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プロレス2014② 仲田龍の死とKENTAの退団・・・丸藤体制の確立
2月15日、全日本プロレスではリングアナを務めつつジャイアント馬場さんの側近を務め、NOAHを旗揚げしてからは渉外部長として三沢光晴の側近を務めた仲田龍さんが死去した(以降・仲田氏)、仲田氏の経歴は振り返る必要はないだろう。仲田氏は三沢死去後もGMとしてNOAHを支えてきたが暴力団関係者との交際が明るみになるとGMの座から失脚、一社員としてNOAHに留まり、移動バスの運転手や雑用係としてNOAHを見守り続けた。
4月30日には昨年までGHCヘビー級王者としてトップを張ってきたKENTAがWWEへ挑戦するためにNOAHを退団した、KENTA退団の際に田上明社長は副社長兼ブッカーである丸藤正道に全てを一任、丸藤はKENTAと話し合い退団を認め快く贈り出した。
6月13日の『三沢光晴メモリアル』では丸藤は斎藤彰俊と対戦し勝利を収めた後、これまでNOAH所属からリストラされるも、フリーとしてNOAHに参戦し続けていた彰俊に復帰を要請し、彰俊も快諾することでNOAH復帰が決まった、自分はこの時点で丸藤体制がしっかり確立されたと確信した。
丸藤は三沢死去後の2009年6月に副社長兼ブッカー現場責任者)に就任したが、リングでは小橋建太と秋山準とまたフロントでは仲田氏という業界の大先輩がいることから意見しづらく、秋山や仲田氏にしても“三沢と比べると”という視線で見てしまう、それが丸藤にとって大きな悩みとなっていった。
その丸藤が悔しい思いをしたのは2011月を最後に彰俊が所属からフリー扱いになったことと、秋山らの離脱・・・彰俊がフリー扱いになったのは田上と仲田氏が決めたことで丸藤には事後承諾という形で報告された。
仲田氏にしてみれば「丸藤に責任を負わせたくない」という配慮でしたつもりだったが、事前に相談されなかった丸藤は「自分はそれだけ頼りにされてないのか」と周囲にこぼしたていたが、しばらくして仲田氏はGMの座から失脚した。
2012年12月には秋山が潮﨑らを引き連れ退団、22日に秋山と丸藤が一騎打ちを行った、この試合で憶えていることは秋山が“オマエがもっとしっかりしないからだ”と試合を通じて訴えていたこと、丸藤に言いたいことを試合を通じて訴えた秋山はNOAH去り、翌年5月には小橋も引退した。
仲田氏の失脚と秋山と潮﨑の退団、そして小橋の引退、選手層が薄くなりNOAHにとって大ピンチな状況となったが、丸藤にとって現場責任者としてやりやすい状況となり大きなプラスとなったが、丸藤は前面に立とうとはせず、敢えてブッカーとして一歩引きファンからの支持があるKENTAや森嶋猛、杉浦貴らを前面に立てた。仲田氏は生前「判断を間違ったと思うのは丸藤選手をブッカーにしたということだね、やっぱりお客さんはかっこいい丸藤選手を観たいわけだよね、でも彼は、そういう立場であるわけだから一歩退くじゃない、彼の想いとか性格があって、わからなくてもいいのにわかっちゃうんだよね、そういう立場を。今が一番いい時で、そのいい時にカッコいいところを見せてもらわなきゃいけないから、選手の方にウエートを置いたほうがいいのかなって気がする、ウチは。天才だもんね、三沢社長と同じ匂いがするもんね」と後悔していたが、丸藤も三沢を越えられなかったということもあり、全面に立つことに自信が失っていた部分もあったと思う。
だがKENTAが退団したことで丸藤は一歩出る覚悟を決め永田を破りGHCヘビー級王座を奪取、王者兼ブッカーとしてNOAHを引っ張ることになった、仲田氏は「カッコいいところを見せてもらわなければいけない」と遺したとおり、ブッカーだけでなく選手としても存在感を発揮しなければいけなくなった、いやレスラーとしてもしっかりしたところを見せなければNOAHを束ねられない。
三沢光晴のNOAHから丸藤正道のNOAHへ、丸藤は方舟をどう導いていくのか・・・?
追記
(nWoな人々より)
米国プロレス業界紙レスリングオブザーバーが伝えるところによると、「我々は新日本プロレスとプロレスリング・ノアが財政的な提携関係にある事を確認した」と報じた。これは非常にショッキングなニュース。確かに近年新日本とノアは選手交流が活発に行われている。永田、中西、小島、天山の第三世代や、ライガー、タイガーのジュニアレジェンド、そして中邑真輔、ヨシハシ、矢野通などのCHAOS勢も参戦している。来年の1.4東京ドームも丸藤正道現GHCヘビー級王者及びTMDKの2人が参戦する事が決定した。
これら選手交流の他に外国人選手の発掘でも協力している。先月米国で行われたトライアウトを兼ねたトレーニングキャンプでは、ノアの石森太二らと伴に、新日本の菅林直樹会長、タイガー服部レフェリー、そして外道らがスカウトとして参加した。現在のノアはトップのKENTAが米国へ行ったことも影響してか観客動員でも苦戦が続いている。
これを聴いたときは驚いたが、金銭面に関しては今まで仲田氏や永源遙氏が担当していたが、二人は暴力団との付き合いが発覚したせいで失脚している。
財政面を新日本(ブシロード)に頼ったということは、完全に新日本とNOAHは対等な関係ではないことを意味している。
ただNOAHも財政面では過去にトラブルがあり、また武藤全日本例もあることから、怪しいところに頼るよりは、信用できるところに頼った方がマシというと考えたのかもしれない。
またこれまで財政面で力を振るってきた永源氏に頼りたくないというのもある。
これが事実なのかは不明だが、丸藤や田上にしてみればNOAHを残すという意味では仕方がなく、また苦渋の選択かもしれない・・・・
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2014年度伊賀プロレス大賞のお知らせ!
2014年度の伊賀プロレス大賞の詳細と投票受付日が決定しました。
今年からは敢闘賞、技能賞、殊勲賞を廃しMVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行、ベストタッグ、ベストユニット、女子プロレスMVP、ベストキャラクターのみとさせていただきます。(その代わりMVP候補はたくさんあります)
そして期間限定ながらブログだけでなく投票用サイトを設けます
投票開始は2015年1月12日の午前0時から~26日の午前0時まで
昨年度の伊賀プロレス大賞はこちら
過去の伊賀プロレス大賞はこちら
投票をお待ちしています
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風林火山を制したのは弾丸ヤンキース!ZERO1タッグ戦線を完全制圧!
12月24日 ZERO1「『風林火山クリスマススペシャル2014」後楽園ホール
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○美熊サンタ(8分12秒 美熊クラッチ)X拳剛
◇第2試合◇
▼ZERO1・真冬の祭典「風林火山タッグトーナメント2014」準決勝/30分1本
大谷晋二郎 ○横山佳和(9分11秒 エビ固め)曙 X小幡優作
※スパイラル式デスバレーボム
【試合後の曙&小幡】
▼曙「まだ2回しか組んでないし、この間よりチームワークあったとは思う。この短期決戦でそこが難しい。今日みたいにずっと組んでる人を相手にやるとしょうがない。一生懸命やった結果なんで」
▼小幡「自分自身、今回2連覇目指してやってきたけど、横綱に申し訳ないです。まさかこんなとこで負けてしまうとは思わなかった。しかも横山に負けてしまって、凄く悔しい。この悔しさをバネに来年、元旦からガンガンいって飛躍したいと思います」
◇第3試合◇
▼ZERO1・真冬の祭典「風林火山タッグトーナメント2014」準決勝/30分1本
○田中将斗 杉浦貴(4分59秒 体固め)佐藤耕平 X鈴木秀樹
※スライディングD
(試合後に大谷、横山が登場)
横山「決勝でベルトに挑戦させてください。お願いします」
田中「認めるかはお客さんの反応をみて決めてくれればいい、2014年のタッグの顔の俺らにどこまでやれるか楽しみにしとる」
杉浦「ベルトをかけようがかけまいが、負ける気しないから」
【試合後の田中&杉浦】
――横山が決勝戦でのタイトルマッチを要求していたが?
▼田中「別にかけるのはいいけど、認めるかはお客さんの反応をみて決めてくれればいい。決勝、上がってきたのは事実やからね。2014年のタッグの顔の俺らにどこまでやれるか楽しみにしとるよ」
▼杉浦「まぁクリスマスだし、プレゼントあげてもいいのかな」
▼田中「チャレンジャーという形で彼にプレゼントすると」
▼杉浦「まぁベルトかけようがかけまいが負ける気しないから」
▼田中「横山は言った以上、それ相応のことしてもらわんと困るよ」
◇第4試合◇
▼30分1本
○崔領二“brother"YASSHI(11分48秒 体固め)X日高郁人 フジタ“Jr"ハヤト
※山折り
◇第5試合◇
▼X'masスペシャル タッグマッチ/30分1本
越中詩郎 藤田峰雄 ○丸山敦(14分11秒 体固め)デーモン植田 KAMIKAZE X菅原拓也
※バズソーキック
◇第6試合◇
▼ZERO1・真冬の祭典「風林火山タッグトーナメント2014」決勝戦&NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合/無制限1本
[第30代王者組]田中将斗 ○杉浦貴(22分12秒 体固め)[挑戦者組]大谷晋二郎 X横山佳和
※オリンピック予選スラム
☆田中&杉浦が4度目の防衛に成功するとともに風林火山タッグトーナメント優勝
(試合後)
田中「クリス マスイブにもかかわらず、ご来場ありがとうございました。ZERO1としての興行は今年で最後になります。僕と杉浦さんにとっては、たくさん賞を取った り、2つベルトを取ったり、いい年になりました。最高のパートナーを得たと思います。本当にどうもありがとうございました」
杉浦「クリス マスイブだと言うのに、ホワイトクリスマスが最高なのに、黒いおじさんを見に来てくれて感謝です」
(そしてヤンキースのメンバーである日高、小幡、ハヤトを呼び込む)
全員「3、2、1、ZERO1!」
【試合後の杉浦】
▼杉浦「横山という選手は若いし、もっともっときてくれないと。自分から発信してタイトルマッチに持っていって、そのプレッシャーを跳ね返すぐらいじゃないと。アピールはいいけど勢いがほしかったね」
――ダブルヘッダーとなったが?
▼杉浦「相手も2試合目だし、あんまりそういう考えはないね」
――今年一年を振り返って?
▼杉浦「まずこれもこういう結果になったし、相方の田中将斗、まず今年最初にそういう発信(弾丸ヤンキース結成)をしてくれた彼には非常に感謝してます」
――ノアの1・10後楽園大会でTMDKとのGHCタッグ王座戦も控えるが?
▼杉浦「まず相手の試合を研究しますよ。タッグのベルトはキッチリ防衛していいスタート切れるように。元旦も試合だし、このまま練習続けるし、正月休みはないと思ってる。10日はいいコンディションで臨めると思います」
――2015年の目標は?
▼杉浦「持ってるベルトを防衛し続けて、またみんながいったことのない領域に二人でいけたらいいなというのもあるし、高みを目指してね。自分個人としてはシングルとしてももう一度、ノアの頂点に返り咲いて、ノアをもっと、僕らと一緒にもっと上に、もっともっと大きく上に上がっていきたいと思ってますよ」タッグトーナメントとして開催された風林火山の準決勝には昨年覇者の小幡(昨年のパートナーは植田)&曙組、大谷&横山組、耕平&鈴木組、弾丸ヤンキースの4チームが進出、まず準決勝第1試合の小幡組と大谷組は曙が巨体を生かして横山を痛めつけるも、大谷組は小幡を捕らえて流れを変える。
代わった曙はまた横山を圧倒しヨコヅナインパクトを狙うが、横山は必死で踏ん張りスルーすると、代わった大谷は顔面ウォッシュを放つも小幡が入って大谷を捕らえにかかる。
しかし大谷がキチンシンクで小幡の動きを止めると、代わった横山が猛ラッシュ、小幡もスタナーやキャプチュードで応戦するもダイビングダブルニーが自爆すると、横山がラリアットの連打からデスバレーボム、小幡も逆さ押さえ込みで抵抗するが、横山は旋回式デスバレーボムを決め3カウントを奪い決勝に進出する。準決勝第2試合の弾丸ヤンキースvs耕平組は、ヤンキースが決勝進出を想定してか速攻勝負を仕掛け、息の合った連係で先手を奪うと田中がいきなり耕平にスライディングD、杉浦が鈴木にオリンピック予選スラムを決める。
鈴木を捕らえたヤンキースはサンドバックタイムから猛ラッシュをかけるも、田中のスーパーフライは鈴木が剣山で迎撃、杉浦にもワンハンドバックブリーカーを決め、田中にエルボースマッシュの連打からドラゴン・スープレックスで猛反撃しダブルアームスープレックスを狙うも、杉浦がカットに入ると田中がすぐさま鈴木の後頭部にスライディングDを決め、最後は杉浦のオリンピック予選スラム、田中のスライディングDの必勝パターンで3カウントを奪い決勝に進出、試合後には大谷組が登場、横山がかねてから要求していたインターコンチネンタルタッグ選手権に挑戦を要求すると、決勝戦にはタッグ王座もかけられることになった。
そして決勝戦&インターコンチネンタルタッグ選手権は横山が杉浦、大谷と田中が激しくぶつかり合うが先手を奪ったのは大谷組、横山が頭突きで田中を黙らせ、大谷と共に集中攻撃をするが、田中はエルボーの連打で横山をなぎ倒し、杉浦も鬼エルボーの乱打で続く。
ヤンキースは横山に集中攻撃を浴びせるが、必死で耐えた横山が杉浦にスパインバスターを決めると、大谷が顔面ウォッシュで続き、杉浦とフロントハイキック、エルボー合戦と激しくぶつかり合い、田中にもレッグラリアットを浴びせる。
横山も田中にパワースラム、カットに入った杉浦にスピアーと攻め立て、田中にバックフリップからコーナーへと昇るが、田中は雪崩式ブレーンバスターで叩き落すと形勢逆転、ここからヤンキースが怒涛の猛ラッシュをかける。
横山の窮地に大谷が入って杉浦にドラゴンスープレックスを決め、横山も杉浦、田中とデスバレーボムを連発し、大谷のスワンダイブ式ミサイルキックの援護射撃から横山が杉浦にデスバレーボム、雪崩式デスバレーボムで追い詰めるがカウント2でクリアされると、杉浦はエルボーからドラゴンスープレックスで反撃する。
ここで勝負と見た杉浦は鬼エルボーを再び乱打するとオリンピック予選スラムで3カウントを奪い、弾丸ヤンキースが風林火山を制しNOAHのグローバルタッグリーグに続いて2団体のタッグイベントを制し、試合後はヤンキースのメンバーである日高、小幡、ハヤトを呼び込んで「3・2・1ゼロワン!」で締めくくった
今年の風林火山は大日本から平成極道コンビ(星野勘九郎、稲葉雅人)や大仁田厚がFMW旗揚げ時の抗争相手である青柳政司と組んでエントリーしたが、終わってみれば優勝は大本命の弾丸ヤンキース、ZERO1内ではこのチームに勝てるチームはいないのではと思わざる得ない。
今年のZERO1も24日で終了となったが、今年のZERO1は『苦闘』の一年、KAMIKAZEが副社長に就任したものの、団体は発展するどころか、橋本大地はZERO1から去り、外国人エースと期待していたジェームス・ライディーンはZERO1側とトラブルを起こして解雇、火祭り開幕戦直前ではチケットが売れてないためツイッターで観戦を呼びかけ、また天下一ジュニア中止問題などリング外でもトラブルが続いた。
リング内では火祭り覇者となった崔の反乱とWRESTLE-1との対抗戦とあったが、一番目立ったのは田中とNOAHの杉浦の弾丸ヤンキースの活躍、しかし現時点ではZERO1再浮上には至らなかった。
社長・大谷だけでなく田中、耕平、崔も手をこまねいているわけではないが、ZERO1の苦闘がいつまで続くのか・・・先の見えない状態はまだ続く。 -
HARASHIMAが入江を降しKO-D王座を防衛、若手の台頭でDDTの2014年度は終わる
12月23日 DDT「NEVER MIND 2014」 後楽園ホール 2014人超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルまたプロレス格闘技DXより>
◇ダークマッチ◇
▼10分1本
○樋口和貞 岩崎孝樹(9分30秒 カナディアンバックブリーカー)梅田公太 X中津良太
◇第1試合◇
▼30分1本
石井慧介 高尾蒼馬 大鷲透 ○平田一喜(9分29秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)ヤス・ウラノ MIKAMI Xアントーニオ本多 DJニラ
◇第2試合◇
▼30分1本
○大石真翔(7分54秒 ヒザ十字固め)X彰人
◇第3試合◇
▼30分1本
○高木三四郎(4分08秒 ラ・マヒストラル)Xベルナール・アッカ with LiLiCo
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
[挑戦者]○ヨシヒコ(12時41分 体固め) [1009代王者]XLiLiCo
※ダイビングボディアタック
☆ヨシヒコが第1010代王者となる
【試合後のアッカ、LiLiCo】
▼LiLiCo「何なんだよ!? ボディガードとして役に立ってないじゃねぇかよ!」
▼アッカ「ホントすいません。違うんですよ。高木が汚い」
▼LiLiCo「役立たず!」
▼アッカ「クソ。パンツ、バーって何あれ? プロレス奥深いわ。総合やめて飲んで食ってで練習が足りなかった。もっと勉強します。もっとプロレスやりたいね。もう一回勝負してぇ。次絶対に負けねぇ!」
◇第4試合◇
▼ゴールデン☆ストームライダーズ新メンバー最終オーディション/30分1本
[審査員]飯伏幸太 佐々木大輔(11分34秒 エビ固め)[参加者]伊橋剛太 勝俣俊馬 X宮武俊 中邑珍輔
※シットダウンラストライド
【退場順】[1]X勝俣(4分42秒、佐々木のクロスフェースロック)[2]X珍輔(6分32秒、飯伏のイージーラストライド→エビ固め)
◇第5試合◇
▼中澤マイケル休業カウントダウン4「中澤歴史秘話ヒストリア〜その時歴史はさほど動かなかった〜」/30分1本
○マサ高梨 佐藤光留(0分29秒 片エビ固め)松永智充 X中澤マイケル
---再試合---
マサ高梨 ○佐藤光留(8分58秒 腕ひしぎ逆十字固め)松永智充 X中澤マイケル
◇第6試合◇
▼KO-Dタッグ選手権試合/60分1本
[第50代王者組]○竹下幸之介 遠藤哲哉(18分08秒 ジャーマンスープレックスホールド) [挑戦者組]KUDO X坂口征夫
☆竹下&遠藤が4度目の防衛に成功
(試合後、鶴見亜門GMより、次回防衛戦が2・15さいたまになることを発表。挑戦者組が関本&岡林であることがスクリーンで発表される)
遠藤「この2人より馬力をつけてベルトを防衛したい」
竹下「関本大介をジャーマンで投げたいと思います」
◇第7試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合/60分1本
[第48代王者]○HARASHIMA (22分21秒 体固め)[挑戦者]X入江茂弘
※蒼魔刀
☆HARASHIMAが7度目の防衛に成功
(試合後)
HARASHIMA「やっぱりね、君はね、すごく強かったよ。一撃一撃がすごく効いて、危なかったよ。あんなに攻撃力強いの、ずるいよ。ホントに体、ボロボロだよ。でもね、勝ったのは僕だから。まだまだ、僕のほうが強いけどね」
亜門GM「HARASHIMAさん、防衛おめでとうございます。2・15さいたまのメインのカードが決定しました」
(飯伏をリングに呼び込む)
GM「2009年の両国以来になりますんで、約5年半ぶりのシングルマッチということになります」
飯伏「HARASHIMAさん、久しぶりですね。さいたまスーパーアリーナ、よろしくお願いします」
HARASHIMA「飯伏君、久しぶりだよね。こちらこそさいたまスーパーアリーナ、メインイベント、よろしくお願いします。ただ、僕は君に負けた最初の両国のあの悔しさは忘れてないから。二度とあの思いをしないように絶対このベルトを防衛しますんで、そこんとこも、よろしくお願いします」
GM「2015年2月15日、DDT最高峰の闘いが実現します! KO-D無差別級選手権、王者HARASHIMAVS挑戦者・飯伏幸太、どうぞご期待ください!」
(ここで出場選手たちがリングに上がり、クリスマスも近いということで、客席にお菓子を投げ入れる。最後はHARASHIMAが締め)
HARASHIMA「2014年DDT、たくさんのご観戦ありがとうございました! 2015年も僕らいっぱい試合してどんどん突っ走るんで、みなさん、ついてきてください! みんな、DDTについてきてやるさー! さいたまスーパーアリーナも大成功させてやるさ! 夏の両国も大成功させてやるさ! 2015年もっともっともっとDDT、でっかくなってやるさ! なんでかって? それは鍛えてるからだー!」【試合後のHARASHIMA】
▼HARASHIMA「入江戦防衛してさいたまスーパーアリーナのメインに立つチャンピオンのHARASHIMAです」
――入江戦を振り返って?
