ZERO1
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鈴木秀樹がZERO1に参戦を表明!悪天候を吹き飛ばした奉納プロレス
3月30日 ZERO1「奉納プロレス10周年記念大会 第11回大和神州・力まつり」東京・靖国神社相撲場
(試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより)
◇第1試合◇
▼夕陽ファイナルカウントダウン/30分1本
○里村明衣子(12分06秒 エビ固め)X夕陽
※デスバレーボム
◇第2試合◇
▼世界のプロレス/30分1本
マウゼル・スコット ウィリアム・スコット ○モナヴィー・イエロー モナヴィー・パープル(10分49秒 体固め)TARU“brother"YASSHI 拳剛 Xブゥードゥーマスク9号
※ダイビングセントーン
◇第3試合◇
▼NWAインターナショナルライトタッグ選手権王座決定戦3WAYタッグマッチ/60分1本
○タイガースマスク ビリーケン・キッド(14分11秒 タイガーススープレックスホールド)ジェイソン・リー X藤田峰雄
※もう1チームは日高郁人 フジタ"Jr"ハヤト
☆ビリーケン・キッド&タイガースマスクが第15代王者組となる
◇第4試合◇
▼30分1本
KAMIKAZE ○大鷲透 菅原拓也(16分01秒 体固め)崔領二 ショーン・ギネス X横山佳和
※ノド輪落とし
◇休憩明け◇
(鈴木秀樹登場)
鈴木「「ZERO1ファンの皆さん、初めまして。鈴木秀樹です。プロレス界という大きい海に飛び出しました。まず最初にZERO1に上がります。目標はZERO1のチャンピオンです。一回でチャンピオンになります」
◇第5試合◇
▼ミスタープロレス奉納参戦/30分1本
○大谷晋二郎 天龍源一郎(13分41秒 体固め)田中将斗 X橋本大地
※ドラゴンスープレックス
【バックステージでの天龍&大谷】
――靖国初参戦はどうだった?
▼天龍「いやあ、爽快ですよ。こういう天候の中でお客さんはずっと応援してくれてね。レスラー冥利に尽きるね。でもある意味、ここで靖国の奉納相撲に上がって、その次のステージに上がろうってプロレスに転向したから。感慨深いですよ。大谷、大丈夫か?」
▼大谷「全然大丈夫です。どうもありがとうございました。終わってから言い訳するわけじゃないけど、大地は最近元気いっぱいだ。全部受けきろうと思ったけど、芯まで来るんですよ」
▼天龍「最後は俺の肩に足が引っかかってね」
▼大谷「いやいやいや。とんでもないです。本当に何ともないんで。今日は天龍さんと組ませていただいて、勝つことができたのが本当に嬉しいです」
▼天龍「(大谷にチョップを打ち込むと)これは初チーム祝いだから(笑) 俺は顔面ウォッシュは受け慣れてるからね」
▼大谷「天龍さん、もろにノドに入りましたね(笑)」
▼天龍「橋本大地もあのがっつく気持ちがあればね。ちょっとはお父さんの遺伝子を継いでいると思いますよ。本当にバーッと蹴られて、ビーンと痺れて、もろに崩れちゃったからね。そのぐらいいつも魂を込めて蹴ればいいんですよ」
――橋本真也さんと似たところはあった?
▼天龍「いや、生意気なところはそっくりだよ。俺をガチーンとカチを食らわせてやっても、かかってくるところはお父さんの遺伝子があるんだろうね」
――突っ張りをガンガン打っていったが?
▼天龍「あれは靖国だからね。俺の相撲の今までの略歴をここで奉納したということですから。最後の突っ張りですよ。と言っても、4月1日だからかもしれないけど。それだけ大地が俺をムカッとさせたってことですよ。本島ににあの時は延ばしてやろうかと思って」
――大地選手の蹴りと真也さんの蹴りを比べると?
▼天龍「それは比べたら可哀想でしょ。140キロのウェイトで蹴るのと、あのお兄ちゃんが蹴るのはやっぱり違いますよ。いや、シャープさはあるけどね。ズシンと来るのはまだまだ。橋本真也の方ですね。袈裟斬りでもそれだけの衝撃があったけど、彼はまだ発展途上なんで。いずれは彼がいつか『靖国で天龍のオッサンにやられたお返しをしましたよ』って皆さんの前で話すことになると思うよ。その時の俺は居酒屋のおっちゃんだけどね(笑) 大谷からは刺激を受けるね。こういう熱いマグマを持つ男には」
▼大谷「負けたくないんで。若いやつらに負けたくないんで。こんなの全然怪我のうちに入らないし」
――あいにくの天気の中での試合となったが?
▼大谷「雨は降ってましたか? 僕には見えなかったけど。まったく見えませんでした。天龍さん、今日は雨降ってましたかね?」
▼天龍「俺には銭形平次が投げた天保銭が降っているように見えましたよ」
▼大谷「じゃあ、僕もそれで(笑) みんなが雨に見えたのは、銭が舞ったんだと」
◇第6試合◇
▼敗者髪切りマッチ/30分1本
○デーモン植田(11分12秒 体固め)Xおまたゆうちゃく
※ルシファーズハンマー
◇第7試合◇
▼世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○佐藤耕平(13分12秒 ジャーマンスープレックスホールド)[第15代王者]Xジェームス・ライディーン
☆ライディーンが5度目の防衛に失敗、耕平が第16代王者となる
(試合後に耕平が観戦していた鈴木にアピール)
耕平「うちのリングに上がって、一発でチャンピオンになるって大口叩いてたな。俺がZERO1のチャンピオンだ! いつでも来い」
(天龍と大谷が登場)
天龍「彼の後で俺が何を言っているかわかりますか?テリー・ファンクがプロレスを辞める時、『プロレスファン、愛しているよ』と言いましたけど、僕もこの雨の中で来ていただいたプロレスファンのために…愛してるよ!」」
大谷「皆さん、太陽が出てきました!プロレス、面白かったですか? プロレスで元気になりましたか?」
(大谷に促されて耕平が締め)
耕平「3・2・1、ゼロワン!」
【耕平の話】「途中で何度も心が折れそうになったんですけど、試合の途中で太陽が出てきて、ここで折れるわけにはいかないなと思いました。やっぱりあの若さで火祭りを優勝して、ベルトを持っているだけ合って、今までやってきたチャンピオンの中でも一、二を争うほど強かった。まだ年齢的な部分もあるし、技術とか荒いところがあるけれど、それを補う強さや力、勢いがあったんで。あいつもこれで取られて黙ってるやつじゃないというのは、試合を通して知っているんで。気を引き締めていきたいと思います。それよりも、取った後に腹が立って、リングで言ったんですけど、元IGFの鈴木。あいつに関しては、正直『誰だ?』と思ったし、うちのリングでマイクを持って、『一発でチャンピオンになる』と。そんな甘いもんじゃないんだよ。チャンピオンから獲るんでしょ? 俺がチャンピオンなんだから、来ればいいじゃない。叩き潰してやるよ。うちのリングをあまり舐めないほうがいい。(初防衛戦で対戦してもいい?)いいですよ、全然。負ける気がしない。どういう選手か知らないというのは、得体の知れない怖さがひとつと、逆に本当に業界の中で引っかかるものが何もないから知らないというのがある。彼に関しては後者の方なんで。俺がチャンピオンなんだから、いつでもやってやるよ。(目標とするチャンピオン像は?)いろいろと考えてます。でも、前みたいにベルトを獲ったから他団体とやるとか、今はそうじゃなくて、うちの中でそれぞれが…弾丸ヤンキースだったり、ブードゥ・マーダーズだったり、みんながそれぞれ主張をしてきて、派閥みたいのができている。その中でも一番強い者が持つベルトだから。そういう意味で、うちの最強の王者になろうかなと思います。とりあえずベルトを獲ったんですけど、この後に大日本の大会が名古屋でありますんで。間に合いそうもないので、急いで行きます。相手側にはストロングBJのチャンピオンの石川晋也が立っているんで、今までのように、胸を貸すとか貸さないとか、若いとか若くないとかじゃなく、うちのチャンピオンとしてあっちのチャンピオンを潰していきます」
ZERO1毎年恒例の靖国奉納プロレスが雷雨と強風の中開催され、今回は天龍が参戦。天龍は第5試合で大谷と組んで田中、大地の弾丸ヤンキースと対戦。大地と対峙した天龍は大地の張り手に対し突っ張りで応戦し蹴りまくり、大地のキックも張り手で返す天龍に大地も掌低で応戦しローキックでダウンを奪う。交代した大谷も孤軍奮闘するが、再び登場した天龍が田中、大地とグーパンチを連発。田中相手に逆水平合戦に挑みグーパンチを浴びせる。終盤も大谷が捕まる展開となるが、天龍がカットに入ると大地にラリアットを浴びせ、大谷とのラリアット&延髄斬りのサンドウィッチ攻撃を披露してから大谷がジャーマン、ドラゴンスープレックスで3カウントを奪い勝利。
セミのデーモンvsおまたによる髪切りマッチはデーモンが序盤からパワーで圧倒、おまたも反撃するがデーモンのラフの前に寸断され、ペースがつかめない。デーモンはデーモン水を噴射するがレフェリーに誤爆すると、おまたは串刺しダブルニーからキャプチュードを狙うが、デーモンは踏ん張りバックドロップやラリアットを浴びせる。おまたはコードブレーカー、垂直落下式キャプチュードを決め猛ラッシュをかけるが、デーモンはデーモン水でおまたの攻勢を断ち切ると垂直落下式ブレーンバスターからルシファーズハンマーで3カウントを奪い完勝、試合後はルール通りにデーモンはおまたの頭をバリカンで刈り、退場後はおまたが自らバリカンで髪を剃り挙げる。デーモンに連敗しリングネームを改められ髪まで奪われた、おまたはどこまで落ちていくのか・・・
メインはライディーンの世界王座に耕平が挑戦、ライディーンはパワーで押すも耕平は膝蹴りからのローキック、スリーパーなどで主導権を握る。耕平はパイルドライバーを狙うがライディーンはスルーしてラリアット、バックドロップからパワーボムを狙うも、今度は耕平が踏ん張ってジャーマンで投げ捨て、ライディーンもラリアットで応戦する。ライディーンはハンマーパンチ、ヘッドバット、ラリアット、チョークスラムと畳み掛けるが、耕平も膝蹴りかポールスターで応戦しラリアットをブロックしてからタイガースープレックスを決め、最後はパイルドライバーからの2段式ジャーマンで3カウントを奪い王座を奪取した。また休憩明けにはIGFを離れフリーとなった鈴木秀樹がZERO1に参戦を表明した、ケンドー・カシン追随して全日本プロレスに参戦かと思われたが、フリーということで全日本だけでなくZERO1にも上がるということなのか・・・
全試合終了後には雨も上がり太陽も再び顔を出した、プロレスは悪天候を吹き飛ばすパワーがあると感じさせた。PR -
25 年越しで実現した大仁田vsUWF、壮絶!四人同時爆破!!
