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ハルクが土井を破り一応の決着も望月、キッドが新ユニット、CIMAが冨永に敗れベテラン軍が存続危機に…
8月17日 DRAGON GATE「DENGEROUS GATE 2014」大田区総合体育館 5000人 超満員札止め
<試合後のコメントなどは週プロモバイルより>
◇第0試合◇
○新井健一郎 K-ness.(6分31秒 体固め)Xリョーツ清水 しゃちほこBOY
※ダイビングヘッドバット
◇第1試合◇
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・神田 ジミー・カゲトラ(8分14秒 体固め)Gamma X“ハリウッド"ストーカー市川 ヨースケ・サンタマリア
※ダイビングエルボードロップ
◇第2試合◇
○ジミー・ススム “ミスター・ハイテンション"琴香(10分05秒 体固め)ドン・フジイ X林悠河
※ジャンボの勝ち!
◇第3試合◇
▼ノーDQマッチ
○パンチ富永(10分52秒 エビ固め)XCIMA
※ケンカキック
<バックステージ>
富永「おい見たか、CIMA。何をしてでも勝ったぞ。お前が選んだノーDQでこのザマか。ザマーミロ。それからフジイ、テメエ何突っかかってきてるんだよ。お前もCIMAも同じ目に遭わせてやろうか? 覚えとけ!」CIMA「まあ結果は結果やろ。クソッ。あんな奴に負けた。まあ結果は結果やな…。言葉ないな…。ちょっと…デンジャラスゲート…、ベテラン軍、ちょっと、進退かけますわ、もう」
◇第4試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
[第25代王者]○フラミータ(14分17秒 片エビ固め)[挑戦者]XMr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン
※フラムフライ
☆フラミータが4度目の防衛に成功
◇第5試合◇
▼オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合
[第31代王者組]○T-Hawk Eita (23分18秒 エビ固め)[挑戦者組]X望月成晃 ドラゴン・キッド
※ベラクルス
☆T-Hawk&Eitaが初防衛に成功
<試合後>
T-Hawk「俺たちミレニアルズ、このドラゴンゲートにある全ユニット取ってやるよ。大事なことだから何回でも言うぞ。俺たちミレニアルズ、それ以外の人間は全員敵。俺たち、原点に戻る。これが進化したミレニアルズ、そしてU-Tが帰ってくるまで。サマータッグリーグもあるよな? そこはチャンピオンのまま優勝して、また東京に戻ってきます。その時はミレニアルズに熱いご声援、よろしくお願いします!」
<バックステージ>
T-Hawk「U-Tのかたきは取ったぞ。取ったぞといいたいところだけど、チャンピオンのまま必ずてっぺんを取る。そして大事なことは何回も言う。俺たちミレニアルズ以外は敵だ。生まれ変わったミレニアルズを楽しみにしておけ。アディオス!」
◇第6試合◇
▼MONSTER EXPRESS vs MAD BLANKEY 敗者復活サバイバル一発逆転キャプテンフォール・イリミネーションマッチ
○YAMATO[キャプテン] サイバー・コング Kzy 問題龍 (28分10秒 エビ固め)X鷹木信悟[キャプテン] ウーハー・ネイション 戸澤陽 吉野正人
※ギャラリア
<試合後>
YAMATO「オイ、トーキョー! 大田区、モンスター・エクスプレスとの全面対抗戦は、俺たちマッド・ブランキーの大勝利だー! オイ、モンスター・エクスプレス。とくに鷹木信悟よ、オイ! オマエはいつも俺たちマッド・ブランキーが反則使わなきゃプロレスができねえみたいなこと言ってるよな? オイ大田区! オマエらも見たよな? きょうは、反則一切なしで俺たちの大勝利! そうだろ、オマエら!? オイオマエら、鷹木、ウーハー、そして吉野。オマエらはモンスター・エクスプレスの最強メンバーだよな? 見ての通り、俺たちは最強メンバーではない。だがしかし、俺らの後ろには、きょうあのCIMAを撃破したパンチ富永、略してPTがいる。さらに、きょう第21代オープン・ザ・ドリームゲートチャンピオンに輝く、土井ちゃんがいる。オイ! オマエらモンスター・エクスプレス、オマエらは反則一切なしで俺らに負けた。オマエらの存在意義っていったいなんなんだ? オイ、ほかのユニットにも言っておくぞ。俺らマッド・ブランキーにたてつくというのなら、いつでもここにいるから。消してやるからな。首洗って待っとけよ!」
(すると、ここでジミーズが乱入してマッド・ブランキーと大乱闘になる)
ススム「オイ、マッドブランキー! きょうは唯一のタイトルマッチの谷やんも負けて、俺も含めてそのほかのジミーズは全員前座。斎了にいたっては出口の見えない欠場中。でも! 俺たちジミーズはまだ死んじゃいねえぞ。YAMATO、潰せるもんなら潰してみろコノヤロー!」
YAMATO「待て待て待て、オマエらなんの関係もないジミーズがいきなり入ってきて、俺たちに潰せるもんなら潰してみろ? オマエ、どういうことだ!? まあいい。ススム、オマエが言った通りジミーズは死んじゃいねえな。まだ動いてるよな。どうやらオマエら、死に場所を探してるみてえだな。だったら俺たちマッド・ブランキーが来月9月の後楽園ホールで、オマエらを完璧にこのリング上から消してやるからな。首洗って待っとけよ!」
ススム「オイ問題龍、オマエは絶対入れよな、次に。みなさん、僕らジミーズ、地味です。今年キング・オブ・ゲートを優勝した僕のこと、たぶんもう誰も覚えてません。でも、地味でもでっかい意地があるんです。次の後楽園、俺らジミーズに期待してください。応援よろしくお願いします」
<バックステージ>
YAMATO「俺たちマッド・ブランキーの大勝利だ!(と盛り上がる)言ってもな、この戦力差で俺たちが勝ったのはでかいぞ。モンスター、エクスプレス。オマエらは恥を知るべきだ。恥を知れ! アイツらは消えたな。次は9・9後楽園ホール。ジミーズ、どうやらオマエは死に場所を探してるようだな。だったら俺たちがオマエら死に損ないの首をバッサリと介錯してやるからな」サイバー「きょうのYAMATOと鷹木やったな? YAMATOと鷹木、ラベルが違うんや」
◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート王座決定戦
[第20代王者]○BXBハルク(26分10秒 エビ固め)[暫定王者]X土井成樹
※フェニックススプラッシュ
☆ハルクが初防衛に成功
<試合後>
ハルク「みなさん、俺はドラゴンゲートでデビューして9年目でようやくつかんだ、このドリームゲートのベルト。後楽園でマッド・ブランキーの卑怯な手によって、一度は奪われてしまいましたが、きょうこうしてドリーム取り戻しました! 後楽園では4VS1…ホント、ムチャクチャなルールのタイトルマッチでした。そしてきょうも、アイツらは反則をいろいろ仕掛けてきました。俺はいま、ユニットを離れて一人でやってますが、正直きょうは望月さん、キッドさん。2人がいなかったら俺は…きょうはありがとうございました。俺はみんなも知っての通り、しゃべるのも下手だし、うまく表現できないけど、2人はベテラン軍だし、俺は強引になんか、そういう…強引にはしたくないんです! でも俺は、2人がきょういてくれて心強く思いました。いつまでも付いて行こうと思いました。すいません」
望月「ハルク! せっかく勝ったのに相変わらず要領の悪いマイクだな! 要は、俺たちと一緒にやるってことだな、ハルク!? まあハルク、本当だったら俺とキッドもツインを取って、ハルクがドリームを取った暁には、俺たちから言おうと思ってたけども。でもハルク、オマエからそういうふうに言ってくれるんだったら、俺とキッド、ベテラン軍を離れて、オマエと一緒に正式にユニットとして、やらしてもらうぞ!(場内大歓声)たぶんね、ベテラン軍はね、何かあればいつでも受け入れてくれるところだから。ハルク、決まったからにはユニット名はこれから考えるとして。(場内から『パンタロンズ!』の声が挙がるも)もうちょいいいユニット名を。そうだな、来月9月の後楽園ぐらいまでにはなんとか考えて。せっかくだから後楽園、俺たち3人で組んで、正式にユニットとしてスタートできるようにユニット名をつけて、始動したいと思います。よろしくお願いします。同じユニットになったからには、俺はハルクに一つ注文がある。今回ハルクのつたないマイクのやり取りで一回ムチャなドリームゲート戦が決まってしまったけど、せっかく7度目の挑戦で巻いたベルトが、そういうムチャなタイトル戦でこれから手放すことのないように、今度からそういう口車に乗らないようにマイクは横で俺がフォローするから! これからドリームゲートチャンピオンとして、ドラゴンゲートに新しい時代を作ってほしいと思います。でも、やっぱり最後はハルクの声が聞きたいですよね!?(場内大歓声)ハルク、俺はフォローはするけど、最後の締めはドリームゲートチャンピオンの務めなんだよ。最後をきちっとハルク、バシッとこの大会締めてくれよ」
ハルク「みなさん、みなさんの声援が俺の力になりました! ありがとうございました!! 望月さん、これからは1VS1で正々堂々とやり合えるヤツらと、ドリームゲートのタイトルマッチをやっていきたいと思います。これからもドラゴンゲートを大きく、ドリームゲートがさらに輝くように闘っていきますのでみなさん、これからもB×Bハルク、そしてドラゴンゲートをよろしくお願いします!」
<バックステージ>
ハルク「ついに取り返しましたよ! いつまでも反則、乱入のマッド・ブランキー、土井成樹がベルトを持ってるのおかしいでしょ。アイツはしょせん暫定チャンピオンですから。俺が真のドリームゲートチャンピオンです。きょうはお客さんのみんなの声が俺の力になりましたんで、これからもお客さんと一緒にドリームゲート、夢の続きを見ていきますんで、みなさん楽しみにしていてください。それからきょうはキッドさん、望月さんが助けに来てくれたけど、2人はベテラン軍なんでね。強引にユニットを作ろうとか、そんなの俺はうまいことできないけど。不器用な人間なんでね。でも、これからも2人とはうまくやっていきたいなと思います。これから何か面白いものが作れると思いますので、期待しててください」スカパーPPVではDRAGON GATE大田区大会を放送、メインは後楽園大会での決着戦である土井vsハルク、土井は暫定王者だが勝てば改めて王者として認定され、ハルクが勝てば改めて王座防衛となる。
試合は互いにグラウンドで慎重な立ち上がりとなるがハルクが腰攻めで先手を奪うが、場外戦で土井が流れを変え徹底とした首攻めやセコンドのマッドブランキーの介入を駆使して形勢を逆転させつつも、普段みせないタイガードライバーやリバースDDTを披露するなど勝ちを狙っていく、ハルクの輪廻が八木隆行レフェリーに誤爆すると再びマッドブランキーが介入して総攻撃をかけるが、今度はハルク側のセコンドである望月、キッドが駆けつけて土井に総攻撃をかけ、ハルクもファーストフラッシュも土井は雪崩式タイガースープレックスろ荒技を見せ、ボックス攻撃からのマスキュラーボムを狙うがハルクは一回転して土井を正面からマットから叩きつけるという閃きを見せ、土井は再度マスキュラーボムを狙うが叩きつけることには成功するも体勢が崩れて大ダメージを与えることが出来ない、焦った土井はバカタレスライディングキックを狙うがハルクはバーンアウトで切り返し、土井をコーナーに固定しての踵落としやファーストフラッシュ、雪崩式EVOからHサンダー、顔面へのキックの連打からのファーストフラッシュと畳み掛けると最後はフェニックススプラッシュで3カウント、ハルクは閃きや非情さも出し改めて王座を防衛、土井との抗争に一応の決着をつけた。
試合後にはセミでモンスターエキスプレスを破ったマッドブランキーにジミーズが宣戦布告をした煽りを受けて、土井とは因縁の関係である神田が退場する土井を襲撃するハプニングがあったが、今まで共闘関係に過ぎなかった望月とキッドが俺たちベテラン軍を離脱することを正式にアピール、ハルクと新ユニットを結成することになった。そのセミではセミのモンスターエキスプレスと vs マッドブランキーによる敗者復活サバイバル一発逆転キャプテンフォール・イリミネーションマッチ(試合中に、一度敗れて失格になった選手も味方チームが相手チームから勝利することにより、試合へ復活させることが出来る。[※1勝につき、失格者1名が復活。失格者が複数いた場合、復活する選手はチームに一任される]これに加え、両チームのキャプテンが敗れた時点でそのチームが負けとなる)は選手が一時失格しては復活となるなど入れ替わりが激しい試合となるが、YAMATOがモンスターエキスプレスのキャプテンである鷹木をギャラリアで3カウントを奪いマッドブランキーが勝利、試合後に勝ち誇るマッドブランキーにジミーズが宣戦布告、9月の後楽園大会で全面対抗戦が実現する流れとなった。
ツインゲート選手権はミレニアムズがキッドのソバットによってU-Tが顎を骨折させられたということで両軍共打撃戦中心の展開となり、挑戦者組はEitaを捕らえるが、T-Hawkがキッドにアギラを浴びせると流れが変わり、大ダメージのキッドに代わり望月が孤軍奮闘するがミレニアムズの集中砲火を浴び、最後はT-Hawkのナイトライドからベラクルスの前に望月は力尽き、ミレニアムズは防衛となった。
第3試合ではCIMAvs富永のノーDQマッチが組まれ、試合はCIMAが入場するなりシュバインを決め秒殺を狙うが富永はクリア、今までの富永だったら秒殺だったかもしれないが、さすがのCIMAもこれには驚いたと思う。試合は富永がルールを利用して凶器攻撃やマッドブランキーの介入を駆使するも、CIMAはあくまで正攻法、最後はCIMAの顔面にイスを添えての富永のケンカキックが決まって3カウント、CIMAのまさかの敗戦に驚いたがその反面CIMA自身も富永をナメ過ぎていた部分もあったのではと思う。
ハルクは土井を破ったもののマッドブランキーの猛威は止まらず、望月、キッドが離脱しCIMAも富永に敗れたことでベテラン軍の存続も危うい状態、9月はタッグリーグを控えているが後楽園では何が起こるのだろうかPR -
今年もDDT両国は明るく、楽しく、激しく“くだらなく”
8月17日 DDT「両国ピーターパン2014〜人生変えちゃう夏かもね!〜」両国国技館 9100人 超満員札止め
<コメント、アピールなどはプロレス格闘技DXまた週プロモバイルより>
◇ダークマッチ◇
▼ダークマッチ1 東京女子プロレス提供試合/15分1本
○山下実優 木場千景 KANNA (8分52秒 片エビ固め) 中島翔子 坂崎ユカ Xえーりん
※クラッシュ・ラビットヒート
▼ダークマッチ2 DDTvsユニオン対抗戦/15分1本
○星誕期 美月凛音 伊橋剛太 勝俣瞬馬(7分44秒 体固め)三富政行 河村智哉 XSAGAT 風戸大智
※ブエノスアイレス午前二時
◇第1試合◇
▼30分1本
○MIKAMI GENTARO (11分07秒 片エビ固め)Xヤス・ウラノ 彰人
※ディープ“M”インパクト
◇第2試合◇
▼アイアンマンヘビーメタル級時間差バトルロイヤル
○ゴージャス松野(16分56秒 首固め)XDJニラ
☆松野が第1008代王者となる
☆松野が第1008代王者となる
【退場順】[1]清水愛(2分56秒、オーバー・ザ・トップロープ※OTR)[2]才賀紀左衛門(8分20秒、全選手の体固め)[3]FUMA(8分52秒、ヨシヒコの十字架固め)[4]遠藤哲哉(8分52秒、ヨシヒコ&アキヒロのダブルスパニッシュフライ→体固め)[5]ヨシヒコ&アキヒロ(11分04秒、ニラのジャーマンスープレックスホールド※ニラが第1007代王者となる)[6]佐々木大輔(11分59秒、OTR)[7]松永智充(12分24秒、OTR)[8]平田一喜(15分33秒、越中のパワーボム→エビ固め)[9]越中詩郎&大鷲透(16分24秒、OTR)[9]のの子(16分30秒、OTR)
◇第2.5試合
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
○LiLiCo (14時42分 体固め)Xゴージャス松野
☆LiLiCoが第1009代王者となる
【LiLiCoの話】「ちょっと…こんなつもりではなかったんですけど。ゆっくり映画とか毎日見られないですよね? ずっとプレッシャーを感じながら生きていかなきゃいけないと思うと、凄いドキドキするんですけど、こうなったら…誰でもいいからかかってこい!」
◇第3試合◇
▼30分1本
○大石真翔 赤井沙希 レディビアード(11分43秒 エビ固め)アントーニオ本多 アジャ・コング X福田洋
※ミラクルエクスタシー
◇第4試合◇
▼KO-D6人タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者/チーム・ドリフ]入江茂弘 石井慧介 ○高尾蒼馬(10分57秒 エビ固め) [第12代王者組/酒呑童子]KUDO 坂口征夫 Xマサ高梨
※ジントニック
☆酒呑童子が初防衛に失敗、チーム・ドリフが第13代王者組となる
◇第5試合◇
▼DDT EXTREME級選手権試合 インポータントサムシング時限爆破デスマッチ/60分1本
[第29代王者]○男色ディーノ(11分05秒 横入り式エビ固め)[挑戦者]Xマッスル坂井
☆ディーノが初防衛に成功
【試合後のディーノ、坂井、山里】
▼ディーノ「おい、お前ら! これを見て、何も思わんのか!? 山ちゃんが…山ちゃんが…山ちゃんが…爆破されたんじゃ!」▼坂井「ウワー!(号泣)」
▼ディーノ「山ちゃん! 胸一杯の気持ちを…言ってみろ!」
▼山里「俺の肛門はもう爆破されちゃったけど、俺の親友のディーノさんにベルトが戻ってきて、本当に嬉しい…」
▼ディーノ「そんなことよりも、お前のことが心配なんじゃ! ベルトなんて二の次、三の次じゃ! お前の…お前の…お前の…肛門が何より心配なんじゃ!(号泣)」
▼山里「俺の肛門なんて、二人の最高のバトルの代償としては安いもんだ。こんな肛門、いくつでもくれてやる!」
▼ディーノ「お前も立派なプロレスラーじゃ! マッスル坂井、お前は復帰して、胸一杯のプロレスを楽しんだか?}
▼坂井「ただただ楽しいだけでした!」
▼ディーノ「この楽しさをぶつけることが、我々のプロレスなんじゃ!」
▼坂井「我々はただ楽しかっただけかもしれませんが、そのために肛門を爆破された人がひとりいます…」
▼山里「この楽しさが味わえるだったら、肛門なんかくれてやりますよ」
▼坂井「じゃあ、またお願いします! 花火を持ってこい! 祝砲じゃ」
▼ディーノ「2月15日、さいたまスーパーアリーナ…」
▼坂井「漢気、見せてくれよ。お前の前説からの肛門爆破、見せてみろや」
▼山里「肛門はもうこれっきりにしてください。それじゃないと持たないよ。肛門のリクエストはきつよ…」
◇第6試合◇
▼両国国技館全域を使った路上プロレス/60分1本
高木三四郎 ○葛西純(23分25秒 体固め)鈴木みのる X中澤マイケル
※パールハーバースプラッシュ・フロム・ラダー
<試合後>
高木「純ちゃん勝ったぞ! 鈴木さん、よく分からないですけど、ありがとうございます! 鈴木さん、純ちゃん…」
鈴木「コイツのパンツ臭い!」
(と大の字のマイケルを暴行)。
(鈴木がさがろうとしたところで高木が呼び止めた)
高木「DDTはこれから新しいプロジェクトを立ち上げます。できればあなたたちに協力してもらいたい」
(特設ビジョンにてDDT映画界へ進出が発表、制作はDDT、出演は高木、HARASHIMA、飯伏らDDTオールスターズ、総監督は坂井となる劇場版「プロレスキャノンボール2014」は2015年2月公開予定。総監督を務める坂井が登場
鈴木が「コイツ、大々的に引退試合しなかったっけ?」
(と猛烈な不快感を示す。高木と坂井は土下座して素直に謝罪し、協力を求める)葛西は「頼みとあっちゃ断るわけねえ! 濡れ場でもベッドシーンでも!」。
鈴木「事務所がなんていうか…。サンミュージックの相澤社長に聞いてもらわないと…「やるか!」
【バックステージの高木&葛西&鈴木】
▼鈴木「とりあえず菓子折を持って、四谷の事務所に行ってこい。上手くゴマすればできるかもしれない」▼高木「ひとつ気になったんですけど、中澤マイケルのハイブリッド特訓というのは一体? 確かに体はまあまあキレッキレだったんですけど」
▼鈴木「バカ、あんなのは俺の暇つぶしに決まってるだろ。だって誰か殴りたかったんだもの。殴りたい、いじめたい、首を絞めたい。いいのみっけって。いいじゃねえか」
▼高木「いいと思います。僕もタイミング的に言いやすかったんですよ。このチームで映画に出ますよ」
▼鈴木「いつ公開?」
▼高木「来年の2月です」
▼鈴木「何か大きいことと被らない?」
▼高木「カンヌ映画祭じゃないですかね。狙いましょうか? レッドカーペット歩きたいですもんね」
▼鈴木「歩きたいね」
▼高木「あとは東スポ映画大賞とか。ビートたけしさんがいるんで」
▼鈴木「あっ、ビートたけしが来るかもしれない。TPG復活だ!」
▼高木「ベイダーを呼ばなきゃダメですね」
▼鈴木「お面を被ってれば中は誰でもいいんだから」
――高校時代以来の路上はどうだった?
