伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

奥田啓介も退団、最後の日本人選手もいなくなったIGF

<東京スポーツより>
複雑すぎる紆余曲折を経て、事実上の「一人IGF」となっていた奥田啓介(26)が20日、ついに退団した。


 奥田はこの日、IGFから派生した中国を拠点とする団体「東方英雄伝」の国内第2弾大会(後楽園ホール)のタッグ戦に出場。かねて予告していた通り、パートナーの定アキラのほか、白覆面2人を投入した。


 試合は奥田組が白覆面を使って林棟軒(21)、常剣鋒(25)の“東方生え抜きコンビ”をじゅうりんする展開に…。奥田組のセコンドについていた青木真也(34)が試合中に「これ、酷いね」と思わずつぶやくほどの展開だ。試合は終盤になって奥田の攻撃が味方に誤爆したことをきっかけに流れが一変。林棟軒が定をフロッグスプラッシュで沈めた。


 しかし、本当のサプライズが起きたのは試合後だった。青木が突如、自身も所属する「はぐれIGFインター」のTシャツを奥田に手渡し、奥田の腕を上げたのだ。これでスイッチが入ったのか、奥田は「なんでこんなつまらねえ試合をさせられなきゃなんねえんだ!」と絶叫。さらに「何が東方だ。ふざけんな。今日でIGFは退団だ! はぐれてやる! そういうことですよね、青木さん!」と握手を求めた。


 しかし青木は「いや、オレには(はぐれ軍では)なんの権限もないから」とまさかの拒否。奥田は「え…」と凍りついたが、もう後戻りができない状況なので退団となった。


【バックステージでの奥田、青木、定】(週プロモバイルより)
奥田「オイ!今日の行動見て、わかるだろ?理念がないところにいても意味がないし、前から言ってただろ? ぐれるぞ、ぐれるぞ、はぐれるぞって。最終的に俺はぐれたよ。こんなつまんねぇ中国人相手に試合させられて」


定「そもそも俺らの古巣ってどこだっけ?」


奥田「IGFだろ?! 俺とアキラがガッチリ、2009年11月3日、IGF上がったときはこんなはずじゃなかっただろ。何が東方英雄伝だ! (と言って、後ろの看板を殴りつける)ふざけんな! バカヤロー!! 何が東方英雄伝じゃ! 俺はIGFなんだよ! 今日でIGF、退団します。青木さん、ちょっとはぐれでやりたいんでお願いします」


青木「あのー、僕に一切の権限がないので」


奥田「え?」


青木「はぐれたところで、またはぐれたのかな。それはそれで頑張ってくれよ」


奥田「…さすがにやってられねぇよ」


青木「いや、違うだろ。水が悪いだろ」


奥田「間違いない。それは去年1年で重々分かりましたよ」


青木「水が悪い」


奥田「なんでみんなが辞めていったか言ってやろうか?水がおかしいんだよ、水が!」


 20日後楽園大会で行われた「東方英雄伝」に出場していた奥田啓介がIGFから退団を表明、これでIGFから日本人選手は一人もいなくなってしまった。


 奥田はIGF所属となっているが、IGFが上海に拠点を移してからは実質上フリーのような活動をしており、DDTのブランドDNAを主戦場にしてA-TEAMなどインディー団体に参戦していた。


 奥田の退団理由はバックステージコメントであるとおり、現在のIGFが完全に日本より中国を軸に置き始めている現状で、上海道場の新人同様の選手をメインとしていることから、奥田にしてみれば"自分らより新人に毛の生えた選手の方が大事なのか"と不満を抱いてもおかしくはなかった。


 IGF的には奥田が退団しても、これからは上海道場で育てた選手をメインで扱い、道頓堀プロレスとの関係を強化することで、影響はないのだろうが、現在のIGFは中国ではどれくらいの評価を与えられているかはわからないが、日本ではかつてIGFが"IGF以外のプロレス団体はインディー"と定義していた通り、現在のIGFは完全にインディーに成り下がってしまった。


 奥田はIGFから"はぐれる"選択をしたが、主戦場にしているDDTを含めて様々な可能性が増えてくる。"はぐれる”ことは新しい旅の始まりであるのだ。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。