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ジャイアント馬場さんの故郷で全日本一筋・渕正信が大奮戦!10月25日 全日本プロレス「旗揚げ記念シリーズ」新潟・三条市栄体育館 538人 満員
<コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○中島洋平(10分12秒 逆片エビ固め)X野村直矢
◇第2試合◇
▼30分1本
○西村修(13分41秒 回転エビ固め)X井上雅央
◇第3試合◇
▼Jr.スクランブルプレミアムタッグマッチ/30分1本
ウルティモ・ドラゴン ○佐藤光留(14分31秒 ジャーマンスープレックスホールド)金丸義信 XSUSHI
◇第4試合◇
▼30分1本
○KENSO(10分41秒 片エビ固め)Xゼウス
※葉隠れ
◇第5試合◇
▼30分1本
○諏訪魔 青木篤志(13分34秒 体固め)吉江豊 X土方隆司
※ラストライド
◇第6試合◇
▼旗揚げ記念試合/60分1本
○潮崎豪 大森隆男(17分41秒 体固め)Xジョー・ドーリング 曙
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「これでこの間やられた分と五分。次、山形三冠戦。俺もここで五分には戻したけど、このあとはわからない。それだけあいつとはギリギリの戦いになる。俺自身もどこまであいつとやれるのか楽しみでもある反面、怖さもある。会見で俺が『今のプロレス界を見渡してもあいつが群を抜いて最強外国人だ』と言った時、あいつは『オフコース』と言ったからね。それだけプライドがあるんだろうし、山形ではそれを全て受け止めて勝つ道を見出す。それしかない。あとはやるだけ」
◇第7試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第95代王者組]宮原健斗 ○鈴木鼓太郎(29分57秒 エンドレスワルツ)[挑戦者組]秋山準 X渕正信
☆宮原&鼓太郎が初防衛に成功
【試合後の宮原&鼓太郎】
▼宮原「僕の今日の課題は、どう渕さんと戦うか、どう自分の流れにもっていくかだった。結果的に渕さんにもっていかれたかな。でもそれは想定内。防衛できてよかった」
▼鼓太郎「渕さんの目をみたら、俺の知ってる渕さんの目じゃなかった。今日は威圧感が凄かった。赤鬼・渕正信を想定してきたけど、それ以上でした。それを乗りきって俺たちの自信になる。渕さんのいいとこを吸収してステップアップしたい」
▼宮原「防衛して相手のいいところを吸収するって言い方は好きじゃないけど、渕さんから学んだのは、顔でプロレスすること。それを吸収して、次の防衛戦、最強タッグに向けて収穫になった。次の挑戦者は誰でもいいので名乗り挙げてくれ。もちろん2014年、このベルトをもったまま年を越す。最強タッグは違うスイッチ入るけど、気持ちを切り替えて頑張ります」
【試合後の秋山&渕】
▼渕「粘ったけどな。全て出し尽くしたよ。あれが俺の今現在の100パーセントの力というか、秋山選手の言う引き出しを開けたけど、スタミナ切れちゃったよ。でもさわやかというか、あいつらも全力できたよな。チャンスあったらもう一回いくか?」
▼秋山「そうですね」
▼渕「でも本当にきつかった」
▼秋山「久しぶりに渕さんの怖い顔が出て、最後の最後、スタミナが切れたかなと。腰もかばうことなくガンガン投げてたんで、もう少しエネルギーが残ってたら勝ってたんじゃないかなと思いますよ。同じチームでいい試合を近くで見せてもらいました」
▼渕「秋山が発破かけてくれて、声はよく聞こえてたよ。作戦としてはあそこでタッチすべきだと思ったけど、秋山の気持ちが分かった。俺に獲らせたいというのがね。よーしってなったよ。あっちもダメージがあったけど、最後の回転はまいったな。昔の赤鬼はもう少しスタミナあったな(苦笑) 秋山が俺のいい場面を提供してくれたというか、お膳立てしてくれた。期待に応えようと思ったけど、スタミナ不足。バックドロップもいい角度で決まってたんだけどな。まぁ、還暦で今年は記念試合もあったし、今日の試合も思い出に残る試合でした。秋山準がパートナーでよかった。ただ、結果を残せない悔しい思いはあるからね。本気で獲ろうと思ったから」
▼秋山「次は107歳で早めにいきますか?」
▼渕「そうだな」
――馬場さんの故郷である三条というのは意識した?
▼渕「意識したよ。こういう場所、会社が提供してくれて、メインで今日のお客さんの声援がうれしかったね」
――もし馬場さんが存命なら何と言われたと思う?
▼渕「『何だ、お前、獲れなくて。しっかりしろ』って言われただろうな」
全日本プロレスの創始者であるジャイアント馬場さんの故郷である新潟県三条でアジアタッグ選手権が行われ、王者の宮原、鼓太郎に秋山、60歳の生え抜きである渕が挑戦。
試合は開始早々に渕が鼓太郎に首固めを仕掛け、コーナーに逆さ吊りにしての踏みつけ攻撃やロープ越しの絞首刑など拷問技を展開して赤鬼ぶりを発揮、だが王者組も反撃して鼓太郎のフロントネックロック、宮原がスリーパーで渕のスタミナを奪いにかかる。
交代した秋山がエクスプロイダー、ランニング二ーで盛り返すと、渕もバックドロップの連発で続き、鼓太郎をフェースロックで追い詰めたが、鼓太郎がエンドレスワルツで3カウントを奪い王座防衛、渕は奮戦するも力尽きるも29分間を戦い抜いたことで健在ぶりをアピールした。
またセミでは潮崎がドーリングとタッグで対戦、開幕戦では敗れた潮崎だったが、ドーリングのレボリューションボムをフランケンシュタイナーで切り返し、ラリアット合戦も競り勝つと、最後は曙との同士討ちを誘発してからゴーフラッシャーで3カウントを奪い、開幕戦の借りを返した。PR -
タイチが田口の右足を破壊!後藤革命提唱も新日本本隊の主役は…?10月25日 新日本プロレス「Road to POWER STRUGGLE」10月25日 後楽園ホール 2015人 超満員札止め
<コメント、アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
▼20分1本
○鈴木みのる 飯塚高史 TAKAみちのく(10分14秒 サクラバロック)矢野通 YOSHI-HASHI X外道
◇第2試合◇
▼20分1本
真壁刀義 内藤哲也 ○飯伏幸太 本間朋晃 キャプテン・ニュージャパン (13分12秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ バッドラック・ファレ 高橋裕二郎 Xタマ・トンガ
※フェニックススプラッシュ
◇第3試合◇
▼「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦/無制限1本
○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(10分21秒 片エビ固め)BUSHI Xマスカラ・ドラダ
※チェイジング・ザ・ドラゴン
◇第4試合◇
▼「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦/無制限1本
○タイチ エル・デスペラード(12分19秒 片エビ固め)X田口隆祐 フエゴ
※雪崩式ブラックメフィスト
【タイチ、デスペラードの話】
タイチ「はい。はい」
デスぺラード「オイ!どうだ!キレイに3つ獲ったぞ!オイ。次の挑戦者だ!」
タイチ「はい。そうですね。」
デスぺラード「お?」
タイチ「へへっオイ。どうだ。田口、しかたねぇからよぉ、オメェがよぉ『あたしゃ認めねぇよ!』とか言ってっからよ『認めねぇよ』とか言ってる場合じゃねぇだろオマエ。もう認めるしかねぇな!オメェそうやって、ふざけてばっかりいるからよ、奥の手出しちゃった!30年振りに出したよ。過去に食らったのは!あの『プリンス・デヴィット』だけだ。あの技は。そん時はアイツはアレ食らって、欠場して、スーパージュニア出れなくなったんだよ。それぐらいの破壊力あんぞ。アイツもぶっ壊れちゃったからな。オイ、田口。どうだこれで。もう逃げれねぇな!やるか?やるしかねぇな!TAKAがダメ、ホセ(デスぺラード)もダメだった。満を持して俺の番だよな。この2人ができなかった事を俺がやってやろうじゃねぇか。それとよ、何でオレが今まで(IWGPのベルトに対して)動かなかったか、田口がチャンピオンになるのを待ってたんだよ。意味わかるか?アイツはな、オレがデビューした時からウザってぇ存在だったんだよ。アイツとは年齢も学年も一緒。キャリアなんて10日しか変わんねぇよアイツとは。それなのにアイツはこっちでは目立ちやがって。アイツがウザかったんだよ。ずっとな。こうしてアイツがチャンピオンになるのを待って、オレが引きずり落とす。それがやりたかったんだよ。TAKAとホセができなかった、こいつらの分も。オレが…やってやるぜ。コイツ等は兄弟だから。できなかったことをオレがちゃんと、責任を持ってケツ持ってやるよ。な」
デスぺラード「お願いします」
タイチ「もうトーナメント、まぁ適当にやろうぜ。どっちでもいいんだよこんなもんは。田口さえ壊したからな」
デスぺラード「もう仕事終わっちゃったよ」
タイチ「あぁホントだよな。次誰だか知んねぇけどなんでもいいわ。燃え尽きた。はは」
デスぺラード「もう!?」
タイチ「まずよ!もう逃げんなよ田口。早く新日本、(田口とのタイトル戦を)組め。納得いっただろ俺でも。な?すぐ組め」
デスぺラード「早く組まねぇと、シリーズ初日で燃え尽きてんだろ。ちゃんと仕事させてくれ。アレを」
【田口の話】
田口「燃えちゃったから。燃えちゃった。燃えちゃったんだ。タイチ、やるならやってもいいけど、1人で来てくれ。1人でないと負けちゃうから、3人でやられたら。いくらなんでも、2人は相手できるけど、ちょっと3人は相手できないかな。ちょっと……未体験」
◇第5試合◇
▼「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦/無制限1本
○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(8分32秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー Xタイガーマスク
※モア・バング・フォー・ユア・バック
◇第6試合◇
▼「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦/無制限1本
○ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ(15分43秒 片エビ固め)XKUSHIDA アレックス・シェリー
※コントラクトキラー
【フォーエバー・フーリガンズの話】
ロメロ「いつもこの後楽園ホールに来ると世界で一番最高のファンに会えるんだ。それが本当に嬉しい。この会場に入るとそういうベストのファンの声援を肌に感じるんだ。闘う相手の“The Young Bucks”と“TIME SPLITTERS”コイツらは確かに強敵だが、コイツらを倒してオレ達が最強であることを示す。それに最適なのが後楽園ホールだな!」
コズロフ「今日の試合の結果を見ただろ?IWGPのチャンピオンチームを倒した!だからこそオレ達がNo.1のチームって言えるのさ!このトーナメントを勝ち進んで、タイトルも獲ってやるよ!まずはROHの2人をイチ・ニ・サン・シバクゾ!で倒してやるよ。そして必ずこのトーナメントのチャンピオンさ!イチ・ニ・サン・シバクゾ!」
ロメロ「イチ・ニ・サン・ナカスゾ!イチ・ニ・サン・フォエバー!フォエバー!!フォエバー!!!」
【タイムスプリッターズの話】
(KUSHIDAが床に倒れこむ。)
シェリー「俺たちがチャンピオンになって4か月だ。この期間、様々なタッグチームと闘ってきた。ヤングバックス、鈴木軍、レッドドラゴン。ヤングバックスとフォーエバーフーリグンズとは3回も闘ってきた。そして先週はカナダで試合をして、俺たちは新日本プロレスを世界に広げている。今夜のフォーエバーフーリガンズは良かった、今夜だけな。タイムスプリッターズが新日本プロレスでベストなタッグチームだ。そしてKUSHIDAが誰も成し遂げたことのないIWGPジュニアのレジェンドになる。俺たちが最強だ」
◇第7試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 ○後藤洋央紀 柴田勝頼(25分52秒 片エビ固め)中邑真輔 オカダ・カズチカ X石井智宏
※昇天・改
(試合後)
後藤「革命はもう始まってるぞ! これからはCHAOSじゃない。BULLET CLUBでもない! この新日本プロレス本隊の、大逆襲が始まるぞ! 応援よろしくお願いします! ありがとうございました!」
【棚橋、後藤の話】
棚橋「これが後藤の革命のね、ひとつの開幕戦の形。まぁ俺はどんなときでも、小さい頃から、自分から歩み寄ってくるタイプだから。結局、そっちのほうが早いから。今シリーズなにやら、凄く楽しみです」
後藤「ありがとうございました。本隊の第一部、これから見せていきますから。もうGHAOS、BULLET CLUBの前座とは言わせねぇよ。ほんと今にみてろコノヤロー。以上」
――NEVER王者の石井選手に勝利しましたが。
後藤「NEVERねぇ、まぁ特に興味がないって言ったら嘘だけどね。ただ石井には興味があるね。ベルト(のこと)は思ってない。石井には興味ある」
【中邑、オカダ、石井、外道の話】
中邑「渦中の人!このベルトはな、ヤバいヤツ欲してるんだヤバいヤツを。オマエがそのヤバいヤツになれっかな?」
石井「また後藤か!また後藤が邪魔しやがったな!必ず落とし前つけてやるよ。いっちょやるかゴラ!オイ逃げんじゃねぇぞゴラオイ!勝ち逃げはさせねぇ!痛ってぇ…!!あの野郎、後藤革命!?見せてもらおうじゃねぇか!」
オカダ「まぁ正直、棚橋さんに関しては、特にありません。1月4日まだまだ時間あるから。もっともっとオレをアツくさせて下さい。まだまだ。まだまだ。全然。そんなもんか久しぶりの棚橋さんは。なんも変わってねぇな。進化、止まっちったな!まぁ頑張ってください棚橋さん」
外道「オイ、くすんだ太陽にはよオイ、この日だ!(※権利証入りのアタッシュケースを見せつける)この日によ!キッチリ沈んで貰うぞコノヤロー!」
新日本の新シリーズが開幕、今シリーズでは「Super Jr. Tag Tournament 2014」が開催され、1回戦ではフエゴと組んでエントリーした田口はタイチ、デスペラードの鈴木軍と対戦、鈴木軍は田口が10月13日両国で痛めた右脚に集中砲火を浴びせ、TAKAみちのくも介入して徹底的に田口の右脚を痛めつける。
劣勢の田口組はフエゴが空中戦で盛り返し、田口もタイチにジャンピングヒップアタックを連発するが、アンクルホールドを決めると、タイチが逆にアンクルホールドで切り返し、デスペラードがIWGPジュニアベルトを奪ってタイガー服部レフェリーを引きつけている間に、TAKAが田口にハイキックを浴びせると、デスペラードがベルトで一撃から、タイチが雪崩式ブラックメフィストで3カウントを奪い鈴木軍が準決勝に進出、そしてタイチは改めてIWGPジュニアベルトを奪って自分の物のように扱い挑戦をアピールする。
IWGPジュニアタッグ王者のタイムスプリッターズはフォーエバーフーリガンズと対戦、スプリッターズは場外のフーリガンズに同時トペを狙うが自爆、ここからフーリガンズはスプリッターズを分断して主導権を握る。
スプリッターズも得意の連係で反撃するが、I-94が阻止されるとKUSHIDAがコズロフにホバーボードロックを狙ったところでコズロフが担いでコンタクトキラーが決まり3カウント、フーリガンズが準決勝に進出、スプリッターズはまさかの1回戦敗退となる。
またフィッシュ、オライリーのROH代表チームがBUSHI組を、ヤングバックスはライガー組を破り準決勝に進出した。
メインは棚橋が柴田、後藤と組み中邑、オカダ、石井のCHAOSと対戦。11月8日大阪でインターコンチネンタル王座をかけて対戦する中邑と柴田は、中邑が押し込んで脱力ブレークを見せれば、柴田も押し込んだ際に脱力ブレークを見せるなど火花を散らす。
試合はCHAOSが後藤を捕らえ、石井が追い詰めにかかるが、棚橋と柴田のカットや援護を得た後藤が石井をラリアットから昇天・改で3カウントを奪い、試合後は本隊の団結、後藤革命をアピールし、今まで敵対していた真壁と握手をかわした。
後藤の考える革命とはCHAOS、BULLET CULBに対抗するために本隊が団結することなのだろうが、だからといって今回の試合の主役は後藤であっても、本隊の主役には充分なり切れてない。
後藤革命は後藤自身が新日本全体の主役を奪い取るものでなければならない、棚橋が冷ややかなコメントを出しているのは、後藤が本隊をまとめても主役にはなれないというものなのかもしれない。 -
世界最強タッグ出場8チームが決定!旗揚げ記念日で秋山、大森が世界タッグ王座を防衛!
10月22日 全日本プロレス「全日本プロレス 復活!2014ジャイアント・シリーズ Jr.TAG BATTLE OF GLORY最終戦〜全日本プロレス旗揚げ記念シリーズ〜」後楽園ホール 1181人
<アピール・コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○三富政行(4分34秒 キャメルクラッチ)X野村直矢
◇第2試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY優勝決定戦進出チーム決定戦/無制限1本
[リーグ戦2位]○青木篤志 佐藤光留(7分08秒 トラップオーバー)[リーグ戦2位]石井慧介 X高尾蒼馬
☆青木&佐藤組が決勝戦に進出
◇第3試合◇
▼30分1本
○渕正信 力(12分55秒 首固め)西村修 X井上雅央
◇第4試合◇
▼Jr.スクランブルプレミアム6人タッグマッチ/30分1本
中島洋平 ○土方隆司 高尾蒼馬(13分56秒 体固め)鈴木鼓太郎 石井慧介 XSUSHI
※スーパーフィッシャーマンバスター
◇休憩前◇
<全日本創設者・ジャイアント馬場さん夫人の馬場元子さんの挨拶>
馬場元子相談役「本日は雨の中、後楽園ホールにお出かけいただき、ありがとうございます。今日は全日本プロレス旗揚げ42周年記念興行になっておりますが、一言だけごあいさつしたいと思って来ました。秋山社長がデビューした92年、当時、全日本プロレスは明るく楽しく激しいプロレスをキャッチフレーズにやってきました。その言葉には、会場に足を運んで下さったファンの皆様が全日本プロレスをみにきてよかったと思って家路についてほしい。それが馬場さんの思いでした。秋山社長が当時の思いを引き継いでいってくれると思います。」【馬場元子さんの話】「(前半戦を見た感想は?)感想と言ってもみんな一生懸命だから、試合とかは全然なんですけど。ただこの日が旗揚げ日だったんですけど、水曜日が雨にぶつかって、ちょっと…。私は後楽園というと満員しか知りませんので。今のこの状態は全然わからないので、ちょっと寂しいですけど、よく雨の中でいらしていただいたとお思います。(秋山全日本の雰囲気はどう感じた?)随分変わっちゃって。リングアナも上にあがらないで座ったままコールしたりして、それでいいのかなと思いますけど、今風に変わっちゃうというのも仕方ないと思います。いいものはやっぱりこれから残していってほしいと思います。新しいことばかりがいいことではないと思いますし。だけども新しいことを入れていかないと今はやっていけないと思いますし。それは今が一番難しい社長だと思いますよ。私は馬場さんのいい時代しか知りませんので。もう少し皆さんに会場に足を運んでいただけるような何かをやっていかなきゃいけないんじゃないかと思います。(今は馬場さん時代と同じくヘビー級中心の試合をやろうとしているが?)それはそうだと思います。でもそれがすぐに育つわけではないですし、馬場さんだって長年かけて育ててきたのがあの全日本プロレスですし。種を蒔いたら芽が出て、それをどうやって育てていくのかが、秋山社長の手腕にかかっているんじゃないかと思います。ただ、明るく楽しく激しいプロレスで、ファンの皆さんが会場に来てよかったと思えるように、一試合一試合大事にしていってほしいと思います。(後楽園ホールに来たのは30周年以来?)それが最後で一度も来たことないです。(久々に客席に座ってどんな気持ち?)変わりすぎてて、最初は何が始まるのかな、みたいな感じだったんですけど、それぞれにみんな頑張って試合をやってるというのはいつの時代も同じじゃないですかね。(知っている選手は?)今見た中では、渕選手と井上選手と土方君ぐらいしかわからないです。(渕選手の印象は?)印象と言ったって昔からああいう試合だったから、印象深いあれではなかったですけど(笑) あのままです。(42周年の旗揚げ記念日を迎えてどんな思い?)間の12年は抜けてますから。私にとってはやっぱり設立した頃の印象が強いので。もう42年間かという感じで。プロレスが変わるんじゃなくて、雰囲気が変わったなと思います。(後半戦も観戦する?)だって最後の試合を見ないと面白くないでしょ。もう少し音響を下げてほしいなと思ったんですけど、そんな勝手なことは言えませんし。今の方はこの音なんでしょうね。私たちはもう少し静かな音でやってたので。(今日は赤いお召し物だが?)今でも着ています、懲りずに。馬場さんは私が赤をチョイスするのがとっても好きだったの。だから自然に赤色があると買っちゃう。赤ばっかりがいっぱいあります。今からが大変だと思います。どうぞ皆さん、全日本をよろしくお願いします。何かとお騒がせな部分が私はあるので、これでちゃんと大人しくしていますから。あと2日間。その後は元の生活に戻ります。でも、何かご用があればいつでも言ってください」
◇第5試合◇
▼30分1本
○KENSO(12分36秒 片エビ固め)X真霜拳號
※葉隠れ【KENSOの話】「何でもあり。あいつとは視野が違う。俺は視野が違う。360度みてる。以上」
【真霜の話】「(KENSOを控室に追いかけてきて張り手を見舞い)なめんなよ。あれがDKか!? お前の力で勝ったんじゃねぇ。お前とはまだあるからな」
◇第6試合◇
▼旗揚げ記念試合/30分1本
○ジョー・ドーリング 諏訪魔 ゼウス(14分45秒 エビ固め)X潮崎豪 宮原健斗 入江茂弘
※レボリューションボム
【ドーリングの話】「しばらく日本を離れていたが、来日早々、勝利をつかんだ。俺のレボリューションボムは誰にも返せない。潮崎、お前もキックアウトすることはできない。絶対にだ」
◇第7試合◇
▼Jr.TAG BATTLE OF GLORY優勝決定戦/無制限1本
[リーグ戦2位]青木篤志 ○佐藤光留(22分07秒 足取り腕ひしぎ逆十字固め)
[リーグ戦1位]X金丸義信 ウルティモ・ドラゴン
☆青木&佐藤が優勝
(試合後)
佐藤「勝ちました!これで文句ねぇだろ。このJr.TAG BATTLE OF GLORY、Evolutionの栄光は俺たちが作るぜ。ジュニアタッグ最強の俺たちが最強タッグも優勝する。俺たちがてめぇらの首かっきるまで寝て待ってろ!。一番強いジュニアタッグ、ジュニアの一番、二番が決まった。青木篤志、いやチャンピオン、挑戦受けてください!」
青木「このタッグリーグは最強タッグの予選じゃない。それを最強タッグでヘビー級とやるって言ってるアホもいる。おめぇらジュニアを盛り上げる気持ちはないのか!?ヘビーはジュニアになれない。俺らが作らないでどうするんだ!?佐藤、タイトルマッチやろうぜ」
【青木の話】「(大本命と目されての優勝となったが?)でも全勝優勝できなかったから。負けた責任はまだしも、引き分けたのは俺の責任だし。俺がちょっと不甲斐なかったかなと思います。(最強タッグ出場の副賞以前に強さを見せつけた?)今の言葉の通りで、最強タッグ出場が副賞なんだよ。そこじゃないだろ? でも今、そういうのが現状であるというのは今回のリーグ戦で凄く感じた。まだまだ俺らの力も足りないなと思う。だから優勝しなきゃいけないという部分もあったし、負けられねえというのもあったし。俺は最強タッグに出たかったわけじゃないんだよ。ジュニアヘビー級をもっと全日本プロレスの中でひとつの大きなカテゴリーにしたいんだよ。ヘビーが凄いのはみんな見たらわかるでしょ? でも、そこにおんぶに抱っこじゃいけないんだよ。ジュニアヘビーにしかできない戦いがあるんだから、胸を張ってそこをやらなきゃ。何なんだよ、あいつらは。俺や佐藤光留が必死になってやったって、あいつらがそんなんだったら何も上がらないんだよ。せっかく勝ってこんなことを言いたくないけど、あいつらはアホだぜ。だから、これからは俺と佐藤でジュニアを盛り上げていく。せっかく最高にいいヤツがいるんだから、それでいいじゃん。他のヤツらはもういいだろ。(この発言をするためにも優勝することが必要だった?)それを言いたくても、負けちゃったら終わりだからね。(リーグ戦全体を振り返ると、他の選手の気持ちは感じた?)もちろんリーグ戦を勝ちたいという気持ちはあるよ。あるけど、その先に何があるんだって。何が目標だったのか。もう1回、最初の記者会見のコメントを読み直したらわかるでしょ。ほとんどがみんな最強タッグが目標だって。ジュニアの最強を目指すのが一番じゃないのか? なんだったら、ジュニアの一番と最強タッグの一番で、決定戦をやらせてくれよ。それぐらいまで持っていきたいんだよ。でも、今まではできてないのが現状。まだまだ足りないところがあるから、これからやらなきゃいけない時に、みんなアホみたいに。だから優勝したかったんだよ」
【佐藤の話】「(青木選手とは同じ気持ち?)青木さんは僕と違う形で全日本ジュニアが好きなんだなと思いました。『なんでそんなにあいつらのことを気にするの?』と思ったんですけど。見たらわかるじゃないですか? 佐藤光留と青木篤志。これ以上のタッグはジュニアにいないって。だから言ったんだ。俺たちだけでいいんだよ。でも青木さんは、『なんでなんだ、なんでなんだ』って。やっぱ青木さんはジュニアが好きなんだなと思いました。俺は違うもん。青木篤志と組んでいる。次は世界ジュニアをやる。全日ジュニアに立っている自分が好きなだけですから。でも、いいんじゃないですか。今回で火が点いたヤツもいるでしょう。ただそれが、どこの団体のヤツだったのかなっていう話。もしかしたら、全日本のヤツじゃなかったんじゃないかなという話。青木さんが言いたいのはそれじゃない? 関係ねえよ。勝って終わったこと。このリーグ戦を勝ったら、もっと嬉しいかと思ったんです。でも、勝った瞬間、嬉しかったですけど、想像以上じゃなかった。なんでか? 勝たなきゃいけないものに勝っただけだから。俺たちはジュニアのことが好きなんだ。だから、ジュニアが一番凄い、一番強い、一番面白いって証明したかった。そのためにはまだ途中ですよ。ゴールがあるかどうかわからない。まだまだここで喜んでいる場合じゃないです。そうでしょ、青木さん。(青木から『もちろん』と返事があると)初めて意見も一致したので。チャンピオンもいいと言ったので、世界ジュニアを獲って、佐藤光留が全日本のジュニアを引っ張っていきますよ。持ち上げますよ。ふんぞり返って、俺のワガママで行きますよ。エボリューションを起こすよ。本当のグローリーはそこからです」
【金丸の話】「悔しいね。向こうは2試合目だから、こっちが気を抜いていたわけじゃないけど、最後は向こうが一枚上手だったかなと。でも、こっちも全然負けてないんでね。8割方ペースを握ってたし。気持ちを切り換えて次に行きます」
【ウルティモの話】「正直言うと、金丸と組んで最強タッグに出たかった。その権利がかかってたけど、今日負けたことで…。そのチャンスは来ないけど、金丸という男がパートナーで、このジュニアタッグリーグ戦を有意義に戦えましたね。本当にこれがSUSHIとかだったらヤバかったですよ。金丸だったから楽しくできたし、安心したし。最後は負けたけど、しょうがない。金丸、ありがとう」
◇第8試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[第67代王者組]秋山準 ○大森隆男(19分40秒 片エビ固め)[挑戦者組]X曙 吉江豊
※スライディングアックスボンバー
☆秋山&大森が3度目の防衛に成功
【試合後の秋山&大森】
▼秋山「体重に苦しめられたし、前哨戦でも完全に分が悪かった。どっかで返されるんじゃないかという不安はあった」
――最近は負ける機会も多かったが?
