新日本プロレス
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鈴木みのるがピストルサインに怒った理由・・・AJスタイルズを破壊寸前にまで追い詰める!
8月1日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」後楽園ホール 2015人超満員札止め
<コメント・アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○小島聡(10分11秒片エビ固め )[4勝3敗=8点]Xシェルトン・X・ベンジャミン
※ラリアット
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○ランス・アーチャー(4分38秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]X矢野通
※ブラックアウト
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝4敗=4点]○カール・アンダーソン(7分45秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]X高橋裕二郎
※ガンスタン
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○デイビーボーイ・スミスJr. (10分08秒シャープシューター )[2勝4敗=4点]Xドク・ギャローズ
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○天山広吉(11分46秒アナコンダマックス)[3勝4敗=6点]X後藤洋央紀
天山「これメインイベント? 決勝の試合か? ってそれぐらい勘違いするほど、お客さんがあんなワンワン言って戸惑いましたよ。でもね、でもほんまにあんなにお客さんの声がドンドン大きくなって、後押ししてくれたってレスラー冥利につきますね。いやいや、俺なんかね、もう4敗もしてんねん。4敗もしてる。もう『G1』のこの先なにが見える? 俺からしたらもう勝って勝って勝ちまくらないと、こっからこれで終わりやったら、今年の『G1』終わりや思ってるからね。2014年4敗、で今日も5敗。そんなこと言ったらほんまね、この『G1』出た意味がない。ほんまにね、今日はあんなにお客さんがね、応援してくれたっていうのはほんま力出ましたよ。いつもやったら踏ん張るとこ、もう持ち上げられて終わって、一貫のアウトやったけども、まだまだまだまだ負けるか。負けてたまるかって。お客さんがね、凄い応援嬉しかった。こんなことね、俺の自分だけの力だけじゃないっていう、みんなが応援してくれたからこそこの勝利っていう。あの洋央紀、俺の首をなんの遠慮もなく、俺が死んでもどうなってもええっていうぐらいのね、アイツらしいっちゃアイツらしいけど、でもね、俺はあんなヤツに負けたくない。若いヤツに負けたくない。洋央紀なんかにまだまだ100年早いって思ってっからね。自分の心の中で若いヤツには絶対にって、それだけは残してっから。まぁ遠慮なくきたけどね。俺も遠慮なくガッチリ締めたったって。あれでお前逃げ場がないやろうって。もう締め落としたろうかと思ったし。絞め殺すぞって。オイ、アナコンダマックス舐めんなって。万が一、アナコンダマックスね、一回掛かったらもう離さんぞって。なにがあろうが絶対離さんって。それはもうこの2014年の『G1 CLIMAX』に賭ける俺の気持ちやって。なにがなんでも離さん。諦めん。まだまだ、今日からまた勝っていけばいいんや。残りあと4試合。あと4試合獲るからね。今のうちに『天山そろそろくるぞ』って書いとかな痛い目合いますよ。そんだけっすよ」
――今日で『G1』通算60勝になりましたが。
天山「そうれはもう記念すべきって。60はちょっときりが悪いっすけど。でもね、まだまだここで止まるわけにはいかない。まだまだ来年再来年って、まだまだ43。誰にも負けるかって。まぁほんまに100勝、100勝いったらちょっと考えるけども、そこまでいきますよ。誰にも抜かされん、誰にも破られへんような記録を作ったるって。前人未到の天山広吉の記録作るって。以上です」
後藤「あぁークソッ! もうムリ…? まだ? クッソ…このまま終わるわけにはいかねぇんだよ。このまま終わったらオマエ…この『G1』に出ている意味ねぇよ。 …クソッ」
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○バッドラック・ファレ(6分40秒 片エビ固め)[6敗=0点]X本間朋晃
※バッドラックフォール
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○真壁刀義(12分02秒 片エビ固め)[4勝2敗=8点]X内藤哲也
※キングコングニードロップ→
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗=6点]○AJスタイルズ(16分20秒 エビ固め)[3勝3敗=6点]X鈴木みのる
※スタイルズクラッシュ
AJ「スズキ…アイツに指をやられてしまった。でも最後に痛めつけて勝ったのは…オレだ。 オレたち『BULLET CLUB』こそリアルなのさ。あぁ…痛ってぇ…」
鈴木「テメェら俺に向けたピストルしまうなよ。これで終わるか。これで終わってたまるか。テメェら誰にピストル向けたコノヤロー。テメェらの命賭けて来いコノヤロー。クソっ」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○永田裕志(13分31秒 バックドロップホールド)[4勝2敗=8点]X柴田勝頼
――かねてから柴田のプロレスは認めてると話をしていましたが、実際に闘ってみていかがでしたか?
永田「だって観客の反応がすべてですから。この試合は10年振りの試合だし。俺にとっては『G1』の公式戦とかそういうことじゃない、なんか貴重な試合だったなと」
――刃で切りつけあうようなもの凄い試合になりましたが。
永田「俺が全力いってめいいっぱい叩きつければ、相手は倍返しくるのはわかってる相手なので、それを覚悟して臨んで俺は勝ち抜いたなと、そういう意味での俺にとっては凄い大きい試合ですね」
――星も五分に戻しましたし、この内容で柴田選手に勝ったのは永田選手にとって大きいものだと思いますが。
永田「なんかが近づいてくんだよね。なにかが近づいてくる。それを強引に俺が叩き返したとこだ。いや、今日はある意味俺にとってはほんとにさっきも言ったけど、『G1』以上の価値のあるというかね、試合だったし、その勝利っていうのはこのレスラー人生の上で非常に大きなものだと思うよ。それぐらい痛いとか、エグイのお互いやってやられての試合だったので、一気に気持ちがパーッと明るくなったと気持ち良かった」
――なにかが俺に近づいてきてるっていうところを振り払うことができたっていうのは、そういう手ごたえがありましたか?
永田「近づいてくるのがなんなのか、俺自身がそういうものを引き寄せているのか、それともまわりが俺に近づけようとしてるのか、それはわかんない。俺はでもまだまだやるぜ。俺の闘志に火をつけた柴田、感謝。それ以外のなにものでもないですよ」
――『G1』すべての試合の中で一番殺気立った試合に感じましたが。
永田「他の試合よりも? 山下さん(記者)の目から見てそう言えるっていうのは本物だったってことですね」
――お客さんが最後立ち上がって歓声を送ってましたし、その結果がすべてだとおっしゃってましたが、手ごたえ感じましたか?
永田「そうですね。じゃなきゃ自らの手で振り払えるってことが証明できた試合だったかなと。以上。ゼァ!」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝1敗=10点]○中邑真輔(15分14秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]X石井智宏
※ボマイェ
中邑「ハァハァハァ、言葉じゃ足りない。何分の試合だオイ? そんな時間じゃ足りない、足りない。何年だオイ? 石井と組んで共にインスピレーションを与えあってきたオイ。ハァハァハァ、まぁ同じリング上にあんなレスラーがいて、違った形で共鳴してなんて素晴らしいことでしょう。このなかで今日の試合が今年の『G1』におけるキー。噛みしめたのか、乗り切ったのか。たがが『G1』されど『G1』。これも『G1』のいちリーグ戦だとしたら、それはそうだ。長くレスリングで闘っていれば、また対峙することがあるでしょう。ハァハァハァ、精神的にも体力的にも、やっぱり今日の試合は俺にとってキーだったね」
石井「いつもの平常心で、いつも通り。いつも通り『G1』だからじゃねぇよ。関係ない。普通のシリーズと一緒や。いつも通りの気持ちで、いっつもやって来てる。今日に関しては、なんか試合前からゾクゾクしたっていうか。最近味わってない感覚が確実にあったね。それはやっぱり『中邑真輔』っていう男がそうさせたんじゃないの?これがいわゆる『滾る』ってヤツだろ? 多分3年ぶりなんだよね。シングルは初めてだけど。肌合わせるのは3年ぶり。多分。 なんか今、この時期で良かったなって。それは去年でも一昨年でもなく、今年がなんか最高な舞台だったなって。中邑真輔が当り最高の舞台だったと思う。なんかね、そう思うね。それは何がって言うのはわかんないけど、これからのタッグチームとしてなのか。それは分からないけど。だから今までに無い“感覚”を今日味わえた。 まぁ『G1』に関して言えば…終わったな。4敗だろ?自力はもうねぇよな。まぁまた、出直しだな。よし。慣れてっからオレは。…また這い上がるよ」
G1も後楽園大会から後半戦、注目カードの一つであるAJvs鈴木、TNAで頂点に立ったAJとアメリカンスタイルに染まらない鈴木がどう渡り合うかだけでなく、鈴木が自身のブログでバレッドクラブのピストルサインに怒りを露にしていたことで俄然注目が高くなった、鈴木にしてみればピストルサインはUWFまたパンクラスではシュートサインを意味している、それを軽んじて使っているバレッドクラブは鈴木にとって許せないのかもしれない、
試合はAJが先手必勝を狙ったのか身体能力の高さを生かしてドロップキックなどで先手を奪うが、スワンダイブを阻止した鈴木がロープ際でのぶら下がり式腕十字、場外に逃れたAJにサッカーボールキック、鉄柵を使っての腕攻めで鈴木ワールドへと引きずり込んでいく、AJもTNAではサモア・ジョーやカート・アングルなどサブミッションを得意としている選手と対戦経験があるが、鈴木のようなガチガチの選手との対戦は初めてなのかもしれない、鈴木はさまざまな拷問技でAJの右腕を破壊する、AJは反撃して鈴木の頭にピストルサインをかざすが、鈴木はピストルサインの意味は何たるかを示すために指を取って逆に捻じ曲げる、これに動揺したのかAJはスワンダイブ式に出るが鈴木は脇固め、スリーパー、AJのスタイルズクラッシュをアンクルホールドで切り返し、AJがアンクルを奪っても腕十字で切り返し同時に指まで極めてしまう、AJは下から腕十字を狙う鈴木に強引にスタイルズクラッシュを決めると、張り手合戦から鈴木がナックルを浴びせるが、一瞬の隙を突いたAJがペレキックからスタイルズクラッシュで3カウント、AJは辛うじて勝ったが鈴木によって破壊寸前にまで追い詰められた、まさしく今大会のベストバウトだった。
もう一つの注目試合である永田vs柴田、序盤から打撃戦を展開も10年前は柴田の全てを受け止めていた永田、柴田が永田の頭を挑発するかのように叩くと、これに火が着いたのか永田は正面から柴田と意地の張り合いを展開、永田も46歳となりG1でもスタートダッシュに失敗してGHCヘビー級王座から転落した影響なのかテンションが落ちているのではと思っていたが、柴田は永田を10年前に戻してしまい再び火を着けてしまった。終盤も意地の張り合いが続いたが柴田の突進を張り手で止めた永田がバックドロップからのバックドロップホールドで3カウント、リーグ戦云々じゃなくGHCから落ちても永田裕志はまだまだ健在を見せつけた試合だった。
メインの中邑vs石井は中邑の動きを断ち切った石井が中邑のリバースパワースラムからのボマイェをドロップキックで迎撃すると、ラリアットから掟破りのリバースパワースラムを決めるも、中邑は飛びつき腕ひしぎ逆十字で切り返して流れを掴むと最後はスライディング式、ダイビング式とボマイェを炸裂させて3カウントを奪い勝利を収める。
最後に触れておきたいのは第5試合の天山vs後藤戦、2007年10月8日の同じ後楽園で後藤は牛殺しを初披露して天山の首を破壊した、2012年8月のG1仙台大会では天山が悪夢を払拭するかのように後藤を天山プレスで降したが、後楽園となるとまた7年前の悪夢がトラウマのようによぎってしまうのかもしれない。試合は後藤が7年前を忘れていないのか首攻めを展開するも、耐え切った天山はカーフブランディングやマウンテンボム、ダイビングヘッドバットで反撃しアナコンダバイスで絞めあげる。だかTTD狙いは後藤が阻止して天山にとっても悪夢の牛殺しを決め館内は一瞬凍りついたが、耐えた天山は後藤のラリアットを全てブロックするとTTDからのアナコンダマックスで捕獲し後藤はタップを奪う、星勘定的には厳しい天山だが最後までまだ諦めていないことを悪夢を払拭することで示した試合でもあった
後楽園を終えての途中経過はAブロックが1敗で中邑が単独トップ、2敗の棚橋、柴田と3敗のベンジャミン、ファレが永田が追いかけ、Bブロックは2敗の内藤、オカダ、AJを3敗の鈴木、真壁、アーチャー、4敗の後藤、天山が追いかける展開となった。
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棚橋vs石井、柴田vs小島・・・後楽園の借りを浜松で返して勝利!
7月31日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」アクトシティ浜松 3100人 超満員札止め
<コメントなどは新日本プロレス公式より>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝3敗=4点]○ドク・ギャローズ(8分04秒 片エビ固め)[3勝3敗=6点]Xバッドラック・ファレ
※二段蹴り
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝3敗=4点]○永田裕志(9分39秒 片エビ固め) [2勝3敗=4点]Xデイビーボーイ・スミスJr.
※エクスプロイダー・オブ・ジャスティス
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝3敗=4点]○高橋裕二郎(8分16秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]X真壁刀義
※マイアミ・シャイン
高橋「え? なんでさ、アイツはさぁ・・・ こうリング上にチェーンを持って来て、相手を脅かすような・・・。アイツは、悪いよな。怖いよぉ。あのチェーン、あれいつ使うかわかんないからさ。オレよ、入場のときアイツがよチェーンを首から下げてるのを見て・・・ビビッちまったよ! ビビッたよ! な? アイツあのチェーンをよ、いつ使うかわかんないだろ? だからよ、先によ、ヤられる前によ・・・ヤッてやったんだよな! ラストショットをよ!! な、それだけだ」
真壁「なんか聞きたい事あんのか・・・? (※記者は無言のまま) ならない!」
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝1敗=8点]○柴田勝頼(10分11秒 体固め)[2勝4敗=4点]X小島聡
※G2PK
――試合を振り返っていかがですか
柴田「振り返んねぇよそんなん。振り返ってるヒマはねぇ! 以上!!!」
小島「なんだ、3敗か?3敗か? これで4敗かオレが。 この『G1 CLIMAX』チャンピオンである“AJ”も、“オカダ”も4敗してんだ。ここまで。それだけのリーグ戦を戦ってんだ。4敗なんて、屁のカッパだろ!まだまだ、勝ち残るチャンスが1%でも0.1%でもあるんだったら、必ず、ここからのし上がってやる。ここからのし上がる方が、よっぽど『G1 CLIMAX』らしいよ…」
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝4敗=4点]○カール・アンダーソン(11分36秒 片エビ固め)[3勝3敗=6点]X後藤洋央紀
※ガンスタン
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=6点]○鈴木みのる(9分1秒 スリーパーホールド)[2勝3敗=4点]Xランス・アーチャー
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝1敗=8点]○中邑真輔(9分1秒 片エビ固め)[4勝2敗=8点]Xシェルトン・X・ベンジャミン
※ボマイェ
中邑「ハァ… 勝ち点いくつ!?」
――8点です
中邑「これでトップか?並んだか? いかなる状況でも、どんな環境でも、楽しむぜオレは! ……と思ったら、明日8月1日“後楽園ホール” …来るね!!」
ベンジャミン「ただひとつ言える事、それは『オレは負けるのが大嫌い』ということだ。 次の機会があれば、中邑を必ず倒してやる… これからの『G1 CLIMAX』はもう負けない!! 全員を倒して『G1』の王者になるのだ!! スズキグン!イチバーン!!!」
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=4点]○AJスタイルズ(14分22秒 体固め)[2勝4敗=4点]X天山広吉
※変型スタイルズクラッシュ
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗=8点]○オカダ・カズチカ(9分01秒 片エビ固め)[3勝3敗=6点]X矢野通
※レインメーカー
オカダ「ハァ! やっぱり僕は…あんなタイプの先輩、苦手だ、オレは! 急所(攻撃)なんていつ以来かな!? まぁでも! 残り、また宣言してやる。『残り全勝』だ。そして、西武ドームもいただくぞ」外道「オイ、相手が誰だろうがよ、今の宣言聞いたか? 矢野だろうが、何だろうが関係ねぇ! いま聞いただろ! オイ! 『全部勝つ』んだオイ!! 残り全部勝ってやる、オイ! 西武ドーム見とけ!? オイ ・・・もちろん勝ってやるよ」矢野「はぁ・・・ちくしょう・・・(※と言い残し、即座に控え室へ)」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗=8点]○棚橋弘至(15分02秒 片エビ固め)[3勝3敗=6点]X石井智宏
※ハイフライフロー
棚橋「『G1』折り返しを迎えて、いいスタートが切れた。2連敗でちょっと風向きが芳しくないなと思ったけど、『G1』の盛り上がりっていう“風”はすでに吹いていて、自分がどこに立って、どの向きで受けるか? それで向かい風にもなるし、追い風にもなるし、そういうことだよね。『G1 CLIMAX』という風は吹いているから。高く高くハイフライで飛び続けます」
――首が少し心配ですが?
棚橋「まあ、あの、『痛い』と思ったら痛い! 『痛くない』と思ったら痛くない。『暑い』と思ったら暑い。『暑くない』と思ったら暑くない。『疲れた』と思ったら疲れた。『疲れてない』と思ったら疲れてない! そういう“棚橋理論”で乗り越えます」
――ラリアットが効果的でしたが?
棚橋「ま、普段使ってないから見よう見まねだけど、『あんだけさんざんラリアット食らっていたら、1発返してもバチ当たんないでしょう』というね」
――(8月3日)大阪は中邑戦ですが?
