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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

専務を辞任した諏訪魔が三冠王座挑戦へ!青木のデビュー10周年で幕を閉じた2015年の全日本プロレス

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専務を辞任した諏訪魔が三冠王座挑戦へ!青木のデビュー10周年で幕を閉じた2015年の全日本プロレス

12月15日 全日本プロレス「ファン感謝デー」東京・後楽園ホール 705人

<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
中島洋平 ○青柳優馬(11分44秒 逆さ押さえ込み)SUSHI ×SUSHI☆小僧

◇第2試合◇
▼30分1本
西村修 ○土方隆司(12分58秒 足首固め)渕正信 ×佐藤恵一

◇第3試合◇
▼30分1本
○大森隆男(10分31秒 片エビ固め)×ゼウス
※アックスボンバー

◇第4試合◇
▼45分1本
○石川修司 入江茂弘(14分5秒 片エビ固め)宮原健斗 ×ジェイク・リー
※ ランニングニーリフト 
  
【試合後の石川&入江】
▼石川「なんかね、向こうは新しくチームを作って、“今風タッグ"でしたっけ? こっちを見ろっていうんだよ。どっちが希少価値が高いんだよ? 今風というのは世の中にいっぱいいるんですよ。今風だから。俺らなんて似たヤツ見たことねえよな?」
  
▼入江「たぶんそうですね」
  
▼石川「どっちが大事なんだよ? プロレス界はオンリーワンなんだよ。今風だったら、今風の中でチャンピオンになれって。今風だから持て余すみたいな感じで、ちょっとじらしてやったよね」
  
▼入江「紙テープの量、見ましたか?」
 
▼石川「俺は結構飛んだよ」
  
▼入江「ああ…(※入江はほとんど飛ばなかった)」

▼石川「でもね、向こうは新しいチームだからって勢いに乗っているかもしれないけど、うちらは大日本のタッグ王座も巻いたことがあるから。今日もいいコンビネーションを見せたでしょ? 数々の。もっといけたね?」

▼入江「全部僕が痛かったですよ」

▼石川「えっ!? ウソだろ? タッグチームなのに? 連携技なのに?」

▼入江「全部痛かったです。なんでですか?」

▼石川「50%と50%じゃないの?」

▼入江「痛いから、石川さんに任せようと思ってタッチしたのに、なんで僕にダメージを与えるんですか?」

▼石川「知らないよ。俺を締めたからでしょ? 苦しくて死んじゃうところだった。やっぱり3年ぶりに組んだからブランクありますよ。でもね、今日見て思ったんじゃないですか。石川&入江組は面白いんじゃないかってね。俺もフリーだからいろんなリングで石川修司っていうのをアピールしなきゃいけないんで。その中で入江とのタッグはありなんじゃないですか?」


▼入江「じゃあ、石川&入江タッグをいろんなところでやりましょう」

――リー選手の印象は?
▼石川「やっぱり経験かな。焦りがまだ見えるから。でも、落ち着いてやれば、素質ははっきり言って新人離れしていると思うんでね。何が凄いかって、顔もいいからね。どう思う? あれだけはうちらも負けてるから」

▼入江「顔が良くて、背が高いなら、僕たちはどうしたら…。(石川を見て)あっ、背は高いわ」

▼石川「えっ、俺の顔は…。おい、コノヤロー!」

▼入江「ちょっとちょっと…(逃げ出す)」

【試合後の宮原&リー】
▼宮原「まだまだ。今日がスタートだから。今日が新しい道へのスタートだから。負けからスタート。全然想定内だし、だからこそはじめの一歩が遠いんであって。負けも今の俺らのチームにとってはまったくマイナスじゃない。プラスでしかない」

▼リー「ずっと今日の試合も引っ張ってもらってばっかりで」

▼宮原「関係ない。明るく行こうぜ」

▼リー「今回は負け。それは認める。ここからだ、ここから。絶対に強くなっているはずだ。まだチームとしても第一戦目だし、ぎこちないけど、チームワークをドンドン出していって、次は勝つ」

▼宮原「いいよ。俺らのタッグは今風タッグだから。負けてからのスタートの方がなんか可哀想で、今風じゃない? ここからが俺らのスタートだ」

◇第5試合◇
▼ひかりTV presents 特別試合 スペシャル6人タッグマッチ/60分1本
○船木誠勝 木高イサミ 宮本裕向(19分9秒 片エビ固め)諏訪魔 佐藤光留 ×野村直矢withコードネーム「G」
※ ハイブリッドブラスター

