新日本プロレス
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真っ白な灰からの頂点…ケニーが60分越えの死闘を制し!念願だったIWGPヘビー級王座を奪取!
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— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年6月3日6月9日 新日本プロレス「保険見直し本舗Presents DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL」大阪城ホール 11832人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/時間無制限3本
[挑戦者]○ケニー・オメガ(2-1)[第65代王者]×オカダ・カズチカ
[1]○オカダ(28分47秒 エビ固め)×ケニー
[2]○ケニー(19分10秒 片エビ固め)×オカダ
※片翼の天使
[3]○ケニー(16分10秒 片エビ固め)×オカダ
※片翼の天使
☆オカダが13度目の防衛に失敗、ケニーが第66代王者となる。
(試合終了後、特設花道に第5試合で新IWGPタッグ王者となったマット&ニックが登場し、エプロンへのぼる。そんな中、リング上では飯伏がケニーの手を挙げる。そして、海野レフェリーがケニーにIWGPヘビーベルトを渡そうとする。しかし、ケニーがその前にマットと抱き合う。そこへニックと飯伏も加わった。
その後、ついにケニーがIWGPヘビーベルトを肩にかけ、マット&ニックが左右、飯伏が後ろに立って祝福。そして、飯伏にIWGPヘビーベルトを巻かれたケニーが、マイクアピールを行なった)
ケニー「(※大『ケニー』コールを受けて日本語で)ハハハ…少し、日本語で頑張ろうか?(※場内笑&驚き&大歓声) この10年、色々なことが(を)達成して来た。もちろん、最後は、最後の目標は、このIWGPヘビー級チャンピオンです(※大歓声)。
もし、このベルトを獲ったら、もう日本に(を)離れるかもしれないと思ってました(※場内驚き)。ですけれども、今日の大会中で、さっきの試合中で、プロレスの未来を見てました(※大拍手)。プロレスがホントに進化したのを感じ……だから…だ~からさ~(※場内笑)、新日本のリーダーで、新日本のチャンピオンで、次のステップ、前を進みたいと思ってます(※大歓声&大拍手)。それで、ケニー・オメガは(IWGPヘビー)チャンピオンで、ヤングバックスは(IWGPタッグ)チャンピオンで、飯伏さんとは最強のイケメンのタッグチームパートナーで(※場内笑)、何でもできそう。だから、みんな一緒に頑張ろう(※大歓声&大拍手)。(※ここから英語で)もちろん、俺たちはワールドワイド・プロモーションだから、英語でもしゃべらないとな。これはミラクルと呼んでいいことだ。日々、『お前は最高にはなれない』『お前はダメだ』『トランキーロだ』などと言われてきた。しかし、俺は“俺流のルール”を作り、それに沿って行くことだ。気付けば、大切な友人たちもそばにいてくれる。無敵な気分だ。しかし、今日はもう疲れてしまった。だから、ここで最後に一言……オオサカジョーホールの皆さん、ワールドで観ている世界中の皆さん。GOOD BYE&GOOD NIGHT BANG!」(その直後、キャノンで放たれた大量の金テープがリング上へ降り注ぐ。すると、突然Codyが特設花道に現れてゆっくりと前進するが、途中で引き返して姿を消した。
その後、飯伏&マットが肩車してケニーを祝福。そして、ケニー&飯伏が肩を組んで退場した)
【バックステージでのゴールデンELITE】
※飯伏に肩を借りてインタビュースペースへ。イスに腰を落とす際、うめき声を漏らす。
--Congratulation!
ケニー「もうちょっと日本語を話したいんですけど、頭がうまく回らないんで、だからもしよかったら、全部、英語でお願いします……。今日、この地球上、いや全宇宙を見渡しても最高に偉大なレスラーを倒した。プロレスとはアートであり、好む好まざるがあろうと、今日、自分は大変価値のあることを成し遂げたと思う。その対戦相手はオールラウンダーで、総合的にも大変優れたレスラーだ。オカダ、お前がこの団体をここまで大きなものにしてきたし、重要な役割を担ってきた。しかし、ここで一つ問題がある。それがまだ国内規模でしかないということだ。ここには新タッグチャンピオンとなったヤングバックスがいる。それ以外にも最高のレスラーがそろっている。にもかかわらず、国内にとどまっている。ここでは俺が、大好きなドラマよりも、映画よりも、素晴らしい愛すべき存在が揃っている。今日ここに、自分には最高の仲間がいるということを再確認できた。そしてこの仲間たちと一緒だからこそ、これからどんどん大きなことができると信じている。俺にはまだまだやるべきことがある。オカダ、お前は偉大だ。最高のレスラーだ。だけどこれからは俺が新たな物語を、新たな歴史を紡いでいく」--ベルトを受け取る前にヤングバックス、飯伏選手とハグしました。あの時の気持ちを改めて聞かせてください。
ケニー「ここまで来るのに、ネガティブな気持ち、憎しみのような気持ちを自分の中でエネルギーに変えてやる必要があった。まだ自分トップ10にもならない時もそうだった。『まだ最高には程遠い』『お前に未来はない』と言われていたころ、そういった否定的な言葉をすべて糧として、自分の力に変えてきた。しかし、今ここで気づいたことは、そういった否定的な言葉ばかりに気を取られてきたなというということ。本当に大切なものはいつもすぐそばにあったのに、それに気づかずに過ごしてきた。それによって、自分の大切な友人の裏切りというものも経験した。プロレスは仕事であり、それによって報酬をいただくものである。しかしプロレスというのは表に出ている部分だけでなく、表に出てないもの、そのリアルな部分が自分の糧になっている。自分の周りにいるフレンド、これが自分のエネルギーだ。今もう一度、『どういう気分だったか?』と尋ねられたらこう答えたい。ヤングバックスとゴールデン☆ラヴァーズによる新時代の始まり。そう、俺たち“ゴールデンELITE”のね」--今後、どのようにしてIWGPヘビー級を輝かせていこうと考えてるのか、その思いを聞かせてください。
ケニー「進化というものが見えている。そして、この競技の中では、すべてのものが可能である。不可能なことは何ひとつないと考えている。“KING OF SPORTS”と言われているが、それ以上のものである。そしてこの中で自分は、史上初のラダーマッチをやり、クリス・ジェリコと対戦した。そして60分に及ぶ激闘の末でのフルタイムドロー、そして今日の試合と、未開の試合をたくさん見せてきた。これからもまだまだ進化し続ける」--試合時間はトータルで64分50秒でした。歴史を作りました。これに関しては、どう振り返りますか?
ケニー「今の気持ち……というか、これまでもそうだったが、自分の中では60分以上の試合に自分が耐えられるかは、いくら体を鍛えても、どれだけ努力してもダメなんじゃないかと思っていた。でも60分以上、余裕でこなせるというところをしっかりと見せていかないといけない、オカダに見せなきゃいけないと思っていた。この試合では、それをしっかりできたと思っている。自分は余裕でそれができるということを、種を蒔き、周りに信じさせることができた。それはもちろん、相手がオカダだったからということもある。そして今、試合は終わったが、まだ終わってないような不思議な感覚だ。もしかしたら自分は最高じゃないかもしれない。試合はまだ終わってないかもしれない。でも、ここからまた一歩先に踏み出して、本当にしっかりとオカダを倒せる最高のレスラーになるために、これからも進んでいく」--最後、花道にCody選手が姿を見せましたが、彼に伝えたいメッセージがあれば聞かせてください。
ケニー「Codyか……。もう君を憎むことには疲れてしまったよ。すべては終わりだ。君とのゴタゴタはもうどうでもいいことだ。君のことは尊敬している。みんなでハッピーになれればそれでいい。自分たちは一緒の方がより強くなれる。この場にCodyもいてくれたらよかったと思う。一つの木は枝葉を伸ばして広がっている。その枝葉というのは、今ここにいる3人だけでなく、仲間全員のことだ。Cody、今夜の打ち上げには君も招待するよ。招待状はいらないさ」--飯伏選手はセコンドとしてケニー選手を見ていてどう感じましたか?
飯伏「すごいというほかなにも……。素晴らしいタッグパートナーだと改めて、ほんとに思いましたね」--最後、タオルを握り締めてましたけど、投げ入れるという判断、選択肢はなかったですか?
飯伏「ケニーはそれが一番屈辱なことだと思うんで。今日はほんとに倒れるまで絶対に……(タオルを)投げるなと……」--そのへんの思いは届きましたか?
ケニー「ここにいる3人は家族のように自分のことをよく知っていてくれている。いや、彼らはすでにファミリーだ。ここまで来るのに、セコンドに付いてくれた彼らがどのような決断をしようとも、自分が信頼できる人物を選んだつもりだった。唯一の後悔は、この試合が決まったときに最初からヤングバックスにもそばにいるように頼めばよかった」マット「もういいよ」
ケニー「でも、そういうことがあって俺たちはさらに強くなれたんじゃないかと思う」
マット「いま、ここに一緒にいるんだから、過ぎたことはもういいよ」
--一本目を取られた時に、飯伏選手と何か話してましたけど、そこではどういう話をされて、どう気持ちを切り替えていったんですか?
ケニー「最初に一本目を取られた時、ストレスが襲ってきた。一本目を取ることが一番重要だと思っていたから。しかし一本目を取られて、自分の中では(この試合は)終わったなと感じた。そのあと二本連続でとらなきゃいけない。それにはどうすればいいか。そう考えてしまった。そこでイブシが『集中力を保つように、まだ試合は終わってないのだから冷静になって集中力をキープして闘うように』とアドバイスしてくれた。ヤングバックスの存在なくして、ここまで来ることはできなかった。この試合でも、そしてこの試合に向けた時間も、イブシのサポートがなければ、この結果には結びつかなかったと思う。つまり、自分は独りじゃない。このベルトを手に入れたという事実は、自分だけじゃなく、チームで得た勲章だと思う。自分自身は素晴らしいレスラーであるとは思っているが、もしかしたら最高じゃないかもしれない。でも、彼らがいたからこそ成し遂げることができた」--日本に来るようになって10年。これで一つの目標を達成したと思うが、この10年間はあなたにとってどういう時間でしたか?
ケニー「旅というものは、始めるにあたって必ず目標を立てるものだと思う。そしてここまでの長い旅は、この目標を達成するためのものではあったけども、皮肉な言い方をすれば、いま獲得したものよりも、その旅路こそが何よりも大切で、その集大成のシンボルがこれ(ベルト)だったと思う。このベルトを獲得するまでの旅路、そこには自分のことを信頼してくれた大切な仲間たちがいて、そんな人たちに返せる一つのものだったと思う。64分か……この試合でも何か大切なことを得られたと思う。この試合に向けてのすべてのトレーニング、そこには食事制限などを含めていろんなものがあるけど、何よりも1度は失った友情を取り戻せたことこそがうれしいことで、自分にとってはいま得た見えないものの方がこのタイトルに値するもので、ベルトそのものがそのシンボルじゃないかと思っている。大切なものなので、誇りをもってこれからの人生を懸けてこのベルトを掲げていく」大阪城ホール大会のメインはオカダvsケニーによるIWGPヘビー級選手権試合、昨年は60分フルタイムドローになったことを受けて、時間無制限3本勝負という過酷なルールとなったが、新日本で3本勝負が試合が行われたのは、昭和62年10月25日両国で行われた藤波辰己vs長州力以来、またシングルでのタイトル戦では昭和53年7月27日日本武道館で行われたボブ・バックランドvsアントニオ猪木のWWWFヘビー級選手権以来となり、またIWGPになってからは3本勝負がルールとして使われるのは初となる。
序盤は互いにじっくりとしたグラウンド、読み合いでスタート、互いに1本先取狙いでエンジンを全開にして短期決戦に来るのではと思っていたが、意外なスタートとなった。ケニーの片翼の天使狙いをオカダがロープを掴んで場外へもつれ合ったところで試合が動き出し、オカダがケニーを鉄柵外へ出すと、鉄柵越えのクロスボディーを狙うが、ケニーはVトリガーで迎撃し、更にイスの上に柵をセットして、その上にオカダを投げつける。首を痛めたオカダの首を狙い撃ちにして先手を奪うも、オカダはフラップジャックですぐ自分のペースへと引きずり込み、カウンターバックエルボー、串刺しバックエルボー、トーキック、DDTと畳みかけた後でコブラホールドで絞めあげ、逃れたケニーもオカダを場外へ落とし、プランチャを放っても、オカダがかわすとすぐさまプランチャを発射する。
リングに戻ると再び読み合いから、ビックブーツを狙うオカダの足をキャッチしてフランケンシュタイナーを決めると、エプロンに座り込むオカダの背後からケニーがスライディングキックで鉄柵外へ出し、スワンダイブのプランチャを発射、リングに戻ってからコタロークラッシャー、蒼い衝動式牛殺し、ショートレンジのニー、しかしリバースフランケンシュタイナー狙いは、オカダがロープを持っていたためスっぽ抜けてしまうと、ジャーマンからレインメーカーを狙うが、後ろ向きに走ってオカダをコーナーにぶつけて逃れ、雪崩式ドラゴンスープレックスを狙うが、逃れたオカダはエプロンにケニーを連行して、エプロン上でのツームストーンパイルドライバーを敢行する。
オカダはエプロンでやっと立ったケニーにロープ越しのジョンウーを敢行、場外まで吹き飛んだケニーは鉄柵に脇腹を直撃させてしまい、これを逃さなかったオカダはケニーの脇腹を攻め、リングに戻ってミサイルジョンウーを発射、ダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズを取るが、隙を突いたケニーは高速ドラゴンスープレックスで場外へ出し、ノータッチトペコンを発射する。
リングに戻ったケニーはオカダの後頭部めがけてミサイルキック、そしてレインメーカーを狙うオカダにVトリガーを浴びせてからクロイツラス、Vトリガーから片翼の天使狙いは、後ろに着地したオカダがドロップキック、正面からドロップキックと畳みかけ、レインメーカー狙いはケニーがVトリガーで迎撃、リバースタイガードライバー狙いはオカダがフランケンシュタイナーで切り返してツームストーンパイルドライバーで切り返すと、レインメーカーを狙ったところでケニーが回転エビ固め、しかしオカダが切り返して丸め込み3カウントを奪い、オカダが1本を先取する。
2分のインターバルはオカダは寝転がってスタミナの回復を図り、ケニーはセコンドの飯伏幸太のアドバイスを受けるが、オカダもエビ固めという省エネ的なフィニッシュを使ったせいか、すぐ回復したかのように笑みを浮かべ、ケニーは激しい動きが多かったせいか疲れが見え始める。2本目開始と同時にケニーが突進も、迎撃したオカダはコーナーにケニーをセットしてドロップキックを発射、場外に落ちたケニーの首を攻め、ケニーの鉄柵を使ってのムーンサルトアタック狙いを突き飛ばしたオカダは鉄柵を使ってのハングマンDDT、リングに戻りダメージやスタミナの消耗の激しいケニーをパンチ、チョップと敢えて打たせてから、突進するケニーをビックブーツで迎撃、更にコブラクラッチで絞めあげ、ケニーのスタミナを奪いにかかるが、消耗の激しいケニーにこの技はキツイ。
ケニーはスタナーで逃れると、ヘッドロックを狙うオカダにバックドロップ、場外に逃れところでエプロンめがけてバックドロップ、倒れるオカダの上にテーブルをセットして、その上にエプロンからダイビングフットスタンプを敢行、オカダも脇腹に大ダメージを負い、リングに戻るとオカダのセントーンを剣山で迎撃したケニーはカミカゼ狙いは、着地したオカダがヘビーレイン、ジョンウーでコーナーまで吹き飛ばしてからダイビングエルボー狙いは、ケニーが逆水平で阻止し、雪崩式蒼い衝動を決める。
ケニーはカミカゼからムーンサルトプレスの連続技は、オカダが剣山で迎撃してヨーロピアンアッパーカット、フラップジャック狙いはケニーが逃れてスイングDDT、エプロンに逃れたオカダに、リング下にセットされていたテーブルめがけての断崖式ドラゴンスープレックス狙いは、ロープを掴んだ阻止しも、リング下に落ちたケニーはテーブル貫通片翼の天使を狙い、逃れたオカダは場外でのレインメーカーを狙うと、ケニーは切り返して場外リバースフランケンシュタイナーを敢行する。
ケニーがリングに戻ると、後から戻るオカダにVトリガーを炸裂させ、片翼の天使を狙うが、切り返したオカダはレインメーカーも、かわしたケニーは無双で叩きつけ、エルボー合戦から背後にまわってドラゴンスープレックスも、すぐ起きたオカダはドロップキック、だがケニーもドロップキックで応戦し、ドロップキックを狙うオカダにスパインボムで迎撃してからVトリガー、リバースタイガードライバー狙いはオカダがエビ固めで切り返し、エルボースマッシュから突進はケニーが振り向き様を狙ってVトリガー、垂直落下式リバースタイガードライバー、Vトリガー、片翼の天使で3カウントを奪い、タイスコアに持ち込む。2分間のインターバルの間は、またオカダは倒れこんだままスタミナの回復を図り、ケニーは飯伏のアドバイスを受けつつ介抱を受ける。
3本目の開始と同時に、ケニーがまだ立ち上がれないオカダに背後からVトリガーを浴びせると、早くも片翼の天使を狙うが、逃れたオカダがこの試合で初めてレインメーカーを炸裂させるが両者ダウン、ツームストーンパイルドライバーを狙ったところで50分経過となり、ケニーも切り返そうとするが、ダメージとスタミナの消耗で上げることが出来ない、それでもオカダはエルボーからドロップキックを狙うが、ケニーが倒れこんで自爆となり、ケニーはパワーボムを狙うが、オカダがフランケンシュタイナーを狙うと、堪えたケニーは2代目BULLET CLUBのリーダーであるAJスタイルズの技、スタイルズクラッシュを決めると、AJスタイルズコールが巻き起こる。
ケニーはコーナーに持たれるオカダの背後からVトリガーを決めると、片翼の天使を狙うが、オカダがツームストーンで切り返しを狙い、ケニーも切り返すと人でなしドライバーで突き刺し、エプロンにまで上がった飯伏はケニーに「チャンス!」と声をかけ、ここ一番で出すフェニックススプラッシュを投下するが自爆となってしまう。
オカダは背後からドロップキック、ツームストーンパイルドライバー狙いは、着地したケニーがVトリガーを発射、ショートレンジのVトリガーを連発するが、3発目はキャッチしたオカダはドロップキックを連発、レインメーカーが炸裂も、スタミナの消耗が激しいせいか威力がなく、両者はそのままダウンとなる。
精も根も尽き果てたようになった両者はエルボー合戦、ケニーは頭突きを打ち込む、しかしオカダを立たせようとしたところで、オカダがレインメーカーを炸裂させ、手を放していない状態で再びレインメーカーを炸裂させる。
60分が経過、自分も長年生でプロレスを見てきたが、60分を越える試合を見たのは初めてだ。オカダはレインメーカーを狙うが、かわしたケニーは連続ジャーマン、しかし3回目はオカダが背後にまわってジャーマンからレインメーカーを狙うが、かわしたケニーはリバースフランケンシュタイナーを決め、レフェリーにしがみついて立ったケニーはVトリガーを狙うが、オカダはドロップキックで迎撃する。
オカダはレインメーカーを狙うが、かわしたケニーは片翼の天使も、決めるだけで精一杯だったのかカバーできない、両者ダウンの後で先に立ったケニーはVトリガーを決めると、片翼の天使を決め3カウントを奪い、念願だったIWGPヘビー級王座を奪取した。試合後にはセコンドの飯伏だけでなく、なかなか関係が修復できていなかったヤングバックスまで駆けつけて王座奪取に成功したケニーを祝福、4人で大団円となり、ケニーが日本語、英語でのアピールの後で、Codyが駆けつけ、ヤングバックスはこの輪に加わるようにアドバイスするが、Codyは背を向けて去っていった。
オカダの誤算はケニーの粘りとスタミナの消耗、そしてダメージ…オカダもしっかりスタミナの配分を計算に入れていた上で、試合を進めていたと思う。しかし時間が経つにつれて両者の体が重圧がかかったように重くのしかかり、特に動きの激しいケニーのスタミナの消耗は激しかったが、オカダもケニーの技を受けた分ダメージも蓄積されていった。
終盤の両者は間違いなく真っ白な灰になっていた、ケニーが最後の力を振り絞って、オカダを仕留めた。昨年は引き分けになったことで観客が真っ白な灰になったが、今年はオカダが真っ白な灰となってしまった。そしてケニーは路上プロレスでカナダのインディーから流れ着き、DDTを経て、新日本にたどり着き、遂に頂点まで到達してしまった。はっきり言ってDDT関係者やBULLET CLUBの面々も、ここまで成り上がるとは思わなかったのではないだろうか、しかし今日の試合は新日本の頂点に立つまでには簡単ではない、それを表すような試合でもあり、ケニーは試練に打ち勝って頂点にまで上り詰めた。
バックステージでは飯伏、ヤングバックスと共にゴールデンELITEを結成を宣言、Codyとの和解を要望したが、Codyはその輪に背を向けることで事実上拒否した。ケニーとCodyの方向性は違うことは完全に露呈してしまった。ヤングバックスとの関係は修復しても、BULLET CLUB内の内紛は修復したわけでない、ゴールデンELITEを結成されたことでBULLET CLUBの方向性はまた大きく揺らぎ始める可能性も否定できない。最後に試合時間も合計すると64分50秒と60分越え、あと10秒で昭和51年7月17日、北九州で行われたジャンボ鶴田vsビル・ロビンソン戦に並ぶところだった(1-1でフルタイムも、5分間延長)、つくづく長時間による三本勝負はハードなものであることを改めて痛感させられた。
Changing the world (together). A new story begins. @MattJackson13 @NickJacksonYB @ibushi_kota #njdomininon #GoldenElite
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2018年6月9日ついに…
ケニー本当におめでとう
今までやってきたことが結果になった。
人種も国も関係ない。
本当に嬉しい。
あとは自分がやるだけ!
やらないといけない!約束。
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2018年6月9日GOLDEN ELITE shirts now available! https://t.co/i1xtEBKEqC pic.twitter.com/OAVkWdglOP
— The Young Bucks (@MattJackson13) 2018年6月9日ありがとうIWGP。
ありがとうみんな。
— オカダ・カズチカ (@rainmakerXokada) 2018年6月9日㊗️
— 高木三四郎 SanshiroTakagi (@t346fire) 2018年6月9日おめでとう!
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2018年6月9日おめでとう❗
素晴らしい❗❗
やったね!つかみとったね❗❗
— 伊橋剛太(GOTA IHASHI) (@goutaihashi_DDT) 2018年6月9日ケニー選手おめでとう!オカダ選手、凄い試合でした。素晴らしかった。!!
— 木谷高明 (@kidanit) 2018年6月9日PR -
タカラトミーの社長だったハロルド・ジョージ・メイ氏が新日本プロレスの社長に就任
新日本プロレスがコカコーラ社の副社長、そしてタカラトミーの社長として辣腕を振るい、赤字経営だったタカラトミー社を黒字経営に転換させV字回復を達成した、ハロルド・ジョージ・メイを社長として招き入れることが報じられた。<経歴・人物>
経歴・人物
1963年にオランダで生まれる。少年期は日本や米国、インドネシアなどオランダ国外で長く過ごした。ニューヨーク大学大学院を修了後、1987年にハイネケンジャパン(現ハイネケン・キリン)に入社する。その後、日本リーバ(現ユニリーバ・ジャパン)、サンスターを経て2006年9月、日本コカ・コーラに副社長兼マーケティング本部長として入社した。『コカ・コーラ ゼロ』のPRで「ゼロ侍」のキャラクターを採用したのは大の日本通であるメイの意見が採り入れられたものとされている
2014年3月、タカラトミー社長の富山幹太郎に迎えられ同社経営顧問を経て副社長兼COO兼海外事業統括本部長に就任する。2015年5月に同社の次期代表取締役社長兼CEOに内定したことが報じられ、6月24日付で就任した。メイの社長就任は前身のトミー時代を含め、1924年の富山玩具製作所創業(法人化は1953年)から91年目にして創業家である富山家以外かつ日本国外の出身者からは初の抜擢となる。
メイは入社当時赤字経営だったタカラトミーを立て直し、大幅黒字に転換させⅤ字回復に導いた。(2017年3月期決算)株価も入社以来3倍以上に上がっている。空港にガチャを設置させたり、様々な企業とのコラボレーション、ライセンスビジネスへの注力など、柔軟な発想で次々と新しいことを取り入れ、成果を上げている。企業のイメージアップにも力を入れ、学生への就職説明会でも自ら壇上に立ち会社説明を行うことが多い。その結果タカラトミーは「学生1・2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」で前回調査の70位から17位と大幅にランクを上げた。
ハイネケンから現在に至るまで、新ブランドの立ち上げや育成・強化、プロモーションなどを行い、ブランド構築といったマーケティングに特に精通している。日本人のような流ちょうな日本語を操る。ハロウィンには仮装して出社し、社内や地域を盛り上げるなど、その明るく親しみやすい人柄でも知られている。日本の歴史とプロレス好きとして知られる。
経歴を見るだけでもカルロス・ゴーン的な人物が新日本の社長として招かれたということになる。狙いは新日本の企業力の強化、将来的には株式の一部上場も目指していることから、更なる強化が必要ということで、今回はブシロードからの派遣ではなく、外部から招いたと見ていいだろう。
外部からの登用は良いイメージをもたれていないのも事実かもしれない、2004年に新日本はオーナーだったアントニオ猪木の強権発動で、経営コンサルトだった草間政一氏を外部から社長として招き、草間氏はこれまでのドンブリ勘定的な経営体質を改めようとしたが、猪木の本当の目的は自身に金を出すことを渋り出した新日本が不正を働いていると疑い、草間氏に調べさせ経営を健全化させた上で、新日本から金を引き出させることだった。
しかし草間氏は任期半ばで退社に追いやられた、理由はいろいろ言われているが、周囲から反発を招いていた草間氏を誰もサポートする人間がいなかったこと、いや草間氏は業界の人間を誰も信用せず、猪木の後ろ盾だけを武器にして独走したが、経営は改善されても、経営体質の改善は望まなかった猪木からも梯子を外されたことで解任され、草間氏は報復として新日本の経営状態を暴露し、新日本の経営危機に拍車をかけたが、結果的には猪木体制の崩壊へと繋がっていった。経営体質の改善はユークス体制になってから成し遂げることが出来たが、今思えば草間氏一人の力では限界であり、草間氏自身がそれをわかっていなかったのかもしれない。
これからの新日本プロレスはますます企業力が上がっていくことは間違いないと思う、新社長が新日本プロレスの光景をどう変えていくのか、注目していきたい。
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BEST OF THE SUPER Jr.25出場選手、6・9大阪城ホール・カード第一弾が発表!
☆『BEST OF THE SUPER Jr.25』
[出場選手]
▼Aブロック
タイガーマスク ACH フリップ・ゴードン ウィル・オスプレイ YOH 石森太二 金丸義信 BUSHI
▼Bブロック
KUSHIDA 田口隆祐 クリス・セイビン ドラゴン・リー SHO マーティー・スカル エル・デスペラード 高橋ヒロム5月18日後楽園から開幕する『BEST OF THE SUPER Jr.25』の出場選手が発表され、今年は総勢16選手がエントリーし、2ブロック制の総当りリーグ戦で行われる。出場選手は常連組に加え、Aブロックは2月のROHとの合同興行に参戦したゴードン、YOH、5・4福岡でBONE SOLDIERとして出現した石森は今年はBULLET CLUBの一員してエントリーし、Bブロックはアレックス・シェリーのパートナーでTNA王者にもなり、全日本のジュニアリーグでも優勝経験のあるセイビン、SHOがエントリーした。優勝候補はオスプレイへの次期挑戦者としての観点からいって石森か、対抗は前年度覇者のKUSHIDA、穴としてデスペラード、また3Kの二人はシングルでの力量を問われるリーグ戦になることは必至だろう。しかし同じ元NOAHの金丸と石森が同一ブロックとは、皮肉としか言いようがない。
また6・9大阪城大会の第1弾カードが発表された。
☆6/9(土)大阪城ホール『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』14:30開場、16:00開始
▼NEVER無差別級選手権試合3WAYマッチ(1/60)
[第17代王者]後藤洋央紀vs[挑戦者]マイケル・エルガンvs[挑戦者]タイチ
※後藤4度目の防衛戦
※3選手同時に試合を行い、いずれかの1選手が勝利した時点で決着とする▼IWGPタッグ選手権試合
[第79代王者]EVIL SANADA(1/60)[挑戦者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソン
※EVIL&SANADA3度目の防衛戦▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[第18代王者]内藤哲也(1/60)[挑戦者]クリス・ジェリコ
※内藤初防衛戦▼IWGPヘビー級選手権試合
[第65代王者]オカダ・カズチカ(3/無)[挑戦者]ケニー・オメガ
※オカダ13度目の防衛戦[特別参戦]
レイ・ミステリオJr.IWGPヘビー級選手権はIWGPヘビー史上初となる時間無制限3本勝負に、内藤vsジェリコは内藤の保持するインターコンチネンタル王座がかけられ、NEVER選手権は3WAY戦となった。そして3月にロス大会参戦予定でありながらも、負傷で欠場となったミステリオも参戦。ロス大会では獣神サンダー・ライガー戦が予定されていたが、大阪城で実現となるのか?