棚橋「さっきキレイにまとめたとおり、高く高く、より高く、飛び続けます」
G1もいよいよ折り返し地点の浜松大会、今回の注目カードは第4試合の小島vs柴田とメインの棚橋vs石井、昨年8月2日後楽園大会と同一カード、小島vs柴田はPKをラリアットで迎撃した小島がラリアットで勝利を収め、棚橋vs石井は石井がイシイドリラーで棚橋から初フォールを奪い、後楽園男してこの大会の主役を奪いとった。この二つのカードが今回浜松で組まれた。
小島vs柴田は、序盤こそ慎重な立ち上がりだったが、小島がショルダータックルから場外戦に持ち込むと、エプロンに立った柴田の足にラリアットを浴びせてから小島が先手を奪うも、小島のいっちゃうぞエルボーを阻止してからは柴田ペースへと持ち込んでいく、顔面への低空ドロップキックから柴田がG2PKを狙うも、小島はコジコジカッター、更に突進する柴田に左のラリアットを浴びせる、勝負を狙った小島はラリアットを狙うも、今度は柴田がドロップキックで迎撃するとバックブローチョップこと燕返し(橋本真也が使っていた技)からG2PKで3カウントを奪い勝利、昨年は小島がカウンターを制して勝ったが、今回は柴田がカウンターを制した。
メインの棚橋vs石井は昨年とはうって違って石井が主導権を握り、チョップや頭突きで石井が先手を奪う。棚橋は得意の足攻めからテキサスクローバーホールドを繰り出すも、ドラゴンスクリュー狙いは石井が延髄斬りで阻止し、掟破りのドラゴンスクリューから師匠・長州力譲りのサソリ固めを決め棚橋を追い詰める。
石井は雪崩式ブレーンバスターからラリアットで勝負にでるが、棚橋はかわしてスリングブレイドを狙うも石井もかわしてラリアットとスリングブレイドの読み合いとなり、棚橋のスリングブレイドが決まり石井とのエルボー、張り手合戦も棚橋の張り手が競り勝つ。勝負と見た棚橋はドラゴンスープレックスからスリングブレイド、ハイフライアタックからのハイフライフローを投下するが石井がかわして自爆、石井は後頭部ラリアット、ダルマ式ジャーマンを狙う棚橋に後頭部頭突きを浴びせるとスライディングラリアット、ラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを狙う。棚橋は後方に着地するが、石井は再び後頭部頭突き、棚橋も頭突きで返すと張り手から掟破りのラリアットを浴びせ、最後はトウェルブシックスからのハイフライフローで3カウントを奪い連敗にストップした。
他は中邑vsベンジャミン、中邑がたぎるポーズを決めているときに襲撃したベンジャミンがボマイェ潰しの膝攻めを展開、昨年の9月の神戸ではベンジャミンのペースに持ち込ませずに中邑が勝ったが、今回はベンジャミンペースで試合が進む、中邑にしてみればベンジャミンは自分のリズムを掴みづらくある意味苦手なタイプでもある。ベンジャミンはアンクルホールドで中邑を追い詰めるが中邑がダイビング式ボマイェ、ボマイェ、そしてベンジャミンのベイダードをしっかりマークしてか間を空けてからのボマイェで勝利、ベンジャミンもアンクルホールドにこだわりすぎて身体能力の良さを出さなかったのが敗因だったか、苦手ベンジャミンを降したのは中邑にとっても大きい。
真壁vs裕二郎は、骨折した顎が完治しておらず不調の真壁、裕二郎は真壁の顔を徹底的に痛めつけ、真壁が反撃しても裕二郎が真壁の顎を攻めて流れを断ち切ってしまう。最後は真壁のキングコング二ーをかわした裕二郎がマイアミシャインで3カウントを奪い完勝、昨年の真壁は腰痛に苦しんだが今年は顎、G1での真壁は二年連続で負傷に泣かされている。
またファレvsギャローズのバレッドクラブ、鈴木vsアーチャーの鈴木軍、オカダvs矢野のCHAOS同士など同門対決も組まれたが、見応えがあったのはオカダvs矢野、矢野はオカダ相手でも容赦なく自分のワールドを貫いてオカダを見事に翻弄、最後はオカダがレインメーカーで降したがAJも怒らせた矢野ワールドをオカダだけでなく観客までも見事に魅了させた。
今日の後楽園大会の注目カードは中邑vs石井と永田vs柴田、鈴木vsAJだが、自分的注目カードは永田vs柴田、10年前尖がっていた柴田を正面から永田は受け止めていた、そして昨年は柴田のソウルメイトだったKENTAとも渡り合った永田、今年のG1ではスタートダッシュに失敗したが柴田戦を通じて健在ぶりを見せ付けるか、また鈴木vsAJもアメリカンスタイルに染まらない鈴木がアメリカでトップを張ってきたAJとどう渡り合えうのか、またAJも鈴木と渡り合うのかあるいみ異次元対決みたいで面白い、今日の後楽園はどんなドラマが待ち受けているのか・・・ -
内藤がオカダを破りBブロック単独トップ、ファレに敗れた棚橋は一気に失速気味・・・
7月28日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」宮城・仙台サンプラザホール 2850人 超満員札止め
<コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=6点]○石井智宏(8分11秒 エビ固め)[1勝3敗=2点]Xドク・ギャローズ
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○ランス・アーチャー(10分44秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]X天山広吉
※ブラックアウト
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○デイビーボーイ・スミスJr. (11分30秒 エビ固め)[2勝3敗=4点]X小島聡
※ブルドッグボム
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○鈴木みのる(8分39秒 スリーパーホールド)[1勝3敗=2点]X高橋裕二郎
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=6点]○矢野通(5分46秒 裏霞)[1勝4敗=2点]Xカール・アンダーソン
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○柴田勝頼(14分01秒 片エビ固め)[4勝1敗=8点]Xシェルトン・X・ベンジャミン
※PK
柴田「ハッ! 借り(NJCでの)は返したぞ! ただそれだけだ!以上!!」
ベンジャミン「コメントか?負けたヤツのコメントが必要なのか… オレはまだ人生の途中だ。人生を賭けた『G1 CLIMAX』のリーグ戦の途中に居るんだ。 シバタ、オマエはタフなくそ野郎だ。確かに負けて、ダメージが大きい。でもオレはまだ2勝か?1勝1敗か?あぁいやいや違う…。あまりのダメージのせいで混乱しちまってるだけだ。ただ、オレはまだ『G1 CLIMAX』の優勝戦線にいるんだ。まだ『G1 CLIMAX』のチャンピオンのすぐそばに居る! スズキグン!イチバーン!!」
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○AJスタイルズ(14分58秒 エビ固め)[3勝2敗=6点]X後藤洋央紀
※スタイルズクラッシュ
AJ「今日、オレが1勝したことによって、AJスタイルズがまた脅威できる状態に戻れてハッピーだぜ。BULLET CLUBが、BULLET CLUBこそが『G1 CLIMAX』を優勝するんだ。オレがベストだ。『G1 CLIMAX』はBULLET CLUBが頂く」
後藤「今現在のIWGPチャンピオンの力を、今日見ました。勝てない相手ではない。決して・・・。次やったら、勝てる」
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=6点]○バッドラック・ファレ(12分27秒 片エビ固め)[3勝2敗=6点]X棚橋弘至
※バッドラックフォール
ファレ「バッドラックフォールで棚橋を完璧に仕留めた。バッドラックフォールはリアルだっただろ? あ?」
※棚橋は小松と田中に肩を借りながら登場。
棚橋「あぁ! あぁ・・・風向きが変わっちまった・・・」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○中邑真輔(10分19秒 体固め)[5敗=0点]X本間朋晃
※ボマイェ
中邑「はぁ・・・はぁ・・・これが、これが『G1』だよな。コンディション整えたオレ。試合で何が待ってるか・・・。でも、初戦は落としても3連勝だ。なんかこう・・・いい“波”来てんじゃないの!? はぁ・・・! はぁ・・・!!」
本間「オレは勝てねぇのか、オレは! 東北で勝ちたかった・・・。でも勝てなかった。正直ね、1コ目の丸め込みで(カウント)みっつ入ったと思っちまって、安心したらもう1回アイツが来やがって、もう1回やってやろうと思ったら・・・しくっちまった。 その、詰めの甘さがオレの弱い所だと思う。でも、オレは絶対勝ちたい! 絶対勝ちたい! 勝てないわけがないんだ! 中邑が(IWGP)インターコンチ(ネンタル)を白いベルトにした・・・。オレは、オレの目標は、ベルトを獲ったら黄色にしたい! 全部黄色にしたい! 幸せのベルトにしたい・・・。東北で勝ちたかった・・・。ただそれだけです・・・。ありがとうございました」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝1敗=8点]○内藤哲也(13分54秒 片エビ固め)[3勝2敗=6点]Xオカダ・カズチカ
※スターダストプレス
内藤「はぁ・・・苦しかったな。そりゃそうか。オカダだもんね。半年、半年ちょっとかかったけど、ドームの借り・・・今日、仙台で返したんでね。まぁそれを抜きにしても、リーグ戦4勝1敗、みんな驚いてる? 驚いてるか? 誰も予想してなかったからね。ふざけんなよ。オレがいるのを、忘れんなよ。 ひとつ負けちゃったけど4勝1敗Bブロック単独首位! このまま突っ走りますよ。このまま、(8月10日)西武ドームまで行きますよ。そして、2連覇・・・決めますよ。誰も求めてないなら・・・いいよ。オレ1人だけ追い求めるよ。何度でも言ってやるぞ。いいか? 今年の夏も主役はオレだ。 いいか? このあとも、全部勝ってやる。全部突破してやる。いいか・・・全部ひっくり返してやる!」
オカダ「あぁ・・・クソ。全勝宣言しといてな・・・このザマだよ。笑いたきゃ笑え。ただな、また言わせてくれ。残り全部勝つ! 西武ドームも、もちろん勝ちます外道さん・・・」
外道「分かってる分かってる」
オカダ「笑いたきゃ笑え。クソ・・・そんな笑ったヤツら、全員ひっくり返してやるからな、クソ・・・」
外道「オイ、いいか! マシンガン! 内藤!! オメェラの相手はよ、レインメーカーが『G1』を制した後に、ゆっくり相手してやらぁ。覚えとけ、コノヤロー!! ゆっくりな!! ゆーっくり、じっくり相手してやるよ、コノヤロー!!!」
いよいよ折り返しに差し掛かるG1、仙台大会をテレ朝チャンネルにて視聴、メインは1月4日東京ドーム大会以来のオカダvs内藤、G1では共にAJを破っているが3戦してやっと勝ったオカダと初対決で 先手を奪ったのはオカダ、コーナーに乗せた内藤にドロップキックを浴びせてから得意の首攻めを展開、その後も落ち着いた攻めでオカダペースで試合を進めていく、オカダはレインメーカーで勝負にでるが、かわした内藤はトルネードDDTで流れを変えるとオカダにとって思わぬ一撃だったのか一気に失速、オカダはツームストーンパイルドライバーからレインメーカーといつもの必勝パターンを狙うが、またかわした内藤は投げ放しドラゴンスープレックスで返す。3度目のレインメーカーを裏投げで返すと側頭部へのボレーキックからのスターダストプレスで3カウント、内藤が堂々の勝利となる。他のBブロック公式戦AJvs後藤は、後藤は慎重には攻めていたがAJは巧みに場外に逃れて呼吸を整えるなど王者のプロレスで後藤を翻弄、後藤ペースで進んでいた試合がロープ越しのチンクラッシャーからAJペースへと傾いていく、AJは反撃する後藤をスタイルズバスターで動きを止めると後藤も雪崩式回天で応戦するが、牛殺し狙いをペレキックで阻止される、それでも後藤は牛殺しを決めるも昇天を阻止したAJがブラディーサンデーからスタイルズクラッシュで完勝、鈴木は裕二郎を逆落としからのスリーパー、矢野はアンダーソンを急所蹴からの裏霞、アーチャーは天山プレスを自爆させてからブラックアウトで天山を降し勝利を収める
棚橋vsファレはグラウンドで先手を狙う棚橋を、ファレが場外戦で流れを変え体重を生かした腰攻めを展開して主導権を握る、中邑からIWGPインターコンチ王座を奪取したことが大きな自信となっているのかファレも自分のプロレスというものを確立しつつある。棚橋もドラゴンスクリュー、ファイナルカットでやっと反撃するがいつもの余裕ぶりはなく、すぐファレペースとなる。場外へのプランチャから棚橋は勝負に出るがハイフライフローはファレが下からキャッチしてグラネードを浴びせるとサモアンドロップからのバットラックフォールで完勝、6月に中邑、G1で棚橋の両輪を破ったファレはとんでもない怪物になりつつある。
柴田vsベンジャミンは執拗にヘッドロックで絞めあげる柴田に対し、ベンジャミンはジャイアントスイングの体勢から柴田の頭部を何度も叩きつける荒技を敢行するなどリーグ戦では受けが目立っていたが今回は攻めの姿勢で主導権を奪う、劣勢だった柴田はエルボーの連打でやっと流れを変えるとGo2Sleepを狙うがベンジャミンはアンクルホールドで切り返す。だが柴田はスリーパーで絞めあげるとPKを浴びせ3カウント、全勝だったベンジャミンも土がついてしまう。他のAブロックの試合は石井が垂直落下式ブレーンバスターでギャローズを、スミスはラリアットをかわしてからのブルドックボムで小島を、中邑はこけしを再三かわしてからのボマイェで勝利を収める。
Aブロックは全勝がなくなり1敗の中邑、柴田、ベンジャミンを2敗の棚橋、石井、スミス、ファレが追いかける展開となるが、棚橋が柴田戦の敗戦を引きずっているのか失速気味、逆に柴田戦から気持ちを切り替えた中邑の好調さが目立つ。
Bブロックは1敗の内藤が単独トップとなり、2敗の真壁、後藤、オカダ、矢野、鈴木。アーチャー、AJが追いかける展開となるがオカダと後藤の失速が気がかりといったところ。
いよいよ折り返しに差し掛かるG1、西武ドームまでの過酷なレースはまだ続く。 -
柴田勝頼が中邑に続いて棚橋も連破・・・出した10年目の答え7月26日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」 秋田県立体育館 2800人 満員
<アピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○小島聡(8分25秒 片エビ固め)[2勝2敗=4点]Xバッドラック・ファレ
※ラリアット
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝=8点]○シェルトン・X・ベンジャミン(8分44秒 片エビ固め)[1勝2敗=2点]Xデイビーボーイ・スミスJr.
※ペイダート
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝2敗=2点]○鈴木みのる(11分04秒 スリーパーホールド)[2勝2敗=4点]X天山広吉
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○矢野通(1分21秒 裏霞)[3勝1敗=6点]X後藤洋央紀
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○石井智宏(12分6秒 片エビ固め)[4敗=0点]X本間朋晃
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○真壁刀義 (10分35秒 体固め)[1勝2敗=2点]Xランス・アーチャー
※キングコングニードロップ
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点]○中邑真輔(16分11秒 体固め)[1勝3敗=2点]X永田裕志
※ボマイェ
中邑「お見事! お見事で、いつもながら永田裕志のコンディション! この灼熱の秋田! 息もできねぇよぉ…目も霞むよぉ… そう、永田に勝ったのは大きいんじゃねぇの!? オイ!!」
永田「ちぇ…絶好調で迎えたはずなのに…何かが足を引っ張る…機能は片足、今日は両足が重かったよ… なんだこれは。オレが前に出ようとすると止めにかかる。年齢か? それともなんだ…… はっきりしてくれ、なんなんだ…」
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○内藤哲也(15分55秒 片エビ固め)[1勝2敗=2点]XAJスタイルズ
※スターダストプレス
内藤「まぁ『G1 CLIMAX』なんてね、チャンピオンに勝ったとか、あんま関係ないというか… これは「G1 CLIMAX」だから。ただ、オレはAJスタイルズっていう選手にね、すげぇ特別な思い入れずっともってたんで。戦えて嬉しかったし。でも、戦うだけじゃ満足しないんでね。今日キッチリ倒せてよかった。まぁリーグ戦もこれで3勝1敗! 秋田のお客さんにしっかりオレの存在、示せたと思うんで。AJに勝った? だから何だよ。リーグ戦はまだまだ続くんだ。残り試合もキッチリ取って、2連覇必ずします。誰が、何言ったっていいよ。お客さんがなかなか思うように反応してくれなくたっていいよ。誰に言われても、オレの目指す道は変わらないんでね。必ず、連勝して、西武ドームに辿り着きます。いいか…今年の夏も主役はオレだ」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝3敗=2点]○カール・アンダーソン(12分34秒 片エビ固め)[3勝1敗=6点]Xオカダ・カズチカ
※ガンスタン
アンダーソン「前にも言った事があるかもしれないが、オカダは世界で1番ベストな選手かもしれない。でもな、それにも増してBULLET CLUBこそが1番なんだ。オカダのレインメーカーは、確かに必殺技だ。強い。誰が食らっても倒してしまうだろう… そしてオカダはファンの声援に後押しされているだろう。でも今日の試合はどうだ?ガンスタンがそのオカダにヒットして爆発したんだ!オカダを倒したんだ!…ミンナ聞いてくれ。ニシザワ(通訳)!ここからはよーく聞いて、ちゃんと翻訳してくれ。今年の『G1』のメインイベントは貰った。BULLET CLUBのカール・アンダーソンが、チャンピオンになる。バン…」
外道「どけコノヤロー! 何もねぇぞコノヤロー! どけゴラ!!!」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点]○柴田勝頼(16分16秒 片エビ固め)[3勝1敗=6点]X棚橋弘至
※変型go 2 sleepからのPK
柴田「ちょっと喋らせてもらっていいかな。棚橋も、10年?何年だかわかんないけど。10年?…オレが居ない10年。しっかり受け止めました。それ以上でも、それ以下でもない。以上!!」
※ベンチにぐったり横たわる
棚橋「はぁ…オレが、過ごして来たこの10年間は…… この10年間は、無駄だったのか。 色んな物を犠牲にして来たつもりだったんだけど……勝たなきゃ意味ないよね。 この悔しさは忘れない。オレはこの10年間に…立ち上がる強さを…身につけたから!」
G1も4日目を迎えた秋田大会、メインは棚橋vs柴田、柴田にとっても念願だった棚橋戦がG1の公式戦で組まれた、やっとプロレスの楽しみ方を自分なりに理解し始めた柴田、その柴田を中邑と同じく否定する棚橋、昨年のG1では柴田がgo2sleepを狙った際に棚橋が首固めで丸め込み勝利を収めたが、やっとプロレスを楽しめるようになった柴田を棚橋は「気づくのが遅いんだよ!」とバッサリと斬り捨て、中邑と同じく柴田を否定する立場を取った。あれから1年・・・柴田が棚橋に対して答えを出せるか?