▼HARASHIMA「一つ一つの技の破壊力が半端ないですね。途中何回か危なかったですね」
――入江は仲間の石井、高尾の得意技を出してきたが?
▼HARASHIMA「言われてみればそうですね。必死に戦ってたんで考えられなかった」
――さいたまのメインで飯伏と対決するが?
▼HARASHIMA「さいたまでやるといった時点でそこまでチャンピオンとして勝ち続けると言ってたんで。ビッグマッチのメインは注目度が違うんで、目立つところで目立つことをやりたい」
――飯伏とは5年半ぶりの一騎打ちになるが?
▼HARASHIMA「最初の両国というビッグマッチでチャンピオンとして上がって飯伏に負けて獲られてる。同じシチュエーションで獲り返したい。それから飯伏とシングルやる機会がなかったんで、これはチャンスかなと」
――今の飯伏の印象は?
▼HARASHIMA「新日本と2団体所属になって、いろんな選手と試合して彼自身も経験値というか、体も大きくなってる。でも僕はDDTを守ってきた自信がある」
【試合後の入江】
▼入江「悔しいしかないです。全日本プロレスとか出て、アジアタッグ巻いたりして、今日に向けて特訓したりもあって、自分の中では強くなったのかなと思ってたけど、自分の方が弱かった。強くなれるように頑張っていきます。3人でもっともっと上にいけるように」
――石井、高尾の得意技を出したが?
▼入江「ちょうど蒼魔刀に向かってきた対角にいたのがリーダーと高尾君。見えたから動いた感じですね」
【メイン後の飯伏】
▼飯伏「5年半ぶりぐらいですか。一気に高まりましたね。緊張したというか、思い出したというか」
――HARASHIMAとは2009年8月の両国以来5年ぶりの一騎打ちとなるが?
▼飯伏「正直、凄い進化したと思いました。ちょっと焦ってます」
――さいたまスーパーアリーナという大舞台については?
▼飯伏「DDTでも初めてだし、プロレスで一回だけ違う感じで出たことあるんですけど、うれしいですね。さいたまスーパーアリーナのメイン。いろいろ大きな会場でメインやってきたけど、さいたまスーパーアリーナのメイン初めてなんで」
――KO-D王座挑戦も久々だが?
▼飯伏「自分が最後に巻いたのが2012年の武道館。それからほとんど絡んでないんじゃないですか。その久々の相手がHARASHIMAさんということで、結構、本気でいかないと勝てないと思ってます」
――DDT初の両国でHARASHIMAからベルトを奪い、初の武道館でオメガから奪ってきたが?、
▼飯伏「ビッグマッチのメインは引きが強い。運がいいというか。ビッグマッチの方がテンション、他の人よりも上がるのかなという気がしてます」
DDT今年最後の後楽園大会のメインはHARASHIMAvs入江のKO-D選手権、入江も対HARASHIMA戦は二連敗だけに背水の陣で臨んだ。
試合の先手を奪ったのは入江、ショルダータックルからスリーパーで絞めあげスタミナを奪いにかかるが、HARASHIMAが場外へ逃れると入江も追いかけてパワーボムを狙うが、HARASHIMAがスルーしサッカーボールキックからエプロンからのギロチンニーで流れを変え、リングに戻っては腰へのダイビングフットスタンプやキャメルクラッチなどで腰攻めを展開する。
入江は旋回式スクラップバスターで叩きつけると、エルボーの連打、串刺しビーストボンバー、ブレーンバスターと畳み掛け、フライングソーセージを狙ってコーナーへ昇るが、HARASHIMAが叩き落すとロープ越しのギロチンドロップ、ライダーキック、雪崩式ブレーンバスターと猛ラッシュをかけ、スタンディングでの打撃戦も入江のエルボーに対し、HARASHIMAはキックで応戦しカウンターのハイキックを浴びせるが、入江もカウンターのスピアーを浴びせHARASHIMAを場外へ吹き飛ばす。
勝負と見た入江はブレーンバスター、ビーストスプラッシュから、石井の技であるニールキック、高尾の技であるジントニックを決め二人の友情に応えようとするがカウント2でクリアされてしまう。
二人はエルボー合戦となり、体格のある入江が優勢かと思われたが、HARASHIMAはグーパンチを浴びせてからハイキックを放つも、入江もビーストボンバーや頭突きで応戦する。
しかしHARASHIMAは変型フェースバスターから顔面蹴りを何度も放つと、入江もファイヤーサンダーを繰り出すが、HARASHIMAはハイキックからスタンド式蒼魔刀、正調蒼魔刀で3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後は次期防衛戦は2月15日のさいたまスーパーアリーナでの飯伏幸太戦に正式決定、両者はエールを交し合ったが、新日本とDDT二団体契約を結び、外からDDTを発信してきた飯伏と、内から守ってきたHARASHIMA、初進出の大会場でやるには相応しいカードかもしれない。
またセミでは竹下、遠藤の保持するタッグ王座にKUDO、征夫の酒呑童子が挑戦、序盤は酒呑童子が王者組を執拗に分断するが、王者組もスピードと合体技で応戦する。
しかし酒呑童子は竹下を捕らえ、KUDOがダイビングダブルニー、ダブルミドルキックから征夫がスリーパーで捕獲して追い詰めるも、遠藤がミサイルキックでカットに入ると、逆に王者組が征夫を捕らえ、最後は遠藤のスカイツイスタープレスから竹下がジャーマンで3カウントを奪い王座を防衛。
試合後は次期防衛戦はこちらもさいたまスーパーアリーナに決定し挑戦者は大日本プロレスの関本、岡林と発表された。関本組はアジアタッグ王座ホルダーだけに竹下、遠藤にしても試練の防衛戦となる。
タレントLiLicoに流出していたアイアンマン王座は高木がLiLicoのボディーガードであるアッカをタイツをずり下ろしてからのラ・マヒストラルで3カウントを奪うと、逃げるLiLicoにヨシヒコがダイビングボディーアタックを浴びせて3カウントとなりヨシヒコが王座を奪還した。
今年のDDTは飯伏やドリフの面々が外からDDTを発信したことにより盛況、またHARASHIMAが中心なれど竹下、遠藤、平田などの若手が台頭することで一気に若返った。
来年のDDTはどこまで発展するのか、楽しみである。 -
真田が武藤マジックを完封目前も、武藤の懐の深さの前に敗れる!
12月22日 WRESTLE-1 「GAORA presents WRESTLE-1 TOUR 2014 Final」後楽園ホール 1320人 超満員
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○大和ヒロシ アンディ・ウー エル・イホ・デル・パンテーラ(9分55秒 片エビ固め)田中稔 稲葉大樹 X村瀬広樹
※ノーザンライトボム
◇第2試合◇
▼WRESTLE-1vsNovus/30分1本
○浜亮太(3分04秒 体固め)X藤原ライオン
※オオキドプレス
◇第3試合◇
▼new Wild order vs 東京愚連隊/30分1本
○征矢学 AKIRA(6分14秒 片エビ固め)NOSAWA論外 XMAZADA
※ワイルドボンバー
◇第4試合◇
▼Novus vs DESPERADO/30分1本
崔領二 ○KAZMA SAKAMOTO (7分20秒 体固め)土肥孝司 X黒潮“イケメン"二郎
※みちのくドライバーII
(試合後)
KAZMA「おい、イケメン。これがお前の実力だ。これが現実だ。東スポ新人賞? デスペラードのせいにしやがって。てめえの実力不足じゃねえか。でもだ、デスペラードはイケメン、お前という人材が欲しいんだ。イケメン、船木とやってねえで、デスペラードに入りませんか? 好き勝手にできるぜ。楽しいぜ。いいオンナ抱けるぜ、たぶん」
(しかし、そこで土肥がTシャツを奪い取ると、なんと黒潮にラリアットを発射。)
土肥「俺は…俺は! こいつらNovusじゃダメなんだ。常に休憩前の試合ばっか。俺は次のステージ、上にあがりたい。そのために俺はデスペラードに入れてくれ。俺はデスペラードでやっていく!」
KAZMA「土肥ちゃん、いいねいいね!今から河野に挨拶しに行かせてもらうよ。いいか、これが現実だ」【KAZMAの話】「今日から…いや、まだわからねえけど、とりあえず土肥孝司、今から河野にあいさつしに行くからよ。ボスは寛大だよ。たぶん大丈夫だ」
【土肥の話】「おい、Novusよ。ひとりずつ言ってやろうか。まず児玉。俺はアイツのことをリーダーなんて1回も結成時から思ったことねえよ。デビューの時から先輩とも思ったことねえしよ。見たってあんなのは小物だろ? 全然リーダー感はねえんだよ。次は藤原。アイツは巡業でもカードに半分ぐらいしか組まれてねえだろ。とりあえずカードを組まれるところから頑張れ。最後に黒潮。W-1に来て、ちょっと人気が出て調子に乗ってるかもしれねえけど、アイツの魔法のジャケットがあるだろ。あれを脱がしたら終わりなんだよ。俺がアイツのメッキをガンガン剥がしてやるから。アイツの魔法のジャケットを引き裂いてやる。Novusでやってきたけど、結成時の目的は誰も覚えてねえよ。結成時の目的は、当時エースを名乗っていたKAIパイセンとシングルマッチをする。そういう目的で始めたんだ。誰がシングルマッチをしたんだ? タッグリーグでも散々な結果だった。俺はもう一個上のネクストステージ、さらに上を狙うからデスペラードに入ったんだ」
◇第5試合◇
▼WRESTLE-1vsNovus/30分1本
○中之上靖文(15分14秒 片エビ固め)X児玉裕輔
※ノックアウェイ
【中之上の話】「勝ったぞ。3回目の正直で勝った。今日のシングルにどういう意味があるか。俺は児玉と若い選手でW-1の上に食い込んでいく。会社も食い込んでいけって意味のシングルマッチだと思う。児玉も俺も気持ちは一緒。やったということでしょう。2015年みといてください。(握手を交わしたがタッグを組んでいく?)これからですね。でも思ってたことは一緒やった。あその握手やと思います」
【児玉の話】「完敗でした。このままの状態じゃ、このステージで終わってしまう。どんどん上のステージにいくために中之上さんとやらせてもらって、過去2回勝ってるけど、今までよりいいコンディションで100%出して負けたんで、すがすがしいというか糧になる負けだと思います。中之上さんも今まで悔しかったと思うんで。(握手を交わし、中之上は『気持ちは一緒』と言っていたが?)たぶん、そうですね。入ってから半年、ずっと若手でやってきたけど、ありとあらゆるチャンスをつかむために共闘じゃないけど、いがみ合ったりとか、そういうのなしでやっていこうという握手だと思います。(土肥がデスペラード入りを果たしたが?)試合前で集中してたんで事情がわからないけど、このままじゃダメってフラストレーションを前から感じてたみたい。デスペラードにはいってほしくなかったけど、しょうがないですね。黒潮も船木さんにくっついてトレーニングやってるし、Novusでくっつくんじゃなく、個々が上を目指していく形になるかもしれないですね」
◇第6試合◇
▼KASSENスペシャルタッグマッチ〜WRESTLE-1 vs ZERO1対抗戦〜/30分1本
田中将斗 ▲鈴木秀樹(11分50秒 両者リングアウト)▲船木誠勝 KAI
▼再試合/無制限1本
田中将斗 鈴木秀樹(2分11秒 無効試合)船木誠勝 KAI
(試合後)
鈴木「ここのヤツらが聞きたくねえことを言ってやる。みんなお前に気を遣ってんだよ。俺は気を遣わねえんだよ、バカヤロー」
【試合後の船木&KAI】
▼船木「なんで止めるんだよ!」
▼KAI「落ち着いてください!」
▼船木「関係ねえだろ! なんで止めるんだよ!」
▼KAI「ちゃんとプロレスをやりましょうよ」
▼船木「勝負だろうが! 田中とやっていつ勝つんだよ? 何回もやって。いつ勝つんだよ? だからエースになれねえんだよ。だからエースになれないの! わかってるか? いい加減に気づけ。邪魔するなよ。勝負だ、勝負(去って行く)」
▼KAI「船木さんの言うことに一理あるかもしれないですけど、ちゃんとルールの中で俺はプロレスをやりたいし、プロレスをやりましょうよ。俺の大好きなプロレスはこんなプロレスじゃない。胸いっぱいに正々堂々とリングの中で決着をつける。そういうプロレスが俺の考えるプロレスなんで。船木さんとは価値観が違うかもしれないですね。戦いなのは変わりないですけど、ルールの中でやらないといけないんで」
【鈴木の話】「(船木と熱くやり合っていたが?)やりたかったのは向こうですからね。リングで言った通りですよ。みんな船木誠勝に気を遣ってるんでしょ? 特にW-1のやつらはみんな気を遣ってるんでしょ。腫れ物に触るようにやってるんでしょ? だから船木誠勝は飽きるんですよ。大丈夫だって。俺は気を遣わないから。(決着は付いてないが?)どっちでもいいですよ。基本的には船木誠勝が僕とやりたいということだから。呼ばれたら行くし。そもそも田中将斗と組まれたのも、明後日やるのにわけがわからないですからね。邪魔するなって。あと赤いのはもっと頑張らないと。エースになれないぞ。船木君がやりたいならいいんじゃないですか? 本人に聞いてみてください。羨ましいのかって。言っておいてください。俺は気を遣わないって。他の団体のどの人かわからないけど、みんな気を遣って腫れ物に触るように、船木誠勝がプロレスに復帰してから触れてるんでしょ。だから船木誠勝は俺とやったら面白いんでしょ? 片思いをしてるんだったら、片思いをしているらしくアプローチしてこないと。逃げちゃいますよ。本当に人気あるから。逆に聞きたいですよ。みんな船木誠勝に気を遣ってないですか? 答えられないでしょ。みんな気を遣ってるんですよ。辞めちまえって。ここの若いヤツらはそれならプロレス辞めちまえって。戦いに気なんて遣わないでしょ。俺はそうやって教わってきましたよ。前の団体で。船木誠勝もその人に教わったはずですよ」
◇第7試合◇
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ/60分1本
[初代王者組]○カズ・ハヤシ 近藤修司(15分47秒 方エビ固め)[挑戦者組]河野真幸 XTAJIRI
※ラダーからのダイビングボディプレス
☆カズ&近藤組が2度目の防衛に成功
【試合後のカズ&近藤】
▼近藤「不仲を逆手にとって、誤爆を繰り返し、彼らはその術中にハマッて。しかも気づいてみれば、デスペラードよりもチーム246の味方の方が多かった。これが全てです」
▼カズ「あっちの土俵で勝ったよ。向こうの好きなようにやって。こっちに引き込めなかったというのはあるけど、あっちの土俵で勝ってやりました。これでデスペラードとは終わりだ。カタがついたでしょ。やられたらやり返してやった12月22日です」
▼近藤「児玉と中之上は見てないようでよく見てるなって。彼らは優しいから受けてくれるだろうと。はい、受けます。受けるけど、俺らとの試合はきついぞ。タイトルがかかったら、なおさらきつい試合だからな。頭と体をちゃんと磨いておけよ」
▼カズ「W-1で僕からの初めての主張かもしれない。彼らとのタイトルマッチをメインイベントで組んでくれ。俺らはやってやりますよ。あいつらにそれだけの度量があるか。今からせいぜい緊張という名の“ベルトの魔力"に捕らえられればいい。俺らはそれに打ち勝って、やつらを倒します」
【河野の話】「反則だろ? あんな勝ち方は反則だろうって。ラダー、テーブル、イスを使った攻撃が許されるのかって。審判部はしっかりしろって。こんなのが許されるんだったら、W-1はグチャグチャになるぞ。一人新メンバーが入ったから、これからデスペラードをしっかり理解してもらうよ」
【TAJIRIの話】「アイツらベビーフェイス気分なんだろ。なんで今日反則してるんだよ、あんなに…」
◇第8試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[第2代王者]○武藤敬司(21分24秒 足4の字固め)[挑戦者]X真田聖也
☆武藤が初防衛に成功
(試合後に征矢が登場)
征矢「武藤さん、いや、武藤敬司。次の挑戦者はこの俺だ!」
武藤「ちょっと保留で…保留! 考えておくから」
(サインボール投げの後で)
武藤「たぶんこのベルト中心に動くと思いますので、来年もひとつよろしくお願いします」
