全日本プロレス
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プロレス2015③ 再び訪れた全日本プロレスの最大の危機、それをチャンスと考えるのか?
2015年の全日本プロレスは15日後楽園大会で行われた「ファン感謝デー」を持って激動の年は締めくくられたが、「ファン感謝デー」と銘打たれたのにも関わらず後楽園の観客動員は705人、「世界最強タッグリーグ」最終戦である大阪大会は社長である秋山準やゼウスの地元もあって超満員、そして開幕戦の後楽園では1077人とマークしていたが、全日本の現状を物語っているような数字だった。
2014年7月に経営を投げ出した白石“バカ”伸生に代わり、秋山が全日本を引き継いだが、この時は白石も撤退したことでなんとかなるだろうとファンだけでなく、現体制の全日本も思っていたと思う、ただ気がかりだったのはジャイアント馬場さんの存在、秋山体制は創始者である馬場家つまり馬場元子さんの後押しがなければ誕生していなかったが、それと共に馬場カラーも受け継がなければいけない、馬場さんを担ぎ出したのは白石だったが、白石本人は馬場さんの王道などまったく受け継ぐ気はなく、自身の人気取りと武藤敬司を追い出すために利用したに過ぎなかった。
元子さんは正直言って馬場さん大事で全日本の看板は武藤に譲り渡して時点で未練はない、しかし馬場さんとは縁もゆかりもない、まったく知らない人間である白石に勝手に馬場さんの存在を担ぎ出して、全日本の信用を貶めるような行為をするのは元子さんにしてみれば我慢できないし、白石が全日本を潰すようなことがあれば馬場さんの名前に傷がつく、元子さんが秋山体制誕生の後押し全日本の看板と馬場さんの『王道』のという錦の御旗を渡したのは元子さんにしてみればの馬場さんから直接教えを乞うた秋山だったら“馬場さんの王道がこもっている全日本プロレス”を復活させてくれるという期待もあったからなのではと思う。
たが実際に秋山体制がスタートして秋山カラーを打ち出せたのかというと出せないまま時が過ぎてしまった、いくら馬場さんの王道をアピールしたとしても武藤体制で離れてしまった馬場全日本ファンはそう簡単には帰ってこず、武藤全日本で馴染んでしまったファンもいきなり馬場全日本に回帰では戸惑う、また白石の暴言によって離れたファンもいる、三沢光晴もNOAHを旗揚げする際には「全日本のファンより一見さんのファンを獲得したい」と脱全日本をアピールし新規のファンを獲得しようとしていた。しかし秋山体制の全日本は馬場さんの王道を前面に打ち出しすぎてしまい獲得しようにも馬場カラーが強すぎて秋山カラーがなかなか打ち出せない、藤田和之が「もうジャイアント馬場の王道はないんだよ。いつまでそこにすがり付いているのか? 馬場さんはいないんだから。自分たちの王道を作って掲げてみせろよ。」と発言したが、あながち否定できる発言ではなく、現在の全日本に言える発言だったのではと思う。
その中で元子さんが錦の御旗である「王道」を全日本を退団した曙に譲り渡した、元子さんは全日本の現状を考え馬場さんを守るために、馬場さんと全日本プロレスを切り離した、おそらくだが現在の全日本には馬場さんの王道はない、だがそれは秋山全日本にとってで新しい王道を作り上げるチャンスなのではと思うが、チャンスだと思うのかはこれから次第でもある。
全日本プロレスはジャイアント馬場から脱すべきか?
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2015, 12月 21PR -
専務を辞任した諏訪魔が三冠王座挑戦へ!青木のデビュー10周年で幕を閉じた2015年の全日本プロレス12月15日 全日本プロレス「ファン感謝デー」東京・後楽園ホール 705人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
中島洋平 ○青柳優馬(11分44秒 逆さ押さえ込み)SUSHI ×SUSHI☆小僧
◇第2試合◇
▼30分1本
西村修 ○土方隆司(12分58秒 足首固め)渕正信 ×佐藤恵一
◇第3試合◇
▼30分1本
○大森隆男(10分31秒 片エビ固め)×ゼウス
※アックスボンバー
◇第4試合◇
▼45分1本
○石川修司 入江茂弘(14分5秒 片エビ固め)宮原健斗 ×ジェイク・リー
※ ランニングニーリフト
【試合後の石川&入江】
▼石川「なんかね、向こうは新しくチームを作って、“今風タッグ"でしたっけ? こっちを見ろっていうんだよ。どっちが希少価値が高いんだよ? 今風というのは世の中にいっぱいいるんですよ。今風だから。俺らなんて似たヤツ見たことねえよな?」
▼入江「たぶんそうですね」
▼石川「どっちが大事なんだよ? プロレス界はオンリーワンなんだよ。今風だったら、今風の中でチャンピオンになれって。今風だから持て余すみたいな感じで、ちょっとじらしてやったよね」
▼入江「紙テープの量、見ましたか?」
▼石川「俺は結構飛んだよ」
▼入江「ああ…(※入江はほとんど飛ばなかった)」
▼石川「でもね、向こうは新しいチームだからって勢いに乗っているかもしれないけど、うちらは大日本のタッグ王座も巻いたことがあるから。今日もいいコンビネーションを見せたでしょ? 数々の。もっといけたね?」
▼入江「全部僕が痛かったですよ」
▼石川「えっ!? ウソだろ? タッグチームなのに? 連携技なのに?」
▼入江「全部痛かったです。なんでですか?」
▼石川「50%と50%じゃないの?」
▼入江「痛いから、石川さんに任せようと思ってタッチしたのに、なんで僕にダメージを与えるんですか?」
▼石川「知らないよ。俺を締めたからでしょ? 苦しくて死んじゃうところだった。やっぱり3年ぶりに組んだからブランクありますよ。でもね、今日見て思ったんじゃないですか。石川&入江組は面白いんじゃないかってね。俺もフリーだからいろんなリングで石川修司っていうのをアピールしなきゃいけないんで。その中で入江とのタッグはありなんじゃないですか?」
▼入江「じゃあ、石川&入江タッグをいろんなところでやりましょう」
――リー選手の印象は?
▼石川「やっぱり経験かな。焦りがまだ見えるから。でも、落ち着いてやれば、素質ははっきり言って新人離れしていると思うんでね。何が凄いかって、顔もいいからね。どう思う? あれだけはうちらも負けてるから」
▼入江「顔が良くて、背が高いなら、僕たちはどうしたら…。(石川を見て)あっ、背は高いわ」
▼石川「えっ、俺の顔は…。おい、コノヤロー!」
▼入江「ちょっとちょっと…(逃げ出す)」
【試合後の宮原&リー】
▼宮原「まだまだ。今日がスタートだから。今日が新しい道へのスタートだから。負けからスタート。全然想定内だし、だからこそはじめの一歩が遠いんであって。負けも今の俺らのチームにとってはまったくマイナスじゃない。プラスでしかない」
▼リー「ずっと今日の試合も引っ張ってもらってばっかりで」
▼宮原「関係ない。明るく行こうぜ」
▼リー「今回は負け。それは認める。ここからだ、ここから。絶対に強くなっているはずだ。まだチームとしても第一戦目だし、ぎこちないけど、チームワークをドンドン出していって、次は勝つ」
▼宮原「いいよ。俺らのタッグは今風タッグだから。負けてからのスタートの方がなんか可哀想で、今風じゃない? ここからが俺らのスタートだ」
◇第5試合◇
▼ひかりTV presents 特別試合 スペシャル6人タッグマッチ/60分1本
○船木誠勝 木高イサミ 宮本裕向(19分9秒 片エビ固め)諏訪魔 佐藤光留 ×野村直矢withコードネーム「G」
※ ハイブリッドブラスター
【試合後の諏訪魔&佐藤&野村】
▼佐藤「野村! 人間性ギリギリだけど、あんだけやるんだったら、早く見せてくれよ。だったらお前のEvolution入りなんて止めねえよ。最初から見せてくれよ。こんなにギリギリで」
▼野村「ありがとうございます」
▼佐藤「ありがとうじゃねえよ。負けてんだ、お前は。でも、あれを見せてくれよ。俺相手にも、他の選手相手にも。社長でも何でもいいよ。今日一回こっきり。ファン感で来た船木さんにあんなのを見せるんだったら、毎日見せてくれよ。ギリギリだ」
▼野村「はい」
▼佐藤「Evolutionはコメント出すよ。座ってんな。やられても立て!」
▼野村「今日、Evolution最初の試合で負けたけど、ここから絶対挽回して。もう俺がいつか絶対全日本のトップに立てるように、このチームで絶対強くなってみせます」
▼佐藤「ギリギリだからもうこれでいい。お前はEvolutionに入って何がやりたいんだ?」
▼諏訪魔「お前のそんなお決まりのことなんて、誰も求めてない。何が言いたいんだ?」
▼野村「俺はGAORAのベルトがほしいです!」
▼佐藤「そっちかい! 全日本のトップを取るんだろ?」
▼野村「今、やっぱり中島洋平が持っているGAORAのベルトに俺が挑戦して。アイツに絶対勝てる自信があるから!」
▼佐藤「諏訪魔さん、どうします? このギリギリな人?」
▼諏訪魔「いいよ。じゃあ、俺が任せてやるよ。1月3日、Evolution興行でやってみろ!」
▼野村「ありがとうございます!」
▼諏訪魔「俺にもう決定権ないからね(笑) その代わり、3日は命懸けてやれよ。お前はその日、どうしようもなかったら、当然佐藤からきついお仕置きがあるから」
▼佐藤「放送コードギリギリだから。わかったな? 俺を飛び越えても、次は青木さんがいるからな。ここはギリギリだぞ。わかってんな?」
▼野村「はい」
▼諏訪魔「誰が怖いんだよ?」
▼野村「みんな怖いです!」
▼諏訪魔「特に誰だよ?」
▼野村「青木さんです!」
※野村が去っていく
▼諏訪魔「よし! (佐藤に)なんだ、お前は今日?」
▼佐藤「いやいや、おかしいでしょ。野村には頑張れ? 青木は一緒にやろう? 僕の時だけ何ヵ月も何ヵ月も。もう俺はギリギリだよ。言いたいことがここまで出てるから。ギリギリだから(横にいる)ギリーマンを連れてきたから。俺たちはいつでもギリギリだからな。ビックリするぞ。これがEvolutionかどうかもギリギリだからな」
▼諏訪魔「コイツはどうするんだよ?」
▼佐藤「ギリギリに攻めるからね。ギリギリだけど、今年もお疲れ」
※ギリーマンを連れて佐藤が去っていく
▼諏訪魔「なんだ、アイツは生意気だな。でも頼もしいよね。ああやっていろいろと仕掛けてくるというか。またひとりギリーマンというレスラーがEvolutionに誕生したから。これからまた来年も仕掛けてくるということでは賛成だね。前からいろんなところで言っているんだけど、三冠を今どうしても巻かなきゃいけないと思っている。全日本プロレスはいろんな人間が去って、ある意味、焼け野原になってる。そういう意味で、もう1回どうやれば全日本プロレスが盛り上がるか。いい方向に行くか。俺も考えてるから。分裂とかそういうのもあって、いろんなことで頑張ってきたというのはあるよ。ここからはもうリング上に専念する。俺は専務という立場を降りて、リング上に集中していく。全日本プロレス、三冠ベルトの価値を上げるという作業にどうしても入りたいんだ。またドンドンドン外にも出ているわけで、全日本プロレス、三冠ベルトという名前、それを外にどうしてもアピールしていきたい。たぶん経営どうこうをやるより…そこは社長がやればいいよ。ひとつの考えでいいんだ。だったら俺はリング上をかき回す。だから専務の職を降りる。この覚悟で行きたい。だから来年の正月。一発目で三冠に挑戦させてほしい。三冠王者・秋山準。俺の覚悟をどういう風に汲み取ってくれるかわからないけど、早急に返事がほしいね。そんな覚悟で俺はやる気だよ」
――専務は年内いっぱい?
▼諏訪魔「俺の中ではもう11月いっぱい。そういうことはもう伝えた。俺は実質、もう専務じゃないという形かな」
――取締役自体から降りた?
▼諏訪魔「もう役員は降りた。Evolutionというものの価値も当然上げていきたいし、本当にやる気のある人間と一緒にやっていきたいと思うし。今日も佐藤だって野村だって、上手くはいかないんだけど、気持ちだけはスゲエ一緒にやろうという気になっているから。ひとつになってんだよ。俺自身、まだまだレスラーとしての価値を上げていきたいよ。俺が突っ走れば、全日本プロレスだってもっと良くなると。全日本プロレスというこの船の舵は秋山準が考えて、舵を切ればいいと思うよ」
――野村選手の変化については?
▼諏訪魔「一発張り手を入れたところで見れたんじゃないですか。あそこは一番お客が待っていたことなんだろうなって思うし。やられてもいいと思うよ。玉砕覚悟でドンドンぶつかっていく。そうしたらアイツは応援されるだろうしね。いいよね、ああいう若い刺激というのは。期待してますよ」
【試合後の船木&イサミ&宮本】
▼イサミ「おかしいよ。アジアのベルトがないよ。ちょっと軽く見られているんじゃないかな? 外の人間だし、ジュニアだしっていうので。体重が軽いからって軽く見られちゃ困るんだよ」
▼宮本「立派なベルトを持っているんだから」
▼イサミ「そうだよ。日本で一番歴史のある最古のベルトを持っているんだから。頼むぜ。舐められたら困るよ」
▼宮本「船木さん、ありがとうございました」
▼船木「ありがとうございました。今日は本当に頑張ってもらったんで。(木高に)足は大丈夫ですか?」
▼イサミ「大丈夫です。朝起きれば大丈夫なんで」
▼船木「凄い近くで見たんでびっくりしました。今日来るまでどんな動きをするのかわからなかったんですけど、本隊よりも力強いですね。本隊ってどこも安心しているというか、そういう空気が流れてくるんで。特に今の時代は。どんどん取ればいいんですよ」
▼宮本「はい。ドンドン仕掛けていきます」
▼イサミ「僕らはつまらない試合したり、勝てなかったりしたら終わりですから。命懸けですよ」
▼宮本「その覚悟が本隊にはないんじゃないの? そこが僕らとの違いだと思いますよ」
▼イサミ「今日やったEvolutionは面白かったですよ。どんなにちがくても、どんなに体格で負けていても、俺たちは諏訪魔さんとやったり、船木さんと組んだりしたいんですよ。もっと面白いことをしたいんですよ。僕らからの希望はそれだけ。船木さんとアジアタッグのタイトルマッチをやってもいいです。そんなのもタッグを組んだら夢じゃなくなるでしょ? どうですか、今度はやってみるというのも面白いですよ」
▼船木「頑張りますよ」
▼イサミ「組むのも面白いし、やるのも面白いし、刺激的ですよ。やったことのない人とやるのは」
▼船木「新しい刺激ですよね。それが一番です。ありがとうございました。また」
▼宮本「ちょっと待って」
▼イサミ「船木さん、ガッツポーズだけやってもらっていいですか。なぜなら…」
▼イサミ&宮本「俺たちは強い!」
▼宮本「決まったな!」
――野村選手の印象は?