3月21日 ZERO1「とんこつ大花火〜プロレス・西のメッカ!博多スターレーン大炎上〜」 博多スターレーン
◇第1試合◇
▼30分1本
○ジェイソン・リー(8分49秒 死亡遊戯)X藤田峰雄
◇第2試合◇
▼とんこつGメン yasu鵜池 プロレスデビュー戦 邪道軍vs九州軍/30分1本
○田中純二 阿蘇山 ジ・アッチィー 久保希望(15分41秒 体固め)矢口壹琅 保坂秀樹 yasu鵜池 X藤井健一
※ダイビングヘッドバット
◇第3試合◇
▼ZERO1vsNWF/30分1本
KAMIKAZE ○デーモン植田 菅原拓也(12分11秒 片エビ固め)田中将斗 おまたゆうちゃく X日高郁人
※ルシファーズハンマー
◇第4試合◇
▼30分1本
○橋本大地 橋本和樹(14分12秒 片エビ固め)佐藤耕平 X横山佳和
※ライジングDDT
◇第5試合◇
▼世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[第15代王者]○ジェームス・ライディーン(15分11秒 片エビ固め)[挑戦者]X崔領二
※パワーボム
☆ライディーンが4度目の防衛に成功
◇第6試合◇
▼「とんこつ替え玉5倍」ノーロープ有刺鉄線電流爆破&爆破電気椅子デスマッチ/時間無制限1本
○大仁田厚 大谷晋二郎(14分21秒 体固め)X藤原喜明 高山善廣
※4人同時爆破から
(試合後 週刊プロレスモバイルより)
大仁田「オイ、オイ、オイ……。俺は俺はこういう生き方しかできん。だけど、何十年か前にUWFに大阪で『チケットもってますか?』と門前払いくって、この屈辱を絶対忘れないと誓ったんじゃ! それから×3 ZERO1の皆さん、そして大谷選手、今日はありがとよ!」
(大仁田が大谷を抱きよせるとオオタニコール。)大谷「ありがとうございました。電流爆破、スゲかったげと、これだけは言うぞ、俺にとっては電流爆破もいつもやってるプロレスも、プロレスには違いないんだ。プロレスでみんなを元気を与える、この重いを胸に今日はリングに上がりました。博多のプロレスファンの皆さん、今日、プロレスを見て元気になりましたか!? プロレス最高ですか!? ありがとうございました。最高の経験させていただきました。ありがとうございました」
大仁田「オイ! 博多、元気ない! オイ、オイ、オイ……。よーく聞け。邪道でなにが悪いんじゃ、俺はお前たちとともにこれを一生貫いていくんじゃ!」
(バックステージ)
大谷「ボクの想像の、想像していた威力をはるかに上回る…アー……威力でした。しかしよ、なんでだろうなぁ…試合終わった瞬間、涙があふれてきてよ。勘違いするな。怖かったとか、そんな部類じゃねえからな! プロレスラー、そして人として、男として、成長できた気がします。この恐るべき、そして経験した者にしかわからないたまらない空間に入る、指名をしてくれた大仁田厚……ありがとうございました。それ以上何も思い浮かばない。なにかありますか?(試合前は試合が終わらない自分がどんな気持ちになるかわからないと言っていたが)どう考えたって試合前に、どう考えたってよ、どう頭ひねったってよ、ひねり出せない気持ちだ! 試合前にはどんな頭ひねっってもよ、出せねえ感覚だ! あのリングに上がったから、そして生還したから初めて感じれる気持ちだ! 言葉に言えねえな。でも、いまが上がる時だと思って上がったことに間違いなかったと心から思いました。なんだか意味のわからねえよ、涙が出てくるヤツはよ、心で闘った証拠なんだ! マイクでも言った通り、俺にとっちゃプロレスだ! 電流爆破も、俺がいつもリングでやってるプロレスも…プロレスなんだよ! プロレスって見た人間に元気を与えるものなんだ。みんなが大きく返事してくれたろ。満員のお客さんが返事してくれただろ。あれで満足だ。俺が上がるべきリング、プロレスラー大谷晋二郎が上がるべきリング、いまだと思ったらこれからも思いっきり元気を発信するため、プロレスラー大谷晋二郎はリングに上がり、プロレスをしたいと思います。(顔面ウォッシュをやったが?)やったよ、もう。最後飛び込む時なんかよ、もう…言い方悪いけど『どうにでもなれ』だ。そのくらいの魂で俺はみんなに元気与えてんだ。やったよ、顔面ウォッシュ。やったよ、顔面爆破ウォッシュ。俺が爆破しちゃったけどね」
大仁田「まあ電気椅子で、あそこで(カウント)2で返された。藤原組長ってやっぱり執念というか、感じましたね。博多の地でこうやって大成功したというのが一つのアレだし、ぜひ11月3日には熊本でやりますので、くまモンに電流爆破に入ってもらいたいなと。くまモン電流爆破(笑)。不思議なことに子供も多いし。子供がたくさん来てくれてるし、そういった部分では(よかった)。申し訳ないですけど、何十年か前に大阪府立体育館で『チケット持ってますか?』って言われた屈辱は自分のなかで沸々と残ってましたけど、なんかきょう吹っ切れた。(大谷は涙を浮かべていたが)俺、武道館で初めて大谷選手と闘ったのが何十年か前。その時はたぶん『電流爆破こわい』と言ったって、絶対に来なかった人なんですけど、背負ってるものというか…やっぱり何か嬉しかった。来年40周年ですから、それに向けて、まだ申し訳ないですけど、電流爆破ツアーも1試合終わっただけですから。あとまだ9試合ぐらい残ってますんで。11月3日、くまモン出てこい!」
藤原「(激しい闘いになったが)クッソ、クッソ、クッソー! クッソー!(とドアを蹴りながら去る)」
高山「藤原さんが一番悔しいだろうね。俺も悔しいけど、ここ(博多スターレーン)でやられたのは藤原さんが一番悔しいと思うよ。大仁田、覚悟しとけよ!」
続いて「とんこつ大花火」をSAMURAIの生放送で視聴、メインは昨年から抗争が勃発している大仁田vs高山による電流爆破タッグマッチが行われ、大仁田は電流爆破マッチ初体験の大谷、高山は1度だけ経験のある藤原をパートナーに起用した。
試合は大仁田vs高山、大谷vs藤原の絡みでスタートするが、藤原が大仁田、大谷に頭突きを乱打、大谷が怯んだところで高山が有刺鉄線に叩きつけ大谷が被弾、電流爆破マッチ初体験の大谷は大ダメージを負い、しばらくの間立てない。また場外では大仁田と高山が大乱闘を繰り広げ互いに流血となる。リングに戻ると藤原が大仁田を被弾させた後で脇固めで捕獲するが、大仁田は自ら有刺鉄線に触れて自爆し脱出、大谷も高山に顔面ウォッシュを敢行し自爆する。これで流れに乗った大仁田は高山にDDOを敢行した後で、大谷とのダブルショルダーで高山を被弾させる、高山に集中砲火を浴びせた大仁田組に藤原がカットに入るが、大仁田は藤原をイスに座らせると爆破イスで殴打し爆発する。だが却って藤原に気合いが入ったのか頭突きを乱打すると4人同時に被弾も大仁田が一番ダメージが大きかった藤原をカバーして3カウントを奪い勝利となった。
1988年12月、第二次UWF大阪大会に当時新間寿が計画していた格闘技連合の一員となっていた大仁田は挑戦状を携えて来場しようとしたが、UWFの社長だった神真慈氏が「チケットを持ってますか」と返され、大仁田は門前払いを食らわされた。当時は藤原はまだ第二次UWFに合流しておらず、高山もデビューしていなかったが、あの当時のエース格である前田日明、高田延彦の師匠である藤原を電流爆破のリングに引きずり出したことでFMWvsUWF、いや大仁田vsUWFを実現させた。大仁田にとって勝ったことよりも実現させた感慨の方が深かったかもしれない。
セミの世界選手権は序盤からライディーンがパワーで圧倒、崔も反撃するが単発に終わり、ライディーンのペースのまま試合が進んでいく、崔は雪崩式ブレーンバスターでやっとライディーンの攻勢を止め、赤川鉄橋、山折りと畳み掛けるが、那智の滝がかわされるとライディーンがサイドバスター、ラリアットと逆に畳み掛け、最後はパワーボムで3カウントを奪い完勝防衛を収めた。ZERO1 の戦いはKAMIKAZEのVM入りと弾丸ヤンキーズの台頭で盛り上がっているが。ライディーンの独走はまだ続いている、果たして誰が止めるのか? -
13年目のZERO1、弾丸ヤンキーズが台風の目!社長&副社長タッグは微妙なままも終わりよければ全て良し!?
3月9日 ZERO1「ZERO1・13周年記念大会」後楽園ホール
<試合後のコメントなどはプロレス・格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
日高郁人 ○横山佳和(9分12秒 体固め)X藤田峰雄 NOSAWA論外
※デスバレーボム
◇第2試合◇
▼絵本プロレス/30分1本
○大鷲透 拳剛(8分41秒 横十字固め)ゴキブリマスク1号 Xゴキブリ親父
◇第3試合◇
▼夕陽卒業カウントダウン/30分1本
○中島安里紗(10分39秒 ドラゴンスープレックスホールド)X夕陽
◇第4試合◇
▼30分1本
○デーモン植田 菅原拓也 “brother"YASSHI(13分51秒 体固め)X小幡優作 木高イサミ 宮本裕向
※ルシファーズハンマー
◇第5試合◇
▼インターナショナル&NWA世界ジュニアヘビー級2冠選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ジェイソン・リー(14分11秒 死亡遊戯) [王者]XHUB
☆ジェイソンが新王者となる
(休憩明けに大谷と柿沼謙太さん登場)
柿沼さん「先日発表しました引退試合ですが、想像を超えた壁があり、できなくなりました。4月からZERO1で培った熱い思いと、あきらめない気持ちを子供たちに伝えたいと思います」
大谷「靖国神社大会に参戦する選手を紹介します」
サンダーストームが流れて天龍源一郎登場天龍「来る30日、靖国神社での奉納プロレスに参戦することになりました。今の天龍源一郎を皆さんの前でおみせして、全身全霊のプロレスをやりたいと思います。」
(大谷と握手)
【天龍の話】「(大谷から『よろしくお願いします』と言われ)たぶん大谷選手のことだから、面白いカード汲んでくれると思うよ。楽しみにしてます。出ると言ったからにはガタガタ言わないよ。5月に靖国で奉納相撲やるんですよ。相撲を辞めて39年ぶりに靖国に出る。奉納相撲とオーバーラップするところがあって出たいなというのがあった。奉納プロレスやって、その前に奉納相撲もあったことで、一つ俺の人生で句読点をつけられて意義があると思いますよ」
◇第6試合◇
▼30分1本
○田中将斗(10分59秒 片エビ固め)X橋本大地
※スライディングD
【大地の話】「凄ぇな。やっぱ凄ぇよ。何だろう。俺のここ最近のもの全部ぶつけたはず。それでもあの人は全部受け止めた。凄ぇよ。(成長を見せられた?)どうなんでしょうね。俺にとってそれが勝利なんでしょうけど、成長したかは将斗さんが決めること。俺が勝ったとき、初めて成長できたことになる。いつか田中将斗に勝ちたい。その時、初めて小幡とか俺とかの新しい時代がくるんじゃないかなと。俺は小幡の上をいく。俺からしたらあいつこそついてきてもらわないと困る。俺が爆発した時は小幡も田中将斗も引っ張る。いつか倒さないといけない目標ってこと。必ず打ち倒してやる」
◇第7試合◇
▼60分1本
○杉浦貴(14分23秒 片エビ固め)X佐藤耕平
※オリンピック予選スラム
【試合後の杉浦、弾丸ヤンキース】
▼杉浦「(ついてきた横山に向かって)お前違うだろ。お前は弾丸モンキーズだ。今日は相手に不足なし。気持ちよくやれたし、何回でもやりたい。リスペクトしてるし。打ち負けてた数が多かった。今までやってきた中で一番多かったかも。意識薄れたし、重い。例えちゃ本人に悪いけど、全盛期の高山さんみたいだった」
――前夜の永田戦の疲れは?
