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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

中途半端な贖罪

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中途半端な贖罪

(プロレス☆格闘技DXより)

8・25大田区大会でエキシビションマッチに登場する白石伸生社長が22日、都内・全日本事務所で対戦相手の蝶野正洋アドバイザーとともに会見。これまで問題発言を連発して物議をかもしてきた白石社長だが、最初で最後のリングデビューを「全ての言動の終結マッチ」と設定し、「この大田区をもって完全に裏方に徹する」との誓いも立てた。

 8・25大田区大会は新生・全日本初のビッグマッチ。すでに三冠ヘビー級選手権試合「諏訪魔vs潮崎豪」を筆頭にラインナップが出揃っていたが、蝶野アドバイザーが「全日本が一丸になってやるということであれば、白石代表、そこも含めて出てこい」と主張。「実際、不愉快な、業界人としてあるまじき行為、行動であったり、今回の騒動であったりということに対して、白石社長に対して非常にたまったものがある」との不信感も払拭すべく、白石社長にリングデビューを迫った。

  当初は拒否するつもりだった白石社長だったが、「全ての言動の終結マッチ」と設定。過去の問題発言の数々をファン、関係者に謝罪する意味も込め、リングデビューを決意。KENSOと組んで蝶野&ジョー・ドーリングと対戦するエキシビションマッチが決まった。

  素人がリングに上がるとあって、批判的な声も避けられない。現場からも不満の声がもれ聞こえてきている。それでも「新生・全日本プロレスの大切なビッグマッチということで、会社をあげてやらなくてはいけないと聞いています。であれば、社長も問わず、上がるべき」と蝶野の考えは変わらない。「どの試合が一番話題を持っていけるのか、常にそれと戦ってきた」と新日本時代を振り返り、「自分たちの試合(エキシビジョンマッチ)に話題を持っていかれないくらいの試合ができるのか」と選手たちに課題を課したうえで、白石社長には「現場と経営のひと区切りをさせて、きれいなスタートをすべきではないか」と表舞台に出ようとする傾向の強い白石社長に釘を刺した。

  もちろん白石社長もそのつもり。7・28後楽園大会の試合前には渕正信相手にプロレス流トレーニングを体験したことで、「プロレスラーの凄さ、痛み、何十年も練習しないとできない」と痛感。「この大田区をもって完全に裏方に徹する。他からも声が掛かっていますが、僕からリングに上がることはないと。最初で最後と覚悟を決めて上がりたい」とキッパリ宣誓した。

  当日は「極力プロのレスラーの衝撃を最大限吸収できる素材を使ったプロテクター」を装着したうえで臨むつもり。「当たって砕けろの精神で特攻していきたい」と意気込む白石社長は、体を張っての贖罪に挑む。

 

 【会見における蝶野、白石社長】
▼白石社長「渕さんから許可も出てエキシビジョンマッチを行うことが決まりましたが、プロレスのリングはプロレスラーが上がるものですので、最初はお断りしたわけですが、蝶野さんから今までの過去の清算マッチという意味で、いろいろ渕さんとも話した結果、最終的にお受けすることにしました。2013年1月からアドバイザーとして全日本プロレスに参画して頂いたわけですけれども、いろいろあって分裂したわけで、そんな中、今まで感情を出すこともなかったわけで、今までよく我慢してもらっていたなぁという部分もあり、そういった部分でも清算できればという意味も込めて(エキシビジョンマッチを)受けることにしました。今回のエキシビジョンマッチは、僕的には成り立たないと思っています。素人の僕がじゃれあってるようなものですが、僕なりにトレーニングをして(臨む)。今回の大田区大会は、素人の頑張りというよりも、プロの3選手の、プロレスというものの深みが感じられると思います」

▼蝶野「あと3日ですか、大田区大会。新生・全日本プロレスの大切なビッグマッチということで、会社をあげてやらなくてはいけないと聞いています。であれば、社長も問わず、上がるべきではないかと頭の中に浮かんできた。試合に関してはこれは無理が出てくるんじゃないかというのは私も感じています。また、現場の選手たちからも反発が出てきた。じゃあ興行的にそんな余裕があるのか。あとに三冠という試合があるのだから、逆に自分たちの試合(エキシビジョンマッチ)に話題を持っていかれないくらいの試合ができるのか。自分は大会の中で、どの試合が一番話題を持っていけるのか、常にそれと戦ってきた。今この全日本プロレスの中で一番話題的に面白いのは何かといったら、白石社長しかないだろと。それぞれが皆、立場、状況、考え方が違うだろうと思います。自分としては白石社長に対して、ビジネスマンとしてのリスペクトはあります。プロレスに対しては、自分は30年近くなりますけど、まだ分らないことがたくさんある。それくらい難しいビジネスだと思っている。だからこそ、現場と経営のひと区切りをさせて、きれいなスタートをすべきではないか。そういった意味でリングに上がってもらう。まだ分らないと思うけど、リングに上がる前日、リングに上がる前になってきたら、物凄い恐怖感、不安感いろいろなものが来ると思います。俺はリングに上がった以上はプロとしての仕事をするつもりだし、加減もないです。ましてやパートナーはジョーという外国人。彼に関しては感情のコントロールが一番課題の選手だし」

