IGF
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サイモン氏が社名変更でIGFは終焉も、IGFの看板だけは独り歩きしていた
(週プロモバイルより)
10日夜、東京・銀座で先ごろIGF株式会社より商号変更した株式会社アシストがマスコミ懇親会を開催した。商号変更後も引き続き、会社を引っ張る青木弘充社長やサイモン取締役らが出席し、9日に開かれた株主総会でも商号変更が承認されたことを報告。
これにより、名実ともにIGF株式会社の名は消滅。今後は株式会社アシストとして、中国初の本格的プロレス団体「東方英雄伝」を運営していく。東方英雄伝は4月21日に中国、北京のEvolution Training Clubでアシスト体制となって初の興行を、日本では5月27日(日)エディオンアリーナ大阪第二競技場で大会を開催する。
サイモン取締役は「次の北京、5月の大阪大会以降もイベントをやっていこうという話になっています。特に中国では話がかなり来ているのですが、その話をうのみにはできないので。本当にやれるのかどうかを見極めながら、できれば月に1回ぐらいのペースで大会をやっていこうと思います」とコメント。同社が入っているビル8階のバーで懇親会はおこなわれるなか、IGFあらためアシストが新たな船出をきった。
IGFが社名を株式会社アシストに変更されたことが報じられ、公式HPも東方英雄伝の名前は変えられ、猪木関連の記事が全て削除されたことで、IGFは事実上消滅した。2007年6月29日に旗揚げした際にはカート・アングルvsブロック・レスナー戦実現など話題を振りまいたIGFは昨年で10周年を迎えたが、何もなかったら猪木を中心として10周年を迎えていたはずだったと思う、だがIGFの10年目は猪木のIGF完全撤退表明から始まって、猪木とサイモン氏らIGFによる泥仕合となり、そして終焉となったが、終焉も旗揚げ時と比べるとひっそりしたものだった。
IGFは一体何だったのか、プロレススタイルとすれば猪木がプロレスと格闘技を分け隔てるつもりのなく扱っていたことで、猪木がかつで築いてきた異種格闘技戦のようなプロレススタイルであり、従来のプロレスとは一線を画して独自性があった。だがもう一つの面があるとすれば、プロレス界全体がアントニオ猪木の時代であると威厳を示すために作られた団体でもあり、消滅した理由もIGFという団体の価値観を高めるより、猪木の価値観を高めることに軸を置いた結果だった
新日本プロレスを去った猪木は企業では新日本どころかマット界は再建出来ない、いや自分らが守ってきた秩序すら守られないと思い、自分が旗振り役としてマット界の秩序を守った上で再建させると考えていたが、皮肉にも猪木が新日本を去ったことで、マット界全体も新しい波が押し寄せ、新日本は企業という新しい力を得ることで再建することが出来たことを考えると新日本だけでなくマット界全体にも新しい波や秩序が押し寄せるきっかけを作ってしまったのも猪木自身だったのだ。
猪木は10年前以前の感覚でしか持ち合わせておらず、それは現在も変わっていない。その猪木をサイモン・ケリー氏を始めとするIGFは長年にわたって神輿として担ぎ、マット界の中心と威厳を示してきた、それを考えるとIGF側も”猪木は”もう時代にそぐわない人間”であることは薄々気づきいたのかもしれない。だがIGFは猪木のおかげでスポンサーが集まり、客を集めてきたことから、時代にそぐわない猪木を神輿として担がざる得ず、猪木自身も"自分がいなければIGFどころかマット界は成り立たない”と考えていた。だが次第にIGFは「自分らが神輿と担いでいるおかげで猪木は成り立っている」と思い始めていった。
IGFの一番のターニングポイントは選挙出馬と国政復帰だったとされているが、それは間違いないと思う。猪木が国政復帰する際にはIGFも大きくバックアップしたが、猪木という神輿は今まで自ら動いて勝手に担ぎ手を変えてきた。猪木の国政復帰は神輿の担ぎ手がIGFから変わってしまっていたことを意味していたのたが、IGFは猪木がいなくても、自分らが担いでいる神輿を猪木だとすればいいとしか考えておらず、また猪木自身もIGFは自分がいなければ成り立たないと考えて自身の名前を使うことを認め続けた。猪木が国政復帰した理由も、まだ国政に対する未練が残っていただけでなく、IGFが自分を下に置こうとする空気を猪木なりに察知し、その嫌な空気から逃れたかったからかもしれない。
猪木から全てを任されたと思い込んでいたサイモン氏らはプロレスと格闘技を分け隔てるつもりのなく扱っていた猪木の意に反しMMA路線を敷くことでプロレスと格闘技を分けるようになったが、次第にプロレスよりMMAをメインに置くようになった。IGFがMMA路線を軸に置いた理由は新規スポンサーの獲得やフジテレビでの地上波放送も視野に入れてのことで、地上波のゴールデンでIGFをアピールすれば、また猪木の価値も上がり、プロレスだけでなく、格闘技全体にも威厳を示せると考えていた。ところがIGFのMMA路線は失敗、BSで放送していたフジテレビどころかスポンサーも撤退したことで、一気に資金源を失ってしまい、また猪木が一歩引いたことで選手とフロントの間で不協和音も生じ始め、IGFから選手が次々と離れ、遂には道場も閉鎖するなど綻びが生じ始めていく、だがIGFは猪木の名前さえあれば大丈夫であり、いざとなったら猪木が助けてくれるとして危機感を抱こうともしなかった。
IGFは新ブランド「NEW」を設立したが、猪木はこの時点で自身の権利関係を持ち出し「コーラルZ」となる新しい猪木事務所を設立、IGFから撤退して猪木の名前を取り上げていたものの、サイモン氏らは猪木が撤退したことをひた隠しにして、猪木の名前を使い続けていた。この事が猪木の逆鱗に触れ、IGFから完全撤退していることを表沙汰にすると、サイモン氏らを追い出した上でIGFを整理しようとしたが、「自分らが神輿と担いでいるおかげで猪木は成り立っている」と思い込んでいたサイモン氏らは猛反発して、猪木の行状を暴露してコーラルZという新しい担ぎ手を追い出そうとしたが、サイモン氏らはいつの間にか新しい神輿を見つけ担ぎ出しており、そして裁判となったものの、猪木やサイモン氏ですら、IGFのことには誰も触れようともしなかった。
IGFは裁判の末、猪木側の要求が通ってIGFは名称変更を余儀なくされたが、猪木も既にISMを設立していたこともあってIGFの名称を使う気はなく、サイモン氏もIGFの名称に猪木の名前がなくなった以上名乗る意味もないため、価値すらなくなったIGFの看板はひっそりと外して、アシストという看板に付け替えた。結局サイモン氏にとってIGFは猪木の価値観でしか見ていなかったのだ。
誰も使おうとしないIGFの看板に、IGFに参戦していたケンドー・カシンと藤田和之によって、"はぐれ"と"インターナショナル"がつけられ、はぐれIGFインターナショナルとなって生まれ変わり、元IGFの選手を中心となって旗揚げ戦が開催された。新日本プロレスが猪木がいなくても独り歩きしていったように、猪木やサイモン氏がいなくとも、IGFの看板だけはしっかり形を変えながらも独り歩きしていたのだ。15日大日本プロレス・ススキノ大会で鈴木秀樹がストロングBJW勢を挑発している姿は「オレの首を掻っ切ってみろ!」と新日本の選手らに迫った猪木を彷彿させたが、猪木をメインでなく、ゲノムファイターとして育てられた選手達をなぜメインとしなかったのか…惜しいとしか言いようがない。
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泥仕合に決着、猪木と和解もIGFは事実上終焉…
この度、私猪木寛至と、イノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社らとの間で行われていた裁判において、和解が成立しました。その結果、同社は、今後、私と一切関わることなく、経営や事業・興行を行うこととなり、(続く) pic.twitter.com/SSQ0BGp0fF
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) 2018年3月22日(続き)私は保有していたイノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社の株式の全てを第三者に対して売却しました。これに伴い、同社は商号を株式会社アシストに変更しますが、この新会社は私とは一切関係ありませんので、ご承知おきください。 pic.twitter.com/4dJaiBmaHJ
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) 2018年3月22日アントニオ猪木が公式見解は発表し、IGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)と和解が成立したことを報告した。今後、猪木は一切IGFとは係わり合いを持たず、猪木が保有していたIGF株も第三者(湯川剛氏)?に売却、IGFは今後株式会社名を変えることで決着を着いたという。
和解は妥当な線、泥仕合になってしまえば、どっちも正しいとは言えず、白黒つけるまで長引かせても得もない。和解に至るまでどこまで妥協し合えるか、双方とも妥協点を見出し、やっと和解となったようだ。
猪木が完全に手を引き、IGFも社名を変えるということは、事実上IGFは終わったと見ていいだろう。IGFは猪木がいて成り立ち、試合をする選手より引退した猪木を主役に押し出していた団体、その猪木がいない以上、IGFを名乗る意味もなかった。
IGFの終わり方も、こうなることを予見していたような終わり方だった。内紛の原因となった猪木の側近達の権力争いは新日本プロレス時代から続いていたこと、それはIGFになっても続いており、挙句の果てには分裂…ある意味それも猪木らしい終わり方だったのかもしれない。
IGFの終焉はプロレス界全体に波及するわけではなく、広がったプロレス界の中で小さな出来事に過ぎない、またマット界も時代と共にあり方も変わったが、アントニオ猪木という存在だけは時代は変わろうとも、猪木自身は変わらないし、時代は進もうとも猪木は変わるつもりはない。
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奥田啓介も退団、最後の日本人選手もいなくなったIGF
<東京スポーツより>
複雑すぎる紆余曲折を経て、事実上の「一人IGF」となっていた奥田啓介(26)が20日、ついに退団した。奥田はこの日、IGFから派生した中国を拠点とする団体「東方英雄伝」の国内第2弾大会(後楽園ホール)のタッグ戦に出場。かねて予告していた通り、パートナーの定アキラのほか、白覆面2人を投入した。
試合は奥田組が白覆面を使って林棟軒(21)、常剣鋒(25)の“東方生え抜きコンビ”をじゅうりんする展開に…。奥田組のセコンドについていた青木真也(34)が試合中に「これ、酷いね」と思わずつぶやくほどの展開だ。試合は終盤になって奥田の攻撃が味方に誤爆したことをきっかけに流れが一変。林棟軒が定をフロッグスプラッシュで沈めた。
しかし、本当のサプライズが起きたのは試合後だった。青木が突如、自身も所属する「はぐれIGFインター」のTシャツを奥田に手渡し、奥田の腕を上げたのだ。これでスイッチが入ったのか、奥田は「なんでこんなつまらねえ試合をさせられなきゃなんねえんだ!」と絶叫。さらに「何が東方だ。ふざけんな。今日でIGFは退団だ! はぐれてやる! そういうことですよね、青木さん!」と握手を求めた。
しかし青木は「いや、オレには(はぐれ軍では)なんの権限もないから」とまさかの拒否。奥田は「え…」と凍りついたが、もう後戻りができない状況なので退団となった。
【バックステージでの奥田、青木、定】(週プロモバイルより)
奥田「オイ!今日の行動見て、わかるだろ?理念がないところにいても意味がないし、前から言ってただろ? ぐれるぞ、ぐれるぞ、はぐれるぞって。最終的に俺はぐれたよ。こんなつまんねぇ中国人相手に試合させられて」定「そもそも俺らの古巣ってどこだっけ?」
奥田「IGFだろ?! 俺とアキラがガッチリ、2009年11月3日、IGF上がったときはこんなはずじゃなかっただろ。何が東方英雄伝だ! (と言って、後ろの看板を殴りつける)ふざけんな! バカヤロー!! 何が東方英雄伝じゃ! 俺はIGFなんだよ! 今日でIGF、退団します。青木さん、ちょっとはぐれでやりたいんでお願いします」
青木「あのー、僕に一切の権限がないので」
奥田「え?」
青木「はぐれたところで、またはぐれたのかな。それはそれで頑張ってくれよ」
奥田「…さすがにやってられねぇよ」
青木「いや、違うだろ。水が悪いだろ」
奥田「間違いない。それは去年1年で重々分かりましたよ」
青木「水が悪い」
奥田「なんでみんなが辞めていったか言ってやろうか?水がおかしいんだよ、水が!」
20日後楽園大会で行われた「東方英雄伝」に出場していた奥田啓介がIGFから退団を表明、これでIGFから日本人選手は一人もいなくなってしまった。
