NOAH
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激闘36分42秒!KENTAが奥の手を解禁で丸藤を降す!!
7月7日 NOAH 有明コロシアム「GREAT VOYAGE 2013 in Tokyo 七夕決戦~みんなの願い~」 5400人
◇第1試合◇
▼オープニングマッチ/15分1本
○マイバッハSUWA Jr. (5分58秒 ムイビエン)X熊野準
◇第2試合◇
▼Jr.TAG LEAGUE PREVIW/30分1本
withうさりん
小峠篤司 ○ザック・セイバーJr. カイザー(15分01秒 変型腕ひしぎ逆十字固め)原田大輔 スレックス Xペサディーヤ
◇第3試合◇
▼Encounter of Lone Wolves/30分1本
○マイバッハ谷口(7分50秒 片エビ固め)X齋藤彰俊
※マイバッハプレス
◇第4試合◇
▼越中詩郎復帰戦/30分1本
○藤波辰爾 越中詩郎(10分18秒 ドラゴンスリーパー)小川良成 X井上雅央
◇第5試合◇
▼「NOAH vs DIAMOND RING」スペシャルシングルマッチ/30分1本
○モハメド ヨネ(12分02秒 片エビ固め)X中嶋勝彦
※キン肉バスター
◇第6試合◇
▼「NO MERCY vs 邪道軍」ストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチ/無制限1本
○大仁田厚 矢口壹琅 保坂秀樹(8分34秒 体固め)杉浦貴 高山善廣 X平柳玄藩
※サンダーファイヤーパワーボム
☆タッチ、反則裁定、場外カウントアウト無しの完全決着ルール
◇第7試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第26代選手権者]○石森太二(14分25秒 片エビ固め)[挑戦者]Xスペル・クレイジー
※450゜スプラッシュ2連発
☆石森が5度目の防衛に成功
◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者]○シェイン・ヘイスト マイキー・ニコルス(16分26秒 片エビ固め)[第28代選手権者]矢野通 X飯塚高史
※サンダーバレー
☆矢野&飯塚組が3度目の防衛に失敗、TMDKが第29代選手権者となる
◇第9試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第19代選手権者]○KENTA (36分42秒 片エビ固め)[挑戦者]X丸藤正道
※go 2 sleep
☆KENTAが4度目の防衛に成功
NOAH有明コロシアム大会で行われたKENTAvs丸藤のGHCヘビー級選手権は序盤から両者はエンジンを全開させスピード感あふれる攻防を展開、中盤からは丸藤がKENTAの断崖式タイガースープレックスを断崖式不知火で阻止、30分を越えると丸藤が不知火、不知火・改と猛ラッシュをかけると虎王からポールシフトで勝負に出るが、タイガーフロウジョンを阻止したKENTAは禁じ手である裏go2sleepで応戦し丸藤に大ダメージを与え、打撃戦も側頭部へのミドルキックの連打で制したKENTAがgo2sleepからの生膝go2sleepで3カウントを奪い36分の激闘を制した。
試合後には勝利者インタビューを受けている最中に第5試合でDRの中嶋を破ったモハメドヨネが現れ挑戦表明するも館内は帰れコール一色となったというのだ、ヨネは6月13日の「三沢光晴メモリアル」でKENTAとはノンタイトルで対戦、試合は打撃の重さではヨネが優っていたものの最後はKENTAのGAMEOVERの前にタップし、試合後にも「今日のヨネ見た? いつもあれぐらいで来い。」とダメ出しされていた、これでヨネが引き下がるのかというと簡単に引き下がったらそれまで、今後次第といったところだろう。
第6試合の杉浦率いるNO MERCYと大仁田率いる邪道軍のストリートファイト戦は、大仁田がいきなり杉浦に赤い毒霧を浴びせスタートしてから大乱戦、玄藩が急所攻撃で奮戦するも、乱戦に長ける邪道軍が玄藩を捕らえて勝利、試合後は大仁田が杉浦に帰れコールを連呼した後で大仁田劇場を始めるも、館内からは物が投げつけられ、その中に生卵も混じっていたことから大仁田も憤慨したという。
アウウェイに乗り込んだ大仁田にしてみれば帰れコールは勲章みたいなものだが、ファンは大仁田に対するアレルギーが強いようだ。観客動員は満員とはいかなかったが、NOAHは12月にも田上明の引退興行として有明コロシアム大会を予定している、今後は有明コロシアムを満員にすることが最大の課題になる、箱舟新章となったNOAHの物語はまだまだ続く。
バックステージの大仁田選手、日テレのアナウンサーを捕まえて「おいノア!お前らは生卵ぶつけるのか!それがノアのやり方か!どうなんだ真鍋!」いや大仁田さんそれ真鍋アナちゃうから…。 #noah_ghc
— sayoko mita (@345m) July 7, 2013KENTA vs 丸藤 35分を超える激闘。誰が為に闘うのか?有明コロシアムが超満員になったワケではない、この試合で大金が稼げるワケではない、誰が為に闘うのか? ファンの為に闘うのだ。丸さん、KENTA選手、ふたり共勝者です。
— ハチミツ二郎 (@tokyodynamite) July 7, 2013丸藤無念。でも、この2人にしかできないスゴい試合やった。 #noah_ghc
— まっつん。 (@kansaibito2222) July 7, 2013KENTAの七夕の願いは「もっとたくさんの有コロで…もっとたくさんの人にNOAHのプロレスがとどいてほしい。」この願い、とどきますように…! #noah_ghc #prowrestling
— かんげ (@kannge) July 7, 2013KENTAのマイクよかったなぁ。ヨネが挑戦表明してきて逆にどんな気持ちだと思う?って聞かれたアナがお客さんの気持ちと同じって言った時は笑ったw
— じゅしん@なちゅまつり東京昼 (@JCN_14) July 7, 2013PR -
小峠の大活躍で丸藤がKENTAとの前哨戦を制する!
6月30日 NOAH 後楽園ホール「Voyage for Colosseum~有コロへの道~」1950人 超満員
◇第1試合◇
▼20分1本
○カイル・セバスチャン スレックス(7分05秒 横入り式回転エビ固め)X小川良成 ザック・セイバーJr.