試合は柴田がロープに押し込んだ際に棚橋への顔面に張り手をかますと、棚橋も張り返してからエルボー合戦に、場外に逃れた棚橋を柴田が追いかけてエプロンに立ったところを棚橋が素早くリングに戻りドロップキックで強襲をかけると、場外に落ちた柴田にプランチャを発射、受けた柴田はバランスを崩したのか膝を痛め、これを逃さなかった棚橋は足攻めを展開、だが串刺しのクロスボディーをかわした柴田は棚橋のボディーにミドルキックを乱打する。棚橋は柴田の串刺し式フロントキックをコーナーで自爆させてから、フライングフォーアーム、コーナーからのサンセットフリップと得意のパターンに持ち込むも、柴田も膝蹴りの連打で応戦、柴田は低空のドロップキックを棚橋の顔面に炸裂させるとジャーマン合戦からPKを狙う、しかしキャッチした棚橋はドラコンスクリュー、グラウンド式ドラコンスクリューからテキサスクローバーと柴田の心を折りにかかる。ロープに逃れた柴田はスリングブレイドを狙う棚橋をスリーパーで捕獲しPKを狙うが、棚橋もカウンターのスリングブレイドで返し、背中へのハイフライフローからハイフライフローを投下するも柴田は剣山で迎撃する。再度のエルボー合戦は棚橋が競り勝ったに見えたが、柴田はバックブローチョップで返すとGo2Sleep狙いを棚橋は昨年同様首固めで切り返す、しかし強引に担いだ柴田が前方へ落とすGo2Sleepを決めるとPKを炸裂させ3カウント、中邑に続き棚橋も破り1敗を堅守し棚橋は公式戦初黒星を喫した。己の生き方を貫いてきたことを否定してきた中邑や棚橋に見せつけて勝った柴田、今回の勝利はG1より重いが、問題なのは棚橋が「バチバチスタイルにはその先がない」指摘する点、G1は中邑や棚橋戦だけでないしリーグ戦はまだ続く、リーグ戦の星取勘定も駆け引きのうちだけに、先の展開をしっかり考えているかどうかが心配な面でもある。
他のリーグ戦を振り返ると中邑vs永田は膝蹴りを浴びせる中邑が永田を挑発するように敬礼ポーズを取ると、怒った永田がエクスプロイダーや膝蹴りで反撃、中邑らリバースパワースラムからボマイェの必勝パターンに持ち込むが、永田は久々のナガタロックⅡで切り返すも、中邑も三角絞めで切り返す。永田はタイナーから雪崩式エクスプロイダーを狙うもコーナーから離した中邑はジャンピングボマイェを炸裂、終盤に大☆中西ジャーマンをきめた永田が後頭部ニー、頭突きからリストクラッチ式エクスプロイダーを狙うが、膝蹴りで阻止した中邑がスライディング式ボマイェ、ボマイェで3カウントを奪い1敗を堅守、ベンジャミンがスミスを破り4戦全勝、小島はファレ、石井は本間を降し、全勝のベンジャミンを1敗の棚橋、中邑、柴田、小島が追いかける展開となった。
Bブロックは内藤がAJと対戦、内藤は山形大会での矢野戦で流血した傷口が開き再び流血、AJは当然ながら内藤の傷口に集中砲火を浴びせる。AJペースのまま試合が進み、ブラディサンデーからスタイルズクラッシュで勝負に出るが、内藤は踏ん張りタックルでAJをコーナーに叩きつけ、水面蹴りから雪崩式フランケンシュタイナーを狙うと踏ん張ったAJは雪崩式スタイルズクラッシュを狙う。逃れた内藤はAJのスワンダイブをドロップキックで迎撃しジャーマンからジャンピングエルボーアタック、グロリアからスターダストプレスを決め3カウントを奪い、オカダが連敗したIWGP王者のAJから貴重な勝利を収める。
オカダは過去3勝0敗と得意としている公式戦3連敗と不振のアンダーソンと対戦し、オカダは後頭部へのドロップキック、ツームストーンパイルドライバーからレインメーカーの必勝パターンへ持ち込むも、かわしたアンダーソンもガンスタンを狙う、そしてかわし合いをアンダーソンのガンスタンが制して3カウント、アンダーソンは苦手オカダに一矢報い、オカダは公式戦初黒星を喫する。
3戦全勝で突っ走っていた後藤が矢野と対戦し速攻勝負を狙うも矢野の急所打ちから丸め込まれ逆転負けを喫して連勝ストップで急ブレーキ、連敗スタートだった鈴木は逆落としからのスリーパーのパターンを解禁し天山を降し、真壁はアーチャーを降した。Bブロックは無敗がなくなり1敗のオカダ、内藤、後藤を2敗の天山、真壁、矢野、AJ、アーチャー、裕二郎、鈴木が追いかける混戦となってきた。
果たして西武ドームの決勝戦に誰が勝ち残るのか? -
G1 CLIMAX開幕!変わった中邑真輔と変わらない柴田勝頼の10年間
7月21日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」北海道立総合体育センター 北海きたえーる 6000人 超満員札止め
(アピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより)
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○バッドラック・ファレ(9分39秒 片エビ固め)[1敗=0点]X石井智宏
※バッドラックフォール
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○シェルトン・X・ベンジャミン(8分54秒 片エビ固め)[1敗=0点]Xドク・ギャローズ
※ペイダート
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○天山広吉(10分20秒 アナコンダマックス)[1敗=0点]Xカール・アンダーソン
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○小島聡(11分27秒 片エビ固め)[1敗=0点]X永田裕志
※ラリアット
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○矢野通(2分14秒 横入り式エビ固め)[1敗=0点]X鈴木みのる
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○高橋裕二郎(13分54秒 片エビ固め)[1敗=0点]X内藤哲也
※マイアミシャイン
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○後藤洋央紀(11分37秒 片エビ固め)[1敗=0点]X真壁刀義
※昇天・改
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○棚橋弘至(11分01秒 片エビ固め)[1敗=0点]X本間朋晃
※ハイフライフロー
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○柴田勝頼(15分27秒 片エビ固め)[1敗=0点]X中邑真輔
※PK
(バックステージ)
柴田「なんもねぇか?」
――10年ぶりに中邑選手とのシングルマッチでしたけど。
柴田「それがどうした。他はないか? ひとつだけ……ビッシビシ行くからな! 以上」
中邑「あーはぁー! コンディションは、見事にばっちり!仕上げて来たよ。史上空前?空前絶後?そこに戦う為に、仕上げてきたさ!でも“勝負は時の運”ってか?オイ! 神様ぁー!そりゃ無いぜ! ホント、何て言っていいのか… 中邑真輔になんだ?こんなにも物語が降り注ぐ… 分かってるだろうがさぁ、ここは新日本のリングだ。プロレスのリングだ。ここで戦うがいい。エンドレスなんだよ」
※最後にカメラに投げキッスをし、その場を去っていく
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○オカダ・カズチカ(16分03秒 片エビ固め)[1敗=0点]XAJスタイルズ
※レインメーカー
<試合後>
オカダ「(※大『オカダ』コールを左手で制し)・・・オカダさんな(※場内笑)。みっつ、言わして下さい。ひとつ。AJ! 次はIWGPヘビーのベルトを懸けてやるぞ。俺がしっかり『G1』優勝して、またおまえからベルトを獲ってやります(※大拍手)。ふたつ! まあ、残りの試合、しっかり全勝して、『G1』いただきます(※大拍手)。ま、だれが相手でも・・・まあいいや(※場内笑)。みっつ! 特にありません(※大歓声)。というわけで、なんで誰も俺に勝てないかは、外道さんに言ってもらいます(※大歓声)」
外道「空前絶後の夏がよ、始まったな、オイ(※大歓声)。主役はもちろん“レインメーカー”オカダ・カズチカだよ!(※大拍手) 今日まずひとつ、IWGPチャンピオンから獲ったな、オイ? 残りのリーグ戦、もちろん全部勝つ。決勝の西武ドーム、もちろん勝つぞ、オイ(※大拍手)。まあ、たしかに『G1』、メンバーすげぇよな、オイ? ただよ! レインメーカーに勝てるヤツは1人もいねぇぞ、オイ! なんでかわかるか、オイ!?(※大歓声) レェ〜〜ベルが違うんだよ、コノヤロー!(※大拍手) レインメーカーはまた2014年『G1 CLIMAX』チャンピオン及び、IWGPチャンピオンとして、このきたえーるに帰って来る(※大拍手)。そんときゃまた、このきたえーるによ、オイ! カネの雨が降るぞ!(※大歓声)」
<バックステージ>
――ようやくAJスタイルズ選手にリベンジを果たしたという形にもなりましたが、今のお気持ちはいかがですか?
オカダ「まぁAJはもうほんと壁だったのかもしれないですね。ほんとボクらしくない3連敗をして、ほんとに小さな壁だったと思います。その壁を乗り越えた、壊した自分の勢いが恐いです」
――闘いを終えた時、右のこぶしを小さく握ってガッツポーズをしてるようにも見えましたが、ほんの少しだけ安堵した部分もあったんでしょうか?
オカダ「いや、右腕痛かっただけですね。右腕攻められましたもんね。ただ『あっ、痛いな』っていうだけですね。別に小っっさな壁ですから、嬉しくもなんともないっす。当たり前です」
――今回も高橋裕二郎選手の介入がありましたが、それを蹴散らしたというのはこれまでと違った形ですか?
オカダ「まぁそうっすね。別にボクからしたら裕二郎さんはなんとも思ってないので。しっかりその辺は裕二郎さんと同じブロックなので、その時相手してあげますから、ちょっと待っててください」
――そして、リング上ではマイクを持って、IWGPという言葉も聞かれましたし、前哨宣言という言葉もありました。今後の『G1』に向けての抱負を聞かせてください。
オカダ「そうっすね。西武ドームでもしっかり有言実行。200キロ超えしましたので、今回も宣言通り全勝『G1』優勝。そして、しっかりベルトを返してもらいます」
――あえてこの先山場を挙げるとすればどうみてますか?
外道「待て待て待てお前。山場ってか? あるわけねぇだろコノヤロー。決勝戦がよぉ、どんだけレインメーカー効果が表れるかそんだけの話だ、お前。気がかりはそこだけだ。全勝優勝なんだよ。レインメーカーはよぉ、言ったことを全部実行してんだろ、オイ。アァ、全勝優勝するって言ったら全勝優勝するんだよ。西武ドーム最後に立ってるのは誰だ? オイ、言ってみろ野上」
――レインメーカーでしょう。
外道「あたりめぇだコノヤロー」
――では最後にオカダ選手の口からも改めて、マイクパフォーマンスと同じになっても構いません。聞かせてください。
オカダ「そうですね。ほんと何回も言ってるので、ここでは特にありません」新日本プロレスの“真夏の祭典”G1 CLIMAXが開幕。今年は7月、そして久しく使われていなかった札幌きたえーるでの開催、今日はPPVでの視聴だったが用意されたイスが埋まり超満員札止め、新日本の活気力が北都をまで飲み込んだようだった。
全試合が公式戦で熱戦が続いたが、自分的注目試合は中邑vs柴田、10年前8月の試合を生で見ていたのもある。あの時の試合を柴田はTHE BIG FIGHTでの金沢克彦氏のコラムで「たぶん嫌いだったんでしょうね。嫌いなんです。だって当時のあいつのプロレスはぜんぜんおもしろくなかったから。向こうだって俺が思っているより俺を嫌っているかも。だけど、その嫌いな素の感情がぶつかったからスイングしたんじゃないですか? プロレスって、勝ち負けだけじゃなくて、どう響くかが大切じゃないですか」と振り返っていた、今思えば10年前の中邑は確かにプロレスを楽しめず、柴田自身も飛び級でトップ扱いを受ける中邑にジェラシーを感じていた、そして10年が経過し中邑が今のスタイルを確立することでプロレスを楽しむことで変わった、柴田も自分のスタイルを貫きつつもプロレスの楽しみ方を理解するようになった、その二人が10年後に激突した。
試合は柴田が中邑がどれだけ変わったのかを確かめようとしたのか慎重な立ち上がりに対し中邑は余裕の表情、中邑の脱力ブレークから柴田が仕掛け、中邑の変化を封印するかのように攻め立てるも、次第にコーナーに柴田を固定してからの膝蹴りから中邑ワールドと傾いていく、終盤から中邑はリバースパワースラムからたぎりボマイェを狙うも柴田はドロップキックで迎撃、中邑はコーナーからのカラテキック、スライディング式ボマイェから再びボマイェを狙うも、またドロップキックで迎撃した柴田はKENTA直伝のgo2SleepからカウンターでのPKを炸裂させ3カウントを奪った。試合後は柴田は振り返らず退場、中邑もたぎりながら退場、コメントでも変わらない柴田と変わった中邑を互いに貫きとおしてた。柴田は「「かならずしも「変わる」ということがいいというわけではないんですよ。「いまの時代に合わせて」とか「いまはこうだから」とか、いろいろ理由があったと思うんですけど、自分は決してそれがすべて正しいとは思わないんで。いいものはいいものとして残ってるし、どんだけ古くても“いい試合”って残ってるんで。」とTHE BIG FIGHTで答えていたが、二人の試合は10年後に変わらない男と変わった男の生き方が現れていたということなのかもしれない。
他の試合を見ると真壁vs後藤は、後藤のキックで真壁の顎を折ってから遺恨試合になったのか真壁が憎悪むき出しで奇襲をかけるも、これに長らく眠っていた怖い後藤が覚醒してしまい真壁の顎を徹底的に攻め立てる、最後も後藤が裏牛殺しや不意打ちヘッドバット真壁の顎に炸裂させてから昇天で3カウントを奪った、柴田と組み始めてからの後藤は眠ったように沈静化してしまい、柴田でさえ呆れるほどになっていたが、真壁が眠れる後藤を呼び起こしてしまったのか・・・
オカダvsAJは今までの試合ではオカダが自分のペースで試合が出来ていなかったが、今回はAJのパターンがわかってきたのか攻め込まれてもしっかり軌道を修正できていた、裕二郎の乱入というイレギュラーはあったが最後はジャーマンからのレインメーカーという新パターンでAJにリベンジ、オカダは全勝優勝宣言はしたが、AJに勝つことでIWGPへの挑戦権はしっかり確保、また天山も新技アナコンダマックスを披露してアンダーソンを降した。
今年のG1はどんなドラマが待ち受けているか、楽しみである -
飯伏幸太の代わりに本間朋晃が念願のG1出場!
<新日本プロレス公式HPより>
7月19日、都内・明治記念館にて『G1 CLIMAX 24』の前々日会見が行われ、菅林直樹会長の口から、『G1 CLIMAX』の全戦欠場が発表された飯伏幸太選手の代替選手を、本間朋晃選手とすることが発表された。■菅林会長のコメント
「昨日、リリース及び弊社ウエブ等で発表いたしましたが、本大会に出場予定でした飯伏幸太選手ですが、7月4日後楽園大会以降に関しまして、病院の検査により頭部に異常はないものの、脳振盪によるダメージがみられるため、医事委員会で検討した結果、7月4日から1ヶ月間は試合出場をストップとし、G1 CLIMAXは全戦欠場となりました。楽しみにしていたファンのみなさまには深くお詫び申し上げます。 代わりに本間朋晃選手の出場が決定となりました。飯伏選手の欠場は非常に残念ですが、本間選手にはこのビッグチャンスをモノにして大会を盛り上げてくれる事を期待します」
■飯伏幸太のコメント「7月4日の試合で脳震盪を起こしまして。病院に運ばれてCTを撮って、そのときは異常がありませんでした。そのあと、何カ所か病院で検査したんですが、そのときも異常はなく、2週間あれば復帰できると言われたので、安静にして準備はしていたんですが、一昨日の練習中に少し気持ち悪くなって。
三澤先生に相談して、脳外科の病院を紹介いただいてMRIを撮ったんですけど、それも異常はありませんでした。でも、まだ少しダメージが乗っているということで、ドクターストップがかかり欠場することになりました。すいませんでした。……『G1』は凄く楽しみにしていた大会でしたし、凄く出たかったので凄く残念です。万全な状態で復帰して、いままで以上にいい試合をしていきたいと思っているので、応援お願いいたします。」
■本間朋晃のコメント
「この世の中にゼロってことはないんだなと思いましたね。ゼロがないってことは僕がG1で勝つってこともありうる。勝っていきたい。特に勝ちたいのは、柴田選手、石井選手。絶対勝ちたいと思います。(地元東北でも4大会あるが?)やっぱり僕が勝つことによって、東北、山形の人間も頑張ってるんだというところをみてもらえれば。まず勝ちを狙っていきたい。たぶんみんな僕の勝た姿をみたことないと思うんで、G1という憧れの舞台で勝っていきたい。勝った姿を東北の方々にみていただきたい。(初戦は棚橋戦だが?)同じ同級生として、勝ったことがないんで、勝ってみたいですね」
新日本プロレスが会見を開き、『G1 CLIMAX24』を脳震盪で全戦欠場することになった飯伏幸太に代わり本間朋晃がエントリーすることが発表された。
飯伏の代役候補には本間だけでなくKUSHIDA、中西学、キャプテン・ニュージャパン、YOSHI-HASHIなどファンの間でも挙がっていた。本来なら飯伏を負傷させたKUSHIDAが代わりにエントリーするのが筋だが、KUSHIDAはG1最終戦である西武ドーム大会でIWGPジュニアタッグ選手権の防衛戦が組まれている、そうなるとG1優勝経験者の中西なのかというと最近は一歩引いた立場を取っていたことを考えると難しい、そうなると本間、キャプテン、YOSHI-HASHIに絞られるが、タイトル経験など実績を考えると本間が妥当だったということなのかもしれない。
大日本プロレスを始め数々の団体を転々として新日本に流れ着いた本間はG1出場を目指していたが新日本を一時退団、本間にとってのG1出場は夢の舞台になりかけていた。今回は飯伏の代役という形だが念願だったG1出場となった、今までは真壁刀義の弟分というイメージが強かったが本間がG1に出場することでどれだけの活躍を見せるのか、いろんな意味でチャンスでもある。
改めて出場選手が揃ったG1 CLIMAX、『世界で一番暑い夏』はまもなくやってくる。
『G1 CLIMAX 24』Aブロック選手のコメント
■棚橋弘至のコメント
「100年に1人の逸材、棚橋です。過去最大級のスケール感、そしてよくもこんなに揃ったなという選手。そして、注目度が上がっていくなかでの西武ドーム初進出。これは間違いなく、ファンのみんなの記憶に残る、プロレス界の記録に残る大会になると思います。そこに棚橋の名を刻みます、以上です!」
■小島聡のコメント
「小島です。13回目の『G1』になりますが、毎回思うことは一緒です。この右腕にすべてを託し、必ず優勝します! 以上です。」
■永田裕志のコメント
「えー、永田裕志です。ここ数年、日本マット界のメジャーと呼ばれる団体の勲章、看板を奪い、各団体を潤してきました。そろそろ、また自分の主戦場である新日本プロレスで大きな勲章を奪い、そして自らの手で団体を潤してみたいなという思いを秘めて、この16回目の『G1』に参戦して、優勝して大きなうねりを作りたいと思います」
■本間朋晃のコメント
「本間朋晃です。この世の中にゼロっていうことはないと思いましたね。ゼロがないっていうことは、僕が『G1』で勝つっていうこともありえるわけで、勝っていきたいと思います。とくに柴田選手、石井選手には絶対に勝ちたいと思います。よろしくお願いいたします」
■柴田勝頼のコメント
「えー、柴田です。今年の夏はとにかくいい夏にしたいです。以上。」
■中邑真輔のコメント
「えー、ここまでの選手が集まって、もうスイッチが入るかなと思いきや、ギリギリまで、札幌の試合が始まるまではスイッチを入れないように自分をセーブしたいと思います。試合が始まればとくに自分を解放させて。とくに『G1』、磁場が狂います。大番狂わせも順当勝ちも関係ありません。けっこう、カオスなものを楽しんだうえで、この『G1』を戦い抜きます。」
■石井智宏のコメント
「えー、去年最下位だった屈辱はこの1年忘れてないので、今年はキッチリ返していきたいと思います。」
■シェルトン・X・ベンジャミンのコメント
「今年も『G1 CLIMAX』の季節がやってきて、俺も出場することになった。今年の優勝者はもちろんこの俺、ベンジャミンだ!」
■デイビーボーイ・スミスJr.のコメント
「いよいよ『G1』が始まる! 今年の勝者は俺だ!」
■ドク・ギャローズのコメント
「BULLET CLUBこそリアルな存在だ。そしてアウトロー、ドク・ギャローズはワルい男だ! その俺が『G1』を制してみせる!」
■バッドラック・ファレのコメント
「この『G1』においてひとつのことが示されることになる。ここにいる全員がバッドラックフォールによってひれふすことになる!」
■報道陣から、Aブロック選手への質疑応答――中邑選手と柴田選手は約10年ぶりにシングルで対戦することになりますが、いまはどういった心境ですか?