▼船木「体もあるし、元気もあるんですけど、これからです。まだまだ…まだまだですね。今日は初めてやりましたけど、まだまだです。もっと頑張らないとダメです。人が寝ている間に練習するぐらいしないと。自分らが若手の時は誰よりも多く練習して、誰よりも試合も多くやって、そうやって上にあがってきましたから。そういう気持ちがないと。Evolutionに入りました、タイツの色を変えました、髪を染めましただけじゃまだまだ。中身から変えないとダメです。中身から変えないと、周りのみんなは納得してくれてないですね。中身です。外はそれから。最近の選手は外から入ってくる人が多いですけど、まったく自分には外見は感じなかったですね。彼は未だに赤いパンツで、真っ白で、髪の毛が黒い選手にしか見えなかったです。人の倍…先輩がいない時でも自分で率先して練習して。周りの選手が寝ている時も率先して練習して。ドンドンドンドン自分で危険な場所に入っていかないと、上にはあがってこれないですね。みんなそうやって上にあがってきましたから。ただ、素質はあると思います。活かすか、殺すかは自分次第。団体云々抜きにして、自分次第ですね。誰が育てるなんて関係ないです。自分です」
◇第6試合◇
▼青木篤志デビュー10周年記念試合 くじ引き式タッグマッチ/60分1本
秋山準 ○青木篤志(10分52秒 オブジェクト)曙 ×金丸義信
(試合終了後)
秋山「本日はファン感謝デー後楽園大会、ご来場ありがとうございます。今年は皆さんにご心配、ご迷惑たくさんかけました。ですが、こうやって若い選手がドンドン伸びてきてます。来年の全日本プロレスをどうぞよろしくお願いします。今日は10周年の青木に締めてもらいます」
青木「今日は10周年ということで、こういう試合を組んでいただいたことに感謝しています。それと同時に年末の忙しい中、この後楽園ホールに集まってくださった皆さんに感謝しています。ありがとうございます」とまず感謝の意を現した。僕は2005年の12月24日にデビューして、まだ完全に10年経ってないんですが、怪我をしないで、欠場しないで、1年ずつ必ず全部の試合に出てやるんだという気持ちをずっと持ってやってまいりました。そして自分の中で最終的な目標は10年間無欠場というものでした。もう今現在、怪我するつもりもないし、病気にならなければの話ですが、このまま行けば10年間無欠場、自分の一番の目標が達成できてると思います。これは戦ってくださった先輩方、応援してくれたファンの皆様、それから丈夫に産んでくれた両親のおかげだと思っています。全日本プロレスはまだまだ進んでいきます。これからも皆さんと一緒にいい全日本プロレスを作り上げて行けたらといいと思いますので、どうぞ来年もよろしくお願いします」
【試合後の青木】
――記念試合が無事終わったが?
▼青木「記念試合になっちゃいましたけどね」
――秋山選手との対戦は実現しなかったが?
▼青木「それがくじ引きの、自分が選んだ最大の醍醐味だったのかなと思って。まあ、思えば、まだ戦う時期じゃないのかなっていう。王道トーナメントで当たって負けて。やりたいと思ったけど、まだやる時じゃないのかなというのが正直なところで。むしろ逆に言えば、曙と金丸。全日本に出て行く、出て行っている人だから。その2人と当たったことの方が僕にとって重要な意味があるのかなっていう。これは結果論でしかないけど、組み合わせが3パターンしかなかった時点で、『俺だったらどうしてやろう?』『この組み合わせだったら誰をやってやろう?』という気持ちがずっとあったんですけど、一番当たりさわりが内容で、でも実は一番深い意味があったのは今日の組み合わせだったんじゃないかと思います」
――リング上で言っていた10周年無欠場はなかなかないケースだが?
▼青木「だと思う。一応自分の中では組んでもらった試合、発表してある試合で『すいません。今日体調が悪いんで』とか、『ちょっと怪我しちゃったんで休みます』というのは今までなかったはずです。もともと組まれてない試合は別として、それは一応ずっと自分の中で守らなきゃいけないものだと思ってやってきたので。デビューした時に28歳で、年齢もいっていて。背も低くて、体も小さくて。その中で俺は何を売りにやっていけばいいんだろうと。体の小ささを武器にするというのも手だったんだけど、自分の中であったのは『どんなにデカい人に、どんなに強い人にやられても、絶対に壊れないでいてやろう』というのがあって。それが当時、付き人をやらせてもらっていた秋山さんから、『馬場さんからの言葉として無事是名馬というのがあって、欠場しない人間が一番だ』ということを教えてもらった時に、俺の目指すところはここだと思いましたね。本当は20年、30年できて、辞める時になって『実は欠場してないんだよ』と言えたらカッコ良かったんだけど、正直10年といういい区切りだったから、ここは偉そうに言っていいのかなと思って言いました。特に強調したいというか、僕の中で言いたいのは、デビューしてから10年で怪我がない人っていうのは他にいるのかなと思って。機会があれば調べてもらいたいぐらいで。最近の人だったらいるのかなと思ってね。いたとしても、僕はここからずっと続けていくつもりですから。とにかく今日はファン感謝デーということで、僕のことよりも、こんなにいろんなことがあり続けた全日本プロレスでも応援してくれるファンの皆様がいるというのが凄くありがたくて。そこが一番。本当はお客さんに喜んでもらうんじゃなくて、僕らがお客さんを喜ばせなきゃいけないのかなというのがありましたけど、来年もまだまだやっていくつもりですんで。そこはこっちも気合いを入れてやっていきたいと思います」
――このまま無欠場で15周年、20周年を目指す?
▼青木「ここまで言っちゃったからね。それで、年明けぐらいに『やっぱり僕は痛いから休みます』って言ったら、みんなひっくり返るでしょ?(笑)それだけはしないように頑張りますけど、そのままやりたいですね。少しでもいい話題、明るい話題を作っていきたいし。確かに今の全日本にはよくない話がたくさんありすぎちゃって、何がよくて、何が悪いのか、麻痺している状態だけど。でも、みんな上を向いて頑張っているわけだから。ここはうちらも頑張っていきますし。これだけ応援してくださっているファンの人がいるわけですから、そこに甘えることなくやっていきたいですね。そのためには皆様の協力も必要かと思いますが、ぜひよろしくお願いします。来年もまだまだ全日本は頑張りますんで、応援よろしくお願いします」
【試合後の秋山】
――2015年の興行も全て終わったが?
▼秋山「さっき言ったように、今年は退団とかいろいろとファンの人にはご迷惑、ご心配をかけたと思うんですけど、その代わりと言っちゃなんだけども、そこに入ってやろうという若いヤツがドンドン出てきて。それはそれで、本当にいい形に今はなってきてると思うんで。そういう若い選手をいかに表に出せるかっていうのは僕の作業になってくると。あと、選手としては三冠ベルトを持っているんで。そのベルトを懸けていつでもやりたいなと思っています」
――諏訪魔選手が1・2後楽園での挑戦を要求しているが?
▼秋山「前から言っているように、最強タッグであいつらは結果を残しているんで。俺に拒むものは何にもないから、1月2日、年内一発目で勝負しようと」
――諏訪魔選手が専務取締役を辞任したと発言していたが・
▼秋山「俺自身も選手と専務をあの歳でやるのはちょっときついなっていう。もっともっとアイツには暴れてもらいたいなというのがあったし、アイツもそういう気持ちだろうし。協力という形はあると思うけど、暴れ回って全日本の強さというのを外に見せてもらいたい。その代わり、思いっきり暴れてくれって。中途半端はやめてくれって。そういう気持ちで辞任はOKしました」
――来年は今年のよくない流れを吹き飛ばすような明るい話題を提供したい?
▼秋山「そうですね。アイツの場合は好き勝手に暴れている方が。暴走専務というのはどうかと思うし、それこそ完全に暴走するぐらい。どこまでできるか俺はわからないけど、言ったからには思いっきり暴れてもらいたいなと思っています」
――付き人だった青木選手が10周年を迎えた。秋山選手の教えを守ってやってきたと言っていたが?
▼秋山「でも、俺は休んでいるからね(苦笑) でも、無事是名馬って言いますからね。長く怪我なく続けているっていうのは一番凄いことだと思うし、10年怪我なく続けてきたのは大したもんだと。俺も3シリーズ目に筋肉を切って休んだこともあるんで。その他はだいたいの怪我は。経過観察になった時も休まなかったし。これからもっともっと体はきつくなると思うけども、今の気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいなと。今はEvolutionで向かい合う側だけど、アイツのやってきたことはしっかり見ているし、今の全日本にはなくてはならない人間だから、しっかりと頑張ってもらいたいなと思ってます」
【試合後の曙&金丸】
――青木選手の10周年記念試合だったが?
▼曙「自分が1ヵ月プロレスを休んだのがちょっと表れていたというか。スタミナや動きは全然大丈夫でしたけど、タイミング的なもので足をすくわれたというか。(金丸に対し)すいません」
▼金丸「とんでもないです。青木はまだ10周年だと思うんで。まだまだこれからドンドン青木らしい試合をして、確立していくんじゃないかなと思うんでね。これで一緒にやっていくのは今日最後だったんで。今後どうなっていくか。また違う目で見ていきたいと思います」
――今回が所属最後の試合となったが?
▼金丸「最後に青木とできて、横綱とタッグを組めたというのがあって。秋山さんと当たれたのもね。全てある意味でくじ運がいいのかなと思いました」
▼曙「2人とも最後ですからね」
▼金丸「日本一大きなレスラーなんで。実績のある横綱と組めたのは光栄でした」
――奇しくも残る者と出て行く者の対戦となったが?
▼曙「しょうがないです。みんな頑張ればいいことあると思うんで」
――王道を立ち上げてから初めての参戦だったが?
▼曙「微妙な雰囲気でしたね、お客さんも。アウェイでした」
ファン感謝デーが開催され、大会前にはデビュー10周年を迎えた青木の記念セレモニーが行われ、諏訪魔らEvolutionの面々が祝福するも、メインカードに関してはファンのくじ引きで選ばれ、青木は付き人だった秋山とのタッグで曙、金丸と対戦することになった。
試合は青木は曙相手にショルダータックルを仕掛けるも、曙は微動だにせず、青木は秋山に交代しようとするが、秋山は主役は青木だと言わんばかりにタッチを拒否し、青木は曙のぶちかましを食らってしまうと、曙の巨体を生かした攻撃の前には苦しむ。
その後も曙と金丸に捕まる青木だったが、曙のランニングエルボードロップをかわした青木はやっと秋山に交代、秋山は曙にダイビングニー、金丸のヤッホーボディアタックを食らってもラリアットで応戦、青木も金丸を攻め込みバックドロップを狙うが、着地した金丸がフラップジャックで反撃すると、曙がランニングボディープレス、金丸がダイビングボディープレスと猛攻をかけ、金丸はディープインパクトからタッチアウトを狙うも、青木はスパイラルポセイドンで返し、カバーに入ったところで曙がランニングボディープレスでカットに入るが金丸に誤爆する。
ここで秋山が入り金丸にエクスプロイダーで援護射撃してから、青木はフロッグスプラッシュからオブジェクトを決め3カウントを奪い、デビュー10周年を自らの勝利で飾り、試合後は青木が大会を締めくくった。
セミではEvolution入りとなった野村が諏訪魔、光留と組んで船木&ヤンキー二丁拳銃組と対戦するが、光留は予告していたコードネーム「G」ことギリースーツを纏ったギリーマンを従えて登場し、光留もギリースーツをを纏い、ブラックハーツばりに肩組んで回り入れ替え戦法を披露する。
だが試合は野村が船木のキックと関節技、二丁拳銃の連係に蹂躙される展開となり、諏訪魔がパワー、光留がキックと関節技で盛り返すが、野村が船木に張り手を浴びせると掌底で倍返しされてしまい、野村はスピアーで抵抗するも船木のハイブリッドブラスターで3カウント負けを喫してしまう。
また宮原と共闘したリーは石川、入江の巨漢コンビと対戦するも、序盤こそはリーは石川相手に正面から挑むも、中盤から失速してしまい石川組ペースとなってしまう。リーは入江にミドルキックからサイドスープレックスと攻め込んだが入江がスピアーで逆襲すると、最後は交代した石川がラリアットからランニングニーリフトを浴びせ3カウントを奪い、自己主張を始めた野村とリーだったが苦いスタートとなった。
また諏訪魔は11月いっぱいで専務取締役を辞任したことを明かし、一レスラーとして全日本を盛り上げていくことを誓った。秋山が「諏訪魔は肩書きを外したほうがいいのでは」と提言していたが、諏訪魔は敢えて受け入れたが諏訪魔自身もそのほうがやりやすいと感じていたのかもしれない。
そして諏訪魔は秋山の保持する三冠王座に挑戦を表明し秋山も受諾、1月2日の後楽園大会での選手権が決定となったが、これからの全日本を示すためには頂上対決は格好のカードでもある。
最後に今大会で金丸は全日本を去ることになったが、金丸の去就に関しては12月22日のFMW後楽園大会、23日のWrestle Dreamエディオンアリーナ大阪大会には鼓太郎と共に参戦が決定しており、23日のNOAH大田区大会に来場する可能性はなくなった。
全日本の2015年度はひとまず終わりとなったが、諏訪魔は20日の大日本プロレス横浜大会、3日のWrestle Dreamエディオンアリーナ大阪大会には全日本勢が大挙参戦するなど、1月の後楽園大会2連戦まで貧乏ヒマなしの状態となった。
今年に関しては後日振り返るとして、2013~2015年と激動が続いた全日本プロレス、経営も含めた諸問題を抱えながら2016年度を迎える。2015年最後の大会、たくさんのご来場、熱い声援、誠にありがとうございまし た!2016年は1月2日後楽園大会より開幕になります!皆様のご来場心よりお待ちしております!#ajpw pic.twitter.com/MvOW4jmHWJ
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2015, 12月 15全日本プロレス本年最後の試合が終わりました。ご観戦して頂いたファンのみなさん、ありがとうございました! また来年も全日本プロレスを宜しくお願いします!
