NOAH
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小川良成デビュー30周年・・・・全日本プロレス、NOAH
NOAHのベテラン・小川良成が今年でデビュー30周年を迎えた、小川は1983年に全日本プロレスに入門するも、翌年には長州力率いるジャパンプロレス勢が参戦したことによって日本人選手が飽和状態となり、デビューしたのは2年後で相手は元UWFインターナショナルのブッカーだった笹崎伸司で、全日本の若手も小川だけだったこともあって笹崎や同時期にデビューした佐々木健介と凌ぎを削ってきたものの、体が小さいだけでなくケガも多かったこともあって伸び悩んできた。
長州力らが新日本へUターンし小川は天龍源一郎の付き人をしていたこともあって天龍同盟に参加、しかし天龍、阿修羅原、サムソン冬木、川田利明の4人には割って入り込むことが出来ず、天龍同盟だけでなく正規軍とも組むなど扱いは準構成員扱いだったものの、しかし原が全日本を去ったことで天龍と組む機会が多くなり、メインにも抜擢される機会も増えていった。
天龍が全日本を退団し、小川は追随せず全日本に残留、鶴田軍の一員となりジュニアヘビー級王座戦線に加わるも、同じ鶴田軍に属していた渕正信が王者、また超世代軍に後輩の菊地毅がいたこともあって、小川にはなかなか挑戦する機会には恵まれず、小川は派手な飛び技より地味なクラシカルなスタイルだったこともあってクローズアップされることはなく、小川より菊地の方が上と見られていた。
その小川と菊地の立場が逆転したのは1997年1月、菊地を破って王座を奪取したが、この頃から小川の存在がクローズアップされ始めるも、ジャイアント馬場さんがジュニアを軽視していたこともあって半年以上も防衛戦が組まれず、初防衛戦でマウアケア・モスマン(太陽ケア)に敗れ王座から転落、ケアがヘビー級に転向したのもあって王座を返上してベルトは小川の腰に戻ったが、小川と全日本ジュニアの不遇の時代は続いた。
その小川の運命を変えたのは三沢光晴が提唱した“三沢革命”だった、現場責任者となった三沢は自身のパートナーに小川を抜擢、その時の小川は「まさかオレが」だったという、小川のテクニックや老獪さを高く評価していた三沢は小川の良さを上手く引き出しつつ、息の合ったコンビネーションも披露、世界タッグとアジアタッグ二冠王の偉業も達成、NOAH旗揚げ後も三沢の片腕となって三沢体制のNOAHを支え続け、新日本プロレスに流出していたGHCタッグ王座も奪取するだけでなく、秋山準のからGHCヘビー級王座も奪取した。
特に対抗戦では三沢が小川と組んで対橋本真也率いるZERO-ONEや新日本プロレスの永田裕志、棚橋弘至と対戦したときは、相手側は「なぜジュニアの小川が出てくるんだ」と不満を露わにしたが、橋本相手にはサミングなど古典的なラフプレー、永田と棚橋相手には老獪さを生かして翻弄するなど存在感を発揮した。
今では旗揚げメンバーも丸藤、小川そして森嶋だけとなり、馬場全日本を知っているのもこの3人だけとなった。NOAHの最古参レスラーとしてこれからもNOAHを支えて欲しい。
最後に小川良成選手デビュー30周年、おめでとうございます!PR -
Facebook騒動以降姿を消していた森嶋猛が減量に成功して姿を現す!
Facebook騒動、また5月10日のNOAH横浜大会以降姿を消していた森嶋猛の近況がミッドプレスのTwiiterにて公開され、減量に成功していたことを明かした。
「やる気・元気・モリシー!」 大変心配しておりましたが、先月より、この方は元気いっぱいで頑張られていらっしゃいます。 pic.twitter.com/zJyacxTzXv
— 水戸川 剛 (@midbreathcom) 2015, 9月 4
森嶋は4月のグローバルタッグリーグ開幕直前で糖尿病が原因で引退を表明していたが、NOAH側との行き違いが原因でFacebookにてNOAH批判を展開、5月10日の横浜大会には引退の挨拶はしたものの、Facebookでの支離滅裂的な言動は続き、9月16日の大阪大会で行われる予定だった引退試合も中止となった。
Facebookの言動に関しては更新は停止、同期で副社長である丸藤正道のとりなしでこれ以上の騒ぎにはならず引退試合は延期という形となったが、森嶋は公の場から姿を消した。
16日の大阪大会が近づくたびに森嶋はどうしているのかと思っていたが、元気な姿を見せてくれたのはなによりである、多分だが姿を見せたということは去就に関して何か発表があるということなのか、どういう選択をするのかわからないが、NOAHの森嶋猛だけはしっかり全うして欲しい。 -
鈴木軍が超危暴軍からGHCジュニアタッグ王座死守も、桃の青春タッグが遂に再結成!
8月22日 NOAH「Summer Navig. 2015」後楽園ホール 1060人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼後楽園大会オープニングマッチ/15分1本
○北宮光洋(5分33秒 逆片エビ固め)× 友寄志郎
◇第2試合◇
▼30分1本
○マイキー・ニコルス 平柳玄藩 キャプテン・ノア(9分54秒 片エビ固め)小川良成 中嶋勝彦 ×クワイエット・ストーム
※マイキーボム
◇第3試合◇
▼30分1本
○小峠篤司 石森太二(10分45秒 片エビ固め) スペル・クレイジー ×熊野準
※キルスイッチ
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○マイバッハ谷口(9分2秒 反則勝ち)×飯塚高史
※アイアンフィンガー・フロム・ヘル
◇第5試合◇
▼モハメド ヨネ デビュー20周年記念試合/30分1本
丸藤正道 ○モハメド ヨネ(15分10秒 片エビ固め) ×齋藤彰俊 高山善廣
※キン肉バスター
(試合後)
ヨネ「俺は本当に20年やって思いますけど、改めてプロレスが大好きです。みんなと同じようにプロレスが大好きです。そしてノアが大好きです」
【ヨネの話】「本当に蹴られましたね。自分で行ったわりには途中で心が折れそうになりましたけど、蹴っている齋藤選手の足も痛いだろうし、途中で倒れたら俺も納得いかないし、見ている人もきついと思うから。20発、記念でもらいましたけど、次は30年までとっておこうかなと。30年30発。で、齋藤さんにも元気に60歳までやってもらって、60歳でも蹴りが凄い齋藤さんと。俺は50歳になりますから、そこでバシバシ蹴り合いやったら面白いじゃないですか。ドンドン面白いことをやって、ドンドン歴史を塗り替えないと、新しいファンの人たちに響くようなことはできないですから。それでもプロレスラーっていうのは本当にプロレスが好きで、それで命を懸けてリングに上がっているんだっていうのを体現していきたいなと。20年経って改めて思いました。それはやっぱり軽い言葉じゃないから。このキャリアになって、やっと言えるんじゃないかなと思います。(20年間生き抜いてこれた一番の原動力は?)一番はプロレスが好きだってことじゃないですか。あとは、それを後押ししてくれる選手であり、スタッフであり、観に来てくれる人。そういうものがあってこそだと思います。本当に俺は素晴らしい出会いをいっぱいさせてもらって。師匠の藤原喜明だったり、兄貴分の石川さんとか池田さんとかもそうですし、ノアに導いてくれて、三沢光晴というでっかい存在に出会ってね。バトラーツ出身、藤原組出身ってよく言われるけど、ノアで15年はやっているんですよ。ノアが一番キャリアが長いんです。なんかイメージが付かないのかわからないですけど、俺は三沢さんに『ノアに骨を埋めます』と約束したんで。『要らねえよ』と言われるまでは、ずっとコンディションよくリングに上がり続けたいなと思っています。いくつになっても夢はみんな持っていますんで。40歳になっても、50歳になっても、そういうヤンチャな男でいたいなと思います。(21年目の目標は?)ここのところ、鈴木軍にずっとやられているから。ノアをずっと応援してくれている人にとっては、そこが払拭されないとどうしようもないと思うんで。自分のレスラーとしての目標もそうですけど、ベルトとかもそうですし、あいつらをギャフンと言わせるところに持って行って。あとは本当にリングに上がり続けることだと思います。怪我して休んだら何にもならないんで。面白いことも言えず、そこまで感動でもなく(笑) いつのまにか20年に来たなんて空気になってないですか? 俺がもっと泣けばよかったのかなって。池田さんが横にいたら、『なんで泣かねえんだ』って言われそうですけど、何とか我慢しました。こんな感じで、30年も40年も行きたいと思います」
◇第6試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/60分1本
[第24代選手権者]TAKAみちのく エル・デスペラード(18分55秒 片エビ固め)[挑戦者]×大原はじめ 拳王
※横入り式回転エビ固めをつぶして
☆TAKA&デスペラード組4度目の防衛に成功
(試合後)
拳王「最後、なんだかロープを持っていたみたいじゃねえか。クソ野郎どもちゃんと見ただろ? そんなんでこの大切なベルトを持たしてたまるか。いますぐにでも再戦をやろうぜ。俺はピンピンしてんだよ」
TAKA「プロレスはレフェリーが3つカウントを数えたら終わりなんだよ。お前らには何回言っても無駄だよ、その辺で見てんだろ。コソコソ見てねえで出てこいよ。鈴木軍が怖いんですか」
(小峠、石森、玄藩、クレイジー、熊野、キャプテンが登場)
拳王「ノコノコ出てくるザコども何で相手にしてられねえよ。俺たちがベルトを取るからな。覚悟しておけ」
(大原と共に退場)
玄藩「なかなか取り返せないね。お前ら全員の気持ちはわかってるよ。これで黙って帰らせたらダメだろ? キャプテン、組みましょう」
(玄藩とキャプテンが握手を交わす、 呆然とする熊野はクレイジーに握手を求める。クレイジーも応じ、2人は肩を組んでタッグ結成をアピール)
石森「俺も1人、気になっているパートナーがいるんだよ。俺がメキシコで見つけてきた政宗出てこい!」
(政宗登場で石森と握手を交わす)
TAKA「あれ、小峠君、ひとりぼっちになっちゃったね? 君、友達いないの? 辞退する?」
小峠はうるせえぞ、ツンツン頭。俺はとっくに心に決めたパートナーがおるんや。俺がずっと"青春時代"から組んでいたパートナーと一緒に組むんや」
TAKA「誰かしらねえけど用意しろよ。せっかくだからジュニアタッグリーグの挑戦者に俺たちに挑戦させてやるよ。他の団体でもいいぞ。どっからでもかかってこい。ただし、俺たちも参戦するよ。どうしてだかわかるか? 俺たちが優勝してお前らは挑戦できないってことだ。はっきり言っておくぞ。これがノアのジュニアタッグ最終章だ」
(TAKA、デスペ退場)
小峠「僕はプライドを捨てました。ここから俺たちの逆襲は始まります」
【試合後のTAKA&デスペラード】
TAKA「楽勝! やったぜ、まったく問題なかったな。いいよ、いっぱい出てきたな、ウジャウジャと今さら。やりたいんだろ、ジュニアタッグリーグ。やるよ。いっぱい集めろよ、いろんな団体から。いくらでも出してやるよ。鈴木軍ジュニアタッグリーグに。そして、俺たちも出るから。ありがたいと思え。俺たちが出て、俺たちが優勝する。もう誰も挑戦できねえよ。それでこのジュニアタッグは終わり。ボスが、タイチが9月の大阪で最終章。俺たちはこのジュニアタッグリーグで優勝して最終章。お遊びは終わり。まあ、せいぜい頑張れや」
――ジュニア王者のタイチは出る?
TAKA「それはタイチに聞いてくれ。パートナーがいれば出るかもしれねえ。でも、出る意味ねえじゃん。俺らが(ジュニアヘビー級リーグ戦で)優勝したって、タイチとやってもしょうがねえんだよ。別に優勝なんかする意味なかったしな。今回は俺らが自ら出てやるから。間違いなく俺らが優勝して、これで終わり。このベルトはどうすっか? 外に持っていくか、売るか、返上するか、捨てちまうか。わかんねえけどよ。拳王と大原は負けてねえ? 反則だろ? ロープだろ? 何回同じことやられてんだ、お前ら。学習しろよ。バカですか、あなた方は。反則した? じゃあ、レフェリーが反則負けを取ったか。シュウ西永は俺たちが連れて来たレフェリーじゃねえぞ。ノアのレフェリーだろ? シュウ西永が1、2、3を数えたんだよ。それを後からいちゃもん付けて。何年プロレスをやってる? 3つ入ったら終わりなんだよ。反則で5カウント入ったら負けなんだよ。ていうか、反則なんてしてねえんだよ。そカッコ悪いよ。何回目だ?」
デスペラード「負けるたびに言ってるよな」
TAKA「負け惜しみ。勝ってください。もう4回目はないと思うけど」
デスペラード「俺たちが同じことをやってくるのはわかってんだろ? だったらお前、少しは勉強しろよ。対策を考えてこい、対策を。俺たちは今まで同じことをずっとやっているだけだ。そのたびに手を変え、品を変えやってるけどよ。基本的には一緒なんだ。俺たちはこのベルト…価値はねえけど、ボスが獲れと言ったから獲って、守れって言うから守ってんだよ。邪魔でしょうがねえ。でもな、鈴木軍のボスがやれって言うからやってるだけだよ」
TAKA「おちょくって遊んでいるだけだ。まあよ、ぞろぞろ出てきたな。小峠は友達捜しをしているみたいだけど、面白くねえからよ、いろんな団体から来いよ。インディでもどインディでもいいぞ。プロレスラーを名乗っているんだったらよ。プロレスリング・ノアか、鈴木軍事務所まで電話してみてくれよ。面白いヤツだったら、出れるかもしれねえ。でもよ、言っておくぞ。俺たちが持っている間、これ(ベルト)は遠いぞ」
【石森の話】「政宗選手とは何度か接点はあったんですけど、先日のルチャワールドカップに日本代表で行って何度か試合を見させてもらって、その時に組んだら面白いんじゃないかなって思ったんで。小峠とのタッグは発展的解消という形で別れることになったんで、そこでパートナーを考えた時に政宗選手しかいないと。俺たちが優勝します」
【政宗の話】「今回初めてタッグを組むんですけど、とりあえず何かしら爪跡を残して、リーグ戦の台風の目になって暴れてやろうと思います」
【熊野の話】「こうやってクレイジーさんが俺に応えてくれた。本当に凄いキャリアがある選手だって俺もわかってる。このタッグで絶対にリーグ戦優勝してやる!」
【クレイジーの話】「ガンバリマショウ!」
◇第7試合◇
▼GHCヘビー級選手権&ジュニアヘビー級選手権試合ダブル前哨戦/60分1本
杉浦貴 ○原田大輔(28分31秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)鈴木みのる ×タイチ
(試合後)
杉浦「9月19日の大阪で俺と原田がベルトを必ず取り戻すから。期待して応援してください。今日はありがとう。原田、お前が勝ったんだから、なんか喋れ」
原田「勝ったぞ!もう少しだけ待っていてください。大阪で俺と杉浦さんが絶対にベルトを取って帰ってきます。この大事なみんなのプロレスリング・ノアを絶対に守ります。もう1つ言いたいことがあります。今年のジュニアタッグ、俺のパートナーは決まっています。今年のパートナーはこの男です(小峠登場、両者はリング上でガッチリと握手を交わす。)今年のジュニアタッグリーグは原田大輔と小峠篤司のタッグでエントリーします。そして必ず優勝しますんで応援よろしくお願いします」
【試合後の原田、小峠】
――桃の青春タッグが復活することになったが?
原田「かれこれもう5、6年前にここでノア初挑戦した時に戦った2人ですし、戦った場所なんで。こうやって揃っているのは、『今後何かしらあるんじゃないか?』という期待を持ってもらって、大いに結構です」
――ノア入団後はライバル関係にあったが?
原田「ライバルは変わらないですよ。今回、タッグを組んでエントリーしますけど、ずっとライバルですし、組むからと言って仲良し子良しでやるわけではないんで。タッグのベルトを獲りに行くという一番の目標があるんで、まずはそこに向かって行きたいなと思います」
――小峠選手は石森選手とのタッグを解消して、原田選手と組むことになるが?
小峠「お互いに相当なプライドを持ってやっていたんで。やっぱ大阪で離れちゃった2人なんで、『コイツには負けられないな』と思って、お互いに意地を張ってたんですけど、今回は本当にノア最大の緊急事態なんで。そういう意味で、原田ともう一度。タッグチームとして自信はあります。こっちに来てのキャリアは3年半ぐらいになりますけど、それでもコイツと組んでいるキャリアの方がたぶん長いと思うんで。前までコイツとやってきた連係も相当体に染みついていると思うんで。一発で取り返す自信もありますんで、期待してください」
原田「あと、タイチについてですけど、今日みたいに普通にセコンドも付かず、大した反則も使わなかったら勝ちましたし。あれが現実だと思うので。タイトルマッチもああやってセコンドを引っくるめてもらって、必ず勝ちます」
――前哨戦2連勝となったが?
原田「連勝しましたけど、気を引き締めて焦らずにいきたいなと。ここで焦ったら、向こうの思うつぼになると思うんで。あくまでも自分のペースを崩さずに、タイトルマッチに備えたいと思います」【鈴木の話】「何だよ? 負けたヤツには聞くこともねぇか? ハハハハ。あいつにとっちゃ命をかける価値もないんだとよ。こちとら誰とやろうが命がかかってるし、生活がかかってるし、空気吸うことだって全てかかってんだよ。勝ち続けねえといけねぇんだよ! 俺はてめえらと違う。いいねぇ、頑張るっていいねぇ。青春だねぇ。ノアの諸君、そうだよ、そうやって命かけて魂込めて最初から向かってくればいいんじゃないの? 最後までもつかな? あと1ヵ月、もつかな? おい、杉浦。そうだ、お前の持ってるもん全部吐き出せ、全部だ。お前が今まで経験してきたもん、全て吐き出せ。ジュニア? PRIDE? MMA? ヘビー級の記録? 全て俺に吐き出せ。そしたら心の広い俺が全て踏み潰してやる。てめえとこの15年の歴史のノアまとめて粉々だ! そして俺たちがベルト持って、そのまま次行くぞ、次。タイチ、若者が頑張るっていいねぇ。ハハハハハハ。かかってこい、ノア。お前ら本当にそれでいいのか? 一丸にならなくていいのか? 杉浦の両肩にすべてをかけるだけでいいのか? 俺の手は一本二本じゃねぇぞ? 何十本もあるぞ? さてさてさて、どうやってぶち殺してやろうかな」
【タイチの話】「いいじゃねえか、やればできるんだよ。強いじゃねえか。俺に勝つってことはお前強いじゃねえか。何だよ今まで。ビビってたのか? ケツに火が点かないと何もできないのか? もっと強くなれ。強いヤツとやらないと意味ないだろ? 弱いヤツとやったってしょうがないんだよ。アイツがジュニアの中で一番強いんだろ? かかってこい。全員分の思い背負ってかかってこい。お前らの野望なんてちっぽけだってことを思い知らせてやる。お前らが調子良ければ良いほど潰しがいがあるよ。それでいいんだ。もっとかかってこい。楽しみになってきたな。でもな、最終回は変わらねえぞ。前哨戦だけ調子良くたってな、最後勝たなきゃ意味ないぞ。まだ時間はある。せいぜい頑張れや。期待してんぞ」
NOAHの新シリーズの開幕戦でTAKA、デスペラードの鈴木軍が保持しているGHCジュニアタッグ王座に拳王、大原の超危暴軍が3度目の挑戦、試合は超危暴軍が奇襲をかけて開始となりTAKAを捕えるも、ロープへ走る大原を場外のデスペラードが足をすくうとTAKAと共に大原が負傷している右膝に集中攻撃を浴びせ形成を逆転させる。
劣勢となった超危暴軍だったが大原が風車式バックブリーカー、ジョン・ウーで反撃すると交代した拳王がキックを乱打、デスペラードをアンクルホールドで捕獲し、TAKAにも掟破りのみちのくドライバーⅡで突き刺し、大原もバッククラッカーからムイビエンで続きTAKAを追い詰める。
勝負と見た大原は風車式エメラルドフロウジョンから再度ムイビエンで捕獲するが、間一髪デスペラードがカット、しかし超危暴軍の勢いは止まらず合体攻撃から拳王の蹴暴、大原のフィンランド式フォアアームの波状攻撃が決まり、大原が横入り式エビ固めで丸め込むがTAKAがロープを掴んだまま強引に押しつぶして3カウントとなり鈴木軍が王座防衛、超危暴軍は抗議するも後の祭りとなった。
試合後には玄藩がキャプテン、熊野がクレイジーとのタッグで『日テレG+杯争奪ジュニアタッグリーグ』にエントリーを表明すれば、9日のSEMで小峠とのタッグを解消した石森はフリーで道頓堀プロレスを主戦場にしている政宗を呼び出しエントリーを表明、TAKAとデスペラードも王者としてエントリーをを表明するが、空き家となった小峠は新パートナーを予告して退場となった。
メインのヘビー、ジュニアヘビー級選手権の前哨戦は鈴木と杉浦が髪の毛をつかみ合うなどして感情的な攻防を展開をすれば、後半では殴り合いを展開するなどヒートアップ、試合はベルトでの殴打を狙うタイチを原田がかわし、ジャンピングハイキックを凌いだ後で原田がのニーアッパー、ローリングエルボー、片山ジャーマンで3カウントを奪って前哨戦を制し、試合後は小峠を呼び出して“桃の青春”タッグ再結成をアピールした。
“桃の青春”タッグは大阪プロレスで一時代を築いた名タッグ、大阪プロレスタッグ王座も3度獲得し3度目はDRAGON GATEの望月成晃、ドン・フジイ組から奪取した。互いにNOAHへ移籍すると小峠がBRAVE、原田がNO MARCYと敵対関係となっていたが、対鈴木軍でNOAHがユニットの垣根を越えて一致団結となってからは“桃の青春”タッグの復活も時間の問題になると思っていた、“桃の青春”タッグの日テレG+杯争奪ジュニアタッグリーグは3度目のエントリーだが過去2度(2010、2011年)は大阪プロレス在籍時にエントリーしたが優勝を果たすことが出来なかった。
NOAH所属となって3度目の正直で優勝といきたいところだが、今大会でエントリーを表明したチームだけでなくヤンキー二丁拳銃(宮本裕向、木高イサミ)、そしてK-DOJOから旭志織がヒロ・トゥナイに代わって新パートナーでのエントリーを表明している。表明はしなかったがおそらく超危暴軍もエントリーしてくるのは間違いないだろう、特に二丁拳銃は昨年末からNOAH本格参戦をアピールしていたが、鈴木軍参戦で二丁拳銃の参戦は先送りとなってSEM参戦に留まっていた。二丁拳銃はチームとしても完成度が高いだけに“桃の青春”タッグだけでなく鈴木軍にとっても強敵になる可能性が高い。
“桃の青春”タッグ再結成は原田だけでなくベルトを鈴木軍に独占されているNOAHにとっても追い風となるか?
