新日本プロレス
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柴田勝頼が語る「横浜アリーナ」 対棚橋弘至はトーンダウン・・・
<プロレス 格闘技DX 柴田勝頼日記「REAL TALK」『横浜アリーナ』より>
観に来てくれた人、試合を楽しみにしていた人、すべての人に対して期待に応えられず申し訳ない気持ちでいっぱいです。いろんな意味ですみませんでした。
新日本のリングに再び上がり出してから、一番と言っていいほどの後悔と反省をしています。
何も残せなかった、何も伝えられなかった、何も表現出来なかった…。今は反省しかありません。
何かが引っかかって、試合後から凄くモヤモヤしているこの感じの正体は何なんだろうか…?
…言葉が出てこない。
とにかく、気持ちを切り替えて次に組まれる試合を精一杯頑張ります。
……せっかく観に来てくれたのに申し訳ない! ブサイクへの膝蹴りは当分封印します
5月25日 新日本プロレス 横浜アリーナ大会、後藤洋央紀とのコンビ棚橋弘至、真壁刀義組と対戦し敗れ、バックステージでもノーコメントだった柴田がコラムで試合を振り返ったが、棚橋を振り向かせずことが出来ず不完全燃焼で終わったことをファンに謝罪、対棚橋戦はトーンダウンしてしまった。
柴田にしてもIWGPタッグ王座よりも棚橋とのシングルにテーマを置いていたが、試合後の棚橋のコメントを見ても棚橋の進む先は柴田よりもIWGPタッグの方に向いていた、棚橋は「『その先のこの闘いはどうなっていくんだろう。』とお客さんの興味をかきたてることがプロレスの本質であり、柴田のバチバチスタイル試合にはその先がない」と指摘していたが、棚橋の指摘どおりの結果となってしまった。
6月21日 大阪大会のカードが決定し棚橋は真壁と組んでカール・アンダーソン、ドグ・ギャローズの保持しているIWGPタッグ王座への挑戦が決まり、真壁も下顎歯槽骨(かがくしそうこつ)を骨折したが、現時点では予定通り選手権が行われる。
大阪大会は柴田も出場予定だが、先が見えなくなった柴田の向かう先はどこなのだろうか・・・PR -
新日本プロレスが11年ぶりに横浜アリーナもCHAOS大激震!
5月25日 新日本プロレス「BACK TO THE YOKOHAMA ARENA」横浜アリーナ 7800人
<コメント、アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼Road to BEST OF THE SUPER Jr. XXI/20分1本
田口隆祐 KUSHIDA アレックス・シェリー ○BUSHI (8分25秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー タイガーマスク Xエル・デスペラード マスカラ・ドラダ
※エムエックス
◇第2試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/20分1本
“ザ・マシンガン"カール・アンダーソン ドク・ギャローズ ○高橋裕二郎 タマ・トンガ(9分03秒 体固め)永田裕志 中西学 本間朋晃 Xキャプテン・ニュージャパン
※マイアミ・シャイン
◇第3試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合3WAYマッチ/60分1本
[王者]○天山広吉 小島聡(11分38秒 体固め) [挑戦者]ロブ・コンウェイ Xウェス・ブリスコ
※天山プレス もう1チームは[挑戦者]ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.
☆天山&小島組が2度目の防衛に成功
◇第4試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン(0分08秒 体固め)X矢野通 飯塚高史
※ゴッチ式パイルドライバー
鈴木「ハハハハ! (イスを蹴っ飛ばして)調子に乗り過ぎなんだよ、てめえは!」
TAKA「おい、タイチ、どこ行った? 連れて来い」
タイチ「いねえよ。俺がやってやるよ。(飯塚のマネをして)ハッハッハッハ!」
鈴木「新しい仲間……いねえじゃん」
TAKA「歯止め効かねえんだ、あいつ」
鈴木「俺に乗りこなせねえヤツはいねえんだよ。俺に扱えねえヤツはいねえんだよ。おい、新日本! それからCHAOS、俺たちの前にひざまずけ! お~い!(机をひっくり返して退場)」◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○バッドラック・ファレ(12分05秒 片エビ固め)X内藤哲也
※バッドラックフォール
◇第6試合◇
▼「プロレスvs柔術」異種格闘技戦/30分1本
○桜庭和志(5分33秒 レフェリーストップ)Xホーレス・グレイシー
※サクラバロック
◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第3代王者]○石井智宏(19分22秒 エビ固め)[挑戦者]X飯伏幸太
※垂直落下式ブレーンバスター
☆石井が4度目の防衛に成功
飯伏「いやぁ……(床に倒れ込む)」
――NEVERの王座はいかがでした?
飯伏「はぁはぁ、単純に強かったすね。絶対的に改良中もあるんですけど、パワーでも自信があったし、スピードとかも絶対勝てると信じてたんですけど。正直スピードでもどうだったかなって。パワーでも。自分はまだまだかなと。ヘビー級の凄さを感じましたね。自分の中でやっぱりNEVERは無差別なんで、一応ジュニアの選手も挑戦できるし、もしかしたらいけるんじゃないかと。甘かったすね。甘かった……本当に甘かったすね。あぁ……悔しいです」
――飯伏選手はヘビーでも闘いも希望されてますが、今回は石井選手と闘って、今後もヘビーへの闘いというものは?
飯伏「もちろん。今までもヘビーでもジュニアでもどっちでも通用するレスラーになろうと思ってたんですけど、まだ……まだちょっと早いかなと。でも自分は食らいつきますよ。これからです」
◇第8試合◇
▼IWGPタッグ王座ナンバーワンコンテンダーマッチ/60分1本
棚橋弘至 ○真壁刀義(17分32秒 体固め)X後藤洋央紀 柴田勝頼
※キングコングニードロップ
真壁「(口の中にいっぱい血を溜め、喋りづらそうな状態で)歯やった、歯。アゴいかれた。まあいいんだよ。まあ、あんなもんだろう」
──蹴りですか?
真壁「蹴りだな」
──どういう状況ですか?
真壁「感覚ねえよ。アゴいってるわ」
──最後、大歓声の中、真壁さん決められましたけど。
真壁「余裕だよ。アゴいってようが関係ねえ」
──特にタイトルマッチは?
真壁「うん、大丈夫。やらせろ」
──問題なく?
真壁「ねえよ。これぐらいのハンデがちょうどいいよ。あと言えることはおい、BULLET CLUBよ、逃げも隠れもしねえから、首洗って待ってろ」
──さすがにキングとエースのコンビで鮮やかな勝利だったんですけど。
棚橋「圧倒的なね、差をつけるまでにいかなかったのは俺の力不足。もっと力をつけたい。もっとね、横浜アリーナを1人でいっぱいにできるぐらいの圧倒的な力が欲しい。これでネクストレベルに上がったから、俺たちが挑戦者。文句があるなら、ついてこい。ついてこれるなら」
──今日は後楽園で王者組と闘った時のパターンとちょうど逆でハイフライフローで決められるところをあえて譲ったように見えたんですけど。
棚橋「はい、俺たちは連携技はなくても、連続技があるから。今までプロレスというジャンルで連携技はあっても連続技には光が当たってなかったから、新しいなと思います」
──かつて横浜アリーナの第1試合で闘ったこともある真壁選手と11年半ぶりの横浜アリーナでタイトルの挑戦権を獲得したというのはいかがですか?
棚橋「なんか、試合関係ないけど、俺が新日本プロレスに入った時に、3人部屋で、真壁、真ん中に棚橋、奥に柴田。11年経っても同じリングに上がっているということは時間の流れを感じるけども、興味深いなと思います」
──王者チームのアンダーソン選手は棚橋選手を世界最高のレスラーだと。真壁選手は日本で最も人気があるレスラーで、強いっていうことに関してはまったく認めているんですけど、それでも我々が勝つと言っていました。
棚橋「それはタッグのチャンピオンチームとしての自信があるからだろうし、向こうのほうが経験値が高いから、そういうことが言えるんでしょうけど」
──ベルトを取るつもりでいらっしゃると思いますけど。
棚橋「なんで世界最高峰のレスラーかわかります? シングルもタッグも全部いけるからですよ。そういうことです」
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合「プロレスvs柔術」異種格闘技戦/60分1本
[第8代王者]○中邑真輔(10分24秒 片エビ固め)[挑戦者]Xダニエル・グレイシー
※ボマィエ
☆中邑が初防衛に成功
(試合後にファレが挑戦表明)
中邑「出たな~! “トンガ版ゴジラ”~!! こんな歴史的なグレイシーとの一戦なのによ、オイ!? 次から次へと強豪が。まるでマンガか、特撮の世界。リマッチに次ぐ、リマッチ! 考えちゃうよね~・・・。どうしようっかな~~!? ・・・みんな、僕はね、人間じゃないんだ。M78星雲からじゃないどこから来た“イヤァオトラセブン”なんだ~!! ファレ! バッドラック・ファレ! 答えはこうだ!! イヤァオ!!」
──タイトル防衛おめでとうございます。
中邑「ありがとうございます」
──グレイシーの選手とプロレスのタイトルマッチというのは?
中邑「個人的にも感慨深いし、プロレス・格闘技、どちらも好きで生きてきた人間には夢のようでした」
──ダニエル・グレイシー選手もプロレスで自分が成長したというのを実感したようで、リング上でも満足されていたみたいです。
中邑「彼にとっては非常に大きなアドバンテージがあったでしょう。柔術界、グレイシーという長い家族の歴史の中で、この行動は簡単なことではなかったと思います。ましてや、ちょっとバイトでリングに上がるんじゃない。タイトルマッチまで首突っ込んできたんだ。これほど大きなチャレンジを彼はやってのけてきた。それだけでもインターコンチが上がる価値はありましたね」
──それを受け止めるだけの度量が中邑選手にあったというのがまず前提にあると思うんですけど。
中邑「どうでしょう? 自分もまだまだ発展途上。刺激が欲しいのはもっと強くなりたいから、もっと大きくなりたいから、その強さも一つだけじゃない。いろんな角度で誰にも文句を言わせない。そうやって闘い抜くため」
──IWGPヘビーとの違う価値観を作るという意味ではもう十分だと思うんですけど。
中邑「このベルト、ヤバいヤツにしか巻けないでしょう。それも全て自分でケツを拭けるっていうね。この白いベルト、とんでもないベルト。それがこの白いベルト。インターコンチって言うと安っぽいかもしれないけど、名前以上の価値がある。名前以上の相手を呼んでくる。本当に恐ろしい相棒ですよ」
──途中で向こうが上を脱いだじゃないですか? あれ以降のダニエルの闘いぶりはどうだったんですか?
中邑「どうなんでしょうね? やっぱり、ボクも誰も彼もリング上では必死です、はい。そこで一つは自分を証明するために道衣を脱いだかもしれない。柔術っていう衣を脱いででも、俺はプロレスで闘う……なんて都合よく受け止めれば、そういうふうに受け止めたいなって思いますね、ボクからすると。細かいことは本人にどうぞ」
──試合後、健闘を讃え合っていましたけど、かつて総合格闘技での一戦を踏まえてというか。
中邑「自分はこの一戦に対しては並々ならぬ味わったことのないプレッシャーだとか、緊張感だとか、まさに『どうしよっかな~』っていう感じで。それ以上にダニエルも未知の世界。俺にとってもダニエルとプロレスで闘うのは未知の世界。お互いに未知を恐れない。それが感じられた。だからこそのリスペクトじゃないですかね? ああ、全部言わせるな」
ダニエル「前にも言ったことがあると思うが、私はまだプロレスに完全に慣れきったわけではない。でも、試合をするたびに段々慣れてきている。これからもっともっと、プロレスのなかでも強くなれると思う。これで終わったわけではない、このリングで戦っていきたい。とくにナカムラにはこだわらず、誰とでも戦う準備はある」
◇第10試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第60代王者]○AJスタイルズ(26分05秒 エビ固め)[挑戦者]Xオカダ・カズチカ
※スタイルズクラッシュ
☆AJが2度目の防衛に成功
アンダーソン「このオカダのドルは本物じゃない。まがい物だ。こんな物は破って捨ててやる! ここにいるのが世界一のレスラー、AJスタイルズだ」
AJ「俺こそが世界一なんだ。だからこそこのベルトを持っているんだ。俺がレスラーとして一番、BULLET CLUBがクラブとして一番なんだ」
──オカダ選手に2回勝ちましたけど、その印象は?
AJ「もうオカダには2度勝っている。次はない。あんなヤツはどうでもいいんだ」
──次のチャレンジャーは誰を選びたいですか?
AJ「BULLET CLUB、ここにいるメンバーが最強なんだ。俺たちは誰でもいい。見つけてくれるなら、誰とでも闘ってやる」
オカダ「アー、クソ……。ハア、ハア……。本気で、とくに何もない。わからない……。クソ……」
外道「いいか? これからを見とけよ、あ? レインメーカーは必ずカムバックするからな。レインメーカーがまた、IWGPのチャンピオンシップ戦線に、必ず戻ってくる。見とけよ、コノヤロー。必ずカムバックしてやる」
新日本プロレスの11年ぶりの横浜アリーナ大会「BACK TO THE YOKOHAMA ARENA」をテレ朝チャンネル2で視聴。しかし今回は超満員とはいかず7800人止まりとなった。
メインは5月3日の福岡の再戦となったAJvsオカダの再戦、序盤はアームホイップを中心とした攻めを展開し、先手先手と攻めていったがセコンドのバレッドクラブが介入してから状況が一転、AJは低空でのフランケンシュタイナー、フェースロック、場外戦でもオカダの鉄柵ホイップをAJが飛び越え、鉄柵を踏み台にしてのスワンダイブエルボーなどで次第にAJペースへと傾いていく。なかなかペースがつかめなかったオカダはレッドインクで捕獲するが、またバレッドクラブが乱入、裕二郎が東京ピンプスを狙うが石井がラリアットで蹴散らし、サブレフェリーのタイガー服部らが再びバレッドクラブを退場させる。1vs1となり、互いに譲らない攻防を展開するも、オカダがドロップキック、ツームストーンパイルドライバーと必勝パターンへと持ち込んでレインメーカーを狙うが、AJがレフェリーを盾にして阻止するとブラディーサンデーからのスタイルズクラッシュで3カウントを奪い王座を防衛、最後の最後でAJのしたたかさが優り、オカダは完敗を喫してしまった。
中邑vsダニエルのインターコンチネンタル選手権は中邑がいつもの動きでダニエルを戸惑わせ、MMAのスタイルではなくあくまでプロレスで勝負するという姿勢を見せる。ダニエルは中邑の腕を執拗に狙いマウントを奪いつつ両腕を塞いで打撃を浴びせるという拷問技も駆使して中邑を痛めつけるが、持ち上げたところで中邑がDDTで切り返しバイブレーションとあくまでプロレスで勝負を貫くと、ダニエルも胴着を脱いで掟破りのボマイエを披露しスリーパーで中邑を追い詰める。しかしロープ越しのスリーパーがブレークとなった隙を突いた中邑が担いでランドスライドを決めるとボマイエで3カウント、さすがのダニエルもランドスライドの予備知識はなかったようだ。次期挑戦者には4・24大阪で中邑からフォールを奪い、今大会でも内藤に完勝したファレが挑戦表明した。
棚橋、真壁vs後藤、柴田は棚橋vs柴田の絡みを意識してか、真壁と後藤は敢えて脇に回り、序盤はヤングライオン時代を意識してかグラウンドの攻防を展開するも、柴田の張り手から棚橋の動きが止まり、集中砲火を浴びてしまう。
再び対峙した二人は棚橋も打撃で譲らない姿勢を見せるが、柴田が裏拳やブサイクへの膝蹴り、また棚橋のハイフライフローを剣山でブロックした後で、棚橋がU-30時代に使っていたドラゴンスリーパーまで繰り出し、棚橋も同じ技で返す攻防を展開する。しかし終盤では後藤と柴田が同士討ちとなってからは、棚橋と真壁の連係が決まり最後は真壁がキングコングニーで3カウントとなり、IWGPタッグ王座への挑戦権を獲得したが、真壁も後藤のハイキックを顎に受けて骨折の疑いが出るなど、真壁次第では挑戦は流動的か?棚橋vs柴田に関しては双方ともコメントはなかった。
石井vs飯伏は石井がかわいがりのプロレスを展開すれば、飯伏も狂気が宿るような笑みを浮かべるなど負けじとやり返すなど壮絶な試合を展開、そして飯伏が雪崩式フランケンシュタイナーを仕掛けようとすると石井が踏ん張ろうとしたため崩れてしまい石井が首を強打、また飯伏の頭突きを受けて瞼から流血する。それでも互いに一歩も譲らず打撃戦を展開するが、飯伏がスワンダイブ雪崩式フランケンシュタイナーを狙ったところで石井がラリアットで撃墜すると、最後は垂直落下式ブレーンバスターで3カウントで王座防衛、今大会では一番のベストバウトだったと思う、試合後には裕二郎が石井を襲撃し次期挑戦者に名乗りを挙げた。
そして最後に事件が起きた、第4試合での鈴木、ベンジャミンvs矢野、飯塚のタッグマッチで、飯塚は野上アナへの儀式タイムを行わず、パートナーである矢野を襲撃、鈴木軍が矢野を袋たたきにした後でアイアンフィンガーで矢野を一突き、試合は鈴木がゴッチ式パイルドライバーでダメ押しして勝利となり、飯塚は実況席で解説をしていた邪道、外道の眼前でCHAOSを離脱し鈴木軍入りをアピールした。先に離脱した裕二郎の場合はツイッターで何かを起こすことを匂わせていたが、飯塚は普段から何も喋らないため、飯塚の唐突の裏切りには驚いたとしか言いようがなかった。
中邑、石井は防衛したものの、オカダがAJに敗れ、裕二郎に続いて飯塚までCHAOSを離脱するなどCHAOSにとっては激震続き、新日本の最大ユニットであるCHAOSは大きく揺らごうとしている・・・本日は横浜アリーナ大会をご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。 次期シリーズ「BEST OF THE SUPER Jr.XXI」は5月30日(金)後楽園ホールにて開幕致します。皆様のご来場をお待ち申し上げております。 #njpw #nj525
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2014, 5月 25新日本プロレス横浜アリーナ大会にご来場ありがとうございました。11年振りの横浜アリーナ大会!会場の関係者通路には90年に開催された最初の横浜アリーナ大会のポスターが記念に貼られていました。(私も行ったな)次回は必ず超満員札止めにします。今後ともよろしくお願いします。
— 木谷高明 (@kidanit) 2014, 5月 25真壁さんのアゴが心配だ
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2014, 5月 25おぅ!!俺様だぁ!!お前ぇらには心配かけたなぁ!!だがアレしきの蹴りで俺様の顎が砕ける訳ねぇだろ!!歯医者の先生に任せときゃ余裕で元のイケメンに戻ったわぃ!!まぁアレくらいコなきゃ俺様の「煽りVTR」に負けたの認める様なモンだろ?……しかし 危なかった(笑)ヤッパ俺様凄いわ♪
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) 2014, 5月 25横浜アリーナ大会、沢山のご来場…そしてその後に開催されたアフターパーティー、沢山のご参加ありがとうございました。色々思うところはありますよ。色々考えることもありますよ。でも…シッカリ前を向いてるから大丈夫。今日は沢山の応援本当にありがとうございました。
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2014, 5月 25横浜アリーナ大会、終了。NWAタッグベルト、防衛成功。3WAYという難しいルールだったけど、大丈夫。理由は…テンコジだから。それ以上でもそれ以下でもない。天山小島、略してテンコジだから問題ないです。テンザンありがとう。そして皆様、ご声援ありがとうございました!