— 秋山準 (@jun0917start) 2015, 12月 15ファン感謝デー。自分の10周年という試合もあり、なんとも照れくさい感じで挑みましたが。試合が始まってみたら、いつも通りな感じでした。でも、それが楽しかったかな。今日は改めて、全日本プロレスを応援をしていただいてる方々へ感謝の気持ちが大きくなりました。ありがとうございました。
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2015, 12月 15試合終了。野村がギリギリだった。「G」もギリッギリだった。でも1番ギリギリだったのは…。とりあえずSNSで騒ぎを起こすのはやめよう。青木隊長の10周年と野村の門出だ。白黒ハッキリつける時が来るはずだから。
— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) 2015, 12月 15全日本プロレス後楽園ホール大会、ご来場&アツいご声援ありがとうございました!! 全日本プロレス2015年ラストマッチ、ファンの皆様1人1人に感謝を伝えたいくらいでした。なので今日はリング上から「ありがとう」を伝えさせて頂きました。 全日本プロレスファンの皆様最高です(^-^)v
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2015, 12月 15昨日行われました後楽園大会、ご来場、ご声援ありがとうございました。健斗さんとの初陣は黒星スタートとなったけど、前を向こう。得るべきものは、たくさんあったし、23日大阪大会に照準を合わせる。
— ジェイク・リー (@JL_LCG_0119) 2015, 12月 15しかしまぁなぜかアジアのベルトは無かったですが船木さんとのタッグは刺激的でした。
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 12月 15 -
金丸と鼓太郎に対して引き止めを示唆・・・社長・秋山準の苦悩
(プロレス格闘技DXより)
<12月1日 名古屋大会>
【秋山準の話】「今日から鼓太郎がフリーになって、金丸が15日で退団するけど、社長の立場として二人には今後も上がってもらいたいと思ってる。改めて彼らと話したいと思ってますよ」
【青木篤志の話】「(青木選手の提案に鼓太郎が『戦っても組んでもいい』と呼応し、12・6大阪で共闘が決まったが?)そうだね。何を偉そうに言ってんだって話だけどね。ベルトを放り投げて辞める人間なんだから、そんなもん知らねぇよ。お前、全日本これが最後になるんだから好きにやれよ。俺はあいつを助けるつもりもないし、祝って出す気もないし。何だったら俺が横にいるところであいつがどうやって試合するか見ものだから。わかっての通り中島もいないだろ。悪いけど、あいつのためのさよならマッチにするつもりは一切ないから。いいじゃない。退団するって言って世界ジュニアのベルトを返したわけでしょ。別に本人がどう言うのもいいし、そこについては本人の考えることだから、人それぞれの思いがあるだろうし。それとは別にチャンピオンとしての使命が俺はあると思うんだよね。退団するから返上します? まぁ素晴らしい理由だと思うよね。(大阪は)俺がいるんで、それなりのものをしっかりみせてくれよって。あいつはとにかくどんなんでもいいってクールに決めてるけど、どうせそんなんじゃないのわかってるからいいんじゃない。好きにやってくれ。大阪でさよならだよ」<12月2日 豊岡大会>
【鈴木鼓太郎の話】「(フリーとして参戦中だが心境の変化はある?)ツアー中の変化なので、そんな大きな違いはないですね。人から言われて今日からフリーだなというのはありましたけど、フリーだろうが所属だろうが、リング上では何も変わらず全力でいくつもりなんで。(秋山が継続参戦を打診する意向を示していたが?)今、若干状況も違うし、自分も一度、秋山さんと話すべきだと思いますね」
1日、全日本プロレス・名古屋大会のメイン終了後でのバックステージインタビューで秋山が1日付けでフリーとなった鼓太郎、15日付で退団が決定している金丸義信と再度話し合い、フリーとして今後も全日本に上がるように話し合いを持つことを示唆した。
秋山の発言から見ると実質上の引き止めで全日本に留まって欲しいというもの、退団会見時には秋山も“仕方ない”と退団を容認していたが、なぜ今頃になって引き止めなのか、金丸と鼓太郎の退団後の行動に疑念を抱いているのだろうか・・・
先にNOAHマットに復帰している潮﨑豪も退団時には今後に関しては“先のことはわからない”としながらもIWGPヘビー級王座のことを出すなど、新日本プロレスに参戦するのでは言われ、煙に巻いた上で潮﨑の復帰先は古巣のNOAH、この時点で秋山も潮﨑の行動には驚いていたのではと思う、だが事前に潮﨑がNOAHに復帰するとわかっていたら秋山が退団を容認していたかどうか、潮﨑の退団はNOAHに復帰することを前提とした退団だったのではないだろうか・・・
鼓太郎は秋山とは話し合いを持つとしながらも、全日本に留まるかどうかはわからない、ただ最終戦で鼓太郎と急遽タッグを組むことになった青木の発言の方が一番筋が通っていると思う、保持していた世界ジュニア王座を返上してまで全日本を去る態度を示している鼓太郎を引き止めたとしても、ベルトの返上は何だったのかという疑問も出てくるし、青木だけでなく諏訪魔ら残った選手らも残った選手らでやっていくことを前提にして動き出そうとしていることから、今頃になって金丸や青木を引き止めたとしても、しこりというものが残ってしまう。
しかし秋山の発言は社長としての苦悩なのか、弱気になっているとも感じてしまう、確かに今後のことを考えると秋山も社長として悩むべきことが多い、ここは弱気にならず開き直って欲しいが・・・ -
藤田和之が諏訪魔をMMAに誘った理由・・・RIZINを利用しろ!
<ゴング第9号、高山善廣のインタビューより>
高山「(PIRDEを)やる前は1試合で満足するかと思ったけど、藤田和之に負けたあと、気持ちがよくなって(略)しかもPRIDEで藤田とやってから、周りの目が変わったの。その当時NOAHには自分の上に三沢光晴、小橋建太、秋山準、田上明さんがいて、そこを突き抜けるにはどうしたらいいかっということで、また総合に出て地上波に出るという反則技を使ったんだよ、要は猪木さんがジャイアント馬場さんを抜くためにモハメド・アリとやったのと一緒ですよ」
高山善廣がゴングのインタビューでPRIDEに出場した理由を語ったが、確かに高山がPRIDE出場時にはPRIDEは地上波でも放送され始め、高山もNOAHやPRIDEだけでなく新日本プロレスからもオファーがかかるようになり、ギャラも一気に跳ね上がってスターダムへと伸し上がった。
藤田が諏訪魔にRIZINでの一気打ちを誘った理由は、全日本に客を入れたければリスクは高いが諏訪魔個人を地上波で名前を売るべきと考えたのではと思う。だが諏訪魔はプロレスでの戦いに拘り藤田からの話を蹴り、藤田vs諏訪魔は消滅状態となった。
諏訪魔の考えもわかるが、今年外へ打って出るとした諏訪魔は結局外へ打って出られなかったのも事実、多分だが藤田との戦いを通じてIGFとの対抗戦に持ち込むたかったはずだったが、全日本とIGFどころか藤田と諏訪魔も噛み合わないまま関係を築くまでには至らなかった。
仮に対抗戦をやって双方にメリットがあったのかどうかはわからないが、全日本だけでなくIGFも厳しい状況という話も出ており、藤田もRIZIN出場の可能性もかなり高くなっているという(かといってRIZINに選手の拘束力はなく31日のIGFにも藤田が出場できるが・・・)
また昨日秋山準社長が金丸義信退団を受けての囲み取材に応じた<プロレス格闘技DXより>
【囲み取材における秋山社長】
――金丸の退団が発表されたが?▼秋山社長「(理由は)本人のこれから、家族のこと。鼓太郎とは若干ニュアンスが違うのかなと思うんですけど、自分の可能性を試したいと。今の本人の状況を、環境を変えたいということで、退団を申し出てきました。僕も長いこと彼と一緒にいたんで、『もうちょっと考えろ』と言ってたけど、本人の気持ちが固いということで今日発表させてもらいました。本来なら金丸と一緒に(会見を)と思ったんですけど、口下手な奴で『リリースだけでお願いできますか』と言ってきたんで、こういう形になりました」
――いつ頃に本人から相談されて、いつ結論に至った?
▼秋山社長「鼓太郎から聞いた少し後ぐらいですかね。だいたい同じような時期。考えさせて下さいと。その中で本人の気持ちが固いということなんで。ずっと一緒に19年かな、やってきたんでね。あいつもああみえて頑固なんで、それは僕もわかってるんで、考えとけと言っても変わらないだろうなと思ってましたけどね。自分で考えるようにやれという感じですかね。今のあいつの環境を変えたいというのが一番なので、それは俺がとやかく言うことじゃないんで」
――退団選手が4人続いたが?
▼秋山社長「横綱はちょっと違うかなと思いますけど、俺らがこっちに来た人間の中の3人なんで。あと残ってるのは俺と青木だけ。だいたい出る要素というか、それは僕もわかるし、気持ちはわかるけど、本来なら下の人間もいるんで、そいつらのためにももうちょっと我慢して頑張ってもらいたかったのが本音ですけどね。プロとして彼らが選ぶ、それはそれで理解はできるんで、行ってこいという感じですかね」
――特に金丸の退団はショックだったのでは?
▼秋山社長「逆にショックはあったんですけど、開き直りが早かったですね。そうか、お前も行くかと。俺は俺で全日本プロレスで頑張ろうと何とか止めようというのがもしかしたら強かったかもしれないけど、あいつが出ると決めて出て行くとなった時、俺の中でよし!というのが逆にありましたね。ズルズルしてたものが俺の中でバンっと切れたみたいで、今残ってる奴で頑張ろう、やってやるよという感じに逆になりましたね。鼓太郎の時、(退団するのは)最後ですかと聞かれて、そこがまだというのがあって。でももう僕の中で引きずってはいないですね」
――ファンに心配をかけてしまったが?
▼秋山社長「特に金丸と僕の関係を見てくれたファンの人にとってはかなりのショックだと思うし、もしかしたら鼓太郎とは違う感情もあるかもしれない。あいつもプロレスをやっていくとは思うんで、あいつの動き、活躍をこれからも応援してあげてほしいなと思いますよ」
――全日本の今後は大丈夫かと思われそうだが?
▼秋山社長「思われるでしょうけどね、それは。でもそれを跳ね返さないといけないですね。それは思いますよ。トップどころがヘビーもジュニアもスポッといってしまうわけだから。それは思いますよ。だけどやるしかない、やるつもりでいますし」
――これ以上の退団選手はない?
▼秋山社長「だと思いますよ」
――退団をにおわす選手もいない?
▼秋山社長「ないですね」
――残った選手、社員で気持ちを一つにやっていくと?
▼秋山社長「そうですね。退団者が続くと特に若い選手なんか不安になって心が揺れてると思うんですね。そういう心の揺れを何とか修正してやるのが僕の役目。本来は上の人間が揺れたらいけない。長年いる人間がそういうのを支えてやらないといけないけど、ふらふらしてる。それが退団者として出てしまったのかなと。今残ってる奴はそこはしっかりしてる人間ばかり。ピンチはチャンスというし、抜けたポジションには誰かが入るだろうし、そこに入るための努力もするだろうし。逆に俺も吹っ切れたよ。金丸、お前もそうかと。喧嘩されてよーしコノヤローって感じになってるんですよ。ここまできたら、よしわかった、やってやるよって感じ。仲間はいるけど、気持ち的には一人でもやってやるよ。かといってあいつらに悪い感情は何もないですよ。彼らは彼らで潮崎はノアに顔を出したり、それはそれでよかったし、金丸も鼓太郎も彼らが行く道はだいたいわかるけど、あいつらなら最高のパフォーマンスをどこにいってもできると思うし、頑張ってもらいたい。俺は俺で、俺の仲間とともに頑張ります」
――これから戦力を補強していく?▼秋山社長「補強もするかもわからないけど、それはわからないですね。とりあえず鼓太郎が最強タッグまで、金丸は12月15日まで出るんで、鈴木鼓太郎、金丸義信さよならツアーになるけど、同じプロレス界にいるんで、一生顔を合わせないこともないし、どっかで交わることもあるかもしれないし」
潮﨑、曙、鼓太郎に続き金丸の退団劇で元バーニングの青木篤志の去就も心配されたが秋山がこれ以上の退団はないと言い切った以上青木は秋山に追随して残留を選んだということだろう。
専属フリーは秋山や青木だけでなく諏訪魔や宮原健斗、大森隆男、ゼウス、SUSHI、大ベテランの渕正信と若手のみとなった、最強タッグはDDTからの参戦組やフリー勢を起用して穴埋めは出来たが、今後も厳しい状況は続く・・・・ -
激震終わらず・・・鈴木鼓太郎に続いて金丸義信も全日本プロレス退団!
<プロレス/格闘技DXより>
全日本は20日、金丸義信が12月15日付で退団すると発表した。96年7月に全日本でデビューした金丸はノア移籍を経て、2013年2月からバーニングの一員として古巣・全日マットに参戦。同年7月に再入団を果たすと、世界ジュニアヘビー級王者、アジアタッグ王者に君臨するなど全日ジュニアのトップレスラーとして活躍してきたが、このほど再び全日本を去ることになった。
12・15後楽園大会出場を最後に、フリーとして活動することになった金丸は全日本を通じてコメントを出し、「これからの残りのレスラー生活、そして家族の事を考えた時に今の自分の状況を考えてこのままで良いのかと思い決断致しました」と理由を説明。「これからはフリーとして何処の団体に上がるかわかりませんが、戦いの場を広げて行きたいと思います」とし、全日本ファンへの感謝の言葉で締めた。全日本からの発表、金丸のコメントは以下の通り。
☆金丸義信選手退団のお知らせ
この度、弊社所属の金丸義信選手は12月15日を持って、全日本プロレスを退団、2015年12月16日よりフリー選手として活動する事をお知らせさせて頂きます。
今後も金丸義信選手並びに全日本プロレスへの、変わらぬご声援の程よろしくお願い致します。
☆金丸のコメントこの度、平成27年12月15日の試合をもちまして全日本プロレスを退団することになりました。
今回退団することを決めるに辺り、色々と考えました。
これからの残りのレスラー生活、そして家族の事を考えた時に今の自分の状況を考えてこのままで良いのかと思い決断致しました。
これからはフリーとして何処の団体に上がるかわかりませんが、戦いの場を広げて行きたいと思います。
全日本プロレスのファンの皆さま今まで応援していただき本当にありがとうございました。
金丸義信
全日本プロレスが潮﨑豪、曙、鈴木鼓太郎に続いて金丸義信の退団を発表した。秋山にとって金丸は全日本を離脱~NOAH旗揚げにも秋山に追随し、スターネスを結成した際にも秋山と行動を共にした。また金丸がDiobeyやNO MARCYに属した際には敵対関係にもなったが、秋山がNOAHを退団して全日本に復帰の際にも追随、秋山の側近の中では一番の古株であり、今後も秋山に追随かと思われていた。
秋山にしてみても絶対に残って欲しい選手だったが、家族のことを出されると止められなかった、ただ側近の中で古株に去られたのは秋山にとって一番ショックだと思う。
秋山は現在スポンサーまわりなどして全日本存続に奔走しているが、また離脱となると、自分らファンにとっても覚悟を迫られる可能性も否定できない。
金丸の今後に関しては鼓太郎に続いて潮﨑に追随なのか?確かにユニット結成には頭数が充分揃ったが・・・この度、弊社所属の金丸義信選手は12月15日を持って、全日本プロレスを退団、2015年12月16日よりフリー選手として動する事をお知らせさせて頂きます。今後も金丸義信選手並びに全日本プロレスへの、変わらぬご声援の程よろしくお願い致します。 #ajpw
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2015, 11月 20 -
秋山準が語る“全日本プロレスの危機”の真相・・・所属選手が専属フリーに
全日本プロレスは16日、世界ジュニアヘビー級王者の鈴木鼓太郎(37)が11月30日付で退団することを発表した。エースの潮崎豪(33)、前3冠ヘビー級王者・曙(46)に続き、これで3人目の離脱者となる。激震続きの王道マットでいったい何が起きているのか。秋山準社長(46)は本紙の直撃に対し、団体の現状と今後を激白した。
――これで3人目の離脱者だ。鼓太郎は退団理由に「契約変更が2度あった」ことを挙げた秋山:普通はないようなことだし、嫌な思いをさせてしまった。潮崎と曙も同様の理由? そうだね。自分のことを考えるのはプロとして当然。よく(退団者は)「裏切り者」とかなるけど、俺には一切なく申し訳ないだけ。潮崎はノアに決まったみたいだけど、プロレスをできる環境を見つけることができて良かったと思う。同じ年代で、その場所に魅力がなくなったら俺も同じことをしてる。
――1日の弘前大会に来場した藤田和之(45)が「お前ら全員解雇だろ!」と全日勢に向けた発言が臆測を呼んでいる
秋山:契約形態が変わったからいろんな噂を耳にしたんだろうけど解雇じゃない。これまで通りの契約形態をしている団体は数少ないよ。ウチだって今までちゃんとやってきたけど、そうせざるを得なくなった。
――これまでは固定給で保証されていた。それが試合ごとのファイトマネーに変更され、所属ではあるが「専属フリー」のような形になるのか
秋山:そうなるね。他の団体だってそうだし。他団体には自由に出られる? そう。ウチの試合数が少ないというので、どうしてもね。(来年1月は)今のところ4大会で「試合給」にしたら苦しい人は苦しいから。2月以降も同規模の興行数? この状態ならね。
――打開策はあるか秋山:こうしたい、ああしたいというのはある。出ていけない人、若い選手はどうしていいか分からないし。しんどい思いもしているけど、頑張ろうという気持ちがあってここにいてくれるわけだから、そこは支えないと。
――「責任」と口にしたが、社長としては秋山:本当のことを言えば選手は選手であるべきで、経営は経営に秀でた人がやるべき。今はある程度のところまで責任もってやらないと。今いる人に前を向かせるということを果たさない限り辞められない。気持ちが下がる時もあるけど、もう一人の俺が「まだ行ける!」って言っている。
――ファンには秋山:一番申し訳ない。小出しに悪い話題を出しているからね。ポスターとか自分たちで張ってくれているファンがいっぱいいる。こんな中でも選手たちは試合で頑張っているので見続けてほしい。
経営危機が噂される、全日本プロレスの秋山準社長が東京スポーツの取材に答えた。
藤田和之が発言した「全員解雇発言」の真相に関しては、契約形態が変わり固定給から4試合ごと支払う、いわゆる“とっぱらい”制に代わったことを明かし選手らは“専属フリー”の扱いになる。
経営者である秋山は経費の面で考えると、全日本を維持するためにはどうしても人件費がネックになり、また年俸制である固定給だと団体の維持できないというか、維持できない状況にまで陥った、秋山にしてみれば各選手に頭を下げ、全日本存続を願う諏訪魔や、秋山に近い金丸義信や青木篤志も新契約を飲んだが、退団しても継続参戦する曙やKENSOは別として、潮﨑豪と鈴木鼓太郎だけは納得せず退団を選んだ。
