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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

全日本プロレスが無料興行を開催、今必要なのはブランド力

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全日本プロレスが無料興行を開催、今必要なのはブランド力

9月27日 全日本プロレス ディファ有明「Thanks a lot !」


◇第1試合◇
▼15分1本
○曙 秋山準(12分41秒 体固め)大森隆男 XKENSO
※ランニングボディプレス


◇第2試合◇
▼20分1本
潮崎豪 △鈴木鼓太郎(20分00秒 時間切れ引き分け)金丸義信 △青木篤志


◇第3試合◇
▼30分1本
○諏訪魔(13分57秒 体固め)XSUSHI
※ラストライド

<プロレス・格闘技DXより>
 諏訪魔が新生・全日本初の無料興行のメインでSUSHIに完勝。ファンとの一体化を実感し、充実感に浸った三冠王者は10・27両国での曙戦へ向け、「横綱をぶん投げる!」と怪気炎を上げた。

 この日、全日本41年間の歴史の中で初となる無料興行が実現した。白石伸生オーナーが7月の新体制発足時、「分裂騒動でご迷惑をおかけしたファンへのお詫びを込めて」と無料大会3大会の開催を約束していたが、その第1弾がこの日の有明大会だった。

  先着順にチケットが配布される形で、会場前には早い時間から約200人のファンが長蛇の列を成した。用意した座席が全て埋まることはなかったが、推定300人の観客が集まった。

  チャリティーオークション、渕正信&和田京平レフェリートークショーなど、ファン感謝デーのような内容で、後半は3試合。オープニングから熱戦が続く中、メインを務めたのは三冠王者・諏訪魔だった。相手は全日本分裂時、ともに残留を早々に意思表示したSUSHI。二人の全日本愛を物語るような戦いが繰り広げられた。

  内容的には終始、諏訪魔が圧倒。ダブルチョップでSUSHIをねじ伏せ、得意の場外戦で蹂躙していく。SUSHIが抵抗してもミサイルキックを自爆させ、逆エビ固めで拷問。串刺しラリアット、フロントスープレックスの連続攻撃を浴びせた。

  意地のSUSHIも倒れ込み式変型バックブリーカーで反撃を開始。場外に逃れた諏訪魔にノータッチトペコンヒーロで突っ込む。さらにダイビングヘッドバット、地獄突き、アゴ砕き、トラースキックの波状攻撃を浴びせると、ラストライドを徹底阻止して執念でTEKKAMAKIに持ち込んだ。

  冷や汗をかいた諏訪魔だが、3カウント寸前にキックアウト。振り向きざまの強烈なショートレンジ左ラリアットでSUSHIをねじ伏せると、三度目の正直でラストライドを爆発。SUSHIに引導を渡す3カウントを奪った。

  第1試合からメインまで歓声が鳴り止まない盛況ぶり。諏訪魔が感じたのはリング上と観客席の一体感だった。「ありがたいよね。こんだけ来てくれるのはうれしいよ。ホントにありがたい」と開口一番、喜びを口にし、「平日のここにこんだけ来てくれたらうれしいよ。今の全日本についてきてくれてるわけだから。外に列作ってくれてる姿をみてるとうれしいよ。ファンとこれだけつながって試合できることもそうそうないよ」と充実感に浸った。

  客席から全日本愛を思う存分感じ、「根っから好きな人しかいねぇなと。この熱をどんどん広げていければいいんじゃないですか」と前を見た諏訪魔は、継続開催にも色気たっぷりだ。

  10・27両国では王道トーナメント覇者・曙を迎え撃つ三冠王座V3戦も決まった。新ベルトお披露目ともなる大一番へ向け、ファンからパワーをもらった諏訪魔は気合十分。「そこはしっかり横綱をぶん投げる!」と予告し、怪気炎を上げた。

  新生・全日本がスタートしてから2ヶ月が経過。現状はまだまだ厳しい状況が続くが、諏訪魔は三冠王者としてこれからもファンとともにさらなる高みを目指す。

 【諏訪魔の話】「ありがたいよね。こんだけ来てくれるのはうれしいよ。ホントにありがたい。(客席が埋まりきらなかったが?)今日ここからスタートでいいんだよ。分裂してファンのみんなに迷惑かけてるわけだから。ここからですよ。平日のここにこんだけ来てくれたらうれしいよ。今の全日本についてきてくれてるわけだから。外に列作ってくれてる姿をみてるとうれしいよ。ファンとこれだけつながって試合できることもそうそうないよ。(ファンの反応については?)根っから好きな人しかいねぇなと。この熱をどんどん広げていければいいんじゃないですか。最後、潮崎と写真撮っちゃったけど、地方で締めの対決でもやるか。そう思ったね。(ファンもレスラーも一体になった?)物凄く感じた。何があってもついてきてくれるんだなと。(次なる企画は?)白石オーナーは最初、ご迷惑をかけたから3大会ぐらいって目安を言ってたんでね。いろんな壁があるけど、こういう感じでやれたらなと。三冠戦もありますからね。そこはしっかり横綱をぶん投げる!」


 白石オーナーが7月の会見で「分裂騒動でご迷惑をおかけしたファンへのお詫びを込めて」とマニュフェストに掲げていた無料興行がディファ有明で開催され、無料ということで300人ぐらいが集まったという。


 試合前には白石オーナーが挨拶(井上博太新社長が挨拶の予定では?)した後は渕正信と和田京平レフェリーによるトークショー、タイガー木原リングアナによるオークションではSUSHIの正体がRであることをうっかり暴露するハプニングが発生するなど、試合を含めて大いに盛り上がったという。


 白石オーナーは無料大会をあと2回開催する意向を示しているが、1回だけやったからって後楽園大会に繋がるものではないし、10月の両国大会の観客動員するに繋がるとは限らない、しかし秋山の言う信頼回復という面を考えるとこういった大会は3回と言わずどんどんやるべきであるのであり、常連だけでなく初心者のファンに選手だけでなく王道プロレスをアピールするためにはいい企画だったのではと思う。


 白石オーナーは現状の全日本を大きく見せようとしているが、信頼回復というものは簡単ではない、だが時間をかけることによって回復できるものでもある。今の全日本に必要なものは白石オーナーのポケットマネーも必要なものかもしれないが、最も必要なものは全日本プロレスという看板のブランド力なのだ。

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