DRAGON GATE
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15年目の神戸ワールドでB×Bハルクが念願のドリーム王座奪取も課題多し・・・
7月20日 DRAGON GATE「KOBE プロレスフェスティバル 2014」9650人 超満員札止め
(アピールコメントなどは週プロモバイルより)
◇第0試合◇
▼ダークマッチ(1)
○しゃちほこBOY(3分55秒 飛びつき式回転エビ固め)X“ミスター・ハイテンション"琴香
※もう一人はリョーツ清水
▼ダークマッチ(2)
U-T ○ヨースケ・サンタマリア(6分22秒 狙い撃ち)K-ness. Xスペル・シーサー
◇第1試合◇
▼15周年記念スペシャル6人タッグマッチ
○望月成晃 ドン・フジイ Gamma(0分08秒 エビ固め)獣神サンダー・ライガー ウーハー・ネイション X“ハリウッド"ストーカー市川
※飛び膝蹴り
---再試合---
望月成晃 ○ドン・フジイ Gamma(8分03秒 エビ固め)獣神サンダー・ライガー ウーハー・ネイション X“ハリウッド"ストーカー市川
※市川がジャーマンスープレックスを自爆したところを押さえ込む)
◇第2試合◇
○ジミー・神田 ジミー・カゲトラ(4分25秒 反則勝ち) 問題龍 Xパンチ富永
龍
※レフェリー暴行
◇第3試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
[第25代王者]○フラミータ(15分58秒 片エビ固め)[挑戦者]Xドラゴン・キッド
※フラムフライ
☆フラミータが3度目の防衛に成功
◇第4試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
[第49代王者組]○土井成樹 サイバー・コング Kzy(17分25秒 エビ固め) [挑戦者組]堀口元気H.A.Gee.Mee!! Xジミー・ススム Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン
※バカタレスライデングキック
☆土井&サイバー&Kzyが初防衛に成功
◇第5試合◇
▼インターナショナル・ドリームタッグマッチ
○吉野正人 リコシェ(17分07秒 ソル・ナシエンテ)XCIMA マット・サイダル
◇第6試合◇
▼オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合
[挑戦者組]○T-Hawk Eita (30分08秒 片エビ固め)[第31代王者組]X鷹木信悟 戸澤陽
※ナイトライドE.N.D
☆鷹木&戸澤が6度目の防衛に失敗。T-Hawk&Eitaが第32代王者組となる
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[挑戦者]○BXBハルク(32分18秒 片エビ固め)[第19代王者]XYAMATO
※フェニックススプラッシュ
☆YAMATOが3度目の防衛に失敗。ハルクが第20代王者となる
(試合後)
土井「おいYAMATO、お前なに負けとんじゃ、コラッ。情けないな。(罵声を浴びせられ)やかましいわ。(YAMATO以外のマッド・ブランキーのメンバーに対して)お前らも黙っとけ。今日の試合は文句のつけようがないくらいお前の完全勝利や。お前がドリームゲートの新チャンピオンや。ハルク、俺とお前もいろいろあったけど、今日はドラゴンゲートの15周年ということで、最後はノーサイドでええやろ。俺がお前の腰にベルトを巻かせてもらうぞ。ハルク、今日のところはおめでとう」
(うしろに回り、ベルトを巻く…と見せかけて画面に一撃。さらにYAMATO以外のメンバー全員でストンピングなど袋叩き。その間に土井がドリームゲートのベルトを腰に巻く。)
土井「何が新チャンピオンや。ハルクなんかより俺の方がチャンピオンにふさわしいやろ!」
(放送席で解説をしていた望月が駆けつけ土井らを一蹴、ベルトをハルクに返す)
望月「お前ら何してんだ、このヤロー。ベルトがほしかったら正々堂々、挑戦して取りゃあいいじゃねえかよ。今日勝ったのはB×Bハルクだよな!」土井「やかましいわ、このオッサンが。せっかく15周年のエンディングでいちばんいいところを持っていこうと思ったのに邪魔してんちゃうぞ、このクソおっさんが。だったらハッキリ言わせてもらう。ハルク、お前のドリームゲートの第1挑戦者はこの俺や。俺がお前から一発で取ったるぞ。何回でも言うたる。ハルクなんかより俺の方がドリームゲートチャンピオンにふさわしいやろ。(ブーイングが起こる客席に向かって)はぁ? 何がブーじゃ。お前らブーしか言われへんのか、このブサイクが。ハルク、いつでもいいからな。俺は一発で取るぞ。お前には一回も防衛させへんから覚悟しとけよ(マッドブランキーが退場)」
望月「おいハルク、せっかく勝ったっていうのにいろいろあって大変だな。でもこの間の後楽園ホールと今日この場は手助けしたけども、この神戸ワールド、ドラゴンゲート15周年のメインの舞台で勝ったのはB×Bハルク、そうだよな!?(大歓声) ハルク、この場はでしゃばったけども、ここは俺の出る幕ではない。ハルク、このあとはビシッとカッコよく締めてくれよ」
ハルク「(ハルクコールの中)ファンの皆さん、土井に対してひとこと言わせてください。おい土井、15周年記念、ワールドのメイン、ドリームゲート戦を勝ったこの疲労困ぱいのこの俺に挑戦だと? 上等だ。いつでもやってやるぞ。反則、乱入当たり前のマッド・ブランキーのあのスタイル、俺は認められない。俺の求めてた闘いはマッド・ブランキーなんかじゃない。俺はB×Bハルクをこうやって応援してくれるお客さんの声が聞きたいんです。みんなの期待に応えたいんです。こんな俺だけど、こんなレスラーだけど、応援してくれるみんながいて俺は本当にうれしいです。ありがとうございます。俺は北海道で生まれて北海道で育った田舎者です。その田舎者を10年前、このドラゴンゲートが拾ってくれました。俺は小さい頃からプロレスラーになりたかった。でも俺は体も小さいし頭も悪いしマイクもヘタだし。でもこんな俺でもドラゴンゲートは救ってくれた。デビューして9年経ちましたが、ようやく俺は夢を叶えることができました。ドラゴンゲートのおかげでプロレスラーになれて、ドリームゲートを巻くことができました。俺を救ってくれたのは、ドラゴンゲートの先輩方、同期、後輩、スタッフのみんな、そしてドラゴンゲートを応援してくれるファンの皆さんです。ありがとうございました。これから俺はドリームゲートチャンピオンとして何ができるか分からないけど、精いっぱいドラゴンゲートのために、ドラゴンゲートを支えてくれる、応援してくれるみんなのためにリングに立ちます。皆さん、これからもドラゴンゲート、応援よろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました!」
<バックステージ>
ハルク「やっと、やっとドリームゲート巻いた。入門して10年、デビューして9年、7度目の挑戦でようやくベルトを巻くことができました。こんな北海道の田舎もん、こんなしょっぱいレスラーかもしれないけど、ドラゴンゲートが俺を育ててくれて、俺を進化させてくれて、ドラゴンゲートのファンが俺をここまで引っ張ってくれた。夢は必ず叶うんです。俺は9年かけてようやく夢を叶えた。これからもドリームゲートと一緒に、ドリームゲートと一緒に、そしてドラゴンゲートのファンのみんなと一緒に俺は夢を見ていきます。こんな俺だけど信じてついてきてくれたみんなに俺は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからドラゴンゲートに、ファンのみんなにも、プロレスを通じて、プロレスラーとして恩返しをしていきたいと思います。これから俺と一緒に夢を見ていきましょう」
YAMATO「ハルク…チクショー。悔しいが、今日は負けたって認めてやる。3タイムチャンピオンの時代は終わったが、なーに次は4タイムスチャンピオンになって帰ってくるだけのことだ。ハルク、ドリームを取ったこれからが正念場だぞ。ベルトを失ったオレもこれからが正念場。イチから出直してやるよ」
土井「ハルク、オレが第一挑戦者や。今日はマグレや。完全勝利でも何でもない。オマエぐらいなら一発で取ってやる。いつでもいい。会社も早急に組め。すぐ取り返す。一回も防衛させない。アイツは長く持っていられない。無理やろ。オレが一発で取ってやる。リング上で言った通り、オレの方がハルクよりもドリームゲート王者にふさわしい」
DRAGON GATE「KOBEプロレスフェスティバル」神戸ワールド記念ホール大会をスカパーで視聴、今年でドラゲーが闘龍門からスタートして15周年ということから、逆上陸から見ている人間とすればあっという間に感じてしまう。
その15周年を迎えた神戸ワールド大会のメインはYAMATOvsハルクによるドリーム選手権、昨年7月は鷹木がCIMAの長期政権に終止符を打ったが、鷹木が短期政権となるとYAMATOから吉野に王座が渡り、またしても時計の針が戻りつつあると思われたが、王座は吉野からリコシェからまたYAMATOへと戻り、そして今年の神戸ワールドでは15年前はデビューしていなかったYAMATOとハルクがドリーム王座をかけて対戦するのも時の流れはしっかり進んでいたということなのか・・・
試合は得意のキックを駆使して左腕攻めを展開するハルクに対し、YAMATOはラフを織り交ぜながらもグラウンドを中心とした左脚攻めを展開、ここまでの展開を見る限りで理にかなった試合運びの上手さはYAMATOの方が上と感じざる得なかった。ただ気になったのはセコンドのマッドブランキーが介入のなかったこと、介入していたら試合はどうなっていたかわからないが、ハルクにとっては救われたのかもしれない。ハルクは踵落としや空中戦を駆使して流れを変えると、YAMATOも雪崩式ドラゴンスクリューから脚攻めで流れを変えようとする。だが全知全能のフランケンシュタイナーとギャラリアの連発をハルクが返すと、ハルクが新技である雪崩式リバースEVOを披露してからファーストフラッシュ、そしてハヤブサ直伝のフェニックススプラッシュで3カウントを奪いドリーム王座を初奪取に成功した。
試合後には土井が敗れたYAMATOを制裁後にノーサイドということでハルクの腰にベルトを巻こうとするが、背後からベルトでハルクを殴打して自らベルトを巻いて逃亡の姿勢を見せる、望月が駆けつけてベルトはハルクに戻されるも土井は改めて王座挑戦を表明、8月の大田区大会での選手権が濃厚となった。やっと王座奪取に成功したハルクだが、試合運びを見る限りではYAMATOの方が上でハルクには課題が多いと感じざる得なかった。
セミのツインゲート選手権は序盤は勢いで鷹木組が試合を有利に進めると、場外戦でT-Hawkが花道上で鷹木をツームストーンパイルドライバーで突き刺すと鷹木が失速、試合はミレニアルズに流れが傾き出す、終盤は両軍共接戦となるも、鷹木のバンピングボンバーを凌いだT-Hawkがアギラからヘラクレス、ナイトライドで鷹木から3カウントを奪いミレニアルズが王座を奪還、最近の鷹木は空回り気味なのが気になるが・・・
注目の吉野、リコシェvsCIMA、サイダルは、注目のサイダルがリコシェと対峙するもリコシェの動きについてこれないなど動きが固い、WWE末期では負傷もあってほとんど試合をすることがなかった影響なのか、そのためか試合はCIMAが前面に出るもサイダルの固さは次第に取れていったが、今度はスタミナ切れで動きが鈍くなる、最後は吉野がCIMAをソル・ナシエンテで捕獲した後で、リコシェがCIMAの背中にダイビングフットスタンプと援護射撃、吉野が更に絞めあげてCIMAがタップとなったが、サイダルに課題を残した試合だった。
今年の神戸ワールドはハルクの初戴冠というハッピーエンドで終わったが課題の多さを感じさせた。またクリーンファイトに臨み敗れたことで土井から制裁を受けたYAMATOの動向、神戸ワールド大会を契機にまた新しい風が吹こうとしている。
神戸ワールドありがとう!!8/9堺凱旋大会も当然盛り上がりまっしゃろ?!スイーツ。Time for midnight sweets wiz @UhaaNation @KingRicochet @findevan and Mocchy! pic.twitter.com/gw8b0rR1Tl
— CIMA (@dragongatecima) 2014, 7月 20DRAGON GATE 神戸ワールド終了。 ドリーム&ツインゲートの極限っぷりときたら… 泣けてきた!こちらは解説トップバッターにしてドリームタッグ戦はお見事・吉野正人選手です。見下ろされマニアに捧ぐ! #dragongate pic.twitter.com/Dj3sqUXRkT
— 市川勝也 (@katsupistols) 2014, 7月 20#神戸ワールド記念ホール 有難うございました! やっぱこのホールは、特別な思い入れがあるね。 また来年^_^ いつも通り、始発で #横浜 戻ります。 #神戸 ステイされる方は、楽しんで帰って下さい! #dragongate pic.twitter.com/KHoXhY0mG1
— 中澤矢束 -YATSUKA- (@yatsukanakazawa) 2014, 7月 20メインのドリームゲートはハルクがフェニックススプラッシュでYAMATOから悲願のドリームゲート王座奪取!ハルクはここからどんな王者像を築いていくことが出来るかが大事。とはいえ今日はハルクおめでとう!! #dragongate pic.twitter.com/5d7ksb2jY8
— ペイタン (@dragatelivevol1) 2014, 7月 20PR -
パンチパーマとなった富永が鷹木に叛旗でマッドブランキー入り!7月3日 DRAGON GATE「RAINBOW GATE」後楽園ホール 1850人 超満員
<コメントなどは週刊プロレスモバイルより>
◇第0試合◇
▼10分1本
○ジミー・神田 新井健一郎(5分13秒 体固め)Xリョーツ清水 しゃちほこBOY
※琉'S
◇第1試合◇
▼パンチパーマ・コントラ・パンチパーマ〜敗者パンチパーマ・マッチ〜/20分1本
○“ミスター・ハイテンション"琴香
(5分36秒 エビ固め)X富永千浩
◇第2試合◇
▼20分1本
サイバー・コング ○Kzy 問題龍(8分53秒 体固め)ドン・フジイ Gamma
X“ハリウッド"ストーカー市川
※韻波句徒
◇第3試合◇
▼3WAYタッグマッチ/30分1本
○ジミー・カゲトラ Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(9分26秒 エビ固め)U-T Xヨースケ・サンタマリア
※ 車懸り もう1チームはドラゴン・キッド K-ness.
◇第4試合◇
▼30分1本
○吉野正人 リコシェ(14分27秒 トルベジーノ十字固め)堀口元気H.A.Gee.Mee!! Xジミー・ススム
(試合後)
吉野「勝ったぞ! 試合前にアナウンスがあった通り、神戸で吉野正人&リコシェVSCIMA&マッド・サイダルが決定しました! マッドのことを知らない方に説明しておくと、いまウーハーとかフラミータとか素晴らしい外国人選手がいっぱいいますけど、そのパイオニア的存在がサイダル。7年前くらいに試合してましたけど、卒業してWWEにいって、世界タッグのチャンピオンに上り詰めた男。久々に日本に帰ってくるということで、リコシェ」
リコシェ「ヤッター! ソウソウ、リコシェ、メッチャ、トモダチ! デモ、タブン、2006ネン、シングルマッチ。デモ、ワタシハ、ワカカッタ。タブン、17サイ。デモ、イマ、モウチョット、スゴイ、タブン。ハッピー。コウベワールド、ソーマッチ、ファン!」
吉野「成長したサイダルとDRAGON GATEのリングで再会できるということで楽しみにしています。皆さんもご期待ください。今日のメインはマサさん出るみたいなので、後半戦も盛り上がっていきましょう!」
▼バックステージ
吉野「凄いことになってきたな。菊地さんからアナウンスがあった通り、7月20日、神戸ワールドで吉野正人&リコシェ組対CIMA&マッドサイダル組。今日まで俺たちのカードがまだ決まってなくて浮いた状態だったんで。タイトルマッチもね、トライアングルもブレイブも決まっちゃってたし。どんなんくるかと思ったけど、凄いカードがきた。リコシェが言っていた通り、17歳くらいの時にアメリカでマッドサイダルとシングルやって、その時は彼も若かったかもしれない。でも言ったように今のリコシェはみんなが見てもらったら分かる通り、ここにいるのはメッチャ凄いリコシェやから。7月20日の神戸ワールド、えらいことになりますよ。WWEでベルト取って大活躍して、さっきも言ったようにパイオニア的存在なんで。今もリコシェとかウーハーとかフラミータとか素晴らしい選手がいっぱいおるけど、マッドサイダルはもちろん日本でも素晴らしい結果を残したし、WWEでも俺たちが尊敬するようなタイトルも取って超一流の選手なんで。まさかマッドとドラゴンゲートのリングで再会できるなんてホンマに嬉しいです。めっちゃテンション上がった」
リコシェ「イイネ! スゴイ、サイダル。神戸ワールドは吉野とリコシェ、CIMAとマッド・サイダルでドリームインターナショナルタッグマッチ。楽しい、嬉しい。でも吉野とリコシェがナンバーワン!」
吉野「ナンバーワンね。彼が言った通り、俺とリコシェがナンバーワン。神戸ワールドは楽しみつつも、もちろんマッドサイダルいるけども、吉野正人とリコシェというのをアピールしたいなと思います」
◇第5試合◇
▼MONSTER EXPRESSvsミレニアルズ6人タッグマッチ/45分1本
T-Hawk ○Eita フラミータ(24分17秒 TKO)鷹木信悟 X戸澤陽 ウーハー・ネイション
※Numero Uno
(試合後)
Eita「鷹木、戸澤、見ての通り、ミレニアルズの完全勝利だ!! 鷹木信悟、オマエがリングにタオルを投げなければ、今頃戸澤の腕はへし折れてたからな」
鷹木「おい、小僧ども。なにが完全勝利だ。戸澤はタップもギブアップもしてねえんだよ。小僧どもは目先しか見てない。俺たちは10年も付き合いしてるんだ。俺たちは7月20日をみてる。ミレニアルズの存在は必要ないんだよ。神戸ワールドで消してやるから、せいぜい今日の勝利を喜んどけ!」
TーHawk「鷹木、戸澤、ツインゲートチャンピオンはこんなもんか? 確かさっき言ったよな? 10年組んでる? 俺とEitaはオマエらが10年かかったところを1年で成し遂げてやる。神戸ワールド、覚悟するのはオマエらのほうだ」
戸澤「クソガキども! 戸澤じゃないやろ、戸澤“さん”やろが! おい、コラ! 完全にブチキレたぞ。いままで通りの明るくて楽しくてお調子者のの戸澤陽だと思うなよ! 覚悟しとけよ!」
(ミレニアムズが去ると、仁義なき戦いのテーマ曲にのって富永がパンチパーマレスラーとして生まれ変わって登場)
鷹木「おいおい、なかなか似合ってるじゃないの? そんな辛気臭い顔するなよ。でも良く見るとおばちゃんにも見えるね」と笑いをこらえながらマイク。「戦前、頭皮のためにもパンチになりたくないって言ってたけど完全アウトだよ。これからパンチパーマやり続けないといけないから完全に頭皮はアウトだな。何怒ってるんだよ? やっと暁という太陽が昇った感じだよ。なんだよ? 文句あんのか?」
(富永が頭突きを見舞い、蹴り飛ばして鷹木をリング下に追いやる)
富永「鷹木! 何が似合うだ? いつもいつもバカにしやがって! ふざけんじゃねえぞ、コノヤロー!」と叫んだ。
▼バックステージ
富永「パンチになりましたけど…お客さんはいいですよ。お客さんはすごく自分のこと似合うって言ってくれました。だけど鷹木信悟、アイツだけは俺のことバカにしやがって。笑ってバカにして。絶対許さねえからな。それだけです」
▼バックステージ
鷹木「戸澤、大丈夫か?」
戸澤「申し訳ない。足引っ張った」
鷹木「いやいや、戸澤の顔見たら絶対にギブアップしないと思ったから。俺の判断間違ってないでしょ?」
戸澤「助かった。正直…2人モメないで」
鷹木「(ウーハーに向かい)ソーリー、ソーリー! 神戸ワールドが大事だから。今日は問題ない。いいよ、いいよ。今日負けたからってベルトを失ったわけじゃない」
戸澤「ミレニアルズ、俺をマジでキレさせた。7月20日、マジで鬼の戸澤、キラー戸澤でいきますよ。覚悟しとけよ!」
鷹木「リング上で言った通り、アイツらは目先しか見てないから、だから今日の勝利が大事。俺たちも今日の勝利はもちろん大事だったけど、7月20日、先を見据えてるから。すべては7月20日。試合が終わったあとにベルトを巻いてる者が主役だから。それを重々承知してるのが俺と戸澤。アイツらは去年の神戸ワールドをスカしてるんだから。あえて言うよ。去年のワールドはミレニアルズはスカしてるんだから。通用する自信がなかったんだから。フザけんなよ。1年なんだ、日本でチャラチャラして神戸ワールドか。本当に自信があるんだったら、神戸で帰って来てみろ。それがアイツらの本性だよ。本当の本性は今月の20日、俺と戸澤がバケの皮をはがしてやる」
ウーハー「トゥ、イージー!」
Eita「見ての通り、俺たちミレニアルズが勝ったんだ。神戸ワールドも今日と同じ結果だよ。いいか、ツインのベルトは俺とT-Hawkが必ず取るからな」
T-Hawk「いいか、今日はな、そこまで俺たちの連係技も出してない。新技も投入する予定はある。まあお前らに出すこともないかもしれないけどな。リング上で言った通りだ。お前らは10年かかったかもしれないけどな、俺とEitaは1年で結果を出してやる。そこんとこよく見ておけよ。アディオス」
◇第6試合◇
▼スペシャル・タッグマッチ/60分1本
YAMATO ○土井成樹(21分39秒 V9クラッチ)XBXBハルク BXBマサ(望月成晃)
