全日本プロレス
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全日本プロレスが無料興行を開催、今必要なのはブランド力
9月27日 全日本プロレス ディファ有明「Thanks a lot !」
◇第1試合◇
▼15分1本
○曙 秋山準(12分41秒 体固め)大森隆男 XKENSO
※ランニングボディプレス
◇第2試合◇
▼20分1本
潮崎豪 △鈴木鼓太郎(20分00秒 時間切れ引き分け)金丸義信 △青木篤志
◇第3試合◇
▼30分1本
○諏訪魔(13分57秒 体固め)XSUSHI
※ラストライド
<プロレス・格闘技DXより>
諏訪魔が新生・全日本初の無料興行のメインでSUSHIに完勝。ファンとの一体化を実感し、充実感に浸った三冠王者は10・27両国での曙戦へ向け、「横綱をぶん投げる!」と怪気炎を上げた。
◇
この日、全日本41年間の歴史の中で初となる無料興行が実現した。白石伸生オーナーが7月の新体制発足時、「分裂騒動でご迷惑をおかけしたファンへのお詫びを込めて」と無料大会3大会の開催を約束していたが、その第1弾がこの日の有明大会だった。先着順にチケットが配布される形で、会場前には早い時間から約200人のファンが長蛇の列を成した。用意した座席が全て埋まることはなかったが、推定300人の観客が集まった。
チャリティーオークション、渕正信&和田京平レフェリートークショーなど、ファン感謝デーのような内容で、後半は3試合。オープニングから熱戦が続く中、メインを務めたのは三冠王者・諏訪魔だった。相手は全日本分裂時、ともに残留を早々に意思表示したSUSHI。二人の全日本愛を物語るような戦いが繰り広げられた。
内容的には終始、諏訪魔が圧倒。ダブルチョップでSUSHIをねじ伏せ、得意の場外戦で蹂躙していく。SUSHIが抵抗してもミサイルキックを自爆させ、逆エビ固めで拷問。串刺しラリアット、フロントスープレックスの連続攻撃を浴びせた。
意地のSUSHIも倒れ込み式変型バックブリーカーで反撃を開始。場外に逃れた諏訪魔にノータッチトペコンヒーロで突っ込む。さらにダイビングヘッドバット、地獄突き、アゴ砕き、トラースキックの波状攻撃を浴びせると、ラストライドを徹底阻止して執念でTEKKAMAKIに持ち込んだ。
冷や汗をかいた諏訪魔だが、3カウント寸前にキックアウト。振り向きざまの強烈なショートレンジ左ラリアットでSUSHIをねじ伏せると、三度目の正直でラストライドを爆発。SUSHIに引導を渡す3カウントを奪った。
第1試合からメインまで歓声が鳴り止まない盛況ぶり。諏訪魔が感じたのはリング上と観客席の一体感だった。「ありがたいよね。こんだけ来てくれるのはうれしいよ。ホントにありがたい」と開口一番、喜びを口にし、「平日のここにこんだけ来てくれたらうれしいよ。今の全日本についてきてくれてるわけだから。外に列作ってくれてる姿をみてるとうれしいよ。ファンとこれだけつながって試合できることもそうそうないよ」と充実感に浸った。
客席から全日本愛を思う存分感じ、「根っから好きな人しかいねぇなと。この熱をどんどん広げていければいいんじゃないですか」と前を見た諏訪魔は、継続開催にも色気たっぷりだ。
10・27両国では王道トーナメント覇者・曙を迎え撃つ三冠王座V3戦も決まった。新ベルトお披露目ともなる大一番へ向け、ファンからパワーをもらった諏訪魔は気合十分。「そこはしっかり横綱をぶん投げる!」と予告し、怪気炎を上げた。
新生・全日本がスタートしてから2ヶ月が経過。現状はまだまだ厳しい状況が続くが、諏訪魔は三冠王者としてこれからもファンとともにさらなる高みを目指す。
【諏訪魔の話】「ありがたいよね。こんだけ来てくれるのはうれしいよ。ホントにありがたい。(客席が埋まりきらなかったが?)今日ここからスタートでいいんだよ。分裂してファンのみんなに迷惑かけてるわけだから。ここからですよ。平日のここにこんだけ来てくれたらうれしいよ。今の全日本についてきてくれてるわけだから。外に列作ってくれてる姿をみてるとうれしいよ。ファンとこれだけつながって試合できることもそうそうないよ。(ファンの反応については?)根っから好きな人しかいねぇなと。この熱をどんどん広げていければいいんじゃないですか。最後、潮崎と写真撮っちゃったけど、地方で締めの対決でもやるか。そう思ったね。(ファンもレスラーも一体になった?)物凄く感じた。何があってもついてきてくれるんだなと。(次なる企画は?)白石オーナーは最初、ご迷惑をかけたから3大会ぐらいって目安を言ってたんでね。いろんな壁があるけど、こういう感じでやれたらなと。三冠戦もありますからね。そこはしっかり横綱をぶん投げる!」
白石オーナーが7月の会見で「分裂騒動でご迷惑をおかけしたファンへのお詫びを込めて」とマニュフェストに掲げていた無料興行がディファ有明で開催され、無料ということで300人ぐらいが集まったという。
試合前には白石オーナーが挨拶(井上博太新社長が挨拶の予定では?)した後は渕正信と和田京平レフェリーによるトークショー、タイガー木原リングアナによるオークションではSUSHIの正体がRであることをうっかり暴露するハプニングが発生するなど、試合を含めて大いに盛り上がったという。
白石オーナーは無料大会をあと2回開催する意向を示しているが、1回だけやったからって後楽園大会に繋がるものではないし、10月の両国大会の観客動員するに繋がるとは限らない、しかし秋山の言う信頼回復という面を考えるとこういった大会は3回と言わずどんどんやるべきであるのであり、常連だけでなく初心者のファンに選手だけでなく王道プロレスをアピールするためにはいい企画だったのではと思う。
白石オーナーは現状の全日本を大きく見せようとしているが、信頼回復というものは簡単ではない、だが時間をかけることによって回復できるものでもある。今の全日本に必要なものは白石オーナーのポケットマネーも必要なものかもしれないが、最も必要なものは全日本プロレスという看板のブランド力なのだ。PR -
曙がヨコヅナインパクトで王道トーナメントを制覇!
9月24日 全日本プロレス 愛知・名古屋国際会議場 「王道トーナメント〜2013オープン選手権〜」 607人
(試合後のコメントは全てプロレス・格闘技DXより)
◇第1試合◇
▼30分1本
○渕正信(13分10秒 首固め)X井上雅央
◇第2試合◇
▼30分1本
○ディーロ・ブラウン バンビ・キラー(12分27秒 片エビ固め)KENSO X佐藤光留
※ローダウン
◇第3試合◇
▼30分1本
○金丸義信 鈴木鼓太郎(13分18秒 片エビ固め)ウルティモ・ドラゴンXダーク・クエルボ
※タッチアウト
【ウルティモの話】「(約2年ぶりの全日マットとなったが?)いろんなことがあったと聞いてます。ただ自分の中で王道のリング、それは変わらない。今日の相手、金丸君と鈴木君。もともと彼らも王道出身者。他団体から参戦した選手なら話が違うけど、彼らと対戦できてラッキーでした。負けたけど、組んだクエルボも実力ある選手だし。最初から簡単に勝ったら次がないし、彼らの実力もわかりましたから。やっぱり二人とも力強いですね。(金丸は世界ジュニア王者だがベルトに興味は?)もちろん。他の実績だけで(挑戦したいと言って)もしょうがない。またこのリングに上がって実績を作れば、チャンスも巡ってくるでしょう。これまでの実績を認められてるけど、違うリングにきたら関係ない。彼らも遠慮なかったし、始まったばかりですよ。(山田邦子さんと抱き合っていたが?)急きょ出るとお話したら、自分にとって新たな挑戦ということで、『応援しにいくわ』と。他のスケジュールをキャンセルしてきてくださったみたいですよ」
◇第4試合◇
▼30分1本
○入江茂弘 石井慧介(14分57秒 片エビ固め)X青木篤志 宮本和志
※自分が垂直落下式バックフリップ
【試合後の石井&入江】
▼入江「自分が勝ちました。しかもアジアタッグチャンピオンの青木さんから3つ獲りました」▼石井「完璧に獲った!」
▼入江「だからアジアタッグ、獲れる気がする。だから絶対に挑戦を認めてもらわないと。DDTにメジャーのベルトを持って帰ります」
▼石井「自分は思うところがあって、これでアジアタッグ決まったと思ってる。アジアのベルトは一回、全日本を辞めた時点で夢のようなベルトでした。その夢が目標に変わった。その目標を獲りたいと思います」
◇第5試合◇
▼30分1本
○秋山準(14分10秒 片エビ固め)X宮原健斗
※リストクラッチ式エクスプロイダー
【宮原の話】「まぁ、これが今の俺の実力だ。俺は最初から言ってるように、飛び級してこの全日本のリングで上に上がっていこうとはこれっぽっちも思ってないから。今日の負けを心から受け止めて反省して、次に秋山大先生とやる時は勝って上から目線でものを語ってやる。このリングには戦ったことのない、チャンピオンベルトを巻いたことのある人がいっぱいいる。当たったことない人とシングルで当ててくれ」
◇第6試合◇
▼30分1本
諏訪魔 ○ジョー・ドーリング(18分01秒 エビ固め)大森隆男 XSUSHI
※レボリューションボム
◇第7試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜決勝戦/時間無制限1本
○曙(17分40秒 体固め)X潮崎豪
※ヨコヅナインパクト
☆曙が優勝
【曙の話】「今の気持ち? 今の気持ちはわかんない。とにかく目の前の一番を一生懸命やっただけ。相手だって熱いし、優勝したいだろうし、プロレスというか気持ちと気持ちの戦いでしたね。(後頭部から流血しているが?)正直言うと、あんまり今シリーズ調子がよくなかった。疲れが溜まると、ああいう血が出たりするんだけど、血の気が多いんで、たまに出てないとね。それをわかった上でトーナメント出たんで。もう一つ大変なことがありました。それを抱えながらこのトーナメント臨んだんですけど、8月31日、電流爆破がえらいことになりました。本当はドクターストップがかかってたぐらい。自分で決めて出た試合だし、契約選手一発目で休場というわけにはいかない。それを抱えて臨んで、負けた時に言っても言い訳になる。みますか?(とコスチュームをずらし、やけどの跡を披露)最初は肉だけだった。マイクで言ったように、契約したんで、多少疲れが溜まっても一生懸命やるし、自分の中で悩んだり、迷ったりしたけど、王道という意味はもちろん結果と試合内容、それプラス普通の人がやらないこと、普通の人が考えられないことをやる。男として腹を決めたことはやる。言い訳は使わない。それが自分の中で王道の全て。王道のチャンピオンとしてどうなるかわからないけど、会社が決めること。でもこの王道に優勝したことによって、これから曙のプロレス人生が開けるんじゃないかなと思います。残り少ないプロレス人生、一生懸命やります。このシリーズ、秋山さんはじめ、ロウ・キー、バンビ・キラー、最後に潮崎選手。正直言うとこのトーナメント、楽しかった。本当に楽しかった。次の曙のステップを見ててください。(三冠挑戦も決まりそうだが?)相撲時代と一緒で、リング上で内容を残すのみ。そんな簡単なものだったら、8年間もこんな苦労してないよ。内容残して会社に言わせないと」
全日本プロレスの王道トーナメントの決勝戦には全日本に入団したばかりの曙と潮崎が激突、試合は曙が自身の体格と張り手を生かして試合を有利に進め、潮崎もラリアットで流れを変えようとするが、ゴーフラッシャーが体重で押し潰されると、最後は曙が秋山を粉砕したパイルドライバーことヨコヅナインパクトで突き刺し3カウント、第1回目の王道トーナメントを制した。曙は8月31日の電流爆破マッチで腹部に火傷を負いドクターストップがかかっていた状態でトーナメントに臨んだが、1回戦で秋山を降して一気に勢いつけてトーナメントを制覇した。
三冠王座挑戦に関してはコメントの通り控えめな姿勢を示したが、10月に両国でのビッグマッチを控えているのもあり、元横綱が国技館で三冠王座に挑戦となれば話題にもなるため曙の挑戦はほぼ決定と見ていいだろう。
またDDTのチーム・ドリフの入江、石井が全日本初参戦し青木、宮本が迎え撃ったが青木組の連係の乱れを突いたドリフが青木を捕らえ、入江が青木を降しアジアタッグ王座挑戦に王手をかけ、ウルティモも地元である名古屋大会に特別参戦したが、世界ジュニア王座挑戦を視野に入れ継続参戦を示唆した。
秋山vs宮原は両者共正面からぶつかり合ったが、秋山にキラーが覚醒するて徹底的に痛めつけるも、宮原も懸命に食い下がる、宮原はジャーマンで攻勢にでるが、秋山は頭突きでだまらせるとランニングニーからのリフトクラッチ式エクスプロイダーで3カウント。宮原は敗れたが心は折れなかった姿勢だけはしっかりみせつけた。
10月に分裂後初の両国大会を迎えるが、おそらくだが武藤体制から決まっていた日程ではと思う、また今まで以上に厳しいものになると覚悟しなければならない、かといとって白石伸生オーナーがまたリングに上がるかというと、後方支援にまわったとはいえ、相変わらずマスコミへ向けてアピールしていることから大義名分を振りかざして再び上がる可能性も否定できないが、白石オーナーの再登場が観客動員に結びつくわけでない。
これは現在の全日本に対する苦言でもあるが、どんなに厳しい結果になろうが“金がある白石オーナーがいるから大丈夫”と思う人達もいると思う、確かに全日本が潰れなかったのは白石オーナーのおかげでもあるが、かといとって白石オーナーにすがり過ぎるのはどうかと思うし、好き勝手させるのもどうかと思う。 全日本プロレスは常に危機感をもって欲しいのだが… -
白石伸生オーナーが武道館進出と地上波獲得発言・・・解消されていなかったオーナーと現場との摩擦
デイリースポーツより
全日本・白石伸生オーナーが14日の横浜大会を観戦した。11日で社長職から離れた白石氏は「これからは一ファン」とし、10月1日から個人ブログを開設すると明かした。
団体を後方支援するオーナーとしては来年の日本武道館進出を宣言。さらに、来春の地上波民放での放送を熱望し「(プロレス普及のために)子供の時間がいい。TBSの土曜朝(10時台)の枠がいい」などと話した。
全日本プロレスの社長を辞任した白石伸生オーナーが10月1日から“一ファン”として個人ブログの開設、オーナーとしては来年日本武道館の進出と民放での地上波進出とまたマニュフェストを掲げた。
ブログに関しては全日本のオーナーという立場でいる限りは一ファンの発言では済まされないこと、武道館や地上波進出に関しては土台(選手層の薄さや観客動員の低下)がしっかりしていない状況で現場側に大きなリスクを課すのはどうかということだ。
9月27日にディファ有明にてマニュフェストどおりに無料興行を開催するが、確かに実行力は認めるし、白石オーナーがいなければ全日本は間違いなく崩壊していたのも事実である。
しかし地上波獲得と武道館進出は現在の全日本に求めているものではない、現在の全日本の現場側が求めているものは、若手不足の解消とファンとの信頼回復することでしっかり土台を固めること、全日本はやっと上向いてはいるものの課題は残したまま、おまけにオーナーと現場側との摩擦は解消されたわけでない。
白石オーナーが10月から開設するブログでどんな発言をするかわからない。わかるのは白石オーナーは後方支援にまわっても引き下がるつもりはなかったということ、ブログの発言次第では新体制の正体が見えてくるのではと思う。
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諏訪魔が三冠王者の強さを見せつけ宮原を降す!
