新日本プロレス
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代役出陣も、杜の都でも主役を奪った本間劇場!中邑に敗れるも永田裕志はまだまだ健在!
2月14日 新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in SENDAI」宮城・仙台サンプラザホール 2900人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○中西学 キャプテン・ニュージャパン(6分19秒 片エビ固め)小島聡 X小松洋平
※ヘラクレスカッター
◇第2試合◇
▼20分1本
○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(10分31秒 片エビ固め)タイガーマスク Xジェイ・ホワイト
※チェイシング・ザ・ドラゴン
◇第3試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/20分1本
KUSHIDA アレックス・シェリー ○マスカラ・ドラダ(11分11秒 回転エビ固め)Xケニー・オメガ ニック・ジャクソン マット・ジャクソン
◇第4試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[王者]○獣神サンダー・ライガー(7分49秒 ヨーロピアンクラッチ)〔挑戦者]Xチェーズ・オーエンズ
☆ライガーが2度目の防衛に成功
(試合後)
ライガー「NWAのJr.のベルト、防衛できました!! 応援ありがとうございます。(タイガーがリングに登場)俺は、お前をベルトパートナーだと思っている。だからこそ、このベルトを懸けて、防衛戦をやりたい」
タイガー「ライガーさん! ぜひ挑戦させて下さい! お願いします!(両者はガッチリと握手をかわす。)」
【ライガーの話】「やっと、タイガーマスク。このベルトを懸けて、NWAのジュニアのベルトを懸けて、防衛戦。彼は楽しみにしてると言ってくれて。 俺たちの試合は“泥臭い”ものになるかもしれない。勝つのだけをいつも見ている。追い求めて、追い詰めて、それしかないかもしれない。でもだからこその緊迫感が彼との闘いで出せると思う。気合入ってますよ。チェーズ・オーエンズ選手はいい選手だよ。ただ若いな!! 多分。キャリアも浅いんじゃないかと思う。まぁこうやって日本に来て勉強していけば。だけどジュニアじゃなくてヘビーでガンガン行ける選手かもしれない。彼に対する印象はそれだ。まぁ今はタイガーマスクだ」
【タイガーの話】「リングの上でライガーさんが『やろうじゃないか』と云うことで、僕も今日この仙台のファンの皆さんの前で、『挑戦させてください』と言って。ファンも後押ししてくれて。もうこれで決まったも同然だと思ってます。まぁ『NWA世界ジュニア』といえば僕が、かつて巻いていたベルトでもあるし、思い入れは誰よりも持ってます。まぁ当然、ベルトも変わって、チャンピオンもみんな変わってるけど。それはもう当然のことだと思うけど。でもNWAに対して僕は誰よりも愛着を持ってると思ってます。あと、今日のライガーさんの試合。今のジュニアの試合を見たら、僕とかライガーさんの入る隙があるのか無いのか、それはわからないです。ヤングバックスとか皆、凄い試合をしています。でも、今日のライガーさんの試合、素晴らしかったと思います。また違うジュニアの試合でもあるし、『ライガーさんの試合だったな』と思いますし 。あれでお客さんが十分湧くということは、まだまだ、ああいう試合もアリなんだなと思ってますし。スタイルは違えど、僕はライガーさんは素晴らしい。流石だと思います。まぁ僕とライガーさんどういう試合になるか分かりませんけど。まだ発表もされてないしね、どうなるか分からないですけど。また、僕とライガーさんとの違う世界を創りたいなと思ってますし。違う動き、違うスタイル、違うジュニアの試合になるかもしれないけど、それでも『素晴らしい』と言える試合にしたいなと思ってます。僕とライガーさんの中でベルト云々なんですよ。ベルトがあろうがなかろうが関係ないです。僕とライガーさんのシングル、5年ぶりみたいですね。やるの、5年ぶりになるそうです。僕とライガーさんがやることに意義があると思っているので。ベルト云々。ただ、タイトルマッチが決まってる以上は、ベルトも当然獲ると。楽しみです。場所はどこでもいいです。まぁライガーさんがいつも、絶対そう言うんでアレですけど。ライガーさんとやるのが本当に楽しみです。決まった以上は頑張ります」
◇第5試合◇
▼NWA世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○天山広吉(11分50秒 片エビ固め)[王者]Xロブ・コンウェイ
※天山プレス
☆コンウェイが防衛に失敗。天山が新王者となる
【天山、小島の話】
天山「ハァハァ、ありがとうございました。やったよ、ほんとに。マジかよって。なんかまだ夢のような感じですよ。絶対獲ってやるって思っていったけど、やっぱこうやってこのNWAのベルトが実際にこうやって俺の肩に担がれて、嬉しいような、ちょっと不思議なような戸惑ってるけど、でも勝ちは勝ち。アイツから1.2.3獲ったし。最高の一戦やと思います、自分でも。仙台の応援してくれたお客さんも、あんなにあったかくね、後押ししてくれたし。なんと言ってもコジがセコンドついて応援してくれた。それだけでも力になったしね。コジ、ありがとう(小島とガッチリ握手)」
小島「ありがとうございました。突然ですが、そのベルト私が挑戦表明します。場所はどこでもいいんで、天山とシングルでこのベルトを賭けてやらせてください。よろしくお願いします」
※小島は先に控室へ。
天山「オイ、なんや、いきなりかよ? いきなりきたな。挑戦って、獲ったばかりで、まだNWAホヤホヤのチャンピオンが『はい、そうですか』って言えるわけないよな。でもね、コジだって去年の東京ドーム、一発でコンウェイからNWAのベルト獲ってるしね。俺はそれにもしっかりと刺激されたし。俺もやってやるよって。アイツにも負けたくないっていう。タッグはタッグでやってるけども、シングルはそれぞれね、やっぱ自分の力ってのを確かめたいしね。アイツがあそこまで言うんやったら、考えてやってもいいよ。テンコジがこのまま今ちょっとベルトを持ってない、選手権もやってないから。まぁ一つの刺激じゃないけどね、臨むところやって。受けてやろうやないか。コジには悪いけど、このNWAのめちゃくちゃ輝いてるブランニューやで、よう見てくれ。今日から俺のベルトに、俺の色に染めていくから。たとえコジであろうが、誰であろうが、なんでもこいやって。誰の挑戦でも受けるよ。まぁコジもケチョンケチョンにしてね、海外、世界に向かって飛びたいね」
――シングルのベルトはIWGPのベルトを失ってから、10年ぶりのベルト戴冠になりましたが?
天山「10年? ほんま長かった。そんなにね、なにやってたんやっていう話やけど。とにかくね、やっとこの苦節10年かけて、やっとこうやってベルト獲ることができたから。獲った以上はね、このまま長いことベルト持っていたいね、しっかりと。いやぁ、しかしマジで疲れた」
――試合中、天山選手がコンウェイ選手の得意技エゴトリップをやりましたが?
天山「いや、もうアイツの技、11日の大阪でやられて、『ウワッ、これなんや』って。えげつない痛みがあって、もう寝れないぐらいだったから。あれだけは絶対に喰らわないようにって。っていうか狙ってくのは当たり前だったけど。逆に俺がやってやってもいいなって思って。そしたらドンピシャでしょ。あんなキレイに決まったら、技もパクってやるって。エゴトリップ、“天山トリップ”にしてやるよ。エゴトリップもう使うなって話や。ベルトも技も、すべてをアイツから奪ったって。あとはブルース・サープ。アイツもこっちに引っ張ってやるよ。あんなブーイングのバンバン飛ぶような面白いやないかって。ブルース、俺の付き人からマネージャーからやらしてやるよ。よう考えてアメリカ帰れって話」
――久々のベルトだけに特別な思いはありますか?
天山「それはもちろんでしょう。こんなタッグとはまた違うね、シングルってやっぱ重みはあるし。ほんとに獲りたくてもなかなか獲れなかった、シングルっていうのは。『G1』とはまた違うしね。やっぱり自分の力しか信じられない。それしかないっていうアレやからね。まぁほんとにレスラー人生24年、久しぶりにまたこうしてベルトを巻くことができた。しかも昔、俺が小さい頃から見ていたね、NWAの世界ヘビーベルト。あの馬場さんも、ハーリー・レイスもリック・フレアーも巻いたやつね。それと同じでしょ? 違うの? まぁいいや、NWAやからな。これはほんま最高に嬉しいですよ。そんじょそこらのベルトと違うしね、重みが違うし」
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
飯伏幸太 ○内藤哲也(12分51秒 エビ固め)桜庭和志 X矢野通
※裏霞を切り返して
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI(9分55秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ X高橋裕二郎
※レインメーカー
◇第8試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○棚橋弘至 後藤洋央紀 柴田勝頼(12分07秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xタマ・トンガ
※ハイフライフロー
◇第9試合◇
▼NEVER無差別級王座決定戦/60分1本
○石井智宏(24分46秒 片エビ固め)X本間朋晃
※垂直落下式ブレーンバスター
☆真壁刀義が王座返上。石井が第7代王者となる
【石井の話】
石井「はぁ……真壁が大阪で欠場になった時に、今日は絶対無理だと思った。インフルエンザに関してよ、オレは何も文句ねぇよ。とやかく言うことはない。それは、インフルエンザでバテるのは誰でも。それに関しては何も言わねぇ。ただ、オレはコレ(NEVERのベルト)を真壁から獲れてねぇんだよ。真壁を大の字にさせて、あいつから引っペ返さないと意味ねぇんだよ。だからこれは、暫定だな。暫定チャンピオン。オレは巻かないよ。もう一回しよう。今度こそ決定戦だよ。真壁、大舞台によ、大舞台すっぽかして悔しいだろ。テメェが情けねぇだろ。だけど、心配すんな。オレがその鬱憤、全部受け止めてやるよ。だからもう一回、ベストコンディション作ってよ、オレの前に立て。オレが全部、全部を受け止めて、必ずアイツを大の字にしてやる」
――試合に関してなんですが、WARスペシャルを出したのは、天龍さんの引退を意識されてですか?
石井「出したっけ? 出した? どっかであるんじゃない? どっかで……わかんねぇけど。意識はなかったけど。もういいか? ……ありがとうございました」
【本間の話】「(床に倒れ込む)俺はこんなビッグチャンスを掴んでもモノにできねぇのか。こんな俺が“こけしis Happy”……ふざけんな。ハァハァ、こんな闘いじゃ満足してねぇ。俺は絶対ベルトを獲ってやる。東北のお客さんの前でも勝てないってことは、他でなんか勝てるわけねぇ。俺はもう前進あるのみ。次だ、次。絶対次は勝つ。誰がなんと言おうと、“こけしis Happy”は変わんねぇから。ありがとうございました」
◇第10試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第10代王者]○中邑真輔(17分55秒 片エビ固め)[挑戦者]X永田裕志
※ボマイェ
☆中邑が3度目の防衛に成功
(試合後)
中邑「敬意を表してもう1度だ。ようこそ、この自由へ! すべてを受け入れる世界へ・・・。変化・・・変化した新しい永田裕志に・・・マジたぎったぜ、オイ、、仙台!!イヤァオ!!!!」
【中邑の話】「毎度毎度、死闘ですよ。まぁ、自分自身が、どんな時であっても、永田裕志とは闘ってきましたね。でも今回の永田裕志は、インターコンチ、変化、自由、それを受け入れたんだ。変化した永田裕志。 誰だよ、(試合前に流れた)あんな煽りVTR作ったのは。可哀想に思えってか? オイ。甘い甘い。リングの中は『力』でしょ。自分で言った言葉、今日の試合思い出してごらん。永田裕志だって、慰めで見てもらいたくは無いでしょうよ。だって、諦めたらそこで試合終了ですよ。ねぇ? 先生。新しい価値観。そう、全てを受け入れようじゃないですか。このベルトと共に。イヤァオ!」
【永田の話】
永田「あぁ、悔しいな。悔しい……それだけだ。決して俺が錆びついてたわけじゃない。中邑が強かった、それだけだ。チッキショー」
――親父の背中は見せれましたか?
永田「どうっすかね。ただこの試合が決まって、いや、それ以前から前回挑戦して敗れた時から、いつかまた頂点にってずーっと思ってたから、新日本で。その間の俺の責務、そして今日の試合。ハッキリ言ってカッコよくはなかったかもしれないですね。でもそれこそ人生。カッコいいなんてクソくらえ。俺は俺にしかない生き方をいくしかないんです。俺の背中見てなにを感じるか、皆さんの自由です。ただ俺は自分の生き様を思いっきり体現しただけ。勝てばカッコよかったんだけどな……勝てば……今日のところは中邑が強かった」
――でもここからがまた始まりですよね?
永田「これで俺が終わると思うか、野上。俺がこれぐらいで終わると思うか?」
――終わらないです。
永田「50過ぎて、俺はIWGPのベルト獲ってやるって、途方もない壮大な夢があるんだ。それは今日、俺についてくれた天山、小島、中西さん、みんなそういう俺たちの意思ってのは、たとえどんなに時代が流れても、俺たちがまだ生きてるっていう、それを表すための意思確認ができたし、俺らそういう意思を持って闘ってるんです。まだ終わりません。ここから……ここからまた勝てばいいじゃないか。また挑戦すればいいじゃないか。そしてベルト獲ればいいじゃないか。それだけを胸に、まだまだネバーギブアップだ、野上。泣くな(泣いている野上アナの頬を叩く)」
――泣きますよ。
永田「泣くな。俺は泣かないぞ。ありがとうございました(天山、小島、中西それぞれとガッチリ握手)」
新日本プロレス仙台大会を『新日本プロレスWORLD』で視聴というか、今回はCSからのLIVE中継ではなく『新日本ワールド』のみの独占配信、『新日本ワールド』はパソコン、スマホ、タブレットで新日本プロレスが見れるのが売り、これからはTVではなくネット媒体でプロレスを見るのが当たり前になるのかもしれない。
セミのNEVER選手権はインフルエンザで11日の大阪大会を急遽欠場した真壁刀義だったが回復できず欠場、王座は返上となり前王者の石井と本間の間で王座決定戦が行われた。
真壁は仙台大会当日にブログを更新、真壁は11日の大阪大会当日にインフルエンザを発症、仙台大会も出場する意志はあったが、体調は不十分でウイルスを撒き散らしている状況だという。
真壁の欠場で思わぬチャンスを得たのは本間、本間はバラエティ番組にも出演しているせいか人気は急上昇しているものの、シングルでは結果を出せない現状が続いている、石井相手にどれだけやれるかを注目していた。
試合は開始早々両者は”ど真ん中”プロレスを展開、一時はチョップの打ち合いでも本間は引かないどころか競り勝っている、石井も本間も様々な団体を渡り歩いて新日本にたどり着いてきた同士、その中でデスマッチも体験しているし打たれ強さも半端ではない、だが石井も“ど真ん中”プロレスでの激闘のツケが来て満身創痍の状態、その満身創痍の石井に本間がつけ込んできた。
シャリマティーや小こけしで先手を奪った本間に対し、石井は師匠・天龍源一郎を意識してか龍魂パワーボムからWARスペシャルを繰り出すが、ラリアットに耐え抜いた本間は垂直落下気味にDDTで突き刺す。
石井の痛めている首に大ダメージを与えた本間は大攻勢をかけ、エプロンに逃れた石井の背後を突いてラリアットで強襲、場外に倒れた石井に本間はコーナー最上段からの大こけしで追撃する。
石井もバックドロップなどで反撃するが本間の勢いは止まらず、掟破りの垂直落下式ブレーンバスター、石井の背筋にこけしロケット、ファイヤーサンダーこと“こけし落とし”で石井を追い詰め、館内も本間コール一色となる。
本間は石井の痛めている肩に小こけしを炸裂させてから、こけしを投下するがかわされて自爆すると石井が猛反撃、再び打撃戦となったところで本間はこけしロケットを狙ったが、石井がかわしてヘッドバッドを浴びせると、最後は石井がスライディングラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い王座を奪還、昨年のG1では飯伏、今回は真壁の代役だったが、敗れはしたものの代役以上の活躍となった本間、杜の都・仙台でも本間劇場を充分に見せつけ大会の主役となった。
メインのIWGPインターコンチネンタル選手権は、永田のセコンドにはNWA世界王座を奪取したばかりの天山、小島、中西の第三の世代が着いた。
試合の先手を奪ったのは永田、シリーズを通じて集中攻撃を浴びせていた中邑の左腕に今回も集中攻撃を浴びせるが、場外戦になると中邑が永田を鉄柵に叩きつけてから、背後から膝蹴りを浴びせ、ギロチンニーなどで首攻めを展開して流れを変える。
中邑は永田に対して”永田裕志はこんなものなのか”と言わんばかりに永田の頭を叩き、足蹴にする、張り手で反撃する永田に膝蹴りを浴びせ、膝を押しつけてカバーしつつ敬礼ポーズをとり、上から目線とばかりに永田を挑発する。
劣勢が続く永田は中邑の突進をキチンシンクで迎撃すると、ミドルキック、フロントハイ、エクスプロイダー、フェイント式低空ドロップキックで反撃するが、中邑は膝蹴りで流れを変え主導権を渡さない。
中邑は勝負と見てボマイェを狙うが、永田はフロントスープレックスで切り返すと、張り手一閃で中邑をグラつかせ、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、トップロープからの雪崩式エクスプロイダーが決まり、中邑は左肩から叩きつけられる、一瞬2007年8月のG1準決勝が頭をよぎったが、永田の大☆中西ジャーマンを一回転した中邑が永田の後頭部にボマイェを炸裂させ、中邑自身があの時の悪夢を払拭させる。
再びペースを掴んだ中邑は永田をコーナーに乗せての膝蹴り、ジャンピングカラテキック、スライディングボマイェからボマイェを狙うが、かわした永田はバックドロップを決めるも、続いてのバックドロップホールドは中邑が阻止、永田はパンチを放つ中邑の左腕を白目式腕固めで捕獲、腕十字に移行してから再び左腕に集中攻撃、永田は再びバックドロップホールドを狙うが、中邑はフロントネックロックで捕獲、永田は振り解きヘッドバッドからリストクラッチ式エクスプロイダーを狙うも、中邑が抵抗すると永田は延髄斬りを浴びせるが、中邑も延髄斬りで返すと、すぐさまボマイェを炸裂させ3カウント、中邑が王座を防衛した。
内容的にも完敗を喫した永田だったが、負けん気の強さを見せつけるなど、中邑にしてみれば充分にたぎらせてくれたと思う、また50歳でのIWGP王座奪取に意欲を燃やした、第三世代の天山がNWA世界王座を奪取し、小島が挑戦表明することで天コジでの選手権に意欲を燃やせば、また先輩であるライガーもNWA世界ジュニアを防衛しタイガーを挑戦者に指名した、一時代を築いた第三世代やライガー、タイガーもトップ戦線から、現在では一歩引いた立場かもしれない、しかし自分らの築いてきたプロレスとは何たるかを示し伝えるまでは、まだまだ戦い続ける。PR -
AJスタイルズが棚橋を破りIWGPヘビー級王座を奪還・・・2月11日は侵略の日と化した!
2月11日 新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」大阪ボディーメーカーコロシアム 7500人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○田中翔(5分38秒 逆片エビ固め)X小松洋平
◇第2試合◇
▼20分1本
タイガーマスク ○マスカラ・ドラダ(5分03秒 回転エビ固め)中西学 Xキャプテン・ニュージャパン
◇第3試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/20分1本
ロブ・コンウェイ ○チェーズ・オーエンズ(7分53秒 エビ固め)天山広吉 X獣神サンダー・ライガー
※パッケージドライバー
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○飯伏幸太(12分15秒 片エビ固め)X本間朋晃
※フェニックススプラッシュ
◇第5試合◇
[挑戦者組]○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(13分31秒 片エビ固め)[挑戦者組]XKUSHIDA アレックス・シェリー
※モア・バング・フォー・ユア・バック もう1チームは[第39代王者組]カイル・オライリー ボビー・フィッシュ
【ヤングバックスの話】
マット「2度目だ、2度目。これでやっと収まるところに収まった。俺らがこれから、このジュニアヘビー級でタッグの歴史を作っていくぞ。俺たちがベストタッグチーム。だから、俺たちがこのベルトを失ってから、IWGPタッグのタイトルの価値は下がっていった。でも、俺たちにこのベルトが戻ってきたことで、これから上がっていくから。何ならもっともっと俺たちにタイトルを預けたらいい。そうすれば金も入るし、トレンディになる。そして熱くなるしな。俺たちこそがジュニアタッグチャンピオンさ」
ニック「ジュニアだけじゃないぞ。ヘビー級を含めても、俺たちがベストタッグチーム。ドク・ギャローズとマシンガン(カール・アンダーソン)でも、俺たちにはかなわないさ。ジュニアだからって俺たちがベストタッグじゃないっていうことにはならない」
マット「そうさ。この地球上、いやすべての惑星を見渡しても俺たちがベストだ。ここにIWGPジュニアタッグのベルトがあることが、それを証明しているだろ。俺たちの試合が見たいなら電話して来い。twitterでメッセージをよこせ。俺たちはこのベルトを持って家に帰る。誰が今日の会場を満員にしたと思ってるんだ? ヤングバックスだぜ。もっともっと満員にしてほしいなら、俺たちを呼ぶことだな。さぁ、2タイムズ・チャンピオンが今から動き出すぜ」
【レッドドラゴンの話】
カイル「ふざけるな。俺たちは負けてない。俺たちがIWGPジュニアタッグチームチャンピオンだ」
ボビー「そうだ。みてみろ、俺たちの体を。無傷だ。俺たちはこんなやり方認めない。俺たちはやられてない。IWGPジュニアタッグのタイトルを賭けて、俺たちと闘え」
【タイム・スプリッターズの話】
シェリー「KUSHIDAは最高のレスラーだ。俺は2013年の『BEST OF THE SUPER Jr.』の決勝に上がった。そしてKUSHIDAは2014年の『BEST OF THE SUPER Jr.』の決勝に上がった。あと少しで新日本プロレスジュニアタッグは生まれ変わる。そしてそれはタイムスプリッターズから始まる。2015年、タイムスプリッターズがIWGPジュニアタッグのベルトを取り戻す。そしてIWGPジュニアヘビーのベルト、『BEST OF THE SUPER Jr.』のタイトルも、すべてタイムスプリッターズが手に入れる。もう時は動いている、ティックタック、ティックタック」
KUSHIDA「もう新しいジュニアの姿、形がぼんやり手に届くところまで来てるんだけど、また遠ざかった。ハァハァ、だけど歩みを止めないよ。そんな1回の負け、1回の勝ち。負けと勝ちをたくさん繰り返して、今俺はここにいるんだ。もう1回靴ひもを結びなおして、またやり直します」◇第6試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第70代王者]○ケニー・オメガ(13分58秒 片エビ固め)[挑戦者]X田口隆祐
※片翼の天使
☆オメガが初防衛に成功
【ケニーの話】「いやぁ、タフな試合だった。ジュニアヘビー級はヘビー級以上にタフでないと務まらない。ニュージャパンに対抗できるところはない。で、あいつは何者なんだ? メキシコからやって来たって? CMLLだって? そんなの俺は知らない。ルチャがどうしたって? どんなスタイルだって構わない。俺はそれ以上に強く、そして素晴らしいんだから。だから何のプレッシャーもない。シンニホンが、ニュージャパン・プロレスリングがそうしろというなら、ドラダとこのベルトを懸けて闘っていい。俺の前に立つなら、押しのけていくだけだ。何か質問はあるか? ないならもういいだろ」
【田口の話】「ハァハァ、オーマイ……オーマイアンド……ガッバーナ。フォーエバー……シックスナイン
◇第7試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
○オカダ・カズチカ 矢野通 桜庭和志(11分45秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ 高橋裕二郎 Xタマ・トンガ
※レインメーカー
◇第8試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
永田裕志 小島聡 ○内藤哲也(16分30秒 片エビ固め)中邑真輔 石井智宏 XYOSHI-HASHI
※スターダストプレス
◇第9試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]カール・アンダーソン ○ドク・ギャローズ(16分26秒 片エビ固め)[第65代王者組]後藤洋央紀 X柴田勝頼
※マジックキラー
【アンダーソン&ギャローズの話】
アンダーソン「最初はジャイアント・バーナードと、そして今はシンニホンプロレスの歴史のおいても偉大な大型選手のドク・ギャローズと2度、IWGPタッグチャンピオンになった。俺は計3回、タッグチャンピオンなっている。オーサカではいつも俺たちが勝っている。負けたことなんてない。なぜかわかるか? 俺たちこそが、誰もが認めるベストなタッグチャンピオンだからだ。みんなよく聞け。俺たちがIWGPタッグのニューチャンピオンだ」
ギャローズ「ギャローズ&ガン、BULLET CLUBこそがリアルなんだ」
アンダーソン「何か質問はあるか?」
――新チャンピオンになって、次の目標は?
アンダーソン「このベルトを10年間、守り続ける。そしてそのまま引退する。その前に湖畔に大きな家を建てて、そこでゆっくりする。それを約束する。もう、俺らの後に誰もIWGPタッグチャンピオンにはならない。みんなゴトーが好きだろうと、シバタが好きだろうと、俺たちには関係ない。俺たちだけを見ていればいいんだ。俺たちこそがベストタッグチャンピオンなんだから。このベルトはもう、俺たちの腰から離れることはない。アリガトゴザイマス」
◇第10試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○AJスタイルズ(26分08秒 エビ固め)[第61代王者]X棚橋弘至
※スタイルズクラッシュ
☆棚橋が2度目の防衛に失敗。AJが第62代王者となる
(試合後、、AJが金色のチャンピオンベルトを受け取ると、アンダーソンがマイクアピールを開始する)
アンダーソン「オーサカ! 前にもこんなことあったな。過去20年間で最も偉大なチームであるBULLET CLUBのメンバーを紹介する。伝説のレスラーであるスコット・ホールの息子、BULLET CLUBのヤングボーイ、コーディ・ホール。伝説のレスラーであるキング・ハクの息子“バッドボーイ”タマ・トンガ。俺にとってガイジンの友達であるユージロー・タカハシ。最も大きなBULLET CLUBのガイジン、そしてプロフェッショナル・レスリングの世界でもそうそういない男、バッドラック・ファレ。そしてタッグ部門で最も偉大なタッグチーム、IWGP Jr.ヘビー級タッグチームチャンピオン、ニック・ジャクソンとマット・ジャクソンのザ・ヤングバックス。そして黒に身を染め、ニュージャパン・プロレスリングのJr. ヘビー級をきれいに掃除する男、“ザ・クリーナー”ケニー・オメガ。IWGPタッグチャンピオンは、ビッグマンは“アウトロー”ドク・ギャローズと、伝説的な“マシンガン”カール・アンダーソン。そして最も重要なことはこれだ。最も偉大なプロフェッショナル・レスラーで、さらにもっと重要なことはオーサカでのIWGPヘビー級チャンピオンシップに勝って、新チャンピオンになった男、“ザ・フェノミナル"AJスタイルズ!」
AJ「俺たちを見ろ。俺たちは全てを倒していく。俺たちがBULLET CLUBだ。そして俺たちこそがリアルなんだ!」
【AJの話】
AJ「俺たちこそがプロフェッショナルなCLUBだ。俺たちを止める者など誰もいない。止められるものなら止めてみろ。どうやって俺たちに勝つんだ? これから祝勝パーティーなんだから、早く終わらせろ」ケニー「質問はあるか?」
――再びIWGPヘビー級のベルトを手にした今の気持ちは?