土井「マッドブランキーの完全勝利や~! 何がB×Bハルク、B×Bマサや。オマエらのダンスタイムになんか付き合うか、ふざけやがって。そんなことより、ここにいるドクターマッスルのほうが気になるんちゃうか? 一つ言っといたるわ。ここにいるドクターマッスルの中身はマッドブランキーの新メンバーや。オマエらがダンスしてる間に、俺は見えないところで動いとったぞ。オマエらドクターマッスルの正体を見たいか? 正体はコイツや!」
(マスクを脱ぎ捨てると富永が…。)
土井「富永千浩×3! (観客に向かい)黙ってよう聞け。富永千浩はもう終わりや。マッドブランキーの新メンバー、富永千浩改め、パンチ富永や!(場内爆笑)パンチ富永×3!」
富永「いいか、俺は今日からパンチ富永だ! 一つだけ言っとくぞ。鷹木信悟、テメエだけは絶対に許さねえからな! 覚えとけ、コラ!」
土井「オマエら、パンチ、パンチってバカにするなよ。(観客からの『パンチ』の声に)やかましいわ! バカにしてられるのも、笑ってられるのも今のうちや。これからマッドブランキーで大暴走するからな。最後に言っておくぞ。B×BハルクやB×Bマサより、パンチ富永の方がいいだろ? パンチ富永×3や!!」
YAMATO「ハルクよ。7月20日の神戸ワールドの本番の前に残念な結果に終わったな。こんなんでこの俺、YAMATOの牙城を崩せるのかなあ? オマエがマッドブランキーから抜けた穴は、このパンチ富永で十分だ(場内笑)。いや、お釣りが返ってくるぜ(場内爆笑)。これからもこの俺、ドリームゲートのスリータイムスチャンピオン、そしてパンチ富永が加入したマッドブランキーがこのリングの中心だ。
おい後楽園ホール! この俺は誰だ? この俺はスリータイムス、ドリームゲートチャンピオンのYAMATOだ。このドラゴンゲートを黄金時代へ導く男だ。来月の後楽園ホールも当然のようにこのベルトを持って後楽園ホールに帰ってきてやるからな。楽しみにしておくんだな!」
ハルク「おいYAMATOよ、ドリームゲートチャンピオンのYAMATOさんよ。オマエ、こんな勝ち方で満足なのか? こんな勝ち方で本当にオマエは胸張って俺はドリームゲートチャンピオンですって言えるのかよ? 反則・乱入なんでもありのオマエらマッドブランキーがこうやってベルトを持ってる。俺は絶対に認めねえぞ! どうですか、お客さん! マッドブランキーがいつまでもベルト持ってていいのかよ? 7月20日、神戸ワールド、俺が現ドリームチャンピオンのYAMATOに勝って、そのドリームゲートのベルトをマッドブランキーから救い出してやるよ! そして、8月の後楽園ホールは新ドリームゲートチャンピオンの進化したB×Bハルクで帰ってくるので、皆さんご期待ください。それからYAMATO、オマエはそこのパンチ富永×3と仲良くやってろよ!」
YAMATO「(地声で)なんだ、それは…(とマイクを投げ返してバックステージへ)」
マサ「ハルク、マイクが相変わらずまとまらないようだから、助け舟出そうか? 実は今日の後楽園大会、聞くところによると2週間前でほぼ指定席が完売状態だったらしいです。本当に、もしかしたら闘龍門からドラゴンゲートの15年の歴史の中で、史上最速、最多の入りかもしれません。そんな中、ハルク、まさかパンチ・コントラ・パンチとB×Bダンスの俺たちがつながるとは思わなかったな…。俺もまさかとは思ったよ。でもな、パンチ富永、一つだけ気になることを言っていたよ。鷹木信悟が大嫌いだってよ。ハルク、もしかして気が合うんじゃねえのか?」
ハルク「そこだけは一緒っす…」
マサ「まあでもね、ハルク、7月20日の神戸ワールド記念ホールで3年前に俺とオマエはやったけど、今回で(ハルクは)7度目の挑戦となります。まあ、デビュー1~2年目から挑戦してるから非常に長い道のりだと思いますけど、今回は最高潮だと思っています。ファンの皆さんの気をもらって神戸に持ち帰れば、俺は乱入があろうが何しようが、今回こそは取れると思ってるよ。だけど! 今回取れなかったらもうないぞ、ハルク! もし俺がテレビ解説とかなかったら、助けてあげられることがもしあったら、せっかく今日組んだんだ。何かできることがあったらする。…できなかったら、やらないけど! そういうわけでお膳立てしたんで、最後はハルク。ビシッと、バシッと締めてくれ」
ハルク「改めましてB×Bマサさん、今日はダンスありがとうございました。こうやってユニット離れていま1人でやってますけど、いま1人ぼっちだけど、こうやってマサさんも応援してくれるし、後楽園の皆さんはB×Bハルクを応援してくれますよね? 神戸で必ずベルトを取って新チャンピオンとして後楽園に帰って来ます。温かい声援よろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました」
▼バックステージ
マサ「まあ、今日の勝敗に関しては別に気にすることもないと思うし。まさか超満員札止めの後楽園ホール大会、B×Bダンスとパンチ・コントラ・パンチが告知されて、まさか後楽園の最後にパンチ富永につながるとは思わなかった。でもなんだろう、俺は楽しくやれたよ。今日の動きを見たら、俺は十分、ハルクはいい前哨戦を闘えたと思う。リング上で言った通り、バックアップできることがあったらするし。俺はいけると思いますよ」
ハルク「ありがとうございました! 今日は負けましたけど、いい試合ができたと思います」
マサ「そうだな。まあ出オチでは終わらなかったと思う。でもどっちかというと、ダンスは30点。あのねえ、細かいこと言うと、バッヂを配ろうと思って持ってたけど、リングに近づいたら踊る曲鳴っちゃってバーって投げ捨てるようにね。サングラスもキレイに投げ入れるつもりだったけど、入っちゃってたから。サングラスがズリ落ちてそのまま。でも最後、沢田研二ばりに帽子がキレイに飛んだのと、最後のバック宙が決まったのでOKかなと思ってます。あとはダンスばっかりじゃなく、ハルクがいい前哨戦を踏めたかどうかが重要なんで。今日は負けたけど、パンチ富永というまさかの飛び道具が出て来たけど、俺はハルクは最高の前哨戦を踏めたと思うんで、神戸ワールド期待しています」
ハルク「負けはしましたけど、いつまでもマッドブランキーのYAMATOがベルトを持っていても仕方ない。神戸ワールドで勝ってチャンピオンとして後楽園ホールに帰って来たいと思います」
マサ「YAMATOはよくベルトが自分のところに来たいって意思があるとか言ってるけど、お客さんはオマエに巻いててほしいとか思ってないから。それだけだよね。ベルトに意思があるかどうか知らないけど、俺はお客さんの支持が最後に押してくれて最後にハルクが取ってくれると思ってますから」
7月20日、神戸ワールド大会の前哨戦となった後楽園大会だったが、第1試合で行われた琴香vs富永による敗者パンチパーママッチで敗れた富永は即理容室へと連行されパンチパーマとなってしまうが、これがメインの複線になるとは思わなかった。
セミのツインゲート選手権前哨戦は、戸澤がEitaにデットリフトジャーマンを狙ったが、EitaはNumero Unoで切り返し捕獲すると、動けなくなった戸澤を見て鷹木がタオルを投入しミレニアムズが勝利、試合後にはタオル投入に納得しないウーハーが鷹木に詰め寄り、またパンチパーマを披露した富永に鷹木がイジると、富永は鷹木に頭突きを浴びせ反旗を翻すなど磐石と思われていたモンスターエキスプレスに足並みの乱れが生じる、
メインのYAMATO、土井vsハルク、マサ(望月成晃)は、試合前にはハルクが久しぶりにダンスを披露、マサと競演となったが、終盤にマッドブランキーが介入するも土井に誤爆、ハルク組はダブルファーストフラッシュで追い詰めるが、ハルクがファーストフラッシュを狙ったところでDr.マッスルが乱入してボックスでハルクに一撃、その隙を突いた土井がV9クラッチでハルクを丸め込んで逆転勝利となった。そしてドクターの正体はパンチパーマ化した富永でマッドブランキー入りを果たした。
また神戸ワールド大会のカードが一部発表され、WWEを退団されたエヴァン・ボーンことマッド・サイダルがドラゲーに復帰となりCIMAと組んで吉野、リコシェ組と対戦が決定となった。
神戸ワールド大会のカードもほぼ出揃ったが、モンスターエキスプレスの足並みの乱れは新しい流れへのきっかけになるのか? -
迷いなしYAMATOがススムを降しドリーム王座を防衛、ジミーズ急ブレーキ!6月15日 DRAGON GATE「CHAMPION GATE in HAKATA」博多スターレーン 1650人超満員札止め
<アピール、コメントなどは週刊プロレスモバイルより>
◇第1試合◇
○望月成晃 ドン・フジイ スペル・シーサー(10分33秒 体固め)土井成樹 Kzy X問題龍
※ストレート掌底
◇第2試合◇
▼3WAYマッチ
○“ハリウッド"ストーカー市川(5分36秒、イナバウアー・ジャーマンスープレックスホールド)XばってんXぶらぶら
※もう一人は堀口元気H.A.Gee.Mee!!
◇第3試合◇
○BXBハルク(8分18秒 片エビ固め)Xサイバー・コング
※ファーストフラッシュ
◇第4試合◇
○Eita U-T(12分28秒 Numero Uno)吉野正人 XしゃちほこBOY
◇第5試合◇
CIMA ○ドラゴン・キッド K-ness(14分05秒 ウルトラ・ウラカンラナ)T-Hawk Xフラミータ ヨースケ・サンタマリア
◇第6試合◇
▼オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合
[第31代王者組]○鷹木信悟 戸澤陽(20分03秒 体固め)[挑戦者組]Xジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン
※パンピングボンバー
☆鷹木&戸澤が5度目の防衛に成功
(試合後、ミレニアルズが「このままただで帰すわけにいくか!」とモンスター・エキスプレスを襲撃。両軍がもつれ合いながら控室へと雪崩込む)
【モンスターエキスプレスの話】
戸澤「ここで初めて防衛した時に10回の防衛を約束してるんで、まだ5回目。まだまだ通過点」
鷹木「予想以上にやられちゃった。こんなやられたのは3年に1回ぐらい。
吉野「せっかく信悟と戸澤が防衛して、いい感じになってる時にぶち壊しやがって。アイツが今日入ってきたのと、オレらが昨日入ったのはわけが違うから」
戸澤「スケールが違う」
鷹木「若気のいたりか」
戸澤「やりたいんだったら、正式に表明せんかい」
吉野「アイツら、メキシコから帰ってきた時はストロングルチャとか言って勢い乗ってた時期もあったけど、今を見てみろよ。ウチのリングに飲まれて、ふぬけになってるやないか」
戸澤「ミレニアルズはキスしたいだけのユニットか!? 体目当てだろ」
鷹木「ケンカを売ってきたなら、オレらは受けて立つ。そんなことよりもジミーズ。神田&谷嵜、最初ナメてたけど、後楽園でフォールを取られて、やっとアイツらも本気になったのかと」
戸澤「まさか鷹木さんを狙ってくるなんて思わなかったですよ」
鷹木「びっくりした。いつもと違った。やばいと思ったよ。アイツらの本気はわかったけど、1つ気に入らないのは神田。反則どうのこうの言っておいて、最後にボックス持ってきただろ。どういうことだ。ケンカ売ってんだったら、正々堂々、正面から来いよ。オレは逃げも隠れもしないからな。アイツらが望むんなら、ストリートファイトでも、ボックスマッチでも何でもやってやる。神田、覚悟するのはテメーの方だよ」
【ミレニアムズの話】
T-Hawk「神田と豊中に勝ったぐらいで調子に乗るな」
Eita「次の(7・3)後楽園、モンスターと当たるけど、そこでオレたちがその気になったらストロングルチャでぶっ潰すこともできる」
T-Hawk「モンスターが持ってるツインゲートのベルト、いつでもオレたちが奪い取ってやる。覚悟しておけ」
【神田の話】
神田「最後の最後、ツメが甘かった。ただなんか鷹木が勝手に熱くなってるけど、許さない。オッサン、ナメんじゃねぇぞ。ナメてたら痛い目に遭うから。いつでもテメーの腕、へし折ってやる」
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[第19代王者]○YAMATO(30分32秒 片エビ固め)[挑戦者]Xジミー・ススム
※ギャラリア
☆YAMATOが2度目の防衛に成功
YAMATO「おい博多、今日の俺も最高にカッコよかっただろ? ススムよ、今日のタイトルマッチ、俺はあえてセコンド陣を使わなかった。これがなぜだかわかるか? ススムよ、お前は俺の大好物だからだよ。だがしかし、その俺の期待にお前は応えることはできなかった。おい博多、誰がどう見ても100対1、この俺のコールド勝ちだよな。……体は正直だぜ(とヒザをつく)。まあいい。ススムに勝ち、堀口に勝ち、そして神田、谷嵜、カゲトラはすべてタイトルマッチで負けた。このボンクラども、もう二度とお前らジミーズにチャンスが回ってくると思うなよ。おい博多、振り返れば1年前のこの博多スターレーン、チャンピオンゲート2連戦、この俺は当時、鷹木信悟を裏切って…いや、違うな。鷹木信悟を見限ってマッド・ブランキーに加入した。それから1年…どうだ? この俺はチャンピオンとしてこの博多に立ってる。やっぱり俺が選んだ道は間違いじゃなかったようだな。次回の防衛戦は7月20日、ドラゴンゲート最大のビッグイベント、神戸ワールド記念ホールだ。神戸ワールド記念ホールのドリームゲート戦に立って、8月30日、この博多にこの俺は帰ってくる。お前ら、楽しみにしとけよ」
ススム「すいませんでした。また、こんなに大声援をいただいたのに、みなさんの期待に応えることができませんでした。でも今日、そして昨日、ジミーズ全敗しましたけど、俺らはまだ終わってません。斎藤了だってまだ帰ってきてないんです。斎藤了が帰ってきて、完璧なジミーズになってまたこの博多に帰ってきます」
ドラゲー博多二連戦のメインはドリーム王者のYAMATOにKING OF GATE覇者のススムが挑戦。先手を奪ったのはススム、試合中に握手を求めたYAMATOにジャンボの勝ちをいきなり連発すると花道でエクスプロイダーを敢行してYAMATOは腰を強打、これを逃さなかったススムはサイドバスターや関節技を駆使して腰に集中砲火を浴びせる。だがYAMATOもジャンボの勝ちを両腕でブロックすると、ジャンボの勝ち封じの右腕攻めを展開して流れを変え、ススムの右腕にイスを置いてダイビングフットスタンプを投下するなど、ススムの右腕に大ダメージを与える。YAMATOが挑発するとススムは挑発に乗ったかのようにジャンボの勝ちを連発して反撃するとエクスプロイダーを決めれば、YAMATOもスープレックスで応戦、ススムは雪崩式エクスプロイダーで勝負に出るが、YAMATOはフロントネックロックで捕獲しチキンウイングアームロックからの腕十字、三角絞めと右腕攻めを展開、ススムはミドカワラッシュからジャンボの勝ちを連発するとが、もう一発を狙ったところでYAMATOはダウン、間をズラされたススムはYAMATOを強引に起こしてジャンボの勝ちを狙うが、YAMATOはカウンターでキャッチしてギャラリアを決める。だがススムも掟破りのギャラリアで返しジャンボの勝ちを狙うも、YAMATOは全知全能のフランケンシュタイナーで返し、ススムはさらに丸め込むとジャンボの勝ち固め、そして夢幻は阻止されるが、なおススムはジャンボの勝ちを放つ。だがYAMATOはスリーパースープレックスから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すとギャラリアを決め3カウントを奪い王座を死守した。
試合後のアピールでもあったとおり、YAMATOがヒールターンして1年が経過したが、元々ヒール色の強い選手、ナルシシストキャラには違和感があるが、ヒールこそYAMATOにとって格好のポジションなのかもしれない。
セミでは神田、谷嵜のジミーズが鷹木、戸澤のモンスターエキスプレスが保持するツインゲート王座に挑戦。王者組は谷嵜を捕らえて主導権を握るも、神田のフォローからジミーズが反撃。終盤では谷嵜の援護を受けた神田が後楽園大会で鷹木を仕留めたスワンダイブ式下克上エルボーを投下するも鷹木がかわす。これに焦った神田がボックスを持ち出すが、鷹木がボックスごとバンピングボンバーを放つと、最後はMADE IN JAPANからのバンピングボンバーで神田から3カウントを奪い王座を防衛、試合後はミレニアムズがモンスターエキスプレスを襲撃、吉野を交えて大乱闘となった。
前日の大会では土井、サイバー、Kzyのマッドブランキーが王者ミレニアムズ、ベテラン軍との3WAY戦を制してトライアングル王座を奪取、ジミーズのカゲトラはフラミータの保持するブレイブ王座に挑戦するも敗れ、博多二連戦はマッドブランキーが制し、勢いのあったジミーズは急ブレーキという結果に終わった。YAMATOへの次期挑戦者は未定、本来ならKOG準優勝のT-Hawkなのだが現時点ではモンスターエキスプレス狙い、そうなるとハルクが名乗りをあげるのか…? -
B×Bハルクとジミーズ、ドラゲーの二つの台風の目6月5日 DRAGON GATE 「THE GATE OF MAXIMUM」 後楽園ホール 1850人 超満員札止め
(アピール、コメントなどは週刊プロレスモバイルより)
◇第0試合◇
▼10分1本
○K-ness. 新井健一郎(6分05秒 光の輪)スペル・シーサー X富永千浩
◇第1試合◇
▼20分1本
U-T ○ヨースケ・サンタマリア
(7分11秒 片エビ固め)Gamma X“ハリウッド"ストーカー市川
※ラブリーアロー
◇第2試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート王座次期挑戦者決定戦/20分1本
○ジミー・カゲトラ(10分16秒 エビ固め)XしゃちほこBOY
※車懸
カゲトラ「皆さん、地味な男と努力の男の試合、どうでしたか? 軍配は俺に上がりましたが、こんな拍手をくれるなんて、本当にしゃちほことやってよかったと思います。今日は俺が勝ったぞ! ご存知かと思いますが、KOD優勝してキングになったススムさんがドリームに、俺は必ずブレイブを取って、来月の後楽園ではブレイブゲートチャンピオンの姿をお見せしたいと思います。これからのジミーズにご期待ください」
【カゲトラ】しゃちの執念を感じた」しゃちほこ「これからもチャンスがあればベルトを取りにいく」
カゲトラ「今日はいつものしゃちじゃなかった。執念感じたよ。俺はフラミータを尊敬してる。キャリア、年齢関係ない。できるヤツはできる。オマエはできるヤツだ。俺はそんなオマエからベルトを取りたい!」
【しゃちほこ】「正直言って、まだまだです。技量もスタミナも体格的にもカゲトラに負けても、気持ちはこれからも変わりません。ボクは劣等生ですけど這い上がった劣等生なんで、これからもドラゴンゲート内でチャンスがあればベルトを取りにいきますんで、見逃さんとけよ!」
◇第3試合◇
▼30分1本
ドン・フジイ ○リョーツ清水
(9分10秒 亀有公園前固め)ジミー・ススム X“ミスター・ハイテンション"琴香
◇第4試合◇
▼30分1本
○T-Hawk Eita(13分31秒 エビ固め)望月成晃 Xドラゴン・キッド
※ナイトライド
◇第5試合◇
▼45分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(14分13秒 エビ固め)吉野正人 X鷹木信悟 戸澤陽
※下克上エルボー
神田「おい、モンスターエクスプレス! 俺たちをナメくさるのもいいかげんにせいや! 鷹木、テメエ俺に言ったよな? “反則を使わねえで勝てねえのか?”って。今日反則使ったのはテメエじゃねえか。オマエら2人、ベルト、キレイに磨いて待っとけよ!」
堀口「そいうことだ。これで元通りのジミーズに戻ったぞ!」
(モンスターエクスプレスが去ると、堀口が斎藤“ジミー”了を呼び込む。ジミーズが勢ぞろいしたところで、ススムのKOG優勝を祝福。前回後楽園で“お預け”となっていたジミーズトレインをようやく披露した。)
【谷嵜】6・15博多でツインゲート、取ったるわ!」
【神田】「鷹木、調子乗ってんじゃねえぞ。テメー、ケガするかもしれねえから覚悟しとけ!」
【戸澤】「ああ、クソ! メチャクチャ腹立つよ! あんだけしょぼい神田と谷嵜があんだけ調子に乗りやがって。でも今日は負けたから何も言えねえ。6月15日、博多のチャンピオンゲート、オマエらいいとこなしで終わらせてやる。覚悟しとけよ!」
【鷹木】「確かに負けたけど、万が一の一だよ。6月の借りは6月中に返す。準備運動くらいして来いって言ってるのによ。シャツ着たまま試合か、ナメやがって。アイツらなんかに絶対ベルト渡すか! いいか、6月の15、しっかり守って、俺と戸澤は7月20日の神戸を見てるんだ。アイツらみたいに目先しか見てない即席タッグに負けてたまるか、コノヤロー! 今日の完敗は百歩譲って認めてやる。今日の借りは何十倍、何百倍にして6月15に返すからな」
◇第6試合◇
▼ノンブレ・コントラ・ノンブレ 5vs1 スクランブル・イリミネーションマッチ/時間無制限
YAMATO 土井成樹 サイバー・コング 問題龍 ○Kzy(6分37秒 スカイデスクールボーイ)XBXBハルク
[1]○ハルク(0分28秒 片エビ固め)X問題龍
※ファーストフラッシュ
土井「おいおいおいおい、ハルク、勘弁してくれよ!(場内が大ブーイング、帰れコールに包まれマイクできず)おい、やかましいわ! ハルク×3! 自分でも1対5で受けるって言って早すぎるやろ。俺とサイバーちゃんとYAMATOはなにもやってへんぞ。オマエは1対1でKzyに完敗したんや!! そうやろ? サイバーちゃん言ったれや」
サイバー「俺はオマエのことトコトン見損なった。恥を知れ、恥を!(場内からは『オマエが恥を知れ!』の罵声が飛ぶ)」
