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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

棚橋弘至が柴田勝頼を嫌う理由

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棚橋弘至が柴田勝頼を嫌う理由

新日本プロレス公式HPより)
■自分と向き合った時の棚橋って、ほかの人とは絶対違うじゃないですか?
 

――さて、柴田選手。5月25日(日)横浜アリーナ大会で、棚橋弘至&真壁刀義組とのIWGPタッグ次期挑戦者・決定戦が決まりましたが、いまの率直な感想を聞かせてください。  
柴田 感想ですか?なんだろうな……。べつに特別な感じもないですけど。ただ、自分としては、IWGPタッグ挑戦は、この前やったばっかりだし、新日本の言う「順番」もあるんだろうけど、俺としてはいま一番引っかかってんのは、棚橋かな。

 
――あくまで棚橋選手が気になってますか。
柴田 後藤(洋央紀)のタッグベルトに対する意識と、若干違う部分はあるんですけど。いざこの試合を組まれてやるっていう上では、俺も全然やるべき試合だとは思いますけどね。

  
――ターゲットが棚橋選手に向いていたとしても、後藤選手とのタッグで暴れれば、自ずと結果はついてくる?
柴田 結果というか、自分は最近、「タッグでもシングルでやるつもりで」っていう気持ちがありますから。

 
――たしかに5月3日福岡大会のリング上でも、「ベルト、それよりもおまえと勝負だ、棚橋!」とキッパリ言い切りました。
柴田 今年に入って、棚橋とは何回かタッグでやったんですけど……。なんかヘンな懐かしさはありますよね。「ああ、棚橋ってこういうヤツだったな」と。いくら“エース”とか言われてても、「俺に対してはこうだったよね」って。自分に対しては、以前と変わってないというか。そのへんの感情はむしろ“増して”ますよね。

  
――だんだん昔を思い出してきましたか?
柴田 言葉一つ一つにしてもね。新日本での棚橋のイメージって“エース”ってなってますけど。自分が知ってる、実際の棚橋っていうのは“こっち”ですから。だって自分と向き合った時の棚橋って、ほかの人と向き合った時と絶対違うじゃないですか?

 
■アイツが言った言葉がすべてあたかも正論のように聞こえるのが厄介ですね。
 
――たしかに全然違いますね。柴田選手に対しては、非常に厳しいというか、
柴田 自分以外に、棚橋が“ああいう感じ”になるヤツはいないと思うんで。でもまぁ、棚橋は「柴田のプロレスは認めない」って言ってたじゃないですか。それは結構だし、上等ですよ。その上で、棚橋にしたら「このリングは俺が残って、苦労してやってきた場所だ」と言いたいのかもしれない。で、結果的にいまの新日本がいい状況というか。そこに、自分もまた新日本に上がってる状況で。自分としては、「帰ってきた」って意識はないんですけど。まぁ、おもしろくないんでしょうね。
  

――柴田選手が新日本にいること自体、目障りというか。  
柴田 逆に、アイツに言われることは全部が全部、ホントに鼻につくというか……。なんか引っかかる。で、アイツが言った言葉がすべてあたかも正論のように聞こえるのが厄介ですね。

  
――棚橋選手の言い分は正論とは認められないですか。  
柴田 100歩譲って、棚橋が本心でそう思っている事なら棚橋が言う分には何とも思わないし、むしろ試合で受け止めるつもりです。だけど、他の人が便乗して棚橋の言葉に乗っかるのは何か違うと思うんですよ…。でも、残念ながら乗っからせるのが上手いんですよ、棚橋は(笑)。だから、棚橋には「口では勝てない」と思ってるんですよ。後出しジャンケンもうまいし。自分の言ったことに対してカブせてきますから。「口では勝てねぇな」って。だから、もう試合でね。別に苦労自慢したいからプロレスやってるワケじゃないんで……じゃぁ、試合やろうよと。もう口では勝てないですよ。

  
――たしかに、5月3日福岡でもリング上で「眼中にねーよ」と切り返されました。  
柴田 それも全部、後出しジャンケンじゃないすか? 棚橋の発言は、自分の言ったことに対しての返しですから。最初に「ケンカ売りに来ました」と言ったあと、どんだけ時間かかって、そこに対して言ってきてるんだって。自分が後藤とタッグを組むまで、どんだけ後藤と試合をして、タッグを結成するまでに至ったか。そういう過程を全部ハショられて言われても、「違うでしょ?」って。
  