▼秋山「自分でももうちょっと三条と山形、最強タッグがあるんで、自分自身、立て直していきたいですね」
▼大森「最後、秋山さんのアシストがあったけど、途中、完全に足を引っ張ったのは俺。何とかつないで秋山選手が暴れてる姿をまざまざみて、俺も負けるかと。秋山さんに対する気持ちはそういうのが原点。それ以上いくぞという気持ちになる。相手は吉江&曙だけど、秋山さんだと改めて思った」
――最強タッグに世界タッグ王者として出場するが?
▼秋山「守るものもあって、一回裸になって最強タッグに乗り込むのも一つの手かなと。さっき言われたように俺も負けが続いてたし、前哨戦で大森も負けた。潮崎にそれでもチャンピオンかと言われたしね。もう一回、気持ちをフルにいけるように二人で話して考えたい。旗揚げ記念シリーズはあと二つあるけど、最強タッグに気持ちを乗せていけるようにね」
――元子さんが来場されたが?
▼秋山「たぶん元子さんにしたら俺らは若い姿のままで時間が止まってるかもしれない。あの子たち細くなったねって思われてるかもしれない。俺も大森に負けないように、そういうチームの気持ちでいきたい」
――10・25三条大会では渕と組んでのアジアタッグ挑戦を控え、タッグ2冠もかかるが?
▼秋山「それは俺が前面に出て戦わないといけないね。フルにいきますよ」
――旗揚げ記念日を社長として迎えた心境は?
▼秋山「始まる前からたくさん気になることもあったけど、リングに上がってしまえば対戦相手、パートナー…ライバルのことしかみえない。そっち(社長)のウェートが重いんで、最強タッグに向けて気持ちを高めていけるように、みんなに協力してもらいます」
【曙の話】「正直言うと、今日はどっちが勝ってもおかしくないですよ。皆さんが見た通りだと思うんですけど、勝負には負けてるけど、試合には負けてないです。このチームは一回きりのチームではないんですよ。これからもっと組んで、どれだけ強くなれるか。今日はどっちに転んでもおかしくなかった。自分で言うのはおかしいかもしれないですけど、横綱同士ががっぷり四つに組んで、相撲を取ったようなもんです。やっぱりチャンピオンチームもそれだけ勝ちたいし、それだけ経験もあるし。力だけではチャンピオンになれないです。体だけではなれない。またやりましょうよ」
【吉江の話】「自分の力不足です。まだまだタッグとしては俺の力不足で、横綱のサポートが上手くできなかったのが敗因でしょう。さすがチャンピオン、最後は凄い畳みかけだったじゃないですか。確かにうちらは一発一発はデカいけど、今回に関してはその次が出てこなかった。それはさすがチャンピオンだと言いたいですよ。でもさ、次にすぐあるでしょ、最強タッグが。俺は早く片付けていきたいんで、そこでリベンジですよ。俺たちがそこで優勝して、チャンピオンを迎え撃つのか、向こうが迎え入れるのかはわからないですけど、それが一番でしょ。横綱とのタッグをさらにデカくしていくには」
今回の全日本後楽園大会は旗揚げ記念日ということで馬場元子相談役が来場、リングに上がり挨拶した。
セミはジュニアタッグリーグ戦の優勝決定戦が行われ、1位でリーグ戦を終えた金丸、ウルティモ組と、第2試合で同じ2位のチーム・ドリフを降して優勝決定戦に進出した青木、佐藤のEvolutionが対戦。
試合は開始早々いきなり金丸が青木に垂直落下式ブレーンバスターを決め大ダメージを与えると、ウルティモと共に集中砲火を浴びせて先手を奪う。
やっと佐藤に交代するが、金丸組は佐藤にも集中砲火を浴びせ主導権を渡さず、金丸は勝負と見てタッチアウトを狙う。
しかし青木が間一髪カットに入ると、金丸にスパイラルポセイドンを決め、最後は佐藤が飛びつき腕十字で捕獲して金丸はギブアップ、Evolutionが逆転優勝を収め、試合後は最強タッグ優勝、佐藤は青木の保持する世界ジュニアヘビー級王座へ挑戦を表明し青木も受諾した。
メインの世界タッグ選手権は秋山組がセオリーどおりに吉江の左攻めを展開して先手を奪うが、大森が足四の字固めを決めたところで曙がランニングボディープレスでカット、ここから挑戦者組は巨体を生かして大森を何度もプレスし、秋山も超肉弾プレスを狙う吉江に雪崩式エクスプロイダーを狙うが押しつぶされてしまう。
挑戦者組は大ダメージを負った大森に集中砲火を浴びせ、連続ボディープレスで圧殺するが、曙の突進を自爆させたところで秋山が入りダブルブレーンバスターを決め、最後は大森のアックスボンバー、秋山のランニングニー、秋山のランニングニー&大森のトラースキックと畳み掛けてから、大森がスライディングアックスボンバーを決め3カウントを奪い王座を死守した。
馬場元子さんの挨拶後に世界最強タッグ決定リーグ戦の出場メンバーが発表された。
☆『2014世界最強タッグ決定リーグ戦』出場チーム
▼ジョー・ドーリング&諏訪魔(前年度優勝チーム)
▼秋山準&大森隆男(現世界タッグ王者)
▼潮崎豪&宮原健斗
▼曙&吉江豊
▼KENSO&長井満也
▼ザ・ビックガンズ(ゼウス&The Bodyguard)
▼真霜拳號&タンク永井
▼青木篤志&佐藤光留(Jr.TAG BATTLE OF GLORY優勝チーム)
今年は全8チームによる総当りリーグ戦、外国人選手の参加はドーリングのみと現状の全日本では仕方ないが寂しく感じるが、昨年度覇者のドーリング、諏訪魔組、準優勝のExceed、世界タッグ王者の秋山、大森組がエントリー。元大阪プロレスタッグ王者のビッグガンズ、K-DOJOでユニット凶月を結成している真霜、タンクと新鮮な顔ぶれが参戦。
挽回を図るDK軍はKENSOが長井と組んでエントリー、KENSOは後楽園大会ではDK軍を裏切った真霜と対戦、真霜は徹底した足攻めでKENSOを追い込んだが、南野の乱入で流れが変わると、最後はKENSOがパウダー攻撃から垂直落下式ブレーンバスター、葉隠れで逆転勝利、試合後も真霜がバックステージでインタビューを受けるKENSOを襲撃するなど怒りを露にしたが、KENSOも今シリーズでは諏訪魔、潮﨑とシングルで対戦して敗れ、真霜に落とし前をつけないとDK軍の立場もなくなることから手段を選ばなかったということか、しかし真霜との抗争が続くうちはDK軍だけでなくKENSOの厳しい状況は続く。
また10月20日、カナダで元TNAのライノを破り三冠王座を防衛したドーリングは6人タッグで潮﨑と対戦しレボリューションボムで3カウントを奪って前哨戦を制した。
最後に元子さんの挨拶でリングアナの選手紹介や満員にならなかった後楽園のことでコメントを出したが、観客動員はともかくとして、さすがに元子さんも現場から遠ざかっていたこともあって時代の移り変わりに戸惑いを隠せなかった。最後は秋山に全日本を委ね全面支持することを約束した。
最強タッグの出場チームが発表されると、もう今年も最後が近いことを感じさせる、また今年は特に激動だった全日本の2014年も終わろうとしている・・・・ -
関本は森嶋をぶっこ抜き、小島は中嶋を豪腕葬!NOAHマットに吹き荒れる他団体勢の勢い!
10月22日 NOAH「グローバルリーグ2014」10月21日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場大会 900人
<アピール・コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇試合前◇
<GHCジュニアヘビー級選手権試合公開調印式>
【公開調印式の模様】
――挑戦に至った経緯を
▼ザック「8月にヨーロピアンクラッチでハラダから3カウントを獲った。その後、金沢で3WAYでタイトルマッチをやったんだけど、ボクは負けてなかった。その後、イギリス、アメリカを回ってまた日本に帰ってきて、まだハラダがチャンピオンのままだった。だから、これは挑戦すべきだと思ったんだよ」
――原田の印象を
▼ザック「ハラダは確かにトップオブジュニアだ。カタヤマジャーマンとかスープレックスも凄いしね。でも自分は自分のスタイルを貫いて、サブミッションで彼を倒したいね」
――逆にザックとのタイトルマッチに向けて?
▼原田「まずは大阪大会にご来場、ありがとうございます。確かにザックとは決着がついてなかったので、自分の中では断る理由はありませんでした。テクニックはズバ抜けて凄いし、勉強になる部分もある。タイトルマッチではサブミッションだけじゃなくて、丸め込みも打撃もスープレックスも凄いんで、すべて警戒して臨みたいと思います」
――今日前哨戦もあるが改めて意気込みを
▼原田「今日急きょ前哨戦も組まれました。タイトルマッチは東京ですが、阪神タイガースもクライマックスシリーズを勝ち進みましたので、その勢いも借りて防衛したいと思います。今日は大きな声援、よろしくお願いします!」
▼ザック「ノアに参戦するようになって3年が経つ。GHCジュニアのシングルタイトルに挑戦できて光栄だ。なぜならヨーロッパやアメリカ、日本で最も価値のあるタイトルだと思ってるから。自分が獲って、GHCを文字通りグローバルなタイトルにするためにも、今日も含めて必ずハラダを倒すよ」
◇第1試合◇
▼「Crazy Dynasty vs Growing Generations」/20分1本
スペル・クレイジー ○ペサディーヤ(6分09秒 エビ固め)北宮光洋 X熊野準
※ダイナミックボム
◇第2試合◇
▼「超危暴軍 vs BRAVE」/30分1本
○モハメド ヨネ 石森太二 小峠篤司(7分17秒 片エビ固め)マイバッハ谷口 拳王 X大原はじめ
※キン肉バスター
◇第3試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合前哨戦/30分1本
クリス・ヒーロー シェイン・ヘイスト 小川良成 ○ザック・セイバーJr. (8分06秒 ジムブレイクスアームバー)杉浦貴 齋藤彰俊 平柳玄藩 X原田大輔
【ザックの話】「(試合を振り返って?)今日はカタヤマジャーマンが出なかったね。ハラダはカタヤマジャーマンを出せなければ勝てない。ボクはヨーロピアンクラッチでフォールをとることもできるし、今日みたいなサブミッッションもある。いろんな勝ち方ができるんだ。(ジムブレイクスアームバーは)2ヶ月くらい使ってなかったよ。逆十字固めは力加減で極まりにくいけど、ジムブレイクスアームバーは極まったら逃げられない。それに、まだまだ出していないサブミッション、ストレッチがたくさんあるから。サブミッションに関してはハラダはヤングボーイだよ(笑)」
【原田の話】「(試合を振り返って?)この前フォールを許したヨーロピアンクラッチは返せたんですけど、改めて最後のアームバーは強烈ですね。今日は自分の詰めが甘かった。でも、今日の負けでタイトルマッチへ、より気が引き締まりました。タイガースがクライマックスシリーズで勝った流れにあやかりたかったんですけど…今日は良い教訓になりました」
◇第4試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○田中将斗(7分39秒 片エビ固め)[1敗=0点]Xクワイエット・ストーム
※スライディングD
【田中の話】「(ストームについて?)パワーが凄いね。この前までジュニアでやってたとは思えへん。末恐ろしい。まぁ俺も体格はジュニアみたいなもんやけど、パワーやったら全然向こうが上。馬力が違うから一発一発が効くけど、だったらこっちは手数で上回らないと。まぁでも開幕から2連勝。このまま一敗もせんと、取りこぼしなく最終戦まで行きたい。最終戦までリーグ戦のほかにも電流爆破やったり、こことは違うシングル(※W-1両国でのKAI戦)もあるけど、俺を止められるもんなら止めてみろって。確かにハードなスケジュールなのかもしれへんけど、開幕戦で杉浦さんとシングルやって、キツかったけど俺の体が丈夫やってことを証明できたと思うし。デカいヤツらと戦っていくことになるけど、一発で勝てなかったナンボでもぶち込んでやればいいだけ」
◇第5試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○マイキー・ニコルス(11分01秒 片エビ固め)[1勝1敗=2点]X永田裕志
※ブルーベンジェンス
【ニコルスの話】「ブルージャスティスにブルーベンジェンス(ムーンサルトプレス)で勝ってやった。ナガタには2年連続で負けてたんだ! 2年連続だぞ? 今年のリーグ戦は最高の滑り出しだ。でもこれはGHCヘビーへのファーストステップに過ぎない。ベストを倒し続けてトップに立って、マイキー・ニコルスがシングルでもナンバーワンレスラーになってやる」
【永田の話】「今日は大阪のノアファンにハッピーエンドにしちまったね…。それが悔しい。確かに3年連続で当たってから向こうも研究してきてたよ」
◇第6試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝1敗=2点]○丸藤正道(9分11秒 片エビ固め)[1敗=0点]Xコルト“Boom Boom"カバナ
※虎王
【丸藤の話】「(苦戦した?)完全にペースを乱されてたね。それが彼の持ち味なんだろうけど…。本当にペースがつかみづらかった…。でも勝った! ここからだ。ここからばく進します。(次は小島だが?)負ける要素はひとつもない!」
◇第7試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝1敗=2点]○小島聡(10分27秒 体固め)[1勝1敗=2点]X中嶋勝彦
※ラリアット
【小島の話】「(試合を振り返って?)勝彦…あいつとシングルをやったのは8年前だ。2006年のチャンピオンカーニバル公式戦。こんな10代がいるのか…って戦りつに震えてしまった。あれから8年経ったけど、彼はまだ26歳で当時36だった俺は44になっちまった。この8年間という時間、同じだと思うか? …同じなんだよ。時間というのは誰にとっても一定で、8年は8年なんだ。8年間の間、俺は俺なりに努力を積み重ねて、若くて現役バリバリになった勝彦に勝ったんだ。確かに勝彦はすげー進化したよ。でも、俺もほんの少しだけ進化してるんだ。その総合的な部分で俺のほうが、まだ少し強いんだ。勝彦…またいつでも来いよ。また試合しようぜ」
◇第8試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○関本大介(13分17秒 ジャーマンスープレックスホールド)[1敗=0点]X森嶋猛
(試合後)
関本「勝ったぞー!このまま負けなしでぶっちぎってグローバル・リーグ優勝してやる!」
【関本の話】「勝ったぞオラ。これで2連勝。このまま勝ち続けて、負けなしでぶっちぎって全勝優勝して、もう一度GHCに挑戦させてもらいます。(森嶋について?)デカいね…。圧力を感じました。ラリアット打っても倒れないっすから。やっぱすげーな…デカいって。でも大阪は生まれ故郷だから。みんなの応援のおかげで、何とか熱い気持ちが勝利まで届きました。(次の10・30沼津まで少し間があくが?)スパンはありますけど、この熱い気持ちを沼津までずっと持続させたいと思います。(昨年の雪辱に成功したが、勝因は?)バックドロップを立て続けに浴びなかったことっすかね。あとは気持ちで勝った。やっぱデカいのを倒すのは気持ちいいっすね!!」
今回はNOAH「グローバルリーグ2014」大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場大会ををSAMURAIで視聴ではなく観戦、NOAHは4月の名古屋大会以来半年ぶりとなる。
大会前には11月4日後楽園大会で行われるGHCジュニアヘビー級選手権の調印式が行われ、力皇猛GHC管理委員長立会いの下で両選手がサイン。第3試合で前哨戦が行われたが、NO MARCYが終盤にザックを捕らえトレイン攻撃を浴びせると、原田が片山ジャーマンを狙うが、ザックがヨーロピアンクラッチで切り返すと、ローリングエルボーから飛びつき腕十字、そしてジム・ブレイクスアームバーへ移行し原田がたまらずタップ、ザックが前哨戦を制する。
グローバルリーグ公式戦は田中vsストームでスタート、試合開始早々からストームがラリアットを連発して先手を奪うとパワーで圧倒、田中もスーパーフライで流れを変えようとするが剣山で迎撃される、ストームは勝負と見たかラリアットを狙うが、田中も相打ちに持ち込んでなぎ倒しスーパーフライを炸裂させる。
しかしストームはショルダータックルから連続垂直落下式ブレーンバスターで譲らず再びラリアットを狙うが、田中がかわすとエルボーを連発し裏拳も炸裂させると、最後はラリアットからのスライディングDで3カウントを奪い公式戦2連勝となる。
永田vsニコルスはニコルスが序盤から張り手を永田の顎に一閃し永田はダウンするが、場外戦で永田はエクスプロイダーで反撃、ここから腕攻めを展開して試合の主導権を握る、ニコルスがバックを奪うと永田はニコルスばりの尻突き出しで返す余裕ぶりを見せるが、ニコルスは永田ばりのエクスプロイダーで応戦、しかし永田は白目式腕固めで捕獲し大☆中西ジャーマンからバックドロップで勝負に出る。
永田はタイナーからバックドロップホールドを狙うかと思いきや、ワンクッションを考えたのか雪崩式エクスプロイダーを狙うと、下からすり抜けたニコルスはマイキーボムを炸裂させると、エルボー合戦を制したニコルスがマイキーボムからムーンサルトプレスことブルーベンジェンスで3カウントを奪う。
丸藤vsカバナは、カバナが丸藤の動きを読み、またノラリクラリと自分へのペースへと引き込み丸藤にリードを許さない、しかしターンバックルへの雪崩式スタンガンを仕掛けるのにもたついてしまうと、丸藤がその隙を突いて反撃しトラースキックから不知火を決めると、最後は虎王を連発して逆転勝利を収める。
全日本プロレス時代から8年ぶりのなる中嶋vs小島は、場外戦で小島のラリアットが鉄柱に誤爆すると、ここからミドルキックの連打で小島の右腕攻めを展開、小島も反撃して“いっちゃうぞ”エルボーを狙うが中嶋はジャンピングハイキックで阻止するが、エプロンでアピールした隙を突いた小島が足刈りラリアットを炸裂させる。
それでも中嶋はキック、バックドロップで押し切ろうとし、小島のラリアットもハイキックで迎撃するが、一瞬の間を逃さなかった小島が左のラリアットを炸裂させる。
中嶋は垂直落下式ブレーンバスター、PKと追い込んでいったがトラースキックを連打した後で突進すると、小島はカウンターのラリアットを炸裂させ3カウント、小島が一瞬の隙を逃さず、またカウンターの強さを見せつけた試合だった。
メインの森嶋vs関本は体格では優る森嶋が重爆ヒップアタック、串刺しヒップアタックで圧倒、さすがの関本もダウンとなってしまう。
それでも関本は真正面から挑んでアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ、サソリ固めを繰り出すが、フロッグスプラッシュ狙いを森嶋が雪崩式ブレーンバスターで投げると、ホームラン級のラリアットを浴びせるが、バックドロップを阻止した関本はラリアットの相打ちに持ち込み競り勝つ。
勝負と見た関本はぶっこ抜きジャーマンを狙うが、拳王と大原が介入を狙い、関本が気を取られると森嶋をジャーマンで投げるが、関本もジャーマンで応戦、その後は再びラリアット合戦、森嶋がハイキック、モリシハンマーと畳みかけ、ラリアットを狙うが、関本がラリアットで追尾してからジャーマンで投げると、森嶋もバックドロップで返すがダメージでカバーが遅れカウント2で返されてしまう。
森嶋は再びバックドロップを狙うが、関本が踏ん張ってラリアットを連発すると、見事に森嶋をジャーマンでぶっこ抜き3カウント、試合後は関本がリーグ制覇を掲げて大会は幕となったが、今までパワーがありながらも自身より体格のある選手は苦手としてきた関本だったが、自身より体格のある森嶋を降したのは大きい。
大会を振り返ると永田は敗れたものの他団体勢の元気のよさが印象に残った、また永田には若干のブーイングがあったものの田中、関本、小島にはない、こういった他団体の選手がNOAHに上がるのも当たり前になりつつあると感じさせた。
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グローバルリーグ2014開幕も、丸藤が中嶋に敗れ早くも全勝優勝が消えた・・・
10月18日 NOAH「グローバル・リーグ戦2014」後楽園ホール 1400人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
全試合開始前に後楽園ホール5階展示場で『グローバル・リーグ戦2014』直前会見が開かれた。森嶋猛、マイバッハ谷口をのぞく14選手が出席。会見における各選手のコメント
◇Aブロック◇▼関本「同じブロックでは先日、丸藤選手にタイトルマッチで負けてますんで、丸藤選手にリベンジしたいと思います。決勝で戦いたいのは、今、メチャクチャでワケ分かんない感じで出てきた谷口と決着つけてないんで、決着つけたいと思います。とにかく一戦一戦、一生懸命頑張りますんで、応援よろしくお願いします」
▼カバナ「同ブロックではマルフジとやることを楽しみにしてる。ミーが、どれだけタフか見せ付けたい。決勝ではもちろんヒーロー、ストームとUSA対決をやりたいね。世界屈指のレスラーがそろうグローバル・リーグ戦に出られて光栄だし、自分のグッドコンディションを見せたいと思います」
▼ヘイスト「同ブロックでは、セキモトを気にしてる。ビッグガイだからね。決勝ではマイキーともやりたいけど、スギウラにリベンジしたい。毎年グローバル・リーグでは成長を見せているけど、今年こそ凄さを見せ付けて結果を残す」
▼齋藤「同ブロックにはチャンピオン(丸藤)もいますし、なかなか一人には絞れない。決勝の相手に関しても、この人!と思って違ったら調子が狂うと思うんですけど、できたらNO MERCY同士(杉浦)でやりたいと思います」
▼中嶋「同ブロックは、レベルの高い強い選手ばかりなので、一人に絞るのは難しいんですが、まずは今日の初戦で丸藤さんと当たるので、良い試合して結果につなげたいと思います。決勝については、理想はBRAVE同士、ヨネさんと決勝で当たりたい。誰よりもどん欲に、常に進化する中嶋勝彦をよろしくお願いします」
▼小島「初めてグローバル・リーグ戦に出場するということで、ひじょうに気合が入っております。同ブロックにはたくさんの選手がいますが、ここにいない森嶋選手には強い思いあります。決勝については、永田選手とやればノアのファンの方々にとってはこれ以上屈辱的なことは無いと思います。ただ、私自身が勝ち進むことが何より大事だと思っていますので、初出場初優勝を成し遂げたいと思います」
▼丸藤「同ブロックのメンバーは、先を見据えて戦っていけるような人間達じゃない。まずは今日の中嶋戦に集中したい。今日の公式戦でGHCタッグ王者同士(杉浦vs田中)が当たるようなので、決勝はタッグチャンピオンの“強いほう"とやりたいですね。目指すは全勝優勝。ようやくリーグ戦で警戒する選手に自分の名前出てくるようになったので、ここで名前出さなかった人が後悔するようなリーグ戦にしたいと思います」
◇Bブロック◇
――「同ブロックで警戒する選手」「決勝で当たりたい選手」「リーグ戦への意気込み」は?
