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満身創痍も征矢が河野を粉砕しWRESTLE-1王座を死守!曙、真田が参戦へ・・・
12月24日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2015 SHINING WINTER」東京・後楽園ホール 828人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○カズ・ハヤシ 田中稔 TAJIRI(7分44秒 片エビ固め)近藤修司 X村瀬広樹 芦野祥太郎
※パワープラント
◇第2試合◇
▼30分1本
○浜亮太(4分19秒 体固め)X中之上靖文
※ハマケツ
◇第3試合◇
▼30分1本
○火野裕士(9分24秒 体固め)X黒潮“イケメン"二郎
※Fucking BOMB
◇第4試合◇
▼30分1本
AKIRA ○葛西純 熊ゴロー(11分40秒 片エビ固め)KAI X翔太 三富政行
※パールハーバースプラッシュ
(試合終了後)
KAI「負けたー! 翔太! 潮吹!」
三富「三富です!」
KAI「潮吹!」
三富「三富です!」
KAI「もっと狂わなきゃダメだろ!」
翔太「あんた十分、狂ってるよ!」
KAI「狂ってねえよ。葛西さん、もう一回、もう一回、ハードコアでやりましょう! 自分の本名、サカイですよ。葛西でしょ? 同じじゃないですか。近いじゃないですか」
葛西「おいおいおい、サカイくんよ。葛西でもサカイでもなんでもいいんだよ。ハードコアでもプロレスでも一緒。ここ(ハート)が大事なんだよ、ここがよ。今のオマエは、ここの客みんな思ってると思うけど、すっごい空回りしてるぞ。そのカッコウなんだ? そのカッコウ。オマエのやってることは、ハードコアごっこだ。オマエがそこまで言うならな、ホンモノ教えてやるよ」
(KAIと葛西が拳を合わせ、ワイルドは退場。)
KAI「翔太! 潮吹! やるぞ! やるぞ! やるぞ! いくぞー! やるぞやるぞやるぞやるぞやるぞー!」◇第5試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○ウルティモ・ドラゴン 大和ヒロシ 稲葉大樹(8分28秒 体固め)KAZMA SAKAMOTO NOSAWA論外 XMAZADA
※アサイDDT
◇第6試合◇
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ/60分1本
[第2代王者]○アンディ・ウー(12分51秒 片エビ固め)[挑戦者]X吉岡世起
※フェイホン
☆アンディが3度目の防衛に成功
(試合終了後)
大和「おい、オレが何しに来たかわかるだろ? 前回の後楽園ホールで宣言した署名がどれほど集まったか、まず発表させていただきたいと思います。大和ヒロシをクルーザーディビジョンに挑戦させるための署名、全部で612名集りました。アンディ、いいか、オレはこの612名の思いを背負って、もう一回クルーザーディビジョンに挑戦する。アンディ、オレの挑戦、受けてくれ!」
アンディ「大和さん、わかりましたよ。その612人のために、やりましょう。来年の1月10日、一発目の後楽園大会で、どうですか?」大和「わかった。ありがとよ。じゃあな、そのときに、613人ぶんの一直線、オマエにぶつけてやるよ」
【アンディの話】「今日、吉岡選手になんとか勝って、もうこれからも、吉岡選手とは何かいでもやりたいですね。2人でW-1の新しい時代を作っていきます。その前にさっき大和さんが挑戦表明したんで、次の1月10日でしっかり受けて、しっかり勝って、また次、吉岡とやりたいと思います」
◇第7試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[第6代王者]○征矢学(18分02秒 片エビ固め)[挑戦者]X河野真幸
※ワイルドボンバー
☆征矢が2度目の防衛に成功
(試合終了後、敗れた河野はトリガーとともに早々と退場。ベルトを巻いた征矢がワイルドとともに写真撮影をおこなっていると、デスペラードが現れ、火野がリングへ。)
火野「征矢、次の挑戦者は…オレや」
(火野が征矢にマイクを差し出す。征矢が受け取ろうとすると、マイクを落としリングを出て、デスペラードとともに退場。)征矢「おい、今年はもうW-1の興行ねえからよ、来年やってやるよ。火野裕士、1月10日、後楽園ホール、オレとこのベルト懸けて勝負しろ。文句ねえだろ。本日はクリスマスイブのなかご来場、誠にありがとうございます。皆さんお忙しい時期かと思いますが、W-1からホッとした、ちょっとした、クリスマスプレゼントです。みんなカモン!」
(Cheer-1と所属選手、およびKAIに無理やり連れられてきた翔太がリングへ上がり、客席にサイン入りボールを投げ込む。)
征矢「2015年W-1大会、ありがとうございました。ちょっとしたクリスマスプレゼントになったでしょうか。それでは私が締めたいところですが、社長、最後、気の利いた一言お願いします」
武藤「征矢、とりあえず防衛おめでとう。イロモノ、イロモノって言われたけど、なかなかイロモノを超越した素晴らしい試合だったよ。この調子で来年も頑張ってくれ。皆さん来年も一つ、よろしくお願いします! どうもありがとうございました!」
(『ホールドアウト』がヒットし武藤コールのなか、武藤がプロレスLOVEポーズ。最後に武藤がカラーボールを客席に投げ込み、選手とCheer-1がリング上へ記念撮影。)
【試合後の征矢、AKIRA、葛西】
▼征矢「よっしゃ! 防衛したぞ」
▼AKIRA「途中で顔狙われたな。鼻大丈夫?」
▼征矢「鼻は大丈夫だけど顔ばっかりだな」
▼葛西「いいスプラッシュだったよ学ちゃん!」
▼征矢「純ちゃん仕込みのハーバードスプラッシュ(パールハーバースプラッシュ)決めたぜ! みんなで獲るって言ったんで、どうしてもみんなの技を使いたかった。どっかでチャンスねぇかなと思ったんですけどね。そのおかげでnew Wild order一丸となって防衛しましたよ。次、火野裕士。1月10日、俺たちnew Wild order一丸になって必ずこのベルト防衛するから」
▼葛西「いけるでしょ、今日の試合みてたら」
▼征矢「ありがとう純ちゃん。明日、純ちゃんの自主興行、頑張ってくれ!」
▼葛西「いいのか、ここで言っちゃって?」
▼征矢「関係ねぇよ! 仲間じゃねぇか! 2016年も俺たちnew Wild order、ワイルドにいこうぜ!! センキュー」
今年最後の後楽園大会を迎えたWRESTLE-1、メインは征矢の保持するWRESTLE-1チャンピオンシップにTriggeRの河野が挑戦、11月から鼻を痛めた征矢は鼻骨骨折していたことが判明し、顔にバンテージが貼られたままで選手権に挑んだ。
序盤のマッチアップは征矢がダブルチョップで制するも、河野のセコンドであるTriggeRの村瀬が介入を狙ったため、征矢のセコンドであるnew Wild orderと一触触発となり不穏な空気が流れる。
マッチアップを制した征矢はコーナーから飛ぶも、河野が顔面への膝蹴りで迎撃し、鼻を押さえた征矢を場外へ出した河野は征矢の首にイスをかざしたままで鉄柱にに叩きつけ、東側看板に叩きつけると双方のセコンドも乱闘となる。
リングに戻っても河野は征矢の鼻を中心にして攻めるが、ビックブーツをかわした征矢は捨て身のスピアーで反撃してからブレーンバスター、串刺しワイルドボンバー、ブルドッキングヘッドロックと畳み掛けるも、コーナーからの攻撃は介入を狙う近藤に気を取られてしまうと、河野がエプロンへ叩き出してビックブーツで場外へ出してからエプロンダッシュのニー、パワーボム狙いはリバースするがリングに戻ってからの突進は河野が顔面への膝蹴りで迎撃する。
河野はキチンシンクからバックドロップ、クロスフェースと攻め立てるが、串刺しニーをキャッチした征矢は叩きつけてからドロップキック、そして葛西からゴーグルを受け取るとパールハーバースプラッシュを投下し河野を追い詰める。
征矢は河野のビックブーツをキャッチしてデスバレーボムで叩きつけると、後頭部へのワイルドボンバーから正面へのワイルドボンバーを狙うも、河野は顔面へのニーで迎撃、雪崩式バックフリップ、ジャンピングニー、チョークスラムと畳みかけてからシャイニングウィザードを発射する。
河野は勝負と見てダイビングニーを投下すると、征矢がかわしてバックドロップを決めれば起き上がった河野もニーで応戦、征矢のダブルチョップを喰らいながらも河野はネックハンキングボムを決めるが、ランニングニー狙いは征矢はカニバサミで倒してからラ・マヒストラルで丸め込み、河野のビックブーツを耐え切ってからワイルドボンバーを浴びせると、征矢がシャイニングウィザードからのワイルドボンバー、後頭部そして前へのワイルドボンバーで3カウントを奪い王座を死守、試合後にベルトを受け取る征矢に第3試合で黒潮を粉砕したリアル・デスペラードの火野が挑戦を表明し1月10日の後楽園での選手権が決定となった。
セミのクルーザーディヴィジョンチャンピオンシップは場外で吉岡がラ・ケブラータを披露してから主導権を握ったかに見えたが、アンディも三角飛び式プランチャで応戦と序盤から空中戦を展開。
打撃戦からアンディはコーナーからのライダーキックを決めフェイポンを狙うも、凌いだ吉岡はゼロ戦キックで応戦、みちのくドライバーからS・Kはかわされるがラ・ミスティカ、膝蹴りと畳み掛けるも、アンディはフェースバスターで返し、吉岡もトラースキック、アンディは裏拳と打撃戦を展開する。
アンディはコーナーでの競り合いを制すると不知火・改を決め、フェイホンを狙うが阻止した吉岡もジャーマンからバスソーキックと譲らない、しかしS・K狙いをアンディがフェイホンで切り返すと蒼魔刀を発射し、スイングDDTからキック、フェイホンと畳み掛けて3カウントを奪い王座を防衛、試合後には挑戦表明されながらもアンディから拒否され続けた大和が612人の署名を集めて挑戦を迫り、アンディもやっと挑戦を認め1月10日後楽園での選手権が決定となった。
また第1試合ではカズ、稔、TAJIRIがTriggeRと対戦、右肩を負傷している芦野に集中攻撃を加えて戦闘不能に追いやり、最後はカズが村瀬をパワープラントで降して勝利を収めた後でJacketsの保持するUWA世界6人タッグ王座への挑戦を表明、なお芦野は右肩鎖関節脱臼で1月10日から欠場となった。
第4試合ではハードコア路線を模索しているKAIにガッツワールドの翔太に加え、ユニオン解散後にフリーとなった三富が志願して合流、葛西&AKIRA&熊ゴローのnew Wild orderと対戦、試合はチームワークに優るnew Wild orderに対しKAIらは終盤にKAIのラリアット、ハイキックは三富、翔太に誤爆するなどチームワークが乱れ、最後はAKIRAがムササビプレス、葛西がパールハーバースプラッシュの波状攻撃で翔太を降し、試合後かKAIが葛西に対してハードコアルールでの対戦を要求、葛西も受けて立つ構えを見せた。
休憩前には欠場していた武藤敬司が挨拶し1月10日から復帰することを表明、真田聖也、そして曙の参戦を発表した。
真田は4月にWRESTLE-1退団後にアメリカを拠点に海外を渡り歩いていたが、S.P.Eとマネージメント契約を結び日本でも試合を行うことになった、古巣参戦となった真田はWRESTLE-1とどう向き合っていくのか、また曙は全日本分裂以降武藤と関わることがなかったが、曙も全日本を退団しフリーになったことで師弟関係が復活となった。
最後に今年のWRESTLE-1は「リセット」の年だった、5月からWRESTLE-1に高木三四郎がCEOに就任して経営を見直し、その結果船木誠勝などがリストラという形で去ってしまったが、その代わり黒潮など若い選手が台頭し好評を得るようになった。それを考えると4月までのWRESTLE-1は武藤全日本の延長線上に過ぎず、5月に新体制となったことで一旦リセットされ新しい路線をスタートさせた。
8月10日には横浜文体にて新体制初のビッグマッチを開催する、若い選手たちがいる限りWRESTLE-1は可能性を秘めている。【WRESTLE-1】河野にリベンジ 征矢がW-1王座V2、火野迎撃へ▼アンディがクルーザーV3、大和の挑戦受諾▼カズが稔&TAJIRIとの6人タッグ王座挑戦へ…後楽園大会 https://t.co/vuGwN7jyL4 #W_1 pic.twitter.com/SqrzK7S7gO
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 12月 24本日はクリスマスイブにも関わらず、w-1後楽園にカモーンしてくれてセンキュー!ベルトはズタボロになりながら強敵、河野から防衛できた。顔をやられ何度も気が遠くなったが痛みに耐えたぞ、滝修行のお陰だ… しかし、鼻痛くて寝れない汗 pic.twitter.com/6AxfZb06uM
— 征矢 学 (@bunamayaso) 2015, 12月 24河野惜しかった、でもいい試合だった。今はそれでいい。TriggeRを立て直すぞ。 #w_1
— 近藤 修司 (@kondo_shuji) 2015, 12月 24大和ヒロシをクルーザーディビジョンに挑戦させるための署名は、最終的に612名となりました!そして、クルーザーディビジョン次期挑戦者になることが出来ました!ご署名下さいました612名の皆様、本当に、本当に有難うございました!!
— 大和 ヒロシ (@hirochiyo) 2015, 12月 24さあ、612人分の想いを背負い、このままベルトまで一直線!やーってやるぜー!!
— 大和 ヒロシ (@hirochiyo) 2015, 12月 24潮吹!バカヤロー!まだまだ狂い足りないから葛西さんの世界に踏み込むぞ!!潮吹!! https://t.co/ndHppCxElM
— KAI (@kai0222) 2015, 12月 24それにしても、一昨日はFMW後楽園でリング屋、昨日は大家さんとタッグ、で、今日はKAIさんと組む。なんだかすごい3日間だったな…。なんだろう、なんか引寄せられてるのか…?
— 翔太 (@shota0810) 2015, 12月 24発表があった通り、 1/10(Sun)WRESTLE-1 後楽園ホール大会に出場します。 真田 曙 武藤 vs ??? #w_1 #クリスマスイブ
— 真田聖也 (@seiyasanada) 2015, 12月 24真田に対して思うことがある選手は少なからずいるんじゃねーか? #w_1 #TNA #真田 https://t.co/DDX93cLqqg
— 近藤 修司 (@kondo_shuji) 2015, 12月 24レッスルワン後楽園ホール大会!イケメンシローとシングル!やはりあまり強くなかった… ファッキンボムプレゼントはいかがでしたか? pic.twitter.com/RqDjLP3cfg
— 火野裕士 (@hinoyuji1123) 2015, 12月 24帰宅☆今日はカズさん田尻さんと同世代トリオ結成!試合後にはこの3人で背広軍の持つUWA6人タッグ王座(タイトル名あってるか?)に挑戦の流れに!ミノ様が初めて巻いたベルトがキャリア3年目で戴冠したUWA世界ミドル級王座だったので、UWAってなんか懐かしいわぁー 待ってろ背広軍!
— 田中 稔 (@minoru_official) 2015, 12月 24あーTAJIRIさんにあそこまでやられるとはなぁ。 痛くて試合中の記憶がほとんどない。 絶対やり返してやる しかしこの痛みはまずいな…。 #w_1
— 芦野 祥太郎 (@shotaroashino) 2015, 12月 24飲まなきゃわかんない事もあるよね〜!HAPPY MERRY Cristmas ! pic.twitter.com/kfQwd9MIsg
— 高木三四郎 (@t346fire) 2015, 12月 24本日はありがとうございました✨ Kにとって楽しいクリスマスイヴでした♥ 来れなかった方もコメントやメッセージやお花など… 本当にチアワンは皆様に愛されてるなと感じます みなさま、本当に本当にいつも応援ありがとうございます! pic.twitter.com/HycQE9xzgU
— Cheer♡1オフィシャル (@Cheer1_models) 2015, 12月 24PR -
杉浦が選手会長解任、中嶋が入団、金丸が復帰・・・2016年のNOAHが始まろうとしている
<NOAH一夜明け会見 プロレス格闘技DXより>
▼田上社長「本日はお忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。昨日はご来場いただき、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。選手の頑張りと皆さまのご声援で、丸藤、石森がベルトを奪還。原田、小峠が防衛することができました。タッグもヨネ&中嶋が必ず横浜で奪還してくれると思います。それから昨日における杉浦の裏切り行為を受け、今日付けで選手会会長を解任いたしましたことをご報告申し上げます」
――昨夜を改めて振り返って
▼原田「昨日は今年最後のノアの大会で、鈴木軍と決着つけるために戦いました。『まず(4大GHC戦)ひとつ目、TAKA&デスペラードを倒して上につなげたい』。そういう思いで戦いまして、結果的に勝って上につなげられたことは嬉しく思ってます。TAKA&デスペラードにはジュニアタッグリーグ戦決勝、ジュニアタッグのタイトルマッチ2試合と合わせて僕らが“3タテ"してます。そのなかでデスペラードは完全に倒したので、来年は鈴木軍ジュニアを解体に追い込みたいと思っています。11月の後楽園でTAKA&タイチには恥をかかされたので、次のタイトルマッチをTAKA&タイチを指名したい。あいつらに次は恥をかかせます」
▼小峠「昨日は防衛しなければいけない大会で、防衛できました。激闘で正直試合のことは覚えてないのですが、絶対に勝たねばならないなかで、自分たちの役目をまっとうできたので良かったと思います。相方がそう言ってたので、タイチには2人とも個人的には悔しい思いをし続けて、顔に泥を塗られたままではあるんで。このままの勢いでノアジュニアのタッグチームとしてもっともっと上を目指すためにも、鈴木軍ジュニアをこれ以上ないくらい追い込んで一掃したい。TAKAタイチを指名して、防衛して、もうあいつらの場所を完全に奪い去りたいと思います」
▼石森「まずは皆さんのおかげで、何とかジュニアの至宝を獲り戻すことができました。この場を借りてお礼させていただきます。本当にありがとうございました。色々な条件を出されたうえでのタイトルマッチ。後がない状況でしたが、獲り戻せたことが本当にうれしくて、今日もここに来るまで…何というか感慨深い感じになりました。ただ、獲ってすぐ拳王から挑戦表明がありまして、考える時間もない状況で次々に(挑戦者が)来るということも『王者になった証かな』とも感じています。自分としても、拳王の挑戦を断る理由もないんで、受けて立とうと思っています。よろしくお願いします」
▼丸藤「昨日はどうもありがとうございました。本当にたくさんのお客さんに来ていていただけて、会場の雰囲気としても僕たちプロレスラーも本当にやりやすい環境で、本当にすべての人に感謝したいと思います、今年に入って鈴木軍、僕たち以上にファンの人たちがイヤな気持ち、フラストレーションがたまってるなかで昨日を迎え、もしかしたら過去の自分なら負けているような状況のなかでも踏ん張ることができて、最後の最後に勝つことができました。それは自分の実力というより、皆さんの応援のおかげだと思っています。しかしながら、試合後に杉浦貴がああいう形で動いた。僕はまだ彼の真意というものが分からない。あの後、もちろん話すこともないし。どういう行動を起こすのか。ただ、トロフィーを蹴っ飛ばした時点で“制裁"します…このベルトを懸けて。俺から指名させてもらいます。鈴木軍に入ったことを後悔させる。また、彼(杉浦)がああいう行動に出たことによって、BRAVE、NO MERCY、超危暴軍というのも一度解体しても良いんじゃないかなと思います。鈴木軍との試合、その流れのなかでまた何かが生まれるかもしれないけれど、まずは改めて鈴木軍というものを俺たちの力で仕留めたい。そしてタッグのベルトもヨネ&中嶋に獲り返してもらいたい。そしてプロレスリング・ノアというものをしっかり示せるよう、皆さんにお見せしたいプロレス、俺たちがやりたいプロレスをしっかりやっていきたいと思います」
――選手会長の後任は
▼田上社長「昨日の今日ですし、今のところまだ決めてはいないんですが、どう 選手のほうは」
▼丸藤「今、社長がおっしゃったように昨日の今日な部分はあるんですけど、僕としては僕ら世代の人間よりも、若い世代の人間に“責任"というものをしっかり持ってもらうためにも、多少でも若い人間に任せたほうが良いんじゃないかな、と思います」
――全ユニットを解散するということは、改めて一丸になるという意味
▼丸藤「正直、今年に入って鈴木軍には“ノア"として対抗してきました。ご存知の通り、今年はBRAVE、NO MERCY、超危暴軍の隔てがないカードが組まれてきましたし、ユニットが大きな意味を成してない部分も出てきた部分はあったので。さっきも言った通り、この先その中で何かが生まれたら、ユニットができたりタッグチームができたりしていくとは思うし。とにかく今は4本のベルトがこうして揃ってますけど、あと2本(タッグ)足りないんで。ユニットうんぬんよりは、まずその2本のベルト、対鈴木軍に向けての戦いを中心にしていきたい。ノアとして」
◇中嶋勝彦入団会見◇
▼田上社長「フリーとして参戦していた中嶋が、来年1月1日より所属選手となります。中嶋には今まで以上に期待をしています」
▼丸藤副社長「今までずっとノアを主戦場としてやってきてくれた勝彦が、そのなかで生まれた気持ちとともに、これから体も気持ちもノアに委ねてくれるということで、ともにノアという船に乗って大海原へ航海していきたいと思います。彼の実力ならいろんなところで活躍できる実力を持っているとは思うんですけど、ここノアのリングを選んでくれた。今はこうやって横に並んでいて、これから先、また対戦することになるかもしれないですけど、“ノアの中嶋勝彦"が生まれたことはノアにとっても大変大きい力となることなので、期待してます」
▼中嶋「1月からプロレスリング・ノアの一員として新たな出航をさせていただきます。7年以上、このリングに上がらせていただいて、年々自分の気持ちが変わっていくことを自分でも分かっていて。そんななか、昨夜のベンジャミン戦に勝ったことで踏み出せるものを見つけたというか、このリングでもう一度勝負したい気持ちが強くなりました。何よりBRAVEに入ってから、みんなとの関係性だったりが強まるなかで、プロレスリング・ノアを気づいたら好きになっていた…というのが素直な気持ちです。来年からは自分のなかでの大きな一歩、そして新たな旅立ち。ノアと一緒に新たな出航で盛り上げていきたいと思います。そしてノアに上がって最初の大仕事が決まったんで、何としてもまだ鈴木軍の手にあるタッグのベルトをヨネさんと獲り戻して、最高のノアになるようにやっていきたいと思います」
――佐々木健介さんには報告した
▼中嶋「はい、しました。佐々木さんも北斗さんも『頑張れよ』と言ってくださいました」
※改めてヨネが登場し、タッグ王座戦に向けた会見に移行
▼ヨネ「まず昨日、大田区大会。皆さんの声援が、運命の大会のメインに届いたと思います。お客さんも入りまして、良い大会になったと思います。ただ、足りないものがもう一つある! タッグのタイトル。自分たちは実績もそんなに無いですが、やっぱり行きたいな!という気持ちがありまして、思わず体が動いてしまった感はあります」
▼中嶋「俺ら2人しかいないな!と思いますね」
――チームを組んでの手ごたえや、2人で組むからこその可能性について
▼中嶋「本当に試合をしていても“ノンストレス"なんですよね。そこはBRAVEならではのコミュニケーションだったのかなと思いますし。僕から一緒にやりましょう!ってヨネさんに言って、本当に快く受け入れてくださりましたし。トントン拍子というか、良い流れでここまで来てるんで、このままの勢いで獲り返すのは俺たちしかいないな!と思っています」
▼ヨネ「みんなで“対鈴木軍"に向かってきましたが、自分の中にもその“中心"に入りたい気持ちもありました。だからこうやってタイトル挑戦が決まって『よし来たな!』と。かっちゃんからパートナーに指名してもらって本当にうれしい。あとは皆さんの気持ち、声援に応えたいなという強い気持ちがあります。今回は“もうこれ以上ない"ってくらいテンション上げて臨みたいと思います」
――K.E.S.の印象や対策は
▼ヨネ「K.E.S.、本当に強いと思います。タッグ屋ですし、必殺技も凄いものを持ってる。でも俺らにしかできない“何か"があるはず。その思いを持ってやりたいと思います」
▼中嶋「言えないですけど、もう作戦は練ってるんで。大丈夫だと思ってます」◇潮崎豪、金丸義信会見◇
▼潮崎「自分がノアのリングで戦うことになって、昨日は初めてのビッグマッチでした。以前、まだマスクをかぶる前の谷口とは組んでましたけど、自分がノアからいなくなって“マイバッハ谷口"となったので、自分としては楽しみな一戦でもありました。もの凄く期待をしてた部分もあったんですけど、昨日試合をしてみて『まだまだマイバッハ谷口の力はこんなもんじゃないだろ』というのが第1印象ですね。ノアに再び上がってから全部シングルでやってきましたけど、彼(マイバッハ)とはまだまだ高みを目指す戦いをやっていきたいと感じました。そして昨日、メインの試合が終わって、丸藤選手に自分がノアに来た気持ちをぶつけましたけど、握手をはたかれた…と。丸藤さんの考えはあると思いますけど、『ノアの力になりたい』自分の気持ちは変わらない。そこは自分自身の力を上げて、ノアの力になりたい気持ちを見せていきたい。そして『ノアの力になりたい』と言いましたが、一人なら限界もあると思いますし、1月から“同じの志"を持った選手を呼んであります。お願いします」
※金丸義信が登場、一礼してから着席
▼金丸「今回フリーになりまして、潮崎の行動などを見ていまして、その中で(潮崎から)声をかけられたというのもあり、今、一番上がってみたいリングのひとつでもありました。今、潮崎が一人ということもあって、何か手助けができればとも思っています」
――ノアのリングに上がりたいと思った理由は
▼金丸「一番は潮崎の現在の状態をみたこと。潮崎とはフリーになる前はずっと一緒にやってきた仲だし、現在のノア全体をみて一番上がりたい団体だと思いました」
――対鈴木軍について
▼金丸「今年は鈴木軍に押されてた部分がありましたけど、昨日はベルトを2つ獲り返して、来年は巻き返していくのかなと。その中に入って、ジュニアのベルトというものを視野に入れて行きたいと思います」
――今のところノアではなく鈴木軍でもない“第3勢力"
▼潮崎「そのつもりでいます。『ノアの力になりたい』という気持ちでここへ来たんですけど、やはり1月シリーズの最終戦で“倒さなきゃいけない相手"がいるので。鈴木みのるという人間を超えないと先も見えない。そのためにも自分自身の力も来年は上げていかないといけないので、シリーズを通して金丸さんの力を借りてしっかりと上げていきたいと思います」
――“出戻り"という厳しい目もあると思うが
▼金丸「潮崎に対する声などを聞いて(自分にもあるかと)思ってはいましたけど、自分自身の場合は性格の問題なのか、あまり気にせず…。まぁリングの上で試合をしていけばお客さんも認めてくれると思うので、リング上がって試合するだけです」
――現在は石森がジュニアの王者だが
▼金丸「昨日、ベルトを獲り返してますけど、まだまだこの先どうなるか分からないんでね。また一つの力になれればと思っています」
1/31(日)神奈川・横浜文化体育館『GREAT VOYAGE 2016 in YOKOHAMA』16:00開場、17:00開始
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
[第25代選手権者]原田大輔 小峠篤司(1/60)[挑戦者]タイチ TAKAみちのく
※原田&小峠組2度目の防衛戦
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
[第30代選手権者]石森太二(1/60)[挑戦者]拳王
※石森初防衛戦
▼GHCタッグ選手権試合
[第33代選手権者]ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(1/60)[挑戦者]モハメド ヨネ 中嶋勝彦
※アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組6度目の防衛戦
▼スペシャルシングルマッチ
潮崎豪(1/60)鈴木みのる
▼GHCヘビー級選手権試合
[第24代選手権者]丸藤正道(1/60)[挑戦者]杉浦貴
※丸藤初防衛戦大田区大会を終えたNOAHの一夜明け会見が行われ、1月31日の横浜文体のメインカード、杉浦の選手会長解任、NOAH内の全ユニット解散、中嶋の入団、全日本を退団した金丸の参戦が発表された。
杉浦に関しては反体制にまわった以上選手会長解任は仕方ないこと、全ユニット解散は一丸をアピールしても、鈴木軍や潮﨑の出方次第では再編という形になる可能性もある。中嶋の入団に関してはフリーとなってからはNOAH入団が噂されていただけに、落ち着くべき場所へ落ち着いたということだろう。
最後に金丸の参戦は金丸はNOAH大田区大会の同日にエディオンアリーナ大阪で開催された「レッスルドリーム」を最後に全日本との関係は正式に切れた、大田区に出現かと思われたが「レッスルドリーム」は退団発表以前から参戦が決まっていたのか、契約満了を待ってフリーとしてNOAHへ出戻る形となった。
ただ同じく全日本を退団し「レッスルドリーム」に参戦していた鈴木鼓太郎に関しては何もコメントはなかった、鼓太郎は全日本側からフリーとして参戦ということで引き止めにあっているが、現時点では進展は見られない。ただ潮﨑は金丸との共闘は第3のユニットと位置づけているだけに、鼓太郎が合流となればユニットとしては頭数は揃い形は整ってくるが・・・
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今年最後のDDTを締めくくったのは竹下&遠藤!大家が#大家帝国を自ら離脱!