【武藤の話】「しんどいよなあ。明日は自分の誕生日、そしてクリスマスとあるけど、またしても自分で花を添えてしまったよ。(真田選手の印象は?)だいぶ工夫してましたね。だいぶ攻められました。俺自身もあと差は何なのかちょっとわからないよ。今日はしんどかったですね。やっぱり研究されてたというか。やっぱり背中を見られてるな。(王者のまま年を越すことになったが?)言ったものの、防衛すると次なる恐怖というか。なんて言うのかな、変な言葉で言ったら面倒くささというか。ただ、これも使命だと思って、まだ決まってないけど、次のタイトルマッチに向けて精進していきますよ。(試合後に征矢選手が出てきたが?)たぶんね、実は征矢が(自分にとって)一番やりたくない相手。今流というか…。今日も試合をやる前に、セミ前、セミと見ていて、若干昔を思い出したというかさ。よく東京ドームでみんなオールスターでセミやセミ前を汚されて、それをひとりで綺麗にしていったあの光景を十数年ぶりに思い出して。逆にバトルロイヤルみたいな試合があったからこそ火が点いたというかね。試合に向けて集中できたというか、『なにくそ!』っていう気持ちにさせてくれたというか。(次の防衛戦は?)保留。今日は首が痛かった。もともと首が悪いというのも真田は知ってるからな。見事に狙われてるんだけど。(今年を振り返ると?)今年は30年の節目の年だからね。いろんな部分でエネルギーが湧いてきたというか。その中で、年をまたいでもこれを持続させていかなきゃ。俺のプロレス原点は点から線。絶対にベルトを巻いている以上、いい形で線にして、ぶっとい線にしたいななんて思ってますよ。ただ反面、真田がベルトを巻いてアメリカに行ったとなったら、それもいい絵だなって思ったりもしてたんだけどね。そこはしょうがないよ。勝負としてね。(真田選手とは形を変えて何度も対戦してきたが?)毎回毎回成長しているというかね。今日やってて感じたけど、まだまだ伸びしろはたくさんあるなっていう感じにさせてくれました。ただ、その伸びしろを埋めることができるかどうかは本人次第だけどね。これからアイツはアメリカに行ったり、日本に戻ったり、いろんな経験をすると思うから。まだまだ発展途上ですよ。頑張ってほしいですよね」
今年最後のWRESTLE-1のメインは武藤の保持するWRESTLE-1王座に後継者候補の最右翼である真田が挑戦、低空ドロップキックからの足4の字固めと得意のパターンで先手を奪おうとする武藤に真田は秘密兵器であるストラングルホールドで応戦、武藤は真田のその場飛びムーンサルトプレスをかわして再び足4の字固めに持ち込もうとするが、真田は再びストラングルホールドで切り返し武藤の得意のパターンを崩しにかかる。
真田は今度はパイルドライバーから首攻めを展開し、劣勢の武藤は低空ドロップキックからドラゴンスクリューを狙うが、また真田がストラングルホールドで切り返し武藤に主導権を渡さない。
真田はセカンドロープからミサイルキックを発射するが、武藤が真田の足へのドロップキックで迎撃すると、串刺し式シャイニングウィザードを連発、正調のシャイニングウィザードは真田はブロックしドロップキックを放つが、武藤はかわしてシャイニングウィザードを放つも、かわした真田はRKOを決める。
真田は武藤の背中にスワンダイブミサイルキック、スワンダイブニールキック、THIS IS ITと畳み掛けると、タイガースープレックスからラウディングボディープレスと勝負に出るが、武藤はカウント2でクリアする。
武藤のフランケンシュタイナーをパワーボムで叩きつけた真田はネックブリーカーから再度ラウディングボディープレスを投下するが、武藤がかわして自爆させると、膝を強打した真田に逆回転ドラゴンスクリューを連発し真田の膝に決定的な大ダメージを与える。
勝負と見た武藤はシャイニングウィザードからムーンサルトプレスを決めるが、真田はカウント2でクリアすると、武藤は逆回転そして正調ドラゴンスクリューを決めてから足4の字固めで捕獲し、真田は抵抗するも無念のギブアップとなり、武藤が王座を死守した。
真田も足攻めを狙う武藤に秘密兵器ストラングルホールドを披露し、またフランケンシュタイナーもパワーボムで阻止するなど、武藤マジックを封殺したかに見えたが、武藤が逆回転ドラゴンスクリューという新しい引き出しを出して、封じられていたはずの武藤マジックをこじ開けた、真田もよく攻めたが最後で武藤のキャリアの前にしてやられる結果となった。
試合後には征矢が挑戦表明したが、武藤が「やりたくない相手」コメントした通り、何を考えているかわからない常識外れなタイプだけにに武藤にしてみればやりにくい相手、征矢の常識外れのワイルドが武藤を止めることが出来るか、注目だと思う。
セミのタッグ選手権はデスペラードがセコンドを介入させるだけてなく、KAZMAも欠場中の吉岡世起を襲撃するなど大荒れの展開となるが、スピードとチームワークを駆使して246が主導権を握る。
ところがTAJIRIのグリーンミストが神林レフェリーに直撃すると、デスペラード勢がテーブル、イス、ラダーをリングに持ち込み、河野がテーブル貫通チョークスラムでカズをKOすると、246の救出に駆けつけた征矢、AKIRAのワイルドネットワークも返り討ちにされてしまう。
窮地の246だったが、蘇生したカズがTAJIRIをブレーンバスターでイス盛りの上に投げると、近藤とのダブルブレーンバスターで河野もイス盛りの上に投げ、近藤はキングコングラリアットを狙うが、河野が神林レフェリーを盾にすると近藤のラリアットが直撃となり、再び無法地帯となってしまう。
しかし再びラダーを持ち出そうとしたTAJIRIに稲葉がドロップキックを放つと、近藤はランセルセで河野をテーブルに貫通させてKOしてから、最後はカズがTAJIRIにパワープラントからラダー上でのダイビングボディープレスで3カウントを奪い王座を防衛、試合後には第5試合で対戦した中之上と児玉がタッグを結成し挑戦に名乗りを挙げる。
敗れたデスペラードは第4試合で土肥がデスペラードを入りを表明した、デスペラードは当初黒潮を勧誘していたが、現状打破を狙う土肥が自ら志願してデスペラード入りを果たした。
第6試合のZERO1との対抗戦は、船木と鈴木がヒートアップし、船木が場外でスリーパーで捕らえるも、そのまま両軍リングアウトとなり、納得しない両軍は延長戦となるが、完全にブチキレモードとなった船木と鈴木はイスで試合を無視して殴り合いを展開、KAIや田中だけでなく双方のセコンドが制止に入るが、船木と鈴木は味方までも手を出したため、レフェリーが収集不可能と判断して無効試合となるも、船木と鈴木の戦いは対抗戦の枠組みを越えた戦いになりそうだ。
武藤が頂点のままで2014年を終えたWRESTLE-1、果たして誰が武藤を超えるのか、WRESTLE-1の最大の課題である。 -
愛が執念に敗れた…宮本がアブ小を破りデスマッチ王座を死守!
12月21日 大日本プロレス「BIG JAPAN DEATH VEGAS」神奈川・横浜文化体育館 1648人
<アピール、コメントは週刊プロレスモバイル、またプロレス格闘技DXより>
◇第0試合◇
▼10分1本
○大下敢 佐久田俊行(10分34秒 逆エビ固め)谷口裕一X関札皓太
◇第1試合◇
▼30分1本
○忍 ヘラクレス千賀 ツトムオースキ(10分35秒 片エビ固め)バラモンシュウ バラモンケイ X植木嵩行
※S.E.X
◇第2試合◇
▼T3P6人タッグデスマッチ/30分1本
○星野勘九郎 稲葉雅人 高橋匡哉(11分58秒 体固め)“黒天使"沼澤邪鬼 竹田誠志 X塚本拓海
※ダイビングセントーン with 鉄階段
◇第3試合◇
▼30分1本
○橋本和樹 金本浩二(14分18秒 片エビ固め)高岩竜一 X丸山敦
※ノーザンライトボム
◇第4試合◇
▼蛍光灯200本タッグデスマッチ/30分1本
○伊東竜二 木高イサミ(12分07秒 体固め)稲松三郎 X関根龍一
※ドラゴンスプラッシュ
◇第5試合◇
▼第5代・BJW認定世界ストロングヘビー級王座決定戦/30分1本
○石川修司(16分06秒 体固め)X河上隆一
※スプラッシュマウンテン
☆石川が第5代王者となる
【石川の話】「8月から流れていたタイトルマッチがようやく実現して、やっとベルトを巻けてよかったです。試合前のインタビューで河上が言った通り、このベルトは色々あったかもしれないけど、俺と河上で新しい歴史の一歩を作りましたから。俺がチャンピオンとして、新しいベルトの歴史を作っていきます。河上はやっぱり強いですよ。前のチャンピオンだった石川晋也がいなくなった分、アイツが一番開いた穴を埋めようとして頑張っていたと思うんで。それはリングで戦っているひとりとして俺もわかっているんで。その河上と戦えて良かったです。岡林も復帰したし、関本もいると思うんで、いろんな選手とこのベルトを懸けて戦いたいなと思います。(グラウンドスラムを達成したが?)別にデスマッチもストロングもタッグのベルトも、一個一個を狙ってて、最初からグラウンドスラムを目指してはいなくて。このチャンピオン、この男と戦いたいと言ってきた結果がこれなんで。別に3つ取ったことがあるからと言っても終わりじゃないんで。大日本プロレスには素晴らしい選手、凄い選手がいっぱいいるんで、また切磋琢磨して頑張っていきたいなと思います」
【河上の話】「クソ! もうちょっとだった…。俺の体は壊れてねえ。まだできるぞ。もう1回やらせろよ。今日は負けた。もう明日になったら忘れる。負けたからなんだって言うんだ。俺はまだ若くてピンピンしてる。また挑戦すればいい。ただ、年内にベルトを取ることができなかった。いつまでも調子に乗ってんなよ。負けたんだから、もう言うことはねえよ」
◇第6試合◇
▼30分1本
○岡林裕二 佐藤耕平(14分41秒 片エビ固め)関本大介 X神谷ヒデヨシ
※ゴーレムスプラッシュ
◇第7試合◇
▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合〜The Longest Day Battle Position Death Match〜愛してます・コントラ・愛してますデスマッチ/30分1本
[第30代王者]○宮本裕向(23分51秒 片エビ固め)[挑戦者]Xアブドーラ・小林
※ムーンサルトプレス
☆宮本が3度目の防衛に成功
(試合後)
宮本「小林さん、2つだけ言わせてくれ。オマエと俺では致命的な違いがある。それはな! 執念だ。オマエには執念がない。ベルトに対してもそう。愛に対してもそうなんだよ! 一人の奥さんも大事にできないヤツに、愛を語る資格なんかねえ! それと、あと一つ。オマエはもう、死んでいる」
アブ小「ベルトへの執念、足りなかったかな。チクショー、まだまだだ。愛してますチョップ、封印? 封印…。俺はもう愛してますを言っちゃいけないのか!? 多数決を取ります(場内どよめく)。アブドーラ・小林に、まだまだ愛を叫んでほしい人!(歓声と手があがると)満場一致です!!(キッパリ)宮本、これが俺の愛への執念だ、コノヤロー。約束は守る。愛してますチョップ、封印します。しかしこれから使うのは、新・愛してますチョップだ! 俺はな、大日本20周年に向けまだまだ前へ進むぞ。こんなんでしょぼくれねえぞ! これが俺のベルトに対する執念なんだ!」
宮本「もうなんでもいいよ。アブドーラ・小林の執念は伝わったよ。でも、愛してますチョップは禁止だからな。チョップは禁止だぞ、チョップは禁止だぞ。チョップの時絶対愛してますって言うなよ!」
アブ小「勝って言えばいいんだ!」
宮本「そうだ、勝っていえばいいんだ。じゃあきょうここでみんなの前で叫ぼうぜ。イサミさんも。イサミさんも関係してるんで。(アブ小に)チョップは禁止だからな! 今年最後の大日本プロレスビッグマッチ、なんとか無事、この大人数のお客さんのなかで終えることができました。ありがとうございました! 来年は大日本プロレス20周年、もっともっと僕たちは突っ走っていきますんで、みなさん応援よろしくお願いします。大日本プロレスファンのみなさん、愛してま~す!」
【宮本の話】「勝ちました! 3度目の防衛成功。今日は何か『北斗の拳』みたいだったな。愛を奪い取ることに成功しました。アブドーラ小林はマイクで執念を見せてくれたけど、次はその体で、その実力で、そのプロレスで執念を見せてくれ。俺はそう言いたいです。次は1月2日、星野勘九郎との防衛戦が決まっているんで。星野とやるんだったら、前にイサミとやったように、『バトルスフィア・レクイエム2』をやりたいと思います。とんとん丸とか、唯我とか用意してやりますよ。みんな知らないかもしれないけど、バトルスフィアと言えばナイトメアのあの団体。僕たちがプロレスを始めた頃にずっと下積みを重ねてきた時にお世話になったバトルスフィア。星野勘九郎が育ったガロガ、ガロガ騎士's。その団体、そのバトルスフィアのレクイエムを後楽園でやりたいと思います。でも、小林の愛に対する執念は凄いところがありましたね。まさかあの直江兼続の兜を被ってくるとは思いませんでした。たぶん自分で買ったんでしょうし、安物なんでしょうけど、そこにも執念を感じました。(これからも愛してますチョップを使い続ける?)もちろん。僕は愛してますチョップ封印デスマッチに勝ったんで、僕が使います。『新・愛してますチョップ』とか、わけのわからないことを言ってましたけど、それは絶対に僕が許しません。(試合形式はどうだった?)デスマッチでプロレスルールという思い切ったことをやったんですけど、ありなのかなと。デスマッチにまた違う風を吹かせることができるのかなって思いました。まだ完成形ではないんで。でも、自分が見せたいものは少しでも見せられたのかなと思います」
【小林の話】「勝利への執念とプロレスに対する執念は宮本の方が強くて。執念では負けてないつもりだったんですけどね。試合が終わっても意識があったんで、俺も調子に乗っちゃって。多数決なんて初めてやったよ。満場一致でしたよね? 7〜8割が手を挙げてましたけど、安倍内閣の支持率以上に高いと思ったんで。でも、宮本さんとの男と男の約束なんで、愛してますチョップは使いませんね。チョップは封印ですかね。でも、『愛してます』までは封印されてないから。試合に勝って、支持率100パーセントの状態で、今度はリング上でこん身の愛を叫びますよ。宮本は強くなりましたね。8月に復帰してからの4ヵ月はかなり働いた気がします。でもまだまだ。来年は20周年イヤーでしょ。まだまだ諦めの悪さで行きますよ。なんて言ったってグレート小鹿の弟子ですから。新日本に噛みついて生き残っているのはうちだけなんでしょ。執念深さは負けないから。試合で負けても、まだ売店があるんで。売店の売り上げでは絶対に負けないから。そういうことを言うからダメなのかな(苦笑) プロレスに技は無限にありますから、無限にパクッてやりますよ。20周年に向けて、パクリのデパートの本領を発揮しますよ。(試合形式については?)エスケープや場外カウントがあると、緊張感が出るような気がしますね。こういうのもありかなと。プロレスは常に進化していかないと未来が無いわけだから、より一層の進化を。両国のメインもデスマッチの可能性はあると思っていますんで。やってて見えつつあるかなと思います。体を張るのは当たり前で、頭を使わないと上に行けない。宮本は向上心があると思いますから。僕も下から上がってきた人間なんで、もっと上の舞台を目指すには、体を張るだけじゃなくて、頭も張りたいですね。大日本は今年いろいろあったけど、俺も帰ってきたし、岡林は今日上から初めて飛んだんでしょ。このままじゃないですよ。大日本プロレスも僕も」
大日本プロレスのビッグマッチ、横浜文体大会をSAMURAIで視聴、今回のメインのデスマッチ選手権はルールは通常のプロレスルールに自身がセルフプロデュース以外の凶器を使用すると反則カウントが取られ、敗れたら互いに使用していた“愛してますチョップ”も課せられ、アブ小はロープ2方向に蛍光灯(残り2面は有刺鉄線)、宮本は縦に積み上げたコンクリートブロックが設置された。
試合は先に仕掛けたのは宮本、アブ小が縦に積み上げられたブロックに宮本を叩きつけようとするが、互いに叩きつけようとすると同体のような形でブロックに直撃し、宮本の後頭部に上からブロックが落ちてしてしまう。
たまらず宮本は場外へと逃れ、アブ小も追いかけるが、宮本はアブ小を鉄柱に叩きつけて流血に追い込めば、アブ小もブロックで殴打して応戦、先に“愛してますチョップ”を狙うが宮本に阻止されてしまい有刺鉄線や蛍光灯に投げつけられてしまいイスで殴打する
宮本は蛍光灯を添えてのローキックから足四の字固めで足攻めを展開するも、アブ小は蛍光灯上でのボディースラムで反撃し、宮本の額に蛍光灯を添えてのヘッドバットを連発する。