◇第2試合◇
▼20分1本
○ジェイク・ダーデン(5分12秒 片エビ固め)X井上雅央
※チョークスラム
◇第3試合◇
▼「NOAH vs NJPW」スペシャルシングルマッチ/30分1本
○高橋裕二郎(6分21秒 反則勝ち)Xマイバッハ谷口
※刺又攻撃
◇第4試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合前哨戦/週刊「少年ジャンプ」創刊45周年記念作品「劇場版銀魂完結編」X「劇場版トリコ」公開記念6人タッグマッチ/30分1本
○石森太二 原田大輔 熊野準with トリコ(13分39秒 エビ固め)スペル・クレイジー カイザー Xペサディーヤwith エリザベス
※450゜スプラッシュ
◇第5試合◇
▼「NOAH vs NJPW」スペシャルシングルマッチ GHCタッグ選手権試合前哨戦/30分1本
○飯塚高史(9分19秒 体固め)Xマイキー・ニコルス
※アイアンフィンガー・フロム・ヘル
◇第6試合◇
▼「NOAH vs NJPW」スペシャルシングルマッチ GHCタッグ選手権試合前哨戦/30分1本
○矢野通(4分47秒 裏霞)Xシェイン・ヘイスト
◇第7試合◇
▼キャプテンフォールイリミネーションマッチ〜NO MERCY vs BRAVE全面対抗戦&GHCヘビー級選手権試合前哨戦〜/時間無制限
[BRAVE]○丸藤正道(キャプテン) モハメド ヨネ 小峠篤司 石森太二(27分01秒 エビ固め)[NO MERCY]XKENTA(キャプテン) 杉浦貴 平柳玄藩 マイバッハSUWA Jr.
※タイガーフロウジョン
☆BRAVEの2人残り
【失格順】
[1]SUWA Jr.(4分01秒、石森のオースイスープレックスホールド)
[2]石森(5分10秒、玄藩の昇龍玄藩→エビ固め)
[3]杉浦(17分17秒、小峠のトラースキックでオーバー・ザ・トップロープ)
[4]小峠(18分05秒、KENTAのgo 2 sleep→片エビ固め)
[5]玄藩(22分38秒、ヨネのダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)
[6]KENTA(27分01秒、丸藤のタイガーフロウジョン→エビ固め)NOAH、6月30日後楽園大会をSAMURAIの生放送にて視聴、7月7日の有明コロシアム大会の前哨戦であるKENTA率いるNO MERCYvs丸藤率いるBRAVEの前哨戦、 キャプテンフォールイリミネーションマッチは、当初は森嶋猛の負傷欠場で4vs3で行われる予定だったが、玄藩のマイクアピールによって急遽第4試合に出場していた石森がダブルヘッダーで参戦し4vs4となった。
試合はまず石森がオースイスープレックスでSUWAJrを、次に玄藩が急所蹴りからの昇竜玄藩で石森を退場させ3vs3となり、しばらくは膠着状態となる。NO MERCYは小峠に集中砲火を浴びせ、杉浦も攻められながらも頭突きなどでガンガン攻めてくる小峠を徹底的にかわいがり、虫の息というところでとどめを刺しに来るが、小峠が必死に粘り両者共エプロン上の攻防へ雪崩れ込むと、小峠がヘッドバットからのトラースキックで杉浦がOTRで退場、小峠の大金星で試合の流れはBRAVEに傾く。
小峠はKENTAのgo2sleepに力尽きるが、玄藩はヨネのダイビングギロチンで退場となりNO MERCYはKENTA一人となり、KENTAはヨネを蹴散らしてキャプテンである丸藤の首一本に絞るも、ヨネがハイキックでカットに入るとBRAVEの集中砲火に遭い、最後は丸藤とヨネの新生マッスルドッキングが久々に決まった後で丸藤がタイガーフロウジョンで3カウントを奪いBRAVEの勝利。丸藤vsKENTAの攻防も良かったが主役は杉浦を退場させた小峠だった。
セミのCHAOSvsTMDKのGHCタッグ前哨戦は、まずニコルスが飯塚に挑み、ニコルスが入場する飯塚に奇襲を仕掛けるも、飯塚がラフを仕掛けてからは飯塚ペースで試合が進んでしまう、ニコルスがやっと反撃したところで矢野が乱入しニコルスが気を取られると、飯塚がイス攻撃からのアイアンフィンガーで3カウント、その流れでヘイストvs矢野へと突入するも、矢野ワールドを崩せないまま丸め込まれて完敗、TMDKも矢野らの動きは研究しているのはわかったが、チーム力に関してはまだまだ矢野組の方が上手だった。
マイバッハvs裕二郎はマイバッハのパワーの前に裕二郎が圧倒され、最後は新型の刺又を使っての関節技を披露するもレフェリーを突き飛ばしたため反則負け、内容的にもマイバッハの完勝で名誉ある反則負けといった試合だった。
あまり客入りのことは書きたくないのだが、後楽園大会は有明コロシアム大会の前哨戦にも関わらず、少年ジャンプとのコラボ企画もあったのことあって超満員札止めになり、最近のNOAHの後楽園大会も外れなしが続いている、NOAHもいい調子になってきているだけに、この状態を保って有明大会に臨んで欲しい。 -
丸藤正道が完全復調宣言!天国の三沢光晴へNOAHは元気です!
6月13日 NOAH 後楽園ホール「三沢光晴メモリアルナイト~自由、信念、そして未来へ~」 2100人超満員
◇第1試合◇
▼15分1本
○池田大輔(5分31秒 片エビ固め)X熊野準
※右ハイキック◇第2試合◇
▼20分1本
原田大輔 ○スペル・クレイジー(12分04秒 ソルプレッサ)ザック・セイバーJr. Xペサディーヤ
◇第3試合◇
▼30分1本
○マイバッハ谷口(6分52秒 片エビ固め)Xジェイク・ダーデン
※マイバッハプレス
◇第4試合◇
▼30分1本
石森太二 ○小峠篤司(15分14秒 片エビ固め)平柳玄藩 XマイバッハSUWA Jr.