奥田はIGF所属となっているが、IGFが上海に拠点を移してからは実質上フリーのような活動をしており、DDTのブランドDNAを主戦場にしてA-TEAMなどインディー団体に参戦していた。
奥田の退団理由はバックステージコメントであるとおり、現在のIGFが完全に日本より中国を軸に置き始めている現状で、上海道場の新人同様の選手をメインとしていることから、奥田にしてみれば"自分らより新人に毛の生えた選手の方が大事なのか"と不満を抱いてもおかしくはなかった。
IGF的には奥田が退団しても、これからは上海道場で育てた選手をメインで扱い、道頓堀プロレスとの関係を強化することで、影響はないのだろうが、現在のIGFは中国ではどれくらいの評価を与えられているかはわからないが、日本ではかつてIGFが"IGF以外のプロレス団体はインディー"と定義していた通り、現在のIGFは完全にインディーに成り下がってしまった。
奥田はIGFから"はぐれる"選択をしたが、主戦場にしているDDTを含めて様々な可能性が増えてくる。"はぐれる”ことは新しい旅の始まりであるのだ。
【試合結果詳報】メインでは常剣鋒&林棟軒がやりたい放題の奥田啓介&定アキラに勝利/試合後、青木真也から渡されたはぐれIGFのTシャツを着た奥田が退団を表明「何が東方英雄伝じゃ!俺はIGFなんだよ!」…東方英雄伝後楽園詳報 https://t.co/gi2fbDEOad #週プロモバイル #東方英雄伝 pic.twitter.com/7gJd5OE9Rg
— 週刊プロレス (@shupromobile) 2018年3月20日ぐれるぞ
ぐれるぞ
『は』ぐれるぞ
奥田啓介がIGF退団「はぐれてやる!」とはぐれIGFインターへ https://t.co/Q1sF3DmTdH #tospo #奥田啓介
— 奥田啓介 (@mosn_am) 2018年3月20日奥田が退団…まぁ当然だろ
俺はIGF所属じゃないけど、正直奥田の試合後の発言と思ってる事は俺も同じだね
まぁ俺だって言いたい事は色々あるけどまとめると「やり方が汚いです!」
さぁ…今後の東方英雄伝はどうなるんだか pic.twitter.com/6wZwedIDBy
— 定アキラ (@8QS1rfEN7fd36YM) 2018年3月20日 -
IGFの新ブランド「東方英雄伝」がスタート、将来性があっても団体の体質は変わらず…
11月16日 日中正常化45周年記念大会 東方英雄伝 日本旗揚げ大会 後楽園ホール 1257人 満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイル>
◇第0試合◇
▼10分1本
○KENSO(5分59秒 STF)×陳俊潤◇第1試合◇
▼記念すべき第1試合/10分1本
○佐野直(7分36秒 片エビ固め)×長谷川
※スライディングB◇第2試合◇
▼日中マスクマン対決/15分1本
▲神虎(10分24秒 両者リングアウト)▲SUGI◇第3試合◇
▼日中混合タッグ対決
○常剣鋒 定アキラ(14分46秒 常スペシャル)×林棟軒 奥田啓介◇第4試合◇
▼日中シングル対決/30分1本
○中井光義(5分36秒 片エビ固め)×劉文肇
※アイスドライバー【試合後の中井&奥田&林】
奥田「これで飲めるぞ」林「ウィナー! ウィナー!」
中井「ヒャヒャヒャ! ヒャッハー!」
奥田「中井、ひとごと言ってやれよ!」
中井「ヒャッハー!!!」
奥田「その通りだよ。なんて言ったかお前らはわからねえだろ? 俺はわかるんだよ。これから3人でムチャクチャしてやるからなって。林、ひとごと言ってやれ」
※林が中国でまくし立てると
奥田「イエス。まあ、コイツが言ったのは、『俺は酒がちょっと苦手だけど、今日はガッツリ飲む』って言ってるからよ。今日は楽しみだよ。それだけだ。これから3人でやろうぜ! 以上だ。てめえら、さっさと散れ! ボケ!」
◇第5試合◇
▼日中タッグ対決/30分1本
○神龍 王俊(13分35秒 片エビ固め)KENSO ×谷嵜なおき
※ブレーンバスター【KENSOの話】「今日、上海IGF、東方英雄伝。最悪の試合だよ。オレ先生なんだけど、彼らの先生なんだけど。最悪」
【谷嵜の話】「なんだあれ、中国人、差がありすぎる。神龍ともうひとり、差がありすぎる。ずるいよ」
◇第6試合◇
▼東方英雄伝スター対決/30分1本
○藤田和之 ケンドー・カシン(9分6秒 逆エビ固め)船木誠勝 ×王飛(試合終了後)
サイモンCEO「今日はご来場いただいたみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。11月16日は中国プロレス協会にとってけっして忘れない日になると思います。ここから歴史的な1ページが始まりました。そして今後もどんどん大会を開いていきます。すでに12月17日から21日には中国の深浅で大会をおこないます。そして22日はツーハイで大会をおこないます。来年は日本、そして中国、どんどん大会をしていきますので、どうぞご期待ください。中国人選手はまだまだテクニックや技が足りないかもしれませんが、今後とも練習を重ね、どんどん強くなっていきます。必ずいい選手にみんななっていきますので、温かい目で見守ってください。そして日本人選手は、どうぞ肩を貸してあげてください。よろしくお願いします。最後に東方英雄伝でちょっと盛り上がって締めたいと思います。上海道場のムードメーカーでもある、コーチのKENSOさんにマイクを渡したいと思います。そしてKENSOから道場生をひとり選んでください」KENSO「しゃべってもいいですか! ちょっと待て、オマエら生きてんのか、死んでんのか、どっちなんですか! しゃべってもいいですか! いいですか!(×2)」とシャウト。つづけて「OK! いまからやります。“1、2、3、ダー!”じゃないですよ(×2)。いまから“イー・アル・サン! ジャーヨー!”いいですか。“イー・アル・サン! ジャーヨー!”。一回練習します」と説明し、「いくぞ!」とやってみるも、声がそろわずに「全然ダメ!」とダメだし。「もう1回やります。いくぞ! いくぞ! イー・アル・サン、ジャーヨー!」
(KENSOは「OK! 僕の生徒のなかから一人…」と選ぼうとするも、会場からは「長谷川!」の声。これを聞いたKENSOは「長谷川? 長谷川は中国で一番押したいやつじゃないから。長谷川じゃなくて、ちゃんと決まってるから」と言うや、常を指名。常は中国語で叫ぶと、「イー・アル・サン! ジャーヨー!」)
【試合後の船木&王飛】
――試合を終えた今の心境は?王飛「デビュー戦で負けてしまいました。でも、私は若いです。今後のプロレスラーとしての道は長いです。次の試合は絶対に勝ちます」
――初めてプロレスラーとして試合をしてみてどうだった?
王飛「パートナーや相手は本物のプロレスラー。本当に強いし、素晴らしい選手だと思いました。自分ももっともっと頑張ります」
――船木選手から見た王飛選手の印象は?
船木「正直、デビュー戦とは思えないぐらいよかったですね。ちょっと心配したんですけど、無駄のない動きで。まあ、1つ1つの技は荒いですけど、それは場数を踏めば必ず自分のものになりますんで。まず何よりも、このアメリカ人にも負けない体。これは1つの財産ですから。東洋人でここまで凄い人はなかなかいないんで、本当に出来るだけ強い人と…。今日も藤田、カシン。できるだけ強い人と当てて、場数を踏ませたほうがいいと思いますね。ドンドン強くなると思います。あとは、自分自身でプロレスを人前でやることを楽しんでいるんで。それは本当に普通の日本人の練習生には考えられないですね。それは物凄くいいなと思いました。向いていると思います」
――そういう意味では、この団体にも可能性がありそう?
船木「彼が1人ちゃんとスターになれば、ずっとやっていけると思うんでね。若いスターが1人いれば、団体は続きますね。彼の肩にかかっています、全部」
――対戦相手についてはどうった?
王飛「藤田さんとカシンさんは大先輩ですから、凄く勉強になりました」
船木「彼の年齢と、例えば同じ年齢の日本人選手を比べたときにどうか。凄いものを持っていますんで、それは財産だと思います。末恐ろしいですよね。これで、試合が終わった顔ですから。まだまだ、もう1試合できそうな(笑)」
――これから東方英雄伝を引っ張っていく立場になるが?
王飛「今回の試合は負けてしまいましたが、今後、東方英雄伝の全中国人選手はもっともっと練習を頑張ります。今後の東方英雄伝を応援よろしくお願いします」
――船木選手個人としても藤田選手と対戦したが?
船木「17年前、彼が初めてPRIDEに出る前に、パンクラスの道場で一緒に練習した記憶があって。17年ぶりなんですけど、彼も彼でああいう肉体を持っていますんで。なかなかいない素材ですから。そういう意味では、やっぱり特別だなと思いましたね」
――ネクストも?
船木「彼も帰ってきたばっかりなんで、まだ調子が戻ってないと思います。もうちょっとですね」
【KENSOの話】「僕が一から教えた選手たちが今日は凄く頑張ってくれて。今後的なことは、技とかそういうところじゃなくて。僕が常に言っていることは、自信を持ちなさいということ。もうリングに立ったら自分しかいないんだからと。その自分に自信を持つというところをみんな凄い理解してくれてよかったと思います。今日はありがとうございました。これから中国に行って興行をやってくるので、今度また大きくなって、戻ってくると思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました」
【カシンの話】「やっぱり、東方英雄伝もNEWもIGFも変わらないですね。また、東方英雄伝に大仁田厚を…(と言いながら立ち去る)」
IGFの新ブランド「東方英雄伝」の 日本旗揚げ大会が開催され、第0試合が終わるとオープニングセレモニーが行われ、赤と青の獅子舞が乱舞、全選手が挨拶して大会がスタートした。
メインは期待の新人である王飛が船木と組んで藤田&カシンと対戦、王飛は果敢にもカシンをロープに押し込んだ際に張り手を見舞い、船木のリードでカシンを捕らえる。そして船木と対峙した藤田は、船木に腕十字で捕獲され、藤田が上になっても首投げはヘッドロックで捕らえ、王飛が藤田にエルボーからスリーパーで捕らえるが、藤田は立ち上がって投げ、レフェリーがチェックしている間に控えのカシンが股裂きで強襲する。
船木は打撃の連打で藤田を倒すと、王飛はソバット、低空ドロップキックで攻め込むが、叩き落した藤田は王飛を逆エビ固めでガッチリ捕らえ、きつい角度で捕らえられた王飛はギブアップ、藤田組が貫禄の勝利を収める。第4試合では中井が劉と対戦するが、中井が打撃や関節技で圧倒するが、中井の三角絞めを持ち上げて叩きつけた劉はハイキックで反撃、しかしロープへ走った際に林が足を引っ張り倒すと、劉は奥田と林に気を取られている間に中井が急所打ちからアイスドライバーで3カウントとなり、試合後には中井、奥田、林で劉を袋叩きにすると定ら中国軍が駆けつけて乱闘となった。本来ならヒール的役目は村上会の村上和成の役目だが、姿を見せず(ZERO1とのトラブルが原因なのか?)、これからはDDT/DNAでヒール的立場だった奥田が中井、林と共にヒールとして村上会の代わりをする気なのか…
セミでは今日2試合目のKENSOはDRAGON GATEとの契約が切れた谷嵜と組み、神龍&王俊と対戦、KENSOは攻める王俊に「タイム」と止めると、この隙に張り手から腰紐スリーパーで捕獲、場外戦でもイス攻撃で王俊を痛めつけ、プロレスの厳しさを叩き込む。
終盤には神龍が谷嵜をかめはめ波からジャイアントスイングで回転すると、王俊のラリアットの援護を得てブレーンバスターを狙うが、着地した谷嵜はジャンピングニーで攻め込むも、神龍が叩きつけてからのブレーンバスターで3カウントとなるも、KENSOは厳しい表情を浮かべていた。「東方英雄伝」が旗揚げも、中国人選手のキャリアがまだ浅かったのもあるが、まずまずの内容も、コーチ役のKENSOは厳しいコメントを出すなど、課題を残す結果となった。
そして観客動員はアントニオ猪木側であるISM同様、前売りの段階で完売とされながらも、空席が大いに目立ち、満員とされているが、観客の大半は中国人や特典の牛丼目当てだったこともあって実際は苦戦。サイモン氏が前日に急遽カシンが出場している東京愚連隊興行に出向いてPRしたが、苦戦は想定外だったのかもしれない。
これで猪木のISMとIGFの東方英雄伝はどっちが軍配が上がるのかというと、ISMは団体ではなく単なるプロモーションで、売り出したいのは猪木だけに対し、IGF側は将来のある選手を抱えていることを考え、長い視野で見るとIGFの東方英雄伝に軍配は上がるも、ZERO1とのトラブルや招待券のバラ撒き、そしてIGFでも高山善廣の支援基金を募りつつも「高山善廣氏」と引退しているかのように扱ったことを考えると、いくら将来性はあっても団体の体質は以前のIGFのままだったら厳しいとしか言いようがない。カシンは試合後に「やっぱり、東方英雄伝もNEWもIGFも変わらないですね」と発言したが、あながち外れてはいないのだ。
今日は新たな第一歩。
リンよくやった。
最高な奴見つけたぜ〜
結果は負けなのか?
え?
でも最後にリングに立って相手をボコボコにしたのはおれら。
どっちがやばいか見てわかるだろ?