中邑「そうですね……。10年も経てばいろんな感情も身体も変化があるかな、と。考えても、実際に起こることは想像に及ばないと思いますので。闘っていろんなものを感じてみたいと思います。以上です。」
柴田「えー、とくに特別なものとかはないんですけど、自分が(新日本を)やめて10年ですか? ずいぶんといろんなものが変わってしまったというか、かたちを変えたというか、そういうのはあると思います。選手のなかでもあると思うので、それはやってみないとわからないというか。でも、非常に楽しみですね。」
――『G1』初参戦になる山形県出身の本間選手は、こういうかたちで参戦することになり、さらに今年は故郷の東北で4試合組まれていますが、東北のみなさんに向けたメッセージをお願いします。
本間「そうですね。やっぱり僕が勝つことで、東北、山形の人間ががんばっているということを見てもらえればと思います。まず、勝ちを狙っていきたいと思います。まあ、みんな、僕の勝ち姿なんて見たことないと思うので、『G1』という憧れの舞台で勝ってみたいと思います。その姿を東北のかたがたに見てもらえたらと思います。がんばります、よろしくお願いします!」
――開幕戦では棚橋選手と対戦しますが?
棚橋「そうですね。同じ同級生なんですけど勝ったことがないので、やっぱり勝ってみたいですね。」
――棚橋選手、本間選手のコメントを受けていかがですか?
棚橋「本間選手の日々のがんばりというのは近くで見ています。十分、『G1』で戦えると思います。ただね、飯伏選手欠場という、本人もさっきのコメントで悔しがってましたけど、そういった部分を含めて負けるわけにはいかないし、飯伏のぶん、俺が盛り上げるので期待してください、以上です。」
『G1 CLIMAX 24』Bブロック選手のコメント
■真壁刀義のコメント
「ハイ。皆さんご存知、新日本プロレス・真壁刀義だ! オイ、いいか? いいじゃねぇの、トロフィーも新しくなったしな。ここでキッチリよ、この俺様、真壁刀義の実力を満天下に知らしめるため、今回も獲らしてもらうぜ『G1 CLIMAX』! あとよ、予選も見ろよ。こういう個性いろいろよ、集まってんだろ。めんどくせえヤツらもいればよぉ、ハッキリだ、ハッキリここでよ、ケジメとらないといけねぇヤツもいるしな。オメェらによぉ、本物のプロレスをよぉ、見せてやるよ。そしてよぉ、8日の横浜だよな。俺今までよ、恨みもなんにもねぇよ、触ったこともねぇからよ。でも今よ、新日本プロレスのIWGPヘビーのベルトを巻いてるあのヤローがいるだろ。あのヤローによ。ま、俺の下手な英語送らせてもらうよ。I say this word for AJ.F○CK OFF! テメーもだよ、オイ、アンダーソン! オイ、いいか、結果わからしてやるよテメェらによぉ。いいか、全員にわからしてやるよ。それだけだ!」
■後藤洋央紀のコメント
「後藤洋央紀です。昨年の『G1 CLIMAX』顎の骨折で欠場という非常に不本意な結果に終わってしましました。その悔しさをバネにして、今回また優勝目指して駆け抜けたいと思います。昨年実現できなかった柴田戦。それをこの『G1 CLIMAX』という舞台で西武ドームの決勝という舞台でもう一度実現したいと思います。『G1』のGは後藤のG!」
■内藤哲也のコメント
「今年で24回目となる『G1 CLIMAX』ですけれども、24回目にして初めて優勝決定戦の会場が両国国技館以外の場所で開催されるということで、24回目ではありますけど、新たな1ページのような『G1 CLIMAX』になると思います。この大会でどうしても俺の名前を刻みこめたい。そして当然のことですけども、この中で2連覇を狙えるのは俺しかいないので、『G1 CLIMAX』2連覇キッチリ狙いたいと思います。今年の前半、俺は対した実績も残してないです。逆風? だからなんだよ。空前絶後の夏、空前絶後の追い風を吹かせてみせます。今年の夏も、主役は、俺だ!」
■天山広吉のコメント
「天山広吉です。いよいよ明後日から『G1 CLIMAX 24』開幕しますけれども、この22人のメンバー、そして約3週間ですか、非常に過酷な闘いが待っていると思います。自分自身、『G1』去年は怪我の為、欠場ということで、残念な結果に終わりまして。今年もまたこうして出場できて、自分自身しっかりともう一度、1試合1試合を大事に戦い抜きたいと。最後まで諦めず、最後に西武ドームのリングで勝ち抜いて、そして8年ぶり4度目の優勝を、それを目指して頑張りたいと思います。以上です」
■AJスタイルズのコメント
「この新日本プロレスリングというのは非常に闘っている団体、殺気立った団体なんだ。その中でも我々BULLET CLUBがナンバーワン。そのBULLET CLUBが『G1』を制する。今年の『G1』はそういうものだ」
■オカダ・カズチカのコメント
「えー! えー! え~! 言いたいことが3つあります。まずはAJに、プロレス界の1位のチャンピオンなんですから、ちゃんとした格好で来てください。そして2つ目は『G1 CLIMAX 24』ボクが優勝します。予選もしっかり全勝して、Aブロック誰が来ても構いません。なぜだかわかりますか?吉野アナウンサーなぜだかわかりますか? 」
吉野アナ「わかります」
オカダ「なぜですか?」
吉野アナ「……レベルが違うからだと思います」
オカダ「ちゃんと言ってください」
吉野アナ「レベルが違うからだと思います」
オカダ「ちゃんと言ってください!」
吉野アナ「(困惑した様子で)司会者という立場では……」
オカダ「……というわけで3つ目は、特にありません」
■矢野通のコメント
「あっどうも、プロデューサーいや、敏腕プロデューサーの矢野通です。みなさんご存知の通りですね、YTR的修学旅行非常に売れてまして、6000枚を超えました。この好調な売れ行きがですね、私を次回作どうしようどうしようと、今もドキドキしちゃって、どうしようってなってるわけですよ? そこで邪道&外道25周年記念DVDを作るとか、桜庭和志が初出演とかいろいろ考えたんですが、一番手っ取り早いのは『G1』優勝して、優勝賞金っていうんですか? アレを製作費にあてて、DVD作る。それがいいんじゃないかと。ということで矢野通『G1』優勝記念DVD発売決定!! 吉野、1000枚買えよバカヤロー!」
■鈴木みのるのコメント
「(前方を睨みつけて)どいつもこいつもうるせぇよ。……みんなぶっ飛ばしてやる!」
■ランス・アーチャーのコメント
「自分は体も大きいし、バッドな存在だ。そして『G1』に出場するメンバー、これら全員を叩きのめしてやる。徹底的に痛みを与えてやる! 全員を叩きのめすんだ。そしてその先、AJスタイルズ、おまえのベルトも俺が獲ってやる……!!」
■高橋裕二郎のコメント
「いや、ついにやってきたよ『G1 CLIMAX』が。まぁでもその前に昨日の夜も飲み過ぎちゃったよ。まぁでも楽しかったなぁ。さっきまでベッドに女と一緒にいたんだけど、俺はこう言ったよ。『そろそろ『G1 CLIMAX』の記者会見が始まるから、お別れの時間だよ』って。そしたら彼女はこう言った。『G1 CLIMAXなんかいかずに、私とクライマックスしてよ』。トゥー・スイ~~ト!」
■カール・アンダーソン
「ここに集まってるすべての選手には「ごめんなさいね」と言わなければいけないです。真壁選手、オカダ選手等々が言ってますが、(BULLET CLUBメンバーと真壁がにらみ合い)そんなような言葉は無視してもいいと思ってます。なぜなら2014年はBULLET CLUBの年になるからです。ここに5人のBULLET CLUBのメンバーがいます。このうちから優勝者がでることは100%確信してます。西武ドームの決勝、これはBULLET CLUB同士の決勝になるでしょう。さらにこの先、東京ドームでの試合、これらもすべてBULLET CLUBが独占したいと思います。BULLET CLUBこそリアル。アンダーソンこそリアルな存在だ」
■報道陣からBブロック選手への質疑応答――AJスタイルズ選手にお聞きします。いま、真壁選手、オカダ選手、アーチャー選手に挑発されましたが、これについては?
AJ「ヤツらが何を言おうが、試合で何をやろうが、そんなことは関係ない。実際に起こることこそすべてだ。ヤツらと俺の違いは、俺がフェノメナール(怪物)であること、それにつきる。」
――AJ選手は『G1』初参戦ですが、ここまで長くて多くの選手が参戦するシングルのリーグ戦の経験はありますか?
AJ「自分自身、この『G1』が非常にハードなスケジュールであること、そして強いものが集うシリーズであることは十分理解している。しかし、俺は多くの戦いを経験してきた。そして、現在のIWGPの王者だ。誰が俺の前にたちはだかろうと倒す、それだけだ。」
――AJ選手がBブロックで一番マークしている選手は?
AJ「ひとり名前を挙げるとしたらオカダになると思う。オカダは俺と何度か戦い、俺を嫌っている部分もあるだろう。しかし、Bブロックでほかのメンバーを挙げるとすれば、それはBULLET CLUBのメンバーだ。」 -
G1開幕直前で飯伏幸太が欠場・・・果たして誰が代役に名乗りを挙げるのか?
<新日本プロレス公式HPより>
飯伏幸太選手、7月4日後楽園大会以降の状態に関しまして。
試合中に脳震盪を起こしていた飯伏選手ですが、その後の病院の検査結果により、頭部に異常はないものの、いまだに脳振盪によるダメージがみられました。そこで医事委員会で検討した結果、7月4日から1ヶ月間は試合出場をストップとし、今回の『G1 CLIMAX 24』を全戦欠場する運びとなりました。
飯伏選手の試合を楽しみにしていたファンの皆様には、深くお詫びを申し上げます。
<DDT公式HPより>
試合中の脳震盪により欠場中の飯伏幸太が、現時点でも脳震盪のダメージがみられるため、新日本プロレスの医事委員会との協議の結果7月20日DDT後楽園ホール大会を欠場することとなりました。10周年記念試合は延期とさせていただきます。飯伏欠場による変更カードは以下になります。なお、8月17日DDT両国大会には出場を予定しております。
21日から開幕するG1 CLIMAXを前にしてエントリーしていた飯伏幸太の欠場が新日本またDDTから発表された、飯伏は5日の後楽園大会でのKUSHIDA戦でKUSHIDAのハンドスプリング技を浴びた際にKUSHIDAの両足が飯伏の顎を直撃、試合後に脳震盪を起こしていたことが明らかになり、G1へ向けて大事を取るためにDDTは出場予定だった試合を欠場させていた。
13日のDDT大阪大会では飯伏は試合には出場しなかったものの、中澤マイケルvs伊橋剛太のキックボクシングマッチでは特別レフェリーを務め、最後は二人をKOしてG1出場へアピールしていたのだが、開幕直前での欠場は残念でもあるが、一番残念なのは飯伏本人なのかもしれない。
DDT後楽園大会ではFREEDOMSのGENTAROが代わりに出場するが、G1に関しては現時点では未定、果たして誰が飯伏の代役に名乗りを挙げるのか・・・ -
飯伏の左腕を破壊したKUSHIDAがIWGPジュニア二冠王に、そして本性を出したデスペラードが鈴木軍入り!7月4日 新日本プロレス「KIZUNA ROAD2014」 後楽園ホール 1940人(超満員)
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式より>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー ○タイガーマスク マスカラ・ドラダ(6分52秒 チキンウイングフェイスロック)BUSHI
フエゴ X田中翔
◇第2試合◇
▼20分1本
天山広吉 小島聡 ○永田裕志 中西学(9分46秒 バックドロップホールド)真壁刀義 本間朋晃 Xキャプテン・ニュージャパン 田口隆祐
◇第3試合◇
▼20分1本
○鈴木みのる 飯塚高史 TAKAみちのく(9分10秒 体固め)矢野通 桜庭和志 XYOSHI-HASHI
※ゴッチ式パイルドライバー
◇第4試合◇
▼SUPER Jr. スペシャルシングルマッチ/20分1本
○アレックス・シェリー(11分51秒 シェリークラッチ)Xエル・デスペラード
◇第5試合◇
▼30分1本
中邑真輔 ○オカダ・カズチカ 石井智宏 アレックス・コズロフ ロッキー・ロメロ(16分08秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ カール・アンダーソン ドク・ギャローズ 高橋裕二郎 Xタマ・トンガ
※レインメーカー
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 ○内藤哲也(16分27秒 片エビ固め)X後藤洋央紀 柴田勝頼
※スターダストプレス
<バックステージ>
棚橋「取ってつけたように思い出したけど、2013年のG1 CLIMAXの優勝・内藤と準優勝のタッグチーム。時間の流れは早いけど、もうすぐで2014年のG1 CLIMAX、空前絶後の夏が来るから。俺が空前絶後の優勝をします。(柴田については?)G1で当たるからね。それ次第じゃない?」
内藤「去年の(G1)優勝者、誰か覚えているか? 忘れちゃった? 忘れちゃったんならそれでいいよ。また今年から夏って言ったら誰かをしっかり俺が刻み込んでやるから。もう一回優勝するよ。来年も再来年も優勝するよ。そのために今年獲らなきゃいけないんだ、西武ドームの舞台で。棚橋か? オカダか? 中邑か? 誰でもいいよ。待ってるぜ。いいか、今年の夏も主役は俺だ」
――うまく(柴田と)噛合ってないように見えますが。
後藤「たまたまだろう。まぁいいタイミングで『G1』挟むことが出来るというね。まぁ、このタッグもね。このままじゃ行き詰まりだし。もう一度、初心に戻りたいです」
――明日、『NOAH』の有明でも柴田選手とのタッグがありますが。
後藤「どこだろうが、オレの中では特に何も変わる所が無いというか。オレ等のプロレスを見せるだけです。オレ等は新日本でこうしてタッグでやってるというので、自信はあるので」
◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○KUSHIDA(15分06秒 ホバーボードロック)[第67代王者]X飯伏幸太
☆飯伏が5度目の防衛に失敗、KUSHIDAが第68代王者となる
(試合後、デスペラードとTAKAが乱入し、KUSHIDAを襲撃。すると、今度は田口が現われ、デスペラードとTAKAを追い払った。)
デスペラード「オイ!! いいトコ邪魔してんじゃねぇぞ、キンプロ名人! お呼びじゃねぇんだよ! オイオイオイ? どうしたよ!? ビックリしたよ? なんで俺よりよえぇヤツがチャンピオンになってるんだよ!? 次は俺だぞ、オイ! 挑戦じゃねぇ。胸貸してやるよ、オイ」
(そして、あとから登場した鈴木の前で鈴木軍Tシャツを着用し、鈴木軍入りを表明した。 デスペラードたちが退場したあと、レッドシューズ海野レフェリーがKUSHIDAの腰にチャンピオンベルトを巻く。そして、田口はKUSHIDAとの対戦を約束しつつ、先に退場した。
KUSHIDA「ずっと、ずっと、『Jr.は主役だ。脇役じゃないんだ』って思ってました。だから、この後楽園、メインをはれたこと、凄くうれしいです。だから、この勢いを持続して、『G1 CLIMAX』西武ドームで、もうすでにシェリーと防衛戦が組まれてます。そこで『G1』の決勝と勝負して、9月、それ以降もずっと、Jr.を、Jr.を! 俺が引っ張って行きます!」
<バックステージ>
KUSHIDA「サンキュー サポート!」
シェリー「キョウダイ ネ!」
――これで二冠という快挙を成し遂げました。今のお気持ちは?