最後にモハメドヨネがデビュー20周年を迎えた。ヨネはこの日は丸藤と組み彰俊、高山組と対戦し彰俊とのラリアット合戦に競り勝ったヨネがハイキック、バスソーキックからキン肉バスターで3カウントを奪い、デビュー20周年を勝利で飾った。
自分がモハメドヨネの試合を初めて見たのは1998年10月23日の格闘探偵団バトラーツ、大阪府立体育会館第二競技場大会。当時のバトラーツは初に両国国技館大会を控え、またアレクサンダー大塚がPRIDEでマルコ・ファスを破ったことで注目を浴びていた、同期のアレクとは「ラブウォリアーズ」でタッグを組んでいたものの大きく差をつけられ、ヨネも出場していたのは第1試合池田大輔と土方隆司と組んで折原昌夫、小野武志、マッハ純二のトンパチマシンガンズだった。
そしてバトラーツ活動休止後にNOAHへ入団したが、自分の中でのベストバウトは2008年9月27日大阪府立体育会館大会で行われた佐々木健介戦、当時は健介がGHCヘビー級王座でヨネは初挑戦となったが、当時のNOAHは日本テレ ビ系列で放送されていた「プロレスリングNOAH中継」が大阪の読売テレビが放送打ち切りを決定、後に地上波での放送打ち切りが決定するなど暗い影が差し込み始め、大阪大会もNOAHも元々大阪では客入りが厳しかったのもあったが、メインが健介vsヨネということもあったのか満員すらならず不入りという厳しい状況で行われた、試合はヨネが入場する健介を襲撃するという荒れたスタートとなり、場外でのキン肉バスターやキン肉バスターで健介を苦しめるも、健介がトラグルホールド、逆一本背負い、フルネルソンスープレックスなどで猛反撃、ヨネも懸命に粘ったが健介のノーザンライトボムの前に惜敗、だがヨネも自身の限界を必死で越えようとしていたのが伝わった試合だった。
ヨネは暗い影を差しこんだNOAHを活性化するためにヒールユニットDisobeyを結成するも、後から入ったKENTA(ヒデオ・イタミ)から追放される形でヒール失格の烙印も押された、ヒールはいかに観客を盛り上げるかを求められ、また考えるプロレスを求められるポジションだっただけに、人の好いヨネにはヒールは向いていなかった。だがNOAHではファンから愛されるレスラーとして欠かせない存在となった。
またファンから愛されるだけでなくグローバルリーグでは永田裕志を破る爆発力も秘めている、それがモハメドヨネというレスラーだと思う、これからもファンに愛されるだけでなくNOAHを支えるレスラーになって欲しい。
モハメドヨネ選手、デビュー20周年おめでとうございます。【NOAH】原田がタイチ連破 リーグ戦で“桃の青春”4年ぶり復活へ▼拳王組3連敗…V4・TAKA&デスペに石森&政宗、クレイジー&熊野ら包囲網▼ヨネ20周年…後楽園大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/HKGtNGGkP4
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 8月 22後楽園大会御来場ありがとうございました。 タイチから2連勝、タイトルマッチに向けて良い流れ! 次の岐阜大会もこの流れをより良いものにします。 あと来月のJrタッグリーグ戦、パートナーは小峠篤司! pic.twitter.com/1W51UoGk1E
— 原田大輔 (@noah_harada) 2015, 8月 22ノアのJrタッグリーグ チャンピオンだしメリットないから出ないつもりだったけど参加することにした ボスが9月の大阪で終わりと言ったので俺達はタッグリーグ優勝して終わりにします ま、やるからには色んなとこから参加表明してほしいね 最後にチャンピオンらしく盛り上げてあげますよ
— TAKAみちのく (@takam777) 2015, 8月 22無事防衛 鈴木軍Jrらしい堂々とした試合だった と、思う 最後ケンオーに蹴飛ばされたりしてよく覚えてないけど で、最後タカさんが老獪さを発揮したと さすがですね! 亀の甲より年の功! 23年の大ベテラン! arriba TAKA michinoku!!!
— El Desperado (@0_desperado) 2015, 8月 22さっきから首がずっと痛くて、何したっけなーと考えてたら思い出した ケンオーハラの2人がヒップアタックしてきやがったんだ 何のつもりだあの野郎共 ケンオーの尻が異常に硬くて、バキバキバキッて首がなったんだった なんだったんだ
— El Desperado (@0_desperado) 2015, 8月 22後楽園ホール大会ご来場ありがとうございました! ジュニアタッグリーグ戦はメキシコ繋がりの政宗さんと組んで暴れます! 御声援宜しくお願い致します! #noah_ghc
— 石森太二 (@taiji_ishimori) 2015, 8月 22メヒコ繋がりで石森選手とチームを組む事に これでノアのJRタイトルリーグ戦にエントリー さて これで心置きなく 24時間TV観に 武道館行けるな 行かないけど pic.twitter.com/yApy6dXYMA
— 政宗 (@masamune_1113) 2015, 8月 22後楽園大会ご来場ありがとうございました。 ジュニアタッグリーグ頼もし過ぎるパートナー クレイジーさんと組んで出場して、優勝してやります‼︎ #noah_ghc #PKDX pic.twitter.com/oXaCaRTqy8
— 熊野 準 (@kumano_noah) 2015, 8月 22後楽園大会ありがとうございました!Jr.タッグリーグはキャプテンノア & 玄蕃で優勝狙います\(^o^)/
— キャプテン・ノア (@captainnoah_ghc) 2015, 8月 22本日は後楽園大会にご来場ありがとうございました! 皆さんの声が本当に力になりました。 ありがとうございました(^^) 俺はプロレスが大好きです。 明日も明後日も、その先もずーっと プロレスと共に生きます。 これからも ノアとヨネを応援よろしくだヨネ〜
— モハメド ヨネ (@muhammad_yone) 2015, 8月 22本日は後楽園大会ご来場誠にありがとうございました! そしてヨネさん20周年おめでとうございました! そんなヨネさんと明日は大井にいるヨネ〜 #noah_ghc
— 丸藤naomichi marufuji (@noah_maru_fuji) 2015, 8月 22 -
鈴木みのるが高山善廣を血祭りにあげ王座防衛も、観客が物を投げつけた!
7月18日 NOAH「プロレスリング・ノア旗揚げ15周年記念大会 vol.1 Summer Navig. 2015」後楽園ホール 1805人超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼後楽園大会オープニングマッチ/30分1本
○丸藤正道 モハメドヨネ 中嶋勝彦 キャプテン・ノア(9分26秒 片エビ固め)マイキー・ニコルス 小川良成 スペル・クレイジー ×平柳玄藩
※マッスルドッキング
◇第2試合◇
▼「Physical Force To Crash」/30分1本
○中西学(5分15秒 アルゼンチンバックブリーカー)×クワイエット・ストーム【中西の話】「あの豆タンク、凄いの! 顔面に入れてきよった、顔面に。凄いの! おもろいヤツがおるな。とにかくノアで暴れさせてもらうよ」
◇第3試合◇
▼「鈴木軍 vs NOAH」/30分1本
○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. 飯塚高史 タイチ エル・デスペラード (12分35秒 エビ固め)齋藤彰俊 マイバッハ谷口 拳王 大原はじめ ×北宮光洋
※キラーボム
◇第4試合◇
▼「グローバル・ジュニアヘビー級リーグ戦2015」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○田中翔(9分1秒 抱え込み式逆片エビ固め)[1敗=0点]×熊野準
【田中の話】「前に一度戦った熊野と変わりすぎているぐらい違った。アイツの試合を少し事前に見て勉強してきたつもりでも、最初はアイツのペースに持っていかれた。でも、負けるわけにはいかねえんだよ。コッチはライオンマークを背負ってんだ。こんなところで負けるわけにはいかねえんだ。俺はチャンピオンのタイチ、そこにいる鈴木軍全員に復讐するまで負けるわけにはいかねえんだ。必ず優勝してみせます。まずは1勝。明日だ、明日」
【熊野の話】「(これまでとは違う戦い方だったが?)負けは負けなんでね。クソッ。でも、まだリーグ戦が終わったわけじゃないんで。このあと全勝すりゃいいんでしょ」
◇第5試合◇
▼「グローバル・ジュニアヘビー級リーグ戦2015」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ベンガラ(7分40秒 前方回転エビ固め)[1敗=0点]×TAKAみちのく
【ベンガラの話】「俺が勝つ…俺がこのリーグ戦を勝つんだ! そしてベルトをメキシコに持って帰るんだ! そして今日、俺が誰だか分かっただろ? …タダイマ! オツカレサマデシタ、アリガトゴザイマシタ!」
【TAKAの話】「(最後は呆気にとられた?)誰だアイツは? タイガーマスクか? 白くなったのか? 小さくなったな、おい! 太ったんじゃねぇか? しばらく見ねえうちによ。でも、タイガーマスクっぽくなかったな。多分メキシカンじゃねえか? 俺はリーグ戦の相手とか知らねえけどよ、俺がメキシカン苦手なこと、ルチャリブレが苦手なこと、ノアはよく調べ上げたな。いいよ、こんなわけのわかんない相手、どんどんかかってこいよ。こういうリーグ戦はな、最初ダッシュしたってコロッと転ぶんだよ。全員ダッシュしやがれよ。いっせいに走りまくれよ。コロッと転がしてやるよ。俺が何であのガラクタを持ってるか、ジュニアタッグのベルトを持ってるか、このリーグ戦で教えてやるよ。(ベンガラの正体は見当が付く?)知らねえよ! メキシコ人だよ。間違いねえよ。いつもそうだ。俺にはそういうヤツばっか当ててくんだよ。知らねえヤツばっか。まあ、いいよ。トーナメントじゃねえんだよ。一回負けたってよ、コロッと頑張ってるヤツの足を引きずってやるよ。このリーグ戦の名前わかってるか?(名前を答えだしたところで)なんだよ、グローバルってよ! ちゃんと覚えとけよ! 鈴木軍ジュニア最強決定リーグ戦だ! 次、間違えたらぶっ飛ばすからな」
◇第6試合◇
▼「グローバル・ジュニアヘビー級リーグ戦2015」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ザック・セイバーJr. (12分12秒 ジムブレイクアームバー)[1敗=0点]×原田大輔
【ザックの話】「ハラダは僕が考える世界でもベストなレスラーのうちの一人さ。見たか、鈴木軍と鈴木軍ジュニアの連中よ。これが“プロレスリング・ノア"の試合だ。この半年間、クソみたいにジョークな試合ばっかりやりやがって。ノアの道場に来てレスリングを教えてやる。そのためにも、まずはこのリーグ戦を制して、ベルトをノアに獲り戻す」
【原田の話】「(ヒジの状態は?)痛い…。認めたくないけど、アイツの関節は凄いですね。でも悔しい。(この1敗は?)デカいですね。デカい。今日勝って勢いをつけようと思ってたんですけど…これはデカい。(ノアジュニアのレベルの高さを感じた?)そうですね。ザックはノアだけじゃなくて世界も渡り歩いてる男なんで。(今後は?)今日の負けはいい風に自分の中でとらえます。これをきっかけに必ず蘇ります」
◇第7試合◇
▼「グローバル・ジュニアヘビー級リーグ戦2015」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○小峠篤司(14分58秒 エビ固め)[1敗=0点]×石森太二
※キルスイッチ
【小峠の話】「(初めて勝利した今の気持ちは?)全てを出しました。何だろう…まあ、いいや。まだリーグ戦の初戦なんで。絶対に優勝しなくてはいけなくなってしまった。それだけです。初戦が一番苦しかったって俺が優勝して言ってやるよ。間違いない。あの人こそBRAVEのジュニアの、ノアジュニアの顔だから。必ず優勝してやる!」
【石森の話】「戦前から負けたくないって言ってたし、この試合だけは結果にこだわってたんで…悔しいです。(2年4ヵ月ぶりの同門対決となったが?)それだけ時が経ってたってこともあるんですけど、でも、やっぱりお互い成長してるんだなと。特にアイツは最近ジュニアのトップ戦線を引っ張ってきたヤツだから。そのへんは先輩の意地として負けたくなかった。でも、結果的には今日は落としたけど、まだリーグ戦は続くし。必ず俺が決勝行って、優勝して、ベルトを取る。見ててください、俺が最終的にベルトを取りますから」
◇第8試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○杉浦貴(15分52秒 片エビ固め)×シェルトン・X・ベンジャミン
※オリンピック予選スラム
◇第9試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第23代選手権者]○鈴木みのる(27分10秒 体固め)[挑戦者]X高山善廣
※ゴッチ式パイルドライバー
☆鈴木が3度目の防衛に成功
(試合後、内はブーイングに包まれ、リング上に物が投げ込まれる)
鈴木「、「このプロレスの世界に王様は2人いらないんだよ(アーチャーはKO状態の高山を場外に蹴落とす)おい、勝ったのは誰だ。この俺、鈴木みのるだろ」
(杉浦登場)
杉浦「おい、わかってんだろうな、俺が来たのは。俺のことを忘れてねえよな。俺がコイツからベルトを取り戻すから。いくぞ、次は。おい、わかったか」
鈴木「やっと来やがったか。プロレスリング・ノア、強さの象徴・杉浦貴。俺はな、お前が来るのをずっと待ってた。俺がノアに来た本当の理由、それはテメエをぶちのめすためだ。お前は忘れてねえよな。あの時、テメエが俺に勝って、俺はここを去った。お前は『お前の意見が正しい』とされた。俺はテメエなんかこれっぽっちも許しちゃいねえんだよ。テメエの首を取りにこのノアまで来たんだよ。やるか? やるか? 王様ゲーム最終回、最終決着戦。鈴木みのる対杉浦貴、決定だ」
(鈴木と杉浦はにらみ合う。鈴木がほくそ笑むと、杉浦は「逃げんなよ!」と挑発して去っていく)
鈴木「これで役者が揃ったっていうもんだ。ジ虫ども、テメエら、口を開くんじゃねえ。ゴミ箱くせえんだよ。今日、勝ったのはこの俺だ。アイツには今から王の名を外してもらう。王と名乗れるのは鈴木軍だけだ。この俺がプロレス王、鈴木みのるだ。よく憶えておけよ。お前らによく聞こえるように、もう一度よく言ってやる。俺がなんでこんなことを言えるのか教えてやろう。俺たち、鈴木軍…(鈴木軍メンバー全員で)イチバン!」
【鈴木の話】「(リング上に物が投げ込まれたが?)喜んでいる証拠だろ? 久しぶりじゃねえか。(次は杉浦戦が決定的となったが?)次はじゃねえ。これが最後だ。これが最終決着戦だ。俺は端から杉浦の首を取りに来たんだよ。そもそもアイツが屁理屈つけて出てこないうちは話にならねえから。出てこなきゃいけないような状況にしてやったぞ。アイツが正しいとされ、俺が間違っているとされた。アイツは偉そうにチャンピオンを名乗り、俺はよそへ追放だ。テメエにそれがわかるか? 跡形もなく消え去れ。杉浦貴も、高山も、丸藤も、この舟ごと深い海の底に沈んでしまえ。なんで物を投げるんだよ? おひねりか? 最近はプロレスブームだとか言ってよ。俺は見たぞ。てめえらが報道してるのを。最近のプロレスは怖くないんです。最近のプロレスは血なんか出ないんです。最近のプロレスは難しい関節技とか、マニアックな技はやりません。キレイな空中殺法だけです。イケメンしかいません。おいおいおい、どの口が言ってんだ? 俺がな、血ヘド吐いて生きてきたプロレスはそんなものどこにもなかったぞ。これもプロレス、それもプロレス、あれもプロレス、全部プロレスじゃねえかよ。2人の男が戦えば、それは全てプロレスなんだ。ダンスじゃねえんだ。お遊戯じゃねえんだよ。殺し合いをしてんだよ。客も舐めた口を利いてんじゃねえぞ。こっちは命懸けてリングに上がってんだよ! 俺が強かった、アイツが弱かった。ただそれだけだ。それ以外の理由なんてどこにもありゃしねえ。これで正真正銘、プロレス界の王様は俺ただひとりだな? 違うのか? じゃあ、これなんだ? (アナウンサーにベルトを見せつけて)なんて書いてある? 何の意味がある?(『王者が持つベルトです』と返すと)じゃあ、これを持っているヤツはなんだ? (『王者です』、『一番強いということです』と答えると)意地でも言わねえな。お前らが付けたんだろ? 王冠ってお前らが付けたんだろ。俺みたいな地べたを這いつくばって上がってきた人間を王と呼ばねえのか? 鈴木軍を生んだのは、鈴木みのるを生んだのは、てめえらだぞ。てめえらがフタをして隠そうとして、『こんなヤツ、この世界からいなくなればいいのに』とやってきた結果がこれだ。強いから持ってるんだ。強いから王様なんだ。だからクラウン、王冠だろ? 俺が持っていると違うのか。力で取ったぞ。殴って取ったぞ。技で取ったぞ。何の文句がある? 反則? 人が多い? 凶器を使った? じゃあ、自分たちでルールを都合のいいように変えなさい。俺は正々堂々ルールの中でやっただろ。俺はレフェリーに反則負けと言われてねえぞ。ルールの中じゃねえか? だから、反則なんかしてません。正々堂々と戦って、俺が手にした王の証しだ。さあ、あとひとり。杉浦貴、ずっと首を長くして待ってたんだ。お前が俺の前に来ることを。さあ、ラストだ。ノア、これが最後だ。次のGHC、王様ゲーム最終回、鈴木みのる対杉浦貴。今すぐ発表しろ。今すぐ会場をおさえろ。今すぐアイツと俺の決着の場を整えろ。乾杯でもするか。今日は新メンバーがいるんだ。極悪なヤツがいるんだよな。エンジェルちゃん! (中村あゆみさんを呼び込むと)鈴木軍の歌う女神だ。新たに鈴木軍に加わった中村あゆみ。いいか一緒に行くぞ。俺たち鈴木軍、イチバン!」
【杉浦の話】
「俺しかいないだろ!」
NOAHの新シリーズが開幕しメインではGHCヘビー級王者の鈴木にかつてのパートナーである高山が挑戦、試合は高山がハンマーロックからの右腕攻めで先手を奪い、互いにアキレス腱固めを極め合うなどグラウンドの攻防を展開するが、セコンドのタイチが場外からイスで高山を殴打すると試合が一変し鈴木がぶら下がり式腕十字を仕掛けてから場外戦へ、鈴木はゴングやイスで高山を殴打すると高山は流血、鈴木は観客席で高山を痛めつけた後で額にナックルを打ち込み、高山の傷口をえぐる。
リングに戻っても鈴木ペースが続きマウントナックル、デスペラード の介入で高山を痛めつけた後で胴絞めスリーパーで捕獲、だがロープに逃れた高山はニーリフトで反撃しジャンピングニー、ダブルアームスープレックス、フロントスープレックスで投げた後で逆にスリーパーで捕獲して鈴木を追い詰める。
脱出した鈴木は一本足頭突き、サッカーボールキックを繰り出せば、高山もニーリフトで応戦、そして両者は壮絶なエルボー合戦を展開するも、張り手で競り勝った鈴木が再度スリーパーで捕獲しゴッチ式パイルドライバーを狙う。
しかしリバースした高山は鈴木の追尾式ロープワークをニーリフトで迎撃しタイチとデスペラードを蹴散らした後で、ニーリフト、生膝ニーリフト、ギロチンドロップからエベレストジャーマンを決めるが、レフェリーのカウントをデ スペラードが阻止し、KESが乱入して高山を襲撃する。
それでも高山は鈴木のナックルをかわしてエベレストジャーマンを狙うが、今度は飯塚が乱入して高山の脳天をイスで一撃すると、最後は鈴木がナックルの連打からゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪い王座防衛も、試合後は観客が鈴木にブーイングを浴びせ物を投げつけた。
それでも勝ち誇る鈴木にセミでベンジャミンを破った杉浦が挑戦に名乗りを挙げ、鈴木もNOAHでの最終ターゲットは杉浦であることを明かし挑戦を受諾した。
鈴木vs杉浦は2011年の5月に実現、この年に東日本大震災が発生し被災者に何か出来るかで当時GHC王者だった杉浦と鈴木の間で意見が対立、リングの上での決着となって杉浦が勝利を収めている。
館内は王座を防衛した鈴木に物を投げつけたが、確かにマナーとしてはやってはいけないこっとだが、ヒールである鈴木にしてみればファンから投げつけられる物は勲章みたいなもの、しかしNOAHからしてみればに傍若無人暴れまわる鈴木軍に対しNOAHは何をしているんだというファンの怒りと苛立ちを感じさせた。
鈴木vs杉浦は現時点ではいつ開催するかわからないが、杉浦にとって一番の敵は鈴木よりも観客からの大きなプレッシャーなのかもしれない。
ジュニアリーグ戦も開幕し公式戦では熊野vs田中のNOAHvs新日本の若手同士の対戦も実現し、熊野はサミングなどラフを織り交ぜて田中を苦しめるも、マフラーホールドで田中が動きを止めると逆片エビを決め田中が勝利。
AAAから参戦したベンガラはTAKAのみちのくドライバーを阻止した後でトラースキックを放つとDDTからそのまま丸め込む妙技を見せ3カウントを奪い勝利を収めるがベンガラはかつてNOAH所属として活躍しGHCジュニアタッグ王者にもなったR・Mが正体だという
原田vsザックは原田の片 山ジャーマン狙いを空中で反転したザックがジムブレイクアームバーで捕獲し原田がギブアップして勝利を収め、石森vs小峠のBRAVE対決は石森のリバースゴリースペシャル狙いを、小峠がリバースフランケンで切り返し、最後はキルスイッチで3カウントを奪って白星発進に成攻した。
そして第2試合ではNOAHのシリーズにフル参戦となった中西が登場しストームを5分で降し貫禄の差を見せ付けた。【NOAH】ゴミ乱舞、高山大流血…鈴木暴虐V3 方舟来襲・真の目的は「杉浦、テメーの首だ!」▼Jrリーグ開幕…小峠が石森、ザックが原田撃破で会心スタート…後楽園大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/tquubkw0xG
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 7月 18日付変わってしまいましたが18日土曜日のNOAH後楽園大会のメイン後、あれほどの怒りは久々に見ました。それからグローバルジュニアリーグに出場している新日本プロレスの田中翔選手に赤白の紙テープが飛ぶのが新鮮で、ザック・セイバーjr選手は相変わらず素晴らしかったです
— sayoko mita (@345m) 2015, 7月 18後楽園大会に多数ご来場頂きましてありがとうございました。 15周年記念大会でありながらノアファンの皆様には残念な結果に… 全試合後、リングにペットボトルやゴミを投げた方がいたのは非常に残念でした。 リング上では選手が命をかけて戦っています。その神聖なリングにゴミが…【続きます】
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 7月 18<【続き】傍若無人の鈴木軍の行動は許せないかもしれません。 しかしベルトを取り返せず、そういう気持ちにさせているノアの現状も原因の一つだと思います。 ノアのリングに物が投げ込まれたのは事実。 至宝を取り返し信用を取り戻し、皆さんに心に残るプロレスを届けられるよう帆を進めていきます。
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 7月 18ちなみにオレが言いたいのは、ゴミ投げられて残念とかそういう事じゃない。 それが良い事ではないが、そんな気分にさせてしまった事が問題だなと… 普段、風俗ぐらいしか楽しみのない客どもが、安くはないチケット代を払って来てるわけだから、ちゃんと気持ち良くさせてやらないと… #プロならば
— 平柳 玄藩 (@noah_genbasama) 2015, 7月 18 -
鈴木軍がタイトル総なめのままで三沢メモリアルツアーは終わるも、最後を締めくくったのは“ノーフィアー”!”