YAMATO「これで今まで通り、マッドブランキーは俺たちが名乗らせてもらうからな! 悔しいか? 正直、マッドブランキーの名にこだわりも愛着もないが、勝っちまったからしょうがねえ。これからも俺たちがマッドブランキーを名乗らせてもらう。ありがたく思うんだな。まあそんな話はどうでもいい。大方の予想に反して、誰1人セコンドにつかなかった。俺もサイバーも土井ちゃんも、まだ何もしてない。どうすんだ? これで終わりか? 何が1人でやる、だ? オマエ1人で何ができるんだ?」
(すると、コスチューム姿のCIMAが登場)
CIMA「1人で何ができる、だ? 結果は結果かもわからん。でもドラゴンゲートの大会がこれで終わるわけにはいかないやろ! 土井、YAMATO、サイバーはまだなんもやってへんのやろ? ハルク、意地は見せてもらったけど、まだオマエにはくたばってもらっては困るぞ。B×Bハルク、オマエは今日この後楽園ホールで覚醒するんや! (MBに向かい)オマエらまだ余裕シャクシャクやな? 問題龍、Kzy、土井、YAMATO、サイバーの5人いてるな? ハルク、今日は後楽園でドリームチームを結成しようやないか。ハルク、オマエは1人やない。ベテラン軍からこの俺、CIMA。ミレニアルズから1人、ジミーズから1人、モンスターエクスプレスから1人。オマエのために…いや、後楽園のお客さんのために!」
TーHawk「俺とオマエは道産子同士だ。今日は一緒にマッドブランキー、ぶっ潰そうぜ!」
ススム「ジミーズからは、キング・オブ・ゲート2014優勝者のこの俺しかいないですよね? ジミー“キング”ススムが、ハルクの助っ人はもちろんですけど…おいYAMATO、オマエもいるな! 今日は勝手に前哨戦だ!!」
戸澤「ハルク! オマエなに一人でカッコつけてんねん。元パートナーやぞ? 俺も元々マッドブランキーを追放された。アイツらに恨みはあるんや。今夜、タッグを組もうやないか! どうですか、お客さん!」
ハルク「ちょっと待ってくれ! 関係ないヤツらがベラベラしゃべりやがって。人の問題に入ってくんじゃねえよ。CIMA、ススム、戸澤、TーHawk…これだけは言わせてくれ……ありがとよ…。よし、人数集まったぞ!! 延長戦いくぞ!」
▼緊急決定試合
○BXBハルク CIMA ジミー・ススム T-Hawk 戸澤陽(21分07秒 エビ固め)YAMATO 土井成樹 サイバー・コング 問題龍 XKzy
※ファーストフラッシュ
CIMA「よし、ハルク! 一つ返したぞ! 一つ返しても、まだ終わるわけにはいかない。今日はミレニアルズからTーHawkが来て、ジミーズから次期ドリームゲートチャレンジャーのススムがきて、モンスターエクスプレスからは元パートナーの陽がきた。ベテラン軍からお邪魔するような形でCIMAが来てしまいましたけど。俺は今このリングの中心の人間ではないんや。ど真ん中でしゃべてるけど、中心の人間ではない。これは事実や。でもベテラン軍でな、バックステージですったもんだあったんや。形上、俺が出てきたけど、ベテラン軍、実は『俺にいかせてくれ』という男がもう1人いたんや。ハルク、来月の後楽園はその男と組んで再びマッドブランキーと続きをやってくれよ。今このリングに呼ばせてもらうから。次組むのはこの男や!」
望月「ハルク、今日2試合目やる気満々だったんだけど。CIMAが今日試合をしてなかったから『どうしてもいかせてくれ』と。CIMAが張り手で俺を押さえつけて、俺が痛がってる間にCIMAが入場した。まあいい。ハルク、今のオマエの事情は分かった。来月組んでもう一回、アイツらとやってやろうじゃないか」
YAMATO「おいおい、あんだけ問題ぶっといてよ…ってもったいぶっといてよ、だったな。(場内爆笑)…まさか、まさか…出てくるとはな。今さらテメエみたいなロートルが出てくるところじゃねえんだよ」
望月「俺は確かにロートルかも知れねえけどな、オマエらとは俺もまだまだやり足りないからな。ガッチリ、ハルクと蹴り倒してやろうぜ」
CIMA「ハルクも異論はないな? 土井とYAMATOが来るんだろ? 次回、後楽園ホール、7月の3日。アメリカ独立記念日の1日前、後楽園ホール21時頃にハルク&望月vs土井&YAMATOやってもらおうやないか」
YAMATO「おい今日の試合が終わりじゃねえぞ。今日の試合が地獄の始まりだ。テメエのことはトコトン追い込んでやるからな。望月成晃! テマエには特に何にもないよ」
CIMA「大人ですから! 1カ月我慢してください。ハルク、久しぶりに、こっちと言っていいか分からないけどマッドブランキー抜けて取られてせいせいした部分もあったやろ? 来月、御大が組んでくれるんや。もう一つだけお願い聞いてくれませんかねえ。その黄色と黒もよく似合ってたけどイチファンとしてハルクがこうなった以上は……もう一回、ダンスどうですか?」
ハルク「(大ハルクコール)落ち着いて、みんな落ち着いて! もう踊れないよ…ごめんなさい。もう踊れないです」
CIMA「ハルク、俺は試合前に言うたやろ。今日はB×Bハルクが覚醒する時や。オマエは耳が悪いのか? もう一回聞きましょうか。来月後楽園、B×Bハルク、ダンスどうですか?」
ハルク「(大“ダンス”コールに)B×Bダンス見たいですか?×3 オッケー! よし、分かった! 踊ります! ただ一つ、ただ一つ条件がある」
CIMA「条件!? この期に及んで条件ですか? ハルクが踊ってくれるならどんな条件でも聞きましょう。なんでも出してくれ!」
ハルク「どんな条件でも? B×Bハルク一人で踊ってもつまらないでしょ!?」
望月「(大モッチーコール)なんでも聞くとは言ったけど、ダンスと絵を描くことだけは苦手なんだ。人前でダンスを踊るなというのが死んだおじいちゃんの遺言で…(再モッチーコール)」
CIMA「改めて聞こう。ダンスは踊るんですね?」
ハルク「ダンスは踊りますよ。でも一人じゃ詰まらないですよ」
CIMA「さあ、どうする?」
望月「(もっちコール)皆さん、望月成晃のダンス見たいですか?」
CIMA「じゃあ、望月成晃ないなあ…B×Bハルクと聞いてもーちづきまーさあきじゃないなあと。踊っていただくのは大歓迎なんですけど」
ハルク「B×BハルクとB×Bマサで踊りましょうよ! どうですか」
望月「ダンス踊ります、B×Bマサと名乗ります…。俺はどうしたらいい?」
CIMA「踊る時何色着てたっけ?」
ハルク「白いコスチュームでした」
CIMA「グダグダ言っても仕方ないよ」
望月「残り1カ月ないけども、ダンス猛特訓だぞ。札幌行ったり博多行ったり忙しいのに。1時間早く入ってダンスの練習するからよ。足震えてるからな!」
戸澤「B×Bマサ、ええやないか! おいハールクゥ! こうやってしゃべるのも久しぶりですね。ミレニアルズみたいなグリーンボーイのクソガキにはわからないかもしれないけど、ドラゴンゲートでプロレスやってたら、色々あるよ、ハルク。でもこれからどうすんねん!? ハルクはジミーズじゃない。ましてやベテラン軍でもない。こんなミレニアルズなんて問題外や。おい、ハルク…」
TーHawk「おい、何て言った? オマエ、ミレニアルズの悪口言ったろ? ナメんなよ。キング・オブ・ゲートで戸澤、吉野、博多では鷹木から直接ピンフォール奪ってるんだよ。その生意気な口叩くのはこれか、コラ! オラ!!」
戸澤「なんやいきなり。ええ雰囲気やったやないか。キング・オブ・ゲート優勝…じゃないわ、準優勝やないか! 優勝したんかと思ったわ! オマエ準優勝やないか! 優勝はこの人(ススム)ですゥ!! 俺なんや勘違いしたわ! 優勝もしてないくせにでかい口叩くな。優勝せえへんかったら、1回戦負けも準優勝も一緒なんじゃ! クソガキ、ボケ、コラ!」
TーHawk「俺の悪口は百歩譲ってもいい。ミレニアルズの悪口言ったらタダじゃ済まさんぞ!(戸澤にチョップをぶち込む)」
CIMA「おいおい、もめてるのか?」
戸澤「見たら分かるやろ!」
CIMA「まあミレニアルズが言われたのはわかるけど、オマエもメキシコでは“戸澤なんか”とか“信悟みたいなヤツ”とか、ウーハーなんかとか」
戸澤「結構傷つくやんけ! 信悟いちばん気にするタイプやからな!」
CIMA「ミレニアルズとモンスターエクスプレスで来月まとめてやったらええんちゃうんの? ウーハーいつ帰ってくんねん」
戸澤「ウーハーは7月の1日や!」
CIMA「じゃあそっちは戸澤、鷹木、ウーハーでいくか。TーHawk、最近見ないけどフラミータどこ行った?」
TーHawk「実家帰ってるよ」
CIMA「いつ帰ってくんねん?」
TーHawk「来週!」
CIMA「ブレイブあるからな。3対3でできるんやったらお互い、胸に一発ずつチョップをどうぞ!」
戸澤「やりたいけどチョップは…っておい! やったろうやないか!」
戸澤が逆水平をぶち込む。涼しい顔で受け止めたTーHawkは、チョップと見せかけて張り手をぶち込んで勝ち誇る。
CIMA「…ま、続きは来月やってくれ!」
戸澤「完全に俺キレたぞ、コラ! クソガキ集団、絶対に潰してやるから覚悟しとけよ、コラ!」
CIMA「どうしても一つだけ、後楽園の皆さんに言いたいことがある。最近ずっとそうだけど今日はメインまでずっとモニターで見ていて、ダークマッチの富永と琴香がねえ。これがちょっとイカン。ちょっと2人、リングに上がりなさい。オマエらミレニアルズより先輩なんやから。TーHawkの方が張り手とか見てたら、このままじゃイカンよ。でもフジイさんがいいヒントくれたやないか。ハイテンションの次は『アイパーでもあててみるか』と。(琴香は)アイパーには短い、(富永は)アイパーあたるけど、薄い。オマエらとりあえず、来月後楽園で第1試合でシングルマッチでやってくれ。それで負けた方が……もうこれパンチしかない。(富永に)パンチなら増える、増えて見える。来月後楽園でパンチパーマ・コントラ・パンチパーマ、敗者パンチパーママッチ、負けた方がセコンドに連行されて近所のパーマ屋さんでパンチにしてその日のうちに披露するということをやりたい。若い人にチャンスをやってください」
富永「自分は伸び悩んでるけど最近絶好調なんですよ! 琴香になんか負けません。必ず髪の毛守って琴香をパンチパーマにしてやりますんで応援よろしくお願いします」
琴香「そんなローテンションで勝てると思うってるのか? 俺はリョーツに連敗して、あとがないんです。だから来月はハイテンションに富永に勝ってハイテンションに髪の毛守りますんで、皆さんよろしくお願いします」
CIMA「よし、帰っていいぞ。では後楽園で覚醒したハルクのマイクで締めてもらいましょう!」
ハルク「今日は色々ありました。ドリームタッグ組んでくれたCIMA、ススム、戸澤、TーHawk、そして応援してくれた皆さん、これだけは言わせてください。ありがとよ。これからもワクワク、ドキドキするようなジェットコースターバトルで盛り上げていきます。そして来月はB×BハルクとB×Bマサのダンスで盛り上がっていくぞ! 今日はどうもありがとうございました!」
▼バックステージ
【ハルク】「結果はマッド・ブランキー、コントラマッチ負けたけど、今日こうやってドリームタッグを組ませてもらって、なんか少し先が見えたかな。正直まだ俺がどうなっていくか、自分自身はわからないけど、これからもドラゴンゲートを引っ張っていきたいなと。進化したB×Bハルクでワクワクドキドキのジェットコースターバトルを見せますよ。おもしろいプロレスを見たいんだったらドラゴンゲートを見にこいや」
【土井】「5対1なんか結果わかりきっとるやろ。マッド・ブランキーは俺らのもんや。そのあとのボーナスマッチなんかどうでもええわ」
【YAMATO】「ベテラン軍だれが出てくるかと思ったら望月か!? 問題ぶって望月かよ! おい、ハルク! 今日が地獄の始まりだ!」
【サイバー】「これで正式にマッド・ブランキーは俺たちのもんになった。ノンブレ!」
ドラゲー後楽園大会のメインはハルクvsマッドブランキーによるマッドブランキーの名前をかけた1vs5の。ガンドレットマッチ。まずハルクvs問題龍でスタートするがハルクが踵落としからのファーストフラッシュで秒殺勝利、次はKzyが登場してボックス攻撃で奇襲をかけ場外戦に持ち込むも、リングに戻るとハルクはマウスから踵落としで反撃、しかし土井の介入から試合の流れがかわり、ハルクはバーンアウトから踵落とし、そしてEVOを狙うがマッドブランキーが介入して総攻撃をかけ、最後はボックスと塩攻撃から、Kzyがスカイデススクールボーイで3カウントを奪いマッドブランキーが勝利、ユニット名も守る。
試合後にマッドブランキーがハルクを袋叩きにしているのところでCIMAが登場、CIMAの呼びかけでススム、T-Hawk、戸澤が登場してハルクと組み、マッドブランキー5vs5の10人タッグ戦へと突入、試合は連合軍が問題龍に集中砲火を浴びせるが、マッドブランキーはダメージの残るハルクに照準を定めて集中砲火を浴びせる。
しかしCIMA、T-Hawk、戸澤によるトペの競演から連合軍が反撃し終盤ではKzyを捕らえると、最後はススムのジャンボの勝ち!、T-Hawkのウラジゴク、CIMAのメテオラの波状攻撃からハルクがファーストフラッシュで3カウントを奪い勝利を収めた。
試合後にはCIMAがハルクに次回後楽園で望月とのタッグを提案、ハルクは望月とのダンスを条件に快諾。ハルク、望月vsYAMATO、土井が決定となった。
マッドブランキーの名前も失ったがダンスが復活を予告したことで、ハルクのベビーターンは進行中、KING OF GATEは制覇出来なかったが、現在もドラゲーの台風の目であることには変わらない。
もう一つの台風の目であるジミーズはカゲトラがしゃちほこを降しフラミータの保持するブレイブ王座への挑戦を決めれば、セミの6人タッグでは神田がスワンダイブ式下剋上エルボーでモンスターエキスプレスの鷹木から3カウントを奪い、試合後にはジミーズが揃ってトレインを披露するなど勢いを見せつけた。
ハルクとジミーズという二つの台風の目が競い合うドラゲー、果たして主役を勝ち取るのは?! -
背水の陣を敷き、自らを追い詰めたジミー・ススムがKING OF GATEを制覇!5月31日 DRAGON GATE「KING OF GATE2014」神戸サンボーホール 1300人超満員札止め
<コメント、アピールなどは週刊プロレスモバイルより>
◇第1試合◇
ドン・フジイ Gamma ○“ハリウッド"ストーカー市川
(10分25秒 イナバウアー・ジャーマンスープレックスホールド)EitaXU-T ヨースケ・サンタマリア
◇第2試合◇
○BXBハルク(4分19秒 エビ固め)X問題龍
※ファーストフラッシュ
◇第3試合◇
スペル・シーサー ○リョーツ清水(8分00秒 亀有公園前固め)K-ness. X富永千浩
◇第4試合◇
鷹木信悟 吉野正人 ○戸澤陽(12分44秒 デッドリフト・ジャーマンスープレックスホールド)望月成晃 ドラゴン・キッド X“ミスター・ハイテンション"琴香
◇第5試合◇
YAMATO 土井成樹 サイバー・コング○Kzy(13分55秒 片エビ固め)堀口元気H.A.Gee.Mee!! ジミー・神田 XMr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン ジミー・カゲトラ
※韻波句徒
◇第6試合◇
▼KING OF GATE 2014優勝決定戦
○ジミー・ススム(20分14秒 エビ固め)XT-Hawk
※ジャンボの勝ち!
☆ススムが優勝
▼メイン後のマイク
ススム「最高です。ありがとうございました。T-Hawk、こいつ反則でしょ。何発チョップ打ってるんだよ、ふざけんな。でも、こんなT-Hawkとやって、そして勝てて本当に最高の気分です。今回、5月5日の名古屋のビッグマッチで僕はミレニアルズにいるフラミータのブレイブゲートに挑戦して、僕は負けました。いつも大事なところで結果が出せない自分に腹が立ち、そして僕はこのKOG、誰よりも強い執念を持って挑みました。準決勝で闘った鷹木も強かった。2回戦で闘ったモッチーもやっぱり強かった。そして1回戦、珍獣でしたけど、サイバーもやっぱり強かったです。でも、その4人を倒して俺が今日いちばんになりました。ブレイブ、負けて、このキング・オブ・ゲートで巻き返すのは目標でしたけど、ここで僕はいちばんになったんで、さらなる高みを目指したいと思います。おいYAMATO、出てこいよ!」
ドリームゲートのベルトを持ったYAMATOがリングイン。
YAMATO「ジミー・ススム、ドリームゲート次期挑戦者決定トーナメント、よくぞ勝ち上がってきた。俺はな、T-Hawkかハルクあたりが勝ち上がってくるもんだと思っていたぞ。ジミー・ススム、よくぞ勝ち上がってきた。ジミー・ススム、ノーマークのお前がよくぞ勝ち上がってきた。優勝者のお前に望み通り6月15日、博多スターレーンでのドリームゲート、挑戦権をくれてやる。ありがたく思うんだな」
ススム「その前にひとついいか、ドリームゲート次期挑戦者決定戦1回戦で負けたのはどこのどいつだ。地味でもなんでも俺が今日いちばんになった。俺はキングになったんだよ。お前はチャンプでもキングではない。キングになって次はチャンプになります」
八木本部長「それじゃあ予定通り博多チャンピオンゲートでチャンピオンYAMATO対チャレンジャージミー・ススム決定します。そのタイトルマッチでベルトを巻いた者が7月20日神戸ワールド記念ホールのメインイベントのリングに立つ。いいな、それで」
YAMATO「ジミー・ススム、キング・オブ・ゲートは力で勝ち上がってこれたかもわからない。だけどな、ドリームゲートとなれば話は別だ。このベルトは力だけでは勝ち取れない。なぜだかわかるか? ドリームゲートチャンピオンは天が決めるからだよ。ナンバーツーのお前がキングを名乗るのなら、ナンバーワンの俺はさしづめエンペラーだな。今のお前にこのベルトを巻く資格があるやなしや、この俺が天に代わって試してやるよ」(YAMATO退場)
ススム「博多で僕は地味にベルトを取って、そして神戸ワールドにド派手に帰ってきます。2006年、僕は一度ドリームゲートチャンピオンになりました。その時の神戸ワールド、僕が一応メインイベントでドリームゲートのタイトルマッチをやりました。でもその時はそのあとに特別試合としてCIMAの試合がありました。真のメインイベントは飾れませんでした。だから次は本当の意味でキングになった、そしてチャンプになって真のメインイベントを務めます。応援よろしくお願いします」
▼バックステージ
ススム「リング上で言ったことがすべてですね。5月5日のフラミータ戦があって、自分の中ではあそこで何か吹っ切れて、そしてその勢いでKOGに行ったんですけど、もともとブレイブで負けたのを巻き返す気持ちとしてKOGに出てこうやって結果も出せて。ここまできたらKOGで1位になったら、その先はドリームしかないと思うんで。YAMATOはああいうふうに言ってましたけど、YAMATOと当たったわけじゃないんで、YAMATOから取って、真の一番になる。ワールドのメインが見えてるっていうのはすごい…この年になって超新世代があって現世代があってベテランがあって、その中で地味な僕かもしれないけど、その僕が一番になった。誰でもその一番になる権利はあると思ってるんで。この大事な優勝を無駄にしないようにこの勢いで夢のトビラをまた開きたいと思います。そしてワールドのメインにたどり着きたいなと思います。
(KOGはようやく初優勝)第1回から全部出てて、なかなかそういう人間も少なくなってきた中、第1回は全選手参加だったんですけど、その中で決勝まで行って負けて、それからなかなかいい結果が出ないで。去年ベスト4までようやく行ったんですけど、そこでまた負けて。ドリームは何回も挑戦してるし、ブレイブも何回も挑戦してる。いいところまで行っていつも結果を出せないというのが最近の僕になってたので、ここで、キング・オブ・ゲートで優勝できたっていうのは大きいですね。支えてくれる仲間がいて、応援してくれるファンの人がいるから、こういう僕でも結果が出せたと思うんで、そこは感謝したいですね」
KING OF GATEの決勝戦にはススムとT-Hawkが進出、T-Hawkは逆水平で先手を狙うが、場外戦で逆水平を鉄柱に誤爆させてしまうと、ススムは右腕攻めを展開するが、T-Hawkもジャンボの勝ち!封じの右腕攻めでやり返すも、T-Hawkは逆水平、ススムはジャンボの勝ち!を放っていく、T-Hawkはススムの右腕をジャべで捕獲してからBTボムを連発しアギラと畳み掛けるが、ススムはジャンボの勝ちを連発して応戦、T-Hawkはナイトライドを決めるが、もう一発を阻止したススムはジャンボの勝ち!を連発して3カウントを奪いKING OF GATEを制覇した。
ススムのコメントでもあったとおり、5月5日愛知大会でにフラミータの保持するオープン・ザ・ブレイブゲート王座に挑戦したが敗れ、オープン・ザ・ドリーム王座への挑戦も遠ざかっていたことから、ススムにとっては背水の陣でKING OF GATEに臨んだ。
6月15日博多で5月25日佐賀で堀口を破りドリーム王座を防衛したYAMATOに挑戦する。ススムはYAMATOを降しドリーム王者として7月の神戸ワールド大会を迎えることが出来るか⁉︎ -
4年ぶりのDRAGON GATE観戦!四日市の片隅にて
5月18日 DRAGON GATE「KING OF GATE2014」四日市楠緑地体育館 800人満員
◇第1試合◇
▼30分1本
鷹木信悟 ○戸澤陽(13分39秒 デッドリフトジャーマン・スープレックス・ホールド)ドラゴン・キッド Xスペル・シーサー
◇第2試合◇
○戸澤陽(11分30秒 エビ固め)XしゃちほこBOY
※ギャラリア
◇第3試合◇
望月成晃 ○ドン・フジイ(9分15秒 片エビ固め)Eita ×U-T
※雪崩式チョークスラム
◇第4試合◇
▼KING OF GATE 2014 トーナメント2回戦/30分1本
○B×Bハルク(7分58秒 片エビ固め)×堀口元気H.A.Gee.Mee!!
