロレスはある意味何でもあり、グレイシー側は“なんだコイツら”という態度を取っていたが、舐めてかかるとエライ目に合うのではと思う。
今日の大会の感想・・・主役はオカダではなく石井だったということ、そして新日本プロレスそのものが金の雨を降らせるレインメーカーだったということ、新日本の大攻勢はまだ続く・・・ -
棚橋弘至が激闘の末、中邑真輔を返り討ち!後藤&柴田タッグが初始動で激勝!
2月9日 新日本プロレス「『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA」 広島サンプラザホール 5040人超満員札止め
(試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより)
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー ○エル・デスペラード(8分46秒 ギターラ・デ・アンヘル)飯伏幸太 XBUSHI
◇第2試合◇
▼20分1本
○鈴木みのる(5分32秒 体固め)Xタマ・トンガ
※ゴッチ式パイルドライバー
◇第3試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
矢野通 ○飯塚高史(9分16秒 反則勝ち)永田裕志 X桜庭和志
※アイアンフィンガー・フロム・ヘル
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○マイケル・ターヴァー(9分15秒 体固め)X天山広吉
※1.9(ワンポイントナイン)
◇第5試合◇
▼NWA世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[王者]○小島聡(11分4秒 片エビ固め)[挑戦者]Xビッグダディ・ヤムヤム
※ラリアット
☆小島が初防衛に成功
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○石井智宏 高橋裕二郎(11分27秒 片エビ固め)内藤哲也 X本間朋晃
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第7試合◇
○プリンス・デヴィット バッドラック・ファレ マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(11分28秒 体固め)真壁刀義 KUSHIDA アレックス・シェリー X田口隆祐
※ブラディサンデー
◇第8試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(14分38秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ XYOSHI-HASHI
※昇天・改
柴田「後藤が来る前にしゃべらせてもらっていいですか? オカダって、あんな奴だっけ? あんなに感情、出す奴だったか? どっかであいつの歯車を…何か、かみ合ってないんじゃないか? 後藤、(ベルト)取るよ」
※ここで後藤がバックステージに戻ってくる。
柴田「取るぞ。マジで取るぞ。(報道陣に向かって)何かある? (今日)ビンタと蹴りしかしてないよ。一言あるとすれば、後藤に俺がアドバイス…特にありません」
後藤「あとは大阪。心強いパートナーができた。今日は何か、新たな人生の第2章がスタートした感じ。体は絶好調だし、あとは勝利という形で」
――柴田選手と組んでの印象は?
後藤「楽しくて仕方ない。まぁ、今まで11年、プロレスをやってきて、こんなに楽しいのは初めてかもしれない」
――今後、柴田選手とのタッグは?
後藤「これを1回で終わらせるのはもったいないでしょ? いや、終わらせないですよ」
オカダ「まあ、初めてタッグ組んだわりにはなかなかいいんじゃないですかね。ボクも想定外のダメージ負いましたし。もう大阪、やばいかもしれません。もう怖くて逃げだすかもしれません……んなわけあるわけねえだろ。そんなもんか後藤さん!? 完全復活はまだか? 今日がいい完全復活のきっかけになってくれればいいなと思ったけど、こんなもんじゃまだまだだ。ここはまだ広島だ。大阪、ちゃんと後藤さん、あなたのために119、電話してあげますから。もうなにも恐れることなく、後輩のボクがしっかり胸貸しますんで、頑張りなさい」
外道「友情タッグか、オイ! タッグで勝った? それがどうした、このヤロー。大阪でレインメーカーがレェェベルの違いをみせつけて一方的にぶちのめしてくれるわ」
オカダ「だからな救急車は早めに呼んどけ」
YOSHI-HASHI「オイ、柴田。大阪、いいか。テメーの大事なお友達、後藤ちゃん、いねえからな。大阪はきっちり今日のカタ、シングルでつけてやるからな。大阪、見とけよ、柴田。クソッタレが!」
◇第9試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第64代王者組]○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(12分8秒 片エビ固め)[挑戦者組]ランス・アーチャー Xデイビーボーイ・スミスJr.
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズが初防衛に成功
◇第10試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第7代王者]○棚橋弘至(22分32秒 ドラゴンスープレックスホールド)[挑戦者] X中邑真輔
☆棚橋が初防衛に成功
(試合後)
棚橋「広島、超満員札止め、ありがとうございます!(※大拍手) そしてもうひとつ、大事なこと。棚橋が! チャンピオンで!広島に! 帰って来たぜーー!!(※大拍手) ・・・まあ、黒が白になったけどな。それは、俺にとって大きな問題じゃないから。これからも新日本プロレス、盛り上げて行くんで、今日はありがとうございました!(※大拍手)」
(棚橋はリングを下りようとするが、大「棚橋」コールに押し戻される。そして、ギターをエアで取り出す)
「広島〜〜〜!! 広島〜〜〜!! 広島〜〜〜!! 盛り上がって行こうぜ〜!!」
(棚橋がエアギターをかき鳴らした。ファンがアンコールを大合唱し、棚橋は2回目のエアギターを敢行)
棚橋「じゃあ、新曲いきます!」
(1月4日東京ドーム大会で初お目見えとなった新バージョンのエアギターを演奏した。)
棚橋「2階席!立見の皆さん!アリーナの皆さん!広島の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」
(バックステージにて)
――見事、初防衛、おめでとうございます。
棚橋 「ありがとうございます。
――改めて中邑選手との試合、今日はどんなものになりましたか?
棚橋 「棚橋vs中邑っていうものが広島という土地に響いてくれて、今日の試合の何日か前に全席完売になるって聞いて、こういうことはほんとに初めてで、その気持ちを胸に今日はリングに上がりました」
――このようにベルトを巻いて、最後のセレモニー(エアギター)をするっていうのは、去年の広島以来じゃないかと思うんですけど…。
棚橋 「そうですね。ちょうど1年前ですね…。長かったね。ようやく戻ってきました」
――最後、ドラゴンスープレックスホールドでした。ハイフライフローを返されて、その上をドラゴンでいった。この闘いにはどんな意味がありましたか?
棚橋 「ほんとに自分の必殺技が返されても、最後まであきらめない…それが俺だし、今の新日本プロレスだから。ダメでもダメでも最後までしがみついて。決してきれいな勝ち方じゃないかもしれまいけども、そこに意味があるんじゃないですかね」
――また腰に戻ってきたインターコンチネンタルのベルトですけど、ここまでは中邑選手の色合いが濃かった真っ白なベルト。徐々に棚橋選手のものになっていくじゃないですか?
棚橋 「中邑との勝負だし、プロレスファンみんなとの勝負。というのは、記憶はどんどん新しいものに塗り替えられるから。今日でちょうど1カ月、そして初防衛、(次は)まだ決まってないけど、
所持してる時間が長くなれば、みんなの記憶が更新されていくから。それに新しい闘いが乗せていく。ベルトの使い方は誰よりも知ってますから」
――今、白いベルトを巻いて、棚橋選手はこれで中邑選手に(短期間に)2度勝ちました。これからどこを目指していくのでしょうか?
棚橋 「中邑が言った、新しい価値の創造。広島超満員、大阪超満員…同じ団体内で狙うべきブランドが2つある。団体内2ブランド、これで今年、新日本プロレスは攻めます」
――棚橋選手個人としては、これからどんな闘いを見せていきたいですか?
棚橋 「どんなことがあっても、今の俺の進む道はこれ(腰に巻いたベルトを押さえる)しかないから。リング上で白か黒かどうのこうの言いましたけど、全部、本音だから。俺はプロレスに嘘つかないから。全部、本音で勝負していくから。これからもこのベルトにすべてを懸けて行きます」
――中邑選手とのシングル初対決を始めて9年、やっと勝ち越しました。
棚橋「1年前の広島が、最後の棚橋のギター劇場っていうか、俺の型があって…。広島にすごいパワーをもらったね。アンダー30も取ったし。10年かかりました。これからは本当の意味で俺が追いかけられる番だと」
――新しいベルトを懸けた闘いの中で、最後、中邑選手はシャイニング・トライアングルを狙っていたと思うんですけど、棚橋選手はドラゴンスープレックスで決めた。古きを思い起こさせる闘いで、運命的な部分も感じましたが…。
棚橋 「まぁ、選択肢はいろいろあった方が面白いから、いいんじゃないですか」
――地祇の中邑選手との闘いは、どういう舞台を望みますか?
棚橋 「それはまだ決まってないけど、今日で4連勝、そして勝ち越し、そしてチャンピオンは俺。どう出るかは向こう次第でしょう。俺だったら心折れるね(笑み)」
――4連勝でようやく勝ち越しということは3つ勝ち越されているところから巻き返したわけです。その時は棚橋選手の方が心折れてたんじゃないですか?
棚橋 「俺、生まれたときから心折れたことないから」
新日本プロレス広島大会をテレ朝chでの「ワールドプロレスリングLIVE」にて視聴、メインのIWGPインターコンチネンタル選手権、棚橋vs中邑は先手を奪ったのは中邑、下からの裏逆十字固めで棚橋の右腕殺しを展開、腕固めなどの関節技や鉄柵やロープを使うなど関節技にラフを織り交ぜる。中邑は膝蹴りだけでなく関節技も本来のスタイル、今回はどんなことがあっても勝ってベルトを奪い返す姿勢が見られた。棚橋はドラゴンスクリューからのボマイェ封じの左膝殺しを狙うが右腕殺しが効いているせいか主導権を奪うまでに至らない。焦る棚橋はスタイルズクラッシュからのハイフライフローを投下するが自爆、中邑はスライディング式やダイビング式のボマイェを繰り出すが正調のボマイェは棚橋がスリングブレイドで迎撃しショートレンジのスリングブレイドからハイフライアタック、ハイフライフローと畳み掛けるがカウント2で決め手にならない、決め手を失った棚橋に中邑がカート・アングルを破った巻き込み式腕十字を狙うが失敗してしまうと、これを逃さなかった棚橋がドラゴンスープレックスホールドで3カウント、棚橋が王座を防衛、中邑も今までの全てを出し切れば、棚橋もかつてのフィニッシュであるドラゴンスープレックスまで出した、1・4東京ドームを超えた試合でもあり、二人のこれまでの戦いの集大成を見た試合だった。
中邑の再挑戦を退け、改めてインターコンチ王座は棚橋のものになった、白いIWGPを棚橋がどう自分色に染め上げるか。また全てを失った中邑がどう再起していくのか・・・
第8試合の後藤、柴田vsオカダ、YOSHI-HASHIは序盤はチーム歴の長いオカダ組が連係でリードを奪うが、後藤組は一度攻勢に出ると一気に畳み掛け、あっというまに盛り返していく、また柴田がYOSHI-HASHIにオカダに交代しろと迫れば、YOSHI-HASHIの表情が変わり後藤組に独りで向かっていく、脇役である選手を感情的にさせて試合を盛り上げる、まるで天龍源一郎、阿修羅原の龍源砲の試合を見るようだった。最後はオカダが後藤にレインメーカーを仕掛けたところで柴田がブロックし、後藤と共に合体リバース牛殺しでオカダに大ダメージを与えると、後藤が牛殺し、柴田がPK、後藤が昇天と畳み掛けて3カウントを奪い快勝、オカダも決戦を前にして大ダメージを負ってしまった。
広島大会では棚橋と中邑がドーム大会以上の試合を見せた、そして11日大阪ではオカダと後藤がIWGPをかけて激突する。二人が棚橋vs中邑戦以上の試合を大阪のファンに見せることが出来るか、一番プレッシャーを感じているのは王者であるオカダなのかもしれない。 -
後楽園男・石井智宏の激勝から始まった新シリーズ…そして井上亘が無念の引退2月2日 新日本プロレス「Road to THE NEW BEGINNING」後楽園ホール 2015人 超満員札止め
<試合後のアピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○タイチ TAKAみちのく(7分33秒 体固め)X小松洋平 田中翔
※トラースキック
◇第2試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ○BUSHI(7分50秒 エビ固め)X邪道 高橋裕二郎 YOSHI-HASHI
※邪道のクロスフェースオブJADOを切り返す
◇第3試合◇
▼20分1本
キャプテン・ニュージャパン ○本間朋晃(8分21秒 反則勝ち)矢野通 X飯塚高史
◇第4試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡 エル・デスペラード(12分36秒 体固め)永田裕志 X中西学 飯伏幸太
※ラリアット
◇休憩前◇
(井上亘が菅林直樹会長と共に登場)
井上「去年の3月4日から欠場しています。私の右腕は、首のヘルニア、右胸の大胸筋断裂、右肩関節の変型で思うように動かず、ずっとリハビリと治療を続けてまいりましたが、いま現在、プロレスラーとして必要最低限のトレーニングができません。なので・・・引退します。俺は、この後楽園ホールでデビューして、この後楽園ホールでたくさんの試合をして、思い出に残る試合をやってきました。この後楽園ホールが大好きです。この後楽園ホールで4月2日、引退します。いままでたくさんの応援をしていただきまして、本当にどうもありがとうございました」
■バックステージでの会見
井上「ありがとうございました。復帰を目指して、ずっとトレーニングしてました。でも、欠場するときに中途半端な状態では復帰したくないと思っていたんで。やっぱり、闘うリングですから、こういう結末もあるのかなと。くやしいですけど」
――引退を決意したのは?
井上「決意したのは、もうちょっと早い時期だったんですけども。去年の3月から欠場期間が長くて、ずっと苦しかったんですけど。時間がちょっとづつ、苦しさとか痛みをやわらげてくれたんですけど…(涙を溜めながら)、なんか今日は後楽園ホールの雰囲気にやられました(顔を押さえて、苦笑)。泣くなんて思ってみなかった。入場テーマ曲とファンの皆さんの声援とか……。なんか、『こんなに鳥肌が立つことって、この先、味わえるのかな』って思うと、くやしいですが。まだ、4月2日の引退記念興行があるので。それまでレスラー・井上亘としてもシッカリとトレーニングして、生きていきたい思います」
――ただ、試合はしない?
井上「ハイ。あの……試合ができたら、復帰してます。先ほども言ったように、中途半端な復帰はしたくないと思ってます。中途半端な身体、身体の直り具合なので、試合はしません。」
――後楽園の一番の思い出は?
井上「後楽園かぁ〜。なんすかねぇ〜(涙を押さえて、目をつぶって)。何だろうなぁ……。何かと言うと、後楽園ホールでしたね。スタートもそうだったし。挙げればキリがないですけど、ここで成長させてもらったと思います」
――今後は、新日本のスタッフとして働くということでしたが?
井上「ハイ。会長、社長、私で話し合いをしまして。私もプロレスに対する思いがありますし。そのかたちをリング上で闘うとは別のかたちになりますが、発揮させて頂く場所を与えてもらったと思ってます。明日から。正確には、1月31日から、会社で一つ一つのことを勉強しながら、やっていっています。何かべつのかたちでこれからは、プロレスに協力して、プロレスがもっと広がればいいなと思います」
――4月2日は、試合はなくともセレモニーなどは考えている?
井上「そうですね。まだ、具体的な案はまだないんですけども、私がファンの皆さんの前で、ちゃんとお別れできる場を作って頂きたい、というワガママを会社に伝えたところ、そのようなかたちで用意してもらったんで。感謝の気持ちだったり、何かちゃんと伝えられたらいいなと思ってます」
――最初に引退を決めた時期は?
井上「一番最初に引退の報告を会社にしたのは、去年の10月でした。あの〜、199年の10月10日に、デビューしたんですけど、その時点で『ちょっとできないな』と思いまして、伝えました。ですけど会社側が『選手契約の期間まで、直るまでギリギリ治療してもらっていい』とあたたかい言葉をもらいましたが、いまが限界だなと。今日はちょっと泣いてしまいましたけど、4月2日は、みんなと笑顔でレスラー・井上亘として、お別れができたらいいなと。ありがとうございました」
◇第5試合◇
▼30分1本
鈴木みのる ○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(9分21秒 片エビ固め).カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xタマ・トンガ
※キラーボム
◇第6試合◇
▼田口隆祐復帰戦/30分1本
○プリンス・デヴィット バッドラック・ファレ マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(11分30秒 片エビ固め)真壁刀義 X田口隆祐 KUSHIDA アレックス・シェリー
※ダイビングフットスタンプ
◇第7試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
オカダ・カズチカ 中邑真輔 ○石井智宏(24分55秒 片エビ固め)棚橋弘至 後藤洋央紀 X内藤哲也
※垂直落下式ブレーンバスター
(試合後)
後藤「オカダーーー!! まだだー! まだ足りねぇ! 完全復活を証明するには、まだ足りねー。大阪で!オカダのベルトを奪ってからが! 完全復活だ! オイ、オカダ! よく覚えておけよ、コノヤロー!」
(バックステージ)
石井「毎試合、能書きたれてるからこうなんだよ。恥を知れ、恥を。大阪までに心入れ替えてみろ、オラ」
中邑「はしゃいでるなあ、棚橋よ? うれしいだろ、歴史を変えたベルトだ。さんざん、オレの色がついたベルトだ。おまえの色をつけるにも、もう一週間だ。タイトルマッチで返してもらうぜ、てめえの色はつけさせねえ」
オ カダ「最後に言われた、『よく覚えとけよ』って。でもな、すいません、後藤さん。マイクで何言ってたか、何も聞いてなかったです。急に呼ぶもんだから。た だ、今日やってわかりましたけど……ベルトですか? 何がしたいんですか? まあ、がんばってくださいとしか、ボクには言えないです。がんばってもらわな いと、ただのタイトルマッチになってしまうので。そして、“オカダ”じゃない、“オカダさん”だ」
外道「オイ、後藤! 今日はラッキーだったな! 超ラッキーだった日だ! なんでかわかるか? おめえのアゴが無事だったからだ! 明日はよ、おめえのアゴ、へし折ってやるぞ、コノヤロー!」
棚橋「ハッ! 中邑の、いまの気持ちが凄く気になるね? このベルトを手放してどう思っているのか? 気になってた。でも、ちっとも落ちてねーな。アイツの気持ち、モチベーションはちょっとも落ちてねぇ。それと同時進行して、なかなか巻いてはいるけど、この白いベルト、俺に振り向いてくれないね。過ごした時間が隙間を埋めてくれるのか? 俺の思いが足りないだけなのか? 白いベルトに応えてもらうため……これからもよろしくな。……あと、小っちゃいこと言うかもしんないけど。柴田、オイ……。柴田かぁ〜……。後藤とタッグ組む、ってことは、小さいことかもしんないけど、俺は今日、後藤とタッグ組みたくないよね。『ケンカ売りに来ました』でしょ? じゃあ、最初から『同級生に会いに来ました』って言えばいいじゃん! ういっし!」
後藤「長期欠場から復帰しまして、今日で3戦目……。これが復帰3戦目の男に見えますか? タイトルマッチまであと5試合か? 復帰から7戦目でタイトル奪取した人間がほかにいますか? 俺はその快挙を、今回成し遂げたいと思ってます。まだ、完全復活というのは控えておきましょう。オカダのベルトを獲ってからが、完全復活です」
――いま棚橋選手が、「後藤が柴田選手と組むなら、組みたくない」と。
後藤「いや、まぁ、そりゃあそうすね。組みたくないなら、組む必要ないと思うし……。それはべつに俺が決めることでもないし。その意見を貫き通せばいいんじゃないですかね」
――後藤さんの中では、タイトル戦と広島とのタッグに集中してる?