【試合後の諏訪魔&佐藤&野村】
▼佐藤「野村! 人間性ギリギリだけど、あんだけやるんだったら、早く見せてくれよ。だったらお前のEvolution入りなんて止めねえよ。最初から見せてくれよ。こんなにギリギリで」

▼野村「ありがとうございます」

▼佐藤「ありがとうじゃねえよ。負けてんだ、お前は。でも、あれを見せてくれよ。俺相手にも、他の選手相手にも。社長でも何でもいいよ。今日一回こっきり。ファン感で来た船木さんにあんなのを見せるんだったら、毎日見せてくれよ。ギリギリだ」

▼野村「はい」

▼佐藤「Evolutionはコメント出すよ。座ってんな。やられても立て!」

▼野村「今日、Evolution最初の試合で負けたけど、ここから絶対挽回して。もう俺がいつか絶対全日本のトップに立てるように、このチームで絶対強くなってみせます」

▼佐藤「ギリギリだからもうこれでいい。お前はEvolutionに入って何がやりたいんだ?」

▼諏訪魔「お前のそんなお決まりのことなんて、誰も求めてない。何が言いたいんだ?」

▼野村「俺はGAORAのベルトがほしいです!」

▼佐藤「そっちかい! 全日本のトップを取るんだろ?」

▼野村「今、やっぱり中島洋平が持っているGAORAのベルトに俺が挑戦して。アイツに絶対勝てる自信があるから!」

▼佐藤「諏訪魔さん、どうします? このギリギリな人?」

▼諏訪魔「いいよ。じゃあ、俺が任せてやるよ。1月3日、Evolution興行でやってみろ!」

▼野村「ありがとうございます!」

▼諏訪魔「俺にもう決定権ないからね(笑) その代わり、3日は命懸けてやれよ。お前はその日、どうしようもなかったら、当然佐藤からきついお仕置きがあるから」

▼佐藤「放送コードギリギリだから。わかったな? 俺を飛び越えても、次は青木さんがいるからな。ここはギリギリだぞ。わかってんな?」

▼野村「はい」

▼諏訪魔「誰が怖いんだよ?」

▼野村「みんな怖いです!」

▼諏訪魔「特に誰だよ?」

▼野村「青木さんです!」
※野村が去っていく

▼諏訪魔「よし! (佐藤に)なんだ、お前は今日?」

▼佐藤「いやいや、おかしいでしょ。野村には頑張れ? 青木は一緒にやろう? 僕の時だけ何ヵ月も何ヵ月も。もう俺はギリギリだよ。言いたいことがここまで出てるから。ギリギリだから(横にいる)ギリーマンを連れてきたから。俺たちはいつでもギリギリだからな。ビックリするぞ。これがEvolutionかどうかもギリギリだからな」

▼諏訪魔「コイツはどうするんだよ?」

▼佐藤「ギリギリに攻めるからね。ギリギリだけど、今年もお疲れ」
※ギリーマンを連れて佐藤が去っていく

▼諏訪魔「なんだ、アイツは生意気だな。でも頼もしいよね。ああやっていろいろと仕掛けてくるというか。またひとりギリーマンというレスラーがEvolutionに誕生したから。これからまた来年も仕掛けてくるということでは賛成だね。前からいろんなところで言っているんだけど、三冠を今どうしても巻かなきゃいけないと思っている。全日本プロレスはいろんな人間が去って、ある意味、焼け野原になってる。そういう意味で、もう1回どうやれば全日本プロレスが盛り上がるか。いい方向に行くか。俺も考えてるから。分裂とかそういうのもあって、いろんなことで頑張ってきたというのはあるよ。ここからはもうリング上に専念する。俺は専務という立場を降りて、リング上に集中していく。全日本プロレス、三冠ベルトの価値を上げるという作業にどうしても入りたいんだ。またドンドンドン外にも出ているわけで、全日本プロレス、三冠ベルトという名前、それを外にどうしてもアピールしていきたい。たぶん経営どうこうをやるより…そこは社長がやればいいよ。ひとつの考えでいいんだ。だったら俺はリング上をかき回す。だから専務の職を降りる。この覚悟で行きたい。だから来年の正月。一発目で三冠に挑戦させてほしい。三冠王者・秋山準。俺の覚悟をどういう風に汲み取ってくれるかわからないけど、早急に返事がほしいね。そんな覚悟で俺はやる気だよ」