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2014, 5月 25横浜アリーナ大会、NWAタッグ3WAY戦、ガッチリ防衛出来ました!! 皆様、応援ありがとうございましたm(__)m
— 天山 広吉 (@TENZAN323) 2014, 5月 25飯塚お前もか!
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2014, 5月 25SUZUKI-GUN PARTY ! アハハハハハハハ〜!そしてトレンド入り!
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2014, 5月 25ウワハハハハハハハ ウワハハハハハハハ ウワハハハハハハハ ウガァ~っ!! ウワハハハハハハハ!!
— TAKAみちのく (@takam777) 2014, 5月 25AJスタイルズかっこよかったな。格別背が高いとかスタイルがいいとか身体能力が飛び抜けてるとかいうわけじゃないのでそのカッコ良さを説明するのが難しいんだけど。プロレスラーとして素晴らしいし人として魅力的。
— sayoko mita (@345m) 2014, 5月 25新日本プロレス 真壁、試合後記者会見! なにを言ってるか、わからない。 あごがはずれた感じ。 口中は流血。きちんと答えて記者会見。 早く病院行った方がいい、 しかしプロレスラーは凄いわ。
— ひろ越中 (@hirokoshinaka) 2014, 5月 25長く華やかな花道、デカイ空間で爆音でかかる入場曲、さいたまスーパーアリーナや横浜アリーナで格闘技を見る時、いつもこの感じだった…。PRIDEやDREAMがなくなって失われていたけど、新日本プロレスが取り戻してくれた。 #nj525
— long goodbye (@long_goodbye) 2014, 5月 25本日の横アリ観衆は7,800人でした。来年こそは札止めを! http://t.co/Z1B6RpSQ2W #njpw #nj525
— エヌヒト(新日本プロレスブロガー) (@enuhito) 2014, 5月 25飯塚さんは試合前に裏切ったんか 矢野さんの惨めな姿見たくなかった #nj525
— TAKAひょうご@虎党参戦4勝5敗 (@HfsT7) 2014, 5月 25 -
棚橋弘至が次期挑戦者に浮上・・・崖っぷちに立たされたオカダ・カズチカ、そして面白くないのは柴田勝頼!?
5月17日 ROH&新日本プロレス「WAR OF THE WORLDS」アメリカ・ニューヨーク The Hammerstein Ballroom 3000人超満員札止め
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
ACH マット・ターベン ○トーマソ・シアンパ(4分30秒 片エビ固め)ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ X渡辺高章
※クライマックス
◇第2試合◇
○ロデリック・ストロング BJホイットマー(8分40秒 片エビ固め)邪道 ×外道
※シックキック
◇第3試合◇
▼ROH世界TV選手権試合
[王者]○ジェイ・リーサル(11分40秒 エビ固め)[挑戦者]× KUSHIDA
※飛びつきダイアモンドカッター
☆リーサルが王座防衛に成功
◇第4試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合
[第64代王者組]○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(10分40秒 片エビ固め)[挑戦者組]ジェイ・ブリスコ Xマーク・ブリスコ
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズが4度目の防衛に成功
◇第5試合◇
○中邑真輔(12分48秒 体固め)Xケビン・スティーン
※ボマイェ
◇第6試合◇
○棚橋弘至(13分44秒 片エビ固め)Xマイケル・ベネット
※ハイフライフロー
◇第7試合◇
▼ROH世界タッグ選手権試合
[王者組]○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(12分47秒 腕ひしぎ逆十字固め)[挑戦者組]Xマット・ジャクソン ニック・ジャクソン
☆オライリー&フィッシュが王座防衛に成功
◇第8試合◇
▼ROH世界ヘビー級選手権試合
[王者]○アダム・コール(13分14秒 足4の字固め)[挑戦者]X獣神サンダー・ライガー
☆コールが王座防衛に成功
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合 3WAYマッチ
[第60代王者]
○AJスタイルズ(18分2秒 エビ固め)[挑戦者]Xマイケル・エルギン
※スタイルズクラッシュ、もう一人は[挑戦者]オカダ・カズチカ
☆AJが初防衛に成功
【AJのコメント】
――直前に相手が増えて、試合形式が3WAYに変わりましたが…。
AJ「そんなこと、自分には関係ない! それにこれまでも直前になって対戦相手や試合形式が変わるのはよくあることだ。俺はただ、相手が何人であろうと、目の前の敵を倒すだけ。彼らにとってミスだったのは、AJスタイルズがそんなことで慌てたりしないこと。常に状況をよく満てたし、オカダがマイケル・エルギンにレインメーカーを決めたところで、うまくオカダにフライング・ラリアットを決められた」
――いずれにせよ、これで初防衛に成功しました。横浜アリーナでは誰の邪魔されず、オカダと1対1で闘うことになりました。
AJ「俺はもうすでに、そこを見ている。確かにオカダはいいレスラーだ。彼とこのツアーで2度闘って、そう感じた。でも、オカダがに対してヤングボーイの印象は変わってない。彼はまだまだ変わっていくだろう。あと、彼は今日の試合でまたフラストレーションがたまったはず。それが彼の焦り、ミスにつながる。AJはそのようなミスを見逃さない。だから結果はまた同じだ」
――当初、予定されていた対戦相手が欠場してしまって、カードが決まらないまま当日を迎えました。
オカダ「そうですね。だけど、あれだけお客さんが入っていて試合しないのは申し訳なかったですし、まずはニューヨークのお客さんに試合を見てもらったんでよかったです。でも、結果はどうであれ、AJには2連敗なので。3WAYだからとかいい訳もできないですね。そんな言い訳言ってるようなのは僕じゃないですから。横浜アリーナではしっかりと。次はエルギンもいないですし、1対1で逃がさないです。横浜アリーナでベルトを取り返します」
――結果はベルト奪回に失敗しましたが、横浜アリーナが本番と考えると、前哨戦が1試合増えたわけですが…。
オカダ「そうですね。一つ増えてというのはお互いさまなんですけど、AJも僕のことわかったと思うんで、面白い試合になるんじゃないかなと思います」
――過去に3WAYマッチの経験は?
オカダ「初ですね。最後にAJがレインメーカーから勝ちを横盗りしたのは経験の差かなと思いますけど、そんなこと言ってられないですね。でも、負けは負けですから。ルールを知らないとかも関係なく。でもこれで横浜アリーナは決まったままのカードなんで、しっかりチャンピオンになってニューヨークにチャンピオンとして帰って来なきゃいけないかなと。直前に負けてしまったんで。ほんとに、とりあえずAJ」
――そこまで躍起になるのは久々じゃないですか?
オカダ「そうですね。今までは防衛して防衛してが続いてたんで。でも今日は楽しんでやってましたね。これだけのお客さんの中で試合できたのも楽しかったですし。負けて楽しいって言うのはほんとはよくないですけど、楽しい試合が続いてたんで、このまま横浜アリーナに行きたいですね。横浜でベルトを取り返して、そのあとはまたかっこよくいきたいですね」
――ニューヨークのファンもオカダ選手を待ち望んでいました。
オカダ「そうですね。次はレインメーカーでしっかりカバーするところを見てもらいたいですね
新日本プロレスとROHによる合同興行がニューヨークで開催されメインはAJの保持するIWGPヘビー級王座にエルギンが挑戦する予定が、オカダの対戦相手が欠場となったため、急遽オカダを加えた3WAYが組まれた。オカダにとって負って沸いたチャンスだったが、試合はオカダがエルギンにレインメーカーが炸裂するも、AJがスワンダイブ式ダイビング・フォアアームでオカダを排除した後で、エルギンにスタイルズクラッシュで3カウントを奪い王座を防衛、これで25日の横浜アリーナ大会はAJvsオカダによるリターンマッチが正式決定となったが、試合後にROH王者であるアダム・コールが乱入しオカダ、エルギンと共にAJを襲撃、そこで棚橋とライガーが駆けつけアダムとオカダらを蹴散らすと、AJは次期挑戦者に棚橋を指名したというのだ。
オカダが横浜で破れるとなれば、当然ながらAJに勝ったことのある棚橋が次期挑戦者として浮上する。しかしこの流れに面白くないのは棚橋との対戦をアピールしていた柴田勝頼だと思う、またオカダも急遽3WAYとはいえAJとの再戦のチャンスを与えられたながらも奪還に失敗、横浜でのリマッチに敗れるようなことがあれば、IWGP王座戦線からは一歩後退は必至、オカダは崖っぷちに立たされた状態でAJとの再戦に挑む・・・ -
棚橋弘至が柴田勝頼を嫌う理由
(新日本プロレス公式HPより)
■自分と向き合った時の棚橋って、ほかの人とは絶対違うじゃないですか?
――さて、柴田選手。5月25日(日)横浜アリーナ大会で、棚橋弘至&真壁刀義組とのIWGPタッグ次期挑戦者・決定戦が決まりましたが、いまの率直な感想を聞かせてください。
柴田 感想ですか?なんだろうな……。べつに特別な感じもないですけど。ただ、自分としては、IWGPタッグ挑戦は、この前やったばっかりだし、新日本の言う「順番」もあるんだろうけど、俺としてはいま一番引っかかってんのは、棚橋かな。
――あくまで棚橋選手が気になってますか。
柴田 後藤(洋央紀)のタッグベルトに対する意識と、若干違う部分はあるんですけど。いざこの試合を組まれてやるっていう上では、俺も全然やるべき試合だとは思いますけどね。
――ターゲットが棚橋選手に向いていたとしても、後藤選手とのタッグで暴れれば、自ずと結果はついてくる?
柴田 結果というか、自分は最近、「タッグでもシングルでやるつもりで」っていう気持ちがありますから。
――たしかに5月3日福岡大会のリング上でも、「ベルト、それよりもおまえと勝負だ、棚橋!」とキッパリ言い切りました。
柴田 今年に入って、棚橋とは何回かタッグでやったんですけど……。なんかヘンな懐かしさはありますよね。「ああ、棚橋ってこういうヤツだったな」と。いくら“エース”とか言われてても、「俺に対してはこうだったよね」って。自分に対しては、以前と変わってないというか。そのへんの感情はむしろ“増して”ますよね。
――だんだん昔を思い出してきましたか?
柴田 言葉一つ一つにしてもね。新日本での棚橋のイメージって“エース”ってなってますけど。自分が知ってる、実際の棚橋っていうのは“こっち”ですから。だって自分と向き合った時の棚橋って、ほかの人と向き合った時と絶対違うじゃないですか?
■アイツが言った言葉がすべてあたかも正論のように聞こえるのが厄介ですね。
――たしかに全然違いますね。柴田選手に対しては、非常に厳しいというか、
柴田 自分以外に、棚橋が“ああいう感じ”になるヤツはいないと思うんで。でもまぁ、棚橋は「柴田のプロレスは認めない」って言ってたじゃないですか。それは結構だし、上等ですよ。その上で、棚橋にしたら「このリングは俺が残って、苦労してやってきた場所だ」と言いたいのかもしれない。で、結果的にいまの新日本がいい状況というか。そこに、自分もまた新日本に上がってる状況で。自分としては、「帰ってきた」って意識はないんですけど。まぁ、おもしろくないんでしょうね。
――柴田選手が新日本にいること自体、目障りというか。
柴田 逆に、アイツに言われることは全部が全部、ホントに鼻につくというか……。なんか引っかかる。で、アイツが言った言葉がすべてあたかも正論のように聞こえるのが厄介ですね。
――棚橋選手の言い分は正論とは認められないですか。
柴田 100歩譲って、棚橋が本心でそう思っている事なら棚橋が言う分には何とも思わないし、むしろ試合で受け止めるつもりです。だけど、他の人が便乗して棚橋の言葉に乗っかるのは何か違うと思うんですよ…。でも、残念ながら乗っからせるのが上手いんですよ、棚橋は(笑)。だから、棚橋には「口では勝てない」と思ってるんですよ。後出しジャンケンもうまいし。自分の言ったことに対してカブせてきますから。「口では勝てねぇな」って。だから、もう試合でね。別に苦労自慢したいからプロレスやってるワケじゃないんで……じゃぁ、試合やろうよと。もう口では勝てないですよ。
――たしかに、5月3日福岡でもリング上で「眼中にねーよ」と切り返されました。
柴田 それも全部、後出しジャンケンじゃないすか? 棚橋の発言は、自分の言ったことに対しての返しですから。最初に「ケンカ売りに来ました」と言ったあと、どんだけ時間かかって、そこに対して言ってきてるんだって。自分が後藤とタッグを組むまで、どんだけ後藤と試合をして、タッグを結成するまでに至ったか。そういう過程を全部ハショられて言われても、「違うでしょ?」って。
――そこには違和感があると。
柴田 なんか“点”で言われてもね。「そこを掘り返されても」って。いくら同級生だろうが感じるモノがなかったら組んでねーよって。……ただ、いまの状況だと「言われても仕方ないかな」って部分もあると思います、ぶっちゃけ。後藤とのタッグは、仲よし子よしでやってるわけじゃないんで。だから自分は「タッグでもシングルでやるつもりでやってる」って言ってるじゃないですか。
――率直に聞きますが、棚橋選手は、イラッとくる相手ですか?
柴田 イラッとくる。
――失礼しました。そこはリングで2人の顔つきを見ていても、わかりますよね。
柴田 でも、アイツも相当キテるでしょう。アイツのああいう顔って、ほかでは見ないですから。ほかの選手には、闘ったあと、ショッパい試合したヤツでも絶賛するようなヤツがね。……べつに「棚橋に褒められたい」なんて気持ちはまったくないけど。今回はね、ホントに黙らせたい!!
――目の前から消したいということですか?
柴田 消すのは無理でしょ!(笑)。とにかく「黙らせたい」ってことですね。黙らせる。試合で黙らせる。いろんな意味で。
■棚橋がやってきた何年間と、自分がやってきた何年間をぶつけ合って、“確認”したいですね。
――やはり棚橋選手とは、若手時代から確執があるんですか?
柴田 そこはわからないですよ。もともと、自分のことが気に入らないんでしょう? 自分は、好きとか嫌いとかの感情はそこまでなかったというか……。そもそも、プロレスに対する考え方がまったく違うじゃないですか?だって、アイツに「柴田のプロレスは否定してる」と言われたんですよ。どうぞどうぞ、否定してくれって。その前に「俺もおまえのプロレス好きじゃねぇから」って。
――柴田選手からしたら、棚橋選手のプロレスも「好きじゃない」と。
柴田 それこそアイツに言われるまで気付かないくらい“眼中になかった”んで。そこまで気にもしてなかったっていうのはあるんですけど…(苦笑)。
――言われて気づいたくらい、眼中になかったですか。
柴田 ただ、自分も新日本に何年ぶりかに来てますから。棚橋がそこまで自分のプロレスを否定するんであれば。それはじゃあ、棚橋がやってきた何年間と、自分がやってきた何年間をぶつけ合って。自分としては“確認”したいですよね。
――そこはプロレスラーとして、リング上で、積み上げたモノをぶつけ合うと。
柴田 あそこまでいうなら、「じゃあ、俺がやってきたことは全部間違ってるのか?」って。否定してきてるわけですからね? 確実に自分を「認めない」って言いましたからね。そこまで「認めない」と言えるものなのか? そこまで言われるほど、間違ってることやってきたつもりはないんで。いつだって、自分の信じたプロレスをやってるだけなんで。もともと方向性も違うんだから、あたりまえじゃないかって話なんですけど。
――いろいろなスタイルがあるものではありますからね。
柴田 ……おもしろくないんでしょうね? 自分たちが目を背けたモノに飛び込んで行った人間が、こうしてまた目の前に現れているんですから。おもしろくない、もしくは、うらやましいか? そのどっちかですね。
――そういう意味では、本当に“水と油”というふうに見えますけど。
柴田 もともとプロレスの考え方の違いじゃないですか?でも、プロレスってそういう違いがあるからこそ、おもしろいんじゃないですかね。イデオロギーというか。
■いまなら「楽しい」って言わないですよ。楽しくないです。いろいろあって。
――これまでの、棚橋選手の発言をざっと振り返ると「プロレスが楽しくなってきたって? どの口が言ったか、知らないけどさ、寝言は寝て言え!」(2013年8月11日両国大会)や「『ケンカ売りに来ました』でしょ。じゃあ、最初から『同級生に会いに来た』って言えばいいじゃん」(2014年2月2日後楽園大会)とか「新日本に出て来てる目的を伝えたいんだろ。もっと言えよ、もっと行動起こせよ。そんなんじゃこれっぽっちも伝わんねぇ」(2014年5月3日福岡)と、厳しい言葉が並びますね。
柴田 それ、自分に全部言ったことなんですけどね。たとえば「プロレスが楽しくなってきたって、どの口が言ってんだ」っていうのは。まぁ……いまは楽しくないですよ。ぶっちゃけ(苦笑)。
――いまは、楽しくない?
柴田 いまなら「楽しい」って言わないですよ。楽しくないです。いろいろあって。言えないそういうのもあるのがわかってて、棚橋はうまいことを言うなって。……ズルい!
――棚橋選手はズルいですか。
柴田 悪くいえばズルい。よくいえばうまい。自分が声をあげて言えないことに突っ込んだり、そこらへんはやっぱ“腕”なんでしょうね。自分にはそこはない。彼が新日本プロレスで培ってきた言葉のキャッチボールのキャリア。そこはホントに勝てねーなって。
――だからこそ、「試合で黙らせたい」っていうことですね。
柴田 あとはね、自分でも忘れてるような発言をスゲー、チェックしてるんですよ。そこもおかしいんですね。やっぱりコイツ、ヘンですよ! 自分に対して、とにかくヘンなんですよ。
■棚橋もここまで言ってくるってことは、「やっと準備が出来たのかな」って
――意識してるのは間違いないですね。
柴田 だから、べつにタッグでもシングルでもどっちでもいいんですよ。でも、「やらなきゃいけない相手だな」とは思ってるんで。棚橋もここまで言ってくるってことは、「やっと準備が出来たのかな」って。
――柴田選手と向き合う覚悟ができたというか。
柴田 そこは冷静に思いますね。最初に「ケンカ売りに来ました」と言った時には何も自分に言わなかったじゃないですか? でも、いまはいろいろ言ってきてる。じゃあ「棚橋の準備は出来たんだな」って感じですね。……と、自分は分析してます。
――今回は、棚橋さんの違う面が出そうですかね。
柴田 いままでの“エース”棚橋とは違った本性が見えるんじゃないですか。いつもとは違う。こんな人だったの? っていうね。棚橋ファンには戸惑ってもらいたい(笑)
――それは柴田さん的には「してやったり」ですか?
柴田 いや、してやったりとかじゃないですよ。ただ、何かがあるんですよ。アイツの中で。
――お話を聞いた感じだと、柴田選手は全方位にキバを剥くタイプですけど、棚橋選手は柴田選手にだけ、特別な意識がありそうですね。
柴田 「行動を起こせ」とか言うより、意識してんのそっちじゃねーかって。だから「おまえと勝負だ!」って自分は言ったんで。「伝わんねぇ」じゃなくて。ここまで、事細かにチェックしてたら、伝わってるでしょコレ(笑)。
――そういう意味で言うと、棚橋選手が言った「眼中にねーよ」っていうのも……。
柴田 あまのじゃく! あまのじゃくなんですよ。あと、平気でウソをつく。顔も見えてない不特定多数の会場にいる人間に「愛してまーす」なんて、口が裂けても言えません……自分は。
■後藤も俺と組んでることで巻き込まれるじゃないですか。所属選手からは、よく思われていないでしょう。
――もう一人、棚橋選手のタッグパートナー・真壁選手の印象は?