アンダーソン「ユージロー、何て言ってるんだ?」
※オメガが通訳する。
AJ「今の気持ちだって? 俺はこれで2度、IWGPヘビー級のチャンピオンになった。彼ら(アンダーソン&ギャローズ)も2度目、お前ら(ヤングバックス)も2度目か?」
オメガ「俺は2度目じゃない……。2度目じゃないので、俺はまだバッドガイに過ぎない。2度目でグレートガイになれるんだがなぁ……」
――今日の試合でもBULLET CLUBの面々が介入する場面が見られましたが?
※ケニーが通訳。
AJ「何を言ってるんだ? 試合を見ただろ? 1、2、3が入っただろ。タナハシの体が俺に足の下にあってカウントが入った。それに何の文句があるんだ? ニックを見てみろ。タナハシの攻撃で傷を負ったんだぞ。2014年にIWGPヘビー級のチャンピオンになって、またこうやってチャンピオンに返り咲いた。こんなにうれしいことはない」
――これでIWGPのヘビーとタッグ、そしてジュニアのシングルとタッグも獲得したBULLET CLUBは今後、どのように闘っていくのでしょうか?
※ケニーが通訳。
AJ「次だって? 世界に出て行くぞ。ニュージャパンのレスラー全員をやっつけて、世界だ。そしてこれは、ワールド・チャンピオンと呼ばれるようになるんだ。俺たちこそが、世界で最も素晴らしいCLUBであることを見せつける」
ニック「ほかに質問は?」
AJ「(記者を指差して)お前は『S●CK IT』と言われたいのか?(笑)。よし、最後に記念撮影だ」
2月11日、新日本プロレス大阪大会を観戦するためボディーメーカーコロシアムを訪れた。今日は建国記念日ということで祝日、新日本は当日券は若干残っていたが完売、会場はG1バージョンということで中央に入場ゲートが設けられたが四方とも二階席も埋まり超満員札止め、今回も新日本の活気力を見せつけられてしまうが試合前にハプニングが発生し真壁刀義がインフルエンザで急遽欠場、事前に発表がなく館内のファンも驚いたが、カードも大幅に変更され第7試合の6人タッグには小島が入ることになった。
14日の仙台大会ではNEVER選手権も控えているだけに真壁が介抱に向かえばいいのだが・・・
メインは棚橋のIWGPヘビー級王座に前王者のAJが挑戦したが、AJの入場時からファレ、トンガを除いたバレットクラブの面々がセコンドに勢ぞろい、AJも対棚橋は昨年は2連敗、今回また棚橋に破れるようだとバレットクラブのリーダーとしても面子が立たないため、今回はユニットの総力をかけてきた。
試合はAJがヘッドロックを中心とした首攻め、棚橋は腕攻めと静かなスタートとなるが、合間にセコンドのケニーが棚橋の足を引っ張ろうと牽制するため油断が出来ない。
AJがプランチャを自爆してから試合が動く、棚橋がエプロンダッシュのトペ・コンヒーロを発射するが自爆すると、床に腰を強打した棚橋にバレッドクラブが総攻撃、棚橋のセコンドにはキャプテンと若手のみ、止めに入るが返り討ちにされてしまう。
リングに戻ったAJは棚橋の腰に集中攻撃するも、棚橋はカウンターフライングフォーアームで反撃し、場外に落とされそうになるも襲い掛かるヤングバックスを蹴散らしてから、逆上がりでリングに戻り突進するAJを両脚で捕らえて逆にリングに落とすとバレットクラブ全員めがけてコーナー最上段からのプランチャを発射、しかしここでハプニングが発生し棚橋の額にマットの額が直撃してバッティングのような形となり、棚橋は瞼を切って流血、巻き込まれたマットも流血となった。
セコンドのバレッドクラブがマットを介抱している間に試合は混戦、棚橋も慣れない流血戦で動きが鈍い、AJは棚橋の切った眉めがけて殴りにかかり、スリングブレイドを狙う棚橋をかわしてスタイルズクラッシュを狙うがエビ固めで切り返してから、足を掴み延髄斬りを狙うAJと同じタイミングでドラゴンスクリューを決めると、スリングブレイドからハイフライフローを投下するがAJは剣山で迎撃、逆にAJがスワンダイブ式ファイヤーバードを投下するが、今度は棚橋が剣山で迎撃する。
棚橋はハイフライフローを狙いにコーナーへ昇るが、追いかけたAJが雪崩式フランケンシュタイナーを狙う、そこで棚橋は掟破りの雪崩式スタイルズクラッシュを狙うが、慌てたAJが脱出してペレキックを発射し棚橋を逆さ吊りにするとハローポイント、ブラディー・サンデー、スタイルズクラッシュと畳みかけ3カウント、AJが王座を奪還する。
セミのIWGPタッグ選手権は序盤こそは王者の後藤組がリードを奪っていたが、ギャローズに狙っていたWブレーンバスター狙いを逆にまとめて投げられると、後藤が捕まりアンダーソン組ペースとなってしまう。
窮地を脱した後藤が柴田に交代し反撃するが、柴田がアンダーソンを羽交い絞めにしてからの後藤のラリアットが柴田に誤爆すると、再び後藤が捕まり合体技の連打を浴びてしまう。
勝負と見たアンダーソン組はマジックキラーを狙うが柴田が間一髪カット、ここから後藤組も反撃し、今度は後藤がギャローズを羽交い絞めにしての柴田のフロントハイはギャローズが逆にフロントハイで迎撃。
ここからアンダーソン組が猛反撃し、アンダーソンが後藤をスティーンブレーカーでKOすると、アンダーソン組は柴田に集中砲火、柴田も懸命に粘るも最後はアンダーソンのガンスタンを喰らってからマジックキラーを喰らい3カウント、アンダーソン組が王座を奪還する。
1月4日の再戦となったIWGPジュニアヘビー級選手権は田口のヒップアタックをケニーがアトミックドロップで迎撃、しかし田口は意地でヒップアタックを炸裂させる。
だがケニーはコタロークラッシャーで反撃すると、セコンドのニックがバレッドクラブの旗を手渡し、柄の部分で田口の肛門を突き刺せば、田口も逆にケニーの肛門に柄を突き刺すなど男色ディーノが喜びそうな展開となる。
田口はヒップアタックを連発するが、ケニーはチェーンソーポーズからのサミングで反撃、それでも田口はヒップアタックを炸裂させると、場外に逃れたケニーにノータッチトペコンを発射、リングに戻っても田口の攻勢が続き垂直式DDTからアンクルホールド、ジャーマンと猛ラッシュをかける。
ケニーは高速ドラゴンからパワーボム、そしてクロイツラスを狙うが田口はリバースフランケンで切り返すと、スライディング式のヒップアタックから、どどんthe endを狙うもケニーは脱出、ならば田口がコーナーへ昇るとケニーが捕らえて強引に片翼の天使を決め3カウントで王座防衛、試合後はケニーがヤングバックスと共に合体ツームストーンパイルドライバーを決め田口をKO、この暴挙にドラダとシェリーが救出に駆けつけ、ドラダが挑戦に名乗りを挙げた。
IWGPジュニアタッグ選手権3WAY戦はタイムスプリッターズがテンポ良く攻めるが、KUSHIDAがレッドドラゴンの合体技を喰らうと失速、ヤングバックスと共に集中砲火を浴びてしまう。
劣勢のスプリッターズはシェリーが試合を盛り返すも、KUSHIDAが再びレッドドラゴンに捕まる、しかしヤングバックスがシェリーとレッドドラゴンを蹴散らすとモア・バンク・フォー・ユア・バックでKUSHIDAから3カウントを奪い王座奪還も、敗れずに王座転落したレッドドラゴンは抗議、再戦をアピールする。
全試合終了後はファレ、トンガも揃いバレッドクラブがリングジャック、アンダーソンが全メンバーを紹介、AJの王座奪還を祝して大会は幕となった。
そしてNOAH名古屋大会(後日更新予定)でも鈴木軍が対抗戦で勝ち越しし、KES(ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr)がTMDK(マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト)を降しGHCタッグ王座を奪取したという一報が入った、新日本の大阪ではバレッドクラブ、NOAH名古屋では鈴木軍、建国記念日が両団体にとっては侵略された日でもあった。
(写真は後日更新します) -
全てに優った永田が中邑から直接フォール!好調を堅守した棚橋が勝利のエアギターで大演奏!
2月1日 新日本プロレス「Road to THE NEW BEGINNING」後楽園ホール 2015人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(9分29秒 片エビ固め)田中翔 X小松洋平
※チェイシング・ザ・ドラゴン
◇第2試合◇
▼20分1本
○天山広吉 小島聡 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(9分21秒 片エビ固め)中西学 キャプテン・ニュージャパン マスカラ・ドラダ Xジェイ・ホワイト
※TTD
◇第3試合◇
▼20分1本
田口隆祐 ○KUSHIDA アレックス・シェリー (11分23秒 エビ固め)ケニー・オメガ マット・ジャクソン Xニック・ジャクソン
※I-94
◇第4試合◇
▼20分1本
○矢野通 桜庭和志(9分00秒 横入り式エビ固め)内藤哲也 X本間朋晃
【矢野の話】「オイ!! 脳みそが違うんだよ!! 出来が!! 分かるかオイ!!!」
【内藤、本間の話】
本間「あぁ、クソッ。ふざけやがって、矢野。今年の俺は絶対負けねぇって思ってたんだけどよ。ハァハァ、潰れちまうよ、こけしが。でもよぉ、矢野、俺はお前からこけしで3カウント奪ってみせる。みせるぜ、次は絶対勝つ。そんで、みんなで幸せになろうぜ!」
内藤「今シリーズの大阪、仙台、もちろんタイトルマッチの名前に俺の名前はなくて。テーマのなかなか見えづらいシリーズかもしれない。でもテーマがないんだったら、自分で見つけますよ。自分でキッチリ打ち出しますよ。桜庭とはまた仙台でも対戦あるんでね、そしてその先に『NEW JAPAN CUP』も控えてるんで、俺はこのままじゃ終わらないですよ。誰かのおまけは、俺はごめんなんでね」
◇第5試合◇
▼30分1本
○バッドラック・ファレ タマ・トンガ(9分10秒 片エビ固め)Xオカダ・カズチカ YOSHI-HASHI
※バッドラックフォール
【ファレ、トンガの話】
トンガ「毎日毎日、強さを見せてるだろ? 毎日…毎日……オレはもっと強くなる」
ファレ「オカダ、倒されてどうだ? 前まではオカダを倒した時は皆『ラッキーだった』と言っていただろう。しかし、再びオカダを倒した。これからもオカダを倒す。それだけだ」
【外道の話】「オイ、ファレ、レインメーカーのスイッチ入れたな。こっからだぞ、レインメーカー完全にスイッチ入ったぞ、コノヤロー。オイ、覚えとけよ、コノヤロー」
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○永田裕志 真壁刀義(15分24秒 バックドロップホールド)X中邑真輔 石井智宏
【永田、真壁の話】
真壁「いいぜ、乗ってるぜ、オイ。オイ、俺前に言ったよな、ビッグカムバックが始まるってよ。オイ、いいじゃねぇか。俺は石井だ、永田は中邑だ。覚悟しとけ、それだけだ」
永田「ハァハァ、前哨戦とはいえ、マジできてるな中邑。『年寄りにハンディ与えた』なんて、しょうもねぇこと言うんじゃねぇぞ。俺はどんな時でも絶好調だよ。お前らがまだ踏み込んだことない強さ持ってんだから。それを今回、全プロレスファンに披露してやる。ファンが新世代になって、“プロレス女子”、それから若い子供、それから青年たち。若い視線が新日本プロレスのリングに集中してる今だからこそ、俺は見せてやる。2月14日、インターコンチネンタル選手権、俺のテーマは“親父の背中”。親父の背中で、どこの家庭の親父も疲れきってる。でもそんな親父たちの背中は熱くて、強くて、広いもんだってのを、俺の体を通じて親父たちに元気を与えて、そして堂々と背筋を伸ばして、子供たちにうしろ姿をみせてやれるような、そんなファイトを仙台でして、ベルト獲るよ」
――直接中邑選手から3カウントを獲ったことに手ごたえはありますか?
永田「向こうがマジで潰しにきたから、それはありますよ、当然。親父の背中、もう1度日本人がその言葉の意味を噛み締めるように、必死で闘う親父の姿、そしてその背中というものをね、今回俺は徹底的に全プロレスファン、いやそれを飛び越えて世間に披露していく。それが俺のテーマゼァ。まだまだこれから、まだまだ。俺に『ハンデ与えた』なんて言ってると、今日みたいに足すくわれるぞ、中邑。俺はマジだぞ。お前もだからマジできたんだろ、今日は。 やりごたえあったぜ。仙台はさらにスパークするだろう。楽しみだね。全世界の目が仙台サンプラザに降り注ぐことを俺は期待してる。以上、ゼァ」
【中邑、石井の話】
石井「悪りぃ(カットに)入れなかった。オレは真壁しか見えてねぇ。真壁しか見えねぇ。真壁、もっと暴走してこい。もっと暴走してみろ! その真壁にオレが勝つ。仙台はオレが勝つ!!」
中邑「あぁ……まさに『絶好調! 永田裕志です!』だよオイ……」
――東京ドームでの中邑選手の試合が永田選手に火を付けてしまったということですが。
中邑「やっぱりイイヤァオ! ……なんつって。面白くなってまいりました!! その勢いがどこまで続くか……永遠に続きそうだなオイ。 それならそれで、真っ正面から相手をしてやるぞオイ。どうだ? 変化、楽しいだろ? オイ」
◇第7試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○棚橋弘至 後藤洋央紀 柴田勝頼(17分00秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ X高橋裕二郎
※ハイフライフロー
【棚橋、後藤の話】
後藤「今シリーズも本隊一致団結して、BULLET CLUB潰します」
――2戦続けてのスタイルズクラッシュからのハイフライフローで勝利しましたが?
棚橋「まぁタイトルマッチの相手のAJがまだ来日してないと。まぁでもこういう相手がいない状況での前哨戦ってのは慣れてるから。昨日のスタイルズクラッシュでハワイぐらいまで届いて、今日のスタイルズクラッシュでちょっとアメリカまで届いたんじゃないかと。情報をね、それぐらい伝えていかないと」
――今日はIWGPタッグの前哨戦でもありましたが、棚橋選手に攻撃が集中してましたが?
棚橋「まぁこうやって後藤と柴田と棚橋でね、ベルト巻いて3人並ぶっていう状況は少し前まで考えられなかったから。良い変化の一つだし、これからどんどん流れっていうのは早くなってくかもしれないけど、一つ一つ噛み締めて、味わっていきましょう」
――試合後のお客さんの喜びの顔が印象的でしたが?
棚橋「あれ実は喜んでいただいてるようで、俺が喜んでんすよね。まぁでもそうやって頑張ってきたものがね、一つ形になって花咲いたかなって思います。とにかく今の良い状況をね、さらに盛り上げていくにはいつも言ってることだけど、日本全国隅々まで棚橋のチャンピオン姿を見せる。これだと思うんで、まだ行ってない県の皆さん、期待して棚橋を待っててください。以上です。ありがとうございました」
【アンダーソン、ギャローズの話】
ギャローズ「ゴトウ、シバタ、今日の結果は関係ない。2.11オオサカはオレたちBULLET CLUBが勝利してやる。なぜなら、BULLET CLUBこそリアル。BULLET CLUBがNo.1の存在だからだ。シングルマッチはAJスタイルズが再び蘇るだろう」
アンダーソン「一言物申す。一言物申す!!! オオサカ! オオサカ!! オーーサーカー!!! BULLET CLUBは世界一有名な存在。そして、世界一強い存在なんだ!! 我々が勝ち、そしてAJスタイルズが必ずベルトをタナハシから奪還することだろう。オレたちBULLET CLUBは、これから25年……」
ギャローズ「25年だけか?」
アンダーソン「いや25年とは言わず、35年以上プロレス界における最強のチームとなるだろう」
新日本プロレスの後楽園大会をSAMURAIにて視聴、注目の試合はセミのIWGPインターコンチネンタル&NEVER前哨戦、試合は中邑と永田でスタートも先手を奪ったのは永田、いきなり中邑の左腕を捕らえて白目式腕固めで捕獲し左腕攻めを展開、思い出すのは2007年8月12日両国で行われたのG1 CLIMAX、準決勝で中邑と永田が対戦したが、永田の繰り出した雪崩式エクスプロイダーの受身に中邑が失敗し肩鎖関節靭帯断裂および脱臼という重傷を負わされた、以降中邑の左肩は古傷となって今日まで残っているが、永田もあの試合をしっかり憶えていたのか、また中邑もトラウマとなって残っているのか、永田が左腕攻めを通じて中邑にプレッシャーをかける。
終盤再び対峙しても永田は中邑のボマイェはしっかり見切ってエクスプロイダーを決め、石井の援護を受けた中邑のスライディング式ボマイェは決めるが、正調ボマイェは永田がフロントスープレックスで返すなど、中邑のパターンをしっかり読みきり、最後はフロントネックロックで抵抗する中邑を垂直落下式ブレーンバスターで突き刺した後、バックドロップホールドで3カウント、この試合での主役を永田がしっかり奪い好調ぶりをアピール、心理的な部分も含めて永田が優っていた。
メインの6人タッグ戦はAJスタイルズ不在のバレッドクラブがアシストを狙ったのか棚橋に集中砲火、しかしアンダーソンは棚橋に新技リストクラッチ式牛殺しことスティーン・ブレーカー(ROHからWWEへと移籍したケビン・スティーンの技)も披露してタッグ王者である後藤にしっかりプレッシャーをかける。
棚橋が捕まる展開が続いたが、後藤&柴田がしっかりカットに入ると逆に裕二郎を捕らえ、最後は後藤の牛殺し、柴田のPKの波状攻撃から、31日の所沢大会で棚橋が披露した掟破りのスタイルズクラッシュ、ハイフライフローで3カウントを奪い本隊が完勝、試合後も棚橋がエアギターを3回演奏するなどこちらも好調ぶりをアピールする。
IWGPヘビー級王座戦線から一歩後退したオカダはYOSHI-HASHIと組んでファレ、トンガ組と対戦、試合はYOSHI-HASHIが捕まる展開となり、やっとオカダが登場してファレを攻め込むも、ファレも体格を生かしてオカダを弾き飛ばすなどペースを渡さない。
オカダはファレのグラネード狙いをドロップキックで迎撃するが、レインメーカー狙いは逆にカウンターでのグラネードを喰らってしまうと、最後はバットラックフォールで3カウントを奪われてしまう。
昨年はIWGPインターコンチネンタル王座を奪取するなど成長ぶりを見せつけたファレ、オカダとの抗争次第では次にIWGPヘビー級王座戦線に浮上する可能性が高い。
第4試合では内藤、本間が桜庭、矢野が対戦したが、桜庭が今まで対戦することのなかった内藤や本間との対戦に注目した、まず本間が桜庭に挑み、桜庭がグラウンドを仕掛けても、本間はリードを奪わせず、また内藤との対戦では内藤の立体的な動きについていけず、逆に桜庭の古傷である膝を攻められるなど苦しい戦いを強いられる。
最後は桜庭がミドルキックのアシストから矢野が本間を丸め込んで勝利となった、鈴木みのるが桜庭との戦いを終えテーマを失ったところでNOAHへ戦いの場を移したが、桜庭もテーマを失っている状態、その中で今まで対戦したことのないスタイルの選手との戦いとなったが対応に戸惑ってしまった、違ったスタイルとの選手との対応も桜庭の今後の課題なのかもしれない。
2月11日は大阪、14日は仙台とビッグマッチが続く新日本、果たしてどんなドラマが待ち受けているのか・・・・【後楽園ホール大会終了】本日もご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。 明日2月2日(月)は、新潟・アオーレ長岡にて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。 #njnbg pic.twitter.com/m5onm6Ufdu
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 2月 1本日、後楽園ホール大会。超満員札止め。ありがとう。明日は新潟県長岡市へ。アオーレ新潟(18:30~)でアオーネ☆ #新潟 #njnbg pic.twitter.com/McZGddp7LO
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2015, 2月 1後楽園大会セミファイナルにて真壁と組んで中邑、石井と戦ったゼァ。最初から中邑には飛ばしていったら倍返しの猛攻を食らってかなりピンチに陥ったが、最後は逆転で中邑から直接勝利したゼァ。この勢いを仙台まで持って行って必ずベルト奪取するゼァ!
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 2月 1ドラダがキャプテンをスペイン語で「カピタン!」と呼ぶのが良いです #njnbg
— sayoko mita (@345m) 2015, 2月 1新日本プロレス後楽園ホール大会。気持ちがあったかくなりました!ギュイィーン!(棚橋選手のエアギターの音) #njpw #njnbg #samuraitv
— 元井美貴 Miki Motoi (@motoimiki) 2015, 2月 1 -
来る人あれば去る人もあり 即戦力ルーキー・岡倫之が新日本入りもアレックス・コズロフが引退を表明・・・
(東京スポーツより)
レスリング全日本王者が「10冠王者」としてプロレスラーへの道を歩み出す。新日本プロレスのアマチュアレスリングチーム「ブシロードクラブ」の岡倫之(23)が7日、プロ転向を表明した。2012年の全日本選手権フリースタイル120キロ級覇者は、16年の目標をリオ五輪出場から「プロレスデビュー」に変更。現在は6種目の格闘技で日本王者となっており、今年は総合格闘技進出を目指す。最終的には「10冠王者」の看板を引っ提げ新日プロ入りするつもりだ。新日プロに、待望の超大物新人が加入する。岡は2012年のフリー120キロ級全日本選手権覇者で、13年に新日プロの公開オーディションに合格。アマレスチーム「ブシロードクラブ」所属選手として、昨年は125キロ級で全日本選抜を制覇。世界選手権にも出場した。
昨年1月から「リオ五輪が終わった後でプロレスラーになろう」と考えるようになり、レスリング以外の格闘技にも本腰を入れ始めた。ここわずか2年間でレスリングに加えサンボ、ブラジリアン柔術、グラップリング、パンクラチオン、ビーチレスリングでも全日本大会で優勝。6競技で日本一となり、昨年末には日本格闘競技連盟から年間最優秀選手として表彰された。
だがその一方で、リオ五輪を目指すにはレスリングに専念しなくてはいけないというジレンマも生まれていった。IWGPヘビー級王者の棚橋弘至、元王者のオカダ・カズチカらの活躍を見てプロレスへの憧れが強まっていた岡は「レスリングから逃げたと思われるかもしれないけど、どっちか一本に決めないといけない。自分にとって大きなゴールはやっぱりプロレスラーになること」と、今年から本格的にプロレス転向を目指すことを決断したという。もともとプロ志向が強かったこともあり、昨年の全日本合宿でもレスリング元世界女王の浜口京子から「新日本行くんですか? 頑張ってくださいね!」とエールも送られた。レスリング関係者には快く送り出してもらえたという。
「やるからにはただのプロレスラーにはなりたくない」という岡の野望は、今年中にもう4つタイトルを増やすこと。格闘技「10冠王者」の肩書きを引っ提げて、来年に新日プロでデビューを果たすつもりだ。
そのためにはプロレス入り前に総合格闘技参戦も視野に入れており、現在は「寝技日本一」の称号を取った菊田早苗率いるGRABAKAで練習を積んでいる。岡は「2016年には(プロレスデビュー)したいですね。そのためには勝ち続けないと。IWGP(ヘビー級王座)を取りたいんで、最強のバックボーンを身につけたい」と腕をぶした。
全日本選手権優勝経験のあるプロレスラーは藤田和之(1993年、95年V)、杉浦貴(95年V)以来誕生していない。ブシロードクラブの監督を務める永田裕志(92年優勝者!)は「もともとウチのコンセプトはいい選手を五輪に出すことと、将来のプロレスに引っ張ること。大変素晴らしい素材だから楽しみにしてますよ」と後押しする。
また岡は超アニメオタクという側面を持っており「プロの世界で彼の個性が大きく開花してくれれば」(永田)と期待を寄せた。
昨年5月の新日プロ横浜アリーナ大会では会場警備で暴漢を取り押さえるなど、妙な存在感も発揮した。アマレスエリートの重量級戦士が、プロレス界の新星となれるか注目だ。
☆おか・ともゆき=1991年6月12日生まれ。群馬・前橋市出身。中学時代から柔道、空手で経験を積んで、埼玉・花咲徳栄高校でレスリングを始める。高3時に国体優勝。日大商学部に進み、2012年にフリー120キロ級全日本選手権優勝。13年2月にはプーチン大統領杯サンボ選手権を制し、同年10月に新日プロ公開オーディションに合格。ブラジリアン柔術、パンクラチオンなど数々の格闘技大会で優勝している。自他共に認めるアニメオタク。185センチ、120キロ。
アマチュアレスリングチーム「ブシロードクラブ」の所属で2012年に全日本選手権を優勝した岡倫之がプロレス転向、新日本プロレス入りを表明、既に新日本プロレス公開オーディションにも合格しているという。
岡の実績はレスリングだけでなく、サンボやブラジリアン柔術、パンクラチオンなど数々の格闘技大会で優勝しているということから、新日本にしてみれば即戦力ルーキーを獲得したということになる。
しかし来る人があれば去る人もいる、CHAOSの一員でロッキー・ロメロとのタッグ“フォーエバー・フーリガンズ”で活躍したアレックス・コズロフがツイッター上で引退を表明、5日の後楽園大会でのレッド・ドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ戦)が事実上の引退試合となった。I wanna thank @njpw1972 for the opportunity to work for the best company in the world.