後藤「そうですね。俺の中で大事にしたいタッグマッチが広島で控えてますんで。そこは誰に何を言われようが、変わらないし」
――ある程度、こういう意見が出てくることも覚悟の上?
後藤「どうなんすかね? やっぱ俺にしかわからない彼がいて。ほかの人間にはわからないっていう部分はもちろんあるでしょうし。人間なんで誰でも好き嫌いはあると思いますよ。ま、そこはそれなりの覚悟あって、言ってるだろうし、そこは貫いてもらっていいんじゃないすか。べつに俺はとやかく言うつもりはないし」
新日本プロレスの新シリーズが開幕、メインは2.9広島、2.11大阪で行われるIWGPヘビー、インターコンチ、NEVER選手権の前哨戦が組まれ、オカダと後藤、棚橋と中邑、内藤と石井が競い合うように激しくぶつかり合うが試合の主役を奪ったのは後楽園男の石井、内藤だけでなく後藤を相手にしても一歩も引かない姿勢を見せ、内藤も多彩な技で石井を攻めるが石井はラリアット一本で応戦して譲らない。終盤も内藤と石井が激しくぶつかり合い内藤が裏投げからジャーマンで勝負に出るがスターダストプレスが自爆となると、6選手が入り乱れる中で冷静だった石井が内藤のジャンピングエルボーを延髄斬りで迎撃した後でラリアット、垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い、CHAOSが前哨戦を制した。
1.4東京ドームではオカダに敗れ、IWGP戦線から1歩後退した内藤だか、石井と戦いは内藤にとって何が足りないのか示す戦いになるのではと思う。最後にIWGP王座奪取宣言をした後藤は今回は柴田勝頼戦で披露した新型牛殺しは温存、棚橋vs中邑もだが決戦までの駆け引きはまだ始まったばかりだ。また柴田勝頼を巡って棚橋と2・9広島で柴田とタッグを組む後藤の間で対立が生じた、棚橋にしてみれば新日本に宣戦布告した柴田となぜ組むんだという考えもあるのだろうが、後藤にしてみれば棚橋とは本格的に組んでいるわけでないので意見を言われる筋合いもなく、柴田との関係も理解してくれないのであればそれで結構、後藤の態度次第では柴田とのタッグは新日本全体を揺るがす可能性を秘めている。
第4試合ではIWGPジュニア選手権の前哨戦が行われたが気になったのはデスペラード、飯伏だけでなく永田、中西相手に対ヘビー級に慣れていないのか?気負いが目立ち攻めこまれるシーンが多かった、試合は小島が中西を降したか、デスペラードに関しては今回は不安材料が出てしまった。
今シリーズから田口が復帰したが、頚椎椎間板ヘルニアと右変形性肩関節炎で欠場中の井上亘が引退、4月2日の後楽園大会で引退セレモニーを行い、今後はスタッフに転身することが発表された。
井上は昨年3月から欠場、早期の復帰を目指してきたが東京スポーツの取材で「もう少しかかりそう」「決定的な治療法が見つからない」とリハビリは続けてきたが芳しくなかった
井上の思い出はいずれ更新するが、自分的に残念なのは最後まで同期だった棚橋に並び立つまでには至らなかったこと、コケにされ続けた柴田に一矢報えなかったこと・・・。引退セレモニーが行われる4.2後楽園、立派にレスラー人生を全うして欲しい。井上亘選手が引退を発表したゼァ。彼自身が出した決断だけど、とても残念ゼァ。試合後、彼がファンの皆さんに話しているのを観ながらずっと青義軍として一緒に戦っていた時のことを思い出し涙をこらえたゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) 2014, 2月 2皆様の声援、私の耳にしっかり届いています。ありがとうございます。 たくさんの復帰おめでとうコメント、頑張ってくださいコメントありがとうございます。 私は運良くプロレスができる体にまで回復できたので、これからもプロレスを続けます。ありがとうございます。
— 田口隆祐 (@taguchiryusuke) 2014, 2月 2@wataru_inoue 井上選手、これまでたくさんの試合、勇姿をありがとうございました。引退発表に驚き、もう井上選手の試合を見られないのは残念ですが、これからの新たな人生も応援しています!
— 春哉 (@haruya57) 2014, 2月 2休憩になって「Countdown Ignition」がかかって「亘さんだ!」と叫んで入場口を見たらスーツ姿の井上選手はリングに上がる前からすでに涙ぐんでいて、菅林さんが登場したのにまさかと察するものがあって、まさかは当たっていて、胸がいっぱいになりました。
— 広く。 (@cohirohiroko) 2014, 2月 2 -
2・9広島、2・11大阪のカード決定!二つのベルトを巡ってオカダと棚橋、中邑との戦いは続く
2月9日 THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA 広島サンプラザホール
IWGPインターコンチネンタル選手権試合
(王者)棚橋弘至vs(挑戦者)中邑真輔
IWGPタッグ選手権
(王者)カール・アンダーソン ドク・ギャローズvs(挑戦者)ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr
後藤洋央紀 柴田勝頼vsオカダ・カズチカ YOSHI-HASHI
NWA世界ヘビー級選手権
(王者)小島聡vs(挑戦者)ビッグダディ・ヤムヤム
天山広吉vsマイケル・ターヴァー
永田裕志 桜庭和志vs矢野通 飯塚高史
飯伏幸太 BUSHIvs獣神サンダー・ライガー エル・デスペラード
2月11日 「THE NEW BEGINNING in OSAKA」 大阪府立体育会館~BODY MAKER コロシアム
IWGPヘビー級選手権
(王者)オカダ・カズチカvs(挑戦者)後藤洋央紀
NEVER選手権
(王者)内藤哲也vs(挑戦者)(挑戦者)エル・デスペラード
永田裕志 桜庭和志vsダニエル・グレイシー ホーレス・グレイシー
NWA世界タッグ王座挑戦者決定戦
天山広吉 小島聡vsビッグダディ・ヤムヤム マイケル・ダーヴァー
真壁刀義 田口隆祐vsプリンス・デヴィット バットラック・ファレ
柴田勝頼vsYOSHI-HASHI
IWGPジュニアタッグ選手権
(王者)マット・ジャクソン ニック・ジャクソンvs(挑戦者)KUSHIDA アレックス・シェリー
<質疑応答 新日本プロレス公式より>
(棚橋の会見)
棚橋「東京ドームで第7代インターコンチ王者になりました棚橋です。中邑真輔との試合は、ホントね、2年4ヶ月空いての再戦だったので、『お互いに硬くなっている部分もちょっとあったかな?』というのもありましたけど、3万5,000人の満員のお客さんの前で2人で闘えたことをホントに誇りに思います。そして、さっそくなんですけども、中邑の口から『リマッチ』ということで出ました。ベルトを巻いている長さ、思い入れの大きさっていうのは、現時点では中邑のほうが上です。ベルトっていうものは共有した時間の長さが比例して、ベルトへの思い入れになるので、仕方ないです。ただ、その思いを汲んで、熱いうちに再戦。これは非常にいいことだと思います。2月9日、広島サンプラザで、棚橋vs中邑やります!『NEW BEGINNING』、その大会名のとおりに毎回なってますし、去年までと違うのは、2014年は広島、大阪と続きます。インターコンチ、IWGPヘビーと(タイトルマッチが)続きます。今年はそういう新しい展開が新日本プロレスの中で生まれていきますので、僕も楽しみにしています。白いベルトと黒いベルトと2本立てで。そこの勝負もありますし。今年の新日本プロレス、大いに期待して下さい!」
――ご自身のことを“白いエース”と言ってましたが、白いベルトの感触はいかがですか?
棚橋「このベルト、非常にカッコいいです。白(コスチューム)にも似合います。で、やっぱね、中邑がベルトを巻いていて、このベルトの価値をズーッと上げてきて。その思いというかね。ベルトに残っている感じがして。なんか巻いた瞬間に、『俺もチャンピオンとして盛り上げていくしかねぇじゃん!』って思ったし。それはいまの俺の状況、“黒のIWGP”に触れないっていう状況もあって。まあ、やるべきことが見えてる。この白いベルトを盛り上げていくっていうところがね、俺の行く道なので。“白”っていうのがキーワードですかね? “白い”っていうのと“エース”っていうのが凄くマッチングしたんで。言ってみました(ニッコリ)」
――黒とは遭えて違う路線を行く?
棚橋「路線というか、いまの僕はIWGPに戻れない状況なので。なんとか盛り上げていきたいじゃないですか、中心になって。そのためにはこのインターコンチ、大いに活用させてもらうし、それが俺の意地だし。白と黒っていう対立概念が、新日本にいい方向に作用していくと思います。
――オカダ選手個人のことは意識しますか?
棚橋「これは間接的な勝負ですね。“興行論”であったりとか、集客であったりとか、盛り上がりであったりとか、そのへんも意識します」
――2年4ヶ月ぶりの一騎打ちから一転、今回はお互いすぐに再戦を求めました。これまでとは少し感覚が違いますか?
棚橋「お互い高めあう時間が2年4ヶ月空いたっていうことなんですけど、溜めて再会するまでが目的じゃないんですね。『はい、溜めました。再戦しました。よかったですね』じゃないんですよ。そっから先がホントの勝負なんですよ。いまちょうど対戦成績が五分五分なんで、ここで初めて棚橋が対戦成績においても、中邑の一歩先にいきます」
――「闘いは続いている」という感覚ですか?
棚橋「東京ドームっていうのは、1年の集大成であるという立ち位置なんですけど、東京ドームの大会から始まる闘い、『1年間を通して選手がアピールして(来年の)東京ドーム大会の出場のキップを勝ち取る』っていうね。そういう闘いはもう始まってますんで。それと同じくして、棚橋と中邑の闘いも、2014年、幕を開けました」
――今回も勝てる自信はありますか?
棚橋「今回、広島と大阪ってあったんですけど、広島で(タイトル戦が)組まれましたんで。パッと去年のカール・アンダーソン戦の超満員の景色が浮かんで。(自分が)有利だなと。ホームだなと(思った)。広島、クソ盛り上げます」
(オカダの会見)
オカダ「え~、まぁ…。正直、病み上がりの人が、このIWGPヘビーのベルトにそんな簡単に挑戦できるとは思ってなかったです。ホント、後藤さんには、『IWGPヘビー、ナメんなよ』と言いたいですし。会社も会社で、『そんな軽く思ってんのか、フザけんな』と言いたいです」
――やはり、後藤選手では相手にとって不足アリですか?
オカダ「あ~、相手にとって不足もありますし。その病み上がりで復帰してすぐにIWGP挑戦できるほど、いまの新日本の選手層を見てもらえればわかるとおり、そんな簡単に挑戦できるものではないすから。これがこの団体のトップのベルトですから。それを『挑戦します』と、会社も『ハイ。OKです』というのは、おかしいんじゃないかな、とボクは思います」
――復帰まもないという点で、まだ後藤選手はそこまでの高みには来ていない?
オカダ「そうすね。昨日、試合して、『何も変わってないな』と思いました」
――試合が決まってしまった以上、オカダさんがこの試合にテーマを見出すとしたら?
オカダ「テーマは…なんすかね? ストレス発散すかね? 今年、ドームくらいから、ちょっといろいろとイライラが続いてますんで、そのストレスを発散したいなと思います。ハイ」
――8度目の防衛戦ということですが?
オカダ「そうすね。まぁ…、『もう、8度目の防衛戦なんだ?』という感じですね。そんな簡単に防衛戦をこなしてきたのか、と。『やっぱ、俺、スゲーな』という気持ちですね」
――棚橋選手は、「自分の白いベルトと、黒いベルトを“対立”させていく」と言ってましたが?
オカダ「まぁ、がんばってくださいとしか…。べつにボクは、このIWGPヘビーのベルトがインターコンチに並ばれたとはまったく思っていないし、意識もしていないんで。ボクがインターコンチのベルトを意識するぐらい、棚橋さんには死ぬ気でがんばってもらいたいな、と」
――そんな発言をする棚橋さんのことをどう思います?
オカダ「棚橋さん個人にですか? ま、なんとも思わないっすね…。ホント、『がんばってください!!』って感じです(ニヤリ)。応援してます」
――2日目の広島でもビッグマッチがあり、そこではインターコンチ戦がメインなんですが、今後もこういうケースは起こりうると思いますが、この会社の方針に対しては?
オカダ「まぁ、それは防衛戦がないだけで、ボクも出場はするんで、会社には安心してもらいたいなと。べつにインターコンチがあるから、ボクが出ないわけではないんで。まぁ、でも、ボクはホントにIWGPメインで何回でも防衛戦はできるんで。新日本プロレス、『儲けたいんだったら、俺を使え』と思いますね」
――後藤選手は、東京ドームの柴田戦の評価が非常に高いですが?