▼鈴木「公式ではね。高校生の時は昔のおいたで済んでるんだけど」
▼高木「葛西純選手との危険な遭遇はいかがだったでしょうか?」
▼鈴木「葛西は面白いよ。躊躇なく来るからな」
▼葛西「俺っちもデスマッチをやってるけども、みのるっちこそ生きたデスマッチだよな」
▼鈴木「生きたデスマッチって話がおかしいじゃん!(笑) どっちだよ」
▼葛西「そういうことだよ。意味がわからねえってことだよ。存在自体が意味わからねえ」
▼鈴木「みのるっちってなんだよ。鳥取のキャバクラのオネエちゃんが俺のことをそうやって呼んだよな」
――本戦での路上プロレスはどうだった?
▼高木「人が多かったですね。よく大丈夫だったなと。客席の中で技を掛けられたのは初めてでしたよ」
▼鈴木「マス席でやった技は俺の新しい技だよ。膝枕式十字固めっていうんだ」
▼高木「確かにオネエちゃんに膝枕してもらってました。通りでいつもよりも約3倍ぐらい効きがちがかったです」
▼鈴木「よし、映画頑張ろう!」
◇第7試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/60分1本
○飯伏幸太(18分39秒 片エビ固め)X近藤修司
※フェニックススプラッシュ
【飯伏の話】「念願が叶った復帰戦で、近藤さんとやれて、勝てて本当に嬉しいです。近藤さんも全然まだまだ進化してたんで。3年後ぐらいにお互い本当に進化した時に、またシングルマッチをぜひやりたいです。(進化を見せたいと言っていたが、きっかけを掴めた?)自分は正直迷っていた部分があって。まだ早いと言われるかもしれないですけど、体力的にも、体に衝撃を受ける時の耐久力とかが落ちてきたのかなって若干思ってたんですが、この欠場でどんどん自分もまだまだ進化できるんだって。一番ビックリしたのは近藤さんの年齢でまだまだ進化しているっていう。そこに一番ビックリしましたね。凄い自信が付きました。(近藤はヘビー級転向をすすめていたが?)近藤さんと比べると全然まだまだ、パワーに関しては届かないんで。自分もこれからもっともっと練習して、もっとパワーを付けて。もちろん今までのスタイルはやめずに、進化したいと思います。(試合を終えての体調は?)全然大丈夫です。今はダメージありますけど、その前の頭のダメージというのは全然ないです。今日見てわかったと思うんですけど、あれだけラリアットを食らっても、自分はまだ立ち上がれたし、勝てたし、フェニックスも出せたし、全然問題ないです。最高の勝ち星でした。近藤さん、ありがとうございます。ぜひまたやりましょう」
【近藤の話】「もう半分記憶にないけど、飯伏が俺から3カウントを取ったのはおぼえてるよ。もう俺を超えていると思う。でもよ、お前がこの業界を去るまでわからねえからよ。今は飯伏に先に行かれても、また俺が追い返すかもしれねえから。今日は飯伏にエールを送られたというか、俺もまだ頑張らなきゃいかない。まだやれるのかなっていう。あいつが俺のことを師匠と呼ぶんだったら、今日の点数は30点。まだまだ続くってことだよ。あいつはまだ伸びしろがあるんだろ。次のステップはヘビー級に行けよ。ヘビー級でやれよ。その時にまたやろうぜ。階級の壁を越えてよ」
◇第8試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/60分1本
○棚橋弘至(15分09秒 片エビ固め)X竹下幸之介
※ハイフライフロー
【棚橋の話】「的確な打撃、投げ技、しつこいグラウンド、全部揃っているんじゃないですか。ただね、文句を付けるわけじゃないけどさ、はやる気持ちもわかるけど、今は大学生とプロレスラーの二足のわらじをしているんでしょ。誰もできない凄いことだと思うよ。ただね、俺たちが憧れたダイナマイト・キッドは明日なんか見てないんだよね。わかるかな、言っている意味。未来を考えてないんだよ。今を生きてるからさ。だから俺は思うんだよね。本当の意味でDDTのファンが竹下に乗れる時が来るならば、大学卒業後だと思う。もうちょっと先だけど。誰も言わないことを言ってます。ただ、その時期っていうのは彼にとって大事な時期になるから。(DDTの会場は?)今日は新日本のファンもたくさん来てくれてて、どうしようかなと迷いながら試合をしましたけど、結局どこにいってもこういうスタイルを貫くのが俺だしね。だって19歳ですよ。俺は37歳でしょ。約20歳違うんだから。竹下の情報を一切シャットアウトして今日は来て。その方が楽しみも増すと思ったし、俺にとってのネバーランドは竹下だったから。(竹下に言葉をかけるなら?)気負うなと。気負わなくていいよ。プロレス界全体が、日本が…って。確かに期待してるよ。たださ、そんなに背負い込まなくても。俺は全部背負い込んできたけどね。未来、未来って言うでしょ。全員未来があるから。一秒先はもう未来だから」
【竹下の話】「試合する前は棚橋選手が全然見えなかったんです。今の日本のトップが見えなかったんです。今日試合をして、足先を掴むところまでは来ました。それを実感しました。今回の僕のテーマは『メジャーにプロレスで負けない』。発想力とかじゃなくて、プロレスの強さでメジャーのトップに負けない。日本の…世界のトップに負けない。それをテーマに置いて試合をしたんですけど、負けてしまいました。明日でプロレスラー2周年になります。この2年間で一番効いた技、コーナーでのエル・ジェネリコのブレーンバスターを狙ったんですけど、そこはあと一歩行けなかったです。でも、まだまだここからですよ。こうやって応援してくれた人たちのためにも、僕はプロレスの未来を見せなきゃいけないですよ。DDTの竹下幸之介として。まだまだここからです」
◇第9試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合 サバイバル3WAYマッチ/無制限
[第47代王者]○HARASHIMA(24分56秒 エビ固め)[挑戦者/KING OF DDT 2014優勝者]X木高イサミ
[1][第47代王者]○HARASHIMA(17分52秒 エビ固め) [挑戦者]Xケニー・オメガ
※HARASHIMAが勝ち残り。2度目の防衛に成功
(試合後 鶴見亜門GMが登場、石井ら20代4選手による次期挑戦者は決定トーナメントで決まることと石井ら20代4選手による次期挑戦者は決定トーナメントで決まることがアナウンスされた。)
HARA「両国大会、前売り段階での完売、札止め。本当にたくさんのご来場ありがとうございます! すんごいね! 次、選手権は決まってるけど、誰が挑戦してきたって必ずこのボクが勝ってやるさ。総選挙も1位を取ってやるさ。そして必ずさいたまのメインに立ってやるさ。なんでかって? それは鍛えてるからだ~!」(HARAがいったん去った後、場内が暗転し、ビジョンには「エンディングまであと10秒」と映し出される。その間に出場選手がリングインし、リングに大量の泡が降り注ぐ中、なぜか「TOKYO GO」を踊り狂う。最後にHARAが「どんどん突っ走っていくから、みんな付いてこいよ!」と呼びかけ、「INTO THE LIGHT」が流れる中、大会に幕が下りた。その後、高木の声が。)
高木「オマエら人生変わった? 俺たちは変わったぜ! みんな、もうちょっとしたら夏が終わり。終わってももっともっと頑張って今年を締めくくって、来年、さいたまで会おうぜ!」)
【HARASHIMAの話】「ちゃんとベルトがここに戻ってきて、僕が勝ちました。イサミもケニーも本当に凄い選手ですね。改めて試合の中で思ったし、3AYだから彼らの凄さ、プロレスの面白さ、可能性を見せることができたんじゃないかなと思ってます。(個々の感想は?)ケニーはあのパワーと運動量。本当に凄いですね。ただ、僕はケニーから取りたかったんで。イサミから横取りした形になったのかな。まあまあ、そういう形式なんで。ケニーに勝って嬉しいですね。イサミとはシングルが初めてだったんで。やっぱりハートが強いです。僕も気持ちじゃ負けない部分はあるんですけど、芯の強さを感じました。(層が厚くなってきている中で、両国のメインを締めたが?)自分は今がベストコンディションで、次の試合がベストコンディション。常に更新していってるので。もっと若手は頑張ってくれって。ドンドンと挑戦してきてほしいですね。ガッチリと受け止めてやり返しますから。(札止めの会場を眺めてみて?)本当に嬉しいです。感慨深いですね。続けてきてよかったなって。DDTの面白さが少しでも周りのみんなに知ってもらえてよかったなと思います。それが正直な気持ちです」
【木高の話】「試合が終わって、今日ばっかりは楽しめないですね。悔しいです。たぶん今日の両国に来た人の人生が変わるような大会だったと思うし、チャンピオンも人生が変わるぐらい気持ちのいいヤツだったでしょう。あえて言わせてもらいますけど、僕の人生は何も変わってないです。ただ、このまま終わらせるつもりもないです。もっと試合後に笑顔で話せるように強くなって、もう1回ここに来ます。本当は勝って言いたかったんですけど、ユニオンのダークマッチに出ていた若手もそう。チャンスが来た時に頑張るのは当然。でもね、チャンスが来る順番は平等じゃないんです。来た時に掴まないと。せっかくそのチャンスをユニオンのみんなが譲ってくれたんだから、勝ってここに来ることがみんなへの恩返しだったんですけどね。僕はできなかった。でも、回ってくる順番が平等じゃないなら、僕は自分で取りに行きます。何度でも何度でも…いや、それは逃げ言葉だな。次で取ります、絶対に。あえて言います。HARASHIMAを潰しにいきます」
※オメガはノーコメント
【高木の話】「(大会を総括すると?)本当に何が大きかったというと、前売り段階で全席完売したこと。それに尽きますね。プロレス界がドンドン盛り上がってこなくちゃいけないところで、プロレスは凄い勢いがあるんだってことを示せたと思うんです。プロレスのブームが再び来ようとしていると思うんですね。その中での完売は、DDTの歴史としても、プロレス界としてもひとつお役に立てたかなと。全盛期の頃のプロレスって楽しいんだというのがまた再び来ている中で、両国をフルハウスにできた。そこから繋げていって、いろんな方面に打って出たいなと思っています。これで終わりじゃなくて、来年の2月はさいたまスーパーアリーナ。コミュニティアリーナですけど、5000〜6000人ぐらい入るので、大会場には変わりないです。ここを満員にしなくちゃいけないかなって。いろいろな部分で考えていかなくちゃいけないと思います。さらに気を引き締めて、満員を続けたいと思っています。選手全員もそうですし、スタッフのみんなの頑張りもあったと思うんで。とにかくこのいい状態をキープしていきたいというのが一番です。ゆくゆくはさいたまスーパーアリーナのメインアリーナだったり。東京ドームというお題目を立てたんですけど、でもなんか見えてきたという気もしてます。業界をどんどん盛り上げていきたいと思います。(来年の夏については?)リングでは発表してなかったんですけど、来年の8月23日にまた両国をおさえています。半年スパンで大きなものができるのは大きいかなと。そういう柱を増やしていかなきゃいけないんで。夏は『両国ピーターパン』が定着したので、初春のビッグマッチを定例化できたらと思っています。どういうものにするかはこれから考えていくんですけど、去年の初日やったエキスポみたいのも面白いし、もうちょっとプロレス寄りのものも面白いのかなと思います。LiLiCoさんがアイアンマンベルトを取ったので、これは奪還しにいかなきゃいけないなと。コメントは? 誰でもかかってこい? これは刺客を送らないと。そういうムーブメントも含めて、一般のお茶の間にも浸透させていきたいなと。結局そこだと思うんですよね。そういう努力もしていきたいと思っています。やっぱりプロレス界をよくしていこう、プロレスをムーブメントにしていこうという気持ちに変わりはないので」
DDT両国大会をSAMURAIのニアライブで視聴、DDTの真夏のビッグマッチも今年で5年目ですっかり恒例、DDT版のレッスルマニアになりつつある。そして裏ではDRAGON GATEも大田区総合体育館でビッグマッチを開催にも関わらずチケットも前売り段階で完売、DDTパワーの凄さを感じざる得なかった。
中継は第2試合からスタート、アイアンマンバトルロイヤルには声優レスラーである清水愛、越中詩郎、K-1ファイターの才賀が参戦、清水愛はおそらくSAMURAI中継に登場するのはおそらく初、大輔や遠藤に攻められ、また松永からマーライオン攻撃を浴びながらもクロスボディーやロープワークはしっかりキレイに決めOTRで退場してもしっかり受身を取るなどプロレスの基礎はしっかり見についているという印象だった。才賀はヨシヒコに容赦なくハイキックを浴びせるも全員に押さえ込まれて脱落、越中ものの子のボディーアタックで大鷲と道連れ心中で脱落するなど波乱が続出、最後は松野さんがニラを丸め込んでタイムアップとなり新王者となったが背後からニラのロケットパンチを浴びてKOされると、特別リングアナのLiLiCoさんが押さえ込んで3カウントで新王者になるなど最後まで波乱だらけで“なんじゃこりゃ”というオチで終わるも、これもまたDDTらしさでもある。第5試合のディーノvs坂井は「制限時間10分でこの4年間の間に積み重ねてきた大事な物が爆破される」というルールが課せられたが、さっそく坂井のパワーポイントによるプレゼンが始まり、男色殺法をゲイ特訓で克服し、仲間想いのディーノの弱点を突くために親友で特別立会い人である南海キャンディーズの山里亮太さんを大事なものとして10以内に爆破することを宣言するという姑息な手段に出れば、ディーノも試合開始直前で急病で倒れ代役に山里さんを起用し、ディーノのコスチュームで山里氏が登場するなど、ディーノと坂井のマッスルワールドに山里さんが巻き込まれてしまうという展開とななった。試合はプロレスではなく大喜利合戦になるも時間だけが経過してしまい制限時間の10分が迫り、この段階で坂井がディーノではなく山里さんだと気づく、ここでディーノが登場して「エピトリカ」が流れてスローモーションによるマッスルワールドへ突入していくが、リングの中はスローモーションでも現実での時計は進んでしまい山里さんの爆破が決定し、外へ連れ出された山里さんは長渕剛の「CLOSE YOUR EYES」でDDTの夏のビックイベント名物となった肛門爆破の洗礼を受けてしまい、試合はディーノが丸め込んで王座防衛となったが肛門爆破が敢行された時点で試合はどうでもよくなっていた。
自分的注目試合である路上プロレスは鈴木と世界一のデスマッチファイターとなった葛西が路上プロレスを無視してヒートアップ、リング内での攻防となると張り手でシバき合い、イスで殴打し合うなど意地の張り合いを展開、だが試合はマイケルが鈴木への誤爆をきっかけに仲間割れとなり、マイケルがゴッチ式パイルドライバーを食らうと葛西がラダー上からのパールハーバースプラッシュで高木、鈴木と共にカバーに入って3カウント、結果的にマイケルが一人負けとなってしまった。
DDTらしい明るさと“くだらなさ”は飯伏vs近藤から一転、脳震盪で欠場していた飯伏の復帰戦となったが近藤はキングコングラリアットを炸裂させ、受身の取りづらい技で容赦なく攻めるが、飯伏もバミューダトライアングル、ミサイルキックで応戦し、近藤のランセルセもかわしてそのまま近藤の後頭部をダイビングフットスタンプで踏みつけるという荒技に出る。ここから大技の攻防となるが近藤が雪崩式リバースブレーンバスターやカナディアン式パイルドライバーなど飯伏の頭部にダメージを与えていくが近藤のキングコングラリアットに対して飯伏もラリアットを浴びせると最後はフェニックススプラッシュで3カウントを奪い、飯伏は復帰戦を勝利で飾り、試合後はプロレステクニックを教えてくれた近藤とノーサイドに終わるなど、飯伏にしてみれば最高の復帰戦だった。
棚橋vs竹下は棚橋から入場から存在感を発揮、棚橋はここ久しく他団体へ出場することがなかったが出場してみると存在感が際立ってくる。試合は竹下が執拗にヘッドロックで攻めるもロープに押し込んだ際に棚橋が太陽ブロー、一部のファンからブーイングが飛んだが棚橋からしてみればロープだからって隙を見せるなとメッセージでもある、棚橋がおそらくだがセカンドロープからの旋回式クロスボディーを狙った際に竹下が背後からドロップキックで強襲、棚橋は鉄柱に肩を強打するが、棚橋は巧みに逃げ追撃を許さず場外戦でプランチャを浴びせる、この辺で棚橋と竹下との差が出ていたのかもしれない、ここから棚橋はショルダースルーから腰攻めを展開、ショルダースルーは地味な技に見えるが最近使い手も減っていることから、棚橋からしてみれば受身の基本が出来ているかどうか試したといった攻めだったが、竹下は棚橋の厳しい腰攻めに耐えて顔面へのドロップキックから反撃し顔面へ鋭いエルボーを浴びせた、このへんから棚橋も並みの新人ではないと感じたはず、だが棚橋の余裕は崩れず足攻め、テキサスクローバーホールドへと棚橋ワールドへと引きずりこんでいき、竹下もブルーサンダー、ラリアット、ロコモーション式ジャーマン、雪崩式タッチダウンと繰り出していったが、棚橋はスリングブレイドからハイフライフローで3カウント、棚橋がスリングブレイドからのハイフライフローを出したのは竹下が善戦した証でもあるが棚橋にはまだ余裕は残っていた、棚橋の横綱相撲の試合でもあり、竹下に“オレの域まではまだまだ遠いぞ”と叩き落した試合でもあった。
メインをKO-Dをかけた3WAY戦はDDTファンの間でも“なぜ3WAYなのか”という賛否の声が飛んでいたが、最近はDRAGON GATEでもビッグマッチで王座をかけた3WAY戦が組まれたケースもあり、またDDTなりの挑戦でもあると思っていた、ルールはバトルロイヤル形式のサバイバルルールで駆け引きも最大のポイントとなってくる、そして試合も混戦模様が続くがケニーとイサミの場外ダイブから試合の流れが変わり、ケニーがHARASHIMAのリバースフランケンから立ち上がるとクロイツラスを決めるが、その上にイサミがダイビングダブルニードロップを投下すると、ケニーがイサミにクロイツラスを狙うがイサミは螺旋丸で切り返すと、HARASHIMAがすぐさま蒼魔刀を浴びせて3カウントを奪いケニーは脱落、HARASHIMAは勢いでイサミを押し切ろうとするがイサミも必死で抵抗、頭突き合戦の末イサミは流血となってしまう。イサミは勇脚から四壱九でHARASHIMAを追い詰めるが、HARASHIMAが強引に担ぐと山折りを敢行、イサミの勇脚も水面蹴りで返したHARASHIMAが蒼魔刀、つるべ落としからスワンダイブ式蒼魔刀で3カウントを奪い王座防衛、DDT両国ではKO-D王座が移動するケースが多いのだが今回はHARASHIMAが王者の強みを見せて大会のメインを飾った。
試合後にはTOKYO GO!で全選手が踊る中大会が締めくくられた、来年は8月23日、来年はどういった大会になっているやら・・・両国ピーターパン終了!選手もスタッフもお客さんもみんなピーターパンだったなあ(笑)。ありがとうございました!来年の両国ピーターパンは8月23日です。2月のさいたまSAも頑張らねば!休む間もない(笑)。… http://t.co/fU528kb7yO
— 高木三四郎 (@t346fire) 2014, 8月 17メイン後のイサミ選手のバックステージが本当に切なかった。これまで負けても清々しい表情が多かったのに今日は「人前で泣くの好きじゃないんだけど」と悔し涙にくれていた。そしてユニオンの仲間達への檄。DDTに対するユニオン愛に関しては譲れないイサミ選手の強い気持ち #ddtpro
— sayoko mita (@345m) 2014, 8月 17#ddtpro を眺めながら観戦後仲間たちと感想を語り合ってる気分に浸ってます。この余韻が毎年堪らんのですよDDTは。
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2014, 8月 17歴代肛門爆破変遷史 初代…江崎英治(ハヤブサ)&本田雅史(M・雁之助)2代…五所川原吾作&佐藤竜騎士 3代…H(ハヤブサ)4代…中澤マイケル(3年連続)5代…山里亮太 こう見るとマイケルの粉々に砕け散り犠牲となった数々の肛門も無駄ではなかった #ddtpro #samuraiTV
— 鈴木健.txt (@yaroutxt) 2014, 8月 17両国国技館大会終了!空がこんなに青いのに、明日からはまたピーターパンの夢から現実の世界に逆戻りか…。 pic.twitter.com/WI2CjSLU7X
— ゴージャス松野 (@gojamatsu8888) 2014, 8月 17両国ピーターパンを観にきていらっしゃった方々からあたたかいお言葉をたくさんいただく。 ありがとうございます! そして、おじゃまいたしました! 本当に素晴らしい空間だったなぁと再び噛み締めています…あの爆破以外は…
— 山里 亮太 (@YAMA414) 2014, 8月 17つーことで、DDT両国も無事に終了し、何気にオレもピーターパンになっちまった!あ〜面白かった〜!
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2014, 8月 17去年DDTさんにハマって、初両国は舞台の出演と日程がかぶってほんの少ししか観られなくて…。『来年は早めにチケット買って良い席で観たい』って思ってたのに、1年後に観た景色はリング場から超満員の客席ってなんという“どうしてこうなった”(°ー°*) #清水愛_プロレス #ddtpro
— 清水 愛❤釣り❤サバゲ❤プロレス❤ (@aitter_smz) 2014, 8月 17 -
曙、潮崎が復帰…潮崎が諏訪魔と復帰早々26分の熱闘も敗れる…
8月16日 全日本プロレス「サマー・インパクト2014」後楽園ホール 1219人
<アピール、コメントなどはプロレス・格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○金丸義信(9分15秒 片エビ固め)X中島洋平
※タッチアウト
◇第2試合◇
▼30分1本
○渕正信 高尾蒼馬(10分56秒 首固め)SUSHI X井上雅央
◇第3試合◇
▼30分1本
○“brother"YASSHI 鈴木秀樹(11分41秒 ラ・マヒストラル)青木篤志 X佐藤光留
【YASSHIの話】「カス野郎、5年半ぶりは気持ちいいね。今日組まれた対戦カード、相手はXceedの青木と佐藤。Xceed覚えたぞ。チャンピオン覚えとけよ。今日から始まるストーリー、末永く付き合ってもらうからな。逃がさんからな。全日本も同じじゃ! 今日はこのぐらいで勘弁しといたろ!」
◇第4試合◇
▼30分1本
○ゼウス(12分07秒 片エビ固め)XKENSO
※ジャックハマー
◇第5試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]宮原健斗 ○鈴木鼓太郎(15分45秒 エビ固め)[第94代王者組]石井慧介 X入江茂弘
※三沢魂タイガードライバー
☆入江&石井5度目の防衛に失敗。宮原&鼓太郎が第95代王者組となる
【試合後の宮原&鼓太郎】
――熱戦の末、アジアタッグを取り返したが?