— Alex Koslov (@AlexKoslovCom) 2015, 1月 9I wanna thank my partner @azucarRoc for being the best tag team partner and just someone I shared my career with for the best decade
— Alex Koslov (@AlexKoslovCom) 2015, 1月 9I wanna thank all of the fans in Japan, USA, Mexico, and all around the world for their support. Arrigato, Gracias!
— Alex Koslov (@AlexKoslovCom) 2015, 1月 9I am hesitant to say I'm retiring from pro wrestling, but I am taking a much needed indefinite sabbatical to focus on my life.
— Alex Koslov (@AlexKoslovCom) 2015, 1月 9At the same time I am not going anywhere thanks to social media! I will be continuing to entertain all of you in different ways!
— Alex Koslov (@AlexKoslovCom) 2015, 1月 9<アレックス・コズロフ>
元新日本プロレスのロサンゼルス道場に在籍。2006年までさまざまなアメリカのインディー団体に参戦。2006年にメキシコ・CMLLと契約。そのあと、TNA、AAA、WWE傘下の団体などで活躍。2012年5月に新日本プロレスに初上陸。「BEST OF THE SUPER Jr.」に初出場し、5勝3敗に終わるも、その独特なロシアンキャラクターが人気を博す。以降、ロス道場時代からの旧知の仲である、ロッキー・ロメロと合体し、“フォーエバー・フーリガンズ”を結成。7月22日、山形大会で獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクの持つIWGPジュニアタッグ王座を奪取、第33代王者となる。
コズロフは昨年のスーパージュニアではノータッチトペコンに失敗し左肩を負傷、それ以降は左肩にバンテージを巻きながら出場していたが、1月4日の東京ドーム大会ではバンテージを巻いておらず、敗れはしたものの左肩の回復ぶりを見せたと思いきや突然の引退は発表は驚いたとしかいいようがない。
理由は不明だが、コズロフの第二の人生に幸あれと贈り出したい・・・
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棚橋vsAJは2・11大阪!中邑vs永田は2・14仙台!主要カード発表!
■『THE NEW BEGINNING in OSAKA』
●2月11日(水・祝)17:00
大阪・大阪府立体育会館(BODY MAKER コロシアム)
●60分1本勝負 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
<第61代王者>棚橋 弘至VS<挑戦者>AJスタイルズ
●60分1本勝負 IWGPタッグ選手権試合
<第65代王者組>後藤 洋央紀&柴田 勝頼VS<挑戦者組>カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ
●60分1本勝負 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
<挑戦者>田口 隆祐VS<第70代王者>ケニー・オメガ
●60分1本勝負 IWGP Jr.タッグ選手権試合3WAYマッチ
<第39代王者組>カイル・オライリー&ボビー・フィッシュVS<挑戦者組>KUSHIDA&アレックス・シェリーVS<挑戦者組>マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン■『THE NEW BEGINNING in SENDAI』
●2月14日(土)18:00
宮城・仙台サンプラザホール
対戦カード情報
●60分1本勝負 IWGPインターコンチネンタル選手権試合
<第10代王者>中邑 真輔VS<挑戦者>永田 裕志
●60分1本勝負 NEVER無差別級選手権試合
<第6代王者>真壁 刀義VS<挑戦者>石井 智宏
●60分1本勝負 NWA世界ヘビー級選手権試合
<王者>ロブ・コンウェイVS<挑戦者>天山 広吉
●60分1本勝負 NWA世界Jr.ヘビー級選手権試合
<王者>獣神サンダー・ライガーVS<挑戦者>チェーズ・オーエンズ
■棚橋選手のコメントと質疑応答(新日本プロレス公式HPより)
棚橋「東京ドームでベルトを防衛して、翌日の後楽園ホールでAJに、ちょっと悔しい思いをしちゃいまして。それがあるからってわけじゃないですけども、さかのぼれば俺がベルトに戻ったのも、戻らせてくれたのも、AJがいたからっていうのがあって。まぁどっちみちね、『もう1回やらないといけないな』と思ってて。それが早い段階で2月に決まったということです。何回やってもね、実はAJとの闘いは凄く好きなんですよ。自分が思い描くプロレスが出来る相手、そういう相手と捉えてますんで。大阪で決まったっていうのも、なにかの因縁を感じますしね。タッグパートナーで出場したヨシタツがやられたんで。まあ、そんなに思い入れはないですけど(笑)。敵討ち? 弔い合戦? 違うか、弔っちゃダメだ。その大阪っていう土地もあるし、ボクから言わせれば、(※両手でVの字を示しつつ)“スペシャル”な、“ノット”じゃないですよ。AJはスペシャルな相手なんで、そういう気持ちでタイトルマッチに臨みます」
――昨日の後楽園大会はノーコメントでしたが、AJ選手にやられたお気持ちはいかがですか?
棚橋「昨日なんか口を開いたら、ちょっと言い訳がましいところも出てしまいそうだったんで、グッとこらえたんすけど。まぁあちこちダメージがあったとはいえ、それはもうドームに出場してる選手は共通することなんで。言い訳にならないんで。今日改めて会見の場があったので、1度帰って気持ちを整理して。大阪でタイトルマッチをやるのも、ほんとに覚えてないくらいなので。1発大阪を盛り上げて、ド派手に防衛したいと思います」
――ドームで最高の勝利を収めたにもかかわらず、翌日AJ選手に負けてしまうというのは屈辱的だったのでは?
棚橋「まぁもちろん悔しい思いはありますけども、引きずらないのがボクのいいところなのでグッとそれをエネルギーに変えて。で、ファンの方の声援を聞いたら、やっぱAJっていう選手の素晴らしさをもちろんわかってて、声援も凄くきてたんで。2人の対戦に凄い手応えを感じました」
――改めてAJ選手の強さとはどういったところだと思いますか?
棚橋「まぁボクが改めて言うまでもないんですけど、スピード、パワー。スピードはね、もうホント見た感じでわかるんすけど、やっぱ1コ1コの技に込めるエネルギー量っていうのが凄いですね。それはもうやってる人間だけが、感じられることかもしれないですけど」
――それは棚橋選手にとって脅威ではないのですか?
棚橋「AJとは境遇が似てるというか、体格もそうだし、特に大型選手が多いアメリカの中で、いかにトップに登りつめるかっていうのは、日本で同じことをやるよりも、さらに難しいことだと思うし。それをやってきてトップに君臨するAJっていうのも、どういうレスラー人生を歩んできたっていうのも、そこの部分への努力が透けて見えるというか。ボクね、そういう努力が透けて見える選手は自然と好きで、尊敬の気持ちが湧くんで。まぁ特に昨日なんかは、なにか小ズルイことをされて負けたわけじゃないんで、その辺はしっかり受け止めて」
――7月5日の大阪城ホール大会もありますが、そんな大阪で闘うことに関して何か思うことはありますか?
棚橋「そうですね。8月の『G1(CLIMAX)』までスケジュールがバァッと出ましたんで、もう見ただけでね、ワクワクしてくるような日程なので。でその上記半期の要というか、大阪城ホールへ21年ぶりに戻りますんで、まずはAJをクリアして、1歩1歩、大阪城ホールに近づいていきたいと思いますね」
――前回のAJ選手との闘いではジャフ・ジャレット選手やヨシタツ選手も乱入するなどゴチャゴチャした試合になりましたが、今回は1対1の闘いをしたいですか?
棚橋「別にああいうのも含めて、全部プロレスなんで。あのゴチャゴチャ感も好きだし。全部ひっくるめてプロレスなんで大丈夫です。なんでも来いと」新日本プロレスが会見を開き、2月11日大阪、2月14日仙台の主要カードを発表、IWGPインターコンチネンタル選手権、ジュニアタッグ選手権、NWAのタイトルマッチ以外は昨年10月の両国、4日東京ドームの再戦、前王者が権利である再戦を行使するという編成となった。
11日大阪のメインは棚橋vsAJのIWGPヘビー級選手権、ボディーメーカーコロシアムでIWGPヘビー級選手権が組まれるのも1年ぶりとなるが、棚橋は会見で“何でも来い”というコメントを出していたが、AJも対棚橋は2連敗、3連敗となればバレットクラブのリーダーとしても立場もなくなってくることから、今回は王座を奪還するためには手段を選んでこないと見ていいだろう。
仙台はライガーの防衛戦の相手は自身が希望したタイガーではなくNWAの指名により前王者のオーエンズとなった。
気になったのはオカダのカードがまだ発表されなかったということ、IWGPから一歩交代し主役からも外れたオカダはおそらくバットラック・ファレとの抗争になるだろうが、オカダが今後どう主役に返り咲くのかも注目してみたい。 -
後楽園から始まった新日本プロレスの2015年のドラマ1月5日 新日本プロレス「NEW YEAR DASH!!」 後楽園ホール 1995人超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○タイチ TAKAみちのく(7分29秒 体固め)タイガーマスク X田中翔
※ブラックメフィスト
◇第2試合◇
▼20分1本
○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(10分30秒 片エビ固め)ロッキー・ロメロ Xアレックス・コズロフ
※チェイシング・ザ・ドラゴン
◇第3試合◇
▼20分1本
鈴木みのる 飯塚高史 シェルトン・X・ベンジャミン ○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(11分59秒 エビ固め)天山広吉 小島聡 中西学 本間朋晃 Xキャプテン・ニュージャパン
※キラーボム
【鈴木軍の話】
鈴木「あーあ。刺激が足りなさすぎて困るんだよなぁ。楽しい事したいのによ。もっともっと楽しい事しようよ。(一向に現れないメンバーに対し)遅ぇぞ、オメェら。(記者に対し)連れて来いよ、オマエ。連れて来いコノヤロー。 なんだ?」
――昨日、桜庭選手との決着がつきましたが、今後はどこ続くのでしょうか?
鈴木「くだらねぇこと聞いてんぞコイツ! オマエ誰に口聞いてんだ! 息臭ぇんだよ! 喋んじゃねぇよオレによ!! オイ、弱ぇヤツには興味ねぇんだよ。くだらねぇこと聞きやがってよ……オイ、楽しい事したいよな? もっとなぁ!?」
アーチャー「オレを見てみろ! オレ達を見てみろ! スズキグンを見ろ! K.E.Sを見ろ! オイ、TMDK!! 昨日のWRESLTE KINGDOM 9でオレ達に何をしたと思ってる? 何を考えてるんだ!?オレ達を完全に怒らせたな! オレ達のキラー、コイツはブルドック、そしてオレはサイコ、そしてオレ達はスズキグンなんだぞ!!」
TAKA「カモン、スミス! カモン、スミス!!」
スミス「TMDK!! いつでも、どこでもいい。オマエらをまっぷたつにしてやるよ。それが……オマエらの終わりの時だ! その時はな、キラーボムを1,2,3で叩き込んでやるさ」
ベンジャミン「オマエらはオレ達に勝てるワケが無い。スズキグンはNo.1チームだ。オレ達は最もベストで、最も大きくて最も強いのさ! どこを見てもオレ達を超えるものはいねぇ!」
TAKA「昨日来たワケ分かんねぇガイジンよ! おいおい! 誰に喧嘩売ったか分かってんだろうな! おい、今日来ねぇのか? 今日来るかと思ってたわ! おい、おいビビったのか? ビビったのか? オイ」
タイチ「アイツら(TMDK)だけじゃねぇだろうよ。丸藤も来たってことはよ、オマエも一緒にやってやろうか? なんぼでもやるぞ?」
TAKA「誰に?」
タイチ「誰に?」
TAKA「鈴木軍に!?」
タイチ「誰に!?」
TAKA「鈴木軍に!! 喧嘩売ったんだ! 分かってんだろうな!」
鈴木「わかったよ、わかった。鈴木軍に売った喧嘩、オレが買ってやるよ。コイツらに売った喧嘩、鈴木軍が買ってやるよ! オイ、根性決めて来いや。あ!? キ○タマ持ってんだろ!? 宝ぶら下げてよ! キ○タマぶら下げて、テメェら来いよ!! なんで言えるか分かるか……それはな、オレ達鈴木軍が……鈴木軍……」
鈴木軍「イーチーバーン!!!」
TAKA「ハハハハ!!!」
◇第4試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[王者]○獣神サンダー・ライガー(16分56秒 片エビ固め)[挑戦者]Xエル・デスペラード
※雪崩式垂直落下ブレーンバスター
☆ライガーが初防衛に成功。
【ライガーの話】
――タイトル防衛おめでとうございます。
ライガー「ありがとうございます」
――後半のフィニッシュは圧巻の一言でしたが?
ライガー「まぁ良い選手だから。このまま伸びればいのさ。変なところで、変にコソコソしてるよりも伸び伸びと、デスペラードっていう選手を表に出せばいいんだ。なんか小物がコソコソ、鈴木の周りを走り回っててもったいないよな、デスペラード。ボクはそう思う。まぁ序盤のサブミッションでタップは2、3回獲ってるから、その差だなと思う。リング上で逆指名させてもらった、タイガーマスク。途中、TAKA、タイチを蹴散らしてくれたのかな。凄い頼りになる男だけど、彼とボクは思い描いているストロングスタイルというか、今の新日のスタイルとはちょっと違う。それも新日の一部だけどね、今は否定もしたりしないんだ。ただ、理想とするプロレスが俺とタイガーは一致している。だったらやればいいじゃないかっていうだけ話で。会場に来てくださってるお客さんも、『面白そう』って言ってくれた。それがすべてじゃないか。ただNWAの方から、前チャンピオンのチェーズ・オーエンがリターンマッチを申込みに来てるらしいし。まぁどっちを優先されるか俺は知らないね。でもどう転がるにしても、俺はベルトを防衛して、タイガーとタイトルマッチをやりたい。誰が来ようと、タイガーとタイトルマッチをやるまでは、俺はチャンピオンでい続ける。それだけだな。まぁいろいろ海外の話とかも出てるし、このベルトを巻いてる限り、いろんなとこからお呼びがかかると思うから、まだまだガッチリとライガー頑張っていきたいと思います。新日本の根元の方でな、力強く頑張っていきたいと思います」
――いろいろなところに呼ばれて、チャンピオンとしてお客さんを満足させるという意味では、古き良きNWAチャンピオンそのままではないかと思いますが?
ライガー「そうっすね。全米を渡り歩いてっていうのがあったし。まぁ呼ばれるうちが華だと思うから、スケジュール多少キツくたっていろんなとこ行きたいし。去年はイギリス、オランダ、ドイツ、アメリカ、いろいろ行きましたけども、あと台湾も行ったか。今年もそれに負けないくらい、あちこち『獣神サンダー・ライガー、まだすげぇや』って、『レジェンドじゃないの?』、『いい歳だろ』って、『まだすげぇじゃん』って言われるレスラー、試合を目指して、この2015年突っ走っていきたいと思いますので、マスコミの皆さんも、ちょっと心の片隅に、ライガーという名前を刻んでいてください。頑張ります。ありがとうございました」
【デスペラードの話】あーあーぁ死ぬ! あぁしんどい! 死んじゃうよ。なんだよあのオヤジ。いくつだよ。オイ、ライガーっていくつだよ。年聞いてんだよ! オメェら分かんねぇのか! 使えねぇ記者だなぁオイ。あぁ……オレはな、今日で1歳の誕生日なんだ。ニッポンに来てデスペラードのデビュー戦で誕生日。いやぁ……クッソ。来年、2歳になった時にオマエ、何してやろうか。っていうか、もうその時にはもう(ライガーは)居ねぇか!」
◇第5試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
田口隆祐 ○KUSHIDA アレックス・シェリー(9分16秒 ジャパニーズレッグロールクラッチホールドwithジャーマンスープレックス)ケニー・オメガ Xマット・ジャクソン ニック・ジャクソン
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○バッドラック・ファレ タマ・トンガ(10分17秒 片エビ固め)Xオカダ・カズチカ 矢野通
※ バットラック・フォール
【ファレ、トンガの話】
ファレ「オイオカダ! このクソ野郎よ! 昨日ケガをしたから負けましたって、言い訳するんじゃねぇだろうな? 違う。オマエが弱いだけだ。どうだ? 悔しいか? 悔しいならな、オレの所にかかってこい」
トンガ「2010年……東京ドーム……ダークマッチ。2011年……東京ドーム……ダークマッチ。2012年……東京ドーム……ダークマッチ。2013年……東京ドーム……ダークマッチ。2014年……東京ドームは無かった。2015……東京ドーム……ダークマッチ。ふざけるな。オレをなんだと思ってるんだ。今年はやってやる。オレをもっと見ろ!」
【中邑、石井の話】
石井「オレが言いたいことは分かるだろ。あの試合を見れば分かるだろ。真壁! もういっちょだ。恐くなかったらよ、オレの挑戦を受けてみろ。オレは死なねぇんだオラ! オレの体を壊してみろ! オレは死なねぇんだ」
中邑「うーっわ! うわっ!」
――昨日あれだけの試合をして、今日も試合でしたが?
中邑「そうそうそうそう! 昨日の今日で! 昨日の今日でオイ。こっちも働いてない(笑いながら頭を指差す) 、ははは。今日そんな中で、なんだろう。新しくない? 永田裕志、新しいよねぇ。元祖Mr. IWGPが、インターコンチだって! ほらほらほらほらほら!! これも変化だ! 好きだねぇー。新しい、永田裕志! Welcome to the Intercontinental championship!!(インターコンチネンタル選手権試合にようこそ) YeaOh!!!」
◇第7試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
真壁刀義 ○永田裕志 飯伏幸太(13分58秒 バックドロップホールド)中邑真輔 石井智宏 XYOSHI-HASHI
(試合後)
永田「どうも皆様。東京ドーム大会・第0試合ニュージャパンランボー優勝者、永田裕志でございます(※大拍手)。おかげで昨日は第1試合からメインまでゆっくりみさせてもらったよ! ドームの試合を(※大拍手)。それにしても! 中邑! そして飯伏! おまえらの試合は素晴らしかったね!(※大拍手) 思いっきり引きつけられたよ、おまえらの試合に。もうスイッチ入ったよ(※大歓声)。そこでだ! 中邑・・・。俺はおまえのそのベルトに挑戦したい(※大歓声&大拍手)。永田裕志は! インターコンチに挑戦表明するゼア! さあ、中邑! どうする!? 挑戦を受けてくれるかな!?(※と言ってマイクを場外の中邑へ向けるが場内が騒然)永田はちょっと古かったな。いつもアレ、やってくれよ。いつものアレを。ここまで俺に言わしたんだ! いつものを頼む」
中邑「なに!? このフリ!? 超やりづらいんですけどーー!! 元祖“ミスターIWGP”永田裕志だぜ、オイ!? 『どうしようっか』も『こうしようっか』もねぇよ、オイ。『挑戦させてくれるかな』?? 答えはこうだ!!!! イヤァォ!」
【真壁、飯伏、永田の話】
真壁「オイ、東京ドームからの後楽園ホールだ。こんだけよぉ、石井の野郎に、このベルト見せびらかしたらわかるだろう。悔しいだろうぜ。諦めねぇって言ってたな。いいぜ、いつでも待ってるからよ、オイ。誰でもいい、かかってこいコノヤロー。オイ、インターコンチ? IWGP? それもすげぇぜ。だがこれもすげぇからよぉ。オイ、いいか、お前ら見逃すんじゃねぇ。それだけだ」
飯伏「いやぁ、きつかったっすね。昨日の今日なんで、やっぱ疲れがたまってた部分があるんすけど。疲れてても気持ちはあったっすね。またいつか、インターコンチのベルトに挑戦できたらいいなと思います。その時は必ず獲ります。ありがとうございました」
永田「まぁさっき言ったのは、まぎれもなく本音です。嫌でも東京ドーム第1試合から10試合まですべて見た上で、やっぱりセミのインターコンチが、一番俺的に素晴らしく輝いてて、思いっきり惹きつけられちまったというところで、挑戦表明しました。しばらく、新日本以外のメジャーと言われる団体を潤して、盛り上げて、ベルトふんだくって、勲章ふんだくってきたけど、いつの間にか、あの白いベルトあんなに輝いて、素晴らしいものになってたな。それは中邑の力量でしょ、昨日の試合見てて。インターコンチに挑戦表明した途端、あの客の盛り上がり。それだけの価値があると見込んで、挑戦表明した甲斐があったっすよ。あの熱狂は物凄いもんですよ。両者の意思はたぶん確認できたんで、あとは実行委員会、決定頼むゼァってとこですかね」
◇第8試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ
○AJスタイルズ カール・アンダーソン ドク・ギャローズ 高橋裕二郎(14分35秒 エビ固め)X棚橋弘至 後藤洋央紀 柴田勝頼 内藤哲也
※スタイルズクラッシュ
(試合後)
AJ「IWGPヘビー級ベルトはAJスタイルズの物だ。棚橋は俺からタイトルを盗んだ。だから返してもらう。AJスタイルズがリマッチを要求する」
アンダーソン「バイバイタナハシ、アイシテマスタナハシ、アイシテマストキオ」
(そこからBULLET CLUBメンバーを1人ずつ紹介)
アンダーソン「トーキョー、新日本プロレスは、俺たちのビジネスの場。これこそがリアル」
【バレットクラブの話】
アンダーソン「西澤! オレらの話を翻訳してくれ!! 新日本プロレスファンの奴らは全員聞け!! 棚橋をマジックキラーとスタイルズクラッシュで倒した! どうだ見たか! コイツ(AJ)こそベストなレスラーだ!! 次のIWGPヘビー級チャンピオン!!! AJスタイルズ!!」
AJ「あーワクワクするぜ!! 待ちきれねぇ!!」
ギャローズ「落ち着け! これはリアルさ! リアルだ!!」
アンダーソン「今のIWGPチャンピオンはクソ野郎だー」
AJ「じゃぁオレはあのベルトにマーキングしてくるぜ!! Wow Wow Wow!!」
アンダーソン「マーキングし間違えるなよ? それと、ゴトウ&シバタ!! 昨日はよくもベルトをオレ達から奪って行ったな! ふざけるな!! いつでも、どこでもいい……リマッチだ!! もう一度オレ達と勝負しろ!!」
ギャローズ「アレはまぐれだったんだ。オレ達こそが最強だ! To Sweet.」
高橋「HAHAHA! To Sweet!」
新日本プロレス今年最初の後楽園大会をSAMURAIで視聴、前日の東京ドーム大会の後にも関わらず札止めとはいかないまでも超満員、新日本の活気力はまだまだ衰え知らずのようだ。
メインの本隊vsバレットクラブの8人タッグ戦の前に、アンダーソンが新メンバーとして留学生として来日しているゴーディ・ホールを紹介、ゴーディは新日本、WWE、WCWで活躍したスコット・ホールの息子、デビューを待たずしてバレットクラブ入りとなったのは即戦力、そして将来の外国人エースとしての大きな期待がかけられているということなのかもしれない。
試合は戦力的には本隊が上回っているはずが、昨年12月シリーズから遺恨が勃発している柴田と内藤がしっくりいかず、内藤が柴田から強引に交代したり、内藤が捕まるとカットに入った柴田が内藤にも蹴りを入れるなどチームワークを乱してしまう。
本隊の乱れた隙をバレットクラブが逃さず、棚橋に集中砲火を浴びせると、最後はアンダーソンとギャローズのマジックキラーからAJがスタイルズクラッシュを決め3カウントを奪い、試合後はAJがIWGPヘビー級王座奪還に名乗りを挙げた。
AJは前日の東京ドーム大会で内藤を降した後で王座奪還をアピールしていたことから、今回の後楽園大会での棚橋からのフォール勝ちは狙い通りといったところだろう。
セミの真壁組vs中邑組の6人タッグ戦はドーム大会の続きといったマッチメークだったが、真壁と石井は前日と変わらずど真ん中プロレスを展開、石井は前日では真壁のキングコングニーを左肩から首筋にかけて喰らったことで心配したが大丈夫のようだ。試合は真壁組がYOSHI-HASHIを捕らえ、永田が前日同様バックドロップホールドで3カウント、試合後にも永田が中邑の保持する IWGPインターコンチネンタル王座に挑戦を表明した。
永田のIWGPインターコンチネンタル王座への挑戦は初、昨年はNOAHのGHCヘビー級王座を奪取したが、IWGP戦線からは遠ざかり、東京ドーム大会では本戦から外れ、ダークマッチへの出場となった。
永田の挑戦は前日の中邑vs飯伏戦の影響を受けてのもの、永田も本来熱いものを持っている選手だけに、中邑vs飯伏戦はたぎるものがあったのかもしれない。
また試合には関係ないことだが、後楽園大会にはIGFの澤田敦士が来場、澤田が新日本の会場に現れるのは2010年6月の大阪大会以来で、この時は試合を終えた中邑を襲撃しようとしたが、若手やスタッフに取り押さえられ、帯同していたサイモン・ケリー氏と共に会場から退場させられた。
今回はチケットを持っていたことから観客として来場、二階バルコニーにて観戦、今までの因縁を考えると、また澤田が中邑に対戦を迫るのではと思われたが、澤田はセミを途中まで見て退場、結局何しに来たのかわからないままだったが、中邑を“クネクネさん”としていたことからツイッターの内容的にも中邑を挑発していたんだと思う、だが新日本とIGFの関係は平行線のままで互いに交わるつもりはない、澤田が本気で中邑と対戦したいのであれば鈴木秀樹のようにIGFを出るしかないのではと思う。
オ カダは矢野と組んでファレ、トンガと対戦も、オカダの脇腹と膝にバンテージやサポーターが巻かれている、今まではバンテージやサポーターというものには無縁というイメージが強いオカダだったが、さすがに前日の棚橋戦はそれだけダメージがあったということか、試合はオカダがファレ組の合体技であるDAWN RAIDを喰らってしまうと、ファレのバットラックフォールを喰らい、まさかの3カウント、棚橋に敗れIWGP戦線から遠ざかるどころかドン底にまでオカダだったが、ファレとの抗争から再出発になりそうだ。
ライガーvsデスペラードのNWA世界ジュニア選手権は、グラウンドで腕攻めを展開すらライガーに対しデスペラードはラフやセコンドのTAKA、タイチの介入を駆使してライガーの掌打封じの腕攻めを展開、TAKAとタイチはタイガーが駆け付けて蹴散らすが、ライガーの劣勢は変わらず、デスペラードはギター・デ・アンヘルで追い詰めるも、クリアしたライガーがジャンピングヘッドシザースを狙ったデスペラードをパワーボムで叩きつけると、掌打や垂直落下式ブレーンバスター、サンダーライガーボムと畳み掛けた後で、雪崩式垂直落下ブレーンバスターを久々に決め3カウント、次期挑戦者にはタイガーを指名した。
また第3試合で本隊に勝利を収めた鈴木軍はNOAHに侵攻することをアピールした。
東京ドームではいろんなドラマが終わり、後楽園からまた新たなドラマが始まった新日本プロレス、2015年はどんなドラマを見せてくれるのか…@t20Bjw 観戦ではなく、水道橋で出会った外人の名前を知りたくて確認しに行っただけです。だけど、クネクネさんの試合が痛くて最後まで見れなかったのが心残り。。。 #澤田敦士#IGF
— 澤田敦士 (@baimeiou) 2015, 1月 5心残りな事がある。 それは、せっかく会場に行ったのに木谷オーナーさん、菅林会長さんとの記念撮影ができなかった事だ。 どれもこれも、クネクネさんのせいにしてしまう。というより、クネクネさんの痛い試合のせいだ。 次回こそは!! イヤォォォッッッーーー!!! #IGF #澤田敦士
— 澤田敦士 (@baimeiou) 2015, 1月 5 -
2015年の新日本プロレス東京ドーム大会には愛・涙・狂気・非情・鬼があった・・・
1月4日 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 9」東京ドーム 36000人 満員
◇第0試合◇
▼1分時間差バトルロイヤル〜ニュージャパンランボー〜
○永田裕志(26分09秒)XYOSHI-HASHI
※バックドロップホールド
【退場順】
[1]Xキャプテン・ニュージャパン(11分28秒、失格)
[2]X獣神サンダー・ライガー(12分12秒、失格)
[3]Xエル・デスペラード(12分13秒、失格)
[4]Xザ・グレート・カブキ(20分15秒、失格)
[5]XTAKAみちのく(20分15秒、失格)
[6]X藤原喜明(20分20秒 失格)
[6]Xタイチ(21分10秒、退場)
[7]Xヒロ斉藤(20分40秒、失格)
[8]Xタイガーマスク(22分20秒、失格)
[9]X田中翔(23分11秒、失格)
[10]X中西学(23分38秒、失格)
[11]X小松洋平(24分05秒、失格)
[12]Xタマ・トンガ(24分30秒、失格)
◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第39代王者組]カイル・オライリー ○ボビー・フィッシュ(13分01秒 片エビ固め)[挑戦者組]ロッキー・ロメロ Xアレックス・コズロフ
※チェイシングドラゴン あと2チームは [挑戦者組]KUSHIDA アレックス・シェリー[挑戦者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソン
☆オライリー&フィッシュが初防衛に成功
◇第2試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
天山広吉 小島聡 ○本間朋晃(5分35秒 片エビ固め)ジェフ・ジャレット バッドラック・ファレ X高橋裕二郎
※こけし
◇第3試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
矢野通 ○丸藤正道 マイキー・ニコルス シェイン・ヘイスト(5分05秒 片エビ固め )X飯塚高史 シェルトン・X・ベンジャミン ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.
