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「愛は地球を救う」で引退とされながらも・・・・ハヤブサは現役続行を宣言!
24時間テレビ「愛は地球を救う」にハヤブサが漫才師でプロレスファンの博多大吉の親友として登場、ハヤブサは2001年10月22日に起きた事故、そして「必ず戻ってくるから」と約束したことでケジメをつけるために10カウントゴングを鳴らした。
2001年10月22日、FMW後楽園大会でマンモス佐々木と対戦したハヤブサはラ・ファドーラを狙ったところでロープに脚を滑らせて失敗、その際にハヤブサは脳天から落ちてしまい首に大ダメージを負ってしまった・・・当時のFMWは経営難で崩壊まで瀬戸際に立たされており、事故が起きる後楽園大会まで鹿児島、熊本、後楽園、和歌山、愛知、大阪、千葉、愛知、新潟、京都と移動の手間と経費を考えない日程を組んでしまい、経営危機だったFMWは経費節減のため、移動は全部バス移動、宿泊代も出せないため日帰りも多く、選手らも疲れがピークに達していた矢先での事故だった。
8月5日後楽園ホールで収録が行われ、ハヤブサのケジメの10カウントゴングのために藤波辰爾、天龍源一郎、小橋建太、武藤敬司、ミスター雁之助、ドラゴン・キッド、そして22日の対戦相手だったマンモスや一部プロレスファンも駆けつけ、自分の足でリングに上がったハヤブサに10カウントゴングが鳴らされた。
この時にハヤブサ引退という表現がテロップで流されたが、ハヤブサ本人は「引退じゃなくリスタートなんで」と2001年10月22日にケジメをつけるための10カウントゴングであり、現役復帰を諦めてないことをアピールした。
実は昨日からTwiiterでこの情報が流れ、自分も「ハヤブサも年齢的なことを考えると現役復帰は難しいと考えたのでは」と思い覚悟を決めていたが、情報が流れたTwiiterが削除されるなど、後になって信憑性が問われていたが引退はTV局側の演出だった。
ハヤブサは大吉さんや全日本プロレスに出場した際に自分の試合を放送してくれた日本テレビの顔を立てたのかもしれない、しかし本人の意図とは違うところで引退とされたことでどうなのかと思うし、冬木弘道とのエピソードなど見た目は感動物だけど「愛は地球を救う」なのに、中身は本人の希望を奪うようなものになるなど何か違うんじゃないという印象を受けた、 昨年もピーター・アーツが10月にフジテレビや外部のプロデューサーである(谷川貞治)が大会を成功するために引退とされ引退試合が行われたが、改めてTVのイヤな部分を見てしまった感じだったPR -
鈴木軍が超危暴軍からGHCジュニアタッグ王座死守も、桃の青春タッグが遂に再結成!
8月22日 NOAH「Summer Navig. 2015」後楽園ホール 1060人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼後楽園大会オープニングマッチ/15分1本
○北宮光洋(5分33秒 逆片エビ固め)× 友寄志郎
◇第2試合◇
▼30分1本
○マイキー・ニコルス 平柳玄藩 キャプテン・ノア(9分54秒 片エビ固め)小川良成 中嶋勝彦 ×クワイエット・ストーム
※マイキーボム
◇第3試合◇
▼30分1本
○小峠篤司 石森太二(10分45秒 片エビ固め) スペル・クレイジー ×熊野準
※キルスイッチ
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○マイバッハ谷口(9分2秒 反則勝ち)×飯塚高史
※アイアンフィンガー・フロム・ヘル
◇第5試合◇
▼モハメド ヨネ デビュー20周年記念試合/30分1本
丸藤正道 ○モハメド ヨネ(15分10秒 片エビ固め) ×齋藤彰俊 高山善廣
※キン肉バスター
(試合後)
ヨネ「俺は本当に20年やって思いますけど、改めてプロレスが大好きです。みんなと同じようにプロレスが大好きです。そしてノアが大好きです」
【ヨネの話】「本当に蹴られましたね。自分で行ったわりには途中で心が折れそうになりましたけど、蹴っている齋藤選手の足も痛いだろうし、途中で倒れたら俺も納得いかないし、見ている人もきついと思うから。20発、記念でもらいましたけど、次は30年までとっておこうかなと。30年30発。で、齋藤さんにも元気に60歳までやってもらって、60歳でも蹴りが凄い齋藤さんと。俺は50歳になりますから、そこでバシバシ蹴り合いやったら面白いじゃないですか。ドンドン面白いことをやって、ドンドン歴史を塗り替えないと、新しいファンの人たちに響くようなことはできないですから。それでもプロレスラーっていうのは本当にプロレスが好きで、それで命を懸けてリングに上がっているんだっていうのを体現していきたいなと。20年経って改めて思いました。それはやっぱり軽い言葉じゃないから。このキャリアになって、やっと言えるんじゃないかなと思います。(20年間生き抜いてこれた一番の原動力は?)一番はプロレスが好きだってことじゃないですか。あとは、それを後押ししてくれる選手であり、スタッフであり、観に来てくれる人。そういうものがあってこそだと思います。本当に俺は素晴らしい出会いをいっぱいさせてもらって。師匠の藤原喜明だったり、兄貴分の石川さんとか池田さんとかもそうですし、ノアに導いてくれて、三沢光晴というでっかい存在に出会ってね。バトラーツ出身、藤原組出身ってよく言われるけど、ノアで15年はやっているんですよ。ノアが一番キャリアが長いんです。なんかイメージが付かないのかわからないですけど、俺は三沢さんに『ノアに骨を埋めます』と約束したんで。『要らねえよ』と言われるまでは、ずっとコンディションよくリングに上がり続けたいなと思っています。いくつになっても夢はみんな持っていますんで。40歳になっても、50歳になっても、そういうヤンチャな男でいたいなと思います。(21年目の目標は?)ここのところ、鈴木軍にずっとやられているから。ノアをずっと応援してくれている人にとっては、そこが払拭されないとどうしようもないと思うんで。自分のレスラーとしての目標もそうですけど、ベルトとかもそうですし、あいつらをギャフンと言わせるところに持って行って。あとは本当にリングに上がり続けることだと思います。怪我して休んだら何にもならないんで。面白いことも言えず、そこまで感動でもなく(笑) いつのまにか20年に来たなんて空気になってないですか? 俺がもっと泣けばよかったのかなって。池田さんが横にいたら、『なんで泣かねえんだ』って言われそうですけど、何とか我慢しました。こんな感じで、30年も40年も行きたいと思います」
◇第6試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/60分1本
[第24代選手権者]TAKAみちのく エル・デスペラード(18分55秒 片エビ固め)[挑戦者]×大原はじめ 拳王
※横入り式回転エビ固めをつぶして
☆TAKA&デスペラード組4度目の防衛に成功
(試合後)
拳王「最後、なんだかロープを持っていたみたいじゃねえか。クソ野郎どもちゃんと見ただろ? そんなんでこの大切なベルトを持たしてたまるか。いますぐにでも再戦をやろうぜ。俺はピンピンしてんだよ」
TAKA「プロレスはレフェリーが3つカウントを数えたら終わりなんだよ。お前らには何回言っても無駄だよ、その辺で見てんだろ。コソコソ見てねえで出てこいよ。鈴木軍が怖いんですか」
(小峠、石森、玄藩、クレイジー、熊野、キャプテンが登場)
拳王「ノコノコ出てくるザコども何で相手にしてられねえよ。俺たちがベルトを取るからな。覚悟しておけ」
(大原と共に退場)
玄藩「なかなか取り返せないね。お前ら全員の気持ちはわかってるよ。これで黙って帰らせたらダメだろ? キャプテン、組みましょう」
(玄藩とキャプテンが握手を交わす、 呆然とする熊野はクレイジーに握手を求める。クレイジーも応じ、2人は肩を組んでタッグ結成をアピール)
石森「俺も1人、気になっているパートナーがいるんだよ。俺がメキシコで見つけてきた政宗出てこい!」
(政宗登場で石森と握手を交わす)
TAKA「あれ、小峠君、ひとりぼっちになっちゃったね? 君、友達いないの? 辞退する?」
小峠はうるせえぞ、ツンツン頭。俺はとっくに心に決めたパートナーがおるんや。俺がずっと"青春時代"から組んでいたパートナーと一緒に組むんや」
TAKA「誰かしらねえけど用意しろよ。せっかくだからジュニアタッグリーグの挑戦者に俺たちに挑戦させてやるよ。他の団体でもいいぞ。どっからでもかかってこい。ただし、俺たちも参戦するよ。どうしてだかわかるか? 俺たちが優勝してお前らは挑戦できないってことだ。はっきり言っておくぞ。これがノアのジュニアタッグ最終章だ」
(TAKA、デスペ退場)
小峠「僕はプライドを捨てました。ここから俺たちの逆襲は始まります」
【試合後のTAKA&デスペラード】
TAKA「楽勝! やったぜ、まったく問題なかったな。いいよ、いっぱい出てきたな、ウジャウジャと今さら。やりたいんだろ、ジュニアタッグリーグ。やるよ。いっぱい集めろよ、いろんな団体から。いくらでも出してやるよ。鈴木軍ジュニアタッグリーグに。そして、俺たちも出るから。ありがたいと思え。俺たちが出て、俺たちが優勝する。もう誰も挑戦できねえよ。それでこのジュニアタッグは終わり。ボスが、タイチが9月の大阪で最終章。俺たちはこのジュニアタッグリーグで優勝して最終章。お遊びは終わり。まあ、せいぜい頑張れや」
――ジュニア王者のタイチは出る?
TAKA「それはタイチに聞いてくれ。パートナーがいれば出るかもしれねえ。でも、出る意味ねえじゃん。俺らが(ジュニアヘビー級リーグ戦で)優勝したって、タイチとやってもしょうがねえんだよ。別に優勝なんかする意味なかったしな。今回は俺らが自ら出てやるから。間違いなく俺らが優勝して、これで終わり。このベルトはどうすっか? 外に持っていくか、売るか、返上するか、捨てちまうか。わかんねえけどよ。拳王と大原は負けてねえ? 反則だろ? ロープだろ? 何回同じことやられてんだ、お前ら。学習しろよ。バカですか、あなた方は。反則した? じゃあ、レフェリーが反則負けを取ったか。シュウ西永は俺たちが連れて来たレフェリーじゃねえぞ。ノアのレフェリーだろ? シュウ西永が1、2、3を数えたんだよ。それを後からいちゃもん付けて。何年プロレスをやってる? 3つ入ったら終わりなんだよ。反則で5カウント入ったら負けなんだよ。ていうか、反則なんてしてねえんだよ。そカッコ悪いよ。何回目だ?」
デスペラード「負けるたびに言ってるよな」
TAKA「負け惜しみ。勝ってください。もう4回目はないと思うけど」
デスペラード「俺たちが同じことをやってくるのはわかってんだろ? だったらお前、少しは勉強しろよ。対策を考えてこい、対策を。俺たちは今まで同じことをずっとやっているだけだ。そのたびに手を変え、品を変えやってるけどよ。基本的には一緒なんだ。俺たちはこのベルト…価値はねえけど、ボスが獲れと言ったから獲って、守れって言うから守ってんだよ。邪魔でしょうがねえ。でもな、鈴木軍のボスがやれって言うからやってるだけだよ」
TAKA「おちょくって遊んでいるだけだ。まあよ、ぞろぞろ出てきたな。小峠は友達捜しをしているみたいだけど、面白くねえからよ、いろんな団体から来いよ。インディでもどインディでもいいぞ。プロレスラーを名乗っているんだったらよ。プロレスリング・ノアか、鈴木軍事務所まで電話してみてくれよ。面白いヤツだったら、出れるかもしれねえ。でもよ、言っておくぞ。俺たちが持っている間、これ(ベルト)は遠いぞ」
【石森の話】「政宗選手とは何度か接点はあったんですけど、先日のルチャワールドカップに日本代表で行って何度か試合を見させてもらって、その時に組んだら面白いんじゃないかなって思ったんで。小峠とのタッグは発展的解消という形で別れることになったんで、そこでパートナーを考えた時に政宗選手しかいないと。俺たちが優勝します」
【政宗の話】「今回初めてタッグを組むんですけど、とりあえず何かしら爪跡を残して、リーグ戦の台風の目になって暴れてやろうと思います」
【熊野の話】「こうやってクレイジーさんが俺に応えてくれた。本当に凄いキャリアがある選手だって俺もわかってる。このタッグで絶対にリーグ戦優勝してやる!」
【クレイジーの話】「ガンバリマショウ!」
◇第7試合◇
▼GHCヘビー級選手権&ジュニアヘビー級選手権試合ダブル前哨戦/60分1本
杉浦貴 ○原田大輔(28分31秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)鈴木みのる ×タイチ
(試合後)
杉浦「9月19日の大阪で俺と原田がベルトを必ず取り戻すから。期待して応援してください。今日はありがとう。原田、お前が勝ったんだから、なんか喋れ」
原田「勝ったぞ!もう少しだけ待っていてください。大阪で俺と杉浦さんが絶対にベルトを取って帰ってきます。この大事なみんなのプロレスリング・ノアを絶対に守ります。もう1つ言いたいことがあります。今年のジュニアタッグ、俺のパートナーは決まっています。今年のパートナーはこの男です(小峠登場、両者はリング上でガッチリと握手を交わす。)今年のジュニアタッグリーグは原田大輔と小峠篤司のタッグでエントリーします。そして必ず優勝しますんで応援よろしくお願いします」
【試合後の原田、小峠】
――桃の青春タッグが復活することになったが?
原田「かれこれもう5、6年前にここでノア初挑戦した時に戦った2人ですし、戦った場所なんで。こうやって揃っているのは、『今後何かしらあるんじゃないか?』という期待を持ってもらって、大いに結構です」
――ノア入団後はライバル関係にあったが?
原田「ライバルは変わらないですよ。今回、タッグを組んでエントリーしますけど、ずっとライバルですし、組むからと言って仲良し子良しでやるわけではないんで。タッグのベルトを獲りに行くという一番の目標があるんで、まずはそこに向かって行きたいなと思います」
――小峠選手は石森選手とのタッグを解消して、原田選手と組むことになるが?
小峠「お互いに相当なプライドを持ってやっていたんで。やっぱ大阪で離れちゃった2人なんで、『コイツには負けられないな』と思って、お互いに意地を張ってたんですけど、今回は本当にノア最大の緊急事態なんで。そういう意味で、原田ともう一度。タッグチームとして自信はあります。こっちに来てのキャリアは3年半ぐらいになりますけど、それでもコイツと組んでいるキャリアの方がたぶん長いと思うんで。前までコイツとやってきた連係も相当体に染みついていると思うんで。一発で取り返す自信もありますんで、期待してください」
原田「あと、タイチについてですけど、今日みたいに普通にセコンドも付かず、大した反則も使わなかったら勝ちましたし。あれが現実だと思うので。タイトルマッチもああやってセコンドを引っくるめてもらって、必ず勝ちます」
――前哨戦2連勝となったが?
原田「連勝しましたけど、気を引き締めて焦らずにいきたいなと。ここで焦ったら、向こうの思うつぼになると思うんで。あくまでも自分のペースを崩さずに、タイトルマッチに備えたいと思います」【鈴木の話】「何だよ? 負けたヤツには聞くこともねぇか? ハハハハ。あいつにとっちゃ命をかける価値もないんだとよ。こちとら誰とやろうが命がかかってるし、生活がかかってるし、空気吸うことだって全てかかってんだよ。勝ち続けねえといけねぇんだよ! 俺はてめえらと違う。いいねぇ、頑張るっていいねぇ。青春だねぇ。ノアの諸君、そうだよ、そうやって命かけて魂込めて最初から向かってくればいいんじゃないの? 最後までもつかな? あと1ヵ月、もつかな? おい、杉浦。そうだ、お前の持ってるもん全部吐き出せ、全部だ。お前が今まで経験してきたもん、全て吐き出せ。ジュニア? PRIDE? MMA? ヘビー級の記録? 全て俺に吐き出せ。そしたら心の広い俺が全て踏み潰してやる。てめえとこの15年の歴史のノアまとめて粉々だ! そして俺たちがベルト持って、そのまま次行くぞ、次。タイチ、若者が頑張るっていいねぇ。ハハハハハハ。かかってこい、ノア。お前ら本当にそれでいいのか? 一丸にならなくていいのか? 杉浦の両肩にすべてをかけるだけでいいのか? 俺の手は一本二本じゃねぇぞ? 何十本もあるぞ? さてさてさて、どうやってぶち殺してやろうかな」
【タイチの話】「いいじゃねえか、やればできるんだよ。強いじゃねえか。俺に勝つってことはお前強いじゃねえか。何だよ今まで。ビビってたのか? ケツに火が点かないと何もできないのか? もっと強くなれ。強いヤツとやらないと意味ないだろ? 弱いヤツとやったってしょうがないんだよ。アイツがジュニアの中で一番強いんだろ? かかってこい。全員分の思い背負ってかかってこい。お前らの野望なんてちっぽけだってことを思い知らせてやる。お前らが調子良ければ良いほど潰しがいがあるよ。それでいいんだ。もっとかかってこい。楽しみになってきたな。でもな、最終回は変わらねえぞ。前哨戦だけ調子良くたってな、最後勝たなきゃ意味ないぞ。まだ時間はある。せいぜい頑張れや。期待してんぞ」
NOAHの新シリーズの開幕戦でTAKA、デスペラードの鈴木軍が保持しているGHCジュニアタッグ王座に拳王、大原の超危暴軍が3度目の挑戦、試合は超危暴軍が奇襲をかけて開始となりTAKAを捕えるも、ロープへ走る大原を場外のデスペラードが足をすくうとTAKAと共に大原が負傷している右膝に集中攻撃を浴びせ形成を逆転させる。
劣勢となった超危暴軍だったが大原が風車式バックブリーカー、ジョン・ウーで反撃すると交代した拳王がキックを乱打、デスペラードをアンクルホールドで捕獲し、TAKAにも掟破りのみちのくドライバーⅡで突き刺し、大原もバッククラッカーからムイビエンで続きTAKAを追い詰める。
勝負と見た大原は風車式エメラルドフロウジョンから再度ムイビエンで捕獲するが、間一髪デスペラードがカット、しかし超危暴軍の勢いは止まらず合体攻撃から拳王の蹴暴、大原のフィンランド式フォアアームの波状攻撃が決まり、大原が横入り式エビ固めで丸め込むがTAKAがロープを掴んだまま強引に押しつぶして3カウントとなり鈴木軍が王座防衛、超危暴軍は抗議するも後の祭りとなった。
試合後には玄藩がキャプテン、熊野がクレイジーとのタッグで『日テレG+杯争奪ジュニアタッグリーグ』にエントリーを表明すれば、9日のSEMで小峠とのタッグを解消した石森はフリーで道頓堀プロレスを主戦場にしている政宗を呼び出しエントリーを表明、TAKAとデスペラードも王者としてエントリーをを表明するが、空き家となった小峠は新パートナーを予告して退場となった。
メインのヘビー、ジュニアヘビー級選手権の前哨戦は鈴木と杉浦が髪の毛をつかみ合うなどして感情的な攻防を展開をすれば、後半では殴り合いを展開するなどヒートアップ、試合はベルトでの殴打を狙うタイチを原田がかわし、ジャンピングハイキックを凌いだ後で原田がのニーアッパー、ローリングエルボー、片山ジャーマンで3カウントを奪って前哨戦を制し、試合後は小峠を呼び出して“桃の青春”タッグ再結成をアピールした。
“桃の青春”タッグは大阪プロレスで一時代を築いた名タッグ、大阪プロレスタッグ王座も3度獲得し3度目はDRAGON GATEの望月成晃、ドン・フジイ組から奪取した。互いにNOAHへ移籍すると小峠がBRAVE、原田がNO MARCYと敵対関係となっていたが、対鈴木軍でNOAHがユニットの垣根を越えて一致団結となってからは“桃の青春”タッグの復活も時間の問題になると思っていた、“桃の青春”タッグの日テレG+杯争奪ジュニアタッグリーグは3度目のエントリーだが過去2度(2010、2011年)は大阪プロレス在籍時にエントリーしたが優勝を果たすことが出来なかった。
NOAH所属となって3度目の正直で優勝といきたいところだが、今大会でエントリーを表明したチームだけでなくヤンキー二丁拳銃(宮本裕向、木高イサミ)、そしてK-DOJOから旭志織がヒロ・トゥナイに代わって新パートナーでのエントリーを表明している。表明はしなかったがおそらく超危暴軍もエントリーしてくるのは間違いないだろう、特に二丁拳銃は昨年末からNOAH本格参戦をアピールしていたが、鈴木軍参戦で二丁拳銃の参戦は先送りとなってSEM参戦に留まっていた。二丁拳銃はチームとしても完成度が高いだけに“桃の青春”タッグだけでなく鈴木軍にとっても強敵になる可能性が高い。
“桃の青春”タッグ再結成は原田だけでなくベルトを鈴木軍に独占されているNOAHにとっても追い風となるか?
最後にモハメドヨネがデビュー20周年を迎えた。ヨネはこの日は丸藤と組み彰俊、高山組と対戦し彰俊とのラリアット合戦に競り勝ったヨネがハイキック、バスソーキックからキン肉バスターで3カウントを奪い、デビュー20周年を勝利で飾った。
自分がモハメドヨネの試合を初めて見たのは1998年10月23日の格闘探偵団バトラーツ、大阪府立体育会館第二競技場大会。当時のバトラーツは初に両国国技館大会を控え、またアレクサンダー大塚がPRIDEでマルコ・ファスを破ったことで注目を浴びていた、同期のアレクとは「ラブウォリアーズ」でタッグを組んでいたものの大きく差をつけられ、ヨネも出場していたのは第1試合池田大輔と土方隆司と組んで折原昌夫、小野武志、マッハ純二のトンパチマシンガンズだった。
そしてバトラーツ活動休止後にNOAHへ入団したが、自分の中でのベストバウトは2008年9月27日大阪府立体育会館大会で行われた佐々木健介戦、当時は健介がGHCヘビー級王座でヨネは初挑戦となったが、当時のNOAHは日本テレ ビ系列で放送されていた「プロレスリングNOAH中継」が大阪の読売テレビが放送打ち切りを決定、後に地上波での放送打ち切りが決定するなど暗い影が差し込み始め、大阪大会もNOAHも元々大阪では客入りが厳しかったのもあったが、メインが健介vsヨネということもあったのか満員すらならず不入りという厳しい状況で行われた、試合はヨネが入場する健介を襲撃するという荒れたスタートとなり、場外でのキン肉バスターやキン肉バスターで健介を苦しめるも、健介がトラグルホールド、逆一本背負い、フルネルソンスープレックスなどで猛反撃、ヨネも懸命に粘ったが健介のノーザンライトボムの前に惜敗、だがヨネも自身の限界を必死で越えようとしていたのが伝わった試合だった。
ヨネは暗い影を差しこんだNOAHを活性化するためにヒールユニットDisobeyを結成するも、後から入ったKENTA(ヒデオ・イタミ)から追放される形でヒール失格の烙印も押された、ヒールはいかに観客を盛り上げるかを求められ、また考えるプロレスを求められるポジションだっただけに、人の好いヨネにはヒールは向いていなかった。だがNOAHではファンから愛されるレスラーとして欠かせない存在となった。
またファンから愛されるだけでなくグローバルリーグでは永田裕志を破る爆発力も秘めている、それがモハメドヨネというレスラーだと思う、これからもファンに愛されるだけでなくNOAHを支えるレスラーになって欲しい。
モハメドヨネ選手、デビュー20周年おめでとうございます。【NOAH】原田がタイチ連破 リーグ戦で“桃の青春”4年ぶり復活へ▼拳王組3連敗…V4・TAKA&デスペに石森&政宗、クレイジー&熊野ら包囲網▼ヨネ20周年…後楽園大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/HKGtNGGkP4
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 8月 22後楽園大会御来場ありがとうございました。 タイチから2連勝、タイトルマッチに向けて良い流れ! 次の岐阜大会もこの流れをより良いものにします。 あと来月のJrタッグリーグ戦、パートナーは小峠篤司! pic.twitter.com/1W51UoGk1E
— 原田大輔 (@noah_harada) 2015, 8月 22ノアのJrタッグリーグ チャンピオンだしメリットないから出ないつもりだったけど参加することにした ボスが9月の大阪で終わりと言ったので俺達はタッグリーグ優勝して終わりにします ま、やるからには色んなとこから参加表明してほしいね 最後にチャンピオンらしく盛り上げてあげますよ
— TAKAみちのく (@takam777) 2015, 8月 22無事防衛 鈴木軍Jrらしい堂々とした試合だった と、思う 最後ケンオーに蹴飛ばされたりしてよく覚えてないけど で、最後タカさんが老獪さを発揮したと さすがですね! 亀の甲より年の功! 23年の大ベテラン! arriba TAKA michinoku!!!