柴田 ゴリラちゃんにも口では勝てる気がしない(苦笑)。ホントに厄介な、コメントの達者な二人が組んだな、と思いますよ。こっちは一人は無口だし、自分もそんなにコメントしないし…。
――後藤&柴田は武骨なタッグですからね。
柴田 あんまりしゃべることもないんで。まぁ、でもいいタッグなんじゃないんですか? 向こうは。……ただ、てっきり棚橋と真壁は、あまり仲がよくないと思ってたので、このタッグは意外でした(笑)。
――では、あのタッグを攻略するとしたら作戦は?
柴田 もう作戦はないですね。というか、もう自分は「べつにタッチしなくてもいい」ぐらいの気持ちで行きますんで。
――後藤&柴田組は、これまで斬新な合体技を見せてきましたが、今回も期待していいですか?
柴田 いや! じつはタッグのタイトル戦以降は、連携とか合体技は一切出してないんですよね。そういう意味で、後藤に対しても、思うところがあるので。自分と組んでることでいろいろ巻き込まれるじゃないですか。いろいろなメリットやデメリットがあるはず。むしろ所属選手からは、よく思われていないでしょう。ちょっとしたトバッチリは食ってるはずです。でも後藤はあんまり気付いてないんで(苦笑)。そのへんは、そろそろ危機感を持ってもらわないとね。
――柴田さんは、この先、新日本で見据えるものはあるんですか?
柴田 とりあえず、今回の横アリってのは1個デカいのかなと。今後に繋がる意味で。あと後藤にとっても、彼も普通にやってるだけじゃね。だって、後藤も棚橋からけっこう言われてるんで。本人は気付いてないんですけど。こういうタイミングでコスチュームを変えてる場合じゃないんだよって(苦笑)。前のほうがいいですね。せめて自分と組む時は、前のコスチュームに戻してほしい。
――そこは、とくに後藤さんから相談もなかったと。
柴田 ま、プロレスは生モノですから。自分たちも状況は変わりますよね。まぁ、台湾で自分の知らない間にIWGPタッグ戦やったり(後藤洋央紀&キャプテン台湾組で挑戦)、そのことでいろいろ辻褄の合わないこともあるし。この前は、試合で昇天を失敗したりしましたけど……。後藤もね、ユルい信念で、「ベルト、ベルト」言ってるだけじゃなく、自分とのタッグをユルい信念でやるんだったら、いくら認め合ったパートナーといえども組む必要はない、と。だから、自分は「タッグでもシングルのつもりでやるよ」と。そういう呼びかけです。これは後藤にも言ってるし、むしろ後藤に言いたいことなんです。
――そう伺うと、今度の横浜アリーナの試合は後藤&柴田にとっても、重要な局面になるかもしれないですね。
柴田 重要になってきますね。棚橋が「分解してやる」とか言ってましたけど、そこもまんざらありえないことじゃない。ホントに分解する危険性もありますから。ただ、それだけじゃないんでね。 なので、横アリから、また何かが生まれるのか? 壊れるのか? そんな気がしますね。だから、今回の1試合はちょっとデカいかなと。タッグとしても、ターニングポイント的な一戦になる気はしますね。……ま、あとは後藤のコスチューム次第で。
――なるほど。柴田さんは、今回の試合は、楽しみですか? それとも?
柴田 というか、早く横アリにいって、この試合の“フタ”を開けたいという気持ちですね。まぁ……楽しくはない!!
5月25日横浜アリーナ大会へ向けての柴田勝頼のインタビューを読んだが、昨年G1最終戦で棚橋と対戦したときは「アイツが、棚橋がわかんねぇよ。わかんねぇ。なに考えてるか、さっぱりわかんねぇ」「試合に関してはホントに、いい意味でも悪い意味でも、『棚橋だな』って。変わってねぇわ。変わってないね。『ああ、こういうヤツだった』って、思い出したよ。いい意味でも悪い意味でも、心の中、全然読めない」と柴田の相手が後藤に向いていたのもあって棚橋に眼にいっていなかったが、棚橋は「あ~……。なんかさ、昨日、『プロレスがおもしろくなってきた』って言ったんでしょ? よかったじゃん? どの口が言ってるのか知らないけどさ…。寝言は寝て言えっつーんだ、コラァ!!(怒りを爆発させて)」と怒りを爆発していたが、棚橋は「気づくのが遅いんだよ!」と思っていたという。
柴田は「サラリーマンレスラーにはなりたくない」と言って新日本を去っていったが、棚橋は「柴田は反抗期の中学生みたいだ、プロレスはケンカ、殺し合い、じゃあオマエは何をやりたいんだ!」と答え、今でもその考えは変わっていないという。理由は棚橋は「その先のこの闘いはどうなっていくんだろう。」とお客さんの興味をかきたてることがプロレスの本質と考えているが、柴田のバチバチスタイルにはその先がないと考えているからだ。しかし柴田が変わり始めたのは、その先を見始めたこと、だからタッグ王座に拘る後藤を「ユルい」と批判し棚橋に目を向け始めたのだ。
柴田は棚橋との戦いを終えその先を見据えているのかというと、2月の大阪で対戦を迫ったオカダ・カズチカも見据えている、そして柴田の天敵である中邑真輔も見据えているはず、新日本プロレスにテーマを持ち始めた柴田は面白い存在になることは間違いない。 -
吹き荒れる逆風・・・スーパージュニア不参加の飯伏幸太にライガー、田口が猛反発!田口「スーパージュニア! なんでケニー・オメガ!? なんでDDTがケニー・オメガで飯伏が出ないんだ!? チャンピオンだろ、新日本だろ!? チャンピオンが出ないでどうすんだ、スーパージュニア。新日本か、それで、飯伏!? 盛り上げる気がねえなら、俺がスーパージュニア優勝して、もう一度飯伏の前に立って飯伏からベルト取ってジュニアを盛り上げていく」
ライガー「ベストオブ始まります。いま田口が言ってたように飯伏が出ない。現チャンピオンが出ない。どういう理由で出ないのか、チャンピオンだからリーグ戦に出る必要がないというのか? DDTだったっけ? そのスケジュールが忙しいから出れないのか? ハッキリさせてもらわないと。会社がなぜそれを認めたのかわからないし。彼はDDT所属であり、新日本所属であるんだろ? ベストオブは年に一回のジュニアの祭典だろ。それに出ないならそれなりの理由を言ってほしい。なにもないたろ? ただ、出ないってだけで。本当に新日本の所属なのか? ダブル所属はいいよ、べつに。ただ、出ないなら出ない理由がいるだろ、現チャンピオンなんだから。
レスラーもファンも新日本の飯伏だとは思ってない。それがこういう態度でしょ。皆そう思うと思う。俺はハッキリ理由を聞かせてほしい。まっ、今日でこのシリーズ終わって、海外遠征。帰ってきたら横浜アリーナ、ベストオブ。世界の獣神と呼ばれてますけど、世界中を控えてる。その中でただ参加するだけじゃなくて結果を残さないと意味ないと思いますので。アメリカでもタイトルマッチが組まれてる。すべてクリアして評価を得てベルトを締めて帰ってきたいと思います。
(自身も過去に一度チャンピオンで不参加の年があったが?)それはボクはちゃんと理由を述べたはずです。チャンピオンなんだからトーナメントに出る必要はない。優勝した人間がこいと、俺は逃げはしない。優勝した人間と試合がしたい。そういう理由をちゃんと述べた上で欠場してるはず。だから出ないなら出ない、それ相当の理由を述べろと。みんなが納得して、『ああ、そうか、わかった』と。じゃあ優勝してオマエに挑戦してやると。そういうのがあるじゃないですか。ボクの時はあったと思う。必ず一言、こういう理由で俺は出ない、会社もそれで納得してる。悔しかったら優勝して俺からベルトを取ればいい。そういう流れを俺は作ったはず。今回の飯伏はなにもない。マスコミの皆さんもなにも聞いてないでしょ? 会社からもなんの説明もない。それじゃおかしいとボクは言ってるんで。
チャンビオンなんだから、そういう態度でもいいけど。リーグ戦に出る必要がないって態度もいいけど、だったら理由を説明したうえでみんなが納得して、じゃあ優勝して挑戦しとやるって。そういう流れを作っていかないと。チャンピオンなんだから。新日本所属なんだから。田口が怒るのも無理はない。チャンピオンたがらなにをしてもいいって理由はない。ちゃんとした説明、みんなを納得させる説明が必要」
KUSHIDA「こういうカードでもきっちり獣神サンダー・ライガーに勝ちたい。単純に越えたとか軽い言葉をライガーさんに吐くつもりはないです。スーパージュニアで一回もライガーさんに勝ったことなくて、ライガーさんと勝負したいし、全国各地でライガーコールをするお客さんともボクは勝負したいと思います。いまのチャンピオンに関してはボクはなにも言いたくないですね。これはベスト・オブ・スーパージュニアであって、挑戦者決定リーグ戦ではないので。IWGPジュニアの飯伏に挑戦したいからリーグ戦を闘うんじゃなくて、俺はベストオブザスーパージュニア優勝者って称号が欲しいです。子供のころから見てたんで。今年やっと後楽園から代々木にもっていけたから、優勝することで加速させたいですね。
彼に関してはいまなにも言いたくないです。スーパージュニアの先頭走ってメチャクチャ盛り上げたいと思います。彼に対して言いたいことまったくないです。これだけのメンバーが出る、ボクはその価値がほしいんで」
5.6名古屋大会の第2試合に出場した獣神サンダーライガーと田口隆祐が『BEST OF THE SUPER Jr. XXI』出場メンバーにIWGPジュニアヘビー級王者の飯伏幸太がエントリーせず、また理由がないことで怒りを露わにした。
飯伏が不参加の理由は新日本、DDTの二団体と所属契約したことから、両団体にダブルヘッダーで出場することが多くなり、飯伏も疲労が蓄積している、そういった飯伏の状況を見て不参加としたのだろうが、 飯伏の不参加は他の出場選手から反発があってもおかしくなかったが、案の定ライガーと田口のスーパージュニア常連組が反発した。
ライガーや田口からしてみれば疲れているからという理由は納得しないし、飯伏は周囲に甘やかされていると見られても仕方ない。
しかしライガーや田口の意見が全てではない、KUSHIDAのように打倒ライガー、スーパージュニア優勝を目指して参戦する選手もいる。
飯伏に対しての逆風、KUSHIDAのスーパージュニアへの想い、そういった状況の中で30日にスーパージュニアは開幕する。 -
『BEST OF THE SUPER Jr. XXI』出場メンバー発表!自分的本命はKUSHIDA!
今年のBEST OF THE SUPERJr」の出場選手が発表された。
■『BEST OF THE SUPER Jr. XXI』出場メンバー
Aブロック
・獣神サンダー・ライガー ※14年連続18回目の出場
・KUSHIDA ※5年連続5度目の出場
・BUSHI ※3年連続3度目の出場
・マスカラ・ドラダ(CMLL)※初出場
・リコシェ(DRAGON GATE)※2年連続2度目の出場
・アレックス・コズロフ(CHAOS) ※3年連続3度目の出場
・TAKAみちのく(鈴木軍) ※4年連続5度目の出場
・マット・ジャクソン(BULLET CLUB) ※初出場
Bブロック
・タイガーマスク ※13年連続13回目の出場
・田口隆祐 ※9年連続10回目の出場
・エル・デスペラード ※初出場
・アレックス・シェリー ※2年連続2度目の出場
・ケニー・オメガ(DDT) ※3年ぶり4回目の出場
・ロッキー・ロメロ(CHAOS) ※3年連続4回目の出場
・タイチ(鈴木軍) ※4年連続6回目の出場
・ニック・ジャクソン(BULLET CLUB)※初出場
昨年度覇者のプリンス・デヴィットは新日本を離脱したため当然ながら不参加、飯伏幸太もジュニア王者でもあることから不参加となったが、今年もドラゲーからリコシェが参戦、リコシェは現在オープン・ザ・ドリーム王者で明日の愛知大会でYAMATOの挑戦を受けるが結果次第ではドリーム王者としてスーパージュニアに臨むことになる。
初参戦とすればデスペラードとヤングバックスの二人だが、デスペラードに関しては他のジュニア選手と絡むとどういう試合になるのかもあるが、メンバー的にも新鮮味に欠ける。
優勝候補は自分的にはKUSHIDA、飯伏に並び立つ存在も欲しいし、そろそろタッグではなくシングルで結果を残して欲しいというのもある。
果たしてジュニアの祭典は誰が制するか? -
AJスタイルズが新IWGP王者に・・・オカダ、裕二郎の裏切りでまさかの王座転落!
5月3日 新日本プロレス「レスリングどんたく2014」福岡国際センター 7190人(超満員)
<試合後のコメント アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第0試合◇
▼20分1本
キャプテン・ニュージャパン ○エル・デスペラード BUSHI マスカラ・ドラダ(9分16秒 体固め)天山広吉 タイガーマスク KUSHIDA X小松洋平
※ギターラ・デ・アンヘル
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第37代王者組]○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(15分09秒 片エビ固め)[挑戦者組]Xロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ
※モアバング4ユアバック
☆ヤングバックスが4度目の防衛に成功
◇第2試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○矢野通 飯塚高史(9分02秒 反則勝ち)X鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン
※レフェリーへの暴行
◇第3試合◇
▼NWA世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[王者]○小島聡(9分25秒 片エビ固め)[挑戦者]Xウェス・ブリスコ
※ラリアット
☆小島が3度目の防衛に成功
☆特別立会人:スタン・ハンセン
◇第4試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(10分50秒 サソリ固め)永田裕志 X中西学
◇第5試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第67代王者]○飯伏幸太(14分03秒 片エビ固め)[挑戦者]X田口隆祐
※フェニックススプラッシュ
☆飯伏が3度目の防衛に成功
◇第6試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第3代王者]○石井智宏(14分07秒 片エビ固め)[挑戦者]X本間朋晃
※垂直落下式ブレーンバスター
☆石井が3度目の防衛に成功
<バックステージ>
石井「飯伏…きやがったな。去年やり残してるってからならぁ、去年のG1でよ、オイ。たまたま組まれたカードでアイツが入って、俺にケンカ売ってたなあのヤロー。また今日もアイツから来たな。願ったり叶ったりだ。でもよ、完膚なきまでにぶっ潰す。いつも一緒だよな。見ればわかんだろ。NEVERのタイトル戦、相手はみんな大の字だよ。完全KOだな。それだけだろ今日は」
――本間選手はいかがでしたか?
石井「本間、これでまぐれだってことがわかっただろ。後楽園がまぐれだってことが。アイツを全部受け止めて完全な勝利だよ。これが俺のやりたいプロレス。だからよ、相手の技が効かなかったってことだよ。アイツもあれが決まってればとか、そういう言い訳ができねぇだろ。これが一番俺がやりたい勝ち方だな。次は飯伏だ」
飯伏「NEVER? ベルトは何でもほしい。次はNEVERのベルトがほしいですね」
――去年G1の大会で石井選手と公式戦ではないけどあたって。
飯伏「そうっすね。あれからとくにね、何もなく。自分はやっぱジュニアのベルトに集中してたので、まぁこれからもジュニアのベルトに集中しつつ、他のベルトにも…常に興味あるので。今日はチャンスだなと思って。組んでくれれば、まぁ嬉しいなって」
――さっき一つのことしか出来ないからってみたいなこと言ったばっかりだったんですけど、二つ目のベルトを?
飯伏「そうですね。そういうなんか好きなんで。二つ。言ってることはね、いつもコロコロ変わる。次はNEVERですよ。でも一つのことしか出来ないことは本当です。でも二ついきます。なんかありますかね?」
――石井選手のパワーは脅威ですか?
飯伏「そうっすね。パワーはやばいっすね。でもそうですね…実際何回か対戦して、シングルではやってないんでわかんないですけど、いい試合になるんじゃないですかね。常にやっぱり…石井さんに興味がある。もちろんベルトにもですけど。やりたいですね。まだ決まってないですけどねカードは。対戦は。早く組んでもらいたいです。大丈夫ですか?ありがとうございました」
◇第7試合◇
▼スペシャルイリミネーションマッチ/時間無制限
棚橋弘至 真壁刀義 内藤哲也 獣神サンダー・ライガー(4-2)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ バッドラック・ファレ タマ・トンガ
【退場順】
(1)○内藤(9分48秒 飛びつき前方回転エビ固め)ファレ×
(2)×内藤(10分24秒 オーバー・ザ・トップロープ)トンガ○
(3)○ライガー(11分47秒 体固め)トンガ×
※空中胴締め落とし
(4)×ライガー(12分04秒 片エビ固め)アンダーソン○
※ガンスタン
(5)○真壁(14分13秒 オーバー・ザ・トップロープ)アンダーソン×
(6)○棚橋(15分36秒 片エビ固め)ギャローズ×
※ハイフライフロー
(試合後に真壁が英語でIWGPタッグ王座への挑戦を要求すると、後藤と柴田が登場)
後藤「ちょっと待ったー! このベルトは、俺たちの狙ってたベルトだ。次も、俺と柴田がチャレンジだ!」
柴田「ベルト・・・それよりも、棚橋。オマエと勝負だ」
(4選手が睨みあいの後で後藤、柴田が退場)
棚橋「俺と真壁選手がIWGPのタッグに挑戦する! 言っとくけどな、柴田。眼中にねぇよ(ニヤリ)」
<バックステージ>
真壁「オイ! やるじゃねぇか、オイ! バレットクラブさんよ、今日は楽しんだぜ随分よ。だけどところがどっこいよ、俺たちはよぉあぁチャンピオンシップの切符をとらなきゃならねぇだよ。その為に闘ってんだよ。いいかテメエらとのよ、ただ勝った負けたの話じゃねえんだ。こっちはよレスラー人生かけてよ、タマの取り合いしてんだよ。オイ!テメエらによ、本物のプロレスラー、オイ!プロレスってやつを見せてやる。覚悟しとけよコノヤロー。あと…もう二人! デクノボー来たな。コノヤロー。オォ、今日みてぇなショボイ試合をこきやがって。コノヤロー。なにが俺たちが狙ったベルトだ、一つだけ言っといてやる。おまえらチームと俺たちのチームが何が違うか一つだけ言っといてやる。オイ! 光が違うんだよ。オイ! 個々が放つ光の量がよ。テメエらとじゃよ、雲泥の差があんだよ。この意味がわからなかったテメエらそれで終わりだよ。オイ! おまえらいつ闘うかわからねえけど、オイ! 会社準備しとけ。すぐに準備しとけ。いいか、おまえら俺にケンカ売ったんだ。オイ! おまえらよ、本当の意味で本当の意味で意味のなさを分からしてやる。それだけだよ!」
棚橋「はぁ、オッケー。権利は十分でしょ? 今日も合体技じゃないけどね、連続技? キングコングフロー…もしくはキングエースフロー…キングコングフローかな。そういうこと。あと…後藤柴田、俺を悩ますな。俺は自分のとこに集中したいんだって。最初目的が見えないって言っただろ…今度はやる気が見えねぇよ。はぁどうしてもやりたいっていうんだったらさぁ、しつこく言って来いよ。そんなんじゃ、これっぽっちも…伝えたいんだろ。プロレスの思いを…新日本に出てきてる目的を伝えたいんだろ…もっと言えよ、もっと行動起こせよ。そんなんじゃ、これっぽっちも伝わんねえっつうの。俺をガッカリさせんなよ。マジで」
アンダーソン 「タナハシ、マカベ、確かにお前らはIWGPタッグチャンピオンを倒した。チャンピオンを倒したんだから、ほかに何も理由は要らない。簡単なことだ。どちらがシンニホンプロレスリングで、そして世界で№1のタッグチームか決めようじゃないか。ゴトウ、シバタ、お前らもこのベルトが欲しいのか? どっちのチームでも構わない。かかって来い。お前ら同士が闘って、どっちがこのベルトに挑戦するか決めろ。でも、どっちが挑戦して来ようが、ギャローズ&ガンがタッグチャンピオンであり続けることは変わらない。マシンガンが言いたいのはそれだけだ」
ギャローズ「(頭を冷やしながら)そうだ、お前たちで闘ってから来い」
後藤「誰にも邪魔させねぇぞ。次も俺たちが。獲るまでやってやるぞ。あきらめねぇぞ、俺は」
――王者チームは、棚橋&真壁、後藤&柴田が闘って、どっちが挑戦してくるか決めろと言ってました。
後藤「望むところだ。俺らを邪魔するヤツは排除する」
◇第8試合◇
▼プロレスvs柔術 異種格闘技戦/30分1本
ダニエル・グレイシー ○ホーレス・グレイシー(8分30秒 胴着による首絞め)中邑真輔 X桜庭和志
(試合後にダニエルが中邑に挑戦表明)
中邑が「勝負してやるよ!イヤァオ!!」
<バックステージ>
ダニエル「ナカムラサン、私は言った、あなたのベルトが欲しいと。そのチャンスが欲しいと。そして、そのチャンスをくれた。その日を楽しみにしておく」ホーレス「誰が相手でも同じだ。マウント(ポジション)を取って、チョークで絞め落とすだけ」
ダニエル「グレイシー、イチバン!」
中邑「はぁはぁ…またもやこのベルトに…新しい色が付こうしてんな? 柔術しちゃった、柔術。はぁ、さすがグレイシーだぜ…! と言いたいところだがな、プロレスのベルトに挑戦する意味わかってんだろうな? 楽しみに待っててやるぜ、オイ。もっとカオス、もっとカオスをください!」
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○AJスタイルズ(24分31秒 体固め)[第59代王者]Xオカダ・カズチカ
※スタイルズクラッシュ
☆オカダが9度目の防衛に失敗。AJが第60代王者となる
(試合後にバレットクラブが勢揃い)
アンダーソン「ハッピーバースデー・トゥ・ザ・BULLET CLUB!!」
(アンダーソンが新メンバーである高橋裕二郎を紹介)
裕二郎が「今日から俺はBULLET CLUBに入る。これマジ!」
AJ「イッツ・リィィィィアル!」
(バックステージ)
アンダーソン「ヘイ! AJが来る前に言っておいてやる! 俺のマブダチであり、BULLET CLUBのニューメンバーだ! この地球でも、ベスト・プロフェッショナル・レスラー」
裕二郎「ヘヘヘ! CHAOS! CHAOS! 自分でフ○ックしやがれ!!」
BCメンバー「ガハハハハハハハ!」
※ここでAJが登場。
AJ「イエエエ! ベルトを獲ったぞ!! 俺たちは“BC”だ! 誰ももう止められないぜ? そうだろブラザー!」
BCメンバー「イエエエエ!」
AJ「へイ、クソヤローども、質問はあるか? ないのか?」
――いまIWGPのベルトを獲った気持ちはどうですか?