オカダvsケニーの戦績は1勝1敗1分、うち2戦はIWGPかけられ、オカダが1勝1分、ケニーの勝利はG1での公式戦であることを考えると、ベルトのかかった試合ではオカダは強い、だが試合形式は3本勝負、おそらくストレートでの決着の可能性は低いだろう。1&2本目は速攻勝負でつけられるケースもあることから、1&2本目の内容にも注目で、またケニーとってもBULLET CLUBの内紛問題を抱えていることから、Codyが大阪城に参戦するなら、BULLET CLUBの存在も勝敗に大きく影響は出ると見なければならないだろう。2018年上半期の総決算となる大阪城決戦、果たしてどういう結末を迎え、来年度の東京ドームに結びつけるのか…
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オカダが棚橋を降し防衛記録を更新!ジェリコ出現で内藤を襲撃!そしてBONE SOLDIERの正体は・・・
5月4日 新日本プロレス「濵かつ Presents レスリングどんたく 2018」福岡国際センター 6037 人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ○田口隆祐(6分34秒 オーマイ&ガ・アンクルホールド)海野翔太 ×成田蓮 上村優也◇第2試合◇
▼20分1本
高橋裕二郎 ○チェーズ・オーエンズ(6分11秒 片エビ固め)永田裕志 ×岡倫之
※パッケージドライバー◇第3試合◇
▼20分1本
ロッキー・ロメロ YOH ○SHO(6分0秒 片エビ固め)飯塚高史 タイチ ×TAKAみちのく◇第4試合◇
▼20分1本
○石井智宏 矢野通(7分12秒 片エビ固め)真壁刀義 ×トーア・ヘナーレ
※垂直落下式ブレーンバスター◇第5試合◇
▼20分1本
後藤洋央紀 ジェイ・ホワイト ○YOSHI-HASHI(11分4秒 片エビ固め)ジュース・ロビンソン ×デビット・フィンレー マイケル・エルガン
※カルマ【バックステージでのタイチ、エルガン、後藤】
タイチ「オイ、後藤!首がイテェぁ?」※ここでエルガンもコメントブースに現れ、後藤とタイチの間に入る。
タイチ「オイオイ、なんだよ。その首、どんどん悪くなるぞ。順番は関係ねぇ」エルガン「タイチ、出て行け!」
タイチ「お前はどいてろ。オメェは危ねぇよ」
エルガン「俺が挑戦する。タイチには関係ない。出て行け」
タイチ「どけ!俺は後藤に用があるんだよ。後藤、ソイツはいらねぇ。俺だ、俺だけ見ろ。順番は関係ねぇ。すぐやんねぇと、テメェの首、それ以上にぶっ壊れるぞ!すぐ決めろ!わかったか、コノヤロー!(※コメントブースを後にした)」
エルガン「(※ダウンしたままの後藤を見下ろしながら)ゴトー、いつまでもやられてダウンしてるんじゃない。俺は100%のお前と闘いたいんだ。タイチのことなんか放っておいて、俺と闘え。そのNEVER無差別級王座を奪うのは、この俺だ」
後藤「タイチよ、俺以上においしい相手はいないのか? 俺でいいのか? 俺じゃなきゃダメなのか? ハァハァ……いいだろう、2人まとめて相手にしてやるよ。アイツ、ホントに行儀が悪い」
【バックステージでのジュース、フィンレー】
ジュース「段階は踏んだぞ」フィンレー「そうだな。手順は踏んでいるな。俺は恐れてるけど……」
ジュース「これでいいだろう。ジェイ、ホワイトよ、俺は昨日、新しい思いが沸いてきたんだ。お前がどう思ってるかなんて関係ない。だけど、俺の思いは感じてるはずだ。お前はどういう決断を下すか、期待してるぞ。プロレスの試合で、俺と向き合うかどうかをな。お前には伝えたつもりだ。これまでのどの試合でも、そしてどのタイトルマッチでも感じてない気持ちになっている。ゴトーやナイトー、ケニー、ゴトーへの2度目の挑戦でもなかったような試合になるぞ。ジェイ、お前もこれまで感じなかった思いになるはず。というか、お前も彼らには勝ったことないだろ? それって、このジュース・ロビンソンと同じことじゃないか。あっ、ケニーには勝ったんだったな。だから、ベルトを手にしたのか……。まぁ、いい。もう、お前に対するリスペクトの思いは消えた。これまで一緒に頑張って来たことも忘れ去った。ドージョーを経てアメリカ、ROHへ行った。そして、1年半後に戻って来た。その結果が、そのベルトだな。でも、ジュース・ロビンソンが歩んできたことに比べてら、全然、大したことない。お前の持つUS王座に挑戦して、それを見せつけてやる」
フィンレー「そうだねぇ……ジェイはいきなり大きなタイトルを手にした。お前には釣り合わないほどのな。それがふさわしいのは、ジュースの方だぜ。俺が奪えなかったベルト。でもな、あきらめたわけじゃない。まぁ、このツアーが終わって、俺はアメリカに戻る。そのベルトを結婚の引き出物にするつもりだったけど、その思いは空振りに終わってしまった。でも、俺には人生の大きな転機が待ってるんだ。これまでの俺と同じだと思うなよ。まだまだ俺は、落ち着くつもりなんてないから」
【ジェイの話】「俺の試合に飛び込んできたのはアイツだ。ミスター・ロビンソン……。ジュース、俺にはお前がはっきり見えた。ほかの誰でもない、お前だ。これまで見たことないようなジュースの姿だった。お前は最高にいいヤツだった。素晴らしい心の持ち主だったし、素晴らしい魂も持っていた。でも、それはもう過去のこと。だけどジュースよ、お前のとった行動は失敗だ。これまでの俺とお前の関係はもう終わり。次に闘うのは誰でもない、お前だ。ともに日本に来て、ヤングボーイとしてスタートした。ただ、お前は俺と違って、俺と比較にならないほど格が上のところからやって来た。でも、お前は偉そうにすることもなく、対等に接してくれた。だけど、お前はどれだけベルトに挑戦してきたんだ? そして、タイトルマッチで、どれだけ勝利してきたんだ? どれだけのチャンピオンを倒してきたんだ? シングルの王座を手にしたことはあるか? ないよな? 昨日、お前を見た時、俺を倒してやろうというギラギラした目をしてた。オーサカでお前にやられたけど、あれはお前がラッキーだっただけだ。フィンレーと共闘として、ズルいことをして勝っただけだ。それを思い知らせるためにも、1対1で勝負しよう。俺はベストフレンドで間負ったフィンレーを返り討ちにした。彼は1対1の勝負で俺に勝つことはできなかった。お前も同じだ。フィンレーはこのベルトの触れることすらできなかった。お前も同じ。“SWITCHBLADE”がどういうものか、とくと味わうがいい」
◇第6試合◇
▼30分1本
○内藤哲也 EVIL SANADA BUSHI 高橋ヒロム(8分31秒 片エビ固め)鈴木みのる ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. ×金丸義信 エル・デスペラード
※デスティーノ【内藤の話】「(※流血で顔面真っ赤となった内藤はフラフラの状態でバックステージに倒れ込む)いやぁ、強烈だったぜ。強烈な内藤哲也への挑戦表明だったね。俺は彼をよく知らないけどさ、世界的に有名なレスラーなんでしょ? その世界的有名レスラーがこれだけ熱くなってしまう、これだけ夢中になってしまう相手が内藤哲也ってことでしょ? 彼の行動が、俺の存在価値を示したでしょ。100点満点あげれるぐらいの行動だったんじゃないですか。たださ、ここは俺のホームだぜ。新日本プロレス、そしてここ日本は俺のホームだぜ。これだけやっといて、何もダメージ負わずに帰れると思うなよ。いやいや、彼にはね、今日勇気を出して一歩踏み出しかもしれない。でも、一歩踏み出せばすべてうまくいくとは限らないってことを、身を持って教えてあげますよ。それにしてもさ、次から次へと相手がやって来ますね。そりゃそうだろ。いま、世界中を見渡しても、これほどおいしい相手はいないぜ。早いもん順だよ。どんどん列ができちゃうからね。かまってほしい人は、早く来た方がいいよ。まぁ、俺がかまうかどうか、その答えはもちろん、トランキーロだけどね。(※なんとか立ち上がり)そんなとこっすかね。だから、言ったじゃん。王様、『早くしないと列の最後尾になっちゃうよ』って。『あせった方がいい』って言ったでしょ(※フラフラになりながら医務室へ消えていった)」
【ジェリコの話】「カモン、ナイトー!闘おうぜ!どうなんだ?(※追いすがる報道陣、若手に対して)向こうへ行け!(※と叫びながら、近くにあるスチール製のごみ箱やBOXを手当たり次第に投げ捨てる)闘わないのか? どうなんだ? カモン、ナイトー!(※何度も叫びながらタクシーに乗り込み、会場を去っていった)」
◇第7試合◇
▼30分1本
ケニー・オメガ 飯伏幸太 ○バットラック・ファレ タマ・トンガ タンガ・ロア(8分47秒 体固め)Cody ハングッマン・ペイジ マット・ジャクソン ニック・ジャクソン ×マーティ・スカル
※ボディープレス【飯伏の話】「なんか、これはどうなったんですかね? BULLET CLUB、話が進んだのか、進んでないのかわからないですけど、ボクは前から言ってる通り、スタンスとしてはフリーなので。以上です。ホントにこれ以上なにも言うことはない」
【バックステージでのファレとタマの話】
タマ「5年だ。あれから5年だ。5年が過ぎた。それが何を意味しているのか? 長かったけど、俺たちは生き残ってきた。そして強力になっていった。今もまだ、強い絆でつながっている。みんなは何を勘違いしてるんだ? THE ELITEがどうだとか……。ハハハ。BULLET CLUBは一蓮托生だ。地獄へ落ちるときは、みな一緒だ。俺たちに、ここから離れる理由なんてない。最後までな。俺たちがいるからこそのBULLET CLUBだ」ファレ「そういうことだ」
【スカルの話】「(※ボディーを押さえて、何度も苦しそうな声を上げる)昨夜は素晴らしい夜だった。ヤングバックスとTHE VILLAINが(NEVER無差別級)6人タッグ王座を獲得したからな。今夜は自信を持ってファレにボディースラムを決めてやろうと思ってたけどダメだった。それだけじゃなく、逆にやられてしまった。ベンチプレスやスクワットで鍛えてたんだけど……。でも、いつかファレにボディースラムを決めてやるぜ。その時まで待ってろよ、ファレ。まあ、それでもマーティ・スカルとヤングバックスはまだ6人タッグチャンピオンでいる。すぐに日本に戻って来るけど、そのときは『BEST OF THE SUPER Jr.』だ。ヘビー級のヤツらはいない。俺が『BEST OF THE SUPER Jr.』に優勝して、ウィル・オスプレイの首をへし折って、IWGPジュニアヘビー級チャンピオンに返り咲いてやる」
◇第8試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第80代王者]○ウィル・オスプレイ(23分46秒 片エビ固め)[挑戦者]×KUSHIDA
※ストームブレイカー
☆オスプレイが3度目の防衛に成功【KUSHIDAの話】「(※コメントブースに床に倒れ込み)ハァ、すげぇチャンピオンだ。最高のチャンピオンでしょ。すげぇよ、オスプレイ。また、これでプロレスっていう迷路にさまよえる。ハァハァ、明日死ねない理由が一つできただけでしょ。そんな雰囲気を、姿みてないけど、タマ・トンガが何か言ってたな? ふざけんじゃねぇぞ!ライトウェイトじゃねぇんだよ。クルーザーウェイトでもねぇんだよ。わかるか? こちとら、ジュニアヘビー級ウェイトだ。覚えとけ、コノヤロー」
【バックステージでのタマ、BONE SOLDIERの話】
タマ「見たか。俺たちの理想の男だ。ついに、長く追い求めていた理想がここにいる。待たせたけど、ようやくお前らの目の前にお披露目だ。“新生BONE SOLDIER”タイジ・イシモリ。そして彼は、BULLET CLUBジュニアヘビー級のニューメンバーだ。見ろ!素晴らしいだろ。さぁ、みんな見るんだ。俺が見つけ出してきた最高級品だ。これこそが俺たちの理想を具現化した男だ。BULLET CLUBを甘く見るな!」BONE SOLDIER(石森太二)「新日本ジュニアのトップを獲るために、ここに来た。そのために、ありとあらゆるネットワークを使って、タマ・トンガとコンタクトをとって、今日登場した。俺がここに来たからには、新日本ジュニア、必ず面白くしてやる。そして、次は『SUPER Jr』、この俺も参戦する」
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第65代王者]○オカダ・カズチカ(34分36秒 片エビ固め)[挑戦者]×棚橋弘至
※レインメーカー
☆オカダが12度目の防衛に成功(試合終了後、棚橋は岡と成田の肩を借りて退場。
一方、リング上ではオカダに勝利者賞が贈呈され、レッドシューズ海野レフェリーからIWGPヘビーベルトが手渡される。そして、そのベルトを外道がオカダの腰に巻き、海野レフェリーが右手を掲げた。)
外道「当然のごとく、サラッと、新記録達成だよ、オイ(※大歓声&大拍手)。だがよ、こんなものは、レインメーカーにとっちゃ、ただの通過点だ、オイ。
これからも、半永久的に、誰ひとり、レインメーカーを止めることはできねぇ。何でかわかるか、オイ?(※場内騒然) ……レェ~~ベェルが違うんだよ、この野郎(※大拍手)。『レスリングどんたく2018』の最後は、もちろん、この男に締めてもらおう。完全無欠のIWGPヘビー級チャンピオン“レレレレレインメ~カ~”カズチカ・オ~~カダ~!(※大歓声&大拍手&『オカダ』コール)」オカダ「みっつ、言わせて下さい(※大拍手)。ひとーつ! 棚橋弘至! …棚橋……さん!?(※場内驚き&大拍手) 棚橋…君!?(※場内笑) 棚橋…先輩!? ま、どうでもいいや。強かったよ(※大拍手)。ふたーつ! V12(トゥエルブ)、達成しました!(※大拍手) ま、俺は正直、記録にこだわりはないんで、しっかり、IWGPヘビー級のチャンピオンの姿を、見せて行きます(※大歓声&大拍手)。みっつ!(※場内期待の声) 特にありません(※大歓声&大拍手)。…と言いたいところだけど(※場内驚き)、次のチャンレンジャー(※場内さらに驚き)、…誰も出て来ないね(※場内笑)。ま、怖気づいてんでしょう。うん。まあ、V12を振り返ると、丸藤(正道)、ケニー、鈴木、柴田(勝頼)、ファレ、ケニー・引き分け(※場内笑)、Cody、EVIL、内藤、SANADA、ザック(・セイバーJr.)、棚橋(※大拍手)。……引き分けが1コ入ってたな!?(※場内騒然) 次(の防衛戦)は大阪城ホールかな!?(※場内期待の声) 去年の大阪城ホール、60分引き分けだった。ケニー・オメガ!!(※大歓声&大拍手&大『ケニー』コール)( ここでケニーが赤コーナー側の入場ゲートから現れ、花道をゆっくり歩いてリングイン)ケニー、防衛戦でね、引き分けのまま、終われないんだよ(※場内期待の声)。去年は、60分時間切れ引き分けだよ? もうさ、引き分けとかなしで、無制限(1本勝負)でやろうぜ(※場内驚き&大拍手&ケニーへの声援)」
ケニー「(※日本語で)ま~ま~、でも、もっと試合ができるンだろう、カズチカ。それは、3本勝負(※場内驚き)。どうですか?(※場内ざわめき)」
オカダ「時間無制限…3本勝負…。いいねー。楽しいね、これは(※大拍手)。しっかり3本勝負で、あの大阪城ホールの続きを見せてやる(※大歓声&大拍手、ここでケニーは笑みを浮かべ、悠々とリングを降りて退場。もう、決定でいいでしょう(※大拍手)。時間無制限3本勝負。楽しみだねー。その試合も、勝って、V13(サーティーン)か…。14(フォーティーン)、15(フィフティーン)、いっつも言ってるようにV100(ひゃく)まで行くからな。そして、またここにチャンピオンとして帰って来る。そのときは! またこの福岡に! カネの雨が降るぞー!(※大歓声&大拍手)」
【バックステージでのオカダ】
※ジェイ、矢野、YOSHI-HASHI、ロッキー、SHO、YOHが拍手でオカダを迎え、オカダは全員と拳を合わす。
ロメロ「IWGPヘビー級王座、防衛12回、おめでとう。オツカレサマデシタ!カンパーイ!」
全員「(※缶ビールを手に取り)かんぱーい!(※ロメロの音頭で『チャンプ』コールが行われ、メンバーはコメントブースを後にした)」――オカダ選手、防衛おめでとうございます。
オカダ「ありがとうございます」――“V12”という新記録、いまどのように感じていますか?
オカダ「正直、自分では『興味ない』と言いつつ、これが達成できた時に『何かあるんじゃないかな』と思ってましたけど、何もなかった。ただの防衛戦の一つだった。でもね、棚橋弘至、ナメてましたけど、強かった。あの棚橋弘至に勝てて良かったと思います」――今回の棚橋選手との対戦は、これまでのIWGPのタイトルマッチと違う部分はありましたか?
オカダ「違ったね。やっぱり、最後の方になってからは、もうベルトへの想いだったんじゃないかなと思います。あんなにしぶといとは思ってなかったっていうのはありますね。キツかった。ホントにキツかった」――そして、オカダ選手から次期挑戦者にケニー・オメガ選手を指名し、時間無制限3本勝負という提案がありましたが。
オカダ「去年、ケニーと東京ドームでやって勝って。大阪城ホールでベルト懸けて60分引き分け。ま、『G1』でやりましたけど、ケニーが勝って1勝1敗1分けですか。別に俺の中では、そのて1勝1敗1分けというよりも、あの大阪城ホールで続きで、しっかりあの時みてくれていたお客さんにね、エンディングというのを見せたかった。だから、ボクの中では時間無制限1本勝負でいいんじゃないと思いました。まさかね、そのあとケニーが“3本勝負”、そんなことを言ってくるとは思わなかったですから。俺が“時間無制限1本勝負”、ケニーがそれをのんでくれるんであれば、俺は3本勝負のんであげようと思います。そういう3本勝負っていうのは過去にあったんですかね、IWGPの歴史の中で? ま、あろうがなかろうが、素晴らしい試合を見せて。せっかく“V12”新しいチャンピオンっていうのを、これからみせていかなきゃいけないんでね。しっかりこの新しい、誰もが認めざるを得ない最強のチャンピオン、まずは大阪城ホールでみせてやりたいと思います」――いま、棚橋選手にあえてかける言葉があるとすれば。
オカダ「強かった。強かったし、『あそこまでボロボロの人間でもここまでやれるんだ』っていうのは、レスラーのボクとしてもすごいと思うし、お客さんの中でもパワーをもらえた人はいると思うんでね、ホント勉強になりました。ありがとうございました。そして、お疲れ様でしたっていう感じですね」――2年前の大阪城ホールでIWGPヘビーのベルトを獲って、2年間チャンピオンでいるということに関しては、何か感じるものがありますか?
オカダ「別にそんなに感じることはないですね。俺じゃなきゃダメでしょ。俺がチャンピオンだから、新日本プロレスはここまでできてるし、どんたくだって2連戦できてるし、海外にだって行けてるし、それは俺がチャンピオンとしてやってきてるからなんで。やっぱり、常に俺がベルトを巻いて中心じゃないと、新日本プロレスどんどんどんどん上にいけないと思うんで、素晴らしいチャンピオンをみせていきたいなと思います」【棚橋の話】「(※ヤングライオン肩を借りコメントブースに現れると、床に倒れ込み)……ハァハァ……またしても……派手に負けちまったけど、俺は諦めてないから……(※涙を流し、声を震わせながら)もっと強くなるから……過去の自分を絶対に越えてやるから!(※なんとか立ちか上がり、フラフラになりながらコメントブースを後にした)」
【ケニーの話】「(※日本語で)まぁ、正直いうと次の挑戦者になるなんて、ちょっとビックリしたんですよ。だって、しばらくベルト挑戦してないし、最近はさ、飯伏さんと組んでるから、どうしようもない。オカダ、自分で決めたから。そして、お前の言った通り、去年の大阪城ホールの『DOMINION』は60分ドローでした。それは直さないとね。自分でもそれを直したいです。どっちの方が強いか。どっちの方がスタミナがあるか。どっちが本当のチャンピオンか。それは『DOMINION』で決めたいです。(※英語で)ファンに向けて、ここまで導いてくれて、まずは『ありがとう』と伝えたい。旅を終わらせることはない。次はおそらく、これまで経験したことがないほど難しい試合になるだろうけど、すべての対戦のなかでも、今回のオーサカジョーホールでは最高のものをオカダにぶつけていく。お前が文句のつけようがないぐらい、最高の俺をね。じゃあ、また会おう。グッバイ&グッナイト。Bang!」
福岡2連戦、2日のメインはIWGPヘビー級選手権試合、IWGP防衛最多記録更新を狙うオカダが、これまでの記録ホルダーである棚橋の挑戦を受けた。
序盤は棚橋が執拗にヘッドロックで絞めあげ、オカダのスタミナを奪いにかかり、オカダは棚橋のショルダースルーを迎撃しようとするが、後ろへ回り込んだ棚橋はバックタックル、低空ドロップキックと足攻め、これを嫌ったオカダは棚橋をコーナーにセットして下からのドロップキックを発射するが、ロープを離さなかった棚橋が逆上がりを狙うも、キャッチしたオカダは棚橋をトップロープに固定したままでのハングマンDDTを敢行し、場外に棚橋が逃れても、今度は鉄柵に固定してのハングマンDDTで棚橋の首に大ダメージを与える。
自身のペースになったオカダは余裕の態度でエルボーの連打を浴びせ、棚橋に打ち返せと挑発し棚橋はエルボーの連打も、受け流したオカダはすぐ逆襲。首投げからフェースロック、チンロックと首攻め、だがネックブリーカーは棚橋が切り返して逆に決めると、オカダのエルボーをかわして連打からフライングフォアアームを炸裂させる。
棚橋は串刺しドロップキック、突進するオカダに低空ドロップキックも、スリングブレイドをかわしたオカダはエルボーアタックで応戦、、串刺しエルボーからDDT、ボディースラムからダイビングエルボー狙いは棚橋が起きるも、飛び降りたオカダは読み合いから強引にリバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップ、レインメーカーポーズも、棚橋が起きて睨み、フロントキックを狙うオカダにドラゴンスクリューから、場外に逃れたオカダにコーナーからのハイフライアタックを浴びせるも、棚橋は場外でのスリングブレイドを狙うが、オカダは場外ツームストーンパイルドライバーで突き刺す。
両者はリングに戻り、膝立ちのままでエルボー合戦、棚橋が鋭いエルボーがオカダは重たいエルボーが交錯するも、棚橋がダウンすると、起き上がろうとする棚橋をオカダが足蹴にする。そして起き上がった棚橋がエルボーの連打、太陽ブローからエルボースマッシュ、倒れたオカダを棚橋は足蹴にし、オカダのドロップキックをすかし、フラップジャックもツイストアンドシャウトで切り返した棚橋はスリングブレイドを炸裂させる。
棚橋はハイフライフローを投下するが自爆すると、オカダは背後からドロップキック、今度は正面ドロップキックからレインメーカーを狙うが、棚橋が先にスリングブレイドを決め、、両者ダウンの後でオカダがツームストーンパイルドライバーを狙うも、棚橋が逃れたところでオカダはジョンウーを発射、オカダは起こそうとするが、棚橋が切り返してツームストーンパイルドライバーで突き刺す。
勝負を狙った棚橋は背中へのハイフライフローから、正面からのハイフライフローを投下も、オカダが剣山で迎撃するとジャーマンからレインメーカーを狙うが、かわした棚橋はドラゴンスープレックスからスリングブレイド、しかしオカダはドロップキックで迎撃も、すぐ起きた棚橋はスリングブレイドで応戦する。
棚橋はハイフライアタックを発射するが、オカダはドロップキックで迎撃すると、レインメーカーを狙うが、かわした棚橋が掟破りのレインメーカーを決め、再度のレインメーカーも張り手で迎撃した棚橋はスリングブレイドを狙うが、棚橋のタイツを掴んでいたオカダがそのままレインメーカーを決め3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後は防衛記録を更新したオカダは次期挑戦者として昨年度の6月11日、大阪城ホールで時間切れ引き分けとなったケニーを挑戦者に指名、オカダは完全決着の時間無制限1本勝負を要求したが、ケニーは時間無制限3本勝負を逆提案してオカダが受諾した。
試合内容に関しては肝心なところで棚橋が決めきれない部分が多かったのも事実、けど棚橋は何度も起き上がる姿を見て、棚橋に勝って欲しいというものを感じさせたが、待っていたのは現実、正直言って棚橋ではオカダに勝てないというものを感じざる得なかった。
次回防衛戦は6・9の大阪城でオカダはケニーとの決着戦を選んだ、戦績は1勝1敗1分で昨年度のG1ではケニーが勝っていることから、挑戦の権利は当然あるも、試合ルールは時間無制限3本勝負とハードなルールが課せられることになったが、過去のIWGP戦でも3本勝負で行われた例がないどころか時間無制限とは前代未聞でアントニオ猪木時代でも行われた例はない。ただわかるのはオカダは通常のルールでは飽き足らなくなってきているということ、これは選手だけでなく見ている側にとってもかなりハードな試合になってくるかもしれない。セミのIWGPジュニアヘビー級選手権は序盤から挑戦者のKUSHIDAが執拗な左腕攻めでリードを奪い、オスプレイも場外戦で鉄柵を使ってのスワンダイブフォアームさえも、KUSHIDAは飛びつき腕十字で切り返すなど腕攻めを繰り広げる。
KUSHIDAのハンドスプリングエルボーをかわしたオスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキックを炸裂させると、場外のKUSHIDAにサスケスペシャルを発射、リングに戻るとオスプレイはスワンダイブ式フォアアーム、顔面への串刺し低空ドロップキック、その場飛びシューティングスタープレスと一気に流れを変え、新技であるストーンブレイカーを狙うが、切り返したKUSHIDAはオーバーヘッドキックもオスプレイはマウスで応戦、腕を狙うKUSHIDAに強引にジャーマンで投げる。
KUSHIDAはロープへ走るをKUSHIDAは両足キックでエプロンに出すと、断崖式スパニッシュフライを狙うオスプレイから逃れ、場外に降りてから前転してから断崖式DDTで突き刺し、オスプレイの首に大ダメージを与え、やっとリングに戻ったオスプレイにKUSHIDAがドラゴン・キッドのウルトラウラカンラナ、そして腕へのバトンキックからホバーボードロックを狙うが、オスプレイが旋回式のペナドリラー風の技で切り返し、オスプレイはコーナーにKUSHIDAを逆さに固定してから顔面にトラースキックを乱打する。
オスプレイはエアーアサシン投下し、コークスクリューキックからオスカッターはKUSHIDAがアームロックで切り返した、オスプレイは逃れるようとするがKUSHIDAはバックトゥザフューチャー狙うが、逃れたオスプレイはエセックスデストロイヤーを決め、互いに首のバンテージを剥がしてエルボー合戦を繰り広げる。
オスプレイがハイキックからステップキック、KUSHIDAもやり返し、マサヒロタナカを逃れたオスプレイは見えない角度のトラースキックも、突進したところでKUSHIDAがマサヒロタナカが炸裂、KUSHIDAがカミゴエ式ストンピングの連打、そしてサーフボードから連打から、後頭部に串刺し低空ドロップキック、そして雪崩式バックトゥザフューチャー狙うが、オスプレイが雪崩式オスカッターで逃れると、新技ストーンブレイカーで3カウントを奪い王座を防衛した。
ところが試合後にかねてからスクリーンに映されていたBONE SOLDIERの予告映像が流れると、タマが現れオスプレイを挑発、そこでBONE SOLDIERが乱入してサイファーウタキでオスプレイをKOする。そして正体はNOAHを退団してフリーとなっていた石森太二であることを明かすと、今後はBONE SOLDIERとしてBULLET CLUB入りし、スーパージュニアへの参戦を表明した。
序盤は完全にKUSHIDAがリードを奪ったかに見えたが、空中戦になってからの切り返しはオスプレイが上手だった。そして石森ことBONE SOLDIERの出現に関しては、突然のNOAH退団と小川良成の不快感がここに繋がったということ、おそらくNOAH側もこの話は石森から聴いており、面白くはないものの新日本への参戦は認めざる得なかったということだと思う。石森もBONE SOLDIERの候補にあがっていることは自分も薄々知っていたが、信じたくなかったというのが本音、しかし石森が選んだこととして割り切るしかない。また第7試合のBULLET CLUB同士の10人タッグ戦は、ファレにボディースラムを狙ったスカルが圧殺されて3カウントとなるも、試合後はケニーがCodyをバックステージまで追いかけて姿を消すと、裕二郎やオーエンズも現れ、リングに残った選手らと共にウルフポーズをとってBULLET CLUBの結束をアピールも、飯伏はその輪に加わらず去っていった。だがリーダー格不在の結束劇は、内紛の根本となっているケニーとCodyはいらないという意味なのか?
第6試合のロスインゴvs鈴木軍は、内藤がデスティーノで金丸から勝利も、試合後に去ろうとする内藤に客席から覆面男が襲撃をかけ、内藤を何度も殴りつける。そしてマスクを取ると正体はクリス・ジェリコで、ジェリコはコードブレイカーで内藤をKOした後で、流血した内藤の顔面をゴングで殴りつけ、ヤングライオンにも暴行を働き、タクシーに乗ってそのまま逃亡、内藤は激怒しヤングライオンに八つ当たりするなど大荒れだった。
1・5後楽園では内藤を襲撃したまま音沙汰がなかったジェリコだったが、前日に福岡に潜伏している話も出ていたことから、いつ誰かに仕掛けるかと思っていたら、内藤に仕掛けてきた。第5試合ではYOSHI-HASHIが久々にカルマを決めフィンレーから勝利も、試合後はNEVER王座を狙うタイチが後藤、エルガンを襲撃すれば、ジェイはジュースを襲撃するなど大荒れとなった。
【福岡大会2連戦終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。明後日5月6日(日)は、「NEW JAPAN ROAD」愛媛・アイテムえひめにて17:00試合開始です。皆様のご来場をお待ちしております!#njdontaku #njpw pic.twitter.com/8fdwAcHXAD
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年5月4日V12!
ありがとう!
— オカダ・カズチカ (@rainmakerXokada) 2018年5月4日悔しいので、もっと頑張ります。応援ありがとう!
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) 2018年5月4日オレはIWGPから逃げない。逃げ道は行き止まりだから。
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) 2018年5月4日前人未到のV12おめでとう!@rainmakerXokada
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2018年5月4日Gave you my heart guys. Tonight was for me the best bout from mine & Kushida’s saga of matches. Nothing but respect.
But now. Ishimori.
— ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2018年5月4日今日この日この土地に感謝。福岡国際センター応援ありがとうございました!悔しすぎて明日死ねません。またがんばります。 pic.twitter.com/Xew2RSvS02
— KUSHIDA (@KUSHIDA_0904) 2018年5月4日Bullet Club is fine. pic.twitter.com/Rta9L7zEZQ
— The Young Bucks (@NickJacksonYB) 2018年5月4日Happy Bullet Club Day #villain ☔️ pic.twitter.com/OMVrD4qddd
— Marty Scurll (@MartyScurll) 2018年5月4日I’m baaaaack.... @njpw1972 #SorryNaito @ 福岡国際センター https://t.co/VKGDQyVmlS
— Chris Jericho (@IAmJericho) 2018年5月4日LOS INGOBERNABLES de JAPON
arena de HAKATA.
pasado mañana es MATSUYAMA.
derramamiento de sangre?
no problema. pic.twitter.com/Lu2MXgMpGW
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2018年5月4日 -
ケニーが流血もペイジに勝利、飯伏はCodyに完敗!6人タッグ王座奪取のヤングバックスはIWGPタッグ王座に挑戦表明!