打開策に関しては1月シリーズも大会数が少ないことから見えてこない、経営危機説を払拭したい秋山自身も弱気になっている部分も出てきてる、秋山が「経営は経営に秀でた人がやるべき」と発言している通り、経営に秀でた人が秋山の側近にいないのも全日本の問題点の一つ、秋山にしてみれば白石伸生のような人物を警戒し、対立していたと言われる故・仲田龍氏に対しての反発もあって敢えて据えなかったのだろうが・・・
わかるのは全日本は1月はとりあえず開催するし、2月以降も開催する予定、だがその先は見えてこない・・・ -
潮﨑豪に続き、鈴木鼓太郎も全日本プロレス退団・・・契約面で秋山準との対立が表面化
<プロレス格闘技DXより>
鈴木鼓太郎が16日、神奈川・横浜市の全日本事務所で秋山準社長同席のもと会見し、月日付で全日本を退団すると発表した。鼓太郎は7月末に1年契約を結んだものの、「今まで2度の契約変更がありました。1年の契約後、契約変更になるのはプロの価値観として納得いかない」と退団を決意。保持していた世界ジュニアヘビー級王座は返上し、宮原健斗、中島洋平と結成していたXceedは発展的解消となった。12月からフリーとなるものの、12・6大阪大会までは参戦する。
◇
今年になって離脱者が続出する激震に見舞われている全日本。KENSO、潮崎豪、曙に続く4人目となる退団選手を出すことになってしまった。現世界ジュニアヘビー級王者の鼓太郎だ。2013年から秋山率いるバーニングの一員として全日本に参戦した鼓太郎は、同年7月に入団。青木篤志と組んでアジアタッグ王座を奪取し、今年3月には世界ジュニア王座を初戴冠。2014年、2015年とJr. BATTLE OF GLORYを連覇するなど、全日ジュニアのトップレスラーとして活躍してきたが、2年4ヶ月間在籍した全日本を去ることになった。秋山社長同席のもと、発表会見に臨んだ鼓太郎は「7月の末に1年の契約を結びました。今まで2度の契約変更がありました。1年の契約後、契約変更になるのはプロの価値観として納得いかない」と説明。条件面が退団する一番の理由となった。宮原、中島と話し合い、Xceedは発展的解消とする結論に至り、保持していた世界ジュニア王座は返上することになった。
気になるのは今後だが、鼓太郎は「全く白紙の状態です。申し訳ないですが、今は何も答えることができません」とした。一方で「僕はジュニアなので、今の環境で当たれなかった選手とかもいると思うので、そういう意味では視野を広げていきたい」との希望を口に。12月からフリーとなるが、すでに参戦が決まっていた12・1名古屋から12・6大阪大会までの5大会には予定通り出場する。
今年になって4人目となる退団者を出してしまった秋山社長は「非常に残念ですけど、彼が決めたことなので、それは尊重してあげたい」と沈痛な表情で話した。「そういう状況を招いてしまったのは全部、僕の責任」と重く受け止める一方で、逆風にさらされた厳しい現状にあっても「まだ一緒に頑張ってくれる、もう一度頑張ってやってくれるという選手もいますし、僕は今の状況でも前を向いていくしかない」と必死に前を向いていた。
【会見の模様】
▼秋山社長「また残念なお話をしなければいけないのですが、今まで一緒に頑張ってきた鈴木鼓太郎選手が11月末をもって退団という形になりました。非常に残念ですけど、彼が決めたことなので、それは尊重してあげたいと思いました」
▼鼓太郎「11月30日をもって全日本を退団しますが、シリーズ中のため、秋山さんとの約束がありますので、12月6日まで参戦します。世界ジュニアは返上。Xceedはアジアタッグ敗戦後、3人で話し合って発展的解消で意見がまとまりました。今後は全く白紙の状態です。申し訳ないですが、今は何も答えることができません。全日本プロレス、秋山さん、応援してくれたファンの皆さんには感謝の気持ちをもって退団します」
――退団を決めた理由というのは?▼鼓太郎「ここは素直に言わせてもらおうと思いますが、7月の末に1年の契約を結びました。今まで2度の契約変更がありました。1年の契約後、契約変更になるのはプロの価値観として納得いかないので、退団することを決めました」
――今後は白紙とのことだが、フリーとなってやっていきたいことは?▼鼓太郎「僕はジュニアなので、今の環境で当たれなかった選手とかもいると思うので、そういう意味では視野を広げていきたいと思いますけど、現状白紙なので、これ以上は言えないのが今の現状です」
▼秋山社長「今、鼓太郎が言ったように契約とか、そういう状況を招いてしまったのは全部、僕の責任だと思います。潮崎もそうだし、鼓太郎もそうだと思う。こっちが悪いというか、彼らにとってはそうだと思うし、そういう場所を作ってしまったのは全て僕の責任だと思う。その中で彼が言ったことが事実で、そうせざるを得なかったのがあるけど、まだ一緒に頑張ってくれる、もう一度頑張ってやってくれるという選手もいますし、僕は今の状況でも前を向いていくしかないなと思ってます」
――次の最強タッグが最後のシリーズ参戦になるが、どんな気持ちで上がる?▼鼓太郎「自分にできることはすべてやるつもりです。幸い健斗と当たることもありますので、その試合はその試合で凄く楽しみですね」
――決断したのはいつ頃?▼鼓太郎「ないといえばうそになりますけど、自分的には9月、10月ですね、決断したのは」
――潮崎がノア来場を宣言しているが、一緒にやりたい気持ちはある?▼鼓太郎「さっきも言いましたけど、僕の中では全くの白紙なので、これからいろいろ状況を見ていこうかなと」
――返上となった世界ジュニアは近いうちに決定戦をやる?▼秋山社長「そういうことも必要でしょうけど、今は何とかみんなに前を向かせるような作業の方が大切なのかなと思います。今日もこうやって鈴木鼓太郎という大切な選手の退団の発表に山形から一人も来てない。それが寂しいし一人でも来てもらいたかったのはありますね」
――さらなる退団者もありそう?▼秋山社長「ファンの皆さんには潮崎もそうだし、横綱もそうだし、鼓太郎もそうだし、毎月一人ずつぐらいになっちゃってるので、何とかいい話ができれば一番いいんですけどね。そこは前向いていくしかないんでね。僕が下を向いたら仕方ないんで、前を向いて今の環境をどれだけよくできるかしか考えてないですね。今はどう変えていくかでしかないですね」
――退団選手はこれが最後?▼秋山社長「であってほしいですね
全日本プロレスが会見を開き、11月30日付けで鈴木鼓太郎の退団が発表された。理由は契約内容の変更に納得いかずということだが、ここにきて元バーニングの5人の考え方の違いが表面化したということだと思う、契約変更に関しては秋山に近い金丸義信や青木篤志は納得したが、鼓太郎と先に退団した潮﨑は納得しなかったし、二人にしても秋山らと一緒にNOAHを退団したが、秋山の付き人だった金丸や青木と違って、潮﨑と鼓太郎は秋山を慕っての退団ではないというのも出てしまったのではないだろうか・・・、
秋山の心境はコメントの通り最後の退団であって欲しいというか、自分は秋山全日本でやりたい人間だけが残りやっていけばいいし、秋山もそうやって開き直ればいいのではと思う。
鼓太郎の今後は潮﨑に追随でNOAH復帰なのか・・・、潮﨑もNOAH来場が決まったことでタイミングを見計らっての退団のような気がしてならないが、もし二人共復帰となれば、なぜNOAHを退団したのというモヤモヤも出てしまう・・・
【全日本】鼓太郎が11月30日付で退団、世界ジュニア王座は返上、Xceedは発展的解消 https://t.co/vuGwN7jyL4 #ajpw pic.twitter.com/9raoMUUxXw
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 11月 16Xceedの発展的解消、いつも応援してくださる皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。 ただXceedがあったから今の僕があります。Xceedの気持ちはメンバーそれぞれの胸の中にこれからもあるものだと思います。 発展的の正解は…これからさらに素晴らしいものを作る、それだけです。
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2015, 11月 16僕は前を向いていく。
— 中島 洋平 (@nakajima_youhei) 2015, 11月 16なんとも言えない気分。 そして、空も微妙。 pic.twitter.com/SA9Ma0PHl6
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2015, 11月 16 -
藤田和之の正論・・・全日本プロレスが馬場カラーから脱するとき
<THE BIG FIGHT GK金沢克彦コラム『激する藤田和之』より>
藤田和之「あいつは暴走専務だっけ!? 暴走以前に行動さえも起こさないのか? もうジャイアント馬場の王道はないんだよ。いつまでそこにすがり付いているのか? 馬場さんはいないんだから。自分たちの王道を作って掲げてみせろよ。それが諏訪魔のやるべきことだろ! 自分の肩で全日本を背負ってみろよ。そうじゃないと、全日本は終わりだろ。新日本プロレスを見てみたらいい。アントニオ猪木の闘魂はもうどこにもないよ。そこは賛否両論あるのかもしれないし、いろいろ言ってるOBがいるらしいけど、過去に関わっていた俺にはわかるよ。もう猪木さんはいないんだよ。そこに彼らは自分たちで新しい闘魂を作り出した。それはイコール、ストロングスタイルなのかもしれないし。新しい闘魂で新日本を盛り上げて隆盛させているじゃない? いつまでも王道、王道って言ってるけど、それは馬場さんの王道だろ? 諏訪魔は自分の王道で全日本プロレスを引っ張ってみろって!」
金沢GK克彦氏がメールにて藤田と会話し、1日の全日本プロレス青森大会で諏訪魔と遭遇したことが話題になると、上記の発言となった。
藤田の主張は諏訪魔だけでなく全日本関係者にとっても胸にグサリとささるぐらいの正論、自分も現在の全日本とジャイアント馬場さんとどこまで向き合うのかを思っていた。
全日本プロレスという団体は創始者であるジャイアント馬場さんのカラーが濃い団体、これまで三沢光晴、武藤敬司が馬場カラーを一掃し自身のカラーへと染め上げようとしたが、三沢は全日本いるうちは馬場カラーを染め上げることは出来ないと判断し、全日本を出てNOAHを旗揚げすることで自身のカラーを出し、武藤も馬場さんの側近だった和田京平さんと渕正信を遠ざけることで全日本の自身のカラーへと染め上げようとしたが、前オーナーである白石伸生氏が武藤を追い出すために馬場さんの存在を担ぎ出したため、武藤も全日本を出てWRESTLE-1を旗揚げし、全日本は結局馬場カラーへと戻ってしまった。
現在の全日本は経営状態も含めてかなり厳しい状態、それをチャンスに変える方法とすれば王道をベースにしながらも馬場カラーから秋山準、諏訪魔カラーに染め上げること、藤田の言うには新日本プロレスも創始者であるアントニオ猪木のカラーが色濃く、ユークス体制になってからも猪木の存在に苦しんできた、結果的に猪木の方から新日本を離れ、新日本は新しい闘魂を築き始め、ブシロード体制となって一気に現在のカラーに染め上げた、NOAHも賛否を呼びながらも新日本からのテコ入れや鈴木軍の参戦で三沢カラーから新しいNOAHのカラーを染め上げることを模索し始めた。
諏訪魔vs藤田が今後どう発展するかわからない、全日本が馬場さんカラーから新しいカラーに染め上げる今がラストチャンスなのではと思う。それがどういう形で現れるか・・・ -
曙退団、最強タッグ出場チーム発表も、暗い影が差し込んだ編成に・・・
<プロレス格闘技DXより>
全日本は5日、曙が11月2日付で全日本を退団し、取締役も辞任したと発表した。曙は2005年8月のプロレス転向以来、全日本を主戦場に活躍し、2013年9月に入団と同時に取締役にも就任。三冠ヘビー級王座2度の戴冠を筆頭に、世界タッグ王座、アジアタッグ王座もそれぞれ2度獲得するなど全日本のトップレスラーに君臨した。今後はフリーとして活動することになり、全日本にも継続参戦する予定。全日本からの発表は以下の通り。
☆曙選手についてこの度、弊社所属の曙選手は11月2日付で取締役を辞任、以後フリー選手として活動する事をお知らせさせて頂きます。
また曙選手は今後も全日本プロレスに参戦予定であることを併せてお知らせ致します。
今後も曙選手並びに全日本プロレスへの、変わらぬご声援の程よろしくお願い致します☆『2015世界最強タッグ決定リーグ戦』
[出場チーム]
秋山準&大森隆男組(前年度優勝チーム)
諏訪魔&宮原健斗組
ゼウス&ボディガー組
石川修司&星誕期組
西村修&KENSO組
吉江豊&入江茂弘組
野村直矢&青柳優馬組
[試合形式及び、得点方法]
2015世界最強タッグ決定リーグ戦は、参加全7チームが11月23日後楽園大会〜12月6日大阪大会まで総当りリーグ戦、全21戦で得点を争い、最多得点チームが優勝となる
同点チームが多数の場合は、12月6日大阪大会にて優勝決定戦を行う
公式リーグ戦は全て、PWFルールによるタッグマッチ30分1本勝負
勝ち=2点、負け=0点、時間切れ引分け=1点、両軍反則・両軍リングアウト・無効試合=0点
全日本プロレスが曙の退団、取締役辞任を正式に発表した、15日の八王子大会はフリーとして参戦し、年末の最強タッグには出場を辞退した。RIZIN参戦に関しては「そういう話はあるけど、何も決まっていない」としているが、話が出ている以上決定と見ていいだろう。
そして今年の最強タッグに出場チームが発表されたが、曙の不参加でパートナーが不在となった吉江はDDTの入江を新パートナーに、そして若手の野村と青柳が大抜擢されたが、潮﨑豪の退団、曙の不参加、そしてジョー・ドーリングの年内復帰の絶望が色濃く反映された編成となった。
優勝候補は前年度覇者のワイルドバーニングと諏訪魔&宮原組、それにビッグガンズがどこまで食い込めるかだが、目玉チームが見当たらないという点では物足りなさを感じる。
最強タッグ開幕まであと18日、その間に一つ追加で目玉チームを加えて欲しいが・・・ -
三冠王座転落した曙がフリー=RIZIN参戦も全日本との関係は継続
【東京スポーツより】
全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権試合が1日、青森・弘前市の青森県武道館で行われ、挑戦者・秋山準(46)が王者・曙(46)を破り、第53代王者に輝いた。約5か月間死守した王座から陥落した曙は試合後、社長でもある秋山に格闘技マットへの再挑戦を申し入れた。曙の意向をくんで受理される模様で、全日本所属からフリーになることは確実。曙が参戦を狙うのは、年末のあの格闘技イベントなのか――。あと一歩及ばなかった。体格差で上回る曙は規格外のパワーを武器に秋山を追い詰めたが、10分過ぎに狙ったヨコヅナインパクト(パイルドライバー)を阻止されたことが、勝負の分かれ目となった。
試合後は「最後に取られるまでは攻めていたので、悔しいですよ。でもここで終わりじゃないから」と気丈に振る舞ったが、実は一方で、ある決意を固めていた。試合直後、超満員の歓声にかき消され言葉はハッキリ聞き取れなかったが、秋山に歩み寄ると、言葉を交わす。何かを真剣に訴える姿に、社長の秋山はポンと肩を叩いた。そしてこの日深夜に事態は動いた。関係者によると、曙は格闘技に挑戦するため、いったん所属を離れ、フリーになりたい意向を全日本側に伝えたという。
2013年9月に全日本の所属になってからは、中心選手として活躍してきた。だが迷いが出てきたのは今夏のことだった。3冠王座を2度戴冠し、目標だったプロレス界の“横綱”に上りつめることはできた。一方で心残りだったのが、志半ばで撤退していた格闘技のリングだった。大相撲引退直後の2003年大みそかのボブ・サップ戦で格闘技デビュー。その後は総合と立ち技のリングに挑戦したが、13戦1勝12敗と結果が残せなかった。プロレスに専念してからはその思いを封印していたが、ここにきて「リベンジしたい」気持ちが再燃したようだ。
しかし王者として団体をけん引する立場とあって“二刀流”は許されない。揺れ動く気持ちを隠すようにこの日のリングに立っていたが、王座陥落により気持ちが吹っ切れた様子だ。全日本所属のまま格闘技に挑戦することは、さまざまな問題も生じる。帝王・髙山善廣(49)も2000年8月のノア旗揚げメンバーに参加するも翌年、総合格闘技「PRIDE」に参戦するためフリーになった。テレビ局などの問題があったためで、当時の三沢光晴社長(故人)は快く総合マットに髙山を送り出し、その後もノア参戦は継続された。
全日本側も同様に曙の意思を最大限尊重し、認める方針だ。今後は15日の東京・八王子大会には出場するが、23日に後楽園ホールで開幕する暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」は欠場になる見込み。その後は格闘技との兼ね合いを考慮しながら、継続的に全日本に上がることになりそうだ。注目となる新たな戦いの場には新格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX」(12月29、31日、さいたまスーパーアリーナ)などが浮上する。曙は本紙に対して「格闘技に再挑戦? ハハハ。もう(ブランクがあって)できないですよ。いったい何を探っているんですか!?」とけむに巻いたが、9年ぶりの格闘技マット再上陸に向け準備は整った。
東京スポーツ誌上で秋山準に敗れ三冠ヘビー級王座を明け渡した曙が全日本プロレスを退団してフリーとなり、MMAへ再び挑戦することを報道した。
退団しても全日本プロレスとの関係は継続、KENSOみたいにフリーとして全日本には参戦し続けるものの、イベント名は明かさなかったものの大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN」に参戦するために、世界最強タッグ決定リーグ戦は不参加になるという。
榊原信行氏が「RIZIN」に大物プロレスラーが参戦すると予告していたが、大物レスラーとは曙のことだったということか、しかし最近になって「RIZIN」で曙vsボブ・サップの再戦が実現かという噂も出ていたことを考えると曙だったということだろう。
RIZINには高阪剛も復帰が決定し、次は曙とかなり平均年齢の高さも気になるが、曙にしても知名度の高さを考えるとまた視聴率要員か、本当にサップと再戦となると時代錯誤とも思ってしまう。
全日本青森大会で藤田和之が諏訪魔に「全員解雇」と発言したが、笑えないジョークだったとしても、曙の退団=フリーになったことを考えるとますます笑えないジョーク、曙のフリーになったことで全日本ファンもドキっとしただろうが、全日本との関係は継続なので一安心だ。 -
IGF大晦日大会に実現か!?藤田vs諏訪魔シングル対決実現に大きく前進!秋山が曙を降し三冠王座を奪取!