これから楽しみだな〜#igf #東方英雄伝#奥田啓介 pic.twitter.com/5XRu4dNh7r
— 奥田啓介@IGF所属 (@mosn_am) 2017年11月16日我们是最好的团队 pic.twitter.com/aYZ6fsF3Mh
— NEW上海-林栋轩stan (@Stan1164754152) 2017年11月16日東方英雄伝旗揚げ戦、かなりキツイ.痛い.そして熱い試合が出来ました!奥田とはデビュー戦以来の対戦は正直嬉しかったです、だが俺らの戦いはこんなもんじゃないです、まぁもう1人のデメキン野郎はどうでもいい…そしてパートナーの常!今日勝ったのは彼です!東方英雄伝のスターになる存在です! pic.twitter.com/xZLw6zG5ob
— 定アキラ (@8QS1rfEN7fd36YM) 2017年11月16日今日の大会に来てくれたみなさん本当にありがとうございました。来月は中国での大会ですがまた日本でもしますので。よろしくお願いします
— Simon (@IGFSimon) 2017年11月16日 -
IGFが中国進出を発表…猪木からの糾弾という荒波の中での見切り発車…
(週プロモバイルより)
8日午後3時、IGFは東京・銀座のIGF事務所で会見をおこない、今後の活動方針としてこれまで以上に中国市場に注力、9月20日前後に中国・上海においてビッグイベントを開催したい意向を表明した。とはいえ、IGFは創業者であるアントニオ猪木陣営と係争のさなかにある。前日7日には臨時株主総会がおこなわれ、体制の動向に注目が集まっていたが、株主総会に出席したサイモン取締役は急きょ、本日午前に中国に渡ったため会見を欠席。青木弘充社長は不在。7日には、猪木の代理人弁護士から、当該株主総会において「違法行為」があり、「法的措置を行う所存」というリリースが出されていたが、会見に出席した宇田川強エグゼグティブディレクター、井野恒広報は株主でないため、状況を把握出来ていないと説明。また猪木陣営の声明に関しても「我々には(リリースは)来ていない。状況を把握できていない」とコメント。それでも、IGFは現体制で活動をおこない、中国戦略に関しても現行通り、上海IGFとして9月ビッグマッチ開催に動いていくとコメントした。なお中国ビッグマッチに関しては、昨年8月8日に上海IGFは道場をオープン。記念大会をおこなった。それから1年を迎え、さらに中国市場の掘り起こしをしていくという方針で、9月20日前後に開催するビッグマッチは5000~1万人規模の大会で、「無料もしくは低価格での観戦」ができるような先行投資的な形にしていく予定。それには億単位の経費が必要となる計算であるため、IGFはすでに株主に対して増資を要請。宇田川EDは、現状でどの程度賛同者が出ているのかは明らかにしなかった。だが、関係者によると、増資に対して賛同の意思を示した株主がいるとのこと。おそらくは、この増資が臨時株主総会の行方を左右したかと思われるが、会見ではそこに関しても明確な回答は出なかった。
IGFが会見を開き、今後の活動方針として中国市場に力を注ぎ、9月20日前後に上海にてビッグマッチを開催すると発表したが、本来なら会見に応じなければならないサイモン・ケリー猪木取締役は出席せず、株主総会が行われた後ということもあって大急ぎで会見を開いた印象を受けた。
おそらくだがIGFを不正を糾弾しているアントニオ猪木側はIGF増資話を不正と見なし糾弾していると見ていいだろう
ただ会見には本来なら説明しなければいけないサイモン氏どころか湯川氏も出席せず、株主総会が終わって間もないことから、IGFが計画を明かしたのは不正を働いていないと証明するために大急ぎで会見を開いたのではないだろうか?
中国進出計画の狙いは悪くないとしても、IGFが出した計画案は不確定要素も多く、未完成品の段階に過ぎない。これでは猪木の誤解を解くどころか解くまでないは至っていない。
また猪木側が不正として騒いでいる以上、イメージ的にも悪く、これは自分の見方でもあるが猪木側が騒いだことにより、スポンサーが集まらないどころか撤退し、思ったより資金が集まっていないのではないだろうか・・・
猪木が手を引いた以上、この計画の全てがIGFの手腕にかかっている。成功すれば本当の意味での脱・猪木が図れるが・・・・
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猪木がサイモン氏側の黒幕を暴露…泥仕合という着地点のない不毛な争いはまだ続く
ただいま7月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行の投票受付中です!投票はこちら→:https://t.co/70Q3OVkWyM 投票よろしくお願いします!
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2017年8月2日<週プロモバイルより>
7日、猪木寛至氏代理人弁護士の弘中惇一郎氏と白井徹氏より「イノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社における株主総会について」と題したリリースが届いた。内容は、青木弘充氏、高橋仁志氏、サイモン・ケリー猪木氏の「違法行為」に対し法的措置を取るというもの。以下、リリースより。
「当職らは、猪木寛至氏(以下「猪木様」)の代理人として、以下のとおりご報告いたします。
平成29年8月7日午前10時より、イノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社(以下「IGF」)にて臨時株主総会(以下「本件総会」)が開催されました。
本件総会は、平成29年6月14日に開催されたIGFの株主総会にて取締役を解任された青木弘充氏、高橋仁志氏及びサイモン・ケリー猪木氏が、解任後もIGFの取締役として行動していたことから、解任の事実を明確化するべく、再度これら3名の解任の決議を行うとともに、IGFの監査役である湯川剛氏を解任することにより、IGF経営陣の入替えを明確なものとし、猪木氏が代表取締役に就任してIGFの正常化を図ることを目的としていました。
しかし、IGFは、前回と同様、本件総会に関連して違法な行為に及び、猪木氏によるIGFの正常化の実現を再び妨害しました。IGFは、特定の株主、具体的には、IGFの監査役でもある湯川剛氏及び同氏が代表取締役を務める株式会社三愛コスモスのみを優遇し、他の株主に対して差別的な取扱いを行い、よって、本件総会における正常な決議の成立を妨害しました。これは、取締役から解任された青木弘充氏、高橋仁志氏及びサイモン・ケリー猪木氏、並びに、これらの取締役を不当に擁護し、本件総会にて解任の対象となっていた監査役の湯川剛氏が、自己の保身を図って行った悪質で不誠実極まりない違法行為であることは明らかです。
当職らは、これらの者による違法行為に対し、法的措置を行う所存です。以上」
本日行なわれたIGF株主総会も大荒れだった模様。終了後、猪木さんの代理人弁護士から以下のリリース。サイモン側が粘る粘る…… pic.twitter.com/9JdzkOkPHe
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2017年8月7日アントニオ猪木側の弁護人が8月7日に行われたIGFの株主総会の詳細を発表、猪木側の見解通りだと、前回同様IGF側が猪木側を総会から締め出し、サイモン氏を支持する人間だけで株主総会を開催され、サイモン氏ら現体制が維持されるになった。
これまで猪木側とIGF側の間で泥仕合を収拾すべく弁護士同士で話し合いがされ、サイモン氏が退陣で猪木側の人間による新体制~退陣したサイモン氏らは新団体を旗揚げするという線で動き、サイモン氏らも猪木から離れて新団体という選択肢しかなかったが、IGF側が反発したことで泥仕合も収拾するどころか、却ってこじれてしまい、話し合いも決裂となったようだ。
猪木はこれまで名前を出さなかった湯川剛氏の名前を出していたが、確かに今回の強行劇はサイモン氏の意向だけではなく、湯川氏の意向が大きく働いていると見ていいだろう。
サイモン氏は"自分抜きで猪木はやっていけるわけがない"と自負しているが、ここまで猪木にしがみつき、煮え切らない態度を取るとは呆れたとしか言いようがない。ただ気になるのは湯川氏も猪木にしがみつきたいがために、サイモン氏を操っているのかわからない部分もある。
猪木側の見解が正しいのであれば、サイモン氏が猪木が現夫人からマインドコントロールを受けているとするなら、サイモン氏も湯川氏から言いように利用されているということだから同じで、人のことは言えないのではと思いたくなる。
この泥仕合は猪木がサイモン氏らを追い出しにかかっても、サイモン氏らが必死で抵抗する限りは着地点のない状態はまだ続く、だがこの泥仕合は他団体には多少影響を及ぼす程度の話に過ぎない、それだけマット界全体が広くなってしまったということでもあるのだ。
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新装オープン3ヶ月目でNEWは凍結で事実上の活動停止…全て無駄であり、全てが甘かった
IGFからのお知らせ https://t.co/PIu0krSYf3 #igf pic.twitter.com/TREcsBLREQ
— イノキ・ゲノム・フェデレーション (@IGF_OFFICIAL) 2017年7月26日<IGF公式HPより>
IGFからのお知らせIGFからのお知らせでございます。
①【IGF 対 ISM対抗戦について】
弊社よりISMに対して呼びかけておりました、8月25日(金)の対抗戦につきまして、回答期限の7月25日(火)に返答がなかった為、対抗戦につきましては開催を断念することになりました。
「いつ、何時、誰の挑戦も受ける」と標榜しておりました、猪木会長の理念を今日までIGFは継承してきました。
ISMより回答がなかったことは残念です。大会を楽しみにされておられたファンの皆様申し訳ございません。
この結果、8月25日(金)の大会開催につきましては開催を見送ります。②【NEWについて】
皆様ご存知の通り、NEW設立の目的は鈴川真一選手育成の ため立ち上げたブランドです。
今回の鈴川選手退団によりNEW自体の存在意義はなくなりました。
よって ここで一旦NEWを凍結したいと思います。③【次なる闘いの場】
私たちは常に闘いの場を提供していきます。
そして、新しい魅力ある選手を一人でも多く育成して参ります。
それにより更にマット業界に存在感のある企業を目指します!
詳しくは8月20日(日)以降に発表致します。
最後になりますがNEWを応援して頂きましたファンの皆様、メディアの皆様には心から感謝致します。
これからもご支援、ご指導の程、宜しくお願い致します。IGFがNEWの凍結、事実上の活動休止を発表した。NEWの活動休止はサイモン・ケリー氏ら現経営陣の退陣を意味していることから、サイモン氏らIGFから退陣、8月25日後楽園大会は元々NEWとして押さえた日程であることから、新体制が引き継ぐ義務もなく、NEWが活動休止となるなら開催する意味もないため断念=中止となる。
サイモン氏らはアントニオ猪木猪木側であるISMと対抗戦を呼びかけ、回答期限である7月26日の午前0時までに返答を求めていたが、25日のISM後楽園大会で猪木が対抗戦のことに関しても何もコメ ントがなかったことから事実上黙殺され、それでもサイモン氏は返事を待っていたが、回答期限切れとなり、猪木にしがみつくための僅かな望みも断たれてしまった。
サイモン氏にしてみれば”自分抜きで猪木はやっているわけがない”と考え、猪木を告発し屈服させようとしたが、鈴川真一の引き抜きという、大しっぺ返しを喰らってしまい、泥仕合の様子を見ていたIGFの支援者も猪木有利と見て、ほとんど猪木に付いてしまった。そしてリングの上での対抗戦で望みをつなごうとしたが、猪木から黙殺された。署名活動や告発、そして対抗戦と猪木側に仕掛けてきたが、サイモン氏らのやってきたことは全て無駄であり、全てが甘かった。
退陣が確実となったサイモン氏ら旧経営陣は数少ない支援者のバッグアップを受けて新団体旗揚げへと動き出すことが濃厚とされているが、主力がキャリアのない奥田啓介、定アキラ、中井光義では厳しいことから、さらなる規模縮小は必至、猪木という後ろ盾もないかとから、スポンサープロレス体質も根本的に改めないとファンの支持を集めるのは厳しい。
サイモン氏は"自分あっての猪木であり、自分抜きで猪木はやっていけるわけがない"、IGFでの功績を振りかざしていたが、猪木がいない以上、これまでの功績もない。裸一貫でやる気持ちを示さないと、今後はかなり厳しい、だがいつまでも甘い見通しばかりしているサイモン氏に選手、スタッフ、スポンサーがどこまで着いてくるのだろうか…
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IGF・NEW初観戦も、NEWは存続か消えるのか?
7月16日 NEW「NEW第2シリーズ」メッセウイングみえ 350人
◇第1試合◇
▼15分1本
○田中稔(5分2秒 サソリ固め)×林棟軒◇第2試合◇
▼15分1本
○金本浩二(8分36秒 逆エビ固め)×常剣鋒◇第3試合◇
▼20分1本
○高岩竜一 KENSO(13分17秒 体固め)船木誠勝 ×青木真也
×ラリアット◇第4試合◇
▼15分1本
△谷嵜なおき(15分時間切れ引き分け)△進祐哉◇第5試合◇
▼30分1本
○奥田啓介 定アキラ(13分54秒 ジャーマンスープレックスホールド)村上和成 ×白覆面5号今日はIGF・NEWを観戦するために津市のメッセウイング三重を訪れた、同会場を訪れるのは2014年3月28日の全日本プロレス以来で3年ぶり、メッセウイングも増築され10月1日から津市産業スポーツセンターとして生まれ変わる。おそらくプロレスに関しては中央のサオリーナが使用されることになるだろうが、果たしてどの団体が進出するのだろうか?