12月23日 DDT「NEVER MIND 2015」東京・後楽園ホール 2015人 超満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイル、またDDT公式より>
◇ダークマッチ◇
▼キング・オブ・ダーク選手権タッグマッチ/60分1本
岩崎孝樹[挑戦者] ○鈴木大[王者] (9分15秒 横入り式エビ固め)X伊橋剛太[挑戦者] ゴージャス松野[挑戦者]
☆鈴木が初防衛に失敗。伊橋が第8代王者となる
---再試合---
鈴木大[挑戦者] ○岩崎孝樹[挑戦者] (9分15秒 片エビ固め)X伊橋剛太[第8代王者] ゴージャス松野[挑戦者]
※PK
☆伊橋が初防衛に成功
◇第1試合◇
▼30分1本
○坂口征夫 赤井沙希 レディビアード(6分03秒 コブラクラッチ)大石真翔 チェリー X勝俣瞬馬
チェリー
◇第2試合◇
▼ウルトラヒーローズEXPOコラボマッチ/30分1本
○高木三四郎 大鷲透 平田一喜(6分31秒 エビ固め)アントーニオ本多 松永智充 X福田洋
※シットダウンひまわりボム
◇第4試合◇
▼4WAYタッグマッチ/30分1本
○マサ高梨 梅田公太(8分50秒 エビ固め)木高イサミ X中津良太
※タカタニック あと2チームは石井慧介&高尾蒼馬、樋口和貞&宮武俊
【イサミ、中津、塚本拓海の話】
イサミ「途中まではいいペースだったけどな。まあしょうがねえよ。こうやっていろんなところに出るってのはそれなりのリスクはあるよね。そういうのをまざまざと思い知ったよ。あと、おそらくこれで、1月21日までに発表できる全選手は発表しきったんじゃないかなという感じです。その最後の一人が塚本拓海ですね。僕のなかではBASARAも、僕筆頭にもっともっとみんなで盛り上げていかなきゃいけないんですけど、そのなかでもっと若い力…ツカ、いま何歳?」
塚本「24です」
イサミ「24で、でもキャリア4、5年でしょ?」
塚本「6年です」
イサミ「6年か。20歳なる前からデビューしてるんだもんね。そういうキャリアの人間が一人はいることで…中津は何歳?」
中津「24です」
イサミ「同い年だけど、こんだけキャリアが違うというので、たとえばこの2人がやっても面白いと思うし。うちでツカよりキャリアのある若手はそういないと思うので、そういうところで期待してる部分も(ある)。これは俺も含めて、いまあるものから一つ、抜け出して面白いものを作っていかないといけない。まだBASARAというのは生まれていないので、なんなら卵の状態にもなってないわけですけど、それでもすでに殻は割る気持ちでいるんで、みんな殻を割って新しいものを出していってくれればいいし。全部が全部新しいことをすれば面白いかと言えば、そういうことじゃないと思うんでね。温故知新とはよく言ったもので、昔のものを勉強するのもあったり」塚本「(改めてBASARAに入団した理由は)深いことを言えばキリはないんですけど、2年ぐらいフリーでやってきて、選択肢としてはそのままフリーでやっていくか。あとは大日本に戻るかとあったと思うんですけど、あえて違うところでBASARAに入るということでいい刺激にもなると思うので。それは自分に対する刺激でもあり、周りに対する刺激でもあると思うので、全部いい方向に動いていけばいいかなと思って入団を決意したわけです。イサミさんのラブコールもあったんで。それに応えるように…これでいいのかなというのもあったんですけど、不安はまだありますけどね」
イサミ「大丈夫、みんな不安だから。まだ始まってないんだからさ、安心なんてできないよ」
塚本「そうですよね。やる気は僕は全然あるんで、元大日本とかフリーをやってきたとか、そういうのはいい部分で残しつつ、そういうのも払しょくして新しい自分を見つけ出していけたらいいかなと思ってます」
イサミ「ツカとはこれまでもいっぱい対戦もしてきたし、そういった意味で話しやすかったというのもあるし。大日本の
北海道巡業の頃にそういう話とかもして、それに応えてもらって、きょうようやく発表できる段階になったので。中津もこれからだよ」中津「はい、頑張ります」イサミ「いま9人か。ワンピースぐらいの仲間は揃ったぞ。10人目がほしかったところだな。この9人で1月21日に向けて突き進んでいきます」
◇第5試合◇
▼DDT EXTREME級選手権試合/60分1本
[第34代王者]○ケンドー・カシン(6分36秒 首固め)[挑戦者]X彰人
☆カシンが初防衛に成功
(試合終了後)
アントン「ケンドー・カシン、おめでとう。俺が、オマエのセコンドについてたのはちょっとだけ洗脳されていた…そういうこともあるが、オマエの勝つのを見届けるためにセコンドについていたんだよ! オマエ、勝つと思ってたよ、チャンピオン。やっとこれでこのベルトを巡るストーリーが、俺とオマエとのお話に戻ったんだ。ご紹介が遅れました、アントーニオ本多です。きょうはちょっと洗脳されっぱなしでしたが、次のタイトルマッチ、オマエこのアントーニオ本多と再戦だ。よろしくお願いします」
カシン「よしわかった。次の挑戦者はヤス・ウラノ、オマエだ!」
アントン「(せき込みながら困惑)クッソー」
ヤス「アントン、なんかごめん」
アントン「すげえ恥ずかしいから、下がっていいかな。出直すよ」
ヤス「彰人君もごめん。まさか人生でケンドー・カシンの持つベルトに挑戦する日が来るなんて思いもしなかったけど、なんというかあの人が自分を少しでも認めてくれたかなと思うんで、その思いを踏みにじるように、あのベルトを奪い取りたいと思います。応援よろしくお願いします!」
【カシンの話】「ちょっと胸椎症でなかなか歩けなかったんだけど…。わかってる? 胸椎症。年寄りがなる病気だよ。次はヤス・ウラノ。ルールは、えー、セコンドなしのランバージャック・デスマッチ! そういうルールで」
【彰人の話】「まさにカシンワールドでしたね。3カウント取られて、納得はいかないけど負けは泣けかなって。カシンさんがDDTに上がり続ける限り、もっと試合したいなと。物足りなかったですね。ケンドー・カシンという選手はつかもう、つかもうとしてもつかみ取れない雲のようなレスラーだなと思いましたね。きょうリング上でケンドー・カシンがしてくる揺さぶりとかに全部応えて全部乗らずにのらりくらりとこっちもやってやろうと思ったんですけど、靴を脱がれるのは…。終わったあとに逃げられるな、と思ったんですよ。またチャンスあればリベンジしたい。つぎウラノさんを指名して、どういう形になるかわからないですけど、もしベルトを持ちづづけるなら、もう一回チャレンジしたいですね」
【アントンの話】「こんちわ! きょうはリング上でウルトラマンコスモスという言葉を何回も言ってしまいました。申し訳ございませんでした。イントネーションを完全に確信犯的にしてしまいまして、反省しております。それはおいておいてですね。ケンドー・カシン選手に言いたいことがあるんです。彰人選手との試合後に私、ちょっとフラれてしまいまして。あの時に大学3年生の時ですね、好きだった子にフラれて、東村山駅に取り残され呆然としていた記憶が蘇ってしまってですね、失禁するところでした。それはおいといてですね、ケンドー・カシン選手が去り際に次のヤス・ウラノ戦のルールについて言ってたんで私はそれを伝えないといけないかなと思いまして、こうして来たわけなんですけど。ふとこう言ってました。次はシングルマッチ。しかし、パートナーのいるシングルマッチでいこうと。それってタッグマッチだと一瞬思ったんですけど、そのパートナーのいるシングルマッチが詳しくどういうルールなのかはわからないですけど。私が予想するところでは、そのパートナー、私なのかという気はしてますよね。なので、今度のヤス・ウラノが挑戦する試合は、私がパートナーとしてケンドー・カシン側につく可能性が極めて高い。エベレスト山ぐらい高い。そう言い残して去りましょう。どうも失礼しました」
【ヤスの話】「(アントンがカシンの伝言として、シングルだけどパートナーのいるタイトルマッチだと)まあ、そういうのはおいておいて。EXTREMEのベルトなんで、どんなルールもあるだろうなと思うんですが、さっきリング上で言ったんですが、ケンドー・カシンの持つベルトにこの自分が挑戦するなんて。人生で挑戦することがあるなんて思ってもいなかった。ただただ驚きが…信じられない。でも、ケンドー・カシンがヤス・ウラノはこれぐらいだろ、と思ってるところよりも、いまは高い位置にいるんだというのを思わせるような。勝ってベルトをDDTに戻すというか、ケンドー・カシンから奪いとりたいと思います。ルールはどうあれシングルマッチは一緒だと思うので、いまのヤス・ウラノを見せた
いと思います」
◇第6試合◇
▼ターン制プロレス〜エンドレスギグ〜/30分1本
HARASHIMA ○大家健(12分31秒 体固め)X男色ディーノ スーパー・ササダンゴ・マシン
※炎のスピアー
(試合終了後)
大家「男色ディーノ、スーパー・ササダンゴ・マシン。俺たち3人は8月から#大家帝国をやってきたな。もうオマエら2人は十分に成長した! 大物、KENSOもいるんだろ? もう俺は退くよ。#大家帝国を抜けるよ。オマエたちはこのあと、#大家帝国を俺の意思を継いでどんどん大きくしてくれ!」
ディーノ「名前は?」
大家「#大家帝国だ!」
ディーノ「…大家さんは?」
大家「いない!」
ディーノ「…はい。わ、わかりました…」
大家「HARASHIMA! オマエは十分に強くなった。もう俺なしでやっていけると思う! 今までありがとう頑張れよ。というわけでな、俺がいないこの3人の発展と成長を祈って締めるからオマエらみんな立て! 頑張れ、HARASHIMA! 頑張れ、#大家帝国! 頑張れ、俺!」
◇第7試合◇
▼KO-Dタッグ王座決定トーナメント決戦/60分1本
○竹下幸之介 遠藤哲哉(19分12秒 ジャーマンスープレックスホールド)岡林裕二 X入江茂弘
☆竹下&遠藤が第53代王者組となる
(試合終了後)
竹下「ベルト獲りました。このタッグのベルト、僕たちが持っていなきゃいけないベルトだと思っています。哲ちゃんとのタッグで取り戻せたことが本当に嬉しいです。哲ちゃんありがとう」遠藤「こちらこそありがとう。ベルトを落としてケガして4ヵ月間くらい無駄にしました。ただこのベルトを獲ったおかげでまた俺たちの時計が動き出します! でもね、今日勝ってチャンピオンじゃない。僕のよく読む本にこう書いてありました。『本当のチャンピオンは防衛をしてからだ』。なので、このタッグのベルトを防衛し続けて本物のチャンピオンのなります!」「入江選手、岡林選手ありがとうございました。チーム名は混ぜるな危険。あんなの混ぜたらあかんやろ。でも勝ったのは事実。もっともっと上を目指しましょう。個人としては1月3日にKO-D無差別に初挑戦します。チャンピオン、イサミ選手、上がってきてください。(イサミがリングイン)このタッグのベルトを僕はタッグ王者としてイサミさん、あなたに挑戦しますよ。僕たちこれからDDT引っ張っていくんです。もうこうなったら真っ向勝負でこのベルト獲ったるからな」
イサミ「はっきり言って自信なし。ただな、遠藤がよく読む本にこう書いてあったそうだ。『本物のチャンピオンは防衛を繰り返して本物のチャンピオンになる』。だから例えオマエらがDDTの未来としても負けるわけにはいかないんだよ! オマエを倒して本物のチャンピオンになります!」
竹下「正々堂々、チャンピオンの挑戦受けたるわ(握手をかわしてイサミは退場。)
竹下「タッグのベルトを今日、僕と遠藤さんで巻いて1月3日、シングルのベルトを巻いて僕が2冠王者としてDDTの中心になって引っ張っていきます!」
【竹下&遠藤の話】
遠藤「やっとこのベルトが我々の腰に帰ってきました。ベルトの在り処は我々の腰だと思っています」
竹下「たぶん1年間DDTを見続けてくださった方はわかると思うんですけど、僕たちは2月にさいたまでタッグベルトを落として、正直そこで時は止まってたというか。チャンスはたくさんありましたけど、遠藤さんはケガしちゃって欠場期間もあって。自分も一人でトーナメントの決勝に行ったりいろいろありましたけど、結局結果は残せてなくて。2015年、不甲斐ないまま終わるところでしたけど、こうやってチャンスをもらってそのチャンスをつかめたんでギリギリでしたけど、一つ自信になりました。あと2016年一発目はシングルなので、僕はタッグチャンピオンとして絶対勝たなきゃダメだと思うし。きょう僕が勝った岡林選手、入江選手に失礼だと思うし。何が何でもシングルのベルトを一回で取って、2016年は僕たちで引っ張っていくんでよろしくお願いします」遠藤「竹下が博多で、挑戦を表明した時に『遠藤さんの仇を取る』と言ってたんですけど、僕としては正直、その後のコメントで『竹下が勝ってしまうのは正直複雑だ』と言いました。それは竹下の僕の仇を撃つという言葉に対して、引っかかるものがあって。そこは仇じゃなくて竹下自身の、竹下幸之介として全部をぶつけてほしいという気持ちがあります」
【岡林&入江の話】
岡林「負けましたけど、自分はきょうの闘いは、闘いを楽しみました。また遠藤&竹下と試合したいですね。自分は次に向かって頑張ります。(入江に)ホントにまた、組みましょう」
入江「お願いします」
岡林「入江選手ともこれからタッグを組みたいので、どんどんやっていきたいです」
入江「自分なんかに言ってもらえてありがたいな、という話です。自分は絶対結果を残さないといけない。去年の12月23日も出場した選手みんな上がってくれと言って、去年もリングに僕はいなかった。今年もいなかった。このままじゃホントに…考えなきゃいけないなと思います」
岡林「タッグ戦なので、いろいろ助けに行けなかったので悔しいので。先ほども言いましたけど、これからタッグを組めるのであれば、入江選手
とどんどん組んでいきたいです。一緒にリベンジしましょう」
入江「お願いします」
【高木総括】「今年ほどいろいろあった年はなかったですね。さいたまスーパーアリーナ初進出からね。エンディングの映像を見てて、こんなことあったな、これって今年だったんだとか。とにかくいろんなことがありすぎて、それこそ両国大会での棚橋君の発言だったり、総選挙でイサミがトップになったり。棚橋選手に対して大家帝国が立ち上がって、HARASHIMA選手と組んで大家帝国興行をやったりとか。大阪府立もありましたし、なんだかすごい勢いで時間が駆け抜けていって。俺のWRESTLE-1のCEO就任もあった、それも今年だ。個人的には2015年、激動の年だったなみたいなのはありますね。でも、いまプロレスブームの再来とか、プロレス女子ブームとかいろいろ言われていると思うんですけど、それに甘んじてたら先はないと思うんですよ。だからいまできることで、守りに入らないで、チャレンジスピリットを失わない。どんどんいろんなことに挑戦していきたいなって思います。府立もまだ早かったんじゃないか、みたいなことも言われたりしてたんですけど、やらないと先に進まないし。両国全面もそうですよ。夏は一面をクローズした状態で2年連続完売はしましたけど、じゃあ全面でどうなんだと。守りに入るんじゃなく攻めていきたいなと思ってます。2016年、地方もやってない土地がまだあるんでどんどん進出していきたいなと思ってますね。あと、最大の目標の一つはバスを買う。バスを制す者はプロレス界を制すという言葉がある通り、とにかくいまバスを買いたい。大型バス一台とマイクロバス一台を買いたい。リースでね。現金で一括では買えないんで。バスさえあればどこにでもいける。昨日も発表ありましたけど、新台湾プロレスさんというところに3月6日に私、出場することになったんですけど、そういったのも含めて海外の市場も見ておきたいというのがある。今年、夏にディック東郷さんがベトナムでやってたプロレススクールで、初めてプロレス興行をやったという。あれもDDTの選手を何人か派遣してましたけど、海外にも目を向けていきたい。アジア圏も視野に入れていろいろやっていきたいと思ってますよ。まずはバスですね。あと、飯伏がいまケガで欠場を続けてるんですけども、全然戻ってこれるタイミングになったら飯伏もカムバックになればいいなと思ってます。いろいろありすぎましたね。2016年はもっといろんなことがあるんだと思います。とにかく2015年は頭がおかしくなりそうでしたよ(苦笑)。振り返りたくねえかな、みたいなところもありながら、でも前に進まなきゃいけない。2016年はもっともっと頑張って前に進んでいきますよ」
DDT今年最後の後楽園大会のメインは空位となっているKO-Dタッグ王座決定トーナメントの決勝戦、決勝に勝ち残ったのは竹下&遠藤と岡林&入江、序盤は岡林が逆水平チョップで竹下、遠藤を押しまくって先手を奪い、遠藤を捕らえにかかるも、交代を受けた竹下がゼロ戦キック、入江にマンドリラーからウォール・オブ・タケシタで捕らえ、遠藤との連係で入江を捕らえにかかる。
遠藤は二人まとめてフランケンシュタイナーで場外へ追いやるとケブラータを発射、リングに戻ってムーンサルトプレスを投下するが入江がかわして自爆となると、交代を受けた岡林が逆水平からパワースラムで叩きつけ、逆エビ固めで捕らえ遠藤を追い詰める。
しかし岡林のラリアットをかわした遠藤はドロップキックを放つと、竹下もスワンダイブ式ミサイルキックで続き、投げ放しドラゴンスープレックスで投げ、岡林がブレーンバスターを仕掛けても竹下も同じ技で応戦する。
岡林は入江に交代し、入江はビーストボンバーを決めると岡林のアバランシュホールドに入江がフライングソーセージを投下、更にファイヤーサンダーを決め竹下を追い詰めるが、再度のビーストボンバーは入江がフランケンシュタイナーで切り返すと、竹下がタッチダウンから遠藤がスカイツイスターを投下、入江はビーストボンバーで応戦するが、かわした竹下がラリアットを浴びせるとジャーマンで3カウントを奪いK0-Dタッグ王座を奪取した。試合後は竹下が遠藤と共にタッグ王座奪取を喜んだ後で、KO-D王者のイサミを呼び出し、1月3日の後楽園では王座を奪取しDDTを引っ張ることをアピール、イサミも返答し、竹下がイサミを破って2冠王になることをファンに約束して試合を締めくくる。
第5試合ではカシンの保持するEXTREM王座に彰人が挑戦、ルールは通常のアマレスルールに加え、3カウントフォール、ギブアップ、場外20カウントによるリングアウト、打撃によるKOが認められた特別ルールとなるも、カシンは「忘れた」理由にベルトを持たずに登場するが、セコンドの樋口がベルトを持ってきて選手権が成立となった。
試合は3点ポジションからスタートし彰人がポイントを重ねてから足攻めを展開して試合を有利に進め、カシンは凶器攻撃で反撃も彰人のペースのままで試合が進む、カシンは隙を突いて腕十字を決めるが、彰人がアンクルホールドで切り返すも、カシンは靴を脱いで脱出してから丸め込み3カウントを奪って王座を防衛、試合後はカシンのセコンドを買って出ていたアントンが前王者の権利として名乗りを挙げるも、カシンはウラノを挑戦者に指名した。
またセミではHARASHIMA、大家組がディーノ、ササダンゴ組と対戦し試合はHARASHIMAの蒼魔刀の援護を受けた大家が炎のスピアーでディーノを降すも、試合後は大家が#大家帝国からの離脱を表明した。#大家帝国は大家不在の間にKENSOを加入させるなど勢力を拡大させてきたが、肝心の大家が離脱という事態はユニットの存在意義も問われてくる。第4試合終了後にはオープニングでも発表があった塚本拓海のBASARA入団が発表された、塚本は2013年に大日本を一身上の都合で退団、フリーで大日本に参戦するだけでなくFREEDOMSなど様々な団体を参戦してきた、入団は大日本に参戦しているイサミからの勧誘だが、塚本の入団はBASARAにとって大きいかもしれない。
エンディングでは全選手が揃い挨拶を行い、2015年度を締めくくったが、今年のDDTはMIKAMIなど選手が去っていったが、若手の台頭もあり団体としても今年も躍進したが、ビッグマッチに関してはたまアリや両国国技館は成功させるも、大阪などの大会場は不入りに終わるなど課題を残した。
しかし課題があったほうがなお面白いし今後にも繋がる、DDTの夢は来年もまだまだ広がっていくが大社長はまず目の前のバス購入のようだ。【後楽園リポート】竹下&遠藤がKO-Dタッグ王座奪取!/大家が #大家帝国 脱退/カシンがEXTREME王座V1、次期挑戦者にウラノ指名/ウルトラマンXがDDTを守る https://t.co/g7pLk4Gw9S #ddtpro pic.twitter.com/nsKmQ4KnEb
— DDT ProWrestling (@ddtpro) 2015, 12月 23後楽園ホール大会、応援ありがとうございました。タッグのベルト取り返しました。やってることは最初からやりたかったこと。最高の感覚。
— 竹下 幸之介 (@Takesoup) 2015, 12月 23DDT2015年最終興行、ご来場ありがとうございました。 皆さんのおかげでKO-Dタッグのベルトを再び巻くことができました。 ハッピモーテルに入って、そして竹下と組んでて本当に良かったです。 2016年も宜しくお願いします。
— 遠藤哲哉 (@entetsu_ddt) 2015, 12月 23DDT後楽園終了!遠藤 竹下組に負けました。 入江選手の悔しがり方をみて、入江選手とまた組んでリベンジしたいと思った‼️ また絶対組むぞ‼️入江‼️ さぁ!今から犬日本と対抗戦する為に新木場に向かっております‼️ 絶対勝つ‼️
— 岡林 裕二 (@5ZB9M0IKckppTDh) 2015, 12月 23DDT後楽園大会終了しました。試合終了直後に速攻で超局地的な打ち上げを行いました。 私これからunBORDE Xmas PARTYで1発パワポをキメてこようと思います。 pic.twitter.com/4zZOV2ifRp
— マッスル坂井 (@abulasumasi) 2015, 12月 23DDT後楽園大会終了。 何やらで疲れてしまった。 でも、良い刺激。 まだまだ成長出来る。
— ヤス・ウラノ (@YasuUrano) 2015, 12月 23竹下戦は1.3。はっきり言って自信なし。しかし遠藤が読んでいた本にはこう書いてあったそうだ、「防衛して初めてチャンピオン」防衛してチャンピオンになってやるわい。 pic.twitter.com/XvJXlHPJ8L
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 12月 23つかには期待している。うちは若い選手の団体、それだけにつかのキャリアは物を言う。他の奴らが悔しがるくらいの物をもってる。んで、あいつが考える事も考え過ぎる事も知ってる。登坂さんとも話した、塚本は絶対BASARAが似合う。
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 12月 23これで、俺、福田、FUMA、風戸、SAGAT、竜、久保、中津、塚本。9人。ワンピースくらいの仲間は揃った!1.21出航だぞ!!
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 12月 232015年DDT本隊年内最終興行でした!まだ福島イベントプロレスやリンドリ興行、年越プロレスがあるけど、とりあえず一年ありがとうございました!2016年も盛りだくさんの楽しい興行をやっていきますよ!引き続き、よろしくお願いします! pic.twitter.com/ueSos4hJHS
— 高木三四郎 (@t346fire) 2015, 12月 23くそ………またしても…またしてもキングオブダークのベルトが戻ってきてしまった。 #キングオブダークの呪い
— 伊橋 剛太 (@goutaihashi_DDT) 2015, 12月 23若くしなやかで美しいタッグ王者にも、この1年悔しい思いをした選手にも、旅立ちを決めた選手も残された選手も、怪我を癒す選手も身体や心を張り続ける選手にもみな、輝かしい未来が拓けますように。
— sayoko mita (@345m) 2015, 12月 23 -
丸藤正道が鈴木みのるを破り至宝奪還も、用意された時限爆弾は杉浦貴だった!12月23日 NOAH「Destiny 2015」東京・大田区総合体育館 3210人 超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼旗揚げ15周年記念大会オープニングマッチ/30分1本
小川良成 ○熊野準(7分26秒 フィッシャーマンズスープレックスホールド)高山善廣 X清宮海斗
◇第2試合◇
▼30分1本
○モハメド ヨネ 北宮光洋 齋藤彰俊(9分12秒 片エビ固め)クワイエット・ストーム 平柳玄藩 Xキャプテン・ノア
※キン肉バスター
◇第3試合◇
▼ジュニアスペシャルシングルマッチ/30分1本
○拳王(10分50秒 体固め)X大原はじめ
※羅喉
◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○潮崎豪(11分1秒 体固め)×マイバッハ谷口
※豪腕ラリアット
【潮崎の話】「(マイバッハ選手の印象は?)「正直、今までの北宮選手、ストーム選手、ヨネ選手、齋藤選手、その4つは自分の中で意味を込めて戦ってきたつもりですけど、今日のマイバッハ谷口選手に関しては、俺自身はノアに上がり続けることになるとしたら、マイバッハ谷口、彼ともっともっと高みを…ノアをもっと高い位置に上げていけるレスラーの一人だと思って、今日は試合しました。が、まだまだ。俺がいなくなって、俺が一度ノアを離れたその月日、マイバッハ谷口が歩んできた道っていうのを、俺は今日の試合でまったく感じなかったですね。俺はまだあいつの、マイバッハ谷口の、谷口の強さというのを感じてないですね。確かにパワーは ある。でも、それだけ。彼に関してはもっともっと熱い戦い、ファンの人たちが求めるような、彼が俺を潰しに来るような戦いができると思ってたし、見てる人たちは納得いってないんじゃないかなって俺は思う。まだまだあいつに関しては、もっと厳しくいきたいし、もっと厳しく来てほしいし、絶対にあいつはこんなもんじゃないと、今日の試合でそれは感じましたね。(『ともに』という言葉は組むわけでなく、激しい戦いで高みを目指していくというニュアンス?)俺なんて、ノアに戻ってきたのは戻ってきたけど1人だからね。組むっていうのは、ノアの人間誰かと組むっていうのは考えてないしね。みんな俺に対してはいい感情を持ってないはずだから。それを含め、戦いにその感情が出ると思ってたしね。マ イバッハ谷口、いや“谷口”に関してはまだまだその厳しさというのを感じなかったですね。(来年に向けては?)やはり今日のこの大会の名前もDESTINY…“運命”という名前が付いてますけど、自分自身もここに戻ってきた、ノアのリンングに立つことも運命だと思うし、その運命の歯車をもっともっと動かす戦いをしていきたいですね」
【マイバッハの話】「このままじゃ終わらねえ…」
◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○杉浦貴(11分6秒 体固め)X飯塚高史
※オリンピック予選スラム
【杉浦の話】「(アイアンフィンガーをつけての勝ち名乗りをあげた気分は?)まあ、そんなのはどうでもいいよ。いろいろ反則裁定や負けたりしてたけど、この場で1対1で3カウント取れたんで、もういいでしょう。あんなヤツと試合するのは。俺のプロレススタイルとは違う。程遠すぎるから。もう試合したくないね。(デビュー15周年の記念すべき試合で、いい結果となったが?)対戦相手がね。まあ、いいや。来年16年目、また何か新しいスタート切れればいいと思ってる。今日は良しとしよう。(来年に向けては?)今日うちのノアの選手が全員ベルトを取り返してくれると思うんで、そしたらまた俺たちで、ベルトを競い合っていい試合していけばいいと思って るから」
◇第6試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○中嶋勝彦(16分56秒 体固め)Xシェルトン・X・ベンジャミン
※垂直落下式ブレーンバスター
【中嶋の話】「三度目の正直となったが?)よっしゃあ! これが中嶋勝彦だよ! 日本人ナメんなよ。ベンジャミンに言っとけ! 実は僕、今日のこの試合に懸けてたんで。今年の締めでもあり、自分自身のけじめでもあった、僕の中でそういう試合でもあったんで、結果を残したかった、(結果にこだわる"けじめ"の部分に大きいものがあった?)うん、そうだね。本当に今回のベンジャミン戦は、言ってみれば僕の物差しだったのかもしれないし、これに勝てれば次の道が開けると思ってたし、これで負けたら俺は終わりなのかなって、そこまで追い込んで挑んだこの日だったんで。結果勝てたんで、もう一歩進んでみようかなって。自らの足で一歩踏み込もうという思いに今決めたんで。プロレスリング・ノアさん、俺をぜひノアの一員に、BRAVEだけじゃない、本当の意味でノアの一員に、して欲しいと思う。(入団を希望する?)希望します! それは勝手な僕の思いなんで、向こうがどう思うかわかんないですけど、ここ7年、それ以上かな。緑のマットに立って、年々感じるものが違うんですよね。やっぱりずっと仲間のような、というか仲間になってるのかもしれないし。BRAVEに入ってまた一段と変わってきたしね。そして、今回勝って、ヨネさんとのタッグも改めて挑戦したいしね。そのためにももう一歩俺は踏み込むべきタイミングなのかなって思うし。この先どうなるのかはわかんないけど、中嶋勝彦、もう一度勝負に出たいって気持ちになりました。(2016年は大きな変化が待っている?)そうですね。これからじゃないですか? 今は厳しいかもしれないし、今日どうなるかもわからないけど、でも、厳しいから大変だから、やる意味があるんじゃないかな。それは俺ら選手もそうだし、スタッフ、応援してくれるファンの皆さん、そして俺のファンの皆さん。今日は俺をずっと応援してくれたファンに、年内最後に恩返しができたかなと思います」
◇第7試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/60分1本
[第25代選手権者]原田大輔 ○小峠篤司(20分35秒 エビ固め)[挑戦者]エル・デスペラード XTAKAみちのく
※キルスイッチ
☆原田&小峠組が初防衛に成功
【試合後の原田&小峠】
――試合を振り返ると?