— El Desperado (@0_desperado) 2015, 8月 22さっきから首がずっと痛くて、何したっけなーと考えてたら思い出した ケンオーハラの2人がヒップアタックしてきやがったんだ 何のつもりだあの野郎共 ケンオーの尻が異常に硬くて、バキバキバキッて首がなったんだった なんだったんだ
— El Desperado (@0_desperado) 2015, 8月 22後楽園ホール大会ご来場ありがとうございました! ジュニアタッグリーグ戦はメキシコ繋がりの政宗さんと組んで暴れます! 御声援宜しくお願い致します! #noah_ghc
— 石森太二 (@taiji_ishimori) 2015, 8月 22メヒコ繋がりで石森選手とチームを組む事に これでノアのJRタイトルリーグ戦にエントリー さて これで心置きなく 24時間TV観に 武道館行けるな 行かないけど pic.twitter.com/yApy6dXYMA
— 政宗 (@masamune_1113) 2015, 8月 22後楽園大会ご来場ありがとうございました。 ジュニアタッグリーグ頼もし過ぎるパートナー クレイジーさんと組んで出場して、優勝してやります‼︎ #noah_ghc #PKDX pic.twitter.com/oXaCaRTqy8
— 熊野 準 (@kumano_noah) 2015, 8月 22後楽園大会ありがとうございました!Jr.タッグリーグはキャプテンノア & 玄蕃で優勝狙います\(^o^)/
— キャプテン・ノア (@captainnoah_ghc) 2015, 8月 22本日は後楽園大会にご来場ありがとうございました! 皆さんの声が本当に力になりました。 ありがとうございました(^^) 俺はプロレスが大好きです。 明日も明後日も、その先もずーっと プロレスと共に生きます。 これからも ノアとヨネを応援よろしくだヨネ〜
— モハメド ヨネ (@muhammad_yone) 2015, 8月 22本日は後楽園大会ご来場誠にありがとうございました! そしてヨネさん20周年おめでとうございました! そんなヨネさんと明日は大井にいるヨネ〜 #noah_ghc
— 丸藤naomichi marufuji (@noah_maru_fuji) 2015, 8月 22 -
諏訪魔の“派閥闘争”“ブードゥー・マーダーズ参戦要求に秋山準は“やれるものならやってみろ!”と事実上容認
<17日豊橋大会での秋山準、曙、金丸義信のコメント>
【秋山の話】「(諏訪魔が閉塞感を感じ、派閥闘争をぶち上げたが社長としての見解は?)俺もいろいろ文句言ってきた人間だけど、閉塞感というのは自分が今、目立ってないところで感じる閉塞感なんだよ。今ちょうど俺らが出て、Xceedとやって、あいつらはテーマがないというところで閉塞感を感じてるんだと思うよ。それはそれで自分たちがどういうふうに波を起こすのか。派閥、派閥というなら、どうやって面白くしていくのか。俺はいつでも相手になってやるよ。閉塞感というのは自分たちが何かをできない時に言う言葉だからね。(秋山選手自身もこれまで感じてきたこと?)閉塞感というのは、今、自分が置かれてる状況で何もできないから出てくる言葉。俺もそういう時があった。こうみえて23年やってきてる
から、文句もああだこうだ言ってきた。何でもそうやって言葉にしてやるのはいいことだし、本気でやるんならやってもいいし。それはあいつが言った言葉に対してこっちが返すだけ。これで潮崎たちからも何かあるのかもしれないし、ないのかもしれない。なきゃないで、またあいつらは置いていかれるだろうし、そうやって淘汰されていくんじゃないかな。やっぱり言葉を発しないと人に伝わらないよ。そこがXceedの奴らもしっかり考えないといけないし、リング上で見せると言ったって限界があるから。(諏訪魔は『これから秋山社長の嫌がることをやっていく』と宣言し、TARU、YASSHIのブードゥー・マーダーズとの対戦実現を要求していたが?)あいつは俺のことをどこまで知ってるのかわからないけど、俺そんな
に嫌なものってないんだよ。TARU、YASSHI? 空気的な感じで彼らがどうかと思うだけで。嫌といえば嫌だし、どうってことないといえばどうってことない。呼べるもんなら呼んでみろと。それはお前らの力だよと。呼んでどうしたいの? (戦いたいようだが、それ以上にVMを呼ぶことで秋山社長に揺さぶりをかけたい気持ちが強いのでは?)揺さぶってきても、いろんな経験してるから。何かがあって、それに順応、対応するのがプロレスラーの力だと思ってるし、今のお決まりのことのような感じのところで育ってきてないから、余計に何かきても俺なら対応できる、俺ならやれるという自信があるし、そこはお前らと俺は違うよと。それは諏訪魔だろうが誰だろうがあるからね。でも嫌と言ってやった方がいいのかな(笑)
そうやって揺さぶりかけるなら、どこまで俺が揺さぶられるかやってみろ。俺がノーと言っても派閥というなら、やれるもんならやってみろ」
【曙、金丸の話】
――派閥闘争をぶち上げたが?
▼曙「自分は現三冠チャンピオンとして、やっぱり全日本プロレスの王道プロレスの顔として一生懸命やってる立場だし、このままやっていきたいと思ってますよ。プロレスは人それぞれ思い、考え、やりたいことがある中で、試合をこなさないといけない。諏訪魔選手の言ってることは否定はしないけど、自分は三冠チャンピオンとして今のまま頑張っていきたいと強く思ってますよ」
▼金丸「立場的に言ってることが違うんじゃないかなと。自分がどういう立場にいるかわかってない。だったら専務を辞めてしまえって。彼らはリングにオモチャを持ち込んで遊んでるだけ。そんなに遊びたいならどっかの山にでも行って遊べばいい」
――諏訪魔は秋山派と諏訪魔派の二派に分けるべきと主張しているが?▼曙「僕はまた違う感じなんですよ。どっちとも三冠戦やる可能性もあるし、どちら派とか特にないよ。自分は三冠を守って全日本を強く面白くしていく。それが一番大事なことなんで」
▼金丸「立場的に秋山さんがいくとこじゃない。俺がいきますよ。ジュニアだけど俺が最前線にいくよ」17日豊橋大会の試合後に諏訪魔の派閥闘争、ブードゥーマーダズの参戦要求に関して秋山準がコメントを出し、”やれるものなら、やってみろ”と事実上のGOサインを出し、派閥闘争に関しても受けて立つ構えを見せた。
図式となれば秋山=社長、諏訪魔=副社長の派閥闘争という形となるが、見た目は社長、副社長の対立は会社的にもイメージが悪く見え、不安要素も出てくる。
諏訪魔の言う閉塞感を感じているのは社長である秋山とて同じ、試合内容に関しては評価が高いのに観客動員には繋がらないという苛立ちは秋山だけでなくファンも感じていると思う。
秋山体制も今年で2年目、全日本プロレスはジャイアント馬場さんの王道カラーが濃い団体だが、秋山や諏訪魔の独自カラーも必要とされている時期に来ているのかもしれない。 -
IGFに売り込み!?“借金王”安田忠夫が現役復帰へ
<東京スポーツより>
借金王・安田忠夫(51)が18日、突然に4年半ぶりのマット界復帰に意欲を示し“ゲタ”をIGF総帥・アントニオ猪木氏(72)に預けた。
ずうずうしい男だ。2011年2・4後楽園ホール大会で引退した安田は7月13日の「橋本真也復活祭」(後楽園)で久しぶりに公の場に姿を見せ、武藤敬司(52)や蝶野正洋(51)ら新日本プロレス時代の旧友と再会した。しばらく行方をくらましていた借金王は「6月まで13か月、タイのバンコクにいた。仕事は空手の道場の管理人。マージャン屋の店長もやってた。実はコレができたから残りたかったんだよ」と小指を立てながら近況を報告。なんと現地で“恋人”と出会い、今でもLINEでやりとりする毎日だという。
相撲、プロレス、養豚場、ソーラー販売、カジノディーラー、手コキ風俗、ロシアンパブ、弁当屋、そしてタイ…。行く先々でトラブルを起こすも、無職になるたびに不思議と“拾う神”が現れる安田だが「働かざるもの食うべからず」のポリシーは一徹。6月に帰国してからはとび職の仕事に従事しているという。
東京五輪効果で業界は潤っているが、安田の表情は冴えない。「トップロープから飛び降りたことない人が無理なコトやってます。結構キツいものがある」。さすがの安田も高所作業は苦手だった。そこで、国内での“職探し”も並行して開始したのだが…。
頼れるところは1つしかない。「いまさら頭を下げてインディに出ようとは思わない。猪木さんにでも『戻って来い』と言われれば戻ってもいいかな。体調? もともと悪いのは頭と顔だけだから問題ないよ」とニヤリ。IGFは29日に東京・両国国技館大会を控えており、猪木氏にとっては迷惑千万のラブコールだが、安田はやけに自信ありげだった
借金王の異名を持つ安田忠夫が現役復帰を宣言した、安田は新日本プロレスに入門し総合格闘家としても「INOKI BOM-BA-YE 2001」ではジェロム・レ・バンナを破るという金星を挙げ、IWGPヘビー級王座をも獲得したがギャンブル依存症が原因での素行不良で新日本から解雇され、その後は団体を転々とするもトラブルで長続きせず、エア焼肉での自殺未遂騒動からIGFに参戦するも長続きせず、2011年2月に引退するも引退後のブラジル行きを巡って引退興行の主催者とトラブルとなり、国際的カジノ企業「ゴールデン・パームグループ」へ就職するためにカンボジアへ行くも、そこでもトラブルとなり帰国、今年7月に開催された「橋本真也復活祭」に久々に公の場に姿を見せた。
安田はIGFに売り込みをかけているようだが、安田も今までのトラブルでマット界での信用はほとんどゼロ、おそらくだがどこもオファーをかける気はないだろう。
安田を当てにしているのは総帥であるアントニオ猪木、猪木の“鶴の一声”で参戦に漕ぎ着けようとしているが、しかし猪木は議員活動が中心でIGFにはほとんどタッチしていない、仮に猪木が“ダメな子ほど可愛い”と鶴の一声を出したとしても、今までのことを考えるとIGF側はいい顔はしないだろう。
それに安田も51歳で現役から4年も離れているし、レスラーとしてもピークは過ぎている、多分金目的だろうが、今回の復帰は無謀というか厳しいのではと思う -
「カッキーエイド」開催、垣原賢人さん激励にUWF戦士が集結!前田日明も登場!
8月18日 「Moving On〜カッキーエイド〜垣原賢人応援大会」後楽園ホール 1104人 満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼第2次UWFルール(5ノックダウン制)/15分1本
○松井大二郎(6分15秒 胴締めチョークスリーパー)X橋本和樹
◇第2試合◇
▼15分1本
岡林裕二 ○関本大介(10分14秒 ジャーマンスープレックスホールド)上山龍紀 X田村和宏
◇第3試合◇
▼15分無制限ラウンド
○菊田早苗 KEI山宮(8分37秒 胴締めチョークスリーパー)バラモンシュウ Xバラモンケイ【試合後の菊田&山宮】
――普段戦うことのない相手との試合だったが?
山宮「ビックリしましたね。聞いている話と全然違ったので、本当にビックリしました」
菊田「本当に水と油でしたけど。最初は冷静にと思ったんですけど、メチャクチャやってくるんで、やり返しました」
――垣原さんに対する思いは?
山宮「垣原さんはプロの世界に入る前からファンでした。今回呼んでいただけて光栄です。強敵だと思うんですけど、必ず勝ってくることを信じてます」
菊田「20年前から知っている先輩なので、ちょっとでも協力できて嬉しいです」
――躊躇なく墨汁を口にしていたが?
菊田「ちょっとやりたい放題だったので、やり返しておかないと収拾がつかないというか。勝っても気持ちよく終われないんでね。これ、本物の墨汁なんですね。苦いというか、ヒドいですよ。まあ、何とも言えない感じです」
――想定していた一族はやはりグレイシー?
菊田「坂口家とも縁があるんで、いろんな部分で考えてたんですけど。普段は格闘技をやっているんで、ちょっと意味がわからなかったですけど、お客さんは沸いてたんでね」
◇第4試合◇
▼20分1本
○藤原喜明 中野巽耀 田中稔(13分51秒 脇固め)X佐野巧真 成瀬昌由 金本浩二
◇休憩後◇
(カッキー応援隊代表の山崎一夫さんが挨拶)
山崎「この会場の熱気を聞いて、カッキーは必ず元気になって戻ってきてくれると信じてます。そして、この声援を聞いてカッキーはおそらくこのリングに上がりたくてウズウズしていることと思います。さて、きょうここに3人の御来賓がいらっしゃいますので、ご紹介したいと思います」
(丸藤正道登場)
丸藤「若干場違いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕が練習生の時に垣原さんは高山さんと一緒に、次のステージに上がるために僕とともに毎日受け身を練習したという間柄でもあります。僕が思うに人の力、そして仲間の力、プロレスの力、僕はすごい力があると思ってます。きょうお集まりのみなさん、スタッフのみなさん、レスラーのみなさん、そしてこんなにたくさんのファンのみなさん、みんなで最高の空間を作ってそれを垣原さんのパワーに変えたいと思います。きょうは応援ゲストという形ですけど、次回もし何かある時はぜひともコスチュームを着て、このリングに立ちたいと思います」
(桜庭和志登場)
桜庭「僕のUインターの時の先輩の垣原さんがいまガンと闘っています。みなさん応援してあげてください。よろしくお願いします!」
(前田日明登場)
前田「本日は後輩、垣原のためにこんなにもたくさん集まっていただきましてありがとうございます。でもみなさん、心配しないでください。レスラーは、ガンとかでは死にません。垣原が出たらみんな言ってやってください。ガンぐらいで、オタオタすんじゃない! コイツはね、UWFに入門した時に垣原と話をした記憶があまりないんですね。なんでかって言うとね、当時垣原は入門テストを受けてですね、冨宅君と2人で一番元気があった鈴木、船木そのほか当時いたいろんなUWFの面々。もう朝から晩まで実験台ですね。みっちりしごかれてですね、そのうえ寝技のスパーリング、打撃、極まっても極まってもダウンしてもダウンしても、毎日毎日ですね、普通の人間だったら一日どころか1時間でも逃げ出すような、そういう練習をずーっと毎日毎日やったんですね。当時船木にしても鈴木にしても、あんまりそんなに追い込んだら壊れちゃう、ダメよって何回言ってもわかんないんです。でも、アイツは辞めなかったですからね。たぶんいまのレスラーだったら地獄のように思って続かない…まあ、そういう練習を何年も何年も続けて、コツコツと少しずつ少しずつ実力を溜めてやってきた。自分たちの師匠にあたる人はカール・・ゴッチ。みなさんご存知ですけど、ただの人じゃないんですね。ゴッチさんはよく当時、ある人に言われたことで『プロレスラーなんでしょ?』と言われた時に、ゴッチさんは『アイム・リアル・ワン』と。自分たちは、その"リアル・ワン"の弟子なんです。ただのプロレスラーではありません。だから垣原にもう一度言います。ガンぐらいでオタオタするんじゃない、垣原! オマエは、リアル・ワンのプロレスラーだろ? 家に行ったら、子供の前では父親だろ! だったらもっとしっかりしろ、しっかり! こんなにも大勢、オマエのために集まってきてくれて、こうやって応援してくれてるじゃないか。普通の人だったら怖がるような病気を治してきたかというのを、リアル・ワンのプロレスラーが見せてやればいいじゃないかい! もう一度言うぞ、オタオタすんじゃねえ、垣原! ありがとうございました」
山崎「一つだけいいですか。垣原に前田さん流のコメントをいただきました。そして、これはいま僕がしゃべることは予定になかったんですけども、実は垣原の悪性リンパ腫が発覚する前に、だいぶ僕と垣原と高山なんかが集まってですね、そろそろみんなで集まりたいねって話をしていて、このような形になってしまって。田中稔選手を始め、いろんな方がこの会場を大日本さんが提供していただいて、準備していただいた。結果的に考えてみれば、ここに前田さん、桜庭選手、丸藤選手、出場してくれた選手を集めてくれたのは、垣原なんです。カッキーありがとう!」
【丸藤の話】
丸藤「(あらためて垣原さんとの思い出は?)ボクが練習生の頃、垣原さん、髙山さんっていうのは、スタイルの違いを克服するために、練習生のボクといっしょになって、過酷な練習を、本当にキツい練習を、キャリアを積んでいたなかでもやっていたので。実際にボクもスパーリングをしてボロボロにされたこともあるし。三沢さんがいたときに同じユニットにもなったことがあるし、試合したこともあるし、自分のなかでは非常に思い入れの深い人なので。前田さんがリング上で言ってましたけど、垣原さんはそんなものには負けないと思ってます。必ず、またリング上に戻って来て、みなさんの前でカッコいい姿を見せてくれると思っているので。プロレス界でも力を合わせて、垣原さんのためにできることをしたいなと思ってます」桜庭「(垣原さんとの思い出は?)思い出というか、オレンジ色のコスチュームを着ているのは、垣原さんから“使ってみたら?”って言われたからなんで、いまオレンジを使っているのは垣原さんのおかげですね。(病気のことを聞いたときは?)ビックリしましたね。(自分なりにできることをしたい?)そうですね。頑張ってくださいっていう、そういう言葉しかないですね」
◇第5試合◇
▼ダブルバウト カッキーエイド特別ルール/20分1本
金原弘光 ○高山善廣(13分19秒 KO)川村亮 X伊藤崇文
※エベレストジャーマンスープレックス
◇第6試合◇
▼垣原賢人推薦試合〜Back to “1989 UWF DOJO"〜/30分1本
船木誠勝 ○鈴木みのる(17分26秒 片エビ固め)長井満也 X冨宅飛駈
※ゴッチ式パイルドライバー
(試合後)
鈴木「ただいま御勝利に預かりました、ホントはいいヤツなんだけど、世の中では世界一性格悪い男と呼ばれる鈴木みのるです。きょうはなんで、コイツらと闘ったか。きょうなんで、俺が船木と組んだのか。それはすべて、コイツに明日生きる力を、俺たちとみんなで与えるためだ!」
船木「そろそろ、きょうの主役、垣原を呼び込みたいと思います。垣原賢人、入場!」
(垣原登場)
「ただいま! みなさんの応援のおかげで、ここに戻ってくることができました。本当に、ありがとうございます。(場内は垣原コール)僕の体の中に潜んでいる悪性リンパ腫は、とてもしつこいガンです。ですので、これからも長い長い闘いが続くと思います。でも、僕は絶対に負けません。UWFは、強いんです!(場内はUWFコール)きょうはUWFの先輩、同期、後輩のみなさん、それに大日本の選手から大きな刺激、パワーを受けました。本当に感謝してます。そして娘のアイドルグループ、バクステも僕に元気をくれました。ありがとね。僕は、この病を必ず克服します! そして、同じ病で苦しんでいる人たちの希望の光になります。きょうはみなさん、どうもありがとうございました」
【垣原さんの話】
――大会を観た感想は?
垣原「まず自分のために応援大会を主催してくださった田中稔選手、藤本さん、カッキー応援隊の皆さん、そして会場を提供してくださった大日本プロレスさんに心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今日は熱意が、僕に対する思いがファイト内容から凄く伝わってきました」
――特別に退院の許可をもらって参加した?
垣原「今は入院しているわけじゃなくて、通院という形でやっています。ただ、どうしても免疫力が低下していて、人混みに入ってしまうと、咳がひどくなって、何度か肺炎にもなったりしたので、その辺は凄く注意するように主治医から言われておりまして、なるべくマスクを付けるように義務づけられているんですけど。でも、調子は上がってきてます」
――久しぶりにリングに上がった感想は?
垣原「やっぱりもともと自分が育った場所なんで、帰ってきたなという気持ちでしたね。感無量と言いますか。帰ってきた、ただいまという気持ちでした」
――お嬢さんは格闘技経験があった?
垣原「格闘技はやってないですけど、僕は相模原の方のキッズ教室で掌底を教えていたことがありますんで、それで掌底が得意でね。まだまだ塩っぱいですけど」
――前田氏からの熱いゲキは?
垣原「控え室でもいろんな話を聞かせていただきまして。まずは気持ちを強く持てということで。みんなわかっているかもしれないですけど、僕はチキンハートというか、心が弱いところもあるんで。前田さんは新弟子の頃から知ってますから、そこを突かれましたね。気持ちを強く持てということを凄く言われました。あとは食事療法だとか、悪性リンパ腫に非常に効果的な治療方法をいくつか教えていただきまして。たぶん僕のためにいろいろと調べてくださったと思うんですけど、それは間違いなく効果的だと思うので、さっそく取りかかりたいなと思っています」
――今後の治療スケジュールは?