▼杉浦「それは何の関係もないし、見てるお客さんにしたら言い訳になるからね」
▼田中「ノアさんのタッグリーグ出場が決まったからね。優勝しか見えてないし、ベルト挑戦するしかない方向に持っていけるんじゃないかな。俺らが優勝したらノアさんの会社が組まざるをえないでしょ。こっちが言わなくても組まれるんじゃないですか。俺も耕平の実力は何度もシングルでやってわかってる。僕がリスペクトしてる杉浦選手だから、簡単に壊れないですよ。弾丸ヤンキースもこれだけ大所帯になったらプロレス界を盛り上げないと」
――タッグリーグ決勝戦に勝ち上がったらメンバー総出で応援に駆けつける?
▼杉浦「(メンバーに向かって)札幌来る? 自己負担で」
▼田中「小幡、来てくれる?」
▼小幡「行きます!」
▼宮本「みんなで行くよな!?」
▼日高「札幌だぜ!?」
▼田中「全員来てくれるらしいので」
◇第8試合◇
▼NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合
[第29代王者組]大谷晋二郎 ○KAMIKAZE (16分41秒 逆さ押さえ込み)[挑戦者組]Xジェームス・ライディーン 崔領二
☆大谷&KAMIKAZEが初防衛に成功
(試合後はKAMIKAZEはベルトを受け取らず、大谷に投げ捨てて退場VMと共に退場)
大谷「このベルト守るんだよ。KAMIKAZE! このベルト返上する気さらさらねぇからな!」
【KAMIKAZEの話】「一番強い奴に勝って防衛したぞ。これで社長も副社長の俺に頭上がんねぇだろ。もうやんねぇぞ。NWAの防衛期日わかんねぇけどギリギリまでやんねぇから。ライディーンに勝ったのは俺だからな。社長も副社長の俺に頭上がんねぇはずだ。(TARUに向かって)もっともっといい環境作ってやるから。(YASSHIに向かって)お前はそのうちジェイソンにいかせるぞ。(植田に向かって)お前ももう一回UNにいけ」
【TARUの話】「まぁ俺が出る幕なかったな。さすが副社長。この団体は俺らが乗っ取ったようなもんや。全部ベルト獲ったらのんびり温泉旅行でも行こか。まぁ、よう書いといてくれよ。副社長が最高に強いってな」
【崔の話】「あんな奴らが来て、いろいろと自己主張に行かないと。チーム関係なくいかせてもらった。決めました。3月21日、博多。誰もいないんだったらライディーンのベルトに俺が名乗りを上げたい。若いし、パワーあるし、エネルギーもある。そんな奴がチャンピオンでいてくれることもそうそうない。博多で、西の聖地での挑戦を表明したい。あいつとならいい試合できる。あいつになら今、勝てるんじゃないかな」ZERO113周年を迎えた後楽園大会のメインは大谷、KAMIKAZEの社長、副社長タッグの保持するインターコンチタッグ王座にライディーンと崔組が挑戦したが、注目は大谷とVM入りを果たしたKAMIKAZEとの関係、大会前の調印式でもKAMIKAZEは調印書にサインをしただけで何もコメントせず退場するという態度を取ったことで大谷も不快感を露にするなど、大会前から不穏な空気となる。
試合は序盤こそ王者組がタッチワークを見せるも次第にギクシャクしだし、大谷が窮地に立ってもKAMIKAZEはカットに入らず、またKAMIKAZE一人で挑戦者組に向かっていくなどチームワークの悪さを露呈する。しかし大谷の顔面ウォッシュから王者組のタッチワークが再び機能、試合を盛り返すが大谷のミサイルキックがKAMIKAZEに誤爆すると、大谷が崔に捕まっている間にライディーンがKAMIKAZEに攻勢をかけるがTARUがVMが乱入、ライディーンはVMを排除するもその隙を突いたKAMIKAZEが逆さ押さえ込みで丸め込んで3カウントを奪い逆転で王座を防衛、試合後は王者組がベルトを受け付けるもKAMIKAZEはベルトを大谷に投げつけて退場、大谷はタッグ継続をアピールしたがKAMIKAZEはタッグ凍結を宣言するなど、二人の関係は改善されないままで大会は幕を閉じた。
またセミでは昨夜のNOAH有明大会で永田裕志に敗れGHCヘビー級王座奪還に失敗した杉浦が耕平と対戦、序盤から打撃戦を展開し体格に優る耕平が打ち勝つが、杉浦はスピアーや中年ズリフトで返すも、耕平はニーリフト、キックからパイルドライバー、二段式ジャーマンと追い詰める。しかし杉浦がオリンピック予選スラムを炸裂させると頭突き合戦を制した後で鬼エルボーを乱打、最後はオリンピック予選スラムで大苦戦ながらも勝利を収め、試合後は弾丸ヤンキーズが揃って結束をアピールした。
ZERO1も今年で13年目を迎えたが今年はユニット抗争が軸、VMはTARU、YASSHI、拳剛だけだったがデーモン、菅原、大鷲が合流し拡大したが、弾丸ヤンキーズは田中、小幡、大地、日高、フジタ“Jr”ハヤト、杉浦、ヤンキー二丁拳銃が揃い大所帯となった。特に気になるのはヤンキーズの方向性、これだけのメンバーを揃えたのだがらZERO1だけでなく他団体を股にかけて大暴れするということなのか、今年のZERO1は弾丸ヤンキーズがZERO1だけでなく他団体にも旋風を巻き起こす・・・ -
タッグリーグを制覇した植田のフライングで波乱の幕切れ!ZERO1の2013年は「台頭」
12月17日 ZERO1「風林火山タッグトーナメント2013」後楽園ホール
(試合後のコメントなどは週刊プロレスモバイル、プロレス格闘技DXより)
◇第1試合◇
▼30分1本
○藤田峰雄 大鷲透(9分03秒 雁之助クラッチ)Xマイバッハβ ジェイソン・リー
◇第2試合◇
▼30分1本
○“brother"YASSHI 拳剛(8分39秒 体固め)日高郁人 X菅原拓也
※フライングビッグヘッド(ライディーン&タマが登場すると、VMが登場。)
YASSHI「俺が見てきた中でも最強のガイジンや! 俺たちブードゥと契約しようやないか! 今日の試合も手助けしたるわ! オマエたちを優勝させたるから、組まないか? 優勝させてやったあかつきにはブードゥと組むんや! 俺たちと組んだら最強チームができるんや!」と
(NWF勢を勧誘、Tシャツを手渡す、ライディーンがTシャツを着るふりをしつつVMに投げつけて拒否を意思表示。ライディーン&タマはVMに歩み寄って威圧し、下げさせる)
▼バックステージ
「おい今日は忙しいねん! 下がっとけ、下がっとけ! ケガすんぞ!」
日高「何がやりてえんだよ、アイツら。次も出て来い。もう二度とあんな口叩けないくらい蹴り殺してやる」
菅原「おいカスヤロー、よく聞け。お前らゼロワンにケンカ売ったらどういうことになるか身を持ってわからせてやる。あんまり好き勝手にはさせねえぞ」
◇第3試合◇
▼風林火山タッグトーナメント準決勝/30分1本
ジェームス・ライディーン ○タマ・ウイリアムス(15分54秒 体固め)大谷晋二郎 X田中将斗
※ダブルアーム式パイルドライバー
◇第4試合◇
▼風林火山タッグトーナメント準決勝/30分1本
○小幡優作 デーモン植田(16分00秒 体固め)関本大介 X岡林裕二
※垂直落下式キャプチュード
◇第5試合◇
▼30分1本
佐藤耕平 ○KAMIKAZE 崔領二(12分12秒 体固め)X横山佳和 趙雲子龍 タンク永井
※ムーンサルトプレス
◇第6試合◇
▼30分1本
○フジタ"Jr"ハヤト(14分35秒 TKO)X橋本大地
※K.I.D.