9月14日 全日本プロレス 横浜ラジアントホール「王道トーナメント~2013オープン選手権~」 326人 超満員
◇第1試合◇
▼30分1本
○SUSHI (9分46秒 TEKKAMAKI)X渕正信
◇第2試合◇
▼30分1本
○ロウ・キー ダーク・クエルボ(10分10秒 片エビ固め)X井上雅央 佐藤光留
※ゲットースタンプ
◇第3試合◇
▼30分1本
秋山準 ○潮崎豪 鈴木鼓太郎(11分48秒 体固め)ジョー・ドーリング 西村修 X宮本和志
※ゴーフラッシャー
◇第4試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○バンビ・キラー(13分24秒 片エビ固め)XKENSO
※バンビデスショット
◇第5試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○金丸義信(7分26秒 飛びつき回転十字固め)Xディーロ・ブラウン
◇第6試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○大森隆男(9分59秒 片エビ固め)X青木篤志
※アックスボンバー
◇第7試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○諏訪魔(19分45秒 体固め)X宮原健斗
※ラストライド
<プロレス格闘技DXより>
【諏訪魔の話】「気持ちが強いのは前回よりわかるし、ここを変えていこうというのもわかる。でももっとやって大丈夫だ。まだまだ壊れないよ。張り手だな。確かにいいよ。鼓膜破れるぐらいのね。でもまだまだ表面上のダメージだな。シングルでそうそう長い試合やってないと思う。今日は試してみたけど10分いらないな。まだまだだ。(明日15日の2回戦でドーリングと当たるが?)ジョーとは三冠やろうと約束してる仲なんでね。こういう形で大阪でやれて、願ってもないこと。内容を充実させて勝ちにいくよ。ジョーにはエボリューションっていうタッグを呼びかけられてるのも十分わかってる。それも踏まえて明日、何を感じるか楽しみにしてます」
【宮原の話】「これが今の俺の実力だよ。さすが三冠チャンピオンだよ。強ぇ。でもそんな強いチャンピオンがいて、こんな楽しいことないよ。今日は完敗だよ。でも俺は全日本でもまれて上にいく。みとけ」
王道トーナメント横浜大会のメインでフリーとして全日本に参戦した宮原が三冠王者・諏訪魔とトーナメント1回戦で対戦、宮原は果敢に攻め込むが諏訪魔は動じず先手を奪われるが、エプロンからの飛びつきフェースクラッシャーから首攻めを展開し形勢逆転を狙う、しかし諏訪魔は払いのけた後でパワーで圧倒し諏訪魔優位のままで試合が進む。宮原はノーザンライトスープレックスを繰り出し、諏訪魔のラストライド狙いをDDTで切り返してから、二段式ジャーマンでぶっこ抜く、だが諏訪魔もラリアットから二段式ジャーマンでぶっこ抜くとラリアットの連打からラストライドで3カウントを奪い、三冠王者の強さを見せつけて2回戦へと進出した。
試合後も宮原は今後も全日本に参戦することを表明、現時点では所属にはならずフリーとしての全日本参戦だが、若手不在の全日本にとっては宮原は頼もしい存在になると思う。
王道トーナメントはバンビはKENSOを、大森は青木破るも、ディーロは金丸に逆転負けするという波乱が起きた。2回戦は曙vsロウ・キー、バンビvs大森、潮崎vs金丸、諏訪魔vsドーリングとなったが、自分的は秋山を破り勢いに乗る曙に期待したい。 -
新体制スタート、仕切り直しながらも全日本プロレスは一歩前進!
9月11日 全日本プロレス 後楽園ホール「王道トーナメント〜2013オープン選手権〜」開幕戦 865人
◇第1試合◇
▼30分1本
○KENSO 佐藤光留 (7分20秒 片エビ固め)西村修 X井上雅央
※葉隠れ
◇第2試合◇
▼30分1本
○ディーロ・ブラウン バンビ・キラー (10分06秒 体固め)X金丸義信 青木篤志
※ローダウン
◇第3試合◇
▼30分1本
大森隆男 ○宮原健斗(10分47秒 ジャーマンスープレックスホールド)諏訪魔 X宮本和志
◇第4試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○ロウ・キー(8分27秒 片エビ固め)Xダーク・クエルボ
※ゲットースタンプ
◇第5試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○ジョー・ドーリング(3分47秒 エビ固め)XSUSHI
※レボリューションボム
◇第6試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○潮崎豪(18分36秒 体固め)X鈴木鼓太郎
※ムーンサルトプレス
◇第7試合◇
▼王道トーナメント〜2013オープン選手権〜1回戦/時間無制限1本
○曙(11分45秒 体固め)X秋山準
※ジャンピングパイルドライバー
<プロレス格闘技DXより>
第2試合終了後、DDTの入江茂弘、石井慧介、高尾蒼馬のチームドリフがリングに登場
石井、「拝啓、初秋の候、全日本プロレスの皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。自分は昔からこの全日本プロレスに憧れてきました。そして一度は練習生として入門しましたが、全日本プロレスから逃げました。でもそれから王道と違う道で、この仲間たちと出会い、一緒に成長して来ました。それは昔から大好きだったこの全日本プロレスのベルトを巻くという夢をかなえることです。この仲間たちとなら、その夢をかなえられると思ってます。鈴木鼓太郎選手、青木篤志選手、僕たちのアジアタッグ挑戦を受けてください」
青木「とりあえず話が長い!全日本のファンはやさしいから面白いこと言うと思ってずっと聞いてくれてたけど、それがあるなら早く言ってくれ!俺はDDTとか他の団体とか関係ない。アジアも挑戦する人がいないから、こうして挑戦してきてくれてうれしい。挑戦受けるけど、他に相談しなきゃいけない人がいるから」
石井「これ、挑戦状なんで、いろいろ難しいこと書いてありますけど読んでください」
青木「とりあえず最後まで読んでおくわ。俺もできるように頑張るから、やることになったら一生懸命やろう」
【石井の話】「(改めて参戦表明の意味を)自分にとって全日本プロレスは特別なもの。いつかは挑戦したいと思っていて、今、自信があるんで行ってやろうと思いました。(アジアタッグ王者組については?)ノアの頃からずっと見ている存在でした」
【入江の話】「(石井のパートナーになる?)自分が行かせて欲しい。自分が行きます。石井さんの夢をかなえるためにサポートしたい。自分は“立ち向かう"をテーマにプロレスをやってますんで、DDTでトップを獲った次はメジャーのベルトに立ち向かうつもりでやりたい。(王者組について?)試合になれば誰が相手だろうが関係ないつもりでやってますんで」
【宮原の話】「つえーよ…つえーよ諏訪魔!! 嬉しい痛みだ、嬉しい痛み!! この痛みを待ってたんだ…。今日は10のうち2くらいしか出してねえ。一言で言わせてもらえば『超気持ちいい!』っすよ。これから“一人"で全日本プロレスのリングで新しい風を吹かす。自分で言った言葉には責任を持つから。新生・全日本に新しい風を吹かす。今日からスタートですよ!」
【諏訪魔の話】「生意気だな。もっともっとみせてこいよって。悪いもんになりたいなのか、いいもんになりたいなのか、どっちかハッキリしろ。(前日会見ではこのタッグ対決で宮原の覚悟をみると言っていたが?)まだまだ。でも意地はね。今度、張り手だけでやるか? フリーとしての覚悟、それはわかる。わかるけど、全日本に立つという覚悟、それはわかってないね。自分を考えるのか、団体、みんなを考えるのか。覚悟にも種類があるんだ。(9・14)横浜でやってみないとまだわからない。でも張り合ってきたってことは覚悟あるんだろうな。横浜は覚悟のぶつかり合い。そういうテーマが俺の中でできたよ。いやぁ効いたな」
【ロウ・キーの話】「とても楽しんだよ、久々の日本、そしてオールジャパンを。でも、俺はここに勝つために来たんだ。今日はワンステップに過ぎない。チャンピオンシップに挑戦するための。2013年は全世界で勝っていくつもりなんだ。簡単な道じゃないことは分かってる。次はアキヤマとアケボノの勝者か? どっちが来ようが俺は“グレイトガイジン"になるためにここへ来たんだ。(※コスチュームのアリストトリストマークを指差しながら)俺のブラックボスのためにも、このワールドワイド・トーナメントを制してみせる。ナゼダカワカルカ!? セカイノ、センシデスカラ!」
【曙の話】「(全日本所属としての初戦となったが?)いやぁ、楽しかったですね。正直言うと、緊張しました。メチャクチャ緊張しました。でもリングに上がって曙を応援してくれる人がいて…その人たちのためにも『やらなきゃいかん!』と。いやぁ、楽しかったです。試合というより、魂と魂の取り合いですね。フィニッシュ技を返されたのも初めて。さすがはプロレス界の横綱・秋山さんでしたよ。(最後はパイルドライバーで試合を決めたが?)それが“横綱インパクト"ですよ。新しく全日本に入って、新しいインパクトを与えないと『なんだ、何も変わってないじゃねーか』って言われてしまう。一つでも二つでも新しいファイトスタイル…今までの曙プラス激しいファイトスタイルでいきたい。正直トーナメント前には迷いもあったけど、やるからには勝つと。トーナメントは一つ落としたら終わりだからね。(次はロウ・キー戦だが?)今日と同じように挑戦者のつもりでやって、王道を“曙道"に変えてやる!」
全日本プロレスル「王道トーナメント〜2013オープン選手権〜」開幕戦をSAMURAIにて視聴、まず大会前には以前にも更新したとおり社長を辞任した白石伸生氏に代わり、取締役だった井上博太氏が11日付けで社長に昇格、その影響からかDDTからチーム・ドリフの三人が参戦表明しアジアタッグ王座への挑戦をアピールした。白石体制が継続されていたら、おそらく“鎖国”を理由にDDT勢の参戦は実現しなかった、新体制となった全日本は“王道復古”の推進と“鎖国”から“開国”への方針転換された現れなのではと思う。
本題の王道トーナメントは一番のベストバウトは潮崎vs鼓太郎のバーニング対決、NOAHでも何度も対戦している二人だが、潮崎のチョップに対し鼓太郎がエルボーで応戦する攻防は三沢vs小橋戦を彷彿させた、試合は潮崎が奥の手であるオレンジクラッシュからムーンサルトプレスで勝利を収めたが、鼓太郎にもう少し体重があれば勝敗もわからなかった試合だった。
メインの曙vs秋山は腰に古傷のある秋山にとっては体重にある曙は苦手なタイプ、そのせいか曙の体重を活かした攻撃に苦しむ展開が続く、秋山はフロントネックロックやランニングニーで反撃するがエクスプロイダーが体重で潰されてしまうと、最後は曙が新技であるパイルドライバーで勝利、曙のパイルドライバーは意外性もあり、腰の悪い秋山にとってもかなり堪えたと思う。
注目の宮原はタッグで諏訪魔と対戦、試合は宮原が奇襲を仕掛けて諏訪魔の不意を突くが、緊張していたのか奇襲の後が続かず反撃を許してしまう、試合は宮原が宮本をぶっこ抜きジャーマンで降したが、諏訪魔は大森に押さえられてカットに入れずというか、敢えてパートナーである宮本を見捨てた感じにも見え、余裕も崩していなかった、両者は14日の横浜大会で対戦するが宮原がどこまで諏訪魔の余裕を崩せるか。
大会全体の感想は白石氏が引っ込んだことによって(会場には来ていた)、リングの中の試合に集中が出来る環境が整い、仕切り直しながらもやっと前へ進むことが出来た大会だったのではと思う。【全日本】王道トーナメント開幕…「王道を曙道に変える」 新生・曙、入団初陣で対秋山に連勝▼バーニング対決 潮崎が鼓太郎を激闘粉砕▼フリー初戦で宮原が諏訪魔体感…後楽園大会 http://t.co/3wHpiJctDF #ajpw pic.twitter.com/ht5xe6Qntc
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) September 11, 2013サムライTV全日本プロレス後楽園大会生中継終了!実況席は蝶野正洋選手、元井美貴さんというかつてない布陣でした。リングサイドの迫力に元井さんは感動してましたよ。 #ajpw #samuraitv pic.twitter.com/rpsrresYZb
— 村田晴郎 (@MTharuo) September 11, 2013全日本プロレス王道トーナメント開幕戦!素晴らしい闘いを間近で観られて幸せでした!リピート放送もぜひご覧くださいませ♪ #samuraitv
— 元井美貴 (@motoimiki) September 11, 2013全日本後楽園大会、横綱が試合後のコメント出しているときまで、実に充実したいい表情をしていた。第一声も「楽しかった!」だったし、団体プロレスが肌に合うみたい。http://t.co/OgW3ZzxUjj pic.twitter.com/2HPuG9XfMY
— 佐瀬順一(SECOND WORKS) (@2works) September 11, 2013After Round 1, I will advance to Round 2 against my biggest opponent ever, 64th Sumo Grand Champion, Akebono.
