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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

和田京平が還暦&レフェリー生活40周年も、諏訪魔は潮﨑と組まされたことで不完全燃焼・・・

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和田京平が還暦&レフェリー生活40周年も、諏訪魔は潮﨑と組まされたことで不完全燃焼・・・

12月14日 全日本プロレス「和田京平レフェリー40周年&還暦記念大会〜和田京平プロデュース~」後楽園ホール 1111人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇試合前◇
(和田京平レフェリー挨拶)
京平レフェリー「全日本プロレスに入って、レフェリーになって40年。馬場さんがいたらきっと怒るでしょう。レフェリーは目立つなと。でも、秋山社長が『京平さん、やりましょうよ』と言ってくれたんで。本当に感無量です。還暦を迎えました。40年と60年、本当に凄くいい数字だなと思います。僕の考えたカードなんです。1つ1つ意味があります。なんでだろうと考えながら、皆さん楽しんでいってください」


◇第1試合◇
▼青柳優馬デビュー戦/20分1本
○宮原健斗(8分25秒 逆エビ固め)X青柳優馬


【宮原の話】「僕自身、デビュー戦の相手を務めるのは初めてだったんで、凄く緊張したしね。ああやって平成生まれのヤツらがドンドン全日本を盛り上げていけば。デビューした以上は、リングに立つ以上はライバルなので。青柳優馬はこれからドンドン強い人たち、上手い人たちと当たったら、絶対に強くなるって。全日本プロレスのレスラーとしてデビューしたんだから、自信持ってリング上で暴れれば間違いないですよ。これから切磋琢磨していく仲間がまた一人増えましたね」


 【青柳の話】「(初めてプロのリングに上がった感想は?)怖かったです。緊張もしました。カーテンをあけて入った瞬間、たくさんのお客さんがいて、緊張をさらに増したんですけど、途中負けてしまったんですけど、食らっても食らっても立てたのは名もない新人を応援してくれたファンの皆さんのおかげです。途中、投げることなく戦うことができました。(ドロップキックを連発したが?)ドロップキックが一番得意技です。(コスチュームの青色は?)自分は秋山さんを目標にしてますので、秋山さんに『何色がいいか?』と聞かれた時、迷わず青と答えました。まだ背中もみえてないけど、秋山さんを追いかけたいと思います。(今後の目標は?)もっと練習して今、リングに立ってる人たちと対等になれるように頑張りたいです。(誰と戦いたい?)全員と戦いたいです。全員と並べるようにしたいと思います」


◇第2試合◇
▼30分1本
○佐藤光留(11分23秒 エビ固め)X中島洋平
※変型ジャーマンスープレックス


◇第3試合◇
▼30分1本
○菊地毅 本田多聞 井上雅央(14分13秒 エビ固め)西村修 土方隆司 X野村直矢
※火の玉ボム


◇第4試合◇
▼マスカラ・コントラ・マスカラ/30分1本
○ウルティモ・ドラゴン マスクド・バーニング2号(9分29秒 ラ・マヒストラル)Mr.クリスマス XSUSHI


◇第5試合◇
▼GAORA TVチャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者]○KENSO (14分39秒 エビ固め)[第4代王者]X鈴木鼓太郎
※ダイビングエルボードロップ
☆鼓太郎が5度目の防衛に失敗。KENSOが第5代王者となる


【土方の話】「鈴木が負けたのが俺の中で我慢ならない。KENSOに用はないし、KENSOのベルトにも用があるわけじゃない。でも鈴木が負けたのが我慢ならない。元はあいつに拾ってもらった命。少しはあいつに役立ててもいいでしょ」


◇第6試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第37代王者]○青木篤志(21分12秒 肩固め)[挑戦者]X渕正信
☆青木が5度目の防衛に成功


【青木の話】「なにげにたぶんもってるな、あの人。どうしても同じペースに引き込まれたのもあるし、速攻で仕留めたかったけど、仕留められなかった。体力とか勢いだけで勝ったようなもの。でも勝ったのは大きい。(中島が挑戦を希望していたが?)それは自分でやればいいんじゃない。俺が決めることじゃない。いいたいこと言えばいいし、やりたいことやればいい」