※キルスイッチ
◇第5試合◇
▼30分1本
佐々木健介 ○小川良成(14分46秒 首固め)齋藤彰俊 X井上雅央
▼特別試合
○三沢光晴vsX田上明
◇第6試合◇
▼NO MERCY vs BRAVEシングル3番勝負『自由〜Freedom〜』/60分1本
○森嶋猛(11分19秒 片エビ固め)X高山善廣
※バックドロップ
◇第7試合◇
▼NO MERCY vs BRAVEシングル3番勝負『信念〜Belief〜』/60分1本
○KENTA (18分35秒 GAME OVER)Xモハメド ヨネ
◇第8試合◇
▼NO MERCY vs BRAVEシングル3番勝負『未来〜Future〜』/60分1本
○丸藤正道(24分14秒 エビ固め)X杉浦貴
※タイガーフロウジョン
NOAH「三沢光晴メモリアルナイト」の生放送をG+で視聴、メインの丸藤vs杉浦戦は、側転からのドロップキックや、セカンドロープに杉浦を固定しリング下からダッシュしてのかちあげドロップキックを放つなど、丸藤らしさを見せる。しかし杉浦はキチンシンク、ボディーシザースなどボディ中心の攻めで丸藤のスタミナを奪いにかかるが、丸藤は閃きを駆使して懸命に食い下がる。終盤には杉浦が三沢の鬼を受け継いだ鬼エルボーを乱打して丸藤の心を折りにかかる、丸藤は雪崩式不知火で抵抗しても杉浦の鬼エルボーの勢いは止まらない、しかし丸藤はトラースキックからトルネードキック、虎王が杉浦の顎に炸裂すると、三沢張りの左右エルボーからローリングエルボー、エメラルドフロウジョンからポールシフト、タイガーフロウジョンで3カウントを奪い激戦を制した。
試合後には丸藤が「本日はありがとうございます。この数年間、大きい怪我と欠場を繰り返して、正直自分に自信がなくなってることもありました。杉浦貴に勝つことができて、本来の自分の姿を取り返せたと思います」と完全復活を宣言、「そしたら言うことはひとつしかない、KENTA!」。「チャンピオン、ずいぶん待たせたな。そのベルトに挑戦させてもらう」とGHCヘビー級王座への挑戦を表明、KENTAは「杉浦貴に勝ったんだ。何も言うことないよ。7月7日、有明コロシアムでベルト賭けてやろうぜ」と挑戦を受諾した。
ここ数年は互いの復帰戦でしか組まれなかったNOAHの切り札的カードであるKENTAvs丸藤戦が互いにベストの状態で実現することになった。ジュニアヘビー級からヘビー級、そしてNOAHのトップへとなった二人の試合は、まさしく現在のNOAHを示してくれるなると思う。
KENTAはセミではヨネと対戦、序盤はヨネの落ち着きぶりにKENTAが戸惑い、ヨネの強烈な打撃にダウンしたが、ヨネの全てを受けきりキン肉バスターを狙いにきたところでGAME OVERで捕獲してギブアップを奪ったが、KENTAが「あとヨネ! あれくらいいつも来いって。そしたらこのベルト懸けていつでもやってやる」とアピールしたとおり、普段でも今日の試合ぶりを出せていればヨネももっと上へいけるはずと思わせる試合だった。
だが終了直後に大仁田厚が突如現れ、三沢の遺影に一礼してから「おい! おい! おい! 俺から逃げられると思うなよ、三沢さんと俺は同門じゃい。三沢さんの財産を潰すなよ」と激励しつつKENTAを挑発、KENTAは「お前のそのしつこさ、女に嫌われるぞ?俺は今、方舟新章を迎えてチャンピオンとして引っ張らないといけない。お前にかまってる暇はねえんだ」と門前払いし、大仁田も今回はおとなしく引き下がっていった。
KENTAと大仁田は昨年12月の両国大会以来だが、KENTAもあの1試合限りの姿勢を見せ、また大仁田も宝島社の本でKENTAだけでなくNOAHに対して怒りを露にするなど関係は途絶かと思われていた。だがここに来て大仁田がNOAHに再来したのか?最近のNOAHと大仁田の接触あったとしたら7日のリアルジャパン(丸藤vs初代タイガーマスク戦の前に大仁田が初代タイガーを襲撃)しかありえないが・・・休憩明けには三沢vs田上戦が実現、田上が試合コスチュームで登場し反対側のコーナーに三沢の使用していたシューズが置かれ、レフェリーとして和田京平さんが登場、今までの三沢vs田上戦の映像を流し最後は三沢が初めてタイガードライバー91を出した試合で締めくくった。
そして全試合終了後には全選手が揃い追悼の10カウントの後で三沢コールと共にスパルタンXが流れた、スパルタンXが流れると三沢が出てきそうな気がしてしまう。今日の三沢メモリアルナイトはみんなが元気でNOAHを守っていると三沢に示すことが出来た大会だった。そしてNOAHという物語はまだまだ続いていく・・・ -
2009年6月13日
2009年6月13日の土曜日、9時ごろだったと思う。プロレス・格闘技DXでNOAH広島大会の速報を見ていた、そしてメインのGHCタッグ選手権の結果の下に“心肺停止”という文字があった、三沢光晴が斎藤彰俊のバックドロップを受けて立ち上がれなくなり試合はストップしたというのだ、この時はまだ自分は事の重大さを認識していなかった、今までどんな技を喰らっても三沢は立ち上がってきていた、また気がついて起き上がると思っていた。だが少し“もう三沢は疲れているし、選手らの決起を促す意味でしばらく休ませてたら”と思っていた。
2009年5月3日、自分はNOAH「グローバルタッグリーグ2009を観戦するために京都KBSホールを訪れていた、2時ごろに選手達が会場入りしていったが、いつも渋々ながらもサインや記念撮影などファンサービスに応じる三沢がしんどそうな顔を浮かべてファンを寄せ付けず、そのまま会場の中へと消えていった。当時のNOAHは日本テレビの地上波中継が打ち切られたばかり、また三沢自身も長年の激闘のツケがきて練習不足が体に現れるようになっていた、三沢はこの年のリーグ戦では潮崎豪と組んで参加し、京都大会ではメインでリーグ公式戦として高山善廣、杉浦貴組と対戦、試合も三沢は潮崎を前面的に出してあまり出ようせず、試合も杉浦がオリンピック予選スラムで潮崎を降して勝利、内容的にも三沢の調子の悪さがモロに出ていた試合だったが、自分が生で見る三沢のラストマッチになるとは思っても見なかった。それでも三沢、潮崎組は最終戦で森嶋猛、佐々木健介組を破りタッグリーグ戦を優勝、次期シリーズである6月13日広島大会では斎藤彰俊、バイソン・スミス組の保持するGHCタッグ王座への挑戦が決定した。
13日の夜の10時から11時ごろだったと思う、Yahoo!のニュース欄に三沢死去の一報が更新された、見た瞬間どう受け止めていいのかわからなかった、当時更新していたブログ(現在は自分の都合で削除)で三沢死去の一報を更新すると、最後に出た言葉は「ふざけんな!」だった、なぜこの言葉が出たのかわからない、三沢光晴は自分の中ではプロレスの凄さを伝えてくれた誇りだった、自分の中の誇りが崩れ去ったのかもしれない、「ふざけんな!」は自然に出た言葉だった。
午前0時頃の「スポーツうるぐず」で三沢死去のニュースを改めて確認、その後は眠れない夜を過ごした。翌朝の午前8時「THE・サンデー」にて試合後の映像が放送され、改めて三沢の死を受け止めた。そして午後4時ごろだったと思う、やっと三沢に本当に言いたかったことを更新した、『三沢光晴、ありがとう』という感謝の気持ち、体を張って激闘を繰り広げ、凄いプロレスを見せてくれた感謝の気持ちを、生きているうちに言いたかったことを更新した。
あれから4年後、NOAHは経営危機、内部スキャンダル、秋山準らの離脱、小橋建太の引退という様々な出来事が起きた。そして5月11日「旗揚げ新章」で新しいコンセプトとして「心に残るプロレス」を掲げた、三沢が目指していた方向性とは違うかもしれない、しかし丸藤らが「自分らが見せたいプロレス」というものを示せれば、三沢は納得してくれるかなと楽観的だが思っている。
明日は6月13日、忘れられない日がやってくる。 -
NOAH梅田大会観戦記 KENTA、心に残る敗戦
6月9日 NOAH ナスキーホール・梅田 「Southern Navig. 2013“方舟新章~心に残るプロレス~”」420人超満員
◇第1試合◇
▼15分1本
○スペル・クレイジー(7分32秒 ソルプレッサ)Xペサディーヤ
◇第2試合◇
▼20分1本
○モハメド ヨネ(6分13秒 片エビ固め)Xカイル・セバスチャン
※キン肉バスター
◇第3試合◇
▼30分1本
○小川良成(10分01秒 横入り式回転エビ固め)X松山勘十郎
◇第4試合◇
▼30分1本
○マイバッハ谷口(10分32秒 片エビ固め)Xジェイク・ダーデン
※マイバッハプレス
◇第5試合◇
▼30分1本
○原田大輔 ザック・セイバーJr.(13分45秒 片エビ固め)小峠篤司 X熊野準
※ダイビングエルボードロップ
◇第6試合◇
▼「NO MERCY vs BRAVE」/45分1本
丸藤正道 森嶋猛 ○石森太二(20分23秒 エビ固め)杉浦貴 平柳玄藩 XマイバッハSUWA Jr.