会場に到着したのは12時半頃、当日券もう売り出されていたが、館内は人だかりは数えるほど、開場となっても観客も数えるほどで厳しさを感じるも、試合開始時間である3時頃になると今回はメインを務める奥田を応援するファンが集まったのか、空席は目立ったものの6割の入り、だがその大半は招待券で、たまたま後ろに立っていた自分にも知らない人物から、「チケットがあるよ」と押しつけられそうになった、自分は基本的にチケットは買う主義なのだが、これだけ大量に招待券がバラ撒かれていたとは、自分のバカ正直さにあきれ返る反面、招待券がバラ撒かれても空席が目立つという現実、この団体は本当に大丈夫なのかと思わざる得なかった。
午後3時となると取締役であるサイモン・ケリー氏が登場、猪木批判はせず挨拶のみとなった。
第1試合の稔vs上海IGFの林は、序盤は腕の取り合いなどで林が稔に喰らいつくも、一瞬間が空いた隙を突いた稔がソバットから高速ブレーンバスターの連発などで攻め込み、逆エビ固めで捕獲する。林もブレーンバスターで反撃し、串刺し攻撃からミサイルキックなどで突進力があることを見せつけたが、稔のハイキックを喰らってしまうとサソリ固めに捕まり、林はギブアップ。林は体格はあるが、攻めるときにガンガンいかないなど、キャリアの浅さも出た。
金本vs常は金本のローキックの連打で常が怯むと、金本は容赦なくアキレス腱固めはキックの連打を浴びせて、常を徹底的にかわいがる。金本の打撃の連打を浴びて顔面を真っ赤にした常はドロップキックで反撃するが、バックを奪ったところで金本はアンクルホールドで捕らえ、金本は一旦離して常がロープに逃れかけたところで、また捕まえてリング中央に戻すなど余裕ぶりを見せつける。
金本は顔面ウォッシュを浴びせるが、キャッチした常はエルボーで押し返す、だが金本が締めの一撃を浴びせると、常が起死回生を狙ったミサイルキックもスカし、ラ・マヒストラルもキックアウトした金本はソバット、顔面蹴りからアンクルホールドで捕獲、常は一旦ロープへ逃れたが、金本はすぐさま逆エビに捕らえて常は無念のギブアップ、金本が見事な横綱相撲で完勝となる。第3試合の船木&青木vsKENSO&高岩は、KENSOが登場すると館内の空気が一変しKENSOのアピールで大いに盛り上がる。KENSOは海外時代に少ない観客でもどう盛り上げるかを考えてきただけに、この辺はさすがとしか言いようがない。
試合は青木と高岩でスタートしたが見事なグラウンドテクニックを披露して高岩を翻弄、青木はIGF参戦時は誰もプロレスを教えてくれず、見よう見まねでプロレスを学んでいることを明かしていたが、場数が増えるにつれて自分の特徴をどうアピールするかを考え、またMMAで培った技術もプロレス流に見事にアレンジしており、今回はタッグマッチということで船木が青木をリードしていた。
試合は船木組が高岩を捕らえるが、交代を受けたKENSOが試合を盛り返し、場外の船木組にプランチャを浴びせる。また青木もKENSOと渡り合うとパワー不足を露呈してしまい、カウンターでの攻めではパワーに勝るKENSO、高岩に攻め込まれて一気に失速してしまう。
青木は脇固めや飛びつき腕十字などで高岩を攻め込むが、フロントチョークを狙ったところでデスバレーボムを喰らってしまうと、最後はラリアットの連打の前に3カウントとなった。青木はプロレスに関しては向上は見られるも、線が細いせいかパワー不足を露呈してしまった。セミの進vs谷嵜は、正直言ってFREEDOMSで組まれていいカード、試合は谷嵜が足攻めで先手を奪い、地獄の断頭台で攻め込むが、進はロープ越しの腕十字を極め、クロスボディーを浴びせてから腕固めと一気に盛り返す、谷嵜は串刺し式のFHを決めるとカサノヴァなど一気に勝負に出るが、進もハイキックで応戦、谷嵜はリバース・インプラントで突き刺すもインプラントは進が決めさせず、突進した谷嵜をフランケンシュタイナーからの腕十字で捕らえる。終盤には谷嵜は卍固めで捕らえたが決め手にならず15分の時間切れの引き分けとなったが、15分ではもったいない試合内容だった。
メインの奥田&定vs村上会は、奥田は地元のファンクラブが花束を贈呈され、渡された花束をレフェリーに渡すが、レフェリーがなぜか村上に手渡すと、村上が花束で一撃し、定も青木から手渡された花束でやり返して試合開始、だが場外戦で定が村上に蹂躙され徹底的に痛めつけられてしまい、リングに戻っても集中砲火を浴びてしまう。
定は村上をジャーマンで投げてやっと奥田に交代するが、すぐ蘇生した村上もすぐ反撃して奥田を場外へ追いやり、白覆面は胴着でチョーク攻撃。本部席へ連行して奥田を痛めつけ、セコンドの上海IGFも制止に入るが返り討ちにされ、奥田は流血となってしまう。
リングに戻っても顔面を掻き毟られるなどして奥田は痛めつけられるが、やっと定に交代すると5号にドロップキックを発射、スピアーを浴びせてからスライディングラリアットを炸裂させる。そこで奥田が交代を志願すると、定は任せたとばかりに奥田に代わるが、村上会は連係で蹂躙。5号がパワーボムで追い詰めるも、定が間一髪カットに入ると、奥田は村上会の2人にまとめてスピアーを浴びせ、定との連係で5号を捕らえる。
村上も排除した奥田は5号にPKを浴びせると、最後はやや崩れ気味ながらもジャーマンで3カウントを奪い、村上会に一矢報いた。試合後は村上会をのぞく全選手が揃って記念撮影となって大会は幕となった。
大会の内容は悪くないというのが率直な感想、ただ問題点を挙げるとなると村上を含めたフリー勢と現在残っているIGF勢のキャリアの差がまだまだ開きがあること、今回は村上会には勝ったものの、5号でなく佐藤耕平だったらこんな試合が出来るのかという疑問もあり、まだまだ課題も多い。
最後にTwitter上では開催予定だった8・25後楽園大会の日程が消えており、NEWは津大会を持って最後になるのではとも憶測が飛んでいる。津大会ではサイモン氏らIGFの後ろ盾になっている湯川剛氏も来場し、若手に指示を出すなど陣頭に立ち、サイモン氏と談笑するなどこの大会をもってNEWが終わることを感じさせなかった。
IGF警察からの報告です。8月25日に予定されていた後楽園ホール大会の日程が消えています。後楽園ホールのサイトには予定あり、チケット販売はまだなし。https://t.co/98zkKdGuul
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2017年7月16日これは自分の推論でもあるが、7月7日の後楽園大会の時点では「イベントコンセプト・団体名・運営方針等々を見直す必要がある」としていることから、言葉通りとなれば、これからも湯川氏のバックアップの下で継続、またリニューアルされるということ、そして近日中に開催されるという株主総会次第では、サイモン氏らも脱猪木に舵を切り、また8・25後楽園は日程は消滅してもキャンセルはなされていないことから、再スタートする意味で開催すると見ている。
サイモン氏が猪木に対して強気に出ているのは、湯川氏のバックアップがあればこそ強気に出ているのだろうが、しかし館内の床に捨てられていた招待券のハンコが押されていたチケットを見ると、依存する相手が猪木から湯川氏に代わっただけのような感じがしてならない・・・
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IGFが鈴川の退団理由を暴露も、奥田&定は村上会に惨敗…
6月の月間MVP ベストバウト、ベストシリーズ&興行の投票受付中です!投票はこちら→:https://t.co/54imP701ty 投票よろしくお願いします! #プロレス月間MVP
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2017年7月2日7月7日 NEW「第2シリーズ」後楽園ホール 1087人
<アピール、コメント、会見の模様などは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼NEWvs上海IGF~GENOMEルール~/20分1本
○佐野直(6分24秒 体固め)×常剣鋒
※垂直落下式ブレーンバスター◇第2試合◇
▼GENOMEルール/20分1本
船木誠勝 ○林棟軒(11分5秒 片エビ固め)ハートリー・ジャクソン ×阿部史典
※フロッグスプラッシュ◇第3試合◇
▼NEWスペシャルタッグマッチルール~GENOMEルール~/20分1本
△金本浩二 田中稔(20分時間切れ引き分け)進祐哉 △谷嵜なおき◇第4試合◇
▼ザ・プロレスvsザ・MMA~GENOMEルール~
○高岩竜一(7分46秒 片エビ固め)×青木真也
※デスバレーボム◇第5試合◇
▼IGFvs村上会~GENOMEルール~/30分1本
○村上和成 佐藤耕平(12分5秒 体固め)奥田啓介 ×定アキラ
※STO2連発(試合終了後)
村上「おいクソども、オマエらの気持ちはよう伝わったからよ。俺だってでけえ壁になってな、オマエたちを踏み潰してやるからな。小僧! よう覚えとけ!」奥田「おい村上! NEWこんな状態だけどな、こんなんじゃ俺ら終わらねえんだよ! 食らいついてやる! オマエらに100回でも1000回でも負けても、最後は絶対オマエらに俺らが勝ってやるからな!」
【村上の話】「もう言うことないよね。さっきリングで言ったことそのまんま」
【耕平の話】「なんもないよ」
【奥田の話】
奥田「チクショー! 悔しい!! このままじゃ終われねぇよ! でも、わかったのは定アキラの気持ちは本物でした! あんだけ言われて、もうここまできたら、えぇ!? 100回負けても、1000回負けても、絶対最後、俺らが勝つ! 俺ら若手! この団体、もう若手しかいねぇよ!それでよ、中井もいるしよ、メキシコから呼んだレスラーもいんぞ!? 俺ら今からや! 新しいNEW、今日が幕開けだ! オイ、中井、なんか言ってやれ!」中井「村上会、俺たち、赤福ボーイズ、ぶっ飛ばしていくからよ!」
奥田「オイ、メキシコ! スピーク、スピーク!」
謎のメキシカン「●×※▼●×▼※」
奥田「OK! 俺らいるし、阿部もいるし、中井もいるしよ。メキシコから呼んだマスクマンもいるぞ。俺ら階段上がるだけだ! お前ら、よく見とけよ。今日はこんなんじゃ終われねぇよ!」
大会前に6月29日に退団した鈴川真一に関してIGFが会見を開き、鈴川の退団理由は尿検査の拒否によるもので、尿検査を拒否した鈴川にIGFは出場停止処分を通達、そのため、鈴川をケガのため欠場すると発表したと明かした。
IGF側の見解は呆れたとしか言いようがなかった、鈴川の退団が報道された際には「さて、この度、鈴川真一選手が猪木会長が主催するISMに移籍したと聞いています。もし、移籍が本当の話しならば一緒にNEW旗揚げからやってきた仲間からすれば寂しい限りです。元々NEWは鈴川選手の為に立ち上げたブランドと言ってもいいぐらいで現にNEWのエースに育て様と今まで7年間に53試合しかやってこなかった鈴川選手がNEWでは3か月で10試合やって来ました!しかし、猪木会長に拾って貰った彼が猪木会長のISMに行きたい気持ちも自然の流れかもしれません!私たちからのメッセージは『猪木会長にはくれぐれも迷惑を掛けずISMで頑張ってください。今まで大変ご苦労様でした。ありがとう』と笑顔で送りたいと思います。最後になりますがこれで俄然IGF&NEW 対 ISMの5対5は更に面白くなってきました。(IGF公式HPより)」とエールを贈りながらも、後になって出て行った人間に対してこういう仕打ちにくるとは、HP上のエールは一体なんだったんだと思いたくなってくる。
最後に宇田川氏も「猪木会長にひろってもらった彼がISMに行きたいのもわかる。猪木会長にはくれぐれも迷惑を掛けずISMで頑張ってほしい」とエールを贈っていたが、言っていることとやっていることが違いすぎるし、IGFのやっていることは信用できないと思わざる得なかった。メインは奥田&定の赤福Boysが村上&佐藤の村上会と対戦し、村上会のセコンドには青木らしき白覆面がセコンドに着いた。
赤福Boysが奇襲を仕掛けて開始となるも、村上会は返り討ちにし、耕平はエルボーの連打を繰り出す定に対して重い一撃で圧倒、奥田にもニーリフトを浴びせる。
交代した村上は定を攻めるが、背後から奥田がハイキックで強襲し、ダウンする村上に定が打撃でダウンを奪うも、キックをキャッチした村上は奥田を殴り倒し、耕平もエルボー、サッカーボールキック、膝蹴り、エルボー、頭突きで続いて蹂躙する。
村上は定に頭突きを浴びせ、交代を受けた耕平はニーリフト、キック、頭突きからパイルドライバーを狙うも、定は必死でリバース、交代した奥田もミドルの連打から串刺し低空ドロップキック、俵投げで続くが、突進を耕平の膝で迎撃されると、村上も払い腰の連発で続く。
奥田はローキックからソバット、定も村上にスライディングキックからドロップキック、そして投げを狙うが、中途半端で失敗に終わると、これを逃さなかった村上はパンチを炸裂させる。
村上がジャケットを脱いで上半身裸になったところで定がジャーマンで投げるが、先に起きた村上がSTOを連発して3カウントとなり、赤福Boysは完敗を喫し、KOされた定は担架送り、奥田がアピールするも、観客から罵声が飛ぶなど厳しい結果となった。IGF側が鈴川が抜けたことで奥田&定を売り出したいのはわかるが、プロレスに関してはまだまだ実績不足で荷が重いことを感じざる得なかった。いくら奥田&定がNEWを守りたいとしても選手のフロントの気持ちはバラバラ、フロントは猪木側であるISMとの対抗戦を訴え続け、サイモン氏に至ってはオープニングでは「リングの上が大事」としながらも、リングの充実よりもあくまで猪木との泥仕合に執着するなど、この場に及んで猪木にしがみつこうとしている。IGF側は鈴川が離脱したことでイベントコンセプト・団体名・運営方針等々を見直す必要があると明言し、7・16津大会後に図る構えを明らかにしたが、今更何をやろうというのか?非常事態を鳴らしたとしても遅いのかもしれない。
n.e.w. 後楽園大会に来てもらいましたみなさん本当にありがとうございます
— Simon (@IGFSimon) 2017年7月7日悔しい。
何百回、何千回やっても最後にはおれらが勝つ。
それまでやり続けてやる
いろいろと考えさせられる
あと、おれにも考えがある
ちょっとゆっくり考えるよ。#igf #new#奥田啓介#プロレス #プロレスラー pic.twitter.com/fYGgFzTAHv
— 奥田啓介@IGF所属 (@mosn_am) 2017年7月7日 -
夫人を告発された猪木がIGFに対し最大の報復・・・鈴川真一を引き抜いた!