— LOW-KI ロウ・キー セカイノ戦士 (@OneWorldWarrior) September 11, 2013ロウ・キーは全日ファン以外に良い釣りになりますねw 今回も目当てで来た人が多かったと思います チームドリフも含めて外に向けて良い人選したと思います 全日の風景がどんどん変わっていって楽しい 今回はロウ・キーよりクエルボが良かったと思います クエルボは計算できますね
— オミクジ (@omikuji1979) September 11, 2013二回目の新生全日本。 平日だけど前回の後楽園よりお客さん増えてた。毎回いく度に選手の皆さんイイ試合してるし納得。 不要なヤジもなく楽しい観戦でした! #ajpw pic.twitter.com/RuAPzZHIqT
— UDAシベリア (@udasiberia) September 11, 2013 -
曙が全日本プロレスに正式入団!新体制も内定で仕切りなおしも・・・・
<プロレス格闘技DXより>
曙が6日、都内・全日本事務所で会見し、9月1日付で全日本に入団したと発表。所属としての初陣となる『王道トーナメント〜2013オープン選手権〜』を制し、10・27両国大会での三冠戦実現を見据えた曙は、同席した白石伸生社長、渕正信取締役相談役に期待を寄せられ、「オーナーの期待通りにできるかわからないですけど、残りのプロレス人生暴れたい」と新生・全日本の看板を背負って戦っていく覚悟を示した。
◇
大相撲・第64代横綱の曙は2005年にプロレスデビュー。全日本を主戦場に、新日本、ノア、ZERO1などに参戦。フリーとして幅広い活動を繰り広げてきた。全日本参戦から8年近くが経過し、9月1日付で全日本の所属選手となることが決まった。一番の決め手となったのは白石社長の熱意だった。新生・全日本が誕生した今年7月、白石社長は「強い選手が報われる団体にしたい。絶対的な切り札として入団して頂きたいと思っていた選手」として曙に入団を打診。曙も「分裂して最初にオファーがあったのは今の全日本だし、熱い気持ちが伝わって、それも一番決めた理由」と快諾した。
所属となったことで、これからは全日本の歴史ある看板を背負って戦っていくことになる。現在44歳の曙は現役生活が決して長くないことを意識。7月から新生・全日本に参戦し、「みんな同じゴールに向かって力を合わせて頑張ってるのを感じてる。そういうのみてると僕も一緒になって何か作りたい」との思いにも駆られ、「残りのプロレス人生暴れたいですね。暴れていいよって(場を)作ってくれるところが新生・全日本」と再出発にかける覚悟を口にした。
入団後の曙にさっそく大舞台が訪れる。今月11日開幕の『王道トーナメント〜2013オープン選手権〜』だ。しかも9・11後楽園の初戦では秋山準と対決。今年4月のチャンピオン・カーニバル公式戦以来2度目の一騎打ちで、前回は曙が勝利している。所属としての初陣でいきなりの大一番。「初日から秋山戦。そのあとも相当なメンバーがいますからね。こういうのが大好き」と闘争心を燃やした曙は、「甘い話ではないんですけど、優勝して三冠ももちろん獲りたいんですけど、やっぱり国技館で獲りたいのが一番強い。9月を頑張って実現させたい」とトーナメント制覇を成し遂げ、故郷・両国(10・27)での三冠王座再挑戦を見据えた。
文字通りの大型戦力獲得に全日本がかける期待も大きい。「正式に入団してくれて、参戦してくれるというのは、ファンの皆さんに夢を与えることができて、うれしい限り」と渕取締役が喜びを口にすれば、2ヶ月かけて口説き落とした白石社長も「最強のファイターとして全日本の看板を背負っていただける。どこか遠慮がちなファイトで、フルパワー全開のファイトができてなかったのかなと。私は曙選手のリミッターを外した戦いをみたい」とリクエストした。
これには曙も「久しぶりにこれだけのプレッシャーの中で戦えるのは曙にとってもいい機会なんで、ギブ・アンド・テイクで頑張っていきたい」と誓うばかり。初めて団体の看板を背負った元横綱が残されたレスラー人生をかけて新生・全日本の発展に尽くす。
【曙の話】「今日から全日本プロレスの看板を背負って一生懸命、頑張りますので、よろしくお願いします。(入団を決めた一番の理由は?)白石オーナーの熱い言葉ですね。今までフリーでやってきて、何か目標があって目指したりとか、そういうのを失ってたんじゃないかなと自分の中で思って、残りが少ないんで、いつもマスコミの皆さんに言ってるけど、伝統の三冠のベルトを獲るまでやりたいと思ってる。前の全日本と今の全日本があった時、まさか呼ばれると思わなくて、白石オーナーからも連絡がありまして、相談したいことがあると。正直言うとびっくりしましたよね。打ち合わせの時の話で熱い気持ちが伝わって、それも一番決めた理由ですね。(決断にいたるまで迷った?)やっぱり迷いましたけど、正直言うと分裂して最初にオファーがあったのは今の全日本だし、オーナーが言ったように、まだ遠慮した試合運びをしてるかもしれない。それを本当にオーナーの期待通りにできるかわからないですけど、残りのプロレス人生暴れたいですね。暴れていいよって(場を)作ってくれるところが新生・全日本。(新生・全日本に上がって感じたことは?)確か現場の雰囲気が違いますね。現場の雰囲気が違うところが試合にも出ますね。みんな伸び伸びというんじゃなくて、僕にとって今、好きな試合、やりたいことをやらせてもらってる。フリーだったんで、会社内とかわからないんだけど、前までは控室にくるとみんな暗いし、暗い部分もリング上に出てた。今はそれが全くないんで。みんな同じゴールに向かって力を合わせて頑張ってるのを感じてる。そういうのみてると僕も一緒になって何か作りたいなと。(所属とフリーで気持ちの変化は?)今、正直言うとめちゃくちゃ緊張してますね。もちろんオーナーとミーティングさせてもらったんですけど、ここまで大きな期待をされてるというのは改めて感じまして、その期待にちゃんと応えられるように、今からそういう選手になっていきたいなと思います。(入団初戦が王道トーナメント1回戦で秋山戦となるが?)チャンピオン・カーニバルでやってるし、やっぱり秋山選手はプロレス界の横綱だし、本当に自分が生意気なことに聞こえるかもしれないけど、やっぱり曙はこれぐらいの試合じゃなきゃダメだって。今まで自分の中でありましたけど、今回も初日から秋山戦。そのあとも相当なメンバーがいますからね。こういうのが大好きというか。(優勝すれば三冠挑戦も見えてくるが?)それはそれとして置いておいて、まずは9月の王道トーナメント、十分暴れたいですね。(三冠戴冠は大目標の一つでは?)入った時から言ってるんで。甘い話ではないんですけど、優勝して三冠ももちろん獲りたいんですけど、やっぱり国技館で獲りたいのが一番強い。9月を頑張って実現させたい。(白石社長、渕取締役から大きな期待を寄せられたが?)新生・全日本のために頑張りたいし、久しぶりにこれだけのプレッシャーの中で戦えるのは曙にとってもいい機会なんで、ギブ・アンド・テイクで頑張っていきたいと思います」【白石社長の話】「本日は私の一番、新生・全日本になって現在、諏訪魔選手、秋山選手筆頭に徐々にではありますけど、感動、信頼、それから感謝というキーワードの元にお客様の信頼を得られるように選手たちがリング上で頑張ってます。もう一つ全日本を復活させたいテーマがあります。外国人選手が冷遇される団体もありますが、全日本は一時期、外国人天国といわれたように、常に公明正大にファイトを展開して、強い選手が報われる団体にしたい。絶対的な切り札として入団して頂きたいと思っていた選手が曙選手でした。日本古来の大相撲で頂点を極めた横綱で、それだけでも十分な勲章ですけど、プロレスの世界にも入ってこられて、各方面で大活躍されています。新生・全日本としては核となる外国人選手、最強というキーワードにふさわしい選手、所属になっていただきたいと思っていた選手でした。芸能でもプロレスの世界でも大活躍されていますし、あえて所属になる意義が少ないかもしれません。日本伝統をしっかり理解されていることもあって、古くて伝統のある全日本の王道を理解して頂き、所属になっても構わないという言葉を2ヶ月かかりましたけど、やっといただきまして、今日晴れて曙選手の入団を発表できることになりました。決まったスケジュールはありますけど、秋口ぐらいから基本的に全日本一本でファイトして頂きますし、今、秋山選手や諏訪魔選手、潮崎選手、ジョー選手、三冠に挑戦するメインイベンタークラスはたくさんいますが、新四天王があるとしたら、間違いなくその中の一人に入れるだけの度量と勇気と器とレスラーとして一番大事な人格を持っている。大相撲時代から一番大好きで尊敬できる人でした。入団して頂いて誇りに思いますし、これから最強のファイターとして全日本の看板を背負っていただけると思います。(いつ頃から入団の話を進めていた?)6月30日の両国で全日本は二つに分かれ、7月一日から新生・全日本がスタートを切りました。曙選手については昨年11月一日に全日本を買収した時から。そもそも全日本というのは強い者が勝つ。その一言。それがたぶんジョー選手についても曙選手についても、どこか遠慮がちなファイトで、フルパワー全開のファイトができてなかったのかなと観客としてみてて感じてました。私の体制で全力、全開のファイトをしてもらいたいと、6月ぐらいから残るだけじゃなく、所属も考えてもらいたいとお願いしました。あの相撲の世界で頂点を極めたのは生半可なものじゃない。しかもこれだけの立派な体格もありますので、曙選手がもしいろんな遠慮を取り払って全力ファイトを展開した時、無限大の可能性を秘めていると思います。新生・全日本に絶対必要な人と思い、連絡させて頂き、私のビジョンと思いを話させて頂き、やっと理解して頂けたと。フリー時代に契約したものもいくつかあると思うんで、年内はいくつかこなさなければいけない試合もあると聞いてます。そういうのが徐々になくなって、来年以降は全日本一本が原則。心は穏やかで優しい方ですから、ファイトを見てると相手を壊しちゃいけないという部分が多少あったのかなと。私は曙選手に入って頂くにあたって、フルパワーでいっていただいて構わない。相手が壊れてしまったら会社として責任もって面倒見ます。リングの上では遠慮はしない。とことん力と力、技と技、心と心でぶつかっていただくと。そこは相撲の心技体と同じ。私は曙選手のリミッターを外した戦いをみたい。横綱の張り手は大相撲の世界で一発で1トンといわれているもんですから、曙選手のリミッターを外したフルパワーがどれぐらいのものか、今回の王道トーナメントで全貌が現れると思います」
【渕の話】「曙選手がこうして正式に入団してくれるというのは、全日本にとってもうれしいことであり、また大きな力になる。本当に頼りになるというかね。そして次期シリーズはオープントーナメントという大きなシリーズがありますので、そこから正式に入団してくれて、参戦してくれるというのは、ファンの皆さんに夢を与えることができて、うれしい限りです。曙選手に関しては今が全盛期だと思う。いろんなチャンピオン・カーニバルとかリーグ戦にも出場したんだけど、今回の王道トーナメントは1回負けたら終わり。それに正式入団して出場するという心意気に僕自身、感動している部分があります。その力を今回、発揮してもらいたいという気持ちプラス、秋山自身は今年優勝してるんだけど、唯一負けてるのが曙なんだよね。そういう意味でこの1回戦は決して油断できない、1回戦としては一番の好カードだと思います。優勝11回だっけ、相撲とプロレスは違うかもしれないけど、1回負けたら終わり敗者復活戦もなし。一発勝負に慣れてる曙選手がどう爆発するか、僕自身、期待がありますし、この時期に正式入団してくれて、新生・全日本にとって凄い戦力になると思ってます」
全日本プロレスが会見を開き曙の入団を発表した。曙はフリーとして全日本、ZERO1を主戦場にしてきたが、今回は白石オーナーのラブコールを受けた形での入団とされているが曙に入団を薦めていたのは諏訪魔で、諏訪魔も白石オーナーや井上博太取締役に獲得を進言したことで実現の形となった。曙はレスラーとしての力量だけでなく元・横綱という知名度の高さを考えると、全日本にとっても大きな戦力になると思う。
また東京スポーツ誌上では井上取締役が社長を辞任する白石オーナーに代わって社長に就任することが報じられた。井上取締役は週刊プロレスでも特集されたとおり、白石オーナーとは正反対の常識人で、選手からも信任されていることから社長就任となった。
次期社長に関しては渕は社長・諏訪魔と副社長・秋山準の選手主導の体制を推していたが、秋山が固辞したことで断念、自分もまだ諏訪魔では全体のリーダーシップとりきれていないことを考えるとまだ早いと思っていたが、井上氏の起用は妥当といったところだと思う。
新体制がほぼ内定したことで全日本も「王道トーナメント」から仕切りなおしとなるが、問題は白石オーナーの推進する“ガチプロレス”路線は棚上げという形で見直され、“王道復古”路線が推進されること、会見でも口には出さなかったが白石オーナーのコメントを見る限りではまだ“ガチプロレス”は捨て切れていない、新社長に就任する井上氏は白石オーナーを止められるか、新体制となり曙入団という明るい話題が出来たが、まだ不安は拭いきれていない・・・ -
白石社長が辞任へ・・・王道vs白石社長は敵前逃亡で王道が勝利も・・・
8月25日 全日本プロレス 東京・大田区総合体育館 『SUMMER IMPACT 2013〜The beginning of evolution〜』1304人
◇第1試合◇
▼30分1本
○西村修(8分26秒 逆さ押さえ込み)X宮本和志
◇第2試合◇
▼30分1本
渕正信 ○SUSHI (18分02秒 TEKKAMAKI)本田多聞 X井上雅央
◇第3試合◇
▼30分1本
○秋山準(11分12秒 レフェリーストップ)X大森隆男
※顔面へのヒザ蹴り
▼エキシビジョンマッチ
○蝶野正洋 ジョー・ドーリング(8分52秒 STF)X白石伸生 KENSO
◇第4試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第92代王者組]鈴木鼓太郎 ○青木篤志(11分54秒 アサルトポイント)[挑戦者組] ドラゴ Xアルヘニス
☆鼓太郎&青木が3度目の防衛に成功
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第35代王者]○金丸義信(22分28秒 片エビ固め)[挑戦者]X佐藤光留
※タッチアウト
☆金丸が5度目の防衛に成功
◇第6試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合
[第46代王者]○諏訪魔(35分02秒 体固め)[挑戦者]X潮崎豪
※ラストライド
☆諏訪魔が2度目の防衛に成功
<プロレス格闘技DXより>
大田区大会開始前、邪道軍団が来場し、全日本側に白石社長あての人間爆弾要求書を手渡したこの日の大田区大会は新生・全日本初のビッグマッチ。白石社長に人間爆弾を要求していた大仁田厚が来場を予告していたが、白石社長は断固拒否。邪道問題は沈静化したかに思われた。
だが、そのまま手をこまねいている邪道ではなかった。この日の試合開始30分前、会場入口に大仁田の代理人として矢口壹琅、保坂秀樹、松崎和彦の邪道軍団が現れた。坂本信也広報が応対すると、邪道軍団は「興行を壊すつもりはない。社長を出せ。今日中に答えを出してもらわないと帰れない。社長を呼んでこい」と迫った。
坂本広報が「チケットをお持ちでない方はお帰りください」と制止しても、邪道軍団は聞く耳を持たず。会場内に足を踏み込みかねない状況となったが、パンフレット売店にいた和田京平レフェリーが「やかましい! お客さんが入れないだろ!!」と一喝。これには邪道軍も後ずさり。大仁田から預かった白石社長宛の要望書を坂本広報に手渡し、「早急に返事を出せよ」と念押しして去っていった。
大仁田からの要求書内容は以下の通り。
株式会社全日本プロレスシステムズ代表取締役 白石伸生 殿
拝啓
貴殿に対し、改めて
来る八月三十一日、横浜文化体育館に於いて行われる「横浜大花火」ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初!人間爆弾デスマッチ グレート・ニタ対キラウェア戦の「人間爆弾」として指名する!もう「贖罪」だ「謝罪」だの、心にも無いうわべの言葉だけ並べて綺麗事を言うな。貴殿の心に、もはや“王道"など存在しない。
安易な気持ちで、俺の歴史に触れた以上、絶対に逃さない!!
