全日本プロレス
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Jr.BATTLE OF GLORY は鼓太郎が制覇!佐藤光留が諏訪魔に惚れてEvolution入り!
全日本プロレス「2014エキサイトシリーズ」 アクロス福岡 624人 超満員札止め
(試合後のアピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより)
◇第1試合◇
▼Jr.BATTLE OF GLORY スペシャルシングルマッチ/30分1本
○土方隆司(9分03秒 エビ固め)X佐藤光留
※フィッシャーマンバスター
◇第2試合◇
▼トリプルスレッドマッチ/30分1本
○KENSO(6分03秒 エビ固め)X井上雅央
※葉隠れ もう一人はめんそ〜れ親父
◇第3試合◇
▼Jr. BATTLE OF GLORY スペシャルタッグマッチ/30分1本
○青木篤志 SUSHI(12分34秒 アサルトポイント )ウルティモ・ドラゴン X梶トマト
◇第4試合◇
▼30分1本
○宮原健斗(13分41秒 ジャーマンスープレックスホールド)X長井満也
◇第5試合◇
▼30分1本
○秋山準 大森隆男 金丸義信(11分26秒 体固め)入江茂弘 X石井慧介 高尾蒼馬
※エクスプロイダー
(試合後にSUSHIとめんそ~れ親父の寿司親父が登場)SUSHI「(ドリフに向かって)お前ら負けたやろ。邪魔すんな。帰れ、秋山! 金丸! 俺たち寿司親父の挑戦を受けろ!」
めんそ~れ親父「俺は全日本でチャンスがほしいんだ。だからアジアタッグ挑戦させろ!」
秋山「挑戦させろって、それが人にものを頼む態度か!? お願いしますだろ!お前ら何やった? ジュニアリーグ負けただろ。何かやったか?」
SUSHI「そんなん関係あるか! 絶対お前らからベルト獲ってやる。秋山! 金丸! 俺たちの挑戦を受けろ!」
(秋山、SUSHIに張り手、SUSHIもやり返す)
秋山「お前、死ぬぞ。わかってんな!? よーし、受けてやる。死ぬからな。思い切りこい」
(秋山、金丸退場後)
SUSHI「絶対負けへんからな! 負けてたまるか!!」
めんそ〜れ親父「アジアタッグチャンピオンになって福岡に帰ってきます」
【秋山の話】「あいつ俺にビンタしたよ。わかってんな!? 負けて挑戦って前代未聞だよ。でもあいつ、俺にビンタできたな。ビンタやったからには、どうなるかわかってるな。マル(金丸)あとはセットアップしとけ」
【金丸の話】「あんな結果も残してないのに挑戦したいってチャレンジャーいないからびっくりですよ。パートナーも口では物凄いパートナー連れてくると言ってたけど、あれですからね。秋山さんにビンタした時点で終わってますよ。やるなら今までやってきたことをみせて、恐ろしさを味わわせてやりたい。(寿司親父については?)今日、言った勢いだけはいいんじゃないですか。試合をみても結果も出せてないし、昨日は(SUSHIが)高尾に負けてたでしょ。まぁ、秋山さんはそういう気持ちでいくんだろうから、自分も秋山さんの様子をみて合わせていきたい」
◇第6試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[第66代王者組]諏訪魔 ○ジョー・ドーリング(19分35秒 片エビ固め)[挑戦者組]曙 X吉江豊
※デスバレーボム
☆諏訪魔&ドーリングが2度目の防衛に成功
(試合後)
諏訪魔「世界タッグV2達成しました!ここで皆さんに、そして今日試合を休んでる、だらしないXceedリーダーの潮崎に一言。俺たちEvolutionがユニットナンバー1の座をかけて、いろいろ勝負をかけていきたいと思います」
(光留登場)
光留。「こんな時に申し訳ないですが、逃げも隠れもしない。僕に一言言わせて下さい、いろいろあっても全日本に上がり続けているのは、諏訪魔さんの男気に惚れたからです。これからもいろいろあると思いますが、正直今日も負けてるけど、あなたの男気に全身全霊で応えていきたい。これからも諏訪魔さんとエボリューション(進化)していきたいと思ってます!」
諏訪魔「わかった。一緒にやっていこう。これからEvolution、ユニットナンバー1目指して頑張ります。みんな俺についてこい!」【試合後の諏訪魔&ドーリング、佐藤】
▼ドーリング「俺たちは誰よりも凄くて、誰よりも強くて、誰よりも速い。俺たちがナンバー1タッグチームだ。誰も俺たちを止めることはできない」▼諏訪魔「(ドーリングが缶ビールを手にすると)飲みたいのか? じゃあ乾杯するか」
▼佐藤「日本…いや、世界ナンバー1タッグチームのEvolution、世界タッグ防衛に乾杯!」
※乾杯後
▼諏訪魔「佐藤がEvolutionに入った。あんな立派なこと言われたら、認めるのが男ってもんだ。これから厳しい戦いになるだろうけど、俺たちタッグチームとしてはやり尽くしてる。次はユニットだ。今日休んでるだらしない潮崎。だったら俺が全日本の中心にいく。強い奴が勝ち残って、団体を引っ張っていく。次、ユニットとしてプロデュースとかいろんな勝負を潮崎とやっていきたい。これからどんどんEvolution、諏訪魔派だ。派閥闘争だよ。強い奴はこっちにこい。ベルト総獲りだ。今回のEvolutionのテーマだ。全員がベルトを巻く。佐藤はアジア、ジュニア。ジョーは三冠を絶対に巻かす。それが俺らの大義名分だから。絶対やっていく」
※諏訪魔&ドーリングが去ると
▼佐藤「人が下手に出てたら…何年選手だ? 俺は2000年デビューだぞ。ジョーも年下だぞ。プロレス、総合のキャリアが長い俺がEvolutionを引っ張っていく。諏訪魔さんの男気に惚れて、あのチームとはやりたくない、一緒に戦いたい。まぁ僕がいりゃあ安泰ですよ」
◇第7試合◇
▼Jr. BATTLE OF GLORY優勝決定戦/時間無制限1本
[Aブロック1位]○鈴木鼓太郎(18分45秒 エビ固め)[Bブロック1位]X望月成晃
※三沢魂タイガードライバー
☆鼓太郎が優勝
(試合後)
鼓太郎「チャンピオン、ウルティモ・ドラゴン! みてんだろ。出てこいよ」
(ウルティモ登場)
鼓太郎「2月23日、沖縄の挑戦者、俺で文句ないよな」
ウルティモ「鼓太郎、まずは優勝おめでとう。これだけ凄ぇメンバーの中でお前が優勝して、本当に凄ぇと思う。俺はお前に大阪で負けてる。ただ、二度負ける気はないけどな。23日、沖縄、俺とお前でジュニアのベルトかけた真剣勝負だ」
(鼓太郎と握手をかわす
鼓太郎「全日本ジュニアのベルトは俺が必ず全日本に持って帰ります。そして俺が全日本ジュニアを盛り上げていきます」
【鼓太郎の話】「(望月は)44歳でしたっけ? 40代で元気は困りますね。蹴りは重いし。でも俺にとって大きな経験になりますね。最も強いのを決めるリーグ戦なわけで、俺が最後立ってたわけで、これはベルト獲らないと周りが納得しないでしょう。獲ってから青木に借りを返そうかなと。(公式戦で勝利しているウルティモ攻略の手応えは?)前に言った通り強さは感じてない。うまさは十二分に感じてるけど、そこさえ気をつければ負けない。チャンピオン含めてのリーグ戦ですからね。それを勝ち抜いたのは大きい。負けるとはこれっぽっちも思ってません。これ以上40代に立ちふさがられても困るし、俺らが引っ張っていかないと。俺、Xceedが全日本を引っ張っていきます。(舞台となる沖縄での思い出は?)去年、上がったのが初めて。凄い広い会場でお客さんがいっぱい入ってて、昭和の全盛期を思い出すような会場だった印象があるんで、またあのような会場でタイトルマッチできるのであればワクワクするし、俺がベルト巻けたら凄く気持ちいいですね。(これまでタッグの印象が強かったが?)それは全日本に上がり始めて、アジアタッグを持ちながらシングルで動くのは難しいし、持ってるベルトを大事にしたいから集中してた。青木もああなったし、個人として結果を出すいいチャンスに恵まれたかなと思いますね」
Jr. BATTLE OF GLORYの決勝に進出したのは鼓太郎と望月、試合の先手を奪ったのは鼓太郎、場外戦で望月のキックを鉄柱に誤爆させると足攻めを展開するが、望月は早くも三角蹴りを炸裂させると首攻めを展開する。鼓太郎はピットからファンネル、アクシズ、三沢魂エルボースイシーダと攻勢に出るが、望月もランニングローキックなどキックで応戦、鼓太郎はエンドレスワルツ、ランニングエルボー、ローリングエルボーと繰り出すが、望月は顔面ソバットからツイスターで突き刺すも、真最強ハイキックからの三角蹴りは鼓太郎がドロップキックで迎撃、鼓太郎は三沢魂ローリングエルボー、エルボーコンポと畳み掛けた後でブルーディスティニー、三沢魂タイガードライバーで3カウントを奪いJr. BATTLE OF GLORYを制覇、23日の沖縄大会でウルティモが保持する世界ジュニア王座への挑戦を決めた。鼓太郎は8日の大阪での公式戦でウルティモを破っていることから、次期挑戦者としては妥当といったところ、青木とのコンビを解消しシングルでの戦いとなった鼓太郎はウルティモを破り新時代を築けるか?
セミの世界タッグ選手権は序盤は4選手が肉弾戦を展開するも、諏訪魔の低空エルボーが吉江の左足にさせると吉江は失速、足攻めでEvolutionが先手を奪い挑戦者組を分断する。挑戦者組はやっと諏訪魔を捕らえて重爆攻勢を浴びせるが、Evolutionがまたしても挑戦者組を分断するとドーリングが吉江にデスバレーボムで3カウントを奪い完勝で王座を防衛、試合後はかねてからEvolution入りをアピールしていた光留が諏訪魔に直訴すると、今まで頑な態度を取っていた諏訪魔が一転快諾してEvolution入りとなった。またSUSHI、めんそーれ親父の寿司親父もアジアタッグ王座への挑戦を表明し秋山が制裁を予告して挑戦を受諾した。
敗れた曙は23日の沖縄大会では三冠王座をかけて潮崎豪と対戦するが、肝心の潮崎がインフルエンザで欠場中、体調面を考えると曙が有利だが…PR -
全日本が大阪で大勝負!チャンカン決勝戦はボディーメーカーコロシアムの大ホールで開催へ2月8日 全日本プロレス「2014エキサイトシリーズ」 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場 791人超満員札止め
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼Jr.BATTLE OF GLORY Bブロック公式戦/30分1本
[1勝1敗=2点]○金丸義信(9分10秒 片エビ固め)[1敗=0点]X高尾蒼馬
※タッチアウト
◇第2試合◇
▼30分1本
○めんそ〜れ親父(6分10秒 エビ固め)X井上雅央
※横入り式エビ固めを押し潰す
◇第3試合◇
▼30分1本
石井慧介(7分52秒 無効試合)青木篤志
【青木の話】「(独り立ち宣言から初戦となったが?)一人でやって結果を出すのが俺のやりたいことなのに水を指す奴がいるからね。会社がシングル組んでくれてるのに、俺のやりたいことを邪魔するのは気に入らないね。何かしら決着はしっかりつけたいと思うし、大阪の人にいい試合をみせたかったけど、変な奴きちゃったから申し訳ない。(KENSOからの勧誘もしつこく続いているが?)去年も誘われて、音沙汰なくなったけど、またこうやって来るんなら、俺は俺でいろいろ考えなきゃいけない。KENSOのやってることの目的って何なの? 俺を勧誘すること? ちっちゃくねぇ? 目的がなかったら入るも入らないもないだろ。やっぱりベルト独占とか全員潰してやるとか、そういうものがないとさ。(ビジョンを明確にしろと?)そこからだろ。考える余地も今ないじゃない。入ってどうなるんだよ。意味がわからない。そういうことだ。KENSOのチームの何もないところ。そこが最大の問題だよ。ただ反則やってるだけのチームなら魅力はない。そんなこと俺が気にするアレもないけど」
◇第4試合◇
▼30分1本
○KENSO 長井満也(11分35秒 片エビ固め)SUSHI X土方隆司
※葉隠れ
◇第5試合◇
▼Jr.BATTLE OF GLORY Bブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○望月成晃(10分40秒 片エビ固め)[1敗=0点]X佐藤光留
※真・最強ハイキック
【望月の話】「(実力者の佐藤を破って2連勝だが?)実力者っていうか一番やりたいようでやりたくないようで、やったら楽しい選手だね。3回目だけど、いつも紙一重、痛みの我慢比べ。友達にはなりたくねぇけど、ああいう奴は勝手に燃えるよね。あいつ、いくつかわからないけど、15ぐらい若返ったよ。最初の張り手で火がついた。新幹線の移動で疲れてるけど、あの張り手でアドレナリンが出た。あの張り手がなかったら火がつかないで負けてたかもしれない。あれがあいつの持ち味だろうし、火をつけて散るのが本望なら、いくらでもあいつを散らしてやるから。まだまだ何回でもやってやるよ。次は3年後ぐらいで。47になるからわからないけど。(佐藤の成長を感じた?)成長というか、俺がDRAGON GATEでやってるような、それこそ全日本で行われてるような純ヘビー級のプロレスとはもともと一線を画した部分があるから。何かその分、俺がちょっとキャリアで意地になってるだけで、技術は申し分bないし、いつも冷や冷や。関節一辺倒ならあいつが有利だし、あいつは打撃で俺を倒したいんだろうね。技術に関してはもともと凄いもの持ってる。あいつは打撃を避けない、やるかやられるかの逃げないスタイルだから、たまたまこういう結果になってる。言い方を変えれば、最初に当たったのが何年前かわからないけど、変わらない、素晴らしい技術、強さを持ってる。他の人が入った6人タッグとかなら違う成長の度合いが見えたんだろうけど、今日はしばき合いにきたからね」
◇第6試合◇
▼三冠選手権前哨戦/30分1本
○曙 吉江豊 入江茂弘(15分13秒 体固め)潮崎豪 X宮原健斗
梶トマト
※ヨコヅナインパクト
◇第7試合◇
▼Jr.BATTLE OF GLORY Aブロック公式戦/30分1本
[1勝1敗=2点]○鈴木鼓太郎(15分05秒 エビ固め)[1敗=0点]Xウルティモ・ドラゴン
※三沢魂タイガードライバー
【鼓太郎の話】「言ったとおり物凄くうまい。オーラもある。でも今の俺に負けは許されない。今はリーグ戦中、相手がチャンピオンだろうとね。このまま残り2試合勝てば。あとは青木次第か。今できることを全力でやります。(開幕戦の黒星を払拭できた?)あれはあれ。忘れるわけにいかないし、しっかり返さないといけない。今日はリーグ戦の中の1試合だけど、チャンピオンから獲った。チャンピオンは負けちゃいけない。そこはしっかり頭に入れてもらわないと。俺が優勝して文句言わさない形でベルトに挑戦します」
