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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

プロレス2015③ 再び訪れた全日本プロレスの最大の危機、それをチャンスと考えるのか?

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プロレス2015③ 再び訪れた全日本プロレスの最大の危機、それをチャンスと考えるのか?

 2015年の全日本プロレスは15日後楽園大会で行われた「ファン感謝デー」を持って激動の年は締めくくられたが、「ファン感謝デー」と銘打たれたのにも関わらず後楽園の観客動員は705人、「世界最強タッグリーグ」最終戦である大阪大会は社長である秋山準やゼウスの地元もあって超満員、そして開幕戦の後楽園では1077人とマークしていたが、全日本の現状を物語っているような数字だった。


 2014年7月に経営を投げ出した白石“バカ”伸生に代わり、秋山が全日本を引き継いだが、この時は白石も撤退したことでなんとかなるだろうとファンだけでなく、現体制の全日本も思っていたと思う、ただ気がかりだったのはジャイアント馬場さんの存在、秋山体制は創始者である馬場家つまり馬場元子さんの後押しがなければ誕生していなかったが、それと共に馬場カラーも受け継がなければいけない、馬場さんを担ぎ出したのは白石だったが、白石本人は馬場さんの王道などまったく受け継ぐ気はなく、自身の人気取りと武藤敬司を追い出すために利用したに過ぎなかった。


 元子さんは正直言って馬場さん大事で全日本の看板は武藤に譲り渡して時点で未練はない、しかし馬場さんとは縁もゆかりもない、まったく知らない人間である白石に勝手に馬場さんの存在を担ぎ出して、全日本の信用を貶めるような行為をするのは元子さんにしてみれば我慢できないし、白石が全日本を潰すようなことがあれば馬場さんの名前に傷がつく、元子さんが秋山体制誕生の後押し全日本の看板と馬場さんの『王道』のという錦の御旗を渡したのは元子さんにしてみればの馬場さんから直接教えを乞うた秋山だったら“馬場さんの王道がこもっている全日本プロレス”を復活させてくれるという期待もあったからなのではと思う。


 たが実際に秋山体制がスタートして秋山カラーを打ち出せたのかというと出せないまま時が過ぎてしまった、いくら馬場さんの王道をアピールしたとしても武藤体制で離れてしまった馬場全日本ファンはそう簡単には帰ってこず、武藤全日本で馴染んでしまったファンもいきなり馬場全日本に回帰では戸惑う、また白石の暴言によって離れたファンもいる、三沢光晴もNOAHを旗揚げする際には「全日本のファンより一見さんのファンを獲得したい」と脱全日本をアピールし新規のファンを獲得しようとしていた。しかし秋山体制の全日本は馬場さんの王道を前面に打ち出しすぎてしまい獲得しようにも馬場カラーが強すぎて秋山カラーがなかなか打ち出せない、藤田和之が「もうジャイアント馬場の王道はないんだよ。いつまでそこにすがり付いているのか? 馬場さんはいないんだから。自分たちの王道を作って掲げてみせろよ。」と発言したが、あながち否定できる発言ではなく、現在の全日本に言える発言だったのではと思う。


 その中で元子さんが錦の御旗である「王道」を全日本を退団した曙に譲り渡した、元子さんは全日本の現状を考え馬場さんを守るために、馬場さんと全日本プロレスを切り離した、おそらくだが現在の全日本には馬場さんの王道はない、だがそれは秋山全日本にとってで新しい王道を作り上げるチャンスなのではと思うが、チャンスだと思うのかはこれから次第でもある。

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