5月3日 新日本プロレス「濵かつ Presents レスリングどんたく 2018」福岡国際センター 4066人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
高橋裕二郎 ○チェーズ・オーエンズ(5分32秒 体固め)海野翔太 ×辻陽太◇第2試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ○田口隆祐(7分12秒 エビ固め)永田裕志 岡倫之 ×成田蓮◇第3試合◇
▼20分1本
ロッキー・ロメロ YOH ○SHO(2分4秒 横入り式エビ固め)ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. ×飯塚高史◇第4試合◇
▼20分1本
後藤洋央紀 ○ジェイ・ホワイト 石井智宏 矢野通 YOSHI-HASHI(10分25秒 片エビ固め)ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー 真壁刀義 マイケル・エルガン ×トーア・ヘナーレ
※ブレードランナー◇第5試合◇
▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン マーティ・スカル(12分5秒 片エビ固め)[第16代王者組]バットラック・ファレ タマ・トンガ ×タンガ・ロア
※モア・バンク・フォー・ユア・バック
☆ファレ&タマ&タンガが4度目の防衛に失敗、マット&ニック&スカルが第17代王者となる【バックステージでのマット、ニック、スカル】
ニック「やったな。誰か、俺たちが勝って思ってたヤツはいたか? まさかの結果に興奮しただろ? だけど、リスペクトの思いがこうやって形になってよかったな」マット「いやぁ、素晴らしい」
ニック「周りはすごいサプライズだと思ってるだろうな」
スカル「長時間のフライトだったけど、こうして勝利できて、来たかいがあったっていうものだ。初めてリング上で顔を合わせて、しかも勝てたんだからな。ここは忘れられない場所になったよ」
マット「敵ながら素晴らしかった」
スカル「タフな相手だったし、さすがBULLET CLUBだよ。ケニーとCodyはいがみ合ってるけど、そんなこと関係なく競い合えた」
ニック「これでこそ、このベルトを懸けて闘った意味があるってもんだ」
スカル「手加減することなく技を叩き込んでいけたし、最高だった」
ニック「そのうえで(NEVER無差別級)6人タッグチャンピオンになれたんだからな」
マット「記念写真を撮って、SNSにアップしないとな」
ニック「せっかくだし、ポートレートも作ろうぜ」
スカル「いいね」
マット「さぁ、記念写真を撮って、Instagramにあげようぜ」
スカル「それぐらいしておかないとな」
【バックステージでのファレ、タマ】
ファレ「向こうがいいチームだから負けたまでだ。5年だ、あれから5年……5年前の5月、『(レスリング)どんたく』が始まりだった。そして5年……」タマ「さらにいいチームになろうと、俺たちで築いていったんだよな……。5年間にはいろいろな思い出が詰まっている。いろいろなこともあったしな」
ファレ「今日はどちらも負けてなんかいない。どっちも勝利だ」
タマ「そうだ。両方の勝利だ。また一つ、思い出ができたぜ」
ファレ「ドク・ギャローズ、カール・アンダーソン、フィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)、AJスタイルズを失ってしまったけどな……。BULLET CLUB 4 Life……」
◇第6試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○EVIL SANADA BUSHI 高橋ヒロム(13分36秒 片エビ固め)鈴木みのる ザック・セイバーJr. タイチ ×金丸義信 エル・デスペラード
※EVIL【BUSHIの話】「いよいよだ。このどんたくシリーズ終わったら、次は『SUPER Jr』。誰とどの会場で闘うのか、いまから楽しみにしてるぜ。EN SERIO、マ・ジ・デ」
【ヒロムの話】「(※大きく深呼吸して)ウッシャー!!!始まる!始まる『SUPER Jr』が!始まる、あと少しだ。あと少しで一番楽しみな季節がやって来る。A(ブロック)なのか? B(ブロック)か? Aか? Bか? Aか? Bか? どっちだ、Aなのか? Bなのか? AだったらAでさ、なんか先にできる。何て言うのかな? この気持ち高ぶるけど、Bだともったいぶられてるっていうか、何て言うか……何て言うかって感じだよね。Aなのか? Bなのか? そこを早く知りたいな。あと誰が出るのか? まぁ、誰が出てもさ、強敵しかいないのは間違いないんだよ。なぁ、『BEST OF THE SUPER Jr.』だから、世界で一番強いジュニア級を決める大会だからさ。それはわかってるんだけど……AかBかによって、その気持ちのアレも変わってくるよね。Aだったら、さっき言ったように先にアレだし。さっき言ったように、BだったらBでなんか気持ち的にアレされてる感があるから……Aなのか、Bなのか、そこなんだよな。もうどっちだ? 一体どっちだ、オイ……(※と言いながらコメントブースを後にした)」
【EVILの話】「EVIL、SANADAによって支配されたこの最高級の(IWGPタッグの)ベルトに、世界一のタッグ? ヤングバックスが『挑戦したい』って言ってたな。(※ベルトに向かって)お前も世界一のヤングバックスの血が飲みたいだろ? 肉が食いたいだろ? Welcome to the Darkness World.お前らは必ずこのベルトに食われるんだ。よく覚えとけ!This is EVIL.Everything is EVIL.すべては……EVILだ!」
【内藤の話】「(※マスコミに向かって)昨日の大分大会、皆様、誰も来てませんでしたが、俺はちゃんと王様のコメント、モバイルサイトでチェックしましたよ。『これで終わりじゃない。これが始まりだ』みたいなコメントでしたね。まぁ、王様はその気かもしれないけど、王様以下の子分の皆様はどうなんだろうね? 子分の皆様の目線は、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに向いているのか。他に向いてるのか。それとも、王様の首を狙ってるのか。なにかね、地殻変動が起きちゃんじゃないの? 王様、よそ見することも大事だけど、もっと部下たちをまとめ上げた方がいいんじゃないの? なにか、ユラユラと揺らいでるような気がするね、俺には。あとさ、それから『これで終わりじゃない。これが始まりだ』? もう一回、俺とやりたいのかな、王様? だとしたらさ、もっと誰にでもわかりやすい表現方法で、アナタの想いを伝えた方がいいんじゃないの? 『内藤選手、王様である私ともう一回やってください』とか。誰にでもわかる、俺にでもわかるような表現方法で、表現した方がいいよ。じゃないとさ、次から次へと相手が来ちゃうよ。早くしないと順番待ちになっちゃうよ、王様。トランキーロじゃなく、急いだ方がいいよ。俺に構ってほしいんだったらね。じゃあ、王様、マスコミの皆様、そして福岡のお客様、また明日ここ福岡国際センターで、お会いしましょう。アスタ・マニャーナ、アディオス」
◇第7試合◇
▼30分1本
○オカダ・カズチカ ウィル・オスプレイ(16分15秒 片エビ固め)棚橋弘至 ×KUSHIDA
※レインメーカー【オカダの話】「オスプレイ対KUSHIDAの前哨戦みたでしょ? おたがいが倒れて、明日のために精一杯闘ってる。チャンピオンは余裕だぞ、棚橋!『勝て』なんてことは言わない。頑張ればいい。もしくは、俺にアッと言わせてみろよ、コノヤロー。ここまでの来たのは認めてやる。だがな、明日しっかりレベルの違いを見せつけてやるからな(※外道はオカダに拍手を送った)」
【オスプレイの話】「(※首を押さえながらインタビュースペースにやって来て、早口でまくし立てるように)初対決からKUSHIDAとはいろいろとやり合ってきたけど、その間に時代は変わった。お前は俺の思いを阻止してきたけど、今はもう、俺たちの闘いは第2段階に入ってる。お遊びはここまでだ。明日は、最後に立っていた方が勝者。そして敗者は誰かの手を借りて運び出されていく。KUSHIDAよ、ここで言っておく。お前を肩に担ぎ上げて、ストーンブレイカーを決めてやる。お前は敗者となって、リングを下りることになる。いや、そのままカートに乗せられて運び出されるんだ!(※と言って、首に巻いていたテーピングを剥ぎ取って控室へ)」
【棚橋の話】「いよいよ明日……このIWGPから離れていた時間のすべてを、オカダにぶつけます。そして、全部をひっくり返すだけじゃない。明日、俺の予想は雨予報。泣かしてやるから。オカダの涙雨。雨ばっかりじゃ、作物は枯れちゃうから。もうすぐ来るよ、太陽の季節が。オカダは時々、にわか雨を降らしてくれ。よぉし!(※コメントブースを去ろうとするが、一度立ち止まり数秒の沈黙から)よし!よし!(※と自身を鼓舞しコメントブースを後にした)」
◇第8試合◇
▼60分1本
○Cody(23分36秒 片エビ固め)×飯伏幸太
※DIN'S FIRE【飯伏の話】「(コメントブースに床に倒れ込み)いやぁ……完敗しましたね。ホント、言葉にならないというか、一回闘ってるし、勝ってるし。ハァ、これじゃBULLET CLUBの問題の解決にもならないというか。今日勝たないと発言することもあまりできないので、それに関してはノーコメントで……ただただ、残念ですよ。悔しい……ハァ……(※なんとか起き上がりコメントブースを後にした)」
◇第9試合◇
▼60分1本
○ケニー・オメガ(18分23秒 体固め)×ハングマン・ペイジ
※片翼の天使(試合終了後)
ケニー「(※日本語で)お~、久しぶりですね(※大歓声&大拍手)。正直言うと、いまのマイクパフォーマンスで、全部日本語で話したかったんですけど(※場内笑)、疲れちゃって、頭が回さないんですよ(回らないんですよ)。だからさ~、もし、オーケーだったら、少~し英語で言ってもいいですか?(※大歓声&大拍手) 今度はね、今度があれば、冗談ですよ、絶対ある。今度は、もちろん、全部、100パ~セント、ケニー・オメガのキレイな日本語で、マイクパフォーマンスするんですよ。楽しみにして下さい(※大拍手)。で~も、(※英語で)ここまで来るのはずいぶん長かったけど、今日は博多で初めてのメインイベント。見に来てくれたみんな、本当にありがとう(※大歓声&大拍手)。(※日本語で)明日も(試合が)あるから、明日会いましょう。もちろんメインイベントじゃないんですけど、明日も楽しみにしてます。みんな来てくれてありがとうございます(※大拍手)。あとは~もちろん♪ いつもの言うセリフ。凄い大人気、言ったセリフ。GOOD BYE&GOOD NIGHT.BANG!」【ケニーの話】「(※日本語で)今日の試合はね、思ったよりハードでしたね。やっぱりペイジはね、未来があるからさ。でも、まだまだ10年か20年とか、100か1000早いですよね。もし、私を倒したいなら。オッケー。(※英語で)今日は、自分にとって試練だった。今日はこれまでにない闘いだった。世界中のみんなが注目してることを意識していたし、そんな彼らを納得させないといけないという思いだった。たとえば、どういう闘いをして、どういう勝ち方をするのかという期待。たとえば、ペイジへの声援をどこまで大きくできるかとか。彼をエースと呼ばれるようなビッグスターに押し上げられるのかとか。それでこそ世界最高と称されるわけで、その“世界最高”のフレーズがふさわしいのは、この俺のほかにいない。世界最高と向かい合うことがニュースになって届かないといけない。それにふさわしい相手だったよ。一歩間違えれば、俺が地獄に落とされてた。まぁ、イブシが負けてしまったことは残念だったけど、この敗戦を糧にして上がってきてほしい。これまでにないほど強くなってリングに立ってほしい。ということで、また明日。グッバイ&グッナイト。Bang」
福岡2連戦の主役はBULLET CLUB、まずセミでは飯伏がCodyと対戦、序盤は読み合いや意地の張り合いなどで両者は激しく火花を散らすも、Codyが突然首を押さえてエプロンに逃れると、心配して駆け寄る飯伏を騙まし討ちにして、エプロンでブレーンバスターの体勢からから前へ投げると、場外に逃れた飯伏に三角飛びプランチャを発射、リングに戻ると徹底した足攻めからハイキック、串刺しを迎撃したCodyは足四の字固めで捕獲するなど試合をリードする。
なかなかリードを奪えない飯伏だったが、Codyの突進は飯伏がドロップキックで迎撃、ソバットコンポからミドルキックの連打、串刺しもかわしてフランケンシュタイナー、場外のCodyにバミューダトライアングルとやっと飯伏が流れを掴んだかに見えたが、飯伏がCodyをリングに戻した瞬間にCodyがディザスターキックで浴びせ、エルボー、張り手、ローキックなどの打撃戦から飯伏はラリアットを放つも、Codyが突進した際に海野レフェリーと交錯し、その隙を伺ってコーナー付近にテーブルをセットする。
Codyはテーブル貫通雪崩式ブレーンバスターを狙いが、テーブルの上に落とした飯伏がテーブル貫通ダイビングフットスタンプを連発、勝負に出た飯伏はシットダウン式ラストライドからカミゴエを狙うが、Codyはかわし、生膝カミゴエもかわしたCodyは鉄柵外へ逃れるも、飯伏は鉄柵越えプランチャを炸裂させる。
そしてリングにCodyを戻した瞬間にCodyがクロスローズを決めると、垂直落下式リバースゴリースペシャルボムことDIN'S FIREで3カウント。4・7ROHでケニーを降したのに続き飯伏をも連破、今回のCodyはインサイドワークを駆使してリードを奪わせず、また隙を突いて一気に逆転するなど、今までとは違うCodyの怖さを見せ付けた試合だった。メインのケニーvsペイジは、開始直前にケニーが試合を終えたばかりのCodyの強襲を受けるも、返り討ちにしたケニーが二人まとめてノータッチトペコンを浴びせ、ペイジも逆襲してコーナー最上段からのムーンサルトアタックで応戦すると、テーブル上でのライト・オブ・パッセージを敢行して、ケニーは脳天から大流血となり、ケニーは場外ブレーンバスターで、エプロンにバックドロップと反撃するが、ペイジは鉄柵を使ってのジ・アダムスアップルで譲らず、リングに戻ってパワーボム、そしてケニーの脳天に噛み付くなどして試合をリードする。
ペイジは再三出血するケニーの脳天を狙い撃ちにすると、ブロックバスターホールドを決めるが、キックアウトしたケニーはダブルチョップで反撃、ペイジのラリアットをかわしてスイングDDT、カミカゼからムーンサルトプレス、蒼い衝動から後頭部にVトリガーを炸裂させるが、もう1発をローリングエルボーで迎撃したペイジは人でなしドライバーで突き刺す。
ペイジはトップロープからの雪崩式ネックブリーカーから、ライトオブパッセージで勝負を狙うが、ケニーは逃れるもペイジは脳天にエルボーの連打、だがジャーマンは着地したケニーはVトリガーを炸裂させ高速ドラゴンスープレックス狙いはペイジが延髄斬りで逃れて突進するも、ケニーはVトリガーで迎撃する。
ケニーは片翼の天使狙いで勝負を狙うが、ペイジはライトオブパッセージで切り返そうとする。しかしペイジのラリアットをかわしたケニーは高速ドラゴンスープレックスで投げ、ケニーのVトリガー狙いを、ペイジはジ・アダムス・アップルで迎撃を狙うが、ケニーはペイジより先にVトリガーを炸裂させ、ケニーは逆さ押さえ込みからVトリガー、垂直落下式リバースタイガードライバー、Vトリガー、片翼の天使で3カウントとなりケニーが勝利となった。NEVER6人タッグ選手権はファレがヘビー級に転向したばかりのヤングバックス、ジュニアのスカルをパワーで圧倒し、スカルを捕らえてリードを奪うも、ヤングバックスはGODにダブルシャープシューター、スカルがファレに指折りと流れを変え、3人がかりでロアを捕ら、最後は3人同時にトラースキックからヤングバックスがモア・バング・フォー・ユア・バックで王座を奪う。ヤングバックスはその勢いで第6試合でEVILが金丸を降した後で現れ、IWGPタッグ王座に挑戦を表明し、EVIL&SANADAにダブルトラースキックを放ってKO、起き上がったEVILも挑戦を受諾した。6人タッグ戦的にはファレがいることで挑戦者側は不利かと思われたが、スピードで撹乱して勝利に繋げた。そしてIWGPタッグ王座への挑戦となったが、ヤングバックスはKESとは違ってスピードだけでなく連係も優るだけに、さすがのEVIL&SANADAも苦戦は免れないか、しかしヤングバックスがヘビー級タッグ戦線に加わったことで活性化することは間違いないだろう。
今大会でもBULLET CLUBの今後に関しては結論が出ず、ケニーは飯伏とのゴールデンラヴァーズ、CodyらROHグループ、ヤングバックス、中立のスカル、ファレらオリジナルと、それぞれで動き出しており、抗争しているのはゴールデンラヴァーズとCodyらだけという印象を受けてしまった。今大会では2代目と目されているBONE SOLDIERも姿を見せず、平穏無事に福岡2連戦の初日を終えたが、全ての動き出すのは2日目なのか、今日は嵐の前の静けさに過ぎないのか?
また第7試合のIWGPヘビー、ジュニアの前哨戦はオカダ組が広島でオスプレイの出した新技ストーンブレイカーを受けたKUSHIDAの首を狙い撃ちにしてリードを奪うも、棚橋が孤軍奮闘して試合を盛り返す。vsヘビー級を意識するKUSHIDAは雪崩式DDTでオスプレイを排除した後で、オカダにウルトラウラカンラナからホバーボードロックを狙うが、オカダがツームストーンパイルドライバーで切り返し、レインメーカーで3カウント、KUSHIDAがヘビー級を意識するのはわかるが、首へ更なるダメージを負う結果へと繋がってしまった。オスプレイも雪崩式DDTを受けてダメージを負ったことから、状況は五分なのだろうが…
and yea I named that nifty new maneuver that won me the match "Din's Fire"...
If you get it, great! If not, you have no culture.
— Cody Rhodes (@CodyRhodes) 2018年5月3日いいね!生きてる!!
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2018年5月3日Times running out. pic.twitter.com/J9R8adB5Mm
— ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2018年5月3日LOS INGOBERNABLES de JAPON
arena de HAKATA.
mañana también es HAKATA. pic.twitter.com/Glb0uvkxh3
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2018年5月3日Hey big boys, let’s party. https://t.co/Nnu8foPWD7
— The Young Bucks (@MattJackson13) 2018年5月3日Super Villains#villain ☔️ https://t.co/kbPplLTxMf
— Marty Scurll (@MartyScurll) 2018年5月3日 -
2年越しで実現した熊本でのビックマッチ!内藤が鈴木を破りインターコンチ王座を奪取!ロスインゴが鈴木軍との対抗戦に全勝!
4月29日 新日本プロレス「レスリング火の国 2018」グランメッセ熊本 3435人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○永田裕志 成田蓮(9分41秒 ナガタロックⅡ)岡倫之 ×海野翔太◇第2試合◇
▼20分1本
○デビット・フィンレー 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク 田口隆祐(7分16秒 エビ固め)ジェイ・ホワイト ×ロッキー・ロメロ YOH SHO
※Prima Nocta◇第3試合◇
▼20分1本
○石井智宏 矢野通(7分56秒 片エビ固め)真壁刀義 ×トーア・ヘナーレ
※垂直落下式ブレーンバスター◇第4試合◇
▼30分1本
○ザック・セイバーJr. 飯塚高史 タイチ TAKAみちのく(8分51秒 グラウンド卍固め)ケニー・オメガ 飯伏幸太 高橋裕二郎 ×チェーズ・オーエンズ◇第5試合◇
▼30分1本
○棚橋弘至 ジュース・ロビンソン マイケル・エルガン KUSHIDA(10分13秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 ×YOSHI-HASHI ウィル・オスプレイ
※ハイフライフロー【エルガンの話】「タイチ、俺とゴトーの間に割って入りやがって。それなら、お前を叩き潰すまでだ」
【棚橋の話】「俺は、最初から準備できてるって言っただろ。IWGPには、TPOがあって、ドレスコードみたいな、しっかりコンディション……(※ここまで言ったところでオカダが乱入してくる。乱闘寸前になるが、外道と海野がそれぞれを制止する。棚橋が『オイ、終わりか?』と挑発すると、オカダも『やってやるって言ってんだろうが、この野郎!』と言い返すが、外道に連れられていく)。本望だよ。自分でもわかってるあkら。ギリギリ間に合ったんだ。加齢とともに衰えていく人間の摂理。ケガは良くなることはあっても、今以上の棚橋はないかもしれない。41歳、5月……わかってる。薄々感じてるよ。俺のキャリアのハイライトになるから……」
【オスプレイの話】「俺は証明すべきことがあるんだ。証明しないといけないんだ。だからこその闘いさ。だからこそ、KUSHIDAを指名したんだ。振り返ったとき、それをそのままにしておけないんだ。正義は力強いもの。しかし、そこに少なからず俺に対するリスペクトがないとな。さあ、KUSHIDA、俺の腕を折りにこい。だけど、俺は石をも砕く男だぞ。もう、待ったなしだ」
【後藤の話】「次から次に挑戦者が出てくる。これ、むしろ、いいことだ。順に1人ずつ、片付けてやろうと思ってるんですがね。タイチ、お前は行儀が悪すぎる。『やってやる』って言ってんだろ」
【タイチの話】「ほら、後藤、早く答え出さないと、テメエ、ぶっ壊れるぞ。毎日でもやってやるぞ。オイ、後藤。勝負しろって。毎日やってやろうか? 怖えだろ? オー、デブ、白ブタ、ハゲ、テメエは引っ込んでろ。テメエが入るとややこしい。危ねえ」
◇第6試合◇
▼30分1本
○BUSHI(9分58秒 反則勝ち)×エル・デスペラード【デスペラードの話】「ああ、イテテテ……ヒロムがなんか言ってたな? なに、ヒロム? 『(BEST OF THE)SUPER Jr.』で会おう? どの口が言ってんだよ。BUSHIさんなんか見てみろよ、真っ黒じゃねえか。あんなことして勝ったヤツが、そんな格好つけちゃって……へへへ、アホか、お前。イテテテ……BUSHI、テメエ、もうちっと、マジメにやれよ。なあ、BUSHI?」
【BUSHIの話】「オイ、金丸、デスペラード、お前らいい加減にしろよ。邪魔しやがって。次の『(BEST OF THE)SUPER Jr.』、お前らともう1度闘うの、楽しみにしてるよ」
◇第7試合◇
▼30分1本
○高橋ヒロム(11分28秒 体固め)×金丸義信
※TIME BOMB【ヒロムの話】「(※独自のラベルを張ったウイスキー角瓶のボトルを手にして)ノブおじさんとの闘いに、せっかく持ってきたのによ、使えなかった。これでかっこいい入場しようと思ったのに、ノブおじさんにあげようと思ったのに……さすが匠だよ。ノブおじさん、楽しかった。ああ……イテエ。ノブおじさん、すげえ年下のオレから教えてやるよ、プロレスを。(※腕を叩いて)ここと、(※頭を指して)ここだけじゃねえ。(※胸を指して)ここも必要なんだよ。っていうか、ここが一番大事だ。さて、さて、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』、『SUPER Jr.』、始まるな。金丸、デスペラード、(同じブロックに入るのは)どっちかな? まあ、どっちかはいるんだろ? 『SUPER Jr.』でもう1回やろうぜ。もう1回と言わず、何度でもやろうぜ。お前とやるのは、楽しくて仕方ねえよ。ああーーーー、もっと! もっと! 楽しもうぜ」
◇第8試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第79代王者組]○EVIL SANADA(17分58秒 エビ固め)[挑戦者組]ランス・アーチャー ×デイビーボーイ・スミスJr.
※EVIL
☆EVIL&SANADAが2度目に成功【EVILの話】「おい、KES、お前ら(※頭を指して)ここも、そして凶暴さも、凄かったぜ。だがな、すべてはEVILとSANADAの世界の中にいるんだ。オイ、いいか、この俺が、IWGPお呼び、新日本を支配していく。よく、覚えとけ! This is EVIL。E~verything is EVIL。すべては…………そして、すべてが…………EVILだ!」
【バックステージでのK.E.S】
アーチャー「(※静かな口調で)たぶん、そう、たぶん、これはあってはならないことだ。だけがな、これだけはしっかりと頭に叩き込んでおけ。KESはこれで終わらない。KESはIWGPタッグチャンピオンに返り咲く。KESはキラーボムでお前らを葬り去る。KESはな……」スミス「言い訳はしないでおこう。EVIL、SANADA、お前らのチームは今夜に限っては俺たちより優れていた。KESはまた戻って来る。復活してな。そして、IWGPタッグ王座を取り戻すために。必ずや4度目の王座に就く。4度目だぞ、4度目。次、その宝を手に入れた時は、これまでにないほど長く、それを保持し続けてやる」
◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[挑戦者]○内藤哲也(30分22秒 片エビ固め)[第17代王者]×鈴木みのる
※デスティーノ
☆鈴木が2度目の防衛に失敗、内藤が第18代王者となる(試合終了後、リングにはL・I・Jのメンバーが集結。ダメージが深く、なかなか立ち上がれない内藤は片ヒザの体勢で、レフェリーに左腕を上げられる。しかし、ベルトには見向きもしない。
鈴木は肩を貸そうとするヤングライオンを突き放し、フラフラの足取りながら自力で花道を下がる)
内藤ブエノスノチェ~ス、クマモト~!約2年5カ月ぶりの新日本プロレス、熊本大会。ということは、熊本のお客さまにとって、約2年5カ月ぶりのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、われわれが提供する最高級のプロレス。みなさま、堪能していただけましょうか?(場内は大歓声と拍手に包まれる。)2年前、ここ熊本でたいへんなことが起こりました。いまもあのときの傷を持っているかたがた、たくさんいらっしゃると思いますが、だからこそオレは言いたい。変わらないこと、あきらめないことはもちろん大事。でも、変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして! 一歩踏み出す勇気も俺は大事なことじゃないかなって思います(場内は拍手で応える。)だから、われわれロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンはプロレスを通じて、一歩踏み出す勇気をみなさまに与え続けていきたいなと思います!(場内をより大きな拍手が包み、「内藤」コールが発生。)次回の熊本大会、さらに進化したわれわれロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのプロレスを熊本のみなさま、楽しみに待っていてください! つまり! つまり、次回の熊本大会までトランキーロ! あっせんなよ!!(場内大合唱&拍手)。われわれロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを応援してくださる熊本のみなさま、約2年5カ月ぶりの熊本大会のフィナーレ、そして! ここ熊本では初めての大合唱、みなさま、思う存分叫んでください!(場内拍手&歓声)EVIL、BUSHI、SANADA、ヒロム、イ・内藤。ロス・ソントロス! L・I・J。ロス・インゴベルナ~ブレ~ス! デ! ハポン!」【バックステージでの内藤】
--鈴木選手への勝利、おめでとうございます。
内藤「(※イスから立ち上がって)2年前、熊本大会が中止になったときね、千葉の銚子大会ですね、試合後のコメントで『今以上のLOS INGOBERNABLES de JAPONとして、また熊本に戻ると。その時までTranquilo……』って、まあ、みんな聞いてなかったかもしれないけど、俺は言ったんでね。勝手に約束したつもりだったんで。まあ2年かかりましたが、こうやって、熊本のお客様との約束を果たせたなと思うと、こうやって、LOS INGOBERNABLES de JAPON、あの頃よりもさらに魅力的になったユニットとして、こうして熊本に帰って来れたことがうれしいですね。まあ、今日のタイトルマッチ、1年前ですかね、お別れした、もう次はないかなと思ってたんですが、また俺の元に帰って来てしまいました。ま、俺の気持ちは変わらないですよ。やはり、このベルトは必要のないベルト、必要のない王座だという気持ちは変わりありませんよ。明日以降、このベルトとの付き合い方、ちょっと考えないといけないと思う。まあ、明日以降、俺がどう扱うのか。まあ、それは明日の姶良大会まで、皆様、いろいろなことを想像しながら楽しみに待っててください。(※報道陣に向かって)皆様も、明日の姶良大会、取材に来ていただけるんですよね? 俺のベルトの扱い方、注目していただきたいですね。まあ、それから……王様、“裸の王様”になられた気分はどうですか? 明日以降、裸の王様が、どのようにふるまわれるのか、どれだけ強がるのか、その姿を明日、姶良大会、楽しみにしてますよ。じゃあ、何度も言いますが、明日、姶良大会、鹿児島県姶良大会があるんでね、そろそろ失礼しますよ。Gracias、KUMAMO~TO。Hasta Luego(アスタ・ルエゴ=またお会いしましょう)、Adios」【鈴木の話】「(※ふらふらした足取りでバックステージに戻ってきて、口から血をしたたらせながら)さあ……さあ……さあ……これが、俺と、あいつの始まりだ。それと、タダで済むと思うなよ……」
2016年4月14日に熊本地震が発生、当時開催予定だった熊本でのビックマッチは会場が避難所として使用できずに中止となってから時が経過、2年越しで熊本でビックマッチが開催された。
今大会は鈴木軍vsロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの全面対抗戦がメインとなり。まず第1RではデスペラードとBUSHIが対戦し、場外のデスペラードにコルタバを決めたBUSHIだったが、リングに戻るとレフェリーを盾にしたデスペラードはスピアーで反撃し、花道へ連行してBUSHIのマスクを剥ぎにかかり、リングに戻ってもデスペラードはBUSHIのマスクを再三剥ぎにかかる。
BUSHIは延髄斬り、突進するデスペラードをキャッチしてDDT、ミサイルキックと反撃し串刺しダブルニーからライトニングスパイラル、デスペラードの股間をトップロープに打ち付けてからフランケンシュタイナーと流れ掴む。
BUSHIはMXで勝負を狙うが、デスペラードがかわして、BUSHIが突進したところでデスペラードがスパインバスターからヌメロ・ドスで捕獲、そしてピンチェロコを狙うが、阻止したBUSHIがカナディアンデストロイロープにデスペラードの足をセットしてからのコードブレーカーを決め、再度MX狙うが、金丸が乱入してBUSHIを襲撃したためデスペラードが反則負けとなり、BUSHIのマスクを剥ぎにかかったところでヒロムが駆けつけて金丸と乱闘となって、そのまま第2Rである金丸vsヒロムへと突入する。ヒロムは場外の金丸にエプロンからミサイルキックを発射するが、かわされてしまうと、金丸がバックドロップから逆片エビ、エプロンに首をセットしてドロップキック、ロープ越しでの逆エビ固めと徹底した腰攻め、劣勢のヒロムは金丸の突進をラリアットで迎撃し、串刺しラリアットの連打からスライディングキック、ジャーマンと反撃も、金丸は旋回式DDTで突き刺して再度ヒロムの動きを止める。
金丸は逆エビ固めから、ヒロムの背中にムーンサルトプレスを投下も、かわしたヒロムは金丸の突進をスロイダーでコーナーへ投げてからダイナマイトブランジャーを狙う。ところが金丸はレフェリーをエプロンにいたBUSHIと交錯させると、デスペラードが乱入してヒロムを捕らえ、金丸はウイスキーミストを噴射も、デスペラードに誤爆し、更にBUSHIが金丸に毒霧を噴射する。
BUSHIがデスペラードをトペで排除すると、ヒロムはダイナマイトブランジャーからTIME BOMBで金丸から3カウントを奪い、ロスインゴが2連勝となる。セミのIWGPタッグ選手権は入場するEVIL組をKESが奇襲をかけて試合開始となり、アーチャーは場外戦でダイブするSANADAをキャッチしてエプロンめがけてチョークスラムで叩きつけ、合体技の連打でSANADAを蹂躙してリードを奪う。
窮地を脱したSANADAはEVILに交代、EVILはアーチャーにソバットからショルダー、ローリングラリアットからセントーンと攻勢をかけ、SANADAが入ってダブルブレーンバスターを決めるも、EVIL組はマジックキラーで勝負を狙うが、スミスにカットされると、今度はKESがSANADAを捕らえ、場外にセットされたテーブルめがけてテーブル貫通キラーボムでKOされ、KESは孤立したEVILを捕らえ徹底的に痛めつける。
KESはEVILに合体サイドバスターからマジックキラーを決めmキラーボムで勝負を狙うが、蘇生したSANADAがミサイルキックでカット、SANADAはアーチャーをSkull Endで捕獲し、スミスにもムーンサルトアタック式Skull Endで捕らえてから、EVILとの連係で蹂躙しマジックキラーを決めるが、レフェリーのカウントはアーチャーがレフェリーを場外へ引きずりだして阻止する。
アーチャーはコーナーにイスをセットし突進するが、EVILがかわしてアーチャーに直撃でKOされると、EVILはスミスにEVILホームランからダークネスフォールズ、EVILが決まって3カウントを奪い逆転防衛を果たし、対抗戦もロスインゴが勝ち越しを決める。メインは鈴木の保持するインターコンチネンタル王座に内藤が挑戦、序盤は内藤が寝そべりフェイントで牽制すれば、鈴木も寝そべりフェイントで返すなどして互いに出方を伺うが、内藤はコーナーミサイルを狙うと、阻止した鈴木がロープ越しの腕十字で捕獲、場外へ逃れた内藤にエプロンダッシュでローキック、鈴木が鉄柵攻撃、柵を投げつけてからイスで殴打するなど先手を奪う。
リングに戻った鈴木はミドルキックの連打、ネックロック、首投げからサッカーボールキック、足蹴にしてから手首を捻りながらもチキンウイングアームロックに逆片エビも加えるなどして攻め込むが、鈴木がまた足蹴も内藤は笑い、鈴木がニーリフトの連打も受けきって、サミングから唾を浴びせる。
内藤はエルボーアタックから側頭部にスライディングキック、リバースDDTと反撃し、ロープ越しのネックブリーカーからネックブリーカーと鈴木の古傷である首を攻めると、鈴木も表情が変わり、ボディーブローから串刺しビックブーツ、ランニングローキックの連打と応戦、内藤のトルネードDDTからエルボー合戦も、鈴木は殴りつけるような一発で競り勝ち、内藤はジャンピングエルボーアタック、コーナーミサイルと返すが、鈴木がトップロープに固定したままでアキレス腱固めで捕獲し、動けなくなった内藤に鈴木が右膝へストンピングの連打、頭も踏みつける。鈴木は関節蹴りの連打から膝十字固め、膝へのエルボードロップから足四の字固めと内藤の膝を破壊にかかる。
内藤はDDTで反撃して延髄斬り、スイング式リバースDDTからデスティーノ狙うが、鈴木がヒールホールドで切り返し、アンクルホールドから膝十字固めへ移行、j再びヒールホールドに移行し、レフェリーが止めようとするが内藤は拒否し、鈴木がアキレス腱固めに移行した隙を突いてロープに逃れる。
鈴木は張り手の連打からスリーパーで捕獲し絞めあげる。ゴッチ式パイルドライバーを狙うが、鈴木の足をすくって倒した内藤が鈴木の顔面に張り手を浴びせ、鈴木がグラつき始めると、内藤はエメラルドフロウジョン風の垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、最後はデスティーノで3カウントを奪い大逆転で王座を奪取、対抗戦はロスインゴが全勝で終わり、最後は内藤らロスインゴのメンバーが熊本のファンを激励して締めくくった。ロスインゴが勝ったものの内容的には鈴木軍が押していた展開も多く、素直には喜べないというの本音だと思う。また鈴木も試合後のコメントだけでなく、まだ今シリーズも鈴木vsロスインゴのカードが組まれているだけに、両軍の戦いはまだ続くと見ていいだろう。
また第5試合の本隊vsCHAOSの8人タッグ戦は、場外戦で棚橋が花道でのスリングブレイドを敢行してオカダをKOに追いやるなど好調をアピールも、KUSHIDAはオスプレイのカナディアンバックブリーカーから旋回式ネックブリーカーの新技を喰らいKOされてしまう。試合は棚橋がYOSHI-HASHIにツイストアンドシャウト、カットに入ったオカダにスリングブレイドを浴びせ、最後はYOSHI-HASHIにハイフライフローを投下して勝利も、試合後はほとんど出番のなかったオカダが棚橋と乱闘となれば、NEVER王座を狙うタイチが乱入して後藤とエルガンを襲撃するなど大荒れとなった。
LOS INGOBERNABLES de JAPON
arena de KUMAMOTO.
gracias KUMAMOTO.
mañana es AIRA. pic.twitter.com/LNnVB8NVhi
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2018年4月29日
— EVIL (@151012EVIL) 2018年4月29日V2 場所: 熊本グランメッセ https://t.co/qcBYhmr1X7
— SANADA (@seiyasanada) 2018年4月29日We will be back and we WILL win back OUR @njpw1972 IWGP Tag Team Titles!
— KES (@kelitesquad) 2018年4月29日
— BUSHI (@BUSHI_njpw) 2018年4月29日 -
やっとエンジンがかかった棚橋が場外スリングブレイドでオカダをKO!ジュースはあと一歩も後藤がNEVER王座を防衛!