俺なりの“王道"を体感させてやる。
平成二十五年八月二十五日
邪道・大仁田厚
【秋山の話】「(KOという結果になったが?)まだこれからという時だったと思うけど、ぶち込む時はぶち込んでやろうと思ったら、ちょうどヒザにもアゴの感触があるんで、たぶん入ったんだと思いますよ。それもこれも別に、本人の受けるミスとだと思うんで。どっちにしろ、恥ずかしい負けだろうね。途中で試合が終わっちゃうんだから。俺はしてやったりだけど、アイツにしてみれば。(大森は以前の短時間勝負の再現を狙っていたが?)アイツはそういう意識があるって話も聞いてたから、狙ってくるんじゃないかと思ったし、俺も当時どういう感じだったかというのを今日来る前に(映像で)見たし。そうそう同じようには食らわないですよ。(KENSOの入場テーマが流れると)観に行った方がいいじゃないですか? 本日のメインイベントですよ。まあ、ここで蝶野&ジョーがどういう風にするのかしらないけど、お遊戯みたいなものが始まるんで。俺は"プロレスとはこういうもんなんだよ"というのを見せた方がいいかなと思って、思いきり叩き込みました。白石さんがリングに上がってくるのは、どういう意味があるのかをわかってもらいたいですね。今日、蝶野&ジョーはどうするのかわからないけど、こういうこともあるんだよというのはわかってもらいたいな。もし次にやることがあれば、俺がお相手します」
【試合後の白石社長&KENSO】
――エキシビジョンを終えた今の心境は?
▼白石「プロレスは凄いね。30年プロレスを観てるけど、中に入って、その凄さ、偉大さを痛感してわかりました。僕みたいな素人が入っても、ちゃんと魅せるプロレスをやってくれたKENSO、蝶野選手、ジョー選手…。プロレスは格闘技なのかスポーツなのかわからないと思うけど、でも何となく"プロレスがなんたるか?"がボンヤリと見えてきた気がするんで。僕の場合は表に出るとついついリップサービスをしてしまう部分があるので。9月から本業も忙しくなってくるんで、9月1日付けで社長は後任にバトンタッチします。ただ、それは人心が落ち着いてきたからという点と、全日本は人数は少なくなってきたけど、その分、KENSOを含めて、大森さん、秋山さん、諏訪魔君、みんなこの看板を守ろうという気持ちは伝わってくるんで。金じゃハートは買えないけど、僕はお金の面で全面的にバックアップして、必ず公約通り3年で業界のトップになると。僕はどんなビジネス分野でも必ず打ち勝ってきたんで。まあ、2強ブランドになった方が、選手もファンも選択肢が増えると思うんでね。バックアップに徹するという形に明日以降はしたいなと思います」
――これまでの清算という部分では?
▼白石「蝶野選手の気持ちがどの程度清算できたのかはわからないですけど、最大限…。それでも何の解決もしてないかもしれないですけど、ただ僕のプロレス改革をしたいという意気込みはたぶん蝶野さんには伝わったと思うので。プロレスファンの方々には自然と僕の人物となりが伝わってくると思うので。とにかく行動と実績で経営者は示していきますから。まあでも、僕としてはリングの上はレスラーたちに、今なら全面的に安心して任せられると。今回の巡業はほとんど5、6試合でしたけど、ヘタな消化試合をしたところで、お客さんは満足しないんで。1試合目から熱いファイトを展開するというのを見せてもらって。プロレスは命を懸けた究極のサービス業だと僕はわかったので、選手と一致団結して全日本プロレスの看板を守っていきますよ」
――コスチュームのモチーフは?
▼白石「これがうちのデザイナーが。極力衝撃に耐えられるもので、お客様に少しでも驚きを与えるのがプロレスだと思うので、ちょっと面白いものを作っていったら、こういう風になってきたんで。見た目はエンターテイメントでしたけど、中身は僕自身として最大限のフルパワーで、ガチンコで当たりにいったと思っているんで。それを見た観客の皆様、マスコミの皆様に、僕のファイトがどう映ったのか。それは皆さんにお任せしますよ。肋骨痛めても、何とか試合ができたんで。本当にパートナーのKENSOの助けに感謝しています」
――入場テーマの選曲については?
▼白石「最初に全日本を買った時は孤立無援の状態で、誰も話にならなかったけど、少しずつ話せばわかるという部分で、最後に渕さんが理解してくれたところもあったんで。孤独でもちゃんと話せばわかってもらえるということを伝えたかったんで、ああいう選曲になりました。僕はプロレスラーじゃないんで、戦闘モードを高めようというモチーフではなくて、私の心理状態を伝えたかったんでね。曲の歌詞がその通りだったので」
――KENSO選手は白石社長の戦いぶりを見て?
▼KENSO「まず社長がリングに立つというシチュエーションを受け入れてくれた全日本プロレスを愛するファンの皆さんに感謝の言葉を言いたいと思います。凄く温かい声援。僕はこれを想像できなかったので、その一言ですね。ファンの皆さんにありがとうございますと。これから新しいヒストリーができていく中で、今日は僕にとっても大切な日になりました」
▼白石「ファンの皆さんに感謝すると同時に、いろんな意見がありましたけど、最後は社長を頑張ってくれと送り出してくれて…」
▼青木「(アジアタッグのベルトを持って姿を現すと)社長、"試合が終わって余裕あるんだったら喋るな"と言ってましたけど、今日は余裕ありました?」
▼白石「余裕はないですよ。KENSOに助けられたところがありますし」
▼青木「じゃあ、俺を舐めないでくださいよ。こうやって喋れるだったら、タイトルマッチ終わった後、もう一発やってもいい。覚えておいてくださいよ(去っていく)」
▼白石「まあ、ああいう熱い選手がいる限り、僕は全日本も安心だと思っているんで。多くのレスラーは頑張ってくれと温かく肩を押してくれたんで、勇気を持ってリングに上がることができました。とにかく、ファンの方にはいろんな不満が残っているかもしれないですけど、僕はこれから全日本プロレスをバックアップするということで、長い目で見ていただいて判断してもらえたらなと思います。今日が最初で最後です、僕がリングに上がるのは」
【諏訪魔の話】「この3本のベルト…。最後の大仕事に立ち会えた。本当に幸せな気持ちです。鶴田さんが大田区で統一して始まって。で、新しい大田区でこのベルトが最後ということで、馬場家にちゃんと自分の手で返還したいと思います。(入場時にPWFのベルトを巻いていたが?)新生全日本プロレスになってから、このPWFのベルトの価値というか、意味というか。そういうのは凄く感じました。凄い勉強させてもらってますよ。この3本のベルトには一本一本に思いがあります。初めて獲った37代の時にこれ(インター)を巻いて、43代の時に吹っ切れて、UNのベルトで好き勝手やることを覚えて。今ね、こういう時期にPWFのベルトを巻く。まだまだこの3本のベルトをちゃんと巻くには器が足りないんだけど、この三冠のベルトにおんぶにだっこじゃダメだと思うんでね。新しいベルトの価値を上げていくと。それも、みんなで上げていくことになると思うんで。そして、信頼を勝ち取っていくと。まだまだ俺はたくさんやることがありますよ。本当の意味で、全日本プロレスが信頼を勝ち取っていく。その戦いはまだ続くと思うんで、頑張っていきたいと思います。(潮崎については?)厳しいし、強いよね。まだまだ決着が付いたとは思ってないし、このベルトに対する思いが少しだけ俺の方が大きかったのかなと。それだけで、アイツの意地というのは脅威ですね。最後の全日本コールというのは…嬉しいですよね。それもこのベルトに対して全日本コールをしてくれたかもしれない。次は自分の実力で起こしてやろうと思ってますよ。(王道トーナメントに向けては?)強いメンバーですけど、新しいトーナメントなんでね。そこは初代王者を目指して頑張りたいと思います。(ホッとした表情を見せると)新生全日本になって、まずは最初のビッグマッチ、節目を終えられたと。ちょっと今は安堵感で…。まだまだいっぱい課題はありますよ。でも、ひとつの節目を、課題もありつつ乗り越えたその安堵感で…。今日はこのベルトと一緒に寝たいと思いますよ」
白石体制となって初のビッグマッチが大田区大会で行われたが、開場前には大仁田が邪道軍団を引き連れて現れ来場しようとしたが、UWFに押しかけた時のように全日本側は「チケットをお持ちでない方はお帰りください」と追い払おうとするも大仁田も譲らず、結局大仁田とは全日本時代から知っている和田京平レフェリーが一喝したことでやっと追い払った。
そして第3試合では秋山が次期三冠王座挑戦者候補である大森をKOして勝利、しかし秋山の試合後は白石社長のエキシビジョンに対して『本日のメインイベントですよ』『お遊戯みたいなものが始まるんで』と皮肉を込めて辛辣なコメント、そして「蝶野&ジョーはどうするのかわからないけど、こういうこともあるんだよというのはわかってもらいたいな。もし次にやることがあれば、俺がお相手します」とまた白石社長がリングに上がって試合をするようなら自分が相手にして潰すと明言した、そういった意味では大森戦でのKOは白石社長へのメッセージの意味が込められているのか?しかし王道を巡って秋山と白石社長との対立は避けられないものになりつつある。
休憩中のエキシビジョンでは白石社長は防護用モビルスーツを着用して試合に臨みローキックやミドルキックを繰り出すも、二人にはまったく通用せず徹底的に痛めつけられる、KENSOの援護を受けて白石社長は蝶野にSTFを決めるも、蝶野に逆に決められてしまいタップ、館内は白石社長へ声援は贈るもほとんどが“茶番”“お笑い”として受け止められていたという。
バックステージで白石社長は8月いっぱいで全日本社長を辞任し後任は白石社長側から派遣することを明言した、理由は白石社長は多忙としているが、アジアタッグ選手権を終えた青木が白石社長に詰め寄ったところを見ると、一連の発言を受けて秋山だけでなく他の選手からの反発を受けて引き下がるざる得なかったということなのか、今後はバックアップに徹するそうだが、それだったらなぜ武藤体制のときにそうしなかったのかと思いたくなる。
メインの三冠選手権は序盤両者共肉弾戦を展開するも、諏訪魔が万力スリーパーを駆使してグラウンドで潮崎のスタミナを奪いにかかる、グラウンドとなるとレスリングに長ける諏訪魔が上か、潮崎はチョップやラリアットで流れを変えトペスイシーダを繰り出す。リングに戻った潮崎はラリアットからゴーフラッシャーを決めるも、フランケンシュタイナー狙いは諏訪魔がパワーボムで叩きつけて譲らない。終盤ではジャーマン合戦を展開し潮崎はリミットブレイクを狙うも、諏訪魔がバックドロップ、ラリアットを狙う潮崎をかんぬきスープレックスで投げ、最後はラリアットからのラストライドで諏訪魔が35分を越える熱戦を制して王座を防衛、三冠ベルト最後の防衛戦に相応しい名勝負となった。
今回の三冠戦は三冠ベルト最後の防衛戦だけでなく、王道プロレスに無理解な白石社長との戦いも三冠戦のテーマだった、しかし結果は白石社長はエキシビジョンは行うも三冠戦を見る前に辞任表明をしたことで敵前逃亡し、三冠戦で全日本コールが巻き起こったことで王道が勝利を示したのだ。
ただこれで全てが収まったかというとそういうわけでもない、白石社長を引っ張り出そうとしている大仁田、白石社長に不信感を抱いている秋山らバーニング勢とは結局向き合わないままで終わったことを考えると、混乱は未然に防いでも火種はくすぶり続け、白石社長次第ではいつ燃え上がるかわからない。大会はどうにか成功はしたが、全日本はまだ爆弾を抱えたままだ・・・・ -
中途半端な贖罪
(プロレス☆格闘技DXより)
8・25大田区大会でエキシビションマッチに登場する白石伸生社長が22日、都内・全日本事務所で対戦相手の蝶野正洋アドバイザーとともに会見。これまで問題発言を連発して物議をかもしてきた白石社長だが、最初で最後のリングデビューを「全ての言動の終結マッチ」と設定し、「この大田区をもって完全に裏方に徹する」との誓いも立てた。
◇
8・25大田区大会は新生・全日本初のビッグマッチ。すでに三冠ヘビー級選手権試合「諏訪魔vs潮崎豪」を筆頭にラインナップが出揃っていたが、蝶野アドバイザーが「全日本が一丸になってやるということであれば、白石代表、そこも含めて出てこい」と主張。「実際、不愉快な、業界人としてあるまじき行為、行動であったり、今回の騒動であったりということに対して、白石社長に対して非常にたまったものがある」との不信感も払拭すべく、白石社長にリングデビューを迫った。当初は拒否するつもりだった白石社長だったが、「全ての言動の終結マッチ」と設定。過去の問題発言の数々をファン、関係者に謝罪する意味も込め、リングデビューを決意。KENSOと組んで蝶野&ジョー・ドーリングと対戦するエキシビションマッチが決まった。
素人がリングに上がるとあって、批判的な声も避けられない。現場からも不満の声がもれ聞こえてきている。それでも「新生・全日本プロレスの大切なビッグマッチということで、会社をあげてやらなくてはいけないと聞いています。であれば、社長も問わず、上がるべき」と蝶野の考えは変わらない。「どの試合が一番話題を持っていけるのか、常にそれと戦ってきた」と新日本時代を振り返り、「自分たちの試合(エキシビジョンマッチ)に話題を持っていかれないくらいの試合ができるのか」と選手たちに課題を課したうえで、白石社長には「現場と経営のひと区切りをさせて、きれいなスタートをすべきではないか」と表舞台に出ようとする傾向の強い白石社長に釘を刺した。