――専務は年内いっぱい?
▼諏訪魔「俺の中ではもう11月いっぱい。そういうことはもう伝えた。俺は実質、もう専務じゃないという形かな」

――取締役自体から降りた?
▼諏訪魔「もう役員は降りた。Evolutionというものの価値も当然上げていきたいし、本当にやる気のある人間と一緒にやっていきたいと思うし。今日も佐藤だって野村だって、上手くはいかないんだけど、気持ちだけはスゲエ一緒にやろうという気になっているから。ひとつになってんだよ。俺自身、まだまだレスラーとしての価値を上げていきたいよ。俺が突っ走れば、全日本プロレスだってもっと良くなると。全日本プロレスというこの船の舵は秋山準が考えて、舵を切ればいいと思うよ」

――野村選手の変化については?
▼諏訪魔「一発張り手を入れたところで見れたんじゃないですか。あそこは一番お客が待っていたことなんだろうなって思うし。やられてもいいと思うよ。玉砕覚悟でドンドンぶつかっていく。そうしたらアイツは応援されるだろうしね。いいよね、ああいう若い刺激というのは。期待してますよ」

【試合後の船木&イサミ&宮本】
▼イサミ「おかしいよ。アジアのベルトがないよ。ちょっと軽く見られているんじゃないかな? 外の人間だし、ジュニアだしっていうので。体重が軽いからって軽く見られちゃ困るんだよ」

▼宮本「立派なベルトを持っているんだから」

▼イサミ「そうだよ。日本で一番歴史のある最古のベルトを持っているんだから。頼むぜ。舐められたら困るよ」

▼宮本「船木さん、ありがとうございました」

▼船木「ありがとうございました。今日は本当に頑張ってもらったんで。(木高に)足は大丈夫ですか?」

▼イサミ「大丈夫です。朝起きれば大丈夫なんで」

▼船木「凄い近くで見たんでびっくりしました。今日来るまでどんな動きをするのかわからなかったんですけど、本隊よりも力強いですね。本隊ってどこも安心しているというか、そういう空気が流れてくるんで。特に今の時代は。どんどん取ればいいんですよ」

▼宮本「はい。ドンドン仕掛けていきます」

▼イサミ「僕らはつまらない試合したり、勝てなかったりしたら終わりですから。命懸けですよ」

▼宮本「その覚悟が本隊にはないんじゃないの? そこが僕らとの違いだと思いますよ」

▼イサミ「今日やったEvolutionは面白かったですよ。どんなにちがくても、どんなに体格で負けていても、俺たちは諏訪魔さんとやったり、船木さんと組んだりしたいんですよ。もっと面白いことをしたいんですよ。僕らからの希望はそれだけ。船木さんとアジアタッグのタイトルマッチをやってもいいです。そんなのもタッグを組んだら夢じゃなくなるでしょ? どうですか、今度はやってみるというのも面白いですよ」

▼船木「頑張りますよ」

▼イサミ「組むのも面白いし、やるのも面白いし、刺激的ですよ。やったことのない人とやるのは」

▼船木「新しい刺激ですよね。それが一番です。ありがとうございました。また」

▼宮本「ちょっと待って」

▼イサミ「船木さん、ガッツポーズだけやってもらっていいですか。なぜなら…」

▼イサミ&宮本「俺たちは強い!」

▼宮本「決まったな!」

――野村選手の印象は?
▼船木「体もあるし、元気もあるんですけど、これからです。まだまだ…まだまだですね。今日は初めてやりましたけど、まだまだです。もっと頑張らないとダメです。人が寝ている間に練習するぐらいしないと。自分らが若手の時は誰よりも多く練習して、誰よりも試合も多くやって、そうやって上にあがってきましたから。そういう気持ちがないと。Evolutionに入りました、タイツの色を変えました、髪を染めましただけじゃまだまだ。中身から変えないとダメです。中身から変えないと、周りのみんなは納得してくれてないですね。中身です。外はそれから。最近の選手は外から入ってくる人が多いですけど、まったく自分には外見は感じなかったですね。彼は未だに赤いパンツで、真っ白で、髪の毛が黒い選手にしか見えなかったです。人の倍…先輩がいない時でも自分で率先して練習して。周りの選手が寝ている時も率先して練習して。ドンドンドンドン自分で危険な場所に入っていかないと、上にはあがってこれないですね。みんなそうやって上にあがってきましたから。ただ、素質はあると思います。活かすか、殺すかは自分次第。団体云々抜きにして、自分次第ですね。誰が育てるなんて関係ないです。自分です」