KUSHIDA「そうですね。飯伏幸太との試合、それからリコシェとじょ試合。ジュニアは一見、軽いって言われがちですけど、オレは、1秒…0.1秒も緊張感を切らさず、『SUPER Jr.』の時から集中力切らしてこなかった結果だと思ってますね」
――試合を振り返って自分のペースに引き込んでいたように思えましたが
KUSHIDA「そうですね。やっぱり、リコシェ、飯伏はもの凄い『ハイフライヤー』ですよ。ただ僕は、それを攻略する鍵っていうものを、新日本に辿り着くまでの色んな道で経験してきたし、そして、最終的に新日本プロレスの道場に行き着いて毎日、その技術を研いでる訳ですからね。そこで、『SUPER Jr.』を経て、公式試合のライガー戦を経て、そこに気づかされたってのは、凄く、大きな事ですね」
――リング上でも言っていましたが、ジュニアを背負って戦っていくということですが。
KUSHIDA「そうですね。僕、"新日本に居て『IWGPジュニア』のベルトを持ってる僕" なんてすらも、プロレスラー始めた時は、思ってもなかった事なんで、これから、このベルトを持ってどんな道が待ってるかなんて全然…想像もできない。想像もできないですけど、1つ、言わないと伝わんないんだから。ジュニアをヘビーに負けない商品に、『SUPER Jr.』を『G1」に負けない商品にオレはしたいと思います。それから、その為にはライガーさん獣神サンダー・ライガーに誓った『ジュニアで両国国技館にライガーさんをまた、お連れします。』ライガーさんだけじゃない。タイガーマスク、田口隆祐、デスペラード、BUSHI、その辺はまとめて引っ張っていきます」
――そのベルトにはかつての師匠の高田さんの名前もありますが。
KUSHIDA「まぁ、そうですね。そこまではちょっと考えられないかな。それより、飯伏幸太に勝ったっていうこと、もの凄いとても大きな事で、ずっと彼の背中を僕は追い続けて、新日本に来たのも要因のひとつであって。ひとつね、全然まだまた、100分の1ぐらいしか内容…満足してないし。飯伏幸太との研ぎすまされた勝負が、もっともっと、高い位置で。それこそ、彼の言う"渋谷の交差点"それだってすごい夢があることだと思うから。そんな、これから色んな事を、夢を、繋げていきたいですね。(ベルトを指しながら)この歴代王者繋がってきて。もちろんライガーさんも高田道場でお世話になった、佐野さんの名前もある。もちろん高田伸彦の名前もある。そういうね存在に一歩でも近づけるように…。今日はまだまだ第一歩です」
――西武ドームでの防衛戦で成功すればシェリーとのIWGPジュニアタッグ王者同士とのタイトルマッチも現実になると思いますが。
KUSHIDA「(英語で)このIWGPのベルト欲しいか?」
シェリー「田口が先だよ。オレはいいさ」
KUSHIDA「いいヤツなんですよ。ただ、このベルト取れたっていうのは、いろんな名前言いましたけど、もちろんアレックス・シェリーのサポートがあったからであって、こんなにもタッグチームっていいもんなんだなと。改めて、シェリーに感謝です」
鈴木「とういう事で、皆に紹介しよう。鈴木軍の転校生、エル・デスペラード」
デスペラード「新入生のエル・デスペラードです!よろしく」
鈴木「オマエより弱いヤツがチャンピオンだもんな」
TAKA「コイツはな、タイチがメキシコで見つけてきたんだよ!オイ見ろよ!(ボトムスの柄を指を指して)この黒金!黒金!どっからどうみてもオレ達の色じゃねぇかよ。オイ」
デスペラード「なんで気づかねぇんだよ!」
TAKA「これからよぉ、コイツの本当の力を発揮るからなオイ!タイチ!待ってるぞオイ!」
デスペラード「待ってるよ〜!てか、プロレスラーがバカなのは知ってたけど、プロレスファンもバカだな!見たら分かんだろがよ、コレ(ボトムスの柄)を!!」
新日本プロレス「KIZUNA ROAD」後楽園大会をSAMURAI TVで視聴。メインのIWGPジュニアヘビー級選手権の飯伏vsKUSHIDAは、序盤からKUSHIDAが飯伏の苦手分野であるグラウンドを仕掛け腕攻めを展開、飯伏はドロップキックで反撃するがKUSHIDAはペースを崩さずじっくりとしたグラウンドで攻める。飯伏はKUSHIDAを場外に追いやってから得意のバミューダトライアングルを狙うが腕攻めが効いたかバランスが崩れて失敗、ドクターのチェックを受ける飯伏に対しKUSHIDAは容赦なく腕を攻めるも、飯伏はそれでもコーナー最上段からのムーンサルトアタックでようやくペースを握るも焦りを感じられるようになる。飯伏はムーンサルトプレスを投下するが、KUSHIDAはかわすと腕十字で捕獲、そしてホバーボードロックで捕獲すると飯伏はたまらずタップ、KUSHIDAが新王者となりIWGPジュニアタッグ王座を含めて二冠王となるが、試合後に鈴木軍入りを果たしたデスペラードがTAKAと共にKUSHIDAをセコンドであるシェリーをも襲撃、タイムスプリッターズに宣戦布告した。デスペラードは第4試合でシェリーと対戦しシェリークラッチの前に敗れるも、シェリーに襲撃をかけるTAKAに加勢し鈴木軍入りを果たした。デスペラードは元々ならず者の意味があるが、2月に飯伏に敗れてからならず者ぶりは影を潜めるようになった。シェリーとの試合では不発に終わったがレフェリーとの交錯や急所蹴りを狙うなどルードぶりを発揮、本来ならルードなのにベビーとして扱われていた現状を考えるとデスペラードの鈴木軍入りはありなのかもしれない。
またセミでは棚橋、内藤vs後藤、柴田という豪華なカードが組まれ、序盤は新日本時代の柴田を知らない世代である内藤が柴田の蹴りを浴びまくるも、内藤の低空ドロップキックから柴田が失速すると、棚橋も続けてドラゴンスクリューを繰り出すなど猛反撃する。そして終盤に後藤と柴田が同士討ちを連発すると、最後は内藤がグロリアからのスターダストプレスで後藤から3カウントを奪い勝利、G1の前哨戦的もかねた試合だったが後藤と柴田は肝心なところで連係が乱れるなど歯切れの悪さを感じた試合だった。
KIZUNA ROADが終わりいよいよG1を迎える、今年は西武ドームという大舞台、果たした誰が夏男になるのか!? -
高橋裕二郎がNEVER王座を奪取…G1を前にしてバレットクラブが三大シングル王座を独占!6月29日 新日本プロレス「KIZUNA ROAD2014」後楽園ホール 2015人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ○マスカラ・ドラダ(6分29秒 片エビ固め)BUSHI フエゴ X小松洋平
※トルニージョ
◇第2試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡 田口隆祐(9分05秒 片エビ固め)永田裕志 中西学 Xキャプテン・ニュージャパン
※ラリアット
◇第3試合◇
▼20分1本
○矢野通 YOSHI-HASHI(10分04秒 反則勝ち)鈴木みのる X飯塚高史
※アイアンフィンガー・フロム・ヘル
◇第4試合◇
▼20分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(10分29秒 片エビ固め)真壁刀義 X本間朋晃
※昇天・改
◇第5試合◇
▼30分1本
内藤哲也 飯伏幸太○エル・デスペラード(10分56秒 体固め)棚橋弘至 KUSHIDA Xアレックス・シェリー
※急所打ち
◇第6試合◇
▼30分1本
バッドラック・ファレ ○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ タマ・トンガ(14分33秒 片エビ固め)中邑真輔 オカダ・カズチカ Xロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ
※マジックキラー
◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○高橋裕二郎(21分41秒 体固め)[第3代王者]X石井智宏
※マイアミ・シャイン
☆石井が5度目の防衛に失敗、裕二郎が第4代王者となる
高橋「オイ! どっかのクソ野郎がよ、『レベルが違う』とか言ってたよな? 俺たちはよ、そんなレベルとかいう安っぽいモノじゃねぇんだよ。CHAOSのレインメーカーじゃ、カネの雨は降らねぇ! その代わりよ、このBULLET CLUBがこのリングを潤してやるよ!BULLET CLUB・イズ・リィィィアァァァル!!」
【裕二郎、アンダーソンの話】
高橋「(マスコミに向けて)ドーユー・ハブ・ア・クエスチョン? カモン!」
アンダーソン「BULLET CLUBはフィーバーだ! どんどん勢力を伸ばしている! すべての王座をBULLET CLUBが保持している! 新しいチャンピオン、おめでとう! 新しい無差別級チャンピオンはここにいる! 俺たちは世界でベストなレスラーたちだ! 誰か英語話せないのか?」
高橋「エニイクエスチョン、オーケー!」
アンダーソン「質問はないのか?」
高橋「ユー・ガイズ・ファッキンジャパニーズ・トゥー・ミー? ナッシング?」
高橋「(写真を要請するカメラマンに)このスケベヤローが。オレじゃなくてよ、(エスコート役の女性をさして)コッチが撮りてえんだろ? このエロガッパが!」
新日本後楽園大会のメインは石井がNEVER王座をかけ裕二郎の挑戦を受け、裕二郎はダンサーのMAOを従えて登場、久しぶりにミスターR指定ぶりを見せつける。
試合は石井が先手を奪うが、裕二郎はMAOの元へ逃げ、また何度も場外へエスケープするなど、石井のど真ん中プロレスを拒絶、焦れた石井が場外へ追いかけるも裕二郎が石井の首を鉄柵へ叩きつけて逆襲、ここから裕二郎が“エロ”ネックブリーカー、チンロック、踏みつけ攻撃、顔面攻撃と攻勢に出ると、石井もエルボーから場外戦に持ち込みイス攻撃で反撃、しかし裕二郎もフラップジャックで叩きつけ、雪崩式フロントスープレックスからフィッシャーマンバスターと畳み掛ける。裕二郎はジャーマン、インカレスラム、ラリアットと攻勢に出るがムーンサルトプレスが自爆すると、石井はヘッドバットからラリアットで反撃しパワーボムを狙う。ところが裕二郎はレッドシューズ海野レフェリーにしがみついて巻き込むと、海野レフェリーがダウンしている間にバレットクラブが介入して石井に総攻撃をかけ、石井を救出するためにCHAOSが駆けつける。しかし再び石井と海野レフェリーを交錯させた裕二郎が急所打ち、崇コーナーにして石井を金具に叩きつけてから変型バックドロップホールド、東京ピンプス、ターンバックルボムと畳み掛けてからマイアミシャインで3カウントを奪い、これでIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル、NEVER、IWGPタッグの4大王座をバレットクラブが独占となった。
G1 CLIMAXを前にして新日本プロレスの主要タイトルを独占したバレットクラブ、G1まで制覇して新日本プロレスを制圧するのか?本隊とCHAOSのどちらかが歯止めをかけるのか? -
今年のG1はワールドリーグ・・・出場選手が発表!!そして自身がイチ押しカードは中邑vs柴田、危険な対決!
G1 CLIMAX24出場選手
Aブロック
棚橋弘至
中邑真輔
飯伏幸太
柴田勝頼
石井智宏
永田裕志
小島 聡
シェルトン・X・ベンジャミン
デイビーボーイ・スミスJr
ルーク・ギャローズ
バットラック・ファレ
Bブロック
真壁刀義
後藤洋央紀
内藤哲也
天山広吉
オカダ・カズチカ
矢野 通
鈴木みのる
ランス・アーチャー
AJスタイルズ
高橋裕二郎
カール・アンダーソン
<各大会の注目公式戦>
■開幕戦
7月21日(月)15:00~北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
AJスタイルズvsオカダ・カズチカ
飯伏幸太vs棚橋弘至
柴田勝頼vs中邑真輔
■7月23日(水)18:30~青森・青森県武道館
デイビーボーイ・スミスJr.vs中邑真輔
オカダ・カズチカvs天山広吉
飯伏幸太vs永田裕志
■7月25日(金)19:00~山形・山形市総合スポーツセンター
バッドラック・ファレvs永田裕志
小島聡vs棚橋弘至
オカダ・カズチカvs真壁刀義
■7月26日(土)17:00~秋田・秋田県立体育館
石井智宏vs飯伏幸太
AJスタイルズvs内藤哲也
柴田勝頼vs棚橋弘至
■7月28日(月)18:30~宮城・仙台サンプラザホール
AJスタイルズvs後藤洋央紀
中邑真輔vs飯伏幸太
オカダ・カズチカvs内藤哲也
■7月31日(木)18:30~静岡・アクトシティ浜松
AJスタイルズvs天山広吉
矢野通vsオカダ・カズチカ
石井智宏vs棚橋弘至
■8月01日(金)18:30~東京・後楽園ホール
AJスタイルズvs鈴木みのる
柴田勝頼vs永田裕志
石井智宏vs中邑真輔
■8月03日(日)17:00~大阪・大阪府立体育会館~BODY MAKER コロシアム~
ランス・アーチャーvsAJスタイルズ
柴田勝頼vs飯伏幸太
中邑真輔vs棚橋弘至
■8月04日(月)18:30~愛知・愛知県体育館
シェルトン・X・ベンジャミンvs棚橋弘至
カール・アンダーソンvsAJスタイルズ
オカダ・カズチカvs後藤洋央紀
■8月06日(水)19:00~香川・高松市総合体育館 第一競技場
ドク・ギャローズvs中邑真輔
永田裕志vs棚橋弘至
柴田勝頼vs石井智宏
■8月08日(金)18:30~神奈川・横浜文化体育館
石井智宏vs永田裕志
AJスタイルズvs真壁刀義
鈴木みのるvsオカダ・カズチカ
■優勝決定戦
8月10日15:00~埼玉・西武ドーム
「G1CLIMAX24」優勝決定戦 Aブロック1位vsBブロック1位
スペシャルシングルマッチ Aブロック2位vsBブロック2位
Aブロック選手vsBブロック選手の「G1CLIMAX」スペシャルシングルマッチを数試合開催予定。
※西武ドーム大会に、ROHから5選手が新日本プロレス来日!!
アダム・コール
マイケル・ベネット
カイル・オライリー
ボビー・フィッシュ
マリア・ケネリス
※新日本プロレスと提携を結ぶこととなった新団体GFWのジェフ・ジャレット代表も来場!
6月21日 大阪大会の休憩前に今年の「G1 CLIMAX24」出場選手が発表、今年は初参戦のAJを加えて22選手がエントリーし3週間というロングラン日程となった。新日本のオーナーである木谷高明氏が2年前の戦略会議の際に「ワールドリーグ戦」復活構想を掲げていたが、今年のG1で実現した形となった。
対戦カードも開幕の札幌大会から今まで実現しなかったカードも含め好カードが続出も、自分の一押しカードはやっぱり開幕戦の中邑vs柴田だ。2004年8月8日大阪でのG1 CLIMAX公式戦で対戦(しかもメイン)、試合は中邑が柴田の必殺技であるPKを浴びせれば、柴田も当時の中邑の必殺技であるシャイニングトライアングルと互いに掟破り技を繰り出すなど激しい試合となるが、最後は柴田がFK(フリーキック)で3カウントを奪い柴田が勝利を収める。だが試合後に柴田が当時所属していた魔界倶楽部の長井満也からヒーローインタビューを受けた際に、(長井)「勝因はなんですか?」(柴田)「テーマは笑顔です」と中邑がMMAマッチでアレクセイ・イグナショフに勝った際に勝利インタビューでの発言を柴田が中邑を皮肉るように引用したことで、花道で見ていた中邑が激怒してリングに颯爽と戻り柴田に襲い掛かって大乱闘となった・・・。
これ以降は柴田が新日本を退団したことで二人の対決は組まれることもなく、中邑も柴田が新日本にUターンした際にも各メディアで中邑が「ケンカを売りに来たじゃなく買ってくださいだろ」「彼がいったい総合格闘技でなにを証明してきたのか?」と辛辣な言葉を浴びせれば、柴田も「時間たっても無理なもんは無理で、生理的に無理です(会場笑い)。なんかもうクネクネしてて(会場爆笑)。価値観だったり、合わないですね。試合したらどうなるかわからないですけど」「というかですよ、暗黒時代をいちばん活用したのは彼じゃないかと」と中邑との不仲を認め嫌悪感を示すなど、二人は否定しあう関係となった。
二人の対決はG1の開幕戦で組まれたのはリーグ戦の星取り勘定を頭に入れないで欲しいという意図もあり、二人の対決に新日本側が期待しているのもあるのだろうが、危険な関係同士の二人が対戦することからどうなるかわからない、だからこそ見て見たいとう欲求もある。G1の優勝よりもこの二人が対戦することでネクストが生まれるのであろうか・・・ -
外国人天国ならぬバレッドクラブ天国と化した新日本プロレス・・・終わってみれば大阪は雨だった
6月21日 新日本プロレス「DOMINION 6.21」 大阪ボディーメーカーコロシアム 7300人超満員札止め
<アピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○KUSHIDA アレックス・シェリー (16分50秒 ホバーボードロック)[第37代王者組] ニック・ジャクソン Xマット・ジャクソン
※
☆マット&ニック組が6度目の防衛に失敗、KUSHIDA&シェリー組が第38代王者となる
【TIME SPLITTERSの話】
KUSHIDA「もう来年から『SUPER Jr.』が始まる季節に限って、『SUPER Jr.』の季節が始まったとか言わせねぇぞ。ジュニアは脇役じゃないんだ。こうしてひとつ結果、目に見える結果だけど、俺は一歩一歩勝って、勝つ試合負ける試合いっぱいたくさん経験してきた。だけど、一歩も下に下ったことはないから。今日この時にまたアレックス・シェリーと組めて(シェリーとガッチリ握手)ありがとう」
シェリー「去年、『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝者がBULLET CLUBであり、俺は悲しかった。そして今年は俺の肩が故障して、1番になることが出来なかった。でも今夜、IWGPタッグのベルトを手に入れた。これからの新日本プロレスジュニアの主役は俺らTIME SPLITTERSだ。どんな相手でもかかってこい。俺たちは進撃のシェリー、進撃のKUSHIDA、進撃のTIME SPLITTERSだ」
KUSHIDA「3月4月5月と、アメリカで、カナダで、台湾で、ドイツで、いろんなとこで名前を売ってきたから。種を植えてあるから。次の挑戦者はどこからくるのか。ひとつだけ、新日本プロレスジュニアの未来は、俺から、そしてシェリーから、TIME SPLITTERSから生まれる」
【ヤングバックスの話】
ニック 「KUSHIDA、お前、だましてチャンピオンになったな。アレックス・シェリー、お前もだましてチャンピオンになりやがって。俺たちが今までどれだけお前らにスーパーキックを叩き込んで勝ってきたか覚えてるだろ? 」
マット 「そうだ、俺たちは何度もお前たちに勝ってきた」
ニック 「俺たちがニュージャパンに上がるようになって、負けたのはこれが初めて。誰がグレーテスト・タッグチームなのか? どのチームがもっともIWGPジュニアタッグチームにふさわしいか? 次は二つの単語を叩き込んでやる」
マット 「だましやがって…、次はその顔を(スーパーキックで)ぶち抜いてやる」
◇第2試合◇
▼20分1本
○内藤哲也(8分13秒 片エビ固め)Xタマ・トンガ
※スターダストプレス
◇第3試合◇
▼60分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(11分20秒 片エビ固め)永田裕志 X本間朋晃
※裏牛殺し
◇第4試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合/60分1本
[王者組]天山広吉 ○小島聡(15分26秒 片エビ固め)[挑戦者組]ランス・アーチャー Xデイビーボーイ・スミスJr.
※ラリアット
☆天山&小島組が3度目の防衛に成功
【天コジの話】
天山「ハァハァ、めっちゃほんまにキツイな。なんなのアイツら。ヤバいよ。マジヤバい。コジ大丈夫か? ヤバいよ。アイツらほんまに。チャンピオンやからね、今日はガッチリ防衛ってのはやらなあかんと決まってたけども、まぁ手におえないよ、アイツら。ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミス、最高に強いし、最高に桁外れやね。一発一発、もう喰らったら終わりっていう、ギリギリの闘いでしたよ。最後の最後にコジが一発逆転で、ガッチリ決めてくれた。あれがでなかったらヤバかった。それぐらいもうテンコジが終わるとこやったけども、最後の最後しっかり返して、しっかりワン・ツー・スリー獲ってくれた。俺も半分諦めかけたとこやったから、もうこれは最後はランス・アーチャーとめるしかないって、それぐらいほんま勝って良かったです。このベルト、NWAのベルトかもしれんけど、こうやって一つ一つ、これから俺らの名前がだんだんこのベルトに入っていく。魂が入っていく。そう思ってるし。今日は防衛できてね、感謝です。コジにも感謝。お客さん、後援してくれる人にも感謝。まぁこのままテンコジが終わらないっていう、永遠に不滅で、テンコジが一番やっていうのを、もっともっと見せていかなあかんしね。なぁコジ。ありがとうな(小島とガッチリ握手)。大丈夫かコジ? 」
小島「大丈夫じゃなかった。でもなんとか大丈夫」
天山「記憶が飛びそうになってね、かすかなとこでやったみたいな。ほんまアイツらの挑戦ちょっとキツイな。でも良かった、ありがとう(小島とガッチリ握手)」
【KESの話】
アーチャー「テンザン、コジマ…Oh My God! なぜ、いつも俺たちが勝てないんだ? 今夜もそうだった。そう、今日はお前らがベストタッグチームだ。しかし本当はそうじゃない。KESが、キラー・エリート・スクワッドなんだ。次だ、次。お前らをリングの真ん中に、キラーボムで叩きつけてやる。それが続くんだ、永遠に! 」
スミス「今日は…(横からアーチャーが「怒れ! 」と叫ぶ)。ああ、いい結果が出なかったが、コジマがレフェリーと手を組んでいただけだ。コジマもレフェリーも眠らせてやる。それでも俺たちは、確かに前よりもステップを駆け上がっている。次はこうはいかないからな! リングの中で倒れているのはお前たちだ」
◇第5試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第67代王者]○飯伏幸太(13分37秒 フェニックス・プレックス・ホールド)
[挑戦者]Xリコシェ
☆飯伏が4度目の防衛に成功
【飯伏の話】
飯伏「ハァハァ、防衛できて、ほんと良かったです。ここ最近、結構厳しい闘いが続いてて、今日も厳しかったですけど。凄いですね、単純に。リコシェ、凄いとは思ってましたけど、ほんとに凄かったですね。見てるのとちょっと違うというか、実際闘うとそのパワーとか、飛び技はもちろんそうですけど、テクニックとかいろんな部分でわかりましたね。彼は本当に凄いです。何回でもやりたいです」
――フィニッシュは新日本で初めて、フェニックス・プレックスを使ったと思いますが。
飯伏「正直、彼の場合はもっと難易度の高い技は……今はどうかわからないですけど。もともとやってたいうのがあるんで。当然と言えば当然なんですけど。そこまでに追いつめられなかったっていうのもあるんですけど。でもあれしかなかった」
――今、『G1』のメンバーの発表があって、飯伏選手の名前もあり、開幕戦で棚橋選手との対戦が決まりましたが。
飯伏「非常に光栄ですね。今はちょっとまだ、このジュニアのベルトの余韻があるんですけど。これから対ヘビーも考えて練習します」(ここでエル・デスペラードが登場)
デスぺラード「(拍手で飯伏を祝う)おめでとうございます。(飯伏の握手を拒否)だけどね、『G1』に名前が入っててさ、ジュニアのベルト持ったまま、ヘビーの試合に出るか? この間は何回も言うのもアレだけどさ、『SUPER Jr.』にも出てねぇ。ベルト持ってて。それでヘビーのトーナメントに出る。それは面白くないでしょ? 見てる方からしたら。『SUPER Jr.』ってもんが挑戦者決定戦になってんじゃん。違うじゃん」
(KUSHIDAも登場)
KUSHIDA「飯伏、飯伏。次の挑戦者、俺がいきたい。俺は先月、獣神サンダー・ライガーにこう誓ったんだ。『ジュニアをまた両国国技館に連れて行く、ジュニアを俺が引っ張っていくと』俺の志はそれだ。お前の志がどこにあるか俺は知らない。だけど次の挑戦者、俺でいく」
デスペラード「俺だっつぅの。俺が今話してたでしょ。まだそこまで言ってなかったけどさ。なんだよ、途中から入ってきて。どこまで話したっけ? 『G1』か。何回も言ってごめんね。これはもう夜な夜なLINEで話した通りだけど、なんでジュニアに出ないの? それは俺はさ、フォローしてたじゃん。もうジュニアに出ないのは新日本、DDTの2つが話し合ったことじゃん。俺のパートナーの飯伏くんが出たいって言ったってさ、会社が決めたら出れないじゃん。そこは前にも言ったよね。新日本、DDT、アイツらがコイツをこういう風にシリーズに参戦させるかハッキリ言わねぇと! 今日、大リコシェコールだよ! コイツは今ベルト持ってんだぞ。ジュニアのチャンピオンだろ。コイツのコールがなきゃ、おかしいだろうが! でも試合中はそう思って見てたけどさ。もうダメだ、『G1』に出んだろ? だったら俺が引っぺがしてやるよ。次俺だからな!」
――今の言葉を受けていかがですか?
