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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

失言のツケというマニュフェスト

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失言のツケというマニュフェスト

(大仁田厚から全日本プロレス・白石伸生社長に贈られた書面)
株式会社 全日本プロレスシステムズ
代表取締役 白石伸生 殿


 拝啓

  本日、貴殿から発せられたコメント文面を拝読した。長州力選手、そして大仁田厚に対して過去のコメントの贖罪としてエキシビジョンマッチを体感すると…。

  貴殿が試合する事で何を償うのか?

 邪道・大仁田厚、来る8月31日に開催される「横浜大花火」ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初!人間爆弾デスマッチに於いて、貴殿に「人間爆弾」として電流爆破を体感する事を要求する!

 貴殿がこれまで「線香花火」「ロートル」と揶揄してきた事に対する贖罪の気持ちがあるのならば、断る理由はどこにもない筈だ。

  俺の古巣である、全日本プロレスを率いる男としての、魂こもった返答を待つ!

敬具


 平成25年8月15日
 邪道・大仁田厚

 

(全日本プロレス公式HPより)
「横浜大花火で人間爆弾として電流爆破を体感することを要求する」という手紙を頂きましたが 今は大田区体育館で行うエキシビジョンに向けて最終調整しており、いきなり大花火と言われても線香花火との違いもわかりません。


あなたが、プロレス大好き人間なのは認めますが、なぜ、電流爆破でなく、肉体と肉体のプロレスをされないのですか。


あなたなら、もう一度、馬場さんに教わったプロレスが出来るはずです。
邪道ではなく、王道の精神を再度思い出してください。


電流爆破が凄いのかはわかりませんが、今の全日本の凄さを見てから、発言されることを希望します。


素直な気持ちで、大田区の三冠戦をみてみてください。
きっと、あなたのプロレスラーになった原点がそこにあるはずです。」

 

 大仁田厚が全日本プロレスの白石社長に対して、8月31日『横浜大花火』に来場して『人間爆弾』になるように要求したことを書面にして全日本プロレスシステムズに送付したが、白石社長が公式HPで見解を更新、ジャイアント馬場さんの王道を出して拒否を示した。


 これで大仁田は納得するかというと納得するわけがなく、自分もガチプロレスを提唱している白石社長が理解もしていない王道を利用するというのも納得できない。


 蝶野との禊マッチや、大仁田とのやり取りは全て白石社長の過去の発言のツケから来ている。


 白石社長はツイッターで


 FBで掲げたマニュフェストのほとんどを達成していることをアピールしているが、それが全日本プロレスの信用を回復したのかというと、自身のツケを解消したに過ぎず、全日本の信頼回復には至っていない。


 久しぶりに公式HPで見解を出した白石社長だが、王道を理解していないのにも関わらず自身の論理で王道を語ってしまった、これも受け止め方次第では選手だけでなくファンからの反発も必至だと思う。


週刊プロレスでコラムを連載している秋山準が今週分のコラムで「ファンとの信頼関係っていうのは、やっぱり『お客さんの思いを裏切らない』ってこと、それが「次はどうなるんだろう」って期待させるような裏切られ方だったらまだいいけど、『こんなの見に来たんじゃないのに』って思ったときには、もう来てもらえないからね」「この前も(7・28後楽園)も『来年、テレビをスタートさせる』とか言っていたみたいだけど、みんなの前で言ったからにはちゃんとやれよ、出来ないんだったら言うなよって。それなんだよ、信用をなくすというのは」と、また白石社長に苦言を呈した。


 リング上に上がったときは“反省”をアピールしているが、相変わらず失言の連発で自身の首を絞めまくっている・・・、失言のツケというマニュフェストを解消することが全日本の信頼回復に繋がるのか考えてほしい。 


(追記 週刊プロレスモバイルより)
 