▼ヨネ「同ブロックではタイトルマッチで負けてる選手たくさんいますが、やっぱりもう一度永田選手に勝って上のステージに立ちたいと思います。決勝では同じBRAVEの丸藤選手とやりたい。今はなかなかやれる機会も少ないですし、この機会に目一杯やりたいと思います。全員怪我無く最後まで走り抜けたいと思います」
▼ストーム「初めてグローバル・リーグ戦に参戦する。同ブロックで気をつける相手、一人に絞れない。全員と良い試合したい。あと、自分がヘビー級でやれること、証明したい。決勝はセキモトがいい。6月の横浜めっちゃ良い試合した。けど負けた。リベンジしたい」
▼ヒーロー「素晴らしいレスラーがそろったリーグ戦に出られて光栄だ。警戒するのは、去年の覇者のナガタもそうだが、タナカとはアメリカでも試合をした。どちらのエルボーが上か証明したい。別のブロックではやっぱりマルフジ。4月のタッグリーグ戦で彼には勝ってるけど、次はシングルで彼より上だってことを証明したいね。何よりGHCヘビーへの挑戦を見据えているから。とにかく俺のローリングエルボーとスピリットに注目してください」
▼ニコルス「またリーグ戦に出られてうれしいよ。同ブロックならナガタには連敗中だから、今年こそ勝ちたいね。決勝はシェインと。俺たちTMDKが、ただのタッグチームでないことをシングルのリーグ戦で示したいね」
▼田中「同ブロックで気になる相手は2人。パートナーの杉浦さんと、永田選手ですね。杉浦さんとはシングル初対決、永田選手とは久しぶりに当たるんで。決勝でやりたいのはチャンピオンである丸藤選手もそうですが、毎回凄い試合してると思ってる関本大介に上がってきて欲しい。色々思いはありますが、まずは今夜の初戦で最強の相手・杉浦選手相手に全身全霊で戦います」
▼杉浦「同じブロックでは、黒光りした肌に黄色の蛍光色が良く似合う田中選手が最強だと思います。決勝で当たりたいのはチャンピオンの丸藤正道か、一度シングルで負けてる関本大介にリベンジしたいので上がってきて欲しい。リーグ戦を必ず制覇して、失ったものを必ず取り返したい。応援よろしくお願いします」
▼永田「ノアファンの皆さん、久しぶりゼア。3度目の出場が決まったからには、首脳陣の思いは分かってます。同ブロックでは俺が一番マークされなきゃいけないと思うし、実際名前が出たので、皆さんなかなか“分かってるな"と。ただ、残念ながら、決勝で当たりたい選手として挙げられたのは小島選手のみ。それは『永田を決勝で破って優勝する自信がない』というAブロックの選手の自信のなさの現れだと判断しました。それ(連覇)を全身全霊で成し遂げようとするのが目的です。とはいえ正直、不安な点が1点。今日当たるクリス・ヒーロー。彼に対するデータがまったくない。試合をみたことなければ、どんな技をやるのかも分からない。ただ、彼がヒーローなら、自分もアンチエイジングヒーロー。“ヒーロー対決"を制して、一発目のリーグ戦で大爆発させたいと思いますゼア!」
◇第1試合◇
▼3WAYマッチ/30分1本
○スペル・クレイジー(4分02秒 ソルプレッサ)X熊野準
※もう一人はペサディーヤ
◇第1試合後◇
<「グローバル・リーグ戦2014」入場式>
【Bブロック前年度覇者 永田の挨拶】、「ノアファンの皆様、お久しぶりです。また今年もグローバル・リーグの季節がやってきました。グローバル・リーグ2014も俺のパワーが参加選手に力を与え、皆さんをハッピーにすることでしょう。今年のグローバル・リーグもよろしくお願いします」
【Aブロック 丸藤の挨拶】「このノアの顔になるために全勝優勝を狙っていきます。ここにいる全員が心に残るプロレス、熱い試合をしていくと思います。皆さんよろしくお願いします」
◇第2試合◇
▼30分1本
○森嶋猛 拳王 大原はじめ(6分36秒 体固め)石森太二 小峠篤司 X北宮光洋
※バックドロップ
◇第3試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合前哨戦/30分1本
マイキー・ニコルス コルト“Boom Boom"カバナ ○ザック・セイバーJr. (7分52秒 変型羽根折り固め)原田大輔 クワイエット・ストーム X平柳玄藩
◇第4試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○マイバッハ谷口(8分23秒 片エビ固め)[1敗=0点]Xモハメド ヨネ
※マイバッハプレス
◇第5試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○関本大介(10分30秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド)[1敗=0点]X齋藤彰俊
【関本の話】「(激しいパワーファイトを制したが?)勝ちました。単純に嬉しいです。(最後は重い体を投げきったが?)重かった。延髄蹴り(スイクルデス)が効いちゃって、ちょっとグロッキーだったですけど、何とかラリアットで流れをこっちに戻せました。(掟破りの延髄蹴りも出たが?)まあ、延髄は僕も得意としてたんで、チャンスがあったらやってやろうと思ってました。(さらに重たい森嶋との試合が3日後に待っているが?)そうですね。今日の勢いを利用して、このまま突っ走ります。ありがとうございました!」
◇第6試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○シェイン・ヘイスト(11分43秒 エビ固め)[1敗=0点]小島聡
※ボムバレーデス
【ヘイストの話】「ありがとう、小島さん。おかげで最高の一歩が踏み出せた。初戦で小島さんに勝てたことで勢いに乗れたぜ。俺に注目し続けろ。TMDKに注目し続けろ。グローバル・リーグに注目し続けろ!!」
【小島の話】「やっぱりさ、ノアのレスラーはスゲェよ。ノアの所属か、所属じゃないか知らないけどさ、やっぱりノアで揉まれている選手は違うなと思ったよ。逆に初戦でこういうことになっていい薬になった。このまま一気に行きたいと思います。(速いテンポで技を掛け合っていたが?)向こうは若くてバリバリだから、スタミナがたぶんスゲェあると思ってね。そのためにこっちだって鍛えてるから。たぶん俺の半分ぐらいしか年齢はないかもしれないけど、ただそれを乗り越えてあまりあるだけのキャリアが俺にはある。新日本プロレス、そして全日本プロレスでも生きてきた。それぞれで約10年と10年やってきて。このリーグ戦、絶対に落とすわけにはいかないから、任せておいてください」
◇第7試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○永田裕志(13分28秒 バックドロップホールド)[1敗=0点]Xクリス・ヒーロー【永田の話】「ああ、効いた。(アナウンサーに対し)嬉しそうだね。クリス・ヒーローのエルボーは強烈だった。知ってて何も言わなかったんだろ? シンプルなレスリングベースの選手かなと思ったけど、一発が強烈だったね。まさに初体験。素敵な経験をしたかなと。ちょっとだけ痛い経験だった。(初めての経験はちょっと苦かった?)苦くもあり、でも最高だね。ああいう海外の大きい選手がガンガン来る。まあ、ノアのスタイルなのかもしれないですけど、ああいう外国人がいたんだなって。いいのを食らったよ。(初戦で勝利を挙げたが?)皮肉にも俺が徹底的にエルボーを打ち込まれて、意識が飛びかけたことで、ノアのお客を喜ばせてしまったなと。そこが皮肉だったよね。でも勝ちは勝ちだよ。相手の力をより10に近づけて、完璧な10で倒すという、どこかで聞いたことのある戦法をやってしまったかなと。このマットにはなかなかない戦法ですけど。お客もなんだかんだ俺を歓迎してるよね。声援だろうが、ブーイングだろうが、好き勝手にこれだけリング上に熱いものを送らせる選手って他にいないんじゃないですか? ノアの首脳陣は頭がいいですよ。俺を呼んだってことはね。(リングの色は緑だが、未だに青く輝いている?)緑でいてほしいというあなたの気持ちがそう見せてるだけで、俺がリングに上がってあれだけ騒ぐってことは、すでに青く染まっているということだよ。緑に戻りきる前に、俺が戻ってきてしまった。確かにクリス・ヒーローは強かったよ、確かに。でも、それ以上に“アンチエイジング・ヒーロー"永田裕志はもっと強かった。このまま突っ走って、最終戦では再び俺が連覇するゼァ!」
【ヒーローの話】「残念だ! スタートダッシュに失敗したよ。2ポイントを取りにいったのに、結果は0ポイントだ。こんなことをするために、またノアに戻ってきたんじゃない。優勝するためだ! しかも俺にはノアの血が流れてる。ニュージャパンのユージ・ナガタに負けたんだ。それなのにノアでニュージャパンの選手に負けたんだ。クソ! 俺のホームはプロレスリング・ノアなんだ! いくら良い試合ができたからって、満足なんてできるか!」
◇第8試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○田中将斗(15分13秒 片エビ固め)[1敗=0点]X杉浦貴
※スライディングD
【田中の話】「なんて言うかな、このリーグ戦で分かれて、同じブロックに組み込まれ、この後楽園ホールでカードが組まれたってことはどういう意味か、俺はわかっとるし。後楽園ホールを熱狂させてくれっていうノア側の思いやったと思うし。それは俺の中にも凄いあったし、杉浦さんの中にもそういう気持ちがあったからこそね。今は終わったばっかりで、ホッとしている。歩いてここまで来れたことっていうのは良かったね。(お互いの力を確かめ合うような試合に見えたが?)やっぱりタッグを組んでいる以上、同じタイプでもあって、比べられるものっていうのがあると思うんで。チームメイトだからこそ、余計に負けたくないという気持ちもあったし。杉浦さんにしたって、そういう気持ちはあったんじゃないですか。だから確かめ合うっていうか、ああいうような意地の張り合いになったと思うし。(今後のリーグ戦については?)今は本当に終わってホッとしてるんで、次の試合は今の状態では考えられへんけど。初出場であって、やっぱり優勝しないと意味がないと思っているリーグなんで。それ以外は準優勝だろうと、リーグの中でトップだろうと、何でも一緒なんで。出るイコール優勝というのが付いてくると思う。だから優勝しか考えてないですけど。明日も新潟で試合があるんで、それまで絶好調に戻したいなと思います」
【杉浦の話】「(試合を振り返って?)負けだよ、今日は。あんなに強くてタフなヤツがいるとは思わなかった。でも今日は負けたけど、次は分からないよ。まぁ、組んでも戦っても“いい相手"とめぐり会えたよ」
◇第9試合◇
▼「グローバル・リーグ戦2014」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○中嶋勝彦(19分41秒 体固め)[1敗=0点]X丸藤正道
※ダイヤモンドボム
(試合後)
中嶋「ノアは丸藤だけじゃねえ。来てくれた全員が丸藤ファンじゃないだろ? 俺のファンだって来てくれてるだろ? 俺を応援してくれるファンのために、俺は絶対ここで戦い続ける。そしてこのリーグ戦、絶対俺は勝つぞ!」
【中嶋の話】「今日は勝てて嬉しいです。ずっと狙ってきた人なので。とりあえず勝てて良かったです。これがタイトルマッチだったらなお良かったです。(厳しい攻防が続いたが?)一番近くにいる人ですし、チームのリーダーでもあるんで。やることぐらい僕だってわかるし、向こうも一緒なんで。その部分でかなり探り合いはつらかったですね。(現GHC王者を倒して優勝が少し見えてきた?)いや、全然見えないですね。見えたって言いたいところですけど。でも、このリーグ戦の初戦は本当に大きな壁だったんで、それをクリアできたことは本当に嬉しいし、自信にも繋がりました。けど、リーグ戦はたとえチャンピオンだろうが一戦しただけでは乗り越えられるものじゃないと思うので。それだけ今回のリーグ戦もレベルは高いと思うし、気を引き締めていきます。(丸藤にシングルで初勝利となったが?)まだ頭がフワフワしているのでわからないですけど。前回のタイトルの時にタッグで勝ったぐらいかなと思うので。そういう意味では、ピンで勝てたというのは嬉しいし、それだけ僕もこのリーグ戦に命を懸けてるし。常に進化している中嶋勝彦というものを僕のファンには見せていきたいと思っていますので。今日はその結果が出せたんで良かったです。(ノアで大きな結果はまだ?)それがまだ出てないから頑張っているんです。ヘビー級で結果を残せていない現状が続いているので、それを一日でも早く突破したいなと思います。今回のリーグ戦は大きなチャンスなんで。前回のタイトル戦もチャンスでしたけど、あれはもらったチャンスなんで。しっかりこのリーグ戦でチャンスを掴んで、ベルトを…ノアの頂きを取りに行きたいと思います」
【丸藤の話】「何もわかんない…。わかんない…」
「グローバルリーグ2014」が開幕、大会前の記者会見ではGHCヘビー級王者の丸藤は「全勝優勝」を目標に掲げ、前年度覇者の永田は第三世代の健在をアピールするために小島との優勝決定戦を掲げた。
公式戦はヨネvsマイバッハからスタート、ヨネが先手を奪うも拳王、大原の介入で流れを変えたマイバッハがレフェリーを交錯させての無法地帯を作り上げると、大原の竹刀攻撃からマイバッハの刺又ラリアットが炸裂し、最後はチョークスラムからのマイバッハプレスで3カウントを奪い完勝。
彰俊vs関本はラリアット狙いの関本に彰俊がスイクルデスを浴びせると、パイルドライバーからデスパニッシュと畳みかけ、彰俊はスイクルデスを狙うが、ブロックした関本がジャーマンで投げ、最後はラリアットからのぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪う。
ヘイストは今年初参戦の小島と対戦、ヘイストのプランチャを自爆させた小島が首攻めで先手を奪うが、ヘイストが場外からエプロンへ叩きつけるパワーボムで反撃、終盤に小島がラリアットを狙うが、かわしたヘイストが逆にラリアットを浴びせると最後はボムバレーボムで3カウントを奪う。
永田はヒーローと対戦、永田のフロントハイキックに対しヒーローはローリングエルボーで応戦する展開となるが、ローリングエルボーにこだわるヒーローに張り手一閃で流れを変えると、白目式腕固め、大☆中西ジャーマン、突進するヒーローに延髄斬りを浴びせ、最後はバックドロップホールドで3カウントを奪い、2連覇へ向けて白星発進に成功する。
杉浦vs田中の弾丸ヤンキース対決は、序盤から両者はエルボー合戦を展開、杉浦が鬼エルボーからオリンピック予選スラムで勝負に出るが、阻止した田中がローリングエルボーを浴びせて杉浦の動きを止めると、スライディングDの連打で3カウントを奪う。
メインの丸藤vs中嶋は、逆水平合戦を制した中嶋がトラースキック、垂直落下式ブレーンバスターと畳み掛けるも、丸藤も不知火で応戦し虎王で勝負に出るが、中嶋は水面蹴りで切り返すと最後はハイキックからのダイヤモンドボムで3カウントを奪い、丸藤が掲げた全勝優勝は早くも消えてしまった。
早くも波乱からスタートしたグローバルリーグ、11月8日の後楽園大会の決勝戦には誰が進出するか? -
耕平怒る!崔の出した選択はブードゥー・マーダーズ!10月17日 ZERO1「Days Of Thunder 」後楽園ホール
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
近藤修司 ○田中稔 吉岡世起(10分11秒 ミノルスペシャル)菅原拓也 ”brother"YASSHI Xジェイソン・リー
◇第2試合◇
▼「ZERO1 vs NOAH」ノータッチルール/30分1本
森嶋猛 拳王(3分25秒 両軍リングアウト)デーモン植田 KAMIKAZE
---延長再試合---
▲森嶋猛 拳王 大原はじめ(9分41秒 両者反則)デーモン植田 ▲KAMIKAZE 菅原拓也
◇第3試合◇
▼インターナショナルJr.&NWA世界Jr.2冠選手権試合/60分1本
[選手権者]○藤田峰雄(13分41秒 体固め)[挑戦者]X日高郁人
※スワントーンボム
☆藤田が初防衛に成功
◇第4試合◇
▼30分1本
○中嶋勝彦(13分13秒 片エビ固め)X小幡優作
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第5試合◇
▼30分1本
田中将斗 △関本大介(30分時間切れ引き分け)大谷晋二郎 △横山佳和
【田中の話】「横山が俺と杉浦さんが持ってるベルトに挑戦表明してきて、突っぱねてる状態やった。誰もが大谷&横山組じゃ、俺と杉浦さんに勝てると思ってない。誰がドキドキしてタイトルマッチ見てくれるんだって。それでコミッショナー(ZERO1のタイトル管理委)が却下して、今日のカードが組まれたんだけど、俺と大介のチームがどういうチームか知ってるか? 何年か前に“世界一"になったチームやぞ? 不可能やけど、“俺&大介vs俺&杉浦さん"でタイトルマッチやったら、それこそ大介の目ん玉がもっと飛び出るような試合ができると思うけどさ。ただ、今日は30分で(横山を)仕留め切れなかったのは事実。そこは反省点やし、アイツの成長もあったと思うけど、まだハラハラするようなモンは感じなかった。(タッグ挑戦を認める?)認める認めないはお客さんが決めればいいんちゃうかな。ただ、アイツを仕留め切れなかったことは負けに等しい。まぁこれから俺はノアのグローバル・リーグ戦に出るから。大介も別ブロックで出るから、次は決勝で会いましょう」
【横山の話】「田中&関本に負けてねえ。勝ってもねえけど、負けてねえよ。このまま絶対に大谷さんとタッグのベルトを巻いてやるよ。今日は俺、負けてねえからな。まだまだだ、まだまだ」
【大谷の話】「よくやったとか、よくやってねえとか、コイツはもうそのレベルじゃねえよ。ただ、弾丸ヤンキース、お前らは挑戦を受けるつもりはない。そう言うかもしれないけど、死に物狂いで、何を言われようと、何回潰されても根を上げず、頑張っている若いヤツがいるんだ。結果、今日は勝てもしなかったけど、負けもしてねえぞ。大きい度量があるなら、コイツの挑戦受けてみろよ。俺はトコトン付き合ってやる」
◇第6試合◇
▼世界ヘビー王者vsUNヘビー王者vs火祭り2014王者「三極志」/60分1本
[火祭り2014優勝者]○崔領二vs[世界ヘビー級王者]X佐藤耕平vs[UNヘビー級王者]×鈴木秀樹
【失格順】耕平(4分51秒、崔のシドマス→体固め)、鈴木(16分11秒、崔の那智の滝→体固め)
(試合後)
崔「おい帰るな。ちょっとTARUさん来て。リングに上がって。(場内はコウヘイコール)オマエらに大事なこと教えてやるから。この15年で何が変わった? オマエらのためにプロレスやってんちゃうんや(カエレコール)凄い魅力的に感じるから、一緒にやっていく。ブーイング飛ばしたヤツ、ずっとやっとけ! ボケ!」
耕平「おい、14年で何が変わった? 変わってないのはオマエだよ(大コーヘーコール)オマエが言ってるビジョン、これかよ!? くだらねえな! だいたい、オマエ一人に負けたわけじゃねえ。ビジョン見せてないんだろ。次のホール、シングルだ」
【崔の話】「大事なことを言うたろか。逃げたわけでもない。怖いわけでもない。人のせいにしているわけでもない。俺はこの村におりたくないねん。頭の中を入れ替えろ。俺のビジョンはハッキリしとるねん。前を向いて物を言うとるねん。正義を被って、弱い者いじめをしているお前ら、目を覚ませ。そんな村社会に俺はおりたくない。明日からここの団体と契約を切って出ていったってかまへん。よその団体に行っても、海外に出て行ったってかまへん。今日のリングはそういう決意表明や。社長や副社長にいい顔して、何となしにプロレスをやるつもりあらへん。今日みたいな試合をしてよく言うなって? 俺が一番わかっとる。今日でよくわかったよ、どれだけの村社会にいるか。もう一個言ってやろうか。ZERO1のメンバーみんなそうや。俺以上にビジョンを持っとるヤツ、誰もおらへんやないか。俺以上にいろんな人を巻きこんで、俺以上にいろんな人に応援してもらっとるヤツ、おらへんやないか。誰を見習えばええねん。プロレス用にコメントしてるんやないぞ。試合が良かったから、歓声が上がったから、雑誌にいっぱい写真が載ったから。そんなんで満足するな。誰が悪い? みんなが悪いねん。今日来たみんなは考えろ。チケットを買ってくれた人もおるやろ。招待券の人おるやろ。冷やかしに来たヤツ、いろいろいると思う。自由に応援しろ。俺はお前らの力を借りんでもやっていけるねん。蹴落としたかった蹴落としたらええ。これぐらい本気だったヤツがZERO1にひとりもおらんかった。それが答えや。この14年で誰が成功したんや? もう1回考えろ。これで満足して、次の試合、佐藤耕平ともう1回ベルトを懸けてやる? やるか、アホ。俺は死んでもやらんからな。やる流れやな? やらへん。それだけ断言したるわ。俺はそこでシングルやったら、プロレス業界から足洗うわ。ヒールになりたいですってここで決意表明? そういうつもりちゃうねん。でも、今は考えることが一番(TARUたちが)近い。説得力はないよ。今日はどん底やで。でも、こんな中で、このままの空気でやるんやったら、止めようや。みんなここでコメント出して、自分に酔って、家に帰って、ネットを見てるねん。そして、14年間何にも変わってないねん。メチャクチャしょっぱい。自分で認める。こんな試合して、罵声を浴びて。当たり前や。でもな、自分がチケットを売って、自分に酔ってるここのレスラーたち。認めろ。死ぬほどしょっぱい俺より、もっとしょっぱいからな。だから変わらへんということをおぼえておけ」
【TARUの話】「俺らはZERO1を一から変えていく。今日の崔選手の試合、今のコメント。俺的に言うと、ヒール云々、ベビーフェイス云々関係なく、もっとこの業界を底上げしていってやる。俺らはこんななりかもしれないけど、それは関係なく変えていこうや。金儲けできへんかったらプロちゃうぞ。俺らは全部ひっくり返してやる」
【耕平の話】「だれが強いか決めるって言ってたけど、あのルールじゃわからないよ。(崔は)ビジョンとか未来があれだっていうなら先はないよ。14年で何が変わったか?とか言うけど、オマエが変わってない。何かやろうとするなら一歩でも近づいていくもの。何もやってないじゃん。口だけで。(シングルで闘うと言っていたが?)ベルト持ってる立場としたら今日の試合は納得いってない。ベルト懸けろっていうんなら懸けてもいい。試合のなかで通じるものがあるかもしれないし、会話するなら試合を通じて会話したい。(以前の崔との違いは?)全然変わってないですよ。鈴木からは伝わってくるものがある。リョウジからは何も伝わってこない。スズキは俺とタイトルマッチやりたいって言って一歩ずつ積み重ねてきた。リョウジは口だけでZERO1変えるって言って何もしてない。もうアイツの言ってることは耳にしたくないね」
【鈴木の話】負けたんで。僕の主張は勝ってから言わなければいけない。相変わらず何がしたいのかわからないヤツをトップに置くわけにはいかない。今の僕はあれがいい、これがいいと言うわけにはいかない。勝ってから言います。でも、あれじゃないと思います」
メインは世界王者の耕平、UN王者の鈴木、火祭り覇者の崔による勝ち残り形式の3WAY戦が行われ、まず崔にフロントネックロックを狙う鈴木を耕平が強襲、崔をジャーマンで蹴散らした後、鈴木にキックの連打を浴びせるが、崔はその間に場外でエスケープし休憩する。
耕平と鈴木が激しくやりあった後で、崔がリングに戻り体力が消耗した二人を強襲、鈴木が耕平にダブルアームスープレックスを決めた後で崔もシドマスを決め3カウント、まず耕平が脱落してしまう。
崔vs鈴木となり、鈴木はフロントスリーパーやスリーパーホールドで執拗に絞めあげるが、強引に立ち上がり鈴木をコーナーに乗せた崔が雪崩式ブレーンバスターを決めると、ミサイルキックから那智の滝で3カウントを奪い、崔が3WAY戦を制した。
試合後にTARUが登場、崔はブードゥーマーダーズ入りを表明すると、耕平が怒り一騎打ちを要求、館内は崔に対してブーイングと怒号が飛び交った。
崔とTARUは2日の新木場大会で試験的に組んだがVM入りに関しては明言を避けていた、崔はWRESTLE-1参戦時ではデスペラードに属しヒールとして活躍しているが、ZERO1でのVM入りは必然的な流れなのか?耕平が怒り、ファンがブーイングを浴びせたのは、崔の見せる革命とは何かに期待していたのもあり、VM入りは安易に見えたからかもしれない。
崔もコメントの通り半端な考えでヒールに転向したわけでなく、“自分が客を引っ張りたいんだ”という気持ちがあったからこそVM入りを決意した。確かにVMはポジション的にヒールだが全日本時代にも森喜朗元総理大臣や横綱・白鵬にスレスレの線で絡むなど一般に向けてアピール度が高いし、会場に来るファンをいかにエキサイトさせるか常々考えている。だから崔がVM入りを考えたのも決して安易なものではない。
果たして崔はVMを通じてZERO1を変えることが出来るか?今後を見定めるしかない。
セミでは大谷とのタッグでNWAインターコンチネンタルタッグ王座挑戦を表明しながらも、コミッションから時期尚早とされた横山が大谷と組んで田中、関本と対戦。横山は田中のエルボーや関本のタックルにも一歩も引かず、中盤には捕まって集中砲火を浴びるも懸命に粘る。残り時間がなくなったところで横山は田中を雪崩式デスバレーボム、デスバレーボムの連打で田中を追い込んだが30分フルタイムドロー、タイトル挑戦に大きく前進した。 -
2015年1月4日、東京ドーム大会のメインは棚橋vsオカダのIWGPヘビー級選手権に正式決定!