オカダ「ま、正直、その東京ドームの試合を観ていないんで、わからないです」
――広島大会では、その後藤と柴田選手がタッグを組んで、オカダ選手とぶつかりますけども。
オカダ「いや、普通に試合するだけですね。別に、どちらも思い入れがある選手でもないので。ただ、ボクはシッカリ、試合するだけですね。ハイ」新日本プロレスが会見を開き、2月9日の広島では棚橋vs中邑のIWGPインターコンチネンタル選手権、2月11日の大阪ではオカダvs後藤のIWGPヘビー級選手権を開催することを発表した。
2月シリーズは広島、大阪と大会場でのビッグマッチが続くことから、IWGPインターコンチ王座がファンの支持でIWGPヘビー級と同格と扱われたことかで出来たマッチメークである。
会見の席上ではオカダが「なぜ後藤なのか」と不満を露にしていた。オカダvs後藤は何度も対戦しているが、最近対戦したのは8月のG1でこの時は後藤が勝利を収めている、またドーム大会では柴田を破ったのもある、そういった経緯を考えると妥当なのかもしれないが、オカダの不満の矛先はまだ自分を認めてもらえないという周囲に向けられている、棚橋が「黒と青と対立させていく」と発言したとおり、ドームが終わっても二つのベルトはオカダと棚橋また中邑を通じて戦いは続く、いずれはリングの上でぶつかり合って白黒つけるときが来るのではないだろうか・・・・また2年ぶりに2月に大阪大会が組まれたが、2年前まだファンから認められていなかったオカダが棚橋を破ってIWGPヘビー級王座を奪取し番狂わせを起こしたことを考えると、2・11大阪では波乱が起きる可能性も否定できない。今年の新日本は攻めでもあるが二つのベルトとオカダvs棚橋、中邑との戦いの一年になるのではと思う。 -
後藤が復帰早々IWGPに挑戦表明!デスペラードは正体も方向性も謎のまま・・・
1月5日 新日本プロレス「NEW YEAR DASH!!」後楽園ホール 2015人 超満員札止め
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
木谷オーナーの挨拶
木谷「会場の皆さん、新年明けましておめでとうございます! 皆様のおかげをもちまして、昨日の東京ドーム大会も、前年より多数のお客さんにいらしていただきまして、無事に終わることができました。正月の慌ただしいところ、今日まで来ていただきまして、本当に感謝いたしております。(※中略)皆様のおかげをもちまして、新日本プロレス、この2年、3年で本当に大きく伸びてきました。今年は新たに、新しい大きな会場でやって、より大勢の方にまた見ていただく。また、海外のほうも数ヶ国で遠征等決まっておりますので、より新日本プロレスを世界中の人に発信していきたいと思います。本当に皆様のお力あってのことだと思いますので、これからも新日本プロレスを何卒よろしくお願いいたします。2年前の創立記念大会でも、ここで挨拶させていただきました。(※中略)『もっともっと大きな器をいっぱいにして、黄金時代と書かれたい』と(言った)。(※中略)改めて言います! 僕はまだまだこんなもんじゃ満足してません! 皆さん、本年もよろしくお願いします!」
◇第1試合◇
▼スペシャル4WAYタッグマッチ/20分1本
KUSHIDA ○アレックス・シェリー(7分10秒 体固め)タイチ XTAKAみちのく
※I-94 残り2チームはロッキー・ロメロ&アレックス・コズロフ マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン
◇第2試合◇
▼20分1本
○鈴木みのる(4分30秒 フェイスロック)X田中翔
◇第3試合◇
▼20分1本
矢野通 飯塚高史 高橋裕二郎 ○邪道(11分16秒 クロスフェイスオブJADO)永田裕志 中西学 スーパー・ストロング・マシン X小松洋平
◇第4試合◇
▼エル・デスペラード デビュー戦/20分1本
獣神サンダー・ライガー ○エル・デスペラード(8分22秒 ギターラ・デ・アンヘル)飯伏幸太XBUSHI
ライガー「彼(デスペラード)が何を狙ってるのか俺にはわからん。飯伏を狙ってるのなら飯伏を狙ってるのでいいけど、今日は俺とタッグなんだ。彼がこれからどうやっていくかは知らないけど、あんなんじゃ一緒にやっていけないし、タッグパートナーとして信用がおけないし、信用できない。1人でやっていくんであればやっていけばいい。アイツが何を考えてるかわからん! 意思表示ができない。昨日のドームでもわかるけど、飯伏を狙ってるんだったらベルトを狙ってるんだろうけど、それならそれで、違うやり方があるんじゃないか? 自分ひとりでやっていけない。パートナーとの信頼関係がないとやっていけない。タイガーマスクが今、ああいう形で欠場してるんで、俺のパートナーはいないけど、彼とやっていく自信はないし、やっていこうという気持ちもない。彼の第一印象はそれだけだ。素晴らしいとも思わないし、悪いとも思わない。まあ、あんな感じの選手かなっていう程度です。私事になりますけど、本年の目標は、前のシリーズでもそうでしたけど、飯塚高史と試合をして、いつもああいう反則絡みの試合になってしまう。ファンの前で約束したんだ。秋田で。ヤツがあのスタイルで来るなら、俺も鬼神ライガーを出すって。それは会社にも言ってるんで。そのマッチメーク、用意しとけって。でないと、あの飯塚は止められないだろ? もういいだろ、あんなヤツ。止めてゴミ箱にポイしてやる。それと、タイガーが復帰した暁には、もう1回、 GHC(ジュニアタッグ)を狙ってもいいし、今、アメリカの若いあんちゃんが持ってるベルト、IWGP(ジュニアタッグ)のベルトに挑戦してもいいし。 GHC(ジュニア)のシングルに挑戦してもいい。俺の夢は、年老いてますます盛んに欲を持っていきたい。この2つだ。タイトルマッチと飯塚と鬼神ライガー戦。デスペラードは俺の知ったっちゃない」
飯伏「いや~…。王者としての第一戦? そうですね。う~ん。正直、あんまり、なんか…誰だかわかんないすね。あれは、誰ですか?」
――かなり飯伏選手を意識してるようでした。
飯伏「ハイ。まぁ、昨日もそう思ったんですけど、あれは誰なんですか? 怪しいですね」
――対戦経験は?
飯伏「ありそうですよね? でも、ないです。わかんないです」
――胸板が赤く腫れあがってますね。
飯伏「いや~、あのチョップはヤバかったですよ、ホント。でも、日本人なのか? メキシカンぽいですよね? でも、日本人ぽいですよね」
――闘ってみての印象は?
飯伏「う~ん。そうすね。ルチャが主体というか。それは観てもわかると思うんですけど。自分は、正直、ルチャの選手が一番苦手というか…。難しいところがあるんで。ちょっと、怖いです。そういう面では」
――ベルトがある限り、標的になりそうですが。
飯伏「どうなんですかね。挑戦とかなんかしそうなんですかね? みんな狙ってます? ただ、そういう意味では、いまの(デスペラード)は一番怪しいすね。最初に来そうな感じがするじゃないですか? ただ、自分はいつでも、どこでも、場所も関係なく、どこでもやりたいすね。…とりあえずは、(ベルトを獲って)うれしいすね。昨日からずっと、うれしいっす(笑)」
<田口隆祐が2月シリーズから復帰が決定>
田口「7ヶ月間でいろいろ考えた。デヴィット1人に絞って闘いたいと思います」
<バックステージにて>
田口「ケガで7か月、休みましたけど、体調はもうオッケー・ベイベーなんで、復帰することになりました。状態は、ドクターからもOKが出て、腰のケガをした部分は完治しました。腰の下の神経がやられちゃったところは、リハビリで筋力をカバーして、戻りました。受け身をとっても腰に響くことはないんで。同じケガをすることはないとドクターから言葉をもらったんで、ケガの前と変わらないファイトができると思います。休んでるあいだに首がよくなったんで、首の左上の力が弱ってたんですけど、回復したんで。ケガの前よりもパワーアップして復帰できるかと思います」
――ターゲットは?
田口「休んでるあいだにいろいろ考えることもあったんですけど、そういうのを取り除いて、純粋に誰とやりたいかと思ったら、ヤツを倒さないことには…。進めないかなと。まず、ヤツを倒して、本当はベルトを持っていたら、よかったんですけど。ま、ベルトとかを抜きにして、純粋にこう闘えるかなと。もちろんプリンス・デヴィットを倒したら、もちろんジュニアのベルトも狙っていきますけど。ま・ず・は…、まずはというとアレですけど(笑)。まずはプリンス・デヴィットを倒したいなと」
――だいぶスタイルが変わってますけど。
田口「いや、あんまり怖さはないですね。そんなにスタイルの違いは感じないです。乱入する必要のない実力があるのに、そういうことをして。SUPER Jr.の決勝もボロボロにされてしまいましたし…。本当はあの舞台で、ボクが反対側に立って、終わらせたかったんですけど。あの続きというか、去年の6月に終わらせたかったものの続きと考えてもらえば。ライガーさんも怒ってましたけど、あの一試合で積み重ねてきたものが全部、崩れてしまったんで。また、一からジュニアを作っていきたいと思います」
◇第5試合◇
▼30分1本
○プリンス・デヴィット バッドラック・ファレ(9分43秒 体固め)真壁刀義X本間朋晃
※ブラディサンデー
◇第6試合◇
▼30分1本
○ランス・アーチャー デイビー・ボーイ・スミスJr. シェルトン・X・ベンジャミン(11分50秒 体固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xタマ・トンガ
※キラーボム
◇第7試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合/60分1本
[王者組]○ロブ・コンウェイ ジャックス・ダン(11分29秒 横入り式回転エビ固め)[挑戦者組]天山広吉 X小島聡
☆コンウェイ&ダンが防衛に成功
◇第8試合◇
▼30分1本
棚橋弘至 ○後藤洋央紀 内藤哲也 キャプテン・ニュージャパン(20分30秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 中邑真輔 石井智宏 XYOSHI-HASHI
※昇天・改
<試合後>
(内藤と石井が大乱闘でセコンドが制止するなか)
後藤「討ち取ったりーー!!完全復活を証明するのはまだだ!オカダーー!! オカダのベルトを奪ってからが完全復活だ!」
(オカダがIWGPヘビー級ベルとを肩にかけて登場。後藤と至近距離で睨み合う)
(オカダ退場後)
棚橋「俺もいいかな?「中邑! 『リマッチやりたい』って言ってるらしいな!? ・・・どうしよっかな〜〜! ・・・・・・いいか? 1回しか言わねぇぞ、よく聞けよ! 答えはこうだ!! いいよ」
(中邑がリングに上がり、両者が額を突きつけて睨み合う。しかし、中邑から不敵な笑みを浮かべて後ずさりし)
中邑「イヤァオ!!」
(叫んで退場)
<バックステージ>
内藤「昨日、タイトルマッチで負けたけどね? …さっそく来てくれたぜ(ニヤリ)。石井かぁ! 石井かぁ! いいぜ? やってやるよ、石井。テメーもよ、生意気な口聞くな! 石井! 黙らせてやる! いいか? オメーをよ、相手にしてる時間なんかねーんだ! いいか、石井。テメーじゃよ、主役になれねーんだ。いいか? 新日本プロレスの! 主役は! 俺なんだ」
後藤「ま、イッキに、トップ戦線に割り込みたいと思います。次は、オカダ・カズチカのあのベルトを狙っていきます。あのベルトを獲ってからが、本当の完全復活です」
キャプテン「内藤クン…。あんなに怖い内藤クンを見るのは始めてだな? 内藤は凄いストレスが溜まっているようだな。アイツはブツければいいんだよ、内藤は!」
棚橋「2014年1月4日、“白いエース”が生まれました!“白いエース”…よく覚えておいて? 2014年、新日本プロレスの台風の目になるから。もうなってっかな。俺を中心に、新日本は回り出す! オカダ…俺はしつこいぞ? そして、中邑! 言ったとおりだ。こういうのはな、俺たちってのはな、溜めて溜めて、出会うまでがな、物語じゃないんだよ。こっから、どのステージまで行くか? であってから、その先の闘いが、本当の、本当のね? 目的だから。ウッシ!」
石井「オイ、あんなのNEVERのチャンピオンじゃねぇよ。テメーよ、NEVER、NEVERって言ってて、持った瞬間、あれか? いい加減にせぇよ。あのベルトはよ、俺と田中さんが輝かせたんだ。俺と田中さんが価値上げたんだ。ふざんけんな! あいつが持った瞬間、このザマか? 内藤、オラ、テメーの根 性、叩き直してやる。それとよ、アイツが持った時点で死んだNEVERのベルトよ、もう1回俺が輝かせてやるよ」
オカダ「病み上がりの男が、そんなすぐに挑戦できるほど甘くねぇんだよ? そんなにIWGPヘビーのベルトはレベル低くねぇんだよ。挑戦なんかしてもいいのか? またレインメーカーでアゴ骨折しちゃうぜ? だから俺が言ってやる。アナタはそんなレベルじゃありません」
外道「オイ、後藤、挑戦するって? レインメーカーが言った通り、アゴをへし折られるのは関の山だ。やめとけ」
中邑「聞きました。決まりでしょ? 昨日の今日だ、気持ちがいいね。何度でもやろうぜ。言っただろ? 新しい世界の扉を開けた」新日本今年初の後楽園大会は木谷オーナーの力強い挨拶でスタート、第三試合では前夜に現れた謎のマスクマン、デスペラードが登場。デスペラードは素早い動きからのノータッチトペコンを決めるなどファンに大きくアピールするが、パートナーであるライガーとのチームワークは自分一人が目立てばいいと考えたのか、タッチを拒否するなど最悪。最後はBUSHIをダブルアーム式ファルコンアローことギターラ・デ・アンヘルで降すが、試合後もライガーを無視して退場するなど正体も不明だが、今後も飯伏に挑戦することはわかるだけで不明であることを感じさせた。またライガーは飯塚に対して宣戦布告し、2月から腰痛で長期欠場していた田口の復帰も発表された。
メインの8人タッグ戦では後藤がYOSHI-HASHIを降し試合後にはオカダの保持するIWGPベビー級王座に挑戦を表明、中邑も前王者の権利を行使して棚橋に奪われたインターコンチネンタル王座の奪還をアピール、そして内藤は石井との遺恨が勃発しNEVER王座をかけての対戦も浮上した。2月は広島、大阪とビッグマッチが続く、果たして広島と大阪大会の組み合わせはどうなるのか… -
1・4東京ドームは2014年大攻勢への布石
1月4日 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 8」 東京ドーム 35000人満員
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式より>
◇第0試合◇
▼20分1本
○天山広吉 本間朋晃 キャプテン・ニュージャパン BUSHI(8分11秒 抱え込み式逆エビ固め)中西学 スーパー・ストロング・マシン 獣神サンダー・ライガー X小松洋平
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合4WAYマッチ/60分1本
[第37代王者組]○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(10分35秒 片エビ固め)[挑戦者組]Xタイチ TAKAみちのく
※モアバング4ユアバック あと2チームは [挑戦者組]ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ [挑戦者組]KUSHIDA アレックス・シェリー
☆マット&ニックが初防衛に成功
◇第2試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2013優勝チーム]
○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(10分27秒 片エビ固め) [第63代王者組]Xランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.
※マジックキラー
☆アーチャー&スミスJr.が初防衛に失敗、アンダーソン&ギャローズが第64代王者となる
◇第3試合◇
▼NWA世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○小島聡(8分27秒 片エビ固め)[王者]Xロブ・コンウェイ
※ラリアット
☆小島がNWA新王者に
※天山が小島を祝福。
天山「おめでとう、コジ。一番強いのは、新日本のコジやで。NWAのベルトを取ってくれた。歴史と伝統があるかもしれんけど、NWAのベルト、コジは似合うんちゃうかな。ありがとうな、コジ。明日も(NWA)タッグのベルト、がっちりいこ。おめでとう」
握手を交わし、天山が引き揚げてから小島への一問一答に。
--改めておめでとうございます。今、歴史のあるベルトを目の前にして、率直なお気持ちを聞かせて下さい。
小島「俺はほんとに、本当に幸せなプロレス人生を送ってるなと、今思ってます。スタン・ハンセンさんに必殺技を伝授してもらい、そして今日、ハーリー・レイスさんという、俺がプロレスラーになりたいと志した時からずっと憧れている偉大な先輩の前でベルトを戴冠できたことは、本当にうれしく、幸せ者だと思います」
--セコンドの介入などもある中で、レイスさん、そして天山選手のアシストもありました。
小島「そうですね、昨年の4月7日から今日まで9カ月間、私はこの悔しさを一生忘れたことはないと言いました。そして、それをサポートしてくれたのは、今日いた天山であったり、闘ってきたメンバー。敵だったかもしれないけど、たくさんの経験をさせてもらった。プロレスは1人ではできないから、そうやって俺のたくさんの対戦相手を含めても感謝したいと思います」
--ベルトを取ったことで第3世代健在を大きくアピールしたと思います。
小島「プロレスは歴史を重んじるジャンルだと改めて思ってます。その偉大なる先輩の跡を継いでやっていくためにも、このベルトは絶対必要でした」
--新たにベルトを取ったことで、2014年をどのような年にしたいですか?
小島「このベルトを取ったことで、いろんな可能性が膨らんできたと思います。NWAというこの3文字は、俺が思っている以上に大きいものかもしれない。今、このベルトがどういう位置づけにあるのかわからないけど、ただ、俺はプロレスを志して、プロレスラーになって23年です。この時間、このベルトが存在し続けてきたということっていうのがすべてだと思います」
--明日は天山選手と組んで、NWA世界タッグへの挑戦が控えてます。
小島「これで天山とタッグのベルトを取れたら、こんな、こんなアメリカンドリームはないでしょ? たった2日で、NWAのシングルとタッグの2冠になるなんて。これこそ、まさにアメリカンドリームそのものだと思います」
--NWAのベルトを日本人で巻くのは橋本真也さん以来になります。
小島「ってことは十何年ぶりですか…。私も過去に(NWA世界ヘビー級を)戴冠した人を調べました。小川直也さんがいたり、橋本真也さんがいたり、グレート・ムタがいたり、蝶野正洋さんがいたり、藤波辰爾さんがいる(ほかにジャイアント馬場さん)。今回、その中の1人に入れたことを誇らしく思います」
--(ベルトを手にしての写真撮影後)最後に一言。
小島「取っちゃったぞ、バカヤロー!」
ブルース会長「今日は小島一人にやられたわけではない。セコンド、そして日本という土地、こういう状況で負けたということだ。小島よ。これで終わったと思うな。次は俺たちの勝ちだ」
コンウェイ「今日の負けは認めない。NWAのチャンピオンであり、最強のレスラーは俺、コンウェイだ。小島ではない。今日の結果は新日本がNWAのベルトを盗んだ。そのような結果だと思っている。自分の相手は小島だったが、向こうにはセコンドも付いているし、この大観衆も付いているんだ。それを相手に俺は闘って、この結果になった。必ずリマッチをして、次は必ず勝ってやる。そして、小島の名前、これをNWAからすぐに消し去ってやる。それはすなわち俺がチャンピオンになるということだ」
ブルース会長「小島よ、これで終わったわけではない。次は俺たちの勝ちだ!」◇第4試合◇
○永田裕志 桜庭和志(9分50秒 反則勝ち)ホーレス・グレイシー Xダニエル・グレイシー
(試合後)
ホーレス「私はルールなしで闘うために来た! なんで反則になったのか、意味がわからない! 桜庭! 永田!今度は俺たちのルールでもう1回試合をして、白黒つけようじゃないか! 俺たちのルールでは、ダウンした者が負けだ!」。
桜庭「俺はめちゃくちゃつぇーぞ、コラ!!」
永田「次は俺も道着着てやってやるよ、バカヤロー!」
──ホントに不完全で不透明な決着となってしまいましたが、改めて永田選手いかがですか。
永田 「俺? 道着使ったよな? 最後な。道着使ったよな? あれ、ダメだろう」
──プロレスルールでは反則技で、レフェリーが反則取りました。
永田 「プロレスの闘いをしに来たんだろう? あれはNGだろう。プロレスのルールでは。不思議そうな顔をしやがって」
──何かこうプロレスのルールを知っていたのか知らなかったのか、凄く歯切れの悪いコメントが二人からは聞かれたんですけど、またプロレスのルールを勉強して新日本のレスラーとやっていきたいと言ってたんですが、それに関してはどうですか?