飯伏「どっちでもいいですよ。自分は実際ベルトを持ってるわけだし。今、王者ですから。別にどっちでも。全部潰します」
【リコシェの話】
リコシェ「何も言うことはないけど……今日のところはイブシの方がいいレスラーだったということだ。これで終わるのでなく、イブシとは再戦したい。今日はすばらしく輝かしい闘いだった。今日は負けたけど、俺が世界で一番であることは変わらないし、それは俺自身が一番よく知っている。そして、その気持ちでこれからも闘っていく。それはみんなよく知っていることだと思うし、今日の負けでその地位から落ちたとは思わない。また、これからもそれを証明する闘いをしていく。俺はスーパージュニアのタイトルを獲った。後はイブシの持つベルトだけだ。だから、またあのベルトを狙っていく。明日でもいい、来月でもいい、来年でもいい、再戦が組まれるなら、いつでも俺は彼と闘う。イブシがベルトを持ってる限りは……」
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○鈴木みのる 飯塚高史(15分13秒 体固め)X矢野通 桜庭和志
※ゴッチ式パイルドライバー
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
AJスタイルズ ○高橋裕二郎(15分53秒 体固め)オカダ・カズチカ X石井智宏
※マイアミ・シャイン
◇第8試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第64代王者組]○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(14分41秒 片エビ固め)[挑戦者組]棚橋弘至 X真壁刀義
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズ組が5度目の防衛に成功
【アンダーソン&ギャローズの話】
アンダーソン「俺たちはこれから何をしたらいいのかわからない。いつ何時、どこのアリーナに行こうが、どこの町に行こうが、飛行機に乗っても、新幹線に乗っても、どこに行っても同じこと。俺たちがベストだということは変わらない。BULLET CLUBはスゴイネ。BULLET CLUBがイチバン。トーキョー・スポーツ、わかるか? 」
ギャローズ「俺たちは何も与えることなく、すべてのものを手にしてきた。ベルトも手にしたし、(ウルフパックサインの)ハンドシンボルも手にしたし、すべてのゴールドも手にしたし、カネも手にした。ニュージャパンの誰もそれを阻止することはできなかった。俺たちBULLET CLUBはどんどん爆弾を落としていってやる。Bomb、Bomb、Bomb、Bomb! 」
アンダーソン「(東京スポーツの岡本記者を2人でマジックキラーの体勢に担ぎ上げて)世界に伝えろ。タナハシ&マカベ、ゴトー&シバタ、KES、それだけじゃないぞ、TNA、WWE……どこであろうと関係ない。この世のすべての者よ、かかって来い。だけど、そのときはこうなる。世界に伝えろ、世界にだ! 」
【棚橋の話】
棚橋「今思ってることだけを言います……このタッグは……今日で終わりにしたくないね」
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[挑戦者]○バッドラック・ファレ(17分56秒 片エビ固め)[第8代王者]X中邑真輔
※バッドラックフォール
☆中邑が2度目の防衛に失敗、ファレが第9代王者となる
【バレッドクラブの話】
トンガ「お祝いだ、お祝いだ! 」
アンダーソン「みんないいか? そして、世界のプロレスファンのみんなもいいか? レディーズ&ジェントルメン、こちらが新しいIWGPインターコンチネンタルチャンピオンで、最も大きいガイジン、バッドラック・ファレだ! 俺たちがBULLET CLUB。タッグチャンピオンシップを勝ち抜いたマシンガンとギャローズ、そして(裕二郎を指して)次のNEVERチャンピオン、さらにベストレスラー・イン・ザ・ワールドであるIWGPヘビー級チャンピオンのAJスタイルズ。これがBULLET CLUBだ。何か質問はあるか? 」
――バッドラック・ファレセンスに質問です。今、その白いベルトを肩に掛けた、そのベルトを獲った率直な気持ちを聞かせてください。
ファレ「(アンダーソンに)代わりに答えてくれ」
アンダーソン「バッドラック・ファレはこのインターコンチネンタルチャンピオンベルトを望んでいた。この国で最も有名なレスラーであるシンスケ・ナカムラを倒しただけでなく、彼を担架でリングから送り出してやった」
――さらにファレ選手に質問です。今後、そのベルトをどのように輝かせていこうと考えてますか?
ファレ「トンガのこのベルトを持ち帰る。挑戦したければトンガに来い。次のチャンピオンシップはトンガでやる」
――今、闘いたい選手はいますか?
ファレ「何て言ってるんだ? 」
トンガ「ママだぜ」
アンダーソン「バッドラック・ファレは誰の挑戦でも受ける。どこの国の選手でも、どこの大陸の選手でも。WWEでも構わない。ジョン・シーナでも、ショーン・マイケルズでも、コフィ・キングストンでも。このベルトを狙ってくる奴なら誰でも」
――試合後、かなりのブーイングに包まれました。それに関してはどう思いますか?
ファレ「そんなに俺のことが嫌いなのか? 」
ヤングバックス「俺にはBULLET CLUBコールしか聞こえなかったぞ。BULLET CLUB、BULLET CLUB……」
――最後に、全国にはチャンピオンに輝いたバッドラック・ファレ選手を見ているファンがいます。彼らにメッセージを。
アンダーソン「俺たちがベストなのは、見てわかるだろ? わかったらTシャツを買え。これまでに出た2種類のTシャツは売り切れた。今着てるこれは新しいのだ。俺たちが最も有名なガイジンチームなんだぞ。ほかに質問はないか? ないのか? 俺たちが嫌いなのか? (テレビ朝日のインタビュアーに)誰がイチバンだ? BULLET CKUBがイチバンか? 」
――それは僕の中立な立場では、誰が一番かは言えません。
トンガ 「何だと? 言えないっていうことは、俺たちと対立してるっていうことだぞ(と詰め寄りながら手にしていたビール瓶をフロアに叩きつけて)」
AJ「タマ、それぐらいでやめとけ」
アンダーソン「さぁ、いくぞ」
新日本プロレス大阪大会を観戦するために4ヶ月ぶりに大阪ボディーメーカーコロシアムを訪れたが、今年も「大プロレス祭」が開催され、自分は12時からイベントに参加したが、サイン会やトークショーも大盛況、3時半から開場となるも、今回も中央からの入場ゲートはなく南北にはひな壇が設置され用意されたイスが埋まり超満員札止め、5月の横浜アリーナ大会では満員マークがつかなかったことで新日本の勢いが落ちたのではと言われたが、大阪は新日本が強い土地柄、そして6月の大阪大会である「DOMINION」もすっかり定着している、横浜アリーナ大会が満員にならなかった理由は11年ぶりの開催でまだ定着していなかったという理由も成り立ってくる。
全カードが発表されたが一番拍手が多かったのは休憩前の第5試合である飯伏vsリコシェ、自分も大空中戦が必至なだけに今大会の注目になると踏んでいた。いざ試合となるとリコシェが飯伏を上回る動きで主導権を握る、圧巻だったのは鉄柱越えトペコンヒーロ、KUSHIDAの場合はコーナーに昇ってからトペコンを放つもリコシェはノータッチでの鉄柱越え、自分もドラゲーは鉄柵がないことから、スーパージュニアとは違って鉄柵のある今大会ではリコシェがどんな場外弾を放つのかと思っていたが、まさしくファンのド肝を抜いた空中弾だった。その後もリコシェの動きに飯伏がついてこれず、得意のスワンダイブ雪崩式フランケンシュタイナーもリコシェに着地され、フェニックススプラッシュも自爆しシットダウン式ラストライドもクリアされるなど飯伏は次第に追い詰められていく、しかし飯伏はリコシェの必殺技であるベナドリラーはしっかりマークしていたのか全て防ぐと、ハイキックから新日本マットでは初披露のフェニックスプレックスホールドで3カウントを奪い王座を防衛も、飯伏が新日本マットで奥の手を解禁したということはそれだけリコシェに追い詰められていた証で、まさに薄氷の防衛だった。
メインの中邑vsファレのIWGPインターコンチネンタル戦は当初発表されたときは3月のNEW JAPAN CUP決勝で対戦したということでインパクトが薄く、中邑がいかにファレのよさを引き出すかが鍵だと思っていたが、いざ蓋を明けてみるとファレは先手は奪われていたものの、パワーと体格を生かして中邑の腰攻めを展開し、またぶちかましを駆使して試合を組み立てるなど今回は落ち着いた攻めを見せる。中邑も膝を駆使して反撃、雪崩式ブレーンバスターやリバースパワースラムで勝負に出るとボマイエを連発するがファレはクリアすると、もう一発のボマイエをカウンターのスピアーで迎撃する、ファレは普段見せないパワーボムからおぼつかない足でコーナーに登りボディープレスで圧殺すると最後はバットラックフォールが決まり3カウント、中邑のまさかの王座転落は館内は驚きを隠せなかった。
今大会では3試合タッグの選手権が組まれ、ビッグマッチ恒例となった第1試合のIWGPジュニアタッグ選手権は、まだ左肩の負傷が癒えないシェリーが捕まり、KUSHIDAも合体ツームストーンパイルドライバーとセカンドロープに寝かせて宙に浮いた状態にしての450゜スプラッシュを投下するなどして大ダメージを負わせるが、ヤングバックスが同士討ちを多くリズムがつかめない、ヤングバックスはモア・バング・フォー・ユア・バックで勝負に出るがKUSHIDAがかわすと、逆にタイムスプリッターズが勝負に出て。最後はKUSHIDAがマットをホバーボードロックで捕獲してタップを奪い、タイムスプリッターズが王座を奪還する。
第3試合のNWAタッグ選手権もジュニアタッグ選手権が好試合だったこともあって触発されたのか好試合となる、終盤に勝負を焦ったのか小島がラリアットをスミスに狙うも阻止されるとKESのキラーボムが決まり、カットに入った天山が排除されてしまい天コジが窮地となるも、スミスの猛攻を凌いだ小島がラリアットで逆転勝利を収め王座を死守する。
セミのIWGPタッグ選手権は挑戦者組の不安材料である真壁の負傷していた顎が狙われ場外でグロッキーとなると、棚橋が孤軍奮闘を強いられてしまう。真壁が蘇生して挑戦者組が反撃しアンダーソンを捕らえ、棚橋のハイフライフローと真壁のキングコングニーの波状攻撃を狙うが、ギャローズがイスで殴りつけて阻止すると、棚橋はマジックキラーでKOされ、真壁も孤軍奮闘するがアンダーソンのガンスタンを食らうとマジックキラーが決まり王者組が王座を防衛した。
メイン終了後は担架送りにされる中邑を尻目にバレッドクラブの面々が駆けつけファレの王座奪取を祝しつつ、ヘビー級、インターコンチ王座、ヘビー級タッグ王座をバレッドクラブで独占したことをアピール、今までCAHOSが新日本の最大ユニットだったが大阪大会でバレッドクラブに取って代わられてしまった。プリンス・デヴィットが抜けたもののAJと裕二郎が加わることでバレッドクラブがこれほど変貌を遂げるとは誰が予想しただろうか・・・・バレッドクラブだけでない鈴木軍のKESも加えると新日本は外国人天国、その中のファレとアンダーソンは新日本が育てた選手だけに複雑なものを感じる。
大会が終わり外へ出ると雨が降っていた、この雨は敗れた中邑への涙雨なのか・・・ -
KUSHIDA無念・・・リコシェがDRAGON GATE初のスーパージュニアを制覇!6月8日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXI」東京・国立代々木競技場 第二体育館 3,014人満員
<コメント、アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
天山広吉 小島聡 BUSHI ○ケニー・オメガ(8分35秒 クロイツ・ラス)マスカラ・ドン 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク Xマスカラ・ドラダ
◇第2試合◇
▼20分1本
○ロッキー・ロメロ 外道(7分10秒 片エビ固め)飯伏幸太 Xエル・デスペラード
※暗闇パイルドライバー
◇第3試合◇
▼20分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(10分49秒 片エビ固め)永田裕志 Xキャプテン・ニュージャパン
※昇天・改
【後藤のコメント】
後藤「IWGPタッグ負けて、この間次期挑戦者決定戦で棚橋、真壁に負けたけど、俺は全然諦めてねぇから。今獲らないと獲れないと思ってるから。この次も引き続きタッグベルト狙っていきます」
【永田のコメント】
──柴田選手とかなり感情的にやり合っていましたけど。
永田「これが新日本だろう。久しく新日本では感じれない刺激だからさ。今ノアではこんな試合は当たり前にやってっから。ノアではっていうのが問題だよね。新日本ってなんだ? 感情、怒り、悔しさ、妬み、そういうものをごちゃ混ぜにしてぶつけるような試合が新日本だろう。あいつらだけか、新日本でそれが感じられるのは? そういうものをさらけ出して、ぶつけ合うのが新日本の闘いだろう。新生・新日本、まさかそういうものを捨て去ったわけじゃねえよな? もしそういうものがないなら、また持ち込めばいいだけだから。俺はまだまだやるぜ。46歳、永田裕志。アンチエイジングって言ってるけど、『これで46?』って言われるけど、俺は普通のことやってるだけで。今までの46歳がだらしなかった。だから、そう見えるだけで、俺は普通だよ、こんなこと。見てろよ!」
◇第4試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI 準決勝/時間無制限1本
[Aブロック1位]○KUSHIDA(7分29秒 ホバーボードロック)[Bブロック2位]Xタイチ
☆KUSHIDAが優勝決定戦進出
【KUSHIDAのコメント】
KUSHIDA「よしっ、片付けたぞ。あと一つだ」
【タイチのコメント】
タイチ「なんだ、聞きてえことあんのか?」
──初めての決勝トーナメントでしたけど。
タイチ「当たりめえだろ。シェリー潰したのは俺だぞ? 作戦勝ちだ。時代は俺を求めてんだよ。だからよ、こういう結果になってんだよ。今日が始まりなんだ。今日から俺の時代が始まったんだよ。わかるか? どんな目で見てんだ、この野郎。てめらがな、どんな目で見ようが、俺は俺なんだ。変わんねえんだ。TAKAもそうだ。TAKAみちのくはTAKAみちのくなんだ。俺は俺なんだよ」
──「俺は俺だ」っていう発言に対して、ファンから声援がありましたけど。
タイチ「知らねえよ。声援なんていらねえんだよ。素直な気持ち、素直な罵声浴びせろ。思ったこと言ってこい。だけどな、口ではなんと言おうと、俺は俺だ。変わるこたあねえ。俺とTAKAみちのくのタッグも変わるこたあねえ。TAKA、あの件は頼んだぞ。なあ? ちょっくら、俺はよ、用足しに出るからよ。あの件頼んだぞ。じゃあな、おまえら。アディオス」
◇第5試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI 準決勝/時間無制限1本
[Aブロック2位]○リコシェ(5分49秒 片エビ固め)[Bブロック1位]X田口隆祐
※ベナドリラー
☆リコシェが優勝決定戦進出
【リコシェのコメント】
リコシェ「いよいよ決勝戦でKUSHIDAとあたる。自分が『SUPER Jr.』に来たのは自分が世界中の何千というレスラーなかで、最も優れたレスラーだと証明するために出てきた。決勝KUSHIDAと闘うにあたって、相手にとって申し分ない相手だと思ってます。顔もいいし、スタイルの良いし、非常に素晴らしいレスラーだと思います。ただそれを上回ってるのは自分です。それを決勝でKUSHIDAと闘って、世界一のジュニアを決めることは自分にとって望むことです」
――何人かドラゴンゲートから参加している選手はいるが、リコシェ選手が初めて決勝戦にいきましたが、その点に関してはいかがですか?
リコシェ「確かにB×Bハルクとか何人か出てきているが、そこでファイナリストに上がれたということは、当然嬉しいことだが、自分自身が嬉しいだけでなく、DRAGON GATEを代表しているのもあるし、DRAGON GATEのみならず、アメリカ中にレスラーの代表として、自分がファイナリストに上がった。それは非常に光栄なことです。絶対に勝ちます。期待しててください」
【田口のコメント】
──決勝の一歩手前で脱落ということになりましたけど。
田口「はい。今年は去年バッドエンドで終わった分もね、去年みんなに届けられなかったハッピーを合わせてみんなに届けようと、ボクの使命だと思って臨んだ『BEST OF THE SUPER Jr』でしたけど、やっぱりそう簡単に取れるものではありませんでした。幸せはそんなに簡単に届けられるものではありませんでした。それはクッシーに……飯伏じゃない、クッシーにね、去年の分もハッピーを新日本ジュニアのファンの皆さんに届けてもらうことを託すしかありません。悔しい、悔しい」
──生粋の新日本ジュニアとして決勝に行けなかったことについては?