◇第8試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[第66代王者組]○諏訪魔 ジョー・ドーリング(25分01秒 体固め)[挑戦者組]
秋山準 X大森隆男
※ラストライド
☆諏訪魔&ドーリングが初防衛に成功
(試合後に観客席で観戦していた曙、吉江が登場)
曙「チャンピオン、防衛おめでとうございます。俺らの試合みててくれましたか?5冠になるために吉江さんと組んだんだ。挑戦受けてくれますか!?」
吉江「チャンピオンだったら受け止めてくれる気持ちがあると思いますよ。いい返事待ってます」
諏訪魔「じゃあ今シリーズ最終戦、博多でやりましょう。誰とやってもEvolutionが一番強い。これからも大阪、Evolutionが盛り上げていきます」
〈バックステージにて〉
【諏訪魔の話】「(ビールで乾杯後)うまい。染み渡るね。(厳しい戦いになったが?)厳しい戦いだったね。ただ俺ら、大阪で最強タッグ優勝してるしね。そう簡単に負けるわけないんだよ。もし向こうがキャリア的なこと言っても、俺らもそれなりに長くやってきてるんだ。たぶん意地が勝ったんだ。(最強タッグ唯一の汚点を払拭したが?)スッキリした。これでEvolutionという確固とした地位を築いていきたい。そう思うね。まだまだやりたいことがあるんだよ、一つ。それは今度の曙&吉江組、そこは絶対勝って、3月からまたちょっとした考えがあるんだよ。(大森に負けたらワイルド封印を要求していたが?)今日やってみて、ワイルドってものは、とりあえず今日、俺は認める。いいよ、好き勝手やってろ。納得いくまで。いいんだよ。とことん納得するまでやってもらって。ワイルドは頑固だな。俺はそこに付き合ってる場合じゃないんだ。もっと壮大なことを考えてる。(大森は)そこに固執してやってればいいんだ。(曙&吉江の挑戦を受諾したが?)重い相手には俺らのパワーが一番出しやすいとこなんじゃないの。ジョーが担いで、俺がバックドロップでぶん投げて…競演だな」
【ドーリングの話】「俺たちがナンバー1タッグチーム。誰も止められないんだ」
全日本プロレス大阪大会のメインは諏訪魔、ドーリングのEvolutionが保持する世界タッグ王座に世界最強タッグでは引き分け、アジアタッグを長期にわたって保持した秋山、大森が挑戦。試合はEvolutionが巧みなタッチワークで秋山組を分断するが、場外戦で秋山組が連係で反撃し大森もイスで諏訪魔を殴打するが、Evolutionもパワーで跳ね除けリードを許さない。諏訪魔がフライングショルダーを発射するが秋山はランニングニーで迎撃してエクスプロイダーを連発するも諏訪魔もジャーマンで応戦、Evolutionは大森を捕らえて集中砲火を浴びせると諏訪魔は大森にバックドロップからラストライド、ドーリングはカットに入った秋山を捕らえてレボリューションボムを狙う。だが大森はアックスギロチンドライバー、秋山はフロントネックロックで返すと、秋山組が諏訪魔を捕らえて、秋山のランニングニーの援護を受けた大森がスライディング式アックスボンバーを炸裂させる。しかし大森のアックスボンバーを諏訪魔がラリアットで迎撃するとドーリングと共に集中砲火を浴びせ、最後は諏訪魔がバックドロップからラストライドで3カウントを奪い王座を防衛。試合後は曙、吉江組が挑戦を表明し最終戦の博多大会での選手権が決定した。
ジュニアリーグは鼓太郎がウルティモと対戦し三沢魂タイガードライバーを解禁して勝利、望月は光留と対戦して真・最強ハイキックで勝利を収めた。第3試合ではXceedから離脱し一匹狼となった青木が石井と対戦するが試合中にKENSOと長井のDK軍が乱入して試合をぶち壊し、青木を勧誘するも、青木はダメ出しして拒絶した。
最後に休憩前に重大発表を行いチャンピオンカーニバル決勝戦を4月27日、大阪ボディーメーカーコロシアム大ホールで開催することを発表した。全日本も最強タッグ最終戦に続いて今回もボディーメーカーコロシアム第二競技場大会は超満員札止め、成果を出して久々に大ホールに進出となったのだろうが、発表されたときは驚きが半分、不安も半分というのが本音だった。また大会場を使用するとなると今年のチャンカンは大物選手の参戦が不可欠、いくら白石伸生オーナーが鎖国を唱えようが、現在の所属選手だけではボディーメーカーコロシアムの大ホールに観客を集めるのは難しい。新日本プロレスの地盤である大阪で全日本プロレスがどこまでやれるか…世界タッグ戦V1達成! かなり厳しいギリギリの戦いになったが、 意地だけで勝ったよ。 ワイルド封印と言ったが、 あれだけ自分が追い込まれ またラリアット何発も打ち込んでも 倒れず、 睨み返され バックドロップでぶん投げても... http://t.co/64mKDzqEQp
— 諏訪魔 (@suwama_H2) 2014, 2月 8全日札止め出たじゃん。これは嬉しい。 諏訪魔も防衛成功でタッグ戦線も活性化すると良いな。 #ajpw
— きーろっく (@sas_keylock) 2014, 2月 8最強タッグに続き、チャンピオンカーニバル最終戦も大阪か…。一句、、、大阪に 重き置いたか 全日本 やっぱり行こうかな~ww #ajpw
— M26号 (@ma04kam24) 2014, 2月 8 -
青木篤志が鈴木鼓太郎から勝利で独立宣言・・・分かれても全日本の中心はバーニング!
2月5日 全日本プロレス「2014エキサイト・シリーズ」 後楽園ホール 936人
(試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより)
◇第1試合◇
▼20分1本
○佐藤光留 土方隆司(6分56秒 逆エビ固め)入江茂弘 X高尾蒼馬
◇第2試合◇
▼Jr.BATTLE OF GLORY Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ウルティモ・ドラゴン(8分14秒 片エビ固め)[1敗=0点]X梶トマト
※アサイDDT
◇第3試合◇
▼30分1本
○西村修 井上雅央(10分03秒 反則)XKENSO 長井満也
※レフェリー暴行
◇第4試合◇
▼三冠ヘビー級選手権前哨戦/60分1本
○潮崎豪 宮原健斗(11分30秒 体固め)X曙 吉江豊
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「(王者から直接ピンフォールを奪ったが?)早い時間帯で決められたんでね。横綱は早い時間のほうがより強いはずだから、長期戦に持ち込んでスタミナを奪っていくことも考えてた。でも、早い時間、しかもタッグで決められたってことは、これ以上の追い風はないですね。(改良型ゴーフラッシャーの手応えは?)あの曙にゴーフラッシャーを決められた。以前と比べて体重移動の持っていき方が大体つかめた。これで決められたのは自信になったけど、俺自身、欲深い人間なんでね。今日で向こうにも免疫ができたかもしれないけど、沖縄まで時間があるし、より磨きをかけていきたい」
【曙の話】「(序盤は調子が良さそうだったが?)いやもう、絶好調でしたよ。神戸でも言ったんですけど、この2人が組んだらとんでもないです。名前を出して失礼なんですけど、浜がいなくなってから目指していたプロレスなんで。やっと吉江さんというバッチリ合うパートナーが現れて。調子がよすぎて、調子に乗りすぎた。(足を痛めたのはボディスプラッシュで?)スプラッシュにいった時に捻ったんですね。もう熱くなりすぎて。それだけ調子がよくて、動きに体が耐えられない。まあ、オフがあるんで。ゆっくりアイシングしてまた土曜日から働いていきますよ。(それでも笑顔が見られるが?)勝負には負けたけど、試合内容は負けてませんよ。沖縄で三冠があるんで、それに合わせてやっているんで。ここで勝ってもしょうがないですよ。(吉江というパートナーが見つかって五冠王も見えてきた?)このチームはジュニアも狙ってますからね。リーグ戦にも出ますよ(笑) まだ吉江選手とは組んだばかりなので、回数を増やしたらとんでもないチームになります」◇第5試合◇
▼世界タッグ選手権前哨戦/45分1本
秋山準 ○大森隆男 石井慧介(8分54秒 片エビ固め)X諏訪魔 ジョー・ドーリング SUSHI
※アックスボンバー【大森の話】「おい、ラストレボリューション。お前らが俺たちの前に立ちふさがるなら、お前らをかき分けて、何が何でも世界タッグのベルト、獲りにいくぞ。前哨戦は今日だけなんだよ。絶対にもらうぞ。大阪が終わったら俺たちの腰にベルトが輝いてる。(タイツが黒に戻ったが?)深い意味はない。たまたまだ」
【秋山の話】「(手応えは深まった?)手応えも何も勝ったんだから。獲りにいくよ。大阪では俺と大森で勝って、大森&秋山ここにありっていうのを見せるよ」
【石井の話】「今日は憧れの秋山さん、大森さんと組めて夢のようでした。この調子で諏訪魔さん、ジョーさんに勝ってもらえたらと思います」【諏訪魔の話】「何がワイルドだ。ワイルドなんてやめちまえよ。チクショウ。いいよ、俺の主張は変わらず。世界タッグで俺らが勝ったら、ワイルドってものは没収だ。取り消し。その意志は変わってないよ。1回ぐらい勝たせてやったっていいよ。本番で勝てばいいんだから。今日で出し切っただろ?」
◇第6試合◇
▼Jr.BATTLE OF GLORY Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○青木篤志(19分09秒 雪崩式腕ひしぎ逆十字固め )[1敗=0点]X鈴木鼓太郎<試合後>
青木「いつまでも金丸や鈴木鼓太郎の後ろをついていくつもりはない。俺もシングルのベルトがほしいんだ!そのためにXceedから抜ける! これからはひとりでやっていく!」
(KENSOと長井が登場)
KENSO「気色悪い奴らの前でハッキリしろ」
青木「俺が入ったら面白いかな?(館内は微妙な反応)この反応を聴いたらどっちもどっちだろ!俺はひとりでやるつもりだ。俺の邪魔をするな」
【青木の話】「俺の中でシングルどうしてもほしいわけで、勝ったから言うわけじゃなく、今年の目標としてシングル言ってきた。ウルティモ・ドラゴンに負けて、すぐこのリーグ戦があって、これに勝ってもう一回いかないと。だから負けられないし、出てきたKENSO、あいつらのチームに付き合ってる暇はない。俺は一人でやるって決めたんだ。俺が負けて弱いから一人になるんじゃなく、勝って、いい形で一人でと言えた。これを大事にしたいし、お客さんの期待に応えたい。とにかく俺の決意は固い。シングル、タッグも一人で勝つぐらいのつもりで。いつまでもバーニング、Xceedでやってるわけにいかない。殻を破ってこそ、青木篤志が確立されると思ってるんで。お客さんの声もマスコミの声も気にしない。文句言われても構わない。(対鼓太郎初勝利?)ここ数年、シングルでやった記憶がない。もしかしたら勝ったことあるかもしれないけど、今日勝ったのが一番だし、リーグ戦も独り立ちも完璧なスタートになった。ここは心地よくやっていきたい」
【鼓太郎の話】「(青木がXceed脱退を宣言したが?)それは青木が考えて考えて、考え抜いたんだろうから、それを別に邪魔する気はないし、『ふざけんな』と思う気持ちはないし。でもこれからは、Xceedを離れて、対角に立つ相手になるわけだからね。そこは容赦しないで行きますけど、今日は…言い訳はないです。負けました。強かった。でも、このリーグ戦はチャンピオンが出ている、全日本ジュニアが全員出ている、ジュニアの最強が決まるリーグ戦だと思ってます。それにおまけで世界ジュニアへの挑戦がついてくるんじゃないかと思ってますんで。今日はタップしましたけど、プライドを捨ててタップしたわけで、その見返りは俺の優勝です。久々に青木とやれてよかったですよ」
◇第7試合◇
▼Jr.BATTLE OF GLORY Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○望月成晃(14分04秒 首固め)[1敗=0点]X金丸義信
<試合後>
望月「後楽園ホールの全日本プロレスファンの皆さん、こんばんは!大本命の金丸義信に勝ったぞ! このまま俺が全勝で優勝してやるから楽しみにしとけよ!楽しみついでに、明日、後楽園ホールではDRAGON GATEの大会も行われます! お時間のある人は明日も後楽園ホールにお越し下さい」
【望月の話】「これは大きい1勝だね。こうなったら全勝優勝…とか言ってるとつまづくからな。全勝優勝できる条件が揃ったってことだ。優勝したらどうしようかな。よし、優勝しても世界ジュニアに挑戦しないでドラゴンゲートに帰るわ。それも面白ぇんじゃねえか? 金丸選手。俺と同じくらいのキャリアが、俺のほうが少し長いのかな。うまかったよ。でも、散々ツイスターとタッチアウトの対決…と思わせといた俺の作戦勝ちだよ。あそこまでツイスターやったら、最後はタッチアウトで決めようとすると思ってた。まんまとそこを突けた。もっとガッチリやりたかったけど、これはリーグ戦だから。勝たないとしょうがないし、体力も温存しないといけない。まぁ、今度当たる機会があったら金丸選手とガッチリやってみたいね」【金丸の話】「(最後の最後で切り返されてしまったが?)まさかああいう風に来ると思ってなかったんで。気のゆるみが最後に出たかなと。あんなことをやってくるイメージはなかったんで。蹴りでガンガン来るんだろうなというイメージだったから。最後は追い込んでたけど。まあ、まだ残りがあるんで。まだ初戦だし、残りは全部勝って、必ず優勝します。(望月の印象は?)DRAGON GATEという団体では一番年齢が上なんですよね? やっぱり年齢のわりには体も軽し動いていて、コンディションも常にいいんじゃないかなと思いましたね。それがあったからこそこういう結果になったわけだし、自信がなければリングに上がってこないと思うんで。でも、まだまだ俺に勝ったからって、そう簡単には上に行けないから。全日本プロレスのジュニアの中ではね。(次戦は2・8大阪での高尾戦となるが?)もう1つも落とせないんで。しっかりとキャリアの差を見せつけて勝ちますよ。アイツが今までやってきたことと、俺が今までやってきたことの差というものをしっかりと出してやろうかと思いますよ」
全日本のジュニアリーグ「Jr.BATTLE OF GLORY」が開幕、セミでは1月26日神戸大会で鼓太郎を突いてタッグ解消をアピールした青木が鼓太郎と対戦。試合は青木が場外戦でパイプイスを踏み台にして鉄柵の上に立っての雪崩式ブレーンバスターで敢行すると徹底した背中攻めで先手を奪い、鼓太郎のエルボーのラリーも頭突きを浴びせてペースを狂わせる。鼓太郎はピットで反撃しアクシズ、地獄の断頭台からブルーディスティニーを狙うも、踏ん張った青木はラリアットからバックドロップ、スパイラルポセイドンと畳み掛ける。青木がトペを繰り出せば、鼓太郎も三沢魂エルボースイシーダで応戦、リングに戻って鼓太郎はローリングエルボーを狙うと鼓太郎は脇固めから腕十字へと捕獲、ローリング式腕十字へと移行、鼓太郎はロープへ逃れると腕殺しを凌いだ後でブルーディスティニーは決めるもレクイエムは青木がウラカンラナで切り返し、鼓太郎の雪崩式タイガードライバー狙いを青木が雪崩式腕十字で切り返して鼓太郎はタップ、青木が鼓太郎から初勝利を奪い白星発進に成功した。