▼鼓太郎「こういう試合してないと全日本最古のベルトも上がっていかない。それより向こうがいいチームだったと思う。一度負けてるし、入江選手に獲られてるから絶対負けられない」
▼宮原「僕がプロレスの世界に入って初めてベルトを負けてめちゃくちゃうれしい。第一歩がアジアというのも縁を感じます。欲を言えば僕がDDTから獲りたかったけど」
――GAORA王座も併せて2冠王となったが?
▼鼓太郎「全日本を引っ張っていくと言った以上、証明するものが腰にないと。次は世界ジュニア獲りにいきます」
――8・30名古屋で世界タッグ挑戦を控えるが?
▼宮原「もちろん世界タッグ決まってる。そこに向けてのというのがあるけど、今日はアジアタッグを獲った喜びをかみ締めたい」
――対ヘビーも増えそうだが?
▼鼓太郎「ヘビーとやるって分かった時点で狙われるし、ダメージも分かってる。でも歯を食いしばってれば大丈夫です。ヘビー級相手ですけど、あれ(タイガードライバー)を出せればヘビー級にも勝てると思う。問題は他団体のヘビー級じゃなく、全日本のスーパーヘビー級。力で対抗しなくても対抗できるものを持ってるんで打ち負かしていきますよ」
◇第6試合◇
▼曙復帰戦〜三冠王者スクランブルプレミアムタッグマッチ〜/45分1本
○[第47代王者]曙[第44代王者] 秋山準(9分52秒 体固め)[第50代王者]ジョー・ドーリング[第48代王者] X大森隆男
※ヨコヅナインパクト
【試合後の曙&秋山】
▼曙「必死でしたね。あんだけ強い選手が集まってる復帰戦にしてはとんでもないですね」
▼秋山「いやぁ、ようやく帰ってきてくれた。パートナーとして最高ですよ。タッチすればあとは全部仕上げてくれるんで。いいような形で回せばね。何より帰ってきてくれて、無事に試合終わってよかった」
――潮崎も同時に復帰したが?
▼秋山「選手の立場からすると強敵が二人戻ってきてきつい。でも強い相手がいると燃えられるんで、選手として頑張りますよ」
――8・30名古屋で三冠挑戦も控えるが?
▼曙「まだまだ。タイトルマッチまでベストの状態にもっていく。いいのか悪いのか今回のシリーズは試合短いんで、全部30日に合わせる練習のつもりでやっていきたいと思います」
――復帰戦でいきなり大森を破って自信になった?
▼曙「もちろんそうです。タッグはシングルと別物ですけどね」
――ブランクは感じた?
▼曙「ありますよ。緊張しまくってましたね。やっぱり温かいですね」
――いい動きをみせていたが?
▼曙「会見の時から言ってるけど、いくら練習しても試合してみないと本番ではわからないんで。あとは試合のスタミナですね。練習いくらしても戻ってこないんで。あのタックルとか、看護婦さんの注射より効きましたね(苦笑) やっぱり俺らはみるもんじゃない。やるもんですね。(ドーリングの)一発のタックルでうれしくなりましたね」
◇第7試合◇
▼潮崎豪復帰戦〜新王道伝説再燃〜/60分1本
○諏訪魔(26分23秒 体固め)X潮崎豪
※ラストライド
【潮崎の話】「(復帰戦から苦闘になったが?)このリングに復帰する、このリングに立った時から苦しいとか、きついとか、そんな言葉は捨てた。それは俺がプロレスラーになった時から、そんなもの捨ててたよ。(勝利はならなかったが?)そればっかりは俺の力じゃどうしようもなかったということなんでしょう。それは俺の力がまだまだ足りなかった。でもね、このまま終わらないよ。心は折れないよ。解散? 解体? 俺の心を折ってみろって。あいつと向き合った時、絶対俺の心は折れない。折るまで、折れるまでやり合うのが戦いだろうから、まだまだ。新体制の全日本プロレス、1シリーズ終わったけど、俺はここからスタートだから。折れてたまるか」
全日本の新シリーズが開幕し今大会から肺炎からくる体調不良で欠場していた曙と右手親指(右母指中手骨)骨折で欠場していた潮﨑が復帰。曙はセミで秋山と組みドーリング、大森組。潮﨑はメインで諏訪魔と対戦した。
セミは曙が8月30日に三冠王座をかけて対戦するドーリングとタックル合戦を展開、中盤では曙がボディースプラッシュ、エルボードロップと繰り出し、ドーリングのデスバレーボム狙いを潰すなど好調ぶりをアピール、最後は大森のスライディングアックスボンバー狙いをキャッチした曙はノド輪落としで叩きつけるとエルボードロップからのヨコヅナインパクトで3カウントを奪い復帰戦を勝利で飾り三冠王座奪還をアピールした。」
メインの潮﨑vs諏訪魔は、諏訪魔が容赦なく潮﨑の右手に集中砲火を浴びせチョップを打てない潮﨑に対し諏訪魔はダブルチョップを乱打、更にラリアットやアバランシュホールドなどパワー全開で潮﨑を攻め立てる。しばらくして潮﨑はやっと逆水平を放つとやっと反撃しジャーマン、諏訪魔のラストライド狙いをフランケンシュタイナー、豪腕ラリアット、ゴーフラッシャーと猛ラッシュをかける。終盤では諏訪魔がダブルチョップ、潮﨑が逆水平を打ち合うが諏訪魔が競り勝つとラリアットから万力スリーパーで絞めあげ、最後はラストライドで3カウントを奪い、潮﨑は復帰戦を勝利で飾れなった。
アジアタッグ選手権は序盤から攻守が入れ替わる激しい攻防となり、王者組のドリフは鼓太郎に集中砲火を浴びせるも、入江のビーストボンバーをかわした鼓太郎が入江を鼓太郎のエルボー、宮原の二段式ジャーマンの連続攻撃で捕らえると鼓太郎が三沢魂ローリングエルボーから三沢魂タイガードライバーで入江を降し全日本にアジアタッグ王座を取り戻した。
またブードゥー・マーダーズではなく一レスラーとして全日本に復帰したYASSHIは光留のチキンウイングフェースロックを急所蹴りで脱出した後でラ・マヒストラルで3カウントを奪い、今後も全日本に参戦することをアピールした。
休憩前には9月15日から開幕する王道トーナメントの組み合わせが発表された、社長・秋山はジャイアントシリーズの名称復活とチャンピオンカーニバル、世界最強タッグ決定リーグの継続をアピールしていたが、昨年からスタートした王道トーナメントはそのまま継続、新日本プロレスがNEW JAPAN CUPが春のG1として定着させたように、全日本も王道トーナメントを秋の本場所として定着させたいようだ。
1回戦の組み合わせ
諏訪魔vs青木篤志
KENSOvs鈴木鼓太郎
宮原健斗vs秋山準
潮﨑豪vsジョー・ドーリング
大森隆男vsThe Bodyguard
曙vs吉江豊
金丸義信vs佐藤光留
ゼウスvs「SUSHIvs中島洋平」の勝者
フリー勢からビッグガンズと吉江が参戦となったが、潮﨑は1回戦はドーリングが相手なだけに三冠狙いなら負けられない一戦になる。気になるのは暴力集団化をアピールしたEvolutionの行方、潮﨑戦でも諏訪魔は勝ったのにも関わらずノーコメントを貫いていたがEvolutuionの出方次第ではDK軍の立場がどうなるかわからない。その中でKENSOはゼウスに完敗を喫したが寄せ集めのDK軍はもう限界なのだろうか?、30日の愛知大会を契機に全日本に新しい流れが生まれてくるのか?
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デスマッチ復帰…たぎって金の雨が降ったアブドーラ小林はまだ夢の途中
8月15日 大日本プロレス「伊東竜二デビュー15周年記念大会〜ビックサマー・デスマッチドラゴン・フェスティバル〜」後楽園ホール 1208人 満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
佐久田俊行 ○関札皓太(9分56秒 逆片エビ固め)谷口裕一 X大下敢
◇第2試合◇
▼30分1本
フランク篤 ○神谷ヒデヨシ(10分05秒 片エビ固め)高橋匡哉 X植木嵩行
※ダイビングショルダータックル
◇第3試合◇
▼30分1本
○関本大介 MENS'テイオー(12分08秒 片エビ固め)GENTARO X忍
※ファイト一発
◇第4試合◇
▼ETCタッグデスマッチ/30分1本
“黒天使"沼澤邪鬼 ○竹田誠志(10分25秒 片エビ固め)X星野勘九郎 稲葉雅人
※有刺鉄線ボード上への国体一回戦スラム
◇第5試合◇
▼蛍光灯ボード&有刺鉄線ボードタッグデスマッチ/30分1本
木高イサミ ○宮本裕向(14分58秒 片エビ固め)MASADA Xダニー・ハボック
※ファイアーサンダー
◇第6試合◇
▼30分1本
石川修司 ○佐藤耕平(15分06秒 ジャーマンスープレックスホールド)河上隆一X橋本和樹
◇第7試合◇
▼伊東竜二デビュー15周年記念試合&アブドーラ・小林デスマッチ復帰戦 蛍光灯300本デスマッチ/30分1本
○伊東竜二(12分44秒 体固め)Xアブドーラ・小林
※ドラゴンスプラッシュ
(試合後)
伊東「1年2ヶ月ぶりのデスマッチは楽しかったか? デスマッチへの復帰本当におめでとう、しかし! 勝てなかっただろ。なぜかわかるか。ルェェベルが違うんだよ!パクリネタはこのぐらいにしておいて…何か言うことはあるか?」
アブ小「長野で復帰して、一昨日は逸材・植木と絡んで、今日はエース・伊東と絡める。プロレス界はやっぱり夢の世界です」と感慨深げに宣言。「俺には夢の続きがある。まだまだプロレス大賞のMVPを取ってないし…。引退なんかしねえからな。週プロの表紙、東スポの一面、あと…女子アナとの合コン! そういうのを全部やるまで、まだまだプロレスを辞められねえよ」
伊東「15周年はあくまでも通過点です。20周年…30周年…グレート小鹿のように50周年! そこまで行けるように頑張りたいと思います。そしてその道を…小林、一緒に歩いて行こう」
【伊東の話】「15周年を迎えられて良かったなと。あくまでも通過点だと思っているので、20周年…30周年…グレート小鹿の50周年に追いつけるように頑張っていきたいと思います。(デスマッチ復帰戦の相手はかなり難しい面もあった?)15周年の記念試合をやるにあたって、自分の先輩であって、自分が大日本に入った時からデスマッチをやっているアブドーラ小林とぜひとも戦いたいと思っていたので、指名させていただいて。無事に小林が復帰できて、戦えたのはよかったと思います。(久しぶりに戦った印象は?)1年2ヶ月休んでいて、普通だったら痩せるところなんですけど、だいぶ大きくなっていて。143kgって言ってましたからね。まさか大きくなって返ってくるとは思いませんでした。そういった点でも、今後が楽しみな人間だと思うので。小林と一緒にデスマッチを引っかき回したいと思います。(マイクではお株を奪う形となったが?)復帰してあれこれやりたい放題やっていたので、何とかひっくり返してやろうと。ただ、あくまでも自分はあの場限りで、今後やることはないです。あくまでもお祭り的な気持ちで。(小林の復帰戦に注目が集まったが?)15周年だからと言って自分が主役というわけではなく、みんなの支えがあってのものだと思っているので。小林に対してもおめでとうという気持ちもありましたし。(ガウンも新しくなったが?)15周年ということで、いろんな人からの応援のひとつで、『ガウンをぜひ』という声をいただきまして、作らせてもらいました。(これまでやってこられた理由は?)15年大日本プロレスが潰れなかったというのが要因です。それは、大日本を支えてくれるファンの皆様のおかげだと思っているので。自分の力というよりは、大日本プロレス、それを支えてくれるファンのおかげだと思っています」【小林の話】「試合が終わって、売店でみんなとイチャイチャできたんで。ノーダメージです。売店でイチャイチャする余裕があったから。でも、この1週間は疲れました。日曜日、佐久で復帰して、後楽園の前半2日はアンダーカードでしたけど、1週間で十数年分のいろんな風景が見えましたね。佐久大会も地方大会の感じでしたから、大日本19年分のいろんな体験をこの1週間でやってきた気がします。(久しぶりの蛍光灯は?)痛いですね、やっぱり。伊東も遠慮なしに来てくれて。昨日・一昨日と若手と当たったけど、彼らも伸びているし、ウカウカしてられないというか、まだまだ僕も上を目指したいですね。再デビュー戦の1週間でした。夢のような時間です。復帰までの1年2ヶ月は、1日が長かったけど。谷口さんが試合後に『お帰り』とか、『やっと帰ってきたね』とか言うんですよ。そんなんじゃ泣かないです。リング上で泣いたら終わりですから。僕の仕事は皆さんを明るくするのが仕事。今日は宮本とイサミが完全にコピーするとか張り切ってて。皆さんの協力もあって、またリングに戻って来れたんで、これを愛でお返しします。これからね。(試合後のマイクでは逆手に取られたが?)勝ったら『ルェェベルが違う』って言おうと思ってたのに。勝ったらやるって宮本やイサミと打ち合わせをしてたのに。『特にいっぱいあります』って、延々と10分ぐらいマイクアピールしようと思ったのに。伊東もなかなかやりますよね。当たっていない間に攻撃が重くなってて、みんな成長してるなって。俺もこの1年で精神的に打たれ強くなった思うから。巻き返しをしたいですね」
大日本プロレス初の後楽園大会、最終日のメインはデビュー15周年を迎えた伊東とC型肝炎で長期欠場し10日の佐久大会から復帰したアブ小による蛍光灯300本デスマッチ、アブ小は通常ルールでの試合はこなしているが、伊東戦からデスマッチ復帰となる。
アブ小は入場するなり天井かられいんめーかー・オカダカズチカを意識してアブ小ドルが降り注ぐなか入場、試合は四方のロープだけでなくマット上まで蛍光灯が敷き詰めている中、グラウンドの攻防でスタートし、挨拶代わりに互いに蛍光灯を殴打しあう、だが伊東が競り勝つとサッカーボールwith蛍光灯からムーンサルトプレスと先手を奪う。早くも全身血まみれになったアブ小だがアブ小火山が噴火しに吊された蛍光灯を客席に向けて破壊してから「愛してま~す」と袈裟斬りチョップを炸裂させ、また蛍光灯ごと頭突き、ヘビーローテーション。そして中邑真輔ばりに背中を反ってたぎらせてからのシャイニング・ウィザード、バカチンガーエルボー、レインメーカーポーズからのレインメーカー、ダイビングバカチンガーエルボーと猛ラッシュをかけ、蛍光灯の破片が入ったバケツの中身を伊東に振りかけると、これでもかと蛍光灯で殴打する。しかしこれで伊東も覚醒すると残る蛍光灯を次々と小林に叩きつけてからドラゴンキッカーで射貫き、蛍光灯の束を設置してからのドラゴンスプラッシュを投下するがカウントは2、アブ小はチョップを乱打するが、伊東はグーパンチで黙らせると蛍光灯束を設置してからのドラゴンスプラッシュで3カウントを奪い、アブ小はデスマッチ復帰戦を勝利で飾れなかった。
試合後にアブ小は「俺には夢の続きがある。まだまだプロレス大賞のMVPを取ってないし…。引退なんかしねえからな。週プロの表紙、東スポの一面、あと…女子アナとの合コン! そういうのを全部やるまで、まだまだプロレスを辞められねえよ」と想いをぶちまけた。
大日本初後楽園3連戦は初日である13日にストロング王者の石川晋也が試合中に負傷、左肩鎖関節脱臼で欠場となり一騎当千覇者である石川修司を迎え撃っての15日にストロング選手権が延期になるというハプニングが発生したが、敗れはしたがアブ小がデビュー15周年を迎えた伊東の主役を奪い取って見事に締めくくることが出来た、復帰までに時間がかかってしまったがアブ小の夢はまだまだ途中、まず…復帰おめでとうございます! -
台風の雨より金の雨が優った西武ドーム…オカダ・カズチカが中邑真輔とのCHAOS頂上対決を制しG1を制覇!
8月10日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」西武ドーム 18000人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
天山広吉 小島聡 ○田口隆祐 タイガーマスク(6分15秒 片エビ固め)ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr XTAKAみちのく エル・デスペラード
※どどん
◇第2試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
バッドラック・ファレ ドク・ギャローズ ○高橋裕二郎(8分23秒 体固め)永田裕志 中西学 XBUSHI
※マイアミシャイン
◇第3試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○桜庭和志 矢野通 YOSHI-HASHI(9分42秒 反則勝ち)X鈴木みのる シェルトン・X・ベンジャミン 飯塚高史
※レフェリーへの暴行
◇第4試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
アダム・コール ○マイケル・ベネット with マリア・ケネリス(10分56秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー Xキャプテン・ニュージャパン
※パイルドライバー
◇第5試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第38代王者組]○KUSHIDA アレックス・シェリー(14分21秒 ホバーボードロック)[挑戦者]Xカイル・オライリー ボビー・フィッシュ
☆KUSHIDA&シェリーが初防衛に成功
◇休憩前◇
第5試合終了後、新日本プロレスとアメリカの新団体GFWによる業務提携調印式が行われ、新日本プロレスの菅林直樹会長とGFW代表のジェフ・ジャレット(JJ)が登場。
両者が業務提携の契約書にサインを入れたのち、JJが日本のファンへ向けて挨拶した。
JJ「新日本プロレスのファンの皆さん、初めまして。私はGWFの代表取締役、ジェフ・ジャレットです。私どもは1988年から日本へ参入するようになり、私でレスラーとして、そしてプロモーターとして、三世代目となります。日本の皆様には、温かく迎えて下さり、心より感謝しております。皆様のスポーツやプロレスに対する情熱には、いつも感心するばかりです。私は日本のプロレス、そしてファンの皆様を尊敬しています。これからアメリカのプロレス、日本のプロレス、お互いに垣根を越えて最高の試合をお届けして行きたいと願っております。どうぞGWFと新日本プロレスの提携、そして今後の選手たちの活躍にご期待下さい。ありがとうございました」
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」スペシャルシングルマッチ/30分1本
○内藤哲也(8分56秒 片エビ固め)×本間朋晃
※スターダストプレス
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」スペシャルシングルマッチ/30分1本
○カール・アンダーソン(9分39秒 片エビ固め)X石井智宏
※ガンスタン
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」スペシャルシングルマッチ/30分1本
○柴田勝頼(11分16秒 片エビ固め)X後藤洋央紀
※G2PK――『G1 CLIMAX』シリーズ中で…
柴田「(※質問を遮り)ちょっと喋らせてくれ。本当は、本当なら決勝でやりたい試合だったんだけど、そうもいかずに。こういう形になってしまいました。だけど、形はどうあれ、後藤といろいろあったけど、闘う事によって、意識を確認できました。オレは、変な話『今日が最後になるかもしんない』と思いながら今日という日を迎えて。よく分かんないっすけど、そういう気持ち、ちょっとありました。後藤ならいいかなって。意地です。タッグも組むし、シングルでもまだやることあると思うし。とにかく今日で終わりじゃない。なにかありますか」
――試合後、リング上でなんと声をかけたんですか
柴田「『ありがとう』それだけです」
――『G1』の感想は
柴田「そこそこ良い夏でした。でも良い夏じゃ終わっちゃいけないなと思いました。最高の夏にしないと、来年は…最高の夏にしたいですね。以上!ありがとうございました!」
後藤「すっげぇ悔しい。すっげぇ悔しいけど……今なんか清々しい気分です。G1の決勝でという舞台は叶いませんでしたけど、G1の西武ドームのときに、彼と当れてほんと良かったです。俺は俺の想う道を突き進みます。G1もこれで終わったわけじゃないし。来年、再来年も俺がレスラーである以上ずっと続いていくものだと思ってますから。俺のG1はまだ終わってない。なんでかわかりますか? G1の『G』は後藤の『G』だからです。以上」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/無制限1本
[Aブロック2位]○棚橋弘至(16分24秒 回転エビ固め)[Bブロック2位]XAJスタイルズ
(試合後にバレッドクラブが乱入して棚橋を袋叩き。ここでジェフ・ジャレットがギターケースを持って乱入。そしてジェフはギターを持つと、なんと棚橋の脳天にギター攻撃を敢行。そしてジャレットはバレッドクラブの面々と抱擁で館内は大ブーイング)
棚橋「決勝には出れなかったけど、AJに勝った。この『G1』 を通して、AJを見てきたけど、もうお手上げです。オレは“ベスト・イン・ザ・ワールド”と思っていたけど今、世界中を見てあんな素晴らしいレスラーは居ない。居ないけど、アメリカで1敗、日本で1勝。そして今日1勝。新日本でAJに勝ち越してるのはオレだけだから。試合後も分かるように、さぞ怒ってたと思うよ。その怒りがね、オレをきっと“次のステージ”に導くような気がするから。そして!オレの怒り、1番悔しい負け…そう柴田。このままじゃ終わんねぇ。どこかで柴田と(カードを)組んでくれ。柴田が変わってきてるなら、もう1度確かめたい。そして、そんなオレの10年を簡単に受け止められて、たまるかっつーの。以上です。(※と一度立ち去ろうとする)あとジェフ!ギターの正しい使い方教えてやる」
アンダーソン「BULLET CLUBの新しいメンバーを紹介したい。こちらが“レジェンド”のジェフ・ジャレット、この人だ」
AJ「これらのベルトを見ろ。IWGPタッグのベルト、NEVERのベルト、IWGPインターコンチネンタルのベルト、そしてIWGPヘビーのベルト、全部俺たちが持っているんだ。GFWは確かに新日本と提携した。だが本当に提携したのはBULLET CLUBだ。ダブルJだ。ジェフ・ジャレットのJ、AJスタイルズのJでダブルJだ。これがコンビを組んで、さらに素晴らしい軍団が出来た」
――なぜジェフ・ジャレット氏はBULLET CLUBと手を組んだのですか?