※ファーストフラッシュ
(試合後にYAMATOが乱入し堀口を襲撃)
YAMATO「おい堀口元気、俺はテメエに用があってきたんだよ。先日の浜松大会、キング・オブ・ゲート、トーナメント1回戦、よくもこの俺、スリータイムスドリームゲートチャンピオンのYAMATOに赤っ恥をかかせてくれたな」
堀口「邪魔しに来やがって。おいYAMATO、ひとつだけ言っておくぞ。確かに俺は今、B×Bハルクに負けたよ。でもな、ハルクはお前らと一緒にやっていくより、今日の方が200倍も強かったぞ」
YAMATO「そんなことはどうだっていいんだよ。お前このヤロー、このスリータイムスドリームゲートチャンピオン、YAMATOに勝っておきながらアッサリ2回戦で負けてるんじゃねえよ。これじゃあ俺がドラゴンゲートで最弱みたいじゃねえかよ」
堀口「おいドリームゲートチャンピオンのYAMATOさんよ、俺に負けたYAMATOさんよ、邪魔しに来たのはいいが、何が言いてえんだよ」
YAMATO「まだわからねえのか。このスリータイムスドリームゲートチャンピオン、YAMATOの次期挑戦者にお前を逆指名してやるって言ってるんだよ。この罪はお前の命をもって償ってもらうからな」
堀口「これはこれはドリームゲートチャンピオンのYAMATOさん、俺に負けたYAMATOさん、ドリームゲートのベルトの挑戦者に逆指名ですか。喜んでお受けしますよ」
YAMATO「奇跡はな、2度起こらないから奇跡っていうんだよ。楽しみにしとけよ」
(YAMATO退場。)
堀口「奇跡は2度起こらないだと? お前言うだけ言って逃げるように帰ってるじゃねえか。ドリームゲートチャンピオンYAMATO、お前は結局ひとりじゃなにもできねえんだ。さっきの第2試合はなんだ。言い方は悪いけどな、しゃちほこごときにセコンドを使って勝ちやがって。いいか、お前が全員で来るんだったら俺のバックを見ろよ。絆の戻った俺たちジミーズのセコンドがいるんだ。お前が正々堂々、どんな手を使ってでも勝つって言うなら目には目を、だ。俺は喜んで乱入させてもらうからな。キング・オブ・ゲート優勝の夢は断たれました。でもひとつ僕は確信したことがあります。次のドリームゲートチャンピオンはこの俺、堀口元気H.A.Gee.Mee!!だ、楽しみにしといてください」
◇第5試合◇
○ジミー・ススム ジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(11分28秒 体固め)土井成樹 サイバー・コング ×問題龍
※夢幻
◇第6試合◇
▼KING OF GATE 2014 トーナメント2回戦/30分1本
○T-Hawk(13分48秒 エビ固め)×吉野正人
※ナイトライド
今日はDRAGON GATE四日市大会を観戦に四日市楠緑地体育館を訪れた、ドラゲーを観戦するのは約4年ぶり、5年前は自分の地元である伊賀でも年に1回はドラゲーが来ていたが現在は疎遠、TVでは見ていたものの自身の都合もあってドラゲーの生観戦からは遠ざかっていた。
四日市楠緑地体育館初めて訪れる会場で場所は四日市湾岸沿いで鈴鹿市と四日市市の境にある楠緑地の中にある体育館、四日市オーストラリア記念館が閉館したことで津市同様四日市でもプロレスを開催できる会場が少なくなってきている。用意されたイスはほとんど埋まり満員、東海ではドラゲーが強い、今大会はCIMAが“ハリウッド”ストーカー市川と一緒に大阪プロレスに出場しているため欠場、GammaやK-ness、ジミー・カゲトラやKzy、リョーツ清水など若手勢は巡業には帯同しておらず、ヨースケ・サンタマリアは会場に来ていたが試合は組まれずミレニアルズのセコンドで登場するに留まった、ドラゲーも選手層が厚いだけにそれだけ外れる選手がいるということなのか、KING OF GATEが開催中ということで2回戦としてハルクvs堀口、そして昨年のドリーム選手権である吉野vsT-Hawkと好カードが組まれた。
ハルクvs堀口はハルクが今までの迷いを断ち切ったのように生きのいいファイトを展開、カッコよさの中にラフを織り交ぜるなど試合の幅も広がってきている。終盤も堀口がバックスライド・フロム・ヘブンを連発したが、冷静にクリアしたハルクがファーストフラッシュで完勝。ところが第2試合でしゃちほこBOYを降したYAMATOが乱入、ハルクを蹴散らした後で堀口を襲撃、オープン・ザ・ドリームゲート王座への挑戦者として堀口を指名した。YAMATOはKOG1回戦で堀口と対戦したが堀口がバックスライドで逆転勝ちを収めた、YAMATOにしても王者としてだけでなくマッドブランキーのリーダーとしても面目を潰されただけに、KOGの優勝者より先に堀口を叩き潰すということなのか、堀口もKOGは2回戦で脱落となったが思わぬところでチャンスが巡ってきたようだ。
メインの吉野vsT-Hawkはロープワークの攻防で吉野が待ち構えるT-Hawkにドロップキックを放って先手を奪うと腕攻めを展開するが、今度はT-Hawkがカウンターでのフライングショルダーを浴びせると逆にジャベで腕攻めを展開する。吉野は得意のスピードを生かしてT-Hawkを翻弄しフロム・ジャングルを決めるが、コウモリを狙ったところでT-Hawkがアンヘルで叩きつけてから流れが変わり、吉野がトルベジーノからのソル・ナシエンテの必勝パターンもT-Hawkは強引に丸め込んでフォールを奪いに来る。T-Hawkのナイトライド狙いは吉野が再三防ぐもT-Hawkは丸め込みを狙う吉野をBTボムで叩きつけてからナイトライドで3カウントを奪い2回戦へと進出した。
久しぶりのドラゲー観戦だったがファンの楽しめる空間作りはさすがといったところ、またいつか観戦したい。 -
KING OF GATE開幕…斎了が引退をかけた説得で雨降って字固まったジミーズ5月9日 DRAGON GATE 「KING OF GATE2014」後楽園ホール 1850人 超満員札止め
(試合後のアピール、コメントなどは週刊プロレスモバイル)
◇第0試合◇
○新井健一郎(6分31秒 足4の字固め)Xミスター・ハイテンション琴香
◇第1試合◇
▼20分1本
○YAMATO Kzy 問題龍(10分23秒 全知全能のフランケンシュタイナー)望月成晃 Xドン・フジイ Gamma
(試合後)
YAMATO「おい後楽園! 先月の約束通り、この俺YAMATOがドリームゲートのベルトを持って後楽園に帰ってきたぞ! 動物には帰巣本能ある。どうやらこのベルトはどこが帰る場所か分かってるらしいな。これで俺は3度目の戴冠だ。そんなことはどうでもいい。知っての通り、5月5日愛知県体のあと、B×Bハルクが、俺たちマッドブランキーを裏切った。アイツもバカな奴だ。俺たちに従っていればそれなりの待遇でいられたのに。こんなんだったら、去年、戸澤と一緒に追放しておけばよかったな! このドリームのベルトはドラゴンゲートの頂点だ。頂点のYAMATOがいるマッドブランキーこそドラゴンゲートの中心だ。ハルク! どっかで聞いてるんだろ? 俺たちマッドブランキーにタテつくというのなら、とことん追い込んでやるからな!」
(ハルクが登場)
土井「ハルク、愛知県体ではよくもやってくれたな! オマエの試合後のファーストフラッシュのダメージが残ってる。言ったよな? オマエはこれから『一人でやっていく』って。マッドブランキーを敵に回したんだ。今日のキング・オブ・ゲートでちょうどシングルで当たるんだ! 今日の試合は肉体的にも精神的にも追い込んでやるからな! 覚悟しとけよ!」
ハルク「(大ハルクコール)土井! 肉体的にも精神的にも追い込むだと? 上等じゃねえか、やってみろ! YAMATO! オマエよ、俺たちマッドブランキー、俺たちマッドブランキーだと? オマエ、愛着もねえくせに言ってんじゃねえよ! 皆さん! 今日は俺が…」
(Kzyが襲撃しマイクを強奪)
Kzy「おい、さっそくスター気取りか? めでてえヤツだ。オマエのせいで俺はこのザマだ。俺は坊主に抵抗はねえ。昔坊主だったからな。それよりテメエみてえなヤローに裏切られて色んなヤツに髪を切られちぎられ、笑われ、恥をかいたことに対してイライラしてるんだよ! 今日土井ちゃんと当たるんだろ? ただで済むと思うなよ。せいぜいスーパースター、ハルクを応援してやれよ!」
▼バックステージ
YAMATO「この俺が第19代ドリームゲートチャンピオンのYAMATOだ。以下、略」
Kzy「坊主に抵抗はねえよ。でもな、された経緯が腹立つんだよ。B×Bハルク、早速スター気取りか? おめでたいな。このままタダで済むと思うなよ」
問題龍「なんで俺だけ、なんで俺だけ、なんで俺だけ…」
◇第2試合◇
▼20分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・カゲトラ(8分21秒 影縫)ドラゴン・キッド XK-ness.
◇第3試合◇
▼KING OF GATE 2014 トーナメント1回戦/30分1本
○ジミー・ススム(3分56秒 ジャンボの勝ち!固め)Xサイバー・コング
◇第4試合◇
▼KING OF GATE 2014 トーナメント1回戦/30分1本
○Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(6分31秒 リビドー)Xジミー・神田
(試合後)
神田「愛知県で金網があった時、吉野のボケと豊中のボケが残ってきて、吉野のボケを叩いた。吉野のボケとオメエのボケはとことんムカつくんじゃ!」
谷嵜「神田! この間の愛知県体だって俺はオマエに助けてくれなんてひと言も言ってない。今日のキング・オブ・ゲート、サシの勝負で勝ったのはこの俺だ。しっかりと、しっかりとケジメつけろよ!」
(すると欠場中の斎藤“ジミー”了が登場)
斎藤「モメてるところ悪いけど、俺に話をさせてください。2月から腰のヘルニアで欠場させてもらって、3カ月経った今でも右足の傷みとしびれがよくなっていない状態です。最近は売店とかで巡業に行かせてもらって、そこから見るドラゴンゲートの試合は本当に凄くてみんな凄えなって。それと同時に俺が戻った時にできるかどうか…正直、自信がありません。(大サイリョーコール)ありがとうございます。…日に日に、プロレスに対する気持ちが薄れているのも正直なところ。俺が休んでからジミーズがモメ始め、バラバラで、俺がいた時のジミーズはこのリングにない。戻ってきた時に居場所がないんじゃないかって本気でそう思っています。それだったら、15年やってきましたけど、自分も、もうそろそろ…」
神田「サイリョー! 帰ってくる場所はジミーズだろ! あるじゃねえか! 今、それをオマエが認めてくれない。それは、俺がこんな格好(戦闘仕様)してるからだろ! サイリョーとお客さんが求めてるジミーズは明るくて楽しいジミーズなんだろ? だったらこんな格好やめるよ! タニヤンとも仲直りするから! オマエのために仲直りする!」
斎藤「言ったな!? 大勢のお客さんの前で、その気持ち見せてくださいよ!(すると神田と谷嵜は右手で握手、両手で握手、抱擁と仲直り。)
今の握手、ハグを信じていいですね? 明るくて楽しいジミーズに戻るなら、ジミーズに戻って来ますんで、よろしくお願いしますよ!」
堀口「これで元通りのジミーズです。では久々にジミーズトレインをやりましょう!」
(するとモンスターエクスプレスがやってきて襲撃。)
吉野「何がジミーズトレインや。神田、物騒な格好してかわいいマイクしてんじゃねえぞ。金網戦までモメ続け、試合中もモメ、肝心なところで助け合って、また試合後にモメて。オマエら何がしたいんじゃ! 神田、吉野のボケとどうの、豊中のボケどうのって言ってたけど、こんなヤツと一緒にすんな!」
神田「今ジミーズが一致団結して、お客さんも歓迎ムードだった。それを邪魔するオマエにボケ言うて何が悪いんじゃ!」
神田「物騒な格好してジミーズの絆がどうのこうのって、オマエらジミーズに絆なんてあってないようなもんだ!」
神田「人を見かけで判断すんじゃねえぞ! そういうのが絆を強くすんじゃ! オマエらここに出て来たってことは、俺らとやりてええんだろ? 来いよ!」
吉野「よし、そう言われたら黙ってられへん。斎藤はケガしてるからええ、下がっとけ。いるのは堀口、豊中、神田の3人か。カゲ? おったんか。影薄すぎて気づかんかったわ。3人おんねんな。カゲ、オマエにはあとで話がある。3人来るなら吉野、信悟、戸澤の3人でやったろうやないか。来月の後楽園で3対3でやったろうやないけ。そしてしゃち、俺がコイツを粗末にすると思うか? 俺のアミーゴやぞ。ただついてきただけと思うなよ。しゃちも言いたいことがあるんや」
しゃちほこ「後楽園の皆さん! 誰も気づいていないかもしれないですが、今の僕は絶好調です! そんな絶好調なボクが、フラミータの持っているブレイブゲートのベルトに挑戦したいです」
カゲトラ「ちょっと待て! 俺が先に言ったことだ。横からシャシャリ出てくるんじゃねえ!」
しゃち「挑戦表明にあとも先も関係ない! 俺も言う時は言わせてもらう。とにかく俺が挑戦するんだ!」
カゲトラ「上等だよ、だったら後楽園で3対3やるんだろ。俺らも次期ブレイブ挑戦者決定戦やろうじゃないか。しゃち、本気でブレイブ取りに行くから覚悟しとけ」
しゃち「オマエこそ覚悟しとけ!」
◇第5試合◇
▼KING OF GATE 2014 トーナメント1回戦/30分1本
○BXBハルク(9分40秒 ジャックナイフ式エビ固め)X土井成樹
(試合後、MB総出でハルクを暴行する。)
Kzy「おい、ハルク! 今の勝ち方で満足か? 今の勝ち方はマットでブランキーか? ホラみろ、一人で何ができるんだ? いつまでその格好してるんだ。いいか? マッドブランキーを最初に考えたのはこの俺だ。何がマッドでブランキーだ。その(コスチュームの)黄色、使用禁止するからな!」
ハルク「うるせー、オマエら。よってたかって攻撃しやがってフザけんじゃねえぞ! 全員で来たわりに土井を見てみろ、負けてんじゃねえか! 揃いも揃って情けねえヤローだな! オマエらみたいな情けないヤツらがマッドブランキーを名乗る資格ねえ。本当のマッドブランキーはこの俺、B×Bハルクだ。Kzy、確かにオマエが考えた。でもデザインを徹夜で書いたのは俺なんだよ! 俺の努力の結晶をオマエらにやすやすと渡すわけにはいかねえんだよ! これから俺はマッドでブランキーにやっていく…」
YAMATO「いつまでペラペラしゃべってんだ。テメエのデザインなんかクソくれえだ。そんなにマッドでブランキーを守りたかったら、力で勝ち取ってみろ! 俺ら全員、相手にするんだろ?」
ハルク「オマエら全員ぶっ潰してやる!」
YAMATO「やるのかって聞いてるんだよ!」
八木本部長「待て待て! ハルク、オマエ本気で言ってるのか? 一人でやれるのか? よし、分かった。覚悟は分かった。次回後楽園ホールでマッドブランキーの名をかけて闘ってもらう。ノンブレ・コントラ・ノンブレ、1対5、サバイバルイリミネーションマッチだ」
土井「決まったぞ、1対5や! ハルク、1対5やぞ! どう考えても勝ち目ないやんけ(笑)。覚悟しとけよ。じっくり追い詰めたるから覚悟しとけよ」
▼バックステージ
ハルク「とりあえず俺はこのリングをひとりで闘っていくって決めたんだ。だから今回のこの勝利はでかい。俺はどうしてもこのキング・オブ・ゲート、負けるわけにはいかない。俺はひとりで闘っていく。だからこそこのキング・オブ・ゲートは必ず取ります。もう俺に必要なのはマッド・ブランキーじゃないと思ってる。お客さんの求める、お客さんが声援をくれる、そんなB×Bハルクに俺は生まれ変わる。進化していきますので、みなさんこれからのB×Bハルクを見といてください。(次回の後楽園では1対5だが)正直1対5になるとは思わなかった。こういう形になったのは自分もちょっと焦ってるけど、今の自分にはそういう試練が必要なのかもしれない。俺はこの試練を乗り越えて、さらに進化していきます。進化したB×Bハルクでまたみなさんの前に来ますので楽しみにしててください」
土井「おもろい試合形式になったぞ! 来月の後楽園、1対5や!」
MB「1対5! 1対5!!」
土井「ハルク一人に対して、俺らマッドブランキーは5人や。名前かけてやるやと? やったろうやないか。マッドブランキーは俺らのモンや! アイツがデザインしたとか、どうでもええんや!」
Kzy「最初に考えたヤツのもんだろうが!」
土井「オマエから抜けてんやろ。オマエからマッドブランキー離脱したやんか」
サイバー「まさに正論!」
土井「なんでオマエが名乗るんや。マッドブランキーは俺らのモンや! 絶対に譲らんぞ! しかも1対5や。どう考えてもオマエに勝ち目ないやろ。ま、どういう試合をするか、当日が楽しみやな。1対5やぞ。面白いなあ! とことんやったるぞ! 大暴走じゃ!!」
◇第6試合◇
▼30分1本
○リコシェ 吉野正人 鷹木信悟(16分36秒 エビ固め)Eita フラミータ Xヨースケ・サンタマリア
※超高角度シューティングスタープレス
◇第7試合◇
▼KING OF GATE 2014 トーナメント1回戦/30分1本
○T-Hawk(17分35秒 エビ固め)X戸澤陽
※ナイトライド
(試合後)
T-Hawk「キング・オブ・ゲート、1回戦勝ったぞ! 戸澤! 試合もマイクも人気も全部俺たちより上かもしれない。でも俺が気持ちで勝ったんだよ! ドラゲーのリングはユニット抗争、ハルクの一件もありグチャグチャしてるかもしれない。ミレニアルズは関係ないかもしれない。でもそんなの関係ねえよ! 俺たちは、常にこのドラゴンゲートのリングに若さと元気と勢いを与えます! いま開幕してるキング・オブ・ゲート、この俺、TーHawkが必ず優勝してこの後楽園ホールに優勝者として戻ってきます。また熱いご声援よろしくお願いします!」
▼バックステージ
T-Hawk「まず1回戦、戸澤陽。キツかった。キツかったけどな、オレはオマエに気持ちで、最後まで負けなかったんだ。ミレニアルズはこれからどんどん、このドラゴンゲートに新しい風を吹き込んでいくからな。目を離すんじゃねえぞ。アディオス!」
鷹木「惜しかったね。最後パッケージが決まればなあ。紙一重だよ、紙一重」
戸澤「悔しいですわ…。あー1回戦、負けること一切考えてなかったんで、あー! ホンマに悔しい! 俺より年下のミレニアルズに負けたのがメッチャ悔しいです。でも負けたんで、終わったことを言っても仕方ないです。キング・オブ・ゲートは終わり。でも、なんかハルクがマッドブランキー追放されて、ハルクはどうするんやろうな」
鷹木「ハルクの話は今出さなくていいだろ。別に関係ねえし。ハルクの話はどうでもいいよ。まだツインもあるんだからよ。俺もキング・オブ・ゲートが残ってるし、俺たちは俺たちで、闘いをしていこうぜ!」
戸澤「これから立て直して頑張ります」
DRAGON GATEのシングルトーナメントKING OF GATEが開幕、注目はマッドブランキーに叛旗を翻し一匹狼となったハルク、そして5月5日愛知で金網から脱出しジミーズの分裂が回避になっても微妙な関係が続く谷嵜と神田、ハルクは土井、谷嵜と神田は1回戦で激突。谷嵜vs神田は神田のジョンウー狙いを谷嵜がDH、だが続くカサノヴァをかわした神田はスワンダイブエルボーで応戦、早くも勝負に出た神田は琉sを狙うも谷嵜はインプラントで切り返し、神田も裏投げ、ジャーマンから下克上エルボーを投下するが、もう一発を狙ったところを谷嵜がリビトーで3カウントを奪い2回戦へ進出、だが揉め続ける二人に斎了が割って入り引退を示唆すると二人は反省してか握手と仲直り、そこでモンスターエクスプレスが乱入しジミーズの和解を茶番劇を批判、6月の後楽園ではジミーズとモンスターエキスプレスが6人タッグで対戦することになった。
ハルクvs土井は入場時からマッドブランキーが総攻撃をかけ、試合開始後もセコンドの介入で土井が優勢に立つも、土井がマスキュラーボムを狙ったところでハルクがバーンアウトで切り返し逆転3カウント、試合後はハルクがデザインしたマッドブランキーのチーム名やロゴデザインの使用を巡り、次回後楽園で1vs5によるハンディキャップ戦が組まれることになるも、一匹狼をまだ通すハルクの方向性はまだ見えてこない。
メインはT-Hawkと戸澤が対戦、戸澤がダイビングセントーンwith椅子とハードコア戦で先手を奪うが、T-Hawkは逆水平で流れを変える。ジャーマンを狙う戸澤をT-Hawkはウラジゴクで捕獲しアンヘルで叩きつけ、終盤もパッケージジャーマンからデットリフトジャーマンを狙う戸澤をT-Hawkがアギラ、BTボム、ナイトライドと畳み掛けて3カウントを奪い2回戦へと進出した。
愛知大会を終えKING OF GATEが開幕した、果たして誰が優勝するか? -
金網戦で生き残ったB×Bハルクの決断、マッドブランキー離脱!