試合後は青木はXceedから脱退を宣言すると、かねてからDK軍に勧誘していたKENSOと長井が自軍に勧誘するも青木は館内の反応を見て拒絶、一匹狼としてやっていくことをアピールした。
青木もバーニングやXceedにいてもいつまでたっても一番下扱い、上を目指すためには潮崎や鼓太郎の下を離れるしかないという判断なのか、KENSOがDK軍に勧誘したが現時点では青木も拒絶、今週の週刊プロレスでも秋山はKENSOにダメ出しをしていたがディーロ・ブラウンら外国人勢の不在の影響か、今年に入ってからのKENSOは空回り気味、そこに青木が入ったとしても状況は打開できるかどうか・・・
メインでは金丸が望月と対戦し、望月がキックで先手を奪えば、金丸もヤッホーダイビングボディーアタックを中心とした空中戦で応戦、望月は真・最強ハイキックからツイスターを炸裂させるが、再度の真最強ハイキックは金丸がガードして垂直落下式ブレーンバスターを決めるとタッチアウト狙いを望月が丸め込んで3カウントを奪い、試合後は望月が6日のDRAGON GATE後楽園大会のPRをしつつリーグ戦全勝宣言で締めくくった。
ヘビー級戦線は2・23沖縄で三冠王座をかけて対戦する曙と潮崎が前哨戦で対戦し潮崎が低空型ゴーフラッシャーを披露、曙から直接フォールを奪った。
2・8大阪で世界タッグ王座をかけて対戦する諏訪魔組vs秋山組の前哨戦は、豹柄から黒タイツの変えた大森がアックスボンバーで諏訪魔から直接フォールを奪い前哨戦を制した。
青木の独り立ち宣言は潮崎引き入るXceed的には痛いが、全日本の流れをどう変えていくのか、わかるのは5人は分かれても全日本の全体の流れを作っているのはバーニングだということだ。 -
青木篤志の造反?曙、吉江が合体…窮地と言われた全日本プロレスに新しい流れが…1月26日 全日本プロレス「ニューイヤープレゼントin神戸」 神戸サンボーホール 393人
◇第1試合◇
▼20分1本
○SUSHI (9分16秒 エビ固め)X南野タケシ
※カツオの一本釣り
◇第2試合◇
▼20分1本
△渕正信(20分00秒 時間切れ引き分け )△井上雅央
◇第3試合◇
▼30分1本
○吉江豊(9分17秒 体固め)X土方隆司
※フライングボディシザースドロップ
◇第4試合◇
▼30分1本
○曙(7分18秒 反則勝ち)XKENSO
※レフェリー暴行
◇第5試合◇
▼45分1本
○潮崎豪 宮原健斗(23分43秒 体固め)X諏訪魔 大森隆男
※ゴーフラッシャー
◇第6試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]秋山準 ○金丸義信(23分12秒 片エビ固め)[第92代王者組]鈴木鼓太郎 X青木篤志
※タッチアウト
☆鼓太郎&青木組が5度目の防衛に失敗、秋山&金丸組が第93代王者となる
【試合後の秋山&金丸】
――試合を振り返って?
▼秋山「ひとり違和感を感じながらやりました(笑) みんな動き速いから。マル、俺大丈夫だったか?」
▼金丸「はい、まだまだ速いです(笑)」
――16年ぶりの戴冠となったが?
▼秋山「若かりし頃巻いてたベルト。このベルトにはこのベルトの使い道がある。若いヤツらが挑戦したけりゃ、どんどん来ればいい。前の(武藤)全日本ではジュニアのベルトみたいになってたけど、俺はヘビーでマルはジュニア。今はそういう組み合わせもOKだから。ただし、挑戦したいなら、しっかり声を上げないと俺はやらないよ。会社に言われました…みたいな感じじゃ、やらないからな」
――金丸選手は?
▼金丸「秋山さんとは何度も組んでますけど、なかなかベルトを巻く機会は無くて。きょうしっかり、ひとつ形にできたのはうれしいですね」
▼秋山「いい記念だな(笑) オリジナルバーニングとしての。一人は引退して、もう一人の志賀は…行方不明か?(笑)」
――世界タッグとのタッグ二冠も可能になったが?
▼秋山「世界タッグは世界タッグの使い道があるから。大森とワイルドに獲りにいくよ(笑)」
――タッグ二冠実現なら三沢&小川組以来だが?
▼秋山「当時、小川さんもジュニアだったからね。そういう意味では今の俺たちと一緒か。まぁどっちとも獲ったほうが面白くなると思うよ」
――青木が不可解な行動に出ていたが?
▼秋山「もともとバーニングの時から、自分の行く道について考えてたから。Xceedでこのままでいいのか…って思いが出たのかもしれないし。とにかく今日はアイツの心を折りたかった。なかなか折れないヤツだから。でも負けたってことは折れたってこと。まだまだダメだな」
――金丸選手はベルトの重みを感じる?
▼金丸「そうですね。最初に全日本にいた頃は若手だったんで遠いベルトでしたんで。こういう歴史あるベルトを巻けたっていうのも、自分にとっては大きいですね」
全日本神戸大会のメインは鼓太郎、青木組の保持するアジアタッグ王座に秋山、金丸組が挑戦。開始早々に鼓太郎がエルボーコンビネーションからのローリングエルボーで速攻を仕掛ければ、秋山もエクスプロイダーからのランニングニーで応戦する。挑戦者組は青木を捕らえて主導権を握り、秋山がフロントネックロックで絞めあげ青木を追い詰める。鼓太郎が奮起して試合の流れを変えると終盤には王者組が金丸を捕らえ得意の連係で集中砲火を浴びせる。青木は金丸にスパイラルポセイドンからダイビングボディープレスと畳み掛けた後でアサルトポイントを狙うが、秋山がカットに入ると金丸がディープインパクト、秋山がランニングニー、金丸が垂直落下式ブレーンバスターと逆に畳み掛け、最後は秋山の垂直落下式エクスプロイダーから金丸がタッチアウトで3カウント、秋山組が王座を奪取し秋山も16年ぶりにアジアタッグ王座を獲得した。試合後に鼓太郎が前王者の権利として再戦をアピールしたが、青木は鼓太郎を突き飛ばして一人退場するハプニングが発生した。青木にしてもアジアタッグ王座から転落を契機に鼓太郎とのタッグに一区切りつけたかったのか?昨年は青木はKENSOのDK軍から勧誘を受けていたが…
今大会は光留や入江などDDT勢がDDT後楽園大会があって不在、カード編成はシングル中心となったが、フリーの南野の継続参戦の示唆、曙と吉江が合体し世界タッグ王座挑戦を表明するなど新しい流れが生まれた。曙と吉江は新日本でタッグを結成しており、IWGPタッグ挑戦も視野に入れていたが、2006年に吉江が新日本を退団したことで話も消えてしまった。
潮崎はセミで諏訪魔からフォールを奪い三冠王座に弾みをつけたが、青木の造反で足元であるXceedも大きく揺らいでいる。
窮地と言われた全日本も新しい流れを生み出している。全日本プロレスはまだまだ死んではいないし、生きている。 -
Jr.BATTLE OF GLORYの最後の1枠は望月!ドラゲーとウルティモが雪解けか?
<プロレス格闘技DXより>
全日本は20日、DRAGON GATE・望月成晃が『Jr.BATTLE OF GLORY』に出場すると発表した。公式戦4試合と最終戦の5大会のみの参戦で、Bブロックにエントリー。金丸義信らとの対決が実現する。詳細は以下の通り。
☆『Jr.BATTLE OF GLORY』大会概要
[出場選手]
▼Aブロック
鈴木鼓太郎(Xceed)
青木篤志(Xceed)
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO/現・世界ジュニアヘビー級王者)
土方隆司(フリー/元・世界ジュニアヘビー級王者)
梶トマト(KAIENTAI-DOJO)
▼Bブロック
金丸義信(バーニング/元・世界ジュニアヘビー級王者)
SUSHI(現・GAORA TV王者)
佐藤光留(パンクラスMISSION)
高尾蒼馬(DDT/チームドリームフューチャーズ)
望月成晃(DRAGON GATE)
[試合形式及び得点方法]
・全10名参加、AB2ブロック制によるリーグ戦を2/5後楽園ホール大会〜2/15久留米大会の7大会にて行い、2/16アクロス福岡大会で優勝決定戦を行う
・優勝決定戦はAブロック1位vsBブロック1位の勝者で行う
・ブロック内で2人以上が同点の場合は、優勝戦進出決定を行う
・公式リーグ戦は全てPWFルールによる30分1本勝負。優勝決定戦および準決勝は時間無制限1本勝負で行う
・勝ち2点、負け0点、時間切れ引き分け1点、両者反則・両者リングアウト・無効試合は0点2月5日から開幕するジュニアヘビー級リーグ戦『Jr.BATTLE OF GLORY』の全出場10選手が決定、決定していなかった最後の1枠はDRAGON GATEの望月成晃となった。
ジュニアの総当りリーグは昨年7月に開催する予定だったが分裂騒動で中止に、今年はシリーズ名を改め2月に開催となった。
現状の全日本で10選手を集められるかが心配されたが、望月だけでなくDDTから高尾、K-DOJOから梶がエントリーするなどして選手を揃えることが出来た。
望月が全日本に参戦することでドラゲーとウルティモの関係も気になることだろうが、最近は一つの興行にウルティモとドラゲーの選手が参戦するケースもあり、マグナムTOKYO在籍時はウルティモは否定された存在だったが、CIMAは決して否定していないことからニアミス程度の関係が続いている。
これだけのメンバーを揃えたことからリーグ戦も盛り上げて欲しいところである。またドラゲーとウルティモの関係も雪解けとなるか・・・? -
宝島社が「暗黒の王道」を出版・・・白石オーナーが今頃になって違約金を求めて武藤を訴える!?
来週宝島社が「暗黒の王道」を出版、昨年11月から沈黙している白石伸生オーナーが武藤敬司に対して違約金裁判を起こし3億円を請求するというのだ。プロレス裁判ネタは宝島社の十八番だが、本の内容を見なければいけないが、白石オーナーは本気で武藤を訴えるつもりなのかどうかわからない、訴えるつもりなら武藤が退団時に訴えればいいものの、分裂騒動も過去のものになりつつあるのに何を今更だと思う。
なぜこのタイミングで武藤を訴えたのか?白石オーナー側の事情も絡んでいるのならプロレスとは関係ないので知ったことではないが、本当の理由の一つは武藤への嫉妬だと思っている。分裂騒動の際には白石オーナーは武藤に追随するレスラーやスタッフは4〜5人程度と考えていたが終わってみれば船木、カズ、近藤を中心に若手のほとんどが武藤に追随、失敗すると思っていたWRESLE-1もまずまずのスタート。白石オーナーは武藤を追い出したものの新しいリーダーとなった秋山準は白石オーナーの思うままにならず、秋山に対抗して蝶野正洋を担ぎ出そうとしたら蝶野に反抗されてしまった。それに対して武藤のWRESLE-1は武藤の思うがままに動かしている。全日本を思うがままに動かせない白石オーナーにとって武藤は腹立たしく感じているのではと思う、しかしこのタイミングで武藤を訴えたるのであれば白石オーナー自身が武藤を追い出したことが最大の誤算だったと自分から認めたようなものである。
どっちが正しいかは裁判所に委ねられるのだろうが、おそらくだが白石オーナーは武藤から3億円をせしめるまで続け長期化するのではと考えているし自分自身が正しいと認められるまで続けると思う、しかし裁判に勝ったとしても得をするのは白石オーナーだけで全日本プロレスにとっては得にはならないことだけは間違いない・・・・ -
曙が沖縄大会で三冠戦示唆も挑戦者不在・・・全日本には足りないものが多すぎる
(東京スポーツより)
3冠ヘビー級王者・曙(44=全日本プロレス)が6日、自らの快進撃によってグウの音も出なくなった全日勢にハッパをかけた。
曙は3日の後楽園ホール大会で大森隆男(44)を退けてV2に成功。異例の三夜明け会見となったこの日は、改めて3冠戦史上初となる沖縄での防衛戦を熱望し、2・23沖縄コンベンションセンター大会での実現に熱弁を振るった。
だが、問題は挑戦者選びだ。曙はすでに前王者の諏訪魔(37)を3冠戦、秋山準(44)や潮﨑豪(31)ら主力選手をシングル戦で軒並み撃破。全日勢にとっては再挑戦を訴える隙がない上、曙もあえてベルトをかけて戦う必要がない状況だ。
曙は「できるか分からないけど、自分の中ではケアさんとやりたい。昔の王道のDNAを持ってる人だから」と話したが実現の可能性は低い。
現在は来日中の太陽ケア(38)だが、今の“本業”は故郷ハワイで経営学を専攻する大学生だ。長期休暇でなければ継続参戦は見込めず、仮にケアが3冠王者となればシングル戦線は停滞してしまう。そこで曙は「言っただけで挑戦できるのもどうかと思う。何か誠意を見せてもらわないと」と断言。曙が言う誠意とは、もちろん貢ぎ物や袖の下をもらうことではない。自らを“賞金首”として直接倒すなり、大物食いを果たして実績を作れということに他ならない。
とにかく元横綱は「(大相撲時代の)沖縄巡業といえば遊んでた。今回はお祭り的でなく、3冠防衛戦を真剣にやるつもり」と真冬でも暖かい沖縄にご執心。挑戦者候補不在の中、一体誰が突破口を切り開くのか――。
曙が東京スポーツ誌上で2・23沖縄大会での三冠統一ヘビー級選手権開催を示唆しケアを挑戦者に指名したが、ケアは学業専念だけでなく実戦からも遠ざかっていたことから挑戦の可能性は低く、挑戦者が不在であることを明かした。
東スポでも書かれているとおり王道トーナメントでは秋山、潮崎を連破し諏訪魔を降して三冠王座を奪取し、ジョー・ドーリングと大森隆男を降して防衛したが、その結果挑戦者不在、KENSOや宮原健斗もいるがまだ実績を残せていないことを考えると難しい、全日本の人材難も挑戦者不在の一因のような感じもする。
白石伸生オーナーは新日本プロレスの選手を始めとするエース格の選手を引き抜くと公言しているが、現時点では誰も全日本に動く選手はおらず、あてにはならない(肝心のオーナー本人は現在沈黙している)、
また大仁田厚が電流爆破マッチで曙と再戦を要求しているが曙は返答していない、だが今のままでは三冠王座をかけて電流爆破マッチという選択する可能性も否定できない。
秋山がFB「みなさんは今、一番欲しいものは何ですか? 初詣でお願いしたと思いますが…僕は全日本プロレスを背負って立つ若い選手をお願いします!とお願いしました。...発表したら願いは叶わないんでたっけ!? 、全日本プロレスを!僕が入った頃の全日本プロレスの勢いを!取り戻したいんです!オーナーがどうであれ、僕にとっては全日本プロレスは全日本プロレスなんです!!」とコメントを更新したが、現在の全日本は足りないものが多すぎる、その中の一つは現体制での生え抜きの若手、人材も全日本にとって大切な財産でもあるのだ。 -
大森の足殺しに耐えた曙が三冠王座死守!渕が自らの勝利で還暦マッチを制した!