垣原「抗がん剤を6クールやったんですけど、この先、約2年間、分子標的薬というのをこれからも点滴で定期的に続けていくという形なんですが、それだけに頼らず。前田さんも抗がん剤だけに頼るのはよくないとおっしゃっていたので、東洋医学の漢方だったり、湯治だったり、そういう東洋的なもので。食事療法もそうなんですけど、そういったもので治していきたいなって。自分が知らない治療法もあると思うんで、前田さんのアドバイスだったり、日本全国各地に行って、悪性リンパ腫に有効な治療方法があれば、それに取り組んでいきたいと思っています」悪性リンパ腫で闘病中の垣原賢人を激励するために「カッキーエイド」が開催され、かつての元UWF、元UWFインター、元リングス、パンクラス、GRABAKAのU系の選手が揃っただけでなく、大日本プロレスやWRESTLE-1からも選手が参戦、休憩後にはUWFインター時代の後輩である桜庭、全日本やNOAH時代の後輩である丸藤、UWF時代の大先輩である前田も登場し垣原に「ガンでオタオタするな」と激を飛ばしエールを贈った。
大会も第三試合には当初GRABAKA勢の相手は大物一族と交渉中とされ、相手はグレイシー一族ではという声が出ていたが、相手に登場したのはバラモン兄弟でGRABAKAvsバラモン兄弟の異次元対決が実現、試合はGRABAKAがグラウンドや打撃で圧倒するが、菊田の腕十字にシュウが捕まるとケイが水を噴射してカットに入ってからバラモンワールドにGRABAKA勢が引きずり込まれ、バケツ攻撃やボウリング、とやりたい放題でGARABAKA勢を翻弄、しかし菊田がバラモン兄弟が持ち出した道路標識を奪って一撃を加えるとケイを胴絞めスリーパーで捕獲して勝利を収め、試合後もバラモン兄弟が腹いせに墨汁ミストを菊田に噴射すると、菊田も墨汁ミストをやり返すなど館内を大いに沸かせた。
メインは船木と鈴木がタッグを組み、長井と冨宅組と対戦。船木と鈴木が組むのも武藤・全日本以来で愛憎関係は継続しているものの、今回はカッキーエイドということで握手をかわして試合に臨んだ。
試合は船木、鈴木組が主導権を握り、現在NOAHでヒールをやっている鈴木が場外戦でイス攻撃を繰り出せば、船木も付き合い冨宅をイスで殴打する。
長井組も反撃して鈴木を捕らえ、長井が魔界ドライバーから冨宅がランニングローキックを浴びせてから同時に腕十字を決め、冨宅も鈴木にカッキーカッターや膝十字と垣原の必殺技を決めるが、張り手合戦で鈴木が競り勝つとゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪い、メインを勝利で飾った。
全試合終了後に垣原が登場。「僕はこの病を必ず克服します。そして、同じような病気で苦しんでいる人たちの希望の光になります」と病気に打ち勝つことを宣言した、7月に自分が胆石で入院しにFacebookで報告した際に垣原さん(ここからさん付けにします)は「お大事になさってください」とメッセージを贈ってくれた、だから自分もお返しとして垣原さんに「頑張ってください」「ガンに負けないで」とエールを贈ります -
10年目の決断・・・ユニオンプロレス解散へ
(週プロモバイルより)
17日午後2時から都内・テック事務所にてユニオンプロレスの会見がおこなわれた。出席したのは、ナオミ・スーザン代表、木高イサミ、石川修司の3名。まずはスーザン代表から「ユニオンプロレスは10月4日、後楽園大会の10周年記念興行をもちまして解散いたします」と衝撃的な発表があった。現在、予定されているユニオンの大会は、8・30新宿、9・15新木場、10・4後楽園の3大会となる。以下、解散に関するコメント。
イサミ「スーザンさんが代表をやめると言ったときに、選手みんなで新しい代表を立てるのか、今後ユニオンプロレスをどうしていくのか、みんなで話し合った結果なんですけど。いま現在のユニオンプロレスというのは、やっぱりスーザン代表が。初めは代表が代わることもよくあったんですけど、スーザンさんが代表になってからは、ホントにひとつになってここまで来たっていう部分が大きかったので。スーザンさんが引退されるということもあって、みんなで話して、今回の解散ということになりました」
スーザン代表「10月4日の大会以降のユニオン所属選手たちがどうするかは、いまの段階ではまだ未定の部分が多いんですけども、実はDDTプロレスの方で、新しくプロダクションを設立する話が持ち上がっていまして、そちらに所属する選手も出てくると思われます。まだだれがどこに所属するというのは決まっていないので、基本的にはみんな、選手の意思を尊重していきたいなと思っています。そちらも決まり次第、ご報告させていただきたいと思っています」
石川「みんなで話し合って、10月4日で解散ということで、自分のなかでユニオンプロレスのお陰で成長できた、ユニオンプロレスとともにやってきた。そのユニオンプロレスが解散ということで、10月4日以降はフリーとしてやっていこうと思ってます。自分の中では強いと言われている選手たちと闘っていきたいということで。自分は年齢も今年で40なので、残った現役生活はそういった人たちと、自分の力を試してみたいなと思い、決意いたしました」
イサミ「僕個人なんですけど、自分が行くべき道といいますか。ユニオンプロレスがなくなって、そのあとどうするのか。僕の中で決まってはいるんですけど、まだ現段階ではすべてが確定して、すべてがゴーサインが出ているわけではないので、この段階ではまだ言いづらいなというのがあります。ユニオンプロレスというのは、僕にとってもそうだし、石川修司にとってもそうだし。やっぱり、僕らの家だったので、それが一回、閉めるっていうことに関して、マイナスな意見というか、マイナスな、悲しい気分というか、なりますけど、せっかくだったら、10月4日に最高のものを見せられるっていうのが、いま僕が一番望んでるのは、自分の進退もそうですけど、それよりもまずは10月4日までに、残されたあ
と、8月30日、9月15日、10月4日の3大会。たったあと3大会なんですけど、どこまで面白いというか、すごいものをみせられるかなというのが、僕らに与えられた使命じゃないですけど、そういうものだと僕は思っているので。いまは10・4に向けて全力で走ろうと思っています」
以下、質疑応答。
イサミ「(話し合いのなかで反対意見もあったのでは?)僕が若干抵抗したんですけど、僕らはユニオンプロレスの一番最初から再旗揚げしたときからいるメンバーたちは悩んだんですよ。そこが一番つらくて。反対というよりも、さっきも言いましたけど家なんで。家がなくなるって、つらいじゃないですか。だから、どうしようというのは、そのメンバーたちが考えました」
石川「やっぱり最初からいたんで。ユニオンプロレスを大きくしていくことが、自分のやってきたなかで大きなものを占めていたので。こういう話になって、もちろん、そうじゃない道を探したつもりなんですけど、話しているうちに、やっぱり一回終わらせた方が、ホントに応援してくれているファンの方たちにはホントに申し訳ないんですが、いまの体制で一回閉じた方がいいんじゃないかという結論になりました」
イサミ「(新たな体制でユニオンを始めるという考えは?)もちろん、そういう話も出たんですけど、新しい代表を立てるとか。もしくは、代表という役職を立てずに、選手だけでやっていくという方法も考えたんですけど、でも、やっぱり、いまのユニオンプロレスは、僕らの中では、イコール、ナオミ・スーザンという部分が大きかったので。そこが一番ですね。そういう意味じゃ、われわれ選手、スーザン代表、ある種わがままで団体を閉じてしまうことに関しては、ファンの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです」
石川「(DDT総選挙に出馬していないが、今回の話が関係している?)そうですね。解散という話が決まってきたなかで、自分がどうするかとなったときに、さっきも言った通り、年齢的なことも含めて闘ったことのない選手と闘いたいというのがあったので。ユニオン所属として入っている時期もあるんですけど、総選挙が開票されたときには、僕はフリーの立場なので、それはちょっと違うかなと。ユニオンの石川修司として投票してもらって、結果はどうなるかわからないですけど、フリーとして出るのも、また違うかなと。自分のなかでは葛藤もあったんですけど、総選挙の管理委員会には気持ちを伝えました」
スーザン代表「(いまユニオンが管理しているベルトがあるが、それは10・4以降はどうなる?)まだいまの段階で、次の防衛戦は決まっているんですけど、それ以降のことはなにも決まっていない状態です。ですので、そのときのチャンピオンとの話も、チャンピオンの意向も尊重して話す必要があるので。例えば、いま封印するつもりとか、団体側では言えない部分があります。もう少しちょっと、ギリギリにはなると思いますが、チャンピオンと話しつつ、決めたいと思います」
イサミ「(残り3大会、区切りが見えた中でどういう闘いを見せていく?)これが…なんて言うんですかね。ユニオンプロレスの最後が決まっているわけじゃないですか。じゃ、そこに向けてなにができるのか。ほかの選手たちとも話しましたけど、たぶん、だれかひとりでも、“どうせ終わるから”とか、“もういいや”とか、投げやりになる人がひとりでもいたら、一気に崩れるという気がします。まあ、それは話し合いの中で、そういう人はひとりもいなかったし。せっかくなんだから、最後にドデカい花火打ち上げましょうみたいな気分です」
石川「今回、こういうことになったので、ユニオンというか、プロレスファンの人に、ユニオンプロレスを、一丸となって3大会を記憶に残るような大会にしていきたいです」
スーザン代表「いま初めて発表して、解散って、さっきイサミが言ったようにさみしかったりとか、もちろん、応援して下さったファンの皆さん、悲しんだり、惜しんだりしてくださることに関しては、ひじょうに申し訳ないなと思っているんですけど。ホントにいろんなことを話したんです。そのなかで、ユニオンプロレスという団体自体は終わるけども、そこに所属しているみんなというのは、まだまだプロレスを続けていくと思う。そういう意味では、ひとつの区切りをつけることが、今後のみんなにとって、いいものにしていきたいと思っているんです。10月4日は10周年なんですけど、ユニオンとしては最後のそこまで、全力でできることをやって、なにかみんなで得ていくものがあって、その過程でいまま
で応援して下さった方々に、見せられるものがまだまだたくさんあると思うんですね。そこを考えて完全燃焼したいなと思ってます」
イサミ「完全燃焼しましょう! マイナスのことですけど、プラスに変えられるように。楽しく笑って最後までやりましょう!」
ユニオンプロレスが会見を開き10月4日の後楽園大会をもって解散することが発表された。
ユニオンは1994年から活動していたプロレス団体だったが1年後に活動停止、2005年にDDTがDDT内のブランドとして復活、2007年からナオミ・スーザン代表体制となってからは石川、イサミが中心となり、DDTの姉妹団体として扱われてきたが、2013年からはDDTから独立、独立してからもDDTとの関係は継続しつつも団体活動してきたが、先日にスーザン代表が勇退を発表、後継代表をめぐって話し合われていた矢先だった。
いろいろ言われるだろうが、解散のきっかけはスーザン代表の勇退、イサミのコメント通りユニオンはスーザン代表あってのユニオンだったということ、それだけ選手らにしてもスーザン代表には勇退を留まって欲しかったが、スーザン代表の決意は固く、解散に至ってしまったと思う。
今後に関しては石川はフリーとして活動、イサミは明言はせず、他の選手らもDDT内のプロダクションで面倒を見るという、自分も2度観戦したが復活して10年目の解散は残念としかいいようがない。 -
鷹木が吉野を破り新ドリーム王者もモンスターエクスプレスは空中分解!マッドブランキーもまさかの解散でユニット再編の嵐!
8月16日 DRAGON GATE「DANGEROUS GATE2015」東京大田区総合体育館 5000人超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇エキシビジョンマッチ◇
山田武寛(0-0)石田凱士
◇第1試合◇
▼30分1本
しゃちほこBOY ○Kotoka ドラマスティック・ボーイ(6分45秒 首固め)Kzy ×U-T エル・リンダマン
◇第2試合◇
▼30分1本
新井健一郎 ○ヨースケ・サンタマリア(5分47秒 エビ固め)NOSAWA論外 דハリウッド”ストーカー市川
※ジャンピングヒップアタック
◇第3試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権3WAYマッチ/60分
[第27代王者]○戸澤陽(7分26秒 高速ジャーマン・スープレックス・ホールド)[挑戦者]×パンチ富永
[第27代王者]○戸澤陽(12分1秒 パッケージ・ジャーマン・スープレックス・ホールド)[挑戦者]×スペル・シーサー
☆戸澤が6度目の防衛に成功。
◇第4試合◇
▼60分1本
○ドラゴン・キッド フラミータ(15分19秒 ウルトラ・ウラカンラナ)B×Bハルク ×望月成晃
◇第5試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権/60分1本
[第54代王者]CIMA ○ドン・フジイ Gamma(21分44秒 ナイスジャーマン)T-Hawk ×Eita ビッグR清水
☆CIMA、フジイ、Gamma組が2度目の防衛に成功。
【Eita、Kotokaの話】
Eita「オレはT-Hawkの引き立て役じゃねえんだ。あんなの、ごめんだよ。ミレニアルズはアイツのせいで終わった。ミレニアルズはアイツのものじゃないんだ。私物化したからおかしくなったんだ。なあ!?」
Kotoka「T-Hawk! オマエが上にいこうとしても、オレたちがありとあらゆる手を使ってオマエより上にいってやる! 覚悟しとけよ!」
フジイ「勝ったって感じ、全然せえへんな」
【CIMA、フジイの話】
CIMA「あれでスタートラインでしょ。仕掛けて仕掛けられて。頭一回、飛ばされたけど、あれでスタートラインだろ」
フジイ「清水のコスチュームはナメてるんか? わざとか?」
CIMA「まあ、何やっても中途半端なヤツらやな。解散したミレニアルズ、屈辱感を味わえ。レスラーはそれからや。第1試合でミレニアルズのコスチュームのまま上がってたヤツら、このリングに上がらんほうがええかもしれん。オレらは子どもが選んだダーツでマッド・ブランキーに入ることが決まったとき、2週間で新しいコスチューム作ったこともある。意識の差や。オレらが元気なうちにはい上がってこんヤツは蹴りつぶしてやるからな。きょうでスタートラインや。何回でも飛ばしてこい!」
◇第6試合◇
▼ジミーズvsMAD BLANKEY敗者ユニット解散サバイバルイリミネーションマッチ
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ジミー・ススム 斎藤“ジミー”了 ジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン(5-4)土井成樹 YAMATO K-ness サイバー・コング 問題龍
[1]○サイバー(14分40秒 片エビ固め)×堀口
※パイナップルボンバー
[2]○神田(15分42秒 体固め)×問題龍
※琉S
[3]○土井(16分53秒 エビ固め)×神田
※バカタレスライディングキック
[4]○堀口(18分10秒 バックスライド・タイムズ)×サイバー
[5]○ススム(18分10秒 エビ固め)×K-ness
[6]○YAMATO(20分10秒 片エビ固め)×堀口
※ギャラリア
[7]○土井(22分47秒 エビ固め)×斎了
※バカタレ・スライディングキック
[8]○ススム(24分35秒 ジャンボの勝ち!固め)×土井
[9]○ススム(29分21秒 エビ固め)×YAMATO
(試合後)
斎了「クネスさん、ジミーズ助けてくれてありがとうございましたー! 僕の知り合いの了八先生が言ってました。ノブヒコ3人は不良グループから見事、更正した。MAD BLANKEYだけは言うこときいてくれないと嘆いていましたよ。でも、ジミーズを助けてくれた。このことは僕から了八先生に伝えておきますから。僕らジミーズ、このメンバー+KAGEを入れてもう4年になります。これから5年目、新たなジミーズとして、クネスさん。ジミーズとして一緒にやっていきませんか。みなさんどうですか!?」
クネス「ちょっと待って。正直な、MAD BLANKEY楽しかったんだよ。MAD BLANKEY終わらせたくなかったんだ。でもな、それ以上に俺はジミーズを解散させたくなかったんだよ。だから先月の後楽園、お前をリングから遠ざけてジミーズの解散をふせいだんだ。(斎了「クネスさん!」と抱きつく)ちょっと待て。俺としてはMAD BLANKEYも残ったうえでジミーズも残ってもらいたかったけど、しょうがない。今日という解散マッチになって正直、最後の最後までどうするか悩んだんだ。でも、ススムが一人でやられてるのを見て、勝手にカラダが動いちまった。MAD BLANKEYを裏切った、こんな俺だけど、ジミーズ入れてくれるか?」
ススム「クネス! 最後、クネスが助けてくれたとき正直、ビックリしたよ。でも、それ以上に俺は本当に嬉しかった! 俺もジミーズ最初になったときは本当にイヤだったけど、いまはジミーズが大好きです。そこで、さらに大好きなお前が今度はジミーズに入る。でもな、クネス……一つ普通に真面目な話するぞ。ジミーズに入るのに、クネスでいいのか?」
斎了「クネスさん、クネスのどこが地味なんですか。ジミーズ入るに当たって、リングネーム変えていただきます。しかも先ほど言いました、ジミーズは4年経ちます。お客さんにも浸透しています。ジミー・クネス、クネス・ジミーとか安易な地味な付け方やめてください。斬新な新しい地味な名前、しっかり考えておいてくださいよ。それともう一つ、ジミーズにはメンバーそれぞれイメージカラーがあります。それもしっかりクネスさんのイメージカラー考えてください」
クネス「俺のイメージカラー青だから、いま黄色だけど青い戻すよ」
斎了「すみません、青はもういるんです(神田が前に出る)。青は使えません。すみません。別なのお願いします」
クネス「MAD BLANKEYなくなったし、黄色気に入ってるので、黄色で」
斎了「黄色気に入ってる、黄色はもともとMAD BLANKEYのイメージカラーですが、黄色のイメージカラー担当は堀口元気なんです」
クネス「えっ、この人レインボーじゃないの?」
斎了「人一倍派手ですけど、イメージカラーは黄色なんで」
クネス「黄色入ってないじゃん」
斎了「今日は入ってませんけど、Tシャツは全部黄色なので、黄色も使えません。なので紫、黄色、オレンジ、赤、青、そしてKAGEのグレーは使えませんので、他の色をしっかり来月の後楽園までリングネームとイメージカラー決めておいてくださいよ」
堀口「何はともあれジミーズ、勝ちました。そして今日、一人仲間増えましたけど、これからもジミーズ一生懸命……」
谷嵜「おい、ちょっと待ってくれ。さっきから聞いていたらサクサク進んでるけど、クネスのジミーズ入りだと? ここにいるお客さん、テレビの向こうのお客さん、ジミーズメンバー大賛成かもしれないけど、俺は今日、お前にボックス2発くらってサイバーに負けてんねんぞ。そういうのを黙ってみんなが喜んでいるからって『はい、そうですか』と丸く収められるほど大人になりきれてないからな。俺は認めんぞ。この馬鹿野郎どもが(そのまま退場)」
堀口「あー……、一難去って、また一難か。でも大丈夫です。みんなで必ず説得します。せっかく勝ったのでね、これからも新生ジミーズ、こつこつなりますけど、頑張っていきますので、みなさんこれからも応援よろしくお願いします。ありがとうございます」
【土井、YAMATOの話】
土井「終わったことをオレはとやかく言わんぞ。次行くぞ、次。リング上で言った通り、来月タッグリーグはオレとYAMATO、現ツインゲート王者チームでいく。解散のことは気にせん。この借りを返すだけや。裏切り者は制裁や。クネスカタッグが元チャンピオンかもしれない。オマエらが過去に素晴らしい誇り高き実績を持っていようが、オレらはそれ以上や。それはこの前の神戸ワールドで証明されている。優勝してタッグで頂点を極める」
YAMATO「このベルトが正義だ」
【ジミーズの話】
堀口「何はともあれ勝ちました。今日の勝因はこの人です」
K-ness.「こういうことになっちゃったけど、本当はマッド・ブランキーを存続させたかった。マッド・ブランキーとジミーズを天秤にかけてジミーズを取った。結果オーライ。新生ジミーズでやっていきましょう」
堀口「タッグリーグ始まるんで来月の後楽園で土井&YAMATOをやっちゃってくださいよ」
K-ness.「リングネームと色、厳しくない?」
堀口「期限は後楽園までってことで考えておいてください。あと谷やんがああいうことになったけど、ジミーズは解散マッチとかいろんな問題を乗り越えてきた。これからの新生ジミーズにみなさん、ご期待ください!」
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権/60分1本
[挑戦者]○鷹木信悟(30分1秒 片エビ固め)[第21代王者]×吉野正人
※ラストファルコンリー 王者が2度目の防衛に失敗、鷹木が第22代目王者となる
(試合後)
鷹木「しゃち、ちんたらしてんじゃねーぞ、コノヤロー。おい、おい、お前が無能すぎるセコンドだから吉野がこんなザマなんだよ。おいしゃち、セコンドならセコンドらしく、無能なら無能らしくもっと頭使え、バカヤロー」
戸澤「おい、信悟コラ! いままでなお前に対して黙ってきたけどな、いまのは言い過ぎだろ。お前、何がしたんや。モンスターやめたいんか」
鷹木「何いってんだ、この野郎、いまの試合見たろ。勝ったのは俺だぞ。なぜ勝った俺がやめなきゃいけない。やめるならまず今日、負けた吉野とお荷物のしゃちの2人だろ。今日、見に来た会場のみんなも俺の大勝利を見たんだ誰も文句はねーよな(大ブーイング)」
戸澤「同じユニットのメンバーに対してよくそんなこと言えるな。仲間に対して、よくそんなこと言えるな。自分の都合の悪いヤツは仲間になれんのか、こら。最初にMONSTER EXPRESS立ち上げるときに言うたやろ。手と手を取り合って手を繋いで、みんなで仲良くやっていこうって言ったやないか。こんなんな、MONSTER EXPRESSでもなんでもないわ!」
鷹木「それは違うぞ。確かに俺たちはMONSTER EXPRESSをスタートしたときに手を繋いで幸せになろう、そう言ってたのは確かだ。だが、そういった仲良しクラブの甘い環境だから、こんなロクでもないお笑い三流レスラーがいるんだ。おい、しゃち、お前だ。一時はまぐれでベルト取ったかもしれないけど、落とした現在はどうなってんだよ。これが結果だよ。ほとんど試合も組まれない、二軍レスラーじゃねーか。おい、戸澤。お前なら、お前だけは俺の気持ちがわかってると信じてるぞ。戸澤、まあいろいろあるかもしれないけど、次のシリーズ・タッグリーグあるだろ。そこは心機一転、気持ち切り替えて2人でタッグ組もうぜ。よろしく!」
戸澤「(ビンタで返事すると)いまのいままでな、お前と組んで、同期のお前と組んで、この夏のタッグリーグ、絶対何がなんでも優勝してやろうと思ってたけどな、俺の気持ちは変わったぞ、信悟! 悪いけどな、今年は吉野さんと組んでタッグリーグ出してもらうぞ。そしてな、お前と試合して、お前と闘ってお前のその曲がった根性こらー! 叩き直してやるから覚悟しておけや、コラ!」