 【渕の話】「実力差がかなりあったよ。(還暦を超えての世界ジュニア挑戦で、思うところはあった?)思うところはあったけど、体が動かない(苦笑) まあ、チャンピオンからしたら、歯がゆいチャレンジャーだっただろうな。若さがない分だけ。カウント2で返す。技を食ったらロープに逃げる。そういうアグレッシブな考えにはならなかったね。とにかく簡単に負けるわけにはいかない。ダメージが少々あっても、きつくても、参ったしたくないという感じだったけど、最後だけは目の前が真っ白だったね。試合をやっててわかったけど、スリーパーで決めてやろうという気持ちが伝わってきたから。くるなと思っていながら、技を仕掛けていながらも、俺の方が立ち上がるのは遅いし。青木は汗をかいてないんじゃないか。(バックドロップの連発などで意地を見せたが?)俺にとってその技しかないからね。スタミナ的な面で言うとやっぱりね…。何分いったの? 10分ぐらいからもうきつかったわ。(5年ぶりにタイトル挑戦したが、今後の挑戦は?)これだけやれば十分だろ。誰がいるか? 還暦でジュニア挑戦なんて。(お客さんからは期待する声もあったが?)ファンの皆さんの声援には感謝しています。しかし、今は終わったばっかりだから。酷だよ(笑)」


◇第7試合◇
▼和田京平還暦記念試合/60分1本
○潮崎豪 諏訪魔(18分22秒 体固め)曙 X大森隆男
※ゴーフラッシャー


(全試合後、大森、KENSOを除く出場選手がリングに集まり、和田京平レフェリーの記念セレモニーが行われた。

  メインイベントが終わると、諏訪魔と潮崎は和田レフェリーを間に挟んで勝ち名乗りを受ける。そして、大森とKENSOを除く全選手がリングイン。記念セレモニーに移った。

  秋山から赤い帽子&チャンチャンコが贈呈されると、諏訪魔や曙からも記念品が渡される。さらに、選手会を代表して潮崎からは還暦リングシューズが贈られた。)


京平レフェリー「感無量です。ありがとうございます。今年最後の全日本の大会。馬場さんが還暦を迎えた試合を思い出します。ありがとうございます。選手会からクツをもらってビックリしたんですが、また10年はやらなきゃ。まだまだ頑張ります。全日本プロレスを応援してください。ありがとうございます」