もちろん白石社長もそのつもり。7・28後楽園大会の試合前には渕正信相手にプロレス流トレーニングを体験したことで、「プロレスラーの凄さ、痛み、何十年も練習しないとできない」と痛感。「この大田区をもって完全に裏方に徹する。他からも声が掛かっていますが、僕からリングに上がることはないと。最初で最後と覚悟を決めて上がりたい」とキッパリ宣誓した。
当日は「極力プロのレスラーの衝撃を最大限吸収できる素材を使ったプロテクター」を装着したうえで臨むつもり。「当たって砕けろの精神で特攻していきたい」と意気込む白石社長は、体を張っての贖罪に挑む。
【会見における蝶野、白石社長】
▼白石社長「渕さんから許可も出てエキシビジョンマッチを行うことが決まりましたが、プロレスのリングはプロレスラーが上がるものですので、最初はお断りしたわけですが、蝶野さんから今までの過去の清算マッチという意味で、いろいろ渕さんとも話した結果、最終的にお受けすることにしました。2013年1月からアドバイザーとして全日本プロレスに参画して頂いたわけですけれども、いろいろあって分裂したわけで、そんな中、今まで感情を出すこともなかったわけで、今までよく我慢してもらっていたなぁという部分もあり、そういった部分でも清算できればという意味も込めて(エキシビジョンマッチを)受けることにしました。今回のエキシビジョンマッチは、僕的には成り立たないと思っています。素人の僕がじゃれあってるようなものですが、僕なりにトレーニングをして(臨む)。今回の大田区大会は、素人の頑張りというよりも、プロの3選手の、プロレスというものの深みが感じられると思います」▼蝶野「あと3日ですか、大田区大会。新生・全日本プロレスの大切なビッグマッチということで、会社をあげてやらなくてはいけないと聞いています。であれば、社長も問わず、上がるべきではないかと頭の中に浮かんできた。試合に関してはこれは無理が出てくるんじゃないかというのは私も感じています。また、現場の選手たちからも反発が出てきた。じゃあ興行的にそんな余裕があるのか。あとに三冠という試合があるのだから、逆に自分たちの試合(エキシビジョンマッチ)に話題を持っていかれないくらいの試合ができるのか。自分は大会の中で、どの試合が一番話題を持っていけるのか、常にそれと戦ってきた。今この全日本プロレスの中で一番話題的に面白いのは何かといったら、白石社長しかないだろと。それぞれが皆、立場、状況、考え方が違うだろうと思います。自分としては白石社長に対して、ビジネスマンとしてのリスペクトはあります。プロレスに対しては、自分は30年近くなりますけど、まだ分らないことがたくさんある。それくらい難しいビジネスだと思っている。だからこそ、現場と経営のひと区切りをさせて、きれいなスタートをすべきではないか。そういった意味でリングに上がってもらう。まだ分らないと思うけど、リングに上がる前日、リングに上がる前になってきたら、物凄い恐怖感、不安感いろいろなものが来ると思います。俺はリングに上がった以上はプロとしての仕事をするつもりだし、加減もないです。ましてやパートナーはジョーという外国人。彼に関しては感情のコントロールが一番課題の選手だし」
▼白石社長「この大田区総合体育館大会をもって、全ての言動の終結マッチと位置づけさせて頂きたいと思います。前回、渕さんと練習させていただいて、プロレスラーの凄さ、痛み、何十年も練習しないとできないということがよくわかりました。この大田区をもって完全に裏方に徹するとさせていただきたいと思います。他からも声が掛かっていますが、僕からリングに上がることはないと。最初で最後と覚悟を決めて上がりたいと思います。ただ、今回は大怪我したくはないものですから、私のコスチュームというか、モビルスーツですね。極力プロのレスラーの衝撃を最大限吸収できる素材を使ったプロテクターをつけた上でリングに上がりたいと思います。当日お客様には、その分、見た目エンタメチックになってしまいますが、ファイトスタイルはガチンコで、僕は選手に当たって砕けろの精神で特攻していきたいと思います」
全日本プロレスの白石伸生社長が8月25日、大田区大会で行われるエキシビジョンマッチに向けての会見が行われたが、感想はというと“呆れる”“情けない”に尽きる会見だった。
白石社長はリングデビューを諌めようとする渕正信取締役相談役に対して
(渕正信ブログ 酔々ブルースより)
http://pure-city.jp/fuchi/2013/08/post_1292.html
贖罪(しょくざい)。罪を許して貰いたく謝罪したいという意味らしい。それにしても、蝶野は大変なカードを要求してきた。8月25日大田区総合体育館の最初の予定カードはkENSO対ジョードーリングのシングルマッチだった。それが要求カードは蝶野、ジョー組対kENSO、白石組(笑)。おいおい、白石ってオーナーのことだろ?まるっきりのド素人だぜ!これじゃ京平ちゃんじゃなくとも反対だな。
たしかに私とリング上でスパーリングまがいの公開練習をやったけど、あれはあくまでも練習。練習と本番の試合でははっきりと違う!私との練習でも息が上がるのが早かった。まして試合となりゃスタミナの配分が数段むずかしくなる。白石はそれまで身体を鍛えると言っているが、そんな一朝一夕で試合が出来るほどプロレスはそんなに甘くはない!
それに蝶野はまだまだその気になりゃトップの実力を持っている。こんなカード組んだら、それこそ残酷ショーになりかねない!こんなカードは無理だと昨日白石に諫言するため会った。その時、彼の口から出てきた言葉が贖罪だった。
「この春の私の一言一言がプロレスファンの皆さんを傷つけてしまった。大いに反省しています。リング上で頭を下げても中々許してくれないでしょう。全日本が分裂したのもすべて私の責任であろうと思われてますから。それには少々異論があるんですが(笑)。ともかく私は身体を張ってプロレスファンの皆さんに贖罪をしたいんです。
渕さんとの練習でも自分なりに身体を張りました。そして今度は蝶野さんとの試合。自分は身体がボロボロになっても構わない。自分なりの贖罪の方法はこれしかないと思ってます!」「単なる目立ちたがり屋の出たがり屋にも見えるけど(笑)」「たしかにそれもあるんですけど…実は私は昔から蝶野さんのファンで」「えっ!猪木さんとか武藤のファンじゃないのか?」「いえ、本当は蝶野さんの…」「本当かよ!」「本当です。そんな蝶野さんが対戦相手に自分の名前を出してくれたもんですから、これはやるべきだと」「蝶野は甘くないぜ。それにわかってると思うけどプロレスも」「はい、だけど…」「ファンに対する贖罪ということで」「贖罪?…もちろんです!そうですそうです、贖罪です(笑)」
「おいおい!」。(プロレスファンも甘くないぜ)と喉元まででかかったが一応押さえた。なんというか、やるとしても正式な試合って訳にはいくまい。エキジビションマッチとしての可能性はあるがな…。どうなるやら…。
昨日新日本プロレスの小島聡がツイッターで
観て、感じた事が全てでしょ?そんな事考えながら観て、面白いですか? RT @shotaryota1: @cozy_lariat プロレスは!やらせじゃない!ですよね!なんか学校の先生がやらせとか言ってるんですけどいちよう女子プロレスのかたにきいたらやらせじゃないといつていたので、
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) August 22, 2013プロレスが、ヤラセかヤラセじゃないか?なんて愚問だと思う。痛くないのに痛いふりをして油断させたり、痛いのに痛くないふりをして意地を張る時もある。相手選手、お客さんとの駆け引きも凄く重要だし、ただ単に勝敗を競っいてる訳じゃないから。ただ、どう言われても、命だけは張ってます。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) August 22, 2013残念だけど、初めからヤラセという人は、選手が流血しようが、大怪我しようが…極論、亡くなってしまったとしても「ヤラセなのに大変だったね」という言葉を出すでしょう。それは、本当に悲しくて悔しい事だけど…その何十倍、何百倍もの人がプロレスで感動してくれていると思えば、自分は頑張れます。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) August 22, 2013
プロレスはヤラセなのかという問いに答えていたが、レスラーがこれだけのことを答えているのに、プロレス団体の社長が中途半端な覚悟のままでリングに上がりファンへの贖罪を訴えようとしている、はっきり言って中途半端な覚悟であがるならリングに上がらなくていいし、中途半端な贖罪だったらいらない、怖いんだったらリングに上がるな!他のレスラー達がいい迷惑だ、
ふざけんな!!!! -
選手らの反発?で一転して大仁田来場拒否も・・・
(全日本プロレス公式HPより)
http://www.all-japan.co.jp/news/detail.php?id=2112
大仁田氏の反論コメントに関して
「私は、大仁田氏が全日本プロレスでプロレスを学び、邪道?の道へ歩まれたことは、きっと、プロレスの痛みを もっと一般の方々にアピールしたかったのであろうと解釈しておりました。そこで大仁田選手に原点回帰を促したつもりでした。
しかしながら、馬場さんから受け継いだDNAを完全に放棄されたのであれば、私は大仁田氏に興味は微塵もありません。 神聖な全日本プロレスのリングを跨ぐことはおろか、彼に三冠戦を見ていただく必要などないと考えます。
従いまして、8月25日の弊社主催の大田区大会にご招待するつもりでおりましたが、伝統の三冠戦を侮辱された以上、来場はお断り申し上げます。 命がけで壮絶な前哨戦を戦ってきた、諏訪魔選手・潮﨑選手に大変失礼だと思います。 彼が邪道から改心し、王道に回帰したい、というのであれば、全日本プロレスはいつでも、力を貸したいと思います。
また、横浜大花火に私が招待されておりますが、関与するつもりはありません。 過去の電流爆破試合も見させていただきましたが、大仁田選手のプロレスは、今の全日本プロレスの王道スタイルからは対角にある物だと思っております。また大仁田氏から、「命懸け」で来い!と言われておりますが、素人の私に「命」を賭けろと言うのは筋違いだと思っております。 私が大仁田氏に謝罪したのは、過去の大仁田氏の生き様に対しストレートに批判しすぎたことであります。
しかし、どうしても 別の形で謝罪せよ、というのであれば検討は致します。ただ私の考えるところのプロレス道とは、プロレスファンの皆さんに、心底楽しんで頂けるような 明るく、楽しく、激しいプロレスです。そんな大会であれば、心からご協力させて頂きます。結論を申しますと、王道のかけらもない、あなたに協力する気持ちは一切ございません。 白石伸生」
失言のツケというマニュフェスト: http://iga23.iga-log.com/Entry/413/
全日本プロレスの白石伸生社長が大仁田厚の反論コメントや来場予告に関して見解を出し、三冠選手権を侮辱したという理由で来場を拒否、大仁田とは二度と関わらないことを発表した。
前回の発表のときは明らかに大仁田を挑発する態度を取り、案の定大仁田が怒ったことで大仁田の参戦までの道筋は出来ていたが、ここに来ての態度の急変、理由は諏訪魔の保持する三冠統一ヘビー級王座に挑戦が決まっている潮崎豪が東京スポーツ誌上で「素人が上がるなんてNO。そこで死んでも知らないよ「「とにかく邪魔すんなって。俺は3冠戦に集中する。3本のベルトを争う最後の試合なんだぞ。勝手にやってろ」と怒りを爆発させていたことから、選手らからの反発があり白石社長も反発を抑え切れなかったということなのだろうか・・・
しかし白石社長も大仁田に対して“改心”“王道のかけらもない”など言葉を使っていることから選手らの反発には若干の抵抗を示していたのではと思う。
これで大仁田がスンナリと引き上げるかどうかわからない、わかるのは全日本全体が大仁田を歓迎していないこと、また白石社長自身も諦めていないことだ・・・ -
失言のツケというマニュフェスト
(大仁田厚から全日本プロレス・白石伸生社長に贈られた書面)
株式会社 全日本プロレスシステムズ
代表取締役 白石伸生 殿
拝啓本日、貴殿から発せられたコメント文面を拝読した。長州力選手、そして大仁田厚に対して過去のコメントの贖罪としてエキシビジョンマッチを体感すると…。
貴殿が試合する事で何を償うのか?
邪道・大仁田厚、来る8月31日に開催される「横浜大花火」ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初!人間爆弾デスマッチに於いて、貴殿に「人間爆弾」として電流爆破を体感する事を要求する!
貴殿がこれまで「線香花火」「ロートル」と揶揄してきた事に対する贖罪の気持ちがあるのならば、断る理由はどこにもない筈だ。
俺の古巣である、全日本プロレスを率いる男としての、魂こもった返答を待つ!