――そこには違和感があると。
柴田 なんか“点”で言われてもね。「そこを掘り返されても」って。いくら同級生だろうが感じるモノがなかったら組んでねーよって。……ただ、いまの状況だと「言われても仕方ないかな」って部分もあると思います、ぶっちゃけ。後藤とのタッグは、仲よし子よしでやってるわけじゃないんで。だから自分は「タッグでもシングルでやるつもりでやってる」って言ってるじゃないですか。

  
――率直に聞きますが、棚橋選手は、イラッとくる相手ですか?
柴田 イラッとくる。

 
――失礼しました。そこはリングで2人の顔つきを見ていても、わかりますよね。
柴田 でも、アイツも相当キテるでしょう。アイツのああいう顔って、ほかでは見ないですから。ほかの選手には、闘ったあと、ショッパい試合したヤツでも絶賛するようなヤツがね。……べつに「棚橋に褒められたい」なんて気持ちはまったくないけど。今回はね、ホントに黙らせたい!!

 
――目の前から消したいということですか?  
柴田 消すのは無理でしょ!(笑)。とにかく「黙らせたい」ってことですね。黙らせる。試合で黙らせる。いろんな意味で。

 
■棚橋がやってきた何年間と、自分がやってきた何年間をぶつけ合って、“確認”したいですね。
 
――やはり棚橋選手とは、若手時代から確執があるんですか?  
柴田 そこはわからないですよ。もともと、自分のことが気に入らないんでしょう? 自分は、好きとか嫌いとかの感情はそこまでなかったというか……。そもそも、プロレスに対する考え方がまったく違うじゃないですか?だって、アイツに「柴田のプロレスは否定してる」と言われたんですよ。どうぞどうぞ、否定してくれって。その前に「俺もおまえのプロレス好きじゃねぇから」って。

 
――柴田選手からしたら、棚橋選手のプロレスも「好きじゃない」と。  
柴田 それこそアイツに言われるまで気付かないくらい“眼中になかった”んで。そこまで気にもしてなかったっていうのはあるんですけど…(苦笑)。

  
――言われて気づいたくらい、眼中になかったですか。  
柴田 ただ、自分も新日本に何年ぶりかに来てますから。棚橋がそこまで自分のプロレスを否定するんであれば。それはじゃあ、棚橋がやってきた何年間と、自分がやってきた何年間をぶつけ合って。自分としては“確認”したいですよね。

  
――そこはプロレスラーとして、リング上で、積み上げたモノをぶつけ合うと。  
柴田 あそこまでいうなら、「じゃあ、俺がやってきたことは全部間違ってるのか?」って。否定してきてるわけですからね? 確実に自分を「認めない」って言いましたからね。そこまで「認めない」と言えるものなのか? そこまで言われるほど、間違ってることやってきたつもりはないんで。いつだって、自分の信じたプロレスをやってるだけなんで。もともと方向性も違うんだから、あたりまえじゃないかって話なんですけど。

  
――いろいろなスタイルがあるものではありますからね。
柴田 ……おもしろくないんでしょうね?  自分たちが目を背けたモノに飛び込んで行った人間が、こうしてまた目の前に現れているんですから。おもしろくない、もしくは、うらやましいか? そのどっちかですね。

  
――そういう意味では、本当に“水と油”というふうに見えますけど。  
柴田 もともとプロレスの考え方の違いじゃないですか?でも、プロレスってそういう違いがあるからこそ、おもしろいんじゃないですかね。イデオロギーというか。

 
■いまなら「楽しい」って言わないですよ。楽しくないです。いろいろあって。
――これまでの、棚橋選手の発言をざっと振り返ると「プロレスが楽しくなってきたって? どの口が言ったか、知らないけどさ、寝言は寝て言え!」(2013年8月11日両国大会)や「『ケンカ売りに来ました』でしょ。じゃあ、最初から『同級生に会いに来た』って言えばいいじゃん」(2014年2月2日後楽園大会)とか「新日本に出て来てる目的を伝えたいんだろ。もっと言えよ、もっと行動起こせよ。そんなんじゃこれっぽっちも伝わんねぇ」(2014年5月3日福岡)と、厳しい言葉が並びますね。
柴田 それ、自分に全部言ったことなんですけどね。たとえば「プロレスが楽しくなってきたって、どの口が言ってんだ」っていうのは。まぁ……いまは楽しくないですよ。ぶっちゃけ(苦笑)。

 
――いまは、楽しくない?
柴田 いまなら「楽しい」って言わないですよ。楽しくないです。いろいろあって。言えないそういうのもあるのがわかってて、棚橋はうまいことを言うなって。……ズルい!