6月19日 NOAH「三沢光晴メモリアルツアー2015」後楽園ホール 1380人 満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼後楽園大会オープニングマッチ/15分1本
○北宮光洋(2分11秒 片エビ固め)Xジョン・ウェブ
※スピアー
◇第2試合◇
▼20分1本
ザック・セイバーJr. ○クワイエット・ストーム(6分59秒 体固め)平柳玄藩 X熊野準
※50cmウデ・ラリアット
◇第3試合◇
▼30分1本
○中嶋勝彦 石森太二 池田大輔(6分18秒 体固め) マイキー・ニコルス シェイン・ヘイスト ×ジャック・ギャンブル
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第4試合◇
▼30分1本
タイチ TAKAみちのく ○エル・デスペラード(10分49秒 片エビ固め) 拳王 大原はじめ ×キャプテン・ノア
※フロッグスプラッシュ
◇第5試合◇
▼30分1本
○マイバッハ谷口(6分36秒 片エビ固め)×モハメド ヨネ
※マイバッハプレス
◇第6試合◇
▼三沢光晴メモリアルマッチ/60分1本
○齋藤彰俊 越中詩郎 (11分45秒 片エビ固め)小川良成 ×井上雅央
※スイクルデス
◇第7試合◇
▼「Never Lasting Story」/30分1本
▲原田大輔(18分14秒 両者KO)▲小峠篤司
【小峠の話】「(決着が付かなかったが?)付かなかったですね。どうしよう…。もうどちらでも。リーグ戦が始まってから決着を付けてもいいし、始まる前に決着付けてもいいし。まだ始まるまでに時間がありますんで。(早急に決着を付けたい?)まあ、僕の意地ですね。いやー、きついぜ。久しぶりにきついね。体がぶっ壊れそう。どうしよう? わからねえ。こんなことをしている場合じゃないっていうのも一理ありますからね。ただ、時、場所、状況構わず、いつでもアイツとはやります。いつでも状況を作ります。いつでも雰囲気を作りますし、いつでも争い合うし。対抗戦をやっている状況ではありますけど、今日そういうものも残していきたくなりました。(トペコンヒーロで足を打っていたが?)そうですね。僕はアイツだからフェンスのある状況で行ったのか。それともアイツに誘われたのかわからないですけど。結果、決着が付けられなかったので、本当に何も言えないですね。いい発言も悪いことも何も言えないです。やり続けます。ずっとずっと。プロレス人生終わるまで争います」
【原田の話】「もう1回…もう1回…」
◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第33代選手権者]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(15分50秒 エビ固め)[挑戦者]×クリス・ヒーロー コルト“Boom Boom"カバナ
※キラーボム
☆アーチャー&スミスJr.組3度目の防衛に成功。
【試合後のK.E.S.】
アーチャー「試合はハードだったが、俺たちはまだGHCタッグチームチャンピオンだ! そしてNWAタッグ王者だ。GHCタッグタイトルは決してK.E.S.から離れることはない。決して鈴木軍から離れることはない。そしてノアに戻ることは決してない。文句があるヤツは誰でもかかってこい。潰してやる。俺たちがキラー・エリート・スクワッドだ」
スミスJr.「カバナ! ヒーロー! 言った通りリベンジしてやった! そしてGHCタッグタイトルは、これから先ずーっとK.E.S.のモノだ。ノアの連中の誰がかかって来ようがぶっ壊してやる!」
【試合後のBIG IN USA】
カバナ「K.E.S.からビッグビクトリーを奪って、今日はBIG IN USAにとっても大一番だったけど…まぁ、凄く良い経験だよ。この経験を生かして、もっと強くなって帰ってくる」
ヒーロー「今ツアー、ナゴヤでもヒロシマでもタカマツでもオーサカでもK.E.S.と一人で戦った。何度も良いローリングエルボーをぶち込んでやったけど、最後はキラーボムで沈んじまった…。カバナ、ごめん。ミサワサン、ごめんなさい。そしてGHCタッグタイトルを獲り戻すことができなくて、ノアに申し訳ないよ…」
◇第9試合◇
▼三沢光晴メモリアルマッチ/60分1本
丸藤正道 杉浦貴 ○高山善廣(17分22秒 エベレストジャーマンスープレックスホールド) 鈴木みのる ×飯塚高史 シェルトン・X・ベンジャミン
(試合後、場外の鈴木とリング上の高山はにらみ合う。鈴木はその場でベルトを放り投げてみせた。鈴木が去っていく)
高山「皆さん、三沢さんのメモリアルツアー、無事勝利で終わらせました。これも皆さんの熱い声援のおかげです。ありがとうございます。副社長と杉浦、そして俺で、絶対にあいつらを倒して、ノアの至宝を取り返します!よし、これからもドンドンいくぞ。ノーフィアー!」【試合後の丸藤&杉浦&高山】
――ツアーの最後に3人で勝利を収めたが?
高山「良かったね。2人にサポートしてもらったから勝てたよ。この勢いでさ、本当にアイツのぶん回して、ギタギタに汚されたベルトを引っぺがしたい」
――前哨戦で肌を合わした印象は?
高山「強いは強いよ。強いは強い。たださ、その強さに勝った俺の気持ちがあるから。今回だけはね」
――最後に大きな高山コールが巻き起こったが?
高山「調子狂うんだよね(笑) 試合が終わった後はよかったな。試合中は絶対やめろよな。試合中にやられると調子狂うから。試合終わった後に大・高山コールをごっちゃんです」
――お二人から見て高山選手は?
杉浦「期待して、取り返してくれると思います」
丸藤「高山さんも鈴木みのるに特別な気持ちがあるだろうし、それにも増して三沢さんにもあるだろうし。鈴木みのるからベルトを引っぺがすのは俺だと思ってたんですけど、このまま行くと高山さんが剥がしてしまいそうなんで。その高山さんに俺が挑戦できるように、俺もコンディションを整えてやっていきたいと思います」
高山「次のタイトルマッチのその後に、さらに強いヤツを名乗りあげるなんて困るな。その先まで見据えないといけないからさ。(杉浦に)その先に来るんだろ?」
杉浦「はい。行きます」
高山「大変だよ、俺は。まあ、そのぐらいが楽しいね。プロレスラーはこうあるべきだ。そうあるように、やるよ、俺は」
【鈴木の話】「勘違いしてんじゃねぇか? 取り返す意味わかってんのか? 取り返すってことは俺に勝つってことだぞ? 高山、お前はポンコツだから客の力を借りればいい。三沢の力を借りればいい。かかってこいよ! ぶち殺してやる。次で終わりだ。おめえみてぇなロートルのポンコツ野郎が、俺の体に触れられてありがたいと思え。俺と戦いたかったら一日300回くらい土下座し続けろ。高山倒すのに他のヤツの力はいらねぇ。アイツだけは俺が殴り殺してやる。ボッコボコに。俺の拳で顔面ボッコボコにしてやる。じゃなきゃ気が済まねぇ。気が済まねぇんだよ」
「三沢光晴メモリアルツアー」も最終戦、セミでは、ヒーロー&カバナの“BIG IN USA"がアーチャー&スミスのKESの保持するGHCタッグ王座に挑戦。
“BIG IN USA"はシリーズ最終戦のみの参戦となったカバナとフル参戦だったヒーローの連係が不安視されたが、序盤は連係で先手を奪うも、KESはラフやTAKAの介入を駆使して反撃しカバナを捕らえ主導権を握る。しかし交代したヒーローがエルボーやローリングエルボーを駆使して反撃し流れを変える。
ところがKESはヒーローにダブルインパクトを決めるとキラーボムを狙うが、カバナが間一髪カット、ヒーローはエルボーの連打でアーチャーを追い詰めローリングエルボーを狙うが、かわしたアーチャーがフルネルソンに捕らえるとスミスが入ってキラーボムが決まり3カウント、KESが完勝で王座を防衛した。
メインでは三沢メモリアルマッチとして7月18日後楽園で行われる鈴木vs高山の前哨戦が行われ、鈴木と対峙した高山がエルボーはビックブーツで鈴木を押しまくるも、場外からのイス攻撃で高山が失速すると、飯塚がアイアンフィンガーブロムヘルを狙うが、丸藤がカットに入ると高山が飯塚にランニングニーリフトを決め最後はエベレストジャーマンで3カウントを奪い、最後は高山がマイクで締めくくった。
鈴木は高山を“ロートル”“ポンコツ”扱いしたが、高山は今年大仁田厚を破って爆破王になるも、それ以前はタイトルには縁がなく一歩引いた状態だった。高山も今年で48歳、鈴木の言うとおり最後の挑戦になるのかもしれない、鈴木への挑戦は三沢への想いだけでなく自分自身への挑戦ということなのだろうか・・・
休憩明けにはグローバルジュニアリーグの出場選手が発表された
小川良成、石森太二、小峠篤司、原田大輔、平柳玄藩、拳王、大原はじめ、熊野準、スペル・クレイジー、ザック・セイバーJr、エル・デスペラード TAKAみちのく、田中翔(新日本プロレス)、ベンガラ(AAA)
第1回は2009年に開催されKENTA(イタミ・ヒデオ)が右膝を負傷しリーグ戦から離脱、決勝進出を決めた鈴木鼓太郎もインフルエンザで欠場するというハプニングがあったが、優勝は金丸義信と獣神サンダーライガーの二人で争われ、金丸が優勝を果たしたが、今回は金丸や鼓太郎、KENTAも退団、ライガーはエントリーせずもあってメンバーが一新された。
GHCジュニア王者のタイチは予告通り参戦せずだったが、参戦を拒否していた小川、鈴木軍からはデスペラードとTAKA、新日本からは田中、AAAからベンガラの参戦となった。
新日本の「BEST OF THE SUPER Jr,」にエントリーできなかった田中にしてみればビッグチャンスでもあり熊野にとっても良い刺激にもなる。
そして第7試合では原田と小峠のライバル対決が今回はノンタイトルで実現、小峠が原田の首に集中砲火を浴びせれば、原田も掟破りのマグザムで逆襲し場外フロントスープレックスで小峠に大ダメージを負わせる。
終盤には両者共何度もダブルダウンとなり、原田がブレーンバスター式の牛殺し、ニーアッパーと畳み掛けて片山ジャーマンを狙うが、小峠が変型キルスイッチで切り返すも、両者共再びダブルダウンとなってそのまま両者KOとなり、二人は再戦をアピールした。
原田と小峠には期待したいが、自分的には優勝候補にはまだジュニア王座挑戦経験のない拳王を推したいし、そろそろシングルでの実績も欲しいところだと思う。 -
鈴木みのるが怪物化した“谷口周平”を粉砕でGHCヘビー級王座を防衛~三沢光晴に緑の献花を2015~
6月15日 NOAH「三沢光晴メモリアルツアー2015」大阪府立体育会館第二競技場 900人満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼大阪大会オープニングマッチ/15分1本
○クワイエット・ストーム(4分56秒 片エビ固め)Xジョン・ウェブ
※50cmウデ・ラリアット
◇第2試合◇
▼20分1本
モハメド ヨネ ○中嶋勝彦(7分20秒 体固め)X平柳玄藩 キャプテン・ノア
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第3試合◇
▼ノアJr.スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
小川良成 ザック・セイバーJr. ○原田大輔(9分55秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)石森太二 X小峠篤司 熊野準
◇第4試合◇
▼「鈴木軍 vs 超危暴軍」/30分1本
拳王 大原はじめ ○北宮光洋(9分54秒 反則勝ち)X飯塚高史 TAKAみちのく エル・デスペラード
※竹刀攻撃
◇第5試合◇
▼GHCタッグ選手権試合前哨戦/30分1本
ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. シェルトン・X・ベンジャミン ○タイチ(12分18秒 タイチ式外道クラッチ)クリス・ヒーロー マイキー・ニコルス シェイン・ヘイスト Xジャック・ギャンブル
◇第6試合◇
▼三沢光晴メモリアルマッチ/60分1本
杉浦貴 ○高山善廣(11分56秒 体固め)丸藤正道 X齋藤彰俊
※ランニングニーリフト
◇第7試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第23代選手権者]○鈴木みのる(21分46秒 体固め)[挑戦者]Xマイバッハ谷口
※ゴッチ式パイルドライバー
☆鈴木が2度目の防衛に成功
(試合後)鈴木「スタン・ハンセンどこ行った!? この野郎! なんで俺に“献上"しないんだよ! だったら何のために日本来てんだよ! さっさとアメリカ帰れコラ!「谷口く〜ん(笑) 俺に喧嘩売るなんて一億年はえーんだよ。誰の体に傷つけてんだ? コラ! テメーが俺に喧嘩売るには、もうちょっとだけ実力足りなかったね〜ごめんねー(笑)、この汚いの落とせ(館内大ブーイング)あ? うるせえよ。テメーらがどんなに偉そうに何かを言ったところで、テメーらの宝は今、俺たちの手の中にあるんだ! うるさい!? そんな国民はいらねえ。お前ら全員死刑だ!さあGHC。何の略か知ってるか? “鈴木軍・最高"って書いてあるんだよ! おい大阪、アホなお前らに、もう一度教えておいてやる。俺たち鈴木軍…イチバーン」
(高山登場)
鈴木「何しに来た? 鈴木軍をクビになった高山ク〜ン(笑)」
(高山は顔色を変えずにリングに上がると、鈴木軍セコンド勢を一人ずつ返り討ちに。鈴木との“1対1"に持ち込んでにらみ合う、鈴木はGHCベルトを掲げたが、高山はそれを見下してからエルボーを放つ。さらにはジャーマンで鈴木を投げ捨てて場外に追いやる」
高山「テメーらが散々汚したこのベルト。よーく磨いておけよ! 俺が行くぞ! ノーフィアー!!」
【鈴木の話】
――マイバッハのマスクを剥いだらペイントが出てきたが?
鈴木「そんなことはどーでもいいんだよ! 俺に喧嘩売ったんだ。喧嘩売ってきたのはアイツだ。だから終わらせてやった。それだけだ。喧嘩で俺に勝とうなんて思ってるんじゃねえぞ!?」
――歯ごたえは感じなかった?
鈴木「全然。全っ然!」
――試合後は高山が現れたが?
鈴木「俺が鈴木軍をクビにした高山クンじゃねえか…。なに、今さら“ノア面"して出てきてんだよ? テメーなんか行くあてのない、ただの“棒っきれ"じゃねえかよ。棒っきれが俺に何した!? ただの棒っきれ野郎が! あんなのただの“ほうき"みたいなモンじゃねえか。立ってるだけじゃねえか。あるとすれば、そこら辺掃除する…それくらいしか役目ねえじゃねえか! あぁ? でか〜い“ほうき"だけどな? あの野郎…次の“いけにえ"は高山善廣! テメーだ。王様ゲーム、第3弾。3ラウンド目…高山善廣、出てこい!! 俺の前に跪(ひざまず)け! 俺の前にひれ伏せっ! お前のした無礼…そのツケは体で払ってもらう」
――できるだけ早く、場所はどこでもいい?
鈴木「場所? 大阪の街でやろうか、フフ(笑) 今から、そこでぇ! いつでもいいぞ? クックック…さあ、かかってこいよ! かかって来いよ、デクの坊! テメーが2度と立ち上がれないように、木っ端みじんに粉々に砕いてやる。お前の時代はとっくの昔に終わってんだよ。プロレス界に“王と呼ばれる人間"は2人いらねえんだ! プロレス界の王はこの俺、鈴木みのるだけでいいんだ。お前らも、いつまでもアイツのことを“王"とか呼んでんじゃねえよ。アイツの時代はもう終わったんだ。もうず〜っと前に終わったんだ。今、この世界はすべて俺の時代だ。何か文句あるか? いいぞ? 文句あるなら言っていいぞ? そしたらお前もついでに死刑だけどな」
※写真を撮るカメラマンに
鈴木「おい、お前。なんでこのベルトの写真撮ってんだ? こんなのただの皮に、金属ついてるだけじゃねえか? なんでか? 教えてやる。“俺が持ってるから"だ!! 他のヤツが持ってたら、ただのゴミクズだ。俺が持ってるからキラキラしてるんだ。いいな? 次は……アイツだ…」
※近くにいた西永レフェリーの胸倉をつかみ、翌日の会見予定を報道陣に発表させてから去っていく
【高山のコメント】
――今、このタイミングで挑戦を表明した理由は?
高山「タイミング? まぁ谷口がやられて、なかなか居なさそうだからね。でも、俺が出て行くのが一番イヤなんじゃないの? 海賊王はさ(笑) だからああやって散々、俺を落とすんだよ。一番ドキドキしてるんじゃない? 今、彼は」
――手の内を知り尽くしてると思うが?
高山「それはお互い様だけどね」
――過去の高山vs鈴木とはまるでシチュエーションが違うが?
高山「違うね。昔は自分の体だけで戦う男だったけどね。今はオモチャたくさん持ってるからね。オンボロのオモチャを。そんなオモチャ、俺が踏み潰せばいいだけだから」
――三沢さんのツアーを経て、その気持ちが強くなった部分もあった?
高山「そうかもね。本当にそうかもしれない。散々、三沢さんとあのベルトをコケにされたからね。しかもこのメモリアルツアーでね。まぁそれだけは許せないよ」
――自身はあのベルトの1ページ目を三沢さんと創り上げたが?
高山「うん。だから汚されたくなかったんだ。過去の鈴木みのるが獲って、防衛してるんだったら何も言わなかったと思う。でも今のあの男だったら、あれ以上はやらせられない」
――コンディション的にも問題ない?