※虎王
【矢野、丸藤、TMDKの話】
矢野「どうだ!見たか!見たまんまだよコノヤロー!オレは知らねぇ!あとはコイツらに聞いてくれ!!手応え無かったんじゃないの?あんまり!?」
――新日本プロレス1.4の舞台に立ってみてのご感想はありますか?
丸藤「いや、ホントに久々の東京ドームの舞台で。まぁ矢野選手に呼んで頂いて。短い時間だったですけども。非常に楽しませていただきました。」
――今この(代表質問の)直前にかなり怒りを露にして『鈴木軍をおこらせたらどうなるか分かるか!?』というような言葉を残して行きましたが
丸藤「そうですね。矢野通、TMDK、そして俺の化学反応が起きればまぁこんなもんでしょ。鈴木軍…あんま大した事無かったです」
――TMDKのお二人にKESが怒りを露にしていましたが、それに関してどう感じますか?
シェイン「KESを怒らすのはオレ達の思うツボさ。思った通りの展開だよ」
――新日本のリングにはかなり多くのタッグチームが闘っていますが
マイキー「自分たちとしては、新日本のリングに上がった。他のタッグチームも興味を持つさ」
――そして丸藤選手は小島戦が控えていますが
丸藤「そうですね1月10日に後楽園のNOAHのリングで、対小島線の1対1がありますが。今日は良い準備運動になったんじゃないですかね。まぁ、1月10日は小島を全力で倒したいと思います」
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ〜完全決着ルール〜/無制限1本
○鈴木みのる(9分21秒 レフェリーストップ)X桜庭和志
※スリーパーホールド
【鈴木の話】
――完全決着ルールで勝利を収めましたが、率直なご感想をお願いします。
鈴木「感想? 俺のが強ぇぞ、バカ野郎」
――この闘いを前に、全身白づくめ、まさに白装束のスタイルで臨んだという、決意、覚悟、その辺りのお気持ちはいかがだったんでしょうか?
鈴木「なにを今更。俺はよぉ、アイツがよぉ、この新日本のリングをまたいだ時から何年だ? 3年か? 最初っからよぉ、こんなこといったらなんだけど、アイツのこと最初っから嫌いなわけじゃねぇし、最初っから認めてねぇわけじゃねぇ。たぶん今日ここに来てるレスラーの中で俺が一番よく知ってるはず。だから待ってたんだよ。俺の舞台にアイツの足で来るのを待ってたんだよ」
――その桜庭選手と闘いを終えていかがですか?
鈴木「だから言ったじゃねぇか。俺のが強ぇだろって」
――闘いを終えて、桜庭選手から握手を求めてきましたが、その時はどんなお気持ちでしたか?
鈴木「いや、わかんねぇ。特にねぇ。お前のその喋り方が気に入らねぇから、お前になんか喋りたくねぇ。お前らも他のマスコミもよぉ、『どうせ桜庭なんて』って、お前ら口揃えて言ったろ、プロレスファンも。だろ? 俺はだから、はなっからアイツのことなめちゃいねぇよ。今日だって“世界の桜庭”とやるっていうつもりで練習積んできたし、その覚悟持ってリング上がったし。テメェみたいにな、あとから出た答えを見て、七色に答え変えてな、質問だぁ、なんだぁ言ってな、ていの良い言葉並べてる人間とは違うんだよ。最初っから俺はそのつもりでリングに上がってんだ」
――最後にUWFのテーマが流れましたが、その時のお気持ちはいかがでしたか?
鈴木「懐かしいなって。別に俺が仕込んだもんじゃねぇから知らねぇよ。お前じゃねぇの? 誰かが仕込んだよ。だから知らねぇよ、そんなの。俺が出来るのは、リングの中で殴り合うこと、俺が出来るのは相手をぶちのめすこと、俺が出来るのは相手に勝つことだ。照明が何色だとか、音響がどうとか、歌がなんだとか、俺が用意するもんじゃねぇだろ? 俺が命かけてんのは殴り合うことだ、相手をぶっ飛ばすことだ。だから知らねぇよ、そんなの」
――最後、抱擁された時、どんな言葉を交わしたんですか?
鈴木「教えてほしい? お前になんか教えねぇよ。知りたかったら、命かけてリング上がって闘えばいいんだよ。そうしたらなにを喋ったのかわかるよ。ざまぁみろ」
◇第5試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○真壁刀義(12分23秒 片エビ固め)[第5代王者]X石井智宏
※キングコングニードロップ
☆石井が2度目の防衛に失敗。真壁が第6代王者となる
【真壁の話】
真壁「よーしベルト取ったぞ。ベルト取ったの見たか?コノヤロー!長げぇ。長げぇ試合だったなオイ。でもよ、存在感出してきただろ!この試合で!それがよ、こんな大舞台だ。こんな大舞台で取ったんだ。石井とやること、やれること?これが全てだ!IWGPよりも異質な、インターコンチよりも異質な“NEVER”だからこそ出来る試合ってもんがあるだろ。あぁ、素晴らしいよ。正直よ、綺麗なプロレス期待してたヤツはよ、残念無念またどうぞって感じだよ。俺達の試合、この俺様の試合、特にこんな試合だ。石井の試合もしかりだな。いいじゃねぇか」
――石井選手との試合ということにかなり拘っていましたが、改めて闘ってみていかがでしたか?
真壁「もう、その通りだよ。まぁどっちが勝ってもおかしくないって言ったらおかしいんだよ。この俺様が勝つに決まってんだろバカヤロー。だけどよ、そんだけの一進一退の試合?それがプロレスだ。ガツガツとよ、ゴツゴツと当る試合?欲望丸出しにしてやる、それが今回のタイトルマッチだ。チャンピオンシップだ。それはよ、俺がIWGPを巻いたときもそうだ。それも全て同じだよ。チャンピオンはこうでなくちゃいけないと思ってるからよ。あぁ。あっぱれじゃないの?」
――今度は真壁選手がNEVERの王者としてどんな試合を見せて下さるんでしょうか?
真壁「まぁ、言う事は変わらねぇよ。本物のプロレスを見せてやる。それだけだろ。色んなよ、スターが、プロレスラーが居てそれでイイと思うんだ。今回の石井と俺の試合、ちょっと血生臭ぇかもしんねぇけどよ、ああいうよ、男と男の意地の試合?ああいうのを見たいだろ。だからこそ、野郎とタイトルマッチやる意味があると思ってんだよ。まぁよ、まぁしみったれた話になるかもしれねぇけどよ、俺の若かれし頃の師匠は“長州力”だよそして、チャンピオンだった石井。それも“長州”だった。だからこそ、見せれる試合があるだろ。そういう試合今、俺と石井で見れたんじゃねぇの?別に狙ってるワケじゃねぇよ。オマエらによ、見せた訳じゃねぇよ。ただよ、そういうもんが感じ取れるんじゃねぇかなって俺は思うんだよな。まぁ(王者から)破れたからって黙っちゃいねぇよ。俺だって獲ったからって黙っちゃいねぇよ。これこそがよ、本当のチャンピオンシップだと俺は思ってんだよ。それでよ、見てくれは俺と石井みてぇによ、まぁそんなに美男子じゃねぇかもしれねえけどな。 …あ!?おめぇが言ったんか??(とアナウンサーに言いがかりをつける) おめぇじゃねぇよな? そうじゃないかもしれない。だけどよ、こういう心に響くよ『イケッ!』って言うようなよ、ブッ潰してやるっていう、そういうプロレスもあっていいだろ。今日はそれを証明したまでだよ。東京ドームのよ、客に言っとけ。『NEVERの試合が見れてよかったな』って!ましてや、この俺が獲っただ。って。オマエら万々歳だなって言っとけよ! 他に(質問)あるー?…そこで質問無いとダメだよな!ダメだ。そういう所あるよな。オマエら(記者陣)。オマエらそういう所あるんだよ。ふざけんじゃねぇぞコノヤローオマエ。 オマエなんか話せ!話せ何かよ!」
――真壁選手が久しぶりにベルトを手にした事で、更に真壁選手のプロレスの可能性が広がると思うのですが
真壁「いやぁもちろん俺が巻くって事はどういう事かをよ、オイ。今のIWGP、今のインターコンチ…オイ、あぐらかいてるヒマあると思うなよ?俺がどういう事を言ってるか、俺がどういう事を歌ってるかって、意味分かるだろ?それが実現するかしないかは、この俺様次第だ。オイ、楽しみに待ってろ。それだけだ。今日は上機嫌だ!ベルトとれたたしな!ましてや石井の野郎を叩き潰したは、この俺様だろ。それだけだ」
◇第6試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ケニー・ケニー(13分20秒 片エビ固め)[第69代王者]X田口隆祐
※片翼の天使
☆田口が3度目の防衛に失敗。ケニーが第70代王者となる
【ケニーの話】
ケニー「(※ヤングバックスが喜びを表現する中をインタビュールームに入ってくる)みんなハッピーになっただろ? 俺はこれでレジェンドになった。(※ヤングバックスすとウルフパックサインを合わせる)」
--新チャンピオン誕生です。
ケニー「(※思わず日本語で)アリガトウゴザイマス。(※思い出したように)サンキュー」
--今のお気持ちは?
ケニー「気持ち? ここまで来るのに4年かかった。とんでもない4年だった。そして今、俺はここにいる。タグチをラストチャンピオンにした俺が。彼を蹴落とした今、俺がチャンピオンだ。だけど俺にとってタグチなんてどうでもいい。俺が尊敬していたのはプリンス・デヴィットで、彼に勝つためにニュージャパンでやって来た。彼は偉大なチャンピオンで、ニュージャパンの歴史に名を刻み込んでいる。だけどもう、彼はここにはいない。ニュージャパンにはいないし、BULLET CLUBにもいない。新しいBULLET CLUBになったんだ。そしてこれからも作っていくんだ。今日、明日、そして将来へと。それは俺がグレーテスト・ジュニアチャンピオンになることだ。過去にいなかったほどのチャンピオンに。今日、そのスタートを切ったんだ。他に質問はないのか、ここにいるファンたちよ?」
--(新日本所属になって)初めての試合でベルトを獲りましたが…。
ケニー「初めての試合じゃないぞ。まぁ、新日本のフルタイムレスラーになってというなら初めてだけどな。別にそれはどうでもいい。会社がそれを望んだから最初の試合がタイトルマッチになっただけ。周りが望んだ結果で、そういう人生だっただけだ。獲るべき者がベルトを獲っただけ。俺にとっては今日が新しい始まりで、今日が今までの枠を超えた日になった。それだけのことだ。さぁ、次の質問は?」
--BULLET CLUBにまたベルトをもたらしたわけですが、今後のチャンピオンロードはどのようなものにと考えてますか?
ケニー「まず最初に、ベルトがほしいというのが目的じゃないんだ。他の誰もできないことで、これまでと違ったレジェンドになること。それはニュージャパンだけにとどまらない。全世界、いや宇宙全体を見渡してもたった1人でしかいない存在になること。それをこれから一つずつ証明していく。田口よりも優れていること、KUSHIDAよりも優れていること、コータ・イブシよりも優れていること…他のどんなレスラーをも凌駕することで。ベストは俺、そう俺、俺なんだ」
--今、飯伏幸太っていましたよね?
ケニー「どう聞こえた? 俺はコータ・イブシと言った。BUSHIじゃない。俺の元タッグパートナーのコータ・イブシだ」
--ヒールに転向して今までと変わったことは?
ケニー「見てわかるのだろ。黒いコスチュームに変わった。髪も長くなった。これはエクステンションをつけているわけじゃない。地毛だ。でも外見が変わったからバッドガイになったというわけじゃない。これはBULLET CLUBに入った儀式のようなものだ。彼らが俺にコンタクトを取ってきたときの条件だ。BULLET CLUBに入ったからといってみんなが俺を嫌いになったわけじゃない。俺のことが好きなのは変わってない。シンニホンが俺と契約をかわそうと考えたのは、マネーを生むからだ。どのジュニアチャンピオンがカネを生んだ? タグチか? 彼はたった$1も生まなかったぞ。俺は$100をもたらす。$1,000をもたらす。いや、俺がBULLET CLUBに入ったことでミミミミミミミミミミ、ミリオンダラー($1,000,000)を生み出すんだ」
--改めて“ザ・クリーナー”はどういう意味があるんですか?
ケニー「アサシン(暗殺者)という意味だ。BULLET CLUBは銃も手にした戦士たちの集まりだ。昔の古ぼけた銃じゃない。最新型の銃だ。だからアサシンなんていう、古ぼけた言い方はしない。たった1人ですべてを破壊して消し去ることができる。ジュニアヘビー級のすべてを消し去ってやる。それが俺の立場だ。この顔を見ろ。この体を見ろ。わかるだろ?」
【田口の話】
田口「オーマイ、オーマイ、オーマイ&ガーファンクルな結果に終わりました。もう、シックスナイン(第69代)チャンピオンでなくなりましたけど、元シックスナイン・チャンピオンということで、これからも真面目に、絶対、真面目にやってきたいと思います。絶対に真面目に、ほんとに真面目に…。今日もこれから真面目なコメントをしたいと思います」
--「『生死を懸けた闘いに臨みます』と言ってましたが…。
田口「セイシはかけちゃダメ。失礼に当たる。『生死を懸ける』って昨日、言いましたけど、セイシはかけちゃダメ。そしたら負けちゃいました。セイシをかけた方がよかったのかな? 生死を懸けるって言って、途中で静止されちゃいました。まぁ、それが敗因ですかね? 静止されたのが敗因…。悔しい、悔しいからもう1回やりたい。もう1回やらしてほしい。ほんとにもう1回、もう1回だけでいいからやらしてほしい。ほんとに1回でいいから。もう1回やらせてもらいたい。1回、1発でいいからやらせてもらいたい。1発やったら、ケニーもまた『やりたい』って言うから。ってことは2発か? 1回やったら、来る者は拒まないんで。ほんとに何なんですかね? 僕はどこへ行ったらいいんですかね? この道を行けばどうなるんですかね? 危ぶむんですかね? 危ぶみますよ。行けばわかるって、行ってもわかんないですよ。いや、いったらわかるかも。気持ちよかったって。まぁ、いけるところまでいって、いっきいまくる。いきすぎて、しおれないようにします。まぁ、もう1回だけやらせてもらいたい。1回だけ。チャンピオンでなくなりましたけど…」
--チャンピオンではなくなりましたが、改めて2015年の目指していく方向は?
田口「ほんとに真面目にやってきます。2015年は真面目にやって…いや、やっぱりやめます。(ケニーと)もう1回。でも第71代になってもしようがないんで。71代になっても何も面白いことはないんで、元シックスナインで。元シックスナイン・チャンピオンとやりたい人はこちらまでお願いします。試合ですよ。みんなふざけたいというのはわかりました。マスコミの皆さんも、僕を使ってふざけてください」
--改めて、これから真面目にやってくのか、それともふざけてやっていくのか?
田口「真面目に、ふざけてやっていきます。悔しいです…、悔しいです…、悔しいです。だからもう1回やらせて下さい。1発でいいですから…」
◇第7試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2014優勝チーム]後藤洋央紀 ○柴田勝頼(9分00秒 片エビ固め)[第64代王者組]カール・アンダーソン Xドク・ギャローズ
※PK
☆アンダーソン&ギャローズが7度目の防衛に失敗。後藤&柴田が第65代王者となる
【後藤、柴田の話】
--リング上で互いに腰にベルトを巻き合ってました。その時にこみ上げた感情を教えてください。
柴田「まずは、あけましておめでとうございます。2015年、とてもいいスタートが切れました。記録、形にしました。有言実行。ここからです」
後藤「去年、1年間の集大成を、このドームで見せれたと思います。でも、この結果に満足してるわけじゃないです。この次がありますし、このベルトを簡単には渡したくないですね」
--去年は向かい合った東京ドームでした。そして今年はともに闘って、形というものを手にしました。この1年間を改めて振り返ってどうですか?
柴田「この1年というよりは、高校の時から20年」
後藤「20年か…」
柴田「ちょうど20年。部員の少ないレスリング部で夢見たプロレス少年が、こうやって、こういうベルトを手にするって…。こんなこと、あるんですね。何か不思議な感じです。そしてこれまでベルトってピンとこなかったんですけど、悪くないです」
--20年分の思いが詰まった試合の後で、あぐらをかいて並んで座ってる姿を見て、お客さんが本当に笑顔になって、今日一番の盛り上がりでした。どんなことを感じましたか?
後藤「ほんとに20年。でも、俺はこれがただの偶然じゃないと思います。なるべくして俺らが出会った。その結果が出たと思ってます。これは驕りじゃないし、これからも続いていくと思います」
--その“これから”をお聞きしたいんですけど。2015年、これで始まりました。今年1年をどのようにしたいか、豊富をお願いします。
柴田「いい1年にしたいですね。とても。去年はいろいろあって、そこそこいい1年だったんですけど、今年はいいスタートを切ったんで、メチャクチャいい1年にしたいです」
後藤「全く同じです」
--柴田選手にとっては、プロレス人生で初めてのベルトですよね?
柴田「そうですね。ベルトを手にしたのは初めてですね。意外とズッシリ重くて。ほんと、去年1年間、結構このベルトに振り回されたんで、今度はこっちが引っかき回してやろうかなと思います」
--一時はIWGPに背を向けた時期もありましたが…。
柴田「背を向けたがどうかはわからないですけど、ぶっちゃけ、あんまり興味はなかったんですよ。でも3年前か、(新日本に)上がるようになって、ベルトって結構、力あんだなと。ベルト持ってる者は力あんだなと思いましたね。ベルトシステム? ベルトシステムでいい年にしたいね」
後藤「俺が舵をとっていきます。タッグは」
柴田「タッグに限らず。まずはタッグを獲ることが今年の絶対条件として(あたんで)。2人でっていうのもあるんですけど、巡業を回って応援してくれるみんなの気持ちを形にできたかなと思います」
--後藤選手は、これで革命は終わりじゃないですよね?
後藤「もちろんです。継続中として書いといてください。俺の中では、こうやってベルトを手に入れたことで…でも、俺だけの力じゃないですから。俺1人では何ともできないですから。ここに柴田というパートナーがいてこそできたことですし、これからも継続して見ててもらえれば」
◇第8試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○AJスタイルズ(16分25秒 エビ固め)X内藤哲也
※雪崩式スタイルズクラッシュ
AJ「AJスタイルズは今日の内藤哲也を踏み台として、IWGPヘビー級チャンピオンに返り咲いてみせる。自分は以前ヨシタツを負傷させてしまって、葬り去った形になったが、これはスタイルズクラッシュ、自分の必殺技なので気にしない。内藤を倒すために、スタイルズクラッシュ、この必殺技を使うことに関して、なにも躊躇はなかった。自分の必殺技として、スタイルズクラッシュがあることが事実。スタイルズクラッシュを封じ込めようとしても、この技から逃れることはできない。最終的にはこの技で相手を完全に粉砕することができたと思う。俺たちはBULLET CLUBだ。BULLET CLUBにはリーダーはいない。俺もリーダーではない。だが内藤に限らず新日本プロレスの選手はベターだ。俺がベストなプロフェッショナルレスラーだ」
――ヨシタツ選手が負傷した時は、お気持ち的にはいかがでしたか?
AJ「俺は確かにヨシタツの首を壊した。だが、俺は勝つためにすべきことをしたまであって、それはリングで命をかけてるレスラーとしては当然だ。(会見場去り際、マスコミ関係者に向けて)俺が次期、IWGPヘビー級チャンピオンだ。よぉく見ておけ」
◇第9試合◇
▼ダブルメインイベントI IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第10代王者]○中邑真輔(20分20秒 片エビ固め)[挑戦者]X飯伏幸太
※ボマイェ
☆中邑が2度目の防衛に成功
(試合後に中邑は飯伏と拳を付き合いエールを交し合う)
中邑「ヤッバァ~イ ヤバイ! まっしろな灰に……うっそ~! 飯伏、最高だよ、コイツは。東京ドーム! いいか? いいか~……イヤァオ!!」
【中邑の話】
中邑「ハァハァハァ…ヤバかった。ふぅ… なんだ?“負けるかも”そんなん飛んだね、途中で…死ぬかも。 『何これヤバい!!』って、試合の中で感じれる程、気もちいい物でした」
――改めて飯伏幸太という相手はどんな相手でしたか?
中邑「紛れも無い、自分が思う所の中邑真輔。自分が思う所のプロフェッショナルと、思います。ハイ。まぁ、褒めようと思えばね、いくらでも?貶そうと思えば、くらでも。ただね、あんな、あんな何て言うんだろうな…ヤバい?ヤバい…なんでもいいや。自分にとって特別な相手は、そうは居ないっすね。まぁ、そういう感触?何て言うんだろ。なんだろう。自分がもの凄く高揚するんです。えぇ。お世辞抜きで。そんな相手はね、今までのプロレスの人生の中でも、そうと言い切れるのはアイツだけでしょう。 (額を触り)…しっかし痛てぇ…」
――ファンもまた、欲深い生き物かもしれません。また中邑選手と飯伏選手の試合が見たいと思っている人も沢山いると思います。
中邑「マジで、真っ白な灰になるんで当分置いておいて下さい…! 終わっちゃうよ…中邑が… なんだろうね。手段は違うし辿ってきた道のりももちろん違う。なんだろう。でもなんなんだろうな。変な親近感みたいな…あぁ友情じゃないな。なんつーんだろ。群雄割拠?十人十色?百人百色?まぁいろんなレスラーが居る中で…なんt−んだろ。親近感っていうか…ある種…遊園地だの山手線だの工場だの、そういうのすっ飛ばして、なんだろうな。あぁ難しいや。仲間?うん…ちょっと言葉が足りなくてすみません。まぁ、そんだけ」
――これで、通算14度目ということで、本当に最後の“ジョーカー”だったと思います。ここから、そのインターコンチネンタルのベルトをここからどうして行くのか、という所も楽しみな所では有ると思います。
中邑「誰か教えてよー…。ネタ切れとは言いませんが、トランプじゃなくても、カルタでもいいさ!イ・ロ・ハ!出てきてよ! まぁとりあえず、今夜はやっぱり2014年の集大成。消耗しましたよ。あとはコイツ(ベルト)と、決めようじゃないですか」
――この中で聞くのも野暮かも知れませんが“2015年の豊富”も一言いただけませんでしょうか?
中邑「それは常々。刺激、変化。やっぱり中邑真輔自体が、新しい中邑真輔に変身したい。まだまだ。プロレスのキャリアも、人生のキャリアもこんなもん(少しだけ)ですよ。 もっと、深く、濃くしたいですね。…もう今日は消耗が激しすぎて…… 」
【飯伏の話】
飯伏「悔しいですね。いや、今日は勝ちたかったです。」
――まさにその表情、その言葉にすべてが集約されていると思いますが、中邑真輔という相手はどういう相手でしたか
飯伏「ハイ… これは生放送ですか…?」
――生放送ではありませんが…
飯伏「…滾って狂ってました。キ○ガイでした…いや、キ○ガイでした」
――そんな中でプロレスの常識やセオリーを超えた闘いを魅せたと思います。振り返っていかがでしたか?