5月5日 DRAGON GATE「DEAD or ALIVE 2014」愛知県体育館 6800人 超満員
<試合後のコメント、アピールなどは週刊プロレスモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○サイバーコング Kzy(3分6秒 エビ固め)ウーハー・ネイション XしゃちほこBOY
※パイナップルボンバー
◇第2試合◇
▼30分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・カゲトラ(5分3秒 影縫)Gamma Xヨースケ・サンタマリア
◇第3試合◇
▼ボーナスマッチ/時間無制限1本
○藤波辰爾(1分48秒 TKO)דハリウッド”ストーカー市川
※ドラゴンスリーパー
◇第4試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権/60分1本
[第25代王者]○フラミータ(13分26秒 エビ固め)[挑戦者]×ジミー・ススム
※フラムフライ
☆フラミータが初防衛に成功
◇第5試合◇
▼オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権/60分1本
[第31代王者]鷹木信悟 ○戸澤陽(14分12秒 パッケージ・ジャーマン・スープレックス・ホールド)[挑戦者]×望月成晃 ドン・フジイ
◇第6試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権/60分1本
[第48代王者]○T-Hawk Eita U-T(14分54秒 エビ固め)[挑戦者]ドラゴン・キッド ×スペル・シーサー K-ness
※ナイトライド
☆ミレニアルズが王座初防衛に成功
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権/60分1本
[挑戦者]○YAMATO(20分50秒 片エビ固め)[第18代王者]×リコシェ
※ギャラリア
☆リコシェが2度目の防衛に失敗 YAMATOが第19代王者となる
(バックステージ)
YAMATO「よっしゃー! 約束通り、ドリームゲート、このオレの腰に戻ってきた。これでオレは3度目の戴冠だ。分かるか? 3度目の戴冠だ。スリー・タイムス・チャンピオンだ。いまこの時点で、このオレが、ドラゴンゲートでもっとも神に近づいた。前回、ドリームゲートを巻いたときは、心ならずも途中で落としたけどな、これで仕切り直しだ。これでドラゴンゲート、本当の意味で戦国時代の幕開けだ!」
◇第8試合◇
▼金網サバイバル6WAYマッチ ~スケープゴート式マスカラ・コントラ・カベジェラ~
○B×Bハルク(47分0秒 エスケープ)×土井成樹[1]CIMA(22分0秒 エスケープ)
[2]ジミー神田(25分17秒 エスケープ)
[3]Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン(28分42秒 エスケープ)
[4]吉野正人(35分34秒 エスケープ)
(試合後、髪切りが決定した土井の代理人Kzyがハルクに八つ当たり、しかし覚悟を決めてリングに上がり、リングの真ん中に座り込み、CIMA、キッド、神田、ススム、堀口、しゃちほこの順でKzyの頭にバリカンを入れ、最後はハルク、土井がバリカンを入れてKzyは丸刈りに)
CIMA「ルールはルールやからな。何回も言うようにベテラン軍は絆だとか仲間だとか裏切りだとかそんなもんとっくに経験してきてるからな。お前らとは筋金入りの度合いが違うんじゃ。いつでも受けたるぞ」
吉野「しゃちのマスクは守った。でもな、神田、なんやねん。さっき谷嵜が抜ける前にボックスで叩きやがって。それから俺が抜けてからも突っかかってきやがって。俺になにか文句あるのか? 金網マッチが終わってもやるならとことんやったるぞ。とりあえず俺は今日、この金網という名古屋城にしゃちほこを飾れて大満足なんや」
神田「吉野、テメエ調子に乗ってんじゃねえぞ。調子に乗ってたらいてまうぞ、ボケ、コラッ。それから谷嵜、お前とは後楽園ホールでキング・オブ・ゲートの1回戦、それまでテメエとどうするか俺は考えてるからよ、お前も調子に乗ってんじゃねえぞ。それから土井、お前はこれで終わりだと思ってるかもしれないけど、まだまだお前には地獄をみせたる。とことんいったるから覚悟しとけ」
谷嵜「おい神田、俺も一緒じゃ。次の後楽園ホールのキング・オブ・ゲート1回戦、覚悟しとけよ。それから吉野、神田の敵は吉野、俺の敵も吉野、そういうことにしといたる、バカヤロー(ジミーズ、ベテラン軍、モンスターエキスプレスが退場し最後にマッド・ブランキーが残る。)」
YAMATO「ハルク、土井ちゃんを見捨てて先に出るとは見損なったぞ。もっと早い段階で2人で協力できたんじゃねえのか? まあいいよ、Kzyも坊主になったんだ。土井ちゃん、今日はハルクとシェイクハンドしようぜ。俺もドリームゲートを取ったんだよ。これ以上揉め事は困るんだ。シェイクハンドしろ。(土井が差し出した手をハルクが握り返すと)よーし、これで本当の仲直りだな。2人ともよろしく頼むぞ」
ハルク「YAMATOよ、結果はひとつだよ。今日は金網いろいろあったけどよ、結果はひとつだ。結果がすべてだろ。この通りだ。それからYAMATO、お前にひとつ言っときたいことがある(と言ってファースト・フラッシュ。土井にも決めると場内はハルクコール)。おいおいマッド・ブランキー、お前らよ、今日の試合でわかっただろ。散々俺のことコケにしやがって。お前らちょろちょろうるせえんだよ。お前らとは一緒にやってられるか! 今日でマッドでブランキーにコイツらとはおさらばだ! これから俺はドラゴンゲートのリングで1人で闘っていく。わかったらとっとと帰れ!」
(バックステージ)
ハルク「見ただろ、結果はひとつだ。結果がすべてだろ。俺は結果を出したぞ。 俺が出した結果はこれだ。俺はもうマッド・ ブランキーなんかじゃない。マッド・ブランキーは卒業だ。 俺は強さを求めてマッド・ブランキーで闘ってきた。 でも俺が求めてるのは、いま俺に必要なのはマッド・ ブランキーなんかじゃない。俺がいま求めてるのは、お客さんの、 みんなの声援だよ。今日の会場で俺はそれはよくわかった。 俺はひとりでやっていく。ひとりでこれから進化していく。 これからドラゴンゲートと俺はもっともっと激しく、 もっともっと楽しいプロレスを見せてやるよ。 ワクワクドキドキのジェットコースターバトルを見たけりゃドラゴ ンゲート、B×Bハルクを見に来い!」
ドラゲー愛知大会のメインはCIMA、吉野、ハルク、土井、神田、谷嵜による金網サバイバル6WAYマッチ ~スケープゴート式マスカラ・コントラ・カベジェラ~、10分が経過してからエスケープ解除となり金網上に設置してある5つの旗を奪い合う、まず脱出したのはCIMA、その次は神田、そして谷嵜と吉野が旗を奪い合うも、ボックスを手にした神田が谷嵜、吉野のどちらを殴るかを迷っているところで欠場中の斎藤“ジミー”了が吉野を殴るように指示、斎了の指示を素直に聞いたのか神田がボックスで吉野を殴打している間に谷嵜が旗を奪い脱出、ジミーズの分裂はとりあえず回避となり吉野、土井、ハルクが3選手が残る。
仲たがいしていた土井とハルクはユニットを優先したのか結託して吉野を痛めつけるが吉野も反撃、土井が吉野に捕まっている間にハルクが旗奪取を狙うが、土井が「置いてゆかないでくれ」と叫ぶと、土井の懇願にほだされたのかハルクは旗奪取を諦め土井を助けるなど人の良さが出てしまう。吉野が隙を伺って旗を奪いにいくも外からマッドブランキーが阻止するも戸澤らモンスターエキスプレスが長板を持ってモンスター軍を下から落とす、吉野は旗に手をかけるが金網を昇ってきたKzyがパウダーを噴射も、吉野がコーナー角の棒を鉄棒のように回転してかわし、しゃちほこがしゃちほこマシーンとなってKzyを阻んでいる間に吉野が旗を奪取、リング内は土井とハルク、マッドブランキー同士が残ってしまう。
土井とハルクの攻防になるが、ハルクが旗を奪いにいくもハルクの代理人であるサイバーが裏切ってハルクの旗奪取を阻止し、マッドブランキーが総出で土井のアシストに回る、だがハルクは金網に昇って対角線に張られたロープを渡ると旗に手をかける、途中サイバーが棒で阻むがハルクが旗を奪取し土井が負け残りで代理人のKzyが丸坊主となった。
試合後は土井、ハルクを含めた各選手がKzyの頭にバリカンを入れて丸坊主にすると、神田と谷嵜は吉野を挑発してマッドブランキーを残して各ユニットが退場、そしてYAMATOの仲立ちで土井とハルクが握手となって丸く納まるかに見えたが、ハルクがYAMATO、土井にファーストフラッシュを浴びせマッドブランキーに決別、一匹狼宣言をして幕を閉じた。
ハルクに関しては昨年福岡での吉野とのドリーム選手権、いや以前からヒールとしての限界を感じていた、ヒールになってもどこか非情になりきれていない。それがハルクがなかなか頂点であるドリーム王者になれない理由にもなっていた、それを考えるとハルクがマッドブランキーと決別しベビーターンするのも必然的な流れでもあった。
またドリーム選手権のリコシェvsYAMATOはYAMATOがスパナを使っての膝固めから脚攻めで先手を奪い、リコシェはペナドリラーから多彩なキックで流れを変えようとするも、YAMATOは執拗に脚攻めを展開、リコシェはペナドリラーを決めるもマッドブランキーが総攻撃をかけ、最後はYAMATOが垂直落下式ブレーンバスターからのギャラリアで3カウントを奪い王座奪還した。
ベルトもYAMATOに渡り、KING OF GATEを迎えるがハルクはマッドブランキーと決別したことで答えを出せるかは優勝しかない、また一匹狼となったことでどこへ向かうのだろうか・・・
最後に急遽ボーナスマッチが組まれスト市の相手として藤波が登場、スト市はドラゴンリングインを見せるが、ドラゴンスクリューはスカされるとドラゴンスリーパーに捕まり藤波が勝利、スト市が2010年11月の大阪で長州力、昨年7月の神戸ワールドでは藤原喜明とも対戦しているが、次のスト市の相手は初代タイガーマスクか!?お前らはルールに従っただけだ。偉いぞ。 なあに、俺も経験者だから分かるぞ。一つ言える事は、実家の父ちゃん母ちゃんは絶対喜んでると思う(笑) しかし…さらに極悪になったな((((;゚Д゚))))))) #dragongate pic.twitter.com/jYV5uMBjrf
— YAMATO (@yamato_oldtype) 2014, 5月 5俺は仲直りを促しただけだ。俺に手を出す意味があるのか? ハルク。テメェがそう来るならいくらでも付き合ってやるよ。 俺とお前の、、、実力と実績の違いを思い知らせてやるよ。 ヒーヒッヒ #dragongate pic.twitter.com/jdLq9Wdpxf
— YAMATO (@yamato_oldtype) 2014, 5月 5どいつもこいつも腑抜けばかりだ。ハルク、テメェも腑抜けになっちまったか? ククク まーいい、去年の夏、戸澤を追放した時点でテメェも追い出しとけばよかったな。今思えば。 土井ちゃん、今日はとことん飲もうぜ。 ヒーヒッヒ pic.twitter.com/ge1ZaW8lC7
— YAMATO (@yamato_oldtype) 2014, 5月 5DEAD or ALIVE2014札止めマァァァックス!!サワヤカに感謝御礼。(入場時に入口が混雑してしまいお詫び致します) #dragongate 詳しい結果は携帯サイト等で^ ^ Comped DoA2014! #SoldOut pic.twitter.com/ccFCg5eo58
— CIMA (@dragongatecima) 2014, 5月 5至宝奪還。 #dragongate pic.twitter.com/ZpMERCxx3I
— YAMATO (@yamato_oldtype) 2014, 5月 5沢山のご来場有難うございました! なんとか防衛に成功! これで5.11山梨は王者として帰れます。 後楽園もあるけど今はデビュー10周年記念大会に集中したい! 次は相手は邪道、大仁田厚!! #dragongate pic.twitter.com/KWfWcTrkwD
— 鷹木信悟(SHINGO) (@pumpinghawk) 2014, 5月 5個人的には、ハルクの「マッドでブランキーな」のマイクが好きだったのでちょっと寂しいけど、ここんとこ立て続けにハルクの身体能力を見せつけられてきたっていうのもあるので、ハルクの「独立宣言」は素直に歓迎…かな。MBに恨みがあるどうし、Kzyと組んでほしいなぁ。 #dragongate
— PON[鯉]2014赤道直火 (@pon1225) 2014, 5月 5 -
4WAY6人タッグ戦はマッド・ブランキーが勝利も亀裂を深める結果に…
4月8日 DRAGON GATE「THE GATE OF PASSION」1850人 超満員札止め
◇第0試合◇
▼10分1本
スペル・シーサー ○しゃちほこBOY (7分19秒 飛びつき式回転エビ固め)X新井健一郎 K-ness.
◇第1試合◇
▼20分1本
Gamma ○リョーツ清水(9分45秒 亀有公園前固め)CIMA X琴香
◇第2試合◇
▼エニィウェアフォール・マッチ/20分1本
○ドン・フジイ(5分42秒 HIMEI)Xヨースケ・サンタマリア
◇第3試合◇
▼ツーカウント&スリーエスケープルール・マッチ/30分1本
○望月成晃(4分54秒 踏みつけ式体固め)X富永千浩
※ストレート掌底
◇第4試合◇
▼30分1本
○ジミー・ススム 堀口元気H.A.Gee.Mee!!(9分58秒 片エビ固め)XKzy 問題龍
※夢限
<試合後にサイバーがKzyに暴行>サイバー「しっかり押さえとけ、フザけんな、このボケ!」
(ハルクが止めに入る)
サイバー「止めんな、コラ! 俺たちは負けとんねんぞ!」
ハルク「待て待てサイバー! なに興奮してるんだよ。オメエがしっかり見てねえから、Kzyに誤爆したんだろうが!」
ハルク「しっかりしろよ、愛知県体育館の金網マッチ、オマエは俺の代理人だよ。俺が負けたら、そのマスクはがされんだぞ!」
(土井がハルクを突き飛ばす)
土井「おい、ハルク! オマエ何考えてるんだ? 仲間を売るつもりか?」
ハルク「何言ってるんだ、そんなことねえよ! 土井ちゃんよ、アンタの方こそ代理人のYAMATOが負けたら丸坊主だぞ、大丈夫か?」
土井「ハルク、俺は意地でも脱出したるからな。オマエを金網に残してでも脱出したる」
ハルク「俺を金網に残して、だ? 上等じゃねえか! 土井ちゃん! もしアンタが負け残ったら、もうアンタに居場所はねえぞ。Kzy、帰るぞ!」
(ハルクとKzy退場)
土井「なんで先に帰るねん! 言うだけ言うて何で先に帰るねん! ハルクー! 待て、おかしいやろ。今日のメインの6人タッグ4WAYは俺とサイバーとハルクや。なんで先に帰ってるんや。ハルク! オマエこそ、今日のメイン、足を引っ張るなよ! …っておい、最後まで話聞けやぁ!」
◇第5試合◇
▼特別試合/45分1本
○YAMATO (15分38秒 横入り式エビ固め)Xウーハー・ネイション
◇第6試合◇
▼4軍対抗6人タッグ4WAYマッチ/無制限勝ち残り戦
土井成樹 ○BXBハルク サイバー・コング(39分06秒 片エビ固め)Xジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン ジミー・カゲトラ
※ファーストフラッシュ
[1]○T-Hawk Eita フラミータ(32分40秒 エビ固め)吉野正人 鷹木信悟 X戸澤陽
※ナイトライド
[2]ジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン ○ジミー・カゲトラ(35分9秒 影縫)T-Hawk ×Eita フラミータ
<試合後>
谷嵜「おい神田! この大事な時になに負けとんのや! そんなんでよ、ジミーズに迷惑かけないって言っててよ、いきなり迷惑かけとるやんけ、このボケが!(と言って周囲の制止を振り払い、ストンピングを浴びせる)その調子で金網でオマエが最後負けたら、ススムさんの髪の毛がなくなるねんぞ! 思い切りジミーズに迷惑かけるやろ!? おい神田! そこんとこ、しっかり理解しとけ、バカヤロー!」
カゲトラ「タニ! タニ! 待て、おい!」
(谷嵜が退場)
土井「ジミーズ! オマエら負けたんやからとっとと帰れ。そんなことより、ハルク! ハルク! ハルク! おい、俺ら勝つには勝ったけど、何を最後、俺のマスキュラーボムのいいところで何してくれてるんや! 何を考えとんのや!」
ハルク「おいおい土井ちゃん! そうカッカするなよ、ハハハハハ! 金網マッチ前のただの試し打ちだよ。そんなことより、来月の後楽園ホール、KING OF GATE。オマエとのシングルマッチが決まったけどな。土井ちゃーん! 1カ月ほど早く仕掛けさせてもらったよ」
(サイバーが土井を突き飛ばす)
ハルク「おいちょっと待て土井! わかってるのか? ハルクを攻撃するってことは、俺のこのマスクを危うくさせるってことを! オマエがそのつもりなら、俺はオマエの邪魔せざるを得ないな」
土井「話が違うやろ! オマエつい最近まで俺寄りやったやないけ。おかしいだろ! どういうことや!」
サイバー「代理人でこの大事なマスクがかかっとんのや。あっちもこっちも…俺もどないしようか悩んでるんや!」
Kzy「サイバー、落ち着いて! みんなも落ち着いてくれよ! 俺たちは同じチームじゃないか、なあ! 俺たちはマッドブランキーだろ。金網に入るのは2人だけど、2人どっちか負けちまったら、サイバーのマスク、YAMATOの髪の毛…。どっちかがなくなっちまうんだぞ! こんなことやってちゃダメだよ。だから落ち着こう! 俺たちマッドブランキーは冷静に、そして公平に、愛知の金網は2人とも(金網から)出るんだよ! そうだろ? だから、な? 冷静に公平に進んでいこうよ!」
YAMATO「オマエよ、他人事だと思ってやけに冷静だな。代理人に選ばれなかったからって安心してんじゃねえぞ。あさって名古屋で代理人6人による6WAYマッチがある。それに勝てば代理人は再抽選だからな。まだ何があるか起こるか分からないぞ。土井ちゃんもハルクも、モメ事ばっか起こさないで、代理人になった俺の身にもなってくれよ。まあそんなことはどうだっていい。後楽園! 今日の俺たちも最高にカッコ良かっただろ? 来月の後楽園はこの俺がリコシェから正々堂々、どんな手を使ってでも必ずベルトを奪い返して後楽園に帰ってくるからな。オマエらモメ事が好きそうなアホづらぶら下げやがってよ! オマエらはこの俺だけ見てればいいんだ。来月も楽しみにしとけよ!」
<バックステージ>
吉野「こういうルール、オレらモンスターは得意なはずなのにね」
鷹木「オレもアクシデントが序盤にあって、頭から血が出ちゃったよ」
吉野「まさかモンスターが一発目に消えるとは考えもせんかったぞ」
鷹木「先月、気合い、入れ過ぎたんだよ」
吉野「でも、今日の6人タッグ4WAY、メンバーには金網に入る土井、ハルク、神田、豊中もいたよな。まぁ、代理人問題もあるけど…ちょうど明後日か、代理人による6メン。そこでしゃちが、アミーゴが勝てば、再抽選権を獲得する。そうなったら、オマエらも、代理人になる可能性がある。名古屋の結果はどうなるかわからない。オレは代理人がアミーゴがなろうが、戸澤になろうが、信悟になろうが、オレはモンスターのメンバーを必ず守る。この闘いを通して、モンスターの結束力の強さを見せてやる」
鷹木「オレらもツインを落としたわけじゃない。みんなでがんばっていこう」
土井「ハルク、待てよ! なにが来月のキング・オブ・ゲート1回戦の試し切りや。お前は今日、先手を打ったんやったら俺にも考えがあるぞ。後楽園の前に金網があるからな。俺がリング上で言った通りだ。俺はYAMATOの髪の毛を守るぞ。でもまだ代理人はオマエって決まったわけやないからな。6WAYがあるんや。さっきも言った通り俺は金網でオマエ(ハルク)を攻撃するかもわからんぞ。助けるかどうかわからんからな。当日の成り行き次第や」
ハルク「土井ちゃんの言うことは正論だ。でも俺も負けられねえんだよ。金網は俺も土井ちゃんも勝つ。すなわちYAMATOの髪の毛もサイバーちゃんのマスクもオレたちが守るんだよ。それからもうひとつ、キング・オブ・ゲートも俺は負けねえ」
サイバー「土井はハルクを攻撃すると言うてる。でもハルクが負けちまうと俺は…、俺はあぁぁぁぁっ!」
YAMATO「2人が協力してくれねえと金網勝てねえよ。協力してくれよ!」
Eita「カゲトラの影縫、俺はツーで返してるよ。ふざけんなよ」
T-Hawk「それよりマッド・ブランキー、オマエらの絆はそんなもんかよ。俺たちの絆はそんなもんじゃない。俺たちの絆はヌメロウノだ」5月5日愛知県体育館大会で金網サバイバル6WAY、スケープゴート式・マスカラコントラ・カベジェラが行われることになり吉野、CIMA、神田、谷嵜、土井、ハルクが出場。最後の一人が残ると負けとなり、敗者は代理人が髪切りかマスク剥ぎを受けるというルールが課せられ、4・6福井大会で抽選で代理人が選ばれ、吉野にはしゃちほこ、CIMAにはドラゴン・キッド、神田にはススム、谷嵜にはカゲトラ、土井にはYAMATO、ハルクにはサイバーと代理人が選ばれた。