アブ小は宮本の腰にコンクリートブロックを添えると、その上にブロックを叩きつけてダメージを与えると、キャメルクラッチ、蛍光灯を添えての手刀を落として腰攻めを展開するが、アブ小が蛍光灯タワーをリングに置くも宮本はその上での河津落としで反撃するも、アブ小は場外戦で再び自身に流れを変えてしまう。
宮本はハンドスプリングエルボーで反撃すると蛍光灯を添えてのランニングニー、そして宮本から“愛してますチョップ”を狙うが、アブ小は阻止するとヘビーローテーション、“ギャオ”とたぎってからのシャイニングウィザードを放つが、バカチンガーエルボーwith蛍光灯は自爆してしまう。
宮本はコンクリートブロックを敷き詰めようとするが、アブ小が奪って代わりに敷き詰めるも、宮本はブロックでアブ小を殴打してからブロックの上にアブ小を投げ、バルキリースプラッシュを投下するも、アブ小はかわし宮本はブロックに直撃となってしまう。
アブ小は雪崩式山嵐から“愛してますチョップ”を投下するとダイビングバカチンガーエルボーを連発しカバーに入るも、レフェリーのカウントは宮本が怨霊ばりのマッドハンドで3カウントを阻止する。
アブ小は敷き詰められたブロックの上に多量の蛍光灯の破片をバラ撒くも、パワーボム狙いは宮本がスルーしアブ小は破片入りのブロックの上に転落。
勝負と見た宮本は“愛してますチョップ”からファイヤーサンダーで突き刺すと、最後はムーンサルトプレスで3カウントを奪い王座を防衛した。
自分はアブ小の大復活に期待したが、復帰してから4ヶ月での王座奪還は甘かったのか・・・、宮本はマイクアピールで執念を勝因に挙げたが、バルキリースプラッシュは自爆してブロックに直撃し、アブ小がダイビングバカチンガーエルボーの連発で勝負あったに見えたが、宮本が出したのは所属する666の先輩である怨霊のマッドハンド(自分がフォールされたときにカウントを叩くレフェリーの手を止めてしまう)を出したのは宮本が執念を見せた証だった。
“愛してますチョップ”は封印となったが、アブ小はファンの支持を受け身勝手ながらまだまだ愛を叫び続けることになった。確かに身勝手かもしれないが宮本の執念に対するアブ小なりの意地でもあり、それもアブ小なりの愛なのかもしれない。
そして石川晋也の引退で空位となったストロングヘビー級王座決定戦は河上が角度のいいバックドロップで先手を奪うが、石川は膝蹴りで形勢逆転し河上の腹部を中心に攻めてスタミナを奪いにかかるも、河上は首筋にエルボーを乱打しての首攻めで応戦するが、体格の優る石川の前に主導権を奪い返すまでには至らない。
膝蹴りの連打を浴びせた石川はスプラッシュマウンテンを狙うも、スルーした河上はエクスプロイダーで反撃し、天龍プロジェクトに参戦していた成果かエルボー&チョップの天龍コンポを繰り出し、石川の巨体をブレーンバスターで投げきる。
河上は卍固めを決めるが、石川は脱出すると突進する河上に空中胴絞め落とし、ツームストーンパイルドライバー、ダイビングフットスタンプもスプラッシュマウンテン狙いを背後に着地した河上はジャーマンで応戦する。
河上は突進する石川にハリケーンドライバーで突き刺すとバックスピンエルボー、ランニングエルボーと畳みかけ、最後はスカーレットフロウジョンを狙うが、石川は投げ放しドラゴン、ジャーマン、ランニングニーで応戦しファイヤーサンダーで突き刺す。
石川はレインメーカー式ヘッドバットからランニングニー、スプラッシュマウンテンで3カウントを奪いストロング王座を奪取した。
今年の大日本はアブ小の復帰でデスマッチ戦線は活気づくも、ストロング戦線は関本大介や岡林裕二の欠場をきっかけに負傷欠場が続出、関本はすぐに復帰するも、今度はストロング王者の石川晋也が突然引退し佐々木義人も自由契約扱いになるなど苦しい1年となったが、その代わりに河上、橋本、神谷が台頭し、岡林が12月に復帰した。ストロング戦線の中心は石川修司となったがストロング部門の巻き返しにも期待したい。 -
ミスター200%!安生洋二が引退へ
(週刊プロレスモバイルより)
20日午後4時より都内・世田谷区の「串焼 市屋苑(いちおくえん)」にて、会見がおこなわれ、安生洋二が来年3月19日に東京・後楽園ホールにて引退することが発表された。安生はハッスル09年10・10両国大会以降、試合から離れており、現在は元UWFインター取締役で今大会の実行委員長である鈴木健氏が運営する「串焼 市屋苑」の焼き場で焼き鳥を焼いている。大会名は自身のテーマ曲である「James Brown Is Dead」をアレンジした「安生洋二引退試合 Y.A IS DEAD」。当日は安生の引退試合をメインに7~10試合を予定。出場選手は安生が希望する選手、レスラー生活30年に関わってきた選手と交渉中。師匠である高田延彦さんにも来場を呼びかけているという。
安生は引退試合で高山善廣&山本健一と組んで、18年ぶりにゴールデンカップスを復活させる。対戦相手は現在のところ未定だが、会見では長州力、船木誠勝、鈴木みのるらの名前が挙がった。会見中には上山龍紀が現れ、参戦を直訴し、了承される一幕も。
会見に出席した安生、高山、山本、上山のコメントは以下。
安生「このような形で引退試合をおこなうことになりましたが、本来、自分の中ではあんまり引退試合っていうのは以前はピンとこなかった。自分が本当に魂を込めて運営にも携わった団体はUWFインターとハッスル。この2つとも1つの時代を築いて、ブームを作ることはできたけど、はっきりとした形で継続させることができなかった。ある意味、既存のプロレス団体とは違う闘い…格闘技方向のUインターとエンターテインメントを極めたハッスル。このような団体を魂を込めてやってきたので、もうやり切った。このままフェードアウトしようかなとも思ってたんです。
でも、現在、市屋苑の焼き場で焼き鳥を焼かせていただいてるんですけども、毎日、焼き鳥を焼いて、最後に片付けで炭に水をジュッとかけて、火を消すんです。その中で、外面的にはしっかり火が消えた炭でも、中心にはかすかに火が残ってる部分がある。今のオレのプロレスとの関わり合い方では、ひょっとしたその炭と一緒じゃないかなって。もしかしたら、芯の部分で燃えカスが残ってるんじゃないかなって思うようになりました。はっきりとした形でプロレス界と決別する試合をやって、最後の燃えカスまで消し去って、気持ちよく引退を迎えようかなという気持ちになりました。
ゴールデンカップスというトリオ、ボクにとっては兄弟みたいな2人ですけど、このチームで引退試合を迎えたいというのが夢でした。プロレス界の帝王として頂点まで上り詰めた高山にとって、ゴールデンカップスは通過点でしかないのかもしれない。それでも高山の方から二つ返事でOKをいただいて…心の底から感謝しております。
そして、なぜか私よりも先に引退してしまった山本選手。山本君が引退するって話を聞いた時にはダチョウ倶楽部じゃないですけど、聞いてないよ!って心境でした。オレも引退してないのに、先に引退しやがって。オマエが引退したら、オレの夢はどうなっちゃうんだって。ちょっと力技ではありますが、先輩の特権のごり押しで、山本の墓を無理やり掘り起こして連れ出しちゃった形になりました。照れくさいですが、ありがとうございます。そういう経緯でゴールデンカップス一夜限りの復活を3月19日にやりたい。
対戦相手は自分の芯に残ってる燃えカスを完璧に何も残らないぐらい火を消し去るぐらいの強豪選手たちと交渉中であります。希望では、まだ正式決定ではないですけど、3対3の試合。まずは自分が今まで上がった中で最高のボルテージで闘えた選手の長州力。UインターVS新日本の7万人からブーイングを受けるという立場だった。あのエネルギーは一生忘れることのできない宝物。一人の人間に対して、それだけのエネルギーを発するという行為がどれほどの塊で自分のところに向かってきたか。東京ドームが震えるぐらいのエネルギーを受けた時の対戦相手が長州選手。長州さんとなら、燃え尽きられるんじゃないかな。
そして、以前、所属してましたUWFという団体が崩壊した後にそれぞれ別の道に行った戦友たち。船木選手であったり、鈴木選手であったり。実現したら、24年ぶりぐらいの対戦になる。2人とも現役バリバリで活躍してるので、この2人と闘うなら、オレも相当な覚悟が必要。リングに上がるからには全力で勝利を目指していきます。燃えカスが残らないぐらいの可能性が秘めてる。そういう時に高山君、山本君がいてくれると心強い。一人で立ち向かう勇気は今の自分にはなかった。3人そろってなら、オレも覚悟を決めてリングに上がれる。正式発表は決まり次第したいと思います。
最後になりますけど、3月19日、引退をこのような形で意識するようになってから、昔のUWF道場を思い出すようになった。道場裏で日光浴してる木戸(修)さんとか、なぜか薪割りしてるマット隼人とか…。車で乗り付けてくる先輩方の嫌な車の音。そういうことがすごく懐かしく思い出されます。今日はどんなしごきが待ってるのかとか。あの頃は本当に純粋にプロレスと向き合えていた。その頃の気持ちを思い出せてくれるな相手としっかりぶつかって最後にしたい。引退したら、一切プロレスと関わらずに焼き鳥道にまい進していきたい…高田(延彦)さんに『オマエ、復帰しろ』って言われたらわからないですけど(笑)。
(思い出の試合は?)自分はプロレスの歴史に残るような名勝負っていうのはあんまりしてない。UWF時代だと鈴木戦や船木戦。ハッスルで言えば、インリン様とか泰葉とかかな。冬木軍との対決とかは迷勝負だけど。どちらかといえば、事件でプロレス界に歴史を残しちゃってるんで。ひょっとしたら今回の引退試合が生涯最高の名勝負になる可能性もある。ネバーギブアップな試合を最後の最後なんで、体壊れるとかビビらずに思い切りいける。期待しててください。
最後なんで話が長くなっちゃいましたけど、3月19日の大会がいい大会になるよう、情報をたくさん拡散して、7万人のブーイングに負けないような熱気を作り上げれればいと思います。今回はブーイングではなく、2000人の大歓声で最後を迎えたいと思います」
高山「安生さんから電話がかかってきて、引退試合するからよろしくって。そういえば、引退試合してなかったなって。自分にとってゴールデンカップスはこれがなかったら、のちに全日本に参戦してノーフィアーだったりとかは一切なかった。安生の横にいたからこそプロレスを学んで、自分のキャラクターを作り、アピールすることを学べた。今のプロレスラーの基礎を作ってくれたのは安生さん。心より感謝を込めて引退試合のパートナーを務めたいと思います」
山本「喧嘩の“喧”の山本喧一は10月13日に札幌で引退しましたが、当時の健康の“健”の名前でパートナーを務めます。この世界は縦社会です。お世話になった安生さんから直接電話をいただいて『オレの引退試合に花を添えてくれ』と言われたら、後輩として断れない。最初はちょっとちゅうちょしましたけど『いいじゃないか。昔の名前のオマエで出てくれれば』と。それで肩の荷が下りた。ボクは引退してますが、昔を思い出して、できるだけ体を作り、ベストなコンディションで安生さんのパートナーを、あの頃とは違う成長した姿で務めたい。あの当時のファンの人たちが思い出せるようなことも含めて、いいパフォーマンスができればいいと思ってます」
上山「自分のUインターのメンバーなんで、ぜひとも花を添えさせていただいきたい。相手は決まってませんけど、安生さんがやれと言った相手とやります」
UWF、UWFインターナショナル、キングダム、ハッスルなどで活躍した安生洋二が3月19日の自身の自主興行で引退することを発表し会見にはゴールデンカップスの盟友だった高山と山本、元Uインターの上山が出席し参戦を表明した。
安生はハッスル崩壊後はセミリタイアとなり、近況を聴くことはなかったが、最近はUインター時代取締役として苦楽を共にした鈴木氏の経営している焼き鳥屋の焼き場を焼いていたという。
前田日明との確執、ヒクソン・グレイシー道場破り事件に関しては、おそらく年明けになるだろうが宮戸優光氏や鈴木健氏の証言を参考にして検証したいと考えるているが、これらの事件がなければUWFやUインターでは脇役として一歩引いていた安生が一レスラーとして飛躍するきっかけとなり、賛否は呼んでいるが安生やゴールデンカップスの存在がなければUインターは延命することはなかった。
安生が引退することでUWFまたUインターの一つの歴史にピリオドが打たれる、時の流れを感じてしまう。 -
今年最後の新日本プロレスは真壁が締めくくった!矢野が魅せたイリュージョンは丸藤とTMDK!
12月20日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 2015人 超満員
<コメント、アピールは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○エル・デスペラード(5分44秒 体固め)X小松洋平
※ギターラ・デ・アンヘル
◇第2試合◇
▼20分1本
○獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(9分43秒 体固め)KUSHIDA X田中翔
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第3試合◇
▼20分1本
天山広吉 小島聡 ○田口隆祐(9分35秒 アンクルホールド)永田裕志 中西学 Xキャプテン・ニュージャパン
◇第4試合◇
▼20分1本
鈴木みのる ○タイチ TAKAみちのく(12分23秒 タイチ式外道クラッチ)桜庭和志 YOSHI-HASHI X邪道
◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○矢野通(6分15秒 反則勝ち)X飯塚高史
(試合後に飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルでの地獄突きを狙うと、NOAHの丸藤正道とTMDK〈マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト〉が現れ矢野を救出)
丸藤「新日本プロレスファンの皆さん、お久しぶりです。矢野通のパートナー“X”として、俺と、シェイン、マイキー、東京ドーム参戦させていただきます。よろしくー!」
【矢野の話】「見たまんまだ!あとはな!アイツらに聞け!! 見たまんまだコノヤロー!!」
【鈴木軍の話】
デスペラード「オイ、あんな外人ども聞いてねぇぞ、オイ」
タイチ「誰だオイ。誰だ今の」
飯塚「アア゛ー」
タイチ「飯塚、オイ誰だ? 誰あろうと矢野の味方したな。誰だお前ら。全然、わかんねぇよ。誰も知らねぇよ。矢野の味方したな。っつうことはよぉ、鈴木軍に喧嘩売ったな、オメェら。誰か知らんけどよぉ、あとで映像見てテメェらの面、よぉく覚えおくからよぉ。オイ、喧嘩売ったな、鈴木軍に。覚悟しとけよ、テメェら」
◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
後藤洋央紀 ○柴田勝頼(13分08秒 片エビ固め)内藤哲也 X本間朋晃
※PK
◇第7試合◇
▼Road to TOKYO DOMEスペシャル6人タッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 ○真壁刀義 飯伏幸太(23分53秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 中邑真輔 X石井智宏
※キングコングニードロップ
(試合後)
真壁「オイ、テメーら! オイ、1年間よく新日本プロレス、見に来たじゃねぇか、オイ!!(※大拍手) ありがとよ! いいか? 来年はよ、1月4日東京ドーム、正規軍と呼ばれているこの俺様たちがよ、“ビッグカムバック”起こすからよ!!(※大歓声) ベルト総獲りしてやるからよ!! 覚悟しとけ!! ファ○クオ~ン!!」
【棚橋、真壁、飯伏の話】
真壁「年末最後の試合だよ、最後の試合勝ち獲ったぞ、オイ。景気がいいねぇ、コノヤロー。オイ、石井の持ってるNEVER、是が非でも獲ってやるよ。獲りてぇんだよ。この俺が獲りてぇんだよ。心底アイツから獲りてぇんだよ。オウ、上等じゃねぇか。お前らよぉ、目おおっぴろげてよぉ、見逃すんじゃねぇぞコノヤロー。オイ、いいか、来年は新日本プロレスは正規軍と言われてるこの俺様たちがよぉ、ビッグカムバックを起こすから、お前ら期待しとけよコノヤロー。それだけだ。なんかある?」
――2014年最後の試合、フルタイムドローかと思いましたが、最後は真壁選手がガッチリ決め、真壁選手の執念を感じましたが?