▼白石社長「この大田区総合体育館大会をもって、全ての言動の終結マッチと位置づけさせて頂きたいと思います。前回、渕さんと練習させていただいて、プロレスラーの凄さ、痛み、何十年も練習しないとできないということがよくわかりました。この大田区をもって完全に裏方に徹するとさせていただきたいと思います。他からも声が掛かっていますが、僕からリングに上がることはないと。最初で最後と覚悟を決めて上がりたいと思います。ただ、今回は大怪我したくはないものですから、私のコスチュームというか、モビルスーツですね。極力プロのレスラーの衝撃を最大限吸収できる素材を使ったプロテクターをつけた上でリングに上がりたいと思います。当日お客様には、その分、見た目エンタメチックになってしまいますが、ファイトスタイルはガチンコで、僕は選手に当たって砕けろの精神で特攻していきたいと思います」


 全日本プロレスの白石伸生社長が8月25日、大田区大会で行われるエキシビジョンマッチに向けての会見が行われたが、感想はというと“呆れる”“情けない”に尽きる会見だった。


 白石社長はリングデビューを諌めようとする渕正信取締役相談役に対して


 (渕正信ブログ 酔々ブルースより)
http://pure-city.jp/fuchi/2013/08/post_1292.html


贖罪(しょくざい)。罪を許して貰いたく謝罪したいという意味らしい。それにしても、蝶野は大変なカードを要求してきた。8月25日大田区総合体育館の最初の予定カードはkENSO対ジョードーリングのシングルマッチだった。それが要求カードは蝶野、ジョー組対kENSO、白石組(笑)。おいおい、白石ってオーナーのことだろ?まるっきりのド素人だぜ!これじゃ京平ちゃんじゃなくとも反対だな。


たしかに私とリング上でスパーリングまがいの公開練習をやったけど、あれはあくまでも練習。練習と本番の試合でははっきりと違う!私との練習でも息が上がるのが早かった。まして試合となりゃスタミナの配分が数段むずかしくなる。白石はそれまで身体を鍛えると言っているが、そんな一朝一夕で試合が出来るほどプロレスはそんなに甘くはない!


それに蝶野はまだまだその気になりゃトップの実力を持っている。こんなカード組んだら、それこそ残酷ショーになりかねない!こんなカードは無理だと昨日白石に諫言するため会った。その時、彼の口から出てきた言葉が贖罪だった。


「この春の私の一言一言がプロレスファンの皆さんを傷つけてしまった。大いに反省しています。リング上で頭を下げても中々許してくれないでしょう。全日本が分裂したのもすべて私の責任であろうと思われてますから。それには少々異論があるんですが(笑)。ともかく私は身体を張ってプロレスファンの皆さんに贖罪をしたいんです。


 渕さんとの練習でも自分なりに身体を張りました。そして今度は蝶野さんとの試合。自分は身体がボロボロになっても構わない。自分なりの贖罪の方法はこれしかないと思ってます!」「単なる目立ちたがり屋の出たがり屋にも見えるけど(笑)」「たしかにそれもあるんですけど…実は私は昔から蝶野さんのファンで」「えっ!猪木さんとか武藤のファンじゃないのか?」「いえ、本当は蝶野さんの…」「本当かよ!」「本当です。そんな蝶野さんが対戦相手に自分の名前を出してくれたもんですから、これはやるべきだと」「蝶野は甘くないぜ。それにわかってると思うけどプロレスも」「はい、だけど…」「ファンに対する贖罪ということで」「贖罪?…もちろんです!そうですそうです、贖罪です(笑)」


 「おいおい!」。(プロレスファンも甘くないぜ)と喉元まででかかったが一応押さえた。なんというか、やるとしても正式な試合って訳にはいくまい。エキジビションマッチとしての可能性はあるがな…。どうなるやら…。
 

 と“ファンへの贖罪”を口にし渕を呆れさせた、しかし3日前となって肝心の社長本人が“ケガをしたくない”“プロテクターを着用”と言い出し、おまけに制裁を加える相手である蝶野と一緒に会見、土壇場になって怖気つき蝶野に泣きついたとしか思わざる得ない。

昨日新日本プロレスの小島聡がツイッターで


 プロレスはヤラセなのかという問いに答えていたが、レスラーがこれだけのことを答えているのに、プロレス団体の社長が中途半端な覚悟のままでリングに上がりファンへの贖罪を訴えようとしている、はっきり言って中途半端な覚悟であがるならリングに上がらなくていいし、中途半端な贖罪だったらいらない、怖いんだったらリングに上がるな!他のレスラー達がいい迷惑だ、


ふざけんな!!!!


東京スポーツより

秋山準 「白石さんのおかげでみんあ、以前より安定した、やってくれることに関しては恩恵があるし、感謝している。でも王道って言ってて。やっていることが王道じゃない、そういう白石さんが王道をわかってない」「言動、行動に対して責任を持つのも王道の一つ、言葉はそれだけ重いんだ、長州さんや大仁田さん、腹が立つ気持ちがよくわかる」


 秋山が東京スポーツ誌上で白石社長に苦言を呈したが、秋山がこれで苦言を呈したのは何度目だろうか、秋山の「言動、行動に対して責任を持つのも王道の一つ、言葉はそれだけ重いんだ」というのは創始者であるジャイアント馬場さんから叩き込まれた言葉、秋山はそれを実践して今日まで至っている。


 現在の全日本プロレスは選手らがリングの上で示す馬場さんからの“王道”なのか、白石社長らが示すガチプロレスが“王道”なのかわからなくなっているし、選手らがいくらリングの上で示しても白石社長によってかき消されようとしている。


 そういった意味では8月25日の諏訪魔vs潮崎は全日本にとって重要な試合になってくると思う、王道とは何たるかを選手らが体を張ってリングの上で示されるかどうか、それを決めるのは白石社長ではなく、試合を見たファン。ファンあってのプロレスなのだ。

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