4月27日 新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2018 ~安芸の国 戦国絵巻~」広島グリーンアリーナ・小アリーナ 2003人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○成田蓮(4分43秒 逆エビ固め)×上村優也◇第2試合◇
▼20分1本
天山広吉 タイガーマスク ○田口隆祐(8分6秒 エビ固め)永田裕志 岡倫之 ×海野翔太
※どどん◇第3試合◇
▼20分1本
ロッキー・ロメロ YOH ○SHO(9分4秒 片エビ固め)飯塚高史 タイチ ×TAKAみちのく
※3K【バックステージでのROPPONGI3K】
SHO「(※頭を抱えて、うつろな表情で)毎日だ。このシリーズ、毎日、毎日、毎日、やられてきたんだよ。いつもハイボルテージって言ってるけど、ふざけやがって……。そこがまだまだ自分の甘いとこ。甘いとこかもしれねえけど、勝ちは勝ちだ。2度とアイアンフィンガーさせねえ」YOH「自分を失ってる。まあ、SHOはね、SHOを怒らせたら、メッチャ怖いんだよ。ま、あいつら、クリア。鈴木軍を攻略したって言ってもいいんじゃない? 打ち取ったし。あいつら、タイチが言ったピンクのショートタイツで試合するってやつ、明日から、いや、あさってからやってくれよ。とにかく、いい風が来たね。いい風に乗って、このままROPPONGI 3K、快進撃続けますんで」
ロメロ「今夜は、これまでと違う光景が見られた。SHOの気持ち、俺はよくわかる。毎日毎日、アイアンフィンガーでやられてきた。YOHもやられてきたし、俺、ロッキーもやられてきた。だから、俺たちの気持ちは同じだし、それぞれが理解できるんだ。みんなもわかってるはずだ。毎日だぞ、毎日。そこまでやられたんだから、奪い取ってこれまでの借りを返したって文句はないだろ? 熊と闘うようなもんだ。それぐらいの武器を持たないとな。それが俺たちのクリーンファイトだ。スズキグンがクリーンファイトをしないんだから、俺たちも違う顔を見せないとな。ROPPONGI 3Kの深い深い奥底に眠っていた危険な部分を出さないと。今夜、SHOは危険に男になった。ROPPONGI 3Kにとっては初めての夜だ。スズキグンを倒すために危険な男になったのはな。ヒロシマで起こったのと同じことが、フクオカでも起こる。また見せてやる。もう1度、フクオカで。それまでブルブル震えておくんだな。俺はもう、YOHとSHOがどうなるかわからない。SHOが何をしでかすのかわからない。YOHが何をするのか、俺には止められない。俺自身も何をするかわからない。お前たちが、俺たちを獰猛なアニマルにしてしまったんだ」
【タイチの話】「(※記者に向かって)お前か、(アイアンフィンガーをSHOに)渡したのは? コラ! クソッ……。オイ、勘違いすんな。テメエらみたいなのは、ただのチャラチャラしたガキだ。道場で俺に泣かされてた……。そうだろ? まあいい。それより、俺の今後に必要な道具。そう、道具……道具だよ。(※記者に向かって)道具っつうたら何だ? テメエの憶測で書いとけ」
◇第4試合◇
▼20分1本
デビット・フィンレー 真壁刀義 ○マイケル・エルガン トーア・ヘナーレ(7分51秒 エビ固め)ジェイ・ホワイト 石井智宏 矢野通 ×YOSHI-HASHI
※エルガンボム◇第5試合◇
▼30分1本
○内藤哲也 EVIL SANADA BUSHI 高橋ヒロム(15分50秒 片エビ固め)鈴木みのる ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. ×金丸義信 エル・デスペラード
※デスティーノ(試合終了後、場内が内藤コールに包まれると、これに鈴木は大激怒し、解説席のパイプ椅子を奪いとり内藤へ向かっていく。ここはヤングライオンが制止に入ると、怒りの収まらない鈴木はヤングライオンにパイプ椅子&バケツを叩きつける)
内藤「鈴木み……あっ、失礼しました。王様! ベルトを失い“裸の王様”になる準備はよろしいでしょうか? 明後日の熊本大会、俺のとっても、王様のとっても、大切な一戦だということはもちろんわかってますが、でも申し訳ありませんが、今日は俺の大事な“アミーゴ”が、オクパードの中わざわざ来てくださったんだ。王様、申し訳ありませんが、さっさとおかえりいただいてよろしいでしょうか?」(これに怒った鈴木はエプロンサイドに上がり、リング上の内藤&ジャクソンに「来いよ!」と要求。ここはヤングライオンがなんとか鈴木をリングからおろすと、再びマイクを握った内藤は「広島のお客様も望んでますよ。早く帰ってください」と挑発。そして、内藤はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのキャップをジャクソンに頭にかぶせると、ジャクソンはメンバー全員と拳を突き合わせた。)
【ヒロムの話】「思い起こせば、去年の『(BEST OF THE)SUPER Jr.』、初戦のドラゴン・リーで狂わされ、そしてオスプレイにとどめを刺された。そっから、絶不調だ。俺の人生、絶不調のまま、1年がたってしまう。絶不調、絶不調、絶不調、絶不調……大丈夫、大丈夫、でも大丈夫、でも大丈夫、でも大丈夫、でも大丈夫……言い聞かせることが、大事だと思わないかい? だって俺は……スーパーポジティブだから。ハハハハハ! 大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫!」
【BUSHIの話】「デスペラード、熊本でお前とシングルマッチ。楽しみにしてるぜ。En Serio、マ・ジ・で……」
【EVILの話】「いいか、地獄のカウントダウンは終了した。いよいよ次、熊本で、お前らは俺とSANADAによって支配されたベルトに食われるんだぁ……。オイ、今日の試合後よ、鈴木の後ろに付いてんじゃねえよ。お前らは、軍団の用心棒か? いいか、お前らは、そのリミッターを外さねえと、この俺らには立ち向かうことさえできないだ。さあ、ビーストたちよ、もっと暴れろよ。もっと狂えよ。楽しみにしてるぜ。よく、おぼえとけ。This is EVIL。E~verything is EVIL。すべては………………EVILだ!」
【内藤とジャクソン投手の話】
内藤「(※ジャクソン投手と並んでコメントし始める)まあ、リング上でも言いましたが、王様、“裸の王様”になるまであと2日、準備はよろしいですか? まあ、熊本のタイトルマッチも大事なんだけどさ、やはり俺にとって、ここ広島、大事な土地だから。そして、俺のアミーゴ、今日、一緒に、ああやってリングに上がったことがね、そして皆様に、LOS INGOBERNABLES de JAPONの一員なんですよということを紹介できたことが、すげえ嬉しいッスね。まあ、タイトルマッチに向けて最後の前哨戦? 大事な舞台だからこそ皆様に、俺の大切なアミーゴ、紹介したまでですよ。いやあ、非常に楽しかった。次は、もしかしたら、リング上で闘うかもしれないッスね。ま、その時を、Tranquilo、楽しみに待ってますよ」ジャクソン投手「招待してくれてありがとう。最初から勝つことを信じて見てて、勝ってくれてよかった。クマモトでもきっと、俺のアミーゴは勝ってくれると思う。ほんとにありがとう。いい闘いぶりだった」
内藤「もう、彼の投球を見てればわかるでしょ? 彼の左の手首には、常に、LOS INGOBERNABLES de JAPON、去年の終盤から常に(リストバンドが)ついてるからね。俺とジャクソン、競技は違うかもしれない。いる場所も離れてるかもしれない。でも、我々は心でつながってるんでね。彼もLOS INGOBERNABLES de JAPONの一員ですよ」
--マスクを着けて入場した時に気分はいかがでした?
ジャクソン投手「俺のアミーゴに招待してもらったんで、ホントに心強かったし、野球を引退したら、ちょっとプロレスをやろうかなあ……」--プロレス観戦は初めてですか?
ジャクソン投手「今日は招待されて来て、リングの中にも連れて行ってもらえて、初めてのことでとても楽しかったし、(闘いは)迫力があった。エキサイティングな素晴らしい経験で、また見に来たいなと感じた」--プロレス会場で得た刺激は、明日からの登板に生きそうですか?
ジャクソン投手「もちろん。ファンもとてもエキサイティングで、自分のエキサイトした。アミーゴが今日勝ったんで、俺も野球で勝つところを見せないといけない。これから、2人とも勝っていくよ」--次の登板で相手打者を抑えたら、マウンド上で内藤選手のポーズをするというのはいかがですか?
ジャクソン投手「もう、すでにすることがあって、これからは抑えて、イニングを終えたら(ベンチに戻る時に)やろうかなと……」--先日のナゴヤドームで、モヤ選手に投げた投球がボールと判定された時にやってほしかったんですけど……。
ジャクソン投手「OK。次はそうするよ(笑)。次は絶対に抑えるよ。そして、アミーゴといっしょに、プロレスと野球界で日本一を目指すよ」【デスペラードの話】「オイ、ヒロム、よかったな、お前、熊本でやる相手がよ……。オメエにとってのヘビーかジュニアかわかんねえけどよ。内藤にやられたんだ。お前じゃない、BUSHIじゃない。内藤がやったんだ。お前たちが寄ってたかってノブさん(金丸)をやって、最後、内藤が(カウントスリーを)取ったってだけなんだ。寄ってたかってノブさんを潰した。BUSHI、お前はノブさんが潰した後に、俺がたたんでやるよ、ちゃんと」
【鈴木、KESの話】
アーチャー「クマモト・ジャパン、起こることは一つだけだ。スズキグンこそがイチバンなんだぞ。クマモトでお前らを叩き潰して、すべてのタイトルは俺たちの下にやって来る。俺たちはIWGPタッグを取り戻し、4度目の王者になる。それ以外、EVILができることはない。SANADAにできることもない。お前らは死に追いやられるしかないのだ」スミス「クマモト・ジャパンがその時だ。俺たちがIWGPタッグ王座を取り戻す。それだけじゃないぞ。すべての宝は俺たちスズキグンに戻って来る。そう約束されてるんだ」
鈴木「内藤よ、相変わらずだな。『あなたが……』『ほら、これが……』『あれで、これで、それで……』……ああ言ったらこう言う。そして一つひとつ、一つずつ説明を求める。そして自分からは何の説明もしない。そう、自分が説明できるのは、最初っから用意したものだけ。オイ、これ何かわかるか? 何かわかるか? オタクとガキの理論なんだよ。オイ、『納得いかない』『こんなのは俺が許さない』『こんなもの許されていいんですか、皆さん?』……自信がないから周りを煽る。煽って仲間を見つける。そして大勢で攻めようとする。そう、これこそが、民主主義という名をかぶったガキの理論だ。そう、内藤哲也、ガキのカリスマ……。青いんだよ、お前。寝そべって相手を挑発する、ツバをかけて怒らす、屁理屈こねて相手の痛いとこをついて言い返せなくする……そう、俺がもう10年以上前にすべてやってきたこと。ああ、そうか……ということは、内藤哲也、鈴木みのるのファンなのか? 自分が棚橋になれないと思ったら、次は鈴木みのるなのか? 悪かったな、お前は誰にもなれない。誰にもなれない。お前がなるのは、ガキの頭。ガキのカリスマ、青春のカリスマ、青いカリスマ……そんなとこかな。お前にはそれがお似合いだ。屁理屈はそのくらいにしとこうか。さあ、次は熊本だ、熊本。何を言おうが、何を用意しようが、内藤よ、俺の手で、熊本のマットに突き刺してやる。LOS INGOBERNABLESは、そこで終わりだ。俺たち鈴木軍……」
鈴木&アーチャー&スミス「(※声を揃えて)イチバ~ン!」
◇第6試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第17代王者]○後藤洋央紀(26分36秒 片エビ固め)[挑戦者]×ジュース・ロビンソン
※GTR
☆後藤が3度目の防衛に成功(試合終了後、エルガンがリングに入り、大の字のジュースに駆け寄る。そして、後藤を見据えるとベルトに指をさす)
エルガン「ゴトー、オマエは俺がほしいモノを持っている。NEVER無差別級王座。ゴトー、俺の目を見ろ。次のチャレンジャーはオレだ」(するとタイチが姿を現す)
タイチ「オイオイオイ、テメー、勝手に名乗りあげてんな、このハゲ。オイ、ゴトー。テメーがいつも大事そうに持ってるそのベルト。そんなんでもよ、持ってればよ、今後のために必要な“道具”になんだよ。だからよ、そのベルト、オレに寄越せ。つーことだからよ、オメーは引っ込んでろ、デブ!わかったな、コノヤロー? フハハハハッ!」タイチは(後藤が背を向けた瞬間に、マイクスタンドで殴りかかる暴挙。 さらにタイチはエルガンにも殴りかかろうとするが、エルガンはタイチの首元を右手で捕らえて阻止。そしてタイチをリフトアップで持ち上げるが、タイチは身体をバタつかせて切り抜け、すばやく花道へ。ダメージの深い後藤は場外へ。 リング上、エルガンはベルトを手にすると、レフェリーに返すように促されるも、その手を払いのけて後藤のほうに近寄る。そのベルトを奪うようにつかみとった後藤は、後頭部を押さつつ、死守したNEVER王座を掲げて退場した。)
【バックステージでの後藤】
後藤「ありがとうございました。久しぶりに、(※ベルトを示して)この景色を見ましたよ」--ジュース選手の闘いぶりをどう感じました?
後藤「やっぱり1年前とはまったく違うなと。だからこそ、今日の選手権だったし、最後、2人出てきたけど、どっちもやってやるよ。なんだったら、2人まとめてもいいぞ。ジュースに最後に一言だけ。こっから這い上がって来い。それが最大のサムライスピリットだよ。外国人でも、俺に見せてくれ」--今日のジュース選手の印象は?
後藤「もう紙一重だったですね、正直。俺も首、あんだけやった(攻めた)ですけど。死闘だったってことです。今日の試合順、セミファイナル……どういう意図でセミファイナルになったかわかんない。俺の力を見くびるなってこと。かいかぶってもらっちゃ困るけどね。見くびってもらっちゃ困る。以上!」【バックステージでのタイチ】
タイチ「後藤、もういいだろ? 飽きてんだよ。テメエがよ、あのベルト巻いてる姿、全員が飽きてんだよ。俺は、俺にとっては一道具に過ぎない。あんなんでも道具になんだ。よこせ、俺に。わかったか。あのハゲ、デブ、引っ込んでろ。お前、危ねえ。引っ込んでろ」
--その道具を使って、何をしようとしてるんですか?タイチ「あんなんでも持ってるとよ、発言権あんだろ? 言えば何だってできるだろ? その先になにがある? 持ってれば、自動的に出れんだろ? そういうものもあんだろ、この先? ま、いろいろ道具に使ってやる」
【エルガンの話】「ゴトーよ、簡単に言うぞ。“ビッグ・マイク”は、このニュージャパン・プロレスでチャンピオンになる時を、ずーっと待ち望んでいる。タイチ、お前も欲しいっていうなら、その前に片づけてやる。そうするのが、この業界のやり方だろ?」
◇第7試合◇
▼60分1本
○棚橋弘至 KUSHIDA(18分15秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ ×ウィル・オスプレイ
※ハイフライフロー【バックステージでの棚橋、KUSHIDA】
KUSHIDA「今日は完全に、棚橋さんの日でしたね。ただ、いつの時代も、ジュニアヘビー級はヘビー級に負けるっていうことは、悔しいこと。ただ、オスプレイ、『旗揚げ記念日』でIWGPヘビー級チャンピオンに負け、そして(今日)棚橋弘至に負け、あいつにIWGPジュニアヘビー級王座、いつまでも渡しておくわけにはいかない。その理由は今日、一つできました。ま、大田区、『旗揚げ記念日』、IWGP王者対決……同じことはしたくないんで、一丁、棚橋さん、お互い5.4福岡で勝って、IWGP王者対決、KUSHIDAvs棚橋弘至、お願いします。なかなかシリーズ、棚橋さんの調子が上がっていかない中で、今日、なんとか、僭越ながら、おこがましいかもしれないけれど、ケツ叩いて、これでまた、もう一丁、俺が楽しみにしてる5月3日、福岡、同じカード、もう1回組まれてるから。もっとスゲエものが見せれるし、俺自身、前哨戦が前哨戦でないつもりで、引き続き闘っていきます。ま、このタイトルマッチ、(王者から)指名されて決まった選手権(試合)ですけれども、モチベーションは過去最高。俺は必ず、階級の壁をぶっ壊す!(※1度、インタビュースペースを離れるが、棚橋がバックステージに戻って来ると、一緒に入って来て)今日、オスプレイがいかれて、いつの時代も、僕としては、ジュニアヘビー級が、ヘビー級に負けるのは悔しい。ただ、オスプレイには後れを取ってるのは重々承知の上ですから。『旗揚げ記念日』、オスプレイはオカダ・カズチカとIWGP王者対決、実現した。棚橋さん、どうですか? 一丁、福岡、お互い(タイトルを)獲って、同じことはしたくないんで、棚橋弘至vsKUSHIDA、IWGP王者対決、お願いできますか?」棚橋「よし! まず(ベルトを)獲らなあかんな」
KUSHIDA「そうですね。この、前哨戦が続いていくなかで、僭越ながら、おこがましいながら、棚橋さんの調子が上がっていかない中、しっかり今日、いいアシストができて、今日、棚橋さんにやられてしまったな、棚橋デーだったなと思うんです。もう1回、福岡、タイトルマッチ前日に、おんなじカード組まれてますんで、クオリティー上げて、凄い試合するつもりで、僕は前から言ってるように、前哨戦を前哨戦と思わず闘っていきたいと思います。僕は必ず、階級の壁をぶっ壊します。棚橋さん、今日はありがとうございました(※と言うと、棚橋と握手を交わして、先に控室へ)」
棚橋「(※自分に言い聞かせるように)よしッ。オカダにちゃんと言っとかないといけなかったね。俺は日々、進化してるかた。昨日の俺を踏み台にして、今日の俺がいると。今日の俺を踏み台にして、明日の俺がいるから。個の調子で、この調子でどんどん調子を上げていって。大丈夫。期待には、期待以上でこたえるから。オカダの期待にもこたえてやる。そして、久しぶりに(※腰に手を当てて)ベルトを巻くから」
【バックステージでのオカダ、外道】
オカダ「(※おぼつかない足取りでバックステージに戻って来る)効いたねえ……効いた。場外スリングブレイド……。効いた(のは)、それだけだ。あとは別に……」
外道「オイ、いいか。オメェとよ、レインメーカーの間に、有利も不利もねえんだ。答えは出てんだよ! オメェは、終わるんだ、この野郎!」広島大会のセミは後藤の保持するNEVER王座にジュースが挑戦、序盤からジュースが後藤をヘッドロックで捕らえて執拗に絞めあげると、場外に追いやってからプランチャを発射、だが後藤はジュースを鉄柵攻撃から客席へ叩きつけると、鉄柵を使った牛殺しを敢行し、トップコーナーを使ってネックブリーカー、チンロックからクルックヘッドシザース、首筋にエルボー、串刺しラリアットからダイビングエルボードロップと首攻めでリードを奪う。
しかし後藤の村正をかわしたジュースはキャノンボールを浴びせ、ダイビングクロスボディー狙いは後藤は場外へ逃れるも、ジュースは逃さずコーナーからのプランチャを発射し、リングに戻したジュースはダイビングクロスボディーを命中させ形成を逆転させる。
勝負に出たジュースはパルプフリクションを狙うが、後藤が逃れるも、読み合いからジュースがジャーマンで投げ、起き上がった後藤はラリアット応戦してから牛殺しを決め、ジュースが逆水平から突進も後藤はミドルキックで迎撃、ラリアットはジュースがドロップキックで迎撃も、倒れなかった後藤をそのままランニングローキックを放つ。
後藤は背中を向けてコーナーにもたれるジュースに背中への村正を浴びせると、バックドロップを連発しジュースがダウンしレフェリーがチェックに入るも、後藤は構わず起こして牛殺しを決め、雪崩式牛殺しを狙う。ところが下へ潜ったジュースはコーナーの後藤の背後を捕らえて掟破りの旋回式リバース牛殺しを決めると、垂直落下式DDTとプリンスズスロウンの複合技も決めて後藤を追い詰めにかかる。
ジュースは再度パルプフリクションを狙うが、後藤はスリーパーで捕獲し長時間絞めあげると、GTRで勝負を狙うが、首投げで逃れたジュースはナックルも後藤が頭突きで迎撃して裏GTRからGTR狙いはジュースが首固めで丸め込み、後藤の顔面にノーモーション頭突きを浴びせ、グーパンチの連打からパルプフリクションを狙うが、後藤が逃れて昇天・改で叩きつけ、最後は念を込めてからのミドルキックからGTRで3カウントを奪い王座を防衛。メインではなくセミにまわされたことで期待をかけられていないのではと思っていたが、後藤もジュースも同じことを感じたのか、大熱戦となり、最後は後藤が勝ったものの、ジュースも自身の限界以上を引き出すことが出来た。
試合後にエルガンが挑戦を表明をすると、タイチも名乗りを挙げ、後藤をマイクスタンドで殴打した。NEW JAPAN CUPからヘビー級に転向し、今シリーズではROPPONGI3Kを相手にするなど、一歩引いていたタイチだったが、ここで後藤の持つNEVER王座に狙いを定めたようだ。メインのIWGPヘビー&ジュニアの前哨戦は、先発で出たKUSHIDAがオスプレイを執拗に腕を捕らえて動きを止めるなど好調ぶりを見せるも、オカダに挑戦目前にもかかわらす不振気味の棚橋はオカダのDDTを喰らってから失速し、オカダはオスプレイと共に棚橋に集中攻撃を与えてリードを奪い、オカダがツームストーンパイルドライバーからコブラクラッチで棚橋を追い詰めるも、KUSHIDAがカットに入って棚橋は九死に一生を得る。
やっとKUSHIDAに交代した棚橋は場外でダウンも、好調のKUSHIDAがオカダとオスプレイ相手に孤軍奮闘し、やっと蘇生した棚橋も交代を受けると、オカダにドラゴンスクリュー、オスプレイにツイストアンドシャウトからスリングブレイドとエンジンを全開させ、ドラゴンスープレックス狙いはオカダがドロップキックでカットして場外へ追いやるも、場外ツームストーンパイルドライバーを切り返した棚橋は場外でのスリングブレイドを敢行してオカダをKOする。
リングに戻るとオスプレイが棚橋に見えない角度からのトラースキック、コークスクリューキックからオスカッターを狙うが、KUSHIDAがミサイルキックでカットするとホバーボードロックで捕獲し、棚橋がハイフライフローで3カウントを奪い、勝利を収めた。
序盤はKUSHIDAの好調ぶりが目立ったのに対し、棚橋は不振ぶりは変わらない状態だったものの、KUSHIDAの頑張りもあったおかげで、棚橋にもようやくエンジンがかかった。オカダも声援もブーイングや批判も全てひっくるめて背負っているが、棚橋は初めてIWGP王者となってから、"新日本の棚橋プッシュ"と皮肉られ、声援ではなく批判やブーイングから背負っていった。だが試合後の棚橋劇場のようにリングの周りを一周してファンと接することにより、少しずつでもあるが支持率を高めていった。それを考えると棚橋の背負ってきたものはオカダの背負ってきたものより半端ではないかもしれない。
第5試合の鈴木軍vsロスインゴは、ロスインゴが入場する際に面を被った大男と共に現れたことで、ロスインゴの新しいパレハかと思ったが、正体は広島東洋カープのジャクソン投手で、今回がロスインゴの激励に駆けつけ客席にて試合を観戦した。
試合はヒロム、内藤が捕まって鈴木軍ペースで進み、鈴木のアシストを受けた金丸が内藤にディープインパクトを決めるも、タッチアウトを狙ったところでロスインゴが入って自慢の連係で金丸を蹂躙、最後は内藤が金丸にディスティーノを決め、ロスインゴが逆転勝利となり、試合後も内藤が「王様から裸の王様になる準備が出来ているか」と挑発したことで鈴木は若手、レフェリー、スタッフまでも制裁するなど大荒れとなった。IWGPインターコンチネンタル選手権(王者)鈴木みのるvs(挑戦者)内藤哲也の結果は
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年4月28日IWGPタッグ選手権(王者)EVIL SANADAvs(挑戦者)ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.の結果は
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年4月28日第3試合ではROPPONGI3KがTAKAを捕らえて3Kを狙うも、タイチと飯塚がカットに入り、飯塚がSHOにアイアンフィンガーを狙う。しかしロメロとYOHがカットに入ると、SHO&YOHが飯塚に合体攻撃を決める。その際に飯塚はアイアンフィンガーを落としてしまうと、奪ったSHOが装着して飯塚に一突きしてKOする。そして再びTAKAを捕らえたYOH&SHOはTAKAに3Kを決めて3カウントで勝利。IWGPジュニアタッグ戦線からも一歩後退した3Kだが今回の勝利をきっかに再浮上となるか…
昨日の広島大会も沢山のお客様にお越しいただき誠にありがとうございました。明日4月29日(日)は、熊本・グランメッセ熊本にて15:00試合開始です。当日券は小中高生のみ若干枚数を12:00より発売いたします。
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— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年4月28日ありがとう広島!
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2018年4月28日LOS INGOBERNABLES de JAPON
ayer a medianoche.
gracias mi hermano(@jaxland58). pic.twitter.com/qXhsWFTAFV
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2018年4月28日
— BUSHI (@BUSHI_njpw) 2018年4月28日 -
フィンレーが全てを出し切るも、ジェイが勝機を逃さず防衛!石井相手に大善戦!後楽園を揺るがせたヘナーレ劇場!
4月24日 新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2018」後楽園ホール 1428人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○永田裕志 獣神サンダー・ライガー 岡倫之(9分48秒 ナガタロックⅡ)天山広吉 ×海野翔太 成田蓮◇第2試合◇
▼20分1本
飯塚高史 ○タイチ TAKAみちのく(8分54秒 反則勝ち)ロッキー・ロメロ YOH ×SHO◇第3試合◇
▼20分1本
○真壁刀義 マイケル・エルガン KUSHIDA(8分12秒 片エビ固め)×矢野通 YOSHI-HASHI ウィル・オスプレイ
※キングコングニードロップ◇第4試合◇
▼30分1本
○石井智宏(15分20秒 片エビ固め)×トーア・ヘナーレ
※垂直落下式ブレーンバスター【石井の話】「若造、若造。痛えだろ? 苦しいだろ? 悔しいだろ? これがプロレスだ。プロレス人生、ほとんどがこれとの闘いだ。これにどう向き合うか? これにどう打ち克つか? それが全てだ。あいつとの試合、俺の負けは絶対ない。間違いなくない。ただ、重要なのはそこじゃねえんだよ。重要なのはこのシングル、会社のプッシュで組まれたカードか? それともあいつ自身が自分の手で掴み取ったのか? そこだよ。それからもっと重要なこと。それは毎試合、こういう気持ちで挑めるか。毎試合、なんらかの爪痕、インパクトを残せるか。そして、俺以外の人間ともこういう試合ができるかだ。レスラーはいろいろいるから。常に自分のスタイルを貫いて突き進むこと。それが一番重要だよ。まあ、あいつがどうなろうが俺には関係ない話だけどな」
【ヘナーレの話】「(※若手に肩を借りてインタビュースペースに辿り着くが、『ゴメン、しゃべれないよ』とつぶやいて控室に戻ろうとする。が、足を止めて戻り、倒れこむと)クソッ! 全く新しいレベルの試合だった。だが、そこでオレが勝つことはできなかった。でも、今まで味わうことのできないような試合を味わうことができた。それは戦士としての戦いだった。今日は戦士としての戦いを制することはできなかったが、何ヵ月も対戦を要求してきた石井とシングルマッチで戦うことができた。今はまだ頭の中が混乱しているが、これをよい学びだと思って、次に石井と対戦する時に勝てるようにしたい。それに今日の経験を、どんな対戦相手と戦う時にも有効活用できるようにしたい。そしていつか必ず、オマエを倒す! もちろん『G1 CLIMAX』にも出たい。これから10年間という長い視野で見た時に、自分の新しいレベルを、これからも味わい続けたいと思う」
◇第5試合◇
▼30分1本
○鈴木みのる ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. 金丸義信 エル・デスペラード(13分27秒 体固め)内藤哲也 EVIL SANADA BUSHI ×高橋ヒロム
※ゴッチ式パイルドライバー(試合終了後、鈴木が内藤を踏みつける)
鈴木「オイ…内藤! テメェ、調子に乗りすぎだ。テメェらは、熊本で終わるんだ!(※あちこちから内藤への声援) お前の“詐欺師ごっこ”、これにて終了。俺たち鈴木軍、イチバーン」(これで鈴木軍が退場し始めると、1人でリングへ残った内藤が座ったままマイクアピール)
内藤「鈴木み……いや、失礼しました。王様(※場内笑)。いや~、失礼しました。王様。あなたが大事に持たれている、そして、宝物だとおっしゃる、そのインターコンチネンタル王座、熊本で失ってしまったら、いったいどのような言い訳を並べるおつもりでしょうか!? 宝物を失った王様が、その後リング上でいったいどのような振る舞いを見せるのか!? 俺はその姿が楽しみでしょうがないですよ(※大拍手)。丸腰の王様、つまり、“裸の王様”になられる覚悟はよろしいでしょうか!? まあ、僕は、王様の前に、4月29日熊本大会、立ちますんで、安心してリング上へ上がって来て下さい。つまり、丸腰になるそのときまで! トランキーロ!! あっせんなよ(※『あっせんなよ』の大合唱&大拍手)」(ここで場内に「STARDUST」が鳴り響くと、内藤はリング上で寝転び、アブレ・ロス・オホスポーズを決めた)
【鈴木の話】「結局やりてえんじゃねえかよ。お前は俺から動かないと何も自分から発することができない。全て、全て、誰かが歩いたあと、落ちてる物を拾って、そいつに向かって言葉を投げかけてる。ただそれだけだからな。このシリーズ始まって、お前ら思い出してみろ。思い出してみろ。思い出せばすぐわかるはずだ。内藤よ、さあ口八丁手八丁、次は俺の何を拾うんだ? そう、俺は王様だからな。たくさんの物を落としてやる。全部拾えばいい。拾えばいい。そう、俺の前に俺の前に(と言いながら、インターコンチネンタルのベルトを床に落とす)これを拾いに足下にすがりつけばいい。そして俺に命乞いを……ワン・ツー・スリーの前に俺の前で命乞いをしろ! なあ!(と叫んで、『新日本プロレスワールド』の映像カメラマンの胸ぐらを掴む)。お前もか! お前もか! お前もか! ス・ズ・キ・グ・ン……イチバ〜ン……」
【BUSHIの話】「おいデスペラード! テメェ昨日あんな勝ち方でいきがってんじゃねぇぞ! 調子乗んなよ! 熊本、シングルマッチ、楽しみにしてるよ」
【EVILの話】「KESよ、昨日の一発効いたぜ。まさに魔法のような一撃だったな。だがな、オレとSANADAによって支配されたこのベルトが、オマエらバケモノを食いたがってるよ。熊本で、このベルトにKESが食われる姿を、とくと見届けよ。地獄のカウントダウンはもう始まってるぜ。よく覚えとけ! This is EVIL! Everything is EVIL! 全ては……EVILだ!」
【内藤の話】「前も言いましたが、インターコンチネンタル王座は必要のないタイトルだと、オレはいまだに思ってますよ。じゃあなぜ今回、鈴木……あぁ、失礼しました、王様が持つインターコンチネンタル王座に挑戦するのか。まぁ発表されてしまったから、っていうのもあるかもしれないけど、リング上で言った通り、宝物を失ってしまった王様、そして鈴木軍が、一体どうなるのか、オレも興味津々ですよ。今までインターコンチネンタル王座戦、何回もやってますけどね、今までで一番テンション高いですね。なんせ、王様が、裸の王様になってしまうわけだからね。そして! もしかしたら、鈴木軍で何か動きがあるかもしれないよ。だって、王様の部下であるザック・セイバーJrに、オレ、『NEW JAPAN CUP』1回戦、完封負けしたわけだからね。そのオレに、王様が負けたとなったら、これは一大事だよ。鈴木軍、何か起こってしまうんじゃないの!? それが見たいね! そのためにも、インターコンチネンタル王座、アナタが言う宝物を、熊本で奪ってあげますよ。まぁ、鈴木軍のその後、(※目を開くポーズで)楽しみにチェックしてるよ。アディオス!」
◇第6試合◇
▼30分1本
○オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 外道(14分2秒 コブラクラッチホールド)棚橋弘至 ジュース・ロビンソン ×田口隆祐【オカダの話】「おい、棚橋! ふざけてるとさっさと終わらせてやんぞ、この野郎! ああ? いつまでもな、ふざけた試合してんじゃねえよ、この野郎! わかんねえかな? ここまでやってもわかんねえかな? わかんねえなら欠場しとけ! ふざけやがって!」
【後藤の話】「広島まで待ちきれねえか、おい! 俺も楽しみにしてるよ。日本の心を持った外国人の姿を」
【田口監督の談話】
田口「(※岡に肩を借り、ふらつきながらインタビュースペースを通過。朦朧とした様子で岡の胸を鷲掴みにしながら)何カップ? 何カップあるんだ!?」岡「Gカップです」(※と、控室へ)
【ジュースの話】「オーイエー! ナーナナナー(※と、歌い出す) さーて後藤! そろそろ笑えなくなってきたんじゃないか? 今日はかなりハードにオマエの頭を攻撃してやったぞ。NEVER無差別級タイトルマッチ、楽しみだなぁ! 広島では、1年前のオレとは違うぞ! 1年前のオレは噛ませ犬だったが、今のオレは違う。そして今年、オマエは熟練のベテランとしてやってくるだろうが、オレにも反撃する用意はできてるんだ。いつも鏡で自分を見ながら、『後藤なら何をしてくるか?』とシミュレーションしてるんだ。NEVER無差別級タイトルマッチ、楽しみだな!」
【棚橋の話】「(※若手に肩を借り、インタビュースペースを通過しながら)手も足も出ねぇよ……」
◇第7試合◇
▼IWGP USヘビー級選手権試合/60分1本
[第2代王者]○ジェイ・ホワイト(26分49秒 片エビ固め)[挑戦者]×デビット・フィンレー
※ブレードランナー
☆ジェイが2度目の防衛に成功(試合終了後)
ジェイ「デビッド・フィンレー! デビッド・フィンレー! お前は俺のレベルまでには来てないな。でも、新日本プロレスのメインイベントで闘ったということは、お前にとってもなんらかの称号になるんじゃないか? ただ、お前は俺と一緒にリングへ上るに値する選手ではないみたいだな。2015年以来、俺10勝、お前1勝。この結果を見てもわかるだろう。(※倒れているフィンレーを見て)どうでもいいからそこのヘッポコ野郎を早くリングから降ろしてくれ。お前はもう俺にとって過去になった。俺が気にしているのは未来だけ。CHAOSの未来、そして自分の未来だ。次は誰が来るんだ!? まだわからない。オカダvs棚橋も楽しみだな。この対戦に関してもよく見ておこう。俺は王座を防衛してまた俺の元にベルトが戻ってきた。みんな、スイッチブレードと呼吸しようぜ」【ジェイの話】「リングでしゃべったこと以外、ここで何を言えばいいんだ? 新日本プロレスではまだあいつは俺のレベルには来てないということ。それだけだ。ただ、それを多くの人はまだ知らないだろう。ニュージーランドから来た俺の強さをまだわかってない奴がいるかもしれないけど、俺はまだまだ上昇し続ける。そして上昇し続けるべきだ。ここで興味深いのはその『べきだ』という言葉だ。みんな俺が何を言うかで、自分の印象を決めつける。でも、俺が言ったことっていうのは本心であって、それがお前を騙しているとか考えたことはないのか? そしてお前が言っていることも、俺の言ったことに対して自分自身を決めつけているということはないか? そう考えてみると何が本心で何が違うのかわかっているのか?」
【フィンレーの話】「自分が思い描いていた通りの結果にはならなかった。同じフレーズが何度も何度も頭の中を駆け巡っている。でも、オマエこそがオレに学びをくれるのかもしれない。10回の負け……。ジェイ、オマエに言ったはずだ。今日、オレは全てを出し切ると。今日は新技も出した。でも、ワン・ツー・スリーでオマエに持っていかれてしまった。悔しいが、今夜はオマエの方が強かったということだな。だが、(※親指と人差し指で少しの幅を作って見せ)差はこれだけだ! 今日、オレはシングルのタイトルマッチは初めてだった。たった一人でメインイベントに出るのも初めての経験だった。ジェイ、オマエとの戦いはまだ終わったわけじゃない。オレは何度でも何度でも、勝てるまでオマエに挑戦し続けてやる!」
後楽園2連戦2日目のメインはジェイの保持するUS王座にフィンレーが挑戦、同じ時期に留学生として来日して凌ぎを削りあったが、ジェイがフィンレーには1度も負けないままROH遠征の切符を掴み、修行の末ウィッチブレードに変身した。その後もフィンレーはジェイに挑むも敗れ、だが執拗にジェイを狙うフィンレーは今回の挑戦に漕ぎ付けた。
序盤からフィンレーが首投げから袈裟固め、ヘッドロック、ヨーロピアンアッパーカット、場外戦でも鉄柵攻撃、鉄柱攻撃、リングに戻ってバックドロップと先手を奪うが、セカンドコーナーへ昇ったところで、ジェイが足をすくってフィンレーはコーナーに後頭部を直撃させてしまうと、ロープ越しのネックブリーカー、逆水平、ストレッチプラムと自身の流れに変え、フィンレーも反撃するが、串刺しをかわしたジェイがバックドロップ、ワンハンドバックブリーカーから鎌固めと譲らない。
ジェイの逆水平をいなしたフィンレーはラリアットを浴びせると、串刺しエルボーからジャーマンスープレックスホールド、ロックボトム式バックブリーカーと攻め込むが、ジェイもコンプリートショットからジャーマンで応戦、ジャイはブレーンバスターからミサイルキックを放つと、フィンレーをヤングライオン扱いするかのように逆エビ固めで追い詰めにかかり、更に場外へのバックドロップ、場外でのバックドロップと次第にジェイから冷酷さが出始める。
リングに戻ったジェイはフィンレーを脳天からコーナーへ叩きつけるが、もう1回を狙ったところでフィンレーがカウンターラリアットを浴びせると、逆にジェイを脳天からコーナーに叩きつけ、雪崩式カミカゼ狙いはジェイが阻止するも、リング下に着地したフィンレーは膝裏へのタックルから、宙吊りになったジェイの顔面を踏みつけ、ダイビングエルボードロップ、サッカーボールキックからヨーロピアンアッパーカットを狙いは、ジェイは起き上がれずタイミングを逃したかに見えたが、フィンレーはエルボースマッシュから後頭部ラリアット、スピアー、ヨーロピアンアッパーカットと畳み掛けると、掟破りのブレードランナーを炸裂させる。
場外へ降りたフィンレーは狂気の笑みを浮かべながらテーブルをセットし、エプロンからテーブル貫通カミカゼを狙うが、逃れたジェイはテーブルめがけてパワーボムで叩きつけ、貫通しないと見るやエプロンからのテーブル貫通エルボードロップを投下する。
リングに戻ったジェイはリバースタイガードライバー、クロスアーム垂直落下式ブレーンバスターからブレードランナー狙うが、フィンレーがPrima Noctaで切り返すがカバーに遅れてカウント2となり、ジェイが逆水平に対してフィンレーはアッパーカットの連打で応戦、張り手からアピールしたところでジェイがラリアットからブレードランナー狙う。ところがフィンレーが変形バックドロップで切り返すと、スティンブレーカーからはPrima Noctaを狙うが、ジェイがブレードランナーで切り返して3カウントとなり王座を防衛。試合後はジェイが次期挑戦者を募りつつ大会を締めくくった。
内容的にもフィンレーが全て以上を出し切り、ジェイのアピールしたとおり、まさかで慌てさせたが、最後でフィンレーがブレードランナーにヤマを張っていたのにもかかわらず勝機を逃したのに対し、ジェイはPrima Noctaにヤマを張ってしっかり勝機を逃さなかった。だがフィンレーも初の単独メインで未体験ゾーンである長期戦にも挑戦したことは大きいし、今後の経験にも繋がってくる。第4試合では石井がヘナーレと対戦、ヘナーレも石井を付回したことでやっとシングルにこぎつけるも、石井が海外から持ち帰ったブリティッシュヘビー級王座はかけられず、ノンタイトルとなった。
序盤はヘナーレの猛攻を受け流した石井は鉄柵攻撃の連打、リングに戻ってもサッカーボールキック、逆エビ固めと徹底的にかわいがり、ヘナーレも石井の突進をショルダーでなぎ倒しサッカーボールキックで返すが、石井はノド笛チョップでヘナーレを怯ませる。
劣勢のヘナーレはサモアンロケットから掟破りのノド笛チョップ、サモアンドロップ!フライングサモアンロケット猛反撃するが、スピアーは石井が膝で迎撃し。左右エルボーからジャーマンを連発、そしてバックドロップで投げる。だがノド笛チョップをかわしたヘナーレはポップアップ式サモアンドロップを決め、串刺しラリアットも石井は引かずエルボーで応戦する。
両者は張り手合戦で石井が怯んだところで、ヘナーレがジャーマンからスピアーを決め、ラリアットを浴びせるも、頭突き合戦は石井が競り勝ち、ショートレンジラリアットからスライディングラリアット、そして垂直落下式ブレーンバスターで勝負に出る。ところがヘナーレが首固めで丸め込むと、裏拳からランセルセ、石井の延髄斬りをかわしてトーアボトム狙うが、石井がドラゴンスープレックスで投げるとラリアットから垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い勝利も、内容的にも石井のかわいがりを見事に耐え切ったヘナーレの健闘が光り、ブリティッシュ王座もかけてもおかしくない試合だった。鈴木軍vsロスインゴの10人タッグ戦は奇襲を仕掛けるロスインゴに対し鈴木軍が場外戦で逆襲、鈴木は内藤の右膝をイスでメッタ撃ちにする。
リング内では鈴木軍がBUSHIを捕らえてリードを奪うも、EVILとSANADAが連係でKESを攻め込んで反撃し、内藤も鈴木から足四の字固めを極められるも、内藤は延髄斬りで反撃してトルネードDDT、スライディングキックを浴びせてから、ロスインゴが自慢の連係で鈴木を捕らえる。
そしてヒロムが鈴木にダイナマイトブランジャーを狙うが、逃れた鈴木は時間差ロープワークからのスリーパー、ゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪い完勝、試合後も鈴木が内藤踏みにじってロスインゴ壊滅を宣言すれば、内藤も退場する鈴木に対して裸の王様呼ばわりするなど、互いにマイクで火花を散らす。IWGPヘビー、NEVER前哨戦6人タッグマッチは、オカダが棚橋の攻撃を余裕で受け流して圧倒し、場外戦でもビックブーツで棚橋を吹き飛ばす。終盤でも田口を攻め込むオカダは棚橋を強襲して場外ツームストーンパイルドライバーでKOすると、最後は粘る田口をコブラクラッチでギブアップを奪い勝利、試合後も勢いに乗るオカダはダウンしている棚橋にまた場外ツームストーンパイルドライバーで突き刺そうとするも、外道が慌てて制止して未遂となった。後楽園2連戦ではオカダに死角なしで棚橋にいいところなし、決戦までに棚橋に打開策は見えてくるのだろうか…
【後楽園ホール大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。明後日4月26日(木)は、兵庫・加古川市立総合体育館にて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ちしております。 #njdontaku #njpw pic.twitter.com/RKLdmVdrTE
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年4月24日This match I dedicate to tomorrow’s #AnzacDay2018 - to commemorate all ANZACS who have served Australia and New Zealand.#anzacspirit #warrior https://t.co/Zz5P6PgQ2r
— TOA Henare ヘナーレ (@HenareNZ) 2018年4月24日 -
前哨戦でロスインゴが鈴木軍の前に全滅!そして絶体絶命の大ピンチ!