真壁「そうだね。間違いなくここでイニシアチブ獲っとかねぇと。年明けて、リセットされたら困るんだよ。この精神的な部分で押していかねぇとダメだよ。だから今日イニシアチブ獲れたからよぉ、いいんじゃねぇか。このわずか1年2年で、もの凄く今までの下積みを爆発させてきたろ、アイツらよぉ。ものは経験だよな。だからよぉ、俺は挑戦者だ。挑戦者がこの俺様だってことは、相手にとって不足なんてありゃしねぇんだよ。オウ、出所は一緒だからよぉ、目にものみせてやるよ。俺はよぉ、石井だけじゃねぇ、新日本プロレスその他のレスラー、観客たちにも喧嘩売ってるからよぉ、お前ら見逃すんじゃねぇぞコノヤロー。テメェの力で締めたっていうのは気持ちいいわ。また来年よぉ、新年明けて東京ドーム1発目だろ。俺が待ちに待ったタイトルマッチだ。目にもの見せてやる、それだけだ」――東京ドーム待ったなしとなり、コンディションの良さも伺えますが?
飯伏「ほんとですか? コンディションは全然問題大丈夫ですけど。やっぱりプレッシャーとかいろいろあるんで。でも毎回言ってるんですけど、中邑さんとだったら絶対良いモノができると思うんで。そして必ず勝ちます」
――プレッシャー以上に、自分自身の期待の方が大きいですか?
飯伏「大きいっすね。いやぁ、楽しみですね。頑張りますよ。ドームやりますよ」
――東京ドームを目前に控えていかがですか?
棚橋「そうっすね。今年2014年という年は、新日本がね、大きく動いて、なにもかもがね、変わった年だと考えてるけど、その中心に俺がいなかったから。そのね、今の新日本プロレスの熱気を、興奮をずっとメインイベントで中心で、2015年は振り切っていきますんで、ひとっ走り付き合ってほしいですね」
――『NJPW WORLD』が始まり、世界中で棚橋選手の試合を見ることができ、ベストインザワールドも棚橋選手につけてもらいたいというファンの気持ちもあると思いますが?
棚橋「ずっとね、諦めずに追いかけて、MVP、そして世界に向けて走ってきたから(言葉に詰まり、涙ぐむ)。ありがとう。ありがとうございました。感謝の言葉が見つからないんです」
【オカダ、中邑、外道の話】
中邑「さぁ次は東京ドーム…!! 何でも持って来いよ飯伏!武器持って来い武器。全部使えオイ!!」オカダ「『新日サイコー!』じゃねぇ。オレが最高なんだ。オレが居るから今の新日本がこんなになってんだ。ふざけんじゃねぇぞ。新日本じゃねぇよ、オレだ。 棚橋、もう前哨戦は無い。次だ。準備は良いか。全てを失うぞ。ベルドだけじゃねぇ。今の新日本プロレスの地位も、全てだ。覚悟はできてるな?次はな、本当の“レベル”の違いをオマエに見せてやるよ。覚悟しとけ」
外道「オイ、前哨戦で勝ってよ、勝ち誇ってんのか?オイ。何か忘れてねぇか?オイ。ここだよ本番は!!(※権利証入りのアタッシュケースを指差す) 1月4日東京ドームだ。本番ではよ、間違いなく、テメェから、全て奪ってくれる…」
今年最後の大会を迎えた新日本プロレスだったが、前日の後楽園大会での試合中に首を負傷したBUSHIの状態が発表され、病院で検査を受けた結果「急性硬膜外血腫、脊髄震盪、第12胸椎骨折で全治6ヶ月」と診断され、長期欠場を余儀なくされてしまった。
今年最後を目前にしての長期欠場はBUSHI自身にとっても一番無念だと思うが、ここはじっくり養生して欲しい。
そして2014年度最後の試合は1月4日東京ドーム大会で行われるIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル、NEVERの三大タイトル戦の前哨戦6人タッグ、2013年度の最後の試合はIWGPヘビー、インターコンチネンタルの前哨戦タッグマッチだったが、今年はNEVERが加わったということは、それだけレスラー石井のステータスとNEVER王座の権威が高まったということなのかもしれない。
試合は棚橋vsオカダ、中邑vs飯伏と互いに出方を伺えば、石井と真壁は真正面からぶつかり合う”ど真ん中プロレス”を展開する。
試合の先手を奪ったのはCHAOS、中邑が飯伏の顔面にグーパンチを浴びせると、一気に失速した飯伏に集中砲火、特に前日の大会で「たぎらせろ飯伏!」とアピールした中邑は石井と共に飯伏の中にある狂気を引き出そうとしたのか、徹底的にかわいがる。
中邑は勝負と見たのかスライディング式ボマイェを発射するが、飯伏はボマイェ対策に編み出したのか、かわしてフットスタンプを炸裂すると試合の流れは本隊側に傾き出す。
終盤で石井と真壁の攻防となり、真壁のキングコングニー狙いをオカダがドロップキックで阻止すると、石井は雪崩式ブレーンバスターで投げてからブレーンバスターを狙うが、真壁が踏ん張ったのか、石井の痛めている左肩に力が入らなかったのか、両者はもつれあったところで、両軍が入り乱れるが、真壁がダブルハンマー、ラリアットからのキングコングニーで石井から3カウントを奪い、前哨戦は本隊が制した。
試合後の今年最後の挨拶は真壁が行い、ドームでは本隊がベルト総取りをアピールして今年を締めくくった。
また第5試合の矢野vs飯塚は、飯塚が狂乱ファイトで主導権を握り、矢野の手首を手錠で拘束してイスで殴打した後で、アイアンフィンガー・フロム・ヘルを狙うが、かわした矢野が急所打ちから丸め込むも、デスペラードがレフェリーを場外へ追いやり、TAKAとタイチが試合に介入したため反則負けとなるが、飯塚は構わずTAKAら鈴木軍と共に矢野を痛めつける。
そこでNOAHのGHCヘビー級王者の丸藤とTMDKが現れ、鈴木軍を蹴散らし矢野を救出し、矢野のXとして東京ドーム大会に参戦を表明した。
TMDKと矢野はNOAHでGHCタッグ王座を巡って抗争を繰り広げ、矢野は飯塚とのタッグでGHCタッグ王座を奪取し、丸藤は2012年のG1公式戦では矢野に敗れ煮え湯を飲まされたが、昨日の敵だった矢野と合体とは驚いたとしかいいようがない。
ただTMDKが新日本にレンタル移籍の話も以前からあったことから、NOAHもTMDKの貸し出しを通じて今後の関係の強化を狙っているのかもしれない。
新日本プロレスの2014年度も幕を閉じたが、今年は「新日本ミクス」の一年だったが、このことは後日更新したい。
後楽園大会での予告編を終えた新日本プロレス、東京ドームでの本編はどんなドラマが待ち受けているのか… -
邪道復帰!田口の尻に中邑がたぎった!デスペラードがライガーの髪とコスチュームを切り刻む暴挙!
12月19日 新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 1974人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○小松洋平(10分03秒 逆片エビ固め)X田中翔
◇第2試合◇
▼20分1本
タイチ ○エル・デスペラード(9分30秒 片エビ固め)X獣神サンダー・ライガー タイガーマスク
※ギターラ・デ・アンヘル
【試合後のタイチ、デスペラード】
デスペラード「オイ、ライガーオイ!ちゃんとトリートメントしてるか!?」
タイチ「恥ずかしいな」
デスペラード「びっくりしたぞオマエ。あんなに髪質悪いと思わなかったよ。犬の毛みてぇだよ」
タイチ「オイ!」
※剥ぎ取ったライガーのタイツをデスペラードに投げつける
デスペラード「うぁ!クッセ!酸っぱいよ!!なんでオマエ持ってんだよ!!」
タイチ「恥ずかしいか。恥ずかしいかライガー」
デスペラード「これ(タイツの破片を持って) 真ん中(の部分)だな」
タイチ「オメェが長年隠し続けてた乳首とパンツ。露になったな。恥ずかしいか。いつまでもよ、コイツ(デスペラード)を無視してっとよ、もっと恥ずかしい目にあわせるぞ。オイ、オマエがされて一番恥ずかしい事、分かってんだぞ。な。あえてソレをしてやっていない優しさ…!な。どうなるか分かってんだろうな。自分がよく分かってんだろ。まぁオマエらは何の事か分かんねぇだろうけどな。コイツの優しさに感謝しろよ。もうここまでだぞ」
デスペラード「次だ。次、ベルトちゃんと(タイトルマッチ)やるって言わなかったら、俺はもうその最後の恥ずかしいことってのやってやるからな。よく覚悟しとけ」
タイチ「オイ、最終章。“ライガー最終章”いつが最終章だコノヤロー」
デスペラード「いつになるんだろうねぇ~。最終章自分で言ってったじゃん!始まってんだろ?いつ終わったっていいじゃねぇか!これにて閉幕!」
タイチ「コイツが最期の相手だ。オマエの…引退試合とタイトルマッチ、両方賭けるぜ」
デスペラード「明日はシングルマッチでしかもは小松だぞ。力が有り余ってんだよ明日は。で?アイツは第2試合だったっけ?ま、遊びに行こうかな?」
【タイガーの話】
タイガー「こんなの試合なのか! タイトルマッチやりたいっていう人間がこんなことしてるのか。ふざけるな、あのヤロー。なにが目的なんだ、アイツは。ふざけるものいい加減にしろ、コノヤローお前! プロレスでもなんでもねぇ、こんなもの。ただひとつ、ライガーの怒りに火をつけたのは間違いないな。アイツ、もう新日本で試合なんかできねぇぞ、あんなクソヤロー」
◇第3試合◇
▼20分1本
○永田裕志 中西学 BUSHI(9分33秒 バックドロップホールド)天山広吉 小島聡 X本間朋晃
◇第4試合◇
▼20分1本
○桜庭和志 矢野通 YOSHI-HASHI(10分39秒 サクラバロック)鈴木みのる 飯塚高史 XTAKAみちのく
◇第5試合◇
▼30分1本
○後藤洋央紀 柴田勝頼(13分52秒 片エビ固め)内藤哲也 Xキャプテン・ニュージャパン
※昇天・改
【後藤の話】
――今日の柴田選手とのコンビネーションは、違う意味合いはありましたか?
後藤「そうですね。こんなとこでは躓いてられないですし。俺らの目は、ベルトしか見てないですよ。まぁここで彼らと試合を組まれる、いい東京ドームへのウォーミングアップというか」
――ベルトを獲れば、全選手からの標的になりますが?
後藤「臨むところですよ。それを待ってんだから。俺の思った通りにことが進んでますから、期待しててください」
【内藤の話】「柴田オイ…邪魔だなぁ。アイツとは、もう一回あるんだろ?黙らせて、キッチリ1月4日、AJスタイルズの前に立ちたいと思います」
◇第6試合◇
▼Road to TOKYO DOMEスペシャルイリミネーションマッチ〜邪道復帰戦〜/30分1本
オカダ・カズチカ ○中邑真輔 石井智宏 邪道 外道(29分39秒 片エビ固め)棚橋弘至 飯伏幸太 真壁刀義 X田口隆祐 KUSHIDA
※ボマイェ
【退場順】
[1]X真壁、石井(16分43秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)
[2]X邪道(18分42秒、田口のアンクルホールド)
[3]X外道(20分09秒、KUSHIDAのジャパニーズレッグロールクラッチホールド)
[4]XKUSHIDA(21分30秒、オカダのレッドインク)
[5]X棚橋、オカダ(25分00秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)
[6]X飯伏(26分35秒、中邑によるオーバー・ザ・トップロープ)
【オカダ、邪道、外道の話】
邪道「復帰戦。オカダと中邑に助けられたこと。良いプレゼント貰ったよ」
オカダ「おめでとうございます。邪道さん。 まぁ、今日はあんなカタチで一緒に(棚橋と)落ちてしまいましたけども。また、明日。最期の前哨戦だ。そこを、明日あとどんだけ楽しませてくれるか。そこだけです。まぁ東京ドームはオレが本当に素晴らしい試合をして、チャンピオンなって、また来年も新日本プロレスに降らせてあげますよ」
外道「安心しろよ棚橋!“レインメーカー”がよ、ちゃんとオマエを引っ張り上げてくれる。その上でよ…ドン底に突き落としてやるよコノヤロー」
【中邑の話】
中邑「もうひとつ(明日の後楽園大会が)終われば、そう、東京ドーム。色々あるね。ベストバウトだ?『インターコンチネンタル』タイトルマッチだ。ありすぎだって。ま、関係ないですけどね。どうだろう…想像つかねぇや。東京ドームの試合」
――お客さんからの期待感って、ひしひしと感じてると思いますが
中邑「ああそうっすねぇ。まぁ、お客さん、申し訳ないけど、ごめんちょっと分かんないなぁ。でもね、オレの期待感MAXだから!イヤァオです」
【棚橋、飯伏、田口の話】
田口「滾り過ぎた。滾り過ぎて、ふざけた。ふざけ過ぎたぁ。ハァハァ、ふざけ過ぎた。でもこれが俺のスタイル」
――中邑選手と激しくやり合いましたが?
飯伏「激しくやり合いました? まぁ中邑さんどう思ってるかわかんないですけど。まだまだやってないほうっすね。別に自分でハードル上げるわけじゃないですけど、思い出しました、去年の『G1』を」
――中邑選手から場外へのリバースパワースラム喰らいましたが?
飯伏「たぶん自分に刺激を与えるためにやってくれたんだと思いますね」
――どんどんたかが外れていくような感じですか?」
飯伏「うん、外れてますね、完全に。このままだと中邑さんの思う壺になりそうなんで、自分もちょっと作戦を切り崩して出していこうかなと思って。前哨戦ですけど、楽しかったっす。まだまだこれから頑張ります」
――今日は不本意な結果になりましたが?