ジェフ「BULLET CLUBの目的とはすべてを奪う、すべてを俺たちのモノにする。そういう目的のもとに出来ている。その中でジェフ・ジャレット自身が、先程菅林会長と提携すると言ったが、それは表上だけのことで、実際にはBULLET CLUBと組んで、自分を含めてBULLET CLUBがすべてを喰ってやる。すべてというのは新日本プロレスとTAKE OVERする、それも含めて目的が一致した」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」優勝決定戦/無制限1本
[Bブロック1位]○オカダ・カズチカ(23分18秒 片エビ固め)[Aブロック1位]X中邑真輔
※レインメーカー
☆オカダが「G1 CLIMAX 24」優勝
(試合後)
外道「まずは、偉大なる決勝戦の相手・中邑真輔に、最大限の敬意を表してくれ!(※大拍手) すげぇレスラーだよ、な? 仲間でホントによかったよ。だがよ!! “空前絶後の夏”を制したのは誰だ、オイ!?(※大歓声) もちろん! 史上最強の夏男、“レインメーカー”オカダ・カズチカだ!(※大拍手) さてと、次はレインメーカーの“所有物”(IWGPヘビーベルト)をよ、返してもらおうか!? (タイトル挑戦を)いつにするかは、レインメーカーに決めてもらおう」
オカダ「2015年、1月4日、東京ドームのメインイベントだ!」
外道「聞いたか、コノヤロー! また、あのこじゃれたよ、(挑戦)権利証を用意してみろ、コノヤロー! 防衛戦を組むならよ、いつでも、どこでも、誰とでも組みやがれ! 特によ、内藤、マシンガン(アンダーソン)、テメーら、念入りに遊んでやる(※大拍手)。ただよ、1回“マグレ勝ち”したぐれぇじゃよ、レインメーカーには2度と勝てねぇ! 何でかわかるか、オイ!?(※大歓声) ・・・・・・レェ~~ベルが違うんだよ、コノヤロー(※大歓声)」
外道「さてと! 『G1』の最後は“史上最強の夏男”の言葉で締めてもらおうか?」
オカダ「みっつ言わして下さい(※大歓声)。ひとーつ! 『G1』、優勝したんで、次はAJだ。覚悟しとけ!(※大拍手) ふたーつ! 中邑さん! まだ、あなたには1回しか勝ってません。まだまだやりましょう。ありがとうございました!(※大拍手) みーっつ! 特に・・・あるぞ!(※場内驚き) 今年の『G1』、“空前絶後の夏”!? ふざけんじゃねぇぞ、コノヤロー! 来年は今年以上の『G1』にしてやる! そして! 2005年の『G1』・・・!(※言い間違えてマイクアピールを中断するも、外道とファンに励まされて仕切り直す)来年は、今年以上の『G1』にしてやる! そして! 2015年の1月4日はな、いままで以上に東京ドームを満杯にしてやるからな!俺が新日本プロレスの中心にいるかぎり、新日本プロレスに・・・いや、プロレス界に!! カネの雨が降るぞ!!」
(バックステージ)
オカダ「外道さんだけっすよ!」外道「ノリの分からないヤツだ」
――本当にお疲れ様でした。そしておめでとうございます
オカダ「ありがとうございます」
――改めて新しいトロフィーを手にした感想を聞かせてください
オカダ「そうですね。ホント、持ってるのが辛いぐらい疲れました。いや、このやっぱ『G1』というトロフィーが重いのかもしれないですね」
――中邑選手との試合を楽しみにしているというコメントもありましたが、試合を振り返ってどうでしたか
オカダ「やっぱりメチャメチャ強いです。ただ、やっと1回勝っただけですから。まだまだやりましょう」
――中邑選手はオカダ選手について『本当にハートが強いレスラーだ』と話していましたが、オカダ選手にとって“中邑”選手とは
オカダ「いや、ボクから見たら、中邑さんの方がハートは強いっすよ。そういう中邑さんを見てボクは、横で学ばせて貰いましたし。まぁそうやって、中邑さんに言ってもらえるのは嬉しいですね」
――最後の攻防は今まで見た事の無いものでしたが、あれはレインメーカー3連発ということでよろしいでしょうか
オカダ「そうですね。まぁジャーマンからのレインメーカーも返されましたし。もう、レインメーカー1発でいいのかどうかも分からなかったので。ホント、無我夢中で出た…3連発もやってました!? まぁ分かんないくらい連発してましたね」
――2発目でカウントに行くタイミングはあったのにも関わらず、3発目が出たということは“本能”の3連発だったのでしょうか
オカダ「そうですね。やっぱり、中邑さんの試合に対しての思いがそうさせたのか、レインメーカーとしての意地がそうさせたのか分からないですけど。負けたくない…そいういうの色々含めての3発だったと思いますね」
――そして、トロフィーと共に『10,000,000円』も2年ぶりに手にした訳ですけども、今回の使い道は考えていますか
オカダ「いや、もう本当に長かったので、しっかり休んで。いや本当…今回はボクの為だけに使いたいなと思います。もう誰にもあげない。オレだけで。本当、2年前は外道さんと一緒に獲った『G1』ではありましたけども」
※外道が気を使ってタオルでオカダの体の汗を拭いてあげる
オカダ「いや、大丈夫っす。大丈夫っす」
(※記者陣が笑いに包まれる)
オカダ「今回ホント自分一人で獲ったと思ってますんで」
※外道が更にオカダに気を使う
オカダ「いや、大丈夫っす! 外道さん(控え室に)戻ってもいいっすよ? まぁ、二人で…二人というかそれこそ“CHAOS”皆でまた使ってもいいかなって。ホントボクだけじゃなかなかここまで来れなかったと思いますので。ホントそれは、CHAOS皆のおかげですからね。(※外道を見ながら)”CHAOS皆の”おかげです。 ホントそういうふうに使いたいなと思います」
――そして、2015年という言葉もでましたが、これからのオカダ選手の進む道はこの後どのように考えていますか
オカダ「まぁ全勝宣言と言って、2つ負けました。アンダーソン、内藤…まぁその2つをしっかり権利証かけてしっかり、また倒して行きたいと思います。そういう意味でも、オレの『G1』まだ終わらないのかと思います」
外道「念入りにな。じっくりと」
オカダ「そうですね」
外道「地獄見してやるから」
オカダ「それからまた『イッテンヨン』でベルト、取り返します」
――まだこの先も、金の雨を降らせ続けるということですね
オカダ「はい」
――最後に、未来のプロレス界を背負う1人として意気込みを
オカダ「そうですね。もうホント今日のこの西武ドーム大会。まぁ歴史に残った1日になったと思いますし、ホント今回、色んな所でやって。大阪も行きました。名古屋も、北海道も色々行って。やっぱりまだ、ドーム会場っていうのも残ってますので。そういう所に、またボクが、戻していきたいと思います」
――外道選手、何か最後にありますか
外道「(※ベルトを触りながら)こういな。何か変わるような時に、ココに(オカダが)居る訳だ。今回の『G1』はオレはもう本当に、ベストな『G1』だったと思うよ。そこで、やっぱり“優勝すべき人間”が優勝するワケだ。ここに居る、歴史を変える男がな。そういうモンだ。乾杯しようか」
オカダ「乾杯しますか。これ、(外道さんも)飲んで頂ければ…」
外道「あぁもうもう、疲れてるから喋んないでいいから!」
オカダ「今回なんっすか?」
外道「今回なんにしようか。じゃぁ、“史上最強の夏男”に乾杯しようか。 『史上最強の夏男が誕生しましたー!!』」
二人『かんぱーい!』
※と言って外道はビールを1滴も口にせずに机の上に置き、拍手をする
――改めておめでとうございます!お疲れ様でした!
オカダ「ありがとうございます!」
――中邑選手、命を削った最後の闘いを終えて、今どんな風にご自身の中でとらえていますか?
中邑「自分にとってプロレスは……人生はあと……あと。変化、刺激、自分にすべて起こりうる事情、すべて俺の人生を彩るためかぁ……今日もそのひとつだったと思いたいね……」
――オカダ選手の成長を見届けたいと、そんな風な話を闘いの前にしてくれましたけど、改めて闘ってみてオカダ・カズチカとはどんなプロレスラーになってましたか?
中邑「まわりからはどう感じられてるか、受け止められてるかは知らないが、ピュアだよアイツは。非常に伝わってきたよ。ただね……ぶちのめしてやるのが……ひとつ俺の仕事だったのに……それも人生、イヤォだ……」G1最終戦の西武ドーム大会をスカパーPPVで視聴、TVで見た感じだったが台風の影響もあって空席もあったが、夕方になってくるといつものドーム大会の雰囲気が出ていた。
メインの中邑vsオカダによるCHAOS頂上決戦による優勝決定戦は先手を奪ったのはオカダ、中邑がロープへ押し込んだ際の脱力ブレークの隙を突きDDTで突き刺すと得意の首攻めを展開、だが中邑は得意のキックからバイブレーション、カラテキックなど中邑ワールドへと引きずりこんでいく、途中から中邑が「オマエはこんなものなのか」と挑発するように蹴り倒しにかかるが、オカダはペースを崩さず中邑をコーナーに設置し下からのドロップキックで反撃しまた執拗に首攻めを展開する。だがレインメーカーをバッククラッカーで切り返すとレッドインクをスリーパーで切り返すなど中邑はオカダの一瞬の隙を逃さず攻め、オカダは最初のボマイェはかわしてリバースネックブリーカーで返すが、ツームストーンパイルドライバーからのレインメーカーの必勝パターンは中邑がカート・アングルを破った巻き込み式腕十字で切り返す、オカダは立ち踏みつけて脱出するが、一息ついたところで中邑が背後からボマイェで強襲、そしてオカダのドロップキックをかわした中邑はスライディング式ボマイェ、ダイビングボマイェと勝負に出ると、オカダはジャーマンからのボマイェの新パターンは中邑がボマイェで迎撃、オカダはボマイェをキャッチするが中邑は魔性のナックルを浴びせる。そこでオカダは逆さ押さえ込みからレインメーカーの新パターンを披露すると、最後はレインメーカーを連発し3カウント、最後のレインメーカーの連発はここまでしなければ中邑には勝てないという気持ちが充分にこもっていた。
試合後にはオカダは中邑に最大限のリスペクトをアピールしたが、オカダにとっての中邑はCHAOS内からプレッシャーをかけてくれる競争相手、今日の試合でも中邑は常にオカダにプレッシャーをかけ攻め立てていたが、今回は中邑からのプレッシャーを跳ね除けることが出来た意味では大きな勝利だと思う。
セミの棚橋vsAJも互いに閃きという引き出しを出し合う激しい試合となったが、最後は焦ったAJが執拗にスタイルズクラッシュを狙ったところで棚橋がエビ固めで丸め込み逆転勝利、試合後にバレッドクラブが乱入し棚橋を襲撃したところで新日本と業務提携を結び菅林直樹会長と公開調印式に臨んだジャフ・ジャレットが乱入、棚橋を救出かと見せかけてギターショットで棚橋をKOしバレッドクラブとの結託をアピールした。よく考えればAJのTNA時代のかつてのボスがジャレットだっただけに、この結託はありか、またNWAのブルース・ハーブ会長よりも黒幕感も強いことから、バレッドクラブの真のボスがジャレットだと思わせる感じだった。そして来年も2015年1月4日に東京ドーム大会の開催が発表され、オカダはドーム大会への挑戦を表明した、オカダにしてもG1で敗れた内藤やアンダーソンへのリベンジが優先、AJも内藤や棚橋へのリベンジを優先になるだろう。
気になった試合とすれば柴田vs後藤と石井vsアンダーソン、惜しくも優勝戦進出がならなかった柴田と途中から脱落した後藤と好対照だったが、試合途中までは後藤の元気のなさが目立ったが、柴田が痛めている肋骨を抑える場面が目立つと後藤が容赦なく攻め立てる、後藤は柴田のPKを頭突きで迎撃すると裏昇天から昇天を狙うが、柴田がスリーパー出切り返すとG2PKで3カウントを奪い勝利、試合後は柴田が後藤に肩を貸して退場、一時は二人の方向性の違いが生じていたが、この試合を通じて二人の絆を確かめ合ったということか、石井vsアンダーソンは石井が脱臼した肩だけでなく試合中にアンダーソンの肘を受けて鼻血を出す(鼻骨骨折の疑いがあり)など、体中がガタガタの状況になるも、それでもラリアットやヘッドバットで反撃する、だが垂直落下式ブレーンバスターが決まったところでレフェリーのカウントを裕二郎が妨害すると、YOSHI-HASHIが駆けつけて裕二郎を排除するが、石井が再度狙った垂直落下式ブレーンバスターはアンダーソンがガンスタンで切り返し勝利。今年のG1は全員リーグ戦は感想するも柴田は肋骨を痛め、真壁刀義は骨折した顎が悪化したため西武ドーム大会は欠場、そして石井と負傷者も出るなどリーグ戦の過酷さも物語っていた。その中でMVPを出すとすれば全敗ながらも館内を沸かせた本間、そして満身創痍になりながらも前進する姿勢を崩さなかった石井だった。
今年のG1全体を振り返ると例年なら全選手が混戦という展開だったが、リーグ戦途中から脱落者が続出するなど本来のリーグ戦らしさが戻り過酷なマラソンと化したG1だった。そして最後を締めくくったのはオカダ、台風が心配された西武ドーム大会だったが、レインメーカーが降らせる金の雨が優った西武ドーム大会だった。「プロレス界にカネの雨、降らせる!」 オカダが中邑にレインメーカー3連発で 『G1』優勝!! 8.10西武ドーム大会はスマホサイト(http://t.co/7xh3nqsV57)で独占速報中! #g124 pic.twitter.com/8QtdHtNYdN
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2014, 8月 10【G1 CLIMAX 24】台風の影響でお足もとの悪い中、本日も沢山のお客様にお越し頂き心より御礼申し上げます。次期シリーズ「Road to DESTRUCTION」は9月5日(金)後楽園ホールより開幕です! #g124 #njpw pic.twitter.com/YtceTu8urP
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2014, 8月 10G1最高だった。皆様応援ありがとうございました。
— 木谷高明 (@kidanit) 2014, 8月 10IWGPJr.タッグ防衛! ありがとう! pic.twitter.com/ZLinN5g0bV
— KUSHIDA (@KUSHIDA_CANADA) 2014, 8月 10いま見たい試合は、いま見なきゃダメなんだよね。2014年夏のオカダvs中邑は、AJvs棚橋は、ただ一度しかないんだから。 #g124
— sayoko mita (@345m) 2014, 8月 9グラシアスRT@yuukirock0416: G1 クライマックス24総括。優勝オカダ・カズチカ、準優勝中邑真輔、最高試合鈴木対AJ、最高興行8.1後楽園、敢闘賞バットラックファレ、殊勲賞柴田勝頼、技能賞AJスタイルズ。 MVP(最優秀選手賞)TAKAみちのく(実は一番忙しかった
— TAKAみちのく (@takam777) 2014, 8月 10レインメーカーG1優勝おめでとう!