<日刊スポーツより>
創業者のアントニオ猪木参議院議員の夫人を訴えているIGFに所属していた鈴川真一(33)が29日、IGFを退団し、一連の騒動を猪木氏にわびた。鈴川は、IGF唯一の契約レスラーだったが、この日都内のホテルで猪木氏と面会。「ご心配、ご迷惑をおかけしました。今のNEW(IGFが新設した新たなブランド)にはイノキイズムも闘魂もありません。経営陣と一緒に猪木会長に弓をひくことは死んでもできません。今まで、会長の闘魂を背負って戦ってきました。背中の闘魂を忘れている事務所を辞めて来ました」と土下座した。
そんな鈴川氏に対し猪木氏は「オレが政治家になったために、(IGFの)方向性が変わってしまった。鈴川には、オレがわびなきゃいけない。こういうことになろうとは予測もしていなかった。IGFのプロレス、闘魂という部分をそこにいる人たちがどれだけ理解しているか」と話した。
また猪木氏は、夫人が不当利得返済請求の訴訟を起こされたことや、政治資金規正法違反の疑いを指摘されたことに「政治資金規正法なんてそんな軽々しく出せるものではない。訴訟をしているので正しい結果が出ると思うが、時間がかかるのが一番困る」と話した。
今日でIGFが旗揚げ10年目を迎えたが、アントニオ猪木がNEWの鈴川真一と会談、鈴川はIGFに辞表を提出したことを明かした。猪木との対面は猪木側が鈴川を引き抜いたということを意味している。28日のSAMURAI TVの「速報!バトルメン」では村上和成が生出演した際に、「鈴川はケガをした」と明かしていたが、IGF側からの表立っての発表はなかった。おそらくだがこの時点で異変が起きていたと見ていいだろう。元々鈴川は直接弟子入りを申し出ただけに、猪木側から口説き落とされるのは簡単だったのかもしれない。
サイモン氏を始めとするIGFは猪木を「卑怯だ!」「側近達の仕業だ!」と非難するだろうが、泥仕合とはルール無用の仁義なき戦い、やるかやられるかの戦争でもある。猪木は新日本プロレス時代からこういった仁義なき戦いに長けている。IGF側が泥仕合の意味をわかって猪木に仕掛けたのか?鈴川が引き抜かれたことでIGF側の考えは甘かったということを証明されてしまったようなものである。
足元である現場がすくわれてしまった以上、鈴川だけでなく奥田啓介、青木真也、村上和成まで猪木側の標的にされる可能性は高い、いや触手が伸びていると思わなければいけない。それでも「卑怯だ!」「側近達の仕業だ!」と泣き言で済ませ、「それでも猪木はIGFを潰すわけがない」と楽観しているのなら、IGFは猪木に潰されても仕方がない。
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IGFが猪木を「自分勝手」と批判・・・・徹底抗戦へ
<IGF公式ホームページより>
ファンの皆様、マスコミの皆様へ
最近のIGFと猪木氏との間で表面化した問題に対して、ファンの皆様には大変ご心配をおかけして申し訳ございません。
私たちも元々は、猪木ファンです。よって、猪木氏のイメージを常々考慮して活動してきました。最近の出来事も、IGF自身から先に猪木氏に向けての発表、発言をした事は一切ございません。全て、猪木氏側からの発言への対応として行っています。
5月24日の猪木氏主催のISM発表会の席上での突然の『IGF整理発言』も然りです。
『NEW』設立の目的も事前に猪木氏からの承認を受けています。
また『NEW』については猪木氏側より「小規模な興行につき、いちいち報告しなくていい。報告は無用。」との連絡を、2016年9月27日に受けております。それにも関わらずの突然の『IGF整理発言』です。また、番組制作者には大変失礼ですが、話によりますと3桁程度の視聴者数のインターネット番組でのサイモンの発言に対してもそうです。
猪木氏を批判する様な発言をしていないにも関わらず、わざわざ弁護士事務所を使って、サイモン宛に『警告書』を送付してきたわけです。
こんな小さな番組での発言に、なぜ突然『警告』をされたのか意味が分かりません。また、それに反対意見を述べる弁護士費用も、使える資金もなく、法的手段をも辞さないという事でありましたので、これらのことについて、やむを得ずメディアへ発表した次第です。上記のように、我々は、常に猪木氏側からの発言に対して動いております。
6月20日の猪木氏のツイッター発言もそうです。
発言力、影響力が絶大な猪木氏の自分本位の発言が、時には真実さえ変えてしまいます。猪木氏の傍にいた私たちは過去に猪木氏自身の自分勝手な対応にどれだけ多くの方々が、泣き寝入りをしたかは知っています。
しかし、私たちは泣き寝入りしません。真実や事実を隠しません。
まずは、今回の株主総会の通知と同封した取締役の意見書を掲載いたします。
さらに6月20日のツイッターで発言された臨時株主総会については、規則に従い行っており、違法行為はありません。
詳しいことは、IGFホームページにて、明日お伝え致します。IGFが公式HPにてアントニオ猪木側の見解に対しての公式見解を出し、猪木に対して「自分勝手」と批判、あくまで徹底抗戦の構えを見せた。
IGFの見解ということは猪木側から解任を突きつけられたサイモン氏もこの中の一人と見ていいだろう。猪木に対しても「自分勝手」と突きつけたのなら覚悟があってのことだと思う。この見解でわかったことはIGFは猪木でなく、スポンサーを取ったということ、いやIGFが欲しかったのはアントニオ猪木という看板だけで、本当に大事にしているのはファンよりチケットを大量に裁いてくれるスポンサーだったということ、それがIGFの本音だったのだ。
IGFも明日詳細をHPに更新し、猪木側も公式見解を出す予定であることから、完全に泥仕合は避けられず、泥仕合になった以上、どちらが正しいとはいえない。ただ言えるのはファン無視の泥仕合になったとしても、大ダメージを負うのはIGFで、猪木は泥仕合も慣れていることから多少の傷を負ったとしても変わりはしない。
サイモン氏は「猪木はマインドコントロールを受けている」としたいようだが、自分は何度も言うことでもあるが、IGFが猪木を甘く見ていた、いや内心バカにしていたことが、騒動の一因と見ている。
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要求を拒否で猪木と完全決裂…崖っぷちに立たされたIGF
アントニオ猪木が公式Twitterで
今のままのIGFは無くなります。その後の事はプロレスファンの気持ちを汲んで行動します。いずれ正式に発表します。俺は何も隠さない! 極めて不誠実かつ悪質。残念だがそう言う事です。
(画像は代理人弁護士からの報告資料) pic.twitter.com/O015j4tyjD
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) 2017年6月20日IGFの株主総会の経緯を説明し、「極めて不誠実かつ悪質」としてIGF側を非難した。
内容を簡単に見ると、IGFの株主総会には猪木自身は出席せず代理人が出席、代理人は猪木の要求としてサイモン・ケリー氏を始めとする幹部全員の解任と猪木本人の役人選任を要求。しかしサイモン氏の解任=IGFの解散を意味していることから、IGF側は代理人出席は認めないとして猪木側の要求は拒絶、株主総会は開かれないまま双方決裂という形で幕となった。
猪木側の見解を見る限りではIGFの考えは甘かったということ、株主総会も猪木本人が出席せず代理人を立てることは予想できていたはず、この場に及んで猪木がノコノコ現れると考えていたなら、甘いとしか言いようがない。渡すとされていた署名も触れていないことから渡されなかったと見ていいだろうし、猪木側の要求を拒否したことで、渡される可能性もゼロとなった。予想は通りの結果だったが無駄に終わった署名は一体なんだったのかと思いたくなってしまう。
これでIGFも脱猪木に舵を切らざる得ない状況となったが、サイモン氏らもその覚悟があった上で猪木の要求を拒絶したのか疑問に残る。週刊ポストでの記事どおりに猪木が撤退が明確となれば猪木目的で集まったスポンサーは撤退する可能性が高い、猪木の要求を飲むか拒絶したとしても、IGFは茨の道は避けられないのだ。
サイモン氏は全ては猪木の取り巻きであるコーラルZが全て悪いとしたいのだろうが、サイモン氏の見通しの甘さも猪木がIGFから離れていった一因、サイモン氏は今後どうするのかわからないが、ことの全てを楽観しているのならIGF、そしてNEWの今後も危ういと思わざる得ない。
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またしてもNEW勢が惨敗だけでなく青木も村上会に合流!だがサイモン氏らは…
6月17日 NEW「第2シリーズ」エディオンアリーナ大阪第二競技場 1080人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇試合前◇
(試合に先駆け、サイモン取締役がリングで挨拶。)
サイモン「NEWへようこそ! NEWとして大阪、初開催となりました。これも皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。そして入口のほうでやってました署名活動のご協力もホントにありがとうございます。最後の最後までやりますので。どうぞ大会終了後、まだサインしてない方がいましたら、ぜひ力を貸してください。よろしくお願いします。……猪木さーんっ!! やりかたが汚いです! 私たち、8月25日の後楽園大会、まだマッチメーク、空いてます。ぜひISMvsIGF・NEW軍で5対5、やりましょうよ! 猪木さん、リングの上でやることは猪木さんから教えてもらいました。このゴチャゴチャみたいな部分、すべてリングの上で決着をつけたいです。やるなら今しかありません! お願いします! そして、最後の最後までどうなるかわかりませんが、どうぞご協力お願いします」
◇第1試合◇
▼大阪ヤングバトル/時間無制限1本
○小山寛大(6分24秒 体固め)×菊池悠斗
※STO◇第2試合◇
▼時間無制限1本
○織部克巳(4分22秒 片エビ固め)×中井光義
※克巳脚◇第3試合◇
▼時間無制限1本
○TORU(7分11秒 ラ・マヒストラル)×定アキラ◇第4試合◇
▼時間無制限1本
○高岩竜一(9分31秒 片エビ固め)×常剣鋒
※デスバレーボム◇第5試合◇
▼時間無制限1本
空牙 ○冨宅飛駈(10分40秒 体固め)KENSO ×林棟軒
※バックドロップ◇第6試合◇
▼時間無制限1本
○船木誠勝 金本浩二(11分26秒 体固め)×青木真也 谷嵜なおき
※ハイブリットブラスター◇第7試合◇
▼時間無制限1本
白覆面1 ○白覆面2(12分35秒 体固め)×鈴川真一 奥田啓介
※殺人キック【試合後の青木、中井】
青木「俺は中立だから。やられたヤツが悪い、気をつけろ」中井「青木! 絞め落としてくれたな!」
青木「すまん、わざとじゃないんだ(とだけ言って去っていく)」
中井「わざとやろが! (青木は村上会入りなのか?)全然わかんないっすよ! やられてて、青木さんが救出してくれたと思ったら、いきなり肩固め。気付いたら仰向け。…なんすか、明日タッグ組むのに」
その後、青木は報道陣の取材を受け、一匹狼のテロリストと化したことを告白。
青木「俺は中立だから。中立ですよ。3人ぐらいか、今日絞め落ちたのは。アイツら大丈夫か。(ダメなような気がするが…)ダメか(苦笑)。ダメだよな。やられたヤツが悪い、気をつけろ。あれが誰にも言わずにホントにやるのがテロ。(村上会入りしたわけではない?)違う。第三勢力。中立だから。(今後もテロ行為は?)定期的に。テロ行為は定期的にいきます」
【鈴川の話】「(村上会にいいようにやられたが?)そうだね…。何回も勝つタイミングというかチャンスはあったはず。奥田と俺のチームワークじゃないけど、もっと奥田が動いて、俺のほうに村上なりマスクマン連れてくれば、どうにかなったものの、奥田が1人捕まってしまい、俺も額から血を流しちゃって。
(流血戦になったが?)悔しい。悔しい。次、シングルでやりたいよ。もうマスク出したりとか(要らないだろう)。人数だって違うしさ。むこう、3人? 4人? いたでしょ?