敬具
平成25年8月15日
邪道・大仁田厚(全日本プロレス公式HPより)
「横浜大花火で人間爆弾として電流爆破を体感することを要求する」という手紙を頂きましたが 今は大田区体育館で行うエキシビジョンに向けて最終調整しており、いきなり大花火と言われても線香花火との違いもわかりません。
あなたが、プロレス大好き人間なのは認めますが、なぜ、電流爆破でなく、肉体と肉体のプロレスをされないのですか。
あなたなら、もう一度、馬場さんに教わったプロレスが出来るはずです。
邪道ではなく、王道の精神を再度思い出してください。
電流爆破が凄いのかはわかりませんが、今の全日本の凄さを見てから、発言されることを希望します。
素直な気持ちで、大田区の三冠戦をみてみてください。
きっと、あなたのプロレスラーになった原点がそこにあるはずです。」大仁田厚が全日本プロレスの白石社長に対して、8月31日『横浜大花火』に来場して『人間爆弾』になるように要求したことを書面にして全日本プロレスシステムズに送付したが、白石社長が公式HPで見解を更新、ジャイアント馬場さんの王道を出して拒否を示した。
これで大仁田は納得するかというと納得するわけがなく、自分もガチプロレスを提唱している白石社長が理解もしていない王道を利用するというのも納得できない。
蝶野との禊マッチや、大仁田とのやり取りは全て白石社長の過去の発言のツケから来ている。
白石社長はツイッターで
ファンとの約束事。 1.和田レフリー復活 クリア 2.川田選手登場 クリア 3.クマ 用意できているが、周りの許可待ち 4.大物外国人 王道トーナメントで登場 5.平井選手への補償 関係者通じて提案振るも旧経営陣への怒りが 大きくあいたくないと返事。
— 白石 伸生 (@19721868) July 31, 2013FBで掲げたマニュフェストのほとんどを達成していることをアピールしているが、それが全日本プロレスの信用を回復したのかというと、自身のツケを解消したに過ぎず、全日本の信頼回復には至っていない。
久しぶりに公式HPで見解を出した白石社長だが、王道を理解していないのにも関わらず自身の論理で王道を語ってしまった、これも受け止め方次第では選手だけでなくファンからの反発も必至だと思う。
週刊プロレスでコラムを連載している秋山準が今週分のコラムで「ファンとの信頼関係っていうのは、やっぱり『お客さんの思いを裏切らない』ってこと、それが「次はどうなるんだろう」って期待させるような裏切られ方だったらまだいいけど、『こんなの見に来たんじゃないのに』って思ったときには、もう来てもらえないからね」「この前も(7・28後楽園)も『来年、テレビをスタートさせる』とか言っていたみたいだけど、みんなの前で言ったからにはちゃんとやれよ、出来ないんだったら言うなよって。それなんだよ、信用をなくすというのは」と、また白石社長に苦言を呈した。
リング上に上がったときは“反省”をアピールしているが、相変わらず失言の連発で自身の首を絞めまくっている・・・、失言のツケというマニュフェストを解消することが全日本の信頼回復に繋がるのか考えてほしい。
(追記 週刊プロレスモバイルより)
大仁田「一説にはごもっとものように聞こえるけど…ひとに謝っといてよ、『ごめんなさい』とか言っておいてまた、こういう手紙をよこすっていうのは、舌が乾かないうちに早すぎるよ。顔じゃない。10年早いって。エキシビションマッチ? プロレスを体感する? しょせん身内のじゃれあいだろ、エキシビションなんて。みんなが無料でやってるならいいよ。ギャラはどっから出てんだって話だろ。それから大仁田、長州に対して申し訳ないと文面で吐いた以上は、もうちょっと低姿勢になってもいいんじゃないか? 三冠のすごさを体感しろ? 俺は歴代のNWAチャンピオンからずっと体感してんだよ。
白石オーナーがテレビで見てた時代から、俺はリングサイドでジャイアント馬場さん、ハーリー・レイス、ジャック・フリスコ、テリー・ファンク、ドリー・ファンク…歴代のNWAチャンピオン。それからジャンボ鶴田さんの試合、いろんなもの見飽きるほど見てんだよ。体感もした。だけど自分の行きつくところは邪道という道しかないと思って、俺は邪道というひとつの空間を作ったんであって。ジャンルはいろいろあるんだよ。新日本プロレスがあればZERO1もあるわけだろ。ジャンルにとらわれないひとつの分野を作ったわけだ。ガタガタ講釈述べやがって。聞こえ的にはもっともらしいけど、オマエ、全然反省してないじゃないか! 白石! あえて白石と呼ぶ。オマエは反省の色がまったくない!ひとに謝っといて2日後には俺に講釈たれんのか!? 俺はこの世界にもう37年生きとんのじゃ。
オマエに講釈言われたくない。三冠戦っていうのはな、誰が築いた? 馬場さん、鶴田さん、三沢選手、小橋選手、川田選手。こういうひとたちが作ったんだよ。オマエらのニセモノの三冠戦じゃねえんだよ。そうじゃねえか? 申し訳ないけど三冠戦以上のものを俺は見てきた、ハッキリ言って。いまの三冠戦以上のものを見てきた。三冠戦に興味なし。ただし、オマエのエキシビションは見にいく。8月25日、大仁田厚、大田区体育館に…招待されたんだろ? 何十年か前にUWFに行った時に『チケットありますか?』って言われたからよ(苦笑)。これはあくまで招待だな? 白石オーナー、大仁田厚、8月25日、大田区体育館、乱入じゃなく招待として正式に来場します。あと言っといてくれ。うちら全日本を勉強するために邪道軍団、4人から5人で行くって」
白石社長の公式見解を受けて大仁田が会見を行ったが、案の定激怒し「やっぱり反省していない!」ということで、邪道軍団を引き連れて殴りこみをかけることを宣言した。
大仁田が現役レスラーとして“古巣”である全日本に上がるのは27年振りの最初の引退式以来、1998年にFMWを追われた際には新日本プロレスだけでなく全日本プロレスにも参戦要望書を出していたが、ジャイアント馬場さん個人は大仁田は可愛がっていたものの、当時の全日本は『三沢革命』を提唱していた三沢光晴が現場を仕切っており、また三沢自身も大仁田に対して良い感情を持っていなかったのもあってか、馬場さんも三沢の意見を無視することが出来ず大仁田参戦を断っていた。(この時は金沢克彦氏によると大仁田は馬場さんに対して恨み言を言っていたという)
全日本も現在ツアー中だが白石社長も大仁田とは旧知の間柄である渕正信取締役相談役と相談した上で公式見解を出したのか?相談もせずに一人で勝手に見解を出してしまったら、それこそまた失言で秋山の言うとおりファンだけでなく選手からも不信感を抱かれてしまう。
白石社長のリングデビューは自分的にはプロレスの厳しさを知ってもらいたいということで賛成だったが、自分の発言のツケを解消するためにリングデビューするなら猛反対、解消したいのであれば現場のスタッフや選手らを信用して黙っていることが一番なのではと思う。
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“制裁”という大義名分
(週刊プロレスモバイルより)
「横浜大花火」におけるグレート・ニタvsKILLER“ANY”WHERE(キラウエア)の特別試合が正式決定。試合形式は前代未聞の「ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初! 人間爆弾デスマッチ」となったが、何といっても目を引くのが初の試みとなる「人間爆弾」。これは闘う2人以外に爆弾を背負った第三者が「人間爆弾」となり、何らかの強い衝撃によって爆発するもので、意思を持つ凶器だけにニタ、キラウエアどちらが爆弾のエジキになるかまるで予想ができない。気になる「人間爆弾」について、お盆休みのニタに代わって会見に臨んだ大仁田厚は、因縁浅からぬ全日本プロレスの白石伸生社長を指名。「人間爆弾、決定じゃ!!」と一方的に宣言した。
沖田「この人間が、前回の有刺鉄線バットのように強い衝撃を与えると爆発するということで、人間爆弾が自らニタなのかキラウエアなのかどちらで爆発するかわかりませんが爆発をすると。今までで一番危険なものになっています」全日本8・25大田区でエキシビションデビューする白石社長は「私の過去のコメントで長州力選手や大仁田選手はじめ傷つけてしまった方がいます」などと再び大仁田らの名前を出してコメントしている。
大仁田「(机をドン!と叩き)俺もある種のプロレス界のA級戦犯になってることはちゃんと認めてます。だけどアイツに関しては、今までひと言も発しなかったですけど、俺以上のトリプルA級戦犯と言っても過言じゃない。金を出したからってオーナー気取りもいいかげんにしろよ。何がエキシビションだ、ふざけるな! そんなことでオマエの贖罪になると思うのか! 俺はアイツに触れるつもりは今までまったくなかった。知ってるよ、電流爆破がオモチャだとか何とかかんとか。それを黙って辛抱したらいつの日かわかってもらえると思って…子供の遊びじゃねぇんだ。何がエキシビションだ、いいかげんにしろよ。全日本プロレスはアイツのものじゃねぇ。それだけ頭に入れとけ。俺も全日本プロレスに関わった人間だし、全日本プロレスの新人第一号だ。あえて言わせてもらう。亡くなったジャンボ鶴田さんやジャイアント馬場さんが作った全日本プロレスだ! プロレスに泥を塗っただけじゃなく亡きジャンボ鶴田さんやジャイアント馬場さんに対して泥を塗ったんだ! よーく覚えとけ! 白石オーナーよ、よーく聞け。オマエの罪はそんなことじゃ絶対に消せない。そして分裂に追い込んだのもオマエの責任だ。そんな罪を消したいなら、ホントに心の底から改心してるなら、俺に『ごめんなさい』って言ってるんだろ? じゃあ、人間爆弾は決まったようなもんじゃ。オイ、司会者、人間爆弾、白石オーナーに決定だろうが。交渉しろ。断る道理はねぇ! 白石オーナー、正々堂々と、8月31日横浜、人間爆弾としてリングに上がれ! それでもプロレスファンが認めてくれるかどうかは俺にはわからん。だけど第一歩としてはいいだろ。命を懸けて来い。(電流爆破を)線香花火がどうか知らねぇけど、言ってたなぁ。線香花火かどうか自分で体感しろ。エキシビションやるんだろ? 試合やるんだろ? 白石オーナーよ、断る理由なんかオマエにまったくない! 白石オーナー、人間爆弾、決定じゃ!! どんなことをしても白石を引っ張ってこい! 今日中に正式に書面を作って送れ。速達だぞ」
14日に8月31日横浜文化体育館で行われる「横浜大花火」の会見が行われ、大仁田が全日本プロレスの白石伸生社長に対して出頭、そして人間爆弾としてリングに上がるように主催者側(ZERO1)に要求した。
白石社長はFBでも大仁田を批判するコメントを残し、電流爆破マッチを軽んじる発言をしていることから、大仁田は白石社長にジャイアント馬場さんが創立した全日本プロレスを背負えるのかと大義名分を掲げて白石社長を担ぎ出したいようだ。
白石社長がこれにどう反応を示すかわからない、FBが継続していたら即座に反応を示していただろうが、FBも削除されツイッターを再開していたが、最近は更新はなく再び放置気味(アカウントはまだ残っている)、おそらくだがツイッターの再開は周囲に話しておらずコソっと再開したが、すぐバレてしまい周囲から更新を止められてしまったのではないだろうか、最近の全日本の取締役相談役の渕が会見に出て白石社長は“多忙”を理由に表立って出ることがなくなってきている。
白石社長のことだから“売り言葉に買い言葉”ということで大仁田を挑発し返していたと思うが全日本プロレスとしては猛反対、全日本の立場とすれば主役はあくまで白石社長ではなく選手であるというのが考え、だがアドバイザーを務める蝶野正洋は制裁という大義名分を掲げてエキシビジョンという形で白石社長をリングに担ぎ出してしまった、白石社長は渕や佐藤光留相手に公開練習を行ったが、リングデビューが目的ではなくプロレスのことをわかっていない白石社長にプロレスとは何たるかを教えるためと、相変わらずガチプロレスを提唱しているため白石社長と選手の間の隔たりを解消するために公開練習を行ったはずだった、ところが白石社長はガチプロレスを崩さないどころかリングデビューに繋がってしまい、大仁田からもオファーがかかってしまった。全日本プロレスとしては頭の痛い話ではと思う。
蝶野や大仁田は制裁だけが理由ではなく話題性もあるということで白石社長を担ぎ出そうとしているだろうが、心配なのは白石社長が“自分が目立つことで全日本プロレスは盛り上がるんだ”と勘違いし始めるのではということ、プロレスのリングはあくまで選手が主役でなければならないが、現実は話題性があるとして白石社長はリングに担ぎ出されようとしている、現在の全日本は“王道復古”を路線として掲げているが、白石社長の扱いが新たなる混乱の火種の一つにならなければいいのだが・・・ -
ロウ・キーが全日本参戦!そして宮原健斗がDRという家族との別離を決意・・・
8月11日 全日本プロレス 東京・後楽園ホール「SUMMER IMPACT 2013〜The beginning of evolution〜」647人
◇第1試合◇
▼30分1本
○井上雅央(10分38秒 エビ固め)X宮本和志
◇第2試合◇
▼30分1本
鈴木鼓太郎 ○青木篤志(22分25秒 腕ひしぎ逆十字固め)X渕正信 西村修
◇第3試合◇
▼30分1本
ドラゴ ○アルヘニス(10分49秒 片エビ固め)KENSO XSUSHI
※三角飛びムーンサルトプレス
◇第4試合◇
▼世界タッグ選手権・世界ジュニア選手権前哨戦/30分1本
秋山準 ○金丸義信(24分19秒 片エビ固め)大森隆男 X佐藤光留
※腕ひしぎ逆十字固めを切り返す
◇第5試合◇
▼三冠ヘビー級選手権前哨戦/60分1本
諏訪魔 ○ジョー・ドーリング(21分47秒 体固め)潮崎豪X曙
※デスバレーボム
(プロレス格闘技DXより)
第3試合終了後、DIAMOND RING・宮原健斗が予告通り来場。スーツ姿でリングに上がった宮原が登場「秋山準大先生に来いと呼ばれたんで来ました、秋山さん、みてるんでしょ? 出てきてくださいよ」
(秋山がリングサイドに現る)「あなたの言う通り、一人できましたよ。新生・全日本でチャンスをつかみたいと思ってます」
、秋山は宮原、俺に引退どうの言ってんだから全てかけてこい!」
秋山はエプロンに上がって宮原と対峙、宮原の胸を指差して去っていく。宮原「来月のトーナメントに出て、新しい風景を見せますよ」と宣言。9月11日開幕の王道トーナメントへの出場を表明【宮原の話】「今現在、所属してる会社、ユニット、これからいろいろケジメつけないといけない。来月のトーナメント、俺が出て、さらに新しい全日本を作ってやりますよ」
☆『王道トーナメント~2013オープン選手権~』[概要]
1975年に行われたオープン選手権が勝ち抜き式のトーナメント形式で復活!