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2014, 8月 10西武ドームで空席があったというより、去年より6500人も観衆が増えてることが凄いと思うけどなあ。去年みたいに当日券買えなかったお客さんも無くせたわけだし、こういう攻める姿勢良いじゃない #g124
— 春哉 (@haruya57) 2014, 8月 10夕陽に染まる西武ドームがとても綺麗でした。空前絶後の夏をありがとうG1!明日からも仕事頑張ります!!! pic.twitter.com/RwHdULBFmu
— 元井美貴 (@motoimiki) 2014, 8月 10メインのオカダ選手と中邑選手の試合途中、夕陽の自然光に染まった西武ドーム。それはまるでウルトラセブンのワンシーンのよう。あまりにも美しく詩的で幻想的な風景。 #g124 pic.twitter.com/o3OX787p7l
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2014, 8月 10G1終わりました。 どうも、史上最強の夏男です。 #g124
— オカダ・カズチカ (@rainmaker_chaos) 2014, 8月 10 -
発表!7月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行
7月の月間MVP、ベストバウト ベストシリーズ&興行が決定しました
7月の月間MVP
丸藤正道(NOAH)
投票結果=投票数49
丸藤正道(NOAH)=13
ジョー・ドーリング(全日本プロレス)=12
B×Bハルク(DRAGON GATE)=7
KUSHIDA(新日本プロレス)=4
船木誠勝(WRESTLE-1)=3
石川修司(ユニオン)=3
青木篤志(全日本プロレス)=2
原田大輔(NOAH)=1
小林香萌(レイナ女子)=1
志田光=1
吉岡世紀(WRESTLE-1)=1
フラミータ(DRAGON GATE)=1
7月のタッグMVP
杉浦貴 田中将斗(弾丸ヤンキース)
投票結果=投票数37
杉浦貴 田中将斗(弾丸ヤンキース)=21
ザ・グレート・サスケ バラモンケイ(ムーの太陽)=5
小峠篤司 石森太二(NOAH)=4
秋山準 大森隆男(全日本プロレス)=3
T-Hawk Eita(DRAGON GATE)=2
石井慧介 入江茂弘(DDT)=1
木高イサミ 宮本裕向(ヤンキー二丁拳銃)=1
7月のベストバウト
新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」7月21日 北海道立総合体育センター 北海きたえーる「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
○柴田勝頼(15分27秒 片エビ固め)X中邑真輔
※G2PK
投票結果=投票数44
柴田勝頼vs中邑真輔(新日本プロレス 7月21日 北海道立総合体育センター 北海きたえーる)=9
オカダ・カズチカvsAJスタイルズ(新日本プロレス 7月21日 北海道立総合体育センター 北海きたえーる)=8
丸藤正道vs永田裕志(NOAH 7月5日 有明コロシアム)=5
紫雷イオvs里村明衣子(スターダム 7月10日 後楽園ホール)=3
原田大輔vs拳王(NOAH 7月5日 有明コロシアム)=2
ジョー・ドーリングvs諏訪魔(全日本プロレス 7月27日 後楽園ホール)=2
B×BハルクvsYAMATO(DRAGON GATE 7月20日 神戸ワールド記念ホール)
=1
石川修司vs関本大介(大日本プロレス 7月26日 後楽園ホール)=1
柴田勝頼vs小島聡(新日本プロレス 7月31日 アクトシティ浜松)=1
秋山準 大森隆男vsKENSO 長井満也(全日本プロレス 7月12日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場)=1
KUSHIDAvs飯伏幸太(新日本プロレス 7月5日 後楽園ホール)=1
金本浩二vs南野タケシ(舎人一家自主興行 7月12日 新宿FACE)=1
船木誠勝vs佐藤耕平(WRESTLE-1 7月6日 両国国技館)=1
KAIvs崔領二(WRESTLE-1 7月21日 後楽園ホール)=1
柴田勝頼vs棚橋弘至(新日本プロレス 7月26日 秋田県立体育館)=1
福田洋vs平日マスク(ユニオン 7月13日 大阪市東成区民センター)=1
小島聡vs永田裕志(新日本プロレス 7月21日 北海道立総合体育センター 北海きたえーる)=1
丸藤正道vs中嶋勝彦(NOAH 7月21日 博多スターレーン)=1
内藤哲也vsオカダ・カズチカ(新日本プロレス 7月28日 仙台サンプラザホール)=1
小峠篤司 石森太二vs小川良成 ザック・セイバーJr(NOAH 7月5日 有明コロシアム)=1
グレート・ムタvs真田聖也(WRESTLE-1 7月6日 両国国技館)=1
7月のベストシリーズ&興行
NOAH「GREAT VOYAGE 2014 in Tokyo vol.2 方舟進章~有明夏の陣~」7月5日 有明コロシアム 6700人
投票結果=投票数34
NOAH「GREAT VOYAGE2014 IN Tokyo Vol.2~方舟新章・有明の陣~」7月5日 有明コロシアム=9
全日本プロレス「2014サマーアクションシリーズ」7月12日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場~27日 後楽園ホール=7
新日本プロレス「KIZUNA ROAD2014」6月28日 岐阜産業会館~7月13日 ビッグパレットふくしま=4
大日本プロレス「一騎当千~strong climb~」5月21日 新宿FACE~7月26日 後楽園ホール=4
DDT「Road to Ryogoku」7月6日 愛知県・枇杷島スポーツセンター~20日 後楽園ホール=2
WRESTLE-1「FIGHTING ENTERTAINMENT WRESTLE-1 衝撃?IMPACT?」7月6日 両国国技館=2
WWE「WWE LIVE」7月11日 両国国技館~13日 舞洲アリーナ=2
長与プロデュース興行「That's 女子プロレス」7月6日 アクトシティ浜松~21日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場=1
東京愚連隊興行「TOKYO STARRCADE~七夕野郎Aチーム~」7月7日 新宿FACE=1
DRAGON GATE「KOBE プロレスフェスティバル 2014」7月20日 神戸ワールド記念ホール=1
WAVE「Catch the WAVE 2014」5月5日 後楽園ホール~27日 後楽園ホール=1
以上に決定しました!投票ありがとうございました。
また8月の月間MVP、ベストバウト ベスト興行&シリーズの投票を9月上旬に投票受付を予定してます、投票日時は後日発表します。 -
惜しすぎる引退・・・テンサイことジャイアント・バーナードが引退を表明
新日本プロレスで長らく外国人選手のトップとして活躍し現在WWEに在籍しているテンサイことジャイアント・バーナードが引退を表明した、今後はNXTのスタッフとして活動するという。
バーナードは2005年にブードゥー・マーダーズの一員として全日本プロレスに参戦した後で新日本プロレスに移籍、スコット・ノートンに代わるトップ外国人選手として活躍し、シングルではニュージャパンカップを制覇したがIWGPヘビー級王座には届かず、主にトラヴィス・トムコやカール・アンダーソンとのタッグでIWGPタッグ王座を長期にわたって保持し、NOAHのGHCタッグ王座も獲得するなどで主にタッグ戦線で活躍した。
2012年にテンサイとして鳴り物入りでWWEに戻り、トップレスラーとしてプッシュされるはずが次第に活躍の場が減り、最近ではNXTで裏方の仕事を行っていた。
テンサイことバーナードも年齢的にもまだまだいけるだけに41歳での引退は惜しい、残念としかいいようがない。 -
アルベルト・デル・リオが素行不良で突然の解雇・・・
WWEはアルベルト・デル・リオがプロとしてあるまじき行為を働いて、従業員と口論したことにより解雇を発表しました。情報によると明確な理由はわかりませんが、RFビデオのロブ・フェインスタイン(Rob Feinstein)がフェイスブックで最近デルリオがテレビ収録の舞台裏での事故に巻き込まれたとコメントしました。RFはデル・リオがWWEのソーシャル・メディア部門で働く従業員と言葉を交わした後で、伝えられるところではその従業員をビンタしたというふうに主張しています。
また、アルベルト・デル・リオのWWEとの契約はまもなく終了する予定だったとの報告がありました。
WWEがアルベルト・デル・リオを解雇したことを発表した、理由は素行不良。デル・リオはバックステージでのトラブルを巡ってスタッフと口論となり暴行を振るったという。
デル・リオの正体はドスカラスの息子のドスカラス・ジュニアで日本ではレスラーとしてでなくMMAファイターとしてPRIDEやDEEPのリングに上がっていた。
WWEと契約後はマスクを脱ぎアルベルト・デル・リオに変身、大胆なイメージチェンジを果たし主にヒールとして活躍、2011年のロイヤル・ランブル優勝後はトップ戦線に食い込み、CMパンクからWWE王座を奪取、2013年にはビッグショーを破り世界ヘビー級王座(現在封印)を奪取したが、最近はマネー・イン・ザ・バンク戦でのWWE王座争奪戦にはエントリーするも、トップ戦線から一歩引いた状態だった。
バックステージで何の事故が起きたのかわからないが、スタッフに暴行を振るったのはまずかったか、しかしまもなくWWEとの契約が終えるという話もあったことから、デル・リオがそのまま離脱する気だったら離脱が前倒しになったということなのか・・・
デル・リオの今後は未定、一旦メキシコへ戻ってからになるだろうが日本を含めて争奪戦は必至になると思う。 -
西武ドームでCHAOS頂上決戦!今年のG1優勝決定戦は中邑真輔vsオカダ・カズチカ
8月8日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」神奈川・横浜文化体育館 5500人超満員札止め
<アピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝5敗=10点]○シェルトン・X・ベンジャミン(8分08秒 片エビ固め)[10敗=0点]X本間朋晃
※ペイダート
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝6敗=8点]○高橋裕二郎(2分56秒 体固め)[4勝6敗=8点]X矢野通
※急所攻撃
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝6敗=8点]○ランス・アーチャー(8分52秒 片エビ固め)[4勝6敗=8点]X後藤洋央紀
※ブラックアウト
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝5敗=10点]○カール・アンダーソン(7分59秒 片エビ固め)[5勝5敗=10点]X内藤哲也
※ガンスタン
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝5敗=10点]○石井智宏(11分46秒 片エビ固め)[4勝6敗=8点]X永田裕志
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝6敗=8点]○ドク・ギャローズ(6分30秒 片エビ固め)[6勝4敗=12点]X柴田勝頼
※ハングマンズヌース
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[7勝2敗=14点]○中邑真輔(11分08秒 片エビ固め)[6勝3敗=12点]Xバッドラック・ファレ
※ボマイェ
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[8勝2敗=16点]○AJスタイルズ(11分33秒 エビ固め)[4勝6敗=8点]X真壁刀義
※スタイルズクラッシュ
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝5敗=8点]○デイビーボーイ・スミスJr. (12分57秒 エビ固め)[7勝2敗=14点]X棚橋弘至
※ブルドッグボム
棚橋「あーあと1本だったのに!! あーー!! あぁーー!! あぁーあと1本だったのにーー! クソーー!!!」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[8勝2敗=16点]○オカダ・カズチカ(17分14秒 片エビ固め)[5勝5敗=10点]X鈴木みのる
※レインメーカー
(試合後)
オカダ「決勝戦の相手が中邑さんに決まりました(※大歓声)。今日はひとつだけ言わして下さい! 中邑さん! ・・・特に・・・ありません(※場内笑)」
外道「“空前絶後の夏”の最後にふさわしい“世紀の大一番”だな、オイ!(※大歓声) 中邑真輔vs“レインメーカー”オカダ・カズチカだよ、オイ。今世紀最大のマッチアップだよ、コノヤロー!(※大拍手) この大一番を前にしてよ、俺にも言葉なんかねぇよ。ただよ! ひとつだけ言わせてくれ。『G1 CLIMAX』2014年、決勝戦、中邑真輔対“レインメーカー”オカダ・カズチカ! 間違いなくよ、西武ドームに・・・カネの雨が降るぞ!(※大歓声)」
(バックステージ)
オカダ「やっぱり、鈴木みのるさん、ボクは大っ嫌いですよ!まぁ、別に腕が痛かろうが『G1』出てる人みんな、どっかしら痛みはあるだろう。こんなの言い訳にも、ハンデにも何にもならない。まぁ、中邑さんに勝つには…中邑さん…特にありません」
外道「中邑真輔だ。レインメーカーが臨んでたマッチアップだよオイ。リーグ戦には無かったよぉ“スリル”ってモノをよ、中邑真輔なら、間違いなく味合わせてくれるだろう」
オカダ「しっかり、外道さん言ってましたから。西武ドームもちろん『勝ちます』」
鈴木「なんか言ってみろよテメェらオイ。勝ったフリしてんじゃねぇよコノヤロー。クソガキが。負けたなんてこれっぽっちも思ってねぇんだよ。痛くも痒くもねぇしな。オイ、俺がちょっと本気出したらよぉ、簡単にとれるようなもんだったら面白くねぇもんなぁ。さぁもう始まってんだ。もう始まってるし、俺の『G1』まだ終わってねぇんだよ。西武ドーム決勝のリングに立つのは俺だ。オイ、お前ら可能性がありません、点数が足りませんって言うんだろ? 全員食中毒になったらどうする? オイ、誰がタイチが(SUPER Jr.)準決勝のリングに上がると思った? 誰がTAKAが出ると思った? テメェらみたいに浮かれてな、1点2点の争いをやっときゃいい。俺は違うんだよ。命のやりとりやってんだよ
――棚橋が負け、中邑選手の決勝進出が決定しましたが中邑「ここまできたら、やるしかないでしょ」
――同じCHAOS同士で、やりづらさはありますか?
中邑「そうですね。何年ぶりっすかね。2012の『G1』でやったかなってぐらいで。まぁあとは、そばで彼の成長を見てきましたけれども。まぁここまできたら、同じ条件のもと、色んな選手が、本当に血反吐吐きながら、鼻水垂らしながら、それこそ、全てを投げ追って戦ってきて、残りは決勝。あと1試合。まぁもう皆、なんだろう。何も残ってない状態でしょ。今日勝ったオカダですら!他の選手もまだ、明後日の西武ドームを残して1戦。余力だって残ってないですよ。まぁその中で、1番最後の西武ドームのトリで戦えるっていうのは、本当に、なんだろう…。まぁ自分ではね、自力で決勝に行けなかったっていうね。別に棚橋の敗北を願ってるってワケじゃないですが、そこまでオレは人間腐っちゃねぇなと思ってますけど。まぁ、こうなった以上はオカダ・カズチカ。『滾らせて貰いましょうか!』って感じですかね!」
G1も横浜大会をもってリーグ戦は終了、Aブロックは棚橋、中邑、ファレ(柴田はファレに敗れたことにより脱落)Bブロックはオカダ、AJと絞られた。
Aブロックの中邑vsファレはファレがボディーブロー中心に試合を組み立てボディー中心の攻めで中邑のスタミナを奪いにかかる、中邑はカラテキック、膝蹴りなどで流れを変えようとするが、ファレは体格を生かした攻めで主導権を渡さない。しかし中邑が雪崩式ブレーンバスターでファレに大ダメージを与えるとバットラックフォールをバッククラッカーで切り返し、スリーパーで絞めあげファレが立ち上がり中邑をコーナーに乗せた隙を突いて、中邑がファレの後頭部をジャンピングボマイェで捕らえると、最後はグラネード狙いをオーバーヘッドキックで返してからボマイェの連打で3カウントを奪い、中邑の優勝戦進出は棚橋vsスミス戦待ちとなる。
棚橋vsスミスは、スミスが棚橋のペースを狂わせにかかり、棚橋が旋回式クロスボディーを仕掛けるがスミスは膝蹴りで迎撃するも、一気にいかず首四の字など落ち着いた攻めを展開。棚橋は自分のペースへと引き込もうとして場外戦に持ち込んでコーナーからのプランチャを狙うがスミスは逃れ、逆に深追いしたところでスミスの場外パワースラムを食らって失速してしまう。完全にペースが狂った棚橋に焦りが見え始めハイフライフローが失敗すると、ならば丸め込み技の連発を狙うがウラカンラナを狙ったところでスミスがブルドックボムで叩きつけて3カウント、棚橋が脱落しAブロックは中邑が優勝戦に進出する。
BブロックのAJvs真壁はパワーで真壁が先手を奪うも、AJは真壁の負傷している顎に集中砲火を浴びせて形勢を逆転させる。AJは裏拳のコンビネーションから攻勢に出るがブラディーサンデー狙いを真壁がノーザンライトスープレックスで返して反撃すると、フランケンシュタイナー狙いをパワーボムで叩きつけてからスパイダージャーマンを決めるがキングコングニーへの連続技はAJが距離をとって逃れると、真壁が再度キングコングニーを投下するが自爆してしまう。ここからAJがペレキックを浴びせると雪崩式を狙う真壁に再びペレキックを浴びせてからコーナーの真壁に強引にスタイルズクラッシュを決め3カウント、AJの優勝戦進出はメインのオカダvs鈴木戦待ちになる。
オカダvs鈴木は鈴木がレインメーカー潰しの右腕攻めを展開して先手を奪い、オカダはDDTから重い攻撃で鈴木の首にダメージを与えるも鈴木は右腕攻めでリードを奪う。鈴木がゴッチ式パイルドライバーで勝負に出るが、オカダはリバースネックブリーカーで返すとエルボースマッシュの連打から鈴木の後頭部にドロップキックを浴びせ、オカダが昨年5月に福岡で決めたジャーマン式ツームストーンパイルドライバーで突き刺すがレインメーカーは鈴木がナックルで阻止する。しかしオカダは再度ドロップキックを浴びせるとレインメーカーで3カウントを奪い優勝戦進出を決め、優勝戦は中邑vsオカダのCHAOS頂上対決となった。
中邑vsオカダは2012年8月大阪でのG1公式戦で組まれたが、このときは中邑がボマイェで勝利を収め、それ以降はCHAOS同士ということで対戦する機会がなかった。そして初の西武ドームという観点で見ると今までにない組み合わせでインパクトを与えたい、今年の新日本のテーマである攻めの姿勢を考えると相応しいカードでもある。
果たして今年のG1は中邑とオカダ、どっちが優勝するのか? -
内藤哲也も脱落し二連覇が消えた・・・今年のG1は過酷なマラソンだ!
8月6日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」香川・高松市総合体育館 第1競技場 2600人
<アピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝5敗=10点]○小島聡(6分55秒 体固め)[9敗=0点]X本間朋晃
※ラリアット
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[6勝3敗=12点]○バッドラック・ファレ(7分10秒 片エビ固め) [4勝5敗=8点]Xデイビーボーイ・スミスJr.
※グラネード
<バックステージ>
ファレ「その目で見ただろ? 正面からぶつかって(スミスJr.を)倒してやった。次はナカムラだ。よく見ておけ」
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝4敗=10点]○内藤哲也(10分23秒 エビ固め)[4勝5敗=8点]X天山広吉
※スターダストプレス
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝5敗=8点]○カール・アンダーソン(8分35秒 片エビ固め)[5勝4敗=10点]X鈴木みのる
※ガンスタン
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝5敗=8点]○矢野通(2分48秒 エビ固め)[4勝5敗=8点]X真壁刀義
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[7勝2敗=14点]○AJスタイルズ(8分36秒 エビ固め)[3勝6敗=6点]X高橋裕二郎
※スタイルズクラッシュ
AJ「(先にコメントを出していた高橋と入れ替わりに現れ、『TOO SWEET』とウルフパックポーズを合わせる)いつでも“BULLET CLUB”のメンバー同士の闘いは厳しいものになる。それは、すべての“BULLET CLUB”のメンバーが同じ思いだからだ。仲間であっても、俺が持ってるこのタイトルをかけて闘うチャンスを狙っているからなんだ。だからこその“BULLET CLUB”なんだ」
高橋「アイツはよ、本物だよ、本物。な?本物でよ、逸材で?今よ、CHAOSのレインメーカーでよ、金の雨は降らないんだよ。な?わかるだろ?言ってる意味分かるだろ。なぁ、誰がよ、この新日本プロレスのリングの上をよ、誰が潤してるんだよ! “フェノメナール・AJスタイルズ”だよ!」
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[7勝2敗=14点]○オカダ・カズチカ(11分05秒 片エビ固め)[3勝6敗=6点]Xランス・アーチャー
※レインメーカー
オカダ「高い。高い。何するにしても高い。でもな、オレのドロップキックはな、オマエなんかよりな、100倍も高いんだぞ? あとリーグ戦、1つだけですか。はぁもう本当に終わってしまいますね『G1』 まぁ、みなさんの寂しい気持ちも分かりますが、ボクはしっかり『空前絶後の夏』で終わらせます」
外道「レインメーカーがよオイ、優勝するのは間違いねぇんだよオイ。決勝ではよぉ是非ともよぉ、リーグ戦で味わえなかったようなスリルをよ…くれる相手が来るのを望んでるよ」
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[7勝2敗=14点]○棚橋弘至(12分34秒 前方回転エビ固め)[4勝5敗=8点]X永田裕志
棚橋「『G1 CLIMAX』終盤に来て、コンディションが唯一落ちない選手は永田さんだと思う。今日、永田裕志に勝つ方法は1つしかなかったってこと。その最前の選択を、オレがした。誇りをを賭けて、決勝に行くから。そういう事」――やはり、疲労が溜っているように感じますが
棚橋「いや!冴えてるよ顔!冴えてる。いつも冴えてるけど。 ただ今日試合前にふと顔を見たら、目の中に出血あってさ。あれ?っと思って。目、打ってないしなって。脳とかアレだったらね、ヤバいなと思って。 脇腹痛くなってきた急に! (小声で)目も脇腹も首も…!! でも疲れてないから。ファンは、安心して。オレを信じて。オレも、みんなを信じてるから! カッケー!カッケー!よし…」
永田「いやぁ。終わったな。 棚橋ウマいわ!真っ向勝負と見せかけて来てたから。どれを取っても、力強さ、どれを取っても強いわ。 終わった!」――今後のレスラー人生が懸かった今年の『G1』だったと思うのですが
永田「言葉に出て来ないよ。絶好調で迎えた『G1』 ベストに仕上げて臨む『G1』 毎年、そうやって仕上げた試合で臨んだ中で、今回ほど苦しんだ大会は無かった。そして、予選最終日を待たずに…消えた。言葉が出て来ない。あと横浜か。消化試合かもしんない。ただの試合かもしんない。知らないけど、何としても自分なりの意義を見つけ出して、全力でファイトして、最後ぐらい勝って終わりたいね。その時に、自分なりの意識というか意見とかそういう物が出てくるんじゃないですか。残念だ。悔しい」
――会場のお客さんからは『大・永田コール』でしたが
永田「その期待に応えれなかったのが特に残念ですね。まだまだ踏ん張る、まだまだ踏ん張る!という思うでこの『G1』臨んで、何としても西武ドームでテッペン争う戦いに挑みたかった。残念の一言だ。以上(敬礼)」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[6勝3敗=12点]○柴田勝頼(12分24秒 片エビ固め)[4勝5敗=8点]X石井智宏
※G2PK
柴田「毎回、毎回、石井と同じブロックにしてくれ!毎回同じブロックにしてくれ。アイツも、アイツもイカれてる! だけど、オレもイカれてるから!以上!!」◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[7勝2敗=14点]○中邑真輔(11分35秒 片エビ固め)[3勝6敗=6点]Xドク・ギャローズ
※ボマイェ
(試合後)
中邑「たぎってきた、たぎってきたー! 残すは横浜、横浜ですべてが決まるな! 決勝戦、行けるかどうか、そんなことは知ったこっちゃねえよ。今日一日、吐き出せるかどうかだ、なあオイ! 横浜でもたぎってやるぜ、準備はいいかー!? イヤァオ!!」
(バックステージ)
中邑「次は横浜!バッドラック・ゴジラだオイ… トンガ版ファレだ!! 今日と一緒、それは勝ち点が欲しいさ。西武ドームの決勝も行きたいねぇ。ただな、明日の事なんて考えて意味あるか?オイ。 今日だよ、今だよ。当たり前じゃねぇか。中邑だぞ?オイ。 ナメテてんじゃねぇ。 YeaOhだ!!」
G1 CLIMAXも終盤戦へと突入したが4日の愛知大会から優勝戦線から脱落する選手が続出、Aブロックでは小島、Bブロックでは後藤、アンダーソン、天山と優勝、また準優勝経験者が脱落。例年のG1では大混戦となるのだが今年は長丁場でいわばマラソンみたいなもの、勢いで突っ走る選手より安定感のある選手の方がトップになりやすいのかもしれない。
高松大会はまずファレがスミスをグラネードで完勝、この時点で永田、石井、スミスが脱落。真壁も速攻勝負が裏目に出て、矢野の急所打ちから丸め込まれて敗れて脱落。鈴木もロープワークからのスリーパーを執拗に狙ったところでアンダーソンがガンスタンを決め3カウントを奪われ脱落してしまう。AJは裕二郎を降し、この時点で内藤も脱落して二連覇の消えてしまう。
棚橋は永田と対戦しハイフライフローを自爆したところで永田が勝負に出て白目式腕固め、左右の張り手、大☆中西ジャーマン、タイナーと猛ラッシュをかけるがバックドロップホールドを狙ったところで棚橋がサムソンクラッチで丸め込み逆転3カウント、棚橋はトップに踏みとどまる。
柴田は石井と対戦するが、石井の左肩にバンテージが(スミス戦で亜脱臼しているという)・・さすがの石井もG1の連戦でダメージが蓄積されているのかもしれない。それでも両者は正面から打撃戦を展開するも、左肩を痛めている石井はさすがに場外に逃げ、だが柴田は容赦なくリングに戻し徹底的に左肩にストンピングを浴びせる、柴田は左肩を封じてエルボー合戦を仕掛け石井も打ち返す。柴田は燕返しからG2PKを狙うも、石井は体を揺らして逃れ頭突きを浴びせるがラリアット狙いは柴田が燕返しで迎撃するとG2PKを決め3カウント、柴田もトップに残る。勢いより安定が望まれる長丁場のリーグ戦だが柴田は星勘定より1試合1試合テーマを持って試合に臨んでいる、それが柴田の安定につながりトップ戦線に残っている要因になっているのではと思う。
メインは中邑がギャローズのギャローズボールを腕十字で切り返し、強引に持ち上げようとしたボマイェ、スライディングボマイェと叩き込み、最後は後頭部へのジャンピングボマイェからボマイェで3カウントを奪いトップ戦線に残った。
これでAブロックは棚橋、中邑、柴田、ファレの4選手が残り、明日の横浜大会では棚橋はスミス、中邑はファレ、柴田はギャローズと対戦する。柴田は外国人選手は得意ではなくまして自分より体格のあるギャローズでは柴田も厳しいのでは、中邑vsファレは6月の大阪では中邑は敗れているだけにインターコンチ王座奪還を視野に入れるなら負けられないところ。棚橋vsスミスは順当にいけば棚橋で、棚橋と中邑が同点なら直接対決で勝っていることから棚橋が有利だが、ファレが中邑に勝ってしまうと棚橋、柴田をも下していることから決勝進出の可能性も否定できない。
BブロックはAJ、オカダが残ったが共に勝つか、共倒れだと直接対決でオカダが勝っていることからオカダが有利といいたいが、オカダが最後に鈴木を残していたいうこと、オカダにとって鈴木が落とし穴的な存在になるのか?