◇第7試合◇
▼風林火山タッグトーナメント決勝戦/時間無制限1本
小幡優作 ○デーモン植田(15分34秒 体固め)Xジェームス・ライディーンタマ・ウイリアムス
※ラリアット
(試合後に賞金と賞品が手渡された後で勝利者インタビュー)
小幡「正直やっと結果が一つ出せたんで凄く嬉しいです。(最強の相手だったと思うが?)相手、特にライディーンはタイトルマッチで負けてるんで、負けたままでは終わらない。また必ずベルトを狙いにいきます。(最後にファンにメッセージを)準決勝、決勝ときつい試合でしたけど皆さんの声援のおかげで凄く助けられました。ありがとうございました!」
植田「去年落としたので、最高に!嬉しいです。(最強の相手だったと思うが?)ライディーン、メッチャ強くてチャンピオンだけあって本当に苦しい闘いだった。勝ってホッとしました。(最後にファンにメッセージを)ヌハハハ、デーモン植田だ! 優勝した、メチャクチャ楽しくて嬉しいぞ! おい、このままインターコンチを小幡と一緒に! …じゃなくてな、おい! オメエとは組んでられねえんだよ、バカタレが!!」(植田は突如フロントハイキックで小幡を蹴り飛ばして決別。小幡の反撃も返り討ちに)
植田「黙れ! 俺にはやることがあるんだ。この試合、ライディーンからピンフォール取ったのは俺だ。元旦でオメエ(ライディーン)の持ってる世界ヘビーのベルト、挑戦してやるから待ってろ!それからもう一つ。俺と組んでインターコンチを取るのは、菅原! 菅原! 俺と一緒に組んでインターコンチ取ろうぜ!」
(菅原を呼び。リングに上がった菅原と植田は握手)
小幡「オマエ本当にふざけんな。好きなようにやれよ。好きなようにやったらいいじゃないか。俺も好きなようにやらせてもらうからな。田中さん、上がってもらっていいですか? 俺は本気でこの団体のトップに立ちたいと思ってます。俺は団体を、ゼロワンを変えたいと思ってます。田中さん、俺と一緒にやっていきませんか?」
田中「オマエよ、デーモンにフラれたからってよ…。オマエなにが優勝して嬉しいだ? ふざけんな! オマエの準決勝の試合を見てたらよ、俺はここに立ってるのは恥ずかしくてしょうがないわ!! そうだろ? それで一緒にやろうって『はい、そうですか』? バカか、ふざけんな!」
小幡「何て言われようと、俺は本気でこの団体を変えようと思います。田中さん、俺と一緒にやっていきませんか?」
田中「あのな、俺、プロレス人生で一緒にやってきたヤツ、ハヤブサやろ、大谷やろ。いろんなヤツがおんねん。俺と組むっつーことはよ、どういうことかわかっとんのか? ゼロワンだけやない、プロレス界のトップを目指すっつーことや! オマエできんのか? 死ぬ気でやるんだったら、イチからついて来い」
(大地も登場)
大地「田中さん、勝ち上がっていきたいんです。大谷晋二郎を倒したいんですよ! 倒したいけど、でも今のままじゃいけないと思ってます。ボクも田中さんと一緒に闘わせてください!」と希望した。
(VMが再登場)
YASSHI「ようようよう! カスヤローよ、俺らも呼べってんねん。このパッとしないメンツを集めて何しようっつーんや。変えるつもり? ふざけんな、カスヤロー! この一つの四角いジャングルを変えることできんのはこの俺らブードゥ・マーダーズや! 俺らが変えるのにひと肌脱いでやるよ、カスヤロー! ゼロワン変えてやるぞ。今日はその記念日や。このリングを変える記念日としてオジキ、カスヤローどもにありがたい言葉与えてやってください」
TARU「ゼロワンが面白くないのは、分かるか? おい、KAMIKAZE。オマエじゃ、オマエ! 待て、待て! 勘違いするな、ファンも勘違いするなよ。なんで面白くないか? こういう凄いレスラーが全然前に出て来られへんからや。KAMIKAZEみたいに凄いレスラーをトップにやらせんゼロワンがおもしろくないんや。おいKAMIKAZE、ブードゥにくるか? その負けん気が俺、大好きなんや。こういうのがプロレスラーちゅうんや。覚えとけ、カスヤローどもが。KAMIKAZE、今はええわ。来年ゆっくり、話聞くぞ。ま、そういうこっちゃ!!」
【試合後の植田、菅原】
▼植田「リング上で言った通りだ。小幡、準決勝獲ったからよかったけど、あんな奴と組んでられねぇよ。決勝、ライディーンから獲ったのはこの俺だ。元旦、あいつの持ってる世界ヘビーに挑戦して獲ってやる。楽しみに待っとけ。それからインターコンチ、小幡じゃなく、菅原と組んで獲る。俺のパートナーは菅原だ」
▼菅原「組むことになったけど、こいつは元からこっち側の人間。デーモン植田になりましたって、中途半端。俺がプロデュースして改造して、真のデーモン植田を作り上げる。なぁ、植田」
▼植田「俺は菅原と組んで、本物のデーモン植田になってやる!」
▼菅原「世界ヘビー獲って、インターコンチもかっさらって、ZERO1の中心にデーモンありだよ」
【試合後の小幡、田中】
▼小幡「とりあえず今日、風林火山優勝という結果を一つ出した。まだまだ自分は上にいきたいし、ZERO1、自分自身を変えていきたいと思ってる。来年から動き出します。やってやりますよ。何といわれようと関係ない。自分自身、一生懸命上を目指して、一歩ずつでも上にいってみせる」
▼田中「ぶっちゃけ若い奴は若い奴。俺も同い年の時、プロレス界のトップを目指した。デーモンに蹴られてこういう形になったかもしれんけど、殴っても食らいついてきたのが昔の小幡じゃなかった。俺の知ってる小幡は内にこもって人に話しかけれんかった。でもケチョンケチョンにやられても食らいついてきた。それが何か変えたい気持ちかもしれん。ZERO1だけじゃなく、プロレス界のいろんな人が田中将斗の名前を言ってくれるけど、それぐらいの位置にいく気持ちがないと一緒にやるって今までの炎武連夢みたいな形で作っていくいうんやったら、ZERO1だけじゃなく、プロレス界、世界の頂点を目指さんとアカン。俺からみたらZERO1のトップはたやすいよ。日本のトップ言うても何百人もおる。世界になったら何千、何万、何十万の上がおる。やるんなら世界のトップを目指せ。俺も俺の上いかすつもりないし、俺の方が上や思っとる。でも上がる努力をしろ。じゃないとお前とやっていく意味がない。(周囲の見る目が)今までの目と違うぞ。準決勝観てたらカス、クソや。喜んでんじゃねぇ。恥ずかしくて早くファンの前から帰りたいぐらい思わんと。勝ったのにここまで言われて悔しかったら這い上がれ。ZERO1のトップとか小さいこと言うな。プロレス界、世界のトップ目指せ。(大地に向かって)お前もいつまでも親の七光りって言われんな。橋本大地って名前があるやろ。お前もプロレス界のトップを目指せ。橋本真也って世界のトップの名前は超えろ。お前は他の奴よりもっと急激にトップに立たんとアカン。何倍のスピードでトップ目指せ」
▼小幡「誰が何と言おうと俺は必ずプロレス界のトップを目指します!」
【大谷の話】「生まれ変わるZERO1として、選手は個々に考えなり、希望なり、もしくは不満なり、様々な思いがあると思いますけど、僕はそれを出せる空間を作ろうとしただけです。そして、今日いろんな選手が自己主張をした。どう転ぶかは俺だってわからないよ。来年のZERO1は、みんなが“生まれ変わるZERO1の象徴は俺だ"という気持ちで、どこの会場であれリングに上がらなきゃいけないと思っています。そういう思いが少しでも伝わったんじゃないかなと思います。何を言われようと最後まで戦い抜いた小幡は賞賛に値すると僕は思ってます。そして、戦い抜いた相手に対して牙をむいた植田も、アイツなりの考えがあるんでしょう。俺は社長なんて肩書きを背負っていても、コイツだというヤツが現れたらいつだって譲ってやるよ。それぐらいの自己主張を爆発させてリングに上がりたいと思います。生まれ変わろうとするなら、いろいろな障害が出るのは当たり前。壁にぶつかるのも当たり前。でも、それを乗り越えてこそ、みんなが目指す頂があると信じてます。今日の大会を見て、皆さんもいろいろな思いがあったと思いますけど、一歩踏み出したと僕の中では思ってます。自己主張して上手くいった選手も、伝わりきらなかった選手もいるかもしれないけど、そんなもん、やろうと思ったことが全て上手くいったって面白くないでしょ? やられても立ち上がるんです。何を言われても腐らず立ち上がるんです。そんなプロレスラーがこのZERO1には揃ってる。そう僕は信じてます。来年から本当に変わっていくと思います。もしかしたら僕の居場所もなくなるかもね。どうぞ、それぐらいにしてみろとあえて言いたいと思います」ZERO1「風林火山タッグトーナメント」は準決勝で炎武連夢とNWF、小幡&植田とストロングBJWが激突、炎武連夢vsNWFの試合前にVMが乱入しNWF勢との共闘を持ちかけるハプニングが発生した。試合は連係で炎武連夢が先手を奪うもNWFが盛り返しす展開となり、田中のスライディングDがかわされるとライディーンの援護を受けたタマがダブルアーム式パイルドライバーで3カウント、本命視されていた炎武連夢は準決勝で脱落となってしまう。
小幡&植田vsストロングBJWはパワーでストロングBJWが圧倒するも岡林を捕らえた小幡組が猛反撃。小幡は勝負をかけたフェニックススプラッシュが失敗し脳天から落ちるハプニングが起きるも、再度フェニックススプラッシュを決めた小幡が垂直落下式キャプチュードで3カウントを奪い、ストロングBJWも準決勝で脱落し小幡組が苦しみながらも決勝に進出する。
メインの決勝戦は準決勝のダメージもあってNWFがパワーで主導権を握るも、小幡組は合体攻撃からライディーンを捕らえて反撃する。ライディーンはラリアットで植田を追い詰めるが、小幡の援護を受けた植田がラリアットの連発で3カウントを奪い、小幡&植田組がトーナメントを制したが、試合後に植田が小幡に襲い掛かり仲間割れし菅原と合体、小幡とハヤトに敗れた大地はに田中に弟子入り、NWF勢にVMもフラれた再登場して今度はKAMIKAZEを勧誘するなど波乱の幕切れとなった。
今年のZERO1は漢字で例えると「台頭」の一年、ZERO1が育てた外国人であるライディーンやNWF勢、タッグトーナメントでやっと結果を出した小幡と植田が台頭、VMの参戦などZERO1にも新しい風が吹いた1年だった。
大会前日には来年からは団体名変更を視野に入れた新体制を発足することを発表した、新体制は若い世代が伸びてきているだけに若い選手の自己主張を生かせるような体制つくりをしてほしい。 -
ブードゥー・マーダーズが登場しZERO1に侵攻開始!
11月17日 ZERO1「OUTBREAK」後楽園ホール
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
藤田峰雄 ○横山佳和(5分11秒 エビ固め )グレート・マラーキー Xディアス・マラドーナ
※デスバレーボム
◇第2試合◇
▼ジュニアタッグマッチ/30分1本
○日高郁人 フジタ“Jr"ハヤト(8分18秒 エビ固め)趙雲子龍 Xジェイソン・リー
※石見銀山◇第3試合◇
▼インターナショナル&NWA世界ジュニア2冠選手権試合/60分1本
[王者]○HUB(13分21秒 体固め)[挑戦者]X菅原拓也
※猛毒波布空爆
☆HUBが初防衛に成功
◇第4試合◇
▼30分1本
曙 マイバッハβ ○タマ・ウイリアムス(10分32秒 体固め)X崔領二 KAMIKAZE デーモン植田
※ダブルアーム式パイルドライバー
◇第5試合◇
▼30分1本
○大谷晋二郎(11分12秒 エビ固め)X橋本大地
※スパイラルボム
【大谷の話】「(いつも以上に厳しく攻めていたが?)そうですか? 試合のスタイルなんて変えるつもりはないから。負けて負けて、やっとちょっと這い上がったかと思ったら怪我をして、復帰してまた負けて。どうなんだろう? 結果だけを見たら、成長してないように見えるのかな? 俺は一番近くで見てるんだよ。成長の度合いなんて早くても遅くてもいいじゃねぇか。俺の目から見ると、勝ち続ける大地より、負けて負けて"コノヤロー! 俺に何が足りねぇんだ!"って顔をクシャクシャにしながら立ち上がってくる大地の方が魅力的だけどね。独りよがりかもしれませんが、今日はそんな大地が少しでも垣間見えた気がします。何発かいいのを食らって星が見えたし。でも、まだまだあんな小僧に負けられるかってんだ。アイツの言いたいことは全部聞いてやろうと思います。20年以上この世界で生きてきた俺が、俺の答えで返してやる。(三角飛び式の延髄蹴りを2発食らってしまったが?)2発いったかな? 俺も興奮してあまり覚えてないんだけど、意外と効くね。でも、アイツの何倍も…何十倍もの負けちゃいけない理由が俺にはあるんだよ。そう思いますね。今日の試合は先輩後輩だとか、アイツの技を受け止めるとか考えてなくて。受け止めてやろうなんて思ってねぇよ。ひとりの敵として戦ったんだ。それで多少なりとも僕がやばいと思うところがあったのは、もしかしたらアイツの成長なのかな。認めたくはないが。悩めばいいと僕は思いますよ。俺はどうなっちまうんだって悩めば悩むほど、最高の結果が待ってるよ。俺も20年以上前にそんなもん経験してるから。僕は僕の気持ち、僕のスタイル、僕の思い、何も変えずに大地と付き合っていきたいと思います。それにアイツがどう応えるか」