永田 「ルールを勉強したい? 遅いだろう! 参戦表明から2カ月経ってるんだぞ? 3カ月か? 参戦表明から。3カ月か。今回勉強してこなくてどうするんだよ。おまえらの常識は通用しないんだよ、プロレスの世界では。そういうことだよ」
──桜庭選手は改めてこの闘いはどんな手応えでしたか?
桜庭 「もっと自分が極められるように勉強しないと」
──極めるチャンスはあったとご自身では?
桜庭「はい」
──数々のグレイシー一族を撃破してきた桜庭選手だと思いますが、こういう決着はどう捉えてらっしゃいますか?
桜庭 「え?(と永田のほうを向く)」
永田 「俺に聞かないで(笑)。ああ、効いた……」
──ある意味、プロレスのルールのもとで闘うという試合だったと思うんですが、それを破ったことについて桜庭選手はどう思われますか?
桜庭 「自分でなんでも対応できるようにできなかった自分が悪いと思います」
──今後もう一度やりたいと二人も話していましたけど、桜庭選手はどうでしょう? 例えばノールールでやりたいと言ったことはどうでしょう?
桜庭 「それでも全然構わないです」
──永田選手はリング上で今度は道着を着てやるって話していらっしゃいましたけど、
永田 「いや、こっちで盛り上がっていたからさ。まあ、言わされた感じは否めない。でも、俺がそう言ったら、ファンの反応が思いっきりNGっぽかったんで。よく考えたら、それは違うよなって。道着なんて着たことない。俺はプロレスに引き込むって言った以上は。引き込んだ結果、プロレスのルールではあいつらのやったのは反則なので。まあ、それはある意味引き込んだことになるけどね。こういうルールなんだからしょうがないじゃん。あいつらは柔術から他の格闘技、総合格闘技に行ったんだから、ダメなものはダメっていうのはハッキリしてるわけだから。それを破ったらどうなるのかはそっちの世界でもそうなんだから、こっちの世界でも同じ。道着を着るか着ないかは今は答えは出さない。さっきは勢いで言わされた、言い訳がましいけど(笑)」
──そうした細かい部分を除いたとしても、やはり反則勝ちではありますけど、歯切れは悪いわけで、もう一度再戦という希望はありますか?
永田 「やりたいですね。やっぱり、バックドロップでぶん投げた時のファンの歓声が凄かったんで、ファンは引き込んで欲しいんだなっていうのを肌で感じたんで。バックドロップからエクスプロイダーからナガタロック1234、プロレス技を全部決めるのがファンの望み。今日は引き込みきれなかったっていうのがあったんで。相手あっての競技だけど、引き込むつもりではいたけど、引き込みきれなかったのがこういう試合結果になった一つの要因でもあると思うので、次こそは必ず完全に引きずり込みたいですね」
──改めて桜庭選手、永田選手とのタッグはいかがでしたか?
桜庭 「おもしろいです」
──東京ドームが大歓声に湧いたあのバックドロップをどんな思いで見ていましたか?
桜庭 「面白かったです……また頑張ります!」
──永田選手は桜庭選手とタッグを組んで?
永田「やっぱり、いい流れがきてただけに、連携も出せてたし。もう一丁。グレイシー、次こそプロレスに引き込んでやる」
──またタッグでというのはありますか?
永田 「まあ、タッグだね。タッグでバッと片付けたいね」
──桜庭選手はどうですか?
桜庭 「はい」
──永田選手にお聞きしますけど、だいぶ前に好む好まないにかかわらず、総合格闘技のリングに上がっていった時代がありましたよね? グレイシーはプロレスを食い物にしてのし上がってきた部分がありましたけど、それを新日本のリングに迎えたことはどう思われますか? しかもタッグマッチというプロレスならではの試合形式の中で。
永田 「食い物にしたとかそういう過去はあっても、あんまりそういう意識はしなかったですね。逆に新日本のリングがあいつらにとって魅力的になったんだなと。だから来たんだなと。正直、このカードが組まれた時に、この時代にこれっていうのは思ったんですけど、そうやってリングに活気が出てきて、いろんな人間が新日本に上がってきて、自分自身をアピールしようとしている流れがきているとならばと思いましたけど、あんまり食い物っていうのは……。食い物にできるもんならやってみろって感じですね。新日本のリングに彼らは初めてですから。だから、総合格闘技のリングでプロレスラーをやっつけて、食い物にしたっていう解釈はとれるかもしれないけど、このリングに上がったらそうはいかない。このリングで目一杯彼らの実力を出し切れるか、対応できるか。それは紙一重だと思いますよ。強いところは確かに強かった。だけど、対応できないものが結構ある。さあ、これからっていう時に奥の手を使ったでしょ? 瞬間わからなくなりましたよ。桜庭のビンタと林ドクターの処置でわりと早く目を覚ましましたけど。短かったでしょ?」--どういうつもりで、最後、絞め落とすという行為に出たんですか?
ダニエル「グレイシー柔術では胴着(を使って絞めるの)は当たり前のことなんで」
ホーレス「グレイシーは今までノールールで闘ってきたので、(この試合でも)ノールールで。次回はもうちょっと、再び試合をするなら、向こうからルールを教えてもらえるならやります」
--そう言いますが、今日は1・4東京ドーム、新日本プロレスの(リングで)プロレスのルールで試合を行われたと思うんですが…。
ホーレス「さっき言ったように、今までノールールで闘ってきたので、これから慣れるために練習します。ルールももうちょっと覚えて、これからまた闘いたいと思います」
--実際に桜庭、永田両選手と闘ってみての印象は?
ダニエル「とても強い2人の選手だったと思います。もちろんほかにも強い選手は(新日本に)いっぱいいますんで、これからもそのために頑張ります」
--つまり桜庭、永田両選手だけでなくて、ほかの新日本の選手ともこれから闘っていくと受け取っていいんでしょうか?
ダニエル「新日本プロレスに来たらもちろん、相手を選ばず組まれた試合をやります」
--気になるのは、その中でもルールを守る気はないということですか?
ホーレス「グレイシー一族の名前を背負ってるんで、これからルールーに関しては新日本プロレスと話し合った上で、試合をしていきたいと思います」
◇第5試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○矢野通 グレート・ムタ(12分04秒 裏霞)X鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン
矢野「おい、よく聞け! (頭を指しながら)ここのな、容量が違うんだよ、容量が! 詰まりに詰まってんだよ、俺様は! 鈴木みのる、おまえってアナログだな? 俺の頭はデジタルだよ。おおい、魔界も利用するんだ、バーカ!」
◇第6試合◇
▼キング・オブ・デストロイヤーマッチ/無制限1本
○真壁刀義(15分05秒 KO)Xバッドラック・ファレ
※キングコングニードロップ
☆ピンフォール、場外カウントはなし。決着はKO、TKO、ギブアップのみとする
◇第7試合◇
▼スペシャルシングルマッチ〜後藤洋央紀復帰戦〜/30分1本
○後藤洋央紀(15分33秒 片エビ固め)X柴田勝頼
※昇天・改
──素晴らしい試合でした。おめでとうございます。
後藤 「このリングにやっと帰って来ることができました。ありがとうございます」
──柴田選手の肩上を借りながら退場してきた、どんな思いが胸にありますか?
後藤 「俺たちは今日、全力で潰し合いました。それでも、殺し合っているあけじゃないんで、今日の試合は俺とあいつしかできない試合だと思う。
──柴田選手の技からも後藤選手へのいろいろなメッセージがあったと思うんですけど。
後藤 「もう技一つ一つに『待ってたぞ』という声が聞こえました。今日勝ったことで、やっと面と向かって言えます。『お帰り、プロレスに。お帰り』」
──柴田選手はG1でケガをされたあと、「俺は新日本のリングで待っている」と。そして「復帰戦は俺だ」と言って迎えた今日の東京ドームでした。ここまでの5カ月、後藤選手はどんな思いで迎えましたか?
後藤 「やっぱり、復帰戦のことだけを考えて、毎日生活してましたし、焦りももちろんあったし、想像できない不安の中でやってきて、ホントに今日、その結果が出たと思います。この苦しみに耐えてよかったと思いました」
──今日の試合、柴田選手から譲り受けたレガースをつけて登場されました。それにはどんな思いがあったのですか?
後藤 「彼が新日本を出て行ってから、俺はずっとこのレガースと供に成長してきたっていうのがあるんで。俺の成長を見てもらう。そういう意味でこのレガースをつけてきたんですけど、やっぱりこのレガースは彼に戻すべき物かもしれませんね」
──そのあたりは「お帰り」という意味も込めて?
後藤 そうですね。
─後藤選手にとって、柴田選手からの初勝利でいいんですよね、高校時代も含めて?
後藤 「そうです。初勝利、そう言ってもらって構わないと思います」
──この1勝、今後にどうつながるでしょう、2014年。
後藤 「この1勝を機に、俺はトップに上り詰めます」
──欠場期間中、柴田選手以外の新日本の選手のことは気にかけたりしました?
後藤 「結果は見てました。もちろんベルト戦線、気にならないって言ったらウソになりますよね。やっぱり気になるし、見てました。やっぱり最後はベルトというのが俺の中にあるんで」
──この闘いを経て、今後、柴田選手と組んでみたいという考えは生まれました?
後藤 「そうですね。この新日本プロレスで競い合っていきたい。俺はそう思っているんですけど、それは組んだとしても同じだと思うんで、大いにいいと思いますね」
──最後、柴田選手のほうから後藤選手に声をかけていったシーンがあったと思うんですけど、どんな言葉をリングでかわされました?
後藤 「これがプロレスだよなって。そういうこと」
――今、後藤選手の復帰戦を闘い終えて、どのような気持ちがあるんでしょうか?
柴田 「まずは、後藤が新日本プロレスにいてくれてありがとう。そして今日、試合して思ったことは、俺は今、青春をしている。ここまでプロレスをやって、 あいつの一発一発がほんとに効いて、何度も立ち上がれないぐらい。だけど立ち上がって、今日は最後、あいつが勝ったっていうだけです」
――最後、柴田選手の方から後藤選手に肩を貸して、2人で肩を組んで退場していかれましたが、そのあたりはどんな思いがあったんでしょうか?
柴田 「負けたけど、負けた気がしなかった。立ってるのがやっとなんですけど、意地です。ほんとに何か、俺、幸せです。いい同級生を持った。今後のことはよくわからないけど、今日は何か、いいプロレスができた。それだけです。以上です。ありがとうございました」
◇第8試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○飯伏幸太(16分22秒 片エビ固め)[第66代王者]Xプリンス・デヴィット
※フェニックススプラッシュ
☆デヴィットが5度目の防衛に失敗、飯伏が第67代王者となる
飯伏 「(息を切らせながら)念願のベルト、取りました。いやぁ…(デヴィットは)今まで以上に悪かったし強かったけど、今は最高です。ただちょっと、最後の(リングに上がってきたマスクマンが)誰かわからなかったけど、気になりますね」
――最後の謎のマスクマンには何か声をかけられたんですか?
飯伏 「わかんなかったです」
――つまり日本語ではなかった?
飯伏 「日本語だったと思います。でも…」
――1年前とは全く違う姿で現れたデヴィットに対して、試合前にはどんな感情があったのかを聞かせてください。
飯伏 「シングルマッチは3年ぶりですかね? 2年ぶりですか? 去年のドームでは3WAYで闘ってるんですけど、シングルじゃなかったんで。シングルの実力は(わかってるんで)。自分もいろいろと経験してきたんで。強かったんですけど、結果的に勝てたんでよかったです」
――試合前には「悪くなったデヴィットを、またこっちの世界に引き戻す」というコメントも出てましたが、そのあたりに対してはいかがですか?
飯伏 「今日は介入とかいろいろあったけど、昔みたいに熱い闘いができたんじゃないかと自分では思います」
――改めてIWGPジュニアのベルトを手にした感想は?
飯伏 「最高ですね」
――気になるのはあの謎のマスクマンですが、挑戦表明されたと受け取っていいんでしょうか?
飯伏 「状況的にはそうでしょうね。ただ何を言ってるかわからなかった。でも、ベルトを指差してたんで。たぶん挑戦したいってことじゃないですか?」
――黒い花束を渡されてましたが、それを手にした感想は?
飯伏 「怖かったですね」
――これだけの大観衆の中で、飯伏選手を応援する声は大きかったですけど、それに関してのコメントもお願いします。
飯伏 「さっきも言いましたけど、最高ですね」
――新日本所属となって迎えた1・4、これから“飯伏ワールド”をどのように展開して意向と考えてますか?
飯伏 「ベルトを取ったからには防衛戦がたくさん組まれると思いますけど、最低でも1年、ベルトを持ち続けたいと思います」
――王者として来年に東京ドームを迎えると?
飯伏 「そうですね」
――夏にはG1もありますが、そちらへの参戦も考えてますか?
飯伏 「オファーをいただければいつでも」
――これからも強くなる飯伏選手に期待していいってことですね?
飯伏 「はい」
――前回はケガでベルト返上することになってしまいましたが、今回はベルトを手にした意味合いは違ってますか?
飯伏「前回は返上となりましたが、今回は絶対にケガで返上はしたくない。それだけです」
◇第9試合◇
▼ダブルメインイベントI IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第59代王者]○オカダ・カズチカ(30分58秒 片エビ固め)[挑戦者/G1 CLIMAX 23優勝者]X内藤哲也
※レインメーカー
☆オカダが7度目の防衛に成功
オカダ「去年も言ったように、今年も特にあるぞ。今のがな、IWGPヘビーの試合だ。今のがな、IWGPヘビー級チャンピオンの実力だ。IWGPヘビー、ナメんじゃねえぞ、この野郎!」
(外道がパチパチと拍手)
──内藤選手に対してなのか、この試合順に対してなのか、わかりませんが、普段は見られないオカダ・カズチカ選手のムキになるような表情が見えました。どのような気持ちで闘っていたか教えていただけますか?
オカダ「普通です」
──ただ、かなり内藤選手と闘って、厳しい試合になったようにも見えました。
オカダ「まあ、今まで7回防衛戦やって、今までそこそこの強さのチャレンジャーでした。おかしいな、G1覇者、あんなもんスか? 東京ドームのチャレンジャー、あんなもんスか?」
──これまで夢を語ってきた内藤選手にそんなんじゃないっていうようなオカダ選手のコメントもありました。改めてその辺をどうお感じになっているか教えていただけますか?
オカダ「まあ、夢よりカネでしょう。それが全てだと思います。まあ、今年、いろんなところでビッグマッチ決まりましたんで、しっかりビッグマッチだけじゃなく、全ての会場、また俺がチャンピオンとして、しっかりカネの雨降らせてやるからな、覚えとけ」
(外道がパチパチと拍手)
内藤 「(コメントスペースに入るなり、テーブルを両拳で叩いて突っ伏す。しばらく沈黙の後)勝てなかった…。夢、つかめなかった。あぁ、悔しい。でも、でも、俺はもう、前を見るしかないんだ。下を向いてても仕方ないんだ。前を見て…。嫉妬して何が悪い。夢を見て、何が悪いんだ。取れなかったら、何度でも挑戦すればいいだろ。俺にとって、IWGPが夢なんだ。今日ダメだったかもしれない。また必ず、この舞台に帰ってくる。そしてIWGPを巻く。夢は、いつま でも夢で終わらせない。必ず実現してみせる。今日ダメだったかもしれない。来年、東京ドームのメインイベントで、俺がチャンピオンとして、この東京ドーム、盛り上げてやる。もう後ろを向かない。誰に何を言われたって構わない。この、新日本プロレスの、主役は、俺だ」
◇第10試合◇
▼ダブルメインイベントII IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[挑戦者]○棚橋弘至(23分24秒 片エビ固め)[第6代王者]X中邑真輔
※ハイフライフロー
☆中邑が4度目の防衛に失敗、棚橋が第7代王者となる――改めて今の感想を…。
棚橋 「何て言うかね、特別な相手なんで、ホッとしてます」
――中邑選手がずっと話していた「新たな価値の創造」という部分で、まさにドームのトリを取る闘い、3万5000人の歓声が一つになった感じがしました。どのような思いですか?
棚橋 「プロレスを信じてここまでやってきて、本当によかったなと思いました」
――中邑選手相手に意地になっていったところもあったと思います。どういう相手でしたか?
棚橋 「尊敬すべき相手ですね。っていうのは、このインターコンチっていうのは、(勝ちが)ゼロだったわけですから。ゼロだったものをドームのメインまで押し上げたのは中邑真輔の功績です。俺にはできないですね。ただ、ベルトっていうのは、前に巻いていたものの意思を受け継ぐ部分もあるんで、さらにこのインターコンチの新しい価値を、俺がさらに上積みしていくし、俺がこうやって進んでいくことが、俺の今できることだし、インターコンチを俺の道しるべとして使わせてもらいます」
――棚橋選手といえば、今まではWGPヘビー級のイメージが強かったわけですが、今後、このインターコンチのベルトは棚橋選手にとってどういうものになっていきますか?