大仁田「一説にはごもっとものように聞こえるけど…ひとに謝っといてよ、『ごめんなさい』とか言っておいてまた、こういう手紙をよこすっていうのは、舌が乾かないうちに早すぎるよ。顔じゃない。10年早いって。エキシビションマッチ? プロレスを体感する? しょせん身内のじゃれあいだろ、エキシビションなんて。みんなが無料でやってるならいいよ。ギャラはどっから出てんだって話だろ。それから大仁田、長州に対して申し訳ないと文面で吐いた以上は、もうちょっと低姿勢になってもいいんじゃないか? 三冠のすごさを体感しろ? 俺は歴代のNWAチャンピオンからずっと体感してんだよ。
 白石オーナーがテレビで見てた時代から、俺はリングサイドでジャイアント馬場さん、ハーリー・レイス、ジャック・フリスコ、テリー・ファンク、ドリー・ファンク…歴代のNWAチャンピオン。それからジャンボ鶴田さんの試合、いろんなもの見飽きるほど見てんだよ。体感もした。だけど自分の行きつくところは邪道という道しかないと思って、俺は邪道というひとつの空間を作ったんであって。ジャンルはいろいろあるんだよ。新日本プロレスがあればZERO1もあるわけだろ。ジャンルにとらわれないひとつの分野を作ったわけだ。ガタガタ講釈述べやがって。聞こえ的にはもっともらしいけど、オマエ、全然反省してないじゃないか! 白石! あえて白石と呼ぶ。オマエは反省の色がまったくない!ひとに謝っといて2日後には俺に講釈たれんのか!? 俺はこの世界にもう37年生きとんのじゃ。
 オマエに講釈言われたくない。三冠戦っていうのはな、誰が築いた? 馬場さん、鶴田さん、三沢選手、小橋選手、川田選手。こういうひとたちが作ったんだよ。オマエらのニセモノの三冠戦じゃねえんだよ。そうじゃねえか? 申し訳ないけど三冠戦以上のものを俺は見てきた、ハッキリ言って。いまの三冠戦以上のものを見てきた。三冠戦に興味なし。ただし、オマエのエキシビションは見にいく。8月25日、大仁田厚、大田区体育館に…招待されたんだろ? 何十年か前にUWFに行った時に『チケットありますか?』って言われたからよ(苦笑)。これはあくまで招待だな? 白石オーナー、大仁田厚、8月25日、大田区体育館、乱入じゃなく招待として正式に来場します。あと言っといてくれ。うちら全日本を勉強するために邪道軍団、4人から5人で行くって」


 白石社長の公式見解を受けて大仁田が会見を行ったが、案の定激怒し「やっぱり反省していない!」ということで、邪道軍団を引き連れて殴りこみをかけることを宣言した。


  大仁田が現役レスラーとして“古巣”である全日本に上がるのは27年振りの最初の引退式以来、1998年にFMWを追われた際には新日本プロレスだけでなく全日本プロレスにも参戦要望書を出していたが、ジャイアント馬場さん個人は大仁田は可愛がっていたものの、当時の全日本は『三沢革命』を提唱していた三沢光晴が現場を仕切っており、また三沢自身も大仁田に対して良い感情を持っていなかったのもあってか、馬場さんも三沢の意見を無視することが出来ず大仁田参戦を断っていた。(この時は金沢克彦氏によると大仁田は馬場さんに対して恨み言を言っていたという)


 全日本も現在ツアー中だが白石社長も大仁田とは旧知の間柄である渕正信取締役相談役と相談した上で公式見解を出したのか?相談もせずに一人で勝手に見解を出してしまったら、それこそまた失言で秋山の言うとおりファンだけでなく選手からも不信感を抱かれてしまう。
 

 白石社長のリングデビューは自分的にはプロレスの厳しさを知ってもらいたいということで賛成だったが、自分の発言のツケを解消するためにリングデビューするなら猛反対、解消したいのであれば現場のスタッフや選手らを信用して黙っていることが一番なのではと思う。

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