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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

白石社長が辞任へ・・・王道vs白石社長は敵前逃亡で王道が勝利も・・・

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白石社長が辞任へ・・・王道vs白石社長は敵前逃亡で王道が勝利も・・・

8月25日 全日本プロレス 東京・大田区総合体育館 『SUMMER IMPACT 2013〜The beginning of evolution〜』1304人


◇第1試合◇
▼30分1本
○西村修(8分26秒 逆さ押さえ込み)X宮本和志


◇第2試合◇
▼30分1本
渕正信 ○SUSHI (18分02秒 TEKKAMAKI)本田多聞 X井上雅央


◇第3試合◇
▼30分1本
○秋山準(11分12秒 レフェリーストップ)X大森隆男
※顔面へのヒザ蹴り


▼エキシビジョンマッチ
○蝶野正洋 ジョー・ドーリング(8分52秒 STF)X白石伸生 KENSO


◇第4試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第92代王者組]鈴木鼓太郎 ○青木篤志(11分54秒 アサルトポイント)[挑戦者組] ドラゴ Xアルヘニス
☆鼓太郎&青木が3度目の防衛に成功 


◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第35代王者]○金丸義信(22分28秒 片エビ固め)[挑戦者]X佐藤光留
※タッチアウト
☆金丸が5度目の防衛に成功


◇第6試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合
[第46代王者]○諏訪魔(35分02秒 体固め)[挑戦者]X潮崎豪
※ラストライド
☆諏訪魔が2度目の防衛に成功


<プロレス格闘技DXより>
 大田区大会開始前、邪道軍団が来場し、全日本側に白石社長あての人間爆弾要求書を手渡した

 この日の大田区大会は新生・全日本初のビッグマッチ。白石社長に人間爆弾を要求していた大仁田厚が来場を予告していたが、白石社長は断固拒否。邪道問題は沈静化したかに思われた。

  だが、そのまま手をこまねいている邪道ではなかった。この日の試合開始30分前、会場入口に大仁田の代理人として矢口壹琅、保坂秀樹、松崎和彦の邪道軍団が現れた。坂本信也広報が応対すると、邪道軍団は「興行を壊すつもりはない。社長を出せ。今日中に答えを出してもらわないと帰れない。社長を呼んでこい」と迫った。

 坂本広報が「チケットをお持ちでない方はお帰りください」と制止しても、邪道軍団は聞く耳を持たず。会場内に足を踏み込みかねない状況となったが、パンフレット売店にいた和田京平レフェリーが「やかましい! お客さんが入れないだろ!!」と一喝。これには邪道軍も後ずさり。大仁田から預かった白石社長宛の要望書を坂本広報に手渡し、「早急に返事を出せよ」と念押しして去っていった。

  大仁田からの要求書内容は以下の通り。

 株式会社全日本プロレスシステムズ代表取締役 白石伸生 殿

 拝啓

  貴殿に対し、改めて
来る八月三十一日、横浜文化体育館に於いて行われる「横浜大花火」ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初!人間爆弾デスマッチ グレート・ニタ対キラウェア戦の「人間爆弾」として指名する!

 もう「贖罪」だ「謝罪」だの、心にも無いうわべの言葉だけ並べて綺麗事を言うな。貴殿の心に、もはや“王道"など存在しない。

  安易な気持ちで、俺の歴史に触れた以上、絶対に逃さない!!

 俺なりの“王道"を体感させてやる。

 平成二十五年八月二十五日
 邪道・大仁田厚


【秋山の話】「(KOという結果になったが?)まだこれからという時だったと思うけど、ぶち込む時はぶち込んでやろうと思ったら、ちょうどヒザにもアゴの感触があるんで、たぶん入ったんだと思いますよ。それもこれも別に、本人の受けるミスとだと思うんで。どっちにしろ、恥ずかしい負けだろうね。途中で試合が終わっちゃうんだから。俺はしてやったりだけど、アイツにしてみれば。(大森は以前の短時間勝負の再現を狙っていたが?)アイツはそういう意識があるって話も聞いてたから、狙ってくるんじゃないかと思ったし、俺も当時どういう感じだったかというのを今日来る前に(映像で)見たし。そうそう同じようには食らわないですよ。(KENSOの入場テーマが流れると)観に行った方がいいじゃないですか? 本日のメインイベントですよ。まあ、ここで蝶野&ジョーがどういう風にするのかしらないけど、お遊戯みたいなものが始まるんで。俺は"プロレスとはこういうもんなんだよ"というのを見せた方がいいかなと思って、思いきり叩き込みました。白石さんがリングに上がってくるのは、どういう意味があるのかをわかってもらいたいですね。今日、蝶野&ジョーはどうするのかわからないけど、こういうこともあるんだよというのはわかってもらいたいな。もし次にやることがあれば、俺がお相手します」