棚橋 「棚橋がインターコンチを巻いてる…このみんなが感じてる違和感を楽しんで。中邑風に言うと、新しい刺激になると思うし。ベルトっていうのは、共有した時間の長さの分だけ思い入れが生まれるから、このインターコンチも俺のいい相棒になってくれると信じてます」
――そのベルトを持って帰ってくるときの3万5000人の歓声に感じるものは、どういういうものがありましたか?
棚橋 「このドーム大会を開催する前からひしひしと皆さんの期待を感じてて、自分が見ていた頃のような、自分が思い描いていたドームの盛り上がり、今までなかった盛り上がりの壁を突き破っていきたかったですね。もう一丁ですね。俺、欲張りなんで。もう1個。まだまだいけますね」
――敗れた中邑選手は「通算成績が五分になった」「次は俺のことを指名してくれないかな?」と言ってましたが…。
棚橋 「中邑はこのベルトに思い入れがあるから当然の意見だと思うし、俺と中邑はもっと上にいけるから、すぐにでもさらなる高みに上るために、やってもいいですよ」
――中邑選手も「何度でもやりたい」と言ってました。
棚橋 「了解です」
――改めて2014年がこれで幕開けとなりましたが、どんな年にしていきたいですか?
棚橋 「攻めます。G1までの(主要大会の)日程も出たし、レスラーである以上、常に中心になり、まずは2014年を踏み出したんで、内藤、オカダ、復帰した後藤、真壁…いっぱいいますけど、やっぱり新日本のエースは俺なんで、新日本プロレスの2014年は俺を中心に回っていきます。
――中心という意味で、IWGPヘビー級はまたオカダ選手が防衛しました。オカダ選手の存在はどのようなものになってきますか?
棚橋 「今日はオカダにやられましたね。この借りはいつか必ず返します」
――「これまでの中邑選手とは別人になってるんじゃないか」と言われてましたけど、実際に久しぶりに闘ってみて、同じだったのか、別人だったのか?
棚橋 「根っこは変わってないですね。どうしても特殊な動き、外面の部分で注目はいくけど、根っこの部分はしっかり(以前の)中邑真輔でした」
――中邑選手はインターコンチのベルトを自分の色に染めてきましたが、棚橋選手はどういうものにしていきたいですか? IWGPヘビー級とはまた違うものにしていきたいのか、どういう位置づけのものにしていきたいのか?
棚橋 「今日はIWGPヘビー級の後に試合がありました。それは一つの価値の証明なんで。今後の展開に、このインターコンチがどう関わっていくか。それは注目ですね。中邑が(価値を)上げてきたこのベルト(の価値)を落としたら恥ずかしいんで。今、俺にはIWGPヘビー級は無縁のベルトなんで、ただひたすら、この白いベルトにすべてを注ぎます。
――マーティー・フリードマンのギターで入場したのはどんな気分でした?
棚橋 「死ぬほどかっこよかったね、死ぬほどかっこよかった…。心底、入場から楽しみました」
――4年連続ドームのメインを務めるのは並大抵のことじゃないと思うですが、それに対して、ここまで紡がれている新日本の歴史、そしてその中心に棚橋選手がいることについての思いは?
棚橋 「プロレスが盛り上がるには軍団抗争や世代闘争、タイトルマッチ…そういう要素がすごく大事だから。セミで俺が妬くような試合やってましたからね。試合順ではまだ抜かせないぞ、このヤローっていう感じで。それを見せたし、これは2014年の新日本プロレスはクソ面白くなってきますよ」
――入場ゲートに立った瞬間、リングの向こうに大観衆がいる光景はどう見えました?
棚橋 「3階の一番奥をずっと見てましたね。毎年、東京ドーム大会があるとき、入場しながらお客さんの入ってない、お客さんの(座って)いないブルーシートを見つめながら、絶対ここに入れてやるんだと思いながら毎回、入場してましたから。(今日の)入場、感無量です」
――今年は各地方でビッグマッチが連発されますが、それに関しての気持ちは?
棚橋 「望むところですよ。日本全国、今日の東京ドームの熱をさらに広げていきたい。期待しといてください」
中邑「何か?」
──これまで刺激という話をされていた中で、今回光と表現した棚橋選手との闘い。ホントに魂を削り合うような試合だったと思うんですが、改めてどう感じたか教えていただいていいですか?
中邑「もちろんたぎりましたねぇ。2年半もやらなかったんだぞ。言ったように、最高のシチュエーション……棚橋弘至、最高にたぎる相手でした。自分が拾い、育て上げたインターコンチは、歴史を変えたとてつもなく眩しい光を放ちました、今日で。乗りこなすつもりが、弾き落とされました。まだだね。まだ、まだ、俺は変化と刺激が欲しい」
──確かにベルトを失ったかもしれませんが、ホントにここに引き上げてくる中でも、3万5000人のファンからの中邑選手への大「イヤァオ」コールがありました。ああいう歓声からどういうことを感じたか教えてもらっていいですか?
中邑「みんな新しいものを求めてる。当たり前じゃない何か。そうでしょ? 今日だって、ぶっ壊れたんだもん。歴史が変わった。今日からが新しい扉の幕開けでしょう」
──ベルトを失って、ここから先、中邑選手がどこに向かっていくというのも、まったくもって、今までの考えでは想像できないところなのかなというのも感じるんですけど。
中邑「諦めが悪いんでね、自分。どうでしょう、もう一回。2年半待ったんだ、おい。今日やって、明日やって、明後日やったっていいじゃない? 確か今日で何勝何敗?」
──五分になりました。
中邑「五分になったんでしょう、ほら。棚橋そういうの好きだ。あとはチャンピオン、指名待ってます(と両手の人差し指を突き出す)」
──ありがとうございました。
新日本プロレス1月4日東京ドーム大会をPPVで視聴、注目のダブルタイトル戦であるIWGPヘビー級選手権のオカダvs内藤は互いに首攻めを展開するも、自分の体を生かすオカダとリングのあらゆる部分を使う内藤と好対照だったが、オカダが挑発的に内藤のエルボーを受け止めると内藤も感情的になったのか普段見せないヘッドバットの連打を浴びせるが、オカダにも火が着いたのか強引にねじ伏せにかかるが、この部分が内藤にとって一番のチャンスだったと思う、オカダが冷静さを欠いてしまい軌道修正に時間を要したところで内藤が猛ラッシュをかけグロリアを決めると一旦カバーに入ってクリアされてからスターダストを投下するが自爆、一旦カバーに入ってワンクッション置いたことでかわす隙を与えてしまったのか、ここからオカダへと流れが変わり、終盤の攻防も冷静さが戻ったオカダが内藤の攻めを凌ぎ切り返すと、最後はボルボデエストラージャを狙った内藤をツームストーンパイルドライバーで突き刺し最後はレインメーカーで3カウント、“夢”へと焦る内藤に対して途中で感情的になりながらも、じっくり現実を突きつけたオカダが差を見せつけた試合だった。
メインの棚橋vs中邑はボマイエ封じを狙って膝殺しを展開する棚橋と、ハイフライフロー封じを狙ってボディー攻撃を展開する中邑、互いに受けつつも読みあう、将棋かチェスの攻防を見ているようだったが直線的に攻める中邑と閃きを駆使して想定外の攻めを展開する棚橋とこちらも好対照だった。終盤は棚橋のスリングブレイドを迎撃した中邑がコーナーからのボマイエやスライディング式ボマイエと一気に勝負に出るが、とどめのボマイエをかわした棚橋がテキサスクローバーホールドの体勢からのスタイルズクラッシュ、半立ちになった中邑にハイフライアタック、中邑もナックルで迎撃を狙ったのかタイミングが合わなかった分受身を取り損ねると、最後は棚橋の旋回式のハイフライフローが決まり3カウント、王座を奪取したが敗れた中邑もたぎりつつ退場するなど敗れても見事なりという姿勢を見せた。
第8試合のデヴィットvs飯伏のIWGPジュニアヘビー級選手権は飯伏の空中戦に対してボディーへの集中攻撃やセコンドを駆使して主導権を握るデヴィット、だがセコンドがレフェリー達によって排除されるとデヴィットは技での勝負を余儀なくされ、最後は飯伏が猛ラッシュをかけてからのフェニックススプラッシュで3カウントを奪い王座を奪取。試合後は5日の後楽園大会から参戦するエル・デスペラードが現れて黒い花束を贈呈したが、デスペラードの正体は・・・?
第7試合の後藤vs柴田は柴田が容赦なく後藤が骨折した顎に手厳しい攻撃をくわえるも、後藤は懸命に耐える。だが後藤は裏牛殺しから顔面へ落とす牛殺しと新技を披露すると裏昇天で勝負をかける、最後もラリアットの連打からの昇天・改で3カウントとなり、復帰戦とは思えぬ激しい試合だった。
永田 桜庭vsグレイシー一族のタッグマッチは、寝技に関してはさすがグレイシーと思わせたが、キックや投げとなるとプロレスが上、だがグレイシーが胴着を使っての絞めで反則負けとなり不完全燃焼となってしまう、グレイシー側は胴着を使っての絞めは正当な行為と主張するが、プロレスルールはMMAのルールと違って窮屈なものだったのでは・・・
新日本は休憩前に8月までの予定を発表し8月10日のG1 CLIMAX決勝戦はプロレス界では初進出である所沢の西武ドームでの開催、旗揚げ記念日である3月6日も大田区総合体育館、4月には両国と台湾、5月には福岡国際センターと横浜アリーナ、6月にはスーパージュニア決勝が代々木第二、そして大阪、7月にはG1開幕戦が北海道きたえーるで開催とまさしく攻めの姿勢でもある。今大会でも35000人を動員しド派手な演出のラッシュ、新日本プロレスのパワーをまざまざと見せつけられた。1・4から始まった新日本プロレス、今回のドームも大攻勢への布石に過ぎない。 -
ドーム最後の前哨戦で“新日最高”の声が飛び交う大激戦!今年の新日本プロレスも「活気」の年
12月23日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」 東京・後楽園ホール 2015人超満員札止め
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○小松洋平(11分08秒 逆片エビ固め)X田中翔
◇第2試合◇
▼SUPER Jr.3WAYタッグマッチ/20分1本
タイチ ○TAKAみちのく(7分33秒 片エビ固め)KUSHIDA XBUSHI
※みちのくドライバーII もう1チームは邪道、外道
◇第3試合◇
▼20分1本
○矢野通 飯塚高史(8分01秒 赤霧)X獣神サンダー・ライガー タイガーマスク
◇第4試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡 キャプテン・ニュージャパン(10分34秒 体固め)永田裕志 中西学 X本間朋晃
※ラリアット
◇第5試合◇
▼30分1本
○真壁刀義 飯伏幸太(10分13秒 片エビ固め)石井智宏 X高橋裕二郎
※キングコングニードロップ
◇第6試合◇
▼30分1本
○鈴木みのる(10分35秒 体固め)XYOSHI-HASHI
※ゴッチ式パイルドライバー
◇第7試合◇
▼Road to TOKYO DOME FINAL/30分1本
△オカダ・カズチカ 中邑真輔(30分00秒 時間切れ引き分け)棚橋弘至 △内藤哲也
(試合後)
中邑「そうそうそうそう! 最高だよな、オイ!! 最高だよな? オイ、棚橋、待ちきれねぇな。東京ドーム、最高の舞台だよ。あんま言いたくねぇんだよな。『たぎる』って。でも、しょうがねぇ。でも・・・どうしよう!? どうしようっかな〜!? たぎってくるぜ!! (しばらくして)なんかしゃべれよ」(オカダにマイクを手渡した。)
オカダ「内藤! おまえ、思ったよりいいレスラーじゃねえかよ。認めてやるよ。ただな、1月4日、おまえは俺には勝てねぇ。なんでかわかるか!・・・・・・あとは外道さんにしゃべってもらいます」
外道「2013年、最後を締めるのは誰だ、オイ? CHAOSが誇るツートップ、2人のチャンピオン、中邑真輔と“レインメーカー”オカダ・カズチカだよ。棚橋!内藤、オメーらはよ、この2人にぜってぇ勝てねぇ! なんでかわかるか、オイ!・・・・・・レェ〜ベルが違うんだよ、コノヤロー! 次の東京ドームもよ、この2人がメインを飾る限り、新日本プロレスによ、カネの雨が降るぞ」
(バックステージにて)
中邑 「最高だよ。最高の舞台、最高の相手。楽しみでしょうがないな。見てえだろう? もう既に新しい価値は存在してんだよ。証明してやろうじゃないか。言ったよな? 新しい価値の創造だって」
オカダ 「内藤さん、ホントに思ったよりいいレスラーじゃないですか。ただ、いいレスラーなだけで、俺と同じレベルと思うなよ。くやしい。今日はチャンピオンとして、しっかり3カウント取れなかったんで、ドームでシッカリ……」
外道 「おい、内藤! おい、東京ドームでよ、おめえの夢はよ、夢のまま終わるんだよ! それは確定してんだよ、おい。ただよ、おめえが頑張らねえとな、おめえの夢はあっという間に終わるぞ!」
棚橋「まだまだ序の口だ…! 東京ドームでは、俺の知らない、新しい中邑真輔と闘うことに、なりそうですね。…たださ、ず〜っと! ず〜っと、全力でやってきたから、東京ドームだって、負けるわけにいかないでしょ? ぜってー負けねぇ。2014年1月4日東京ドーム! 過去、最高の大会にします!」
内藤「ああ…。クソ! 倒したかったな……最後。倒したかった! この2013年、最後、勝って終わりたかったけど。くやしいけどさ! 今日の4人の中で、一番俺がうしろを走っているの、わかってんだよ。くやしくないわけ、ねーだろ! 『俺が主役』って言ったって、誰もね、周りが認めなきゃあ、意味ないことだって、わかってんだよ! 俺がまずは、東京ドームで勝たないことには、前に進めないこともわかってんだ。もう俺に、残されたのは、東京ドームで、オカダをキッチリ倒して! IWGPを巻いて! 誰もが認める、主役に、躍り出ることだ。カッコ悪いか? ムキになって、カッコ悪いか? オカダァ! 悔しい思い、何度もしてきたんだ! ここで晴らさないでどうする! オカダァ! 東京ドームだ! オカダァ! IWGPを必ず、巻いてみせる! そして! 誰もが認める! 主役に躍り出るんだ。いいか? 2014年、新日本プロレスの、主役は俺だぁ!」新日本プロレス今年最後の大会のメインは東京ドーム大会のダブルメインを飾る4人によるタッグマッチが行われ、試合は中邑と棚橋、オカダと内藤がそれぞれ手の内の探り合いでスタートするが、先手を奪ったのはオカダ組で内藤を捕らえて集中砲火を浴びせ、交代した棚橋もオカダ組の連係の前に防戦となる。だがオカダがレインメーカーポーズを決めた
ところで控えていた内藤がミサイルキックで強襲すると棚橋組が猛反撃しオカダは内藤を攻め込むが内藤は懸命の粘りを見せる。棚橋もハイフライフローを投下するも剣山でブロックし、中邑もジャンピングボマイェからボマイェを狙えば棚橋はスリングブレイドで迎撃、オカダも内藤にレインメーカーを狙うが内藤はプルマブランカで切り返すなど白熱した攻防を展開する。残りあと僅かとなると内藤はオカダにスターダストプレスを炸裂するが、背後から中邑がボマイェで内藤を強襲、またすぐに棚橋がハイフライアタックを中邑に浴びせると、オカダは棚橋にレインメーカーを浴びせて4者ダウンとなってタイムアップ引き分けとなり、試合後は館内から「新日最高!」とコールが飛び交う大盛況の中で2013年の幕を閉じた。
今年の新日本プロレスも「活気」の年、満員となった観衆の活気が新日本に力を与えた1年だった、3月には全日本プロレスの白石伸生オーナーが誹謗するコメントを連発し暗い影が差し込むかに見えたが、活気力で見事に打ち消すことが出来た。だが新日本も選手は飽和状態となり東京ドーム大会のカードから見てもわかるが、ビッグマッチでも中西や天山、ライガーなど1時代を築いたベテランたちや裕二郎、石井など中堅勢がダークマッチ扱いやカードから外されるケースも出てきている、DORAGON GATEの新井健一郎みたいに所属のままで大日本プロレスなどインディーに出向するケースもあるが、余剰となった選手たちを新日本がどう扱うか今後の課題になるのではと思う。 -
矢野通が鈴木みのるのために用意したX・・・東京ドームにグレート・ムタが降臨!
12月21日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 2015人 超満員札止め
(試合後のコメントなどは新日本HP公式より)
◇第1試合◇
▼15分1本
○田中翔(11分58秒 逆片エビ固め)X小松洋平
◇第2試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(9分53秒 体固め)永田裕志 中西学 KUSHIDA XBUSHI
※ラリアット
◇第3試合◇
▼20分1本
○真壁刀義 飯伏幸太(8分35秒 体固め)X飯塚高史 高橋裕二郎
※キングコングニードロップ
◇第4試合◇
▼20分1本
○矢野通 石井智宏 邪道(9分56秒 赤霧)鈴木みのる タイチ XTAKAみちのく
〈試合後〉
矢野「オイ、鈴木! 焦んないで〜! ハハハハ! “X”知りたいの!? “X”が知りたいの、オイ!? おしえてあげないよ! ウソ、ウソ! 教えてやるからよ、見てみろよ。“X”はは、こいつだよ、バ〜カ!」
(場内の大型ビジョンに不気味な映像が流れ始め、“X”がなんとグレート・ムタであることが判明!)