AJ「ヘイ! 俺は世界一のレスラーだ。ベストなレスラーなんだ。IWGPベルトを獲ったくらいで何を驚いているんだ。そんなことは関係ない。これからも、新日本プロレスでまだまだベルトはいっぱい獲るし、そしてこのIWGPのベルトはこの俺の腰に巻かれ続けるようになるんだ! すべてはこれからだ!」
――この世界最高峰のベルトを複数の試合介入によって、奪取したことに関しては?
AJ「WHAT?何を言ってるのか、わからんな。この試合はシングルマッチだろ? 1対1だろ? リング上で俺はシッカリと1対1で闘ったじゃないか。それがどうしたんだ? そんなこと俺には関係ない。俺が勝ったのがすべてだ!」
――裕二郎選手、あらためてCHAOSを裏切ったということですか?
裕二郎「違うんだよ! CHAOSにいたらよ、せっかくの俺の才能がよ、つぶれちまうよ。でもよ、アイ・トラスト・バレットクラブ!!」
BCメンバー「イエエエエエエエ!」
――オカダサイドのIWGP戦のリマッチ要求に関しては?
AJ「リマッチ? 別にどうってことないよ。またブラッディサンデーでやっつけてやるから。それだけだ。そうされたいんならまた来いよ」
アンダーソン「イエス! わかるだろ?プリンス・デヴィットの技だ!!」
外道「アイツは誰だオイ…。あぁ、裕二郎じゃねぇのかコノヤロー!! テメー裏切ったのかオイ!! ふざけやがってコノヤロー、オイ! これで終わると思ってんのか? こんな負け方でよ! ベルト失って終わると思ってんのかコノヤロー、オイ!! あぁ…まあいいや。テメーのとこによ、今日のとこは譲ってやるよ。百歩譲ってよ、ハメられたよ、ハメられたよ。ただな…、ぜってぇ獲り戻すぞオイ!! 一発で獲り戻してやらぁ。あぁ? リマッチ組めコノヤロー、オイ! いつでもどこでもかまわねぇ。リマッチ組みやがれコノヤローオイ! 一発だオイ!一発で獲り返してやらぁ! フ○ック!!」
新日本プロレス「レスリングどんたく2014」をPPVで視聴、メインのオカダvsAJのIWGPヘビー級選手権は、AJがじっくりした攻めで先手を奪い、足攻めからカーフキラーで勝負に出るが、凌いだオカダはドロップキックで反撃するもレインメーカーはAJがペレキックで阻止しフェノミナンDDTからスタイルズタップを投下するも自爆、これでオカダの流れになるかと思われたが、バレッドクラブが総攻撃をかけたところで、今日試合を外されていた裕二郎が乱入しオカダに東京ピンプスを決めると、最後はAJはブラディーサンデーからのスタイルズクラッシュで3カウントを奪い、オカダは裕二郎の裏切りでまさかの王座転落となってしまった。
試合後は裕二郎がCHAOSからの離脱、バレッドクラブ入りを宣言したが、裕二郎はビッグマッチでのカードから外れたことでツイッター上で不満をアピールし、またシリーズ中でも試合後に一人でサッサと帰ってしまうなど不穏な動きを見せていた、裕二郎はCHAOS内でも石井やYOSHI-HASHIの台頭もあって微妙な立場にも立たされ、またヒールにこだわりをもっていた、それを考えるとベビーやヒールの混成ユニットであるCHAOSからの離脱、バレッドクラブ入りは必然的な流れなのかもしれない。
セミの中邑、桜庭vsグレイシー一族のタッグマッチは中邑、桜庭もジャケット着用で登場、中邑はダニエルと対戦したが、今回の中邑はいつものクネりではなく慎重な立ち上がりも、次第にバイブレーションを繰り出すなど中邑らしさが出てくる、しかし桜庭がホーレスに三角絞めを狙ったところで持ち上げたホーレスが叩きつけて、襟を使った絞めで桜庭がタップ、桜庭の敗戦はDREAM時代に何度も見てきているが、改めてMMAでの桜庭の時代が終わったことを痛感した、そしてダニエルがインターコンチネンタル王座への挑戦を表明した、週刊プロレスでのインタビューでもグレイシーをプロレスの世界に引きずり込むことを明かしていた中邑、プロレスならグレイシーに負けやしない、中邑の挑戦受諾の「イヤオ!」は自信の表れでもある。
棚橋、真壁は内藤、ライガーと組んでアンダーソン、ギャローズ、ファレ、トンガのバレッドクラブとイリミネーションマッチで対戦し棚橋、真壁の二人が残って本隊が勝利でIWGPタッグに挑戦表明をしたが、後藤と柴田も名乗りを挙げたと思えば、柴田は棚橋との一騎打ちを要求したことで後藤と柴田の不協和音が表面化してしまった。後藤と柴田は永田、中西と対戦したが永田と積極的に絡む柴田と違って後藤は不甲斐なさが目立ち、後藤は中西に昇天を狙うも失敗してしまう、それでもサソリ固めを決めて勝利するも、“これでいいのか”と考える柴田と“これでいいや”と満足している後藤との温度差が見られた、なぜ柴田が棚橋に目をつけたのか、柴田の新日本に戻ったことで一番面白くないと感じているのは棚橋であり、柴田もそういった逆風を充分に感じているから棚橋を標的にしたということか、しかしぬるま湯となった後藤はどうなるのだろうか・・・
また石井vs本間のNEVER選手権は石井が本間の全てを受けきったところで垂直落下式ブレーンバスターで王座防衛したが、試合後は田口を降しジュニアヘビー級王座を防衛した飯伏がNEVER王座に挑戦を表明した。今年のベスト・オブ・スーパージュニアのメンバーから飯伏が外れているという話が出ていたが、DDTとの兼ね合いもあるがNEVER王座に照準を定めたいからということなのだろうか、しかし田口を含めたジュニア勢は王者である飯伏がスーパージュニアを無視したことで、どう感じるのだろうか?
今大会は裕二郎の裏切りに柴田と後藤の不協和音、飯伏のNEVER王座への挑戦とモヤモヤ感だらけで、新日本らしくないバットエンドとなったが、インパクトの強さでOKといった大会だった、たまにはバットエンドも悪くない。、ウワサのAJスタイルズがオカダからIWGP王座奪取!! 裕二郎が裏切り!! スマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57)で独占リアルタイム速報中!! #njdontaku pic.twitter.com/hlU4gTYp1N
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 5月 3新日本プロレス福岡大会のメインイベントでオカダ選手がIWGP王座戦の防衛に失敗、タイトルを失った事を今、知りました。大変ショックです。オカダ選手のバディファイトの第三弾CMも内容変更の必要有り。それにしても残念です。
— 木谷高明 (@kidanit) 2014, 5月 3IWGP選手権試合が素晴らしい試合内容だっただけに、最後の結末が超残念だったゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) 2014, 5月 3裕二郎そこまで腐りやがったか!
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2014, 5月 3「裕二郎裏切り」って言われてるけど、考えてみたら裕二郎に「オカダの仲間」ってイメージは最初からなかった。 #njdontaku
— tanba (@tanba5) 2014, 5月 3 -
前哨戦色が薄いも、後楽園大会の主役を奪ったのは石井からフォールを奪った本間!
4月19日 新日本プロレス「Road to レスリングどんたく2014」後楽園ホール 2015人 超満員札止め
<試合後のアピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○田口隆祐 エル・デスペラード マスカラ・ドラダ(9分20秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー タイガーマスク XBUSHI
※どどん
◇第2試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡(11分05秒 体固め)中西学 X小松洋平
※ラリアット
◇第3試合◇
▼20分1本
○矢野通 飯塚高史 邪道 外道(9分38秒 裏霞)鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン Xタイチ TAKAみちのく
◇第4試合◇
▼20分1本
内藤哲也 ○本間朋晃 KUSHIDA(10分55秒 片エビ固め)X石井智宏 高橋裕二郎 YOSHI-HASHI
※こけし落とし
KUSHIDA「俺だって、あきらめてねーぞNEVER!! 石井、もう一回やらせろ!!」
本間「これが、これが答えだ…!! 俺は、何年だ。97年デビュー? とにかく初めて石井智宏に勝った。凄くうれしい!! 勝ったからって、言うわけじゃねーけど、あのNEVERのベルト、たしかに、石井が輝かせたかもしんねー。でも、内藤も言うように、初期のNEVERのあるべき姿に、俺が戻す!! 俺もずっとずっとNEVERに出てたから。俺は勝ちに飢えてるから。今日は凄く、幸せな気分!! お客さんもこけしは決まらなかったけど、俺が勝ってみんな喜んでくれた。これから、みんなと一緒に絶対歩いていきたいから、そのためにもNEVERのベルトが必要なんだ。去年の6月に田中将斗に負けて以来、ひさびさにNEVERのベルトが凄く欲しくなりました。それで、俺が輝かせたいと思います」
――最後の技は「ファイヤーサンダー」でいいんですよね?
本間「……?」
――えっ、違うんですか?
本間「こけし系でお願いします」
――えっ? こけしK?
本間「系! こけし系で……!! 」
――あ、こけし系ですか。
本間「ハイ。……やっぱり、“こけし落とし”でお願いします!!」
――えっ? こけし系じゃなく?(笑)。
本間「“こけし落とし”で(笑)。こうやって、みなさんと作り上げていく感じで」
◇第5試合◇
▼30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(10分53秒 片エビ固め)永田裕志 Xキャプテン・ニュージャパン
※昇天・改
◇第6試合◇
▼30分1本
中邑真輔 ○ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ(11分47秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ マット・ジャクソン Xニック・ジャクソン
※コントラクトキラー
◇第7試合◇
▼30分1本
○オカダ・カズチカ(6分15秒 片エビ固め)Xタマ・トンガ
※レインメーカー
(試合後)
外道「オイ!! バッドボーイ! テメーんとこのよ、新しい親分(スタイルズ)に伝えとけ!レインメーカーはヤングボーイじゃねぇ。レェ~ベルの違う本物だってな」
(バックステージ)
オカダ「いや~。まぁ、タマ・トンガ相手だからこんなもんでしょう? AJどこいったんすか。来ないのか? 毎日やらないのか?いいな。その分しっかり休んで、オカダ戦に備えてな、体調を万全にしてくれ。次はな…、おまえがな…ああなるぞ。このシリーズ、楽なシリーズになりますよ!」
外道「オイ!もったいつけてよ~。オイ、福岡まで来ないってか? オイ! 笑わすなよ、コノヤロー。オイ! レインメーカーがよぉ……1発でだよ、1発でよ、ケリをつけてやるよ!!」
◇第8試合◇
▼30分1本
○棚橋弘至 真壁刀義(14分46秒 片エビ固め)Xカール・アンダーソン ドク・ギャローズ
※ ハイフライフロー
(試合後)
棚橋「ありがとうございました!! 3回もありがとうございました!! 俺ら新日本プロレスは『レスリングどんたく』に向けて、全力、振り切って行きますんで、応援よろしくお願いします! ありがとうございました!会場の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」
(バックステージ)
真壁「まぁこんなもんだろ? なんか質問ある? そりゃ獲とれんだろ。だけどよ。今日は是が非でも落とせない日だからよ。言ったろ、今日はよ、この俺様の復権の第一歩だよ!それが棚橋だろうと、他の連中だろうと、そりゃ構わないよ。とにかく今日はひとつ勝ちを取らないとよ、勝ちを取らねーと、ホントに俺の価値も上がらないだろ? 結局そこなんだよな。ウン。一つずつの“勝ち”をよ、取ってって、テメーの“価値”を上げる。ただ、それだけだよ」
――キングコングニーだけでも勝ちに行けたのでは?
真壁「ああ。キングコング一発決めりゃーよ、顎入ってるからな、アイツな。間違いなく一発ノックアウトだよ。それでも決めなきゃならねぇと思うから決めたんだよ。それは別に棚橋がなんだろうが関係ないよ。関係ない! それは最後、握手じゃなく、ハイタッチか……これは今日の試合一緒に勝ちを取りに行った、ただそれだけの証だ。別に仲良くなったわけでもねぇ、仲悪くなったわけでもねぇ。俺はあの距離が一番いいんだ。俺言ったろ? 昔から仲良しこよし嫌いなんだよ。だからこそだよ。それでもよ、摂れちまうんだからよ、凄いだろ? もちろんこの勝ちは大きいだろうな。そりゃそうだろ。まずひとつ、ここで勝ち星をとれば、次に繋がるだろ。
……俺、いままではよ、地方の試合はよ、それは俺の意気込み次第で、俺の機嫌次第でよ、何ふりかまわず、やってきたよ。だけどよ、俺ベルト獲りてえんだよな。天下を獲りてえんだよ。そのことだけだよ。まあ、それで別に俺それは発言しねえだろ。発言したら、テメーはあと引けねえだろ? だから言ってるだけだよ。……俺、最近ちょっとよ、ここ数か月、やる気が全く起きなかったんだよ。対戦相手に対しては燃えるよ? 燃えてくるよ? だけどよ。それに対して、自分自身が燃えねえなってスゲー感じてたんだよ。たぶん会場に来た連中もわかるだろ。おぉ真壁すげえなって、だけど真壁のキングコングニーを見れば納得だろ? 満足だろ? だけどいつものよ、狂気あふれるような試合運び、試合の態度…アレを味わいたいんじゃないか、アイツらも。コレどういう形になるかわからないけど、一つずつ勝ちを獲っていけば繋がるだろ。ただそれだけだよ。いや、まあでもギャローズもアンダーソンもベルトホルダーだけあってよ、たいしたもんだよ。俺、前に言われたことあるんだ。『真壁さんベルト狙わないんですか?』って。狙わない? そんなヤツ、この団体誰一人狙わないやつはいないよ! だから狙うぜ俺は。狙ってくけど、やることが先詰まってんだ、いっぱい。そのためによ、それをひとつずつ、いまこなしていってるわけだ。全部消化してんだよ。この俺様のよ、糧にしてんだよ。テメーらいいか? 楽しみに待ってろよ。それだけだ!狂気あふれるプロレスをよ、そのうち見せてやる。それだけだ! あとなんかある?」
――バッチリです。
真壁「フフフ。ま、とにかくよ、今日は機嫌がいいや。とにかく棚橋だろうが誰だろうが、勝ち星をとったろ、それがすべてだよ。これも次につながるだろ。それだけだよ。凶器あふれるプロレスをよぉ、テメーらに見せてやる。それだけだよ」棚橋「ベルトを失ったとしても、ベルトを失ったとしても…!! リングの中心にいて、みんなの期待に応えるのがエースの務めだから。大丈夫、俺は大丈夫。……って、みんなそんなに心配してないか?(苦笑)。必ず!いろいろな方向から盛り上げていって。俺はエースの役目をはたすから。ヨシ。『どんたく』へ向けて、全力で。福岡! 楽しみにしてます!!」
――真壁選手とのタッグの感想は?