<新日本プロレス公式HPより>
会場には、前日の「KING OF PRO-WRESTLING」両国国技館大会で、第60代IWGPヘビー級王者のAJスタイルズを破り、第61代IWGPヘビー級王者に輝いた棚橋弘至と、内藤哲也を退け、東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦を防衛したオカダ・カズチカが出席。
菅林直樹会長の口から、1.4東京ドーム大会の第1弾カードとして、IWGPヘビー級選手権・棚橋弘至vsオカダ・カズチカが正式にアナウンスされた。
なお、菅林会長によると、「来年の東京ドーム大会のファンクラブ先行予約、及びチケット超先行発売は、昨年の2倍強の売れ行き」と、例年を上回る好ダッシュとのこと。
また、昨年好評だった、1.4東京ドームの前日の1月3日(土)ディファ有明の新春イベント、さらにドーム翌日の1月5日(月)後楽園ホール大会「NEW YEAR DASH!」の開催も発表された。
■(挑戦者/G1 CLIMAX 24優勝者)オカダ・カズチカのコメント
「ちょうど1年前、両国で棚橋さんと完全決着戦やりました。それから、棚橋さん『さらばIWGP』と言ってましたけども、まさかこういう形で、再開すると思わなかったし、また東京ドームで挑戦するとは思ってもいませんでした。ボクは完璧にAJだと思ってました。まぁ去年、棚橋さんに挑戦して負けてますし。今年の1.4はボクがチャンピオンでしたけど、結局はメインイベントではなかったので、しっかり今回はメインイベントでベルトを獲り返して、くすんだ太陽には沈んでもらいます」
■(第61代IWGPヘビー級王者)棚橋弘至のコメント
「100年1人の逸材、棚橋弘至です。ありがとうございます。チャンピオンに戻ってきました。オカダにしてみたら、AJにベルトを獲られて、そのあと取り返せずにっていう中で、きっとね、自分で取り戻したかったとは思うんですけども、まぁね、そうはうまくいかないと。棚橋はしつこいと。今、オカダの言ったように、オカダの中にはね、自分で獲り返せなかったものとか、去年メインを奪われたこととか、いろいろ闘う理由はあると。じゃあ俺はなにか? IWGP、昨日で7回目、連続最多防衛11回、通算防衛27回。IWGPのすべての記録を、俺が塗り替えました。オカダはいいですけど、いいですけど、この数字、そしてこの新日本マット界の現状、俺が言いたいのは、今2014年、そして来年2015年、俺がベストです」
■質疑応答
――いま棚橋選手の言葉にもありましたが、すべてのIWGPの記録を更新してきたわけですが、そのあたり含めてベルトに対する想いをお願いします。
オカダ「まぁ、今ちょっと気になったのは、最多戴冠記録7回ってのは気になりましたね。ってことは6回負けてるってことですよ。まぁ7回目負けますんで、その7回が最後になるか。最多防衛は軽くボクが抜きますし、通算防衛なんて、どんどんボクが防衛していけばいいだけなんで、その辺は気にせず、ボクがしっかり新日本プロレスを、照らしていきます」
――両国のメイン後、ファンから棚橋選手に大きな声援が向けられていましたが、その点に関しては?
オカダ「いや、棚橋さんのほうがあったんじゃないですかね、反応は。それは昨日、チャンピオンになって、その反応があっただけだと思いますし。それはドンドン東京ドームに向かって時間が経つにつれて、反応が変わってくると思うので、まぁ皆さん、楽しみにしておいてください」
――棚橋選手、ファンから「おかえり」と大声援で迎えられた時の率直な感想をお願いします。
棚橋「ファンの方が、棚橋のプロレスラーという生き方を、凄いねぇ見ていてくれたんだなぁと思って、ホントにグッときました。その2014年ってのも、もちろんそうなんですけど、俺って結構浮き沈みがね、結果でなかったりとか、いろんなところで人生で、レスラー人生において浮き沈みがあって、そういったところでね、ファンの皆さんが自分のね、人生だったりを重ねて見てくれてるというか、プロレスラーとして生きてる中で、そういうところがスゲー喜びだし、昨日の声援も凄く、改めて言いますけど、感動しました」
――オカダ選手は短い期間で、スターダムに駆け上りましたが、棚橋選手から見て、ここだけはオカダ・カズチカには負けていない部分はありますか?
棚橋「うーん……オカダが凱旋して、俺からベルト獲って、常に高い位置で走り続けてる。もちろんファンの期待もあるし、会社の期待もあるだろうし、高い位置でずっと走り続けてる。それが普通に出てしまう、彼のポテンシャルってのもスゲーんですけど。といろいろ長々しゃべりながら、勝ってるところを考えたんすけど、これはほんとにね、諦めずに生きてる点だけは、負けてないっすね。いろんなところの能力で、例えば1個1個の能力ですべて負けてたとしても、結果負けるとは限らないっていうことがきっとあるし、そういう生き方も、素敵だなと思ってますから」
――改めて、お互いの存在は、ライバルなのか、運命の相手なのか、どのようにとらえてますか?
オカダ「棚橋さん? ただの先輩の1人っすね」
棚橋「そういう何かを当てはめてくくるには、ちょっと年齢が離れすぎれるんすよね。11個違うと。ボクはね、この間、イギリス・ドイツ行ってきて、いろんな若い選手と話して、そういう若い選手に『お前たちは未来だよ』って言ってね、先輩風を吹かして、話し掛けてきたんですけど。未来が約束されてるんですよ。そんな中で、同じ時代に生まれて、現在進行で生きてる。これはね、ほんとにこれからというかね、『どっちが新日本の顔なんだ』と、『ハッキリさせてくれよ』っていうところが、一番大事なんじゃないかなと思います」
――昨日、棚橋選手のマイクで「世界一の会社にする」という発言もありましたが、新日本最大のビッグイベント、1.4東京ドーム大会をどのように位置づけていますか? そのメインを飾る意気込みは?
オカダ「そうですね。まぁ正直、ドームに関してはいい思い出がないので、今年はいい東京ドームにして、またカードとしては相手が誰だろうと、ボクがいるだけで十分だと思います」
棚橋「昨日、リング上でマイクを持ってしゃべろうと思ったら、たまたま目の前に、木谷会長が見えたんで、そういうタイミングもあったしね、『世界一にしたい』っていう気持ちは嘘じゃないです。来年の東京ドームはなんと、日曜日開催です。これね、ちょっと大きく書いといていただいて。7年待ちましたから。7年に一度の東京ドーム。まぁ閏年があるんでちょっと違ってきますけど、そういう日程にも恵まれてますし、東京ドーム、これで5年連続メインなんで。やっぱ会社からの期待っていうのも、きっとあるだろうし、ベルトを持ってるタイミングで、ドームを迎えるっていう、俺の運もあるだろうし、そういった中での来年ドームなんで。ビジネス、プロレス界、ドンドン盛り上がってきてますんで、その勢いを止めないように、さらに盛り上げます!」
――棚橋選手が5年連続で東京ドームのメインを張り、そのうち過去4年棚橋が勝って、「愛してま~す」で締めて、1.4は恒例化になってますが、その点に関しては?
オカダ「そうですね。しっかり東京ドームで勝って、新日本プロレス・イコール・オカダというよりも、プロレス・イコール・オカダにしたいと思ってますので、しっかり勝って、外道さんのマイクで……いや、ボクのマイクで締めたいとな思います」
■『POWER STRUGGLE』
11月8日(土)17:00~
大阪・大阪府立体育会館~BODY MAKER コロシアム~
●60分1本勝負
IWGPインターコンチネンタル選手権試合
<第10代王者>中邑真輔VS<挑戦者>柴田勝頼
●30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
棚橋弘至&飯伏幸太VSオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI
●30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
ヨシタツVS AJスタイルズ
新日本プロレスが会見を開き、2015年1月4日東京ドーム大会のカードが発表されたが、発表されたカードは棚橋vsオカダのIWGPヘビー級選手権のみだった。
これはPRIDEでもあったがメインカードは発表して、残りのカードは追々発表というのはある意味常套手段みたいなもの、また11月8日の大阪大会のカードも発表されたが、大阪大会が終わらないことにはまだ残りのカードは発表できないということだろう。
大阪大会は予想通りに中邑vs柴田のインターコンチ戦とヨシ・タツの帰国第1戦がラインナップされたが、ヨシタツの初戦がいきなりAJとはWWE帰りということで破格な扱い、なおヨシタツの新日本での扱いは現時点では不明、本人もアメリカで4つも王座を奪取し、またアメリカでの活動も継続したい意向ももっていることから、当面の間はフリーというスタンスか、ただ気になるのは10月11日のTNA日本公演をもってTNAを離脱しバレッドクラブに戦線布告したTEAM 3Dがどこで登場するのか、また昨日のジュニア選手権でのデスペラード戦で足を骨折したとされる田口隆祐がどうなるのか、タイチが挑戦表明をしているが、田口の検査結果次第ではジュニア選手権が組まれるかどうかもわからない。
気が早いかもしれないが1月4日のドーム大会はどんなカードが組まれるのか? -
大地惨敗、暴走王は不甲斐ない試合で藤田が怒る、厳しさを感じるIGF
10月13日 IGF「GENOME31」 愛知県体育館 3888人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
○奥田啓介(2分29秒 レフェリーストップ)X橋本大地
◇第2試合◇
○ウルティモ・ドラゴン(8分06秒 片エビ固め)Xダーク・ドラゴン
※ASAI DDT
◇第3試合◇
○鈴川真一(2分59秒 ヒールホールド)Xワン・ビン
◇第4試合◇
○澤田敦士(3分41秒 レフェリーストップ)Xクラシック・キッド
◇第5試合◇
○ジョン・アンダーセン(6分14秒 エビ固め)X将軍岡本
※バックフリップ
◇第6試合◇
○モンターニャ・シウバ(4分29秒 TKO)Xクラッシャー川口
◇第7試合◇
▼GENOMEスペシャルタッグマッチ
○小川直也 ジェロム・レ・バンナ(9分08秒 片エビ固め)藤田和之 Xエリック・ハマー
※STO
(試合後、マイクを持った藤田は怒り心頭。)
藤田「なんだ、お前、あれ! どうなってんだよ、テメーがいつまでも目覚まさねぇから、こうなってんだろ! わかんねぇのか、コノヤロー! 情けなくて涙もでねぇよ。オメーが気持ちでいかねぇんだったら、もういいよ。金輪際さわらねぇ。勝手にやれ!」
(猪木登場)
猪木「どうも、今日はありがとうございます。先ほど映像にあった通り、北朝鮮のイベントも終わりました。世界からびっくりするようなイベントをということで、中東、中南米といろいろきてます。猪木のわがままに選手たちも付き合うのが大変だと思いますけどね。スポーツ交流を通じて世界平和! それがテーマですから。これからも人ができない、やれないことをひとつ遺伝子をみんなについでもらって、頑張っていこうと思います」
(「1、2。3、ダァー!」を決め、名古屋大会はフィナーレ)
【猪木総括】
猪木「台風? いいんじゃないですか。いろんなハプニングが起きて、IGFは、ダハハ! (北朝鮮後ということで注目されたが?)外国でプロレスというのは非常に幅が広いというか。勝ち負けプラスお客さん、いろんな要素を含めて体験に勝るものなしということで。これからスポーツ交流という部分でオファーが入ってますから。それにしても時間と、俺の代わりを誰かがやってくれないと。(中東や中南米?)今回の北朝鮮のイベントは世界中に流れましたから。そういう意味ではブラジルは前にやってますけど、キューバとか。あまりしゃべると全部が決まってるわけじゃないからあれだけど、そういう話が。まず言い出して、そして石を投げて、波紋を広げて。簡単に『そうですか。どこそこでできるんですね』っていうわけにいかないから。裏の根回しもそうだけど、スポーツ外交をやって展開していくと。まぁ苦労の部分を話してもしょうがないんだけど。とにかくプロレス界がこれだけ低迷しているなかで、なんとか違う角度からIGFが仕掛けていけるでしょうね。(メインは?)彼らも何か必死になってつかんだ部分と、これからつかまなきゃいけない部分というね。自分なりに生かしたり。ファンがどうとらえるかは別として、遺伝子を次に残していくような。ワン・ビンなんかも谷底に落として、これから這い上がっていくという強さが大事なんでね。これからオファーがいっぱい入ってますよ。また別の中国の選手からも来てるから。みんないま大事に育てようというのはわかるけど、大事に育てすぎて。やっぱり厳しさというもの、ファンは自分ができないものを望みますから。そこをしっかり演じながらも、表現できればと思います」
【小川、バンナの話】小川「(両国に続いての勝利となったが?)そうだね、当然、確実にタッグ組んでる期間は短いから。いまやれる現状がここなんだけど、やり続けるしかないよね。もっと合体技とかコンビネーションを身に着けていけば、もっとよくなるんじゃねぇかなと。誤爆もあったし、もう少し呼吸をあわせなきゃいけないところもあったし。いくつか問題点も出てきたから。それはそれでいいほうに考えて。やり続けることが一番だと思うし。明確な合体技というのも作っていかなきゃいけないだろうし。ジェロムとは合体技の練習とかしなきゃいけねぇよな。(それぐらい大事なタッグだと?)もちろんそうだし、チームも俺のもとに何人かくるというのもあるし。ミノワもこっちに引き込もうと思ってるし。さっきチンケな澤田が俺のとこに来たけど、アイツは拒否したけどさ。
そんな感じで。とにかく集めて。ヤツもあんなにポラポラ言うんだったら、自分でちゃんとしたそれなりの選手を集めてもってこいよと。即席で連れてきたようなヤツばっかりじゃねぇかよ。しっかりした選手連れてきて、そこでガッチリやればいいし。対抗戦でもいくらでも、やってやるよ」
バンナ「とてもいいタッグだ。いいコンビネーションもできた。これからも組んでいきたい。まだまだやっていく。(小川は)ハンサムボーイだ」
小川「(苦笑)。藤田はもともと自分が独立してやりたいっていうタイプだし。力をあわせてやっていこうというのは去年初めてみたものの、彼とは一回タッグ組んだけど、やっぱりしっくり(こなかった)。彼のなかではどっちが上だ、下だになっちゃうんで。対等が嫌なのか。それはそれでいいんだよ。だったら自分らで団結してやりゃいいのに。ああいうこと言われても俺としても困るんだよな。(小川の気持ちが伝わってこないともいっていたが?)伝わってこないも、何も、アイツがわけのわからねぇやつばっかりで。俺がよくわからねぇよ。俺はジェロムと組んでるだから、どういう選手がふさわしいのか。あの選手、エリック・ハマーだったけ? あいつを連れ来たけど、ちょっと違うんじゃねぇの。だったらジェロムと対等なピーター・アーツとか連れてくればいいんだよ。
アイツ、そういうこともできないんでしょ。何であんなこと言うのか。お前も連れてこいや。もたもたしてると、俺が吸収するよ。ほかにも続々といろんな選手がきてるから。それなりの思想を持ったやつがくればいい。いまひとつの軸を作ろうとしてる団体だから、大きな軸を。それで軸さえ作っちゃえばいろんな選手が集まってくるから。(IGFに新展開が生まれそうな感じ?)もちろん。新しい展開。アイツは俺が留守してたときに展開を作れなかっただろ。それを、グダグダグダグダ俺が来てから、居場所が悪くなったんじゃねぇのか。そういったジェラシーか。師匠もジェラシーがあって、一番いい輝きができるっていうからな。十分だよ。こっちはこっちで万全の体制で走り出したから。いまからドンドン行くから」
【藤田の話】「こんなんじゃダメだよ。こんなんじゃダメだ!」
台風が迫ってくるなかIGFが愛知大会を開催、メインは暴走王とバンナが2度目のタッグを結成し藤田、ハマー組と対戦。
藤田組が奇襲を仕掛け場外戦に持ち込む、藤田は暴走王のバックを奪ってヘッドロックで絞めあげ、暴走王がバックドロップを決めても執拗に離さず2度目でやっと解けるが、先に立ち上がった藤田はすぐ殴り蹴飛ばし挑発的な態度を取る。
暴走王はバックドロップで反撃してすぐバンナに交代、バンナはハマーをパンチで攻め込んでから暴走王組はハマーに集中砲火を浴びせる。
勝負と見た暴走王組はバンナがパンチを狙うも暴走王に誤爆、逆に暴走王が藤田組の集中砲火を浴びるも、バンナがカットに入ってから、暴走王がSTOでハマーから3カウント勝ちを収めるも、相変わらずのしょっぱい試合内容に藤田が怒りを爆発するが、暴走王は聞く耳を持たず、猪木の「1・2・3ダー!」で大会をどうにか締めくくった。
内容を見ても暴走王のバックドロップは藤田に通じず、チームワークでもプロレスキャリアの浅いバンナがリードし、最後は暴走王が美味しいところだけを持っていく相変わらずの展開、藤田が怒るのも無理はない。
正直言って現在のIGFに暴走王は必要なのか、猪木や藤田が不要と思っても、なぜかIGFは必要としている。しかし暴走王はIGFの期待に応えようとしない・・・・
第1試合では海外遠征権をかけて大地が奥田と対戦するも、奥田の突進ぶりに大地が防戦一方、大地はDDTを狙うが奥田が切り返して攻撃し、払い腰から腕を決めて試合はストップし大地は惨敗を喫する。
鳴り物入りでIGFに移籍した大地だったが、上ばかり見ていると下からの突き上げがあるということなのか、しかしIGFが期待している暴走王と大地がこれでは厳しい。もう少し鈴川や澤田を推してもいいと思うが・・・ -
強力助っ人にヨシ・タツ登場!棚橋弘至がIWGPヘビー級王座奪還・・・陽はまた昇った!