4月23日 新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2018」後楽園ホール 1562人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼10分1本
△上村優也(10分時間切れ引き分け)△辻陽太◇第2試合◇
▼20分1本
天山広吉 ○永田裕志 中西学(10分20秒 ナガタロックⅡ)岡倫之 ×海野翔太 成田蓮◇第3試合◇
▼20分1本
ロッキー・ロメロ YOH ○SHO(10分2秒 反則勝ち)×飯塚高史 タイチ TAKAみちのく◇第4試合◇
▼30分1本
後藤洋央紀 石井智宏 矢野通 YOSHI-HASHI ウィル・オスプレイ(13分4秒 裏霞)ジュース・ロビンソン 真壁刀義 マイケル・エルガン トーア・ヘナーレ KUSHIDA◇第5試合◇
▼30分1本
棚橋弘至 ○デビット・フィンレー 田口隆祐(10分10秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ ジェイ・ホワイト ×外道
※Prima Nocta【フィンレーの話】「いよいよ決戦、栄光の瞬間まであと24時間だ! そう、これは本当に大事なタイトルマッチだ。そう、俺のキャリアが一変するチャンスだ。いまジェイ・ホワイトの頭の中では、俺を恐れているハズにちがいない。俺はおまえを倒すことができる。IWGP USチャンピオンになるのは、この俺だ」
【田口監督の話】「明日は、素晴らしい夜になりますよ! タグチジャパンにとって、素晴らしい夜になる。明日はフィンレーがまずベルトを獲って、このシリーズ、タグチジャパンにとって、“パーティー”シリーズです。いろいろベルトが集まってくる……タグチジャパン・パーティーシリーズ、みなさんどうぞご期待ください! (テレビカメラを見つめながら)……抱いていいですか? ……抱いていいですか? 抱いていい? 抱いていい? ……抱いて・いい?」
(※棚橋は岡に肩を借り、苦しそうにうめきながら控室へ)
【ジェイの話】「タイトルに向かっているこの短い瞬間を、せいぜい楽しんでくれよ。なぜならオマエは、このベルトには手が届かないからだ。明日、俺はこのベルトを防衛する。その事実は変わることはない。デビッド・フィンレー、オマエはこのIWGP USヘビー級王座のベルトを奪うことはできない。チャンピオンのハートを持っているのは、このスイッチブレード、ジェイ・ホワイトだからだ」
【オカダの話】「いや~、棚橋弘至、リングサイドで横になってたね。まだ休憩するには早いんじゃないの? それとも、アナタの得意な欠場ですか? それで、休もうとしてるんですか? まぁ、休むんだったら、5月4日、タイトルマッチ後に、しっかり休んでくれよ。リングサイドじゃなく、5月4日終わって、家に帰って、しっかり自分の布団で、ベッドで寝てくれ。いやぁ、全然、息も上がらなかったしね。さびしい。まぁ、俺の中ではまぁ、いろんなチャンピオンが前哨戦でやってきて、今まで他のチャンピオン、どうぞしっかり盛り上げてくださいという感じでやってて、いざ今日、動き始めたらコレですよ、棚橋弘至! ものたりないね。まぁ欠場したかったら、明日にでも、明後日でも、楽にしてやるよ」
◇第6試合◇
▼30分1本
鈴木みのる ランス・アーチャー ○デイビーボーイ・スミスJr.(12分47秒 片エビ固め)内藤哲也 ×EVIL SANADA
※マジックキラー◇第7試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第57代王者組]金丸義信 ○エル・デスペラード(24分54秒 片エビ固め)[挑戦者組]BUSHI ×高橋ヒロム
※ピンチェ・ロコ
☆金丸&デスペラードが2度目の防衛に成功(試合終了後、鈴木みのるがTAKA、K.E.Sを引き連れてリングに登場。放送席で解説をしていたタイチも加わり、リング上は鈴木軍に占拠された。マイクを持った鈴木はブーイングする観客に)
鈴木「こらそこのブス、息が臭えからしゃべるんじゃねえ!今日ここでヒロム、BUSHI、潰した。そして今度、熊本、SANADA、EVIL、そして内藤哲也、てめえらロス・インゴベルナブレス潰してやる!(さらに野次った観客に)どいつが行った? ぶち殺してやる(と近づきイスを投げつける)うるせえな、コノヤロー! てめえみたいなウジ虫どもが俺がしゃべっている時に口を開くんじゃねえ。せっかく総動員で出てきてやったんだ。お前ら、跪け。俺の前に跪け(そして、場内の「帰れ」コールが鳴り響く中)お前らが応援してるロス・インゴベルナブレスは熊本で終わるんだ! なぜだか教えてやろう。俺たち鈴木軍、イチバーン!」【バックステージでの鈴木軍】
金丸「オイ見たかオイ! 何が違うか分かるか? ココ(頭)とココ(腕)だよ!」デスペラード「ヒロム! 試合中、何かを試させてもらうつったな? オマエ俺を試したのか? 何か試せたのか? それで何か分かったか? 答え合わせっていつなんだよ、オマエらの答え合わせってよぉ!? 何にも伝わってこなかったぞ、最後に伸びてたのはオマエだ! ノブさんが言ったろ、頭と腕が違うんだよ! 勢いだけで何も考えてねぇバカタレが! そう簡単にオレたちに勝てると思うな!」
鈴木「新日本プロレスよ。ロス・インゴベルナブレスよ。ここから、今日から、鈴木軍が、俺たち鈴木軍が、全てを仕切ってやる。もうオカダも、棚橋も用はない。熊本で、ここ新日本プロレスは、ブチ殺してやる。内藤、オマエにはもう選択肢はない。そしてSANADA、EVIL、オマエたちに選ぶ道はない。ヒロム、BUSHI、オマエたちが逃げ帰る家もない。全て、オレたちが奪い去ってやる。オレたち鈴木軍、イチバン!」
【バックステージでのBUSHI&ヒロム】
ヒロム「(若手に肩をかつがれながら)……わかった! わかった! わかったぞ! わかった! わかったぞ! わかったぞ! わかった! わかったぞ! ハハハハ(そのまま控室へ)」BUSHI「金丸&デスペラード。おまえらのやり方がよくわかったよ。せっかくタッグマッチにもってきたこのシチュエーション、ぶち壊しやがって。ええ? 今日は負けたよ。それはわかったよ。でも、おまえら忘れんなよ、熊本で、おたがいシングルマッチあるよな。ええ? 今日のぶん、たっぷり返してやるよ。今日はやられたぜ、金丸&デスペラード。でもな! 今日で終わりじゃない。これで終わりなんかじゃない。俺とヒロムで、IWGPジュニアタッグ……必ず、巻いてやるよ」
後楽園2連戦の初日の主役はロスインゴvs鈴木軍、メインでは金丸&デスペラードの保持するIWGPジュニアタッグ選手権にBUSHI&ヒロムが挑戦した。
序盤はBUSHI&ヒロムが連係でデスペラードを捕らえて先手を奪ったかに見えたが、金丸がヒロムを場外へ引きずりだすと、得意の鉄柵ギロチンを決め、BUSHIを場外でのリバースDDTでKOし、リングに戻って孤立したヒロムを徹底的に狙い撃ちにしてリードを奪う。
BUSHIがやっと自軍のコーナーに戻るが、交代は金丸が阻止しも、粘るヒロムは金丸にリストクラッチ式ドラゴンスクリューで反撃してBUSHIにやっと交代、BUSHIは金丸にコルタバ、デスペラードもろともフランケンシュタイナー、金丸にミサイルキック、串刺しダブルニーからライトニングスパイラルも、デスペラードへのコルタバ狙いは、堪えたデスペラードがマフラーホールドで捕獲、ヌメロ・ドスへの移行はBUSHIはロープに逃れるも、金丸が入ってBUSHIにドロップキック&バックドロップの合体技を決める。
劣勢のBUSHIはデスペラードに延髄斬りからDDTで反撃し、ヒロムもラリアットからドロップキックで続いて場外へ追いやると、デスペラードと見せかけて金丸にエプロンダッシュのミサイルキックを炸裂させ、金丸にも炸裂させた後で、デスペラードに断崖式回転エビ固めをねらう。デスペラードはロープにしがみつくが、BUSHIがドロップキックで援護し、ヒロムはセントーンアタックを発射する。
ここで勝負と見たヒロム&BUSHIはインスルヘンテスを狙うが、デスペラードが阻止したところで4選手が入り乱れてダウンし、起き上がったデスペラードとヒロムがエルボー合戦も、デスペラードが頭突きから突進したところで、BUSHIが入りトラースキック&延髄斬りで迎撃し、合体コードブレーカーを決める。
そしてヒロム&BUSHIはデスペラードに再度インスルヘンテスを狙うが、金丸がウイスキーミストでカットすると、デスペラードがピンチェロコを狙うも、阻止したヒロムはスーパーキックを連発、金丸がカットに入るもBUSHIが毒霧で排除する。
勝利を確信したヒロム&BUSHIはデスペラードにカナディアンデストロイ&ジャーマンの合体技を決めると、ヒロムがダイナマイトブランジャーからTIMEBOMEを狙うが、デスペラードがレフェリーを交錯させて阻止すると、レフェリーがダウンしている間にベルトでヒロムを一撃してから、ピンチェ・ロコで3カウントとなり、金丸&デスペラードが王座を防衛した。セミのインターコンチ&タッグ選手権の前哨戦は、鈴木がロープ越しの腕十字から鈴木軍がSANADAを捕らえてリードを奪う。交代した内藤は鈴木に対して唾を吐いてネックブリーカー、側頭部へのスライディングキック、そして踏みつけてポーズを取ると、鈴木が殴りつけるようなエルボー、内藤は張り手とラリーとなり、鈴木は時間差ロープワークからスリーパーで捕獲、ゴッチ式パイル狙いは、内藤はリバースしコーナーミサイルも、キャッチした鈴木はヒールホールドで捕獲、長時間絞り上げ、動けなくなった内藤を鈴木が足蹴にする。
やっと内藤はEVILに交代し、SANADAと共にスミスを捕らえてマジックキラーを狙うが、アーチャーがカットに入ると、今度はKESがSANADAをキラーボムでKOし、粘るEVILにも決め、内藤が間一髪カットに入るも、鈴木がヒールホールドで内藤をセーブしている間に、KESがEVILを掟破りのマジックキラーで3カウントとなり勝利を収めた。メイン終了後には鈴木、KESだけでなく実況席でゲスト解説をしていたタイチもリングインしてBUSHI&ヒロムを制裁、そして帰れコールを叫ぶファンにもイスを投げつけ、4・29熊本でロスインゴ壊滅を宣言して「スズキグン、イチバン」で締めくくった。
メインのジュニアタッグ選手権は勝利目前で金丸&デスペラードのしたたかさにしてやられ、セミでの6人タッグ戦でも完膚なきまでに内藤らが叩き潰される。そして館内の野次にイスを投げつける光景は、かつてのNOAHを見ているようだった。ロスインゴは壊滅的な大ダメージを負っただけでなく、絶体絶命のピンチにまで追いやられてしまった。果たして鈴木軍がロスインゴを破壊するのか、それともロスインゴが大逆襲となるのか…また第5試合のヘビー、US王座前哨戦は棚橋がオカダに太陽ブローからフライングフォワアーム、ドラゴンスクリュー、ツイストアンドシャウトで攻め込むも、オカダはドロップキックからいきなりツームストーンパイルドライバーで突き刺し、棚橋は何とか交代するが、そのままダウンしてしまう。
試合はジェイがフィンレーを捕らえるも、外道が出てきたところでフィンレーがPrima Noctaで3カウント、試合後も棚橋は首を押さえたまま立ち上がれず、若手らの肩を借りて退場となった。【後楽園ホール2連戦初日終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。明日4月24日(火)も、東京・後楽園ホールにて18:30試合開始です。当日券は16:00より発売いたします。皆様のご来場をお待ちしております。
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— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年4月23日試合終わって…
顔見たら…
どこかの…
プロデューサーじゃねぇか。。。
とりあえず…
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— 金丸 義信 (@kmaru0923) 2018年4月23日防衛おめでとう
一杯だけ奢ってやるよ
pic.twitter.com/KHyzD33YZE
— タイチ (@taichi0319) 2018年4月23日The gold is all coming back to Suzuki Gun! @LanceHoyt and I will regain our IWGP tag titles in Kumamoto! pic.twitter.com/AffYR78Qjq
— Davey Boy Smith Jr. (@DBSmithjr) 2018年4月23日I’m going to hit Jay in the face and everybody else in the feels. Big Red is coming home with me. https://t.co/TuGpDZOJec
— David Finlay (@THEdavidfinlay) 2018年4月23日引導?熨斗つけて返す。 https://t.co/SUBX3lspO5
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) 2018年4月23日 -
全面対決も鈴木軍の前にロスインゴが完敗!頭に乗るフィンレーにジェイが怒りのブレードランナー!
4月14日 新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2018」後楽園ホール 1693人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○成田蓮(8分46秒 逆エビ固め)×辻陽太◇第2試合◇
▼20分1本
○永田裕志(6分58秒 ナガタロックⅡ)×海野翔太◇第3試合◇
▼20分1本
中西学 田口隆祐 ○岡倫之(10分7秒 逆エビ固め)天山広吉 タイガーマスク ×八木哲大◇第4試合◇
▼20分1本
飯塚高史 ○タイチ TAKAみちのく(11分1秒 体固め)ロッキー・ロメロ YOH ×SHO
※天翔十字鳳◇第5試合◇
▼30分1本
○石井智宏 矢野通(10分37秒 片エビ固め)真壁刀義 ×トーア・ヘナーレ
※垂直落下式ブレーンバスター◇第6試合◇
▼30分1本
ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー ○マイケル・エルガン KUSHIDA(12分20秒 エビ固め)後藤洋央紀 ジェイ・ホワイト ×YOSHI-HASHI ウィル・オスプレイ
※エルガンボム【KUSHIDAの話】「俺のレスリングキャリアは、外国人選手たちとともにあるようなモンだから。今日の8人タッグマッチ。不思議な縁を感じましたね。昔から知っている仲だけに。ジェイ・ホワイト、ジュース・ロビンソン。みんなみんな成長してるから。さらにそこで元気をもらって。ウィル・オスプレイもその一人だから。福岡では二人にしかできない、スケールのデカい試合をしようぜ!」
【ジュースの話】「ゴトーよ、おまえ楽しんでるんじゃないか? 俺たちが殴り合っているところ。おまえだって、殴られるのが好きみたいだしな? そして、おまえが持っているタイトル、ここしばらくずっと保持しているそのタイトル、ジュース・ロビンソンだっていつか、どこかのタイミングで、その“NEVER無差別級王座”を獲るタイミングが来ると思っている。それがいまなんだよ!ところで、おまえってもしかして、ニュージャパンの“門番”なのかな? 2018年版、ニュージャパンのストロングスタイルの象徴!! そんな感じかい? この門番を倒してこそトップに立てる、そんな立ち位置なのかもしれないな。だとしたら、ロサンゼルス大会でおまえにやったことを何度もやってやるし、ヒロシマでは俺たち二人とも全力でぶつかり合うだろうし、おまえの目の周りに黒いアザを作ることだってできるだろう。いいか? ヒロシマではおまえのタイトルを必ず、獲ってやるぞ!」
【フィンレーの話】「……一つ、大事なルールを忘れていたよ。“サイコパス”を目の前にして、背中を見せるべきじゃないってことをな。それを忘れてたよ(首を押さえながら、苦笑)。でも、俺のプランは変わらないぜ。おまえと闘い抜いてやる、おまえが何をやられれば一番イヤなのか? それもすべて知っている。だからこそ、おまえがイヤがることは全部やってやるよ。昨日も今日もトップロープから飛んだけど、あまりうまくいかなかった。でも、4月24日はもちろん、その前に何度もトップロープから飛んでやるぜ。そしてタイトル戦当日は、おまえを必ずピンでフォールして、“USヘビー級”のベルトを手土産に、マイホームに帰るよ」
【後藤の話】「ああ、クソ! 昨日もそう、今日もそう。次は日本人の誇りを見せてやるよ。まずはジュース、おまえだ」
【オスプレイの話】「ダウンしている相手に攻撃しちゃいけない。死ぬかもしれないぞ。っていうはわかってるだろう! でも、俺は何度でも立ち上がる。今日はむしろ楽しませてもらった。俺がIWGPジュニアヘビー級チャンピオンとして誰であれ倒してみせる」
【ジェイの話】「いくらトップロープから飛ぼうとも、俺をピンできるわけねえだろう! そんなことは神様だって、フィンレー、おまえだってわかっているはずだ。神は俺の味方だ。レスリングのゴッドファーザーはおまえには落胆していることだろう。おまえの人生最大の試合まであと少し。今日は8人タッグでの試合だったが、それでも俺を倒せないのか? フィンレー、おまえには全てがある。俺はヤングライオンからのし上がってきた。必要なものは全て自分で手に入れた。道場に入った時だってそうだ。おまえはどうなんだ? おまえは全て与えられてきた。何度闘おうが、そんなおまえにはUSチャンピオンベルトは渡さない! そしておまえは永遠にスイッチブレイドと呼吸し続けるんだ」
◇第7試合◇
▼スペシャルイリミネーションマッチ/時間無制限
鈴木みのる ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. 金丸義信 ○エル・デスペラード(22分5秒 エル・エス・クレロ)内藤哲也 EVIL SANADA BUSHI ×高橋ヒロム[1]○金丸(8分35秒 首固め)×BUSHI
[2]○内藤(9分13秒 ジャックナイフ式エビ固め)×金丸
[3]△鈴木(11分47秒 両者OTR)△内藤
[4]○SANADA(14分0秒 OTR)×スミス
[5]○アーチャー(14分47秒 OTR)×SANADA
[6]○アーチャー(17分1秒 OTR)×EVIL
[7]○ヒロム(19分20秒 OTR)×アーチャー(試合終了後、金丸がIWGP Jr.タッグベルトでBUSHIを殴ってKO。そして、Tシャツをビリビリに引き裂く。 一方、デスペラードもベルト攻撃でヒロムをKOする)
デスペラード「ハハ…ハーッハ!ハーハッハッハッハ!! あぁ~あ…。オイ、ヒロム、BUSHI。“金魚のフン”に負けた気分って、どんな気分だよ!? (※ヒロムに急接近して)お前だぞ!? 俺のことを“鈴木軍の金魚のフン”って言ったのは。それでこのザマか、オイ!? 気持ちいいな。なんだこれは、オイ!? オイ!! テメェらロス・インゴが、鈴木軍にかなうわけねぇだろが(※大拍手)。お前ら、よくわかってねぇようだな。その理由をよ。ボスがいねぇから俺が言うぞ!(※大拍手) その理由を教えてやる。俺たち鈴木軍…イチバーン(※大拍手)」
(ここで金丸がヒロムの上にBUSHIを重ね、デスペラードと共に2人を踏みつける。そして、金丸がBUSHI、デスペラードがヒロムを場外へ投げ捨て、退場した)
【バックステージでの金丸&デスペラード】
デスペラード「はい、残念でした〜。おいおい、あの威勢はどこ行ったよ? BUSHI、昨日言った通りだろう。100回に1回を昨日使ったからよ、ノブさんピンピンしてるよ」金丸「おい、ロスインゴ、てめえらのハッピーエンドじゃ終わらねえからな。覚えとけ。ざまあみろ。今日来た客もそうだぞ」
※ここで解説を終えたタイチが通り掛かる。
タイチ「すげえよ、お前ら! 強えよ! こんなに強かったか、お前ら? ビビったよ」デスペラード「任しとけ。ああやってタイチもヘビーに行っちまったからな。おい、鈴木軍のジュニアが薄くなったと思ってんだろ? ンハハハハ!」
金丸「いくらでも引き出しあるからな。(腕を叩きながら)ここが違うからよ、ここが。よく見とけよ」
デスペラード「さて、バカどもの教育はタイトルマッチだ。心してかかってこい。あとBUSHI、おまえ、シングルマッチも決まってたな。今日の感じでどう感じるかな? シングルマッチ楽しみだぜ。もちろんその前のタイトルマッチだってなあ……」
【ヒロムの話】「(床に這いつくばって)負ける、わけには、いかねえって、言ったよな? ハアハア。なあ? ジュニアのみんな……、とくにKUSHIDA、マーティー、いいコメント出してんな? 熱いの好きだぜ。俺、そういうの大好きだよ。鈴木軍……おもしろいな? おもしろいよ、23日の後楽園ホール、メインイベント。負けるわけにはいかねえ。その意味を、俺たちジュニアがメインイベント、この意味がわかるか? 俺たちは、必ず、ジュニアを……テッペンに上げる。だからさあ、俺とBUSHIさんがテッペン獲るところ、おまえら観に来いよ。なあ? そしたら、叫べるぜ。こんな風に、もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! みんなで! 楽しもうぜ。ってな……。ハハハハハ」
今回の後楽園大会のメインでは鈴木軍vsロスインゴによる全面対抗イリミネーションマッチが行われたが、最後に入場する鈴木がリングインするなり、鈴木軍が奇襲をかけて開始となり、場外戦では実況席でゲスト解説を務めるタイチまで加勢して乱闘を繰り広げる。
リング内に戻っても鈴木軍は内藤を捕らえて主導権を握り、EVILに交代しても流れは変わらず、内藤も鈴木の強襲を受けて徹底的に痛めつけられてしまう。
鈴木軍は金丸とデスペラードが連係で捕らえ、金丸はタッチアウトを狙うも、BUSHIは昨日同様首固めで丸め込む、だがキックアウトした金丸は急所打ちからの首固めで丸め込んで3カウントでBUSHIが失格、鈴木軍が先制し、勢いに乗る金丸は内藤にもタッチアウトを狙う。ところが急所蹴りで阻止した内藤はジャックナイフ式エビ固めで丸め込んで3カウントとなり、金丸が失格でロスインゴがタイも、鈴木は内藤を膝十字で捕らえる。
逃れた内藤は鈴木に雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、鈴木はエプロンに連行し攻防を繰り広げると、SANADAが鈴木にドロップキックを発射して、内藤がそのまま鈴木の足をすくって場外心中を図り、両者失格も鈴木はまたヤングライオンにイスで八つ当たりしつつ、内藤をバックステージまで連行する。
スミスはSANADAにパワースラムで攻め込み、Skull End狙いのSANADAを担いでエプロンに連行も、SANADAがロープ越しのドラゴンスクリューでスミスを場外に落として失格に追いやり、アーチャーにもパラダイスロックを狙うが、逃れたアーチャーは横からのショルダータックルでSANADAを場外に落として失格に追いやり、EVILもアーチャーを攻め込んだがEVILを狙うと、アーチャーがエプロンに連行して場外に落として失格させ、ロスインゴはヒロムだけとなってしまう。
孤立したヒロムはスピードでアーチャーを撹乱も、アーチャーのラリアットを喰らい窮地に立たされる。アーチャーはパワーボムを狙うが、ヒロムはエプロンに連行してドロップキックで場外に追いやってアーチャーは失格させ、やっとヒロムvsデスペラードに持ち込み、ヒロムはスーパーキックからダイナマイトブランジャーを決めてから、TIME BOMEを狙うが、金丸がウイスキーミストでカットすると、最後はデスペラードがエル・エス・クレロで3カウントを奪い、鈴木軍が勝利。試合後も金丸と共にヒロム、BUSHIを徹底的に痛めつけた後で、デスペラードが「鈴木軍、イチバン!」で締めくくった。
内容的には僅差なれど、前日と同じく鈴木軍の試合、ロスインゴの連係も全く機能せず、鈴木軍にいいようにやられてしまった。特にデスペラードは試合後にもヒロムを徹底的に痛めつけるなど、会社から売り出されているヒロムに対する憎悪を感じさせた。セミの本隊vsCHAOSは、前日でOTRながらもジェイに勝ったフィンレーがジェイに自信から出たのか余裕の笑みを浮かべるも、嫌ったジェイは一旦オスプレイに交代、だがフィンレーが背中を向けるとジェイは強襲をかける。
試合はKUSHIDAのDDTからオスプレイが失速してから本隊ペースとなるも、後藤が奮起して盛り返す。だがYOSHI-HASHIがエルガンにダイビングクロスボディーを放ったところでキャッチされると、エルガンボムを喰らって3カウントとなり、本隊が勝利。試合後は一人残っているフィンレーにジェイが襲撃をかけブレードランナーでKOし、フィンレーに対して調子に乗るなという姿勢を見せつけた。【後楽園ホール2連戦終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。明日4月15日(日)は、山梨・アイメッセ山梨にて15:00試合開始です。当日券は13:00より発売いたします。皆様のご来場をお待ちしております! https://t.co/75m2RZfQbb #njdontaku #njpw pic.twitter.com/qYhhg0XbbG
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年4月14日これから…
奴らとは…
毎回…
試合。。。
今日みたいに…
いつでも…
どこでも…
吹きかけてやるよ!!