▼小峠「今日ほど最高のパートナがいたってことを感じた日はなかったですね。相方の力が半端なかったなって。2人で勝利できた感じです」
――鮮やかな返り討ちだったが?
▼原田「そうですね。それよりも今日1つ目のタイトルマッチですから。絶対に勝って上につなげたいと思ってたんで、いい形でそれができてよかったです」
――あとのタイトルマッチにもいい流れを作ることができた?
▼小峠「全部続かないと勝利にはならないと思ってるんで。4分の1勝ですね。あと3つ、全力でサポートしていきたいと思います」
――小峠選手のフィニッシュまで二人の必殺技で繋げたが?
▼原田「デスペラードをもう 一回病院に送ろうかな思って。それでジャーマン撃って、そのあときれいにキルスイッチが決まって良かったです。年末年始、二人でお見舞いに行こうかなって思ってます」
――このあとまだ3試合が残っているが残りの試合にエールを送るなら?
▼原田「(ノアのロゴを指差し)これですよ! プロレスリング・ノアが一番です! それだけです」
▼小峠「僕みたいなものがエールを送っても『うるせぇ』って言われるだけなんで、やってくれる方々だと思ってます」
◇第8試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○石森太二(17分55秒 エビ固め)[第29代選手権者]Xタイチ
※450°スプラッシュ
☆タイチ5度目の防衛に失敗。石森が第30代選手権者となる
【試合後の石森】
――やっと取り返したが?
▼石森「そうですね。試合前はプレッシャーで押し潰されそうになったけど、本当に選手もスタッフもノアファンも…」
※ここで拳王がコメントブースに登場する
▼拳王「おい! 石森、ベルト奪取おめでとう。でもな、テメエがチャンピオンになってもただベルトがノアに帰ってきただけだ。このノアのジュニアはまったく明るい光は点してないぞ。テメエじゃ役不足なんだよ。次、このGHCのベルトに挑戦させろ。そしてよ、俺がチャンピオンになって、このノアのジュニアに明るい光を点して、そしてノアのジュニアをさらに面白くしてやるからな」
※拳王が去っていく
――いきなりの挑戦表明だったが?
▼石森「もうちょっと話してから来ればね。まあ、いいけどさ」
――喜びもつかの間という感じだが?
▼石森「本当にそうだね(苦笑) さっき取ったと思ったら、今度は挑戦表明だよ。まあでも、この感じがチャンピオンになったのかなという感じがしますね」
――改めて鈴木軍やタイチ選手に痛めつけられてきたベルトを見ると?
▼石森「本当にそうだよ。ここも欠けてるし、ここはベローンと剥がれているし。バンバンバンバン投げられているから。あんなヤツにベルトを預けていたら、ボロボロになっちゃうよ。だから、俺がこのベルトをもう一度ジュニア最高峰の、光り輝くベルトにしてみせるから。お願いですから、もう一度だけ俺についてきてください」
――このベルトを改めて取ってどういう気分?
▼石森「タイチに粗末には扱われましたけど、やっぱりこうやって手元に来ると嬉しいですね。初めてノアに参 戦した時もこのベルトに挑戦した時だったし、やっぱりこのベルトには人一倍思いもあるから。あと、今日はこういう風にメッセージ付きのタオルをもらって、皆さんからの声援があったおかけで、本当に一踏ん張りも二踏ん張りもできました」
――今日の大会名は『Destiny』、この先にどんな運命が待っている?
▼石森「僕にとってこのGHCジュニアは本当にDestiny、運命めいたベルトだと思うので、このベルトの価値をドンドンドンドン上げていって。口だけじゃなく、俺はこのベルトをジュニア最強の、ジュニア最高峰のベルトにしてみせます!」
【試合後のタイチ】
※コメントスペースに着くなりぐったりと崩れ落ちるものの…
▼タイチ「……退かぬ、媚びぬ、省みぬ!」
― ―これまでのノアの選手と何か違うところはあった?
▼タイチ「聖帝の夢はついえた…最後にお前らに聞きたい…あんなベルト持ってたって何にもならねぇ。それなのになぜそれを背負おうと必死でやって来る…なあ? なぜそれを背負おうとする?」
――団体への愛ゆえに…。タイチ選手もベルトのぬくもりを忘れられなのでは?
▼タイチ「ぬ、ぬくもり…もう一度ぬくもりを…(※と言いながらあべみほさんの太ももに顔をうずめて動かなくなる)」
◇第9試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[K.E.S./第33代選手権者]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(17分49秒 片エビ固め)[Big in USA/挑戦者]Xクリス・ヒーロー コルト“Boom Boom"カバナ
※ダブルインパクト
☆アーチャー&スミスJr.組が5度目の防衛に成功
【スミスJr.の話】「言った通りになっただろ!? 今年はGHCタッグチームチャンピオンとして始まった。そして今年、2015年はGHCタッグチームチャンピオンとして終わる。今夜は“運命"の日。ノアは破壊される“運命"なんだよ! 今夜はBIG IN USAをぶっ壊してやった! まだまだスズキグンによる支配は続くんだ!」
【アーチャーの話】「BIG IN USA…お前らはキラーボムを初めて返したチームだ…。確かにミステイクだったが、お前らもミステイクをおかした。もうひとつのキラーボムで沈めてやった。そしてノアにすべてのタイトルなんか獲り戻させねえ! 誰が来ようがTMDK、弾丸ヤンキース、War Machine、BIG IN USA…こいつらの二の舞になるんだ! ヨネ、ナカジマ…If you want some…come get some! 欲しいモンがあるなら、取りに来いや。K.E.S.が永遠にチャンピオンだ! 俺たちを恐れて震えてな!」
◇第10試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[グローバル・リーグ戦2015優勝/挑戦者]○丸藤正道(34分0秒 エビ固め)[第23代選手権者]×鈴木みのる
[第23代選手権者]
※ポールシフト式エメラルドフロウジョン
☆鈴木5度目の防衛に失敗、丸藤が第24代選手権者となる
(試合終了後、丸藤に特別立会人の小橋さんがベルトを贈呈。その腰にベルトを巻いた。)
丸藤「ありがとうございます。(ベルトの感触は)自分よりも何よりも、皆さんに申し訳ないことをしたけど、やっと獲りました。ごめんね。ありがとう。(苦しいのを支えたものは)もちろん、皆さんのおかげです。どうもありがとう。(3月からの9カ月間、苦しかったと思うが)今までのレスラー人生の中で一番、心が折れそうになったけど、こんなにもたくさんの人が観に来てくれた。もうオレは負けない。(運命は丸藤に託されたが)大丈夫だろう。さんざんだった2015年、これも運命。2016年、もっと明るいのも運命だ。よろしく」
(最後にファンへのメッセージを語りかけようとしたところ、今までセコンドに就いていた杉浦が突然、丸藤にオリンピック予選スラムを炸裂。ダウンした丸藤を見下ろし、着ていたTシャツを脱いで破り捨てると、花道の途中に座り込んでいたみのると握手し、鈴木軍Tシャツを着込んだ。この状況に、潮崎がリングに飛び込む)
潮崎「ノアの力になりたい。オレはそのためにこのリングに戻ってきました。丸藤さん」
(と右手を差し出すも、丸藤は握手には応じず、首を横に振る。潮崎は無言のまま退場。)丸藤「潮崎、まだだ。まだだ。杉浦、何がしたい。おい、杉浦。オレがこのベルトを持ってる限り、すべてオレに任せろ。今日はヘビーのタッグ、取り返せなかったけど、今日この瞬間だけ、オレに時間をくれ。プロレスリング・ノアは今年で15年。旗揚げした時とまるでメンバー違う。でも、彼らはみなノア愛に溢れてる。彼らのノア愛は本物だ。そして、これからもこのベルトを守り抜きます。今日、この最高の空間を作ってくれてありがとう。全員で作り上げた空間だと思う。今日、このリングで戦ったレスラーたちに大きな拍手を。そして、スタッフにもお願いします。何よりも、何よりも、ここに来ている1人1人にありがとう。大きな拍手を。2016年、みんなをいい形で裏切ります、今日はどうもありがとう」
【試合後の丸藤】
――杉浦選手の動きにビックリしたが?
▼丸藤「何がしたい? ベルトがほしいのはわかる。でも、そっちか? まだわからない。何がしたいのか…」
――近くにいて杉浦選手から感じたものはあった?
▼丸藤「試合前だってアイツは俺に『頑張ってくれ』って言ったんだ。セコンドにだって付いてただろ? クソ…。わかんない」
――もし鈴木軍入りが正式に決まったら、杉浦選手とはどう接していく?
▼丸藤「制裁するしかないだろう。終わらせるはずだった鈴木軍。to be continuedになっちまった。タッグも取れてないし、その点に関しては申し訳ない。でも、今の俺は誰にも負ける気がしないし、もう一度鈴木が来るなら、もっといい形で叩きのめすし。杉浦が来るなら、一発目で来たっていいよ。やってやるよ。でも、まだ彼の本当の真意がわからない」
――潮崎選手との握手には応えなかった?
▼丸藤「お客さんの声を聞けばわかるだろ? 俺の心ははっきり言って『NO』だ。お客さん全員がアイツをウェルカムだったら、もしかしたら俺は手を握ったかもしれない。でも、聞いてわかるだろ? 見てわかるだろ? ああいう反応だ。まだアイツには何かが足りない。見せてみろって」
――この先の可能性としては?
▼丸藤「もうアイツもいいキャリアだろ? 自分で可能性を広げてくれ。俺はアイツを持ち上げるつもりはないし。その覚悟でこのリングに戻って来たんだろ? 直接この言葉は言わないけど、このコメントを読め。読んで感じ取れ。お客さんの声を聞け。耳にしろ。感じ取れ。それがリアルな気持ちだ」
――潮崎選手を受け入れるかどうか、認めるのはどうなった時?
▼丸藤「お客さんの声じゃないか。俺はそれが全てだと思っているから。この1年間、やっぱり最初に応援してくれていたお客さんがだんだんと俺に、俺たちに失望し始め、諦め始め…。ギリギリのところでこうやって応援してくれた。今年1年、本当に俺はお客さんの声が全てだったから。まだ、全てを取り返したわけじゃない。だから、アイツに構っている暇もない。自分で切り開いてくれ」
――ノアとして暗黒の時代が続いてきて、ここでベルトが戻って来た。あとはGHCタッグだけとなったが?
▼丸藤「あと、じゃないな。まだ今日のお客さんの中でも納得していないお客さんもいるだろう。なんなら俺は鈴木軍のファンの人間たちさえもこっちに引き入れたかった。でも、それは叶ってないと思うし。ベルトだけが全てじゃないというのは俺自身もわかっているし、この1年間見てきた人たちもわかっていると思うんで。それは俺だけがやることじゃなくて、これからまた2016年、プロレスリング・ノア全員で。それはレスラーだけじゃなくて、スタッフもそうだ。中にはいるだろう、まだやれることをやってない人間が。俺らもそうだ。そういうことが本当にしっかりできた時、お客さんの全てが、声がひとつになると思うんで。その時こそが全てを取り戻した時だと思う」
――具体的に来年求めるもの、取り返したいもののイメージはできている?
▼丸藤「そうだな、体の大きさも、キャリアも、年齢も、人間も、歴史も違うけど、やはり偉大な先輩たちが築いてきたような…。お客さんが、ファンの皆さんが、『こいつらになら任せられる』っていうそういうプロレス団体。そういうものへとしっかり築き上げて。俺たちがそうだったように、若い人間がこのノアという団体で『プロレスラーになりたい。プロレスがしたい』、そういう気持ちになれるような…。そんな2016年を作っていきたい」
――改めて、やっとベルトが戻って来たが?
▼丸藤「これが戻ってこないと何も始まらなかったし、戻ってこなかったら全てが終わってたんで。でも、さっき言ったようにタッグのベルトもあるし、それに関してはヨネ&中嶋が。今日という日、2016年から全員が一皮剥けるチャンスだと思うんだよ。若い人間も、それこそ若干もしかしたら諦めかけていた人間も一皮剥けるチャンスだと思う。俺が俺がの気持ちで行こう、全員で。そうすれば必ずノアは復活する」
【試合後の鈴木&杉浦&TAKA】
――これはどういうことなんでしょうか?
▼杉浦「知らねぇよ」
※そのまま控え室へ消えていく
▼鈴木「ハハハハハハ! 勝ったからって終わると思うなよ。テメエらの悪夢はまだまだ続くんだ。勝ったから終わりなんて言わせねぇ。言っただろ? 跡形もなく消しとばしてやる」
▼TAKA「鈴木軍ジュニアもまだ終わってねぇからな!」
潮﨑の勧誘に失敗した鈴木が“時限爆弾”の存在を示唆するだけでなくNOAH消滅カウントダウンを始めたままNOAHは今年最後のビッグマッチを迎えた。
まず杉浦vs飯塚は飯塚が狂乱ファイトで杉浦を苦しめ、福田レフェリーをKOして無法地帯を作り上げるが、杉浦はフロントハイやニー、鬼エルボーを乱打して反撃する。飯塚は再度無法地帯を作ってアイアンフィンガーを装着するが、かわした杉浦はジャーマンで投げるとランニングニーから鬼エルボーの乱打、そしてオリンピック予選スラムで3カウントを奪いNOAH軍が先勝する。
中嶋vsベンジャミンは中嶋はキックで先制するも、プランチャをキャッチしたベンジャミンはそのまま鉄柱に叩きつけ、エプロンへのパワーボ ムと一気に主導権を握り、逆エビ固めなど腰攻めでペースを握ったままで試合を進める。
劣勢の中嶋も延髄斬りで反撃するとミドルキックやミサイルキックと攻勢をかけるが、コーナーへ昇ったところでベンジャミンはTボーンスープレックスで反撃、だがベンジャミンもコーナーに昇ったところで中嶋も雪崩式フランケンシュタイナーで反撃しトラースキックを浴びせる。
中嶋はベンジャミンのベイダードは阻止するも、ベンジャミンはアンクルホールドで捕獲して追い詰め、ジャーマンからベイダードを狙うと中嶋は奥の手であるダイヤモンドボムで返し大ダメージを与える。
中嶋はベンジャミンをターンバックルに叩きつけてから顔面を蹴り上げると、トラースキック、ハイキックは相打ちもラン ニングローキックを浴びせ、最後は垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し3カウントを奪いNOAH軍が2連勝となる。
GHCジュニアタッグ選手権は王者の桃の青春タッグがWドロップキックなどの連係技で先制するも、小峠がロープへ走ったところでデスペラードがイスで一撃し、更にはコーナーにパイプイスを固定して突進する小峠をカニバサミで直撃させるなどして主導権を握る。
鈴木軍は失速した小峠に集中攻撃を浴びせるが、窮地を脱して原田に交代し、原田はエルボーやフロントスープレックスなどで盛り返し、蘇生した小峠もマグザムやランニングニーを決め形成を逆転させる。
勝負と見た桃の青春タッグはTAKAに合体技を決め、小峠がキルスイッチを狙うがTAKAはジャストフェースロック で切り返しディックキラーへと移行するが小峠は何とか凌ぐも、交代を受けたデスペラードがフロッグスプラッシュを狙うが、原田がカットして雪崩式ブレーンバスターで阻止し、TAKAのスーパーKも受け流してローリングエルボーを浴びせる。
桃の青春タッグはデスペラードを捕らえ連係技を繰り出すと、原田はTAKAをニーアッパーで排除し、小峠はデスペラードにキルスイッチを狙うが、デスペラードはギターラ・デ・ラ・ムエルタで切り返そうとすると、小峠は逆にリバースフランケンシュタイナーで切り返し、原田の片山ジャーマンの援護を受けた小峠はデスペラードにキルスイッチを決め3カウントを奪い、桃の青春タッグが初防衛に成功、NOAH軍が3連勝を飾る。
GHCジュニアヘビー級選手権は挑 戦者の王者のタイチから石森が敗れたら「髪型をモヒカンにし、サングラスをかけて火炎放射器を持ち、タイチに“下郎"として仕える。また、タイチの指定する名前に改名する」という条件を課せられた、試合はタイチは石森を無視してセコンドとして帯同したグラビアアイドル・あべみほさんをいちゃつき、怒った石森はタイチをコルタバで投げるも、タイチは場外戦でイス攻撃で反撃してあべみほさんに張り手を打たせるなどして余裕ぶりを見せる。
リングに戻ったタイチは腰攻めを展開するが、串刺しアックスボンバーは石森がコルタバ式DDTで返すとダイビング式コードブレイカーで反撃し、スライディングして場外に逃れ高笑いするタイチにトルニージョを浴びせる。
リングに戻った石森はスワン ダイブ式ミサイルキックから串刺し攻撃を狙うが、タイチはジャンピングハイキックで迎撃するとロングタイツを脱ぎ捨ててから顔面蹴りを狙うも、石森はバックキックで迎撃するとエルボーを乱打、タイチもミドルキックやローキックで応戦するが、キャッチした石森はドラゴンスクリューを決める。
石森はツームストン式剣山フェイスクラッシャーを決め、タイチ式外道クラッチ狙いも阻止してから顔面へのトラースキックを浴びせると、スワントーンボムを投下するが、剣山で迎撃したタイチはタイチ式外道クラッチ、バスソーキック、パワーボムと畳み掛けるも、石森はフランケンシュタイナーで切り返す。
石森はハンドスプリング式レッグラリアット、無双から450°スプラッシュを投下も、山本レ フェリーのカウントはセコンドのTAKAが足を引っ張り阻止、石森はTAKAを排除するが、その隙を突いたタイチがブラックメフィストを決め、GHCジュニアベルトでの一撃を狙うが山本レフェリーが阻止して奪い取る。
この隙を逃さなかった石森はメキシカンロールで丸め込むと、クリアしたタイチはジャンピングハイキックを浴びせ、川田利明モードに入ったタイチは顔面へのステップキック、パワーボムを決めると再度ブラックメフィストを狙うが、石森は前転パイルドライバーで返し、その場飛び式不知火、スワンダイブ式450°スプラッシュ、450°スプラッシュと畳み掛けて3カウントを奪いGHCジュニア王座を奪取、至宝奪還にファンも沸くもバックステージでは第3試合で大原を降した拳王が挑戦を表明した。
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KESの保持するGHCタッグ王座には“BIG IN USA"が挑戦、序盤はBIUがヒーローがトリッキーなムーブ、カバナが巧みなインサイドワークでKESを翻弄するが、KESはヒーローを捕らえにかかり、スミスJrがシャープシューターで捕獲すると、アーチャーはコーナにイスをセットし叩きつけにかかるも、阻止したヒーローがローリングエルボーで反撃、カバナもスミスJrにナックルからブレーンバスター、ヒーローが入ってダイブ式エルボースタンプとローリングエルボーの合体技も炸裂してスミスJrを追い詰める。
BIUはアーチャーも合体技で捕らえてカバナがカバナ固めを決めるが、クリアしたアーチャーが逆襲しスミスJrが入ってキラーボムが決まるもヒーローがカット、KESはダブルインパクトを狙うが、カバナはかわすと交代したヒーローが奮闘しレインメー カー式エルボーも決めアーチャーを追い詰める。
しかしスミスJrがカットに入るとKESがダブルインパクトを決め、ミドルキック&マッケンローも決まるがキラーボムはカバナが間一髪阻止するも、KESはカバナをキラーボムでKOしヒーローにも決めるがヒーローはカウント2でクリアも、KESはパワーボム&ダイビングラリアットの新合体技を決め3カウントを奪い、KESが王座防衛。タッグ王座は鈴木軍に流出したまま年越しが決定するも、試合後には中嶋&ヨネが挑戦に名乗りを挙げた。
メインのGHCヘビー級選手権の鈴木vs丸藤は丸藤が髪を短く切り金髪に染めて登場、対する鈴木は誰もセコンドに従えず登場しレフェリーは体調不良でしばらく休養していた西永秀一が裁いた。
試合の先手を奪 ったのは丸藤、グラウンドの攻防から逆水平で鈴木を場外へ追いやるとプランチャから、リングに戻ってネックツイストと首攻めを展開、しかし鈴木がロープ際へ持ち込むとぶら下がり式腕十字で反撃し、ケーブルなどでチョーク攻撃を展開、リングに戻っても執拗に右腕攻めを展開、丸藤もドロップキックで反撃しムーンサルトアタックを炸裂させるも、鈴木も打撃の応酬から腕十字と譲らず、場外戦でも鉄柵固定式の腕固めと執拗に腕攻めを狙う。
リングに戻った丸藤はフロム・コーナー・トゥ・コーナー、トラースキックからアックスボンバー、逆水平と繰り出せば、張り手で逆襲する鈴木は時間差ロープワークの攻防から丸藤はスピンキック、トラースキックに対し鈴木は一本足頭突きからドロップキッ クで応戦する。
鈴木はスリーパーから逆落としを狙うが、丸藤は着地するも鈴木は顔面に膝蹴りを浴びせるとスリーパーから逆落とし、そして胴絞めスリーパーへと移行し丸藤の心を折りにかかり、丸藤が一旦逃れても張り手の連打から再度スリーパーで捕獲し丸藤を追い詰める。
鈴木はゴッチ式パイルドライバーで勝負に出るが、丸藤が阻止するとKESが乱入するもヨネや彰俊が食い止め、丸藤が不知火を決めるが、ポールシフト狙いは鈴木はスリーパーで捕獲、これも耐えた丸藤が虎王を炸裂させると掟破りのゴッチ式ツームストンパイルドライバーで突き刺し、虎王の乱打からポールシフト式エメラルドフロンジョンを決め3カウントを奪い、丸藤が34分の熱戦を制しGHCヘビー級王座を奪還した。
試合後に勝利者 インタビューを受ける丸藤に杉浦が乱入してオリンピック予選スラムで丸藤をKOすると、そして杉浦は鈴木と握手して鈴木軍入りを表明した。第4試合でマイバッハを降した潮﨑が駆けつけて鈴木軍を排除しNOAH軍入りを表明するが丸藤は態度を保留。丸藤が締めて2015年度のNOAHを締めくくった。
鈴木が用意していた時限爆弾は杉浦だったとは、しかし潮﨑のNOAH復帰に関しては、潮﨑が退団の際にシングルで対戦した杉浦が潰しにかかった経緯を考えると、杉浦が一番不満に思っても不思議はないはず、潮﨑がNOAH軍入りを表明したが丸藤は保留したが、丸藤も潮﨑が去った後もNOAHを守り抜いたというプライドがあるからこそ共闘は拒絶した。丸藤も杉浦も潮﨑に対して複雑な感情はあるが杉浦の鈴木軍入りは一つの現れなのかもしれない。
丸藤がヘビー、石森がジュニアを奪還したが、まだヘビー 級タッグ王座は鈴木軍が保持し杉浦が鈴木軍入りしたことで鈴木軍との戦いは2016年も続くことになった。NOAHの2015年は後日振り返るとして潮﨑の動向も含め来年のNOAHマットは楽しみである。【12.23 DESTINY2015】明日からの新しい航海に皆様のご声援をお願いいたします。選手スタッフ一同、心より御礼申し上げます。本日はご来場まことにありがとうございました。 #noah_ghc #noah1223 pic.twitter.com/7Y3t9Vn4zj
— 株式会社プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2015, 12月 23ありがとう。 #noah_ghc #すべてに感謝 pic.twitter.com/ZXzzj2iYUC
— 丸藤naomichi marufuji (@noah_maru_fuji) 2015, 12月 23興奮なのか脱力感なのか、なかなか寝付けないでいる…でも飽きるほど寝たい…何も考えずに…
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2015, 12月 23DESTINY? 運命? そんなもの蹴飛ばしてやった(笑) 来年から面白くなりそうだ…。
— Takashi Sugiura (@noah_sugiura) 2015, 12月 23『チャンピオンベルトは奪るより守るほうが難しい』と言われますが、鈴木のリターンマッチ、鈴木軍のベンジャミン、スミスJr.、アーチャーたちにも防衛していかなければいけません。そして杉浦が鈴木軍に入ったと先程聞いた。頑張れ 、丸藤正道! pic.twitter.com/FdD9K48c6h
— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) 2015, 12月 23大田区大会にご来場ありがとうございました! 今、こうしてツイート出来るのは 皆さまのおかげです。 本当にありがとうございました。 そして今年一年、どんな状況でもノアを応援していただきありがとうございます。 2016年も皆さんと盛り上がっていきたいヨネ〜(^^)
— モハメド ヨネ (@muhammad_yone) 2015, 12月 23大田区大会、御来場ありがとうございました! 皆さんの御声援のおかげでジュニアのベルトを取り戻せました! 本当にありがとうございましたm(__)m #noah_ghc #noah1223 pic.twitter.com/zIKYkR97CC
— 石森太二 (@taiji_ishimori) 2015, 12月 23大田区大会、沢山の御来場・大きなご声援ありがとうございました。 ベルト防衛、ノアを守れた事がほんまに嬉しかった! 感謝。 #noah_ghc #noah1223 pic.twitter.com/QcaerA6LEd
— 原田大輔 (@noah_harada) 2015, 12月 23今日はマジで防衛できてよかった!落ち着く暇はなさそうやけどホッとした。正直ね(笑) pic.twitter.com/u01r4j42gr
— 小峠 篤司 (@atsushi_kotoge) 2015, 12月 23大田区大会に多数ご来場いただきましてありがとうございました 最高の空間の中で丸藤選手がヘビー級王座を奪還しました ノアは新たな航海へ旅立ちます ご声援よろしくお願いいたします #noah_ghc #noah1223 pic.twitter.com/zwmy6eOZaO
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2015, 12月 23 -
全カード発表・・・RIZINの限界と見せるTVの限界
☆12/29(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』13:30開場、15:00開始
◇第1試合◇
▼スペシャルワンマッチ
ジェームス・トンプソンvs高阪剛
◇第2試合◇
▼スペシャルワンマッチ
キリル・シデルニコフvsカルロス・トヨタ
◇第3試合◇
▼スペシャルワンマッチ
フェリペ・エフラインvs元谷友貴
◇第4試合◇
▼K-1ルール
西浦“ウィッキー"聡生vsHIROYA
◇第5試合◇
▼スペシャルワンマッチ/RIZIN MIXルール
日菜太(3分2R)宮田和幸
※1Rがキックボクシングルール、2RがMMAルール、そこで決着つかなければドロー
◇第6試合◇
▼スペシャルワンマッチ
アナトリー・トコフvs AJ.マシューズ
◇第7試合◇
▼スペシャルワンマッチ
才賀紀左衛門vs所英男
◇第8試合◇
▼スペシャルワンマッチ
高谷裕之vs DJ.taiki
◇第9試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメントリザーブファイト
内田雄大vsワレンティン・モルダフスキー
◇第10試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第1試合
ブレット・マクダーミットvsキング・モー
◇第11試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第2試合
ブルーノ・カッペローザvsテオドラス・オークストリス
◇第12試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第4試合
ゴラン・レリッジvsワジム・ネドコフ
◇第13試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」トーナメント1回戦第3試合
石井慧vsジーリー・プロハースカ
◇第14試合◇
▼スペシャルワンマッチ
桜庭和志vs青木真也☆12/31(木)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』13:30開場、15:00開始
◇第1試合◇
▼スペシャルワンマッチ
イリアーナ・ヴァレンティーノ(51kg契約) (5分3R) RENA
◇第2試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」準決勝
1回戦勝者vs1回戦勝者
◇第3試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」準決勝
1回戦勝者vs1回戦勝者
◇第4試合◇
▼スペシャルワンマッチ
長谷川賢vsブレナン・ワード
◇第5試合◇
▼K-1ルール
武尊vsヤン・ミン
◇第6試合◇
▼スペシャルワンマッチ
キム・スーチョルvsマイケ・リニャーレス
◇第7試合◇
▼スペシャルワンマッチ
レイディー・タパvsギャビ・ガルシア
◇第8試合◇
▼シュートボクシングルール
ボブ・サップvs曙太郎
◇第9試合◇
▼スペシャルワンマッチ
長島☆自演乙☆雄一郎vsアンディ・サワー
◇第10試合◇
▼スペシャルワンマッチ
ジェロム・レ・バンナvsバルト
◇第11試合◇
▼スペシャルワンマッチ
山本アーセンvsクロン・グレイシー
◇第12試合◇
▼スペシャルワンマッチ
エメリヤーエンコ・ヒョードルvsシング・心・ジャディブ
◇第13試合◇
▼「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」決勝戦
準決勝の勝者vs準決勝の勝者
29、31日に開催されるRIZINの全カードが発表され、バルト(把瑠都)の相手はバンナ、ヒョードルの相手はシング、曙vsサップのシュートボクシングマッチ、そして所vs才賀が今日追加され全カードが揃った。
IGF同様RIZINもなかなかメインカードが決まらないままで進み、ヒョードルの相手は一時はUFC王者だったランディ・クートォアなどが候補に挙がっていたが、当初から候補に挙がっていたシングとなり、『DropKick』によるとバルトの相手は藤田和之にオファーがかかっていたものの条件面で折り合いがつかず知名度のあるバンナに落ち着いたという。
TVでメインに扱われるカードはヒョードル、バルト、曙vsサップ、桜庭vs青木、石井慧などなろうがフジテレビ的には物足りないカード、また格闘ファンからしてみても“なんだこれ”といったカードでもある。
フジテレビとしたら番組でカードを発表したバルトと曙vsサップをプッシュというかプッシュせざる得ない、RIZINが当初メインで扱っていたヒョードルはネットでの発表だったと考えるとシングの知名度がないことを理由にしてフジテレビ側があまり押していないのでは、それを考えるとフジテレビとRIZIN側の思惑の違いというのも見えてくるような感じもする。
多分だがフジテレビ側もヒョードルの相手も視聴率を稼げる選手をと求めていたはず、しかしヒョードルも今回は復帰戦ということで相手選びはかなり慎重だったのもあり、仮に相手が交渉していたとされていたランディ・クートゥア(『DropKick』によると実際は挨拶程度しかなったという)だったと、フジテレビがUFCをリサーチしているとは思えず、クートゥアでも“視聴率を稼げるのか”という理由でNOとダメだ出ししていたのではと思う。
後は視聴率がどれだけ稼げるかだが、自分はどう転んだとしても今後のRIZINは榊原氏ではなくフジテレビが主導権を握る形になってくる、かつてのプロレス界も新日本プロレスがテレビ朝日、全日本プロレスが日本テレビに主導権を握られたことがあったが、あの時代はまだテレビは見せる力があった、しかし見せる力のなくなりつつあるTVに格闘技はどう向かい合えばいいのか・・・
最後にRIZINに出場を示唆し、諏訪魔戦の実現やバルト戦のオファーを断った藤田は結局IGFに出場することになり、IGF両国も近日中に全カードが発表されそうだ。ピンチとカード面での評判の悪さが出ていたIGFだが、TVから注文されないぶんある意味マシなのかもしれない。 -
プロレス2015③ 再び訪れた全日本プロレスの最大の危機、それをチャンスと考えるのか?