(試合開始の時点で村上に襲われたが?)不意つかれた…。もう負けたし、奥田抜きでもシングルでできりゃいいけど。明日も兵庫あるし、明日のリングでもまだいけるし。マウントとったりチャンスあったけどね。あそこで一発いいの入れれば、ダウン取れたんだろうけど…。カット入られてね。明日。村上、再戦要求。取らないと話し終わらねェよ。話しつけないとね。このままじゃ終われないし。(青木選手がNEWを襲っていたが?)村上会に加勢したの? それは見えてなかったね。意識もうろうとしてて」
【奥田の話】「オイ! こんなモンか!? いけんだろ!? IGF、ナメてんじゃねぇぞ! オイ! 鈴川! こんなんじゃおわんねェよ! 明日、もう一回同じカードやらせろよ! もう一回やらせろや!」
【村上の話】「言うこと別にねぇけど。見ての通り、なにが起こるかわからないのが、村上会。ちょっとだけ、久しぶりに、コノヤローって気持ちにさせてくれて。お友だちがそうしてくれたのか、アイツらがそうしてくれたのか、わかんないけど。明日もあるし。これから俺らがホントの祭りをもっともっとブチまけていきたいと思うし。今日はちょっと白覆面も1人ひとりが自己アピール強ったな。あと1人、なんかどさくさまぎれに、村上会入りたいですよっていうアピールを、リングの上で肩固めしてるヤツもいたけど。こっちはいつでも大歓迎。その代り、白覆面(※ここで青木真也が登場し、無言で右手を差し出す。これに村上も応じる)。じゃあ初のイニシャルいこうか。白覆面…」
青木「…A」
村上「おー、そういうことだ」
大阪大会でもNEWの2トップである鈴川、奥田が村上会を迎え撃ったが、今回の村上会は村上和成がセコンド、白い柔道着に白覆面姿の2人が試合をすることになり、そして一番最後に入場する鈴川を村上が襲撃して試合開始となり、ブラック・タイガーⅤも乱入して村上に加勢し鈴川を袋叩きにする。
リング内では白覆面1、2が孤立した奥田に集中攻撃を加え、村上も加勢して徹底的に奥田を痛めつける。そこでやっと自軍に戻った鈴川に交代し、鈴川は村上に突進してマウントからの張り手を連打するが、白覆面にカットされると村上がパンチからの殺人キックで鈴川をKOして3カウントを奪い、またしてもNEWが惨敗。試合後も中井と奥田が村上会を襲撃するも、なんと青木が中井をスリーパーで絞め落とし、奥田も返り討ちとなってしまった。
今回もNEW勢が惨敗を喫し、後楽園大会では鈴川の不甲斐なさを嘆いた青木までが村上に加勢するなど、青木が村上会と結託となれば、鈴川や奥田、中井、定のNEW軍は戦力的に不利、船木や金本なども準レギュラーも参戦しているが、出来ればNEWだけで村上会を迎え撃ちたいどころだ。オープニングではサイモン・ケリー氏が登場しアントニオ猪木に対して「やり方がきたない」と批判しつつもNEWvsISMの全面対抗戦を呼びかけたが、今回の騒動は長年に渡ってIGFから蔑ろにされてきた猪木の怒りに周囲の思惑も絡んでいることから、リングの上で治まるレベルではなくなっている。現在続行している署名活動も猪木がなぜ怒っているか理解しないうちは、受け取るどころか、周囲によって握りつぶされる可能性が高い。サイモン氏はまだこの場に及んで事をリングでの解決を望んでいるのは事をまだ楽観視しているのか、猪木の批判も織り交ざっていることから、全ては猪木が悪いとしたいのか・・・
またISMとの対抗戦も、ISMは所属選手を抱えているスタイルでもないのもあるが、現在のNEWの選手らが本当にやりたいことなのか、本来なら鈴川、奥田ら選手達がフロントに訴えればいいのだが、フロントは選手達に政治面にはタッチさせず、押さえつけられてきたことから、どう自己主張すべきなのかもわかっていない。現在のNEWに求めることは一刻も早く脱猪木に踏み切ることと、一致団結して内部の充実を図ること、だがサイモン氏らは可能性すらゼロに近いぐらい低くなった猪木ブランド奪還のことしか考えていない。現時点では表面化していない選手とフロントの気持ちのズレ、いつどういう形で爆発するのか・・・
【試合結果詳報】青木真也が怪行動、サイモン取締役がアントニオ猪木にケンカ状…NEW大阪詳報 https://t.co/rDtxt2NbBC #週プロモバイル #IGF #NEW pic.twitter.com/ytt0NdAr6x
— 週刊プロレス (@shupromobile) 2017年6月17日 -
猪木側が警告文という形で圧力…それでも煮え切れないIGF
5月の月間MVP ベストバウト、ベストシリーズ&興行の投票受付中です!投票はこちら→:https://t.co/KUKX6VjWSQ 投票よろしくお願いします! #プロレス月間MVP
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2017年6月3日<プロレス格闘技DXより>
新格闘技イベント「ISM」の開催を発表した猪木氏は5月25日に行った発表会見の席上で「IGFを整理する」と決別宣言と受け取れる発言を口に。今月2日には自身のツイッターで「今のIGFには理念が無い。カネが絡むと、どうして人間はこうなってしまうのか。IGFからは、とっくに手をひいている。俺の名前を勝手に語るな。NEWは勝手にやればいい」と投稿もしていた。これを受けてIGFサイドは6・2後楽園大会でサイモン取締役が継続を宣言。署名活動も行っている。そして、この日、青木社長、サイモン取締役、宇田川EDの執行部3名が会見を開いた。
猪木氏は現在IGFの経営には携わっていないものの、IGFの主要株主ではある。猪木氏の発言を青木社長は「現状、IGFが主に行っているのはNEWの運営となっていますので、IGFを整理するということはすなわちNEWのことに関して」と受け止めている。ただ、NEW立ち上げに際して昨年8月2日、議員会館を訪れ、猪木氏に概要を伝えてある。また、9月27日に猪木氏サイドから「それらの報告は無用です」との通達があり、「NEWはお任せいただいたものと判断しました」(宇田川ED)という。だからこそ「猪木会長に頼らずやっていく」との姿勢を明確にし、4・5後楽園で旗揚げ戦を行い、6・2後楽園大会で第2シリーズに突入するところまでこぎつけた。2年間で50大会の開催を目指し、それが終了した時点で総括し、その先の方向性を模索するつもりでもいる。
その矢先に発せられた「整理」発言には困惑しかない。青木社長は「関連している選手、業者さんがありますので、何としてもNEWというブランドを守っていきたいと思っています。整理する、なくすというような意味合いであれば、到底、理不尽な話は我々としては受け入れられない」と改めて継続の姿勢を強調した。
そして5月23日、サイモン取締役宛に猪木氏サイドの弁護士から警告書が送られてきた。ドワンゴが運営する「プロマガ」内で大谷泰顕氏が運営する有料メルマガ「熱血道」で行われた『緊急座談会「プロレス総選挙」は是か非か!?』なる企画において、取材を受けたサイモン取締役の発言が猪木氏の「社会的評価を下げる発言であり、名誉権を侵害する行為であることは明らか」と判断され、「貴殿は本メルマガの制作に協力していることが明らかですので、本警告書到達後すみやかに通知人(猪木氏)に対する全ての記事をアーカイブから柵上するよう大谷氏に要請するとともに、貴殿におかれましても、今後は同種の行為を行わないようお願い申し上げます」との要求を受けた。そこには「本警告書到達後2週間以内に貴殿にご対応いただけない場合は、法的手段をとることも検討せざるを得ませんので、すみやかなご対応をお願い申し上げます」とも記されており、穏やかではない。
ただ、「通知人が第1位となったプロレス総選挙が「やらせ」である、という事実を前提とした発言が多数掲載されています」とはあるものの、具体的にどの発言が社会的評価を下げる発言、あるいは名誉権を侵害する行為に該当するのか明記されていない。サイモン取締役にも心当たりはなく、「猪木さんが何で1位なのか?というようなことは言ってませんし、逆に猪木さんが1位になってほしい、なってよかったという気持ちでした」と説明。青木社長も「特に猪木会長の社会的評価を下げるような発言をしているわけではなく、内容的には誤解が入っているのではないかと思っております」との見解を示した。
猪木氏の娘婿でもあるサイモン取締役は「ここ最近の猪木さんは急にというか、おかしいなというのはありますよね。昔からそうなんですけど、コミュニケーションはそんなにとらなくても会ったらわかってたつもりだったんですけど、ここ最近ですね。特に弁護士の書類に関しては本当にびっくりですし、ショックを受けてますね」と困惑しかない。猪木氏の真意を測りかねているのが現状で、「目を覚ましてください。周りの人たち、横の人に影響を受けているのかわからないけど、猪木さんにちゃんと情報を与えてもらいたい」と呼びかけた。
現在はNEWで規模を縮小した形だが、IGFとしてはいずれ再び大会場での大会を開催できるところまで再興し、そのあかつきには猪木氏にそのリングに上がってもらうつもりでいる。青木社長は「アントニオ猪木という存在は非常に大きいですし、スーパースターであり、発言力というところでいうと、我々は本当に小さい虫けらのような存在かもしれませんが、一寸の虫にも五分の魂という言葉がありますように、我々は小さいながらも興行の運営というところを行っております。こういった小さい存在ながらも力がないながらも何とか存続していきたいというふうに考えております」と話し、「そのときに頼れるのは我々としてはファンの皆様、そして本日お集まりいただいているメディアの皆様に我々の実際のところを知っていただいて、何とか助けていただきたいなと思っております。よろしくお願いします」と訴えていた。
(会見全文=週プロモバイルより)
青木「我々としては旧来おこなってきたような大規模開催ではないものを、アントニオ猪木という名前からひとつ分けてですね、新しいブランドとして立ち上げて。これを(2年)50試合までやってみようと。そこの段階で、もう一度ブランド運営というものに関して検討していこうという形でおこなってきたものになります。50試合をおこなうという目標のなかで、第1シリーズが終了する直前のタイミングで整理するという発言がございましたので、我々としても非常に驚きました。ただ我々としては50試合、なんとしてでもやって、そのなかで自分たちで検討いていきたいと思っておりますし。関連する選手、業者の皆さん等々もございますので。何としてもNEWというブランド、大会運営は守っていきたいというふうに思っております。整理をする、(会社を)なくすという意味合いであれば到底、理不尽な話しは我々としては受け入れられないというふうに考えております」井野広報「過日、放送されたプロレス総選挙に関して猪木氏より送られた警告書に関して説明させていただきます。5月23日、IGF、取締役サイモンに対して、猪木氏の代理人弁護士より警告書が送付されてまいりました」
青木「書面を目の前にしておりますけど、内容としてはサイモン猪木宛てに送られてきた書面になります。猪木寛至氏の代理人として株式会社ドワンゴが提供しているブロマガ・サービスにおいて、大谷泰顕氏が運営する『熱血道』と題する有料メールマガジンについて、下記の通り警告いたします、という警告書になっております。本メルマガにおいて『緊急座談会「プロレス総選挙は是か非か!?」』という記事がある。そのなかで通知人、つまり猪木会長が第1位となったプロレス総選挙がヤラセであるという発言が多数掲載されておりますと。貴殿、つまりサイモンは猪木会長の娘婿であり、元新日本プロレスの社長、かつIGFの取締役としてこの座談会に参加している。そして、同種の発言をしていると。当然のことながら、プロレス総選挙がヤラセであるという事実はないと。これは通知人、猪木会長の社会的評価を下げるような発言になっている。猪木会長の名誉権を侵害する行為であることは明らかである。さらにこれらの発言を有料メールマガジンで配信している大谷氏の行為についても通知人、猪木会長の名誉権を侵害することによりメルマガ購読者から料金を得ているものであって、極めて悪質であると言わざるを得ません。とくにサイモンは、本メルマガの製作に協力していることが明らかですので、本警告書到達後、速やかに猪木会長に関するすべての記事を大谷氏に要請するとともに、今後は同種の行為をおこなわないようお願い申し上げます。なお、本警告書到達後、2週間以内に貴殿のご対応いただけない場合は、法的手段を執ることを検討せざるを得ませんので、すみやかなご対応お願い申し上げます、と。
非常にこの書類が届いたとき、私も非常にビックリしたわけなんですけども。実際にインタビューを受けました、サイモンからお話をさせていただきたいと思います」サイモン「この内容について説明させていただきます。自分の心のなかで、ひと言、言えるのはビックリしてます。このような内容が猪木さんの、それも弁護士からこうやってくるなんて思ってなかったですし、2週間前に届きましたので、今日がちょうどデッドラインの日でもあります。
まずそのテレビ朝日の『プロレス総選挙』を観まして、ファン目線というか、いろんな部分で楽しみに見させていただきました。もちろん意見もありましたし、この選手がなんでこの上位だったり、なんでこの順位なんだとかっていうランキングに対して、見てたファンの人たちと同じ目線でShow大谷さんの番組(サイト)でコメントさせてもらいました。決して、私から猪木さんに対してネガティブなコメントを言った覚えもありませんし、逆に守ったというか、そういうコメントはしたつもりでした。ですので、とてもショックを受けております。
逆にどの場面に猪木さんが怒っているのか、知りたいぐらいな気持ちです。以前の猪木さんだったら、このようなことが起きたとしても、すぐに電話とか誰かにメッセージを伝えて、ひと言言われたぐらいだと思うのですが、ホントに今回は、このようなネットのマイナーな番組(記事)を猪木さんが見てたというのもかなりビックリしてます。これに対して、猪木さんが自分の名誉が落ちるようなことを考えてることに対しても、失礼ですが、なんか小さくなってしまった猪木さん、みたいな気分で、とても嫌だなっていうのが心の底から思っております。自分のなかではやっぱり猪木さんは〝世界のアントニオ猪木〟で大げさに言ったら、神みたいな。世界をサプライズで大きくしていってくれるようなアントニオ猪木でいてもらいたいですので、こんなような…以前、もっとひどいスキャンダルとか吹っ飛ばして、笑い飛ばしてきたのがアントニオ猪木だと思いますので。ホントにこのような書類が弁護士さんからきたことに対しては、ショックですし、不安です」