高山「ああ、そうだね。でも、GHC獲ったのもだいぶ前だからねえ。また、あのベルトが欲しいね。なんだかんだ言って俺、ベルトを腰に巻いたのって、あのベルトとNWFだけだからね。あとは振り回してただけだから。それだけ思い入れがあるよ、あのベルトには」
――ちょうどGHCを獲ったのは大阪だったが?
高山「そうだね。大阪で獲ったベルトに対して、大阪でまた挑戦を宣言する。これも運命かね?」
――改めて自身にとって三沢光晴とは、どういう男だった?
高山「そうだね…(※長い間考えた末に)…よくさ、『あの人は男だ』とか言うじゃない? 安く。でも本当の男はあの人だったね。そういう人だった。ゴチャゴチャ言ってもしょうがないんだ。本当にそういう人だった」
――三沢さんがいたから、今の自身がある?
高山「それはもう、亡くなった後のインタビューでも言ってるけど、本当にそうだよ。三沢光晴と会わなかったら、俺はシングルのベルトなんか獲れなかった。ましてや帝王なんて言われて、威張り散らしてこれなかったかもしれない。あの人を追いかけて、あの人に挑んで、今の俺がいる。超えられなかったけどね。それは悔しいけど。悔しいけど…それで良かったと思ってる。そういう人です。三沢光晴は。これ以上しゃべったら泣きそうだから。終わり(笑)」今日はNOAH「三沢光晴メモリアルツアー」を観戦するために大阪府立体育会館第二競技場を訪れた、2011年6月13日に同会場で「三沢光晴メモリアル」が開催された際に自分は緑の献花を持って観戦し献花台にお供えしたが、今回も献花台が設置されるということで4年前と同じく緑の献花を持って会場を訪れ、献花台にお供え し亡き故人を偲んだ、4年前のカードは潮﨑豪vsバイソン・スミス、斎藤彰俊vs鈴木鼓太郎、秋山準vs小川良成の3大シングル戦が組まれたが、秋山と潮﨑、鼓太郎はNOAHを離脱し全日本に移籍、バイソンは死去、現在残っているのは彰俊と小川だけとなった。
休憩前には三沢光晴追悼セレモニーが行われ、第4試合に出場した拳王、メインを控えるバイバッハら超危暴軍や鈴木軍を除く全選手、またシリーズに帯同しているスタン・ハンセンらが揃って10カウントゴングが鳴らされ、大川リングアナのコールの後、ファンは緑と銀のテープを投げ込んだ、またスクリーンではSAMURAITVでの秘蔵映像が公開されるなど亡き故人を偲んだ。
そして大阪大会のメインは鈴木vsマイバッハによるGHCヘビー級選手権、鈴木のセコンドにはTAKA、タイチ、デスペラードが着いたことから、超危暴軍は北宮に加え大会の後半から放送席で解説をしていた拳王、大原がセコンドに入った。
館内はマイバッハコールの中で試合開始、手四つから鈴木がロープに押し込むと早くもマイバッハのマスクに手をかけるが、反撃したマイバッハは自らマスクを取りスキンヘッドと黒いペンティングをした“谷口周平”の顔を晒し猛反撃、場外戦で何度も鉄柵ホイップで投げつけてからクロー攻撃、リングに戻っても執拗にクローで絞めあげ、制止に入る西永レフェリーを突き飛ばして無法地帯となると、セコンドの超危暴軍が介入を阻止するために鈴木軍と乱闘に、その間に“谷口”は場外で本部席のテーブルをセットし鈴木を寝かせるとコーナーからテーブル貫通マイバッハプレスを敢行し鈴木に大ダメージを負わせる。
先手を奪われた鈴木だったがロープ際の攻防でロープ越しの腕十字で反撃、場外戦に持ち込んでイスを使ってのアームロックを極めると“谷口”は一気に失速、鈴木は右腕攻めを展開してロープ越しの卍固めも披露して試合の流れを変える。
なかなか反撃できない“谷口”だったがパワースラムで反撃しラリアットの連打、クローからフロントスープレックス、そしてマイバッハプレスを投下するがかわされ自爆し鈴木は張り手の猛ラッシュで心を折りにかかり、“谷口”もPKを狙う鈴木をキャッチしてチョークスラムを狙うが、鈴木は脇固めで切り返してから腕十字へと移行する。
それでも“谷口”はラリアットを炸裂させマイバッハプレスを再び投下するも、今度は剣山で迎撃され鈴木は腕十字で捕獲、“谷口”はギブアップ寸前に追い詰められるも、館内の“谷口”コールに押されたのか必死でロープに逃れる。
鈴木は“谷口”のラリアットをかわして下からの腕十字で捕獲するが、“谷口”は持ち上げてパワーボムで叩きつけるも、その後が続かず鈴木はエルボーの連打を浴びせるが、一本足頭突きを狙ったところで“谷口”がカウンターでのノーガード頭突きを連発し鈴木を怯ませてからジャーマンスープレックスホールドを決め、ラリアットからマイバッハプレスを投下し3度目の正直で成功するも、カウント3直前でデスペラードが西永レフェリーの脚を引っ張って場外に引きずり込んだためカウント3は入らず、これに怒った超危暴軍は再び鈴木軍を襲撃し乱闘となるも、ドサクサに紛れてアーチャーが乱入して“谷口”をイスで一撃するが、ヒーローが駆けつけてローリングエルボーでアーチャーを蹴散らす。
これで勝負と見た“谷口”はマイバッハボムを狙うが、鈴木は背後に周ってスリーパーで捕獲し絞めあげ、それでも飽き足らないのか“谷口”をイスでメッタ撃ちにしてからイスの上でのゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪い王座を防衛した。
鈴木が勝どきを挙げるとファンは放送席で解説していた杉浦に名乗りを挙げて欲しいと望んでいるところで高山が出現、TAKAたちを蹴散らすとエベレストジャーマンで鈴木をKO、挑戦表明をして「ノーフィアー!」で大会を締めくくった。鈴木vsマイバッハに関してはマイバッハでは厳しいのではという声も出たが、試合時間は20分越えと大健闘、しかし“谷口”は今後に関してはノーコメントというかあくまでマイバッハを貫いていたことを考えると、今回の“谷口”もマイバッハの一つの形態に過ぎず、あくまでマイバッハというキャラクターを貫きたいのかもしれない。
鈴木軍がNOAHを牛耳っている現状は続くが、鈴木はオレが“NOAHを新日本より盛り上げてやる”という気持ちもよく伝わっているのもあらためてわかった、新日本からの派遣という形で鈴木軍はNOAHに参戦しているが、いつか新日本から戻るように言われても鈴木だけはNOAHに留まるような気がしてならない・・・大阪大会に多数ご来場いただきありがとうございました 三沢光晴メモリアルツアー、残すは19日の後楽園ホール大会です 皆さん、最後のミサワコールをしに来てください ご来場お待ちしております http://t.co/hdChHwz2mm pic.twitter.com/71jHzw224R
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 6月 15 -
7年目の6月13日は広島で…鈴木軍に制圧される現実は続くも、未来を掴み取って欲しい
6月13日 NOAH「三沢光晴メモリアルナイト2015」広島グリーンアリーナ・小アリーナ 2350人超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼「三沢光晴メモリアルナイト2015」オープニングマッチ/20分1本
○ザック・セイバーJr. キャプテン・ノア 友寄志郎(6分54秒 腕ひしぎ逆十字固め ) ジョン・ウェブ ジャック・ギャンブル ×魁
◇第2試合◇
▼30分1本
○モハメド ヨネ 池田大輔(6分2秒 片エビ固め)佐野巧真 ×相島勇人
※ラリアット
◇第3試合◇
▼「BRAVE vs 超危暴軍」/30分1本
○中嶋勝彦 石森太二 小峠篤司 (7分29秒 体固め)拳王 ×大原はじめ 北宮光洋
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第4試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/60分1本
[第24代選手権者]○エル・デスペラード TAKAみちのく(15分7秒 片エビ固め)[挑戦者] 平柳玄藩 ×熊野準
※フロッグスプラッシュ
☆デスペラード&TAKA組3度目の防衛に成功
――ノアにとって特別な日、特別な会場での試合となったが?
TAKA「そんなのなんだって言うんだ? 俺らにノアは関係ねえから。なんだ、ノアの特別な日って。俺らは知らねえから。俺はただ広島に来て、広島で組まれた試合をしました。それだけ。何も特別じゃねえよ。俺たちにとって」
デスペラード「もみじまんじゅうと牡蠣のイメージしかねえよ」
TAKA「何があるんだ? 俺たちはノアと関係ねえ。俺たちはプロレスファンでもねえし、ノアの人間でもねえんだ。何の思い入れも何もねえんだ」
――今後このベルトはどうする?
TAKA「知らねえよ。どうでもいいよ。(挑戦者は)いねえだろ? 出てこなかったということはいらねえってことだよな」
デスペラード「俺たちが持って帰っていいのか」
TAKA「どこかに持っていって流すか? それよりよ、大事なタイチのタイトルマッチに行かなくていいのか、お前。助けてやれ。正々堂々と1対3で助けてやれ。後から俺も行く」(※デスペラードが場内に戻っていく)
TAKA「なに、玄藩と熊野は。本機で取る気があったのかどうか。地元だから、応援されるから勝てるとでも思った? そんな甘いものなの? もうちょっと頭を使わねえと。玄藩と熊野は頑張ったな。頑張ったけどこんなもんだよ」
――まだまだ防衛記録を伸ばす手応えは感じた?
▼TAKA「防衛記録なんて考えてないから。やりたいヤツがいるなら名乗りを挙げてくればいいよ。考えてやるから。ただ獲れるヤツがいるのか。この間も言ったけど、小川良成と小川良成2号あたりが来ればわからねえけどよ。ザックじゃ無理だ。探してこい、小川さん。あんたとだったらやってもいいぞ。やらないと思うけどな」
【熊野の話】「もう一回挑戦するぞ! あいつに!」
【玄藩の話】「何もねぇよ、クソ!」
◇第5試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第29代選手権者]○タイチ(12分58秒 タイチ式外道クラッチ)[挑戦者]×原田大輔
☆タイチ3度目の防衛に成功。
(試合後、石森、小峠、ザック、大原、拳王、玄藩がリングを取り囲む。「タイチは帰れ」コールが発生する)
タイチ「俺が勝ったんだよ。残らせろ。俺の時間だ。何しに来やがった?今日、やっと浅子覚を倒したんだよ。次はどこ行った? 小川良成はどこに行った?勝手にお前らジュニアの一番決めようぜなんて盛り上がってんだろ? テメエらみたいなザコがやったって無駄なんだよ。いいよ、そんなにこの俺様に挑戦したいんだったら、ここのザコ(TAKAとデスペラード)どもで決めてこい。こいつらに格の違いをみせてやれよ。全部俺らが制覇するんだよ。わかったらさっさと帰って練習してこい。お前らが束になってかかってきたって無駄だ。なぜだか教えてやるよ。鈴木軍のジュニアは最高です」
【試合後のタイチ&デスペラード&TAKA】
――6月13日に広島で防衛した今の気持ちは?
タイチ「何かあるのか? そうか、鈴木軍ナイトか。鈴木軍ジュニアメモリアルナイトか。関係ねえ(ベルトを足で踏み始める)」
――この地でベルトをこのような扱いにする気持ちは?
タイチ「この地でって何があるんだ。なにかあるのか? 知らねえよ」
デスペラード「俺たち知らねえからよ」
――リング上で次の挑戦者を決める方法を口にしたが?
タイチ「俺は前から言ってんだよ。ノアジュニアは浅子覚と小川良成しか知らねえって。今日、浅子覚を倒したんだ。なんでザコどもが出てくるんだ。小川良成って言ってるだろ。まあ、あんだけガチャガチャ言ってるなら、てめえらの中で一番を決めろ。それで挑戦者を決めてこい。ただし、小川良成とこいつらも出るから。だから、お前らに一番はない。次は小川良成か、この2人のどっちかだ。それ以外はやったって意味ないしな」
――リーグ戦を想定している?
タイチ「やりてえって言ってたんだろ? じゃあ、勝手にやれよ。俺らには関係ねえけど、こいつらにはやってもらうよ。いいよ、Aブロック代表とBブロック代表で」
TAKA「ノアのジュニアリーグという名の鈴木軍ジュニア最強決定戦だな」
タイチ「鈴木軍ジュニアリーグ戦だ。『グローバル何とか』とか付けるなよ」
TAKA「決勝はTAKAみちのく対デスペラード。この勝者とタイチがやればいいんだよ」
デスペラード「正々堂々やりましょう」
TAKA「真面目か!」タイチ「小川良成にはひとりだけCブロックを用意してやるよ。他は興味ねえ。知らねえんだ。ザコと知らねえ無名のインディー。やったって無駄だ」
――タイチ選手は今後のノアのジュニアをどうしていきたい?
タイチ「ボスが ヘビー級を沈めるんだろ。だったらジュニアは俺らの役割だろう。全員ぶっ潰してやる。残るは小川良成だけだ。他を相手したってしょうがない。小川良成出てこい。逃げるな。あとはお前しかいねえぞ。お前が来なきゃ誰が来る。それだけだな」
TAKA「次は鈴木軍ジュニア最強決定戦か」
タイチ「西永やれよ」
TAKA「決勝はTAKAみちのくvsデスペラード。そんなのないと思ってるんだろ? そうならないように頑張れよ」
タイチ「頑張れよ、ザコども」デスペラード「頑張ります」
【原田の話】「クソー!」
◇第6試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○マイキー・ニコルス(11分56秒 片エビ固め)×シェイン・ヘイスト
※マイキーボム
◇第7試合◇
▼GHCタッグ選手権試合前哨戦/30分1本
○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. (12分6秒 片エビ固め)クリス・ヒーロー ×クワイエット・ストーム
※キラーボム
◇第8試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合前哨戦スペシャル6人タッグマッチ/60分1本
マイバッハ谷口 ○杉浦貴 齋藤彰俊(15分42秒 片エビ固め)鈴木みのる ×飯塚高史 シェルトン・X・ベンジャミン
※オリンピック予選スラム
(試合後)
鈴木「てめえら3人も、広島のクズ野郎どもよく聞いておけ。誰の記念日? そんなの俺に関係あるか。こんなメモリアルナイトをこれから全てぶち壊してやる。なぜだか、わかるか? 俺たち鈴木軍イチバン!」(
と雄叫びを上げようとしたが、マイバッハが突進して鈴木を襲撃。乱闘したまま控え室へと消えていく。)齋藤「皆さん、本日はメモリアルナイトにお越しくださいまして誠にありがとうございます。やっとこの6月13日、この体育館でプロレスリング・ノアとしてリングに上がることができました。これからも思いを胸に精進してまいります。そしてこの後、意志を継いだメインイベントがあります。皆さん応援よろしくお願いします」
【齋藤の話】「あの日から、この6月13日という日に、この体育館で、緑のマットで、プロレスリング・ノアに上がれたということは、私としてもやり続けてよかったなと。あの試合が終わった後、杉浦選手と初めて組んだ時に、落ち込んでいる自分に張り手をしてくれて『頑張れよ』というゲキをもらいました。あれから6年経って、この日にまた取締役と組めて、リングで勝てて。副社長も取締役もこのノアにまた上がるように誘ってくれて、本当に感謝してます。ありがとうございます。三沢社長は偉大な方ですけど、その気持ちと想いを胸に、まだまだ精進してきます。プロレスリング・ノアとして精進していきます。(ノア所属としてこの大会に出て肩の荷が降りた部分はある?)1回外に出て、方舟を外から見た
りしましたけど、また戻れて。そして戻った後に今年はこれがあると聞いたので。これは私の宿命というか、人生なんだなと思いました。戻ったからには役に立てるように。もっともっと精進しないと思います。あの日、張り手でゲキを飛ばしてくれた取締役とこの日に一緒に組めたというのは、また意味があることだと思っています。その意味に従って精進するのみです。(今日はバックドロップも出していたが?)一番倒さなければいけない外敵のチャンピオンですから。自分の中では一番最大な人から3カウントを取った技ですから。今日出すべきだと思っていました」
【杉浦の話】「齋藤さんはこの6年間、誰にもわからない時期を過ごしたと思うし、それは俺も軽々しく言えないけど、でも、やっぱりこのノアでプロレスを続けることが絶対だと思ってね。上がり続けて一緒に戦っていきましょう。それしか言えない」
◇第9試合◇
▼三沢光晴メモリアルマッチ/60分1本
天龍源一郎 小川良成 ○高山善廣(15分37秒 エベレストジャーマンスープレックス・ホールド) 丸藤正道 永田裕志 ×井上雅央
【試合後の天龍】
――激しいメインイベントだった
天龍「そう言っていただけると、三沢の作り上げたプロレスに恥じないものだと思ってます」
――序盤から試合の権利を求めにいったシーンが何度もあった
天龍「あれは俺が『プロレス界の麒麟児』と評する丸藤と一回肌を合わせたいって言うのがあったものですから。なかなか良いモノを持ってますよ」
――具体的にはどういうところ?
天龍「それは言うとあいつが自惚(うぬぼ)れるから(笑)」
――リングに立つ前はどんな心境だった?
天龍「それは一言では難しいですね。それは一言では……」
――自身にとってこの6年間は?
天龍「僕の中では常に、なんて言うのかな……僕が勝手に全日本を離れたときのまんまですよ。いつも一緒にいてバカ話してた三沢光晴がいつもいますよ」
――その三沢さんの遺影が見つめる中で試合をしたが、どんな心境だった?
天龍「…これもまた、表現として難しいですね」
――三沢さん七回忌の年が、自身の引退の年と重なった形でもあるが?
天龍「うーん……これも人生ですよ」
――巡り合わせ?
天龍「まぁ、カッコ良く言わせていただければそうかもしれないですけどね」
――試合後、丸藤とチョップを打ち合って握手したが?
天龍「多分ね、丸藤の負けん気を試したんだと思うんだよね。めちゃくちゃ強烈なチョップを打ってきてましたよ」
――三沢さんを失ってから6年が経ったノア、今後のノアに何を期待する?
天龍「そこはね、俺が口を挟むことじゃないですよ。それは田上社長はじめ、選手一同が一番自覚していることだと思いますから。俺は外野からとやかく言うことはないですね」
――自身の引退も近づいてきたが?
天龍「僕は腹一杯のプロレス人生を送らせていただきましたしね。もう何も悔いはないですよ」
――最後に三沢さんに一言声をかけるとすれば?
天龍「そんな難しい質問しないでよ(笑) 難しいですよ、それは。これだけ言語がある中で、『声をかけてください』って言われて、この言葉って言うのが。みんなそうだと思うけどね。明確に浮かぶレスラーっていないんじゃないですかね。俺はそう思います」
――言葉にはならない?