◇第6試合◇
▼青木篤志デビュー10周年記念試合 くじ引き式タッグマッチ/60分1本
秋山準 ○青木篤志(10分52秒 オブジェクト)曙 ×金丸義信

(試合終了後)
秋山「本日はファン感謝デー後楽園大会、ご来場ありがとうございます。今年は皆さんにご心配、ご迷惑たくさんかけました。ですが、こうやって若い選手がドンドン伸びてきてます。来年の全日本プロレスをどうぞよろしくお願いします。今日は10周年の青木に締めてもらいます」

 青木「今日は10周年ということで、こういう試合を組んでいただいたことに感謝しています。それと同時に年末の忙しい中、この後楽園ホールに集まってくださった皆さんに感謝しています。ありがとうございます」とまず感謝の意を現した。僕は2005年の12月24日にデビューして、まだ完全に10年経ってないんですが、怪我をしないで、欠場しないで、1年ずつ必ず全部の試合に出てやるんだという気持ちをずっと持ってやってまいりました。そして自分の中で最終的な目標は10年間無欠場というものでした。もう今現在、怪我するつもりもないし、病気にならなければの話ですが、このまま行けば10年間無欠場、自分の一番の目標が達成できてると思います。これは戦ってくださった先輩方、応援してくれたファンの皆様、それから丈夫に産んでくれた両親のおかげだと思っています。全日本プロレスはまだまだ進んでいきます。これからも皆さんと一緒にいい全日本プロレスを作り上げて行けたらといいと思いますので、どうぞ来年もよろしくお願いします」

【試合後の青木】
――記念試合が無事終わったが?
▼青木「記念試合になっちゃいましたけどね」

――秋山選手との対戦は実現しなかったが?
▼青木「それがくじ引きの、自分が選んだ最大の醍醐味だったのかなと思って。まあ、思えば、まだ戦う時期じゃないのかなっていう。王道トーナメントで当たって負けて。やりたいと思ったけど、まだやる時じゃないのかなというのが正直なところで。むしろ逆に言えば、曙と金丸。全日本に出て行く、出て行っている人だから。その2人と当たったことの方が僕にとって重要な意味があるのかなっていう。これは結果論でしかないけど、組み合わせが3パターンしかなかった時点で、『俺だったらどうしてやろう?』『この組み合わせだったら誰をやってやろう?』という気持ちがずっとあったんですけど、一番当たりさわりが内容で、でも実は一番深い意味があったのは今日の組み合わせだったんじゃないかと思います」

――リング上で言っていた10周年無欠場はなかなかないケースだが?
▼青木「だと思う。一応自分の中では組んでもらった試合、発表してある試合で『すいません。今日体調が悪いんで』とか、『ちょっと怪我しちゃったんで休みます』というのは今までなかったはずです。もともと組まれてない試合は別として、それは一応ずっと自分の中で守らなきゃいけないものだと思ってやってきたので。デビューした時に28歳で、年齢もいっていて。背も低くて、体も小さくて。その中で俺は何を売りにやっていけばいいんだろうと。体の小ささを武器にするというのも手だったんだけど、自分の中であったのは『どんなにデカい人に、どんなに強い人にやられても、絶対に壊れないでいてやろう』というのがあって。それが当時、付き人をやらせてもらっていた秋山さんから、『馬場さんからの言葉として無事是名馬というのがあって、欠場しない人間が一番だ』ということを教えてもらった時に、俺の目指すところはここだと思いましたね。本当は20年、30年できて、辞める時になって『実は欠場してないんだよ』と言えたらカッコ良かったんだけど、正直10年といういい区切りだったから、ここは偉そうに言っていいのかなと思って言いました。特に強調したいというか、僕の中で言いたいのは、デビューしてから10年で怪我がない人っていうのは他にいるのかなと思って。機会があれば調べてもらいたいぐらいで。最近の人だったらいるのかなと思ってね。いたとしても、僕はここからずっと続けていくつもりですから。とにかく今日はファン感謝デーということで、僕のことよりも、こんなにいろんなことがあり続けた全日本プロレスでも応援してくれるファンの皆様がいるというのが凄くありがたくて。そこが一番。本当はお客さんに喜んでもらうんじゃなくて、僕らがお客さんを喜ばせなきゃいけないのかなというのがありましたけど、来年もまだまだやっていくつもりですんで。そこはこっちも気合いを入れてやっていきたいと思います」