2015年の全日本プロレスは15日後楽園大会で行われた「ファン感謝デー」を持って激動の年は締めくくられたが、「ファン感謝デー」と銘打たれたのにも関わらず後楽園の観客動員は705人、「世界最強タッグリーグ」最終戦である大阪大会は社長である秋山準やゼウスの地元もあって超満員、そして開幕戦の後楽園では1077人とマークしていたが、全日本の現状を物語っているような数字だった。
2014年7月に経営を投げ出した白石“バカ”伸生に代わり、秋山が全日本を引き継いだが、この時は白石も撤退したことでなんとかなるだろうとファンだけでなく、現体制の全日本も思っていたと思う、ただ気がかりだったのはジャイアント馬場さんの存在、秋山体制は創始者である馬場家つまり馬場元子さんの後押しがなければ誕生していなかったが、それと共に馬場カラーも受け継がなければいけない、馬場さんを担ぎ出したのは白石だったが、白石本人は馬場さんの王道などまったく受け継ぐ気はなく、自身の人気取りと武藤敬司を追い出すために利用したに過ぎなかった。
元子さんは正直言って馬場さん大事で全日本の看板は武藤に譲り渡して時点で未練はない、しかし馬場さんとは縁もゆかりもない、まったく知らない人間である白石に勝手に馬場さんの存在を担ぎ出して、全日本の信用を貶めるような行為をするのは元子さんにしてみれば我慢できないし、白石が全日本を潰すようなことがあれば馬場さんの名前に傷がつく、元子さんが秋山体制誕生の後押し全日本の看板と馬場さんの『王道』のという錦の御旗を渡したのは元子さんにしてみればの馬場さんから直接教えを乞うた秋山だったら“馬場さんの王道がこもっている全日本プロレス”を復活させてくれるという期待もあったからなのではと思う。
たが実際に秋山体制がスタートして秋山カラーを打ち出せたのかというと出せないまま時が過ぎてしまった、いくら馬場さんの王道をアピールしたとしても武藤体制で離れてしまった馬場全日本ファンはそう簡単には帰ってこず、武藤全日本で馴染んでしまったファンもいきなり馬場全日本に回帰では戸惑う、また白石の暴言によって離れたファンもいる、三沢光晴もNOAHを旗揚げする際には「全日本のファンより一見さんのファンを獲得したい」と脱全日本をアピールし新規のファンを獲得しようとしていた。しかし秋山体制の全日本は馬場さんの王道を前面に打ち出しすぎてしまい獲得しようにも馬場カラーが強すぎて秋山カラーがなかなか打ち出せない、藤田和之が「もうジャイアント馬場の王道はないんだよ。いつまでそこにすがり付いているのか? 馬場さんはいないんだから。自分たちの王道を作って掲げてみせろよ。」と発言したが、あながち否定できる発言ではなく、現在の全日本に言える発言だったのではと思う。
その中で元子さんが錦の御旗である「王道」を全日本を退団した曙に譲り渡した、元子さんは全日本の現状を考え馬場さんを守るために、馬場さんと全日本プロレスを切り離した、おそらくだが現在の全日本には馬場さんの王道はない、だがそれは秋山全日本にとってで新しい王道を作り上げるチャンスなのではと思うが、チャンスだと思うのかはこれから次第でもある。
全日本プロレスはジャイアント馬場から脱すべきか?
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2015, 12月 21 -
NEVER6人タッグ王座が新設・・・新日本プロレスが6人タッグ王座に参入!
<新日本プロレス公式HPより>
第2試合で行われる矢野通&ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコvsバッドラック・ファレ&高橋裕二郎&タマ・トンガの試合が、“初代NEVER無差別級6人タッグ王座”決定戦となることがアナウンスされた。新日本プロレスには、現在シングルの“NEVER無差別級王座”(王者は石井智宏)が存在しているが、このたび、“NEVER無差別級6人タッグ王座”を新設することが決定。
12月19日後楽園大会で矢野通選手のパートナーがブリスコブラザーズ(ROH)に決定し、今回の新設王座にふさわしい対戦カードとして、この6人タッグマッチの勝者を“初代王者”として認定することになった。
新日本プロレスが6人タッグ王座を新設することになった、新日本には以前から6人タッグ王座設立というウワサがあっては立ち消えとなっていたが、IWGPではなくNEVER王座という冠をつけて設立されることになった。
6人タッグ王座はDRAGON GATEの「オープン・ザ・トライアングル王座」、DDTの「KO-D6人タッグ王座」、WRESTLE-1の「UWA世界6人タッグ王座」、女子プロレスではスターダムの「アーティスト・オブ・スターダム王座」などがあるが、最も有名だったのはWAR~天龍プロジェクトされていた世界6人タッグ王座、WARの6人タッグ戦線は冬木弘道率いる冬木軍(冬木、邪道、外道)の独壇場で5度に渡って獲得し、同王座には越中詩郎、後藤達俊、小原道由の平成維震軍、天龍源一郎や高田延彦、ボブ・バックランドも巻いたこともあった。そしてFMWも「世界ストリートファイト6人タッグ王座」もあり12月22日の後楽園ホール大会で復活することになっている。
NEVER6人タッグ王座は矢野&ブリスコ兄弟vsBULLET CLUB(バットラック・ファレ、タマ・トンガ、高橋裕二郎)の間で初代王者が争われるが、ベルトの挑戦の機会に恵まれていない裕二郎やトンガにとっては最大のチャンスであり、各ユニットの組み合わせ次第ではキャプテン・ニュージャパン、YOSHI-HASHIなどにもチャンスが巡ってくる。
あとは新設される王座の権威をどう高めていくか・・・ -
今年最後のビッグマッチのメインを飾ったのは岡林vs神谷!古巣参戦の藤田はデスマッチ戦線に参入!12月20日 大日本プロレス「BIG JAPAN DEATH VEGAS」神奈川・横浜文化体育館 2030人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20周年記念大会オープニング6人タッグマッチ/20分1本
○橋本和樹 橋本大地 吉野達彦(11分34秒 アンクルホールド)高岩竜一 野村直矢 ×菊田一美
◇第2試合◇
▼女子プロレス6人タッグマッチ/30分1本
中島安里紗 ○藤本つかさ 花月(10分21秒 ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールド)桜花由美 大畠美咲 X優華
◇第3試合◇
▼大日本プロレス20周年企画グレート小鹿・20カウントダウン第19戦 ミクスド8人タッグマッチ/30分1本
グレート小鹿 星野勘九郎 ○稲葉雅人 世羅りさ(8分40秒 エビ固め)尾崎魔弓 谷口裕一 忍 ×高橋匡哉
※墨落とし
◇第4試合◇
▼30分1本
○ツトムオースギ ヘラクレス千賀 佐久田俊行(12分3秒 片エビ固め)バラモンシュウ バラモンケイ ×植木嵩行
※ツキノイシ
◇第5試合◇
▼蛍光灯デスマッチ/30分1本
○アブドーラ・小林(18分18秒 逆エビ固め)×藤田ミノル
(試合終了後)
藤田「興行の途中で悪いけど、ちょっとしゃべらせてくれや! おい小林さん、俺はこの日のためにいっぱいデスマッチ研究してきたよ。そしてよくみんな言うよな。試合終わって、ありがとうございましたって。その気持ち、わかったような気がするよ。それをわかったうえで一言いわせてくれ。小林先輩、いや初めてこの言葉を言うよ。アブドーラ・小林、きょうは試合やってオマエに負けて、ムチャクチャ悔しいよ! オイ、オマエに対する感謝の言葉なんかねえからな。てめえに負けたという屈辱以外、俺の心に残ってねえんだよ! 登坂さん、いますね? 山川さんもいるのかな? わかんねえな。ちょっと聞いてくれ。みんなが、きょう試合を見たみなさんが、きょうの試合を見てどう思ったかは、それはわかんねえよ。でもな、俺だけは信じてるんだ。大日本プロレス、20年でいろんな選手、生み出してきたよな? オマエを筆頭に、俺、そして本間朋晃、越後雪之丞、葛西純、次誰だ? 伊東竜二か!? 伊東竜二、関本大介、関本大ちゃんの同期の名前忘れちゃったけど面白い顔のヤツいたな。あとはそこから先はうろ覚えだ。申し訳ないな、きょうセコンドにいるみんな、そしていまのチャンピオン、デッドリフト、お巡りさん、いっぱいいるよな。なんとかヒデヨシとか、いっぱいいる。みんな素晴らしいよ! 残って守っててくれるみんな、出ていったみんな、志半ばに辞めていったレスラー、佐々木義人もいたな! 佐々木義人も入れてやってくれ。いいだろう! いっぱいいた。でもな、大日本プロレスが生んだ一番の最高傑作レスラーは、この俺なんだよ! オイ小林! てめえに負けた恨みは、絶対忘れねえからな! おい伊東竜二、聞いてんだろ! オマエの前にも絶対、現れてやるからな」
アブ小「おい! 藤田ミノル! たまにはかまってちゃんの話を聞いてくれ! 19年前のかまってちゃんはいまやけっこういいレスラーになってんだ、話を聞いてくれ! かまってちゃんから一言いう。大日本のデスマッチ、オマエを大歓迎してやるよ! 吐いたツバは飲み込むなよ。また大日本に戻ってこい! 伊東でも誰でも相手してやるから。以上、かまってちゃんの一言でした」
【アブ小の話】「藤田ミノルは話が長いな。アイツこそ構ってちゃんじゃないのか。まあ、来る者は拒まずですから。渡り鳥が来たいって言うなら。アイツの歴史から見ると、負けてからがアイツの歴史だから。とりあえず今度やる時は、俺が体重計を持ってくるから。アイツはたぶん130kgあるよ。俺をボディスラムで投げてからな。アイツは130kgぐらいありそうだろ。そんなことを思い出した、久々にやったら。アイツこそ構ってちゃんでしょ? 休憩前ですよ。休憩前で、もう興行開始から2時間経ってる。延長料がかかっちゃうよ、今日は。俺のマイクより長いよ。俺以上の構ってちゃんに久々に会いました。けど、来る者は拒まずですから」
【藤田の話】「(小林に対し)お前にまたプロレスを教えてやるからな。また胸を貸してやる、バカヤロー。(初の蛍光灯デスマッチの感想は?)痛いです。9月ににぎわい座に出て、予想を上回る浦島太郎感というか。お客さんも『このベテランは誰なんでしょう?』みたいな感じだったから。それならそれで、本当に今日はひとりで、その昔、新日本に殴り込んだ時のように、そんな気持ちで来ましたよ。大日本プロレスに胸を張ってケンカを売りに来たような。結果はこんな感じになって。(研究してきた成果が試合に出ていたが?)出てましたか? 俺は余裕無かったですね。全てのことが全部想定外のことというか、イレギュラーなことしか試合中に起こらないんで。凄かったですね。ケンカを売ったけど、僕は2年間しかいなかったし、こうやって17、18年も体を張って守ってくれた人にも感謝の気持ちを述べなきゃいけないですね。あとは、この場所で言うのはいろんな人に角が立つかもしれないですけど、普段僕が福岡に引っ込んでも、東京に引き戻してくれたFREEDOMSのみんな。ちょっと大日本とは何とも言えない関係なんでしょ? でも、FREEDOMSのみんな、アンチェインのみんなにはね。あそこがデスマッチを経験させてくれたところだから。この場を借りてみんなに感謝したいと思います。僕が大日本にいる時には、道場のビデオデッキは0時0分でずっとチッカチッカしてたんですよ。あれを唯一直したのがこの男(伊東)だったんですけどね。あとは体が柔らかいという印象しかなかったんですけど、この男がずっと守ってきてくれて今があるんだろうから。ぜひあの男の前に立ちたいですね。本当に俺だけはそう思っているんですよ。今のBJWじゃなく、大日本プロレス。武闘派宣言と言っていた。有刺鉄線マッチじゃなくて、バラ線マッチをしてた頃の最後の大日本プロレスが俺ぐらいだから。大日本プロレスが生んだ最高傑作レスラーは誰でもない。この俺ですよ。絶対証明してみせる。絶対ひっくり返します。(入場時に山川選手のコスチュームを着ていたが?)僕も離れて忘れられている。山川さんもずっと守ってきたけど、ちょっとドジでのろまな、火事場のクソ力も出ないキン肉マンみたいな、派手なコスチュームを着ている山川さんの印象が強いと思うんですよ。ファンも入れ代わっていると思うし。こんなに大人数いても、この中から化石を見つけるぐらいの、2〜3人ぐらいしか、あのコスチュームを着てカッコよかった頃の山川さんって知らないと思うんですよ。あれを着て、カッコいいレスラーを演じられるのは、今は僕しかいないんじゃないかと思って。バツイチですし、嫁を逃がしてるし。妻逃しですよ。これからずっと着るかわからないですけど、大日本プロレスに出る時はあれを着て出ますよ。カッコよくね」
◇第6試合◇
▼This is Deathmatch〜デスマッチの覚醒〜/30分1本
○伊東竜二 木高イサミ 宮本裕向(17分4秒)竹田誠志 “黒天使"沼澤邪鬼 ×塚本拓海
※ドラゴンスプラッシュ
◇第7試合◇
▼30分1本
○浜亮太 丸山敦(11分44秒 体固め)鈴木秀樹 ×宇藤純久
※スーパーオオキドプレス
◇第8試合◇
▼30分1本
○関本大介 諏訪魔(16分55秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)佐藤耕平 ×石川修司
【試合後の関本&諏訪魔】
▼関本「オラ! 諏訪魔が来たぞ。大日本プロレスに諏訪魔が来た。諏訪魔選手が参戦してくれました。これからもよろしくです」
▼諏訪魔「関本選手は今までぶつかってて頑丈だなと思ってたんだけど、横に立ってみたら、スゲエ安心感があるなと。心強いね。こういう感覚っていうのは今までなかったんでね。こうやって組んでみるとわかることってあるなと思って。大日本に来てよかったなと、収穫ありと思ったわけで。また向こうに立っていたツインタワーズ。石川修司は前から全日本でも当たってたんだけど、佐藤耕平…あのデカいレスラーというのをもっと体感してみたいね。結構ボコボコ来るタイプなんでね。あれは受け甲斐があるなと思ったし。今日はまだまださわりなんで。全然これだってものをまだまだ出してないんだけどさ。面白いな。気になるわ。こうやって関本選手だって団体を盛り上げているんだから。俺だって全日本を盛り上げて。三冠戦も控えているし、そこに向けて今日はいいパワーをもらった」
▼関本「何回も戦ったことがあるから、俺は諏訪魔選手の強さっていうのをわかっているから。今日、大日本プロレスのみんなもわかったんじゃないですか? もう言葉はいらないですよ。見たままです。強い。それだけ」
▼諏訪魔「またこれから大日本で」
▼関本「よろしくお願いします」
▼諏訪魔「面白いよね。面白いヤツがたくさんいるなと。俺がやりたいヤツもいっぱいいるし、今日の野村だって若いのがいっぱいいるじゃん。いいね。やっぱり外っていいね。面白いわ。よし! まずは帰って全日本をやります」
▼関本「また戦うかもしれないんで、よろしくお願いします(握手を交わす)」
【試合後の耕平&石川】
▼耕平「ちょっと向こうのチーム力を侮っちゃいましたね。もともと強くてくっついたチームなんで、力があるのはわかっているし、大介も諏訪魔選手も強いのはわかってたんですけど、あくまでたまたまくっついたチームだと思って甘く見てたのが敗因ですかね。ちょっとチームとして相手を侮りすぎてたなと」
▼石川「2015年は最初にベルトを持ってコンビとして始まったんですけど、年末の最侠タッグでベルトを取られて、最後もこういう形でポッと組んだ2人に負けちゃって。ツインタワーズとして最後をよく終われなかったんで、来年は巻き返したいなと。俺らは体がこんだけデカいんだから、諏訪魔選手にはもっと暴走してもらって。俺らは受けれる体があるから、もっと暴走してもらって。そしたら、俺らがまたその上を行って、やり返したいなと思います」
▼耕平「リング上で諏訪魔選手と『もう1回やろう』と。今日はそんなにガッチリとお互いのやりとりでは力を出し切れなかったから。たぶん諏訪魔選手もわかってくれていると思うんで。もっと次は、修司が言ったように暴走を。暴走専務? そこをもっと引きだした上で、ああいうデカいサイズの人間とやりたいなと思います。そこを来年の目標にしたいなと思います」
――やり足りない感覚がある?
▼耕平「そうですね。やっぱり表情とか言葉に出してないですけど、今日の4人の中では大介が所属の人間だから。やっぱり大介はどこかで負けられないという気持ちで、そこからの大介が『俺だ』って試合で力を出してたから。そう言った意味ではまだ諏訪魔選手とは絡まなかったし。でも、今日をキッカケに。石川選手は全日本でもやっていると思うけど、俺は今日が初めてで。これからまたどこでも当たると思うんで。面白いものが入ってきたかなと思います」
◇第9試合◇
▼BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合/30分1本
[第7代王者]○岡林裕二(26分25秒 エビ固め)[挑戦者]×神谷ヒデヨシ
※パワーボム
☆岡林が初防衛に成功。
(試合終了後)
岡林「神谷、まだまだやぞ。まだまだ甘いんじゃ、ボケ! 全力でこいもっと! 次のタッグ、もっと全力で来いよ。浜も一緒だ。次のタッグ覚えとけよ(神谷が大きな拍手のなか退場する。)きょうはありがとうございました! 大日本プロレスは、この20周年。20周年のメインでこうやって締められるのも本当に光栄に思います。本当にこの大日本プロレスが20年続けられたのも、みなさまのおかげです! ありがとうございます! これからの21周年、22周年は若い力でやっていきます。俺が、大日本プロレスを引っ張っていきます! これからもっともっと大日本プロレス、上を目指して…(歓声に)やってやるよ! 上を目指して頑張っていきます! やってやるぞ!!(岡林コール)本当にこれからもっともっと、上目指していきますんで、これからも応援よろしくお願いします! 本日はありがとうございました!!」
【岡林の話】「本当に神谷の成長を凄く感じました。1年前だったら、ひとつの技でもすぐに根を上げてやられていたのに、本当に一発打ち込んでも向かってくる。もう一発撃ち込んでも、もっと向かってくる。この1年で本当に急成長したと思います。そんな神谷とタイトルマッチがやれて、本当によかったです。でも、俺もこんなんでまだまだ負けるわけにはいきません。まだまだ防衛し続けなければならない。やることもいっぱいあります。戦いたい相手、戦わなければいけない相手、たくさんいます。今日の神谷もやられて絶対に物凄く悔しいと思います。その悔しさを全力で次に…今月の30日にタッグ選手権がありますけど、今日以上の力でぶつけてきてほしいですね。今日以上の力でもし来なければ、今日と一緒ぐらいだったらダメですよ。今日以上の力でぶつけてこなければ、一瞬で神谷を叩き潰します。思いっきり来い。それだけです。あと浜も。でも、今日は頭をぶつけてちょっとクラッと来たんですけど、何とか勝つことができました。この大日本プロレスの20周年大会で、最後はストロングがメインで締めれた。最後はマイクで締めましたけど、これから俺が背負っていかなければならないという気持ちになりました。本当にこれからです、大日本プロレスは。もっともっと上を目指していきます。トコトンいきますよ」
大日本今年最後のビッグマッチである横浜文体大会のメインはストロング選手権、岡林が神谷の挑戦を受けたが、今年最後のビッグマッチにストロングをメインに持ってきたということは今年はストロングの年という現れなのかみしれない
序盤は神谷が執拗にヘッドロックやスリーパーで絞め岡林のスタミナを奪いにかかるも、岡林が逆水平一発やハンマーパンチなどで流れを変え、神谷が何度も張るも岡林は一発で返してしまう。
神谷はフライングショルダーでやっと流れを変えると、ブレーンバスターから胴絞めスリーパーで絞めあげにかかるが、岡林はそのまま立ち上がってしまってバックプレスで潰しにかかるも神谷は離さない。
神谷はコーナーからのダイビングエル ボーからバックドロップを狙うが、岡林が阻止するも執拗なスリーパーのせいか岡林の表情が苦しい、それでもバックハンドエルボーから逆水平の連打、パワースラム、逆エビ固めで攻め込み神谷を追い詰めていく。
岡林は神谷の顔面に張り手を浴びせると、意識が飛びかけた神谷はショルダータックルを浴びせるが、正面の打撃戦でラリアットを喰らってしまうも、神谷は高角度の櫓投げで叩きつける。
神谷は肉弾戦をショルダータックルで制するとストレッチプラムで捕獲、捻り方は川田利明を彷彿させる、そしてダイビングショルダーを発射するも岡林は後頭部ラリアットで迎撃してアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。
担ぎ上げられた神谷もスリーパーで抵抗して脱出すると、そのま ま絞めあげるがショルダータックル狙いは岡林がスピアーで迎撃する。
岡林はパワーボムを狙うが神谷は必死でリバースすると、袈裟斬りチョップからスライディング式タックルを連発してから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、バックドロップを決めるもカウント2でクリアされてしまう。
神谷は再度ショルダータックルを狙うが、岡林はラリアットで迎撃すると垂直落下式ブレーンバスターからゴーレムスプラッシュを投下も、かわした神谷は逆さ押さえ込みから丸め込み技を連発してから延髄斬りを連発、しかしバックドロップは浴びせた押されてしまうと、再度のバックドロップ狙いを必死で防がれるも神谷は張り手を連発、しかしロープワークからの岡林がラリアットを連発すると豪快なパ ワーボムで3カウントを奪い岡林が王座を防衛したが神谷の健闘も光った試合だった。
岡林vs神谷で今年最後のビッグマッチのメインの重責を果たせるかと思ったが、敗れはしたものの神谷の大健闘で今年最後のビッグマッチのメインという重責も果たし、神谷も将来が楽しみというものを感じさせた。
セミでは全日本の諏訪魔が関本と組んでツインタワーズと対戦、特に諏訪魔と耕平は初遭遇ということで注目となった。石川とのマッチアップで弾かれた諏訪魔は交代を受けた耕平と遭遇、序盤は諏訪魔が腕の取り合いを制するだけで終わり、関本が前面に出るもツインタワーズに捕まる展開となる。
反撃した関本から交代を受けた諏訪魔は耕平にフライングショルダーを発射し、ツイ ンタワーズの二人がかりの攻撃もダブルチョップやラリアットで蹴散らし、諏訪魔の勢いの前に耕平もキチンシンクで返していくのがやっと、諏訪魔は石川相手にも勢いは止まらず、かんぬき狙いをフロントスープレックスで投げる。
石川は関本をツームストーンパイルドライバーで突き刺した後で耕平との連係攻撃の連打で追い詰め、石川がファイヤーサンダーからランニングニーを決めるが、耕平との合体攻撃は諏訪魔がカットに入って二人にバックドロップを決め、関本は諏訪魔とのサンドウィッチラリアットを決めると、最後は関本がフロッグスプラッシュから垂直落下式ブレーンバスター、ラリアット、ぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪い勝利、内容的には諏訪魔が自分の強さをアピールはした ものの、控え目で関本に任せていたというか3人の世界に割って入れず疎外感というものを感じてしまい、全日本をアピールするという点ではもう少しガンガンやって欲しかった。
デスマッチの注目の試合であるアブ小vs藤田、互いに大日本の草創期メンバーで藤田はアブ小の後輩にあたるが、藤田はデスマッチ路線に反発するかのように大日本を去りみちのくプロレスやZERO1など様々な団体を渡り歩き、現在は東京愚連隊に籍を置きながらもガンプロ参戦時にはどん底の状態であることを告白、その藤田は原点である大日本に参戦し否定したはずのデスマッチに挑んだ。
藤田は山川竜司ばりに純白のコスチュームで登場、試合開始早々蛍光灯の洗礼を浴びるも、アブ小が仕掛けた蛍光灯櫓を藤田がカ ニバサミで倒して逆に直撃させると、自身の手首だけでなくアブ小の手首にもチェーンを装着してチェーンデスマッチへと持ち込み、場外戦でアブ小をチェーンを使って磔状態にしてから蛍光灯で一撃するなど、自身のフィールドへと持ち込んで試合を有利に進める。
しかし山川を意識してかリバースタイガードライバー狙いはアブ小が頭突きで阻止してヘビーローテーションを決めるが、ヒムロック狙いは藤田が蛍光灯で阻止した後でドラゴンスクリュー、グラウンド式ドラゴンスクリューからBONEYARDを決め、予想に反して藤田がアブ小を追い詰めていく。
藤田は本間朋晃を意識してこけしを投下、自身が在籍した頃の大日本プロレスをぶつつけていくが、雪崩式狙いはアブ小が雪崩式ネックハンキングボ ムで藤田が仕掛けた蛍光灯櫓に叩きつけると、バカチンガーエルボーを連発してから蛍光灯を投げつけるも、藤田もラリアットで応戦、しかし再度のラリアット狙いをアブ小がショルダースルーで返すと逆エビ固めで捕らえ藤田は無念のギブアップとなった。
試合後は藤田が大日本のデスマッチ戦線に参戦を宣言、アブ小も大日本を代表して受けて経つ構えを見せた、藤田も大日本を飛び出した後は様々な団体を渡り歩いて、結局原点、そして否定したはずのデスマッチに辿り着いた、またこれも藤田の宿命でもあったのかもしれない。
デビュー20周年を迎えた大日本だったが両国に進出するなど大躍進の年で、大日本の選手だけでなく他団体の選手にとっても魅力ある団体となった。そして神谷 だけでなく宇藤や菊田など若手の台頭もあり、大日本はますます面白くなってくる。
21年目を迎える大日本は果たしてどんな年になっていくのか、今後が楽しみだ。【大日本】20周年興行メインで神谷粉砕 岡林がストロングV1▼4年ぶり参戦・諏訪魔大暴れ 関本との初越境タッグでツインタワーズ撃破▼藤田が蛍光灯初挑戦…横浜大会 https://t.co/vuGwN7jyL4 #bjw #ajpw pic.twitter.com/4YjTbq2P60