 
――棚橋選手はズルいですか。
柴田 悪くいえばズルい。よくいえばうまい。自分が声をあげて言えないことに突っ込んだり、そこらへんはやっぱ“腕”なんでしょうね。自分にはそこはない。彼が新日本プロレスで培ってきた言葉のキャッチボールのキャリア。そこはホントに勝てねーなって。

 
――だからこそ、「試合で黙らせたい」っていうことですね。
柴田 あとはね、自分でも忘れてるような発言をスゲー、チェックしてるんですよ。そこもおかしいんですね。やっぱりコイツ、ヘンですよ! 自分に対して、とにかくヘンなんですよ。
 

■棚橋もここまで言ってくるってことは、「やっと準備が出来たのかな」って


――意識してるのは間違いないですね。
柴田 だから、べつにタッグでもシングルでもどっちでもいいんですよ。でも、「やらなきゃいけない相手だな」とは思ってるんで。棚橋もここまで言ってくるってことは、「やっと準備が出来たのかな」って。

 
――柴田選手と向き合う覚悟ができたというか。
柴田 そこは冷静に思いますね。最初に「ケンカ売りに来ました」と言った時には何も自分に言わなかったじゃないですか? でも、いまはいろいろ言ってきてる。じゃあ「棚橋の準備は出来たんだな」って感じですね。……と、自分は分析してます。

  
――今回は、棚橋さんの違う面が出そうですかね。
柴田 いままでの“エース”棚橋とは違った本性が見えるんじゃないですか。いつもとは違う。こんな人だったの? っていうね。棚橋ファンには戸惑ってもらいたい(笑)

 
――それは柴田さん的には「してやったり」ですか?  
柴田 いや、してやったりとかじゃないですよ。ただ、何かがあるんですよ。アイツの中で。

 
――お話を聞いた感じだと、柴田選手は全方位にキバを剥くタイプですけど、棚橋選手は柴田選手にだけ、特別な意識がありそうですね。
柴田 「行動を起こせ」とか言うより、意識してんのそっちじゃねーかって。だから「おまえと勝負だ!」って自分は言ったんで。「伝わんねぇ」じゃなくて。ここまで、事細かにチェックしてたら、伝わってるでしょコレ(笑)。

  
――そういう意味で言うと、棚橋選手が言った「眼中にねーよ」っていうのも……。
柴田 あまのじゃく! あまのじゃくなんですよ。あと、平気でウソをつく。顔も見えてない不特定多数の会場にいる人間に「愛してまーす」なんて、口が裂けても言えません……自分は。

 
■後藤も俺と組んでることで巻き込まれるじゃないですか。所属選手からは、よく思われていないでしょう。

 
――もう一人、棚橋選手のタッグパートナー・真壁選手の印象は? 
柴田 ゴリラちゃんにも口では勝てる気がしない(苦笑)。ホントに厄介な、コメントの達者な二人が組んだな、と思いますよ。こっちは一人は無口だし、自分もそんなにコメントしないし…。

 
――後藤&柴田は武骨なタッグですからね。
柴田 あんまりしゃべることもないんで。まぁ、でもいいタッグなんじゃないんですか? 向こうは。……ただ、てっきり棚橋と真壁は、あまり仲がよくないと思ってたので、このタッグは意外でした(笑)。

  
――では、あのタッグを攻略するとしたら作戦は?
柴田 もう作戦はないですね。というか、もう自分は「べつにタッチしなくてもいい」ぐらいの気持ちで行きますんで。

 
――後藤&柴田組は、これまで斬新な合体技を見せてきましたが、今回も期待していいですか?
柴田 いや! じつはタッグのタイトル戦以降は、連携とか合体技は一切出してないんですよね。そういう意味で、後藤に対しても、思うところがあるので。自分と組んでることでいろいろ巻き込まれるじゃないですか。いろいろなメリットやデメリットがあるはず。むしろ所属選手からは、よく思われていないでしょう。ちょっとしたトバッチリは食ってるはずです。でも後藤はあんまり気付いてないんで(苦笑)。そのへんは、そろそろ危機感を持ってもらわないとね。