――このまま無欠場で15周年、20周年を目指す?
▼青木「ここまで言っちゃったからね。それで、年明けぐらいに『やっぱり僕は痛いから休みます』って言ったら、みんなひっくり返るでしょ?(笑)それだけはしないように頑張りますけど、そのままやりたいですね。少しでもいい話題、明るい話題を作っていきたいし。確かに今の全日本にはよくない話がたくさんありすぎちゃって、何がよくて、何が悪いのか、麻痺している状態だけど。でも、みんな上を向いて頑張っているわけだから。ここはうちらも頑張っていきますし。これだけ応援してくださっているファンの人がいるわけですから、そこに甘えることなくやっていきたいですね。そのためには皆様の協力も必要かと思いますが、ぜひよろしくお願いします。来年もまだまだ全日本は頑張りますんで、応援よろしくお願いします」

【試合後の秋山】
――2015年の興行も全て終わったが?
▼秋山「さっき言ったように、今年は退団とかいろいろとファンの人にはご迷惑、ご心配をかけたと思うんですけど、その代わりと言っちゃなんだけども、そこに入ってやろうという若いヤツがドンドン出てきて。それはそれで、本当にいい形に今はなってきてると思うんで。そういう若い選手をいかに表に出せるかっていうのは僕の作業になってくると。あと、選手としては三冠ベルトを持っているんで。そのベルトを懸けていつでもやりたいなと思っています」

――諏訪魔選手が1・2後楽園での挑戦を要求しているが?
▼秋山「前から言っているように、最強タッグであいつらは結果を残しているんで。俺に拒むものは何にもないから、1月2日、年内一発目で勝負しようと」

――諏訪魔選手が専務取締役を辞任したと発言していたが・
▼秋山「俺自身も選手と専務をあの歳でやるのはちょっときついなっていう。もっともっとアイツには暴れてもらいたいなというのがあったし、アイツもそういう気持ちだろうし。協力という形はあると思うけど、暴れ回って全日本の強さというのを外に見せてもらいたい。その代わり、思いっきり暴れてくれって。中途半端はやめてくれって。そういう気持ちで辞任はOKしました」

――来年は今年のよくない流れを吹き飛ばすような明るい話題を提供したい?
▼秋山「そうですね。アイツの場合は好き勝手に暴れている方が。暴走専務というのはどうかと思うし、それこそ完全に暴走するぐらい。どこまでできるか俺はわからないけど、言ったからには思いっきり暴れてもらいたいなと思っています」

――付き人だった青木選手が10周年を迎えた。秋山選手の教えを守ってやってきたと言っていたが?
▼秋山「でも、俺は休んでいるからね(苦笑) でも、無事是名馬って言いますからね。長く怪我なく続けているっていうのは一番凄いことだと思うし、10年怪我なく続けてきたのは大したもんだと。俺も3シリーズ目に筋肉を切って休んだこともあるんで。その他はだいたいの怪我は。経過観察になった時も休まなかったし。これからもっともっと体はきつくなると思うけども、今の気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいなと。今はEvolutionで向かい合う側だけど、アイツのやってきたことはしっかり見ているし、今の全日本にはなくてはならない人間だから、しっかりと頑張ってもらいたいなと思ってます」

【試合後の曙&金丸】
――青木選手の10周年記念試合だったが?
▼曙「自分が1ヵ月プロレスを休んだのがちょっと表れていたというか。スタミナや動きは全然大丈夫でしたけど、タイミング的なもので足をすくわれたというか。(金丸に対し)すいません」

▼金丸「とんでもないです。青木はまだ10周年だと思うんで。まだまだこれからドンドン青木らしい試合をして、確立していくんじゃないかなと思うんでね。これで一緒にやっていくのは今日最後だったんで。今後どうなっていくか。また違う目で見ていきたいと思います」

――今回が所属最後の試合となったが?
▼金丸「最後に青木とできて、横綱とタッグを組めたというのがあって。秋山さんと当たれたのもね。全てある意味でくじ運がいいのかなと思いました」