※450゜スプラッシュ
◇第7試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第28代選手権者]○矢野通 飯塚高史(17分35秒 エビ固め)XKENTA 高山善廣[挑戦者]
※鏡割
☆矢野&飯塚組が2度目の防衛に成功
今日は2ヶ月ぶりに観戦ということでNOAH・梅田大会を観戦、大阪での観戦はミナミの難波が中心だったが、キタである梅田を訪れるのはいつぐらいかわからない、ナスキーホールを訪れるのも初めてかと思ったら、来て見ると前はOS劇場という映画館があったビル、OS劇場は大阪在住の学生時代には映画を観に何度も訪れていたが、映画館ではなくナスキーホールを始めクラブ・クアトロなどライブハウスや劇場もあるビルになっており、ナスキーホールの中も映画館時代の名残りが結構残っていた、新鮮というか自分にしてみれば懐かしい場所でもある。
開場となったが客席はビッシリで急遽増席するほどの超満員、1月のボディーメーカーコロシアム大会を観戦したときは秋山準らの離脱後ということもあってダメージが残っていた印象を受けていたが、“心に残るプロレス”をコンセプトに掲げているせいか、第1試合からクレイジーが大いに盛り上げてくれたせいもあって観客のノリがよく良い雰囲気が出ており、団体側も“心に残るプロレス”作りの懸命に取り組んでいるのがよく伝わっていた。
メインのGHCタッグ選手権は現在ラーメン屋で修行している力皇猛氏がGHC管理委員で登場するも、王者のCHAOSが入場するなり奇襲をかけ選手権試合宣言はブチ壊し、力皇には気の毒だった。
試合は挑戦者組であるNO MERCYが矢野を捕らえて先手を奪う、飯塚がKENTA、高山を場外に引きずり込んで大暴れすると、矢野はその間にコーナーポストを外し、コーナーを使った攻撃や飯塚のタッチロープを使ったチョーク攻撃やクロー攻撃KENTAを捕らえて試合の流れを変えてしまう。
しかし高山の援護を受けたKENTAが矢野を捕らえ、KENTAがgo2sleepを決め勝負あったかと思ったら、リング下の飯塚が西永レフェリーの足を引っ張って場外へ出してしまう。無法地帯となったところで矢野がKENTAに急所打ち、飯塚が高山にアイアンフィンガーで大ダメージを負わせると、飯塚がKENTAにアイアンフィンガー、矢野がイスでKENTAの顔面をフルスイングした後で鏡割で3カウント、矢野は2日の博多大会の借りを返し、矢野と飯塚のチーム力の高さを見せ付けられる結果となった。
セミのBRAVEvsNO MERCYの6人タッグ戦は13日の後楽園で対戦する丸藤と杉浦がすざまじい攻防を展開、丸藤も調子が上がってきたのか、動きも欠場前に戻っており、好調ぶりをアピールする。試合はNO MERCYが石森を捕らえるとSUWA Jrがムイビエンやフィンランド式フォアアームで追い詰めるが、丸藤らがカットに入ると逆にSUWA Jrが捕まり、最後は石森が450゜スプラッシュで3カウント、しかしSUWA Jrもフィンランド式フォアアームまで出した以上、SUWA Jrでいる必要はなくなってきているのかもしれない。
第5試合は共に大阪プロレス出身の原田と小峠が正面からガンガンやりあうことで火花を散らしたが、試合全体の主役は熊野、前半は捕まるも、こう攻めてくればこう返すというものが試合で出せるようになっていた。終盤は熊野は懸命の粘りを見せ、丸め込み技も回転十字固めを出すなどバリエーションが増えていったが、最後は原田のダイビングエルボードロップの前に完敗、小峠と原田の攻防も良かったが、熊野の成長を感じさせた試合だった。
第3試合の小川vs勘十郎は小川が涼しい顔を崩さないまま勘十郎ワールドに付き合った試合、小川も田上明との試合ではセクハラ攻撃を受けるなど笑いのプロレスにも対応できるだけに幅の広さを感じさせた。注目は勘十郎の持ち込んだハリセンで、小川に取られると勘十郎のセコンドである黒子が裏切って小川にハリセンを手渡し二刀流となり、華麗なハリセン裁きで勘十郎の顔面を何度も叩く、勘十郎は館内に「セパラドス」を流して師匠ウルティモ・ドラゴンの動きを見せるも、一瞬の隙を突いた小川がクルリと丸め込んで勝利、双方共自分らしさを出せた試合だった。
今日の感想はNOAHは“心を残るプロレス”だが、今日のKENTAは“心に残る敗戦”だった。果たして矢野、飯塚からタッグ王座を奪い返すのはどのチームか・・・? -
KENTAが矢野通からGHCヘビー級王座を防衛も、丸藤正道を「三沢光晴の後継者の資格なし」と批判!