鷹木「わかったよ。好きにしろ、別に俺はお前と組まなくてもやっていける。適当にパートナー探す。ただしゃちだけは勘弁してくれ。ただの運動好きなあんちゃんがパートナーなら勝てる試合も勝てないからな。戸澤、最後の一発いたかったぞ。次は当たるときは倍返しじゃすまさないから覚悟しておけコノヤロー。どっかにいたなT-Hawk。どこかで試合見てただろ、出てこい(しゃち)しゃちの話は終わってんだよ。T-Hawk、お前を最近見てるといろいろあるようだな。ユニット解散して、仲間にも見放され、ひとりぼっちか。まあ俺もひとりぼっちみたいなもんだけどな。俺はお前に対して散々厳しいコメントしてきたが、それはお前に対する期待に裏返し。それはわかるだろ。T-Hawk、いいかいまお前は一人ぼっちだ。ユニットも何もない。だけど、お前どこにやられたんだ。MAD BLANKEYだろ。アイツら解散したらしいけどな。でも土井とYAMATOがアイツらベルト持ってるらしいぞ。俺はドリームだけじゃ物足りないんだよ。こんなん言ってもお前は信用してくれないかもしれないけど、こんな俺でよければお前のために協力してやるからやるきがあるなら、俺と組んでYAMATOと土井のベルト奪ってやろうぜ。やれるのか、外野の声は気にするな。お前の本心で答えろ!」
T-Hawk「鷹木信悟、確かにお前の言う通りチームは解散して、俺は仲間にも裏切られた。いまここでウカウカしてたらこのドラゴンゲートの早い流れにおいていかれるかもしれない。こんな俺でよければタッグ組みましょう」
鷹木「やるならとことんやるぞ! よーし!! T-Hawk、話は終わった。帰ってくれ。ということで、改めまして自己紹介させていただきます。いま言ったように改めて自己紹介する。初代、新ドリームゲート王者の鷹木信悟です。ベルトも新しくなったので初代ということでいいだろう。まあ見ての通り書泉、リングは弱肉強食、勝者が正義で、勝者が歴史を作る。今日勝ったのは紛れもなく俺だ。つまりは今後のドラゴンゲートの歴史は俺が作っていく。ミレニアルズもMAD BLANKEYも解散したんだろ? これからはユニットの力じゃないぞ。個人の力が中心になるからな。つまり仲良しクラブはもう終わりだ。これからはリアルな現実を見せていく。力のない者は去れ、力のある者だけ生き残る。そういった本当の闘いを見せていくからな。お前らそれだけはよく覚えておけ」
【吉野、戸澤、しゃちの話】
吉野「今日、オレがドリームゲート戦でアイツをきっちり弾き返していれば、試合後、こんな展開にならなかった。オレがこういう結果にしてしまったばっかりに戸澤としゃち、今日大田区に集まってくれたみなさんにもイヤな思いをさせてしまった。試合に負けたオレが言うのもアレだけど、最後の戸澤のマイク、めちゃくちゃ嬉しかったよ」
戸澤「正直、ショックですね。でも、今、モンスターで残ってる仲間が一番大事。仲間と一緒に手を取り合ってがんばっていきたいと思います」
吉野「アミーゴ、ビッグマッチでこれだけのお客さんの前であれだけのことを言われたんや」
しゃち「自分なりに一生懸命答えを求めてやってきたつもり。それをあんなふうに言われて、オレは悔しい。鷹木信悟に必ず仕返しをしてやろうと思います。必ずやってやろうと思います」
吉野「鷹木信悟が試合をする時にアミーゴがセコンドついたら、後輩で歳も下でキャリアも下の信悟に水やタオルを渡したりしてる。何回も言うけど、オレはアミーゴのことを悪く言うヤツは許さない。オレも戸澤もアミーゴも一緒や。来月のタッグリーグでやってやる。調子乗るのもたいだいにせいよ。ドリームを手放してしまったかもしれない。けど、次にアイツと当たる時は覚えてろよ」
【鷹木の話】「いやあ、これでいいでしょう。ベルトも新しくなった。もう俺色。ビールの味に染まっちゃったよ。新ドリームゲート。まあ会社が何て言うか知らないけど、ベルトを持っている者に権限があるんだろ? だったら俺は初代新ドリームゲート王者・鷹木信悟だ。今年に入っていろいろフラストレーション溜まってたんで。しょせん結局、弱肉強食ですよ。今日だって同じ日に両国で新日本プロレスがあった。G1クライマックスの決勝ですか。次の週にはDDTの両国もある。プロレス界も弱肉強食。食うか食われるかの時代に入った。だったらドラゴンゲートがいつまでも仲良しクラブをやっている場合じゃないでしょ。俺は常々そう言ってきた。だからこそ俺は他団体にも目を向けて、昨年からさまざまなリングに上がってきた。電流爆破もそう、靖国神社もそう。俺はもっともっといろんな刺激がほしかったから。確かにやり足りないけど、それはもちろんドラゴンゲートのリング上でやり足りない、不平不満があったからだ。だが、俺はしょせんドラゴンゲート所属の選手だ。ここのリングで結果を残さなければ誰も評価はしてくれない。
だから俺は同門対決に何の抵抗もない。吉野だろうが戸澤だろうが、ゴングが鳴れば対戦相手を叩き潰すプロレスをするだけだ。俺のその軸は何も変わらない。ドラゴンゲートらしさ、それも確かにあるかもしれない。俺からしたらそんなのクソ食らえだよ。ユニット? そんなの二の次三の次だよ。プロレスラーならやっぱり、一人のプロレスラーとしてトップを目指すのが当然。最終的にはユニットなんか1年か2年したらなくなるんだ。だから俺は常に個人闘争、それを胸に闘ってきた。
こうして新しいドリームゲートのベルトが俺の手元にあるんだからこれで誰も文句はないよな。ファンが勝手に俺のことを悪役に仕立ててブーブー言ってるが、アイツらも仲良しクラブが好きということがよくわかったよ。でも俺はそれを変えていきたい。俺は俺なりにドラゴンゲートに危機感を感じて行動を起こしていることだから。 今日が終わりじゃない。今日からスタート。2年前にCIMAから取って、ヘマこいてYAMATOにすぐ取られたようなミスをしたが、今回はそんなことはしねえからな。挑戦者は俺が選んでいくからな。勝手に会社、対戦相手には言わせねえぞ。それがこの新ドリームゲートの権限だ」
新日本プロレス「G1 CLIMAX25」両国大会の裏で開催されたDRAGON GATE大田区大会のメインは吉野の保持するドリーム王座に鷹木が挑戦、吉野と鷹木は同じユニット“モンスターエキスプレス”のメンバー同士だったが、互いに方向性を巡って対立、ユニットは分裂状態となるなかでの選手権が開催された。
試合は吉野がジャベを駆使して首や腕攻めを展開するが、鷹木がエプロン上でのパイルドライバーで反撃、場外へ逃れた吉野を鷹木がイスで容赦なく殴打し、リングに戻ってもナックルで殴りつけ、制止に入るレフェリーをも突き飛ばす。
パワーで圧倒する鷹木に吉野は鷹木をエプロンで固定してから花道ダッシュのスライディングキックを放ち、コーナーからムーンサルトアタックを命中させる。
吉野はスリングブレイドからフロム・ジャングルを狙うが、脱出した鷹木はスライディングラリアットを決め、バンピングボンバーをブロックした吉野はアナザースペース、フロム・ジャングルを決めるも、鷹木は持ち上げてデスバレーボムで叩きつける。
吉野は雪崩式スリングブレイドを狙うが鷹木はパワーボムで返し、吉野のリバースパワースラムもバンピングボンバーで切り返すとパワーボムからMADE IN JAPANを狙うが、鷹木は腕吉野で切り返すもトルベジーノは鷹木が強引に叩きつけて阻止する。
鷹木はダブルチョップを狙うも吉野はリバースパワースラムを決め、トルベジーノからのソル・ナシエンテと必勝パターンに持ち込むが鷹木はロープに逃れてバンピングボンバーを放ちSTAY DREAM、吉野もバックホームからトルベジーノを決めるももう一発は鷹木がキャッチしてMADE IN JAPANを決めると、最後はバンピングボンバーからのラストファルコンリーで3カウントを奪いドリーム王座を奪取した。
試合後には鷹木は吉野のセコンドについたしゃちに対しても暴行を振るいバンピングボンバーからのパワーボムでKO、鷹木の振る舞いに戸澤も我慢できず詰め寄るも、態度を改めないため決別を宣言する。
鷹木は新パートナーとしT-Hawkにタッグ結成を要請するとT-Hawkも快諾した。
またセミで行われたジミーズvsマッドブランキーのユニット解散をかけたイリミネーションマッチはサイバーが谷嵜をパイナップルボンバーで降し退場させてマッドブランキーが先制するが、ジミーズも神田が琉Sで3カウントを奪いすぐタイに持ち込むも、土井がバカタレスライディングで神田を、堀口がサイバーを髪が宿ったバックスライド・フロム・ヘブンで3カウントを奪うなど五分の攻防が続く。
ジミーズはススムがクネスを光の輪を切り返して3カウントを奪い逆転に成功すると、マッドブランキーもYAMATOが垂直落下式ブレーンバスターからのギャラリアですぐ追いつき、土井が斎了をバカタレ・スライディングキックで3カウントを奪い、マッドブランキーが再び逆転しジミーズはススムだけとなる。
しかしススムは土井にジャンボの勝ちを決めると掟破りのV9クラッチで3カウントを奪いタイに持ち込むと、YAMATOはスリーパースープレックスから垂直落下式ブレーンバスターでススムを追い詰め、ススムがジャンボの勝ちを狙ってもリング下のクネスが脚をすくって妨害する。
そしてクネスがパウダー攻撃を狙うが、クネスはYAMATOの顔を確認してからYAMATOにパウダーを投げつけると、ススムとクネスのクネスカがスカドラニーを決めてからススムがジャンボの勝ちを決め3カウントとなり、敗れたマッドブランキーはクネスのまさかの裏切りで解散となった。
試合後はススムとクネスはクネスカの再結成を宣言してツインゲートへの挑戦を表明すると、斎了がクネスにジミーズ加入を勧め、クネスも快諾するが、試合中にクネスに何度もボックスで殴打された谷嵜だけは納得せず、一人だけ退場した。
またトライアングルゲート選手権は試合中にEitaがCIMAに攻撃を加えた際に脳震盪を起こし意識を失うハプニングが発生、CIMAは蘇生するも激怒しEitaにイスや傘で殴打して大荒れとなる。
それでも冷静さを取り戻したCIMAがGammaとの連係やフジイの活躍もあって主導権を握り、最後はフジイがナイすジャーマンで3カウントを奪い王座を防衛した。
だが試合後にKotokaが乱入してEitaと共にT-Hawkを襲撃し仲間割れとなった。
ジミーズを解散に追いやるどころか逆にマッドブランキーが解散、ユニットを死守したジミーズはクネスが加わるも谷嵜は独自行動、EitaとKotokaも独自で動き出し、空中分解となったモンスターエキスプレスは鷹木とT-Hawkがタッグを結成するなど新しい展開を迎えた、ユニットの再編となったドラゲーの図式はどう変わるのか?大田区総合体育館大会終了。 結果、新しく作り直したドリームゲートのベルトを奪取する事に成功! 今日でまた敵を増やしたなあ。 周りは敵だらけ。 しかし、自分を追い込むには丁度良い。 今こそ、勝って兜の緒を締めたい。 お疲れ〜 pic.twitter.com/k3yCtwCAzc
— 鷹木 信悟(SHINGO) (@Takagi__Shingo) 2015, 8月 16あまりリング上で殺伐とした雰囲気は見せたくない。 でも今日はどうしても我慢できなかった。 ごめんなさい。
— Akira Tozawa ® (@TozawaAkira) 2015, 8月 16 -
武藤、蝶野が見守る中での頂上対決、“極めの夏”となったG1を制したのは棚橋弘至!
8月16日 新日本プロレス「G1 CLIMAX25」10180人超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○田口隆祐 マスカラ・ドラダ デビット・フィンレー(6分39秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー ×小松洋平 田中翔
※スライディングヒップアタック◇第2試合◇
▼30分1本
○天山広吉 小島聡 キャプテン・ニュージャパン(6分38秒 アナコンダバイス)永田裕志 中西学 ×ジェイ・ホワイト
◇第3試合◇
▼30分1本
○マイケル・エルガン(9分24秒 エビ固め)×YOSHI-HASHI
※エルガンボム
◇第4試合◇
▼30分1本
矢野通 ○石井智宏 桜庭和志(8分53秒 片エビ固め)バットラック・ファレ 高橋裕二郎 ×タマ・トンガ
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第5試合◇
▼30分1本
後藤洋央紀 柴田勝頼 ○飯伏幸太(10分41秒 片エビ固め)真壁刀義 内藤哲也 ×本間朋晃
※フェニックススプラッシュ
【柴田、後藤、飯伏の話】
柴田「なんも無いっすよ。とりあえず、今日のクソガキ。めんどくせぇから、やってやるって。いつでも良いよ、俺は。一回、終わったと思ったけど。一回『G1』の公式戦でやってるんでね、終わったと思ったけど。いつでも良いよ。やってやる。始まる前に終わらせてやる。以上!」
飯伏「まず『G1』を完走できたことが、自分の中でも一番プラスになってると思うし。凄い良い経験になったと思うし。今日も、直接じゃないですけど(真壁)に勝ったんで。是非、NEVERのベルトに挑戦したいと思います。挑戦させてください。お願します」
――真壁さんとNEVERはどちらに気持ちが大きいですか?
飯伏「どっちも同じ位ですね。でも真壁さんとのシングルマッチができるから。ベストな状態でお互いできれば嬉しいんで。前回は、公式戦で勝ったんですけど。あくまで、公式戦なんで。その時の体調によるんで。今回はよりベストな状態で、闘えるかなと思うんですけど。その状態で挑戦したいです」
後藤「インターコンチネンタルチャンピオンとして、決勝に上がれなかった。悔しいよ。なにより悔しいのが、中邑にタップアウトで負けたことだ。こうなりゃ、中邑、優勝しろよ。その優勝したアイツと闘って、叩きのめしてやるから」
【真壁、内藤の話】
真壁「オイ、飯伏の野郎やってくれるじゃねぇかコノヤロー。オイ、NEVER賭けるかコノヤロー、クソ野郎が。オイ、上等だコノヤロー。アイツが『やりてぇ』って言ってんだろ。やってやるよコノヤロー。オイ、そんじょそこらの覚悟してくんじゃねぇぞコノヤロー」
内藤「柴田! 柴田! って言った方がいい? オイオイ、トランキーロだぜ。カブローン(クソ野郎)、落ち着けよ、柴田」
◇休憩前◇
11月15日に両国国技館で引退する“ミスタープロレス”天龍源一郎が、スーツ姿でひさびさに新日本マットに現れた
天龍「「オイ、新日本! 俺の引退試合の相手を決めるんじゃないのか? ハッキリせいや! 」
(外道登場)
外道「天龍さん、レインメーカー待ちですか? レインメーカーが出るまでもねえ! 答えはノーだ!」
天龍「オイ、昭和のプロレスを味わう最後のチャンスだぞ?」
外道「アンタの功績は認めるが、これはアンタのためなんだよ!」
(オカダ登場)
オカダ「天龍さん、引退されるそうですね。お疲れさまでした! 天龍さんにひとつだけ言わせてください! 僕と同じ時代じゃなくてよかったですね!」
天龍「オイ、アンちゃん! 履いた唾は飲み込むなよ、コノヤロー!」
オカダ「天龍さん、11月15日、どうなっても知らないですよ? それでもいいならやりましょう!」
天龍「よく言ったオマエ! 俺はその日まで楽しみに一生懸命に身体、鍛えてやるよ」
(天龍はオカダと正面からにらみ合いを展開。オカダと外道が退場し、場内が大「天龍」コールに包まれる中、天龍は受身を一発取り、リングをあとにした。)◇第6試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(17分35秒 片エビ固め)[第42代王者]マット・ジャクソン Xニック・ジャクソン
※チェイシング・ザ・ドラゴン
☆マット&ニック組が2度目の防衛に失敗。オライリー&フィッシュ組が第43代王者となる
【reDRagonの話】
オライリー「日本に来てしばらく経つが、IWGPジュニアタッグのベルトを、今日獲ることができた。今度、俺たちに挑戦してくるのは誰でもいい。ジュニアヘビーの選手でも、ヘビー級の選手でも、誰でもいい。そしてヤングバックスがリマッチを要求するなら、それでも受けてやる。誰の挑戦でも受ける」
フィッシュ「ついにベルトを獲った。IWGPジュニアタッグのベルトだ。俺たちに挑戦してくる者、いつでも、誰でも、どんな試合でも受けてやる。新日本に来ることができて良かったと思っている。これからジュニアタッグの王者として、10回でも防衛して、ずっと王者であり続けたいと思う」
◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第71代王者]○KUSHIDA (17分28秒 ホバーボードロック)[挑戦者]Xリコシェ
☆KUSHIDAが初防衛に成功
【KUSHIDAの話】
KUSHIDA「ハァ(床に腰を落とす)。ダメだ。チャンピオンだから立ってコメントします」
――先日のオライリー戦とは打って変わって、空中戦を受けてたった形になりましたが?
KUSHIDA「そうっすね。そう言われてみればそうっすね。でもね、ジュニア界トップを走るオライリー、ケニー・オメガ、そしてリコシェ。この3人、3人ともタイプが違う。極める技術、打撃、そしてハイフライヤー。どの分野とってもトップですよ。ただ、その中で一番強いのは、新日本プロレスのKUSHIDA、俺だ。こんな短期間に、3トップ破った人間はいないでしょ。すげぇ自信になりました」
――増々このベルトへの愛着が深まったんではないですか?
KUSHIDA「そうっすね。やっぱリコシェの一番の脅威は、“わかりやすさ”。誰が見てもすげぇ面白い。だけど“底の深さ”これが俺が身に着けたモノとは違うなと。表裏一体っすよ。わかりやすい、素晴らしいよ。けど、軽くもない、重い、表裏一体。だけど、プロレスはね、わかりやすいモノじゃ成り立ってないから」
――今回、この両国国技館でタイトルマッチ防衛したことに関してはいかがですか?
KUSHIDA「ずっと『SUPER Jr.』の決勝をね、ここにもってきたいと。で『G1 CLIMAX』は3日間も満員にしちゃったわけで。全国まわって、やっぱりジュニアとヘビー、今日現在とてつもなく大きな差があると、ボクは自覚してますよ。ただ俺がここまでね、新日本プロレスの中で、そして外で、海外で歩んできた道が証明してるでしょ。一歩一歩、一歩一歩、みんなが思ってる価値観を必ずや逆転させます。最後にリコシェ、Thank you very much.Welcome to the NEW JAPN PRO-WRESTLING.ライバルが増えて嬉しいですね」
【リコシェの話】「今の結果を見て、誰も僕を攻める事はできないだろう。KUSHIDAの方が今日に関しては少し上だったという事だ。KUSHIDAは良い選手だな。また新日本のリングに上がるぞ。俺は必ず帰ってくる。そして、その時はKUSHIDAにリマッチを求める。次回僕が試合をする時は、今日の結果とは違う結果になっている事だろう。また鍛えてくるよ。今日負けた事は素直に認めるよ。この通り、腕をやられてしまったからね。イテテ……また俺は帰ってくるよ」
◇第8試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○AJスタイルズ カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(11分16秒 エビ固め)×オカダ・カズチカ マット・ターバン マイケル・ベネットwithマリア・ケネリス
【BULLET CLUBの話】
AJ「またBULLET CLUBが勝ったぞ! 見ただろ! BULLET CLUBこそが最強なんだよ!」
ギャローズ「これこそがリアルだ」
アンダーソン「3連戦の両国スモウホールは売り切れだ!! 今日は札止めだぞ!? なんでか分かるか? BULLET CLUBのおかげだよ。タナハシがエースと言われる時代は終わりだ。AJこそが世界最強なんだよ!! オカダよりも誰よりも最強だ!! AJスタイルズがIWGPにふさわしい男なんだよ!! 必ず取り返すに決まっている!! キングダム!! オマエら、ここにタッグベルトがあるぞ。かかって来いよ。マリアを引き換えにな」
ギャローズ「マリアはもういいだろ」
AJ「まぁまてまて、あれは……しょうがない!!」
ギャローズ「しょうがないだと!? あんなクソ女俺の拳でぶっ潰してやるよ」
アンダーソン「まぁ勝てたんだし良いじゃないか!」
AJ「ハハハハ!!」
【キングダムの話】
ベネット「オカダは大丈夫か?」
ターバン「俺たちは負けることが嫌だ。負けることを嫌っている。もうこんな結果はこりごりだ。今日は今日だが、俺たちには2つの目標がある。一つはBULLET CLUBを叩きのめすことだ。もう一つは、IWGPタッグのベルトを獲ることだ」
ベネット「今日はクソみたいな結果だ」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」優勝決定戦/無制限1本
[Aブロック1位]○棚橋弘至(32分15秒 片エビ固め)[Bブロック1位]X中邑真輔
※ハイフライフロー
☆棚橋が「G1 CLIMAX 25」優勝(試合後、中邑が棚橋に握手を要求。棚橋がそれに応えると、中邑は棚橋の手を挙げて称えた。中邑が退場したのち、蝶野が優勝旗、武藤が賞金1,000万円の目録を棚橋へ贈呈。そして最後に、中山氏から優勝トロフィーが手渡され、4人が揃って記念撮影に納まった。)
棚橋「ありがとうございましたーーー!!(※大歓声) 夏を! 極めました(※大拍手)。みんなのおかげです。ありがとうございます(※大拍手&『棚橋』コール)。・・・そして、もっと『ありがとう』を言わして下さい。プロレスを知ってくれてありがとう! プロレスを好きになってくれてありがとう! そして会場に来てくれてありがとう! そして応援してくれてありがとうございましたーーー!!(※大歓声) 今日で『G1』は終わりますけど、プロレスはずっと続いていくので、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました!(※大拍手)(続いて棚橋はエアギターを開始。まずは、小松からエアでギターを受け取り、1回目の演奏を行なった。そして、アンコールに応えた2回目の演奏では、最後にギターをクラッシュ。ファンからエアで受け取ったギターを使用し、3回目の演奏を敢行した。)最後までありがとうございました!じゃあ最後の最後に!! 会場の皆さん!! そして!! 『G1』を見てくれた皆さーーん!! 愛してまーーす!!」
【棚橋の話】
(キャプテン、ドラダ、フィンレー、ジェイが棚橋を拍手で迎える。)
棚橋「元気よくお願いします!」
キャプテン「棚橋君、『G1』優勝おめでとう。乾杯!!」
ドラダ、フィンレー、ジェイ「乾杯!」
棚橋「『G1』優勝しました! 乾杯! (棚橋は4選手それぞれと、ガッチリ握手をし、お礼を伝えた)」
――棚橋選手、改めてまして、おめでとうございます。
棚橋「ありがとうございました」
――今、優勝して勝利の美酒も味わいましたが、改めて今のお気持ちを聞かせていください。
棚橋「とうとう8年ぶりに、夏を極めました。シリーズが長くて、日程がキツかった分、充実感が凄いです。溢れてきてます」
――今、ご自身の言葉の中にも、「8年ぶり」という言葉もありましたが、2007年に優勝した時とは、今日はまったく違う景色が広がっていたと思いますが?
棚橋「本音を言うとね、お客さんにはね、帰ってほしくないっていうか、いつまでもあの空間にいたいっていう、そういう気持ちでした」
――試合後、リング上にいる時間もいつもより長かったと思いますが?
棚橋「セレモニーもあったんでね、そのあと起こったことはね、ちょっとね、“心は折れなかった”ということで、宜しくお願いします」
――若干、横に置いてある旗がいつもより背が低い気がしますが?
棚橋「はい。徹夜で直します。これもきっとね、今回の出来事、ほんとに“100年に1回”でしょうね(笑)。すいませんでした」
――今回は、これだけのお客さんの前での、中邑真輔との優勝決定戦でしたが?
棚橋「(数分間の沈黙を破り)東京ドームでね、初対決してから、いろんなところでライバルって見られて、そういう中で闘ってきたけども、それだけだったんでね。ライバルって、それ以上なにを望むんだってことなんすけど、『ライバルでしょ』って片付けられてしまうのは、嫌なんすよね。まだ今日を境に、ライバル以上の関係性を、俺は望みます」
――放送席では、蝶野さん
、武藤さんと、お二人が見守る中、見事優勝することができましたが?
棚橋「光栄です。第1回から25年続いてきた歴史があるんでね。歴史に敬意を示しつつ、次なる一歩をっていうね、その姿勢は今までもこれからも変わらないです」
――『G1』王者として、これから闘っていく事になると思いますが、今後の展望はいかがですか?