棚橋「まぁ今日の結果も含めて、前哨戦で腕一本、足一本、攻めきれなかったね。俺が甘いね。アァ、『オカダはすげぇ』ってみんなが言うし、俺も『オカダは良いよ』って言ってきたし。けどさ、そんなこと実際聞きたくないよね、俺の口からね。もうそういうのは終わりにしようか。俺とオカダの時間軸の差、11年。そう考えると東京ドームのメインイベント、凄い巡り合わせだと思うよ。ただ、俺は何回でも、この先何年も、東京ドームのメインイベントに立ち続ける。それを東京ドームでしっかりと形にします」
新日本プロレス後楽園大会をSAMURAIで視聴、メインの本隊vsCHAOSの10人タッグ戦は東京ドーム前哨戦だけでなく邪道の復帰戦も試合のテーマ、邪道は腰部脊柱管狭窄症(脊椎にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が狭窄する整形外科疾患。で天龍源一郎も手術を受けた)で欠場、そして復帰戦となったがストロングマンを小型化したような体に肉体を改造していた、体を筋肉で大きくしたのは腰への不安を和らげるためか、腰にはまだバンテージが巻かれるなど万全ではない、手術を受けた後の天龍の動きを見てもわかうと思うが、痛みは治まるが万全な調子ではおそらく戻らないだろう、邪道は「体調が万全ではないのに何故復帰戦を行ったのか?と聞かれたら「そこにリングがあるからだ!」しか答えようがない。どんなに怪我しても、どんなにふらふらでもプロレスラーが生き甲斐感じるのはリングの上だけだから。」と更新したが、邪道自身も体が動けなくなるまでとことんプロレスを続ける決心を固めたようだ。
リングインした邪道はKUSHIDA相手にロープこすりやストンピングからスタートしていったが、手探りだったというのが本音だったと思う、田口との絡みでは逆水平などを繰り出し、時間差ダウンなども披露するも、バトンキックをかわされるとアンクルホールドに捕まり無念のタップとなった。
ドーム大会の前哨戦は一番ヒートアップしていたのは真壁vs石井、二人共長州力を師匠に持ち、大器晩成の生き方をしているだけに一番スイングし合っている、しかしコーナー上の攻防で二人共も場外へ転落しOTRで退場、棚橋vsオカダも棚橋がロープを使っての逆上がりの際にヘッドシザースでオカダを捕らえて無理心中を敢行しOTRで退場となる。
中邑vs飯伏は中邑がエプロンでの攻防で中邑がリバースパワースラム風に飯伏をOTRで落として退場に追いやって、残ったのは中邑と田口だけ、よく考えれば二人は同期、それを一番意識していたのは田口だったのかもしれない、田口は中邑をコーナーへ追い込むと尻でのバイブレーションを敢行、そしてたぎってから突進するが、中邑はカラテキックで迎撃する。
田口のたぎりに中邑もたぎったのか、グラウンドでの膝蹴り連射してからボマイェを繰り出すも、かわした田口が延髄斬りからジャンピングヒップアタックを繰り出し、中邑がキャッチするも田口はアンクルホールドで切り返す。
田口はどどんを狙うが、中邑はグーパンチで阻止し、再度狙ったところで中邑が回転エビ固めで切り返してから後頭部ボマイェ、ボマイェで3カウントを奪いCHAOSが勝利、邪道の復帰戦を勝利で飾ったが、中邑vs田口の絡みも約3分間の攻防だったが見応えのある攻防だった。
セミの内藤、キャプテンvs後藤、柴田は、柴田と対峙した内藤だったが柴田の張り手一発で怯んでしまうも、次の絡みでは柴田の足に低空ドロップキックを浴びせるなど対抗意識をむき出しにする、柴田の新日本退団後に入れ替わるように内藤、この二人の絡みも今後が楽しみである。試合は後藤、柴田は徹底的にキャプテンを叩き潰して勝利となったが、キャプテンも後藤、柴田と対峙するときは、アピールを抜きにしてどんどん前へぶつかって欲しかった。
第4試合ではBUSHIがコーナーから飛び降りて前転を狙った際に脳天から落ちてしまい、動けなくなるハプニングが発生する。
試合は永田がバックドロップホールドで本間をしとめたが、BUSHIは担架で運ばれるもファンからの声援には応えていたということから意識はあるようだ・・・
第2試合では反則のオンパレードからギターラ・デ・アンヘルでライガーを破ったデスペラードは、ハサミでライガーの髪やコスチュームを破る暴挙に打って出た、デスペラード凱旋時から険悪となっていたライガーとデスペラード、その後は自然消滅になりかけていたが、ライガーがNWA世界ジュニアベルトを獲得したことでヒートアップしたようだ。
2014年の新日本もあと1試合、20日の大会はどんな試合となるのか? -
新生マッドブランキー始動もYAMATOとCIMA&Gammaの間に不協和音!
12月16日 DRAGON GATE「FANTASTIC GATE」後楽園ホール 1850人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○ジミー・カゲトラ Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(0分06秒 片エビ固め)戸澤陽 X“ハリウッド"ストーカー市川
※カウンターパンチ
--再試合--
○ジミー・カゲトラ Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン(10分38秒 裏4の字固め)戸澤陽 X“ハリウッド"ストーカー市川
◇第2試合◇
▼20分1本
○ビッグR清水(0分28秒 エビ固め)X問題龍
※砲丸投げスラム
◇第3試合◇
▼30分1本
○吉野正人 鷹木信悟(14分19秒 エビ固め)BXBハルク X“ミスターハイテンション"琴香
※ライトニングスパイラル
◇第4試合◇
▼30分1本
堀口元気H.A.Gee.Mee!! ○ジミー・ススム(17分53秒 エビ固め)望月成晃 Xドラゴン・キッド
※ワールドライナー
◇第5試合◇
▼45分1本
YAMATO ○サイバー・コング K-ness.(18分20秒 エビ固め)T-Hawk XEita フラミータ
※サイバーボム
◇第6試合◇
▼土井ダーツスペシャル10人タッグマッチ/60分1本
CIMA 新井健一郎 パンチ富永 ヨースケ・サンタマリア ○林悠河(23分50秒 ジャーマンスープレックスホールド)ドン・フジイ 斎藤“ジミー"了 Xジミー・神田 Gamma しゃちほこBOY
(試合後、10人で手を挙げるも、それは騙しでマッドブランキーがマリアをボコボコにする。ここでミレニアルズが駆け込んできて乱闘。すると、ほかのマッドブランキーのメンバーもリングに雪崩れ込み、ミレニアルズを制圧。怒りのCIMAはT-Hawkをボコボコに蹴る)
CIMA「うぉい! ミレニアルズ! オマエらにはな…とくにT-Hawk、Eita。オマエらにはな、この数カ月さんざんやられたな。でもな、ダーツによってすべての風向きは変わったんや。オイ、ガキコラ、オイ! いままでのぶんな…(立ち上がろうとするT-Hawkに)立つなコラ! 座って聞いとけオラ!(場外に降りるとイスを手にする)(林に)近寄んなよ。(リングに戻りEitaの上でイスに座る)いままでのぶんな、倍返しじゃすまんよな。風向きが変わった以上、人間の厳しさを教えたろうやないか! ダーツですべての風向きが変わったんや。オマエら、何人いてるんや?(と数えだす)それからU-Tが帰ってくるらしいな。ミレニアルズ5人か。俺らはダーツによって、マッドブランキーはメチャクチャ人員多いからな。オマエら全員雁首そろえて1月一発目の後楽園こいよ。マッドブランキーから5人出して、オマエらギタギタにしたるからな。ベテラン軍解散させたところでな、大阪06からツインのベルトを引っ剥がしたところでな、俺らは…ゾンビなんや。何回でも蘇ったるからな。オマエら、呪い倒したるからな! 来月の後楽園、ミレニアルズVS生まれ変わったマッドブランキー、5VS5、やろうやないか。オイT-Hawk、メキシコに帰らしてくださいって言うぐらいまで、追い込んだるからな! なんか言うことあったら言ってみいや。勢いよく出てきて伸びてんちゃうぞ! 髪の毛切るか、コラ!」
T-Hawk「おいコラ死にぞこないが! オマエらがそんなに言うんだったら…」
CIMA「おい、コイツ若いのに加齢臭するぞ、オイ。くせえな」
T-Hawk「おめえらそこまで言うんだったら、来月の後楽園でやってやろうじゃねえか。それからな、YAMATO、サイバー。オマエらには絶対にツインのベルト、渡さねえからな。覚悟してろよ」
YAMATO「おい、T-Hawk。CIMAの言った通りだ。流れは一気に俺たちのものだ。オマエみたいな青二才が何を言ったところで運命に抗うことなどできはしない。さらに、この元ベテラン軍のゾンビどもに目をつけられたのだから厄介だ。コイツらとは、この俺でさえ…関わりたくないからな。オイ、元ベテラン軍のゾンビどもよ、ダーツで決まったこととはいえ、こうなった以上マッドブランキーとして共にやってこうじゃねえか」
(K-ness,、フジイとは握手。しかしCIMA&Gammaの大阪06は握手を交わさず、退場)
YAMATO「オイオイ、どうなってんだ、オマエら!? ダーツに逆らうつもりか!」
K-ness,「YAMATO、大丈夫だ、心配すんな…」
(戸澤登場)
戸澤「フジイこら! ゾンビのフジイ、コラ! さっきドサクサに紛れてしゃちさん攻撃したやろ! 味方を、攻撃したらあかんのちゃいますか! ゾンビなったらプロレスがわからなくなるのか、コラオイ!」
フジイ「(戸澤とにらみ合って)おい戸澤! じゃかあしいわ、コラ! もうこうなった以上な、俺もストレス溜まりに溜まってんじゃ。大暴れしてやるからな、グッチャグチャにしてやるよ!」
T-Hawk「マッドブランキー! 俺はけっこう根に持つタイプだからな。それよりモンスター、それとディアハーツ、ジミーズ。オマエらこの先ずーっとオマエら全員俺たちミレニアルズの敵だからな。そこのとこはずっと覚えとけよ、コノヤロー」戸澤「T-Hawk、もうええか。(リング上の倒れているミレニアルズの面々を見て)なんか俺が倒したみたいになってるけど…すいません、ちょっとはしゃいじゃいました。T-Hawkよ、ミレニアルズ! きょうはさ、12月16日、2014年最後の後楽園大会ですよ! こんな空気で終わっていいんですかっ! ダメでしょっ! ダメですよね!? それやったら、きょう出た選手全員来たらええんちゃいます!? どうですか!」
(マッドブランキー以外の本日出場した選手たちがリングへ。)
戸澤「2014年はお世話になりました。なんか僕が中心になってしゃべってるんですけど(笑)、ありがとうございます。2014年の後楽園ホール大会、僕が締めさせていただきたいと思います」
ハルク「待て待て待て待て待て、戸澤クーン! おいしいとこもってきすぎじゃない(と若干かむ)」
戸澤「石原さん、しゃべれてないです!」
ハルク「おいしいとこもってきすぎじゃないの! 俺にもしゃべらせてよ!」
戸澤「いや、ダメですよ」
ハルク「頑張って締めるからさ」
戸澤「僕が締めるって言うたんですよ」
ハルク「俺が締めるよ!」
戸澤「まあこれは引き分けにしておきましょうか。これはお客さんの意見としてアレですけど、僕が締めさせていただきますからよ」
ハルク「いや、俺も締めたい。締めさせて。引かないよ、ここは」
戸澤「僕も引かないですよ!」
(ここに吉野も入ってきて)
吉野「俺締めるよ」
(.と割り込むと、次々と締めたい選手が出現する。結局、ハルクとアキラで締めることになり、2人がインタビュー形式で数選手がコメント。)
ビッグR清水「(2014年はどんな年でしたか)同情するならズボンくれで、ドラゴンゲート、たぶん流行語大賞取れたんじゃないですかね。それとビッグR清水になって福岡国際センターでトライアングルゲート取って、来年1月の後楽園大会は、ベルトを腰に巻いて後楽園きますんで、みなさんよろしくお願いします!」
ジミーズ代表・神田「負けてすいませんでした。来年は僕はお笑いゲートを頑張って防衛できるようになりたいと思います」
ハリスト市「みなさん、赤い羽根共同募金のほうもよろしくお願いします」
吉野「2014年もいろいろありましたけどね、1月から12月まできて、年内最後の後楽園でみなさん一人一人のお顔を見れたことがわたくし一番の思い出でございます」
(最後はメインを勝った林にマイクが渡される。)
林「ありがとうございます。林悠河と申します! 4月にデビューさせていただいて、僕一回も勝ったことなかったんですけど、なんと地元東京で、今年最後の後楽園ホールで初勝利を飾ることができました。ありがとうございます! 皆さんの声援を聞いていたら、5対5のタッグマッチじゃなくて…(観客が)2000人ぐらい…2005VS5ぐらいのタッグマッチ。みなさんの声援がすごい力になりました!」
戸澤「意外としゃべり慣れてて面白くなかったですね、ハハハ!」
ハルク「意外とうまいですね。俺よりうまい、悔しい、仕方がない」
戸澤「ではそろそろ…」
ハルク「俺が締めちゃっていいですかね。頑張りますよ。リング上は少々荒れてますけどね、来年2015年、どうなるかわかりませんが、これからも選手、スタッフ一同みなさんの胸がドキドキワクワクするような、そんな素敵なジェットコースターバトルでドラゴンゲートを盛り上げていきますので、2015年も応援よろしくお願いします。きょうはありがとうございました!」
【大阪06の話】
CIMA「(静かな口調で)おい俺らベテラン軍はゾンビや。ゾンビになったぞ。ミレニアルズ、敵はお前らなんや。お前らが俺らをゾンビにしたんや。それを邪魔するヤツやったらな、ミレニアルズ以外でもどこも敵やからな。ジミーズ、モンスター・エクスプレス、ディアハーツ、そして同じ黄色いコスチュームをまとってるヤツでさえ…道を止めるのなら敵や。なあGammaちゃん」
Gamma「おう俺たちはゾンビだぞ。わかったか! ゾンビだ、コラッ! 帰れ、オラッ!」
CIMA「お前ら呪い倒したるからな!」
【YAMATO、フジイ、クネスの話】
YAMATO「土井ダーツ恐るべし。流れは一気に俺たちのものだ。俺たちが新生、いや新生(×4)くらいのマッド・ブランキーだ。メチャクチャにしてやるからな。ヘイ、クネス。CIMAとGammaは大丈夫か?」
クネス「大丈夫だ。アイツら2人のことは俺に任せとけ。そんなことよりお前らはしっかりとツインゲートに集中してくれ」
YAMATO「ディスイズ、ドン・フジイ!」
フジイ「(凶器らしきものを見せながら)これがなんだかわかるか? 次の試合で答えは分かる」
【T-Hawkの話】「まだ今日は本番じゃねえんだよ。12月28日、国際センター、俺たちはなんとしてもツインのベルトを守るからな。そしてフラミータもチャンピオンのまま年を越す。いまに見とけ、コラッ」
ドラゲー今年最後の後楽園大会のメインは土井ダーツによって選ばれた選手による10人タッグ戦が行われ、CIMAvsGammaの大阪06対決も実現するが対決せず、マッドブランキー以外の選手に襲いかかって場外戦へと持ち込んで乱闘を展開。
フジイも斎了にラリアットを誤爆させ、また斎了のサイクリングヤッホーにフジイが付き合わないなと、両軍共に元俺たちベテラン軍と他の選手の間にギクシャクしなか試合が進むも、その中で若手の林が活躍し、終盤にジミーズの斎了、神田に捕まり集中砲火を浴びるが、CIMAと富永の援護を受けてジャーマンスープレックスホールドで神田から3カウントを奪う金星を挙げた。しかしCIMAらマッドブランキーが他の選手らを蹴散らすと、ヨースケを捕まえて袋叩きにする暴挙を働く。
そこでT-Hawkらミレニアムズが駆けつけヨースケを救出、CIMAは欠場していたU-Tが名古屋大会から復帰するということで、マッドブランキーvsミレニアムズの5vs5による対抗戦を要求、年明けの1月16日の後楽園大会での実現が決定となった。そしてYAMATOは元俺たちベテラン軍を新メンバーとして歓迎し、フジイとクネスはYAMATOと握手するも、大阪06は拒否したため、早くも不安材料を露呈してしまった。
大阪06は対ミレニアムズ、また土井成樹の誘いでマッドブランキーに入ったが、YAMATOに従う義理はないということなのか?