しかし後楽園大会ではマッドブランキーに足並みの乱れが目立った、第4試合ではサイバーが介入してKzyがススムを羽交い絞めにしてパイナップルボンバーを狙うもKzyに誤爆し、MBが敗戦。試合にサイバーがKzyに敗戦の責任を追及したところでハルクがKzyをかばい、土井と揉めるなどメインを前にして不穏な空気となる。
メインの4WAY6人タッグ戦はモンスター・エキスプレス、ミレニアルズの順で脱落するとMBとジミーズの一騎打ちとなるが、谷嵜と神田が同士討ちになるとMBは孤立した神田に集中砲火を浴びせ、土井はマスキュラーボムを狙うが、ハルクがカットすると、ハルクが神田にファーストフラッシュを決め3カウント、MBが勝利となるがハルクが土井から勝利を横取りしたことで却って亀裂を深める結果となってしまった。
MBだけでなくジミーズも同士討ちを巡って谷嵜が神田に激怒して一人退場、MBはYAMATOがウーハーを降してリコシェが保持しているドリーム王座への挑戦を決めたがユニットは分裂寸前、5・5愛知ではどんな結末が待ち受けているのだろうか・・・・ -
ドラゲー初の外国人選手同士のドリーム選手権も、揺れるジミーズとマッドブランキー
3月6日 DRAGON GATE「GLORIOUS GATE」後楽園ホール 1850人 超満員札止め
<試合後のアピール、コメントなどは週刊プロレスモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○サイバー・コング Kzy 問題龍(8分29秒 エビ固め)XK-ness. スペル・シーサー 新井健一郎
※サイバーボム
◇第2試合◇
▼20分1本
○U-T (4分48秒 片エビ固め)X琴香
※ロタシオン
◇第3試合◇
▼30分1本
○望月成晃 Gamma(10分31秒 腕ひしぎ逆十字固め)ドン・フジイ Xリョーツ清水
◇第4試合◇
▼30分1本
○土井成樹 BXBハルク(11分38秒 エビ固め)Xジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン
※バカタレスライディングキック
<試合後>
土井「しょせんこんなもんじゃ。俺とハルクは来週、和歌山でツインゲートに挑戦するんや。俺とハルクが挑戦するのは誰も文句ないんや。神田、谷嵜はどうあがいても挑戦できへん」
谷嵜「じゃかーしーっ! そんなこと言う前に土井とハルク、お前らが組んで挑戦してもベルトなんか絶対に、絶対に、絶対に取れるわけないんじゃ、バカヤロー。おい、お前らみたいなクズ2人が組んで挑戦して、なんで俺が挑戦できへんのや、バカヤロー!神田! お前がだらしないからだ! 神田、神田っ! お前はジミーズのお荷物なんだよ、バカヤロー!!」
神田「おいコラ! 黙って聞いてればっ!」
(神田が谷嵜に掴みかかろうとしたところでカゲトラが半分ノーマル、半分戦闘ペイントで登場)
カゲトラ「ジミーズにお荷物も邪魔なヤツも一人もいないですよ」
土井「なんでお前、半分やねん」
カゲトラ「今、普通でいくか、戦闘バージョンでいくか悩んでるんだよ」
土井「お前、悩んでるのか、なるほどな。よーわかるわ。お前さすがプロやな。それに比べて、おい神田、谷嵜、プロ失格や。お前ら2人の問題ちゃうぞ。ジミーズ全体の問題や。もっともめろよ、なあハルク」
(ハルクは土井を突き飛ばす)
ハルク「土井ちゃん、気安くさわってんじゃねーよ。いいか、この雑魚のジミーズ、コイツらぶっ潰さないと俺たちだってどうなるかわからないんだよ。マジで、マジで。しっかりしてくれよ」
土井「ハルク! ハルク! 俺は試合にも勝ったぞ。肩くらい触らせろ、ハルク~!」
<バックステージ>
谷嵜「おい、土井とハルクがモメてるかもしれんけどな、神田、オマエ、だらしなすぎるやろ。ジミーズのお荷物言うたのは間違いちゃうぞ。人のことばっかり言うな」
神田「クソ、この野郎。谷嵜、人のこと、お荷物やと? ジャマなのはオマエじゃ!」
◇第5試合◇
▼ノーロープマッチ/時間無制限1本
○YAMATO (18分03秒 三角絞め)XT-Hawk
◇第6試合◇
▼6人タッグ3WAYマッチ/時間無制限勝ち残り戦
吉野正人 鷹木信悟 戸澤陽vsEita フラミータ ヨースケ・サンタマリアvsジミー・ススム 堀口元気H.A.Gee.Mee!! ジミー・カゲトラ
①Eita ○フラミータ ヨースケ・サンタマリア(13分12秒 片エビ固め)×ジミー・ススム 堀口元気H.A.Gee.Mee!! ジミー・カゲトラ
※フラマフライ
②吉野正人 鷹木信悟 戸澤陽(17分15秒 片エビ固め)Eita フラミータ ×ヨースケ・サンタマリア
※バンピングボンバー
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合/60分1本
[第18代王者]○リコシェ(27分00秒 片エビ固め)[挑戦者]Xウーハー・ネイション
※ベナドリラー
☆リコシェが初防衛に成功
(試合後リコシェとウーハーが和解の握手をかわしたところでYAMATOらマッドブランキーが登場)
YAMATO「アイ・キャント・スピーク・イングリッシュ。でもニュアンスは伝わってきたぞ。おいウーハー、さっきまでジェラシーだったが、今度は門番気取りか!? だったらよ、俺がお前とやってやるよ。テメーとシングル!」
八木レフェリー「なんてタイミング。せっかく仲直りしていい感じだったのに、リコシェとウーハーはコーナーをわかれて対戦して、でもこの闘いを通してお互いの実力を認め合い、より絆を深めて、また2人で手を取りあって……って、そういうときにお前は入ってきたんだぞ。台無しでしょうが! はあ……。まあでも、入ってきてしまったものはしょうがない。これからのことを考えよう。YAMATO、お前はドリームに挑戦したい。ウーハーはYAMATOに対して怒っててリコシェのために壁になるって言ってるんだな。カッコいいじゃねーか、ウーハー。で、ウーハーとYAMATOとシングルをやるってことだな。いいよ、面白そうだー。4月8日でやってもらおうじゃねーか。次回、後楽園でYAMATOVSウーハー決定します」
土井「メインに関してはマッド・ブランキーぶちきれてるぞ。外国人同士のドリームゲートがメインイベントってどういうことや。試合が盛り上がったとかそんなん関係ないんや。そもそも誰が悪いんや。お前じゃ、吉野! 吉野、吉野~。お前が先週の大阪でお前が負けたからこうなったんじゃ。この現状を強く重く受け止めろよ。お前聞いてんのか、ちょっと反省しろ(とガットショット)」
戸澤「たいがいにせいや。いったいなんやねん! ブ千キレてるから知らんけど俺もブチキレたぞ!」
土井「やる言うたな。こっちは俺とサイバーちゃんと、ハルクで行くぞ」
鷹木「おいおいおいおい、お前ら大丈夫か? 土井とハルク、大分もめてるらしいな。今日の3WAYもモンスターが勝ってるんじゃ。ラクに潰してやる」
(ミレニアルズ登場)
T-Hawk「いまの話、ミレニアルズも混ぜてくれよ。今日、YAMATOに負けて、チームとしてモンスターに負けた。このまま俺たちはズルズル落ちるわけにはいけない。やり返すチャンスをくれ。ミレニアルズは俺とEitaとフラミータを入れて、その6人タッグ3WAYやろうじゃないか」
(ジミーズ登場)
谷嵜「お前らガキはさがっとけ。6人タッグ3WAYじゃ。土井、ハルク、馬鹿か、お前ら。矛先間違ってるちゃうか。吉野の“モンスターズ”なんかと絡もうとするなんて、6人タッグ4WAYでやってやろうじゃないか」
吉野「おいカス、“モンスターズ”なんかって、どういう意味じゃ」
神田「4WAYでやるのかはっきりせんか、コラ!」
(俺たちベテラン軍も登場)
望月「おい、お前ら何お祭り騒ぎしてるんだ。たまには俺たちベテラン軍も混ぜてくれよ」
CIMA「おい、お前ら、俺からもひとこと言わせてもらうぞ。外国人が気にいらん、ノーロープ気にいらん、この俺は昨日も今日も試合すら入ってないんだぞ。贅沢ぬかしてるんじゃねーぞ。マッド・ブランキー、“モンスターズ”、お前らもええやろ、ミレニアルズ、お前らの気持ちもわかる。ジミーズお前らはよくないな。粋がってもジミーズのなかのBチームやないか。お前ら、どけよ。俺らが入るから。ジミーズは必要ないんじゃ」
谷嵜「CIMAまたお前か。お前だけちゃうぞ。フジイ、望月! いつもニヤニヤ上から物言言いやがってふざけるなよ。ジミーズBチームでもプロレスラーとしてドラゴンゲートでやってるんだ。いいこと思いついた。お前らがしゃしゃり出てくるならミレニアルズ、マッド・ブランキー、モンスター、ジミーズ、ベテランの5チーム5WAY6人タッグマッチどうや」
CIMA「どうもこうもないわ。コーナーは4つしかない。やろうと思ってもでけへんのや」
谷嵜「なんでそんなすんなり下がらんといけんのじゃ!」
CIMA「譲らないなら、今ここでお客さんの拍手で決めようじゃないか。プロレスはリアルとファンタジーが入り混じった世界や」八木「よ~し、わかりました。どちらにするのかお客さんに決めてもらおうじゃないですか。拍手をお願いします」
(ファンの拍手はジミーズを支持)
CIMA「リアルは厳しい。俺、泣きそうやわ。お前ら、邪魔したな…」
八木「改めて次回後楽園ホールで土井&サイバー&ハルク、戸澤&吉野&鷹木、そしてT-Hawk&Eita&フラミータ、谷嵜&神田&&カゲトラの 4軍対抗6人タッグ4WAY決定します。30分でも1時間でもとことんやりやがれ!」
土井「来月はドラゴンゲート名物6人タッグ4WAYで、俺とサイバーとハルクで会場全体を使って大暴走してやるから楽しみにしておけ」
T-Hawk「次回、後楽園4WAYはミレニアルズが勝ち残ります。おいそして、ジミーズ! お前ら持ってるトライアングルのベルト。いつでも狙っているからな。油断するんじゃねーぞ、アディオス」
谷嵜「お前らに言うまえに、さっき、ジミーズに拍手してくれたみんなありがとう。今日はそれがそれがそれがメチャクチャうれしい。気持ちを切り替えてミレニアルズ、あいつらには借りはたっぷりある。土井とハルクにもまだまだグチャグチャにしてやりたい気持ちでいっぱいだ。(神田に向かって)しっかりやるぞ!」
吉野「とりあえずよ、おれら“モンスターズ”やないよな。モンスターや。ベテラン軍かわいそうやな……。東京のみなさん、モンスター・エクスプレスです。ドラゴンゲートのメインを張ったのはウーハーとリコシェです。すばらしい試合をしてくれた2人に温かい拍手をお願いします。来月は6人タッグ4WAY決まりましたし、我々モンスター・エクスプレスも頑張りましょう。来月も後楽園を盛り上げていきたいと思いますのでまた来月もここ後楽園でお会いしましょう」
新日本プロレス大田区大会の裏ではドラゲー後楽園大会も開催され、こちらも超満員の盛況となった。メインはリコシェとウーハーによるドラゲー初の外国人選手同士のドリーム選手権、試合の先手を奪ったのは体格に優るウーハーで圧倒的パワーと連続ジャーマンまで披露する。だがリコシェはウーハーの足攻めに活路を見出すも形勢逆転には至らない。ウーハーはパワーで押しまくるが次第にリコシェの足殺しが効いたのか動きが鈍り出しパワーも半減し出してくるとリコシェは得意の空中戦で流れを変える。ウーハーはシットダウン式パワーボムで再び自分の流れに変えるとフロッグスプラッシュ、ウーハーコンビネーションで勝負に出るがリコシェは間一髪かわす。焦るウーハーは再びウーハーコンビネーションを狙うも、リコシェは再びテキサスクローバーホールドで捕獲すると630°スプラッシュ、シューティングスタープレス、ペナドリラーと畳み掛けて3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後は嫉妬から亀裂が生じたリコシェとウーハーはとりあえず和解し握手となったところで、T-Hawkとのノーロープマッチを制したYAMATOが挑戦表明もリコシェが一旦日本を離れるため挑戦は先送りとなり、4月8日の後楽園ではYAMATOvsウーハーがマッチメークされた。
そして4月8日の後楽園ではモンスターエキスプレスvsマッド・ブランキーvsジミーズvsミレニアルズの4WAYによる6人タッグ戦が決定したが、第4試合では谷嵜が土井にフォール負けを喫した神田に対してジミーズから追放を突きつければ、勝利したMBもハルクが土井を突き飛ばすなど亀裂が更に深まった。勢いに勝るモンスター軍に対して亀裂が深まったジミーズとMB、今後どうなるかも予測不可能となった。 -
リコシェがドリーム王座奪取でドラゲーの頂点に!日本育ちの外国人が新しい流れを生む!
3月2日 DRAGON GATE「CHAMPION GATE in OSAKA 2014」大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場 1900人超満員札止め
<試合後のアピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第0試合◇
○Eita(3分38秒 NumeroUno)X富永千浩
(ドリームゲート調印式)
吉野「(リコシェの英語でのアピールのあと)リコシェは来日してから昨日までの戦績が11勝0敗。そして今日勝って12勝0敗でドリームゲートチャンピオンになると言っています。俺は若い、俺はかっこいい、俺は早い、俺はかわいい? そう言ってますけど、そのほかにもモンスター・エクスプレスとしてやっていくのかミレニアルズに協力していくのか、ユニット問題も今日(結論を)出すと言っています。彼がモンスター・エクスプレスでやっていくのか、ミレニアルズに協力していくのか、それともほかの考えがあるのか、俺にはわかりませんが、どうなろうがこのドリームゲート戦はリコシェという素晴らしいレスラーと純粋に闘いたいと思います。その上でこの素晴らしいリコシェというレスラーをキッチリはじき返したるからな。大阪の皆さんもチャンピオンゲート2日目、第1試合からメインイベントまでおもいっきり盛り上がってください!」
◇第1試合◇
T-Hawk フラミータ ○ヨースケ・サンタマリア(9分34秒 ポンパス)望月成晃 Gamma X“ハリウッド"ストーカー市川
◇第2試合◇
▼チャレンジマッチ
○ドン・フジイ(6分03秒 HIMEI)XU-T
◇第3試合◇
▼チャレンジマッチ
○サイバー・コング(7分24秒 エビ固め)Xリョーツ清水
※パイナップルボンバー
◇第4試合◇
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・カゲトラ(7分04秒 エビ固め)YAMATO X問題龍
※車懸
◇第5試合◇
BXBハルク ○土井成樹 Kzy(15分09秒 エビ固め)鷹木信悟 X戸澤陽 ウーハー・ネイション
※バカタレスライディングキック
(試合後)
土井「おいおいツインゲートチャンピオンから完璧な3カウントを取ったぞ。戸澤、戸澤、戸澤…信悟、オマエもそうや。昨日大阪初日でYAMATO&サイバー相手に防衛したけどな、俺はYAMATO&サイバーのセコンドについて試合をじっくり見させてもらったぞ。九割方YAMATO&サイバーが攻めてたよな。今日も俺が戸澤から3カウントを取った。ここまで言えば俺が何を言いたいかわかるよな。信悟、戸澤、オマエらの持ってるツインゲートのタイトルにこの俺を挑戦させろ」
鷹木「おい確かにオマエの言う通り、昨日はYAMATO&サイバーにメチャクチャにやられたよ。九割方攻められたのは事実だ。でも最終的に勝ってベルトを守ったのは俺と戸澤だ。だいたいよ、昨日のダメージが残る中、反則三昧で勝ったくらいでエラそうなこと言ってんじゃねえぞ。何がタッグに挑戦だ。おい土井、オマエが挑戦するにあたってパートナーは誰なんだよ」
ハルク「おいおいおい鷹木、鷹木、鷹木…そっちがオマエが来るんだったらこっちは俺が行くしかねえだろ。大阪のオマエらもそう思うだろ。土井ちゃんのパートナーはこの俺だ」
土井「待て待て。オマエらも煽るな。オマエ、ホンマに行けるのか? ホンマに大丈夫なんか?」
ハルク「あんたこそしっかりしてくれよ」
土井「今日の試合勝ってるやろ。いちいちうるさいんじゃ!」
Kzy「まただ。いい加減にしてくれよ。そんなこと言ってる場合じゃないだろう。YAMATOとコングが昨日負けて、俺はベルト取れると思ったけどさ、もう俺らもあとないでしょ。なんでこんな言い争いをしなきゃいけないんだ。今そういうことを言ってる場合じゃないだろうが。今はさ、2人、しっかり組んで、あんたらが組んだら絶対取れるからよ。なあ。やってくれよ。頼むよ。ハルさんも土井ちゃんも頼むよ」
土井「オッケー。おいKzy、今日はオマエの顔を立てる意味でも今回は俺とハルクのタッグで挑戦するぞ。今聞いたよな。俺とハルクで挑戦するぞ。今ここで答え聞かせろ」
鷹木「オマエら本当に大丈夫なんだな」
土井「この握手を見てみろ」
鷹木「わかったよ。昨日YAMATO&サイバーを倒してるんだ。一気にブランキー制圧に向けてオマエらの挑戦受けてやろうじゃねえか。八木さん、近々タイトルマッチ組んでください」
八木本部長「それじゃあ3月16日、和歌山でツインゲートタイトルマッチ決定します」
土井「和歌山のメモリアルゲートでツインゲートのタイトルマッチ決定や。信悟、戸澤、昨日みたいにはいかんぞ。俺とハルクで一発で取ったるからな。オマエらあと2週間天下だからな。覚悟しとけよ」
鷹木「やってやるよ。今日は負けちまったけど、2週間もあれば俺たちの完全復活だよ。最近タッグの名コンビが生まれてないんで、俺と戸澤の切っても切れない腐れ縁の同期のタッグで、タッグの歴史を作って行くぞ。応援よろしくお願いします」
◇第6試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
[第47代王者組]ジミー・ススム ジミー・神田 ○Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(17分16秒 片エビ固め)[挑戦者組]CIMA K-ness. Xスペル・シーサー
※リビドー
☆ジミーズが初防衛に成功
(試合後に土井、ハルクが乱入し神田、谷嵜を襲撃。CIMAも交えて乱闘に)
CIMA「ザコ、4人、コラッ! オマエら前回の京都から、吉野だったりこのCIMAだったり、チャラチャラチャラチャラしやがって。ハルク、オマエは10歩譲って認めよう。土井、オマエも50歩譲って認めよう。薄汚い神田、まあでもオマエも100歩譲って認めてやろう。でもな、そこでくたばってるアホ! ナニ嵜だか、どこ中だか知らんけど、オマエの場合は1万歩譲っても譲れんもんがあるんじゃ。オマエら4人で来るんやったら俺にも考えがあるからな」
(CIMA退場。)
土井「神田、あんなオッサン連中にトライアングルのタイトル防衛したぐらいで調子に乗ってんちゃうぞ。今日はオマエと試合で当たってへんけど、1年間付け狙ってやるから覚悟しとけよ。なあハルク」ハルク「神田、谷嵜、いま土井ちゃんの言ったとおりだ。俺と土井ちゃんでマッドでブランキーに大暴走してやるから楽しみにしとけ。神田、なんか言ってみろ!」
谷嵜「じゃかあしいわ。せっかく人がめっちゃ久しぶりにタイトルマッチで防衛して勝ったのにしゃしゃり出てきやがって。土井、ハルク、本当に憎しみ合ってるオマエらがツインゲートのタイトルなんか取れるわけないだろ、バカヤロー!」
土井「オマエひとつ前の試合見てへんのか? 俺とハルクは仲良く握手して3月16日、和歌山でツインゲートに挑戦するんや。そんなことよりオマエら2人は大丈夫なんか? 揉めてもええねんぞ。さっきCIMAがなんか言ってたけど、俺とハルク、それから神田、谷嵜。俺たち4人にかかわったら全員巻き込まれることになるからな。ドラゴンゲートの全選手覚悟しとけよ」
(マッド・ブランキー退場。)
谷嵜「本当は仲が悪い2人が気持ち悪いんだよ。キャンディー、なんでこんな時に何もしゃべらないんだよ! おっと、いつもこうやっておかしくなるんや。危ない危ない。俺、落ち着け。今日は勝ったしね。そういえばさっき、またしてもCIMAがしゃしゃり出てきたけど、どうせCIMAが来るんやったら、ベテラン軍で弱ったCIMAより、イケイケの頃のCIMAを俺らが引き出して、その上で叩き潰して、それだけじゃないぞ。そこからマイクでもがんばってちょっと勝てるぐらいにはいったるぞ!」
<バックステージ>
谷嵜「CIMAのあのヤロー、しゃしゃり出てきやがって。オマエがかかってくるならCIMAちゃうぞ。イケイケの暴力的だった頃のCIMAを引きずり出して、その上で俺らがぶっ叩いて、マイクで競り合うぐらいまでいったろうやないか」
ススム「まあでもとりあえずよかったよ。この間、斎了の欠場で一回返したけど、なんとかサンボーで取って、また一発目でベルトを渡すわけにはいかなかったから。とりあえずよかったけども、なんかミレニアルズもEitaが帰ってきて、また完全復活みたいになってきてるけど」
谷嵜「そうや! きっかけはオマエらや。オレとカゲやんがなんやかんやなって、体中がペイントまみれになったのも、そういえばお前らがきっかけだったような気がする。この借りは、すーやん、キャンディー、土井もキャンディーもいるけど、みんな敵じゃ!」
ススム「次、誰が来るか分からないけど、ミレニアルズが来るんだったら俺らは逃げも隠れもしないし、その上でキッチリ昔やられまくった借りは絶対に返すから」