1月3日 全日本プロレス「ニューイヤーウォーズ2014」後楽園ホール 880人
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
石井慧介 △入江茂弘(20分00秒 時間切れ引き分け)△鈴木鼓太郎 青木篤志
◇第2試合◇
▼30分1本
○タイソン・デュークス(7分54秒 横入り式エビ固め)Xジョン・ボレン
◇第3試合◇
▼30分1本
○KENSO 長井満也 (10分05秒 片エビ固め)西村修 X土方隆司
※葉隠れ
【長井の話】「KENSOが全日本でヒールになって、面白くやってるっていうからよ、今日はKENSOの味見に来たけど、ヒールで言ったらもうちょっとだな。これじゃ、俺が全日本に来て、アイツとタッグを組むまでもないかもしれねぇな。まあ、気が向いたらまたタッグを組むし、やってて面白くないと思ったらKENSOと戦うよ。今日はそんなところだな」
※KENSOはノーコメント
【西村の話】「無我ワールド以来、長井さんと接触しましたけど、勢いは衰えてないですね。いろんなわだかまりがある中、あれから6年ぐらい経ったんですかね。吉江にしろ、長井さんにしろ、未だに納得いってないでしょうけど、次はこうはいきませんよ」
【土方の話】「最後、何ですか? フィッシャーマンまでは覚えてるんですけど、後味悪い試合ですね。西村さん申し訳なかったです。悪いことしたいんだったら俺もありますよ。受けて立ちますよ」◇第4試合◇
▼30分1本
○潮崎豪 宮原健斗(13分54秒 体固め)ウルティモ・ドラゴン X佐藤光留
※ゴーフラッシャー
◇第5試合◇
▼GAORA TVチャンピオン/60分1本
[第3代王者]
○SUSHI (12分02秒 エビ固め)[挑戦者]X高尾蒼馬
※カツオの一本釣り
☆SUSHIが初防衛に成功
◇第6試合◇
▼渕正信還暦記念特別試合/60分1本
諏訪魔 太陽ケア ○渕正信(26分43秒 首固め)秋山準 金丸義信 X井上雅央
<試合後>
渕、「疲れた。いやぁ疲れた。吐きそうだ…16年前に馬場さんの還暦記念試合に参戦しまして、対戦相手を務めましたが、まさか自分が記念試合に出れるとは思ってなかった。60は本当におじいちゃんって感じがしたんですが、実際なってみるとそんな気がしません。皆さん、60歳になって、今年で40周年。現役で迎えられて自分は幸せです。今日の試合は本当にハードでした。今日は本当にありがとうございました」
<バックステージにて>
【渕の話】「(諏訪魔とケアに対して)リング上では2人にお礼は言えなかったけど、ありがとうな。今日は厳しかった。途中で折れそうな気持ちを、お客さんの声援で立ち直れたという感じの試合だったね。腰が痛いとかさ、首が痛いというのはもちろんあったんだけど、心臓が今日はきつかった。何よりも息が上がってきつかった。スタミナは落ちたねぇ。まさかあのままタッチさせられないで、そのままひとりで行くとは思わなかったよ。わざと頑張れ頑張れって、逆にケツを押されたような感じだよ。(赤いちゃんちゃんこを着た気分は?)まだ実感が湧かないですね。(同じ団体で40年間やってきたことについては?)そうだね、感慨深いものがありますね。(久々にドロップキックも飛び出したが?)自然に出ちゃったね。1発やったからいいやと思ったら、自然に2発いっちゃって。もういいやと思ったら、秋山が押さえられてて、夢中でやっちゃった。3連発なんていつ以来だろう? 井上もあんなにしつこくスモールパッケージを返さなくていいのにさ。最後はきつかったよ。あいつらはもっとやりたかったのかな。(まだまだ現役で行けそう?)いや、今日の試合をやったらもうきついや。あんな試合はこれからできないよ、ハッキリ言って。自分ではまだまだできるつもりで、リング上ではそういう風に言っちゃったけど。まあ、まだまだ引退はしませんので、これからもよろしくお願いします。(結婚の予定は?)毎年言ってるけど、それが今年の目標です」
◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第47代王者]○曙(14分22秒 体固め)[挑戦者]X大森隆男
※ヨコヅナインパクト
☆曙が2度目の防衛に成功
【曙の話】「(厳しい戦いとなったが?)狙った通りの試合。もう大森さんってみんなが思っているよりもただ者じゃないですよ。前哨戦を使って、よく考えて試合を組み立てるんで。今日皆さんが見た通り、足を攻めて。弱点の一番弱いところですよね。ピンポイントに狙ってきて、本当にやばかったです。(それをはね除けて勝利したが?)目指しているのは王道なんで。受けて立って返す。その王道の中に曙道も心に入れてやっているんで。まあ、タフではあったんですけど、2回も負けているし、直接フォールを取られているんで、もう何としても勝ちたかったですね。(初めてベルトを腰に巻いた感触は?)気持ちいいもんですね。やっぱり自分の中では今まで腰に巻くと言ったら綱なんで。なんて言ったらいいですかね、そう簡単には巻けるもんじゃないんですね。10月に取った時点ではエクステンションもなかったし。今日は多少エクステンションを付けてもらったんですけど、やっぱり手で持った時と腰に巻いている時の重さは何倍も違いますね。今日は2014年の初防衛戦なんで、今まで持っていたガウンも出して、見た目もチャンピオンらしい姿を今日披露したかったんですよ。上手く出たかどうかはわからないですけど、とりあえず防衛はしましたね。(横綱、大関クラスを倒したことになるが、次に倒すべき敵は?)でもね、自分の中ではまだいるんですよ。まだいるんですけど、可能かどうかはわからないですね。自分がやりたかった人たちは全部ほとんどやりましたから、次はまったく想像つかないですよ。(全日本外から来ても?)全日本外から来た方が燃えると思うんで。僕も去年の9月までは全日本外だったんで、みんなが自分に向かってくる気持ちはその時と一緒になると思うんですよね。いやあ、正月から凄いね。ひとつ聞いていいですか? ベルトを巻いている姿はどうだった? (記者からの高評価を聞き)腰に付けた時には緊張しましたね。言うのは口だけじゃないんですけど、あれを思い出したんですよね。(相撲時代に)綱を引っ張ってくる時の、若い衆が腰をグッとやっている感覚。久しぶりにその気持ちになりましたね。付けている時、気持ちが変わるんですね。ここに付いてるとまったく違うんです。まだまだシリーズ始まったばっかりなんで、頑張ります。来週防衛戦とか言われないように頑張ります」
【大森の話】「俺はよ、今持っている大森隆男全部を懸けて戦った。見たか、結果を。俺の完敗だよ。結果が全てだよ。結果が全てなんだ。けどよ、腐っちゃいねぇぞ。何でかわかるか? 俺は負けても負けても諦めない。なぜならそれが…なぜならそれがワイルドだからだ! 俺は何のために戦っているか。ワイルドを極めるためだ。俺はブレないぞ。絶対に倒してやるからな」
メインは曙の保持する三冠王座に大森が挑戦。エルボードロップで先手を奪った曙はスリーパーで絞めあげるが、ショルダータックルをかわした大森は左膝殺しで反撃し、エプロンに立った曙の左膝めがけてアックスボンバーを放つなど曙の下半身を崩しにかかる。大森はアックスボンバーを炸裂させるが2日の後楽園で披露したスライディング式アックスボンバーは曙がノド輪で阻止してチョークスラムを炸裂させると、再度のアックスボンバーをラリアットで阻止した曙がボディスプレスの連打からのヨコヅナインパクトで3カウントを奪い王座を防衛、大森はまたしても三冠奪取はならなかった。セミでは14日で還暦を迎える渕の還暦記念試合が行われ、先発を買って出た渕は秋山相手にカニ挟みで転がせば、金丸にはサーフボードストレッチで捕らえるなどして攻勢に出るも、秋山と金丸は渕を捕まえて場外でのハイジャックパイルドライバーを敢行し、その後も雅央も加わって集中砲火を浴びせる。
だが交代した諏訪魔、ケアが試合を盛り返すと渕は金丸、雅央、秋山とボディースラムを連発するが、秋山のエクスプロイダーを食らってしまい再び窮地に立たされる、諏訪魔の援護を受けた渕はドロップキックを連発、雅央にはバックドロップを連発してから首固めの連発で3カウントを奪い還暦記念試合を勝利で飾った。
天龍源一郎や長州力が60歳を越え、60代のプロレスラーも珍しくはなくなったが、渕も全日本一筋で60代を迎えるとは思わなかったのではと思う、6人タッグながらも26分も試合が出来て秋山らも容赦なく痛めつけたということはまだまだやれるという証拠、全日本の生き字引的存在なだけにまだもう少し続けてほしい開幕戦で潮崎に敗れたKENSOはフリー参戦の長井と組んで西村、土方の議員コンビと対戦、KENSO組が奇襲をかけると長井は無我ワールドプロレスリングで遺恨がある西村に積極的に絡み、勢いに押されたのかKENSOもアシストに徹するも、KENSOと長井は好連係を披露して試合の主導権を握る、最後はKENSOが腰紐でのチョーク攻撃から葉隠れで土方を下すも、試合後にはレフェリーやリングアナを襲撃するなどやりたい放題で長井も呆れて一人で退場し本格的に組むかどうかは保留とした。長井もヒールや反体制ユニットなどに属してきたがKENSOがどういう方向性なのか見定めないと結論は出せないのではと思う。
全日本の2014年度もスタート、実数とはいえ地方では超満員や満員マークはつくが都内はまだまだといったところ、だから後楽園2連戦ではタイトルマッチを組んだのだろうが・・・上向いてはいるものの厳しい状況には変わりない。 -
全日本プロレスの2014年度も開幕も宮原が入団!KENSOが潮崎に完敗でスタートから躓く
1月2日 全日本プロレス「ニューイヤーウォーズ2014」後楽園ホール 907人
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
(所属全選手が揃っての新年挨拶後に宮原健斗が全日本プロレスに入団を発表)
宮原「明けましておめでとうございます。今年から全日本所属としてやっていく決意をしました。2014年の全日本プロレスの中心に俺は行きたいと思います。今年も応援のほどよろしくお願いします」
◇第1試合◇
▼20分1本
○西村修 土方隆司(11分25秒 逆さ押さえ込み)鈴木鼓太郎 X井上雅央
◇第2試合◇
▼30分1本
○宮原健斗(9分55秒 ジャーマンスープレックスホールド)X佐藤光留
◇第3試合◇
石井慧介 ○入江茂弘 高尾蒼馬(11分12秒 片エビ固め)SUSHI タイソン・デュークス Xジョン・ボレン
※フライングソーセージ
◇第4試合◇
▼Xceedvs“DK"シングルマッチ/30分1本
○潮崎豪(13分43秒 片エビ固め)XKENSO
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「どうしたいんだ、アイツ。こんなもん? いいよ、こんなもんなら終わりだよ。全日本を変えていくのはアイツじゃないっていうのがわかったでしょ。いいよ、何回でも来いよ。全日本プロレスを変えるのは俺らだから。盛り上げていくのも俺らだから」
【KENSOの話】「俺はブレない。必ずDKがタッグチャンピオン、三冠チャンピオン、全て獲る。俺はブレない。それが今日始まった。俺は本気でブレない。なぜなら俺はハイエナだから。どんな状況でも生きていくし、どんなものも拾って食べる。ハウスドッグ、おうちで育った飼い犬には負けない。なぜなら俺はハイエナだから。そして全日本プロレス、潮崎、Xceed、ハッキリ言うぞ。気色が悪いんだよ!」
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第36代王者]○ウルティモ・ドラゴン(16分48秒 ラ・マヒストラル)[挑戦者]X青木篤志
☆ウルティモが初防衛に成功
【ウルティモの話】「彼に対する知識が何も頭になくて、自衛隊でレスリングやってたから、グラウンド強いんだろうなと思ったけど、思ったより強くて。金丸選手と違った強さがありましたね。甘く見てたわけじゃないんだけど。(爆弾である左腕を攻められたが?)爆弾じゃなく、力が入らないだけで。それは言い訳になるし、リングに入ったら向こうだってケガしてるだろうし。とにかく強い選手でした。次どんな選手が出てくるんだろう。分裂してもメジャーに変わりないですから。このベルトが凄く重いですよ。(歴史あるベルトを手にした責任感がある?)責任感はないですよ。団体の選手じゃないんで。でも凄い人が巻いてきてるわけだから、簡単に防衛させてくれないですね。全日本のベルトですから、所属全員に権利があるから、逃げるわけにはいかないでしょう。(強い青木を退けて防衛していく自信もついた?)そうですね。もちろん鼓太郎も強いし、佐藤戦手もいる。みんな強いですよ。全日本が弱い挑戦者をぶつけてくるとは思えない。何とか防衛を重ねていきたいと思います」
【青木の話】「とりあえず一発目で負けたんでね。誰が挑戦しても、俺が挑戦しても、必ず最終的に今年中には世界ジュニアを巻いてみせる。それだけ」
◇第6試合◇
▼三冠ヘビー級選手権前哨戦/60分1本
秋山準 ○大森隆男 金丸義信(16分35秒 片エビ固め)X曙 諏訪魔 太陽ケア