棚橋「ハイ。感覚としてね。真壁選手はベビーフェイス、相手チーム関係なくね。全方位的にキバを剥いている選手だから。それだったら、試合の中で信頼関係を築いていくしかないかなって。この距離感は変わらないけど、信頼関係はいかようにもね、築いていけると思うから。おもしろい、タッグチームでした」
――真壁選手は、「復権へのスタートだ」と。
棚橋「ああ。そう、盛り上げ方。登り方っていうのは、何通りもあるから。まだ歩いてない道はきっとあるから。なんかこう、キングコングのキングとエースで、こう自然とトランプのイメージがあるなって。キングとエースです(笑)。ああ~、ケガしてるほうがクソ楽しいね!!」ギャローズ「今日は俺たちにとって最大の失敗で最大の恥だった。アイツらの攻撃を受けてやったんだが、あまりにも受けすぎてしまった。ただ俺たちがまだIWGPのタッグチームチャンピオンだ。そして最も危険で最も強いチームは俺たちなんだ。タナハシ! マカベ! 次はこうはいかねえぞ!」
アンダーソン「今日は一体何が起こったんだ? 誰かリングで起こったことを説明してくれ! 何が起こったか俺には分からないんだ! でも俺たちが王者であることは変わらない。俺たちがタッグチームチャンピオンだ。タナハシ、マカベ、次は必ず倒してやる。俺たちがタッグチームチャンピオンなんだからな」
新日本の新シリーズが開幕も後楽園大会はAJスタイルズ、ダニエル&ホーレスのグレイシー一族、桜庭和志、飯伏幸太が参戦しないということで5・3福岡の前哨戦の意味合いが薄いカード編成となるも後楽園は超満員札止め、新日本の活気力を見せつけられてしまう。
その中で激しい試合を見せたのが第4試合、台湾遠征で石井のNEVER王座に挑戦して敗れたKUSHIDAが石井との再戦を狙って積極的に攻めるが石井は返り討ちに、試合もそのKUSHIDAにCHAOSが集中砲火を浴びせて主導権を握り、CHAOSペースで試合が進んでいく、終盤には本間を捕らえたCHAOSがトレイン攻撃から石井が勝負に出るも、垂直落下式ブレーンバスター狙いを内藤、KUSHIDAがカットに入り、本間がこけしは自爆するがラリアット合戦に打ち勝つと大日本プロレス時代に使用したファイヤーサンダーで突き刺して3カウント(本間は“こけし落とし”と命名)、館内は本間コールが巻き起こりNEVER王座への挑戦を表明した。本間も石井同様インディーから新日本に辿り着いた選手、石井への意識はあってもおかしくない。しかし石井はKUSHIDAだけでなく本間からも追われる立場となったことで、苦しい戦いを強いられているのが身体に出始めている・・・
セミのオカダvsトンガは、トンガの奇襲を受けるも、奇襲もある程度想定していたのかオカダはすぐ主導権を奪う。途中勝負と見てレインメーカーを狙うがトンガはレフェリーを巻き込んで阻止し急所打ちで抵抗するも、ヘッドシュリンガー狙いをオカダがリバースネックブリーカーで切り返しドロップキックを浴びせてからのレインメーカーで勝利、オカダにしては物足りなさを感じさせた試合だったが、福岡までAJとは前哨戦はないのもオカダにしてみればイヤなぶぶんなのかもしれない。
メインのタッグマッチはチームワークに長けるアンダーソン組が棚橋組を分断され苦しい展開が続く、終盤には棚橋が捕まり窮地になるも、懸命に粘った棚橋が真壁に繋いでから猛ラッシュをかけ、最後はアンダーソンを捕らえて真壁がキングコングニー、棚橋のハイフライフローの波状攻撃で3カウントを奪い勝利。中邑に敗れてIWGPインターコンチネンタル王座から転落し、今後のテーマを見失っていた棚橋だったが再びベルトへ意欲を燃やし始めた真壁とのコンビでIWGPタッグ王座に照準を絞ったか、棚橋と真壁もシングルプレーヤー同士の異色タッグだが、本格的に組み始めれば面白いチームになるかもしれない。
今回の後楽園は前哨戦色は薄いも、本間のNEVER王座挑戦と棚橋の再起と新しいテーマが生まれた大会だった。「AJはどうした?」オカダがトンガに完勝!! 本間が石井に“こけし落とし”で初勝利!! 4.19後楽園大会をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57 )で独占速報!! #njdontaku pic.twitter.com/64h3Rm2gpI
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 4月 19“エースとキング”棚橋&真壁組がIWGPタッグ王者から完全フォール!! 4.19後楽園大会をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57)で独占速報アップ!! #njdontaku pic.twitter.com/973VAMNzdt
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 4月 19 -
WWE入り!?プリンス・デヴィットが新日本退団へ<新日本プロレス公式HPより>
4月7日、新日本プロレス事務所で開かれた会見の中で、菅林直樹会長より、プリンス・デヴィット選手から、「退団の申し入れがあった」ことが明らかにされた。
新日本側としては、引き続き参戦交渉をしていく意思はあるが、現時点では「昨日の両国大会が最後となる」と発表されている。
■菅林会長のコメント
「昨日の試合後、プリンス・デヴィット選手から、新日本プロレス退団の申し入れがありまして。一応、新日本プロレスとして引き止めはしているんですけども、本人の意思が固いので……。とりあえずですね。新日本に上がるのは、昨日の両国大会が最後となる、という状況になっております」
――デヴィット選手は退団の理由は、何か言っていましたか?
菅林「いや、あまり深い話はしていないので。今後、どうするか?等もまだ聞いていません。ちょっと引き続き、上がってほしいというリクエストは出すつもりはあります」
新日本プロレスの菅林会長が会見を開き、プリンス・デヴィットから退団の申し入れがあったことが発表された。デヴィットは昨日の両国大会では田口隆祐に敗れ、バレットクラブとも決別したことで去就が注目されていた。デヴィットは3月に、WWEが直営するジム・パフォーマンスセンターを訪れていたことからNOAHのKENTA同様WWE入りが噂があったが、この時はデヴィットが新日本との契約を更新したため、WWE側も諦めたという話が流れ、またイギリスICWに出場した際もWWE入りは否定するアピールをしていた。
もしデヴィットがWWE入りとなれば水面下で話が進んでいたということなのか、新日本は一応引き止めているがAJスタイルズを獲得していたことを考えると、ある程度覚悟していたのかもしれない。 -
左膝が破壊寸前に追い詰められた中邑がインターコンチ王座奪還も因縁のグレイシーが挑戦表明!そしてAJスタイルズが襲来!
4月6日 新日本プロレス「INVASION ATTACK 2014」両国国技館 8500人 満員
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第37代王者組]ニック・ジャクソン ○マット・ジャクソン(11分47秒 片エビ固め)[挑戦者組]飯伏幸太 Xエル・デスペラード
※モアバング4ユアバック
☆ヤングバックスが3度目の防衛に成功
◇第2試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
永田裕志 真壁刀義 ○桜庭和志(9分39秒 サクラバロック)鈴木みのる Xタイチ TAKAみちのく
◇第3試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○天山広吉 小島聡(10分06秒 体固め)[王者組]ロブ・コンウェイ Xジャックス・ダン
※天山プレス
☆天山&小島が新王者となる
◇第4試合◇
▼プロレスvs柔術 異種格闘技戦/30分1本
○ダニエル・グレイシー ホーレス・グレイシー(6分56秒 膝十字固め)矢野通 X飯塚高史
◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○田口隆祐(12分03秒 エビ固め)Xプリンス・デヴィット
※どどん the end
<コメント>
――田口さん、最後の握手は?
田口「いや! 個人のコメントではね、(デヴィット)負けたら去れ、自分が負けたら引退だ、というコメントを出しましたけど、オフィシャルのアナウンスではないんでね。負けたら、どうこうというのはね、オフィス的にはないにせよ。今日のデヴィットの試合の態度を見たらね、試合前のコメントは裏腹に、ボクの要求を飲んだというかね。暗黙の了解で、1対1、男と男の勝負をやろうじゃないかと。そのうえで『負けました』という意思の表れであると思うんで、あの握手はね。ま、闘った2人しかわからない。Apollo55、4年3か月やってましたからね。こっちが何を言いたいのか、あっちが何を言いたいのか、それはリングで肌を合わせればわかりました。『負けたよ』という握手だと思います」
――最後は、新しい技(どどん・ジ・エンド)を出しました。
田口「8か月休んで、新しい技の一つもなかったらね、何をやっていたんだと。かたやApollo55を解散して、BULLET CLUBを作ってラクをして過ごした1年と、ケガをして休んでましたけど、そのあいだにプロレスのことを考えた1年と。その差が今日の試合に出たと思います。向こうは新しいモノは何もなかった。こっちは一つ増えていた。あと1年、ほかの人間を使って、ラクをして試合してた。そのツケが回ってきたと思います。……ま、ボクは復帰してから、デヴィットを倒さなきゃ、次に進めない、と言ってきたんでね。デヴィットをクリアしたんで、次の目標はシングルのベルト。挑戦をね、表明したい。次の照準は、飯伏の持っているベルトに。2007年に(ジュニアシングルの)ベルトを獲られてから、何度挑戦しても手が届かなかった。苦悩を突き抜けてね、ファンキーに至りたいと思います。デヴィットとは終わり! 次は飯伏!!」
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI(8分43秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ Xタマ・トンガ
※レインメーカー
<試合後にAJスタイルズが乱入、オカダをスタイルズクラッシュでKO!>
AJ「オカダはTNAでヤングボーイだった。それがいまはIWGPチャンピオン!? 違う。ヤングボーイのままだ!」(IWGPヘビーベルトを動けないオカダの上に乗せると、頭を踏みつけ、タイトル挑戦をアピール)
<コメント>
外道「オイ、いいか! オイ! AJスタイルズ!! このベルト(IWGPヘビー)がほしいか? ああ? それで来やがったかコノヤロー、オイ!いつでも受けてやるぞ、オイ!! レインメーカーはよ! 最強のチャレンジャー募集中だコノヤロー!!」
──みんなが驚きました。
AJ「みんな驚いたのか? 私はウォリアーだ、そして王者だ。IWGPのベルトを狙っていく。それは世界でベストなベルトだと思っているからだ。日本で必ず獲ってやる」
──以前、オカダ選手はTNAに遠征していたと思うんですけど、どういう印象ですか?
AJ「確かにその時、オカダはいたようだが、彼は若すぎた。何もやってないんじゃないか?」
──なぜBULLET CLUB入りをしたのですか?
AJ「なぜ入っちゃいけないんだ? 自分にはどのチームに入るか決める権利がある。そして、BULLET CLUBの何人かのメンバーを前から知ってたんだ。彼らから誘われた。だから、メンバーになったんだ」
──これから先、IWGPを獲ったあと、新日本に対してどのようなプランがあるのですか?
AJ「まずは何はさておき、IWGPのチャンピオンになるためにオカダを倒す。それが最初のターゲットだ。今日、ダメージを与えてやった。ただ、しっかりとした返事を聞いたわけではないし、新日本のオフィシャルとしても出てない。だから、まずはIWGPのベルトに挑戦して、それを獲る。それがターゲットだ。」
──かつて熱戦を繰り広げた棚橋選手からベルトを獲ったオカダ選手ですけど、今のオカダ選手の印象を教えてください。
AJ「確かにオカダは今の王者だ。そのことは認めてやる。だから、オカダに挑戦して、俺がチャンピオンベルトを奪うんだ」
──AJ選手ならば、いろんなアメリカの団体からオファーがあったと思うんですけど、その中で新日本を選んだ一番大きな理由はなんですか?
AJ「新日本プロレスは最強の団体の一つと意識している。日本では確実にそうだ。だから、新日本プロレスを選んだんだ」
──棚橋選手が今、スタイルズクラッシュを使っているんですが。
AJ「もう彼に使わせるようなことはない。彼がその技を使うようなことはないだろう。棚橋の使い方は俺に比べて、ヘタクソだ」
◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第3代王者]○石井智宏(17分45秒 片エビ固め)[挑戦者]X内藤哲也
※垂直落下式ブレーンバスター
☆石井が初防衛に成功
<コメント>
石井「内藤の思い通りにしてやったよ。毎回毎回、石井にかまってられないって言ってたからな。これでよ、もう俺にかまうなよ。俺から聞くけど、(試合)どうだった?」
──石井さんのプロレスを存分に堪能させていただきました。
石井「おもしろかったか? これがNEVERのタイトルマッチ。あいつがやってたか、こんな試合? あいつがタイトル戦でこんな試合したか? 俺に獲られた大阪だけだろう、そういう試合したの。……IWGPなんか超せると思ってねえよ、俺は。あたりめえだろう、あんな何十年も歴史あるベルトによ、1年やそこらでできたベルトが超せるわけねえよ。だけどよ、俺はIWGP、インターコンチと闘うぞ。俺も今ベルトの価値って言ったけど、今はどのベルトじゃなくて、誰が持ってるかが重要だ。そうだろ?」
※ここでKUSHIDAが登場!
KUSHIDA「石井! 石井! 次の挑戦者、俺が行きたい! 『まずは』で、獲れるベルトじゃないって、俺はわかってる」
石井「今の試合観たか、おまえ? おい、今の試合観たか? おまえにできんのか?」
KUSHIDA「俺がベルト獲ったら、NEVERの大会を復活させたい。このベルト、無差別級だろう?」
石井「おまえも内藤と一緒だろ?」
KUSHIDA「一緒じゃねえよ! 次の挑戦者、立候補します!」
石井「おい、一個だけ聞かせろ。おめえによ、この試合を超える自信あんのか?」
KUSHIDA「あるよ! できるよ! やってやるよ!」
石井「……帰れよ」
KUSHIDA「やってやるよ! 覚えておけよ!」
※ここでKUSHIDAは帰る
石井「意外なヤツが来たな。思ってもみないヤツが来た。超せると思う、あいつに? 今の試合。まあ、せっかく初めて名乗り上げた、今の試合を観て名乗りを上げた、その心意気買ってやるよ、じゃあ。まあ、意外だったな、あいつ。いいんじゃねえの? そうやって名乗りを上げたんだったら。ガッチリ潰してやるよ」
内藤「チクショー!! チクショオオ……!!」
◇第8試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第64代王者組]○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(18分31秒 エビ固め)[挑戦者組]X後藤洋央紀 柴田勝頼
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズが2度目の防衛に成功
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[挑戦者]○中邑真輔(26分49秒 片エビ固め)[第7代王者]X棚橋弘至
※ボマイェ
☆棚橋が2度目の防衛に失敗、中邑が第8代王者となる
<試合後にダニエル・グレイシーが登場しインターコンチネンタル王座に挑戦を表明し、桜庭も登場して「こいつらに借りがあるから、俺もやる」と中邑にタッグ結成を呼びかける>
中邑「スッゲー、カオス。グレイシーは俺とやりたい・・・。桜庭は組みたい・・・・・・。ど~しよっかな~~!!いいぜ~。(※グレイシーを指差し)やってやるし、(※桜庭を指差し)組んでやる。お引取りを(桜庭、グレイシー退場)一瞬で景色って変わるんだね、棚橋弘至、今日の試合、マジたぎったぜ~~~!!イヤァオ!! イヤァオ!! 」
<コメント>
──中邑選手、遂にそのベルトを自分のもとに取り戻しました。どんな感想ですか?
中邑「結果的には取り戻したっていうことになるんですね。なんだろうな? 何も背負ってない。試合が終わったら、なんて何一つ考えてもいなかった。それがどうせこの白いベルト、おまけもついてきたような。グレイシー、桜庭、いいんスか? マジ」
──試合の中で、棚橋選手は再三ヒザ攻撃を見舞ってきましたけど、ドームでやって、広島でやって、中邑選手の中で棚橋選手の変化は感じましたか?
中邑「この試合、3回目。一試合一試合、非常に濃い。3試合なんてもんじゃない、何十試合、何百試合やったような感じがします」
──改めて棚橋選手は中邑選手にとってどういう存在ですか?
中邑「まあ、それに答えられるほど、簡単な相手じゃないでしょう。言葉で表すのはどうでもいいです」
──そして、先ほど、ご自身の言葉の中にもありましたが、グレイシー一族がやって来ました。リング上では「やってやるし」、そして桜庭選手と「組んでやる」という発言がありました。
中邑「まあ、正直、負ったことのないような、得も言われぬ不安感があります(苦笑)。まあ、マジでどうしよっかな~? グレイシーですよ、グレイシー。プロレスだけじゃなくて、格闘技のマスコミの人もいるでしょ? グレイシー一族がプロレスのリングに上ってんスよ。これマジすげえっス。今はパワーバランスが崩れて、なんのこっちゃっていう人もいるかもしれないけど、これはマジ、自分にとっては大ニュース。ダニエルもホーレスもいつかね、こっちから突っついてやろうと思ってたんスよ。それが向こうから。そして、桜庭? 不安を隠せません(苦笑)。これが自分の考えもしなかった、新しい刺激でしょう」
──ダニエル・グレイシーもリング上で話していましたが、2002年に中邑選手が総合のリングで敗れるという、屈辱的な苦い記憶もあるかと思いますが、どう捉えますか?
中邑「何年前ですか? 12年前ですか? 自分はデビュー2戦目。かつ、総合はプロ初戦です。全くグリーン。でも、あの試合は自分にとって、出世試合なんですよ。ましてや、ここはプロレスのリング。グレイシーの黒帯か知らないっスけど、俺、プロレスの黒帯です」
──改めてインターコンチベルトの防衛ロードが始まっていくと思います。意気込みを聞かせてください。
中邑「新しい敵を、新しい状況を、このベルトが、いや自分が引き出していきますよ。今日はマジで滾りました」
棚橋「……まだまだ進化は止まんねーぞ!!」
新日本プロレス両国大会をPPVで視聴、メインは棚橋の保持しているIWGPインターコンチネンタル王座に中邑が挑戦、NEW JAPAN CUPを制覇した中邑だったが、棚橋戦は連敗続き、今回も敗れるようなことがあればCHAOSだけでなく新日本での立場も失ってしまう、ギリギリのところまで追い詰められたなかでの挑戦となった。試合は棚橋がベビーフェースモードをかなぐり捨てて狂乱の貴公子モードとなり、中邑のボマイエを封じるために徹底とした左膝攻めを展開、館内は棚橋にブーイングも本人はお構いなしの姿勢を貫く、このときの中邑は崖っぷちどころか崖から落ち、辛うじて岩にしがみついている状態だった。そして棚橋は奥の手である両膝へのハイフライフローからテキサスクローバーホールドで捕獲、このパターンで棚橋は後藤、内藤と降しているだけに棚橋にとっても必勝パターンでもあったが、中邑は必死でロープに逃れて窮地を脱すると、棚橋のハイフライフローを剣山で迎撃するなどしたが、まだ勝機が見えてこない状況が続く、だが棚橋の再度のテキサスクローバーホールド狙いを中邑が得意としている下からの腕十字で捕獲し腕を伸びきらせると、腕を押さえている棚橋の後頭部めがけて中邑はボマイエを炸裂させ、カンフーキックの連打、そして禁じ手としている右でのボマイエからボマイエで3カウントを奪い王座奪還、中邑はギリギリのところまで追い詰められても一瞬の隙を逃さない中邑らしさが出た試合だった。
試合終了後には第4試合で矢野、飯塚のゲリラ戦法に振り回されながらも勝利を収めたグレイシー一族からダニエル・グレイシーがインターコンチ王座に名乗りを挙げた、中邑とダニエルといえば2002年大晦日に開催された「INOKI BOM-BA-YE 2002」でMMAルールで対戦、中邑にとってもMMAデビュー戦だったがこの時は中邑が腕十字で敗れている。そして今年からダニエルがホーレスと共に新日本に参戦し、いずれ中邑と対戦するのはと思っていたが遂にこの時が来てしまった。その前に桜庭がグレイシーへのリベンジのために対戦に名乗りを上げ中邑とのタッグ結成が濃厚になったが、プロレスのリングで中邑とダニエルが再び交わる、プロレスとは不思議な場でもある。
石井vs内藤のNEVER選手権の再戦は、内藤は石井と正面から渡り合っても打ち負けなくなってきているが、今回の石井はNJCの反省からか正面からの攻めだけでなく内藤のエプロンからの水面蹴りをラリアットで迎撃し、裏投げもDDTで切り返すなど多少変化球を織り交ぜた攻めを展開した、内藤はスターダストプレスは自爆しても、久々にプルマブランカも繰り出したが、決め手に欠いたところで石井に頭突きを浴び、ラリアットを顔面で食らってしまうと、最後は垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い、石井が王座防衛、内藤は石井に打ち負けず前進する姿勢を崩さなかったが、今回は内藤対策をしっかり立ててきた石井の勝利だった。
IWGPタッグ選手権はアンダーソンを捕らえた後藤、柴田が連係で猛ラッシュをかけ押しまくったが、流れを止められると王者組のペースに傾き、最後はギャローズがラストライドで柴田をKOすると、アンダーソンが追い越し式ガンスタンで後藤から3カウントを奪い王座防衛、挑戦者組はよく攻めたがアンダーソンの老獪さにしてやられてしまった。
第5試合の田口vsデヴィットは、デヴィットがクリーンに試合をしたいということで介入するセコンドのヤングバックスと揉め、遂に仲間割れへと発展する。試合が一進一退の攻防となるも田口が新技どどんTHE ENDで勝利、試合後は田口とデヴィットと握手をかわした。
第6試合のタッグマッチでオカダがトンガを破り、ファレと睨みあいとなったところでAJスタイルズが乱入、スタイルズクラッシュでオカダをKOしバレッドクラブ入りを表明した。AJは昨年11月にTNA世界ヘビー級王者としてWRESTLE-1に来日し真田聖也の挑戦を受け破ったが、この時点でTNAから離れ王座を持ったままフリーとして活動、今年に入って暫定王者だったマグザムに敗れ王座を明け渡して正式にTNAから離れ、ROHのリングに上がりつつ新日本に接触しているという情報が流れていた、新日本にとっても超大物を獲得したが、バレッドクラブ入りと早速動き出した、デヴィットも今後がわからないだけにAJが事実上の新リーダーと見ていいだろう。
今年から大攻勢をかける新日本、グレイシーだけでなくAJも参戦し新日本の中心に殴り込みをかけ始めた、今年の新日本はますます目が離せない。中邑、棚橋からインターコンチ奪還!!グレイシーが挑戦表明!! 桜庭とタッグ結成!? 4.6両国大会をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57 )で独占速報!! #njattack pic.twitter.com/LIedpsm0my
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 4月 6あのAJスタイルズが両国乱入!! IWGPに挑戦表明!! 同時にBULLET CLUB入り!! スマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57)で独占速報アップ!! #njattack pic.twitter.com/OMXqpdvfsq
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 4月 6NEVER無差別級王座への挑戦を表明してきました。今、再びNEVERの大会を開催したい。あの舞台を内部の声から、もう一回作り出す。いろんな絵が描けると思うから。石井智宏に挑戦。やってやります。
— KUSHIDA (@KUSHIDA_CANADA) 2014, 4月 6両国大会、応援してくださった皆様ありがとうございました。 新技正式表記は『どどん・ジ・エンド』でお願いします。 握手の意味?次のターゲット? 新日本プロレスオフィシャルモバイルサイト速報、新日本プロレス公式ホームページ試合結果にアップされるのをお待ちください!