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[挑戦者]○リコシェ(24分30秒 エビ固め)[第17代王者]X吉野正人
※ベナドリラー
☆吉野が5度目の防衛に失敗。リコシェが第18代王者となる
(試合後)
戸澤「素晴らしい試合やった。すまない、試合に関係ない僕がマイクを持つのはアレなんですけど、しゃべらせてもらいます。僕は昨日、リコシェに聞きました。ミレニアルズとやっていくのか、モンスター・エクスプレスとやっていくのか、それともどこのチームにも入らないのかと聞きました。リコシェは答えは明日分かると。そして今日です。リコシェにもう一回聞きたいと思います」
(戸澤があらためて英語でリコシェに聞くと、涙を浮かべたリコシェが「マイユニット、マイホーム、モンスター・エクスプレス」とモンスター・エクスプレスと共闘していくことを宣言。戸澤や吉野と抱擁。一方でウーハーは握手を拒否し、一人で引き揚げた。これにはさすがに親友の戸澤もあわてる)
戸澤「ウーハー、ちょ、ちょっと待ってや。リコシェがベルトを持ったことに対してちょっとヤキモチ焼いてるみたいや。簡単に言うとウーハーがこの夢を実現したかったのに先を越されてしまい、ジェラシーを持ってしまったということです。大丈夫かな、ウーハー。みんなでハグしていい感じになってたのに、もうウーハー、空気読んでくれよ。まあそれは置いといてリコシェ、おめでとうございます」
(このあとマッド・ブランキーを除く出場全選手が登場し、一人ずつリコシェにお祝いのマイク。対抗意識を燃やす選手はベルト挑戦もアピールしていた。)
CIMA「吉野おつかれさん。戸澤、ウーハーがジェラシー持ってるんやったらオマエらで何かひとつ考えて、リコシェがドリームゲートを持ってるんや。それに対してウーハーがジェラシー持ってるんやから、日本人以外で初のドリームゲートチャンピオンが生まれたんやったら初の日本人以外の人間同士で、アメリカ人同士でドリームゲートをやってもええんちゃうんか」
<バックステージ>
吉野「負けました…。完敗ですね、今日は。分かってたことですけど、今日あらためてベルトを懸けて闘ってみて、やっぱりリコシェというプロレスラーは素晴らしいですね。負けて気持ちいいというか、なんかそういう気持ちもなくはないですし、もちろんイチレスラーとして悔しい気持ちもありますし。でも今日はリコシェを弾き返すことができなかったので、今日は負けを認めます。入場してパッとリング上を見た時にリコシェがオレンジのコスチュームを来てたので、モンスターに入るというか戻るというか分からないですけど、意思表示だったのか、挑発する意味で着てきたのか、ちょっとわからなかったですけど、最後のリコシェのマイクを聞いて、やっぱり内面も素晴らしい男でしたね。ベルトは失いましたけど、今日また最高の仲間を手に入れることができたのでね。ウーハーとはちょっとギクシャクした部分もありますけど、モンスター・エクスプレスは俺もいて信悟もいて戸澤もいてしゃちほこもいてリコシェもいてウーハーもいて、本当いいメンバーがそろってるので、ミレニアルズもジミーズもマッド・ブランキーもベテラン軍も無所属もいますけど、このドラゴンゲートのリング上はモンスターを中心に動かしていきたいですね。」
吉野の保持するドリーム王座にリコシェが挑戦、試合はハイスピードの攻防でスタートするもリコシェがスワンダイブ式630°スプラッシュからの足攻めで先手を狙うも、吉野は逆水平から場外戦に持ち込み、花道ダッシュ式スライディングキックからケブラータ、鉄柱にリコシェの腕を叩きつけて腕攻めで主導権を握る。だがリコシェが逆水平合戦からのRKO、場外へ吉野を出してからサスケスペシャルと形勢を逆転させる。吉野は雪崩式スリングブレイドを決めるもライトニングスパイラルはリコシェが着地してスクリューキックと一進一退の攻防が続く、吉野はリコシェをライトニングスパイラル、トルベジーノからのソルナシエンテの必勝パターンに持ち込むがリコシェは持ち上げて叩きつけて脱出、張り手合戦を制してスクリューキック、吉野の雪崩式ライトニングスパイラルをスパニッシュフライと切り返すとシューティングスタープレスから抱え上げ落ちたところをハイキックを浴びせる変形go2sleepことベナドリラーを決め3カウントを奪い、外国人選手初のドリーム王座戴冠となった。
試合後のリコシェはモンスターエキスプレス入りを表明するも、同門であるウーハーだけはリコシェとは握手をかわさず退場、6日の後楽園大会での対戦が決定しているのもあるが、ドラゲーもマッド・サイダルことエヴァン・ボーン、PACことエイドリアン・ネヴィル、ブロディ・リーことルーク・ハーパーなど外国人選手を育て上げてきたがどれもドリーム王座には届かないままWWEへ転出していった、ウーハーも自分が他の外国人選手より先にドリーム王座を巻きたかったという気持ちもあったと思う、だが後からきたリコシェに先を越された、ウーハーにとっても面白くない感情が芽生えてもおかしくない。
セミではユニットの方向性を巡って亀裂が生じているジミーズがCIMA率いる帰ってきたベテラン軍からトライアングル王座を防衛するも、試合後にこちらも土井、ハルクの関係に亀裂が生じているマッドブランキーが土井、ハルク、Kzyのトリオで挑戦を表明、ドラゲーもそろそろユニット再編成の流れなのか、ZERO1もジェームス・ライディーンが頂点に立ち、ドラゲーもリコシェが頂点に立ったことで日本育ちの外国人選手が台頭し始めている、今まで日本人同士の対決が主流だった日本マット、日本で育てた外国人が日本マットの変えようとしている・・・ -
Xはリコシェ!吉野から直接フォールでドリーム王座挑戦に王手!MAD BLANKEYがジミーズに勝利も足並みが乱れる・・・
2月7日 DRAGON GATE「TRUTH GATE」後楽園ホール 1850人 超満員札止め
<試合後のコメントなどは週刊プロレスモバイルより>
(CIMAが欠場の挨拶)
CIMA「後楽園お集まりの皆様、こんばんは。2月の後楽園大会、やる気満々だったんですけど日曜日の博多で腰と背中とお尻をケガして欠場となってしまいました。ツインゲートがあってTーHawkと組んで信悟と戸澤の最前線の闘いにいったんですけど、負けたところじゃなくて壊されてしまうくらいのインパクトあったと。U-Tと組んでやりたいことあったけど、できなかったんで申し訳ない。日曜日にケガをして、月曜日に今日の欠場が発表になって、今日は木曜日。中2日で名乗りを上げてくれた男が1人いますので、ミレニアルズにとってもU-Tにとっても勉強になる男です。皆さんも驚いてくれると思います」(代役であるTAKAが登場)
◇第1試合◇
▼20分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・カゲトラ(7分39秒 エビ固め)XU-T TAKAみちのく
※車懸
◇第2試合◇
▼20分1本
○ドン・フジイ 新井健一郎(8分14秒 HIMEI)しゃちほこBOY X富永千浩
◇第3試合◇
▼30分1本
琴香 ○リョーツ清水(6分27秒 横入り式エビ固め)Kzy X問題龍
◇第5試合◇
▼30分1本
ドラゴン・キッド ○K-ness. スペル・シーサー(15分04秒 光の輪)鷹木信悟 X戸澤陽 ウーハー・ネイション
◇第6試合◇
▼スペシャル・タッグマッチ/45分1本
T-Hawk ○リコシェ(12分12秒 変型横十字固め)X吉野正人 望月成晃(試合前)
T-Hawk「いよいよ、いよいよこの日がやってきた。俺のパートナー、Xはこの男だ! リコシェ!!」
(リコシェ登場)
T-Hawk「おい吉野、久しぶりに来日したリコシェをパートナーとしてちょっと借りるぞ。そして望月、俺と吉野、リコシェのスピードにおいていかれるなよ?」
吉野「おいおいちょっと待て。なんでリコシェが日本に来てるんだ? アメリカでどうしてもやりたいことがあるって言うから呼べなかったのに、なんでいるんだ?」
リコシェ「ハロー、ヨシノ! ハロー、コウラクエンホール! タダイマ! アイ、ラブ、DRAGON GATE!!」
吉野「そういうことなら俺らも燃えてきた。やってやろうじゃないですか、望月さん!」
(試合後)
吉野「何が起こったんや! リコシェがいて整理がつかんうちに、気が付いたらトルベジーノ落として負けてたやないか…まあ、でも俺が3カウント取られたのは事実みたいやな」
(CIMA登場)
CIMA「吉野、確かにオマエが試合前に言った通り、リコシェはアメリカでチャレンジしていたことがあったから、半年ぶりの来日や。それまで日本に呼びたくても呼べなかった、それは事実や。先月の段階でもリコシェの状況が微妙だったからXで発表させてもらった。でも今リコシェはこのドラゴンゲートのリングに立ってる。それがすべての答えや。でもな、半年ぶりに帰って来たリコシェが何も求めずに、ただ単に純粋にドラゴンゲートが好きなだけで帰って来たとは思えんな。ましてや御大と吉野の対角コーナーについたんや。リコシェからも吉野に直接メッセージがあるようだからよ」
リコシェ「ヨシノ! 一つメッセージがある。ドリームのタイトルに挑戦させろ」
吉野「リコシェ、日本に帰って来るなり、ドリームゲートのベルトに挑戦させろやと? じゃあ俺からも一つ、メッセージを送ってやろうじゃないか。リコシェ、オマエの挑戦受けたろうやないか」
(ウーハー登場)
ウーハー「オマエはモンスターエキスプレスだろう!?」
(リコシェを小突く)
CIMA「吉野、どうすんねん! まあ俺がリコシェ呼び戻しておいて、こんな無責任なこと言うのはなんやけどな。ケンカはやった方がええと思う。吉野、止めても仕方ないやろ。ウーハーもリコシェも納得いかない顔しとるからよ。リコシェは純粋にドリームにチャレンジするために帰って来たけど、ウーハーはそうは思ってないみたいやから仕方ないやろ。リコシェとウーハー、1対1でやらせていいか? シングルの先がどんなことになるか知ったこっちゃない。3月6日後楽園ホールでリコシェvsウーハー、決定します」
(バックステージにて)
望月「なんかエライことになってるな。俺と吉野の久々タッグもどっかいっちゃったじゃねえか。リコシェに全部持っていかれるわ、リコシェが挑戦表明するわ。しかもリコシェ対ウーハーっていう…まあ俺も見たいけどよ。モンスター・エクスプレスの状況は俺はよくわからねえけどよ」
吉野「正直ね、何て言ったらいいか分からないですよ」
望月「まあでも別にね、リコシェがマッド・ブランキーに行ったわけでもねえんだしさ。ミレニアルズに入ったのかそれもよくわからないけど、吉野対リコシェも俺は見たいし、リコシェ対ウーハーも俺は見たいから」
吉野「人ごとじゃないですか(苦笑)」
望月「ここはチャンプとしてデンと吉野に構えてもらうしかないよ。今日こういう結果で、俺と吉野の久々のタッグはどっか行っちゃったけど、この2つの素晴らしいカードが生まれたということで、あとはチャンプがんばってくれ(と吉野の肩を叩いて退席)」
吉野「皆さんもそれぞれXが誰なのか予想したと思いますけど、私もいろいろ考えましたよ、対戦相手に誰が出てくるのか。日本人なのか外国人なのか他団体なのか。でもね、まさかリコシェっていうのは頭になかったですね。リコシェは先ほどリングでも言ったように、アメリカでどうしてもやりたいことがあると、それに集中するために来日できないというのは聞いてましたんで、リコシェはもう完全にノーマークでしたね。まさかCIMAがそう来るとは思わなかったですね。まあリコシェがやってきたのは事実やし、試合で3カウントを俺が取られたのも事実や。リコシェはこの俺の持ってるドリームを狙って来日したみたいですけど、それはそれでいいとして、それはいいじゃないですか。そしたら今度はウーハーが怒ってるし、ウーハーとリコシェとつかみ合いを始めるし、もう何が何んだか。頭の整理が全然つかない。で、結局シングルでウーハーとリコシェがやるんですか? まあどうしたらいいかわからんけど、とりあえず頭の中を整理します。それからですね」
T-Hawk「ヨッシャ! T-Hawk、リコシェ組。まず初戦、1勝目や。これから、このリコシェから色んなもん盗ませてもらうからな。リコシェ、よろしく!」
◇第7試合◇
▼MAD BLANKEYvsジミーズ 大江戸式イリミネーションマッチ/時間無制限1本
土井成樹 BXBハルク ○YAMATO サイバー・コング (36分00秒 片エビ固め)Xジミー・ススム 斎藤“ジミー"了 ジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン
※ギャラリア
☆退場順=[1]○サイバー(19分20秒 エビ固め)X斎藤 ※サイバーボム[2]○神田(20分34秒 エビ固め)Xサイバー ※下克上エルボー[3]○神田(23分19秒、首固め)X土井[4]○ハルク(25分55秒 片エビ固め)X神田 ※ファーストフラッシュ[5]○ハルク(28分44秒 エビ固め)X谷嵜 ※FTX [6]○ススム(31分36秒 片エビ固め)Xハルク ※夢限
(試合後)
土井「おい、この試合、マッドブランキーの完全勝利や! ジミーズ、神田、今日でこの抗争も終わりや。ドラゴンゲート史上もっとも短い抗争やったな! 終わりじゃ!」
神田「ゴチャゴチャうるせえな、テメエは! 今日はジミーズは負けたかも知れねえけど、俺はテメエから取ってんだ、コラ! そして俺は言ったよな? 今年1年間、俺はテメエを付け狙うってな。まだまだ終わっちゃいねえ! オマエをとことん付け狙ってやるからな、覚悟しとけ!」
土井「やかましいわ! これ以上、オマエと関わっても、俺にはなんの得もないんや。あんまりしつこかったら俺もブチ切れるぞ!」
ハルク「おいおい、クズ集団のジミーズよ。負けたくせに何を偉そうにしゃべってんだよ。それから、土井ちゃん! アンタよ、こんなクズみたいなのに、どこまでてこずってるなよ。早くアイツらぶっ潰してくれよ!」
谷嵜「じゃかあしいわ! なに2人でしゃべってんじゃ、コノヤロー! 何がクズ集団だ? テメエらだけには言われたくないけどな。ハルク、土井、テメエら来いよ。俺とキャンディが組んで、オマエやってるからな!」
土井「うるさいわ、谷嵜! オマエ役不足の代表みたいなもんやろ。おいハルク、俺も火が着いたぞ。やったるわ!」
神田「やるんだな? 俺と谷ヤンで組んで、土井、ハルクと次回の後楽園ホールで2対2でケリつけてやろうやないか!」
ハルク「それから土井ちゃんよ。マジでマジでもっとしっかりしてくれよ!」
(ハルクの注文に土井が不快感を示し睨みあいとなる)
YAMATO「まあまあ、待て、落ちつけよ。今日勝ったのは俺たちマッドブランキーなんだからよ! なあ、後楽園? 今日の俺たちも最高にカッコよかっただろ? 俺もひと言、言わせてもらうぞ。CIMA、ちょっと来てくれよ!」
CIMA「なんの用や?」YAMATO「GAORAの生中継の後楽園大会をケガで欠場とは残念なこった。俺は! なんでオマエが博多大会でケガをしたか、俺は分かってるぞ。オマエはミレニアルズのクソガキ、T-Hawkを無理やり持ち上げようとして頑張り過ぎたんだろ? オマエもこの会社も、そしてオマエらもミレニアルズに期待し過ぎじゃないのか。アイツらはそこらへんに転がってるペーペーと大差ないんだよ!! 違うか?」
CIMA「まずな、YAMATO。オマエはどこまでも冷静なヤツやな。俺は、いや俺たちはもう少し、土井とハルクの関係を見たかったな。あ、別に煽ってるわけじゃないよ。オマエに今、言われた言葉。返す言葉もないわ」
YAMATO「この会社はミレニアルズに潰れてもらったら困るらしいな? だけど俺たちは、いや俺の仕事はミレニアルズを潰すことだ。Eitaもいない、メキシカンもいない、ミレニアルズに存在意義なんてないんだよ。なんならこの俺がひと思いに潰してやったっていいだぞ」
(T-Hawkが登場してYAMATOに詰め寄る)
T-Hawk「YAMATO、テメエさっきなんて言った? ミレニアルズを潰す? 潰せるもんなら潰してみろよ。その代わり、この俺T-Hawkは簡単には潰れねえけどな」
YAMATO「よく出て来たな。望み通り、1対1でやってやるよ。だけどな、勢いだけのオマエにこの俺の相手が努まるのか?」
(T-HawkがYAMATOに逆水平を放つ)
「YAMATO!この俺がここに来たのはオマエとシングルマッチやりに来たんだよ!」
(YAMATOも逆水平を打ち返しマイクを奪い取ろうとするが、T-Hawkは振り払って渡さないため、別のマイクを受け取る)
YAMATO「なかなか生意気なことしてくれるな。おいCIMA! 俺とコイツのシングルマッチ、決定してくれよ!」
CIMA「さっきも言った通り、ケンカはどんどんやればええんや。YAMATOvsTーHawk、ある意味、マッドブランキーとミレニアルズの頂上対決やな。3月6日、後楽園ホールでT-HawkvsYAMATO、やろうやないか。ただし! 普通のシングルマッチじゃないぞ。YAMATOの関節技、T-Hawkのジャベ、お互いがロープに逃げることのないように、このロープを取っ払って、特別にノーロープマッチでやろうやないか! オマエらノーロープマッチでケリつけられるのか?」
T-Hawk「フラミータ、Eitaが帰って来るまで必ずミレニアルズを守り抜く」
YAMATO「俺の望むところだ。ノーロープマッチは俺のもっとも得意とするルールだ。オマエのその右腕へし折ってその生意気なチョップ、二度と打てないようにしてやるからな。そしてオマエはCIMA、会社、ファンの期待を一身に背負ってる。羨ましいこったな…。だけど後楽園のメイン、そしてシングルマッチ。オマエが立つには、まだまだ顔じゃねえんだよ。次回後楽園のメインイベントで、俺が直々にメインイベンターの帝王学をみっちり叩き込んでやるから楽しみにしておけよ!」
(CIMAとYAMATO退場)
T-Hawk「後楽園ホールの皆さん、俺たちミレニアルズは他のユニットから色んなこと言われてます。でも何と言われようとこのドラゴンゲートのリングで俺たちは必ず生き残ります。来週からはフラミータも合流し、Eitaの肩も順調に回復しています。アイツらが帰って来るまで、残されたメンバー、U-T、サンタマリア、T-Hawkが必ずミレニアルズを守り抜きます。そのためにも、次回後楽園、YAMATO撃破して巻き返します。次回の後楽園ホールも応援よろしくお願いします」
今大会はCIMAが2日の博多大会で腰椎と臀部を負傷したため欠場、代役には新日本プロレスがOFFだったこともあってTAKAみちのくが第1試合に登場した。また菊池直人リングアナがノドの不調のため、後半からは戸澤が臨時リングアナを務めた。
セミファイナルT-Hawkと組む注目のパートナーは吉野とWorld-1インターナショナルで組んでいたリコシェ、CIMAが2日の博多大会で「Xはオレの兄弟みたいなもの」とヒントを出していたことから本命視されていたウルティモ・ドラゴンの可能性が低くなったと思っていたが・・・久しぶりの登場だったこともあって拍子抜けしてしまい、よく考えればドラゲーのXは身内であるケースが多かったことをすっかり忘れていた。ドラゲーまた吉野がリコシェにオファーをかけなかった理由はおそらくWWEのトライアウトを受けていた件だと思う、合否が出るまではリコシェは呼べなかったということか?試合の前半は両軍とも息の合った連係を披露するも、吉野がリコシェの隙を突いてトルベジーノを狙ったところでリコシェが丸め込み3カウント、この勝利でリコシェは吉野の保持するオープン・ザ・ドリーム王座への挑戦を決めたと思いきやウーハーがリコシェがモンスターエキスプレスを裏切ったとして制裁に名乗りを挙げたため、次回の後楽園大会で対戦することになった。
メインのジミーズvsMAD BLANKEYによる大江戸式イリミネーションマッチ(カウントダウンによってリングインした双方の第1選手によるシングルマッチで試合がスタートし、その後90秒ごとに両軍1選手づつ試合に参加していく。オーバー・ザ・トップロープを認めない完全決着ルールが採用)は遺恨が勃発している神田と土井でスタート、ススムとYAMATO、谷嵜とハルク、斎了とサイバーの順でリングに登場する。試合は4vs4のままで膠着するがまずサイバーが斎了をパイナップルボンバーからのサイバーボムで退場させるが、神田がススムと谷嵜の援護を受けて下克上エルボーでサイバーが退場、次に土井が因縁の神田を追い詰め、ハルクのファーストフラッシュの援護を受けて土井がバカタレスライディングキックを狙うが神田が毒霧から丸め込んで土井が退場、ジミーズが逆転するもハルクが奮起して神田をファーストフラッシュで退場させ、続いて谷嵜をFTXで退場させジミーズはススムだけとなる。ススムは孤軍奮闘しハルクを夢限で退場させるが、YAMATOは夢限を狙うススムをスリーパーで絞めあげたあとで猛ラッシュをかけ、ススムも掟破りのギャラリアを決めるも、YAMATOがギャラリアの連発でススムが力尽きMAD BLANKEYの勝利となったが勝ったMAD BLANKEYは神田を巡って土井とハルクが対立し不穏な空気となるも、YAMATOはミレニアルズをプッシュする会社側に不満を露にしてミレニアルズの壊滅を宣言してT-Hawkを挑発、YAMATOvsT-Hawkのノーロープマッチが決定しT-Hawkはミレニアルズの巻き返しを宣言して大会を締めくくった。今回の後楽園はMAD BLANKEYが勝ったものの足並みが乱れ始めた、次回の後楽園では何が起こるのか?