飯伏「本当に、本当に全部出し切ったというか…本当に勝てると思ったので。本当に本当に全部出し切りました。でもダメでした…はぁ… でも、今日負けた事で、まだまだ自分のヘビー級は、逆に可能性があると思いました。中澤(マイケル)さんありがとう。ラストセコンド。ありがとうございます」
――2015年からはどんな年にしていきますか?
飯伏「また、もちろん中邑さんと闘いたいし。前以上にリスペクトしてます。他のヘビー級の選手もどんどん闘っていきたいです」
――ベルトとしてのこだわりは、インターコンチの方に傾いてくるんですか?
飯伏「それもあるんですけど…全部のベルトが欲しいです」
――中澤マイケルさんをラストセコンドとしましたが、今後居なくなって変化や影響はありますか?
飯伏「ありません!大丈夫です。ありがとうございました」
◇第10試合◇
▼ダブルメインイベントII IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第61代王者]○棚橋弘至(30分57秒 片エビ固め)[挑戦者/G1 CLIMAX 24優勝者]Xオカダ・カズチカ
※ハイフライフロー
☆棚橋が初防衛に成功
(試合後)
棚橋「オカダ! どうだ、悔しいか!?一言言っといてやる。よく聞いとけよ。IWGPは遠いぞ!!(オカダは悔しげに号泣しながら引き揚げる)皆さん今日は最後まで観戦ありがとうございました!2015年も新日本プロレスは進化を続けます。そしてさらに盛り上げます」と宣言。「俺がいるし、そして今日会場に来てくれたファンの皆さんがいるから、これから新日本、ますます盛り上がります! 今日はありがとうございました!!」
(一度はリングを降りようとした棚橋だが、歓声に応えてきびすを返し、期待通りにエアギターを披露して大の字に。場内からアンコールが発生すると、棚橋ももちろん呼応。コーナー上で2度目のエアギターを敢行し、ギターをクラッシュ。新しいギターをファンから受け取ると、3度目のエアギターを披露してギターを客席に投げる)
棚橋「改めて皆さんありがとうございました!(感謝を表してリングを降り、IWGPベルトを肩に退場。ファンから受け取ったタオルで汗を拭いながら花道を歩き、たくさんの花火が出る中、入場ゲートで立ち止まる)2015年もよろしくお願いします。じゃあ最後に、東京ドームのみなさーん! 愛してまーす!!」
【棚橋の話】
キャプテン「棚橋君、防衛おめでとう。乾杯! (キャプテン、KUSHIDA、シェリーが棚橋へビールをかける)」
――ドームで浴びるビールの味は格別ですか?
棚橋「ありがとうございます。最高っす」
――やはり時代の中心は棚橋選手でしたね?
棚橋「結果的に立ちはだかりました。そういう表現がふさわしいんじゃないかなと。オカダの涙を見て思いました」
――リング上で見るオカダ選手の涙は、棚橋選手の目にどのように映りましたか?
棚橋「どんな相手とやっても、ポーカーフェイスを崩さなかったオカダが、初めて感情をあらわにした。そういう試合だったんでしょうね」
――そこであえて、「IWGPは遠いぞ」という言葉を送りましたが?
棚橋「あれは俺自身のケジメです。2011年の東京ドームで『IWGPは遠いぞ』って言って、次負けちゃったんで。これから結果を残していって、証明しますよ」
――今日試合、“史上最大の試合”にふさわしい試合となりましたが、振り返っていかがですか?
棚橋「そうですね。オカダの打撃に対しての打たれ弱さってのが、ちょっと見えたかなってのがあって。まだね、攻略する術(すべ)があったなと思いましたね。まぁあらゆる相手に対応してきてますけど、張り手がちょっと効いたかなっていう、細かい分析ですけど」
――20分を超えたあたりでの張り手がありましたが、それは棚橋選手が過去闘ってきた中で見出したウィークポイントですか?
棚橋「ボクは闘いの中でね、競った方が面白いかなって、自然とそういう感情が働いてしまうんですけど。今日はちょっと心を鬼にして、あくまで見た人から見て、勝者と敗者、そういうのがクッキリ分かれる、そういう闘いをね、心がけたというか。自分の感情をコントロールするってのは凄く難しいんですけど、まぁそこはね、あえてやってやりました」
――鉄柵を越えてのハイフライフローなど、今までとは違う棚橋選手が見れましたが?
棚橋「そうですね。“くすんだ太陽”、進化止まってるんじゃないですか? 戦前に言われましたんで。確かにね、俺自身も進化の速度、オカダの角度に比べたら、緩やかになってきてるかもしれないけど、俺は進化する気持ちがあって、止まる気持ちはないんですね。必ず進化してみせます。そして俺の進化が止まらない限り、新日本プロレスの進化は止まりません」
――5年連続ドームのメインでしたが、今年のメインからの景色はいかがですか?
棚橋「そうですね。メインイベンターっていうのは、やっぱり責任があって、5年連続任されてるってことは、新日本プロレスを託されてるんですね。それは集客であったり、試合内容であったり。ただね、その責任がプレッシャーにはならないんですよね。期待されてるっていう喜びになるから。プレッシャーってものはね、2009年の武藤戦に置いてきました。緊張の極限状態を乗り越えたんで、俺はその向こう側にいます」
――2015年はどういった1年にしたいですか?
棚橋「最高のスタートが切れたんで。今日もね、ほんとに日本全国から東京ドーム集まって来てくれたんで、また日本全国の皆さん、その場所場所で会いましょう。そんな気持ちですね」
――今年も全国の会場でビッグマッチも行われますが、ファンの方へメッセージをお願いします。
棚橋「俺のこの双肩に任せてください」
――今日の試合は海外のユーザーにも多く発信されたと思いますが
棚橋「そうですね。そういう状況にあるって事をね、凄く嬉しく思います。で、そういう物を提供してくれた、新日本プロレスを誇りに思います」
――ダブルメインイベントの中邑vs飯伏も激闘でしたが、どのようにご覧になっていましたか?
棚橋「またいじわるな質問。控え室にモニターがちゃんとあるんで、見てたんですけど。自然とね、見入ってしまったというか…見なきゃ良かったなと」
――それを超えてやるという気持ちで…?
棚橋「いつも言ってますけどね、メインイベンターって言うのは、セミファイナルまでどんな試合があってもね、必ずメインイベントに意味を持たせてね。そして、プロレスをしっかり楽しんでもらって、帰って貰うってのが、メインイベンターの役目なんでね。ハイ。その気持ちはずっと変わりません」
――去年の始まりはインターコンチネンタルを奪取して始まりました。今年はIWGPの防衛でした。今年1年間は、どんな闘いをして、どんな試合にしたいですか?
棚橋「上半期のね、8月のG1までのスケジュールが出ましたけど、楽しみで仕方がないですね。で、その中でね、どういう役目を果たして行くか。“エース”として。まぁ去年に引き続き、スタートダッシュを棚橋は切れたんでね。エースとして。コスチュームに“エース”って入ってますけど! ついに自分で言い始めましたけど! 日本全国に見せびらかしてきます」
――観客動員が36.000人ということで、去年より1,000人増になりました。ご感想をお聞かせください。
棚橋「もっと、色んな所でプロレスを知ってもらって。その努力はやめないし。そうしてね、今日まで来たんで。やれるだけの事は全部やって。これからも、プロモーションであったり、プロレスをね、丁寧に説明して廻ります。最近ね、話す仕事も増えてきて。説法みたいになってますけど。プロレスの喜びっていうものを知って、人生楽しかったんで。一人でも多くの方に知って欲しいし、これから俺が向う先は、もっと…『プロレス今流行ってんでしょ?』『盛り上がってるんでしょ?』『今度連れてってよ!』とかいう、日常の皆さんの会話の中でプロレスが出てくる。プロレス用語を落とし込む日常会話っていう か。そしたら、僕もプロレス好きだったんで思うんですけど、プロレスラーがプロレス以外の番組に出てたりとか、全然プロレス知らない人の話の中で、プロレスの話をしてきたりとか。すっごい嬉しいですね。『ようやく分かったか!』『でしょっ!』って言いたい。そういうプロレスをイメージしています」
――上昇気流に乗っている新日本を引っ張る“エース・棚橋”と“オカダ・カズチカ”とは何が違うんでしょうか?
棚橋「それをね…言い始めると、キリが無いんだけど…皆さんで判断して下さい」
――今回はLIVE配信で見ている多くのファンが居ますが、今後会場に来てもらえるようにする作戦はありますか?
棚橋「丁寧にやって行くしか無いですよ。一歩一歩ね。俺ね、一人でも多くの人が来てくれるんだったら…ケツでも出しますよ」
――棚橋選手にとっての初めての舞台が7月に待ってます
棚橋「ああそうですね。21年ぶりの大阪城ホールがありますんでね。やりますよ!全力!期待して下さい!」
――そこでももちろんメインイベンターで?
棚橋「そうですね。そういう所でやりたいな!ありがとうございます。良い質問ありがとうございます」
――ありがとうございました
棚橋「そして、改めまして、新年おめでとうございます!本年もよろしくお願い致します!!」
【オカダ、外道の話】
オカダ「正直……ベルト以外のモノも掛かってたと思いますから、ほんと悔しいっすね。でもほんと……また明日から……またボクは来年のドームに向けて、しっかり進んでいこうかなと思います。ただね、やっぱりボクが新日本プロレスを盛り上げないと、金の雨は降りませんから。チャンピオンになるだけじゃない。しっかりまた来年のドームへ、俺がしっかり盛り上げて、チャンピオンになってまた、すぐ俺がチャンスを得て、すぐまたチャンピオンになってやる。それだけじゃない、しっかり来年のドーム、俺がまたお客さん超満員にして、しっかりまた金の雨を降らしてやる」
外道「オイ、いいか。レインメーカーにはよぉ、今言った通り“使命”があるんだよ。レインメーカー以外の誰が、このプロレス界を盛り上げていくんだ? 来年のドーム見とけよ。チャンピオンとしてリングに上がってやる」
新日本プロレス東京ドーム大会を新日本WORLD、またスカパーPPVで視聴。新日本WORLDではスカパーでは放送されない時間差バトルロイヤル「ニュージャパンランブル」を視聴、タイガー、永田でスタートしドーム大会本戦には出れなかった主力や若手も順番に登場、そしてレジェンド枠にはヒロ斎藤、藤原、カブキが参戦、ヒロ斎藤は得意のセントーン、藤原は一本足頭突きや脇固め、カブキは毒霧噴射など見せ場を作るが、自分的には所属であるスーパー・ストロング・マシンが出場しなかったのは残念、邪道や外道も出場してロイヤルランブルを荒らして欲しかったが、最終的に永田とYOSHI-HASHIが残って永田がバックドロップホールドで優勝し意地を見せつけた。
ドーム大会の本戦がスタート、今回は昨年演出が多すぎて開催時間が長すぎたことを演出はあまりなし、第1試合のジュニアタッグ選手権は見応えのある攻防だったが、第2、第3試合は5分で終了するなどサクサク進む、なぜ早く終わらなければいけないのかとうと、ドームの売りはあくまでダブルメインイベントの二つ、それまでには観客を疲れさせるわけにはいかない、だが第2試合では天コジが敢えて脇に周って本間を主役に、第3試合でも矢野がほとんど働かず丸藤やTMDKの二人に働かせるなど凝縮されながらもしっかりテーマを見せていた。
桜庭vs鈴木は寝技の攻防などは大きなドームでは伝わりにくいこともあって打撃中心の攻防、鈴木の左腕を花道上でのサクロックで破壊した桜庭が試合を有利に進めたかに見えたが、鈴木に鬼が宿り逆落としからのスリーパーで勝利、試合後に二人は握手となってUWFのテーマが流れたが、さりげながらもにくい演出を見せてくれた。
NEVER選手権の真壁vs石井はど真ん中プロレスの試合、気づけば場外の攻防はなく正面からぶつかり合ったが、真壁が投げ技を繰り出してから石井が弱り出す、石井も昨年から首だけでなく肩の負傷を引きずっているし、そのせいか垂直落下式ブレーンバスターも繰り出すことが出来ない。最後はダブルハンマーで石井を打ち破った真壁が左肩から首筋めがけてのキングコングニーを投下して3カウントを奪い王座奪取、まるで石井を介錯したようなフィニッシュだった。
IWGPジュニアヘビー級選手権はダーク化したケニーがヤングバックスの介入やスプレー攻撃、ラフを織り交ぜつつも自分の持ち味を出す、田口のどどんやアンクルホールドをクリアしたケニーはヒップアタックをキャッチしてドラゴンスープレックスから片翼の天使で3カウントで王座を奪取、IWGPタッグ選手権も序盤から後藤、柴田が誤爆から分断されるなど苦しい展開、しかし最後は呼吸を合わせて合体go2Sleepから柴田のPKで3カウントでやっと結果を出す。
AJvs内藤はAJが内藤の膝攻めから先手を奪いカーフキラーを繰り出して内藤を苦しめる、内藤はスタイルズバスターをエビ固めで切り返すなど閃きを出すが、スターダストプレス、グロリアは封じられ、終盤には内藤がペースを掴んで雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、踏ん張ったAJが雪崩式スタイルズクラッシュで3カウント、内藤は全てを出し切れないまま敗れてしまう。
ダブルメインイベントの第1試合のIWGPインターコンチネンタル選手権、序盤から飯伏が中邑を挑発するかのようにバイブレーションを繰り出せば、ムキになった中邑もやり返す、中邑は得意のグラウンドで先手を奪うが、リバースパワースラムを着地した飯伏がバミューダトライアングルからの空中戦で盛り返す。
一進一退となるが飯伏がフェニックススプラッシュを投下すると、2013年8月同様に中邑が“オマエはここまでなのか”と顔や尻を蹴りつけると、飯伏に狂気が宿り掌低のラッシュ、しかし冷静な中邑は飯伏のラリアットを巻き込み式腕十字で捕獲すると、立ち上がった飯伏は中邑を何度も踏みつけて、リバースパワースラム、ボマイェと掟破りを連発、そして中邑の後頭部と尻を何度も蹴りつけると、今度は中邑にも狂気が宿り、飯伏の顔面を何度も踏みつける、
中邑がナックルからスライディング式ボマイェを狙うが、飯伏がジャンプしてフットスタンプを投下すると、なんとスワンダイブ式ジャーマンを披露、中邑がアピール通りに“真っ白な灰”寸前にまで追い詰められてしまう。
飯伏はフェニックスブレックスホールドを狙うが、中邑はヘッドバットや袈裟斬り気味のエルボーで阻止すると、コーナーからの後頭部ボマイェからランドスライド、そして至近距離からのボマイェで3カウント!この二人にしか出来ない狂った試合でもあったが、トリを務める棚橋とオカダに大きなプレッシャーになると感じさせた。
トリのIWGPヘビー級選手権は静かな攻防からスタートも、今回のオカダはロープに押し込んでレインメーカーポーズではなくエルボー、またセカンドロープに乗った棚橋にドロップキックではなくエルボーで突進するなど自らパターンを崩して棚橋を攻める、場外戦では花道の攻防で突進する棚橋をヘビーレインで叩きつけ、ここからオカダが久しぶりにDIDを繰り出すなどして首攻めを展開、棚橋が反撃しても、すぐ軌道修正するオカダのペースで試合が進んでいく。
しかしオカダが勝負に出たレインメーカーを棚橋がかわすとフロントハイをキャッチして逆回転ドラゴンスクリューを繰り出しオカダは一気に失速、大ダメージの負ったオカダの足を徹底的に攻め、場外戦でも鉄柵越えのプランチャ、ハイフライアタックをキャッチしたオカダがツームストーンパイルドライバーを狙うも逆に突き刺すなど、試合の流れが棚橋へと変わっていく。
棚橋は背中へのハイフライフローから正調ハイフライフローと勝負に出るが、オカダは意地でクリアすると、テキサスクローバーを阻止すると、掟破りのレインメーカーを狙う棚橋にレインメーカーを決めるがカバーが遅れ決め手にならない。
オカダは逆さ押さえ込みからのレインメーカー、ジャーマンからのレインメーカーのパターンを繰り出していくが、棚橋が全て阻止、それでもオカダは痛めた足で打点の高いドロップキックを発射するがレインメーカーをかわしてロープにしがみついたところで、棚橋がリバースドラゴンスクリュー、セカンドロープにオカダの脚をセットしたままでハイフライアタックを浴びせると、最後はハイフライフローの連発で3カウント、中邑vs飯伏も狂気が宿った末に激しい試合となったが、棚橋vsオカダも理詰めのプロレスながらも激しさがあった試合だった。
試合後に敗れたオカダが涙で退場、今回もドームの主役になれず、オカダらしさを封じ込められての敗戦、2012年10月で棚橋が味わった悔しさを、今度はオカダが味わった、敗れてもオカダの存在感は消えず、試合後のオカダへの声援が全てを物語っていた。
2015年の東京ドームは棚橋の愛、オカダの涙、中邑と飯伏の狂気、真壁の非情さ、鈴木の鬼と人間の中にあるものが詰まっていた大会だった。
今年の新日本も7月には大阪城ホール、8月のG1は両国3連戦を行うなど大攻勢、この攻勢が続く限り新日本の独走は続きそうだ・・・・【東京ドーム大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき、誠にありがとうございました。 明日1月5日(月)は、後楽園ホールにて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。 #njwk9 pic.twitter.com/Y7Cc6NQMuL
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 1月 4最高にたぎり散った…
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2015, 1月 4怪我だけは…って思いながら送り出したけど、気づいたらセコンド中「狂え!もっと狂え!」って叫んでた。 「たぎり散った」か…。そんな日本語ないんだろうけどまさにそんな試合だった。昨日も寝てないのに今日もまた寝れなそう。 飯伏さん、ひとまずお疲れ。でもお互い終わりじゃないよね!
— 中澤 マイケル (@MichaelNakazawa) 2015, 1月 4ありがとうございます!全てに感謝!!"@5742ytsh: 同級生!! おめでとう♪ @510njpw pic.twitter.com/IhXMfHgdjG"
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2015, 1月 4心の中で鳴り続ける「Uの旋律」は、いつまでもオレの中で鳴り続ける。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2015, 1月 4獲ったどぉーッ☆↑↑ pic.twitter.com/xvOJkaMvXz
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) 2015, 1月 4東京ドーム大会ご来場、ご視聴ありがとうございましたm(__)m 元69王者として、心を入れ替えて、一生懸命真面目にふざけていきたいと思います。 今日の敗因は「信じ抜く事」を選択したことですね。
— 田口隆祐 (@taguchiryusuke) 2015, 1月 4東京ドーム大会全試合終了したゼァ。俺的にセミのインターコンチが一番素晴らしかったゼァ。スイッチが超入ったゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 1月 4イッテンヨン千葉ブルーフィールドではリッキーさんとの最年長コンビで最年少コンビ吉野、獅沙と対戦 イッテンヨン東京ドームではニュージャパンランブルでレジェンド、グレートカブキさんと藤原組長と対戦 幅広い1日 あとな ノア! 許さんぞ
— TAKAみちのく (@takam777) 2015, 1月 4 -
今年最後の新日本プロレスは真壁が締めくくった!矢野が魅せたイリュージョンは丸藤とTMDK!
12月20日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 2015人 超満員
<コメント、アピールは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○エル・デスペラード(5分44秒 体固め)X小松洋平
※ギターラ・デ・アンヘル
◇第2試合◇
▼20分1本
○獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(9分43秒 体固め)KUSHIDA X田中翔
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第3試合◇
▼20分1本
天山広吉 小島聡 ○田口隆祐(9分35秒 アンクルホールド)永田裕志 中西学 Xキャプテン・ニュージャパン
◇第4試合◇
▼20分1本
鈴木みのる ○タイチ TAKAみちのく(12分23秒 タイチ式外道クラッチ)桜庭和志 YOSHI-HASHI X邪道
◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○矢野通(6分15秒 反則勝ち)X飯塚高史
(試合後に飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルでの地獄突きを狙うと、NOAHの丸藤正道とTMDK〈マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト〉が現れ矢野を救出)
丸藤「新日本プロレスファンの皆さん、お久しぶりです。矢野通のパートナー“X”として、俺と、シェイン、マイキー、東京ドーム参戦させていただきます。よろしくー!」
【矢野の話】「見たまんまだ!あとはな!アイツらに聞け!! 見たまんまだコノヤロー!!」
【鈴木軍の話】
デスペラード「オイ、あんな外人ども聞いてねぇぞ、オイ」
タイチ「誰だオイ。誰だ今の」
飯塚「アア゛ー」
タイチ「飯塚、オイ誰だ? 誰あろうと矢野の味方したな。誰だお前ら。全然、わかんねぇよ。誰も知らねぇよ。矢野の味方したな。っつうことはよぉ、鈴木軍に喧嘩売ったな、オメェら。誰か知らんけどよぉ、あとで映像見てテメェらの面、よぉく覚えおくからよぉ。オイ、喧嘩売ったな、鈴木軍に。覚悟しとけよ、テメェら」
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
後藤洋央紀 ○柴田勝頼(13分08秒 片エビ固め)内藤哲也 X本間朋晃
※PK
◇第7試合◇
▼Road to TOKYO DOMEスペシャル6人タッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 ○真壁刀義 飯伏幸太(23分53秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 中邑真輔 X石井智宏
※キングコングニードロップ
(試合後)
真壁「オイ、テメーら! オイ、1年間よく新日本プロレス、見に来たじゃねぇか、オイ!!(※大拍手) ありがとよ! いいか? 来年はよ、1月4日東京ドーム、正規軍と呼ばれているこの俺様たちがよ、“ビッグカムバック”起こすからよ!!(※大歓声) ベルト総獲りしてやるからよ!! 覚悟しとけ!! ファ○クオ~ン!!」
【棚橋、真壁、飯伏の話】
真壁「年末最後の試合だよ、最後の試合勝ち獲ったぞ、オイ。景気がいいねぇ、コノヤロー。オイ、石井の持ってるNEVER、是が非でも獲ってやるよ。獲りてぇんだよ。この俺が獲りてぇんだよ。心底アイツから獲りてぇんだよ。オウ、上等じゃねぇか。お前らよぉ、目おおっぴろげてよぉ、見逃すんじゃねぇぞコノヤロー。オイ、いいか、来年は新日本プロレスは正規軍と言われてるこの俺様たちがよぉ、ビッグカムバックを起こすから、お前ら期待しとけよコノヤロー。それだけだ。なんかある?」
――2014年最後の試合、フルタイムドローかと思いましたが、最後は真壁選手がガッチリ決め、真壁選手の執念を感じましたが?
真壁「そうだね。間違いなくここでイニシアチブ獲っとかねぇと。年明けて、リセットされたら困るんだよ。この精神的な部分で押していかねぇとダメだよ。だから今日イニシアチブ獲れたからよぉ、いいんじゃねぇか。このわずか1年2年で、もの凄く今までの下積みを爆発させてきたろ、アイツらよぉ。ものは経験だよな。だからよぉ、俺は挑戦者だ。挑戦者がこの俺様だってことは、相手にとって不足なんてありゃしねぇんだよ。オウ、出所は一緒だからよぉ、目にものみせてやるよ。俺はよぉ、石井だけじゃねぇ、新日本プロレスその他のレスラー、観客たちにも喧嘩売ってるからよぉ、お前ら見逃すんじゃねぇぞコノヤロー。テメェの力で締めたっていうのは気持ちいいわ。また来年よぉ、新年明けて東京ドーム1発目だろ。俺が待ちに待ったタイトルマッチだ。目にもの見せてやる、それだけだ」――東京ドーム待ったなしとなり、コンディションの良さも伺えますが?
飯伏「ほんとですか? コンディションは全然問題大丈夫ですけど。やっぱりプレッシャーとかいろいろあるんで。でも毎回言ってるんですけど、中邑さんとだったら絶対良いモノができると思うんで。そして必ず勝ちます」
――プレッシャー以上に、自分自身の期待の方が大きいですか?
飯伏「大きいっすね。いやぁ、楽しみですね。頑張りますよ。ドームやりますよ」
――東京ドームを目前に控えていかがですか?
棚橋「そうっすね。今年2014年という年は、新日本がね、大きく動いて、なにもかもがね、変わった年だと考えてるけど、その中心に俺がいなかったから。そのね、今の新日本プロレスの熱気を、興奮をずっとメインイベントで中心で、2015年は振り切っていきますんで、ひとっ走り付き合ってほしいですね」
――『NJPW WORLD』が始まり、世界中で棚橋選手の試合を見ることができ、ベストインザワールドも棚橋選手につけてもらいたいというファンの気持ちもあると思いますが?