田口「生粋の新日本ジュニア、もうライガーさんとボクしかいないですから。ただ、生粋じゃなくてもあとから入ってきても、クッシー、BUSHI、新日本のジュニアです。デビットがいなくなって、誰が新日本のジュニアを引っ張っていくのか? 新日本所属、誰でもいいですよ。生粋じゃなくても、新日本育ちとか関係ない。新日本に所属したら、誰が新日本のジュニアを引っ張っていくのか? 幸いなことにクッシーが決勝に残りましたんで、優勝して、新日本ジュニアを引っ張っていければいい。ただ、そこに腰巾着でくっついてる自分ではありません。クッシーがトップに立てば、クッシーを狙うし。飯伏、2団体所属? それも所属かもしれない。でも、やっぱり、俺はあんまり好きじゃない。2団体所属、『BEST OF THE SUPER Jr』に出ない。好きじゃない。アンチ飯伏。ただね、口で言ってても勝てないから。勝たないとなんだあいつは口ばっかりだということですから。まだまだ力が足りないんでね、準決勝で負けました。まだまだ精進せえと、努力が足りんと、神様が俺に言ってるんでしょう。去年の今日はボクは家で動けなくなってました。あの状態から1年でこの状態まで戻ってこれました。家で寝ても痛い、対戦しても痛い。それから1年経って、準決勝のリングに立ってました。来年はこの1年以上の努力をして、『BEST OF THE SUPER Jr』の優勝、その前にIWGPジュニアにね。ジュニアの神様に誓ってがんばります」
◇第6試合◇
▼30分1本
○鈴木みのる 飯塚高史(9分52秒 体固め)矢野通 X邪道
※ゴッチ式パイルドライバー
【鈴木のコメント】
鈴木「誰だコノヤロー! オイオイオイ。桜庭。桜庭! テメェ、やっと俺の前きやがったな。ヘヘへ。お前枯れかかってるらしいな。オイ、プロレスの世界に足を踏み入れて俺の前素通りってのはどういうことだコノヤロー。オイ、桜庭お前キツイのやりてぇんだろ? オイ、3流選手とゆるいプロレスやってんじゃねぇよ。そうだ、俺の前くればいいんだ。そしたらよ、お前の経験したことのない痛み、苦しみ教えてやるよ。オイ、桜庭。ハハハ、楽しいなぁ。誰か殴らせろよオイ。オメェかコノヤロー(パイプ椅子で記者を殴って控室に戻った)」
【矢野、桜庭のコメント】
矢野「ふざけんな、飯塚! おい! 飯塚、てめえ、ふざけんな! ふざけやがって! おい、鈴木、飯塚、ふざけやがって、おい! おまえ、俺を怒らせるな!」
桜庭「(矢野に手を差し出して)鈴木みのるムカつくから、一緒に組みましょう」
矢野「知るか、そんなこと……組みてえのか? 一個だけ条件があんだよ。俺のDVD、次回作、出るか、おい! DVD出るなら、組んでやるよ! 組んでやるし、DVDにも出してやるよ」
桜庭「え? ……ちょっと考えます。でも、ムカつくから……(矢野と握手)」
矢野「そういうことだよ、てめえら、ふざけんな、おい! おい、わかったか、俺にケンカ売ったってことはわかってんだろうな? 絶対追い詰めてやる! (頭を指さし)ここが違うんだ、おい! (桜庭を指さし)DVD次回作出演決定!」
◇第7試合◇
▼30分1本
○棚橋弘至 内藤哲也 本間朋晃
(10分15秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xタマ・トンガ
※ハイフライフロー
(試合後にアンダーソンらが棚橋に襲いかかりマジックキラーを狙うと、真壁刀義が駆けつけ、アンダーソンらん両腕ラリアットで蹴散らす。)
真壁「オイ! ファ○キンBULLET CLUB! ファ○ク・オーーン!!」
【真壁、棚橋、内藤、本間のコメント】
真壁「(棚橋選手を肩で担ぎ登場)オイ、オメェらよぉ、この俺を忘れてくれるなよコノヤロー! オイ、BULLET CLUBさんよ、テメェらの闘い見せてもらったよ。オイ、大阪、オメェら覚悟しとけ。それだけだコノヤロー!」
棚橋「ハァハァ、前哨戦戦い抜いて真壁さんが来た。頼もしい。心から頼もしいと思うよ。頼もしい。あとは俺たちがベルトを獲るだけ!」
本間「今回ジュニアシリーズに参加して思った。俺はやっぱり石井に勝ちたい。NEVERがほしいのは当たり前だけど、石井智宏に勝ちたい。それだけです。それを目標にまた頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」
内藤「このシリーズね、対戦カードに名前がない日も結構あった。今日も今、大阪のこと考えてもテーマないかもしれない。だからなんだ。テーマがないからなんだよ。俺が自分で探せばいいんだろ。もうすぐね、復帰して1年……俺はただプロレスがしたくて帰ってきたわけじゃないんでね。新日本プロレスの主役になるために帰ってきたんだ。『G1 CLIMAX』」も迫ってるしね。もう一度浮上してやる。再浮上してやる。一気に突き抜けてやる。そして主役に躍り出るんだ。いいか、みんな、俺を信じて俺について来い!」
【アンダーソン&ギャローズのコメント】
アンダーソン&ギャローズ「6月21日、棚橋と真壁、おまえたちが本当にやる気があるんだったら、ありったけの自分の気力と体力とガッツを振り絞って、俺たちに向かってこい! 真壁が今日来たけど、本当に俺たちの前に来るんだったら、それなりの用意をしてこい! BULLET CLUBが一番だ! 6月21日、俺たちは無傷で大阪から帰ってくる!」
◇第8試合◇
▼30分1本
○バッドラック・ファレ 高橋裕二郎 マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(17分59秒 片エビ固め)中邑真輔 オカダ・カズチカ 石井智宏 XYOSHI-HASHI
※バッドラックフォール
◇第9試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI 優勝決定戦/時間無制限1本
○リコシェ(23分06秒 片エビ固め)XKUSHIDA
※ベナドリラー
☆リコシェが初優勝
(試合後にトロフィーを受け止めリコシェに飯伏が登場)
飯伏「新日本プロレスの飯伏幸太として、絶対に負けない。よろしくお願いします(両者が視殺戦を繰り広げ、飯伏退場)」
リコシェ「キッツ(きつい)!ミナサン、サンキュー・ソー・マッチ! シンニホンプロレス、サンキュー・フォー・『BEST OF THE SUPER Jr.』。ミナサン、アリガトウゴザイマシタ!」
【リコシェのコメント】
リコシェ「ヤッタァ。この大会は始まる最初に言ったことですが、この『SUPER Jr.』というのは世界で一番素晴らしい大会なので、そこで勝つことが非常に重要なことだと考えていました。結果として小切手、ビールこういったものを手に入れることが出来ました。このことは非常に嬉しいの一言です。でもこれで終わりではありません。大阪で飯伏に挑戦します。そしてIWGPジュニアのベルトを手に入れます。もう一つのトロフィーを手に入れるということなのです。私は若い、ハンサム、スピーディーといった要素が自分は揃っているので、勝つのは自分だと思ってます。アリガトウ」
――全体的にリコシェ選手のほうがKUSHIDA選手より声援を受けていたと思いますが?
リコシェ「自分としてはそんなでもないと思います。KUSHIDA選手に対する声援も多かったし、半々くらいだと思います」
――飯伏選手も日本を代表するハイフライヤーで、リコシェ選手もアメリカを代表するハイフライヤーなんですけど、その二人が闘ったらどうなりそうですか?
リコシェ「非常に素晴らしい特別な試合になるかと思います。今まで飯伏選手とはシングルマッチで闘ったことがありませんでした。ですので、どんな試合になるかわかりませんが、素晴らしい試合になることは間違いないと思います。そして勝つのは自分だと思っています」
――改めてKUSHIDA選手の印象は?
リコシェ「KUSHIDA選手は非常に良い選手だと思っています。スゴイ。明石で負けたかと思いますが、その時の試合を参考にして、教訓にして、今日闘うことが出来ました。KUSHIDA選手は世界でかなりトップレベルにいる選手だと思っています」
――去年参加した『BEST OF THE SUPER Jr.』との違いは?
リコシェ「去年、初出場だったということで経験の点、知識の点、そして備えの点ということで、今年のほうが準備できた。あらゆる点で2年目は違ったと思います」
――DRAGON GATEの所属選手としては初めての優勝ですが、DRAGON GATEの仲間に何と伝えたいですか?
リコシェ「DRAGON GATEの選手はみんな友達であり、家族のような存在です。ですので、きっとみんなボクがこのトーナメントで勝ったことを喜んでくれると思います。そう思うし、自分も彼らにそう伝えたいと思います。そしてパーティーでもやりたいと思ってます」
――賞金の使い道は?
リコシェ「お母さんに車でも買ってあげたいと思います」
【KUSHIDAのコメント】
KUSHIDA「ああ、またダメだった。届かなかった。何が足りないんだ? リコシェよりも、このリーグ戦に参加する誰よりも俺は『SUPER Jr.』に身も心も全部つぎ込んだ。参加者だけじゃない。新日本で育ったジュニアの選手たちよりも、俺は強いと思ってる。時間は長さじゃないんだ。濃さなんだ。チクショウ! 上等だ。もう一回ここから上に駆け上る。『SUPER Jr.』、来年待ってろ」
【飯伏のコメント】
――リコシェ選手は『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝したことに関しては?
飯伏「半分予想通りというか、リコシェ選手が上がってきて、新日本の選手じゃないのは悔しいですけど。自分の中ではちょっと対抗戦だと思って頑張ります」
――改めて選手としてのリコシェ選手の印象は?
飯伏「今日の試合も含めて素晴らしいですよ。ただいろんな部分で負けれないというか……負けれないですね。絶対勝ちます」
いよいよ優勝決定戦を迎えた「BEST OF THE SUPER Jr.XXI」、今年は代々木第二競技場体育館で開催され、満員マークが付いた。横浜アリーナ、後楽園ホールと満員マークが付かなかったことで新日本バワーもこれまでかと思われたが、スーパージュニアは新日本のブランドの一つだけに、スーパージュニアのブランドはまだまだ絶大といったところ。
優勝決定トーナメント第一試合のKUSHIDAvsタイチは、タイチがTAKAみちのくの介入とレフェリーとの交錯を駆使すれば、KUSHIDAはアレックス・シェリーが介入するなど大荒れとなり、タイチが勝負を狙って急所蹴りからタイチ式外道クラッチで丸め込むがKUSHIDAがクリアし、タイチは続けてブラックメフィストを狙うがKUSHIDAは回転エビ固めで切り返す。焦ったタイチはTAKAを介入させるがシェリーが入ってKUSHIDAとのダブルトラースキックでTAKAを排除すると、最後はKUSHIDAのホバーボードロックで捕獲しタイチはタップ、KUSHIDAが決勝に進出する。
優勝決定戦第二試合の田口vsリコシェは、リコシェがトリッキーなムーブで田口を翻弄すれば、田口もリコシェの一歩前に出ようと先を読む、田口はどどんで勝負に出るが、リコシェは回転エビ固めで切り返し、リコシェはベナドリラーを狙うも田口はタイガースープレックスで切り返そうとする、しかしバク転で着地したリコシェがベナドリラーを決め3カウントを奪い、DRAGON GATE勢で初の決勝に進出する。
決勝戦のKUSHIDAvsリコシェはKUSHIDAが腕攻めで先手を奪うが、スピンキックでKUSHIDAを場外に追いやったリコシェがサスケスペシャルを炸裂させ、キックや空中戦で形勢を逆転させる。KUSHIDAもリコシェを場外に追いやってからのコーナー最上段からのトペコンヒーロ、リングに戻ってからムーンサルトプレスと繰り出すが、リコシェもgo2sleep、シューティングスタープレスと応戦。KUSHIDAはハンドスプリングエルボーからホバーボードロックで捕獲するがロープに逃げられ、KUSHIDAはドラゴンスープレックス、そして封印していたミッドナイトエキスプレスを投下するが自爆してしまう。リコシェはブラジリアンキック、ノーザンライトスープレックスからブレーンバスターの連続技、雪崩式フランケンシュタイナー狙いのKUSHIDAに雪崩式go2sleepを炸裂させると630°スプラッシュを投下しベナドリラーを狙うが、かわしたKUSHIDAは延髄斬り、KUSHIDAのハンドスプリングエルボー狙いをキャッチしたリコシェは再びベナドリラーを狙うもKUSHIDAはホバーボードロックで切り返す、ところがリコシェが強引に持ち上げると脱出したKUSHIDAにバックスピンキックを浴びせ、最後はベナドリラーが決まり3カウント、BEST OF THE SUPER Jr.XXIはリコシェが優勝しDRAGON GATE勢初のスーパージュニア制覇という偉業を達成した。
ドラゲー勢は今まで望月成晃、B×Bハルク、YAMATO、PAC(現エイドリアン・ネヴィル)が参戦したが優勝まで届かなかったが遂にリコシェがスーパージュニアを制覇してしまった。リコシェは6月21日の大阪大会で飯伏幸太の保持するIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦することになったが空中戦は必至、果たしてリコシェはドラゲー勢初のIWGP王者になることが出来るか?
また今年のスーパージュニアのMVPはタイチだった、騒動で出場に賛否を呼んだが、試合では小ズルさだけでなく怖さを見せつけ、リーグ戦を大いに盛り上げた、タイチ本人も出場停止処分になることは覚悟しているだろうが、成績だけでなく試合内容を見てもIWGPジュニア王座に挑戦する資格は充分にあることから、復帰後はシングルプレーヤーとしてのタイチの真価を発揮して欲しい。
またヘビー級の戦いは鈴木軍入りした飯塚が鈴木と組んで矢野、邪道組と対戦し、鈴木はアブドーラ・ザ・ブッチャーと組んでいた経験を生かし飯塚をコントロールし、最後もYTRポーズを狙う矢野を飯塚がアイアンフィンガーフロムヘルでKOすると、倒れている矢野の横で邪道を鈴木がゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪い見事な連係で勝利となるも、試合後に桜庭和志が乱入し鈴木との腕の取り合いを制して追い払うと矢野との共闘を持ち掛け、鈴木と桜庭の戦いが開戦となった。
後藤、柴田は永田、キャプテン組と対戦し、キャプテンが後藤、柴田相手に正面から挑んでいく、こういった相手は後藤と柴田が活きてくる、キャプテンを潰しにかかるも、キャプテンは懸命に立ち向かっていく、試合は後藤の昇天の前にキャプテンが玉砕となるもキャプテンの健闘が光った試合だった。また柴田は試合後に永田と乱闘を展開、テーマを見失いかけている柴田だが、永田に照準を定めたのか?
棚橋組vsバレットクラブの6人タッグ戦は本間のこけしの援護を受けた棚橋がハイフライフローでトンガを降すも、試合後にアンダーソンとギャローズが棚橋に襲いかかりマジックキラーを狙う。そこで欠場中だった真壁が駆けつけ棚橋を救出、復活をアピールした。
スーパージュニアが終わり、次は大阪決戦を迎える…ジュニア史に残る死闘! 『SUPER Jr.』優勝者はKUSHIDAを下したリコシェ! 飯伏と頂上決戦へ!【6.8代々木結果】 http://t.co/EWT2QbmRPy #njbosj pic.twitter.com/yKClXvdtZQ
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 6月 8スーパーJr.決勝戦。とてつもない試合だった。衝撃を受けたよ
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2014, 6月 8スーパージュニア決勝戦まで、今日やっと辿り着きました。が、優勝までは及びませんでした。ボクの夢に思いを乗せてくれた人、応援してくれた人、みんなみんなありがとうございました。叶うまで、諦めません。
— KUSHIDA (@KUSHIDA_CANADA) 2014, 6月 8クッシーが負けたのが悔しかった。でも大会後は、試合の熱量で梅雨があけたような爽快感が残った☆ #njbosj
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2014, 6月 8リコシェは凄いな 飛びだけじゃない さすがエルマノのエルマノだと改めて思った クシダの拘りも伝わったがまだ未完成 これからだな さ、明日からまた頑張りましょう
— TAKAみちのく (@takam777) 2014, 6月 8ベストオブザスーパージュニア最終戦ありがとうございました。 いろいろ試合後のコメントで喋ったので、オフィシャルモバイルサイトやホームページの試合結果コメントをご覧ください。(カットされてなければ長々と喋ってます) また頑張ります!