棚橋「この『G1』という1ヶ月の期間で、新日本プロレスの中心に戻りました。誰が何と言おうと、俺が新日本プロレスの中心です。そして俺が中心になった方が、絶対に新日本プロレスは面白い。次に期待してください」
――新日本の中心となると、IWGPヘビーのベルトも気になる点ではありますが?
棚橋「『G1』終わってもね、プロレスはまだまだ続いていくんで。今後も『G1』の勢いをこのまま繋げていって、そしたら自ずとベルトも寄ってきますよ」
――「ちょっくら優勝して来ます」という宣言を見事に果たしましたが?
棚橋「リング上で言えば良かったですね。『ちょっくら優勝してみました』」
――今年の夏は『Number』、そして『月刊カドカワ』の表紙をかざるなど、プロレス以外でも表に出るような夏でしたが?
棚橋「今の時点でシチュエーション、会場、ファンの皆さん、結果、全てが最高です。でも、さらに満足せずに上を目指します」
――また新日本の中心として、顔としていかがですか?
棚橋「もっと行けるんです。プロレスは。もっと行けるんです。それだけを信じています」
【中邑の話「ハァハァ……燃え尽きたでしょ。リングの上に……全部……全部、あげました」
優勝決定戦を迎えたG1 CLIMAX25、今年はTV解説として第1、2、4、12、15回の覇者で初代・夏男の蝶野正洋、第5回の覇者である武藤敬司を迎え、90年代の新日本の主役の二人が見守る中、現在進行形の新日本の頂上対決である棚橋vs中邑が行われた、二人の対決は昨年のG1の大阪大会以来で8勝7敗1分で棚橋がリード、大阪大会では棚橋がボマイェを狙う中邑をジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込み勝利を収めている。
序盤は腕の取り合いからグラウンドの攻防を展開するも、棚橋が中邑の膝裏にバックタックルを放ってから試合が大きく動き、昨年4月の両国大会同様ボマイェ封じの脚攻めを展開、だが中邑もセカンドロープからのサマーソルトドロップを狙う棚橋をハイキックを浴びせ場外へ落とすとエプロンに固定してのかち上げニーを決め、リングに戻ってからフェースロックで絞り上げ試合を五分に戻す。
棚橋は中邑のバイブレーションをキャッチしてロープ越しのドラゴンスクリューを決めると場外へ逃れた中邑にコーナー最上段からのプランチャで追撃し、中邑を先にリングに戻すも中邑はリングに戻ろうとする棚橋をジャンピングカラテキック、串刺しクロスボディーを狙う棚橋をかわしてトップロープに釘付けにしての膝蹴り、バッククラッカーからリバースパワースラム、そしてボマイェと勝負に出るが、棚橋は低空ドロップキックで迎撃、膝に関節蹴り、中邑のトルネードキックをキャッチしてからのグラウンド式ドラゴンスクリューで再度脚攻めを展開する。
棚橋はテキサスクローバーホールドからトゥエルブ・シックス、そしてハイフライフローを投下するが中邑がかわして自爆、その直後に後頭部へのボマイェを浴びせ、ジャンピングボマイェからボマイェを狙うが、棚橋はかわして前回のフィニッシュだったジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込むも、中邑もカウント2でクリアする。
中邑は棚橋の顔面にスライディングボマイェを炸裂させるとランドスライドは棚橋が暴れたため崩れ、棚橋はツイスト&シャウト、スリングブレイド、ハイフライアタック、ハイフライフローが決まり勝負あったかに見えたが、これも中邑がカウント2でクリアする。
棚橋はダルマ式ジャーマンを狙うが、阻止した中邑は猪木の魔性が乗り移ったようなナックルを放つとランドスライド、膝蹴りは棚橋がキャッチしてドラゴンスクリューを決めるも、スリングブレイドは中邑が巻き込み式腕十字で切り返し、三角絞めへと移行して棚橋を追い詰め、更に脱出した隙を突いてボマイェを炸裂させる。
試合は30分を越え、中邑は雪崩式ランドスライドを狙うが、棚橋が踏ん張ってコーナー上での攻防となると、コーナーの中邑に雪崩式ハイフライフローで押しつぶし、ドラゴンスープレックスからハイフライフローを連発して3カウント、棚橋が8年ぶりにG1を制した。
2007年に棚橋が優勝したときは新日本はユークス体制になっていたものの暗黒時代からはまだ抜け出せず、棚橋も“新日本の棚橋プッシュ”と皮肉られ、まだまだファンには認められなかったが、そこから棚橋がアントニオ猪木に代わる新しい象徴として新しい新日本プロレスを築いていった。今年のG1での棚橋コール、そして90年代の新日本の主役だった武藤、蝶野からの激励は全てにおいて棚橋が認められた証なのではと思う。
棚橋はこれでIWGPヘビー級王座への挑戦権を手に入れたが、行使はおそらく2016年1月4日東京ドームになると思う。そして現王者のオカダはセミでキングダムと組んでAJ率いるBULLET CLUBと対戦、オカダはジャックナイフからのリバースネックブリーカー、またリバースネックブリーカーからのツームストーンパイルドライバーとAJ相手に新しいパターンを披露するが、AJは逆さ押さえ込みからのスタイルズクラッシュというこちらも新しいパターンを披露してオカダから直接3カウントを奪い、前王者の権利としてオカダとの再戦をアピールした。
また休憩前には天龍が現れ、11月15日の自身の引退試合でオカダと対戦したいとアピールしたことで新日本側から返答がなかったことで代理人の外道に直談判、オカダ本人が受諾したことで天龍の引退試合の相手を務めることになった。
きっかけはオカダがプロレス大賞を受賞した際に「猪木選手、鶴田選手、天龍選手、その3人は僕と同じ時代じゃなくてよかったなと。同じ時代だったら、そんな記録はできていないと思いますので、僕よりも大分、前の時代にプロレスラーとしてそういう記録を取れたことを、僕に感謝してほしいなと」と発言したことで天龍が「猪木さんもジャンボも現役じゃないけど、俺は現役だからね。その言葉を見過ごすわけにはいかないんだよ。俺は新日本のレスラーじゃないんだから、そんなことは通用しないよ。キャラなのか、自惚れなのか、本心なのかは知らないけど「自分が吐いた言葉には責任を持てよ」ということだよ。俺にしてみたら、コケにされたらリングでケリをつけるしかないでしょ? 同じようなことをスポーツ新聞に言ったら「天龍がオカダに挑戦!」というニュアンスの記事になっていたけど、別に挑戦するんじゃないんだよ。IWGPのベルトも新日本の関係なく、俺にとっては降りかかってきた火の粉を払うだけの話。俺は今、オカダと同じ時代を生きているプロレスラーなんだから、それだったら実際に俺と闘って試してみろよと言いたいよ。」と怒りを露わにしたことが事の始まりだった。
しかし天龍自身がオカダに興味を持ったのも事実であり、また王者でありながらも棚橋、中邑という存在を越えられないオカダにしても天龍を体感することで、打開するきっかけになるかと思う。
大会前にはNOAHに参戦経験のあるデリリアスが登場、デリリアスもしばらく名を聞かなかったが、ROHではブッカーを務めているという。デリリアスは新日本とROHの関係の強化と来年には日本ツアーの開催を発表した、これまでROHはNOAHとの関係が強かったが、NOAHの現状を考えると新日本に乗り換えたということか、IWGPジュニアタッグ選手権はレッドドラゴンがヤングバックスを破りIWGPジュニアタッグ王座を奪還、KUSHIDAは昨年度のスーパージュニア覇者であるリコシェとIWGPジュニアヘビー級王座をかけて対戦、KUSHIDAの腕攻めに対しリコシェが空中戦で苦しめるが、リコシェのペナドリラーをしっかりマークしたKUSHIDAがホバーボードロックでギブアップを奪い王座を防衛した。
また第5試合の6人タッグ戦では試合は飯伏が本間をフェニックススプラッシュで降すも、15日の両国大会から遺恨が勃発した柴田と内藤が場外で乱闘を繰り広げれば、NEVER王座へ挑戦を表明した飯伏に真壁が襲い掛かるも、狂気の宿った飯伏がハイキックで真壁をKOするなど、新たなるドラマも始まろうとしている。
G1は終わったが新日本プロレスは2016年1月4日の東京ドームに向けて走り出した、新日本プロレスという大河ドラマはまだまだ続く。今年の『G1』がどんなシリーズだったのか? それはこの写真が雄弁に語ってくれていると思います。 全国各地のファンの皆様、たくさんのご来場と応援、本当にありがとうございました! #g125 pic.twitter.com/64wz00VSnw
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2015, 8月 16新日本プロレスG1クライマックス。長いシリーズでしたが無事終了しました。応援して頂いた皆様、ありがとうございました。身体を張ってシリーズ完走した選手達にも感謝です。
— 木谷高明 (@kidanit) 2015, 8月 16大阪での仕事を終えメインイベント開始10分前に両国国技館へ。サプライズでG1決勝戦をゲスト解説。素晴らしい大会でパワーを頂いた。いつかはWRESTLE-1の選手にも今日のような熱のある超満員の舞台で試合をさせてあげたい。応援宜しく! pic.twitter.com/MDu7LVC6Qy
— 武藤 敬司 (@muto_keiji) 2015, 8月 16G1優勝戦モニター視聴なぅゼァ。武藤さんの解説は試合のことより自分のアピールばっかりゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 8月 16新日本プロレスG1決勝戦!プロレスを好きになって良かった!G1プリントシールで滾りながら燃え尽きる極みの夏! #g125 pic.twitter.com/j13G5gO8Xq
— 元井美貴 Miki Motoi (@motoimiki) 2015, 8月 16今年は大会が25周年であり、両国国技館30周年でもあるんですよねー。RT @njpw1972: 「ありがとう!」棚橋が“宿命のライバル”中邑を下し、2度目の『G1』優勝!! なんと試合後、両雄が歴史的握手!! #g125 pic.twitter.com/mxXnEs4dag
— 清野茂樹 (@kiyoana) 2015, 8月 16G1終了。たくさんの応援ありがとう。ありがとう。 #g125
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2015, 8月 16「旗は折れても、心は折れない!」 #g125 pic.twitter.com/uPeQD7u6HO
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2015, 8月 16 -
曙が流血もゼウスを力でねじ伏せ三冠王座防衛!諏訪魔が秋山体制にVM参戦を要求!
8月16日 全日本プロレス「2015サマーエクスプロージョン」兵庫・神戸サンボーホール 648人 満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○佐藤光留 青柳優馬(13分03秒 逆エビ固め)渕正信 X野村直矢
◇第2試合◇
▼30分1本
○ボディガー 入江茂弘(15分56秒 アルゼンチンバックブリーカー)XKENSO 吉江豊
◇第3試合◇
▼GAORA TV王座決定戦/60分1本
○中島洋平(11分49秒 エビ固め)Xビリーケン・キッド
※顔面蹴り
☆中島が第7代王者となる
【中島の話】「やっと巻けた。今日から第7代GAORA TVチャンピオン・中島洋平だ。勝ちました! クソ、遠かったな。でもこのベルトが俺の腰にある。昨日SUSHI選手が負傷欠場というアンラッキーから転がってきたラッキー。挑戦まではラッキーかもしれない。でもビリー選手に勝って3カウント獲ったのはただのラッキーじゃない。この1年、積み重ねてきた結果だと思います。どんどん防衛して、そしてSUSHI選手、あの人の復帰を待って、あの人のために最高の舞台を用意して、そこでまた防衛戦を待ち構えたいと思います。僕なりのGAORAチャンピオン像を必ず作り上げていきます。これからも注目して下さい。(顔面蹴りにちゅうちょはなかった?)なかったです。戦いはそういうものだと思ってるんで」
◇第4試合◇
▼30分1本
○諏訪魔 青木篤志(17分26秒 体固め)太陽ケア Xジェイク・リー
※ラリアット
【諏訪魔の話】「今の全日本プロレスを面白くするためにどうするか考えたんだよ。やっぱり秋山社長の体制でやってるわけだけど、そこは真っ二つに分ける。秋山派、諏訪魔派で派閥争い。どんどん二極化で盛り上げる。それを推し進めた方がいいんじゃないかと俺は思う。今の全日本プロレス、何か閉塞感があるし、何か内々でやってる感があるし、そういうのはみんな感じてると思う。俺は俺でどんどん攻めていきたいし。俺もしばらく静かにしてた感覚でいるんだけど、このままでは先はないなと。そこは強く思うよ。あとそれだったら対秋山派閥。Xceedというもの、その先に秋山準という影がちらついてるわけで、これ以上Xceedとどうこう、ただXceedに向かってたって、本当に倒すべき相手は違うんじゃないかなと。何も埒が明かない。当然、Xceedは倒すけど、その先に秋山体制、秋山準が考えてる世界、そういうものをぶち壊していくということはやらなきゃいけないんじゃないかなと強く思いますね。じゃあ秋山準が嫌がることをやってやろうじゃねぇかというわけで、ここは神戸だし、ここで何があったかいろいろ覚えてるわけで、だったらTARU、ブラザー、ブードゥー・マーダーズを呼んでやろうかと。当然、戦わせろと。そういう発想はたぶんないと思うし。どこでもいいよ。向こうの都合つく時に戦うと。そういう場を用意させろと。当然、青木、佐藤というのは青木はやりにくいと思ったんだよ。ただ最近の青木は吹っ切れてるわけで、ノアから一緒に来た仲間とは思ってないからね。あいつは独り立ちしてるわけで、当然、俺とやっていくという決意を表明してくれたんでね。佐藤も一緒。今このまま静かにしてても先はないと思いますよ。二極化だよね。全日本は真っ二つに割った方が面白いんじゃないか。考え方もまるきり違うしね。(これから賛同者を募る?)分裂して一緒に残った仲間もいるわけで。俺と青木と佐藤、Evolutionというもので戦って行きたいと思う。そこに価値観が合う人間がいるんであれば全然きてもらって構わない。いっぱい入ると思うよ。このままじゃまずい、社長と専務でやったら面白いって考えてる人間は。新人の顔みてたってどっかでビクビクしてるわけだよ。発言しろといったところで今のままで発言とかできないし、好きなプロレスできないと思うよ。俺は最初、好き勝手やらせてもらった記憶があるし。だったら俺がやった方がみんなできるんじゃないのと思う。とにかく秋山準が描くキャンバスあると思うよ。また別に俺の描くキャンバスが俺はほしいし、その方が全日本は盛り上がる。そう思うよ。もう黙ってない。この投げかけた波紋がどこまで広がるか。それはわからないけど、俺は後先考えずいきたいなと思う。あとはリング上で示していく。Xceedじゃないんだよ、求めてるのは。そこは言いたい。秋山準はXceedで描きたいかもしれないけど、そうじゃない。お客はEvolutionを支持してる。もっともっと俺らが表現するものを支持するかもしれないし、その可能性を追求していきたい。レスラー、スタッフ全てどっちにつくか。意思表示する時に来てると思うよ。全日本を盛り上げたい、よくしたい思いは一緒だと思うけどね。あとはどっちが正しいかはリング上、リングを降りてもすべて24時間勝負なんじゃないの。はじめの仕掛けはブードゥーだよ。ブードゥーと試合やらせろよ。どんどん仕掛けていくよ。我慢できないよ、俺は」◇第5試合◇
▼世界タッグ前哨戦 キャプテンフォールマッチ/60分
○秋山準[キャプテン] 大森隆男 金丸義信 (29分42秒 体固め)X潮崎豪[キャプテン] 宮原健斗 鈴木鼓太郎
※リストクラッチ式エクスプロイダー
【退場順】[1]X鼓太郎(19分33秒、大森のアックスボンバー→体固め)[2]X金丸X宮原(24分06秒、両者リングアウト)
【秋山の話】「(名古屋と全く同じ結果)何回やっても同じだよ。あんな作戦も何もない。キャプテンフォールマッチっていろんな作戦が入るんだよ。ただ単にきてやりましょう、俺らも強いです。そんなもんじゃ勝てない。チーム戦っていうのはそういうもんだ。よく覚えとけ。(潮崎から危機感みたいなものは感じた?)どうだろうな。それはみてる人(の感じたこと)が全てじゃないかな。俺にはまだそういうもの感じないな。(旧テーマ曲である『SHADOW EXPLOSION』が聞こえてきて)俺この曲とともに若返ってるわ。昔を凄く思い出すし、この胸の血出てるのも昔、小橋さんとやってた時にシャワー浴びて胸がピリッとするのを昨日思い出したよ。俺まだいけるなと思ったし。会社としてあいつらを上げるどうのこうの言っても無理だったらしょうがない。それは俺らでいくよ。自分らでいくしかないから」
【大森の話】「言わせてもらうのであれば、昨日今日の敗退は今のXceedの勢いそのままだ。これから上がっていかないといけない世代のチームがこのザマでどうするんだ。このまま俺たちが後楽園で世界タッグのベルトもらうぞ。昨日の試合でSUSHIを欠場に追い込んだ中島にも俺は恨みがある。中島のキックでSUSHIが欠場することになって、相手がジュニアだろうが後輩だろうが遠慮しないからな。ケガでリングに上がれない。それ以上の屈辱はない。俺は中島を許さないからな」
【宮原の話】「一本獲られた。クソ。最終戦まで前哨戦1回しかないから。でも俺個人としては下がってねぇぞ。何も下がってねぇぞ。俺一人であの二人を倒すぐらいの力で俺は29日戦うつもりなんで、気持ちも体も全く下がってない。一ついえるのは今日は一本獲られてしまったということだけ」
◇第6試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第52代王者]○曙(17分34秒 体固め)[挑戦者]Xゼウス
※ヨコヅナファイナルインパクト
☆曙が2度目の防衛に成功【曙の話】「苦しい戦いでしたね。やっぱり三冠チャンピオンこそ、こういう苦しい戦いが楽しい。(額を割ったがバッティングだった?)わかんないですね。バッティングか何かだと思うんですよね。(流血の影響はあった?)たぶん流れてる分、スタミナ奪われるの早いし、最初は全く前が見えなかった。だんだん力が抜けていくのを感じたし。(挑戦者・ゼウスについては?)だいぶ強くなりましたね。これから嫌な存在になってくると思うんで。そうやって若い者が上がってこないと未来はないし、頑張りますよ。(9月の王道トーナメントに三冠王者として出場することになりそうだが?)まだこのシリーズが残ってるんで、とにかくケガしないように。何もないところでバッティングしたりする危険性があるから。また明日からイチからやり直して挑戦者の気持ちで頑張ります。(ゼウスのデスバレー、F5は警戒した?)警戒しましたね。大阪で取られてるし。今日持ち上げられたけど、入り方はデスバレー、F5には入れない。せいぜいバックフリップ。バックフリップなら返せるから」
三冠王者・曙にゼウスが挑戦、ゼウスの挑戦は2度目で潮﨑に挑戦したが惜しくも敗れ、7・18大阪大会で曙から3カウントを奪い挑戦に漕ぎ着けた。
試合の先手奪ったのは曙、ラリアットでなぎ倒してから踏みつけると、場外戦に持ち込んだゼウスがイスで一撃、曙も突進するが鉄柱に誤爆するとリングに戻ってゼウスと曙がバッティングしてしまうと曙は流血となってしまう。
ゼウスは曙の流血した額にパンチを振り下ろし、曙のボディープレスも自爆させてダイビングラリアットを発射するが、デスバレーボム狙いは上がらず、F5狙いも曙の体重で上がらないなど不発に終わってしまう。
ゼウスは曙を場外へ追いやりプランチャを発射するが、キャッチした曙は鉄柱に叩きつけ、河津落としからヨコヅナインパクトを狙うもゼウスはリバースしバックフロップを敢行する。
しかし曙はスクラップバスターを決めると張り手で抵抗するゼウスを張り手で鎮圧し、最後はヨコヅナインパクトからヨコヅナファイナルインパクトを決め3カウントを奪い王座を防衛した。
またセミで行われたXceedvs金丸を加えたワイルドバーニングのキャプテンイリミネーションマッチは大森が鼓太郎をアックスボンバーで降し先制すれば、金丸と宮原は足四の字を決めたまま両者リングアウトとなり、潮﨑一人で秋山、大森と対峙することになってしまう。潮﨑は秋山に豪腕ラリアット、ゴーフラッシャーで攻め込むがムーンサルト狙いは大森が雪崩式バックドロップで阻止すると、最後は秋山がニーリフトの連打からリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウントを奪い勝利、前夜の名古屋大会でも潮﨑は秋山とシングルで対戦したがスターネスダストの前に敗れ、今回も敗れたことで世界タッグ王座防衛に暗雲がたちこめ、潮﨑自身も秋山からダメ出しされるなど苦しい立場に追いやれてしまった。
GAORA選手権は当初王者のSUSHIにフリーのビリーケン・キッドが挑戦する予定だったが、SUSHIが前日の名古屋大会で中島のハイキックを顔面に食らった際に顎を骨折、右下顎骨骨折の重傷を負ったため欠場となったため王座も返上となった。
選手権も中止となり中島vsビリーが組まれたが、両者の希望で王座決定戦が行われ、試合はビリーがジャベで中島を苦しめるが、トラースキックを一閃させた中島がハイキックを顔面に浴びせ3カウントを奪い王座奪取に成功、全日本入りしてから苦しんだ中島だったがSUSHIを負傷させたとはいえ顔面へのハイキックを必殺技として得てしまい、思わぬ形だったが王座奪取は大きいと思う。
第4試合では諏訪魔がリーを下した後で秋山体制打倒を宣言、ブードゥー・マーダーズとの対戦を要求した、VMに関しては昨年9月に“brotehr”YASSHIが、今年に入ってからはTARUは参戦をアピールしてきたが、秋山体制は拒否してきた。
秋山がどう返答するかわからないが、TARUやブラザーにしろ2度に渡って断っておいて、何を今更というものもある。秋山だけでなくTARUやブラザーがどう反応するのかが注目である。第7代GAORATVチャンピオン中島洋平です!ベルトを取りました!必ず守り通して、僕のチャンピオン像を作り上げます! #ajpw pic.twitter.com/ui8zKEtSdk
— 中島 洋平 (@nakajima_youhei) 2015, 8月 16 -
G1優勝決定戦は棚橋vs中邑の頂上対決!中邑に敗れたオカダは弱点を露呈!
8月15日 新日本プロレス「G1 CLIMAX25」両国国技館 7557人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(6分36秒 片エビ固め)小松洋平 ×田中翔
※チェイシングドラゴン
◇第2試合◇
▼20分1本
○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(6分38秒 体固め)デビット・フィンレー ×ジェイ・ホワイト
※インディーテイカー
◇第3試合◇
▼30分1本
矢野通 桜庭和志 ○YOSHI-HASHI マット・ターバン マイケル・ベネットwithマリア・ケネリス(7分8秒 エビ固め)AJスタイルズ ドク・ギャローズ バットラック・ファレ タマ・トンガ ×ゴーディ・ホール
※スワントーンボム
◇第4試合◇
▼30分1本
○棚橋弘至 真壁刀義 天山広吉 柴田勝頼 KUSHIDA(9分21秒 片エビ固め)内藤哲也 飯伏幸太 中西学 ×キャプテン・ニュージャパン リコシェ
※ハイフライフロー
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝6敗=6点]○高橋裕二郎(10分33秒 体固め)[1勝8敗=2点]×本間朋晃
※マイアミシャイン
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝4敗=10点]○石井智宏(14分30秒 片エビ固め)[4勝5敗=8点]×マイケル・エルガン
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝6敗=6点]○永田裕志(13分0秒 バックドロップホールド)[6勝3敗=12点]×後藤洋央紀
【永田の話】
永田「ハァハァ、最後勝てた。やっぱ勝つってことは嬉しいことですね。ハァ、苦しかった。気持ちでは負けたくなかったね、今日は。インターコンチネンタルの王者だからな、破ったのは」
――IWGP王者のオカダ選手とは激闘を繰り広げ、インターコンチネンタルの王者の後藤選手に勝ちましたが?