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 12月 20 -
15年ぶりに実現した90年代の新日本ジュニア同士のタイトルマッチも、ムーンサルトプレスを失敗した金本が首を負傷・・・
12月19日 ZEO1「X'mas SPECIAL」東京・新木場1stRING
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○藤田峰雄 ショーン・ギネス(11分21秒 片エビ固め)"brother"YASSHI Xブッファ
※スワントーンボム
◇第2試合◇
▼30分1本
日高郁人 ○小幡優作(14分21秒 エビ固め)KAMIKAZE X崔領二
※ダイビングダブルニードロップ
◇第3試合◇
▼30分1本
○浜亮太(6分20秒 体固め)X菅原拓也
※オオキドプレス
◇第4試合◇
▼30分1本
○田中将斗(8分52秒 片エビ固め)X磐城利樹
※スライディングD
◇第5試合◇
▼NWA・UNヘビー級選手権試合/30分1本
[挑戦者]○将火怒(12分12秒 片エビ固め)[第25代王者]X横山佳和
※首塚
☆横山が初防衛に失敗。将火怒が第26代王者となる
(試合終了後)
将火怒「オイ、待たせたな! UNに関してはよ、いろいろあって、俺がどんな手使ってもこのベルトを手に入れたかった。俺がこのベルト取って、やりたいことはいっぱいあるんだよ。まず最初に、そこに座ってるKAMIKAZE副社長! KAMIKAZE副社長、俺がチャンピオンになっていろいろやりたいなかの一つ。元旦にはこの俺がKAMIKAZE副社長に、防衛戦の相手に指名するからよ、相手してくれ!」
KAMIKAZE「何が指名だ、バカ! 挑戦するよ、がっちゃんと」
将火怒「…オイオイ、わけわかんねえけどよ、とりあえずよ元旦、このベルト懸けてKAMIKAZE副社長と防衛戦する。それだけだ、オラ。元旦で会おうぜ!」
【将火怒の話】「このベルトに関してはいま言ったように、ホントにいろいろあったよ。いろいろ邪魔をされて…俺も邪魔してやったかもしれねえけどよ、いろいろあって。言っただろ、俺はどんな力で、どんなやり方でやってもこのベルト必ず取るってよ。いいか、こうやってきょう新木場でこのベルト俺が巻いたから。次よ、やりたいことのなかの一つ。邪魔しまくってる副社長をよ、防衛戦の相手に指名させてもらったから。元旦よ、後楽園でこのベルト懸けてよ…」
(ここで背後にKAMIKAZEと菅原が。)
KAMIKAZE「(将火怒に)邪魔だ、俺が(カメラに)映らねえ。どけどけどけ、生意気に指名なんかしてんじゃねえよ」
将火怒「邪魔ばっかするから仕方ねえだろ!」
KAMIKAZE「やってやるよ、そのかわりがっちゃんとな」
菅原「え? 俺も?」KAMIKAZE「がっちゃんと挑戦するって言ってんだよ。わかんねえのか、バカ!」
将火怒「どっちなんだよ! なんだよ、がっちゃん“と”って。どんな形でもいい、防衛戦元旦にやるから。それだけだから」
◇第6試合◇
▼NWAインターナショナルライトタッグ選手権試合/30分1本
[第19代王者組]大谷晋二郎 ○高岩竜一(29分31秒 片エビ固め)[挑戦者組]X金本浩二 田中稔
※デスバレーボム
☆大谷&高岩が3度目の防衛に成功
(試合終了後、日高が登場も館内はブーイング)
日高「しゃべらせてもらいますよ、違うと言われても。大谷、高岩、金本! 元日決戦、取らせてもらうよ。6人タッグ、きょうパートナー連れてきてるから。イサミ、宮本、来てくれ!」
(ヤンキー二丁拳銃が登場)
イサミ「すごい試合でした。格好は日高さんのを控室からパクったんでふざけてますが、真剣に僕は天下一ジュニアの準優勝者としてあなた方3人に勝ちます」
宮本「僕はプロレスを始める前からずっと、テレビで見てました。あれからプロレス入って12年、胸を借りるつもりはございません! リスペクトと誠意をもって、あなた方を倒します」
【大谷、高岩の話】「何分だったの?(29分31秒です)よかった。引き分け防衛より、勝って防衛のほうが絶対いいから。思った通りの相手でしたね。田中ケロさんが、10何年ぶり(と言っていた)。かみ合わなくて当然だよ(苦笑)。そんななかでも、こなくそ、負けてたまるかって。バチバチやり、ほかのどんな若いヤツらにもない若さがあったと思いますよね。かみ合わないのは当たり前じゃん! でも、そのなかで最後までコノヤローって意地むき出しで、闘えたと思いますね。痛くてきつくてしんどかったけど、途中で自然と笑顔になるような。それも生半可な笑顔じゃないよ。途中で、久しぶりだなコノヤロー!という感じで笑顔になれた気がしますね。彼らとだったら何回でもやるし、そして何回でも防衛する。彼らを対戦相手に選んで間違いなかったと、心から思いますよね」
高岩「29分31秒? まだまだできた。1時間でも2時間でもできるよ」
大谷「(タイトルマッチで1勝1敗、15年6カ月ぶりの決着戦とのことだったが決着はついた?)あの2人とはね、何勝何敗とかそんなレベルじゃないんだよ。だって、リングで田中さんのその言葉を聞くまで、1勝1敗だって忘れてたもん。結果、1勝1敗ってだけで、そんな勝敗なんて関係ねえよ。彼ら2人との試合は、どっちが何勝どっちが何敗、関係ない。俺らが目の前に立てば、いつだって全力で闘う! どっちが何勝だろうが、どっちが何敗だろうが、全力で闘う! そういう相手ですよね。また彼らがやりたいと言うのであれば、いくらでも恨みっこなしで防衛戦をするし、当然組むし。彼らとまた同じリングで闘えてること、本当に嬉しく誇りに思います。(最後に1・1後楽園で闘う日高らが乱入してきたが)いいじゃない、彼らがどういう気持ちで俺らに向かってきてるか。向かっても向かっても負けてるんだから。何度でも立ち上がってくるって気持ちだけは、それだけは認めてやる。それでクソミソに言われても、向かってこいや。いつだって受けてやるから。ただ順序があるぞ、順番が。いつか受けてやるからって」◇第7試合◇
[第31代王者組]○佐藤耕平 関本大介(13分58秒 ジャーマンスープレックスホールド)[挑戦者組]鈴木秀樹 Xジェームス・ライディーン
☆耕平&関本が3度目の防衛に成功
(試合終了後)
耕平「ZERO1としての興行は今年はきょうで終わりなんですが、元旦から15周年に向け選手一同、頑張っていきますので来年も応援よろしくお願いします。ありがとうございました
」関本「(耕平からマイクを渡され)え? これはなんですか? では一言、今年も応援ありがとうございました。来年も、より一層の応援よろしくお願いします! では恒例の…(と耕平にマイクを渡そうとするも拒否される)いやいや。じゃあ、僭越ではございますが、小生が締めさせていただきたいと思います。いくぞー! いくぞー! 3、2、1、ゼロワン!」
【耕平、関本の話】
耕平「今年最後のZERO1としての大会、メインでタイトルマッチでしたけど防衛できてよかったです。何度も言ってますけど、大介とは付き合いも古いし、何回も試合してるし何回も組んだりもしてるし。だからこそ、試合のさなかで何をしてくるか、何をするかがすごく自分のなかでは感じ取れるんで、うまくそれがきょうは機能したかなと思ってます」
関本「うまく耕平さんにつなげたんでね。きょうの勝ちはそれがよかったと思います」
耕平「鈴木がなかなか変わったスタイルだから、途中でペースを乱されたんですけど、やっぱりライディーンとのタッグはでかいし強いし強敵でしたけど、そういうチームとしての意味では俺らのほうが付き合い長いぶん一枚も二枚も上かなと思います。(来年に向けては)このタッグのベルトに挑戦するヤツがいるんであれば、このタッグも受けますし。俺は個人的には鈴木にシングル持ってかれたんで、そこを狙っていきたい。ただ、ベルト取られたからハイ取り返しますという簡単なベルトじゃないし、そういうふうやるとベルトの価値も下がっちゃうから。きちんとタッグでも、それこそ大日本さんでのツインタワーズもそうですし、そういうところでいろんな“これ”っていう時まできちんと結果を出して、来るべき時に挑戦して、ベルトを取り返してやろうと」
関本「今年はこのインターコンチのタッグのチャンピオンになれましたし、このまま年を越せそうなので、来年もこのベルトを防衛し続けます」耕平「頼もしい反面、取り返すという意味ではね、BJWタッグをツインタワーズとしては関本岡林に取られたし。そういう意味では頼もしいパートナーであると同時に倒したい相手でもあるので、そこも目標にさせてもらいます。なんにせよ、とりあえずこのベルトを大介と守ったまま年を越せる。気持ちよく年を越せそうです」
ZERO1新木場大会のセミで大谷、高岩のトンガリコーンズが保持するインターナショナルライト級タッグ王座に金本、稔の復活ジュニスタが挑戦。両チームが対戦するのは15年6ヶ月ぶりで、リングアナウンサーは当時の新日本のメインリングアナウンサーだった田中秀和氏が務めた。
試合は大谷が稔の指に噛み付いてから高岩も同じ攻撃で続き捕らえにかかるが、場外戦からジュニスタが高岩の膝に集中攻撃を加えて形勢逆転、大谷にやっと交代も大谷も金本の顔面ウォッシュ、場外に逃れたところで稔のプランチャを喰らうなどジュニスタペースで試合が進む。
しかし大谷が稔にドロップキックを浴びせると顔面ウォッシュを決めると、高岩とのダブルタックルを決め、高岩も逆水平で続くも、金本がミドルキックや膝蹴り、雪崩式フランケンシュタイナー、雪崩式パワースラムと譲らない。
交代した大谷が稔にジャーマンからコーナーへ昇るも、追いついた稔が雪崩式ハーフラッチから腕十字の連続技を決め、大谷も袈裟斬りからライガーボムで応戦するが、稔はミノルスペシャルで捕獲、交代した高岩にもミドルキックを浴びせると、交代した金本が打撃からタイガースープレックスを狙うも、高岩がデスバレーボムで叩きつけて阻止する。
高岩はエルボーで攻勢に出るが、金本は飛びつき式アンクルホールドで捕獲、しかし大谷に狙った金本のバルキリースプラッシュが自爆となると、大谷はすぐさまミサイルキックを発射して、高岩もラリアットで続き、金本も大谷、高岩それぞれにフロントスープレックスで投げる。
稔のキックの援護を受けた金本は高岩にタイガースープレックスホールドを、高岩はクリアも稔がダイビングフットスタンプ、金本がムーンサルトプレスと攻勢をかけ、金本が再度アンクルホールドで捕らえるも大谷が間一髪カット、高岩はラリアットを狙うが大谷に誤爆すると、ジュニスタがダブルでのバスソーキック、金本がファルコンアローと高岩を追い詰めるが、金本のムーンサルトプレスが失敗し頭から転落してしまうと、これを逃さなかった高岩は餅つき式パワーボム、ラリアット、デスバレーボムと畳み掛けて3カウントを奪い、時間切れ29秒前でトンガリコーンズが勝利を収めて王座を防衛した。
試合後には元日興行でヤンキー二丁拳銃と組み大谷、金本、高岩組と対戦する日高が二丁拳銃を伴い登場、、二丁拳銃は3人をリスペクトした上で宣戦布告を果たし、また藤田峰雄も乱入して稔に挑戦を表明した。だがムーンサルトプレスを失敗した金本は首を負傷し20日の大日本プロレス横浜文体大会を欠場することになった。(代役は全日本の野村直矢)
メインは耕平、関本の保持するインターコンチタッグに鈴木、ライディーンが挑戦。序盤は耕平が鈴木とグラウンドの攻防、関本はライディーンとパワー合戦を繰り広げるが、鈴木が関本にダブルアームを決めてから挑戦者組は関本を捕らえ、交代した耕平もファルコンアローで盛り返すが、ライディーンもラリアットを連発して応戦する。
しかし交代した関本がライディーンに往復式串刺しラリアットで動きを止めるとアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ、耕平もエルボーで続くがライディーンがサイドバスターで反撃すると、鈴木は関本をワンハンドバックブリーカーで蹴散らしてから耕平にはエクスプロイダー、ライディーンもチョークスラムで続き一気に勝負に出る。
ライディーンはパワーボムを狙うが、関本がカットに入ると耕平との眉山を決め、関本が延髄斬り、耕平がランニングエルボーと畳み掛けてから、耕平がパイルドライバーから二段式ジャーマンを決め3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後は今年最後の興行にも関わらず、耕平が関本に締めを託して大会を締めくくった。
今年のZERO1は昨年は危機状態と言われるも、耕平が覚醒してZERO1の主役に躍り出ると、これまで一歩引いていた大谷が減量してジュニアに回帰し高岩、金本、稔を巻き込んで90年代の新日本ジュニアを復活させZERO1ジュニアと抗争が勃発するなど、一気に巻き返しの年となった。
元日興行では鈴木は世界王座をかけて田中の挑戦を受ける、スタイルの違うもの同士の対決も注目だが、田中も杉浦貴との弾丸ヤンキースがひと段落してから一歩引いていただけに、来年は田中自身も巻き返しの年になるか?
第5試合では横山の保持するUN王座に将火怒が挑戦し、横山が雪崩式デスバレーボムで将火怒を追い詰めるが、ラリアットをブロックした将火怒が垂直落下式ブレーンバスターからラリアットを連発し首塚で3カウントを奪って王座奪取に成功、試合後はKAMIKAZEを挑戦者に指名し元日興行での選手権が決定となるはずが、笹崎副社長によって強引にヘビー級転向させられた菅原が割って入り3WAYでの選手権が決定となった。【試合結果詳報】大谷&高岩vs金本&稔で“あの頃の新日本ジュニア”田中リングアナもコール/耕平&関本がV3で締め/磐城、田中に奮闘…ZERO1新木場詳報 https://t.co/rDtxt2NbBC pic.twitter.com/DEssrFPgNC
— 週プロmobile (@shupromobile) 2015, 12月 19日高さんに呼ばれたのでゼロワンに行ってきました。日高さんにブーイングが凄かったので笑ってしまいました。チーム日高で元旦にむけミーティングです! pic.twitter.com/XBYxbEJs01
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 12月 19ごめん...明日の大日本文体大会欠場します。 残念です首を痛めて、両腕がビリビリチクチクと電気が走る様に痺れています... 今も横になってますが、痺れまくりで寝れません...初めてやな~この感じ改めてプロレスってのは怖い職業やな~と思いました....
— 金本浩二 (@k_kanemoto) 2015, 12月 19 -
2015年度最後の戦いで柴田が石井に勝利!矢野が用意したXはブリスコブラザーズ!
12月19日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」1758人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○KUSHIDA 獣神サンダー・ライガー ジェイ・ホワイト(8分46秒 片エビ固め)タイガーマスク 田口隆祐 Xデビッド・フィンレー
※ムーンサルトプレス
◇第2試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡 小松洋平(9分15秒 片エビ固め)永田裕志 中西学 X田中翔
※ラリアット
◇第3試合◇
▼20分1本
○真壁刀義 本間朋晃(10分03秒 片エビ固め)桜庭和志 XYOSHI-HASHI
※キングコングニードロップ
◇第4試合◇
▼20分1本
内藤哲也 ○EVIL(9分05秒 体固め)後藤洋央紀 Xジュース・ロビンソン
※EVIL
(試合前)
内藤「後藤! 後藤! キャプテン・クワナのマスクはどうした!? 準備したか!? オイ!? 持って来てないのかよ!? そうだと思ってさ、持って来たよ(※と笑顔で赤いマスクを差し出す)。キャプテン・クワナのマスク、持って来てやったぜ。さっさと被れよ。(※スペイン語で)ネセサリオ・ラピド、カブローン!!(※早くしろクソッたれ!!)」
(後藤が襲いかかり試合開始)
【後藤、EVILの話】
EVIL「This is EVIL. Everything is EVIL. すべてはEVILだ」
内藤「昨日も言ったように、これだけ、これだけ!三重県を、そして桑名市をアピールしてるんだからね。三重県民、桑名市民は、誇りに思った方がいいよ。そして、東京ドーム。新日本プロレスで、今、1番オイシイ、俺が相手なんだよ、後藤。分かってんの?本気出せないんだったら、さっさとキャプテン・クワナのマスクを被って、東京ドーム出てこいよ。じゃなきゃ、なんでもない消化試合になっちゃうよ。それとも、後藤に勝っただけで、タイトルマッチ進んでいいの?東京ドーム、俺の試合の1つ上、2つ上、3つ上、タイトルマッチ並んでるけど、後藤に勝っただけで、進んじゃっていいのかなぁ。ま、進んでいいなら良いけどさ。何にせよ、今現在、新日本プロレスで俺と絡むことが1番オイシイからね。ベルトに絡むことじゃない、俺と絡むことが1番得だからね。俺の試合の後ろ3つ、防衛したチャンピオンは、俺を指名した方がいいよ。1番オイシイぜ。ただし、ただし!俺の名前を言ったところで、俺の答えは、トランキーロ。焦んなよ」
後藤「ふざけんなー!お前!こんなにコケにされたの初めてだよ。オイ、東京ドーム見とけよ、オラ!」
◇第5試合◇
▼CMLL世界ウェルター級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○BUSHI (12分12秒 片エビ固め)[王者]Xマスカラ・ドラダ
※MX
☆ドラダが防衛に失敗。BUSHIが新王者となる
【BUSHIの話】BUSHI「ほーれ見ろ!やっと、やっと掴んだぜこのベルト!ベルト巻いたぞ。でもよく見てみろよ。ベルトはCMLLだよ。このベルトは必ず、俺がIWGPジュニアを獲るための礎になるよ。これは、No emntira。嘘じゃない。紛れもなく事実。ちょうど去年のこの日に……ちょうど1年だよ。長かったよね。もし、ここに戻って自分に伝えることができるなら、『オマエの未来は明るいぞ』って言ってやりたいよ。あー、泣けちゃうね!泣けるくらい、本当に悔しい思いしたよ。でも、すべてこのベルトに繋がってる。それが運命。ディスティーノだったんだよ。俺はこのベルトを持って、CMLLのアレナ・メヒコのリングで防衛戦するよ。CMLLのルチャドールなら、誰でも歓迎するよ。なんだったら、次のシリーズの『FANTASTICA MANIA』、その中から相手を見つけてやってもいいんだぜ。ただし、防衛戦は必ずアレナ・メヒコのリングだけ。俺は来年に向けて、これからIWGPジュニア、IWGPジュニアタッグをパレハと獲るよ。これだけは、Enserio。マジで」
【ドラダの話】「ブシ、ナイトー、イービル。サン!イチ、ニー、サン!カモン、ブシ!ワン、ワン(※1対1のジェスチャー)。オネガイシマス。モウイッカイ、チャンピオン」
◇第6試合◇
▼30分1本
○中邑真輔 矢野通(10分39秒 体固め)高橋裕二郎 Xコーディ・ホール
※ボマイェ
(試合終了後)
矢野「オイ!! 裕二郎!! ザマないね(笑)。俺様がな!! テメーと! ファレとタマ・トンガのためにな、1月4日、用意したダブルXは! こいつらだ!!」
(場内の大型ビジョンにROHのブリスコブラザーズ(ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコ)が登場。矢野がプロデュースしたDVDを絶賛すると共に、矢野のパートナーとして1・4東京ドームへ参戦することを表明した。)
矢野「オイ! 俺様のDVDまで気にしてくれて、サイコーだな、オイ! おまえらも、おまえらも、おまえらも、おまえらも、楽しみにしとけよ、バカヤロー!」
中邑「イヤァオ!!!!」
【矢野の話】「オイ!アイツら(ブリスコ兄弟)と俺様にかかればな、テメェらなんかな、チョチョイのチョイだ、オイ。役者が違うんだ!」
【中邑の話】「ハァハァ、さぁ2015年も今日の試合で……ハァハァ、来てる2016年1月4日東京ドームは、さぁ年始からフルスロットルで…AJスタイルズ……堪能させてもらうぜ!(※滾りのポーズから、『イヤァオ』と口パク)」
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 ○柴田勝頼(23分02秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ X石井智宏
※PK
(試合終了後)
柴田。2015年、ありがとうございました。最後は、棚橋が締めます(棚橋にマイクを手渡すと、1人で先に退場)」
棚橋「オカダ、まだ帰るのは早いんじゃないか!? どうした!?(これでオカダがリングに戻り、棚橋と至近距離で向き合う)オカダ・・・お前には全部話しておこうと思う。大事な話だから。「『疲れてる』とか『疲れてない』とか、『愛とカネじゃ愛が勝つんだよ』とか、『泣いてる』『泣いてない』とか、色々あったけど、これは! 俺のお前に対する意地だ。なぜだかわかるか!? 新日本プロレスをもっと盛り上げて、よくして行こうっていうのはな、俺の夢なんだ。だから! 1月4日東京ドームで、俺が勝ってチャンピオンになる。そういうことだ。」
オカダ「棚橋さん! 俺は、俺のやり方でな、新日本プロレスをもっと上に持って行ってやる。あと、もうな、東京ドームで恥はかきたくないんだ。それだけだ」
棚橋「新日本プロレスをもっと次のステージに、高いステージに持って行けるのは!」と言うと、両者への声援で場内が騒然となる。そんな中、棚橋が「持って行けるのはー! 俺か! お前か! 1月4日、東京ドームで勝負だ!!」
(場内に「WRESTLE KINGDOMのテーマ」が鳴り響き、リングに人口雪が降り注ぐ。)
棚橋「皆さん! 新日本プロレス、1年間応援ありがとうございました!(※大拍手) 本当に、皆さんのおかげで、2015年、新日本プロレスは飛躍の年になりました!(※大拍手) 心からありがとう(※大拍手)。でもね、俺は、まだ、もっと、上に行けると、プロレスの可能性を信じてるから(※大拍手)。もっと行けるよね? プロレスはもっと行けるよね?(※大歓声) じゃあ、来年、そしてその先、みんなでその景色を見に行きましょう(※大拍手&棚橋コール)。ありがとう。ちょっと臭かったね(※場内笑)。じゃあ改めて!! 『2015年ありがとうございました』ということで! 後楽園ホールの皆さーーん!! 愛してまーーす!!」
【柴田の話】「なんもねぇよ」
【棚橋の話】
――棚橋選手がG1の時に、「ファンと一緒に走り抜けた」とおっしゃっていましたが、この1年ファンの方と一緒に駆け抜けた感じがしますが?
棚橋「そうですね。G1の優勝も、『ありがとう』っていうね、会場に来てくれてるみんな、そしてファンの声援ってものをエネルギーに変えられたのが、凄く力になったし。最近ね、本とか講演会が多すぎで、ちょっと良い言葉言い過ぎちゃうっていうね。ただね、本音をぶつけましたよ。ちょっとザワつきましたけどね、『お前には全部話しとこうと思って』、なんか壮大な映画の始まりの一言みたいな、小説のようなね。ほんとにね、意地の張り合いっていうか、『時代を渡してたまるか』っていうね、その表現方法一つなんすよ。『疲れてる』とか、『疲れてない』とか、『愛とカネじゃ』とか、『近い、遠い』とか、『泣いてる、泣いてない』とか。もうそういうね、比喩的な表現は、俺たちはもういらなくなってきたっていうか。もう勝った方が、新日本を次のステージに持ってくんすよ。そういうことですね。それを一番言いたかった。『お前にそういう覚悟があるか?』と。『俺にはまだまだあるぞ』と。アイツも頭の良いヤツだから、凄くわかってると思いますよ」
――その覚悟の気持ちがあるかを確認するということですか?
棚橋「はい。その辺が試合に出るんすよ。最後の最後、大事なところで。あと少しの競い合いの競技だから、プロレスは。俺ね、もっと有名になって、もっとプロレスを盛り上げえて、もっとスターになりてぇんすよね。それにはなにが一番大事か?ジャンルを飛び越えるためのベルトがいるんすよ。もっといろんなプロレス界の未来を見てみたいですね」
――以前、棚橋選手が「最高のモノはジャンルを超える」という発言もありましたが?
棚橋「そうです。すべて最高のモノはジャンルを超える」
――それを体現できるチャンスだと思いますが?
棚橋「そうですね。今、そういう土壌がしっかりと出来上がってますから。注目度がある、選手が揃ってる、ファンの熱気がある。今こそ、プロレス界がプロレス界以外のジャンルに波及して、プロレス界からなにかムーヴメントを起こせるっていうね、そういう力を蓄えてきたんで。その先頭に立っていきます。ねぇ、良いこと言うでしょ?見てくださいよ、このブリーフケース。こんなにもブリーフケースを持ち歩いたのは、俺だけですよ。ちょっとしたビンテージ感が出てきてますよ」
――去年の今頃は、感極まって涙を流しましたが、今年はそういう段階ではないですか?
棚橋「去年はほんとにね、自分でも想像しえなかったスピードで、いろんなものが進んで行って。今年もそのスピードは想像以上だったんすけど、なんかその感極まるというよりは、嬉しい気持ちが凌駕してるっていうか、それだけの人がいるってことは、それだけ大きな期待があるってことなんで、それに応えたいなっていう気持ちの方がしっかりしてますね」
――今日、お客さんから「ありがとう」という言葉がたくさんかけられていたのが印象的でしたが?