青木「いまサイモンの話しにもありましたように、アントニオ猪木という存在は非常に大きいですし、スーパースターであり、その発言力というところでいくと、我々のような存在というのはホントに小さな虫けらのような存在かもしれませんが、一寸の虫にも五分の魂という言葉がありますように、我々としても小さいながら、信念をもって、団体運営、興行の運営をおこなっております。こういった小さい存在ながらも、力がないながらもなんとか存続していきたいというふうに考えておりまして。
その時に頼れるのは我々としてはファンの皆様、本日お集まりいただいたメディアの皆さまになんとか我々の実際のところを知っていただいて、助けていただきたいなと思っております。何とぞよろしくお願いいたします」
井野「弊社は〝脱猪木〟と標榜していますが、これはあくまでアントニオ猪木氏を遠退けるような表現ではなく、自力で頑張っていくというような意味の表現であります。何とぞよろしくお願いします」
青木「(「整理」発言以降、猪木サイドとコンタクトは持ったのか?)整理するという発言であるとか、この警告書面をいただいてから直接何か対応をした、対話をしたということはございません。整理をするということについて、具体的な何がしかがくるようであれば、それに対しては対応しなければいけないと思っております。この警告書に関しましては、大谷氏が作成をしているサービスの内容にかかわる部分ですので、我々が直接どうこうというところではありませんけども、サイモンが言っておりましたように、発言自体は猪木会長のことを何か社会的評価を下げるような発言をしているわけではなく。内容自体は、誤解が入っているのではないのかな、というふうには思っております。
(どの部分が社会的評価を落とす等の具体的な指摘はあったのか?)この書類を見る限り、具体的なところは出ておりません。『プロレス総選挙はヤラセであって』ということがありますので、ヤラセであるという個所は具体的といえば具体的かもしれませんが…」
サイモン「(実際にヤラセと発言したのか?)ランキングに関してのコメントはいろいろ言いましたが、ファン目線というか。普通のコメントですよね、なんでこの選手がここなのかとか。その程度です。別に何かっていうのは…。その辺が自分も知りたいです、なんなのかっていうのが。『ネット上でヤラセという発言があった』というやり取りはありました。それに関しては、コメントの一部としていろいろ言いましたけど…。猪木さんに対して何かとか、猪木さんがなんで1位とかは言った覚えもないですし、逆に1位であってほしい、1位で良かったっていう気持ちで言いました。猪木さんを守ると言う意味では、なんで猪木さんが最後に出てきて、テロップみたいな形ですぐおわってしまったのか、寂しいなっていう、それぐらいです。ネガティブな言葉を言った覚えはありません」
青木「(猪木サイドから整理にむけての具体的な動きはない?)そうですね。整理という発言があったあと、何かあったのか?と聞かれれば、特に整理ということを直接我々としてはしていない状況です。
(『整理』という言葉に対して、IGFはどういう認識を持っているのか?)我々がいまやってるのはいまNEWしかないので。IGFを整理するというのは、そのNEWのあり方についてだとは思います。NEWというプロレス大会をもうやらなくするんだ、ということであるならば、我々としては信念を持って継続していきたいというふうに思っているところです」
宇田川「(『整理』発言の以前では、猪木サイドから何か働きかけはあったのか?)NEW構想というのは昨年の6月ぐらいからありました。猪木会長とはお話をさせていただいております。8月2日に正式にNEWというタイトルでいこうと決まりましたので、内容も含めて、議員会館のほうにご説明にあがりました。サイモンのほうも、NWEの選手だったりマッチメークだったりを猪木さんのほうに相談をさせていただきました。猪木会長側とここでは申し上げますが、9月27日に猪木会長側からそれらの報告はもう無用ですと。ということでしたので、我々としてはNEWとしては、こちらにお任せいただいたものと判断させていただきましたし、NEW・IGFに関して、猪木会長に頼らずやっていくと。『俺に頼らずやっていけよ』ということでしたので、我々としてはそこからは社内またはほかの方々のお力を借りながら、4月5日の旗揚げ、そしてまた第2シリーズスタートというところまでこぎつけたということでございます。(では9月27日以降は…?)それ以降はこのNEWについて、何か報告等々あげたということはございません。
(IGFとしては、なぜこのタイミングで『整理』発言が出たと考えているのか?)予兆があったとかなら、事前にこういうことはするな、ああいうことはするなというのがあれば、我々はお話をさせていただいて、じゃあこれは、となりますし、前の段階でNEW構想というのが会長のなかで気に入らないということであれば、その場で言っていただければ、我々としても猪木会長の判断を振り切ってということはございませんので。今回の発言は唐突で、驚いているというのが正直なところでございます。
(今後、IGFとしてはどう対応していく?)発言はああいうふうにありましたが、明後日もう長野・松本大会がございますので。6月17日、18日には大阪、姫路と決まっていて、チケットのほうもセールスさせていただいております。また7月7日には後楽園、15日岡崎、16日津大会、8月25日後楽園というところまで発表させていただいておりますので。我々としてはその大会は運営させていただきたいと思っております。
NEWと警告書の話しがごっちゃになるとあれなんですけど、サイモン等、直接話せる間柄についてもですね、警告書という形で届いておりますので。いま我々としても次のアクションというか、それがあるのかどうか。待ってるわけではないんですが、いまそういう状況ですね。ファンの皆様等々にはご心配をおかけしておりますので。今回は、現状を説明させていただくという場を設けさせていただいたということですね」
サイモン「(義理の親子である猪木さんとの関係において、変化を感じる部分はあったのか?)議員になられてから、コッチも中国に行ってるというのもありますし。だんだんGENOMEのイベントでしかお互い忙しくて、会えなくなってしまったというのもありまして。でも、ここ最近の猪木さんは急にというか、おかしいなというのはありますよね。コミュニケーション、昔からそんな取らなくても会ったら、分かる、分かってたつもりだったんですけど、ここ最近ですよね。とくにこの弁護士の書類に関してはビックリですし、ショックを受けてますね。(細かいことは笑い飛ばす人だったのが…?)そうですね。自分もそのイメージの猪木さんしかありませんので、ショックを受けてます」
青木「(警告書に対して何か対応を取るのか? デッドラインが今日だというが?)求められていることとしては、大谷氏の運営するサイトの話しであって。我々のほうで具体的にできるところというのは限度がある訳なんですけど、もう一点の『同様の行為をしない』ということについては、そもそもサイモンとしてはアントニオ猪木を下げるような発言をしていないと。今後、アントニオ猪木の名前を出すこと自体が下げることなんだっていう話しになると、なんの話も出できなくなるということでもありますので。そこの部分に付きましては誤解であると。こちらとして対応する何かがあるのか?というところになってしまうんですけどね」
宇田川「内容がファジー過ぎるというか、サイモンがこういうことを言った、この発言について許せないということであれば(対応できる)。番組についてヤラセの発言があったと。ヤラセという言葉も発してませんし、そういうことがあったと発言もしてませんし。そこに対して、どういう意図でこういう警告書が送られてきたのかっていうところが正直な話し、分かりかねている。具体的なポイントがあれば対応させていただくんですけど。大谷さんのほうでどういう対応をするかは置いておいて、我々としては正直な話し対応のしようがないというのが率直な感想ではあるんですけど。ただ、アントニオ猪木という名前でこちらのほうに届いておりますので。それについては発言力の大きさや反響の大きさ、我々としても正直なところ、ビックリしている、ビビッてる、驚いているというところです。
(現状、猪木氏と直接的なコンタクトを取ることはできないのか?)本来であれば、サイモンのところに猪木会長から電話でもなんでもいいから『なんだ、サイモン、あんなこと言いやがって』とかお話を戴ければいいんですけど、こういった形(※本件に関しましては、今後は当職=代理人宛てにご連絡いただきますようお願い申し上げますと明記)で警告書というものをいただいておりますので。それについて直接本人には。なので、マスコミの皆さんを通じて、信義を問いたいというふうに思っております」
サイモン「(猪木さんに言いたいことは?)伝えたいっていうか……難しいですねぇ。う~ん、なんて言ってもおかしいかもしれないですけど、猪木さんへひと言メッセージというか、自分から思いつくのは、以前小川(直也)さんが新日本プロレスの会場で、新日本プロレスのお客さん、目を覚ましてくださいと言いましたけど、心のなかで、自分のなかではその気持ちです。目を覚ましてください。まわりの人たち、横の人たちの影響を受けてるか、どう伝えられてるかわからないですけど、ちゃんと情報とか猪木さんに与えてもらいたいなと思います。何かひと言と言ったら、目を覚ましてくださいって感じです。生意気で失礼な言葉かもしれませんけど、そんな感じです」
青木「(IGFと猪木氏の現在の関係は?)関係性でいうと、弊社の株主であるということ。組織役員上には名前は入っておりません。具体的な比率は言えませんが、主要株主のひとりではあります。(それは強制力を持って会社を整理できる立場なのか?)整理という言葉にどのような意味を持たせたいと思っていらっしゃるのかというところにもよるとは思うんですけど。我々としては警告書であり、整理をするという発言、非常に大きな立場からの発言ではありますし。我々は小さな存在であるとは言ってもですね、先ほどお伝えしたとおり、小さな虫であっても五分の魂を持ってるんだと、自分たちも信念を持ってやってる状況ですので、警告が来たから黙る、整理をすると言われたから黙るというのではなくて、我々としては自分たちが守っていきたいブランドであるとか、興行・イベントであるというものを最後まで守っていきたいと、そう思っております。最終的にはメディアの皆さんに取り上げていただいた声、ファンのみなさんの声、どう評価されるのか。最終的には猪木会長には猪木会長のお考えがあると思うんですけど、我々としては多くの方々の意見を味方につけたうえで、存続を訴えていきたいと思っています」
宇田川「我々は決して、猪木会長に反旗を翻したわけではまったくありませんので。ちょっとネガティブな発想になってるんですけど、我々としてはまったくそういった思いはございませんし。NEW含めてドンドン大きくして、大きな会場でイベントができるようになりましたら、猪木会長にもぜひリングに上がっていただきたいというふうに思っておりますし。IGFにはGENOMEとかそういったブランドもございますので。いまNEWにかかりっきりでほかの興行ができていませんけど、そういった大会の開催も予定しておりますので。そういった時はぜひ猪木会長にもあがっていただきたいと、そう思っております。また我々としては2013年、猪木会長が参院選に出られたときにですね、微力ながら影で支えさせていただいたこともあります。2019年、次の改選時に猪木会長が出るかわかりませんけども、それまで我々もしっかり会社組織として、また選挙に出た場合は選挙戦を支えられるように会社組織としても維持できるように思っております」
青木「現状としてはNEWというイベントを運営することに必死になっているというか。ご存じかと思いますが、実際の運営をこの4人だけでまわしているのが現状なので。ほかのことにまったく手がつけられない状況ではありますけど、NEWというプロレスイベントについての存続に関しては認めていただきたいなと思っております」
IGFの青木充社長、サイモン・ケリー取締役、宇田川強イベントプロデューサーが会見を開き、改めてIGF・NEWの存続を宣言するも、アントニオ猪木側の弁護士から大谷"show"泰顕氏が運営するサイト「熱血道」で行われた緊急座談会「プロレス総選挙は是か非か!?」の中でサイモン氏の発言が「(猪木に対して)社会的評価を下げる発言であり、名誉権を侵害する行為であることは明らか」と判断され、記事をアーカイブから削除し「2週間以内に応じなければ法的処置取ることを検討する」と警告文が送られてきたことを発表した。まずこの会見で明らかになったのはIGFのオーナーは猪木を長年にわたってスポンサーとして支えてきた湯川剛氏ではなく猪木で、役員には連ねていないものの大株主であること、新日本時代も役職には着かないものの、オーナーとして院政を敷く形で新日本を支配していたが、IGFになってからも同じ状況が繰り返されていたとは、また一時は猪木事務所から猪木は新日本に干渉し続けていたが、今度はコーラルZという新しい猪木事務所を構えてIGFに干渉し続けていたのだ。
今回の警告文の意味は何なのか?、警告文を出した主は猪木の弁護士とされているが、おそらく黒幕はコーラルZで目的は猪木とサイモン氏またIGFから引き離すこと、これ以上IGFが猪木の名前を出すと更なる圧力を加え、どんな形で及ぶかわからないという警告と見ていいだろう。現に緊急座談会を企画した大谷氏も巻き込まれていることから、サイモン氏やIGFに関わるもの全てが巻き込まれる可能性も否定できない。
IGFの青木社長は圧力に屈することなくNEWを続けていくとしたが署名活動は続け、株主総会や議員会館などで猪木に手渡すとしたが、コーラルZがそういった態度に出た以上、署名は受け取らないどころか、猪木の手に渡る前にコーラルZによって握りつぶされる可能性が高い、また株主総会に猪木が必ず出席どころか、議員会館にて面会に応じる可能性も低いと見なければいけない。
じゃあIGFはどうすべきか、こうなればとことんNEWのコンセプトでる脱・猪木に舵を切るしかないが、肝心のサイモン氏を始めとするフロントが、まだこの場に及んで猪木の顔色を伺い、煮え切らない態度を取っている。IGF側は全ての原因はコーラルZによる讒言としているようだが、そういった状況を作ったのもIGF、サイモン氏が何かやろうとしても猪木の顔色を伺ってしまい煮え切らない態度を取る、猪木もそういった状況に苛立ち、腹正しく思っていた。だがサイモン氏らはそういった猪木の考えに気づこうともしなかった。これが猪木をコーラルZへ走しらせた一因だと思っている。
サイモン氏らに言いたいことは、IGFの態度を見てイライラするし、猪木が受け取る可能性が低くなった以上、署名も意味もない、脱猪木のためのNEWなのに、舵を切れないなら意味がないし、覚悟を決めないまま煮えきれず、尻尾巻くぐらいならIGFどころかNEWなんか辞めちまえ!