11月1日 全日本プロレス「特別興行 全日本プロレス チャリティー弘前大会」青森県武道館 2252人 超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○中島洋平(7分45秒 逆エビ固め)X佐藤恵一
◇第2試合◇
▼20分1本
○野村直矢(9分02秒 片エビ固め)X青柳優馬
※スピアー
◇第3試合◇
▼SUSHI復帰戦スペシャルタッグマッチ/30分1本
渕正信 ○金丸義信(15分28秒 片エビ固め)SUSHI XSUSHI☆小僧
※タッチアウト
◇第4試合◇
▼45分1本
ゼウス ボディガー ○吉江豊(18分15秒 体固め)宮原健斗 大森隆男 Xジェイク・リー
※ジャンピングボディプレス
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第38代王者]○鈴木鼓太郎(18分55秒 エビ固め)[挑戦者]X青木篤志
※三沢魂タイガードライバー
☆鼓太郎が6度目の防衛に成功
【鼓太郎の話】「今日はお客さんに背中押されたし、助けてもらいました。だからこそ、最後にその背中をみせたかった。その気持ちだけです。(9月の王道トーナメントで敗れた借りを返したが?)シングルでやられたらシングルで返さないとね。これで金丸義信倒して、ウルティモ・ドラゴン倒して、佐藤光留も倒した。青木篤志も倒した。どういうことですか? (全日本ジュニアの頂点に立ったと?)そうです。でも俺は休んでいられない。次アジアタッグが2週間後にあるんで、コンディション整えて臨まないといけない。いい意味でも悪い意味でも洋平、お前にかかってるよ。(中島も『必ず獲ります』と呼応)お前の個の力が勝敗を左右するキーになるから、しっかり頭に入れておけ」
◇第6試合◇
▼弘前大会記念スペシャルタッグマッチ/60分1本
○船木誠勝 ケンドー・カシン(15分45秒 体固め)諏訪魔 X佐藤光留
※ハイブリッドブラスター
(試合終了後)
諏訪魔「カシン、藤田連れてくるって言ったよな?」
カシン「連れてきたよ。今音楽かける」
(場内には渕のテーマ曲が流れた。誰もがあっけにとられる中、「炎のファイター・オーケストラバージョン」に曲が変わり藤田和之登場。花道から現れた藤田はエプロンに上がってリング上の諏訪魔と対峙。持参した袋の中からリングシューズを取り出した)
藤田は「シューズ持ってきてやったよ。やるか?」
諏訪魔「やってやるよ!」
(つかみかかろうとしたが、セコンド勢が両者を必死に制止。)それでも
藤田「やるよ。早くこいよ」
諏訪魔「こいよ、今すぐやってやるよ!」
藤田、諏訪魔「こいよ!」
(諏訪魔がつかみかかって藤田のシャツを引き裂いた。何とか両者が引き離される)
藤田「お前ら全員解雇だろ? なぁ。もう終わっちゃうんだろ。お前らに選択肢なんかないんだよ。リングがあって戦う相手がいたら戦うしかねぇんだよ。わかってんだったら戦え、このクソガキ! わかってるよな? 年末だ。覚えとけ!」
諏訪魔「藤田! ふざけたこと言ってんじゃねぇよ! 全日本プロレスは俺が守るんだ!」
【船木の話】「(2年4ヶ月ぶりの全日マット参戦となったが?)相変わらず(諏訪魔は)打たれ強いし、重いし、パワーあるなと思いましたよ。久しぶりだけど、久しぶりじゃない、この感覚だなと思いましたね。あとは若手がいいのいるなと思いましたね。うまく育てれば全日本も未来があると思います。カシンに関しては幻ですね。いたのかいなかったのかわからない感じです。今後、かかわりがあるのかないのかわからないけど、霧のように消えていきましたね。地元だし、声援があったんでやりやすかったです。(気になるのは今後だが?)これが線になるのか点で終わるのか、それは秋山社長の考え一つだと思います」
【諏訪魔の話】「ロクなこと言わねぇな、あいつは。変なマスコミの変な噂に何倍も話盛って。この業界の悪いとこだ。何言ってんだ、あいつは。腹立つな。どっちの体が頑丈か、それをただ競うだけなのに。なめたこと言ってんじゃねぇぞ。だから信用がねぇんだよ。リングの上だったら何でもありか?
ふざけてんな、あいつは。いいよ、俺が全日本守ってやる。ふざけてんな。腹立つよ。何が第3のリングだ。シングルやるなら殺し合いでいいじゃねぇか。まぁ、ああいうわけのわかんないことを言うのが向こうのやり方だろうし。だから信用できねぇって言うんだよ。まぁみてればわかるよ。昔、アントニオ猪木が『全日本プロレスは潰れる』って言ったのを聞いた覚えあるよ。それでも今やってんだよ。腹立つな。全日本プロレスに命かけてんだ。俺だけの問題ならいいよ。一生懸命やってる人間いるだろ。話題になればいいのか、それで? 誰も気分よくないぞ。まぁ、いいよ。何とでも言えよ。時間が経ちゃあわかるよ。とにかく11月15日、藤田を潰す。あの減らず口を叩き潰してやるよ」
【藤田の話】「いつだってやってやるよ。あのバカ大阪に来たとき、これ(私服)だっただろ。俺はちゃんとタイツとシューズ持って来たよ。何でみんなが止めるんだよ。やらせりゃいいじゃん。(11・15)両国あるよ両国。俺、本当はシングルだと思ってたんだよ。それでケリつけようと思ってた。タッグだろ。いいよ。とにかくシングルやらなきゃいけないんだ、あいつとは。シングルどこでやるんだよ? 俺はいつやるとか場所はいわねぇよ。わかってるよな。あそこでアレやるしかねぇんだよ。生半可な気持ちでやってるから全員解雇なんだろ。全日本潰れちまうよ。どうすんだよ? てめぇが腹くくったら済む話なんだよ。俺はそれ言いにきたんだ。それだけだ」
◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者/第3回王道トーナメント優勝者]○秋山準(13分16秒 片エビ固め)[第52代王者]×曙
※ランニングニー
☆曙3度目の防衛戦に失敗、秋山が第53代目王者となる
(試合終了後)
秋山「僕が全日本プロレス、そして全て引っ張ります。今日ここにお集まりいただいた皆さん、本当にありがとうございました。弘前のプロレスのチカラ実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。皆さんのおかげでこのたくさんの人が集まってくれました。これからも全日本プロレスをよろしくお願いします」
【試合後の秋山】
――2度目の三冠戴冠を果たしたが?
秋山「俺が行くって言って、ここ3ヶ月4ヶ月? ここまで来て、やっぱり気持ちで引っ張れるもんだと思ったし。みんなどういう動きをしててもいいけど、46歳の俺がもう一回、頂点に立ったのをどう思うか、それぞれ考えればいい。前チャンピオンの横綱が46。何だかんだ言ってここにある現実をわからないといけないな」
――リング上で言った通り引っ張る覚悟?
秋山「それしかないでしょう。いろんな引っ張り方があるし、試合を引っ張るのもあれば、団体全体を引っ張るのもそう。いろんな引っ張り方があると思うし、俺がチャンピオンになって何も言わないのかって。自分たちのことばかりで精一杯なら言えないだろうし、そうじゃなかったら言えるだろうし。こうやってこのベルトを巻いて、俺が三冠になったら3本のベルトをとか言ったけど、巻いてみて、過去は過去。俺が引っ張るというのであれば、このベルトを引っ張らないといけないと思うし。今から引っ張ると言って、じゃあもう一回過去と言うのもどうかと思う。このベルトに命も歴史も吹き込んでいかないといけない。俺だけじゃなく若い奴がどんどん出てきて、そいつらのためにもこのベルトの歴史も作っていかないといけない。オールドファンには申し訳ないけど。唯一、昔の三冠の凄い時代を知ってるのは俺が最後の人間かもしれない。その人間がまだメインで動けてるうちに、このベルトに命も息吹も吹き込んでいかないといけないと思ってるし、このベルトとともに頑張っていきます」
――大秋山コールだったが?
秋山「期待に応えられるようにやるだけだし、俺だけじゃなく全日本しっかり頑張ってくれということだと受け取って、俺だけじゃダメなんで全員で。今日、弘前も実行委員の皆さんが本当に頑張って入れてくれたけど、俺らの実力はそうじゃないと思ってる。正直、俺が23年いる中で今が一番底辺かもしれない。底辺なら底辺でそこから這い上がっていけばいいと思うし、ベルトを巻きましたけど、一切うれしさというより、責任感の方が感じてて、よしという気持ちになってるんでね。全員で上に上がっていきたいですね。俺だけじゃなく、選手もそうだし、社員、関係する人間が全て頑張らないといけないし。まだまだです」
【曙の話】「本物の秋山準が現れてきたんじゃない。今までの社長・秋山準じゃなくて。今日はプロレスラー・秋山準が出てきたっていう。1回目決められなくても2回目潰されても3回目もトライする、そういうとこじゃないですか。俺が悪いとかじゃないんですよ。俺も変な試合したつもりないし、スタミナも抜群だし、動きもよかったし、この通り獲られる前までは攻めてたんで。(今の気持ちは?)悔しいですよ。これで終わらないですよ。(タイミングを見て再び三冠を狙う?)もちろんそうですよ。(どう巻き返す?)やっぱり小さいところですね。最近、ヨコヅナインパクトも結構返されてるんで、そこに持っていくまで。前は河津掛けをやってからだったんで、そこに戻さないと。もう一つフィニッシュの前に大技を入れておかないと。経験の差ですね。秋山さんだって若い時から大きい人とだいぶやってるし、戦い方を知ってるんじゃないですか。(ベルトを巻いてきた5ヶ月間はどんなものだった?)ベルト自体より三冠っていうタイトルが物凄く意味があると思うし、重いし。横綱時代も綱も大事なんですけど、横綱っていうタイトルが一番大事なんで。本当、考えれば幸せな5ヶ月ですね。まだ終わってないですよ」セミでは諏訪魔が地元・青森出身の船木、カシン組と対戦。船木とは2年半ぶりの対戦となる。、試合は船木が佐藤をハイブリットブラスターで降しパンクラスの先輩としての面目を躍如するが、試合後にかねてからカシンが来場を予告していた藤田和之が現れエプロンで諏訪魔を挑発、怒った諏訪魔が藤田に襲いかかりシャツを破く暴挙を働く、両者は和田京平レフェリーやセコンドが分けたが、藤田はIGF大晦日大会での諏訪魔との一騎打ちを要求する。
諏訪魔vs藤田に関しては天龍引退興行でタッグながらも実現するが、シングルに関しては全日本とIGFが絶縁関係が継続していることから実現の可能性はかなり低かった。
しかしIGF大晦日大会はカードは2つ発表されているものの、これといって目玉カードはない、それを考えると藤田vs諏訪魔に頼らざる得なかったということか、藤田が自ら出向いたのはIGFとしては今更全日本に頭を下げるわけにはいかないという事情もあったのだろうが、藤田自ら出向いた以上全日本側も反対とは言えない。
諏訪魔vs藤田のシングル戦はアントニオ猪木などクリアすべき問題はあるが、実現へ向けて大きく前進した、あとは天龍引退興行でのタッグマッチでどうなるか次第だ。
メインは王道トーナメントを制した秋山が三冠王者の曙に挑み、秋山はショルダータックルを仕掛けても曙は弾き返し、ラリアットで場外へ吹き飛ばすと曙 はぶちかましを狙うが、秋山はかわして鉄柱に誤爆させエプロンからダイビングニー、場外DDT、エプロンに曙を固定してのギロチンニーと猛攻をかける。
秋山は串刺しニーからスリーパーで絞めあげるが、曙はチョップで反撃して場外に逃れた秋山を踏みつけ、ぶちかましで秋山と鉄柱のサンドウィッチにし、またリングに戻ろうとしてエプロンに立ったところでぶちかましで秋山を場外まで吹き飛ばす。
リングに戻った秋山はラリアットを連発するがエクスプロイダーは再三挑戦するが、全体重を浴びせられ失敗、曙は串刺しボディーアタックからエルボードロップと秋山を圧殺しチョークスラムを狙うが秋山はフロントネックロックで捕獲。しかし凌いだ曙っは張り手を浴びせ秋山はダウンする。
曙はチョークスラムからランニングボディープレスを投下しヨコヅナインパクトで勝負に出るが、秋山は必死でリバースしランニングニー、ダイビングニーと浴びせ、ランニングニーからエクスプロイダーで投げると、最後は生膝ニーリフトの連打からランニングニーを浴びせ3カウントを奪い三冠王座を奪取した。
世界ジュニアヘビー級選手権は青木がエルボー封じの腕攻めを狙うが、鼓太郎がなかなか許さないもロープ越しのアームブリーカーから左腕攻めを展開、左腕へのダイビングニーやチキンウイングアームロック、ミドルキックを繰り出していくが、鼓太郎もファンネルで反撃してブルーディスティニーを狙うも、着地した青木がドロップキック、ミサイルキックと応戦、ブレーンバスターで 持ち上げて鼓太郎をトップロープ上に載せてからのランニングニー、その体勢からブレーンバスター、フロッグスプラッシュから雪崩式ブレーンバスターを狙う。
しかし鼓太郎はディフェンサーで切り返すと場外へ逃れた青木に三沢魂エルボースイシーダ、リングに戻ってからダイビングエルボーから三沢魂タイガードライバーを狙うも青木が阻止して担ぎ上げ、鼓太郎が肩車で切り返すが、青木は前方回転して腕十字で切り返し、ショルダーアームブリーカーから雪崩式腕十字で捕獲し鼓太郎を追い詰める。
しかし鼓太郎が体を起こしてエンドレスワルツで丸め込むと、青木も頭突きかラリアット、バックドロップ、スパイラルポセイドンと畳み掛けてからアサルトポイントを狙うも鼓太郎は阻止しワン ツーエルボー、ローリングバックエルボー、ラリアットを狙う青木にボディーエルボーを打ち込んでからローリングエルボー、ランニングエルボーを打ち込む。
鼓太郎はブルーディスティニーを決めるとボディーエルボーからジャベリンを炸裂させ、最後は三沢魂タイガードライバーを決め3カウントを奪い王座を防衛した。 -
Jr.TAG BATTLE OF GLORYはEvolutionが二連覇もアジアタッグを含めて問題点を残す、世界最強タッグに向けて諏訪魔と宮原が合体!