棚橋「ずっとね、諦めずに追いかけて、MVP、そして世界に向けて走ってきたから(言葉に詰まり、涙ぐむ)。ありがとう。ありがとうございました。感謝の言葉が見つからないんです」
【オカダ、中邑、外道の話】
中邑「さぁ次は東京ドーム…!! 何でも持って来いよ飯伏!武器持って来い武器。全部使えオイ!!」オカダ「『新日サイコー!』じゃねぇ。オレが最高なんだ。オレが居るから今の新日本がこんなになってんだ。ふざけんじゃねぇぞ。新日本じゃねぇよ、オレだ。 棚橋、もう前哨戦は無い。次だ。準備は良いか。全てを失うぞ。ベルドだけじゃねぇ。今の新日本プロレスの地位も、全てだ。覚悟はできてるな?次はな、本当の“レベル”の違いをオマエに見せてやるよ。覚悟しとけ」
外道「オイ、前哨戦で勝ってよ、勝ち誇ってんのか?オイ。何か忘れてねぇか?オイ。ここだよ本番は!!(※権利証入りのアタッシュケースを指差す) 1月4日東京ドームだ。本番ではよ、間違いなく、テメェから、全て奪ってくれる…」
今年最後の大会を迎えた新日本プロレスだったが、前日の後楽園大会での試合中に首を負傷したBUSHIの状態が発表され、病院で検査を受けた結果「急性硬膜外血腫、脊髄震盪、第12胸椎骨折で全治6ヶ月」と診断され、長期欠場を余儀なくされてしまった。
今年最後を目前にしての長期欠場はBUSHI自身にとっても一番無念だと思うが、ここはじっくり養生して欲しい。
そして2014年度最後の試合は1月4日東京ドーム大会で行われるIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル、NEVERの三大タイトル戦の前哨戦6人タッグ、2013年度の最後の試合はIWGPヘビー、インターコンチネンタルの前哨戦タッグマッチだったが、今年はNEVERが加わったということは、それだけレスラー石井のステータスとNEVER王座の権威が高まったということなのかもしれない。
試合は棚橋vsオカダ、中邑vs飯伏と互いに出方を伺えば、石井と真壁は真正面からぶつかり合う”ど真ん中プロレス”を展開する。
試合の先手を奪ったのはCHAOS、中邑が飯伏の顔面にグーパンチを浴びせると、一気に失速した飯伏に集中砲火、特に前日の大会で「たぎらせろ飯伏!」とアピールした中邑は石井と共に飯伏の中にある狂気を引き出そうとしたのか、徹底的にかわいがる。
中邑は勝負と見たのかスライディング式ボマイェを発射するが、飯伏はボマイェ対策に編み出したのか、かわしてフットスタンプを炸裂すると試合の流れは本隊側に傾き出す。
終盤で石井と真壁の攻防となり、真壁のキングコングニー狙いをオカダがドロップキックで阻止すると、石井は雪崩式ブレーンバスターで投げてからブレーンバスターを狙うが、真壁が踏ん張ったのか、石井の痛めている左肩に力が入らなかったのか、両者はもつれあったところで、両軍が入り乱れるが、真壁がダブルハンマー、ラリアットからのキングコングニーで石井から3カウントを奪い、前哨戦は本隊が制した。
試合後の今年最後の挨拶は真壁が行い、ドームでは本隊がベルト総取りをアピールして今年を締めくくった。
また第5試合の矢野vs飯塚は、飯塚が狂乱ファイトで主導権を握り、矢野の手首を手錠で拘束してイスで殴打した後で、アイアンフィンガー・フロム・ヘルを狙うが、かわした矢野が急所打ちから丸め込むも、デスペラードがレフェリーを場外へ追いやり、TAKAとタイチが試合に介入したため反則負けとなるが、飯塚は構わずTAKAら鈴木軍と共に矢野を痛めつける。
そこでNOAHのGHCヘビー級王者の丸藤とTMDKが現れ、鈴木軍を蹴散らし矢野を救出し、矢野のXとして東京ドーム大会に参戦を表明した。
TMDKと矢野はNOAHでGHCタッグ王座を巡って抗争を繰り広げ、矢野は飯塚とのタッグでGHCタッグ王座を奪取し、丸藤は2012年のG1公式戦では矢野に敗れ煮え湯を飲まされたが、昨日の敵だった矢野と合体とは驚いたとしかいいようがない。
ただTMDKが新日本にレンタル移籍の話も以前からあったことから、NOAHもTMDKの貸し出しを通じて今後の関係の強化を狙っているのかもしれない。
新日本プロレスの2014年度も幕を閉じたが、今年は「新日本ミクス」の一年だったが、このことは後日更新したい。
後楽園大会での予告編を終えた新日本プロレス、東京ドームでの本編はどんなドラマが待ち受けているのか… -
邪道復帰!田口の尻に中邑がたぎった!デスペラードがライガーの髪とコスチュームを切り刻む暴挙!
12月19日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 1974人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○小松洋平(10分03秒 逆片エビ固め)X田中翔
◇第2試合◇
▼20分1本
タイチ ○エル・デスペラード(9分30秒 片エビ固め)X獣神サンダー・ライガー タイガーマスク
※ギターラ・デ・アンヘル
【試合後のタイチ、デスペラード】
デスペラード「オイ、ライガーオイ!ちゃんとトリートメントしてるか!?」
タイチ「恥ずかしいな」
デスペラード「びっくりしたぞオマエ。あんなに髪質悪いと思わなかったよ。犬の毛みてぇだよ」
タイチ「オイ!」
※剥ぎ取ったライガーのタイツをデスペラードに投げつける
デスペラード「うぁ!クッセ!酸っぱいよ!!なんでオマエ持ってんだよ!!」
タイチ「恥ずかしいか。恥ずかしいかライガー」
デスペラード「これ(タイツの破片を持って) 真ん中(の部分)だな」
タイチ「オメェが長年隠し続けてた乳首とパンツ。露になったな。恥ずかしいか。いつまでもよ、コイツ(デスペラード)を無視してっとよ、もっと恥ずかしい目にあわせるぞ。オイ、オマエがされて一番恥ずかしい事、分かってんだぞ。な。あえてソレをしてやっていない優しさ…!な。どうなるか分かってんだろうな。自分がよく分かってんだろ。まぁオマエらは何の事か分かんねぇだろうけどな。コイツの優しさに感謝しろよ。もうここまでだぞ」
デスペラード「次だ。次、ベルトちゃんと(タイトルマッチ)やるって言わなかったら、俺はもうその最後の恥ずかしいことってのやってやるからな。よく覚悟しとけ」
タイチ「オイ、最終章。“ライガー最終章”いつが最終章だコノヤロー」
デスペラード「いつになるんだろうねぇ~。最終章自分で言ってったじゃん!始まってんだろ?いつ終わったっていいじゃねぇか!これにて閉幕!」
タイチ「コイツが最期の相手だ。オマエの…引退試合とタイトルマッチ、両方賭けるぜ」
デスペラード「明日はシングルマッチでしかもは小松だぞ。力が有り余ってんだよ明日は。で?アイツは第2試合だったっけ?ま、遊びに行こうかな?」
【タイガーの話】
タイガー「こんなの試合なのか! タイトルマッチやりたいっていう人間がこんなことしてるのか。ふざけるな、あのヤロー。なにが目的なんだ、アイツは。ふざけるものいい加減にしろ、コノヤローお前! プロレスでもなんでもねぇ、こんなもの。ただひとつ、ライガーの怒りに火をつけたのは間違いないな。アイツ、もう新日本で試合なんかできねぇぞ、あんなクソヤロー」
◇第3試合◇
▼20分1本
○永田裕志 中西学 BUSHI(9分33秒 バックドロップホールド)天山広吉 小島聡 X本間朋晃
◇第4試合◇
▼20分1本
○桜庭和志 矢野通 YOSHI-HASHI(10分39秒 サクラバロック)鈴木みのる 飯塚高史 XTAKAみちのく
◇第5試合◇
▼30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(13分52秒 片エビ固め)内藤哲也 Xキャプテン・ニュージャパン
※昇天・改
【後藤の話】
――今日の柴田選手とのコンビネーションは、違う意味合いはありましたか?
後藤「そうですね。こんなとこでは躓いてられないですし。俺らの目は、ベルトしか見てないですよ。まぁここで彼らと試合を組まれる、いい東京ドームへのウォーミングアップというか」
――ベルトを獲れば、全選手からの標的になりますが?
後藤「臨むところですよ。それを待ってんだから。俺の思った通りにことが進んでますから、期待しててください」
【内藤の話】「柴田オイ…邪魔だなぁ。アイツとは、もう一回あるんだろ?黙らせて、キッチリ1月4日、AJスタイルズの前に立ちたいと思います」
◇第6試合◇
▼Road to TOKYO DOMEスペシャルイリミネーションマッチ〜邪道復帰戦〜/30分1本
オカダ・カズチカ ○中邑真輔 石井智宏 邪道 外道(29分39秒 片エビ固め)棚橋弘至 飯伏幸太 真壁刀義 X田口隆祐 KUSHIDA
※ボマイェ
【退場順】
[1]X真壁、石井(16分43秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)
[2]X邪道(18分42秒、田口のアンクルホールド)
[3]X外道(20分09秒、KUSHIDAのジャパニーズレッグロールクラッチホールド)
[4]XKUSHIDA(21分30秒、オカダのレッドインク)
[5]X棚橋、オカダ(25分00秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)
[6]X飯伏(26分35秒、中邑によるオーバー・ザ・トップロープ)
【オカダ、邪道、外道の話】
邪道「復帰戦。オカダと中邑に助けられたこと。良いプレゼント貰ったよ」
オカダ「おめでとうございます。邪道さん。 まぁ、今日はあんなカタチで一緒に(棚橋と)落ちてしまいましたけども。また、明日。最期の前哨戦だ。そこを、明日あとどんだけ楽しませてくれるか。そこだけです。まぁ東京ドームはオレが本当に素晴らしい試合をして、チャンピオンなって、また来年も新日本プロレスに降らせてあげますよ」
外道「安心しろよ棚橋!“レインメーカー”がよ、ちゃんとオマエを引っ張り上げてくれる。その上でよ…ドン底に突き落としてやるよコノヤロー」
【中邑の話】
中邑「もうひとつ(明日の後楽園大会が)終われば、そう、東京ドーム。色々あるね。ベストバウトだ?『インターコンチネンタル』タイトルマッチだ。ありすぎだって。ま、関係ないですけどね。どうだろう…想像つかねぇや。東京ドームの試合」
――お客さんからの期待感って、ひしひしと感じてると思いますが
中邑「ああそうっすねぇ。まぁ、お客さん、申し訳ないけど、ごめんちょっと分かんないなぁ。でもね、オレの期待感MAXだから!イヤァオです」
【棚橋、飯伏、田口の話】
田口「滾り過ぎた。滾り過ぎて、ふざけた。ふざけ過ぎたぁ。ハァハァ、ふざけ過ぎた。でもこれが俺のスタイル」
――中邑選手と激しくやり合いましたが?
飯伏「激しくやり合いました? まぁ中邑さんどう思ってるかわかんないですけど。まだまだやってないほうっすね。別に自分でハードル上げるわけじゃないですけど、思い出しました、去年の『G1』を」
――中邑選手から場外へのリバースパワースラム喰らいましたが?
飯伏「たぶん自分に刺激を与えるためにやってくれたんだと思いますね」
――どんどんたかが外れていくような感じですか?」
飯伏「うん、外れてますね、完全に。このままだと中邑さんの思う壺になりそうなんで、自分もちょっと作戦を切り崩して出していこうかなと思って。前哨戦ですけど、楽しかったっす。まだまだこれから頑張ります」
――今日は不本意な結果になりましたが?
棚橋「まぁ今日の結果も含めて、前哨戦で腕一本、足一本、攻めきれなかったね。俺が甘いね。アァ、『オカダはすげぇ』ってみんなが言うし、俺も『オカダは良いよ』って言ってきたし。けどさ、そんなこと実際聞きたくないよね、俺の口からね。もうそういうのは終わりにしようか。俺とオカダの時間軸の差、11年。そう考えると東京ドームのメインイベント、凄い巡り合わせだと思うよ。ただ、俺は何回でも、この先何年も、東京ドームのメインイベントに立ち続ける。それを東京ドームでしっかりと形にします」
新日本プロレス後楽園大会をSAMURAIで視聴、メインの本隊vsCHAOSの10人タッグ戦は東京ドーム前哨戦だけでなく邪道の復帰戦も試合のテーマ、邪道は腰部脊柱管狭窄症(脊椎にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が狭窄する整形外科疾患。で天龍源一郎も手術を受けた)で欠場、そして復帰戦となったがストロングマンを小型化したような体に肉体を改造していた、体を筋肉で大きくしたのは腰への不安を和らげるためか、腰にはまだバンテージが巻かれるなど万全ではない、手術を受けた後の天龍の動きを見てもわかうと思うが、痛みは治まるが万全な調子ではおそらく戻らないだろう、邪道は「体調が万全ではないのに何故復帰戦を行ったのか?と聞かれたら「そこにリングがあるからだ!」しか答えようがない。どんなに怪我しても、どんなにふらふらでもプロレスラーが生き甲斐感じるのはリングの上だけだから。」と更新したが、邪道自身も体が動けなくなるまでとことんプロレスを続ける決心を固めたようだ。
リングインした邪道はKUSHIDA相手にロープこすりやストンピングからスタートしていったが、手探りだったというのが本音だったと思う、田口との絡みでは逆水平などを繰り出し、時間差ダウンなども披露するも、バトンキックをかわされるとアンクルホールドに捕まり無念のタップとなった。
ドーム大会の前哨戦は一番ヒートアップしていたのは真壁vs石井、二人共長州力を師匠に持ち、大器晩成の生き方をしているだけに一番スイングし合っている、しかしコーナー上の攻防で二人共も場外へ転落しOTRで退場、棚橋vsオカダも棚橋がロープを使っての逆上がりの際にヘッドシザースでオカダを捕らえて無理心中を敢行しOTRで退場となる。
中邑vs飯伏は中邑がエプロンでの攻防で中邑がリバースパワースラム風に飯伏をOTRで落として退場に追いやって、残ったのは中邑と田口だけ、よく考えれば二人は同期、それを一番意識していたのは田口だったのかもしれない、田口は中邑をコーナーへ追い込むと尻でのバイブレーションを敢行、そしてたぎってから突進するが、中邑はカラテキックで迎撃する。
田口のたぎりに中邑もたぎったのか、グラウンドでの膝蹴り連射してからボマイェを繰り出すも、かわした田口が延髄斬りからジャンピングヒップアタックを繰り出し、中邑がキャッチするも田口はアンクルホールドで切り返す。
田口はどどんを狙うが、中邑はグーパンチで阻止し、再度狙ったところで中邑が回転エビ固めで切り返してから後頭部ボマイェ、ボマイェで3カウントを奪いCHAOSが勝利、邪道の復帰戦を勝利で飾ったが、中邑vs田口の絡みも約3分間の攻防だったが見応えのある攻防だった。
セミの内藤、キャプテンvs後藤、柴田は、柴田と対峙した内藤だったが柴田の張り手一発で怯んでしまうも、次の絡みでは柴田の足に低空ドロップキックを浴びせるなど対抗意識をむき出しにする、柴田の新日本退団後に入れ替わるように内藤、この二人の絡みも今後が楽しみである。試合は後藤、柴田は徹底的にキャプテンを叩き潰して勝利となったが、キャプテンも後藤、柴田と対峙するときは、アピールを抜きにしてどんどん前へぶつかって欲しかった。
第4試合ではBUSHIがコーナーから飛び降りて前転を狙った際に脳天から落ちてしまい、動けなくなるハプニングが発生する。
試合は永田がバックドロップホールドで本間をしとめたが、BUSHIは担架で運ばれるもファンからの声援には応えていたということから意識はあるようだ・・・
第2試合では反則のオンパレードからギターラ・デ・アンヘルでライガーを破ったデスペラードは、ハサミでライガーの髪やコスチュームを破る暴挙に打って出た、デスペラード凱旋時から険悪となっていたライガーとデスペラード、その後は自然消滅になりかけていたが、ライガーがNWA世界ジュニアベルトを獲得したことでヒートアップしたようだ。
2014年の新日本もあと1試合、20日の大会はどんな試合となるのか? -
もうすぐイッテンヨン!WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム全カード発表!
新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム」1月4日 東京ドーム
◇第0試合◇
1分時間差バトルロイヤル ~ニュージャパンランボー~(参戦人数未定)
◇第1試合◇
▼IWGP Jr.タッグ選手権試合4WAYマッチ/60分1本
[第39代王者組]カイル・オライリー ボビー・フィッシュvs[挑戦者組]KUSHIDA アレックス・シェリーvs[挑戦者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソンvs[挑戦者組]ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ
◇第2試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
天山広吉 小島 聡 本間朋晃vsジェフ・ジャレット バットラック・ファレ 高橋裕二郎
◇第3試合◇
▼30分1本
矢野 通 Xvs鈴木軍選抜チーム
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ~完全決着ルール~/時間無制限分1本
桜庭和志vs鈴木みのる
◇第5試合◇
▼NEVER選手権/60分1本
[第5代王者]石井智宏vs[挑戦者]真壁刀義
◇第6試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権/60分1本
[第69代王者]田口隆祐vs[挑戦者]ケニー・オメガ
◇第7試合◇
▼IWGPタッグ選手権/60分1本
[第64代王者組]“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン ドグ・ギャローズvs[挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2014優勝チーム]後藤洋央紀 柴田勝頼
◇第8試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
内藤哲也vsAJスタイルズ
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権/60分1本
[第10代王者]中邑真輔vs[挑戦者]飯伏幸太
◇第10試合◇
▼IWGPヘビー級選手権/60分1本
[第61代王者]棚橋弘至vs[挑戦者/G1 CLIMAX 24優勝者〕オカダ・カズチカ
新日本プロレスが会見を開き、全カードと試合順を発表、追加カードとして内藤vsAJ、IWGPタッグ選手権、第2&3試合と第0試合として1分時間差バトルロイヤル ~ニュージャパンランボー~が組まれた。
内藤vsAJ、タッグ選手権は予想されていた通りだが、第3試合で矢野が用意したパートナーはX、昨年はWRESTLE-1のグレート・ムタを起用したが、今年もムタが登場するのか?鈴木軍が選抜する選手も気になる。
第2試合ではJJが現役選手として登場し裕二郎、ファレと組んで天コジ、本間と対戦する、天山はNWA世界ヘビー級王座への挑戦をアピールしたが別の機会となったようだ。
今年は永田裕志がドーム大会のカードから外れてしまった、おそらくはニュージャパンランブルに永田が入るのだろうが、近年は新日本のビッグマッチでは中西学、獣神サンダーライガー、タイガーマスクもカードから外れることも増えてきている、永田もビッグマッチで見る機会が減るのかもしれない。
全部のカードが出揃った1・4東京ドーム、どんなドラマが待ち受けているのか? -
絆・友情を確かめ合った後藤、柴田がWORLD TAG LEAGUE 2014を制覇!
12月7日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2014」愛知県体育館 7000人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式より>
◇第1試合◇
▼15分1本
○田中翔(6分20秒 変型高角度逆エビ固め)X小松洋平
◇第2試合◇
▼20分1本
タイチ ○エル・デスペラード(6分30秒 片エビ固め)タイガーマスク XBUSHI
※ギターラ・デ・ムエルタ
◇第3試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(7分47秒 エビ固め)永田裕志 X中西学
※キラーボム
◇第4試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○マイケル・ベネット with マリア・ケネリス マット・ターバン(8分57秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー Xキャプテン・ニュージャパン
※ヘルメリー
◇第5試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○天山広吉 小島聡(9分10秒 アナコンダマックス)Xロブ・コンウェイ ジャックス・ダン
◇第6試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○矢野通 桜庭和志 外道(9分10秒 裏霞)鈴木みのる 飯塚高史 XTAKAみちのく
◇第7試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
AJスタイルズ バッドラック・ファレ ○高橋裕二郎(14分20秒 体固め)内藤哲也 田口隆祐 X本間朋晃
※マイアミシャイン
◇第8試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
○棚橋弘至 飯伏幸太 真壁刀義 ラ・ソンブラ(17分10秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 中邑真輔 石井智宏 XYOSHI-HASHI
※ハイフライフロー
【真壁、飯伏の話】
真壁「オイ、石井、ふざけんじゃねぇぞ、オイ、コノヤロー。なんべんも言ってやるよ。テメェのベルト? オイ、冗談じゃねぇコノヤロー。この俺様が全部よぉ、全部塗り返してやるよ、オイ。覚悟しとけよ。石井。散々テメェが謳ったんだ、オイ。その責任とってもらうぜ、オイ。東京ドーム? 舞台としては文句言いようがねぇな。もうエンジンかかってきた、止まらねぇからな、コノヤロー。オイ、石井、テメェら覚悟しとけよコノヤロー。石井、テメェだけはよぉ、この俺の力でねじ伏せてやる。それだけだ。あとよぉ、話変わるぞ。年末のいいじゃねぇか、東海地区最後だよな。東海地区最後のビッグマッチで、勝ち星はいいぜ、勝ち星はいい。オイ、またやりやがったな、飯伏の野郎よぉ。オイ、俺が見てねぇかわかんねぇけどお前、またバク中かましたろ、オイ。お前、そういうとこあるぞ、コノヤロー。次、俺がお前のバク中見つけた瞬間、着地した瞬間、投げっぱなしジャーマンスープレックスだよ。覚悟しとけよ。一人だけは許さねぇさからな、飯伏。わかったな? 覚悟しとけよ」
――今日肌を合わせて、1.4東京ドームの気持ちというのは高まってきましたか?
飯伏「いや、もうそれは最初から100%高まってるんで。それをどう抑えるか、沈めるかなんで、今日は沈められたんじゃないかなという、自分の気持ちを。まぁ結構対戦しましたけど、そんなに当たってないんじゃないかなっていう、印象的には。それも全部作戦なんで。いやぁ、作戦通りです」――今日闘うことでひとつ掴んだものはありましたか?
飯伏「それはそれも全然。むしろそれがないほうが、作戦通りなんで。それはもう1.4のお楽しみです。ありがとうございました」
【オカダ、YOSHI-HASHI、外道の話】
オカダ「棚橋さん、言ってるじゃないですか、試合だけじゃないって。試合が組まれた以上、試合前も試合後も。そんなでいいんですか? 気ぃ抜いて、いいんですか? 気ぃ抜いてられるほど強いんですか? もう、ドームまで1カ月ないんだぞ。大丈夫か、2015年1月4日? 俺は史上最高の試合、やる気満々だ。頑張りなさい」
外道「オイ、棚橋。お前、お人好しか、コノヤロー。甘ぇんだよ、コノヤロー。(※権利証ケースを叩きながら)この場所がどういうとこかわかってんのか? 生き馬の目の目を抜く世界だ、コノヤロー。2015年1月4日、東京ドームだ、コノヤロー。テメェがよぉ、すべてを失う日だ、コノヤロー」
YOSHI-HASHI「タッグリーグは終わったけど、もう次の年に向かって始まってんだよ。もっともっと、いってやるからな」
◇第9試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」優勝決定戦/無制限1本
[Bブロック1位]○後藤洋央紀 柴田勝頼(20分58秒 片エビ固め)[Aブロック1位]Xカール・アンダーソン ドク・ギャローズ
※昇天・改
☆後藤&柴田組が「WORLD TAG LEAGUE 2014」優勝
(試合後に菅林直樹会長からトロフィー、賞金を受け取るとドッカリ胡坐をかいて記念撮影)
柴田「ちょっと、しゃべらせてもらっていいですか?(※大拍手) プロレス界に来て、特になんかこれといった結果? 結果を出したことがなかったんですけど。今日初めて、後藤と、記録に残る結果を出しました(※大拍手)。そうなってくると・・・、そろそろ・・・勲章が欲しいな!(※大拍手)」
後藤「(※柴田からマイクを受け取り)機は熟した(※大拍手)。次はベルトだーーー!!(※大歓声&大拍手) 皆さん、東京ドームで会いましょう!(※大拍手)」
柴田「以上!」
【後藤、柴田の話】
――見事に『WORLD TAG LEAGUE』を制しました、後藤&柴田組です。おめでとうございます。
後藤「ありがとうございます」
柴田「ありがとうございます」
――改めて、ついにタイトルを手にしました。今、どんな気持ちですか?
後藤「まぁ今年一年の集大成で、まだ終わってないけどね、まだ終わってないけど、ひとつ結果を残せて良かったと思ってます。
――柴田選手、BULLET CLUBの介入のあり、2対7という状況にもなりましたが、その中でも『もってこい、もってこい』というような大きな声もありましたが、どんな気持ちだったんですか?」
柴田「いや、もう今シリーズ、タッグリーグうんぬんじゃなくて、もうタッグの試合を組まれてた時から、仲間を信じることから、まず信じること、仲間を。そっから始めてるんで、もう誤爆なんか何回もやってきてるし、今年のドームで後藤と、後藤・柴田で始まって、ギクシャクした時期もあったけど、西武ドームでやって、お互いの意識を確認できて、それからのタッグリーグだったから、なにも怖いものはなかったですね」
――青春を忘れた大人たちもたくさんいると思いますが、柴田選手は今、改めてどんな気持ちですか?
柴田「なんだろうねぇ、第2の青春。わかんねぇけど」
――地元の名古屋というのも大きかったのではないですか?
柴田「そうですね。もう俺が思うことは、2シリーズ、前シリーズから『巡業、巡業』って言ってたら、巡業行けるようになって。いろんな各地まわって、各地の会場でたくさんの人から声援もらって、それをエネルギーにして試合してたんで、どこっていうのは関係なくて、ほんとにその土地、その土地でパワーもらって、それで試合して、パワーを受け取ってもらって、帰ってもらえたなと思ってまわりましたね」
――その大きな声援が飛んだのは後藤選手、柴田選手の友情がファンの皆さんの心に響いたからだと思いますが?
後藤「まぁあの時からなにも変わってないよ、高校の時から。ただ、俺らはがむしゃらに、上を目指してやってるだけですから」
――柴田選手が隣にいて闘ってるというのは、後藤選手はどんな気持ちですか?
後藤「やっぱ心強いね。気心知ってる仲間が隣にいるってのは心強いね」
――試合後にリング上でもマイクで言いましたが、改めて東京ドームに向けて、今どんな思いでいますか?
後藤「もう狙うのはベルトしかないんで。2人で獲ります。俺らがタッグ盛り上げてきますんで」
――柴田選手、機は熟しましたか?
柴田「熟したみたいですね」
後藤「熟してる。後半戦で熟した、見ててわかるでしょ?」
――熟していると思います。柴田選手はベルトに向けていろんな思いがあるかと思いますが?柴田「後藤、獲っちまおう」
後藤「やろう。結果出してきてるから」
――改めて、ファンにメッセージをお願いします。
後藤「年内最後のビッグマッチですか? 名古屋、いい形で締めくくれたと思います。あとはもう1.4で必ずベルト獲ります。1月4日東京ドームで俺らが挑戦する。東京ドームで会いましょう」柴田「以上」
――柴田選手、「勝ち負けよりも大事なものがある」と話してましたが、今回は優勝という結果もついてきましたが、その気持ちはいかがですか?
柴田「いや、ままですね。勝ち負けというより、目先の勝利より、大事なものがあると。それがやっぱり信じる力だと俺は思ってます。それが俺たちのプロレスだと思ってるし。なにも捻くれてないですよ、俺は」
――後藤選手が地元桑名で発言した“革命”に関しては?