 
――柴田さんは、この先、新日本で見据えるものはあるんですか?
柴田 とりあえず、今回の横アリってのは1個デカいのかなと。今後に繋がる意味で。あと後藤にとっても、彼も普通にやってるだけじゃね。だって、後藤も棚橋からけっこう言われてるんで。本人は気付いてないんですけど。こういうタイミングでコスチュームを変えてる場合じゃないんだよって(苦笑)。前のほうがいいですね。せめて自分と組む時は、前のコスチュームに戻してほしい。

  
――そこは、とくに後藤さんから相談もなかったと。  
柴田 ま、プロレスは生モノですから。自分たちも状況は変わりますよね。まぁ、台湾で自分の知らない間にIWGPタッグ戦やったり(後藤洋央紀&キャプテン台湾組で挑戦)、そのことでいろいろ辻褄の合わないこともあるし。この前は、試合で昇天を失敗したりしましたけど……。後藤もね、ユルい信念で、「ベルト、ベルト」言ってるだけじゃなく、自分とのタッグをユルい信念でやるんだったら、いくら認め合ったパートナーといえども組む必要はない、と。だから、自分は「タッグでもシングルのつもりでやるよ」と。そういう呼びかけです。これは後藤にも言ってるし、むしろ後藤に言いたいことなんです。

  
――そう伺うと、今度の横浜アリーナの試合は後藤&柴田にとっても、重要な局面になるかもしれないですね。
柴田 重要になってきますね。棚橋が「分解してやる」とか言ってましたけど、そこもまんざらありえないことじゃない。ホントに分解する危険性もありますから。ただ、それだけじゃないんでね。 なので、横アリから、また何かが生まれるのか? 壊れるのか? そんな気がしますね。だから、今回の1試合はちょっとデカいかなと。タッグとしても、ターニングポイント的な一戦になる気はしますね。……ま、あとは後藤のコスチューム次第で。

 
――なるほど。柴田さんは、今回の試合は、楽しみですか? それとも?
柴田 というか、早く横アリにいって、この試合の“フタ”を開けたいという気持ちですね。まぁ……楽しくはない!!


 5月25日横浜アリーナ大会へ向けての柴田勝頼のインタビューを読んだが、昨年G1最終戦で棚橋と対戦したときは「アイツが、棚橋がわかんねぇよ。わかんねぇ。なに考えてるか、さっぱりわかんねぇ」「試合に関してはホントに、いい意味でも悪い意味でも、『棚橋だな』って。変わってねぇわ。変わってないね。『ああ、こういうヤツだった』って、思い出したよ。いい意味でも悪い意味でも、心の中、全然読めない」と柴田の相手が後藤に向いていたのもあって棚橋に眼にいっていなかったが、棚橋は「あ~……。なんかさ、昨日、『プロレスがおもしろくなってきた』って言ったんでしょ? よかったじゃん? どの口が言ってるのか知らないけどさ…。寝言は寝て言えっつーんだ、コラァ!!(怒りを爆発させて)」と怒りを爆発していたが、棚橋は「気づくのが遅いんだよ!」と思っていたという。
 柴田は「サラリーマンレスラーにはなりたくない」と言って新日本を去っていったが、棚橋は「柴田は反抗期の中学生みたいだ、プロレスはケンカ、殺し合い、じゃあオマエは何をやりたいんだ!」と答え、今でもその考えは変わっていないという。理由は棚橋は「その先のこの闘いはどうなっていくんだろう。」とお客さんの興味をかきたてることがプロレスの本質と考えているが、柴田のバチバチスタイルにはその先がないと考えているからだ。しかし柴田が変わり始めたのは、その先を見始めたこと、だからタッグ王座に拘る後藤を「ユルい」と批判し棚橋に目を向け始めたのだ。

 
 柴田は棚橋との戦いを終えその先を見据えているのかというと、2月の大阪で対戦を迫ったオカダ・カズチカも見据えている、そして柴田の天敵である中邑真輔も見据えているはず、新日本プロレスにテーマを持ち始めた柴田は面白い存在になることは間違いない。

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