10月23日 全日本プロレス「2015ジャイアントシリーズ」後楽園ホール 861人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼佐藤恵一デビュー戦/20分1本
○金丸義信(8分49秒 片エビ固め)×佐藤恵一
※ハリウッドスタープレス
◇第2試合◇
▼30分1本
○石川修司 星誕期 福田洋(10分49秒 エビ固め)野村直矢 青柳優馬 ×ジェイク・リー
※ランニングニーリフト
◇第3試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY公式戦/30分1本
[1勝2敗1分=3点]○鈴木鼓太郎 中島洋平(11分36秒 エビ固め)[1勝3敗=2点]×南野タケシ 卍丸
※レクイエム
◇第4試合◇
▼30分1本
諏訪魔vs宮原健斗vsゼウス
※7分08秒、無効試合
(試合終了後)
(諏訪魔は宮原を指差して握手を申し出ると、逡巡した宮原はマイクを持つ。)
宮原「おい、諏訪魔。俺はお前を下に着くつもりはない。すなわち、Evolutionに入るつもりもない。ただしだ。ただし、お前だけには興味がある。お前だけを利用させてもらう。最強タッグがあるよな? あんたと組んでやるよ(2人は警戒しながらもガッチリと握手を交わした。諏訪魔が先にリングを去って行く後楽園から開幕する最強タッグ。ドンドン面白くなりそうだな。ていうか、俺が面白くするぜ!」
【試合後の諏訪魔&宮原】
※コメントブースでにらみ合う
諏訪魔「なんだお前? 俺とやるんだろ?」
宮原「優勝してもらうぞ」
諏訪魔「優勝してみろよ?」
宮原「お前の下につくわけじゃないからな」
諏訪魔「やってみろよ、お前。ドンドン来い。かき回せよ。利用してトップに行ってみろよ」
宮原「絶対に行くからな」
諏訪魔「お前の道、行ってみろ。お前とは合わねえな。Evolutionには入れるつもりもねえし。好き勝手やれよ」宮原「好き勝手やらしてもらうよ」
※一旦宮原は去っていく
諏訪魔「いいよ。互いにパートナーがいねえんだからよ。Evolutionなんかアイツなしでもやっていけるし、アイツに俺らのチームは任せらんねえしな。とりあえず好き勝手やればいいよ。今は何かアクションを起こさなきゃ取り残される。そういう時代だと思うし、いいんじゃないの? ただ、アイツはEvolutionに入れないが、諏訪魔派には入ったもんだろ? そこは俺の考えるところだな」
※諏訪魔が去っていくと、再び宮原が姿を現す。
宮原「誤解されたくないのはアイツの下についたこと。Evolutionに入る、俺はそんなことを一切考えてない。俺は全日本プロレスを盛り上げたいんだよ。アイツと組むことは俺でさえ想像できないよ。その想像できないことで、俺がよりひとつステップアップしてやろうと思うから。諏訪魔、利用させてもらう。すなわち、最強タッグ優勝!」
◇第5試合◇
▼60分1本
曙 吉江豊 KENSO ○西村修(13分46秒 逆さ押さえ込み)秋山準 大森隆男 ×渕正信 ウルティモ・ドラゴン
◇第6試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○青木篤志 佐藤光留(21分52秒 オプジェクト)[2勝1敗1分=5点]木高イサミ ×宮本裕向
(試合終了後)
青木「正直いろんなことがあった最近ですけど、そんなものに俺らは負けていられないし、必ずどんなことがあっても前に進んでいきます。俺はうそつきじゃなく、それを実行したいです。なので今日、優勝できたのが本当にうれしいし、最後に戦った二丁拳銃、それから他に出たチームも本当に素晴らしくて、本当にきついリーグ戦だったと俺は思ってます。だけど優勝してここで止まるわけにいかないので、もっともっと全日本プロレスを面白くしていきたいと思います。誰がとは言わず、みんなで全日本プロレスを盛り上げていきたいので、今後ともこの全日本プロレスのリング、応援どうぞよろしくお願いします!」
【試合後の青木&佐藤】
――優勝候補と言われる中、厳しい戦いとなったが?
佐藤「全員優勝候補でしょ? 5チームですよ。このトーナメント、ハズレはハズレでちょっと頑張った風だったじゃないですか。それも含めたら全員優勝候補でしょ。だから、価値があるんだと思いますよ」
――優勝していないチーム同士ですでにアジアタッグ王座戦が決まっているが?
青木「それをみんな言うけどさ。じゃあ、アジアタッグって何なんだよ? ジュニアのベルトか? 違うだろ! なんでそこに争点がいくのか、俺は全然わかんねえんだよ。いろんな人に言われるよ。『なんでリーグ戦中にアジアタッグが?』って。これはジュニアのタッグの一番を決めるリーグ戦なんだよ。だったら、関係ねえじゃねえか。このリーグの優勝を懸けてんだよ。そこは別問題だ。俺はそれを一緒くたにされるのが一番嫌い。予選会をやるんだったら、ちゃんと予選会と銘打ってやるべきだよ。俺は最初っからこのリーグで優勝するのが一番の目標だってずっと言ってる」
佐藤「仮にもこの全日本プロレスで、本物のスーパーヘビーしかいない中で、やっとジュニアが後楽園のメインになったんですよ。チャンスはないんだよ。何回も何回も。年に1回しかジュニアタッグリーグはないんだよ。俺たちには1年間で、ヘビー級を見ていたらマバタキをしている間ぐらいしかチャンスがない。その時のこのトロフィーなの、優勝なの。これを青木さんと取りたかった」
青木「2人で取るのが一番の目標だったから。とにかく優勝が一番。その先はその先なので。決まったものは決まったものじゃないけど、向こうが取るのもいいし、鼓太郎たちが取ってたとしても、じゃあ、俺らが次に行くか? 行けるだろ」
佐藤「このリーグ戦で黙っていた分、俺たちは面倒臭いよ。取るってことはそういうことだから。覚悟しておけよ、どいつもこいつも。本当にみんな次々に、『未来はこうなる』ってさ。もっと今を生きようぜ」
青木「そういう風に出たおかげで面白くなったよ。俺らもやることがたくさん出てきたしさ。まあ、面白くなるから見といてよ」
――最終試合がいい試合になったのは凄く意味があると思うが?
佐藤「でも、勝たなきゃ意味ないでしょ? プロレスがどんな時代になっても、勝ち負けがなくなったら終わりですよ。いい試合だったと言ってくれるのも嫌いじゃないけどさ。でも、勝ちにいっている。勝つために体を鍛える、勝つために鉄パイプ蹴ったりとか、しなくてもいいようなことを何十時間も泣きながらやるわけでしょ。それがなくなったらプロレスは終わりですよ。全日本ジュニアのプロレスにはプロレスがたくさんあるってことですよ。だから、二丁拳銃の2人が来ても違和感なかったでしょ。来たっていう違和感はあったけど、彼らのファイトスタイルには。イサミだろうが、宮本裕向だろうが、プロレスがあったから彼らは全然ここにいても普通だったってことですよ。イサミとは昔いろいろあったけど、アイツの蹴りとか痛かったですよ」
青木「本当にいいチームと試合できて。最終的に勝てたから言えるけど、よかったかなと思います。まあ、とりあえずまだまだやっていきますんで、これからも応援してください。もう嫌なものは全部払拭して。この先にもまた嫌なことがあったとしても、全部リング上の試合で吹っ飛ばしていくんで、応援よろしくお願いします」
【試合後の宮本&イサミ】
イサミ「今日は完敗だ、完敗。何も言い訳ができないです」
宮本「全日本の壁だと思いますよ」
イサミ「ジュニアを支えてきた2人なんでしょ? 何が個の強さだって。ふざけるなよ。チームとして十分強いよ」
宮本「やられたよ。チームワークでもやられたかな」
イサミ「全日本のジュニアタッグというものをちょっと甘く考えてたかもしれないですね。俺たちより絆があるチームなんかいない、俺たちよりこのリーグ戦を楽しめるチームなんていないって思ってましたけど、いましたね」
宮本「アジアタッグを狙っているんで。このジュニアリーグ優勝をその後ろ盾にしたかったんですけど、それができなかったというのは悔しいですね」
イサミ「いよいよ後ろ盾がなくなったね。まあでも、我々2人は10年間そうやってやってきたし、後ろ盾なんてなくたって、アジアタッグを取ってやりますよ」
宮本「そうだ。底辺から上がってきたんだから」
イサミ「そうだ。日本の底辺からアジアまで行けるんだぜ? 夢のある世界だよ。これが底辺から這い上がってきた人間のプロレスだっていうのを出せれば、アジアタッグも遠くないと思います。ちょっとジュニアタッグは一発で獲れなかったんで、アジアタッグは一発で獲りたいですね」
宮本「挑戦しようよ」
イサミ「青木篤志も、悔しいかな、佐藤光留もやっぱり強かったです。だからこそ、もう1回やりたい。また這い上がりましょうよ」
宮本「這い上がりましょう。そして、アジアタッグ。それだけはベルトを奪い取ろう」
イサミ「絶対取りましょう」
2人「なぜなら…俺たちは強い!」「2015ジャイアントシリーズ」も最終戦、メインは「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」の最終公式戦、Xceedとは引き分けるも無敗を堅守したヤンキー二丁拳銃と、舎利一家に敗れた1敗のまま最終公式戦まで持ち込んだEvolutionが対戦。
事実上の優勝決定戦となった試合の先手を奪ったのはEvolution、青木がイサミの左腕にオーバーヘッドキックを放ってから佐藤と共に腕攻めを展開するが、二丁拳銃も宮本に交代してからはイサミとの連系攻撃でEvolutionを翻弄する。
イサミは佐藤の腹部に頭突きを炸裂させるが、もう一発は佐藤が読みフロントネックロックで捕獲、しかしイサミは強引に持ち上げて垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、宮本との顔面同時ドロップキックからダイビングダブルニーを投下も、かわした佐藤が腕十字で捕獲しイサミを追い詰める。
イサミは反撃して宮本に代わるも、青木が猛攻をかけダイビングボディープレスを投下しフォールを狙うが、イサミがその上にダイビングダブルニーを投下してカットに入ると、二丁拳銃が再び連系攻撃から、イサミがトペで佐藤を排除し、青木に勇脚・斬を炸裂させてから宮本がファイヤーサンダーで勝負に出るが、突き刺さる寸前で青木が着地して難を逃れる。
宮本も卍コブラ、ムーンサルトプレスと青木を攻め立てるが、カットに入った佐藤がジャンピングハイキックを炸裂さると、勝負と見た青木が宮本にスパイラルポセイドンからラリアット、そしてオプジェクトを決め3カウントを奪い、Evolutionが大逆転で二連覇の偉業を達成した。
ただ試合後のコメントでもあった通り青木が空位となっているアジアタッグ王座の扱いやリーグ戦のあり方に関して不満を露わにしたが、確かに前王者組である金丸、ウルティモ組が二丁拳銃との公式戦で敗れたことで王座を返上し誰もが優勝チームがアジアタッグ王者になるものと思われたが結局かけられず、王座はリーグ戦で引き分けたXceedと二丁拳銃で決定戦が行われる、じゃあ何のための返上かリーグ戦なのかわからなくなってくる。
Evolutionは二連覇を達成したもののリーグ戦だけでなくアジアタッグの今後の扱いに関しても問題点が残った、そういった意味では終わり良ければすべて良しとはいかないようだ。
第4試合では諏訪魔がEvolution入りを勧誘している宮原とゼウスを交えて3WAY戦で対戦、試合は場外戦から荒れゼウスが二人にイスで殴打するなど大暴れする。
リングに戻ると諏訪魔が暴れまくり宮原にラストライドを狙うが、宮原はフランケンシュタイナーで切り返すと、ゼウスが再びイスを持ち出して二人を殴打、更には制止するボンバー斎藤レフェリーをも突き飛ばしたため試合は無効試合となった。
試合後は諏訪魔と宮原が荒れ狂うゼウスを蹴散らした後で、諏訪魔が手を差し伸べると、宮原はEvolution入りではなく共闘ということで握手を交わし最強タッグにエントリーすることをアピールした。
宮原も潮﨑豪の退団、諏訪魔もジョー・ドーリングの欠場と互いにパートナー不在、だが互いにユニットのリーダーということで扱いをどうするかで問題があった、そこで諏訪魔から宮原を下と見ず五分の関係として手を差し伸べた。ヘビー級のパートナーが欲しい諏訪魔にしてみれば最大限の妥協だったと思う。
11月23日には世界最強タッグが開幕する、後日発表となるがどんな出場チームが参加するのか?後楽園大会たくさんのご来場、熱い声援、誠にありがとうございました。ぼてぢゅう presents Jr.TAG BATTLE OF GLORY優勝は2連覇達成の青木&佐藤組!次回は11.1弘前大会です!!#ajpw #プロレス pic.twitter.com/I3Lqd7THH8
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2015, 10月 23おはようございます。 昨日はたくさんの応援ありがとうございました。おかげさまで優勝する事が出来ました。 今回のリーグは良いチームばかりで。その中でも2丁拳銃は本当に凄かった。 でも、どうしても優勝したかった。 パートナー、応援してくれた皆様。 ありがとうございました!
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2015, 10月 24試合終了。全日本でのスーパーヘビー級の闘いの中で、瞬きの時間ぐらいしか許されないジュニアのタッグリーグ戦。たくさんの応援と青木隊長のアレと佐藤光留のアレで二連覇を達成しました。ありがとう!! pic.twitter.com/X0EbpALQRV
— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) 2015, 10月 23全日本プロレス後楽園ホール大会、会場でのアツいご声援&サイン会参加ありがとうございました(^^) 俺は俺の考えで…これからも上を目指しますよ! ジャイアント・シリーズ各会場たくさんのご声援ありがとうございました!! #プロレス #ajpw
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2015, 10月 23 -
全日本プロレス四条畷大会観戦記・・・潮﨑は抜けても全日本は元気です!