— 田口隆祐 (@taguchiryusuke) 2014, 4月 6ダニエルグレイシーと中邑の2002年の闘いを知っているのといないのでは心に響くものが全然違う。プロレスってやっぱり長く観ていればいるほど得をするジャンルだなぁ。 #njattack
— アベックピアノ (@ssaw4season) 2014, 4月 6中邑「グレイシーがプロレスのリングにあがってるんですよ。マジすげえっすよ」 ほんとその通りだなあ。そういう意味でも「INVASION ATTACK」 #njattack
— メロンソーダ8号 ファイプロ/怪獣卓 (@pwbyoukanja) 2014, 4月 6桜庭さんは今後鈴木軍とやるかと思ったけど、まさかの中邑さんとのタッグでグレイシー戦希望。ケイオスと共闘?永田さんとのタッグは?とネクストを残しつつ、両国終了! #njattack
— 春哉 (@haruya57) 2014, 4月 6#BulletClub pic.twitter.com/7yaWPSG9vV
— Karl Anderson (@Machinegunka) 2014, 4月 6 -
今回の後楽園は両国大会への予告編!飯伏は大苦戦の末ニックからIWGPジュニア王座を死守!
4月3日 新日本プロレス「Road to INVASION ATTACK 2014」後楽園ホール 1634人
<試合後のアピールやコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
KUSHIDA ○BUSHI (8分09秒 片エビ固め)X田中翔 小松洋平
※エムエックス
◇第2試合◇
▼20分1本
○天山広吉 小島聡 中西学(9分30秒 アナコンダバイス)矢野通 飯塚高史 X邪道
◇第3試合◇
▼20分1本
○鈴木みのる TAKAみちのく タイチ(10分14秒 体固め)永田裕志 獣神サンダー・ライガー Xタイガーマスク
※ゴッチ式パイルドライバー
◇第4試合◇
▼20分1本
○プリンス・デヴィット カール・アンダーソン ドク・ギャローズ マット・ジャクソン(9分13秒 体固め)後藤洋央紀 Xキャプテン・ニュージャパン 田口隆祐 エル・デスペラード
※ブラディサンデー
デヴィット「(東スポ・岡本記者を捕まえ、イスに座らせて)トーキョーでのこのプリンス・デヴィットの活躍を見ただろ? 田口、お前はもう終わっているんだ。両国でもう一度叩きのめしてやる。Apollo55? そんなものはもう過去のものだ。もう存在しない!」
(BULLET CLUB全員で東スポ・岡本記者に「BULLET CLUBが一番」だと言えと強制する。)
アンダーソン「俺たちはIWGPタッグのチャンピオンだ。そしてヤングバックスがIWGPジュニアのタッグチャンピオンだ。そしてデヴィットがNo.1の選手だ。この世でBULLET CLUBが一番だ!」
デスペラード「いいか? いいか? 俺が試合に負けたわけじゃねーし。俺をこんな目に逢わせたのは、ヘビーのヤツだろ? ジャクソンのどっちかわかんねーけどな、おまえらに負けたわけじゃねぇ! 両国、エライ目にあわせてやるぞ!」
田口「デヴィットォ~! 待ったなしだな、両国!! すべてを懸けて、田口隆祐のすべてを懸けて! 両国、叩きのめす……! デヴィットの最後、もうイヤだと尻尾を巻いて逃げる……。いや、逃げる力もないくらいに両国のマットの上で、ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ!! 5カウントを決めて見せます」◇第5試合◇
▼30分1本
棚橋弘至 内藤哲也 ○真壁刀義 本間朋晃(14分22秒 片エビ固め)中邑真輔 石井智宏 X高橋裕二郎 YOSHI-HASHI
※キングコングニードロップ
内藤「今日3日ですか? あと3日ですね? 両国! (頬を押さえながら)いや~、アゴが痛え! ずいぶんね。キツイの入ったけど。でも、スゲー楽しみだ。これから新たなNEVERの道が始まるんでね。昨日も言ったとおり、俺はNEVERのベルトを持って、NEVERを元のかたちに戻したい。それができるのは! このNEVERの継承者である、俺しかいないんでね? 4月6日、確実に、石井を、仕留めます!」
棚橋「俺は、男を賭けるよ! いろいろ経験してきたし、いろいろ犠牲も払ってきたけど、俺はこのベルトとともにいろいろなモノを賭けたいね。たとえば、プライドとか。男としての自尊心とか。ベルトってのはさ! 思い入れ、そして選手の賭けたリスク、値打ち、そういったもんできっと輝くハズだから。6日、両国……。スンゲー! おもしろくなりそうです!」
※立ち上がってポーズ。
――一つ、難しい質問かもしれないですが……中邑真輔に勝ちたいですか? それともベルトを守りたいですか?
棚橋「(上を向いて少し考えて)……ベルトを守りたいです!(微笑)」
中邑「いよいよいよいよ、4月6日、両国国技館。IWGPインターコンチネンタル、今年に入って3度目の挑戦…違うか、4度目の挑戦? まあとにかく棚橋とインターコンチ、そろそろどっちが上…ねえ。正直、今の俺は超自然体、どっちでもいいんだよ? いまの俺に重要なのはリングの上でいかに自由に振る舞えるか。それだけだね。そう、自由にやるだけ」
◇第6試合◇
▼30分1本
バッドラック・ファレ ○タマ・トンガ(10分39秒 エビ固め)オカダ・カズチカ X外道
※ヴェレノ
(試合後にファレが外道をバットラックフォールでKOした後でYOSHI-HASHIが乱入しトンガにラリアット、ファレにはオカダがドロップキックを浴びせる)
オカダ「俺とYOSHI-HASHIさんがお前らボッコボコにしてやるからな!」
<バックステージ>
オカダ「ありがとうございました!」
※オカダとYOSHI-HASHIとガッチリ握手。
YOSHI「うっし! オイ! 次、両国! オイ! あの外国人2人! オイ、俺とオカダ、キッチリ…!!」
オカダ「やってやりましょうか!」
YOSHI「やってやるよコノヤロー!」
オカダ「両国タイトルマッチがないんでね? べつに俺一人でも十分だけどよ。BULLET CLUB、もっと連れて来いよ、セコンド! 俺とYOSHI-HASHIさんで、シッカリ相手してやるからな。覚悟しとけ。ボッコボコにしてやるからな! ……ボッコボコに!!」
ファレ「見たか! 貴様ら!」
トンガ「(天を見ながら両手を大きく広げて)お前たちも見たか? BULLET CLUBこそが一番だ。BULLET CLUBこそがすべてを獲ってやるんだ」
◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第67代王者]○飯伏幸太(14分31秒 片エビ固め)[挑戦者]Xニック・ジャクソン
※フェニックススプラッシュ
☆飯伏が2度目の防衛に成功
<試合後>
飯伏、「今日はありがとうございました。4月6日は新日本プロレスのレスラーとして、ベルトを獲りに行きます! 皆さん、応援よろしくお願いします!」
<バックステージ>
――シングルプレイヤーとしてのニック選手はいかがでした?
飯伏「いや~、正直……、自分のコンディションもありますけど、そういうのあんまり言いたくないんですけど、一番、シンドかったかなと。その~、攻撃がキツイとかそういうんじゃなくて。タイトルマッチの中では、一番……シンドかったですね」
――相手のセコンドの介入は、ある程度、想定されていたと思いますが?
飯伏「ええ。むしろ少なかったですね。マットだけですか? 1人だけだったんで。正直、2対1でも勝てると思ったんで。それでもやっぱ、1対1でも全然。実力がありましたね。キツかったですね。キッツイ試合でした! シンドい試合でしたね」
――相手との動きとの読みあいになる場面もありました。
飯伏「そうすね。ここで言うのもなんですけど、ケニーに近いモノがありましたね。向こうのプロレスというか、世界のプロレスを経験してる。自分も読まれてましたね。いろいろ。いや、焦りましたね……」
――ベルトを持っている限り、狙われると思いますが。
飯伏「いや、絶対、誰にも渡さないです。ハイ。誰にも渡さないです。」
――両国では、「新日本のレスラーとしてベルトを獲りにいく」と。
飯伏「ハイ。ちょっとやっぱり、自分は欲張りなんで。(DDTと新日本)どっちもホントに大好きですけど。今回は、新日本プロレスのリングだし、自分は新日本プロレスに所属してるし。今回は、ホントにまだ認めてもらっていない部分も感じるんで。まずはお客さんに認めてもらいたいですね。……どの部分? まだ深い部分まで行っていないんじゃないかなと。表面的な部分が。お客さんが悪いとかじゃなくて。もっと深い部分で自分が新日本のレスラーとして感情移入させられないといけないと思うんで、その部分ですね」
――そのためにもベルトを獲ると。
飯伏「ま、少しでも、ベルトを獲って、たくさんタイトルマッチして認められたいですね。まだまだですね」
――改めてタッグ挑戦に関しては?
飯伏「最初にも言ったんですけど、自分は2対1でも勝てるくらいの練習をしてきているんで、なんとかなると思います。デスペラード選手も今日、途中、助けてくれたんで。そのへんはおたがいにキャリアもあるんでわかってると思います」
――シングルの防衛ロードは?
飯伏「いや、ホントに。誰でもいいです。できれば、でも。やっぱり新日本プロレスのレスラーがいいですね」
――シングルをやってみて、ニックとマットの違いは?
飯伏「そうですね。ニックとマットは、髪の色が、違うと思います」
――スタイル的な部分は?
飯伏「その部分ですか。たぶんですけど、弟のほうがクレイジーというか狂ってる部分がありますね。お兄さんのほうが、テクニックとか、そういう部分が多いんじゃないかと。でも、大丈夫です。研究済なんで」
――新日本所属になってから、メインで勝って大会を締めるというのは初体験だったと思いますが?
飯伏「いやぁ……。ま、でもここで言いたいこと言わないと、締めないと。ダメかなと。せっかくメインでタイトルマッチのチャンスをもらったんだし。ま、マイクは苦手ですけどね。やらないといけないと思って。……いや、シンドかったです。疲れた。なんかくやしいです。勝ったけど。……もっとがんばります!」
ニック「今日は3カウントが速かったってことだ! 俺がフォールに入った時のカウントは遅かったし、場外カウントも遅かった! 今日負けたのは最後の3カウントが速かった。それに尽きる! 今日はタイトルを獲れなかったが、4月6日の両国に向けていい収穫が出来た。どんな技を使えばいいか分かった。飯伏とあのマスクマン(エル・デスペラード)を倒してみせる。このIWGPジュニアタッグのタイトルはずっと守っていく。このタイトルだけでなく、もっといろんなタイトルを獲って守っていく。俺たちはそうやって進んでいくんだ!」
新日本プロレス後楽園二連戦の二日目のメインは飯伏vsニックのIWGPジュニアヘビー級選手権、ニックは飯伏の顔面だけでなく背中まで掻き毟り、またセコンドのマットの介入を利用して試合の主導権を握り、飯伏側もデスペラードや中澤マイケルがマットの介入を阻止しようとするも返り討ちにされてしまう。飯伏はバミューダトライアングルでやっとペースを掴み猛ラッシュをかけるも、シットダウン式ラストライド狙いはニックがレッドシューズ海野レフェリーを交錯させて阻止すると、マットが再び介入して場外での合体ツームストーンパイルドライバーが決まり飯伏が窮地に立つも、マットのアイアンフィンガー・フロム・カリフォルニア狙いをかわしニックと同士討ちさせたところで、デスペラードがマットを排除し、その間に飯伏がシットダウン式ラストライドからのフェニックススプラッシュで3カウントを奪い防衛も、マットの介入もあって内容的には大苦戦の防衛戦だった。
セミのオカダvsファレのタッグマッチは、元気の良かったのはトンガのほうでファレは感情があまり出にくいタイプなのか大人しすぎる印象を受けた。それでもパワーでオカダを押すも何かインパクトが足りない、終盤は外道がトンガを追い詰めたものの外道クラッチ狙いをファレがグラネードで阻止した後で、トンガがヘッドシュリンガーで3カウントを奪い勝利。試合後はファレが外道をバットラックフォールでKOした後でYOSHI-HASHIが乱入トンガを蹴散らすとオカダはファレにドロップキックを浴びせて蹴散らした。NJCで準優勝となったファレだがオカダのIWGPヘビー級王座狙いなのか、しかし今日の内容ではインパクトが足りなかった。
棚橋vs中邑、内藤vs石井の前哨戦は棚橋が掟破りのバイブレーションで中邑を牽制、棚橋のスリングブレイド、中邑のボマイエを読みあうなど見せ場を作れば、石井vs内藤は場外戦で石井がイス攻撃を敢行するが今回は互いに控えめ、最後は真壁、本間のGBHが裕二郎を捕らえ真壁がキングコングニーで勝利、裕二郎も最近ツイッターで扱いのことでグチをこぼしているが、自己主張し始めたYOSHI-HASHIより下に扱われつつある。
最後にスポーツナビに5日にIGF両国大会でMMA試合を控えている石井慧が翌日の新日本に乗り込むことを示唆したが、木谷高明オーナーはチケットを購入して欲しいと呼びかけるなど、あまり本気にしていない模様だ。IGF側の牽制なのかというと現在のIGFは新日本と事を構える気はないだけに、新日本側も石井のリップサービスと受け止めているようだ・・・・
今回の後楽園は両国大会への予告編という意味合いが強かったが、本編はどういう結果になるのだろうか・・・「両国は“新日本のレスラー”として、ベルト獲りに行く!」飯伏が“V2”達成! マイクも披露!! 4.3後楽園をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57 )で独占詳報!! #njattack pic.twitter.com/vA5AKYoKX2
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 4月 34.6両国目前! 両雄がスパーク! 棚橋「俺は“男”を賭ける!」中邑「いまの俺は超自然体!」 4.3後楽園をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57)で独占詳報!! #njattack pic.twitter.com/TKq9Sc94nM
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 4月 3 -
さらばミスターハイテンション・井上亘!4月2日 新日本プロレス「Road to INVASION ATTACK 2014 ~井上亘引退記念大会~」後楽園ホール 1824人 満員
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
(大会前に井上が挨拶)
井上「(※「亘」コール)皆さん、こんばんは!! 新日本プロレスの井上亘です!今日は『井上亘引退記念大会』にご来場していただきまして、まことにありがとうございます。今日これから第1試合からメインに向かって、凄い試合が続くと思います。どうぞ皆さん、いまの新日本プロレスを存分に楽しんで行って下さい。どうぞよろしくお願いします!」
◇第1試合◇
▼井上亘引退記念試合I/20分1本
矢野通 ○飯塚高史(6分44秒 レフェリーストップ)田中翔 X小松洋平
※魔性のスリーパー
◇第2試合◇
▼井上亘引退記念試合II/20分1本
○田口隆祐 エル・デスペラード(11分30秒 エビ固め)KUSHIDA XBUSHI
※どどん
◇第3試合◇
▼井上亘引退記念試合III/20分1本
獣神サンダー・ライガ○タイガーマスク(9分51秒 飛びつき回転十字架固め)邪道 X外道
◇第4試合◇
▼井上亘引退記念試合IV/30分1本
○永田裕志 スーパー・ストロング・マシン キャプテン・ニュージャパン(11分36秒 バックドロップホールド)鈴木みのる Xタイチ TAKAみちのく
<バックステージでの青義軍>
永田「井上、どうもありがとう!」
井上「ありがとうござました!」
永田「一瞬、闘ってくれて……」
井上「いやいや」
マシン「ありがとう!」
井上「なんでしょう……。ホントに、引退を口にした男を、男の心を熱くさせるプロレスに感激しています。青義軍ここにアリ。というのを永田さん、マシンさん、キャプテンが見せてくれました! 新日本プロレス、コレ大丈夫じゃないですか? この軍団がある限り、大丈夫だと思います! 永田さん、ありがとうございました! マシンさん、ありがとうございました! キャプテン、ありがとうございました!」
※それぞれ握手。
永田「引退試合をやらないと言った井上が、一緒に闘ってくれた。それがうれしくて、たまらないというか」
マシン「やっぱ、この声援は応えられないだろう?」
井上「ハイ。この声援にかなうものはないと思います。とっても素晴らしい声援でした」
マシン「会社に入っても、声援みんなで贈るからな? がんばれよ!」
井上「ハイ!」
永田「どうもありがとう。新日本の一員であることに変わりはないですからね! どうもありがとう。本当にありがとう! 最後に感動をもらったよ」
井上「いえいえ、そんなことないです。ありがとうございました!」
◇第5試合◇
▼井上亘引退記念試合V/30分1本
○真壁刀義 内藤哲也 天山広吉 小島聡 中西学'(14分06秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 中邑真輔 石井智宏 高橋裕二郎 XYOSHI-HASHI
※キングコングニードロップ
◇第6試合◇
▼井上亘引退記念試合VI/30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(14分59秒 片エビ固め)棚橋弘至 X本間朋晃
※昇天・改
<バックステージ>
棚橋「井上選手の技? ま、柴田に対して、井上さんがくらわすことができなかった技を味わえ、と。そんな気持ちでした。10月10日ね……1999年10月10日に、俺と柴田と井上さんはここでプロレスラーになったから。ああ、いろいろあったけど、またこうして、同じ会場に3人揃っているというのは、不思議なモンだし、井上さんが引き合わせてくれた気がします」
後藤「井上さん、いままでありがとうございました!」
<引退セレモニー>
井上がこれまでのプロレスラー人生とこれからの目標を語ったVTRが上映される。そして、「Countdown ignition」が場内に流れ、スーツ姿の井上がリングイン。
ここからセレモニーとなり「週刊プロレス」の佐藤正行編集長、東京スポーツの柴田惣一氏から記念パネル、サムライTVで放送中の「新日本プロレス大作戦」でMCを務めるユリオカ超特Qさんより花束が贈呈された。
続いて、棚橋、真壁、内藤らが次々とリングへ上がり、1人ずつ井上へ花束を贈る。さらに、元Jr.戦士の垣原賢人氏、青義軍メンバーであるキャプテン、マシン、永田、テレビ朝日の野上慎平アナウンサーも、井上へ花束を手渡した。
さらに、井上の恩師である坂口征二相談役、アニマル浜口氏もリングに登場。それぞれ井上に花束を手渡すと、浜口氏がマイクアピールを開始。