永田「そうですね。まぁ星取は今回ふるわなかったですけど、IWGPの王者もそうだし、インターコンチの王者もそうだし。まぁ王者2人とやって1勝1敗か。まだ俺はいけるってのを、十分世の中にアピールすることはできた。負けて悔しいけど、それだけが収穫かな。今回の『G1』、17回俺が出場した中で、ほんとに一番満身創痍というか。でもその苦しい闘いを最後まで自分の足で入場して闘って、自分の足で帰ってきてこれたことは、俺にとって大きいことですね」
――最後にインターコンチネンタル王者に勝ったことで、次にもつながってくると思いますが?
永田「まぁつながればいいですけどね。まぁつながるようにあとはファンの人の後押しがあれば、なにか風が吹いてくるんじゃないかなと。俺も頑張ります。その風を起こして、それを受け止めて、前に加速して進むためにも、まだまだ頑張ります。47歳、来年18回目の連続出場を目指して、前進あるのみゼァ!」
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝6敗=6点]○小島聡(10分53秒 片エビ固め)[6勝3敗=12点]×カール・アンダーソン
※ラリアット
【小島の話】「『G1 CLIMAX』はまだ最終日が終わってないんだ。俺にとっての『G1』もまだ終わってねぇんだ。公式戦っていう名前が終わっただけで、俺の『G1』はまだ終わってねぇんだ。明日のメインイベントの終了のゴングを聞くまで、俺の優勝はわからないんだ。それだけのトレーニングをして、明日も両国に来たいと思う。そうやって生きてきた。なにがあるかわからないから。そうやって俺はこのプロレス界を24年間も生き抜いてきたんだ。今日だってそうだよ。ほんのちょっとでも、『俺はもしかしたら優勝できないかもしれない』と思ったら、今日試合勝てないんだ。そういうもんなんだよ」
【アンダーソンの話】「コジマ、今日はオマエにやられてしまった。オマエは確かにIWGPのレジェンドチャンピオンだ。オマエはタッグの実績があることも知っている。コジマ、オマエに恥をかかされた。2015年の『G1 CLIMAX』はオマエのせいで終わってしまった。でも2016年の東京ドーム、俺は『IWGPヘビー級チャンピオン』として君臨する。コジマにかかされた、この恥をオマエにお返ししてやる」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[7勝2敗=14点]○中邑真輔(23分21秒 腕ひしぎ逆十字固め)[7勝2敗=14点]×オカダ・カズチカ
(試合後)
中邑「すげーよ!あとひとつ!! 命を燃やそうか・・・・イヤァオ!!!!」
【中邑の話】「ハァハァ、オカダ・カズチカ、出し惜しみなしだからよ。次はどうなるか、なんて。まぁ神様しか知らねぇよ。今日も出し切った。あとはもう一つ、棚橋、燃えるぜ」
【オカダ、外道の話】
オカダ「あぁクソッ! もう決勝はもう目の前に見えてましたけど、ちょっとしたほんの小さな誤差で、あそこまでやってくる……ありがとうございます、中邑さん。またやりたい。クソ。あぁクソッ!! 悔しい!! まぁ今日は3カウントじゃなくて、自分でタップしちゃいましたからね。今までで一番悔しい負けですね。ただまた、中邑さん、優勝すればまた必然と前に立つと思いますから、優勝してください。棚橋なんかに負けずに、必ず優勝して、またやりましょう。クッソ」
外道「今日は何もねぇな。中邑真輔が凄いってことだけだな」G1両国3連戦の2日目はBブロック最後の公式戦が行われ、Bブロックは1敗のオカダが単独トップ、2敗の中邑、後藤、アンダーソンが追いかける展開のままで残り1戦を迎え、オカダは中邑と直接対決、アンダーソンは小島、後藤は永田と対戦した。
まず後藤vs永田は永田から打撃戦を仕掛けるも、勝ちを優先した後藤は永田の脇腹を攻め、永田も反撃を試みるが脇腹を痛めているせいもあって主導権を奪うまでには至らない、後藤は勝負に出てラリアット、牛殺し、顔面へのヘッドバットから昇天・改を狙うが永田は白目式腕固めで捕獲、後藤のローリングラリアットもブロックしてバックドロップで投げ流れを変える、永田は延髄斬りはブロックされるも、後藤の頭突きをブロックした永田はニールキックからのバックドロップホールドで3カウントを奪い、後藤は3敗目で脱落となる。
アンダーソンvs小島はアンダーソンが開始から強襲をかけ、いきなりガンスタンを狙い、その後も右腕攻めを展開して小島に反撃する隙を与えない。
小島が主導権を奪えない展開が続くとアンダーソンはリバースガンスタン、スティンブレーカー、ダイビングガンスタンと畳み掛けてガンスタンへと勝負に出るが、阻止した小島はアンダーソンの右腕にカマイタチを炸裂させ、コジコジカッターから左のラリアットを炸裂させ、右のラリアットで勝負に出る。しかしかわしたアンダーソンはガンスタンも、小島が阻止して後頭部ラリアットからラリアットで3カウントで奪い、アンダーソンも3敗目で脱落となり、オカダvs中邑は優勝戦進出決定戦となった。
オカダvs中邑は中邑が得意としているグラウンドで先手を奪うも、嫌ったオカダが場外戦へと持ち込み、中邑を鉄柵に叩きつけてから背後へのドロップキック、鉄柵越えDDTと形勢を逆転させ、リングに戻ってから首攻めを展開、更に掟破りのバイブレーションも敢行すると館内からブーイングが飛び交うもオカダは涼しい顔、現在はベビーフェースとして扱われているオカダだが本来はヒール、ブーイングを浴びたほうがオカダにとってやりやすいのかもしれない。
しかし中邑もエプロン際でオカダに蹴りを浴びせて場外戦へと持ち込むと、包装席に固定してのかち上げニーで反撃し、リングに戻ってバイブレーションをやり返してからジャンピングカラテキックもオカダもフラップジャック、飛び込み式エルボースマッシュと返すも、ダイビングエルボーをかわした中邑もコーナーにオカダを固定してのかち上げニーで譲らない。
中邑はオカダのツームストーンパイルドライバー狙いを阻止してからトルネードキック、バッククラッカー、リバースパワースラムからジャンピングボマイェを炸裂させ、ボマイェを狙うがオカダはカニばさみからのラ・マヒストラルで切り返すなど幅の広さを見せつつ、トップロープに中邑を固定したからのドロップキックで中邑を吹き飛ばすと、場外でのツームストーンパイルドライバーで突き刺し中邑に大ダメージを与える。
オカダはレインメーカーを狙うが、中邑はハイキック、逆さ押さえ込みからのレインメーカーも中邑は膝蹴りで阻止するとエルボー合戦から中邑がサイドからのスライディングボマイェ、奥の手のランドスライドを決めるとボマイェを狙うが、オカダはドロップキックで迎撃する。
勝利を確信したオカダは逆さ押さえ込みからのレインメーカーからジャーマンからのレインメーカーを狙うが、中邑は阻止するもオカダは強引にツームストーンパイルドライバーで突き刺し、レインメーカーを狙うと中邑は巻き込み式腕十字で捕獲、オカダは立ち上がって脱出を図るが中邑は三角絞め、そして裏腕十字へと移行しオカダの右腕が伸びきったところでオカダがギブアップ、中邑が勝利を収め優勝決定戦は棚橋vs中邑の頂上対決となった。
最後も中邑はボマイェも決まらないなどピンチの連続だったが、最後の三角絞めからの裏腕十字は初期の中邑を彷彿させるような原点的な技、この頃の新日本はアントニオ猪木の推進する格闘技路線で揺れ動いていた中で対MMA要員として中邑はデビューし関節技をベースにしたフィニッシュが多かった。その中邑が原点という引き出しを開いてオカダを降した。
そして敗れたオカダは潔く敗戦を認めたが、本音の部分ではこれまで新日本を牽引してきた棚橋や中邑を越えられなかったことでの悔しさもあるが、致命的な弱点も露呈、鈴木みのるが「格闘技の部分で3人(棚橋、中邑、オカダ)の中で一番劣っているはオカダ」と指摘していたが、中邑の今回のフィニッシュも格闘技をベースにした技だけに、鈴木の指摘どおりのフィニッシュで敗れたことで格闘技を経験していないという弱点も露呈してしまった。
16日の優勝決定戦は棚橋vs中邑の頂上対決となった、勝敗的に考えると棚橋有利だが、中邑は追い詰められるととてつもないものを発揮し、また何か引き出しを持っていそうな感じもする。今年の夏男は棚橋か?中邑か? -
棚橋がAJとの激戦を制して優勝決定戦に進出!“自分は終わっていない”天山が意地を見せ内藤を降す!
8月14日 新日本プロレス「G1 CLIMAX25」両国国技館 5658人 満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼30分1本
カール・アンダーソン 高橋裕二郎 ○タマ・トンガ(7分19秒 体固め)小島聡 本間朋晃 Xマスカラ・ドラダ
※ヴェレノ
◇第2試合◇
▼30分1本
○マイケル・エルガン カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(9分46秒 エビ固め)マット・ジャクソン ニック・ジャクソン Xコーディ・ホール
※エルガンボム
◇第3試合◇
▼30分1本
○永田裕志 中西学 KUSHIDA(10分12秒 白目式腕固め)後藤洋央紀 リコシェ Xキャプテン・ニュージャパン
◇第4試合◇
▼30分1本
中邑真輔 石井智宏 ○桜庭和志 YOSHI-HASHI(10分13秒 サクラバロック)オカダ・カズチカ ×外道 マイケル・ベネット マット・ターバンwithマリア・ケネリス
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝6敗=6点]○ドク・ギャローズ(7分52秒 エビ固め)[4勝5敗=8点]X柴田勝頼
※ハングマンズヌース
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝5敗=8点]○矢野通(3分44秒 リングアウト)[5勝4敗=10点]Xバッドラック・ファレ
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝6敗=6点]○天山広吉(14分14秒 アナコンダマックス)[5勝4敗=10点]X内藤哲也
【天山の話】
――『G1』公式戦がすべて終了しましたが?
天山「俺はもうこの『G1』最初から最後まで死に物狂いで、相手が誰であろうとや。そういう気持ちで『G1』入ったけど、1人許せん男が、クソガキがいた。オイ、初っ端のお前の日に俺に文句たれやがって。どこぞの身分が、俺に文句にたれれるんやって。あほんだらが。なめやがってな、なめられたらそれで終わりや、俺。そう思ったよ。そう思った。そんなヤツ許せるわけないよな。絶対許さんって。この『G1』始まる前から、一気にテンション上がったって、モチベーション上がったよ。俺の中で、この『G1』20回目の出場決まってね、もちろん出るからには優勝やって、そう言い聞かせながら入ったと思ったら、いきなりクソガキ野郎のあほんだら、人をなめんなよって。オイ、お前に言われる筋合いまったくないんじゃって。オイ、人をなめんのもいい加減にせえって。よりによってクソみたいな中途半端な。オイ、なにがロスなんとかや。知るか、そんなもん、バカタレが。一人でやれや。オイ、俺をなめたらどうなるか。俺ね、この『G1』もう心が何度も折れそうになった。でもね、最後の最後にこのクソガキを始末する、そうしな気が済まんねんって。俺の気持ち、俺の心の中では、『なにクソ、コノヤロー。G1 CLIMAXの天山広吉をなめたらどんな目にあうか』、その一心やって。内藤め、クソガキやろう、100年、200年、1000万年早いわ、あほんだらボケ。オイ、どの口がきいとんねんってバカヤロー。なんぼでもやってやるよ。この頭さえあれば、触っただけでもピリピリくるよ。ガツンと1発かまして、2発3発、倒す自信あるからね。腕も足も腰も悪いけど、この頭さえあったらひっくり返してやるよみんな、あほんだらって。クソが。『G1』今日で終わったね。終わった。でもね、この歳で、なんていうのかな。もう最後かもしれん。でもね、やっぱり出た以上は最後まで出たかったですよ。こんな形でアイツの一言で発奮したけど、そんなもんがなくたっていっとかなアカンって。何度もいってやりましたけどね。あのクソガキ、いつまであんなマネしてんねんって。こんなフラフラの親父を倒せへんのかって。天山広吉、終わったんちゃうのかって。もう1回言ってみろって。オイ、これで終わりかって。終わらしてやるよ、もっと。お前はそれで最後や。文句あるんやったらかかって来いやって。ふざけやがって」
【内藤の話】「やれやれだぜ。天山、良かったじゃん。最後に、名誉挽回できた? 客も喜んで、ハッピーじゃん。良かったじゃん。お疲れさん、天山。さっ 俺は帰ろうかな」
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝5敗=8点]○飯伏幸太(9分07秒 片エビ固め)[4勝5敗=8点]X真壁刀義
※フェニックススプラッシュ
【飯伏の話】
――大好きな先輩とおっしゃっていた、真壁選手に勝つことができましたが、お気持ちいかがでしょうか?
飯伏「単純に嬉しい。本当に最高に嬉しい。いやぁ……勝っても負けても、短期決戦というか、お互いに。僕はもう、最後の公式戦。真壁さんも最後ですか? 最後だったんですか?」
――最後でした。
飯伏「絶対に全力で来ると思ったんで。いや、嬉しいですね」
――決勝進出とはなりませんでしたが、今回のリーグ戦で“元・IWGP王者”を3人(天山、AJ、真壁)倒すことができました。
飯伏「そうですね。相当夏は自分の経験になったというか。まぁでも明日も明後日もあるので。そこも全力で。全力で頑張りますよ」
――この過酷なシリーズを、見た所ケガも無く終われたということも、かなり大きな経験ではないでしょうか?
飯伏「そうですね、ケガに関しては、まぁ誰も無い訳じゃないと思うので。みんな、隠しながらやってると思うので。まぁでもみんな、平等なのかなと思います、僕は。いやぁ……ちょっと真壁さんに勝ったんで、ベルト、欲しいっすね。ちょっと欲しいっすね」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[7勝2敗=14点]○棚橋弘至(27分56秒 片エビ固め)[6勝3敗=12点]XAJスタイルズ
※ハイフライフロー
☆棚橋が優勝決定戦に進出
(試合後)
棚橋「優勝決定戦、キターーーー!!!!(※大拍手&『棚橋』コール) 今日も大応援ありがとうございました!(※大拍手) 残りひとつ、ちょっくら優勝してきます(※大拍手)」
(これで「ギター」コールが起こり、棚橋は小松からエアでギターを受け取り、入念にチューニング。)
棚橋「両国ーー!! 両国ーー!! 両国ーー!! 盛り上がって行こうぜーー!!(と絶叫したのち、1回目の演奏を敢行する。さらに棚橋は、アンコールに応えて2回目の演奏を行ない、最後にギターをクラッシュする。そして、「もう1回」コールを受けると、マス席の女性ファンからエアでギターを受け取り、3回目の演奏を披露した。これで「棚橋・最高」コールを存分に浴びた)ありがとう。じゃあ、ここにいるみんなで、全国の皆さんで、最後まで『G1』駆け抜けましょう!両国の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」
【棚橋の話】
――優勝決定戦かというほどのもの凄い試合でしたが?
棚橋「AJはほんと凄いね。でもそのAJを倒したことで、また俺一歩上にいけたし。なんだろう……なんかプロレスファン全員で『G1』走ってますっていう気がしますね」
――ROHの関係者が、試合後驚きの声をあげるほどの試合となりましたが?
棚橋「犠牲はあるよね。でもその日全力で闘わなかったら、絶対悔いが残るから。『もっと力だしとけばよかった』とか、そういうのって生活の中でもいろいろあるしね。俺はいつの間にか飛び続けるしか能がない男になったから。それでここまで来たんだったら、飛び続けるしかないから」
――今日は試合前に何度もこの通路を往復してましたが?
棚橋「なんかテレビ見てたら、物事を集中する時はちょっと体を動かした方が良いって聞いて、早速実践しました。暮らしの中に修行ありです」
――これで『G1』制覇まであと1勝ですが?
棚橋「過去ね、準優勝には何回もきてますんで、そん時の悔しい気持ちも忘れてないから。2年前も去年も、俺が夢見た両国が今目の前にあるから。そん中でもう一度優勝します」
――反対ブロックからはオカダ選手か、中邑選手が上がってきますが?
棚橋「とりあえず今はAJに勝った気持ちを整理したいっすね」
――最後、リング上でAJと言葉を交わすようなシーンが見られましたが、どのような言葉を交わしたんですか?
棚橋「いや、もう『I got 3count.3つ獲ったぜ』って言っただけです。ハァ、ヤバい。みんな欲しがるね。あの状態で(エアギター)3つもね。いや、俺も欲しがりだからよくわるよ、気持ちは」G1もラストスパートの両国3連戦、最後の公式戦を迎えるAブロックは棚橋とAJにトップが絞られ、両雄の直接対決で決められることになったが、棚橋vsAJは2月の大阪大会以来で、棚橋に連敗中だったAJはセコンドのBULLET CLUBをフルに利用して勝利を収めているが、今回はセコンドに誰も従えず登場した。
序盤は互いに慎重な立ち上がりになるも棚橋が脚攻めを仕掛けるとAJも脚攻めで返し、中盤からは棚橋がコーナー最上段からのプランチャを場外のAJに発射すれば、AJもフェノミナンDDTで応戦するなど、どちらかが勝つかわからない先に読めない展開が続いていく。
棚橋の串刺し式クロスボディーにレッドシューズ海野レフェリーが巻き込まれた際には、BULLET CLUBが介入するかと思われたが、互いに急所攻撃を応酬するだけで誰も介入しない、AJのバックブローコンポに棚橋が張り手もAJはカーフキラーで捕獲、逃れた棚橋もツイスト&シャウトを決めるが、AJの攻勢は続きスタイルズタップからスワンダイブ式フォアアームで返し、棚橋はスリングブレイドから掟破りのスタイルズクラシュは一度はAJがアンクルホールドで切り返すも、棚橋は再度トライして改めてスタイルズクラッシュを決めるが、ハイフライフローを剣山で迎撃したAJはマッドスプラッシュで応戦する。
これでAJの流れになるかと思われたが、ブラディーサンデーからのスタイルズクラッシュ狙いは棚橋がグラウンド式ドラゴンスクリューで切り返すと、ペレキックもキャッチしてグラウンド式ドラゴンスクリューを決め、最後はハイフライフローを投下して3カウント、優勝決定戦進出を決めた。
今までの棚橋vsAJは互いにセコンドの介入やリング外(ヨシタツ)の乱入もあって荒れた展開もあったが、今回は介入や乱入もなく、今まで行われた棚橋vsAJの中では最高の試合だった。
注目の試合では既にリーグ戦から脱落してる同士である内藤vs天山、G1開幕直前の記者会見で内藤が天山に対し「天山、もう終わっている」と発言したのに対し、天山が詰め寄るなど遺恨勃発。
試合も内藤はジャケットを使って闘牛士のマネをするだけでなく、倒れている天山に何度も蹴りつけ、何度も唾を吐き捨てるなど天山の怒りを煽りつつ“あんたは終わったんだ”という態度を取る。
天山はアナコンダバイスからアナコンダバスターを狙うが、内藤は脱出してブルマブランカで追い詰める、頭突きで脱出した天山は唾を吐いて強気の態度を崩さない内藤のボディーに頭突きを放ち、ラリアットからアナコンダマックスで捕獲、変型アナコンダバスターは内藤が抵抗して崩れてしまうが、天山は何度も頭突きを浴びせてからアナコンダマックスで捕獲し内藤はギブアップ、天山は意地を見せつけて勝利を収め、試合後も怒りの収まらなかったのか何度も内藤を蹴りつけるも、内藤も唾を吐いて強気の態度を崩さなかった。確かに天山も今年のG1では負け越しし優勝戦線から早々に脱落、体調も左膝を悪くしているせいもあってTTDや天山プレスも使えないなど内藤の発言も否定できない状況だったが、棚橋戦や今回の内藤戦ではかつての夏男としての意地は見せ付けた試合もあった。
内藤もG1では棚橋、AJ、飯伏を降したことで優勝戦進出かと思われたが、真壁やギャローズ、そして今回の天山と思わぬ星を落としすぎてしまい、今後の方向性に関しても振り出しに戻ってしまった感じもしてしまった。
セミの真壁vs飯伏は真壁が左太腿を痛めたせいもあって真壁が速攻で仕掛け始めるも、飯伏は容赦なく左足を攻め真壁の動きを止め、最後はハイキックからのフェニックススプラッシュで完勝、飯伏は試合後にはNEVER王座への挑戦を表明、飯伏も新日本ではヘビー級に転向してからそろそろベルトが欲しいところであり、真壁も石井との抗争もひと段落したのもあり実現は濃厚か、しかし真壁もここ数年のG1終盤戦では負傷に泣かされて脱落してしまうことが多くなってきている。
そして明日はBブロック公式戦最終日、果たして棚橋の前に立つのはオカダか、中邑か、後藤か、アンダーソンなのか・・・?