10月15日 全日本プロレス「2015ジャイアント・シリーズ」大阪・四條畷市立市民総合体育館サン・アリーナ25 731人超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○鈴木鼓太郎(10分53秒 片エビ固め)X青柳優馬
※ランニングエルボー
◇第2試合◇
▼30分1本
○諏訪魔(4分10秒 体固め)X中島洋平
※ラリアット→
【諏訪魔の話】「宮原はこのままじゃいつまでたってもクソガキのまま。潮崎なき今のXceedはまさに死に体だよ。このままXceedにいたら、宮原自身も賞味期限切れになるぞ。俺たちEvolutionは、潮崎にはなかった、宮原がトップへのし上がるだけのプロデュース能力があるんだ。青木、佐藤を見ろ。Evolutionに入って間違いなく己のポジションを確立したはずだ。宮原の目指すトップレスラーの礎を形作ることができるわ。今は具体的に あえて言わないけどな。とにかく宮原はEvolutionを利用すればいいんだよ。俺たちは互いを利用し合って生き残る集団だからな。宮原が最善の選択をすることを望むよ」
◇第3試合◇
▼30分1本
ゼウス ○ボディガー(14分59秒 ギブアップ)Xくいしんぼう仮面 三原一晃
※ダブルチョークスラムの体勢で
◇第4試合◇
▼30分1本
渕正信 ○宮原健斗(12分56秒 ジャーマンスープレックスホールド)大森隆男 Xジェイク・リー
◇第5試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY公式戦/30分1本
[1勝=2点]南野タケシ ○卍丸(7分55秒 体固め)[1勝1敗=2点]青木篤志 X佐藤光留
※卍落とし
【試合後の南野&卍丸】
――初戦で前年度優勝チームを破ったが?
南野「これで去年の優勝チームか? ビックリや。初戦で卍丸のパワーみせたけど、これが舎人一家の実力や。この調子でいったら優勝、そしてベルトや!」
卍丸「余裕かな。ハッキリ言って何も面白くないよ。全日ジュニア何だ? 空気か?」
南野「空気より軽いな。ヘリウムガスかメタンガスか? あいつら臭いな。このあとのシリーズ楽しみにしとけ!」
◇第6試合◇
▼60分1本
秋山準 金丸義信 ○ウルティモ・ドラゴン(10分23秒 ラ・マヒストラル)曙 KENSO X野村直矢
【曙の話】「(前哨戦3連敗で未だ白星がないが?)黒星もないし、(直接)獲られてないんでね。一番大事なのは11月1日なんで、それに調子合わせて今やってるつもり。動きも悪くないし、1対1になるとそうはいかない。1日だけを目指して体作りしてるし。(同じ相手に2回連続で負けることは許されない?)もちろん、そう。そうならないように頑張りますよ」
今回は全日本プロレス「2015ジャイアント・シリーズ」大阪・四条畷大会を観戦、自分もかつて20年も大阪に住んでいたが四条畷を訪れたには初めて、今年はまだ全日本を観戦していないということもあって観戦を決意、自家用車に乗って163号線でまっすぐ西へ生駒山を越えて1時間半、四条畷に到着した。
5時半に開場、普段プロレスが使用することがないことから観客動員がどうかなと思ったが、くいしんぼう仮面と三原の大阪プロレス勢が参戦したのもあって、用意されたイスはほとんど埋まり超満員となった。
第1試合の鼓太郎vs青柳は、鼓太郎のエルボーを封じようとしたのか青柳はアーホイップからの腕攻めで先手を奪ったかに見えたが、鼓太郎はボディーへのエルボーからボディー中心の攻めで形勢逆転、青柳もダイビングボディーアタックで反撃するがフィッシャーマンは鼓太郎は決めさせず、最期は鼓太郎はファンネル、キチンシンクからランニングエルボーで完勝。
第2試合の諏訪魔vs中島は、中島はキックで攻めるが諏訪魔は受け流し、ドロップキックで諏訪魔をやっと場外に追いやってプランチャを放つも、リングに戻っても中島のキックを全て受け流した諏訪魔はショルダー一発で流れを変えてしまう、諏訪魔のラストライドは回転エビ固めで切り返したものの、諏訪魔はパワースラムなどで攻め立て、中島のキックを受け流してエルボーやダブルチョップで鎮圧、最後はラリアットで3カウント、終わってみれば僅か4分、諏訪魔にしてみれば物足りない試合だった。
第3試合のビッグガンズvsくいしんぼう、三原は、くいしんぼうが完全にビッグガンズにビビりまくりながらも前転からポーズを決めれば、くいしんぼうに促されたボディガーや、なぜかボンバー斉藤レフェリーも前転からポーズ、腕相撲と見せかけて不意打ちを食らわし、人間ロケットの自爆の連発、三原やゼウスも加えての5人での欽ちゃんジャンプなど、お馴染みのくいしんぼうワールドで館内を沸かせる。
試合は三原が三角コーン攻撃などで孤軍奮闘するがビッグガンズの連係の前に苦戦、くいしんぼうも一応カットするが逆に追い掛け回される、それでもくいしんぼうはラ・ケブラータを発射するが落下の際に膝を鉄柵に強打、しかしビッグガンズが当たりクッション代わりとなったおかけなのか試合はなんとか続行、そして三原がビッグガンズのダブルチョークスラムでKOされると、ビッグガンズはくいしんぼうにも狙うがくいしんぼうは叩きつけられる前にギブアップという懸命な判断で試合終了、ビッグガンズが勝利を収める。
第4試合はリーが宮原に対してふてぶてしい態度、しかし試合の主役は渕、大森は容赦なく渕を攻め込み、宮原もこき使うように前面に出すものの渕はフラフラ、それでもリーにはバックドロップを決めて宮原に交代すると、宮原はリーにむかついていたのか場外戦で制裁する。
そして渕は大森に何度もボディースラムを狙うが上がらない、宮原が観客の声援を煽ると意地で2回成功させる。試合は宮原がリーを攻め込み、リーも反撃すると渕がカットに入るが大森が渕を蹴散らしてから花道へ連行するも、渕はしがみつくように大森を捕らえ、その間に宮原がブラックアウト、バイシクルキック、二段式ジャーマンで勝利を収めた。
第5試合のジュニアタッグリーグ公式戦は舎人一家の奇襲で試合開始、南野はイス攻撃などで佐藤を痛めつける、リングに戻っても舎人一家が佐藤を痛めつけて試合の主導権を握るが、青木に代わると盛り返しEvolutionは連続攻撃SEKAI-SHINから卍丸を捕らえにかかり佐藤がアンクルホールド、バックドロップで追い詰める、しかし南野がレッグラリアットでカットに入ると、舎人一家は一気に勝負に出て佐藤に集中攻撃、卍丸のジャーマンと南野のチョークスラムによる合体技を決めると、最後は卍丸はファイヤーサンダーこと卍落としを決め3カウント、試合の流れは舎人一家のペースだったがEvolutionは思わぬ星を落としてしまう。
メインの6人タッグ戦は三冠前哨戦ということもあって曙と秋山でスタートするが、野村が志願するように曙から交代を受けるも、秋山は金丸と共に場外ボディースラム、ウルティモはジャベなどで野村をかわいがり、野村の劣勢にKENSOもファンの声援を煽る、曙vs秋山の絡みは2度だけ2度目は曙はチョークスラム、秋山はエクスプロイダーを狙うが互いに未遂、それでも秋山は曙の突進をフロントハイで迎撃した後でダイビングニーを決めるが、交代した金丸は曙の巨体の前に苦しむ。
終盤に野村がウルティモをせめこむがミサイルキックは自爆すると、ウルティモはクロス式アンクルホールド、ソバットコンポで攻め込み、野村の回転エビ固めを押しつぶしたウルティモがラ・マヒストラルで3カウント、秋山はカットに入ろうとする曙の脚にローキックを放ってしっかりセーブした。
全日本観戦は10ヶ月ぶりだったが、潮﨑豪の退団の影響はしっかり吹き飛ばしているというか影響を払拭するためにそれぞれが懸命に頑張っている、大丈夫だという印象を受けた。
潮﨑が抜けても全日本は大丈夫です! -
ジュニアタッグリーグ開幕!全日本初参戦のヤンキー二丁拳銃がアジアタッグ王者を下す!
10月12日 全日本プロレス「2015ジャイアント・シリーズ」 東京・後楽園ホール 714人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○ゼウス(8分09秒 片エビ固め)Xジェイク・リー
※バイセップスエクスプロージョン
◇第2試合◇
▼20分1本
○渕正信(10分08秒 体固め)X井上雅央
※横入り式エビ固めを押し潰す
◇第3試合◇
▼30分1本
諏訪魔 ○石川修司 星誕期(9分20秒 片エビ固め)宮原健斗 XKENSO 土方隆司
※ランニングニーリフト
(試合後に西村修が登場)
西村だ「久しぶりに一緒に旅に出よう」
KENSO「KENSO、フリーだけど、この全日本プロレスのために一生懸命頑張りたい、そして西村修と最強タッグ絶対優勝したい」
【諏訪魔の話】「前回、意味深な行動をとったあいつの考えを確認するつもりだった。全日本の未来はあいつの成長なくして成り立たない。そう思ってるし、あいつも自分が上がるためにどういう選択をすればいいか考えてもらいたい。俺はあきらめないよ。あいつはかわい子ちゃんやって人気者でいようなんて甘ったるい考えは早く捨てた方がいい。Evolutionはみんなが自分のことしか考えてない。そういう奴らの集まりだから。俺の横に立って暴れ回った方がいいんじゃないか。まだまだあいつの伸びしろを俺は感じるし。(組んだ方が宮原のためになると?)今こそあいつはアクション起こすべきだと思うよ。それをみんな待ち望んでるし、全日本のみならず業界が望んでるかもしれない。今のままだと終わりだよ。派閥どうこういつも言ってるけど、波紋を起こすだけだから。小さいこと気にしなくていいよ。とにかく俺はあきらめない。もう一度(宮原との)カードを組め。(11・1弘前に藤田和之が来場することになりそうだが?)一回すかされてるからね。信用しないし、弘前で船木誠勝とやるから。俺はそこに集中する。セコンドどうこうに紛らわされたくないし、船木誠勝一本だ。(天龍プロジェクト11・15両国で)当たるんだから、その時にじっくり味わうよ。俺に言ったよな。『コスチュームで来い』って。コスチュームで来るのか、どういう格好でくるのか楽しみにしてるよ」
【試合後の石川、星誕期】
石川「誕期さんも俺と同じででかい人間と戦いたくてこのリングにきました。自分と誕期さんで最強タッグにエントリーしてもらいたいですね」
星誕期「今日証明したでしょ。俺たちがでかくて強いってことを。ぜひ(最強タッグに)出させて下さい」
石川「明るく楽しく激しいプロレス、俺と誕期さんが誰よりもみせますよ」
【試合後のKENSO、西村】
西村「全日本が今、かつてないゴタゴタ騒ぎになってますね。あまりにもたまらない気持ちになり、私はアクション起こしたわけで…」
KENSO「(遅れて戻ってきて)先生のおかげでDKは発展的解散、そしてビチッと復活することができました。ありがとうございます。最強タッグよろしくお願いします(と西村と握手してから去る)」
西村「ずっとみてましたよ、彼のことは。あんな部分でくすぶってるわけにいかないし、彼を更生させる目的もありますけど、全日本に何とか元気を持ってもらわないと。老舗団体が揺らいでるようでは…馬場さんはたぶん上で泣いていらっしゃると思いますよ。そのために私は歴史と伝統を受け継ぐ全日本を何とか立て直したい、協力したいという思いで参戦させていただきます。潮崎さんが退団したり、プロレスがブームというにもかかわらず、全日本だけ元気がない。新日本があれだけ物凄いイケイケで大ブーム。DDTも元気ある、大日本も元気ある。その中で全日本だけ元気がない。唯一の欠点。それは歴史を忘れてしまった全日本があるのかなと。そういう思いで私はいっぱいです。その部分で私は未だにドリー・ファンク・ジュニアだ、ヒロ・マツダだ、カール・ゴッチだと言ってるわけで。先祖供養というものは人間にとって一番重要で、コテコテのクラシックスタイルで優勝を目指します。今まで9割9分9厘、現代プロレスはぶつかり合いみたいになってる。それもプロレスですけど、大いにクラシック…ヒロ・マツダ戦法、ドリー・ファンク・ジュニア戦法、カール・ゴッチ戦法をミックスした私の独自の無我のスタイルを貫いて、KENSOを徹底して更生させて、そして全日本に夢と感動と勇気を。元気な全日本に再生させたいと思っております」
◇第4試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY公式戦/30分1本
[1勝=2点]青木篤志 ○佐藤光留(14分33秒 レフェリーストップ)[1敗=0点]鈴木鼓太郎 X中島洋平
※ヒールホールド
【試合後の青木&佐藤】
――Xceedシングルチャンピオン二人を破ったが?
青木「シングルのチャンピオンといっても、タッグで何も実績残してないでしょ、あいつらは」
――優勝にかける気持ちはお二人が一番強そうだが?
青木「もちろんでしょ。そこで優勝する気持ちが一番弱いと言われたら悔しいし、それは当たり前だから。それは誰もが持ってるものだから、そこで勝負するつもりはない」
――鼓太郎とは11・1弘前の世界ジュニア前哨戦となったが?
青木「いや別に。こっちの作戦だよ。本当は俺が鼓太郎を排除して2対1の状況を作ろうと思ったんだけど、逆に俺がやられて2対1の状況にさせてしまった。でも普通に考えて鼓太郎と1対1になったり、2対1になるより、中島と1対1または2対1にするのが勝つために大事だと思う。作戦は変わったけど途中でうまく分断できた」
佐藤「勝ったんですよね?」
青木「レフェリーストップ」
佐藤「何でもいいよ。腕がほしいなら腕やるよ。首がほしいなら首やるよ。足がほしいなら持っていけよ。優勝だけ。あとはいいよ」
青木「あとは本当に優勝するだけ。それしか考えてないから。以上」
◇第5試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY公式戦/30分1本
[1勝=2点]木高イサミ ○宮本裕向(23分26秒 片エビ固め)[1敗=0点]X金丸義信 ウルティモ・ドラゴン
※ファイヤーサンダー
【試合後の木高&宮本】
宮本「タッグチャンピオン、何でベルト持ってこないんだよ?」
イサミ「プライドないんじゃないか、チャンピオンサイドに」
――アジアタッグ王者を破って白星スタートとなったが?
イサミ「最高じゃないですか」
宮本「幸先いいですよ」
イサミ「あと4チーム!」
――普段とは違ってフェンスがないことに戸惑いは?
イサミ「それもアイテムの一つ。それに関しては向こうの方が長けてますよ」
宮本「不慣れなところがありましたね」
イサミ「この公式戦に我々の鉄柵の使い方をみといてください。ここから成長するから」
宮本「あと和田京平もやっぱり的確なレフェリング。あれは正直、大日本にはないね。やっぱり全日本なんだなと思いますね」
イサミ「今日で全部把握したんで。鉄柵のこともルールも全部把握した。10カウントびっくりした。(和田レフェリーに)『場外10で終わるぞ』って言われてちょっとびっくりしたけど、今日で全部わかったから、あとはこのルールで勝つことの意味ですよね。それはもちろんフェンスもあるだろうし、ルールももちろんそうだろうし、そういうルールの中で戦っていくという楽しみしかないですよ」
宮本「楽しみですね」
――大日本の北海道連戦からそのまま開幕戦を迎えたが?