棚橋「そうですね……いや、プロレスっていうものが、お客さん不在のモノってのは考えられないし。逆もまたしかりで、一対で成り立ってるジャンル。それが両想いと言うか、非常に良い状態ですね。理想的な状態を作り上げてきましたね。『愛してま~す』って言ったら、いつの間にか愛されてました。愛が届きましたか?あとは、1.4東京ドームですべてが決まります。期待しててください」
―― 一年間お疲れ様でした。
棚橋「いやいや、疲れてないです。よしっ、マスコミの皆さんもありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。ありがとうございました」
【オカダの話】「前哨戦が終わって、次は東京ドーム。もうリング上で何を言っても、闘うことはできない。東京ドームまで次はないんだ。今日はたまたま勝っただけじゃない?棚橋さん。それだけでカネの雨を止ませることはアナタにこれでできますか?できない。雨はまだまだ降る。2016年から、まだまだ降り続ける。もっと降る。それだけだ」
【外道の話】「オイ、棚橋!無理すんなよコノヤロー!新日本プロレスをもっと高い位置にもっていくって、オメーかオカダか、分かりきった質問だよバカヤロー。レインメーカーに決まってんだろ!2016年はドシャ降りだよコノヤロー!」
いよいよ2015年度最終戦を迎えた新日本、メインはIWGPヘビー級、NEVER選手権の前哨戦が組まれたが、オカダvs棚橋、石井vs柴田と激しい攻防を繰り広げるが、試合の主役を奪ったのは石井vs柴田、石井から挑発的に柴田の顔面を蹴り上げると柴田からグーパンチ&チョップの天龍コンポを仕掛け、石井も逆水平で返す。
試合はオカダ組が柴田を捕らえて試合を進め、交代した棚橋もオカダ、石井に攻め込まれるも、交代した柴田が石井を三角絞めで捕らえてから流れがかわり、柴田は卍固めで石井を攻め込んでいく。
オカダも棚橋に強烈なフロントハイキック、ジャックナイフからのリバースネックブリーカー、ダイビングエルボーで攻め込むも、レインメーカーをかわした棚橋はドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールドで捕獲すると、柴田はカットに入る石井をもコブラツイストで捕らえ、オカダのレインメーカーを再びかわした棚橋はスリングブレイド、柴田は石井に武者返しと棚橋組ペースとなる。
終盤には柴田がフロントハイ、石井がラリアットを打ち合い、ジャーマン合戦を繰り広げれば、棚橋はオカダをドラゴンスクリューで蹴散らし、続けて石井を捕らえにかかるが、石井は孤軍奮闘してラリアットやスライディングラリアットで粘る。
しかし石井の垂直落下式ブレーンバスター狙いは柴田がスリーパーで捕らえ、PKを狙うが石井は頭突きで抵抗するも、柴田はラリアットから後藤譲りの牛殺しを決めると、棚橋のハイフライフローの援護から柴田がPKを浴びせ3カウントを奪い前哨戦を制した。
試合後はオカダと棚橋がマイク合戦を展開するが、オカダの「東京ドームで恥はかきたくないんだ。」は本音の部分だと思う、オカダは2012年の凱旋帰国時には認められない存在だったせいもあってブーイングを浴び、2013年には棚橋に敗れ、2014年にはIWGP王者になりながらもメインにはなれず、2015年には再び棚橋に敗れ涙を流した、オカダにとって東京ドームは鬼門であり、オカダにとってもIWGP王者だとしてもドームの主役にはなれないというジレンマを抱えている。
オカダにとって2016年度の東京ドーム大会は、今度こそドームの主役になれるか3度目の正直、正念場でもある。
試合の主役となった石井vs柴田は石井絡みの試合はリングのど真ん中でガンガンやりあう“ど真ん中”プロレスが主だったが、柴田は三角絞めなど関節技を持っていることから、今までの“ど真ん中”プロレスとは違う試合になりそうな感じがする。石井も関節技は知っているとはいえ、技術面を考えると柴田が上だけに、石井にとって苦しい試合になるかもしれない。
他の試合は第4試合の後藤vs内藤のタッグマッチでは、試合前の内藤の挑発から試合は大荒れとなり、場外戦でも内藤はセコンドのキャプテンニュージャパンに攻撃を加えつつ、後藤と乱闘を繰り広げ、後藤も冷静さを欠いたせいもあって内藤組はロビンソンを捕らえて試合を有利に進め、最後もEVILがEVILでロビンソンを下した後で、キャプテンのマスクをも剥ぎ取る暴挙を働く。
その後のCMLLウェルター級選手権もドラダのセコンドに後藤、BUSHIのセコンドに内藤が着いたことで、第4試合の流れをそのまま持ち込む展開となり、ドラダが内藤の介入に苦しみながらも得意の空中戦で攻勢をかけるが、内藤が再び介入すると後藤が内藤に襲いかかり乱闘を繰り広げたままバックステージへと雪崩れ込んでいく、その間にドラダがコーナーに昇ると、今度はEVILが乱入してレフェリーが気を取られてしまい、その隙を突いたBUSHIが毒霧を噴射してからBUSHIロール、MXと畳み掛けて3カウントを奪い王座を強奪、後藤もドラダもロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの術中にハマる結果となった。
セミでは矢野の急所打ちの援護を受けた中邑がゴーディをボマイェで降した後、矢野が東京ドームで起用するXをスクリーンで発表、XはROHを主戦場にするジェイ&マークのブリスコブラザーズと判明した。
ブリスコブラザーズの来日は9年ぶりで、この時はROHとの関係を強化していたNOAHに参戦していた、新日本には初参戦となるが本格参戦となれば新日本のヘビー級タッグ戦線にとっては驚異的な存在になるだろう。
今年の新日本を振り返るとマッチメーク面でのマンネリも指摘されたが内容でカバーした。その反面選手らに負担というものが出てしまい、G1 CLIMAXでは負傷者が続出するなど課題を残した。
また木谷高明オーナーが新日本の企業プロレス化を宣言したが、株式上場だけでなく企業コンプライアンスとの対応も課題となる。
新日本が企業プロレス化することでプロレス界はまた新しい一歩を示す、その一歩ごとに問題も浮上してくる、降りかかる問題に新日本がいかに対応していくのか、新日本いやプロレス界にとって永遠の課題なのかもしれない。【年内最終戦終了】本日も後楽園ホール大会へ沢山のお客様にお越しいただき誠にありがとうございました。おかげさまをもちまして本年の全日程が終了いたしました。来年1月4日東京ドーム大会へのご来場をお待ち申し上げております! #njwk10 pic.twitter.com/jx1LyfCUTz
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 12月 191.4東京ドームに参戦! 矢野通のパートナー・ブリスコブラザーズからのメッセージ動画をYouTubeで緊急アップ! https://t.co/oJZWNQPTKc #njwk10 #ROH pic.twitter.com/XcqDgytAV4
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2015, 12月 19Yo Hoy Nuevo Consejo Mundial de Lucha Libre Welter Canpeon Enserio マ・ジ・で!#制御不能 pic.twitter.com/ixDnRUGXv0
— BUSHI (@BUSHI_njpw) 2015, 12月 192015年137試合。今年はプロレスラーとして忘れられない年になりました。ありがとうございました。
— KUSHIDA (@KUSHIDA_CANADA) 2015, 12月 19今年すべての興行が終了しました。 来年はもっとやれるはず! いま、そんな気持ちです。^_^ pic.twitter.com/XSs6WWCW6n
— 井上 亘 (@wataru_inoue) 2015, 12月 19 -
オカダが棚橋の眼前で掟破りのハイフライフローを投下!タイガーに敗れたライガーがIWGPジュニア挑戦をアピール!
12月18日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」東京・後楽園ホール 1666人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○小島聡 ジェイ・ホワイト(8分41秒 体固め)永田裕志 中西学 ×デビット・フィンレー
※ラリアット
◇第2試合◇
▼20分1本
○真壁刀義 本間朋晃(9分1秒 片エビ固め)小松洋平 ×田中翔
※キングコングニードロップ
◇第3試合◇
▼20分1本
矢野通 ○桜庭和志(8分41秒 腕ひしぎ逆十字固め)高橋裕二郎 ×ゴーディ・ホール
◇第4試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第120代王者]○タイガーマスク(10分56秒 リバースダブルアームバー)[挑戦者]× 獣神サンダー・ライガー
☆タイガーが初防衛に成功。
【タイガーの話】
――タイトル防衛、おめでとうございます。
タイガー「ありがとうございます」
――ライガー選手とは、新日本プロレスの中で、とがった部分を出して試合をしたいとおっしゃってましたが?
タイガー「今、新日本プロレス、もちろん進化中だと思います、いろんな選手。ヘビーもそうだし、ジュニアもそう。すべてがいい試合をしてると思います。ただ、自分はシリーズを通して何回も言ってきたと思うけど、今の彼ら若い選手と同じような試合ができるかって言ったら、ボク答えは、『ノー』と言います。なぜなら、教わってないから。僕たちが教わってきたプロレス、レスリングと言うのは、殺伐とした試合。次、いつやられるかわからない、そういう試合なんです。もちろん今のプロレスも素晴らしいですよ。見てて追いつかないし、ワクワクするし、素晴らしいと思ってます。でもライガーさんと俺みたいな試合があったっていいんじゃないかなと。ボクが佐山聡に教わってきた試合。佐山聡=アントニオ猪木、新日本プロレス。獣神サンダー・ライガー、新日本プロレス。やはり教わってきたモノは一緒なんです。ライガーさんは最初から俺を潰しに来た。だったら、俺もいってやると。もちろん、ライガーさんの体を見てわかる通り、ボクとは1まわりも2まわりも違うと思います。でも勝てるんですよ。今日はなにが勝ったかって言ったら、(※胸を指さし)ここですよ、気持ち。『俺は絶対にライガーに負けない』、『絶対、今の新日本プロレスに負けたくない』って、そういう思いがありました」
――リング上で、バトルライガーと言われる、上半身裸の体を見た時、タイガー選手の気持ちが通じたのではないかなと思いましたが?
タイガー「今日は来るなと思いましたよ、もちろん。だから、ボクはずっとシリーズ通して言ってました。『獣神サンダー・ライガーの技を全部受け切ってやる』って。前回は掌底で敗れてるんです。最後あれだけ追い打ちをかけてきたけど、『俺は絶対に潰れない』そういうつもりでいきました。あとはワンチャンス、それをずっと狙ってました。見事に今日はそれがハマったなと思いますけど。でもリングの上でライガーさんに、『ほんとに今日は胸をかしていただいて、ありがとうございました。そしてタイトルマッチをやっていただいて、ありがとうございました』っていう気持ちになりましたよ。だけど、ライガーさんは座ってる俺に言いました。『練習じゃねぇんだ。勝ったのはお前なんだ、立て!』と。『やはり最後まで獣神サンダー・ライガーはプロレスラーだな』と思いました」
――試合後に、タイガー選手のお子さんらしき子供を抱きかかえてましたが?
タイガー「そうですね。あれはなにを隠そうボクの子供なんですけどね。やはり今、子供もどんどん大きくなって、自分の父親の試合っていうものも時々見てるとは思うんですけども、やはりこういうタイトルマッチ、そして相手が獣神サンダー・ライガーということでね、自分の親父がやってきたことに対して、焼き付けておいてほしいなっていうのはありましたよね。彼らがどう思ってるかわからないですよ。彼らはやっぱり仮面ライダーが好きですから。仮面ライダーってのは、やられて最後に勝ってるっていう部分で、同じだと思ってるのかもしれないけど。自分の父親があそこまで痛めつけられて、ボコボコにされて、それでも最後に勝ってっていう、あれを見て、彼らにもまた一つなにか小さいですけど、得てもらいたいモノがあるなと。ボクもこれだけキャリアを積んできて、タイトルマッチというものが、あと何回できるかもわからない、正直ね。ただ、自分の中ではまだまだと思ってますよ。ただ、わからない、それは。そういう中でね、彼らにもやはり目に焼き付けておいてほしいなというのはあったんでね、今日は。まぁ勝つ勝てないってのは、もうその日のあれだからわからなかったけど。まぁ勝てたから、あぁいう風に呼んだけど。そういう男と男の絆という部分でのアレでしたね。親子と言うよりも、やはりなにかを焼き付けてほしいなという。逆にどうでした?」
――お二人ならではの試合でしたね。
タイガー「そうですね。ボクはライガーさんとしかできない試合がしたいんです。ただ普通の試合よりも、こういう『明日やりたくねぇなぁ』っていうようなね、そういう試合がしたいんです」
【ライガーの話】
ライガー「まずったな。ライガーお得意のポカが出たな。悔しい!負けてるというか、押されてる感じはしなかったし、逆に言わせてもらえば、『あれ、タイガーこんなもんか?』とも思ったし。でも結果的に負けてるんで。『こんなもんか』と思ったヤツに負けたんだ。俺はこんなもん以下かよ。今日はガッチリ気合い入れて、本気でベルト獲るつもりでいった。最初からラッシュかけたし。いかんなぁ……いかんなぁ……まぁ会社の人間も見てるだろうし、NWAに限らず、とんと声のかからないIWGPジュニアもあるし。なぜ挑戦させてくれないのか俺には分からないんだよ!今日の試合見て、『ライガーはもうIWGPのベルトに挑戦する資格ないよ』って言われちゃうのかな。それは俺には、解せん。そういう不満も全部タイガーにぶつけたつもりだけど、やっぱり虎は強かった。肩が抜けるか、肘が折れるか脱臼するか、そこまでタイガーは絞りやがったから。俺の負けだ」
――上半身をあえて披露したのは?
ライガー「自分の気分、気持ちの高まりを、ファンの皆さんに分かってほしくて。注目されていたかどうか分からないこのカード、でも俺は絶対ベルトを獲るつもりだった。獲りたかったんだ。それで、『IWGPジュニア、もう1回挑戦させろよ!』と。俺はあの天龍源一郎さんの引退試合を見て。東スポプロレス大賞獲ったじゃないか。いくつだよ、あの人。俺も好々爺を演じてる場合じゃないよ。だからベルトが欲しかった。でも、あの試合だと、会社はOK出さないのかな、分からん。でも俺はいつでも挑戦できるように、身体もシェイプしてる、練習もしてる。やっぱり俺も、“ライガー最終章”。天龍源一郎は、すべてを形づくってくれた人、『腹いっぱいになるまでプロレスをやめるな』って言ってくれた。そして、あの歳でプロレス大賞のベストバウトを獲れる。すげぇや。まだまだ俺はケツの青いガキンチョ……とりあえず、IWGPジュニアのベルトに挑戦させてくれよ!会社!(記者に向かって)ダメか!?」
――僕は会社じゃないんで……
ライガー「はぁ!?ダメだねぇ……ダメだねぇ……」
◇第5試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○EVIL BUSHI(11分25秒 体固め)後藤洋央紀 ×キャプテン・ニュージャパン マスカラ・ドラダ
※EVIL
◇第6試合◇
▼30分1本
○中邑真輔(9分10秒 片エビ固め)×田口隆祐
※ボマイェ
【中邑の話】「なんだ、アイツは!何マジ、アイツ何!いやマジで。マジでアイツ。マジで、オヤァイ」
【田口の話】「ハァハァ、本店を相手に、上も下も被ってはいけないという大失態。上までかぶってしまっては、どうしようもない。どうしようもなかった。中邑真輔……イヤァオ……イヤァオなヤツでした。ほんとにイヤァオなヤツでした。中邑真輔、本店、これで負けたら“オヤァイ離れ”しようと、親離れならぬね、オヤァイ離れ。上手いでしょ?自分で言うところがダメでしょ。オヤァイ離れしようと思ったけど、どうも私の感触では、本店の許可がおりたんで、イヤァオ公認のオヤァイで、継続していきたいと思います。オヤァイはまだまだです。まだまだ続きますよ。イヤァオな相手でした。またやりたいです」
◇第7試合◇
▼スペシャルイリミネーションマッチ
○オカダ・カズチカ 石井智宏 YOSHI-HASHI 外道(25分37秒 片エビ固め)棚橋弘至 柴田勝頼 ×KUSHIDA ジェームス・ロビンソン
※レインメーカー
【退場順】
[1]X石井&X柴田(15分01秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)
[2]Xロビンソン(17分30秒、YOSHI-HASHIのスワントーンボム→片エビ固め)
[3]XYOSHI-HASHI(19分31秒、オーバー・ザ・トップロープ)
[4]X外道(20分06秒、棚橋のテキサスクローバーホールド)
[5]X棚橋(22分39秒、オーバー・ザ・トップロープ)
(試合終了後)
オカダ「みっつ、言わして下さい。・・・ひとーつ! 『WRESTLE KINGDOM 10』、必ず俺が勝って、防衛します!(※大拍手) ふたーつ! 雨はな、降りやまねぇぞ。2016年も、しっかり俺がカネの雨、降らしてやる!(※大拍手) ・・・みっつ! ・・・特にありません。というわけであとは! 外道さんにしゃべってもらいます!」
外道「(※外道コール)棚橋! 『WRESTLE KINGDOM 10』でよ、『(カネの)雨がやむ』とか言ってたな、オイ!? ふざけんなよ、コノヤロー! 『WRESTLE KINGDOM 10』以降もよ、どしゃ降りだよ、コノヤロー!(※大拍手) あいつに! 雨をやますことはできねぇ。何でかわかるか、オイ!? ・・・レェェェベェルが違うんだよ、コノヤロー!(※大拍手) レインメーカーは2016年1月4日『WRESTLE KINGDOM 10』で、棚橋のヤローを完膚なきまでにブチのめす!(※大拍手) 『WRESTLE KINGDOM 10』以降もよ! 新日本プロレスに! カネの雨が降るぞ(※大歓声)」
【オカダの話】「(IWGPヘビーのベルトを持ちながら)これが、プロレス界トップのベルトだ。これを1月4日に獲るという意味、棚橋さんアナタ分かりますか?プロレス界トップを倒す。カネの雨を降り止ませることが、本気でできると思ってるんですか?そんなことは、誰もできない」
【外道の話】「今聞いたな、オイ!レインメーカーの言った通りだ。棚橋、テメェに雨を止めることはできねぇ。レッスルキングダム10以降はよ、ドシャ降りだよ、コノヤロー!」
(石井は柴田を追いかけ、バックステージへ。)
【棚橋の話】「褒めるしかないでしょ、チャンピオンを。今日感じたこと、まだまだオカダには開けてない引き出しがあるってこと。でも向こうが全力で来るんだったら、俺はその上を行く、超全力で。その全力、ぶち破ります」
【KUSHIDAの話】「チキショー!ここで結果残せば、ドーム以降のね、俺がベルト獲ってからの明るい未来も見えたんだけど、力及ばず。強かった、IWGPヘビー級チャンピオン。だけど、俺は諦めないから。直接対決も、たとえ試合してなくても、俺は負ける気はさらさらないから、東京ドームでも」
(柴田は追いかけてきた石井とバックステージでエルボー合戦を展開。両者そのまま殴り合いながら控室へ消えていった)
いよいよ今年最後の後楽園2連戦を迎えた新日本、初日NWA世界ジュニア選手権のタイガーvsライガー、たぎる中邑と”ぎたる”田口のシングル対決が実現した。タイガーvsライガーはライガーは対ヘビー級用(上半身裸)のバトルモードで登場、試合もライガーがいきなり掌打から仕掛けて先制、タイガーもライガーを場外に追いやった後でトペスイシーダを放つも、ライガーも掌打で反撃してコンクリート床の上での垂直落下式ブレーンバスターを敢行してタイガーに大ダメージを与える。
リングに戻るとタイガーもコーナー上での競り合いを制して雪崩式ダブルアームスープレックスからタイガードライバーで反撃するが、タイガースープレックスや回転十字架固めを阻止したライガーは掌打から垂直落下式ブレーンバスターで勝負に出ると、ライガーの掌打に対してタイガーもハイキックで応戦、そしてライガーが掌打を狙ったところでタイガーはリバースダブルアームバーで捕獲しガッチリ極まったためライガーは無念のギブアップ、タイガーが王座を防衛した。
3月の尼崎大会の時は”ハイフライだけがジュニアではない”と言わんばかりに泥臭い試合を展開したが、今回は一転して打撃中心の激しい試合でライガーまたタイガー二人の幅の広さを見せつけた試合だった。
バックステージではライガーがIWGPジュニア王座に挑戦を訴えたが、新日本がどう判断するのか…。
セミの中邑vs田口は意外だと思うが二人は同期、しかし中邑は当時の新日本の方針で格闘技路線だったこともあって田口より先に走っており、まだ中邑が天山を破っていIWGPを巻いた時は田口はヤングライオンだった。
試合も田口のキャラに乗り切れない中邑に対し、田口は脱力ブレークを狙うが中邑を自身の股間に擦り付け、スピードを生かして中邑の攻撃をかわすなど揺さぶりにかかり、場外戦に持ち込んだ中邑は田口を鉄柵に叩きつけた後で後頭部へのボマイエを炸裂させるなどして流れを変えようとするが、田口もヒップアタック、ランニングヒップアタックの連発、電動こけしなどで応戦する。
中邑はバイブレーションから田口をコーナーに設置しての膝蹴りと得意のパターンに持ち込むが、ボマイエ狙いを田口が突然倒れて断念させると、突進する中邑にヒップアタックを炸裂させ、場外に逃れた中邑に久々に三角飛びプランチャも見せ、リングに戻ってからミサイルヒップ、そして”ぎだって”からのボマイエを狙うが中邑は腕十字に切り返すも、田口はアンクルホールドで切り返す。
田口はジャンピングヒップアタックから再度ボマイエを狙うが、かわした中邑がスライディング式ボマイエを炸裂させ、田口のヒップアタックもキャッチしてリバースパワースラムで叩きつける。
中邑はボマイエを狙うがもかわした田口はジャンピングヒップアタックを決めるが、かわした中邑がボマイエを炸裂させて3カウントを奪い、試合後は中邑が「イヤオ!」で締めくくるに対して田口は「オヤアイ!!」で締めくくりしっかり意地を見せた。
メインのイリミネーションマッチは石井と柴田がエプロン上での攻防で柴田がブレーンバスターを狙ったところでYOSHI−HASHIが低空ドロップキックを浴びせて二人をOTRに追いやってから試合は大きく動き、YOSHI−HASHIがロビンソンのムーンサルトプレスをかわし、パワージャックからのスワントーンボムで退場に追いやり、勢いに乗ったところで棚橋をもOTRで退場を狙うが、トップロープを掴んだ棚橋が逆上がりの要領でYOSHI−HASHIをヘッドシザースで捕らえてから逆にOTRで退場に追いやり、続けて外道もドラゴンスクリューからのテキサスクローバーホールドで退場に追いやり、CHAOSはオカダだけとなる。
オカダは棚橋にツームストンパイルドライバーを狙うが、抵抗した棚橋がエプロンに立つと、オカダは三角飛び式ドロップキックを放って棚橋をOTRで退場させ、残ったKUSHIDAにはダイビングエルボーを投下するも、キャッチしたKUSHIDAが腕十字で捕獲し、マサヒロ・タナカを炸裂させてからホバーボードロックで捕獲する。しかし回転して脱出したオカダはツームストンパイルドライバーで突き刺すと、棚橋の眼前で掟破りのハイフライフローを投下してからのレインメーカーでKUSHIDAを仕留め、試合後もレインメーカーポーズを取って勝どきをあげるオカダに対し、自身の必殺技を使用された棚橋は悔しさを滲ませ、また試合中に激しい攻防を繰り広げた石井と柴田はバックステージでも乱闘を繰り広げた。
2015年度最終戦となる19日の後楽園大会はロス・インゴベナブレス・デ・ハボン入りを果たし、ルードへ転向したBUSHIがドラダの保持するCMLLウェルター級王座に挑戦、矢野はセミで東京ドーム大会で起用する二人のXを披露、メインはドームの前哨戦としてオカダ、石井vs棚橋、柴田のタッグマッチが組まれた。2015年の最後の新日本後楽園大会、果たしてどんなドラマが待っているのか・・・【後楽園ホール大会終了】本日も沢山のお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。明日12月19日(土)は、年内最終戦、後楽園ホールにて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。 #njwk10 pic.twitter.com/bmGGqDLiMM
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 12月 18@taguchiryusuke うるせー
— Shinsuke Nakamura (@ShinsukeN) 2015, 12月 18バトルライガーを2015年にこの目で見られるとは思わなかった。過去不利な大一番に挑む時に見せる覚悟の姿。故にあの姿には悔しかった思い出が多い。でもあの姿を見ると燃えた。バトルライガーは男の浪漫。男の浪漫はだいたいちょっと切ない。
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2015, 12月 18サムライTV、生放送解説終わりました。 ちょっと頭が混乱していますが、見て頂いた方々ありがとうございました。 pic.twitter.com/HMXv0Le9Bo
— ミラノコレクションA.T. (@milano_c_at) 2015, 12月 18プロレス会場でわくわくしているお子さんを見るのはとても微笑ましく楽しいことですが、オーマイ&ガーファンクルTシャツ姿の坊ちゃんが背中の田口選手の名言の数々を読んで「お母さん、チェリーブロッサムボーイって何のこと?」って尋ねる日がいつか来るのだろうかといらぬ心配をしておりました
— sayoko mita (@345m) 2015, 12月 182015年新日本プロレス実況納め。解説はミラノさんと真壁刀義選手。お二方の感情と理論とを絶妙なバランスで織り込む解説は聞き応えがありました! #njwk10 #samuraitv #プロレスいこうぜ pic.twitter.com/w04EreILch
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2015, 12月 18 -
橋本大地vs暴走王が決定も、気持ちが噛み合わないまま・・・
(プロレス格闘技DXより)
IGFは17日、大みそ日の“猪木祭"で「小川直也vs橋本大地」のシングル初対決を行うと発表した。“破壊王没後10周年特別試合"として組まれたが、小川は会見に私服で現れた大地を「根本的に何かが間違ってる」と糾弾し、鉄拳制裁を予告。一方の大地は「今の小川に興味はない。ハッスルの時よりひどい」と吐き捨てた。大地の父である“破壊王"故・橋本真也さんと小川は、かつて世間を巻き込んだ殺伐戦を繰り広げ、ZERO-ONE旗揚げ当時にはタッグチーム“OH砲"を組んだ切っても切れない仲。破壊王没後10年にあたる今年の最後に“暴走王vs破壊王子"の一騎打ちが初めて行われることになった。
だが、会見では“親子喧嘩"さながらの事態に。スーツを着込んで正装で現れた小川は、キャップにピアスの私服姿で現れた大地に両国国技館前で“公開説教"を始めた。
会見前の写真撮影が済んだところでたまらず口を開いた小川は「正直に言うとね、この格好はなんなんだろうね。レスラーとして恥ずかしいよ。オヤジが見たら泣くぞ?」と糾弾。大地もひかずに「これは俺のスタイル。オヤジの10周年の試合(※8月後楽園の橋本真也復活祭)した時、何かしてくれたのかよ? だったらオヤジのこと語れねえだろ?」と言い返し、ぶ然とした小川は「良く分かんねえわコイツ。ちょっと外してくんねえ?」と大地を一度“強制退席"させた。
小川は5月のミノワマン戦でヒザを負傷。完全に癒えてはいないが、それでも大地戦を受諾した理由を「体調的な不安は正直あるけど、年齢的なものも含めて今しかやれないのかな、と思った。破壊王の(没後)10周年のタイミングは今しかないからね」と説明し、「だから、『あんなこともあったな、こんなこともあったな』って、いろいろな思いを抱いて今日も来たんだよ。でも、ヤツを見てたらその気が失せそうだよ」とため息をついた。
さらには「俺はレスラーとして、対世間の服装とか猪木さんに習ったことはたくさんあった。破壊王だってそうだったよ。何度目かに俺とやる時は頭を丸めてきたし、レスラーらしい格好はしてたよ。それを俺のスタイルだ…とか、オヤジを否定してんのか? あの髪形で帽子かぶって…ナメてんのか? 正直蹴っ飛ばしてやろうかと思ったよ。オヤジの名前でやってるだけじゃねえか。それほど情けねえものはない。確かに二世は大変だと思うよ。オヤジを超えなきゃいけないんだから。それを承知でやってんだから。やる以上は言い訳にはなんねえよ。それを甘えでやってるならバカ」とまくし立ててヒートアップ。
そのうえで「俺の考え方が古いとか、あいつが若いとかじゃない。あいつは根本的に何かが間違ってる」と断じ、「この闘いを通じて、レスラーとは何たるものかあいつに分からせてやればいいと改めて思ったよ。熱い気持ちを31日、あいつにぶつけなきゃいかんなと。鉄拳制裁ですよ、いわゆる」と“鉄拳制裁"を予告した。
一方の大地も“うんざり"といった表情。小川が去った後、改めて取材に応じ「正直、突っ込まれるところが低レベル。なんだその格好は…って、俺のオヤジでもオカンでもないだろ」と吐き捨てたうえで、「もともとやりたくないんだよね。嫌いだし。カードに至るまでも遅いし。このカードに関して正直、何の面白味も感じない」と言い切った。
小川の“鉄拳制裁予告”についても「何に対して制裁するの? 試合として潰してやる!っていうなら分かるけど…」と冷笑した大地は「今の小川直也はハッスルのイメージですよ。ハッスルよりひどいな。ZERO-ONE立ちあげてやってた時は、本当に暴走したら危ねえなっていう殺気もあったけど。ハッスルの時のクセがついたまんまIGFに上がってて、今はもっとひどくなってる」とバッサリ。「ZERO-ONEの時の小川直也が出るなら別だけど、今のままならまったく興味ないですね。(暴走王で来るなら)やっとそこに価値が生まれるよ」と暴走王・小川の“復活"を逆に要求した。
とにもかくにも互いを“根本”から否定。破壊王の急逝から10年、物議をかもした3度目の“小川vs橋本"からは17年。改めて“実現"する“いわくつきの対決"は2015年の大みそ日に何を産み落とすか――。
☆12/31(木)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE 2015』15:00開場、16:00開始▼IGFルールマッチ IGFチャレンジ NEXT2016
山本勇気(5分2R)奥田啓介
▼IGFルールマッチ IGFリベンジ Remember 2014
鈴川真一(5分2R)クリス・バーネット
▼IGF WORLD GP 2015 決勝戦
オリィ・トンプソンvsフェルナンド・ロドリゲスJr.▼ルール未定
モンターニャ・シウバvs青木真也
▼暴走王vs破壊王 破壊王没後10周年特別試合
橋本大地vs小川直也
IGFが会見を開き、31日の両国大会で暴走王(小川直也)と橋本大地がシングルで発表した。
暴走王と大地は2014年7月27日IGF「東日本大震災復興チャリティーイベント元気祭り2014」の青森大会でタッグで対戦したが、暴走王は「大地、オマエとはヤンネーよ!」と大地のパートナーだった将軍岡本との対戦に終始し、大地が暴走王に絡もうとしても暴走王はパートナーだった高岩に大地の相手に任せっぱなしでほとんど絡ないままで試合が進み、最後は暴走王が将軍岡本をSTOで降したものの内容的には不発だった。
(2014年7月27日 青森大会での両者のコメント 週プロモバイルより)
小川「まだ俺とやるにはふさわしくないから。こないだの藤田戦見て、あの福岡から短い期間で変わるとは思えないし。ちょっとでもとびかかってやろうというモーションもしなかったし。勝手に組まれたカードだけど、組んだからってやれると思ったら大間違いだよ。みんなお膳立てしてもらえると思ってるだろうけど。バカヤローって。自分でね、つかむモンなんだよ。お膳立てされて、できるとかそうじゃねぇだろうって。今日見てもわかるとおり、絡むチャンスはいつだってあったんじゃねぇか。それが絡めないっていうのが、まだお膳立てがないとダメってことだろう。俺が出だしのころだって、“場外での活動”あって、やっとたどり着けたから。そういうのは、彼は彼でやってほしいし。彼のお父さんの時、逆に俺はそうだったから。そういうのをやってほしかったね。(もっと突っかかってこいよと?)そりゃ、もう。俺は橋本真也が振り向くまではどんな汚い手でも、いろんなことしたよ。お膳立てじゃなく、切羽詰まらせて、土俵際まで追い込んで、追い込みまくって、対戦に結びつけたわけだから。本気にさせない限りはやる価値ないし。今日は高岩君が処理してくれたから。やっぱりとびかかってでも、タックルでも、ちょっとでも。そういう部分でも残念だね。(大地選手は逃げてるとしか思えないと言っていたが?)逃げてないよ。それがわからないようじゃ、ダメだ。だいたいなんで俺が逃げなきゃいけないんだ。逃げてるとしか思えないとか、甘いよ。
(高いハードルの裏には期待がある?)藤田は藤田なりの直接っていうやり方で、俺は俺で、それは違うと思うし、同じやり方してもしょうがない。プロレスっていうのはいろんな角度があるから。彼はそれを理解して、これからやっていかないと。みんなが真正面からぶつかるわけじゃないんだぞと。それは世間も同じ。俺も橋本真也との対戦をこぎつけるのに、どれだけやったことか。彼なんか一番わかることだろう。自分のお父さんの背中を見てるんだから。良くも悪くもそうったメッセージだよ。普通、付き合いぐらいやってやろうかなっていうのが普通かもしれないけど、そこは橋本真也の息子ってことでしっかりと態度で。実際にそうならなきゃわからないってことをしたまで。そういう点でありがたい
と思ってほしいな」大地「何もやってないですよ。何もやってない。なんだあれ? どういう意味で相手にしてないのか、わかんないし。多分、相手もわかってんだよ。俺がどんな気持ちでいるか、とかさ。わかんないわけがない。でもね、俺はわかってると思ってる。一回は親父と組んでOH砲なんかやってたけどさ、やっぱりライバルだったわけじゃん。親父のライバルだった人といま同じリングに立ってるわけで。同じ団体に入ってさ、いまここで当たる機会があったわけじゃん。それなのに、どういう考えで一度も俺と絡まなかったのか。理解に苦しむっていうか。こんな弱いヤツとやってらんないと思ったのか知らないけどさ。そんなレベルなのか、めんどくせーからやらないと思ったのか。それすら読めない。悪く言うつもりはないけど、俺からしたら逃げてるようにしか見えなかった。俺だって、力の差はあるかもしれないし、まだ俺が勝てる実力があるのかわからないけど、でもやることから逃げたじゃん。あれは逃げにしか見えない。プロレスやって、一度も絡まなかった人なんていなかったし。ロックアップなり、なんなり、絶対一度は絡んだよ。絡まなかったの、初めてだよ。接触すらない。1ミリもない。初めてだよ。ホントに初めて。(今後は?)もちろんやりたい気持ちはあるし。ちょっと前だったら、本当にどうでもいいと思ってたよ。会見で聞かれても何とも思ってなかったから答えなかったし。ただ、今日こういう風にカードを組まれて、何かしらの縁というのがあってのことだと思ったから。どうせやるんだったら、接触したいと思ったし。それでも相手が接触を拒んでるんだったら、次やる時までに俺が強くなってればいいだけの話でしょ。そんなの体の大きさとか関係ないからさ。ここはIGFでしょ。いままでだって無差別でやってきたんだから。大丈夫だよ。俺を見くびってる。たぶん俺がやってきた3年、4年を知らないんでしょ。俺が強くなればいいだけの話だから。もっと上に上がっていくから。いつでもやりたいと思ってるし。次やるときまでにはもっとレベルアップして、相手が手を出さないといけないなと思うぐらいまでプレッシャーかけていくから」
コメントを見ても暴走王は格の差と大地が逃げていたを理由にしていたのに対し、大地は暴走王の見下された腹正しさと、父親である橋本真也のライバルとの対戦に期待をかけていたのにも関わらず裏切られたという気持ちが出ていた。
IGFも大晦日大会にも関わらず目玉カードがないということで大地vs暴走王を組んだのだろうが、大地は橋本真也ではないし、暴走王も橋本真也と戦っていた頃の暴走王とは違う、あの頃の暴走王が甦るのかというと藤田和之でも無理だったのに、まだキャリアの浅い大地にとってはハードルが高く過ぎるし、大地としてもメリットがない。
IGF大晦日大会のカードもこれで全てではないが、大地vs暴走王をメインにするならかなり厳しいと思わざる得ない。 -
専務を辞任した諏訪魔が三冠王座挑戦へ!青木のデビュー10周年で幕を閉じた2015年の全日本プロレス12月15日 全日本プロレス「ファン感謝デー」東京・後楽園ホール 705人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
中島洋平 ○青柳優馬(11分44秒 逆さ押さえ込み)SUSHI ×SUSHI☆小僧
◇第2試合◇
▼30分1本
西村修 ○土方隆司(12分58秒 足首固め)渕正信 ×佐藤恵一
◇第3試合◇
▼30分1本
○大森隆男(10分31秒 片エビ固め)×ゼウス
※アックスボンバー
◇第4試合◇
▼45分1本
○石川修司 入江茂弘(14分5秒 片エビ固め)宮原健斗 ×ジェイク・リー
※ ランニングニーリフト
【試合後の石川&入江】
▼石川「なんかね、向こうは新しくチームを作って、“今風タッグ"でしたっけ? こっちを見ろっていうんだよ。どっちが希少価値が高いんだよ? 今風というのは世の中にいっぱいいるんですよ。今風だから。俺らなんて似たヤツ見たことねえよな?」
▼入江「たぶんそうですね」
▼石川「どっちが大事なんだよ? プロレス界はオンリーワンなんだよ。今風だったら、今風の中でチャンピオンになれって。今風だから持て余すみたいな感じで、ちょっとじらしてやったよね」
▼入江「紙テープの量、見ましたか?」
▼石川「俺は結構飛んだよ」
▼入江「ああ…(※入江はほとんど飛ばなかった)」
▼石川「でもね、向こうは新しいチームだからって勢いに乗っているかもしれないけど、うちらは大日本のタッグ王座も巻いたことがあるから。今日もいいコンビネーションを見せたでしょ? 数々の。もっといけたね?」
▼入江「全部僕が痛かったですよ」
▼石川「えっ!? ウソだろ? タッグチームなのに? 連携技なのに?」
▼入江「全部痛かったです。なんでですか?」
▼石川「50%と50%じゃないの?」
▼入江「痛いから、石川さんに任せようと思ってタッチしたのに、なんで僕にダメージを与えるんですか?」
▼石川「知らないよ。俺を締めたからでしょ? 苦しくて死んじゃうところだった。やっぱり3年ぶりに組んだからブランクありますよ。でもね、今日見て思ったんじゃないですか。石川&入江組は面白いんじゃないかってね。俺もフリーだからいろんなリングで石川修司っていうのをアピールしなきゃいけないんで。その中で入江とのタッグはありなんじゃないですか?」
▼入江「じゃあ、石川&入江タッグをいろんなところでやりましょう」
――リー選手の印象は?