10月13日 新日本プロレス「KING OF PRO-WRESTLING」両国国技館 9100人 超満員札止め
<コメント・アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
真壁刀義 永田裕志 ○飯伏幸太 本間朋晃(7分48秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ バッドラック・ファレ Xタマ・トンガ
※フェニックススプラッシュ
◇第2試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[王者]○チェイス・オーエンズ(7分02秒 エビ固め)[挑戦者]XBUSHI
※パッケージドライバー
☆オーエンズが防衛に成功
(試合後はブルース・サーブ会長が獣神サンダーライガーを挑戦者に指名し、背広姿のライガーが登場)
ライガー「ミスターチャンピオン、コングラチュレーション。アイ・ノウ・ユー・ストロング。エブリバディ・ノーズ・ユー・ストロング。バット・アイムソーリー。アイム・ベリーストロング、次の挑戦者は俺でいいか?両国の皆さん! ライガー最終章! もう1回、シングルのベルトを巻いてみたくなりました。“ガチ”で獲りに行きますので、応援よろしくお願いします!」
【サーブ会長とオーエンズの話】
サープ社長「ジュウシン・ライガー!次の“NWA世界ジュニアヘビー級”の挑戦者は獣神サンダー・ライガーに決めたぞ!ライガ―!オマエだ!!リング上で言った通りだ。ライガ―を必ず“クラウン・ジュエル”のチェイス・オーエンズがマスクを剥いでやるよ!」
チェイス「ライガ―は世界的に有名で、レジェンドな選手だ。彼が次の挑戦者になってくれて誇りに思うよ」
サープ社長「間違いなく約束する!世界的レジェンドのライガ―をチェイス・オーエンズが倒してマスクを剥いでやるからな!ワカリマスカ!!?」
【BUSHIの話】「ハァハァ、NWA世界ジュニア……ベルト……届かなかった。負けてね、言う権利は全然ないと思うけど、もう一回やりたい……もう一回。試合では負けたけど、俺は終わってない……終わってないよ。むしろこっから始まります。こっから始まるよ。這いつくばって、チャンスを獲って、必ずもう一度ベルトに辿りついて、浮上してみせます。以上です」
【ライガーの話】「まぁライガーもそんなに現役は長くないよ、年齢的にも、キャリアでもわかるように。ただシングルのベルト、世界のベルト、もう一回腰に巻いてみようかな。巻いてみたいな。思うようになりました。これでシングルのベルト巻くとね、IWGPジュニア挑戦というのも見えてくる。やはり棚橋選手はIWGPのヘビーをどうしてもと言ってますけれども、ボクはIWGPのジュニアのベルトを、シングルのベルトをどうしてもという気持ちがありますんで、改めて対戦表明したいと思います。よろしくお願いします」
◇第3試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(11分22秒 エビ固め)[王者組]天山広吉 X小島聡
※キラーボム
☆天山&小島組が5度目の防衛に失敗、アーチャー&スミスJr.組が新王者となる
【天コジの話】
天山「アァ、クソッ。オイ、コジ、お前何年プロレスやっとんねん、オラ。どこ見てラリアットかましとんねん。オイ、あんなもんで終わってまうやろ。オイ、ふざけやがって。もう終わりやな、やってられるかって。オイ、コジよ、よう練習しとけって。、タココラ!」
小島「(数分間の沈黙を破り)なんも言えねぇ……」
◇第4試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
桜庭和志 ○矢野通(5分30秒 赤霧)鈴木みのる X飯塚高史
◇第5試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ/60分1本
[第38代王者] ○KUSHIDA アレックス・シェリー(18分56秒 ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ)[挑戦者]ロッキー・ロメロ Xアレックス・コズロフ
☆KUSHIDA&シェリー組が3度目の防衛に成功 もう1チームは[挑戦者]マット・ジャクソン ニック・ジャクソン
◇第6試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第69代王者]○田口隆祐(12分12秒 アンクルホールド)[挑戦者]Xエル・デスペラード
☆田口が初防衛に成功
【田口の話】
「なんだ、鈴木軍、オイ。聞きたいか? 言わせたいか? オーマイ&ガーファンクル。このオーマイはオーマイ&ガーファンクルの言い方だ、クソ。乱入か? お家芸か? お家芸したいのか? オーマイ&がーファンクルだ。ワシはお得意様か? お得意様呼ばわりか? オイ、お家芸? 乱入? 乱入したから挑戦権認められると思ったら大間違いだ。そんなのは許さねぇぞ。認めない。あたしゃねぇ、認めない。あたしゃねぇ、認めないねぇ、そんなもんは。お天道様が認めても、あたしゃねぇ、認めないよ(浅香光代氏のモノマネで)。ほんとにアイツら認めない。あの二人が挑戦権、実行委員が認めても、あたしゃ、認めない。どんたけだよ、ほんとに。どんたけだっつうの。どんたけ~だよ。アイツらどんたけ~だよ。そりゃIKKOさんも出てくるよ。IKKOさんもそりゃ言うよ、どんたけ~って。IKKOさんより言うよ。IKKOさんより言ってやるよ、どんたけ~。どんたけ~だよ。クソ、試合は自分がケツ、ガバガバにしてやるって、ケツをいわしてやるって言ったら、逆に自分が喰らっちゃって。明日は我が身だよね。明日は我が身っていうオチ。効いたよ。なんだありゃ、タイチ。小ざかいことしやがって。小ざかいことしたわりにはね、中盤終盤は割とシリアスな攻防だったよね。中盤ちょっとスワンダイブかわされたとき、相手の足の上に乗っちゃって、右の足首ひねっちゃって。いうこときかなくなっちゃって。中盤、ちょっとボクも動きにぶったんすけど、アイツの足首乗ったんで、イーブンでどっこいどっこいで。いい具合に最後まで、椅子攻撃あったけど、対して効かなかったけど、当たりが浅かったんで、助かりました。アレまともに入ってたら危なかったな。前のコメントが波紋を呼んでるというかね、下ネタ、品格がないと。あたしゃねぇ、下ネタは一言も言ってない。こっちの発してる言葉をね、聞くもんが変な取り方りてるだけで、なんにも下ネタは一言も言ってない。岡本さん(東スポ記者)、言ってないっすよ」
岡本記者「タイチ、TAKA選手はまとめてしてやるって感じですか?」
田口「3○と言わせたいんすか。3WAYというか、3○と言わせたいんすか?」
岡本記者「複○プレイはプライベートでも経験済ですか?」
田口「そんな恥ずかしいことをカメラの前で言わせるんすか? ボクはチェリーですから。チェリープラスサムボーイですから。チェリーです」
岡本記者「タイチ、TAKAは相手するんですか?」
田口「相手ですか? 相手しないです。ダメです。あたしゃねぇ、認めないよ。お天道様が認めても、あたしゃねぇ、認めない。どんたけ~です。IKKOさんよりも使っていきますよ、これから。どんたけ~って」
岡本記者「やられたらやり返すんですか?」
田口「やられたらやり返す……その先は言いません。舐められましたけど、今日も。あと足首いっちゃったんで、首ね。足首いったら次は何首かって話ですよ。全部使えないっすね。なんかねぇ、ボクの思っていない方向にいってるんで困ってます。ボクが一番困ってます。誰かボクを軌道修正してください。ボクはもう向こう側にいっちゃいました。誰か、今日のタイチのように引っ張り戻してください。タイチか? タイチが引っ張り戻してくれるかもしれない。挑戦……あたしゃねぇ、認めないよ。足が……ダメだ、痛いっす」
【デスペラード、タイチ、TAKAみちのくの話】
デスぺラード「ハァハァハァ。地味だー地味だって思ってたけど、最後まで本当に地味だったな。派手だったらさ、なんか(技をかけるのが)分かるよな。コイツ狙ってるなとか。けどさ、最後の(ミラノ作・どどんスズスロウン)膝痛かったな。内臓出てない?オイ、ちゃんと入ってる?全部。足も取れたかと思った。あぁクソ。最後見た感じ、タイチが行くのか?それともTAKA?頼んだ!くそ!1回負けだよ1回。100回やればあと99回俺が勝ち!分かったかコラ」
タイチ「オイ、ヒップアタックだ下ネタだ、オマエ何目指してんだオイ。そういう所よ、俺から言わしたらよ、田口もKUSHIDAも一緒なんだよ。オマエら。どっちもどっちだよ、オイ。恥ずかしいオマエがチャンピオンだなんて。だから俺が戻ってきてやったんじゃねぇか。オイ、田口。くだらねぇよ、ケツとか下ネタとか。なぁ、そんな事言ってるようじゃな、この下ネタ大嫌いな俺にしてみたらな、話にならねぇぞ」
TAKA「オイ!ははは!」
タイチ「田口、やるか?やるか?満を持して俺と!おぉやってやってもいいぞ!」
TAKA「じゃぁ次はタイチかじゃぁ!」
タイチ「あ?『“ケツ”対“股間”』か?オイ、何でもいいぞ。何でもいいぞコノヤロー。おい、田口、恥ずかしいぞ。新日本のジュニアの象徴は俺じゃなきゃいけないんだよ。決まりだ田口。オイ、タグチとタイチ!紛らわしいんだよ名前が!」
TAKA「紛らわしいからって、俺もだよ!俺だよ!」
タイチ「俺で決まりだいいか田口!」
TAKA「オマエ、俺に勝った事ねぇだろ」
タイチ「次は俺だぞ田口」
TAKA「俺に勝ってからやれよ」
タイチ「は?」
TAKA「俺に勝ったことないだろ」
タイチ「生意気だなオイ」
TAKA「こっちのセリフだろオイ!こっちのコメントだよ」
タイチ「まぁいいよ。オマエに挑戦権はねぇよ。いいよやってやってもいいぞ」
TAKA「勝ってから言え」
タイチ「俺だぞ俺!」
TAKA「俺だぞ俺だぞ俺だぞ!」
タイチ「俺だぞ俺だぞ俺だぞ俺だぞ!」
◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○石井智宏(17分48秒 片エビ固め)[第4代王者]X高橋裕二郎
※垂直落下式ブレーンバスター
☆裕二郎が2度目の防衛に失敗、石井が第5代王者となる
【石井の話】
石井「当然の結果だよ。これで無駄な4か月が終わった。それぐらいだな、今日の試合に関しては。俺からはなにもない」
――NEVERでベルトに魂を吹き込んだ男っていう風に言われてますが。
石井「いや、それは周りが言ってるだけだよ。別に俺が吹き込んだとか、そういう風に思ってないよ。それは周りが勝手に言ってるだけだよ。俺の理想と周りは違うだろうし。まじわるかどうかもわかんないし。それは周りが決めること」
――改めてベルトを獲りかえして、今後どんなチャンピオンになりたいですか?
石井「俺、どんなチャンピオンとか語んないことにしてるから。やっぱりチャンピオンってのは、自然についてくもんだろ? 俺は価値を高めるとか、そういうチャンピオン像を目指すとかないから。試合だけ見てくれよ、試合で感じ取ってくれよ。その試合が面白ければ飯石、つまんないっていうヤツはつまんないって言えばいいし。俺の知ったこっちゃない。俺が思う、突き進む道にいくだけだよ、俺は。それは別にどこを目指してるとか、そういうことじゃない」
――以前、IWGPと闘うとおっしゃってましたが、その気持ちは変わらないですか?
石井「変わらないねぇ、チャンピオンになったからには。ただ、裕次郎みたいな試合はしないよ。くだらない試合はしないよ」
◇第8試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
後藤洋央紀 ○柴田勝頼(13分49秒 片エビ固め)中邑真輔 XYOSHI-HASHI
※PK
(試合後 中邑と柴田が急接近。額を突き合わせて激しく睨み合う)
中邑「次の挑戦者! いま決定~! 柴田ァ~! チャンピオン権限だ、オイ。もう答えは、決まってるよな!? そうだろー!! 答えはこうだ、イヤァオ!!!!」
【後藤、柴田の話】
後藤「次は?巡業!?」
柴田「巡業だよ!」
後藤「巡業!」
柴田「巡業!巡業!巡業!巡業!巡業行くぞ巡業!」
後藤「巡業だな!」
柴田「巡業!!」
――あの、中邑選手が…
柴田「巡業!!巡業するぞ!以上!!」
【中邑の話】
中邑「さっそく、チャンピオン権限あんのかな? 使わせていただきました。アイツにこの凄さがわからなくても、どっちでもいいよ俺は。だってチャンピオン権限だもん。もう答えは決まってる。実行委員会、楽しみにして待ってます」
――柴田選手を挑戦者に指名した理由は?
中邑「そうだなぁ……美味しいじゃない、今一番。そうじゃない? 棚橋と握手して、どうするんだろう? 桜庭とはどうなったの? 他の本隊たちとはどうなったの? 俺からすればまさに渦中の人だぜ。これからどうやって振る舞っていくのか? 鉄は熱いうちに叩けって言うだろ? 柴田も今一番熱い。俺にとっちゃ『G1』で負けたっていう大義名分もあるだろ」
◇第9試合◇
▼東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦/60分1本
[権利証保持者/G1 CLIMAX 24優勝者]○オカダ・カズチカ(19分17秒 片エビ固め)[挑戦者]X内藤哲也
※レインメーカー
☆オカダが権利証を防衛、1・4東京ドーム大会での挑戦が決定
【オカダの話】
オカダ「まぁなにもなければ、別にないで、失礼させてもらおうかな。次の試合、ほんのすこーしだけ、興味があるんだ。それはどっちが勝つかじゃねぇ。俺の対戦相手にふさわしい人がいるかどうか、ちょっとだけ見させてもらう。なにもないんだったらなぁ、さよなら」
――『G1』で負けた2人に勝って、オカダ選手の『G1』も終わりましたか?
オカダ「そうっすね。今年の『G1』はもう思い残すことなく、終わりました。ということで次は、東京ドームいかせてもらいます」
◇第10試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○棚橋弘至(27分04秒 片エビ固め)[第60代王者]XAJスタイルズ
※ハイフライフロー
☆AJが3度目の防衛に失敗、棚橋が第61代王者となる
(試合後、ベルトが手渡される棚橋にオカダ、外道が登場)
外道「棚橋! 正直なところよ、(勝つのは)オメーだとは思わなかったよ・・・。オメーのこえぇトコはよ、ここだよな? ベルトのほうからよ、寄ってきやがる。東京ドームのメインイベントのほうからよ、寄ってきやがるんだ(※拍手) だがよ!! それさえもレインメーカーには通用しねぇぞ、コノヤロー! オイ、いいか?2015年1月4日、東京ドームのメインイベントで、レインメーカーが必ず沈めてくれる。そうだろう? レインメーカー(※大拍手)」
オカダ「棚橋さん! ・・・お疲れ様でした(※大拍手)。あなた、“太陽のなんとか”って言うらしいですけど、あなたのようなくすんだ太陽じゃ、この新日本プロレスは照らせません(※大拍手)。黄金色に輝く太陽、この俺が! 新日本プロレスを・・・いや! プロレス界を照らします。くすんだ太陽には・・・沈んでもらいますよ!?(※大拍手)」
棚橋「何回も言うけどな、俺は疲れてない(※場内笑&拍手)。オカダ、おまえにカネの雨が降らすことができても、太陽にはなれない。なぜだかわかるか!? ・・・俺がいるからだ!(※大拍手)」
(これで場内が両者への大コールで騒然となり、オカダが青コーナーへのぼってレインメーカーポーズ。すると、棚橋も負けずにニュートラルコーナーへのぼり、逸材ポーズを披露、オカダと外道が退場)
棚橋「1年ぶりにIWGP戦線へ帰って来ました・・・ただいまーー!!(3回絶叫、、そのたびにファンが「おかえりー!!」の大歓声で返す)、「AJを倒してこのベルトを巻いたからには、ベスト・イン・ザ・ワールド、その先に、新日本プロレスを世界一の会社にしてみせます!」
(棚橋はファンの要望に応え、合計3回エアギターを演奏、館内は『棚橋、最高!』コールが巻き起こる』
棚橋「じゃあ最後に! 両国の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」【棚橋の話】
キャプテン「棚橋君、タイトル奪取おめでとう!乾杯!」
※タイムスプリッターズとキャプテンが棚橋にビールをかける
棚橋「あー!あぁ、久しぶりだ」
――IWGPが戻ってきました。どんなお気持ちですか?
棚橋「まぁ、苦しい思いでした。1年ですよね。誰もが経験できる事じゃないから。1年間ベルトに挑戦できないってなんだよ。まぁ、自分で言い出したんですけど」
――再びベルトを手にして、以前と変わった思いはありますか?
棚橋「そうですね。柴田にはおかえりって言ったけど、俺からIWGPへの感覚としたら、ただいま。そして、イッテンヨン行ってきます。っていう感覚ですね」
――両国のファンからの『おいかえり』コールはどう感じましたか?
棚橋「オカダとAJが俺には無い1年間を進めてきて、まぁちょっとしたね、不安みたいなものは少しあったけど、ウェルカムでホッとしました」
――そしてイッテンヨン行ってきますという言葉からオカダ選手がリングに上がって来ましたが、オカダ選手からの言葉を受けて改めてどんな思いですか?
棚橋「疲れてないよ。って返したけど、疲れてないからまた戻ってきたっていう。ちゃんと整合性があるでしょ?ね。で、もとをただせば、誰との闘いの中で1年間ベルトに挑戦できなかったかっていったら、オカダだから。まぁ敗れた俺が一番悪いよ?でもその1年分の借りを返せるでしょ?俺はそう思ってます」
――オカダ選手からはくすんだ太陽だという言葉がありましたが
棚橋「あながち、否定しませんよ。暗いっていうか、グレーな部分もあるし、いっぱいね、覚悟背負ってきたけど。太陽って、あるじゃん!黒点って。いっぱいさ。くすんだ太陽の方が、時として強い輝きを放つ…ホッ リング上で言ってたけど、オカダは太陽になれない。なぜなら俺が居るから。太陽は1個でいいでしょ?」
――そして、今日の試合。いろんな事が起こりましたが
棚橋「そうですね。なんかね、今日はAJしか見えてなかったからこそ、良かったかなぁと。俺から見てもAJすげぇし、ベストインザワールドだと思うし。でも、俺は世界一になりたいし。グラウンドでも。すべてで上いってやろうと思って。そんな気持ちでしたね」
――相手のセコンドの介入、こちら側も棚橋選手を助ける存在が見えましたが。棚橋選手はAJしか見ていなかったと?
棚橋「うん。岐阜の子じゃないっすか?もしかして。世界の子か岐阜の子かどっちかですよね?まぁ今後何かしら動きがあるんじゃないですか?俺は分からないです」
――さぁ、改めてそのベルト腰に巻いてドームの花道を歩きます。表明おねがいします
棚橋「はい。はぁ。一年間が溜めになると思ってないから。進化するから。俺の進化が、新日本の進化につながるから。若手の頃から1試合1試合ね、新しい動きをいれよう、新しい技をやってみようって。何千試合とやってきて、その積み重ねが今あるから。これからもっともっと変わっていけると思うし、期待には期待以上で答えるから。まぁー見ててください!」
――5年連続で東京ドームのメインイベントとなりますが、特別な思いはありますか?
棚橋「ハァ、あんまりプレッシャーをかけないでください。でもなんとかしますよ、逸材だから」
――棚橋選手がベルトを獲り戻したことで、『ベスト イン ザ ワールド』の称号も取り戻したことになりますが。
棚橋「あのねぇ、異論はあるかと思うんですけど、新日本プロレスは俺が中心じゃないと、面白くないです。サン(太陽)だけじゃダメだし、火だけじゃダメだし、両方兼ね備えてる存在。あんまり言うのやめよう(笑)。俺が中心に戻ります」
【オカダ、外道の話】
オカダ「まぁなにもなければ、別にないで、失礼させてもらおうかな。次の試合、ほんのすこーしだけ、興味があるんだ。それはどっちが勝つかじゃねぇ。俺の対戦相手にふさわしい人がいるかどうか、ちょっとだけ見させてもらう。なにもないんだったらなぁ、さよなら」
――『G1』で負けた2人に勝って、オカダ選手の『G1』も終わりましたか?
オカダ「そうっすね。今年の『G1』はもう思い残すことなく、終わりました。ということで次は、東京ドームいかせてもらいます」
オカダ「まぁ棚橋さんに決まったということで、東京ドームしっかりやりたいなと思います。まぁ中邑さんもインターコンチ取り返しましたし、石井さんもNEVER獲って、次は俺でしょう。そして、楽しみになってきました。もう『G1』の借りも返して、次は東京ドーム、(カネの雨を)降らせますよ。そして、ベルトもまた取り返します」
外道「オイ、レインメーカーがなぜここに来たかわかるか? なぜここに来てしゃべってるかわかるか、オイ。これはよぉ、予告編だ、オイ。2015年1月4日東京ドームのメインイベントのよぉ、オイ、予告だコノヤロー。きっちりよぉ、沈んでもらうぞコノヤロー」
【ヨシ・タツの話】
――ヨシタツ選手、今のこの登場というのは?
ヨシタツ「いや、これは別に計画したものでも、なんでもないです」
――棚橋選手を助けたというところの意味はありますか?
ヨシタツ「いや、別に棚橋弘至を助けに来たわけでなくて、会場に来て勝手に体が動いたっていう、そういうことですね」
――それは新日本のリングに対しての刺激を受けたということですか?
ヨシタツ「まぁそれももちろんありましたし、やっぱりここ(新日本プロレスのリング)は結局、ボクが帰ってくる場所だから。やっぱね、BULLET CLUBが今、凄い幅を利かせてるから、やっぱいてもたってもいられなかったっていうのが、本当のところっすね。別に棚橋弘至を助けにいったわけじゃなくて。まぁBULLET CLUB、凄い幅利かせてるみたいだから、別に俺が一人で相手してもいいっすけどね。外国人ボコボコニするのは、慣れてるから。なんだったら、いきなりAJスタイルズやってもいいけどね」
――リングネームはどうされますか?
ヨシタツ「ヨシタツでいいっすよ。ボクの父親の名前から取った名前なんで。そのまま、ワンワードで。一言でヨシタツ」
新日本プロレス10月13日、両国大会をニコ生にて視聴、本来ならスカパーで視聴する予定だったが、現在伊賀地域は台風19号の影響で大雨警報が出ている最中、多分途中でスカパーの電波が落ちると判断してニコ生での視聴に変更した。
メインのIWGPヘビー級選手権はAJのセコンドにはジェフ・ジェレット(以降JJ)がギター持参で登場、JJの存在が不気味であり勝敗を決める鍵になるのではと思われていた。
試合は静かな攻防でスタートとなるが、AJが棚橋の顎をロープに打ちつけてから試合が動き、棚橋は普段見せることにないラリアットでAJを落とすと、プランチャは自爆となるがAJの鉄柵越えのスワンダイブを棚橋がキャッチしてエクスプロイダーで返すなど、普段見せない技を繰り出していく。
しかしAJはスピアーで棚橋を鉄柵に打ちつけてから腰攻めを展開し流れを変えようとするも、AJのスワンダイブラリアットを棚橋はダブルハンマーで迎撃するとフライングフォアアーム、セカンドロープからのサマーソルトドロップ、場外に逃れたAJにプランチャと得意のパターンへと持ち込んでいく。
AJはコーナーへのブレーンバスターで流れを変えるとスタイルズクラッシュを狙うが、棚橋はまた普段見せることにないジャンボスープレックスで切り返し、裏拳のコンポもダルマ式ジャーマンで返していく。
完全にペースを掴んだ棚橋は勝負と見てハイフライフローを狙うが、ここでJJが介入し阻止すると、棚橋がJJに詰め寄ったところで隙を突いたAJがペレキックを浴びせブラディーサンデーを決めるとスタイルズクラッシュを狙うが、スタイルズクラッシュはしっかりマークしていた棚橋は阻止するも、今度は棚橋と海野レフェリーを交錯させて無法地帯を作り上げる。
そこでギターを持ったJJが乱入して棚橋にギターショットを狙うが、なんと元WWEのヨシ・タツが乱入してJJを蹴散らしてしまう、まさかの展開にAJは急所打ちから新技ハロー・ポイントを決めるがレフェリーが倒れたままでカウントが入らず、スワンダイブ式シューティングスタープレスも剣山で迎撃し、雪崩式スタイルズクラッシュも阻止した棚橋はハイフライアタックからのハイフライフローで3カウントを奪いIWGP王座を1年6ヶ月ぶりに奪還した。
試合後に外道を伴って挑戦の権利書を持つオカダが登場、オカダはセミで権利書をかけて内藤と対戦。試合開始早々に内藤に張り手を顎に喰らい意識が飛んでしまうハプニングが起きてしまう、その後内藤が攻め込むも意識を取り戻したオカダは怒ることもなく、安定感を保って自身のペースに持ち込み、内藤も途中からペースを取り戻すもスターダストプレスがまたしても肝心なところで自爆してしまう、内藤は再度スターダストプレスを狙ってグロリアを狙うが、オカダは背後からのドロップキックを浴びせると回転エビ固めを狙う内藤を高角度ジャーマンで叩きつけてからのレインメーカーで書類を収め権利書を死守した。
これで2015年1月4日の東京ドーム大会は棚橋vsオカダとなったが、これまで何度も行われているカードで新鮮味がないかもしれない、しかし棚橋は昨年10月にオカダに敗れてIWGP王座奪還に失敗しタイトル戦線からも撤退、この時は棚橋の太陽が沈んだかに見えたが、AJ戦に勝って王座を取り戻し陽はまた昇った、しかしオカダにリベンジを果たさないことには本当に太陽は昇ったか、棚橋の真の復活というテーマがある。またオカダも2013年には棚橋に敗れ、今年のドームではIWGP王者でありながらもファン投票でメインの座を棚橋、中邑に明け渡し東京ドームの主役になれなかった、2015年は東京ドーム大会の主役になれるか三度目の正直というテーマがある。そういった意味では棚橋vsオカダは楽しみなカードでもある。
第8試合の中邑vs柴田のタッグマッチはYOSHI-HASHIの奮闘があったものの、柴田と後藤の連係が見事に決まり、柴田がPKで勝利を収め、試合後に中邑がインターコンチ王座への次期挑戦者に柴田を指名し、11月8日の大阪大会での選手権が濃厚となった。大阪といえば10年前、G1公式戦で中邑に勝った柴田が勝因は笑顔です」と言い放ち、中邑がキレて襲い掛かった因縁の場所、10年越しで2連敗している中邑にしてみればリベンジを果たす格好の場所でもある。
また気になるのは今回現れたヨシ・タツの存在、中邑とヨシ・タツは同期であるが、この世代で一番出世が遅れていたのは山本尚史ことヨシ・タツだったことを考えると、ヨシ・タツの狙いは中邑なのではと思ってしまう。
NEVER選手権は序盤こそは押してど真ん中ワールドへと引きずり込もうとする石井に対して、引いていなす裕二郎がペースを掴んでいったが、次第に裕二郎が石井のど真ん中プロレスへと引きずり込まれていく展開となる。終盤は裕二郎が急所蹴りを狙ってどうにか“ど真ん中プロレス”を拒絶しようとするが、阻止されて流れを変えることが出来ず、石井の垂直落下式ブレーンバスターに敗れてしまったが、ヒールスタイルだけでなく“ど真ん中”プロレスにも対応できる裕二郎の幅の広さを感じさせた試合だった。
IWGPジュニアヘビー級選手権はタイチがデスペラードに扮して田口に襲い掛かるという奇策を見せ、デスペラードもラフ中心の攻めで田口を苦しめるが、田口が越中詩郎張りのヒップアタックを披露し、クランチループから足攻めを展開して流れを変えると最後はどどんズスロウンからのアンクルホールドでタップを奪い王座を防衛、試合後はタイチが挑戦者に名乗りを挙げたが、おそらくだがIWGPジュニア王座に挑戦するのは初めてだと思う、シングルプレーヤーとしてのタイチがどこまで真価を発揮するかだが、心配なのは田口が試合中に足を負傷し腓骨骨折の疑いがあるという・・・
NWA世界タッグ選手権は終盤に天コジが勝負を焦ったのか小島のラリアットが天山に誤爆してKOされてしまうと、孤立した小島がKESのキラーボムの前に敗れ王座から転落、試合後は誤爆に怒った天山が小島を突き飛ばし天コジ解消を示唆した。前日のNOAH横浜大会では天コジは森嶋猛、マイバッハ谷口の超危暴軍相手に反則勝ちを収めたが仲間割れを起こす素振りは見せていなかった、11月にはワールドタッグリーグも控えているだけに、天コジはどうなっていくのか?