天龍「…そうですね」
【丸藤の話】「その当日、僕はこの会場にいられなかったんで。今日はしっかり試合ができたってことはまずよかったし、何よりもこんなにたくさんの人に来ていただいて。三沢光晴という男の偉大さがよくわかりました。それでいて、天龍源一郎という半ば伝説の男に触れるいいキッカケになったし。俺たちは前を向いて、明るい未来を目指していくしかないんで。別に俺はしんみりするつもりもないし。今日観に来てくれたお客さんたち、観ていてくれただろう三沢さん、そういう人たちの期待以上のプロレスリング・ノアを作り上げていかなきゃいけないなと…いけないかなというか、作り上げていきます。(最後まで天龍選手とはやりあっていたが?)凄いですね、あんな頑固親父は見たことない。さっき言った
ように、天龍さんに触れられることができてよかったし、11月に引退されるということですけど、それまでまだまだたくさん試合もあると思うんで、怪我がないように、しっかり天龍源一郎というものをプロレス界に残して、見せていってほしいと思います。(田上社長から『ベルトを取り返す』という言葉があったが?)取り返すのは俺たちの役目なんで。あの言葉は俺たちの代わりで、代役だと思っているんで。ああいうことを田上さんに言わせないように、三沢さんに思わせないように、俺たちはしっかりやっていきます」
【井上の話】「(メインを終えた今の心境は?)うーん、なんて言えばいいんですかね。何とも言えない気持ちです。もうちょっと動けるのを見せれたらよかったかなと思いますね。とりあえず僕はまだやってますというのは伝わったと思うんで。その辺はよかったなと。三沢さんに『僕はまだプロレスをやっています』と伝えることが大事だと思うんで。(先陣を切って天龍選手に仕掛けたが?)まあ、流れで。でも今日はこういう時に試合ができて光栄です。ありがたいです。(改めて三沢さんにひとこと言うなら?)もうちょっと頑張るんで、見守ってください」
<三沢光晴追悼セレモニー>
『スパルタンX』のスローバージョンに乗って、三沢さんの遺影を持った田上社長が花道から入場。鈴木軍を除く出場選手、力皇さんもリングサイドに整列する。
そして、「四天王再び、川田利明入場」とコールを受け、テーマ曲『Holy War』とともに川田が登場した。入場ゲートではなく、退場通路を通ってリングイン。続いて小橋さんが『GRAND SWORD』の旋律に乗ってリングに入る。
大川リングアナが「最後に三沢光晴入場」とコールすると、場内には『スパルタンX』の旋律が響き渡る。ビジョンには三沢さんがリングに入る映像が映し出されると、場内からは大きな三沢コールが発生した。
『NTVスポーツテーマ』が流れる中、四天王がリング上に並び立つと、ハンセンさんも加わり、90年代の全日本プロレスマットをけん引した男たちが勢揃いした。
記念撮影が終了すると、田上のあいさつに。「本日は三沢光晴メモリアルナイトにおいでいただきありがとうございます。彼が亡くなってから今年で七回忌です。そんな今年にベルトが全て流出するという苦しい現状です。天国の三沢さんに叱られないように、選手社員一丸となってベルトを奪還します。皆様もご声援よろしくお願いします。本日はご来場ありがとうございました」とベルト奪還を三沢さんに誓った。
三沢さんのご冥福を祈る10カウントの弔鐘が打ち鳴らされると、「赤コーナー、初代・5代・11代GHCヘビー級選手権者・三沢光晴!」と選手コールがされる。リング上にはたくさんの紙テープが投げ込まれると、場内が「三沢」コールに包まれて、セレモニー終了となった。
大会終了後、ビジョンには三沢さんが残した名勝負を振り返る映像が映し出され、多くのファンが足を止めてその激闘に見入っていた。今年の「三沢光晴メモリアルナイト」は1シリーズ化となり、6月13日は三沢最期の地である広島で開催された。
2009年6月13日、この年のグローバルタッグリーグを潮﨑豪と組んで優勝を果たした三沢は彰俊、バイソン・スミス組が保持するGHCタッグ王座に挑戦したが、試合中に彰俊のバックドロップを受けた三沢はそのまま動けなくなり死去、この時の試合に出場した選手は潮﨑がNOAHを退団しバイソンが亡くなったことで彰俊だけとなった、三沢が亡くなった間にNOAHには激動だけが流れてしまっていた。
広島大会ではタイトルマッチが行われ玄藩と熊野がTAKA&デスペラードの保持するGHCジュニアタッグ王座に挑戦、やっとフォール勝ちを奪えるようになった熊野にTAKA組が集中攻 撃を浴びせ、TAKAがジャストフェースロックやディックキラーで熊野を追い詰め、デスペラードがギターラ・デ・ラ・ムエルタを決めるも熊野はクリアする。
熊野は丸め込み技の連打でデスペラードを追い詰めフィッシャーマンズスープレックスを決めるが、援護に入った玄藩の昇竜玄藩が熊野に誤爆してしまうと、最後はデスペラードが三沢の技であるフロッグスプラッシュで3カウントを奪い勝利を収め防衛も熊野の成長に驚いたのか王者チームには笑みはなく、玄藩が怒って詰め寄ったが後の祭りとなったが、熊野を前面に出そうとしたのはわかるけど玄藩がもう少し出て欲しかった。
原田はタイチの保持するGHCジュニアヘビー級王者に挑戦、序盤はタイチのインサイドワークに翻弄され、原田 が反撃してもタイチのラフやデスペラードの介入の前に寸断されてしまう。
原田が場外のタイチとデスペラードにウルトラタイガードロップを発射してようやく流れを変えたかに見えたが、またしてもタイチのインサイドワークの前に反撃が寸断され、コーナーからの攻撃もタイチがレフェリーにしがみついている間にデスペラードが雪崩式ブレーンバスターを決めるなど流れを掴むことが出来ない。
タイチは急所蹴りからタイチ式外道クラッチ、ライガーボムと猛ラッシュをかけるが、クリアした原田はタイチのボディーにエルボー、ブレーンバスター式牛殺し、ダイビングエルボーと猛反撃、打ち合いから原田がノーアッパーを決めると片山ジャーマンを狙うが、またしてもタイチがレフェリーにしが みついて阻止してからデスペラードがイスで一撃、タイチもベルトで一撃を加えてからタイチ式外道クラッチで3カウントで王座防衛、反則もあったが試合の主導権をほとんど握っていたのはタイチだっただけに内容的にも完敗だった。
試合後にはタイチはNOAHジュニア勢が提唱していたジュニアリーグ戦の勝者の挑戦を受けることをアピールし、鈴木軍からはTAKAとデスペラードの参戦が濃厚となったが、小川は「俺は別にやりたくないし。そんなヨソから来たヤツらが『やりたい』とか言って勝手に決めて、なんで俺が出なきゃいけないの? 俺はやりたくないし、出ない。」を理由に不参加を表明したためかの姿は見せなかった。
彰俊はセミでマイバッハ、杉浦と組み鈴木、飯塚、ベンジャミンの鈴木軍と対戦、メインテーマが15日の鈴木vsマイバッハの前哨戦、ディファ大会でスキンヘッドながらも素顔を出したマイバッハは吹っ切れたかのように鈴木と渡り合うがヒールホールドに捕まってから動きが鈍る、彰俊は鈴木にアイアンクロースラム、袈裟斬りチョップを放ち、鈴木のスリーパーに捕まるも6年前の悪夢を振り払うかのようにバックドロップを決め館内を大いに沸かせる。
ここから流れを変えた杉浦がベンジャミンを攻め込みジャーマンの連打、飯塚にもジャーマンを決めるが飯塚はロープを使ったチョーク攻撃で反撃、セコ ンドのデスペラードのイス攻撃も喰らった杉浦だったが、アイアンフィンガーはマイバッハが刺又で阻止すると、彰俊のスイクルデスの援護射撃から杉浦がオリンピック予選スラムで勝利、鈴木軍に連敗が続いたNOAH軍だったがやっと一矢を報い、試合後には挑発する鈴木をマイバッハが襲い掛かりそのまま控室へ、試合は彰俊がマイクで締めくくった。
メインは三沢の付き人を務めた丸藤が永田、久々にNOAH参戦となった雅央と組み、三沢の兄貴分だった天龍、三沢のパートナーだった小川、三沢と初代GHCヘビー級王座を巡って争った高山組と対戦。
先発を買って出た天龍は雅央にカニハサミからSTFを決め、丸藤は高山の体格差に苦しむも逆水平を放っていくが、天龍も永田相手に重い逆水平を放 っていく、丸藤はしなる逆水平だが、天龍は重みがある。
試合は天龍組が雅央を捕らえ主導権を握り、雅央は天龍に顔面掻き毟りで抵抗も天龍はグーパンチ、チョップで返し、三沢ばりの顔面ワイパーまで披露して見せ場を作るなどさすが天龍としかいいようがなかった。
丸藤はなかなか天龍との絡みがなかったが、コーナーで控えている天龍に丸藤が強襲をかけ、対峙すると丸藤と天龍はチョップ合戦、互いに意地を貫いて倒れようとしなかったが丸藤が根負けして永田に交代も、天龍は永田相手に浴びせ蹴りまで披露する。
試合は丸藤組がトレイン攻撃を見せるも雅央だげが迎撃されるなど雅央ワールドを展開するが、逆に雅央が捕まってしまうと最後は高山がランニングニーからのエベレストジ ャーマンで3カウント、試合後には天龍が丸藤にチョップを放つと丸藤も返すという激励で幕、試合の主役を奪っていたのは天龍だっただけに丸藤だけでなく他のNOAH勢も学ぶべきところがあったと思う。
大会終了後には三沢の追悼セレモニーが行われ、全日本プロレス時代に三沢の壁となって立ちはだかったハンセン、四天王の川田、小橋、田上、一度は三沢越えを果たしながらも時代を掴むことが出来なかった力皇がリングに登場、全日本で一時代を築いたハンセンと四天王の三人がもう現役でないことを考えると時の流れを感じざる得ない、田上がファンにGHC王座を鈴木軍から奪還することを約束し、最後は「スパルタンX」が流れる中、三沢コールが起こり亡き故人を偲んだがセレモニーでの「スパルタンX」が流れていると三沢が出てきそうな気がしてしばし現実を忘れさせた・・・
三沢光晴メモリアルにファンは王座奪還を期待しただろうが、鈴木軍に制圧されている現実はまだまだ続く、しかしいつまでも過去に浸るわけにはいかない、必ず未来をつかみ取らなければいけない、自分らファンは三沢の分までしっかりNOAHを見定めていく。【NOAH】緑一色、大ミサワコール…三沢さん七回忌興行で四天王&ハンセン“そろい踏み"実現…広島大会詳報 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/UMLHoBfdpl
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 6月 13【NOAH】三沢さん七回忌“6・13広島"で齋藤がバックドロップ発射、鈴木軍を完封▼初対決・丸藤-天龍チョップ合戦で鎮魂歌▼鈴木軍Jr.王者が揃ってV3…広島大会詳報 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/prO8a3Yp5x
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 6月 13【三沢光晴メモリアルナイト2015】メインイベント終了後のセレモニー。四天王に加え、スタン・ハンセンさんがリングイン。今日が一年で最もスパルタンXが染み入る1日でした。 #gtasu #misawa613 #noah_ghc pic.twitter.com/CMtjPe0hJQ
— 日テレジータス (@Gtasu) 2015, 6月 13三沢光晴メモリアルナイト、無事に終了致しました☆ #misawa613 #noah_ghc pic.twitter.com/CxqKAGIQ7K
— 株式会社プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2015, 6月 13天龍さん、自分、ハンセンさん、川田さん pic.twitter.com/kfgFLiBCuD
— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) 2015, 6月 13三沢光晴さん6月13日広島グリーンアリーナ追悼大会が終わりました。 pic.twitter.com/I9CmTJLvbf
— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) 2015, 6月 13三沢光晴メモリアルナイト2015広場グリーンアリーナがが無事終了致しました。 皆様ありがとうございます。 想いと共に精進して参ります。 #noah_ghc
— 齋藤彰俊 (@noahakitoshi) 2015, 6月 13本日は三沢光晴追悼大会にご来場いただき、またG+生中継をご観戦いただきましてありがとうございました 三沢さんの意志を胸に、これからもノアは航海を続けていきます ありがとうございました #noah_ghc #misawa613
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 6月 13ノア広島大会終了したゼァ。私は慌てず騒がず出しゃばらずメインを戦ったゼァ。超満員のお客様の三沢さんへの思いを感じて身が引き締まる思いだったゼァ。 pic.twitter.com/LPIAHn7nGS
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 6月 13TAKAも合流〜〜 pic.twitter.com/0SKe74twrd
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2015, 6月 13三沢光晴メモリアルナイト2015 最後は泣けました! 三沢!三沢!三沢! pic.twitter.com/N3YL9B4HOh
— あさりど堀口文宏 (@torikinchan) 2015, 6月 13三沢光晴さん! 三沢さん! 一緒に過ごせた時間はいつまでも宝物です。 今でも気合の入る日は緑色を意識してます!
— 川本成 (@Runarurunaru) 2015, 6月 13 -
7年目の6月13日
忘れもしない6月13日の夜、「プロレス格闘技DX」での広島大会の結果速報で心肺停止という文字が出たとき、自分は事の重大さに気づいておらず『三沢のことだからすぐ起き上がる』と思っていたが、Yahoo!のトップニュースで三沢死去の一報を聴いて愕然し、その夜冷静になるまで眠れぬ夜を過ごした。
死去する1ヶ月前の5月3日の京都KBSホール大会、それが自分が生で見る三沢の姿だったが、いつも会場入りする際にサインや記念撮影などファンサービスに応える三沢はしんどい表情を浮かべて誰も寄せ付けないまま会場へと姿を消していった・・・いつもの三沢らしくなかったが、この時期のNOAHは日本テレビによる地上波中継が打ち切られ、武道館での観客動員も芳しくなく、守ってきた選手の一部をリストラするなど経営的にも厳しい状況に立たされ、また四天王プロレス時代のダメージが齢と共に圧し掛かるなど、三沢にしてみれば最悪の状態、それが体型にも現れてしまっていたが、それでも三沢はトップとしてリングに立ち続けなければいけなかった…
自分にとっての三沢光晴は今思えばプロレス界最後のスターだった、天龍源一郎が全日本離脱後に2代目タイガーマスクの覆面を取った三沢が台頭、ジャンボ鶴田が病気で一歩退いてから四天王プロレス時代へと突入したが、常に中心にいたのは三沢だった、しかしジャイアント馬場さんが死去後に三沢が全日本を受け継いだが、全日本は馬場さんの色が強すぎたため三沢は自分のカラーに染めることが出来ず、全日本を退団してNOAHを旗揚げ、三沢カラーを全面に押し出していった。
昔は古くは力道山が日本プロレス、アントニオ猪木が新日本プロレス、ジャイアント馬場さんが全日本プロレスを旗揚げしたように、スター選手が団体を旗揚げして率いていったが、現在のマット界は新日本プロレスのようにそういった絶対的スター選手を必要とせず、団体の看板力を高めていく時代となったことを考えると三沢光晴はプロレス界最後のスターだった。
明日広島で行われる「三沢光晴メモリアル」には三沢のテーマ曲である「スパルタンX」が流れるだろうが、今でも自分は「スパルタンX」が流れると三沢が出てくるのではと思えてならない。 -
遂に降臨した”谷口周平”…マイバッハが鈴木軍興行の主役を強奪!
6月9日 鈴木軍「We are Suzukigun」 後楽園ホール 1298人満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇オープニング◇
(客入れのBGMはファンキー・モンキー・ベイビーズ。リングアナは元WRESTLE-1の阿部誠リングアナが務める。開始時間になると場内ビジョンで鈴木軍メンバーの映像が流される。つづいて鈴木がリングに登場。みのるコール。鈴木がマイク。)
鈴木「(みのるコール)もういいよ。あんまそういうの慣れてねえんだ俺は。おまえらさ、こんなド平日の、真ん中によく来たな。(拍手)俺に会いに来た? 俺に会いたいから? 俺はそうでもねえぞ。俺がここに出てきたのは…(阿部リングアナに)オマエちょっと来い。その紙持って来い。(阿部リングアナが紙を持ってリングへ)俺がここへ上がってきたのは、全対戦カード発表。(紙を見ながら)第1試合…どうでもいいかこんなの。俺に余計なこと言って2回チャンスあげたんだけどあんまり強くなかったから前座落ちした丸藤君。それから横浜で余計なことをしに来たあの醜い男、永田裕志。第1試合、黒パンで闘ってもらう。使っていい技はドロップキック1回、逆エビ固めのみ。盛大につまらねえ
前座やってくれ。第2試合、誰だこれ。平柳玄藩、熊野準、ジャック・ギャンブル、ジョン・ウェブ。どうでもいい4人。どうでもいい4人がやっても面白くねえな。勝ったヤツ、ファイトマネー総取りだ。おまえら友達大事なんだろ? 金に目がくらむ人間のサガ、見せてもらおうか。第3試合は…誰だこれ呼んだの? キャプテン・ニュージャパン、キャプテン・ノア対ザック・セイバーJr、外道。なんでもいいや。俺の注目はキャプテン・ノア対外道かな。深い意味はないよ。深い意味はない。なあ、兄弟? 第4試合は…ここから鈴木軍登場だ。盛り上がりが足りない。ここから鈴木軍の登場だ。(大歓声)タイチ、エル・デスペラード、対するは…こんなの呼んだのか。獣神サンダー・ライガー、小川良成。このカードはタイチが望んだんだ。俺は心優しき王様だからな。第5試合、TAKAみちのく、シェルトン・X・ベンジャミン対杉浦貴、原田大輔。シェルトンがどうしても杉浦とやらせろってさ。これ見たい? じゃあしょうがない。シャルトン、適当に相手してやれ。第6試合、NWA世界タッグ選手権。ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJrと昔有名だった天山、小島。これ大したことないんだよ。ちゃちゃっと終わっちゃうんだよ。でもランス・アーチャーが言ったんだ。『世界チャンピオンは俺たちなのに、なぜこいつらはNWA世界チャンピオンの名前を使って試合してるんだ』って。『世界チャンピオンは俺たちだけでいい』ってさ。さあメインイベント、マイバッハ谷口、高山善廣、それと飯塚高史、と俺。
まあ、マイバッハ谷口は、タイトルマッチ(NOAH6・15大阪)まで届かずこの三沢光晴記念特別ツアーの最中に後楽園で再起不能になりましたってニュースが明日、各新聞に出るからよろしくな。それと高山善廣。昔アイツは鈴木軍にいたんだ。一緒にやろうぜって呼んだんだけど、使えねえから俺が切ったんだよ。裏切り者には制裁をだな。ここで一個問題があるんだ。レフェリーがいねえんだよ。どうしよっかな~。フフ。なしでやるか? いやいや。おい、NOAHに西永っていうのいたろ? こんだけ選手いるんだからよ、西永いるだろ。出て来いよ。いないの? あ、そう。今から西永が出てこなかったら、今日以降のNOAHのスケジュール、どうしよっかな~。(西永レフェリーがリングサイドへ)いるじゃん。オマエレフェリーやれよ。ほかにもいるだろ、何人も」
西永「(しばし鈴木をにらみつけ)やります」
鈴木「やるの? でも、俺こんな小きたねえシャツ着てるやつのレフェリング受けたくねえな。シャツ持って来いよ(デスペラードが鈴木軍Tシャツを持ってリングサイドへ。)どうしてもこのおじさんが鈴木軍のシャツほしいってさ。これ着ろよ。お前とあと3人ぐらいいるだろ、レフェリー。これ着ろ(西永レフェリーが首を横に振る。)あ、そう。今日限りでプロレスリング・ノアとはおさらばだな。ベルトもってどっか行っちゃおうかな。そろそろ熱い季節だし、受け入れてくれるとこあるんじゃないかな(西永レフェリーはなおも拒否。)着れない? ああ、そう。こういうヤツは死刑だよな。オマエ王様ゲームやったことねえのか? ほら、自分で取りにいきなさいよ。下等生物なんだから。(西永レフェリーが何か言おうとするが)しゃべるな!(西永レフェリーがデスペからシャツを奪い取る。)下のその小きたねえの脱いで着替えろ(西永レフェリーはシャツの上に鈴木軍Tシャツを着こむ。)微妙だな」。
西永「約束だぞ」
鈴木は「俺がしゃべってんだ! しゃべんなよ!(西永レフェリーは退場)ということでレフェリーも決まった。じゃあスタートするのに、みんな呼んで鈴木軍、イチバン!とかやりたいけど…やめとく?(観客が望むと)ちょっとまて、これはやっぱ締めでやろう。このTシャツ、この大会、今日はWe are SUZUKI-GUNだ。お前ら鈴木軍だろ。お前らと俺たちで鈴木軍だ。ウィーアー!」
観客「鈴木軍!」
鈴木「レッツゴー」
◇第1試合◇
▼15分1本
永田裕志(15分時間切れ引き分け)丸藤正道
◇第2試合◇
▼20分1本
平柳玄藩 ○熊野準(7分48秒 ジャックナイフ式エビ固め)ジョン・ウェブ ×ジャック・ギャンブル
◇第3試合◇
▼30分1本
外道 ○ザック・セイバーJr(12分28秒 腕ひしぎ逆十字固め)×キャプテン・ニュージャパン キャプテン・ノア
◇第4試合◇
▼30分1本
獣神サンダー・ライガー ○小川良成(8分27秒 横入り式エビ固め)タイチ ×エル・デスペラード
◇第5試合◇
▼30分1本
○杉浦貴 原田大輔(10分50秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)シェルトン・X・ベンジャミン ×TAKAみちのく
◇第6試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合 60分1本
[王者]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr(14分22秒 エビ固め)[挑戦者] 天山広吉 ×小島聡
※キラーボム
◇第7試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合前哨戦スペシャルタッグマッチ 60分1本
○高山善廣 マイバッハ谷口(15分43秒 エベレスト・ジャーマンスープレックスホールド)鈴木みのる ×飯塚高史
(試合後)
高山「鈴木軍、負けたんだったらとっとと帰りやがれ。今日この日からノアの逆襲が始まるぞ。いくぞ、ノー・フィアー!」
【高山の話】「タイトルマッチ前だから、本当はアイツも喋らなきゃいけないんだろうけど、喋れねえからな。しょうがない。俺が代わりに喋るよ。さっきも言ったように、今日この鈴木軍の興行からノアの逆襲が始まる。いい記念日だ。真っ黒のリングを俺とマイバッハで最後締めてやった。このまま行くぞ。このままマイバッハが取って、ノアにベルトを取り返す。それだけだ。(三沢さんのメモリアルマッチに向けては?)久々に源ちゃんと組むから、万全の体調で来てほしいよ。楽しみだよ、俺も久々に天龍さんと絡むのは。天龍&小川に俺が入るってすげえミスマッチだけど、これもこれで楽しみだよ。三沢さんのメモリアルで、俺がそんな重要なカードに入れてもらえるのは嬉しいことだよ。だからこそ、ノア
を守らなきゃいけないと思う。三沢さんが作ったノアを海賊から取り返す。それだけだよ」
【鈴木の話】「(※激しくせき込んでから)これで済むと思うなよ……」
新日本プロレスからNOAHに主戦場を変え猛威を振るっている鈴木軍の自主興行が開催され、鈴木軍のフルメンバーだけでなく新日本、NOAHが参戦、オープニングでは鈴木自らカード発表するだけでなく、西永レフェリーにも鈴木軍Tシャツの着用を強要するなど理不尽ぶりを見せつける。
また第1試合では鈴木に2連敗を喫してGHCヘビー級王座を奪還に失敗した丸藤が第1試合で永田と対戦、両者は前座らしく入場曲なしで登場、試合は激しい打撃戦となるが、ナガタはナガタロックⅡで追い詰めると、ネックスクリューから垂直落下式ブレーンバスター、タイナーと猛ラッシュをかけると、雪崩式エクスプロイダーを狙うが、丸藤は阻止してトラースキック、不知火を狙うも切り返した永田は白目式腕固めで捕獲する。
永田はリストクラッチ式エクスプロイダーを狙うが丸藤は阻止してタックルを狙うも、永田は膝で迎撃してバックドロップホールドを狙う、しかし丸藤は虎王で阻止してトラースキック、虎王が炸裂するも時間切れとなり、試合後は両者共拳を突き合わせてノーサイドとなった。
メインは鈴木が飯塚と組んで高山、マイバッハ組と対戦。15日大阪でGHCヘビー級選手権を迎え鈴木とマイバッハは何度も前哨戦で対戦したが、鈴木からマスクを取るように強要されているマイバッハは対戦するたびにマスクに手をかけられ、6日の横浜大会でも鈴木から「オマエは三沢にも、2代目タイガーにもなれない」と罵倒されるなど揺さぶりを受け続けてきた。
試合は両軍共激しい場外戦を展開、鈴木もマイバッハを挑発しつつマスクに手をかけるなど今回も揺さぶりにかかる。集中攻撃を受けたマイバッハだったがパワー全開で猛反撃し高山に交代、高山はかつての盟友・鈴木に対してニーやランニングローを放ち、唾を吐く鈴木にバックドロップで投げマイバッハに繋ぐ。
マイバッハはラリアットを叩き込みエルボー合戦に持ち込むが、素早くバックを奪った鈴木はスリーパーで捕獲、マイバッハはバックドロップで逃れチョークスラムからラリアットを決めるも、鈴木はキチンシンクで応戦する
交代を受けた高山は飯塚をキチンシンクで攻め込みエベレストジャーマンを狙うが、鈴木とマイバッハが入ると、鈴木はマイバッハを西永レフェリーと交錯させて無法地帯を作ると飯塚はマイバッハ、鈴木は高山をイスで殴打、飯塚はアイアンフィンガー・フロム・ヘルを高山に狙うと、マイバッハが刺又で阻止するが、鈴木はマイバッハのマスクを剥ぐとスキンヘッドとなった“谷口周平”が出現、“谷口周平”は鈴木や飯塚に毒霧を噴射すると、高山は飯塚を捕えフロントスープレックスからエベレストジャーマンを決め3カウントを奪い勝利、試合後は高山がNOAHの反撃をアピールし「ノーフィアー!」と叫んで締めくくった。
遂に“谷口周平”を晒したマイバッハ、試合後は叫ぶだけでノーコメントだったが、鈴木軍の自主興行で主役を奪ったことで鈴木に一泡吹かせることが出来た、鈴木も15日の大阪大会はタダで済ますわけにはいかないだろうが、マイバッハもマイバッハを貫くのか“谷口周平”となるのか選択を迫られる試合となる。
敗れただけでなくマイバッハに主役を奪われ赤っ恥となった鈴木だったが鈴木軍はKESは天コジからNWAタッグ王座は防衛するものの、ベンジャミン&TAKAは杉浦&原田、タイチとデスペラードはライガー&小川組に敗れるなど新日本、NOAH連合軍の前に負け越しと散々な結果となった。【鈴木軍】鈴木屈辱 素顔マイバッハがバッドエンド返し!高山「ノアの逆襲」宣言▼テンコジ撃破、KESがV3▼タイチがライガー小川指名▼兄弟?Cノアと外道結託▼丸藤-永田前座ドロー…後楽園大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 pic.twitter.com/9aXI61pWUT
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 6月 9永田さんと引き分け。でも気持ちよかったな。 控え室裏では久々に再会した謙吾さん。昔一緒に花火しました(笑) #noah_ghc pic.twitter.com/MEYNN8cOjV
— 丸藤naomichi marufuji (@noah_maru_fuji) 2015, 6月 9後楽園大会、応援ありがとうございました。 ノア勢のvs鈴木軍は全勝で終わりました。 この流れを次のツアーでも維持してベルト取り戻します! #noah_ghc #misawa613
— 原田大輔 (@noah_harada) 2015, 6月 9鈴木軍興行でまさかの鈴木軍Tシャツを着るハメに…屈辱
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 6月 9タッグながらNWA世界戦を裁けたのは良かったが…Tシャツじゃあなぁ…
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 6月 9久々のプロレス観戦。ツアー中だから大声を出せなかったのが唯一の心残りだけど (笑)、やっぱり楽しかった。めっちゃ楽しかった。 pic.twitter.com/5y4qky7YhY
— ファンキー加藤 (@fmb_funkykato) 2015, 6月 9 -
異種格闘家・青柳政司が引退を表明!