6月2日 NOAH 博多スターレーン「Southern Navig. 2013“方舟新章~心に残るプロレス~”」1650人 満員
◇第1試合◇
▼30分1本
○小川良成(10分37秒 体固め)X熊野準
※バックドロップ
◇第2試合◇
▼30分1本
○平柳玄藩 マイバッハSUWA Jr.(8分52秒 片エビ固め)X田中純二 炎!修市
※昇龍玄藩
◇第3試合◇
▼30分1本
○森嶋猛 石森太二(10分37秒 体固め)ザック・セイバーJr. Xジェイク・ダーデン
※バックドロップ
◇第4試合◇
▼30分1本
○スペル・クレイジー(10分59秒 ソルプレッサ)X原田大輔
◇第5試合◇
▼30分1本
○丸藤正道 モハメド ヨネ(17分18秒 エビ固め)Xマイバッハ谷口 高橋裕二郎
※裕二郎のスピアー
◇第6試合◇
▼GHCタッグ選手権試合前哨戦/30分1本
○高山善廣(8分55秒 反則勝ち)X飯塚高史
◇第7試合◇
▼45分1本
○杉浦貴(15分16秒 片エビ固め)X小峠篤司
※オリンピック予選スラム
◇第8試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第19代選手権者]○KENTA(24分31秒 片エビ固め)X矢野通[挑戦者]
※go 2 sleep
☆KENTAが3度目の防衛に成功
話が遅くなるが2日のNOAH博多大会をG+で視聴、メインはKENTAの保持するGHCヘビー級王座に新日本からの刺客である矢野が挑戦した
試合はKENTAが先手を狙いにガンガン攻めていくも、スワンダイブを矢野がレフェリーを使って阻止してから場外戦となり壁に叩きつけて流血となってから矢野ペースとなり、矢野は金具剥き出しのコーナーを使うなどして自分の世界へと引きずり込んでいく。鉄柵越えのダイビングフットスタンプで流れを変えたKENTAは一気に攻勢をかける。しかし矢野はレフェリーをKOして無法地帯を作り上げるとGAMEOVERを決められてのギブアップを無効にさせるなどして矢野ワールドで抵抗し、イス攻撃からの鬼殺しを決めるが、鏡割を狙ったところでKENTAが阻止しブサイクへの膝蹴りから打撃の連打を浴びせるとgo 2 sleep、生膝go 2 sleepで3カウント、KENTAは矢野ワールドに苦しめられるもGHCを死守した。
2日の博多大会時点では誰も次期挑戦者には名乗りを挙げなかったが、13日後楽園大会「三沢光晴メモリアル」で行われる丸藤vs杉浦戦の勝者が挑戦者になることになった。丸藤vs杉浦は自分の憶えている限りでは2011年11月の丸藤の復帰戦以来でシングルでの対戦はあまりない、杉浦がNO MERCY入りしてからようやく実現したカードなのかもしれない。
KENTAは東京スポーツ誌上では「『万全じゃない』って見方をされてるけど、できる限りのところで見せていかなきゃいけないでしょ。言い訳はいいからガンガンやれ」「三沢さんはコンディションが悪くても、そういうのを見せなかったし強かった。今の丸藤で後継者ってのは失礼というか、違いすぎる」と三沢の後継者の資格なしと丸藤を批判した。
KENTAvs丸藤戦はNOAHの切り札的カードでもあるが、ここ数年は互いの復帰戦でしか組まれず、ベストの状態では対戦していない。 KENTAにとって丸藤は凌ぎを削るライバルというか、KENTAの前には常に丸藤が走っていた存在でもあり、KENTAは丸藤を追いかけていた。KENTAにしてみれば現在の丸藤には納得していない、丸藤には常に自分の前に立ちはだかって欲しいという気持ちもあると思う。
だが杉浦もNO MERCY入りしてからは今まで対戦することのなかったBRAVE勢と対戦する機会も増え、カード的には幅が広がったものの、もう一つ目標が定まっていないせいかフラストレーションが溜まりつつある。
あまり対戦する機会のなかった丸藤vs杉浦の対戦も注目だが、その先に何を見据えているのかも注目していきたい。 -
三沢光晴メモリアルナイトで三沢vs田上戦・・・二人の戦いは三つのインパクトがあった
6月13日、NOAH後楽園大会で開催される「三沢光晴メモリアルナイト」のカードが発表された。
特別試合 三沢光晴メモリアルマッチ
三沢光晴 vs 田上 明
この二人の試合をどういう感じで提供するかどうかは当日でなければわからない。
三沢vs田上が三沢のベストバウトは川田利明戦、小橋建太戦に注目しがちでもあるが、三沢vs川田はイメージは感情のぶつかりあい、三沢vs小橋戦はプロレスの限界を超えるというイメージが強いが三沢vs田上のイメージはインパクト。
一つ目は1991年1月26日に行われた「田上明、試練の七番勝負」、試合時間は7分だったがこの試合で三沢はタイガードライバー91を初披露、二つ目は1995年のチャンピオンカーニバル、小橋を破ってスタートダッシュに成功した田上と左眼眼窩骨折という重傷を負った三沢が優勝決定戦に進出、三沢がタイガースープレックスで3カウントを奪い初優勝を飾った。三つ目は1996年5月24日の札幌大会の三冠統一ヘビー級選手権、王者だった三沢にこの年のチャンカンの優勝を果たした田上が挑み、三沢がコーナーからダイビングネックブリーカーを放った際に田上がノド元をキャッチしてそのままノド輪落しでを敢行して3カウントを奪い三冠王座を初奪取。戦績こそ田上が負け越していたが二人の試合は三つの“初”があったことで大きなインパクトを残した戦いだった。
今年は11日に小橋が引退、12月には田上も引退、川田も休養のままリングを去るなど四天王プロレス時代の終焉の年となったが三沢の遺したNOAHも、またプロレス界も新しい時代を生み出していく・・・ -
KENTAvs杉浦貴が32分33秒の激闘、新展開で新生NOAHが上々の出港
5月12日 プロレスリングNOAH「箱舟新章」 2200人 超満員
▼方舟新章オープニングマッチ/15分1本
○石森太二 (4分41秒 変型ラクダ固め)X熊野準
▼Go Forward/30分1本
○丸藤正道 小川良成(11分01秒 腕ひしぎ逆十字固め)X平柳玄藩 マイバッハSUWA Jr.