NWA世界ジュニアヘビー級選手権はBUSHIがフェイントバックスピンキック、コードブレイカーと攻め込んでいったが、最後はオーエンズが両脚を固めて突き刺す変形パイルドライバーことパッケージドライバーで王座を防衛、次期挑戦者にはブルース・サーブ会長の指名で今日試合が組まれていなかった獣神サンダー・ライガーを指名した。
最後にブログがUPしている頃は伊賀も風雨が激しくなってきていると思う、みなさんも台風には気をつけてくださいね・・・・【満員御礼】本日の入場券は全て完売となりました。お足もとの悪い中、沢山のお客様にご来場いただき誠にありがとうございます。またのご来場をお待ち申し上げております。 #njpw #njkopw pic.twitter.com/prqthECqi0
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2014, 10月 13新日本プロレス両国大会終了。良い大会でした。ありがとうございました。
— 木谷高明 (@kidanit) 2014, 10月 13「ただいま!」棚橋弘至が涙のIWGPヘビー王座奪還! 1.4東京ドームでオカダと再激突へ! 10.13両国をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqaLQZ)で独占速報!! #njkopw pic.twitter.com/povyWm9lhn
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 10月 13帰宅。本日、両国大会。超満員。ありがとう☆ #njkopw #njpw
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2014, 10月 13棚橋の危機を救ったのは、なんと元WWEの“あの男”!! 新日本プロレスに電撃復帰か? 10.13両国をスマホサイト(http://t.co/7xh3nqaLQZ)で独占速報中!! #njkopw pic.twitter.com/zlx4eKFSn7
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 10月 13あの山本が帰って来た。本当に新日本プロレスは層が厚い。同時に危機感を覚えるのも本音。その危機感が努力に繋がるのも事実。
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2014, 10月 13両国大会ありがとうございました。 無事に防衛しました。 私がアンクルで勝ったんです。 しかし、私のアンクルが大変なことになっています。 オーマイ&ガーファンクル!! pic.twitter.com/voDqWgUldm
— 田口隆祐 (@taguchiryusuke) 2014, 10月 13防衛成功!IWGPJr.タッグ選手権、来るとこまで来ちゃいました。 pic.twitter.com/VuwxZyMV8V
— KUSHIDA (@KUSHIDA_CANADA) 2014, 10月 13両国大会、最悪な試合やった…コジのラリアットがオレに命中するし、ベルトも取られるし、やってられっかって!! ふざけんなタコ!!
— 天山 広吉 (@TENZAN323) 2014, 10月 13トペコンいって相手をリングに入れて、スワンダイブでさぁこれからというところで着地の際にデスペラードに乗っかってしまい、捻ってしまいました。 三澤トレーナーによると腓骨骨折の疑い(>_<) 明日、病院で検査。 アンクルで決めて自分がアンクル痛めるってどんだけ〜!
— 田口隆祐 (@taguchiryusuke) 2014, 10月 13新日本プロレスファンのみなさん、お久しぶりです。そして初めまして。7年ぶりの参戦になります。 Twitterを始めて3年あまり、今まですべて英語でやってきましたが、これを機に、今日からは英語と日本語、両方でやろうと思います。よろしくお願いします(^_^) ヨシタツ
— YOSHITATSU (@YoshiTatsuIsm) 2014, 10月 13 -
関本が驚異的パワーで追い詰めるも、丸藤が虎王炸裂でGHC王座死守!10月12日 NOAH「GREAT VOYAGE 2014 in YOKOHAMA」 横浜文化体育館 3500人 満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼GREAT VOYAGE in YOKOHAMA オープニング3WAYマッチ/20分1本
○ザック・セイバーJr.(4分08秒 変型羽根折り固め)X熊野準
※もう1人は北宮光洋
◇第2試合◇
▼「Go Forward」/30分1本
○クワイエット・ストーム ペサディーヤ(7分50秒 片エビ固め)齋藤彰俊 X平柳玄藩
※ラリアット
◇第3試合◇
▼「NOAH vs NJPW 〜Passage to GL 超危暴軍 vs 天コジ〜」/30分1本
天山広吉 ○小島聡(11分50秒 反則勝ち)森嶋猛 Xマイバッハ谷口
※刺又攻撃
◇第4試合◇
▼「NOAH vs NJPW 〜Passage to GL BRAVE vs 青義軍」/30分1本
○永田裕志 中西学(13分46秒 バックドロップホールド)Xモハメド ヨネ 中嶋勝彦
◇第5試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者]拳王 ○大原はじめ(15分43秒 変型ムイビエン)[第22代選手権者]X石森太二 小峠篤司
☆石森&小峠組が初防衛に失敗、拳王&大原組が第23代選手権者となる
(試合後は森嶋ら超危暴軍が駆けつけ祝福)
おい横浜のクソ野郎ども、ようやく俺たちがベルトを獲ったぞ。これからどうなるか分かるか? これからノアのジュニアがめちゃくちゃ面白くなるぜ。背筋がゾクゾクするような試合をしていくからな。俺たちについてこい!」
大原「確かにまだしょっぱいと思ってる人もいるだろうね。。ノアの生え抜きでもないし…。でも、関係ないね。俺と拳王でノアをもっとムイビエンなノアにするから。(場内から『無理だ!』と野次が飛んでも)無理かもしれないね。無理かもしれないけど、挑戦したいと思います。ぶっちゃけ俺なんかの言うことはどうでも良くて、今日はドンが大切なことを特別に2回言うから、聞いてください」
拳王「俺たち超危暴軍に文句のあるヤツ、歯向かうヤツはなぁ…」
森嶋「かかってきなさい! かかってきなさい!!」
【試合後の拳王&大原】
▼拳王「あいつらがチャンピオンの時はよ、うんともすんとも言わなかった客がよー、俺たちに期待してるんだよ。俺たちだよ、そういうことだよ」
▼大原「本当だよな。変わってきてるだろ。しょっぱいと思われてるかもしれないけど、タッグリーグ、今日と結果を出してきてる。これからもどんどん変わるから。ノアがもっとムイビエンになるから」
――敗れたばかりの石森、小峠組から再戦要求があったが?
▼拳王「なんだよ、あいつら今まで散々俺たちから逃げておきながら、負けたらもう一度? そういうところがよ、男気がないんだよ。俺たちみたいによ、男気あるレスラーになってみろ、そしたら挑戦させてやるから」
▼大原「足が痛いとかな、そんな言い訳通用しない、俺は今まで言っていなかったけれど、俺は入門してからずっとな、石森太二の背中見てきてな、言うならば、新入部員で入って球拾いばかりの雑用、あいつだけ扱いが全然違うよ。口もきけないようなそんな存在だったよ。そんな状態から、俺は俺なりにムイビエンになるようにやってきた。そして今日、あいつからベルト獲った。俺が獲った。これが結果であり証明だ」
―最後に改めて王者として?
▼拳王「リングでも言った通りよ、あんな奴らがベルト持っていても何にもなんねーよ、俺たちみたいによー頭使ってプロレスしているやつがチャンピオンにならないと。これからよー頭使ってこのノアのリングさらに面白くしてさらに活発にしていくからよ、てめーらもよ、背筋がゾクゾクする状態にしてやるから。」
▼大原「というワケで、今日もムイ・ビエン!」
【石森の話】「もう一回やらせろっ」
【小峠の話】「本当に今日も入り時間遅れてきて、治療してから来たって言っていたので、その状態であいつらを泳がせてしまったのは僕の責任だと思うんで。責任感じています。僕が力をつけないと。すみませんでした」
◇第6試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第27代選手権者]
○原田大輔(15分39秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)[挑戦者]Xスペル・クレイジー
☆原田が6度目の防衛に成功
(試合後にザックが登場)
ザック「ゴメンナサイ。ニホンゴ。8ガツ、3WAYタイトルマッチ。ワタシニ、カッテナイ。ダカラ、シングルタイトルマッチ、オネガイシマス」
原田「ザック…タイトルマッチ……やったるで、このベルトをかけて1対1で勝負や」
【原田の話】
――試合を振り返って?
▼原田「一発で全部流れを全部向こうに持ってかれるので正直、取り戻すのに力使ったんで。クレイジーはやはり、凄い男ですね。世界を渡り歩いてきて」
――片山ジャーマンで勝ったが?
▼原田「このベルトを獲った時からずっとタイトルマッチのフィニッシュは片山ジャーマンなんで。ザックもこの技でこの技で締めます」
――ザックから挑戦表明があったが?
▼原田「やったるで、ですね。場所はどこでも良いです。これからヘビーのリーグ戦が始まるんですけど、ヘビーのリーグ戦やからってジュニアも黙っているわけにはいかないので、その中でタイトルマッチをやりたいです。場所はどこでも良いです。それだけです」
――改めてザックの印象を
▼原田「今日も3WAYマッチをやって一人技術はずば抜けているんで、やっぱりそういうところは警戒していますし、それを克服した上で、僕は絶対勝ちます」
――最後に一言
▼原田「今日はスペル・クレイジーに勝って、次はザック。年内このベルトを持ったまま突っ走りますので、皆さん応援よろしくお願いします」
◇第7試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第31代選手権者]○杉浦貴 田中将斗(18分35秒 片エビ固め)[挑戦者]シェイン・ヘイスト Xマイキー・ニコルス
※オリンピック予選スラム
☆杉浦&田中組が3度目の防衛に成功
【試合後の杉浦&田中】
――試合後は握手となったが?
▼杉浦「素晴らしいチームで、素晴らしい内容残せたんで、気持ちよくありがとうと言いたかったし相手にも、相方にも言いたかったし」
▼田中「こっちも危ないところあったし、その上で勝てたということがリング上の表情にも出たと思うし、ただ単に防衛回数伸ばしていくというそういうのは無いので。内容、同じチームだってTMD以上の試合が出来るっていうヤツが出てきたらやるだろうし、TMDK以下だったらやる意味無いと思うし、ただ単に回数重ねていくんだったら、誰でも来いやけど、やっぱり俺らは内容、ベルトの価値というのを高めていきたいから。そこに内容というのは必然的に必要になってくる」
――今日の内容は何点?
▼田中「本人が点数をつけるんじゃなくて、観に来てくれた人とかあなた達が決めることであって、俺たちは常に100点の試合を心掛けているんで」
――7月と比べて?
▼杉浦「それ以上に力もあるしね、何回やってもいい相手だと思うんで、またいつでもやりたいです。素晴らしいチームだと思うんで」
――勝因は?
▼杉浦「やっぱり諦めない気持ちじゃないですか。最後まで。どっちに転がってもおかしくなかったんで」
▼田中「チャンピオンとしての使命というか俺ら口では大きなことを言っているけれど、それだけのことやっているつもりだから。勝負論もあるし、内容も固めていきたいから大きいことを言うんであって。言うこと言う分、実行します」
――今後に向けて?
▼田中「このままチームが現れへんかったら、俺らが危ないと思うチームが出てきたらね、そこに防衛回数も増えていくんだろうし、でもそればっかりは俺ら分からんよ。どんなチームが出てきても俺ら負けるつもりはないし、まあ本当に今日以上のチームが出てくるんだったらいつでも出てきて良いし」
▼杉浦「対戦相手はそれくらいの気持ちで来てくれないと困る。俺らは強いしモチベーションも半端ないと思うしね。トレーニングもしっかりしているし、それくらいの相手に出てきてほしい」
◇第8試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第22代選手権者]○丸藤正道(21分45秒 エビ固め)[挑戦者]X関本大介
※虎王
☆丸藤が4度目の防衛に成功
(試合後は両者大の字。先に立ち上がった丸藤が自ら関本を引き起こすと、感謝の握手。場内が拍手に包まれる中、グローバル・リーグ戦での「もう一回」を確認し合った。そして勝利者インタビューへ)
丸藤「彼ならまた、近い将来、このベルトを懸けて戦うことになると思うんで。チャンスをあげなくても、勝手につかんでくると思うし。“台風以上"の男でした。グローバル・リーグ戦でもう一回やりますけど、今日は彼のおかげで気持ち良い試合ができたんで、試合後は感謝の気持ちを込めてあいさつさせてもらいました」
ー予告通りの“虎王葬"については
丸藤「俺が彼を投げられるわけでもないし、投げられたとしても後が続かないし…。だから彼が倒れるまでヒザをぶち込みました。僕も負けたと思いました。でも、皆さんの応援の力で返せました」
ーグローバル・リーグ戦に向けては丸藤「次はひとまずリーグ戦を全勝優勝して、自分からやりたい相手を指名できる状況にしたい。今日はありがとうございました。今日は素晴らしい相手と、素晴らしいファンの皆さんによって、素晴らしい空間で試合ができて、こうして結果を残せたことをうれしく思います。これからも応援よろしくお願いします!」
【丸藤の話】
――改めて関本はどんな相手だった?
▼丸藤「今まで戦ったことがないような(パワーがあっても)外国人でも無いような選手だったと思うし、やっててとても気持ちよかったですね。終わった後のこの爽快感というのはレスラーにしか分からないと思う。たまんないね」
――虎王の完成度も高まっている?
▼丸藤「うん。おそらく彼の肉体じゃなかったら、一発目で終わってると思うけど、返してきたから予告通りにとことんやらせてもらいました」
――グローバル・リーグ戦に向けて?
▼丸藤「今までGHC王者がリーグ戦に優勝したことがないんで、優勝するだけじゃなくて全勝で優勝したいですね」
――関本との公式戦もあるが?
▼丸藤「イヤだね(笑) 今日勝ったから次も負けられないし」
――今後の防衛ロードに向けて?
▼丸藤「これまでの防衛戦は、ほとんどやられっ放しの中で勝ってきてるけど、先輩方もそうして“やられてやられて"勝ってきた。その人たちにも負けないようなチャンピオンになりたいと思います。ノアも厳しいと言われてるなかで、これだけたくさんの人が来てくれました。ただ、まだまだ空席もあったと思うんで、その空席をひとつひとつ埋めていけるようなチャンピオンになっていきたいと思います」
【関本の話】「やっぱり壁は高いです。壁は高いです。明日から精進して頑張ります。(リング上でどんな会話が?)まぁ意識がもうろうとしてあんまり覚えてないけれど、もう一回やろうというポーズをもらったんで僕は喜んで」
NOAH横浜大会のメインは丸藤がGHCヘビー級王座をかけ大日本プロレスの関本の挑戦を受けた。
試合は逆水平合戦からスタート、スピードで攻める丸藤に対し、関本はパワフルな一撃で応戦、先手を狙った丸藤は関本をエプロンに誘い込み断崖式不知火を狙うが、関本は断崖式ショルダースルーで場外へと落とし、高々と場外に落とされた丸藤は大ダメージを負ってしまう。
先手を奪った関本は丸藤のジャンピング背面エルボーをキャッチして投げ飛ばし、逆エビ固めで絞りあげ、丸藤もトラースキックや追い越しラリアットで流れを変えようとするが、不知火は回転途中で関本がバックドロップで叩きつけ、垂直落下式ブレーンバスター、アルゼンチンバックブリーカーで丸藤を追い詰める。
窮地となった丸藤は関本の突進をかわして場外へ落とすとノータッチ・トペを炸裂させ、リングに戻ったところでフロム・コーナー・トゥ・コーナーで追撃する。
関本も丸藤の串刺し攻撃を追尾してラリアットを決めると、丸藤も負けじと追尾して追尾合戦となり、スピードで丸藤が競り勝つが、再び狙った不知火は関本が回転途中で止めてしまうも、コーナーに乗った丸藤に関本がよじ登ると、下からすり抜けた丸藤はパワーボムで叩きつける。
勝負と見た丸藤は不知火からトラースキックを打ち込む、タイガーフロウジョンを狙うが、ダブルアームの体制をバワーで切った関本は丸藤と逆水平合戦を展開、丸藤は追い越しラリアットを狙うが、関本が追尾してラリアットを炸裂すると、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、丸藤は虎王を狙うも、関本はラリアットで迎撃する。
勝負と見た関本はぶっこ抜きジャーマンを決めるが丸藤はクリアする、関本はもう一発を狙うと、丸藤はオーバーヘッド式の膝蹴りで阻止してから虎王を連発、関本はラリアットを狙うが、丸藤は虎王で迎撃し、最後はもう一発虎王を浴びせて3カウントを奪い王座を死守した。
今まで団体内の選手中心に防衛戦をしてきた丸藤だったが、今回は初めて他団体の選手相手に防衛戦を行い無事防衛した。まして自身よりバワーがありスタミナのある関本相手に防衛したのは大きいと思う。
次期防衛戦はグローバルリーグ戦の覇者と行うことをアピールした。今年のリーグ戦は新日本から永田と小島、ZERO1から田中、大日本から関本がエントリーしているが、自分は丸藤への次期挑戦者という観点で優勝候補には丸藤が苦手とし、GHCヘビー級王座を防衛記録ホルダーで有る杉浦を推したい。
セミのタッグ選手権はTMDKからエルボーを仕掛け、タッチワークを駆使して杉浦を捕らえるが、交代した田中が奮闘して流れを変える。TMDKは合体攻撃からタンクバスターを狙うが、着地した田中が誤爆を誘発、杉浦がヘイストに雪崩式ブレーンバスターから田中のスーパーフライの波状攻撃で弾丸ヤンキースが流れを掴む。
勝負と見た田中はヘイストに垂直落下式ブレーンバスターからスライディングラリアットを狙うが、かわしたヘイストはリバースパワースラムから前後にラリアットを放ち、ダイナミックボムで叩きつける。
杉浦もニコルスと打撃戦となるが、ニコルスも一歩も引かずにエルボーを打ち返し、杉浦は鬼エルボーを乱打するが、ニコルスは立ち上がりデスバレーボムで叩きつける。
勝負と見たTMDKは杉浦にマイキーボム、合体タンクバスターを決めるが杉浦は必死でクリア、ならばサンダーバレーを狙うが、杉浦は着地して慌ててサンドイッチ攻撃を狙うTMDKの誤爆を誘発する。
ここで田中が入ると弾丸ヤンキースはニコルスをサンドバックタイムで捕らえ、最後は杉浦がドラゴンスープレックス、田中のスライディングD、杉浦がオリンピック予選スラムと畳み掛けて3カウントを奪い王座を防衛した。
ジュニアヘビー級選手権はクレイジーの空中戦に原田は苦しめられ、クレイジーはソルプレッサやクレイジードライバーで追い詰めるが、垂直落下式ブレーンバスター狙いを、原田は膝上めがけての垂直落下式ブレーンバスターで返すと、トラースキックを繰り出すクレイジーに、原田は大☆中西ジャーマン、膝アッパー、ローリングエルボーと畳み掛け、最後は片山アッパー、裏膝アッパーから片山ジャーマンで3カウントを奪い王座を防衛、試合後にはザックが挑戦表明をした。
ジュニアタッグ選手権は、超危暴軍が、かねてから痛めている石森の左膝に集中砲火を浴びせ、最後は大原が腕を決めながらの変形ムイビエンで石森からギブアップを奪い、王座を奪取した。 -
なぜNWA世界ジュニアヘビー級王座が曰くつきの王座となったのか!?
10月13日、新日本プロレス両国大会でBUSHIがNWA世界ジュニアヘビー級王座に挑戦する。自分がこの王座を知ったのは昭和57年5月25日、当時王者だったレス・ソントンに初代タイガーマスクが挑戦し王座を奪取、その後初代タイガーは初代ブラックタイガーを破ってWWFジュニアヘビー級王座も奪取しジュニア二冠王の偉業を達成してからだった。
なぜ曰く付きの王座なのか、歴史を紐解けば1943年に王座が創設(初代王者はケン・フェネロン)。1949年にはレロイ・マグガークが王者となるも交通事故で失明したため引退、オクラホマのプロモーターとなったマグガークにNWAは世界ジュニア王座の管理を委託、NWA世界ジュニア王座はマグガークのテリトリーであるオクラホマ、ルイジアナ、ミシシッピ、アーカンソーを中心に選手権が行われた。
NWA世界ジュニア王座はマグガークの管理化の時代はダニー・ホッジを始め後のAWAの帝王となるバーン・ガニア、アマリロの大物プロモーターでザ・ファンクス(ドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンク)の父親であるドリー・ファンク・シニア、WWA王者となるフレッド・ブラッシー、ホッジのライバルであるヒロ・マツダなどが歴代王者に名を連ねるも1960〜1970年代はさほど注目される王座ではなかった。
1978年に新日本プロレスの藤波辰爾がWWF(WWE)ジュニアヘビー級王座を奪取すると、日本でジュニアヘビーブームが巻き起こり、新日本は当然ながらNWA世界ジュニア王座にも目をつけるが、当時の新日本はNWAの会員でありながらも世界王座のブッキング権は全日本プロレスに独占され、ジュニア王座も全日本が最優先とされた(全日本ではケン・マンテルvsジャンボ鶴田、マツダvsマイティ井上、ネルソン・ロイヤルvsアド・マドリルがNWA世界ジュニアヘビー級選手権として行われた)。
そこで新日本は反主流派の大物プロモーターであるWWFの先代ビンス・マクマホンとフロリダのプロモーターであるエディ・グラハムと組み、当時の王者だったロイヤルが引退したのをよいことにマグガークを無視して勝手に王座決定トーナメントを開催、その王座は日本に渡り藤波が王者となりNWAインターナショナルジュニアヘビー級王座となって新日本の王座となった、マグガークも反撃して王座決定トーナメントを開催しNWA世界ジュニア王座が二つ存在するという事態を招くもマグガークが主流派に属していたのもあって、マグガークの管理するNWA世界ジュニア王座が正当であると認められた。
ところが1981年に日本では外国人選手の引き抜き戦争が勃発、全日本は当時のインタージュニア王者だったチャボ・ゲレロを王座ごと新日本から引き抜く、またアメリカではマグガークがブッカーだったビル・ワットと対立、ワットはマグガークに叛旗を翻してMSWAを設立、マグガークとMSWAは興行戦争となるが、主力選手のほとんどがMSWAに走ったためマグガークは惨敗しプロモーターから引退する、この頃にはソントンが既に王者だったがマグガークが王座の管理権も放棄していたため、おそらくだが個人で所有し防衛戦を続けていた。
管理者不在の王座に目をつけた新日本はソントンを招き、初代タイガーが王者となるが、NWAのアジア支部長だった全日本のジャイアント馬場がNWA会長だったボブ・ガイケルに抗議する。しかし「まあまあ、そんなに事を荒立てず。今回は全日が折れてくれよ」とNWA本部が認めてしまったため渋々承認するも、馬場は「ただ、向こうさん(新日本)のタイトルはもうNWAは管理していないんです。管理していたレロイ・マクガークは引退してNWAから脱退している。かといって新日本に管理を委ねたなんて話は、少なくとも(NWAアジア支部長の)俺は聞いてない。現にソントンはその後もテキサス、プエルトリコで王者としてタイトルマッチを行っている。一体誰があのベルトを管理しているのか、そこら辺はハッキリさせなくていいんでしょうかね?」と強引なやり方で王座の管理権を取得した新日本を批判した。
その後全日本に渡ったインターナショナルジュニアヘビー級王座はNWAから、「今後は半永久的にPWFと全日本プロレスに一任する」と全日本の王座となり、後に世界ジュニアヘビー級王座と改められ、ベルトも一新して現在に至る。
NWA世界ジュニア王座はWWFと共に新日本が管理し初代タイガーの後はザ・コブラが王者となるが、その間にソントンが勝手に王者を名乗る事態も発生する(その後ソントンがWWFへ移籍したため王座は返上となる)。WWFがNWAから脱退、新日本もWWEとの業務提携を解消したためベルトは返上となり、ベルトはNWA第一副会長だった馬場によってNWAの直轄となるも、この頃にはWWFが全米侵攻を開始、NWAは組織が低下すると共に王座の権威も低下する。その後新日本を始めとする各団体が提唱したジュニア8冠王座の一つとなったり、4代目タイガーマスクが奪取するがIWGPジュニアヘビー級王座より格下と扱われた。
現在の王者はチェイス・オーウェンズという選手だが、どんな選手なのかは不明も既に3度も王座を奪取しているという。果たしてBUSHIが王座を奪取して王座の権威を取り戻すのだろうか・・・? -
発表!9月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行
9月の月間MVP、ベストバウト ベストシリーズ&興行が決定しました
9月の月間MVP
潮﨑 豪(全日本プロレス)
投票結果=投票数49
潮﨑 豪(全日本プロレス)=16
中邑真輔(新日本プロレス=9
丸藤正道(NOAH)=8
紫雷イオ(スターダム)=3
フラミータ(DRAGON GATE)=3
佐藤耕平(ZERO1)=2
HARASHIMA(DDT)=2
高橋裕二郎(新日本プロレス)=2
葛西純(FREEDOM)=1
田口隆祐(新日本プロレス)=1
ジ・ウインガー(FREEDOMS)=1
彰人(DDT)=19月のタッグMVP
竹下幸之助 遠藤哲哉(DDT)
投票結果=投票数40
竹下幸之助 遠藤哲哉(DDT)=16
田中将斗 杉浦貴(弾丸ヤンキース)=8
ジミー・ススム ジミー・カゲトラ(DRAGON GATE)=5
ザ・グレート・サスケ バラモンケイ(ムーの太陽)=3
天山広吉 小島聡(新日本プロレス)=2
尾崎魔弓 旧姓・広田さくら=2
KUSHIDA アレックス・シェリー(新日本プロレス)=2
成宮真希 世羅りさ(アイスリボン)=1
カール・アンダーソン ルーク・ギャローズ(新日本プロレス)=1
9月のベストバウト
新日本プロレス「DESTRUCTION IN KOBE」9月23日 神戸ワールド記念ホール
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○棚橋弘至(17分57秒 片エビ固め)X柴田勝頼
※ハイフライフロー投票結果=投票数48
棚橋弘至vs柴田勝頼(新日本プロレス 9月21日 神戸ワールド記念ホール)=13
竹下幸之介 遠藤哲哉vs飯伏幸太 ケニー・オメガ(DDT 9月28日 後楽園ホール)=6
潮﨑豪vs諏訪魔(全日本プロレス 9月28日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場)=6
丸藤正道vsマイバッハ谷口(NOAH 9月23日 新潟市体育館)=6
中邑真輔vsバットラック・ファレ(新日本プロレス 9月21日 神戸ワールド記念ホール)=3
近藤修司vsカズ・ハヤシ(WRESTLE-1 9月22日 後楽園ホール)=2
船木誠勝vsTAJIRI(WRESTLE-1 9月22日 後楽園ホール)=2
原田大輔vs旭志織(NOAH 9月21日 後楽園ホール)=1
伊東竜二 アブドーラ小林vs宮本裕向 木高イサミ(大日本プロレス 9月23日 後楽園ホール)=1
潮﨑豪vsジョー・ドーリング(全日本プロレス 9月15日 後楽園ホール)=1
ジミーズvsマッドブランキー 敗者復活サバイバル一発逆転キャプテンイリミーネーションマッチ(DRAGON GATE 9月9日 後楽園ホール)=1
船木誠勝vs大谷晋二郎(WRESTLE-1 9月6日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場)=1
KAIvs征矢学(WRESTLE-1 9月22日 後楽園ホール)=1
紫雷イオvs世IV虎(スターダム 9月23日 後楽園ホール)=1
竹下幸之助 遠藤哲哉vsKUDO マサ高梨(DDT 9月13日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場)=1
葛西純vs火野裕士(FREEDOMS 9月15日 9月15日 岩手・一関市総合体育館)=1
ジミー・ススム ジミー・カゲトラvsB×Bハルク 望月成晃(DRAGON GATE 9月20日 京都KBSホール)=1
9月のベストシリーズ&興行
新日本プロレス「DESTRUCTION IN KOBE」9月21日 神戸ワールド記念ホール 8000人超満員
投票結果=投票数39
新日本プロレス「DESTRUCTION IN KOBE」9月21日 神戸ワールド記念ホール=12
NOAH「GREAT VOYAGE 2014 in NIIGATA ~大航海×大花火~」9月23日 新潟市体育館=6
DDT「DDTドラマティック総選挙2014最終投票日~最後のお願いスペシャル~」9月28日 後楽園ホール=4
NOAH「Shiny Navig. 2014」9月6日 ディファ有明~21日 後楽園ホール=4
新日本プロレス「DESTRUCTION in OKAYAMA」 9月23日岡山・コンベックス岡山=3
DDT「大阪ベイブルーススペシャル 2014」9月13日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場=2
DRAGON GATE「Summer Adventure Tag League 2014」9月6日 兵庫県立文化体育館~23日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場=2
WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2014 1st ANNIVERSARY」9月6日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場~15日 千葉ポートアリーナ=2
ユニオン「ユニオン収穫祭2014」9月15日 横浜ラジアントホール=1
スターダム「5★STAR GP2014」8月24日 新木場1stRING~23日 後楽園ホール=1
OZアカデミー「Heart on wave」9月23日 新宿FACE=1
FREEDOMS「葛西純プロデュース興行 PAIN LIMIT デスマッチトーナメント2014 」8月10日 大阪東成区民センター~9月4日 後楽園ホール=1
大鷲透自主興行「ルチャンコ・リブレ~大鷲透格闘人生20th・anniverrsary」9月18日 新宿FACE=1以上に決定しました!投票ありがとうございました。
また10月の月間MVP、ベストバウト ベスト興行&シリーズの投票を11月上旬に投票受付を予定してます、投票日時は後日発表します。
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「オッサンだって夢を見たい」ベテラン軍が大ギャンブルに勝ってトライアングル王座を奪取!