【大地の話】「チクショー! 負けたよ。まだまだ、もっともっと上にいるような存在な気がして、もっともっと上にいる。全然自分自身の体も動かないし。でもこれからはそんな言い訳せぇへんぞ。もっともっと上がいたってこと、悔しいけど、本当に悔しいけど、もっともっと上がいることを喜ぶべきこと。今、頭切り替えた。壁がいる。だったらもっと強くなればいいということ。正直さっきの試合で自分がどれだけ大谷晋二郎に立ち向かえたかわからないけど、ちょっぴりでも相手を追い込むことができてたなら、自分が少し成長したって思いたかった。いや、そういう考えはよくねぇか。これから先の壁はそうじゃない。もっともっと上にいる。今、頭の中が切り替わった。ここがちょっとずつ強くなったから補うんじゃなく、勝つまでもっと練習して、もっと自分を磨きます。それ以上もそれ以下もない。もっともっと、これからも頑張るよ。今度、タイマンがあった時は、今度は俺が秒殺するよ。しなきゃいけない。やってやるよ。絶対負けねぇ。ここで立ち止まっていられねぇ。次の試合も、次の次の試合もこれからは全部勝たなきゃいけないんだ。あとはもっと強くなるだけ。悔しいからもっともっと強くなる」◇第6試合◇
▼佐藤耕平復帰戦/30分1本
○田中将斗(12分49秒 体固め)X佐藤耕平
※スライディングD
<試合後>
KAIKAZE「耕平、みんな待ってたよ。でもな、すぐに風林火山が始まるぞ。今年は俺との正規タッグで優勝しようぜ(大谷と田中には)今年は炎武連夢で行きましょうよ」(第2試合で風林火山出場を熱望した日高&フジタも登場)
ブラザー「ZERO1ファンのカス野郎ども、ちょっと待ったれや」("brother"YASSHIと拳剛のブードゥー・マーダーズ登場)
ブラザー「この2人で風林火山に乗り込んでやる。風林火山って凄いんやろ? ZERO1って凄いんやろ? 俺がリングに上がったら、赤と黒に染めてやるからな。今日はこれぐらいで勘弁しといたる」
(VM退場)
田中。「お前らを出したら、お前らが一番カス野郎や。黒と赤の象徴はここにいるんや、俺と大谷が炎武連夢で出ると決まった以上、テッペンに立つのは俺らや」
炎武連夢退場時にTARUも現れVMが炎武連夢を襲撃する【耕平の話】「2ヵ月休んでて、復帰戦で田中将斗。きつかった…。でも、俺が今までやってきたZERO1のプロレスっていうのはああいうもんだし。結果は悔しくてしょうがないですけど、また必ず借りを返すチャンスはあると思うので。今日復帰したんで、これからバンバン試合をして、田中将斗に借りを返したいなと思います。あと、12月から始まる風林火山。去年はアニキにフラれたり、なんだかんだありましたけど、今回は正規の自分のパートナーが"やろう"と言ってくれたんで。ここで出る以上は必ず優勝します。優勝してチャラってプレッシャーも懸けられましたけど、その2ヶ月間、間違いなくアニキに一番迷惑をかけたと思うんで。僕の分までやってくれたパートナーに対して、優勝という形を返したいと思います」
【TARUの話】「ZERO1が面白くなること間違いなし」
【YASSHIの話】「(ZERO1に来た目的は?)リング上で言ったやろ。ちゃんと聞いてたんか? それがすべてちゃうんか。2回も言わんわ。風林火山はウォーミングアップしに行ったる」
◇第7試合◇
▼30分1本
○潮崎豪(16分58秒 片エビ固め)X小幡優作
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「(小幡の手応えは?)俺をあそこまでさせたってことは手応えあったんだろうし、会見やった時、凄くおとなしいし、何もしゃべんないイメージがあって大丈夫かなと一抹の不安があったけど、フタを開ければしょっぱなから、身長がない分、気迫で来る選手でしたね。あとはもっとプロレスを考えて、もっともっとプロレスを楽しめたら、もっといい選手になるんじゃないかなと。俺もそうだけど彼も身長は低いけど、補って余りある瞬発力、気迫がある。ZERO1のリングで期待されるのは気迫って誰かが言ってたしね。ルックスもいいし、体をみてもちゃんと練習して鍛えてる。そういうものがみえるんでね。あとは自分が信じた道を突き進んでいけばいいんじゃないですか。彼はこの間、タイトルマッチやったんでしょ。それがただ一回のチャンスじゃなく、いつでもつかめるようにしないとね」
【小幡の話】「潮崎豪! 今はこんだけ差があるかもしれないけど、また俺は何度もでも行くからな。何度でも行く。それまでにもっと強くなって、次に必ず倒したいと思います」
◇第8試合◇
▼30分1本
△ジェームス・ライディーン(30分時間切れ引き分け)△関本大介ZERO1後楽園大会で大谷が大地と対戦し、秒殺宣言した大地に対して大谷は序盤からガンガン飛ばして秒殺を許さず、大地もヘッドバッドからキックで応戦してやり返す、終盤も大地がハイキックを炸裂させると三角蹴りの連発からSTFで絞めあげるが、凌いだ大谷はパワーボムで叩きつけ、再び打撃戦となってから大谷が袈裟斬りチョップを浴びせると、投げ放しドラゴンスープレックスからのスパイラルボムで完勝し、試合後も張り手を仕掛けてくる大地を無視して退場、大地は善戦したが大谷が格の差を見せつけた。
今大会から復帰した耕平は田中と対戦し、耕平は膝蹴りを繰り出すも、田中はテーブルクラッシュから徹底した足殺しを展開して主導権を握り、耕平は雪崩式ファルコンアロー、パイルドライバーで反撃するが、ジャーマンを踏ん張った田中がラリアットからのスライディングDで3カウントを奪い勝利となる。
試合後に風林火山タッグトーナメントへ向けて炎武連夢(大谷&田中)、耕平&KAMIKAZE、日高&ハヤトがエントリーを表明するとARU、”brother”YASHHI、拳剛のブードゥー・マーダーズが乱入、トーナメントにブラザー&拳剛がエントリーを表明するだけでなくZERO1にも侵攻することを表明、炎武連夢を襲撃してと大乱闘となった。
VMはDIAMOND RINGや天龍プロジェクト、紅白プロレス合戦を主戦場にしてきたが、宮原健斗が円満で離脱するも11月6日、新宿で開催された紅白プロレス合戦で大鷲透、菅原の悪冠一色と結託していた。菅原との関係も気になるが、ZERO1にはZERO64というユニットはあるが、最近はベビーより、本格的ヒールのVMがZERO1に刺激的な風を呼び起こせるか?
セミでは小幡が全日本プロレスの潮崎と対戦し、アウウェイモードの潮崎が徹底的に小幡をかわいがる、小幡はラリアットで反撃してフィッシャーマンズバスターからのフェニックススプラッシュを繰り出すも自爆すると、潮崎がラリアットからのゴーフラッシャーで完勝、小幡も先月はライディーンの世界王座に挑んだりでビックチャンスが続いている、それだけZERO1側も小幡の将来に期待しているということだろうと思う。
メインはライディーンが関本とノンタイトルで対戦し30分フルタイムドローとなったが、終盤はスタミナのある関本に攻め込まれてサソリ固めでギブアップ寸前になるもタイムアップとなり、世界王座をかけての再戦が決定的となった。 -
大仁田や白石社長のための“横浜大花火”も・・・
8月31日 横浜文化体育館「横浜大花火」
◇第1試合◇
▼30分1本
○タマ・ウィリアムス マイバッハβ ハートリー・ジャクソン(11分33秒 体固め)KAMIKAZE X横山佳和 KAZMA SAKAMOTO
※ダブルアームドリラー
◇第2試合◇
▼邪道軍団提供タッグマッチ/30分1本
○矢口壹琅 松崎和彦(6分8秒 片エビ固め )戸井克成 X佐野直
※ワールドカップスラム
◇第3試合◇
▼30分1本
○日高郁人 菅原拓也 藤田峰雄(13分54秒 体固め)Xジョナサン・グリシャム エル・イホ・デル・パンテーラ ジャック・アンソニー
※石見銀山
◇第4試合◇
▼30分1本
○高山善廣 関本大介(10分44秒 エベレストジャーマンスープレックスホールド)小幡優作 Xデーモン植田
◇第5試合◇
▼30分1本
○崔領二 KENSO(17分9秒 体固め)田中将斗 X佐藤耕平
※那智の滝
◇第6試合◇
▼世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[第15代王者]○ジェームス・ライディーン(16分3秒 エビ固め)[挑戦者]X大谷晋二郎
※パワーボム
☆ライディーンが初防衛に成功
◇第7試合◇
▼特別試合 ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初!人間爆弾&関東初!有刺鉄線電流爆破バット&電流爆破ボード ダブルヘルデスマッチ/無制限1本
○グレート・おおニタ(7分08秒 人間爆弾被爆)XKILLER“ANY”WHERE
<プロレス 格闘技DXより>
【試合後のおおニタ&白石社長】
▼白石「ちゃんと見させてもらいましたよ」
▼おおニタ「白石さんよ。俺は王道で育って、15歳の時から育って…。王道の血が流れてるんじゃ! だけど、俺たちはこういう生き方しかできなかったんじゃ!」
▼白石「これもプロレスだってわかりましたよ。俺はハッキリ言って30年以上プロレスを観てきて、邪道プロレスは絶対認めない主義でしたけど、今日リングに上がって本当の怖さがわかりましたよ。花火じゃないです。本当の爆発です。命をかけているのがわかりました。邪道プロレス、俺は認めます」
▼おおニタ「白石さん、よく勇気を出して上がってくれた。命がけで…白石さん、全日本プロレスを守ってくれ!」
▼白石「全日本を守ります。必ず業界ナンバーワンにしますから。大仁田さんの邪道プロレスとは対極ですけど」
▼おおニタ「これで俺の役目は終わりじゃ。白石さん、あんたの勇気は認めるよ。なあ、矢口! 認めてやろう。そうじゃないか! 認めてやるもんは認めてやれや! そうだろうが! 人間過ちもあるさ。俺だってたくさんの過ちをしてきた! だけど、認めてやるもんは認めてやれや! ありがとう(去っていく)」
▼白石「凄いレスラーですよ…」
『横浜大花火』で大仁田の化身であるグレート・おおニタと曙の化身であるKILLER“ANY”WHEREが『ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初!人間爆弾&関東初!有刺鉄線電流爆破バット&電流爆破ボード ダブルヘルデスマッチ』で対戦、人間爆弾には31日付で社長を辞任する白石伸生氏を指名、当初は白石氏は来場はするも人間爆弾になるのは拒否、それを受けて大仁田は前日会見で白石氏のメッセンジャーとして登場したKENSOを指名する。
白石氏はCHAGE&ASKAの「YHA-YHA-YHA」で登場し客席に座るが大仁田は「プロレスに対する愛と勇気があるなら、俺はこのリングで待っているぜ」と呼びかけ、白石氏はリングに上がろうとするがKENSOに宥められる。
試合はキラウェアが赤い毒霧を噴射してからおおニタを電流爆破に被弾させて先手を奪うも、おおニタは場外戦に持ち込んで火炎攻撃で反撃、そこで白石氏がリングに上がっておおニタに襲い掛かるがおおニタは毒霧で蹴散らすと、助けに入ったKENSOをも有刺鉄線に被弾させ蹴散らす。白石氏は人間爆弾ジャケットを着用しておおニタに突進し電流爆破で心中となるが、おおニタが白石氏をカバーして3カウントを奪い勝利となった。
感想はというと“やっぱり上がったんだな”、白石氏はリングに上がっては「もう上がりません」と言いつつ、結局上がってしまう。秋山準から言わせれば発作なのかわからないが、白石氏の言う“ガチ”はやっぱりプロレスの範囲内にすぎないし、白石氏も“ガチ”の意味すらもわかっていないのではと思う。
白石氏は31日付けで社長を辞任し全日本プロレスは新体制となるが、白石氏はもうリングに上がらないのか?、次期社長に止める力があるのかというと、白石氏がオーナーでいる限りは大義名分を振りかざしてリングに上がるだろうし、秋山が皮肉を言おうが渕正信取締役相談役が諌めようが誰にも止められないと思う。
これで大仁田と白石氏による王道論争は一応終焉となるが、これで全日本の信用が回復したかというと、白石氏の「線香花火」発言のツケを精算したに過ぎず、あくまで別問題に過ぎない。
白石氏は大仁田に「全日本を守り抜く」と約束したが、同じ日に後楽園で行われたDIAMOND RINGに上がっていた全日本勢にしっかり伝わったのだろうか?自分はその言葉を信じていいものかどうかわからない・・・突然人間爆弾スーツ着る白石→ってながれがサッパリ理解できない。んで、なんで白石さんが爆破してフォールされて試合が終わる? さっぱり訳がわからない。#横浜大花火
— みい (@babypunks313) August 31, 2013キラーエニーウェアことどう見てもグレートボノ選手は、ニタと爆破&毒霧合戦を繰り広げたのち次第にフェードアウトしていき、いつの間にか大仁田(ニタ成分なし)vs白石戦になっていきました笑 RT @makotoparadise: すいません。ボノさんは出たのでしょうか? #横浜大花火
— 大内ライダー (@Ohuchi_RIDER) August 31, 2013 -
火祭りで新しい風を吹かせたのはZERO1が育てた外国人・ライディーンだった!