▼石川「やっぱり経験かな。焦りがまだ見えるから。でも、落ち着いてやれば、素質ははっきり言って新人離れしていると思うんでね。何が凄いかって、顔もいいからね。どう思う? あれだけはうちらも負けてるから」
▼入江「顔が良くて、背が高いなら、僕たちはどうしたら…。(石川を見て)あっ、背は高いわ」
▼石川「えっ、俺の顔は…。おい、コノヤロー!」
▼入江「ちょっとちょっと…(逃げ出す)」
【試合後の宮原&リー】
▼宮原「まだまだ。今日がスタートだから。今日が新しい道へのスタートだから。負けからスタート。全然想定内だし、だからこそはじめの一歩が遠いんであって。負けも今の俺らのチームにとってはまったくマイナスじゃない。プラスでしかない」
▼リー「ずっと今日の試合も引っ張ってもらってばっかりで」
▼宮原「関係ない。明るく行こうぜ」
▼リー「今回は負け。それは認める。ここからだ、ここから。絶対に強くなっているはずだ。まだチームとしても第一戦目だし、ぎこちないけど、チームワークをドンドン出していって、次は勝つ」
▼宮原「いいよ。俺らのタッグは今風タッグだから。負けてからのスタートの方がなんか可哀想で、今風じゃない? ここからが俺らのスタートだ」
◇第5試合◇
▼ひかりTV presents 特別試合 スペシャル6人タッグマッチ/60分1本
○船木誠勝 木高イサミ 宮本裕向(19分9秒 片エビ固め)諏訪魔 佐藤光留 ×野村直矢withコードネーム「G」
※ ハイブリッドブラスター
【試合後の諏訪魔&佐藤&野村】
▼佐藤「野村! 人間性ギリギリだけど、あんだけやるんだったら、早く見せてくれよ。だったらお前のEvolution入りなんて止めねえよ。最初から見せてくれよ。こんなにギリギリで」
▼野村「ありがとうございます」
▼佐藤「ありがとうじゃねえよ。負けてんだ、お前は。でも、あれを見せてくれよ。俺相手にも、他の選手相手にも。社長でも何でもいいよ。今日一回こっきり。ファン感で来た船木さんにあんなのを見せるんだったら、毎日見せてくれよ。ギリギリだ」
▼野村「はい」
▼佐藤「Evolutionはコメント出すよ。座ってんな。やられても立て!」
▼野村「今日、Evolution最初の試合で負けたけど、ここから絶対挽回して。もう俺がいつか絶対全日本のトップに立てるように、このチームで絶対強くなってみせます」
▼佐藤「ギリギリだからもうこれでいい。お前はEvolutionに入って何がやりたいんだ?」
▼諏訪魔「お前のそんなお決まりのことなんて、誰も求めてない。何が言いたいんだ?」
▼野村「俺はGAORAのベルトがほしいです!」
▼佐藤「そっちかい! 全日本のトップを取るんだろ?」
▼野村「今、やっぱり中島洋平が持っているGAORAのベルトに俺が挑戦して。アイツに絶対勝てる自信があるから!」
▼佐藤「諏訪魔さん、どうします? このギリギリな人?」
▼諏訪魔「いいよ。じゃあ、俺が任せてやるよ。1月3日、Evolution興行でやってみろ!」
▼野村「ありがとうございます!」
▼諏訪魔「俺にもう決定権ないからね(笑) その代わり、3日は命懸けてやれよ。お前はその日、どうしようもなかったら、当然佐藤からきついお仕置きがあるから」
▼佐藤「放送コードギリギリだから。わかったな? 俺を飛び越えても、次は青木さんがいるからな。ここはギリギリだぞ。わかってんな?」
▼野村「はい」
▼諏訪魔「誰が怖いんだよ?」
▼野村「みんな怖いです!」
▼諏訪魔「特に誰だよ?」
▼野村「青木さんです!」
※野村が去っていく
▼諏訪魔「よし! (佐藤に)なんだ、お前は今日?」
▼佐藤「いやいや、おかしいでしょ。野村には頑張れ? 青木は一緒にやろう? 僕の時だけ何ヵ月も何ヵ月も。もう俺はギリギリだよ。言いたいことがここまで出てるから。ギリギリだから(横にいる)ギリーマンを連れてきたから。俺たちはいつでもギリギリだからな。ビックリするぞ。これがEvolutionかどうかもギリギリだからな」
▼諏訪魔「コイツはどうするんだよ?」
▼佐藤「ギリギリに攻めるからね。ギリギリだけど、今年もお疲れ」
※ギリーマンを連れて佐藤が去っていく
▼諏訪魔「なんだ、アイツは生意気だな。でも頼もしいよね。ああやっていろいろと仕掛けてくるというか。またひとりギリーマンというレスラーがEvolutionに誕生したから。これからまた来年も仕掛けてくるということでは賛成だね。前からいろんなところで言っているんだけど、三冠を今どうしても巻かなきゃいけないと思っている。全日本プロレスはいろんな人間が去って、ある意味、焼け野原になってる。そういう意味で、もう1回どうやれば全日本プロレスが盛り上がるか。いい方向に行くか。俺も考えてるから。分裂とかそういうのもあって、いろんなことで頑張ってきたというのはあるよ。ここからはもうリング上に専念する。俺は専務という立場を降りて、リング上に集中していく。全日本プロレス、三冠ベルトの価値を上げるという作業にどうしても入りたいんだ。またドンドンドン外にも出ているわけで、全日本プロレス、三冠ベルトという名前、それを外にどうしてもアピールしていきたい。たぶん経営どうこうをやるより…そこは社長がやればいいよ。ひとつの考えでいいんだ。だったら俺はリング上をかき回す。だから専務の職を降りる。この覚悟で行きたい。だから来年の正月。一発目で三冠に挑戦させてほしい。三冠王者・秋山準。俺の覚悟をどういう風に汲み取ってくれるかわからないけど、早急に返事がほしいね。そんな覚悟で俺はやる気だよ」
――専務は年内いっぱい?
▼諏訪魔「俺の中ではもう11月いっぱい。そういうことはもう伝えた。俺は実質、もう専務じゃないという形かな」
――取締役自体から降りた?
▼諏訪魔「もう役員は降りた。Evolutionというものの価値も当然上げていきたいし、本当にやる気のある人間と一緒にやっていきたいと思うし。今日も佐藤だって野村だって、上手くはいかないんだけど、気持ちだけはスゲエ一緒にやろうという気になっているから。ひとつになってんだよ。俺自身、まだまだレスラーとしての価値を上げていきたいよ。俺が突っ走れば、全日本プロレスだってもっと良くなると。全日本プロレスというこの船の舵は秋山準が考えて、舵を切ればいいと思うよ」
――野村選手の変化については?
▼諏訪魔「一発張り手を入れたところで見れたんじゃないですか。あそこは一番お客が待っていたことなんだろうなって思うし。やられてもいいと思うよ。玉砕覚悟でドンドンぶつかっていく。そうしたらアイツは応援されるだろうしね。いいよね、ああいう若い刺激というのは。期待してますよ」
【試合後の船木&イサミ&宮本】
▼イサミ「おかしいよ。アジアのベルトがないよ。ちょっと軽く見られているんじゃないかな? 外の人間だし、ジュニアだしっていうので。体重が軽いからって軽く見られちゃ困るんだよ」
▼宮本「立派なベルトを持っているんだから」
▼イサミ「そうだよ。日本で一番歴史のある最古のベルトを持っているんだから。頼むぜ。舐められたら困るよ」
▼宮本「船木さん、ありがとうございました」
▼船木「ありがとうございました。今日は本当に頑張ってもらったんで。(木高に)足は大丈夫ですか?」
▼イサミ「大丈夫です。朝起きれば大丈夫なんで」
▼船木「凄い近くで見たんでびっくりしました。今日来るまでどんな動きをするのかわからなかったんですけど、本隊よりも力強いですね。本隊ってどこも安心しているというか、そういう空気が流れてくるんで。特に今の時代は。どんどん取ればいいんですよ」
▼宮本「はい。ドンドン仕掛けていきます」
▼イサミ「僕らはつまらない試合したり、勝てなかったりしたら終わりですから。命懸けですよ」
▼宮本「その覚悟が本隊にはないんじゃないの? そこが僕らとの違いだと思いますよ」
▼イサミ「今日やったEvolutionは面白かったですよ。どんなにちがくても、どんなに体格で負けていても、俺たちは諏訪魔さんとやったり、船木さんと組んだりしたいんですよ。もっと面白いことをしたいんですよ。僕らからの希望はそれだけ。船木さんとアジアタッグのタイトルマッチをやってもいいです。そんなのもタッグを組んだら夢じゃなくなるでしょ? どうですか、今度はやってみるというのも面白いですよ」
▼船木「頑張りますよ」
▼イサミ「組むのも面白いし、やるのも面白いし、刺激的ですよ。やったことのない人とやるのは」
▼船木「新しい刺激ですよね。それが一番です。ありがとうございました。また」
▼宮本「ちょっと待って」
▼イサミ「船木さん、ガッツポーズだけやってもらっていいですか。なぜなら…」
▼イサミ&宮本「俺たちは強い!」
▼宮本「決まったな!」
――野村選手の印象は?
▼船木「体もあるし、元気もあるんですけど、これからです。まだまだ…まだまだですね。今日は初めてやりましたけど、まだまだです。もっと頑張らないとダメです。人が寝ている間に練習するぐらいしないと。自分らが若手の時は誰よりも多く練習して、誰よりも試合も多くやって、そうやって上にあがってきましたから。そういう気持ちがないと。Evolutionに入りました、タイツの色を変えました、髪を染めましただけじゃまだまだ。中身から変えないとダメです。中身から変えないと、周りのみんなは納得してくれてないですね。中身です。外はそれから。最近の選手は外から入ってくる人が多いですけど、まったく自分には外見は感じなかったですね。彼は未だに赤いパンツで、真っ白で、髪の毛が黒い選手にしか見えなかったです。人の倍…先輩がいない時でも自分で率先して練習して。周りの選手が寝ている時も率先して練習して。ドンドンドンドン自分で危険な場所に入っていかないと、上にはあがってこれないですね。みんなそうやって上にあがってきましたから。ただ、素質はあると思います。活かすか、殺すかは自分次第。団体云々抜きにして、自分次第ですね。誰が育てるなんて関係ないです。自分です」
◇第6試合◇
▼青木篤志デビュー10周年記念試合 くじ引き式タッグマッチ/60分1本
秋山準 ○青木篤志(10分52秒 オブジェクト)曙 ×金丸義信
(試合終了後)
秋山「本日はファン感謝デー後楽園大会、ご来場ありがとうございます。今年は皆さんにご心配、ご迷惑たくさんかけました。ですが、こうやって若い選手がドンドン伸びてきてます。来年の全日本プロレスをどうぞよろしくお願いします。今日は10周年の青木に締めてもらいます」
青木「今日は10周年ということで、こういう試合を組んでいただいたことに感謝しています。それと同時に年末の忙しい中、この後楽園ホールに集まってくださった皆さんに感謝しています。ありがとうございます」とまず感謝の意を現した。僕は2005年の12月24日にデビューして、まだ完全に10年経ってないんですが、怪我をしないで、欠場しないで、1年ずつ必ず全部の試合に出てやるんだという気持ちをずっと持ってやってまいりました。そして自分の中で最終的な目標は10年間無欠場というものでした。もう今現在、怪我するつもりもないし、病気にならなければの話ですが、このまま行けば10年間無欠場、自分の一番の目標が達成できてると思います。これは戦ってくださった先輩方、応援してくれたファンの皆様、それから丈夫に産んでくれた両親のおかげだと思っています。全日本プロレスはまだまだ進んでいきます。これからも皆さんと一緒にいい全日本プロレスを作り上げて行けたらといいと思いますので、どうぞ来年もよろしくお願いします」
【試合後の青木】
――記念試合が無事終わったが?
▼青木「記念試合になっちゃいましたけどね」
――秋山選手との対戦は実現しなかったが?
▼青木「それがくじ引きの、自分が選んだ最大の醍醐味だったのかなと思って。まあ、思えば、まだ戦う時期じゃないのかなっていう。王道トーナメントで当たって負けて。やりたいと思ったけど、まだやる時じゃないのかなというのが正直なところで。むしろ逆に言えば、曙と金丸。全日本に出て行く、出て行っている人だから。その2人と当たったことの方が僕にとって重要な意味があるのかなっていう。これは結果論でしかないけど、組み合わせが3パターンしかなかった時点で、『俺だったらどうしてやろう?』『この組み合わせだったら誰をやってやろう?』という気持ちがずっとあったんですけど、一番当たりさわりが内容で、でも実は一番深い意味があったのは今日の組み合わせだったんじゃないかと思います」
――リング上で言っていた10周年無欠場はなかなかないケースだが?
▼青木「だと思う。一応自分の中では組んでもらった試合、発表してある試合で『すいません。今日体調が悪いんで』とか、『ちょっと怪我しちゃったんで休みます』というのは今までなかったはずです。もともと組まれてない試合は別として、それは一応ずっと自分の中で守らなきゃいけないものだと思ってやってきたので。デビューした時に28歳で、年齢もいっていて。背も低くて、体も小さくて。その中で俺は何を売りにやっていけばいいんだろうと。体の小ささを武器にするというのも手だったんだけど、自分の中であったのは『どんなにデカい人に、どんなに強い人にやられても、絶対に壊れないでいてやろう』というのがあって。それが当時、付き人をやらせてもらっていた秋山さんから、『馬場さんからの言葉として無事是名馬というのがあって、欠場しない人間が一番だ』ということを教えてもらった時に、俺の目指すところはここだと思いましたね。本当は20年、30年できて、辞める時になって『実は欠場してないんだよ』と言えたらカッコ良かったんだけど、正直10年といういい区切りだったから、ここは偉そうに言っていいのかなと思って言いました。特に強調したいというか、僕の中で言いたいのは、デビューしてから10年で怪我がない人っていうのは他にいるのかなと思って。機会があれば調べてもらいたいぐらいで。最近の人だったらいるのかなと思ってね。いたとしても、僕はここからずっと続けていくつもりですから。とにかく今日はファン感謝デーということで、僕のことよりも、こんなにいろんなことがあり続けた全日本プロレスでも応援してくれるファンの皆様がいるというのが凄くありがたくて。そこが一番。本当はお客さんに喜んでもらうんじゃなくて、僕らがお客さんを喜ばせなきゃいけないのかなというのがありましたけど、来年もまだまだやっていくつもりですんで。そこはこっちも気合いを入れてやっていきたいと思います」
――このまま無欠場で15周年、20周年を目指す?
▼青木「ここまで言っちゃったからね。それで、年明けぐらいに『やっぱり僕は痛いから休みます』って言ったら、みんなひっくり返るでしょ?(笑)それだけはしないように頑張りますけど、そのままやりたいですね。少しでもいい話題、明るい話題を作っていきたいし。確かに今の全日本にはよくない話がたくさんありすぎちゃって、何がよくて、何が悪いのか、麻痺している状態だけど。でも、みんな上を向いて頑張っているわけだから。ここはうちらも頑張っていきますし。これだけ応援してくださっているファンの人がいるわけですから、そこに甘えることなくやっていきたいですね。そのためには皆様の協力も必要かと思いますが、ぜひよろしくお願いします。来年もまだまだ全日本は頑張りますんで、応援よろしくお願いします」
【試合後の秋山】
――2015年の興行も全て終わったが?
▼秋山「さっき言ったように、今年は退団とかいろいろとファンの人にはご迷惑、ご心配をかけたと思うんですけど、その代わりと言っちゃなんだけども、そこに入ってやろうという若いヤツがドンドン出てきて。それはそれで、本当にいい形に今はなってきてると思うんで。そういう若い選手をいかに表に出せるかっていうのは僕の作業になってくると。あと、選手としては三冠ベルトを持っているんで。そのベルトを懸けていつでもやりたいなと思っています」
――諏訪魔選手が1・2後楽園での挑戦を要求しているが?
▼秋山「前から言っているように、最強タッグであいつらは結果を残しているんで。俺に拒むものは何にもないから、1月2日、年内一発目で勝負しようと」
――諏訪魔選手が専務取締役を辞任したと発言していたが・
▼秋山「俺自身も選手と専務をあの歳でやるのはちょっときついなっていう。もっともっとアイツには暴れてもらいたいなというのがあったし、アイツもそういう気持ちだろうし。協力という形はあると思うけど、暴れ回って全日本の強さというのを外に見せてもらいたい。その代わり、思いっきり暴れてくれって。中途半端はやめてくれって。そういう気持ちで辞任はOKしました」
――来年は今年のよくない流れを吹き飛ばすような明るい話題を提供したい?
▼秋山「そうですね。アイツの場合は好き勝手に暴れている方が。暴走専務というのはどうかと思うし、それこそ完全に暴走するぐらい。どこまでできるか俺はわからないけど、言ったからには思いっきり暴れてもらいたいなと思っています」
――付き人だった青木選手が10周年を迎えた。秋山選手の教えを守ってやってきたと言っていたが?
▼秋山「でも、俺は休んでいるからね(苦笑) でも、無事是名馬って言いますからね。長く怪我なく続けているっていうのは一番凄いことだと思うし、10年怪我なく続けてきたのは大したもんだと。俺も3シリーズ目に筋肉を切って休んだこともあるんで。その他はだいたいの怪我は。経過観察になった時も休まなかったし。これからもっともっと体はきつくなると思うけども、今の気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいなと。今はEvolutionで向かい合う側だけど、アイツのやってきたことはしっかり見ているし、今の全日本にはなくてはならない人間だから、しっかりと頑張ってもらいたいなと思ってます」
【試合後の曙&金丸】
――青木選手の10周年記念試合だったが?
▼曙「自分が1ヵ月プロレスを休んだのがちょっと表れていたというか。スタミナや動きは全然大丈夫でしたけど、タイミング的なもので足をすくわれたというか。(金丸に対し)すいません」
▼金丸「とんでもないです。青木はまだ10周年だと思うんで。まだまだこれからドンドン青木らしい試合をして、確立していくんじゃないかなと思うんでね。これで一緒にやっていくのは今日最後だったんで。今後どうなっていくか。また違う目で見ていきたいと思います」
――今回が所属最後の試合となったが?
▼金丸「最後に青木とできて、横綱とタッグを組めたというのがあって。秋山さんと当たれたのもね。全てある意味でくじ運がいいのかなと思いました」
▼曙「2人とも最後ですからね」
▼金丸「日本一大きなレスラーなんで。実績のある横綱と組めたのは光栄でした」
――奇しくも残る者と出て行く者の対戦となったが?
▼曙「しょうがないです。みんな頑張ればいいことあると思うんで」
――王道を立ち上げてから初めての参戦だったが?
▼曙「微妙な雰囲気でしたね、お客さんも。アウェイでした」
ファン感謝デーが開催され、大会前にはデビュー10周年を迎えた青木の記念セレモニーが行われ、諏訪魔らEvolutionの面々が祝福するも、メインカードに関してはファンのくじ引きで選ばれ、青木は付き人だった秋山とのタッグで曙、金丸と対戦することになった。
試合は青木は曙相手にショルダータックルを仕掛けるも、曙は微動だにせず、青木は秋山に交代しようとするが、秋山は主役は青木だと言わんばかりにタッチを拒否し、青木は曙のぶちかましを食らってしまうと、曙の巨体を生かした攻撃の前には苦しむ。
その後も曙と金丸に捕まる青木だったが、曙のランニングエルボードロップをかわした青木はやっと秋山に交代、秋山は曙にダイビングニー、金丸のヤッホーボディアタックを食らってもラリアットで応戦、青木も金丸を攻め込みバックドロップを狙うが、着地した金丸がフラップジャックで反撃すると、曙がランニングボディープレス、金丸がダイビングボディープレスと猛攻をかけ、金丸はディープインパクトからタッチアウトを狙うも、青木はスパイラルポセイドンで返し、カバーに入ったところで曙がランニングボディープレスでカットに入るが金丸に誤爆する。
ここで秋山が入り金丸にエクスプロイダーで援護射撃してから、青木はフロッグスプラッシュからオブジェクトを決め3カウントを奪い、デビュー10周年を自らの勝利で飾り、試合後は青木が大会を締めくくった。
セミではEvolution入りとなった野村が諏訪魔、光留と組んで船木&ヤンキー二丁拳銃組と対戦するが、光留は予告していたコードネーム「G」ことギリースーツを纏ったギリーマンを従えて登場し、光留もギリースーツをを纏い、ブラックハーツばりに肩組んで回り入れ替え戦法を披露する。
だが試合は野村が船木のキックと関節技、二丁拳銃の連係に蹂躙される展開となり、諏訪魔がパワー、光留がキックと関節技で盛り返すが、野村が船木に張り手を浴びせると掌底で倍返しされてしまい、野村はスピアーで抵抗するも船木のハイブリッドブラスターで3カウント負けを喫してしまう。
また宮原と共闘したリーは石川、入江の巨漢コンビと対戦するも、序盤こそはリーは石川相手に正面から挑むも、中盤から失速してしまい石川組ペースとなってしまう。リーは入江にミドルキックからサイドスープレックスと攻め込んだが入江がスピアーで逆襲すると、最後は交代した石川がラリアットからランニングニーリフトを浴びせ3カウントを奪い、自己主張を始めた野村とリーだったが苦いスタートとなった。
また諏訪魔は11月いっぱいで専務取締役を辞任したことを明かし、一レスラーとして全日本を盛り上げていくことを誓った。秋山が「諏訪魔は肩書きを外したほうがいいのでは」と提言していたが、諏訪魔は敢えて受け入れたが諏訪魔自身もそのほうがやりやすいと感じていたのかもしれない。
そして諏訪魔は秋山の保持する三冠王座に挑戦を表明し秋山も受諾、1月2日の後楽園大会での選手権が決定となったが、これからの全日本を示すためには頂上対決は格好のカードでもある。
最後に今大会で金丸は全日本を去ることになったが、金丸の去就に関しては12月22日のFMW後楽園大会、23日のWrestle Dreamエディオンアリーナ大阪大会には鼓太郎と共に参戦が決定しており、23日のNOAH大田区大会に来場する可能性はなくなった。
全日本の2015年度はひとまず終わりとなったが、諏訪魔は20日の大日本プロレス横浜大会、3日のWrestle Dreamエディオンアリーナ大阪大会には全日本勢が大挙参戦するなど、1月の後楽園大会2連戦まで貧乏ヒマなしの状態となった。
今年に関しては後日振り返るとして、2013~2015年と激動が続いた全日本プロレス、経営も含めた諸問題を抱えながら2016年度を迎える。2015年最後の大会、たくさんのご来場、熱い声援、誠にありがとうございまし た!2016年は1月2日後楽園大会より開幕になります!皆様のご来場心よりお待ちしております!#ajpw pic.twitter.com/MvOW4jmHWJ
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2015, 12月 15全日本プロレス本年最後の試合が終わりました。ご観戦して頂いたファンのみなさん、ありがとうございました! また来年も全日本プロレスを宜しくお願いします!