— 金丸 義信 (@kmaru0923) 2018年4月14日NAMAHAGE!!!! https://t.co/qL9SYyqr2W
— Lance Hoyt/Archer (@LanceHoyt) 2018年4月14日 -
本隊vsCHAOSのイリミネーション戦でフィンレーがジェイに一矢!BONE SOLDIERが復活を予告?
4月13日 新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2018」後楽園ホール 1244人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○八木哲大(9分18秒 逆エビ固め)×上村優也◇第2試合◇
▼20分1本
○中西学(8分9秒 アルゼンチンバックブリーカー)×岡倫之◇第3試合◇
▼20分1本
永田裕志 ○タイガーマスク 海野翔太(8分52秒 エビ固め)真壁刀義 田口隆祐 ×成田蓮
※タイガードライバー◇第4試合◇
▼20分1本
飯塚高史 ○タイチ TAKAみちのく(11分5秒 エビ固め)ロッキー・ロメロ YOH ×SHO
※タイチ式ラストライド◇第5試合◇
▼30分1本
○石井智宏 矢野通(11分1秒 片エビ固め)天山広吉 ×トーア・ヘナーレ
※垂直落下式ブレーンバスター◇第6試合◇
▼30分1本
EVIL SANADA ○BUSHI 高橋ヒロム(13分50秒 首固め)ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. ×金丸義信 エル・デスペラード【バックステージでのロスインゴ】
ヒロム「ちょっと、お話をしよう。23日のタイトルマッチ……の前に、負けるわけにはいかねぇな。ジュニアのタッグがさ、メインイベントだせ。なぁ、わかるか? ジュニアが上がって来てるのが、わかるか? 負けるわけにはいかねぇな。負けるわけにはいかないよな……負けるわけにはいかないよな……(※と言い続けて控室に戻っていった)」BUSHI「やっと決まったな、金丸、デスペラード。これでお前らとタッグマッチで闘えるぜ。俺たちは、このシチュエーションを待ってたんだ。4.23後楽園、IWGPジュニアタッグベルト、俺たちがお前らから奪ってやるぜ!EN SERIO、マ・ジ・で」
EVIL「アイツらが再びチャンピオンになることはない。なぜだかわかるか? 強いだけじゃ勝てねぇんだよ。(※頭を指さし)ここも使え。まぁ、せいぜい頑張れ。よく覚えとけ。This is EVIL.Everything is EVIL.すべては……EVILだ」
※SANADAは何かを言おうとしたが、視線を切るとそのままノーコメントのまま控室に戻っていった。
【バックステージでの鈴木軍】
※金丸、デスペラードはインタビュースペースに現れると、ベンチにベルトを投げ出す。
金丸「たまたま勝っただけだろ、オイ!調子に乗んじゃねぇぞ!BUSHI、ヒロム!本番じゃねぇんだからな、今日は!キッチリ!本番まで!それまでもつかどうかわかんねぇぞ、アイツら!よく覚えとけよ!」デスペラード「たまたま100回に1回をこんな一番最初の前哨戦に使って、もったいないね、キミらは!100回に1回しか、ノブさんから取れねぇぞ、BUSHI、オマエなんかじゃなぁ!ヒロム、オメェは200回か、300回か!? 確率低いぞ!」
金丸「たまたまが、今日だっただけだ!」
デスペラード「残念でした!」
アーチャー「EVIL、SANADAよ。4月29日はお前らがこれまでに味わったことのないような残酷なモノになるだろう。今日はラッキーだったかもしれないが、その運ももう尽きた」
スミス「口でいろいろ言うのはもう終わりだ。沈黙こそが金であり、SANADAとEVILはもう逃げも隠れもできない。もうしゃべることはない。あとは実際に闘うのみだ」
◇第7試合◇
▼スペシャルイリミネーションマッチ/時間無制限
棚橋弘至 ジュース・ロビンソン ○デビット・フィンレー マイケル・エルガン KUSHIDA(26分46秒 オーバー・ザ・トップロープ)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 ×ジェイ・ホワイト YOSHI-HASHI ウィル・オスプレイ[1]△KUSHIDA(14分44秒 両者OTR)△オスプレイ
[2]○エルガン(16分46秒 OTR)×YOSHI-HASHI
[3]○後藤(17分56秒 OTR)×エルガン
[4]○ジュース(20分17秒 OTR)×後藤
[5]○オカダ(20分28秒 OTR)×ジュース
[6]△オカダ(22分46秒 両者OTR)△棚橋(試合終了後)
「アリガトウゴザイマス! 今日は短めに、しかも可愛く終わらせたいと思う。俺はクッシーのようなミッションもないし、ジュースのような躍動、そしてタナのような華麗なエアギター技も持ってない。自分の持っているもの、それはこの“ファイティングスピリット”だけだ。4月24日のコウラクエンホールでは、そのファイティングスピリットをいままで以上に発揮したいと思う。俺は、IWGP USヘビーチャンピオンになる!」【バックステージでの新日本本隊】
エルガン「今日のこの試合、そしてこれからの流れは、俺のためではないけども、ジェイ、フィンレーは準備万端だぞ。待っておけよ」ジュース「『なに、この5対5って?』とちょっと思っていたが、すごい楽しいじゃん。すごく燃え上がったし、5人のCHAOSと5人のタグチジャパンのぶつかり合い。なにが起こってもおかしくない、すごく楽しかった。でも、これは前哨戦であり、今日はフィンレーが勝ったけど、タイトルシリーズではどうなるかわからない。自分自身も、これから始まるシリーズに向けて集中している。ヒロシマでゴトーに、NEVER無差別級王座に挑戦する。2017年2月以来のNEVER挑戦だけど、2017年2月のジュース・ロビンソンはもういない。俺は未来形だ。LAでも少しの休暇をとって、お前はどうしてるのかな。俺がヒロシマで叩き潰してやるからな。この右をお見舞いしてやるぜ。この右の連打。それでもダメなら、左でお前を潰してみせる」
KUSHIDA「『階級の壁をぶっ壊す』と言った以上、オスプレイの首を狙うのは、もちろん当然のこと。広島と福岡、なにやら楽しみなカードが組まれてますんで、KUSHIDA&棚橋組vsオカダ&オスプレイ。オスプレイ、一つメッセージを送っておきたいと思う。お前は棚橋さんを狙え。俺はオカダを狙う。前哨戦、他のヘビー級も覚悟しておけよ」
フィンレー「あと11日……あと11日……父親にも電話で話をした。ジェイとのタイトルマッチ、アイツにとっても大きな舞台かもしれないけども、これは何よりも自分にとって、キャリ最大の試合である。こんなチャンスはいままで自分には舞い降りてきたことがなかった。実は1か月後には結婚も決まっている。その結婚式には、ぜひベルトを持って出たいと思う。いつまでだって、俺はトップロープにいてやるよ。俺が絶対にチャンピオンになる!宣言する」
棚橋「新シリーズ始まりました。で、今日もオカダと試合をしたわけだけど、両国で俺はオカダに『防衛タイ記録、おめでとう』って言ってしまったけども、福岡でタイトルマッチが決定したから、もう好き勝手言わしてもらう。オカダの防衛ロード、クソ喰らえ!」
【バックステージでのオカダ、オスプレイ】
オカダ「オカダ・カズチカは、いままでにない棚橋弘至を見させてもらいました!いいねぇ、あんな、キャプテンの、マークを、胸に、つけて!楽しそうに、やってるねぇ!……ふざけんじゃねぇよ。棚橋さん、あえて言うよ。“棚橋さん”と!皮肉だぞ、これは!客席見た? テメェの挑戦が決まったら、あの客席だよ、横一列ガッツリ空いてたよ、他にもアチコチ空いてたよ!誰も期待してねぇんだよ!棚橋さん!……棚橋弘至だよ、コノヤロー」オスプレイ「ピンフォールで負けたわけじゃない。引きずり下ろされただけだ。(※首のテーピングを示し)確かにケガをしているが、これぐらいで“エアリアル・アサシン”は止められない。誰もエアリアル・アサシンを止めることはできない。俺は“IWGPジュニアヘビー級チャンピオン”であり続ける。これが前哨戦の最後というわけではない。まだまだタッグマッチなどで顔を合わせる機会がある。その中で、俺がオカダのパートナーとして、KUSHIDA&タナハシとリング上で会うこともあるし、その試合ではオカダとタナハシも前哨戦を闘う。しかし、フクオカでの本番がやってきたら、俺はジュニアヘビー級選手の誰よりも高くセカンドロープから飛び上がって、KUSHIDA、オマエの首を掴んでマットに叩きつけてやる。そして、ジュニアヘビー級最強の男が俺であると、証明してみせる」
後楽園大会のメインはIWGPヘビー、IWGP・US、NEVER、IWGPジュニアの4大タイトルの前哨戦を兼ねたイリミネーション戦が行われ。先発はNEVER選手権をかけて対戦する後藤とジュースでスタート、互いに読み合いからOTRを狙うなど出方を伺えば、US王座をかけて対戦するジェイvsフィンレーは、フィンレーがエルボースマッシュの連打、ヨーロピアンアッパーカットで攻め込み、棚橋組が入って棚橋が田口ばりのまわれまわれサインからのトレイン攻撃でジェイを捕らえにかかるも、対するCHAOSも連係でフィンレーを捕らえ、おなじみの寿司三昧ポーズも、ジェイは理解できなかったのか加わらず、苦笑いを浮かべる。
オカダがフィンレーを攻め込んだところで、やっと棚橋に交代、棚橋はオカダにフォアーム、カットに入った後藤にはドラゴンスクリュー、ジェイにはツイストアンドシャウト、オカダにも決め、オスプレイにはマウスを喰らいながらも反転式クロスボディーなど好調ぶりを見せれば、KUSHIDAもIWGPジュニア王座をかけて対戦するオスプレイに飛びつきの腕十字を決める。
オスプレイがトップロープでの619からスワンダイブフォアアームを狙うが、KUSHIDAは飛びつき腕十字で捕獲も三角絞めに移行したところで、オスプレイはそのまま持ち上げてエプロンへ連行、エプロンでエルボー合戦も、オスプレイがエプロンでのブレーンバスターで投げて二人共場外に落ちて失格。ここから試合が動きエルガンもしゃちほこラリアットで攻めるYOSHI-HASHIを、ショルダースルーで場外へ追いやり失格、本隊が先手を奪う。
しかし後藤がエルガンをエプロンに追いやったところで村正を放ってエルガンが失格、そこでジュースがラリアットで強襲してキャノンボールを放ち、パルプフリクション狙うが、後藤が逃れて牛殺しを決め、串刺しラリアットから雪崩式牛殺し狙うが、背後に着地したジュースが後藤をエプロンに突き落とし、ロープ越しのラリアットで後藤が失格、だがジュースもオカダのショルダースルーで場外へ転落し失格となる。
オカダは棚橋にコブラクラッチも、逃れた棚橋はテキサスクローバーホールドで応戦、棚橋が突進もオカダがコーナーにセットして下からのドロップキックを放つが、棚橋はロープにしがみいて逆上がりで戻り、オカダと棚橋がエプロンでの攻防を繰り広げるも、ジェイが棚橋、フィンレーがオカダにエルボーを放って両者失格となり、ジェイvsフィンレーの一騎打ちとなる。
打撃のコンポで圧倒したジェイはブレードランナーを狙うが。逃れたフィンレーはワンハンドバックブリーカー、Prima Noctaを狙うも、今度はジェイが逃れてコンプリートショットからジャーマンで投げ、デスバレーボムを決めたところで、フィンレーが首固めで丸め込むと、ジェイの冷酷モードが発動して、フィンレーを何度もコーナーポストに力いっぱい叩きつけ、エプロンに追いやって断崖ジャーマンを狙う。
しかし逃れたフィンレーはロープ越しにジャンプし背後を奪って、リング内のジェイをジャーマンで投げると、Prima Noctaからロープ越しのラリアットでジェイを場外に落として失格に追いやり、フィンレーの一人残りで本隊が勝利となった。
試合後は棚橋も敢えてフィンレーにマイクで締めくくらせたが、今まで先を越されるだけでなく、敗れることで何度も苦渋を味合わされたフィンレーにしてみれば、やっとジェイに一矢報いたということか、唯一の不満はジェイからフォールを奪えなかったことかもしれないが、一矢報いたことで、王座奪取へつなげることが出来るか?セミの鈴木軍vsロスインゴは、今回は互いに鈴木みのる、内藤哲也のボスを欠いての対戦となるも、場外戦を駆使した鈴木軍が試合を有利に進め、ロスインゴに付け入る隙を与えない。IWGPジュニアタッグ王者組の金丸&デスペラードは連係でBUSHIを捕らえ、金丸がディープインパクトを決めるも、BUSHIがカウント2でキックアウトすると、金丸は新日本に参戦してから封印していたタッチアウトを狙うが、BUSHIが首固めで丸め込んで3カウントとなりロスインゴも、内容的には鈴木軍の試合だった。だが金丸もディープインパクトが決め手にならなかったことで、そろそろ本来の必殺技であるタッチアウトの解禁を狙うかもしれない。
セミ前では場内ビジョンで「BONE SOLDIER WILL RETUN」の予告映像が公開された。BONE SOLDIERはBULLET CLUBの一員だったが、正体だったHが新日本を去ったことでキャラ自体も消えてしまっていた。Hは既に引退していることから2代目を誕生させるということなのか、ただ気になるのは脳震盪で欠場しているKの存在、Kのその後に関しては新日本側は一切公表されず、引退説まで飛び交っているが…
【開幕戦・後楽園ホール大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。明日4月14日(土)も、後楽園ホールにて18:30試合開始です。 皆様のご来場をお待ちしております。
https://t.co/d2Ny8w7gHI #njdontaku #njpw pic.twitter.com/HMTqN2oZT8
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年4月13日Rockstar. https://t.co/oOTGuYBjld
— ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2018年4月13日
— BUSHI (@BUSHI_njpw) 2018年4月13日Some legends never die... #bonesoldier #bc4life https://t.co/TjTDYDObVD
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2018年4月13日 -
ザックの繰り出すトラップを強引さで打ち破ったオカダが王座防衛も!記録更新阻むために棚橋が立ち上がった!
4月1日 新日本プロレス「わかさ生活 ボディリカバリー Presents SAKURA GENESIS 2018」両国国技館 9882人満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第8試合◇
▼30分1本
○Cody ハングマン・ペイジ(22分52秒 横入り式エビ固め)ケニー・オメガ ×飯伏幸太【Codyの話】「いいか? レスラーとはなんたるか? レスラーであるということはなんなのか? この言葉の意味を考えた時に、ただのインチキなチェーンレスリングと思うヤツもいるかもしれない(ペイジとチェーンレスリングをするようなしぐさをしながら)。しかし! ホンモノのレスリング、レスラーという意味は、コレなんだ!(額の血を指しながら)。血さ、血を流すこと……それこそがプロレスの真髄なんだ! 俺は新しいロゴも作って、BULLET CLUBを立ち直らせようとしている。なのに、なんで俺が悪者になっているのか? まったく理解ができないね。ともかくゴールデン☆ラヴァーズの“リユニオン”(再結成)ツアーは、ここで黒星とともに終わる。イブシはもう以前のイブシとは違う。それはケニーもわかっているハズだ。たとえ“元彼”とヨリを戻したところで、前の関係と同じモノにはならない。そんなことはわかってるハズなのにな!」
【ペイジの話】「オイ、Codyの血を見たか? 汗を見たか? あれこそがリーダーシップってもんだろう。彼の人生を賭けてBULLET CLUBを守ろうとしている。それこそが俺たちのリーダーってもんだよ。ケニーはイスを振りあげた。それも俺に向かって振り上げた。だが、俺はいったい何をしたんだ? Codyは自分を守ってくれる。命を懸けてくれる。それこそがリーダーシップなんだ。でも、ケニーはCodyのように俺たちのために命を懸けてはくれないぞ」
【バックステージでのゴールデンラヴァーズ】
※ケニーと飯伏は肩を貸し合いながら、口々に「あー!」「チクショー!」と叫び声を上げつつインタビュースペースに現れると、2人して座り込む。
ケニー「(以後、すべて日本語で)最後まで役に立たなくて、ゴメン」飯伏「いやいやいや。入りました? 3カウント」
ケニー「3カウント、スクールボーイでした。ゴールデン☆ラヴァーズの試合が、そんなくだらない最後で終わるなんて……(苦笑)」
飯伏「みんな期待してくれたのに」
ケニー「みんな、ビックリさせてゴメンね。でも、一ついいことがあるんだよ。今日のタッグは、技がピッタリじゃないですか。まぁでも今度はね、ROHで、ゴールデン☆ラヴァーズがバラバラで、シングルマッチをしないといけないです。飯伏さんは、ハングマン・ペイジとね」
飯伏「ハイ」
ケニー「俺は、Cody」
飯伏「結果を残さないと。勝たないと」
ケニー「そうだね。絶対にこの試合は、スクールボーイとか、スモールパッケージとかで終わらせたくない。だから、新日本のファンの皆さん、ROHのファンの皆さん、世界のファンの皆さん、楽しみにしてね。絶対に、アメリカでゴールデン☆ラヴァーズが勝つから。改めて、ホントにすみませんでした。ごめんなさい」
飯伏「いやいやいや」
ケニー「まだまだですよ。これから」
(※遠くから、Codyたちがコメントで大声を出している様子が聞こえてくる)飯伏「何か聞こえてきますね」
ケニー「聞こえてますね。Codyがマイクアピールしてる」
飯伏「いらない」
ケニー「邪魔しようか?(笑)」
飯伏「いやいや(笑)」
ケニー「普通に帰りましょう(※と、2人で立ち上がる)。ゴールデン☆ラヴァーズはまだまだ。今日、チームワークは完璧でしたけど、結果だけね」
飯伏「そう」
ケニー「今度こそ、結果も素晴らしいものを見せるように」
飯伏「頑張りましょう」
ケニー「頑張りましょう。(※立ち去りながら、背中越しに)グッバイ&グッドナイト」
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第65代王者]○オカダ・カズチカ(34分58秒 エビ固め)[挑戦者/NEW JAPAN CUP2018優勝者]×ザック・セイバーJr.
※レインメーカー
☆オカダが11度目の防衛に成功(試合終了後、TAKAの肩を借りて引き揚げるザックに大きな拍手が起こる)
外道「おい、ひとつ言わせてもらうぞ。ザック・セイバーJr、おめえはレインメーカーをタップアウトさせることはできねえ。なんでかわかるか? ルェェェヴェルが違うんだよコノヤロー! …すっきりしたぜ。たったいま、レインメーカーは防衛タイ記録を作った。新記録、目前にして問題が一つ、起こっちまった。レインメーカーが強すぎて、相手がいなくなっちまったよオイ! それともよ、勝てねえとわかっていても、新記録をどうしても阻止したいヤツが、いるかな? いるかな!? 阻止したいヤツがいるのかな!?」
(棚橋コール。オカダが外道にマイクを要求し、受け取って「3つ…」と話し始めようとしたところで、花道から棚橋が登場。ゆっくりとリングへ。ゴーエースコール。)
棚橋「チャンピオン、お疲れ様。そして、IWGP連続防衛、タイ記録、おめでとう。時間がだいぶかかってしまったけど、やっと、オマエの前に戻ってきた。(ファンの声に)ありがとう。もうさ、(ファンに)ちょっと聞いて、もうさ、世界中探してもさ、次のちょ、挑戦者…じゃあ噛んだからもう一回言う。世界中探しても、次の挑戦者、オレしかいねえだろ!? 今度は逆だ。オマエの防衛記録、オレが止めてやる(オカダとにらみ合った棚橋がコーナーに立ってアピールし、退場)」
オカダ「3つ、言わせてください。1つ、ザック・セイバーJr、レベルの違う関節技でした。でも、オマエと闘ったことによってオカダ、もっと強くなりました。2つ! 棚橋さん、あなた、何やってたんですか? ケガして、復帰して、ケガして、復帰して、チャンピオンじゃなくなって、ニュージャパンカップ準優勝して、つまんねえ男だな。あなたはもう棚橋さんじゃない。オマエは棚橋だ。3つ! 特にあるぞ。今日で防衛タイ記録、Vイレブン、棚橋と並びました。どうもありがとうございました。…なんて言うわけねえだろコノヤロー! まあ、次、棚橋、軽く倒して、Vトゥエルブ、日本語で12だ。そして13、14、15、言ってるだろ、V100まで行くってな。そう、V100のIWGPヘビー級チャンピオン、オカダ・カズチカです。まだ気が早いなんて思ってたら、あっという間に100いくからな。そして、そんなチャンピオンが、まだまだこの新日本プロレスに…防衛するよ~、新記録作るよ~、そしてまだまだ、カネの雨が降るぞー!」
【バックステージでのオカダ】
──見事、史上最多タイ11度目の防衛を果たしました。おめでとうございます。
オカダ「そんなね、タイとかカッコ悪いんで、二度とV11とか言わなくていいですよ。そんな、カッコ悪い。タイですよ、タイ。ザックに勝てた、それだけで十分です」──改めて今日の試合、ザック選手の関節技にかなり苦しめられたように見えましたが。
オカダ「……キツかった! もちろん、投げられるのもキツいし、大きな男と戦うのもキツい。でもこうやって、関節技に苦しめられるのもキツい。いろんな相手とこのベルトを懸けて戦ってきて、またホントに強くさせてもらって、ありがとうと思いますね。キツかった、強かった」──それでも守りきって、今の感覚としては『より強くなった』という感覚ですか?
オカダ「だって、内藤もあの関節地獄から逃げられなかった。飯伏も、SANADAも、棚橋も。俺は逃げたよ。強いでしょ。強くなってると、思います」──試合後、棚橋選手がリングに上がりましたが、改めて棚橋選手への思いは?
オカダ「まぁ、別に、いいでしょう。今回の(V11の)防衛戦の相手に棚橋さんは入ってないですし、V11の記録を持ってる者同士、戦う。いいんじゃないの。別に俺はそんなに、V11にはこだわりはないけど、棚橋さんがどうしても止めたいんであれば、まぁ、V11対V11。いいんじゃないですかね。まぁ、でも、その棚橋さんのV12を阻んだのは誰でしたっけねえ? もう、ある意味、結果は出てるかもしれないですよ」──その意味では、今度はオカダ選手自身がもう一度、棚橋選手を倒して、V12に挑むということになりますか。
オカダ「まぁ、今の棚橋弘至ほどつまらないものはないでしょう。だって、復帰して、ケガして、チャンピオンじゃなくなって、NEW JAPAN CUPも準優勝だったし。リング上でも言ったように、つまらない。V11の棚橋で来る……つまらない。新しい、最高の棚橋弘至で来てもらいたいですね。──満員のファンの皆さんにメッセージを。
オカダ「本当に、あっという間に、V100いきます。まぁ、どんどんどんどん、新しい選手も出てくると思いますし、過去の棚橋弘至のような相手も、また戦うことになったように、どんどんどんどん、俺を、止めてくださいよ。防衛ばっかしてる、長い間、チャンピオンでいる、そんな記録を作りたくてやってるわけじゃないんだから、こっちは。どんどん、素晴らしいプロレスを俺は見せていきたいので、まだまだチャンピオンのまま、どんどん俺を倒すために挑んできて、どんどん、俺はそれを越えて素晴らしいプロレスを、皆さんに届けていきたいと思います」──期間にはこだわりはないと以前からおっしゃってますが、この防衛で1年10ヵ月防衛を続けていることになります。2年は越えるだろうと思われてますが、防衛期間については?
オカダ「防衛期間についても、別にそんなに……1年10ヵ月チャンピオンでも、何も記憶に残らないチャンピオンであれば、1日チャンピオンでもみんなの記憶に残った方がいいと思いますし。ホントにこだわりなく、素晴らしいチャンピオンというのを見せていきたいと思います」──リング上で棚橋選手をあえて“棚橋”と呼び捨てにしたのは、棚橋選手の乗り切れない現状に失望してのことなのか、叱咤激励の意味なのか、どういう気持ちでしたか?
オカダ「上から目線でしたね。もちろん、先輩です。年も上です。でも、実力が伴ってない、そんな人間はレスラーじゃないでしょう。休んで、復帰して。俺らはね、百何十試合も激しい試合して、それがプロレスラーなんですよ。休んで、復帰して……そんな人、俺はプロレスラーだと思ってないし、リスペクトもできない。そんな人間にね、“さん”なんてつける必要ないでしょう。“棚橋”だよ、オマエは」【バックステージでのザック&TAKA】
※ザックはTAKAの足元に崩れ落ちて
ザック「TAKAゴメンね」TAKA「おまえ、最高だったよ!」
ザック「オカダはたしかに強かった。あそこまで強いとは思わなかった。オカダがいまは最強だ。だが、それはいまの話。俺はまた『G1』でも勝って、そしてまたオカダに挑戦したい。いま、俺への質問がないならば、いまのところはコレで終わりにしてやる。いまはな……」
※再びザックはTAKAの足元に崩れ落ちてTAKA「この日本というよ、異国の地でよ、一人でよ。スゲーよ、コイツは。あと一歩まで追い込んだよ! コイツの夢はよ、ベルト獲って、イギリスでタイトルマッチやることだ。コイツの夢はよ、まだ終わったわけじゃねーよ。今日は、オカダのほうがちょっと上だったかもしんねー。だけど、まだまだよ。コイツは今回、初めてだ。『NEW JAPAN CUP』初出場・初優勝、IWGPヘビーも初挑戦だ。今日はよ、オカダのほうがちょっと強かったかもしんねー。だけどよ、今日観た人ならわかるよな? オイ、一歩もヒケをとっていなかったろ。サブミッションホールドだけで、ここまで戦い抜くほかにヤツいるか、いま世界中に! コイツはホンモノだよ。絶対にここで終わらねーぞ! コイツこそホンモノだよ!」
ザック「オカダ、次こそはタップ・アウトさせてやるぞ……!」
TAKA「次! 次こそは! ユー・ジャスト・タップアウト!」
【棚橋の話】「あらゆるシチュエーションが、俺に見方している気がする。すっごい時間かかってしまったけど、もう一度、IWGP戦線に戻ってきた気がする。気がするじゃない。戻る! ウン。もう世界中、探してもこの記録を止める役目……俺しかいないと思ってる。今度は逆の立場で。ね? この何年かで、立場が大逆転してしまったけど、追いかける棚橋を、見せてきたし。それもまた凄く、自分にとって大切な日々だったから。もう一度、新日本プロレスの頂点、チャンピオンが挑戦を認めてくれるのを待ってます」
春の両国大会のメインはオカダの保持するIWGPヘビー級王座にNJC覇者のザックが挑戦、NJCでは様々な関節技で内藤、飯伏、SANADA、棚橋を連破して優勝を果たしたザックが頂点に手をかけた。
ザックは執拗なネックロックで捻じ切りにかかるが、オカダは切り返して足を絡めるジャベで捕獲、ザックはヒールホールドを狙う、足首を捻るが、オカダはバックからまたレッグスプレット風のジャベで応戦、ザックはグラウンド卍で切り返す。
ザックもオカダの想定外のジャベに戸惑うが、オカダが足を奪うとザックが逃れてヘッドロック、オカダはヘッドシザース、ザックはレッグスプレットから足首を捻る、ザックは弓矢固めで捕らえるが、オカダが押さえ込んでからヨーロピアンアッパーカットを放ち、オカダはヒップトスをザックはリストロック、オカダはコブラクラッチを狙いもザックがコブラツイストで切り返し。ザックはエルボースマッシュの連打から足首を掴んだまま逆片エビ、そのまま膝裏を踏みつける。ザックは両膝攻めからニーツイストで足を潰しにかかる。
ザックの突進をオカダがドロップキックで迎撃するが、ザックはSTFで捕獲、ジムブレイクアームバーを狙うが決めきれず、ザックがエルボースマッシュに対し、オカダがカウンターキックから突進するザックにハイアングルでのフラップジャック、ロープワークの攻防でビックブーツ、串刺しエルボーからDDTで突き刺すが、このDDTでザックは首を痛めてしまう。
エプロンのザックに追撃を狙うが、ザックがロープ越しの卍固め、ロープ越しのブレーンバスターはザックが腕を捻るも、逃れたオカダはビックブーツで場外へ出し、、客席に蹴りだしてから鉄柵越えのプランチャを発射、一発の重みでザックにダメージを与えていく。
オカダは回転してからのリバースネックブリーカーはザックが変型卍固めで切り返してからアームバーで捕獲、オカダの左腕を三角にしてから踏みつけてから。右腕をアームツイスト、ザックはオカダの下からのドロップキックをフロントネックロックで捕獲するなど、得意のトラップでオカダをジワリと苦しめるも、足を絡めにきたザックに、オカダは強引に脱出してリバースネックブリーカーからのダイビングエルボードロップはザックが腕十字で捕獲、オカダは痛い右腕でエルボーもザックは首を痛めているせいか怯み、、ザックはエルボースマッシュで打ち返すも、オカダはジョンウーで吹き飛ばす。
オカダは逆さ押さえ込みからのレインメーカーを狙うが、ザックがオーバーヘッドキックから腕関節狙うと、だがオカダは後ろからのドロップキックからドロップキック、ツームストーンパイルドライバーで突き刺すが、ザックはジムブレイクアームバーで切り返し、オカダはレインメーカーはヨーロピアンクラッチ、ツームストーンもジャパニーズレッグロールクラッチで切り返し、二人は座り込んだまま蹴り合いから、ザックがPKはもオカダがドロップキックで迎撃してレインメーカーを狙うが、ザックはオカダが唯一ギブアップを喫した技である中邑真輔の巻き込み式腕十字で切り返し、三角絞めへと移行してオカダを追い詰める。
オカダは強引に持ち上げてからレインメーカーを炸裂させると、手を放さないままレインメーカーを炸裂させるが、もう1発はザックが卍固めで切り返す。しかしオカダは強引にオカダは旋回式ツームストーンで突き刺すと、レインメーカーで3カウント王座防衛した。
試合後に外道が挑戦者不在となったことをアピールして挑戦者を募ると、NJC準優勝の棚橋が登場、挑戦を表明した。
序盤はザックの関節技にオカダはジャベで対抗しようとしたが、普段使っていなかったこともあって付け焼刃と感じたのか、敢えてザックの仕掛けた罠に踏み入れ、ザックもオカダの腕や足を破壊、オカダがギブアップした技である中邑の巻き込み式腕十字からの三角絞めと精神的にも揺さぶったが、オカダは強引さで全て打ち破った。ザックもオカダを研究し尽くしていたはずだったが、強引さまでは想定外だった。
試合後に棚橋が挑戦表明したが、棚橋がオカダに敗れIWGP戦線から遠ざかってから、もう3年が経過しようとしている。オカダが並んだ防衛記録も、元々棚橋が打ち立てたもの、そのオカダの記録更新を阻むのは、記録ホルダーである棚橋しかいない。沈んだ太陽が再び昇るのに時間がかかってしまったが、棚橋は戻ってきた。セミのゴールデンラヴァーズvsCody&ペイジ組は連係を繰り出すゴールデンラヴァーズに対し、クロスラッシュを阻止したCody組は場外戦で形成を逆転させ、飯伏を捕らえて主導権を握る。
飯伏はやっとケニーに交代するが、今度はケニーが捕まり、場外戦でケニーをテーブルの上に寝かせてのダイビングエルボードロップを狙うが、ヤングバックスが入ってCodyを制止、Codyはヤングバックスに従うように命じるが、ヤングバックスは無視して退場するも、この間にケニーが息を吹き返して反撃、飯伏との連係からニールキックを放ってCodyは流血、ゴールデンラヴァーズは連係、合体技の連打で一気に試合の流れを変えていく。
ところがケニーがCodyにエプロンでのテーブル貫通片翼の天使を狙った際に、飯伏がスワンダイブジャーマンを狙うが、ペイジが阻止してCodyとのミサイルキックインパクトを決め、Codyがディザスターキックでケニーの動きを止めてから、イジがビックブーツでケニーがテーブルに貫通してしまいKOされ、Cody組は孤立した飯伏を捕らえにかかる。
Codyはクロスローズを狙うが、飯伏はジャーマンで切り返しカミゴエを狙うもペイジが阻止してCodyが丸め込み3カウントとなり、ゴールデンラヴァーズはまさかの敗戦を喫した。だがBULLET CLUB問題に関しては何も動きはなかったが、まだまだ続くのなら、この終わり方もありなのかもしれない。Bastard bloody rain.
— ZSJ. (@zacksabrejr) 2018年4月1日栄養を補給します。 pic.twitter.com/eceht1okHE
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) 2018年4月1日As a team, today was the best I’ve felt since reuniting w/ @ibushi_kota . Timing and pacing all on point. We just need to get more consistent results... We’ll get there! #GoldenLovers
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2018年4月1日Crazy thing...I won the match #njSG pic.twitter.com/k4yN3iGFAB
— Cody Rhodes (@CodyRhodes) 2018年4月1日う~ん…
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2018年4月1日IWGPヘビー級 IWGP Jr. ヘビー級タイトル防衛おめでとう! This is real. This is awesome. #CHAOS
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2018年4月1日 -
激闘30分!非情のスカルにオスプレイが逆転防衛!デスペラード&金丸は頭脳プレーでジュニアタッグ王座防衛!