8月4日 ZERO1 東京・後楽園ホール 「真夏の祭典 火祭り2013 決勝戦」
◇第0試合◇
▼30分1本
崔領二 KAMIKAZE 矢野啓太 横山佳和 ○デーモン植田(8分44秒 エビ固め)ジャック・アンソニー タマ・ウィリアムス ビクトル・コスモ Xロブ・モリガン ファンタスティック・ボルト
※ろう人形
◇第1試合◇
▼火祭りAブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗1分=5点]○KAZMA SAKAMOTO (12分41秒 体固め)Xマイバッハβ
[1勝4敗=2点]
※顔面へのヒザ蹴り
◇第2試合◇
▼火祭りBブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗1分=5点]○吉江豊(14分24秒 体固め)X大谷晋二郎
[3勝2敗=6点]
※超肉弾プレス
◇第3試合◇
▼火祭りBブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗1分=7点]○ジェームス・ライディーン(13分36秒 エビ固め)X岡林裕二[2勝2敗1分=5点]
※ハイアングルパワーボム
◇第4試合◇
▼火祭りAブロック公式戦/30分1本
[4勝1敗=8点]○田中将斗(6分51秒 片エビ固め)X小幡優作[1勝3敗1分=3点]
※スライディングD
◇第5試合◇
▼火祭りAブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗1分=5点]○佐藤耕平(13分20秒 タイガースープレックスホールド)X関本大介[3勝1敗1分=7点]
◇第6試合◇
▼Road to 天下一 6人タッグマッチ/30分1本
HUB ○ビリーケン・キッド タイガースマスク(17分58秒 片エビ固め)菅原拓也 日高郁人 X藤田峰雄
※ベルティゴ
◇第7試合◇
▼火祭り2013優勝決定戦/時間無制限1本
[Bブロック1位]○ジェームス・ライディーン(17分5秒 片エビ固め)X田中将斗[Aブロック1位]
※ハイアングルパワーボム
☆ライディーンが火祭り2013を優勝、世界ヘビー級王座を奪取
ZERO1の真夏の祭典・火祭りの最終戦が行われ、Bブロックは大谷が吉江に敗れ、岡林を降したライディーンが決勝に進出。Aブロックは田中が小幡を破り、大阪大会では田中を破っている関本が耕平に敗れて脱落し、田中が2年連続で決勝へ進出、決勝戦は田中vsライディーンとなった。
試合は田中のテーブル貫通スーパーフライをライディーンがテーブル貫通パワーボムで叩き付けて大ダメージを負わせ、パワーを駆使して試合の主導権を握る。田中も終盤にはスライディングDを繰り出すもクリアしたライディーンがパワーボムを連発して3カウント、火祭りを制覇と同時に空位だった世界王座も奪取、外国人選手初優勝と22歳ということで最年少優勝という偉業も達成した。
これを聴いたときは日本マット界も日本人中心ではなくなりつつあるということ、新日本プロレスではプリンス・デヴィットやカール・アンダーソン、全日本プロレスではジョー・ドーリング、NOAHではTMDK(シェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルス)、DRAGON GATEではリコシェなど日本が育てた外国人選手も主軸に入るようになり、ライディーンの場合は火祭りでは最多優勝でNEVER王座の田中を降し、世界王座を奪取したことでいきなりZERO1の頂点、ライディーンにとっては大きい勝利だったと思う。
火祭りでは小幡、植田、SAKAMOTO、岡林が参戦し新しい風を吹かせるかと思ったが、新しい風を吹かせたのはZERO1が育てた外国人選手のライディーン、日本人選手もウカウカできない。後楽園ホールZERO1火祭り最終戦に行ってきました!渦巻く熱気の中に新しい未来が…!
— 元井美貴 (@motoimiki) August 4, 2013だから今回、留学生として来日し、日本でレスリングを覚えたライディーンが火祭りを征した意味っていうのは、凄く大きいと思うのよね。恐らくライディーンはこの先、日本人のプロレスファンの誰が見ても「コイツは強い!」と思える存在になるよ。 http://t.co/7DUlsWuXa4
— 高倉仮面 (@Masked_Takakura) August 4, 2013 -
火祭り開幕!植田、小幡、KAZMAは新しい風を吹き込んだか?そしてプロレスラー・星川尚浩は生きている!
7月17日 ZERO1 後楽園ホール「真夏の祭典 火祭り2013開幕戦&星川尚浩デビュー20周年記念大会」
◇第1試合◇
▼30分1本
ジャック・アンソニー ○タマ・ウイリアムス(10分03秒 片エビ固め)X横山佳和 若鷹ジェット信介
※垂直落下式ダブルアーム・フェイスバスター
◇第2試合◇
▼30分1本
○日高郁人 高岩竜一(10分29秒 高津川)X菅原拓也 藤田峰雄
◇第3試合◇
▼30分1本
○佐藤耕平 KAMIKAZE 崔領二(17分37秒 体固め)マイバッハβ Xロブ・モリガン 吉江豊
※ジャンピング・ツームストンパイルドライバー
◇第4試合◇
▼火祭りAブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○田中将斗(15分18秒 片エビ固め)XKAZMA SAKAMOTO [1敗=0点]
※スライディングD
◇第5試合◇
▼火祭りBブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○岡林裕二(12分39秒 エビ固め)Xデーモン植田[1敗=0点]
※ パワーボム
◇第6試合◇
▼火祭りBブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○大谷晋二郎(17分58秒 片エビ固め)Xジェームス・ライディーン[1敗=0点]
※ドラゴンスープレックス
◇第7試合◇
▼火祭りAブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]関本大介(17分07秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド)X小幡優作[1敗=0点]
◇全試合終了後◇
▼星川尚浩デビュー20周年記念セレモニー 特別試合/30分1本
○星川尚浩(1分46秒 体固め)X丸藤正道
※張り手SAMURAIにてZERO1「火祭り」の開幕戦を視聴、今年の「火祭り」は過去最多の12選手がエントリーし、小幡やライディーン、大日本から岡林、WWE帰りのKAZMAなどが加わることで新鮮さが増した。
そのKAZMAは田中と対戦、WWEや旧ECWなどアメリカマットを経験している田中との対戦は自分的には注目していた試合だった、序盤はKAZMAがボディー中心に一点集中して先手を狙うが、田中は重いエルボー一発で返し場外戦で流れを変える、KAZMAは掟破りのテーブル貫通スーパーフライ、トリッキーな動きにボディーへの一点集中攻撃など田中を揺さぶったが、その後の畳み掛けが足りなかったのか田中の反撃を許してしまい、正面からの打撃戦を田中が制すると最後はスライディングDで勝利、KAZMAは攻めてはいたが、田中の重い一発が優った試合だった。
植田vs岡林は植田の入場テーマ曲が聖飢魔IIの『蝋人形の館』に変わり、ペイントをするなど悪魔に変貌したことをアピールした、序盤はヘッドバットを中心として正面からガンガン攻めるもパワーとなると岡林が上で重い一発で流れが変わってしまう、植田はドクターボムは決めるもダイビングヘッドバットが自爆となると、再び岡林ペースに植田はラリアットで食い下がり岡林のゴーレムスプラッシュをクリアするなど粘りを見せるが、最後は岡林のパワーボムの前に力尽きる。植田も健闘はしたが課題が残る試合だった。
大谷vsライディーンは大谷のヘッドロックを中心とした攻めに対し、ライディーンはパワーで応戦するも、大谷は顔面ウォッシュで反撃し観客に自身の結婚をアピールするなど余裕の試合運びでライディーンのパワーを封じ込めにかかる。ライディーンは場外戦でエプロンからのトペコンで流れを変えようとするが、リングに戻ると再び大谷ペースとなり、最後はチョップからのドラゴンスープレックス2連発で完勝、ライディーンもZERO1のトップ外国人選手へと昇りつめているが、まだまだ大谷を越えるまでには至らないと感じさせた試合だった。
関本vs小幡は、メインに大抜擢された小幡がドロップキックで奇襲をかけるが、その後が続かず関本のパワーの前に蹂躙されてしまう、小幡はコーナー最上段からの関本をドロップキックで場外へと叩き落すとスワンダイブ式プランチャで命中させ、リングに戻ってミサイルキックを放つなど流れを掴んだかに見えたが、関本もミサイルキックで返すとサソリ固めと譲らない、小幡は低空のDDTやRKO、バッククラッカー、後頭部へのミサイルキックと畳み掛けるが、フェニックススプラッシュは自爆となると関本は怒涛の猛ラッシュをかけ、最後は関本がぶっこ抜きジャーマンで勝利、小幡は完敗だったが善戦することでメインの重責を果たした。
全試合終了後、2004年8月に試合中の事故で長きに渡ってリハビリ生活を送っている星川のデビュー20周年記念試合が行われ、星川は杖を使いながらも自分の足でリングへと向かった、他の選手の手を借りながらだがリングインし、コーナーにもたれかかる星川の表情を見ると“やっとリングへ戻ることが出来たんだ”感じさせるように笑みを浮かばせていた、、星川は自身の指名で旧ZERO-ONEの旗揚げ戦で対戦したNOAHの丸藤正道と対戦、試合は星川の攻撃は張り手だけだった、現在の星川では力もないのかもしれないが、丸藤はプロレスラー星川として正面から受け止めて敗れた、星川の張り手は自分はまだプロレスラーであり、まだ生きているという証だったのかもしれない。
試合後には大阪プロレスで共に戦った薬師寺正人や296、DDTのMIKAMIも駆けつけて「星川選手とオレは、プロレスで唯一の同期になります。また戦おうぜ!」星川を激励し、ハヤブサも駆けつけてくれた。しかし一番星川の元気の姿を見て喜び、花束を持って激励したかったのは天国の橋本真也だったのかもしれない・・・
ZERO1後楽園大会は『火祭り』という熱い戦いが始まったが、最後で感動があった。人間は何度倒れても必ず立ち上がる、星川がリングに戻ることを信じ、人達は明日を迎える。
プロレスラーってすごい。プロレスってすごいね。 #zero1
— sayoko mita (@345m) July 17, 2013RT @naveracka: 【#ZERO1 後楽園】○星川(張り手→体固め)●丸藤 セレモニーじゃない。試合だった。 #prowrestling http://t.co/JhspBkukqX http://t.co/t6YYtt8l6I