G1という過酷なマラソンも明日の横浜大会でリーグ戦が終わり、10日の西武ドームで今年の夏男が決まる。心配なのは当日の天気(台風11号)か・・・ -
ハンディキャップ戦で土井がハルクに勝つも暫定王座、意味なきドリーム選手権
8月5日 DRAGON GATE「SCANDAL GATE」後楽園ホール 1830人 超満員札止め
<アピール・コメントなどは週刊プロレスモバイルより>
◇試合前◇
(オープニングでメインでおこなわれるドリームゲート戦の調印式。王者・ハルクと挑戦者のマッド・ブランキー4選手が登場するとマッド・ブランキーにブーイングが飛ぶ。土井に鍵が渡されるとまたブーイング。土井、Kzy、サイバー、問題龍に続きハルクが調印書にサイン。最後に八木本部長がサイン。)
土井「おい、お前らな、俺らが入場しただけでブーイングするとはなかなか失礼なやつらだな。お前ら行儀が悪するぎるんじゃ! おいハルク、メインイベント、よくこんなルール受けたよな。1対4やぞ1対4! 1対4や。俺たちからしたら4対1やけどな、アハハハ。あらためてルールを説明するぞ。俺たちの中からお前から直接ピンフォール、もしくはギブアップを取ったもんがその時点でチャンピオンになる。俺がお前から勝ったら俺がチャンピオンや。サイバーが勝ったらサイバーがチャンピオン、Kzyが勝ったらKzyがドリームゲートチャンピオン、モンちゃんが勝ったらモンちゃんがドリームゲートチャンピオンや~! モンちゃんがドリームゲートチャンピオンになったら、うちの会社ひっくり返るぞ!まあお前ら、ここまでは発表ずみや。おいハルク、お前がどうやったら勝ちになるか。ここからはルール説明してへんやろ。お前のために考えたぞ。ハルク、お前が勝つためには、お前がベルトを防衛するためには、モンちゃん一人に勝てばいい…なわけないやろ。そんなんしたら逆にこっちがハンディやんけ! お前が勝つためには問題龍、Kzy、サイバー・コング、土井成樹、4人に勝たな防衛にならない、完全決着特別ルールでどうや! お前に逃げ道はないぞ、せいぜい頑張ってくれや、なあモンちゃん」
問題龍「お前らもよーく聞いただろ。今日はこの問題龍、いや世界のプロブレムドラゴン様が、ついに、ついにこのドリームのベルトを巻く記念すべき日だ! お前らも俺のベルト姿見てえだろ!? まあよ、今日はユーストリームで生放送もやってんだろ? 家でのんきに生放送見てるボケども、お前らもこの俺様がベルトを巻く姿をしっかり見とけバーカ」
サイバー「おいハルク、短いドリームゲートチャンピオンやったのお。俺からこれだけは、はっきり言っておこうか。今日の試合は、ユーストリーム、ニコニコ動画(以下、叫びすぎて聞き取れず)っていうことじゃコラ」
Kzy「おいお前ら、コングは気合十分やぜ! 土井ちゃんの粋なはからいでよ、モンちゃんとこの俺は、なんとドリーム初挑戦だよ。後楽園、お前らに聞こう。誰のチャンピオン姿が見てえんだお前ら!? 誰だ!?(大多数が「ハルク」)ハハハ。よかったなハルク、結構お前の名前が挙がってるな。俺の名前だったらかわいそすぎて見てらんねえよ。ハルク、てめえが手に入れたものは、俺、いや俺たちが全部奪い取ってやるから。覚悟しとけ」
土井「まあ一つだけ言えることは、ハルクなんかよりも×3 俺たちマッド・ブランキーの方がチャンピオンとしてふさわしいやろ!(ブーイング)。そういうことや。メインのリングで待ってるぞ」
ハルク「土井、お前この野郎メチャクチャなルール考えやがってふざけんじゃねえぞ。4対1だと。ドリームゲートなめてんのか。俺は絶対お前たち許さねからな。お前ら全員ぶっ倒して俺がドリームゲート防衛してやるよ。なんで4対1やねん、おかしいだろこら! やるからにはとことんやってやる。お前ら全員ぶっ倒すからな!(マッド・ブランキーが退場)後楽園のみなさん、とんでもないルールですよ。こんなバカみたいなルールで試合することになりましたけど、俺は応援してくれるみんなの期待に応えたい。そのために、あいつらマッド・ブランキーぶっ潰して必ず俺が防衛しますので楽しみにしてください」
◇第1試合◇
▼20分1本
望月成晃 ○ドラゴン・キッド Gamma(7分08秒 バイブル)堀口元気H.A.Gee.Mee!! Xジミー・神田 Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン
◇第2試合◇
▼20分1本
ドン・フジイ ○リョーツ清水(7分22秒 亀有公園前固め)ヨースケ・サンタマリア X林悠河
◇第3試合◇
▼30分1本
○ジミー・ススム ジミー・カゲトラ “ミスター・ハイテンション"琴香(11分26秒 エビ固め)新井健一郎 XK-ness. しゃちほこBOY
※光の輪を切り返す
◇第4試合◇
▼30分1本
鷹木信悟 ○戸澤陽(13分22秒 反則勝ち)YAMATO Xパンチ富永
※レフェリー暴行
◇第5試合◇
▼45分1本
○T-Hawk Eita(18分27秒 エビ固め)X吉野正人 ウーハー・ネイション
※ナイトライド
◇第6試合◇
▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 1vs4ハンディキャップマッチ/60分1本
[挑戦者]○土井成樹 サイバー・コング Kzy 問題龍(21分29秒 エビ固め)[第20代王者]XBXBハルク
※バカタレスライディングキック
☆退場順=[1]X問題龍(13分54秒、FTX→エビ固め)[2]Xサイバー(17分04秒、ジャックナイフ式エビ固め)
☆ハルクが初防衛に失敗。土井が暫定王者となる
(試合後 、YAMATOと富永が土井の腰にベルトを巻く。)
望月「待て待て待て! こんなムチャクチャな試合でドリームゲートのベルトが移動しちゃっていいのか八木ちゃん!? ムチャクチャだろ!」
八木本部長「望月、たしかにこんなムチャクチャなルールでこのDRAGON GATE最高峰のベルトが移動するってのも、お前が納得いかないってのもわかるよ。でもな、このルールを受けて、そしてその結果、勝ったのは土井だよ。これが現実だ! そこでだ、一つ考えがあるよ。土井成樹を暫定王者として、日をあらためて1対1、サシでやってもらおうじゃねえか」
土井「なんぼでも言うてくれ。今日のところはハンディキャップでもなんでも俺の勝ちやなあ!(ブーイング)なんて?×3 暫定?×4 暫定てどういう意味じゃこら? 暫定でも俺は真のドリームゲートチャンピオンじゃ。(観客に)お前らもっと祝福しろや(ブーイング)。チャンピオンやぞ(ブーイング)。ハルク、お前はな、去年の鷹木信悟と同じで防衛回数ゼロや。本部長、今なんか言うてたよな。後日あらためてもう一回1対1でやってもらうって。あんたの言いたいことはわかった。どうせここやろ?(と大田区大会の幕を指さす)。もう決めるぞ。ここでやったらええんやろ? ハルク、言うとくぞ。大田区体育館、大田区と言えば俺や。お前ら覚えてるか。俺は過去に2回、大田区でCIMAと対戦して、CIMAを2回とも病院送りにしたんや。今回はお前が病院送りになる。俺はな、ミスター大田区やぞオイ。ミスター大田区が、堂々とリングに上がって、堂々と防衛して、最後はハッピーエンドで締めたるからなあ! もっと歓迎しろよ!(ブーイング)。やかましいわこら、不細工どもが! 本部長、1対1大田区でやったるわ。ハルク、まだいいたことあんぞ。前回神戸ワールドでYAMATOに勝ったんはこれでまぐれってわかったろ。神戸に来たファンに謝れ。何がB×Bハルク覚醒ロードや。ハルクなんかより、パンチ富永のほうが覚醒してるやろ! そう思うよなあ! ハルクより覚醒してるのは、パンチ富永! 略してPTや。ハルク、今日の大会名は『スキャンダルゲート』や。その名にふさわしい結果やな。ちなみに知ってるか? 大田区の大会名は『デンジャラスゲート』や。大田区と言えば病院送り以外にもう1個あるんや。マスキュラーボムや。ハルク、俺がお前を、マスキュラーボムでデンジャラスに落として、最後仕留めたるからな。大田区で1対1、やろうやないけ」
ハルク「大田区で1対1だコラ? 上等じゃねえか! マスキュラーでもなんでもやってみろこの野郎! その前によ、今日の試合はなんなんだよ。なんで4対1なんだよ!」
土井「お前が受けたんやろ!」
ハルク「お前がそんなアホみたいなルールつくるから! お前が考えたんだろうが!」
土井「そうや!」
ハルク「ドリームゲートなめてんのかコラ! お前はドリームゲートを、いや、DRAGON GATEをなめてんのか! その前にな、今日集まってくれた後楽園のお客さんをなめてんのか! みんなこんなんで納得しねえぞ!」
土井「俺はな、後楽園ホールの絶大な支持があるよなあ?(ブーイング)。お前どうせ言うやろ、このあと締めで。『大田区で土井から必ずベルトを取ります。応援よろしくお願いします』って。どうせ言うやろ! それだけは言わさんぞ。今のお前はな、説得力ゼロなんじゃ。防衛回数もゼロであり、説得力もゼロ。ベルトはな、人を選ぶんじゃ。ハルク、まだまだお前には早いってことや。俺がな、DRAGON GATEを引っ張っていったるからな。本部長、正式決定出してくれ」
八木本部長「それじゃああらためて、8月17日、大田区体育館でハルク対土井のドリームゲート、タイトルマッチ決定します!」
土井「ハルク、これがラスイチやぞ。1回しかやらんからな。ミスター大田区のこの俺が、マスキュラーボムでデンジャラスにお前をマットに沈めるからな。大田区のリングで待ってるぞ」
(マッド・ブランキーがリング上で記念撮影。会場のブーイングを浴び退場。)望月「お前ら無茶にもほどがあるぞこの野郎。ベルトだけじゃなく締めの言葉まで奪いやがって。 ハルクが言えないなら、俺が代わりに言ってやろうじゃねえか。 大田区体育館、ハルクが必ず土井を倒しますんで、 みなさん応援よろしくお願いします! それよりハルク、お前がマッド・ ブランキー抜けて一人でやるって言った気持ちはわかるけど、 一人でやるっていうのはある意味こういうことだよ。 まあでも俺とキッドも大田区はツインが決まったからどこまでフォ ローできるかわからないけど、 必ずフォローできるとこはするから。久々、東京のビッグマッチ、 きっちりハッピーエンドで締めてくれよ」 (「ハルク」コール。)望月「ハルク、お客さんが待ってるよ!」ハルク「今日のタイトルマッチ、4対1ハンディキャップ。このへんてこなルールで俺は確かに負けました。 土井が暫定王者です。暫定です! 大田区で俺が勝って、俺が真のチャンピオンになりますんで、 みなさん、僕に力をください! 大田区も、応援よろしくお願いします! 今日はどうもありがとうございました!」 ▼バックステージ土井「最後おいしいところもっていってもうた」
サイバー「ええねん。ええねん」
土井「勝ちは勝ちや。ハンディキャップでも勝ちは勝ちや。暫定王者でもチャンピオンはチャンピオンなんや。今、 ベルトがオレの腰に巻かれてる。それがすべてや」
Kzy「事実!」
YAMATO「すごく似合ってる」
土井「オレ、ハルクよりウエストが細いからゆるい。大田区でもう一回だけやってやる。 デンジャラスゲートでミスター大田区のこのオレがマスキュラーボ ムでオマエを病院送りにしたるからな。救急車の準備してろよ。 オレがファンの絶大なる支持を受けて…。」
Kzy「よっ、カリスマ!」
土井「華々しく大田区のビッグマッチを締めてやるからな」
Kzy「大田区でも清掃しますね~」
ハルク「こんなのふざけてますよ。こんなルールでドリームゲート、 アイツはドリームゲートを舐めてんのかよ。 ドラゴンゲートを応援してくれるお客さんを舐めてるのかよ。 お客さんはこんなものを見せたいんじゃないんだよ。正々堂々、 大田区でケリをつけますよ。 俺が真のチャンピオンになりますんで、見てください。 それから望月さんとキッドさんがこうやって応援してくれてるけど 、俺は強引にベテラン軍から引っ張ろうとは思ってないんで。 ベテラン軍とケリつけるって言ってるけど、 強引にはいきたくないんで。 まあ心強い2人なんでそれはおいおい。 でも今はとりあえず大田区の土井戦。 必ず勝って俺が真のチャンピオンになります」
望月「やっぱり1対4を受けたのは無茶だと思ったけど、それでもマッド・ ブランキーを相手にしたら状況は変わらないから。 多勢に無勢でああなることは目に見えてたし」
キッド「でもこんなんで防衛回数0ってありえなくないですか」
望月「まあな。僕もドリームを2回取った身ですけど、悪いヤツ相手にも闘いましたけど、 あそこまであからさまなのはなかったと思うんでね。 でもキッチリ取り返してほしいと思いますしね」
キッド「そうですね」
望月「あとは俺らもこういう行動に出た以上ね、ベテラン軍ともケリをキッチリつけなきゃいけないなと思ってはい るところなんで。まあでも次が決まったから」
キッド「そうですね。そこにベクトル向けてやっていきましょう。僕らもフラフラしてる場合じゃないんでね。 キチッとけじめをつけます」
望月「とりあえずがんばりますので」ドラゲー後楽園大会のメインはハルクvs土井によるドリーム選手権のはずが、2日の京都KBS大会で土井の挑発を受けてサイバー、Kzy、問題龍を加えての1vs4によるドリーム選手権となった。試合形式は4人のうち誰かがハルクを破ればその選手が王者に、ハルクが全てを破れば王座防衛となる、昭和57~58年ごろに新日本プロレスで行われたアントニオ猪木vsはぐれ国際軍団(ラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇)による1vs3マッチのような試合形式となったが、ドリーム王座への挑戦権する機会がないKzyや問題龍にしてみればチャンス。
試合はMBの総攻撃から開始となり、ハルクが反撃してもすぐにカットに入られるなど多勢に無勢、ハルク劣勢のまま試合が進む。しかしハルクは多彩なキックからHエッジで活路を見出すと、サイバーのタックルが問題龍に誤爆させるとラ・マヒストラルで粘る問題龍をFTXで3カウントを奪い、一人目を脱落させ、またサイバーのパイナップルボンバーをKzyに誤爆させたところでバーンアウトでサイバーから3カウントを奪い二人目を脱落させる。しかし土井へのニールキックがレフェリーに誤爆するとMBが再び総攻撃をかけ、京都大会からハルクと共闘した望月、キッドが駆けつけ土井を追い詰めるが、ハルクがボックス攻撃を浴びてしまうと土井がDOI555からバカタレスライディングキックを浴びせ3カウントを奪い土井が新王者となるも望月が抗議、その結果土井は暫定王者となって17日の大田区大会でハルクvs土井による決着戦が組まれることになった。
しかしこの結果や経過を見る限りでは1vs4マッチは大田区大会への前哨戦で、こういう試合形式になった時点でドリーム選手権の意味合いを完全になくなってしまっている。ハルクが4人全て破ればファン的には満足なのだろうが、3人目でハルクは敗れ、土井は勝ったのにも関わらず暫定王座という形となって消化不良でスッキリしない、こういった消化不良的な結末は同日にDDT両国大会もあることから意識してのものなのか・・・大田区大会ではスッキリとした結末を臨みたいところだ。 -
崔領二が5年ぶりの火祭り制覇も変われないZERO1を批判…8月3日 ZERO1「真夏の祭典~火祭り2014決勝戦」後楽園ホール
<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼火祭り2014 Bブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗1分=7点]○佐藤耕平(8分11秒 ジャーマンスープレックスホールド)[1勝3敗1分=5点]X橋本和樹
◇第2試合◇
▼火祭り2014 Aブロック公式戦
[3勝2敗=6点]○崔領二(11分48秒 胴締めスリーパーホールド)[2勝2敗1分=5点]X関本大介
◇第3試合◇
▼30分1本
KAMIKAZE 菅原拓也 “brother"YASSHI ○拳剛
(14分11秒 片エビ固め)日高郁人 ジェイソン・リー 藤田峰雄 Xパンディータ・ヌエボ
※ダイビングボディプレス
◇第4試合◇
▼火祭り2014準決勝/無制限1本
[Aブロック1位]○KAI(11分12秒 体固め)[Bブロック2位]Xデーモン植田
※スプラッシュプランチャ
【植田の話】「クソ! 関係ねえよ、この野郎。大谷、田中、耕平から俺が取っているのは間違いねえんだ。火祭りなんて関係ねえよ。この3人を俺が倒しているのだけは事実だ。わかったか? いいか、これからもどんどんデーモン植田がのし上がっていくから、よく見とけよ」
◇第5試合◇
▼火祭り2014準決勝/無制限1本
[Aブロック2位]○崔領二(6分49秒 体固め)[Bブロック1位]X佐藤耕平
※シドマス
◇第6試合◇
▼NWA UNヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○鈴木秀樹(8分52秒 体固め)[第20代王者]Xタマ・ウイリアムス
※ダブルアームスープレックス
◇第7試合◇
▼30分1本
大谷晋二郎 ○横山佳和(14分14秒 体固め)田中将斗 X小幡優作
※スパイラル式デスバレーボム
◇第8試合◇
▼火祭り2014優勝決定戦/無制限1本
○崔領二(18分06秒 体固め)XKAI
※那智の滝
☆崔が「火祭り2014」優勝
崔「火祭り刀とベルトの二冠で凄いでしょ。そんなもので満足する気はありません。色んなものを変えたい。本気で皆さんに応援して良かったなと思ってもらえる選手になりたいと思います。必ず何か将来成し遂げてみせます」
【崔の話】「開幕してからKAIに1回負けて、決勝でまた当たって。彼が決勝に来たのは当然かなと。他団体ですけど、僕らがやっている常識とは違うプロレスがあって勉強にもなったし、ここ一番でああやって力を出してくるのは凄いなと思いました。優勝したら言わなきゃいけないなと思ってたのは、優勝した人って苦しいところをくぐり抜けてきたから、自分に満足しちゃうと思うんですね。僕も削り合いの潰し合いで優勝して、いろんなものに浸りたいというのはあるけど、傍から見たら、単にリーグ戦で優勝した人間に変わらなくて。ここで満足したら全て止まっちゃう。過去の優勝者からいろんなスターは生まれたかもしれない。でも、飛び抜けた人間がひとりも出てきてないのが現状だなと思うんです。『お前に何ができるの?』っていうツッコミもあるでしょうけど、ZERO1の火祭りを優勝したまあまあ強いヤツから飛び抜けたのは過去ひとりもいないんですよ。みんながビックリするようなことをやったヤツってひとりもいないんです。破れるかどうかわからないけど、そんな常識破りたい。そう思いました。もうここで変えていくしかないです。火祭りに勝ったヤツがベルト挑戦して、チャンピオンになって、他団体に出て行っても誰も驚かないですよ。全然凄くない。そんなところで満足していたのがほぼ全員だったんじゃないかなと。だから、誰も変えられなかったんじゃないかなって。もし変えられてたら、僕らは東京ドームでやっていたでしょう。でも今は否定しない。応援してくれたファンは本当に素晴らしい。だけど、僕らは不甲斐ない。まだまだ努力が足りない。意識の問題。優勝しても珍しくない。ここからですよ。わからないことばかり言ったけど、意識を変えてやっていくしかない。目の前に火祭り刀がありますけど、珍しくないですから。でも、これを得たから何かができると思います。これで何か飛躍できたら、それは珍しいことだと思うんですよ。そこを掴みにいくしかないと思います」
【KAIの話】「悔しい。本当にあと一歩のところで火祭り刀を手に入れることができなくて、応援してくれたW-1のファンの人に申し訳ないです。火祭りにも、電流爆破にも快く出してくれた会社にも申し訳ないです。でも、もう終わったことなんで。前を向いていくしかないですね。とりあえず俺の夏休み前の夏期勉強は今日で終わったんで。明日からは正真正銘の夏休みに入ります。でも、休んでばっかりいられないし、W-1でベルトを懸けたトーナメントもあるんで。俺にはまだまだ目標も夢もあるし、こんなところで止まっているわけにはいかないですから。(両国も火祭りも悔しいことが続いたが?)それはもう、自分自身に対する宿題ですよ。8月の半ばからうちのツアーが始まるので、そこから動き始めます。今日は崔領二の火祭り刀を手にしたいという気持ちが俺より上回っていたと思うんで、負けですよ。でも、負けたままで終わる気はないですから。必ず仕返しをしてやります。終わらないですよ」
ZERO1の真夏の祭典である火祭りも最終戦を迎えた。まだ全公式戦を終えていなかった崔が関本と対戦、試合は関本が怒涛のラッシュで崔を追い詰めるも、ラリアットをかわした崔が胴締めスリーパーで捕獲し関本はタップ、逆転勝利で優勝決定トーナメントに進出する。
優勝決定トーナメントはリーグ戦では大谷、田中、耕平と優勝経験者を降した植田とWRESTLE-1からエントリーしたKAIが対戦、植田はラフで試合の主導権を握り、垂直落下式ブレーンバスターやドクターボムで追い詰めるが、ルシファーズハンマーとデーモン水攻撃をかわしたKAIがトラースキックからのスプラッシュプランチャて3カウントを奪い優勝決定戦に進出。
崔vs耕平は耕平が頭突きを浴びせ、自ら流血するも、ノーザンライトボムやパイルドライバーで追い詰めるが、崔が山折りで反撃すると耕平の後頭部にミドルキックを浴びせてからのシドマスで3カウントを奪い優勝決定戦に進出、7月21日WRESTLE-1後楽園大会で組まれた公式戦で敗れているKAIと対戦することになった。
試合は開始早々から崔が猛ラッシュをかけ打撃からの胴絞めスリーパーで先手を奪い、KAIのスプラッシュプランチャを剣山で迎撃し那智の滝を投下してKAIを追い詰める。KAIはトラースキックの連打で反撃し垂直落下LATから再びスプラッシュプランチャ狙いも阻止した崔は山折りからの那智の滝で3カウントを奪い5年ぶりの優勝を果たした。
試合後に火祭り刀を手にするも、大谷らとは握手を拒否、崔革命を提唱するために一匹狼宣言,
そして火祭りのあり方を含めてZEROの現状を批判した。確かに崔が優勝したとしてもどう評価されるかわからないし、船木誠勝から世界ヘビー級王座を奪還したとしても評価を受けるかどうかもわからない。原因はZERO1=大谷、田中のイメージが染みつきすぎたのもあるのだろうが、そのイメージを変えられなかった崔や耕平にも原因はあると思う。崔が出した問題提議をZERO1がどう受け止め変わるのか?今年のZERO1はいろんな意味で課題が多い… -
柴田が“アイツはイカれている”と最大級の誉め言葉…大阪で主役を奪った本間劇場8月3日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」大阪ボディーメーカーコロシアム 7500人超満員札止め
<試合後のコメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝4敗=8点]○石井智宏(10分28秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]Xデイビーボーイ・スミスJr.