4月1日 新日本プロレス「わかさ生活 ボディリカバリー Presents SAKURA GENESIS 2018」両国国技館 9882人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
ニック・ジャクソン ○マット・ジャクソン(9分32秒 シャープシューター)×チェーズ・オーエンズ 高橋裕二郎◇第2試合◇
▼20分1本
○矢野通 石井智宏(7分42秒 横入り式エビ固め)タイチ ×飯塚高史◇第3試合◇
▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合/60分1本
[第16代王者組]バットラック・ファレ ○タマ・トンガ タンガ・ロア(11分20秒 片エビ固め)[挑戦者組]真壁刀義 マイケル・エルガン ×田口隆祐
※ガンスタン
☆ファレ&タマ&タンガが3度目の防衛に成功【バックステージでのBULLET CLUB】
タマ「おまえら、ちゃんとツメくらい切ってから、試合に来いよ? まあ、いいや。俺たちのチームは問題ない。悪い試合じゃなかったよな? 本当は、あんまり納得はしていないけど」タンガ「ヘイ。マカベ、エルガン。まあ、エルガンが新しく入ったところで俺たちを倒すことはできなかったな? 前回のタッグ、こっちにはユウジロウがいたけども、俺たちはどのチームが相手だろうと勝つことができる。なぜならばBULLET CLUBには豊富な人材が揃っていて、ローテーションをすることができるからさ。どんな相手が来ようとも、俺たちの上に必ず勝利が降り注ぐのさ」
ファレ「まあ、前回も言ったハズだけど、もう一度言っておこう。俺たちにチャレンジしたいヤツらは、ツイート・アス! ツイッターで俺たち宛てにコメントしてこいよ。誰でも相手になるぜ?」
【真壁の話】「オイ! もう一回だ! もう一回やらせろコノヤロウ! ああ!? バッカヤロー、こんなんでオマエよぉ、こんなんで俺が認めるわけねぇだろうコノヤロウ! あー、クッソー! 最後はダメだな。向こうの方が一枚上だった。ぬぁー、クッソー! 悔やむねえ! 力で持ってかれたわけじゃなくて、うまさで持ってかれた気がするよな! これじゃダメだ、今日! もう一回だ、もう一回! オイ、新日本に言っとけよ! もう一回だ! もう一回組め、コノヤロウ! あー、ダメだ! 納得できねぇよ! 納得できない。納得できない! もう一回、もう一回だ!」
◇第4試合◇
▼30分1本
○棚橋弘至 ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー(9分18秒 片エビ固め)後藤洋央紀 ジェイ・ホワイト ×YOSHI-HASHI
※ハイフライフロー◇第5試合◇
▼30分1本
鈴木みのる ○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(11分27秒 エビ固め)内藤哲也 ×EVIL SANADA
※キラーボム(試合終了後)
内藤「“プロレス界の王様”、“自称・プロレス界の王様”。あなたが“宝物”だとおっしゃるそのインターコンチネンタル王座(※場内どよめき)……どう見ても、俺には“宝物”には見えませんけどね!?(※大歓声) インターコンチネンタル王座も、あなたのもとから離れたがってるんじゃないですか?(※大歓声)
むしろ! 俺に放り投げなれてたときのほうが、輝いてたんじゃないでしょうか!?(※大歓声&大拍手) “自称・プロレス界の王様”、俺に絡みたい気持ちは、もちろんわかりますが、そんなに絡みたいんだったら、あなたの思いを口に出して伝えてみたらいかがですか?(※場内騒然) 王様! 王様! リング上にお上がりになって、あなたの思いをお聞かせ下さい(※場内騒然)」(その直後、内藤はリング上で寝転んで鈴木をさらに挑発。これを受けて鈴木がリングへ近づくと、「みのる」コールが起きる。そして、鈴木がゆっくりとリングへ入り、マイクアピールを開始。内藤はそれを寝たまま聞き、不敵な笑みを浮かべる。)
鈴木「オイ、小僧。テメェ、誰に向かって口きいてんだ、この野郎(※大歓声)。テメェの目の前にいるのは、まぎれもなく“プロレス界の王”鈴木みのるだ(※大歓声)。お前がいまその寝そべってる姿、それがお似合いだ。そう。お前みたいなウソばっかりの“詐欺師野郎”は、地ベタに這いつくばるその姿がお似合いだ。オイ、両国に集まったテメェら。そして内藤。内藤哲也、聞かしてやろう。鈴木みのる、鈴木軍、イチバン(※大歓声)」( ここで鈴木はIWGP ICベルトを掲げ、内藤はそれをねそべったまま見つめる。そこから鈴木は退場すると、内藤は再びマイクアピールを敢行。)
内藤「王様! 王様! 王様は、ずいぶんご機嫌斜めなようだね。そんなときこそ、王様、あの言葉を思い出して下さい(※大拍手)。そう。まさに…トランキーロ!! あっせんなよ(※『トランキーロ』&『あっせんなよ』の大合唱&大歓声)」
これに鈴木が激怒し、リングへ向かってパイプイスとテーブルを投げつける。そして、そばにいた練習生を暴行し、ICベルトを持って退場した。
ここで「内藤」コールが起きると、内藤はロープワークからまたもや寝転び、右手を挙げてファンの大歓声を受けた。【バックステージでのKES】
アーチャー「言うことは一つだけだ! 勝つのは俺たちだ! あのベルトは俺たちのモノなんだ!」スミス「俺たちと、ほかのタッグチームを分けるもの。それは“時間”だ。SANADA、EVILよ。おまえたちの時間はもうすぐ終わりが来るだろう。俺たちは、プロレスをするんじゃない。遊んでいるんでもない。俺たちがおまえたちを完全に痛めつけてやるぞ!」
【鈴木の話】「オイ、内藤よ。そんなに俺の首が欲しいのか? おまえは『いらない、いらない。そんなものいらない』と言いながら、そんなに欲しいんだろ、俺の首とこれ(ベルト)が! フフフ。いいだろう。王様の目の前に、出てくることを許そう。オイ、内藤。俺の目の前に出てこい……ぶっ潰してやる。ん? それからよ、内藤哲也、それを支持するファンのアホども。ハッ。何がトランキーロだよ? おまえらよく聞いてみろ。アイツの言ってること、共感できる? 俺は全部知ってる。なんでだ? なんでかわかるか? なんで客の支持を集めるか、知ってるか? それはな、アイツが言うのは、全部、“あ・と・出・しジャンケン”だから。あとづけだから。そう! 巧妙な手口を使う詐欺師、ウソつきの占い師。霊能力のなんかもってない霊能力者! そいつらが使う方法とまったく同じなんだ。そう、全部、あとからあとから。人が出した答えに自分を乗せてるだけだ。だから、あたかも最初からわかっていたかのように聞こえるだけだ。それにおまえら、だまされているだけだ。だから、アイツらのファン、ガキが多いだろ? なんでか? だましやすいから。オイ……、王の目はごまかされないぞ? たかだか、なあ? やっと下の毛が生えてきたくらいだろ? オイ、クソガキ。こちとらよ、ずいぶんと長いこと、荒波の中で生きてるんだ。テメーの息の根止める方法なんて……たくさんたくさん、いっぱいやり方あるぞ?(ニヤリ)。……先に宣言しておいてやる。おまえの脚に巻いてるテーピング。なんの意味もなさねえ。俺は知ってる、おまえのその長いリングシューズの中に入ってるテーピング。俺は知ってる。すべてぶち壊してやる! さあ、俺の前に出てこい。そして! 俺の前で土下座しろ。ひれ伏せ! 内藤哲也、俺の前に出て来い……」
【内藤の話】「俺はリング上で、プロレス界の王様? 鈴木みのるに、言いたいことは言ったよ。俺に構ってほしいんでしょ? なら、口に出して、伝えてみるべきなんじゃないですかと。まぁ後は、王様なんでしょ!? 新日本プロレスに言えばいいじゃん。内藤とやらせてください、内藤と絡ませてくださいと、お願いすればいいんじゃないの? まぁ、俺にとってはね、あまり興味のないものかもしれないけど、彼にとっては宝物なんでしょ? それを俺に奪われてしまったら、そろそろアナタ、居場所なくなっちゃうけど、それでもいい? いっとき楽しい思いして、いなくなりますけど、それでもよろしいですか? まぁ後は、彼に任せるよ。だって彼は自称、プロレス界の王様なんでしょ? 彼のやりたいようにすればいいんじゃないの? 彼のやりたいように発言すればいいよ。まぁ、彼の言いたいことは分かりますよ。俺と絡みたいんでしょ? 俺の応え、皆様分かるでしょ? そう、まさに、トランキーロ! あっせんなよ。カブロン! アディオス!」
◇第6試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 3WAYマッチ/60分1本
[第57代王者組]○エル・デスペラード 金丸義信(12分45秒 体固め)[挑戦者組]×SHO YOH
※ピンチェ・ロコ もう1チームは[挑戦者組]高橋ヒロム BUSHI
☆金丸&デスペラードが初防衛に成功【バックステージでのデスペラード&金丸】
デスペラード「オイオイオイ(苦笑)」
※デスペラードは床に寝転んで金丸「オイ、見たか? これが闘い方だ。平等だぞ、平等! 見たか? やってることはみんな一緒だろ!ええ? どこのチームだ? マジメにやる? 最後は、頭だよ、頭。ここの違いなんだよ。あと、いままでやってきたキャリアが違うからな。よく覚えとけ。それだけだ!」
※先に控室へ。デスペラード「(立ち上がりながら)いや~。痛え。でもよ、痛いけどねえ。おまえら、簡単だよ、簡単! 巻いたエサに全部噛みついてくれるからさあ。コントロールしやすいったら、ありゃしねえ。なんでも食いつくダボハゼだなテメーらコノヤロー。ジギング(ルアーフィッシングの一種)で鯛釣るのがどんだけ大変か知ってるか? “誘い”がちょっとでも違ったら、一回も食いつかねえ。でも、おまえら誘いもクソもねーよ。目の前にちょっとでもおもしろいものがあったら、すぐ口突っ込んでくるな? とくにヒロム、おめーだおめー。なんでもかんでもちょっかい出してきて。そんなんだから、最後の最後にひっくり返るんだよ。ちゃんと最後までコレ(ベルト)だけ見てるのは俺とノブさんだってことだ! バカたれどもが!」
【バックステージでのROPPONGI3K】
※ロッキーとYOHがSHOに肩を貸しながらインタビュースペースに現れる。SHOはうずくまってコメントできない。
ロッキー「まただ! またクソみてぇなインチキだ! スズキグン、オマエらはウンコだ! クソだ! オマエらがチャンピオンだって? じゃあもう一度3WAYをやろうじゃないか! いやいや、今度は2対2だ! まずロスインゴとROPPONGI 3Kがやって、その勝者がスズキグンとやればいい。3WAYはナンセンスだ! スズキグン、オマエらはバカ、バカ、バカ、バカ! 見てろ、ROPPONGI 3Kは絶対にリベンジしてやる。それまで待ってろ!」YOH「……でも、負けだよね。完敗だよ。相手チームがやっぱり、強かった。正直ちょっと悩んでてさぁ、窮屈に感じた時もあったんすけど、今はロッキーがね、『もうカントクじゃない』って。『オマエらとは友達関係でいよう』ってことで、チームとして一歩、前進したかなって。やっぱり僕らは僕ららしく戦いたい。僕ららしく生きていきたいっていうか、僕ららしく死んでいこうって。やっぱり俺は俺の死を死にたいなって思って、だから今はちょっと、スッキリしてますね。だから、リベンジしますよ。何回蹴落とされても、何回ボコボコにされても、負けても、這い上がれるようにね。もっと牙剥いて、僕ら、そういう教わり方してるから。絶対諦めないです。絶対にまた、チャンピオンになってやります。明日は明日の風が吹くからって感じで、また絶対にチャンピオンになります。このチームを(※涙声に)世界一のチームにしてみせます! (※泣きじゃくりながら)だから、胸張って歩いていきます!」
【バックステージでのヒロム&BUSHI】
ヒロム「あー! あーーー!(と叫びながら、よろよろとインタビュースペースに辿り着くと、ヒザをついて倒れこむ)やっちまった! やっちまったよ! おんなじことの繰り返しだ! あー、ダメだ! 結果が出ないよ! 今年に入って、何回このWAY、そして、タイトルマッチやってるんだよ! あー、何にも学習してない! 何にも学習してないよ、俺! 1・4と同じじゃねぇか! 金丸だろ、レフェリーの足引いたの! うまいなー(笑)。何だよ、アイツらプロか!? WAYのプロかよ! でもな、オマエらも望んでなかったんだろ、3WAY。だったらさぁ、やっとできるじゃん。TIME BOMB返したヤツいねぇんだよ! 言い訳になっちまうからあんまり言わねぇけどさぁ、俺たちが勝ってたかもしれない。でも勝ったのはオマエらだ。それは俺、十分理解してるよ。でもさぁ、オマエら、3WAYは望んでなかったんだろ? 俺たちとタイトルマッチやりたかったんだろ!? だったらできるじゃん! ねえ! 改めて、言わせてもらうよ、チャンピオンさん! タッグワークの上手な、WAY戦上手なチャンピオンチーム、俺とBUSHIさんが、次、挑戦させてもらう。いいでしょ? それから、3K! ちょっと休んどけ。な!? 思い出せよ。ジュニアタッグトーナメントの1回戦、オマエらが言ったコメント、もう一回思い出せよ。生え抜きうんぬんなんて、そんなものは置いとけ。まず、オマエらの言ってた言葉、思いだしてみろ。そしたら、もっと楽しめるぜ。もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと!(※と言いながら立ち上がる)みんなで楽しもうぜ!」BUSHI「最悪だな! あぁ!? 最悪だな、クソが! あぁ!? 金丸、デスペラード! テメェらよくもやってくれたな! 最後タッチしたか? タッチしてねぇだろ、オマエら! TIME BOMB決まったんだよ、俺らの勝ちだったろ!? なあ、ふざけんなよ! こんな結果、納得いってねぇんだよ! 納得いかねぇよ! オマエら絶対許さねぇからな! 覚えとけよ!」
◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第80代王者]○ウィル・オスプレイ(30分44秒 片エビ固め)[挑戦者]×マーティ・スカル
※オスカッター
☆オスプレイが2度目の防衛に成功(試合終了後、激闘の末にIWGP Jr.ヘビーベルトを死守したオスプレイが、放送席でテレビ解説をしているKUSHIDAに向かってマイクアピール。)
オスプレイ「傷を医者に見せる前に、ひとつだけ。KUSHIDA !俺はヒロム、マーティー・スカルと闘ってこのベルトを守ってきた。十分に証明できたと思うが、さらに自分の強さを証明するためにこのベルトを……IWGP Jr.ヘビーベルト懸けて闘おう。YESか! NOか!」
(KUSHIDAが「オフコース(もちろん)」と答え、オスプレイに向かってサムズアップを見せ、立ち上がって拍手を送る。
するとオスプレイがリングを降りてKUSHIDAに急接近し、IWGP Jr.ベルトを誇示して退場した)。【オスプレイの話】「(※肩を借りてインタビュースペースに現れると、よろめいて壁に寄りかかりながらも立ち続け、生え際の傷口を触って自分の血をベルトに擦りつけて)俺の血、肉体、ハート、情熱、魂……全てを懸けて、俺はこのベルトを自分のものにした。そしてこのベルトを懸けてのシングルマッチで、ついにこの日本でマーティー・スカルに勝つことができた。この瞬間、俺は呪いを解いた。俺の強さを証明することもできた。でも、だからこそ、このベルトを懸けてKUSHIDAとたたかい闘いたい。KUSHIDAには4回負けている。日本で3回、イギリスで1回だ。俺は何でもできるというところを、KUSHIDAに勝つことで、みんなに証明したい。俺の強さを疑っているヤツらにも、俺の強さを見せたい。最後に、ファンのみんな、応援ありがとう」
【スカルの話】「いま、ここにメディアのみんなが集まって、俺がウィル・オスプレイについてヒドいことを言うと思っているのかもしれないが、今日は残念ながら負けてしまったので、そんなことはしないよ。今日は、“ジュニアヘビー級”について、モノ申したい。というのも、最近はジュニアヘビー級の選手が、ヘビー級に階級を上げてこそ、強さを証明するという流れが多くあるけど、それっておかしいんじゃないか? そもそも自分がニュージャパンのファンになったキッカケもジュニアヘビー級だった。獣神サンダー・ライガーのような偉大な選手が自分にたくさんのインスピレーションを与えてくれた。なのに、ウィル・オスプレイも含め、いまはジュニアヘビーの選手が体重を増やし、階級を上げて、それで自分の強さを示したいというような流れがある。自分は、それはどうかと思うんだ。自分は、ジュニアヘビー級に誇りを持っているし、ジュニアヘビー級こそが世界最高のディヴィジョンだと思っている。まあ、今日は残念ながら、そのベルトをとることができなかった。残念ながら、2年前の今日、兄弟といえる存在だった大切な友だち、クリス・トラヴィスを失った日だった。そういう日に試合ができたことは、自分にとってとても大きなことだったよ」
第7試合ではオスプレイの保持するIWGPジュニアヘビー級王座にスカルが挑戦、昨年11月5日の大阪大会ではオスプレイがオスカッターを狙った際に、スカルがチキンウイングアームロックで捕獲し、丸め込み合戦の末にスカルが3カウントを奪い王座を奪取、王座は1・4東京ドーム大会でオスプレイが4WAYマッチでスカルを降し王座を奪還も、シングルでは連敗していることから、オスプレイもリベンジを喫しての対戦となった。
互いに目まぐるしい読み合いを展開も、場外のスカルにオスプレイがトペフェイントも、スカルがキャッチして指折りを狙う。だがオスプレイはロープ越しのハイキックからサスケスペシャルを発射し、ペースを握ったかに見えたが、スカルがロープ越しのネックブリーカーからエプロンからの首筋にサイドキックと、首攻めで逆襲し、エプロンにオスプレイを固定してエルボーバット、チンロック、ハングマンDDT、アルゼンチンバックブリーカーから、そのままコーナーに投げる、ゴリースペシャル、サードロープを使ってのスタンガンと派手な技と地味な技を織り交ぜつつ試合の主導権を握っていく。
劣勢のオスプレイはハンドスプリング式オーバーヘッドキック、ジャンピングハイキックからトップロープでの619、スワンダイブフォアアーム、その場飛びシューティングスターと流れを変え、コーナーで倒立状態となったスカルにトラースキック、スカルもトルネードDDTで応戦するが、ブレーンバスター狙いはスカルがスタナーで切り返し、スティンブレーカーでオスプレイの首に再びダメージを与えていく。
オスプレイは見えない角度からのトラースキックを放っていくが、スカルはローリングエルボーからラリアットで応戦、オスプレイはスカルを場外へ追いやろうする。ところがロープを掴んで逆上がりしたスカルがヘッドシザースでオスプレイを場外に追いやり、そのまま場外ツームストーンパイルドライバーで突き刺し、リングに戻ったスカルは高速ネックブリーカーから首筋にダブルチョップもオスプレイはエルボーで応戦、スカルも打ち返してエルボー合戦に発展、スカルは膝へのトラースキックもオスプレイはマウスから延髄斬り、エセックスデストロイヤーの要領でライガーボム、コークスクリューキックからオスカッターを狙うが、スカルが背後から突き落とし、エプロンの攻防でオスプレイは断崖式スパニッシュフライを敢行も、仕掛けた際に流血なってしまう。
まさかの事態にも係わらずリングに戻ったオスプレイはコークスクリューシューティングスタープレスを投下も、トップロープにスカルを固定してのシューティングスタープレスは自爆、スカルはオスプレイの後頭部にトラースキック、再度のトラースキックはオスプレイがキャッチしてハイキックも、オスプレイがオスカッターもスカルがチキンウイングフェースロックでキャッチしてから丸め込み合戦、大阪の再現となるかと思われたが、オスプレイはオスカッターが決まるも、カバーに入れず勝機を逃してしまう。
スカルはドリアホールパイルドライバーから指折りを連発、トラースキック、首筋にストンピングの連打からチキンウイングフェースロックで勝負に出るが、だがオスプレイがロープに逃れ、スカルがネックブリーカーからそのまま前へ投げると、ツームストーン狙いはオスプレイがスタナーで切り返し、オスプレイは突進しスカルがスルーも、コーナーに飛び乗ったオスプレイはコーナーからのダイビング式オスカッターで3カウントを死守し、30分越えの死闘を制した。
試合内容もスカルが最初から最後まで様々な首攻めでオスプレイを苦しめ、オスプレイも流れを変えようとしたが、流血のハプニングやスカルの冷酷で非情な攻めに苦しんだ。しかし最後のコーナーからのオスカッターだけはスカルは読みきれなかった。試合後にオスプレイはKUSHIDAを挑戦者に指名したが、スカルとあれだけの試合をされたことで、KUSHIDAも大きなプレッシャーがかかるのは必至、KUSHIDAは今まで以上の試合を見せることが出来るのだろうか…第6試合のIWGPジュニアタッグ選手権は鈴木軍、ロスインゴも後から割り込んできたROPPONGI3Kを競い合うように狙い撃ちにするが、3Kは連係でヒロムを捕らえ、合体カナディアンハンマーから、SHOはヒロムとBUSHIを次々とジャーマンで投げるが、ロスインゴは連係で逆襲、ロスインゴはロメロを捕まえて袋叩きにするもSHOが庇う。それでも3Kはヒロムを捕らえて連係から3Kを狙うが、金丸のウイスキーミストでカットに入るがかわされてしまう。
乱戦となりヒロムがSHOを捕らえてダイナマイトブランジャーからTIME BOMBで3カウントを奪うが、金丸がレフェリーのカウントを阻止し、この隙にデスペラードがベルトで一撃してからのSHOにビンチェロコで3カウント、鈴木軍が防衛し、ロスインゴや鈴木軍も策士・金丸にしてやられる結果となる。第3試合のNEVER6人タッグ選手権は、田口がタマに延髄斬りからギタっいぇケツイェ、エルガンと真壁が入り、田口のサインからトレイン攻撃から、田口がタマを捕らえるも、エルガンと真壁が排除されてしまうと、王者組が田口を追い詰め、田口も619など新技を披露して粘るが、もう一つの新技であるスワンダイブヒップアタックはかわされてしまうと、タマがガンスタンで3カウント王座防衛となった。
第5試合では唾吐きなど散々かき乱しにかかる内藤に対して、鈴木は場外戦でイスで殴打、リングに戻ってもヒールホールドで捕獲する。終盤には場外で鈴木が内藤に膝十字を決めている間に、KESが粘るEVILにキラーボムを決めて勝利も、試合後に退場する鈴木に内藤が上から目線で挑発、最後は内藤のアピールで鈴木が怒りを爆発させ、ヤングライオンを制裁する。鈴木にしてみれば鈴木軍がNOAH出向中に、ロスインゴがのし上がってきたことでの嫉妬も入り混じっていることから、内藤の化けの皮を剥ぐことでファンの目を覚まさせてやるということなのか…
(第8試合~メインはこちら)Back at my hotel now. Time can only tell. Thanks for the messages, can’t help but tell you how much I love you guys.
P.S I could really do without the whole “I told you so” or “This is why” pic.twitter.com/kAPqmJCFFR
— ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2018年4月1日今日の試合…
やっていることは…
奴らも…
俺たちと…
一緒…
最後は…
○○○の差が…
出たな…
○○○とは…
アレだよ!
3wayの闘いは…
こんなもんだ!
— 金丸 義信 (@kmaru0923) 2018年4月1日EVERYBODY DIES! @njpw1972 will have NEW IWGP Tag team champions soon! https://t.co/aoaoSapuWM
— Lance Hoyt/Archer (@LanceHoyt) 2018年4月1日タグチジャパン
NEVER6人タッグ戦
応援ありがとうございました
(ToT)
— ∞6田口隆祐9〜道標明〜∞ (@taguchiryusuke) 2018年4月1日 -
EVILが復帰でロスインゴvs鈴木軍が全面対決!ザックは関節技でYOSHI-HASHIだけでなく外道も餌食に!
3月30日 新日本プロレス「Road to SAKURA GENESIS 2018」後楽園ホール 1579人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
△八木哲大(15分時間切れ引き分け)△成田蓮◇第2試合◇
▼20分1本
○永田裕志(6分40秒 ナガタロックⅡ)×海野翔太◇第3試合◇
▼20分1本
真壁刀義 ○マイケル・エルガン 田口隆祐(8分47秒 エビ固め)天山広吉 中西学 ×岡倫之
※エルガンボム◇第4試合◇
▼30分1本
後藤洋央紀 ジェイ・ホワイト ○石井智宏(11分22秒 片エビ固め)ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー ×トーア・ヘナーレ
※垂直落下式ブレーンバスター【ジュースの話】「ヘイ。今日のコーラクエンの試合はどうだった? そして先日のロングビーチの試合はどうだった? いいか? 俺はゴトーに『もう一度やらせろ!』って言ったよな? どうすればアイツは俺のタイトル挑戦を受けるんだ。アイツはいい子ちゃんのママでいたいのか? しかし、俺たちの準備はすでにできているんだ。俺もそうだし、フィンレーもな? だから、俺はゴトーと“マノ・ア・マノ”、シングルマッチを一刻も早くやりたいんだよ。もういいかげん時間のムダ使いはやめにしてくれ!」
【フィンレーの話】「数日前、俺はロングビーチでジェイ・ホワイトを襲った。それはアイツがチャンピオンであり、俺がチャレンジャーになりたいからさ。それを忘れてくれるなよ。たしかに、俺は前回のコーラクエンでもジェイに負けてる。その仕返しをロングビーチでやったんだ。ジェイ、俺の挑戦を受けろよ。俺にだって、武器はいろいろあるんだ。次のシリーズもその武器を磨いて、俺はおまえに挑戦する。俺のキャリアにとって、最大の試合になるかもな? そこで、俺はベルトにたどり着きたいんだ。ジェイは過去、俺に9回勝ったと言ってるけども、次こそは俺の番だぜ? 次の試合がいままで一番大事なんだ。その試合で、俺がヤツのスイッチブレイドを阻止してやる! ジェイの勢いは、この俺がストップしてやる
◇第5試合◇
▼30分1本
○矢野通 YOH SHO(9分42秒 横入り式エビ固め)棚橋弘至 KUSHIDA ×タイガーマスク◇第6試合◇
▼EVIL復帰戦/30分1本
内藤哲也 ○EVIL SANADA BUSHI 高橋ヒロム(17分42秒 片エビ固め)鈴木みのる ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. ×金丸義信 エル・デスペラード
※EVIL【バックステージでのロスインゴ】
ヒロム「(やや低めのテンションで)あああ~~。やっぱりなんか違うなあ。なんか……モヤモヤ? モヤモヤが取れないなあ。なんでだろうなあ……。なんか、なんか俺らしくないっていうか。なんていうかモヤモヤがあるんだよなあ。そのモヤモヤをさあ、ポエムにぶつけてみたんだけど……。ん~。なんか、違うんだよなあ~。でも、わかってるから。俺のやるべきことがわかってるんだよ。ウン。(やや低めのテンションで)まあ、もっと。もっともっともっともっともっと。みんなで、楽しもうぜ? なんかモヤモヤがあるんだよーー」BUSHI「オイ、金丸! デスペラード! おまえらちゃんとサインしたのか? え? 公開調印式の意味ねーじゃねーかよ。俺らだって、全員集まったんだよ、わざわざ。集まった意味ねーじゃねーか。くだらねえなあ、おまえらのチャンピオンとしての器はどうなの? 両国でそのへんもハッキリさせてやるよ。エン・セリオ! マ・ジ・で!」
EVIL「E~VIL IS BACK!! HERE!! このリングに、EVILが帰ってきたからには、ダークネス・ワールドをおまえら全員に見せつけてやる! そして! このベルトの価値をまた、爆発的に上げてやるぜ。よく! 覚えとけ。This is E~VIL! Everything is E~VIL! すべては……EVILだ!!」
【バックステージでの鈴木軍】
デスペラード「EVIL! おい、EVIL! おまえ、目ン玉ケガして一月(ひとつき)休んでたって? テメーの目ン玉はノブさんの仇だよ。もう一回、次はえぐり出してやる」アーチャー「(デスペラードの肩を叩いて)こいつはジュニアタッグチャンピオン。永久にチャンピオンだからな。俺たちはすぐにEVILとSANADAを倒して、4度目のタッグタイトルを獲ってやる。鈴木軍に俺たちが全てをもたらすだろう。俺たちK.E.Sが全てを倒すんだ」
スミス「俺にも一言言わせてくれ! タッグチャンピオンチーム、隠れてないで出てこい! 俺たちがあいつらを倒してやる。俺たちはタッグチャンピオンのベルトを取り戻すためにここに来たんだ。俺たちは待ちすぎた。次のタイトルマッチを実現させろ。EVIL、SANADA、お前たちが俺たちの餌食になるのだ!」
◇第7試合◇
▼30分1本
○ザック・セイバーJr. YOSHI-HASHI(17分18秒 レフェリーストップ)オカダ・カズチカ ×YOSHI-HASHI(試合終了後、メインイベント終了後、ザック&タイチがYOSHI-HASHIを暴行。さらに、ザックが関節技でオカダの左腕を捻り上げる)
TAKA「最後の前哨戦、勝ったのは誰ですかー!(※場内騒然) チャンピオン、あなたはとても強いチャンピオンでした。約2年、10回の防衛、長いあいだお疲れ様でした。両国では、ザックのサブミッションホールドで…(※オカダを指差し)ユー! ジャスト! タップ! アウト!(※大拍手) 外道さん、なんかしゃべりますか!? 『レベルがなんとか』言いますか!?(※場内が騒然とするとザックが、関節技でさらにオカダの腕を攻撃。たまらず外道がリングへ入るも、ザックが捕まえて腕を極める。すかさずTAKAが「カモン! タップアウト、タップアウト」と言ってマイクを向けると、外道は必死に「イエス!! イエス!!」と叫んだ。)「それでは改めて皆さんにお聞きします。オカダ・カズチカ対ザック・セイバーJr.、勝つのは、誰ですかー!(※場内騒然) 両国で勝のは、皆さんの予想を覆すこの男、ヒー・イズ! サブミッションマスター。ヒー・イズ! Z・S・J。ヒー・イズ! ネクスト・IWGPヘビーウエイトチャンピオン、ザック! セイバ~~~Jr.~~!(※大歓声)」
した。【バックステージでのザック、タイチ、TAKA】
タイチ「聞いたか? YOSHI-HASHIより俺のほうが支持率いいぞ。おまえ、CHAOSのお荷物なんじゃんねえのか? 外道も邪魔くせえ」ザック「やってやったよ。あいつら倒したぞ。もう俺がチャンピオンだ。TAKA、おまえのおかげだよ。髪型も似てるしさ。オカダのカズちゃん、大丈夫かな? 今日の試合はウォーミングアップにすぎない。俺は汗もかいてない。YOSHI-HASHIを見てみな? 奴は汗だくだ。オカダ、両国は大丈夫か? まあ、たぶんオカダは両国でタップアウトするだろう。俺がチャンピオンになって、史上初のイギリス人のIWGPチャンピオンになる。そしてイギリスで初防衛戦を7月ぐらいにやろうかな? 鈴木軍が新日本を乗っ取るだけじゃなくて、日本もアメリカも乗っ取るんだ。ただし、メキシコは除くけどさ」
TAKA「やめておきなさい(笑)。まあ、見ての通り、レベルの違うサブミッションホールド、よ〜くわかったんじゃないですか、皆さん」
タイチ「強すぎるだろう。凄いよ」
ザック「おまえのキックが当たったのは痛かったよ(笑)。おまえはキック力が凄いあるからな」
TAKA「オカダ・カズチカ、確かに凄えチャンピオンだけど、今までに味わったことがないサブミッションホールド。今日ビビったはずだよ。あと2日。明後日だもん。対策練ってきてください。レベルの違うサブミッションホールドで、いずれにしろ最後に立ってんのはザック・セイバーJr。オカダ・カズチカ、YOU JUST TAP OUT!」
タイチ「ふん、恐ろしいコンビができたな。おい、TAKA、ザックが獲ったら、タカタイチでIWGPやるか?」
【オカダの話】「(肩を押さえながら)フゥ。こんなにキツい前哨戦……、楽しい前哨戦だなコノヤロー。ひさしぶりだよ。やっと、出てきてくれたのかもしれないな? 俺はおまえみたいな相手を待ってたんだと思うよ。ハア。この感じ、懐かしい、ひさしぶりな感じがするよ。スゲー、いまノってるね? もっともっと勢いにノって、俺のもっと美味しい獲物になって。俺がペロリと、一口で、頂いてやる」
4・1両国大会を控えた後楽園大会のセミではロスインゴvs鈴木軍の10人タッグ戦が組まれ、ロスインゴは今大会からEVILが復帰、フルメンバーを揃えて鈴木軍を迎え撃った。試合前から鈴木は内藤を睨むも、内藤は焦らすかのように視線を合わさず、館内の内藤コールで内藤が仕方なく先発も、鈴木軍はデスペラードが先発で出ると、開始直後からヒロムが交代を志願して交代するなど、開始前後から両軍共早くも駆け引きで火花を散らす。
ロスインゴは自慢の連係でデスペラードを捕らえにかかり、内藤もデスペラードを攻めつつ控えている鈴木に唾を吐いて挑発、内藤はデスペラードにコーナーミサイルを狙うと、鈴木が強襲して場外戦を仕掛け、鈴木はイスで徹底的に内藤を殴打した後で、鈴木軍と共に内藤を狙い撃ちにし、内藤が窮地を脱しても、ロスインゴの他のメンバーは場外でダウンしており、内藤は孤立無援の戦いを強いられてしまう。
鈴木は内藤をヒールホールドで捕獲し、スリーパーからゴッチ式パイルドライバーで勝負に出るが、リバースした内藤は延髄斬りから唾を吐き、ナックルを浴びせる鈴木にジャンピングエルボーアタックを放ち、やっとコーナーに戻ったSANADAに交代、鈴木もアーチャーに交代する。
SANADAはアーチャーを攻め込み、アーチャーが鈴木への交代を狙うが、今度は内藤が鈴木を強襲、金丸が登場してデスペラードと共にBUSHIを捕らえるも、BUSHIが逆襲して金丸にMXを狙うと、金丸がかわしてからデスペラードがスピアーを浴びせる。
ここでEVILが登場して串刺しラリアット、ダークネスフォールズ、EVIL狙いは金丸が顔面掻き毟りで阻止し、KESも雪崩れ込んでEVILにキラーボムを狙うが、SANADAがカットに入ってKESの二人をトペスイシーダで排除、そしてEVILとSANADAが金丸にマジックキラーを決めてから、EVILがEVILを決めて3カウントを奪いロスインゴを勝利も、鈴木と内藤はそのままバックステージに雪崩れ込んで大乱闘となった。
EVILが復帰したことでやっとロスインゴvs鈴木軍が全面対決となったが、鈴木軍にとってロスインゴはNOAH出向中に台頭してきたユニットだけに、面白くない感情があって当然、ましてスタイルは違えど、チームワークは抜群な両軍だけに、今後も激しくぶつかり合う可能性を秘めている。メインのIWGPヘビー級選手権の前哨戦は、試合前にTAKAがザックをコールすれば、負けじと外道もオカダをコールするなど、セコンド同士も火花を散らす。序盤はザックがブリッジからリストロック、ネックロックと執拗に絞めあげるが、オカダがジャベを仕掛けると、嫌がったザックは逃れてタイチに交代、YOSHI-HASHIがタイチを攻め込むが、ザックが入るとオカダも入り、ザックはスタンディングのアームバーで捕らえてから、場外でオカダの右腕攻めを繰り広げ、リングに戻ってもYOSHI-HASHIの痛めている右肩を狙い撃ちにするなど試合の主導権を握る。
オカダが再度登場してザックにエルボーアタックの連打からDDTも、ザックはロープ越しのアームバーし、逃れてもタイチがアックスボンバーで追撃をかけ、オカダもザックをコブラクラッチで捕獲するも、ザックはコブラツイストで切り返し、オカダの下からのドロップキックも阻止してジムブレークアームバーで捕獲するなど、オカダのパターンを読み切る。
終盤もYOSHI-HASHIのパワーボム狙いをザックが腕を捕らえて卍固めで捕獲、オカダがカットに入るも、川田利明モードが発動したタイチがデンジャラスバックドロップでオカダをKOする。最後はザックのジムブレイクアームバーがYOSHI-HASHIを捕らえ、レフェリーストップとなり、ザックが前哨戦を制し、試合後もザックがオカダの右腕を関節技で痛めつけた上で、TAKAが外道を挑発、外道が救出に駆けつけるが、ザックのアームバーに捕まって無念のギブアップとなり、完全に蹂躙される結果となった。
見た目はザックが有利かもしれないが、序盤でオカダがジャベを仕掛けたところでザックが嫌がった、案外ウルティモ・ドラゴンから仕込まれているオカダのジャベがザックにとっての想定外でもあり死角となのか、今回はどちらから引き出しを開き、奥が深いかの勝負となるのか・・・第4試合ではヘナーレが石井相手に善戦するも、最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターで勝利。だが試合後にジェイの保持するUS王座を狙うフィンレーがジェイに襲い掛かり乱闘となった。フィンレーはやる気をアピールしたが、過去の戦績からしてもジェイに一度も勝っていないフィンレーがジェイに上回れるものがまだ見当たらないことから、フィンレーが挑戦するまでにどんなインパクトを与えていくかが課題になるだろう。
【後楽園ホール大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。4月1日(日)「SAKURA GENESIS 2018」両国国技館大会は16:00試合開始。当日券は12:00より発売いたします。皆様のご来場をお待ちしております! https://t.co/yPi2Z47OGm #njpw #njsg pic.twitter.com/vYfJNIpk5u
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年3月30日23歳で海外に行き大手団体所属になった
が、日本人一人ボッチでホームシックな日々
でも来日経験ある選手は優しく接してくれて俺は救われた
アウェイな世界でも一人味方が居るだけで頑張れる
あの経験があったから今がある
その恩を少しでも返せたらいいな
ザックあと一歩!