▼曙「2人とも最後ですからね」

▼金丸「日本一大きなレスラーなんで。実績のある横綱と組めたのは光栄でした」

――奇しくも残る者と出て行く者の対戦となったが?
▼曙「しょうがないです。みんな頑張ればいいことあると思うんで」

――王道を立ち上げてから初めての参戦だったが?
▼曙「微妙な雰囲気でしたね、お客さんも。アウェイでした」

 ファン感謝デーが開催され、大会前にはデビュー10周年を迎えた青木の記念セレモニーが行われ、諏訪魔らEvolutionの面々が祝福するも、メインカードに関してはファンのくじ引きで選ばれ、青木は付き人だった秋山とのタッグで曙、金丸と対戦することになった。

試合は青木は曙相手にショルダータックルを仕掛けるも、曙は微動だにせず、青木は秋山に交代しようとするが、秋山は主役は青木だと言わんばかりにタッチを拒否し、青木は曙のぶちかましを食らってしまうと、曙の巨体を生かした攻撃の前には苦しむ。
その後も曙と金丸に捕まる青木だったが、曙のランニングエルボードロップをかわした青木はやっと秋山に交代、秋山は曙にダイビングニー、金丸のヤッホーボディアタックを食らってもラリアットで応戦、青木も金丸を攻め込みバックドロップを狙うが、着地した金丸がフラップジャックで反撃すると、曙がランニングボディープレス、金丸がダイビングボディープレスと猛攻をかけ、金丸はディープインパクトからタッチアウトを狙うも、青木はスパイラルポセイドンで返し、カバーに入ったところで曙がランニングボディープレスでカットに入るが金丸に誤爆する。
ここで秋山が入り金丸にエクスプロイダーで援護射撃してから、青木はフロッグスプラッシュからオブジェクトを決め3カウントを奪い、デビュー10周年を自らの勝利で飾り、試合後は青木が大会を締めくくった。

セミではEvolution入りとなった野村が諏訪魔、光留と組んで船木&ヤンキー二丁拳銃組と対戦するが、光留は予告していたコードネーム「G」ことギリースーツを纏ったギリーマンを従えて登場し、光留もギリースーツをを纏い、ブラックハーツばりに肩組んで回り入れ替え戦法を披露する。
だが試合は野村が船木のキックと関節技、二丁拳銃の連係に蹂躙される展開となり、諏訪魔がパワー、光留がキックと関節技で盛り返すが、野村が船木に張り手を浴びせると掌底で倍返しされてしまい、野村はスピアーで抵抗するも船木のハイブリッドブラスターで3カウント負けを喫してしまう。

また宮原と共闘したリーは石川、入江の巨漢コンビと対戦するも、序盤こそはリーは石川相手に正面から挑むも、中盤から失速してしまい石川組ペースとなってしまう。リーは入江にミドルキックからサイドスープレックスと攻め込んだが入江がスピアーで逆襲すると、最後は交代した石川がラリアットからランニングニーリフトを浴びせ3カウントを奪い、自己主張を始めた野村とリーだったが苦いスタートとなった。

また諏訪魔は11月いっぱいで専務取締役を辞任したことを明かし、一レスラーとして全日本を盛り上げていくことを誓った。秋山が「諏訪魔は肩書きを外したほうがいいのでは」と提言していたが、諏訪魔は敢えて受け入れたが諏訪魔自身もそのほうがやりやすいと感じていたのかもしれない。
そして諏訪魔は秋山の保持する三冠王座に挑戦を表明し秋山も受諾、1月2日の後楽園大会での選手権が決定となったが、これからの全日本を示すためには頂上対決は格好のカードでもある。

最後に今大会で金丸は全日本を去ることになったが、金丸の去就に関しては12月22日のFMW後楽園大会、23日のWrestle Dreamエディオンアリーナ大阪大会には鼓太郎と共に参戦が決定しており、23日のNOAH大田区大会に来場する可能性はなくなった。

 全日本の2015年度はひとまず終わりとなったが、諏訪魔は20日の大日本プロレス横浜大会、3日のWrestle Dreamエディオンアリーナ大阪大会には全日本勢が大挙参戦するなど、1月の後楽園大会2連戦まで貧乏ヒマなしの状態となった。

 今年に関しては後日振り返るとして、2013~2015年と激動が続いた全日本プロレス、経営も含めた諸問題を抱えながら2016年度を迎える。
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