<NOAH公式ホームページより>
プロレスリング・ノアにも参戦している誠心会館館長・青柳政司選手が引退をすることになりました。
青柳政司選手よりコメントをお預かりしておりますので、ここにご紹介をさせていただきます「私、誠心会館館長、青柳政司は6月1日をもちましてプロレスを引退をする決意をしました。
理由は体力の若干の衰えもありますが、何とか60歳までは続けて行けたら、と思っていました。5月9日に気分を変えて仲間とハーレーダビッドソンでツーリングに出かけました。
少し雨が降ったので食事をして帰る事にしました。
午後3時頃、館長のバイクめがけてスピンをしたスポーツカーと激突しました。館長の記憶はそこまでしかありません。
数メートル跳ね飛ばされ、意識不明の重体でした、
気づいた時は病院で、即手術でした。怪我の内容ですが、館長の右足はバイクのステップとエンジンの間に挟まれたそうです。
鉄のマフラーが裂けるぐらいでした。
右足膝から下は小さな骨折を入れますと30ヶ所の粉砕骨折。
ばい菌が入ると切断します、と言われました。もうリングに戻ることはできないと言われ、よく考えて決断をしました。
もう館長は蹴ることができません。
今は早く歩けるようにリハビリを頑張るだけです。
FMW、パイオニア、新日本プロレス、東京プロレス、ZERO1、そのほかの団体、
そしてプロレスリング・ノアには大変お世話になりました。
応援していただいたファンの皆様には本当に、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。」2015年6月1日
誠心会館館長 青柳政司
尚、プロレスリング・ノアでは青柳政司選手の引退セレモニーの開催を検討しております。
日時、会場等については決定次第、お知らせ申し上げます。
誠心会館館長でプロレスのリングで様々な団体に参戦した青柳政司が引退を表明した。
青柳は5月にバイクを運転中にスポーツカーと激突、右脚粉砕骨折の重傷を負い、リングに立てない状態となったため引退を決意したという。
青柳は空手家だがプロレスのキャリアは29年、大仁田厚との異種格闘技戦からFMWの旗揚げにつながり、その後パイオニア戦志で剛竜馬との抗争から新日本プロレス参戦へとつながり、獣神サンダー・ライガーと異種格闘技戦で対戦。また斎藤彰俊と越中詩郎、小林邦昭、小原道由との抗争を経て反選手会同盟また平成維震軍結成へと繋がった。
その後新日本を離れた後、新格闘プロレスやWWEマニアツアー、東京プロレス、またFMWに参戦するなど団体を渡り歩いた後、セミリタイアしていた彰俊を誘う形でNOAHへ参戦、彰俊をNOAHへ預けた後で準レギュラーとしてNOAHに参戦しつつ、全日本プロレスや様々な団体に参戦したが、2013年には網膜はく離が悪化して左眼が完全に失明したことを告白していた。
青柳館長が交通事故という形で引退を余儀なくされたのは残念、これからはじっくり養生して欲しい -
丸藤の決断…森嶋猛の引退セレモニーが引退試合に変更へ!
<プロレス格闘技DXより>
丸藤正道副社長が17日の川口大会前に会見し、森嶋猛の引退試合を開催することを発表した。当初9・19大阪大会で引退セレモニーのみが行われる予定だったが、森嶋本人の意向により引退試合に変更された。舞台は同大阪大会が有力。丸藤副社長は「先日引退を発表した森嶋選手から僕のほうに直接連絡がありまして、引退を決めた中でいろいろと悩んだ結果、やはり“引退試合"がしたいと。“引退試合をする"と。本人から連絡が来ました。本人的にも心身ともに整っていない状態というのは分かっているので、しっかりそこを整えて、彼の意向を尊重しながらカードを決めたいと思います」と話した。
【会見の模様】
▼丸藤「先日引退を発表した森嶋選手から僕のほうに直接連絡がありまして、引退を決めた中でいろいろと悩んだ結果、やはり“引退試合"がしたいと。“引退試合をする"と。本人から連絡が来ました。本人的にも心身ともに整っていない状態というのは分かっているので、しっかりそこを整えて、彼の意向を尊重しながらカードを決めたいと思います。カードに関しては少々時間はかかると思うんですが、本人は『プロレスラーとして引退試合をしたい』と言っていたので。彼の気持ちを尊重したいと思います」
――心境の変化に至った理由は聞いている?
▼丸藤「いろいろとやり取りをしたり、話をしたんですが、彼の中で突然プロレスというものがプツンと切れた中で、いろんなことを悩んだと思う。“選択肢"というものを選ぶまでにも時間がかかってしまったと思うんですが、少しずつ現実を受け止めていく中で、彼の中で『引退試合をしたい』と。彼の口から直接、俺に伝えてきたんで」
――今後も意思の疎通をとりつつ?
▼丸藤「そうですね。俺が言うのもなんですけど、彼はもともと気の優しい人間。裏をかえせば、外野の声に惑わされてしまってた部分もあったと思うんで。これは俺の考えですけど、たくさんの人が彼の言動によって惑わされたり、不安になったり…というのはあったと思うんですが、憶測だけで彼のことを面白おかしく言ったり、ネタにしたり…というのはやめてもらって、しっかり今、彼には引退試合をしたいという気持ちがあるので。焦らさせずに、しっかり彼が決めたゴールに向かって彼の背中を押してもらいたいと思います」
――舞台は大阪?
▼丸藤「その方向だと思います」
――ノア側としてはセレモニーから引退試合に変わって影響は?
▼丸藤「はじめは彼が試合をできる状態じゃない…ということで、セレモニーをやるっていう予定だったので、彼の強い意志で引退試合をしたいというのであれば尊重したい。やっぱり辞める人間の意思を尊重するというのが、その人間を一番良い形で送り出す方法だと思うので。もしかしたら2回、3回状況が変わるかもしれないけど、少しでも良い形で」
――現在の体調面は?
▼丸藤「引退試合のためにコンディションを持っていくと。そう彼は言っていたので、その言葉を信じて。言ったからには整えて来い、と」NOAHの丸藤正道副社長が会見を開き9月19日大阪府立体育会館で行われる予定だった森嶋猛引退セレモニーは、丸藤と森嶋が話し合った末引退試合に変更して開催されることになったが、Facebookでの言動は敢えて触れなかった。
森嶋のFacebookで引退セレモニーを拒否するだけでなく、引退をマスコミにリークしたとして西永秀一統括部長らフロント勢、また健康面で相談していた浅子覚トレーナーを批判、その後は「大阪へは行かない」「大阪へは行く」など支離滅裂な言動を繰り返し、また19日発売の宝島社で出版される「プロレス リングの迷宮」では同じ取締役である杉浦貴と電話で揉めたことを報じられることになっている。
森嶋の言動の理由に関して丸藤は「外野の声に惑わされた」などメンタル面で不安定であるとしていた。10日の横浜大会での挨拶でも森嶋は「大阪に来てくれた人が本当の、最後の俺のファンだと思っています。」と発言しマスコミとの質疑応答も受けずサッサと会場を後にするなど批判を受けていたが、このときも丸藤は「彼らしい感情溢れる素晴らしい挨拶だったと思います。」とフォローしていたことを考えると、多分だが森嶋の中ではまだNOAHへの不信感は根強く残っているが、本人も騒動を起こしたケリをつけていいかわからない、だから同期で信頼できる丸藤しか相談できる人間がいなかったということだろう。
丸藤の言うとおりだとしても、森嶋も混乱を招いた責任は取らなければし、おそらくだが今回の自身の言動でNOAH内部からも森嶋に対する風当たりはもの凄く強いと思う。だがその森嶋を丸藤が全責任を持って引退試合という形で贈り出すことにした。
自分らも本音で言えば素直に贈り出すことは出来ないけど、丸藤の顔を立ててしっかり贈り出したいし、森嶋も丸藤がこれだけのことをしてくれたのだから、丸藤の顔を潰すようなマネをしないで欲しい森嶋選手の明らかに不安定な文章に振り回されて嫌気が刺したりしてたけど、丸藤選手のFB見て気持ちが変わった。会社は全部受け止めて最高な形で送り出してほしい。それが会社、本人、選手、そしてファンが望んでる結末だと思う。#noah_ghc pic.twitter.com/dp86q3Mbo7
— タケシタ ケンスケ (@k_takeshita1109) 2015, 5月 17 -
森嶋猛が引退セレモニーを拒否、NOAHと絶縁へ・・・
<森嶋猛のFacebookより>
自分は大阪で引退セレモニーをやらなくても大丈夫です。
誰一人として会社の人間は謝罪はないのだから!
真剣に話そうともしない!
西永が社長のせいにしたと聞いて!がっかりだ!
お前なんか取締役は無理だから!
俺は取締役だったけど!
業界の先輩だけど!
社長のせいにした事は一度もない!
何度かはあったかのすらどうでもいい!
兄貴に電話したのはお前だろうが!
週プロの取材で最後の本音を言ったから原稿チェックやってマイナスな所は削除すればいいさ!
俺は削除しなくてもいいが、
勝野にも言うぞ!
はっきり言って最低な奴になにもないよ!
あんなにヘルプしたが俺にはヘルプなかったな!
昨日のTwitterの件の電話で心底がっかりしたよ!
サヨナラ!
会社の人間全員だ!
文句があるなら!
かかって来なさい!かかって来なさい!
浅子君でさえも!
結局、会社の犬なんだから!
だったら浅子君なんだよ!
誰も横浜のリングに上がって来なかったし、
最後に自分が信じられた軍団がいたから…
軍団報告!
辛い想いをさせて悪かったな!
お前ら俺がいなくてもプロレスを頑張れよ!
プロレスは世界にたくさんあるから!
何かあったら新しい携帯電話に変えたら連絡する!
土志田に内密でチケットの報告をさせていたのに…
自分の中の誤算は会場に到着後にロケ車に隠れていたのだがばれそうになった位だ!
横浜も行く気はなかったのだが大阪に行かなくてもファンを置き去りにしたことにはならない…
これで理解してくれよ!
あんな事をされても自分は横浜に行ったのに…
家族には申し訳ないと思っている。
お金とカードはあるからまたね!
だから取締役の辞任届けをだしたかった!
6月で契約が終わるから違約金払ってでも大阪には絶対に行かない!
ファンのみなさまには大変感謝しています。
森嶋猛がFacebookを更新、西永秀一統括部長を含めたNOAHフロントと浅子覚トレーナーを批判、9月19日大阪府立体育会館大会で行われる引退セレモニーを拒否し、6月の契約切れをもってNOAHと絶縁することを明かした。
森嶋は頻繁にFacebookを更新しているが10日の横浜大会の時点では、大阪大会の引退セレモニーは予定通り行うつもりだったが、しかし横浜大会の後でNOAHサイドとトラブルとなり、一転して引退セレモニーを拒否してNOAHと絶縁に至ったということか・・・
引退セレモニーが行われなくなったのは残念だが、NOAHとは絶縁という形で後味の悪い贈り出し方となったことの方がもっと残念。
それになぜこういう事態になったのか、選手らが頑張っているのにフロントが失態をしているようじゃ見ている側としても困るし、だから宝島社に書かれるんだとも言いたくもなる。
NOAHに言いたいのは、こんなゴタゴタはもうたくさん、いい加減にして欲しい。 -
悪夢再び…頼みの弾丸ヤンキースも敗れ、鈴木軍の前にNOAHがまたしても全滅!
5月10日 NOAH「GREAT VOYAGE 2015 in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館 3500人 超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼「GREAT VOYAGE 2015 in YOKOHAMA」オープニングマッチ 20分1本
平柳玄藩 ○熊野準(5分42秒 ジャックナイフ式エビ固め)スペル・クレイジー ×ジャック・ギャンブル
※熊野がデビュー2年3ヶ月目で念願の初勝利!
◇第2試合◇
▼30分1本
○齋藤彰俊 キャプテン・ノア(6分49秒 片エビ固め)拳王 ×北宮光洋
※スイクルデス
◇第3試合◇
▼30分1本
○原田大輔(12分11秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)×大原はじめ
◇第4試合◇
▼30分1本
○モハメド ヨネ 中嶋勝彦 石森太二(10分42秒 片エビ固め)マイキー・ニコルス シェイン・ヘイスト ×クワイエット・ストーム
※キン肉バスター
◇第5試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 60分1本
[第24代選手権者]TAKAみちのく ○エル・デスペラード(13分15秒 エビ固め)[挑戦者]×小川良成 ザック・セイバーJr.