登ろうぜ! pic.twitter.com/CuCroefWbK
— TAKAみちのく (@takam777) 2018年3月30日そこに頭があれば頭を、手があれば手を、足があれば足を、指があれば指さえも極めてくるザック凄いな…と後楽園で唸りながら「指さえも」って曲あったなとふと思い出しました
— sayoko mita (@345m) 2018年3月30日 -
ゴールデンラヴァーズvsヤングバックス、アメリカを揺るがせた大激闘!
3月25日 新日本プロレス「STRONG STYLE EVOLVED」アメリカ・WALTER PYRAMID 4372人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○SHO YOH ロッキー・ロメロ(11分2秒 片エビ固め)クリストファー・ダニエルズ フランキー・カザリアン ×スコーピオ・スカイ
※3K◇第2試合◇
▼20分1本
ジュース・ロビンンソン ○デビット・フィンレー(7分24秒 片エビ固め)後藤洋央紀 ×外道
※Prima Nocta◇第3試合◇
▼20分1本
○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(10分48秒 エビ固め)矢野通 ×チャッキーT
※キラーボム◇第4試合◇
▼20分1本
Cody マーティ・スカル(10分45秒 片エビ固め)タマ・トンガ ×タンガ・ロア
※クロスローズ【バックステージでのCody】
Cody「マーティー来なかったな。マーティーはいない。でも、ブランディはいるぜ。さぁ、座って。(※ふたりで座り)俺の身体が変わったって?そうなんだ、よりいい身体になっただろう? マーティー・スカルは俺の親友かって? マーティーは、近しい友人ではある。でも、親友かどうかはわからないな。メインのヤングバックスvsゴールデン☆ラヴァーズは、どっちが勝つか?(※ふたりで机叩いて)絶対にヤングバックスが勝つ!!タマとタンガのタッグと試合するなんて、本来ならありえない。ノーマッチだ!でも、やるからにはやる。(※ブランディが『より良いチームが勝つの』とコメント)そう、より良いタッグが勝った。そういうことだ。セミではペイジが勝ったらみんなでお祝いしないとな。じゃあ、そろそろちゃんと質問に答えようかな」――いま、BULLET CLUBはどうなっているのか?
Cody「俺がBULLET CLUBを修復する。BULLET CLUBは大丈夫だ。『Super Card of Honor』もあるし。こんな事になってしまって、お詫びをしたい。でも、いざこざがあるのはケニーと俺だ。大丈夫」
――BULLET CLUB is fineと言ってるが、ケニーとはこのあとまた元通りになるか?
Cody「ジム・ロスも言ってたが、そもそも俺はBULLET CLUBに入るべきじゃなかったのかもしれない。ユニットに入る事で学ぶことも多い。しかし、俺はカウボーイ、ロード・ウォーリアーだ。ユニットに入って落ち着く性分ではない」
――チーム・Codyコールはなかったですが。
Cody「俺はロングビーチと相性が良くないみたいだ。次に大会があっても呼ばないでほしい。ここで試合をするのは心地悪い」
【バックステージでのG.O.D】
タンガ「俺たちは負けた。これ以上何を言わせるんだ。Codyはクソッタレだ!」タマ「『俺たちは友達だ』みたいなことを言ってたけど、お前は何様だ。いきなりBULLET CLUBに入って、自分中心に指図しまくって、お前なんか不必要だ。自分が俺のことを全てわかったような口をきくのはもうやめろ。リーダーだと思ってんなら、一人でやっておけ。でも、もといた場所でも自分が不必要だと分かったから、ここに来たんだろ。ただ、新しく来たこのBULLET CLUBでもお前は不要な存在だ」
◇第5試合◇
▼20分1本
○内藤哲也 SANADA BUSHI 高橋ヒロム(12分13秒 片エビ固め)棚橋弘至 KUSHIDA ×田口隆祐 ドラゴン・リー
※デスティーノ◇第6試合◇
▼30分1本
○ウィル・オスプレイ(10分35秒 片エビ固め)×獣神サンダー・ライガー
※オスカッター【オスプレイの話】「マーティーのよくやることだよな。この背中の傷を見てくれよ。レイ・ミステリオも来たけれど、レイにはちょっと待っててほしい。まずはマーティーと闘って、オレの呪いを解きたい。過去に闘っても、1対1をやっても(マーティーには)いつも勝てない。そんなおかしなことが起こるのは、呪いがかかっているに違いない。だからヴィランとアサシンをしっかりやって、アイツの首をへし折ってやる」
【バックステージでのライガー】
ライガー「ウィル・オスプレイ選手、現チャンピオン、IWGPジュニアヘビー級のチャンピオンであるわけで、すっごい強かったです。何回も僕も決まったと思ったんですけど、彼からピンフォールを奪うことはできなかったです。ただ、我がままを言わせてもらえれば、ミステリオと、レイ・ミステリオJrと試合をしたかったなって思います。オスプレイとレイ・ミステリオJr、試合僕も見たいし。つぎミステリオ選手とリングのなかにいるときは、もしかしたら夢のタッグマッチ、ドリームタッグを組んでもいいんじゃないかなと思います。会場のお客さんも、闘うことを望んでいる人もいるでしょうけど、いっしょにタッグを組んで試合をしているのを見てみたいという人もいるんじゃないかと思いました。――ミステリオと闘えなかったことは残念?
ライガー「残念です。アナタ(質問者に向かって)は、ボクとミステリオ選手が試合をするのを見たいですか? タッグを組むのを見たいですか?」
――どちらもいいアイデアだと思います
ライガー「ハハハ! サンキュー!」
◇第7試合◇
▼30分1本
鈴木みのる ○ザック・セイバーJr.(18分50秒 ジム・ブレイクアームバー)オカダ・カズチカ ×石井智宏【バックステージでの鈴木、ザック】
ザック「(スタッフがベルトを持って来るのが遅れて)オソイ、オソイ!」鈴木「オレとザックが組んで負けるわけねえだろ。なんならオカダとオカダのタッグチームでも、オレとザックには勝てねえぞ。ナメんなよ。このタッグベルト(ブリティッシュタッグ)、イギリスがスタートのタッグベルとだけどな、もう二度とだれの手にも渡ることはない。だからこのベルトも名称変更だ。ノット・ブリティッシュタッグ、スズキグン・ワールドタッグ」
ザック「次はどこでタイトルマッチをしようか?」
鈴木「どこがいいかな?」
ザック「できれば温かいところがいいな。オレたちがトップに君臨し続けるんだ。そして世界中のベルトを集めよう。それとオカダのことをレインメーカーと言うけど、オレはもう雨には辟易しているんだ。2年間、チャンピオンに君臨しているのは大変めでたいことだと思うが、それはオマエが強いからじゃない。オマエに適う相手がいなかったということ。ニュージャパンカップを3週間闘い続けたあとの、今日の勝利。オレがヘビー級のチャンピオンになってみせる。ストロングスタイルとはこのことだ」
鈴木「あんなのはフェイクだ。オレらより強いヤツいねえんだから、テメエら看板おろせ。こうやって一つひとつ、またひとつ、次はIWGPヘビー級ベルトを、このザックが両国で取って来る。そしてジュニアタッグもある、ヘビー級のタッグもある、これ(インターコンチ)もある。あとNEVERはだれにするのかな?」
ザック「タイチはいいかもしれないね」
鈴木「タイチ。そうだ、全部集まったら、なにが起こるか。世界がひっくり返るぞ。オレといっしょに世の中ひっくり返そうぜ。オレたち鈴木軍、イチバン!」
【オカダの話】「ボクから言わせてもらえれば、いいね、ザック・セイバーJr。いままで味わったことのないレスラーだよ。素晴らしい。あの体型でもっと軽いものだと、イージーなものだと思ってたけど、スタミナかなり奪われましたよ。両国でやる相手として素晴らしい相手が出て来たと思います。ただやっぱり、ベルトを投げるのは許せない。オマエが一番欲しいものなんだろ? 足りないね、リスペクトしなくちゃ。イギリス人らしい行動をしてくれよ。まあ、今回は好きな女の子にちょっかいを出してしまう、そういう気持ちと同じだと思って、今回は許してやる。つぎはないし、両国でもオレがその分きっちり返してやるよ。(風変わりなチャレンジャーを相手にどう闘う?)あまり同じ相手と試合をしてても、もちろんお客さんはあんまり満足しないと思いますし。ちょっと違った相手、それはお客さんにとっても刺激になると思いますし、ボクにとってもすごい刺激になるし。楽しみですね。そういう相手を乗り越えて、また強いオカダに、カッコいいオカダになってしまうんじゃないかと思います。(カリフォルニアで2度、インアウトバーガーに行ったのをインスタグラムで見たんですが、カリフォルニアのおいしいものについてはどう思いますか?)正直、いま前哨戦で、申し訳ないですがそういう質問には答えられる気分じゃないですね。でも今日はカリフォルニアだから特別にお答えしましょう。2回食べました、以上です。3ハンバーガー、イエスタディ・ワン、トゥデイ・ツー。(前哨戦が少ないなかでどう対策を練る?)正直、今日やってよかったなと思います。こんなに手ごわいと思ってなかったですし、さすがニュージャパンカップ覇者だなと思います。ただ、ボクが最強なので。そういうなかで前哨戦あるので、それはありがたいことで。ないなかでも闘ったりもしてききたので。もう1週間ないですもんね、両国まで。両国でまたカリフォルニアのお客さんに、またオカダ、チャンピオンで来てくれと言われるような試合をしたいと思います。(試合後もザックが攻撃を仕掛けてきたが?)それだけやる気があるから掛かって来たんだと思うし。すごいお客さんも入って、あれだけのノリで、ザックも乗せられたんじゃないですかね。その勢いっていうのは試合にも出て来ると思うので、ボクも結果じたいは今日こうなりましたけど、カリフォルニアのお客さんの勢いに乗せてもらいましたので、それをしっかり両国で出したいなと思います。(防衛記録を伸ばしているなか、仮につぎ負けたらそのあとはどうなると思う?)負けないので、それには答えられないですね。(不滅の王者とも言われているが、自分でもそう思っている?)もちろんそう思ってますし、お客さんにもそう思ってもらえるような試合をして、そういう存在だとだれからも認められるなレスラーになりたいですね」
◇第8試合◇
▼IWGP USヘビー級選手権試合/60分1本
[第2代王者]○ジェイ・ホワイト(25分0秒 片エビ固め)[挑戦者]×ハングマン・ペイジ
※ブレードランナー
☆ジェイが初防衛に成功【ジェイの話】「昨日からこの試合が厳しいものになるとは思っていた。実際に痛みを伴うものになった。アイツにあんないいところがあったとは思わなかった。しかし、スポットライトの下に身を置くには、まだ早過ぎたんじゃないのか? でも、ラリアットとかはいままでに経験したことがないぐらいハードだったよ。とはいえ、オレがいまもまだチャンピオンに君臨している。つぎはデビッド・フィンレーか? 挑戦に名乗りを挙げてくれたことを、オレも誇りに思うよ。でもやっぱりオマエも、自分一人ではなにも決められないだろ? そしてオレたちは元友だち同士であり、お互いのことを知り尽くしているかもしれない。でも誤解はしてほしくない。何度闘ってもオレはオマエを倒すし、つぎもオレが倒す。そして通算成績がオレの10勝0敗になる。ペイジだろうがフィンレーだろうが、試合後にリングに立っているのはオレだ」
◇第9試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
飯伏幸太 ○ケニー・オメガ(39分21秒 体固め)ニック・ジャクソン ×マット・ジャクソン
※ゴールデントリガー【バックステージでのケニー】
ケニー「この対戦、どう始まり終わるのか何度も頭の中で繰り返した。どうやって“兄弟”と闘うのか? それも、いま誤解から仲違いしている相手との試合だ。とはいえ、試合はファンのためにするもの。手加減しては相手を侮辱していることになる。だから、今日も100パーセントの力を出した。だからこそ、身体的にも精神的にもツラい内容になったね……。いまの俺を見てくれ。右目は何も見えない状態だ。そして、何も解決しなかった……。ゴールデン☆ラヴァーズに関してもそう。まだ目指すところには行けてはいない。今夜、俺たちが何を成し遂げたか? 何も。ただ、全身全霊で闘っっただけさ。俺は2016年以降、ずっと同じ気持ちで闘ってきた。なのに俺はいま、なぜか暗黒の中にいる。大切な家族や兄弟たちと闘い、タッグを組んだパートナーのイブシは控室でダメージが深く、倒れている。最後に立っていたのは俺だけだ。
じつは今日の試合に、俺はある幻想を抱いていたんだ。それは、最後は4人でリング上で腕を高く上げているところ……。
今日、たしかにゴールデン☆ラヴァーズは勝った。でもハッピーとはいえない。会場のファンがおおいに盛り上がってくれたのは嬉しい。それなのに、なぜだか俺の一部が死んだような気分だ。いったい、ここからどこに向かえばいいんだろうね……。
――(以下の質問は、アメリカのメディアより)どこに向かうかというのは、ゴールデン☆ラヴァーズとして?
ケニー「ああ。ゴールデン☆ラヴァーズは間違いなくこれからも活動を続ける。それにBULLET CLUBのことだって大切に思っている。本当はこの試合でそういった仲違いなんかをすべて解決したかったんだ。もしかしたら、Codyの言ってることは正しいのかもしれない。俺にはリーダーの素質はないのかもしれない……。
でも、いまは少しでも残っているプラス面に目を向けて育てていくしかない。プラス面とは、ファンが応援してくれること。ファンのために闘って良かった。でも、俺の心は折れている。イブシには感謝しかないよ。BULLET CLUBは和解というには程遠いが、この大変な時にそばにいてくれた」
――飯伏もあなたも身体を痛めている。現在の症状は? そしてROHでCodyとのシングル戦が控えている(現地時間・4月7日)が、大丈夫か?
ケニー「まあ、俺の目は大丈夫。二重に見えることもないし、脳しんとうもないはず。ただ、目の下の腫れは初めてだ。ヴァンダレイ・シウバと闘った時のサクラバ(桜庭和志)みたいになってちゃってる。とはいえ、正式にドクターストップにならない限り、試合は行われると思うよ」
――ROHで同じ日に行われるハングマン・ペイジvs飯伏幸太については、どう思う?
ケニー「それもあるから、今日のジェイ・ホワイトとの試合は気にして見ていたんだ。若い選手の闘いはとても興味深いよ。ハングリーさのぶつかり合いがあったし、これ以上やったら危ないぞ! と思うデンジャラスな場面もあった。だけど、飯伏もかつては危険を省みないレスラーだった。いまは年齢を重ねて多少はリスクを避けるようになったが、若くスタミナもあるペイジと闘うならそんなことはお構いなしだろう。そういう意味では、安全性などの面で不安材料はあるかもしれない。ペイジはBULLET CLUBの最年少レスラーだし、大切な未来を潰して欲しくない。とはいえ、彼も自分を証明しないといけない時なんじゃないか? リスキーな選手同士の対戦だ。ハングリーな若手とかつてクレイジーな闘いを繰り広げていたイブシ。どちらもケガなく闘ってほしいね」
――今日のケガは、どの場面でしたか?
ケニー「どこかでぶつかったんだろうね。たぶんムーンサルトをやった時じゃないか? リングの中に向かってやった時だと思う。イブシは、外に向かってムーンサルトをやった時だろう。でも、自分も技の途中だったから実際に痛めたところは見ていない。どちらも軽傷だといいけど」
――飯伏とあなたの関係が、アメリカファンにとっても「大切なモノ」と認識されていたのは今日の驚きでした。
ケニー「ファンのリアクションを見て胸がいっぱいになったよ。ふたりは過去のものになり、俺はBULLET CLUB、イブシはひとりで旅に出た。俺は全力で頑張り続け、ついに復活することになった。パフォーマーとして何かしたいと思ったんだ。それに、より高いレベルで自分を表現するには、同じ目標を持った人間が必要なんだ。イブシは、俺が日本で最初に出会ったレスラーのひとり。
そして、当時から自分と同じビジョンを持っていた。こうして、ふたりがひとつの目標に向かうことが大切なんだ。シングルでも期待を背負うところ、自分にすべての責任があるところもいい。しかし、俺たちはチームだとこんなこともできるんだ! という部分を見せたいね。今日、その目標の一部は見せられたと思う。それこそタッグマッチの良さ。ふたつの身体がひとつの技を見せる。シングルとは違った良さだよね。タッグマッチは4人でリングに入る。そうすると4つの思いがぶつかる。そんなところをファンに見せるためにも、今日はヤングバックスとあえて闘うことを選んだんだよ。
――マット・ジャクソンに片翼の天使をかけたことについては?
ケニー「これに関しては、試合が行きすぎた。あの技は相手を完全にフィニッシュできる技だ。友だちに対してあの技をかけるというのは、ちょっと一線を超えている。ともかく今日はゴールデン☆ラヴァーズが勝った。彼らより、より良いタッグチームだった。きっとマットもそれはわかっただろう。マットもコレを望んでいたはずだ。この試合は、おたがいのプライドのぶつかり合いだった。おたがいの理想をぶつけ合う大切なファイトだったと思うよ」
新日本ロス大会のメインはケニー&飯伏のゴールデンラヴェーズvsヤングバックス、2・24後楽園大会で復活したゴールデンラヴェーズに、ケニーのThe Eliteの盟友であるヤングバックスが対戦を要求して、ロス大会で実現となった。
飯伏とマットで試合開始、マットはケニーを挑発し、飯伏はケニーに交代も、盟友同士の対戦に割り切れないケニーはマットと話し合うも、マットは控える飯伏を強襲、ケニーは戸惑いを見せつつ飯伏に交代すれば、マットはニックに交代する。再び飯伏はマットと対峙するも、飯伏は容赦なくマットの完治していない腰をキックを浴びせ、ケニーは飯伏を止めに入るも、まだ割り切れないケニーにマットが怒って突き飛ばす。
このケニーの迷いがゴールデンラヴェーズの連係に影響が出てしまい、ヤングバックスに連係が読まれ、飯伏が捕まり、ヤングバックスに先手を奪われてしまうが、窮地を脱した飯伏はケニーに交代、ケニーはダイビングクロスボディーからダブルチョップと猛反撃し、飯伏が入ってニックを捕らえ、ダブルリーブロック、飯伏のキックからケニーのコタロークラッシャー、場外のヤングバックスにクロスラッシュを炸裂させるなどして、ようやくゴールデンラヴァーズにエンジンがかかり、吹っ切れたケニーもマットの腰に集中攻撃を浴びせる。
劣勢のヤングバックスは交代を受けたニックが孤軍奮闘、マットが入って飯伏を捕らえ、掟破りのゴールデンシャワーを狙うが、飯伏が阻止するとケニーとの雪崩式ダブルブレーンバスターをマットに決め、また腰にダメージを与え、今度はゴールデンラヴァーズは本家ゴールデンシャワーを狙うが、ニックが阻止して、ケニーをエプロンでのジャーマンで投げ、リング下にテーブルをセットし、マットがケニーにテーブル貫通を狙うが、躊躇すると飯伏がオーバーヘッドキックでカットする。
ケニーはマットにテーブル貫通片翼の天使を狙うと見せかけて、飯伏がスワンダイブジャーマンを決めると、ケニーとのゴールデントリガーを狙うが、ニックがに入り、マットが飯伏と殴り合いから突進もケニーがVトリガーで迎撃し、飯伏がラリアットからシットダウンラストライド、Vトリガーの連係でマットを捕らえる。
飯伏はその場飛びムーンサルトを投下するが、剣山で迎撃したマットはシャープシューターで捕獲。ケニーがカットに入るが、ニックがスーパーキックで排除してからコーナー最上段からスワントーンアタックで動きを止め、マットは再び飯伏にシャープシューターも、肝心なところで腰に踏ん張りが効かず、技を解いてしまう。
ヤングバックスはモア・バング・フォー・ユア・バックと見せかけて、マットが場外のケニーにテーブル貫通ダイビングエルボーを投下してケニーにまた大ダメージを与えると、ヤングバックスが飯伏をセカンドロープに固定してから、ニックがファイヤーバードスプラッシュ、ヤングバックスがアーリー・オンセット・アルツハイマーを炸裂させ、カットに入ったケニーにもスーパーキックの波状攻撃も、飯伏がヤングバックスにオーバーヘッドキックを浴びせるが、4選手はダウンしてしまう。
ケニーとマットは殴り合うと、ケニーがドラゴンスープレックスも、マットもジャンピングパイルドライバーで応戦、マットが腰のベルトを外して殴打も、ケニーがマットの腰にエルボーからベルトを奪って殴打するかと思いきや、捨ててVトリガーを炸裂させ、ケニーの再度のVトリガーもマットがスピアーで迎撃し、ヤングバックスがインディーテイカーを狙う。
ところが飯伏がエプロンのニックをテーブル貫通ラストライドで叩きつけると、ゴールデンラヴァーズがマットにPKこころ、合体ハイキックからケニーがライガーボムと畳みかける。ケニーはVトリガーを狙うが、ケニーはここでまた迷いが生じて躊躇するも、マットがスーパーキックをケニーに浴びせれば、飯伏がマットにハイキックから、ケニーに打てと指示し、ケニーはVトリガーから片翼の天使を狙うも、またここでケニーが躊躇して技を解こうとする。だがマットが自らケニーの腕を自身の首にクラッチさせて介錯を求めると、ケニーは片翼の天使を決め、マットを起こそうとするニックもケニーがVトリガー、飯伏がドラゴンスープレックスで排除、最後はマットにゴールデンラヴェーズがゴールデントリガーを炸裂させて3カウントを奪い、粘るマットを介錯した。
試合後にゴールデンラヴェーズが退場しようとすると、Codyが乱入してケニーを始末できなかったとしてダメージの残るヤングバックスを制裁しようとする。ここでケニーが戻るとCodyは退散、ケニーはヤングバックスにノーサイドを求め、ニックは応じるが、マットは拒絶して退場。最後はケニーが締めくくった。
試合内容的にはマットがベストの状態だったら60分フルタイムになっていたのではと思うぐらいの激闘、マットも腰の状態が最悪ながらも粘りきったが、最後はケニーが迷いながらもマットを介錯するかように破った。そういった意味ではこの試合の主役はマットだったのかもしれない。
試合後にケニーがヤングバックスにノーサイドを求めたがマットだけは拒否、マットが割り切れない理由はベストの体調で試合が望めなかったからなのか、それともケニーの甘さに怒っていたからなのか…
BULLET CLUBの内紛は第4試合でもCodyがGODを手なずけることで、オリジナルBULLET CLUBを引き入れようとしたが拒絶され、スカルもどっちつかずで中立、ヤングバックスも見限ったことで孤立しつつある。オリジナルBULLET CLUBもGODがCodyを拒絶したということは、残るバットラック・ファレや高橋裕二郎、チェーズ・オーエンズもGODと同調と見ていいだろう。セミのIWGP・US選手権は、ジェイが丸藤正道を彷彿させる鞭のようにしなる逆水平を駆使して先手を奪うが、ペイジもエプロンの角へネックブリーカー、場外戦で鉄柵攻撃、担いで後頭部めがげて鉄柱攻撃と首攻めで反撃、ペイジのブレーンバスターを着地したジェイは低空式高速バックドロップで反撃、ジェイがコンプリートショットからぶっこ抜きジャーマン、ペイジもトップロープからのハングマンDDTからアダムズアップル狙いは、ジェイが間合いを詰めて決めさせなない。
ジェイは焦れたペイジをエプロンでコンプリートショット、エプロン角めがけてぶっこ抜きジャーマンで投げ、ジェイの雪崩式ジャーマン狙いは、ペイジが逆に雪崩式ネックブリーカーで返すと、エルボー合戦で冷酷に笑ったジェイはバックドロップで場外へ落とし、場外でもバックドロップ、リング内でもバックドロップとまるで渕正信を彷彿させるように連発する。
ジェイはブレードランナーを狙うが、切り返したペイジはパワーボムからドリアホールパイルドライバーで反撃し、場外に逃れたジェイにスタンディング・シューティング・スター・プレスから、コーナーからのムーンサルトアタック、ジ・アダムス・アップルと猛反撃し、キウイクラッシャー!ブレードランナー狙うジェイを、ペイジが唾で阻止しスーパーキックからローリングエルボーを炸裂させ、ライトオブパッセージで勝負に出るが、ジェイがブレードランナーで切り返して3カウントで王座防衛する。
試合後にフィンレーが乱入してジェイにスピアーを浴びせると、4・24後楽園で挑戦を表明、先へ行くジェイを指を咥えてみていたフィンレーだったが、ここで名乗りを挙げるも、今までジェイには勝っていないことから、フィンレーが挑戦までにいかにインパクトを与えていくのか…第6試合ではライガーがレイ・ミステリオと対戦する予定だったが、ミステリオが上腕二頭筋の断裂で欠場となり、代役のオスプレイと対戦。ライガーはバク転から突進するオスプレイに風車式バックブリーカーを決め、場外に逃れたオスプレイにエプロンからトペコン、通路で垂直落下式ブレーンバスターと先手を奪い、ライガーボムから雪崩式フランケンシュタイナーを決めるも、オスプレイが着地の際に右脚を負傷するハプニングが発生、それでもオスプレイは片足だけで飛び、サスケスペシャルまでも披露する。
オスプレイはミステリオの眼前で619を狙うが、はライガーがかわし、オスプレイのマウスに対し浴びせ蹴りで応戦、オスプレイはスパニッシュフライからコークスクリューキック、そしてオズカッターで勝負を狙うが、キャッチしたライガーが垂直落下式ブレーンバスター、雪崩式垂直落下ブレーンバスターと畳みかける。
ライガーが突進するオスプレイにカウンターの掌打を炸裂も、再度の掌打狙いはオスプレイが掟破りのライガーボムを敢行して側頭部へミドルキックを浴びせると、オスカッターでオスプレイが勝利を収め、試合後にオスプレイは客席で試合を観戦していたミステリオに対戦を迫る。ところがスカルが乱入すると、ミステリオにも襲い掛かってマスクを剥ぐ暴挙を働き、オスプレイの保持するIWGPジュニア王座への挑戦を表明する。4・1両国で行われたオカダvsザックの前哨戦は、ザックが関節技でオカダの動きを徹底的に封じ、最後も、石井がラリアットをかわしたザックが卍固めから腕十字、三角絞めからジムブレイクアームバーで捕獲して、石井からギブアップを奪いザックが勝利、ザックはオカダにも卍固めで捕獲して足蹴にすると、マーティ浅見レフェリーにも鈴木と共に関節技の餌食にするなど王座奪取に向けて大きくアピールした。
ザックが先手を奪ったが、オカダはコブラクラッチは見せてもウルティモ・ドラゴン仕込みのジャベは披露しなかった。オカダは敢えてザックがどこまで引き出しがあるか試した感じだったが…IWGPヘビー級選手権試合 (王者)オカダ・カズチカvs(挑戦者)ザック・セイバーJr.勝敗予想
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年3月27日It’s going to take awhile to recover from tonight. I don’t even have words, really. But thank you fans for taking part in something special. #njSSE
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2018年3月26日全身が痛い…
何かが壊れたかもしれない。
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2018年3月26日Fought our hearts out. Love ya.
— The Young Bucks (@MattJackson13) 2018年3月26日アメリカでファンが集めてくれたTAKAYAMANIA募金を受け取った。Thank you !!! #takayamania pic.twitter.com/QQa1Jrjkpq
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2018年3月26日@TheRock pic.twitter.com/L3fRKE8XX6
— オカダ・カズチカ (@rainmakerXokada) 2018年3月26日Umbrellas ACTUALLY suck pic.twitter.com/HDS7M5tUmT
— ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2018年3月26日こんばんは☆昨日の会場は超満員札止めでした。皆様ありがとうございました!考えてみればレスラーはタイツとシューズがあれば世界中を回れます(僕は他にもいろいろ要りますが)各国の会場で試合をしますがこの文字が海外で映し出されると感無量ですね☆ #俺たちゃ裸がユニホーム♪←知ってる? pic.twitter.com/RmB9dsrksE
— 獣神サンダー・ライガー ☆ Jyushin Thunder Liger (@Liger_NJPW) 2018年3月26日