〈バックステージにて〉
矢野「(イスを投げ飛ばして)オイ、どうだ、見たか? 今頃な、どうせ、あっちでな(鈴木は)吠えてんだろ? オイ、わかるか? 俺のネットワークわかってんのか? 日本、世界、地球だけじゃねーんだよ! わかるかオイ(YTRポーズをしながら)グレー・ト・ムタだよ、わかったかオイ? 鈴木! せいぜいな、ビビッて寝ろよバカヤロ〜〜!」
タイチ「(小松を引きずりながら)オイ、オメー、赤いの着て、ムタの仲間か?」
鈴木「イヤー!(雄叫びをあげながら、小松の顔面をアイアンクローで締め上げてナックルパートを数発叩きこむ)。」
タイチ「(小松をゴミ箱にさかさまに入れながら)くだらねーヤツはゴミ箱行きだ!」
鈴木「そうか、オマエが来るのか……ひさしぶりだな、グレート・ムタ。ハハハハハ!」
◇第5試合◇
▼Road to TOKYO DOME I/30分1本
○内藤哲也(11分41秒 片エビ固め)X外道
※スターダストプレス
◇第6試合◇
▼Road to TOKYO DOME II/30分1本
○棚橋弘至(11分10秒 テキサスクローバーホールド)XYOSHI-HASHI
棚橋「ハァ! 東京ドーム大会へ向けて、待ったなしでしょ? いままさに、俺はピークだね。そしてこれからもずっとピーク。それが棚橋でしょう。次、キャプテンの試合を、キャプテンvs中邑を観て、何かヒントが得られるように、キャプテンに策を講じたから。次、期待して観てください。俺の気持ちは! 中邑真輔、一直線!!」
◇第7試合◇
▼Road to TOKYO DOME III/30分1本
○中邑真輔(8分42秒 片エビ固め)Xキャプテン・ニュージャパン
※ボマイェ
中邑「もうそろそろ、ドームだねえ。次の23か、後楽園。それがドーム前の最後の試合になるねえ。ハッキリ言って、なんだろうなあ……もう、知ってんだよ! 攻撃、防御、間の取り方、すべて知ってんだよ。唯一、期待するのは、俺の知らない棚橋、テメーだ。(IWGPインターコンチネンタル王座のベルトを指して)どうだ? オメーらの否定した(ベルト)。これが、新しい価値の創造だ」
◇第8試合◇
▼Road to TOKYO DOME IV/30分1本
○オカダ・カズチカ(15分29秒 片エビ固め)X本間朋晃
※レインメーカー
〈試合後〉
(内藤登場)
内藤「オカダ! 人の夢に文句は言うが、テメーは夢を言わない。『IWGPが世界一』だって言ってみたり、『IWGPを夢見たらスケールが小さい』って言ってみたり。テメーの夢は何なんだ!? テメーの本音はどこにあるんだ!? 夢を掴もうとして何が悪い? IWGPを夢見て何が悪いんだ? テメーの夢は何だ!? 言ってみろよ」
オカダ「俺の夢は、いいか? よく聞け・・・。特にありません」
(レインメーカーポーズを決めると、怒った内藤が張り手。)
オカダ「いま! 俺の夢、見つかりました〜!! 俺の夢はな、1月4日で、内藤、おまえの夢を夢で終わらせてやることだ。覚えとけ!」
(これで両者は額を突きつけ、激しい視殺戦を繰り広げ、内藤は退場。)
オカダ「皆さん! 今日は外道さんにしゃべってもらおうと思ったんですが、外道さんがいません!! なんで、外道さんの代わりに俺に言わせて下さい。内藤―!! ぜってぇおまえはレインメーカーには勝てない。なんでかわかるか!! ・・・・・・レェベ〜ルが違うんだよ!! いいか? 来年も、これからも、俺がチャンピオンでいるかぎり、この新日本プロレスに・・・・・・カネの雨が降るぞ」
〈バックステージにて〉
オカダ「まあ、オカダ・カズチカ、こんなもんでしょう。外道さんがついたら、この倍、もっとか? わからない、未知数だな。そんぐらいもっともっと、強くなるんじゃないかな、と。そして、内藤さん。(IWGPヘビー級王座のベルトを指して)これがアナタの言った夢だ。いいのかね、こんな小さな夢で。内藤さん? 夢なんて語らなくてもお客さんに見せることができる、それが俺だ。IWGPチャンピオンだ。頑張りなさい、内藤さん」
新日本プロレス後楽園大会の第4試合で遺恨が再燃した矢野と鈴木が6人タッグ戦は、矢野がTAKAをレフェリーに交錯寸前にしてからの急所打ち、そして赤霧に丸め込んで勝利となったが、試合後に1•4で自身がパートナーとして起用するXはWRESLE-1のグレート・ムタと発表した。ムタの東京ドーム大会参戦は2008年の後藤洋央紀戦以来で5年ぶり、矢野とムタがどう繋がりがあるのか不明だが武藤敬司もムタも東京ドームには欠かせないということか、しかし矢野にムタがコントロールできるかどうか…
4大シングルマッチは内藤が外道と対戦し、内藤は外道の執拗な膝殺しに苦しむも外道クラッチを凌ぎ、ジャンピングエルボーアタックで一気に流れを変えた内藤がスターダストプレスで勝利。
棚橋はYOSHI-HASHIと対戦し、場外戦や如意棒攻撃で攻め込むYOSHI-HASHIに対し、棚橋は足殺しで流れを変え、YOSHI-HASHIは棚橋のハイフライフローを剣山でブロックするが、逆に投下したセントーンボムは棚橋が逆に剣山で迎撃するとテキサスクローバーでタップを奪い完勝。
中邑はキャプテンと対戦し膝蹴りの連打で主導権を握るがボマイェ狙いはキャプテンがカナディアンデスクリップで返すも、中邑は膝蹴りの連打で譲らず、キャプテンはヒラボトムからカナディアンデスクリップを狙うが、中邑はナックルで阻止してからスライディングボマイェ、ボマイェで完勝を収める。
メインはオカダが本間と対戦し、オカダが先手を奪うが場外戦でオカダがラリアットを狙うも鉄柱に誤爆すると、本間はコーナー最上段からの大こけしを炸裂させる。本間はオカダのツームストーンパイルドライバー狙いを垂直落下式ブレーンバスター、レインメーカーをヘッドバットで迎撃するが、オカダは背後からのドロップキックで攻勢を断ち切るとレインメーカーで3カウント、本間は健闘するもオカダがしっかり振り切った。
試合後は内藤が現れオカダと問答となると、オカダの返答に怒った内藤がオカダ張り手、オカダは自身の夢として内藤の夢を終わらせることを宣言した。
4大シングルに関しては一番意識していたのは中邑vs棚橋にトリを奪われたオカダと内藤、二人は今大会のメインだったというのもあるがアピールをすることで自身らの試合を盛り上げようとしているが、中邑と棚橋は特にアピールをせずマイペース、中邑も棚橋も自分らの試合に確固たる自信を持っているという現れなのか・・・
オカダもIWGP王者でもあり2年連続でプロレス大賞MVPも受賞したが、同じCHAOSでリーダーでもある中邑の存在を打ち消すことが出来ない、今のオカダにとって最大の敵は内藤ではなく中邑なのかもしれない。 -
オカダがMVP、中邑がベストバウトを受賞!今年はCHAOSの年だった
2013年度東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞
最優秀選手賞 オカダ・カズチカ(新日本プロレス)※2年連続受賞
年間最高試合賞 中邑真輔vs飯伏幸太(新日本8.4大阪 G1クライマックス公式戦)
最優秀タッグ賞 TMDK マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト(プロレスリングNOAH)
殊勲賞 KENTA(プロレスリングNOAH)
敢闘賞 関本大介(大日本プロレス)
技能賞 吉野正人(DRAGON GATE)
新人賞 竹下幸之介(DDT)
女子プロレス大賞 里村明衣子(仙台女子プロレス)
特別功労賞 小橋建太午前6時に東京スポーツ選定のプロレス大賞が発表され、2年連続でオカダがMVPを受賞、ベストバウトはG1の公式戦である中邑vs飯伏が選ばれた。
オカダの受賞に関しては対抗馬はKENTAとも言われたが投票結果を見ると圧倒的にオカダ、昨夜のドーム大会の会見ではメインを中邑vs棚橋に奪われたことで『自分は認めてもらえなかったのか』と不満を露にしたが、今回の受賞はオカダの存在はしっかり認められているということでもあると思う。
ベストバウトは混戦となり決戦投票までもつれ込んだが、そのうちの二つは中邑がらみの試合だった、MVPとベストバウトの二つを新日本のCHAOSが締める、そういった意味ではCHAOSの年だったのかもしれない。
タッグに関してはTMDKが選ばれたが、ヤンキー二丁拳銃(木高イサミ、宮本裕向)が選ばれなかったのは残念だった。
なお全日本プロレスとWRESTLE-1勢はMVPの候補に曙、ベストバウトの候補に諏訪魔vs潮崎などが選ばれていたが結果的に誰も受賞せず、双方共分裂騒動が影響しているのだろうが、あのオーナーが変にわめかなければいいんだが・・・ -
タッグリーグを終えて・・・1・4東京ドーム大会の全カード決定、メインは中邑vs棚橋!
12月8日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2013」 愛知県体育館 7500人 超満員
◇第1試合◇
▼20分1本
○柴田勝頼(3分28秒 逆エビ固め)X小松洋平
◇第2試合◇
▼20分1本
タイチ ○TAKAみちのく(5分52秒 片エビ固め)KUSHIDA XBUSHI
※ブラックメフィスト
◇第3試合◇
▼20分1本
○ロブ・コンウェイ ジャックス・ダン(7分06秒 片エビ固め)X中西学 ストロングマン
※エゴトリップ
◇第4試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2013」準決勝戦/無制限1本
[Bブロック1位]“ザ・マシンガン"カール・アンダーソン ○ドク・ギャローズ(8分38秒 片エビ固め)[Aブロック2位]真壁刀義 X本間朋晃
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズが決勝進出
◇第5試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2013」準決勝戦/無制限1本
[Bブロック2位]○天山広吉 小島聡(12分54秒 体固め)[Aブロック1位]ランス・アーチャー Xデイビーボーイ・スミスJr.
※天山プレス
☆天山&小島組が決勝進出
◇休憩前◇
後藤洋央紀登場「1月4日、東京ドーム、復帰…させていただきます、復帰戦の相手は……一人しかいない。柴田ぁぁああ!!」
柴田登場で1対1」のジェスチャーで受諾。そのまま花道を下がる
後藤「東京ドームで会いましょう」
<バックステージにて>
【後藤の話】「もう(柴田を)待たせられないでしょう。アゴも完治してると思ってるけど、あとは東京ドームでの試合を観てもらって“完全復活"したかどうかは判断してもらえれば。(欠場中に柴田は後藤の技を使っていたが?)彼なりのメッセージだってことは痛いほど分かってる。俺も彼が新日本にいなかった頃、PKっていう彼の技を使ってたからね。気持ちは痛いほど分かる。(高校時代にいつか試合を…と誓い合った2人がドームで対決するが?)昔はそれが夢だったのかもしれない。でも、今は現実のもの。お互いぶつかり合って“これぞプロレス"ってモンを見せたいし、それが見せられる試合だと思う。(ドームではあらゆる試合が組まれているが?)ただ怪我から復帰するわけじゃない。プラスαを持って臨みたい。(怪我の具合は?)100%じゃなかったら、ここに来てないですよ」
【柴田の話】「(後藤との対決が決定的となったが?)ひとつしっかりケジメをつけたいと思います。(同級生対決がドームで実現するが?)怪我とか仕方ないことで延び延びになって、ドームでやることになっただけなんですけど、最高の舞台。ただ、リングに上がる以上は容赦しない。中途半端に治ってないから…とか通用しないよ? それだけ覚悟して来い。(ドームではあらゆる試合が組まれているが?)他とは違う試合になるんじゃないですか? でも今の俺は後藤の欠場前の俺とはちょっと違う。楽しみですね。だいぶ待ったけど、やっとできる。(嬉しそうでもあるが?)嬉しいっすね。やっと“続き"ができるなって。あとはやるだけ」
◇第6試合◇
▼30分1本
プリンス・デヴィット ○バッドラック・ファレ(10分12秒 レフェリーストップ)Xキャプテン・ニュージャパン 飯伏幸太
※バットラックフォール
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
永田裕志 ○桜庭和志(8分28秒 サクラバロック)飯塚高史 XYOSHI-HASHI
◇第8試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○矢野通 石井智宏(13分02秒 反則勝ち)X鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン
※レフェリーの制止を無視
◇第9試合◇
▼スペシャル10人タッグマッチ/30分1本
内藤哲也 棚橋弘至 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ○ラ・ソンブラ(13分07秒 シャドードライバー)オカダ・カズチカ 中邑真輔 田中将斗 高橋裕二郎 X外道
◇第10試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2013」決勝戦/無制限1本
○“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(18分57秒 エビ固め)X天山広吉 小島聡
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズが「WORLD TAG LEAGUE 2013」優勝【試合後のアンダーソン&ギャローズ】
▼アンダーソン「ナマビールハドコデスカ!?」
▼ギャローズ「俺たち優勝したんだぞ? 飲まずに祝えっつーのか!?」
▼アンダーソン「俺たちが2013年のワールドタッグリーグ戦のチャンプだ。誰が俺たちの優勝を信じてた? ふざけんな! ギャローズは初めてニュージャパンに来て、いきなり結果を出した。ただ、これは始まりに過ぎない。今日だってまだまだ試合する体力はあるぞ。このままニュージャパンを制圧する。まずはK.E.SからIWGPタッグのベルトを奪う。これまでジャイアント・バーナードと何度もタイトルを防衛してきたが、これからはギャローズと突き進んでいく」
▼ギャローズ「ここにあるすべてを、ギャローズ&アンダーソン、そしてBULLET CLUBが制圧していく」
▼アンダーソン「見ろ、こいつの目を。完全に人を殺しかねない目をしてる。そして俺の目はもはや伝説の域だ。これからWWEでもTNAでも世界中のどこの場所でも、俺たちがナンバーワンであることを証明してやる」
【小島の話】「(※コンウェイが乗り込んできてNWA王座挑戦の旨を伝えると)何言ってるかわかんねーんだよ! とにかくテメーにひとつ日本語を教えてやる。オトシマエだ! きっちり落とし前つけてやるバッキャロー!」
新日本プロレスの「WORLD TAG LEAGUE 2013」は準決勝にGBH、アンダーソンとギャローズのバレット・クラブ、天コジ、KESが進出し、バレットクラブがGBH、天コジがKESを降して決勝に進出。試合はセコンドのデヴィットとファレが介入して天コジは苦しい展開が続くも、アンダーソンを捕らえた天コジがテンコジカッターを炸裂させた後で、小島が豪腕ラリアットを決めるもデヴィットがレフェリーを場外へ引きずり出すと再び介入して総攻撃をかけるが、真壁が駆けつけてデヴィットとファレを蹴散らす。息を吹き返した天コジは天山がダイビングヘッドバット、アナコンダバイスでアンダーソンを追い詰め、天山プレスを投下するがかわされて自爆となると、アンダーソンが旋回式ガンスタン、ギャローズとの合体技、そしてマジックキラーを決め3カウントを奪い、アンダーソンとギャローズのバレットクラブがタッグリーグを制覇した。
そして1・4東京ドーム大会の全対戦カードが発表された。☆1/4(土)東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 8 in 東京ドーム』15:30開場、17:00開始
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合4WAYマッチ(1/60)
[第37代王者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソン vs[挑戦者組]
アレックス・シェリー KUSHIDAvs [挑戦者組]ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフvs[挑戦者組]タイチ TAKAみちのく
※ヤングバックス初防衛戦
※4チーム同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着とする
◇第2試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合
[第63代王者組]ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(1/60)[挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2013優勝チーム]カール・アンダーソン ドク・ギャローズ
※K・E・S初防衛戦
◇第3試合◇
▼NWA世界ヘビー級選手権試合
[王者]ロブ・コンウェイ(1/60)[挑戦者]小島聡
☆特別立会人:ハーリー・レイス
◇第4試合◇
▼スペシャルタッグマッチ
永田裕志 桜庭和志(1/30)ダニエル・グレイシー ホーレス・グレイシー
◇第5試合◇
▼スペシャルタッグマッチ
矢野通 X(1/30)鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン
◇第6試合◇
▼キング・オブ・デストロイヤーマッチ
真壁刀義(1/無)バッドラック・ファレ
※ピンフォール、場外カウントはなし。決着はKO、TKO、ギブアップのみとする
◇第7試合◇
▼スペシャルシングルマッチ〜後藤洋央紀復帰戦〜
後藤洋央紀(1/30)柴田勝頼
◇第8試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
[第66代王者]プリンス・デヴィット(1/60)[挑戦者]飯伏幸太
※デヴィット5度目の防衛戦
◇第9試合◇
▼ダブルメインイベントI IWGPヘビー級選手権試合
[第59代王者]オカダ・カズチカ(1/60)[挑戦者/G1 CLIMAX 23優勝者]内藤哲也