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G1涙の初勝利・・・後楽園を感動させた本間劇場!オカダが永田を粉砕し単独トップのままラストスパートへ
8月11日 新日本プロレス「G1 CLIMAX25」 後楽園ホール 1736人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○田口隆祐 小松洋平 田中翔(5分51秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー デビット・フィンレー ×ジェイ・ホワイト
※どどん
◇第2試合◇
▼30分1本
○矢野通 YOSHI-HASHI(5分43秒 裏霞)バットラック・ファレ ×タマ・トンガ
◇第3試合◇
▼30分1本
天山広吉 真壁刀義 ○KUSHIDA(9分40秒 エビ固め)内藤哲也 飯伏幸太 ×マスカラ・ドラダ
◇第4試合◇
▼30分1本
AJスタイルズ ○ドク・ギャローズ ゴーディ・ホール(8分31秒 片エビ固め)棚橋弘至 柴田勝頼 ×キャプテン・ニュージャパン
※ハングマンズヌース
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[6勝2敗=12点]○カール・アンダーソン(10分4秒 片エビ固め)[2勝6敗=4点]×高橋裕二郎
※ガンスタン
【BULLET CLUB、MAOの話】
高橋「マシンガン!」
アンダーソン「マイブラザー! ごめんよ。“BULLET CLUB シスター”のMAOちゃんに手をだして。オレのシスターか? セクシーシスターだ。ちょっとクレイジーになっちまってな」
高橋「(英語で)オマエにはワイフが居るだろ」
アンダーソン「確かに妻も居る。そして、マリアも共に愛してる」
ギャローズ「ヘイ! ノーマリア!!」
アンダーソン「Oh……妻、そしてマリア……」
高橋「ノーMAO!!」
ギャローズ「コイツはビッグナッツを持ってるからな!!」
アンダーソン「そうだ。オレはビッグナッツなんだよ。とてもデカイぞ!! そんなことより、あと1つ勝たなければならない。コジマ!! このマシンガンの“ガンスタン”で沈めてやる。2015年チャンピオンにオレはなるぞ!! ユージロー、スミマセン。アリガトウ。MAOチャン、サンキュー」
MAO「サンキュー!」
高橋「マイフレンド」
アンダーソン「マイブラザー!!」
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[6勝2敗=12点]○後藤洋央紀(11分41秒 後藤式)[4勝4敗=8点]×マイケル・エルガン
【後藤の話】「ハァハァ、とんでもない男が世界にはいるもんだね。凄いよ。改めて世界での闘いを見せてもらった。この『G1』も俺は諦めないから。諦めさえしなければ、運も味方についてくるはずだから」
【エルガンの話】「この『G1 CLIMAX』において少し目標を変えなければならないな。もう優勝はムリになってしまったようだ。この試合、ゴトウ……ゴトウ。途中まで勝ってたんだ。でも最後に1,2,3……最後の最後のハプニングだ。ゴトウはきっとオレのことをきっと恐れているだろうな。次、次に……闘う時はオマエをぶっ潰す!!」
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[6勝2敗=12点]○中邑真輔(11分24秒 片エビ固め)[2勝6敗=4点]×小島聡
※ボマイェ
【中邑の話】「ハァ!! これも紙一重。小島聡、想像以上。200点やるよ。200点。勝ち点“2”は頂くけどな!!」
【小島の話】「ハァハァ、真輔、俺に勝つほど強くなったじぇねぇか。『お前になんかに負けてたまるか』ってずっとこの10年闘ってきた。やっぱりオメェはクソ強い。本当の本当のストロングだよ。だけどまだ『G1 CLIMAX』は、あともう1試合公式戦が残ってんだ。俺は開幕戦も言ったけど、1回も諦めてないぞ。まだ最終戦終わってないんだぞ。諦めてたまるか。真輔に負けたこと、だからなんだっつうんだ。オイ、俺はどんなことがあってもこの最後まだ諦めないぞ、『G1 CLIMAX』を」
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[7勝1敗=14点]○オカダ・カズチカ(18分14秒 片エビ固め)[2勝6敗=4点]×永田裕志
※レインメーカー
【オカダ、外道の話】
オカダ「あぁクソ痛い! 右腕をね、こんなに使うとは。永田さんが凄いんじゃない。俺が情けねぇ。ただ、もう残り公式戦1試合。まだ(決勝進出は)決まってないですかね……」
外道「んー……中邑、後藤が勝ったからなぁ」
オカダ「まぁまぁ」
外道「まぁまぁ、事実上決まったようなもんだ」
オカダ「それから、中邑さん。まぁいいんじゃないんですか? 僕の右腕、中邑さんの左腕。これでもう、お互い何ももう……」
外道「まぁ確かにな。リーグ戦最大の難関ではあるけどな」
オカダ「そこをしっかり頂いて。そのまま。(優勝まで)あと2勝ですからね」
外道「あと2つだ。あと2つ……」
オカダ「痛い……」
外道「Oh shit……」
【永田の話】
――とても惜しい試合でしたが?
永田「いやぁ、確かに強かったわ、オカダ。強いよ。ただ一個だけ言わせてくれ。『レベルが違う』っていうから、どんだけ手も足も出ないぐらいとてつもないぐらい強いのかと思ったら、まだそこまではいってないな。世界最強と言われた様々な人間と闘ってきて、手も足も届かないっていうなら、もう言う必要はないけど。アイツにはまだどっかで勝てる要素はある。今回はほんと強かった。でも明日への道は塞がったわけじゃないってのが、試合通じてよくわかったよ。アレ伸びしろはあるだろ。まだまだ強くなる。一言いえるのは、俺ともっと闘えばさらに強くなるよ、アイツは。これはハッキリ言う、棚橋中邑がああやって強くなったように、オカダは俺と闘えば、まだ違った強さを身に着けることができる。そのためには、俺がまだまだ叩き潰さなきゃダメだ。でもどうかな? 凱旋して3年で初めてシングルマッチだからね、アイツは。組んでくれるかな? もし組まなかったら惜しいってことだね。俺と闘えばまだまだ強くなる。そして俺も強くなる。向こうはたぶん嫌がるんじゃない。だから今日はカウントに入れないはずだよ、きっと。だって嫌な相手だもん、一番。効いたよ、でもやりがいがあるよ、俺はね。向こうはどうか知らないけど。後楽園のファンに一言お礼を言っておいてください。『どうもありがとう』って。こんな老いぼれに声援送ってくれて」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝7敗=2点]本間朋晃(16分13秒 片エビ固め)[4勝4敗=8点]石井智宏
※こけし
(試合後)
本間「(※ガラガラ声で)勝ちましたーー!!(※場内爆笑&大拍手) 俺の・・・俺の力だけじゃなくて・・・みんなの力で勝つことができましたー!!(※大拍手&『本間』コール) 俺は、今日の勝ち星、1勝、1勝だけで終わるつもりはサラサラねぇ!(※大歓声) 次の両国、裕二郎をブッ潰して、今年! 胸を張って!! 2勝7敗で終わりたいと思います(※大拍手)。2勝7敗、大したことねぇかもしんねぇけど、俺にとっては最高の2勝7敗です(※大拍手)。これからもっともっと、勝ちに勝ちまくって、来年の『G1 CLIMAX』、必ず出場したいと思います!(※大『本間』コール) なんて、新日本プロレスのリングっていうのは、素晴らしいのかなって(※大拍手)。やっぱり俺は、やっぱり俺は、やっぱり俺は! プロレスが大好きです!(※大拍手) ありがとう。もちろん、もちろん、みんなのことも大好きです(※大拍手)、こけし・イズ・ハッピー!!、幸せになろうぜ!!」
【本間の話】
――『G1 CLIMAX』初勝利おめでとうございます。
本間「もう最高に嬉しいです。ただ、リング上でも言った通り、俺はこの試合で満足して立ち止まるつもりは、さらさらありません。なんでかって言ったら、『G1 CLIMAX』っていうのは、強い者が出る大会で、弱い者が出る大会ではない。だから俺は今日から着実に一歩ずつ積み上げていって、来年の『G1 CLIMAX』出場してみせます。いや、出場する。ただでも今の俺では、今日の俺の力じゃ勝てなかったかな。今日の力はお客さんの力だって感じましたけども、こういうのを無くしてからこそ本物だと思うんで、まだまだ俺は力不足だなと思いました。でもやっぱり闘って思ったのは、やっぱり新日本プロレスのリングが最高で、俺はプロレスが大好きなんだなっていうことをやりながら、しみじみと思っちゃいました。今日までの道のり、一回挫折あり、もう二度と復帰は無理と言われた新日本プロレス、そこにみんなの力で上げてもらってここまできました。俺の力一人だけで上がったとは、まったく思っておりません。それはお客さんを含め、選手フロント、みんな暖かく迎えてくれた結果だと思ってます。今の俺があるのは、今の俺があるのは皆さんのおかげです。俺だけの力なんか、これっぽっち(親指と人差し指をわずかに開く)みたいなもんですよ、全然なんで。このこれっぽっちの力を次はどんどんどんどんレベルアップしてきたいと思います。とりあえず今日はお客さんの力で後押しを受けて、勝つことができました。ありがとうございました」
――今日はオカダ選手と永田選手の初対決を差し置いてのメインイベントでしたが?
本間「いやぁ、ぶっちゃけすっごいやりづらかったっすよ。『なんで俺と石井選手がメインなの?』って。ただでも俺が石井を潰したいっていう気持ちは、どの選手よりも強いと思うんで、負ける気はしなかったんですけども、正直『なんでだよ』と思いましたね。でも負ける気はしなかったです。勝負にも負ける気はしなかったです。ただオカダ永田戦、素晴らしかったんで、それを上回るっていう気持ちだけで闘いました」
――今日は、「こけしイズハッピー」の言葉通り、後楽園のお客さんを幸せにさせたんじゃないかなと思いますが?
本間「今日はほんと生涯忘れることのない最高の一日です。今日は飲めない酒でも飲んで、明日オフなんで、ゆっくりしみじみと今日の思い出に浸りたいと思います。今日はもう最高です。今日こそが、こけしイズハッピー。会場のみんな、ありがとうございました」
G1後楽園3連戦も最終日、Bブロックの公式戦が行われ、Bブロックはオカダが単独トップで後藤、中邑、アンダーソンが追いかける展開も、メインで行われたのは既に脱落している同士である石井vs本間、二人は2月の仙台大会でNEVRE王座をかけて対戦し、本間が大健闘したが石井に敗れている。特に本間は昨年のG1から公式戦での白星はなく連敗続き、本来なら優勝争いの観点だけでなく初顔合わせというのもあってメインはオカダvs永田が一番相応しいが、後楽園でのメインに石井vs本間が抜擢されたのは二人の後楽園人気だけでなく”この二人ならメインを任せられる”という期待の大きさもあったのかもしれない。
試合は本間の小こけしの自爆から石井がチョップを浴びせ、倒れる本間を蹴りつけるなど”かわいがりを展開し、本間も反撃するが、石井も譲らない。
二人は長時間に渡って逆水平のラリーを展開、二人の意地の張り合いは小橋建太vs佐々木健介を見ているようだ、
本間の小こけしはまた自爆も、すぐ起き上がってDDTで突き刺すと、首の悪い石井に本間は猛ラッシュをかけ、石井の後頭部にこけしロケット、こけし落としと繰り出すが、こけしは自爆しこけしロケットもかわされると、石井は投げ放しジャーマンを決め、ラリアットからスライディングラリアット、そして垂直落下式ブレーンバスターを狙う。
しかし踏ん張った本間は掟破りの垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、石井の顔面に頭突き、こけしロケット、スライディングこけしロケットも披露して石井を追い詰め、最後はこけしを投下して3カウント、本間が念願だったG1初勝利を果たした。
試合後は本間コールが巻き起こり、本間も涙を流しながら大会を締めくくったが、優勝争いから脱落している二人が超満員の後楽園のメインの重責を果たし、そして勝った本間は改めて新日本プロレスのレスラーとして認められた試合だったのかもしれない。
そして本番の優勝争い、オカダvs永田は永田のローキックをかわしたオカダがラリアット気味のレインメーカーを狙うも、永田はリンボーダンス特訓で得たエビ反りでかわして牽制し、ミドルキックからナガタロックⅡを繰り出すが、オカダは場外戦でDDTを敢行してから、永田の痛めている脇腹を攻めて主導権を握る。
しかし永田はキチンシンクで反撃するとマジックスクリューからミドルキックの連打を浴びせ、オカダも反撃してダイビングエルボードロップからレインメーカーを狙うも、永田はエクスプロイダーで切り返し、再度のレインメーカーも永田は白眼式腕固めで捕獲、オカダも逃れようとするが、永田は逃さず執拗に絞り上げる。
永田は大☆中西ジャーマン、バックドロップと畳み掛けてバックドロップホールドを狙うも、阻止したオカダが脇腹を蹴ってからリバースネックブリーカーを決め、永田のタイナーもかわしてドロップキックもツームストーンパイルドライバー狙いは永田がフロントスープレックスで切り返す。
オカダのフロントハイキックに対し、永田は延髄斬りを放つが、オカダはドロップキックを放つとツームストーンパイルドライバーからのレインメーカーを決め3カウント、永田は意地を見せるも、オカダは1敗を堅守する。
2敗の中邑は小島と対戦、中邑が膝蹴りから踵落としと先手を奪うが、小島も”いっちゃうぞ''ダイビングエルボードロップからコジコジカッターで反撃、しかし膝蹴りで攻勢をかけた中邑はリバースパワースラムからジャンピングボマイェ、スライディングボマイェと勝負に出て、ボマイェを狙うと、小島は左のラリアットで迎撃し右のラリアットを狙うも、中邑は倒れ間を外されてしまう。
それでも小島は垂直落下式ブレーンバスターからラリアットを狙うと、中邑は巻き込み式腕十字で捕獲するが、小島は強引に起き上がり中邑の顔面を踏んで脱出し、ラリアットを炸裂させるも、ダメージでカバーが遅れてしまい勝負どころを逃してしまう。
小島はすぐにラリアットを狙いに構えると、この隙を逃さなかった中邑がボマイェを炸裂させ3カウント、中邑も2敗を堅守する。
後藤vsエルガンはエルガンの驚異的なバワーに後藤が苦しみ、反撃を狙った追走式ラリアットも逆に喰らってしまうが、後藤はローリングラリアットで反撃し村正などで猛ラッシュをかける。
しかしエルガンは連続ジャーマンを決めるとラリアットを連発、後藤もカマイタチで迎撃してからラリアットを狙うが、エルガンはダブルハンマーで迎撃しローリングラリアットを狙うも、後藤ら顔面への頭突きで迎撃する。
後藤は追走式ラリアットを狙うが、エルガンがラリアットで迎撃し雪崩式ファルコンアローからターンバックルへのパワーボム、エルガンボムを狙うが後藤は浴びせ倒して丸め込み、エルガンのラリアットも後藤がかわして変化球技・後藤式で丸め込み3カウント、後藤も2敗を堅守する。
アンダーソンvs裕二郎のBULLET CLUB対決は昨日のAJvsファレ戦同様セコンドのBULLET CLUBが試合をかき回し、攻めるアンダーソンをAJが止め、アンダーソンが怒るなど不穏な空気が流れる。
それでもアンダーソンはリバースガンスタン、スティンブレーカーと攻勢をかけ、裕二郎のマイアミシャインを防いでガンスタンを狙うが、裕二郎は急所打ちから丸め込んで抵抗し、マイアミシャインを再度狙ったところでアンダーソンのガンスタンが決まり3カウントで2敗を堅守、試合後もBULLET CLUB揃い結束をアピールした。
Bブロックはオカダが1敗でトップ、2敗で後藤、中邑、アンダーソンが追いかける展開のままで15日の両国を迎えることになり、カードはオカダvs中邑、後藤vs永田、アンダーソンvs小島が組まれた。オカダがこのまま逃げ切るか、それとも2敗グループの誰かが逆転となるか? G1 CLIMAXもいよいよ最終コーナーを迎える・・・ -
脱落しても夏男は健在!天山が柴田を降す!BULLET CLUB対決は一触即発で館内は騒然!
8月10日 新日本プロレス「G1 CLIMAX25」 後楽園ホール 1742人超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○高橋裕二郎 ゴーディ・ホール(8分43秒 エビ固め)マスカラ・ドラダ ×ジェイ・ホワイト
※マイアミシャイン
◇第2試合◇
▼30分1本
○カール・アンダーソン タマ・トンガ(6分7秒 体固め)KUSHIDA ×キャプテン・ニュージャパン
※ガンスタン
◇第3試合◇
▼30分1本
○マイケル・エルガン デビット・フィンレー(8分23秒 エビ固め)後藤洋央紀 ×小松洋平
※エルガンボム
◇第4試合◇
▼30分1本
○中邑真輔 オカダ・カズチカ 石井智宏 YOSHI-HASHI(12分12秒 体固め)小島聡 永田裕志 本間朋晃 ×田口隆祐
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝6敗=4点]○ドク・ギャローズ(8分22秒 片エビ固め)[5勝3敗=10点]×内藤哲也
※雪崩式ハングマンズヌース
【ギャローズ、トンガの話】
トンガ「レディース&ジェントルメン!! 我らがプロレス界最大の男、ドク・ギャローズの登場だ!!」
ギャローズ「ナイトー、オマエは愚かでどうしようもねぇヤツだな! 俺のフィニッシャーさえ決まれば、オマエが俺の首を絞めようが、オマエは尻の下に敷かれて3カウントを獲られるんだ!! いいか、俺はBULLET CLUBのハイランダーだ。なんだかわかるか? 俺たちの大事な聖域を犯そうとする外敵どもは、徹底的に排除するのが俺だ。BULLET CLUBこそリアルだ」
【内藤の話】
内藤「(記者に向かって)ハイ? ハイ?」
――かなり厳しい3敗目になりましたが?
内藤「厳しくなった? だからなんだよ。だからなんて言ってほしんだよ。なんて言ってほしんだよ。フフフ、トランキーロだぜ。オイ、まだ終わってねぇだろ。トランキーロだぜ、カブロネス」
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝6敗=4点]○天山広吉(9分49秒 アナコンダマックス)[4勝4敗=8点]×柴田勝頼
【天山の話】「オッケー! いやぁ、キツイなぁ。柴田、キツイぞ。俺の体ボンクラや。もうあれ以上きたら、あの最後のアナコンダ、あれが極まらんかったら、もうどうしようもなかった。それぐらい焦ったね。最後の最後、あれは絶対に離さない、離してたまるかって。意地でも俺この『G1』また1勝しかしてない。6敗? 知ったこっちゃねぇよ、オラ。今日勝てばいいんや。今日勝てばなんかあるやろって。あんだけお客さんが後押ししてくれたし、俺としてはほんまこの1勝大きいっすよ。『G1』リーグ、もう終わりかもしれんけど、まだまだ最後の最後、今日終わりちゃうし、まだまだ残ってる。そこに辿り着くために、俺はこの『G1』やってきたと言っても過言ではないよ、ほんまに。最後の最後、あのクソガキ野郎。オイ、テメェの吐いた俺に対しての覚えてんねんやろうなって。オイ、冗談ちゃうぞ。オイ、人が言っていいこと悪いこと、ふざけやがって。ほんまにぶちのめさな、気が済まん。クソガキ野郎め、あの野郎、グッチャグチャにしてやるからな、お前。オイ、『G1』最後の公式戦、俺知らんぞ、どうなっても。ぶちのめすしか、それしか考えてへんから。やるかやられるか、やってやろうやんけ。オイ、終わらしてやるよ、お前のこと! ふざけやがって」
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝5敗=6点]○矢野通(0分50秒 裏霞)[3勝5敗=6点]×飯伏幸太
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[6勝2敗=10点]○AJスタイルズ(9分53秒 エビ固め)[5勝3敗=10点]×バッドラック・ファレ
【AJ、ファレの話】
AJ「ファレ……悪い。俺が間違っていた。お前をムリにコントロールしようとした」
ファレ「あぁ、大丈夫だ。良いリングだった」
AJ「オレたちはファミリーだ。みんなにもわかってほしい。変なプライドは二の次だったんだ。感情が一番大切だったんだ。これがBULLET CLUBなんだ」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦/30分1本
[6勝2敗=12点]○棚橋弘至(16分15秒 片エビ固め)[4勝4敗=8点]×真壁刀義
※ハイフライフロー
【棚橋の話】
棚橋「バッチリ12点目。残すは公式戦あと1つ。ようやく……あっ、ダメだな、こんなこと言っちゃ。一戦一戦だな。今、危なかった。最初から最後までクライマックスだから。山とか谷とか関係ないよね。ずっと山だから。それにこの間の8月8日もそうだけど、試合に過去の記憶を引っ張り込んで、それをやる気に変えるってのは凄く一つ大事なことで。1999年10月10日、俺はこの後楽園のリングで、真壁選手とデビュー戦をやってプロレスラーになって。それ以来何度も闘ってきたけど、当時は第1試合。16年経ってメインイベント。そしてデビュー戦は負けたけど、今日は勝てた。リーグ戦の1つだけど、俺にとってはとても大事な試合でした。以上です」
――次の両国が7回目のメインイベントの可能性もありますが?
棚橋「そうっすかね」
――ファンも期待してると思いますが?