浜口氏「行くぞー!! 行くぞー!! いいかー!! いいかー!!(※大歓声) 井上選手、あなたはー!よくがんばったー!! 『がんばった』10連発、みんな行くよ〜!! (※ファンと一緒に)がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった〜〜〜!! そしてー!! 井上ー!! 感動をありがと〜〜!!(※大拍手) 井上選手、さあ、第二の人生だ!がんばれよー! そして、皆さん! 新日本プロレスのますます発展・繁栄、そしてお客さん! 今日はサービスだ、みんなに! 皆さんの健康と元気を祈って! 気合の10連発!! 立て! 立て! 立て! 立て〜〜!!(※とファンを起立させて一斉に)気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ〜〜〜!! オイ!! オイ!! オイ!! ヨイショ〜〜〜!! ありがと〜〜〜!!(※大拍手)」
井上「(※亘コール)私は1999年10月に、ここ後楽園ホールでデビューしました。ここ後楽園ホールでいろんな選手と闘い、いろんな経験をし、成長させてもらいました。(※『ありがとう!』という声援が次々と飛ぶ)あ、そんな!こっちのほうこそ。ありがとう。(※『感動をありがとう!』の声)ああ! うれしい! うれしい! (※『泣くな!』の声が次々と飛ぶ)大丈夫! 泣かないから大丈夫(笑)。(※『泣いていいんだよ!』の声)泣いていいのかな!? ・・・あの、プロレスラーが後楽園ホールでデビューできることは、とってもうれしくて(※大声を出した女の子に向かって)あやたん! あやたん、ありがとう!(※大拍手)うん。その後楽園ホールでデビューできるってことは、とってもうれしいことで、そう思っていたら、この引退セレモニーも、試合ができないにもかかわらず、後楽園ホールでしていただけるということで、こんなに素晴らしいレスラー人生はなかったと思っています。プロレス界に入って、うれしいこと、辛いことももちろんありましたけど、私が浜口ジムで出会った言葉、
『苦悩を突き抜けて歓喜にいたれ』、その言葉どおりのレスラー人生を歩めました。今日、皆さんの前で、プロレスラー井上亘は引退しますけれども・・・・・・なんだろうな?ハハハ。本当に、本当に素晴らしいレスラー人生を送れました。これも、みんなの声援が私に届いたからです(※大拍手&大『亘』コール)。え〜、だから皆さんにひとつ伝えたいことがあります。自分が好きな選手、おもいっきり声援してあげて下さい。必ずこのリング上で闘う選手に届いているはずです。その声が、レスラーの闘う気持ちをより高めてくれます。もっともっと素晴らしいプロレスをしてくれると思います。私はこの新日本プロレスを引退しますけれども、今日見ていただいたとおり、この新日本プロレスはとっても素晴らしい団体です。これからも皆さんの応援をどうぞよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました!(※大拍手&大『亘』コール)」
そこから井上を取り囲んでの記念撮影と胴上げが行なわれたあと、いよいよ10カウントゴングが打ち鳴らされる。そして、尾崎仁彦リングアナウンサーが井上をラストコールすると、赤と青のテープがキャノンで発射され、リング上へ降り注いだ。
まずは、井上がこれまでのプロレスラー人生とこれからの目標を語ったVTRが上映される。そして、「Countdown ignition」が場内に流れ、スーツ姿の井上がリングイン。
ここからセレモニーとなり、「週刊プロレス」の佐藤正行編集長、東京スポーツの柴田惣一氏から記念パネル、サムライTVで放送中の「新日本プロレス大作戦」でMCを務めるユリオカ超特Qさんより花束が贈呈された。
続いて、棚橋、真壁、内藤らが次々とリングへ上がり、1人ずつ井上へ花束を贈る。さらに、元Jr.戦士の垣原賢人氏、青義軍メンバーであるキャプテン、マシン、永田、テレビ朝日の野上慎平アナウンサーも、井上へ花束を手渡した。
さらに、井上の恩師である坂口征二相談役、アニマル浜口氏もリングに登場。それぞれ井上に花束を手渡すと、浜口氏がマイクアピールを開始。「がんばった」の10連発と「気合だ」の10連発をファンと大合唱し、井上にエールを送った。
そして、井上がマイクを握り、ファンに最後の挨拶。「こんなにすばらしいレスラー人生はなかったと思います」と自分の選手生活を振り返り、大声援を送るファンに感謝の言葉を述べた。
そこから井上を取り囲んでの記念撮影と胴上げが行なわれたあと、いよいよ10カウントゴングが打ち鳴らされる。そして、尾崎仁彦リングアナウンサーが井上をラストコールすると、赤と青のテープがキャノンで発射され、リング上へ降り注いだ。
■浜口氏のマイクアピール(詳細)
「行くぞー!! 行くぞー!! いいかー!! いいかー!!(※大歓声) 井上選手、あなたはー!よくがんばったー!! 『がんばった』10連発、みんな行くよ〜!! (※ファンと一緒に)がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった!! がんばった〜〜〜!! そしてー!! 井上ー!! 感動をありがと〜〜!!(※大拍手) 井上選手、さあ、第二の人生だ!がんばれよー! そして、皆さん! 新日本プロレスのますます発展・繁栄、そしてお客さん! 今日はサービスだ、みんなに! 皆さんの健康と元気を祈って! 気合の10連発!! 立て! 立て! 立て! 立て〜〜!!(※とファンを起立させて一斉に)気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ!! 気合だ〜〜〜!! オイ!! オイ!! オイ!! ヨイショ〜〜〜!! ありがと〜〜〜!!(※大拍手)」
■井上の挨拶(詳細)
井上「(※亘コール)私は1999年10月に、ここ後楽園ホールでデビューしました。ここ後楽園ホールでいろんな選手と闘い、いろんな経験をし、成長させてもらいました。(※『ありがとう!』という声援が次々と飛ぶ)あ、そんな!こっちのほうこそ。ありがとう。(※『感動をありがとう!』の声)ああ! うれしい! うれしい! (※『泣くな!』の声が次々と飛ぶ)大丈夫! 泣かないから大丈夫(笑)。(※『泣いていいんだよ!』の声)泣いていいのかな!? ・・・あの、プロレスラーが後楽園ホールでデビューできることは、とってもうれしくて(※大声を出した女の子に向かって)あやたん! あやたん、ありがとう!(※大拍手)うん。その後楽園ホールでデビューできるってことは、とってもうれしいことで、そう思っていたら、この引退セレモニーも、試合ができないにもかかわらず、後楽園ホールでしていただけるということで、こんなに素晴らしいレスラー人生はなかったと思っています。プロレス界に入って、うれしいこと、辛いことももちろんありましたけど、私が浜口ジムで出会った言葉、
『苦悩を突き抜けて歓喜にいたれ』、その言葉どおりのレスラー人生を歩めました。今日、皆さんの前で、プロレスラー井上亘は引退しますけれども・・・・・・なんだろうな?ハハハ。本当に、本当に素晴らしいレスラー人生を送れました。これも、みんなの声援が私に届いたからです(※大拍手&大『亘』コール)。え〜、だから皆さんにひとつ伝えたいことがあります。自分が好きな選手、おもいっきり声援してあげて下さい。必ずこのリング上で闘う選手に届いているはずです。その声が、レスラーの闘う気持ちをより高めてくれます。もっともっと素晴らしいプロレスをしてくれると思います。私はこの新日本プロレスを引退しますけれども、今日見ていただいたとおり、この新日本プロレスはとっても素晴らしい団体です。これからも皆さんの応援をどうぞよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました!(※大拍手&大『亘』コール)」
■セレモニー後のコメント
井上「ありがとうございました」
――セレモニー終わってしまいましたね。
井上「ええ。終わってしまいましたね、プロレスラー・井上亘も終わってしまったなと。なんでしょう。ここに座ってから、一気に来ました。なんか、まだリング上では引退するとか言ってても、いままでの身体に染みついたものが、プロレスラー・井上亘を表面に押し上げてくれてたんですけども」
――晴れ晴れとしているように見えるが?
井上「いや〜、もうなんでしょう。充分、井上亘ができるプロレスをやりきりました。そんな中、ファンのみなさんにお別れの挨拶がちゃんとできて、いままで闘ったレスラーに送り出してもらって。会社に入ってわかったんですけど、会社もみんなが一つの興業に対して、レスラーがたぶん思っている何倍も何十倍もの苦労してくれているというのがわかりました。なので、今日、この大会を開いてくださったたときに、レスラーに限らず、みんなが盛り立ててくれました。あ〜、なんかいい会社に入れましたし、やり続けられましたし。新しく、また残れて幸せです」
――今日は、試合にも少し参加されて。
井上「いや〜、まぁまぁまぁ(笑)。なんでしょうかね。去年の3月からリング上から離れていますので、あらためてレスラーの力強さを感じました。なので、私がもうレスラーの身体ではないんだなと痛感しました。リング上で闘うレスラーって凄いなって尊敬の念が沸いてきます」
――ファンにとっては、最高のプレゼントでした。
井上「そう受け取ってもらえてら嬉しいです。私がプロレスラーになったときに、ファンに喜んでもらいたいという気持ちがあったので、少しでもああいうかたちで喜んでくださる方がいたのなら、それもヨシかなと」
――これからはフロントとして会社を支える?
井上「みんなにこれだけの手厚い送り出し方をしていただいたんで、ホントに会社でみんなに対して応えなかったら、どうするという気持ちです。よりいい会社にしていきたいです」
――これまで後楽園の思い出は?
井上「なんでしょう。後楽園で思い出に残る試合が多くて……。自分も後楽園の試合を観てみたい気もしますけど(笑)。一番好きな会場です。今後は、フロントとして会場に? ハイ。そういうこともあるかと思います。気軽に声をかけて頂いたらなと。サインですか? ほかの選手の仕事に差し支えがない状態でしたら(笑)。……でも、ホントに報道陣の皆さんに囲んで頂いて、これ以上、プロレスラーとして幸せなかたちはないと思います。間違いなく私のプロレスラー人生は素晴らしかったと思います」
――一番の思い出は?
井上「そうですね。IWGPジュニアタッグをこの会場で奪取したとき。初めてベルトを奪取したうれしさもありましたが。試合後に、5分経っても10分経ってもファンのみんなが帰らないような。ファンのみんなと自分たちの試合で感動を共有できたこと、それが一番の思い出です」
――今後、新日本を支えていくレスラーの仲間たちに一言。
井上「そうですね。やってることは間違いなく素晴らしいことなので。もっと多くの人に見てもらえるように。フロントに入る私たちが、努力していきたいと思います。リング上でレスラーがやっていることは、私は間違いないと思っているので。多くの人にプロレスを観てもらいたいです」
――棚橋選手と本間選手が、井上さんの技を使いましたが?
井上「ねぇ〜!(ニッコリ)。見ました。ねぇ。プロレスってただ闘うだけじゃなく、いろんな方にメッセージを発信できると思うんですけど。タナと本間さんが私にそういうメッセージを送ってくれたことをとてもうれしく思います。ただ、相手をやっつけるとか勝てばいいとかそういう次元じゃなくて、見ている人の心に火をつけるというか、とってもいいスポーツだなと今日思いました。かけた相手は自分のデビュー戦の相手の柴田選手に対して? タナがそこまで考えていたら、頭が上がらないというか。さすがは100年に1人の逸材だと思います」
――浜口さんからは?
井上「おまえよくがんばったな、というメッセージを頂きました。不思議なもので浜口ジムに入らなかったら、たぶんこの場にも座ってないですし、間違いなく浜口さんは私の師匠です」
――メインのもう片方で、井上さんの同期はこれで柴田選手一人になってしまいましたが、託す思いは?
井上「いやいやいや、そんなそんな! そんなのおこがましいというか。柴田選手は自分の道を突き進めばいいと思います。私の見方ですけど、タナな本間さんが私の技を使ってくれたあと、柴田選手とタナがエルボーの打ち合いをやったんですね。それが、とても強烈で激しくて、まるで自分の若手時代を見ているようでした。見ているコッチが痛いような。う〜ん。だから、それが私は柴田さんからのメッセージというか、勝手にそう思いました。以上です。大丈夫ですか?」
※報道陣から大拍手
井上「わ〜〜! うれしい!(笑)」
2月の後楽園大会で引退を発表した井上の引退記念大会が開催され、井上本人は試合が出来るコンディションではないということで、全試合が井上引退試合と銘打たれた。
第4試合では井上が最後に属したユニットである青義軍が揃い鈴木軍と対戦、試合は永田がタイチを降したが、永田が井上を呼び込むと背広を脱いで上半身裸となった井上が永田の援護を受けてタイチにキチンシンクを浴びせた。本当ならスピアー・オブ・ジャスティスを浴びせたかっただろうが、現在の井上の精一杯だと思う、だかその一撃にレスラー井上亘の意地を見た思いだった。
メインは井上と同じ日にデビューした棚橋と柴田がタッグで対戦。試合はIWGPタッグ王座挑戦を控えている後藤組が本間を捕らえ主導権を奪うが、棚橋が井上の必殺技であるスタガリングロー、本間とのトライアングルランサーの競演で見せ場を作るも、こけしをかわされた本間が再び捕まってしまい、最後は柴田のgo 2 Sleepから、後藤の昇天・改が決まり、井上の引退試合は終了した。
新日本一筋でレスラー人生を全うした井上も一度新日本に残留するか、退団するか選択を迫られたことがあった。2006年の契約更改、当時の新日本はユークス体制へと移行していたが新体制への不満、今後への不安などから退団する選手が続出、井上は金本浩二と組んでいたが、金本が新体制への不満と折り合いの悪かった長州力が現場監督に復帰したことから退団し井上も追随するのではと言われた。結局金本は揉めた末に残留を決め、井上も残留したがもし井上が退団していたらどんなレスラー人生を送っていただろうか?井上の引退興行には金本の姿はなくツイッターで事情を説明したが、金本はもう新日本のリングには上がらないと決意したのか残念な部分でもあった、だか井上は新日本に残ったからこそ引退しとも会社員という形で今後も新日本に携わることが出来たと思う。レスラーとしては新日本ではトップに立てなかったが、フロントでトップを目指して欲しいし、裏方から現場を支えて欲しいと思う。
最後に井上亘さん、お疲れ様でした。!「私のプロレスラー人生は素晴らしかった!!」井上亘が感動の引退セレモニーで有終の美! 4.2後楽園大会詳報をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57)でアップ中!! #njattack pic.twitter.com/KCDyfN5IGR
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 4月 2おはようございます!皆さん、昨日はありがとうございました!(o^∀^o)
— 井上 亘 (@wataru_inoue) 2014, 4月 2井上亘君の引退セレモニーでは彼は最後まで笑顔だったゼァ。俺が泣けてしまい話が出来なかったら、「一緒にゼァしましょう。」って言ってもらった。最後まで井上に助けられたゼァ。本当にありがとう。そしてお疲れさまでしたゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) 2014, 4月 2後楽園ホール大会超満員大興奮大爆発で無事に終える事が出来ました。又井上選手の盛大な引退セレモニーを皆様に見守って頂き大変感謝致しております。本日は誠にありがとうございました。次回の大会も選手、関係者一同頑張りますので宜しくお願いします。
— 中西学 Manabu,Nakanishi (@nobitokun) 2014, 4月 2思わずモンゴリアンチョップをかましてしまったんやけど、内心は、亘るっちのエルボーが返って来ないかな〜⁉と、少し期待してました!! お詫びに亘るっちをフォローさせてもらうから許してくれ〜〜〜(>_<)
— 天山 広吉 (@TENZAN323) 2014, 4月 2アニマル浜口さんがリングに上がり、亘へ贈った「頑張った!」の10連発。後楽園ホールにいた全ての人が“亘は幸せ者だ”と感じた瞬間だったと思う。浜口ジム出身レスラーで、間違いなく一番『実直』な人間だった亘。改めて、心からお疲れ様でした。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2014, 4月 2井上くんお疲れ様でした。今日セコンドにいてくれてありがとう。本当は赤コーナーに一緒に立って欲しかったがな。4人が同じコーナーに居た事をちゃんと平澤君に報告しておくぞ^ - ^
— キャプテン・ニュージャパン (@herocaptainnjpw) 2014, 4月 2井上さんの引退。10カウントゴングの最中、井上さんの背中を見ながら、自分がプロレスラーとして今を生きられていることを感謝した。 プロレスラーとしては「。」だけど、人生においては「、」なのが、あの10カウントゴング。 だからこそ、これからもよろしくお願いします、井上さん。
— KUSHIDA (@KUSHIDA_CANADA) 2014, 4月 2いい引退セレモニーだった。最後まで真っ直ぐだったな。。
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2014, 4月 2後楽園大会終了。ご来場ありがとうございました!井上さん、今までありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いします!
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2014, 4月 2おぅッ!!俺様だぁーッ!!今宵は皆 笑顔のままの『井上わたる引退記念興行』だったッ!!笑顔のまま送り出せて何よりだッ☆♪リング上では見れねぇが、縁の下の力持ちとして力を発揮してくれるだろう。今日は来てくれた奴等もテレビ見てた奴等も心の中で奴を思ってくれた奴等 ありがとょ。
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) 2014, 4月 2試合は何度となくやったが深い接点があったわけでもない 印象残ってるのは彼がまだJr.の時 俺がタッグチャンプでぶちのめしたこと と スピアがめっちゃ痛かったこと それくらいだけど とりあえず 井上亘お疲れ様でした
— TAKAみちのく (@takam777) 2014, 4月 2井上亘選手引退記念後楽園ホール大会ありがとうございました。 今日の井上選手のように、引退するときは笑顔で引退できるよう、全力で頑張りたいと思います。 井上選手、お疲れ様でした!!
— 田口隆祐 (@taguchiryusuke) 2014, 4月 2井上亘…お疲れ様でした。 その光景を目に焼き付けたかったですが… 俺なりの意地があるので、ごめんなさい_(._.)_
— 金本浩二 (@k_kanemoto) 2014, 4月 2ほんとうに、苦悩は突き抜けて歓喜に至ったんだな。一点の曇りもない井上亘選手の笑顔を見つめながらその言葉の意味を改めて考えていました。素晴らしい引退セレモニーでした #njattack
— sayoko mita (@345m) 2014, 4月 2 -
4・6両国のカードが決定もオカダのIWGPヘビー級選手権は組まれず、主役はまだ崖っぷちが続く中邑真輔!