10月9日 DRAGON GATE「THE GATE OF VICTORY」後楽園ホール 1850人 超満員札止め
<コメント・アピールなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ジミー・ススム ○ジミー・カゲトラ Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(9分03秒 片エビ固め)スペル・シーサー しゃちほこBOY ヨースケ・サンタマリア X林悠河
※変形みちのくドライバー
◇第2試合◇
▼20分1本
○パンチ富永(8分12秒 片エビ固め)Xリョーツ清水
※ケンカキック
(試合後、パンチは清水のコスチュームを剥ぎ取るなどやりたい放題。するとDia Heartsメンバーが助けに飛び込んだ。)
パンチ「おぉぉい! Dia Hearts! 何テメエら勝手にしゃしゃり出てきてんだ? そんなことよりリョーツ、なんだ、このショバイ、ズボンは! オイッスばっかり言ってんじゃねえよ! このズボンは俺がしばらく預かっておいてやるよ! 俺はマッド・ブランキーの反則王、パンチ富永、略してPTだ、コラ! 覚えとけ! おぉぉぉ!」
望月「“シャバイ”のはオメエの試合だ。おい清水、本来ならフジイ部屋のフジイ親方が助けにきてくれるところだろうけど、メインでのタイトルマッチで瞑想に入ってるから行ってきてって言われて来たんだよ。オマエ半分ストリップみたいなことになってパンツ一丁だぞ。大丈夫か? 心配だぞ…」
清水「同情なんてやめてください…。情けなんていらないんです。同情するなら、同情するなら…ズボンをくれ!!×4」
◇第3試合◇
▼30分1本
T-Hawk ○Eita (10分14秒 片エビ固め)YAMATO X問題龍
※イダルゴ
(試合後、MB勢がリングを占拠。土井らがミレニアルズを蹴散らす。)
土井「クソガキども! チンタラ試合してるんじゃねえぞ! ミレニアルズ! 問ちゃんに勝ったのがそんなに嬉しいか? オマエらが問ちゃんに勝つなんて当たり前のことや。オマエらに用はない、とっとと帰れ。メインはトライアングルのタイトルをかけてベテラン軍と対戦する。ルールについて俺はひと言言いたいことがある。ベテラン軍、出て来い!」
(ベテラン軍は「オッサンやって夢を見たいんじゃ!」というCIMAの声が吹きこまれたテーマ曲に乗って登場。)
土井「オマエら聞いたか? 何をテーマ曲に吹き込んでんだ? オッサンでも夢見させへんために特別ルールを考えて来たんや。タイトルマッチは通常の3カウントフォールじゃなくて、久々に2カウントフォールでいくぞ」
CIMA「「待て待て、ちょっと具合が悪いぞ。テーマ曲を、やいのやいの言うな。ある程度、加工してくれる思ったら、純度100%の地声やないか! まあ逆にテンション上がったよ。若いヤツみたいになんでも加工したらええってことでもない。で、2カウントフォールってなんや。夢を見るために来たんや。通常の3カウントルールで葬ってやるからよ」
土井「ならナシ、ナシ! タイトルマッチじゃなくてノンタイトルにする。東京ではタイトルマッチはやらんぞ!」
CIMA「オマエそれはズルないか? 俺ら返しようないやないか。俺らはベルトを取って夢を見たいんや!」
土井「それさっき聞いたわ!」
CIMA「3カウントでやろうやないか!」
土井「3カウントならノンタイトルや!」
CIMA「まあ2カウントで夢見れるとしましょ。てことはオマエらも同じルールでやれるってことやな? 俺らが2カウント取ったらええんやな?」
土井「俺らも鬼やない。やったろうやないか。2カウントフォールはやり慣れてるんや。オッサン、コラ!」
(フジイが土井を襲撃しようとして、足を痛める…。)
土井「ってなんや、コラ! 痛いんか? 聞くところによると2カウントフォールマッチはないみたいやな。そんなオッサンが夢見れるのか?」
フジイ「ちょっとスジ伸びただけじゃ! 股割したら治るわ! 久しぶりのメイン、タイトルマッチや。2カウントでも1カウントでもやってやろうじゃねえか!」
CIMA「よーしトライアングルは特別に2カウントでやろうやないか。ドンちゃんの股と素足にかて、ベルト取ろうやないか。オッサンどもの夢を甘く見るなよ?」
◇第4試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート王座次期挑戦者決定戦/30分1本
○ジミー・神田(11分33秒 片エビ固め)XK-ness.
※下克上エルボードロップ
☆神田が挑戦権を獲得
◇第5試合◇
▼Dia.Hearts vs MONSTER EXPRESSシングル3番勝負/無制限1本
○鷹木信悟(13分04秒 片エビ固め)Xドラゴン・キッド
※パンピングボンバー
◇第6試合◇
▼Dia.Hearts vs MONSTER EXPRESSシングル3番勝負/無制限1本
○BXBハルク(8分21秒 パッケージジャーマンスープレックスホールド)X吉野正人
◇第7試合◇
▼Dia.Hearts vs MONSTER EXPRESSシングル3番勝負/無制限1本
○戸澤陽(13分09秒 パッケージジャーマンスープレックスホールド)X望月成晃
(試合後)
戸澤「後楽園、戸澤、そしてモンエクが勝ったぞ! 望月、オマエは確かに踏み台にさせてもらった。さっさと帰れよ! あぁ…いてえ蹴り過ぎじゃ! これ、明日も痛いやろ…。大丈夫、大丈夫! ハルクは帰るな、そりゃアカンやろ。次のビッグマッチ、11月2日、大阪で決まったな。2004年の4月8日、同じ日に入門して練習して同じ飯食べて同じ部屋に寝て、喧嘩する時もバカ話することもあった。タッグを組んでタッグリーグ2連覇したこともある。ツインのベルトも取ったことがある。(泣くな!の声に)泣いてねえよ、泣いたことねえよ、コラ! 俺はオマエと10年間やってきた。Dia Heartsのメンバーよりも知ってるのは俺ちゃうんか? 11月2日、タイトルマッチやな。練習生の頃に信悟とハルクと俺で言ってた。いつかビッグマッチのメイン、ドリームのベルトをかけてやれたらいいなって言ってたよな。それがこの日ちゃうんか? 俺たち同期で凄い試合みせてやろうやないか。でもこの11月2日、勝つのは戸澤陽だ」
ハルク「戸澤! いや、同期の戸澤君。確かに10年、練習生の頃言ってたよな。10年経って実現した。夢みたい、ドリームマッチだよ。でも俺はデビューして10年、今のスタイルをようやく手にした。時には踊った、時にはマッドブランキーにも入ったよ。でもようやくスタイルを見つけてドリームを取った。オマエに負けるわけにいかない。俺は学ランを着たことはない。100キロを超えたこともない。オマエの苦労は分かるけど、ベルトを渡すわけにはいかない。オマエにまだ渡さない。勝つのは俺、B×Bハルクだ。同期の戸澤君、一つだけ確認させてくれよ。ベストフレンドって言うよね? 今この現状、モンエク、満足してるのか?」
戸澤「ちょっとちょっと、仲良くやっとんねん。水差すようなこと言うな。今うまく回ってるんや。それどういう意味や! もうええ! 俺は帰る! 闘いは始まっとんのや、帰るぞ! 撤収!!!!」
ハルク「望月さん…リョーツがボロボロにやられてますよね。どうしたらいいですか」
望月「アイツの意思は聞いてないけど、同情するならズボンくれって言ってたから、とりあえずズボンあげてみるか」
ハルク「そうですね、パンタロンあげましょうか」
望月「ドンさんは我関せずって感じだったんで、アイツの意思を聞いて、3人だとセコンドもほしいし、4人ではアレだから、どんどん増やして。でも引き抜きはしない」
ハルク「引き抜きはしません! 来月の後楽園は新しいDia Heartsで帰って来ますので、よろしくお願いします」
【ディアハーツの話】」
望月「結果は結果として」
キッド「最初からちょっと」
望月「俺とキッド、逆の方が良かったかな」
キッド「良かったかもしれないですね」
ハルク「でも抽選ですから」
望月「まあ両方負けたわけだし、逆だからいいってもんでもないか。でも今日はしょうがない。戸澤の執念、アイツだって負けられないだろ。もちろん、ハルクだって負けられないだろうし。自己中の鷹木はいつでも負けてられない。チームとしてやり直す、作り直しましょう。リョーツがどうか。ズボンだから俺らがズボンになるか…。アイツ、パンタロンは似合わなそうだしなあ。とりあえずアイツが似合うような何かをプレゼントして、アイツの意思を聞いて」
キッド「そうですね、ちょっと聞いて」
望月「3人だと、6人タッグとか3番勝負だとか、余裕がある試合のないセコンドがほしいな。俺だってキッド、キッド、ハルク、ハルクって声出してたら、ノドが!」
キッド「俺も首が痛くていけなくていけなかった」
望月「とりあえず引き抜きはしないけど、ちょっと開いて、いたらね」
ハルク「面白いと思いますよ。戸澤? 調子は良さそうですよね。望月さんを倒しましたし。俺も負けてられないですし、お互いの10年間をぶつけ合って」
望月「大丈夫、アイツのファーストフラッシュは全然効かなかったから」
ハルク「よかったー! その後のアレも甘い!」
キッド「2人で言ってたの!」
望月「パッケージはもちろん効いてしまったけど、あれでフォール来てたら返してた」
キッド「あれでフォール取れないと思ったからいかなかったんですよね?」
望月「あれはなあ! ハルクはパッケージで取ったんだから」
望月&キッド「だからやってくれますよ」
ハルク「まだまだ戸澤にはベルトは早いですよ。勝ちますよ」
望月「ハルクだってベルトは7回目(の挑戦で取った)。戸澤は4回目か? アイツにはまだまだ遠いと思うよ。あと、なんか満足か?みたいなことを聞いてたけど? ま、最近ちょっとね、リコシェもウーハーも本国での活動が忙しいみたいで」
ハルク「本当にベストフレンドならね」
望月「鷹木はどっちでもいいみたいな顔してたよな。まあDia Heartsは、俺とキッドは遅れをとってるかもしれないけど、ハルクが防衛し続ける限り、Dia Heartsのスランプなんてないので。一つ頑張ってくれ!」
ハルク「タイトルマッチ勝って、来月は新しいDia Heartsで帰って来ましょう! (パッケージジャーマンを出したのは?)そんなに意味はないです。ただバックの取り合いになったのでチャンスかなと。相手の意表を突くという部分でも、アイツの目の前でパッケージをやって、セコンドついてたんでひらめいたというか。精神的に先手を打つというか。そのあと次の試合で戸澤もファーストフラッシュやってたけど、まだまだだなと。俺もまだまだのレスラーだし、戸澤もまだまだと思いますけど、次のタイトルマッチ、お互いの10年をぶつけ合って、現在進行形の最高のDRAGON GATEを見せて最終的に俺が防衛したい。そして新しいDia Heartsになって後楽園に帰って来ます」
【戸澤の話】「勝ったぞ! 吉野さんは負けましたけど、チームが勝てば勝ちだ。11月2日、タイトルマッチに向けていい弾みになりましたよ。同じチームの望月成晃から取ったんで。いろいろ言ってますけど、10年間、ハルクとやってきて、アイツのことを一番知ってるのはオレやと思います。同期の意地の張り合い、メチャメチャすごい試合をみなさんにお見せすることをお約束します。最後、ハルクが何か訳わからないことを言ってましたけど、気にしないことにしましょ。とりあえず勝ったんで、手を取り合ってがんばっていきましょう」
◇第8試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合/60分1本=2カウントフォールマッチ
[挑戦者組]CIMA ドン・フジイ ○Gamma (23分59秒 片エビ固め)[第49代王者組]土井成樹 サイバー・コング XKzy
※スカイツイスタープレス
☆土井&サイバー&Kzy組が4度目の防衛に失敗、CIMA&フジイ&Gamma組が第50代王者となる
(試合後。)
CIMA「Gammaちゃんの大活躍でオッサンたちが夢を見たぞ! はい、Gamma! Gamma! 正直ね2カウント、どうなることかと思ったけどGammaちゃんがね。いやあ、よかった」
(ここでミレニアルズが登場。)
TーHawk「おいCIMA、勝って喜んでるところ悪いが、ちょっといいか?」
CIMA「今からGammaちゃんを盛大に祝おうと思ったのに、オマエらミレニアルズ、この試合にも2カウントも関係ないやないけ。何しに来たんや?」
TーHawk「オマエさっき第3試合後、俺とEitaに何した? 何したコラ!」
CIMA「ええっと、土井に呼ばれて来て、2カウント云々してい、フジイさんが足のスジを伸ばして…。それ以上、なんもない!」
TーHawk「とぼけてんじゃねえぞ。俺とEita、思いっきりぶっ倒したろ。それから俺とEitaにはCIMA、Gamma、オマエらに借りがある。(場内の“ない!”の声に即答で)あんだよ!」
CIMA「分かりやすく言ったら、俺とGammaちゃんは貸しがある!」
TーHawk「俺から言わせろ! 先月の後楽園ホール、タッグリーグでCIMA&Gammaに1敗した。そのことは今もしっかりと覚えてる。そして11月2日、大阪、俺たちの持ってるツインのベルトかけてやるよな? よく聞け! Gammaテメエもだ。レスラーは消耗品なんだよ。オマエらみたいに消耗し切った消耗レスラーが、しゃしゃり出てくるんじゃねえ!(場内大ブーイング)」
CIMA「マイクのしゃべり方もずいぶん偉そうになっとるやないか。消耗品やと? はーん、17年やってきて消耗品ですかぁ。えらい言われようだな。10年前の俺ならもう今オマエらの誰かぶっ飛ばしてたぞ。オマエらの方こそメキシコから帰ってきて、ようやくミレニアルズ、人気がついてきたかもしれんが、ちょっと生意気過ぎるぞ。ベテラン軍は地方巡業、ローテーション組んで休んでるんや。消耗品やからか? 疲れが取れないからか? そうやない! 若い世代がこのリングで縦横無尽に暴れてくれたらそれでええと思ってたけど、俺らの見込み違いか? もう一回言うぞ、生意気過ぎるんじゃ。以前、この後楽園のリングで御大、望月さんにボッコボコにされて、そのことを忘れてるんちゃうか?」
Eita「おい! 望月成晃? 御大? もうベテラン軍じゃねえよな? Dia Heartsにいるよな? ドラゴン・キッドもDia Heartsにいるよな。そんなんでベテラン軍って言えるのか? 存在意義なんてあるのか?」
CIMA「あ゙あ゙あ゙~……確かに望月成晃、ドラゴン・キッドはDia Heartsにいった。だからどうした? 俺はオマエらが生意気や言った。望月成晃がオマエら生意気だって言ったんちゃうんや。CIMAが、ミレニアルズが生意気やと言ってるんや。ベテラン軍に存在意義がないやと? フジイもGammaもシーサーもいてるよな。俺らが体張って、ミレニアルズ全員まとめてメキシコに送り返したってもええんやぞ」
Eita「おい意義のないベテラン軍! だったら解散したほうがいいんじゃないか?(場内ブーイング)」
CIMA「オマエらの方こそメキシコ帰ってイチからやり直したほうがええんちゃうんか?(場内同意)今アゴの骨折で欠場してるU-Tは練習生からやり直しや。オマエらやるんやったら、ベテラン軍、解散でもなんでもかけたろうやないか。ミレニアルズとベテラン軍で全面対抗戦やろうやないか!」
TーHawk「CIMA、テメエえらいイキってるな? 来月にはフラミータも帰ってくる。ミレニアルズ総力挙げて解散させてやろうか」
CIMA「暑苦しいんじゃ! 分かった、解散やってやろうじゃないか。フラミータ帰ってくるんやな? ミレニアルズ(ヨースケ含む)4人と、CIMA、Gamma、フジイ、シーサーの4対4で、ベテラン軍の解散とミレニアルズ全員まとめてメキシコ強制的に送還する。解散コントラ強制送還マッチ、やったろうやないか。俺らはいつでもできるぜ!」
八木本部長「だいぶ興味深い話になってきたじゃねえか。DRAGON GATEで一番若い世代と一番のベテランの世代、この2つの世代の喧嘩、ずいぶん面白そうじゃねえか。よし、どんどんやってもらおうじゃねえか。ただしベテラン軍、本当に解散かけていいんだな?」
CIMA「余裕のよっちゃんや!」
八木本部長「ミレニアルズ、本当にメキシコに帰って出直し、いいんだな?」
TーHawk「余裕のよっちゃんだよ!」
八木本部長「よーし!! それじゃ来月11月6日、後楽園ホールで、ミレニアルズ対ベテラン軍、解散とメキシコ出直しかけて全面対抗戦、決定します!」
TーHawk「ポンコツレスラーども、今から第2の人生考えとけよ!(ブーイング)」
CIMA「アイツらの主張も分からんでもないな。でも俺ら何年生きて来てる? シーサー、44歳? ドンちゃん44と3カ月? Gammaちゃん41と半年? アラケン42? K-ness.40? 市川さん40? 一番若い俺でも36や! ミレニアルズ? あんなよ、一世を風靡したウォークマンを知らんような世代に負けてたまるか。何があっても俺らは夢を見る。夢を見続けるんや。来月、ミレニアルズ叩き潰して、メキシコに送り返して、ベテラン軍がこのリングでグイグイいきましょうや。今日の主役はGammaちゃんやから、Gammaちゃんに締めてもらいましょう!」
Gamma「(大コールの中)ありがとうございます! ベテラン軍、後楽園で夢を見ることができました! 私ね、DRAGON GATEに上がるようになって8年9年近いですけど、このトライアングルも何回も巻いてますけど、今日が一番嬉しいです。タイトルマッチ、メインの緊張感、はっきり言って何年ぶりに味わったか忘れたけど、もの凄い緊張しました。(Gammaコール)…オジサンは…泣きますよ! 涙もろいからね! ありがとう! まだまだ夢の途中です。CIMA&Gammaで11月2日、アイツら若造のツインに挑戦しますから、必ず勝って次回後楽園、トライアングル、ツインの2冠になって! それでもまだまだ夢の途中! 来月の、来月の! なんですか、解散コントラ強制送還マッチも勝って! 夢がMORIMORIで、来月もお会いしましょう!」
【俺たちベテラン軍の話】
Gamma「やりました!」
CIMA「久しぶりの大仕事、ちゃいます? 先月、大阪06でミレニアルズに勝って、その時はボクがEitaに勝ちましたけど、今日はやってくれましたよ」
Gamma「東京で回っちゃいましたよ。何年ぶりかと思って…緊張した!」
フジイ「今日、控室で3人ともガチガチだったよね」
CIMA「最後、2カウントでも3カウントで勝ってましたよ。終わった後、ゴチャゴチャッとありましたね。オレら、そういうの経験してるからね」
Gamma「その前にツインゲート、大阪で取りましょ。CIMAから盗むものを全部盗んで、Gammaからは初めから何も盗むものはない? ふざけんなって。小林、コノヤロー!」
CIMA「アイツら、少しマイクが上達して、生意気になった。望月成晃が生意気になったって言ってるんじゃなくて、CIMAとGammaとフジイとシーサーがが生意気になったって言ってるんだ。アイツら、ウォークマンも知らないんですよ。光GENJIも男闘呼組も知らない。たのきんトリオも知らない」
フジイ「イモ欽トリオとかね」
CIMA「そこまでいったら、オレも知らない。次は入場でウォークマン聴きながら行きましょうよ」
Gamma「お年玉貯めて買った」
CIMA「オレも爆風スランプのリゾ・ラバとかありますんでね」
Gamma「来月も夢の途中、夢がMORIMORIだ! 楽しみにしておけよ!!」
ドラゲー後楽園大会のメインは土井、サイバー、Kzyのマッドブランキーの保持するトライアングル王座にCIMA、Gamma、フジイの俺たちベテラン軍が挑戦するが、第3試合後に両軍が乱入、土井の挑発を受けたCIMAが2カウントフォールルールを飲んでしまう。
試合はマッドブランキーの入場時にベテラン軍が襲い掛かって開始、マッドブランキーはCIMAを捕らえて反撃するが、CIMAはアピールをする土井に潮をかけて反撃、フジイはサイバーとのチョップ合戦は圧倒されてしまうが、追撃を狙うKzyにCIMA、Gammaの大阪06がダブルドロップキックで捕らえて集中砲火を浴びせる。
Kzyの劣勢にマッドブランキーはサイバーのパワーと富永の介入を駆使して反撃、Gammaがマッドブランキーの集中砲火を浴び窮地となるもCIMAが懸命にカット、蘇生したGammaも土井にアックスボンバーと見せかけての唾攻撃や、再度のアックスボンバーからガンマスペシャルを狙うが、土井は丸め込むもベテラン軍の勢いは止まらない。
勝負と見たベテラン軍はGammaがKzyにガンマスペシャルを決めるも、レフェリーのカウントは富永が阻止、マッドブランキーはGammaを捕らえてトレイン攻撃から土井がDOI555、バカタレスライディングwithイスを狙うがCIMAがカットするが、サイバーとKzyがGammaに集中砲火を浴びせ、土井が塩攻撃を狙うとスト市が塩を奪ってKzyに浴びせると、最後はGammaがスカイツイスタープレスでKzyから2カウントを奪いベテラン軍が王座を奪取した。
そしてミレニアルズが登場するとCIMAを挑発、怒ったCIMAが来月の後楽園でベテラン軍はユニット解散とミレニアルズはメキシコへ再修業をかけた“解散コントラメキシコ出直しマッチ”で対戦することになった。
トライアングル王座奪取でユニットとして存在意義を出したベテラン軍だったが、マッドブランキー側が得意としている2カウントルールはベテラン軍にとっても大きなギャンブルでもあった。そしてミレニアルズの挑発を受けてまた大きなギャンブルに打って出て勝っただがその前に11月1日大阪ボディーメーカーコロシアム大会ではT-Hawk、Eitaの保持するツインゲート王座にCIMA、Gammaの大阪06が挑戦する、ツインゲートの結果次第では“解散コントラメキシコ出直しマッチ”の行方にも大きく左右する。ベテラン軍は大きなギャンブルに続けて勝つことが出来るのだろうか・・・?