※アックスボンバー
【大森の話】「全日本プロレスが新生になってから、いろいろなものを自分の中で思いながら今日まで戦ってきました。その結果を見せる試合だと思うので、何が何でも三冠は獲ります。(ヒザを攻めていたが?)ひとつの突破口というか。あれだけの体格があって、正面から切り崩すのはやっぱり難しいと思うので。ヘタな丸め込みだとかも必要なのかもしれないけど、どんな技でもまず相手を崩してからじゃないと。そういう意味で、ひとつのキッカケというか、チャンスが見えたんじゃないかと思います。(パートナーである征矢の退団については?)ずっとパートナーとして一緒に戦ってきて。彼も大きな決断をして全日本に残って一緒に戦ってくれると誓い合った、そういうものがあったんでね。残念は残念ですよね。でも、今回彼が下した決断というのは、自分の中で消化して、考えて考え抜いた末での結論だと思うし。それは正しかったのか、それとも違うのかということに関しては、彼自身が結果を出すことだと僕は思うし。周りを『あの時、彼がああいう決断をして良かったんだ』という風にするのか否かは、彼自身が決めること、彼自身の結果ですよ。(征矢はGET WILDを名乗っていきたいと言っていたが、大森選手もひとりでも名乗っていく?)そこはどうかなという風に思いますね。ただ、俺がなんで彼とタッグを組み始めたのか。お互いの志である『ワイルド』があって。では『ワイルドの究極』とは何なのか。2人で極めようじゃないかという志の上でタッグを結成したので。僕はまるっきり何もブレませんよ。俺はひとりでもワイルドを極めてみせるし、ワイルドの道はまだまだ長くて険しい。まだ自分自身がワイルドのワの字も理解できていないかもしれない。まあ、頑張ってほしいと思います。あんまり退団した後のことは僕自身すでに興味から外れてますね。僕は明日の三冠戦。目の前の勝負にかけるだけです」
【曙の話】「今日は今日。まだ終わってないんで。全ては明日。もちろん今日も勝ちたいけど、大事なのは明日。(三冠は)そう簡単に守れるもんじゃないですね。(強い挑戦者ばかりだが?)それもわかった上で大森選手の名前を口にしたからね。(今日の結果を)素直に受け止めて。大事なのは明日。簡単に守れるなら47人(の歴代王者が)いないですよ。みんな獲りたいんだよ。どっちかというと挑戦者の方が気楽な気がするね。こっちは負けちゃいけない気持ちが強い。ベルト以上の重さがあるね。明日はこうはいかない。明日は1対1。邪魔もいないし」◇第7試合◇
▼新春無差別級バトルロイヤル
○大森隆男(13分24秒 エビ固め)XSUSHI
※アックスボンバー
☆退場順=[1]秋山準&太陽ケア&諏訪魔[2]土方隆司&佐藤光留[3]入江茂弘[4]タイソン・デュークス[5]ジョン・ボレン[6]石井慧介[7]高尾蒼馬[8]渕正信[9]鈴木鼓太郎[10]金丸義信[11]井上雅央[12]西村修[13]宮原健斗全日本プロレスの2014年度が開幕、所属全選手が集まっての新年の挨拶では昨年までフリー参戦だった宮原が1月1日付けで所属となったことが発表、昨年末には征矢学が退団して暗い影が差し込んだが、宮原の入団は明るい話題、宮原は第2試合で光留と対戦しジャーマンで3カウントを奪い所属緒戦を勝利で飾った。
第4試合では潮崎とKENSOの遺恨対決が組まれ、KENSOは奇襲を仕掛けてから急所蹴り、葉隠れからエル・アギラ・インペリアル、観客のKENSOコールに中指を立ててからのイス攻撃で猛ラッシュをかけるが、イス盛りの上でのブレーンバスター狙いを逆に投げ返されるとKENSOの勢いが止まり、潮崎はチョップの連打で流れを変える。KENSOは苦し紛れだったのか潮崎の首に腰紐で絞めあげ、制止に入った姉崎レフェリーを突き飛ばす。姉崎レフェリーはKENSOの反則負けの裁定を下そうとしたが、和田京平レフェリーが入って京平レフェリーの判断で試合を続行、ここから潮崎が猛ラッシュをかけKENSOの葉隠れ狙いをラリアットで迎撃しゴーフラッシャー、豪腕ラリアットと畳み掛けKENSOは必死でクリアするも、再度のゴーフラッシャーで3カウントとなって潮崎の勝利、KENSOは序盤からエンジンを全開させたが後が続かず、潮崎のスタミナが優った試合だった。今シリーズのKENSOはディーロ・ブラウンが来日せず、全日本復帰となる長井満也とのタッグが主になるだけに、幸先のいいスタートといきたかっただろうが躓くどころか今後に課題を残す結果となった。
第5試合ではウルティモの世界ジュニア王座に青木が挑戦、ウルティモが得意のルチャムーブで先手を奪うが、ラ・ケブラータを阻止した青木がウルティモの古傷である左腕に集中砲火を浴びせて流れを変える。アサイDDTを阻止した青木はアームバーから左腕殺しでウルティモを追い詰めにかかり、V1アームロックから奥の手である回転式腕十字を狙ったところでウルティモがラ・マヒストラルで切り返し3カウント、ウルティモが妙技で逆転防衛となる。
メインの三冠前哨戦は大森がアックスボンバーを狙うも、曙はノド輪で阻止し張り手からヨコヅナインパクトを狙う、だが大森は足へのアックスボンバーで曙の動きを止めるとアックスボンバーからの新技スライディング式アックスボンバーで3カウントを奪い前哨戦を制し、新春恒例のバトルロイヤルでもSUSHIをアックスボンバーで降し前哨戦に弾みをかけた。
明日は曙vs大森の三冠選手権がメイン、後楽園での三冠戦はあまり記憶にないが、全日本全体としても幸先の良いスタートを切りたいところだと思う。 -
“上がりたい団体がある”・・・・征矢学が全日本プロレスを退団!
(プロレス格闘技DXより)
負傷欠場中の征矢学が27日、都内・全日本事務所で会見し、12月31日をもって全日本を退団すると発表。2014年1月からフリーとして活動していくことになり、2月を復帰めどに定めた征矢は「上がってみたい団体、気になってる選手、やってみたい選手がいる」との意向を示した。
征矢は左目(上斜筋麻痺)と左肩(変型性肩関節症)手術のため、3・17両国大会を最後に欠場。その間、全日本が分裂騒動に見舞われ、「ファンの気持ちも大切に考えて、自分の気持ちがどうしたら後悔しないか考えた時、GET WILDとして復帰することが僕の中で当たり前のこと」と残留を表明。復帰を目指してリハビリに励んできたが、今月に行われた全日本との契約更改を更新せず。12月31日をもって全日本を退団し、来年1月からフリーとして活動していくことになった。【会見における征矢】
▼征矢「12月31日をもちまして、全日本プロレスを退団することに決めました。1月からフリーとして、まだ予定は決まってはいないんですけど、今はフリーでやってみたいなという気持ちがあるので、会社と契約をせず、フリーでやっていきたいと、そういう気持ちを伝えました。欠場中も全日本の方にはお世話になりましたので、大変申し訳ございませんという気持ちでいっぱいです。最終的に了承して、行動に移させて頂いたのは感謝してます。ありがとうございます」
――フリーになりたいと思った一番の動機は?
▼征矢「一度ケガをして、この先、どこまでプロレスを続けていけるのかなという不安にもなったので、他の団体とかも欠場してると気になってみたりしてるんですよ。そういうので他の団体にも上がってみたいという欲が出てきたというか、どこまでプロレスできるかわからない不安もある中で、僕のプロレス人生ですから、自分の好きなようにしたいなというのが勝手な意見ですけど、それが一番の理由です」
――上がりたい団体に参戦するのは全日本所属では難しいと感じた?
▼征矢「所属になると限られる部分が多々あると思うんですよ。フリーになれば、自分に厳しい部分が増えると思うんですけど、そういう部分ではフリーだけに自由に動けるのかなと思いました」
――復帰のめどは?
▼征矢「12月の最後の診断結果では病院の方からはもう試合ができる、試合をしていいよという状態になってます。ただ準備するものがありますので、コスチュームにしろ、まだできてないんで、1月中には復帰するのは難しいのかなという感じですね。試合するにはもうちょっと準備が」
――この件について大森とは話した?
▼征矢「ちゃんと大森さんにも自分の意志を伝えました。寂しくなるなとは言われたんですけど、僕の中で3月の両国でプロレスに対する時間が止まってるわけであって、試合してる人はみんな次々、次のアクションを起こさないといけないのがあって、そこの差というか、僕は試合ができないので、それをリングサイドでみてる中で、取り残されてる部分が自分の中であったので。要するにどこまでできるかわからないですけど、今まで大森さんというパートナーがいて、ここまでやってこれたのかなと。そういう気持ちでいます。パートナーの力なしで、自分はどこまでできるのかなという気持ちにもなりました」
――具体的に上がってみたい団体は?
▼征矢「名前を言いたいんですけど、敏感になってるというか、ブログでいろいろ名前を出してるのもあるので、言いたいんですけど、他の団体に迷惑がかかると思うので、名前は控えさせて頂きます」
――逆にフリーになってからも全日本に上がる可能性は?
▼征矢「12月31日までは所属なので、1月にフリーになってから、そういう話は。上がってみたい団体、気になってる選手、やってみたい選手がいるので、絶対に上がらないわけではないので、その時は全日本プロレスにお願いしますとお声掛けしたいと思ってます。1月になって動いてみないとハッキリとは言えないですね」
――GET WILDはこれで解散?
▼征矢「解散はしません。大森さんがどういう気持ちでいるのかわからないですけど、僕はもうプロレスラーでいる以上、GET WILDを名乗っていくつもりです」
――全日本からの慰留もあった?
▼征矢「それもありました。大森さんだったり、諏訪魔さんだったり、言われたんですけど、すぐに決めたことでもないので。欠場中というのもあって、いろいろと考える時間が多かったので、僕なりに凄く考えて出した結果だったんで。ただ一つ、GET WILDで復帰するという意味で一回残ったんですけど、それが実現できなかったということに対しては本当に申し訳ない。それを待っていたファンの方とかいると思うんですけど、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
――決断したのはいつ?
▼征矢「12月に入ってギリギリですね」
――復帰時期は2月?
▼征矢「2月ぐらいにはなると思うんですけど、要するにコスチュームができてない。それが一番です。体としては大丈夫な状態ではあります。ウォーミングアップとかいろいろしたらできなくはないかなと思います」
――復帰戦も上がりたいリングでやりたい?
▼征矢「まだ話をしてないので、どうなるかわからないんですね」
3月から長期欠場していた征矢が全日本プロレスを退団し1月からフリーとなることが発表された。征矢は全日本分裂騒動の際には大森とのタッグであるGET WILDを優先して残留したものの年内の復帰のメドは立っていなかった。
征矢の退団理由は上がりたい団体が出たということ、現在の全日本を退団してまで上がりたい団体は武藤敬司側のWRESTLE-1が濃厚だということだろうか、征矢の現在のキャラであるワイルド征矢も“アーチスト”武藤が作り出した作品みたいなもの、征矢がWRESTLE-1を選んだとしても必然の流れなのかもしれない。
征矢がWRESTLE-1に参戦となれば武藤にとっては心強いが、相棒である大森にとっては複雑、そしてまた白石伸生オーナーは怒りわめく・・・ -
分裂、オーナーとの戦いだった全日本プロレスの2013年が終わった
12月15日 全日本プロレス「2013ファン感謝デー」後楽園ホール 851人
(試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより)
◇第1試合◇
▼六本木ダイニングバー「HITOMI」presentsお食事権争奪3WAYマッチ/30分1本
○井上雅央(8分52秒、アルゼンチンバックブリーカー)X渕正信
※もう1人は佐藤光留
◇第2試合◇
▼Xceed vs Statesmans/30分1本
○鈴木鼓太郎 青木篤志(11分56秒 エンドレスワルツ)西村修 X土方隆司
<試合後>
土方「全日本のジュニアって、レベルは低くないのに、人が少ないというだけでバカにされてませんか?「今の俺が挑戦したって勝てるわけない。元全日本プロレスとして、元世界ジュニアのチャンピオンとして、全日本プロレスのジュニアの層が薄くなるのは我慢ならねぇんだよ。必ず心も体もレスラーとしての感覚を取り戻して、挑戦させてもらうからな」
青木「もしあなたが本気でやるんだったら、うちらはベルトだけじゃなくて、全部懸けてやってやりますから、いつでもやりましょう。待ってますよ。全日本プロレスのジュニアを面白くしましょう」
西村「いつか必ず、私はこの日本で最も歴史のあるアジアタッグチャンピオンに、渕正信先輩とチャレンジしたいと思います。いつか必ず受けてください」
<バックステージにて>
【試合後の鼓太郎&青木】
――土方が全日ジュニア本格参入、西村がアジアタッグ挑戦をアピールしていたが?