【和田レフェリーの話】「(メインイベントの感想は?)俺はもっと暴れるかと思ったんだけどな。暴れた方が面白いじゃない? 最近、諏訪魔選手が大人しいんだよな。でも、今日来ているお客さんはガチャガチャした試合なんか誰も見たくないんですよ。リングの中でビシッと1年間トータルでやってきたことをぶつけて。それでああいうカードを組んだんだけど。普通じゃありえないんです。ありえないんだけど、全日本が謳っているのは『明るく楽しく激しく』。その中の『明るく楽しく』はないんですよ。だから、ああいう風に普段ぶつかっている連中がタッグを組むとどうなるのかなっていうのを楽しみだったんでね。昔、馬場さんが『なんで俺がハンセンと組まなきゃいけない』って言ってたんだけど、逆に我々が『だから面白いんです』って。だから今日はそれをちょこっと思い出しながら。面白かったと思うよ。タッチする・しないだけでお客さんが喜んでくれるなら、何回でもできるじゃん。でも、これは1年に1回あればいいんじゃないということでね。来年からはみんなまたそれぞれのグループでバンバンぶつかってくれればいいことで。今日だけはスッキリとみんなで写真を撮る。それが僕の狙いだったんです。『全日本は明るいよ』っていうのを、陰で表してもしょうがないから。今日はリングの上で明るさを出したということで。いつもの全日本プロレスの風景というかね。(狙い通りになった?)僕の狙いは大成功だったし。ただ、お客さんがどういう風に取ってくれたかはわからないけど。やっぱり締めくくりとしていいんじゃないかなって。本当なら僕の試合じゃないんだけどね。たまたま40周年と還暦がぶつかって、秋山社長が『京平さんやりましょうよ』と。だから感謝してます。選手会の人たちからリングシューズをもらった時は、『ええっ!?』となっちゃったけど。あれを履き潰すには3年かかるからね。本当に10年やらなきゃいけないのかと。まだまだ和田京平を必要としてくれているのかなと思いますから、まだまだ頑張らせてもらいます。(来年の全日本に期待することは?)来年こそゴタゴタなしにスッキリやりたいですよ。今まで1年がハッピーに終わった時ってあんまりないんでね。来年こそはみんな一丸となって、一生懸命やっていかなきゃいけない。来年は皆さん期待してください。(思い出に残る試合は?)赤いチャンチャンコを着ちゃうと、やっぱり馬場さんしかないんですよ。普通の試合ならば、三冠戦にしてもいろいろありますよ。でも60歳になると、馬場さんが還暦試合をやった時(1998年1月23日、後楽園ホールにおける馬場&三沢光晴&マウナケア・モスマンvs川田利明&小橋健太&渕)、帰りの車の中で、『京平、俺もまだできるなあ』という一言ですね。『あいつらいつもあんな凄い試合をしてるのか』、『川田の蹴りは痛かったなあ。電気が走ったなあ』って。どうしても馬場さんを思い出すんですよね。(和田レフェリーはまだまだできると?)まだまだ動けますよ。体力的には全然問題ないけど、辞めるとしたら精神的にですよ。だから、それがないように、一生懸命自分なんかがレスラーをヘルプしたりして。僕なんか年上だから、僕の昔話を聞いているだけで、いいアドバイスになるんじゃないかなっていう。僕は常に馬場さんを出しちゃうんだけど。『馬場さんはそういうことはしないよ』とかよくレスラーにも言うんだけど、それがみんなに伝わっているから、全日本プロレスというものになっていくんです。だから今回も諏訪魔選手に『馬場さんだってハンセンと組んだんだよ』って。馬場さんの名前を出しただけで、みんなビシッとしちゃうわけだから。僕の特権としては馬場さんが付いているということなんです。馬場さんに付いていたということが、僕の武器ですよね。馬場さんは全日本プロレスだから。みんなサイン色紙に全日本プロレスと書いているなら、やっぱりそこには馬場さんがいるわけで、それをみんな無視しちゃいけませんって。それをレスラーにも常々よく言ってます。(レフェリングをする時に大切にしていることは?)絶対なるルールというものを目指しているんですけどね。レフェリーというのが必要なんですよ。試合を面白くするのは、何事でもレフェリーなんです。別にカッコつけているわけではないんです。ルールに則っているからその試合が面白いんであって。サッカーにしても、相撲にしても、レフェリーのいうことを聞くから、お客さんも納得するんです。ちゃんとルールに基づいた試合は必ずいい試合になっているはずです。絶対にベストマッチなんです。だから、絶対にレフェリーというのが一番強いということなんで。自分の判断で反則負けにして、お客さんはブーイングするかもしれないけど、それはルールですから。なんでと思うかもしれないけど、だったらちゃんとやりなさいと。そういうことを心がけているかな。さっきの試合でも(諏訪魔が)張ったでしょ。あんな失礼なことはないわけ。あれで俺がタッチを認めちゃったら、和田京平はいらないじゃない? だから、諏訪魔選手にもそれは違うと。全日本プロレスはルールに厳しいから楽しいんだと。そういうことです」


 今日はGAORAで「和田京平レフェリー40周年&還暦記念大会」を視聴、第1試合では秋山体制となってからの新人第1号である青柳が宮原相手にデビューし京平さんが裁いた。
 試合は青柳の攻めを宮原が受けてかわいがるという攻防となった、青柳がエルボーを何発打っても宮原が一発で返す姿は、宮原の師匠である佐々木健介を思い出させてしまう、青柳はフラフラになりながらも宮原にエルボーを放ち、逆エビ固めを決められながらも2度にわたって逃れる、その青柳に「まだやれる」と激を贈る京平レフェリー、その激に応えるかのように青柳はドロップキックやボディースラムで反撃するが宮原の逆エビ固めの前に無念のギブアップとなるも、宮原のかわいがりに耐え抜いた根性の良さは買えた。