▼Battle of Spirits/30分1本
○モハメド ヨネ(11分04秒 片エビ固め)Xマイバッハ谷口
※キン肉バスター
▼桃の青春対決/30分1本
○小峠篤司(12分10秒 片エビ固め)X原田大輔
※キルスイッチ
▼BATTLE OF SUPER HEAVY/30分1本
○高山善廣(1分48秒 回転エビ固め)X森嶋猛
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第28代選手権者]○矢野通 飯塚高史(15分03秒 片エビ固め)[挑戦者]Xシェイン・ヘイストマイキー・ニコルス
※鬼殺し
☆矢野&飯塚組が初防衛に成功
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第19代選手権者]○KENTA (32分33秒 片エビ固め)[挑戦者]X杉浦貴
※go 2 sleep
☆KENTAが2度目の防衛に成功
小橋建太引退興行の翌日にNOAH「箱舟新章」が後楽園ホールで開催され、メインではGHC王者のKENTAが杉浦の挑戦を受け、両者共激しい打撃戦を展開するも、最後はKENTAが3発目のgo 2 sleepで30分越えの激闘を制して王座を死守した。
試合後にはKENTAがTMDKを降してGHCタッグ王座を防衛しヘビー級王座への挑戦を表明した新日本プロレスの矢野に対して高山とのタッグでタッグ王座挑戦を条件にして受諾、KENTAは対他団体相手の防衛戦に関しては永田裕志以外は否定的な立場を取っていたが、矢野のNOAHでの活躍と存在感を見ると今回の挑戦受諾は認めざる得ないという意味も込められていると思う、またKENTA自身も永田との防衛戦も視野に入れていることから、矢野との防衛戦はその一歩なのかもしれない。
また敗れた杉浦に対して「そして俺はNO MERCYとしても、新しい刺激を入れていきたいと思っていて…杉浦。一緒に組んで、ノアにもっと刺激を入れて、のほほんとしてるヤツらに喝入れないか!?」と勧誘すると、杉浦が「ぶっちゃけNO MERCYとかどうでもいいんだよ。俺はこのノアが好きで、このノアを一生背負っていきたいんだよ」「その思いが一緒ならな、俺は組んでもいいよ」とKENTAと握手となってNO MERCY入りを決意した。
現在のNO MERCYのメンバーはKENTA、玄藩、SUWA、高山の4人だが高山はあくまでフリーでフル参戦できず、SUWAも昨夜の小橋引退興行で頚椎を負傷し欠場、今大会からマイバッハSUWA.Jrなるマスクマンが登場したが正体だけでなく今後も不明なだけに未知数、現有メンバーはKENTAと玄藩しかいないのが現状、杉浦のNO MERCY入りは手薄な現状を考えるとKENTAにしても大助かりだが、BRAVEのリーダーである丸藤にしてみれば杉浦の離脱は手痛いものの、NO MERCYとBRAVEとの戦力差を考えるとまだまだ開きがある。
昨夜の小橋引退興行で三沢らのNOAHの時代が終わり、今日の「箱舟新章」で新たなるNOAHが出港した。今日の入場式で田上明が社長業に専念ということで12月をもって引退を発表、田上も現役は続けているものの社長業で試合をすることがほとんどなくなっていた、小橋が引退することで四天王プロレスの時代が終わり、最後の四天王である田上も引退・・・時代の流れを感じる。
しかし暗い話題だけではない今日から原田がNOAHに加わっただけでなく、TMDKの二人もNOAH所属となった、秋山らバーニング勢の離脱で選手層が薄くなったNOAHだが少しずつだが穴も埋まりつつある。
NOAHの新たなる出港は上々の滑り出しとなったが、これからどんな航海が待ち受けているのか・・・ -
原田大輔が小峠篤司を追いかけてNOAHへ移籍!
原田大輔「入門して7年間、先輩後輩スタッフ、ありがとうございます。5月から自分のプロレスが通用するか挑戦します。選んだ団体はノアです」
大阪プロレスのエースだった原田大輔が4月29日大阪プロレス・ナスキーホールでNOAHへ移籍することが発表された。
原田は3月30日に4月29日をもって大阪プロレスを退団し東京進出することが発表され去就が注目されたが、かつての“相棒”である小峠篤司を追いかける形でNOAHへ移籍となった。
原田は小峠と“桃の青春タッグ”としてタッグを組み、小峠がNOAHへ移籍した後はシングルプレーヤーに転身、タダスケとHAYATAと合体してグレアを結成、原田が大阪王座や天王山制覇を達成したことで頂点に登りつめていた。
大阪の頂点に立った原田が王座だけでなくエースの座も捨ててまでNOAHへ移籍する理由はわからないが、小峠の活躍を意識したのか、原田も26歳でまだまだこれからだけに、もっと先を見たくなったということなのか・・・
今のNOAHは選手層も薄いが、その分チャンスが広がっている、NOAHとしてはこの移籍は大歓迎でもあるが、大阪プロレスにしてみれば小峠に続いて原田も移籍だから内心は面白くないのかもしれない。
まあさておき、新しい挑戦を始めた原田に期待したいと思う。 -
CHAOSがグローバルタッグリーグを席巻するも、締めくくったのはNO MERCY!そして杉浦貴がGHCヘビー級に挑戦表明!
4月28日 NOAH「グローバルタッグリーグ2013」最終戦 後楽園ホール
「グローバル・タッグリーグ戦 2013」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点] 杉浦貴 ○小峠篤司 (8分48秒 ウラカンラナ)佐々木義人 X石川晋也 [1勝3敗=2点]
「グローバル・タッグリーグ戦 2013」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]
シェイン・ヘイスト ○マイキー・ニコルス(8分55秒 片エビかため)矢野通 X飯塚高史[2勝2敗=4点]
*サンダーバレー
「グローバル・タッグリーグ戦 2013」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]佐々木健介 ○中嶋勝彦(14分59秒 ジャーマンスープレックスホールド)杉浦貴 X小峠篤司[2勝2敗=4点]
「グローバル・タッグリーグ戦 2013」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝3敗=2点] 齋藤彰俊 ○本間朋晃(10分32秒 横入り式回転エビ固め)マイバッハ谷口 X高橋裕二郎[2勝2敗=4点]
「グローバル・タッグリーグ戦 2013」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○KENTA 高山善廣(14分50秒 レフェリーストップ)X森嶋猛 モハメド ヨネ
※GAME OVER
「グローバル・タッグリーグ戦 2013」優勝決定戦/無制限1本
[Aブロック1位]○KENTA 高山善廣(19分39秒 片エビ固め)佐々木健介 X中嶋勝彦[Bブロック1位]
*生膝go2sleep
☆KENTA&高山組が「グローバル・タッグリーグ戦2013」優勝
NOAHのグローバルタッグリーグはKENTA、高山のNO MERCYが優勝となった。リーグ戦は開幕戦から矢野、飯塚組とマイバッハ、裕二郎組のCHAOSが台風の目となって荒らしまわっていたが、矢野組がTMDKに、マイバッハ組は裕二郎が新日本プロレスでの抗争相手である本間に足元をすくわれて共倒れで脱落、本間と裕二郎の抗争はそのまま新日本へと雪崩れ込むが、TMDKは矢野組に勝利したことでGHCタッグ王座への挑戦を決めた、TMDKは昨年12月にタッグ王座挑戦の話があったが、当時の王者が潮崎豪、斎藤彰俊組で両国大会で丸藤正道、杉浦貴組が奪取したことで挑戦が消滅となっていた。TMDKもNOAHに定着してから個々だけでなくチーム力も上がり、亡きバイソン・スミスに代わってNOAHのトップ外国人格にのぼり詰めようとしている。
そしてNO MERCYとDIAMOND RING、試合は後日G+で見るとして、結果はKENTAがジュニア時代のライバルである中嶋から生膝go2sleepで3カウントを奪い優勝、CHAOSが荒らしまわったタッグリーグ戦だったが、最後は主役であるKENTAのNO MERCYが締めくくった。