— 秋山準 (@jun0917start) 2015, 12月 15ファン感謝デー。自分の10周年という試合もあり、なんとも照れくさい感じで挑みましたが。試合が始まってみたら、いつも通りな感じでした。でも、それが楽しかったかな。今日は改めて、全日本プロレスを応援をしていただいてる方々へ感謝の気持ちが大きくなりました。ありがとうございました。
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2015, 12月 15試合終了。野村がギリギリだった。「G」もギリッギリだった。でも1番ギリギリだったのは…。とりあえずSNSで騒ぎを起こすのはやめよう。青木隊長の10周年と野村の門出だ。白黒ハッキリつける時が来るはずだから。
— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) 2015, 12月 15全日本プロレス後楽園ホール大会、ご来場&アツいご声援ありがとうございました!! 全日本プロレス2015年ラストマッチ、ファンの皆様1人1人に感謝を伝えたいくらいでした。なので今日はリング上から「ありがとう」を伝えさせて頂きました。 全日本プロレスファンの皆様最高です(^-^)v
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2015, 12月 15昨日行われました後楽園大会、ご来場、ご声援ありがとうございました。健斗さんとの初陣は黒星スタートとなったけど、前を向こう。得るべきものは、たくさんあったし、23日大阪大会に照準を合わせる。
— ジェイク・リー (@JL_LCG_0119) 2015, 12月 15しかしまぁなぜかアジアのベルトは無かったですが船木さんとのタッグは刺激的でした。
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 12月 15 -
プロレス2015②諏訪魔vs藤田和之・・・『呪縛』と言う名の狂想曲
11月15日、天龍源一郎引退興行「天龍源一郎 引退〜革命終焉 Revolution FINAL」両国国技館大会のセミで藤田和之と諏訪魔がタッグながら対戦が実現、しかし試合は噛み合わないままで進んでしまい、諏訪魔のパートナーだった岡林裕二が藤田のパートナーだった関本大介をゴーレムスプラッシュで降すも、試合の主役を張るはずだった藤田と諏訪魔にはブーイングが浴びせられ、岡林と関本の大日本にコールが巻き起こった、その後藤田と諏訪魔の二人は対戦を拒絶、プロレスマスコミがあおり始めたことがきっかけになったドリームカードだが、いざ実現となると空回りだけが目立ってしまい、NEXTにはつなげることが出来なかった。
諏訪魔vs藤田が実現となれば波紋が広がって全日本vsIGFの対抗戦に繋がるとマスコミだけでなく関係者も期待したと思う、全日本とIGF、全日本はジャイアント馬場、IGFはアントニオ猪木カラーが色濃く影響している団体、実現となればファンも馬場vs猪木を煽っただろうが、簡単に実現するとなれば馬場さんの猪木の対立期が過去のものになったことを意味している。
そして諏訪魔vs藤田実現へ動き出したかに見えたが、なかなか進展せず諏訪魔自ら動き出して5・5大阪大会に出向き、全日本5.6後楽園大会の大会をチケットもIGF側に手渡すも、IGF側は藤田どころか誰も来場せず肩透かし、理由は猪木が猛反対していることが伝わった。
IGFもMMA路線の行き詰まりで観客動員が低迷し、全日本も同じく苦しい状態で諏訪魔vs藤田が実現すれば、対抗戦につながり互いの観客動員も少なからずともアップすると考えていたと思う、猪木が反対した理由も対抗戦嫌いというのもあったかもしれないが、『馬場の助けは借りない!』『全日本なんてほっとけば潰れる!』と馬場さんへの意地があったからではないだろうか。
諏訪魔vs藤田は団体間同士から一個人の戦いへとシフトチェンジしたが、互いに気持ちがかみ合わず波紋を広げるまでには至らなかった、今思えば双方の団体もいざ実現となっても乗り気になれず、シングルの実現どころか対抗戦へと結びつける気はなくなっていたのかかもしれない。
マスコミは何を目的で諏訪魔vs藤田を煽ったのか、未だに煽ったマスコミはプロレス界はまだ馬場と猪木の時代と考えている人達がいたということなのか、伝える側が時代が変わってもまだ『呪縛』というものに囚われているような感じがしてならない。諏訪魔vs藤田和之 実現して欲しかったか?
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2015, 12月 12 -
イサミが遠藤からKO-D王座死守も、竹下が挑戦を表明!KENSOが#大家帝国入りで高木との抗争が激化!
12月13日 DDT「DDTスーパースターレーン2015」福岡・博多スターレーン 622人 満員
<アピール、コメントなどはDDT公式より>
◇ダークマッチ◇
▼キング・オブ・ダーク選手権試合/60分1本
[第6代王者]○岩崎孝樹(3分36秒 片エビ固め)[挑戦者]X鈴木大
※キャプチュード
☆岩崎が6度目の防衛に失敗、鈴木が第7代王者となる
◇オープニング◇
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
[挑戦者]○チェリー(18時11分 横入り式エビ固め)[第1065代王者]X赤井沙希
☆赤井が防衛に失敗、チェリーが第1066代王者となる
◇第1試合◇
▼30分1本
○マサ高梨 梅田公太(11分02秒 エビ固め)久保佑允 X中津良太
※タカタニック
◇第2試合◇
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル/時間無制限勝負
【試合経過】
[王者]○チェリー(1) (2分31秒 横入り式エビ固め)[挑戦者]X伊藤麻希(2)
[挑戦者]○大石真翔(3)(2分53秒 直伝トルネードクラッチ)[王者]Xチェリー
☆チェリーが防衛に失敗、大石が第1067代王者となる
[挑戦者]○ヴァンベール・ジャック(6)(4分40秒 エビ固め)[王者]X大石真翔
☆大石が防衛に失敗、ジャックが第1068代王者となる
[挑戦者]○福田洋(7)(6分50秒 オーバー・ザ・トップロープ)[挑戦者]Xヴァンベール・ネグロ(5)
[挑戦者]○福田洋(7分57秒 腕ひしぎ逆十字固め)[王者]Xヴァンベール・ジャック
☆ジャックが防衛に失敗、福田が第1069代王者となる
[挑戦者]○KENSO(9)(11分01秒)[挑戦者]Xヤス・ウラノ(4)
※オーバー・ザ・トップロープ
[挑戦者]○赤井沙希(8)(11分28秒 オーバー・ザ・トップロープ)[挑戦者]XKENSO
[挑戦者]○赤井沙希(12分29秒 腕ひしぎ逆十字固め)[王者]X福田洋
☆福田が防衛に失敗、赤井が第1070代王者となる
◇第3試合◇
▼30分1本
○相島勇人 アズール・ドラゴン(11分56秒 片エビ固め)佐々木大輔 X宮武俊
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第4試合◇
▼30分1本
○石井慧介 高尾蒼馬(10分49秒 片エビ固め)X松永智充 樋口和貞
※高角度ダブルアームDDT
◇第5試合◇
▼KO-D6人タッグ選手権試合/60分1本
[第21代王者組]高木三四郎 大鷲透 ○平田一喜(12分51秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)[挑戦者組]男色ディーノ Xスーパー・ササダンゴ・マシン ばってんXぶらぶら
☆高木&大鷲&平田が初防衛に成功
(試合終了後、平田が勝利のダンス。意気揚々とT2ひーが引き揚げようとする)
ディーノ「ないない。KO-Dのタイトルマッチは丸め込み禁止って昔あったんですよ。なので無効です」
亜門「ダメ、ダメ! ダメに決まっているだろ。そもそもこれがリマッチだったろ。大家の代わりにばってん入れてリマッチ組んだんだろうよ。大家じゃダメだった、ばってんじゃダメだった。どうしても挑戦したいなら、タイトルマッチに相応しい選手をまた連れてこいよ」
(KENSOが高木を奇襲してリングに連れてくると張り手)
KENSO「しゃべってもいいですかー! 今から高木三四郎とシングルマッチでいーですかー!」
亜門「終わったばかりでやれるわけないでしょう! ダメですよ!」
ディーノ「ああそうか、それがるのか。私たち、高木三四郎と闘うにあたって、どこかに実績があって高木三四郎を敵対視してて世界で活躍するようなスーパースターが大家帝国に入らないかな? アーッ!」
KENSO「…OK」
ディーノ「大家帝国の新メンバーでリマッチを要求します」
亜門「KENSOさん、入ったんですか?」
ディーノ「今入りましたので」
亜門「実績は文句なしにありますからね。世界のスーパースターですからね。本当にKENSOさん、入ったんですか」
KENSO「オーッ!」
亜門「じゃあそれは認めざるを得ないですね。わかりました。ディーノ&ササダンゴ&KENSO組が次の挑戦として認めます!」
KENSO「福岡ー! 大家帝国、情熱を持ってビチッと!(大家帝国は退場。)
高木「福岡ー! みなさんのおかげで6人タッグを防衛できました。KENSO、ディーノ、ササダンゴをぶっ潰してまたこの福岡に帰ってきます! ありがとう!」
【高木、大鷲、平田の話】
高木「フザけんな! 」
大鷲「テンションだけで何とかしようとするヤツらだよ!」
高木「ばってんが入ってリマッチだったんじゃねえのかよ!」
平田「何回リマッチやればいいんだよ!」
高木「それに今日、大家帝国にKENSOが入ったってどういうことだよ!」
平田「軽すぎるんだよ!」
高木「わかったよ。どこでリマッチやるかわかんねえけど、きっちり、カタつけてこの福岡に戻ってきます。」
大鷲「勝つも負けるも平田次第! 俺たち最強ユニット・T2ひーがこのベルトを防衛し続けてやるからな! 」【#大家帝国の話】
ササダンゴ「#大家帝国新メンバー、ケンゾー・スズキ!」
ディーノ「“鈴木”は今いないんだけどね。」
ササダンゴ「KENSOさんです。つねづね高木三四郎には経営的にも待遇面でも改善を求めたい。我々とKENSOさんの利害関係が一致したということで、今回晴れて#大家帝国の新メンバーとして迎えることになりました。プロレスをメジャーにしたいという創設者・大家健の遺言にピッタリのメンバーだと思っています。KENSOさん、一言お願いします。」
KENSO「チャンスが来た! 大家帝国にチャンスが来た! 情熱を持って大家帝国に決めてもいいですか、皆さん! 情熱を持って大家帝国に情熱を持ってビチっと!」
ばってん「この大家帝国が九州ば、元気にするばーい!」
◇第6試合◇
▼DDT EXTREME級王座次期挑戦者決定戦/30分1本
○彰人(14分10秒 腕サソリ固め)Xアントーニオ本多
☆12月23日後楽園ホール大会のDDT EXTREME級選手権試合は王者ケンドー・カシンvs彰人に決定
【彰人の話】「カシンさんへの挑戦権をやっと手に入れることができました。この前、事務所でやった記者会見の時にアントンさんが、カシンさんのああいう行動は自分への問題提起って言ってたんですけど、あれってDDTに対してなんじゃないかなと思いまして、カシンさんと対決するにあたって、問題提起を自分なりに一つ一つ紐解いた上で、カシンさんを倒して越えたいと思います。どんなルールを提案してくるかわかんないですけど、それも全部受け入れて越えたいなと思います。ケンドー・カシンという人間にあまり長くベルトを持たせたくないので。 ――カシンは大阪の時にアマレスルール+3カウントフォールと話していたが? 彰人 それを聞いた時に『ただのプロレスルールじゃん』と思ったんですけど、よくよく考えたら面白いなと思いまして。アマレスって時代によって違うんですけど、だいたい3分2ラウンド。それにテクニカルフォールっていうのがあるんですね。点数差がついたら勝敗がつくという。プロレスに置き換えたら、1カウントフォールでは終わらないけど、例えば転がしたりとかしたら点数が入るわけですよ。で、得点差が付いたらテクニカルフォールができてしまうんですよ。それって普通のプロレスにないことだから、アマレスをやっていた人にしかわからない技術もあるし、試合運びもあるし。お互いのバックボーンをみてもいいルールなんじゃないかと思いますね。」
◇第7試合◇
▼博多名物ユニット混合スペシャルタッグマッチ/30分1本
入江茂弘 ○竹下幸之介(19分11秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)X坂口征夫 HARASHIMA
◇第8試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合/60分1本
[第55代王者]○木高イサミ(21分59秒 エビ固め)[挑戦者/ドラマティック・ドリーム・じゃんけん2015優勝者]X遠藤哲哉
※勇脚・斬
☆イサミが初防衛に成功
(試合終了後)
イサミ「よくわかんないけどさ、遠藤、楽しかったよ。確かに感じたよ。体だけじゃない、身体能力だけじゃないって。プロレスが大好きだっていう気持ちがさ、痛い程伝わったよ。オマエ、プロレスが、DDTが大好きだからここ入ったんだろ。あの時は俺はユニオンだったけどさ、オマエがドロップキックに入った時、俺とオマエで店にいてオマエしゃべらないじゃん。その時『オマエ、友達いるの?』って聞いたら『寮で亀と話してますんで』みたいな。コイツ大丈夫かなって思ったけど、デビューしてから4年目でこれでしょう。別人だよ! 遠藤、悔しい気持ちは痛いほどわかる。俺もずーっとそうだった。タイトルマッチやっても何回も負け続けて悔しい思いをしてきた。でも、今、これだけ言えるのはプロレスが、DDTが楽しいからなんだよ。オマエ、楽しかったか?」
遠藤「すげえ楽しかったっすよ」
イサミ「楽しかったな。遠藤、またベルト懸けてやろうぜ。オマエがもう一回来るまでコスチュームが破れても待っているから」遠藤「大阪の時よりヒドいですね」イサミ「今回、前だからな。遠藤、列の最後尾になるかもしれないけど、じゃんけんでもいいし、総選挙でもいい。もう一回来い。オマエはまたKO-Dに挑戦して俺を倒してみろ。俺はオマエを潰してやるから。(遠藤と握手をかわして)遠藤、帰ったらイベントやろうな」
(遠藤退場後で竹下が登場)
竹下「チャンピオン」イサミ「はい」
竹下「ウチのパートナーの仇はな、俺が獲る。次のタイトルマッチ、俺に挑戦させろ」イサミ「GM、これはどうなんでしょうね。何の権利もないですよ。じゃんけんで勝ったわけでもないし」
亜門「竹下、挑戦するの初めてだっけ。今まで挑戦してないのが不思議なぐらいだな。どうです、チャンピオン。チャレンジャーとしての資格、十分すぎるぐらい持っているんですけど」
イサミ「知ってます」亜門「竹下の挑戦、受けてもらえませんか?」
イサミ「わかりましたよ!」
亜門「ありがとうございます! それでは1月3日の後楽園大会でKO-D無差別級選手権試合、王者・木高イサミvs挑戦者・竹下幸之介、決定いたします!」
イサミ「覚悟が決まった。竹下、俺は今、遠藤と約束しちまったから。オマエが挑戦してくるまで俺が守ってるって。そして遠藤は竹下より早く挑戦し、竹下より早くこのベルトを獲りますって。そして俺の仲間、久保もいるし、中津もいる。コイツらと遠藤も俺を絶対に越えていく人間だ。だからその前に、オマエに越えられるわけにはいかないんだ。俺には負けられない理由が山ほどあるんだ」
竹下「俺はそんなの知らんわ」イサミ「まあそうだよな」
竹下「確かに今年のDDT総選挙、1位はイサミさん。僕は…今も大学に通って人によって、人によっては片手間でプロレスやっていると思われているかもしれへん。でもな、僕は高校の時にデビューした、このDDTが好きなんですよ。いつまでも他団体のイサミさんに、そのベルトを持っているわけにはいかへんのですよ。だから、僕がそのベルトをDDTに獲り戻して、僕がDDTの一員と皆さんに認めてもらえるために次のタイトルマッチ、一発で獲ったるからな」
イサミ「お客さんにどう思われているとか、総選挙の結果が今さら何位とか、そんな小さい事を言ってるヤツに俺は負けないって言ってんだよ。オマエが天才肌で努力家なのは一番認めているんだ。やってやろうじゃないか(イサミの握手に竹下は応じず額を付けて睨みあって引き揚げた)…あれ、次のタイトルマッチいつでしたっけ?」亜門「1月3日です」
イサミ「皆さん、見に来てくださいね。いや、無理でしょう。変えましょう。12月23日に」亜門「その日は竹下は遠藤と組んでタッグのベルトのトーナメントの決勝なんで。1月3日で決まっているんですよ」
イサミ「30日が大日本プロレス後楽園ホール、31日が年越しプロレス後楽園ホール、1日がゼロワン後楽園ホール、2日が大日本プロレス後楽園ホール、3日がDDT後楽園ホール」
亜門「忙しいですね。やめますか?」イサミ「やりますよ。いいよ、わかった! 1月3日、誰よりも楽しんでKO-D無差別級王者として、この博多に帰ってくるのはプロレスリングBASARAの木高イサミだ!」
【竹下の話】
竹下「タイトルマッチにセコンドとして付いてまして、自分もDDTのレスラーなのでベルトを他団体の選手に持っていかれているというのは…。イサミさんは最初、ベルトに挑戦する時に完全に他団体の選手として扱ってくれということもあるし、総選挙1位で応援や支持もされていると思いますけど、僕はDDTが壊れていっていると思いますので、DDTを正しい方向に進み続けるためには、DDTのベルトを元ある場所に戻します。初挑戦だけど、絶対勝てると思ったから挑戦するので。初挑戦だけど。じゃんけんで勝って挑戦するのも一つの勝負だからいいと思うけど、ベルトってそんな軽々しく挑戦するものじゃない。だから自ら挑戦表明したからには獲らないと意味がない。「勝ちたいです」じゃ挑戦しないんで。今日の試合を見て、今の俺なら絶対勝てると思ったから挑戦します。DDTのベルトをDDTに戻して僕がKO-Dのチャンピオンになって、初めてDDTの一員になれるんじゃないかなって思います。 ――絶対勝てると思った根拠は? 竹下 1・3後楽園ホールでお互い入場して、ゴングが鳴って、リングで向かい合ったその時、お客さんは自分が確信しているものがわかると思うので、それは当日のリング上を見てください。
――23日にKO-Dタッグの決定戦もあるし、重要な試合が続く。
竹下「もちろんどちらも簡単な勝負じゃないですよ。でも、レスラーには、もっと言えば男には、自分の体がどうなろうが、ここぞという時に命を懸けても頑張らなきゃいけない時があるんで。自分がずっと言い続けている「未来を見せる」っていうのは、確かに今まで結果に残してなかったですけど、ここに来てそれを見せる時が来ているので、ここで自分の頑張りが効かなかったら、ベルト獲れなかったら、僕が未来とか言われても、それは机上の空論ですよ。しっかり頭を切り替えるんで、12月23日後楽園ホール、絶対遠藤さんとベルトを巻いてタッグチャンピオンとして1・3後楽園、対木高イサミに臨みたいと思います。」
――イサミからは「総選挙の結果が何位とか今さら小さいことにこだわるな」ということを言われていたが。
竹下「でも、あれはDDTの人気投票なわけですよ。自分はDDTの所属レスラーとして、選抜に入ってなくてアンダーボーイズというのは無視できないんで。なぜなら僕はDDTのレスラーだから。イサミさんは1位でしたけど、1位になりたい気持ち、ベルトに挑戦したいとう気持ちはあったと思います。もし仮に1位じゃなくてもプロレスリングBASARAだから。それは関係ないから。僕はDDTでDDTじゃない選手に上にいられるわけで、そのせいで自分はアンダーボーイズですから、そこは無視できないです。」
【イサミの話】
イサミ「楽しかったですよ、本当に。それに尽きますね。遠藤は強かったし、試合前から言っていたように力とか身体能力の高さとか身長とか体の大きさとか何もかなわないと思うけど、気持ちだけと言ったその気持ちの部分でも折られかけていて、なんでコイツ立ってくるんだろうと思って、いや本当に参りましたね。コイツ不死身なのかなって思うぐらい、アイツがこのベルトに懸ける気持ちは伝わったし、俺から獲りたい気持ちも伝わったし。遠藤哲哉は本当に強い人間ですね。気持ちも強ければ体も強い。これで折れないですよ。一応ね、このKO-Dの列があるなら、負けたから一番最後尾になるかもしれないですけど、アイツはすぐにみんなを追い抜いて、俺にもう一回くるような、そんな男だと思いましたし、僕ももう一回やりたいし、叩き潰したいと思いましたね。彼とやったことで僕も成長できました。
――1月3日には竹下とのタイトルマッチが決まった。
イサミ「同じ努力家で同じ…もっとかなあ、天才ですね。それに合わせて気性の荒さを持っている人間なので。僕、前に竹下とシングルをやっているんですよ。KING OF DDTの2回戦で大阪でやってんですよ。俺、勝った時に自分で奇跡だと思いましたからね。みんなに「すごい試合でしたね」と言われましたけど、次やったらもう勝てないかもしれないって試合後に自分からちょっと弱音が出るくらい。去年の春であの強さでしょ。それから比べて体重も増えていれば、プロレスキャリアもあって、一発で獲ってやるっていう気持ちでしょ。怖いね。」
――DDTの期待されている選手がどんどん挑戦してくる状況については?
イサミ「ちょっとうれしさはありますよね。僕がそういう選手になったといううれしさ。でもそれは竹下たちからすれば、単純に悔しいことだと思うし。目の前で遠藤がやられて黙っていられなかっただろうし。僕はああ言えばこう言うタイプなので、竹下がいろいろ言っていたので、僕なりの返し方をしましたけど、でも僕が彼を認めているのは本当ですよ。DNAでやった中津もそう、今日ついてくれた久保もそう、ある意味でミスター(福田)もそうだし、今日やった遠藤もみんな将来的に僕を越えていく存在だと思います。まだまだ先でしょうけどね。だからそれより先に竹下に負けることはできないってだけです。でも楽しみなのは間違いないので。一番楽しんで1月3日にいい正月を迎えます。」
【遠藤の話】
遠藤「いや~すげえ悔しいですけどね、すげえ楽しかったんだよな。
――闘う前は気持ちの勝負と言っていたが。
遠藤「今日は負けたけど俺の気持ちは折れてない。ちょっとかすり傷が付いただけです。イチから…いやマイナスから這い上がって、またあのベルトに挑戦して、次は絶対に獲ります。
――次は竹下が挑戦するが。
遠藤「じゃんけんの時にも言ったんですけど、僕が目標にしていること。竹下より先にシングルのベルトを巻くと言ったので、仲間として勝ってほしい半面、ここで先に越されたくないという気持ち半面、そしてイサミさんからベルトをこの僕が獲りたいという気持ちがあります。複雑ですよね。同じユニットで同じタッグチームでやってますけど、ここで簡単に頑張れとは言えないかなと。今回のDDT博多大会は全面仕様で開催され、オープニングではアイアンマン王者である赤井が挨拶している隙にチェリーが丸め込んでアイアンマン王座を奪還するという波乱な幕開けでスタート、なおアイアンマン王座は第2試合の時間差バトルロイヤルで赤井が王座奪還に成功した。
メインは11月28日大阪でKO-D王座を奪取したイサミに、じやんけん選抜を制した遠藤が挑戦。遠藤は執拗にイサミの腰を狙いバックブリーカーで動きを止めるとボディースラムからキャメルクラッチと腰攻めを展開して先手を奪う。
イサミも卍固めで反撃するがダイビングダブルニーが自爆となると、場外に逃れたイサミに遠藤がきりこみ式ケブラータを発射、リングに戻っても遠藤はムーンサルトプレスを決めるとアルゼンチンバックブリーカーで担ぐが、ヘッドロックで脱出したイサミは十字架固め、壱弐四四から鋭いキック、ラリアットと猛反撃、しかし遠藤はターンバックルへのパワーボムを敢行するとスカイツイスタープレスを投下するが、イサミはかわしてラリアットを浴びせ、垂直落下式ブレーンバスターからダイビングダブルニーを投下するも、再度コーナーに昇ったところで遠藤も競り合いから雪崩式ブレーンバスターと譲らない。
遠藤は大中西ジャーマンからトーチャーラックボムを決めると、再度スカイツイスターを狙うが、イサミがコーナー上まで追いかけて阻止するも、遠藤はリングに降りてバク宙キックから雪崩式トーチャーラックボムを狙うが、イサミは雪崩式フランケンシュタイナーで返す。
イサミはラリアットを放つ遠藤に伊良部パンチで応戦すると、遠藤のジャーマン、ドラゴンスープレックスを凌いでから螺旋丸を決め、最後は勇脚・斬で3カウントを奪い王座を死守した。
試合後にイサミが遠藤にエールを贈った後で、遠藤のパートナーでありセミで前王者である坂口からフォールを奪った竹下が挑戦を表明、総選挙でもじゃんけん選抜でも遠藤に越された竹下だが、坂口からフォールを奪ったということで堂々の挑戦となり、1月3日の後楽園でのKO-D選手権が決定となった。
イサミも年末年始も大忙しの中でBASARAの旗揚げも控える、イサミとしては王者としてBASARAの旗揚げを迎えたいところだが、竹下も現状打破を狙って大勝負に出てきた。
またケンドー・カシンの保持するEXTREM王座挑戦権をかけて元王者の彰人vsアントンが対戦し互いに腕殺しを展開した試合は、アントンの腕十字が外れたところを逃さなかった彰人が腕サソリで捕獲してギブアップを奪い、23日の後楽園大会での挑戦を決め。
また6人タッグ選手権は#大家帝国は肝心の大家健が不在のため、ばってんをパートーナーに起用するも、ササダンゴがリーマンショックを狙っところで平田が丸め込んで3カウントを奪いT2ひーが大逆転防衛となるも、試合後にまたディーノが再戦を要求すると、高木と抗争を展開しているKENSOが登場し、ディーノが勧誘するとKENSOが#大家帝国入りを決意、6人タッグ王座への挑戦を表明した。【博多リポート】イサミKO-D無差別V1、1・3後楽園で竹下との防衛戦/彰人がカシンに挑戦/KENSO #大家帝国 加入/LinQ・伊藤がプロレス研究生志願 https://t.co/Gv77jSHA2C #ddtpro #LinQ pic.twitter.com/c5ZeWXCPiB
— DDT ProWrestling (@ddtpro) 2015, 12月 13DDT博多大会終了!博多で興行をやり始めて10年で全面で興行ができるようになりました。来年も全面でやりたいと思います!ありがとうございました! pic.twitter.com/pGdPOJUZkp
— 高木三四郎 (@t346fire) 2015, 12月 13ふぅ…遠藤戦楽しかったです!次は竹下、正念場。
— 木高イサミ (@isami_777) 2015, 12月 13博多スターレーン、ご来場ありがとうございました。 俺の心は全く折れてません。 また這い上がってやります。
— 遠藤哲哉 (@entetsu_ddt) 2015, 12月 146.28 決勝で当たった時よりもスゲー強くなってた。 言い訳はしない、今日は完敗。 自分と遠藤がいかれた、悔しいけど竹下に獲ってほしい。 うちらは2012年組だから…
— 坂口征夫 (@yukiosakaguchi) 2015, 12月 13電撃的に#大家帝国入りしたKENSOめ許さん、許さんぞ。いつ行われるかわからんがリマッチで必ず撃破して、またロッカーに叩き込んでやる! #KENSO #明るい未来が見えません pic.twitter.com/c0KQ2SF45N
— 高木三四郎 (@t346fire) 2015, 12月 13高木三四郎‼︎‼︎ 許さんぞ。 情熱を持って‼︎‼︎ 大家帝国‼︎‼︎ ビチィィィィィ ┐(*`皿´*)┌ ィィィィィッ!!!!! ライフ。#kenso pic.twitter.com/69BThC461b
— KENSO (KENZO SUZUKI) (@bichitto1) 2015, 12月 13博多スターレーン全面開放のビッグマッチで無事防衛しました!が!またリマッチだと!?何回やるんだいったい!何回来ても踊り叩きつぶすのみ!とりあえず初防衛GO応援ありがとうございました! pic.twitter.com/oQWK8wGObx
— 平田 一喜 (@parakissk) 2015, 12月 13