9月11日?23日のシリーズ『王道トーナメント?2013オープン選手権?』は、団体、階級、国内外を問わず、勝ち抜き形式のトーナメントで熾烈な戦いを来ない、秋の全日本プロレスの覇権を争う[試合形式]
1回戦から決勝戦まで、PWFルールの下、時間無制限1本勝負の完全決着ルールで行う[参加人数]
第1回大会は20名前後の選手が参加予定[優勝者]
優勝者にはトロフィー及び副賞が贈られる[日程]
・9/11(水)東京・後楽園ホール 19:00開始
・9/14(土)神奈川・横浜ラジアントホール 17:00開始
・9/15(日)大阪・ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)第二競技場 17:00開始
・9/16(月・祝)岡山県卸センター オレンジホール 17:00開始
・9/17(火)島根・出雲体育館 18:30開始
・9/19(木)愛知・豊橋市総合体育館 18:30開始
・9/21(土)和歌山県立橋本体育館(橋本市) 18:00開始
・9/23(月)愛知・名古屋国際会議場 17:00開始
☆9・11後楽園
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
曙vs秋山準
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
ダーク・クエルボvsロウ・キー☆9・14横浜
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
バンビ・キラーvs KENSO
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
青木篤志vs大森隆男
☆9・11後楽園
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
鈴木鼓太郎vs潮崎豪
☆9・14横浜
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
ディーロ・ブラウンvs金丸義信
☆9・11後楽園
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
SUSHIvsジョー・ドーリング
☆9・14横浜
▼王道トーナメント2013オープン選手権1回戦
宮原健斗vs諏訪魔全日本プロレス8月11日後楽園大会の第3試合後に8月31日DIAMOND RING後楽園大会で6人タッグで秋山と対戦する宮原健斗が登場したが、バックステージでのインタビューでブードゥー・マーダーズ離脱、そしてDIAMOND RINGを退団する意向であることを明かした。
宮原の登場はDR後楽園大会のカードが発表された際に宮原が「先日、ある人のコメントを読んで『何言ってんだ? この人』と思った人がいて。それが今回当たる、まさかまさかの秋山準。この人、どっかの大会の試合後のコメントで『かつての俺のように後先考えずに動く“ドアホウ"はいないのか』って言ってたみたいですけど、自分で自分を“かつての"って言ってしまってる。もう自分から“かつて"になったってことでしょ。雑誌とかでも試合の評価ばっかりしてるみたいなんで、もうプロレスラーからプロレス評論家に転身したんでしょう。是非、この発言を聞いたプロレス評論家・秋山準大先生の返答を聞きたいところっすね。。「だから次の後楽園で、本当の意味での“かつて"にしてやりたいと思います。プロレス評論家の秋山準大先生としてこれからは頑張ってもらって、プロレスラーとしては8月31日で最後にしてやりたいと思いますね。つまり? プロレスラーを辞めてください、ということですね」と秋山に対して負けたら引退を要求。
これを受けて秋山も「人に要求するんだったら、まず自分が負けたらどうするのか言え。しかも一度も負かしたことがない人間に言うんだから、先に自分が負けた時のことを考えるのが普通だろ。お膳立てが整わないとお前は何もできないんだ。今回のカードだって、佐々木健介、北斗晶という偉大なお父さん、お母さんがいて、そこに甘えて自分のところのリングでお膳立てしてもらってんだ。俺がプロレス評論家の大先生だったら、お前なんか屁でもない。偉そうな口を叩くには、早すぎるのもいいところ、誰も知らないでしょ、あいつのことなんか。それなのに横に今の三冠王者(諏訪魔)がいて、大森がいて、相手には次の三冠王者になるかもしれない豪がいて、俺がいて、そして偉大なお父さん(健介)がいて。そこにお前が入れるのは、佐々木健介の存在があってこそ。そこまでお膳立てしてもらって偉そうなこと言うな。言うんだったら一人でやれ、一人で。その前に“大先生"にあいさつに来い。俺の目の前に来て言ってみろ。辞めろだなんだ偉そうなこと抜かすな、アホンダラ。自分で自分の立場ってモンを分かれよ。それこそ誰も知らないお前に比べりゃ、俺は“大先生"だよ。全日本のファンがお前を知ってるかは分からないけど、来い。周りのちょろちょろしたガラの悪いヤツら(VM)も連れずに、一人で来て全日本ファンの前であいさつしてみろ。そしたら、ちょこ?っとだけ認めてやるよ」とVM帯同ではなく一人での出頭を要求していた。
宮原は今年2月にDR体制となってからは、VM入りを果たしてヒールに転向、滝澤大志とのタッグでNOAHのGHCタッグ王座に挑戦をアピールするなどして活躍の場を広げようとしていたが、最近はNOAHからも遠ざかり滝澤とのタッグが中途半端に終わるなど、NOAHに本格参戦が決定した中嶋と比べて立場的にも中途半端な状態が続いていた。
秋山と宮原のやり取りを見ていても、結果的には秋山がNOAH時代に徹底的にかわいがった宮原の背中を押した形となったが、現在の全日本は選手層が薄く、若手も不在なこともあってその分チャンスがある、全日本的にも大歓迎だと思う。
近日中にDRのほうから宮原の去就に関しては正式発表があるだろうが、円満に贈り出してほしい。
そして王道トーナメントの組み合わせも発表され、TNAで活躍しているディーロが7年ぶりに復帰、また1・4東京ドーム大会を最後に新日本との契約を更新せず、全日本参戦がウワサされていたロウ・キーの参戦が決定した、王道トーナメントを契機に全日本も反撃する材料を揃えつつある。
(追記 プロレス☆格闘技DXより) 渕正信取締役相談役が11日、後楽園ホール大会の試合後に会見し、蝶野正洋アドバイザーが要求した8・25大田区大会での対戦カード変更について言及。蝶野が提案した「蝶野&ジョー・ドーリングvsKENSO&白石伸生社長」を試合ではなくエキシビションマッチとして、同大会の休憩中に行うことを発表した。
【渕の話】「蝶野アドバイザーから対戦カード変更の要求があって、考えられないカード。俺自身、(和田)京平ちゃんも、ほとんどが反対している段階です。しかし数日前、白石オーナーと話をしたら『今まで自分の言動でファンに迷惑をかけ、傷つけた面もある。謝罪の意味も込めて体を張ってプロレスを試合として体験したい。蝶野アドバイザーに名前を出してもらったのなら、そうしたい』と言っていました。そういう覚悟を持っているのなら、やってもらいたい、と。ただしこのカードは試合ではなくエキシビションマッチとしてやります。第0試合と同じ扱いで休憩中に行います。みなさん、休憩中なのでグッズ売り場に行ったり、トイレに行ってもらっても構いません。(KENSOが白石社長が肋骨を骨折していると言っていたが)直接会った時は怪我している感じはなかったし、自分は聞いていない。この会見をするという時点で骨折の話は聞いていません。もし2人がそんな話をしているなら作戦かもしれない。大会までにサプライズとしてそういうことをやってくるかもしれませんね。(もし白石社長が欠場した場合は批判されると思うが)そうでしょうね。その時は無茶苦茶に言ってください。(エキシビションは譲歩した形?)蝶野が言った手前、みんな期待するでしょう。試合時間などはこれから考えます。(エキシビションとは言え、素人をリングに上げることに抵抗はない?)それはあります。京平さんも反対しています」
渕正信取締役相談役が後楽園大会後に会見を行い、蝶野の要求していた白石伸生社長のリングデビューがエキシビジョンながらも正式決定となったが、渕も和田京平レフェリーも反対の姿勢を崩していないことから休憩中にエキシビジョンという形で行うことに落ち着くことになった。
白石社長は11日も後楽園大会前に渕や佐藤光留を交えての公開練習を行う予定だったが、白石社長の都合により中止に、ツイッターでは前回の公開練習の際に肋骨が折れたことを更新していたが、渕には報告が入っていないという。
ただこれが本当の意味でケジメになるのかどうかわからない・・・・
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鶴田、天龍、ハンセン、三沢、武藤、橋本が巻いてきた三冠統一ベルトの馬場家への返還が正式決定
プロレス格闘技DXより
三冠ヘビー級王者・諏訪魔、渕正信取締役相談役が9日、都内・全日本事務所で会見し、三冠ヘビー級王座の3本のベルトを8・25大田区大会を最後に、所有権を持つ馬場家に返還すると発表した。老朽化に伴い、歴史あるベルトを保存するべく全日本、馬場家の双方が合意したもので、渕取締役は新ベルトを制作する意向を示した。
【諏訪魔の話】「節目となる会見に出席させてもらいましたが、3本のベルトを馬場家に返すと。全日本として決まったわけで、自分としてもこの3本のベルトへの思い入れが強い。相当痛みが激しく、巻いて肩にかけて入場する時も痛んできてるなと実感してました。新生・全日本プロレスがスタートしたわけで、この3本のベルトを前から元子さんの方から前体制の時にベルトを返してほしいという話は人伝てに聞いたことがあります。新生・全日本プロレスがスタートしたこのタイミングで戻すというのは僕もベストなんじゃないかなと思ってます。また8月25日、大田区の大会で三冠戦、この3本のベルトの最後の試合になると思うんですが、当然、入場は自分が持っていきます。三冠戦終わってこのベルトをもう一度、自分の腰に巻いて、三冠ベルト現役最後の大仕事に自分が立ち会いたい。そういう気持ちでいます。絶対防衛して、次の新しい三冠ベルトがどういう形になるかわからないですけど、それを巻けるようにまず大田区で勝ちたいなと思います。(大田区で始まって大田区で終わることについては?)狙ってるわけじゃないんでね。凄い偶然が重なっただけなんで、それに関してはいつも通りの三冠戦をしっかり頑張ると。そう思ってるだけなんでね。不思議だなと思いますけど、特別なアレはないですね。(どんなベルトを希望する?)まずは大田区の防衛戦に勝つことに今は集中です。このベルトを最後巻きたい。その気持ちだけですよ。先まで考えすぎてもこのベルトに失礼だしね。何としても最後、勝って巻きたいですね。(自分の手で元子さんに返しにいきたい?)勝ったらチャンピオンとして渡したいですね」
【渕の話】「三冠ヘビー級ベルト返還について発表させてもらいます。全日本の象徴として長く受け継がれてまいりました3本のベルト。PWF、インターナショナル、UNのベルト、新生・全日本プロレスとして新たな出発にあたり、以前より申し出を受けておりました馬場家に返還することになりました。現在3本のベルトはみての通り痛みが激しいものもあり、継続して使用していくのも難しく、歴史的価値も考慮した上での返還となります。なお、現状のベルトでの三冠戦は8月25日、大田区体育館での諏訪魔vs潮崎豪の一戦で最後となります。今後の新しい三冠ヘビー級のベルトに関しては決まり次第発表ということにさせてもらいます。この5年間、自分としては役員でもなく、普通のフリーという形でこの世界にいたんだけど、解説者としてリングサイドで見てきて、選手がこの3本のベルトを巻いてるのをみて、うれしい思いもあったんだけど、ある面、このベルトを見るたびに歴史がある分、古くて痛みも激しくて、ちょっと痛々しい面もあったんでね。馬場家の方で以前から新しいベルトにしてはどうかという話もありました。こっちも役員でなかったので、その話には一切入らなかったけど、今回、新生・全日本、馬場家、双方のタイミング、意見が一致したこの段階で馬場家の方にお返ししようということになり、今回こういうような形となりました。円満な感じで返還するということです。今回、三冠ヘビー級選手権が行われる大田区総合体育館での試合がこのベルトの見納めということになります。このベルトを巻いてリングに上がるのはここにいる諏訪魔選手。最後の3本のベルトを巻いて上がると。(いつ頃から馬場家から話があった?)3、4年前からあったんじゃないかな。強引な形じゃなくて、要するに三冠ベルトを返してもらいたいけど、三冠という名称は全日本プロレスでずっと使っていてよいという承諾も得ています。(元子さんとどんな話した?)普通の感じで、俺は役員でもなかったしね。古くなったしという感じで。でもレスラーは一つ一つに愛着を持ってる。リング上がった時、レスラーがどのベルトを腰に巻くかこだわりがあって、それを見るのも楽しみだったけど、このベルトがきれいな時からみてたからね。それが古くなればなるほど歴史的価値が出てくるというのもあるんだけど。でもこうやってみると確かに壊れたところもあるし、このタイミングかなという思いが双方で一致しました。もちろん3本のベルトはお返ししますけど、三冠ベルトとしてまた新たに作っていくしかないなという思いもあるし、その予定です。(1本にする?)それは今考えてる。1本にするか、新たに3本にするか。どうだろうね。これはみんなとの話し合いによるんだけど、早い段階で決めないとな。俺の考えとしては3本のベルトというのはこれから作っても価値ができないと思うんだよね。普段、選手との話し合いによるけど、1本にした方がいいのかなという部分はあるよな。89年にジャンボ鶴田さんとスタン・ハンセンがやった大田区体育館で生まれたんだよ。大田区体育館で誕生して大田区体育館で返す。それを今現在こういう状況になったということで馬場家に全面的にお返しすると。実の方は馬場家に返すが、名前は全日本が使わせてもらうということです。24年ぶりに大田区で最後の三冠戦をやるのも何かの縁だね。ファンの皆さんにとってもマスコミの皆さんにとっても写真撮ってもらいたいし。チャンピオンである諏訪魔君は入場の時、3本のベルトを巻いてもらって、最後も3本のベルトを巻いて退場したいよな。数え上げたら凄い選手がベルトを巻いてきたよな。乱暴に扱った選手もいたよな。(馬場家側が返還を求めた一番の理由は?)新生・全日本になって一番いいタイミングだと思ったんじゃないかな。元子さんと話した時、『かなり古くてひどい状態になったわね』って。やはり大事に保管したいという思いがあったんだと思いますよ。新たなベルトを作ることに関してもその時期かなという思いがあった。このまま使ってたら壊れてしまったら元も子もないし、このタイミングかなという思いは僕自身ありましたね。お互いの思いがいいタイミングでちょうどあったということです。(ベルトのデザインは?)まだそこまではいってないんだけど、一本のベルトだったら3本分の重みのあるベルトにしたいよな。これはオーナーと話して、それなりにお金のかかることだから。(次の三冠戦までには作成する?)今年中にはしたいね。もちろん(草案が)全くないわけじゃなく、3本にするか1本にするかみんなでディスカッションしてる。いくら凄い3本作ってもこの3本にはかなわない。歴史が違うんだから。1本にまとめたい気持ちがあるよ。現チャンピオンの意見も聞かなくちゃいけないんだけど。3本にしてもこの3本には勝てないだろ。だったら1本にして新しくやっていきたい気持ちがありますよ」