※ダイビングボディープレス
☆TAKA&デスペラード組が2度目に成功
【試合後のデスペラード&TAKA】
TAKA「(腕を押さえて)いてえな。笑っちゃうぐらいうまくいったな。肩を切らして勝つ作戦」
デスペラード「何回同じ手に引っ掛かってるんだ」
TAKA「腕の骨が3本ぐらい折れたと思ったよ。2本で済んだけどよ」
デスペラード「もうちょっとで3本いくところだったな」
TAKA「まあ、世界のヨッシー小川さんでも引っ掛かっちゃったかな。(頭を指差して)ここの差だよ。パートナーがダメなんじゃないか。ザッコがよくねえな。ヨッシー小川さんが2人だったら俺たち勝てなかったかもしれない。量産型ザッコじゃ俺たちには無理だな」
デスペラード「ザッコとは違うんだよ、ザッコとは」
TAKA「ザッコでもレベルが違うぞ。腕を後楽園で折られたぶん、デスペが名古屋で折られたぶん、しっかりお返ししてやったぞ。全然痛くもかゆくもねえんだよ。まあよ、誰も出てこなかったな。もういいんだな? 次は俺がチャレンジャーなんて誰もいねえな。それはそうだ。拳王たちがやられて、原田たちがやられて、ヨッシー小川さんがやられて、あとはいないよな。もういいな?」
デスペラード「他のチームなんて俺たちは知らねえぞ」
――小川は「また挑戦したい」と言っていたが?TAKA「頑張れ、頑張れ。パートナーを代えてこないと無理だと思うよ。ザッコじゃ無理だ。ヨッシー小川2号でも連れてこないと俺たちには勝てないよ」
――退場した時にまたベルトを落としていたが?TAKA「汗で滑ったんだよ。凄い激戦をして、汗ビッショリだから、滑ったんだよ」
デスペラード「自分で落とすわけないじゃん。大事なベルトをさ」
TAKA「もうよ、名乗りに来なかったな。やらないからな。これからは俺たちが挑戦者を選んでやる。どうでもいいヤツを選んで、防衛回数をガンガンガンガン増やしていこうぜ。タイトルマッチ料…俺たちはギャラが高いからな。普通の試合じゃダメだぞ。タイトルマッチ料金はわかってるよな」
デスペラード「絶対王者になってやる」
TAKA「だから、絶対に勝てるヤツとしかやらないからな。勝手に組むなよ、今度こそ。(ベルトを見て)また剥がされちまったよ。なんだGHCって? TAKAみちのく・チャンピオンシップ、エル・デスペラード・チャンピオンシップだよ。もう1回張り直さないとな」
デスペラード「自分の持ち物には名前を書けって。だから俺たちは書いてたんだぞ。それなのに、なんで何回も取るんだよ」
TAKA「やばい、もうタイチの試合だよ。今日は正々堂々といつものでいかないとな。次に行こう」
【試合後の小川&ザック】
――試合を終えて?小川「何だろうね…負けたっていうか、もう一回だね。もう一回」
――もう一回挑戦?ザック「モチロン!」
小川「俺も納得してないし、お客さんも納得してないし、誰も納得してない。もう一回だよ、本当もう一回」
ザック「オレタチ、プロレスリング。アイツラ、シテナイ。ジョーク!スズキグンはジョーク!プロレスリングノアはプロフェッショナルレスリングカンパニー」
小川「プロレスがどうこうとかでもなく、本当にもう一回」
――今まで沈黙していた小川選手が名乗りを上げ、そしてもう一度というのは何か気持ちの変化が?小川「いやいや、今日の試合見ればわかるでしょ。それだけ。本当にもう一回。すぐやりたい。全然元気だから。こんなに疲れないタイトルマッチ初めて」
――相手のスタイルについては?小川「プロレスにはいろんなスタイルがあるからね。別に相手がどうこうとかは関係ない。ただ、もう一回。もう一回やりたい」
◇第6試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本
[第29代選手権者]○タイチ(15分45秒 片エビ固め)[挑戦者]×小峠篤司
※ブラック・メフィスト
☆タイチが2度目の防衛に成功。
(試合後にタイチはセコンドを蹴り倒し、受け取ったベルトをリング内に投げ捨て、トロフィーまで蹴り倒す。)
タイチ「またまた残念でしたね。だから言っただろ、俺に挑戦してきてもこうなるだけだって。さて、次はいよいよ…おい、そこにいるお前だ。浅子覚。次はお前だ。いいか、道場に帰って、さっさと鍛え直してこい。何度やっても一緒だ。挑戦してきたヤツがこんな姿になるだけだ。なんでかわかるか? 鈴木軍のジュニアは最高です」
(その瞬間に原田が背後から乱入。片山ジャーマンで引っこ抜いて王者をKOする)
原田「おい、タイチ。次、俺が挑戦する。勝負するぞ(リング上に落ちていたベルトを掲げる)このベルトを…GHCヘビー級王座のベルトは俺が必ず獲り返します」
【タイチの話】「最後は誰だ? 浅子覚か。やるじゃねえか。やる気満々じゃねえか。トレーナーじゃないのか? 最後は誰だ? (記者から原田の名前を聞くと)やっぱり浅子か。やるじゃねえか。いい投げを打つじゃねえか。いいよ、お前がその気なら、今ここで決まりだ。次は浅子覚だ。それ以外認めねえぞ。背丈も浅子覚そっくりだったぞ。ちょっと目がぼうっとして見えなかったけどな。どう見てもあれは浅子覚だ。まあいい。何回やっても一緒だ。てめえらがカッコ悪い姿をさらすだけだぞ、俺に挑戦してきたって。それでもいいんだったら、いくらでもかかってこい。浅子覚よ、1ヵ月待ってやる。道場で鍛え直してこい、バカ野郎」
【試合後の小峠】
小峠「情けねぇ。情けねぇな…クソ」
――キルスイッチが決まった後にレフェリーが3カウントを数えれば…小峠「情けないよ」
◇休憩明け◇
<森嶋猛引退あいさつ>
森嶋、「本日はご来場ありがとうございました。ちょっと…。まあ、一番にファンに応援してくれたみんなに伝えたいと思ってここに来ました。ちょっとね、いろいろ言って、カラオケして、このマイクの練習ばっかりしてたんだけど、声が枯れちゃいました。すいません。18年間、プロレス一筋…一筋かな、これしかやったことありません。僕にはこれしかありませんでした。あんまり言いたくありません。すいません。でも、このリングに僕はお世話になって、ここでマイクを言えて、本当にありがとうございました。俺はこの格好でリングに上がることにためらいがありました。しっかりとテーマ曲をかけて、引退セレモニーをやりたいと思います。ええと、先になるんですけど、9月(19日)の大阪府立体育館で引退セレモニーをやります。大阪に来てくれた人が本当の、最後の俺のファンだと思っています。大阪来なさい! 大阪来なさい!ということで、俺が言いたいことはさ、もう言ったから、軍団出てこい。最後にやるからさ(超危暴軍登場)お前らがいて、俺のやれることをやれたから、最後に締めて。引退セレモニーは俺ひとりでやりますから、最後はこいつらと締めたい。言いたくないことを2回言うから聞けよ」
北宮「正直、これは受け入れがたいことだけども、どんなことがあっても前を向いていくしかない。それがプロレスラーだ。俺はまだまだプロレスを突き進む」
拳王「はじめは急すぎて少し戸惑いがあったかもしれない。でも、ドンはプロレス生活18年、このノアのため、この超危暴軍のために尽力してきてくれた。俺たちはドンの思いを受け継いで、このノアを、そして俺たち超危暴軍をプロレス界トップの軍団にしていくから。お前ら、これからもドンが作った超危暴軍についてこい。今までお疲れ様でした。ありがとうございました」
大原「ドンがいたから拳王も俺もノアに入ったと思っています。ドンはいなくなるかもしれないけど、俺と拳王でその意志をしっかり継いで、この先、ノアをムイビエンにしていきます。日本に帰ってきて、僕に『大原君はノアに必要だ』って言ってくれたのはドン。『僕を必要』と言ってくれたのはドンでした。凄く嬉しかったです。一生懸命頑張ります。ありがとうございました。最後に本当は言いたくないかもしれませんが、大事なことを2回言いますので、皆さんよく聞いてください」
拳王「はじめちゃん、ひとつだけ補足いいか。ドンの意志を受け継いで、はじめちゃんと俺と北宮とマイバッハで超危暴軍を引っ張っていくからな。横浜のクソ野郎ども見てろよ。最後に横浜のクソ野郎どもよく聞いとけ。プロレス生活18年の森嶋猛はな…」
森嶋「引退します! 引退します」
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ 30分1本
○マイバッハ谷口 マイバッハブルージャスティス(10分57秒 体固め)シェルトン・X・ベンジャミン ×飯塚高史
※マイバッハプレス
【永田の話】「俺にマスクをわざわざ手渡しに来たヤツがいたじゃない? あんなヤツが俺にわざわざ共闘を求めるなんて、相当なピンチなのかなと思ってね。久々にノアの会場に来てみたけど。(鈴木軍との対戦だったが?)久しぶりだったけど、あの辺は慣れた相手というか。別に何の心配もなったけど、ノアの現状はちょっと心配かなと。ただ、丸藤がいるから大丈夫だろ。俺からベルトを獲った時に『ノアに希望の光を当てる』と言った丸藤がいるから大丈夫だろ。今日リングに上がって、ファンの期待もそうだし、今の状況の中でやっぱり丸藤だというのを感じました。いつのまにか立ち位置も変わって、今日のパートナーもちょっとだけ横に立ってて、頼もしさを感じたし。もうしばらく来ることのないと思っていたリングだけど、なんか思ったよりも早く呼ばれちゃって。(森嶋の引退宣言があったが?)今回僕に声がかかったのもそういう理由があるのかもしれない。(超危暴軍に関心はある?)超危暴とか言っている場合じゃないだろ。いくつかグループはあるみたいだけど、ひとつになって立ち向かうのが今の彼らの使命じゃないかなって。俺がこうやってあのマスクマンに横に付いたのもそうだし、チームを分散しないでひとつになることによって、活路が見いだせると思いました。とにかくみんなでひとつになって、丸藤を背負ってやってくれれば。でも、丸藤が今日きっとやってくれるでしょう。あの丸藤なら。俺からベルトを獲って、『ノアに希望の光を当てる』と言った丸藤ならば、必ず勝てるはず。それができなかったら、ちょっとお仕置きだな」
◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合 60分1本
[第33代選手権者]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(11分8秒 片エビ固め)[挑戦者/グローバル・タッグリーグ戦2015優勝]×杉浦貴 田中将斗
※キラーボム
☆アーチャー&スミスJr.組2度目の防衛戦
【試合後のK.E.S.】
アーチャー「何が起こった? 俺は必ずリベンジすると言ったよな? 俺は“前回負けたのはラッキーだった"と言ったよな? その通りになったろ? 俺たちは世界一のタッグチームだ。俺たちはK.E.S.。世界でもっとも危険なタッグチームだ。俺たちに刃向かうヤツらは誰であろうがぶっ殺す!」
スミスJr.「まさにその通りだ! 俺らは言ったことを実行したまでだ。タナカ、スギウラ、お前らはタフなチームの一つだ。でもこの前の後楽園ホールは単なるラッキーだった。たった一回の不運に見舞われただけで、K.E.S.が世界一のチームであることに変わりはない! 俺たちは宝をすべて奪い、それをずーっと、ずーっとキープし続ける!」
【杉浦の話】「(ベンジャミンは)関係ねえだろ、おい!」◇第9試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合 60分1本
[第23代選手権者]○鈴木みのる(25分54秒 体固め)[挑戦者]×丸藤正道
※ゴッチ式パイルドライバー
☆鈴木が初防衛に成功
(試合後)
鈴木「お前らの言った通り、俺は反則をひとつもしてねえぞ。実力で負けたんだ。さあ、横浜に集まったお前らよく見てろ。今日、プロレスリング・ノアは全て終わりだ。俺の手で完全に沈没したんだ!みんなやられちゃっているし、弱いんだよ。うるせえんだ。ギャーギャー(ここでマイバッハが乱入。背後から刺叉で殴りかかる。しかし、多勢に無勢ですぐに蹴散らされ、場外に叩き落とされた。ここでTMDKやBRAVE勢、齋藤らが花道から登場し、リングサイドに集結。マイバッハとともに鈴木軍とにらみ合う。)お前たちの行く末はこの沈没した船と一緒に沈む。それ以外方法はねえんだよ。ああ、今日で終わりにしようと思ったけど、やっぱやめた。王様ゲーム2回戦、俺への生け贄はマイバッハ谷口だ。さあ、俺の手でてめえの息の根を止めてやる。てめえのそのマスクを剥いでやる。てめえのその命も奪ってやる。さあ、血気盛んなボクたちと後ろにいるオジサン…小橋建太。お前らにもう一度教えといやる。俺たちがこの国の王だ。俺たちの名前は鈴木軍…イチバン!」
【試合後の鈴木】
鈴木「今日の負けが何を意味するかわかってねえだろ? 何を意味した?」
――リング上では「ノアの完全沈没」と言っていたが鈴木「意味がわからないのか。全敗…全敗。そしてお前らが望んだ、お前らが用意した試合形式だろ? お前らが都合のいいようにご託を並べて揃えたルールじゃねえか。その中でエースが負けたんだ。双璧のエースもセミで負けたんだ。これをなんて言う? 『沈没』って言うんだよ。制圧でも侵略でもねえんだ。沈没以外の言葉でなんて言うか教えてやろうか? 『壊滅』って言うんだ」
――次はマイバッハ谷口の挑戦表明を受けて立つ?鈴木「お前、バカか。挑戦表明? 誰が挑戦するって? どこの平民が王様に挑戦するんだ? 挑戦じゃねえよ。王様からの命令だ。生け贄にてめえが出てこいって。なんで全部お前側から話してんだよ。後ろから襲うのが挑戦表明なのか? 俺らがやったら反則でブーイングなのに、お前らがやったら挑戦表明なのか? 小川もザックもやったな。谷口もやったな。それで『清く正しく美しく、僕らの尊い美しいGHCをあんなヤツらにやるな』って? 何を言ってんだよ。『あんな強いヤツが持ってくれてありがとう』ってコイツ(ベルト)が言ってるぞ。なんでもかんでもてめえの物差しで片付けんじゃねえぞ。俺が王だ。ここのルールは俺が決めるんだ。このプロレス界で生きるも死ぬも、ここで生きていくんだったら俺にひざまづいて、土下座しろ。(記者団に対し)何の文句がある? 何の文句があるんだ? あいつらは汚い手を使う? お前の手と変わらねえと思うぞ。お前の拳とも違わねえだろ? お前の目とも変わらねえだろ? 俺には2個しかついてねえんだ。耳も髪の毛も何が違う? お前らみたいに体裁を装って生きてねえからな。だってリングの上でパンツ一丁だぞ。隠すものなんて何にもねえんだ。懸けるものも命たったひとつだ。それ以外に何にもねえんだ」
――これから鈴木軍はどんな世界を作っていく?鈴木「てめえみたいな庶民が王様に質問なんかしてんじゃねえよ。てめえの質問に答える義務も何にもねえんだよ。俺に意見できるのはこの俺だけだ。俺がアイツをぶっ飛ばした。俺がアイツの上に乗っかった。レフェリーは俺が叩けと言って叩いた。それだけだ。レフェリーの意志なんてどこにもない。小橋の意志もない。ルールの意志もない。あるのは俺が強いという事実だけだ。それとも何か? お前が生け贄になるか? ちょっとだけ痛いぞ。頭が高いんだよ。てめえらに言っておいてやる。このプロレスの世界で俺に文句のあるヤツはかかってこい。全て力で、この俺の拳で、誰が王なのか教えてやるよ。GHCは何の略か知ってるか?」
――グローバル・オナード…。鈴木「(遮って)違う! 『鈴木・みのる・王様』って書いてあるんだよ!」
(※下がろうとしたところで西永レフェリーを見つけると掴みかかる)
鈴木「何か文句あるのか? そんなに先のことが知りてえのか。先のことが知りてえんだったら教えてやるよ。明日俺のところまで来い。そこで次に俺たちが向かう場所、俺たちがすることを全て話してやる。いいな。来ないヤツには話さねえ。来ないところには載らなくたって構わねえ。そこで6月9日の『We are SUZUKI-GUN』の全カードを発表するからな」NOAH横浜大会は有コロ大会同様、全タイトルをかけた鈴木軍との対抗戦となり、今度は鈴木軍に流出した全タイトルをNOAH軍が挑戦するという図式となった。
まずジュニアタッグ選手権は挑戦者組の腕攻めに対し、王者組はラフで応戦しつつ小川を捕らえ主導権を握る。後半からザックが腕十字などでTAKAを捕らえて盛り返し、小川はTAKAを鉄柱に叩きつけるがTAKAは肩を強打、TAKAは肩をおさえてうずくまり、レフェリーがチェッ クに入ると、隙を突いたTAKAがトラースキックを小川に浴びせる、そしてTAKAがみちのくドライバーⅡで突き刺すと、交代を受けたデスペラードがダイビングボディープレスを投下して3カウント、王者組が騙し打ちの成功で王座を防衛する。
ジュニアヘビー級選手権は握手に応じなかったタイチに小峠が奇襲をかけ先手を奪うも、デスペラードが介入すると流れが変わってしまい、タイチはゴング用の木槌攻撃などラフを展開する。
小峠はマグザムから反撃しタランチュラ、ダイビングボディープレス、ノーモション頭突きを繰り出すも、またデスペラードの介入を利用したタイチがトラースキックからライガーボムで応戦する。
小峠はタイチのパワーボム狙いをフランケンシュタイナーで切 り返すと、タイチのタイチ式外道クラッチを外道クラッチで切り返し、TAKAとデスペラードが介入するもセコンドの石森、玄藩、熊野が排除する。
タイチのハイキックからベルト攻撃を狙うが、小峠が奪うと山本レフェリーのチェックを受けているところで、タイチがイスで一撃してからブラックメフィストで3カウントを奪い王座を防衛。有コロ大会と同じような流れとなって館内のNOAHファンから重い空気が立ち込めるが、試合後にタイチが浅子覚トレーナーを挑戦者に指名するも、第3試合で大原を降した元王者の原田が乱入し片山ジャーマンでタイチをKO、挑戦に名乗りを挙げた。
セミは期待の弾丸ヤンキースはKESの保持するGHCタッグ王座に挑戦、試合はKESが杉浦を捕らえ先手を奪うが、田中が盛り返して弾丸ヤンキースが反撃、ランニングニーとエルボーのサンドイッチ技からアーチャーを捕らえ、サンドバッグタイムから一気に勝負に出るか、KESも再び杉浦を捕らえスパインバスター&フライングラリアット、ラリアット&足へのショルダータックルと合体技で応戦する。
弾丸ヤンキースも再びアーチャーを捕らえて杉浦の雪崩式フランケンシュタイナー、田中のスーパーフライの波状攻撃から、杉浦のランニングニー、田中のスライディングDはスミスが阻止し、続けて杉浦がスライディングDを狙うがアーチャーがかわし、杉浦とレフェリーを交錯させるとベンジャミンが乱入して杉浦にベイダードを決めると、続けてKESがキラーボムを決め3カウントで王座防衛、期待の弾丸ヤンキースも敗れたことでNOAHファンに暗い雰囲気がますます立ち込める。
メインは3月15日有コロ大会の再戦となった鈴木vs丸藤によるGHCヘビー級選手権、今回は小橋建太が特別立会人を務めることいなり、GHCにタイトルに相応しいようタイトル管理委員長だけでなくレフェリーと同等の権限が与えられることになった、前回の試合では西永レフェリーが鈴木軍の介入を許してしまったため、鈴木軍対策として小橋にもレフェリーと同じ権限が与えられた。
試合前には鈴木軍の面々がセコンドに付くも、早速小橋が特別立会人の権限をフルに生かして鈴木軍に退場を命じ、鈴木の指示で鈴木軍は退場となった。
試合は丸藤がロープブレイクに応じた際に鈴木が張り手で強襲すれば、丸藤はドロップキックから逆水平で応戦、鈴木は一本足頭突きで丸藤を場外へ追いやるが、丸藤は鈴木を前方から鉄柵に叩きつけるてからフェースクラッシャーを敢行、鈴木は古傷である首を鉄柵に直撃してしまい大ダメージを負ったかに見えたが、ロープ際の攻防の際に鈴木はロープ越しの腕十字で返し、再び場外戦に持ち込み客席で卍固めで捕獲する。
リングに戻った鈴木は再びロープ越しの腕十字で捕獲、木槌を持ち込むが西永レフェリーのチェックに遭うも、すぐ投げ捨て、腕固めで丸藤を捕獲する。
丸藤は逆水平で抵抗するが、腕攻めが効いてか威力が落ちてしまい、鈴木が再び腕を攻めるも丸藤はドロップキックで反撃してから逆水平を連発、顔面へのトラースキックから串刺しジャンピングバックハンドエルボー、鈴木の首にネックツイスト、無重力式顔面踏みつけと畳み掛けるが、鈴木も足を絡め取って絞め上げると、フライングメイヤーからランニングローキックと譲らず、鈴木のミドルに対して丸藤も逆水平で応戦する。
鈴木はへ逃れると丸藤はトペコンヒーロの要領で鈴木に飛びつき、場外へのパワーボムを狙うが鈴木はエプロンでの腕十字で切り返し、リングに戻ってから丸藤の左腕にミドルキックを連打、スリーパーで捕獲してゴッチ式パイルドライバーを狙うも丸藤はリバースしフロントハイを狙う鈴木をトラースキックや回し蹴り式トラースキックで返し、逆水平を放つが鈴木も張り手で応戦し丸藤のトラースキックをかわしてスリーパーで捕獲するも、丸藤は前へ倒して脱出する。
両者は再び打撃戦を展開しているところでKESが花道に現れるが、ここはヨネらBRAVE勢や小橋が立ちはだかって介入は阻止、その間に鈴木のナックルに対して丸藤は虎王を炸裂させると不知火を狙うが、鈴木は腕十字で捕獲、そしてスリーパーから再びゴッチ式パイルドライバーを狙うも、そのまま回転させた丸藤はフライングメイヤーの構えから虎王を炸裂させ、ブレーンバスターの体勢から前に落とし、トラースキックを狙ったが、鈴木はナックルで迎撃、それでも丸藤は虎王で応戦する。
しかし丸藤の虎王狙いをキャッチすると、ジェットスタンプで蹴り倒してからスリーパー、そして逆落としから再びスリーパーで絞めあげるとゴッチ式パイルドライバーが決まり3カウント、今回も4大タイトルマッチは全て鈴木軍が制し、NOAH勢は再び全滅となった。
試合後にクリーンファイトで丸藤を降した鈴木は憮然とする小橋からベルトを受け取りアピールをしているところでマイバッハが乱入して鈴木を襲撃、鈴木も怒りマイバッハを挑戦者に指名した。
この日のマイバッハは謎のマスクマン・マイバッハブルージャスティスと組みベンジャミン、飯塚組を撃退し今回はGHC獲りに名乗りを上げたが、果たして鈴木を止めることが出来るか?
また休憩明けには森嶋が登場して9月19日の大阪府立体育会館大会で引退セレモニーを行うことを発表した。
鈴木の言うとおりNOAHは完全に沈没したのか、また丸藤はどこまでどん底に落ちるのか…?【NOAH】悪夢再び…鈴木軍が4大GHC完全防衛!鈴木「王様ゲーム2回戦」でマイバッハ迎撃へ▼KES雪辱V3▼タイチ小峠連破 原田表明▼青義の鉄仮面降臨…横浜大会詳報 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/0Lcj0nOep3
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 5月 10本日は横浜大会に多数ご来場ありがとうございました。次回大会は川口大会です。皆様のお越しをお待ちしております。#noah_ghc #GV510
— 株式会社プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2015, 5月 10tequila! pic.twitter.com/C24nLttsP4
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2015, 5月 10タカを斬らしてぺが決める作戦またもや大成功 原田げんば、けんおーはら、小川ザッコとやったからもう相手いない もういいかな あとはやりたい奴、面白そうな奴とやります いればだけど。。。
— TAKAみちのく (@takam777) 2015, 5月 10横浜大会に多数ご来場いただきましてありがとうございました 結果は… 方舟はまだ沈みません! 至宝奪還に向けノアは航海を続けます
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 5月 10昨日は沢山のファンの方に来ていただいたのにまた申しわかないことをしてしまった。でもリングに上がり続ける限り諦めない… 必ずあいつにリベンジする。 #noah_ghc
— 丸藤naomichi marufuji (@noah_maru_fuji) 2015, 5月 11横浜大会、沢山の御来場ありがとうございました。 3試合目で大原に勝ち、Jrのシングルに挑戦表明してきました。 鈴木軍、もうみんな見たくないでしょ? 俺が必ず取り返します! #noah_ghc pic.twitter.com/stOm1GRtAw
— 原田大輔 (@noah_harada) 2015, 5月 102冠になれなくてメッチャ悔しい‼ そんな時は磐城とオッキーとで、肉を食いまくるしかない。 そして明日も頑張ろう(田中) pic.twitter.com/6wCDX2lVkd
— 弾丸ヤンキース (@D_yankies) 2015, 5月 10ザックリ小川組で負けたなぁ…試合、完全にザックリ小川組のものだったよなぁ… 小藪は助けてやったのに負けやがるし… (-_-) #noah_ghc
— 平柳 玄藩 (@noah_genbasama) 2015, 5月 11横浜大会ご来場ありがとうございました。 やっと初勝利することができました! 次はシングルでの初勝利を目指します‼︎ そして、親孝行全く出来てないので母の日に初勝利をあげることが出来て良かったです! #noah_ghc
— 熊野 準 (@kumano_noah) 2015, 5月 10なんだこりゃ? pic.twitter.com/6v6CKCrgNC
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 5月 10 -
フロント側のリークで不信感・・・森嶋猛は現在関西へ逃亡中
(森嶋猛のFacebookより)
とりあえず!自分が引退するのは決定しているから書きます。
会社に引退を報告した時に会社が欠場発表するとなりました。
いきなり辞めると言われたので混乱したのは考えればわかるけど!