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望月成晃がデビュー20周年でドリーム王座挑戦も無念の敗退も、まだまだ意欲は捨てず・・・
1月17日 DRAGON GATE「OPEN THE NEW YEAR GATE 2014」 後楽園ホール 1850人 超満員札止め
(試合後のコメントなどは週刊プロレスモバイルより)
<調印式>
望月「新年あけましておめでとうございます。約2年ぶりにドリームゲート戦、闘います。昨年の神戸ワールド大会以降、たしかに世代は変わったと思います。でも、ドリームゲートのベルトはドラゴンゲートで一番強いやつが巻けばいいと思います! きょうは自分の20年を、すべてチャンピオン・吉野正人にぶつけます。俺と吉野、どっちが強いのか。みなさんきょうは証人になってください」
吉野「みなさん、こんばんわ。新年あけましておめでとうございます。きょうは2014年、一発目の後楽園。そのメインイベントがドリームゲート戦ということですけど、気のせいだといいんですけど、なんかきょうは俺にとってアウェイな空気が流れているような気がしなくもないですけど、きょうは望月成晃の20年を受けとめた上で、きっちり弾き返しますんで、みなさん応援よろしくお願いします」◇第1試合◇
▼20分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ジミー・神田 ○ジミー・カゲトラ(0分08秒 エビ固め)ドン・フジイ Gamma X“ハリウッド"ストーカー市川
※アッパーカット
---再試合---
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・神田 ジミー・カゲトラ(2分36秒 ジャーマンスープレックスホールド)ドン・フジイ Gamma X“ハリウッド"ストーカー市川
◇第2試合◇
▼20分1本
○ドラゴン・キッド(5分28秒 バイブル)Xヨースケ・サンタマリア
◇第3試合◇
▼30分1本
○スペル・シーサー 新井健一郎 K-ness.(10分23秒 ヨシタニック)BXBハルク XKzy 問題龍
◇第4試合◇
▼2カウント&3エスケープルール・タッグマッチ/30分1本
CIMA ○富永千浩(6分12秒 腕ひしぎ逆十字固め)X琴香 リョーツ清水
◇第5試合◇
▼30分1本
○鷹木信悟 戸澤陽(12分07秒 片エビ固め)T-Hawk XU-T
※パンピングボンバー
◇第6試合◇
▼45分1本
○ジミー・ススム 斎藤“ジミー"了 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(15分43秒 ジャンボの勝ち!固め)X土井成樹 YAMATO サイバー・コング
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合〜望月成晃デビュー20周年記念試合〜/60分1本
[第17代王者]○吉野正人(27分13秒 ソルナシエンテ改)[挑戦者]X望月成晃
☆吉野が4度目の防衛に成功
<試合後>
吉野「勝ったぞー! 望月成晃、なんちゅう43歳や! 望月成晃、あんたはとんでもない男ですよ。でもな、去年の7月、新時代の扉が開いてから、チャンピオンがめまぐるしく入れ替わるなかで、その流れをストップさせていまこの位置にいるのは、このドリームゲートチャンピオン、吉野正人や! 望月さん、あんたはきょうのドリームゲート戦、デビュー20周年記念やったな。20年前といえば、俺はまだ中学1年生やった。そんな時からリングに上がっていま現在も、180試合近くやって、あんたはほぼフル出場で、他団体に出る元気もあるぐらいやな。望月さん、そんなあなたを心から尊敬します。望月さん、デビュー20年おめでとうございます(と両者はヒザをついて互いに礼)」
望月「吉野、チャンピオン吉野正人、20年のすべてをぶつけたけど、オマエに負けた。ただ、ひとつだけ言わせてくれ。俺は三角蹴りを開発してから、20年近く経つけど、三角蹴りを失敗するのはな、5年に一度ぐらいなんだよ! まさかこの最大の場面で、コケるとは思わなかったよ。でも吉野、オマエは俺が打ち直した三角蹴りを受け止めてくれて、それで弾き返した。だったら、完敗と言うしかないよ。俺の20周年の付き合ってくれてありがとう」
吉野「望月さん、約3年前のことを覚えてますか? あなたとこの後楽園でドリームゲートのベルトを懸けて闘った時、その時も俺がチャンピオンであんたが挑戦者やった。でもその時はあんたに見事にベルトを取られた。でもその試合後、あんたは俺に何を言ったか覚えているか?『吉野、オマエはまだ休んでる暇はないぞ』と言ったよな。望月さん、その言葉そっくり返したろうやないか。デビュー20年迎えても、望月成晃に休息はないんや。そうやな!? 望月さん、そこでや。もし、あなたさえよければ、ユニットのことは一度おいておいて、タッグを組もうじゃないですか!」望月「吉野、その言葉で俺は救われたよ。だったらいつがいいんだ? 来月の後楽園ホールか」吉野「いいですよ。後楽園で望月成晃、吉野正人、タッグを組みましょう!」望月「相手は、俺と吉野が組むんだから誰でもこいだよな!」
(T-Hawk登場)
T-Hawk「望月、そして吉野。いまの試合、見てたよ。素直にすげえ試合だった。だけどな、オマエたちがどんなにすげえ試合しようと、俺には関係ない。望月、オマエとは先週のサンボ―ホール、俺とのシングルマッチ、30分フルタイムドロー。そして、吉野。オマエとは昨年の後楽園で、俺はオマエの持っているベルトに挑戦した。だけど負けた。その2人が組むだって? そんな状況で俺は黙ってられないな。俺と勝負しろ!」
吉野「T-Hawk、オマエの言いたいことはわかった。でもな、今回の話はタッグマッチの話なんや。こっちは望月成晃、吉野正人で出るんや。T-Hawk、オマエのパートナーは誰だ? U-Tか? まさか、マリアちゃんか? 俺はな、きょうの琴香じゃないけど前回マリアちゃんとシングルやってもてあそばれたんよ。マリアちゃんだけは勘弁やからな。もしU-Tとマリアちゃん以外にオマエのパートナーがいるって言うんであれば、いまここに呼んでみろや!」
(CIMA登場)
CIMA「T-Hawk、吉野正人、望月成晃、そして後楽園ホールに集まってくれたみなさん。T-Hawkのパートナーは…俺ではない(場内『え~!?』)こっちにもいろいろ段取りがあるからよ。いきなりオマエら2人組むとなって、俺がT-Hawkと組んで御大とやるわけいかんやろ。そんなの一発の打ち上げ花火だろ。でもな、心配すんな、T-Hawk。Eitaはいなくてメキシカンはメキシコに帰って、U-Tとサンタマリアはダメと言われたんや。安心しろ、CIMAが出なくてもT-Hawkにふさわしいパートナーと、いましっかり交渉しているからよ。仮にその人間をXとしよう。吉野正人、オマエがそのXを見た時はひっくり返るやろう。望月成晃、あんたがXを見た時はやる気満々になるやろう。T-Hawk、オマエがXと組んで試合をするんやったら、すべての借りをこの2人に返せるかもしれんぞ。そういうXを、俺がしっかり用意しとくからよ。吉野正人&望月成晃VST-Hawk&X、みんな頭をしっかり働かせて、頑張って予想してくるんやな。万が一の時は俺が責任を取ってオマエと組もう。構想がうまくいくこと、期待しといてくれ。じゃあお2人さん、お疲れさんな」
(CIMA退場)
T-Hawk「望月、吉野、パートナーが誰だろうと一緒だ。そしていまミレニアルズは崖っぷちだ。だけど、これ以上落ちるわけにはいかない。そのためにも借りは必ず返すからな。覚悟しとけよ」
(T-Hawkも退場)
望月「だって。吉野、俺に休息の時はないと言ったけど、それは俺も重々承知してるよ。なんてったって明後日は大阪でトライアングルゲート戦も控えてるからな。まあ中一日あくから何とかなるでしょ。でもその前にとりあえず、20周年の挨拶をさせてください。みなさまのご声援のおかげと、試合を組んでくれるドラゴンゲートと、そして強くたくましく俺を育ててくれた両親のおかげで、20年この場でやってこれることができました。ありがとうございました。試合前にも言った通り、時代は変わってると思います。でも、俺はプロレスラーである以上、ドラゴンゲートに所属している以上、まだまだドリームゲートはあきらめたくありません。吉野、すぐには挑戦権は回ってこないだろう。でももし回ってこなかったら、5年後の25周年、きょうと同じ手を使って49歳の俺が、そのドリームゲートに挑戦表明してやるから。吉野! あと5年、そのベルトを持っててくれよ」
吉野「望月さん、5年だけでいいんですか? 俺はこのベルトをあんたと同い年になるまで持つつもりでしたよ。そこには10年ありますけどね。望月さん、あなたらしくていいじゃないですか。もしあなたが、5年たってまだ同じ気持ちが続いてるんだったら、俺は喜んであなたの挑戦受けますよ」望月「ありがとう。とりあえず今年1月、完売御礼でスタートした後楽園ホールですが、望月成晃。きょうで終わりじゃありません! 20周年は、通過点だと思ってますので、これから5年先、10年先、まだまだ大人気なくプロレスラー・望月成晃であり続けますので、この先も望月成晃、よろしくお願いします」
吉野「もう言うこと何もないですよ(苦笑)。せっかくマイク振られたんで一言いわせてもらいますけど、望月成晃! あんたというプロレスラーは、俺はきょう改めて心の底から尊敬しました。そしてデビュー20年、本当におめでとうございます! 来月は望月成晃とこの俺が、タッグを組みますのでまたみなさん、来月もこの後楽園ホールでお会いしましょう。きょうはありがとうございました!」
ドラゲー今年初の後楽園大会のメインでデビュー20周年を迎えた望月が吉野の保持するドリーム王座に挑戦した。試合は吉野の腕殺しに対して望月は打撃で応戦も、吉野がトペを狙ったところで望月がキックで迎撃し久しぶりにラ・ケブラータを炸裂させる。望月も吉野のお株を奪う腕殺しで形勢を逆転させるが吉野もケブラータで反撃すると、再度得意の腕殺しを主導権を奪い返しトルベジーノを連発、勝負を狙った吉野はライトニングスパイラルからのソルナシエンテを繰り出すが、望月はロープへ逃げるとイリュージョン、最強ハイキック、真・最強ハイキックと繰り出し、三角蹴りやツイスターと全てを出し切るが、望月がロープへ走ったところで吉野がラリアットを炸裂させると最後は雪崩式ライトニングスパイラルからのソルナシエンテ改で捕獲、望月は必死で逃れようとしたが力尽き無念のギブアップ、吉野が王座を防衛して望月は王座奪取はならなかった。
試合後は吉野が望月に一夜限りのタッグ結成を持ちかけ望月も受諾、対戦相手にT-Hawkが名乗りを挙げるもパートナーであるEitaが欠場のため、パートナーはCIMAが決めることになり、最後は吉野が望月をリスペクトして幕となった。
望月を生で初めて見たのは1999年5月31日の新日本プロレスの大阪府立体育会館。当時武輝道場に属していた望月は既にDRAGON GATEの前身である闘龍門のリングに上がっていた。「ベスト・オブ・スーパーJr」にもエントリーしていたが、組まれていたカードが8人タッグマッチだったこともあって目立つ存在ではなかった(この年の優勝はケンドー・カシン)
当初はフリーとして扱われていたこともあって外様扱いだったが、ススムと神田と共にヒールユニットM2Kを結成してから存在感を発揮し始め、DRAGON GATEになってからは重鎮の一角として現在も活躍している。
その望月もデビュー20周年、ドラゲーにとって欠かせない選手にもなった。まだドリーム王座への意欲も燃やしていることから、まだまだ頑張れそうだ。
最後に望月成晃選手、デビュー20周年おめでとうございます! -
ヒールとして限界なのか?ハルク、またしても奪取ならず・・・吉野正人がドリーム王座防衛で年越し!
12月22日 DRAGON GATE 「THE FINAL GATE」福岡国際センター 7500人超満員札止め
◇第0試合◇
○しゃちほこBOY(3分50秒 オリオン)X富永千浩
◇第1試合◇
U-T ロッキー・ロボ ○ヨースケ・サンタマリア(9分00秒 エビ固め)ジミー・神田 ジミー・カゲトラ Xリョーツ清水
※狙い撃ち
◇第2試合◇
▼3WAYマッチ
○ドン・フジイ(3分18秒 体固め)Xばってん多摩川 X“ハリウッド"ストーカー市川
※雪崩式チョークスラム 二人同時フォール
◇第3試合◇
Gamma ○スペル・シーサー K-ness.(8分21秒 ヨシタニック)サイバー・コング XKzy 問題龍
(吉野、ハルクがファンの前でメインの意気込み)
ハルク「おい福岡、今日のメイン、吉野の頭にファースト・フラッシュだ。そこの白いリング。吉野のミートソースで真っ赤にしてやるよ。ハハハ」
吉野「福岡の皆さん、こんばんわ。今日は2013年、最後のビッグマッチです。そのメインイベントでこのベルトを懸けてB×Bハルクと対戦しますけど、彼が言うとおりファースト・フラッシュというのは、オレも前哨戦で何回かやられてるけど、確かにものすごい必殺技やろう。でもオレもこのベルトを持ってる限りは、ベルトを渡すわけにはいかん。ファースト・フラッシュに負けるわけにはいかんのや。会場で見てる人、PPVで見てる人、映画館で見てる人、この2013年最後のビッグマッチはドリームゲートチャンピオンの吉野正人がキッチリ締めますので、皆さん応援よろしくお願いします!」
◇第4試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
[第24代王者]○堀口元気H.A.Gee.Mee!!(11分00秒 片エビ固め)[挑戦者]XCIBA
※ビーチブレイク
☆堀口が2度目の防衛に成功
◇第5試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合6人タッグ3WAYマッチ
[挑戦者組]○ジミー・ススム 斎藤“ジミー"了 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(29分0秒 ワールドライナー)[挑戦者組]CIMA 望月成晃Xドラゴン・キッド
①[挑戦者組]CIMA ○望月成晃 ドラゴン・キッド(24分36秒 腕固め)[第45代王者組]T-Hawk XEita フラミータ
☆T-Hawk&Eita&フラミータ初防衛に失敗。ススム&斎藤&豊中ドルフィンが第46代王者組となる
◇第6試合◇
▼オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合
[挑戦者組]○鷹木信悟 戸澤陽(23分29秒 エビ固め)[第30代王者組]土井成樹 XYAMATO
※ラストファルコンリー
☆土井&YAMATOが初防衛に失敗。鷹木&戸澤が第31代王者組となる
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[第17代王者]○吉野正人(25分53秒 ソル・ナシエンテ改)[挑戦者]XBXBハルク
☆吉野が3度目の防衛に成功
吉野「今年の7月に神戸ワールドで新時代のトビラが開いてから、目まぐるしくドリームゲートのチャンピオンが入れ変わって、その中でオレがドリームゲートを取りました。ドリームゲートだけじゃなく、ほかのベルトに関しても言えることは今日がいい例じゃないですかね。今日おこなわれたトライアングル、ツインゲートのチャンピオンが一回も防衛できずにチャレンジャーにベルトを明け渡した。そのドリームゲートのベルト、3回目の防衛に成功した。誰が来てもいいぞ。いまのドリームゲートチャンピオン吉野正人を崩せるヤツは誰の挑戦でも受けようやないか。その上でキッチリはじき返して最後は防衛したるからな」
ハルク「なんでだ! なんでオレじゃダメなんだ!! 何度目だ…クッソー。負けたよ。腕、いてーよ。首、いてーよ。目、いてーよ。負けた。でもな、こんな結果、ただのくそだよ。今後、オレがどう動くかよく見ておけ!」
ドラゲー今年最後のビッグマッチのメインは吉野の保持するドリーム王座に一度もドリーム王座を戴冠したことのないハルクが挑戦。吉野はファーストフラッシュ封じの足殺しで先手を奪い、今度はフロムジャングルなどでスタミナを奪いにかかるが、ハルクはローキックから逆に足殺しを展開して吉野のスピードを封じにかかる。逆水平で流れを変えた吉野は空中戦を展開すればハルクも応戦、ハルクは多彩なキックからセコンドの問題龍が介入すると、双方のセコンドが入り乱れて大乱戦となる。ここで勝負と見たハルクは雪崩式E.V.Oを決めるが吉野は逆水平から腕吉野で返してショートレンジでのライトニングスパイラル、トルペジーノからソル・ナシエンテで捕獲する。凌いだハルクは踵落としからのフラッシュバーン、ファーストフラッシュと畳み掛ける、だがまたしても素のハルクが出てしまったのかハヤブサ直伝フェニックススプラッシュを投下するが自爆すると、これを逃さなかった吉野がトルペジーノからソルナシエンテで捕獲、ハルクは踏みつけて脱出をはかるが、吉野はソルナシエンテ改へと移行しハルクはタップ、吉野が王座を防衛し非情になり切れなかったハルクはまたしてもドリーム王座を奪取することは出来なかった、ハルクはヒールとなって非情になるも最後の詰めで素のハルクが出てしまう、ヒール・ハルクの限界を見てしまった感じがする。
セミでも鷹木、戸澤が土井、YAMATOの保持するツインゲート統一タッグに挑戦し、土井組は戸澤に集中砲火を浴びせ主導権を握るも、交代した鷹木が盛り返す、終盤はモンスターエクスプレスがYAMATOを捕らえ、戸澤がパッケージジャーマンから鷹木がバンピングボンバー、そしてラストファルコンリーで3カウントを奪い王座奪取、メイン終了後はモンスターエクスプレスが締めくくったが、今回の福岡大会はモンスターエクスプレスが主役を奪った大会だった。
第5試合のトライアングル選手権3WAYマッチは、ベテラン軍がEitaの痛めている左肩に集中砲火を浴びせ、最後は望月が変型腕固めでEitaがタップし王者であるミレニアムズが脱落、次はジミーズかススムとキッドがすざましい攻防を繰り広げるが、最後はススムが横須賀ライナーを決めジミーズが王座奪取。
堀口のブレイブ王座にCIBAが初挑戦し、CIBAはカルデラは自爆するもgo2sleepを繰り出す、堀口のバックスライドフロムヘブン狙いをCIBAがモモラッチで返そうとするが、堀口はビーチブレイクで突き刺して3カウントを奪い王座を防衛した。
今年のドラゲーは『新風』と『混沌』の1年、ミレニアムズが凱旋帰国して新風を巻き起こしたが、CIMAがドリーム王座転落後は次世代の鷹木とYAMATOが短期政権となり、吉野でやっと安定したが、鷹木やYAMATO、今回敗れたハルクらの世代が時代を掴むことができない難しさを痛感させられた1年でもあった。またミレニアムズもトライアングル王座から転落し無冠にたなったことで急ブレーキがかかってしまった、来年もベテラン軍やジミーズ、吉野や土井の時代はまだまだ続くのか?新風は吹くが時代を掴むまでには至らない… -
ミレニアルズがトライアングルも獲得でタッグ戦線を総なめ!
12月5日 DRAGON GATE「MIRACLE GATE」 後楽園ホール 1850人 超満員札止め
◇第0試合◇
▼10分1本
○スペル・シーサー 富永千浩(6分12秒 ヨシタニック)X新井健一郎 K-ness.
◇第1試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート王座次期挑戦者チーム決定ワンナイトトーナ メント1回戦(A)2カウント&3エスケープルール/30分1本
○Eita T-Hawk フラミータ
(8分52秒 Numero Uno orignal)土井成樹 Kzy X問題龍
◇第2試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート王座次期挑戦者チーム決定ワンナイトトーナ メント1回戦(B)2カウント&3エスケープルール/30分1本
CIMA ○CIBA リョーツ清水(7分33秒 エビ固め)鷹木信悟 戸澤陽 XしゃちほこBOY
※カルデラ
◇第3試合◇
▼特別試合/30分1本
○吉野正人(8分58秒 エビ固め)Xヨースケ・サンタマリア
※ライトニング・スパイラル
◇第4試合◇
▼30分1本
○ジミー・ススム ジミー・カゲトラ(10分54秒 体固め)XU-T ロッキー・ロボ
※夢限
◇第5試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート王座次期挑戦者チーム決定戦~ ワンナイトトーナメント決勝~2カウント&3エスケープルール/ 30分1本
Eita ○T-Hawk フラミータ(6分52秒 エビ固め)CIMA CIBA Xリョーツ清水
※ナイトライド
☆T-Hawk&Eita&フラミータが挑戦権を獲得
◇第6試合◇
▼45分1本
○堀口元気H.A.Gee.Mee!! 斎藤"ジミー"了 ジミー・神田 Mr.キューキュー"谷嵜なおき"豊中ドルフィン(10分43秒 バックスライド・フロム・ヘブン)望月成晃 ドン・フジイ Gamma Xドラゴン・キッド
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○Eita T-Hawk フラミータ(20分8秒 Numero Uno orignal)[第44代王者組]YAMATO BXBハルク Xサイバー・コング
☆ハルク&YAMATO&サイバーが2度目の防衛に失敗。T-Hawk&Eita&フラミータが第45代王者組となる。
メインはMAD BLANKEYの保持するトライアングルにCIMA組を降し挑戦者決定トーナメントを制したミレニアムズが挑戦。試合はMBが奇襲をからT-Hawkにトリプルパワーボムで大ダメージを与え、続いてEitaに集中砲火を浴びせ主導権を握る。その後も分断され続けたミレニアムズだったがYAMATOの勝負を狙ったギャラリアが阻止されると、ミレニアムズはYAMATOに集中砲火を浴びせて試合の流れを変える。終盤もサイバーを捕らえたミレニアムズが、サイバーがパイナップルボンバーを狙ったところでEitaがNumero Unoで捕獲しサイバーがタップ、ミレニアムズが新王者で1日で3連勝でそのうちの二つはMBから、またツイン、トライアングルとタッグ王座を総なめにした。
ミレニアルズは今年後半から帰国してからはシングル王座には届かずも勢いは衰えるどころか勢力を拡大、現在ではドラゲーの中心的ユニットになりつつある。試合後に土井の仕切りで土井ダーツが行われ、次回後楽園大会ではユニットを超えたチーム同士の6人タッグによる4WAY戦が組まれたが、今年最後のビッグマッチである22日の福岡国際センター大会も控えメインは吉野vsハルクのドリーム選手権となった。ハルクもドリーム選手権に何度も挑戦しながらも手に届かなかった。下からはミレニアムズの突き上げもあり、今度の挑戦はハルクにとっても正念場になるのではと思い、また鷹木、YAMATO、戸澤らの世代もますます厳しい立場に立たされるのではと思う。