全日本プロレスが会見を行い、正式に三冠統一ヘビー級ベルト(PWF、インターナショナル、UN)を創始者である故ジャイアント馬場の馬場家に返還されることになった、三冠ベルトは元子さんが前体制の武藤敬司体制から返還を求めていたのだが、白石伸生体制となってやっと返還となったという。
渕取締役のコメントにもあったとおり三冠ベルトは大田区体育館で大流血した鶴田がウエスタン・ラリアットを狙ったスタン・ハンセンを丸め込んで破り、やっと一つのタイトルとなったが、三冠を統一するまでは難産で天龍源一郎とブルーザー・ブロディで三冠の統一戦を初めて行ったが両者リングアウトの引き分けで統一とならず、鶴田とハンセンとなって再び統一戦が行われるも両者リングアウトや無効試合の不透明決着を連発し、決着をつけられない両者にブーイングが浴びせられたこともあった。
初代王者が鶴田となり天龍、テリー・ゴーディ、スタン・ハンセン、三沢光晴、スティーブ・ウイリアムス、川田利明、田上明、小橋建太、ベイダー、武藤敬司、グレート・ムタ、橋本真也、小島聡、太陽ケア、鈴木みのる、佐々木健介、現王者の諏訪魔、高山善廣、浜亮太、秋山準、船木誠勝と渡り歩いた三冠ベルトだが、8月25日で最後のお披露目となる、
新ベルトに関しては一本にするか三本にするかで話し合われているが、新ベルトの権威を高めるのはこれから、王者はベルトに新しい魂を吹き込んで権威を高めて欲しい。
また全日本プロレスの親会社がスピードパートナーズから同じ白石伸生社長の資産管理会社であるレッドウォールジャパンに変更されることになった、しかしSPから離れて系列の会社への変更、会見では白石社長は出席せず具体的な説明もなされなかったが・・・
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権威あるベルトが全日本から消える・・・三冠統一ヘビー級ベルトが馬場家に返還へ
東京スポーツより
全日本プロレスの至宝・3冠ヘビー級ベルトが、団体創設者である故ジャイアント馬場さん(享年61)の元に返還されることが5日までに分かった。馬場さんの夫人である元子さん(73)の要請を、全日プロ側が承諾したもの。PWF、インター、UNヘビーの3本のベルトが使用されるのは、25日の東京・大田区総合体育館大会で行われる王者・諏訪魔(36)対潮﨑豪(31)の3冠戦が最後となる。
武藤敬司ら選手の大量離脱を経て、7月から新体制を発足させた全日プロが、重大な決断を下した。王道マットの象徴であり至宝の3冠ベルトを馬場家に返還するというのだ。これに伴い「馬場全日本」は、完全消滅することになる。
関係者の話を総合すると、きっかけは元オーナーの馬場元子さんからの申し出だった。PWF、インター、UNヘビーの3本のベルトは時の流れとともに老朽化。経年劣化だけでなく、時には凶器として乱雑に扱う不届きな選手もいた。そのため、ベルトはいつ完全に壊れても不思議ではない状態が続いていた。3本のベルトは馬場家が所有するもので、かねて元子さんは壊れゆく至宝の姿を嘆いていたという。
そして全日側は協議を重ね、返還する方針を固めた。今後も「3冠ヘビー級王座」の名称は変わらず、新ベルトが作製される。その新ベルトは3本ではなく、1本化される見込みだ。また、他の世界タッグと世界ジュニアヘビー、アジアタッグのベルトは返還することなく、従来通り全日側が所有することになる。
伝統のベルトを巡って争われる3冠戦は、8・25大田区決戦が最後となる。ひとつの役割を終えるにはこれ以上の舞台はない。同会場は3冠発祥の地だからだ。1989年4月18日、インター王者だった故ジャンボ鶴田さんがUN、PWFの2冠王者のスタン・ハンセンを撃破し、史上初めて3本のベルトを統一。初代3冠王者に輝いた会場が大田区体育館だった。同会場は昨年3月から大田区総合体育館としてリニューアルしたが、現在もビッグマッチが行われる新たなプロレスの聖地としてファンに親しまれている。
現在の王者は諏訪魔で、ライバルの潮﨑と“最後の3冠戦”を繰り広げる。諏訪魔は「本当の節目になる3冠戦。3冠の名に恥じない戦いをしたいと思う。寂しさがないと言ったらウソになるけど、新生・全日本プロレスですから。過去の歴史にオンブにダッコだけじゃダメだと思う。歴史はもちろん大切にしながら、これから新しいものも作り上げていかないといけない」と決意を新たにした。
鶴田さんに始まり、故三沢光晴さんが通算21度の防衛を重ね、川田利明が最多連続防衛記録のV10を打ち立てた3冠王座。伝統ある3本のベルトは往年の名レスラーたちによる数々の死闘、名勝負を見届けてきた。“主”の元にベルトを返すことで、新生・全日本は独自の道を切り開いていくことになる。
全日本プロレスの象徴的ベルトである三冠統一ヘビー級ベルト(インターナショナルヘビー級、PWFヘビー級、UNヘビー級)が団体創立者である故ジャイアント馬場さん、つまり馬場家に返還されることになった、理由はベルトの老朽化で元子さんは“いつ完全に壊れてもおかしくない”ということで返還を求めていたという。ただ分裂騒動もあったことから、老朽化が本当の理由なのかどうか定かではない。
しかし“王道復古”をスローガンにする全日本にとっては象徴である三冠ベルトを失うのは痛手でもある、全日本側は“三冠統一ヘビー級選手権”の名称だけは使用し新ベルトを作成する意向だが、いくら金で着飾ったとしても権威がまだ伴っていないことから、そのベルトの権威を高めるのはこれからで、新しいベルトがファンの支持を集められるかどうかわからない。
また蝶野正洋の白石伸生社長リングデビュー案に和田京平名誉レフェリーが「プロレスがメチャクチャになる。恥ずかしい話だ。素人が試合をするというのは他の人に対して失礼。選手はリングに上がるまで1年とかかかる、1回だからっていいってことではない、(過去武藤祭で芸人が上がってことに関して)最初からおふざけをしようというならわかる、でもこれは違うでしょう、この試合は裁くか?裁くわけないでしょう」と猛反対の意思を示した。
京平さんは諏訪魔の要請で王道復古を掲げる全日本に復帰したが、京平さんからしてみれば白石社長みたいな素人を上げるのは王道復古に反するものなのではと思う。
三冠ベルト返還に京平さんの反発、今の白石全日本は王道を継ぐ資格なしの烙印を押されてしまったような感じがしてならない・・・ -
蝶野が体でプロレスをわからせるために白石社長にリングデビューを要求!
(プロ格DXより)
【蝶野の話】「今回いろいろありましてからコメントを控える形できてました。現場優先という形で選手たちの気持ちも考えて、内部の調整も時間を要するということは自分も新日本プロレスの経験の中からそう判断して、アドバイザーという立場ですから、無理な介入や発言というのは控えてきました。1シリーズをこなして、今度は8月25日の大田区というのが新生・全日本プロレスとして非常に大切な大会であるというのは、全日本プロレスの会社の方からも聞いてるし、自分自身もそう思っています。そういった中で、非常に新しい門出というところで、俺も出るよと。まず自分の方がしっかりと今回、全日本に対してのアドバイザーとしての役割を全うすると。プレイヤーとしての参加もするということです。それにいたって、今回出てるカード、非常にいいカードが出てきたと思います。全日本が一丸になってやるということであれば白石代表、そこも含めて出てこいというお声掛けというか、今回残ってくれてる人たち、新たに参加してる人たちも含めて、インパクトを残すようなことというのをやっていくべきだろうと。
その中でカードを増やすのか、その中に入り込むのかというとこで、ガイジンの強化というのが一つ必要だろうと。日本人のヘビー級はいい選手が残ってます。日本を代表するヘビー級の選手、諏訪魔君を筆頭に秋山君、潮崎君、大森、KENSO。対抗するであろう、逆に食ってしまうであろうガイジン部隊の強化が全日本の歴史じゃないかなと。曙、ジョー、このあたりが三冠を獲りにいくというところで、ジョーとか、そのへんの選手たちも今回の騒動で動揺したと思います。ガイジンは経験がない中で(事情説明などが)日本人のあとになりますから、そのへんのところを俺もしっかりサポートしていきたいなと。そこらへんを中心に全日本をぶち壊していくぐらいの気持ちでいます。俺とジョーが組むと。今ここに出てきてるジョーvsKENSOというカードがありますけど、白石とKENSOというのも最初俺が見た両国での彼らのやり取りというのを見て、今のところ彼らが再生していく立場で団結してるところもあるんじゃないかなと。彼ら二人の間、KENSOも全日本を背負って立つ人間だと思うんで、社長と組んで、プロの試合をみせてやると。それぐらいやった方が面白いだろうと。2月、3月の時点から俺の中で積もり積もった…実際、不愉快な、業界人としてあるまじき行為、行動であったり、今回の騒動であったりということに対して、白石社長に対して非常にたまったものがあります。そこはやっぱり自分もプロのレスラーとしてリングに上がる立場もあるので、そこはプロレス的な方法で解決したいなというのが今日の俺の話です。(白石社長を制裁する?)まずやっぱり彼のいろいろな構想がありましたよね。いろんな企画であったりとか。全てが俺はおかしいと思ってません。多くの点で共通点がありましたし、今回もこういうカード、マッチメークというのも確か合議制という形で社長も入ってるということを聞いてますから。そこまで入ってくるなら一回リング上がれよと。リングに何回も上がってるし、両国のようにいきなり上がって、KENSOにビンタ食らわせてるぐらいですから、中途半端じゃなくちゃんと上がれよと。そこから俺の立場的にほとんど今の時点では全く話というかそういう場も俺は今までないし、どういった人物なのかは回りから聞く話でしか知りませんから。ただ、ビジネスマンとしての白石社長に関してはリスペクトしてます。多くの企業再生をしてきてると。全日本が企業再生を目指すうえで素晴らしいパートナーだと感じてます。ただ一線はあるよと。(アドバイザーとしてこのカードを決定すると?)今回マッチメークは合議制でやってますから、俺の立場から権限ないですし、俺も入ってませんから。ここはマスコミを使って、8月25日、大田区の宣伝もかねて提案を出します。出すならでかくいこうよと。(ファンからの反発も避けられないが?)どっちにしても気にしてたらね。もしかしたら、そのうち自分からリング上がることを計画立てかねないタイプだから。だったら俺がしっかりプロの仕事をみせてあげるよと。全ての面で今も大会後にお客さんを送り出ししたり、そういう姿勢は春先のところから逆に全日本に対する誠意というか、そういう行動というのはみてますから。今プロレス体験という形である意味、話題づくりをまいてくれていると思います。やるならでかくやろうよと。あとは引いてもらうと。しっかりね。(白石社長がリングに上がるのは今回限りで?)最後最後。俺もさっき言われたみたいにどうなのというのはずっと自問自答がありました。今日カードを見て、まず自分が入ってなかったところが、気を使ってくれてるなと感じたけど、そこは興行というところでとにかく大切なのはメインイベント、三冠戦だと思うんでね。そこに持っていかせるために明るく楽しく激しい全日本プロレス、そのどれか一つをみせますと。それを受けるか受けないかは本人次第。ジョー君とKENSO二人の考え方もあると思います。合議制でしっかりとしたマッチメーク、カードを組んだメンバーたちが見てる部分もあると思いますから。(素人相手に戦いづらさはない?)どっちかだろうね。一回も全く触らないか、ずっと引っ張り出すか。今まで新日本の中でいろいろな興行の面での勝負を見せる試合、話題性を持つ試合であったりとか。女子プロとやったり、電流爆破やらされたりとか、インディーの一番最初に相手もやった。今まではカードを組まれるというか、そういうの多かったですから。当時は何で俺がこんなことやるのというのがありましたけど、今は立場的に三冠だったり、今のメイン、セミを張るであろう選手たちをいかに盛り上げるか。普通に試合やるより、そういう形で話題をつくってやりたいなと。俺がアドバイザーという立場で白石君なり、全日本の会社なり今の体勢というのが不満であれば、いつでも出て行く立場だと思うんでね。今、自分ができる立場で、他の奴ができないであろう、気を使ってるであろう部分があると思う。そこは俺は遠慮なくやらせてもらいます。やるなら今だと」
全日本プロレスが会見を行い、8月11日後楽園と8月25日大田区大会のカードを発表したが、数時間後に全日本プロレスのアドバイザーを務める蝶野正洋が8・25大田区大会のカード変更、そして白石伸生社長のリングデビューを要求した。
蝶野はアドバイザーという立場で今年から全日本に携わってきたが、分裂騒動に関しては中立の立場を保っていたというか、武藤敬司とは盟友でもあり、白石社長とは旧知の間柄ということもあってコメントしづらい部分もあったのかもしれない。
しかし一連のFBでの白石発言に関しては武藤同様不快に思っていたのも事実、蝶野にしてみれば外からゴチャゴチャ言うんだったらリングに上がって試合をしてみろということなのかもしれない。
白石社長に関しては8月11日後楽園で2回目の体験練習を行うことを渕取締役相談役が明言しているが、1回目の練習では相変わらず『ガチプロレス』とコメントし、ツイッターでも、
そろそろ、色々と爆弾を投下していこうかな!? プロレス業界の改革のために。 全日本プロレス最強伝説復活のために。
— 白石 伸生 (@19721868) July 31, 2013渕さんのおかげで、頚椎捻挫、肋骨2本ヒビでした。。。 肋骨は、佐藤選手のキック1発でしたが、、、。 次回は、必ずリベンジだ!!
— 白石 伸生 (@19721868) July 31, 2013
とコメントしていることから、蝶野にしてみれば練習では生ぬるいと感じたのではないだろうか・・・、自分も今回は白石社長に実戦に出てもらうのは賛成、考えていることがリングの上で通用するかどうか、体を張って感じて欲しいと思う