後藤「革命? 継続中だよ。もちろん、まだまだ続く。これで終わりじゃないよ。終わるつもりはない。以上です」
柴田「(写真撮影後、小切手を手にして)俺、この賞金いいですかね? 俺の分、東北の被災地に寄付したいですね。なんか全国まわってて、俺巡業まわって、試合しねぇ間に地震起きて、そういうのもなにも力になれなくて、東北まわって、福島とか行って、ちょっとなんかそこでエネルギーもらって、なんかできることないかなと。俺、金いらないんで、これは新日本さん寄付してください。以上。俺の分は」
後藤「(拍手)名案だよ」【アンダーソン、ギャローズの話】
ギャローズ「俺らは去年のタッグリーグで優勝した。だから何としてでも2連覇を達成したかった。だけどこういう結果に終わってしまった。だからといってBULLET CLUBはこのまま終わってしまうわけではない。俺たちはまだまだ第64代IWGPタッグチャンピオンチームとして進んでいく。まだまだこの伝統あるベルトを持ち続けていく。7度目の防衛戦、全世界に生中継されるトーキョードーム『WRESTLE KINGDOM 9』でやってやる」
アンダーソン「ゴトー、シバタ、スゴイ・ストロングネ。俺たちと肩を並べるぐらいベストレスラーだ。スゴイ・ストロング。だけど俺たちBULLET CLUBこそがイチバンなんだ。この『WORLD TAG LEAGUE』の優勝なんて、俺たちの前では意味はない。俺たちとIWGPタッグチャンピオンシップをやろう。ゴトー、シバタよ、どこでもいい、いつでもいい。トーキョードームでも、リョーゴクでも、ヨコハマでも、オーサカでも。だからもう1回だ。IWGPタッグチャンピオンシップで。俺たちBULLET CLUBがお前らをやっつけて、ナンバーワン・タッグチームであることを証明するだけだがな」
新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2014」最終戦、愛知大会をニコ生で視聴、メインの後藤&柴田vsアンダーソン&ギャローズによる優勝決定戦は、序盤は後藤組がギャローズの足攻めで先手を狙うが、ギャローズがショルダータックルで後藤を場外へ弾きだすと、セコンドのバレットクラブが襲撃をかけ、アンダーソンもエプロンへのパワーボムで叩きつけるなど後藤に大ダメージを負わせる。
リングに戻った後藤にアンダーソン組は集中砲火、後藤が反撃を狙ってもセコンドが介入するなど後藤組が主導権を握れない展開が続き、焦れた柴田もセコンドのバレットクラブに襲い掛かるが後藤が蹂躙され続ける。
しかし後藤がやっと反撃すると柴田にやっと交代、柴田がアンダーソン組相手に孤軍奮闘すると、蘇生した後藤も加わって猛反撃するが、柴田がアンダーソンをスリーパーに捕獲→後藤のラリアットのパターンが誤爆してしまうと、アンダーソン組が勝負と見て猛ラッシュをかけるも後藤が懸命に粘り、マジックキラー狙いも柴田が間一髪阻止する。
アンダーソンはガンスタンを狙うが、阻止して後藤が牛殺しを決めると、柴田がアンダーソンをスリーパーに捕獲→後藤のラリアットのコンビネーションが今度は見事に決まり、最後は柴田がPKから後藤が昇天・改をきめ3カウント、後藤&柴田が優勝を果たした。
後藤組は開幕から3連敗、3連敗の内容も結成してから現在を象徴するようなラリアットの誤爆から大崩れするというパターン、一時は二人の間に隙間風が吹くようになりかけていた。
しかし30日の愛媛大会で公式戦初勝利を収めた後で柴田が「リーグ戦が始まって、誤爆、誤爆できたんですけど、誤爆してもいいから魂込めて打って来い。全部、受け止めてやる。目先の勝利より、大事なものがある。大事なものが・・・。結果は後からついてくるから。結果は後からついてくるから。まず、仲間を信じること。そっからだ。以上」と後藤を励ましたことを明かしたが、後藤も後藤革命を提唱しながらも結果を出せない焦りが試合に出てしまっていたのかもしれない、そして柴田の励ましから後藤が開き直れて二人が噛み合い、今回のタッグリーグ優勝に繋がった。
試合後には1月4日東京ドームでIWGPタッグ挑戦を表明したが、後藤も開き直れるようになり絆を深めたことでタッグ王座奪取といきたいところだろうが、事実上の再戦となるためアンダーソン組も必至、簡単にはベルトを渡さないだろう。
またセミのIWGP、IWGPインターコンチ、NEVERの3大タイトルの前哨戦が絡んだ8人タッグ戦は棚橋とオカダで先発し棚橋がいきなりドラゴンスープレックスを狙えば、オカダもレインメーカーを狙うなど威嚇しあい。中邑vs飯伏も打撃で牽制しあう、真壁と石井はなかなか絡まなかったが、いざ対峙すると互いに譲らずど真ん中プロレスを展開、二人は同じ長州力を師匠に持ち、大器晩成型だけにスイングし合っている。
試合は棚橋がYOSHI-HASHIをスリングブレイドからハイフライフローで仕留め勝利を収めたが、試合後退場する棚橋にオカダが襲い掛かり花道上でのツームストーンパイルドライバーを敢行してKO、棚橋を担架送りにしてしまった。
開幕戦での後楽園ではオカダに声援が贈られていたが、今回ばかりは静まり返っていた・・・後楽園ではヒール面を出していたが、今回は怖さを全面にアピールしたオカダ、やはり時代の風はオカダに吹いているのか・・・「次は“勲章”が欲しい!」「東京ドームで会いましょう!」後藤&柴田組が「WORLD TAG」初優勝! 【12.7愛知結果】 #njwtl スマホサイト(http://t.co/7xh3nr1zfb)で独占速報中! pic.twitter.com/tGPKYPXwm4
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 12月 7オカダ、棚橋に狂気の場外パイルドライバー! 1.4東京ドーム前哨戦がさらにエスカレート!! #njwtl スマホサイト(http://t.co/7xh3nr1zfb )で独占速報中! pic.twitter.com/5fuyMVRUyt
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 12月 7機は熟した!次はベルトだ!
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2014, 12月 7棚橋さんつまんないね。
— オカダ・カズチカ (@rainmaker_chaos) 2014, 12月 7道場到着。首が痛ぇ…
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2014, 12月 7 -
3連敗から4連勝!後藤、柴田がWORLD TAG LEAGUE優勝決定戦へ
12月5日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2014」大阪市中央体育館サブアリーナ 1480人 満員
<試合後のコメント、アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○タイチ エル・デスペラード(6分01秒 片エビ固め)田口隆祐 XBUSHI
※13y5
◇第2試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○ロブ・コンウェイ ジャックス・ダン(7分46秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]内藤哲也 Xラ・ソンブラ
※エゴトリップ
◇第3試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○バッドラック・ファレ タマ・トンガ(7分54秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]永田裕志 X中西学
※DAWN RAID
【永田、中西の話】
中西「クソッ! このままで絶対終わらんからな。もっともっと激しい試合したるから、見とけよ、コラ」
永田「パワーアップしているはずだったんだけどな・・・。久々に組んで、我々のチームの息の合い加減とか、合体技の成功率とか。日々、調子が出ていく中で。この結果になったのは残念だな。決して息切れしたわけじゃないし、中西学だけじゃなく、全員がパワーアップしてる中で、まだまだやるぞっていう思いはありますね。残念無念・・・以上」
◇第4試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○マイケル・ベネット with マリア・ケネリス マット・ターバン(7分29秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]天山広吉 X小島聡
※ヘルメリー
【天コジの話】
天山「最後、何やった? 公式戦、最後の最後に・・・。今日勝てばって思ってたのに・・・。最後まで残って、この1勝が取られへんかったのは、やっぱり大きいね。最後、コジ、しっかりしてくれよ。よそ見してる場合ちゃうって。まぁ、しょうがない。終わってみればこうなったけど、このシリーズ、今年また優勝って思って突っ走ってきたけども、やっぱりしょうがない。気持ち切り替えて。テンコジもいろいろあったけど、まだまだやらないといけない。今日はちょっとショックやったけど。マリア、確かにカワイイ。気を取られるのはしゃあない。それに最後の最後、やられたな。また来年ですよ。来年・・・組んでるかわからんな。まぁ、とにかく、ありがとうございました」
小島「別に俺、マリアとかいう人に気を取られたわけじゃないから。邪魔だとは思ったけど、気を取られたわけじゃないから。そこらへんはちょっと違うからさ。俺の中ではマリアよりも天山の方が何十倍も、何百倍もキレイに映ってるから。ただこのまま、まだどうなるかわからないけど、最後の最後まであきらめないで。せっかくテンコジ、仲直りしたんだから、テンコジング続けるためにも、まだまだ頑張りたいと思います」
◇第5試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗1分=7点]○矢野通 桜庭和志(7分51秒 裏霞) [4勝3敗=8点]Xランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.
【KESの話】
アーチャー「クソッ! ヤノのヤロー! 次はお前を殺してやる。グチャグチャにしてやる。いや、日本人みんなをだ。もう2度と同じ結果になることはない。次を見ておけ。すべての腕、すべての足を折り、頭をひねり潰す。さらにボディもズタズタにしてやるからな。そのために俺は戻ってくる。さらに大きく強く、恐ろしくなってな。ヤノ、覚えておけよ」
スミス「今日はKESが勝って、優勝決定戦に進むはずだった。なのにヤノが俺たちの勝ちをかすめ取っていきやがった。俺たちはお前に、そうお前にリベンジしてやる。キラーボムでヤノをマットに叩きつけてやる。サクラバ、お前もだ!」
◇第6試合◇
▼30分1本
○“ザ・マシンガン"カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(10分04秒 片エビ固め)棚橋弘至 Xキャプテン・ニュージャパン
※マジックキラー
◇第7試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○真壁刀義 本間朋晃(9分30秒 体固め)[3勝3敗1分=7点]鈴木みのる X飯塚高史
※キングコングニードロップ
◇第8試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI(11分56秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]AJスタイルズ X高橋裕二郎
※レインメーカー
☆アンダーソン組が勝ち点10でAブロック首位確定、優勝決定戦進出が決定
【オカダ、YOSHI-HASHIの話】
オカダ「最後の公式戦、勝ちました。結果的に4勝3敗ですか? 勝ち越しましたけど、決勝いけないし、今リーグ戦、ダメだったということで、また来年、やり直しましょう」
YOSHI-HASHI「あと1勝。あと一歩・・・」
オカダ「あと1勝じゃ、決勝しかいけないですから。あと2勝。いや、全勝しましょう」
YOSHI-HASHI「とりあえず、(相撲で言えば)勝ち越して昇進したよ」
オカダ「僕はもう、決勝いけないですから、棚橋さんは不戦敗だから(決勝)いかない。まぁ、会社がしっかり前哨戦を組んでくれると思いますけど、しっかり地元・名古屋で、僕たち2人で、僕1人じゃなくて僕たちで、レベルの違いを見せていきたいなと思います。棚橋さん、頑張って下さい」
YOSHI-HASHI「愛知県の主役は、俺たちだ・・・」
オカダ「あと、AJと久しぶりに闘ったんですけど、やっぱりAJは疲れます。僕の考えてることの一歩先をやってきますんで。それなりのレベルのレスラーだと思います。またやりたいなと。チャンピオンになって・・・決定じゃないですけど、また闘いたいなと思います。棚橋さんが勝ちましたけど、レスラーのレベルとしてはAJが僕に一番近いのかなと。総合的には棚橋さんが上でも、技術としては。またAJと素晴らしいレベルの試合を、機会があれば、機会があればですよ、またやりたいなと思います」
◇第9試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]後藤洋央紀 ○柴田勝頼(9分55秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]中邑真輔 X石井智宏
※PK
☆後藤組、中邑組、アーチャー組が勝ち点8で並ぶも両チームに直接勝利している後藤組の優勝決定戦進出が決定
【後藤の話】「彼(アンダーソン)の言いたいこと、何となくわかるけどさ。あと一つ、勝つのは俺たちだ。タッグは俺たちに任せろ」
――3連敗のあとの4連勝で決勝進出。昇り調子と見ていいですか?
後藤「あの3連敗があったからというのがあるんで。負けて負けて、そして悩んで。それでも負けて。そうやって強くなってきてるんで。俺たち、人間だからさ。負けなんか怖くねぇよ。その結果がこれだ」
新日本のWORLD TAG LEAGUE 2014も終盤戦、AブロックはIWGPタッグ王者のアンダーソン組が10点で全公式戦を終了、そのアンダーソン組をAJ組と天コジ、内藤組が追いかけているが、内藤組はAJ組と天コジに勝っているものの、アンダーソン組に敗れているため脱落、AJ組と天コジはアンダーソン から勝利を収め、またAJ組は天コジを降していることから、AJ組が有利な展開となった。
天コジはROH組と対戦、ケネリスの介入に苦しんだ天コジはベネットを捕らえ、小島がラリアットを狙う。
しかしまたケネリスか介入して小島が気を取られると、ベネットが背後からの急所蹴りから、合体技ヘルヘリーで3カウントとなり、天コジは逆転負けで脱落となってしまう。
AJ組はオカダ組と対戦し、AJ組はオカダ組を分断して試合を有利に進める。
終盤にオカダを捕らえたAJは裕二郎の協力を得て雪崩式スタイルズクラッシュを狙うが、裕二郎を振り払ったオカダがコーナーのAJにドロップキックを炸裂させる。
オカダはYOSHI−HASHIと共に孤立した裕二郎を攻め、YOSHI−HASHIがラリアット、オカダがツームストーンパイルドライバーからのレインメーカーで3カウントとなりAJ組は脱落、アンダーソン組が優勝決定戦進出をきめる。
Bブロックはトップの中邑組とKESに1点差で鈴木組、2点差で後藤組、永田組がが追いかける展開となった。
永田組はファレ組と対戦し、永田組は終盤にファレを捕らえて延髄斬り、ラリアットのサンドウィッチ攻撃を決めるが、受け流したファレショルダータックルで二人まとめてなぎ倒す、ファレは中西を捕らえバックフリップを決めるとトンガとの合体技DAWN RAIDで3カウントを奪い、永田組は脱落となるKESは矢野組と対戦しKESが奇襲をかけるも、矢野が得意のゲリラ戦で応戦、桜庭もスミスをスリーパーで絞めあげる。
KESは矢野を捕らえキラーボムを狙うが桜庭かカットに入ると、KESを同士討ちさせ、矢野がアーチャーを急所打ちから裏霞で3カウントを奪い、8点止まりとなる。
鈴木組はGBHと対戦し鈴木組はセコンドの介入を駆使して真壁を痛めつけるも、本間が奮起して試合を盛り返す。
終盤には真壁がまた捕まるも、飯塚のアイアンフィンガーをかわすと、本間のこけしの援護射撃から、真壁が飯塚にキングコングニーを決め3カウントを奪い、鈴木組は脱落となってしまう。
メインの後藤組vs中邑組は両軍一進一退の攻防となるも、後藤組が石井を捕らえ、柴田が羽交い絞めにしてからの後藤のラリアットも決まる。
しかし柴田のPKをかわした石井はラリアットで反撃すると、中邑はスライディングボマイェ、石井がスライディングラリアットを決め、石井と中邑を同士討ちさせてから、柴田がPKで中邑を排除する。
石井はヘッドバット、ラリアットで抵抗するが、柴田はツバメ返しで黙らせるとPKで3カウント、後藤組は中邑組とKESに並ぶが両チームに勝っているため優勝決定戦に進出する。
試合後はアンダーソン組が登場して後藤組と睨みあいとなった。3連敗スタートとなった後藤組だったが、4連勝と大逆転で優勝決定戦へ進めた、後は優勝そしてその先のIWGPタッグか!? -
スタイルズクラッシュの受身に失敗・・・ヨシタツの首の骨が折れていた!
結果が出ました。結論から言うと、首の骨が二カ所折れていました。試合映像、折れ方などから、確実に11/8の時点で折れていたとのことです。
— YOSHITATSU (@YoshiTatsuIsm) 2014, 11月 2511月8日の新日本プロレス大阪ボディーメーカーコロシアム大会でのAJスタイルズ戦でスタイルズクラッシュを浴びた際に首を負傷したヨシタツの検査の結果が発表され、首の骨が二箇所折れていたことが明らかになった。
写真を見ても分かるとおり、本来のスタイルズクラッシュの受け方とは違う、まともに脳天から落ちてしまっている。
近年では2011年11月14日、NOAHの小川良成がバイスン・スミス(故人)のバイソン・デニエル(スタイルズクラッシュと同型の技)を脳天から喰らって頚椎捻挫という重傷を負ってしまい復帰までに1年を要した。また1999年1月22日の全日本プロレスの大阪大会で川田利明のパワーボムを三沢光晴がウラカンラナを狙った際に、川田が踏ん張って垂直落下式パワーボムで叩きつけた、小川のときはバイソンが仕掛けるタイミングが早すぎて小川の受身が遅れてしまった、川田vs三沢戦は踏ん張ってから落とすまでの間が少しあったため三沢も辛うじて受身を取ることが出来た。脳天から落ちる技は時にはヒヤリとさせてしまう。
おそらくだがヨシタツは首を骨折したという自覚のないままでWORLD TAG LEAGEに臨んでいたということになる。試合はオカダが絞め技であるレッドインクで仕留めていたが、衝撃を与える技であるレインメーカーを喰らっていたらと思うとぞっとする事態になっていた可能性も否定できない。
ヨシタツの同期である中邑真輔がヨシタツについて「新日本は何年も元WWEのスーパースターと言われる人間たちが質の違いに戸惑い、敗れていった部分がある。彼自身が着飾るのはいいけど、まずは足元を見ろというところですね。口では何でも言えるけど、見てるやつは見てるから」と東京スポーツ誌上で答えていたが、AJ戦でのヨシタツは山本尚史とは違うというものを見せ付けようとして力んでしまっていたという感じにも見えた。
NOAHの小川は復帰までの1年を要したが、ヨシタツの復帰がいつになるかわからないがじっくり自身を見つめなおすいい機会なのかもしれない、焦らず養生して欲しい。 -
WORLD TAG LEAGUE 2014が開幕もオカダが棚橋をKOした後で更にダメ押し!ヨシタツが負傷で欠場へ・・・、11月22日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2014」後楽園ホール 2015人超満員札止め
<アピール コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ バッドラック・ファレ タマ・トンガ(9分16秒 片エビ固め)田口隆祐 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク Xキャプテン・ニュージャパン
※マジックキラー
◇第2試合◇
▼20分1本
マット・ターバン ○マイケル・ベネットwithマリア(7分46秒 片エビ固め)KUSHIDA XBUSHI
※ハイジャックパイルドライバー
◇第3試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○天山広吉 小島聡(8分04秒 アナコンダマックス)[1敗=0点]Xロブ・コンウェイ ジャックス・ダン
【天コジの話】
天山「コジ、ありがとう。この間の両国の話やけど、ほんまに俺としたことが、熱くなってな。よう考えたら、俺がしっかり持ってへんかったっていうのもあったし」
小島「やっと気づいてくれましたか」
天山「やっと。やっとさっきわかったよ。でもコジ、今日から開幕したな『TAG LEAGUE』。2014の『WORLD TAG LEAGUE』幸先いいぞ、オッケーコジ(小島ガッチリ握手)。ガッチリ、ガッチリ。今年は、今年こそ優勝やな。去年の決勝で負けた屈辱は忘れてへんぞ。今日はあのロブ・コンウェイとジャックス・ダン、アイツらデカし、やることなすことインサイドワーク凄いけど、最後にアナコンダでガッチリいったしな。ガッチリ絞めてるとき、バキッてなんか音したもんな。これもらったって思ったよ。アイツ、NWAのベルト持ってるらしいやん。コジが一時持ってたベルト、アイツ獲り返したらしいけど、次は俺いっていいか?」
小島「オッケー」
天山「俺もいきたいわ、あのベルト。あんなロブ・コンウェイが巻いてるより、俺があのベルト獲り行きたいな。いや、獲りにいかなあかんな。獲りに行くぞって。それだけ言っといてください。タッグリーグはまだ別やけど、今シリーズ最後の最後まで、ガッチリ仲良くいこうぜ(小島とガッチリ握手)」
小島「ありがとうございました。タッグリーグ前に、ああやって俺たち大喧嘩して、普通は試合やシリーズが始まるまで、仲が悪いのが普通のタッグチームなんだよ。それで試合を通じて仲良くなったり、また悪くなったりするんだけど、俺たちは普通のタッグチームじゃねぇんだよ。だからタッグリーグが始まる前に、仲良くなっちまうんだ。それはある意味、プロレス界にしてみたら、まったくの非常識だ。でもな、俺と天山にはそれが許されるんだ。俺と天山だけの特権だよ。こうやっていつどこでも、仲良く、仲悪くなること、それは俺たちだけに許されてる特権なんだよ。俺たちは優勝しても、優勝しなくても、ずっとテンコジだ。だからって、今回は優勝しないわけにはいかないんだ。優勝するテンコジとして、この『WORLD TAG LEAGUE』必ず、大活躍してやるから」
【コンウェイ、ダンの話】
ダン「オイ、コンウェイ!どうした、早く来いよ」
コンウェイ「くっそ…腕をやられた。あぁ痛い… しかし(NWA世界ヘビー級)王者であるのはこのオレだ。今日の出来事は何かの間違いだ。そう思ってる。その理由はこの(NWA世界ヘビー級王座の)ベルトを見れば分かるだろ。今日の結果は散々だったが、今後このようなことは二度と起らない。テンザンにとって今日はラッキーだっただけさ。オレたちはこれから勝ち続ける。もう負けるような事はない」
ダン「(※カメラを鷲掴みして)お前ら分かったか!?」
◇第4試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(11分09秒 エビ固め)[1敗=0点]鈴木みのる X飯塚高史
※キラーボム
【KESの話】
アーチャー「HAHAHA!! 見たか!スズキサンにオレたちの“KES”力を示してやったぜ!スズキグンの中で“KES”の強さを見せる事が出来た!オレたちは『NWA世界タッグチャンピオン』でもあるんだ。2014年は“NWA”を含め、多くの闘いで勝利を飾ってきたどこでも、どんな場所でも勝ってきたのさ!」
スミスJr.「今日が『WORLD TAG LEAGUE』の初日で、そしてこの結果だ!オレたち“KES”がこのリーグを制覇してみせる!目の前に来る全ての相手を“キラーボム”倒してやる!1,2,3で勝つのさ!」
アーチャー「次のターゲット…ナカムラ、イシイ…覚悟しておきな…!!」
【鈴木、飯塚の話】
飯塚「アア゛ー」
(鈴木は小松、田中をビンタやケリでいたぶる)
鈴木「(カメラマンに向かって)殺すぞ、テメェら。なに撮ってんだよ。撮んじゃねぇよコラッ」
◇第5試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○永田裕志 中西学(11分04秒 バックドロップホールド)[1敗=0点]後藤洋央紀 X柴田勝頼
【永田、中西の話】
永田「ハァハァ、新日本のリングはほんと懐かしいね。わずか1シリーズいないだけで、こうも恋しさと素晴らしさを感じるリングはなかなかないと思いましたよ。やっぱり俺は、新日本の人間だなと」
中西「永田がいないと始まらないよ。まぁそやけど、まだ永田は試合してるけどよ、前回俺は試合してへんからよ、力があり余ってしゃあないんや。とにかくもう1試合でもしたよ。早く出しくれへんかの。楽しみしかないわ。ありがとう、永田(永田とガッチリ握手)」
永田「俺と中西学が最前線で闘うということは、重大な使命があるんで。これだけ大きくなった新日本プロレス、これからは若い力、あり余る素材を持つ若い人間をスカウトしてこなければいけない。特にレスリング界からね。そういう上では、バルセロナ五輪代表、中西学ってのは貴重な人間だし。日本を制し、世界で闘ってた俺もしかり。俺たちが最前線で、目一杯闘うことで、レスリングの後輩たちが夢もってこのリングに上がってくる。そういう使命を、俺らは特に大きく持ってんじゃないのかと。このパワーを見てみろ。まだまだ、売出し中のヤツらには負けないゼア」
【後藤の話】
※柴田は首を抱えながら記者陣の前を通り過ぎる
後藤「まだ始まったばかりだよ。俺達は負けて、負けて、負けて、それでも負けてこうやって強くなってきたんだ。今回の負けで、俺達さらに強くなる。目指すものは優勝のみ…!」
◇第6試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○内藤哲也 ラ・ソンブラ(11分36秒 片エビ固め)[1敗=0点]AJスタイルズ X高橋裕二郎
※スターダストプレス
【内藤の話】「久々にソンブラ、間近で見てやっぱ体調良さそうだし、コンディション良さそうだし。やっぱね、CMLLのトップ張ってる選手だけありますよ。非常に頼もしい。今日、つい2時間前に久々に会ったんすけど、2009年から俺闘ってるんでね。もう会話をしなくてもコミュニケーションは十分。いや、今の時点でも足りないけど、これからもっとコミュニケーションとって、もっと凄い連携お見せますから。このタッグリーグ、参加するためだけにソンブラを呼んだ、ソンブラと組んでるわけじゃないんでね。きっちりこのシリーズ優勝、そして主役に躍り出てやるぜ。あとAJ、どうしたAJ。やる気があんのかないのか、どっちなんだよ。俺はやる気満々だぜ。あんなに凄く踏みがいのある踏み台は久々なんでね。この踏み台、キッチリ踏んづけて、そして来年IWGP戦線に再浮上したいと思います」