▼鼓太郎「ジュニアに関しては確かに人数が少ない。でも少ないからって下に見られてると思ってないけど、来年を考えるなら、あのやる気を買ってもいいかなと。アジアの挑戦も出てきましたけど、このまま誰もいないなら考えてもいいですよ」
▼青木「全日本のリングを少しでも盛り上げる気持ちがある人なら面白くなる。そういう人が増えるのはいいこと。ただやるからにはウチらも真っ向勝負、そういう覚悟と意志をもってやります」
――アジアタッグ王者として越年するが?
▼鼓太郎「チャンピオンとして年を越すけど、最強タッグで考えるべきことがいっぱいあった。しっかり修正して、ヘビー対策も考えてやっていかないと。これからの課題ですね」
▼青木「タッグはタッグ。来年、いろんな意味で織り上げないといけない。それもあってバーニングを出て、自分のやりたいことを前面に出そうと思ってる」
――セコンドに女性ファン二人が付いたが?
▼鼓太郎「今回、ファン感謝祭。いい試みだと思います。ファンの人が喜んでくれて、いい思い出になればいいですね」
▼青木「(脇腹が)凄ぇ痛かったけど、ファンがいてくれて勝てた。ファンにとっては貴重な体験になったと思います」
【土方の話】「ファン感謝デーということで、半分議員として、普段とは違う一面でリングに上がって、楽しんでもらえればいいかなと思っていたんですが、いざリングに上がるとそうはいかないもので。公務があって、試合を減らして。レスラーとして体力的なものもそうだし、精神的なもの…それ以上にレスラーとしての感覚のようなものが全日本にいた頃よりもだいぶ衰えたかもしれないですけど、俺の持っている刀は錆びてはいますけど、折れてはいません。時間を掛けて磨き直して、青木さん、鈴木さん、金丸さんを斬り倒したいですね。今日はレスラーとして忘れていたものを思い出させてもらえる試合でした」
【西村の話】「歴史と伝統のある全日本。他の道にズレていただきたくないですね。そのためには私は毎回ずっともう…。なぜヒロ・マツダさんなり、トニー・セントクレアー、ドリー・ファンク・ジュニアだったか? 新日本を辞めてまで無我を作って、そして全日本に乗り込んできたか? 思いというものがありますし、そういうものを訴えられるのは全世界でもこの団体だけじゃないかと思うんですね。文京区とともに、そして日本の歴史と伝統を守るというのは重要なことのひとつでもありますけど、まずはプロレスの方でもドップリと歴史と伝統に浸かって、これからも戦っていきたいと思います」
◇第3試合◇
▼プレクリスマス・スペシャルシングルマッチ/30分1本
○Mr.クリスマス(9分50秒 エビ固め)XSUSHI
※TEKKAMAKIを切り返す
◇第4試合◇
▼Xceed vs DK/30分1本
○宮原健斗(12分48秒 反則勝ち)XKENSO
※レフェリー暴行
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ウルティモ・ドラゴン
(17分54秒 片エビ固め)[第35代王者]X金丸義信
※アサイDDT2連発
☆金丸が8度目の防衛に失敗。ウルティモが第36代王者となる
<試合後>
ウルティモ「強い金丸選手から獲れてうれしい。歴史ある全日本のベルトを巻けたことはもっとうれしい…渕さん!」
(初防衛戦の相手に渕を指名しようとしたところで鼓太郎、青木、SUSHIが登場)
ウルティモ「(SUSHIに)お前はこの間、後楽園でやったばかりだろ」
青木「渕さんとやっても面白いけどさ、俺が挑戦する。そのベルトを全日本に戻すのは俺だ。鼓太郎さん、悪いけど、今日は下がってください、いつでもいいよ。チャンピオンが決めてくれ」
ウルティモ「2日でも3日でもいい。お前と真剣勝負だ」
<バックステージにて>
【ウルティモの話】「全日本はいろいろありましたけど、全日本は全日本ですから。渕正信もいる。諏訪魔もいる。秋山もいる。そこの世界ジュニア…日本で最も歴史と伝統のあるチャンピオンベルトですからね。このベルトは重いです。金丸は本当に強かった。青木も強いと思うし、鼓太郎も強いと思うし、佐藤光留も強いと思うし。でも、(自分の)体を痛めつけるのはそんなにできないんで、また自分の中でこういう新たなやる気というのが戻ってきたというのは、全日本プロレスファンの皆さんに感謝するのとともに、チャンピオンとして自分が頑張らなきゃなと。(あまり縁のなかった全日本でベルトを取ったことについては?)金丸君はどういう選手か、ビデオで見たことはあっても実際はわからなかった。力では8:2で負けてて、インサイドワークや力を抜くところでたまたま俺が上回っていただけで。見ての通り、試合は素晴らしかった。今までは新日本プロレスの選手とやってましたけど、攻めの新日本に対して守りの、受けの全日本なんで。彼もやられているように見えましたけど、全然余裕があったね。受けの王道プロレスだなと。マヒストラルで決まったかと思いましたけど、返されました。受けて相手の技をかわすのが全日本のスタイルなので、体感できて良かったと思います。全日本プロレスにはこれからずっと出たいんで。出たいということは、このベルトを守らなきゃいけない。なんとしても負けられないよ。負けたら次から仕事がないということだからね。全日本プロレスは横綱もいるし、いい選手がたくさんいるんで、上がっていくと楽しいかなと」
【金丸の話】「まんまと向こうのペースに最後は持っていかれて。最後はキャリア…経験の差が出たかなと思いますね。やる前から独特な雰囲気を持ってて。自分のペースを持っているんで、そこに上手くはまっちゃいましたね。でも、悔しいけれど、ジュニアは俺だけじゃないし、SUSHIや鼓太郎、青木がいるんで。(今まで戦ったことのないタイプだった?)そうですね。今までにないし、キャリアもあるしね。やっぱり向こうの方が上手くて強かったですね。絶対にどこかで借りは返すんで。メキシコでもどこでも追いかけていきます。(この1年を振り返ると?)常にいい意味で緊張できた1年間でしたね。やっぱりベルトを持っていると。取るよりも取ってからの方が気持ちは全然違うんで。その気持ちを久しぶりにこの1年間で味わって変わりました。(来年はベルトを奪還したい?)やっぱりあのウルティモ・ドラゴンから取りたいんでね。どんな形であろうともう一度やりたいですね」
◇第6試合◇
▼60分1本
諏訪魔 ○大森隆男(20分52秒 片エビ固め)曙 X潮崎豪
※アックスボンバー
<試合後>
大森「曙…横綱! そのベルト、三冠のベルトに挑戦させろ。来年一発目、俺は三冠を獲りに行くぞ」
曙「わかりました。喜んでこのベルトを懸けて戦います」
大森「今日出場した選手、全員リングに上がってくれ」
諏訪魔「今日は全日本プロレスファン感謝デーにご来場いただきありがとうございます。この1年、いろいろなことがありました。でも、こうやって1年間全ての日程を無事終えることができたのは、ファンの皆様のおかげです。ありがとうございます。また全日本プロレス、全レスラーが一生懸命来年も盛り上げます。来年も応援よろしくお願いします」
曙「今日もたくさんご来場いただきありがとうございます。来年頭から三冠戦が控えていると思います。僕らリングにいる皆さんと力を合わせて、もっともっと全日本ファンというのを恥ずかしがらないで堂々と言えるような試合をこれからもやっていきたいと思います。またぜひ応援よろしくお願いします」
<バックステージにて>
【諏訪魔の話】「最後は面白かったね。今日の大会は。こうして1年の日程を無事に終えたというのは嬉しいですよ。どうなるかと思いましたからね。今日を迎えるとは…。嬉しいですよ。ありがたいです。本当にファンの皆さんのお陰だと思いますよ。来年は飛躍の1年にしたいと思います。(潮崎という同世代のライバルができたのは大きかった?)1年の最後も潮崎と当たるっていうね。相変わらずやり甲斐はあるんで。今年は潮崎が現れて、俺は常にモチベーションが高い状態でいますから。来年はまだまだ"どっちが上か?"というのは競っていかなきゃいけないかなと。(五冠王からすぐに転落してしまったが、来年もそこがモチベーションになる?)なかなかシングルとタッグ両方を持つのは大変なんだなと今回感じたんですけど、また来年チャレンジしたいですね。目指し甲斐はありますよ。(これだけ笑顔を見せる姿は珍しいが?)今日は楽しい日でしょ(笑) 見てて面白くて。試合前にゲラゲラ笑っちゃうところもあったりとか。やっぱり明るく楽しく激しく。その3つは上手くバランスを取って追求していかなければ。3つ全てですよ。激しい部分だけが抜きん出ても仕方ないし。そういうのは改めて感じましたね。(会場の雰囲気も良く、ファンへの感謝を表すことができた大会となったが?)本当に感謝ですよ。年末になって気付くことっていうのは、"全日本プロレスらしさは何か?"って。京平さんとも凄く話して、それは温かさなんじゃないかと。改めて思いますよ。その温かさという部分には常に感謝の気持ちは持っています。またチャンピオンシップの部分は激しくやっていきたいなと思います。(来年の課題は?)それはもう、後楽園ホールを満員にすると。この7月から来てくれる人はこれだけいますからね。その信頼は裏切らず、またさらに新しい信頼を築いていく。それが課題じゃないですか。それはレスラーだけじゃなく、フロントもそうだし、みんな一丸となって信頼を築くということだから。どんどん新しいことにもチャレンジしていかなきゃいけないのかなと。昔だけを追求するのじゃなくて、新しいことも追求していきたいと思います」
【大森の話】「最強タッグの公式戦で1回勝って、十分言う資格はあると思ってたけど、やっぱりタイミングというものがあるし、公式戦の最中に三冠のことを持ち出すのもちょっと違うと思うんでね。今日は堂々と勝って、挑戦をアピールしました。(三冠に挑戦する思いは?)改めて間近であのベルトを見て。3本のベルトが1本のベルトになってね。3本それぞれの特徴を捉えてるから。あのベルトになっての初代チャンピオンは曙選手。ベルト自体の歴史が浅くても、あの1本に十分俺は歴史を感じる。それだけ魅力があるベルトだし、チャンピオンが横綱・曙だったらなおさらね。あのチャンピオンに勝って、堂々とあのベルトを巻きたい。(今年を振り返ると?)今年は本当にめまぐるしくいろいろなことがあって。本当に1年を何倍にも感じた年だったね。逆に捉えてみれば、それだけ充実した1年だったんじゃないかと思うし。でも、充実した・充実してないっていうのは俺が言うことじゃないよ。周りの人が評価することであってね。一日一日がとても長くて。精一杯にリングの上だけじゃなく、いろいろな部分で戦ってきたという実感。そういうものを感じたから、長く感じてたんだろうと思います。あとは、新年一発目であの横綱・曙からベルトを奪って、あのベルトを巻きたい。俺にはそれしかない」
【曙の話】「(今年最後を勝利で飾れなかったが?)もちろん悔しいですけど、そんなこと言ったら悪いけど、2週間後に挑戦者が現れてきたし、相撲の場合は次の優勝かかるまで2ヶ月だけど、こっちは1週間2週間。しょうがない。やるしかないね。(以前から大森を挑戦者に見据えてきたが?)長野が終わってすぐに言いましたから、自分の中で古い全日本のラストサムライが秋山さん倒して、新生・全日本の潮崎さん、前の全日本の諏訪魔さんも倒したら、自分の中で最後残ってるのは大森さんだけ。タッグリーグで完全なフォール獲られてるんで、余計に燃えますよ。僕の中で秋山選手と同じようなプロレス界の横綱、大関。僕は初優勝したばかりですから、挑戦者のつもりで。その前に休みたいね(苦笑) (年明けにも大森との三冠戦になりそうだが?)気持ちとしては早くこの緊張感の中から開放されたい。早くやって早く結果を出したら落ち着くと思う。体を大事にして正月、酒飲めないし、頑張りますよ。これだけファンが集まってくれるんだから」
全日本今年最後の興行であるファン感謝デーで金丸の保持する世界ジュニア王座にウルティモが挑戦したが、ウルティモの保持するインタージュニア王座とのダブル選手権にはならず、世界ジュニア王座のみとなった。
試合はウルティモが独特のルチャムーブで金丸を翻弄するが、ラ・ケブラータを阻止した金丸が場外戦で流れを変え首攻めを展開する。しかしヤッホーボディーアタックをドロップキックで迎撃したウルティモはジャベで金丸の動きを止める。
金丸のムーンサルトが自爆するとウルティモはキックやソバットでラッシュをかけ、金丸も垂直落下式ブレーンバスターからのディープインパクトで応戦するが、タッチアウト狙いを阻止したウルティモはアサイDDT2連発で3カウントを奪い世界ジュニア王座を奪取した。試合後は鼓太郎、青木、SUSHIが挑戦に名乗りを挙げたが、ウルティモはまだ挑戦経験のない青木を挑戦者に指名、第2試合では議員活動でスポット参戦扱いとなっていた土方が世界ジュニア、西村がアジアタッグ戦線に参戦を表明した。
メインは諏訪魔の援護を受けた大森が潮崎に後頭部へのアックスボンバーから正面からのアックスボンバーで3カウントを奪い、試合後は曙が大森の挑戦を受諾し三冠王座への挑戦が決定となった。
試合後はKENSOを除く全選手が集まりファンに感謝の意を表して激動の一年の幕を閉じたが、今年の全日本は漢字で表すと前半は武藤敬司のWRESTLE-1との『分裂』、後半はガチンコプロレスを提唱しようとする白石伸生オーナーと無視する現場側との『戦』の一年だった。白石オーナーに関しては後日更新するが、トンネルを抜け出した全日本、来年は良い年にして欲しいが… -
Evolution(諏訪魔、ドーリング)が最強タッグを制覇・・・全日本プロレスにはパワーが残っている
12月8日 全日本プロレス「2013世界最強タッグ決定リーグ戦」最終戦 大阪・ボディメーカーコロシアム第2競技場 808人(超満員札止め)
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより、なお写真は後日更新します>
◇第1試合◇
▼20分1本
鈴木鼓太郎 ○青木篤志(11分00秒 腕ひしぎ逆十字固め)石井慧介 X高尾蒼馬
◇第2試合◇
▼30分1本
○ジェームス・ライディーン マイバッハβ(11分35秒 片エビ固め)X井上雅央 佐藤光留
※ラリアット
◇第3試合◇
▼30分1本
○大森隆男 入江茂弘(13分36秒 反則勝ち)XKENSO ディーロ・ブラウン
※ディーロのレフェリー暴行
【大森の話】「(最強タッグは優勝ならなかったが、公式戦では曙フォールで三冠挑戦者に指名されているが?)結果を残してないんで、俺からは何も言えない。結果が全て。決勝に残れなかったけど、一つ胸を張って言えるのは、俺は一戦一戦、精一杯戦った。優勝できなかったし、決勝に残れなかったけど、それは俺にワイルドが足りなかったからだ。でも俺は次の目標、夢を見ることはあきらめない。常に何かを追いかけてワイルドを極める。俺は一人でもワイルド達成の道をやり抜いてやる。なぜならそれが大森隆男のワイルドハートだからだ!」
◇第4試合◇
▼30分1本
○ウルティモ・ドラゴン ダーク・オズ ダーク・クエルボ(14分51秒 片エビ固め)秋山準 金丸義信 XSUSHI
※アサイDDT
【試合後の金丸、ウルティモ】
(リング上で)
ウルティモ 「世界ジュニアのベルトを持ってリングに上がってきたということは俺の挑戦を受けてくれるということだな」
(金丸も世界ジュニアのベルトを掲げて呼応)
(バックステージにて)
▼金丸「いつでもやってやるし、今シリーズ終わった次…」
※ウルティモが現れ
▼ウルティモ「金丸君!]