大阪06の動向次第ではマッドブランキーはどうなるかわからないが、大阪06を勧誘した土井は一体何を考えているのか…
そして今年の後楽園大会を終えドラゲー、残すは福岡のビッグマッチ、福岡ではどんなドラマが待ち受けているのか・・・ -
プロレス2014①全日本プロレスの看板はジャイアント馬場さんへと戻った
2014年7月4日、全日本プロレスは白石伸生氏のレッドウォールジャパン社から独立、新会社「オールジャパン・プロレスリング」を設立し秋山準が社長に就任、全日本プロレスの名前も引き続き使用されることになり、新体制となった全日本は再スタートを切った。
白石伸生体制の全日本プロレス・システムズは今年初めからオーナーだった白石氏が「現場に更なる奮起を促すため」を理由にして資金注入を止めたが、本当の理由は白石側の資金繰りの悪化だった。
資金を止められた全日本プロレスは選手やスタッフのギャラ、また取引業者への支払いが滞り始め、日程の発表の遅れが影響したのか、これまで放送してきたGAORAでの全日本プロレス中継も不定期となり、また武藤敬司側であるWRESTLE-1の北米支部長であるジミー鈴木氏がツイッターで全日本の内情と全日本の社長を務めていた井上博太氏が失踪したことを暴露・・・、おまけに白石氏の暴走ブログの影響で後楽園ホール大会も実数発表とはいえ689人にまで落ち込むなど、全日本が危機的な状況に陥っていることは明らかだったが、白石氏は自己満足を満たすためにブログで暴走し続け、現状を見向きもしようとしなかった。
全日本が崩壊一歩手前まで追い詰められた状態で秋山が白石氏から独立を決意したが、その背後には全日本の創始者であるジャイアント馬場さんの未亡人である馬場元子さんの存在があった。
元子さんは三沢光晴らが退団しNOAHを旗揚げしたために社長に就任したものの三沢らの離脱の影響が大きかったのか経営が芳しくなく、馬場さんの側近だった和田京平レフェリーが“このままでは馬場さんの遺産まで全日本につぎ込んでしまう”という配慮から元子さんに退陣を進言、元子さんも進言を受け入れて新日本プロレスから移籍した武藤敬司に全日本を譲り渡し退陣、以降は道場や三冠ベルトの貸し出しという形のみで武藤体制の全日本にはノータッチだった。
秋山は独立にあたって元子さんに相談したとしているが、宝島社が出版した「プロレス疑惑の男」によると元子さんは11月頃から和田京平氏を社長とする「全日本プロ・レスリング」を設立していたという。この頃は元子さんはブログにて旧三冠ベルト返還を通じて白石体制の全日本に対して絶縁を通告していた。それを考えると秋山らの独立もかなり前から計画していたことになる。
なぜ元子さんが再び全日本に携わることになったのか、決定的な理由は全日本が崩壊すればジャイアント馬場さんの名前が傷かつくからだと見ている、全日本プロレスは馬場さんのイメージが強過ぎる、いくら代替わりしたとしても崩壊となれば創始者である馬場さんの顔にも泥を塗ることになる。それに馬場さんは引退後は「全日本の看板はオレが持っていくから」と誰にも譲り渡す気はなかった、元子さんにしてみれば三沢や武藤には譲り渡しても、馬場さんの王道そのものを否定し、ファンからの信頼を裏切り続ける白石氏はどうしても許すことが出来ず“こんな人間に馬場さんの全日本を譲るわけにはいかない”と考えたのではないだろうか・・・
7月に元子さんのバックアップでスポンサーを獲得した秋山の「オールジャパン・プロレスリング」は始動し、白石氏との話し合いの結果「全日本プロレス」の名称は使用できるようになったが、無償譲渡とされたはずが直前にまで話し合いが難航、その中で全日本システムズが抱えた負債までが秋山体制に引き継がれることが明らかになったが、秋山らは無事独立するまで白石氏に対して言いたいことは抑え、敢えてクリーンに別れるために白石氏の負の財産まで引き継ぐことになった。
秋山全日本は無事再出発したが、今思えば三沢や武藤、白石氏に渡った全日本の看板が秋山ではなく馬場さんの下に帰ったに過ぎない。三沢と武藤が目指したものは馬場さんの存在を封じ込めて全日本を自分色に染めることだったが、三沢も武藤も馬場さんの存在は封じることは出来ず、三沢はNOAH、武藤はWRESTLE-1を旗揚げして全日本を離れていった。
新日本プロレスが創始者であるアントニオ猪木色を廃し、新日本の独自カラーに染め上げて今日に至っているとおり、全日本プロレスはジャイアント馬場さんという存在から抜け出すことが出来ない、秋山体制の最大の課題は秋山が自分色に染めつつ、いかにジャイアント馬場さんと向かい合うかが課題となってくる。
最後に全日本プロレスの看板は全日本が存在する限りジャイアント馬場さんという存在は脱することはない、果たして秋山はどう向き合っていくのだろうか・・・ -
和田京平が還暦&レフェリー生活40周年も、諏訪魔は潮﨑と組まされたことで不完全燃焼・・・
12月14日 全日本プロレス「和田京平レフェリー40周年&還暦記念大会〜和田京平プロデュース~」後楽園ホール 1111人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇試合前◇
(和田京平レフェリー挨拶)
京平レフェリー「全日本プロレスに入って、レフェリーになって40年。馬場さんがいたらきっと怒るでしょう。レフェリーは目立つなと。でも、秋山社長が『京平さん、やりましょうよ』と言ってくれたんで。本当に感無量です。還暦を迎えました。40年と60年、本当に凄くいい数字だなと思います。僕の考えたカードなんです。1つ1つ意味があります。なんでだろうと考えながら、皆さん楽しんでいってください」
◇第1試合◇
▼青柳優馬デビュー戦/20分1本
○宮原健斗(8分25秒 逆エビ固め)X青柳優馬
【宮原の話】「僕自身、デビュー戦の相手を務めるのは初めてだったんで、凄く緊張したしね。ああやって平成生まれのヤツらがドンドン全日本を盛り上げていけば。デビューした以上は、リングに立つ以上はライバルなので。青柳優馬はこれからドンドン強い人たち、上手い人たちと当たったら、絶対に強くなるって。全日本プロレスのレスラーとしてデビューしたんだから、自信持ってリング上で暴れれば間違いないですよ。これから切磋琢磨していく仲間がまた一人増えましたね」
【青柳の話】「(初めてプロのリングに上がった感想は?)怖かったです。緊張もしました。カーテンをあけて入った瞬間、たくさんのお客さんがいて、緊張をさらに増したんですけど、途中負けてしまったんですけど、食らっても食らっても立てたのは名もない新人を応援してくれたファンの皆さんのおかげです。途中、投げることなく戦うことができました。(ドロップキックを連発したが?)ドロップキックが一番得意技です。(コスチュームの青色は?)自分は秋山さんを目標にしてますので、秋山さんに『何色がいいか?』と聞かれた時、迷わず青と答えました。まだ背中もみえてないけど、秋山さんを追いかけたいと思います。(今後の目標は?)もっと練習して今、リングに立ってる人たちと対等になれるように頑張りたいです。(誰と戦いたい?)全員と戦いたいです。全員と並べるようにしたいと思います」
◇第2試合◇
▼30分1本
○佐藤光留(11分23秒 エビ固め)X中島洋平
※変型ジャーマンスープレックス
◇第3試合◇
▼30分1本
○菊地毅 本田多聞 井上雅央(14分13秒 エビ固め)西村修 土方隆司 X野村直矢
※火の玉ボム
◇第4試合◇
▼マスカラ・コントラ・マスカラ/30分1本
○ウルティモ・ドラゴン マスクド・バーニング2号(9分29秒 ラ・マヒストラル)Mr.クリスマス XSUSHI
◇第5試合◇
▼GAORA TVチャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者]○KENSO (14分39秒 エビ固め)[第4代王者]X鈴木鼓太郎
※ダイビングエルボードロップ
☆鼓太郎が5度目の防衛に失敗。KENSOが第5代王者となる
【土方の話】「鈴木が負けたのが俺の中で我慢ならない。KENSOに用はないし、KENSOのベルトにも用があるわけじゃない。でも鈴木が負けたのが我慢ならない。元はあいつに拾ってもらった命。少しはあいつに役立ててもいいでしょ」
◇第6試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第37代王者]○青木篤志(21分12秒 肩固め)[挑戦者]X渕正信
☆青木が5度目の防衛に成功
【青木の話】「なにげにたぶんもってるな、あの人。どうしても同じペースに引き込まれたのもあるし、速攻で仕留めたかったけど、仕留められなかった。体力とか勢いだけで勝ったようなもの。でも勝ったのは大きい。(中島が挑戦を希望していたが?)それは自分でやればいいんじゃない。俺が決めることじゃない。いいたいこと言えばいいし、やりたいことやればいい」
【渕の話】「実力差がかなりあったよ。(還暦を超えての世界ジュニア挑戦で、思うところはあった?)思うところはあったけど、体が動かない(苦笑) まあ、チャンピオンからしたら、歯がゆいチャレンジャーだっただろうな。若さがない分だけ。カウント2で返す。技を食ったらロープに逃げる。そういうアグレッシブな考えにはならなかったね。とにかく簡単に負けるわけにはいかない。ダメージが少々あっても、きつくても、参ったしたくないという感じだったけど、最後だけは目の前が真っ白だったね。試合をやっててわかったけど、スリーパーで決めてやろうという気持ちが伝わってきたから。くるなと思っていながら、技を仕掛けていながらも、俺の方が立ち上がるのは遅いし。青木は汗をかいてないんじゃないか。(バックドロップの連発などで意地を見せたが?)俺にとってその技しかないからね。スタミナ的な面で言うとやっぱりね…。何分いったの? 10分ぐらいからもうきつかったわ。(5年ぶりにタイトル挑戦したが、今後の挑戦は?)これだけやれば十分だろ。誰がいるか? 還暦でジュニア挑戦なんて。(お客さんからは期待する声もあったが?)ファンの皆さんの声援には感謝しています。しかし、今は終わったばっかりだから。酷だよ(笑)」
◇第7試合◇
▼和田京平還暦記念試合/60分1本
○潮崎豪 諏訪魔(18分22秒 体固め)曙 X大森隆男
※ゴーフラッシャー
(全試合後、大森、KENSOを除く出場選手がリングに集まり、和田京平レフェリーの記念セレモニーが行われた。メインイベントが終わると、諏訪魔と潮崎は和田レフェリーを間に挟んで勝ち名乗りを受ける。そして、大森とKENSOを除く全選手がリングイン。記念セレモニーに移った。
秋山から赤い帽子&チャンチャンコが贈呈されると、諏訪魔や曙からも記念品が渡される。さらに、選手会を代表して潮崎からは還暦リングシューズが贈られた。)
京平レフェリー「感無量です。ありがとうございます。今年最後の全日本の大会。馬場さんが還暦を迎えた試合を思い出します。ありがとうございます。選手会からクツをもらってビックリしたんですが、また10年はやらなきゃ。まだまだ頑張ります。全日本プロレスを応援してください。ありがとうございます」
【和田レフェリーの話】「(メインイベントの感想は?)俺はもっと暴れるかと思ったんだけどな。暴れた方が面白いじゃない? 最近、諏訪魔選手が大人しいんだよな。でも、今日来ているお客さんはガチャガチャした試合なんか誰も見たくないんですよ。リングの中でビシッと1年間トータルでやってきたことをぶつけて。それでああいうカードを組んだんだけど。普通じゃありえないんです。ありえないんだけど、全日本が謳っているのは『明るく楽しく激しく』。その中の『明るく楽しく』はないんですよ。だから、ああいう風に普段ぶつかっている連中がタッグを組むとどうなるのかなっていうのを楽しみだったんでね。昔、馬場さんが『なんで俺がハンセンと組まなきゃいけない』って言ってたんだけど、逆に我々が『だから面白いんです』って。だから今日はそれをちょこっと思い出しながら。面白かったと思うよ。タッチする・しないだけでお客さんが喜んでくれるなら、何回でもできるじゃん。でも、これは1年に1回あればいいんじゃないということでね。来年からはみんなまたそれぞれのグループでバンバンぶつかってくれればいいことで。今日だけはスッキリとみんなで写真を撮る。それが僕の狙いだったんです。『全日本は明るいよ』っていうのを、陰で表してもしょうがないから。今日はリングの上で明るさを出したということで。いつもの全日本プロレスの風景というかね。(狙い通りになった?)僕の狙いは大成功だったし。ただ、お客さんがどういう風に取ってくれたかはわからないけど。やっぱり締めくくりとしていいんじゃないかなって。本当なら僕の試合じゃないんだけどね。たまたま40周年と還暦がぶつかって、秋山社長が『京平さんやりましょうよ』と。だから感謝してます。選手会の人たちからリングシューズをもらった時は、『ええっ!?』となっちゃったけど。あれを履き潰すには3年かかるからね。本当に10年やらなきゃいけないのかと。まだまだ和田京平を必要としてくれているのかなと思いますから、まだまだ頑張らせてもらいます。(来年の全日本に期待することは?)来年こそゴタゴタなしにスッキリやりたいですよ。今まで1年がハッピーに終わった時ってあんまりないんでね。来年こそはみんな一丸となって、一生懸命やっていかなきゃいけない。来年は皆さん期待してください。(思い出に残る試合は?)赤いチャンチャンコを着ちゃうと、やっぱり馬場さんしかないんですよ。普通の試合ならば、三冠戦にしてもいろいろありますよ。でも60歳になると、馬場さんが還暦試合をやった時(1998年1月23日、後楽園ホールにおける馬場&三沢光晴&マウナケア・モスマンvs川田利明&小橋健太&渕)、帰りの車の中で、『京平、俺もまだできるなあ』という一言ですね。『あいつらいつもあんな凄い試合をしてるのか』、『川田の蹴りは痛かったなあ。電気が走ったなあ』って。どうしても馬場さんを思い出すんですよね。(和田レフェリーはまだまだできると?)まだまだ動けますよ。体力的には全然問題ないけど、辞めるとしたら精神的にですよ。だから、それがないように、一生懸命自分なんかがレスラーをヘルプしたりして。僕なんか年上だから、僕の昔話を聞いているだけで、いいアドバイスになるんじゃないかなっていう。僕は常に馬場さんを出しちゃうんだけど。『馬場さんはそういうことはしないよ』とかよくレスラーにも言うんだけど、それがみんなに伝わっているから、全日本プロレスというものになっていくんです。だから今回も諏訪魔選手に『馬場さんだってハンセンと組んだんだよ』って。馬場さんの名前を出しただけで、みんなビシッとしちゃうわけだから。僕の特権としては馬場さんが付いているということなんです。馬場さんに付いていたということが、僕の武器ですよね。馬場さんは全日本プロレスだから。みんなサイン色紙に全日本プロレスと書いているなら、やっぱりそこには馬場さんがいるわけで、それをみんな無視しちゃいけませんって。それをレスラーにも常々よく言ってます。(レフェリングをする時に大切にしていることは?)絶対なるルールというものを目指しているんですけどね。レフェリーというのが必要なんですよ。試合を面白くするのは、何事でもレフェリーなんです。別にカッコつけているわけではないんです。ルールに則っているからその試合が面白いんであって。サッカーにしても、相撲にしても、レフェリーのいうことを聞くから、お客さんも納得するんです。ちゃんとルールに基づいた試合は必ずいい試合になっているはずです。絶対にベストマッチなんです。だから、絶対にレフェリーというのが一番強いということなんで。自分の判断で反則負けにして、お客さんはブーイングするかもしれないけど、それはルールですから。なんでと思うかもしれないけど、だったらちゃんとやりなさいと。そういうことを心がけているかな。さっきの試合でも(諏訪魔が)張ったでしょ。あんな失礼なことはないわけ。あれで俺がタッチを認めちゃったら、和田京平はいらないじゃない? だから、諏訪魔選手にもそれは違うと。全日本プロレスはルールに厳しいから楽しいんだと。そういうことです」
今日はGAORAで「和田京平レフェリー40周年&還暦記念大会」を視聴、第1試合では秋山体制となってからの新人第1号である青柳が宮原相手にデビューし京平さんが裁いた。
試合は青柳の攻めを宮原が受けてかわいがるという攻防となった、青柳がエルボーを何発打っても宮原が一発で返す姿は、宮原の師匠である佐々木健介を思い出させてしまう、青柳はフラフラになりながらも宮原にエルボーを放ち、逆エビ固めを決められながらも2度にわたって逃れる、その青柳に「まだやれる」と激を贈る京平レフェリー、その激に応えるかのように青柳はドロップキックやボディースラムで反撃するが宮原の逆エビ固めの前に無念のギブアップとなるも、宮原のかわいがりに耐え抜いた根性の良さは買えた。
第3試合は菊地、多聞、井上の馬場全日本トリオが西村、土方、野村の武藤&秋山全日本軍と対戦、多聞や菊地の試合を見るのも久しぶりだったが、見せ場を作ったのは井上の雅央ワールド、そして菊地もスパイダー式フロントスープレックスからのダイビングヘッドバットを決め、最後は野村を火の玉ボム(ボムというか投げに近かったが)で3カウントを奪い健在ぶりをアピールする。
第5試合では鼓太郎の保持するGAORA王座にKENSOが挑戦、負ければ全日本での立場を失うKENSOは握手と見せかけて張り手と奇襲をかけるが、場外戦で鼓太郎のトルニージョを喰らった際に鼻血を出し、客席でも逆にブレーンバスターを喰らうなど主導権を奪われてしまう。
鼓太郎はブルーディスティニーでKENSOを追い詰めるがエンドレスワルツがクリアされると、KENSOは突進する鼓太郎とレフェリーを交錯させてからGAORAベルトを奪って一撃し、更にその上で垂直落下式ブレーンバスターを決めると最後は垂直落下式ブレーンバスターからのダイビングエルボーを連発して3カウントを奪う王座を奪取、勝ち方はDK流だったかもしれないが垂直落下式ブレーンバスターからのダイビングエルボーの連発は、後のないKENSOの勝利への執念を感じた、試合後は土方を挑戦者に指名したがベルトというアイテムを手に入れたKENSOはどうベルトを利用していくのだろうか・・・
セミの世界ジュニア選手権はサーフボードでの力比べでは力では若い青木には負けるが回転する反動を利用して奪い返すなど渕が負けん気の強さを見せつける。
青木は攻めるも渕はノラリクラリと間合いを外すなどインサイドワークで翻弄、ジャイアント馬場さん譲りの脳天チョップを披露した渕はバックドロップ10連発を敢行、まるでバックドロップを連発して叩き潰した菊地戦を思い出せてしまうが渕の攻勢もここまで、最後は再びバックドロップを狙ったところで青木が肩固めで捕獲し渕はたまらずタップ、青木が防衛も渕のインサイドワークの上手さなどは学べきものがあったと思う。
メインは京平レフェリーのマッチメークに不満を露にしたこともあって、タッグを組んだ諏訪魔と潮﨑のチームワークは微妙のまま、一方の曙組は曙の強引なリードもあって試合を有利に進める。
中盤も潮﨑と諏訪魔は連係を見せようとするが誤爆を連発、一旦揉めるが二人は試合を優先して曙を攻め込み、終盤には大森がアックスボンバーも潮﨑のラリアットと相打ちとなるが、潮﨑がすぐさまらラリアットを放ちゴーフラッシャーで3カウントとなった。
京平さんのコメントでもあったとおり敵対している二人が組んでいるわけだから、それなりの緊張感があり、その緊張感だけで観客を沸かせられる。
しかし残念だったのは諏訪魔が京平さんの意図が理解しなかったのか自己主張が少なかったこと、タッグというものは阿吽の呼吸だけでなく組んでいるもの同士競い合うという部分があるからこそ面白いものが出来る、諏訪魔の場合は潮﨑を立てたのではなく組まされたという不満が、試合の最初にあった潮﨑の顔面の張り手でのタッチに出てしまっていたではと思う。
今日の京平さんプロデュースは普段の全日本では見られないものを見せた大会でもあり、試合を面白くするのは試合をレフェリーだというものを出した大会だったが、メインに関しては京平さんがレフェリーでなければ試合の成立は難しかったのではと感じさせた。全日本プロレス後楽園大会、会場での応援・GAORA生中継でのTVの前から応援、皆さんありがとうございました!! 年内最終戦をデビュー戦の相手で締めるのがなんか変な緊張をしましたね。 平成パワーでもっともっと全日本プロレスを盛り上げよう!!