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝4敗=8点]○天山広吉(4分31秒 アナコンダマックス)[3勝5敗=6点]X矢野通
天山「この大阪!最高よ!この(NWAタッグの)ベルトもちょっと重くなったよまた。まぁでも、この『G1』大阪来たからには、“浪速っ子”熱狂させてね、ぶっ潰したらなアカン思うて、やりましたけど。まぁ相手がああいうヤツだから、アイツのペースに飲まれる所だったけどね。まだまだまだまだ、もうこの『G1』にかける気持ちって、アイツらと違うからな。生半可なね、そんな汚いやり方ばっかり、そんなヤツらと一緒にせんとってくれって。矢野、実力・体力ええもん持ってるのに…パフォーマンス走り過ぎや。真剣にやれって。真剣にこの『G1』に向き合えよって。オレから言わせたら、遊びとちゃうぞって。『G1 CLIMAX2014』オレにとったら、今日の大阪勝って、そんで明日、名古屋。そして高松。休んでられないよ!高松でもっかい『AJ』なり『カズチカ』とやりたいぐらい体力余ってんねん。今シーズン、ピンピンしてんねん。痛くも何ともない。高松のあと、横浜や。横浜が休みなんや…横浜オイ…休んでる場合ちゃうぞって。ホンマにねぇ… まぁせやけど2試合。名古屋・高松としっかりと残り2つ勝てば、またなんか奇跡起こるんちゃうの?また奇跡信じてやりますよ。まだまだまだまだ諦めない。諦めたくないもん。OK…まぁ大阪、ちょっとお客さん消化不良かもしれんけど、勝つには勝った。まだまだ終わんない。『G1 CLIMAX』諦めへんで」
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○永田裕志(10分51秒 ナガタロックIV[4勝4敗=8点]Xシェルトン・X・ベンジャミン
永田「ベンジャミン、去年もここでやったよな。『G1』で。前回は先制攻撃許して失敗したけど、今日は失敗しねぇよ!何かあると思ってね常に心構えしてるから。神出鬼没のシェルトン・X・ベンジャミンに勝って、自分の調子ぶりが証明できたかなって。やっと出て来たね。中間過ぎて、エンジンかかるの遅かった! 行くぞ?まだ大丈夫だ。まだ望みはある。と、信じて1戦1戦勝ってって。今日の会場なんか、疲労感、熱さ、そういうの全て感じないくらい調整して来たんで来たんで。西武ドームでもどんと来いだよ。西武ドーム進出して、優勝したら。アンチエイジング、サマースペシャル・シンデレラ・ドリーム・ジャンボ・スーパー・エクセントリング・カムバック・ウィナー!! ザッツイッツ!! 以上!!(敬礼)」
ベンジャミン「(痛めつけられた左腕を押さえながら)チクショー、チクショー…ナガタは去年の『G1 CLIMAX』ではやっつけたのに…。今年は勝者になれなかった。俺の『G1 CLIMAX』はまだ終わっていない。タナハシ、ホンマ、必ずお前らを撃ち落としてやる。俺をやっつけられるものなら、やっつけてみろ」
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝4敗=8点]○小島聡(7分11秒 エビ固め)[2勝5敗=4点]Xドク・ギャローズ
※ラリアット
小島「オレは、この『G1』で、4敗が先行してしまった時に、正直頭の中で諦めた。『G1』はやっぱり優勝、今のオレには出来ないんじゃないかって。正直言えばほんのチョット…いや、結構諦めてた。でも、その4連敗、4回負けてからの後の事は、オレのこの体が諦めてなかったんだ。オレの右腕が、オレのこの心ん中が…諦めてなかったんだよ。頭の中で諦めても、オレのプロレスラーとしての体が、1回も諦める事を許さなかったんだ。どういう事か分かるか?これが、今日まで4敗してまた、4回勝ってる男。その現実だろ。諦めないで、この体で諦めない事を証明してやる!そして必ず、優勝。最終日までギリギリまで諦めないで、優勝狙ってやる!!」
ギャローズ「このG1、残念な結果が続いている。コジマ、今日はお前が勝ったが、ギャローズ&ガンのタッグでは2度、お前たちをぶちのめしている。俺たちBULLET CLUBがこのG1で最後まで残って、シンニホン・プロレスリングでNo.1、イチバンであることを証明する。必ず、勲章を手に入れてやるからな。そのためにも俺はまだまだ立ち上がる」
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝4敗=8点]○後藤洋央紀(12分21秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]X内藤哲也
※昇天・改
後藤「よっしゃ。生き残ったぞ!オレの“夏”はこんなところでは終わらせない。明日のオカダ戦…オレのすべてをぶつけてやる! 柴田…上がってこいよ」
内藤「クソー、クソー…。後藤に勝てなくて悔しいです…そんなこと言うか。そんなことじゃないんだ、俺が見てんのは。大阪のお客さんを全部、こっちに目を向かせると。一発じゃ無理なのはわかってるよ。積み重ねっていうのはわかってるよ。『G1 CLIMAX』これで何敗だ? 頭痛くて、わかんねぇよ。でもさぁ、俺はこの新日本プロレスのリングの主役になるために、今も闘ってるんだ。無理だと思うだろ? 何とでも思いなよ。全部ひっくり返していやる。俺が中心に立ってやる。このリングの主役は俺だ!」
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○AJスタイルズ(12分52秒 カーフキラー)[3勝4敗=6点]Xランス・アーチャー
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○鈴木みのる(12分21秒 レフェリーストップ)[3勝4敗=6点]X真壁刀義
※スリーパーホールド
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○柴田勝頼(10分47秒 片エビ固め)[7敗=0点]X本間朋晃
※G2PK
柴田「いかれてるな…。いかれてるよ、あいつ。だけど、安心しろ。俺もいかれてる。まだいかれた奴いるよな。楽しみで仕方ないよ。以上」
本間「オレは…オレは勝てないのか… オレはプロレスラーとして、このままお客さんの気持ちを裏切り続けていい?そんなワケはない! オレみたいな凡人だって、勝ってみせる!勝ってみせる!残りまだいける。まだいける。優勝はできねぇかもしんないけど、絶対この『G1 CLIMAX 24』爪痕を残してみせる。ありがとうございました」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○オカダ・カズチカ(12分49秒 片エビ固め)[2勝5敗=4点]X高橋裕二郎
※レインメーカー
オカダ「今回の『Bブロック』の“対BULLET CLUB"…そういう意味ではひとつ落としてしまったんで…まぁ『G1』王者はねしっかりまた、相手してやる。そしてその後でも前でもいい。AJもしっかり相手してやるからな。まぁその前にしっかり、後…何試合ですか?とりあえず!全部勝ちますよ」
外道「関係ない」
オカダ「関係ない」
外道「オイ、裕二郎オイ!あ!?人数足んなかったか?オイ!! テメェがいくら小ズルかろうがよ、オイ。レインメーカーに通用すると思ってんのかコノヤロー!! レインメーカーに対抗したければよ、人数揃えて来いコノヤロー!!」
――裕二郎が5月のIWGP選手権で乱入してきて、ベルトを失うキッカケとなった存在だと思うのですが。今回、特別な感情はなかったのですか?
オカダ「特にありません」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○棚橋弘至 (15分00秒 ジャパニーズレッグロールクラッチホールド)[5勝2敗=10点]X中邑真輔
――お疲れ様でした
棚橋「疲れてないです」
――最後までファンの声援に包まれる中の大熱狂の戦いになりましたね
棚橋「第1試合から、本当に白熱した試合が続いて、でもメインイベントはそれを超えていかないといけないから。最適の相手だったし、今日『G1』の公式戦で中邑を止めた…この1勝はデカイです」
――様々な攻防があった中、最後はジャパニーズレッグロールクラッチホールドを選んだのには特別な理由が?
棚橋「(中邑が)ボマイェに絶対的に自信を持ってるからこそ、そこを攻略しないと勝てないなっていうのは、昨日の夜ずっと思ってて。うまく形にできました」
――藤波辰爾選手がJr.時代に得意としていた技という事に意識はしていましたか?
棚橋「1番ね、あの体制からスキが無い状態でかけれるのが、あれだったっていう事です」
――この『G1』でお互いに柴田に破れた状態での試合でしたが、柴田への意識はありましたか?
棚橋「新日本プロレスの戦いにやりがいを見いだして来ているから。柴田は。そういった状況の中でね、柴田に負けた中邑に負けたってなったら…1番下になっちゃうじゃん。それはね、なんとしてでもね、食い止めたかったし。土俵際、いっぱいで踏ん張りました」
――これで新・闘魂三銃士がこれで勝ち点10で並びました。この心境は?
棚橋「もう1敗も出来ないでしょうね。あと3つ。全勝で行きます」
――最後に改めて『G1』の目標をお聞かせください
棚橋「『G1』優勝。そっから全てのオレの展開が待ってるから。『G1』優勝したら、その先は“100手先”まで考えてますから!」
――今年4回目の中邑戦でしたが、試合前の心境は?
棚橋「この『G1』のね、熱気が新しいね、感情を生み出してくれたというか。初めてのような、久しぶりのような…なんか新鮮な感じでした」
――お互いのフィニッシュ技が決まらない展開で、やりにくさはありましたか?
棚橋「おもしろいっすね。ただただ、おもしろいっす」
――やはり、中邑は特別な存在?
棚橋「特別ですよ。ただ…ただじゃないね。ただただ、特別な相手です。ありがとうございました」
中邑「まさか、まさか…まさかの大阪天王山。初戦で柴田に負け、この後半戦、大阪で、あろうことか棚橋に(負けを)食らい…リップサービスだよ、リップサービス。来るねぇ! だがな、幸いなことに『G1』だ。まだまだ、全然、生き残ってるだろ? 棚橋、柴田、エンドレスなんだよ。ギブアップしない限りは…」
G1も大阪大会へと突入、メインカードは今年IWGPインターコンチネンタル王座を巡って三度も対戦した棚橋vs中邑の頂上対決だが、主役を奪ったのは第8試合の柴田vs本間戦だった。
当初は柴田vs飯伏幸太が組まれていたが、飯伏の欠場によって本間が代役で出場しリーグ戦も内容は残すが6戦全敗で脱落、その本間が飯伏以上の活躍が出来るかどうか注目だった。試合は柴田がエルボーの連打、本間の小こけしの自爆の連発で先手を奪い、その後も柴田の強烈なキック、顔面へのドロップキックなどで柴田ペースで試合が進んで、誰もがまたかと思っていたが、柴田が勝負に出たG2PK狙いを本間が阻止し、G1から使用し始めたこけしロケットを柴田のボディーに浴びせると思わぬ一撃だったのか柴田は一気に失速、ここから本間が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すが、ファイヤーサンダー狙いは柴田が背後に着地してスリーパーで捕獲、柴田はPKを放つが本間はキャッチ、柴田は張り手を放つが本間は柴田の足を放さず張り手でグラつかせてからファイヤーサンダーで突き刺す、本間はこけしを投下するが自爆となると柴田はミドルキックで何度も蹴り倒してカバーするも本間はカウント1でクリアする。柴田は燕返しからG2PKを狙い、本間も振りほどこうとしたが遂に炸裂して3カウントで力尽くも本間は敗れたがファンの期待以上の活躍を見せつけた。試合後に柴田が「アイツはイカれている」とコメントしたが、柴田が本間に対する最大級の褒め言葉でもあり、ファンも本間の健闘を讃えた、そういった意味では大阪大会の主役は本間だったのかもしれない。
メインの棚橋vs中邑は序盤から一進一退の攻防となり、終盤は棚橋なハイフライフローを剣山で迎撃した中邑がジャンピングボマイェからボマイェを狙うも、棚橋はキャッチしてドラゴンスクリューを狙う、ところが自ら回転して防いだ中邑がスライディング式ボマイェを炸裂させ、ボマイェを狙う。しかし棚橋がカニ挟みで倒すとジャパニーズレッグロールクラッチで3カウントを奪い中邑は2敗目となってしまう。
オカダvs裕二郎はオカダの入場時に裕二郎が強襲し先手を奪うが、オカダは冷静を崩さず、次第にオカダペースとなる。裕二郎は急所打ちから、ラリアット、ぶっこぬきジャーマン、東京ピンプスと畳み掛けるも、バワーボムはオカダがフランケンシュタイナーで切り返すとオカダはドロップキック、ツームストーンパイルドライバーで完勝。
また第三世代も優勝戦線に残り、天山は矢野のYTRワールドを封殺し、最後は掟破りの急所打ちからのアナコンダマックスで完勝。永田はベンジャミンのアンクルホールドを耐え抜き、最後はナガタロックⅣでタップを奪い勝利。小島はギャローズとのカウンター勝負を制してラリアットで勝利を奪った。
二連覇を狙う内藤は自分のペースで試合を進めるが、後藤の牛殺しを喰らうと失速、首攻めで形勢逆転した後藤が裏牛殺しから昇天で3カウントを奪い、後藤も優勝戦線に踏みとどまる。
リーグ戦も愛知、高松、横浜だけとなった、果たして誰が西武ドームに勝ち残るのか? -
ジュニアタッグ優勝、森嶋の復帰…超危暴軍の逆襲!8月2日 NOAH「第8回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」ディファ有明 1600人超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼Jr.TAG LEAGUE Special Editionタッグマッチ/30分1本
○平柳玄藩 菊タロー(7分35秒 エビ固め)北宮光洋 X熊野準
※合体昇龍玄藩
◇第2試合◇
▼「第8回日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]スペル・クレイジー ○マット・ストライカー(1分24秒 首固め)[2勝2敗=4点]小川良成 Xザック・セイバーJr.
◇第3試合◇
▼「第8回日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○拳王 大原はじめ(10分26秒 反則勝ち)[3勝1敗=6点]獣神サンダー・ライガー Xタイガーマスク
※レフェリー暴行
☆拳王&大原組が優勝決定戦進出
(試合後)
拳王「おい! タイガー&ライガー、おめえらは怒っててもよ、今日の勝ち星はどっちについたんだ? どっちが決勝戦に進むんだよ? お前らは歳の数だけキレるのか。決勝戦に進むのは俺たちなんだよ。タッグリーグを盛り上げてくれてありがとうございます。決勝戦の準備があるんでお先に失礼します」
ライガー「おい、ノアのファンのクソ野郎どもよ。タイガーのマスクを裂いて、流血させて、これで反則負けを取らないで、なんで俺たちは反則負けなんだ。ノアのクソガキども。答えられるなら答えてみろ」と(吐き捨てると、ブーイングを受けてさらに激怒)ブーブー言うしか能の無いクソッタレどもが。ノア、大将が出てこい!クソブタども!俺たちと1対1でできるのか」(と暴言を連発。リングサイドのファンに掴みかかる暴挙に出る)
タイガー「お前らな、帰れ帰れっていうけどな、俺たちを呼んだのはノアなんだよ。文句あるならノアに言え。俺たちはG1中に来てやってるんだ。いいか、拳王&大原。お前、甘く見るなよ。この落とし前は必ずノアのリングで付けてやるからな。ブーブー言ってるヤツは憶えておけ。新日本を甘く見るなよ」
【ライガーの話】「おい、どう思うよ? こっちはここまでされてるんだ。なんでこっちが反則負けなんだ? 納得いく理由を言ってくれよ。(アナウンサーに対して)お前は日テレだろ。これをどう見るんだ? 俺は何回もレフェリーにチェックしろって言ってるよ。このノアという団体は、ノアのレフェリーはグルなのか? (このままでは終われない?)お前はバカか。こんな団体に何で上がる必要があるんだ。こんな風にされて、こっちが反則負けだ。じゃあ、どうやって俺たちは勝つんだ? ノアのファンにも言っておけ。これだけのことをするノアをなぜ応援するんだ? あのブーイングの意味がわからない。ノアのファンはバカなのか? この現実を見せられて、それでブーイングしている。しかも隠れて。奴らは群れでしか喋らない。俺たちが絶対に手が届かないところでしょ。だからわざわざファンのところに行ったんだ。お前らはバカか?」
【タイガーマスクの話】「俺らはノアに来て、何か反則してるのか? 日テレさん、教えてくれよ。テレ朝は丸藤が来ようが、ノアの人間が来ようが、いい試合した人間には最高の賛美を送ってる。G+、日テレの人間だけなんだよ。何をやってもノアの味方。日テレ系で味方をしてくれるのは原監督だけだよ。原監督は毎回『ノアで大暴れしようぜ。タイガー&ライガーの強さを見せよう』って言ってるよ。見てる人間は見てるんだよ。今日の試合、どう思います? どっちが勝ってたんですか? どっちがちゃんと試合をしようとしていたのか? ちゃんと言ってください。(明確な答えが返ってこないと)名前を出せよ! どっちだ!? もう1回言うぞ。『ワールドプロレスリング』はまともな人間の名前を出すんだ。丸藤だろうが何だろうが。名前を出してくれよ!? どっちがまともなんだ。ライガー&タイガーだって言ってみろ!」
◇第4試合◇
▼「第8回日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝3敗=2点]○ロッキー・ロボ ジンゾー(11分31秒 三角飛び式ウラカンラナ)[2勝2敗=4点]旭志織 Xヒロ・トウナイ
◇第5試合◇
▼「第8回日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○原田大輔 クワイエット・ストーム(15分40秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)[3勝1敗=6点]石森太二 X小峠篤司
☆原田&ストーム組が優勝決定戦進出
◇第6試合◇
▼「Go Forward」/30分1本
○シェイン・ヘイスト マイキー・ニコルス(11分39秒 片エビ固め)X齋藤彰俊 関本大介
※ボムバレーデス
◇第7試合◇
▼森嶋猛復帰戦/30分1本
○森嶋猛 マイバッハ谷口(11分20秒 片エビ固め)X丸藤正道 中嶋勝彦
※バックドロップ
(試合後)
森嶋「俺が言いたいことはひとつだけだよ。かかってきなさい! かかってきなさい!」
【森嶋の話】「リング上で言ったことだけだよ。それだけだ、オラ。(チャンピオンを破ったが?)それだけだよ。何かあるか? 俺らは俺がいなかろうが、他のヤツらもやってきたんだよ。今日はあいつらが優勝して、俺らが今、ノアで最も超危暴しているやつらだっていうことを証明するだけだ。確かにあのチョップは効いたよ。俺が真っ正面から向かった時になかった武器だ。あれに対しては意地を感じたよ。でもな、俺はあのチョップもそうだけど、ヘビー級のチャンピオンとして弱いっていうのは無しにしてほしいんだ。勝っているからチャンピオンなんだろ? もっと胸張ってノアのチャンピオンとしてやっていけよ、オラ。違うか? そうじゃなかったら、俺が全部根こそぎ持っていってやるよ。わかったか? 以上!」
◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第31代選手権者]杉浦貴 ○田中将斗
(21分06秒 片エビ固め)[挑戦者] Xモハメド ヨネ 池田大輔
※スライディングD
☆杉浦&田中組が2度目の防衛に成功
【試合後の杉浦&田中】
――凄い試合だったが?
▼杉浦「相手が頑張ったから凄い試合ができるわけであって。うちらは常に凄いから。相手が今日は頑張ったと思うよ」
――途中のヘッドバットは大丈夫だった?
▼杉浦「意識飛んだけどね。でも、向こうが切れてたでしょ。俺にヘッドバットをやったヤツはみんな向こうが頭を割るんだよ。俺は硬いから」
▼田中「もっと楽勝で行けるかなと思ったけど、バチバチをうたっている以上、意地は凄い感じたし。何度も何度も脳が揺れたけど、俺が倒れるわけにはいかんしね。バチバチで来るんやったら、バチバチで対抗してやろうという意識が強かったから」
――リーグ戦での借りは返せた?
▼田中「でも、まだ1勝1敗やから。また向こうが気運を高めて来るんだったら、いつでもやっていいなと思うような試合やったと思う」
――凄い防衛戦が続けば、ベルトの価値もどんどん高まっていく?
▼杉浦「そのためにやっているし、対戦相手もそうじゃないと困るし。俺らが上のステージでやっているんだから、もっと上に来てやってくれないと」
――名乗りを挙げているチームはいないが、次の防衛戦に向けては?
▼田中「誰もが認めるようなチームじゃないとやっても意味ないと思うし。俺らが勝って価値のある相手とやりたいね。ベルトの価値は上げていこうと思っとるし、その上がり調子の中で、その位置に相応しいヤツがこないと、より一層ベルトの価値は上がっていかへんと思うんで。名乗り出るなら、それ相応の覚悟が必要やと思う」
▼杉浦「俺たちの試合を見ればわかるでしょ。それなりの感じで来てもらわないと困るんだよ」
▼田中「強さもそうだし、全てにおいて認められるものを持っていて、俺らをヒヤッとさせられるようなヤツとやらんとね。そうじゃないとこれだけ汗も出ないし」
▼杉浦「ベルトの価値を高めるために、防衛を続けていきたいし、それなりの相手に来てほしい」
▼田中「2回、3回とかそんなちっちゃいことじゃないのよ。その先を見てんねん。俺らは誰もがやったことないことをやるために組んでるんやから。2回目とか、3回目とかは通過点でしかない」
【試合後のヨネ&池田】
▼池田「惜しかったね!」
――今の気持ちは?
▼ヨネ「悔しいしかない。あとは池田さんに申し訳ない…。それだけです。強かった」
▼池田「途中で流れを持っていかれたからね。悔しいです」
――このチームの今後は?