☆4/6(日)東京・両国国技館『INVASION ATTACK 2014』16:00開始
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合
[第37代王者組]ニック・ジャクソン マット・ジャクソン(1/60)[挑戦者組]飯伏幸太 エル・デスペラード
※ヤングバックス3度目の防衛戦
◇第2試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ
永田裕志 真壁刀義 桜庭和志(1/30)鈴木みのる タイチ TAKAみちのく
◇第3試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合
[王者組]ロブ・コンウェイ ジャックス・ダン(1/60)[挑戦者組]天山広吉 小島聡
◇第4試合◇
▼プロレスvs柔術 異種格闘技戦
矢野通 飯塚高史(1/30)ダニエル・グレイシー ホーレス・グレイシー
※通常のプロレスルールに加えて、オープンフィンガーグローブを着用してのパンチ攻撃は有効。チョークスリーパー及び道着着用の場合のみ、道着を使用しての絞め技は有効とする
◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ
田口隆祐(1/30)プリンス・デヴィット
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ
オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI(1/30)バッドラック・ファレ タマ・トンガ
◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合
[第3代王者]石井智宏(1/60)[挑戦者]内藤哲也
※石井初防衛戦
◇第8試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合
[第64代王者組] カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(1/60)[挑戦者組]後藤洋央紀 柴田勝頼
※アンダーソン&ギャローズ2度目の防衛戦
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[第7代王者]棚橋弘至(1/60)[挑戦者/NEW JAPAN CUP 2014優勝者]中邑真輔■『NEW JAPAN CUP 2014』優勝者・中邑真輔のコメント(新日本プロレス公式HPより)
「そうですね。いや、非常に気持ちがよかったです、昨日の試合。ひさしぶりになんだろ? 自分を解放できたっていうか。大会前、何か無理に新しいモノ、新しいモノっていうのを求めすぎちゃって、ちょっと頭でっかちというか。自分の中でギスギスした感じがあったところ、1回戦勝った後、あえて空っぽにしてしまおうと思って。それからっすかね。徐々に、風向きが、自分の中の風通しがよくなってきて。
ある種、決勝戦は『厳しい』っていうよりも、ギリギリの試合だったんですけど、なんか“自然に戻れた”、みたいな。そんな感じがしましたね。バッドラック・ファレ……、なんだろうな? いや、ハッキリ言って、あんま覚えてないんですけどね、昨日の試合。ちょっとダメージ大きすぎて(苦笑)。でも、(ファレに関しては)『ちょっとスゲーのが出てきたな』って感じはありますね」
――傷の具合に関しては?
中邑「えーと。ま、応急処置をしたままなので。きっと感覚的に鼻骨が骨折だとか、ヒビが入っているということはないですね。亀裂が生じているので、傷口は何針か縫いました」
■報道陣からの一問一答
――具体的に、昨日のケガをした、血が出た瞬間というのは?
中邑「そうですね。カメラでも確認できるとは思うんですけど、自分が腕十字で飛びついた際に、ファレの頭が自分の顔に降ってきた、という感じじゃないすかね。自分では、その衝撃というよりも、気づいたら視界が血でふさがって見えなくなってた、という感じでしたね」
――あらためて、試合後に棚橋選手の持つインターコンチネンタル王座への挑戦を選んだことに関してお願いします。
中邑「そうですね。ウン。ま、あの瞬間の感覚で言ったまでで、とくに深い理由づけは、あるとしたら、そうだなぁ……。いま考えます(苦笑)。ま、だから、タイトルを選べると、いうことはまったく初めてのことじゃないですか? かつどっちが上で、どっちが下か、という状態ではないわけですよ。それぞれに価値がある。で、自分がどっちを選ぶかなっていったときに、そうでしょうね。あの試合後の感覚だったら、そう、白いほう。インターコンチを選んだってとこでしょう。直感的に選んだ? フフフ。そういうことにしましょう」
――事前には、オカダ選手のIWGPへの挑戦、という選択肢も考えてはいた?
中邑「いや、だから。ハッキリ言って、試合に勝つまでは、トーナメントに勝つまでは、そんなこと考えたって、ムダでしょう! ねぇ? そりゃあねぇ。『どっちなんだ?』と盛り上がるかもしんないすけど、1試合、1試合に命懸けてますよ? 『余計な情報は入れたくないなぁ』というとこでしょね」
――棚橋戦は、早くも今年3度目。東京ドームの前は、2年以上寝かせていたカードが再会したら、これだけのハイペースで闘うことに関しては?
中邑「う~ん。そうっすねぇ。『そういう状況がやってきた』としか言いようがないかなぁ(ニヤリ)。ま、ただ、今年に入っての2戦、自分は負けてますね。負けてますし、なんだろな。なんかレートではなくて、試合の中でつかみ損なっているんですね。ま、3度目の正直なんていう言葉もありますけど、自分の中で、つかみきれていない分に固執した部分はあるんじゃないすか? ま、棚橋弘至……何度やっても、新しいモノが見えるんじゃないか? という部分はありますよね。バーッと衝動的に決めてしまったことなんで、その辺の理由づけというか、背景だったりは、みなさんのほうが知ってると思うんで。おもしろく書いておいてください」
――昨日のコメントにもありますが、やはりインターコンチに棚橋選手の色が付く前に奪い返したい気持ちがあった?
中邑「いや、たまたまそれ言っただけで。求めれば、ねぇ? 彼だって、ほかの挑戦者を招へいするだとか、闘う機会はあったんだろうとは思いますけど。スケジュール的な問題もあるでしょう。ただ! いまここでかっさらっておけば、『俺、性格悪ぃな……』と思って(苦笑)。そういうヤラシイ気持ちもありますね。何もさせないっていうね」
――「棚橋選手か? オカダ選手か?」という選択と、「IWGPか? インターコンチか?」という選択だと、今回はタイトルを重視したのか? それとも対戦相手を重視したのか?
中邑「どう…でしょうね。ま、両方なんじゃないすかね。あんときの勝った瞬間の感覚で言ってますから。自分の感覚的に、『こっち!』って感じじゃないかな」
新日本プロレスが会見を行い、菅林直樹会長が4月6日の両国大会の全カードを発表、またNEW JAPAN CUP2014を制した中邑の一夜明け会見も行われた。
両国大会のカードに関しては驚いたのはオカダのIWGPヘビー級選手権は組まれなかったということ、挑戦表明していた柴田が優勝また準優勝だったら組まれたかもしれないが、両国大会のカードやNJC準優勝を考えると次期挑戦者はファレ、だが昨夜の中邑戦の内容を見るだけでもファレにはまだまだ課題が多い、そういった意味でオカダのIWGP戦は先送りにされたのではないだろうか?
メインは今年三回目の棚橋vs中邑のIWGPインターコンチネンタル戦、カードに関しては賛否があるが、自分的には中邑はNJCを制したものの崖っぷちの状況はまだ続いている、中邑にとって棚橋戦は連敗続きだけに、また敗れることになればインターコンチ戦線から完全撤退どころか、CHAOSまた新日本での立場がなくなってしまう。今回の見所はギリギリのところまで追い詰められた中邑が主役になるかどうかだと見ている。
今回の両国はIWGPヘビー級選手権が組まれずタッグマッチに甘んじたオカダはどう思うのか、棚橋vs中邑の行方次第でオカダの方向性も決まるのではと思う。 -
ギリギリまで追い詰めた中邑真輔がNEW JAPAN CUPを制覇!
3月23日 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2014」兵庫・ベイコム総合体育館 5800人 超満員札止め
◇第1試合◇
▼20分1本
KUSHIDA ○BUSHI (9分08秒 片エビ固め)キャプテン・ニュージャパン X田中翔
※エムエックス
◇第2試合◇
▼20分1本
ランス・アーチャー ○デイビーボーイ・スミスJr. タイチ TAKAみちのく (8分04秒 エビ固め)天山広吉 小島聡 獣神サンダー・ライガー Xタイガーマスク
※キラーボム
◇第3試合◇
▼20分1本
○永田裕志 中西学 桜庭和志(8分24秒 バックドロップホールド) 矢野通 飯塚高史 X邪道
◇第4試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント準決勝/時間無制限1本
○バッドラック・ファレ(4分13秒 体固め)Xシェルトン・X・ベンジャミン
※バッドラックフォール
◇第5試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント準決勝/時間無制限1本
○中邑真輔(13分12秒 片エビ固め)X鈴木みのる
※ボマイェ
◇第6試合◇
▼30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(10分02秒 片エビ固め)高橋裕二郎 XYOSHI-HASHI
※PK
◇第7試合◇
▼30分1本
○棚橋弘至 真壁刀義 田口隆祐 本間朋晃(9分32秒 片エビ固め)プリンス・デヴィット カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xタマ・トンガ
※ハイフライフロー
◇第8試合◇
▼30分1本
○内藤哲也 飯伏幸太 エル・デスペラード(13分58秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 外道 X石井智宏
※スターダストプレス
◇第9試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント決勝戦/時間無制限1本
○中邑真輔(15分20秒 体固め)Xバッドラック・ファレ
※ボマイェ
(試合後)
中邑「あれ?あれあれあれあれ!? アナウンサーが話聞きに来んじゃなかったのかよ!? この、(流血した)とんでもねぇ顔。・・・・・・優勝しちゃったーー!!(※大歓声)いま! 俺に選択権があんだよな!? IWGPと、IWGPインターコンチネンタル。いま決めなきゃダメですか? いま? いま!?(※場内騒然)・・・・・・どうしよっかな~~~!! 答えはこうだ!! ・・・・・・愛してまーす!!(※と叫んでエアでギターを叩き折る) オイ、オイオイオイ・・・。IWGPに文句なんか言わせねぇぞ。言ったヤツはこうだ!! イヤァオ!!(※大歓声)」
(バックステージ)
――見事優勝を果たしました中邑真輔選手です。流血の中(の優勝)となりました。おめでとうございます。今のお気持ちは?
中邑「中邑真輔、迷いに迷ってパンパンだったんだ。頭の中も体の中も。一切のこだわり捨てて、よくやったぜ。逆に風通しよくなっちゃった」
――その中で優勝すればIWGPかインターコンチネンタルか、選択肢があったわけですが、インターコンチネンタルの方を選んだと…。
中邑「だって、さっき決めたもん。試合前にだったらどっちだとかくだらねぇこと言うヤツいたよな? そんなことよりも今だろ? 今、今、今。先のことなんか決めてませんでした。決めたのはあのリング、あの瞬間。理由? 理由なんか、特にありません、なんてね。自由にいきたい。自分の手でつかみとりたい、それだけですよ」
――中邑選手が自由にいきたいと願った先にあったのが、今はインターコンチネンタルということですか。改めて、その鼻の傷を確認されました。今日の闘いに関してはいかがでしたか?
中邑「何だろな? 得たことのない感覚の中で。特にバッドラック・ファレ。闘ってるときは得たことのないような感覚の中で、試合したような気がするね」
――それを乗り越えて、次は棚橋弘至選手との再戦ということになります。今、それをどんな風に感じてますか?
中邑「負けっぱなしじゃ、気分も悪いし。今いけば、棚橋弘至の色なんかベルトに何もついていないでしょ。俺に勝っただけじゃん。理由は適当にくっつけてよ」
――棚橋選手とは今年だけで3回目のシングルマッチになりますけど、次は過去2回とどう違いますか?
中邑「どう違うか? 場所も違えば、時間も違う。それだけで十分じゃないですか。今日ここで俺、変化を得た。棚橋は俺を知らない。だが俺は、なんだろうな…言葉にするのは難しいけど、変化を受けたんじゃないでしょうか」
――「ベストなベルトを目指して来い」と言っていたオカダ・カズチカ選手、外道選手は同じCHAOSのメンバーです。この選択で亀裂が生じるということは?
中邑「彼らに聞いて下さい」
新日本プロレス「NEW JAPAN CUP2014」最終戦の尼崎大会をPPVで視聴、準決勝はベンジャミンvsファレ、中邑vs鈴木という組み合わせとなった、
ファレvsベンジャミンはパワーで押すファレに対しベンジャミンは得意のカウンターで勝負をかけるが、体格に優るファレがパワーで押し切り最後はグラネードからのバットラックフォールで勝利、僅か4分の試合だった。
中邑vs鈴木は、鈴木が中邑の左腕をイスで殴打してから左腕攻めを展開し中邑も多彩なキックで反撃するも、鈴木の執拗な左腕攻めの前に起死回生には至らない、しかし腕攻めを狙う鈴木の至近距離を捕らえた中邑がボマイエを炸裂させた後で、2発目のボマイエで3カウントを奪い、決勝は中邑vsファレとなる。
決勝は中邑が腕攻めやタックルを仕掛けるもファレは動じず、中邑を場外へ追いやってからバレッドクラブが襲撃、リングに戻ってからファレがパワーで圧倒するも、中邑が痛めた左腕への攻めがない、パワーで優るファレだが中邑の腕を攻める技術が伴っていない、中邑にこれがとって救いだった、中邑は多彩な蹴りや膝蹴り、フロントネックロックで絞り上げる、中邑は再びバレッドクラブの襲撃を受けると、ファレが勝負と見て大技をラッシュ、グラネードを狙うも中邑は飛びつき逆十字で捕獲、しかし飛びついた際にファレの頭部が中邑の顔面に直撃、中邑は大流血となってしまう。中邑がリングドクターのチェックを受けているところでファレが強襲、ファレはグラネードからバットラックフォールを狙うが、中邑がフランケンシュタイナーで切り返すとカンフーキックの連打、ボマイエ、ダイビングボマイエ、ボマイエで3カウントを奪いNJCを制覇した
NJCでの中邑はインターコンチ王座からも転落し迷走状態、制覇できなければCHAOS離脱さえも言われ崖っぷちギリギリの状態まで追い詰められていた、今日の試合でも鈴木の左腕攻めに追い詰められていたが、追い詰められた状態から一気に逆転、中邑はそういったギリギリの状を敢えて楽しんでいたような感じがした、自分自身をギリギリのところまで追い詰めたながらも楽しんでいたことが優勝の一番の要因なのではと思う。
試合後は中邑がインターコンチ王者の棚橋をどちらかを挑戦することをアピールした、ファンにしてみればIWGPヘビー級王者のオカダをという考えもあったと思う、中邑はオカダよりもインターコンチ王座を奪還し、いずれ行われる統一戦を見据えているのではないのだろうか・・・ただ選ばれなかったオカダはどう思うのか、オカダと中邑の関係と二つのベルトの行方、今年の新日本の最大のテーマになるのかもしれない。中邑、ファレに大逆転勝利で『NEW JAPAN CUP』初優勝!! “挑戦権”の答えは「愛してまーす!」 3.23尼崎大会をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57)で独占速報!! #njcup pic.twitter.com/Fov5n1R6Jk
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 3月 23【超満員札止め・パノラマバージョン】 出来るなら何時間でもこの光景を見ていたい。本日ご来場頂頂いたファンの皆様ありがとうございました! #njpw #njcup pic.twitter.com/3lS4xfaBgY
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) 2014, 3月 23インターコンチ選んだのもビックリ!心底タナにリベンジしたいのかなヽ(`・ω・´)ノ でも選ばれなかったオカダさんかわいそう…← オカダ中邑はいつ実現するのか。今はカード温存?まぁ実際そうなったらわたしはどっちを応援するのかわからないけど(´・∀・`) #njcup #njpw
— あーちゃん (@BlytheRedD) 2014, 3月 23両国でIWGPやらなくても良いって意見を聞くと、ICがそこまで価値が上がったんだなと、しみじみ。
— 春哉 (@haruya57) 2014, 3月 23尼崎大会は中邑デーだったな!中邑のかっこよさしか印象に残ってない。中邑最高だ! #njcup
— 豚舎 (@usikunpanda) 2014, 3月 23 -
柴田が2回戦で消える…NJC決勝は日本人vs外国人の図式に3月22日 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」名古屋国際会議場 2500人超満員札止め
<試合後のコメント・アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○田中翔(5分27秒 逆片エビ固め)X小松洋平
◇第2試合◇
▼20分1本
永田裕志 獣神サンダー・ライガー ○タイガーマスク(6分41秒 反則勝ち)矢野通 X飯塚高史 YOSHI-HASHI
◇第3試合◇
▼20分1本
○天山広吉 小島聡 KUSHIDA BUSHI
(10分21秒 アナコンダバイス)ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. タイチ XTAKAみちのく
◇第4試合◇
▼20分1本
○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ タマ・トンガ(12分17秒 片エビ固め)真壁刀義 田口隆祐 X本間朋晃
※マジックキラー
◇第5試合◇
▼30分1本
○棚橋弘至 中西学 キャプテン・ニュージャパン エル・デスペラード(13分44秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 石井智宏 高橋裕二郎 X邪道
※ハイフライフロー
◇第6試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント2回戦/時間無制限1本
○シェルトン・X・ベンジャミン(10分06秒 片エビ固め)X柴田勝頼
※ペイダート
◇第7試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント2回戦/時間無制限1本
○バッドラック・ファレ(11分29秒 体固め)X内藤哲也
※バッドラックフォール
◇第8試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント2回戦/時間無制限1本
○鈴木みのる(12分27秒 体固め)X後藤洋央紀
※ゴッチ式パイルドライバー
鈴木「甘いんだよ。だから甘いって言われんだよ。“同窓会ごっこ”するヤツは俺の前に顔出すんじゃねぇよ。やるんなら、自分の村でやってろよ。こんな鼻クソみたいな手(※足を痛めたそぶり)に引っかかって、バカじゃねぇの?おい新日本、あと二つだ。あと二つで鈴木みのる、鈴木軍、すべてもらうぞ! 全部もらうぞ!」
後藤「これは事件だ。1回戦、勝ち抜いたら決勝まで行くっていうジンクスが破られた。これは事件だ。大事件だ。でも下を向いていられないんで。楽しみが増えたということで。気持ちを切り替えてタッグ(ベルト)を・・・」
◇第9試合◇
▼NEW JAPAN CUP 2014トーナメント2回戦/時間無制限1本
○中邑真輔(10分23秒 片エビ固め)Xプリンス・デヴィット
※ボマイェ
(試合後)
中邑「アイム・オールソー・ロックンローラー!! (俺もまたロックンローラーだぜ) イヤァオ!」
NJCの2回戦、1回戦で腕決め卍固めを披露して注目の存在となった柴田はベンジャミンと対戦、試合はベンジャミンがグラウンドや跳躍力を生かして柴田を翻弄、柴田はキーロックからの腕攻めで活路を見出そうとするが、ベンジャミンはジャーマンで投げリードを許さない、柴田は腕決め卍固めを狙うがベンジャミンはしっかりガード、ならばPKを狙ったところでベンジャミンがカウンターのベイダードが決まり3カウント、柴田は2回戦で脱落、ベンジャミンの試合巧者ぶりにしてやられてしまった。
ファレvs内藤はファレのパワーに対し内藤はラフを織り交ぜたテクニックで応戦、だかファレがパワーで押し切ると、内藤はジャーマンからスターダストプレスを投下も自爆、内藤の悪いパターンとなったところでファレがグラネードからのバットラックフォールで3カウント、内容的にもファレの完勝だった。
後藤vs鈴木は、グラウンドで鈴木が先手を奪うも、場外戦に持ち込んだ後藤が普段あまり見せないプランチャーを炸裂させるがタイチの介入しイス攻撃やコードを使ったチョーク攻撃で主導権を渡さない。後藤は村正を決めると打撃戦となり、後藤が頭突きから一気に勝負に出るも、再びタイチが介入、後藤が蹴散らしにかかると鈴木が強襲、しかし鈴木はから足を踏んだのか膝を押さえてうずくまる。後藤は牛殺しから裏昇天を狙うと、鈴木はスリーパーで捕獲してからのゴッチ式パイルドライバーで3カウント、柴田に続き後藤も2回戦で脱落となる。
メインの中邑vsデヴィットは、今回のデヴィットは勝ちを優先させたかアンダーソンらバレットクラブ勢が介入して中邑を痛めつけ先手を奪うも、中邑はカンフーキック、膝蹴り、ハイキックで形勢逆転する。デヴィットは中邑のトルネードキックをかわしてドリームキャストを炸裂させるとリバースブラディーサンデー、ダイビングフットスタンプからブラディサンデーを狙うが、中邑はバッククラッカー、リバースパワースラムからのボマイェが炸裂、しかしセコンドのタマ・トンガがレフェリーの注意を引きつけてカウントを阻止する。デヴィットはダイビングフットスタンプが決まるも、中邑は後頭部へのボマイェで応戦しセコンドのバレットクラブを蹴散らす、中邑はナックルからのボマイェを連発し3カウント、中邑も準決勝に駒を進めた。
準決勝のガードはベンジャミンvsファレ、中邑vs鈴木となり、決勝は日本人vs外国人の図式となった。優勝は中邑と期待したいが、真壁との戦いで覚醒しつつあるファレも怖い存在、果たして新日本にも外国人パワーが押し寄せてくるのか?