自分の決意は変わらないのでもう少し自分にフォローが欲しかった。
その後に社長に電話しても繋がりませんでした!
自宅でぼーとしていると会社でタッグリーグの会見前の選手達に自分の引退を報告したことがわかる。
めちゃめちゃ悲しくなりました。
選手には引退の報告は自分でしたかった!
全国の知り合いから欠場大丈夫か?と聞かれても本当は引退なのに嘘をつく自分が辛かったです。
そこからは会社に不信感しかなかった!
こうなったら自分でプロレス業界関係者に連絡しようと思いました。
会社が引退のプレスリリースをしたらに飛び乗りました。
向かった先は奈良の天理!
駅に着いたらパートナーの力さんが迎えにきてくれた。
力さんはプロレスの前に相撲で自分と同じような経験を
していたからだ!力さんの自宅に初めて行った!
何も悪い事をしたわけでもないのにまるで逃亡者のように逃げてきた自分を迎えてくれた力さんには感謝しかない!
業界を辞めてラーメン屋をやっているのに業界の事を話して申し訳ないと思いました。
そこから自分のプロレスの振り返りが始まりました。
いろいろな事があったしプロレスしかやったことがない自分は気持ちが一気に下がりました。
翌日に引退のマスコミ発表がありました。
大阪スポーツの裏に自分が掲載されていた。
十三で知り合いの福田先生と井口さんがやっている鉄板焼で乾杯しました。
しこたま飲んだ!
途中から記憶がないほどに!
コスプレの格好して何とか楽しませようとしてくれました。
因みに自分もコスプレしたらしいが記憶がない!
写真があるらしいが(--;)
気がつくとサウナに来ていた。
仮眠室で寝ていたら隣の人のイビキで寝れないのでサウナを出ました。
でも行く場所がない!
街を歩くと個室ビデオがあり初めて入りました。
個室ビデオでも携帯電話が鳴りっぱなしだがマナーモードにしてタッチ芸人を観賞してました。ちょっとリラックスできました。
その後は大阪の街を徘徊しました。
プロレスの世界は大混乱かもしれないが街を歩いても声をかけられたのは1人でした!プロレスの世界にいる人達は気づかないが一般の社会では俺はあまり知られていない事を確認しました。
その日は力さんの所に戻りました。
力さんも休日だったから寿司屋に行きました。
力さんの自宅に戻り庭で話してました。
引退をすると決めてまだ予定が決まらないとテンションが一気に落ちる。
朝型まで寝れないので携帯電話に依存していた。
力さんと朝型に喧嘩になりそうになった。
そこまでテンションが下がっている自分に付き合ってくれたのは力さんも同じ経験をしていたからだ!
携帯電話は鳴りっぱなし!
もうこれは日本にいれないと思った。
海外逃亡者までになるしかないと思ってしまいました。
逃亡者のように東京から出てきた自分は薬がなくなってしまった!
力さんの奥さんと病院に行き現在の状態のチェックと薬をもらいました。
力さんの奥さんも力さんと一緒に同じ経験をしているから自分の事をよく理解してくれました。そして奈良の母になりました。
奈良の母に駅まで送ってもらって駅で電車の確認をしたが東京と違いあまり電車が来ない!
現在の自分の精神状態は逃げたいばかりだった!タクシーで大阪に向かう事を決意した。
桜井駅のタクシー運転手の小田さんに大阪の帝国ホテルに行く事を頼むとビックリしていた。桜井から大阪に行くなんて大丈夫かと聞かれる。
無職ですがお金はありますと伝える。
タクシーの中で自分の事を伝える。こんなことは二度とないと喜んでくれた。
大阪に着くと週刊プロレスが表紙だから小田さんにサインをして渡そうと思ってコンビニを
徘徊しました。全然売ってないので住所を聞いて後で送る事にした。
帝国ホテルで小田さんと握手して別れる。
電車だったら絶対にない経験!
これも非日常の世界でした!
帝国ホテルの和食の個室で1人待っている。高層階でぼーと待っている。
マイナスの事しか考えていない!
円さんがやって来た。円広志さんには大変お世話になっています。
円さんと話していて自分は不満や愚痴しか言っていない事に気づかされる
ここまでやってきた自分を応援してくれたファンを置き去りにしてはいけないと感じた!田上社長に自分がやれることは全部やって辞める事を電話で伝える。
付き人もやって長年お世話になった社長には感謝しかない!
副社長にも伝える。
これで全部終わりました。
リングに上がる前に伝えたかったので書きました。自分はリングに上がると試合に集中して回りが見えないタイプなので試合はしないがマイクは苦手だ!
現在の心境はこんな感じです。
俺は試合はできないが俺の事をとやかく言うなら覚悟したほうがいい!俺はこの業界に残ることはないのだから!
プロレスリングノアで自分がやれることはやりきって引退します。
今回の事で思ったのは取締役である自分でさえこうなるのだから現在リングで闘っている仲間にはしっかりと会社はしなければならない!
身体を張って頑張っているプロレスリングノアの選手頑張って下さい!
自分は応援されてきたから応援団として頑張ります。
ファンの皆さま本当にありがとうございました。
後は会場に行くだけです。
引退を発表した森嶋猛がFacebookを更新、引退をNOAH側に報告してからの経緯を説明したが、田上明社長らフロント側が引退発表前にマスコミにリークしていたことで不信感を抱き、現在関西方面へ逃走していたことを明かした。
おそらくだが田上社長やフロントも憶測などを避けるためにマスコミにリークしてしまったんだろうが、結果的に自分自身で発表したかった森嶋に不信感を抱かせてしまったようだ。
森嶋は相棒だった力皇猛、長年NOAHを応援している歌手でタレントの円広志さんの励ましで気持ちを落ち着かせているが、心配なのは田上社長と現場側がしっかりコミュニケーションが取れているかということ、森嶋の引退発表のタイミングはしっかり田上社長と森嶋本人の間で話し合って欲しかったし、森嶋の引退をこういった形でケチをつけて欲しくない、最後はしっかりNOAH全体で見送って欲しい。
(追記)
<森嶋猛のFacebook>
後で知った事だがタッグリーグの前に選手に話していたのは欠場する事と自分の肝臓の数値が高いという事でした!いきなり引退を言ったので役員達がビックリしてしまいコミュニケーション不足による話の行き違いが
ありました。
浅子さんとトレーナー室で糖質管理の本を読み糖尿病でも試合ができるように頑張っていました。しかし鈴木軍と試合をやると思って身体をデカクしたら脂肪肝で肝機能でドクターストップになりました。
それに加え怪我が多かったので満身創痍なので引退を決意しました。
肝機能と怪我と糖尿!
手の痺れや肩は痛くて寝れないのでやむ無しです。
一概に糖尿だけではないですがコミュニケーション不足でこのような結果になりました。
糖尿は誰もがなりますし自分は遺伝です。
なので!
五ヶ月前から浅子さんとトレーナー室で糖質の勉強していました。
ビールは糖質ありますが焼酎とウィスキーは問題ないです。
蒸留酒は大丈夫です。
糖尿でもデカクて動けるレスラーでいたかった!
糖尿だから小さいレスラーでは俺ではない!
ビックリさせるつもりではなかったのですが!
現役と引退する人間の温度差は違うし辞めた人間が残っているのが社長と浅子さんしかいない!
レスラーが引退する時は決意は変わらないし会社の人間はしっかりと発表と日にちを決めたほうがいいと思います。
これからのノアは変わるでしょう!
何故なら自分が全部捧げたプロレスリングノアだから!
現在リングで闘っているプロレスリングノアの仲間をよろしくお願いいたします。
現在は血糖値も緩やかに落ちている。
レスラーの連日の営業をやめれば全然大丈夫です。
それよりも肩なんだけど!
満身創痍で悔いはない!
いつもあんなに飲んで仲がいいのにきつく言われた事は忘れません!
仲間だからこそなのは理解しています。
今はコミュニケーションがとれたから横浜で会うのを楽しみにしています。
どうぞ!
これからのプロレスリングノアをよろしくお願いいたします。
自分の本音を本当に書きましたが伝わりましたか?
プロレスリングノアでやれて本当に良かったです。
仲間達に熱い応援よろしくお願いいたします。
プロレスリングノア応援団団長 森嶋猛
森嶋がFacebookで続きを更新、森嶋の引退理由は古傷の悪化や糖尿病だけでなく、脂肪肝の影響で肝臓の数値が高かったからったという、トレーナーを務める浅子覚も森嶋の現役続行を模索していたが、結局ダメだった。
そして田上社長らフロントらと行き違いがあったことも反省、森嶋も元来付き人を務めた田上の同様口数の少ないタイプ、だからゆえコミュニケーションが足りなかったのかもしれないが、選手側とフロント側もコミュニケーションも大事だけに、NOAHにとっても大きな課題なのか・・・・
森嶋は5月10日の横浜文体大会に来場、改めてファンの前で挨拶をする、旗揚げからNOAHを支えてきた森嶋をNOAH全体だけでなくファンもしっかり見送って欲しい -
森嶋猛が体調悪化で引退を表明・・・・旗揚げからNOAHを支えてきた14年間
<東京スポーツより>
プロレスリング・ノアの森嶋猛(36)が現役引退を決意したことが20日、本紙の取材で明らかになった。出場予定だった「グローバルタッグリーグ戦2015」を緊急欠場したが、ドクターストップがかかっていたことが判明。「糖尿病」とみられ、このまま現役生活を続けることは困難と判断した模様だ。上昇傾向にあった方舟マットで、トップレスラー引退の衝撃が走る事態になった。
複数の関係者の話を総合すると、森嶋が現役生活にピリオドを打つことを決意した。事態が急変したのは16日のこと。午後4時から予定されていた「グローバルタッグリーグ戦」の会見に出席するため、森嶋は東京・有明のノア事務所を訪れた。ところが取締役でもある森嶋の口から幹部たちに伝えられたのは「血液の数値が悪い。このまま引退する」という衝撃的なものだった。
引き留めが困難と判断した団体側は、2000年8月の旗揚げメンバーであり、功労者でもある森嶋を送り出すために妥協案を提示。病状を見ながらでもリングに上がり、8月の旗揚げ記念大会や年末に予定するビッグマッチで盛大な引退試合を行うことを勧めた。発表も、早くても故三沢光晴さんの七回忌興行(6月13日、広島グリーンアリーナ)後にする方向で調整され、ひとまず古傷を再発させたことによる緊急欠場という発表に至った。
ところが、森嶋は190センチ、130キロの巨漢戦士でリング上でも暴走ファイトが持ち味だが、内面は繊細。体調悪化で一度落ちたリングへのモチベーションが上がることはなかった。引退の意思は固く、このまま引退試合も行わずにリングを去ることが濃厚だ。すでに森嶋本人は18日の時点で、所属選手や他団体で親交のあった選手たちに現役引退を報告しており「糖尿病が原因」と説明している。
各地のプロモーターやスポンサー筋への説明が終わり次第、21日にも正式発表される見込みで、引退発表会見も行われない。
<プロレス格闘技DXより>
ノアは21日、森嶋猛の引退を発表した。電撃的に約17年のレスラー生活にピリオドが打たれた。森嶋は右肩、左ひじ、左ヒザを慢性的に痛めており、2013年には約4ヶ月間に渡って欠場していた。ここ最近も再び症状を悪化させており、今月16日から欠場。グローバル・タッグリーグ戦に穴を開けることを決断せざるを得なかった。また、重ねて血中の“ヘモグロビンHbA1c”の数値が異常に高く、ドクターストップがかかった。負傷と体調の悪化を総合的に判断した結果“引退"という決断に至った。
現在森嶋は療養中で、引退発表に合わせた記者会見は行われなかった。現在のところ引退試合を行う予定はないが、ノアでは引退セレモニーの開催を検討中。あまりに突然の引退は波紋も呼びそうだが、このまま引退試合が行われなければ、4・11新潟大会での6人タッグマッチ「森嶋&マイバッハ谷口&北宮光洋vsマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト&スペル・クレイジー」(※写真)が現役ラストファイトとなる。
近く直接ファンへのあいさつを行う予定。日時、場所などについては、決定次第追って発表される。
森嶋は1998年、全日本プロレスに入門。2000年にはノア旗揚げに参加し、2002年には力皇猛との“WILD2"でGHCタッグ王座を獲得した。2007年にはアメリカ遠征を繰り返してROH世界ヘビー級王座を奪取。2008年には故・三沢光晴さんを破ってGHCヘビー級王座初戴冠に成功した。
その後はノアのトップの一角として活躍し続け、2012年には再びGHCヘビー級王座に就いて「やる気、元気」を合い言葉に1年間に渡って団体をけん引。去年はマイバッハ谷口、拳王、大原はじめらと「超危暴軍」を結成し、“首領"(ドン)として軍団を引っ張った。最近では対鈴木軍に本腰を上げ、その行方が注目された矢先だった。
ノアとしても再び戦力面で打撃を受けることとなった。2009年には三沢さんが亡くなり、2011年には力皇猛が負傷のため引退。2012年末には秋山準、潮崎豪ら5選手が離脱し、2013年には小橋建太が引退した。昨年同時期にはKENTAが米WWE挑戦のためノアを退団。今年もまた1本、大きな柱を失う形となった。
森嶋引退に関するノアからの発表事項は以下の通り。
---ご報告---森嶋猛選手につきまして、この度、引退をすることになりましたことをご報告申し上げます。
急なご報告となり、ファンの皆様、関係各位にお詫び申し上げます。
先に欠場を発表させていただきました通り、多くの負傷箇所を抱えて長年、試合に臨んでいた森嶋選手ですが、血液検査の結果、血液中のヘモグロビンHbA1cの数値が異常に高く、ドクターストップがかかってしまいました。
今後、治療を続けてもノアの最前線で試合をしていくことは不可能との判断から森嶋選手自身が引退という決断に至りました。
ファンの皆様には本人より直接、ご挨拶を差し上げさせていただく予定です。詳しい日時、会場、引退セレモニーにつきましても、追ってご報告をさせていただきます。
森嶋猛選手、プロレスリング・ノアを応援して下さる皆様に、急なご報告となりましたことを、重ねてお詫び申し上げます。
プロレスリング・ノア
NOAHの森嶋猛が引退を発表した、理由は糖尿病、血液中のヘモグロビンHbA1c(高血糖状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖は体内の蛋白と結合し。この際、赤血球の蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビンで。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、糖尿病と密接な関係を有するものがHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)である)の数値が以上に高かったため引退を余儀なくされた。
森嶋は1998年全日本プロレスでデビューということから、ジャイアント馬場さんから教えを乞うたレスラーの一人、三沢光晴に追随してNOAHの旗揚げにも参加した。三沢を破ってGHCヘビー級王座を奪取したが、ちょうどNOAHも下り坂に差し掛かっていた時期でもあり、武道館での力皇猛との防衛戦が不入りとなるなど、NOAHの次期エースとしてなかなか認められなかった。
三沢死去後に2012年潮﨑豪を破り2度目の戴冠となり新日本プロレスの小島聡にも防衛するなど1年間に渡って王座を守り抜いたが、その間に秋山準と潮﨑豪らバーニング勢がNOAHを離脱、KENTAに敗れ王座転落後に小橋建太や田上明が引退、KENTAのWWE移籍など離脱や引退が相次ぐなか、それでも森嶋は同期の丸藤や後輩である杉浦共にNOAHを支えてきたが、2度に渡って減量や肉体改造などで欠場もしてきたが、欠場期間中は体調管理との戦いだったと思う。
2014年にKENTAを破り3度目のGHCヘビー級王座を奪取しヒールユニット超危暴軍を結成したが、永田裕志に敗れ初防衛に失敗、以降は一歩引いたスタンスを取り始めていたのが気になっていたが、対鈴木軍に名乗りを挙げたことで再浮上に期待していたが引退は残念である。
森嶋の思い出といえば2001年に力皇と共にスターネスのリーダーだった秋山に突然襲い掛かりWILDⅡを結成したこと、ちょうどその試合を生で見ていたが、デビューして3年しか経っていない森嶋と、1年足らずの力皇がどこまでやれるのかと思っていたが、1年後にノーフィアー(高山善廣&大森隆男)を破ってGHCタッグ王座を奪取したときは、この二人はNOAHの将来を支えるレスラーになると実感した。
森嶋の引退はNOAHにとっても大打撃だが、森嶋の体調を考えると仕方のないこと、森嶋にはご苦労様としかいいようがない・・・・森嶋猛選手 引退のご報告 https://t.co/xgjtpQQ96E #noah_ghc #GTL pic.twitter.com/7Ih95tb2uG
— 株式会社プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2015, 4月 21本当にご迷惑をおかけしました。 デカくて動ける森嶋プロレスができなくなりました。 細くなって現役を続けるのは簡単です。 自分はこの仕事しかした事がありません! 未練はないです。 高校3年の部活動引退してからの気持ちと一緒です。 ありがとうございました! #noah_ghc
— 森嶋猛 (@noah_morishima) 2015, 4月 21プロレスラーが引退を決意した時は会社に何を言われようが気持ちは変わらない事にマスコミ発表が終わって感じています。 辞めたくて辞めたい訳ではない! 辞めたくて辞めたい訳ではない!
— 森嶋猛 (@noah_morishima) 2015, 4月 22引き止めてくれた田上社長始め、ノアのみんなには本当に感謝している。 厳しい言葉もあったけれど、共に闘ってきた仲間だからこそ、言ってくれたこと。 ノアの一員ということを誇りに思う。 これからもプロレスリングノアを守る為、闘う仲間への応援をお願いします! #noah_ghc
— 森嶋猛 (@noah_morishima) 2015, 4月 22ドン引退。 あんたが作った超危暴軍これからどうすればいいんだよ。 あんたがいつも気にかけてくれてた超危暴軍のメンバーどうすればいいんだよ。 色々思うことはあるけどドンの分まで…。 #noah_ghc
— 拳王 (@kenoh_prowres) 2015, 4月 21大原はじめ(プロレスラー)オフィシャルブログ ≫ ドンの引退 http://t.co/oMxcUwfAH6 @diamondblogさんから #noah_ghc #GTL pic.twitter.com/IKwRiCu7S7
— 株式会社プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2015, 4月 21あまりにも唐突すぎて、言葉が見つからないです。 https://t.co/Rd0CVbgtp6
— 石森太二 (@taiji_ishimori) 2015, 4月 21空いてしまった大きな穴は一致団結した今なら絶対に埋められる。 これも一つの試練、みんなで乗り越えてもっと大きな船にしてみせます! #noah_ghc
— 原田大輔 (@noah_harada) 2015, 4月 22首領とはいろいろ話したくさんの思い出が有ります。 今回の決断、悲しさ、無念さ、寂しさ、いろんな感情が沸き立つ。 首領の決断を受け止め、出来る事を考えていきたい。 #noah_ghc pic.twitter.com/3IkgDANeXX
— 大川正也 (@noah_okawa) 2015, 4月 21森嶋選手から引退の報告を受けたのはGTL開幕戦の前日。報道が出る前に伝えておきたいので連絡をくれた。「全力でやってきたから悔いはない」と彼がこれからの人生にも前向きだったことは伝えておきたい。 #noah_ghc
— 佐久間一彦 (@kaz39saku) 2015, 4月 21TLが“森嶋猛、引退”のニュースで溢れてる。 他団体だろうが、敵対していようが、自分より若い選手の引退ほど悲しい事はないよ。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2015, 4月 21えっ、森嶋が引退?
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 4月 21糖尿病だからって引退しなくてもRT @noah_ghc: 森嶋猛選手 引退のご報告 https://t.co/SqWOs6Td2w #noah_ghc #GTL pic.twitter.com/Ju7AsbrC9g
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 4月 21プロレスラーを引退しても、人生はまだまだこれから。森嶋選手、お疲れ様でした。
— 井上 亘 (@wataru_inoue) 2015, 4月 21森嶋さんが引退との事。一緒に闘ってきた仲間の引退は非常に残念です。何もこんなに急いで引退を決めなくてもよかったんではないか?というのが本音ではありますが、本人が決めた事。苦渋の決断だったと思います。お疲れ様でした。体調が良くなる事を願ってます。 #OneMoreMatch
— Hideo Itami / 伊丹英雄 (@HideoItami) 2015, 4月 21急な事すぎて、うまく言えません… 自分が新弟子のときからお世話になり、なにかと気にかけてくれた先輩。 全てにおいて『自由』な方でした。 あれだけデカくて動ける日本人選手はいません。 お疲れ様でした!! 「フレッシュ」というあだ名をつけてくれたのが懐かしい…
— 潮崎豪 (@goshiozaki54039) 2015, 4月 21ノア森嶋選手、マジで引退か。残念ですが、お疲れ様とありがとうございました。
— みのもけんじ (@minomonokenji) 2015, 4月 21ノアの森嶋猛さんが引退。 実は丁度8年前にアメリカシカゴでタイトル戦をしました。 いつの日か再戦したかったので正直残念です… しかし、健康第一なので第二の人生を頑張って頂きたい! その分、我々でプロレス界を盛り上げていこう! pic.twitter.com/1StO92HqsB
— 鷹木 信悟 (@Takagi__Shingo) 2015, 4月 21モリシ引退かぁ。辞める前にぶっ飛ばしときゃよかったな。#ZERO1 KAMIKAZE pic.twitter.com/Jtzh5Y4fEd
— デーモン軍 (@daemon_zero1) 2015, 4月 21