ディアハーツvsモンスターエキスプレスのシングル三番勝負は鷹木がキッドをバンピングボンバーで降しモンスターエキスプレスが先勝するが、ハルクは吉野を戸澤を意識してか掟破りパッケージジャーマンで吉野を降しタイに持ち込む。しかし戸澤は掟破りのファーストフラッシュを望月相手に披露し本家パッケージジャーマンで降して三番勝負はモンスターエキスプレスが勝利、試合後には戸澤がドリーム王座を奪取をアピールした。
試合後は戸澤のことより富永にズボンを取られた清水をディアハーツに入れるかどうか3人で相談するなど、まだハルクに余裕を感じられた。
また神田vsクネスのブレイブ王座挑戦者決定戦は神田が下克上エルボーで勝利を収め、11月2日の大阪ボディーメーカーコロシアム大会でフラミータの保持するブレイブ王座への挑戦することになった。 -
河野が初代WRESTLER-1王者、TAJIRIの裏切り…11月1日は武藤敬司の最後の日!?10月8日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOURE 2014 初代王者決定トーナメント優勝決定戦」 後楽園ホール 1080人
<アピール、コメントは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼「WRESTLE-1 vs Novus」8人タッグマッチ/30分1本
児玉裕輔 土肥孝司 ○黒潮"イケメン"二郎 藤原ライオン(9分01秒 イケメンラナ)中之上靖文 Xアンディ・ウー 稲葉大樹 村瀬広樹
◇第2試合◇
▼30分1本
NOSAWA論外 ○MAZADA(5分06秒 片エビ固め)TAJIRI Xエル・イホ・デル・パンテーラ
※正田落とし
◇第3試合◇
▼30分1本
○AKIRA(7分57秒 AKR48)X征矢学
(試合後)
征矢「(客席から「責任とれ!」の声)おい、わかったよ。責任を取るよ。俺が言ったことは、ワイルドに責任取ってやるよ。本日をもちましてこのWRESTLE-1をやめたいと思います。(本部席の武藤に)武藤さん、武藤さん」
武藤「なんだよ」
征矢「今まで、ありがとうございました(深々と礼)」
武藤「おつかれさん(会場爆笑)」
AKIRA「武藤さんちょっと…(征矢に)おい! おまえそんな責任の取り方はねえだろ! 責任の取り方は勝った俺が決めさせてもらう。オマエ、俺とタッグを組め(征矢にマイクを渡す)」
征矢「わかった(会場笑)。ただ、でも、タッグを組むってことはよ、あんたの隣であんたがスパイ行為をしないかちゃんと見張れってことだな。スパイは出てこねえからわからねえんだよ! 野上彰48歳、オマエの要望どおりしょうがないからタッグを組んでやる。以上!」
【AKIRAの話】「征矢っていう男が、実に真っすぐだなというか。タッグを組んでみてもいいんじゃないかなって。実力的にはスゲーなって思ったし、闘った者同士にしか分からない通じ合うなにかがちょっと見えたんでね。コイツは争う人間じゃないなって。だからタッグを組もうと提案しました」
【征矢の話】「負けて責任を取る方法は、勝った野上彰に任せるよ。でもこれでも、野上彰がスパイなのか、スパイじゃないのか分からないぞ。自分にスパイの容疑がかけられた以上、誰がスパイなのか非常に気になる。必ず近いうちに絶対にスパイは現れる。野上彰が組むと言うなら、その責任をオレは果たしますよ。私はちゃんと責任を果たします!」
◇第4試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ初代王者決定トーナメント準決勝/無制限1本
○KAI(12分50秒 片エビ固め)X近藤修司
※スプラッシュプランチャ
【KAIの話】「あと一つ、あと一つ、気持ちで勝つ!」
【近藤の話】万全を期して臨んだけど、気持ちの差で負けた。これでオレの1年、第1章は終わりだな。明日から第2章。まあ、動かないわけにはいかないよな。決勝で誰が勝つか知らねえけど、準決までいけば挑戦権利はあるだろ。第2章でW-1をおもしろくしてやるよ。やりたいことやって、言いたいことを言う。1年我慢してきたけど、ナメられてばっかりだ。見てろよ。(対無差別は継続する?)それも含めて、いままでのことは全部おしまい。リセットだよ。だって(対無差別で)通用しなかったんだから、変えるしかないだろ。また新たに第2章だ」
◇第5試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ初代王者決定トーナメント準決勝/無制限1本
○河野真幸(7分10秒 片エビ固め)X船木誠勝
※ジャイアントニードロップ
(試合後、TAJIRIが船木に毒霧を浴びせてからバスソーキックでKO)
TAJIRI「(客席から罵声)あんたお人よしだね。対極な生き方をしてきた俺とあんたの気持ちが通じるわけねえだろコノヤロー! 俺と気持ちが通じ合ってるのはこっちだ(とデスペラードを指さす。船木を蹴りつけ)気持ちが通じ合った理由? 河野のハートにほれたからだよ。まあそんなわけで今日から俺はデスペラードだ! はっはっはっはっは」
◇第6試合◇
▼「WRESTLE-1 vs DESPERADO」/30分1本
○浜亮太 大和ヒロシ(6分12秒 体固め)崔領二 XKAZMA SAKAMOTO
※リバーススプラシュ
◇第7試合◇
▼30分1本
カズ・ハヤシ ○田中稔(10分48秒 ミノルスペシャル)真田聖也 X吉岡世起
◇第8試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ初代王者決定トーナメント優勝決定戦/無制限1本
○河野真幸(17分57秒 片エビ固め)XKAI
※シャイニング・ウィザード
(試合後のリングをデスペラードが占拠。河野に勝利者賞、そして武藤よりチャンピオンベルトが渡される。河野は片手で受け取り掲げて見せる。河野がマイクを持つとWRESTLE-1勢がリングへ。河野は「帰れ」コールをあおる。)
河野「カスは帰れっていってんだ、邪魔だバカ! 武藤さん、ちょっと話いいですか。俺は、トーナメント優勝しました。そしてベルトもここにあります。俺はWRESTLE-1の初代チャンピオンです! ただこれだけじゃ俺がWRESTLE-1の頭張れないんですよ。トーナメント優勝者、初代チャンピオンの権限として、初防衛の相手に武藤敬司を指名します! このベルトをかけてWRESTLE-1のために俺と勝負してください!」
(武藤がリングへ)
武藤「河野、チャンッピオン! 触らぬ神にたたりなしって知ってる? 今触ろうとしてるぞ。罰当たっちゃうぞ? よーし、次のチャレンジャー、この俺だ!」
(武藤コールの中、武藤が『ホールドアウト』に乗って退場。)
河野「これで初防衛決まったぞ。いつだ? 両国か? 30周年記念か? 記念試合を引退試合にしてやるぞ武藤! あと後楽園来た客、わかっただろ? 俺たちがWRESTLE-1のトップチーム、デスペラードだ!」
【デスペラードの話】
河野「(有言実行でベルトを取ったが?)1年かけてデスペラードでやってる意味、証明しただろ。ただ俺はこれで終わりじゃねえんだよ。これが、このベルトがスタートなんだよ。まずは、WRESTLE-1でやってる以上、絶対ぶつかる壁だ、あれは。武藤敬司、これは俺じゃなくても絶対ぶつかるんだ、あのテーマには。だから俺は真っ先に言ってやったんだよ。ただもう、本人もいい返事言ってくれたから、あとは公式の決定待つよ。今日から新しくTAJIRIさんも加わったことだし、あとここにいないけど、レネも耕平さんも、とりあえず俺はみんなに、ありがとうだけ言っておくよ。でも結局、そのフォローの上に形にしたから。責任、果たしたよ。だからこれからも、明日からも、デスペラード、ますます、ばく進します。(初代王者としてWRESTLE-1をどういう方向に導く?)どういうふうにしたい? いやだから、俺の知らないところでわけわからないことするなって。俺が言ってるだろ、常々。きちんとやれって。プロレスのすべてを。会社の人間は言ったらすぐ採用して、俺らが言ったら何も言わない。そういう不平等なことしてるから客もついてこないし、今日の客入りだってそんな大したことねえだろ。そこが問題なんだよ。体制にいないから間違ってる。その発想がそもそも古いんだよ。その体制が間違ってるから俺たちがいるんだから。だから、これからの試合で一個ずつわからせてやるよ。まだまだ気づくやついるよ、本隊の人間で。ああ、違うな、WRESTLE-1の本隊にいるの違うなってやついるよ。まだまだ、どんどんいいよ。きちんとしたWRESTLE-1やろう、デスペラードで。そういうこと。(新メンバーのTAJIRIはかねがね言っていた…)俺の船木対策だよ。バッチリ決まったじゃねえかよ。俺の仕掛けた時限爆弾、キレイに爆発したよ」
KAZMA「言ったでしょ、ヘッドハンティングは表だけじゃないってことを。裏でもやってるってことよ。まあそういうこっちゃね」
TAJIRI「(あらためてデスペラード加入について)まだWRESTLE-1に来て数カ月ですけど、はたから見ていて一番正論吐いてるのは河野さんなんですよね。本道はこっちだって常々思ってました」
河野「そういうことだね。(本隊からの新メンバーはまだいる?)いやだから、気付かせるって。アクション起こしてるやつもいるし、アタックしてるやつもいるし、まだこれからしなきゃいけないヤツもいるし。
それはもしかしたらTAJIRIさんのネットワークを使うかもしれない。SAKAMOTOさんのネットワークもあるかもしれない。崔さんのネットワークもあるかもしれない。レネのネットワークもあるかもしれない。だけどね、数でものを言わさなきゃいけないんだったら、あっさり全部ひっくり返してやるよ」
TAJIRI「必ず悪がほろびて正しい方にみんななびいてくるから」
KAZMA「うまくできてますねえ。へへへへ」
河野「おかしいもんはおかしいんだよ」
崔「俺が見た限り、今の試合でセコンドついてたWRESTLE-1軍の4人か5人はこっちに来たがってたな。まちがいない」
河野「あ、そんなに? ほぼほぼ(全員)じゃない?」
崔「5人はおったな」
河野「練習生でもいいよね」
TAJIRI「なんかみんな暗い顔してるもんね。つまんなそうなね」
河野「そうなんですよ。俺、試合見てて感じるんですけど、いつもレネとかもそうなんですけど、みんな一生懸命俺を盛り上げてくれるし、楽しそうなんですよ。何やってても。試合中も、セコンドついてたって、あとバスの移動中だって。お客さん楽しませるんだったら自分たちが楽しまないとたぶん楽しさが伝わらないから。少なくてもデスペラードは楽しんでるよ。それだけは確か」
TAJIRI「正論でしょ」
河野「いいよ。文句言えるやつは言って来いよ。いつでも相手してやるよ。俺にたどりつけたらね。(武藤を初防衛戦の相手に指名すると同時に『引退試合にしやてる』という発言もあったが?)そうしないと客来ないんじゃない? あともう限界だろ、ヒザが。でもたぶん、武藤敬司は誰かに引き継いでほしいんだよ。バトンタッチしてえんだよ。でも誰も言わねえんだよ、若いやつは。黙ってるんだよ。それじゃいけねえってこと。だから俺がきちんと武藤敬司からWRESTLE-1引き継いでやるって。それだけ」
【KAIの話】「(泣きながら)ベルト取れなくて、すみませんでした…。W-1のファンの方、会場に来てくださった方の期待に応えられないで…弱かったために(ベルトを)取ることができませんでした。本当にすみません…。この1年、W-1のエースになるために、自分を鼓舞するために、W-1のエースはオレだって言ってきたけど、もう今日の結果で、W-1のエースとは、到底、自分の口からは言えないです…。オレはエースじゃないです…」
【武藤の話】「(河野の優勝という形になったが?)途中セコンドとか入ったりして、納得のいかないような部分もあったりしたけど、まあ、本当の話、正直言ったら、WRESTLE-1旗揚げしてちょうど1年なんですけど、一番誰が成長したかといったらやっぱり河野が成長してるんですよね、きっと。うん。で今こうみんなね、ほとんどのやつらが俺のところ門たたいてきたやつらでね、決勝やったKAIもそうだし真田もそうだし、一番最初、俺のところに入ってきたときは普通のちっちゃな、それこそかわいいボーイというか、普通のやせたアレだったけど、河野だけはね、そのときからコイツはすごいやつが来たなって、新弟子入ったときね。コイツはきっとなんか、頂点まで駆け上がるんじゃないかなって入門したときは感じてたんだよな。まあただ、(自分は)正直、ヒザも悪いし、ヒジも悪いし、受け身取りすぎて。首のヘルニア持ってるし、なかなか30年やってきた中で体はガタガタ、ガタがいっぱい来てるけど、それでも絞り出して、30年で培った経験、そういう引き出しを出したら、まだなんとなく自信もあったりするんで、俺自身。そしてね、11月1日のイベントはするということは決まったんだけど、なかなかそのイベント、誰と組んだり誰とやったらいいかななんて、その30年の歴史の中でほんとに、俺のかかわってる選手たちというか、ほとんどいなくなっちゃってですね。
あと人望ももしかしたらないのかもしれないけどさ、組みきれない中でこういうふうに河野から名乗りも上がったことだし、30周年の両国の大会は自分自身で花を添えようかなと思っております。(タイトルマッチになるが、ベルトを取った先のことは?)先のことは、こういうものは先のこと考えたらなにも始まらないからな。あいつだってチャンピオンの権限で俺を名指ししたんだから、俺もチャンピオンになったときは次もいろいろ考えますよ。まあそんな先のことは考えない。(河野は武藤も内心は後継者に出てきてほしいのではないかと)いや、俺からしてみたら河野が引き継ごうがKAIが引き継ごうが誰が出てきたってまだまだ、ねえ、正直上から見てるから、誰が飛び出てるかって見えねえよ。まだみんながみんな、うん、俺はもう発展途上は終わったかもしれないけどさ、伸びしろのない中でやってるけど、WRESTLE-1の会社自体はまだ伸びしろいっぱいあると思うし、WRESTLE-1に所属する全選手もまだ発展途上であり、伸びしろがいっぱいあると思ってるからね。(河野は引退してもらうと)まあまあ、その引退なんていう言葉、なにをもって引退かってわからないけど、いつもそんなものは常々もう背負って試合やってますからね。
まあとりあえず断言できるのは、こういうふうになってきて30周年の区切りの興行はできるかもしれないけど、もう35周年は考えてないからね。だから30周年というところまでしかとりあえず考えない。ということで、たぶん、9割方、11月1日も相思相愛ということで。チャンピオンもチャレンジャーも」
WRESTLE-1初代王者決定トーナメントも準決勝と王座決定戦を残すのみ、ベスト4には船木、KAI、近藤、河野が勝ち残った。
まず準決勝第一試合のKAIvs近藤は、近藤が首攻めで先手を奪い、KAIも反撃するが首攻めが効いて主導権を奪うまでには至らない。近藤のコーナーからの攻撃狙いをKAIがトラースキックで迎撃すると、KAIはLATからスプラッシュプランチャを投下するも、今度は近藤が剣山で迎撃する。
KAIの延髄斬りをラリアットで落とした近藤はキングコングラリアットを狙うが、ガードしたKAIがパワーボムからのスプラッシュプランチャで3カウントを奪い決勝に進出する。
準決勝第二試合の船木vs河野は、船木には第一回戦で対戦し意気投合したTAJIRIがセコンドに着いた。序盤から両者は打撃戦を展開し、デスペラードが介入を狙うが、TAJIRIがしっかりガードして介入を阻む。
場外戦で主導権を奪った河野は足四の字固めを決めるも、河野のキックをキャッチした船木が浴びせ蹴りを決め、ハイブリッドブラスターを狙うと、TAJIRIがレフェリーを船木と交錯させて阻止する。
TAJIRIの行動に船木が怒り詰め寄ると、河野が背後からの急所打ちからジャイアントニーで3カウントを奪い、河野が決勝に進出。試合後はTAJIRIが船木に毒霧を浴びせるとバスソーキックで船木をKO、自身がデスペラードのスパイであることを明かし、デスペラード入りを表明する。
決勝戦のKAIvs河野は、KAIがドロップキックで先手を狙うが、KAZMAがKAIの足をすくって場外へ引きずり込み、TAJIRIを加えたデスペラード勢がKAIを袋叩きにする。
大ダメージを負ったKAIに河野はジャンピングニー、キチンシンク、バックドロップと攻勢をかけ、KAIもトペで反撃するが、LATを阻止した河野はニークラッシャーからの足四の字固め、ファルコンアローと猛ラッシュをかける。
河野はジャイアントニーを投下するが自爆となると、KAIはトラースキックからLATを決めスプラッシュプランチャを狙うが、河野は下からのジャンピングニーで動きを止め、雪崩式ブロックバスター、ドラゴンスクリューからのシャイニングウィザードを決めるも、ムーンサルトプレス狙いはKAIがパワーボムで落とす。
KAIのラリアットをニーで迎撃した河野は山折りを決めるも、ランニングニーをKAIがかわしてラリアットを炸裂させ、スタンディングでの打撃戦をKAIがジャンピングハイキックで制し、トラースキックからパワーボムと畳み掛ける。
勝負と見たKAIのスプラッシュプランチャを投下するが、河野は剣山で迎撃するとネックハンキングボム、顔面ニー、チョークスラム、ジャイアントニーと畳み掛け、最後はシャイニングウィザードで3カウントを奪い、初代WRESTLE-1王者となった。
試合後は次期挑戦者に武藤を指名、武藤も受諾しデビュー11月1日両国大会での挑戦が決定となった、また元WWEで現在メキシコAAAで試合をしているアルベルト・デル・リオの参戦も発表された。
まず驚いたのはTAJIRIの裏切り、デスペラードのスパイ疑惑は探偵と勝手になっていた征矢がKAIまたAKIRAを疑っていたが、結局空振りとなっていた。
そして河野がトーナメントを制覇しWRESTLE-1の初代王者となったが、トーナメント開催前の勢いを考えると妥当な優勝だった、デスペラードも結成時は河野自身も低迷していたこともあって、ファンからもなかなか認められなかったが、河野の戴冠とTAJIRIの加入はデスペラードにとっても大きい。
その河野が挑戦者に指名したのはWRESTLE-1の総帥である武藤、河野はトーナメントに武藤も参戦するように要求していたが、武藤はベストコンディションでないことを理由に拒否、しかし河野は9月23日の後楽園大会では武藤のお株を奪う足四の字固めで武藤からギブアップを奪い、以降河野は自身のプロレスに武藤ムーブを取り入れるようになった。
バックステージでも河野はWRESTLE-1のあり方も含めて武藤批判を展開しWRESTLE-1を引っ張るのは武藤ではなく河野らデスペラードであることを主張した。WRESTLE-1になってからの河野は正直言って大化けするとは思っていなかった、全日本時代のイメージもありヒールというポジションはいかに観客を盛り上げるか考える役柄、ましてユニットのリーダーが務まるのか疑問だったが、WWEで経験してきたKAZMAなどが河野を盛りたてたのもあるのか、河野自身も反則を多少織り交ぜながらも憎々しい強さを前面的に押し出したヒール像を作り上げたのが大化けした要因だと思う。
武藤のデビュー30周年記念試合として河野vs武藤が決定したが、プロデューサー武藤にしてみれば自身をとって代わる存在が出てくれることはありがたいのではと思う、だがレスラー武藤は簡単には越えさせるかどうか、ある意味武藤だけでなくWRESTLE-1に正念場となる。
11月1日は武藤が王座を奪取して狂い咲きとなるか、それとも武藤敬司の最後の日になるのか…? -
DEEPが“たまアリ”での大晦日興行開催も、IGFとの戦争も始まった
<東京スポーツより>
総合格闘技団体「DEEP」が大みそかにさいたまスーパーアリーナ大会を開催することが5日、本紙の取材で明らかになった。“格闘技の聖地”での大みそか決戦はPRIDE、K―1、DREAMが中心となり2001年以降12年連続で開催されてきたが、昨年は行われず日本格闘界の低迷を象徴していた。この現状を打破するためDEEPの佐伯繁代表(45)が立ち上がり、2年ぶりの大会開催を決意。大みそかに再び格闘技の「熱」を取り戻せるか。
「このままやらないと、大みそかから格闘技の火が消えてしまう。春くらいから『誰もやらないのなら俺がやる』と言ってきた。決めたのは9月末です」(佐伯代表)
大みそかイベントは、2000年代に巻き起こった格闘技の一大ブームの象徴そのものと言っていい。中でもさいたまスーパーアリーナ(SA)は格闘技ファンの聖地的存在だった。
2001年に格闘技イベント「猪木祭」が同会場へ進出。03年からは「PRIDE男祭り」が定期開催され、格闘技イベントを中継する地上波テレビ局とNHK「紅白歌合戦」との視聴率争いも話題となった。2005年の吉田秀彦VS小川直也の「平成の巌流島決戦」では同会場に4万9801人(主催者発表)の大観衆を集め、人気はピークに。PRIDE崩壊後の07年以降も「やれんのか!」「Dynamite!!」「元気ですか!!」「DREAM」と数々のイベントが継承した。
ところがついに昨年、さいたまSAで大みそかイベントを開催する団体が現れず、12年間続いた歴史が途絶えてしまった。IGFの両国大会は行われたものの、さいたまSA大会消滅は近年の格闘界低迷を象徴する出来事だった。現在では「大みそかの風物詩」もボクシング世界戦に取って代わられてしまっている。
ここに立ち上がったのが総合格闘技の老舗・DEEPの佐伯代表だ。危機的状況に瀕する業界の起爆剤となるため、さいたまSAでのビッグイベント開催を決意。「テレビ的な問題もスポンサーも全てこれから。見切り発車ですよ。でも、誰かがさいたまの大みそかをやらないと」と、看板を復活させるためには強行突破も辞さないという。
現段階でカードは未定だが、佐伯代表は「マジメにやっている日本の格闘技の現在進行形を見せたい。女子の試合、タイトルマッチや、他団体さんとの対抗戦も組めれば」と明かす。友好団体のパンクラスや修斗などにも強力を要請し、運営にあたっては実行委員会も設ける予定。会場も今年9月のUFCさいたま大会と同規模となる。
大会名は「DEEP DREAM IMPACT」となることが決定的。旧PRIDE・DREAMの系譜を意識したものであることは間違いない。“伝統行事”の復活が日本格闘界逆襲ののろしとなるか、注目だ。
東京スポーツが総合格闘技団体「DEEP」が大晦日にさいたま・スーパーアリーナでビッグイベントを開催することを報じた。
たまアリ(さいたま・スーパーアリーナ)での大晦日興行は昨年開催権利を保有していたリアル・エンターテイメント(DREAM)が開催せず宙に浮いたままとなり、また今年格闘技イベントを開催したのはUFCのみだったこともあって、たまアリから格闘技の灯が消えたかに見えたが、ここでDEEPが開催に名乗りを挙げたことでたまアリでの大晦日興行は継続となった。
ただ気になるのはIGFの存在、IGFも両国国技館で大晦日興行の開催を発表している。昨年はたまアリで格闘技イベントが開催されなかったのもあって青木真也や北岡悟などがIGFに参戦、それがきっかけとなってIGFにMMA部門が設立されたが、それ以降青木らの参戦がないことからDEEPに参戦する可能性が高いと見なければいけない。またIGFもMMAの試合を組むだけに選手の争奪戦が激しくなる可能性も否定できない。
格闘技ファンからしてみればたまアリでの大晦日興行の再開は喜ばしいが、それと同時にIGFとの興行戦争も始まったようだ・・・