【試合後の白石社長&KENSO】
――エキシビジョンを終えた今の心境は?
▼白石「プロレスは凄いね。30年プロレスを観てるけど、中に入って、その凄さ、偉大さを痛感してわかりました。僕みたいな素人が入っても、ちゃんと魅せるプロレスをやってくれたKENSO、蝶野選手、ジョー選手…。プロレスは格闘技なのかスポーツなのかわからないと思うけど、でも何となく"プロレスがなんたるか?"がボンヤリと見えてきた気がするんで。僕の場合は表に出るとついついリップサービスをしてしまう部分があるので。9月から本業も忙しくなってくるんで、9月1日付けで社長は後任にバトンタッチします。ただ、それは人心が落ち着いてきたからという点と、全日本は人数は少なくなってきたけど、その分、KENSOを含めて、大森さん、秋山さん、諏訪魔君、みんなこの看板を守ろうという気持ちは伝わってくるんで。金じゃハートは買えないけど、僕はお金の面で全面的にバックアップして、必ず公約通り3年で業界のトップになると。僕はどんなビジネス分野でも必ず打ち勝ってきたんで。まあ、2強ブランドになった方が、選手もファンも選択肢が増えると思うんでね。バックアップに徹するという形に明日以降はしたいなと思います」
――これまでの清算という部分では?
▼白石「蝶野選手の気持ちがどの程度清算できたのかはわからないですけど、最大限…。それでも何の解決もしてないかもしれないですけど、ただ僕のプロレス改革をしたいという意気込みはたぶん蝶野さんには伝わったと思うので。プロレスファンの方々には自然と僕の人物となりが伝わってくると思うので。とにかく行動と実績で経営者は示していきますから。まあでも、僕としてはリングの上はレスラーたちに、今なら全面的に安心して任せられると。今回の巡業はほとんど5、6試合でしたけど、ヘタな消化試合をしたところで、お客さんは満足しないんで。1試合目から熱いファイトを展開するというのを見せてもらって。プロレスは命を懸けた究極のサービス業だと僕はわかったので、選手と一致団結して全日本プロレスの看板を守っていきますよ」
――コスチュームのモチーフは?
▼白石「これがうちのデザイナーが。極力衝撃に耐えられるもので、お客様に少しでも驚きを与えるのがプロレスだと思うので、ちょっと面白いものを作っていったら、こういう風になってきたんで。見た目はエンターテイメントでしたけど、中身は僕自身として最大限のフルパワーで、ガチンコで当たりにいったと思っているんで。それを見た観客の皆様、マスコミの皆様に、僕のファイトがどう映ったのか。それは皆さんにお任せしますよ。肋骨痛めても、何とか試合ができたんで。本当にパートナーのKENSOの助けに感謝しています」
――入場テーマの選曲については?
▼白石「最初に全日本を買った時は孤立無援の状態で、誰も話にならなかったけど、少しずつ話せばわかるという部分で、最後に渕さんが理解してくれたところもあったんで。孤独でもちゃんと話せばわかってもらえるということを伝えたかったんで、ああいう選曲になりました。僕はプロレスラーじゃないんで、戦闘モードを高めようというモチーフではなくて、私の心理状態を伝えたかったんでね。曲の歌詞がその通りだったので」
――KENSO選手は白石社長の戦いぶりを見て?
▼KENSO「まず社長がリングに立つというシチュエーションを受け入れてくれた全日本プロレスを愛するファンの皆さんに感謝の言葉を言いたいと思います。凄く温かい声援。僕はこれを想像できなかったので、その一言ですね。ファンの皆さんにありがとうございますと。これから新しいヒストリーができていく中で、今日は僕にとっても大切な日になりました」
▼白石「ファンの皆さんに感謝すると同時に、いろんな意見がありましたけど、最後は社長を頑張ってくれと送り出してくれて…」
▼青木「(アジアタッグのベルトを持って姿を現すと)社長、"試合が終わって余裕あるんだったら喋るな"と言ってましたけど、今日は余裕ありました?」
▼白石「余裕はないですよ。KENSOに助けられたところがありますし」
▼青木「じゃあ、俺を舐めないでくださいよ。こうやって喋れるだったら、タイトルマッチ終わった後、もう一発やってもいい。覚えておいてくださいよ(去っていく)」
▼白石「まあ、ああいう熱い選手がいる限り、僕は全日本も安心だと思っているんで。多くのレスラーは頑張ってくれと温かく肩を押してくれたんで、勇気を持ってリングに上がることができました。とにかく、ファンの方にはいろんな不満が残っているかもしれないですけど、僕はこれから全日本プロレスをバックアップするということで、長い目で見ていただいて判断してもらえたらなと思います。今日が最初で最後です、僕がリングに上がるのは」