◇第7試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
中邑真輔 ○矢野通 石井智宏(14分29秒 裏霞)真壁刀義 飯伏幸太 X本間朋晃
【CHAOSの話】
中邑「別に、別にいいんだよ?前哨戦なんか、無くたって!今更…もっと、もっとジャラジャラ出てくるんじゃないの!?」
石井「オイ、NEVERの前哨戦かこれ?タッグリーグの前哨戦か?オイ。俺には関係ねぇんだよ。目の前の相手を怒らすことだよ。真壁、オマエそんなもんかオラ。まだよ、冬眠から目が覚めてねぇようだな。言っとくけどよ、俺はこんなもんじゃねぇからな?真壁、まだ時間はある。オイ、しっかり俺が怒らせてやるよ。(※NEVERのベルトを見せつけながら)これをナメんなよコノヤロー」
【真壁、本間、飯伏の話】
真壁「(チェーンを投げ捨てる)オイ、石井の言うこと一理あるよな、オイ。今日試合クソみてぇだな、この俺がよぉ、オイ。クソだ、コノヤロー。チャンス全部ぶち壊したの俺だよ。クソ以下だ、コノヤロー。情けねぇ自分が、コノヤロー。クソコノヤロー。アイツらによぉ、なに言われても、しょっぺぇのはこの俺だ。真壁刀義、今日はよぉ、間違いなく一番ショボかった、それだけだ。ショボイ」
本間「俺と真壁、今日公式戦じゃねぇけど、開幕戦負けたチームが出場する。じゃあどこだ? 俺と真壁、G.B.Hしかねぇだろ。今年こそ、絶対優勝っていうデッカイ勲章を獲って、真壁を男にしてみせる。それが俺の役目だ。ずっとずっと、おんぶに抱っこじゃダメだから、今年こそ結果を出す。ありがとうございました」
飯伏「いやぁ、まだそんな絡めなかったっすけど、楽しさが勝ってしまって、ちょっと自分が空回りしたというか。なんかこう感情が先走りましたね、完全に。いやぁ、でも楽しみですね、ドームは。まだちょっとしか触れられなかったけど、久々の感覚というか、新しいものが出来上がりそうな予感があります。滾りましたね。でもそれを抑えていかないと、ちょっと感情の部分がコントロールできれば、まぁ上手いこといくんじゃないかなと。新しいプロレスをやります」
◇第8試合◇
▼「WORLD TAG LEAGUE 2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI(分秒)[1敗=0点]棚橋弘至 Xヨシタツ
※レッドインク
(試合後)
オカダ「棚橋さん! ひとつだけ、言わして下さい。2015年1月4日、東京ドーム大会。新日本プロレス史上、最大の一戦をやってやりましょう!」
(倒れて動けない棚橋に手を握って引き起こそうとする。)
オカダ「やってやりましょう、棚橋さん!2015年1月4日、東京ドーム、新日本プロレス史上、いや! プロレス界史上、最大の闘いをやるからな!! おまえら目をそらすなよ!棚橋さん!! 立って下さい」
(と言いつつ棚橋を強引に立ち上がらせる。)
オカダ「やりますよ、棚橋さん」
(ツームストンパイルドライバーを敢行! 棚橋が完全に動けなくなり「オカダ」コールが起こる)
外道「棚橋! ベルトを失う準備はいいか、オイ? オメーはよ! ベストなレスラーじゃねぇ。ベストなレスラーはよ、もちろん“レインメーカー”オカダ・カズチカだよ!オイ、いいか? 2015年1月4日、東京ドームによ・・・カネの雨が降るぞ」
【オカダ、YOSHI-HASHI、外道の話】
YOSHI-HASHI「言った通りだオイ。2人でな、オイ。愛知で決勝残って、優勝するからな」
※ここでオカダが登場し、2人で熱い握手を交わす
オカダ「よっし!」
YOSHI-HASHI「よっしゃ!」
オカダ「愛知県で! まぁ、リング上で新日本プロレス史上…いや、プロレス界史上最大の試合にしようと。まぁ僕はそういう気持ちはありますよ。本当だ。あの言葉は。本気で言っている。ただな、棚橋さん…レベルが、違いますね。そんなんじゃ、できない。新日本プロレス史上最大の一戦にもならない。いまのままだとな、みっともない。道場でやるようなレベルだ。しっかり、レベル上げて来い。こうやってな、後輩の俺がケツ叩いてやってんだ。もっと頑張りなさい先輩」
外道「オイ棚橋!オイ、オメェがよ負けるのはよ、確定してるんだよ!せめてよ、チャンピオンというものの意地を見せてくれよオイ!史上最大のよ、闘いにならないぞ!?オイ!!」
【ヨシタツの話】
ヨシタツ「ハァハァ、最後の技、なんて技?」
――レッドインクです。
ヨシタツ「みんな知っての通り、俺がAJ戦で首に傷追って、だから今日のレッドインクは効いたよ。今日のレッドインクは“スペシャル”だよ。でも俺が万全の状態なら、あれは“ノット スペシャル”だ」
新日本プロレスのタッグリーグ戦、「WORLD TAG LEAGUE 2014」が開幕、ここ近年はタッグリーグはシングルのリーグ戦よりは低調気味で、各団体ともタッグリーグの開幕戦は観客動員に苦しんでいるが新日本は超満員札止め、新日本の活気力をまたしても見せつけられてしまう。
タッグリーグ公式戦は10月13日両国大会で誤爆での敗戦から険悪の仲となるも、昨夜のSAMURAI TVの「バトルメン」でゲスト出演した際には円満ぶりを強調した天コジとコンウェイ&ダンのNWAチームとの公式戦からスタート。
天コジは天山が前シリーズは欠場、小島はNOAH参戦でしばらく組んでいなかったせいか連係がかわされ、天山がコンウェイに攻め込まれるが、小島がしっかりフォローし最後は天コジの天コジカッターがコンウェイに決まると、天山がアナコンダマックスで捕獲しコンウェイはギブアップ、天コジが白星でスタートし、バックステージでは天山がコンウェイの保持するNWA世界ヘビー級王座に挑戦をアピールした。
天山が小島と険悪になりかけたのは、小島にシングルでのチャンスが多いことから、天山なりにジェラシーがあったからかもしれない。
鈴木&飯塚vsKESの鈴木軍対決は、連係ではKESが優り、鈴木組は主導権を奪えない展開が続く、KESは鈴木にキラーボムを狙うが、鈴木はスミスに三角絞めで切り返すなどして抵抗する。
しかしゴッチ式パイルドライバーはアーチャーがカットすると、最後は鈴木を排除したKESが孤立した飯塚に集中砲火を浴びせ、最後はキラーボムで完勝、試合後はアーチャーと鈴木が一触即発になるも、すぐ和解、先に退場した飯塚以外の鈴木軍メンバーが揃ってポーズを決め結束をアピールする。
優勝本命の後藤&柴田は永田&中西の第三世代と対戦するが、前シリーズ欠場だった中西が永田の援護を受けて大暴れし、野人パワーを駆使して後藤組を振り回す。
主導権を奪えなかった後藤組はようやく永田組を分断も、後藤のラリアットが柴田に誤爆すると、最後は永田組の合体イーストゴールドが柴田に決まり、永田がバックドロップホールドで3カウント、永田組が完勝で白星発進し、後藤組は出だしから躓いてしまった。
内藤&ソンブラ組vsAJ&裕二郎は、内藤組が見事な連係で先手を奪う、AJ組は裕二郎のラフから反撃じ、AJは内藤を攻めたてスタイルズクラッシュを狙うが、ソンブラが間一髪カット。
終盤に裕二郎がインカレスラムで内藤を追い詰めるが、ソンブラの排除を狙ったAJのプランチャが自爆すると、ソンブラの援護を受けた内藤がスターダストプレスで裕二郎から3カウントを奪い、内藤組は白星発進した。
メインは棚橋&ヨシタツvsオカダ&YOSHI-HASHI、先発は1月4日東京ドーム大会を意識して棚橋とオカダでスタートするが、背後からYOSHI-HASHIが強襲、オカダ組はトレイン攻撃、YOSHI-HASHIのシーソーホイップ、オカダのDDTと棚橋に集中砲火を浴びせる。
大ダメージを負った棚橋に代わったヨシタツがオカダと初遭遇し、ニールキックを浴びせるが、YOSHI-HASHIの如意棒攻撃に遭ってからはオカダ組の集中砲火を浴びてしまう。
ヨシタツはやっと棚橋に交代、棚橋は猛反撃し、ヨシタツとの連係も決まり、オカダに合体アバランシュホールドを決める。
しかし棚橋がYOSHI-HASHIの排除を狙ってプランチャを発射するが自爆すると、オカダが棚橋をレインメーカーでKOし、最後は試合権利のあるヨシタツをレッドインクで捕獲してヨシタツはギブアップ、試合後もオカダが棚橋にエールを贈るフリをしてツームストーンパイルドライバーでダメ押しし、東京ドーム大会での勝利をアピールした。
棚橋をレインメーカーでKOするだけでなく、試合後もツームストーンパイルドライバーでダメ押ししたオカダにファンの声援が集中、風はオカダに吹いているということなのか・・・、、また敗れた棚橋は大ダメージを負うだけでなく、ヨシタツが11月8日のAJ戦で首を負傷していたことが発覚し、以降の欠場とリーグ戦は不戦敗が決定となってしまった・・・
リーグ戦以外の試合はセミでインターコンチネンタル、NEVER選手権の前哨戦が行われ、共に長州力を師匠に持つ石井と真壁が“ど真ん中”プロレスを展開すれば、中邑と飯伏は中邑がバイブレーションを仕掛ければ、飯伏は強引に立ち上がって打撃のラッシュでダウンさせるなど激しい攻防を展開する。
試合は本間がこけしを自爆させてしまうと、矢野がレッドシューズ海野レフェリーを利用してから急所打ち、裏霞で3カウントを奪い勝利。試合後は真壁と石井が乱闘となった。 -
1・4東京ドーム大会第二弾カード、タッグリーグ出場チーム決定!果たして本命は?
<新日本プロレス公式HPより>
☆1/4(日)東京ドーム『バディファイトpresents WRESTLE KINGDOM 9』14:30開場、16:00開始
▼スペシャルシングルマッチ〜完全決着ルール〜
鈴木みのる(1/無)桜庭和志
※ピンフォール及び場外カウントなしの完全決着ルール。決着はKO、TKO、ギブアップ、レフェリーストップのみとする。その他は通常のプロレスルールで行う
▼NEVER無差別級選手権試合
[第5代王者]石井智宏(1/60)[挑戦者]真壁刀義
※石井2度目の防衛戦
■真壁刀義選手コメント
「そうだね。まず一つ言えることはここにいる石井は俺自身が考える、新日本プロレスの中で、まぁ唯一認めるレスラーの一人でもあること。ただそれは、俺が第三者の立場から言うものだよな。だからコイツがいろんな選手とやって、いい試合をしてきて、いいんじゃねぇの。ただ、俺がいいてぇのは、その過大過ぎる評価をよぉ、ちょいとばかし引きずり落ろしてーなと思ったわけよ。そういうのも含めて、今回はベルトに挑戦してえなと思ったよな。それだけだよ」
■石井智宏選手コメント
「まぁ今回は俺の逆指名だけど。俺にとっては、申し分ない相手だと思ってる。まぁ俺はNEVERに対する、俺とは違う世間のイメージ、それを拭い去るには、『G1』を獲った男、『IWGP』を巻いた男、こういう連中をこれからは俺の踏み台になってもらう。その一歩が真壁刀義。まぁそんな感じかな」
■質疑応答
――石井選手のコメントでもありましたが、『G1』も制し、IWGPも巻いた真壁選手が、あえてNEVERに挑戦するのは、石井選手の存在が大きいということですか?
真壁「まぁ全部含めてよ、ベルト持ってんだろ。あそこで喧嘩売られてよぉ、『悪ぃねぇ』って引く馬鹿どこにいんだよ。やるしかねぇだろ。単純にそこだよ。だから是が非でもよぉ、このベルト、石井を引きずり落ろしてやるよ。それを考えてんだよ」
――大阪での後藤戦の感想と、真壁選手を引っ張り出したことに関してお願いします。
石井「まぁ後藤の時もそうだけど、後藤は『G1』も獲ってますし、そういう意味で、ちょっとNEVERのイメージが変わったと思うんで。その後藤が真壁を連れてくるっていうことで、まぁ試合前から俺は、後藤に勝ったら真壁刀義を狙うつもりでいたけど」
――NEVERのベルトに対するイメージは?
真壁「イメージ? 今、IWGPとかよ、インターコンチネンタルとかよ、いろんなベルトあんだろ。3つあるよな、今な。その3つのなかで、俺自身がほんとの意味で感情揺さぶられて、引きずり落ろしてぇと思ったんだよ。だからこそだよな。大体お前、リング上でよ、目の前でベルトぶら下げられて、胸張られたらよぉ、コノヤローって思わねぇのがおかしいだろうがよ。単純にそこだよな? だからこそ、このベルト狙ってんだよ」
――改めてお互いに警戒する点は?
真壁「あのよ、試合前の会見でよ、『相手のなに警戒しますか?』『これ警戒します』なんていうバカ、どこにいんだよ? そんぐらいピリピリきてんだからよ。だが、あえて言ってやるよ、なんも通用しねぇぞ、この俺にはよ。それだけだ!」
石井「警戒するとこ、ないね。最近の真壁刀義、まぁハッキリ言って、おとなし過ぎてるしかないね。俺が寝てる暴走キングコングを、眠りから起こしてやるよ」
――ドームという大舞台で、タイトルマッチが組まれましたが、気持ちはいかがですか?
真壁「気持ち? 気持ちはなんか変わらねぇよ。ただよぉ、俺自身もよぉ、最近の俺様、真壁刀義のエンジンのかからな過ぎにイラだってんだよ。俺自身もな、周りが見てもわかる通りだよ。それがムカついてしょうがなったんだよ。だからこそよ、あん時喧嘩売られたろ? ここだな思った。ここ逃したら、もうねぇなと。だから胸張ってる野郎に、胸張り返したんだよ。それだろ。だいたいなぁ、この1年よぉ、俺自身ロクな試合してねーんだよ、自分の中で。納得できてねぇんだよ。すべてが納得できてねーんだよ。だからよ、思う存分だよ。思う存分そこまでによ、焚いて炊いて焚きまくって、暴れまくる。それだけだよ」
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合(1/60)
[第39代王者組]カイル・オライリー ボビー・フィッシュvs[挑戦者組]KUSHIDA アレックス・シェリーvs[挑戦者組]ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフvs [挑戦者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソン
※オライリー&フィッシュ初防衛戦
※4チーム同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着となる
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
[第69代王者]田口隆祐(1/60)[挑戦者]ケニー・オメガ
※田口3度目の防衛戦
■ケニー・オメガ選手コメント
(すべて英語で)「最初にきっと皆さん、失望してるんではないかと思う。それが第一の印象だ。なぜなら、ここにいるのはグッドガイではない、悪いケニー・オメガがいるからだ。私は昔のケニー・オメガではない。もうBULLET CLUBの一員だ。そのBULLET CLUBの色にしっかり染まってるんだ。田口選手については、長い負傷の期間等々があって王者になったこと、おめでとうと言ってあげたい。しかし、アスリートしてはどうだ? そんな長い期間欠場していて、遊んでいたら、ダメではないか? それに比べて毎日、毎日トレーニングを欠かさずやってきた。きっと彼をコテンパに叩きのめしてやる。田口選手にとってはある意味、ハッピーかもしれない。なぜなら倒される相手がこのケニー・オメガだから」
■田口隆祐選手コメント
「まぁアンダーソンが、終わってから目の前に来て、新メンバーがオメガだと言われて、オメガかと思いましたけど。オメガかよと、マジかよと思いましたけどね。ちょっと、うわぁキツイなと思ったんですけどね。オメガ、黒くコスチュームを変えたところでね、そんな1日2日で、人間が悪くなるわけがないんですよ。まだハロウィンやってるのかよと思いますけどね。黒いコスチューム着て、コスプレして悪くなるわけがないですから。まぁタイトルマッチもおそらくまだ、黒に染まりきてれなオメガが、そこにいると思いますんで。まぁ悪くなりきれないうちに、しっかり叩きのめしておきたいと思います」
■質疑応答
――BULLET CLUB入りはいつ頃から考えていたのか?
ケニー(英語で)「『(BEST OF THE) SUPER Jr.』が終わって、ライオンマークの前で入団会見をした後、その時から、BULLET CLUB入りのことは頭にあった。ただ、ライオンマークの前で会見すること、それは菅林会長、その他を信用させる、その意味もあってそうしたんだ。ただ、自分はレスラーであるので、周りの敵をすべて倒す。それが念頭にある。誰もお友達同士でいる必要はない。だから全員を倒していく。そのためにBULLET CLUBに入った」
――先ほど、田口選手からあった「黒くなったからって、すぐ悪くなれるわけはない」という発言に対しては?
ケニー(英語で)「BULLET CLUBのメンバーになった以上、この黒いコスチューム、衣装、この出で立ちがクール。そうでないとカッコ悪い、BULLET CLUBの一員になったという証なんだ。BULLET CLUBというのはトップクラスの選手が集まっているところ、そのメンバーになったことを証明するため、このような出で立ちをしている。昔、確かにグリーン、イエロー、オレンジとか、そういう衣装を着てたこともあった。でも今の自分を見てくれ。この黒い出で立ち、これこそがクールであるし、カッコいい。自分でもそう思ってる」
――今のケニー選手の発言を聞いていかがですか?
田口「そうですね、まぁちょっとよくわからないですけど。まぁ見た目をね、見た目は凄く変われるかもしれないですけど、中身までそんなに変われないですから。ボクも純白のパンティーの気分でね、常に試合に臨んでるんで、赤く染まることもあれば、黄色く染まることだって出来ると。まぁ白対黒の闘いですね。期待してください!」
――田口選手、もう一度挑戦者の名前を言ってもらえますか?
田口「(独特のイントネーションで)オメガ選手ですね。はい? オメガ選手。頑張ります」
――オメガ選手に伺いますが、今までは日本語を話していましたが、日本語を口にしない理由は?
ケニー(英語で)「確かに自分はある時、日本語の勉強をしていた。それはファンのためだと思ってやってきたことだ。それによってファンの間で人気も高まる、そう思ってやってきた。実際そうだと思う。でも結果なにが残ったと言うのでしょう。なにも得るものは結局なかった。本当のファンというものは私が勝つこと、私がベルトを巻くこと。これを望んでいる、そう確信することに至った。だからもうファンのために日本語を話すとか、一切気にかけていない。ただ勝つことに専念する。俺自身、英語で話すことがよりクール、カッコいいと思っている」
――「友達はいらない」というような発言もありましたが、新日本にいる飯伏選手への感情はいかがですか?
ケニー(英語で)「飯伏選手のことにはもう触れたくない。日本語も一切喋る気はない」
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[第10代王者]中邑真輔(1/60)[挑戦者]飯伏幸太
※中邑2度目の防衛戦
■両選手のコメント
飯伏「自分は、ヘビー級に闘いの場を移してから、『いきなりビッグチャンスが来たな』と。凄くうれしいですね。東京ドームでシングルマッチをやることだけでもうれしいのに、タイトルマッチで中邑さんと闘えるのが非常にうれしいです。楽しみです」
中邑「運よく大阪でタイトル防衛して、その一番おいしい状況下の中で飯伏が現われたと。『ちょっとおもしれぇな』と思いました(微笑)。飯伏が現われて、一番おいしい場面を、『イヤァオ』っつってかっさらわれた瞬間、『あ、こいつおもしれぇな』と(ニヤリ)。飯伏が新日本に所属という形をとってから、片足ずつ新日本、DDT(プロレスリング)と入ってるわけですけれでも。どーもこーもなんだろうな!? 自分の受ける感覚・・・ただ僕の個人的な見解として言えば、なんかしら閉塞感というか・・・その状況に四苦八苦というか、“没頭しきれてない感”だとか、感じ取れるわけですよ。いろいろ飯伏が気にしてる部分、状況はあるかと思いますが、インターコンチは最も自由なベルトです。東京ドームでは、何も考えず自由に闘って欲しいですね。そうすれば、自分が望むような“ヤバい試合”ができるんじゃないかなと思います」
■質疑応答
――飯伏選手、中邑選手が持っているICベルト自体の印象は?
飯伏「自分も闘ったことのある(ラ・)ソンブラとか、そういう人たちが絡んできたベルトで。さっき中邑さんも言ったんですけど、“自由なベルト”だと自分も思います。だから、“自由な闘い”をしたいですね」
――大阪大会のアピールのあとには「久々に狂える」という発言もありましたが?
飯伏「あの行動自体、普通に考えたら狂ってるのかな!?と思うんですけど。なんか、このベルトもそうなんですけど、『中邑さんだったら狂い散らかせるのかな?』って思いますね。久々に」
――中邑選手は常々「ヤバいヤツとやりたい」と言っていますが、そういった面で飯伏選手はどう思いますか?
中邑「“ただヤバい”とか“ただ狂った”とか、そういうのはいっぱいるとは思うんですけど、凄いレベルの高いところでそういうモノができれば、きっといままでにない(試合)だろうなと。かつ、いろんな試合と比較されると思うんですけど、そういうモノとはちょっと次元が違うことができればいいとは思ってますね」
――飯伏選手、「中邑さんだからこそクレイジーな部分が出せる」という理由は?
飯伏「前回の(対戦)は“クレイジーな部分”だと思うんですけど、その“おかしな部分”というか、なんというんですかね? 難しいですけど。あれだけが“自分の狂った部分”ではないので。“あの種類”だけがおかしな部分ではないんで。まったく違った感じの試合になるかもしれない。その部分もある・・・」
――それは中邑選手が相手じゃないとできないこと?
飯伏「そうですね。自分では」
――飯伏選手、中邑選手が「2団体所属で閉塞感が出たんじゃないか?」という発言をしていたんですけど、ご自身の気持ちはいかがですか?
飯伏「そうですね~。やっぱり自分の中にも、『どっかで行ききれない』というか、中途半端というか、そういう感じはしてたんですけど。このあいだ、『もう、ここしかない』と思って。ビッグチャンスだと思って、乗り込んで。なんか、ちょっと吹っ切れた感がありますね」
――それも「中邑選手だからこそ吹っ切れる」と思って行ったんですか?
飯伏「そうですね」
――中邑選手、いまの飯伏選手の話を聞いてどう思いますか?
中邑「そうですねぇ。飯伏がほかの選手をどういう目で見ているか知らないですが、この前の大阪の試合後のリング上でも、なんかどことなく目の輝きがギラギラしているというか、それこそ獣じみたというか。プロレス界を見渡しても、そういう人間ってなかなかいないとは思うんで。何かが起きそうでワクワクしますね」
――このカードは2013年のベストバウト、すでに決定している棚橋弘至vsオカダ・カズチカのIWGPヘビー級選手権試合は2012年のベストバウト、そのへんを意識しますか?
飯伏「前回のその試合を意識・・・う~ん・・・・・・。あれは、またなんか違う感じなんで。意識はしますけど、そんなには自分の中では意識はしてないです。IWGP(ヘビー)に関しては、そうですね・・・。うん。そうですね・・・」
――「そうですね」というのは?
飯伏「そうですねっていう感じですね(笑顔)」
――中邑選手は?
中邑「ベストバウトは・・・けっこうもう前のことでしたっけ!? あ、去年か(笑)。でも、それこそ今回は“タイトルが懸かる”、“東京ドームだ”っつって。かつ、この前は『G1』の流れの中のひとつの試合ということでは、もう状況は完璧に違うので、特には意識はしてないですね。で、IWGPを意識するかと言えば、もちろん、そうですね。今年の東京ドームはミラクルを起こして、IWGPよりも後ろの試合という部分で、このインターコンチの価値を決定打として打ちましたが、今回はもうすでに決定しているわけでしょ? IWGPが最後っていうことで。だったらだったで、この(IC)タイトルマッチがどのポジションに来ようが、『気兼ねなく遊べるんじゃないか?』と。そういう意味で、自分は開放感を試合に求めたいと思います」
[既報カード]
▼IWGPヘビー級選手権試合
[第61代王者]棚橋弘至(1/60)[挑戦者/G1 CLIMAX 24優勝者]オカダ・カズチカ
※棚橋初防衛戦
新日本プロレス1月4日東京ドーム大会の第二弾カードが発表され、鈴木vs桜庭の完全決着マッチ、石井vs真壁のNEVER選手権、田口vsケニーのIWGPジュニアヘビー級選手権、4WAYによるIWGPジュニアタッグ選手権、中邑vs飯伏のIWGPインターコンチネンタル選手権が正式決定した。
鈴木vs桜庭はUWFルールで行われるのではと思われたが、決着はKO、TKO、ギブアップ、レフェリーストップのみ、しかし通常のプロレスルールで行われるため決着がつくのかどうかはわからない。
石井vs真壁のNEVER選手権は、内藤哲也によって若手主体のベルトと提唱されたNEVER選手権が石井が王座になってから“ど真ん中プロレス”の象徴へと塗り替えられ、石井が激しい試合をすることによって権威が挙がり、後藤洋央紀などトップどころまでが挑戦するようになった、今回の真壁の挑戦もそれだけNEVER選手権のステータスが挙がったという証なのかもしれない。
田口vsケニーは、ケニーが新日本へ移籍してからの初戦だけにどうしても負けられない、DDTで培った日本語と飯伏との関係も封印したのも、その表れでもある。
中邑vs飯伏は2013年度のプロレス大賞のベストバウトを獲得しているだけに外れはないだろうが、昨年以上の試合は求められるのは必至、そのプレッシャーを二人がどう跳ね除けるのか・・・
ドーム大会は全9~10試合を予定、おそらくだが次期シリーズである、「WORLD TAG LEAGUE2014」が終わり次第全カードが決まる、「WORLD TAG LEAGUE2014」の出場チームが発表された。
「WORLD TAG LEAGUE2014」
[出場チーム]
▼Aブロック
・棚橋弘至&ヨシタツ
・天山広吉&小島聡
・内藤哲也&ラ・ソンブラ
・オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI
・AJスタイルズ&高橋裕二郎
・カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ
・ロブ・コンウェイ&ジャックス・ダン
・マット・ターバン&マイケル・ベネットwithマリア・ケネリス
▼Bブロック
・真壁刀義&本間朋晃
・永田裕志&中西学
・後藤洋央紀&柴田勝頼
・中邑真輔&石井智宏
・矢野通&桜庭和志
・鈴木みのる&飯塚高史
・ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.
・バッドラック・ファレ&タマ・トンガ
驚いたのは今までスポット参戦扱いだった桜庭がシリーズに初参戦すること、初めてのツアー参加に桜庭がどう対応するのか。大阪大会では期待はずれに終わったヨシタツは同郷の棚橋と組んで参戦、10月の両国で誤爆から不穏な空気となった天コジもとりあえず継続となった。
自分的優勝はドーム大会の観点でいうと本命は後藤&柴田、後藤も石井に敗れて後藤革命は出だしから躓き、柴田も中邑に敗れてしまいテーマがない、これらを挽回するにはタッグリーグ優勝とIWGPタッグ奪取しかない・・・今回のタッグリーグは後藤と柴田にとっても正念場になる。
また第三世代も期待したいが、天コジはとりあえず継続となったものの、その後和解したという話も聴かないことから不穏な空気は拭えたわけでない。
タッグリーグはどのチームが制覇するのか?行方次第でドームのカードも決まる。