イサミ「宮本さんは今日まだDNAもありますからね」
宮本「私はこれを乗り切って鉄人になります」
イサミ「明日からまた大日本の北海道に。間また抜けて全日本に来ます。別に中抜けしてきてるからって全力出してないとか思われたくない。逆ですね。そうやってオファーをしてくれた大日本もそうだし、全日本もそうだし、両方の団体を満足させることがこの日程を組んでくれた両団体に対する恩返しだと思うんで。両方とも盛り上げて、ベストコンディションで最高のものをみせますよ。それだけの自信がついたね。ただ疲労はたまってる(苦笑) これを挽回していかないと意味がないんで。悔しいのはアジアタッグ王者がベルト巻いてこなかったことかな」
宮本「もっと(ベルト挑戦を)アピールしたかったね。まぁ、まだ始まったばかりなんで頑張りましょう」
イサミ「あとは楽しんで優勝ですね」
宮本「出場選手は少ないけど、出るからには優勝しないと意味がないんでね」
イサミ「それだけお客さんも熱かった。前の試合みてたけどレベル高いし、お客さんも熱い。どんどん学んで楽しんでいきましょう。なぜなら…」
イサミ&宮本「俺たちは強い!」
イサミ「さすがに疲れてるけどな」
◇第6試合◇
▼60分1本
○秋山準 大森隆男 青柳優馬(15分29秒 片エビ固め)曙 X吉江豊 野村直矢
※リストクラッチ式エクスプロイダー
【秋山の話】「(青柳に向かって)ちゃんと聞け。的確に聞け。余計なことするな。的確に俺の言うことを聞け。(2回目の前哨戦だったが?)こういう選手の中に青柳と野村が入ってるというのはどうしてもそこに集中するだろうし。でも今日は野村がよかった。青柳お前はダメ。チャンスは一回なんだよ。なぁ。自分でいろいろ考えないといけないんだよ。ここでどうやったら自分が目立てるか、どうやったら声援集めるか。野村の勝ち、お前は負け。チャンスなんか一瞬なんだよ。俺もチャンスは一瞬かもわからない。そのチャンスを必ずものにする。今は全てモチベーションから何から…俺が負けてるのは知名度だけ。圧倒的に負けてるけど、コンディションもモチベーションも何から何まで俺の勝ち。(負ける要素はないと?)ない! (今後も前哨戦は続くが?)全部勝つつもり。というか勝つ。今日ぐらいだったら俺の勝ち。(さらに自信が深まった?)ずっと自信ありますよ。自信あったけど隠してただけで。自信なんか何十年前からある。だから上の人にもガンガン文句言ってた。今の若い奴らは自信がないんだよな。だから言えない。言ったらその責任を負わないといけないから、その覚悟もない。怖いんだよ。そういうことだよ。お前(青柳)だけじゃない。全員そうだよ。上の奴に言うのは凄い労力も精神的にも『うわっ言っちゃった』ってなるけど、そんなの気にしてたら何も言えない。そこを言ったらそこまで追いつかないといけないんだよ。お前らそれが怖いんだよ。そうしてるうちは無理だよ。何十年前から自信はありますよ。その自信にフタをしてただけで」
全日本プロレス「ジャイアント・シリーズ」、そしてジュニアタッグリーグである「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」が開幕、試合前の入場式ではみちのくプロレス出場のため今大会を欠場した南野タケシ&卍丸の舎人一家を除く4チームが登場、全日本初参戦となるヤンキー二丁拳銃が入場すると大きな歓声を呼んだ。
公式初戦は前年度覇者であるEvolutionとXceedが対戦も、序盤からEvolutionが中島を捕らえにかかるが、鼓太郎がカットに入り、ドロップキックで佐藤を場外に追いやった中島はトペを放てば、続けて鼓太郎もエルボースイシーダで追撃。
Xceedは佐藤を捕らえ、青木に交代してもXceedペースで試合が進む、しかし青木は顔面への低空フロントキック、ミサイルキックを鼓太郎に炸裂させると、鼓太郎のファンネル狙いを青木がキャッチしてロープへ振ると佐藤が鼓太郎の背中にミドルキック、そしてSEKAI-SHINを決めてから青木がラリアットを狙う。
しかし鼓太郎はボディーエルボーで迎撃すると三沢魂タイガードライバーを狙うが、青木が阻止すると鼓太郎はリバースゴリースペシャルに切り替えるが、これも青木が踏ん張ると鼓太郎は肩車にして中島がミサイルキックを放つ、ミサイルキックインパクトが決まり、鼓太郎は旋回式ツームストーンから再度三沢魂タイガードライバーを狙うが、青木は阻止し鼓太郎のローリングエルボー狙いをラリアットで迎撃してからバックドロップで投げる。
共に交代し、中島は串刺しドロップキックからダイビングフットスタンプを投下するが、佐藤がかわすとアンクルホールドで捕獲、中島が逃れてもハイキック、ソバットを浴びせ、中島もジャーマンを狙うが佐藤は再度アンクルホールドで捕獲する。
佐藤は鼓太郎を蹴散らすと中島とハイキック合戦を展開するが、中島はトラースキックを連発してからハイキックを狙う、しかし佐藤がアンクルホールドで再び捕獲するとクロスヒールホールドへ移行、中島は必死で耐えたがレフェリーがこれ以上危険と判断したため試合はストップ、Evolutionが連覇へ向けて白星発進に成功する。
ヤンキー二丁拳銃は初戦からアジアタッグ王者の金丸、ウルティモ組と対戦。金丸組は序盤から二丁拳銃を分断して先手を奪うも、場外戦で流れを変えると得意の連係で金丸を捕らえる。
劣勢となったウルティモもローキック。フライングクロスチョップ、ソバットなどで流れを変え、イサミもろともヘッドロックとヘッドシザースを同時に決めてまとめて吹き飛ばす。
交代を受けた金丸はウルティモの援護を受けて、イサミに串刺しラリアットからハリウッドスタープレスを投下するも、宮本が入ると再び合体技で金丸を翻弄、宮本はファイヤーサンダーで勝負に出るが、着地した金丸はフライングヘッドシザース、飛びつきスイングDDT、ディープインパクトと畳かかける。
共に交代しイサミがウルティモにトラースキックを放てば、ウルティモも延髄斬りで応戦、ラリアットの相打ちから再び交代、宮本が金丸にニールキックからサンダーファイヤーパワーボム、そしてムーンサルトプレスで勝負に出るが、金丸は剣山で迎撃するとラリアット、垂直落下式ブレーンバスター、ディープインパクトと畳みかけカバーする。
そこでイサミがダイビングダブルニーでカットに入るとウルティモを排除、そして宮本は金丸にオーバーヘッドキックを浴びせてからファイヤーサンダーで突き刺し3カウント、ヤンキー二丁拳銃はアジアタッグ王者組を破り白星発進に成功する。
ヘビー級戦線は潮﨑豪の退団で去就が注目される宮原は6人タッグで諏訪魔と対戦、諏訪魔は試合前から宮原にXceed離脱、Evolition入りを迫るが、宮原が拒否して試合開始。試合は石川がKENSOを降し、試合後は西村修が出現してアメリカ在住時から親交のあるKENSOにタッグ結成を要請し最強タッグ出場をアピール、石川も星誕期とのコンビで出場をアピールする。
宮原に関しては潮﨑豪は退団しても、まだXceedが解散していないだけに、諏訪魔の誘いには簡単に乗るわけには行かないが、諏訪魔もパートナーであるジョー・ドーリングの年内復帰は絶望なだけに最強タッグまでにはパートナーを探さなければいかず、焦っているのが本音なのではと思う。
メインの三冠前哨戦は秋山が吉江の体重とバックブローに苦しんだが、ジャンピングニーで打ち込むとエクスプロイダーを決め、最後は大森のスライディングアックスボンバーの援護射撃からリストクラッチ式エクスプロイダーを決め好調ぶりをアピールした。
タッグリーグ、白星スタート。鼓太郎、中島組を舐めてたわけじゃないけど。中島が前とは少し違ってた様に感じたのが予想外だった。 でも、勝てて良かった。 そして、次も勝つ!
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2015, 10月 12ジャイアントシリーズ・JrTAG Battle Of Glory開幕戦にご来場ありがとうございました。初戦敗戦。。試合後歩けない程佐藤選手にガッチリと極められたヒールホールド。でも…足は引きずっても、今日の負けは引きずらない!前を向いて次戦は名古屋! #ajpw
— 中島 洋平 (@nakajima_youhei) 2015, 10月 12全日本プロレス後楽園大会、会場での応援&サイン会参加ありがとうございました!!! 自分自身の考えは何も変わらない。 それをこのシリーズでどう動くかだ。 ジャイアント・シリーズ開幕だ!!! #プロレス #ajpw
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2015, 10月 12全日本後楽園大会でした。勝ったけどもっともっと明るく楽しく激しいプロレスをしたいし、みせたい。
— 石川修司 (@g0925union) 2015, 10月 12 -
ラストマッチを終えた潮﨑が全日本マットに別れ・・・TARUからエールをもらった諏訪魔が改めて“諏訪魔全日本”化へ推進!
10月4日 全日本プロレス「全日本プロレス秋祭り2015」東京・リサイクルセンター富商
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○井上雅央(14分53秒 逆エビ固め)X野村直矢
◇第2試合◇
▼ジェイク・リー復帰戦/20分1本
○大森隆男 青柳優馬(11分03秒 片エビ固め)佐藤光留 Xジェイク・リー
※アックスボンバー
◇第3試合◇
▼20分1本
○宮本和志(7分33秒 片エビ固め)X中島洋平
※ターメリックボンバー
◇第4試合◇
▼30分1本
○ゼウス(9分19秒 片エビ固め)X鈴木鼓太郎
※F5
◇第5試合◇
▼30分1本
諏訪魔 △青木篤志(15分01秒 両者リングアウト)TARU △“brother"YASSHI
(試合後)
TARU。「こんなとこで決着つけられるか!諏訪魔、お前ももとはといえばブードゥー。久しぶりにお前と戦えてうれしかったわ、正直言う。ブードゥーが誕生したとこやから全日本は嫌いやない。今の体制が嫌いなだけや、お前がトップ獲るならブードゥーは喜んで力貸しまっせ。今日は昔の血が騒いだやろ。もう一回、全日本をたたみ上げて、諏訪魔全日本作れや」
諏訪魔「あんたには世話になった。それは感謝してる。でも今は自分の足で歩いてる。これから諏訪魔全日本を作って盛り上げていきます」
【諏訪魔の話】「(久しぶりにVMと絡んだが?)久々の感覚だよね。何というかな。ブードゥー入って大暴れした頃、ブードゥーを抜けてチャンピオンになって苦労したことを思い出したよ。今はもう現在進行形でやらなきゃいけないことがたくさんあるわけで、思い出に浸ってる場合じゃないし。そこはしっかり自分の足で歩いていかないと。さっきも言ったけど世話になったし、この足を作ってもらったのは確かにブードゥー・マーダーズかもしれない。そういう部分では感謝してるよ。今はイチレスラーとして勝負してるわけだから、俺は全日本プロレスを盛り上げたいよね。まだまだこれからやらなきゃ行けないことがある。そういう姿勢は伝わっていくと思う。今日は収穫ありだね。(VMとの続きはありそう?)どうだろうね。でもこうやって話が消えてはまた生まれてきてるわけだから、どっかでシンクロすることはあるだろうし、目の前のことを一つ一つ戦っていくしかないよね。(TARU)予想外だよね。俺、また余計なこと言ってくるんじゃないかと思ったけど、男・TARUをぶつけてきたなと。何かしらのメッセージをぶつけてくるとは思ったけど、男を見せられるとはね。俺もこれから男をみせないといけない。藤田戦もそうだし、全日本でもやることあるから」
◇第6試合◇
潮崎豪 ○宮原健斗(19分38秒 体固め)秋山準 X金丸義信
※ブラックアウト
【潮崎の話】「今日はフリーとして全日本・黒木祭りに上がらせてもらいましたけど、自分がバーニングで全日本プロレスに上がってきて約2年半、本当にいろいろありました。いろいろありましたけど、俺にとってはいい経験でしたね。2年半とは思えない長い時間でしたね。俺はプロレスを辞めるわけじゃないし、俺が続ける限り、またリング上で合うかもしれない。それは今日当たらなかった他の選手も同じ。プロレスは夢と希望と可能性がある。それがプロレスのリング上にあると信じて前を向いて、上を向いて進んでいきたいと思います。今回ファンの皆さんには凄く心配をおかけしましたけど、これから潮崎豪をみていてください。健斗がマイクで締めたように、世界タッグを返上しましたけど、俺もあいつに負けないように頑張っていかないといけない。あいつは大丈夫だよ。今日この節目で秋山さん、金丸さんと試合できてよかった。(秋山と激しい打撃戦となったがどんなメッセージを受け取った?)頑張れよという攻撃を食らったと俺は思ってるよ。(今後はまだ白紙?)白紙というかまだ何も決まってないしね。でも俺も動かないといけないし、立ち止まってはいられないんでね。しっかりと前をみて、上をみて歩いていきます」
諏訪魔の要求通り全日本にTARUとYASSHIがブードゥー・マーダーズとして久々に参戦、かつてのメンバーである諏訪魔が青木と組んで迎え撃った、VMは負傷欠場中の拳剛をセコンドに伴って登場しマイクでEvolutionを挑発、VMが奇襲をかけて試合開始となり場外戦を展開するが、諏訪魔もTARUからイスを奪い取って殴りつけて応戦、青木もYASSHIを攻め立てるが拳剛が青きの脚をすくって妨害すると再び場外戦を展開、青木をを捕らえて倒立状態に固定するとTARUが踵落としを落とすお馴染みの攻撃を繰り出し青木を悶絶させる。
窮地を脱した青木は諏訪魔に交代、パワーでVMを圧倒しTARUにラストライドを狙うがYASSHIがカット、しかし諏訪魔はYASSHIをも蹴散らしアンクルホールドで捕獲する。
ところが今大会のプロモーターである黒木信吉氏がVMのセコンドに就いてTARUに鉄パイプを手渡すが、諏訪魔が奪い取って殴打を狙うとTARUは諏訪魔に火炎攻撃を噴射する。
EvolutonはYASSHIを捕らえて勝負に出るが、YASSHIは青木を玉砕で悶絶させるとそのまま場外戦へと突入、客席に雪崩れ込む大乱闘に発展するが、その間に場外カウント10が数えられ両者リングアウトとなった。
試合後はTARUが悪態をつきながらも諏訪魔にエールを贈り握手はせずノーサイドの姿勢を見せ、TARUから激励を受けた諏訪魔は改めて諏訪魔全日本推進をアピールした。メインは今大会をラストに全日本を去ることになった潮﨑が宮原と組み秋山、金丸組と対戦。先発に出た潮﨑は秋山にチョップを放てば秋山もエルボーで応戦、潮﨑のエルボードロップをかわした秋山はロープ際でもつれ合うと緊張が走ったがクリーンに分かれて互いに交代した。
秋山組は宮原を捕らえて試合を進めるが、再び潮﨑を対峙した秋山は秋山が「来い豪!」と絶叫して胸を突き出し、潮﨑は逆水平を放てば秋山もエルボーで応戦する打撃戦を展開、終盤でも秋山がエクスプロイダーを繰り出せば潮﨑も豪腕ラリアットで応戦するなどの攻防を繰り広げる。
試合は宮原が金丸を垂直落下式ブレーンバスターからのブラックアウトで3カウントを奪い潮﨑組が勝利、試合後は鼓太郎、中島もリングに上がってXceedが揃い、潮﨑は鼓太郎と中島とは握手をかわし、宮原とは拳を合わせ、潮﨑は四方に向かって深々と一礼し全日本マットに別れを告げた。
潮﨑の今後に関しては未定、潮﨑はプロレスTIMEにてIWGPヘビー級王座挑戦を視野に入れていると発言しているが、まだ白紙状態で10月12日新日本プロレス両国大会で内藤哲也が「仲間を連れてくる」とアピールしたことで仲間は潮﨑なのではと言われているが、現時点では9月にメキシコでアトランティスとのマスカラ戦に敗れ素顔になったラ・ソンブラが有力視されているという。
現在の新日本は全日本とは絶縁関係とはいえ、全日本が秋山体制になってからは新日本との摩擦はなく全日本退団してすぐ新日本に上げる可能性は現時点では低い、新日本に関しては内藤は別口だったことを考えると、参戦に向けての話し合いはこれからということだろう。
全日本という退路を自ら断った潮﨑、今後の動向が注目である。
9月30日で全日本プロレスを退団しました。 今回のことで関係者のみなさん、そして応援していただいたファンの皆様にはご心配・ご迷惑をおかけしました。 10月からはフリーとして前を、上を向いて進んでいきます。 よろしくお願いします。 pic.twitter.com/ykvYJ9CFPT
— 潮崎豪 (@goshiozaki54039) 2015, 10月 2