 第3試合は菊地、多聞、井上の馬場全日本トリオが西村、土方、野村の武藤&秋山全日本軍と対戦、多聞や菊地の試合を見るのも久しぶりだったが、見せ場を作ったのは井上の雅央ワールド、そして菊地もスパイダー式フロントスープレックスからのダイビングヘッドバットを決め、最後は野村を火の玉ボム(ボムというか投げに近かったが)で3カウントを奪い健在ぶりをアピールする。


 第5試合では鼓太郎の保持するGAORA王座にKENSOが挑戦、負ければ全日本での立場を失うKENSOは握手と見せかけて張り手と奇襲をかけるが、場外戦で鼓太郎のトルニージョを喰らった際に鼻血を出し、客席でも逆にブレーンバスターを喰らうなど主導権を奪われてしまう。
 鼓太郎はブルーディスティニーでKENSOを追い詰めるがエンドレスワルツがクリアされると、KENSOは突進する鼓太郎とレフェリーを交錯させてからGAORAベルトを奪って一撃し、更にその上で垂直落下式ブレーンバスターを決めると最後は垂直落下式ブレーンバスターからのダイビングエルボーを連発して3カウントを奪う王座を奪取、勝ち方はDK流だったかもしれないが垂直落下式ブレーンバスターからのダイビングエルボーの連発は、後のないKENSOの勝利への執念を感じた、試合後は土方を挑戦者に指名したがベルトというアイテムを手に入れたKENSOはどうベルトを利用していくのだろうか・・・


 セミの世界ジュニア選手権はサーフボードでの力比べでは力では若い青木には負けるが回転する反動を利用して奪い返すなど渕が負けん気の強さを見せつける。 
 青木は攻めるも渕はノラリクラリと間合いを外すなどインサイドワークで翻弄、ジャイアント馬場さん譲りの脳天チョップを披露した渕はバックドロップ10連発を敢行、まるでバックドロップを連発して叩き潰した菊地戦を思い出せてしまうが渕の攻勢もここまで、最後は再びバックドロップを狙ったところで青木が肩固めで捕獲し渕はたまらずタップ、青木が防衛も渕のインサイドワークの上手さなどは学べきものがあったと思う。


 メインは京平レフェリーのマッチメークに不満を露にしたこともあって、タッグを組んだ諏訪魔と潮﨑のチームワークは微妙のまま、一方の曙組は曙の強引なリードもあって試合を有利に進める。
 中盤も潮﨑と諏訪魔は連係を見せようとするが誤爆を連発、一旦揉めるが二人は試合を優先して曙を攻め込み、終盤には大森がアックスボンバーも潮﨑のラリアットと相打ちとなるが、潮﨑がすぐさまらラリアットを放ちゴーフラッシャーで3カウントとなった。
 京平さんのコメントでもあったとおり敵対している二人が組んでいるわけだから、それなりの緊張感があり、その緊張感だけで観客を沸かせられる。
 しかし残念だったのは諏訪魔が京平さんの意図が理解しなかったのか自己主張が少なかったこと、タッグというものは阿吽の呼吸だけでなく組んでいるもの同士競い合うという部分があるからこそ面白いものが出来る、諏訪魔の場合は潮﨑を立てたのではなく組まされたという不満が、試合の最初にあった潮﨑の顔面の張り手でのタッチに出てしまっていたではと思う。


 今日の京平さんプロデュースは普段の全日本では見られないものを見せた大会でもあり、試合を面白くするのは試合をレフェリーだというものを出した大会だったが、メインに関しては京平さんがレフェリーでなければ試合の成立は難しかったのではと感じさせた。

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