そして猪木に言いたいのは、ファンの意見なんて賛否両論なんて当たり前なのに重箱の角をつつくなんて、細かいことを気にしない猪木らしくないしおかしいですよ・・・Twitterといい、警告文といい本当に猪木の意志なのか、猪木の意志だとしたら長年猪木を見てきたプロレスファンとして泣けてくる…
【IGF】「整理」発言にIGF執行部が改めてNEW継続を宣言、サイモン取締役は猪木氏サイドからの抗議文に困惑 https://t.co/QOnVDchufy pic.twitter.com/e7O2EP1Pj8
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2017年6月6日 -
「子殺し2017」アントニオ猪木がIGFに絶縁を通告!そしてIGFは村上会と激突も惨敗!
6月2日 NEW「第2シリーズ~整理されるのか、続行されるのか」後楽園ホール 1223人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇試合前◇
サイモン「NEWへようこそ。本当はですね。長いスピーチを覚えてきていたところですが、ナシにして、日本でいろいろ凄いことが起きてまして、私も中国から帰ってきたばかりなんですけど、猪木さんのISMが会見されまして、ビックリしているのが正直なところです。IGFはGENOMEのときからすぐ終わるんじゃないかというのがありました。私たちは10年間闘って10周年迎えることができました。NEWも同じです。IGFは会見をうけて2~3日前にセカンドシリーズのサブタイトルを『整理されるのか、続行出来るのか』にタイトルチェンジさせていただきました。IGFは猪木イズムを持っていると思います。すべてをリングに持ち込んでしまうのも猪木イズム、NEWの目標は2年間で5万人を導入することです。それが達成できなかったら力不足でナシにするということでやるつもりでした。まさかIGFの猪木さんからあのような言葉があるとは思わなかったです。NEWは今後も頑張っていきますのでどうぞみなさんもご声援よろしくお願い致します。このリングでは猪木イズムを継承し、精一杯頑張っていきます。力のあるプロレスを見せていきます。試合後にはどうぞご署名のほどよろしくお願いします。ご声援のほどよろしくお願いします」◇第1試合◇
▼20分1本
○織部克巳(5分59秒 体固め)×定アキラ◇第2試合◇
▼20分1本
○守部宣孝(7分38秒 ラッソプムエルパソ)×常剣鋒◇第3試合◇
▼20分1本
○高岩竜一(8分1秒 体固め)×林棟軒
※デスバレーボム◇第5試合◇
▼30分1本
○青木真也(6分9秒 フットチョーク)×船木誠勝◇第6試合◇
▼30分1本
○村上和成 佐藤耕平(7分54秒 体固め)鈴川真一 ×奥田啓介
※殺人キック(試合終了後、村上組が引き上げる)
鈴川「お客さん、なんですか、この結果!(騒然となるファン。ブーイングを送るファンも)奥田潰してなんだよ!(さらにファンがブーイングを送ると)もっと声出せよ。もっと声出せ」
青木「落ち着け×3。お前がしょっぱい×2! コイツがしょっぱいからこうなってるんだよ。コイツがお粗末!(と一刀両断。そのまま退場、鈴川も怒りを露わにしながら退場する。)
(会場が騒然とするなか、サイモン取締役が再びリングに上がる。)
サイモン「今日は本当にみなさんありがとうございました。さきほど、猪木さんのTwitterでもIGFから手を引くとかオレの名前を出すなとかいろいろ書いているそうですが、このままではNEWはなくなってしまいますので、ぜひ帰り、まだサインしてない人はご署名お願いします。今日はありがとうございました」【村上、耕平の話】
村上「何も言うことねぇよ! 見りゃわかんだろ?」耕平「あれ、なんすか」
村上「あぁ? 天からの手紙だよ。(手紙の内容は)今度、紹介してやるよ」
【鈴川、奥田の話】
鈴川「後味が悪いよ」奥田「鈴川さん、すいません!」
鈴川「奥田が一方的にやられちゃったっていう。狙われたよね。俺の出るパートも少なかったし。もっと加勢してやってやりたかったけど、奥田の力も、村上会に対しては、勢いはしっかり見せたけど。アイツら何しに来たのかわかんないけどね。シングルでやらせてほしいよね。タッグでやるつもりじゃなかったじゃん、最初。頭から血噴出してるし」
奥田「すいません…。このままで、僕はNEW終わるの嫌です…。もう一回やらせてください! このままで終わりたくないです(涙)」
鈴川「村上に関してはまだコッチからしたら、星取られちゃって、ちょっと黒ついちゃったけど、看板も取り返さないといけないし。勝つだけ、アイツらから。それを次の大会。長野、大阪。シングルで一回やらせほしい。直接村上とやりたい。次はシングルでやりたいね。大阪でも、その前でもいいし。
(藤原が村上と握手したが?)見えてなかった、見えてなかった。握手したんだ? 藤原組長と村上が組んでるということ?(真意は定かではないですね)なんだろうね。倒さなきゃいけない相手がもう一人増えた。負けたままじゃ下がれないし。次の段階で早いうちに対決、もう一回。シングルで。
(猪木さんの「整理」発言が波紋を呼んでいるが?)まぁこの試合に負けたことのほうが悔しい。取られたことのほうが悔しい。外で何が起きようがリングのなかの話なんで。とりあえず選手は勝たなきゃいけない。それはデリケートなあれなんで。ヤバすぎます。闘いはしっかり見せないといけないんで。何も気にしないで、この一番集中してやってたけど、今回やられちゃったっていう。
(村上会への雪辱が最優先だと?)ウン、リベンジマッチ。タッグじゃなく、シングルで。俺と村上の話なんで。今回、奥田が力貸してくれてタッグになったけど、サクッとシングルで決着つけてやる。村上も、俺を狙ってきたのに、全然俺のとこに来なかった。もう言葉がないね。ありがとう」
創始者だったアントニオ猪木から事実上の絶縁状を突きつけられたIGF・NEWの後楽園大会の試合前にはサイモン氏が挨拶を行い、ファンに事情を説明、IGF存続のための署名をファンに訴えた。
セミで行われた青木vs船木はグラウンドでは青木が先手を奪うも、船木はキックで流れを変え、ソバットからキックとラッシュをかけ、張り手からグラウンドへ持ち込み腕十字を狙うも、あ青木がフットチョークで切り返して船木がギブアップとなり、青木が勝利を収める。
メインのIGFvs村上会は奥田が村上会に奇襲をかけるも、場外戦で村上会が主導権を奪い奥田を徹底的に痛めつ流血に追い込む。救出に駆けつけた鈴川も村上がイスで排除すると、耕平が奥田にファルコンアロー、村上が打撃のラッシュで奥田を追い詰め、最後も抵抗する奥田の腹部を蹴り上げて3カウントとなり、鈴川は全く出番のないままIGFが敗れ、村上会は相談役である藤原と握手して退場、なすすべもなく敗れたIGF勢にはブーイングが浴びせられるだけでなく、駆けつけた青木も鈴川の不甲斐なさを嘆いて退場し、鈴川退場後もサイモン氏は署名を訴えて幕となった。
ここからは本題となるが、アントニオ猪木がISMの旗揚げ会見で「(ISMとIGFとは別のもの?)あんまり今コメントをしたくないんですが、会社の整理という形で今考えていて。多分(IGFとは)違った形でスタートしていくのではと」と発言しただけでなく、猪木所属事務所であるコーラルZから「現在、アントニオ猪木は『NEW』等、IGF株式会社のおこなう一切の興行に対して大会プロデュースなどの関与はまったくございません」と公式見解を出したことで、IGF側も公式見解を出し
NEWのパンフで宝城カイリ選手はIGFを「戦場」と表現
まさに!な言葉でリング上はもちろん、リング外では燃える闘魂の「整理」発言に団体は激震
徹底抗戦のIGFは会場で存続への署名活動をするという
良くも悪くも今どきこんな団体ない!なNEWは19時ゴング!(松川#週プロ #IGF pic.twitter.com/wEOAFSBql7
— 週刊プロレス (@shupromobile) 2017年6月2日と猪木やコーラルZを非難、試合前にはサイモン氏がファンから署名を集め、猪木や株式(湯川剛オーナー)に続行を訴えることを宣言したが、アントニオ猪木もTwitterで公式声明を出し、
今のIGFには理念が無い。カネが絡むと、どうして人間はこうなってしまうのか。
IGFからは、とっくに手をひいている。
俺の名前を勝手に語るな。NEWは勝手にやればいい。 pic.twitter.com/0SrGTh1daR
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) 2017年6月2日IGFに対して事実上の絶縁を突きつけた。だが今までの猪木の発言とは違ってストレートすぎるため、猪木本人が出した声明なのかどうか疑問に思っており、Twitterでの見解は猪木の名前を使ったコーラルZの見解と自分は見ている。そう考えると例え猪木に署名を届けようにも、猪木に届く前にコーラルZによって闇に葬られると見なければいけない。サイモン氏も試合前のコメントでは表立っての猪木への非難は避けていたが、猪木からのTwitterも本人ではなくコーラルZから出されているものと気づいているのかもしれない。
ただIGFがこれだけ猪木やコーラルZを非難する声明を出していたということは、IGFなりに猪木に対して積もり積もった不満があったということ、また猪木も積もりに積もった不満はあった。それが10年目になってやっと現れて猪木からの絶縁に繋がったと見ている。
これは中邑真輔の猪木への挑戦発言から感じていたことだが、この頃から猪木とIGFの間に微妙なズレを感じていた。これは自分なりの推論かもしれないが、IGFは自分らがやってきたことに満足していることから、猪木も絶対に満足しているはずだと思い込んでいた。しかし実際のところは猪木は満足しておらず、自己満足に浸っていたIGFは猪木が何に満足できなかったのかを知ることや聴くこともなく時だけが経過して猪木は不満だけが残った。IGFも「なぜ今頃になって」と思っているだろうが、それだけ猪木とIGFに埋めがたい距離が出来てしまっており、IGFが気づいたときには修復不可能の状態になってしまっていた。サイモン氏はオープニングやエンディングでも署名を訴えていたが、猪木がIGFに絶縁を突きつけた以上、湯川オーナーしか頼る人間がいなくなった。サイモン氏も猪木ではなく湯川オーナー側に立ったのは猪木に対する意地や"噂"の女史の問題だけでなく、サイモン氏が運営する上海道場の事情も絡んでおり、サイモン氏にとってビジネスパートナーである湯川氏がIGFから撤退してしまったら上海道場にも大打撃になることから、ここにきて今まで大事にしてこなかったファンへの泣き落としという手段に打って出たのかもしれない。だた肝心の試合内容では青木は船木に勝ったものの、鈴川と奥田は村上会に惨敗でメインに相応しい試合が出来ず、ファンからブーイングを浴びせられるなど厳しい結果、それでも署名をしてくれたファンもいたそうだが、この署名は湯川オーナーに届いてどう判断を下すのか・・・・
最後に猪木のやったことは自分的には支持することは出来ない、理由はやっていることが10年前の「子殺し」と同じで、ユークス体制となった新日本を意のままにすることが出来ず、飛び出してIGFを旗揚げして新日本を挑発し、またIGFが意のままにならないとなるとIGFを飛び出してISMを設立しIGFを潰しにかかる、いつまでこんなことを繰り返すかと思いたくなるし、呆れも通り越して悲しくもなってしまう。新日本相手ではなく、IGF相手に潰すことで威厳を示そうとする猪木、もう猪木は年老いたと思わざる得ない・・・
【NEW/IGF】混とん…猪木“決別”ツイートも団体継続へ署名活動 村上が奥田公開処刑で侵攻開始、藤原組長と謎の握手▼船木に一本勝ち 青木がISMに逆オファー▼初登場のジュニスタ快勝…後楽園大会詳報https://t.co/vuGwN7jyL4 pic.twitter.com/Typ49xGFsG
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2017年6月2日悔しい
なにもできなかった…
考える
今日はひたすら考える。
こんなんじゃ終わらない
終われない
明日からまたすぐ練習や
これしかない。#igf #new#奥田啓介#プロレス #プロレスラー pic.twitter.com/YIispqKivf
— 奥田啓介@IGF所属 (@mosn_am) 2017年6月2日おつかれさまでした。後楽園大会での応援ありがとうございます。鈴川せんせの塩芸を今後ともよろしくお願いします。
— shinya aoki (@a_ok_i) 2017年6月2日