— 澤宗紀 (@SAWA_MUNENORI) July 17, 2013リングに上がる練習を何度もやったという星川に、大谷が「バッチリだったよ」というと、星川は「バッチグー」。大谷「ホッシーの中でバッチグーが流行ってんだな」と、実に微笑ましいやり取り! pic.twitter.com/OPUPBVcymW
— 佐瀬順一(SECOND WORKS) (@2works) July 17, 2013星川選手の20周年記念セレモニーは本当に感動した。プロレスっていいな♡ 大量にハンカチを用意してくださいと言っていたオッキーが一番泣いていたような(笑)ありがとうございました。
— れんげ (@renge_so0307) July 17, 2013
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曙にリベンジ!・・・大仁田厚のプロレス人生に終わりなし
SAMURAI TVで「なにわ大花火」大阪ボディーメーカーコロシアム大会を視聴、メインで行われた曙vs大仁田厚、ノーロープ有刺鉄線電流爆破なにわ地獄デスマッチは先手を奪ったのは曙、組み合う前に曙がレッドミストで奇襲をかけ、突き飛ばすかのように大仁田を電流爆破に2度にわたって被弾させる。まさかの奇襲に大仁田はたまらず場外へ逃れるも曙が追いかける。しかし場外戦となると大仁田の土壌、鉄柱にもたれる大仁田に曙がぶちかましを狙うもかわしたところでレッドミストを噴射、リングに戻りDDOwithイス、曙の巨体を低空ながらブレーンバスターで投げ流れを変え、電流爆破へ同体心中を敢行する。しかし曙は大仁田を電流爆破へ被弾させ、掬い投げやエルボードロップで勝負に出るも、ネックハンキングを狙ったところで大仁田が再びレッドミストを噴射し、有刺鉄線爆破ボードに被弾させてからの有刺鉄線爆破バットでの殴打で3カウント、レッドミストの使い方が勝敗を決した試合だった。
試合後に大仁田と曙が握手をかわし幕となったが、試合後の両者は満足だったのか笑顔、確か大仁田時代のFMWも同じような光景が多かった、今後は曙は再戦を要求、大仁田はタッグ結成を示唆し考え方にズレがあるように見えたが、一致しているのは共に満足だったということ、それが全てだったと思う。大仁田は「プロレスを愛する者たちよ!プロレスは俺たちの青春じゃ~!!!」と叫んだが大仁田は何度も引退を考えても結局大仁田の中にある青春がある限り、体がボロボロでも大仁田のプロレスは終わりはないのだ。
また他の試合を振り返るとセミで行われた大谷晋二郎、田中将斗vsサブゥー、レザー・フェイス、試合は炎武連夢が勝利。解説の金沢克彦氏は新日本時代の大谷vsサブゥーを思い出に出していたが、自分がサブゥーを初めて見たのはFMWの今は取り壊されてしまったが京都・醍醐グランドーム大会、試合後にテーブルを持ち込んでは自殺ダイブを行っていたのを憶えている。
そのサブゥーが新日本にヘッドハンティングされる形で1994年11月に移籍し、黒化してヒールとなっていた蝶野正洋がタッグを結成しながらも仲間割れしスーパーストロング・マシンから素顔となっていた平田淳嗣とシングルで対戦した崔に、突如としてサブゥーが出現し蝶野と結託、テーブル貫通ムーンサルトで平田をKOし新日本参戦を大きくアピールした。
サブゥーは金本浩二を破ってIWGPジュニアヘビー級王者にはなるも、主に旧ECWを始めとした海外マットを主戦場にしていたせいもあって新日本には定着せず、天山広吉やヒロ斉藤が加わったのもあってサブゥーは狼群団どころか新日本からもフェードアウトしていった。
新日本で対戦した大谷とサブゥーが時を経てZERO1で絡んだ、人と別れめぐり合うのもプロレスの面白さでもある。
今大会はFMWをテーマにしたが、栗栖正伸や工藤めぐみなどが登場したものの、ターザン後藤やミスター・ポーゴもなんだかの形で参戦して欲しかったかなと、贅沢かもしれないがFMWをテーマにしたのなら物足りなかったというのが感想だった。
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女子練習生死亡事故で遺族側がFOSを提訴
(日刊スポーツより)
昨年12月にプロレスデビューに備え練習中の城西大4年の野村美和子さんが死亡した件で、遺族が慰謝料8000万円を求め東京地裁に民事提訴したことが13日、分かった。訴えられたのは株式会社ファーストオンステージと中村祥之同社代表取締役(46)。同社は、野村さんがテスト合格した元女子レスラーHikaruプロデュースのプロレスイベントに練習場を提供していた。
野村さんは昨年12月16日にファースト社の練習場で倒れ急性硬膜下血腫の疑いで手術、21日に急性心不全で死亡。遺族はファースト社所有の練習場であり、今年1月1日のファースト社主催の大会でデビュー予定だったことから、ファースト社と事実上の雇用関係にあったとしている。中村取締役は「無償で練習場を貸していただけで、練習の管理責任者はHikaruさん。デビュー戦に大会の1試合を融通する提供試合だった。弁護士と相談して、事実を明らかにする」と話した。
昨年デビュー前に起きた野村美和子さんの死亡した件で、遺族側が民事でFOSを提訴したことが報じられた。昨年報道された時点では事件性はないとされていたが、現在になって民事で訴えられたということは、遺族側がその後の対応に納得していないということだと思う。
気になる点とすれば練習の管理責任者とされるHikaruはFOSの人間ではなくあくまで外部の人間だということ、Hikaruが立ち上げていた「Happy Hour!!」はFOSが主催していたわけでなく外部のHikaruが立ち上げていたイベントだということだ。
FOSの対応次第ではHikaruの責任も問われる可能性もある、あとは裁判所がどう判断するかだが・・・ -
曙が勝利も大仁田厚のための「横浜大花火」
スカパーPPVで8月26日横浜文化体育館大会で行われた「横浜大花火」(といっても花火大会ではない)を視聴、スカパーe2では見られないが万が一のためにアナログチューナーは残しておき再入会、最近プロレスがe2で放送されることが少なくなっているため、いい加減e2でも放送してもらいたいものである。
メインで行われた曙vs大仁田厚のノーロープ有刺鉄線バリケードマットダブルヘル・メガトン電流爆破デスマッチは、序盤は体格に優る曙のペース、組み合おうとする大仁田を突き飛ばし、大仁田がヘッドロックで曙を捕らえて有刺鉄線へ被弾を狙うも踏ん張られるなどパワーで圧倒される、そして曙に突き飛ばされた大仁田が最初に有刺鉄線に被弾してしまい、今度はリング下の有刺鉄線ボードへ転落するも、ボード上は爆発しないためか曙も場外戦へと挑み、大仁田も流れを変えようとしてゴングを使っての殴打やイスを投げるなどするも決定打に至らない、しかし曙の突進を大仁田がかわすと曙は鉄柵を越えてマットに敷いてある電流爆破ボードに被弾してしまうと、リングに戻った曙に大仁田は有刺鉄線バットでの殴打やチョークスラムを狙った際に赤い毒霧を曙の顔面に噴射するなどしてやっと流れを変え、DDOや低空でのブレーンバスター、そして突進する曙を再び被弾させるなど大仁田ペースへとなっていく。
だが大仁田と曙が同体で被弾すると、ダブルダウンの後で大仁田が毒霧を噴射するが、これで気合が入ったのか曙が同体で被弾した後で掬い投げを決めてからボディープレスで圧殺し3カウント、曙が勝利となった。
試合後は曙が土俵入りで勝どきを上げたところで大仁田が曙の顔面に火炎攻撃を浴びせ、本部席前では大仁田劇場となり「ワイルドシンク」で退場、大仁田は完敗を喫したが負けても存在感は消すことが出来ない、勝者は曙なれど、主役は大仁田、大仁田のための「横浜大花火」だった。
また大仁田が主役の興行なれど、ファースト・オン・ステージが主催というこうとで電流爆破マッチまではZERO1の試合が組まれた、そういった意味では今大会は第1部がZERO1、二部は電流爆破マッチと二部構成の大会だった。そしてZERO1はかつて所属した高岩竜一、保坂秀樹などが参戦し、全日本プロレスとZERO-ONEの対抗戦時代に全日本の先兵となっていた本間朋晃と宮本和志のターメリックストームが復活するなど、ZERO1のこれまでの歴史をテーマにしていた感じだった。
ターメリックは第1試合では崔領二、横山佳和組を下すも、驚いたのはそのまま全日本プロレス大田区体育館大会へと直行し真田聖也を襲撃したというのだ。本間と宮本は元全日本で2005年に全日本を離れていたのだが、ターメリック復活が全日本へのUターンへ繋がるとは思っても見なかった、だが二人のUターンは「一度辞めた人間は敷居を跨がせない」とコメントしていた馬場全日本だったら許されない行為だが、現在は新日本育ちの武藤敬司だからこそ許される行為、いや今のプロレス界全体が敷居や過去のことなどどうでもよくなってきている現れなのかもしれない。また石井智宏と組んで大谷晋二郎、橋本大地組と対戦した高岩竜一も、かつては大谷のパートナーであり、共に故・橋本真也に追随する形でZERO-ONEに参加しながらも、社長となった大谷とZERO1(当時ZERO1-MAX)の方向性を巡って対立しZERO1を離れ、そして約3年ぶりにフリーとしてZERO1に里帰りした、これもまた現在のプロレス界のあり方の一つなのかもしれない、試合は大谷と高岩の絡みは社長としてZERO1を引っ張ってきた大谷が現在を高岩に見せ付けていた感じだった、そして大地vs高岩となると高岩もかつてはZERO-ONEのコーチだったということで石井と共に徹底的に厳しさというものを叩き込んでいく、試合は高岩ドリラーからデスバレーボムで高岩が大地を破ったが高岩も里帰りは1度だけでなく、またいつの日か寄り道でもいいからZERO1に参戦して欲しい存在でもある。(その後で高岩は天下一ジュニア参戦を表明した)
そして現在進行形の流れであるZERO1vsNOAH、田中将斗、佐藤耕平、日高郁人vs丸藤正道、森嶋猛、スペル・クレイジーの一戦は、注目は東京スポーツでGHCヘビー級王座へ挑戦を表明した耕平と森嶋の絡み、パワーでは森嶋だが打撃は耕平なれど、自分的にはもう少し耕平が積極的に攻めて欲しかったというのが感想、耕平はポールスターを解禁するなどして森嶋に食らいつき、試合はクレイジーが好敵手である日高をスパイラルボムで下したが、耕平がやる気というのがまだもう一つ伝わらないのが気になる点だった・・・
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最後の砦・田中将斗が潮崎豪を降し火祭りを制覇も、ZERO1も課題が多し
ZERO1「火祭り2012」決勝戦、8月5日後楽園大会を視聴、今年の決勝戦は昨年度覇者で大日本プロレスの関本大介を降した田中将斗、大谷晋二郎を降したNOAHの潮崎豪が決勝に進出、大谷が敗れたことでZERO1の最後の砦として田中が潮崎に立ちはだかった。