※オカダ7度目の防衛戦
◇第10試合◇
▼ダブルメインイベントII IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[第6代王者]中邑真輔(1/60)[挑戦者]棚橋弘至
※中邑4度目の防衛戦
☆特別立会人:スタン・ハンセン☆「ダブルメインイベント どちらが最終試合にふさわしいか」投票結果
▼応募総数
32308票
▼IWGPインターコンチ
20422票
▼IWGPヘビー
11886票
【オカダの話】「(ファン投票の結果が出たが?)中邑vs棚橋にそんなに投票する人がまだいたかと。そんなにまだ本物のプロレスラーがわからない人がいたかと。何か懐かしいですね。去年の東京ドームのような、誰も僕を認めてくれないというか、気づいてない。そういう中で試合をして、お客さんには本物というのをわかってもらったんですけど、そういう懐かしい感じに今あります。(試合内容で勝負する?)別に試合内容で食ってやろうとか、投票したのを後悔させてやるとか、そんなのはなくて、ホントIWGPヘビーのチャンピオンとして、IWGPヘビーの、ホントはこれがメインイベントなんだよという気持ちで、しっかりとIWGPヘビーの試合をしたいなと思います」
愛知大会でドーム大会での復帰を表明した後藤は柴田との復帰戦、真壁vsファレ、コンウェイvs小島の再戦などが追加カードとして決定した。
注目のメインは中邑vs棚橋が圧倒的多数で票を集めドーム大会のトリを飾ることになったが、IWGP王者のオカダは“自分は認められてないのか”と不満を露にした。この結果に関してはこれまでの新日本を牽引してきたのは中邑と棚橋だというのと、内藤に対する評価が数になって出てしまったのではと思っている。自分的にはあくまでIWGPはヘビー級王座は新日本の看板であり最高の権威でなくてはならないが、インターコンチのベルトも中邑が権威を高めただけでなくファンからの支持を受けて同格の扱いになりつつある。IWGPヘビーとインターコンチのベルト、いずれどちらかが上なのか、いずれ決着をつけなければいけないという問題も出てきそうだ。 -
WORLD TAG LEAGUE 2013開幕!ドームの前哨戦も内藤に突きつけられたキツイ現実・・・
11月23日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2013」 後楽園ホール 2150人 超満員札止め
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー ○タイガーマスク(4分51秒 チキンウイングフェイスロック)X小松洋平 田中翔
◇第2試合◇
▼20分1本
デイビーボーイ・スミスJr. ランス・アーチャー ○TAKAみちのく(8分36秒 ヘビーキラー1号)中西学 ストロングマン XKUSHIDA
◇第3試合◇
▼20分1本
○永田裕志(6分23秒 反則勝ち)X飯塚高史
◇第4試合◇
▼20分1本
カール・アンダーソン ○ドク・ギャローズ(4分56秒 体固め)飯伏幸太 XBUSHI
※ギャロウズボール
◇第5試合◇
▼20分1本
矢野通 ○高橋裕二郎 邪道(10分26秒 体固め)鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン Xタイチ
※東京ピンプス
◇第6試合◇
▼WORLD TAG LEAGUE 2013 Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]天山広吉 ○小島聡(10分36秒 体固め)[1敗=0点]×ロブ・コンウェイ ジャックス・ダン
※ラリアット
<試合後>
小島「オイ! ロブ・コンウェイ! ミスター・ロブ・コンウェイ! 俺の話を少しだけリッスンしろ! いいか? このタッグリーグは、ウィ・アー俺たちテンコジが必ず優勝して、ビクトリーチームになるんだ! いいか? そして、オンリーそれだけじゃねぇぞ。ユーの持っているNWAのタッグベルトと、アーンド! シングルベルト、このミーが必ずゲットしてやるからな! いいか? 俺がチャレンジを表明したら、必ずプロミスしろ! ドゥユー・アンダースタン!?とにかく、ユーはゴーホームだ、いまは」(コンウェイを追い払う)最後に日本語で。俺たちが世界で一番カッコいいタッグチーム、天山・小島、略してテンコジだバカヤロー、オイ!!」
【バックステージ】
▼天山「最高や。最高の一発が決まりましたね。タッグリーグ開幕戦で、いきなり勝ちが。コジの気持ちいいラリアットで決まって最高ですよ。毎年毎年、タッグリーグはいろいろあって、初戦でつまずくパターンが多かったけど、今年は見た通りですよ。これ以上ないスタートで。本物をテンコジが見せなあかんって。2013年はこのまま波に乗って。全勝、できるよね?」
▼小島「やりましょう!」
▼天山「見ておけよ。テンコジが優勝。それしかないよ」
▼小島「今、言った通りだ。タッグリーグの後に、俺にはまだまだ先が待っている。NWAのシングル、そしてタッグ。どっちもせっかく巻いてるんだ。元はと言えば、アイツが新日本に上がりだしたのは俺の責任だ。アイツがここまで長く新日本に上がり続けたのは、俺が最初に4月にきっかけを作ったからだ。だったら俺が後始末してやろうじゃないか。それと、テンコジは…22年経ったテンコジは、やっぱり俺たちの青春だよ。フォーエバー・ブルー・スプリングだ。今日はこうやって言っておいてやる。俺たちはどんなことがあっても一生青春なんだ。死ぬ直前までずっと青春なんだ」
【コンウェイの話】「今日はクソだ! こんなに悔しい思いをしたのはここ2年で初めてだ! 俺たちは誇り高きNWAチャンプだぞ? アメリカでずっと防衛してきたんだ。今日は単なるラッキーだ! 何と言っても俺は2度もコジマに勝ってるんだからな! コジマはNWAの(シングルの)チャンピオンになりたいそうだが、いつでも受けてたってやる。ただ、次はラッキーは無いからな! 誰もこのベルトを獲ることはできない。タッグリーグも制覇して、2回目もテメーを返り討ちにしてやる。忘れんな!!」
◇第7試合
▼WORLD TAG LEAGUE 2013 Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]プリンス・デヴィット ○バッドラック・ファレ(10分11秒 レフェリーストップ)[1敗=0点]真壁刀義 X本間朋晃
※レイザーズエッジ
◇第8試合◇
▼WORLD TAG LEAGUE 2013 Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]中邑真輔 ○石井智宏
(13分12秒 片エビ固め)[1敗=0点]棚橋弘至 Xキャプテン・ニュージャパン
※垂直落下式ブレーンバスター
【試合後の中邑&石井】
▼中邑「盛り上がってんじゃないの? たぎってくるんじゃないの? なんだ、あのマスクは。しらけない? ねぇ? ねぇ? まあまあまあまあ、大事なこの防衛戦。もうちょっとだけ時間があるんだ。このリーグ戦、わかってんだろうな? 我らがトモ・イシイ!」
▼石井「個人的に中邑vs棚橋をもうちょっと見たかったよね。邪魔者がいたから見れなくて。去年はちょっとタッグリーグだからって連係を意識しすぎたけど、今年は個人個人でやってやる。勝利は自ずと付いてくるから」
▼中邑「精度が違うんだよ、精度が。俺らマシーンだ。マシーンだ。智宏とマシーンだ!」
【棚橋の話】「とっくにストロングスタイルの呪いは解けてるんだよ。誰が解いたのか、いつ解いたのか知らないけど。そんなストロングスタイルの呪いが解けてるインターコンチネンタル王座に(※愛と描かれたマスクを示しながら)愛をかける価値があるのか…」
◇第9試合◇
▼WORLD TAG LEAGUE 2013 Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI(14分04秒 片エビ固め)[1敗=0点]内藤哲也 Xラ・ソンブラ
※レインメーカー
オカダ「内藤さん。アナタの夢への思いって、そんなもんスか!? もっともっと頑張ってもらわないと、ホント『お疲れ様でした』かな? こりゃ」
(退場中の内藤を挑発。これで激怒した内藤が花道を戻り、オカダを背後から急襲。乱闘となり、若手とYOSHI-HASHIが2人を引き離した。
内藤がようやくリングを降りる)
オカダ「内藤さん! ここは東京ドームの隣の後楽園ホールだ。また1月4日、しっかりやりましょう。帰ってくれ!あとは!外道さんにしゃべってもらいます!」
外道「レインメーカーはよ、オイ! YOSHI-HASHIをパートナーに、このリーグ戦も制すぞ、オイ。もちろんな! そんでよ、オイ! あのうっとうしいヤツをよ、1月4日東京ドームのメインイベントで! 叩き潰してくれる。夢の幕を下ろしてやる!アイツはよ、絶対にレインメーカーには勝てない! なんでかわかるか、オイ? ・・・・・・レベルが違うんだよ、コノヤロー!!レインメーカーが、あの小僧の夢を東京ドームで木っ端微塵に砕いてやらぁ!東京ドームに・・・カネの雨が降るぞ」
【YOSHI-HASHIの話】「俺とオカダは愛知出身。このタッグリーグ、最終戦は愛知県体育館だよな? 愛知出身の俺とオカダが優勝しなくて、どこが優勝するんだ!?」
【オカダの話】「“夢"ってなんですか? 俺には“夢"なんてもんは分からない。レベルが違うからですかね。内藤さんの夢ですか…そんなもんはどうでもいいんだよ。しっかりドームでカネの雨を降らせないといけないからね」
【外道の話】「内藤! 1・4までしっかり夢見ててくれよ!? その夢をキッチリ、レインメーカーが断ち切ってくれるからよぉ!」【内藤の話】「オカダ! オカダ! 俺は常にお前のことを見てんだよ。カッコ悪いか? カッコ悪くてもいいよ。俺は常にオカダを見てきたんだ。オカダに悔しい思いをさせられてきたんだよ。東京ドームを楽しもうだって? 黙れ、オカダ。もう喋れなくしてやるからな」
新日本プロレスの新シリーズWORLD TAG LEAGUE 2013が開幕、 開幕戦は1・4東京ドーム大会の前哨戦が公式戦として組まれた。
メインはオカダ組と内藤組が対戦、オカダと内藤が先発に出るが、館内の声援はオカダで内藤にはブーイングの嵐、中盤にも対峙するが状況は変わらずと内藤にファンから厳しい洗礼を浴びせられた。試合は内藤はオカダに攻め込まれるがレインメーカーは内藤が浴びせ蹴りで阻止する見せ場を作り、ソンブラとの連係で逆にオカダを攻め込んだが、オカダがドロップキックを浴びせ、最後はソンブラにレインメーカーを浴びせて勝利を収める。試合後はオカダがマイクでキツイアピールを内藤に浴びせれば、館内は内藤にまたブーイングと内藤にとって厳しい現実を見せつけられる結界となった。
セミでは中邑組と棚橋組が公式戦で対戦するも、棚橋がキャプテンとのチームワークを優先してか中邑とは必要以上に絡まず、最後は石井がキャプテンを降して勝利となるも、今回は心理戦に終始といった感じだった。
GBHはバレットクラブと対戦となるが、ファレを前面に立てたバレットクラブが本間を捕らえて試合の主導権を握り、GBHも反撃するが真壁がデヴィットに狙ったキングコングニーと、本間がファレに狙ったこけしが自爆となると、最後はファレがレイザーズエッジで本間をKOして勝利となり、試合後はファレがめずらしくマイクを取って真壁を挑発し乱闘となった。帰国してからデヴィットのボディーガードとして黒子に徹してきたファレだったが、前シリーズから自己主張を始め真壁に照準を定めた。ファレはシングルプレーヤーとしてどこまで真価を発揮できるか?
IWGPタッグ王座から転落し再浮上を図る天コジはNWA組と対戦。試合はチームワークに優る天コジが主導権を握り、小島がコンウェイをラリアットで降して勝利、試合後は小島がNWA世界王座再挑戦をアピールした。
開幕戦はドーム大会の前哨戦だけでなく小島のNWA王座再挑戦や真壁vsファレなど追加カードもほぼ決まったという大会だった。しかしドームへの流れも重要だがリーグ戦も本腰を入れて欲しいというのもある、新日本は元々タッグリーグは重視していないのもあるが… -
東京ドーム決戦!オカダvs内藤、中邑vs棚橋が正式決定もメインはネット投票で・・・
<プロレス・格闘技DXより>
新日本は11日、都内・テレビ朝日で会見し、2014年1・4東京ドーム大会『WRESTLE KINDOME 8 in 東京ドーム』の第1弾カードを発表。ダブルメインイベントのIWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカvs内藤哲也」、IWGPインターコンチネンタル選手権試合「中邑真輔vs棚橋弘至」など5試合が決まった。
◇
この日、2014年頭のビッグマッチ、1・4ドームの決定カードが発表された。ダブルメインイベントはIWGPヘビー&インターコンチネンタルの2大シングル王座戦。11・9大阪でカール・アンダーソンを退けた王者・オカダにG1覇者で挑戦権利証を守り抜いた内藤が挑む。IC王者・中邑にはライバル・棚橋が挑戦。11・9大阪で鈴木みのるの挑戦を退けた中邑が自ら次期挑戦者に指名して決まったものだ。他にもIWGPジュニアヘビー級選手権試合「プリンス・デヴィットvs飯伏幸太」、IWGPジュニアタッグ選手権試合4WAYマッチ「マット・ジャクソン&ニック・ジャクソンvsKUSHIDA&アレックス・シェリーvsロッキー・ロメロ&アレックス・コズロフvsTAKAみちのく&タイチ」、スペシャルタッグマッチ「永田裕志&桜庭和志vsダニエル・グレイシー&ホーレス・グレイシー」も決まった。
なお、ダブルメイン2試合の試合順をファン投票で決めることになった。
■手塚社長のコメント<新日プロレス公式HPより>
手塚「IWGP Jr.タイトルマッチなのですが、王者プリンス・デヴィットが全勝で『(BEST OF THE)SUPER Jr.』を制したこともあり、防衛戦を拒否しておりましたが、IWGPの防衛期限は半年となっております。さらに、(10月)9日大阪での結果を踏まえて、7月5日の防衛戦からちょうど半年ギリギリとなっております。2014年1月4日東京ドームにて、IWGP Jr.ヘビー級タイトルマッチが決まりました。この試合は、仮に王者が拒否しても、IWGP実行委員会で決められたルールに従っていただきます。続きまして、ダブルメインの2試合ついてなんですけど、IWGPヘビーはもちろん、新日本プロレスの頂点のベルトでございます。またその一方で、棚橋・中邑という両選手は、今日の新日本プロレス復活の歴史において、非常に重要な存在の2人であります。IWGP王者対『G1(CLIMAX)』チャンピオン、これはまぎれもなく最高峰を決める闘いです。ただ、今日のこの最高の空間を作ったのは、菅林(直樹)現会長を筆頭に、10年間死にものぐるいで日々闘い、新日本プロレスをここまで復活させた選手であり、またそれを支えてくれたファンの方たちだと思っております。その中で、誰もが認める重要な立役者である棚橋選手・中邑選手が闘うということは、会社におきましても、お客様におきましても、非常に思い入れのある新日本プロレス最大の看板カードであることは間違いございません。大変申し訳ございません。私はこのダブルメイン2試合を、ただのダブルメインということで片づけることができません。IWGPヘビー級選手権試合オカダvs内藤、IWGPインターコンチネンタル選手権試合・中邑vs棚橋、どちらが2014年1月4日東京ドームの最後を締めるのにふさわしいかを、この2つの試合の試合順をファンの方に決めていただきたいと思っております。ここは、ネットでのファン投票という形で決めさせていただきたいと思っております。ファンの皆様は、ホームページなどをご覧いただいて、熱い思いをぶつけていただければと思っております」☆1/4(土)東京ドーム『WRESTLE KINDOME 8 in 東京ドーム』15:30開場、17:00開始
▼スペシャルタッグマッチ
永田裕志 桜庭和志(1/30) ダニエル・グレイシー ホーレス・グレイシー
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合4WAYマッチ(1/60)
[第37代王者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソンvs [挑戦者組]タイチ TAKAみちのくvs[挑戦者組]ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフvs [挑戦者組]KUSHIDA アレックス・シェリー
※ヤングバックス初防衛戦
※4チーム同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着とする
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
[第66代王者]プリンス・デヴィット(1/60)[挑戦者]飯伏幸太
※デヴィット5度目の防衛戦
▼ダブルメインイベント/IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[第6代王者]中邑真輔(1/60)[挑戦者]棚橋弘至
※中邑4度目の防衛戦
▼ダブルメインイベント IWGPヘビー級選手権試合
[第59代王者]オカダ・カズチカ(1/60)[挑戦者/G1 CLIMAX 23優勝者]内藤哲也
※オカダ7度目の防衛戦
新日本プロレス2014年1月4日に開催される東京ドーム大会の第1弾カードが発表され、オカダvs内藤のIWGPヘビー級選手権、中邑vs棚橋のIWGPインターコンチ選手権はダブルメインイベントとして組まれ、試合順に関してはネットによるファン投票に委ねられることになったが自分的には乗り気になれない企画でもある。
中邑vs棚橋は切り札的カードでもあり、これまでの新日本を支えてきたのも事実だが、IWGPインターコンチは中邑が権威を高めたけどあくまでNo2のベルト、新日本の最高権威はあくまでオカダのIWGPヘビー級であり、そういった意味ではオカダvs内藤をメインにするのが筋だと思うからだ。
また中邑vs棚橋を前に置いた方がオカダや内藤にとっても良いプレッシャーにもなる、自分の意見とすればベルトの権威と新日本の将来を考えるということでオカダvs内藤にすべきだと思っている。(乗り気になれないけど結局投票しました) -
2014年1月4日の東京ドームは世代闘争・・・・オカダvs内藤、中邑vs棚橋が決定!