【諏訪魔の話】「この3本のベルト…。最後の大仕事に立ち会えた。本当に幸せな気持ちです。鶴田さんが大田区で統一して始まって。で、新しい大田区でこのベルトが最後ということで、馬場家にちゃんと自分の手で返還したいと思います。(入場時にPWFのベルトを巻いていたが?)新生全日本プロレスになってから、このPWFのベルトの価値というか、意味というか。そういうのは凄く感じました。凄い勉強させてもらってますよ。この3本のベルトには一本一本に思いがあります。初めて獲った37代の時にこれ(インター)を巻いて、43代の時に吹っ切れて、UNのベルトで好き勝手やることを覚えて。今ね、こういう時期にPWFのベルトを巻く。まだまだこの3本のベルトをちゃんと巻くには器が足りないんだけど、この三冠のベルトにおんぶにだっこじゃダメだと思うんでね。新しいベルトの価値を上げていくと。それも、みんなで上げていくことになると思うんで。そして、信頼を勝ち取っていくと。まだまだ俺はたくさんやることがありますよ。本当の意味で、全日本プロレスが信頼を勝ち取っていく。その戦いはまだ続くと思うんで、頑張っていきたいと思います。(潮崎については?)厳しいし、強いよね。まだまだ決着が付いたとは思ってないし、このベルトに対する思いが少しだけ俺の方が大きかったのかなと。それだけで、アイツの意地というのは脅威ですね。最後の全日本コールというのは…嬉しいですよね。それもこのベルトに対して全日本コールをしてくれたかもしれない。次は自分の実力で起こしてやろうと思ってますよ。(王道トーナメントに向けては?)強いメンバーですけど、新しいトーナメントなんでね。そこは初代王者を目指して頑張りたいと思います。(ホッとした表情を見せると)新生全日本になって、まずは最初のビッグマッチ、節目を終えられたと。ちょっと今は安堵感で…。まだまだいっぱい課題はありますよ。でも、ひとつの節目を、課題もありつつ乗り越えたその安堵感で…。今日はこのベルトと一緒に寝たいと思いますよ」


 白石体制となって初のビッグマッチが大田区大会で行われたが、開場前には大仁田が邪道軍団を引き連れて現れ来場しようとしたが、UWFに押しかけた時のように全日本側は「チケットをお持ちでない方はお帰りください」と追い払おうとするも大仁田も譲らず、結局大仁田とは全日本時代から知っている和田京平レフェリーが一喝したことでやっと追い払った。


 そして第3試合では秋山が次期三冠王座挑戦者候補である大森をKOして勝利、しかし秋山の試合後は白石社長のエキシビジョンに対して『本日のメインイベントですよ』『お遊戯みたいなものが始まるんで』と皮肉を込めて辛辣なコメント、そして「蝶野&ジョーはどうするのかわからないけど、こういうこともあるんだよというのはわかってもらいたいな。もし次にやることがあれば、俺がお相手します」とまた白石社長がリングに上がって試合をするようなら自分が相手にして潰すと明言した、そういった意味では大森戦でのKOは白石社長へのメッセージの意味が込められているのか?しかし王道を巡って秋山と白石社長との対立は避けられないものになりつつある。


 休憩中のエキシビジョンでは白石社長は防護用モビルスーツを着用して試合に臨みローキックやミドルキックを繰り出すも、二人にはまったく通用せず徹底的に痛めつけられる、KENSOの援護を受けて白石社長は蝶野にSTFを決めるも、蝶野に逆に決められてしまいタップ、館内は白石社長へ声援は贈るもほとんどが“茶番”“お笑い”として受け止められていたという。


 バックステージで白石社長は8月いっぱいで全日本社長を辞任し後任は白石社長側から派遣することを明言した、理由は白石社長は多忙としているが、アジアタッグ選手権を終えた青木が白石社長に詰め寄ったところを見ると、一連の発言を受けて秋山だけでなく他の選手からの反発を受けて引き下がるざる得なかったということなのか、今後はバックアップに徹するそうだが、それだったらなぜ武藤体制のときにそうしなかったのかと思いたくなる。


 メインの三冠選手権は序盤両者共肉弾戦を展開するも、諏訪魔が万力スリーパーを駆使してグラウンドで潮崎のスタミナを奪いにかかる、グラウンドとなるとレスリングに長ける諏訪魔が上か、潮崎はチョップやラリアットで流れを変えトペスイシーダを繰り出す。リングに戻った潮崎はラリアットからゴーフラッシャーを決めるも、フランケンシュタイナー狙いは諏訪魔がパワーボムで叩きつけて譲らない。終盤ではジャーマン合戦を展開し潮崎はリミットブレイクを狙うも、諏訪魔がバックドロップ、ラリアットを狙う潮崎をかんぬきスープレックスで投げ、最後はラリアットからのラストライドで諏訪魔が35分を越える熱戦を制して王座を防衛、三冠ベルト最後の防衛戦に相応しい名勝負となった。


 今回の三冠戦は三冠ベルト最後の防衛戦だけでなく、王道プロレスに無理解な白石社長との戦いも三冠戦のテーマだった、しかし結果は白石社長はエキシビジョンは行うも三冠戦を見る前に辞任表明をしたことで敵前逃亡し、三冠戦で全日本コールが巻き起こったことで王道が勝利を示したのだ。


 ただこれで全てが収まったかというとそういうわけでもない、白石社長を引っ張り出そうとしている大仁田、白石社長に不信感を抱いている秋山らバーニング勢とは結局向き合わないままで終わったことを考えると、混乱は未然に防いでも火種はくすぶり続け、白石社長次第ではいつ燃え上がるかわからない。大会はどうにか成功はしたが、全日本はまだ爆弾を抱えたままだ・・・・

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