試合後に5月12日後楽園ホール大会「箱舟新章」で予定されているGHCヘビー級選手権の王者・KENTAへの挑戦者に前日の東京スポーツで名乗りを挙げていた杉浦が改めて挑戦を表明しKENTAも受諾したことで正式決定となった。
KENTAvs杉浦も2年にわたって名勝負を繰り広げている好カード、ジュニア時代や杉浦の王者時代はKENTAにとって苦手にしていたが、ここ2年は2勝1敗でKENTAがリードを奪い、昨年のグローバルリーグ優勝決定戦でもKENTAが勝利を収めている。
KENTAvs杉浦も新しいNOAHをアピールするには悪くはないカードだが、KENTAの本音はNOAHの切り札的カードである丸藤戦を望んでいたと思う。
グローバルタッグリーグが終わり、まもなく小橋建太の引退興行を迎え、小橋が引退と同時に三沢光晴、小橋建太、秋山準によるNOAHが終わり、KENTAや丸藤正道、杉浦貴、森嶋猛らによるNOAHが始まる。そして受け継がれた者によってNOAHという物語は続いていく。 -
丸藤正道が長期欠場、小峠篤司がグローバルタッグリーグに緊急参戦
杉浦貴と組んでグローバルタッグリーグに参戦中の丸藤正道が15日の新潟大会での試合中に右膝を負傷、精密検査の結果「外側側副靭帯部分断裂」「後十字靭帯部分断裂」と診断され長期欠場を強いられることになった。丸藤は13日後楽園での佐々木義人、石川晋也組との公式戦では久しぶりにタイガーフロウジョンを決めるなど好調ぶりをアピールしていたが、WNC後楽園大会でTAJIRIとの対戦やROHカナダ大会への参戦、そして小橋建太引退興行にも出場が決定していただけに、ここにきての長期欠場は残念でもある。
丸藤の欠場を受けてタッグリーグは不戦敗になるのではと思われたが、16日の山形大会で小峠篤司が、「杉浦さん! 丸藤さんの代役、俺にやらせてください!! 丸藤さんの代わりに杉浦さんの正パートナーを務める器じゃないことは分かってます。でも、この緊急事態。指をくわえて見過ごせる男じゃないんです。僕と一緒にタッグリーグに出てください!」と杉浦に直訴、これを受けて杉浦、小峠組で再エントリーが正式に決定した(また開幕戦での大日本組との公式戦は無効となった)。
ジュニアの小峠が杉浦のパートナーが務まるのかというとヘビー級揃いのリーグ戦だけに難しさもある、だが「丸藤さんには申し訳ない言い方になるかもしれないですけど、これはチャンスだと思って臨みたいと思います」とチャンスをモノにしたいという姿勢は買えると思う。
早速今日の秋田大会でGHCタッグ王者組の矢野通、飯塚高史組と公式戦で対戦することになった、本来なら21日の大阪大会で組まれる予定だったが、大阪大会では小峠が石森太二と組んで平柳玄藩、SUWA組の保持するGHCジュニアタッグ王座への挑戦が決まっているため、公式戦は本日の秋田大会に前倒し、また28日の後楽園大会では日程上の都合で佐々木健介、中嶋勝彦組と佐々木義人、石川晋也組とのダブるヘッダーでの公式戦が組まれてしまった。リーグ戦だけでなくジュニアタッグ挑戦、そして最終戦でのダブルヘッダー、タッグリーグへの参戦は小峠にとってはリスクの高い挑戦でもあるが、チャンスをモノに出来るか?小峠にとって大きな試練でもある。
またGHCジュニアヘビー級王座への挑戦者を募っていた石森太二に闘龍門9期生でみちのくプロレスの野橋太郎が「アイツはデビューからスター街道まっしぐらだった。それに比べりゃ俺なんて、オマケのオマケのオマケだったよ。誰も知らないかもしれねえけど、同じ日に入門して、同じ日にデビューした。でも、デビューからお互い11年。11年の間に“積み重ねて来たもの"の差が出たよな? アイツは俺がチャンピオンだ!とか抜かしてやがるけど、闘龍門出身の落ちこぼれと大スター様の“差"を確認するために、闘龍門9期生・野橋太郎として、アイツの前に立ってやるよ!!」挑戦を表明した。野橋にしても団体が違うとはいえ差をつけられた悔しさもあっての挑戦、また同じ闘龍門で新日本プロレスで頂点に立ったオカダ・カズチカの影響もあると思う。
NOAHも選手の離脱の影響もあって他団体に門出を解放を余儀なくされたが、その分いろんな可能性が広がっている・・・・ -
小橋引退まであと1ヶ月・・・全カードが決定!
「FINAL BURNING in Budokan 小橋建太引退記念試合」の全カードが発表された。
(NOAH公式HPより)
▼第7試合 小橋建太&秋山準&武藤敬司&佐々木健介vsKENTA&潮崎豪&金丸義信&マイバッハ谷口
Kobashi & Akiyama & Muto & Sasaki VS KENTA & Shiozaki & Kanemaru & Maybach Taniguchi
▼第6試合 『Four Men GET Together』スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負
丸藤正道&鈴木みのる×高山善廣&大森隆男
Marufuji & Minoru Suzuki VS Takayama & Omori
▼第5試合 『NOAH vs NJPW』スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
杉浦貴&モハメドヨネ&斎藤彰俊×棚橋弘至&永田裕志&小島聡
Sugiura & Yone & Saito VS Tanahashi & Nagata & Kojima
▼第4試合 『J's Spirits vs Revolution』スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
森嶋猛&井上雅央×天龍源一郎&小川良成
Morishima & Inoue VS Tenryu & Ogawa
▼第3試合 『BURNING vs BURNING』タッグマッチ 30分1本勝負
本田多聞&志賀賢太郎×鈴木鼓太郎&青木篤志
Honda & Shiga VS Kotaro Suzuki & Aoki
▼第2試合 『This is the NOAH Junior』タッグマッチ 30分1本勝負
石森太二&小峠篤司×SUWA&平柳玄藩
SUWA & Hirayanagi VS Ishimori & Kotoge
▼第1試合 『Feel the Dengerzone』15分1本勝負
熊野準×渕正信
Fuchi VS Kumano
小橋引退試合以外での注目カードは第6試合の丸藤、みのるvsノー・フィアー、共にGHCタッグの歴代王者だが丸藤と大森が対戦するのも久しぶり、三沢光晴の存命時には許されないカードでもあるが、小橋の引退興行とプロレス界の現在の流れを考えると時の流れが許したカードなのかもしれない。
そして第5試合のNOAHvs新日本プロレス、注目は元新日本プロレスの彰俊vs永田の絡み、彰俊が平成維震軍で活躍したときは永田はヤングライオンに過ぎなかった、永田がアメリカから帰国した時点で立場は変わり、彰俊も入れ替わるようにして新日本を去っていったが、しかしNOAHに参戦してからトップの一角を担う存在となった。そして久しぶりに彰俊と永田が再び対戦する、別れもあれば再び出会うこともある、一期一会もまたプロレスでもあるのだ。
第4試合は天龍と小川の師弟タッグとなるが心配なのは天龍の体調、天龍プロジェクト4・26新宿大会での第4試合で百田光雄との対戦が決まったが、「メインをやれる状況ではない」ということで体調面が今ひとつであることを明かしていた、小橋引退興行への出場は以前から決まっていたことなので参戦となったのだが・・・
後は小橋のゆかりのある渕、本田、志賀の参戦も決定したが、残念なのは菊地毅がカードから外れてしまったこと、菊地は膝の負傷でリングから離れ、今月開催される国際プロレスから復帰することが決定していたのだが、病み上がりで難しかったのか・・・せめて来場はして欲しいところでもある。
小橋引退まであと1ヶ月を切り、これだけの豪華なカードを揃えた。あとは当日を待つのみだが、四天王の最後だと考えると来て欲しくないという気持ちもある・・・・
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小橋建太の引退試合に豪華なメンバーが集結!