▼池田「ヨネが望めば、俺はいつでも来ます」
▼ヨネ「ありがとうございます! ありがとうございます!」
◇第9試合◇
▼「第8回日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦」優勝決定戦/無制限1本
[Aブロック1位]拳王 ○大原はじめ(18分18秒 エビ固め)[Bブロック1位]X原田大輔 クワイエット・ストーム
※フィンランド式フォアアーム
☆拳王&大原組が優勝
(ここから勝利者インタビューに。)
拳王「ようやくだよな。俺たちが超危暴軍を1月に作って。ディファ有明に集まっているやつらを見ろよ。こんだけふぬけた顔して、毎日ブーイングするだろ? どんな気持ちで俺たちはやってきたか。こんなにブーイングされてもやっと結果が出て、正直スゲェ嬉しい」
大原「やっと日本に帰ってきて、やっとプロレス界で結果らしい結果が出たから…。これでプロレスを辞めなくて済んだと思ったよ。まずね、俺にプロレスをやるチャンスをくれたこのノアにはスゲェ感謝しているし、少ないかもしれないけど、サポートしてくれる人がいるっていうのはスゲェ嬉しいよ。プロレスを辞めないで、とりあえず今日この結果を出せた。ありがとう。ブーイングしてもらえると、何か嬉しいです」
(今後のことを問われると)
拳王「ディファ有明に集まっているクソ野郎どもはよくわかってるだろ。次はジュニアタッグのベルトに俺たちが挑戦するに決まってるだろ」
森嶋「かかってきなさい! かかってきなさい! もういいだろ。締めだ!」
拳王「おい、ディファ有明のクソ野郎ども、いいかよく聞け。今日は俺たちがリーグ戦を優勝した。そして首領も帰ってきた。俺たち超危暴軍、また今日から新たなスタートだ。今日は大原はじめちゃんがピンフォールを奪ってくれた。今日は特別にはじめちゃんに締めてもらうか。わかってるだろ。大好物のブーイングをいっぱい聞かせてくれ」
大原「というわけで、今日もムイビエン!」
【試合後の拳王&大原】
▼拳王「ようやくだよな。テメェらも見てただろ? 俺たちが1月に超危暴軍を作って、このノアのリングを変えてやるって言って。どれだけみじめな思いをしてきたんだよ。ようやく俺たちの初タイトルだよな。首領も帰ってきて、俺たち超危暴軍は新たなスタートだよ。はじめちゃんもふぬけたチャンピオンに言ってくれよ」
▼大原「ずっと俺らは口だけで過ごしてきたけど、やっとこうやって結果も出すことができた。ワインもそうだけど、寝かした方が美味しくなるでしょ。俺らもちょっと寝かさなきゃいけなかったんだよ。一気に美味しくなるための寝かせる時期だったんだ、今までは。こうやって結果を出した。もう口だけじゃないよ。俺、チャンピオンからカウント3を取ったよね? これで挑戦する材料は全て揃ったんじゃないでしょうか」
――シングルもタッグも取ると?
▼大原「もちろんだよ。タッグの言わば一番を取ったんだよ。しかも、GHCのシングルのチャンピオンから取ったんだから。これ以上の材料はないでしょ。そういうことだよ」
――タッグへの挑戦については?
▼拳王「お前、そういうバカな質問をやめろよ。俺たちは今日優勝したんだよ。タッグに挑戦するなんて決まったことだろ。テメェもディファ有明の客と同じで、ここ(頭)が足りないんじゃねえのか。俺たちは今日のライガー&タイガーにここを使って勝っただろ。俺たちは頭もある。悪いこともできる。あんなずっと真っ直ぐしか見てない一直線で進むチャンピオンと、俺たちとじゃハラワタの黒さが違うんだよ、バカ野郎」
▼大原「俺も今まで痛い思いをしてコイツの竹刀を受けてきたんだよ。それは最後の最後に、俺がキャッチして行くっていう作戦をずっと考えて最初からやってるんだ。原田のヤツもずっと誤爆すると思ってるよ。そういうところから念入りに考えて、計画してやってるんだよ」
▼拳王「超危暴軍は今日から新たなスタートだ。次からのノアの大会、全てで超危暴軍が持っていくからな」
▼大原「タイトルホルダーが変わるぞ。ノアのリングが変わるぞ。ノアの純血だけじゃできないような戦いを俺らが差し込んで、もっともっと面白いノアに、ムイビエンなノアに変えていくから」
――最後にファンにメッセージを?
▼大原「CKGサポーターには感謝をしているよ。もっともっと友達とか連れてきて、俺らのことを盛り上げて欲しいよね。ノアのファンなんかクソじゃん。客もいねえしさ。俺らが客を引っ張ってるんだから」
▼拳王「ノアを応援しているクソ野郎ども。いいか、よく聞け。これからは超危暴軍が全てを持っていくからな。お前ら、心をゾクゾクよ、ワクワクしてよ、ノアの会場に来い。わかったか?」
▼大原「というわけで、今日もムイビエン!」
【ストームの話】「最後でちょっと油断した。大原と拳王は今回アイディアがあったね。最後は残念でした。負けました。(原田とのタッグは?)また絶対にタッグを組みたい
いよいよ最終戦を迎えた「第8回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」、まずAブロックは前王者組の小川組とクレイジー組との対戦は、優勝戦進出を想定してか小川組が速攻勝負を狙い、ザックがストライカーにヨーロピアンクラッチを決めるが、クリアしたストライカーがザックを首固めで丸め込んで逆転3カウント、小川組はまさかの脱落となってしまう。そして今年も全勝優勝を狙うライガー組は超危暴軍と対戦も、超危暴軍は先に入場しているライガー組に奇襲をかけ、マスク剥ぎなどラフで先手を奪う、タイガーを捕らえた超危暴軍は大原がマスクを破り、拳王がイスで殴打してタイガーは流血する。超危暴軍はタイガーに竹刀攻撃を狙うが同士討ちとなるが、ブチキレモードとなったタイガーが竹刀をへし折ってそのまま拳王に殴りかかり、制止に入る福田レフェリーを2度にわたって放り投げたため反則負けに、超危暴軍はライガー組と同点となるが直接対決に勝っていため優勝戦に進出する。
Bブロックは現GHCジュニアタッグ王者組の石森組と元大阪プロレス王者組の原田組との間で優勝戦進出が争われ、両軍共連係合戦となるが
原田組が小峠を捕らえると猛ラッシュをかけ、最後は原田がニーアッパー、大☆中西ジャーマン、片山ジャーマンと畳み掛けて3カウントを奪い原田組が石森組と同点となるも直接対決を制しているため優勝戦に進出する。
優勝決定戦は超危暴軍が贈呈された花束で奇襲をかけ、連係で原田を捕らえてチーム力の差を見せつける。劣勢の原田組はストームが奮起、超危暴軍の二人をまとめてブレーンバスターで投げるが、拳王の背中へのダイビングフットスタンプを受けて失速、形勢逆転には至らず、超危暴軍ペースで試合が進む、原田が高速フロントスープレックスからやっと大原を捕らえた原田組だったが、ここから超危暴軍がイスや竹刀攻撃を展開、大原はムイビエンで原田を追い詰める。大原はリバースゴリースペシャルを狙うが、切り返した原田が肩車からストームとのダブルインパクトを決めるとクロスアーム式ニーアッパーから、片山ジャーマンを決める。しかしレフェリーのカウントを拳王が足を引っ張り阻止すると、大原は風車式エメラルドフロウジョンからフィンランド式フォアアームで原田から3カウントを奪い、超危暴軍がジュニアタッグリーグを制した。
また第7試合では超危暴軍の首領である森嶋が復帰、GHCヘビー級王者である丸藤をバックドロップで降し、丸藤の指名を受けていた森嶋は改めてGHCヘビー級王座への挑戦を表明した。
リーグ戦の表彰式には森嶋やマイバッハが拳王、大原を祝福しリングジャック、今大会の主役を超危暴軍が奪い取った。超危暴軍はグローバルタッグリーグでは2勝のみと不振に終わり、弾丸ヤンキースに敗れGHCタッグ王座から転落、また森嶋が負傷欠場するなど影が薄くなりかけていたが、森嶋の復帰と拳王、大原のジュニアタッグリーグ制覇で巻き返しなるか?
セミでは弾丸ヤンキースがGHCタッグ王座をかけてモハメドボンバーズの挑戦を受け、序盤から両軍共打撃戦を展開、池田も流血する。モハメドボンバーズは田中をダブルインパクトで捕らえると、合体キン肉バスターを狙うが杉浦がカット、逆にヨネを捕らえたヤンキースはサンドバックタイムから猛ラッシュをかけ、最後は杉浦のジャーマンから田中のスライディングDがきまり王座を防衛した。本日も多数ご来場ありがとうございました。また8月8日豊橋大会より新たなツアーが始まります。夏休みの思い出に皆様のお越しをお待ちしております。#noah_ghc
— 株式会社プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2014, 8月 2【NOAH】拳王&大原V!原田粉砕の大原は2冠&変革宣言▼ヨネ号泣…杉浦&田中死闘V2▼丸藤ピン!復帰・森嶋GHC表明▼マスク剥ぎ&流血でタイガー反則暴走…有明大会 http://t.co/vuGwN7BHZc #noah_ghc pic.twitter.com/xM0uWoat6T
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2014, 8月 2大原、「ブーイングされるとうれしいです」と嘯いてはいたけど、「プロレスやめなくてよかった。またプロレスをやるチャンスをくれたノアには感謝しています」とのマイクには全ディファが泣いた #noah_ghc
— あべしん (@abeshin_0417) 2014, 8月 2 -
鈴木みのるがピストルサインに怒った理由・・・AJスタイルズを破壊寸前にまで追い詰める!
8月1日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 24」後楽園ホール 2015人超満員札止め
<コメント・アピールなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○小島聡(10分11秒片エビ固め )[4勝3敗=8点]Xシェルトン・X・ベンジャミン
※ラリアット
◇第2試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○ランス・アーチャー(4分38秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]X矢野通
※ブラックアウト
◇第3試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝4敗=4点]○カール・アンダーソン(7分45秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]X高橋裕二郎
※ガンスタン
◇第4試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○デイビーボーイ・スミスJr. (10分08秒シャープシューター )[2勝4敗=4点]Xドク・ギャローズ
◇第5試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○天山広吉(11分46秒アナコンダマックス)[3勝4敗=6点]X後藤洋央紀
天山「これメインイベント? 決勝の試合か? ってそれぐらい勘違いするほど、お客さんがあんなワンワン言って戸惑いましたよ。でもね、でもほんまにあんなにお客さんの声がドンドン大きくなって、後押ししてくれたってレスラー冥利につきますね。いやいや、俺なんかね、もう4敗もしてんねん。4敗もしてる。もう『G1』のこの先なにが見える? 俺からしたらもう勝って勝って勝ちまくらないと、こっからこれで終わりやったら、今年の『G1』終わりや思ってるからね。2014年4敗、で今日も5敗。そんなこと言ったらほんまね、この『G1』出た意味がない。ほんまにね、今日はあんなにお客さんがね、応援してくれたっていうのはほんま力出ましたよ。いつもやったら踏ん張るとこ、もう持ち上げられて終わって、一貫のアウトやったけども、まだまだまだまだ負けるか。負けてたまるかって。お客さんがね、凄い応援嬉しかった。こんなことね、俺の自分だけの力だけじゃないっていう、みんなが応援してくれたからこそこの勝利っていう。あの洋央紀、俺の首をなんの遠慮もなく、俺が死んでもどうなってもええっていうぐらいのね、アイツらしいっちゃアイツらしいけど、でもね、俺はあんなヤツに負けたくない。若いヤツに負けたくない。洋央紀なんかにまだまだ100年早いって思ってっからね。自分の心の中で若いヤツには絶対にって、それだけは残してっから。まぁ遠慮なくきたけどね。俺も遠慮なくガッチリ締めたったって。あれでお前逃げ場がないやろうって。もう締め落としたろうかと思ったし。絞め殺すぞって。オイ、アナコンダマックス舐めんなって。万が一、アナコンダマックスね、一回掛かったらもう離さんぞって。なにがあろうが絶対離さんって。それはもうこの2014年の『G1 CLIMAX』に賭ける俺の気持ちやって。なにがなんでも離さん。諦めん。まだまだ、今日からまた勝っていけばいいんや。残りあと4試合。あと4試合獲るからね。今のうちに『天山そろそろくるぞ』って書いとかな痛い目合いますよ。そんだけっすよ」
――今日で『G1』通算60勝になりましたが。
天山「そうれはもう記念すべきって。60はちょっときりが悪いっすけど。でもね、まだまだここで止まるわけにはいかない。まだまだ来年再来年って、まだまだ43。誰にも負けるかって。まぁほんまに100勝、100勝いったらちょっと考えるけども、そこまでいきますよ。誰にも抜かされん、誰にも破られへんような記録を作ったるって。前人未到の天山広吉の記録作るって。以上です」
後藤「あぁークソッ! もうムリ…? まだ? クッソ…このまま終わるわけにはいかねぇんだよ。このまま終わったらオマエ…この『G1』に出ている意味ねぇよ。 …クソッ」
◇第6試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○バッドラック・ファレ(6分40秒 片エビ固め)[6敗=0点]X本間朋晃
※バッドラックフォール
◇第7試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○真壁刀義(12分02秒 片エビ固め)[4勝2敗=8点]X内藤哲也
※キングコングニードロップ→
◇第8試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗=6点]○AJスタイルズ(16分20秒 エビ固め)[3勝3敗=6点]X鈴木みのる
※スタイルズクラッシュ
AJ「スズキ…アイツに指をやられてしまった。でも最後に痛めつけて勝ったのは…オレだ。 オレたち『BULLET CLUB』こそリアルなのさ。あぁ…痛ってぇ…」
鈴木「テメェら俺に向けたピストルしまうなよ。これで終わるか。これで終わってたまるか。テメェら誰にピストル向けたコノヤロー。テメェらの命賭けて来いコノヤロー。クソっ」
◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○永田裕志(13分31秒 バックドロップホールド)[4勝2敗=8点]X柴田勝頼
――かねてから柴田のプロレスは認めてると話をしていましたが、実際に闘ってみていかがでしたか?
永田「だって観客の反応がすべてですから。この試合は10年振りの試合だし。俺にとっては『G1』の公式戦とかそういうことじゃない、なんか貴重な試合だったなと」
――刃で切りつけあうようなもの凄い試合になりましたが。
永田「俺が全力いってめいいっぱい叩きつければ、相手は倍返しくるのはわかってる相手なので、それを覚悟して臨んで俺は勝ち抜いたなと、そういう意味での俺にとっては凄い大きい試合ですね」
――星も五分に戻しましたし、この内容で柴田選手に勝ったのは永田選手にとって大きいものだと思いますが。
永田「なんかが近づいてくんだよね。なにかが近づいてくる。それを強引に俺が叩き返したとこだ。いや、今日はある意味俺にとってはほんとにさっきも言ったけど、『G1』以上の価値のあるというかね、試合だったし、その勝利っていうのはこのレスラー人生の上で非常に大きなものだと思うよ。それぐらい痛いとか、エグイのお互いやってやられての試合だったので、一気に気持ちがパーッと明るくなったと気持ち良かった」
――なにかが俺に近づいてきてるっていうところを振り払うことができたっていうのは、そういう手ごたえがありましたか?
永田「近づいてくるのがなんなのか、俺自身がそういうものを引き寄せているのか、それともまわりが俺に近づけようとしてるのか、それはわかんない。俺はでもまだまだやるぜ。俺の闘志に火をつけた柴田、感謝。それ以外のなにものでもないですよ」
――『G1』すべての試合の中で一番殺気立った試合に感じましたが。
永田「他の試合よりも? 山下さん(記者)の目から見てそう言えるっていうのは本物だったってことですね」
――お客さんが最後立ち上がって歓声を送ってましたし、その結果がすべてだとおっしゃってましたが、手ごたえ感じましたか?
永田「そうですね。じゃなきゃ自らの手で振り払えるってことが証明できた試合だったかなと。以上。ゼァ!」
◇第10試合◇
▼「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝1敗=10点]○中邑真輔(15分14秒 片エビ固め)[3勝4敗=6点]X石井智宏
※ボマイェ
中邑「ハァハァハァ、言葉じゃ足りない。何分の試合だオイ? そんな時間じゃ足りない、足りない。何年だオイ? 石井と組んで共にインスピレーションを与えあってきたオイ。ハァハァハァ、まぁ同じリング上にあんなレスラーがいて、違った形で共鳴してなんて素晴らしいことでしょう。このなかで今日の試合が今年の『G1』におけるキー。噛みしめたのか、乗り切ったのか。たがが『G1』されど『G1』。これも『G1』のいちリーグ戦だとしたら、それはそうだ。長くレスリングで闘っていれば、また対峙することがあるでしょう。ハァハァハァ、精神的にも体力的にも、やっぱり今日の試合は俺にとってキーだったね」
石井「いつもの平常心で、いつも通り。いつも通り『G1』だからじゃねぇよ。関係ない。普通のシリーズと一緒や。いつも通りの気持ちで、いっつもやって来てる。今日に関しては、なんか試合前からゾクゾクしたっていうか。最近味わってない感覚が確実にあったね。それはやっぱり『中邑真輔』っていう男がそうさせたんじゃないの?これがいわゆる『滾る』ってヤツだろ? 多分3年ぶりなんだよね。シングルは初めてだけど。肌合わせるのは3年ぶり。多分。 なんか今、この時期で良かったなって。それは去年でも一昨年でもなく、今年がなんか最高な舞台だったなって。中邑真輔が当り最高の舞台だったと思う。なんかね、そう思うね。それは何がって言うのはわかんないけど、これからのタッグチームとしてなのか。それは分からないけど。だから今までに無い“感覚”を今日味わえた。 まぁ『G1』に関して言えば…終わったな。4敗だろ?自力はもうねぇよな。まぁまた、出直しだな。よし。慣れてっからオレは。…また這い上がるよ」
G1も後楽園大会から後半戦、注目カードの一つであるAJvs鈴木、TNAで頂点に立ったAJとアメリカンスタイルに染まらない鈴木がどう渡り合うかだけでなく、鈴木が自身のブログでバレッドクラブのピストルサインに怒りを露にしていたことで俄然注目が高くなった、鈴木にしてみればピストルサインはUWFまたパンクラスではシュートサインを意味している、それを軽んじて使っているバレッドクラブは鈴木にとって許せないのかもしれない、
試合はAJが先手必勝を狙ったのか身体能力の高さを生かしてドロップキックなどで先手を奪うが、スワンダイブを阻止した鈴木がロープ際でのぶら下がり式腕十字、場外に逃れたAJにサッカーボールキック、鉄柵を使っての腕攻めで鈴木ワールドへと引きずり込んでいく、AJもTNAではサモア・ジョーやカート・アングルなどサブミッションを得意としている選手と対戦経験があるが、鈴木のようなガチガチの選手との対戦は初めてなのかもしれない、鈴木はさまざまな拷問技でAJの右腕を破壊する、AJは反撃して鈴木の頭にピストルサインをかざすが、鈴木はピストルサインの意味は何たるかを示すために指を取って逆に捻じ曲げる、これに動揺したのかAJはスワンダイブ式に出るが鈴木は脇固め、スリーパー、AJのスタイルズクラッシュをアンクルホールドで切り返し、AJがアンクルを奪っても腕十字で切り返し同時に指まで極めてしまう、AJは下から腕十字を狙う鈴木に強引にスタイルズクラッシュを決めると、張り手合戦から鈴木がナックルを浴びせるが、一瞬の隙を突いたAJがペレキックからスタイルズクラッシュで3カウント、AJは辛うじて勝ったが鈴木によって破壊寸前にまで追い詰められた、まさしく今大会のベストバウトだった。
もう一つの注目試合である永田vs柴田、序盤から打撃戦を展開も10年前は柴田の全てを受け止めていた永田、柴田が永田の頭を挑発するかのように叩くと、これに火が着いたのか永田は正面から柴田と意地の張り合いを展開、永田も46歳となりG1でもスタートダッシュに失敗してGHCヘビー級王座から転落した影響なのかテンションが落ちているのではと思っていたが、柴田は永田を10年前に戻してしまい再び火を着けてしまった。終盤も意地の張り合いが続いたが柴田の突進を張り手で止めた永田がバックドロップからのバックドロップホールドで3カウント、リーグ戦云々じゃなくGHCから落ちても永田裕志はまだまだ健在を見せつけた試合だった。
メインの中邑vs石井は中邑の動きを断ち切った石井が中邑のリバースパワースラムからのボマイェをドロップキックで迎撃すると、ラリアットから掟破りのリバースパワースラムを決めるも、中邑は飛びつき腕ひしぎ逆十字で切り返して流れを掴むと最後はスライディング式、ダイビング式とボマイェを炸裂させて3カウントを奪い勝利を収める。
最後に触れておきたいのは第5試合の天山vs後藤戦、2007年10月8日の同じ後楽園で後藤は牛殺しを初披露して天山の首を破壊した、2012年8月のG1仙台大会では天山が悪夢を払拭するかのように後藤を天山プレスで降したが、後楽園となるとまた7年前の悪夢がトラウマのようによぎってしまうのかもしれない。試合は後藤が7年前を忘れていないのか首攻めを展開するも、耐え切った天山はカーフブランディングやマウンテンボム、ダイビングヘッドバットで反撃しアナコンダバイスで絞めあげる。だかTTD狙いは後藤が阻止して天山にとっても悪夢の牛殺しを決め館内は一瞬凍りついたが、耐えた天山は後藤のラリアットを全てブロックするとTTDからのアナコンダマックスで捕獲し後藤はタップを奪う、星勘定的には厳しい天山だが最後までまだ諦めていないことを悪夢を払拭することで示した試合でもあった
後楽園を終えての途中経過はAブロックが1敗で中邑が単独トップ、2敗の棚橋、柴田と3敗のベンジャミン、ファレが永田が追いかけ、Bブロックは2敗の内藤、オカダ、AJを3敗の鈴木、真壁、アーチャー、4敗の後藤、天山が追いかける展開となった。
西武ドームまであと8日、誰が優勝戦に進出するのか?