11月9日 新日本プロレス 「POWER STRUGGLE」 大阪BODY MAKER コロシアム 6400人超満員
(試合後のコメントなどは新日本プロレス公式より)
◇第0試合◇
▼20分1本
高橋裕二郎 YOSHI-HASHI ロッキー・ロメロ ○アレックス・コズロフ(9分59秒 片エビ固め)中西学 キャプテン・ニュージャパン KUSHIDA XBUSHI
※コンタクトキラー
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[SJTT2013優勝チーム/挑戦者組]○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン
(9分22秒 片エビ固め) [第36代王者組]タイチ XTAKAみちのく
※モアバング4ユアバック
☆TAKA&タイチが2度目の防衛に失敗。ヤングバックスが第37代王者組となる
◇第2試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○柴田勝頼(9分43秒 体固め)X本間朋晃
※昇天
◇第3試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
永田裕志 ○桜庭和志(8分08秒 サクラバロック)矢野通 X飯塚高史
◇第4試合◇
▼IWGPタッグ&NWA世界タッグダブル選手権試合 変則3WAYマッチ/60分2本
[挑戦者組]ロブ・コンウェイ ジャックス・ダンvs[NWA世界タッグ王者組]ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.vs[第62代IWGPタッグ王者]天山広吉 小島聡
①○ロブ・コンウェイ(5分41秒 片エビ固め)X小島聡
※エゴトリップ
☆コンウェイ&ダンが新NWA世界タッグ王者となる
②○ランス・アーチャー(3分00秒 片エビ固め)X天山広吉
※キラーボム
☆天山&小島が3度目の防衛に失敗。アーチャー&スミスが第63代IWGPタッグ王者となる
◇第5試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
真壁刀義 ○飯伏幸太(11分15秒 片エビ固め)Xプリンス・デヴィット バッドラック・ファレ
※フェニックススプラッシュ
◇第6試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○棚橋弘至(17分38秒 片エビ固め)X石井智宏
※ハイフライフロー
◇第7試合◇
▼東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦&NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[権利証保持者/第2代NEVER王者]○内藤哲也(15分46秒 エビ固め)[挑戦者]X田中将斗
※スターダストプレス
☆内藤がNEVER王座2度目の防衛に成功
◇第8試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第6代王者]○中邑真輔(19分04秒 片エビ固め)[挑戦者]X鈴木みのる
※ボマイェ
☆中邑が3度目の防衛に成功
<試合後のアピール>
中邑「インターコンチを巻いて、こ~んなトコまで来ちゃった~。輝いてんだろ、このベルトは?だけど、ほんの少し、あとちょっとだけ、光が欲しいな~。と~っておきのカード、引いちゃおうかっな~~! た~! な~! は~! し~!! 棚橋!! 棚橋!! 棚橋ーー!!」(棚橋登場)「どうだ、棚橋! たぎるだろ~!! このベルト懸けて、やらねぇか!?」
棚橋「・・・久しぶり!中邑!! 中邑!! 中邑!! 中邑!! 中邑~~!!俺の答えは、もちろん! ・・・・・・決まってるぜ」
中邑「イヤァオ!!」
<バックステージにて>
中邑「ああ~…。このインターコンチネンタルIWGP。後藤から獲ったときは、汚ったねぇ汚ったねぇ、10円玉みたいなベルトだったよな? あんとき言ったよなぁ~、オイ。このベルト! もう一つのベルト、IWGPヘビーと同等? もしくはそれ以上、上げてやるってな。オイ、だれとやった? 桜庭とやった…、メキシカンとやった…、カナディアンアメリカン、黒人も、そしてノアの丸藤。そして! 鈴木みのるだ。こんな、こんな、特殊な輝きを持ってるベルト、ほかにねーだろ? それもあと一つ! 出しちゃったよ、名前……棚橋! 文句ねーだろ、このベルトに! 上げるところまで上げたんだからな、文句はねーよな? おまえとやれば、完成するぜ! インターコンチネンタルIWGP…!! 」
――このタイミングで名前を出したことは、中邑さんの中でも満を持して?
中邑「そうっすねぇ…。そっすね。ここまでやって、このベルトに興味持たなかったら、ウソだ。もしくは…臆病者か? 自信がねーかどっちかだ。ほしいよなぁ~インターコンチ。やりてぇ~よなぁ、俺と。ほら、こんなことにしかるべき場所は、一個しかねーだろ? 東京ドーム。オイ、ニュージャパン…聞い・た・よな?」
棚橋「あんまりドキ ドキさせるなよ。敬遠されているのかと思ったよ。てっきり嫌われてるかと思ったよ。(表情が生き生きしてきた気がするが?)う~ん、ハハハ。まじで。 はぁ~、やるときたらどこだ? ドームか? 俺より進化のとまんねぇ真輔と、真輔のアンテナに引っかかった俺…。面白いものが見られるよ」
鈴木「あ~、クソッ! 俺の新しいコマが一個欲しかっただけだ。でも、はっきりわかった。闘ってるほうがおもしれんだよ、こいつはよ。泣かしてやる」
※矢野がイスを持って鈴木を襲撃。
矢野「どけオラァ! テメー勝手に終わったと思ってるんじゃねえぞ、終わってねえんだ、俺とお前は、バカヤロー! 中邑中邑言ってるからそんなになるんだよ、バ~カ。少しは勉強しろよ、バーカ」
※鈴木はマスコミに八つ当たりしながら控室へ。
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第59代王者]○オカダ・カズチカ(22分49秒 片エビ固め)[挑戦者]Xカール・アンダーソン
※レインメーカー
☆オカダが6度目の防衛に成功■勝利者インタビュー
――6度目の防衛となりました。いまの気持ちを聞かせて下さい。
オカダ「そうですね。6回・・・。6回も・・・。6回しか! ・・・そんだけです」
――セコンドの介入もありました。かなり苦しめられた試合だったと思いますが?
オカダ「あんなんで苦しんだように見えましたか!?」
――外道選手のアシストも大きかったと思いますが?
オカダ「(※大拍手)まあ、外道さんがアシストしてくれたから、僕がそのぶん仕事が増えたかもわからないですが。まあ、感謝したいと思います」
――今日の試合、いつもと違った思いもあったかと思いますが?
オカダ「いえ、普通です(※大拍手)」
――今日は「血の雨を降らす」という言葉もありました。怒りは頂点にあったと思いますが?
オカダ「怒りですか? ・・・特にありません(※大拍手)」
(外道が三上アナからマイクを奪い)
外道「もういいだろ。帰ってくれ」
(三上アナを追い払う。)
外道「マシンガン! およびBULLET CLUB。この決着がよ、リアルだ、コノヤロー!アイツらがよ、何人かかって来ようがよ、レインメーカーは絶対に倒せねぇ!! なんでかわかるか、オイ!? ・・・・・・レベルが違うんだよ、コノヤロー! さてと、次は東京ドームだな? 決まってんだろ? 出て来るヤツがよ。内藤!! 出て来い、コノヤロー! ツラ見せろ、コノヤロー!」(内藤が権利証とNEVER無差別級ベルトを携えて登場)
内藤「たとえ、どんな夢でも、諦めなければ可能性はゼロではない。IWGPヘビー級チャンピオンという俺の夢、1月4日東京ドームのメインイベントで、必ず掴んでみせる。オカダ!東京ドーム大会の、そして、新日本プロレスの主役は、俺だ」
オカダ「内藤さん、IWGPヘビーがあなたの夢、そんなの俺はどうでもいいですよ。そんなこと、知ったこっちゃないッスよ。そのあなたの夢、東京ドームでそのまま夢で終わらせてあげますよ。内藤さん!・・・・・・お疲れ様でした」
(オカダがレインメーカーポーズを決めると内藤も顔を覆うポーズで対抗)
(ここで内藤がリングを去ると、オカダが再びマイクアピール)「内藤さん! 新日本の主役、そんなに欲しかったらくれてやる!ただな、新日本プロレスのIWGPヘビーのチャンピオンは・・・俺だ」(内藤が退場)オカダ「いいか! あとは外道さんにしゃべってもらいます」
外道「東京ドームのメインにふさわしいのは誰だ、オイ!? あたりめぇだ、コノヤロー!レインメーカー以外にいねぇだろ、オイ! その東京ドームでよ、アイツをブチのめして、レインメーカーはまたこの大阪にチャンピオンのまま帰って来る! そんときゃよ、またこの大阪に・・・カネの雨が降るぞ」
<バックステージにて>
――見事な防衛を飾りました。今回、BULLET CLUBの介入もあっての闘いでしたが?
オカダ「ま、今回はただのボクのストレス発散だけの試合だったんで、いいストレスが発散できましたね」
――外道さん、オカダ選手を救いにファレ選手に向かっていったときのお気持ちは?
外道「しょんべんちびりそうだったよ。あんなの目の前にしたら、しょんべんちびるだろ? 必至だったよ」
――見事な外道さんの救いの手だったと思いますが、オカダさんはいかがでした?
オカダ「ホント、外道さんには……とくにありません」
外道「(小声で)……なんか言ってくれよ。しょんべんちびりそうだって言ってるだろ」
オカダ「大丈夫っすか? ちびったんすか?」
外道「ちびりそうだったって言ってるだろ?」
オカダ「年齢的なことすか?」
外道「違うよ」
オカダ「大丈夫すか」
――すべてを蹴散らしての防衛ですが、いつもとは違った?
オカダ「いや、気持ちはいつもと一緒です」
――試合後、ついに登場した次期挑戦者・内藤哲也選手について、どのようにとらえてますか?
オカダ「ま、いまの、先ほどのお客さんの反応がすべてなんじゃないですか。僕としたら何も印象がないので。ま、ブーイングされるような、がんばれと言われるような、そういう存在なんじゃないすか」
――やはり、今日の勝利、東京ドームへ進んだことは、当然の結果ですか?
外道「何、レインメーカーが? 東京ドームに進むのはレインメーカーしかいねぇだろ! あのハゲでどうすんだ? 今日はよかったよ、ミラクルが起きなくてな?」
オカダ「そうすね」
外道「内藤もなんかグチャグチャ言ってたな? 夢がどうしたとかな? そんなの知ったこっちゃねーんだコノヤロ~。ちょうどいいよな。東京ドームのメインイベントだろ? アイツの夢に幕を引くにはちょうどいいんじゃねーか?」
――内藤選手は、夢と言ったIWGP、オカダ選手にとってはなんですか?
オカダ「まぁ、ボクのコスチュームの一部です。べつに誰の人のものでなく、ボクのコスチュームの一部です」
――もう一点、中邑選手が勝利を収めたあと、棚橋選手がリング上に行きました。おそらく中邑vs棚橋が決まるかと思います。その中で、東京ドーム、オカダvs内藤でメインを締めるというのは、大きな意味があると思いますが?
オカダ「いや、まぁ、中邑vs棚橋だろうが、オカダvs内藤だろうが、そんなのどうでもいい。俺がドームのメインで試合をする、それだけです」
外道「もちろんだ」
――世代間闘争という部分を期待するファンもいると思いますが?
オカダ「ま、そんな世代間がどうのよりも、東京ドームではボクだけを見に来てくれればいいんじゃないかなと思います」
――では、最後に外道さんに締めくくってもらええば?
外道「なんで俺なんだよ? 普通、チャンピオンからだろ?」
オカダ「いや、外道さんお願いします」
外道「ま、このベルトはレインメーカーから離れる姿が想像つかないよ。自信持ってる。内藤あたりじゃよ、無理だよ絶対な。次はよ、もっと強い相手を募集してるよ」
――ありがとうございます。
外道「恒例のカンパイ行くか?」
オカダ「今日は、なんすか?」
外道「BULLET CLUB解散するんだっけ?」
オカダ「…するんすか?」
外道「知らない」
オカダ「じゃあ、卒業っすね。外道さんからの…」
外道「いや、ウチ、そういうシステムないから。じゃあ、東京ドームの防衛、前祝いだ」
外道&オカダ「カンパーイ!」
オカダ「今回は、防衛はいいんすか?(笑)」
外道「今回はあたりまえだ。カンパイする価値もない」内藤「リング上で言った通り、あきらめなければね、可能性はゼロじゃないんだ。まあ、ブーイングもチラホラ聞こえたかもしれない。だからなんだ? だからなんだ? 夢、あ きらめろって言うのか。夢、夢ってさ、なかなか叶わないから追いかけたくなるんでしょ。新日本プロレスの主役、もう俺が主役だったらそんなこと口にしない よ。山は高いからこそ登りたくなるんだ。新日本プロレスの主役、そしてIWGPヘビー級チャンピオン、必ず掴んでみせます」
アンダーソン「いったいなにが起こったんだ!? いったいなにが起こったんだ!? デヴィット、オレがチャンピオンか?」
デヴィット「ノー…」
アンダーソン「ノー!? レインメーカーは、クソ野郎だ!(近くにいたマスコミに日本語で)なに見てんだよ、このヘンタイ野郎! ファッ○! ファッ○!(今度は東京スポーツの記者に向かって)なに見てんだよ、このヘンタイ野郎!(と言って胸倉を掴み、突き飛ばす) ファッ○!」新日本プロレス大阪大会をPPVで視聴、セミでは中邑がインターコンチ王座をかけて鈴木の挑戦を受け、中邑がエプロンダッシュでのボマイエを仕掛けると鈴木はかわして中邑の左膝が鉄柱に誤爆、ここから鈴木が左膝攻めで試合の主導権を握る、対する中邑は多彩な蹴りや膝蹴りで流れを変えるとダイビングボマエイからボマイエを狙うが、鈴木はパンクラスでは禁じ手とされ武藤敬司をタップさせたヒールホールドで捕獲、鈴木はレフェリーに「危ないから止めろ!」とレフェリーストップを要請した、おそらくだが鈴木はゴッチ式パイルドライバーではなくヒールホールドで勝負したかったのではと思う、だが中邑は必死で耐えて鈴木は自ら技を解いた、仕方なしにゴッチ式パイルドライバーを狙ったが、中邑は踏ん張るとスライディング式のボマイエからのボマイエで王座を大逆転で王座防衛、鈴木は切り札のヒールホールドで中邑の心を折れなかった時点で敗れていたのかもしれない・・・中邑は試合後に第6試合で激闘の末、石井を破った棚橋を挑戦者に指名した・・・・
メインのオカダvsアンダーソンのIWGPヘビー級選手権は、アンダーソンがクリーンに徹することでオカダにプレッシャーをかけるが、場外戦で案の定バレッドクラブが介入しアンダーソンが先手を奪うが、オカダは反撃しすぐ追いつくも珍しくイスで何度も殴打するなど荒々しさも見せるがすぐ軌道修正して冷静さを取り戻す、その後もバレッドクラブが介入しアンダーソンも大技をラッシュするなど勝負に出るが、正調のガンスタンだけはしっかり食らわず、逆さ押さえ込み狙いをレインメーカーで切り返して勝負あったかに見えたが、またしてもバレッドクラブが介入してレフェリーのカウントは妨害されてしまう。バレッドクラブはオカダに総攻撃をかけるが外道が駆けつけ、オカダもバレッドクラブを蹴散らすと、最後はしっかりレインメーカーを決め勝利、これで1月4日の東京ドームのメインでは第7試合で田中を降してNEVER王座を防衛したG1覇者である内藤を迎え撃つことになった。
2014年1月4日の東京ドームはオカダvs内藤、中邑vs棚橋の2大カードが決定となった。これから新日本を背負って立つオカダと内藤、これまでの新日本を支えてきた中邑と棚橋、世代闘争の意味合いが強くなってくる。特に中邑と棚橋は新日本の頂上決戦的なカード、おそらくメインのオカダvs内藤になるだろうが二人は中邑vs棚橋以上の試合をすることが求められてくる。また内藤は田中戦の試合後やオカダとのやりとりでもブーイングが飛び交った。それだけ内藤はまだファンから認められていないということでもある。内藤にとってもオカダだけでなく棚橋や中邑を越えることが求められ、またファンからも認められなければならない、内藤にとっても1・4東京ドームは新日本の主役になれるチャンスでもあるが、それと同時に正念場も迎えている。
1月4日東京ドームのカードは出揃っていないが、この二つのカードだけでも充分な期待感が持てるし待ち遠しいという気分にさせてくれる。
本日は大阪大会開催、17:00ゴング! #njpw #njpst pic.twitter.com/ZbaRbzvRlJ
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) November 9, 2013Iizuka turned this poor bastard into a Cat. LOL! #njpst pic.twitter.com/wZszb28940
— UltraLiger (@UltraLiger) November 9, 2013飯塚の奴、野上の顔をドラえもんにしちまったゼァ。状況わからなかったから、助けに入れなく残念ゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) November 9, 2013復帰戦、終了。自分とテンザンが一回ずつ負ける。IWGPのベルトも失った。大敗。カッコ悪い。ただ、ベルトはなくなったけど…テンザンはまだ隣にいる。痛いけど肩はまだ動く。そして、まだこうして生きている。という事は、また這い上がるチャンスがあるという事。ご声援ありがとうございました。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) November 9, 2013ドームのヘビーとコンチの試合順を拘ることは、小さなことかもしれない。 これは、新たな世代闘争。 新日本を支えてきた月と太陽か、また若さなのか⁈ 試合内容での、世代闘争だ‼ #njpst
— 滾るこ〜ちゃんZ (@42890183) November 9, 2013