3月31日NOAH後楽園ホール大会で小橋建太が自ら5月11日に行われる引退試合のカードを発表した。
「FINAL BURNING in Budokan」小橋建太引退記念試合
小橋建太、秋山準、武藤敬司、佐々木健介vsKENTA、マイバッハ谷口、潮崎豪、金丸義信
小橋はかつてベストバウト賞をとった秋山(2004年)、武藤(2011年)、健介(2005年)と組みかつての付き人達との対戦を選択した。8人タッグとなったのは小橋の体調を考えてのことだろうが、豪華なメンバーが揃った。しかし残念なのは全日本からNOAHまで凌ぎを削った四天王の名前が入っていなかったこと。小橋がここまで大きな存在になれたのは三沢光晴、川田利明、田上明との四天王が凌ぎを削ってきたからこそ、その四天王もリングに上がっているのは小橋と田上のみとなり、小橋の引退で田上だけとなってしまった。
しかし引退試合が出来ないままこの世を去った三沢や、静かにリングを離れて第二の人生を歩み始めた川田のことを考えると、引退試合を行いこれだけのメンバーが名を連ねてくれた小橋は一番幸せ者なのかもしれない。
小橋引退まで一ヶ月あまり、5月11日は小橋の引退と同時に四天王プロレス時代も幕を閉じる・・・・、 -
KENTAが王座防衛もマイバッハ谷口は独り立ちしていった・・・そして矢野通と飯塚高史がもたらした刺激
G+でNOAH3月10日横浜大会を視聴、メインのGHCヘビー級選手権(王者)KENTAvs(挑戦者)マイバッハ谷口は、試合開始と同時にKENTAがマウントパンチから仕掛け、制裁を加えるかのようにキックの乱打を浴びせるが、マイバッハは持ち前のパワーで反撃、KENTAも流れを変えようとするが、マイバッハはパワーを前面に出し、CHAOS(矢野通、飯塚高史)と組んでいるせいかレフェリーを盾にするなどずる賢さも出して試合の主導権を渡さない。
マイバッハはイスで西永秀一レフェリーの脳天を痛打してKOすると、刺又デットリードライブで設置したテーブルに貫通させ、マイバッハボムやフライングボディープレスで勝負に出るが、再度のマイバッハボムやチョークスラムで勝負に出たところでGAME OVERで切り返すがマイバッハは脱出、しかしKENTAがgo2sleepを極めたところで打撃戦となり、側頭部へのミドルキックの連打を浴びせた後でgo2sleepで3カウント、KENTAが防衛はしたもののマイバッハのパワーに苦しめられた試合だった。
試合後に去っていくKENTAがマイバッハに「オイ谷口!このまま新日本と組んでやっていくのか」とマイバッハは無言で退場していった、“谷口周平”がマイバッハ谷口となって1年、完全に迷いや戸惑いを断ち切り覚醒させて1年、敗れはしたがその1年を変わるきっかけを作ってくれたKENTAにぶつけた試合だった。そしてマイバッハはKENTAの下を離れて独立していった、必然の流れでもありCHAOSと組んで更なるパワーアップを図りたいという気持ちの表れだったのではと思う。
セミのGHCタッグ選手権(王者)丸藤正道、杉浦貴vs(挑戦者)矢野、飯塚は王者組が奇襲をかけて先手を奪うも、CHAOSがラフで流れを変えると二人がかりの攻撃などで主導権を握り続ける、解説の佐々木健介は「丸藤は怒るべきなのでは」とコメントしていたが、丸藤の長所であるマイペースさがこの試合に限っては欠点になってしまっていた。終盤には王者組が連係で矢野を捕らえ一気に勝負に出るが、場外の丸藤が飯塚によって手錠に拘束され鉄柵に固定されると、孤立した杉浦が飯塚のアイアンフィンガー、矢野の急所打ち、鬼殺しからの鏡割で3カウントを奪い王座奪取、内容的にもCHAOSの完勝で試合後に丸藤が鉄柵を蹴り上げて怒りを露にするが、遅すぎたとしか言いようがなかった。
GHCジュニアヘビー級選手権(王者)石森太二vs(挑戦者)小峠篤司は小峠が先手を奪うようにガンガン攻めて、石森が反撃しても小峠が上手く先読みして切り返し主導権を渡さない、しかし小峠が勝負を焦り出したのかキルスイッチから不知火・改がトップロープに激突して失敗に終わったあたりから流れが変わり、小峠が手数を失ったところで石森がリバースゴリースペシャルやトラースキックを連発し、最後は後ろから前への450°スプラッシュの連打で石森が王座防衛、スリリングな試合だった。
NOAH横浜大会の感想はメインとセミは今までのNOAHにない刺激的な試合で、丸藤にとってレスラーとしては矢野、飯塚は腹が立っただろうが、ブッカーの視点からいけば刺激的で新鮮だったのではと思う。現在のシリーズでは高橋裕二郎も合流、裕二郎は内藤哲也と組んでのNO LIMITとして参戦して以来だと思うが、あの頃の裕二郎ではない、その裕二郎がNOAHに違った刺激を与えるだろうか・・・ -
グローバルタッグリーグに高橋裕二郎、ストロングBJW、本間朋晃が参戦!・・・全日本の影響か?
4月13日に開幕するグローバルタッグリーグの出場チームが発表された。
KENTA&高山善廣
丸藤正道&杉浦貴
矢野通&飯塚高史
TMDK<マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト>
佐々木健介&中嶋勝彦
森嶋猛&モハメドヨネ
エディー・エドワーズ&ボビー・フィッシュ
斎藤彰俊&本間朋晃
佐々木義人&石川晋也
マイバッハ谷口&高橋裕二郎
昨年度覇者の丸藤、ヨネ組は丸藤が杉浦と組んでGHCタッグ王座を保持しているのもあって今回は別々、CHAOS勢の参戦、マイバッハは裕二郎と組むことでCHAOSとの共闘路線を強めるようだ。
また驚いたのは義人と石川の大日本勢と本間の参戦、昨年からNOAHも大日本と接近し始めたのだが、大日本と交流していた全日本プロレスが“鎖国”の示唆したことでNOAHに鞍替えとしたということか、本間も2010年に真壁刀義とのコンビでエントリーして以来のリーグ戦参加だが、本間もフリーとして全日本に参戦していたものの、白石伸生オーナーがフリー勢の契約を見直すと発言したことから契約が切られたのだろうか・・・
今回のグローバルタッグリーグは選手層の薄さもあって、どういう編成で臨むのかと思っていたが、全日本の白石新オーナーの影響も出た編成だと思う。しかしそのおかげもあって10チームを揃えることが出来た。今年はどのチームが優勝するのか?