試合は両者共チョップ合戦が互角、潮崎にしろ田中のタフネスさぶりは面食らっていたと思う、ヤバイと感じたのか潮崎はダークモードを発動させ首に集中砲火を浴びせ先手を奪うも、田中は串刺しラリアットの三連打で流れを変える。
後半から潮崎が勝負に出て垂直落下式DDTを繰り出すもムーンサルトプレスは田中が剣山で迎撃、今度は田中が勝負に出てスーパーフライからスライディングラリアットを繰り出すも、潮崎は本田多聞直伝の回転地獄五輪で切り返しコブラクラッチスープレックス、豪腕ラリアットと勝負に出る。しかし潮崎のゴーフラッシャーを田中はライトニングスパイラルで切り返す、ライトニングスパイラルは潮崎にとっても予想していなかった技、終盤は打撃戦になるも田中の勢いは落ちない、最後は後ろからのスライディングDから正面へのスライディングDで3カウントを奪い、田中が4年ぶりに火祭りを制覇した。
NOAH勢の優勝を田中が阻んだのは喜ばしいことだが、火祭り全体を見て問題点というと、ZERO1の次世代である佐藤耕平と崔領二がリーグ戦途中で脱落してしまうなど不振が目立ったこと、特に対NOAHということで耕平に決勝進出の期待が大きかったのだが、リーグ戦はモハメドヨネに勝っただけの1勝のみ、崔も最終戦で本間を破ってやっと2勝目を獲得するなど期待外れに終わってしまったのが残念だった。
まだまだZERO1は大谷と田中が前面に立たないといけないのかなのと、耕平や崔の後ろからは橋本大地や新UN王者となった小幡優作、植田使徒も迫ってきている、ZERO1も次世代という面ではまだ課題があるという印象を受けた火祭りだった。 -
G1だけが夏じゃない!35℃の猛暑より熱かった「火祭り」
7月30日、大阪ボディーメーカーコロシアム第2競技場でZERO1「火祭り2012」を観戦、ZERO1を観戦するのは昨年の2月以来、火祭りの公式戦は2004年以来の8年ぶり、また府立体育会館がボディーメーカーコロシアムになってからは初めてだが、同所を訪れるのは昨年11月のDDT以来、会場の看板もボディーメーカーコロシアムになっているのを確認して“名称が本当に変わったんだな”と思ってしまった。
会場へ着いたものの外は猛暑、スマホで今日の気温を確認すると35℃、これは外へいられないと思い、たまらず館内へ避難して猛暑をやり過ごしとなり、雑誌や新聞を読みスマホでYou Tubeで生放送されていた新日本プロレス「G1 CLIMAX前日会見」を視聴するなどして開場まで時間つぶしとなった。
そして火祭りの公式戦は第3試合でBブロック公式戦としてKAMIKAZEとモハメドヨネが対戦、試合はKAMIKAZEがゴング前から奇襲をかけ場外戦の後で顔面掻き毟りやマウントを奪いチョーク気味のクローなどのラフで先手を奪い、ヨネも反撃するもKAMIKAZEが老獪さを駆使してヨネの反撃を寸断する。KAMIKAZEはアックスボンバーで勝負に出るとカウンターでの丸め込み技で攻め込み、ムーンサルトプレスを繰り出すがヨネは剣山で迎撃、KAMIKAZEは反撃してからコーナーへ上るもヨネがハイキックで迎撃した後でキン肉バスターを決め3カウント、ヨネがどうにか勝ちBブロック単独トップとなる。
メインではAブロック公式戦として地元・大阪出身の崔領二が潮崎豪と対戦、試合は潮崎のチョップで先手を奪い崔もキックで応戦、潮崎は一旦場外へと逃れるが場外カウントを生かして呼吸を整えてから再びリングへ、こういった部分はまだ潮崎に余裕が感じられた。だが潮崎の余裕が崩れたのはコーナーへ上ったところで崔がキックで強襲をかけ、不意を突かれた潮崎はコーナーから場外へ転落。崔は潮崎を何度も客席へと叩きつけるも、潮崎は崔の腕や背中を鉄柱に叩きつけ逆襲、またエプロンに立った崔に対し豪腕ラリアットで叩き落とし(こういったシーンはアントニオ猪木vsハルク・ホーガンを思い出すためヒヤリとするときがある)、また断崖式での攻防では崔が潮崎を落としたものの、潮崎は小島聡ばりの足狩りラリアットを浴びせて動きを止めてしまう。ここで潮崎はダークモードのスイッチが入り足四の字固め、膝関節へのソバットなどのエゲツない攻めで足殺しを展開する。それに対して崔は潮崎の即頭部に蹴りを浴びせ、顔面へのレッグラリアットなど浴びせて潮崎の動きを止めるも、今までのダメージもあって畳み掛けることが出来ない。
館内は崔の地元なれど潮崎への声援が多かったが、次第に崔への声援の方が多くなり、自分もいつの間にか崔へ声援を贈っていた。終盤に崔は山折りで攻め込むが那智の滝はかわされ、シドマスは阻止されるなど大技を繰り出すことが出来ない、それでも崔は赤川鉄橋は決めてコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターを決めるが、蹴りを狙ったとこで潮崎がカウンターのラリアットを食らってしまい、最後はゴーフラッシャーで3カウントで力尽きてしまった、崔は正面から切り込んでいったものの試合運びの上手さでは潮崎の方が上だった。試合後は潮崎が崔を認めたのか「またやろうぜ!」と再戦を約束し火祭り制覇を宣言して大会は幕となったが、潮崎も対他団体ではダークな一面を出せるのに、なぜNOAHでは出せないのかと思わざる得なかった。
公式戦以外の注目の試合は橋本大地が日高郁人、怪人ハブ男と組み菅原拓也、藤田峰雄、マグニチュード岸和田のZERO64軍と対戦、大地は生で初めて見るのもあって楽しみにしていたが、大地は先発を買って出て菅原と対戦、グラウンドを仕掛ける菅原に対し大地はしっかり腕十字で切り返してリードを奪うなどグラウンドを見るだけでも成長というものを感じた、またこれも楽しみであった怪人ハブ男は峰雄を対峙し、蛇のように横へ動きながらスピードで峰雄を翻弄し、またマスクの装着している尾を使って64軍を蹴散らすなど館内を沸かせる。試合は64軍が日高を捕らえるも、交代した大地がキックの連打、ハブ男が岸和田相手にジャックハマーやシャイニングウィザードを決めるなどして反撃、蘇生した日高も菅原にレッグラリアットを放つなどして続く、終盤には大地が場外の岸和田と峰雄相手にプランチャを決めるも飛びすぎたせいか大地の足が記者席のパソコンに直撃するハプニングが発生するも、その間に日高とハブ男が合体ボディープレス攻撃で菅原から3カウントを奪い勝利、試合後は大阪の地元ヒーローでZERO1軍のセコンドとして着いていた浪速伝説トライオーと記念撮影で試合を締めくくった。
セミでは火祭り出場を決めながらも橋本大地と交代で降ろされてしまった植田使徒が大谷晋二郎と組んで田中将斗、佐藤耕平組と対戦、先発を買って出た植田は田中と対峙しグラウンドの攻防では先手を奪われてしまうがエルボー合戦は打ち勝ち、耕平のミドルキックも真正面から受けきるなど一歩も引かない姿勢を見せ、それに触発されたのか大谷も耕平のミドルも何発を浴びながらも正面から受けきる。田中組は植田をかわいがるかのように徹底的に痛めつけにかかるが、大谷の激を受けて植田は必死で耐え抜いて大谷に交代、大谷は顔面ウォッシュなどで形成を立て直す。交代を受けた植田は突進するも田中のスライディングラリアットを食らって失速、だが大谷がフォローしミサイルキックで援護すると植田は田中にラリアットを浴びせるもクリアされ再度のラリアットはブロックされてしまう、最後は田中のスーパーフライからのスライディングDの前に3カウントで植田は力尽き、試合後は大谷の激と館内の声援を受けた植田が必死で立ち上がり試合は締めくくられたが、植田の一歩も引かない姿勢が一番印象的で、なぜ火祭りを外されたのかと思うぐらいの試合ぶりだった。
大会の感想は「G1 CLIMAX」も熱い夏だが「火祭り」も熱い夏、そして今日の35℃の猛暑以上の熱い試合だったということ、また昨年2月に観戦したときはメインの崔vs耕平が試合中に崔が鼻を骨折するハプニングも遭ったせいもあって満足する終わり方ではなかったこともあって今回は満足できた大会だった。けど最後は潮崎が勝ったことで「3・2・1ゼロワン!」で締めくくれなかったのが残念だった。 -
大谷晋二郎デビュー20周年 負けて光れるより勝って輝いて欲しい・・・
大谷晋二郎がデビュー20周年を迎えるが、自分の大谷晋二郎の思い出といえば新日本プロレス時代の「BEST OF THE SUPER Jr」、大谷は前身である1993年の「TOP OF THE SUPER Jr」に獣神サンダーライガーの推薦でエントリーして7年参戦してきたが不思議と優勝はなく良くて準優勝止まり、そういった意味ではスーパーJrは大谷とって鬼門なのかもしれない。
7年参戦してきた中で一番印象に残っているのはスーパージュニア最後の参戦となった2000年、大谷はBブロックを全勝で突破し決勝へ進出、当時IWGPジュニアタッグ王座を保持してきたパートナーである高岩竜一と優勝戦で対戦、6月9日会場は大阪市立中央体育館だった。
試合はパートナー同士とはいえ遠慮なくガンガンぶつかり合う好勝負だった、会場も大谷の初制覇に大きな期待を寄せていたが、最後は高岩がラリアットの連打で3カウントを奪い優勝、大谷はまたしても優勝を逃してしまった。
大谷はパートナーである高岩を祝しつつ、悔し涙を流しリングを後にしたが、この後大谷は海外遠征を経てヘビー級へと転向、高岩と共に新日本を離れ橋本真也が旗揚げしたZERO-ONEへと走った、2000年にスーパージュニアを制覇できなかったのも運命付けられていたのかなと思う。
今は橋本の後を受け継ぐようにZERO1の社長兼看板レスラーとなり一国一城の主となった、今のZERO1はいつの間にか大谷カラーである熱い団体になりつつある、自分の希望でもあるが負けて光れるレスラーではなく、勝って輝くレスラーになって欲しいと願っている。
最後に大谷晋二郎選手、デビュー20周年おめでとうございます! -
ZERO1の最も熱い夏「火祭り」にNOAH勢が初参戦!
ZERO1の毎年恒例のシングル総当りリーグ戦『真夏の祭典 火祭り 2012』にNOAHからSATの潮崎豪、BRAVEのモハメドヨネが参戦に名乗りを挙げた、火祭りにNOAH勢が参戦するのは初めてだが5年前の2007年には斎藤彰俊が参戦、しかし当時の彰俊はフリー扱いだったことから潮崎とヨネが参戦となれば実質上初となる。
今年の参加選手は前年度覇者である大日本プロレスの関本大介、ホームであるZERO1から大谷晋二郎、田中将斗、佐藤耕平、崔領二、KAMIKAZE、植田使徒、フリーとして参戦している本間朋晃ら10選手の参戦が濃厚とされている。
決定となれば見てみたいカードは関本vsNOAH勢のカード、今まで大日本とNOAHは団体同士の関係が良好ではなく絡みはまったくなかった、しかしNOAHも丸藤正道プロデュースに変わったことから対他団体との関係も変わりつつある。
また丸藤も新日本プロレスのG1 CLIMAX参戦に名乗りを挙げていることから、今年の夏は門戸を開放したNOAHが話題を呼びそうだ。