— 田口隆祐 (@taguchiryusuke) 2014, 6月 8キャプテンが強くなってたような気がする。代々木だからか?そういえば学生時代この会場で平澤とやったな~。あの時も俺が勝ったけどな。
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2014, 6月 8本日の代々木大会ではキャプテンと組んで洋央紀、柴田と戦ったゼァ。四人それぞれの持ち味が出た凄い試合だったが、我々の敗戦だったゼァ。洋央紀と柴田とは何度でも戦いたいゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) 2014, 6月 8まけてしまったのか。私は。しかしなんだこの懐かしい感じは。
— キャプテン・ニュージャパン (@herocaptainnjpw) 2014, 6月 8ドラゲー所属から初優勝の快挙も忘れちゃいかんね!\(^o^)/
— こうひげ (@COUHIGE) 2014, 6月 8おめでとう!リコシェ #dragongate #njpw #njbosj
— ロベルト師匠@6/10・DG@横浜 (@RobeShisyou) 2014, 6月 8 -
KUSHIDAがライガー越えを果たし決勝トーナメントに進出!ベスト4が出揃うも・・・
6月6日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXI」京都KBSホール 1200人 超満員札止め
◇第1試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○ニック・ジャクソン(8分17秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]Xロッキー・ロメロ
※ファイヤーバードスプラッシュ
◇第2試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○タイチ(8分22秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]Xケニー・オメガ
※ブラックメフィスト
◇第3試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○アレックス・シェリー(3分13秒 エビ固め)[3勝4敗=6点]Xタイガーマスク
☆シェリーがBブロック1位通過決定
◇第4試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○田口隆祐(10分43秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]Xエル・デスペラード
※どどん
☆田口がBブロック2位通過決定
◇第5試合◇
▼30分1本
カール・アンダーソン ○ドク・ギャローズ(12分48秒 片エビ固め)棚橋弘至 X本間朋晃
※マジックキラー
◇第6試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Aブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗1不戦勝=8点]○マット・ジャクソン(8分04秒 エビ固め)[2勝4敗1不戦勝=6点]Xマスカラ・ドラダ
◇第7試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Aブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗1不戦勝=10点]○KUSHIDA (14分15秒 ホバーボードロック)[2勝4敗1不戦勝=6点]X獣神サンダー・ライガー
☆KUSHIDAがAブロック1位通過
(試合後、ライガーとKUSHIDAは座って握手をかわし、お互いに礼。そして、ライガーがKUSHIDAの手をあげる。)
ライガー「オイ、KUSHIDAよ! おまえ、強くなったな~! おまえ、俺から3カウントじゃなく、タップ(ギブアップ)獲ったんだよ。この調子で、準決勝とは言わねぇよ、決勝まで行って、新日本プロレスのJr.を引っ張ってみろよ!! なあ、みんな!!(※『KUSHIDA』コール)」
KUSHIDA「ライガーさん、『SUPER Jr.』に向けて、『Jr.が主役の季節』とか言われるのが、僕は悔しくてたまらないです。Jr.はヘビー級の脇役なんかじゃないですよね? ライガーさんならよく知ってますよね? 僕が代々木の決勝で優勝して、その先の両国国技館にライガーさんをお連れします!」
◇第8試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Aブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○リコシェ(7分31秒 片エビ固め) [3勝3敗1不戦勝=8点]XBUSHI
※ベナドリラー
☆リコシェがAブロック2位通過
◇第9試合◇
▼30分1本
○バッドラック・ファレ 高橋裕二郎 タマ・トンガ(17分16秒 片エビ固め)中邑真輔 オカダ・カズチカ XYOSHI-HASHI
※バットラックフォール
いよいよ公式戦最終日を迎えた新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXI」京都KBS大会をSAMURAIで視聴、ここまでの経過を振り返るとAブロックはトップは8点でKUSHIDA、BUSHI、リコシェ、TAKAの4選手。それをライガーが追いかける展開(ドラダ、マットは6点だがトップグループの3選手に敗れているため脱落)。Bブロックは全選手が6点で並ぶという大混戦となった。
Bブロック、ロメロvsニックは、マットの介入を利用したニックがランニングニーの連打からのファイヤーバードスプラッシュで勝利。
タイチvsケニーはケニーがクロイツラスを狙ったところでレフェリーを巻き込んで阻止し、レフェリーがダウンしている間にマイクスタンドで殴打、それでもケニーは再度クロイツラスを狙うが、タイチがマイクスタンドで殴打して阻止するとタイチ式外道クラッチはケニーはクリアするが久々にブラックメフィストを炸裂させ3カウントを奪う。
タイガーvsシェリーはタイガーがシェリーの痛めている左腕に集中砲火を浴びせるが、タイガーが回転エビ固めを狙ったところでシェリーが丸め込んで逆転勝利を収めるが、シェリーは左腕を押さえたままうずくまってしまう。
田口vsデスペラードはデスペラードが急所蹴りからギターラ・デ・ムエルタを狙うも、田口が鹿落としで切り返すとどどんで3カウントを奪い勝利。この結果田口とタイチ、ニックに勝っているシェリーが1位、タイチとニックに勝っている田口が2位で決勝進出する。
Aブロック、KUSHIDAはこれまで1度も勝利を収めたことのないライガーと対戦、ライガーが徹底した足攻めで先手を奪いKUSHIDAのスピードを封じにかかるも、KUSHIDAはライガーの左腕にドロップキックを浴びせてから掌打封じの左腕攻めを展開して反撃する。ライガーは場外での垂直落下式ブレーンバスターから掌打、久々に雪崩式フランケンシュタイナーも披露してラッシュをかけるが、担いだところでKUSHIDAがホバーボーロックで切り返し、逃れようとするライガーをポジションを変えて絞りライガーは無念のタップでKUSHIDAが決勝進出、今までKUSHIDAはライガーに一度も勝てず、ライガーもわかっていたのかプレッシャーをかけるように攻め立てていったが、KUSHIDAは見事に跳ね除けてライガーを降した、ライガーの試合後の激はKUSHIDAを認めた証でもあり、KUSHIDAも新日ジュニアへの想いをアピールした、今大会の一番のベストバウトだった。
BUSHIvsリコシェは、KUSHIDAが先に決勝進出したのを意識してか奇襲をかけるも、リコシェのトリッキーな動きとパワーの前にBUSHIはペースをつかめない、最後もBUSHIがコードブレーカーを狙うも、リコシェが受け止めて担ぎペナドリラーが決め3カウント、内容的もBUSHIの完敗だった。Aブロックはリコシェに勝っているKUSHIDAが1位、リコシェが2位で決勝に進出する。
スーパージュニアはベスト4が揃い決勝トーナメントはこういう組み合わせになった
KUSHIDAvs田口隆祐
アレックス・シェリーvsリコシェ
しかしシェリーが痛めた左腕の状態が良くない、シェリーの欠場の場合は同じ8点ながらもニックに勝っているタイチが繰り上げで決勝進出することになる
8日の代々木は誰が優勝するのか・・・?
追記
(新日本プロレス公式より)
6月6日京都大会でBブロック1位通過したアレックス・シェリーの負傷欠場が決定。試合終了後、病院で検査の結果、「左肩関節損傷」が明らかとなり、大会欠場となった。
これにより、代々木大会では、Bブロック2位通過の田口隆祐が1位となり、3位のタイチが繰り上がって2位通過。決勝トーナメントに出場となる。
タイガーマスク戦で左肩の負傷が悪化したアレックス・シェリーが優勝決定トーナメント進出を辞退し、代わりに3位だったタイチが繰り上げで進出することになった。
リーグ戦では狂乱ファイト+老獪さを駆使して3連勝スタートとなるも中盤から3連敗と失速、しかし今日の京都大会で今まで使用していなかったブラックメフィストを解禁してケニーを降し同点のニックにも勝っていることで3位に滑り込んだ。
リーグ戦前は自身の私生活でのトラブルが発覚して、スーパージュニア出場には賛否を呼んだタイチだったが、棚からボタ餅ではないがチャンスが舞い込んできてしまった。タイチもブラックメフィストを解禁した以上本気で優勝を狙ってくる。タイチの騒動で始まったスーパージュニアだが最後もタイチで締めくくるか!?
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スーパージュニア開幕!今日の主役は処分保留も怖さを見せたタイチ!
5月30日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXI」後楽園ホール 1680人満員
<コメント・アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○TAKAみちのく(5分31秒 片エビ固め)[1敗=0点]Xマスカラ・ドラダ
※みちのくドライバーII
◇第2試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○タイガーマスク(8分45秒 タイガースープレックスホールド)[1敗=0点]Xロッキー・ロメロ
◇第3試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式線/30分1本
[1勝=2点]○タイチ(5分33秒 タイチ式外道クラッチ)[1敗=0点]Xエル・デスペラード
(試合後)
タイチ「オイ! テメーらがな、なんと言おうが、俺は変わんねぇんだよ! 俺は俺なんだよ!!」
◇第4試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○BUSHI (8分51秒 BUSHIロール)[1敗=0点]X獣神サンダー・ライガー
◇第5試合◇
▼スペシャル10人タッグマッチ/30分1本
カール・アンダーソン ドク・ギャローズ バッドラック・ファレ ○高橋裕二郎 タマ・トンガ(18分17秒 体固め)中邑真輔 オカダ・カズチカ 石井智宏 XYOSHI-HASHI 邪道
※マイアミ・シャイン
◇第6試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○リコシェ(14分29秒 レフェリーストップ)[1敗=0点]Xアレックス・コズロフ
※コズロフの左肩負傷
リコシェ「今回『SUPER Jr.』に出て、ちょっと考えられないようなことが起こってしまって、こういう結果になってしまった。これは一応自分の勝ちかもしれないが、自分としてもしっくりきていない。また明日『SUPER Jr.』で新日本のファンの前で自分が自分なりに闘って魅せていきたいと思います。今日のことは非常に難しいです」
コズロフ「OKだ。べつになんともない。大丈夫だ。試合はストップするべきではなかった。肩はOKなんだから。でも、トーナメントはまだ始まったばかりだ。明日から、目の前にいる敵を全部倒して、自分がトーナメントを制してみせる」
◇第7試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○アレックス・シェリー(10分38秒 シェリークラッチ)[1敗=0点]Xニック・ジャクソン
◇第8試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○KUSHIDA (11分44秒 キムラロック)[1敗=0点]Xマット・ジャクソン
シェリー「去年はマット・ジャクソン、ニック・ジャクソンはここにいなかった。俺は去年初めてここに来て『SUPER Jr.』に出た。今BULLET CLUBが去年から『SUPER Jr.』をかき回してて、今年もそうなるかもしれない。AブロックBブロックともBULLET CLUBがいる。だけど俺とKUSHIDAと彼らはシングルマッチはシングルで闘うし、だけどTIME SPLITTERSとして闘っていく (KUSHIDAと指切り)」
KUSHIDA「俺がやらずに誰がやるんだ。 新日本プロレスジュニアをボクが守ります」
マット&ニック「今日はひどい夜だった。我々は何もできなかった。なぜなら、レフェリーの判断がひどかったからだ。我々は何回も1、2、3で勝つチャンスがあった。二人ともそうなんだ。でも、レフェリーがひどい判定をしたんだ。自分たちのこのトーナメントのゴールは決勝で闘うことだ。そして、俺たちはベストなタッグチーム、ヤングバックスなんだ」◇第9試合◇
▼BEST OF THE SUPER Jr.XXI Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ケニー・オメガ(16分17秒 クロイツラス)[1敗=0点]X田口隆祐
(試合後)
オメガ「違う団体から来てちょっと不安でしたが、みんながすごい応援してくれて、うれしかった。ホントに気持ちよかった(※大拍手)。ずっと、ずっとずっと新日本にいなくて、すいませんでしたけど、ただいま。ただいま。(※『お帰り』の声)みんな、応援してくれたら、絶対、必ず! 優勝します(※大拍手)。正直、ヘビー級選手になりたかったけど、このシリーズの選手は凄すぎで、もっとJr.でやりたい。でも、1番強いチャンピオン(飯伏幸太)からベルト獲りたい(※大歓声)。1人しかいない。みんな知ってるだろ? フフ。じゃあ、楽しみにしてます。ありがとう(※大拍手)」
──開幕戦を白星でスタートさせましたけど、いいスタートになったと思うんですけど。
ケニー「(全て日本語で)そうだよね。勢いですね。『SUPER Jr.』でいい勢い大事だと思います。でも、最近はね、飯伏さんが田口さんに勝ったんですよね? 少なくとも私も勝ったほうがいいと思ってた。間違いない。この『BEST OF THE SUPER Jr.』を優勝したい。『SUPER Jr.』だけじゃなくて、IWGPジュニアもやりたい。他に私ほど強い選手がいない。みんなめ~ちゃくちゃ上手い。私よりも上手いところもあるっスけど、コンプリートパッケージ的に私が一番強いと思います。ホントにもう優勝しかない」
──久々の新日本マットでアウェイというのを感じなかったんじゃないですか?
ケニー「そうだよね。DDTのリングと他のインディーのリングはなれすぎて、私のコンディションが凄いと思ってたけど、思ったより凄かった。体重増えすぎて、あんまりスピードが壊れました、ちょっと今日は。やっぱりギリギリ満足に入りました。まあ、このままで続きをやると思います」
──開幕戦のメインを任されたことで、新日本プロレスのケニー選手への期待は大きいと思うんですけど。
ケニー「そうですね。あのう、そうだよね。コズロフ選手も大きいですよね。でも、ケガしちゃって、問題にならないと思います。凄いパワーアップのトレーニングしましたから。スピードアップ、パワーアップ。あのう、たぶん田口さんのキャリアのほうが長いけど、結局、力が全て。お金じゃなくて、へへへへ」
──IWGPジュニアのタイトル戦線だと、飯伏選手がライバルがいないぐらい強い状態なんですけど、やっぱり自分がそこにっていう気持ちは強いですか?
ケニー「違う団体に詳しくないお客さんはいると思いますけど、たぶん半分ぐらい、もしかしたらほとんどかもしれないけど、私が飯伏さんのライバルだということをわかってる。だから、たぶんその理由でみんなが応援していたかもしれない。凄い気持ち良かった。一番疲れている時に声が聞こえて、ちょっと力が入りました。本当にありがとうございました。新日本のファン凄い優しかった」
──飯伏vsケニーっていうIWGPジュニア戦が、この新日本のリングで行われる可能性もありますけど、非常に大きな歴史的なことだと思うんですけど。
ケニー「そうだよね。飯伏さんは世界のジュニアのエース。それはタイトルだけじゃなくて、この世界のジュニアのエース。だから、飯伏さんがこのツアーを休んでよかった。もし、私が勝ったら、このシリーズのせいで疲れました。私の100%で飯伏さんと闘うことができない。悔しい、残念だけれども、それはDDTじゃないから、新日本ではこのチャンスしかないかもしれない。だから、100%でがんばるしかない」
──少し試合前には不安があったとおっしゃってましたけど。
ケニー「そうだね。不安がありましたね。みんな身体が去年より凄くて、そしてコズロフさんがケガしちゃって、もちろん私もケガしたくない。全然したくない。ケガしなかったら、誰も勝てないと思いますよ、私に。だから、一番大事なのは私のコンディション。2番は作戦とか考えないほうがいい。その不安な気持ちがあったら、私が弱くなるみたい。だから、今のところまで私はビッグマッチ負けました。今年、そうならないように試合やります。自分の力、自分のスキル、自分の全てを信じてます。そして、もしお客さんも私を応援してくれたら、なんでもできそう。ありがとう」
田口「予定通りじゃねぇけど、『SUPER Jr.』初日名物の田口黒星スタート。毎年恒例だよ。一生懸命やったよ。一生懸命やったけど。どうも初日に……縁がないね。もうこういうもんなんだ俺。まぁケニー・オメガ強かった。強かった。『SUPER Jr.』初日恒例だよこれは。黒星スタート、黒星スタートから勝ち上がってるから俺は毎年。去年、残念ながら決勝トーナメントいけなかったから。まぁいったけど欠場で出れなかったから。5年連続トーナメント勝ち抜いて、去年の分も合わせてね。去年と今年2年分のハッピーエンドで、『SUPER Jr.』2014年を締め括る。その締め括る役は……ボクしかいないでしょ」
ジュニアの祭典「BEST OF THE SUPER Jr.XXI」が開幕したが、大会前に女性とのトラブルを起こしたタイチに関して菅林直樹会長が会見を開いた。
(新日本プロレス公式HPより)
■菅林会長のコメント
「それでは、タイチ選手の件に関して、発表させてもらいます。今、現在ですね、会社と弁護士事務所さんと調査チームを作って、いろいろ協議しながら今回の件の事実関係の調査をいま進めているところです。
弁護士さんによるとかなりの数のネット上のコメント等がありますので、それも含めて調査をしていますので、もうしばらく時間がほしいと。時間がかかります、という風になっております。
ですので、まだ処分は結論が出ていない以上、処分は下せないので今シリーズの試合には出場させます。……最終判断はですね、調査も結果にもよるんですけども、会社側としては今回の件を重く受け止めておりますので、処分内容としては、厳重注意、そして減俸処分、ならびに試合出場停止処分を検討し、予定しております。これは決定次第、行うことになります。以上です」「
■報道陣からの一問一答
――シリーズ中に処分を判断されることはありますか?
菅林「いや、時間がかかりますんで。だいたい10日前後くらいは必要だと、いうふうに弁護士さんには言われてますので。それ以降になると思います。せっかく、今日から開幕する、年に1回のジュニア選手の大事なシリーズでこういうことが起きてしまったということで、誠にファンの方には申し訳なく思っています」
――今回の件、不倫をされていたことと、交際女性とのやりとりがファンに混乱を招いた、どちらが重いトラブルと捉えていますか?
菅林「ま、プライベートなこともかなり含まれていますので、そのへんは総合的に判断する、ということです」
ということでタイチに関しては調査に時間がかかるため処分保留、予定通りにスーパージュニア出場となった。
そのタイチは公式戦でデスペラードと対戦、タイチは自身の入場テーマ曲を口パクで口ずさみながら入場すると、リングインするなりデスペラードをイスで殴打、マスクを破くなど反則攻撃のラッシュ、やりたい放題に見えたが攻撃に怖さを感じた。おそらくシリーズ終了後には処分が下されるためヤケになっているのではと思われたが、レフェリーとデスペラードを交錯させ、デスペラードがギターラ・デ・ムエルタを決めるもカウントが入らないなど、冷静でしたたかさは残っており、最後もマイクスタンドでの殴打からのタイチ式外道クラッチで3カウントを奪い勝利を収めてしまう。
最後に館内が「レッツゴー・タイチ」コールが巻き起こる中で、タイチは倒れこみながら、「オイ! テメーらがな、なんと言おうが、俺は変わんねぇんだよ! 俺は俺なんだよ!!」と叫んだ。今でもタイチのことでマスコミがゴシップを含めて記事を書きたてているが、現在タイチが出来ることはjありのままの自分をリングにぶつけることと、スーパージュニアを優勝することしかない、だが怖さとしたたかを前面に出したタイチはスーパージュニアの台風の目になる可能性も秘めている。
リコシェはコズロフと対戦するが序盤でコズロフがトペ・コンヒーロを失敗し左肩を脱臼してしまうハプニングが発生、慌てて三沢威トレーナーが外れた肩を戻す応急処置を施して試合は続行も、痛さが残っているせいか左肩が満足に使えず、受身も満足に取れない状況となるが、コズロフは意地で試合をやり抜こうとするがコーナーからダイブを着地した衝撃で再び左肩が外れたため試合はストップ、リコシェも白星発進だが不完全燃焼に終わるも、最後まで試合をやり抜こうとするコズロフの意地を見た試合だった。
第7試合ではシェリーがニックと対戦し読み合いを制して勝利も試合後にマットが乱入しシェリーを袋叩きにしたところでKUSHIDAが駆けつけてセミへと突入、ニックの介入でKUSHIDAが窮地に立つも、モアバング4ユアバックを阻止したところでキムラロックで捕獲しニックはタップ、タイムスプリッターズは揃って白星発進となった。
メインの田口vsケニーはケニーが田口の腰に集中砲火を浴びせ先手を奪い、ケニーのトリッキーな動きの前に田口もなかなかペースがつかめない、ケニーが波動拳からクロイツラス狙いを田口はリバースフランケンで返すが、突進したところでケニーがフライングニーで迎撃すると最後はクロイツラスで3カウント、内容的にも完敗を喫した。
スーパージュニアの予想はKUSHIDAだが、今日の時点ではタイチも捨てがたい。果たして誰が優勝するのか? -
タイチ騒動で見えたもの、最低限の秩序の確立も新日本プロレスの課題でもある
<新日本プロレス公式HPより>
日頃は、新日本プロレスを応援頂き、誠に有難う御座います。
昨日来、一部ネット上に流布している当社の専属契約選手であるタイチ選手の件で、ファンの皆様、及び、関係者の皆様に、ご心配をおかけいたしました事、お詫び申し上げます。
当社として、ただちにタイチ選手に事実関係を確認したところ、本人の一連の軽率な行動により相手方を含め、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけした事について、深く反省しております。
当社と致しましては、今後、さらに詳細な事実関係を調査・確認の上、タイチ選手に対し、然るべき処分を行いたいと考えております。
今後とも、ファンの皆様の温かいご支援、熱いご声援を宜しくお願い致します。
新日本プロレスリング株式会社
昨日からネット上で騒ぎとなっていたタイチのプライベート問題に関して、新日本プロレスから見解が発表された。プライベート問題に関してはプロレスとは関係ないことから敢えて触れない、新日本としても選手のプライベートまではタッチしたくないが、騒ぎになった以上処分せざる得なかったのではないだろうか。
今回の一件は新日本プロレスというものは注目され始めているが、それと同時に叩かれやすくもなってきている表れなのではと思う、今後の新日本は最低限の秩序の確立も最大のテーマになってくるのではないだろうか・・・
人生イロイロ。出会いがあれば別れもある。誰かと何かを始める時…団体だったり…軍団だったり…友達だったり…男女だったり…今は「一生一緒に関係を続けて行く訳では無いんだろうな」と思う。だからこそ「今」と「この瞬間」が頑張れる。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2014, 5月 26何人の人間に対して「一生一緒」と思ったことだろう。何人の人間に対して「二度とあいたくない」と思ったことだろう。まあ、人生イロイロだ。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2014, 5月 26