棚橋「期待には期待で応えます。期待以上で応えます」
【真壁の話】「いや痛ってぇ……チクショー!! 最後だなぁ。詰めが甘い。ここだって時に行かないとなぁ。いやぁ、最後狙っても良かった。いやぁクソ。まぁでもしょうがねぇ!! しょうがねぇな、しょうがねぇ!! チクショー!! まぁリーグ戦、あとひとつですか。勝ってどうなるモノか分からないけど、最後まで勝負は諦めねぇ。それでいいだろ。負傷欠場だってあり得るだろ。そういうのを考えたらな。いやぁでもダメだな。最後の最後、やっぱ計算ずくだなぁ。足殺しからなぁ。チクショー!! しゃーねぇ!! いやぁ参った。クソ。いやでもよ、真壁劇場これで終わんねぇよ。分かってんだろ? お前ら。これで終わったらつまんねぇよ。レスラーとしてもつまんねぇ。いやダメだな……(と控え室へ戻ろうとする) で、これで終わると思ってんだろ? 毎度毎度思ってるんだろ? 終わんねぇんだよ。棚橋のな、リング上のコメントが終わるまで終わんねぇからな? お前ら(記者陣)は見に行きてぇんだろ? 行かせねぇんだよ。でも、ダメだな!! 最後の最後だなチキショー。だけども、昔懐かしかったな。久しぶりだろ。棚橋とこんなことやるの。だから、こんな状況で、よろしくじゃねぇけどよ。若手同士の頃を思い出したよ。一瞬な。でもそんな事に浸ったってしょうがない。先だ先。その先だよな。まぁしょうがない。負けは負けだ。それでも取り替えすわ。なんとかなるかもしれない。おう、それでいいだろ。(と、2度控え室へ帰ろうとする)いや、終わんねぇよ? 終わんねぇって。終わんねぇって。これで終わると思ったら大間違いだぞ。これでフェードアウトすると思ったら大間違いだよ。上ではイエーイ! イエーイ!! ってやってるけどよ、バカヤロー。俺でもな、正直よ、バックステージのコメントよ、(NJPW WORLDに)流してねぇと思ったんだよ。で、お前流しやがったなコノヤロー!! ハァ。片やバックステージでおちゃらけた事を言って、片やリング上でギター弾いてやがる。エアーだけどな。バカヤロー。ふざけんじゃねぇ……終わんねぇつってんだよバカヤロー。油断すんじゃねぇよコノヤロー。そこが、並のレスラーと俺の違う所なんだよ。分かるか? そこ、勘違いすんなよ? わかったな? (と、再度戻ろうとする真壁) で戻ると思っただろ!? まだなんだよバカヤロー!! ま、とりあえずよ、しょうがねぇ! おう。自分に言い聞かせてんだ。自分に言ってよ。次だな。次完璧にやってどうなるかだな。もっかい戻ると思っただろ? 戻らねぇよバカヤロー! じゃぁな!!」G1もいよいよ終盤戦、Aブロックは2敗の棚橋、AJ、内藤、ファレに絞られ、今回の後楽園大会では棚橋が3敗の真壁、AJは同門のファレと直接対決、内藤は6敗と既に脱落しているギャローズと、3敗で僅かながら可能性を残している柴田は天山と対戦となった。
まず内藤vsギャローズは、なかなかコスチュームを脱がない内藤に対しギャローズがアピールし、内藤が脱ぎ始めるとギャローズが強襲をかけ試合開始も内藤はギャローズの足を何度も踏みつけ、怒ったギャローズは場外戦に持ち込むが内藤は鉄柵に叩きつける。
リングに戻るとギャローズはアッパーを繰り出していくが、内藤はロープワークで翻弄、ギャローズを場外へ追いやり、追撃かと見せかけてロープワークから寝そべり余裕の態度を見せる。
内藤はヘッドシザースでギャローズのスタミナを奪いにかかるが、ギャローズはアッパーで応戦、しかし落ち着いた態度を崩さない内藤はミサイルキック、プルマブランカと繰り出していく。
しかしギャローズは地獄突きから串刺しボディーアタック、一人マジックキラー、ジャックハマーと猛ラッシュをかけ、ハングマンスヌーズを狙うが、内藤は丸め込み技で応戦してからDDT、ギャローズはセカンドロープに昇ると内藤が追いかけ雪崩式フランケンシュタイナーを狙うと、踏ん張ったギャローズは雪崩式ハングマンスヌーズを決め3カウント、内藤は思わぬ敗戦でトップグループから1歩交代する。
柴田vs天山は、天山がモンゴリアンチョップ、場外戦で先手を奪うが、柴田は足4の字固めを決め、天山は一気に失速、柴田は顔面への低空ドロップキックから顔面ウォッシュを決める。
柴田はハーフラッチを狙うとリバースした天山は掟破りの顔面への低空ドロップキックからダイビングヘッドバットを狙いコーナーも、ジャンピングフロントハイキックで阻止した柴田がデットリードライブ叩きつける。
だが怯まない天山はボディーへのヘッドバットを炸裂させてからニールキック、アナコンダバイスて追い詰めアナコンダバスターを狙う。
しかし踏ん張った柴田は武者返しで倒すとスリーパーから延髄斬り、後頭部ラリアットからジャンピングハイキックを炸裂させ、ミドルキックを狙うが、キャッチした天山は頭突きを浴びせると、モンゴリアンチョップをかわした柴田がスリーパーで捕獲も前へ倒して脱出した天山はアナコンダマックス、アナコンダバスターから再度アナコンダマックスで捕獲し柴田はギブアップ、館内は天山コールが巻き起こり、脱落しても夏男健在をアピール、柴田は4敗目で脱落となる。
AJvsファレは試合開始からファレが寝転がりAJがカバーし勝ちを譲るかと思われたがファレはキックアウト、ファレの態度にAJが怒り互いに小突き合うとBULLET CLUBの面々やファンまでもがエプロンに上がり、一時は騒然となる。
二人は落ち着いてウルフサインで仲直りと思いきやAJはサミングを入れると、激怒したファレがAJを場外へ放り投げるが、アンダーソンがファレを止め、その隙を突いたAJはファレを場外へ引きずり込み、場外戦を仕掛けるも、ファレは鉄柵に叩きつけ、イスで殴打しようとするも、今度はアンダーソンだけでなくトンガも阻止し、またその隙を突いたAJの反撃に遭い逆にイスで殴打しようするが、裕二郎が阻止するなど大混乱となる。
リングに戻るとファレがカウンターのグラネードからバットラックフォールを狙うが、エプロンに着地したAJはスワンダイブのフライングフォアアームからスタイルズクラッシュを狙うも、ファレがリバースしたところでカーフキラーで捕獲、しかし脱出したファレはバットラックフォールを狙うとAJはウラカンラナで切り返す。
ファレは掟破りのスタイルズクラッシュを狙うが、阻止したAJは突進するファレを倒して自らの足を引っ掛けて丸め込み3カウントでAJは2敗を堅守でファレは3敗目で後退、試合後は試合中とは一転してノーサイドとなり、改めてBULLET CLUBの結束をアピールした。
メインの棚橋vs真壁は棚橋が足攻めで先手を奪うも、起き上がった真壁はラリアットから串刺しラリアット2連発、パンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールド、カウンターラリアットと猛反撃、更に場外戦でもパワースラムを決め形成を逆転させる。
しかし棚橋はロープ越しのドラゴンスクリューで真壁の動きを止めるとテキサスクローバーホールドで捕獲、TWELVE SIXからハイフライフローを狙うが、追いかけた真壁がラリアットを炸裂さる。
真壁は棚橋のスリングブレイドをかわしてラリアットを決め、棚橋はツイスト&シャウトで応戦し改めてハイフライフローを投下するが、かわした真壁がジャーマンスープレックスを決める。
勝負と見た真壁はキングコングニーを投下も、かわした棚橋がドラゴンスクリューを決めるとハイフライフローを決め3カウントを奪い2敗を堅守、真壁は4敗目で脱落となった。
これでAブロックは棚橋とAJに絞られ、14日の両国大会で優勝進出をかけて直接対決することになった。果たして優勝戦に進出するのはどちらか? -
発表!7月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行
7月の月間MVP、ベストバウト ベストシリーズ&興行が決定しました
7月の月間MVP
オカダ・カズチカ(新日本プロレス)
投票結果=投票数40
オカダ・カズチカ(新日本プロレス)=14
岡林裕二(大日本プロレス)=8
鈴木みのる(鈴木軍)=5
後藤洋央紀(新日本プロレス)=3
鈴木鼓太郎(全日本プロレス)=2
フィン・ベイラー(WWE)=2
里村明衣子(センダイガールズ)=2
KAI(WRESTLE-1)=1
竹田誠志(FREEDOMS)=1
伊東竜二(大日本プロレス)=1
紫雷イオ(スターダム)=1
7月のタッグMVP
佐藤耕平 石川修司(ツインタワーズ)
投票結果=投票数32
佐藤耕平 石川修司(ツインタワーズ)=9
潮﨑豪 宮原健斗(全日本プロレス)=7
征矢学 葛西純(new Wild order)=7
カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(BULLET CLUB)=5
マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(BULLET CLUB)=2
グレート小鹿 星野勘九郎 稲葉雅人(大日本プロレス)=1
紫雷美央 つくし(アイスリボン)=17月のベストバウト
新日本プロレス「DOMINION 7.5 in OSAKA-JO HALL」7月5日 大阪城ホール
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○オカダ・カズチカ(26分16秒 片エビ固め)[第62代王者]XAJスタイルズ
※レインメーカー
☆AJが2度目の防衛に失敗、オカダが第63代王者となる
投票結果=投票数37
オカダ・カズチカvsAJスタイルズ(新日本プロレス 7月5日 大阪城ホール)=8
岡林裕二vs関本大介(大日本プロレス 7月20日 両国国技館)=5
柴田勝頼vs飯伏幸太(新日本プロレス 7月29日 福岡国際センター)=3
日高郁人vs木高イサミ(ZERO1 7月16日 後楽園ホール)=2
丸藤正道 杉浦貴vsマイバッハ谷口 中嶋勝彦(NOAH 7月26日 博多スターレーン)=2
柴田勝頼vs桜庭和志(新日本プロレス 7月5日 大阪城ホール)=2
飯伏幸太vsAJスタイルズ(新日本プロレス 7月26日 広島グリーンアリーナ)=2
伊東竜二vsアブドーラ小林(大日本プロレス 7月20日 両国国技館)=2
鈴木鼓太郎vs金丸義信(全日本プロレス 7月25日 後楽園ホール)=1
潮﨑豪 宮原健斗vsジョー・ドーリング 青木篤志(全日本プロレス 7月25日 後楽園ホール)=1
大仁田厚 佐野直 千葉智昭vsKENSO バッファロー 二瓶一将(佐野魂 7月17日 両国国技館)=1
フィン・ベイラーvsケビン・オーウェンズ(WWE 7月4日 両国国技館)=1
藤本つかさ32人掛け(アイスリボン 7月29日 後楽園ホール)=1
吉野正人vsT-Hawk(DRAGON GATE 7月20日 神戸ワールド記念ホール)=1
後藤洋央紀vs中邑真輔(新日本プロレス 7月5日 大阪城ホール)=1
田中将斗vsフジタ”Jr”ハヤト(ZERO1 7月16日 後楽園ホール)=1
征矢学 葛西純vsカズ・ハヤシ 近藤修司(WRESTLE-1 7月12日 後楽園ホール)=1
杉浦貴vsシェルトン・X・ベンジャミン(NOAH 7月18日 後楽園ホール)=1
田中翔vs熊野準(NOAH 7月18日 後楽園ホール)=17月のベストシリーズ&興行
新日本プロレス「DOMINION 7.5 in OSAKA-JO HALL」7月5日 大阪城ホール 11400人 超満員札止め
投票結果=投票数36
新日本プロレス「DOMINION 7.5 in OSAKA-JO HALL」7月5日 大阪城ホール=14
大日本プロレス「両極譚」7月20日 両国国技館=13
WWE「WWE LIVE」7月3、4日 両国国技館=2
全日本プロレス「2015サマーアクションシリーズ」7月5日 後楽園ホール~25日 後楽園ホール=1
ZERO1「第12回天下一ジュニアトーナメント クリスタルウォーズ」6月27日 新木場1stRING~7月19日 後楽園ホール=1
NOAH「Northern Navig. 2015」6月27日 ウィル福島~7月1日 後楽園ホール=1
NOAH「プロレスリング・ノア旗揚げ15周年記念大会」7月18日 後楽園ホール=1
WRESTLE-1「SYMBOL」7月12日 後楽園ホール=1
DRAGON GATE「KOBEプロレスフェスティバル2015」7月20日 神戸ワールド記念ホール=1
大日本プロレス「星野勘九郎デビュー10周年記念興行~99%の努力と1%の可能性~」7月16日 神奈川・横浜にぎわい座=1
以上に決定しました!投票ありがとうございました。 -
オカダが裕二郎を粉砕で単独トップ!後藤が石井との激戦を制し2敗を堅守!
8月9日 新日本プロレス「G1 CLIMAX25」後楽園ホール 1738人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼30分1本
バットラック・ファレ ○タマ・トンガ(4分52秒 体固め)×デビット・フィンレー ジェイ・ホワイト
※ヴェルノ
◇第2試合◇
▼30分1本
矢野通 ○YOSHI-HASHI(6分10秒 エビ固め)飯伏幸太 ×マスカラ・ドラダ
※スワントーンボム
◇第3試合◇
▼30分1本
AJスタイルズ ○ドク・ギャローズ ゴーディ・ホール(6分59秒 エビ固め)内藤哲也 田口隆祐 ×キャプテン・ニュージャパン
※ハングマンズヌース
◇第4試合◇
▼30分1本
棚橋弘至 天山広吉 ○KUSHIDA(9分33秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)真壁刀義 柴田勝頼 ×獣神サンダー・ライガー
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○カール・アンダーソン(12分56秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]×マイケル・エルガン
※ガンスタン
【アンダーソン、ギャローズの話】
アンダーソン「アァァァイ!! ニシザワ、翻訳してくれ。自分が“No.1”である事、それを証明するためにここに居るんだ。自分が“No.1”であること、そして『BULLET CLUB』こそが世界最強の集団という事を必ず証明してみせる。マイケル・エルガンは良い選手だ。とても良い。だがな、この“マシンガン”の方がさらに良いレスラーだ。2012ネンは決勝止まりだった。しかし2015ネンは“G1 チャンピオン”になる。そして、IWGPのベルトを賭けて2016ネンのイッテンヨンの東京ドームのメインイベントだ!! To sweet! ギャローズ、ウマいビールでも飲みに行くぞ!!」
ギャローズ「ナイスアイディアだ」
【エルガンの話】「自分は自分自身にプライドを持っている人間だ。自分より強い人間がいるということは許せない。今日の結果はアンダーソンが勝つことになった。だがこれはたまたまだ。アイツがラッキーだっただけだ。2度とこのようなことは起きない。次は俺が勝つ」
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝5敗=4点]○永田裕志(10分50秒 バックドロップホールド)[2勝5敗=4点]×小島聡
【永田の話】
――第三世代同士の激しい闘いでしたが?
永田「なんでこんなに(多くの)マスコミが来て。優勝戦線から脱落した俺に、よくもまたこんなにも大勢の人が集まったもんですね。コジの野郎。昨日から前哨戦で元気が出たとかグズグズ言いやがって。カチンと来たけどさ。でもよくよく考えたら、あの“暗黒時代”と呼ばれた新日本プロレス、小島さんがいなくなった時ですよ。天山、中西学と。俺は結構、発破掛けたけどね。でもその素直にその意図っていうのは伝わらず、結局俺達は足の引っ張り合いをしていたのかもしれない。今回もそう。コジに発破を掛けられて、何コノヤローと思ったんだけどね。昔の自分を思い出しましたよ。もう10何年経ってるから…… ここで俺が前にやった事。これだけの、非常な試合を小島聡がしてくるっていうのは、よっぽどの事でしょう。だからそれに答えたまでですよ。いや今日は小島聡が相手で良かった。気持ちが戻った。トンネルを抜けたら、もうそこはもう“夏”が終わってたけど。あと2戦。『IWGPチャンピオン』と『IWGPインターコンチネンタルチャンピオン』が居る訳ですから。これをやっつけたらさ、また秋からさ、東北に向けていい動きができるじゃないですか」
――今日の試合を見たファンの心にも残ったのでは?
永田「まぁリーグ戦を脱落し、俺にこれだけの声援を受けた事を素直に感謝して。やっぱそんなファンの期待を裏切らない為にも、まだまだ。まだまだ。まだまだ行きます」
――脇腹の状態は?
永田「見ての通りです。(終止ジェイがアイシングをしている状態) 骨は折れては無いと思うんですけどね。でもやっぱ蹴られたりするとキツいよね。見ての通りです。でもちょっと耐久力というか。治ってきてるんじゃないかな。(G1の)最後の方になってきて。こんな満身創痍で迎えた『G1 CLIMAX』は17回出てるうち、初めてですよ。そこに闘いがある限り、まだまだ行きますので。アマチュアだったら決勝に立ったら辞めてもいいですけど、プロはそうはいかない」
【小島の話】「ハァハァ、『G1』の公式戦で負けた悔しさと、俺と同世代の永田裕志がまだあんなに元気だということ、その嬉しさと半分半分だ。俺の気持ちの中は今どっちもどっちだ。嬉しくて悔しくて、そのどっちもあるよ。ただ『G1 CLIMAX』8月16日メインイベントのゴングが鳴るまで、俺は絶対に諦めないぞ。誰がその最後のゴングの前に立ってるか、そんなの誰一人わかんねぇんだ」
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[6勝1敗=12点]○オカダ・カズチカ(14分21秒 片エビ固め)[2勝5敗=4点]×高橋裕二郎
※レインメーカー
【オカダの話】「まぁあれがBULLET CLUBの闘い方なんじゃないっすかね。あぁいう闘い方をしても俺に勝てないっていう。なめんじゃねぇぞ、IWGPヘビー級チャンピオンをな。会見でもな、簡単に口に出すんじゃねぇコノヤロー。とりあえずあとは中邑さんか。まぁ1つ公式戦(永田戦)ありますけども、それ別にどうでもいいんだ、悪いけどな。ただ中邑さん、しっかり肘がどうだとか言い訳しないように、CHAOSの素晴らしい闘いみせましょう」
【裕二郎、MAOの話】
「マジで喋れない。マジで喋れない……」
MAO「負けちゃったぁ……悲しい」
(裕二郎はMAOに泣き崩れる)
裕二郎「俺が負けると、君も悲しいだろう」
MAO「うん、悲しい」
裕二郎「君に悲しい思いをさせしまった……俺はもっともっと……強くはならない」
MAO「ならない……」
裕二郎「そんな俺を見捨てないでくれるか?」
MAO「うん」
裕二郎「マジで……マジで痛い。マジで痛い……この辺(と言いながら肩をおさえる) マジで痛い。ホント痛い」◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○中邑真輔(11分50秒 片エビ固め)[7敗=0点]×本間朋晃
※ボマイェ
【中邑の話】「ハァハァハァ……(脱力してベンチに倒れ込む) 磁場が狂ってんな、後楽園の磁場がさぁ。おう正直に、正直に言うよ。紙一重だ。正直……言うよ。 ハァ。本間朋晃、120%だって? オイ。甘かったなぁ。121%出して来いよ!! ただな、あの勢いは何だろうね……本物じゃないの!? それでも、紙一重でもな、勝ちは勝ちだ!! 光栄だね!!『I'm proud』!!」
【本間「(本間は床に倒れ込む)俺は、俺は、俺は勝てないのか。こんだけの期待を背負って勝てないのか。今日も負けました。でも俺には次がある、次。次誰だ? 石井、俺が絶対みんなのこけしで勝ってみせます。後楽園ホールを最高に幸せな空間にしてみせます。それができるのは俺だけだ。次の後楽園こそ、こけしイズハッピー、幸せになろうぜ」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○後藤洋央紀(17分11秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]×石井智宏
※昇天・改
(試合後)
後藤「『G1』の“G”は! ・・・何か知ってるか、オイ!?(※場内騒然) そう! 『G1』の“G”は! 後藤の“G”!!(※大歓声) この俺が、必ず優勝しまーす!(※大拍手) 最後は! いつもので・・・締めたいと思います!(※大拍手) よろしいですか~!(※大歓声) よろしいですか~!(※大歓声) オラ、行くぞ、後楽園~!!(※大歓声) 本日の勝利を祝してー!! バンザーイ!! バンザーイ!! バンザ~イ!!(※大歓声)」
【後藤の話】
後藤「ここまで来たら気持ちでいくしかないね。俺の背中を押してるのは、気力とこのインターコンチのベルトだけだよ」
――今日はまさに気力のぶつかり合いでしたが?
後藤「その勝負を制したのは大きいよね。まだ試合は続くけども、この東京に戻って来ていい弾みがついた。今日言えるのはそれだけです。ありがとうございました」G1も後楽園3連戦から終盤戦へと突入、メインは2敗同士の後藤vs石井、二人は昨年11月の大阪府立大会でNEVER選手権をかけて対戦しているが、石井が勝利を収めている。
試合の先手を奪ったのは後藤、石井の痛めている首を攻めるも。起き上がった石井はエルボーのラリーから”ど真ん中”プロレスを展開し後藤が競り勝ったかに見えたが、石井は天龍源一郎譲りの喉笛チョップを放ち、後藤を怯ませる。
優位に立った石井は後藤の額にエルボーを落とし、うずくまる後藤を踏みつけ挑発、張り手を繰り出し抵抗する後藤に再び喉笛チョップを放つ、ブレーンバスターから再度後藤を踏みつけ、蹴りつける。
だが後藤は起き上がると、石井の張り手を正面から受け、ランニングエルボーを放つ石井を弾き、エルボー一閃でなぎ倒す。
後藤はミドルキックから村正を決めるが、追走式ラリアットは石井がかわしてバックドロップで投げ、串刺しラリアットから雪崩式ブレーンバスターを決める。
石井はラリアットを狙うが、後藤はカマイタチで迎撃、逆に後藤がラリアットを狙うが、石井もカマイタチでやり返し、ラリアットが何度も相打ちになるも、後藤が競り勝つ。
勝負と見た後藤はバックドロップから牛殺しを狙うが、背後に着地した石井は投げ放しジャーマンで投げ、エルボーのラリーから石井が追走式ラリアットを狙うとカウンターでキャッチした後藤が牛殺しを決める。
後藤はコーナーからのダイビングエルボーを狙いにいくと、石井が追いかけてコーナー上でのエルボーのラリーを展開するが頭突きで競り勝った後藤が雪崩式回天で叩きつける。
大ダメージを負った石井だがローリングラリアットを狙う後藤を頭突きで迎撃し、ラリアットを連発するも、後藤もラリアットで応戦し石井が崩れるかかり、後藤がラリアットを狙うと石井はカウンターのラリアットで迎撃する。
石井はスライディングラリアットはかわされるも、掟破りの牛殺しを決めてからスライディングラリアットを炸裂、垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、後藤は背後に着地すると頭突きを放つ石井にローリングラリアットが炸裂する。
後藤は串刺しラリアットから雪崩式牛殺しを決めると、頭突きで抵抗する石井の顔面に頭突きを放ってから昇天・改を決め3カウントを奪い、後藤が激戦を制して2敗を堅守、石井は3敗目と優勝戦進出から大きく後退した。
セミでは2敗の中邑が全敗でG1初勝利を目指す本間と対戦し、中邑がこけし式ニードロップを落とすなど余裕のまま試合を進めていくが、中邑が勝負を狙ったボマイェをかわした本間が中邑の後頭部にこけしロケットを炸裂させると、小こけしからこけし落としで突き刺す。
本間はこけしを投下するが自爆すると、中邑はすぐさまスライディング式ボマイェを炸裂させ、リバースパワースラムからボマイェを狙う。
ところが本間はカウンターでのこけしロケットを中邑の顔面に炸裂させると、こけしロケットを狙いにロープへ走るが、中邑はカウンターでのボマイェを炸裂させ3カウント、2敗を堅守する。
1敗で単独トップのオカダは4敗の裕二郎と対戦、試合はオカダが安定した試合運びで先手を奪い、場外戦でも介入したゴーディを蹴散らし、鉄柵越えのフライングボディーアタックで試合を優位に進める。
勝負を狙ったオカダはレッドインクで捕獲するが、裕二郎は手に噛みついてから脱出し、フロントハイキックからギロチン式フラップジャック、インカレスラムと猛反撃をかける。
裕二郎はコーナーへのパワーボムからマイアミシャインを決めるが、カウント2でクリアされると、オカダが反撃してツームストーンパイルドライバーを狙うが、裕二郎はオカダとレッドシューズ海野レフェリーを交錯させ、無法地帯を作り上げるとゴーディが乱入しローリングラリアットをオカダに浴びせ裕二郎がカバーするも、オカダはカウント2でクリアする。
裕二郎はゴーディにオカダを羽交い締めにさせてからラリアットを狙うが、リング下の外道が裕二郎の足をすくうと、ゴーディを蹴散らしたオカダは裕二郎にドロップキックを炸裂させ、最後はツームストーンパイルドライバーからのレインメーカーで3カウントを奪い1敗を堅守、裕二郎は5敗目で脱落。
2敗同士のアンダーソンvsエルガンは、序盤はエルガンがバワーで押しまくるも、アンダーソンはロープ際でのギロチン式ガンスタンで反撃し、ストンピング、顔面攻撃、スリーパーホールド、ジャンピングフロントハイキック、ランニングパワーボムと攻め込むも、エルガンもジャンピングフロントハイキックで反撃。
エルガンは延髄斬り、ダイビング式変型コードブレイカー、ぶっこ抜きジャーマンスープレックスと畳み掛けるが、アンダーソンもジャンピングフロントハイキックからスティンブレーカーで応戦。
エルボースマッシュを繰り出すアンダーソンにエルガンはラリアットを放つ、コーナーへのパワーボムを狙うが、アンダーソンはリバースするとギャローズとトンガが乱入して試合は大荒れになるも、蹴散らしたエルガンはトルニージョを放つ。
エルガンは再度コーナーへのパワーボムを決めるてからバックブローをはさんでエルガンボムを狙うとアンダーソンがガンスタンで切り返し3カウント、アンダーソンは2敗を堅守しエルガンは3敗目で後退となる。
4敗の小島vs5敗で脱落している永田は小島が脇腹攻めで先手を奪うも、ラリアット狙いを永田がフロントハイキックで迎撃すると延髄斬り、タイナーで反撃し、再度のラリアットも永田は白眼式腕固めから逆十字固めで捕獲する。
小島は垂直落下式ブレーンバスターからラリアットを狙うが、ブロックした永田は浴びせ蹴りを決めるとバックドロップホールドで3カウントを奪い、小島は5敗目で脱落となった。
Bブロックはオカダの単独トップは変わらず、、中邑と後藤、アンダーソンが追いかける展開となった。果たしてオカダがトップのまま優勝戦へ進出し王者のままG1を連覇するのか?