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2014, 12月 14今年の全日本が終わりました。いろいろありましたが、応援ありがとうございました。安易な流行に流されず、伝統を守り続けるという進化を選んだ今の全日本にいれる事を嬉しく思います。本当に応援ありがとうございました。
— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) 2014, 12月 14京平さんレフェリー40周年&還暦おめでとうございます!
— 西永 秀一 (@shu_nishinaga) 2014, 12月 14和田京平さん「レフェリー40周年&還暦記念大会」おめでとうございます。 京平さんには17歳の時から仕事、レフェリー、人生に関していろいろと勉強させていただきました! これからも自分の「目標」でいさせて下さい プロレスリング・ノア 福田明彦 #noah_ghc
— 福田明彦 (@noahhukuda) 2014, 12月 14 -
今年の宇宙大戦争は神と亀の闘い!
12月12日 みちのくプロレス「宇宙大戦争〜神々と亀の戦い〜」後楽園ホール 1580人 超満員
<コメントはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼オーエン・フェニックス&アントニオ・デ・ルカ日本ラストマッチ/15分1本
○剣舞 オーエン・フェニックス(7分50秒 体固め )Ken45° Xアントニオ・デ・ルカ
※巌鬼
◇第2試合◇
▼20分1本
○マリー・アパッチェ(5分56秒 片エビ固め ) Xヤッペーマン3号
※みちのくドライバー
◇第3試合◇
▼30分1本
新崎人生 気仙沼二郎 ○FUNAKI (11分31秒 ショーンキャプチャー )大柳錦也 Xカツオ イーグルス・マスク
◇第4試合◇
▼ラッセ海外武者修行壮行マッチ/30分1本
○ウルティモ・ドラゴン(8分29秒 片エビ固め)Xラッセ
※アサイDDT
◇第5試合◇
▼30分1本
○フジタ“Jr"ハヤト 南野タケシ 卍丸(15分39秒 片エビ固め )日向寺塁 郡司歩 X佐々木大地
※ヘルム
◇第6試合◇
▼宇宙大戦争〜神々と亀々の戦い〜/無制限1本
○ザ・グレート・サスケ バラモンシュウ バラモンケイ ウルトラマン・ロビン(37分55秒 片エビ固め)×かめっしー かめっしー1号 かめっしー2号 かめごろー
※パワーボム
(試合後ルカとフェニックスがリングに上がってきて選手と握手)
オーエン「宇宙大戦争、大好き!」
ルカ「めちゃめちゃイケてる!」。
バラモン「なんなんですか。マスター!」
サスケ「入信だ!入信!」
バラモン「もう帰るらしいですよ」
サスケ「海外支部だ!」
バラモン「よっしゃ、今日は地球の危機を守ったぞー! お前ら今日もマスターの奇跡の数々、その目で見たかー! そして俺たちがムーの太陽! そしてあそこにいるのがマスターだー! よっしゃ、これで気持ちよく平和に(2015)年が迎えられるぜ! そして今日倒した亀星人は死んで地獄に墜ちて、今度生まれ変わったら蛆虫になるぞー!」
ロビン「オイ、これで亀星人の侵略を阻止したぞ!もう1回いきます」
(サスケがマイクを奪い)
サスケ「皆さんが一人でもいる限り、みちのくプロレスと地球は永遠に不滅だー!」
【バラモン兄弟&ロビンの話】
▼ケイ「お前らが今こうして平和でいられるのはマスターのおかげだぞ」
▼シュウ「マスターが勝ってなかったら取材どころじゃないだろ」
▼ケイ「マスターはあんな激しい試合、いや戦争したあとも売店で普及活動してるんだ。マスターが連れてきた神様がこれとはな。びっくりしたよ。光の国の神様かもしれないな」
▼シュウ「今日は勝ったからな。全てはマスターのお導きのおかげだ」
――これでカメ宇宙人は駆逐された?
▼シュウ「どうだろうな。さらなる危機が迫ってるかもしれないぞ」
▼ケイ「マスターが売店で普及活動してるってことは、まだ危機があるのかもしれないな」
▼ロビン「地球に来る前にサスケ君と奴らの仲間を倒してきた。まだ地球が完全に平和になったわけではありません。今日はカメ軍団を倒したけど、まだ消えたわけじゃない。とりあえず地球の平和は守られた」
▼ケイ「平和に年を越せそうだな」
▼シュウ「これで心置きなく年を越して平和に暮らせそうだ」
▼ロビン「今日はカメ軍団を倒したけど、サスケ君とカメの惑星に行って奴らの仲間を倒してきたけど、まだ倒しきれてない。とりあえず今日は地球の平和を守られました。いつ何時、危機が訪れるかわからない。皆さんも気をつけてください」
年末の風物詩?となった宇宙大戦争が行われ、今年はかめっしーを宇宙から来た侵略者てして、サスケとバラモン兄弟のムーの太陽は「カメ殺せ!」を合言葉にカメ退治に乗り出すも、11月24日の仙台大会ではサスケがかめっしーに敗れ見事に失敗、サスケはカメ退治をするために宇宙へと旅立ち、一方かめっしーはヤッペーマン1号、2号とバラモンに首を切られたカメゴローを再生してみちのくニンジャタートルズを結成し宇宙大戦争に乗り出した。
ところが大戦争当日にサスケは宇宙から帰還しておらず、サスケ不在のまま開戦かと思われたが、宇宙服姿のサスケがカメ退治の証しとしてカメの抜け殻とアルミホイルらしい金属で包まれた”神”を帯同して帰還、開戦となる。
開戦五分後にカメ達がカメゴローの首を切られた報復として”神”の首を切ると、中から現れたのはウルトラマンロビン!ロビンの加勢を得たムーの太陽はボウリング、交通標識攻撃で攻勢に出るが、サスケがラダーに顔をうずめている1号、2号にアトミコを投下すると、必要以上アピールしたため例のごとく自爆、ここからサスケとロビンが奇行に走り試合を大混乱させる。
サスケはロビン共にイスを使ったオプジェを作り、鉄棒を通して逆上がりを始めるが、オプジェが崩れ例のごとく失敗、再び挑戦したが亀達が来てオプジェが崩れ失敗となる。
そこでバラモン兄弟はイルカの生体兵器”なごり雪”を投入、かめっしーを逆さ吊りにすると、なごり雪に跨ったロビンが突撃をかけるが他のカメ達に阻止されてしまう。
場外戦となりサスケはコーナー前にテーブルを3つ設置し痛めつけたカメ達を寝かせると、和桶を被ったサスケがコーナーからの桶コンヒーローを敢行するも、やっぱり自爆となってしまう。
カメ達は大ダメージを負ったサスケに集中砲火を浴びせ、4匹同時の甲羅アタック、4人がかりのボディプレス”ナンセンストリオ”攻撃で追い詰めるが、バラモン兄弟がなごり雪を投げつけカット、バラモン兄弟はサスケを担いでメシア降臨を決めるが、サスケはダメージでカバー出来ず、バラモン兄弟から聖水を浴びてサスケが蘇生すると合体パワーボムを決めて3カウントとなり、ムーの太陽によって地球は辛うじて守られた。
試合後は今大会で帰国するオーエンとルカが宇宙大戦争の素晴らしさをアピールすると、バラモン兄弟は入信を勧め、サスケは二人に海外支部を任せる、地球の平和を守ったことをアピールし、ニンジャタートルズの版権元であるニコロデオンや、歌手のイルカに訴えられないことを祈りつつ初の30分越えとなった宇宙大戦争は幕を閉じた。 -
レフェリー40周年と還暦を迎えた和田京平
14日の全日本プロレス後楽園大会で和田京平レフェリーが「(レフェリー生活)40周年&還暦記念大会」を開催することになった。
自分がプロレスファンを始めた頃の全日本プロレスのメインレフェリーはジョー樋口さんとミスター林の両レフェリーで、京平レフェリーはジョーさんと林さんが選手と交錯してダウンしてしまうとサブレフェリーとして登場して代わりに試合を裁くか、裁定を降して試合をストップするという役割がTVで多かった。
その京平さんもジョーさんが高齢、林さんが全日本を退社したことでメインレフェリーへと昇格、四天王プロレス時代にはジョーさんがコールされると「ジョー!」と声援が贈られると、メインで裁く京平さんも「キョーヘイ!」と声援が贈られるようになり、今年死去した仲田龍リングアナとはゴールデンコンビと言われた。
京平さんはレフェリーだけでなく仲田リングアナと一緒に馬場さんの付き人を務めた、仲田氏は馬場さんの仕事面での秘書的な役割だったが、京平レフェリーは馬場さんのプライベート面での相手役、そして選手やスタッフ、元子さんや仲田氏にも言えない愚痴の聞き役だった。
馬場さんが生前三沢と元子さんが対立した際に「(引退したら)じゃあ全日本の看板はオレが持っていくか、あとは三沢プロレスなり、小橋プロレスなりやればいい」とこぼしたのは京平さんしか言えない愚痴だったのかもしれない。
馬場さん死去後は仲田氏が三沢と共に全日本を退社したが、京平さんは馬場さんから元子さんの面倒を見るように遺言されたため全日本に留まった。
そして武藤敬司が全日本に移籍するも、今度は武藤と元子さんが対立、武藤が独立寸前にまで発展した、この時は京平さんは全日本の看板を残すことを最優先にしたのと、元子体制となってからは経営が芳しくなく、馬場さんの遺産まで全日本につぎ込むことを懸念して元子さんに退陣を進言、元子さんは退陣し武藤体制がスタートした。
京平さんは武藤を馬場さんのような社長にしようと考え、渕と共に側近となったが、いつしか武藤が馬場さんのようになることを拒絶し渕と共に遠ざけてしまい、そして平井伸和の暴行事件で京平さんがマスコミに「武藤自ら頭を下げるべきだ」と全日本に断りなしに発言したことで武藤が怒り、京平さんは全日本を追われるように去ったが、SMASHのリングに上がった際に馬場さんの入場テーマである「王者の魂」のテーマで登場したときは、京平さんは武藤全日本でいらなくなった馬場さんも持って全日本を去っていったんだと思わざる得なかった。
武藤体制になってからだったが京平さんは他団体も裁くようになり、他団体のレフェリーに「リングでは一番強いのはレフェリーなんだ。だから自信を持って裁きなさい」「レフェリー次第で試合はより面白くなるし、逆にレフェリーが足を引っ張ることもある」とアドバイスを贈り、また女子プロレスを裁いたときは最初は女子の動きについていけず戸惑っていたものの、全日本で裁いていた村山大値レフェリーに女子プロレスの動きやレフェリングの仕方を学ぶなど、レフェリーとしての視野を広げつつ京平流レフェリングを他団体で貫いた。
武藤が全日本の新オーナーとなった白石伸生と対立し全日本を去った、白石のバカけたマニュフェストの中に京平さんの復帰があったが、武藤が去ったのもあり諏訪魔の要請で名誉レフェリーとして全日本に戻ってきた、白石は今でも自分は嫌っているが京平さんの戻すという公約を一応守ったことだけは高く評価している。
自分にとっての京平さんのベストレフェリングは2005年2月20日新日本プロレス両国大会、天山広吉vs小島聡によるIWGP、三冠統一ヘビーのダブルタイトル戦。
試合は60分フルタイム寸前で天山がスタミナ切れによるガス欠で意識不明の状態となる、普通ならそのままタイムアップとなっていたが、メインレフェリーだった京平さんはサブレフェリーだった田山正雄の確認を得てから試合を止めレフェリーストップで小島が勝利となった。
実はタイトルマッチ直前で新日本側がメインは田山、サブは京平さんにという要求があったのだが、長年にわたってタイトルマッチを裁いてきた実績もあって京平さんがメインとなった、ダブルタイトル戦は引き分けになるケースが多い、もし天山vs小島戦が京平さんが裁いていなかったらと考えると、京平さんの判断はベストだったと思っている。
最後に和田京平レフェリー40周年、また還暦おめでとうございます! -
発表!11月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行
11月の月間MVP、ベストバウト ベストシリーズ&興行が決定しました
11月の月間MVP
武藤敬司(WRESTLE-1)
投票結果=投票数41
武藤敬司(WRESTLE-1)=12
杉浦貴(NOAH)=11
石井智宏(新日本プロレス)=6
中邑真輔(新日本プロレス)=4
獣神サンダーライガー(新日本プロレス)=2
フラミータ(DRAGON GATE)=2
HARASHIMA(DDT)=1
鈴木鼓太郎(全日本プロレス)=1
B×Bハルク(DRAGON GATE)=1
ヤス・ウラノ(DDT)=1
11月のタッグMVP
杉浦貴 田中将斗(弾丸ヤンキース)
投票結果=投票数33
杉浦貴 田中将斗(弾丸ヤンキース)=11
宮本裕向 木高イサミ(ヤンキー二丁拳銃)=8
カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(ROH)=5
カズ・ハヤシ 近藤修司(WRESTLE-1)=4
CIMA Gamma(DRAGON GATE)=3
竹下幸之助 遠藤哲哉(DDT)=1
高橋奈苗 宝城カイリ(スターダム)=1
10月のベストバウト
11月9日 新日本プロレス「POWER STRUGGLE」大阪ボディーメーカーコロシアム
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第5代王者]○石井智宏(17分15秒 片エビ固め)[挑戦者]X後藤洋央紀
※垂直落下式ブレーンバスター
☆石井が初防衛に成功
投票結果=投票数34
石井智宏vs後藤洋央紀(新日本プロレス 11月8日 大阪ボディーメーカーコロシアム)=11
杉浦貴vs関本大介(NOAH 11月8日 後楽園ホール)=6
武藤敬司vs河野真幸(WRESTLE-1 11月1日 両国国技館)=3
中邑真輔vs柴田勝頼(新日本プロレス 11月8日 大阪ボディーメーカーコロシアム=2
真霜拳號vsヒロ・トゥナイ(K-DOJO 11月3日 後楽園ホール)=1
南野タケシ 卍丸vs金本浩二 フジタ“Jr”ハヤト(みちのくプロレス 11月1日 岩手・矢巾町民総合体育館)=1
大仁田厚 田中将斗 鷹木信悟vs高山善廣 NOSAWA論外 金村キンタロー(火乃国大花火 11月3日 グランメッセ熊本)=1
ザック・セイバーJr vs スペル・クレイジー(NOAH 11月24日 後楽園ホール)=1
高橋奈苗 宝城カイリvs世IV虎 紫雷イオ (スターダム 11月3日 後楽園ホール)=1
大谷晋二郎vs稲葉大樹(ZERO1×WRESTLE-1 11月7日 新宿FACE)=1
ケンドー・カシンvsヤス・ウラノ(DDT 11月12日 後楽園ホール)=1
ミスター雁之助vsGENTARO(ミスター雁之助プロデュース興行 11月18日 新木場1stRING)=1
CIMA GammavsT-Hawk Eita(DRAGON GATE 11月2日 大阪ボディーメーカーコロシアム)=1
B×Bハルクvs戸澤陽(DRAGON GATE 11月2日 大阪ボディーメーカーコロシアム)=1
カズ・ハヤシ 近藤修司vsAKIRA 征矢学(WRESTLE-1 11月30日 後楽園ホール)=1
星野勘九郎vs竹田誠志(大日本プロレス 11月24日 大阪・鶴見緑地花博記念公園・水の館付属展示場)=111月のベストシリーズ&興行
新日本プロレス「POWER STRUGGLE」11月8日 大阪ボディーメーカーコロシアム 7500人 超満員札止め
投票結果=投票数36
新日本プロレス「POWER STRUGGLE」11月8日 大阪ボディーメーカーコロシアム =14
NOAH「グローバルリーグ戦2014」10月18日 後楽園ホール~11月8日 後楽園ホール=7
WRESTLE-1「武藤敬司デビュー30周年記念大会 HOLD OUT」11月1日 両国国技館=3
DDT「プロレスキャノンボール2014in大船渡」11月20日 岩手・大船渡市体育館=2
DDT「スマイルスカッシュプロデュース興行~みんなの笑顔が見たいから~」11月12日 後楽園ホール=2
DRAGON GATE「ドン・フジイ選手 凱旋記念大会 ドン・フジイ場所~親爺の逆襲~」1月30日 メッセウイングみえ=2
スターダム「STARDOM QUEEN TRADITION2014」11月3日 後楽園ホール=1
WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2014 First Tag League Greatest~初代タッグ王者決定リーグ戦~」11月15日 博多スターレーン~30日 後楽園ホール=1
ドラディション「IMMORTAL DRAGON」11月19日 後楽園ホール=1
ZERO1×WRESTLE-1「KASSEN~合戦 ZERO1vsW-1全面対抗戦」11月5~7日 新宿FACE=1
DRAGON GATE「THE GATE OF DESTINY2014」11月2日 大阪ボディーメーカーコロシアム=1
大日本プロレス「最侠タッグリーグ」9月23日 後楽園ホール~11月21日 後楽園ホール=1以上に決定しました!投票ありがとうございました。
12月の月間MVP、ベストバウト、シリーズ&興行の投票受付は2015年1月3日の午前0時から開始します
1月1日 午後8時00分ノミネート発表
1月3日 午前0時投票受付開始
1月10日午前0時投票受付終了 結果発表
よろしくお願いします!