▼金丸「やりましょう!」
▼ウルティモ「いつでもいいぞ。早くやりたい。次の12月15日、後楽園。金丸君は全日本のチャンピオンだよな。正々堂々とこい」
※と右手を差し出すと金丸も握手。ウルティモは去る
▼金丸「この前はリーグ戦があったんで、はっきりしたこと言えなかったけど、気持ち的には(11・30大阪で)上がってきた時点でやる気持ちでいたんでね。次の後楽園、年内最後にやりましょう。ベルトよりウルティモ・ドラゴンという男に興味がある。経験、実績、向こうが上をいってるけど、こっちの刺激とかそういうものにもなるんでいいんじゃないですか」
――勝ったら2冠王?▼金丸「そうなるでしょうね。あまり向こうが持ってるベルトはわからないけど、とにかくこのベルトを守って防衛する」
――キャリアが先輩に挑戦されることについては?▼金丸「どうしても自分よりキャリアがある選手が相手だとペースを狂わされる。でも今までの経験をフルに活かして向こうの経験には及ばないかもしれないけど、自分のペースに持っていきたいね」
◇第5試合◇
▼45分1本
○曙(8分22秒 体固め)X吉江豊
※ランニングボディプレス3連発
◇第6試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦優勝決定戦/時間無制限1本
○諏訪魔 ジョー・ドーリング(25分53秒 体固め)潮崎豪 X宮原健斗
※ラストライド
【試合後の諏訪魔&ドーリング】
▼ドーリング「イエ-! チャンピオン!!」
▼諏訪魔「サンキュー・ジョー! この1年いろいろあったけど、最後にこういう形でジョーと初めて夢の最強タッグ。何回目かわからないけどうれしい。重いな。何でも初めて持つ時、重みが違うね。三冠も世界タッグも、この最強タッグのトロフィーも。夢のトロフィーだよ。大阪の人たちに優勝した姿をみせられたのはうれしいよ」
▼ドーリング「今日はグレートデーだ。日本に来て思い出の日がまたできたよ」
――優勝にたどり着けた一番の要因は?▼諏訪魔「やり続けたことというか、去年の決勝で悔しい思いをしたけど、ジョーが全日本に残ってくれた。絆というか人間関係。試合はラフにいくけど、それはスタイルであったし、絆は強いからね。連係なり相手が何を求めてるかわかってる。それが勝因じゃないかな」
――ドーリングと優勝できたのは?▼諏訪魔「ジョーと獲れたのはうれしい。ジョーじゃなきゃ獲れなかった。まだまだ第一歩。準優勝のイメージがついてると思うけど、日々の戦いで払拭していきたいね」
――タッグ王者としての優勝については?▼諏訪魔「完全制覇かなと思うけど、リーグ戦で唯一、1敗してる秋山と大森が汚点として残ってるけど、来年片づけたいね」
――大阪で開幕し、大阪で優勝戦となったが?▼諏訪魔「大阪というのは俺にとって思い入れのある土地。ブードゥー入ったのも大阪だし、特別な思い入れがあるんでうれしいですよ」
今日は先週の大日本に続いて2週連続の現場出動、全日本プロレスを観戦するために大阪ボディーメーカーコロシアムを訪れたが、同会場を訪れるのは半年ぶりとなる。観客は出足が悪かったのかあまり並んでいなかったが開場して時間が経過すると用意された席がほとんど埋まり、実数発表ながらも超満員札止めを記録した。
最強タッグリーグの決勝には諏訪魔、ドーリングのEvolutionと潮崎、宮原のXceedが進出、2日の後楽園大会では30分時間切れ引き分けとなったが、事実上の決着戦となった。試合開始は諏訪魔と潮崎でスタートとなったが、開始と同時に諏訪魔がラリアットからのジャーマンで奇襲をかけ、機先を制せられた潮崎は豪腕ラリアットで応戦するも慌てて場外へとエスケープし呼吸を整える。宮原とドーリングはドーリングのエルボーに喰らいつくように宮原も応戦するが、場外戦となるとドーリングが鉄柵ホイップで宮原を叩きつけ、諏訪魔も万力スリーパーで潮崎を絞め落としてしまう。潮崎が倒れこんでいる間にEvolutionは宮原に集中砲火を浴びせ、和田京平レフェリーに「起きろ!潮崎!」と激を飛ばされ蘇生した潮崎も救出に駆けつけるが返り討ちにされてしまう。集中砲火を浴びた宮原だったがフライングショルダーでやっと反撃すると、交代を受けた潮崎がドーリングにフィッシャーマンズバスターから逆水平を乱打するも、交代を受けた諏訪魔が猛ラッシュをかけて潮崎を追い詰めていく、宮原の援護を受けた潮崎は宮原とのダブルトラースキックや雪崩式フランケンシュタイナー、豪腕ラリアットからリミットブレイクを狙ったが勝負が早かったのか踏ん張られ、諏訪魔はキャプチュードで返す。交代した宮原はトラースキックを放つが諏訪魔はパワースラムからのラリアットの連発、救出に駆けつけた潮崎をドーリングが捕らえると、諏訪魔が宮原にラストライド、ドーリングが潮崎にレボリューションボムを狙うが、Xceedの二人は同時フランケンシュタイナーで返す。4者が入り乱れると、潮崎は宮原に勝負を託し宮原も期待に応えるかのように潮崎の豪腕ラリアットの援護を受けてから二段式ジャーマンを決めるが、続いてのブレイブハートは踏ん張られてしまう、潮崎の2度の援護で宮原が諏訪魔を丸め込むが、諏訪魔はラリアットからのバックドロップで抵抗する宮原を黙らせるとドーリングも潮崎を捕らえ、最後は改めて諏訪魔が宮原をラストライド、ドーリングが潮崎にレポリューションボムの同時攻撃を決め、試合権利のあった諏訪魔が宮原をカバーして3カウント、Evolutionが世界タッグ王者として最強タッグを制覇し、諏訪魔も初優勝となった。また敗れたXceedは宮原は確かに上の選手に喰らいつけるようにはなっていたが、それ以上がない、それが今回の敗因でもあり宮原自身のレベルアップが今後の課題だと改めて痛感させられた。
他の試合を振り返ると第4試合では金丸が世界ジュニアベルト、ウルティモがインタージュニアベルトを持参して登場し互いに威嚇しあった、試合はウルティモがアサイDDTでSUSHIを降し、金丸に対して改めて統一戦をアピールした。
セミでは曙が吉江の肉弾攻撃をはじき返し、ボディープレスの連打で完勝。試合後はリーグ戦では曙から3カウントを奪っている大森が三冠王座挑戦を表明した。
試合後は潮崎組、DK軍、AAA軍以外のチームが揃って記念撮影となり、最強タッグでは恒例となった山下達郎の『クリスマスイブ』が流れて最強タッグは閉幕となったが、今年の全日本のことは後日更新するとして、全日本はあとファン感謝デーを残しているが、今年最後はハッピーエンドで終われたという気分でもあり、また全日本プロレスにはパワーが残っていることを実感させられた大会だった。
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世界ジュニアヘビー級王座とNWAインターナショナルジュニアヘビー級王座
12月2日 全日本プロレス「2013世界最強タッグ決定リーグ戦」後楽園ホール 740人
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>◇第1試合◇
▼20分1本
○入江茂弘 石井慧介 高尾蒼馬
(8分17秒 片エビ固め)渕正信 西村修X井上雅央
※ラリアット
◇第2試合◇
▼30分1本
○吉江豊(8分02秒 体固め)X佐藤光留
※ジャンピングボディプレス
◇第3試合◇
▼30分1本
○ウルティモ・ドラゴン(8分43秒 体固め)XSUSHI
※アサイDDT
【ウルティモの話】「(NWAインタージュニアをかけたダブルタイトル戦をやりたい?)俺はもちろんそのつもり。このベルトは日本でほとんど活動してないベルト。でもベルトはいいんですよ。この最終保持者の僕が世界中を渡り歩いたこのベルトと、今の全日本のチャンピオンとどれぐらい戦えるか。名古屋でやった時、金丸、鼓太郎、青木、みんな強い。だから興味が湧いた。これはやるしかないと。泣いても笑ってもメジャーなベルトに挑戦するのはこれが最後じゃないですか。日本で最古の歴史あるベルトなんで、チャンスをくれるなら光栄なこと。それは金丸君が決めること。いい返事待ってます。(いつチャボから譲り受けた?)7、8年前ですね。何回か防衛戦もしてるんですけどね。団体のことがあって、ここじゃ使えない。藤波さん、木村健吾さん、大仁田さんもまいた歴史あるベルトですよ」
◇第4試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[2敗=0点]ダーク・クエルボ ○ダーク・オズ(2分42秒 反則勝ち)[1勝1敗=2点]KENSO Xディーロ・ブラウン
※凶器攻撃
◇第5試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝2敗=2点]○鈴木鼓太郎 青木篤志(13分14秒 エンドレスワルツ)[1勝1敗1分=3点]秋山準 X大森隆男
◇第6試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点]○曙 金丸義信(9分45秒 体固め)[1勝2敗=2点]ジェームス・ライディーンXマイバッハβ
※ランニングボディプレス
◇第7試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝2分=4点]△潮崎豪 宮原健斗(30分00秒 時間切れ引き分け)[2勝1分=5点]△諏訪魔 ジョー・ドーリング
【ドーリングの話】「ガッデム! ケントが全日本の未来だって? 違う。中心は俺たちだ」
【諏訪魔の話】「試合してみて分かった。Evolutionのほうが数段、上だ。あいつらは若さと粘りだけ。気持ちをへし折らないとダメだな。『諏訪魔様には勝てねえ…』って思わせないとダメだ」
【宮原の話】「ごめん」
【潮崎の話】「次だ。次にいこう」
金丸の保持する世界ジュニアヘビー級王座に挑戦表明したウルティモが自身の保持するNWAインターナショナルジュニアヘビー級王座をかけダブルタイトルマッチにすることを提案した。インターナショナルジュニアヘビー級王座はもともと新日本プロレスのベルトだったが、当時王者だったチャボ・ゲレロを全日本が王座ごと引き抜いて、NWAの許可を得てそのまま全日本のベルトとなった。金丸の保持する世界ジュニア王座は元はインタージュニア王座だが、全日本プロレスがNWAからインタージュニア王座の管理を一任されてから現在のデザインに変わり、元のベルトは封印されたがウルティモのベルトは復活や継承ではなく別物だという。
ウルティモの王座は本人は復活と主張しているが、NWAも組織が代替わりし、またIGFの澤田敦士のベリテイジ王座が放置状態となっているのと同じで管理も杜撰なことから、あくまで個人所有のベルトと見ていいだろうと思う、だがウルティモの王座も後藤洋央紀や大原はじめなどが巻いていることから、それなりに権威があることは確かのようだ。
また最強タッグ公式戦はKD軍はAAA代表チームと対戦するも、KD軍が試合無視の大暴走で反則負け。秋山組は鼓太郎組と対戦するが大森がアックスボンバーを狙ったところで鼓太郎が回転十字固めからのエンドレスワルツで3カウントが入り、秋山組はまさかの逆転負けという波乱が起きた。
曙組はチームワークの差を見せつけZERO1組を破り、EvolutionはXceedと対戦しXceedを分断して主導権を握り、終盤も潮崎をKOしたEvolutionが孤立した宮原に集中砲火を浴びせたが宮原が懸命に粘り、蘇生した潮崎が盛り返すもフルタイムドローとなった。XceedもEvolution相手に頑張ったがリーグ戦を考えると2引き分けがどう響いてくるか… -
世界最強タッグ開幕もXceedが秋山組とフルタイムドロー!青木にKENSOから勧誘の魔の手が・・・
11月29日 全日本プロレス「2013世界最強タッグ決定リーグ戦」 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場 611人
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○SUSHI 佐藤光留 グルクンマスク(11分08秒 TEKKAMAKI)入江茂弘 石井慧介 X高尾蒼馬
◇第2試合◇
▼提供試合/30分1本
○守屋博昭 冨宅飛駈(12分09秒 エビ固め)内田祥一 X河村嘉哉
※パワーボム
◇第3試合◇
▼30分1本
西村修 ○ウルティモ・ドラゴン
(13分03秒 片エビ固め)渕正信 X井上雅央
※アサイDDT
◇第4試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝=2点]KENSO ○ディーロ・ブラウン(12分00秒 片エビ固め)[1敗=0点]鈴木鼓太郎 X青木篤志
※ローダウン
【KENSOの話】「潮崎、お前はハウスドッグ。飼い犬だ。よくこの言葉の意味を考えろ。潮崎、てめぇはハウスドッグだ。Xceedはすでに死んでる。俺たちDKが全てのベルトを奪取する。そして青木、お前がついていくべき人間は潮崎じゃない。お前は飼い犬としてついていくのか? お前のキャリア考えろ。ついていく人間は潮崎じゃない。DK、KENSO、ディーロ・ブラウンだろ」
◇第5試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝=2点]○曙 金丸義信(10分31秒 体固め)[1敗=0点]ダーク・オズ Xダーク・クエルボ
※ジャンピングボディプレス
<試合後>
ウルティモ「金丸君、先日、最強の挑戦者・鈴木鼓太郎選手に勝って、そろそろ挑戦者がいないんじゃないか? 最強タッグが終わってからでいい。考えといてくれ」
金丸「リーグ戦終わったらハッキリさせます」
【バックステージでの曙&金丸】
▼曙「内容がだんだんよくなってきてるし、お互いの動きもだいぶわかるようになってきたんでね。見た通り、ヘビー級のリングで、金丸さんが結構大変な思いしてると思うけどね」▼金丸「後ろに横綱がいると心強い。こっちも横綱の動きがわかってきて、やりやすくなってきてる」
――パートナー変更は正解だった?
▼曙「正解ですね」
――優勝への手応えは?
▼曙「これからですね。今日初戦でこれから。見た通り、相当のメンバーが残ってるんで。疲れ残さないでスカっとした早い試合展開で臨めばチャンスがあると思う」
▼金丸「入場式をみても回りは凄い選手ばかり。その中でヘビーと違う動きをして、動き回って、疲れたとこで横綱に決めてもらう」
――ウルティモが正式に挑戦を表明したが?
▼金丸「正直、あのベルトわからないし、今はリーグ戦なんで」
▼曙「びっくりしたよ。三冠挑戦させろと言ってくるかと思ったよ(笑)」
――お二人ともベルトを持参せず入場したが?
▼曙「出る前に相談したんだよ。リーグ戦なんで、ない方がいいって」
▼金丸「まぁ、いいスタートきれたんで」
▼曙「5連戦だからね。来週の日曜もここで試合。大変だよ」
▼金丸「最後まで戦えるように頑張ります」
▼曙「開幕戦って感じしないね。二人ともシングルのタイトルマッチやったばかりだし(苦笑)」
◇第6試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1分=1点]潮崎豪 △宮原健斗(30分00秒 時間切れ引き分け)[1分=1点]秋山準 △大森隆男
【試合後の秋山&大森】
▼秋山「しょうがない」▼大森「すいません。俺の詰めが甘かった。宮原よ、お前この間の両国よりか粘り強さが出てきたな」
▼秋山「しょうがない。負けなかったのがよかったのか、勝てなかったのが最悪かわからないけど、ベテランの味で乗り切ろう」
――試合後、潮崎と拳を合わせていたが、決勝で決着戦を約束した?
▼秋山「そうだよ」
◇第7試合◇
▼2013世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦/30分1本
[1勝=2点]○諏訪魔 ジョー・ドーリング(16分20秒 体固め)[1敗=0点]ジェームス・ライディーン Xマイバッハβ
※ラストライド
【諏訪魔の話】「調子いい。絶好調。チャンピオンとして全勝優勝。ここで誓わせてもらう。どんなガイジンでもジョーのパワーには勝てないよ。改めて味方でよかったと思ったよ。この先に二人で三冠やる夢もあるしね。目の前の敵を潰していくよ。(ZERO1コンビの手応えは?)言うことないよ。マジで言うことないな」
全日本プロレスのタッグの祭典である世界最強タッグが開幕、公式戦第1試合はバンビ・キラーの負傷でKENSOが代役出場となったDK軍が鼓太郎組と対戦し、鼓太郎が連係で先手を奪うが、DK軍が鼓太郎組を分断して形勢を逆転させ、青木に集中砲火を浴びせる。鼓太郎のピットをKENSOがスピアーで迎撃すると、DK軍が猛ラッシュをかけ、最後はティーロがローダウンで青木から3カウントを奪い白星発進、試合後にはKENSOが青木にDK軍入りを迫ったが、最強タッグ制覇だけでなく勢力拡大もテーマに掲げているようだ。
曙、金丸の王者コンビは金丸がスピードでAAA軍を上手くかきまわして曙に繋ぎ勝利、曙組は体重差はあるが意外と安定感のあるチームになりそうだが、試合後には第3試合で雅央を降したウルティモが金丸の保持する世界ジュニア王座に挑戦をアピールしたが金丸は返事を保留した。金丸も最強タッグに集中したいのもあり、選手権が行われるのは年明けといったところだろう。
セミは秋山組と潮崎組のXceedが対戦、秋山はXceedを分断にかかるも、Xceedも懸命に食い下がる。やっと宮原を捕らえた秋山はフロントネックロックで捕獲しエクスプロイダーを決め一気に勝負に出るが宮原は懸命に粘り、交代した潮崎が豪腕ラリアットで形勢を盛り返す。交代を受けた宮原は大森にブレイブハートを狙うが、大森はアックスギロチンドライバーで返す、しかしアックスボンバーを阻止した宮原は二段式ジャーマンを決めると丸め込み技の連打で大森を追い詰めるがタイムアップで引き分けとなり、試合後は両軍共優勝戦での再戦を約束、10.27両国とは違い宮原が懸命に3人に食い下がった試合だった。
メインのEvolution vs ZERO1はEvolutionが全日本初参戦のマイバッハを捕らえ、最後は諏訪魔がラストライドで3カウントを奪い白星発進に成功した。
今年も開幕した最強タッグ、果たしてどのチームが優勝するか? -
曙が肉弾戦の末ドーリングを降し王座防衛!猛威を振るうKENSOに蝶野がバックアップへ!
11月24日 全日本プロレス「2013王道ルネサンス」 長野・ビッグバット 1743人
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○バンビ・キラー(6分17秒 片エビ固め)X井上雅央
※バンビ・キラー・スイングネックブリーカードロップ
(試合後にKENSOとディーロが駆けつけ雅央を襲撃)
KENSO「私は長野のことが大好きです、でもここにいるお前ら、気色が悪いと思っております」
(KENSOはコーナー上で中指を突き立てる)
◇第2試合◇
▼GAORA TV チャンピオンシップ王座決定戦/時間無制限1本
○SUSHI (11分49秒 エビ固め)X石井慧介
※カツオの一本釣り
☆SUSHIが第3代王者となる
【SUSHIの話】「やったぁ! やっと、やっと獲れた! 石井選手、若いから勢いがあった。やばかった。最後、ホントにやばかった。負けるかと思ったけど、このGAORA TVを獲りたいって気持ちが上回ったと思う。このGAORA TV王座,KOの前のチャンピオンに返上されたんでしょ。このGAORA TV王座も自分もイチから出直し。一緒にイチからやり直していきます。また時がきたら世界ジュニアも狙っていく。すぐに挑戦はできないと思うけど、虎視眈々と狙ってるから。このベルトと成長していきます。(どんなベルトにしたい?)自分にしかできない、コミカルな人ともできるし、シリアスな戦いもできる。コミカルな人とこのタイトルかけてやってもいい。それは世界ジュニアではできないこと。どんな相手でもいい。ガイジン、他団体誰でもいい。階級も問いません。このベルトとともに歩みます。このベルト絶対に離さない。途中誰かに離されたんだろ。俺はずっと離さない。やっと獲れた!]◇第3試合◇
▼30分1本
○秋山準 大森隆男(15分50秒 片エビ固め)諏訪魔 X佐藤光留
※エクスプロイダー
◇第4試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第35代王者]○金丸義信(20分38秒 片エビ固め)[挑戦者]X鈴木鼓太郎
※タッチアウト
☆金丸が7度目の防衛に成功
【金丸の話】「お互い知り尽くしてるんで、お互いフィニッシュを簡単に出さないようにしてたし、向こうもこっちも警戒してた。最後3つ獲れてチャンピオンの証明ができたかなと。(ブレーンバスターをこれでもかと繰り出したが?)いけるとこまでいこうかなと。(ボディ攻めに苦しめられたが?)今まで腹攻めってされたことないけど、(鼓太郎も)やってきたことなかったんじゃないかな。危ない場面はあったけど、最後気持ちでいけたんで。(鼓太郎はXceedの一員となったが?)向こうには向こうの考えがあって、俺は秋山さんと一緒にやっていくし、(鼓太郎は)正面に立ってる人間。やる時は思い切りやれるし、今までもそう。(もはや敵なしとなったが?)もう一人、(鼓太郎の)パートナーの青木ぐらいですね。こっちから動く必要ないし、他団体が来てもいいし。(最強タッグに曙と組んで出場するが?)もちろん俺だけ勝ってもね。このあと横綱も勝ってくれると思うし、チャンピオンとして二人でリーグ戦で臨みたい。(チャンピオンとして越年も見えてきたが?)このままでいったら、そんな感じですね。その時はその時でコメントを考えておきます(笑)」
◇第5試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
蝶野正洋 ○KENSO ディーロ・ブラウン (20分41秒 片エビ固め)潮崎豪 宮原健斗 X青木篤志
※葉隠れ
【KENSOの話】「よく聞け! 風が吹いたぞ! KENSOに風が吹いたぞ! 蝶野が入った!!」
◇第6試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第47代王者]△曙(5分16秒 両者リングアウト)[挑戦者]△ジョー・ドーリング
※
---再試合---
[第47代王者]○曙(2分14秒 体固め)[挑戦者]Xジョー・ドーリング
※ヨコヅナインパクト
☆曙が初防衛に成功
<試合後>
曙「今日はたくさんご来場いただき、ありがとうございました。これからも自分が精一杯、全日本のリングを守るんで、応援よろしくお願いします。(金丸を呼び出し)「最強タッグ、真剣に獲りにいきます!」
<バックステージにて>
【曙の話】「プロレスは何歳になっても勉強ですね。(両者リングアウトで再試合となったが?)やっぱりプライドですよ。引き下がれない。全くカウントとか耳に入らないですね。(ドーリングは)やっぱり一番怖いというか、手強いですね。力も負けないし、暴れ方も負けない。(フィニッシュも豪快だったが?)いつも言うけど、ここだって思ったときしか出さない。だからたぶん対応しきれない。クロスボディをキャッチして落として、プレス3連発。普通の人なら耐えられない。それでも返してきた。あとはヨコヅナインパクトに入れば勝てる。そこにもっていくのがしんどい。それに上に担がれて落とされたり、なかなかないからね。あれだけでスタミナが奪われるから。(再試合を受けたのは?)プライドが許さない。僕も納得できないし、相手もそうだと思う。リングアウトで防衛してもしょうがないし、これだけたくさんお客さんが来てれたのにエー?ってなるし。(防衛ロードの第一歩を踏み出したが?)形はそうなんですけど、毎日勉強ですね。最後はきれいに決めたけど、そこまでもっていく完全な試合の流れを作らないと完全なチャンピオンじゃないですね。まだ横綱相撲じゃない。まだまだ必死ですよ。(次の挑戦者の希望は?)9月から僕の中で全日本にいる横綱、大関連中を今日まで倒してきたつもりだし、残ってるのは一人しかいない。今、一緒に完敗したワイルド(大森)ですね。僕の個人的な意見ですよ。とにかくベルトにツバを吐かないようにお願いしたい。(最強タッグは金丸との王者コンビで出場するが?)こういう時は去年までタッグのスペシャリスト・浜亮太と組んだけど、どうせ出るならチャンピオン同士で出たかったし、どこまで向かっていけるかわからないけど、精一杯ぶつかっていく。俺らが優勝したら面白いと思うしね。力合わせて、スピードとパワーを絡ませたいと思ってますね」
全日本・長野大会で曙が三冠王座をかけてドーリングの挑戦を受け、序盤から両者は肉弾戦を展開するも、ドーリングが場外に逃れたところで曙が追いかけ、両者共客席まで雪崩れ込んで乱闘になるが、両者共場外戦に夢中になりすぎたのかPWFルールの場外カウント10となって両者リングアウトとなり、曙の要求で再試合となる。
再試合も肉弾戦となるがドーリングがドロップキックからのデスバレーボムで勝負に出るが、ドーリングと曙がラリアット合戦となり、ドーリングのクロスボディーを曙がキャッチしアバランシュホールドで叩きつけると、ボディープレスの連打からのヨコヅナインパクトで突き刺し3カウント、大乱戦を曙が制し初防衛に成功した。金丸vs鼓太郎の世界ジュニア選手権は、金丸が鼓太郎のウラカンラナをパワーボムで叩きつけてから、鼓太郎のウイークポイントである首攻めを展開して先手を奪うが、金丸の得意パターンである駆け上がり式ギロチンドロップをかわした鼓太郎がボディーへの攻めで流れを変え、ボディへのエルボーを駆使して金丸のスタミナを奪いにかかる。
しかし金丸が鼓太郎のブレーンバスターをDDTで切り返してからヤッホーボディーアタックから大技をラッシュすれば、鼓太郎も地獄の断頭台などで応戦。金丸は垂直落下式ブレーンバスターで勝負に出るが、雪崩式垂直落下ブレーンバスターを阻止して鼓太郎は場外へ金丸を落として三沢魂エルボースイシーダを発射、しかし雪崩式ブレーンバスター狙いを金丸が阻止してディープインパクトから再び垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、鼓太郎もエルボーコンポから三沢魂ローリングエルボー、ブルーディスティニーと畳み掛けるが三沢魂タイガードライバーは金丸がアックスギロチンドライバーで返して鼓太郎の首に決定的なダメージを与えると、ディープインパクト、垂直落下式ブレーンバスター、タッチアウトで3カウントを奪い首攻めに徹底的にこだわった金丸が王座を防衛した。
また空位となったGAORA王座決定戦としてSUSHIと石井が対戦し、石井は腰攻めで主導権を握り、ジャーマンやタイガースープレックスで追い詰めるが、SUSHIが地獄突きやチンクラッシャーで流れを変えると、石井をニールキックをかわしたSUSHIがトラースキックからのカツオの一本釣りで3カウントを奪い念願の王座奪取となった。
セミでは第1試合で雅央を袋叩きにしたKENSO軍に蝶野が加わりXceed軍と対戦、試合はKENSO軍が巧みなタッチワークで主導権を握り、Xceedが反撃するも主導権を奪うまでには至らない。最後はKENSOが青木を捕らえてステッキで一撃を浴びせると葉隠れで3カウントを奪い勝利を収め、試合後は蝶野がKENSO軍をバックアップすることを示唆した。KENSOのヒール転向に関しては白石伸生オーナーが解雇処分をチラつかせているが、現場が使っているということはオーナーのブログは相手にしていないということだと思う、それに蝶野が黒幕として加われば面白いチームになる可能性もあるというか、KENSOのヒール転向の真の黒幕は蝶野ということなのかもしれない・・・
地方大会でのビッグマッチは大成功となった全日本、現シリーズを終えた後は最強タッグ、ファン感謝デーで激動の2013年を終える、年内も無事こなしてほしいが・・・